有効牌の考え方
牌Aと牌Bをどちらを切るか選択する際、それぞれの牌に対する有効牌について考える。ある牌に対する有効牌とは、その有効牌を引いたときに、ある牌とは別の牌が切り出されるような牌のことである。
故に、一見有効牌に見えても、結局そのある牌を切り出すことになる場合は有効牌ではない。
例:孤立に対する、は部分的には有効牌だが、既に上位互換に相当するブロック(面子や両面搭子)が4つ以上存在すれば結局切ることになるので有効牌ではない。
例:テンパイするが手変わりを待った方がよくなるような牌は有効牌とはいえない。
有効牌には様々な性質のものがある。(搭子ができる、面子ができる、搭子がより良い搭子になる等。)
同様の性質を持つものに関しては部分的に比較できるが、性質の違うものを一元的に比較することはできない(これらを比較する際はまた別の方法が必要となる)。
但し、上記の有効牌の中で、シャンテン数を下げるものとそうでないものとは明確な区別があり、シャンテン数を下げる有効牌に関して優れる選択を原則優先すべき。
(受け入れが何枚という場合の”受け入れ”とは、通常シャンテン数が下がる場合のことを指す、一方、シャンテン数が変わらない場合は通常”変化”と呼ばれる。ここでもそのように表記する。)
例: →打
裏目の引きでも打としてより手広くなるという理由で打とするのが正着(打とシャンテン数を下げる有効牌に関して差がない為)であるが、
裏目の引きでもタンピン三色が見えるからといって打とするのは誤打。(一通があるのでシャンテン数を下げる有効牌に関して明確な差がある。)