ナカムラの日本での輝かしい記録はホームタウンのバッファローズで、13シーズンで8度のオールスター、
3塁守備で5度のゴルデングローブ賞、キャリア307本塁打、916打点、2001年にはキャリア最高の打率
.320、46本塁打、132打点、104四死球。
以前にもアメリカからオファーはあったが、最終的には今シーズン初めてドジャースと合意した。
ナカムラは『メジャーリーグでスタートする自信はあった』
というが、ロイスター監督は『自分を実力以上に良く見せようとしていた』という。
『彼はメジャーではリラックスすることができなかった。しかしここではそれができる』。
ナカムラは7試合前までは『畜生、ホームランが打てへん、ヒットも打てへん。俺はもっとやれるはずや』
とこぼしていた。だから言ってやったんだ、『考えるな、忘れろ。ビールでも飲め、リラックスしろ。
大丈夫だ、そのうち戻るから』とね。
ナカムラは過去3シリーズで39打席7安打、昨日の試合では4打数2安打1得点、1打点。
しかし、5月の2週間で8本塁打を打ったあとは6月20日までアーチ無しが続いていた。
ナカムラはこのスランプをラスベガスの暑さのせいだという。もちろん、キャッシュマン・フィールドの
夏の天気は大阪ドームの心地よさに比べて大差がある。
ドジャースはどんな指導をしてくれたかの質問には『ナッシング』とシンプルな応えが返ってきた。
彼の目標は、太平洋の反対側でピッチャーの球に順応していくことと考えている。
『ホームランとか打率はどうでもええんや、こっちのピッチャーの球をもっと見て経験してるんや』。
そしてピッチャーの球を経験することで、もう一度ロックスターのようなライフスタイルを希望して
いるようだ。今他にしたいことは何も思い浮かばないという。そしてこう言った。
『なんにも楽しめへんわ、メジャーの先発メンバーになるまではね』。
原文記事
http://www.lasvegassun.com/sports/51s/