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Track No.774:
つんくはシャ乱Q時代から今に至るまで
「B級としては売れる。でも決して一級にはなれない」宿命を背負ってる感じ
言い換えれば「3枚目から2枚目半の男にはなれるけど、本当の二枚目にはなれない」男
シャ乱Qは、サザンにもB'zにも、GLAYにもラルクにもなれなかったし、勝てなかった「時代の主人公、二枚目にはなれないバンド」だったからな
笑われて、半分バカにされながら愛されるタイプのバンドと言うか
そのどうしようもない田舎者のダサさとみっともなさ、本当に洗練されてる「モテる都会の男のバンド(上記のスターバンドのような)」に対する
意識してかあるいは無意識的なルサンチマンとコンプレックスが、バブル崩壊と就職氷河期を経て平家みちよの前座としてスタートした
誰にも期待されてなかった負け組集団・モーニング娘。と奇跡の化学反応を起こして、空前のバンドブームの名残でアイドルグループが廃れて
競争相手がいなかったアイドル冬の時代に一躍時代の寵児になることが出来たって感じ
でも、つんく♂の世界観の根底はやはり「負け」と「コンプレックス」から来てるから、負け組からチャンプになったあとのハロープロジェクトを供給し続けるのは
本来不得手で噛み合わせが悪いアーティストだったんだと思う
勝っちゃってナンバー1になったらそれはもうつんく♂の世界じゃないというか
AKBに負けるのも、中田ヤスタカに負けるのもつんくの宿命というか、つんく自身のシャ乱QがB'zやサザンやGLAYやラルクに敵わなかったのと同じ歴史の繰り返しだからな
いずれ競合グループが現れた時につんく♂の楽曲では王座を守る戦闘力がないことは、シャ乱Q時代からつんく♂自身もよくわかってたんじゃないかと