【一年目終了】〜多田野数人Part.9〜【防御率1.24】

翻訳こんにゃく使ってみた。
http://www.baseballamerica.com/today/news/030904tadano.html

仲間は過去を顧みず、利益を得る

プロ野球選手になることに多田野ほど困難な選手はいなかった。

注目されたにもかかわらず、2002年のドラフトに多田野はかからなかった。
アメリカに渡ったが、一流の能力があるにもかかわらずメジャーには彼とサインを
しようとするチームはなかった。

肩のケガのせいで日本やメジャーのチームが契約しないようにしたという話だった。
しかし、多田野は(立教大学での彼のチームメイトの幾人かと一緒に)同性愛の役を
含むポルノビデオに出演したことが暴露されたことも、
チームを探すことを難しくした大部分を占めた。

「彼はドラフトで5本の指に入るピッチャーだった」
メジャーのスカウト(匿名)は語る。
「93-94mphと4つの変化球でストライクを取れた」

インディアンスが67000ドルのバーゲン価格で多田野にチャンスを与えた。
それは多田野が1Aのキンストンから3Aのバファローまで飛躍したことでペイした。
また、多田野のチームメイトのリアクションを心配するチームもあるが、
例のことはクラブハウスで多田野に影響を与えなかった。

良い見通し

多田野はドラフトで期待されていたが、ビデオ問題がドラフト前に発覚し、
スカウト名簿から彼の名前が消えた。
日本のマスコミもビデオに出たことでドラフトにかからなかったことをほのめかした。

インディアンスのGMマーク・シャピーロによると、多田野は学校生活の支えとして
そのビデオに出演した。
多田野を獲得しようとしていたベイスターズは、そのことが日本のマスコミで報じられた
あと獲得を撤回した。
ベイスターズはケガを理由にした。

ビデオ出演は日本でスカウト活動をしていたアメリカ球団への入団をも困難したのは
明らかだった。
ツインズ、パドレス、ブレーブスを含む多くのチームが彼とサインをしようとしたが、
最終的にあきらめた。

「自分の肩痛を理由にする球団もあった」と多田野は3月の春キャンプで通訳の長谷川ヨシにいった。
「けど、具合はいい。投げれると思っている。」

「(インディアンスとサインしたことは)自分の人生の中で最良の時だった。
長時間の移動で、知らないところへ、新しい仲間と異文化の中でいることなどのすべてがいい体験だった。
自分はここ(アメリカ)で多くの機会を得た。
自分はチャンスをもらえるところで完璧な仕事をしなければいけない。」
今週彼の通訳にコンタクトを取ったが、多田野はこれ以上のコメントを拒絶した。

ビデオは広く一般には知れ渡っていないが、スカウトの内々では噂になっていた。
通訳長谷川と一緒に今年の春、多田野はロッキーズとダイアモンドバックスを受けたがダメで、
フロリダに去った。

「結果でなくて残念」と3月、通訳を通して多田野はいった。
「たくさんの長い夜があったが、この旅が連れて行ってくれるところへ楽観的に考えようとした」

クリーブランドにたどり着き、そこで働くチームを得た。
上層部は、多田野のマウンドでの働きだけでなく、彼の野球観、
クラブハウスでの適応能力、礼儀にも目を見張った。

「彼の才能を見たときの最初の印象は契約上何の問題もないものだった」と今週シャピーロは語った。
「彼と話して、彼の他の選手との関わり合い方を見たあとで、彼と契約することを決めた。
調査の結果、彼は若いし、過去にあったことは一度きりの過ちだと見なした。」

多田野に働きかけた唯一のチームであるインディアンスは67000ドルでサインした。そのとき、
彼らはビデオが周知の事実になったとき多田野をサポートすることを明言した。

「彼とサインすることはいつものサインとは違う」シャピーロはいった。
「彼とサインすると決めるとすぐに普通のサインとはわけが違うことを悟った。
彼に向けられる特別な視線に対しても彼をサポートする必要があった。」

ファームディレクターのジョン・ファレルが付け加える。
「我々は常にメディアがポイントを突いてくることを予期し、
彼がメジャーリーグをゲットするのが近づくとニュースがカムアウトしてしまうことを逃れられない。
試練に耐えざるを得ない。」

クラブハウス内で

世間からの攻撃はおいておいて、ビデオのことが伝わったとき、インディアンスは多田野のチームメイトの反応に細心の注意を払った。

多田野は2003年シーズンをキンストンから始めたが、そこで彼は2勝1敗防御率1.89、19イニングで28個の三振、とバッターに勝った。
シーズン当初、ファレルと多田野はともにチームに対して対処した。

「彼の過去について最初に説明があった。一時のことも含めて。」とファレルはいった。
「彼が直面したつらい道について理解があり、彼らは心から彼に同情した。
彼らは彼が真実に正面から向き合い彼らとそのことについてオープンに話をしなければ
ならないと言う勇気を賞賛した。」

彼のキンストンでのチームメイトは彼に多くのサポートをした。
多田野がチームに対処したあと、選手が彼のロッカーまで握手をしにきた。

「彼のしたことを受け入れるには多くのことが必要だ」キンストンのクローザー、Gronkiewiczはいった。
「しかし、そのことを我々全員の前でいうことはより多くのことが必要だ。
重要なことは、彼がとにかくフィールドですることであり、フィールドでされたことどんなことも取り去ることはできない、必ず。」

多田野は5月12日にアクロンに移ったあとでもおなじことを行った。

「両方のクラブハウスで同じ話をした」ファレルはいった。
「全員が多田野の正直さを称えた。
彼らは何よりメディアの観点から道このことを対処すべきかに関心を持った。」

結論を言えば、多田野は今シーズンフィールドで活躍した。
彼のアクロンでの数字(4-1、1.24、73イニングで78個の三振)とバファローでの1試合の登板は
ジェイコプス・フィールドへの出世コースとなる。

「最後に、我々はこの一度きりの出来事は何ら将来の活動に関与しないと確信している。」
とシャピーロはいった。
「そのときから起こったすべてのことがその証拠である。良い投資だった。」　了

>>38
乙。
メディアもなんだか温かいね。