城島、イチローとタッグも…マリナーズなど有力
http://www.zakzak.co.jp/spo/2005_10/s2005103103.html ソフトバンク・城島健司捕手(29)がきょう31日、FA権行使の申請手続きを行う。
FA申請書を球団に提出した後、福岡市内のホテルで会見。その席上、メジャー挑戦を
表明することが確実視されている。
城島はすでに、27日に王監督と会談し、メジャーでプレーする夢を語り、けじめは
つけた格好だ。しかし、昨年の井口資仁内野手のホワイトソックスへの移籍に続き、
司令塔の城島が流出となれば、球団にとって大きな柱を失う。それだけに、王監督は
「ビックリでもいいから残ってほしい」と残留を熱望した。
しかし、城島は「メジャーとも交渉できるのがFAの権利。視野を広げるためにも
宣言する」と語っており、決意はゆるぎそうにない。すでにメッツはFA宣言したピアザに
代わる捕手として興味を示し、2年連続で最下位に低迷したマリナーズもチーム再建に
向けてバッテリーの強化が急務で、イチローとともに城島をチームの2枚看板に据えて、
再生の起爆剤としたいプランを持つ。
「(メジャーで)成功する100%の自信があったら行きません。越えられないと
思うからこそ行きたいんです」と城島。左すね骨折や右肩痛の不安も抱えているが、
強い意志を示している。
メジャー球団を含めた全球団との交渉解禁日は11月9日。FA宣言後は、代理人の
選定を行うが、カージナルス・田口壮外野手らを手がけるアラン・ニーロ氏が有力視さ
れている。11月中旬にも渡米、メジャーの複数球団と交渉を行うことになるが、
メジャーリーガーの日本人捕手は初めてとあって、各球団は条件提示に頭を悩ませるこ
とになりそうだ。