casa cube story カーサ・キューブの小説を書こう！
1 ：創る名無しに見る名無し：
カーサ・キューブとは
デフォは四角四面の白い住宅商品のこと。
窓は天窓とスリットのみで、玄関以外からの侵入は基本的に不可能。
こいつを舞台にした小説を書こう。
>http://www.casacube.com/
尚、俺は関係者ではありません。
デフォは四角四面の白い住宅商品のこと。
窓は天窓とスリットのみで、玄関以外からの侵入は基本的に不可能。
こいつを舞台にした小説を書こう。
>http://www.casacube.com/
尚、俺は関係者ではありません。
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2 ：創る名無しに見る名無し：2011/08/24(水) 20:06:19.47 ID:vFsyiw0+
――“カーサ・キューブ”。
二十一世紀初頭、地球人類に牙を剥いた外宇宙知的生命体カーサ星人が侵略のために用いた、超巨大空中要塞である！！
外観はおよそ純白の立方体であり、天窓とスリットは確認されるが、玄関以外からの侵入は基本的に不可能！！
地上のあらゆる兵器をもってしても傷つくことのないこの白亜の城に、もし脅威を与え得る者がいるとすれば――！？
それは！！
裏切りのカーサ星人科学者が製造した黒金の巨人“カーサ・ロボ”と、
そのパイロットとして選ばれた少女玖珂（くが）アサカだけなのだッ！！
3 ：創る名無しに見る名無し：2011/08/25(木) 05:36:48.30 ID:ndGSQ8u1
すごいやん
4 ：創る名無しに見る名無し：2011/08/26(金) 19:32:16.65 ID:GLM/hkSS
カーサ・キューブに引っ越してみた。
「なんじゃこりゃあ！」
俺がジーパン刑事ばりの叫びを上げたのはもちろん理由がある。
ドアを開けると、巨大な象がいたのだ。
これは何かのCMなのか？
当然、中は象のために全て吹き抜けになっていて、人の居住スペースなど
無きに等しい。
施工主は言った。
「お客さん、動物好きだって言ってたでしょ。だからこの象を無料で提供し
ます。当然ながら象はこの四角四面の空間から外に出ることはできません。
一生大事にしてやって下さい」
俺の脳裏で象との暮らしが早送りで展開していった。
俺は最後の、ある疑問に突き当たった。
「あのさあ、この象死んだらどうやって処理すんの？」
「死んだら……ですか」
「そう。死んだらだよ」
「……」
「……」
「なんじゃこりゃあ！」
俺がジーパン刑事ばりの叫びを上げたのはもちろん理由がある。
ドアを開けると、巨大な象がいたのだ。
これは何かのCMなのか？
当然、中は象のために全て吹き抜けになっていて、人の居住スペースなど
無きに等しい。
施工主は言った。
「お客さん、動物好きだって言ってたでしょ。だからこの象を無料で提供し
ます。当然ながら象はこの四角四面の空間から外に出ることはできません。
一生大事にしてやって下さい」
俺の脳裏で象との暮らしが早送りで展開していった。
俺は最後の、ある疑問に突き当たった。
「あのさあ、この象死んだらどうやって処理すんの？」
「死んだら……ですか」
「そう。死んだらだよ」
「……」
「……」
5 ：創る名無しに見る名無し：2011/08/26(金) 20:03:27.43 ID:9bJiTdRV
もぐもぐ
6 ：創る名無しに見る名無し：2011/08/27(土) 06:00:34.02 ID:goTkQCLl
「うわあ、また地震だ！」
カーサ・キューブに引っ越してからと言うもの、毎晩俺は地震で目が覚める。
その地震は並の地震ではなく、天地がひっくり返るような激しいものだった。
そして、地震が収まると、決まって天窓の遙か彼方、空の方でこんな声が聞こえるんだ。
「丁！」
「半！」
カーサ・キューブに引っ越してからと言うもの、毎晩俺は地震で目が覚める。
その地震は並の地震ではなく、天地がひっくり返るような激しいものだった。
そして、地震が収まると、決まって天窓の遙か彼方、空の方でこんな声が聞こえるんだ。
「丁！」
「半！」
7 ：創る名無しに見る名無し：2011/08/28(日) 10:56:46.86 ID:N7Yz9ckc
俺はいわく付きという家屋から少し離れた場所に、カメラを立てて見張って
いた。
とても住宅地とは思えない山林。
自殺者が好む樹海風な場所に、かつては流行もした白く四角いデザイン住宅
が建っていた。
キューブ宅が傾いているのは、地震か何かのせいだろうか。
一ヶ月がすぎ、軽装の女性が二人、キューブ宅を見つけた。
「ここよ、間違いないわ」
などと話し声が聞こえる。
女性達は少し話したり、住宅の前で記念撮影をした後、傾いたキューブの中
に足を踏み入れていった。
俺は生唾を飲んで、カメラのファインダーを覗く。
まもなく、家の中から、ゴトゴトとただならぬ物音、そして悲鳴が聞こえた。
そして、おそらく天窓からだろう。青空に向かって真っ赤な血飛沫が上がっ
た。
血飛沫に混じって、女性達の内臓みたいな肉の断片や、体の部位が吹っ飛び、
俺のカメラの目前に落ちてきた。
【ごちそうさまぁ〜】
人間の声帯から出たものとは違う、低すぎる声が空間全体に響く。
すまない。
俺は女性達に謝った。
この映像を撮りたいがために、ネットに都市伝説の話をばらまいたのは俺な
んだ。
明日の夜には、この映像が投稿動画サイトに上げられる。だがそれは、単な
る特撮映像として、他の映像に紛れて、削除もされず、埋もれていくだろう。
投稿動画サイトに上げられる怪奇映像の大半はフェイクだ。
だがそのおかげでおぞましい怪奇が生きながらえているのもまた……。
いた。
とても住宅地とは思えない山林。
自殺者が好む樹海風な場所に、かつては流行もした白く四角いデザイン住宅
が建っていた。
キューブ宅が傾いているのは、地震か何かのせいだろうか。
一ヶ月がすぎ、軽装の女性が二人、キューブ宅を見つけた。
「ここよ、間違いないわ」
などと話し声が聞こえる。
女性達は少し話したり、住宅の前で記念撮影をした後、傾いたキューブの中
に足を踏み入れていった。
俺は生唾を飲んで、カメラのファインダーを覗く。
まもなく、家の中から、ゴトゴトとただならぬ物音、そして悲鳴が聞こえた。
そして、おそらく天窓からだろう。青空に向かって真っ赤な血飛沫が上がっ
た。
血飛沫に混じって、女性達の内臓みたいな肉の断片や、体の部位が吹っ飛び、
俺のカメラの目前に落ちてきた。
【ごちそうさまぁ〜】
人間の声帯から出たものとは違う、低すぎる声が空間全体に響く。
すまない。
俺は女性達に謝った。
この映像を撮りたいがために、ネットに都市伝説の話をばらまいたのは俺な
んだ。
明日の夜には、この映像が投稿動画サイトに上げられる。だがそれは、単な
る特撮映像として、他の映像に紛れて、削除もされず、埋もれていくだろう。
投稿動画サイトに上げられる怪奇映像の大半はフェイクだ。
だがそのおかげでおぞましい怪奇が生きながらえているのもまた……。
8 ：創る名無しに見る名無し：2011/09/01(木) 19:44:01.67 ID:38AgDJGx
カーサ・キューブのドアを開くと、中に一回り小さなカーサ・キューブが入っ
ていた。
またそのドアを開けると、また一段小さなカーサ・キューブが入っていた。
またまたそれのドアを開けると、更に小さなカーサ・キューブが入っていた。
まったくなんてマトリョーシカな住宅なんだ？
やがて手のひらほどのカーサ・キューブのドアを開けると、あの女の子が
飛び出てきた。
アリエッティが−−
ていた。
またそのドアを開けると、また一段小さなカーサ・キューブが入っていた。
またまたそれのドアを開けると、更に小さなカーサ・キューブが入っていた。
まったくなんてマトリョーシカな住宅なんだ？
やがて手のひらほどのカーサ・キューブのドアを開けると、あの女の子が
飛び出てきた。
アリエッティが−−
9 ：創る名無しに見る名無し：2011/09/04(日) 08:41:04.30 ID:py/7sQHI
その家の前には、「店番」の小さな美少女が立っていた。
「いらっしゃいませ」
俺は入場料千円を払い、カーサ・キューブの壁にかけられた非常用のハシゴ
を登っていった。
ガルバリウム製の屋根を歩いて、天窓の一つにたどり着いた。
そこからのぞき込むと、一組の若い夫婦が激しい行為の真っ最中である。
この家の住人は、こうやって稼いで住宅ローンを返済しているらしい。
俺は屋根を降りると、先ほどの少女に囁いた。
「今度は君のひとりプレイが見たいな。今の三倍払うよ」
「いらっしゃいませ」
俺は入場料千円を払い、カーサ・キューブの壁にかけられた非常用のハシゴ
を登っていった。
ガルバリウム製の屋根を歩いて、天窓の一つにたどり着いた。
そこからのぞき込むと、一組の若い夫婦が激しい行為の真っ最中である。
この家の住人は、こうやって稼いで住宅ローンを返済しているらしい。
俺は屋根を降りると、先ほどの少女に囁いた。
「今度は君のひとりプレイが見たいな。今の三倍払うよ」
10 ：創る名無しに見る名無し：2011/09/07(水) 18:32:02.71 ID:0kvMBSwn
なんとあのゲゲゲの鬼太郎親子が、大枚をはたいてカーサ・キューブを買っ
たそうだ！
しかし資金が足りなかったため、壁一枚まるまるヌリカベになっている！
スリットガラスも何枚か足りなくて、長方形の穴が開いているだけ。
おかげで一反木綿が出入りし放題だそうだ！
室内のあまりの白さに、目玉親父は目を悪くし、サングラスをかけて住んで
いる！
「おい鬼太郎。わしらの新居はちと失敗だったようじゃのう」
たそうだ！
しかし資金が足りなかったため、壁一枚まるまるヌリカベになっている！
スリットガラスも何枚か足りなくて、長方形の穴が開いているだけ。
おかげで一反木綿が出入りし放題だそうだ！
室内のあまりの白さに、目玉親父は目を悪くし、サングラスをかけて住んで
いる！
「おい鬼太郎。わしらの新居はちと失敗だったようじゃのう」
11 ：創る名無しに見る名無し：2011/09/11(日) 22:05:05.83 ID:2lYmK/DZ
刑務官「堀江貴文！ ここが貴様の入る場所だ」
堀江は白い四角い家に放り込まれた。
外から鍵がかけられ、開けることができない。
堀江「なんだよここは。中が真っ白じゃんか」
中には何も家具がなく、窓は細いスリットで抜け出すことはできない。
収監室にはぴったりの家だ。
堀江「しばらくここで暮らすことになるのか……」
堀江が広い吹き抜けを見上げると、大きなシーリングファンが回っていた。
天窓が何カ所かあるようだが、脚立でも無い限り登ることはできない。
それは堀江貴文専用に作られた刑務所内のカーサ・キューブ第一号であった。
堀江は白い四角い家に放り込まれた。
外から鍵がかけられ、開けることができない。
堀江「なんだよここは。中が真っ白じゃんか」
中には何も家具がなく、窓は細いスリットで抜け出すことはできない。
収監室にはぴったりの家だ。
堀江「しばらくここで暮らすことになるのか……」
堀江が広い吹き抜けを見上げると、大きなシーリングファンが回っていた。
天窓が何カ所かあるようだが、脚立でも無い限り登ることはできない。
それは堀江貴文専用に作られた刑務所内のカーサ・キューブ第一号であった。
12 ：創る名無しに見る名無し：2011/09/18(日) 18:43:58.50 ID:lZfKE49H
（事件発生。出動レベル《急》。全員出動せよ。繰り返す）
突然、カーサ・キューブの壁が外れた。
前、後ろ、左右、そして天井までも。
バラバラに離れて、そして変形してゆく。
それぞれ人格を持った、ロボットに。
ロボットのうちの数体は翼を生やし、その他の数体は車輪を取り出して、
現場へと直行していく。
後に取り残されたのは、そこの住民である若夫婦だ。
「なんでこんな時に出動するんだよ？！」
「変形する家なんて買うんじゃなかったわ。これじゃあ政府の補助金だけ
では割りに合わないわ！」
二人はセックスの真っ最中だった。
突然、カーサ・キューブの壁が外れた。
前、後ろ、左右、そして天井までも。
バラバラに離れて、そして変形してゆく。
それぞれ人格を持った、ロボットに。
ロボットのうちの数体は翼を生やし、その他の数体は車輪を取り出して、
現場へと直行していく。
後に取り残されたのは、そこの住民である若夫婦だ。
「なんでこんな時に出動するんだよ？！」
「変形する家なんて買うんじゃなかったわ。これじゃあ政府の補助金だけ
では割りに合わないわ！」
二人はセックスの真っ最中だった。
13 ：創る名無しに見る名無し：2011/09/25(日) 16:24:26.00 ID:5ahO8X+4
俺はなけなしの金をはたいて、キューブ型の住宅を買った。
俺のは縦が２００センチ、横が５０センチ、高さが４０センチの白い箱だ。
そこにはトイレもキッチンも風呂もない。
電気も水道も何もない。
ただ俺の体だけが入れる真っ暗で小さな箱だった。
ちょうど顔の位置にある天窓から、悲しそうに中をのぞき込む親戚たちの顔
が見えた。
俺のは縦が２００センチ、横が５０センチ、高さが４０センチの白い箱だ。
そこにはトイレもキッチンも風呂もない。
電気も水道も何もない。
ただ俺の体だけが入れる真っ暗で小さな箱だった。
ちょうど顔の位置にある天窓から、悲しそうに中をのぞき込む親戚たちの顔
が見えた。
14 ：創る名無しに見る名無し：2011/09/26(月) 09:47:01.00 ID:gi9xyht2
ちょｗｗｗ悲しす…
15 ：創る名無しに見る名無し：2011/10/16(日) 22:55:25.28 ID:v/D7E13M
若手女優の草柳知子は３０代ちょい手前で念願のマイホームを手に入れた。
カーサ・キューブと命名された四角四面のデザイン住宅だ。
「あー、いいわねぇ、新築って。なんだかスタンリー・キューブリックのＳＦ
映画みたい」
施工完了、引き渡しが完了してから三ヶ月経った頃だろうか。
午前八時に〈それ〉は起きた。
「あれ、開かない。ドアが開かないよ」
撮影所へ出勤しようとした草柳知子は、玄関のドアが彼女の外出を頑とし
て受け付けないことに焦った。
「ひどいよ。何この欠陥住宅」
草柳知子はすぐに、施工会社のオムニホームに電話した。
『おはよう、草柳さん、ちょうど電話が来る頃だと思ってました』
副社長の城島の声がした。なんだか受話器の向こうで含み笑いをしている
ような雰囲気が漏れてくる。
「城島さん、ひどいじゃない。撮影所に行きたいのにドアが開かなくなって
るじゃないですか！」
城島はわびる気配もなく、鋭く言い放った。
『ひどい？ ひどいのはあなたのほうでしょう草柳さん』
「えっ？」
『あなたはその家の、残金をまだ払っていませんよね。確かローンは組まず
にキャッシュで支払っていただくことになっています』
「あ……あーっ！」
忘れてた。残り500万円。まだ入金してなかった。
『おっと、今からすぐ入金すると言ってもダメですよ。あなたは逃亡の恐れ
がある。よってそのカーサ・キューブからは出られません』
「そんな、でも外に出ないと入金も何もできないわ。何とかしてよ」
『何とかはしますよ。まずあなたには、1日３食、オムニグループから食事が
配達されます。食事は横のスリット窓から差し入れます。ダイエット食なの
でご安心を』
「ひどい。なんかここ刑務所みたいだわ」
『勘が鋭いようですね。我々オムニグループはゆくゆくは刑務所も経営して
いく予定です。実はカーサ・キューブは刑務所のサンプルでもあるんです』
草柳知子はなんとか冷静さを保とうと深呼吸を繰り返した後、
「食事を含めてライフラインが確保されているのはわかったわ。でもそれだ
けじゃ500万の支払いができないようだけど」
『心配ご無用。あなたは自宅で仕事をしていただきます』
ふいに、あらぬ方向から音がした。草柳知子が背を向けているほうのスリット
窓を叩く音がした。
草柳知子が振り返ると、トレンチコートを着た男が薄ら笑いを浮かべて
立っていた。
男は指で、知子にこちらに来るように合図をする。
「なによ。気持ち悪いわね……」
男はコートの前を開けた。その下は何も着ておらず、知子は男の勃起を目
の当たりにしてしまった。
「きゃ、変態！」
『変態呼ばわりはひどいな。それはあなたの大事なお客さんですよ』
「何を言っているの？」
『あなたは今日からここで風俗の仕事をしていただきます。営業時間は昼の
12時から深夜０時まで。その間、ネットで募集をかけた男達がカーサ・
キューブのスリット窓からいきり立ったモノを差し入れてきます。あなたは
窓を開けて、それらを一本残らす扱いてスッキリさせてあげて下さい。なあ
に、客は室内には絶対入れませんから、あなたの身の安全は守られています。
この家は防犯は完璧なんですよ』
こうして草柳知子は自宅待機のハンドサービス嬢となり、マイホームの残
金と食事代の支払いに勤しむことになったのである。
このことは女優・草柳知子の黒歴史として後々まで語り継がれることと
なった。
カーサ・キューブと命名された四角四面のデザイン住宅だ。
「あー、いいわねぇ、新築って。なんだかスタンリー・キューブリックのＳＦ
映画みたい」
施工完了、引き渡しが完了してから三ヶ月経った頃だろうか。
午前八時に〈それ〉は起きた。
「あれ、開かない。ドアが開かないよ」
撮影所へ出勤しようとした草柳知子は、玄関のドアが彼女の外出を頑とし
て受け付けないことに焦った。
「ひどいよ。何この欠陥住宅」
草柳知子はすぐに、施工会社のオムニホームに電話した。
『おはよう、草柳さん、ちょうど電話が来る頃だと思ってました』
副社長の城島の声がした。なんだか受話器の向こうで含み笑いをしている
ような雰囲気が漏れてくる。
「城島さん、ひどいじゃない。撮影所に行きたいのにドアが開かなくなって
るじゃないですか！」
城島はわびる気配もなく、鋭く言い放った。
『ひどい？ ひどいのはあなたのほうでしょう草柳さん』
「えっ？」
『あなたはその家の、残金をまだ払っていませんよね。確かローンは組まず
にキャッシュで支払っていただくことになっています』
「あ……あーっ！」
忘れてた。残り500万円。まだ入金してなかった。
『おっと、今からすぐ入金すると言ってもダメですよ。あなたは逃亡の恐れ
がある。よってそのカーサ・キューブからは出られません』
「そんな、でも外に出ないと入金も何もできないわ。何とかしてよ」
『何とかはしますよ。まずあなたには、1日３食、オムニグループから食事が
配達されます。食事は横のスリット窓から差し入れます。ダイエット食なの
でご安心を』
「ひどい。なんかここ刑務所みたいだわ」
『勘が鋭いようですね。我々オムニグループはゆくゆくは刑務所も経営して
いく予定です。実はカーサ・キューブは刑務所のサンプルでもあるんです』
草柳知子はなんとか冷静さを保とうと深呼吸を繰り返した後、
「食事を含めてライフラインが確保されているのはわかったわ。でもそれだ
けじゃ500万の支払いができないようだけど」
『心配ご無用。あなたは自宅で仕事をしていただきます』
ふいに、あらぬ方向から音がした。草柳知子が背を向けているほうのスリット
窓を叩く音がした。
草柳知子が振り返ると、トレンチコートを着た男が薄ら笑いを浮かべて
立っていた。
男は指で、知子にこちらに来るように合図をする。
「なによ。気持ち悪いわね……」
男はコートの前を開けた。その下は何も着ておらず、知子は男の勃起を目
の当たりにしてしまった。
「きゃ、変態！」
『変態呼ばわりはひどいな。それはあなたの大事なお客さんですよ』
「何を言っているの？」
『あなたは今日からここで風俗の仕事をしていただきます。営業時間は昼の
12時から深夜０時まで。その間、ネットで募集をかけた男達がカーサ・
キューブのスリット窓からいきり立ったモノを差し入れてきます。あなたは
窓を開けて、それらを一本残らす扱いてスッキリさせてあげて下さい。なあ
に、客は室内には絶対入れませんから、あなたの身の安全は守られています。
この家は防犯は完璧なんですよ』
こうして草柳知子は自宅待機のハンドサービス嬢となり、マイホームの残
金と食事代の支払いに勤しむことになったのである。
このことは女優・草柳知子の黒歴史として後々まで語り継がれることと
なった。
16 ：創る名無しに見る名無し：2011/11/27(日) 07:24:14.16 ID:EN3cNJIs
カーサ・キューブのモデルルームを見にいったら――驚いた。
中にエレベーターがあるのだ、円筒形の。
「乗ってみますか？」
営業の女が意味ありげに笑う。あきらかに裏がありそうな目つきだ。
だが俺は女の美貌に負けて、彼女とともにエレベーターに乗り込んだ。
「一体、どこまで続いているんだ？ もう十分以上上昇しているぞ」
「これ実は軌道エレベーターなんですよ。大気圏スレスレまで上ります」
「なんだって？」
「最上階には、カーサ・キューブの本当のモデルルームが建って、いえ浮い
ています。眺めは抜群ですよ。毎日ガガーリンの名台詞をつぶやけますから」
「なんでそんなものを作ったんだ？」
「カーサ・キューブの気密性を売るためのパフォーマンス、とでも言えばい
いのでしょうか。最上階についても、決して外に空気は漏れませんし、放射
能、紫外線その他も入ってきません。安心してくださいな」
安心――できるかよ！
中にエレベーターがあるのだ、円筒形の。
「乗ってみますか？」
営業の女が意味ありげに笑う。あきらかに裏がありそうな目つきだ。
だが俺は女の美貌に負けて、彼女とともにエレベーターに乗り込んだ。
「一体、どこまで続いているんだ？ もう十分以上上昇しているぞ」
「これ実は軌道エレベーターなんですよ。大気圏スレスレまで上ります」
「なんだって？」
「最上階には、カーサ・キューブの本当のモデルルームが建って、いえ浮い
ています。眺めは抜群ですよ。毎日ガガーリンの名台詞をつぶやけますから」
「なんでそんなものを作ったんだ？」
「カーサ・キューブの気密性を売るためのパフォーマンス、とでも言えばい
いのでしょうか。最上階についても、決して外に空気は漏れませんし、放射
能、紫外線その他も入ってきません。安心してくださいな」
安心――できるかよ！
17 ：ファイアボール・キューブ：2012/01/05(木) 22:46:54.00 ID:NqtFeirj
ドロッセル「ゲデヒトニス、私のウザったらしい執事、ゲデヒトニスはいる
か？」
ゲデヒトニス「は、ここにおります。ドロッセルお嬢様、私の聞き捨てなら
ないご主人様」
ドロッセル「目が覚めたら、いつもと景色が違う。ここはどこだ？」
ゲデヒトニス「カーサ・キューブの室内にございます」
ドロッセル「それはどういう鯨の種類なのだ？」
ゲデヒトニス「鯨ではございません。日本の一戸建て住宅の中でございます」
ドロッセル「白いわ。何もかも真っ白」
ゲデヒトニス「ちなみにドロッセルお嬢様のボディも白でございます。気が
合うかもしれません」
ドロッセル「なぜこのような庶民の住居にいる？ 私の、あのだだっ広い屋
敷はどうした？」
ゲデヒトニス「亡きお父上の遺されたお屋敷は、ただ今改装中にて、今は人
類の小さな居住地を借りの住まいとしております」
ドロッセル「人類？ 他に誰か住んでいるのか？」
ゲデヒトニス「おりません。モデルルームですから」
ドロッセル「狭いわ」
ゲデヒトニス「施工面積は１００平米ちょっとしかございません。おまけに
木造」
ドロッセル「窓がないわね」
ゲデヒトニス「スリットガラスと天窓がございます。外部からの攻撃には多
少は持ちこたえられるかと」
ドロッセル「ゲデヒトニス、ところであなたは一体どこから、このちっぽけ
な家に入ったの？ あなたの糞デカい図体が入り込める掃出し窓なんて、ど
こにも見当たらないのだけれど」
ゲデヒトニス「よくぞ聞いてくれました。実はステルスメイドたちに私を分
解させて、この白い犬小屋、もといカーサ・キューブに運び込まれたのです。
内心は、パーツがどこかに置き忘れられないか、間違って組み立てられない
かと冷や冷やでございました」
ドロッセル「じゃあ、このサルサ・キューバから出るときはどうするの？
また分解されて？」
ゲデヒトニス「いえ、体当たりしてブチ壊します」
か？」
ゲデヒトニス「は、ここにおります。ドロッセルお嬢様、私の聞き捨てなら
ないご主人様」
ドロッセル「目が覚めたら、いつもと景色が違う。ここはどこだ？」
ゲデヒトニス「カーサ・キューブの室内にございます」
ドロッセル「それはどういう鯨の種類なのだ？」
ゲデヒトニス「鯨ではございません。日本の一戸建て住宅の中でございます」
ドロッセル「白いわ。何もかも真っ白」
ゲデヒトニス「ちなみにドロッセルお嬢様のボディも白でございます。気が
合うかもしれません」
ドロッセル「なぜこのような庶民の住居にいる？ 私の、あのだだっ広い屋
敷はどうした？」
ゲデヒトニス「亡きお父上の遺されたお屋敷は、ただ今改装中にて、今は人
類の小さな居住地を借りの住まいとしております」
ドロッセル「人類？ 他に誰か住んでいるのか？」
ゲデヒトニス「おりません。モデルルームですから」
ドロッセル「狭いわ」
ゲデヒトニス「施工面積は１００平米ちょっとしかございません。おまけに
木造」
ドロッセル「窓がないわね」
ゲデヒトニス「スリットガラスと天窓がございます。外部からの攻撃には多
少は持ちこたえられるかと」
ドロッセル「ゲデヒトニス、ところであなたは一体どこから、このちっぽけ
な家に入ったの？ あなたの糞デカい図体が入り込める掃出し窓なんて、ど
こにも見当たらないのだけれど」
ゲデヒトニス「よくぞ聞いてくれました。実はステルスメイドたちに私を分
解させて、この白い犬小屋、もといカーサ・キューブに運び込まれたのです。
内心は、パーツがどこかに置き忘れられないか、間違って組み立てられない
かと冷や冷やでございました」
ドロッセル「じゃあ、このサルサ・キューバから出るときはどうするの？
また分解されて？」
ゲデヒトニス「いえ、体当たりしてブチ壊します」
18 ：創る名無しに見る名無し：2012/04/06(金) 21:08:13.62 ID:5lNqOLn9
「ねえきみ、ちょっと」
里鶴子は背後から声をかけられた。
町中、雑踏、昼下がり、そして暇！ 里鶴子はタイトなスカートをはいてキュッキュッと歩いていた。柄模様のパンスト包まれた長い脚はそこそこの集客力がある。
里鶴子は、低めの声が少し気になり、立ち止まって後ろを見た。
「やあ」スーツ姿の若い男が笑いながら立っていた。悪い顔ではない。でも知らない人だ。知らないけど、少しだけイケてる。
「えーと私のこと？ なんですか？」里鶴子はとりあえず笑顔で応えた。
「あれ、間違えちゃったかな」男は、里鶴子の顔を見て戸惑った様子を見せた。
「もしかして人違い、ですかね？」と里鶴子。
「学生時代の同級生と似てたもんで、後ろ姿が。すいませんでした」
男はしかし、すぐには退散しなかった。
一瞬ではあるが、里鶴子の顔に見とれたようだ。
そして里鶴子のほうも、男の澄んだ目を見続けていた。
里鶴子が口を開いた。
「もし私が、あなたの旧知の人だったら、何を話しかけるつもりだったの？」
「そうだね、それは……」
「その人じゃなきゃ通じない話題？ それとも知人というのは単にきっかけで、実は相手は誰でもいいのかしら」
「君は、なんか急いで歩いてたみたいだけど、何か用事があったんじゃないの？」
里鶴子は否定した。あの歩き方は普段からですっ、と言い返した。
「私は、時間はたっぷりあるんだけどな」
男は自分を慎と名乗った。名字も言ったが、里鶴子はすぐに忘れてしまった。
マコト、それだけでいいや、と。
田原慎は中堅住宅メーカーの営業マンである。
彼は町で偶然であった里鶴子を、とあるデザイン住宅の展示場に招待した。CASA CUBEというその商品名は、若い女性を引きつけるにはそこそこのネーミングである。
「僕はここのモデルハウスで営業をしてるんだ。どうかなこの家。若い人には受けてるんだけど」
四角く、正面からは窓一つない立方体は、住宅には興味のなかった里鶴子には斬新に映った。里鶴子は、CASA CUBEのあちこちに目をやりながら、中に案内された。
「どこもかしこも白いわね。ＳＦ映画みたいで、ちょっとカッコいいかな」
「大きな掃き出し口がないから外部とは完全に切り離されている。この点が結構受けているんだ。これでプライベートは完全に確保されている。なんか秘密基地みたいだろう？」
「秘密基地とは男の子らしい言いかただこと。密会にちょうどいいかも」
「ナイスな発想だ。で、これでいくらすると思う？ なんと一千万円台で買えるんだよ」
里鶴子は苦笑した。
「と言われても、一千万すらないわ。お金持ってる相手もいないしね」
里鶴子は慎をちらっと見た。目が合った。
「お試しに宿泊することもできるんだよ。ご家族とパーティ気分でどうかな。たとえ君が買わなくても、この家のいいところを君が誰かに話してくれれば、僕はそれでビジネスになると思っている」
「家族かあ。それもいいかもしれないけど、私さあ、今ちょっと現実臭を払い落としたい気分なんだよね。見慣れた顔同士じゃ、ずるずる日常を引きずってるみたいで」
「じゃあ僕とはどう？」
「え――？」
また目が合った。
「あはは、嘘です。言ってみただけ」
里鶴子は慎をじいっと見つめた。
「その嘘、ちょっと興味ある」
今度は慎が苦笑した。
「本当に冗談だから忘れてください」
「正々堂々とじゃ、会社が許さないわよね。いいわ、私一人が泊まるから、後であなたがこっそり来てよ」
里鶴子が慎に寄ってきたので、慎はたじろいだ。里鶴子は間近で囁いた。
「マコトさん、家は買えないけど、私は一応お客だよ。変なことはできないよね。私、信じてるから」
「いや、しかし……そういう問題では」
「とにかく宿泊させてください」
慎はどうしようかと戸惑ったが、結局宿泊申込書を出した。
里鶴子が宿泊する夜、慎は少しばかりの食料を持って、夜のCASA CUBEを訪ねた。
万能キーを使い、息を止めて慎は中に入ってみた。
だが、いなかった。一階にも二階にも、バスルーム、白い世界に人の気配はない。立方体のデザイン住宅は蛻の殻だった。
「ふう――」しんとした室内に慎の溜息が響いた。それは安堵の吐息でもある。
慎は顔をほころばせて、携帯を開いた。その顔には、営業マンとはまた別の表情があった。
「奈津美か、泊まり込みの残業はなくなったよ。今から帰るから食事の支度をしてくれないかな。本当にごめんね。すぐ帰るから」
慎は、妻の待つ集合住宅へと帰っていった。（了）
里鶴子は背後から声をかけられた。
町中、雑踏、昼下がり、そして暇！ 里鶴子はタイトなスカートをはいてキュッキュッと歩いていた。柄模様のパンスト包まれた長い脚はそこそこの集客力がある。
里鶴子は、低めの声が少し気になり、立ち止まって後ろを見た。
「やあ」スーツ姿の若い男が笑いながら立っていた。悪い顔ではない。でも知らない人だ。知らないけど、少しだけイケてる。
「えーと私のこと？ なんですか？」里鶴子はとりあえず笑顔で応えた。
「あれ、間違えちゃったかな」男は、里鶴子の顔を見て戸惑った様子を見せた。
「もしかして人違い、ですかね？」と里鶴子。
「学生時代の同級生と似てたもんで、後ろ姿が。すいませんでした」
男はしかし、すぐには退散しなかった。
一瞬ではあるが、里鶴子の顔に見とれたようだ。
そして里鶴子のほうも、男の澄んだ目を見続けていた。
里鶴子が口を開いた。
「もし私が、あなたの旧知の人だったら、何を話しかけるつもりだったの？」
「そうだね、それは……」
「その人じゃなきゃ通じない話題？ それとも知人というのは単にきっかけで、実は相手は誰でもいいのかしら」
「君は、なんか急いで歩いてたみたいだけど、何か用事があったんじゃないの？」
里鶴子は否定した。あの歩き方は普段からですっ、と言い返した。
「私は、時間はたっぷりあるんだけどな」
男は自分を慎と名乗った。名字も言ったが、里鶴子はすぐに忘れてしまった。
マコト、それだけでいいや、と。
田原慎は中堅住宅メーカーの営業マンである。
彼は町で偶然であった里鶴子を、とあるデザイン住宅の展示場に招待した。CASA CUBEというその商品名は、若い女性を引きつけるにはそこそこのネーミングである。
「僕はここのモデルハウスで営業をしてるんだ。どうかなこの家。若い人には受けてるんだけど」
四角く、正面からは窓一つない立方体は、住宅には興味のなかった里鶴子には斬新に映った。里鶴子は、CASA CUBEのあちこちに目をやりながら、中に案内された。
「どこもかしこも白いわね。ＳＦ映画みたいで、ちょっとカッコいいかな」
「大きな掃き出し口がないから外部とは完全に切り離されている。この点が結構受けているんだ。これでプライベートは完全に確保されている。なんか秘密基地みたいだろう？」
「秘密基地とは男の子らしい言いかただこと。密会にちょうどいいかも」
「ナイスな発想だ。で、これでいくらすると思う？ なんと一千万円台で買えるんだよ」
里鶴子は苦笑した。
「と言われても、一千万すらないわ。お金持ってる相手もいないしね」
里鶴子は慎をちらっと見た。目が合った。
「お試しに宿泊することもできるんだよ。ご家族とパーティ気分でどうかな。たとえ君が買わなくても、この家のいいところを君が誰かに話してくれれば、僕はそれでビジネスになると思っている」
「家族かあ。それもいいかもしれないけど、私さあ、今ちょっと現実臭を払い落としたい気分なんだよね。見慣れた顔同士じゃ、ずるずる日常を引きずってるみたいで」
「じゃあ僕とはどう？」
「え――？」
また目が合った。
「あはは、嘘です。言ってみただけ」
里鶴子は慎をじいっと見つめた。
「その嘘、ちょっと興味ある」
今度は慎が苦笑した。
「本当に冗談だから忘れてください」
「正々堂々とじゃ、会社が許さないわよね。いいわ、私一人が泊まるから、後であなたがこっそり来てよ」
里鶴子が慎に寄ってきたので、慎はたじろいだ。里鶴子は間近で囁いた。
「マコトさん、家は買えないけど、私は一応お客だよ。変なことはできないよね。私、信じてるから」
「いや、しかし……そういう問題では」
「とにかく宿泊させてください」
慎はどうしようかと戸惑ったが、結局宿泊申込書を出した。
里鶴子が宿泊する夜、慎は少しばかりの食料を持って、夜のCASA CUBEを訪ねた。
万能キーを使い、息を止めて慎は中に入ってみた。
だが、いなかった。一階にも二階にも、バスルーム、白い世界に人の気配はない。立方体のデザイン住宅は蛻の殻だった。
「ふう――」しんとした室内に慎の溜息が響いた。それは安堵の吐息でもある。
慎は顔をほころばせて、携帯を開いた。その顔には、営業マンとはまた別の表情があった。
「奈津美か、泊まり込みの残業はなくなったよ。今から帰るから食事の支度をしてくれないかな。本当にごめんね。すぐ帰るから」
慎は、妻の待つ集合住宅へと帰っていった。（了）
19 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:23:44.14 ID:3Qy59fpZ
へ ノ
(´∀｀)ｶｻｯ
(´∀｀)ｶｻｯ
20 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:24:50.57 ID:3Qy59fpZ
へ ノ
（＿´∀｀）_ 創るGに見るG！
／,/-_-_-_-_-_＼ 同じGなら
( ( ／,, /― （(神輿)）―＼ 創らにゃソンソン！！ ／／
(｡'｡､｡＠,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡＠ ) )
∩ヽヽ∩ヽXXXXXXXX/ .∩
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†人=†††¶┌┐¶†††† このスレッドは乗っ取られた！
へ ノ へ ノ [ へ ノ へ ノ へ ノ] へ ノ へ ノ 今度は別のスレッドで
（´∀（匚二二（ ´∀（ ´∀（ ´∀｀）.□(´∀｀ ）Д´）□ レッツ 創作発表！！
|_ | | ﾉつつ|創）~| |創)￣||創)￣|つ ⊂|＿(（|創）~ﾉ
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【前スレ】
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21 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:27:02.06 ID:3Qy59fpZ
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22 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:38:37.74 ID:3Qy59fpZ
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23 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:39:37.25 ID:lb4dmEtB
ﾉﾄ、
, @ l@ 乙ですよ
ﾉ ﾄｪｪｲ 、
Yム (川ﾘ） >
し'Цｰ‐Ц
, @ l@ 乙ですよ
ﾉ ﾄｪｪｲ 、
Yム (川ﾘ） >
し'Цｰ‐Ц
24 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:40:12.14 ID:3Qy59fpZ
>>23
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/;;::r‐〜-ミ､ | ウ ェ ル カ ム
4~/へi::::::;/,ﾍﾐ7 | W E L C O M E ！
'-l|＜>|:::::|<フ1|i' ﾉ （ よ う こ そ ）
l! '" |::::l、~`ﾘ へ
／`ｰ､ ハｰ;";::i:::ヾｲl! ,r'~`ヽ､ ＼
,.ィ" ri l i ﾄ､ 1:|｀丶:;;;:イ' ill!7､ ､ y; ヽ､＿` ｰ―――――
,. -‐''" ､ くゝソノリ~i | - ､ , -‐'7ﾊ ヾニﾄ- ~` ー- ､_
, ィ ´ ,ゝ､＿ `r' l | ､レ // `テ三..ノく _ ` ヽ、
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/;;::r‐〜-ミ､ | ウ ェ ル カ ム
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／`ｰ､ ハｰ;";::i:::ヾｲl! ,r'~`ヽ､ ＼
,.ィ" ri l i ﾄ､ 1:|｀丶:;;;:イ' ill!7､ ､ y; ヽ､＿` ｰ―――――
,. -‐''" ､ くゝソノリ~i | - ､ , -‐'7ﾊ ヾニﾄ- ~` ー- ､_
, ィ ´ ,ゝ､＿ `r' l | ､レ // `テ三..ノく _ ` ヽ、
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25 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:41:51.58 ID:q83mCN6+
ちょっと待ってここ普通に進んでるぞって言おうとしたら埋まってた
26 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:43:03.39 ID:TDleiA8O
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※||ﾘﾉﾊﾉi 新スレについたよ！
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27 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:44:44.97 ID:3Qy59fpZ
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28 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:46:24.92 ID:q83mCN6+
29 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:47:50.29 ID:3Qy59fpZ
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30 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:52:54.00 ID:q83mCN6+
レス数は関係無いでしょ
重複でもないんだし
重複でもないんだし
31 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 00:53:49.91 ID:3Qy59fpZ
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32 ： ◆KazZxBP5Rc ：2012/06/09(土) 01:03:17.31 ID:q83mCN6+
うんまあレスすらつけてないから常駐って言い方も変だけど
酉出し
酉出し
33 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 01:12:23.60 ID:3Qy59fpZ
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34 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 01:24:45.74 ID:q83mCN6+
とはいえ一昨日のでだいぶん減ったね
本当は良い事なんだけどｗ
重複してて移動済みのここかな
【擬人化】尖閣諸島萌え化【希望】
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1336577704/
本当は良い事なんだけどｗ
重複してて移動済みのここかな
【擬人化】尖閣諸島萌え化【希望】
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35 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/09(土) 01:26:00.25 ID:3Qy59fpZ
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36 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/16(土) 23:58:50.97 ID:PTbb/zrb
ステマやってるヤツが会社の評判を落として失職して乞食になり、白いダンボール箱を「カーサキューブ」と呼んで生きていく話よみたい
37 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/17(日) 16:26:26.46 ID:l4B8+K/5
「秀樹、しっかりしてよ。あなたらしくないわ」
ミドリはぐったりした秀樹に寄り添い、ズボンのジッパーを下ろした。
いつもなら、秀樹の固すぎる肉棒が待ってましたとばかりに飛び出すはずが、彼の生殖器は弱々しい海洋生物のように項垂れていた。
「せっかく新築住宅に引っ越したのに、私、秀樹と思い切りセックスしまくりたかったのにぃ！」
「仕方ないよ。この家は欠陥住宅だ」
先程から、この白い住宅は、船のように揺れているのだった。
「うっ……げぼげほっ」
秀樹は我慢できずに、バケツに嘔吐した。船酔い、ならぬ家酔いである。
「最新型の免震構造を取り付けたのが間違いだったのかしら」
その家、CASA CUBEは大地震を免れるため、地上から数十センチほど宙に浮いているのだった。
だが制動装置の不備で、家全体が常に揺れている。
秀樹はそれに酔ってしまったのだ。
秀樹は完全にダウンしてしまった。しかしミドリのほうは、この揺れに逆に燃えていた。
「ああ、なんか揺れてると変な気分。一人でしちゃおうかしら」
ミドリは秀樹のことをほっておき、一人、二階のベッドの上で、青空の抜ける天窓を見上げながら、指を蠢かすのだった。
ミドリはぐったりした秀樹に寄り添い、ズボンのジッパーを下ろした。
いつもなら、秀樹の固すぎる肉棒が待ってましたとばかりに飛び出すはずが、彼の生殖器は弱々しい海洋生物のように項垂れていた。
「せっかく新築住宅に引っ越したのに、私、秀樹と思い切りセックスしまくりたかったのにぃ！」
「仕方ないよ。この家は欠陥住宅だ」
先程から、この白い住宅は、船のように揺れているのだった。
「うっ……げぼげほっ」
秀樹は我慢できずに、バケツに嘔吐した。船酔い、ならぬ家酔いである。
「最新型の免震構造を取り付けたのが間違いだったのかしら」
その家、CASA CUBEは大地震を免れるため、地上から数十センチほど宙に浮いているのだった。
だが制動装置の不備で、家全体が常に揺れている。
秀樹はそれに酔ってしまったのだ。
秀樹は完全にダウンしてしまった。しかしミドリのほうは、この揺れに逆に燃えていた。
「ああ、なんか揺れてると変な気分。一人でしちゃおうかしら」
ミドリは秀樹のことをほっておき、一人、二階のベッドの上で、青空の抜ける天窓を見上げながら、指を蠢かすのだった。
38 ：創る名無しに見る名無し：2012/06/20(水) 20:58:41.01 ID:DHN7ZZFj
真・女神転生if… とカーサ・キューブをコラボしてくれ
39 ：創る名無しに見る名無し：2012/07/02(月) 13:35:03.22 ID:Bl/ec/+I
哲学の「中国人の部屋」を思い出した
お金を入れると、成果物が出てくる箱。
物を給付したり、排水を吸い出すと後でお金が振り込まれてる箱。
就労を課すタイプの新しい生活保護施設。
お金を入れると、成果物が出てくる箱。
物を給付したり、排水を吸い出すと後でお金が振り込まれてる箱。
就労を課すタイプの新しい生活保護施設。
40 ：創る名無しに見る名無し：2013/06/07(金) 00:02:38.56 ID:DZ9ypdig
まだあったのか
俺は白い世界に戻る。
カーサ・キューブ。四角い家。外も中も白い家。
俺以外に誰もいない家。
でも寂しくはない。
他人なんかいないほうがいい。
若い頃は、ホテトル嬢を呼んだり、性感マッサージ嬢を呼んだりした。
でも止めた。今は。
もう生身の女なんて見たくもない。
肌に小さなほくろがあるだけで気になってくる。
他人なんか好きになりたくない。
俺は家に付くと、買ってきたマクドナルドをビールと一緒に胃に流し込む。
二時間ぐらいしてチャイムが鳴った。
玄関に黒い服をきた女が立っていた。
死に神みたいだな。美人の。
「契約に来ました」
と死に神さんは言う。
彼女は本当に葬儀屋だ。
別に今俺が死ぬわけじゃない。
だがいつかは朽ち果てるだろう。
二十年後か、三十年後か、もっとさきかあるいは明日か。わからない。
彼女は俺の死体をいち早く発見し、弔ってくれる。
そういう契約だ。
ありがとう。がんばるよ。
死ぬまでな。
カーサ・キューブ。四角い家。外も中も白い家。
俺以外に誰もいない家。
でも寂しくはない。
他人なんかいないほうがいい。
若い頃は、ホテトル嬢を呼んだり、性感マッサージ嬢を呼んだりした。
でも止めた。今は。
もう生身の女なんて見たくもない。
肌に小さなほくろがあるだけで気になってくる。
他人なんか好きになりたくない。
俺は家に付くと、買ってきたマクドナルドをビールと一緒に胃に流し込む。
二時間ぐらいしてチャイムが鳴った。
玄関に黒い服をきた女が立っていた。
死に神みたいだな。美人の。
「契約に来ました」
と死に神さんは言う。
彼女は本当に葬儀屋だ。
別に今俺が死ぬわけじゃない。
だがいつかは朽ち果てるだろう。
二十年後か、三十年後か、もっとさきかあるいは明日か。わからない。
彼女は俺の死体をいち早く発見し、弔ってくれる。
そういう契約だ。
ありがとう。がんばるよ。
死ぬまでな。