打牌選択のパターン
全ての手牌が上記の集合体によるものであるから、打牌選択のパターンは下に挙げたよう分けることができる。
@単独搭子(対子)落とし
A孤立牌から1枚切る(刻子を含む複合面子からの切り出しも含む)
B複合搭子から1枚外す
C面子落とし
和了に向かっている場合は滅多に起こらない、刻子を雀頭に固定する場合や4枚使いからカンせず1枚切る場合、から打とするようなケースもあるが、
前者はA、後者は@として解釈する、この場合の面子落としは、面子一つまるまる落とすつもりで切ることを指す。
打牌比較の多くは、@、A、B同士の比較である。大抵は互いに同様の性質を持つもの同士の比較であるので、手役やドラが(=異なる性質に該当する)絡まなければ部分的に比較することが容易である。
異なる性質を持つもの同士の比較、または一つの複合搭子から1枚外す外し方の候補が複数存在するケースやCを選択しうるケースではまた別の基準を設ける必要がある。
当戦術論ではまず同様の性質を持つもの同士の優劣を比較することを行い、次に異なる性質を持つものを比較する為の基準を作ることを試みる。
上記のパターンの組み合わせについて一つずつ考察していくことで、全ての手牌における打牌選択の基準を網羅し、回答を与えることができるようになることが期待できる。