多田野数人Part3@野球総合板

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212名無しさん@お腹いっぱい。
[シリーズ企画] 2002年ドラフト 注目の男たち (3)
多田野数人(立大) http://www.bbm-japan.com/wb/new/021021.html

驚異の9人目野手
 これほど頼りになる男はいない。
ピッチャーとしての非凡な才能はさることながら、フィールディング、打撃、走塁と、何でもこなせる万能選手なのだから―。
相手が嫌がる恐怖のエース兼九番打者、9人目のフィールドプレーヤーである。

 多田野数人は、試合の中での勝負どころを熟知している投手である。
9人目の野手として、相手の心理状態を読む洞察力を持っているからだ。
 今秋の開幕カードでは、1勝2敗で5年ぶりに東大に勝ち点を落とした。
99年秋以来のリーグ制覇には一つの黒星も許されない慶大戦。
1回戦では延長12回を完投(6対5)し、2日間の雨天中止を挟んでの2回戦でも1安打完封(1対0)。
エースの奮闘で優勝争いに踏みとどまった。

 140`台中盤の思い速球に、絶妙な変化をするカーブ、スライダー、シュート、
チェンジアップを巧みに制球するスタイルは、だれもが評価するところ。
また、バント処理も秀逸。俊敏なフィールディングで簡単に進塁は許さない。
しかし、多田野の活躍の場はマウンド上だけでは到底、説明し切れないのが現実だ。

「マウンド上で知ったことなんですが、8人で向かってくるのではなく、9人全員がフルスイングしてくると、
全然気が抜けないんです。バットを振っていけば、何が起こるか分かりませんし、刺激を与えられればいい」

 181aの大柄ながらバットを一握り短く持つ。その風格は野手並だ。
打ち気満々と見せかけて、意表をつくセーフティーバントを企てることも。
実際、慶大1回戦では延長11回の先頭打者として、初球で鮮やかに決めていてる。
「自分もセーフになろうとは思っていない。少しでも動かせば、多少の影響はあるんです」(多田野)。
その回の得点には結びつかなかったが、相手投手に微妙なプレッシャーをかけたのは確かだった。
213名無しさん@お腹いっぱい。:03/02/10 02:56 ID:???
 打つだけではなく、出塁すれば50b6秒台前半のアスリートに変身。
「ウカウカしていると走ってしまいます」と斎藤監督は苦笑する。通算盗塁数は5で、成功率は10割を誇る。
しかも、すべてノーサインで走っているから圧巻だ。「投手は警戒しないですから。スキを突こうと」(多田野)。
これも投手心理を理解しているからこそできるプレーだ。

 そこまで体を酷使して、本業の投球に差し支えがないのか心配になるが、
「全力疾走しても疲れません。まだ若いですから。思いっきりプレーしてゲームを終えたほうが充実感があります。
打席に立つ以上は参加したい」と、サラリと言ってのける。「自由獲得枠」での入団が確実な横浜の稲川誠スカウトも
「相手に向かっていく強い気持ち、そしてファイティングスピリットを持ち合わせている」と、意識の高さに関心を示す。
 これらの強い信念は、2年秋、3年秋と投手生命を脅かす右ヒジ痛に襲われ、
試合に出たくとも出られない苦痛を克服して培われたものだ。

 高校2年時から変わっていないという独特の投球フォームは、
当時法大のエースだった真木将樹を参考にして、試行錯誤しながらアレンジして作り上げたものだ。
故障の際に「フォームが悪い」と周囲から指摘されても「この投げ方がベストなんです」(多田野)と、
断固として聞き入れようとはしなかった。斎藤監督も「タメと腕を振れ」と言う以外は一切、手を加えていない。
結局、ヒジ痛の原因だった関節炎は、週1回の針治療の効果で和らぎ、今では連投も可能なまでに完治している。
「自分のピッチングだけでは、勝てない。打って、走って、守って、先発完投。
ピッチャーをやる上では、すべてを全力でやっていきたい」

 プロにおいても、9人目野手としての「全力」を誓ってくれた。
昨年、ヤクルト・藤井が点差の開いた場面で全力疾走をして、ヤジられる“事件”が起こったことにも
「関係ないです。何が悪いんだ! と言いたいです」と強気な一面も見せてくれた。
214名無しさん@お腹いっぱい。:03/02/10 02:56 ID:???
PERSONAL DATA
■生年月日/1980年4月25日
■身長体重、投打/181cm75kg、右投右打
■出身地/東京都○○区
■血液型/O型
■経歴/○○小(小3から○○ニュースターズで投手) →○○中(○ヶ○イーグルスで2年時大会優勝も控え)
→八千台松陰高(3年夏甲子園出場) →立大(3年春ベストナイン)
■最も印象に残っている試合/高3夏の甲子園1回戦(対PL学園)
「2対6の大敗でしたが、大舞台で意識が変わり、大きなきっかけもつかみました」」
■名前の由来/画数。
■ニックネーム/立大ではタダノ、全日本合宿ではタダノッチ(名づけ親は早大・○○○)
■自分の性格を分析すると/負けず嫌い
■好きな食べ物/すし
■嫌いな食べ物/特になし
■趣味/テレビ鑑賞
■マイブーム/ミネラルウォーターの試食。「メーカーによって味が微妙に違うんですよ」
■一日の睡眠時間/8時間
■休日の過ごし方/部屋にこもるか、原宿で買い物
■好きなテレビ番組/音楽系
■リラックス法/サウナと水風呂を3回繰り返す
■好きな言葉/謙虚
■尊敬する人/特にいない
■将来の夢/「好きな野球を長くやりたい」
■通算成績/18勝11敗、防御率1.51、奪三振率8.26(記録はすべて第3週終了時点)
215名無しさん@お腹いっぱい。:03/02/10 02:57 ID:???
プロの視線  荒木大輔[野球評論家]
「肩の仕上がり早くパワー満点の変則タイプ」

 変則フォームで、本当に不思議なピッチャーです。
序盤に左ヒザを抱え込み、力を外に逃さないようにして、内側にためるところまではいい。
胸の張りも非常に素晴らしいんですが、ボールが手から離れるところで体重が前に乗っていないのがマイナス点です。
速いボールを投げるピッチャーといのは、前方へ体重移動する最後に「エビゾリ」のように跳ねるんです。
つまり腕力だけで投げてくるので、ヒジ、肩に負担がかかってきます。
6月の日本代表が祝で気付いたのは、まずセットポジションで静止ができないんです。
本人が言うには「せっかちな性格」らしんですけど(苦笑)。

 あとはフィールディングですね。
三塁側の処理は捕球から送球までの問題ないんですが、一塁側では足の運びや送球が不十分でしたね。
ただ、抜群の守備力がありますから、克服できるでしょう。

 肩の仕上がりが早いので、パワー満点のセットアッパーが面白いかも。
もちらろん先発もできますが、スタミナもあるので、使い勝手のいい投手になるかもしれません。
216名無しさん@お腹いっぱい。:03/02/10 03:11 ID:???
2002年、セ・リーグドラフト採点
http://sports.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=231210

◇横浜(60点)

 圧倒的最下位チームらしく10人を獲得した。
自由競争枠での獲得は村田修一(日大・三塁手)、土居龍太郎(法大・投手)の2人で、
惜しかったのが多田野数人(立大・投手)の指名除外。
寸前で好素材を手放したツケはこれから横浜にしつこく付いて回りそうな気がする。

 投手4人、野手6人はバランスを取ったが、大学生5人、
社会人2人の即戦力指向は「この非常時に高校生を指名する余裕はない」という叫びのよう。
これはこれで非常に納得できるのだが、下位指名はもう少し高校生に比重をかけてもよかった。
217名無しさん@お腹いっぱい。:03/02/10 03:12 ID:???
なぜスポーツ界ではゲイが許されないのか
http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=225966

 10月29日の西武ドームで、私は日本シリーズ第3戦のテレビ朝日の実況をしていた。
試合前、私は別のネットワーク局のアナウンサーに、そのスキャンダラスな記事は本当なのかとたずねた。

 彼はその日の東京スポーツ新聞を読んでいた。
1面は、東京六大学野球のエースで今年のドラフトでも1位指名が予定されている選手が、
ホモセクシュアルのAVビデオに出演していたという記事。
前日に発売された週刊現代の報道に基づく内容だった。
要するにその愚かな大学生は、輝かしくなるであろうプロ生活が始まる前に、早くも将来を台なしにしたということらしい。

 アナウンサーは情けないという顔で私を見た。
「本当らしい。しかも彼は私と同じ大学だ。私は20年前の卒業生だけど、後輩がこんなことをしたなんて、恥ずかしくてたまらない。
最近の若者はどういうつもりなんだ」

 その後、私もこの話が本当だという報道をいくつか目にしたし、選手の名前も聞いた(ここで明かすつもりはない)。
さらに、かなり信頼できる関係者から、この選手をドラフト1位指名するはずだった球団は話を白紙に戻し、
順位にかかわらず彼を指名するつもりはないとも聞いた。
私の知るかぎり、プロ野球の世界において彼は「死んだ」のだ。
218名無しさん@お腹いっぱい。:03/02/10 03:26 ID:???
ホモビデオ出演投手を弁護する!
http://130.94.224.4/xoops/modules/news/backnumber/pro/bn/021119.html

 びっくり仰天したのはわかるが、だからといって指名回避までする必要があったのか。

 横浜ベイスターズが今ドラフトで1位指名すると見られていた某大学のT投手が土壇場になって指名を拒否されてしまった。
周知のようにホモビデオに出演したことが発覚したため、球団が態度を硬化させたのだ。
「諸般の事情を総合的に検討した」と球団側は苦しい弁明を行ったが、
このスキャンダルが獲得断念の直接の理由だったことはいうまでもない。

 私も長いこと、この仕事をしているが「ホモの野球選手」というのは、少なくともこの国では聞いたことがない。
女好きは五万といるのだが・・・・・・。

 件のビデオの内容まで見てはいないが、カバーは思わず目を背けてしまうほど衝撃的だ。
首輪がつけられ、後ろからの結合シーン・・・・・・。
 頭がクラクラした。

 ところでT君といえば高校時代から注目されていた逸材で、六大学では通算15勝(9敗)をあげている。
スライダーの切れ味は抜群で、プロでも10勝前後は行くのが確実と見られていた。

 ところが、まさかこんなことで野球人生を棒に振ってしまうとは・・・・・・。

 そっちの趣味に干渉するつもりはないが、ビデオ出演というのはT君、ちょっと軽率だったんじゃないかな。
親御さんのことを思うと、こっちまで胸が痛くなってくるよ。

 球団の当惑ぶりも、手にとるように分かる。
いろいろと議論はあったと思うが、入団すれば彼ひとりの問題ではなくなってくる。
キャンプで誰と同室にするか、それだけでも大問題である。

 しかし、彼は犯罪を犯したわけではない。プロ野球界の公序良俗に彼の趣味が相容れなかっただけの話だ。

 T君よ、かくなる上はメジャーでも目指そうじゃないか。向こうは自由だぞ!