314 :
野球防衛軍 ◆vJuyOr885Y :
【最後の】広域巡回フランチャイズ制【切り札】
プロ野球が生き残る上での原則
1.広域圏をサーカスのように巡回する。
2.パ・リーグは広域圏内にセ・リーグチームのない地方を狙う。
3.2リーグ制死守
4.放映権収入をあてにしてはならない。
5.逆指名制は廃止して、完全ウェーバー制を導入する。
2.は近鉄の消滅と阪神人気、ダイエーHの成功を見れば明白。
3.は1リーグ制にすると2度の年間優勝、オールスター、日本シリーズが実質形骸化してしまうため。
4.は巨人戦視聴率の推移から見て、いずれ地上波全国ネットでの放送が困難になる可能性が高いため。
5.FAを廃止するのは人材流動化の今日、反社会的であり不可能。逆指名制はスカウティング能力を無効化
しつつあると同時に、育成・外販ビジネスモデルの構築を困難にしている。また不明朗な裏金が横行したり、
球団経営を圧迫している。戦力の均衡に著しいダメージ。
3部リーグ自動入れ替え制による、企業・アマクラブetc全国野球チームを多層構造化することで吸収し、
地域的なチームの勃興を促して野球ファン層を開拓していくというモデルは優れている一方、
野球が記録のスポーツであり、降格チーム所属選手の生涯成績に空白が出来てしまうという難点も。
(松井やイチローが海外流出する今日、記録の維持に固執することの意味も問われてはいるが)
野球の主たる支持ファン層というのはもっぱら戦後ベビーブーム世代を中心とした草野球世代が成長し、
団塊の世代となって今、老年に達しつつある年代であるということは野球中継視聴世帯動向から見て明白。
一方、若年世代は多様化した娯楽の中で育ったわけで、サッカー等、他分野に関心が分散しつつある。
そのため、旧来の支持層が晩年を迎える中で、自動的に観客動員が激減していくことは避けられなくなる。
野球の特殊性は、試合数が非常に多いという点にあり、週1回のサッカーと比べ、ファン総数・動員可能潜在数
は6倍近くいないといけない計算になる。しかも1試合の持つ意味がより希薄なため、動員への訴求力も小さい。
観戦チケット料金をサッカーの半分にした上、3試合分セットで販売して、なんとか釣り合うくらいではないか。
そうなるとフランチャイズ都市・地域の背景人口は超大都市以外困難になってしまい、地方に至っては絶望的だ。
そこで地方広域圏をまるごとフランチャイズにするという発想である。
一地方都市では小さ過ぎるが、小さい地方都市を一くくりに捉え、いくつも束ねて巡業していくのである。
6月15日、横浜Bが巨人との主催試合を静岡でやって3万人集客できた。今年横浜が地元で何度3万人
集客できただろうか?稀にしか開催されない地方では地元ファンが大歓迎してくれている。
また、昨今、巨人のキャンプ地・宮崎では福岡フランチャイズのダイエーHが巨人人気を侵食し始めている。
福岡フランチャイズのダイエーHが九州一円に人気を拡大し始めていることの証拠だ。
こうしてみると広域フランチャイズという発想に無理があるとは言えないだろう。
「東北」をフランチャイズにして仙台・青森・秋田・岩手などで巡業、
「北陸」では新潟・金沢・富山、次いでに長野松本も入れてしまえばいい。
「四国」では高知・松山・徳島などだ。
東京ドームの巨人戦で、客席に空席が目立つようになってどれくらい立つだろう?
今や巨人ですらチケットをさばききれなくなってる時代だ。
ガチンコ動員で球場が満員になってるのは阪神Tのみである。
もはやロッテが千葉をフランチャイズにしてる場合ではない。千葉マリンスタジアムや西武球場などは、
巨人が巡業するので十分。静岡や三重は中日Dが担当、九州はダイエーHだ。
今、目先の利益に走って1リーグ制に流れてはいけない。今後のプロ野球界が目指すべきなのは
広域地方圏にファン層を拡大し、放映権収入に依存しないビジネスモデルの構築に成功しつつある福岡D
であって、そこから更に進化して、1都市・1球場に依存せずにすむ広域フランチャイズを確立することである。
その上で、地方圏内から50チームくらいの協賛企業を集め、年10億〜20億の支援をとりつけないといけない。
その場合、企業名を外すのは必須だろう。
巡回試合方式のため、年間シートなどは、衛星専門チャンネル(機器のレンタルも検討)とのセットで販売しよう。
地域の町おこし、村おこしというコンセプトで鹿島・磐田などの成功例を作ったのがJリーグである。
スポーツはいつも社会・経済のモデルなのであって、時代の鏡でなければ淘汰されていく。
野球という興行の最大の強みは試合数が多いことだ。その強みを最大限活用できる方法が、
広域巡回フランチャイズ制なのである。地方広域圏をアイデンティティーとするチーム構想は、
国の構造改革上の大テーマとなっている道州制導入の先駆となって歓迎されよう。
319 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/16 07:28 ID:Qw4s6huO
1リーグ制の問題はさておき、
現行の2リーグ制での、
6チームの対戦制というのはいい加減あきがくるね。
5チーム相手をぐるぐる回してるだけだから。
もう見飽きたという感じがしないではない。
かといって交流試合したって、
オールスターや日本シリーズの価値が低下するしね。
無理なのはわかっていつつも、
セ・パで数年おきに数チーム交換できるようにできないかね?
320 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/17 18:06 ID:Z2QRyFHm
>>319 > かといって交流試合したって、
>オールスターや日本シリーズの価値が低下するしね。
別に低下せんだろ。
唯一の日本一決定戦というブランドがありゃ十分じゃん。
普段何度か前哨戦として対戦してる最強2チームが
プレイオフトーナメントを順当に勝ち抜き、盛り上がって来たとこで
日本シリーズで真の王座を懸け、再び対戦というのも悪くない、どころか理想的。
たまに番狂わせもあっていいじゃん。
要は普段の対戦数のバランス。30回近くもやるのはどう見ても基地外。
322 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/18 02:38 ID:RfNHkQgz
323 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/18 09:32 ID:B6/bDI/e
巨人戦視聴率9・9%…今季2度目1ケタ
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-040618-0007.html 巨人戦中継の視聴率低迷が止まらない。16日の横浜戦(TBS)では、9・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と
今季2度目の1ケタ台を記録した。シーズン前半での1ケタ台は異例のこと。4月、5月の月間平均視聴率も過去
最低だった。近鉄とオリックスの合併問題が球界を揺るがせているが、盟主・巨人の人気低下も深刻だ。
巨人戦の視聴率が、また1ケタに落ち込んだ。9・9%を記録した16日の試合は横浜に4−14と大敗。久しぶり
先発の高橋尚が2回までに5点を取られ、中継が始まった時には大勢が決していた。5月25日に今季最低8・6%
をマークした広島戦も1−8と一方的な負けゲームだった。
放送関係者は「シーズン前半で1ケタは異例のこと。これまでの巨人ならば、大敗していても1ケタを切ることは
なかった」という。ゴールデンタイムで1ケタは、通常の番組ならば「打ち切り」の数字。それだけにテレビ局には
衝撃が走っている。
324 :
323:04/06/18 09:33 ID:B6/bDI/e
5月の月間平均視聴率は、過去最低だった4月の月間平均視聴率15・0%をさらに0・4ポイント下回り、14・6%。
6月に入っても落ち込みは止まらず、1〜16日の平均は14・2%。史上最低ペースは続いている。
視聴率低迷の原因について関係者は「試合が大味でシーソーゲームが少ないのが影響しているのではないか」
という。本塁打を量産してる「史上最強打線」だが、逆にそれが視聴者離れを招いているようだ。今季20%を超え
たのは2試合だが、1試合は阿部のサヨナラ本塁打が飛び出し、もう1試合は岡島がリリーフし1点差で敗れた
試合だった。
また、アテネ五輪予選も大きな壁となった。5月に女子バレーボール世界最終予選が中継され、平均視聴率20%
を超えた。一方で、同時間帯に中継された巨人戦は12〜15%台にとどまった。今季最低の8・6%を記録した試合
は男子バレーの五輪予選と重なっていた。00年のシドニー五輪開催中には、巨人戦の平均視聴率は12・0%と
苦戦した。今年8月のアテネ五輪でも巨人戦の苦戦は必至だ。
全盛期の巨人戦ならば、裏にどんな強力なスポーツがあってもまず負けることはなかった。それが最近はバレー
ボールにダブルスコアで敗れている。このままの数字が続けば、巨人戦中継が地上波から撤退という事態が考え
られなくもない。
325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/18 20:27 ID:AslDZRup
巨人大ヘン…セ・パ合併どころか視聴率またひとケタ
「6月だというのに信じられない」
球界再編どころかプロ野球が消滅する!? 近鉄球団の消滅は、球界の盟主を自負する巨人にとっても対岸の
火事ではない。というのも、ここに来て巨人人気がさらに低下。民放関係者からは、「ナイター中継自体を維持する
ことが難しくなってきている」と悲鳴が上がってきた。
「まだ、6月だというのに信じられない…」−。TBS関係者から思わずため息が漏れた。16日にTBS系列で放送
された「横浜Vs巨人」の視聴率は、たったの9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
今季最低は5月25日の広島戦(日本テレビ系)で8.6%だが、このときは裏番組に男子バレーボールという強敵
が存在した。が、今回はこれといった強力な裏番組があったわけではない。
巨人戦のCM料金は年々下がる一方で、00年に60秒枠が1800万円だったのが、現在では1200万円前後と
いう。このまま視聴者の野球離れが加速すれば、番組自体を維持できなくなる恐れが出てくるわけだ。
ttp://www.zakzak.co.jp/spo/2004_06/s2004061809.html
328 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/19 23:53 ID:+HDBLDid
今日のようなテンポの悪さだと誰も見なくなるね。
プロ野球生き残り…メジャー入りしかない
1リーグ制縮小均衡でもお先真っ暗
近鉄とオリックスの合併問題で、はっきりしたことが一つ。球団経営は儲からないビジネスということだ。巨人を除くと、
ほとんどが赤字の垂れ流しで、親会社の補填でやっと息ついている惨状という。『ベースボール経営革命』の著書が
ある多摩大学経営情報学部の北矢行男教授(59)は「仮に1リーグ制になっても縮小均衡で先は短い」と断言、
ドラスティックな経営改革案を提案する。その起死回生の仰天中身とは−。
【終わりの始まり】
両球団の合併ニュースを聞いたとき、北矢氏は「ついに(プロ野球の)終わりが始まったと感じた」と話す。
「日本のプロ野球はメジャーに比べ、ローカルでマイナーなコンテンツだ。イチローがメジャーで活躍し、テレビ放映
されるようになると、そのことがはっきりしてきた。(メジャーは)球場もきれいだし、1回からバントもしない。若者は
『メジャーのほうが面白いじゃん』となった」
「米国が熱心な“W杯ベースボール構想”が実現すれば、あまり知られていないベネズエラなどの強豪チームも
ベールを脱ぎ、国内のプロ野球がローカルコンテンツだとバレてしまう」
【球団はお荷物】
球団経営は危機的状況だ。特にパ・リーグ球団は厳しく、軒並み10億円〜40億円の巨額赤字にあえぐ。
日本ハムやロッテは大出血覚悟で、「球団が自社製品の宣伝に大きな役割を果たしている」と、親会社の広告宣伝
媒体として成り立ってきた。
だが、赤字球団は資金難から補強が遅れ、そのツケで負けが込み、ファン離れが加速、さらに赤字が膨らむ…
悪循環に陥っている。親会社のイメージアップに貢献するどころか、「お荷物」に成り下がっている。
親会社も本業の経営不振でリストラを迫られている。連結決算時代を迎え、関連会社である球団
の赤字の尻拭い
をしづらくなってきた。
「近鉄も、メーンバンクの東京三菱銀行から球団売却を求められてきた。ダイエーも昨年末、“福岡3事業”のうち
ドーム球場とホテルを売却し、球団は継続保有することにしたが、主力行のUFJ銀は約4000億円の大赤字決算
となり、金融庁からの圧力で大口融資先の処理を急ぐ方針。ダイエーに再び、球団売却を迫る可能性もある」
(大手銀行幹部)
330 :
329:04/06/20 00:03 ID:x+ZaT65g
今回の合併を機に急浮上している「1リーグ制」になれば、経営環境は好転するのか。
北矢氏は「当面は面白い組み合わせができ楽しめるかもしれないが、しょせん縮小均衡にすぎない。放映権料が
1試合1億円とも言われるドル箱の巨人戦が減れば、広島などは経営が成り立たなくなる」と否定的だ。
【巨人は「東京サムライズ」】
ならば、どうすればいいのか。
北矢氏の起死回生案は「メジャーリーグと一体化する」だ。メジャーの「Far West(極西)地区」として8球団が
参加する。
「読売グループは巨人戦の中継をビジネスの柱としてきたが、視聴率が低下し、揺らぎ始めている。読売Gが
メジャーリーグの球団をもち、米国と同じように地元放映権を球団が持つようにすれば、本物のメジャーリーグ中継
をコンテンツとして持つことができる」
北矢氏はすでに球団名も考えている。「巨人は『東京サムライズ』、日ハムは『北海道パイオニアーズ』がいい」
北矢構想はこれだけではない。
メジャー球団の傘下に3A、2A、1Aのマイナーチームを置き、それぞれの本拠地を地方に展開するというもの。
北矢氏は「マイナーチームを“おらが町のチーム”としてファンが応援する。野球人気が全国に根付くほか、地方
の街づくり、活性化にも役立つ」と話している。
ttp://www.zakzak.co.jp/top/2004_06/t2004061911.html
331 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/20 00:07 ID:x+ZaT65g
>>329-330 プラン自体には同意できないが、一応紹介。
この人の根本的な認識の間違いはメジャー人気でプロ野球人気が低下してるのだと
錯覚してる点にある。
低下してる理由は、野球ファンの高齢化と娯楽の多様化で野球自体への関心が無くなってきてるから。
メジャー人気なのは選手の間だけであって、ファンは大して関心はない。
日本人選手のプレーの結果・成績には関心があるだろうが、
メジャーの試合を観戦してる人は少ない。
>>331 野球界自体もメジャーだのサッカーだののせいだと考えてるフシがある。
というよりも常に自省せず、原因は外にあると考えている。
だからプロ野球は改革もできなければ、回復も出来ない。
333 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/20 22:18 ID:BiKcLfd0
関西の「たかじん委員会」という番組で辛抱アナが、
「昔は空き地とか至るところで子供が草野球してたが、
今、校庭・公園で野球しようものなら、危険だとして止められてしまう。
野球見るのは、かつて野球をやった経験がある人が中心であって、
特別マニアックな人を除けば、経験のない人が関心を持つケースは少ないし、
中継を見てもらうのは困難。」
と言ってた。
野球人気低迷の核心部分をつく発言なんだが、
こればっかりは対策立てるのは難しいね。
334 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/20 22:33 ID:mUQJgZ8o
とりあえず、選手のプロフィールをもっと詳細にして、
こまめに紹介してほしい。
○○県○○市出身
○○高−○○大−社会人○○
自分と同じ地元出身や母校出身の選手には関心を持ちやすい。
335 :
◆vJuyOr885Y :04/06/20 22:38 ID:xxaEOxmW
・協約を改正して、セパ別リーグなら同一資本の複数球団を一定期間制限付きで容認。
・巨人Bチームをパリーグ入りさせる。
・巨人Bはセリーグの巨人Aと球団間移動出場を容認する。
・巨人Bは四国4県広域フランチャイズにして、各地を巡業。
・四国巨人Bの人件費は全て巨人が支払う。
・四国巨人Bを株式会社化し、他セリーグ球団の出資も認め、出資比率に応じて支配下選手枠・出場選手枠を決定。
・数年後派遣選手は土着化させ、「四国巨人B」を新興市場に上場。
・数年後同株式会社を日亜50%他四国企業50社50%の企業コンソーシアムに売却。
・新球団への入団忌避を阻止するため、ドラフトを完全ウェーバー制に変更する。
以上の方式により、全ての関与者が利益を得られる。
・パリーグは偶数チーム数化して、リーグ運営が万全になる。
・巨人の著名選手を使えることで、新球団の動員は比較的容易になる。
・それにより、他球団にも恩恵が生まれる。
・巨人はベンチに腐ってる金食い虫を試合で使える。
・新球団は人件費が限りなくゼロで出発できる。
・仮に新球団が破綻しても、実害は小さい。(ただし実損が生まれた場合は12球団で負担)
・新球団が成功すれば、巨人及び出資セリーグチームは売却益を得られる。
かくして、最小資本で新球団をスタートさせることが可能である。
このプランは今後発生する球団破綻への対応におけるモデルケースになろう。
336 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/20 22:39 ID:xQYESY5S
魅力的なスタ-選手の出現しかないよ。
イチロ-、松坂人気も一時的であった。
清原が人気選手と言うのは、寂しすぎる。最悪......
337 :
◆vJuyOr885Y :04/06/21 01:14 ID:z0LJn89/
>>335 訂正と追加
・巨人Bはセリーグの巨人Aと球団間移動出場を容認する。
↓
・巨人Bはセリーグの巨人Aとの間で一定期間、球団間移動出場を容認する。
・期間はペナントレースの大勢が固まりきらない6月いっぱい(全試合の半分)までとし、
それまでの出場試合・回数において、Bが優位なら、その年はB所属とする。
それ以降はB→Aの移動は自由だが、逆は不可能。AB日本シリーズ同時出場の場合は、
そのルールで。
・暫定新球団が黒字の場合は、剰余金は積み立てて、新チーム正式発足後に使用。
・Bチーム優勝の場合、放映権は新チーム発足後の運営費に使用。
338 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/21 14:34 ID:a2nlBW/E
ノムさん「対策より政策を」
大阪に4球団おかしい 全国分散で地域密着
シダックスの野村克也GM兼監督(68)が20日、パ・リーグの合併問題について初めて公の場で持論を展開。
地域に根ざしたチーム運営の重要性を訴えた。
シダックスはこの日、東京・府中市民球場で都市対抗東京都2次予選の初戦となる東京ガス戦に臨み、勝利
を収めた。試合後、野村監督は今回の合併問題について報道陣に質問されると、一気にまくし立てた。
「50年前からパ・リーグで育った人間からすれば、よくここまで持ちこたえたという印象だよ。大体、大阪に
4球団もあったことがおかしい」現役当時から客席は常に空席が目立った。在阪スポーツ紙の1面を飾るのは、
決まって阪神。野村監督がプレーイングマネジャーを務めた南海や近鉄、阪急の記事は常に紙面の片隅に追
いやられた。
「徳島、仙台…。ようやく北海道にも球団ができたが、地域との密着が一番大事。プロ野球は人気商売なんだ
から」全国各地にチームが分散し、地域の代表として市民、メディアが熱心にサポートしていく。それが名将の
描く理想の姿だ。
「必要なのは、対策よりも政策だよ」野球を愛する者として、今回の問題をプロ野球発展への好機にして欲しい。
名将の願いは、それに尽きるようだ。
ttp://www.yomiuri.co.jp/hochi/baseball/jun/o20040620_90.htm