欽ちゃんのベースボールクラブ その2

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266名無しさん@お腹いっぱい。
茨城市民球場に見に行ってきました。報告します。

球場についたのは9時ごろ。すでに球場前には長蛇の行列ができてました。
11時開門で、中に入ると1塁側3塁側ともにほとんど満席で、立ち見客も出るほどでした発表では18000人らしいです。
しばらく遅れて欽ちゃん登場。守備練習をマイクで盛り上げてました。
あと、あさりどがてんとう虫のコスプレをして球場に出てきてました。
欽ちゃんのあいさつ、片岡選手とはしのえみによる選手宣誓のあとに1時にプレイボールです。

まず斬新だったのが、普通試合前に行われるスタメン紹介が試合中に行われること。
電光掲示板も選手の打席登場にあわせて1人ずつ名前がともっていく方式でした。
それからマイクパフォーマンスもそうですが、うぐいすボーイと欽ちゃんとの掛け合いが楽しかったです。
「4番、ピッチャー、彼女のいない北野」みたいな感じでかなり遊んでました。
マイクパフォーマンスは相手が大御所ということもあってかなり控えめにしたようです。
それでも凡退した相手選手をおちょくるのは忘れてない感じでした。

客層はバラバラでしたが地元民がほとんど、年配の方が多いように感じました。
プロ野球と違って鳴り物や掛け声による応援はなく、代わりにいいプレーには敵味方関係なく拍手を送る、大リーグに近いスタイルの応援風景でした。
267名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/21(月) 09:15:58 ID:7ZZfYvdl
さて、肝心の試合内容を書きます。

見る前はバラエティー番組的な遊び半分の内容(欽ちゃん走りで盗塁したりとか)を想像してたのですが、選手たちは大マジでした。
互いにベストを尽くした真剣勝負だったと思います。

まず先発の仁平投手は球速はそれほどでもないのですが、球にキレがあり、マスターズの各打者はかなり詰まらされてました。
塁にランナーは出すものの要所要所を締めるピッチングで5回をホームランの1点に抑えたのは上出来だったと思います。
あと木藤、北野などの他のピッチャーも素晴らしく、ピッチングスタッフは粒がそろっている感じでした。

野手に関しては雀ヶ野選手が守備に打撃にひときわ目を引く活躍ぶりでした。
キャッチャーの藤本とあわせて中心選手になっていくものと思われます。
4番でDHの副島選手はあまりいいところなく、途中で代打を出されてました。
MVPは殊勲打の五十嵐選手でした。

片岡安祐美選手について書きます。
彼女は観戦前に自分が想像していたのとはまったく違ったタイプの選手でした。
まず小柄なのにすごく華があり、球場ではひときわ大きな拍手を受けていました。
また闘志を前面に押し出すタイプで、ボールに食らいつき、1塁へのヘッスラも決め、守備時にも一番大きな声を出してました。
結果は2打席凡退(内野フライ、ライトゴロ)でしたがバッティングセンスは間違いなくあります。
1打席目は追い込まれても粘りを見せていたし、2打席目のライトゴロはヒット性だったのですが、あらかじめかなり前に守っていた本西さんの老獪な守備テクにやられた感じです。
経験を積んでいけばこのメンバーでも十分レギュラーでやれると思います。
また試合後にスタンドのファン達に握手して回ったりとサービスも満点で、ボーイッシュなキャラとあいまってすごく人気が出ると思います。
268名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/21(月) 09:36:21 ID:7ZZfYvdl
極楽のやまもと選手は正直あのメンバーでやるには実力的に苦しいと思います。
ただ流れを変えるための代打起用や代走でなら力を発揮してくれるかもしれません。

試合は5−4でゴールズが勝ちましたが、白熱した好ゲームでした。
生で見てたから書けますが、実際に采配をふるっていたのはおそらく鹿取ヘッドだと思われます。
欽ちゃんはベンチ前でしゃべりっぱなしだったし、欽ちゃんが代打を告げる前に代打選手が出たりしてましたから。
また、藤本や雀ヶ野を除くほとんどの選手が途中交代、エラーや凡ミスで4番をも変えるという厳しい采配で、「勝つための野球」をヒシヒシと感じました。
欽ちゃん球団の正体は、勝ちにこだわるシビアでストイックなアマチュア野球だったのです。
ただそういう野球は通にしかわからないので、欽ちゃんはできたてのアマチュア球団の語り部として、素人にその魅力を伝える役割に徹しておられるように感じました。

さて、欽ちゃん球団が強いかどうかに関してですが、間違いなく強いと思います。
ついこないだまでプロの第一線で活躍していて、現在でもマスターズリーグで現役のスター達相手に互角以上の戦いを見せたのですから。
ピッチャー、野手とも粒ぞろいだと思います。
ただ守備はまだまだですね。併殺は二個ありましたがマスターズの鈍足に助けられた感じですし、これで普通のアマチュアチームに足でかき回されたらかなり苦しいと思います。

あと、リリーフの北野投手が代打で出た件ですが、彼は登録では投手ですが、実際には投手兼外野手。
バッティングがいいので終盤ではDHを解いて代打起用することもあるようです。これも立派な作戦です。

感想としてはめちゃめちゃ楽しかったです。
また見たいし、このチームを応援していきたいです。
帰りには欽ちゃんにサインしてもらえたし、いい思い出ができました。

以上で報告終わります。