***何切る?統一スレ66***

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199焼き鳥名無しさん
☆3失点で済んだのはラッキーだった
自身のキャリアを左右するほど重要な意味を持つと思えた17日(日本時間)の登板で、井川慶は
勝利投手の権利を保ったままヤンキー・スタジアムのマウンドを降りた。5回を投げて3失点。
一見、まずまず。しかし、中身を詳しく見ていくと、「合格点」とは決して言えない。2本塁打を含む
7安打を浴びた上に、4四球、ボークも献上した。正直言って、これで3失点で済んだのはラッキーだったろう。
しかも、今夜(17日)は序盤に先制点をもらい、同点に追いつかれてもすぐに突き放してもらう、
先発投手にとっていわば理想的な試合の流れだった。だが、そんな中でも最後までピリッとせず、
ファンの期待に応えたとは言い難い。

「最初の2ランはカウント2-0からでもったいなかったです。(2本目の)ソロの方は力勝負にいって打たれてしまった」
試合後、トロイ・グラースに喫した2本塁打について、そう説明したときの井川の浮かない表情も印象に残る。

☆「コースが甘くなるのが最大の問題」
「持ち球自体は決して悪くない」井川について、ジョー・トーリ監督はこれまで結果が出ない間もずっとそう
言い続けてきた。確かにストレート、チェンジアップともに、好調時の切れ味はメジャーでもそん色ないように思える。
この試合も強打者フランク・トーマスから2奪三振。しかし、そのトーマスは試合後、井川がここまで結果を
出せなかった原因を分かりやすく説明してくれた。
「(井川は)間違いなくメジャー級の球を持っているよ。特にチェンジアップはいいね。ただ、どんないい球でも
投げるコースを間違えてしまえば、このリーグではその報いを受けることになっているんだ。井川の場合も、
四球が多いといった制球力の問題よりも、コースが甘くなることが最大の問題だよ」

井川の持ち球はメジャーでも通用するレベルだが、かといってコース関係なしに強打者たちを支配できるほどの
球威はない。ゆえにすべての球を丁寧にコントロールしていかねばならないが、それを1試合通じて続けられる
安定感がない。