163 :
考察屋:
【バッティングIQ】
状況に応じた打撃とは、「チャンスメイク」の打撃と「クリーンアップ」の打撃
両方を状況に因って使い分ける事を意味する。
つまり先頭打者の時は、じっくりボールを見て出塁に撤し、逆に好機の時は、
一転して初球から積極的に打って行く。
仮に、先頭打者時の‘球数/打席’を、得点圏での‘球数/打席’で割った値を
“バッティングIQ”と呼ぶとする。
打撃IQ = 球数/打席@先頭打者 ÷ 球数/打席@得点圏
バッティング(打撃)IQが高い程、状況に応じた打撃が出来ている、つまり、
野球を良く知っていると云える。
‘走者なし’と‘走者あり’にしなかったのは、例外的な状況が含まれてしまう為。
例:走者1塁の時は、走者次第でじっくり待つ必要がある。
例:2死走者なしの場合は、あまり出塁に拘る必要がない。
先頭 / 得圏 = 打撃IQ
Wilson 4.21 / 3.34 = 1.26
Lampkin 4.13 / 3.47 = 1.19
Martinez 4.22 / 3.75 = 1.13
Javier 3.82 / 3.46 = 1.10
Cirillo 3.62 / 3.37 = 1.07
Guillen 3.77 / 3.55 = 1.06
Olerud 3.74 / 3.58 = 1.04
Cameron 4.12 / 4.04 = 1.02
Suzuki 3.38 / 3.36 = 1.01
Sierra 3.42 / 3.46 = 0.99
McLemore 3.76 / 3.81 = 0.99
Davis 3.70 / 3.82 = 0.97
Martin 3.73 / 3.91 = 0.95
Boone 3.51 / 3.76 = 0.93
Relaford 3.79 / 4.09 = 0.93
Bell 3.33 / 3.82 = 0.87
※ただし1塁が空いた得点圏の場合、慎重な攻めをされる事がある。
164 :
考察屋:02/01/26 15:27 ID:PSytwWpq
【バッティングIQの考察】
★ 打撃IQ=1.10以上 --- 非常に理想的!
Wilson(1.26)、Lampkin(1.19)
Martinez(1.13)、Javier(1.10)
ベテラン選手は野球を良く知っているのが解る。
Martinezが打撃の神様だと呼ばれる所以はここにある。
MartinezとJavierの2人は、こうしてデータを挙げなくても、
状況に応じて打撃を変えていたのは明らかだったね。
また、捕手の2人がトップ2なのは、大変興味深い。
普段から打者との駆け引きを、目の前で見てるだけある。
捕手が監督に向く理由は、この辺にありそうだ。
このデータは他の捕手についても調べてみたいね。
★ 打撃IQ=1.00以上 --- 課題あり。
Cirillo(1.07)、Guillen(1.06)、Olerud(1.04)
Cameron(1.02)、Suzuki(1.01)
Cirillo、Guillen、Olerudは合格点。
Cameronは、チャンスの時はもっと積極的に打った方がいい。
そうすれば絶対打率が上がって来るはず!
(↑誰か教えてあげて!w)
Ichiroは、先頭打者の時はもう少しじっくり行くべき。
因みに、昨年は全738打席の約40%(296打席)が先頭打者だった。
SEA全体(1479打席=回)での内訳は約20%になる。
★ 打撃IQ=0.90以上 --- 問題あり。
Sierra(0.99)、McLemore(0.99)、Davis(0.97)
Martin(0.95)、Boone(0.93)、Relaford(0.93)
Sierraはどんな時も早打ち、逆にMcLemore、Davisは、
どんな時もじっくり見ているようだ。
Martin、Boone、Relafordは状況をもっと考える必要がある。
★ 打撃IQ=0.90以下 --- 駄目だこりゃ。
Bell(0.87)
野球を全く理解していない。
想い付きで作ったものだけど、これは意外に悪くない評価法じゃない?