まず問題となった牌姿(
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/mj/1204466812/828)
三四五 (23478) 12356 ツモ五
においてツモ切るか打三(四)にするか打6とするかが意見の分かれ目。
で、最大の問題となるのはこの手を見たときに何を重視するかだよね。
上がることか、打点をみることか、あるいはダマで上がれるか、またはその複合か。
上がりやすさの他に、スピードも考慮に入れるべきかもしれない。まぁ変数はこんなもんか。
状況で打牌が変化するのはいうまでもないと思う。例えばツモが残り2、3回しかないなら
上がりを求めるよりもテンパイを求めたほうがいいのは言うまでもない。
>>65がそういう状況を考えてないってことはこの手はまず上がりに向かうっていうのが暗黙の了解というか前提だろう。
(念のためね)
上がり形は出上がりとツモの二つがあるが(あるいはダマ出、リー出)、全てを考慮して話していると要点がまとまらないので
とりあえず周りの人のことはあまり考えずにテンパイしていい形ならリーチで「上がりを主体」として考えたいと思う。
ここでちょっと補足というか蛇足。
>>65はダマにご執心だが、自分が上がるということに関してだけ焦点を当てればノベタンリーチもありなのはわかると思う。
ノベタンを意図的に排除するのは可能性の排除であって、こんなツモに何がくるかわからないゲームじゃそれは大胆ではないだろうか。
ちなみに
>>もちろんダマであがれないノベタンなんか意図的に無視してる
>>そんなのは伍切りのメリットでもなんでもない
五切りのメリットはノベタンというつもりは毛頭もなくて、肝心なのは五を切って最悪単騎になったとしても
ノベタンや(できれば)ピンフがつくという「可能性」を提示したかった。ようはどんなツモでも対応が出来るという可能性。
ターツを崩せば裏目を引いたときにかなり手痛い思いをするが、五切りは裏目を引いても対応ができるということを言いたかった。
問題はそれが自分の上がりに結びついた打牌かどうか。打点を目指すならピンフを目指せばいいけどまぁそれは上記により割愛。
まずテンパイ枚数の確認から(面倒だからピンフVSツモ切りで考えよう)
A)五ツモ切り → (6)(9)の8 47の8 (7)(8)の6 56の6 =8種28牌(内12ピンフ)
B)三四切り → (6)(9)の8 47の8 =4種16牌(内16ピンフ)
テンパイ枚数だけ見ればAが有利なのは間違いないんだが両者の差の12枚をもってしてもっとも早い良形待ちになるのは
どちらかというのが問題。
しかも厄介なのが単騎テンパイでも常にツモの可能性があることだ。
まじで簡単な小学生の計算をしてみるとどうなるだろう。一応試してみる。
136−13−1=122 (1回ツモるとするとAが28/122 22.9% 、 Bが16/122 13.1% でテンパイ)
早い話100人同じ牌姿の人がいたとして、1回ツモればAは23人、Bは13人がテンパイするってこと。(かな?)
内訳は
A)23人 10人ピンフ 13人単騎
B)16人 16人ピンフ
Aのピンフ(AP)の上がり牌は8牌、Aの単騎(AT)の上がり牌は3枚
Bのピンフ(BP)の上がり牌は8枚
AP)10人、8枚
AT)13人、3枚
BP)16人、8枚
さて、もう一度ツモるとどうなるか。
AP)8/121 → 6.6% 0.66人
AT)3/121 → 2.5% 0.325人
BP)8/121 → 6.6% 1.05人
AP+AT=0.66+0.325=0.985
BP =1.05
わーい、BPの方が上がり安い上にピンフも確実につくぜひゃっほーい。
とこんな結果がでたが、やはり問題となってくるのはATの存在。
APやBPはこれ以上変化がないので割愛するが、ATはツモる回数が多いほど変化が多いのである。
↑のはあくまで理想的なツモが続いた場合の結果であり、現実とは違っている。ATは他にとっての無駄ツモが有効牌になりえるから困る。
そんなわけのわからない状態で指標となるものは何だろうか。
わからないから安定的なBPにしようとするのもいい選択肢の一つだが、わからないことを放置して可能性を追うのをやめるのも思考の停止だ。
やはり状況で決めるしかないのだろうか。
まぁここで少し横道にそれて
>>898にレスをば。(
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/mj/1204466812/898)
・リーチの存在
>>リーチが存在するからといって、ダマで上がれない可能性の残るツモ切りが三切り四切り6切りより有利になることはない。
>>ダマで上がれないことの「デメリット」と、なんのためにリーチは存在するのか、とを結びつけてる意味が何度読んでもわからない。
ダマで上がるのが至上なのかわからないけど、ただ「上がる」ってことを考えた場合にはどちらが正しいとは一概に言えない。
「ダマで上がる」と「上がる」は似ているようでかなり違う。
いやに出上がりに固執していたので、リーチはただ単に出上がりできるかどうかだけに絞って考えた場合、そういう手段があることを示したかった。
ようは自分が上がる手段の一つ。
・ノベタンリーチ
>>五をツモ切ってリャンメンを先に引いたら、仕方ないからそういう変化に期待するしかないだろう
>>ただそういう過程を辿らねばならない可能性のある選択をする必要がないと、すでに書いている
仕方なくそういう道を選ぶのが悪いような言い方だが果たしてそうだろうか?
>>828の牌姿の次点でノベタンを想像するのは、三色がつくかな〜って思っていたら三色がつかない方を引いてきたようなものではないだろうか。ようは可能性の一つ。
そしてその過程をたどらねばならない可能性を選択する必要がないと断言できる根拠も薄弱だ。
>>65は
>>856の
>>タンキ受けからメンツ端牌のツモでピンフを作り直すという過程をたどらねばならない選択をする必要がない。
>>イーシャンテンでの受け入れ枚数も少なく、タンキになった場合ダマではあがれず、出来メンツの端をツモってピンフをつくり直すのに数巡かかり、
>>出来上がったテンパイの上がり枚数は五を頭にしてピンフを作ったときよりも少ない。
ということをいいたいのだろうけれど、タンキから端牌ツモで「作り直す」ではなくて「可能性を追う」だ。
選択するのは可能性であって、ツモではない。そりゃ、二手先のわからないことを選ぶより一手先のわかっていることを選ぶほうが楽だろう。
でも二手先を想像する必要がないかと言われればそれはクエスチョンだ。
ダマで出上がりができ、安定した速さを目指すのなら頭固定が有利だろうが、ただ「上がること」を考えた場合ノベタンの可能性を真っ向から否定するのは
手狭ではないだろうか?
・二手先のこと
>>「二歩先を見るとツモ切り有利」と言えず、「わからない」としか言えないところがツライ
>>1歩先が五残し有利で、2歩先が「わからない」なら、1歩先有利がわかってる五残しでいい、、と単純に思う
確かにそれも選択肢の一つで、明確なデータをこっちが示せない以上1歩先を見ることがわかっている中では無難なことであることはわかる。
だけど一応二歩先を見ることのメリットを次に示そうと思う。
・ツモ切りの変化に対するメリット。
>>そんな変化が、どんな変化なのかわからず、反論のしようもない
一応書き出しておこうと思う。
リャンメン決め打ちにした場合、何回か書かれていると思うが場の状況にかなり左右される。
代表的なものではポンやカン。また、普通に切られることでも最終的な上がり率は増減する。
ネトマとかで牌譜を再生しているとわかると思うが、リャンメンであろうとも自分が上がったときにその上がり牌はラス1だったとかラス2だったとか
そういうことが普通に起こっている。そういう時に、他家に先に処理されてしまうこともリャンメン固定のデメリットの一つ。
まぁもっともそういうことを考えないのがデジタルなのかもしれないが。
ツモ切りのメリットは↓の項と話が被るので↓にまとめておいた。
・柔軟に打つということ
>>五切りが五残しと比べて柔軟な点が述べられていないので、これまた反論のしようがない
↑の文の焼き増しになるが、リャンメン固定はポンやカン、あるいは普通に捨てられて薄くなったときもそのリャンメンで待つほかない。
だがタンキというのは柔軟で、例にあげたようにノベタンやうまくいけばピンフをつけることができる。
うまい人ならペンチャンカンチャン落としを狙うことも可能だろう。まぁこれは蛇足だけど。
待ちを変えることの必要性と待ちを変える事が出来る可能性は別次元の問題なので比較は簡単にはできないが、メリットがあることはわかってもらえると思う。
ようは
1歩先の確定した形とそれに付随する状況の変化に対応できないことへの恐れが五残し。(1歩先確定+未来への不安)
1歩先の不確定な形とそれに付随する状況の変化に精一杯の対応を見せるのが五切り。(1歩先不確定+未来への対応)
さて、話を元に戻そう。
タンキになる為にはリャンメンを先に引いてこなくてはならない
ならどっちみち引くのならピンフのほうがよくないだろうか
でももし引かないとしたら?
先に(7)(8)の6枚 56の6枚である縦ヅモをした場合はどうなるのか?
ピンフ決め打ちなら最悪のテンパイ逃し。まぁでもその後のツモによって改善される可能性もある。
そりゃ先にリャンメンを引くことを前提なら、どうやったって1歩遅れるタンキは負ける。
ポンなどで薄くなるデメリットがあろうがなかろうが、(6)(9)の8枚 47の8枚引けるのならリャンメンが正解だ。
だが12枚のテンパイ枚数の差は軽視できるものなのだろうか?
12枚の差を見て、「12枚の差はあるが、それは糞テンパイだ。テンパイ枚数には数えない」としても
もしそれがカンチャンペンチャンなら問題だ。変化が少ない。
だがタンキなら自在に動いてくれる。本当に12枚のテンパイ枚数の差を棚上げしていいのであろうか?
比較は
頭固定でリャンメンを先に引くか
VS
(7)(8)56の縦ヅモを意識しつつリャンメンを先に引いた場合、その後の変化を加味してリャンメンと張り合えるか
で行うべきであり、その上でどちらが上がる為には理にかなっているか。ということか。
ようはテンパイ枚数の差12枚を天秤にとって、12枚の差が埋まる前にノベタンやピンフでテンパイできれば後者有利といえるのではないだろうか。
もちろんノベタンやピンフがついたとしても上がり枚数に2枚以上の差はあるとはいえるが、まずはテンパイ速度が重要だろう。
さてどうやって検証したらいいものか。
先に縦ヅモをするとすればどうやってもタンキ含みが有利になるので割愛。リャンメンが埋まった場合、どうなるかがやはり焦点か。
何種類か表現方法があるので、以下に例を。(わかりやすくするため)
1)タンキテンパイをしたと過程。そのうえで12枚の差が埋まる前にリャンメンの方が上がり率が高ければリャンメン有利。
2)タンキテンパイをしたと過程。ノベタン含みの上がりとリャンメン固定の上がりに著しい違いがなければ、12枚のテンパイ枚数の差を持ってタンキ含み有利。
12枚の差を具体的に提示できれば道は見えそう…か?
ならとりあえずタンキになった場合の有効牌の数え上げが必要であろう。
単純にタンキになった場合、ノベタンピンフを込みで考えると何牌の有効牌がでるだろうか。
三四五 (23478) 12356
・ツモ(6)の場合
二が4、三が3、六が4 (1)が4、(2)が3、(4)が3、(5)が4、(6)が3、(8)が3、(9)が4 1が3、4が4、5か6が3枚ずつで上がり牌(五は確実にフリテンだから放置)
・ツモ(9)の場合
二が4、三が3、六が4 (1)が4、(2)が3、(4)が3、(5)が4、(6)が4、(9)が3 1が3、4が4、5か6が3枚ずつで上がり牌
(6)42牌がそこそこいい形のテンパイ、3牌が上がり牌。計45牌。
(9)39牌がそこそこいい形のテンパイ、3牌が上がり牌。計42牌。
・ツモ4の場合
二が4、三が3、六が4 (1)が4、(2)が3、(4)が3、(5)が4、7か8が3枚ずつで上がり牌、1が3、4が3、6が3、7が4
・ツモ7の場合
二が4、三が3、六が4 (1)が4、(2)が3、(4)が3、(5)が4、7か8が3枚ずつで上がり牌、1が3、4が4、7が3、8が4
ツモ4 38枚+3枚
ツモ7 39枚+3枚
牌が120牌そこそこだと考えると3回ツモれば大体テンパイ取れそう。もちろん現実にはフリテンもあるけど今は思考実験だから放置。
有効テンパイ牌の平均を取るとタンキだと39.5牌の有効牌ってところか。40牌近くってことだね。(上がりもあるけど無視してみる。)
まぁこう見るとタンキテンパイをした場合、すぐに張りなおせるのはわかると思う。
リャンメン2種と比較したとしてリャンメン2種は最大16牌に対してタンキは40牌だからだ。
まぁでも現実にはフリテンあるからMAX40とはいかないだろう。30か・・・20中盤だろうか?具体的な数字はわからない。
これは先にタンキテンパイをした場合だ。先にリャンメンが埋まればタンキは作り直しの手間がかかる分負ける。
ただしかし、その負け方が微妙で(負けのタンキ受けになったとしても)何しろ40牌近い有効牌があるため、
あっさりとノベタンなどで張りなおせてしまうので先の12枚のテンパイ枚数の差が結果の差になるのかが微妙なところである。
(どの道タンキにしろテンパイはテンパイでもあるわけだし)
なら負けたとしても安定なタンキを支持する人がいたとしても不思議はない。ドラがなんであれやや使いやすいのもメリットか。
しかし現実にはフリテン、出上がりの有無などの要素が起きるためタンキは運に左右される。
その点リャンメン固定は安定している。役も確定リャンメンも確定。
安定性を求めるのならリャンメンを選ぶ人がいたとしても不思議はない。
さて、また話がループしてしまった。
やはりここは麻雀にありがちな状況で決めるしかないのだろうか。
例えば、トップ目の親でそこそこ点数に余裕があり、振込みの可能性があるリーチに頼りたくないというのならダマ出があるリャンメン固定がいいだろう。
しかし、二位と僅差の親で何を上がられても嫌だというのならテンパイ枚数の多いタンキ含みがいいだろう。仮テンツモでもいいし
あっちがリーチしてきてもタンキならすぐさま追っかけられる態勢が整っているからだ。
(タンキですらテンパれてないなら、リャンメンでもテンパれてないから反撃態勢が整わない「可能性」が高い)
そもそも設問の問題に対して複数の回答や解釈が存在するのが難だ。
ダマ出を期待するなら例えば次のような牌姿だとどうなるんだろう。
>>879のような役牌アンコとかタンヤオだ。
(A)三四五 (23478) 12356 ツモ五 をちょっと変化させてみよう
(B)二三四 六七八 (45) 234 67 ツモ四
これなら裏目を引いても出上がりが出来る。出上がり至上な人はこの牌姿だとツモ切りが多いのではないだろうか。
それとも二三落としでタンピンを確定させる人もいるのかな?
AとBでは裏目を引いてきた場合に出上がりができるか否かの違いしかない。(注:点数的な問題を棚上げするとね。もしなんだったらドラで点数を調整してもいい。)
Aの問題もBの問題もツモ切りする人がいたらそれはテンパイ枚数を最大にする打ち方で、まずテンパイありきな人たち。
Aの問題もBの問題も三四(および二三)落としをする人は役ありきな人たち。
でも仮にAの問題で三四を打つのに、Bの問題ではツモ切りするという人がいたらそれは設問を上がるかどうかで考えているのではなくて「出上がり」できるかどうか
で考えていることになる。
どっちが正しいかはおいておくとして、こういった考えの違いがあるからいつまでたっても両者の溝は縮まらないのではないだろうか。
で、どっちかを正しいと定義させるためには数学で厳密に計算して上がり点や確率などを計算すればでるのであろうが
差が微妙すぎるしそもそも変数も多いので、やはり状況打ちしかないのではないだろうかという結論に至る。
数学的な差よりも状況による差の方が結果にもたらす影響が大きいと思うのだ。
だから平場だと過程するならば、もうここは場の状況次第というのが正解でどれを打ってもいいんじゃないか、(場に出てる数牌の枚数や局数、点数状況)
どれを打ってもそれは雀風ではないかという結論にいたったのですがどうでしょうか。
結論でなかったとも言うかも。投げっぱなしでさーせん・・・繰り言多くてさーせん・・・