■■みんなで作るたけしの麻雀対戦記■■

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1焼き鳥名無しさん
ここでは主人公「たけし」がフリー雀荘デビューをして
闘う物語を一打、一局ごとに投稿者のリレーで書き込んでいく
スレッドです。みんさんの自由にストーリーを進めて構いませ
んが、原則として以下のルールを守ってください。

・命の危機に遭遇しても良いが、「たけし」を殺してはいけない
・先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理
 なく話を続かせる
・半荘終了時やイベント発生時には次の人がわかりやすいように
 残金を書く

----スタート時基本設定----
・持ち金は15000円
・「たけし」は学生
・ギャル雀には抵抗感がある

ネタスレ投稿者の書き込み歓迎。では、スタート!
2焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 09:33
仲間内でのセット麻雀しかやった事がないたけし。
しかし仲間内でもいつも負け組。自らの雀力の向上
をはかるため、フリー雀荘に行ってみることにした。
いきなりわけのわからない店に入るのも怖いので、
近代麻雀に広告が載っている点5の「フォーミー」に
足を踏み入れた。
3焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 09:36
「いらっしゃいませ。初めての方ですか?」
眼鏡をかけた店員が話しかけてきた。
これが「メンバー」と言われる人なのだろう。
「え、あ、はい」たけしがそう答えると、
眼鏡のメンバーは表を取り出して店のルール
を説明してくれた。
4焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 09:39
「ただいま奥の卓のお客様がラス半コールかけて
おられますので、少々お待ち下さい」
そう言われて店のソファーに座り込んだ。
店に置いてあった「賭博黙示録ショーガイジ」を
読もうとしたが、緊張で指が震えてきた。
5焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 09:40
「お待たせしました、たけし様 あちらの卓へどうぞー」
心臓が破裂しそうになったが、意を決して指定された
卓に座る。
6焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 09:42
他の3人はいかにも大学生の帽子を被ったフリー小僧
らしきヤツ。眼鏡をかけたこれまた学生風の麻雀オタク風。
そして下家に金縁の眼鏡をかけたデブの親父が座っていた。
7焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 12:17
そしてたけしは、脳死と判定された―
8焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 12:41
初めての雀荘で大勝し、意気揚々としたたけしは京阪電車に乗り
大阪に向かった。サンマをやって力を付けるためである。
通りを歩いていると、サンマの雀荘の看板を発見した。
「雀荘リキ」
意を決して足を踏み入れた
9焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 12:42
残金5万円
10焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 13:27
それで たけしは最強の雀士という称号を手に入れたとさ

----------------------第一部終了----------------------

第二部たけしの初体験はこの後引き続き上映します。帰りのお客
様はお静かに席をお外し下さい。
11焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 14:19
アイディアは良いのだが、麻雀板は2ch屈指の厨房の集まりで
煽りと論争、「夏房」「終了」しか言えないヤツが多い。
よってネタ系スレに書き込める能力のある人間も少なく、
育つのは自治系煽りスレばかりという現状がある。2ch特有の
書き込みで人を「笑わせる」「楽しませる」といった精神が
この麻雀板では皆無なのだよ。残念ながらな。
12焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 14:33
                         , - 、
                        /´ー`)
                        |  /
                       /⌒ /
                      /´ー`)
   中途半端は            |  /
                    /⌒ /
                   /´ー` )
                   |    \
                  /  /\ \__
                 /⌒/    /   \
    / ̄\   ┏━━ノ´ー` )   | ´ー` )
  , ┤´ー` ト  ┃´ー`   /|\∧ \____/
 |  \_/  ヽ ┃     /  \\\
 |   __( ̄  | ┛     /━┓ ) ) )
 |    __)_ノ          ┃///
 ヽ___).ノ            ┃ ⊃
        ┗┓        ┏┛)\\       許さない!!
         (        |  | | | \
          \   V   | /// | |
            \  \  /  ∨∨  Λ|_Λ
            /   )/       ( 。∀。 )
           /  / /        ⊂ニニ⊃
         / ∠ /         ⊂ニニ⊃、
        (_´ー`)           | | |  \
         / /            (__)_)(∧)
        / /
       (_´ー`)
136の続きから:2001/08/02(木) 14:36
配牌を見ると見慣れない赤牌が2枚入っていた。
しかし見るからに役はリーチのみになりそうである。
「頑張って手を作ってもリーチドラドラか・・・厳しいな」
たけしには祝儀という知識はなかったのでこの思考は当然と言えるだろう。
14焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 14:37
13頑張れ。7や10系の麻雀板特有厨房をはねのけて・・
15suzume3:2001/08/02(木) 14:57
苦しい配牌であったがなんとかまとめあげリーチ
運良くカン3ピンを一発ツモ
「リーチ一発ツモ赤赤・・・あ、裏1でハネマンです」
東一局からうれしい収入である
点棒を受け取ろうと卓の上を見ると
点棒の他に400円がおいてある
『なんだ、これは・・俺にタバコを買ってこいと言うのか』
高校時代パシリであったたけしにいやな思い出が駆け巡る
『なんで俺が・・・しかしハネマンをあがったんだ。これぐらいしよう』
他の3人は祝儀をを受け取らないたけしをじっと見ていた
そして3人のイライラが頂点に達した時たけしの重い口が開かれた
「銘柄は何にしましょうか!?」
16焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 15:05
名無しで書き込めば普通に笑えたんだけどな
17焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 15:08
いや、ワラタよ
age
18焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 15:11
>>15
suzume最高!!
最後の一文ワラタ。ファンになります。
19焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 15:12
>>15
かなりおもろいよ
実はフリー行ったことない厨房な俺だから
話出してみても祝儀をいつどういうふうに受け取るのか分からなかったんだ
まあリレーだし続きは基本的に人任せage
2019=13:2001/08/02(木) 15:13
ああ、これ書いておかないと意味不明だな
21焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 15:44
今まで嫌いだったがsuzumeの努力に涙・・
誰か15の続ききぼん
22焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 16:15
「(゚Д゚)ハァ?」
全員が俺に向かい言葉を投げかける。
その様子を察したメンバーが慌ててこの卓に来て説明をやり直した。

なんだよ……さっき説明しなかった事多いじゃないか……
俺はこの茶髪メンバーの適当さに腹が立った。

その後、半荘は再開されたが他の三人はどこか俺を馬鹿にしている
ように感じる。俺が東3局でリーヅモ裏1を上がった時も、祝儀を
渡す時にみんな微かに笑っていた。

ちくしょう……ここでもみんなが俺を馬鹿にする
高校時代の嫌な記憶がまたよみがえる。

ダメだ……こんな心理状態では冷静な判断が出来るわけもなく
金縁眼鏡のモロ引っ掛けにも引っかかり結局その半荘は3位だった。

これも全部あの適当なメンバーのせいだ。
俺は茶髪のメンバー名札をちらりと見る
『奥田』
この名前を俺は頭に刻み込んだ。

残金14600円
23焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 16:18
名スレの予感・・
たけしを成長させてゆくゆくは裏プロとして
ショーイチと対戦させよう
24焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 16:25
いいぞ・・・いいぞいいぞage
ただせっかく東一局頑張らせたのに勿体無かったなw
25焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 16:28
今日はもう帰りたかったのだがラス半コールというものを
掛け忘れていた。
「急に帰ると言われても困るんですよね……」
奥田はにやにやしながらそう言い放つ。
俺がこう言われると断れない事を知っているのだろうか?

さっきと同じ面子、同じ卓でまた半荘がスタートした。
26suzume3:2001/08/02(木) 16:42
東一局、親の帽子が積極的にしかける

34チー5 九九ポン九   ドラ(1)

『なんだ、これは・・・三が四枚見えてる。(9)も場に2枚だ。
 三色は無い。アトヅケしかないじゃないか』
そう考え、場に出ていない東を止め(4)を打った

「ロン!!!マンシュウ!!!」

(1)(1)(1)(3)(5)東東 パタリ

なんだこれは!役がない!俺はあきれて言い放つ
「・・・・あの〜、これ役が無いんですけど」
帽子はキョトンとして例の微笑を含めながらこう言った
「何いってんの?赤(5)は役になるんだよ」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』


「奥田〜!!!!!!!!!!!!」
27焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 16:47
奥田は俺の方を見て吹き出しそうになり、笑いをこらえて
顔を真っ赤にしている。俺が奥田の方を見るとヤツは同僚の
メンバーに何やら耳打ちし、ヒソヒソ話を始めた。
そしてこちらをチラチラ見てはまたクスクス笑っている

やり場のない怒りがこみ上げてくる・・
28焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 16:58
「銘柄は」もワロタが、闘牌シーンはさすが>suzume
読みごたえってか臨場感バツグン!!
29suzume3:2001/08/02(木) 18:00
ちきしょう!ちきしょう!
初心者だからといってバカにしやがって!
お前は初心者だったころは無いのか!
くそう、みんな同じだ。みんなバカにしやがる!
高校時代もそうだ、中学の時もそうだった
そういえば高校時代俺をいじめた奴の名前なんだったかな・・

そうこう考えているといつのまにか半荘が終了した
麻雀のことなんか考えていなかった、もちろんラスだ(残金11200円)
しかも又ラス半をかけ忘れもう一度打つはめになった
正直、家に帰りたい。もういやだ。2度と雀荘なんかにこない!
セットでわいわい打つの方がずっと楽しい

帰ることだけを考えながら始まった第3戦
すぐに奥田を呼び寄せラス半コールをした
もう本気で打つつもりは無い、ただただ惰性で打ている

その時メガネがトイレ代走を奥田にたのんだ
奥田はメガネが座っていた席、つまり俺のトイメンに座った
いやおうにも奥田の顔が目に入る
・・・・・どこかで見たような・・・・
・・・・まさか・・・・こいつ・・・いやまさか・・・
思い出した。なぜ忘れていたのだろう、初めての雀荘で緊張したせいかだろう
高校時代俺をいじめた奴、そう、それは、奥田、こいつなのだ

・・・・・「と、ば、し、て、や、る!」・・・
30焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 18:05
うおおおおおお!!!
おもしれ〜。ageろ、ageろ!!
31焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 18:19
30がsuzumeの自作自演だったら萎えるなw
まあとりあえずvs奥田戦に期待しよう
32焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 18:19
待てすずめ
確かにお前が書くと面白いが一応リレーなわけだから
一人走りは良くない
いったん後続にバトンを渡すべきだ
33焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 18:29
ちっぱんにも登場してほしいな。
奥田ちっぱんvsたけしsuzumeの闘牌きぼんぬ。
34焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 18:31
奥田のやつを何とかして飛ばしてやろうと考えた俺だが
入ってきたのはクズ配牌・・・
「何だこの手は・・・こうなったらあれしかないか・・・」
そう、あれだ。あれをやるしかないだろう。
35焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 18:42
奥田もメンバー。対して、たけしはフリーデビュー。
わずかなたけしの表情の変化も見逃さない。
(対面の配パイは悪そうだ・・・)
(しかし、こいつどこかで・・・)
36焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 19:26
suzume3サイコー
37焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 20:01
奥田、おくだ、okuda……
視線が合ったがちょっと不思議な顔をしただけで
いつもの大嫌いな表情に戻る。
その時俺の頭は急速に回転を始めた。

そう、コイツはどっかで見た事あるなぁと思っただけ。
決して思い出す事は無い。
何故なら俺のことなんか眼中になかったから。
ただのストレス発散の対象だっただけから。

俺の21年間の経験で悟った事が1つだけある。
どこの集団に属そうとしても必ず奥田みたいな奴が一人いる。
奴らは自分より劣っていると判断した時から攻撃を開始する。
蔑む視線、高圧的な態度・……同じ人間とは思って無いだろう。

――どうする?
この雀荘に来なければ二度とこいつに会う事も無いだろう……
この半荘が最後それっきり……
しかし俺を見下し続けるコイツを今倒せなければ、これからもこのタイプに
頭を悩ませ続けるかもしれない……


……答えはすでに決まっている。
38焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 20:52
奥田に勝つ・・・・
俺は麻雀に全神経を注ぎ始めた
39焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 21:10
よし、イーシャンテンだ。発か中、発か中来い!!
が、ここからが進まない。これをあがれば今日の負けを
取り戻し、あいつに一泡ふかすこともできる。
牌をツモる指に力が入り始めたその時、ヤツから声を発した。
「リーチ」
ヤツは例によってこちらを見てニヤニヤしている・・
40焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 21:14
その直後ツモってきたのはよりによって赤ウーワン・・
全くの無筋。切りきれる牌ではない。が、イーシャンテンだ。
この国士を上がれば奥田との関係を清算できる。
ベタ降りはだめだ。ベタ降りするわけにはいかない。
俺は安牌として持っていた、場に一枚切れの西に手をかけた。

「ロン」
41焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 21:19
「一発!!リー・即・赤、イーペー、8000のツーチップです」
目の前が真っ暗になった。
その後の俺は悲惨も悲惨。南2局、自分の親を迎える前に
俺が発した言葉は・・

「スミマセン、飛びました・・」
42焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 21:22
顔を洗おうと思い洗面に行き、今日という日を後悔して
いたその矢先、後ろから声が聞こえた。
「たけし、おいたけし!!」

振り向くとそこに立っていたのは奥田だった。
43焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 21:28
「お前が国士をやっていたのは見え見えだったからな。
リーチをかければ出てくると思ったよ」
俺を見るなり自慢げにジェスチャーを交えながら説明している。
「しかし、一発で出るとは俺でも予想できなかったぜ(爆笑)
さすがたけしだ!!(藁藁藁」

最後まで聞かず俺は店を飛び出し、頬から垂れ落ちる自分の
涙に気がついた。
「ちくしょう・・!!」

----残金3200円----
44ちっぱん:2001/08/02(木) 21:41
「フォーミー」のある地下2階から、地下鉄の出口の階段を登って
外に出ると、街は激しい夕立ちだった。
「ちっ、全くついてねえ。」
これでは自分の部屋に帰れない。もちろん、タクシーに乗る余裕はない。
それに、惨めに敗れた悔しさよりも、初めてのフリーで泡だった興奮が勝っ
ていた。
「よし、もう1軒行ってやる」
だいたい、俺の実力でこんな負け方をするはずがない、奥田の馬鹿野郎
さえいなけりゃ、勝ってたはずだ。畜生、見てやがれ!
たけしは、烏丸通りを横切って、雑誌に載っていたもう1軒の雀荘、
「雀泳」に向かった。

−−−残金3200円−−−
45:2001/08/02(木) 21:46
知ってる人間にとってはかなり笑えるんだけどねw
おとなしく阪急乗って帰ろうよw

つーか絶対知らない間にちっぱんと対局してそうだなぁ
46ちっぱん:2001/08/02(木) 21:51
ビルの3階の扉を開けると、そこはフォーミーよりもずいぶんと
小さな、5卓ほどの店だった。
「いらっしゃい。初めての方ですよね?」
「あ、はい。」
「ようこそ雀泳へ。こちらへどうぞ」
メンバーの態度は悪くない。
「それでは、ルール説明いたします。レートは点5の5ー10、
赤が確1枚ずつ入っています・・・・・・。」
たけしは、今度はしっかりと説明に耳を傾けた。ルールの把握
こそフリー麻雀の第一の基本だ。さっきの屈辱で学んだことは
無駄にはしないぞ。
「あのー、祝儀は?」
「役満のみ、ツモ500円オール、放縦は1500円です」
赤や一発に祝儀がないのも気に入った。今度こそ、実力を発揮で
きそうだ。
「それでは、早速どうぞ。こちら、ご新規さんです。よろしく」
たけしは、ゆっくりとこれから卓を囲む3人の顔を見回した。
「ゲーム代金をいただきます。それでは、みなさん頑張ってください」
いよいよ、俺の本当のフリーデビューだ。
たけしは山に手を伸ばした。

−−−残金2800円−−−
47焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 21:52
雀英雑誌に載った事あんの?(藁
48焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 21:55
ちっぱん、続ききぼーん。ちなみに今週末雀英でセットで
打つ予定なのでちっぱんも来てよw
49焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 21:57
配牌は悪くない。てゆーかさっきのフォーミーでの
配牌に比べたら見違えるようだ・・
6巡目には牌が横に曲がった。
「一発ツモです」
今度は祝儀が無いのが悔やまれる
50焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 22:00
オーラスを向かえる頃には俺の点棒は溢れかえっていた。
が、雀泳はさっきのフォーミーと違い、点棒が電光掲示
されないので周りが何点もっているのかよく把握できない。
がそれでも俺一人で7万点近くは持っているだろう。
意気揚々とラス親のサイコロを振った。
51ちっぱん:2001/08/02(木) 22:14
うっ、雀泳編はオチまで考えてたんだが・・・・
ちょっと引き継ぎづらい展開だ・・・・
52ちっぱん:2001/08/02(木) 22:30
突然、今まで無言だった下家の背広が話しかけてきた。
「おいおい、何回親をやるつもりだい?」
「えっ」
「君みたいな強い人に3回も親をやられてはたまらんよ」
「あ、すいません。」
いかん、初めてのトップ確定で浮ついていたか・・・・
「じゃあ、振ります」
上家のデブがそういって手を伸ばした。そういえば、こいつも
話したのは初めてだった。
オーラスを迎え、親のデブが5000点あるかないか、下家の背広が原点
くらいの2着目、対メンの色男が残り2000点ほどのはずだ。
残りの点棒はもちろん、実力を発揮した俺の手の中さ!
トイメンはここまで一切口をきいていない。おしゃれな服を着た「今風
の」男前だが、麻雀はとても上手いとは言えない。俺の”ミエミエ”の
リーチに3回も振り込んで、飛びかけている筈だ。どっちにしろ、俺の
前で出番はない・・・・。

たけしは意気揚々と配牌を取った。
五五五六223456(4)(6)西
これが配牌だ!まさに、俺のデビュー戦を飾るに相応しい
そして、第一ツモがドラの(5)!!

(実力者は最後まで手が落ちないっていうからな。)
たけしの脳裏から、もはやフォーミーの屈辱は消え去っていた。
5350:2001/08/02(木) 22:37
ちっぱんごめん。まかせる
54焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 22:39
>53

それは駄目だ
なぜならここは皆のスレだから
suzumeやちっぱんはたしかに面白いが
彼らのスレではない
あくまでもみんなのスレなのだ
55ちっぱん:2001/08/02(木) 22:42
五五五六23456(4)(5)(6)西

次ぎに引くのは四か?4か?
たけしのツモる指先に力がこもる。
しかし、ツモは北、二、(8)、八。
空しくツモ切りが続く。
(ちくしょー、この際、1でも7でもいいや・・・・)
九巡目、親のデブが太い不器用そうな指で七を切り、
「リーチです」
と来た。
直後のツモが、ベストの4。
(よし、最後はツモって伝説の二人とばしだ!)
「リーチ!」
負ける気は全くない。そんな流れじゃない。
2着目の背広も、色男も、安全牌の合わせ打ち。
デブのツモ切り、4。
(ちぇっ、入り目かよ、ラッキーしてやがる)
たけしは、”伝説の”ツモに手を掛けた。
56焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 22:53
期待あげ
57ちっぱん:2001/08/02(木) 22:54
「えっ!」

思わず声に出してしまった。なんと、引いたのは赤五。
(まさか・・・・)
「あっ、ロンです!すいません。」
四四四六七(2)(3)(4)33555・・・・・

「リーチタンヤオドラ4,18000です」

そんな馬鹿な・・・・。何故・・・ここで、俺が・・・・。
たけしの中の麻雀観に、いきなり亀裂が入ったような気がした。
一本場、局が始まっても、たけしはまだ呆然としていた。

「すいませーん、ツメシボくださーい」
突然、対メンの男前が掛けた声で、たけしはようやく我に返った。
(ツメシボ・・・?ああ、冷たいオシボリか)
「あ、僕も下さい。」

顔をふきながらトイメンと目があった。何故か、色男がほほえんだ
気がした。たけしの放縦をあざわらっているようでも無かった。
たけしはおかげで冷静さを取り戻せたような気がして、この初めて
あった”下手くその男前”にちょっと感謝した。
58焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 22:59
1話12分ペース
次は 23:06だよ〜
59ちっぱん:2001/08/02(木) 23:02
しかし、たけしの初トップへの試練はまだ終わったわけで
はなかった。
8巡目、勢いのついた(ように見える)デブが、再び先制
リーチを掛けてきた。
(落ち着け、ここは冷静になれ。デブがツモったとしても、
トイメンが飛んで俺のトップなんだ。ここは安全に・・・)
一枚切れの西のトイツ落としでまわろう。

「ロン!」
「!!」
「リー即チートイ赤、12000です」

(しまった、俺は何をやってるんだ!これじゃさっきの負け方
 と一緒じゃないか!)
再び、フォーミーでの悪夢が、奥田のにくったらしい顔がよみが
える。
(何をやってるんだ、何をやってるんだ・・・・)
しかし、ゲームはまだ終わらない。たった一回のトップが、ここ
まで苦しい物なのか・・・・。
60焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 23:09
テレホでハイペースになったよ〜
1話8分ペース 次は23:10
61ちっぱん:2001/08/02(木) 23:12
二本場。
(まだ俺がトップなんだ、今度こそ・・・)
配牌は決して良くなかった。救いは、中のトイツがあること。
もう、なりふり構ってはいられない。伝説は次の機会だ。
しかし、その中が鳴けない。
トイメンが中張牌のバラ打ち国士気配だ。奴が握っているのだろ
うか。ちくしょー、早くしないとデブがまた・・・・。
だが、一方のデブも手が進まないようだった。淡々と打牌は進む。
13巡目、ようやく念願の中がアンコになった。
三三三五六七24(7)(9)中中中西
よし、なんとかなりそうだ。打西。もう、こんな西は金輪際残さ
ないぞ。
下家、背広中切り。
(くそ、もっと早く切れよ!)
色男、西ツモ切り。
そして、デブの手が点箱に伸びた。
「リーチ!」
62焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 23:12
とりあえず雀英編はちっぱんに任せてROMに徹しよう
63討伐白虎化猫:2001/08/02(木) 23:13
ちっぱんさん頑張ってるなぁw
あげとこw
64ちっぱん:2001/08/02(木) 23:20
(くそ、追いつけ!)
気合いを込めたツモは、(8)!

(よっしゃ〜!)
しかし、ここからが難しい。
ドラは4,デブは三巡前に手出しの6を捨てており、もちろん2
も超危険牌だ。
(ここは三切りで勝負か?)
でも、前の二局の連続放縦の上、さらに逆転されたら、周りにどんな
目で見られるだろう・・・。
さっきオシボリで拭った額に、汗が滴る。
楽勝の筈が大苦戦になり、やっとのテンパイが最大の難関になった。
麻雀とはなんというゲームなのか!

二分ほど、たけしは身動きできなかった。
(ダメだ、やっぱり勝負はできない。)
中を切るしかない。そうだ、まだテンパイは維持できるんだ。
3さえツモれば、初トップだ。

そして、たけしのその後の人生を大きく変えた打牌が、静かに
卓に置かれた。

「ロン」
65焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 23:22
このスレが、ここまで面白くなるとは思っても見なかったなー
とくに、スズメなんか他のスレじゃバカみたいな事しか、
書かない奴だと思ってたのに。
これから、評価を変えなくっちゃなー。
66ちっぱん:2001/08/02(木) 23:22
疲れた、ちょっと一服。
6733:2001/08/02(木) 23:26
>>33 を書いた者です。
ちっぱんさん、ありがとう。
おつかれさまです。
68焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 23:28
どんなスレも後から書き込む人の技量次第って事。
何でもかんでも「終了」で終わらそうとする麻雀板
に多い厨房達はこれを機に反省すべき。
わかった?>65
69 :2001/08/02(木) 23:31
「終了」とか「駄スレ」とかしか書けないヤツは
ただでさえ文才も無いんだから何も書かずに
黙ってROMってれば平和なんだけどね。。
とりあえずちっぱんの続きに期待。
70焼き鳥名無しさん:2001/08/02(木) 23:34
オモロイね 続ききぼーん
71ちっぱん:2001/08/02(木) 23:35
「???!」

たけしは耳を疑った。
まさか切り間違えたのか?
しかし、鮮やかな緑のマットの上に、確かに見事なコントラストで
中が切られている。
そして、声を出したのは、トイメンの色男だった。
手役は聞くまでも無い。

「32000」

冷たく、色男の声が響いた。
カーっっと、たけしの頬が熱くなった。まさかの転落。
背広が色男に話しかける。
「そっか、アガリ3着なら見逃しか。リー棒付きのツモでも
まくるからね。さすがだなあ、リョータくん。」
リョータと呼ばれた色男は、ただ一言「ええ」と頷いただけ
だった。
たけしははじめ、彼らが何を言っているのかわからなかった。
「あっ!」
そういえば、中は1巡前に出ていた。色男はツモ切りだったはず。
そうか、自分は山越しを掛けられていたのか。それも、役満の見逃し
を。それにさえ咄嗟に気が付かないなんて・・・・・。
完敗だ。下手くそだと思っていた色男に、完敗だ。
俺は弱い。俺はなんて弱いんだ・・・・。
さっきのフォーミーでの屈辱とは全く違う、完全な敗北感がたけしの
全身を包んだ。しかし、不思議に悪い気分ではなかった。
72ちっぱん:2001/08/02(木) 23:44
ラスだ。完全なるラスだった。
しかし、これが俺のスタートだ。もう金は無くなったけど・・・・。
精算を済ませ、
「すいません、これで終わります」
と言ったものの、これで終わりではなかった。
「あのー、役満のご祝儀を・・・」
「!」
しまった、金が足りない。役満を振るつもりでフリー
に来る奴がいるか!そう叫びたかったが、叫んだ所で
どうしようもない。
「あのー、いいにくいんですが・・・・」
「はい?」
「・・・・・」
結局不足分は店が立て替えてくれた。
たけしが、これを「アウト」と呼ぶことを知るのは、もうしばらく
後になってからのことだった。

複雑な気分(50%の敗北感、49%の恥ずかしさ、そして1%の
爽快感)でエレベータに乗ろうとしたとき、続けて店を出てきた男に
名を呼ばれた。
「たけしくんでしょ?」
振り向くと、俺を叩きのめした色男、リョータがいた。
73ちっぱん:2001/08/02(木) 23:45
雀泳編、おしまい。後はよろしく。
(最初に親リーに振り込んだ時の手順ミスについては、
 話に入れてね。)
74ちっぱん:2001/08/02(木) 23:47
あ、残金0、借金1000円です
7565:2001/08/02(木) 23:51
>>68
うーん、午前中の書きこみから見て、このスレは
期待できそうに無いなーって思っただけなんだけど・・・

しかし、「終了」って書きたくなるスレが多いのも事実だ!
イナバの物置とか、尻の穴とかのスレは、一体どのような
発展が期待できるんだ?
76ちっぱん:2001/08/02(木) 23:52
あ、>>57。デブの手牌

四四四六七234(3)(3)(5)(5)(5) ドラ(5)に訂正。

スマソ
77suzume@:2001/08/02(木) 23:57
しかし人違いであった
俺はアウトと今月の生活費を稼ぐためバイトをすることになった
数日バイトをして
78ちっぱん:2001/08/02(木) 23:58
あ、再び。色男の申告

「32600」 に訂正。いい場面なのに・・・・
79焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 00:04
「君はどこに住んでるの?学生?」
リョータと呼ばれていた男は馴れ馴れしく話しかけてきた。
俺は一刻も早くコイツと離れて一人になりたかったが、
あいにく帰る方向が同じで、仕方なく四条大宮の吉牛で
一緒に飯を食う事になった。当然やつのおごりで。。
80suzume@三連カキコ:2001/08/03(金) 00:05
あ。すいません。77は無視して

しかし人違いであった
とりあえず今日は帰って眠りたい
明日から生活費を稼ぐためのバイトが待っているのだから・・・

数日バイトをしてアウトを返し
生活費も少しだが貯まった(13000円)
家でボー・・・とテレビを見る
今日も日本は平和だ。きっと明日も平和だろう
親も生きているし、あまりかわいくないが彼女もいる
人並みの幸せは持っているはずだ
しかしこの心にあけられた穴はなんなのだ!?
なにかが、なにかが足りない!
俺に足りないことは何なのか?そう、刺激だ!

・・・『雀荘にいこう』・・・そう思い、家を出た
81ちっぱん:2001/08/03(金) 00:06
ちなみに、フォーUで負けて雀Aに行ってさらに負け(中アンコ切り
でチートイに放縦した)、さらにオーラスに国士をツモられてアウト
切って帰ったのは、約7年前、私のフリーデビュー時の実話です。
82焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 00:10
聞く所によるとリョータは京大の学生という事だった。
某ドキュソ私大の俺とは雀力だけでなく偏差値でも差
があるようだ。
83焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 00:13
suzumeの展開は強引では。ちっぱんの話を
無理なく引き継ぐべき
84suzume@三連カキコ:2001/08/03(金) 00:15
しかし、電車に乗って京都まで行くのは面倒くさいな
そういえばここらへんにも雀荘はあったはずだ
しばらく町をうろつきお目当ての雀荘を見つけた

「・・・雀荘みどりか・・・」書いてあった店名をつぶやいてみた
レートはいくらなのであろうか?看板には何も書いていない
しかしもしマイナスになってもアウトすればいいのだ
俺は深く考えることなく雀荘の扉を開けた

開けたとたん何かが違うことを悟った
ムア〜・・・、なんだ、これは!
今まで行った雀荘とはまるで雰囲気が違う
しかも卓も3つしかない
もしかして俺はとんでもない所へ来たのではないか?

「いらっしゃい」店長らしいおじさんが話し掛けてきた
「見てのとおり満卓だからちょっと待ってよ」
帰りたい。しかしここまで来ては引き下がるわけには行かない
俺は薄汚れたソファーに座りしばしの間待つことになった
85焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 00:18
せっかくちっぱんが新キャラを立てて布石を
作ったのだからそれを受けて話を進めるべきだよ。
とりあえず様子見。
86suzume@三連カキコ:2001/08/03(金) 00:33
店内は狭かった、だから3つある卓すべての会話を聞くことができた

右の卓ではひげを生やしたおっさんが講釈をしていた
「だやね・・・・ここは追い風だからマンコロを・・・・
 ・・・やっと春になったかんだやね(笑)・・・・・・」
何を言っているのか訳がわからない

左の卓では帽子をかぶったメガネに、いちゃもんをつけている客がいた
「なんで又そんな単騎なんだよ!!!」
メガネは帽子をくるっとまわして
「牌がおれにつぶやいてくれた。これじゃだめかい?」
といっている。いや、ダメだろ・・・

奥の卓にいたっては牌から煙が出ている

なんだ、なんだここは!俺はここに来てよかったのか?
いまならまだ引き返せる。恥をしのんでここから出よう
そう思ったとき
「やってられるか!!」
3卓から同時にこの言葉が聞こえてきた

3卓同時に半荘が終わり、しかも三人がやめると言う
残ったのは「ひげ」「メガネ」「トンガリ頭」だ
「お兄さん、ちょうど良かった。入りなよ」
・・・しかたない。乗りかかった船だ。打つしかない
しかしレートだけは確認しないとな
俺は恐る恐るレートを聞いてみた
「すいませんレートはいくですか?」
おっちゃんはゆびを三本たてた
「え?1000点300円ですか?」
「いや、30円だよ」

・・・・・点3かよ!!!・・・
87suzume@三連カキコ:2001/08/03(金) 00:34
>83,85

すいません、見てなかったです
俺の話は飛ばしてください
88焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 00:37
何とも言えず。後から来た人の意見を聞くとして
とりあえずこのまま保留しておきましょう
89ポコペン:2001/08/03(金) 00:44
リョータは
悪いやつじゃなさそうだから、
展開が気になっていたんだが・・・
90焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 00:57
>>81
七年前にフォーユーってあったっけ?
あそこって、もともと雀荘だったけど、
違う名前だったんでは?
91焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 01:05
>90

いやそんなことよりこの後どうするよ?
俺はスズメのやつでいいと思う
またワラてしまたよ(藁
92ちいといつ:2001/08/03(金) 01:08
86の続きが気になる、ちっぱんのもいいが
マルチストーリーでもいいのでは(^^
93焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 01:41
「たけしくん!たけしくんっ!」
「ん・・・」

目を開けるとそこには色男リョータが立っていた。
たけしは1日中極度の緊張状態にあったせいか
リョータと雀瑛で会話をしているうちにソファーで寝てしまっていたのだ。

「だいぶ、うなされていたけど大丈夫?」
「ああ・・・、大丈夫だ。みどりに行く夢を見ていた」
「みどり?なにそれ?」
「あ、なんでもないよ・・・」
「それより、もう7時だよ。外の雨も止んだことだし僕は帰るね。」
「(雀荘で雀荘へ行く夢を見るなんて鬱だ
 しかし、みどりってホントに在ったらウケルな・・・
 30円であんなオヤジがいるわけ無いよな)プッ」

----残金0、借金1000円----
94suzume3:2001/08/03(金) 01:58
>93

(・∀・) イイ!!ね
うまく解決したね、あり
夢落ちって使い古された手段だけどかなり使えるね
あ、だから良く使われるのかw
95焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 02:08
使いすぎるとアレだけどね
96焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 04:02
スレを立てた1さん、suzumeさん、ちっぱんさん、名無し作家のみなさん
久しぶりに名スレをありがとう。

激しく続編キボンヌです。
それと>>73でちっぱんが言ってる、手順ミスってなにか、続編のなかで
初心者に分るように説明お願いします。

ひとまずお疲れ様でした。
97焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 04:54
雀泳にはとても眩しい朝日が差し込んでいた。
たけしは、大きく体を伸ばした。
そして、寝る直前までのリョータとの会話を思い出していた。

「よっ、たけし久し振りだね」 「?」
「やだなぁ小学校まで一緒だった神田だよ、神田修吾。
 ありゃりゃ、忘れちゃったのか?ひどいなぁ
 たけしは、昔と変わってないからすぐにわかったよ」
「・・・あ!?リョータって呼ばれてたからわからなかったよ・・」
「あぁ。あれは俺が杉良太郎にソックリだからって
 常連のオッサンに付けられたあだ名だよ。
 俺はそんな俳優知らないのにさ(笑)座って話さない?」

想い出話も盛り上がったが、そのうち自然に麻雀の話になった。

「一緒に打って思ったんだけど・・
 たけしは、字牌の安全牌を残してのリーチが多いよね。
 もっとギリギリまで手広く打ったほうがいいと思うよ。麻雀何で覚えたの?」
「タイトルは忘れたけど・・小島なんとかって人の本。」
「最近のフリーはスピード重視になってきているからね。
 たけしの打ち方は自由だけどさ、それでは間に合わないことが多くなると思うよ」

そう言われれば最初の18000放銃した局・・・
2を切らないで西を切っておけば七で捕まえてれば、放銃することは無かったな・・
98焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 04:58
金なくなったら困るだろうから俺は結構たけしが勝てるように頑張ってるのに
寝てる間にちっぱんに残金0どころか借金まで付けられちまったぜ(笑)
まあ仲間内でも負け組みのたけしが15000円からスタートして儲けるのは厳しいよな
99焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 05:00
失敗を悔やんでいると帰ったはずの修吾(リョータ)が戻ってきた。
「傘忘れちゃったよ。ハハハ」
100焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 13:54
続きあげ
101suzume3:2001/08/03(金) 14:41
「あ、そうだ、たけし君」
雀荘を出ようとしたリョータがたけしに言った
「今から僕、場所を代えて打つんだけど、たけし君も来ないかい?」
「え、でも俺金ないよ。君も知ってるだろ?」
「何を言ってるんだ、君と僕の仲じゃないか。貸すよ」
たけしは昨日あれだけ打ったにもかかわらず麻雀が打ちたかった
軽い緊張で始まったフリーデビュー
フォーミーで受けた屈辱、そして雀瑛で知った麻雀の奥深さ
全てがたけしには新鮮であった
そんなたけしにこの話を断ることなどできるはずがなかった
「うん、分かった。行くよ」
「え、ほんとかい。うれしいな、またたけし君と打てるのか」
「ところで一体どこで打つんだい?」
「うん、遠いんだ。タクシーに乗っていくよ。もちろん僕もちでね♪」

『なんて、なんていい奴なんだ。俺はこんな奴を忘れていたのか
 自分が情けないぜ』
たけしはタクシーの中で自分を責めた
「うん、ここだ、ついたよ。たけし君」
タクシーがついた場所には一件の古い雀荘があった
看板をみてみると「みどり」と書いている
『みどり?どこかで見たような』
考えているたけしにリョータが言った
「よし、いくよ。じゃあこれ4万円」
「え!こんなに悪いよ。1万でいいよ」
「まあいいから、いいから」
リョータは半ば強引にたけしに握らせ、おもむろに雀荘の扉を開けた

ギー・・・・・古い扉のきしむ音がした
そしてそこからたばこの煙と重い空気が流れてきた
『なんだ、これは。まるで雰囲気が違う
 しかもこの客質はなんなんだ。全員893じゃないか』
「リョータ君!どうなってるの!」
そう思い振りかえるとすでにリョータはいなかった

「兄ちゃん、ラス半はいってるからちーと待ってな」
顔に傷跡があるマスターがたけしにこう言った
102焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 15:07
リョータ悪!w age
103焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 16:50
>101
長い時は2,3回にわけて書いてもらえるとありがたい。
しかしsuzumeに意外な才能があったようだね。
104焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 16:51
「詐欺師リョータ&893 vs 文無したけし激闘編」スタート
105suzume3:2001/08/03(金) 16:52
>103

みんなのスレだから連カキコはまずいかなーと思って
まあ同じ事だから今後はそうしますわ
106焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 17:50
「待たせたな、兄ちゃん。そこええよ」
周りの三人は明らかにそれとわかる筋の人間。
もはやまともに思考できる状態ではない。
「兄ちゃんリョータの友達か?いい友達持ったなぁ(藁」
「あいつの連れてくるんはほんまタコ部屋行っても
よく働きおるからなぁ」
「レートはどないするんや?いつもの指3本でいこか?」
107焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 17:56
意味不明の宇宙語が行き交っている。
「あの、、指3本て・・?」
恐る恐る訪ねると
「千点漱石3人分や。安いもんやろ、ご祝儀も役満以外無しや」
「!?」
「ボクそんなお金持ってません!!」
「さっきリョータから金借りたやろ。足らない分は貸しといたるわ。
それに金で払わなあかんちゅーわけでもないしな」
(一同爆笑)
108焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 18:07
やべー面白すぎるぜ
書き込んで参加したいが無才の俺には入り込める世界ではないw
109>>108:2001/08/03(金) 18:11
みんなが参加して書き込むものだから遠慮せず
書いてみてはと思われ
110ちっぱん:2001/08/03(金) 19:20
リョータがこんな悪人だったなんて・・・・

雀泳編の闘牌解説で、たっぷりフリー麻雀のなんたるかって能書きを
リョータにしゃべらせるつもりだったが。こんな展開も面白いね。

どーでもいいが、フォーUのオープンは平成7年の春だった。だから、
私が初めて行ったのも7年前ではなく、6年前の誤りでした。雀Aは
もっと前からあったね。
111とある京都の打ち手:2001/08/03(金) 20:30
雀Aはまだ点棒掲示もない卓でやってんの?
112焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 20:36
ストーリー続ききぼん
113ヒゲ打法:2001/08/03(金) 20:38
卓につき、出親が決まった。たけしは南家。
配牌をとりながら、たけしは麻雀仲間のユキオに言われた言葉をふと思い出した。
ユキオは仲間内では一番強く、フリーでもかなり打てると言われる男だ。

『ウマはさ、1人や2人より、3人全員と握る方が楽なんだぜ…』

何故そんな言葉を急に思い出したのか。それはたけし自身にはわからなかった。
しかしそれは紛れもなく、たけしの無意識がこの危機的状況に対応すべく
記憶の海の底から引っ張り出してきた、生き残るための知恵だった。

------こうなりゃヤケだ-----
------ユキオが言うくらいだ、きっと何か意味があるんだ…-------

たけしは意を決し、おもむろにこういった。
「みなさん、指し馬のりませんか?」
第一打を切ろうとしている親の手が、ぴくり、と動き、そして止まる…
114焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 21:19
どうでもいいが差し馬じゃなかったっけ?
敢えてサシウマって書いたほうがらしくて良いかな
115suzume3:2001/08/03(金) 23:33
「ええ、無論かまいません」

下家の30代後半の男がこう言った
この男がバブル期「傀」と呼ばれていたことを知るのは
しばらく経ってからであった

「それではウマ3−9(万点)、ビンタ10(万円)でスタートです」

下家の男が静かに、しかし念を押して言った
116焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 23:44
なんか、どうしようもない状況になっていくな(藁
続きキボーン
117焼き鳥名無しさん:2001/08/03(金) 23:52
たけしは自分から言い出しては見たものの下家の男の発した言葉が
イマイチ理解できず弱り果てていた
(ビンタってなんだ・・・?サシウマも意味がわからない・・・教えてくれユキオ!)
しかしそんな事を思ってもまさかたけしが言い出せるはずもなく、
淡々と話は進み、賽が振られた
118ヒゲ打法:2001/08/04(土) 00:17
東一局、下家の黒ずくめの男が起家から1000点の和了り。

そして次局、たけしの親。
たけしは配牌を見て思わず「ふおっ」と軽くうめいた。
一瞬の間ののち、第一打、東。
マットに置かれた牌からゆっくり離れるその指は
こころなしか震えていた。

それを見ているのかいないのか、下家の黒ずくめは薄く笑うと
山に手を伸ばした・・・
119suzume3:2001/08/04(土) 00:34
たけしの配牌はこのようなものだった

1113456779中中中東  ドラ中

犯罪である。たけしの指が震えるのも無理はない

次巡のツモは中であった
いける、いけるぞ!俺は神だ!
神の化身っ………たけしだっ………!(ざわざわ)
「カン!」
たけしはおもむろにカンをした

そしてリンシャン牌を引く前にカンドラをめくった
發、それが表示牌になった
「おいおいドラ8かよ!」
上家と対面の男が叫んだ
120焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 00:40
>ヒゲ打法
イマイチ。努力を要する
121焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 00:45
おいおいドラ8かよ!
122焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 01:38
頑張れたけし!!
ここが一儲けするチャンスだぞ!!
誰かたけしを救ってやってくれ
123名無し作家:2001/08/04(土) 01:40
何度か名無しで書いたがちょっと自分の思っていた
シナリオと違ってきた。差し馬やられるとやりにくい。
とりあえず誰かやってくれ
124焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 03:09
新キャラ「ブサイクなよしたけ」を出してあげて。
125焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 10:03
>>123
俺もたけしがこんなに窮地に落ちるとは思わなかったが
これがリレー形式のよさってもんだと思うよ
ちぱーんもリョータを悪人にする予定はなかったみたいだしさ
勝手に展開を切り替えるつもりで書き込めば言いと思う
126焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 13:01
リンシャン牌は8であった!
たけしは7を切ったのだが、何を考えたのか…
「リーチ!」
低目でもダマ三倍満を確定数え役満にするリーチである。
1113456789 ■中中■
127suzume3:2001/08/04(土) 13:26
2巡目リーチの確定数え役満である
しかも待ちもいい。2369の四面待ちである
たけしは自分の勝利を疑わなかった

黒ずくめの男の一発目の牌は8であった
「ちっ、かすっているぜ。しかしこの待ちは一発でツモれる」
たけしは自分に言い聞かせた
対面と上家は無難に字牌で交わした
さあ、待望の一発ツモである
しかしたけしはその前にやらなければいけないことがあった
それは役満祝儀の値段である
「あの〜、さっき役満祝儀があると言ってましたが、数えも役満ですよね?」
対面と上家の男はそれを聞いてビクっとしたが下家の男は冷静に
「ええ、もちろんです」
と答えた。たけしは続けて
「で、いくらなんでしょう?」
と尋ねた。他のメンツはたけしが役満、しかも数えだと確信した
「ツモって10万オール、出て30万です」
下家の男は静かにそう答えた
『なんだ、こいつは?クールぶりやがって・・・。これがたけし伝説の幕開けだ』
たけしは震える手を山へと近づけた
128焼き鳥名無しさん :2001/08/04(土) 13:30
「ロン」
下家の黒ずくめの低いかすれた声だった。
129焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 13:38
たけしのツモは1万だった。
「カン」
たけしはそう言って新ドラをめくった。
新ドラ表示牌は9万、つまりドラが4つ増えたのだ。
たけしの心臓はバクバクいってた。
130焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 13:41
>>128
話に前後がない

>>129
文才がまるでない

せっかくの良レスなんだ、厨房が書きこむな
131焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 13:42
たけしの体は小刻みに震えている・・・
無理も無い。彼は今、彼の人生の中で最高の
瞬間を迎えようとしているのだから。
リーチ後に他家の鳴きは入らなかった。
もしかしたら今のたけしなら一発ツモもありえるかもしれない。

そして一瞬軽く笑みをこぼすと、たけしは静かに牌山に
手を差し伸べた・・・

  その瞬間「うおおおおおおおおおお!!!!!」
と、後ろで見ていた初老の男が心の中で叫んだ。
なんとたけしはド高めの2を一発でツモったのである。
これで数えも数え4ハンオーバーの17ハンである。

しかし、彼は意外な行動に出たのである。
その牌をまぢまぢと見たのち、自分の川へと
放ってしまったのだ。
何かツモってはいけない理由でもあるのか?
初老の男は首を傾げるばかりである。

一方、たけしは念仏のように小声で「369・・・369・・・」と
呟いていた。
132焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 13:43
リンシャンから持ってきた牌は3万。
「ツモ、リンシャン…」
「おっと兄さん、そいつはまずいだろ」
下家の男の低い声だった。
133焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 13:49
>>130
うるせえ
この季節フリ雀は点数計算も出来ない長考初心者
のおかげで卓廻しが遅いんだよ
ネットでしか麻雀知らない糞は芯でくれ
134焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 13:53
「初めてのお客様です」
なんてメンバーが紹介したら、店の常連として
飛ばしてやろうと他の二人の目を見る。
他の二人も同じ様に目を合わせてくる。
会話なんかしなくても毎日打ってりゃ
そんなもんだよ。
135焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 13:57
>>131
おもしろいね オチはありがちだけど
文才はある
136>>128=129=132=133:2001/08/04(土) 14:04
>>128は話に繋がりがない

>>129は文才がない上に1=1万だと思っている

>>132はつまらない上に上のカキコ読んでない(しかも3=3万と勘違い。ップ)

>>133はもう意味すらわからない

氏んだ方がいいんじゃないかな?
137焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 14:06
138焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 14:14
まんぴんそー どの色かわからない設定なのか・・・
139親切さん:2001/08/04(土) 14:25
>>129,>>138

マンピンソーの見分け方
普通の数字(例1、2、3)=ソーズ
丸で囲った数字(例@、A、B)=ピンズ
漢字の数字(例一、二、三)=マンズ

これらは常識だぞ
ただし丸で囲む文字は機種依存文字なので
(1)(2)(3)という風に書くことが暗黙の了解となっている
140焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 14:48
どうもです>親切さん 
141しきり君:2001/08/04(土) 14:54
つうかお前らここはネタスレだぞ!
そういうことは他でやれ!ゴラ
とりあえずこのままでは話が続かないから
俺がしきるぞ。文句あるか?ゴラ
>>127の後は>>131だ。わかったか?
わかったらネタ書いてちょ♪
142焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 15:23
suzume
143焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 15:54
131は無かったことにしないと進まないんじゃない?
127で待ち把握してるよ?
144焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 16:06
>>143

それは(2369待ちは)客観視で
たけしは2待ちに気付いていないものと思われ
145131:2001/08/04(土) 16:08
>>131の続き
たけしの川、そしてリーチ後のたけしのなんともいえない
落ち着きのなさで、ほぼ待ちは他家にわれていた。
数巡ツモるも2を切ってからはかすりすらしない。

たけしは焦りを隠そうとするが、虚しくも他家に
さらに情報を与えるだけであった。
黒ずくめももうすぐ聴牌しそうな気配である。

その時、ふいにさっきまで静かであった
下家の男からリーチの声がかかった。
 
   「まずい・・・」たけしは思わずそう呟いた。
たけしのこの勘は無情にも当たっていた。
たけしが一発目でつかんだのは五である。
しかもそれは赤い文字で刻まれていた。
下家の捨て牌はマンズの染め手が匂う・・・

たけしは長考した。しかしリーチを掛けている
のでどうすることも出来ない。
無駄な長考を見かねた黒ずくめの男がせかすように
牌を指でカチカチと擦り合わせた。

急かされたたけしは半ば諦めたかのように五を切り捨てた・・・
146131:2001/08/04(土) 16:23
「ロン」下家の男は静かにそう言って、手牌をゆっくりと倒した。

思わずたけしは卓上にうつぶせた。
なんと12000点の跳ね満、致命傷である。
もはや気落ちしたたけしにさっきの形は2でもあがれたんだよと、
声をかけることができるはずはなかった。

しかしここで引っ張りすぎるとロクな事はないとを
たけしは知っていた。

  そこで、「まだこれから・・・諦めない・・・」と、自分に
言い聞かせることにした。
147suzume3:2001/08/04(土) 16:30
「ご無礼・・・・」
男は静かに牌を倒した

22333666999五五 パタリ

「リーチ一発トイトイサンアンコー赤・・・」

『なんなんだ、この男は・・・俺の、俺の待ちが全て殺されている!』

「・・・ご無礼!裏四、カン裏四で合わせてドラ6。32000は飛びですね?」
対面の男と上家の男は大笑いをしている
下家の男は静かに笑っている

たけしはジっと下を向いていた
泣いているのであろうか?それともショックで口も聞けなくなったのだろうか?
否!そうではない。たけしの頭は今フル回転したいた
『逃げるしかない!・・・・』
148131:2001/08/04(土) 16:32
しかし悪いことは決まって続くものである。
次に手にしたたけしの配牌はこんなものであった。

 一四六(1)(6)(8)4799東南白
どうしようもない配牌・・・ たけしのこめかみに汗が浮かぶ。
第一ツモは西であった。
少し考えた後、たけしは意を決したように
四から切り落としていった。
149suzume3:2001/08/04(土) 16:32
あらら、かぶちゃった
俺の奴は飛ばして頂戴
150131:2001/08/04(土) 16:35
いや suzume3さんのでいきますか?
どうしよう・・・
151焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 16:38
第3者として言わせてもらうが
一応ここはリレー方式のスレだからな
131はちょっと勇み足だろ
suzumeの方でいくべきだ

しかし、これからどうなんの?たけし(藁
152131:2001/08/04(土) 16:40
そうですね ではsuzumeさんのでいきましょう
153焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 17:22
>>suzume3
書き込む前に別ウィンドウで開いて書き込みが無いのを
確認してから書きこんでね。
154焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 17:23
ごめん間違い
上の文章は>>131
suzume3ごめんよ
155焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 17:29
ていうか窮地に陥り過ぎだってば
助けてやる派(含む俺)とたけしを追い詰めて行く派と場を提供する役の
ある意味見事なコンビプレーだが
156名無しさん:2001/08/04(土) 17:49
上家は何もできずに三位か?ウマ付けてるんだったら笑ってられんぞ!
それとも3人は組んでるって事? >>147
157焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 19:00
で、続きはどこからになるの? 
158焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 20:39
たのむ!ハヤク続けてくれ!
159焼き鳥名無しさん:2001/08/04(土) 21:29
>157

>>145>>147だな
逃げるしかない!の途中から
160名無し作家:2001/08/04(土) 23:51
このヤクザ闘牌編が一段落したらまた俺もまた書きます
おそらく深夜か朝方
161suzume3:2001/08/05(日) 00:19
『とにかく行動しなければ・・・』
たけしは顔を上げた、そして
「すみません。二回戦に行く前にトイレ行きたいんですけど…」
と、振り絞れることができる精一杯の声で言った
それを聞いた対面の男は薄ら笑いを浮かべながら
「おお、まだ打つきかいな。トイレならあっちやで」
と答えた。たけしは聞くや否やトイレへ駈け込んだ
「う、ううううう・・・・・・」
こらえていたものが一気に流れ出した瞬間であった
『一体いくら負けたのだろう?10万だろうか
 まさか20万も負けてないよな(注:100万以上負けています)
 いずれにしても払えない・・・逃げないと・・・
 ・・・しかし、このトイレには窓がない・・・
 たしか出入り口も一つだったな・・・
 そして893が多数・・・どうすれば、どうすればいいんだ」

たけしは考えた
たけしのコンピューターが回転し始めた
逃げないと・・・逃げないと・・・にげないと・・・ニゲナイト・・・
まさにたけしの頭がオーバーヒート寸前になった時
たけしに一閃が走った

・・・警察に電話すればいいじゃん・・・・
162焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 00:39
>>161 suzume、やっぱ最後はこうして欲しかった。

・・・警察に電話すれば(・∀・) イイ!!じゃん・・・・
163焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 02:50
『携帯電話のある時代で良かった!マジで良かった・・・!』

たけしがポケットの携帯に手をかけた正にその時・・・

ドンドンドン!

トイレの扉がけたたましく叩かれた。
扉越しに誰かが話しかけてくる。

「たけし君!東場で飛んじゃったんだって!?緊張しちゃったのかい!?
大丈夫、ちょっとアンラッキーだっただけだって!次打とうよ!」

この声は・・・、リョータ!?
たけしは携帯にかけた指をそれ以上動かせずに、
扉の向こうの無邪気な声をじっと聞いていた。
164焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 02:50
電話をあきらめたたけし
涙を拭ってトイレを出るとやはりリョータが戻ってきていた。

「待たせてごめん。今日はたまたまもう一人一緒に打ちたいって言う
人がいてさ。ちょっと呼びに行ってたんだ」

確かにリョータの後ろに男がいる。
その男と視線が合った瞬間、たけしは驚きのあまり
体中に電流が走ったような衝撃を覚えた。そしてあの感覚。
こんな偶然があっていいのか?

そこにいたのは・・・
165名無し作家:2001/08/05(日) 04:01
「よう、たけしw」
例によって俺を見てニヤニヤしているあの男。
「奥田、おまえどうして・・」
リョータと視線を合わし、意味深な笑みを浮かべる奥田よリョータ。
「リョータにここにお前が来てるって聞いてな。
心配で見に来たんだけど。どうだ?調子は?」
皮肉たっぷりにそう言いながらも、奥田は必死に笑いをこらえている
様子。
166名無し作家:2001/08/05(日) 04:21
席にもどると先程の893達が、注文したアナキュウを口に放りなが
ら談笑していた。
「おおう、おっくんも来たんか。もうオーラスや、次入るか?」
対面の893が奥田に話しかけると、
「いやぁ、田中さんにはフォーミーでもいつもヤラれてます
からねぇ。たけしがやるなら俺も入れさせてもらいま
すけど(プ」
もはや怒りを感じる気力もない。
「そりゃそこの兄ちゃんはもう抜けられへんやろ、安田、
今帳面でなんぼや?その兄ちゃん」
「あー、、3本やったね。ちょうど百の大台乗ったとこやなw」

ひゃ、、ひゃ、、く???
俺はもうそんなに負けていたのか・・?
「あ、あの・・ひゃ、百万円・・で、ですか?」
涙が出てきた。悔し涙なのか何なのかももうわからない。
現実味のない感覚。体が自分の体じゃないようだ。フワフワする。
167まんこ:2001/08/05(日) 04:48
すると、一人のチンピラが「指一本20万でいいよ。」と、冗談交じりでいった。
その刹那、やくざの一人がチンピラに発砲し、チンピラは息絶えた。
「こんなんが、毎日やで。にいちゃん。」奥に座っていた幹部らしき男が冷たく言った。
168ちんこ:2001/08/05(日) 05:16
たけしは、そのチンピラがテキパキと片付けられて行くのを見ながら、
自分は奥田やリョータとどれ程違う世界に居たのだろうと思った。
・・俺は、俺はプライドばかり高くて、こんな所に来てしまったのも、
結局はリョータのせいだけじゃない・・・自分の・・・・・・・・・
自分の隙のせいだなんだ・・・・・。
169ちんこまんこ:2001/08/05(日) 05:24
激しい後悔と、やり場の無い怒りがこみ上げて来た。
どうして?どうして、こうなってしまったのだろう。
少し隙を見せただけで、日常とは違う異界に連れ去られてしまう。
これが、博打の本質なのか?それとも、やくざのやり口なのか?
170ちんこ:2001/08/05(日) 05:29
その百万という数字がむしろ俺に気づかせてくれた。
安穏と自分のなんとか出来る範囲で打っている内は、
結局麻雀という賭博の世界の本質を掴むことは出来ないという事を・・
「ぅぅ・・」
他の者には悲しみの呻きに聞こえただろう。
だが、違った。
・・たけしは「覚悟」を決めたのだった。

こうなったら、伸るか反るかだ!
過去を悔やむのは今だけはやめよう・・・・
今はこの百万を何とかする事だけに集中しよう。

「次、お願いします・・・」
俺は静かに言った。
顔からは冷や汗とも部屋の熱気からとも思えぬ大量の汗が流れていた。
体も頭もとうに限界近かった・・・・
171ちんこ:2001/08/05(日) 05:33
その百万→だがその百万 にして下さい。
それで文がなんとか繋がります。
172何切る:2001/08/05(日) 07:39
「出た目起家」サイが振られた。
北家スタート、ドラは白。たけしの配牌は

159一四八(2)(2)(6)東西白白 第一ツモ(5)

糞みたいな配牌であるがドラの白が二枚ある。
173まんこまん:2001/08/05(日) 14:22
第一打は、5!
174焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 14:48
>>167から急激につまらなくなったのは、
オレだけでしょうか?
175焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 15:43
激しく恕甥 つまらなくなった! つづきは?
176名無し作家:2001/08/05(日) 16:03
ちんこやまんこには悪いが、167からやり直そうか?
177焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 16:07
167はあぼーんって事で。
チンピラ突然殺されるなんてリアリティ無さすぎ。
178166からってことで:2001/08/05(日) 16:41
『百万かーチロルチョコなら何個買えるんだろう?一個10円だから、
 あっ今20円なんだな。5個で百円、500個で一万円、というこ
 とは…5万個…?』
ことここに至り、百万という金額の価値をようやく認識したたけし。
「オゥ早ぅ入れや、タラタラしとったらバラしてまうど」
部屋の奥から、訛りの強い男の声が響く。
(ん?この訛り…?)
893も奥田も、そしてリョータも一斉に頭を下げる。
「お疲れさまです、千葉さん」
(千葉…?千葉さん?もしかして…)
顔を上げたたけしは、そこに意外な人物を発見した。
卓球部の主将だった千葉さん。いじめを仲裁してくれていた千葉さん。
そう、あの頃はちっぱんと呼んでいた千葉さん。
「ちっぱんさん…?」
893や奥田がこちらを振り返り、怒声をあげる。
「てめぇ、千葉さんに何て口聞きやがるんだ!」
千葉はクスリと笑い、おいよせよ、と893を止めた。
179焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 16:44
いいね
180焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 17:15
「君、何処かで見た事あるねぇ。」
「あ、はい!○○高校で1年下のたけしです!」
「あーはいはい、いつもパシリにされてた子かぁ。元気そうだねぇ。
 で、なんでこんなとこ居るのよ?」
「え、いや、あの...リョータ君に連れてこられまして。」
181焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 17:26
「んー?おいリョータ、どーゆー事だ?」
「はい。いつも通りカm
「馬鹿野郎っ!てめぇは高坊んときの連れ売りやがるのか!」
「すいませんっ!」
182名無し作家:2001/08/05(日) 17:29
ちっぱんにはとっておきの登場シーンを考えてたんだが
先に出てしまったか。とりあえず続き誰かきぼん
183suzume3:2001/08/05(日) 17:42
「あいかわらず変わんねーな、たけしは・・・」
千葉は微笑みの中になつかしさを入れ、たけしに話し掛けた
「ちっぱんさん、俺・・・、俺・・・!!」
たけしは今まであったことを詳しく千葉に話した
高校時代いつも助けてくれた千葉が今度も助けてくれるだろうと
心の奥では期待していた
「それで・・・俺にどうしろというんだ?」
千葉の顔色が少し変わった。たけしはそれに気付いていない
「俺、こんな金払えません。ちっぱんさんはこの人たちのボスなんでしょ
 助けてください!!」
千葉はそれを黙って聞いていたが、たけしの話が終わるや否や鬼のような形相で
「バカ野郎!!てめえが負けた金だろ!!
 てめえが麻雀をやって負けたんだ!!
 助けてくださいだと・・・?ふざけたこと抜かすんじゃねえ!」
と言い放った。たけしは怯えるというより唖然としていた
『あのやさしかったちっぱんさんがナゼ・・・』
たけしには理解ができなかった
「とにかくだ。おまえの選択肢はこれ以上負けが込まないうちに
 やめてレ○クにいくか、麻雀をやって取り戻すか、この二つしかねえ
 どっちもお前の自由だ。好きにしろ」
『ナゼ・・・何故なんだ・・・ちっぱんさん!!』
「おい!どっちにするんだ!やるのか?やらないのか?」
悲しみにも似た感情の中でたけしは静かにうなづいた
184suzume3:2001/08/05(日) 17:43
東一局、戦いは始まった

『もう負けることはできない、勝つ!勝つんだ!!』
たけしは今まで起きたことを忘れ麻雀に集中した
8巡目、親のたけしに先制リーチが入る

4567888(3)(4)(5)四五六    ドラ六

一手代わり三色だが関係がない、マンガン5メンチャンリーチだ
この手が5メンチャンということを
昨日近代麻雀を見てはじめて知ったたけしは自身たっぷりにリーチをかけた
『ふう、よかった、近代麻雀読んでて・・・
 昨日までは4と7待ちだと思ってたよ』
一発目の捨て牌。下家・・・西。対面・・・南。千葉・・・五
『ちっぱんさん、つよいなあ。もしかして俺をサポートしているのかな?』
淡い期待をかけてみる。さあ待望の一発ツモだ!力強くツモる
が、かすりもせず白
『まあ5メンチャンだ、いずれツモるさ・・・』

しかし数巡たってもツモれないし出ない
下家と対面は完全に降りているようだ
千葉はあいかわらず中張牌ばっかり切ってくる
四。(2)。(6)。三。六。
『ちがう!色が違う!ちっぱんさん出してください!お願いです!」
もうたけしの頭の中にツモるという言葉はなかった
千葉、打2
『いいぞ!もうすこし上だ!』
千葉、打8、そしてリーチ
『え・・・どうなっているの?
 ちっぱんさんは俺を助けてくれいるんじゃなかったの・・・
 クソ!ここだ!ここでツモる!』

たけしは懇親の力を入れ牌をツモった

赤5、それがたけしのツモだった・・・・。

「ロン・・・」しずかに千葉が言った

4556(4)(5)(6)(7)(8)(9)四五六

「リーチ一発三色、赤、裏3・・・バイマンだ、たけし」

『なんてやくざな待ちなんだ』
たけしは千葉が本当にヤクザになったのだと実感した
185suzume3:2001/08/05(日) 17:51
あーまた省略された、鬱だ

しかも俺が書いてる間に二人も書いてる
でもまあ話はキチンと繋がってるね
確認してよかったよ
186焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 18:56
「やっぱり千葉さんは凄いですね」
下家のリョータ。

「くく、残念だったなぁ、たけし」
対面の奥田。

『くっ、なんであんな待ち・・・』

「惜しかったのぅ、兄ちゃん」
後ろのソファーでくつろいでいたパンチパーマが笑う

『まさか・・、まさか、通し?』
たけしは近代麻雀読者だったので、いろいろないかさまの知識は持っていた。

『これじゃ、勝ち目がない・・・なら、ああするしかないのか?』
187焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 18:56
でもよくナッタ! ハヤク続き!
188焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 18:57
たけしは静かに決心した。・・・伏せ牌で戦うことを。
『盲牌なんて試したこと無いけど・・・それしかない!』

東二局親リョータ。ドラ、白。
『こ、この配牌は・・・』
たけしの配牌を取る手に汗がにじむ。

白白白2万万万万万万万万万(推定)
189焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 19:07
いつもおなじ もりあがり型にナテルヨ
190焼き鳥名無しさん :2001/08/05(日) 19:24
自作自演の自画自賛
正直、つまらない
つまらない理由のひとつに同じ書き手が多い
たとえ連作でも思考パターンの領域が狭く
読み応えが無い

ついでにネタ職としてのセンスが無いね>ALL
191焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 19:34
>>190
はいはい。
192焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 19:57
はやくageてくれ〜! たのしみにしてるぞ〜!
193モザイクまんこ:2001/08/05(日) 19:58
リアリティが無いとぬかす前に、こんなバカ主人公がいるかどうか考えろ。
お前らの中にいそうなのか?こんな、近代麻雀を読んだ程度の知識で、フリーに行く奴が。
大体、やくざが出てくる時点でリアリティゼロなんだよ。
お前らのやってる、自画自賛はオナニーなんだよ。わかったか?クソども。
194焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 20:00
>お前らの中にいそうなのか?こんな、近代麻雀を読んだ程度の知識で、フリーに行く奴が

たくさんいるが・・・(藁
195焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 20:50
>>194
激しく同意だ・・・(藁
196焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 20:54
面白くないと言う奴は自分が面白くしましょう
197焼き鳥名無しさん :2001/08/05(日) 21:05
フリーデビューのやつが多いこの季節だが
ひとりで来るのは少ないぞ
それでたかが五千円程度の負けで顔蒼くなってる

>>194 俺の突っ込みは全く逆だよ
そんな高レートに一見さん入れるか?しかも坊やだぞ!
新宿に高めのレートの店があって、若いときに行こうとしたら
断られたよ。つまり入店拒否ってこと。

バーチャル麻雀やってる連中には現実との境界が見えない
んじゃないかな。んで、それでもその路線でいくなら
せめてディテールを細やかに描きな。
198焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 21:52
>>197
>そんな高レートに一見さん入れるか?しかも坊やだぞ!
嵌められて連れ込まれちゃってるんだよ。
文句いう前にもうちっと読解力つけろ。
199178:2001/08/05(日) 22:03
奥田&リョータ 対 ちっぱん&たけし
というのを想定していたんだけど…。
ままならないものですなぁ、リレー式って(笑
200焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 22:04
>>193

リアリティ無いのは仕方ない。これは読み物であり、
面白おかしくする為のフィクションなのだから。
非現実的な事が実際起こると”ドラマみたい”といった表現使うだろ?
そーゆーもんなんだよ、小説、ドラマ、漫画っつーのは。
しかし、例えフィクションであっても、突然チンピラが
撃たれて殺されてしまった、という描写は行き過ぎ感が
あり面白くない。これが>>167があぼーんされた理由。
行き過ぎな描写で陳腐な作品は駄作と言われるだろ。
ただそれだけの事。
適当に遊んでいるだけなんだからその行為自体をむきに
なって否定すな。一番大人気ない小僧に見えるのはあんただ。
201焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 22:06
たぶん193は自分の書いたストーリーを飛ばされたちんこだかまんこ
だかでしょw あれは確かにひどかった。残念だが却下されて当たり前
だと思うぞ?w
202焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 22:07
とりあえず新たな展開を待つ
批判する奴もどんどん書いてくれ
203焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 22:10
普通は金があるか確認してからだあな>>198
見せ金、あるいは身元保証
204焼き鳥名無しさん:2001/08/05(日) 22:11
やくざな待ちされてやくざになった事を痛感する、という描写は
suzumeの受け狙ってやろうという意図を露骨に感じるが、
それでもワラタ。その調子で頑張れ!
205焼き鳥名無しさん:2001/08/06(月) 00:05
坊や連れ込むと後の手入れが怖いもんだよ >>198

店によっては学生証や免許証で金貸してくれる所があった。
一応準常連みたいだったからかもしれないが。
OUTや鉄砲でも店が何とかしてくれた。
そのかわり負けたら貸し金へGOだったけど。 >>203
206焼き鳥名無しさん:2001/08/06(月) 03:40
>>189>>205

能書きはいい、さっさとネタを書け
207焼き鳥名無しさん:2001/08/06(月) 04:37
みんな、現実を知らないという事でいいか?
208焼き鳥名無しさん:2001/08/06(月) 06:11
んで、どこから続き書けばいいの?>>188の続き?
何かゴチャゴチャしててわからんのだけど。
209:2001/08/06(月) 07:04
>>188のつづき
たけしはこれば神のあたえたチャンスだと直感した。
過去に自分をいじめた奥田を・・・
今おっこている悲惨な状態におとしいれたリョータを・・・
そして自分の知っている千葉さんとは別人になってしまっていた千葉さんを・・・・
麻雀という武器をつかって今こそみかえしてやる、今そのときだと・・

『しかし千葉さんは壁をつかっている・・・自分はマンズの盲牌は不確かだ・・
 クソッ!どうしてこんなときにかぎってマンズの染め手なんだ・・・・』

後ろでくつろいでいるパンチの視線は、痛いほど「早く牌をたてて俺に情報をくれ」
といわんばかりに背中につきささる・・・・

『やはりどうすることもできないのか・・・・・』

『いやっ、この機会をのがしたら前に逆戻りだ!なんとかして・・・』
たけしは自分を奮い立たせた。
少しでも千葉さんを信じてしまった自分の甘さをぬぐい去るために・・・

たけしはパンチにみえないように右端の3牌のマンズを手の内に隠して見た。
   三と七と九・・・・!!!!
『これをうまくつかえば・・・・』
たけしは白を3枚、そしてさっき自分だけ見たマンズの七と九の2枚をふせたまま
のこりの8枚をたてた・・・
210:2001/08/06(月) 07:05

 2二二六六七九・・・そしてさっきみた三はあえて逆さ向きにおいた・・

上家の千葉はあたかも勝ち戦のような表情で悠々と山に手をのばす。
いまにも鼻歌でもとびだしてきそうないきおいである。
一瞬でもこんな男を信じていたのかと、自虐的な考えにかられたが
今置かれている状況・・100万という途方もない借金をしてしまったこと・・・
そしてその借金をとりもどすために今第一歩をふみだそうとしている自分を見つめ直し
第一ツモに手を山にのばした・・・

    7・・・・
とりあえずここは2を切った。
2,3,4巡とも無駄ツモがつずいたが5巡目 五をひきいれる。
そして7を切る・・・
三だけが逆さ向きだとあやしまれるのでひきいれた五も逆さむきにわざとおいた。
7巡目。上家の千葉は手がいいのか生牌である白をきった。
7巡目たけしは五をひきいれあたかも誰も鳴く気配がないので合わせ打ちをするかのように
伏せていた白を切る。
8巡目たけしはまちにまっていた四をひきいれる。
ここで伏せていた九を切り、ただただあの牌がくるのをじっとまった・・・
リョータも奥田も手が重いのか、つもぎりがつづいている。
211:2001/08/06(月) 07:07
そしてついに12巡目にたけしは四をひきいれ点箱に手をのばしみえていた九を横におき
「リーチです・・・」としずかに言った。
そして伏せていた七をここになってようやく立てる。
このとき後ろのパンチには2枚伏せていた牌をのぞくと
   二二二四四五五六六七七
とみえていたはず・・・・
最初に手の内でみた三は逆さになっていて台のへりのもりあがりで一番上の線がかくれていたのだから・・・

この牌姿を見れば2枚ふせていようと誰もがマンズを警戒するだろう・・
しかし場のマンズ目は低く三、四、五はともに2枚みえており八にいたっては4枚場にでていた。
逆に字牌が高場であまりみえてなかった・・

このときパンチは
字字二二二四四五五六六七七の「字」「四」「七」まちだとおもったのだろう。
「字字」の部分がマンズでは待ちがあまりにすくなすぎる・・・・

なにやら上家の千葉がたけしがリーチをかけたとたんに右のほう・・・たけしのうしろのほうに
目をおよがせるようになった。
やはり通しなのだ・・・

そして16巡目についに・・・

上家の千葉が河におちた牌は・・・・・
           三

たけしはしずかに牌を倒し、
「リーチ ホンイツ チートイ ドラ2・・・・・倍満です・・」
とささやいた・・・・・
212:2001/08/06(月) 07:22
ちょっと無理矢理でしたが、このスレはいいかんじにきていたので
つづけていきたいです。

みなさん、物語をつづけましょーー
213焼き鳥名無しさん:2001/08/06(月) 10:39
>風

というか面白くないんだけど
214焼き鳥名無しさん:2001/08/06(月) 10:53
>>209-212
おかげさまでいい感じに戻ってますよ
のんびり続けていきましょう
215焼き鳥名無しさん:2001/08/06(月) 10:54
今の所勝たせる組が優勢か?
216:2001/08/06(月) 18:26
>>213
本線にもどすだけでいいものを調子にのって駄文をつらねてしまいました。
ほんとうに申し訳ありませんでした。
これからもたのしみにしていますので
みなさんの手で楽しいスレにしてください。
すいませんでした。
217焼き鳥名無しさん:2001/08/06(月) 23:06
>>216
煽りに負けたらいけません
ageとくから続き書いて
218焼き鳥名無しさん:2001/08/06(月) 23:27
>>217
それを晒しageと言う
219焼き鳥名無しさん:2001/08/07(火) 01:30
誰かつづきかいて・・・・
とりあえずage
220無理矢理続けよう:2001/08/07(火) 02:30
数日後、たけしはマグロ漁船の上であった。
結局和了ったのはあの倍満だけ。白以外盲牌できないたけしに
とって、盲牌麻雀などできるはずもなかったのだ。

今日は海が荒れている。
(こりゃ、仕事にならないなぁ。暇だなぁ…、持ってきた天は
 全巻読破しちゃったし…。どうしよ)
とたけしが悩んでいると、ふいに後ろから声がした。
「タケやん!タケやん!」
漁船で同僚になった雄二だ。
(タケやんはよせって言ったのに…)
「ねぇタケやん、麻雀ιょぅょ」
やだよ、もう麻雀なんてしないよ…。
「いいじゃん、ノーレートだからさ」
ノーレート?それならやってもいいかなぁ。
「おっ?やる気になった?よし、行こう!こっちだよ」

たけしは、漁船にこんな場所があったのかと愕然とした。
ズラリと並ぶ自動卓。近麻に載っていたような、制服を着て
ピシリとした女性のメンバーたち。
(ギャル雀かよ…)

たけしは卓についた。
221ちんこ:2001/08/07(火) 02:53
卓についたのは麻雀がやりたいがためではなく、性欲、というよりも本能がそうさせたのだった。
「お前ら、全員、裸にしてやるぜ。」すでに、彼のイチモツは怒張していた。
222メンバー:2001/08/07(火) 02:55
>>220
わはは。君おもろい。
223焼き鳥名無しさん:2001/08/07(火) 03:00
刺青↑会長 ←こいつに待ち牌ばらされたぞ
224焼き鳥名無しさん:2001/08/07(火) 03:01
ちんこってほんと最悪だな。かろうじて日本語を
かけるというレベルかw
225suzume3:2001/08/07(火) 03:16
『なんでこんなところにギャル雀が・・・
というかなんのためにこの女(こ)達はマグロ船に乗ってるの・・・?
時給は?時給はいくら?・・・・・・
・・・いや、もう詳しく考えるのはやめよう
フリー雀荘に行きだしてからロクなことが起こらない
今まで考えていた《非日常》が今では《日常》になっちまった
うちの金魚、誰か餌やってるかなあ・・・・』

たけしは今まで幸せだと思っていなかった《日常》が
本当は最高の幸せだったんだという事をここに来て初めて分かった
友達とのくだらない会話・・・
あんまりかわいくない彼女との気の進まないデート・・・
同居している親が繰り返す小言・・・
今ではそのどれも懐かしい。たけしの胸に熱いものが湧き上がってきた
226suzume3:2001/08/07(火) 03:17
「たけやん!たけやん!どうしたの?」
雄二の一言がたけしを現実へと連れ戻した
「あ・・・・あぁ・・なんでもない、なんでもないんだ」
気付かずにこぼれていた涙をたけしは手でふき取った
「じゃあ、別にいいんだけど。じゃあ始めるよ。レートはデカピンね」
たけしはうなづきかけて、突っ込んだ
「おい!ノーレートっていう話だろ!ふざけるなよ!」
たけしは憤怒した
「おいおい、そんなに怒るなって。賭けないと麻雀じゃないだろ?」
「勝手な理屈を抜かすな!じゃあ俺は抜けさしてもらう!」
たけしは卓を立とうとする、しかしいかにも海の男三人に囲まれる
「くくく・・・もう抜けれないよ・・・・
座ったろ?もうゲームは始まってるんだ・・・・
さあ、君が起家だ。サイコロを振りなよ」
海の男がたけしを強引に座らせる
『ク・・・・またこのパターンか・・・・』
たけしはこの数日間で悟ったことが一つある、それは
『どいつもこいつも・・・麻雀するやつにはロクなやつがいねえ』

たけしはサイコロを振る。今、まさに、賽は投げられた・・・
227焼き鳥名無しさん:2001/08/07(火) 04:18
展開が無理矢理臭かったのにすずめがそのまま続けていきやがるw
つーかフリー体験記なのにこれはねえよ
228suzume3:2001/08/07(火) 04:42
つうか俺は地の獄に落とすつもりだったんでw
考えたネタをそのまま使えたって感じでした

一応突っ込みますが「フリー体験記」じゃなくて
「麻雀体戦記」ですよ
229J・A pc2.s-ma-unet.ocn.ne.jp:2001/08/07(火) 07:38
腹をくくり配牌をとっていると突然、トイメンの男がしゃべりだした。
「当然、海人ルールでいいんやのう?」
聞きなれない言葉に当惑してたけしは聞き返す
「う、うみんちゅ・・・ルールですか?」
雄二はニヤニヤ笑っている。海の男は続けていった
「しゃーない、知らんのか。海人ルールいうんわな・・・」
230無理矢理すぎる?それもょι:2001/08/07(火) 09:26
「ええか、海人ルールっちゅうのはな、これや」
トイメンの男は、フトコロからサイを取り出した。
「サイには1から6まで目があるやろ。これを振ってやな」
コロリ。サイが転がる。
「出た目によって得点が変わるんや」
出た目は5。
「5か。ソーズや。和了った時、手にあるソーズの枚数分だけチップや」

1と2が萬子、3と4が筒子、5と6が索子ということらしい。
(それなら索子だけ集めて染めたらかなり儲かるんじゃ?)
チンイツならチップ13枚。スーパーインフレルールである。

「おー、そうそう。お前、金持っとらんじゃろ」
そういえば一文も無い。あるのは借金だけだ。
「そやろ。そやからな、ここで扱うのは金やない。収容期間や」
(何だこれ、カイジかよ…。じゃあコイツは班長みたいなもんか…)
そういえば周囲がざわざわしてきたような気もする。
心無しかメンツの顔色も悪いし、あごが尖ってきている。

「サイは…振られたっ…!」
メンツは対面が海人、下家が雄二、そして上家がメンバーのミチコ(24)。
そう、サイは振られたのだっ…!
231焼き鳥名無しさん:2001/08/07(火) 15:43
どうなる、たけし?
232焼き鳥名無しさん:2001/08/07(火) 16:34
おもしろすぎる
233:2001/08/07(火) 16:45
(いい手が来てくれ!!!)
東1局、親のたけしが祈るような気持ちで配牌を開くと、
三八(5)北(6)七三中北(4)三北中六
(・・・・・・・・・ソーズは1枚もないのか・・・・)
とりあえず急いで並べようとするが、
「兄ちゃん、早く切ってくれよ。親が切らなきゃ始まんねーだろうが」
「そうよそうよ、早く切ってよ〜〜若いんだからさ」
周りからの声にうろたえたか、並べなおし前に中を捨て牌へと置いた
234焼き鳥名無しさん:2001/08/07(火) 17:15
>233
ONEのネタじゃねぇか。
パクリはいかんよ。
235:2001/08/07(火) 17:26
「ポン!!」
置くと同時に上家から声が飛んできた。
ミチコは嬉しそうに手牌の中を2枚さらすと、その隣の北を倒し、卓の中央へと滑らせた。
「・・・・・・・・・・カン!!」
236J・A pc2.s-ma-unet.ocn.ne.jp:2001/08/07(火) 18:50
天和崩し&オタ風大明槓・・・
一見めちゃくちゃに見えるようだが
後ろで見ていた雄二はふるえていた。
「これは・・・この打ち方は・・・」
そう、雄二はこのような打ち方する雀士を知っていた。
一見無理鳴きに見える仕掛けで相手を縛り、勝負をもつれさす
そして、ハイテイ、リンシャン等の一瞬にかける雀士・・・
雄二をこの漁船に追いやったのもその男である。
その男の名はそう「ちっぱん」・・・千葉さんであった
「まさか、こいつちっぱんさんと何か関係があるのか・・・」
雄二はちっぱんの上家に座って何も切れなくなったのを思いだした。
「もし、ちっぱんさんと同じ打ち筋なら・・・海人ルールでは勝てない!」
237焼き鳥名無しさん:2001/08/07(火) 19:18
やはりパクリがあると今までに書いてきた人達もどこからかパクってるんだろうかと思えていい気分はしないね。
さっさと流そうと強引に話しを持っていったらこうなっちゃう。

>>230 からの仕切りなおしきぼーん
238焼き鳥名無しさん:2001/08/07(火) 19:22
パクりは恥ずかしいですよ
239焼き鳥名無しさん:2001/08/07(火) 22:00
というか雄二 下家じゃん
後ろで見てちゃいかんだろ(笑)
240焼き鳥名無しさん:2001/08/08(水) 00:07
設定崩れ。
誰か>>230 から書いてくれー
241適当でスマン:2001/08/08(水) 03:32
ギャル雀「まぐろっ娘」にはスタイルカウンシルとおぼしき曲が流れている。
およそマグロ漁船には似つかわしくない。

東1局、親のたけしの配牌。
六九九(4)(5)(6)(6)(9)69西中中 (4) ドラ:二
索子は69の二枚のみ。
(索子、二枚か。使いきりたいよなぁ)
たけしはまず(9)を切った。

数巡しても、索子は来ない。
しかし、たけしには索子を捌く勇気は持てないのだ。
(まずい…、このまま相手の手が熟してきたら…)
たけしにとって、索子が重荷になってきている。
(索子が切れなくなっちゃう。さっさと捌いとけばよかったかなぁ…)

「うふっ、リーチよ♪」
ミチコが声をあげた。
242焼き鳥名無しさん:2001/08/08(水) 06:06
停滞ぎみ?ageとこう
243焼き鳥名無しさん:2001/08/08(水) 08:56
そういやシックスナインってエロイよな。
そんな事を思いながらタケシは上家のミチコを一瞥した。
が、「いいからさっさと切れ、いやさっさと振れ」というような冷たい視線が返って来ただけだった。
タケシはとりあえず照れながら力ない笑顔を見せるだけだった。

タケシの手牌(9巡目)
二四六(4)(5)(5)(6)(6)(7)69中中8

なんでこういう時拾ってくるのかなぁ……。
244243:2001/08/08(水) 09:00
よく見たらスーピン第一ツモだったので
二四六(4)(4)(5)(5)(6)(6)69中中8
ど真ん中のイーペー確定で、スマソ。
245焼き鳥名無しさん:2001/08/08(水) 13:44
手が震えていた。
確かに役が決まっていると、その分降りづらいだろう。
しかし、タケシは前回の修羅場を経験し、高レート(893編程ではないが)の打ち方を少しは心得ていたつもりだった。

タン

タケシの手から放たれたもの。9。上家の現物。

「ローン! リー即ピンフ赤1裏1 ソウズは3枚だから」

一瞬目の前が真っ白になったタケシ。が

「ふざけるな! さっさと八千点ヨコセ!」

「なんで〜?」

「お前の河にな……あれ!」

「おいニーチャン、河がどないしたんや?」

9ソウが消えている。
そういえばコイツ等、指輪とかしてるし左手でツモってたし……。
はっと、自分が置かれた状況を把握したタケシ。再び目の前が真っ白になる。

「ふざけるな……」

誰の耳にも届かない、小さな声だった。
246焼き鳥名無しさん:2001/08/08(水) 13:46
ここでは主人公「たけし」がフリー雀荘デビューをして
闘う物語を一打、一局ごとに投稿者のリレーで書き込んでいく
スレッドです。みんさんの自由にストーリーを進めて構いませ
んが、原則として以下のルールを守ってください。

・命の危機に遭遇しても良いが、「たけし」を殺してはいけない
・先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理
 なく話を続かせる
・半荘終了時やイベント発生時には次の人がわかりやすいように
 残金を書く

----スタート時基本設定----
・持ち金は15000円
・「たけし」は学生
・ギャル雀には抵抗感がある
・ギャル雀には抵抗感がある
・ギャル雀には抵抗感がある
247焼き鳥名無しさん:2001/08/08(水) 18:04
hage!
248焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 00:06
ageとこう
249suzume3:2001/08/09(木) 01:50
『また・・・イカサマか・・・。こんなの勝てるはずが無い』
たけしの目はうつろになっていた。同卓しているメンツにもそれはハッキリとわかった
「にいちゃん、目がうつろやで(藁)
はよ、みっちゃんに8000点はらってやりーな
一発、赤、裏、ソーズ三枚でチップ六枚も忘れんとな(藁)」
『く・・・なにがみっちゃんだ・・・
俺は女にだけ人見知りするんだ。だからわざわざ今流行ってるギャル雀を
避けてフリーデビューしたんだ・・・
それなのに何故、マグロ船に・・・』
たけしは再び考え始めた。対面のうみんちゅが叫んだ
「はよ払え言うてるンや!それとも何か?払わない理由があるんかい?おぉぉう?」
『くそ。なにを言いやがる。イカサマをしたじゃないか
開き直りやがって・・・くそ!クソ!糞!・・・
俺だって、俺だって・・・イカサマを使えばお前らなんか目じゃないんだぞ』

---------------------------イカサマを使えば-----------------------------

たけしに一閃が走った
『なんでこんな簡単なことに気がつかなかったんだろう
こいつらもやってるんだ。遠慮する必要は無いんだ。やってやる!目には目をだ!」
そう考えたけしはポケットに入れていた腕輪を装着した
『やつらが指輪ならこっちは腕輪だ!
腕輪のほうが大きいからな。いろいろできるだろう・・・」

たけしはイカサマのことをよく分かっていなかった
250焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 02:02
で、粘着質男っていったい誰なの?
251焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 02:03
250だけどスレ間違えた。
逝ってきます。
252焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 02:19
suzumeのオチは相変わらず絶妙だな
253焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 02:24
えーっと、イカサマイカサマ……。

タケシの頭の中では漫画「哲也」での高度なイカサマのやりとりが繰り広げられていた。
254焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 02:50
suzumeの文章自体はまぁいいんだけど、
。と、を使ってほしい。
ちょっと読みにくい。
細かい注文でスマソsage
255焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 02:51
たけしの脳裏に蘇る記憶・・・
確か玄人(バイニン)の基本技に「左手芸」とかいうのがあったな・・・
落ち着け俺、音を鳴らさないように素早くだ・・・

たけしは不要牌を右に寄せ、山を押さえようとした
その時波で船が大きく揺れ、牌が崩れそうになった
「今がチャンスだ!」
たけしの右手は音速を超えたかのような速度で山に向かった
256255(すずめじゃないよ):2001/08/09(木) 02:52
>>254
確かにその通りだすマソ。
俺もこれからは気をつけるようにしよう。
257焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 04:58
「カツン」

(やばいッ…!)
思いっきり音を出してしまったたけし。
しかし、その音は船が傾く音で上手い具合にかき消された。

結局、たけしの配牌は、
一七(2)(4)(6)(6)(7)(8)3477東
から、
七(2)(4)(6)(6)(7)(8)34677白
となった。

(これは…(・∀・)イイッ!!ものにしてやるッ!!)
258焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 05:06
しかしたけしは慣れないいかさまをしたせいで一時的に牌数がわからなくなり、
第一ツモを行なわないままに牌を切ってしまった。
異常に気付いたのはまだ序盤のうち・・・
どこかで隙を見て牌を拾うなり二度ヅモするなりしなければ・・・

自分のツモ山に手が届きツモ番が来た時、またも船が大きく揺れた。
「今しかない!!」
音もなくたけしの手が動いた。
259焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 05:22
しかしトーシロのたけしの技が何度も通用するはずも無く、
大きすぎる腕輪のせいもあり山を崩してしまった・・・
260たけしを後ろから見ていた船員Aの証言:2001/08/09(木) 05:38
その日は入ってきたばっかの新入りが麻雀に誘われてた。
またあいつ等のカモになるんだろうが、その分俺の被害が減るってのはありがてえ。
だから新入りには悪いがいっぱいカモられて貰おう。
俺はそう思ってた。

新入りの奴、腕輪はめたり意味わからん事ばっかやってたが、
ふっと俺がヤツの手を見ると、なんと少牌してやがった。
こりゃあ上カモだな。可哀想にな(藁
ところが、だ。俺は船がぐらりと揺れたあの一瞬見ちまったんだ…
あの新入りの野郎は船が揺れた瞬間に牌を拾って少牌を直しやがったのさ。
どこから盗ったと思う?上家のみっちゃんの右端の牌を盗ったんだよ。
俺は一瞬目を疑ったね。
七対子の白(ドラ)単騎で聴牌してたみっちゃんはいきなり少牌になっちまった。
俺は敢えてその場は黙っている事にした。
俺も前からあいつ等のやり方にはうんざりしてたし、
新入りが慣れないイカサマでどこまで健闘できるか見てみたかったのさ。

なに?その時の新入りの手?
俺の記憶だと、確か
(1)(2)(3)(4)(6)(6)(7)(8)(9)56白白
だったっけな。
筒子が全部チップの局だったから見てる俺も相当興奮したのを覚えてるぜ。
261260:2001/08/09(木) 05:39
あーせっかく頑張って書いたのに無駄になっちまった鬱・・・
262257:2001/08/09(木) 10:02
がんばり度からして>>260のほうを採用したいと思うんですが…。
みなさまいかがでしょうか?(笑
263んじゃ間を取ろうか:2001/08/09(木) 11:25
たけしはみっちゃんの手牌から牌を抜いた時、
腕輪を引っ掛けて少し山を崩してしまった。
「しまった!」
たけしの心臓は破裂せんがばかりであった。
だがしかしここは船上の麻雀である。
「おい、早く山元に戻せよ」
波に揺られて牌が倒れる事など日常茶飯事の如くあるのだから
誰も気にせずゲームは続行された。
(助かった…とりあえず腕輪は危ないから外しておくか)
そしてたけしは自分の牌を見る。
素晴らしい手だ・・・何とかコイツを上がり切りたい・・・
胸の内にそんな焦燥がなかったわけではない。

「さあ気合を入れるぞ!」
同時にたけしはみっちゃんが少牌に気付いてもどこからも牌が拾えないように
しっかりとマークしながら手を進めた。
264263:2001/08/09(木) 11:27
こんな感じでどうよ?
265焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 15:54
>>263
ナイス修正。
266焼き鳥名無しさん ◆7IcFvveI:2001/08/09(木) 21:02
age
267儲け:2001/08/09(木) 21:20
http://www.we-love.to/paid/index.pl?id=marusan  あんたもこれで稼ぎや
268焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 21:38
船員A(ギャル雀のメンバー)は固唾を飲んだ。

タケシの手
六七(4)(5)(6)(6)(7)(8)34577
タンピン赤赤ソーズが五枚
ダマでもさっきの放銃の元は取れる。お釣りがくるくらいだ。

(コイツ、よくこの条件下でこんな手を……今までのドヘタとは違う!)
思わず船員の頬には冷汗が流れていた。

その汗を見逃さなかった男がいた。
対面の海人である。

(あのヨシタケがあんな表情をするとは……。さてはいいのを張りやがったな)

「……ニーチャン、リーチはせぇへんのかい」
海人お得意の口三味線である。

タケシは背中に電撃が走った。そういえば後ろに誰かいた事を思い出した。

「お前! カベかよ!」

「え、おれ? おれただ見てるだけやん」

「あやしんだよ! 俺の後ろに立つな!」

「けっ! なんや、ドヘタのくせに……」
渋々と断ち位置を変えるヨシタケ。

海人は思った。
(あいつはネット麻雀ばっかだから、表情で読むとか、ポーカーフェイスとかの重要性が解ってないんだよなぁ)
269焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 22:58
268は続いていないし放置の方向で
270焼き鳥名無しさん:2001/08/09(木) 23:14
>あいつはネット麻雀ばっかだから、表情で読むとか、ポーカーフェイスとかの重要性が解ってないんだよなぁ
多分 これが言いたいだけだったんだろうけど
手牌とか違うし たけしは仲間内でのセットばっかりっていう設定なので
ちょっとダメかな
271 ◆z8KVb40.:2001/08/10(金) 00:15
263からの続きって言う事で。
272 ◆TDoy/izg:2001/08/10(金) 02:29
age
273suzume3:2001/08/10(金) 03:11
『5ピン、白。5ピン、白・・・。(;´Д`)ハァハァ』

たけしはツモる腕に力をこめた。しかし、かすりもしない。

『(;´Д`)ハァハァ。4・7ソウでもいいぞ。(;´Д`)ハァハァ』

溢れんばかり力をこめツモる。がっ・・・ならず・・・(ざわざわ)

『クゥ・・・6ピンでもいい。頼む!こいつらに天誅を!(;´Д`)ハァハァ』

牌が割れるほどの力を加える。がっ・・・たどり着けず・・・(ざわざわ)

『(;´Д`)ハァハァ、どうなってるんだ・・・。ハッ!いかんいかん。
みちこの監視もおこたらないようにしないとな・・・。・・・・・・。
よく見ると胸大きいな・・・。(;´Д`)ハァハァ』
たけしの(;´Д`)ハァハァはいつのまにか違う(;´Д`)ハァハァになっていた

『(;´Д`)ハァハァ・・・みちこ・・・(;´Д`)ハァハァ』

気がつくとたけしも少牌していた。しかも三枚も・・・。
274くりんとん:2001/08/10(金) 03:22
ろおんヽ(`Д´)ノ
275焼き鳥名無しさん:2001/08/10(金) 03:44
>>273のsuzumeはイマイチだと思う
本物?せっかくだから一人用キャップ使おうよ
276◇2tRzgQH2:2001/08/10(金) 04:13
age
277焼き鳥名無しさん:2001/08/10(金) 04:37
(あれっ?少牌してる…。ちゃんとツモってたはずなのに…)
(1)(2)(3)(4)(6)(6)(7)(8)(9)56白白
だったはずの牌姿が、
(1)(3)(4)(6)(6)(7)(8)(9)6白
となっている。
(三枚もなんて…。ありえない)
焦りながらくるりと見回すと、雄二の手牌に違和感を感じる。
多い…あいつの手牌が多い!
(あいつが…俺の手牌から拾いやがったのか!ミチコに気を取られすぎた…)
「雄二!」
たけしは叫んでいた。
「俺の手牌から持っていっただろ!」
雄二はこともなげに答える。
「え?あー、さっき山が崩れた時に間違って持ってきちゃったのかも。ごめ
 んな、えーっと、どれだろ。あ、これとこれとこれだ。絶対これ」
そういって渡した牌は、六と九と9だった。
六九(1)(3)(4)(6)(6)(7)(8)(9)69白
(マジかよ…)

もともと気の弱いたけしは、絶対と言われると反論できないタイプであった。
しかし、今のたけしは違う。
「えーと、こういう事態ですしこの局は無かったことにしませんか?」
だが、それをさえぎるように海人が言う。

「無かったコトってのは、ココには無いんだよ、坊主。起きちまったことは
 よぅ…、もうしょうがねぇじゃねぇか。諦めなっ…!『続行』だっ…!」
278焼き鳥名無しさん:2001/08/10(金) 08:08
何か海人のキャラが変わってきたようなage
279焼き鳥名無しさん:2001/08/10(金) 14:58
修羅場をくぐってきたいまのたけしには雄二の罠などお見通しだった。
(・・・送り込んできた六九9と持っていかれた白は切れない・・・どうする)

そのとき、船体が大きく揺れる。
(・・・っ?!)
それは本当に無意識であった。
自分の手の中で使いにくい白、六、九、9を右手に握りこみ、自分の前の山につけ、左手で4枚つかんでくる・・・
そう、俗に言う「ケツ切り」である。

持ってきたのは(1)(1)(9)(9)
手牌は
(1)(1)(1)(3)(4)(6)(6)(7)(8)(9)(9)(9)6

(・・・後ろの壁をどけておいてよかった)
たけしはすっかり興奮してミチコのことなど忘れていた。
280焼き鳥名無しさん:2001/08/10(金) 15:30
すげー牌を持ってくるよなぁ
仕込んでたんだろうか?藁
281焼き鳥名無しさん:2001/08/10(金) 15:43
また船が揺れた。
たけしの前の山が崩れそうになったので、海人が身を乗り出してそれを押さえた。
「おっと、あぶない。まったくやりにくいのう」
そう言いつつ、海人はイカサマをしていた。
通しで、ミチコにタケシの山の左に牌を潜ませておくように指示していたのだ。
その牌、(1)(1)(9)(9)
が。

拾ってきたのはなんと
白、六、九、9

(まさか……)

心なしか海人のアゴはとんがって、冷汗ダラダラである。
たけしと目が合った。
奴はアカギのように不気味な微笑を浮かべていた。
282>281:2001/08/10(金) 15:54
なるほど、ナイスな裏設定だな
28318才の芸能人:2001/08/10(金) 16:03
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284焼き鳥名無しさん:2001/08/10(金) 16:53
雄二は露骨な牌のすり替えでドラを暗刻にすることができた。
様子を見るとみっちゃんは少牌、海人もどうにも手が進んでいないようだ。
たけしは俺がクズ牌を回してやったから手は遅いはず。
ここは一気にリーチをかけて押すか・・・
雄二はリーチに出た。

同巡、たけしのツモ(5)
(この6が通れば・・・しかし待ちは何だ?いや、2だけで上がればいいじゃないか)
たけしの目にはカン(2)待ちしか目に映っていなかった。
6を強打して横に曲げる
(そうだ、流れだ!!流れは俺に来ている!!)
「リーチ!!」
果たせるかな、雄二が掴み、恐る恐る切った牌が(2)であった。

「ロン。御無礼、飛びですね」
285焼き鳥名無しさん:2001/08/10(金) 22:05
「ん?リーチとタテチンで跳満かい」

海人がわざとらしくとぼける。
「九蓮宝燈ですよっ!」
「ハハハ、残念だが、ココじゃあ九蓮宝燈は萬子のみってことになってんだ」
(汚い…!)
だが、そういうルールがあるというのは聞いたことがある。
まんざら嘘でもないのか…?といぶかしんでいると、ふいに声がした。

「裏ドラをめくってないわ」

ミチコである。
(コイツ…敵のはずじゃ…?)
「今、立直清一色でしょう。裏次第ではまだ分からないわ」
「おいミチコ!てめぇどういうつもりだ!」
怒声をあげる海人。
(クソッ、ミチコの野郎、御無礼フェチだったの忘れてたぜ)

ミチコは既に王牌に手を伸ばしている。
「あたしがめくろうか?それともあんたがめくる?」
たけしを見つめるミチコ。
「あ…、いえ、おねがいします…」
その視線にのぼせあがったたけしは、思わずそう答えた。

「じゃあ、めくるわね」
286焼き鳥名無しさん:2001/08/10(金) 22:34
一発も付かないのか?
287suzume3 ◆WHFZ7VqY:2001/08/11(土) 03:06
みちこがなまめかしくめくった裏ドラは3であった。
『そんなに都合よくいかないか・・・。まあ倍満で十分だ。』

「リーチ一発チンイツで倍満です」
たけしはそう申告した。雄二は以外にも爽やかに払ってくれた。うみんちゅもおめでとうと言っている。
『なんか変だな。間違ってもこいつらは上がった相手を賞賛するような性格じゃない。
なにか・・・なにか忘れてないか・・・』
雄二たちがたけしのアガリを崩そうとした時だった。みちこがたけしに言った。
「あら、あなた、チップもらってないわ」
『わすれてた〜〜!!・・・こいつら・・・このことを隠そうと・・・。汚い。なんて汚いんだ。』
たけしはアガリ形を崩そうとしている雄二の手をつかみ
「一発、ピンズ14枚でチップ15枚だな!雄二ぃぃぃぃ〜!!!」
と叫んだ。・・・が、それでも雄二は
「わかったよたけし君。そんなに強く握るなよ〜。痛いじゃないか。」
と言い爽やかに払ってくれた。うみんちゅも一本取られた!とか言ってる。
『・・・おかしい、まだ何か隠してることがあるな。こいつら実は単純なんじゃないか・・・。
しかしどう考えても間違いはないよな。ピンズの枚数はヒイ、フウ、ミイ・・・14枚だ』
たけしが考えていると又みちこがたけしに教えてくれた。
「うみんちゅルールではメンチンのチップは14×合計数なのよ。」
それをうつむき加減で聞いていた雄二は急に立ちあがりみちこに向かって言った。
「こら!みちこ!きさん、なんば言いよるとね」
288suzume3 ◆WHFZ7VqY:2001/08/11(土) 03:06
卓上では二人の口論が続いていたがたけしには関係がなかった。たけしはピンズ個数を数えるのに忙しかった。
『ヒイ、フウ、ミイ・・・。・・・71かよ。ということは13×71で・・・923!?』
パチン!乾いた音がした。さすがに興奮気味のたけしも何が起きているのかと興味を持った。
床にみちこが伏して泣いている。それを雄二が見下ろしていた。
「はあはあはあ・・・」
雄二も興奮気味であった。
「雄二!お前が殴ったのか!」
たけしが叫んだ。
「そうだ・・・。お前に何の関係がある・・・?」
「雄二・・・」
「なんだ?たけし?」
「雄二ぃぃぃ!」
「な。なんだよ。」

「とりあえずチップ924枚もらおうか。」

たけしの頭の中はチップのことだけでイッパイイッパイだった。
289焼き鳥名無しさん:2001/08/11(土) 04:54
「お、おいおいっ…!何言ってんだよっ…!」
雄二は狼狽している。
「合計数がどうとか…、そんなわけないやんっ…!
 ミチコが…、ミチコが勝手にっ…!」
「雄二、払ってやれっ…!」
そう言ったのは何と海人であった。
「まだ東2局っ…!ここからまくっちまえばいいっ…!
 違うかっ…?」
「は…はいっ…!」
「ミチコもいつまで寝転んでるつもりだっ…!
 さっさと席につけやっ…!」

かくして勝負は再開となった。
ここでたけし、ふいに気になることがあった。
「あの、チップでいくらなんです?さっき収容期間がどうとか…」
海人が土色の顔をこちらに向け、ぼそりと答える。
「あぁ…、チップ1枚で…、一日分ってとこだっ…!」
(ということは…、三年分!すげー!それにしてもみんな天っぽく
 なってきたな。あわせたほうがいいのかなぁっ…!)

そして、東3局がはじまった。
290焼き鳥名無しさん:2001/08/11(土) 15:52
ageておくか・・・
291焼き鳥名無しさん:2001/08/11(土) 17:10
こんど裏ドラをめくる時は八回先まで引き伸ばしてはどうだろうか。
福本作品顔負けだ。
292焼き鳥名無しさん:2001/08/11(土) 22:55
漏れもageておこう
293焼き鳥名無しさん:2001/08/11(土) 23:15
ていうかさ
>「雄二!お前が殴ったのか!」
>たけしが叫んだ。
>「そうだ・・・。お前に何の関係がある・・・?」
>「雄二・・・」
>「なんだ?たけし?」
>「雄二ぃぃぃ!」
>「な。なんだよ。」

>「とりあえずチップ924枚もらおうか。」

>たけしの頭の中はチップのことだけでイッパイイッパイだった

これに激しくワラタぜ
下らんレスだが賞賛はしないよりはした方が良いと思ったまで
294焼き鳥名無しさん:2001/08/11(土) 23:29
>>293

うむ。スズメの落ちは(・∀・) イイ!!な。
295焼き鳥名無しさん:2001/08/12(日) 02:49
・・・・・数日後・・・・・

たけしは渋谷にいた。趣味のメガネ集めをするためにである。
「ああ、吹く風がすがすがしいや。塩臭くないよ。」
たけしは胸イッパイに空気を吸い込んだ。
「今日はいい買い物もできたし、家に帰ってFF10をやろう。」
19800円で買ったケントデリカットのメガネを掛け、たけしは家へと向かっていった。

ちょうどそのころ二人組みの893が人探しをしていた。
296suzumeマニア:2001/08/12(日) 02:51
「あにぃ、いませんよ。本当にここでいいんですか?」
チンピラ風の893が兄貴分に聞いている。
「ああ、ここで間違いない。まずいな・・・あと二時間しかない・・・。」
「や、やばいですね。代打ちがいないと今日の麻雀、ボロ負け間違いないっすよ。
・・・・そういえば代打ちの名前はなんていうんですか?」
「ん?ああ、名前か・・・。本名は俺も知らん。
ただ周りからはこう呼ばれている。suzume3と・・・・。」
「す、すずめですか?なんか弱そうっすね。なんでそう呼ばれているんすか?」
「ああ、俺も実際に見たことがないんだが、配牌にかならず中が入っているらしい。」
「中?それとスズメ、関係あるんすか?」
「馬鹿!話は最後まで聞け。そして上がり役の中にも中が必ず入っているらしいんだ。
役を申告するときに最初に言う言葉。それが・・・チュンだ。」
「チュン。チュンですか?」
「ああ、チュンだ。チュンチュンでスズメというわけだ。」
「く、くだらねー。でsuzumeはわかりましたが3はなんなんですか?」
「しらん。語呂合わせじゃねーか?」
「適当っすね〜。でどういう顔をしてるんですか?」
「それも知らん。手がかりはケントデリカットがしてるようなメガネをしているということだけだ。」
「え!それだけっすか?もし他の奴がケントデリカットのめがねをしていたらどうするんですか?」
「馬鹿!そんなやつ日本に二人もいるか!」
一同爆笑。ちょうどそこへケントデリカットのメガネをしたたけしが通りかかった。
「あ、お待ちしていました。時間がないんでちょっと急いでください。」
たけしはあまりに突然なことでなにが起きているのだか分からなかった。
297焼き鳥名無しさん:2001/08/12(日) 02:58
新展開だな
船の上のバトルはどうなったんだ?
やっぱチップ900枚が利いたって事か・・・

つか強引過ぎる気もするけどたけしをいつまでも船に
閉じ込めておくのもどうかなって感じがするしこれでいいんかいな?
298間を入れよう:2001/08/12(日) 03:50
無理矢理車に連れ込まれたたけし。
道々、たけしは893二人組に船の件などを話した。
「〜というわけで倍満を和了れまして。その倍満の後、ミチコが差し込んで
 くれたり、ミチコの安い手に差し込んだりで、僕とミチコでワンツーに
 なって…。へへっ、その後ミチコとうっふんタイムでしたけどね。御無礼、
 挿入いたす!なんつって。ま、ミチコのおかげでこんなに早く陸に上がれた
 んです。僕の働く分は、全部雄二がかぶってくれたって感じで。あいつ、後
 20年ばかし船の上らしいですよヒヒヒヒヒ」
「いやっ、さすがはsuzumeさんだ。倍満だけじゃなくミチコってのも
 和了ったんっスね。悪人だなぁ」
「そんな有名な人だったらマグロ船とか乗るハメにならないでしょ!」
「いやっ、だって騙されて乗ったんでしょ?しょうがないですよ」
「違うんですって!」
だが、「僕が下手なだけなんです」とは言えない。
(存外、俺という男は誇り高い男なのかもしれぬ)
たけしのマイブームである、存外という言葉を使えてうっとりするたけしで
あった。

そういうやりとりの間にも車は進む。助手席の男が言った。
「もうな、お前がsuzumeだろうとたけしだろうとどっちでもいいんだよ。
 あんた、麻雀出来るんだろ?コンビ打ちもできたみたいだし、やれるさ」
「で、でも負けたら殺されたりとか…」
「ハハハ、そんな事しねぇよ。シベリアにでも行ってもらうだけだ」
またそれ系かよ!しかも今度は外国!全く自分はついてない…、などと嘆いて
いるうちに、車は目的地へと到着してしまったのであった。
299焼き鳥名無しさん:2001/08/12(日) 12:17
>>298
マジでワロタよ
いい間の置き方&いつもの無理やりな賭博へのいざないがナイス
300ちっぱん ◆.HLCfSTM:2001/08/12(日) 13:08
到着したのは、なにやら聞いたこともないような国の
大使館であった。
さすがに、警備は厳しい。かつてたけしの命を救ってくれた
腕輪も取り上げられてしまった。
「なんだかなあ・・・・・」

豪華なシャンデリアのかかった大広間の真ん中に、ぽつんと
置かれた自動卓。周りにはダークスーツの男達に守られた紳士
淑女が談笑している。
「ヘーイ、ジャパニーズサムライボーイ!」
突然、ターバンを巻いた男に声を掛けられた。
たけしはこの男を知っていた。世界で最も速かったサラブレッド
のオーナー、なんたら殿下だった。
「君は今日、この方の馬としてレースに出るんだよ」
「・・・・・」
まさか100m走ではあるまい。もちろん、大変な金額の掛かった
麻雀レースに違いない。

「選手のみなさんは卓に着いてください」
タキシードの司会者が選手を紹介していった。
 たけしは震える足を押さえつけて席に座ると、雀卓にはすでに
二人の男が座っていた。
 ひとりはすぐに片方が義眼とわかる小柄な男でたけしは昔の
忍者とはこういう男ではなかったかと思った。
 軽く目礼してその男の側に座ろうとすると、対面になった男が
さっと手をさしのべてきた。背丈はたけしと同じくらい、180
センチほどの長身でありながら、体格も骨組みもがっしりとして
いる。それにハーフを思わせる顔が、なんとも世界が違う人種と
いえた。たけしは彼を「外交官」と呼ぶことにした。

そのとき、4人目の男が黙って席についた。
たけしはある種の予感を持って、彼の顔をみた。
「やっぱり・・・・・・」

マギー司郎だった。
301焼き鳥名無しさん:2001/08/12(日) 15:55
(マ…マギー?本物…?)
たけしはあまりの出来事に呆然としていた。
「はいはい〜、司郎ちゃんですよ〜」
本物だ!まぎれもない…。

突っ立っているたけしに、義眼の男が声をかけた。
「早く席につきなよ…。時の刻みはあンただけのものじゃない」
その刹那、たけしは便意を催した。
「あっ、す、すいません、ちょっとトイレに…」

トイレで用を足しながらも、たけしは考えている。
(あの言い回し…。哭きの竜?でも義眼ってことはないよなー)
うまく尿ができない。
「くそっ…!」
毒づいていると、買ったばかりのメガネが落ちそうになった。
(あぶねっ、買ったばっかなのに…)
あやうくポチャンしておつりをもらう所だったたけしだったが、
危機は脱した。
(ん…?このメガネ…?そうか!俺って雨宮じゃん!)
たけしは手からメガネを滑り落としてしまい、結局メガネはポチャン。
しっかりおつりをもらってしまった。
302焼き鳥名無しさん:2001/08/12(日) 15:59
忍者=勝てる。

外交官=勝てる。

マギー司郎=勝てる訳が無い。

「ここにね、ドラが四つあってね、カンするとね、あら八になっちゃった」

なんて平気でやってのけそうな奴じゃないか。

「なんで俺はいつもこんなイロモノとの対戦ばっかなんだよ!」

「怒らない、怒らない。麻雀は紳士のゲームね」

手品だけではなく口三味線も上手そうだな、コイツ。

仮親は外交官。

そして、賽は振られた……。
303焼き鳥名無しさん:2001/08/12(日) 16:06
>>300
マジでワラタ
304suzume3:2001/08/12(日) 16:38
席順は以下のように決まった。
東家・・・suzume(本当はたけし)
南家・・・忍者
西家・・・マギー司郎
北家・・・外交官

『マギーはトイメンか・・・。まあ一番遠いし変なこともされにくいな。』
たけしは少し安心し配牌を取った。

12245七八八(3)(4)(5)南中發    ドラ二

なんの変哲もない普通の配牌であった。
『うーん。まあピンフが狙えるかなあ。ツモが良かったら345の三色になるかも』
しかしツモも平凡で10巡目に普通にピンフのみをテンパった。

123456七八八(3)(4)(5)(6)(6)
305suzume3:2001/08/12(日) 16:38
『うーん、八切りでリーチかなぁ?でもソバテンだし・・・。
だけど親だしなぁ・・・。ツモればいいか・・・。よし!』
「りーち!」
suzume(本当はたけし)の声が大使館に響いた。
それを聞いてビクっとした男がいた。外交官である。ちなみに外交官の手はこのようになっていた。

345三四五六七九九(3)(4)中

『ああ、しまった。おれはなんていう牌を残してしまったんだ。
一枚切れの中。相手はあのsuzumeだ。当たり牌はこれしかないじゃないか。」
忍者とマギーは安牌でかわした。外交官がツモって来た牌は(5)であった。
『三色テンパイか・・・。しかし中が切れない以上、この手はダメだ。
しかし現物は一つもない。さて・・・どうするか・・・。」
外交官の特技はコンピューター並みの読みであった。彼のコンピューターが回転し始めた。
「捨て牌に特徴はない、普通に考えればソバテンの六−九が本命だ。
しかし奴はsuzumeだ。あがりに100%中がからむらしいからな。
ここに中が一枚あり、場に一枚切れている。ということは奴の待ちは中と何かのシャボ!
つまり場に一枚、俺の手牌に二枚ある九は絶対に当たらない!くははは・・・やりやすい敵だぜ!スズメェェ!!」
そう考え、外交官は自身たっぷりに九を切った。驚いたのはたけしである。
『え・・・一発ででたぞ・・・。フリテンこいてないよな・・・。うん切ってない。
なんで外交官はあんなに自身たっぷりの顔をしてるんだ?分からん・・・とりあえず上がるか・・・。」

「ロン・・・です。リーチ一発ピンフ裏1でマンガンです。」
たけしはおどおどしながらそう申告した。しかしすでに外交官の意識は卓上になかった。
「にゃんとまあ!中がねえ!は、ははは・・・(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ』
306ちっぱん ◆.HLCfSTM:2001/08/12(日) 17:14
マギーの視点から

マギーには負けられない理由があった。
「新宿(ジュク)のスズメオニ」「悪魔の手品師」「教祖様」・・・
数々の名で恐れられた彼だが、全自動卓の登場により、今や廃業の
危機に瀕していた。もう俺の時代は終わりだ、そうだ、下北沢の親の
持ち家に帰って、雀荘でも開こうかな・・・。
 そんな髀肉の嘆をかこっていた彼の元に、久しぶりに大きな仕事が
舞い込んだ。相手は関西の刺客「チンゲのナベ(忍者)」、コンピュ
ータ雀士「アケミ室長(外交官)」、そして銀座のゴト師グループの
総帥、「suzume3」こと鈴木三太郎という顔ぶれだった。いずれ劣ら
ぬ強敵だが、万一にも負けることは許されない。マギーは引き受ける
かどうか随分迷ったが、前払いの報酬5000円の魅力には抗えず、
ついにこの難しい仕事を引き受けた。

 それから、マギーの特訓の日々が始まった。元禄、ぶっこ抜き、拾
い、エレベータ・・・・・かつて一世を風靡した技の切れ味を再び
よみがえらせねば、勝ち目はない。彼の特訓は連日深夜に及んだ。
ところが・・・・
307ちっぱん ◆.HLCfSTM:2001/08/12(日) 17:19
「へっくしょーい」
マギーは風邪をひいてしまった。熱も38度もある。
これはいつものことだった。ついつい無理して徹夜してしまい、
勝負の時にはいつも風邪を引いてしまう。本人は「勝負熱」と
言い張っているのだが。

 とにかく、なんとか当日までに回復し、彼は大使館へと向かった。
もちろん、今回の勝負が自動卓だとは全く知らずに・・・・。
308焼き鳥名無しさん:2001/08/12(日) 20:31
良スレage
309コマネチ:2001/08/13(月) 01:44
vv
310焼き鳥名無しさん:2001/08/13(月) 05:02
>>305
つっこむようでわるいが
たけしの配牌に中があってテンパイ時にないんだから
ステハイに中があるんじゃないのか
ようするに外交官の中絶対アンパイじゃん
ネタだったらスマン
311ちっぱん ◆Qd0bFzqs:2001/08/13(月) 06:22
リーチ一発ピンフ裏1って11600では?
312焼き鳥名無しさん:2001/08/13(月) 08:33
>>311
フリーでは30ー4ハンはマンガン扱いだし。
7700とか11600って今時あんまないよね。
313焼き鳥名無しさん:2001/08/13(月) 08:46
初期所持金額の15000円の意味なさにワラタ
314メンバー ◆2WVP1huU:2001/08/13(月) 08:52
 >>305
>ここに中が一枚あり、場に一枚切れている。
 ということは奴の待ちは中と何かのシャボ!
 つまり場に一枚、俺の手牌に二枚ある九は絶対に当たらない!

六六六七八中中
みたいに、
中が当たりで九も当たる形なんかあるじゃん。
315メンバー ◇2WVP1huU :2001/08/13(月) 11:29
>>314
書くところまちがえましたね
316メンバー ◆2WVP1huU:2001/08/13(月) 22:16
>>315
おお、騙りさんですか?
こんにちは、はじめまして。
そうそう、なぜか間違えたの。
317焼き鳥名無しさん :2001/08/14(火) 06:20
友人と打ったりネットでしか打たない奴に雀荘の体験記が書けるわけがない。
結局漫画で読んだ知識が先行して自滅したみたいですね。合掌
船に乗った展開はロープレみたいで期待したのだが、闘牌シーンが甘すぎ。
318焼き鳥名無しさん:2001/08/14(火) 13:38
ってか、すぐイカサマとかに持っていこうとしてる人がいるでしょ
だから闘牌シーンが甘くなるんじゃないか?
一度くらい普通の闘牌が見たいんだけどな(笑

ということでage
319焼き鳥名無しさん:2001/08/14(火) 13:46
誰かつづきたのむage
320焼き鳥名無しさん:2001/08/14(火) 16:30
「あ、あがってる。天和だぜー」

その瞬間、目を眩む光が…
すべて終わった…ハルマゲドン…

321ちっぱん ◆NLpUc4Fk:2001/08/14(火) 20:13
たけしの配牌の中は白の間違いってことで再開

東1局1本場。ドラ五
たけしの配牌は
一九(2)(2)(6)(7)125899西北

ここから、三巡続けてソウズを引いてくる。
(2)(2)(6)(7)123567899

(この局の支配色は落ち目の外交官の嫌っているソウズにある。
 ここは一気の寄せだ!)
 マグロ漁船で読んだ漫画の影響か・・・・?
 しかし、本当にソウズの鉱脈を掘り当ててしまったようで、
1,4,8,2と引き、九巡目にして

1122334567899

(369待ち、親倍だぜ!)
たけしの手に汗がにじむ。
そして、次巡ツモがざらざらとした感触をたけしの親指に伝えた。
(1だ!!)
322ちっぱん ◆NLpUc4Fk:2001/08/14(火) 20:34
11122334567899

(落ち着け・・・落ち着くんだ・・・・
 役満を上がるのが目的じゃない。
 この回トップを取ることなんだ。)
(・・・・・・)

必死で考えるたけし。
(・・・・・つーか、待ちがわからん)

結局、打2。
(とりあえず9で役満だ。ご祝儀はいくらかな?えへへへ・・・)

 しかし、一見して染めての手牌から長考の末、打2。
これでなんとも思わないようなメンツではない。

下家の忍者、234でチーして打五。
マギー、打四。続いて外交官、打三。忍者がこれをポンして、打(4)。
マギーが(5)を打ち、忍者が手を倒す。
「1000は1300。」

34555(3)(4) 234チー 三三三ポン

(ちぇっ。なんだ!そのクソタンヤオは。こいつら下手くそなん
 じゃないか?)
323ちっぱん ◆NLpUc4Fk:2001/08/14(火) 20:48
忍者の手牌はもともと、

三三五3344555(3)(4)(4)

倍満まで見える好形だ。ここから仕掛け、ドラ切りでポン材を残しつつ、
流しにかけ、マギーと外交官もそれをアシスト。たけしの超大物手を未然
に防いだ訳だが、そんなことは未だ役満の武者震いが残るたけしにはサッ
パリわからなかった。

 殿下は豪華なソファーに深く腰を掛け、上機嫌でシャンペングラスを
傾けつつ試合を眺めていた。
「ナカナカ ヤルデ ナイノ? マイ ホース ハ。」

 たけしは東二局の配牌を取った。
一二五八(6)(9)2226西北北
(うーむ。どうってことないなあ。まあ、相手は格下だし。
 気楽にやれば大丈夫だろう。)
第一打西の合わせ打ちから巡に、(9)、八と切り出す。
そして四巡目、外交官の捨てた2を、たけしは一瞬間を置いて
注視した。

(アラ? カレ ハ イッタイ ナニ ヲ シンキング? マ、マサカ・・・)
324ちっぱん ◆NLpUc4Fk:2001/08/14(火) 20:55
しかし、たけしは無言でツモ山に手を伸ばした。

(ビックリシタワ。カン スルカト・・・。マサカ、ソンナ イーストウインドハウス ノ
 ジュニアハイ バカジャンシ ミタイナコト、 スルワケ ナッシング ネ。)
 殿下がホッと胸をなでおろしたのもつかの間、たけしはアンコの
2に手を掛けた。

(ホワッツ ハプン?! ナンヤネン!???)

 五巡目、外交官が北をツモ切りすると、たけしは勝ち誇った顔で
手牌を倒した。
325ちっぱん ◆NLpUc4Fk:2001/08/14(火) 20:57
休憩age
326ちっぱん ◆NLpUc4Fk:2001/08/14(火) 20:59
あれ?キャップが変わってるぞ。意味無いやんけ。
327ちっぱん ◆NLpUc4Fk:2001/08/14(火) 21:34
「北だな?それなら、マネマンだっ!」

喜々として北を捨てるたけし。
卓上に流れる沈黙・・・・・。

「8000ですよ。・・・・・・・あれっ?」

ただならぬ雰囲気に首を傾げるたけし。
思わず立ち上がった殿下に向かって、

「ヘイ、イッツア チンリプティ、サー。」
そんな英語は無い。
そして、マネマンを採用している雀荘も、地球上には無かった。

 まぐろ船の「まあじゃんほうろうき」が仇になるとは・・・。
恐るべし、西原理恵子!恐るべし、ウサパパ!

「チョンボだな・・・・・」
マギーが静かに、それでも甲高い声で言った。
「チョンボは倍満払いだ。」

こうしてたけしのリードは瞬く間に南太平洋の海の藻屑
と消えてしまった。
328別室にて:2001/08/15(水) 03:54
「倍満が出ました!」
手下Aが部屋にかけこんできた。
誰がだ、と聞くと、suzumeのチョンボだという。
(チョンボ…?しかも何で倍満?さては騙されたか…。ふん、シベリア行きはこいつだな)
男は連れと顔を見合わせて苦笑した。
なんと、千葉と奥田である。
「どれ、俺らもギャラリーさせてもらうか」
千葉と奥田はギャラリー席へと向かった。

「どいつだ?suzumeって」
手下が示した方向には、どこかで見た男が座っている。
「…!」
絶句するふたり。

詳しく経緯を聞いてみれば、マネマンをやったらしい。
「たけししかありえねぇ」
(あいつ、船で暴れたって聞いてたが、こんな所に来やがって)
哀れなやつ、と思うのだ。

たけしが声をあげた。
「ロン、えーと、リーチ、タンヤオ、ドラ…、おっ!裏裏!満貫でーす」
(指折って数えてやがる)
マギーが言う。
「フリテンだね。チョンボ」

たけしは飛んだ。
329焼き鳥名無しさん:2001/08/15(水) 06:48
千葉と奥田は焦っている。
(あいつはsuzumeじゃない、たけしだ。奴が簡単に負けるような事になると、
 紹介した俺たちもシベリア行きってことになっちまう)
二回戦はどうにかしてたけしを勝たせなければならない。

たけしは、休憩のためにあてがわれた部屋で鬱々としていた。
(シベリアかぁ…、寒いんだろうなぁ…、嫌だ…嫌だよぅ…)
涙があふれてくる。こんなことなら、マグロ漁船に乗ってるほうがどれだけ
楽だっただろうか。
(ミチコ…助けてくれよ…)
たけしは落涙を止められない。

ガチャリ、ドアが開いた。
たけしは涙をぬぐいつつ、振り返った。
「…奥田っ!」
元はと言えば、この地獄に叩き込んだのはこの奥田一派なのだが、どういう
わけかたけしには、奥田が救世主に見えた。
「奥田、助けて。お願いだから、シベリアなんて行きたくないんだ」
「分かってるよ、助けてやるために来たんだ」
奥田としてはたけしの気分を損ないたくない。
(こいつがヤケを起こしたら俺までシベリアだ)

奥田はたけしに言った。
「いいか、奴らはお前を見くびっている(あんなに簡単に飛んだからな)。
 そのスキをつくんだ。狙いは外交官。あいつの雀力はあの連中で一番下だ(と言ってもたけしよりは上だけどな)」
続けて言う。
「suzumeって奴は中使いとして有名な男だ。これからは中を使え。そして
 ここ一番で中のない、かつ高い手を和了って勝負を決めるんだ」

二回戦はもう間もなく始まる。
330焼き鳥名無しさん:2001/08/15(水) 07:01
>ちっぱん
爆牌党から持ってこないように
331焼き鳥名無しさん:2001/08/15(水) 18:07
いつのまにかsageレス進行?
332焼き鳥名無しさん:2001/08/15(水) 18:51
>>330
いや、今までもパクリはあったぞw
333ちっぱん ◆NLpUc4Fk:2001/08/15(水) 19:17
>>330

つーか、忍者、外交官、マギーとくれば当然元ネタは
アレだよ。それはわかってる?
334焼き鳥名無しさん:2001/08/15(水) 20:43
>>333
なんでしょうか?
サパーリわかりません
335焼き鳥名無しさん:2001/08/15(水) 21:09
銀さんはでてこないの?
336ちっぱん ◆NLpUc4Fk:2001/08/15(水) 21:15
鈴銀=suzume3(たけし)って設定です。
マギーは当然あの人。
337焼き鳥名無しさん:2001/08/16(木) 01:03
>>336
分かってるってw
パクリ部分は分かる人だけ更に楽しめればそれでいいでしょ。
もちろん分からない人も楽しめるパクリってのが前提条件だが。
338 :2001/08/17(金) 23:55
ageておく。
339焼き鳥名無しさん:2001/08/18(土) 03:35
続き希望age
340J・A ◆3jXksVr6:2001/08/20(月) 14:05
あれ?いつの間にか終わっちゃってるのか?
341焼き鳥名無しさん:2001/08/22(水) 19:47
age
342焼き鳥名無しさん:2001/08/22(水) 22:15
age
343焼き鳥名無しさん:2001/08/23(木) 07:47
サルベージ
344焼き鳥名無しさん:2001/08/23(木) 13:13
死にスレに固執する1
345焼き鳥名無しさん:2001/08/24(金) 23:08
age
346焼き鳥名無しさん:2001/08/24(金) 23:13
age
347焼き鳥名無しさん:2001/08/24(金) 23:18
age




348suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/25(土) 17:19
このスレ氏んじゃったのかな?板杯も終わったことだしとりあえず書いてみる


>>329からの続き

『中を使えか・・・。あいかわらず無茶を言う。
毎回毎回中が来るはずがないじゃないかっ・・・。
しかしっ・・・!やるしかないっ・・・!』

たけしは大きく息を吸い、顔を洗った。
それから洗面台に置いていたポマードを使い乱れていた髪をセットした。
服装も正した。そして二、三回顔を叩いた。
顔つきも次第に変わっていった。その顔はまるで今から切腹する侍、まさにそれであった。
『やるしか・・・ないっ!』
349suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/25(土) 17:20
半荘2回目が始まった。

東家・・・マギー  南家・・・外交官  西家・・・忍者  北家・・・たけし

東一局0本場  ドラ二
たけしの配牌  234567一二三三(1)(3)(4)

(・∀・) イイ!!配牌である。123,234,345の三色全てが見える。ドラもある。
なによりイーシャンテンである。
しかしたけしの意識はそこにはなかった。

5巡目テンパイ
234567二三三三四(3)(4)  ドラ二

たけしはダマにした。7巡目外交官から(5)がこぼれる。
しかし、たけしは動かない。
12巡目、今度は忍者が(2)切りリーチと出た。
がっ・・・!たけし、動かずっ・・・!
それを見ていた奥田が叫んだ(対局者には聞こえません)
「何をしてるんだ!たけし!」
次にたけしがツモった牌、それは(2)であった。
「うおおおお!タンピンツモ三色ドラ1でハネマンだ!たけし、やるなぁぁ・・」
がっ・・・しかしっ・・・たけしはあっさりとツモ切った。
「なぜっ・・なぜっ・・そのMAXをあがらないんだっ・・・
 ハネマンだぞっ・・・リーチもかかってるんだぞ・・・あまりにっ・・不条理」
奥田は困惑してたけしを見た。その顔にはうっすらと笑みが浮かんでいた。
350suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/25(土) 17:24
結局忍者のリーチも空振り、東一局は流れた。
マギー、外交官ともにノーテン。忍者はピンフドラ一のサンメンチャンであった。
「たけしが何を考えているのか俺には分からない。しかしこれだけは分かる。
たけしはノーテンを申告するだろう。あの手を他の奴にみせるメリットがない。」
しかし、またもや奥田の期待を裏切るようにたけしは手を開けテンパイ形を見せた。
「ば・・・ばかな・・・。」
その手を見て外交官と忍者はほくそえんだ。
『クク・・・あがってるじゃねーか。へたくそだなあ・・・。」
マギーはドリンクサービスの姉ちゃんを見るのに忙しくテンパイ形など見ていなかった。
「おねえちゃん。ぼくね、ソルティーキャットが欲しいのね。
あ、まちがえちゃった。ソルティードックね。まちがって塩漬けの猫持ってきたらいやだからね。」

東2局一本場  ドラ3
この局は忍者が南のみを外交官からあがり流れた。

東3局0本場  ドラ發
今度はさっきのお返しだというように外交官がクイタンを忍者からあがった。
351suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/25(土) 17:24
たけしはただ下を向いてジっとしていた。
外交官『くく・・・こいつは氏んだな。あと半荘3回はサンマだな・・。」
しかし、たけしは氏んでいなかった。たけしはじっとチャンスを待っていたのだ。
そして・・・たけしに親が回ってきた。

東4局 ドラ五

タンタンと巡目だけ過ぎていった。10巡目に外交官が白を鳴いた。
2224445發發發  白白白ポン
高めバイマンである。
『ピンズは捨て牌に散らせてあるっ・・・しかも場に安い。もらったな。』
そう思った刹那、たけしが重い口を開いた。
「りー・・・ち・・・」 宣言牌六
『なんと!まあ奴は氏に馬だ!まるで怖くないわ!
むしろリー棒をサービスしてくれて礼を言いたい。カモン!5!」
しかし掴んだ牌は中であった。マギー、忍者が一枚ずつ切っている。
「ん?中か・・・。まあ5を切ったら小三元だがな・・・。結局バイマンだし、
なにより5は危険だ。捨て牌もタンピン形だし、あたり牌なわけないわ!」
打中・・・。外交官は薄らい笑いを浮かべている。
しかし、たけしの口から出た言葉は「ロン」であった。
「馬鹿な!」
(4)(4)(5)(5)(6)(6)二二四四五五中 パタリ・・・
「リーチ一発チートイドラドラ・・・ウラウラでバイマンだな」
「馬鹿な・・!なぜ中を切らん!なぜそんな薄い・・・」
「おい。そんなことより他にいう言葉があるだろう?」
外交官は点箱をみた。23200・・・。
「と、・・・トビだ。」


続きはまた後で。
352suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/25(土) 17:27
あ、まちがった

『ピンズは捨て牌に散らせてあるっ・・・しかも場に安い。もらったな。』

ピンズ→ソウズ
353名無し:2001/08/25(土) 17:55
その後、たけしは思い出した。sakkyが自分であることを思い出した。
オフ会に行くかどうか、一瞬ためらった。とにかく今は、麻雀だ。
 気がついたら、大三元テンパっていた。

 「今しかない!!」
354焼き鳥名無しさん:2001/08/25(土) 19:12
おう、suzumeサンクス

きっとチャンスは巡ってくる。たけしみたく、腐らずがんばれ>板杯
355suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/25(土) 23:59
『何故だ・・・。奴は本当にsuzumeなのか・・・。
リャンペーコーを捨てて地獄のチイトイだと?
・・・・。いや仮に奴がsuzumeだとしても俺は勝てる。
鈴木三太夫!お前の時代はおわったんだょぅ!』

外交官は自分にそう言い聞かせた。
356suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/26(日) 00:00
半荘3戦目が始まった。
東一局0本場  ドラ(3)
東家・・・忍者  南家・・・たけし  西家・・・外交官  北家・・・マギー

8巡目、たけしがリーチをかけた。宣言牌 (3)
しかし外交官にも手が入っていた。
1122337788999
『くくく・・・高めヤクマンよ。ここで9を持って来い!
イッツマイターーーーン!!!!」
が、引いてきた牌は無常にも中であった。
『な、なんなんだ・・・中はマギーが手出しで二枚切っている。
あるとしたらまた単騎か・・・。どうする?9を切って中単騎にするか・・・。
・・・・。ハッ!おれは何を言ってるんだ。この手をそんな不条理な・・・。
幸い6が現物だ。スジの9が出るかもしれん!ここは中切りしかないじゃないかっ!」

中バシン!!外交官は中を叩きつけた。無常にも返ってくる言葉。それは「ロン」だった

234二三四五六七(4)(4)(4)中

「なぜだ!今度はタンヤオにドラ、それに三色もあるじゃないか!!」
外交官の口から愚痴がこぼれた。
「うるせえ奴だな・・・。リーチ一発。それに裏宣言牌が發でウラウラだ。」
「ばかなばかなばかなばかなばかなばななばかなばかなばかな!!!」
「うるせえ厨房だ。おれはsuzumeだぜ?」
『え・・・。まさかホンモノ?じゃああのチョンボは・・・?
・・・ま、まさか・・・。あれはこの為の伏線?そんな、何故・・・?
あまりに、あまりに不条理だっ・・・。ありえん!ありえん!」
suzume(本当はたけし)の打ち方は外交官の考えの範疇を越えていた。
いつのまにかたけしの鼻とアゴはとんがっていた。
357suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/26(日) 00:00
「次は俺の親だな・・・。」
東2局0本場  ドラ6
4巡目またもやたけしのリーチがかかる。
東(1)四6⊂ia⊃
外交官の手には中が浮いていた、が今回は2シャンテン。
しかも(1)のアンコがあった。
『そう何回もひっかかるかよ。お前の打ち方は単純なんだよ!」
外交官、打(1)  忍者、打一  マギー・・・マギーは横を向いて何かしてる。
マギーはさっき注文したソリティードックのコップについた塩をハンカチでふき取っていた。
「やっぱりね、塩分はひかえないとね。高血圧になるのね。」
じゃあソルティードックをたのむなよ(一同)
「あ、ちょっと待ってね。うーん。これが通りそうね」
打中。外交官はあぼーんしていた。
『あ、あほな!』
しかしたけしの口から「ロン」は出てこなかった。
「通る?通るのね?じゃあリーチ。」
マギーはオヤジの得意技、河に捨てた後にリーチを決行した。
しかしたけしはそのことに突っ込まず山に手を伸ばした。
いや、山に手を伸ばしたと言う表現では間違っている。
何故なら手がみえなかったからだ。
『これがかげ○う打ち・・・!?』(一同)
358suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/26(日) 00:01
見えない手でツモってきた牌は中であった。
「ツモ・・・」
66中中234(5)(6)(7)三四五  ツモ中

外交官、忍者、共に何も言えなかった。
マギーは酒で赤らめた顔をたけしに近づけ
「あんた、これ、6でマンガンあがってるじゃないの?麻雀しらないの?」
たけしはそれを無視し得点を宣言した。
「チュン!リーチ一発ツモドラドラ・・・6千オール!!」
外交官の精神は崩壊寸前であった。
『なんなんだよう・・・なぜマンガンをあがらんのだっ・・・!
なぜ一発ツモなんだっ・・・!わからん!わからんっ・・・!」
359suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/26(日) 00:02
東2局1本場  ドラ中
「リーチ」打(9)
開局した瞬間たけしが放った言葉であった。
「ダブルリーチだと・・・。」
クールな忍者にもついに困惑の色が浮かんできた。
外交官の顔は周りからもハッキリわかる程青くなっていた。
『切る・・・切る牌がねえ・・・』
手の中に「中」は二枚あった。これらはもちろん切れない。
じゃあ他の牌は切れるのか・・・。むろん(9)は一枚もない。
何分立っただろうか。外交官の手から出た牌は五であった。
「ロン」
123456三四九九(5)(6)(7)
「ダブリー一発ピンフ。裏ドラはいいな、トビだろ?」(箱下精算なし)
外交官は卓に倒れこんだ。
「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ・・・(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」
360suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/26(日) 00:02
外交官はすでに(゚∀゚)アヒャ状態だが勝負は半荘4回戦だった。
外交官はもう完全にメはないが、忍者・マギーにはまだチャンスがあった。

東一局0本場 ドラ東
東家・・・たけし  南家・・・外交官  西家・・・マギー  北家・・・忍者

たけしの一打目は東であった。
2打目も手出しでドラの東であった。3打目も・・・。
そして3打目の北は見事に横に曲がっていた。
(゚∀゚)アヒャ状態の外交官はさらに(゚∀゚)アヒャヒャになった。
「(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。ダブ東&ドラのアンコ落としでリーチかよ。
こいつ厨房だよ。(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。だけどアンパイねーな。
あ、中が場に一枚ある。めんどくせーから中のアンコ落ししよ〜♪」
外交官はブツブツとそう呟いて中を切った。
「終わりだなっ・・・!」
東南西北白白發(1)(9)一九19 パタリ
「国士無双!48000だ!!!」
「(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」
外交官はしばらく笑っていたが、しばらくすると黒めがねの男達に連れて行かれた。
マギー、忍者はうつむきかげんに部屋を出ていった。
「OH〜。サムライボーイ!ナイス!ナイスね〜。」
361suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/26(日) 00:06
アラブなおっちゃんが近づいてきた。
「コレハ〜、カンシャ〜のキモ〜チです。」
そしてこう言って小切手を手渡した。
[10,0000]。たけしは無償に小切手を破りたくなってきた。
『ふざけやがって!負けたらシベリアの戦利品が10万だと!
やってられねえ!』
たけしは小切手を破り捨てた。
「オーノー10万$が〜。なんてサムライナンデショ〜。」
「え?」
「日本ニモマダコンナボーイガイタノネ。カンドーシマシタ〜。じゃあグッバイ!」
「え?10万$?あひゃ。(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。」

たけしは放心状態のまま家に帰っていった。

(大使館麻雀編 完)

しかしここにきて一つ謎が残る。
一体マギー司郎はなんだったんだ?
今となっては誰にも分からない。
そうマギーはお星様になったのだから・・・。
362suzume3 ◆pQlCc6hA :2001/08/26(日) 00:06
そして3打目の北は見事に横に曲がっていた。
北→東
363 :2001/08/26(日) 03:03
オモロカタヨ。
364焼き鳥名無しさん:2001/08/26(日) 04:46
ああ、面白かったな
最後まで頑張ってくれたすずめに乾杯だ
そして新章スタートさせてくれ誰か
365焼き鳥名無しさん:2001/08/26(日) 05:23
suzume、お疲れ様。
ありがとね
366新章:2001/08/26(5) 35:00
たけしは、麻雀をやめた。
(もうあんな思いをするのはまっぴらさ。これからは真面目に生きるんだ)
そう決意し、就職活動に勤しむたけし。

「君、たけし君でしたか?今まで何してたんです?職歴もないようですが」
冷たい眼差しで質問する面接官。
(う…、どうしよう。麻雀してたとは言えないし…)
「ん?聞こえませんよ?」
「あっ、あの、実は…」
「お、何でしょう?」
(どうしよう!困ったぞ…。…!そうだ!)
「実はですね、海に行っておりまして」
面接官は不思議そうな顔をしている。当たり前である。
「あの、ですから、漁の手伝いをしておりました」
嘘ではない。
「へぇ、家業のお手伝いですか。偉いですね」
(…やったか!?)
「ということは…そうか、結構体は頑丈なほうですね」
「えぇ、まぁ…」
「よし、じゃあ明日からお願いしますね」
「本当ですか!」
「えぇ、じゃあ明日の夜九時頃、またここに来てください」
(夜の九時…?ちょっと変なような…。あ、そうか!歓迎会だな)
「ありがとうございます!がんばります!」

かくして、たけしは夜の九時にその場所に行くことになった。
367新章:2001/08/26(5) 50:00
「あ、たけし君、ここここ。ここに来てくださーい」

暗くて良く見えない。
(何だここ…。さっきと随分感じが違うなぁ)
段々と目が慣れてきた。

「!」

そこには、見なれた自動卓がある。
(うそっ!アヒャッ…)
あやうくアヒャりそうなところであったが、何とか自制した。
「これは…あの…?」
どういう事なのか理解できない。
(確か就職情報誌では、肉体労働って書いてたはず…)
「肉体労働って…書いてた…よう…な…」
「そうだよ、たけし君。君はここで48時間耐久麻雀をやるんだ」
たけしはあやうく気絶しそうになった。
(48時間って…丸二日じゃないか!何半荘やることになるん
 だろう…?いや、それよりも)
「あの、耐久って言っても眠ったりできるんですよね?」
「あはは、やる気十分だなぁ。『嫌です』って言わないあたり、
 さすがはたけし君だ。いや、偽suzumeか…」
「…!」
どうやら、また陥れられたらしい。
(でもどうやって…?いや、もうそんなことはいい)
たけしは観念した。
「…で、眠れるんでしょうね?」
「馬鹿言ってんじゃねぇYo!! 耐久だっつってんだろ。人の名前、
 騙りやがって。どこまで図々しい野郎だ」
「もしかして…!?」
「おぅ、俺が本物のsuzumeさ。てめぇのせいで10万$が
 フイになっちまった。覚悟しろよ、耐久は辛いぜ?」

48時間耐久麻雀は、こうして始まった。
368焼き鳥名無しさん:01/08/26 10:38
367 名前:新章 投稿日:2001/08/26(5) 50:00
50:00ってなんだよw
369焼き鳥名無しさん:01/08/26 17:28
新章おもしれ〜
なんで今まで書かなかったん?

期待age
370焼き鳥名無しさん:01/08/26 18:10
>>368なにをいまさら・・・
371焼き鳥名無しさん:01/08/26 18:28 ID:yUue7wSY
新章氏期待あげ
372焼き鳥名無しさん:01/09/11 09:58
サルベィジ サルベィジ

ツヅキ キボン
373焼き鳥名無しさん:01/09/11 13:47
age
374焼き鳥名無しさん:01/09/13 01:01
age
375焼き鳥名無しさん:01/09/13 12:59
誰かー 続き書いてよー(´д`)
376焼き鳥名無しさん:01/09/16 22:59
>>367のつづき

「そんなこといわれても僕だってこういうわけ…
たけしがいいかけた。
「うるせー!!そんなことより10万$だしたら
 許してやるよ。それができないんだったら48時間麻雀だ!」

10万$、一千万円か…。たけしがそんな金をもってるわけはない。

どうしよう逃げようか。いやおれだって893とも漁船での経験もある。
それだけじゃない、大使館の勝負に勝ったじゃないか!
とくにあのマギー士郎は本当かわからないが裏社会で無敗だっていってた。
その勝負に勝ってきたんだ。
ひょっとしたら本物のsuzumeにだってまけないかもしれない。
もうひとつの心配は48時間勝負での体力か…。
いや体力なら漁船でいやってほどつけられた!
もうやるしかない!!
「わかった10万$は渡せないが勝負する。」たけしはいった。
「そうか、レートはデカデカピンの20-40でいいな?」
箱で70万、漁船での借金を差し引いて残ってる金が50万ちょっとか…
一回ラスをひいても払える金額じゃない。
「帳面でいいのか?」たけしはそれなら勝ち目は0ではない。
suzume「ああ、いいぜ。」
たけし「面子は?」
suzume「おまえ千葉の知り合いなんだってな?」
たけし「!!!ちっぱん?」

suzume「千葉を呼んでもよかったんだがそれじゃフェアじゃねーやな。
    面子はこの雀荘につぎきたやつの2人でいいな。
    ここも普段デカピンでやってるからぬるくはねーよ。」
(アカギでもこんなのあったけど許して。)
suzume「……おっと来たな。おーいここ入ってくれるかい?」

とうとう新しい戦いがはじまる…。ここでたけしは本当のsuzume打ち(必ず
アガリに中がある)をみせつけられる。
377焼き鳥名無しさん:01/09/16 23:02
(入りきらなかった)

(アカギでもこんなのあったけど許して。)
suzume「……おっと来たな。おーいここ入ってくれるかい?」

とうとう新しい戦いがはじまる…。ここでたけしは本当のsuzume打ち(必ず
アガリに中がある)をみせつけられる。
378焼き鳥名無しさん:01/09/16 23:43
ageage
379焼き鳥名無しさん:01/09/17 00:01
−−−−−−−東一局−−−−−−−−−
東 suzume3
南 男1(ひげ)
西 たけし
北 男2(はげ)

suzume3がサイコロを振りたけしの山からハイパイを取り出した。

たけしのハイパイはこんな感じだった。
11479一二三六八(9)西中
suzume3は第一打 9
たけしの第一ツモ 七
おお!いいツモだ!!あまり高くはないかもしれないが入りにくい
ところを引いた。第一打(9)
380焼き鳥名無しさん:01/09/17 00:53
そして5巡目!聴牌が入る
一二三六七八11789西西中
西でマワすのか?いや有り得ないリーチだ!
たけし「リーチ!中だ!!」 suzume「ロン・・」
たけしの胸が押しつぶされそうになる・・イクラの手だ・・やめてくれっ

六七八23344555中中 ロン 中
「2000点」
たけしはホッっと胸を撫で下ろすと、2000点を支払った。
「(2万円か・・。しかし67と手出しだったような気がしたが・・)」
381nanasy:01/09/17 00:55
−−−−−−−東1局 1本場−−−−−−−−−
たけしの配牌は良くない。しかし全員の手が重いようで
たけしもなんとか一向聴にこぎつけることができた。

9巡目
二三四五(2)(3)(4)234467 ドラ6 ツモ1
「(俺だって少しは勉強したんだ。この聴牌は取らない!いや取れない!)」

そう言って、1ピンをバシっとツモ切ると
同巡、なんとsuzumeの手牌から場に2枚目の中が出てきた。
「(なんだ。今回は和了に向わないのか・・親なのにおかしいな)」

そうして次巡・・たけしの持って来た牌は4!
「(よしsuzumeが中を切った事だしドラを切ってリーチだっ!)リーチ!」

suzume「・・・カン・・・。ツモ」 「えっ!?」

122334456中 ミンカン一一一一 ツモ 中

「嶺上開花ドラ1だが、新ドラが・・・一だな。
大明槓は責任払いの取り決めだ。18000は18300だ」
382nanasy:01/09/17 00:59
>そう言って、1ピンをバシっとツモ切ると
ツモ切ったのは1pじゃなくて1sだ。鬱
>「(よしsuzumeが中を切った事だしドラを切ってリーチだっ!)リーチ!」
ドラじゃなくって一ね。一切った時点でドラじゃないんだよなー。
>>379の書きこみ見るのが遅れて色々直し忘れが発生。スマソ
383焼き鳥名無しさん:01/09/17 01:10
  ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ゚Д゚) < ヤター続きだ
384379:01/09/17 01:27
>>nanasy
いえいえ、続き書いてくれてサンキューです。
東一局2本場

のこり1700点か…。ここでどうにかsuzumeの親を流さないと!
たけしハイパイ
3457三四五(3)(4)(5)(6)東南 ドラ8
おっ!これはもう三色ができてるじゃないか!?
この局は絶対にあがりきる。。
第一ツモ6 絶好のツモだ。
たけしは南を切った。そこで親のsuzumeが「ポンッ!」
第一打のオタ風の南をポン??たけしの常識では考えられないことだった。
385焼き鳥名無しさん:01/09/17 02:22
たけしは、むだづもがつづいたが7順目に
34567三四五(3)(4)(5)(6)東の形から(6)を引いた。
suzumeのすて牌はソウズの真ん中が多く出てきている。
えーい!ここはリーチしかない!!
牌を横に曲げて叫んだ
「リーチ!!」
東をきった。
386nanasy:01/09/17 02:33
たけし、すまん!何打っても飛んじゃうじゃん
18000は高すぎたw
387焼き鳥名無しさん:01/09/17 02:46
おおーーーーーーーーーーーーー!!
知らないうちに話が再開されとる!
続きキボーン
388nanasy:01/09/17 02:52
あれ?この麻雀って22000持ち3万返しなの?
設定よーわからん ○┼< バタッ
389焼き鳥名無しさん:01/09/17 02:56
確かに。25000点持ちでいいんじゃない?
残り3700点リーチ棒だして2700点再スタートで!
390焼き鳥名無しさん:01/09/17 03:02
ローン!18000テーン!
391焼き鳥名無しさん:01/09/17 03:41
終了ですか?
392焼き鳥名無しさん:01/09/17 14:02
>>386
まぁ、飛んだとしてもあと47時間40分くらいあるわけだし(笑
いいんでない?(笑
393379:01/09/17 23:30
すいません…引き算間違えました
のこり4700点ですね。
訂正しておきます。
394焼き鳥名無しさん:01/09/20 03:20
ageるDEATH
395koh:01/09/20 06:43
ママ〜ン!たけしが、たけしが〜!
 \__  ______
      ∨    ∧_∧
           " ,  、 ミ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            ゝ∀ く  <  はいはい、職人さん達にまかせましょうね
           ∧_∧  |   \_____
        三  (    とノ
      三   /   つ |
     三  _ ( _  /|  |
        (_ソ(_ソ(_ )
396焼き鳥名無しさん:01/09/20 16:00
a
397焼き鳥名無しさん:01/09/20 16:12
398さみしいヨー:01/09/22 05:28
ママ〜ン!職人さんが〜!
 \__  ______
      ∨    ∧_∧
           " ,  、 ミ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            ゝ∀ く  <  はいはい、放置されてるみたいね
           ∧_∧  |   \_____
        三  (    とノ
      三   /   つ |
     三  _ ( _  /|  |
        (_ソ(_ソ(_ )
399焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:55
>>385の続き…
東を切るとsuzumeからポンの声がかかった。
くそ!ダブ東のバックか…。suzumeは6ソーを切ってきた。
違う!その周りを出せ!!たけしはそう思いながら、
リーチ後の初ヅモを力強くした。くっ、中だけは引くなよ…。
1ピン、フウッ…。次に北家のハゲが2ソーを切ってきた。
くっ、安めか、「ロ…」たけしがいいかけると、
「悪いな頭はねだ、ダブ東ホンイツトイトイ中。18600だな。」
畜生!ソウズの真中をあれだけ切っておいて、オレの待ちが
読めてるってことか!?
「さあ、三本場だ。」そういうとsuzumeはサイコロを振った。

suzume 64900点
ひげ  25000
たけし 3700
はげ  6400
400焼き鳥名無しさん:01/09/25 00:13
age!
401  :01/09/27 11:46
職人さーん!!たのみage
402suzume3:01/10/01 21:44
東一局 三本場 親suzume

suzumeは静かに手を伸ばし配牌をとった。

二六九(1)(5)(8)1139南西白中  ドラ(7)

八種九牌、いままで奇跡のようなアガリを続けてきたのに酷い配牌だ。
しかし、suzumeはポーカーフェイスで二を切った。
2巡目につもった牌は南であった。打(8)。
3巡目には9をつもり、立て続けに西、白、そして中をつもった。
あのクソ配牌がわずか6巡で、しかもマンガン手になったのだ。

11399南南西西白白中中

『くく・・・完全に仕上ったな。まあリーチでもツモると思うがダマにするか・・・』
同巡北家のはげがドラの(7)を切った。
『くく・・・ダマテンサーチマシンと言われた政(はげの名前)が
 ノータイムでドラか・・・。完全に俺のテンパイに気付いてないな。
 今日はボロ勝ちだな・・・。さてとツモるか・・・。』
そう思った刹那たけしから「ポン」が入った。
suzumeは先ツモ気味の牌を山に戻した。盲牌でその牌は3であると分かっていた。
「おいおい!!!ちょっと遅せーんじゃねーか!?」
たけしが五を切り、はげが3を手の中に入れ發を切った。
suzume無駄ヅモ。
『チッ・・・、まあいい。いずれツモる。』
同巡ひげ、打六。たけしはそれをチーした。

●●●●●●● 六チー七八 (7)(7)ポン(7)

そして打4。
suzumeのツモ、北。
『ん?北か・・・。マンガンがハネマンになるな。
 しかしトイメンの素人も(;´Д`)ハァハァ言ってるしテンパイだろう。
 チーテンの打4、3は大本命だ・・・。
 しかし・・・通るんだよなあ(ニヤリ)。
 奴の手は一見タンヤオに見える、が!実のところは違う!
 タンヤオであるなら五は切らん!八を切る!
 奴の手はアトヅケだ。二枚切れてないファン牌は西と中か・・・。
 しかしいずれも空テン!このバイマンでフィニッシュだ!!!』

打3!そして!!!⊂ia⊃!!!!!!
・・・「ロン?」
たけしが疑問形でロンと言った。

45二二(3)(4)(5) 六チー七八 (7)(7)ポン(7)

ガ━━(゚Д゚;)━━ン!  ←suzume
suzumeは驚嘆の中たけしの顔を見た。とっても(・∀・) イイ!!顔をしていた。



 
403suzume3:01/10/01 21:47
一方たけしは・・・

たけしの配牌

二二五七八(3)(4)(5)(7)(7)445

『とっても(・∀・) イイ!!』
たけしは蔓延の笑みを浮かべた。(オイオイ)
しかし無駄ツモが6巡も続く。
『(;´Д`)ハァハァ。つもってこいYO〜。』
同巡、はげからドラの(7)がこぼれる。
『・・・・。』
しかしっ・・・!たけし動かずっ・・・!
と、思ったら2秒後に気付いてポンと発生した。
suzumeがギロっと睨んできた。
『ううう。睨むなよう。俺は考えるのが遅いんだよう。』
(7)を鳴いた後のたけしの手。

二二五七八(3)(4)(5)445 (7)(7)ポン(7)

『う〜ん、五切りだな。カンチャンよりリャンメンの方が(・∀・) イイ!!』

同巡、今度はひげが六を切った。
「チィ!!」
たけしテンパイっ・・・!!!
「(;´Д`)ハァハァ。てんぱった。(;´Д`)ハァハァ。マンガンだ。(;´Д`)ハァハァ。」
たけしはテンパッったので始めて河を見た。
『ふむふむ、誰もテンパってないっぽいな。』
そう思っていたらsuzumeがニヤリと笑った。
『(;´Д`)ハァハァ。今度はなんだよう・・・?」
打3、そして⊂ia⊃だそうだ。
『ん?3?』
たけしは自分の手を見てもう一回suzumeの捨て牌を見て恐る恐るこう言った。
「ロン?」

45二二(3)(4)(5) 六チー七八 (7)(7)(7)

(・∀・) イイ!!←たけし
たけしは喜びの中、suzumeの顔を見た。とってもガ━━(゚Д゚;)━━ン! だった。 
404焼き鳥名無しさん:01/10/01 23:21
suzumeの新作age!!!

今回はいつものよりも力作だなあ。
とても(・∀・) イイ!!
405新庄直樹:01/10/01 23:29
おもしろage
406焼き鳥名無しさん:01/10/02 00:04
suzumeサンクス
なんか余裕だね。
板長杯でかトップさし

こんどこそ勝てよ
407焼き鳥名無しさん:01/10/02 00:11
ていうか まだ東1なんだね(笑
しかもこれって 一回戦でしょ…

大変だ
408焼き鳥名無しさん:01/10/02 01:44
たけしってさ。
強い時と弱い時の差が激しよね?
なんで?w
409suzume3:01/10/02 01:54
>>408
それは次章(最終章)で解明されます。
だから誰かこの章の続き書いてw
410焼き鳥名無しさん:01/10/02 02:08
がびーん 次章は最終章なのか…

(-_-)ウツダシノウ
(∩∩)
411焼き鳥名無しさん:01/10/03 00:19
定期age
412ばるざっく:01/10/03 04:47
東2局。suzumeは相変わらず配牌が悪かった
128二五六九(2)(3)(7)(9)東東 ドラ(5)
しかし救いは東のトイツ。これを鳴けたら流せそうだと思った。
しかしたけしが6巡目で[壁]_☆)キラーッン…(炎o炎)ボー)/ 彡⊂≡≡⊃ // 炎のリーチ!!
捨て稗が146937←でリーチ
「何だこりゃ?」と思いながらsuzumeはとりあえず1を切る。
このときのsuzumeの手は
12388四五六(2)(3)(4)東東
実はヤミテン(*゚▽゚*)しかし次巡中を引いてくる。
「どうするか。しかし俺は突っ張って生きる漢(おとこ)なんだ!」
場には1枚切れていてシャボ待ちの可能性もある。しかし中を切った!!
「グゥ・・・」たけしは後悔していた。たけしの手は
34567三三四四五五(3)(4)(5)中中
「6切ってたら・・・。」でも遅かった・・・。
次巡きっちり東を持ってきてしまった・・・。仕方なく切る。
するとsuzumeの唇がやたら横に広がってニターとしながら
「ククク・・・。それだよたけし君」
1300点。点数的には低いがそれいじょうにさっきの流れがどこかに
逝ってしまった気がしてしまったたけしであった
4131:01/10/03 05:10
414焼き鳥名無しさん:01/10/10 11:00
しずんでるぞ
415焼き鳥名無しさん:01/10/16 15:10
このあがりに驚いたのは脇の二人であった。
『す、suzumeさんが中のない手であがった・・・』
『ぼうやもかわいそうに・・・』

 ざわ… ざわ…

suzumeが中のからまない手であがるのは、
よほどの相手に本気になった時だけなのだ。
suzumeはいつになく燃えていた。

「おい、たけし!」
「(。・_・)ん?」
「…絶対トバす」

ざわ… ざわ…


suzume 52900
ひげ  25000
たけし 9400
はげ  6400
416焼き鳥名無しさん:01/10/16 17:56
suzumeBさん、板長おめでとうage
417焼き鳥名無しさん:01/10/16 22:02
東3局 親たけし

『怖い人だなぁ・・・何でそんなに怒ってるんだろう』
そう思いつつ配牌を取る。

二八九九(1)(3)(5)5東東白白北  ドラ(3)

(・∀・)イイ! 楽勝で親マンだ!

「東ポン!」

九九(1)(3)(5)556白白 東東東

4巡目でこの形。
『ポンチーロン♪の楽勝コースだ。
 ここで親満なんてあがったらますます怒っちゃうんだろーな〜 (^^)』
たけしはこの局はいけると思っていた。
が、それは甘かった。
上家のヒゲは絞りの鬼、"下家殺しの辰"と言われるバイニンだったのだ。
418焼き鳥名無しさん:01/10/16 22:36
ヒゲの手

一一三五五六(2)(3)(3)4778  ツモ白

『フフ、下家のやつ場をキョロキョロ見てやがる。
鳴きたがってるようだな。だが、そうはイカンザキ!』
辰は白をしまい込み、七対子に向かった。

あれ〜こんないい手なのに、全然鳴けないよ。
上家のおじさんが絞ってる? まさか…

辰はしっかりと絞っていた。
そして9巡目にテンパイし、五筒単騎から場に1枚切れの北を引いて
即リーチに出た。

一一五五(3)(3)4477白白北

『ひー先越されちゃったよ、ヤな感じ・・・』
たけしの手は4巡目から動いていない。
嫌な予感は的中した。
一発目に引いてきた牌は・・・生牌の中であった。
419焼き鳥名無しさん:01/10/16 22:42
すまん、4巡目ヒゲの手を

一一三五五六(2)(3)(3)4778  ツモ白
     ↓
一一三五五六七(3)(3)4778  ツモ白

に変更
420焼き鳥名無しさん:01/10/16 23:10
『だめだ・・・ひとまずまわそう。』
たけしは九万を切った。

同巡suzumeも追いつく。

67五六六七八八九九中中中 ツモ5

ここでsuzumeの目が鋭く光った。

 ヒゲの捨て牌 1西(8)8六西三七(5)
 たけしの捨て牌 北2二8八五(9)四(8)九

「・・・・リーチ!」

『うへ、対面からもリーチがかかっちゃった・・・』
そしてsuzumeの宣言牌を見て、
たけしは何のためらいもなく九万を切った。

「イッパァァァァァァァツ! おっと裏が中でハネ満だよ。トビだなたけし!!」

たけしは唖然としていた。

『五万切りならイーペーコー、八万切りなら四七万なのに、
残り2枚のシャンポン待ちにしてリーチ? どーしてぇ〜?(T0T)』
421焼き鳥名無しさん:01/10/16 23:28
『ククククク・・・お前が次に九万を切ることくらいお見通しだぜ。
5巡目に八万を切ってるにもかかわらず手出しの九切り。
六七八九からなら現物の六万を切るだろうし、
七八九九なら辰の六万に反応するだろう。
その九万切りは、トイツ落とししかないんだよ! カカカカカ・・・』

「さて、次行くか。今度もトバしてあげるよ、たけし君♪ ケケケケケ」

―1回戦終了時―
suzume +101
ひげ +14
たけし −72
はげ −43
422焼き鳥名無しさん:01/10/17 13:33
起家はたけしだった。
前回ハコラス分を今回で取り戻さなければ・・・
レートはデカデカピン、負けたら払う金はない。
しかしたけしの思いとは裏腹に、配牌はボロボロ。

一三三八九(5)(9)(9)36南西白中 ドラ(1)

そして7巡目に何気なく切った九索がはげのダマテンに刺さった。

六七八(1)(1)(4)(5)(6)(6)(7)(8)78

「ロン、3900」

この調子でたけしは点棒をどんどんはき出し、
南3局のsuzumeの親を迎えた時点で持ち点は一万点を切っていた。

suzume 29200
ひげ  32200
たけし 9100
はげ  29500
423焼き鳥名無しさん:01/10/17 23:23
suzumeの配牌

 四六九(1)(3)(4)(5)(8)7788南發 ドラ(5)

suzumeは配牌はそこそこだったが、ツモに恵まれ
7巡目にはイーシャンテンになっていた。

 五六七(1)(3)(4)(4)(5)67788

『ピンズで一面子とアタマができれば即リーだな。』
そう考えていたが、引いてきたのは六索であった。
suzumeはとりあえず一筒単騎のダマに受けた。

9巡目、たけしが三筒を手出しで切ってきたのを見て、
suzumeは表情こそ変えぬものの
心の中でニヤリと笑っていた。
『ブチ殺しの第2弾だぜ ククク…』
424焼き鳥名無しさん:01/10/18 14:12
suzume期待age
425焼き鳥名無しさん:01/10/24 12:13
ひげの捨て牌 一西中發八(7)2西
たけしの捨て牌 東(9)中發8九6(3)
はげの捨て牌 東南9北三東(1)8

次巡suzumeのツモは七万だった。
ダマで十分の手になったが、
物凄いスピードの小手返しの後、
七万切りでリーチをかけた。

『フッ 名づけて"かげろう返し"
手出しかツモ切りか分かるまい。』

が、たけしは自分の手しか見てないので無意味であった。

『なんだ、カッコつけたのに・・・』

suzumeはちょっぴり赤くなった。
426suzume@あんたが大将:01/10/24 16:08
右から2番目の牌が(3)だった。
つまり右端はさらに小さい数、つまり(1)か(2)だ。
しかしあの素人がリャンターを落としてくるとは思えねえ。
ククク・・・こんな1ぴん、狙い撃ちさ・・・。』

suzumeは内心ほくそえんでいた。
たけしが牌をつもり、手の中に入れた。

『有効牌をつもったか。ククク出しやがれ。』

たけしが点箱をゴソゴソといじり始めた。
そして「⊂ia⊃!!!」と宣言した。
427suzume@あんたが大将:01/10/24 16:09
「くけけけけ!一発!!!・・・」
しかし宣言牌はsuzumeの思惑とは異なり(7)であった。
「・・・・は無しよチャン。」
『(;´Д`)ハァハァ、驚かすなよ。』←たけし
『ふ、普通はチョンボだぜ。さすがトッププロ!!』←はげ、ひげ

しかし、ああは言っみたもののsuzumeは混乱の色を隠すことができなかった。
『何故右端に(7)が・・・』
そう思いながらつもった牌は四であった。
『しまった!つもってた!!!』
suzume四を捨てる。
「ご無礼!」
五六七七(4)(4)(5)(5)(6)(6)456 パタリ
「リーチ一発タンピン三色イーペーコーオモオモウラウラ、
親の3倍満は36000、トビですね?」

「このくそガキが絶対殺す!!!」←suzume
『(;´Д`)ハァハァ。リーパイしている暇がないよう。』←たけし
428suzume@あんたが大将:01/10/24 16:26
次半荘はたけしに手が入りリードを保ったままオーラスを迎えた。

たけし   40600
はげ(親) 12800
suzume   31000
ひげ    15600

6巡目、たけしにテンパイが入る。
四五六六七八(6)(7)(8)7778  ドラ7
『(・∀・) イイ!!。とても(・∀・) イイ!!
 さあ、出せ!9でもいいぞ、さあ!』

「ちっ・・・掴んじまったか・・・。」
静寂の中、suzumeが突然こういった。そして(2)を打った。
『なにを言ってるんだこの人は。誰もリーチしてないじゃん。』

次巡のsuzumeのツモ番。
「か〜、こっちも掴むかね〜、まあいいけど。」
打(1)
『は、はったりだ!精神的ダメージを与えようったってそうはイカンザキ。』

次巡のsuzumeのツモ番。
「お。こんなラス牌をつもったよ。悪いな、たけし!」
一二三九九(1)(2)(3)12368  ツモ7
「ツモ、三色、ドラ一個でマンガンだな、トップ逆転だ。」

『ばかな・・・。イーペーコーはともかくジュンチャンを崩している。
 しかも今、”ラス”牌と言ったぞ。
 ・・・手の中が・・・透けて見えるのか!!』
suzumeがニヤっと笑ったように見えた。
429焼き鳥名無しさん:01/10/24 22:16
age
430ばるざっく:01/10/26 03:23
次の半荘には思わぬ落とし穴が待っていた・・・。
開局。親はひげでたけしが南家、suzumeは北家だった。
そしてサイコロを振り、皆が取っていった。でもひげの様子が何かおかしい・・。
suzumeが「おっさん。早く切れよ〜3939いこう・・。」と言った瞬間!!
ツモ!!( -_-)o圀圀圀圄圄圄回回回圖圖圖團團o パタリ...「16000オールです」
全員Σ( ̄□ ̄;)ガーン (_□_;)ii ゴゴーン Σ(; ̄□ ̄)ガーン
実はこのひげのおっさんこそ、「剛運のサム」と言われているマニアの間では
有名なパイニンであった。。
431焼き鳥名無しさん:01/10/28 19:11
あげ
432ばるざっく:01/10/29 05:53
<<430
ひげじゃなくてはげの間違い。スマソ
433焼き鳥名無しさん:01/10/30 21:27
職人にたのみあげ
434焼き鳥名無しさん:01/10/30 22:17
申し訳無いが425から続けさせてもらいます。
4pが場に5枚はさすがにまずいw
435434:01/10/30 22:31
『だが、この一筒は鉄板で出る!!
ひげは七筒切りから四筒を持っている。
そしてはげが一筒を手出し。
ドラ表示牌を含めて俺の目から四筒は四枚見えている。
はげは二筒を暗刻にした可能性が高い。
つまりたけしの一筒切りは・・・・』

恐るべきsuzumeのヨミ。
たけしの手牌は

二四四五(1)(6)(6)(7)(7)(8)345

であった。
そしてたけしは何の躊躇もなく一筒を切った。

suzume「どぉーーーん12000!」
たけし「Σ( ̄□ ̄;)!!」
436焼き鳥名無しさん:01/10/31 20:51
?
437焼き鳥名無しさん:01/11/06 16:09
誰か頼むage
438新庄直樹:01/11/06 17:48
普通に430から続けて欲しい。
439焼き鳥名無しさん:01/11/07 01:52
440焼き鳥名無しさん:01/11/16 00:27
つーか、せめて完結させてくれーーーーー。あげ
441新庄の知り合い:01/11/16 00:52
新庄の本名=たけし(ワラ
442焼き鳥名無しさん:01/11/16 00:58
驚愕の事実!!!!!!!!!!!!
たけしは新庄だったのかーーーーーーΣ( ̄□ ̄;)!!!!!
443焼き鳥名無しさん:01/11/16 21:10
a
444焼き鳥名無しさん:01/11/27 18:01
328まで下がってるぞ。
いいのか?
445焼き鳥名無しさん:01/11/27 18:06
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Queen/1503/
たったの十数名で高校生の麻雀最強を決めようという
チョット逝っちゃってるHP
bbsを亜羅死手下さい m(--)M
上記のサイトのリーダーのサイト
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/8953/
446新庄直樹:01/11/27 21:06
>>445
俺以上に痛すぎて突っ込む気にもならない(そのサイトの子達ね
447ばるざっく:01/12/01 09:13
では430から・・・。
んでもって次の局は全員ノーテンでたけし親。6巡目で
1123399二三(1)(2)(3)北   ドラ1
気合を入れてツモった稗はなんと2!!即リーに向かう!
が・・・ここでsuzumeがとんでもない打牌を始めた!
448ばるざっく:01/12/11 05:23
なんと中のカンツ落としに入っていた!
リーチ直後のsuzumeのテハイは
22345一一四四中中中中ツモ6
そして12巡目に
2223456一一一四四四ツモ7
ここで何とツモ切り!そして次巡一をツモリドラカン!!( ̄∇ ̄)ノ彡 ■圀圀■☆)ノ ̄□)ノガーン!!
新ドラ東 リンシャンから6をツモ!!!!!
何やら多重の疑惑まででるようなスズメの打ちまわしにたけしはもう涙が出すぎて
目が赤くなっていた・・・。
449焼き鳥名無しさん:01/12/20 10:29
期待あげ 
450ばるざっく:01/12/25 05:35
気付いたらいつのまにかまたもや船に乗っていた・・・。
そうここは太平洋のど真ん中。
勝負に負けたたけしはスズメからもう一度船に乗れと言われ船にのったのだった。
451焼き鳥名無しさん:02/01/08 15:25
. 、___________
  、>              .|
  >________   .|
   ̄   .|./_   _\ |   |     ____________
      | /  ヽ/  ヽ |  |     /
.      | |   ・ | ・  |  V⌒i    |  東風なくなったら僕自殺するよ
   _  |.\  人__ノ   6 |  <
   \ ̄  ○        /    |      だってヒッキーだもん
.     \          厂     \
     /  _____/          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ̄ ̄, -/へ/\/`- 、
       /./  ./o    i. \
452焼き鳥名無しさん:02/01/10 02:34
agecyae
453暇人:02/01/15 19:06
age
454suzume3:02/01/17 00:57
三年後。
借金を返し終えたたけしは大学を辞め
その日暮らしのプー生活をおくっていた。
「まあ俺なんてこんなものさ。」
心にむなしい風が吹く。そして今日も寝るのであった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・いいか?俺はもう帰ってこないかもしれない。
・・・お前は強く生きるんだ・・・。
・・・・時間だ。逝かなくては・・・。じゃあな、たけし・・・。
・・・・・・・・・・・・・。
・・・父さん?・・・父さん!!!父さ・・・・。

ドンドンドン!!!
「宅急便で〜す。」
ドアを叩く音で目がさめる。どうやら夢だったようだ。
しかしなんで今ごろ、あんな昔のことを・・・。
いや、今はそれどころではない。ドアを開ける。
「すいません。クール宅急便です。ここにハンコお願いします。」
「あ。はい・・・。」
455suzume3:02/01/17 00:58
と言ってはみたが部屋は散らかっていてハンコはどこにあるか分からない。
「あの・・・。ハンコがちょっと無くて。」
「じゃあサインでも構いませんよ。ここにフルネームでお願いします。」
サインをする。
「なま物ですのでお早めに冷蔵庫にお入れ下さい。」
『なま物ねえ。差出人は・・・。ん?知らないぞ。』
少し疑惑の念が沸いてきたが自分に爆弾を送る人間なんていない。
たけしはふたを開けた。
入っていたのは、人間の、指。
「!」

アパートの下では宅急便の兄ちゃんが
リストのチェックをしていた。
「よし、桜井たけしOK。次は××町か。」
上から悲鳴が聞こえたようだが今日は忙しいのだ。
彼は車を走らせた。
456焼き鳥:02/01/17 09:32
age
457焼き鳥名無しさん:02/02/07 09:26
いい加減つずきがきになるage
458焼き鳥名無しさん:02/02/07 09:30
その時彼の運転する車にトレーラーが・・・
459髪21本:02/02/07 10:06
俺は、今日1時から麻雀をしに行く
460髪21本:02/02/08 13:37
ふっ、昨日はついてたな。
461焼き鳥名無しさん:02/02/19 18:52
400まで落ちてるよ。
保守age

作家さん、たのみます。
462焼き鳥名無しさん:02/02/19 19:18
 気付けば時計は夜の十二時を過ぎていた。
例の指は・・・まだある。夢じゃないんだ
たけしはいまだ自分の置かれた状況が把握できないようだった。
箱の中を見ると封筒に入った手紙が一枚ある。
手紙言うには小さすぎる、紙切れのようなモノだった。
「時七月十三日
 場所京葉新都心新京葉駅下車徒歩十分
   フリー雀荘  END       」
と書いてある。さらに一番下に『来れ 星のもとへ』
とも書いてある・・・・・・・
「・・・・・・あさってかぁ・・・・」
  たけしは眠れない夜を過ごした。
463焼き鳥名無しさん:02/02/21 22:35
たけしは夜中中考えていた
なぜオレなんだ・・・。
なぜ指を送りつけてくる・・・。
考えても当然結論が出るはずも無い。
「いやオレもいろんな死線を潜り抜けてきた。
ちっぱんやsuzumeとも戦った。もう素人じゃない
立派に闘えるはずだ・・・。」
たけしは今まで戦いを思い出していた。

しかしこの戦いはたけしにとって想像を絶する戦いになること
は今のたけしには知る善しも無い。

そして運命の朝を迎えた・・・・・
464焼き鳥名無しさん:02/02/21 22:56
けど、2度寝して昼になってた。
465焼き鳥名無しさん:02/02/23 15:54
さあそろそろ行くか。
たけしは意を決して出発した。

そしてその雀荘に到着する。
「なんだみすぼらしいところだな。」
とりあえず中に入ってみる。
なんだだれもいないじゃな・・・
突然黒尽くめの男が現れて
「たけし様。お待ちしておりました。さあこちらへどうぞ。」
たけしは一瞬躊躇したものの後に付いて行く事にした。


466焼き鳥名無しさん:02/02/23 16:07
通された先は先ほどとは全く違う広い部屋だった。
たけし「たくさん人がいるな・・。」
あたりを見まわしてみると、見慣れた顔が。

ちっぱんとsuzumeだ。

あっちもこっちに気付いたのかこっちにこいよ。と言うジェスチャーをする。
たけし「suzumeとちっぱんも招待状を貰ってここへ?」
suzume「そうだが・・。おまえも貰ったのか。ここのレベルも落ちたものだな。」
たけし「一緒に指も・・・?」
ちっぱん「指?そんなものは送られて来ていないが。」
suzume「おまえが来たって事はやっぱりそうだったのか、
    まえお前がおれに成り代わって打って勝ったマギー
    敗れた責任を問われ指を落とされた。で、おまえは
    その代わりだよ。そしてその指は脅しでもある。
    来なかったらおまえもそうなるよ、ってね。」
たけし「・・・」 
467焼き鳥名無しさん:02/02/23 16:25
たけし「で、ここはなんの大会なんですか?」
suzume「・・・日本代表決定戦だ。」
ちっぱん「今から2ヶ月後世界合同サミットが行われる事はたけしも
     知っているだろう?実はサミットの発言権は各国の代表に
     よる麻雀によって決定されている。麻雀が強ければ強いほど
     その国による発言は強い事を意味する。かつて日本を支え
     今の日本を築いたのは昔の麻雀打ちだ。高度成長期、バブル時代
     日本の麻雀は最高期だった。」
suzume「そして今また、新たな代打ち編成期に差し掛かっている。その戦いだ。」
ちっぱん「今回はもうヤバイって言うんで、日本のお偉いさん方があの二人
     を参戦させるらしい。」
ちっぱん「バブル時代。日本のトップに君臨しつづけた二人」
suzume「暴岡と赤樹だ。」 
468焼き鳥名無しさん:02/02/23 16:29
たけし「うわぁぁー頭がいたい!」
suzume「どうした!たけし」
たけし「ケッケッケッケ ボム!」
ちっぱん「なっ」
一瞬にしてsuzumeの頭が吹っ飛んだ!
阿修羅の形相になった たけしが叫んだ
「ちっぱーん そろそろ勝負しようぜ ゲッヒッヒッヒ」
ちっぱん「わかった だが勝負は3日後だ それまでに最強のメンツを集めておく」
こうしてちっぱんは東風で最強のメンツを探すため板長戦を開催した。
469ばるざっく:02/03/05 14:37
続きがきになるぞ。sage
470焼き鳥名無しさん:02/03/07 16:11
板長戦にはそんないきさつがあったのか・・・。
471suzume3:02/03/17 21:28
ちょっと463以降の話を読んでも理解が出来ないんで
462からってことで勘弁して下さい。
472suzume3:02/03/17 21:29
カーテンをつけていないたけしのアパートの窓からは
燦燦と太陽の光がこぼれてきた。
その光でたけしは目を覚ました。
「・・・う〜ん、1時か。もうちょっと寝るか」
・・・。
「は!AMじゃなくPMじゃん!
よく見ると太陽が真上にあるじゃん!」
やってしまった。たけしの背中に冷たいものが流れた。
「間に合うか・・・。いや、間に合うも何も
あの手紙には13日としか書いていなかった。
こっちに理はあるっ・・・!違うか!原田!!!」
ついついひろゆきになってしまったたけしであった。
たけしは着替える暇を惜しみ電車へと飛び乗った。
電車の中でたけしは思うのであった。
『逃げた方がよかったかも・・・』
473suzume3:02/03/17 21:29
フリー雀荘END
それは決して光を浴びることの無い通りの
さらに奥にひっそりと立っていた。
「経営は大丈夫なのだろうか。」
たけしはぽつりとつぶやいた。
強く引けば壊れそうなドアをあけるとそこには
10人弱の男が待っていた。
その中の一人が近づいてきた。
「桜井たけし様。で、間違いありませんね?」
「はあ、たしかに僕ですが、何故僕がここに呼ばれたのでしょうか?」
「ふふ・・・。それは追々話すとしましょう。」
「で。今日、これから何を?」
「雀荘ですることといえば一つしかないでしょう。麻雀ですよ。」
「はあ・・・。」
「では、こちらに・・・。」
474suzume3:02/03/17 21:30
個室のドアを開けるとそこには3人の男がいた。
『なるほどこいつらが今日のメンツというわけか。
このパターン、もう慣れたぜ!』
ダークスーツの男が部屋に入ってきた。
「それでは今日の麻雀のルールを。
ルールはありありの赤無し、一発、裏ドラありのごく普通のルールです。
このルールで順位戦を5回おこなってもらいます。
一人浮きは+15
二人浮きは+10、+5
3人浮きはたいして価値がありませんので三人とも+5でおねがいします。
ポイントは加算していきマイナスポイントはありません。
以上です。」
え・・・?以上?
「あのぅ。レートはいくらなんでしょう・・・。」
たけしはオドオドしながら聞いてみた。
「レート?はは。そんなものはございません。」
『(゚Д゚)ポカーン。もしかしてこの人達、ただの麻雀愛好家?』
「レートはありませんが、たけしさん。あなただけには特権があります。」
そう言いながら彼はスーツケースを開けた。
そこには万札がぎっしりつまっていた。
「三億入ってます。トータルトップをとられた場合のみこれはあなたの者です。」
『キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!!!!麻雀愛好家の上こいつらお人よしか!』
「が、それ以外の場合あなたには死んでもらいます。」
古い水道管から水滴が一つ落ちた。
475suzume3:02/03/17 21:31
え?死ぬ。なんのこと。分けがわからない。わからない。わからない。
「たけし君、人の感情でもっとも強いものはなんだと思うかね。」
卓に座っていた中の一人がこう質問した。
「怒りだ。その中で最も強いのは怨恨だよ。
喜びや愛などは一時的なものだ。悲しみも強い喜びの前では消え去ることがある。
しかし、恨みは消えない。それを晴らすまで。決して。」
横の男が続ける。
「つまりだ。今日の麻雀はそれだよ。
恨みを晴らす、神聖な行事。」
「いいいいいいい一体、僕が何ををを!!!」
「何も知らないのか。こいつは。」
最後の一人がこう切り出した。
「お前のもとに指が送られてきただろう?
あれはなんだと思う?」
「そそそんなこと、漏れが知るわけ無いだろう!」
「あれはお前の親父の指だ。」
「!」
「お前の親父、桜井章一のな!」
476suzume3:02/03/17 21:33
「君のお父さんはまったく困った人でねえ」
卓に座った黒眼鏡の男が続ける。
「出来レースというものを理解できなかった。
彼は勝ちつづけた。しかも何故かバックに大物がいて消すことも出来なかった。」
オールバックの男が引き継ぐ。
「何億という金を失い、死んでその穴を埋めるしかないという者が何人も出た。
彼(黒眼鏡)の弟がそれだ。
代打ちだった者もただじゃいられない。俺の友は殺された。」
手袋をはめた男が手袋を取りながら
「俺は指を詰めるだけで済まされたがな。
しかしオナーニだってろくに出来やしねえ!」
三人が声をそろえる。
「お前の親父は悪魔だよ。」
なんてことだ。あまりにも凄い現実がたけしに迫り来る。
「し・・・しかし、だったら、お・親父を殺せばいいだろう!
何故俺が・・・。」
「ははは。もちろん殺しますよ。しかしただ殺すだけじゃ…ねえ?
まず愛するものを目の前で殺し、絶望を味あわせたあとでじっくりと殺します。」
そういい黒眼鏡はロッカーを開けた。
「たけし・・・だやね?」
右手の甲から先が無い章一が縛られていた。
477suzume3:02/03/17 21:34
たけしは父親の顔を知らなかった。
母親には死んだのだと教えられていた。
そういうもんだと思っていた。
近代麻雀の中でスポットライトを浴びている人が
父親だと思うはずが無かった。

「たけ・・・し・・・。」
章一はろくにしゃべることも出来ないほど衰弱していた。
「あんたは・・・!
あんたはなんで母さんを捨てたんだ!
そしてなんでこんな時に出てくるんだ!」
「たけ・・・」
ローカーの蓋が閉められた。
478suzume3:02/03/17 21:35
「それでは感動の(笑)再会はこれくらいにして
そろそろ始めましょう。
なに。勝てばいいのですよ。勝ったら三億です。
一生働かなくってすみますよ。頑張ってください。」
「そうだな、勝てばな(苦笑)」
「がはははははは(爆)」
『こ・・・こいつら・・・!!
ちきしょう!!!ちきしょう!!!』
ゴ・・・ゴ・・・
「やってやろうじゃねえか!」
ゴ・ゴゴ・・ゴゴゴ・・・
「かかってきやがれ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・!!
「今夜も月がうるせえぜ!」



しかし今夜は新月であった。
479suzume3:02/03/17 21:36
一回戦目

緊張していたたけしであったが
誰もしかけてこずにオーラスを迎えた。
現在1・2着が少し浮いており
たけしはラス目ながらもマンガンをツモれば3コロトップという状態であった。
『なんだ。こいつら?
なんと言うか、はりがねえ・・・。
今まで戦ってきた奴に比べるとカスみたいだ。
こりゃ勝てるな。間違い無く。』
4巡目にトップ目の黒眼鏡がオタ風の北を鳴いた。
7巡目にはたけしの捨てた中を鳴き、そして
「おやおや。めずらしいな。詰みだな、こりゃ。」
と、つぶやいた。両脇の二人もしょーがねーな、といった顔をしている。
『こいつら、なんなんだ?
詰みってなんだ?これは将棋か!ふざけるな!』
「口撃ですか?おめでてーな。」
得体の知れない恐怖から逃れるためたけしは強がって見せた。
480suzume3:02/03/17 21:41
たけし手牌
23468一二三四五(5)(7)北北 ドラ北

『マンツモでトップか。
さてどっちのカンチャンを嫌うかねえ。
セオリーならソウズだが・・・。しかしピンズは配牌から動かないのに対し
ソーズは2348と引いてきたものだ。流れはソウズ。寄せるぜ!」
打(5)。
「ははは。もがくかね?言ったろう、詰みだと。」
ツモ7。
キマシタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!!!!
「そんな口撃はきかねーって言っただろうがっ!リーチ!!!」
「ははは。ロン」
88五五五(7)(7)
「トイトイ、中で5200。もっとも点棒はいいや。
二人浮きだね。」
481suzume3:02/03/17 21:42
『・・・ば・か・な・・・。
どっちのカンチャンをきっても当たり。
当たらないのは唯一のマンズのリャンメン落しのみ。
まさか・・・。リャンメンを落としても・・・。』
「みたいかい?リンシャン」
黒眼鏡が微笑みながら言った。
「いや。いい!!」
「まあまあそう言わずに。」
めくった牌は8。
「鳴きを入れて、しばらくお前に無駄ヅモさせることは出来たんだがな。
まあいつかはこいつ(黒眼鏡)がつもる流れだったし。
2着ありがとうよ!」
手袋が感触のない手で肩を叩く。
『なんなんだ・・・こいつら・・・。
レベルが・・・。レベルが違いすぎる・・・・。」
482suzume3:02/03/17 21:42

一回戦目が終了したけしの頭は真っ白になっていた。
こんな状態で麻雀がまともに打てるわけなく
2回戦、3回戦と散々な成績であった。

現在の成績
黒眼鏡+20 オールバック+10 手袋+15

「たけし君。ここでトップを取らないと、氏、ですよ?」
黒眼鏡がやさしく声をかけたがたけしに届くはずがなかった。

4回戦目
3巡目
「リーチ」
「リーリ」
「⊂ia⊃」
たけし以外からリーチがはいった。
たけし手牌
22234569三四五(3)(4)(5) ドラ一
たけしは9に手を伸ばした。
483suzume3:02/03/17 21:43
しかし、手が動かない。
『はは、なんだよ。これが当たりだと言うのか?
もういいよ。どうせ死ぬんだろう?』
しかし9を切ろうとしても切れない。
『一体なんだと言うんだ。
まさか・・・血なのか?』
打3、そしてリーチ!
黒眼鏡 1一九(1)(9)東東南西北白發中
オールバック 1112377788899
手袋(親) 78一一一二三七八九(7)(8)(9)
(ちなみにトリロンありの飛びありです!)
一発ツモ9
手牌が倒されたのは・・・たけし。
「リーチ一発ツモ!裏は・・・無しか。ちっ。」
(゚Д゚)ポカーン←3人
「ところで悪いんだけどさ・・・」
唖然とした3人に対してたけしが続ける。





「これ。符ハネしない?」
484suzume3:02/03/17 21:44
結局符ハネなしの1000・2000をGETしたたけし。
しかし3人もさるもの。
ショックをかくしミスをすることなく着々と局をこなしていった。

オーラス。黒眼鏡−4900
     オールバック(親)+3700
     手袋+1800
     たけし−600

9巡目の黒眼鏡の手牌はこんな感じになっていた。
119一九(1)(9)南南西北白發中
まぎれもなく国士テンパイである。
しかし当たり牌である東は1巡前にたけしが切っていた。
『ち・・・。間に合わなくなっていやがる。
東は・・・親がアンコでもってるな。
・・・しかも3人テンパイか。
その上誰がツモっても3コロか。
まずいな。ここはたけし君にあがってもらおうか。』
打中。
485suzume3:02/03/17 21:44
(;´Д`)ハァハァ。

少し時間は戻って7巡目。
たけしはこんなのをテンパっていた。
45556五六七(8)(8)(8)中中 ドラ(8)
『テンパったがリーチはできんな。
5と中が一枚切れで当たり牌は中一枚だけ。
ピンズの形を4556と見て3467を引いたらリャンメンでリーチだ!』
こんなことを考えたので黒眼鏡の捨て牌などきにせず
打東〜。そしてそこにヒョッコリ中が出て来たのである。
「ロ・・・」
いや、待てよ。ここであがっても1コロで
5回戦目で3コロトップをとっても同着一位だ。
これじゃあ駄目だ!!
「ポン!!!」
『何!!!』
驚いたのは黒眼鏡である。
『まさか、テンパってなかった。
いやまさか、この俺がテンパイ気配を間違うはずがない。
コイツ…ッ!!』
しかし何を切ったらいいかわからないたけしであった。
486suzume3:02/03/17 21:45
『やはり3メンチャン受けでコイツだろ。』
たけしは4を切ろうとしたが手が動かない。
『何・・・。これは当たり牌?んじゃこれか・・・。』
6も切れない。
『コレモカー。んじゃ5を切ってケイテン。
そのあと何の単騎にもできる。』
5は動かすことが出来た。
「よし!これだ」
しかし切ろうとしたその刹那、たけしに電流がはしった。
『ケイテンとか悠長なことは言ってられない。
少なくとも二人がテンパッてるんだ。この1巡。この1巡であがれなければ俺は死ぬ!」
たけしは大きく息を吸い込み、意を決してドラである(8)を切った。
手袋 手牌  23二三四(2)(3)(4)(4)(4)(5)(6)(7)
オールバック 手牌  78二二三三四四(5)(6)(7)東東東
『こ。コイツ!!?』
手袋、ツモ一。「会社が違う!」
オールバック、ツモ8「かすった!」
黒眼鏡「い。いかんな・・・」
たけしは静かに(8)をつもった。
「3コロだな!じゃあラストゲームに行こうか!!」
487ばるざっく ◆30bm2rX2
>>479>>480
オタ風の北ポンってたけしに2枚ありますやんw