【三題使って】 三題噺その4 【なんでも創作】

このエントリーをはてなブックマークに追加
103創る名無しに見る名無し:2013/06/03(月) 12:49:33.21 ID:M6UoVXBH
こんな移動手段なら人身事故は起きないだろうねー

なんだか登場人物が全員チョンマゲ&着物で脳内再生された
104創る名無しに見る名無し:2013/06/16(日) 01:28:19.76 ID:pUpFY7pb
地下鉄 太鼓 規制

どっと人が掃き出され、やっと息がつけるようになった矢先というのに。
床にあんなものが落ちているじゃないか。

世間は超高齢化、晩婚化に加え貧困化し、超少子化になって久しい。
子供を持つのはある種の特権になってしまった。
子供に関する物を見せるのは持てない人間への攻撃だから規制するべきだとフェミニストな政治家が出てきたときは失笑されたものだが、今では変わってしまった。
あのような害のない昔の玩具ですら今では人権家からすれば差別の象徴だ。
確かでんでんだいこ、というのだったか。

でんでんだいこは床で不安定な均衡を保っている。
小さな珠は太鼓の皮の上で時折小さく跳ねる。
地下鉄の振動で振動しているのだろう。
皮の舞台の上から珠が今にも落ちそうだ。
…それにしても地下鉄というのはこんなに揺れるものだったのか。
小さな珠が跳ねるたび懐かしくも哀しい音がする。
窓からは暗い壁しかみえない。人もいなくなっている。
降りる駅はまだだろうか。まだ着かないのか。
まだ降りられないのか。
俺は珠の音が止む前に降りたい。
珠は不安定な均衡をまだ保っている。
105創る名無しに見る名無し:2013/06/16(日) 13:32:48.15 ID:xDPynMEZ
地下鉄の中っていうロケーションがいいねえ
106創る名無しに見る名無し:2013/06/16(日) 22:19:18.84 ID:onH5RDWM
おつおつ

でんでんだいこの珠の不安定な均衡というのは生命力を失った
人間社会のことでもあるんだろうか

ところでそろそろ次のお題行かないか
107創る名無しに見る名無し:2013/06/19(水) 20:58:13.25 ID:qP0A7/pV
それでは
お題「マッチョ」
108創る名無しに見る名無し:2013/06/19(水) 21:20:17.19 ID:307eZ/YB
「ポニテ」
109創る名無しに見る名無し:2013/06/23(日) 12:10:16.85 ID:Ax8ys7Hy
炭酸
110「マッチョ」「ポニテ」「炭酸」 ◆fYyeotwGiw :2013/06/25(火) 09:12:24.29 ID:IkB4wZCi
 朝食をとりにいくと親父がポニーテイルになっており愕然としたわけだ。朝っぱらからなにやってんだこのおっさんと思いつつ、無視することにする。
朝っぱらから親父の悪ふざけに付き合うほど僕も暇な学生ではない。

「おはよう。」
「おはよう。」

 読んでいた新聞から顔をあげた親父が日常的に挨拶してくるので、こちらとしても返事をしないわけにはいかない。
ほとんどが白に染まり、歳に逆らえず薄くなった髪を無理やり後部になでつけ束ねたその顔は、滑稽すぎてぶん殴ってやりたくなる。
 でも僕はがんとして無視を決め込み、朝食を運んでくる御袋を待っていると、御袋までポニーテイルになっていて開いた口がふさがらない。
年甲斐もなくなにやってるんだこのばばあ。御袋の髪はパーマでもわんもわんしており、それをぐぐっと後ろにもっていき纏めているので、
ポニーテイルというよりぼぼんと広がった黒綿飴みたいになっている。
それが力士体型とあいまって暑苦しさに拍車をかけ、後輩に溜め口をきかれるくらいに腹立たしい。

 なんだこいつら。

 僕は早々に朝食を平らげて、学校へ行くことにする。馬鹿だ馬鹿だと思っていた両親が本当に馬鹿だったとは、
なんとも嘆かわしい。石ころでも蹴って通学してやろう。


 家を出るとゴミだしに向かう隣の奥さんと出くわした。
「あら、いってらっしゃい。」
 僕は軽く会釈してそのまま歩き出すが、彼女もポニーテイルだったことを見逃さない。
いつもは清楚で流れるような黒髪を、きゅっと黄色いヘアゴムでとめており、ああこういう髪型も似合うんだな。朝からいいものを見た。ふほほ。


 とかなんとか気持ち悪く一人でニヤニヤしていると、この辺では結構かわいがられている野良猫が塀垣の上をとぼとぼ散歩している。
陽色の毛並が綺麗なこいつもなんとポニーテイルになっているじゃないか。
「おう、坊主。しっかり勉強してこいや。」
「あ、どうも。」
 僕が頭を下げるとやつは上機嫌に頷きながら去っていった。猫が馬の髪型をするとは世も末だなあ。


 しかしどいつこいつもポニーテイルにしていやがる。すれ違った小学生の集団がポニーテイルだだったがもう驚きはしない。
だけど飛び出し注意!の看板小僧がポニーテイルまでなっていたのには驚きを禁じえない。
こいつは昨日まで黄色い児童帽を被っていたはずだがそれも脱いでいる。看板は大分前に設置されたもので、
ところどころ赤錆びて剥げ上がってしまっているのだが、髪のところだけ新しい。体は剥げているのに頭は禿げてない。ぷくく。
「おい、何を笑っておるんじゃわれ。」
看板小僧がどすを聞かせた声を出して僕を睨みつけた。僕はびくっとなり「え、いやなんでもないです。」としとどろもどろする。
「あんまなめとっと、おめー飛び出すぞこら。」
彼はそう言いながらずずいっとにじり寄り、看板の上からでも解るマッチョな筋肉を見せつける。
「すいません、本当になんでもないんです。勘弁してください」


 僕は慌ててその場から走り出した。背後で舌打ちが聞こえて泣きそうになる。
 だいぶ走って息が切れてしまい、僕はえらい目にあったなと思いながら膝に手をついた。
ああ、くそ喉が乾いた。顔をあげると丁度いいところに自動販売機があった。
ラッキーと思い僕は小銭を入れてコークを買う。がらんごろんどどーんとペットボトルが取り出し口に落ちてくる。
 僕はふう、と一息つきながらそれを取り出し、キャップの蓋を捻った。すると、ヴヴヴヴヴぶしゅー!と勢いよく炭酸が噴出した。
「Oh,Shit!」
 僕は慌てて顔を背け手を伸ばした。勢いよく飛びだし放物線を描くその黒い液体は、ポニーテイルのようだった。
 なんでこんな目にあわにゃならんのだ。ファック。
111創る名無しに見る名無し:2013/06/25(火) 22:32:18.86 ID:fI5LAdiG
乙でしたー。
まるで薬をキメてるようなカオスな世界観が面白かったです!

お題は「ふんどし」です。
112創る名無しに見る名無し:2013/07/09(火) NY:AN:NY.AN ID:KzhRjUIl
お題:学生寮
113創る名無しに見る名無し:2013/07/15(月) NY:AN:NY.AN ID:rdsvG7ZM
お題:暗黙のルール
114 ◆91wbDksrrE :2013/11/24(日) 11:47:12.61 ID:iOL7Qq87
 僕はずっと考えていた。
 なぜ「ふんどし」なのだろう、と。
 何がかと言えば、それは衛藤ヒロユキがドラクエ四コマなどで描いていた、
大根を掲げてキャラクターが大きな声で叫ぶアレだ。
 なぜアレは「ふんどし」だったのだろう。
 無論、キャラクターがふんどしを履いているわけではない。いや、もしかすると
履いている可能性が無いわけではないが、少なくとも「ふんどし」と叫んで大根を
掲げる場面において、それが示唆されていた事は無かった。なかったように思う。
 なのになぜ「ふんどし」なのか。
 そもそも、大根を掲げる意味もよくわからない。考えれば考える程わからない事
だらけだ。だいたい、なぜ今僕がそんな事を考えているのかという、それすらも
わからないのだから、最早僕は何もわかっていないと言った方が良かった。
 わからない。わからない。わからない。ならばどうすればよいか。訊けばいいのだ。
 というわけで、僕は学生寮で同室の佐野君に、思い切って聞いてみた。

「なあ、佐野君」
「なんだ、高橋?」
「なんで『ふんどし』なんだと思う?」
「あー」

 しばし考えた後、佐野君はこう言った。

「暗黙の了解、って奴なんじゃないか?」

 ……。
 要は、不条理一発ギャグに意味なんて無い、という事なのだろう。
 結論を言えば、僕はこの朝の貴重な時間に、どうでもよい、至極どうでもよい
事を無意味に考え、時間を無為に潰してしまったのだという、これはそういう
話なのだろう。多分。 
 ……。
 オチが無い。

「とりあえず、先人に倣ってみようぜ!」

 佐野くんに促され、僕は台所から大根を持ってきて、二人で掲げ、叫んだ。

『ふんどし!』

 ………………。
 やはり、意味はわからなかった。
 終わり。
115 ◆91wbDksrrE :2013/11/24(日) 11:47:57.75 ID:iOL7Qq87
今回俺が得た教訓は、眠い時に三分で適当にお題を消化する話をでっちあげようとするな、という事だ、

ここまで投下です。
116創る名無しに見る名無し:2013/11/26(火) 09:11:17.30 ID:63ET0OC2
おつおつ
わけがわからないよ…
117創る名無しに見る名無し:2013/12/13(金) 03:12:29.24 ID:3URVSKng
お題 新年
118創る名無しに見る名無し:2013/12/13(金) 07:38:00.71 ID:7BHwaXSq
放課後
119創る名無しに見る名無し:2013/12/13(金) 15:31:19.77 ID:iWG5QO46
マジック
120『新年』『放課後』『マジック』 ◆jJPSSjBjOE :2013/12/14(土) 04:11:01.23 ID:vd8PmtlA
新年明けて初めての登校日から帰ってきた息子が、何やら興奮した顔で話しかけてきた。

「お父さん、マジックやりたい」
「マジックか、懐かしいな。でも、どうしたんだ急に」

話によると新年の特別番組でマジックの番組があったらしく、その話題で放課後の教室は大盛り上がりだったらしい。我が家は年末年始は旅行に行くことが慣例で

、番組を見なかった息子はうまく話に入れなかったらしい。今年で三年生になるがまだまだ子ども。周りのまねをしたがる年頃だ。

「なるほどな。父さんも昔はマジックをやってて、みんなを楽しませたもんだ」
「そうなんだ。僕もマジックで驚かせたいんだ」
「そうか。父さん忙しいから教えてあげられないけど、明日道具を買ってきてあげよう」

そういうと、息子は満面の笑みで喜んだ。この笑顔を見れるのは、親冥利に尽きるというものである。

次の日、雑貨店で手品セットを買ってきた。選ぶのはなかなか骨が折れるというものだ。息子が放課後に遊ぶことを考えてトランプとコインを使ったタイプのセッ

トを購入した。急いで帰り、息子にみせると大喜び。袋を開け、パッケージを見た途端、妻の静止も聞かずに自分の部屋に戻ってしまった。

「まったくもう。お礼くらい言えばいいのに」
「ははは、きっと声も聞こえないくらい夢中なんだろうよ」
「そうだとしても、あとで言っておかなきゃ」
「そうだね。ところで、明後日の留守番の件は拓也に伝えたのかい」
「ええ、マジックで準備して待ってるって言ってたわ」
「それは楽しみだね」

息子の成長を見られるというのは親冥利に尽きるというものだろう。親のほうが楽しみにしているくらいだ。

二日後、息子に留守番をさせて夫婦で外出。何やら神妙な顔をしていたが、原因は初めての留守番か、それともマジックか。いずれにしろ、帰ったら褒めてやらね

ばなるまい。

用事も済み、そろそろ帰るよと連絡を入れて帰ると、家の前で何やら満足気な顔をした息子が立っていた。

「マジックはできたのか」
「うん、できたよ。入って入って」

何かをやり遂げた目に嬉しさ覚えながら玄関を開き、二日前の息子の反応を理解した。

「あー……」

隣の妻を見ると、どうすればいいのといった様子でこちらを見返してくる。

「友達から借りたんだ。どう、すごいでしょ」

得意そうな顔をする息子に対して、私が言えることは一つだった。

「ああ、よくできてる。じゃあ、雑巾持ってこようか」

一軒家だったことに感謝しよう……。
121 ◆jJPSSjBjOE :2013/12/14(土) 04:12:21.13 ID:vd8PmtlA
初投稿で(言い訳)うまく話がまとめられなかったのですが、生暖かい目で見てくださいorz
122創る名無しに見る名無し:2013/12/17(火) 11:14:35.07 ID:EaiETk31
な、何があった!
123わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2013/12/18(水) 19:05:53.71 ID:Hp8FrsuY
『新年』『放課後』『マジック』で


  「絵馬」



 初詣だし、今年こそいい年になりますようにと、絵馬に願いを託してみたものの、手がかじかんで上手く書けない。

 がくがくと、やっとのことで握るマジックは、うようよと木目に波打たせようとしていた。
 頭の中に言葉はすらすら浮かぶのに、マジックを持つ手が言うことを聞かないもどかしさ。
 絵馬売り場の脇でアキラはニットの手袋をはめたまま、少しでも指先の先まで血行をよくしようとグーパーを繰り返した。
それは功を奏すのかどうなのかは、誰も知らないし、自分でも分からない。しばし、それを繰り返しているうちに、ちょっとは
血の巡りが良くなったとの感覚が訪れた。やはり、何事も気は持ちよう。そして、息をはいて、筆を持つ。

 しかし、進まない。

 決意は心に宿るが、身には通じないものだ。

 新年を迎えたのだから、去年の辛い思い出を踏み台に、まだ見ぬ一歩をと……小さな夢を抱く矢先のことだった。

 「アッキーだ。生意気に絵馬なんか書いちゃって」

 これだから、年上の女の人は。
 アキラは筆取る手を止めた。

 「葉月先輩も来てたんですね」

 気まずい目をしてアキラが声の主へと振り向くと、息のかかるほどの距離でほんのりと赤らめた娘がマフラーに顔を埋めていた。
 去年、アキラを辛い目に遭わせた張本人だ。ただ、その苦情はアキラの勝手なる独りよがりによるものに過ぎないが。

 師走の頭、今から約一ヶ月前のこと。アキラは玉砕していた。
 放課後の廊下にて、アキラの初陣は討ち死にに終わった。
 アキラの想いは葉月のあっけらかんとしたセリフでにじられた。

 「恋人としてって、まだまだ見れないなぁ」

 人生初の告白は実らぬまま、凍てつく冬の空の底に沈んだ。
 アキラの先輩だからか、それともアキラのクチバシが黄色いのか。いずれにせよ、アキラにとって最悪な一年の締めくくりになった。
 終わりダメなら全てダメ……と、腐って腐って腐りまくる12月。

 葉月先輩は少年のような目をしてアキラの絵馬を覗き込むと、まだ何も書かれていないことを笑った。
 制服姿ではなく、活動的な私服姿の葉月先輩はまるでいたずらに明け暮れた小学生男子だ。ただ、葉月先輩も乙女なんだと、
アキラは声に出さずにフォローする。

 なぜなら。

 「アッキーの願いごとなんか、これに決まってるでしょ?」
 
 葉月先輩はアキラのマジックを奪い、さらりと『恋人が見つかりますように』と筆を滑らせた。


  おしまい。
124「新年」「放課後」「マジック」:2014/01/05(日) 03:16:12.29 ID:BKNQ2jc+
 新年も近い12月下旬。
僕は放課後の町を歩いていた。
くたびれた商店街は柄にもなくライトアップして下品な光を放ち、形だけのサンタ帽をやる気もないおばちゃんたちがかぶり、聖夜を演出する体を取っていた。
つまらない。
僕は思った。
こんなの茶番だ。
誰も楽しんでいないのに、異国の宗教にかこつけた馬鹿騒ぎに何の意味があるのか。

 シャッターの降りた店の間、暗がりでミィ、と鳴き声がした。
一匹の子猫が顔を出す。
はぐれたのか、いるべきその保護者はいない。
肋骨が浮き出て空腹は明らかだった。
子猫は僕の足にすり寄る。

 僕は気まぐれで脇の小さな雑貨店で1缶200円もする子猫用の餌を買った。
 プルタブを引き抜き、子猫の目の前にコン、と置いてやる。
子猫は僕を見上げ、やがて遠慮もせず餌を食べ始めた。
僕は猫の傍らに座り、そっと頭を撫でる。

「健一くん……?」
 背後から聞き慣れた声が響く。
僕は立ち上がり、振り向いた。
同じクラスの川上さんだった。
彼女も帰りのようで鞄と反対の手にお菓子の入った買い物袋を下げていた。
「川上さん、どうしたの?」
「ううん、健一君、優しいんだなって思って」
 女子と話すことに慣れてない僕は誉められたことに照れを見せるまいと、堅く一文字に口を引き結ぶ。
「……猫、好きなの?」
「うん、まぁね」
 何となくいいなと思っていた子との校外での遭遇に、僕は狼狽える気持ちを隠して平静に話すことに努めた。
「うちね、猫いるんだ」
「そうなんだ」
「明日、来ない?」
「いいね……って、ええ?!」
 突然の申し出に平常心なんてどこへやら、僕は頓狂な声を上げていた。
「明日クラスの女子でクリスマスパーティなんだけど、ドタキャンが出ちゃって……。女子で来れる人もういないんだけど、健一君ならみんな呼んでいいって言うと思う」
 でも、と言いかけた僕の手をさっと彼女の冷たい手が掴む。
彼女は鞄からマジックを取り出し僕の手の甲に書いた。
『12/24 19:00』
「ケンタッキーも女子だけじゃ食べきれないし、絶対来てよね。そうそう、1000円分のプレゼント交換、忘れないで!」
 言うだけ言って彼女はじゃあね、とぱたぱたと駆けていく。
子猫がミィ、と鳴いた。

 その帰り道は少しだけ楽しく思えた。
僕は手の甲に目をやる。
彼女がくれた、それはまさにマジック。
今の僕には明日のイブのために、商店街の喧噪は楽しげな皆の喜びの声に満ちているように聞こえたのだった。

<了>(999文字)
125創る名無しに見る名無し:2014/01/08(水) 01:38:49.36 ID:DcTd6zh4
お題ありませんか?
126創る名無しに見る名無し:2014/01/09(木) 10:29:46.43 ID:/eCBTnzm
お題「ウォーロック」
127創る名無しに見る名無し:2014/01/17(金) 20:16:15.40 ID:FmDzlR1Z
あげとこ
128創る名無しに見る名無し:2014/01/31(金) 06:07:08.01 ID:0B9JD0LZ
お題を・・・
129創る名無しに見る名無し:2014/01/31(金) 16:47:16.43 ID:4ARbsnRC
男爵イモ
130創る名無しに見る名無し:2014/02/01(土) 21:33:29.98 ID:lPpbLbZz
兄弟
131創る名無しに見る名無し:2014/02/04(火) 22:53:54.40 ID:oYvLORZr
誰か早くお題を
132創る名無しに見る名無し:2014/02/04(火) 23:59:33.56 ID:TSRlBDRX
お題
133創る名無しに見る名無し:2014/02/11(火) 12:25:18.08 ID:Uc11aT6V
ウォーロック

男爵いも

兄弟

3つ出てると思うが。>お題
134創る名無しに見る名無し:2014/02/27(木) 00:54:16.97 ID:/5cZnKfm
135創る名無しに見る名無し:2014/03/09(日) 21:33:31.75 ID:LoHec8ys
!!!! WARNING !!!!

創発のまとめもある「atwiki」が乗っ取られ個人情報流出 ウイルスまみれに
詳細は↓で
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1790512.html
136創る名無しに見る名無し:2014/04/21(月) 10:01:24.03 ID:XxHhJhsb
137名無し:2014/04/22(火) 16:24:10.81 ID:J/UoVONA
柏崎誠人は窃盗犯
138創る名無しに見る名無し:2014/07/25(金) 11:09:24.93 ID:bPjYrjT6
仕切り直しお題募集

↓どうぞ
139創る名無しに見る名無し:2014/07/26(土) 06:08:42.12 ID:EzdlJhv3
美少女だけど男
140創る名無しに見る名無し:2014/07/26(土) 16:45:07.30 ID:BuQ9MuYR
炭酸水
141創る名無しに見る名無し:2014/08/16(土) 16:31:45.25 ID:BVjA5hVb
胡瓜
142創る名無しに見る名無し:2014/10/20(月) 21:31:58.26 ID:7qprIz7S
 最高の胡瓜が成る土地を見つけたといって出奔した父の命日から四年、何故か親族の過剰な
保護を受けた私は今月、この色々あり過ぎて困った高校を卒業する。
「進学先の女子大に男が闖入しようとしているとの情報を入手しました。いかが致します?」
 それは俺だと初対面からの旧交を懐古した所で意味はない。この執事面した裏切り者が私を
売るつもりであることは既に知っている。片腹痛いがそれは仕方がない。
 母は亡い。私を産んで育て、敵があればそれを滅するために必要な全てを授けて逝った。
「誰ぞのストーカーなのか。男子のすることではないな、なあ?」
「いや、お厳しい。ですが今回のはお嬢さまのそれとは違う邪な企みがあると、これに」
 差し出された茶封筒から汚らしい白紙を引き出しつつ、問うた。
「答えの解っている茶番を呼んだりはしていないよな?」
「まさかっ」
 やたらいい声で易く跪いて靡くこの従僕が、裏切りを前提にしている筈なのに殺してしまえ
ないのはどうしたことだ。
「まあいい、どうせ豚の鳴く声だ。邪魔なら消せばいい」

 四月。どうしてこの学校は共学の体面を繕うのだ。都市圏にそれなりの敷地を抱いた私学が、
こうまで外界と隔絶されている理由がおかしい。
「あったんですよ、お嬢」
 つま先からそれ以外まで土にまみれた、土偶に似たそれが、したり顔で誇って見せる。
「気易く呼ぶな。それで?」
 従僕のヤスが入手してきた情報に私は驚愕した風を装う。

「ここの敷地、いや所有地の何処かに源泉があるそうで」
「ああ、手に入れた者には全てが約束されるというアレな。炭酸水が湧くんだろ?」
 父が追って消えたのはその一つだ。どうせそれは呪われている。
「いやいや、胡瓜を制する者には世界を云々とかのヨタじゃあないですよ、こいつはガチです」
「そうか。いいよ、行け」
 勝手にしたらいいのに、それで世界を制する筈のヤスはそこで消沈する。
「いや、それがですね? 私もそれなりに頑張っては見たんですが、女子力が足りないとかで」
 他の一族同様、皆殺しにしておけばよかった。物理的なそれは既に備わっている。
「……お前らは不細工揃いだからな」
「せめて神楽舞って遜色ないレベルの上玉を、と」
「死ね」
「いやそれはもう、野郎の願いが叶うまではこちとら死人も同然なんで」
 土気色の理由はそれか。
「……約束しろ。これが済んだらこの国から出て失せると」
「しますとも! お嬢に逆らってまで生きたくないですから!」
 何の間違いか、男ながら巫女としての能力を見出され、将門的な自称最恐の霊魂をパンツ一
枚で昇天させた過去が憎い。お前らも、子供なら誰だってやってみるだろ?
「特にお前は、俺の前に二度と顔を出すなよ」
「そりゃもう……」

 何で奴らは反省というものをしないのだろうか。
 緑色に光る生命体の輝きが、物理法則を無視したムーブで母船に帰還する様子を眺めながら、
私は誓って何も仕込んでいない袴姿で、それを眺めていた。
143創る名無しに見る名無し:2014/10/21(火) 20:22:00.73 ID:jDio0j8U
どういう事だよw
長編の一部だけ持ってきたみたいな感じ
144創る名無しに見る名無し:2014/10/22(水) 07:57:51.08 ID:NLUwSLwb
とっさに思いついた長編を一レスにしたらこんなのになってしまった
残念な結果に終わったズビズダーを叩き直してみたい気分だったのは否定しない
145美少女だけど男・炭酸水・胡瓜:2014/10/27(月) 00:41:36.19 ID:1iBm/e1w
「先輩、私と付き合ってください」
 かたちの整った先輩の小さな耳が、私の言葉におどろいたのか、ピクリと動いて振り向いた。
「君が、私と付き合うって?」
 先輩の声は美しかった。低くて、よく響き渡って、でも鈴のように澄んでいて。
 ぷっくりとした唇が、ルージュを塗ったようになめらかで、白い肌に色っぽく動いて。
 カラーなんて付けないのにキラキラしたまつ毛の、おおきな瞳に見つめられると、私は何を
言われてもドキドキしてしまう。先輩よりきれいな子なんて、この世のどこにもいないだろう。
それくらい先輩は、とびきり最高の美少女だ。
「……私とじゃ、ダメですか」
 ほんとうは誰もいない校舎裏で、先輩の姿と声をひとり占めしてることが嬉しかったけど、
私は自信なさげにダメですか、と言ったのだった。でも、私には普通にクラスの子の半分よりは
可愛い自身があったけど、先輩とはつり合わないかもっていう不安は本当にあった。
だって私と先輩は同じセーラー服を着て、ローファーを履いてるけど、全然ものが違うっていうか、
モデルとそれを真似してる人くらいオーラが違う。
「別に、急に言われたから驚いてさ」
 私とじゃダメとも私でもいいとも言わずに、先輩は持ってた炭酸水を飲んだ。
炭酸水は先輩がいつも持ってる、外国の何て読むかわからないラベルが貼ってあるやつだ。
先輩はきれいだから、友達がたくさんいるけど、先輩自身は喋るほうじゃなかった。まわりの子が
きゃあきゃあ言ってると、先輩はときどきつまらなさそうな顔をして、持ってた炭酸水を飲むのだった。
私は先輩のそのしぐさがたまらなく好きだった。おしゃべりを無視された子たちが怒るどころか、
見とれてしまうようなそのしぐさが。
 先輩が飲む炭酸水は、ちょうど夕焼けになった空が写って輝いていた。この校舎裏の、
誰もいない場所の、ロマンチックな夕焼け。私が選んだ最高のシチュ。
ここで先輩と二人きりで話せるだけでも、最高に幸せ。
「……いいよ、君で」
先輩が言った。

それから私が見たものは、
あれは、
あれは胡瓜だ。
私の腕をつかんだ先輩が、強引に物陰に押し倒して。
男みたいに。そんなことあるはずない。
でも先輩のきれいな唇が、白い肌が私に触って、
私はとっても痛かった。
全部が終わって先輩が行ったあと、あの炭酸水のボトルが残っていた。
夕日に光っていた炭酸水は、ぬるくて酸っぱい、気持ちわるい水になっていた。
146創る名無しに見る名無し:2014/10/27(月) 18:14:39.62 ID:Q8XLKtSe
>>145
ちょっとぞっとした、上手いな
思春期っぽいどこかおかしい世界観みたいなのが見えた
147創る名無しに見る名無し:2014/10/29(水) 15:22:33.57 ID:ZiDiwTTm
お題いきますか
148創る名無しに見る名無し:2014/11/23(日) 13:06:04.64 ID:tFOrJRvG
いいですとも!

「合体」
149創る名無しに見る名無し:2014/11/23(日) 21:18:30.64 ID:goRoSQMZ
分離
150創る名無しに見る名無し:2014/11/24(月) 02:26:15.38 ID:NUGX7NHg
敗北
151創る名無しに見る名無し:2015/02/21(土) 10:49:32.64 ID:b6PQst7O
完全な敗北だった。
負けた少女は茫然とし、相手を見ていう。
「負けたわ。あなたのいうなりになる。何でもいいなさいよ」
勝った男の笑いは卑猥に満ちていた。
「そのセーラー服を脱いでもらおう」
「わかった」
少女は潔く夏服を脱ぎ捨てた。
「これでいい?」
「だめだ。全部脱げ。丸裸になってもらおう」
「仕方ないわね」
少女は全裸になった。
「脱いだわ。次はどうすればいい?」
「合体!」
少女は思わず身構える。
しかし男は少女には目もくれず、彼女の抜け殻であるセーラー服と下着をかき集めた。
何をするかと思えば、それらを全部着てしまった。
男は高揚感に包まれ、高らかに笑う。
「わはははははっ。これで俺の望みはコンプリートしたぞ!」
それ以来、男とセーラー服は全く分離できなくなり、数奇なその余生を過ごす。
これがセーラー服おじさんのいきさつである。
152創る名無しに見る名無し
>>151
すごいわ、声出して笑ってしまったw