【Las Vegas】中村紀洋 応援スレ4【66】

このエントリーをはてなブックマークに追加
561名無しさん@お腹いっぱい。
現地の新聞に記事が載っていたので紹介しておきます。  <ノ豚通信 特報>

『ナカムラはまだ球場の中と外でアメリカの生活に順応中』
【ラスベガス・サン】ニック・クリステンセン記者

 木曜日の試合が始まる2時間前、ナカムラはキャッシュマン・フィールドの外にマルボロ2箱を持って
通訳と2人だけで座り込んでいた。大阪近鉄バッファローズでプレイしていた昨年までは考えられない
ような孤独な光景だ。高額な年俸を捨てて、夢だったメジャーリーグでプレイすることを選んだことで。

 51sの監督ジェリー・ロイスターは言う『あいつは、球場を一歩外へ出れば群衆ができるほどのやつだった。
警官のエスコートがするぐらいのね』と言う。『ここで起こっていることは全て彼にとって新しいことなんだ。
それが楽しいことではないと断言できる。日本ではロックスターのような立場だったからね。こことは違って』。

 ナカムラはスプリング・トレーニングの21試合で3本塁打、打率.295、さらに51sでスタートしたシーズン最初の
コロラド・スプリングスでの2試合、11打数5安打という数字はアメリカのベースボールに順応しているように見えた。
そして、パシフィックコーストリーグ3日目の夜、ナカムラはドジャースからお呼びが掛かった。しかし、結果は
17試合39打席で、たった5安打、その内2本は2塁打だったが、フェンスまでは届かなかった。

 ナカムラは通訳を通して言った。『メジャーはもっとパワーがあるねん』
『まあ、日本のプロ野球の方がもっと戦略ときめ細かさがあるけどね』。

 ナカムラは5月15日にAAAラスベガスに送り返されてきた。彼の立場は日本でのスーパースターから、
メジャーにはい上がろうとする他のマイナーリーガーと同じ立場になった。
562名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/25(土) 12:12:37 ID:oj8xk06Z
 ナカムラの日本での輝かしい記録はホームタウンのバッファローズで、13シーズンで8度のオールスター、
3塁守備で5度のゴルデングローブ賞、キャリア307本塁打、916打点、2001年にはキャリア最高の打率
.320、46本塁打、132打点、104四死球。

 以前にもアメリカからオファーはあったが、最終的には今シーズン初めてドジャースと合意した。
ナカムラは『メジャーリーグでスタートする自信はあった』
というが、ロイスター監督は『自分を実力以上に良く見せようとしていた』という。
『彼はメジャーではリラックスすることができなかった。しかしここではそれができる』。
ナカムラは7試合前までは『畜生、ホームランが打てへん、ヒットも打てへん。俺はもっとやれるはずや』
とこぼしていた。だから言ってやったんだ、『考えるな、忘れろ。ビールでも飲め、リラックスしろ。
大丈夫だ、そのうち戻るから』とね。

 ナカムラは過去3シリーズで39打席7安打、昨日の試合では4打数2安打1得点、1打点。
しかし、5月の2週間で8本塁打を打ったあとは6月20日までアーチ無しが続いていた。
ナカムラはこのスランプをラスベガスの暑さのせいだという。もちろん、キャッシュマン・フィールドの
夏の天気は大阪ドームの心地よさに比べて大差がある。

 ドジャースはどんな指導をしてくれたかの質問には『ナッシング』とシンプルな応えが返ってきた。
彼の目標は、太平洋の反対側でピッチャーの球に順応していくことと考えている。
『ホームランとか打率はどうでもええんや、こっちのピッチャーの球をもっと見て経験してるんや』。
そしてピッチャーの球を経験することで、もう一度ロックスターのようなライフスタイルを希望して
いるようだ。今他にしたいことは何も思い浮かばないという。そしてこう言った。
『なんにも楽しめへんわ、メジャーの先発メンバーになるまではね』。

原文記事 http://www.lasvegassun.com/sports/51s/