***何切る?統一スレ66***

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188焼き鳥名無しさん
フランスでの日本の漫画ブームもここに極まれり、の感を強めさせてくれたのが、このほど
パリ郊外の国際展示場で開かれた第8回「ジャポンエクスポ」だった。ビデオを含めて
5万5000点に及ぶ日本の「MANGA」(今や日本語のままで表示されている)で埋め尽くされた
会場に、週末3日間の会期中に入場したのが約8万人。場内には、MANGAのキャラクターに
ふんしたフランス人の若者の着物姿も散見され、キャラクターグッズやたこ焼きの店にも
若者が群がっていた。

知人が翻訳を手伝っているMANGA専門出版社「キューン」のブースを訪ねると、共同経営者兼
翻訳家のセシル(31)とアメッド(30)が「食事をする暇もない」と汗だくになっていた。

社名を「胸がキューンとするMANGAの特性から取った」と語る2人は、1980年代にフランスで
ブームになった「ドラゴンボール」や日本のアニメ番組など、「1回完結のフランスの
マンガやアニメとは異なり、話が続いて主人公がその間に成長したりする物語性」に
魅せられたMANGAの第1世代だ。

日本をよく理解しようとパリ第7大学で日本語を専攻。セシルは日本の大学に1年間留学し、
アメッドも日本の自治体で研修生として2年間働いた。ともに日本語を完璧に読み、書き、
話す。

2003年に同社を設立。04年3月からこれまでに出版したMANGAは約70冊に上る。第1作は
訪日して見いだした新人、たきざきまみやの「エレメントライン」で、1巻から5巻まで
フランスでは大成功といえる各約1万部が売れた。

サスペンスもので知られる筒井哲也の「ダズハント」も約1万部と好調で、この作品の
日本以外での版権も持っており、香港、台湾、イタリアなどに販売した。ブースで一番
人気だった塩野干支郎次の「ユーベルブラット」は、3日間で1200部を完売したという。

このエクスポは、1999年に学生など愛好者が主宰した展示会を起源とし、第1回は2000年に
開催され、入場者数は3200人だった。昨年の入場者の内訳は15〜25歳が46%で最多で、
40歳以上も12%と、若者以外にも浸透している。