1シーズンで262本、4シーズンでは923本のヒットを打ったのは事実だし凄い。
しかし、その中で打ち損じのボテゴロヒット(180本ぐらい?)が多いのもまた事実。
明らかなミスショットが3塁(ピッチャー、キャッチャー)の前に転がって、1塁に投げられずセーフ。
明らかなミスショットが1塁前に転がって、ピッチャーと競争してセーフ。
紙一重のタイミングでアウトorセーフというのはスリリングで見ていて面白いけど、
イチローだって、わざとドン詰まりにさせてのボテゴロヒットを狙ってるわけではないだろう。
「タイミングの取り方が上手い」、「目と手の連動が素晴らしい」、「右手の使い方が絶妙」・・・・
いろいろ言われてるが、打撃上位打者ならこれらが優れているは当然のこと。
むしろ、イチローの技術が絶賛されればされるほど疑問が湧いてくる。
タイミングの取り方と手の使い方が上手い割にはクリーンヒットを打つ能力が高いわけではない。
絶賛されるべきは、ただの内野ゴロをヒットに変えてしまうスピードと、
打ってから走り出すまでの一連の動作であって、打撃技術ではない。