1 :
創る名無しに見る名無し:
2 :
創る名無しに見る名無し:2013/01/21(月) 08:39:56.34 ID:1x7QiOZg
末期癌
>>1は中世ヨーロッパのハロワで職を探していた。
一生懸命探して見つけた仕事は、謎の工場のラインでベルトコンベアで運ばれてくるよくわからない機械に謎の部品を取り付ける仕事だった。
時給は650円であり、大体平均して一日3時間ほどのサビ残があった。
また生産調整の名のもとで時折ラインが止まることもあり、
>>1はそんなときは生活に困窮し、一日何も食べないなんて日も珍しくなかった。
そんな生活を20年ちかくつづけ、そろそろ髪に白いものが混じってきた
>>1は、それでも自分が中世ヨーロッパ世界に生まれ変わることを夢見ていた。
王侯貴族や騎士たちが活躍するような、王宮に美しい姫君たちがいるような、そんな世界だ。
見果てぬ世界を夢見ながら、今日も
>>1は謎の部品を手にとり、よくわからない機械に取り付ける仕事を続けていた。
そして今日、工場をベトナムに移転することが決まり、
>>1はその職を失った。
4 :
創る名無しに見る名無し:2013/02/01(金) 00:58:28.07 ID:PJUQ4wmI
>>1が中世ヨーロッパだと思ったここは、岡山県岡山市だった。
実はドイツのラインラルトに行くつもりだったのだが、間違えてしまったのだ。
>>1は途方に暮れた。
財布の中身は2000円くらいしかないし、今夜どこで寝るかもわからない。
どうしよう、と戸惑っていると、手配師が「尼崎にいい仕事、あるで」とい声をかけてきたので、
>>1は応じた。
日給8000円だとのことで、とりあえず当座をしのぐにはもってこいだと思い、
>>1は白いワンボックスカーに乗った。
向かうは尼崎。本当はドイツに行くはずだったんだけど、とりあえず今は最低限の生活のために働かねばならない。
5 :
創る名無しに見る名無し:2013/02/03(日) 05:48:46.05 ID:Xrxgiv0n
>>1は中世のヨーロッパで国王に会おうとしたが、とっくに共和制に移行しちゃってて国王は断頭台の露と消えちゃってた
貴族とかよりも資本家さんが勃興してきてて、
>>1は結局、ベルギーの紡績工場の倉庫の荷役くらいしか仕事がなかった
やっぱ
>>1はどこへ行ってもダメな人だったのだ。
7 :
創る名無しに見る名無し:2013/02/08(金) 00:44:28.21 ID:P6ZrvcbW
「ここは中世のヨーロッパ、騎士道と魔術、神話やドラゴンが存在する素敵な世界だ!」
>>1は尼崎市内の、とある公団団地の中にある公園で、そう叫んでいた。
>>1が今突っ立っているのは、通称、遊び山と名付けられた小高い山(高さはせいぜい3メートルくらい)の頂上に仁王立ちしている。
その掲げられた右手には、来る途中に拾ってきたと思しき木の棒を力強く握りしめていた。
>>1によればそれは先祖代々受け継がれた伝説の剣であるとのことだ。
かつて英雄的な活躍をした
>>1の祖先が、その武勇を讃えられ、時の国王から爵位とともに授けられたものらしい。
>>1が地元の市立高校でも進学クラスから外れ、なんとなく所属した文芸部でもそりが合わず、
同級生からなんとなくバカにされているような、実につまらない高校生でしかないことなど、今はとりあえず置いておこう。
昔は「屍川」って川だったんだが、それが時を経て「夙川」って書かれるようになったんだよ
昔、近隣の住人が死んだ人間をそのまま川に流していたから、「屍川」だったとか
かつて西宮の地に巣食っていた西宮原人(ホモサピエンスの近縁)の風習だったとか
なんでも西宮原人は川に棲む水棲妖怪を崇拝する邪教を信仰していて、
近隣の尼崎部族(現在は絶滅)や、長田ピテクス(後に弥生人と同化)の子供を拉致して、
その子供たちを祭壇の上で切り刻み、その遺骸を夙川に流していたんだとか
後に県犬養三千代の庶子である牟田宿祢がこの地を武力平定し、この西宮原人を滅亡させたんだが、
現在もなお、この邪教崇拝はこの地に根付いており、夙川に生贄が流されることがあるとかないとか
ちなみに有名な桜並木は、かつてこの地で流された血を弔うために、藤原房和らによって植えられたのが始まり
桜の木の下には、死体が埋まっているという
10 :
創る名無しに見る名無し:2013/10/17(木) 03:33:05.48 ID:VvBm4N4S
/ \ / ハ ヽ.\ /
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/ 思 私 こ i //| /! ! !厶-|| |i |ニ,ハ┐ /
. / っ が ん | .| | | f‐| |_リ,r==ミ.ル|i | 《_リ\/
i て 悦 な | :| | r==、 ‐┘´f⌒i ′|| | fハハ | も こ な
| る ぶ も | :| ト、| f_} 、  ̄ jハ| jノj ! |
| の と の | :L|_l{ _ / ,ノイ´| || の の あ
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ゞ つ。 。つ くノ0。 。0ゞ ゴロゴロ
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ピカッ ! // ! ゚ ! ! // ! ゚ ! ! ズドーン !!
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!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/川i\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
ケン・フォレットの「大聖堂」とか「薔薇の名前」、「修道士カドフェル」が好きで、
ホイジンガやJ.ギース、阿部謹也、堀越孝一、山内進などの中世本を愛読し、
佐藤賢一も一応読んでるけど、
中世ヨーロッパ好きで創作する人ってあんまいないのかな?
西村博之 ひろゆき サイバーテロ 脱税 隠蔽 脅迫 人種差別 パクリ 麻生太郎 賠償踏み倒し 植木由佳 性犯罪 艦これ ガルパン
麻生まさひろ 麻生たろう ひろゆき 西村 自民党 ネット工作 2ch インサイダー ネトウヨ ホットリンク 電通 超会議 未成年
計画通り iヘ!\:.!:.!:.:.!ハト、:.ヽ:.tト、三__:.:.:>、:l!:.V:.:.:l:!:.:::/:::::liヽ はは計画通り
/,⌒"ヽ [゚∀゚|\:.:.「`tふト、:ヽヽ「ヽ,ィ,さ:ァー示::!:.:.:l::/::!:i:ヾ!:i::::!:、:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
! , /ノリハル ミ,/`,' 〆\.ト--- '`~ヽヽ`く `ー '´ l |:l:/iト:::!:i:j/代トト、l:ハ::升ト!:l::!:!lj
`、|、゚ ー゚ノ , 彡〃ww〃 \.、 `ーヘ /::l::N{:ヾVヘ「 ̄` lハ ソr‐テハ!:l/
/ ヽ,,/ / | | \. ∧∧∧∧ / !:l!:ト、l::l{` ! j川/
/ / ̄ ̄V⌒/| | < の 計 > ヾト辷N! ‐ノ !:l/
(__コつ/ デス / /_,| |___< > Yl:ト、 ヾ==r ノ/
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ (v ⇒ < 予 画 > iN \. ` ニ′/}'
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!:|::ヽ:\ヽ:時計がずれてる!:< 感 通 .>/l|.:.:|.:レハ.:メ.ヽ|.:l/.|.:.i:l:.|
:i::l:|心、:ヽ::\:ヽ_\、\:::ヽ:::|!::|:< >:!ll.:.:|.:lィZミヽ.:l|〉、!l.:トN:|
|:、N{、ヒjヽゝ\ヾイ ヒj >、ヽi:、|!:|< !!! り >.|lトl.:.|ゞ┴ l/ k::仆|:l/リ
:!::トヽ ̄ l! ` ` ̄´ |::l::|:|j:,!:!/∨∨∨∨\lハ:! ,¨´/l./
ト、::! u j |::/lj::://ハトぃ:ヾ:..:.寸ト、\ 、__' ′/レ′
ヾ、 丶 - u リイ/:!|:〔:トN、{ヾ:!:}Y !「::}計\ ` ー'`, '|/! __ __ _ __
リヽ ‐、ー- 、_ // |::トN{伎ァN攴ァ川.!:ノ画 \__/ ┌─┤ ll ll lL」─┐
.rー'"ト:l゙、  ̄ .// `ゝトト、 、,` 'ル/マ 通 \. | ─‐しl|,. K_ソー'─|
/.ヘ ヾ ヽ、 _,. ' / ‐^l::::|ヽ`三'´イ彳广 り. .\.| 計 画 通 り │
ドストエフスキー『悪霊』のスタヴローギンのどこが悪魔的超人なんでしょう?
たしかに具体的に悪魔的実像って見えてこないですね。ほのめかすばかりで。
耳を噛んだりとかエキセントリックな奇行がまず目立ちますが、彼に影響をうけた若者達ピョートル、キリーロフ、
シガリョフ、リャムシン、ヴェルギンスキー、シャートフ、ピョートルから派生したエルケリなんかが余りにも強烈で個性的なので、
そのルーツのスタヴローギンはいやが上にも底知れぬ怪物的イメージが醸し出されてしまいますね。
しかし世界文学史上 こんな複雑で分析至難なキャラクターは例が無いのでは?
スタヴローギンの信奉者達も身近にいながら彼の一面しか見て無かったし、
読者の我々に至っては何度よんでもわからないと言うのが実際のところでは無いですかねぇ。答えになりませんが。
関係ないですが、ステパン先生が息絶える間際に夫人に「アナタヲアイシテマス」とフランス語混じりで告白して、
夫人が そんな事わかってました、今頃そんな事を言い出すなんて となじるシーンは読む度に涙が出ます。
決闘のシーンやシャートフ殺害、祭り、キリーロフ自殺のシーンなど忘れられない名場面てんこ盛りですね。
ドストエフスキー作品はみなそうですが。
元々 ステパン先生が主人公だったけど 作品世界の深刻さからスタヴローギンの創出を余儀なくされたとかいう話ですけど。
ドストエフスキー世界がポリフォニー的多声構造であるならば 中心は何処にも無くて、
ピョートルもキリーロフもシャートフもリーザも みんな主人公なのではないでしょうか。
どのキャラクターも 他の作家なら十分主人公の資格のあるボリュームを持っていますよね。
ただドストエフスキー的にはステパンでは保たないと思ったのは上述の通りです。
ニコライ・スター・ヴローギンは、何をやらしても、人並み以上の気力や知力、能力をそなえています。
外観だけみれば、みなの指導者となりうべき存在であり、またそれだけの才覚を持しています。
そのため、多くの者が彼に惹かれそれぞれの思惑を抱いて彼に接近してくるのです。
ところが、彼は彼の精神において魔窟に陥っている。蜘蛛の巣の張った虚無という魔窟です。
彼は、ドストエフスキィの言葉を借りれば「何も信じないばかりか、自分が信じないということすら信じない」と言った存在。
まったくもって、どうしょうもなく救いようのない存在なのです。
意志とか心情(愛)とか誠実とか秩序とか、そういったものを支える内面的基盤が崩れ去っている。
ドストエフスキィはそこには記していないが、いわば「神」とか「永遠なるもの」を見失ったなれの果てとして、
ニコライ・スター・ヴローギンが誕生しているわけです。
そしてさらに付け加えれば、今日とは、「神」とか「永遠なるもの」を見失ったなれの果ての時代に置かれていると言うことなのです。
「あはは・・」と笑いながら平気で人を殺す。我々の生存を支えてくれる基盤が失われた。いわば、「神は死んだ」のです。
そのことを、西洋では「ニヒリズムの到来」と呼んでいます。
ドストエフスキィは、「悪霊」の中でスター・ブローギンを通し現代にも通じる悪を描いているのです。
ドストエフスキィと同時代の小説家ツルゲーネフは、彼の主著「父と子」の中で、
ニヒリスト(虚無主義者)いうそれまでにない全く新しいタイプの人物を登場させました。
そして、それが19世紀という時代的風潮とあいまって評判となった。
ドストエフスキィとツルゲーネフは仲が悪い。
現に、「悪霊」の中でもツルゲーネフらしき人物を登場させ、ぼろくそにけなしています。
よしそれならと、ツルゲーネフに対抗して生みだしたのが、ニヒリストの中のニヒリスト、
悪の根源として登場させたニコライ・スター・ヴローギンなのです。
ドストエフスキィは20代のころ政治活動に参加し、謀反の罪でシベリア流刑をくらっています。
その地でつごう6年間過ごし、そのうち4年間囚人達と共に暮らしています。
その間の経緯をもとに書かれたのが「死の家の記録」です。
それを読めばわかるが、ドストエフスキィは鋭い洞察眼でもって囚人達を観察しています。
人間の暗部に深く食い入った観察眼。それが、「悪霊」の中にもいかんなく発揮されているのです。
人間のうちにひそむ悪とは何か。もし虚無のうちに悪がひそむとすれば、その悪とはいかなるものか。
スターヴローギンにそれを探っていきましょう。
「悪霊」は、そのころ摘発された反政府活動を参考にして描かれ、物語は展開していきます。
スターヴローギンは裕福な貴族の家庭に産まれ、母によって育てられ、やがて成長し郷里を離れて学生時代を過ごし、
そして学業を終えて郷里に帰ってくるところから、彼は登場します。
彼は、ずば抜けてハンサムで聡明です。しかも肉体的にも恵まれている。
彼は郷里でみなの注目を浴び、しだいにみなから慕われるようになり、友も集ってくるようになります。
そして、やがて恋愛や反政府活動に巻き込まれていくこととなる。
そういった物語の展開は日本的に言うなら、いわゆる通俗的大衆小説を読んでいるようで面白い。
さて、ドストエフスキィはスターヴローギンにひそむ悪をどのように描いているか。
ある夜、母親が彼の室を訪ねます。ドアをノックしても返事がないので室に入ると、彼は椅子に座ったまま眠っているのです。
しかも、目を開けたまま。それを見た母親は思わずゾッとして後ずさりし室を出て行きます。
また、ドストエフスキィはスターヴローギンを評して、
「彼は、信じないばかりか、自分が信じないということすら信じていない」という言葉で表現しています。
彼には、意志や熱情が欠落しているのです。従って、彼の吐く言葉には責任がない。
いい加減で出まかせなにすぎません。
彼の精神は、さながら蜘蛛の巣が張った虚無と変わらない。善を支える「熱きもの」が根底から奪われている。
スターヴローギンを評価するとは「悪」を評価すると同じで、ドストエフスキィは「悪」をそのようにみなしていたと言うことでしょう。
罪と罰。スヴィドリガイロフについて。作中にスヴィドリガイロフという人物が、
「私はアメリカに行く。そう説明してくれ」といって門番の前で自殺するシーンがあります。
この場面について、なぜこの場で、このようなことを述べて逝ったのか、皆さまの考えを教えてください。
また、その前に彼が見た、少女との夢は何を表わしているのでしょうか。
江川卓氏の「謎解き罪と罰」や最近の新訳にもいろいろな解釈があります。
個人的には、人生に早くから絶望し、世を憎んだタイプの「悪人」がスヴィドリガイロフ大変特徴的に描かれていると思います。
老獪な悪人なので、金を貯め、また淫蕩を楽しんでいるようですけれども、空虚さが心にあってどうしようもない人なのでしょう。
ラスコーリニコフは絶望にまで至っていません。
「子供は大抵すきだ」と言っているのは、子供の純粋さに憧れており、おそらく、真面目な意味でロリコンの傾向があったと思います。
最後の望みだったドゥーニャから完全に拒否された後、見知らぬ人のけんかの仲裁に入ったり、金を人にあげたり、
悪からも離れて死ぬことしか考えないようになったようです。
川岸で、ユダヤ人の前で、アメリカに行くと言い、自殺する。
解釈はさまざまな角度からできるでしょうが、死ぬ決心が固まり、実行に移す決意の表れに際して、
不意に出た言葉なのだと思います。当時アメリカは遠い希望の土地だったでしょう。