http://www.lvtaizen.com/index.html 中村、ラスベガス51’sのファン感謝祭バックレる。
中村が 6日、地元ファンを裏切ってくれた。好機にヒットが出なかった、という話ではない。
じつは 6日はファン感謝デーで、試合終了後、グラウンドで選手とファンが一緒になっての
バーベキューパーティー & サイン会が開かれたわけだが、中村はそれに顔を出さなかったのである。
入場者全員に野球帽やロゴグッズなどが配られる一般の感謝デーと違い、
この日は年間チケット購入者のみを対象とした感謝デーで、いわば "タニマチ" を招待してのパーティーだ。
企業スポンサーなどのサポートにより、料理だけでなく、アルコール類までもが無料で提供されるなど
(子供を交えたこの種のイベントでアルコールが無料で振る舞われるのは極めて異例)、
ファンにとっても関係者にとってもそれなりに力を入れたイベントだった。
もちろん年間チケット購入者も企業スポンサーも、チャリティー的な意味合いでサポートしているわけだが、
そんな大切なサポーターたちを目の前に中村はゲームセットと共に姿を消したのである。
我々が、日本人とわかる顔をして取材していたためか、「ナカムラはどこへ行った?」、
「ナカムラは日本でもファンサービスが悪いのか」 というような質問を約1時間の間に 20人ほどから受けた。
地元メディアも少年ファンもみんな中村を間近で見たかったのである。
我々も彼らと一緒になって球団関係者に中村不在の理由をたずねると、
「わからない。彼は一番最初にここに飛び出してくるべき選手なんだが…」 と肩をすくめた。
何か特別な用事があったのかもしれないので一方的に中村を非難することは慎むべきだが、
中村以外の主力選手のサインを集めたボールを手にした少年ファンからの 「ナカムラは帰っちゃったの?」
には日本人としてつらいものがあった。