1 :
焼き鳥名無しさん:
「これラス半で」私がメンバーに告げ終えた瞬間、ドリンクを飲んでいた対面が死んだ。
2 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 04:29
騒ぎに乗じて、対面の上家が対面の籠から千円札を抜き取った。
3 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 04:38
店員に怒られた。
4 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 04:40
被害者の手帳に、彼のホームページのURLが記されていた。
5 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 04:44
『スイマセン。皆さん今警察を呼ぶからこのままじっとしてて』
6 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 04:46
店長の桂正憲が叫んだ。
7 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 04:48
警察がきた。
8 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 04:49
長く異様な沈黙の後、警察が到着した。
9 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 04:50
店内には、従業員、客が共に3人ずつ。
10 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 04:50
『警視庁四谷署の田中です』初老の男は手帳を差し出した。
11 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 04:54
「同卓していた人たちはだれかな」田中は桂に厳しい目でたずねた。
12 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 04:58
『ドーモ(^ー^; ゴクロウサマデス』桂が滅多に見せない接客態度で応対する。
13 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:02
『ええっと…川瀬サンと中村サンと吉永サンかな?確か…あっそうです間違いないです、、、』
14 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:05
客は4人しか居ないのに、それすら把握してない桂だった。
15 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:05
川瀬は、30代のサラリーマン風の男である。
16 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:07
私こと川瀬は現在都内の大学に通う22歳の男だ。
17 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:07
ヤレヤレと言った面もちで、刑事の田中が川瀬の前に進み出る。
18 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:08
「
>>15は間違いです」慌てて訂正する川瀬に、田中は疑念を抱いた。
19 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:09
『あなた害者をご存じですか?』唐突に田中は切り出す。
20 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:11
川瀬は困惑しながらも、「この店での顔見知り程度です」
21 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:12
「お前ら博打は駄目だぞ」
22 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:12
『…いえ知りません』モジモジと答える雀オタの川瀬。
23 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:14
『それじゃあ、中村さんと吉永さんでしたか?なにかありませんか?』
24 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:15
「
>>20は間違いです」川瀬の二度の訂正に、田中の疑念が強まる。
25 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:20
中村と吉永は互いの顔を見合わせ、共に『あっいや知りません…』
26 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:21
『わ、私も初めて会いました』そう答える中村は、見るからに…
27 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:21
「
>>23は間違いです」田中の訂正に、桂の疑念がほとばしる。
28 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:22
田中は怪訝な顔で『じゃお店の方達はどうなんです?』
29 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:25
桂と店員の3人もお互いの顔を見合わせ『首を横に振った』
30 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:26
その瞬間、若い店員の顔に動揺の色が浮かんだのを、熟練の田中は見逃さなかった。
31 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:26
「初めてのお客さんで…」桂が遅蒔きな答えを返す。
32 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:27
しかし田中は遊び心から、その動揺を見て見ぬふりした。
33 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:28
それを先に言えよと言いたげな顔で田中はムッとして桂を見る。
34 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:30
「ショウガネエナァ」と呟きながら害者の所持品を調べる田中
35 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:31
「犯人はこの中にいる!!」突然叫んだ客の一人が、田中に奇行を咎められた。
36 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:32
がしかし害者の体からは免許証は元より財布まで見つからなかった
37 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:32
『そりゃそうだろう…』田中がため息交じりに言った
38 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:32
「これは……?」
39 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:34
財布も持たネエでマージャン打ちに来るか?田中はキレ気味に叫ぶ。
40 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:37
このとき田中は、害者は初めての客という桂の言葉とタイトルとの矛盾に気付いていなかった。
41 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:44
同卓の客も、店の人間も、誰も知らない…所持品もない…
42 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:46
じゃぁいったいコイツは誰なんだ! 田中が叫んだ。
43 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:46
44 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 05:48
**************************************************************************第一章 “見知らぬ常連客”はココマデス****************************************************************************
45 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 06:01
*******第二章”被害者の身元”*********
46 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 07:11
桂は何かを思い出そうとしていた。
47 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 08:04
害者のズボンの後ろポケットに四萬の麻雀牌のキーホルダー
キーは何もない
48 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 08:40
「それは・・・キーホルダーではなくて、うちで使ってる四萬でしょう」
桂がおそるおそるいった。ややうつ向き気味だった全員がハッと顔を上げる。
「つまり・・・」
49 :
焼き鳥名無しさん:01/09/22 08:41
桂は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の犯人を除かなければならぬと決意した。
50 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 15:59
ガイシャはイカサマをしていた!!
51 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 19:07
しかしその日、害者は負けていた。
*******************登場人物の整理**********************
被害者:2ちゃのお約束、現在「名無し」
店長:桂正憲
川瀬サン:同卓者(客)、都内の大学に通う22歳の男、雀オタ
中村サン:同卓者(客)
吉永サン:同卓者(客)
他に店内には従業員が3人
田中:警視庁四谷署の刑事
********************************************************
53 :
☆道東@板長:01/09/26 19:54
中村はつぶやいた。
こんなことなら第2東風荘ちゃたくでおこなっている第8回板長杯にでていればよかった。と・・・・・
54 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 19:57
よくよく調べてみると害者はガス牌をも持っていた。
55 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 20:06
吉永はその隙を見逃さなかった!!。
56 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:13
いや、この四萬は記念品ですよ。うちの10周年記念の!店員Aが叫んだ。
57 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:15
「ちょっと見せてみろ!」桂が偉そうにしゃしゃり出る。
58 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:17
「ウム、間違いない。」四萬を手に取りうなずく桂
59 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:19
「その10周年記念とは?」田中が桂に突っ込む。
60 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:20
桂「ハイ。今年の1月に行われたこの店のイベントです。」
61 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:23
「でこれがその時の賞品?なるほどね」やっと手がかりが掴めそうでホッとしたのか、幾らか表情の緩んだ田中
62 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:26
「で何人に渡したんです?この麻雀牌を」田中は立て続けに突っ込む。
63 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:28
「優勝者一人だけです。四萬だけじゃなくフルセットでして…」
64 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:31
「ケースに当日のゲストの女流美人プロの渡辺紀香さんのサインが入ってまして、」
65 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:33
「序でに握手と記念撮影が出来るので、参加者皆気合いが入ってたんですよ ハハハ…」ひきつって無理に笑う桂。
66 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:36
「ホウホウ、それで優勝者は誰なんです?」そんなコタアどうでもいいんやとぶ然として突っ込む田中。
67 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:46
桂「ハイ、小泉さんです。4丁目の薬局のご主人の」
68 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:50
「4丁目って富久町の?」「えらい近所やな…」
69 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:52
「ええ。一番の常連さんでして」商人風にもみ手で答える桂
70 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:54
「ヨシ じゃ早速行ってみるか」田中が気合いを込めて呟く。
71 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:56
現場にいた全員の住所連絡先を確認し、現場に警官を残して田中は雀荘を後にした。
72 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 21:59
**** 第二章 被害者の身元(1)はここマデ ****
**** 引き続き 第三章 被害者の身元(2)**** へ続く。。
73 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:04
**** 第三章 被害者の身元(2)****
74 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:05
田中が小泉薬局へ到着した。店内に入る田中。
75 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:07
「プッ」田中は店内に入るなり思わず吹き出した。
くんくん、この匂いは・・・・・!?
77 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:10
店内には、例の渡辺紀香と横でVサインする小泉の写真が 大伸ばしに飾られていた。
78 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:12
ゴメンクダサイと呼ぶと、奥から例のVサインのおやじが表れた。
79 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:15
人の良さそうな、いかにも殺人などには縁遠い安穏な商店主といった感じの男であった。
80 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:17
田中は事件のここまでの詳細を説明し、例の麻雀牌を見せて貰えないかと頼んだ。
81 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:19
言われた通りに小泉は奥から麻雀牌を取り出してきた。
82 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:21
手袋をし直し、中身を確認する田中。
83 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:22
・・・・・・・・・・・・・・
84 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:25
麻雀牌は一枚も欠けていなかった。と言うより一度も使用されてない故に当然ピカピカだった。
85 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:27
「ん〜」と呟くと次ぎに田中は先程撮影した害者の写真を見せた。
86 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:30
小泉は「イヤ〜知らないな〜雀けんぽん(:例の現場となった雀荘)でも見た事ないな〜」と言った後一瞬間をおき…
87 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:36
「アッこの人さっきドリンク買いに来た人ダヨ〜」と叫んだ
88 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:43
「何ですと〜」田中が叫ぶと同時に鑑識が店内に入ってきた。
89 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:51
鑑識は田中に何やら耳打ちする。・・・間をおいて田中が「やはりな…」と呟く。
90 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:52
「私何にもやってないよ〜」小泉が思わず叫んだ。
91 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:54
「いやいや貴方を疑ってはいませんよ」田中はなだめるように答える。
92 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 22:56
検死の結果はこうであった。
死因:薬物中毒
薬物:ストリキニーネ(同様の成分が害者の指先より検出)
93 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 23:07
つまり、何者かに偽って毒物入りの薬を手渡され、それをドリンクで流し込
94 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 23:11
「やはり手がかりはあの四萬だけか…」田中はそう呟き、迷路に迷い込みそうな予感を感じるのだった。
95 :
焼き鳥名無しさん:01/09/26 23:13
**** 第三章 被害者の身元(2)はココマデ ****
引き続き
**** 第四章 女流プロ渡辺紀香 **** ヘトツヅキマス。
96 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:08
**** 第四章 女流プロ渡辺紀香 ****
97 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:11
後日、田中は四萬を手がかりに捜査を再開した。
98 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:17
製造元のT社に問い合わせた所、以外にもあれは贈答用の高級品であり一般の雀荘やゲーム店には卸てはいないとの事。
99 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:20
しかも現在は製造中止でここ数年でも都内で3ロットしか卸していなかった。
100 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:22
「とすれば・・・」と田中。
101 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:24
「牌の方はしらみつぶしに、購入者にあたって・・」
102 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:25
そのうち卸したのは、例の雀けんぽん含め2店舗、別の1店舗は不審な点は無かった。
103 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:26
時をほぼ同じくして、京都ではある小役人が帰途についていた。
104 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:27
「これは若いもんにやらせよう。
わしは紀香たんのほうをハアハア・・・・」
105 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:28
そして最後の1ロットは今は潰れてしまって存在しないと言う北海道の店に卸していた。
106 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:30
そこの経営者は現在行方不明。今後そっちの捜査は北海道警に任せる事になった。
107 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:32
長身で、眼鏡をかけた小役人は、年齢26、7といったところだろうか。
108 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:33
四谷署第一課は都内の1ロットに対して徹底的に捜査する方針を決定した。
109 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:34
一方、CIAは最近のテロ事件と今回の殺人事件との関連を秘密裏に調査していた。
110 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:38
田中は念の為、牌に触れた機会のある渡辺紀香を事情聴衆すべく彼女のホームグランドである新宿のS店を訪れた。
111 :
焼き鳥名無しさん:01/09/27 17:44
***************ここまでの登場人物の整理********************
被害者:2ちゃのお約束、現在「名無し」
雀けんぽんの店長:桂正憲
川瀬サン:同卓者(客)、都内の大学に通う22歳の男、雀オタ
中村サン:同卓者(客)
吉永サン:同卓者(客)
雀けんぽんの従業員3人(仮にA,B,C)
渡辺紀香:雀けんぽんの今年の正月イベントのゲスト
小泉薬局の店主:正月イベントの優勝者
田中:警視庁四谷署の刑事
********************************************************
112 :
さて私はだれでしょう:01/09/27 21:06
道警から連絡がはいった。
最後の1ロットの経営者は、今は道東にいるらしいとの情報を。
113 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:13
桂「この事件裏がありそうだ」
114 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:20
「裏ドラは5ピンですね」
115 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:23
田中が店内に入ると、其処には煙草の煙ならぬシャネルの芳香が漂っていた。
116 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:25
そして伝説へ…
117 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:25
入って正面の卓に足を組んだ美女がいた。美人プロ雀士、渡辺紀香その人であった。
118 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:28
卓前にコツコツ進んだ田中と紀香の目が即座に合った。
119 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:33
「な〜に?サイン?しょうがないわね〜あっ幸司クンそれロンね。ジュンチャンサンシキ12000点ヨ」ぶっきらぼうに紀香は言った。
120 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:35
「いや、そうではなく私こういう者でして…」田中は警察手帳を差し出した。
121 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:37
「え…?警察の方?…わ、私は… あ、それロン!ピンフ三色親の1本場で6400点」
122 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:38
田中は、その言葉に何やら動揺のような物を感じた
123 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:40
すると紀香は 突然態度を変え「あっ刑事さん!わ〜ステキ!これアルマーニ??」と田中の胸にすがりついてきた。
124 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:43
「いやこれはイトーヨーカドーで\6,800です。」まんざらでもなかった田中はおやじギャグで返した。
125 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:48
捜査に来た事を察した紀香は「店長いいかしら?」そう言うと、田中と二人してソファに移動した。
126 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 01:52
「何のご用?」と紀香。
「単刀直入に聞きます。この四萬に見覚えは?」と田中はポケットからビニールブクロに入った牌をみせた。
「ピンフサンシキ1本場で6400…?」桂は疑問を抱いた。
128 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:10
「謎は全て解けた」
129 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:16
「みんなを雀けんぽんに集めてくれ。」
130 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:20
「・・・・何かしら??」「ひょっとして桂サンとこの…」
131 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:23
「そうです。正月の雀けんぽんのイベントの賞品です。」
132 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:25
「でもそれが何か…」紀香が率直な疑問をぶつけると田中は事件の詳細を説明した。
133 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:31
紀香は一瞬ゲッと言うような蒼ざめた表情を覗かせたが、その後は正気に返り、淡々と当時の状況を語った。
134 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:37
事情聴衆は数十分続いてが結局、四萬に関しては、当日店長室で麻雀セットにサインをした以外には不審な点はなかった。
135 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:41
「そうですか…わかりました。お仕事中失礼しました。」田中はそう言うとS店を後にした。
136 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:46
田中の背広に染み着いた紀香のシャネルの香りが、移動のパトカーの車内に嫌みにたちこめていた。
137 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 02:49
******* 第四章 美人プロ雀士渡辺紀香 ハ ココマデデス *******
引き続き
******* 第五章 店長・桂正憲 ******* ヘトツヅキマス。
138 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 03:00
******* 第五章 店長・桂正憲 *******
139 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 03:08
―――――――――回想――――――――――
「ハァハァ ウーーーーーー」
140 :
焼き鳥名無しさん:01/09/29 23:51
「紀香タン…」桂正憲。2つの顔を持つ男。
漏れ いじめられてひがしかぜこれなくなった
142 :
焼き鳥名無しさん:01/10/01 14:00
ふとここで、便意をもよおした。
143 :
焼き鳥名無しさん :01/10/04 23:41
その後、彼の姿を見た者はいない・・・
完
144 :
焼き鳥名無しさん:
******* 新章 帰ってきた田中*******