とっちゃん坊やストーリーでも語ってうやむやのうちに1000を目指すかなー
とっちゃん某やストーリー(ある意味ノンフィクション)
漏れが「とつげき東北」という生き物に注目しはじめたのは2000年問題で
世間が揺れた99年も暮れのことだった。
当時,某会に所属していた彼の存在は東風という小さな社会ですら
ちっぽけなものであった。現在,特定の団体に所属することに意義を
見出さない彼であるが当時はその団体の一員として忠実に自分の
任務を遂行していた。
彼は団体に属する者の多くがそうであるように自分の団体に誇りを
持ちその団体をたてるような発言をし積極的な勧誘活動を行っていた。
私自身,「とつげき東北」というシンプル且つインパクトの高い彼の名は既に
知っていたが当時はよく見かけるなという程度の認識であった。
単なる東風の有名サークルの一員にすぎない「とつげき東北」に私が
注目しはじめたのは凸を中心に巻き起こったひとつの出来事を通してである。
そう、あの出来事が全ての始まりだったのである・・・
いつものように暇潰しにネットサーフィンをしていたある日
私は東風でそこそこ名の通っている方々ばかりのHNが羅列
されている某HPを発見した。そのHPには東風で聞き覚えのある
名前が多く当時,東風という箱庭にどっぷりとつかりきっていた私は
そのHPに興味を示した。
なるほど,東風で有名なHNを記載してこれといった制約をもたせず
掲示板で交流するプランは面白い。ただ内容については東風に無数に存在する
とるにたらない団体の馴れ合いとなんら変わらないものであった。
そのHPについてもう少し語るとすればそういった団体の馴れ合いよりも
人生や愛,といった耳当りのいい言葉で来るものを癒すある意味宗教的な
匂いとでもいうのだろうか?そういうものを感じた。
この世紀末,そういった癒しを求めて来る人達が多いのだろうか?
そのHPの掲示板はなかなか盛況で信者?の書きこみに対してそのHPの
管理者(教祖)がいかにも宗教的な慈悲深い救いの言葉で応対していた。
私も当時,心身ともにつかれきっていたのだろうか。なぜかはわからないが
そのHPを見ることが日課になっていた。
そんなある日とつげき東北がそのHPに現れた。
とつげき東北もそのHPの仲間の1人であったようだが当時から仲間内では
はっきりとものを言う性格は知られていたようだ。
そのため相手を癒すためのまやかしや偽善でいっぱいの
その掲示板には頻繁には登場しにくかったようだ。
その掲示板に彼が現れた。彼の発言の内容ははっきりとは覚えて
いないが確かこのような感じの内容であったと記憶している。
「麻雀に流れはない。流れがあるという奴は素人」
このとつげき東北の一言は 生ぬるいこの掲示板の中で
一際異彩を放ち物議をかもしだした。
知ってのとおり,未だ麻雀において流れ信望者は多いようだ。
人間というものは目に見えない神秘的な力に奥の深さを
見出したいのかそれはわからない。
当然,彼の発言に対してその掲示板の住人達は反論した。
彼に賛同する発言もあったがそれはごく少数であった。
しかし彼1人の出現によってその掲示板の空気は一遍したのは事実である。
一言でその場にあった流れを変えてしまう男「とつげき東北」
結局,このとつげき東北の流れに対する提言は「掲示板にふさわしくない」
という教祖の一言によってうやむやにされてしまったがとつげき東北という男は
その事件によって私の心を魅了した。
東風にも「面白い奴が出てきたな」というのが当時の私の偽らざる感想だ。
969 :
焼き鳥名無しさん:01/12/17 17:39
ii!
970 :
焼き鳥名無しさん:01/12/17 17:55
おもろい。ジャガイモスレなんかに書きこんでる暇あるんだったら
こっちすすめてくれ。>ゲゲゾゾ
971 :
焼き鳥名無しさん:01/12/17 18:24
げげぞぞに理解できる範囲か?R1500付近なのに
私はその事件以来,“どくぜつ”東北の再来を心待ちにしそのHPの巡回を
強化した。「なにかやってくれそう」という期待感を胸に。
そんな折,とつげき東北の舎弟と思われる人物がそのHPのお仲間の1人と
一騒動起こした。傍目からみればとつげき東北の舎弟がそのお仲間を
一方的に攻撃しているかのように見えた。しかしよくよく見ていくとその舎弟の
言い分から察するに両方に非があるように思えた。
だがそのHPの管理者はとつげき東北の舎弟の和を乱す行動を戒め
問答無用で締め出すという判断を下した。
仲間という形をとりながらも流れ論をうやむやにされて以来その管理者
に対しての猜疑心が強まっていたとつげき東北はかわいい舎弟が
邪険に扱われたこの出来事を通してその教祖に対してはっきりと
敵意をもつように至ったように思えた。
この頃から99年秋頃に開設したとつげき東北HPが段々と知名度があがっていくのだが
とつげき東北HPについては後ほどスペースを割いて振り返っていくことにしよう。
ここではまず紀元前とつげき東北を語るに欠かせないエピソードのひとつである
この教祖ととつげき東北との「決闘」について書いていく。
さて舎弟が教祖の凶弾に倒れた。面倒見のいい彼のこと,
黙って見過ごすはずがない。彼は舎弟の仇をとるため念入りな準備と
用意周到な計画を練った。
彼は教祖とはそこそこに付き合いがあったためある程度教祖の性格を熟知していた。
彼の分析によれば教祖は中味はあまりないがプライドは富士山がごとく高く
話術による洗脳に長けているとのことだった。
(ただ彼に言わせればこの話術の効果は凡人に対してのみ有効でとつげき東北の
ような知的階級には至極,滑稽としか映らないそうである)
そのためにとつげき東北は自分のHPで数学の問題を出題して相手(教祖)
を誘い出すことにした。
974 :
焼き鳥名無しさん:01/12/17 19:43
975 :
焼き鳥名無しさん:01/12/17 19:51
お〜もしろくなってきたっ ageageage〜い
教祖って「ぷりん♪」やな!!??
ネットであれ実生活であれ仲間内に小憎たらしいと思っている人物が
居ることは誰にでもある事と思う。そういう微妙な関係はずっと続いていく
こともあるが時になんらかの問題がキッカケで発露することもある。
例えば揉め事があった折に「前からお前のこと気に入らなかったんだよな」
的なものである。
とつげき東北は数学の問題を出すことによってこのような教祖を攻撃する
キッカケを「人工的」に作ろうとしたのである。
数学の問題を出しそれを教祖が間違える,そして自分の失敗を認めずに
強がる,その言い訳をサンプルとして教祖がいかに自尊心ばかりが高く自分の失敗
を認めない愚かな人間であるかということをここぞとばかりに攻撃するという
寸法である。
もし仮に教祖が数学の問題を解けたとしてもとつげき東北が後から別の解法で
模範回答を示すだけでいいのである。相手がボロをだせばもうけもの。
ボロをださなくても直接的に攻撃したのではないから単に数学の問題を
みんなで考えたというイベントとして処理すればいいだけのことである。
しかしとつげき東北は教祖の実力では必ずボロをだすと踏んでいたのであろう。
教祖はわざわざとつげき東北のHPで答えを得意げに披露したが解答はとんちんかん。
まさにとつげき東北してやったりの図である。
後はもうとつげき東北の術中であった。自ら的確な解答を示し観客に教祖と自分との
解答を比較させるように演出した。
そして後はとつげき東北よりは劣るが一般人よりは少し優秀な人々に自分の解答と
教祖の解答のどちらが正しいかの確認を求めるだけである。
満場一致で観衆はとつげき東北を支持しこれにより教祖は観衆の前で赤っ恥をかいて
しまったのである。私はこの件については教祖の全面敗訴であることは否めないが教祖の
行動に問題があったと思える。
教祖は自分の世界では教祖たりえるがそこから出てしまうとただの人間なのである。
しかもとつげき東北HPというただでさえ毒素の強い大地に踏み入れてしまった。
教祖の結界はあくまで教祖の世界でのみ有効だということをもっとわきまえておくべきだったのである。
とつげき東北は当然,ここで力を緩めなかった。自分の否をなかなか認めず体調が悪かった,
忙しく適当に解いてしまったという強がりをいう教祖に対し「いつもそうだろ」
と間髪いれずに突っ込んだ。そして教祖がいかに見せかけだけの人間であるかをここぞと
ばかりに攻めたてた。
私は日頃,どくぜつながらも頭や口調はきわめて冷静な彼が激昂する様に驚くと
同時にとつげき東北の新しい一面を垣間見たようで激しく興奮し勃起した。。
(人間は性的刺激だけでなく過度の興奮状態にも性器が至極,意思的になると
いうことはこの時初めて得た知識である。)
980 :
焼き鳥名無しさん:01/12/17 20:42
猿真似はやめろや
この後,とつげき東北のブレーン等が登場し教祖と激しく遣り合うのだが
これについては長くなるしとつげき東北を追っていけばそのやり取りを見る
ことができるのでここでは割愛する。
とにもかくにも元は教祖のHPの名前の羅列のひとつに過ぎなかったとつげき東北が
「王様は裸だ」という事実をはっきりと示してしまったのである。
教祖にとっては飼い犬に手をかまれるとはまさにこのことであろう。
この事件以来,教祖の弱体化を尻目に皮肉にも「とつげき東北」の名は急速に有名になって
いくこととなる。まさに親会社を小会社が追いぬいたという形である。
以前からとつげき東北に目をつけていた私は「とうとう出てきたか」と至極嬉しく思った
ものである。
さてとつげき東北をここまで育てたのはHPという手段であることはいうまでもない。
今まで身内の麻雀仲間に対してしか語れなかった麻雀論。
仲間内で負け知らずの自分を誉めたたえ尊敬してくれる友が居る。
仲間内で勝ちまくり懐もさぞ暖かかったことだろう。
しかし彼は絶えず満たされぬなにかを感じていたに違いない。
それがインターネットという文明の利器を使用して自分の麻雀論をありとあらゆる階層の
人達に発信できる感動。そしてその発信によって得られる賞賛の言葉,拍手喝采,雨あられ。
とつげき東北はHPという自己実現の道具に素晴らしい可能性を
見出しHPでの活動に没頭した。
そしてとつげき東北はHPを発信源として東風のスター街道を驀進する。
独特の語り口調の麻雀講座,東風のツールできすぎ君,ウィットの利いた楽しい
読み物等のコンテンツを駆使しとつげき東北は金と名誉,そして女を手に入れることに成功した。
一見するとここまで多くの財産を手に入れたとつげき東北は既に東風荘でやれる
目的の大半を果たしてしまったのではないか。とも思える。
しかし長年とつげき東北を追いかけ続けてきた私はとつげき東北がこの程度で満足
する人物だとは思えない。なぜなら金,名誉,女というのは至極世俗的なもので
あるからだ。彼にとって金,名誉,女というものは彼の崇高な理想を達成する上
で通過点にすぎず理想を目指していれば必ず手に入る彼の中でのスタンダードに
過ぎないのではなかろうか,と。
その理想の果ては新しい麻雀理論の構築か,データをたえずちらつかせてプロ
を批評する麻雀評論家か,はたまた麻雀による世界制服か。
とつげき東北の野望はいまはじまったばかりだ。 [ 完 ]