★★★引篭り東風荘戦記★★★

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484引篭り東風荘
夢現な日常。
それでも確かに時間は流れているもので、
スレッドが終わりを告げる時が来たようだ。

それは例えば冬に積もった雪が春の暖かな日溜りの中で溶けてなくなるように
それは例えば春に咲いた花が夏の風に吹かれて舞い散るように
それは例えば夏の刺すような強い光が夕暮れの秋空に紛れて陰っていくように
それは例えば秋の虫の音が降り積もる雪に覆われて身を潜めるように
そして、遠い記憶が思い出に変わり、霞んで消えるように

今、永く続いたこのスレッドが終わりを告げる。

永遠に続く時間の流れのその末端とも言えるこの僅かな時の中で
俺は成長できただろうか?
何かしら変わる事ができただろうか?

俺自身にはそれは分からなかったけれど、
きっと何かが変わったはずだと信じたい。
引篭りの生活をするようになってから早いもので、もう1年。
そのまた1年前は俺は普通の大学生をやっていた。
それは果てしなく続く俺の進んでいく道。
ずっと歩いてきた。これからも歩いていく。
これから先も相変わらず鬱屈した日々が続いていくかもしれない。
だが次の1年はきっと楽しい物になるだろう。
何の根拠もない。ただ、ふとそんな予感がするのだ。