1行リレー小説・「雀荘常連殺人事件」

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95焼き鳥名無しさん:01/09/26 23:13
**** 第三章 被害者の身元(2)はココマデ ****

引き続き

**** 第四章 女流プロ渡辺紀香 **** ヘトツヅキマス。
96焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:08
**** 第四章 女流プロ渡辺紀香 ****
97焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:11
後日、田中は四萬を手がかりに捜査を再開した。
98焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:17
製造元のT社に問い合わせた所、以外にもあれは贈答用の高級品であり一般の雀荘やゲーム店には卸てはいないとの事。
99焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:20
しかも現在は製造中止でここ数年でも都内で3ロットしか卸していなかった。
100焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:22
「とすれば・・・」と田中。
101焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:24
「牌の方はしらみつぶしに、購入者にあたって・・」
102焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:25
そのうち卸したのは、例の雀けんぽん含め2店舗、別の1店舗は不審な点は無かった。
103焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:26
時をほぼ同じくして、京都ではある小役人が帰途についていた。
104焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:27
「これは若いもんにやらせよう。
わしは紀香たんのほうをハアハア・・・・」
105焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:28
そして最後の1ロットは今は潰れてしまって存在しないと言う北海道の店に卸していた。
106焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:30
そこの経営者は現在行方不明。今後そっちの捜査は北海道警に任せる事になった。
107焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:32
長身で、眼鏡をかけた小役人は、年齢26、7といったところだろうか。
108焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:33
四谷署第一課は都内の1ロットに対して徹底的に捜査する方針を決定した。
109焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:34
一方、CIAは最近のテロ事件と今回の殺人事件との関連を秘密裏に調査していた。
110焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:38
田中は念の為、牌に触れた機会のある渡辺紀香を事情聴衆すべく彼女のホームグランドである新宿のS店を訪れた。
111焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:44
***************ここまでの登場人物の整理********************
被害者:2ちゃのお約束、現在「名無し」

雀けんぽんの店長:桂正憲
川瀬サン:同卓者(客)、都内の大学に通う22歳の男、雀オタ
中村サン:同卓者(客)
吉永サン:同卓者(客)
雀けんぽんの従業員3人(仮にA,B,C)
渡辺紀香:雀けんぽんの今年の正月イベントのゲスト
小泉薬局の店主:正月イベントの優勝者

田中:警視庁四谷署の刑事
********************************************************
112さて私はだれでしょう:01/09/27 21:06
道警から連絡がはいった。
最後の1ロットの経営者は、今は道東にいるらしいとの情報を。
113焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:13
桂「この事件裏がありそうだ」
114焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:20
「裏ドラは5ピンですね」
115焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:23
田中が店内に入ると、其処には煙草の煙ならぬシャネルの芳香が漂っていた。
116焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:25
そして伝説へ…
117焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:25
入って正面の卓に足を組んだ美女がいた。美人プロ雀士、渡辺紀香その人であった。
118焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:28
卓前にコツコツ進んだ田中と紀香の目が即座に合った。
119焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:33
「な〜に?サイン?しょうがないわね〜あっ幸司クンそれロンね。ジュンチャンサンシキ12000点ヨ」ぶっきらぼうに紀香は言った。
120焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:35
「いや、そうではなく私こういう者でして…」田中は警察手帳を差し出した。
121焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:37
「え…?警察の方?…わ、私は…   あ、それロン!ピンフ三色親の1本場で6400点」
122焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:38
田中は、その言葉に何やら動揺のような物を感じた
123焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:40
すると紀香は 突然態度を変え「あっ刑事さん!わ〜ステキ!これアルマーニ??」と田中の胸にすがりついてきた。
124焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:43
「いやこれはイトーヨーカドーで\6,800です。」まんざらでもなかった田中はおやじギャグで返した。
125焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:48
捜査に来た事を察した紀香は「店長いいかしら?」そう言うと、田中と二人してソファに移動した。
126焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:52
「何のご用?」と紀香。
「単刀直入に聞きます。この四萬に見覚えは?」と田中はポケットからビニールブクロに入った牌をみせた。
127房州:01/09/29 01:56
「ピンフサンシキ1本場で6400…?」桂は疑問を抱いた。
128焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:10
「謎は全て解けた」
129焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:16
「みんなを雀けんぽんに集めてくれ。」
130焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:20
「・・・・何かしら??」「ひょっとして桂サンとこの…」
131焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:23
「そうです。正月の雀けんぽんのイベントの賞品です。」
132焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:25
「でもそれが何か…」紀香が率直な疑問をぶつけると田中は事件の詳細を説明した。
133焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:31
紀香は一瞬ゲッと言うような蒼ざめた表情を覗かせたが、その後は正気に返り、淡々と当時の状況を語った。
134焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:37
事情聴衆は数十分続いてが結局、四萬に関しては、当日店長室で麻雀セットにサインをした以外には不審な点はなかった。
135焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:41
「そうですか…わかりました。お仕事中失礼しました。」田中はそう言うとS店を後にした。
136焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:46
田中の背広に染み着いた紀香のシャネルの香りが、移動のパトカーの車内に嫌みにたちこめていた。
137焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:49
******* 第四章 美人プロ雀士渡辺紀香 ハ ココマデデス *******

引き続き

******* 第五章 店長・桂正憲 ******* ヘトツヅキマス。
138焼き鳥名無しさん:01/09/29 03:00
******* 第五章 店長・桂正憲 *******
139焼き鳥名無しさん:01/09/29 03:08
―――――――――回想――――――――――
「ハァハァ ウーーーーーー」
140焼き鳥名無しさん:01/09/29 23:51
「紀香タン…」桂正憲。2つの顔を持つ男。
141新宿雀鬼:01/10/01 13:01
漏れ いじめられてひがしかぜこれなくなった
142焼き鳥名無しさん:01/10/01 14:00
ふとここで、便意をもよおした。
143焼き鳥名無しさん :01/10/04 23:41
その後、彼の姿を見た者はいない・・・


                完
144焼き鳥名無しさん
******* 新章 帰ってきた田中*******