どうもです。野球関連の書籍について語りましょう。
私が最近読んだのは『元・巨人 巨人を去るということ』〈矢崎良一著〉。
面白さ的には普通だったけど、石毛と吉岡がトレードされた時の話がよかった。
個人的にはかつてのドラ1、吉田修司とかも入れて欲しかったけど。
イチロー対談集
ではみなさんよろしく。最近ペース落ちてましたが、僕もバンバン読んでゆきます(予定)。
5 :
あ:03/07/27 16:01 ID:QSLaujSJ
乙彼。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/28 00:21 ID:IrAkRxjT
MLBビジネスや、選手会・サラリーキャップ・フランチャイズなどに興味のある人なら『Baseball&Billions』がお薦め。
邦題は「球界裏・二死満塁」というチョトカコ悪い名前ですが。
おっと、密かに復活してますね。今後の展開に期待。
>>『元・巨人 巨人を去るということ』
>>「球界裏・二死満塁」
もし可能なら、出版社名も教えてください。
野球板の良スレ復活オメ、前もよく書き込んでいたが無くなって寂しかった。
「元・巨人」は親本のMASADA版読んだな。内容は詳しくは忘れたが
しっかり書かれたドキュメントで好本だった印象
タレントの伊集院が野球マンガの本出したみたいだが、転職で現在金欠でまだ
手に入れてない。ハロルド作石との対談が載ってるみたい。(書名失念)
>>8 お仲間ですな。俺も今職場変わって金欠で買えない
読んだらマターリ語りましょう。
『やきゅまん』だかなんだか略称っぽいタイトルだったような(これまた失念)。
>>1 乙です。そろそろ各地方の新聞社が発行する2003年選手権のグラフが出るかな。
元巨人って本読みたいけど置いてない
パンチョさんがサンスポで書いたコラムを集めた分厚い本がすごくよかった。
ロジャー・マリスが現役引退したときにリアルタイムで取材しているんだぜ。
こんな日本人、いねえよ
>>「球界裏・二死満塁」
同文書院インターナショナルより刊行。
古本屋で入手可能だと思う。
今年の阪神快進撃でやたらムックや雑誌の阪神特集が出てるみたいだが
(先週のスポーツ雑誌は全部阪神物)良い内容の物はあった?
本屋で見かけた本ではベーマガ社の「猛虎大監」がけっこうしっかりした作りだったけど
昨日本屋で「打撃投手」って野球本出てたけど金欠で見送り、織田淳太郎の野球エンクロサイペディア本
(タイトル失念、赤いカバーの本)とか金欠で見送ってる本多いな・・
「野球図書館」スレが無かった時に読んだ野球本ではマンガだけど「BAT DAYS」徳光康之 講談社
が面白かった。
>>17 『BAT DAYS』読みましたよ。草野球漫画エッセイみたいな感じスね。
ビッグ漫画家さんのチームと対戦エピソードが激しく面白かった(怖かった)。
海老沢泰久の「監督」が大好きなのですが
このスレ的には評価はいかがでしょうか?
>>19 「監督」はまことによくできた野球ヒーロー小説とおもう。
海老さんでは「孤立無援の名誉」という審判の話も好きかも。
>>19 〜プロ野球板より〜
22 :代打名無し :03/07/22 23:16 ID:566bNqVq
>>13 海老沢はつまんねーよ。
「監督」(広岡達朗)とか「ただ栄光のために」(堀内恒夫)とか最低だぜ。
どちらも主人公を徹底的にかっこよく善玉に書く陳腐なマンセーもの。
漫画でいったら「島耕作」みたいな偽善の匂いがする嘘くさ〜いかっこよさの典型。
今なら信じられないだろうが、「監督」は初期のナンバー誌上で、
ある辛口のコラムニストから酷評されていた。
「広岡という人はすごい人だった。人間的にも最高だった。…はいはいそうですか」
みたいに思いっきり皮肉られていた。
堀内(同郷らしい)もそうだがどうも実像とはかけ離れて無理がありすぎる。
文体も翻訳調が鼻につく。経歴を見る限り外国文学との接点はなさそうなのだが。
川端康成あたりが読んだら間違いなく「刺身をマヨネーズで食べるような違和感」
と、皮肉ることだろう。文章に躍動感も色気も感じられない。
いちいち選手名をフルネームで記述するのもウザイ。
(この表現はナンバーの悪しき伝統だが)
>>19 映画『メジャーリーグ』なんかを筆頭に、弱小チームが強くなって勝ち進むという
物語としてはよくある話だけど、やっぱ面白いと思うよ。
読むのを薦めた友人達はみんな「すげーおもしれー一気に読んだ」って言ってる。
>>21 堀内は甲府の小天狗、海老沢は常磐線の人。同郷ではない。
「フルネームで記述」するのはNumber以前の話。
井上ひさしが「文体革新」と評した程のことかはわからないが
ずっと海老沢が開拓しつづけた機軸ではある。
「監督」は「もう一人の広岡達朗」自身も照れくさいと語って
いたそうだから、「小説」としての面白さだと思いますけどね、私は。
>>23 小説としてつまらないと思う。
>>21にあるように善玉・悪玉キャラが通俗的な時代小説のようにはっきりし過ぎ。
広岡を「島耕作」みたいな陳腐な正当派万能ヒーローに仕立てたのが最大の欠点だと思う。
むしろフィクションなのだから、みなさんご存じの広岡の偏屈な一面を活かして
キャラクターを作り、ストーリーを展開した方がずっと面白い出来になったと思う。
それができなかったのが海老沢という人の限界をあらわしている。
せっかくのおいしい素材をまずい調味料で味付けしてしまった感がある。
つまり本質的に修身の教科書が根っこにあるようなお真面目な人なんだろう。
>>24 >むしろフィクションなのだから、
>みなさんご存じの広岡の偏屈な一面を活かして
> キャラクターを作り、ストーリーを展開した方が
>ずっと面白い出来になったと思う。
私はそうは思わない。
別の意味でステレオタイプ(しかも退屈)になるんじゃないかな。
ただ一言。例の「悪玉」、
「高柳」や「草野」は「通俗的な時代小説」の造形で終始してますかね。
「高柳」の退場シーンは水際立っていると思いますけれど。
そんなふうな「通俗性」が小説「監督」の面白さだと思うし、
海老沢氏の小説美学だと思う。そこをつまらないとされる24さんとは、劇作論の見解の相違というか、
こちらの方から水を掛けた論になってしまいますけれども。
26 :
19:03/07/31 02:22 ID:???
うーん、真っ二つですなあw
週刊ベースボールのコラムを読み返してみると
広岡マンセーだし・・・・・w
>>25 あのねー… 全然違いますよw
まあ22で言い足らなかった部分もあるけど、
それは想像で補って欲しかったですね。
根本的につまらないのは、善玉主人公が「さまざまな困難を乗り越た末、
栄光を掴む」という、予定調和のサクセスストーリーにあるんですよ。
で、誰が善玉で誰が悪玉と読者にはっきりわからせてしまうのは
小説としてはすご〜くレベル低いですよ。一度は面白く読んだつもりでも、
二度目に読むとそのステレオタイプな構成が鼻についてしまうもんです。
その上監督という偉そうな立場を善玉にしたら、
さらに押しつけがましいものになりますからね。
まだまだ難点はあるのですが、ファンの方に失礼なので、この辺でやめておきます。
あまりこういうところで粘着するのは嫌な性分なもんで。
ただ「面白さ」は残念ながら一度読んだら消えてしまい、もう一度読み返したいとか、
手元に置いておきたいとは思えない類の本だとは思います。
アメリカ人は「監督」みたいな話好きそうだよね。
俺は映画「メジャーリーグ」も小説「監督」も手元に置いて何度も見返しちゃってるけど。
「監督が善玉で・・・」というと漫画「ルーキーズ」なんかもそんな感じでしょか。
あの漫画も校長が悪玉だったり、主人公が聖人君子な教師だったり。
「ステレオタイプがつまらない」とか「予定調和がよくない」というのは、
それなりに長く生きて本読んだりテレビみたりしてた人が思うことで、
そういうのに出会ったばかりの人には新鮮なものなんだということは忘れちゃいかんよね。
世の中読書家ばっかじゃないから。
「監督」の広岡と本物の広岡を重ね合わせてしまうから
>>21に出てくるコラムニストも違和感感じちゃうんじゃないのかな。
(辛口と言われてるくらいだったら、とりあえず皮肉るのが彼の仕事のやり方だとも考えられるが)
広岡・堀内の「実像」って言っても、普通の読者はそういうのよくわかんないから。
審判が糞もらしそうになって試合の合い間に(ヤクルト側の)トイレへ駆け込んだときに、
「ああ、これでウチにウンがついた」って大喜びするのも広岡だし、
自分の悪役イメージを払拭するのに苦労したという堀内もたぶん本当の堀内だろうし。
海老沢氏が「その人」を書くときは徹底的に「その人」の味方になるというのはひとつの仕事のやり方というか、
誰かに酷評されようが変えるつもりの無い作家性みたいなもんだと思ってるけど。
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/01 17:16 ID:yowZaHyw
俺は
>>27さんの推薦する野球小説が知りたい。
とりあえず日本の作品に限定して。
南海の本
打撃投手の本って読む価値ある?
『監督』で意外に思ったのは、女の愛読者がいると知ったとき。
作中、男にとって都合のいい女しか出てこない。
女の人もこーゆーが好きな人っているのか。
>男にとって都合のいい女しか出てこない。
そういやそうね。
俺はヘミングウェイの奥さん萌え。
「打撃投手」ちょっと目次読んだだけだけど、長嶋王時代の打撃投手の話や
藤本修二が紹介されてたな。自分は多分ブクオフ待ち、今度の給料ではジャンル違い
だけど、ボクシング本で戦後ピストン堀口時代に活躍したフィリピン人ボクサーの
ドキュメント本が(タイトル失念)かなり良さそうな感じだったのでそれ購入予定
>>30 南海の本は、野球ファン向けというより風俗史のジャンルだから
あまりお薦めしない。