土浦日大の吉報を体育座りして待つスレ

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187名無しさん@お腹いっぱい。
あのときあの戦い◆86夏1回戦◆我慢!そして一気に(引用:いはらき 現茨城新聞)
土浦日大 000 000 300│3
島原中央 000 000 000│0
(土)笠原−篠原 (島)薦田−住吉
【評】
土浦日大が下位打線のしぶとい打撃とエース笠原の被安打4、3塁を踏ませない
力投で夏の甲子園初勝利をものにした。
ゼロ行進で迎えた7回左前打の笠原を送った後、県大会決勝でも勝負強さを見せた
後藤が、遊撃手の後方にポトリと落ちる適時打を放って先制、中継した一塁手の本塁悪送球で
3進した。続く林崎が一塁強襲の内野安打で2点目。荒井が送った後、田山が詰り気味ながら
左前にしぶとく運んで3点を奪った。ラッキーな面もあったが、一気に押し切るあたりは持ち味が
生かされていた。しかし強打を誇る土浦日大としては、6回までもどかしい攻めが続いた。
1、2、4回はいずれも1死1塁から併殺打。3回は後藤の右翼線2塁打を足場に1死3塁
の好機をつかんだものの、後続を絶たれて先制機を逃した。6回は田山の中安打と犠打、ボークで
1死3塁の好機、打順は上位に回ってきたが相手エース薦田にうまくかわされた。
逆な見方をすれば中盤までことごとくチャンスを潰されながら攻守とも常に攻めの姿勢を貫いた
ことが勝機を呼び寄せた。7回、後藤の遊飛がグラブの先を掠めて落ちるのを見て2走笠原が
思い切りよく本塁を突いたのは見事だった。
笠原は立ち上がりこそ緊張から制球が定まらなかったが2回以降は見事に立ち直り
大きく変化するカーブと直球のコンビネーションで島原中央打線を打ち取った。
4回は嫌な先頭走者を巧みな牽制球で刺すなどいつも通り黙々と投げ抜いて味方の援護を待った。
島原中央は中盤まで堅守でピンチを凌ぎ、エース薦田は的を絞らせない投球で打ち気を逸らしたが
笠原の投打に渡る活躍に打ちひしがれた。
188名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/17(火) 21:48:24 ID:avI5cERq
あのときあの戦い◆86夏2回戦◆長打攻勢も時遅く(引用:いはらき 現茨城新聞)
土浦日大 000 000 020│2
松山商   100 111 01X│5
(土)笠原−篠原 (松)藤岡−池田
【評】
地区予選を勝ち抜いた“つわもの”の集まる甲子園。そこで生き残るためにはやはり攻守とも洗練
された技が必要だ。土浦日大は21回目の出場を誇る名門・松山商の、いわば甲子園戦法に敗れた。
機をみる機敏な攻めで着々と得点する松山商に対して、藤岡のカーブ、スライダーを打ちあぐねて
終盤まで策が見出せない土浦日大。伝統に裏打ちされた自信からか、大舞台をまるで我が庭のように
動き回る松山商ナインの前に、8回に見せた土浦日大の長打攻勢もやや影を潜めた。
1回の攻防が試合全体の流れを象徴していた。土浦日大は1死後、死球の細川が盗塁と印出の一ゴロで
3進。佐藤の四球の後、暴投で2死2、3塁の好機をつかんだものの、後続を絶たれて先制ならず。
その裏、松山商は先頭の水口が遊撃強襲の2塁打。打球が印出の胸に当たって左前に転がる間に、
水口が好走で2塁を奪った。堀内の送りバントと上川の中犠飛で先制。ポイントを逃さないソツのない
攻めが光った。気分的に優位に立った松山商は、その後、中押し、ダメ押しと理想的な試合運び。
まず4回は、中村、藤岡の連打などで1死2、3塁からスクイズで追加点。土浦日大に考える暇さえ
与えなかった。5、8回は敵失に乗じて、6回は9番大野の右適時打で点差を広げていった。
追う土浦日大は藤岡の外角に決まる変化球にバットが合わず、松山商の好守もあって2回から7回までは2塁すら
踏めなかった。しかし8回に意地を見せる。1死後、田山の左中間3塁打と細川の死球で1、3塁の好機。
続く印出が右中間を深々と破る3塁打を放って2点を返した。カーブ狙いが終盤になってやっと実を結んだ。
県大会で見せた猛打の片鱗を伺わせたものの、時既に遅し。5失策も含めて力投する笠原を
バックが盛り立てられなかった。