【凋落の一途 名門・法政野球部で選手が練習ボイコット】
江川卓や山本浩二、田淵幸一らを輩出した東京六大学野球の名門・法政大学で、前代未聞のボイコット事件が勃発していた。4月26日の練習に、約120人いる部員が一人も姿を見せなかったのだ。
「原因は、昨年春に就任した金光興二監督との対立です。前任の山中正竹監督が放任主義だったのに対し、金光監督は管理野球を徹底した。練習も厳しくなり、選手と監督との間に深い溝が出来てしまったんです。」(チーム関係者)
金光体制初年度の昨年は、春・秋とも優勝争いに絡むことなく低迷した。今季も立教と早稲田に開幕4連敗。ついに選手の不満が爆発し、ボイコット事件に至ったのだ。
事件後、監督と選手の間で数時間に及ぶ話し合いが行われた結果、翌日の練習は平常どおりに行われた。しかし、その後も東大に黒星を喫するなど意気は上がらず、15年ぶりの5位に沈んだ。
金光監督は江川と同期で4年次にはキャプテンを務めた。4連覇を含む5度のリーグ優勝を経験し、卒業後は三菱重工広島でプレーして日本一を達成。'89年から7年間は母校の広島商業で監督を務め、センバツ大会に2度出場している。アマチュア球界きってのスーパーエリートだ。
それだけに、監督就任後の不甲斐ない成績にはOBから不満が漏れる。法政OB会会長でロス五輪では全日本チームを率いた松永怜一氏も、金光監督に苦言を呈する。
「選手がオリンピックやメジャーを視野に入れて新しい野球観に目覚めているのに、昔の感覚でやってもダメ。今季の試合では、法政の選手は意図的にやっているんじゃないかと思うくらい、クソボールを振っていた。トラブルが起こる予感はありましたよ。」
松永氏の発言に対し、現場は反発する。
「OB会が金光さんを招聘したんだから、彼の指導法を承知した上でチームを託したはず。放任野球に慣れきったチームを変えるには、金光流の厳しさが必要だ。」(前出・関係者)
甲子園経験者を多く抱えながら好成績を残せない現状に、高校球界では法政離れが進んでいる。さらに、ライバルの改革が法政を追い詰める。
「以前は早稲田や慶応に落ちた選手が法政に入学していた。しかし、早慶が推薦入試制度を整備したことで、実力はあるが学力が足りないという選手も両校に入学できるようになってきました。」(プロ球団スカウト担当)
名門の復活が望まれる。
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/15 00:50 ID:UKdU3/Dc
寂しい限りですね。
ファン代表
ガンガレ!
中原区代表
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
大学のほうは今日までオフだったらしいがまた何かあったのか?