非リレー型バトルロワイアルを発表するスレ Part16

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1創る名無しに見る名無し
1999年刑行された小説「バトル・ロワイアル」

現在、様々な板で行われている通称「パロロワ」はリレー小説の形をとっておりますが
この企画では非リレーの形で進めていきます。

基本ルール
・書き手はトリップ必須です。
・作品投下前の登場キャラクター、登場人数、主催者、舞台などの発表は書き手におまかせです。
・作品投下前と投下後にはその意思表示をお願いします。
・非リレーなので全ての内容を決めるのは書き手。ロワに準ずるSSであればどのような形式、展開であろうと問いません。
・非リレーの良さを出すための、ルール改変は可能です。
・誰が、どんなロワでも書いてよし!を合言葉にしましょう。
・「〜ロワイアル」とつけるようになっています。
  〜氏のロワは面白いでは、少し話題が振りにくいのでAロワ、Bロワなんでもいいのでロワ名をつけてもらえると助かります。
・完結は3日後だろうが5年後だろうが私は一向に構わんッッッ!!

前スレ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1301399363/

非リレー型バトルロワイアルwiki
ttp://www26.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1.html
2 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/20(水) 19:19:57.47 ID:b2L7Ck3V
>>1
新スレ乙です。
3 ◆YR7i2glCpA :2011/04/20(水) 19:24:50.79 ID:Dd5FwHv2
>>1
新スレ乙です!
4 ◆hNicfchrac :2011/04/20(水) 19:58:21.37 ID:kU3k5aF6
>>1
新スレ乙です。
5 ◆ymCx/I3enU :2011/04/20(水) 20:06:12.52 ID:PMKCSRgZ
>>1
新スレ乙です
6 ◆6LQfwU/9.M :2011/04/20(水) 20:08:27.02 ID:MhCnh8b3
>>1
新スレ乙です。
7 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/20(水) 20:11:52.45 ID:UQepSTHD
>>1
新スレ乙です。
8 ◆ymCx/I3enU :2011/04/20(水) 23:10:20.03 ID:PMKCSRgZ
早速投下したいと思います。美女と野獣 15:張り裂けるココロ 登場:ユーリ、ルクレール
9張り裂けるココロ ◆ymCx/I3enU :2011/04/20(水) 23:12:30.16 ID:PMKCSRgZ
15:張り裂けるココロ

ザクッ、ザクッ、と何かを切り刻む音が廃屋に響く。
濃淡の赤色の身体を持つ竜人体型の竜種の青年ユーリは自分の右手首を、
支給された剃刀ナイフで何度も何度も斬り付けていた。

「俺の右手が赤く染まる…俺の身体が俺の血で更に赤く染まる…落ち着くなぁ…うふふ」

虚ろな目でそう呟くユーリ。
その隣では、牛の耳と尻尾を持った全裸の爆乳美少女ルクレールが、廃屋内で見付けたロープを、
天井の剥き出しになった太い梁に結び付けようとしていた。

「人を一人吊るしても千切れないぐらいの丈夫な縄があって良かった…うふふふふ」

こちらも虚ろな目をしていた。
殺し合いという状況に放り込まれた竜と乳牛娘は絶望に心を囚われ、精神に異常を来し始めていた。
竜の青年は只管に自傷行為を行い乳牛娘は自害の準備を始める。
止める者はここにはいない。二人がどのような経緯で出会ったのかは不明だが、互いに互いを止めようともしない。

「出来た…それじゃあこんな悪い夢は、早く覚めないとね」

ルクレールが天井から垂れ下げた首吊りの縄に自分の首を掛けた。
同時ぐらいに、ユーリが剃刀ナイフを自分の首筋に当てた。

「俺もこんな悪い夢から覚めるとするよ」
「それじゃ、さっさと起きよう…ね」

ザシュッ

ガタッ

牛娘が乗っていた台を蹴飛ばし、竜が自分の頸動脈を切り裂いた。


【♂16番:ユーリ  死亡】
【♀15番:ルクレール  死亡】
【残り22人】
10張り裂けるココロ ◆ymCx/I3enU :2011/04/20(水) 23:13:32.83 ID:PMKCSRgZ
----
【剃刀ナイフ】
折畳式の剃刀。散髪や髭剃り等に使用する。作りが弱く武器としては余り期待出来ない。

【名前】ユーリ
【性別】♂
【年齢】19歳
【職業】不明
【身体的特徴】濃淡の赤色の竜人体型の竜。竜種の中では美形と言われている
【性格】ナルシスト
【備考】自分の身体と容姿にかなりの自信を持つ自己性愛竜。一応女ともヤるが、自分の身体の事しか話さないため、
短時間で愛想を尽かされるため、今の所彼女はいない

【名前】ルクレール
【性別】女
【年齢】18歳
【職業】乳牛
【身体的特徴】金髪ショート。牛の角と尻尾の爆乳美少女。ホルスタイン柄のニーソ着用
【性格】サービス精神旺盛
【備考】甘い母乳を出せる種族で乳牛として頑張っている。自分のミルクを飲んで貰う事が一番の喜び
----
11 ◆ymCx/I3enU :2011/04/20(水) 23:19:35.19 ID:PMKCSRgZ
投下終了です。
12 ◆ymCx/I3enU :2011/04/21(木) 00:55:09.17 ID:x50t1ZqU
美女と野獣オリロワ 打ち切るかも しれないです
13 ◆YR7i2glCpA :2011/04/21(木) 07:59:26.70 ID:3x3sdj+D
投下乙です。
って打ち切るんですか!?
楽しく読んでたのに残念です……

あと、こっちのごちゃ混ぜロワまた変更します。
参加者の一人、長宗我部元親@戦国BASARAを片倉小十郎@戦国BASARAに変更します。
たびたび変更してすいません……
14 ◆ymCx/I3enU :2011/04/21(木) 21:00:06.13 ID:x50t1ZqU
>>13 あなたの言葉を聞いて(読んで)考え直しました 続けます。
てな訳で投下。美女と野獣オリ 16:DRAIN AWAY
登場:尾上誠人、ミリア・クリスティーナ、布施信昭、吉良一葉
15DRAIN AWAY ◆ymCx/I3enU :2011/04/21(木) 21:01:16.89 ID:x50t1ZqU
16:DRAIN AWAY

森を抜けたコヨーテ獣人の少年とビキニアーマーの金髪美女剣士は、
廃屋だらけの集落に辿り着く。道路は雑草だらけで、廃家から剥がれ落ちた瓦礫やゴミが散乱している。
錆に覆われ朽ちた廃車も所々に見受けられ何とも殺伐としていた。

適当な廃家の中に入り、状態の良さそうな和室の中で少年、尾上誠人と女剣士ミリア・クリスティーナは、
荷物を下ろし一息ついた。長時間歩いた足は棒とまではいかないが耐え難い疲労を溜めている。
休める場所を見付けたら行為をさせて貰うとミリアと約束した誠人だったが――。

「足が痛ーい……エッチは後でいーやもう」
「あらそう?」

性欲よりも足の痛みの方が勝ったようであった。
部屋の端に積んであった古びた布団を畳の上に敷きバッと横になる誠人。

「埃っぽいしカビ臭いけど…寝心地は悪くないわw」
「そう?」
「ミリアさんのエロい身体を見るだけでも体力が回復する気がする」
「馬鹿…じゃあ、エッチするのはもうちょっと後で良いのね?」
「ああ、疲れを取るのが先だわ、これだと…残念だけども」
「それじゃ、見張ってるよ私…誠人君は休んでて」
「え? でもミリアさんだって疲れてるんじゃないか?」
「大丈夫。体力には自信あるから。剣士やってるし」
「あ…そう…分かった…お言葉に甘えるよ」

木刀を携えミリアは見張りを始める。誠人は座布団を枕代わりに横になっていたが、
いつしかうとうととし始め、そして本気で眠ってしまった。

「…結構、可愛いな…」

コヨーテ少年の寝顔を見ての率直な感想をミリアは笑みを浮かべながら言う。

◆◆◆

誠人とミリアの隠れる廃家のすぐ裏手、別の廃家にも参加者が隠れていた。
金属バットを持ち薄汚れたカーテンの隙間から外の様子を窺う狐獣人の青年、布施信昭。
同じ部屋で、壁に背を預け体育座りで不安そうな表情を浮かべる狐耳の金髪美少女。
学校の制服と思われるセーラー服を身に纏っている。

「…しばらくここにいよう。下手に動くよりは安全だと思うし」
「そうですね…」
「…怖い…かい」
「……(コクリ)」

信昭の問い掛けに少女――吉良一葉は無言で頷く。
いつ襲われるか分からない、死と隣り合わせと言う恐怖は、信昭も感じていた。
しかし年下の少女の前、自分が震えていてはいけないと振舞う。

「…きっと、俺ら以外にも、殺し合う気なんて無い人がいるさ…」
「本当でしょうか…」
「俺がそうだったろ? 一葉ちゃんは俺の事信じてくれたじゃないか」
「……はい……あの、布施さん」

一葉は信昭に自分の元へ来るよう手招きする。
信昭が来ると、一葉は信昭のズボンの上から、股間を触り始める。
16DRAIN AWAY ◆ymCx/I3enU :2011/04/21(木) 21:02:28.56 ID:x50t1ZqU
「!」
「……少しでも、恐怖を……和らげたい……んです」
「……」

一葉の意図を察した狐青年はベルトを外し、ズボンと下着を脱いだ――。


【早朝/C-2廃集落中岡家】
【♂05番:尾上誠人】
[状態]疲労(大)、睡眠
[装備]ドラグノフ狙撃銃(10/10)
[持物]基本支給品一式、ドラグノフ狙撃銃予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:殺し合う気は無いがエッチはしたい。
1:(睡眠中)
[備考]
※布施信昭、吉良一葉には気付いていません。

【♀14番:ミリア・クリスティーナ】
[状態]健康
[装備]木刀
[持物]基本支給品一式、神狼の精液(残り1L)
[思考・行動]
0:殺し合いはしない。脱出したい。
1:誠人と行動。しばらく廃屋で休憩。誠人君にさせてあげるのはまだ後になりそう。
2:仲間を集める?
[備考]
※布施信昭、吉良一葉には気付いていません。


【早朝/C-2廃集落福部家】
【♂14番:布施信昭】
[状態]健康、下半身露出
[装備]金属バット
[持物]基本支給品一式、不明支給品
[思考・行動]
0:殺し合いはしない。
1:一葉ちゃんと行動。一葉ちゃんを(色んな意味で)慰める。
[備考]
※尾上誠人、ミリア・クリスティーナには気付いていません。

【♀08番:吉良一葉】
[状態]健康、恐怖
[装備]不明
[持物]基本支給品一式、不明支給品(1〜2)
[思考・行動]
0:死にたくない。
1:布施さんと行動。布施さんと性行為をして恐怖を紛らわす。
[備考]
※尾上誠人、ミリア・クリスティーナには気付いていません。
17 ◆ymCx/I3enU :2011/04/21(木) 21:04:00.57 ID:x50t1ZqU
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【金属バット】
野球で使われる金属製のバット。鈍器として使える。

【名前】布施信昭(ふせ のぶあき)
【性別】男
【年齢】26歳
【職業】エロゲ雑誌編集者
【身体的特徴】薄い黄色の狐獣人。引き締まった身体で同性に欲情されるような身体
【性格】至って温厚、ちょっとビビリ
【備考】有名エロゲ情報雑誌の編集部員。自身はエロゲは余りやらない。両刀で男も女もイケるが、
女の方がどちらかと言えば良いらしい。しかし同性からの誘いが多いと言う現実……ッ! 現実……ッ!

【名前】吉良一葉(きら かずは)
【性別】女
【年齢】17歳
【職業】高校二年生、お菓子研究部所属
【身体的特徴】金髪ロング狐耳尻尾。ハーフの狐獣人。巨乳美少女
【性格】礼儀正しい、妄想好き
【備考】お菓子とエッチが好きな狐耳っ娘。いくら食べても太らない特異体質。練乳の海に溺れたいと思っている。
避妊の妖術ぐらいは使える様子
----


投下終了です。今回アレの描写はソフト目にした あんまヤり過ぎてもgdるし
18 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/21(木) 21:32:52.88 ID:VCoqBAPD
投下乙です。
俺も応援してますので。
自分も投下を。
DOL2nd26話 最強の騎士、その資格を問う
登場人物 マリオ、神原駿河、白井黒子
19最強の騎士、その資格を問う ◆VxAX.uhVsM :2011/04/21(木) 21:34:00.62 ID:VCoqBAPD
26話 最強の騎士、その資格を問う


「…ワリオが死んだのか……」

マリオは放送を聞いていた。
場所はどこだか不明ではある。

「あいつが簡単に殺されるなんて…信じられない……」

放送を終わったと思いマリオは立ちあがったが、バックの中から電子音が鳴り響いた。
少しの緊張とともに、マリオは画面を見始めた。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆



「……なんだこれ…………?」

マリオが見せられた映像は焼け野原にされたキノコ王国だった。
ピーチ姫が生きているかも分からないような見せ方だった。
正直最初は動揺を隠しきれなかった。
しかし、さすがは何度も王国の危機を救った英雄、すぐに立ち直る。

そして、立ちあがり扉を開けた。
そこにいたのは、怪異と化した鬼だった。

「……倒しに来たぜ、化物」
「………」
「……何となくここにいそうだって分かってな…今までの勘っていうの?」

神原駿河は立ちあがり、目にもとまらぬスピードでマリオに襲いかかる。
マリオは顔に腕が当たる寸前という所で避ける。
そして、手からファイアーボールを繰り出す。
しかし、そう簡単に当たるはずもなく避けられてしまう。

「くそ…うおっ!」

神原の攻撃は壁が受ける形となりマリオはそこで一発パンチを繰り出した。
その攻撃は的中し、神原は壁に激突する。
20最強の騎士、その資格を問う ◆VxAX.uhVsM :2011/04/21(木) 21:35:25.21 ID:VCoqBAPD
そこでマリオは追撃にパンチを繰り出す。
しかし、神原もただやられているわけではない。
マリオをカウンターでブッ飛ばす。

ゴゴゴ…

「…?……音…が?」

急に鳴ったその不気味な音とともにクッパ城が揺れ出した。
そう、実は神原が玉座に座る前に、そこら中を壊していたのだ。
マリオは壊されたところを回ってなかったのでその事実を知らなかった。

「クソ…今から出ても間に合わない…」

マリオがあきらめたその瞬間、マリオの体は宙に浮いていた。
クッパ城の外に出ていた。
ただし、空中だったが。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

どんどんマリオは落下して行った。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「……」
「生憎ですわね…貴方は助けるつもりはありませんのよ」

マリオを助けたのは白井黒子。
先ほど助けられたからか、彼を助けたのだ。

「………」

神原は急いで飛び降りようとするが、黒子に抑えられる。

「悪いですが、私とここで死んでもらいますのよ」
「……!」

「…これでおあいこですわよ、赤い帽子のお方」

☆ ☆ ☆ ☆ ☆
21最強の騎士、その資格を問う ◆VxAX.uhVsM :2011/04/21(木) 21:37:18.54 ID:VCoqBAPD



マリオは結局受け身を取り、傷という傷はなかった。しかし、クッパ城は崩れていた。
そこには、自分が助けた、そして助けられた少女が埋まっている。



「くそ…結局…俺は誰ひとり、守れてないじゃないか!」



外傷より、心の傷が深かった。




「ち、くしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」




自分の非力さに嘆く英雄、しかし、彼はこの殺し合いに対抗できる数少ない人間なのだ。
彼がこの後どういう風になるかは、まだ分からない。

【神原駿河@化物語 死亡】
【白井黒子@とある魔術の禁書目録 死亡】
【残り 26人】

【一日目/黎明/A-2クッパ城跡前】
【マリオ@マリオシリーズ】
[状態]精神的疲労(大) 体中にダメージ(中)
[装備]なし
[所持品]基本支給品 不明支給品(1〜3)
[思考・行動]
基本:モノクマの打倒。
0:くそ…くそ…
1:ルイージ達を探す。
[備考]
※スーパーマリオサンシャインクリア後からの参戦です。
※見せられた動機はキノコ王国の崩壊です。
22 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/21(木) 21:40:29.59 ID:VCoqBAPD
投下終了です。
ちなみに出しきれなかった動機シリーズ。
黒子:「風紀委員」が全滅している映像。
神原:現在住んでいる祖母と祖父の家が崩壊。
あとwikiにモノクマ劇場1追加するんで、是非見てください
23 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/21(木) 22:03:17.30 ID:9pE2/J7X
投下乙です。
◆ymCx/I3enU氏。頑張ってください。応援してますよ。
DOL2nd>>みんなの動機が強烈すぎる!僕だったら逆にやる気なくしちゃいそう

では、駄文投下します。
カオスな自己満足ロワ   14話:青と橙
登場人物:岡崎朋也、想影真心
24 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/21(木) 22:03:51.24 ID:9pE2/J7X
俺はこの人生で何がしたかったのだろうか。
中学生までは不安定だが確かに夢という夢があった。
だが今はどうだ?毎日怠惰な生活を過ごし、夢なんか壊れ、意味もなく生きている。
はたしてこの俺に生きていける価値なんてあるのだろうか。
だれかを幸せになどできるのだろうか。
例えば、金髪のあいつ。いつも怒って、笑って俺とつるんでいるが、あいつはそれで楽しく過ごせているのか。
例えば、2年の頃からの腐れ縁のあいつ。あいつはよく俺たちと接してくるがそれはただ単に不良の更生の一環で嫌々やっているのではないのか。
例えば、その妹。あいつは常に俺にビビっていた。この時点でもう駄目だ。
例えば、生徒会長のあいつ。あいつは自分でも言っているが、俺の更生の為に、自分の目的の為の時間を潰してしまっている。
例えば、図書館にいたあいつ。本当は友達なんか作りたくないなんてこと思ってはいないだろか
例えば、ヒトデを抱えるあいつ。……まぁあいつは俺に最悪という言葉を大量に浴びさせられている。少なくても好かれてはいないだろう。
例えば、病弱なあいつ。あいつは俺といて笑顔でいてくれているが本当に幸せなんだろうか。
例えば、俺をこんな身にしたあの人。俺がいて楽しいのか。
そして俺は今幸せなのだろうか。
夢を壊されて、落ちこぼれて。楽しいのかそれは?
生きたい!と言えるほどの人生なのか?
無駄に抗わなければいけないほどの人生なのか?
このまま終わってしまった方が楽ではないのか?
あぁ。 ――――分からん。

 ◇

「なぁ。お前は、生きたい。と思っているか」

多分俺のこの質問は唐突だったと思う。
そのため俺が質問したやつは一瞬目を丸くさせたが、すぐに答えが返ってきた。

「少なくても、少し前までは思ってなかったな」
25 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/21(木) 22:04:23.52 ID:9pE2/J7X
「……じゃあ今は?」
「少しは生きたい。って思っているさ」
「それは良かったな」
「ああ。これはいーちゃんのおかげだな」

小さき橙はそう言う。
なら俺は?
―――いや。この話題は一旦よそう。
気分を害するだけだ。

「悪ぃな。変なこと聞いて」
「いや。別にいいぞ。だけど朋也」
「なんだ」
「死にたいなんて思わない方がいいぞ。
悲しい気持ちになる人が少なからずいるんだ。この俺様でさえいたんだから」
「――――――――ッ!」

なんでだろう。
ただそれだけの言葉なのに、俺の身に重くのしかかる。
実際考えてみたところで悲しむような人なんていなかったのに。
なんでだ。俺はまだ生きたいなんて思っているのか?
希望の「き」の字もでてこないような人生なのに、俺は生きたい。って思っているのか。

「俺でもか」
「いるはずだぞ。というより朋也は優しいやつなんだ。俺様なんかよりずっと多いはずだ」

何の根拠にそんなこと言っているのか俺には分からない。
何の自信でそんなこと言いきっているかすら分からない。
なのに何だか信用できる。
なのに何だか安心できる。

「自信をもてよ。きっと明るい未来が見えてくぞ」

答えは簡単だった。
やっぱり俺は生きて生きたいのだろう。
何のために?
俺のために。
幸せなのか?
幸せなんだ。
誰が喜ぶの?
…知らんな。
じゃあ何で?
決めたから。
それは何だ?

「俺は生きるていくこと。このゲームを諦めないこと」
26 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/21(木) 22:04:45.99 ID:9pE2/J7X
「うん。それはきっといいことだ。…といっても俺様もまだ知らないけどな」

何とも頼りない助言だった。

 ◇

オレンジの髪。
腰の辺りまである、注連縄のようなぶっとい橙色の三つ編みが赤いゴムでまとめられている。
前髪も横髪も全部後ろに流されて、広い、綺麗な額が惜しげなく晒されている。
意志の強そうな太い眉。
奇異なほど挑戦的な吊り目。
輝くようなオレンジの瞳。
裸足、スパッツ、タイトシャツ。
小柄な体躯。
特徴が多すぎる彼女の名前は想影真心。
1時間ほど前とあるエリア(萌え立つ 禁断の 虚無)にて遭遇し、今に至るまで一緒に行動している。
ちなみに今は一回マクアヌにて、買い物をしてから、この隠されし 禁断の 虚無にて、ブラブラしている。
あと2時間近くは嫌でもこのエリアにいなければいけない。
まぁ。モンスターもやれないことはないLVだ。
よっぽどの人が現れない限り、大丈夫だろう。
ちなみに買ったものは、いやしの水と――日本刀。
本当はもっと実用的な物でも買えたら護身にもなったけど、金が足りなかった。
…ゲームの中でくらい金持ちになりたいもんだけどな。
しかし、戦闘が幾分楽になったのは確かだけどな。
ちなみに真心は快速のタスマリンというアイテムを何個か。
武器は買っていなかった。邪魔なんだとよ。

「しかし、いーちゃんはどこにいるんだろうな」

いーちゃん。
俺たちの当面の目的の人だ。
春原、杏、智代と俺の知り合いもゾロリとそろって居やがるが、
まぁ事のついでだ。会えたらそれでいい。
どうせ、どのみちどこも等しく1/27のどこかなんだ。
仲間は1人でも多くいたほうがいい。
という単純な考えの下俺と真心は共に行動している。
しかし、ここははずれの様だった。
でもあと2時間くらいは暇を持て余すしかねぇんだよなぁ。

「ここにはいねぇみたいだな」
「そうみたいだ」
「2時間どうする?」
「モンスターでも倒せば?」

………はぁ――。


27 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/21(木) 22:08:52.10 ID:9pE2/J7X
【1日目/黎明/隠されし 禁断の 聖域】
【岡崎朋也@CLANNAD】
[状態]健康
[ステータス]
LV:17 HP:553/553 SP:37/37
ATK:42(+5) DEF:31 SPD:23
[装備]日本刀@現実
[道具]支給品一式、いやしの水×2
[所持金]32
[思考]
基本:生き残る
1:いーちゃんを探そう
2:仕方ないから暇を潰す
[備考]
※一応草野球編END(ゲーム)からの参戦です
※無能力者扱いです

【想影真心@戯言シリーズ】
[状態]健康
[ステータス]
LV:17 HP:544/567 SP:60/60
ATK:47 DEF:34 SPD:24
[装備]
[道具]快速のタスマリン×3@.hack、支給品一式
[所持金]158
[思考]
基本:いーちゃんに任せる
1:いーちゃんを探す
2:暇を潰そう
[備考]
※ネコソギラジカルで哀川潤と決着をつけた少し後からの参戦です
※一喰い(イーテイングワン)、暴飲暴食、一里塚木の実の空間製作(制限有り)が使えます
※無能力者扱いです

※隠されし 禁断の 虚無
推奨LV:25 雷属性

※萌え立つ 禁断の 虚無
推奨LV:8  闇属性
28 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/21(木) 22:13:50.71 ID:9pE2/J7X
【快速のタスマリン】
一定時間SPDが上昇。

【いやしの水】
HPを100回復する



以上です。

あとすいませんがキャラ変更します。

カシウス・ブライト@空の軌跡
     ↓
アガット・クロスナー@空の軌跡

です。申し訳ないですが、ウィキ変えてくれるとありがたいです。
29 ◆ymCx/I3enU :2011/04/21(木) 22:17:46.86 ID:x50t1ZqU
お二方投下乙です。そして応援ありがとうございます、凄く嬉しいです
頑張ります!

投下します。美女と野獣 17:逆上堪能ケロイドミルク 登場:キリル、林良枝
30逆上堪能ケロイドミルク ◆ymCx/I3enU :2011/04/21(木) 22:18:55.08 ID:x50t1ZqU
17:逆上堪能ケロイドミルク

赤髪の美少女は、白い毛皮の巨躯の狼の、股間からそそり立つ赤黒い獣剛を、
自分の豊満な乳房で挟み擦り上げ舐め、しゃぶりつく。美味しそうに、まるでアイスキャンデーの如く。
先走りの汁がまるで絶頂の時に噴き出すそれのように飛び散り、
白狼は牙を剥き出し舌を出し、涎を垂らして涙も垂らす。

四つん這いになった少女に覆い被さり腰を人間では真似出来ない速さと動きで打ち付ける白狼。
あられもない嬌声をあげ乳房を揺らしよがり狂う少女。

熱い獣の種が少女の子を育む部屋に注がれる――――。


……


少女、林良枝は支給品の自動拳銃ワルサーP88と、もう一つ、自動小銃ウィンチェスターM2カービンをチェックする。
その格好は全裸。靴下と靴、首輪しか身に着けておらず、近くに引き裂かれた衣服が散らばっていた。

身体中、獣の唾液と種液に塗れている。秘部からはねっとりと濃厚な種が垂れていた。

隣で白い巨躯の、引き締まった身体を持つ狼、神狼種キリルが、支給された戦闘用の大鎌を素振りしている。
神通力により背中に鎌を携え操っていた。彼のデイパックにはもう一つの支給品、催淫剤が入っている。

股間からは、根元の瘤が大きく膨らんだ赤黒く血管の浮き出た肉の竿がぶら下がり、
白い濃厚な液をボタボタと草の上に垂らしていた。


「ここで会ったのも何かの縁よね、キリルさん、しばらく一緒に戦お」
「最後の二人になるまでな。二人になったら、コンビ解消だぞ良枝」


少女と狼は互いに殺し合いに乗っていた。しかし、あえて手を組んだ。
単独で戦うより複数で戦った方が有利に進めると踏んだのだ。


「またえっちしようねー」
「今度は気絶させてやるぞww」


良枝とキリルは森の中を獲物を捜し歩き始めた。
31逆上堪能ケロイドミルク ◆ymCx/I3enU :2011/04/21(木) 22:20:15.80 ID:x50t1ZqU
【早朝/B-5森】
【♂06番:キリル】
[状態]健康
[装備]大鎌
[持物]基本支給品一式、催淫剤
[思考・行動]
0:林良枝と共闘。最後の二人になったら互いに殺し合う。たまに良枝を犯す。
[備考]
※特に無し。

【♀12番:林良枝】
[状態]健康
[装備]ワルサーP88(15/15)
[持物]基本支給品一式、ワルサーP88予備マガジン(3)、ウィンチェスターM2カービン(30/30)、M2カービン予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:キリルと共闘。最後の二人になったら互いに殺し合う。たまにエッチする。
[備考]
※キリルの精液の力で身体能力が一時的に上昇していますが本人は気付いていません。

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【大鎌】
戦闘用に作られた大きく鋭い鎌。扱うのは難しい。

【催淫剤】
エッチな気分になるおクスリ。香水型。

【ワルサーP88】
1988年にドイツのワルサー社が開発した自動拳銃。それなりに優秀だが高価だったため商業的に成功していない。
9o×19パラベラム弾を使用する。

【ウィンチェスターM2カービン】
第二次大戦直前、士官用として携行性に優れた軽い銃を求めたアメリカ陸軍が、
ウィンチェスター社に開発させた自動小銃。1941年にアメリカ陸軍に採用され予定通り士官や下士官などが愛用した。
M2は30発弾倉とフルオート機能を持たせたモデル。

【名前】キリル
【性別】♂
【年齢】29歳
【職業】不明
【身体的特徴】真っ白い毛皮のスリムな狼。人間の大人並の大きさ。赤い瞳
【性格】快楽主義
【備考】精液に治癒能力のある神狼と言う種族(雌だったら愛液)。ちなみに本ロワの支給品の一つ、
「神狼の支給品」は彼の物では無く別の神狼から搾り取った物

【名前】林良枝(はやし よしえ)
【性別】女
【年齢】18歳
【職業】高校三年生、射撃愛好クラブ所属
【身体的特徴】赤髪ツインテ。巨乳
【性格】明るい、大雑把
【備考】銃と獣姦をこよなく愛する変態少女。エアガンモデルガンを大量に所持している。獣姦系のエロ本や
エロゲー、エロ小説も大量に所持
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32 ◆ymCx/I3enU :2011/04/21(木) 22:21:21.31 ID:x50t1ZqU
投下終了です。応援して頂いた直後にこのSSはどうなんだ…w
33 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 22:23:37.90 ID:D5E2Rsw+
投下乙です
自分も投下行きます
2:「このままでいいんだよ」
登場キャラ:織斑一夏、球磨川禊、諸葛亮
34 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 22:24:58.63 ID:D5E2Rsw+
織斑一夏は驚愕していた。
突然参加させられた殺し合いに?否。
殺し合いに幼馴染やクラスメイトが参加していたことに?否。
目の前の光景に、だ。
深い森の中。
倒れている小さな女の子。
震えている自分。
そして、目の前に立つ一人の少年。
少年が口を開く。抑揚のない、しゃべり方で。

「『だから』『僕は悪くない』」

十数分前

「桃香さーん、愛紗さーん、星さーん、翠さーん、どこですか―!」
暗い森の中を、一人の少女が歩いていた。
諸葛亮孔明。
有名な名を持つ彼女であるが、真名を朱里と言い、別人と言えば別人である(本人と言えば本人だが)。
彼女は現在、元からの仲間を探していた。何をするにも、合流してからだと考えたのだ。
彼女には確信があった。自分の仲間は、こんな殺し合いに乗ることはないと。そして、簡単に殺される人間ではないと。
(とはいえ、私はみなさんほど強くありませんからね。合流して安心させないと…)
35 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 22:25:40.98 ID:D5E2Rsw+
自分の弱さを自覚するゆえに、皆が心配するのではないか。彼女はそのことを考えていた。もう一つ、彼女が合流を急ぐのは理由があった。
彼女は軍師であり、戦う人間ではない。仲間がいてこそ、真価を発揮できるのだ。
知恵を、策を授ける。それが彼女が合流を急ぐもう一つの理由だった。
とはいえ、いまだに仲間は見つからず、のども乾いてきたので少し休憩することにした。
(えーっと、お水お水…)
袋の中をあさり水筒を探すが、出てきたのは水筒ではなく金属の塊だった。
子供が持つには大きいそれは、黒光りし、穴が開いていた。
「なんでしょう、これ…?」
あの老人が言っていた殺し合いに役立つ道具だろうか。
握って使う道具だとはなんとなくわかる。
この穴はなんだろうか。
持ち方はこうだろうか。
などと、あれこれ考察していると、
ガサッ
近くで草が動く音が聞こえ、思わず身構える。
「誰か、いるんですか…?」
音のしたほうへそう尋ねると、一人の少年がひょっこりと顔を見せた。知らない人だ。
「あ、あの、私諸葛亮といいまして、今知り合いを探してまして、それで―」
金属塊を持ったまま自己紹介をする諸葛亮。その時、
36 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 22:26:50.46 ID:D5E2Rsw+
―え?」
彼女の体に、剣が突き刺さった。
最後に見たのは、目の前の少年の笑顔だった。

「なっ―」
織斑一夏は驚愕した。
知り合いを探し、森を歩いていたら女の子と出会った。
その女の子の自己紹介(諸葛亮の名前には聞き間違えかと思ったが)に頬が緩んだところで、
その子に、剣が突き刺さった。
一瞬、何が起きたかわからず、表情が固まった。
一夏が事態を把握仕切ったのは、諸葛亮が倒れた後だった。
女の子が倒れた後、正面に立つのは学生服の少年。
「『ごっめ〜ん』『もしかしてお話し中だった?』」
抑揚のないしゃべり方で話しかける少年。
「『ほら』『その子銃持ってたからさ』『君を撃つんじゃないかと思ったんだよ』」
その声に悪気はない、悪意もない。
「『それで思わず持ってた剣投げて突き刺しちゃったんだよね』『僕投げるの得意だから』」
ただただ気持ち悪いだけ。
「『僕は君を守ろうとしたんだよ』『決して人殺しが好きなんじゃないよ』『だから―』」
例えるならば、負。
「『だから』『僕は悪くない』」

こうして、物語は最初の場面へと戻る。
37 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 22:27:35.29 ID:D5E2Rsw+

「『ところで』『君の知り合いは今どうなっていると思う?』」
その一言に一夏が反応する。
知り合い。つまりはこの殺し合いにともに呼ばれた三人
「お前…箒とセシリアと鈴のこと知ってるのか…?」
「『いや』『君の知り合いなんて知らないよ』」
あくまで白々しく、ふざけたようにしゃべる少年。
「『だけど』『ふーん』『君の知り合いって箒とセシリアと鈴って名前なのかー』」
その言葉に、一夏は絶句する。自分は、この少年に知り合いの名前を教えてしまった。
「さ、三人の…」
「『ん』」
「三人の名前を知って、何をするんだ…」
「『ふーん』『何をする』『ねえ』」
少年が一夏へと近ずく。近くに立ち、顔をずいっと目の前まで寄せると、ゆっくりと言った。
「『君の考えてることじゃない?』」
瞬間、一夏の手が袋へと伸びる。
しかし、少年の動きはそれ以上に早かった。
38 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 22:28:15.77 ID:D5E2Rsw+
「うわっ!」
瞬時に取り出された二本の剣によって、一夏の両肩が貫通する。その勢いで後ろの木に磔にされた体勢となる。
「ぐうッ…」
体を激痛が襲い、血が服を染める。
少年は諸葛亮に突き刺さった剣を抜くと、一夏からも剣を抜いた。うまく体勢を整えられず、その場に倒れこんでしまう一夏。
「『あはっ』『かっこわる〜い』」
少年はしゃがみこみ、一夏の耳元で囁く。
「『でもね』『このままでいいんだよ』『君は弱いままでいいんだ』『弱いままあの子と一緒に震えていればいいんだ』」
「『そうすれば』『僕がみ~んなオジャンにしてあげるからさ』」
その言葉は、行動は、確実に一夏の心をへし折っていた。
「『ああ』『君とあの子の傷はなかったことにしたから安心して』『僕は弱者の味方だからさ』」
言われて気がついた。両肩を貫通していた傷が、いつの間にか消えている。痛みも、全くない。
諸葛亮もそれは同様のようで、今はすうすうと寝息を立てている。
一夏は恐ろしくなった。この少年は、一瞬で二人の傷を治したのだから。
「『最後に』『僕の名前は球磨川禊だよ』『いつまでも少年じゃ呼びにくいだろ?』」
名前とわけのわからない言葉を残すと、球磨川は森の奥へと消えていく。
一夏は、それを黙って見ているしかなかった。
39 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 22:29:02.17 ID:D5E2Rsw+
「『じゃ』『縁が合ったらまた会おうか』」
その言葉を最後に、球磨川の姿は完全に見えなくなった。
一夏は、しばらくその場に倒れたままだった。

【E−9・森/一日目・深夜】
【織斑一夏@IS】
[状態]健康、球磨川への恐怖
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考]基本:殺し合いには乗らない
1:球磨川への恐怖
2:知り合いを探す
3:諸葛亮を介抱する
*傷は『大嘘憑き(オールフィクション)』でなかったことにされました
【諸葛亮(朱里)@真・恋姫?無双(アニメ)】
[状態]健康、気絶中
[装備]IMIデザートイーグル(7/7)@現実
[道具]基本支給品、デザートイーグル用予備マガジン×2、ランダム支給品0〜2
[思考]基本:殺し合いの打倒
1:気絶中
2:知り合いを探す
*傷は『大嘘憑き(オールフィクション)』でなかったことにされました

【IMIデザートイーグル@現実】
諸葛亮に支給。別名ハンドキャノンとも呼ばれる大型オートマチック拳銃。今回は予備マガジン2個をつけて支給。
40 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 22:29:58.14 ID:D5E2Rsw+

球磨川禊は考える。今回の殺し合いの方針を。
勿論、黒神めだかの打倒も考えている。そのためにどう動くかだ。
「『…』『まっ』『まずは傍観かなあ』」
なにはともあれまずは様子見。それが彼の結論だった。
「『まあ』『過負荷(マイナス)らしく行動させてもらうけどね』」
【E−8・森/一日目・深夜】
【球磨川禊@めだかボックス】
[状態]健康
[装備]バヨネット×5@HELLSING
[道具]基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考]基本:黒神めだかの打倒
1:過負荷(マイナス)らしく行動する
2:適当にブラブラする
3:?????
*参戦時期は改心前、括弧つけていた頃
*『大嘘憑き(オールフィクション)』にどの程度制限がかかっているのかは不明

【バヨネット@HELLSING】
アレクサンド・アンデルセンが愛用する銃剣。今回は五本セットで支給。

『大嘘憑き(オールフィクション)』
球磨川禊の持つ過負荷(マイナス)。あらゆる現実を『なかったこと』にすることができる。
ロワでは制限対象。
41 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 22:30:50.12 ID:D5E2Rsw+
投下終了。全盛期の球磨川さん無双が書きたかったんですすいません。
一夏のメンタルが弱すぎる?いいえ、むしろ他の作品のキャラが異常なんです。
六百人の心を折る過負荷が強すぎるだけなんです。
一時間後に第三話投下行きます。
42 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 23:35:16.57 ID:D5E2Rsw+
それでは第三話投下行きます
3:果報は寝て待て
登場キャラ:坂田銀時、スバル・ナカジマ

43 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 23:36:07.89 ID:D5E2Rsw+
スバル・ナカジマは驚愕していた。
突然参加させられた殺し合いに?否。
殺し合いに上司や仲間が参加していたことに?否。
目の前の光景に、だ。
薄暗い店内。
倒れている一人の男。
震えている自分。
そして、周りには他に誰もいない。
男が口を開く。やる気のない、しゃべり方で。

「だーかーら、ゆっくり二度寝くらいさせろって言ってんだよ!」
「今の状況分かってます!?」
それは驚愕というより呆れで、震えは軽い怒りの表れだった。

スバルと銀時が出会ったのは十数分前。
辺りを警戒しながら歩いていたスバルが、コンビニの店内で寝ている男を発見したのだ。
最初は誰かに襲われたのかと思い駆け寄ったが、見た目から外傷は見当たらなかった。
しかし、男の「うう…」という苦しそうな声を聞いて、スバルは放っておけなかった。
「どうしたんですか!何があったか言えますか!」
軽く体を揺さぶりながら男へと質問をする。
44 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 23:37:05.30 ID:D5E2Rsw+
やっぱり誰かに襲われた?
持病の悪化?
いくつかの考えが浮かぶが、男の回答はスバルが予想していなかったことだった。
「…ふ…」
「なんですか!しっかり意識を持ってください!」
「……二日酔い」
「…え?」
「頭いてーし気持ち悪い。完全に昨日飲みすぎたよチクショー…嬢ちゃん」
「は、はい?」
「イチゴ牛乳…持ってきてくれねーか。アレないと治りそうにねえ」
言われた通り、店内にあったイチゴ牛乳を持ってくると、男はそれを一気飲みしていく。
飲みきってしばらくたつと、頭痛も治まったようで、のそのそと立ち上がった。
「ふー…サンキュー、嬢ちゃん。俺はもう今度こそダメかと思ったぜ」
「あはは…役に立てたなら光栄です。それと、嬢ちゃんじゃなくてあたしの名前はスバルです。スバル・ナカジマです。えっと…」
「坂田銀時。呼ぶときは銀さんか社長でよろしく」
その後、二人は互いの知り合いなどについて簡単に教えあった。
スバルは、管理外世界出身らしき銀時に管理局や機動六課についてどう話すか迷ったが、とりあえずは大規模な慈善組織で誤魔化すことにした。
45 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 23:37:56.32 ID:D5E2Rsw+
「それで、昔の人が作った物を探すのが主な仕事なんです」
「そーかい、大変なんだなお前も」
「まあ、訓練とかはちょっと厳しいですけど、楽しくやってます」
いつの間にか、銀時はコンビニから集めてきた食料を食べている。いくつか投げ渡されたので、スバルも食べることにした。
スバルが二個目の肉まんを食べ終えた時、銀時はおもむろに立ち上がり、
「おし、二日酔いも治って、腹も膨れたことだし」
そう言って、雑誌置き場へと足を進めると、
「寝るか」
そのまま横になってしまった。
「ええええええええええ!?」
これにはスバルも驚かずにはいられなかった。
なにせこれからという時に寝てしまうのである。
「ちょっと銀さん!寝ないでください!起きてください!」
「…zzz…」
「早っ!寝るの早っ!っていうか起きてください!」
「んだようるせーな。昨日飲みまくってあんま寝てねーんだよ。少しくらい寝かせろよ」
「今は寝てる場合じゃありませんよ!互いの知り合いを探すべきです!」
「それは、アレだよ…果報は寝て待て作戦」
「楽なほうへ逃げないでください!ほら、起きて」
46 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 23:38:28.97 ID:D5E2Rsw+
「つーわけでお休み―」
「人の話聞いてました!?」
「うるせーな、二度寝くらいさせろよ」
「させません!」
こうして、物語は最初の場面へと戻る。

その後、十分近くかけ銀時を説得し、コンビニ内で役立ちそうな物や食料を袋に詰め、出発することにした。
「んじゃまあ、行くとするか」
「はい」
二人の仲間探しの始まりは、こんな感じだった。

「ところで銀さん。なんであたしの袋に文房具ばっかり入れたんですか?」
「…お前には、わからねーことだよ」
「?」

47 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 23:39:32.69 ID:D5E2Rsw+
【D−1・コンビニ前/一日目・夜中】
【坂田銀時@銀魂】
[状態]軽い二日酔い
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3、コンビニで手に入れた食料・道具(詳細不明)
[思考]基本:殺し合いには乗らない
1:とりあえずスバルと行動
2:自分とスバルの知り合いを探す
3:人気のネタには乗っかっとくか…
*スバルと情報交換をしました。
【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3、コンビニで手に入れた食料・道具(詳細不明)、大量の文房具
[思考]基本:殺し合いの打倒
1:銀さんと行動する
2:自分と銀さんの知り合いを探す
3:なんで文房具?
*銀時と情報交換しました。ただし、魔導師や時空管理局については誤魔化しています。

【備考】
*D−1にあるコンビニを銀時とスバルが物色しました。
48 ◆hNicfchrac :2011/04/21(木) 23:40:31.20 ID:D5E2Rsw+
投下終了。声優ネタですはい。
次回予告だけして終わりにします
次回、4:不死鳥とチャイナ娘
ではまた
49 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/21(木) 23:57:42.92 ID:9pE2/J7X
皆様投下乙です
美女と野獣>>それでこそ美女と野獣クオリティ。大満足です。
適当>>球磨川無双はどこでも同じですね。
    銀さんwとしかいえないです。

あとウィキ修正ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

投下します
カオスな自己満足ロワ  15話:どこにいってもロリコンダイブ
登場人物:アガット・クロスナー、アリス
50 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/21(木) 23:58:12.19 ID:9pE2/J7X
遊撃士(ブレイザー)
民間人の平和と地域の安全を守る職業。
今この場に限って言えば、その肩書きはあまり意味もないのだけど。
さて、その遊撃士に一部では有名になっているお方がいらっしゃる。
それは「《重剣》のアガット」ことアガット・クロスナー。
燃えるような赤い髪に、風呂の時でも外さない緑のバンダナ。
そして2つ名の通りの巨大な重剣を武器として、
それを振り回す姿はなんとも勇ましいものだった。

 ◇

そのアガットは、異端の力をもつ女の子、アリスは共に行動していた。
やはりこの男は―――――――いや自重しておこう。
ちなみにアリスも暴走とまではいっていないがやはり元気がなかった。
さてここは、萌え立つ 禁断の 碧野。
彼らもまた一旦マクアヌに戻り、多少アイテムを整えて出なおしてきた。
ここはまだまだ低レベルのエリアである。
51 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/21(木) 23:58:33.47 ID:9pE2/J7X
しかし能力者扱いである彼らにとっては強敵ではある。

「おぉぉぉぉぉぉぉ。うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


「ドラゴンダァァァァイブ!!!」


バッファローレイジ(U)はHPを削り、SPを回復する技。
よって、使いどきを間違えれば、それはそれは危険な技である。
ちなみにドラゴンダイブは強力な広範囲攻撃である。

「凄いの…!」
「へっ!出なおしてきやがれってんだ」

まぁ流石は高ランク遊撃士である。
これでロ(ry ――――自主規制
あれ?読めなくもないな。……別にいいか。
それはともかく、彼らはとりあえず、誰にも邪魔されずモンスターを狩っていた。

52 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/21(木) 23:58:53.58 ID:9pE2/J7X
【1日目/黎明/萌え立つ 禁断の 碧野】
【アガット・クロスナー@空の軌跡】
[状態]健康
[ステータス]
LV:7 HP:49/189 SP:0/40
ATK:26 DEF:19 SPD:12
[装備]重剣
[道具]支給品一式、いやしの水×5
[所持金]26
[思考]
基本:主催者を倒す
1:アリスと行動
[備考]
※空の軌跡SC後からの参戦です
※SクラフトはSP0にすることで発動できます(言い方変えればSPが1でもあれば使える)
※バッファローレイジはHP半分削ることで、SP満タンにできる
※能力者扱いです

【アリス@クリミナルガールズ】
[状態]健康、精神疲労(小)
[ステータス]
LV:7 HP:152/168 SP:97/120
ATK:20 DEF:14 SPD:15
[装備]本
[道具]支給品一式、気魂×3
[所持金]57
[思考]
基本:生き残る
1:アガットと行動
[備考]
※4階クリア後からの参戦です
※騎士化はまだ
※おしおきは〜さわさわMAXまで終了
※能力者扱いです


※萌え立つ 禁断の 碧野
推奨LV:8 雷属性

【気魂】
SPが50が回復する
53 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/22(金) 00:00:50.19 ID:GBdKo6kn
以上。
多分これから全キャラ出すまで
今まで以上に説明せずにパパッと進みます。
あと15キャラ!!多っ!!!!
まぁ頑張ります
54創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 00:54:12.66 ID:w1e6EVR+
「プリンとははぐれちゃうし、ここがどこか良く分からないし…散々だなあ」
草むらを足元に気を付けつつ進むめろりん。
55創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 00:54:53.55 ID:w1e6EVR+
間違えて書き込んじゃいました…
スルーしてやってください
56 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/22(金) 15:54:57.32 ID:qWi9E8j0
流行りのインフルエンザにかかって投下できなかった…。
それと俺の思いつきロワ参加者一部変更
【バカとテストと召喚獣】
・吉井明久・姫路瑞希・坂本勇二・霧島翔子
から
【緋弾のアリア】
・神崎・H・アリア・遠山キンジ・星伽白雪・レキ

に変更してください。
投下します
俺の思いつきロワ第三話:悪徳の聖職者
登場:星伽白雪、中町英一、ミース・シュナイダー
57 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/22(金) 16:17:30.12 ID:qWi9E8j0
「ひゃっははははは!逃げるなよぉお嬢ちゃーん?」

シスター服の少女、ミース・シュナイダーは必死に走っていた。
追ってくるのは茶髪のチャラチャラした青年、中町英一だ。その手には、明らかな違法改造済みのスタンロッド。

「主は…あなたにきっと……罰を」

「死ね!俺のためにな……ガグッ!?」
英一の腹に、一発の非殺傷ゴム弾が食い込んでいた。
ばたり、と倒れて気絶する英一を、ミースはおそるおそる見ていた。
「大丈夫ですか!?……ふぅ、ゴム弾は初めてだなあ」
巫女服の少女、星伽白雪が、ミースに駆け寄る。ミースはきょとんとしてはいたが、すぐに白雪に深く礼の言葉を捧げた。
「その男は気絶してるだけですよ。当たった瞬間の電流のせいです」
「電流…?」
銃器に疎いミースが知らないのも無理はないだろう。
彼女、星伽白雪は星伽の巫女であり『武偵』ーーー武力を行使する探偵ーーーなのだから。
ミースは武偵の存在しない世界の人間のため、もちろん白雪と会話は噛み合っていない。
「私はミース・シュナイダーと申します。このゲームには反対です」
「私は星伽白雪です…ていうかミースってもしかして私と同年代?」
話は雑談になっていく。
58 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/22(金) 16:38:51.88 ID:qWi9E8j0

それから数分。気絶した英一を縛っておき、連れていく。
いくら敵でも見殺しにはできなかった。
「(うふふ。うまくこの子…白雪に近づけたわね。一気に優勝までいってやるわ)」
ミースは内に秘めた真っ黒な本性を隠して、近くの民家に向かう。

【一日目/深夜/a-2】
【ミース・シュナイダー@オリキャラ】
[状態]疲労(中)
[装備]なし
[所持品]基本一式
[思考・行動]
基本:参加者を騙して優勝に近付く。
1:中町英一は隙を見て殺す

【星伽白雪@緋弾のアリア】
[状態]健康
[装備]非殺傷ゴム銃
[所持品]基本一式
[思考・行動]
基本:レイラと蜂須科を逮捕する
1:キンちゃんに会いたい。
2:キンちゃんに会いたい。
3:キンちゃんに会いたい。
※チーム『バスカービル』結成からの参戦です

【中町英一@オリキャラ】
[状態]気絶
[装備]改造スタンロッド
[所持品]基本一式
[思考・行動]
基本:とにかく生き残れれば何でもいい

【名前】ミース・シュナイダー
【性別】女
【年齢】17
【職業】シスター
【身体的特徴】赤髪。目は両側とも青
【性格】腹黒い。かなり狡猾で、実は信仰心はない
59 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/22(金) 16:47:30.24 ID:qWi9E8j0
【備考】教会の献金を横領し、株取引や高利貸しで私腹を肥やしている。

【名前】中町英一
【性別】男
【年齢】21
【職業】フリーター
【身体的特徴】茶髪に緑のカラーコンタクト、耳にはピアスを付けている。
【性格】ゆとり。自己中心的でわがまま
【備考】その性格のせいで幾多のバイトをクビになった。
親からの仕送りで生計を立てていたがそれも滞り、今はクスリの運送を行っている



投下終了です
某氏のオリキャラが変態だらけなら私のオリキャラは悪人だらけ
60 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/22(金) 22:14:50.72 ID:qWi9E8j0
投下します
俺思ロワ第四話:クールにいこうぜ!
登場:岡崎真琴、三村信史
61 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/22(金) 22:30:22.96 ID:qWi9E8j0
「おいおい。またこんなくそゲームをやるのかよ。せっかく生き返ったってのに…。」
三村信史は小さく言った。
彼は奇しくも、まったく同じゲームで主催打倒一歩前までいきーーー最悪の敵、桐山和雄に殺された。
しかも参加者には桐山の名がある。他にも川田と杉村も。
「川田はわからねえが…、杉村なら信頼できるだろ」
級友杉村弘樹を探そうとしたとき、突然後ろから声がかけられる。
「あ、あのぅ。あなたは、乗っていますか?……その……殺し合いに」
気弱そうな少女だった。少なくとも三村の知る限り、可愛いという言葉が最も似合うという印象を受けた。かなりの巨乳である。
「乗っちゃいないぜ、お嬢さん。どちらかといえばあのクソ女に一発決めてやりたい」
少女は安堵したようにその場に座り込む。
知らない人に、しかもこの状況で声をかけるのはかなり勇気が必要だ。
「悪いがあまりゆっくりもできないぜ。今から俺の言うことをよく聞いとけ。」
三村は彼の知る限り最悪の敵のことを少女に告げる。
「桐山和雄。オールバックの髪の男だ。こいつに出会ったら逃げろ。戦えば、必ず傷を負う」
「怖い人なんですね」
「もし会ったら、あくまでクールに逃げろ。慌てるな」
62 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/22(金) 22:44:48.35 ID:qWi9E8j0
三村は少女ーーーー岡崎真琴と情報を交換し、支給品からワルサーP99を確認する。
真琴はサバイバルナイフ、悪くはなかった。

【一日目/深夜/b-1】
【三村信史@バトル・ロワイアル】
[状態]健康
[装備]ワルサーP99
[所持品]基本一式
[思考・行動]
基本:主催者を打倒する。
1:杉村弘樹を捜す
※死亡後からの参戦です

【岡崎真琴@オリキャラ】
[状態]健康
[装備]サバイバルナイフ
[所持品]基本一式
[思考・行動]
基本:殺し合いには乗らない。
※三村信史から桐山和雄の情報を得ました

【名前】岡崎真琴
【性別】女
【年齢】14
【職業】学生
【身体的特徴】小柄な体駆、巨乳
【性格】温厚で気弱
【備考】ごく普通の中学生なのだが、IQ230の並外れた頭脳を持つ



投下終了です
63 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/23(土) 00:20:31.07 ID:PpZnODoA
投下乙です。
いやーIQ230ってなんですか?
もう何だ。化けモンじゃないのかそれはw

駄文投下
カオスな自己満足ロワ  16話:とある魔物の人喰らい(マンイーター)
登場人物:尾藤大輔之丞、椿佐介、戦場ヶ原ひたぎ
64 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/23(土) 00:21:06.52 ID:PpZnODoA
モンスター。
最近不遇の扱いを受けてしまっているが、
ちゃんと仕事は行っていたようだ。
さて、ではみていこうか。

 ◇

・尾藤大輔之丞の場合

選ばれし 禁断の 虚無にて。
大きな髑髏の入ったニット帽の様な物を被る者。
尾藤大輔之丞。本人は本名で呼ばれるのは嫌いらしいので、ビイトと呼ばせてもらおう。
さてビイトはこのエリアにてモンスターに苦戦を強いられていた。
基本ごり押しのビイトにとってこういうやつは苦手中の苦手といっても過言じゃない。
しかし終わりというものは何ともあっけない。
ビイトのゲームも唐突に途切れていく。

「―――――うおおおおおおおおおおおおお!」

最後の反撃も虚しく、ゲーム終了だ。

【尾藤大輔之丞@すばらしきこのせかい:ログアウト(死亡)】

65 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/23(土) 00:21:27.17 ID:PpZnODoA

 ◇

・椿佐介の場合

隠されし 絶望の 虚無にて。
椿佐介。
彼もまたモンスターの魔の手から逃れようと必死だった。
ひたすらに逃げた。
終わりなき鬼ごっこ。
永遠に続く。――――鬼が一人だったなら。
彼の後ろには今まで追ってきた鬼(モンスター)、目の前にも鬼。
前門の虎、後門の狼状態である。
勝ち目は―――なかった。

「―――終わり、なのか?」

それを最後の言葉として彼もこの殺し合いから姿を消した。

【椿佐介@スケットダンス:ログアウト(死亡)】

66 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/23(土) 00:21:50.10 ID:PpZnODoA

 ◇

・戦場ヶ原ひたぎの場合

選ばれし 絶望の 虚無にて。
彼女は不思議な空間にいた。
周りからは孤立され、あきらかに異彩を放っていた。
そこはかつてカイトたちがスケィスを倒した場所である。
彼女の目の前にはスケィス。なぜ復活しているのかは現段階では不明だ。
彼女の今の状態は、赤い十字架の様なもの(強いていうならケルト十字に似ているもの)で磔にされていた。
彼女の顔は恐怖に歪みまくっていた。―――わけではなく、むしろ余裕の笑みを浮かべていた。

「―――フフ。こんなか弱き女の子を磔にして楽しむなんて屑のすることよ」

そんな言葉通用するはずもない。
スケィスはあくまでモンスターに過ぎない。
もちろん彼女もそんなことは分かっている。わかっててやっている。
それは策なのか、ただの往生際の悪さか。
しかしどちらにしたところで、
死刑執行の時間がやってきた。
スケィスが左手を前にだす。

「全く。分からない子ね。まぁいいわ。……阿良々木くん頑張ってね」

左手から羽根が開かれる。
――――そして。
データドレインが彼女を貫く。
彼女は消えていく。
あることを思いながら。

(アウラさん。さっさと仕事終わらせなさいよ)

これは何だったのだろうか。

【戦場ヶ原ひたぎ@物語シリーズ:ログアウト(死亡)】

※選ばれし 禁断の 虚無
推奨LV:45 土属性

※隠されし 絶望の 虚無
推奨LV:30 雷属性

※選ばれし 絶望の 虚無
推奨LV:50 闇属性
67 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/23(土) 00:28:12.43 ID:PpZnODoA
以上です。
アウラとヘルバが頑張ってますね。

いまからどうでもいいこといいます。
今、めだかボックスでいう過負荷なキャラ集めてます。
なぜかって?なんか新しいロワが妙に書きたくなったから。
じゃあ、自分で勝手にやってろよ。て話ですが、どうしても、15人程度しか集まらなかった。
例として、球磨川、いーちゃん、上条、ルイージとかとか
簡単に出るようでしたらいってくれると僕が書ける。
だからなんだというはなしですがよろしく。
68 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/23(土) 04:49:10.88 ID:PWuqwlYY
ということはヤンデレ系ですか?
なら色々いますが…。
そして悪役のみのロワを思いついた
投下します
俺思ロワ第五話:偉大な支配の名の元に
登場:アレクサンダー・ベルセ、一方通行
69 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/23(土) 05:07:03.72 ID:PWuqwlYY

不快である。実に不快である。
この支配者である我輩アレクサンダー・ベルセが、何故あのような者に操られているのか。
我輩は大帝国の帝王。この非礼、後にたっぷりと支払ってもらうぞ。
絶対に許さぬ。
とそれはいいが、まずシキューヒンとやらを見てみるか。
ーーーーーむ。巨大な鋼槌か
撲殺用には使えるであろう。美しくはないが。
「そろそろーーーーー行くとするか」
偉大なる帝王アレクサンダー・ベルセ様の力、心の臓を砕いて思い知らせてやろう。
【一日目/深夜/a-3】
【アレクサンダー・ベルセ@オリキャラ】
[状態]怒り
[装備]鋼槌
[所持品]基本一式
[思考・行動]
基本:主催者は処刑する。
1:邪魔をする無礼者が居たならば殺す


「ふざけやがって…このクソがァァァァァああああああああッ!!」
学園都市最強の超能力者、一方通行は猛り狂っていた。
レイラは開幕の前に、一方通行を呼びつけた。そこにはーーーーー顔中を腫らして、歯はほとんど折れ虫の息の打ち止めがいた
人質とのことだった。
一方通行の守るべき者を傷つけ、踏みにじった。
だからこそ、一方通行は純粋な悪となる。打ち止めを助けて、レイラ達もぶっ殺す。
70 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/23(土) 05:17:39.88 ID:PWuqwlYY
「上等だ…まずは他の奴等を殺す。その後はてめェだ」
【一方通行@とある魔術の禁書目録】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本一式
[思考・行動]
基本:皆殺しにして、打ち止めを救う
1:木原数多を警戒
※ベクトル変換のインターバルは一時間です

【名前】アレクサンダー・ベルセ
【性別】男
【年齢】52
【職業】帝王
【身体的特徴】2メートル以上の大柄、片目は義眼。
【性格】傲慢
【備考】中世に栄えたとある帝国の帝王。民衆の反乱による内戦中、実の息子に討たれた。







以上です
71 ◆ymCx/I3enU :2011/04/23(土) 17:04:53.87 ID:TQrmG6hI
皆様投下乙です。自分も投下を。美女と野獣 18:部外者はモニタ見ながら拍手喝采
登場:石黒雅則、中根玲奈
72部外者はモニタ見ながら拍手喝采 ◆ymCx/I3enU :2011/04/23(土) 17:05:58.96 ID:TQrmG6hI
18:部外者はモニタ見ながら拍手喝采

傷がズキズキと痛む。銃撃されたのだから痛いという言葉で片付けてはいけないのかもしれないが。
ジャッカル獣人石黒雅則は腰のベルトに日本刀「鬼姫」、右手にマカロフPM拳銃を持ち、
閑散とした集落を歩く。目指す先はある。エリアE-2に存在するらしい廃医院だ。

(手当て出来るような物が残っているかどうか分からないけど…行ってみる価値はあるだろ)

煙草屋跡の曲がり角を曲がろうとした時。

「…?」

北方向に伸びる道の向こうから人が歩いてくるのを確認した。
青髪のロング、靴と靴下は履いているが、ほとんど全裸だ。

(レイプされたのか? それとも露出狂か? …足取りはしっかりしてるし…それに…)

「あ…あの…」
「どうしたんだ君? 服はどうしたんだ?」

警戒しつつ、少女と接触する雅則。どうしても豊満な乳房や秘部の方に目が行くが自制する。

「…その、服はちょっと…レイプされちゃいましてw」
「笑顔で言う事か…大丈夫か?」

強姦されたと話す少女からは確かに男の体液の臭いがするのを雅則の鼻が嗅ぎ取った。
他にも少女の汗、秘部の臭い、そして――――。

「…!」

少女、中根玲奈は驚いた表情のまま固まる。ジャッカル獣人の青年が自分に向け銃を構えたためだ。

「…え? どうして…そんな物、向けるんですか? や、やめて下さいよ」
「…血の臭い」
「……?」
「君から…血の臭いがするんだよな。色んな臭いに混ざって、微かだけど」
「……」

血の臭いが、玲奈から微かに発せられているのを雅則は嗅ぎ取っていた。
強姦されたと言うのでそのせいかとも思ったが見る限り血は見られない。
だが、足等に僅かに血の跡が見受けられる。この状況である、少女に何か理由があるとしても警戒するに越した事は無いのだ。
そしてその警戒は正しかった事を雅則はすぐに思い知った。

「…勘が良い人も、いるもんですね」
「…!」
「…レイプされたのは本当ですよ。中にも出されました。それで…まあ…その…強姦犯、殺しちゃいましたよ」
「……」
「…実を言いますとね、えーとあなたは…石黒雅則さんですね?」
「ああ」
「私は中根玲奈…実を言うと、あなたも殺そうとしていました」
「!」

玲奈もまた自動拳銃Cz75Bを雅則に向ける。互いに銃を向け合ったまま、膠着状態に陥る。
しばらく互いに銃を突き付けたまま睨み合っていたが、やがて玲奈の方から切り出した。
73部外者はモニタ見ながら拍手喝采 ◆ymCx/I3enU :2011/04/23(土) 17:08:50.63 ID:TQrmG6hI
「…このままじゃお互いロクな事にならなそうですし、別々の道行きませんか」
「……」
「…私は東へ行くので。雅則さんはすみませんが、東以外に行って欲しいんです。
…次会ったら、その時は、本気で殺しに掛かりますよ」

そう言うと、玲奈はCz75Bを雅則に向けながら、東方向へ続く細い道に後ずさりしつつ入る。
雅則はマカロフPMを玲奈に向けそれを見守っていた。
内心では、殺し合いに乗っていると言う少女をこのまま放っておくべきかどうか迷っていたが、
自身も重傷を負っている身の上、殺し合いに乗っているとは言え、少女に危害を加えたくは無いと言う気持ちもある。

(…人は…出来るならもう殺したくない…)

玲奈には話さなかったが、雅則も既に一人殺害していた。
自分を負傷させた猫又の少女を、誤って殺してしまったのだ。
正当防衛と言えばそうかもしれないが、それでも雅則は大きく負い目を感じていた。
考えている内に、玲奈の姿は見えなくなる。

「……行こう」

今は自分の怪我の手当ての方が先決だと、雅則は廃医院を再び目指し始めた。

一方、玲奈は東方向への道を歩きながら、正直な所安堵していた。
最悪、自分は先程死亡していたかもしれなかったからだ。

「下手したら、死んでたかもしれなかったけど……上手く切り抜けられた、良かった。
…石黒雅則…女の子の全裸を見ても紳士的に応対してくれるなんて、結構、良い人ね…まあ、
殺し合いだし、そんなの関係無いけど……」

自分が最初に出会った男とは大違いだと、玲奈は思う。


【朝/E-4廃集落】
【♂03番:石黒雅則】
[状態]胴体に二発貫通銃創(命に別条無し)
[装備]マカロフPM(6/8)
[持物]基本支給品一式、マカロフPM予備マガジン(3)、日本刀「鬼姫」
[思考・行動]
0:殺し合いには乗らない。
1:廃医院へ向かい傷の手当てをする。出来るかどうかは分からないが。
[備考]
※中根玲奈が殺し合いに乗っている事を知りました。
※E-2廃医院を目指しています。

【♀11番:中根玲奈】
[状態]健康、全裸
[装備]Cz75B(12/15)
[持物]基本支給品一式、Cz75予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:殺し合いに乗る。優勝を目指す。
1:寒いが問題は無い。セックスもしたいね。
2:石黒雅則は次に会ったら殺す。
[備考]
※衣服及び下着は引き裂かれF-4廃教会内に放棄しました。
※E-4東方向へ向かっています。
74 ◆ymCx/I3enU :2011/04/23(土) 17:14:34.96 ID:TQrmG6hI
投下終了です。どっちかに死んで貰おうと思ったが敢えて生かした
75 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/23(土) 17:37:40.57 ID:PpZnODoA
投下乙です。
ではさっそくですが僕も駄文投下します

カオスな自己満足ロワ 17話:腹に蠢く黒きモノ
登場人物:ヨシュア・ブライト、キサラギ
76 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/23(土) 17:38:18.85 ID:PpZnODoA
漆黒と表すが相応しい黒髪に綺麗な琥珀色の瞳。
ヨシュア・ブライト。
彼は今暢気にもハーモニカを弾いていた。
曲名は「星の在り処」。
彼の好きな曲である。
綺麗なメロディーを奏で、そして今演奏を終えた。

「――――ふう」

ヨシュアは一息をついた。
すると後ろの方で、

パチパチ

と拍手の音が聞こえてきた。

「すごく上手だね。ヨシュア」
「そうでもないけどね。けどありがとう。キサラギさん」

ヨシュアに拍手を送ったのはキサラギ。
簡単にいうとマーダーである。

「それって何て曲なの?」
「これは『星の在り処』という曲だよ」
77 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/23(土) 17:38:59.51 ID:PpZnODoA
「へー。何かその曲聞いてるとなんとなく落ち着わね」

ここはマクアヌ。
このゲームにおいて唯一の憩いの場である。
さて、彼らがいるのはカオスゲートと正反対に位置する広場であった。
ヨシュアがここでハーモニカを演奏していた理由。
それは―――仲間集め。
いや表面上は。というべきか。
この案を提案したのはキサラギである。
本来単独行動を得意とするヨシュアは本当はそんなことしたくないはずだが
キサラギの提案に乗ることにした。
ヨシュアは可愛らしい顔をしているが、《漆黒の牙》という異名をもち
キサラギの殺意に満ちた雰囲気はすぐに察した。
それでも、彼はとりあえず従った。
それは、彼女を信頼させるため。
おそらくキサラギはエリアに行った途端ヨシュアや集まった人に攻撃を加えるだろう。
ヨシュアはそれを防ぐべく動いている。
具体的にはキサラギをエリアに入ったらすぐに気絶させる。
78 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/23(土) 17:39:17.56 ID:PpZnODoA
その下準備としてヨシュアは頑張っていた。
それはキサラギとしても同じなようで、
ヨシュアのことをなんとなく強いやつと判断し、
できる限り彼を油断させようと頑張っていた。
他人からみたら仲良しこよしをやっているが、
その実情はお互いがお互いを警戒し合い、
実にドロドロとしている。
そんな中、ここに集まるのは誰なのか。
それはまだ分からない。

「心強い人が集まるといいわね。ヨシュア」
「そうだね。キサラギさん」

79 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/23(土) 17:39:40.23 ID:PpZnODoA
【1日目/黎明/水の都マク・アヌ】
【ヨシュア・ブライト@空の軌跡】
[状態]健康、キサラギへの警戒
[ステータス]
LV:15 HP:491/509 SP:164/167
ATK:29 DEF:21 SPD:29
[装備]双剣
[道具]支給品一式、
[所持金]1389
[思考]
基本:参加者を守る
1:キサラギさんを警戒
2:エステルは無事かな?
[備考]
※空の軌跡SC後からの参戦です
※能力者扱いです

【キサラギ@クリミナルガールズ】
[状態]精神疲労(大)
[ステータス]
LV:14 HP:303/459 SP:129/136
ATK:27 DEF:26 SPD:24
[装備]大剣
[道具]支給品一式
[所持金]1265
[思考]
基本:皆殺し
1:ヨシュアを信頼させる

80 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/23(土) 17:42:27.55 ID:PpZnODoA
以上。
なんか心理描写が書けねー。
というわけであきらめた。それによって彼らが何考えてるか
上手く書けなかった。
何がしたいんだろうね僕は。
81 ◆ymCx/I3enU :2011/04/23(土) 20:48:00.41 ID:TQrmG6hI
投下乙です。自分もば。美女と野獣 19:これマジで死んじゃう何分前って奴なんじゃないの?
登場:浅井うらら、アーネスト、片山美咲
82 ◆ymCx/I3enU :2011/04/23(土) 20:48:44.17 ID:TQrmG6hI
19:これマジで死んじゃう何分前って奴なんじゃないの?

俺、アーネストと浅井うららさんは、廃墟になった病院(医院)に着いた。
そして、うららさんは診察室跡に入るなり俺に診察ベッドの上に寝るよう言った。
俺は言われた通り、仰向けに寝たんだ。

「診察始めまーす」
「え…?」

そう言うなり、うららさんは、俺の股間を撫で回し始めた!
えええ! 待って、ちょっと、嘘でしょ、まさかこんな。

「う、うららさ…!?」
「じっとしてて。まずはモノを見ないと」
「モノって、あっ、あん…」

絶妙な手つきに俺はすぐに快感を感じ始めてしまう。ナニが収納されているスリット周辺を、
優しく撫でられるだけで電気が走る。やばい、凄く気持ち良い!
そ、そんなのされたら、俺、すぐ…あ、もう、無理、固くなっちゃうよぉ!

「おっ! 出てきたわね…アーネスト君の息子が」
「うううううっ、は、恥ずかし…」
「うわぁ、凄……大きいね…立派だよ……太くて硬くて…長くて…あはっ、ビクビクしてるね」

!!

やめ、あ! 触っちゃ駄目だって、マジ、無理! 無理いいいいいいあああああああああ!!!!!

「ガアアアァァァアアァアアアアァアアァアアアアアァア!!!!」

……

……

ああ……。

気が付いた時には真っ白な液に塗れたうららさんがいた。俺の腹も白い液で汚れていた。
なのに俺の愚息は固さを失わないどころがさっきよりも大きくなってるような気がする。
いや、っていうかさ、俺…あ!? お、オ○ニー以外で、い、イっ、

「凄い量ねぇ、アーネスト君、溜めていたの?」
「い、や、その」
「こんなに溜めていたら身体に悪いわ。私に任せて」
「いや、あの、任せるって、え? あ」
83 ◆ymCx/I3enU :2011/04/23(土) 20:50:26.89 ID:TQrmG6hI
うららさんが俺の目の前で服を脱ぎ始めた。
嘘、マジで…そりゃ、こんな綺麗な人と出来たら良いなって思ったけど、まさかこんな簡単に、叶うの?
今までヤりたいと思っても全く出来なかったのに、こんな簡単に。
いや、嫌じゃないぞ。嫌じゃないけど。
そうこうしている内にうららさんは裸になってしまった。靴は履いているけど。
30歳とは思えない、瑞々しい肌と、柔らかそうなおっぱい、そして……ああ。
身体が、熱い…発情してきた…俺も…本能、が、首をもたげ……て。

「…アーネスト君、可愛い」
「うらら、さ……」

診察ベッドの上に乗ったうららさん、が、俺の、肉槍の上に、自分の股間が来るようにしている。
夢の、夢にまで見た、光景……!

「力抜いて…行くよ?」

……

……

あ。

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!

◆◆◆

「…ちょっと見てるのも良いかもねぇ」

性的な意味で阿鼻叫喚となっている診察室を覗きながら、片山美咲は己の秘部をまさぐっていた。
84 ◆ymCx/I3enU :2011/04/23(土) 20:51:57.23 ID:TQrmG6hI
【朝/E-2廃医院一階】
【♀01番:浅井うらら】
[状態]全裸、興奮、快感、アーネストと行為中
[装備]コルトローマン(6/6)
[持物]基本支給品一式、.357マグナム弾(18)、ワルサーカンプピストル(1/1)、26.6o榴弾(3)
[思考・行動]
0:殺し合いには乗らない。妹のさららを捜す。
1:アーネスト君を(ry
[備考]
※片山美咲には気付いていません。

【♂01番:アーネスト】
[状態]興奮、発情、快感、浅井うららと行為中
[装備]チェーンソー(バッテリー残り100%)
[持物]基本支給品一式
[思考・行動]
0:殺し合いをする気は無い。
1:うららさ(ry
[備考]
※片山美咲には気付いていません。

【♀05番:片山美咲】
[状態]健康、興奮、快感、自分を慰めている
[装備]S&WM29(5/6)
[持物]基本支給品一式、.44マグナム弾(12)、イジェマッシMP-443(17/17)、MP-443予備マガジン(3)、サバイバルナイフ
[思考・行動]
0:殺し合いに乗る。優勝狙い。誰であろうと容赦しない。
1:診察室の二人(浅井うらら、アーネスト)の行為が終わったら、二人を殺すつもり。
[備考]
※特に無し。
85 ◆ymCx/I3enU :2011/04/23(土) 20:52:59.06 ID:TQrmG6hI
投下終了です。
86 ◆hNicfchrac :2011/04/23(土) 21:55:32.37 ID:B7ciSZhX
投下乙です自分も投下行きます
適当ロワ4:不死鳥とチャイナ娘
登場キャラ:神楽、凰鈴音、真庭鳳凰
87 ◆hNicfchrac :2011/04/23(土) 21:56:14.26 ID:B7ciSZhX
「うおおおおおお!!ラピュタアアアアアアア!!」
テレビに映るラピュタの姿に、神楽は全力で興奮していた。
彼女に支給されたのはジブリDVDセット(ラピュタからポニョまで)。
傍から見れば外れ支給品以外の何物でもないが、神楽はそれなりに満足しているようだった。
開始最初は老人への報復で頭がいっぱいだったが、食料の次に出てきた(食料はその場で食い尽くした)これを見た途端大はしゃぎした。
運のいいことにスタート地点が民家だったため、さっそくその場で見始めたのだ。
しかも名シーンのみを繰り返し再生で、だ。
ラピュタの名シーンを十回ずつ見て、そろそろ魔女宅に変えようかとジュース(民家にあった)を飲みながら考えていた時、
「…何やってんのあんた?」
後ろから声をかけられた。
振り返ると居たのは、小柄な少女(と言っても神楽と大して変わらないが)。ラピュタに夢中になり入ってきたのに気ずかなかったようだ。
「何ってラピュタアル。宮崎アニメ鑑賞中ネ。知らないアルか?」
「いや、知ってるけど…あんた、名前は?」
「おいおい、人から名前聞くときはまず自分からだって教わらなかったのかヨ。なめてんのか」
少女は神楽の罵倒交じりの言葉に顔を歪ませたが、しかたないとばかりに名前を言った。
「凰鈴音。IS学園の一年生よ」
「リンイン?嘘つけヨ、そんな名前名簿に載ってなかったアル」
「はあ!?」
「あ、ちなみに私の名前は神楽アル」
88 ◆hNicfchrac :2011/04/23(土) 21:56:53.02 ID:B7ciSZhX
神楽の言葉を聞いているのかいないのか、鈴音は袋をあさり名簿を取り出すと、それを神楽の前に突き付けた。
「ほらここ!ちゃんとあたしの名前載ってるでしょ!」
鈴音が指差す場所には確かに『凰鈴音』と書かれている。
しかし神楽は一瞬呆けた顔となりさらにとんでもないことを言った。
「ああ、それ何て読むかわからなっかったから『スズネ』って読んでたネ」
「す、スズネェ!?なに人の名前間違えてんのよ!同じ中国人でしょ!」
「私中国人じゃないアル。よくチャイナ娘って呼ばれるけど、どこに要素があるかさっぱりネ」
「その服装と口調ゥゥゥゥ!!まんま中国人じゃない!」
「人を見かけで判断すんじゃねーヨ。だいたい、それ言ったらお前中国人っぽさゼロじゃねーかスズネ」
「こっ、これはIS学園の制服だから仕方ないじゃない!それにあたしは凰鈴音だって―」

「なるほど、おぬしが凰鈴音か」

「っ!?」
一秒前まではいなかった。しかし、一秒後にはそこにいた。
その男が現れる様子は、そうとしか語れなかった。
袖の切り落とされたしのび装束。
全身に巻かれた鎖。
腰には一本の刀がぶら下がっている。
妖しい、としか二人は表現できなかった。
「我と同じく『凰』の字を持つ名を見つけたのでいささか興味はあったが、よもやこんなに早く邂逅するとは思わなかったぞ」
「『凰』の字ってまさか…」
「真庭鳳凰。真庭忍軍十二頭領が一人」
男は―鳳凰はゆっくりと構える。
89 ◆hNicfchrac :2011/04/23(土) 21:57:30.80 ID:B7ciSZhX
「死んだ我が何故かどうしてこの場にいるのかは疑問だが、そのようなことは今は問題ではない」
片手を、刀の柄へとそえる。
「最後の一人になれば願いがかなう。ならば我は真庭忍軍復興のため、あの老人の言うことを信じるまでだ」
出来上がったのは、居合の構え。
「つまりは、この殺し合いに乗ってるってこと?」
「つまりはそうなるな」
「だったら…」
鈴音も袋から取り出した自身の支給品―レヴァンテインとグリフォン・ハードカスタムを構える。
「痛い目見てもらうわよ!」
殺し合いに乗るということは一夏を傷つける可能性があるということだ。
そんなことはゆるさない。そんな相手は何もできないくらい痛めつける。
それが鈴音の出した結論だった。
「はあああああああ!」
鳳凰へ向けて、踏み出す。
まずは相手の初手であろう居合への対策。
刀身の長いレヴァンテインをしっかりと持ち、居合を受け止める。そして、グリフォン・ハードカスタムで攻撃。
(いける!)
脳内イメージは完璧。IS学園で鍛えた腕前は伊達ではないのだ。
(やばいアル)
しかし、神楽は違った。
(あの男も刀も、やばい匂いがするアル)
真庭鳳凰と、鳳凰が構える刀の放つ気配をいち早く感じていた。
「よけるネェエエエエ!!スズネェエエエエ!!」
「え!?」
神楽の言葉に、鈴音は思わず踏みとどまる。
その時鳳凰が刀を抜き、

鈴音の腹を、レヴァンテインごと切り裂いた。
90 ◆hNicfchrac :2011/04/23(土) 21:58:12.23 ID:B7ciSZhX
「なあ!?」
破ける制服、腹部に奔る激痛。そのどれもが、鈴音にとっては予想外のことだった。
いくら居合とはいえ、レヴァンテインを破壊するとは思っていなかったのだ。
「浅いか」
鳳凰の言うとおり、鈴音の傷は致命傷へは至らなかった。
踏みとどまったことにより、運よく傷が浅く済んだのである。
「その刀一体…」
見た目は普通の日本刀だった。
しかし、今は鈴音にもわかる。
ただの刀ではないことを。
「我は蝙蝠ほど接待好きではないのだが…よかろう。四季崎記紀が作りし完成形変体刀十二本が一本、斬刀『鈍』。言うなれば、何でも切れる刀だ」
何でも切れる刀。つまりは、刀すら切る刀。
刀剣勝負は、始まる前に終わっていた。
「さて、忍者も人も根本は変わらぬな」
鳳凰は再び『鈍』を構える。鈴音の命を刈り取るために。
「生きて、死ぬだけだ」
そして『鈍』振り下ろそうとした時だった。
「ホアチャァアアアア!!」
横から思い切り、蹴り飛ばされた。
飛ばされそのまま壁を突き破り、庭の煉瓦に叩き付けられたところで体勢を立て直す。
91 ◆hNicfchrac :2011/04/23(土) 21:59:08.13 ID:B7ciSZhX
「くっ!」
しかし、部屋の中を見てもすでに二人の姿は消えていた。
「逃がしたか…まあいい」
どうせ、他にも殺す相手はいくらでもいるのだ。
「もちろん、虚刀流や奇策士殿も例外ではない。我は我の願いを叶えるまでだ」
再び不死鳥の名を持つ忍は動き出す。己の願いのたねに。

【E−4・民家/一日目・夜中】
【真庭鳳凰@刀語】
[状態]ダメージ(中)
[装備]斬刀『鈍』@刀語
[道具]基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考]基本:優勝し、真庭忍軍を復興する
1:なるべく多くの人間を殺す
2:他にも変体刀があるなら蒐集する
3:我と同じ『凰』の字を持つ娘か…おもしろい
*参戦時期は死亡後

【備考】
*E−4の民家の一軒が戦闘で荒らされました。内部にレヴァンテインの残骸があります

【斬刀『鈍』@刀語】
真庭鳳凰に支給。四季崎記紀が作った完成形変体刀十二本の一本。刀身によって分子結合を破壊し、なんでも切る刀。
92 ◆hNicfchrac :2011/04/23(土) 22:00:02.23 ID:B7ciSZhX
「うおおおおおおおお!!!」
神楽は鈴音を担ぎ病院へと走っていた。
「しっかりするネェエエエエ!スズネェエエエエ!」
「だから…鈴音だって…言ってるでしょーが…」
二人のチャイナ娘は病院を目指す。
向かう方向にあるかどうかは、別問題として。

【E−4・住宅街/一日目・夜中】
【神楽@銀魂】
[状態]疲労(小)、爆走中
[装備]なし
[道具]基本支給品(-食料)、ジブリDVDセット(-ラピュタ)@現実、ランダム支給品0〜2
[思考]基本:殺し合いには乗らない
1:スズネを病院まで運ぶ
2:鳳凰はいつかもう一回ぶっ飛ばす
3:あのジジイ(死神博士)もいつかぶっ飛ばす
*病院に向かっていますが、方向が正しいかは不明です
*鈴音の名前を間違っています(半分わざと)
93 ◆hNicfchrac :2011/04/23(土) 22:00:54.93 ID:B7ciSZhX
【凰鈴音@IS】
[状態]腹部に傷(治療すれば問題なし)、疲労(大)(血液損失のため)
[装備]グリフォン・ハードカスタム@戯言シリーズ
[道具]基本支給品、ランダム支給品0〜1
[思考]:殺し合いには乗らない、乗った奴は痛めつける
1:病院へ向かい、治療する
2:知り合いを探す(一夏優先)
3:鳳凰にはいつか再戦する
4:だから鈴音だって言ってるでしょ…
*神楽に名前を間違えられています

【ジブリDVDセット@現実】
神楽に支給。あの宮崎アニメのDVDをラピュタからポニョまで収録。ファンには絶賛の一品
【レヴァンテイン@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
凰鈴音に支給。ライトニング02、シグナムの持つアームドデバイス。
【グリフォン・ハードカスタム@戯言シリーズ】
凰鈴音に支給。住百合学園の一年生、西条玉藻の愛用するナイフ。
94 ◆hNicfchrac :2011/04/23(土) 22:03:31.62 ID:B7ciSZhX
投下終了。
名前って、日本語って難しい。
なんかめだかちゃんやなのはさんと比べたら一夏がモブキャラに見えてきました。
ではまた
95 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/23(土) 23:14:47.72 ID:QNGlZmay
皆様投下乙です。
カオスな自己満足>空の軌跡は知ってるけどもう片方が分からない!でも逃げてー!
美女と野獣オリ>何殺そうとしてるお前が○○してんじゃああ!ww
適当ロワ>神楽の行動がすごい原作っぽいです、あと鈴音…
では自分も投下します。
一応二話連続投下予定ですので。
DOL2nd27話 言う事を聞かないとこうなります
登場人物 シューマン・ロイヤル
96言う事を聞かないとこうなります ◆VxAX.uhVsM :2011/04/23(土) 23:15:36.49 ID:QNGlZmay
27話 言う事を聞かないとこうなります

F-6住宅街にて、シューマン・ロイヤルは放送を聞いていた…わけではない。
ただ銃を改造するために必要そうな道具を探していた。

「全員殺してやるから…フフフ…」

放送が終了しようとしたその時、電子音が鳴り響いた。

「…チッ、面倒くさい」

その電子音を無視することにした。
銃を改造するために必要そうなものを見つけ、家の中の座席に座り始めようとした。

その時

『まったく、ここまで無視するとは、「おしおき」が必要だね』

音が声に変わった。
さすがに以上に思い、電子生徒手帳を見る。

「くそ…?どういうことだ…?」







「首輪、爆発10秒前」







「え?」

9、8、7、刻々と刻まれる残り時間。
6、5、4、彼女の顔から血の気が引く。
3、2、1、首輪から、小さな光が漏れだす。







「0」





【シューマン・ロイヤル@オリキャラ 死亡】
【残り 25人】

※シューマンロイヤルの所持品及び死体がF-6の住宅内のどこかに落ちています。
97 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/23(土) 23:17:49.38 ID:QNGlZmay
投下終了です。
今回は言う事を聞かないとお仕置きされますという話です。
では二話目投下
DOL2nd28話 愛する人を失った世界には
登場人物 青鬼、古川正人、魂魄妖夢、三瀬笑子

ちょいと長めなので前後篇分けします。
これも非リレーだから(ry
98愛する人を失った世界には ◆VxAX.uhVsM :2011/04/23(土) 23:20:34.42 ID:QNGlZmay
28話 愛する人を失った世界には

E-2平野内、三瀬笑子は放送を聞いていた。
何度も同じことが頭の中でリピートされている。
死亡者、禁止エリア、そして、動機。
彼女の動機は「家族の死体」を見せつけられる事だった。
それは絶対的な記憶力を持つ彼女にとってトラウマを植え付けたも同然のものだった。
そんな彼女はずっと動けずにいた。

「………正人……助けて…!」

そんな彼女の願いは静かに消されていった。
彼女の目の前に現れたのは、決して人間ではない。
殺し合いが始まってから間もなく、彼女が愛する剣士と戦闘をした、半人半妖の剣士である。
彼女は、名刀「紅鬼」を抜き、語り始めた。

「わたしは…この戦いに生き残らなくてはならないんです…」

彼女の動機は、何なのか分からない。
しかし、分かる事は彼女は若干焦っていたということだ。
三瀬笑子は逃げだそうとしたが、足がすくんで逃げられなかった。
妖夢は、一歩一歩、こちらに向かって歩いてくる。
距離が、少しづつ、少しづつ縮まり、避けられない間合いとなった。
刀を構えられたのを見て、三瀬笑子は死を覚悟した。









しかし、その瞬間は訪れなかった。








「悪い笑子、遅れた」






99愛する人を失った世界には ◆VxAX.uhVsM :2011/04/23(土) 23:21:17.07 ID:QNGlZmay
目の前に現れた男により死は免れた。
その、守ってくれた男は

「正人!!」
「笑子、どっかに隠れてろ、ちょっと時間がかかる」
「うん…絶対帰ってきてね?」
「当たり前だろ…早く行け」

三瀬は走って近くにあった巨大な岩に身を隠した。

「わざわざ待ってくれるとは、アンタ実はいい奴なのか?」
「さあ、どうでしょうね」
「まあ、こんな殺し合いに乗る時点で、まともじゃないんだろうけど」
「それについては否定できませんね」

古川は、受け止めていた剣を振り払い、距離を取る。
しかし、妖夢は息をつかせる隙もなく古川を襲う。
横一線を繰り出すが、古川は剣で受け止め、それを支点とししゃがみながら受け流す。
妖夢が剣を構えようとするが、古川は突きを繰り出す。
攻撃は当たらず避けられてしまうが、古川が無理やりに相手に斬撃を与えようと剣を振る。
それを若干押されながらもすべて処理する妖夢。
この二人の勝負は、終わりの姿を見せない。




☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「正人……」

三瀬笑子は陰から戦いを見守っていた。
古川が負けるとは思わないが、それでも相手は強すぎる。
自分も、死ぬ姿に直面するのはよくない。
死体ならもうすでにみたが、死ぬ瞬間は見ていない。
いや、見たくないから。
そんな彼女が、背後に気配を感じたのは、すぐだった。


そこには、





青い鬼が、立っていた。



100愛する人を失った世界には ◆VxAX.uhVsM :2011/04/23(土) 23:21:56.21 ID:QNGlZmay








「え?」







☆ ☆ ☆ ☆ ☆



「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「くっ……」

勝負は、古川が若干優勢になっていた。
もし、古川が何かの流派にとらわれていたら確実に負けていたが、あくまでチャンバラ剣法、喧嘩に使うような剣である。
その剣の使い方ついてはいつか説明するかもしれない。

簡単に言うと、流派が無いという事は決まりが無いという事である、

剣を極めたものが最も恐ろしい相手は、流派に沿った完璧な剣でもなく、銃を使うものでもない。
中途半端に剣を使うような人間である。
初心者でもなく極めたものでもない。そんな相手である。
剣を極めたような彼女にとって、一番分の悪い相手であろう。

「いまだあああっ!!」
「!!」

古川は、力任せに一閃を繰り出す。
その斬撃は、確実に妖夢の体を通過した。
これで、二人の剣士の戦いは終わったのである。

「……終わった」

つぶやいてみたが、特に何もなかった。
妖夢の持っていた名刀「紅鬼」を拾い上げ、黙祷し自分の恋人のところに向かって行った。







「きゃあああああああああああああ!!!」





101愛する人を失った世界には ◆VxAX.uhVsM :2011/04/23(土) 23:22:50.98 ID:QNGlZmay




「笑子!!」

古川は何も考えられずに、隠れていた岩に走り出した。
そこに見えたのは


鬼に潰されて、ただの肉塊になっていた三瀬笑子だった。









「え?」




嘘だ
なんで?なんでだ?
なんで、こいつが殺されてるんだ。
意味が分からない、なんで?ふざけるなよ…!




「うがあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!くそ!ふざけやがって!殺す、殺す、殺す!テメエを、この世から跡形もなく消し去ってやる!」




少年は、近くに置いてあったバックを取った。
それは、自分も恋人であった三瀬笑子のバックだった。
そこから支給品であるUZIを取り出した。
サバゲーである程度知識のある正人にとって使える武器だった。

「くらえ!このクソ野郎お!」

ダダダダダ――――と青鬼に向かって撃ち続ける。
それを青鬼は気にせず古川に突っ込む。
古川がリロードを終え、二度目の攻撃に入ろうとした時に青鬼は腕を振りかぶって攻撃の態勢に入っていた。
その攻撃を古川はギリギリのところで避ける。
そして二度目の攻撃をしたところで弾切れとなった。
UZIを青鬼に投げつけ、最低限の攻撃とする。
青鬼がUZIを破壊してる間に古川は間合いを詰め寄り切りつける。
一人と一体の化物の戦いは、長くに続いた。





☆ ☆ ☆ ☆ ☆
102愛する人を失った世界には ◆VxAX.uhVsM :2011/04/23(土) 23:23:21.70 ID:QNGlZmay




「ふ、はは、はは、やった、ぞ、倒した…!たお、し、た、んだ…!」

古川の傍には、倒れていた化物の肉体が。
古川はふらふらとした足取りで歩きだした。

「しょう、こ、、まって、て、くれ、あの、く、まを、ころした、ら、おれ、も」
(もういいよ、正人)
「え?」
(もういいよ…もう十分よ)
「おれは、まだ、あきらめ…」
(もう苦しむところを見たくないの!あなたが好きだから!)
「……そう、か」

「俺も、お前が好きだよ」

という声とともに、古川の肉体がつぶれた。
その後ろにいたのは




青い鬼だった。



決して死んでなどは、いなかったのである。
その青い鬼は、希望ヶ峰学園に向かった。

【魂魄妖夢@東方project 死亡】
【三瀬笑子@オリキャラ 死亡】
【古川正人@オリキャラ 死亡】
【残り 22人】

【一日目/黎明/E-2】
【青鬼@青鬼】
[状態]体に大量の貫通痕(行動に支障はなし) 身体に重大な傷
[装備]なし
[所持品]なし
[思考・行動]
基本:全員食う。
1:あの大きいところに行って、全員食う。
[備考]
※本編終了後からの参戦です。
※基本能力は最強です。しかし移動能力は遅いです。
103 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/23(土) 23:24:57.35 ID:QNGlZmay
投下乙です。
何回やっても何回やっても青鬼が殺せないよ〜♪
なんか、進みが早くなってる。死亡者数的な意味で。
104 ◆6LQfwU/9.M :2011/04/24(日) 00:09:15.59 ID:tlmf6tE9
投下いたします
「正義の為に悪になる」
105創る名無しに見る名無し:2011/04/24(日) 00:09:56.55 ID:tlmf6tE9
「…何もねぇな」
「ああ…俺の目の前のいい男のケツ以外何もない」
「…とりあえずここら辺を調べるか」
阿部のセクハラ発言を軽くスルーし、辺りを見回す。
「丁度いいベンチ発見」
溜息を付きながら、ベンチに腰かける。
続いて隣に阿部が座る。
…妙にこちらにくっついているのは気のせいか。
「あいつら…どうしてくれようか」
「あいつらって…俺らに殺し合いさせてる奴か?」
「ああ、俺としては男狩り方式で行きたいね。気持ちよくイかせる訳にはいかねえ」
「…。」
確かに、あの2人をこのまま生かしておくのも気に食わない。
とは言え、あいつらが今どこにいるのかも良く分からないし、場所が分かった所で行く方法があるかも分からない。
第一、首に嵌められている忌々しい首輪をどうにかしなければ…
「とにかく、この首輪をどうにかしないとヤバい。」
「確かにな…だが、どうすりゃ外せるんだ?構造を調べるにしても、設計図なんて無いし」
「設計図なんて、あいつらがわざわざこっちに流すとは思えない。とすると…要るのは現物か」
現物。
こいつをどうやって調達するか。
…やはり、遺体から頂くのが一番早いだろう。
(…やるしかねーか…)


【一日目・深夜/C-2:海沿いの道】
【一ノ瀬進む@オリジナル・カオス】
[状態]:健康、戸惑い
[装備]:M37(MGS3Ver)(4/4)@メタルギアソリッドシリーズ
[所持品]:支給品一式、不明支給品(確認済み)、M37の弾丸(8個)
[思考・行動]
基本:ゲームには乗らない、殺人を犯す気もない。
1:首輪を解析するために、遺体から首輪を入手したい。

【阿部高和@ニコニコ動画】
[状態]:健康
[装備]:ベレッタM92(15/15)@現実
[所持品]:支給品一式、ベレッタM92マガジン(2リロード分)
[思考・行動]
基本:いい男を同意の上で掘りたい。ゲームは乗る気無し。
1:一ノ瀬と行動する。
2:機会があったら一ノ瀬を掘りたい。だが無理にする気はない。
106 ◆6LQfwU/9.M :2011/04/24(日) 00:11:00.95 ID:tlmf6tE9
トリ外れてた…
もう一つ「保身すべきか戦うべきか」
107 ◆6LQfwU/9.M :2011/04/24(日) 00:11:44.34 ID:tlmf6tE9
「…もうこんな時間なのか」
ベッドの中で眠たそうに呟く07。
(やっぱ夢じゃねえか、これ)
改めて現実の非情さを思い知らされる。
「ここでじっとしてても始まらないな」
ベッドから出て、出口に向かうその時。
パララ、と何処からか銃声が聞こえて来る。
無意識に体が反応して、すばやく角に隠れる。
「ちっ…近くに誰かいやがったのか…危うく寝首をかかれるところだったな」
自嘲気味に呟く。
そう言っている内にも、何度も銃声が響く。
…銃声は不意に止んだ。
(…死んだのを確認したか、それとも弾切れか)
しかし、その後銃声は全く聞こえなくなったので、どうやら前者であることが分かった。
(俺の知り合いか、赤の他人かどちらか…。どっちにしても、良い気分じゃない)
「…どうすっかな…これから」

時間は少し遡り―――
「…やっぱり、ここには来てないのかー…」
フロント付近を捜索しながら残念そうに呟くめろりん。
(まさかはぐれちゃうなんて…不注意すぎたなぁ)
その時。
誰かが入ってくる。
(まずい、隠れなきゃ)
焦りが足元への注意をおろそかにしたのだろう。
躓いて盛大に転んでしまう。
「ああっ」
その音に反応し、発砲してくる。
「!!」
目の前に着弾する。
(逃げないと…!)
立ち上がり非常口目指し走り出すが…
無防備な背中に、放たれた弾丸が命中する。
「ううっ…!」
焼けるような痛みに耐え切れず、その場でのたうち回る。
誰かが自分を見下ろしている。
「…。」
霞む目で相手を窺う。
デイパックを漁っているようだ。
普通なら、この隙をついて攻撃するだろう。
…しかし、もうそんな力は残っていない。
(…ごめんね…)
そう思ったが最後、全ての意識が途絶えた。
108 ◆6LQfwU/9.M :2011/04/24(日) 00:12:40.59 ID:tlmf6tE9
【一日目・深夜/D-7:ホテル/ロビー】
【桐山和雄@バトルロワイアル】
[状態]:健康
[装備]:イングラムM10(21/30)
[所持品]:支給品一式、不明支給品(確認済み)、端末+首輪探知システム@その他
[思考・行動]
基本:ゲームに乗る。
1:人がいる場所へ向かう。
※ロビーにめろりんの遺体と、空のデイパック、ハンマー@SIRENが落ちています。

【一日目/深夜/D-7:ホテル/5F】
【07@板対抗BR】
[状態]:健康、精神的疲労(中)
[装備]:ブーメラン@現実
[所持品]:支給品一式、ipod(ニコニコ仕様)@現実
[思考・行動]:
基本:ゲームには乗らない。
1:……。

【めろりん@板対抗BR 死亡】
死因:射殺
109 ◆6LQfwU/9.M :2011/04/24(日) 00:13:21.93 ID:tlmf6tE9
投下終了です。
110 ◆6LQfwU/9.M :2011/04/24(日) 00:17:05.84 ID:tlmf6tE9
2つとも状態表の時間がおかしいやん
wiki掲載時に修正しておきます
111 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 02:19:20.17 ID:YveCp99P
投下乙です。自分も投下します。
美女と野獣 20:素晴らしきこの世界 登場:伊達伸也、キリル、林良枝
112素晴らしきこの世界 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 02:20:22.04 ID:YveCp99P
20:素晴らしきこの世界

伊達伸也は廃墟の商店街を歩いていた。

「…誰もいないのかな…?」

先刻殺害した少女から奪い取った散弾を使用する回転式拳銃を携えながら歩く。
洋品店、解体屋、立ち飲み居酒屋、米屋、理髪店、鮮魚店…多くの店の廃墟が建ち並ぶ。
かつては賑わっていたのだろうが今や面影は全く無い。

「…ん」
「…誰?」

と、伸也の前に一人の少女が現れる。
赤髪をツインテールに纏めた少女。なぜか全裸だ。

「…本当に変態だらけなんだな、この殺し合いは」
「な、何…」
「おっと、動かない事」
「…!」

怯えた様子の少女に舌舐めずりをしながら、嫌らしい笑みを浮かべ近付く伸也。
白い虎獣人の青年の意図を察した少女は恐怖の表情を浮かべブルブルと震える。

「い、嫌です…」
「何が嫌なんだ? そんな格好してるって事は君もそう言う事が好きなんだろ?
いつ死ぬか分からないんだ。折角だし楽しもうぜ」

銃を握っていないもう片方の手で少女の頬に触れる伸也。

「……何が嫌かって……」
「?」

しかしその時、少女の表情が変わった。恐怖に怯える表情から、不敵な笑みを浮かべ始める。
少女の豹変にさしもの伸也も戸惑った。

「私もう相手いるからさぁ」

その言葉の直後、ビュンッ、と言う風を切る音が伸也の耳元で聞こえた。
そして首元に衝撃を感じたかと思うと、伸也の視界が急に変化する。少女の顔を見ていたはずなのに、
美しい青空と雲、太陽が見えた。自分は首を上に向けた覚えは無いのだが。
と言うより首から下の感覚が無い。麻酔でもかけられたかのように。
声を発しようとしたが出来なかった。

(あれ? 俺……どうな、って……?)

視界が目まぐるしく変化する。真っ赤な液体が見える。迫る地面、崩れゆく自分の身体――――。

(…嘘…だろ……死ぬのかよ……俺……ち、く…しょ………う………)

急速に薄れ行く意識の中、伸也は自分がゲームオーバーになった事実を受け入れるしか無かった。
113素晴らしきこの世界 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 02:21:15.47 ID:YveCp99P
血の付いた大鎌を操る白狼キリルが少女、林良枝の元に駆け寄る。

「上手く行ったな良枝」
「結構成功するもんなのね、囮ってのも。この虎男、完全に私の事レイプする気だったわよ。
私は猫科には興味ねぇっつーの。バーカ」

頭と胴体が泣き別れになった白虎獣人の男の死体に向かって悪態をつく良枝。
良枝は囮役だった。彼女が目標と接触している間、キリルが不意を突くと言う作戦は見事に成功する。
伸也の所持していた装備を良枝が回収した。

「それじゃキリル、その辺の廃屋の中でもう一回ヤろ♪」
「ククク、好きだなぁお前も。良いだろう、たっぷり犯してやる」

全裸の赤髪少女と白い巨躯の雄狼は行為をするため、適当な廃屋へと入って行った。


【♂10番:伊達伸也  死亡】
【残り21人】


【朝/B-4廃商店街】
【♂06番:キリル】
[状態]健康
[装備]大鎌
[持物]基本支給品一式、催淫剤
[思考・行動]
0:林良枝と共闘。最後の二人になったら互いに殺し合う。たまに良枝を犯す。
1:適当な廃屋で良枝を犯す。
[備考]
※特に無し。

【♀12番:林良枝】
[状態]健康、全裸
[装備]ワルサーP88(15/15)
[持物]基本支給品一式、ワルサーP88予備マガジン(3)、ウィンチェスターM2カービン(30/30)、M2カービン予備マガジン(3)、
タウルスジャッジM4510(5/5)、.410boreショットシェル(10)、千枚通し、双眼鏡
[思考・行動]
0:キリルと共闘。最後の二人になったら互いに殺し合う。たまにエッチする。
1:適当な廃屋でキリルと行為。
[備考]
※キリルの精液の力で身体能力が一時的に上昇していますが本人は気付いていません。


※B-4廃商店街路上に伊達伸也の死体及びデイパック(基本支給品一式)が放置されています。
114 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 02:23:17.59 ID:YveCp99P
投下終了です。
115 ◆YR7i2glCpA :2011/04/24(日) 08:46:46.99 ID:Jdh6VCP0
投下乙です。
では自分も投下。

ごちゃ混ぜロワ 16:メガネの少年少女
登場人物:高良みゆき、野比のび太、(志村新八)
116メガネの少年少女 ◆YR7i2glCpA :2011/04/24(日) 08:47:36.04 ID:Jdh6VCP0
「こんな……こんなことって……」
高良みゆきは先程の光景に衝撃を受けていた。
突然命じられた『殺し合い』。
それに反抗した女性の死。
はじめは夢かとも思ったが、これは現実だった。

みゆきは文武両道に秀でた優秀な生徒だった。
だが、学校では『突然殺し合いに巻き込まれた場合どうするか』なんてことは教えてくれない。
それならどうすればいいのか。
みゆきは考える。
117メガネの少年少女 ◆YR7i2glCpA :2011/04/24(日) 08:48:20.71 ID:Jdh6VCP0

「なんとかしてこなたさんと合流しませんと……」

考えた結果、みゆきはこなたとの早い合流を目標に動く事にした。
いま自分が置かれている状況は、言うなれば非現実的な現実。
ならば普段漫画やアニメなどをこよなく愛してやまないこなたならば、何かしら打開策を知っているかもしれない。
それは本当に雲をつかむような話かもしれない。
こなたがどこにいるのかもわからず、もし合流できたとしてこなたが打つ手がないと判断していたらそこまでの話だ。
だが、みゆきはこなたを探す。
人間は、どんな微かな希望であっても、それが『希望』である限りそれに縋る生き物だから。
118メガネの少年少女 ◆YR7i2glCpA :2011/04/24(日) 08:49:10.04 ID:Jdh6VCP0


「これが…私の支給品ですか。」
デイパックを漁って出てきたのは、無線機のような何か。
付属されていた説明書によると、どうやら首輪探知機だそうだ。
人探しを目標にしていたみゆきにとっては、これ以上ない最高の支給品だった。
そしてもう一つ出てきたのはモデルガン。
勿論殺傷力はゼロだが、それでも持っていく事にした。
画面を確認すると、自分と同じエリアに首輪の反応があった。
「すぐ近くですね…行ってみましょう。」

歩いていると、すぐに人影を発見した。
小柄な体躯に黄色いシャツ、紺の短パン。
そして大きいメガネ。
見た感じ、小学生だろうか。
そして彼が握っているものは……銃。
その銃に少しひるんだものの、思いきってみゆきは少年の前に出た、
119メガネの少年少女 ◆YR7i2glCpA :2011/04/24(日) 08:50:23.85 ID:Jdh6VCP0

「す、すいません!あなたはこの殺し合いに乗っているんですか?」
そうみゆきが尋ねるのと、少年が銃を構えるのはほぼ同時だった。
少年はみゆきの言葉を聞き、少し驚いたような表情を見せたが、すぐに銃を下げた。
「いえ……乗っていません。」
「そうですか……良かった…」
ふう、と胸をなでおろすとみゆきは少年に一歩近づいた。
「あの、乗っていないのなら私と一緒に行動しませんか?」
「…良いですよ、えっと……」
「あ、私は高良みゆきと言います。」
「野比のび太です。」

二人が自己紹介をしようと思った瞬間だった。


「銀さあああああああああああああん!!!!!!!!!神楽ちゃああああああああああああああああん!!!!!!!長谷川さああああああああああああああああん!!!!!!!どこにいるんですかああああああああああああああ!!!!!!」


突然響いたバカでかい声に、二人はこけそうになった。
120メガネの少年少女 ◆YR7i2glCpA :2011/04/24(日) 08:51:08.20 ID:Jdh6VCP0
「い、今のは……?」
「港の方から聞こえてきましたね…?」
みゆきとのび太は、突然の事態に混乱する。
あの叫び声からして、殺し合いに乗った人間のものだとは考えにくい。
だが、ホイホイと行って良いものだろうか?
思考がグルグルと回って行く。
その間にも叫び声はうるさく響いていく。
ついにあまりのうるささにこの場から立ち去ろうとした時、声がようやく止まった。
「な、何だったんでしょうか今のは……?」
「さぁ…?」
二人はただ唖然とすることしかできなかった。
「行って…みるべきでしょうか?」
「そう…しますか?」
二人が港に向かおうとした、その瞬間だった。


「助けてえええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」


もう一度、絶叫が二人の耳を貫いた。
121メガネの少年少女 ◆YR7i2glCpA :2011/04/24(日) 08:51:59.34 ID:Jdh6VCP0




【C−1森/1日目朝】
【高良みゆき@らき☆すた】
[状態]:耳が痛い、若干の混乱
[装備]:首輪探知機@BATTLE ROYALE
[道具]:モデルガン@クロックタワーゴーストヘッド、基本支給品一式
[思考]1:あの声は…?
   2:こなたと早く合流したい

【野比のび太@のび太のBIOHAZARD】
[状態]:耳が痛い、若干の混乱
[装備]:旧型ガスガン@カオスウォーズ
[道具]:基本支給品一式(アイテム確認済み)
[思考]1:あの声は一体…?
   2:みゆきと行動する。
122 ◆YR7i2glCpA :2011/04/24(日) 08:52:27.77 ID:Jdh6VCP0
投下終了です。
123 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/24(日) 14:47:25.22 ID:4lMRJpQH
皆様投下乙です。

それでは駄文投下します。
カオスな自己満足ロワ 18話:サムデイ
登場人物:美咲四季、柊愛花、戯言遣い
124 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/24(日) 14:47:57.09 ID:4lMRJpQH
美咲四季。
ネクから愛の告白めいた、とある告白をされ。
謎の部屋に着き、変な男の出現してその後から記憶が生憎なかった。
そんな彼女はとある人とパートナーを組んだ。
その人は柊愛花。
簡単にいうと魔法少女である。
とはいってもプリキュアよろしく光に包まれ変身するわけではないが。
彼女の魔法は、色々な視覚魔法をもち、周りの風景はおろか自身の姿まで変えてしまう。
しかしこれだけでは彼女の魔法を語れたとは言えないだろう。
むしろこっちの方が重大だろう。
声震砲(ボイスワープ)。
これを言葉で表現するのは些か難しいが、
口から光線の様なものを発射する魔法だ。
こういう言い方だとどこぞの怪獣を思い出すがそこまでのものではない。
さて彼女たちは萌え立つ 渦越しの 碧野。いわいる初心者エリアをうろうろしていた。
それはわざわざ高レベルエリアをさ迷うよりいいんじゃないかという考えの下であった。
それは後々困るのではないか?と疑問もあったがとりあえずそうした。
しかしここには先ほどまで戯言遣いがいた。今いるかどうかは不明だが。

「だけど、これからどうしよっか?」

愛花が聞く。

「う〜ん。別にすることないんだよねぇ」

シキが返す。
それでいいのか。
125 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/24(日) 14:48:32.46 ID:4lMRJpQH
一応これでも1週間死の狭間をさ迷ったというのに。

「そうなんだよねぇ。九澄君もお父さんもいないみたいだし。影沼君も」
「私もはやくネクと合流したいんだけどねぇ。……って、あっ!」

突然シキは叫んだ。

「ど、どうしたの!?シキさん。もしかしてネク君がいたの?」
「えっ!?ああ、違うの」
「じゃあ何なの?」
「愛花さんのその制服、ほつれっちゃてる」

言われれば確かにセーラー服の襟が微妙にほつれていた。

「ああ。ほんとね。でも別にいいよ。このぐらい」
「いやダメ!私そういうの気になりだしたらもうダメ!」
「え〜」

愛花は呆れていた。まさかここまでとは。という感じだった。
しかしシキは止まらない。

「愛花さん。制服脱いで!」
「え〜!?」
「大丈夫よ。こんな初心者エリア絶対こないって」
「だ、だけどさ」
「問答無用!早く脱ぎなさい!」
「は、はい〜」

愛花は流されてしまった。
しかしシキは愛花より年下のはずなのだが。
もはやオカンのようになっていた。

 ◇

「さて、それそろこのエリアでも経験値も稼げなくなってしまったな」

ぼくはいまだに萌え立つ 渦越しの 碧野にいた。
だってわざわざ移動することもなかったし、さっきの少女と人形みたいなのも気になったし。
戯言だけどね。
さてしかしそろそろ飽きてきたな。
別にぼくとしてはこのままでもいいけどなんか厄介なのが襲ってきたときレベルがあった方が対応も利く。
126 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/24(日) 14:49:38.08 ID:4lMRJpQH
というわけで移動することにしよう。

 ◇

さて、人生の終わりというものは非常にあっけない。
あっけないからこそ、綺麗に生きて生きたいと人は願うのだが。
まぁそれは今回関係無いので置いておくが。
しかしさっきも言ったが人生というものはあっけない。
唐突に終わりを告げる事が多い。
あの島の占い師でもそうだったんだから。
しかもいざ死ぬとなると何もできなく、抵抗できずに終わる。
ダイイングメッセージなんて遺す暇なんかないだろう。
別にぼくは真の意味で死んだことがないのであまり断言はできないのだけど。
ああ。いやでも今のぼくはそうなのかな?

「それで、何かいい残すことは?」

目の前の少女はそう聞く。
ちなみに後ろにいる子は大急ぎで服を着ていた。
ぼくも男なので今時の子の破廉恥な姿というものに興味が無いわけでもないけど
ぼくは紳士なんだ。目を逸らす。
さて、今の状況を整理しよう。
ぼく:変なぬいぐるみによって拘束されている。
少女A:変なぬいぐるみを操りぼくに警戒中
少女B:着替え中
…誰か説明を。
あれ目の前の少女が睨んでいる。
ああそういえば質問を受けていたな。いい加減答えてあげなきゃ。

「助けてください」

情けねぇ。
なんか三級悪役の最後みたいなセリフだし。
すると後ろにいた少女がこちらを向いて言った。

「別にいいよ。ていうか私たちが悪かったんだから」
「えぇぇぇぇぇぇ!?」

驚いた。
声こそぼくはあげなかったが。
普通許すか?いやぼくとしてありがたいのだけど。
これが天然というやつなのか。ある意味恐ろしい。
ぼくの周りの女性は無駄にキリッとした人が多いからな。
哀川さん始め、みいこさん、崩子ちゃん、ひかりさん、七々見
それから真心に玖渚もあんな性格でもやることはやるしなぁ。
127 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/24(日) 14:50:14.34 ID:4lMRJpQH
そういう意味では初めてかもしれないな。絵本さんや巫女子ちゃんはどの部類かわかんないけど。

「えっ!?愛花ちゃんいいの!?」
「うん。別にむしろ私が見せびらかしていたもんだし」
「いやぁ…でも」
「ほら。シキさんも謝ろ」
「う、うん」

どうやら彼女たちが悪いということで話がまとまったらしい。
それでいいのか。女子高生。

「「ごめんなさい」」

なんかぼくが悪いことしたみたいな感じになる。
いやまぁ確かにみたけどさぁ。
不可抗力っていうの?
でも彼女たちが謝っている行為を無駄にしたくないので
ぼくが被害者だっていうことにしよう。
戯言中の戯言だな。

「うん。いいよ」

なんて爽やかな返答なんだろう。
加害者のはずのこのぼくが。

 ◇

閑話休題。
あの後ぼくは解放されてさっさと立ち去ろうとしたけど
愛花ちゃんによってひきとめられて情報交換じゃないけど、
現状やとりあえずの目的などを聞いた。そしてぼくもそれについて話した。

「さて、ということは君たちはここに2時間はいなきゃいけないんだね」
「うん。そういうこと」

愛花ちゃんが答える。
なんとなくシキちゃんが睨んでいる気がするが気のせいだろう。

「ぼくはどうすればいい?」

そこが一番の疑問だ。
ぼくを引きとめてまでその話を聞かされたんだ。何か理由があるんだろう。

「え?私たちと一緒にいないの?」

ただ仲間を増やしたいだけだった。
しかしなんて魅力的な提案なんだろう。
両手に華っていうのかな。
だけどぼくとしてはそろそろ行かなきゃいけないからな。
128 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/24(日) 14:52:18.21 ID:4lMRJpQH
ここは断っておこう。

「断っておくよ」
「いやダメ」

即答。
ちなみに返したのはシキちゃんだった。

「さっきの愛花さんの下着姿を見ておいて、それでいいの?」
「うん」

いやだって本人が許してくれてるし。
これ以上ぼくがいたところで邪魔以外何者でもないだろう。
そう、これは優しさなんだ。彼女たちに対する。

「お、男といてそれでいいの!?」
「いいと思うけど」
「で、でもこうやって愛花さんも言ってるのよ!」
「シ、シキさん。もういいから…」
「じゃあ。ぼくはそういうことで」

そう言ってぼくは立ち去る。
…おお。弱くて薄い。流されやすいこのぼくが流されなかった。

「あっ。ちょっと!?」

シキちゃんはそういっているが、一応言っておくとこれは彼女たちの為だから。
ただでさえこの生と死が不安定な場所なんだ。
ぼくなんかとこれ以上関わったらもうおしまいだと言っていいだろう。
もうぼくの所為で人が死ぬのはもう嫌だ。
そういうわけでぼくは彼女たちから逃げる。
目の前が転送装置の光で埋め尽くされた。

【1日目/黎明/水の都マク・アヌ】
【戯言遣い@戯言シリーズ】
[状態]健康
[ステータス]
LV:10  HP:245/258 SP:47/47
ATK:32 DEF:36 SPD:14
[装備]
[道具]支給品一式
[所持金]1098
[思考]
基本:何もしない
1:買い物でもするか
129 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/24(日) 14:52:37.75 ID:4lMRJpQH
 ◇

「ねぇ、良かったの?」
「うん?何が?」
「いやだから、仲間っていっぱいいたほうがよくない?」
「う〜。でも無理やりって良くないと思うけど」

戯言遣いが去って、特にすることもなくなり、
暇を潰すことになった。

【1日目/黎明/萌え立つ 渦越しの 碧野】
【美咲四季@すばらしきこのせかい】
[状態]健康
[ステータス]
LV:5 HP:127/127 SP:47/50
ATK:7 DEF:6 SPD:8
[装備]にゃんたん
[道具]支給品一式
[所持金]487
[思考]
基本:殺し合いには乗らない
1:愛花さんと行動
2:ネクを探す
[備考]
※ビイト編7日目渋谷川にてネクと合流後、操られた後からの参戦です
※能力者扱いです

【柊愛花@エム×ゼロ】
[状態]健康
[ステータス]
LV:5 HP:119/119 SP:120/120
ATK:6 DEF:5 SPD:9
[装備]RBプレート
[道具]支給品一式
[所持金]502
[思考]
基本:殺し合いには乗らない
1:シキさんと行動
2:九澄君とお父さん無事かな?…影沼君も
[備考]
※少なくともRBプレートになってからの参戦です
※能力者扱いです
130 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/24(日) 14:53:44.50 ID:4lMRJpQH
以上です。

だんだんステータスが雑になる。
う〜ん。悩みどころだ。
131 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 16:16:40.05 ID:YveCp99P
投下乙です。自分も投下します。
美女と野獣 21:とても怖くて、勇気が無くて
132とても怖くて、勇気が無くて ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 16:17:36.11 ID:YveCp99P
21:とても怖くて、勇気が無くて

瓦礫同然となった廃屋も多い。吹きさらしになっている廃家が多数を占める。
人が住まなくなってどれぐらい経っているのだろうか。
黒髪の美少女、の姿をしたサキュバス、ローネと黒豹の少年、荒巻眞一は、瓦礫が散乱する通りを歩いていた。

入ればもれなく倒壊しそうな荒れ果てた木造家屋が多く休むに休めない。

「廃屋だらけだなぁ…」
「もう少し行ってみよう、眞一君」

どこか休める場所を探さなくてはならないと、二人は廃屋を見て回る。
しばらくして、ようやく比較的状態の良さそうな廃家を見付けた。

「あそこが良いんじゃないか?」
「そうね…」

二人がその廃屋に入ろうとした。
だが、近くの曲がり角から桃色の髪を持ったエルフの少女が現れた。全裸で、体液に塗れている。

「……!」
「あれは…エルフじゃない、何で裸…」

突然現れた全裸のエルフ少女に二人は少し驚き思わず動きを止めた。
エルフ少女の手にはその瑞々しい肌の色とは全くそぐわない、銀色に光る短機関銃が握られている。
少女――イヴは短機関銃、IMIウージーの銃口を黒髪少女と黒豹少年に向け、引き金を引いた。

ダダダダダダダダッ!!

銃口から火が噴き、弾丸が掃射される。
気付いた時、眞一は身体を横に跳ばし、掃射を回避していた。

「うっ……っ、! ろ、ローネさん」

ローネの事を思い出し、すぐさまローネが立っているはずの方向に顔を向ける。
だが、そこにローネは立っていなかった。ゆっくりと崩れ落ちる途中だった。
胸元や顔に穴が空き、血が噴き出している。地面に倒れたローネは血溜まりを作り、二度と立ち上がる事は無かった。

「…ロー、ネ、さん……う、うああぁ、ああああ!」

ローネに駆け寄る眞一だったが、既に事切れていた。
彼女を見捨てて、自分だけ避けてしまった。ローネの手を引っ張るなり、一緒に横に跳ぶなりすれば、
ローネも助かったかもしれないのに。エルフの少女が銃口を向けた時、怖かった。死にたくないと思った。
その時ローネの事は頭から消えてしまっていた。
自分の童貞を奪ってくれた恩があると言うのに、あっさり目の前で失ってしまったのだ。
133とても怖くて、勇気が無くて ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 16:18:13.66 ID:YveCp99P
「俺は…俺はああああああ」

ダダダダダダダダッ!!

後悔し、悲嘆に暮れる眞一を、鉄の雨が襲う。銃声と共に身体中に焼けるような痛みを感じ、
眞一は喉の奥から鉄錆の味のする熱い液体が込み上げてくるのを感じた。
撃たれたのだと、彼はすぐに理解した。同時に自分も間も無く死ぬと言う事も。
ローネの身体の上に倒れ行く中、眞一はずっと自分の先程の行動を後悔していた。

二人が死んだ事を確認すると、エルフ少女、イヴは眞一の持っていたコルトガバメント拳銃と、
デイパックの中の予備マガジンを回収し、その場を後にした。


【♀16番:ローネ  死亡】
【♂02番:荒巻眞一  死亡】
【残り19人】


【朝/C-6廃集落】
【♀03番:イヴ】
[状態]お尻に傷、全裸、身体中体液塗れ、秘部より体液垂れ流し
[装備]無し
[持物]基本支給品一式、IMIウージー(12/32)、IMIウージー予備マガジン(3)、
シグザウエルP228(13/13)、シグザウエルP228予備マガジン(3)、コルトガバメント(7/7)、コルトガバメント予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:殺し合いに乗る。優勝を目指す。
1:次はどうしようかな。
[備考]
※特に無し。


※C-6廃集落路上にローネ、荒巻眞一の死体及びデイパック(ローネ:基本支給品一式、荒巻眞一:基本支給品一式、ペンナイフ)、
剣鉈が放置されています。
134 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 16:19:26.32 ID:YveCp99P
投下終了です。
135 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 17:56:41.48 ID:YveCp99P
投下します。美女と野獣 22:INCONVENIENT IDEAL 登場:浅井さらら、滝沢晶子、能登和久
136INCONVENIENT IDEAL ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 17:57:58.42 ID:YveCp99P
22:INCONVENIENT IDEAL

「かわゆいーかわゆいー」
「ちょ…もうちょっと離れて下さい滝沢さん」

滝沢晶子の可愛い物好きのツボにヒットしてしまった犬耳少女浅井さららは、
長時間に渡り晶子にくっつかれやや疲労していた。
ただくっつくだけなら良いのだが、スカートの中に手を突っ込んだり胸を揉もうとしたまでするのだから堪らない。
しかし次第にそれが嫌で無くなっていく自分にも呆れていた。

「ああもういい加減にして下さい! 歩けないでしょうが!」
「いけずぅ〜」
「〜〜〜! あ…あそこに駐在所っぽい建物がありますよ。あそこで休憩しましょう」
「そうだね…」
「変な事しないで下さいね」
「例えばどんな?」
「…………」

まともに相手をしていては疲れる一方だと、さららは溜息をついた。

駐在所だったと思しき建物の入口扉を潜る。
交番部分には、何十年も前の指名手配の張り紙や、防犯ポスターが残っており、かつての名残を思わせていた。
埃っぽく、天井も抜け板がカーテンのように垂れ下がっている。

「誰かいたりしない?」
「…先客はいそうですね、注意しましょう」

奥には住居スペースがあるらしい。二人はそれぞれ武器を携え奥へと進む。

そして発見した。和室で横になり眠っているハイエナ獣人の少年を。

「…どうする? 起こす?」
「……殺し合いに乗っていたらマズいですし……ここは放置で……他の場所に」
「う…うーん…」
「「!!」」

ハイエナ獣人の少年が目覚め、二人は硬直する。

「あー…寝ちゃったよ……あ、あれ? 誰? え? うああ!?」

ハイエナ少年、能登和久が驚くのも無理は無いだろう、目覚めた時目の前に見知らぬ女性が二人いるのだから。
もっとも殺し合いと言う状況の中、予期せぬ遭遇は不思議な事でも無いのだが。

「あぁ、その、驚かないで下さい、私達は殺し合う気は無いですから」
「そうそう、殺し合う気は無いよハイエナ君」
「……ほ、本当か? ……俺も、だけど……俺、能登和久」
「私は浅井さららです」
「私は滝沢晶子」

打ち解けた所で互いに自己紹介をする三人。
ここでもさららは和久に自分の姉、うららを見てないかどうか尋ねるが返って来た返答は否定であった。
和久もうららは見ていないと言う事だった。
137INCONVENIENT IDEAL ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 17:58:50.50 ID:YveCp99P
「…お姉ちゃん…どこにいるんだろ」

殺し合いが始まって数時間経っているが、姉の安否は未だ知れず。
さららの不安と苛立ちは募るばかり。それが読めない晶子では無く、流石に空気を読み無意味なタッチはやめた。

「…放送時刻が迫っているんだけど、さららちゃん」
「え?」
「げっ…もうそんな時間か…」

晶子が懐中時計を見てさららに放送時刻が近い事を伝える。

「……放送始まるまで、ここにいましょうか……良い? 能登君」
「え? …あ、うん」

和久としても綺麗な女性二人といたかったので、易々と承諾した。
さららは姉、うららが心配であったが無理をしても仕方無いと考える。

(お姉ちゃん、無事でいて欲しい……)

姉の無事を願いながら、さららは晶子、和久と共に廃駐在所にて放送を待つ事をした。


【朝/D-6廃駐在所】
【♀02番:浅井さらら】
[状態]健康
[装備]日本刀「梅雪」
[持物]基本支給品一式
[思考・行動]
0:殺し合いはしない。姉(浅井うらら)、殺し合いに乗っていない人を捜す。
1:滝沢さん、能登君と行動。放送を待つ。
[備考]
※特に無し。
138 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 17:59:35.97 ID:YveCp99P
【♀10番:滝沢晶子】
[状態]健康
[装備]錆びた裁切鋏(調達品)
[持物]基本支給品一式、マラカス
[思考・行動]
0:殺し合いはしたくない。死にたくない。
1:さららちゃん、能登君と行動。放送を待つ。
[備考]
※特に無し。

【♂13番:能登和久】
[状態]健康
[装備]54式拳銃(8/8)
[持物]基本支給品一式、54式拳銃予備マガジン(3)、ノートパソコン
[思考・行動]
0:殺し合いはしたくない。首輪を調べたいけど…。
1:浅井さららさん、滝沢さんと行動。放送を待つ。
[備考]
※ノートパソコンには特別な機能は入っていないようですが、もしかしたらまだ何かあるかもしれません。しかし、無いかもしれません。


投下終了です。
139 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 20:11:43.81 ID:YveCp99P
投下します。美女と野獣23:戸惑う間も無くただ受け入れる現実は
登場:松嶋万里、ディートリヒ
140戸惑う間も無くただ受け入れる現実は ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 20:12:50.31 ID:YveCp99P
23:戸惑う間も無くただ受け入れる現実は

廃墟と化した教会の奥にある部屋で、少女松嶋万里と巨躯の銀狼、ディートリヒは惨殺死体を見付けていた。

「……ッ」
「…死んでから数時間って所、か」

銃で撃たれ殺されたと思しきシェパード種犬獣人の男の死体をディートリヒが真面目な表情で調べる。
男は下半身を露出しており、近くには男の物と思しきデイパック、更にズタズタに引き裂かれた女生徒用の学校制服、
下着が散乱し、血の臭いに混じって少女の匂いや、雄の体液の臭いも漂っていた。
男がどう殺されたのか、万里とディートリヒはおおよそ想像がついた。

その部屋を後にし、別の部屋に入る。
部屋にはさほど埃っぽくないベッドが置かれていた。

「大丈夫? 万里ちゃん…」
「ん…大丈夫」

生まれて初めて死体を目にした万里は少し気分が悪くなってしまっていた。
そんな彼女を心配するディートリヒ。
万里は銀狼の身体に抱き付いた。

「……万里ちゃん」
「こうしてるとちょっと安心出来る…」

万里にとっては、恐怖に凍り付いた心を、銀狼の毛皮の温もりが解してくれるような気がした。
一方、ディートリヒは、不謹慎とは思いつつも、少女に抱き付かれ劣情が湧き起こっていた。
包皮に包まれたモノが熱を持ち、体積が増して行き、皮から飛び出す。

「ハッハッハッハッ…」
「ディートリヒ…」
「ごめん万里ちゃん…こんな時に…」
「良いよ…してあげる」
「あっ…」

銀狼と少女は再び行為を始めた。
141戸惑う間も無くただ受け入れる現実は ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 20:14:08.84 ID:YveCp99P
【朝/F-4廃教会】
【♀13番:松嶋万里】
[状態]健康
[装備]FNハイパワー(13/13)
[持物]基本支給品一式、FNハイパワー予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:死にたくない。
1:ディートリヒと一緒にいる。ディートリヒに滅茶苦茶にして欲しい。
[備考]
※特に無し。

【♂11番:ディートリヒ】
[状態]健康
[装備]無し
[持物]基本支給品一式、AK-103(30/30)、AK-103予備マガジン(3)、ロープ、エネマグラ
[思考・行動]
0:殺し合いはしない。
1:万里ちゃんと一緒にいる。万里ちゃんを滅茶苦茶にしたい。
[備考]
※特に無し。
142 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 20:15:22.65 ID:YveCp99P
投下終了です。
143 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 22:11:52.21 ID:YveCp99P
投下します。美女と野獣 24:Bottom of the death valley
登場:シュワルツ
144Bottom of the death valley ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 22:12:52.86 ID:YveCp99P
24:Bottom of the death valley

「何だこりゃ……」

人狼シュワルツは廃校内で猫又の少女の死体を発見する。
背中に何かが刺さったような深い傷がありこれが致命傷になったようだった。
事故か他殺か、どっちなのかはシュワルツには知る術は無かった。
近くに少女のものと思われるデイパックが転がっているが、武器になりそうな物は何も入っていなかった。

「当然だろうなぁ…痛てて…」

その辺の廃屋で見付けた包帯で応急手当をしたとは言え頭部に受けた傷が痛む。

「……別の教室で休むか……放送も近いしな」

少女の死体が安置された教室を、シュワルツは後にし、休息出来そうな部屋を探し始めた。


【朝/D-4廃校一階1年教室前廊下】
【♂09番:シュワルツ】
[状態]頭部打撲及び出血(応急処置済)
[装備]ベルグマンMP18(13/20)
[持物]基本支給品一式、ベルグマンMP18予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:女の子を捜してセクロス。殺し合い? どうしようかね。襲われたら戦うつもりだが。
1:学校で放送を待つ。
[備考]
※特に無し。
145 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 22:14:17.81 ID:YveCp99P
投下終了です。
146 ◆hNicfchrac :2011/04/24(日) 23:04:07.04 ID:RUlJeEqh
皆さん投下乙です。
自分も投下行きたいと思います。
適当ロワ5:堕ちる翼
登場キャラ:アーカード、高町なのは
147 ◆hNicfchrac :2011/04/24(日) 23:05:02.52 ID:RUlJeEqh
「いい夜だな、お嬢ちゃん」
そう言って高町なのはに声をかけてきたのは、赤いコートを着た男だった。
「そう…ですね。こんな事態になっていなければ、すごくいい夜だと思います」
男の問いかけに、嘘偽りなく答えるなのは。
そう。殺し合いさえなければ、月のよく見えるいい夜だっただろう。
「こんな事態…か。違うな、お嬢ちゃん。こんな事態だからこそ、だ」
「え?」
何を言ってるのか聞き返す暇はなかった。
気づいた時には、男の手刀が目前まで迫っていたのだから。
「っ!?」
なのはは咄嗟に飛行魔法を発動し、後方へ飛び手刀をかわす。
「ほう」
男はそれを面白そうに眺める。
「面白い能力(ちから)を使うじゃないか。どうやら、法術の類ではなさそうだが…」
「どうしてですか…」
なのはにはわからなかった。否、わかりたくなかった。
「どうして、殺し合いなんかに乗るんですか…!」
148 ◆hNicfchrac :2011/04/24(日) 23:06:04.73 ID:RUlJeEqh
人を簡単に傷つけ、殺す考えを、なのはは理解したくなかった。
「生き残れるのが一人だけって言われたからですか!願いがかなうって聞かされたからですか!それとも―」
「いいや、違うね。それは違うぞお嬢ちゃん」
なのはの言うことを、男は否定する。
「俺はあの老人の言うことなんか信じちゃいないし、言うことを聞くつもりもない」
「だったらなんで―」
「それでもだ」
男がゴキリ、と腕を鳴らす。
「それを差し引いてもなお、私にとって闘争とは自然であり、快楽」
なのはは理解した。理解してしまった。
この男は人間とは違う。
正真正銘の化け物だ。
「我が名はアーカード。さあ、お前は狗か人間か、それとも化け物か。見定めてやろう」
アーカードは再びなのはへと向かってくる。
なのははバリアジャケットを展開し、飛行魔法とシールド魔法を駆使して、アーカードの手刀をかわしていく。
「どうした!よけてばかりではジリ貧だぞ!」
アーカードの言うとおり、このままではいずれかわせなくなるだろう。
だから、ここで仕掛ける。
「アクセルシューター!シュート!」
横に避けた瞬間に叩き込んだアクセルシューター。普通ならこれだけで昏倒間違いなしだ。
そう、相手が普通の人間ならば。
149 ◆hNicfchrac :2011/04/24(日) 23:06:50.08 ID:RUlJeEqh
「そうだ!生きたいなら私を打ち倒してみせろ!」
アーカードは昏倒どころか、ひるみさえせずなのはへと向かってくる。
しかし、そんなことはなのはも予測済みだ。手刀の一撃をギリギリで躱すと、足元に向かってアクセルシューターを撃ち込んだ。
「むっ!?」
さすがに予想外だったのか、アーカードは一瞬バランスを崩す。
その隙をなのはが逃すはずもなく、バインドをかけ一気に距離を置く。
「ちいっ!」
拘束され、思うように動けないアーカード。
その間に、なのははチャージを完了させていた。
「ディバイーン…」
放つのは、現在使える中で最も強力な一撃。
「バスター!!」
桜色の光線が、アーカードを飲み込んだ。
「はあ…はあ…」
恐らくは、今の一撃で気絶しただろう。
そう思うと、一気に体から力が抜けてしまった。
攻撃も機動力も桁違いの相手。
そんな相手をを制限下で、しかもデバイスなしで戦ったのだ。
はっきり言って、ギリギリの攻防だった。
「目が覚めたら、お話だね…」
まずは、気絶したアーカードをバインドで拘束して―そこまで考えた時だった。

「―それだけか?」
150 ◆hNicfchrac :2011/04/24(日) 23:07:25.70 ID:RUlJeEqh
「っ!?」
アーカードは気絶していなかった。
怒りと失望を込めた視線で、なのはをじっと見ている。
「攻撃は痛みを与えるだけ。破壊もなければ切断もなし。そんなもので私を倒せると思っていたのか人間(ヒューマン)!!」
憤怒の表情でなのはへと怒鳴り散らす。
「破壊できる攻撃をしろ!できなければ素手で殴り掛かれ!さあ早く(ハリー)!早く(ハリー)!」
なのはは動けない。動くことができない。
自分が、井の中の蛙だったと自覚する。
「もういい…興ざめだ」
アーカードはなのはへと一跳びで迫る。
半能が遅れたなのはは咄嗟にシールド魔法を展開するも、
「お前では、私は殺せない」
アーカードの手刀はシールドを砕き、なのはの胸を貫通した。
「あ…」
目の前が暗転する。記憶が、仲間の姿がフラッシュバックする。
「ごめ…んね…」
最後の言葉はだれに対してだったのか。
それを知るすべは、もはやない。

【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS、死亡】
151 ◆hNicfchrac :2011/04/24(日) 23:08:20.84 ID:RUlJeEqh
「つまらんな」
冷たくなっていくなのはの体を見ながら、アーカードは呟いた。
「しかし、ここにはいるはずだ。私の夢を終わらせることのできる存在が」
そうでなくては、殺し合いの意味がないのだから。
「なあ…宿敵」
アーカードの頭に浮かぶのは、同じくこの場にいるカトリック神父の姿だった。

【I−3・森/一日目・深夜】
【アーカード@HELLSING】
[状態]ダメージ(大)
[装備]なし
[道具]基本支給品×2、ランダム支給品2〜6
[思考]基本:闘争を楽しむ
1:アンデルセンと決着をつける
2:他にも自分を倒せそうな相手を探す
3:最終的には(自分が優勝したら)、大ショッカーを潰す
*参戦時期は原作五巻、リップバーン戦の後
152 ◆hNicfchrac :2011/04/24(日) 23:10:28.47 ID:RUlJeEqh
投下終了
球磨川さん以上に自重しない人(じゃない)のせいで最初の死者はまさかの…
これから先はじゃんじゃん殺していきますんで覚悟してください
ではまた
153 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 23:53:35.04 ID:YveCp99P
投下乙です。なのはが!
自分も投下します。美女と野獣 25:性欲願望咲かせましょう
登場:潮田栄敬、尾上誠人、ミリア・クリスティーナ、布施信昭、吉良一葉
154性欲願望咲かせましょう ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 23:54:33.69 ID:YveCp99P
25:性欲願望咲かせましょう


「動くんじゃねぇ…!」
「……!」
「随分エロい格好だが…痴女じゃあなさそうだな…へへへっ」
「近付かないで…!」
「おっと…撃ち殺されたくないなら言う事聞きな…」
「……ッ」

◆◆◆

「ん……ん」

…随分と眠っていたようだ。
今何時なんだろう…近くに俺の懐中時計…あ、午前7時45分…ギリで放送時刻には間に合ったか。

「うーん…」

身体を起こして背を伸ばす。
ミリアさんはどこだ…ああ、見張ってくれるって言っていたな。

「……?」

玄関の方から妙な声がする。ミリアさんと――男の、声?
誰か来たのか? いや――そんな平和的な様子じゃなさそうだぞ、これ。
様子を身に行こう。俺は自分の得物であるドラグノフ半自動狙撃銃を携え玄関の方へ向かった。

◆◆◆

馬獣人の男、潮田栄敬は喜んでいた。
自分好みの上玉な若い女性を見付ける事が出来たためだ。
異様に露出の高い、ビキニのような格好をした金髪の女性。

「へっ、へっ……感じてんのか? ええ? そうだろ?」
「ぐ……ヴ……」

ベルトで猿轡をされたミリアは呻くような声しか出せない。
ただただ、馬獣人のされるがままになっていた。その目には屈辱からか涙が溢れている。

(誠人君……ごめんね……あなたにさせてあげる前に……私、汚されちゃったよ……)

「マジ、良い締まりだな、おい! そろそろ、出すぜ!」

栄敬がラストスパートをかける。激しく腰を打ち付け、その奥に熱い子種を注ぎ込もうとする。
ミリアは絶望し、目を閉じた。

「うおおおおおぉおっ、イくぜ!」
155性欲願望咲かせましょう ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 23:55:09.84 ID:YveCp99P
「……おい、何してんだ、あんた」



「……あ?」
「…ぁ…わ、こふぉ、ふん(誠人君)……!」

今まさに絶頂を迎えようとした時に栄敬が見たのは奥の部屋から現れた中高生風のコヨーテの少年。
今犯している女からは同行者がいるとは一言も聞いていなかったが。

(同行者がいたのか…? チッ、奥も調べておくんだったぜ…)

「何してんだって聞いてんだよ、答えろよ!」

コヨーテ少年、尾上誠人は怒りに満ちた表情で、ドラグノフ狙撃銃を、ミリアを正常位で蹂躙している馬の男に向ける。
流石にまずいと思ったのか、栄敬はやや焦った様子で弁明を始める。
彼の一物はまだ、ミリアの体内に挿入されたままだった。

「い、いや、こんな状況だしよぉ、いつ死ぬか分かんねぇだろ? だからよぉ」
「……この野郎ッ」
「待て待て待て! ちゃんとこの女の同意も貰ったんだぜ?」
「……」

誠人がミリアの方に顔を向ける。
ベルトで猿轡をされ、腕はミリアのビキニアーマーの胸部分で縛られている。
その目には涙が滲み、自分に対し謝っているような気がした。
同意を貰った、と言うが、この状況だと脅迫された可能性が高かった。

「…そうなんだ。ミリアさんの同意をね」
「そ、そうだぜ。なあ、折角だしよ、お前も一緒にどうだよ。お前もそう言う下心、無かった訳じゃねーだろ?」
「……そうだな、俺、ミリアさんとさせて貰うつもりだったんだ」


「けどな」


「…レイプするつもりなんか全く無かったんだよ!!!」


ガンッ!!


「ぶべらっ!!」

栄敬の顔面に、誠人によるドラグノフの銃床による打撃が綺麗に入り、栄敬は後ろに吹き飛ばされる。
その時に、ズルッと、まだ半勃ち状態の栄敬のモノがミリアの秘部から抜けた。
玄関先に倒れた馬獣人の男は鼻血が溢れる鼻を押さえ悶える。

「このクソオヤジ」
「お、おい゛…ま、まっでクれ…! 話、話をシよう、な?」
「うるせえよ黙れよ!! ぶっ殺してやる!! このレイプ野郎がぁ!!」
「――――! ―――」
156性欲願望咲かせましょう ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 23:56:08.45 ID:YveCp99P
誠人の背後、縛られたままのミリアが何かを叫ぶも声にならなかった。
「待って、殺しては駄目!」と言いたかったのだが、例え声になっていたとしても、怒りに我を忘れた少年を、
止める事が出来たかどうかは分からない。

ドラグノフの銃口が火を噴いた。

銃声が響く。

銃弾は栄敬の心臓を至近距離で射抜き、その命をあっさり奪った。

「はぁ、はぁはぁはぁはぁはぁ……はぁ……あ……あ?」

誠人が我に返った時、眼下に胸から血を流して死んでいる馬獣人の男がいた。
次第に冷静になっていく頭は、自分が殺人を犯したと言う現実を受け入れていく。

「……」

ガクガクと手足が震えるのを感じながら、誠人は拘束されたミリアの元へ駆け寄り、
猿轡と手の拘束を解いた。ミリアはビキニ部分を剥ぎ取られ、ほとんど全裸になり、
身体中を舐め回された跡、まさぐられた跡があった。体内に発射されてはいなかったが、
それでもミリアが受けた心の傷は誠人にも察する事は出来た。

「ま、誠人、君…」
「ミリアさん、ミリアさん……大丈夫…じゃないよね……」
「だ、大丈夫よ……ご、ごめんね誠人君……」
「え?」
「誠人君にさせてあげる前に、こんなに汚されちゃって…汚いでしょ…」
「な…何言ってるんだよ、そんな事良いよ! それより…俺の方こそ…ごめん…近くにいたのに…。
俺、寝てて……分からなかった……ごめん…すぐに助けてあげられなくて…………っ……」

次第に、誠人の声に嗚咽が混ざり始める。
近くにいながら、惰眠を貪っていたせいで同行者の女性をすぐに助けられなかった事が、
悔しくて、腹立たしくて、耐え切れず誠人は嗚咽を漏らす。
そんなコヨーテ少年を抱き寄せ頭を撫でるミリア。
ミリアもまた罪悪感を感じていた。自分がもっと上手く立ち回る事が出来れば、この助平ではあるが、
純粋な少年に殺人を犯させる事は無かっただろうに。

「…ぐすっ……えぐ……うーっ……」
「誠人君…泣かないで…」

「…何だこりゃ…一体どういう状況だ」
「…あの…大丈夫、ですか?」

「……? あなた達は…?」
「……?」
157性欲願望咲かせましょう ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 23:56:56.72 ID:YveCp99P
突然聞こえた見知らぬ二人の男女の声に、誠人とミリアは声の方向を向く。
裏口から入ってきたのだろうか、狐獣人の青年と、狐耳金髪の美少女が立っていた。
狐青年、布施信昭と、狐娘、吉良一葉は裏手の民家で銃声を耳にし、
様子を身にやって来たのだが、抱き合う全裸の女性と、中高生と思しき制服姿のコヨーテ獣人の少年、
更に玄関先に血塗れで倒れる馬獣人の男と言う状況を見て、やや困惑していた。


【♂08番:潮田栄敬  死亡】
【残り18人】


【朝/C-2廃集落中岡家】
【♂05番:尾上誠人】
[状態]精神的ショック、罪悪感、嗚咽
[装備]ドラグノフ狙撃銃(9/10)
[持物]基本支給品一式、ドラグノフ狙撃銃予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:殺し合う気は無いがエッチはしたい。
1:……誰だ……?
[備考]
※特に無し。

【♀14番:ミリア・クリスティーナ】
[状態]全裸、身体中に唾液の跡、秘部に痛み
[装備]木刀
[持物]基本支給品一式、神狼の精液(残り1L)
[思考・行動]
0:殺し合いはしない。脱出したい。
1:目の前の二人(布施信昭、吉良一葉)に対処。
2:仲間を集める?
[備考]
※特に無し。

【♂14番:布施信昭】
[状態]健康
[装備]金属バット
[持物]基本支給品一式、不明支給品
[思考・行動]
0:殺し合いはしない。
1:一葉ちゃんと行動。目の前の二人(尾上誠人、ミリア・クリスティーナ)に対処。
[備考]
※特に無し。

【♀08番:吉良一葉】
[状態]健康、恐怖
[装備]不明
[持物]基本支給品一式、不明支給品(1〜2)
[思考・行動]
0:死にたくない。
1:布施さんと行動。目の前の二人(尾上誠人、ミリア・クリスティーナ)に対処。
[備考]
※特に無し。
158 ◆ymCx/I3enU :2011/04/24(日) 23:57:57.50 ID:YveCp99P
投下終了です。久々の長文
159 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 00:11:46.93 ID:MHhS85sC
皆様投下乙です。
適当>>なのは…。残念です。
美女と野獣>>というより、進むスピード早すぎです。僕より遅く始まったロワなのにいつのまにか
       抜かされているし。僕も一応1日1作を心がけているんですがね。

まぁ投下します。
カオスな自己満足ロワ 19話:信頼できるヒト
登場人物:戯言遣い、哀川潤、桜庭音繰

はじめにいっておくけど遊びすぎた。
反省。
160 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 00:12:27.42 ID:MHhS85sC
 0

偶然の対義語は必然
必然の対義語は空前

 1

ぼくは、さっきの愛花ちゃんたちから逃げるようにマク・アヌに着いた。
すると奥の広場みたいな場所がなにやら騒がしかった。
だからといって特別興味もなかったので無視を決め込んでいたけど、
向こうの団体からこっちに近づいてきた。
というより、カオスゲートに向かっていた。
金髪のツインテールの少女に、
黒髪で琥珀色の瞳をしている少年に、
ヘッドフォンしている少年に、
紫がかって猫耳みたいになってる髪の持ち主の少女、
頭に温泉マークの入った手ぬぐいをした男に、
赤く、紅く、朱く、緋い、哀川さんがいた。
…え?
哀川さん?

「ん?おう。いーたんじゃねぇか」

哀川さんもぼくに気づいた。
すると一緒にいた方々もこっちに気づいた。

「こんにちは。哀川さん」
「潤だ。名字で呼ぶのは敵だけだ。ってついさっきもやったなぁ」

なんだか哀川さんはうんざりと言う。
いやいや、これは社交辞令化しているんだからさぁ。
そんな風な対応取られるとこっちも困るというか。

「そんな社交辞令、あってたまるか」
161 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 00:12:48.37 ID:MHhS85sC
「心読まないでください」

うん。何ていうかいつも通りだ。
今はまるで殺し合いしていないかのように。
何も無いように。
そんなことを考えていると金髪の女の子が話しかけてきた。

「ねぇ君。私たちと一緒に行動しない?」

本日2回目の勧誘。
まぁ、こっちも先ほどと同じなので断らせてもらおう。

「ちょっと無理だね。まだぼくはここで休んでいたいし」
「あらそう。なら仕方ないわね。じゃあ皆行きましょうか」

そう言って皆行くと思っていたら、

「あ〜。わりぃな。キサラギちゃん。あたしはいーたんと一緒にいるわ」

哀川さんはそう言った。
そうなるとは思っていたけど。
するとヘッドフォンの少年が

「えっ!?ちょっと待ってください。じゃあ俺も抜けます」

って言った。
なんだ哀川さん狙っているのか。希望が高すぎるぞ少年。

「変なこと考えるなよ。いーたん」

筒抜けってホント嫌だなぁ。

「じゃあ私たちは行くわね」

と言って、彼女たち4人は行った。

 2

「なるほど。パートナーだからネクくんは潤さんについているんだね」
「はい、そうです」

ネクくんが答える。
ふ〜ん。哀川さんをね。
大変そうだなぁ。
162 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 00:13:10.55 ID:MHhS85sC
それにしてもヘッドフォンか。ノイズくんみたいにならなきゃいいけど。

「おい。いーたん。これを見ろ!」

そんな情報交換中の中、哀川さんは買い物をしていた。
そして今帰ってきたみたいだ。
手に持っているのは――――メイド服。
メイド服。メイド服?…メイド服!?
しかも見た感じ哀川さんのサイズとは合っていないような…。

「フフフ。さぁ。可愛いいーたんにこの潤様が千賀てる子特製エプロンドレスをプレゼントだ」

きっと幻聴に違いない。
なんだか哀川さんがあのメイド服を着ろ。とか言ってる気がするが。
きっと気のせいなのだろう。
今度耳鼻科にでも行こうかな。

「おい。いーたん。無視してんじゃねぇよ。さっさと着ろ!」

違ったみたいだ。
ああ。ぼくの人生どこに向かわれるのですか?

「う、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

多分戯言遣い一生の中で最初で最後の大絶叫を挙げた。

 3

「フッ。やっぱあたしの目に狂いはねぇな。可愛いぜ。いーたん(ハート)」
「あ、あの似合っていると、お、思いますよ」

ネクくん。こういうときのそのセリフはいじめ以外何者でもないよ。
まさかメイドが好きだからって、ぼく自身がなるとは夢にも思わなかった。
思いたくなかったけど。
あと括弧ハートっていうな。

「まぁ。見た目はともかく、お前も知ってるだろ。
千賀てる子のエプロンドレスの特性ってやつをさ」
「ええ。確か対ロングレンジ用の加工がされているんでしたっけ」
「その通りだよ。よく覚えていたな。いーたん」
「まぁ。身をもって教えていただきましたしね」

そう。たしか4月、あの島で。

「ん?なんだ、ネクも欲しいのか」
「い、いえ。遠慮しておきます」
「いやいや。遠慮するなって。待ってろ。なんか買ってきてやる」

そういうがいなや哀川さんは走っていってしまった。
…つーか速すぎだろ。SPD何あるんだ。

「あ、あのいーさん」
「何?ネクくん」
「気持ちは分かりますよ」
「え?」
163 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 00:13:54.68 ID:MHhS85sC
「俺も、女の子にズボンのほつれを理由に脱がされたことありますし」

…なんか最近聞いたような理由だな。そういえばネクって名前もつい最近どっかで…。

「その上俺は、女子用制服やセーラー服、女性用の過激なサンタ服や入れ歯などいっぱいありますからね。もちろんメイド服も!」

徐々に怒りを混ぜた声色になる。
あ〜。どうしよう。かける言葉が見当たらない。
あれ?さっきまで何考えていたんだっけ?…まぁいいや。

「ネクにはこれを買ってきてやったぜ!」

手には―――女子用、スクール水着。
ご丁寧に胸のところには「さくらば」とひらがなで書いてあった。

「ネクくん。あれはあるかい?」
「無いで…す」

ぼくのこれが可愛く見えてきた。
というか、今度は完全に遊んでいるだろ。哀川さん。

「おいおい。いーたん。あたしがそんな腐女子系にみえるのか?」

だから心を読まないでほしい。
そして、今に限ってはそう見えます。

「だから甘いんだよいーたんは。これは聖凪高校のスク水でな、魔法の攻撃にめっぽう強いんだとよ」

だけど女子用である必要があるのか。

「そりゃあ。あれだろ。覆ってる範囲が広いからに決まってるだろ」
「……………………………………………」

ネクくんは口が開いたまま動かない。
その間に哀川さんはネクくんににじみより、着替えを開始した。
その目はとても楽しそうで何よりだった。

 4

スキル:章変えリセット。
着替えとかの内容は皆にお任せするとしよう。
164 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 00:14:13.87 ID:MHhS85sC
戯言だけどね。
さすがにスク水一枚は可哀相だったので、
その上から普通の服を着せてあげた。
ぼくは無理だけど。

「さてと。これからどうします?」
「そうだなぁ。1時間もそろそろ迫ってきてるしなぁ」

そう。先にいた哀川さんたちはそろそろ時間がやばいらしい。

「あの、いーさん」

ネクくんが話しかけてきた。

「何だい?」
「美咲四季。シキをどこかで見ませんでしたか?」
「えっ!?」

どこかで聞いた名だ。え〜と、確か…そう。そうだ!

「――!思い出した。そうそうネクに会ったら萌え立つ 渦越しの 碧野にいるから。
っていう伝言もらっていたんだっけ。シキちゃんから」
「えぇ!?早く言ってくださいよ!」
「うん?何だ。そんな急ぐ話なのか?」

哀川さんが聞く。

「ええ。まぁそれなりに」

ネクくんが答える。

「ふ〜ん。じゃあそこに行こうぜ。いーたん行くだろ?」
「ええ。じゃあまぁ」

また、同じ所か。少しめんどくさいな。

「じゃあ、行きましょうか」
「応」
165 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 00:17:18.43 ID:MHhS85sC
【1日目/早朝/水の都 マク・アヌ】
【戯言遣い@戯言シリーズ】
[状態]健康
[ステータス]
LV:10  HP:245/258 SP:47/47
ATK:32 DEF:36 SPD:14
[装備]対ロングレンジ用エプロンドレス@戯言シリーズ
[道具]支給品一式、いやしの水×5
[所持金]365
[思考]
基本:何もしない
1:哀川さんたちについていく

【哀川潤@戯言シリーズ】
[状態]健康
[ステータス]
LV:40 HP:921/921 SP:68/68
ATK:70 DEF:61 SPD:50
[装備]スタンガン
[道具]支給品一式
[所持金]21
[思考]
基本:主催者を倒す。
1:いーたんたちと行動
2:次に行こう

【桜庭音繰@すばらしきこのせかい】
[状態]健康
[ステータス]
LV:20 HP:430/430 SP:160/160
ATK:32 DEF:32 SPD:32
[装備]聖凪高校指定水着@エム×ゼロ、初心者バッチセット、(炎、剣、弾、缶、念、雷)
[道具]支給品一式、気魂×3
[所持金]247
[思考]
基本:生き残り、シキを救う
1:萌え立つ 渦越しの 碧野に行く


【千賀てる子のエプロンドレス@戯言シリーズ】
防弾加工がされており、その効果は落ちない。しかも軽く、蒸れない。

【聖凪高校指定水着@エム×ゼロ】
対魔法加工済み。透視はおろか魔法であれば火も通さない。
166 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 00:18:59.39 ID:MHhS85sC
以上。

最初にいったけど遊びすぎた。
ネクのスク水ははっきりいっていらなかった気がする。
というよりいらない。
しまったなぁ。
ちなみに次回からはちょっと時間が戻るよ。
167 ◆ymCx/I3enU :2011/04/25(月) 20:01:21.29 ID:dc+SQiln
投下乙です。スク水ktkr
では自分も投下します。美女と野獣 26:第一回放送(美女と野獣オリロワ)
登場:セイファート、ヴェルガー
168第一回放送(美女と野獣オリロワ) ◆ymCx/I3enU :2011/04/25(月) 20:02:14.07 ID:dc+SQiln
26:第一回放送(美女と野獣オリロワ)

『……こんにちわ皆さん、セイファートです。
どうですか? この殺し合いは? 結構楽しんでおられる方も多いみたいで。
普段エッチな事に励んでいる人達が…んっ…殺し合いと言う状況下でどういう行動を取るのか、
実に興味深いものがあります……ふぅ。

ではまず禁止エリアから。

午前9時より、エリアB-1、C-5、D-3、E-6、F-2の五つ!
もう一度、午前9時より、エリアB-1、C-5、D-3、E-6、F-2の五つ!

良く覚えておいて下さい。入ると首輪が作動しますよ。
首輪が爆発して死亡、なんて死に方はつまらな過ぎますからね。

では、最初の4時間の内に死亡した参加者の名前を発表します。♂♀番号順です。
一応、最初に見せしめになって頂いた川越さんも入れますね。

♂02番:荒巻眞一
♂04番:大平圭右
♂07番:クラレンス
♂08番:潮田栄敬
♂10番:伊達伸也
♂12番:遠山良平
♂15番:宮村学
♂16番:ユーリ
♀04番:オデッサ
♀06番:金杉舞子
♀07番:川越佳世
♀09番:セレーナ・ライプニッツ
♀15番:ルクレール
♀16番:ローネ

以上14人です。二人程、自害してしまった人も…んっ…ふぅ…いますが、ちゃんと殺し合ってくれているようで嬉しいです。

では残りの18人の方、ご健闘をお祈りします…次の放送は、正午です。生きていれば、また会いましょう…』

◆◆◆

「まさか…参加者達は夢にも思ってないでしょうね…私が、
放送している最中に、ヴェルガーと交尾結合してるなんて」

放送機器の前に立つオッドアイの美女、セイファートは全裸であった。
尻と尻を向かい合わせる形で、ヴェルガーは舌を垂らしハッ、ハッ、と息を荒げる。

「…しかしセイファート様…放送の途中途中、声が艶っぽくなってましたよ」
「まあそれは御愛嬌と言う事で…」


【残り18人】
169 ◆ymCx/I3enU :2011/04/25(月) 20:03:07.52 ID:dc+SQiln
投下終了です。
170 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/25(月) 22:09:20.79 ID:hHbXhyoD
投下乙です。
美女と野獣>放送通過おめです。放送中に何やってんだww
カオスな自己満足ロワ>ネクは知らないけどいーちゃんのメイド服姿考えてしまった。
では自分も投下。
マジで三話投下します。
DOL2nd29話 精神崩壊ゲーム
登場人物 キノピオ、大和田紋土、セレスティア・ルーデンベルク
171精神崩壊ゲーム ◆VxAX.uhVsM :2011/04/25(月) 22:10:12.32 ID:hHbXhyoD
29話 精神崩壊ゲーム

(もうそろそろ、ですわね)

動機の提示が終了し、キノピオが精神的疲労を抱えているタイミングでセレスはキノピオを自分の駒にしようと動き出した。
彼女の動機はあの学園生活で最初に見せられたものと同じだった。
使いまわし、と言えばそうなのだが。それも仕方がなかろう。
放送自体も驚くような内容もなかった。
動機の提示は精神の動揺を招く。
だからこそ彼女は今を選んだのだ。

「ねえ、そこの御方…少し時間をいただいてもいいですか?」
「……」
「あの…申し訳ありませんけど、何か言っていただけると…」
「……」
「……チッ」
「……」
「何か言えって言ってんだよ!分からねえのか!クソキノッ」

ダダダダダッ

という音とともにセレスの体に貫通した穴ができた。
そしてセレスは前に倒れた。

「ひ、はは、ひ、」

キノピオの精神は完全に崩壊した。
先ほどの動機はマリオと同じ、キノコ王国の崩壊だ。
心が折れかけていたキノピオにとっては、精神崩壊の決め手になったのだ。
キノピオは、リロードをしてふらふらの足取りでその場を去った。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「まだ死んではなかったか…よかった…」

大和田紋土は放送を聞いて安心した。
動機についてもセレスと同じで一度見せられたものだったためあまり動揺はしなかった。
早速誰かを殺そうと立ちあがった、が。

「ひや、はは、はは」

奇妙な、狂った笑い声が聞こえた。
紋土はすぐに笑い声がする方向を向いた。
振り返るとともに、紋土が感じたのは熱である。
そう、キノピオが、紋土に向かって撃ったのである。
172精神崩壊ゲーム ◆VxAX.uhVsM :2011/04/25(月) 22:14:02.43 ID:hHbXhyoD

「が、て、めぇ…ふざけやがってえええええええええええ!!!」

紋土の捨て身の一撃、持っていたツルハシを振り回すことは成功した。
キノピオの脳天を貫いたからだ。
ツルハシの先に脳天が刺さってもう動かなくなったキノコを見て、紋土はにやりと笑い、倒れて逝った。

最後に、彼に対してこう残した。

「すまねえ…守って、やれなかったな…」

【セレスティア・ルーデンベルク@ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生 死亡】
【キノピオ@マリオシリーズ 死亡】
【大和田紋土@ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生 死亡】
【残り 19人】



――――――――――――――――――――――――――――
投下終了です。
続けて投下。
30話 苦しい時でも、あきらめない
登場人物 阿良々木暦、クリス・レッドフィールド、上条当麻、大神さくら
173苦しい時でも、あきらめない ◆VxAX.uhVsM :2011/04/25(月) 22:14:51.00 ID:hHbXhyoD
30話 苦しい時でも、あきらめない


D-2の平野で僕たち四人は放送を聞き終わって、希望ヶ峰学園に向かう準備をしていた。
「動機」なるものを見せられて、雰囲気が悪くなったのは実のところはある。
でも、誰ひとり暴れ出したりすることはなかった。
もしこの中にそんな奴がいたら犠牲が出てしまっただろう。
(ありえないだろうが、大神さんが暴れ出したら全滅は免れないだろう)
そんなこんなで出発しよう、という時に北の方向から音がしたので振り向いてみると驚いた状況が。

城が崩れていた。

あそこで何があるかは知らないけど、今から向かっても遅いだろう。
行ったとしても何もないのかもしれない。

「いくぞ、アララギさっさとあのクマを殺しに行くぞ」
「あ、はい」

クリスさんは、相棒であったジルさんが死んでしまい、その上動機で今の相方であるシェバさんも人質に取られてしまったらしい。
上条君は同居人であるイン…デックスさん?だったか。が、消えてしまうという映像を流されたらしい。
大神さんは…分からない。話してくれないんだ。

「……さっさと行こうぜ、阿良々木さん」
「あ、ごめん上条君」

上条君も先ほどまで怒りに叫んでいたが大分落ち着いていた(落ち着いてるのか?)
でも、今後何か大きな敵が出てくるかもしれない。
でも、僕は命ある限り戦おう。
それが、僕のやることだ。だろう?忍野。

【一日目/黎明/D-2】
【阿良々木暦@化物語】
[状態]健康
[装備]メス
[所持品]基本支給品 「あんぱん」と大量に書かれた紙  メス×4 治療セット(中身は不明)
[思考・行動]
基本:脱出する、誰にも死んでほしくない。
1:クリスさん、大神さん、上条君と行動する。
2:戦場ヶ原…大丈夫だよな?
[備考]
※アニメ12話後からの参戦です。
※動機は「家族の安否不明、家の崩壊」です。
※回復力に規制はありません。
174苦しい時でも、あきらめない ◆VxAX.uhVsM :2011/04/25(月) 22:16:00.57 ID:hHbXhyoD
【クリス・レッドフィールド@BIOHAZARDシリーズ】
[状態]健康
[装備]ベレッタM92(15/15)
[所持品]基本支給品 ベレッタM92のマガジン(3) 治療セット(中身は不明)
[思考・行動]
基本:主催の打倒。
0ジル……すまない……
1:アララギ、サクラ、トウマと行動を共にする。
[備考]
※本編5のChapter2終了後からの参戦です。
※なぜか日本語がしゃべれます。
※動機は「シェバの安否不明」です。
【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本支給品 不明支給品1〜3(未確認)
[思考・行動]
基本:主催を絶対に倒す。
1:大神、阿良々木、クリスと行動する。
2:仲間との合流
[備考]
※天草式編終了後参戦です。
※動機は「インデックスの安否不明」です。
【大神さくら@ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本支給品 不明支給品1〜3(未確認)
[思考・行動]
基本:あいつは我が必ず倒す。
1:上条、阿良々木、クリスと行動。
2:苗木を探す。
3:他のメンバーは保留
[備考]
※Chapter4終了後の参戦です。
※動機に何が流されたかは不明です。




――――――――――――――――――――――――――
短いですが投下終了です。
31話 終わり、そして始まり、そして…
登場人物 青木林、青木百合
175終わり、そして始まり、そして… ◆VxAX.uhVsM :2011/04/25(月) 22:16:33.31 ID:hHbXhyoD
31話 終わり、そして始まり、そして…

「ついたな…」
「うん…」

青木兄妹は希望ヶ峰学園についていた。
入ると変な雰囲気が体を包んだ。
不思議に思いながらも中に進んで、捜索し始める。
百合は視聴覚室と保健室を探させて、自分はよく分からない扉を開いた。
そこには、ガチャポンがあった。

「……いい年こいてガチャポンはないよな…」

といいつつも、気になってしまうので、調べようとすると傍にコインが落ちていたのが見えた。
それを、恐る恐る入れて回す。

ガチャ…ガラガラガラ

ガポン!

という君のいい音とともに景品が出てきた。
それを取り出しふたを開けると



スイッチが入ってた。


「…押したらどっかーん…とかないよな…」
「なーんだ!見つけたのは君か!」
「っ!クマ…テメェ…!」
「オイオイ落ちつけよ!それよりいい知らせがあるんだよ!」
「………なんだ?」



「そのスイッチの正体、知りたくない?」


176終わり、そして始まり、そして… ◆VxAX.uhVsM :2011/04/25(月) 22:16:57.60 ID:hHbXhyoD
「…………」
「そのスイッチはね…緊急脱出スイッチ、好きな人の名前を言ってスイッチを押せば、この殺し合いから離脱させられるんだよ…」
「!!」
「ま、どうなるかはやってみてよ!」

そう言いモノクマは消えていなくなった。
自分の手にはスイッチが、これを使えば…本当に?
そう思っているとき、ドアが開いた。

「ねえ、お兄ちゃん、ちょっといい?」
「なんだ?」
「外で何か起きてるらしいんだけど…どうしよう…」
「…そうだな」

俺は覚悟を決める。
そして俺はこういった。



「なあ、百合、…青木百合…」
「ん?何?……え?」



驚く事に彼女は足元から透けていった。
百合の声はどんどん薄くなり、消えてしまった。


「……………」

その場には、俺が残っていて、百合はいなかった。
スイッチが分解されて中から紙が出てきた。そこには
177終わり、そして始まり、そして… ◆VxAX.uhVsM :2011/04/25(月) 22:17:22.11 ID:hHbXhyoD



『青木百合殿はこの殺し合いから離脱しました。』



「…よかった…のか?」


でも、これで安全になったのだ。
ひとまず、願いはかなったのだ。

「……誰かが来るまで、ここにいよう」



【青木百合@オリキャラ 離脱】
【残り 18人】

【一日目/黎明/D-4】
【青木林@オリキャラ】
[状態]ひとまず安心? 主催への怒り
[装備]なし
[所持品]基本支給品 不明支給品1〜3(未確認)
[思考・行動]
基本:誰も殺さないで、主催を殺す。
0:外の騒ぎが気になる。
1:絶対に主催を殺す。
[備考]
※DOLとは別系列の参戦です。


※青木百合は殺し合いから離脱しました。しかし、生還したかは不明です。
178 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/25(月) 22:17:57.73 ID:hHbXhyoD
投下終了です。
一気に減らした。
若干一名殺し合いから出たけど。
179 ◆ymCx/I3enU :2011/04/25(月) 23:04:47.44 ID:dc+SQiln
投下乙です。キノピオェ…
百合離脱したか、「離脱」であって「生還」かどうかは不明か、これからに期待

自分も投下します、美女と野獣 27:夢を飾り眠る
登場:浅井うらら、アーネスト、片山美咲
180夢を飾り眠る ◆ymCx/I3enU :2011/04/25(月) 23:05:34.61 ID:dc+SQiln
27:夢を飾り眠る

結局の所、浅井うららとアーネストは放送の直前まで激しく交わっていた。
疲労はしていたが、放送の情報は聞いておかなければならない。
特にうららは妹の安否が気になる故、竜の青年の種液を秘部から垂れ流した状態でも聞く。

そして放送が終わる。

「さららはまだ生きているみたいだけど、もう14人も死んでいるのね…」
「…殺し合う気になっている人は結構いるって事か」
「私達がセックスしている間にも…」
「……うららさん、そろそろ服着た方が……」
「そうだね」

シーツで秘部を拭き、脱ぎ捨てていた衣服を着始めるうらら。
禁止エリアは現在いるエリアE-2の北隣、エリアF-2が指定されているが、
近いが行く予定など無い。他の指定エリアも遠く、行く予定は無い場所ばかりのため、気にする必要は無さそうだ。

片山美咲も結局、放送の前に診察室内の二人を襲う事は出来なかった。
二人の行為を目にして自分も一人遊びに耽ってしまっていたためだ。
うららもアーネストもまだ、診察室のすぐ外にいる美咲には気付いていない。

(…すっかり遅くなったけど…放送も聞いたし…あの二人を殺すなら、今がチャンス…)

反動が強いM29マグナムから、恐らく反動が軽いと思われるイジェマッシMP-443自動拳銃に装備を切り替える。
そして二、三回深呼吸し、決行した。

診察室の中に突然押し入ってきた見知らぬ女性にうららとアーネストは驚く。
アーネストの方が一瞬早く、それに反応した。
考えるよりも前に身体が動き、美咲の持つ銃の銃口の先にいたうららを庇うかのようにその前に出た。

ダァン! ダァン! ダァン! ダァン! ダァン!

「ガァ…!」
「……! あ、アーネスト君!!」

竜にとって、9oパラベラム弾程度の弾丸なら食らっても、急所に当たらない限り致命傷になる事はまず無い。
しかし至近距離でアーネストが食らった9oパラベラム弾は、彼の柔らかい身体の前面部分から入り、
内臓を深刻なまでに引き裂いてしまっていた。
口から血を吐き、ガクッとアーネストは片膝を突く。

「ご……ノぉ」

手にしたチェーンソーを起動させるアーネスト。傷口から鮮血が噴き出し床を赤く染める。
ブオオオオオオッと轟音を鳴り響かせ刃を回転させるチェーンソーに美咲は気圧され思わずたじろいだ。
その時銃撃する手も止めてしまう。
181夢を飾り眠る ◆ymCx/I3enU :2011/04/25(月) 23:06:41.25 ID:dc+SQiln
「ガアアアアァァアアアァアアッ!!!」

咆哮をあげ、チェーンソーを構えて目の前の女性に突進するアーネスト。
そして唸るチェーンソーの刃は、美咲の首目掛けて振り下ろされた。

ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリッ

肉が引き裂かれミンチになるとても嫌な音と共に、血液と肉片が飛び散った。
美咲は痛みを感じる前に頸椎まで切断され、然程苦しみを感じる事も無く、悲鳴を上げる間も無く、絶命した。
やがて、ゴトリと、切断面がズタズタになった美咲の首が床に落ち、
美咲の身体が床に崩れ落ちた。診察室は血塗れになり、濃厚な血の臭いが漂い始める。
アーネストがチェーンソーのエンジンを止めた。

「あ…あああ……う…うぇ」

強烈過ぎる血の臭いと、一人の女性の凄惨な死に方はうららに吐き気を催させる。
しかし寸での所で戻すのを我慢し、うららはアーネストの元へ近寄った。

「あ、アーネスト君、だ、大丈夫…?」
「……うららさん、怪我、無いですか?」

掠れた声でアーネストが尋ねる。

「私は大丈夫、アーネスト君が庇ってくれたおかげで怪我はしてないよ」
「……そうですか……ゲホッ!! ……あ……」
「!!」

竜の青年が大量に吐血する。傷口からの出血も止まらない。
医療知識のあるうららにとって、アーネストの傷は早急に手当てが必要とされる事はすぐに分かった。
だが、今いる廃医院にはほとんど使える医療器具は残っていない。

「…うらら…サん……ざっぎ…は…ゴフッ……凄く…気持ち良カった、でず……。
し、死ヌ、前に……え、エッチ、で、でぎデ……本当に……よ、がッた」

床に仰向けに倒れた竜に必死に呼び掛けるうらら。

「ウ、うらら、ざン…ガハッ…ァ…………あ、ありがトウ゛、ご、ございま、シた」

だが、アーネストの命の火は、無情にも消えた。

「…アーネスト、君……」

自分を守って死んだ竜の青年の死体の傍で、うららは呆然と、その場に座り込んだまま静かに涙を流した。

【♀05番:片山美咲  死亡】
【♂01番:アーネスト  死亡】
【残り16人】

【午前/E-2廃医院一階】
【♀01番:浅井うらら】
[状態]健康、深い悲しみ
[装備]コルトローマン(6/6)
[持物]基本支給品一式、.357マグナム弾(18)、ワルサーカンプピストル(1/1)、26.6o榴弾(3)
[思考・行動]
0:殺し合いには乗らない。妹のさららを捜す。
1:アーネスト君…。
[備考]
※特に無し。
182 ◆ymCx/I3enU :2011/04/25(月) 23:08:33.20 ID:dc+SQiln
投下終了です。実際チェーンソーで人間の首って落とせるのかねぇ

あと、
「…うらら…サん……ざっぎ…は…ゴフッ……凄く…気持ち良カった、でず……。
し、死ヌ、前に……え、エッチ、で、でぎデ……本当に……よ、がッた」
の後に
「そんな…アーネスト君、しっかりして!」
を入れるのを忘れました、訂正しておきます
183 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 23:21:52.34 ID:MHhS85sC
投下乙です。
美女と野獣>>放送通過おめでとうございます。おい主催者!(笑)
DOL2ND>>キノピオが壊れた。…いや前からか。

では駄文投下します。
カオスな自己満足ロワ  20話:感染包囲
登場人物:羽川翼
184 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 23:22:20.04 ID:MHhS85sC
000

羽川翼。
私の名前です。
今から語られるのは私の物語。
ただ、私が語るわけではない。
その理由はもうすぐわかるだろうからあえて説明しないけど。
ただこの独白は今後できそうになるかどうか分からないから
今やってみようと思う。
阿良々木くんからは「本物」と称され、
戦場々原さんからは「化物」と称された私。
もちろん私としてはそんなつもりなんかないし、
ただの家庭が周りと違う「普通」の少女である。(自分でいうのも何だけど)
さてここで問題です。
なぜその私が「本物」と称されるのか。
答えは―――私が私でないからだと思う。
私の身に潜む「あの子」の所為。
いや、「所為」というのはとても失礼で、無責任だろう。
何せ私が全ての原因であるからだ。
「あの子」が生まれた原因。
私が「本物」に見えてしまう理由。
真の私が暴れる。
今宵も。
「あの子」が。
「あの子」、ブラック羽川と呼ばれた彼女が。
185 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 23:22:45.71 ID:MHhS85sC

001

「うにゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

暴れる。
ひたすら暴れる。
とにかくひたすら暴れる。
長く白い髪に三つ編み、ブラック羽川がここにいた。
ストレスを解消するために。
羽川のストレス。
それは何なのか。
ブラック羽川は分かっている。
だが今はどうすることもできない。
ここに目的はいないからだ。
何もできない…。

「にゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

グラフィックが崩れる。
ノイズが走る。
足場も壊れる。
モンスターも消えていく。
数字があふれていく。

エナジードレイン。
障り猫、ブラック羽川の特性。
それは世界の活力も吸い取っていった。
このエリアは崩壊のカウントダウンを始めていた。

「にゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
あの野郎はどこにゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

白き猫はエリアを走る。
186 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 23:23:10.97 ID:MHhS85sC
【1日目/黎明/選ばれし 禁断の 碧野】
【羽川翼@化物語】
[状態]健康、混乱?、ブラック羽川化
[ステータス]
LV:37 HP:251/754 SP:30/261
ATK:49 DEF:43 SPD:45
[装備]
[道具]
[所持金]0
[思考]
基本:主催者を倒す
1:ストレス解消する
[備考]
※つばさキャットの間のどっかからの参戦です
※支給品、所持金ともに捨ててます。今はもうエリア外に飲み込まれました
※能力者扱いです

※選ばれし 禁断の 碧野
推奨LV:32  雷属性   崩壊(大)
187 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/25(月) 23:24:05.45 ID:MHhS85sC
以上です。

エナジードレインの設定が…。
まぁ大目にみてくださいね。
188 ◆hNicfchrac :2011/04/25(月) 23:41:30.84 ID:5+8MuwEx
皆さん投下乙です
自分も投下行きたいと思います
適当ロワ6:人として軸がぶれている…ってレベルじゃねーぞ!
189 ◆hNicfchrac :2011/04/25(月) 23:42:26.01 ID:5+8MuwEx
出会った瞬間、二人の拳はぶつかり合った。
特に因縁があったわけでも、危険人物だと知っていたわけでもない。
答えは一つ、答えは単純。
野生の勘で感じたからだ。
こいつはやばい、と。
ぶつかり合った拳は衝撃波を発生させ、二人の体を吹き飛ばす。
しかし、吹き飛ばされた次の瞬間には、両社とも次の一撃の動作へと移っていた。
それから先は、嵐ともいうべき乱舞だった。
手と手が、足と足が、手と足が、足と手が、ぶつかり合うたびに衝撃を生む。
赤い女と、コートの男。
女はシニカルに、楽しそうに笑っているが、男はあくまで無表情。
それでも両者は拳を、足を、交え続ける。
戦いのボルテージは上がって行き、フィナーレへと達する。
最後の一撃。
それがぶつかり合った瞬間、
彼らは、空高く放り上げられた。
190 ◆hNicfchrac :2011/04/25(月) 23:43:38.30 ID:5+8MuwEx

コートについた汚れを軽く払いながら男―大尉は考える。
あの女は一体何なのだろうか。
制限とやらで弱体化したとはいえ、人狼である自分と同等のあの力。
それをくらって尚、立ち上がり続ける肉体。
あきらかに人間の範疇から逸脱している。
しかし、あの女からは吸血鬼の類の気配はしなかった。
もしあれが人間であるというのなら、人間をやめるしかなかった自分が馬鹿らしく思えてくる。
袋から取り出した名簿を見る。
その先頭にあるのは、少佐が殺したかった存在。
少佐が戦争を仕掛けた相手。
この場にそいつがいて、もし自分と同じく制限を受けているのなら、
あるいは、自分でも殺せるかもしれない。
立ち上がり、帽子を目深にかぶりなおす。
探そう。
探して、殺してみせよう。
戦争犬(ウォードッグ)の自分には、これくらいしかできないのだから。
こうして、死にたがりの戦争犬(ウォードッグ)は歩き出す。
伯爵を殺すために。
あるいは、殺され生き返り、もう一度殺されるために。
【B−2・町中/一日目・夜中】
【大尉@HELLSING】
[状態]ダメージ(中)
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考]基本:アーカードを探して殺す
1:島を周ってみる
2:アンデルセン、ウォルター、赤い髪の女は警戒
*参戦時期は死亡後
*制限に気づいています
191 ◆hNicfchrac :2011/04/25(月) 23:44:42.77 ID:5+8MuwEx
「いってーなおい。思わず吹っ飛ばされちまったよ」
一方、赤い髪の女―哀川潤は頭をかきながら背伸びをしていた。
その姿は、とても生身で飛ばされたなどとは想像できない。
人類最強は伊達ではない、ということだろうか。
「しっかし、アイツはなかなかいい線いってたな。つーか本当に人間かよありゃあ」
自分のことは棚に上げ、先ほどの男を好きかってに言う。
まあ、その男は人間ではないのだが。
「さーてと、じゃあいーたん探しを再開するとすっか」
そして、何事もなかったかのように歩き出した。
人類最強。やはり底が知れず。
【B−3・町中/一日目・夜中】
【哀川潤@戯言シリーズ】
[状態]ダメージ(中)
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考]基本:この殺し合いをぶち壊す
1:とりあえずいーたんを探す
2:一姫も探すか
3:コートの男とは再戦したい
4:零崎人識に会ったら今回は半殺しで許してやってもいい
*参戦時期はサイコロジカル〜ヒトクイマジカルの間
192 ◆hNicfchrac :2011/04/25(月) 23:46:28.74 ID:5+8MuwEx
投下終了
もう全部潤さんに任せればいい気がしてきた…
気が付いたらストックがなくなりかけてる現状です
ではまた
193 ◆ymCx/I3enU :2011/04/25(月) 23:53:44.16 ID:dc+SQiln
投下乙です。自分もば。美女と野獣28:ちょっと気になるあいつ
登場:中根玲奈

28:ちょっと気になるあいつ

平原にて、全裸の青髪美少女が放送を聞く。

「…何か、主催者の声が艶っぽいのは気のせいかしら…まあいいか…ここら辺は、
まだ禁止エリアにはならないみたいね……」

禁止エリアと指定時刻が書き込まれた地図を見ながら少女、中根玲奈が言う。
死亡者として呼ばれた名前の中には自分が最初に殺した男の名前が含まれていた。当然だが。
だが、先刻遭遇した石黒雅則なる男の名前は呼ばれなかった。

「あの人まだ生きてるのか…いや、だからどうって訳じゃないけれど……。
……さてと、放送も聞いたし……移動しようか」

コンパスとエリア表示機能付き懐中時計で方角と現在位置を確認しつつ、
玲奈は集落方面へ移動を始めた。

「全部で14人死亡…結構やる気になってる奴は多いのかしらね」



【午前/E-5平原】
【♀11番:中根玲奈】
[状態]健康、全裸
[装備]Cz75B(12/15)
[持物]基本支給品一式、Cz75予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:殺し合いに乗る。優勝を目指す。
1:寒いが問題は無い。セックスもしたいね。
2:石黒雅則は次に会ったら殺す。
[備考]
※衣服及び下着は引き裂かれF-4廃教会内に放棄しました。
※D-5方面へ向かっています。

投下終了です。
194 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/26(火) 20:41:39.61 ID:fVUl85tK
オリキャラがまとめられないので俺思ロワ打ち切って版権ロワやろうと思います。
本当に申し訳ありません。

【俺の好きな版権キャラでバトロワ】
【参加者】
【緋弾のアリア】
・神崎・H・アリア・遠山キンジ・星伽白雪・峰理子・遠山金一
【コープスパーティー】
・持田哲志・持田由香・中嶋直美・岸沼良樹・篠崎あゆみ
【ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】
・苗木誠・霧切響子・十神白夜・セレスティア・ルーデンベルク・江ノ島盾子
【ひぐらしのなく頃に】
・前原圭一・園崎詩音・鷹野三四・大石蔵人・赤坂衛
【デュラララ!!】
・紀田正臣・園原杏里・折原臨也・聖辺ルリ・門田京平
【CLANNAD】
・岡崎朋也・坂上智代・藤林杏・伊吹風子・古河秋生
【咲-saki-】
・宮永咲・原村和・天江衣・東横桃子・池田華菜
【VOCALOID 悪ノpシリーズ】
・鏡音リン(悪ノ娘)・バニカ・コンチータ・ヴェノマニア・KAITO(悪徳のジャッジメント)
・GUMI(最後のリボルバー)

【主催者】
・シャーロック・ホームズ@緋弾のアリア

続いて投下します
版権ロワ第一話:ようこそ絶望遊戯
登場:シャーロック・ホームズ、藤林涼
195 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/26(火) 21:25:09.07 ID:fVUl85tK
「ーーーーやあ、諸君。突然だが、私はシャーロック・ホームズというものでね」

暗闇の中。40名の参加者は口を塞がれ、壇上に注目していた。
シャーロックは不敵な笑みを讃え、両手を広げて言った。

「君たちにはこれから殺し合いをしてもらう。私の目的ーーーー緋弾のもう一人の後継者を作りだし、イ・ウーを保つために」

そして。気が狂いそうになるようなルールを説明した後。
シャーロックはおもむろに、一人の少女を指さした。

バァンッ

少女の首が宙を舞い。すべてが暗転した。

【藤林涼@CLANNAD】 死亡
【俺の好きな版権キャラでバトロワ 開幕】

      【残り30/30人】
196 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/26(火) 21:28:56.41 ID:fVUl85tK
投下終了です
投下します
版権ロワ第二話:緋色の誇り
登場:神崎・H・アリア、岸沼良樹
197 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/26(火) 22:14:30.96 ID:fVUl85tK
「そう。それじゃあ良樹は、篠崎って子を探しているのね」

a-2エリアに、緋弾の少女アリアと、岸沼良樹はいた。
軽めの情報交換を行い、シャーロック打倒へと動き出したのだ。
「ああ。神崎はキンジってやつを探してるんだな?ーーーーまったく、本当参るぜ。廃校監禁かと思ったら殺し合いかよ。」
岸沼良樹は廃校“天神小学校”に監禁され、委員長の篠崎あゆみと行動していたはず。
天神小を出られたのは嬉しいが、これでは意味がなかった。
「(待ってろよ、篠崎。絶対助けてやるからな)」

【一日目/深夜/a-2】
【神崎・H・アリア@緋弾のアリア】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本一式
[思考・行動]
基本:曾祖父様を倒す
1:キンジと篠崎あゆみを探す
※原作9巻、ヒルダ撃破後からの参戦です

【岸沼良樹@コープスパーティー】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本一式
[思考・行動]
基本:シャーロック打倒。
1:遠山キンジと篠崎を探す
※CHAPTER2、篠崎を男子トイレで正気に戻してからの参戦です





以上です
198 ◆ymCx/I3enU :2011/04/26(火) 22:20:24.70 ID:Cy17OBus
投下乙です。新ロワですか、コープスパーティーとな、頑張って下さい

投下します。美女と野獣オリ 29:痛みの数だけ強くなるとも限らない
登場:石黒雅則、浅井うらら
199痛みの数だけ強くなるとも限らない ◆ymCx/I3enU :2011/04/26(火) 22:23:06.44 ID:Cy17OBus
29:痛みの数だけ強くなるとも限らない

ジャッカル獣人の男が、廃墟の病院に足を踏み入れる。
放送で呼ばれた名前は最初に見せしめになった一人を含む14人。
先刻出会った中根玲奈なる全裸美少女の名前は呼ばれなかった。

男、石黒雅則は、診察室にて凄惨な現場に遭遇する。

「これは…!?」

首を切断された女性、胴体に銃撃されたと思しき穴がいくつも空き、血を流して死んでいる緑色の竜の、
二つの死体と、座り込んで呆然としている金髪ショートの白衣姿の女性がいた。

「おい、あんた…」
「……あ」
「あ…俺は石黒雅則。俺は殺し合う気は無い…信じて、くれるか?」
「……(コクリ)」

白衣の女性、浅井うららはこれまでに起こった事を、震えた声で雅則に話した。

「……大変、だったな」

その言葉が適切がどうかは分からなかったが、雅則はそう声を掛けるしか出来なかった。

「…うららさん、だったか。あんたもこの殺し合い、乗ってないんだろ?」
「ええ」
「…俺と一緒に行動しないか?」

雅則はうららに共に行動する事を提案する。
脱出する手段を探すためにと言うよりも、うららの事を放っておけないと言う雅則の気持ちが大きかった。
普段女を良く漁る彼だが流石に目の前の、惨殺を目にし、同行者に死なれたと言う悲劇惨劇を経験した
女性に対し行為を求める気にはなれない。嫌らしい気持ちは一切無い。

うららは首を切断された女性、片山美咲の持っていた銃器を回収する。
竜の青年、アーネストに持たせていたチェーンソーは雅則にも扱えそうにないので、放棄する事にした。

「…石黒さん、あの…」
「ん?」
「…犬の耳と尻尾を持った、中高生ぐらいの女の子見てませんか? 浅井さららって言って…私の妹なんです」
「……いや、すまないが見てない」
「そう……」

妹、さららの事が余計に心配になるうららだったが殺し合いが始まり第一回放送を聞いた後になっても、
未だ妹の安否は分からず。放送で名前は呼ばれなかったが、だからと言って今現在もさららが無事かどうかは分からない。
もしかしたら瀕死の重傷を負って辛うじて生きている、と言う状態かもしれないのだ。
200痛みの数だけ強くなるとも限らない ◆ymCx/I3enU :2011/04/26(火) 22:24:08.84 ID:Cy17OBus
「俺も捜そう。放送で名前を呼ばれなかったのなら、まだ望みはある」
「ありがとう…」

自分を守り命を落とした竜の青年の死体と、自分達を襲撃し竜の青年に返り討ちにされた女性の死体に、
それぞれシーツを被せる。野ざらしにするのは流石に忍び無いと思ったためだ。

「…石黒さん、怪我してるわね」
「ああ…襲われてな…撃たれた」
「…大した事は無さそうだけど…消毒して、包帯を巻いておくわ。多少包帯と消毒薬が残っているから」
「頼む」

うららは雅則の怪我の応急処置を始めた。


【午前/E-2廃医院一階診察室跡】
【♂03番:石黒雅則】
[状態]胴体に二発貫通銃創(命に別条無し、現在処置中)
[装備]マカロフPM(6/8)
[持物]基本支給品一式、マカロフPM予備マガジン(3)、日本刀「鬼姫」
[思考・行動]
0:殺し合いには乗らない。
1:うららに傷の手当てをして貰う。
[備考]
※中根玲奈が殺し合いに乗っている事を知りました。
※自分が参加者を一人殺害している事は話していません。

【♀01番:浅井うらら】
[状態]精神疲労(中)
[装備]コルトローマン(6/6)
[持物]基本支給品一式、.357マグナム弾(18)、ワルサーカンプピストル(1/1)、26.6o榴弾(3)、
S&WM29(5/6)、.44マグナム弾(12)、イジェマッシMP-443(10/17)、MP-443予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:殺し合いには乗らない。妹のさららを捜す。
1:石黒さんの手当てをする。
[備考]
※特に無し。


※E-2廃医院一階診察室跡にアーネスト、片山美咲の死体がシーツを被せられた状態で放置されています。
また、二人のデイパック(アーネスト:基本支給品一式、片山美咲:基本支給品一式、サバイバルナイフ)、
チェーンソー(バッテリー残り95%)が放置されています。
201 ◆ymCx/I3enU :2011/04/26(火) 22:26:15.81 ID:Cy17OBus
投下終了です。
202 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/26(火) 23:49:41.57 ID:L/HNkhSK
皆様投下乙です。
新規ロワですか。期待です。
しかし藤林椋はどこもこんな扱いなんですねw

では投下
カオスな自己満足ロワ  21話:堕ちていくのは…
登場人物:キサラギ、ヨシュア、サコ、佐野、杏
203 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/26(火) 23:50:15.04 ID:L/HNkhSK
いーたんという人と出会って数分。
潤さんと、ネクと別れて数分。
とあるエリアにて、予想通りキサラギが本性を現した。

 ◇

「ごめんなさい。サノ」

一番に狙ったのは、一番近くにいたサノ。
本名は佐野清一郎。殺し合いには乗っていないらしいけど
ここで死んでもらう。
私の為に。

「すっごく痛いよ」

私の剣がサノの身体を切り裂く。
感触が気持ち悪い。
そしてそんな感触とともに熱い液体が私に
盛大に当たった。
生命の証、血。
…ゲームなんだったらこういう演出は遠慮したいところなんだけど。

「―――な、なんや…」

サノが倒れ、そのまま黄色の何かが消していった。
次は、ヨシュア。
204 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/26(火) 23:50:52.14 ID:L/HNkhSK
…ってあれ?ヨシュアは?

「…サノ。間に合わなくってゴメン」
「――――っ!」

気がつくとヨシュアは私の背後にいた。
サコは―――ヨシュアの隣にいた。

「キサラギ…。なんでサノをころしたんだ!」

サコがなんか言ってる。
ああそうなの。てっきりサコは私と同じだと思っていたけど。
ていうかサコは私より酷いと思っていたけど。ユコもいるし。
――フフッ。

「おかしなこと聞くのね、サコ。何でってそんなの―――先生の為に、決まってるじゃない!!」
「せ、先生の?」
「そうよ。私はこのゲームに優勝して先生、できたらサコたちも生き返らす。それだけよ」

私は冷たく言い放つ。
そう、私は間違っていない。間違っていない。間違ってなんかいないんだから!!

「そんなの…まちがってる」
「何がよ!」
「そんなことでひとをころしていいりゆうにはならない!!!」

ブチン。
私の何かが切れた。
何かは知らない。
何に反応したかは分からない。
だけど!!

「サコっ!!あんたは許さない!!」
205 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/26(火) 23:51:17.52 ID:L/HNkhSK
私は振り向く。
そこからサコに剣を振りかざそうとした。
だけど私が見たものは、―――――。

 ◇

「アンタたち?さっきからドンパチやっているの」

上の方から女の子の声が聞こえる。
今すぐ振り向いて確認したい。
けれど。
動かない。身体が重い。
まるで重力が変えられたような感覚だ。
見た感じサコもにたような状況だった。

「見た感じ、アンタね。金髪のアンタ。アンタは殺し合いに乗っているの?」
「ええ、そうよ」

キサラギがそう言った刹那のことだった。

ブオオォン。

なんて荒々しい音が聞こえた。

「ブッ!」

そんなキサラギの間抜けな声が聞こえたのも同時だった。

チャキ

金属音がした。

「ねぇ、アンタ。あたしは優しいからアンタに選択肢をあげる」
206 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/26(火) 23:52:13.24 ID:L/HNkhSK
「……」

…………あれ。いつのまにか身体が軽くなっている。
そして起き上がってみるとそこには、
キサラギと、そのキサラギの首に三つ又の矛を当てている少女がいた。

「今すぐ殺し合いに乗るのをやめるか、今殺されるか。どっちがいい?」

その少女は僕に背を向けているので表情は分からなかったが、
その声に感情というものを感じなかった。

「………………………」
「いい加減答えなさいよ。あと5秒」
「………………………」

それでもキサラギは答えなかった。
きっとこれからも答えないと思う。
答えれないと思う。
そのぐらい、キサラギの顔は恐怖の色でいっぱいだった。
207 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/26(火) 23:52:49.51 ID:L/HNkhSK
「5」
「…」
「4」
「…」
「3」
「…」
「2」
「…」
「1」
「…」
「0。時間切れ」

すると少女は容赦無くキサラギの首を、刎ねた。

 ◇

目の前の子の血が溢れ出し、そのまま消えていった。
しかし人を殺すってのも気持ち悪いわね。
これであたしも人殺し…か。
なんかこうもっとスカッってするもんかと思ったらそんなこともないし、
何が楽しいのかしら。殺人って。

「キ、キサラギ?」

へぇ〜。キサラギっていうんだ。
……ごめんユコ。アンタの仲間を殺しちゃったみたいだわ。
怒らないでね。だってあの子に朋也が殺されたらって思うとねぇ。
そういえば、2人揃って囚人服だったてゆーことは、さっきひれ伏せた子もユコの仲間なのかしら。

「お、おまえ。よくもキサラギを!」

ああ。すぐ分かった。この子がサコね。
だってユコにそっくりだもん。
さすがにこの子は殺したくないわ。
退きますか。

「おい。きいてるのか!おまえ!」
「ああ、聞いてるわよサコさん」
「何であたしの名前を…」
「それは秘密ね。あなたはまだ知らなくていい事実なんだから」

そういってあたしはこの場を去った。
と思ったけどカオスゲートが案外近くにあったのでそれを使おう。

ブォォォォォォォォォォォォン。

そんな転送音をBGMにしてあたしは去る。
208 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/26(火) 23:53:21.81 ID:L/HNkhSK
【キサラギ@クリミナルガールズ:ログアウト(死亡)】
【佐野清一郎@うえきの法則:ログアウト(死亡)】

【1日目/早朝/水の都 マク・アヌ】
【藤林杏@CLANNAD】
[状態]精神疲労(大)
[ステータス]
LV:25 HP:451/587 SP:18/50
ATK:49 DEF:46 SPD:31
[装備]帝釈廻天@烈火の炎
   辞書セット@不明
[道具]支給品一式、快速のタスマリン×3
[所持金]872
[思考]
基本:主催者を倒す
1:朋也を探す。ついでに陽平と智代も。
209 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/26(火) 23:53:43.43 ID:L/HNkhSK

 ◇

「なんだあいつ!よくもキサラギを!」
「落ち着いてよ。サコ。
少なくても今は何もできないんだから。今から何するか決めておかなきゃ」

あれからサコが怒りっぱなしだ。
それも当然かもしれないけど。
それにサコが僕に協力してくれたのだってキサラギの改心のためであり、
殺すつもりなんてなかったはずだ。
これは落ち着くまで時間がかかるかもしれないな。

【1日目/早朝/隠されし 絶望の 碧野】
【ヨシュア・ブライト@空の軌跡】
[状態]健康
[ステータス]
LV:15 HP:491/509 SP:164/167
ATK:29 DEF:21 SPD:29
[装備]双剣
[道具]支給品一式、いやしの水×、快速のタスマリン×2
[所持金]162
[思考]
基本:参加者を守る
1:サコを宥める
2:エステルは無事かな?

【サコ@クリミナルガールズ】
[状態]怒り、混乱
[ステータス]
LV:8 HP:192/192 SP:85/85
ATK:26 DEF:21 SPD:14
[装備]グローブ
[道具]支給品一式、気魂
[所持金]140
[思考]
基本:対主催
1:…キサラギ
2:むらさきのやつは許さない
3:ユコは…?
[備考]
※4階クリア後からの参戦です
※おしおきは〜さわさわまで済んでいます
※能力者扱いです
210 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/26(火) 23:59:50.35 ID:L/HNkhSK
以上。

しかしあれですよ。
作品死亡者率がおかしい。
烈火、植木はいいとして、クリミナルガールズが死にすぎ。
結構好きなキャラばっかなんだけど。
一方戯言、クラナドが0。ed的にあいつは残したいけど、
う〜ん。考え直すかな
211 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/27(水) 15:54:09.58 ID:jQzJy9km
投下乙です。
投下します
版権ロワ第三話:吼えろ救世主
登場:赤坂衛、伊吹風子、ヴェノマニア
212 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/27(水) 16:20:00.62 ID:jQzJy9km
伊吹風子はただ、走っていた。
背後から追ってくる貴族風の男を撒くために。
「逃げないでくれよ。僕のハーレムに加えてやると言っているのに」
「嫌ですっ!最悪ですっ」
ーーーーー風子は支給品を探る。中からは金槌が出てきた。『モノクマ』と書かれているが、風子では扱えないだろう。
男は何も持ってはいないが、貴族のイメージとは違い足が速かった。
殺される。殺されなくとも、男は確実に風子を陵辱するだろう。
「うっ」
足元の石につまづく。男は風子を見おろし、
「さあ、捕まえたよーーーーがぁっ!?」

男の側頭部に、誰かの拳が当たり、男が吹き飛んだ。
男は昏倒していた。
風子を間一髪助けたのは、黒髪の男。端正な顔立ちと引き締まった肉体が目立つ。
「大丈夫かい?危なかったねーーーー私は赤坂衛という」
「……伊吹風子です。あの、助けてくれてありがとうございました!」
風子は赤坂に自己紹介をして、軽い情報交換を行った。
風子は岡崎朋也を、赤坂は前原圭一、園崎詩音、大石蔵人を探して、ひとまず協力を決定した。
「(私は刑事だ。なら、全て守る。そして、シャーロックというあのテロリストを必ず逮捕する!)」
“徹甲弾”と幽霊少女は行く。
213 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/27(水) 16:37:00.24 ID:jQzJy9km
【一日目/深夜/a-1】
【伊吹風子@CLANNAD】
[状態]疲労(大)
[装備]なし
[所持品]金槌、基本一式
[思考・行動]
基本:殺し合いには乗らない、誰も殺さない。
1:岡崎さんを探す
※結婚式後、消失してからの参戦です

【赤坂衛@ひぐらしのなく頃に】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本一式
[思考・行動]
基本:シャーロックを逮捕する
1:大石さんたちを探す
※祭囃し編終了後からの参戦です


男ーーーヴェノマニアは、忌々しげに辺りを見渡していた。
赤坂が加減したこともあり、ダメージは少なかったのだ。
彼は知らない。彼の悪魔の力、女性魅了が封じられていることを。

【ヴェノマニア@VOCALOID 悪ノp作品】
[状態]ダメージ(小)、めまい
[装備]なし
[所持品]基本一式
[思考・行動]
基本:ハーレムを作り(重要)優勝する。
1:伊吹風子と赤坂衛を殺す。
※悪魔の力「女性魅了」は封印されています
※力が使えると思っています





以上です
214 ◆ymCx/I3enU :2011/04/28(木) 19:24:12.25 ID:0JVloMEK
投下乙です。投下します。
美女と野獣 30:人生山あり谷あり奈落あり 登場:浅井さらら、滝沢晶子、能登和久、イヴ
215人生山あり谷あり奈落あり ◆ymCx/I3enU :2011/04/28(木) 19:25:23.61 ID:0JVloMEK
30:人生山あり谷あり奈落あり

姉のうららは少なくとも第一回放送時刻の時点では生きている。
犬耳少女浅井さららは微かな喜びを噛み締めた。
しかし同時に最初に見せしめで殺害された川越佳世を含め14人が死亡している事実に衝撃を受けた。
それは共に放送を聞いた二人、滝沢晶子と能登和久も同じである。

三人は食事を取り始めた。
腹が減っては戦は出来ぬと言う言葉があるように、どんな状況でも食事は取っておいた方が良い。

もっとも食べ物を味わう気は無く、ほとんど無口で口の中に詰め込んでいる状態。

(こんなに雰囲気的においしくないご飯は久し振りだわ……)

晶子がサンドイッチを頬張りながら思った。
和久は干し肉らしい物をかじりながら首輪の事について考える。

(どうにかして首輪手に入れたいけど…どうすれば良いだろ。
首輪、首輪…ああそう言えばこの前クラスメイトの高町から借りたエロゲまだ返してなかった…。
ここで俺が死んだら、あいつのエロゲはどうなるんだ…?)

しかし段々と違う事を考え始めるようになってしまった。

「うぐっ」
「! どうしたの滝沢さん」
「ちょ…ちょっとお腹痛い、トイレ行ってくる」

ここで晶子が急に便意を催し手洗い場へ向かった。
部屋には犬耳少女とハイエナ獣人の少年が残される。

「……」
「………」
「…………」
「……………」
「・−・−・−・・−・・−−・−・・−−・・・−−−(ナニカシャベレ)」
「−・−・・・・−・−・−・・・・・・・−・・・・・・−−−−・・・(キミカラドウゾ)」
「…能登君って、どこの学校通ってるの? 見た事無い制服だけど」
「俺は…」

和久が自分の通う学校の名前を言おうとしたその時。

ダダダダダダダダダッ!!

「!!」
「え…!?」

手洗い場の方から銃声が聞こえる。晶子も、ここにいる二人も持っていない機関銃の音。
それは第三者による襲撃を意味していた。さららと和久が手洗い場に向かう。
古びた木造扉に幾つか穴が空いていた。
216人生山あり谷あり奈落あり ◆ymCx/I3enU :2011/04/28(木) 19:27:37.48 ID:0JVloMEK
「滝沢さん! 滝沢っ……ああああ!!」
「…う、うわっ」

さららが便所の扉を開けると、ズルッと身体に穴の空いた晶子が通路に倒れてきた。
壁にも穴が空いていた。その向こうに僅かに見える外に動く影が一瞬。
外からの銃撃のようだった。

「滝沢さん…駄目、死んでる……」
「そ、それより早く逃げた方が良いんじゃねぇ!?」
「! 死んだんだよ! 人が目の前で一人死んだんだよ!! そんな言い方酷いよ!」
「い、いや…ごめん、でも」
「…まあ確かに逃げなきゃまずいってのは分かる」
「切り替え早いなー」

玄関――駐在所交番部分の方からガタガタと足音が聞こえる。襲撃者が侵入してきたようだ。
晶子の死体をそのままにしておくのは気が引けたが、
自分達まで死んでしまっては元も子も無い。二人は急いで荷物を取りに戻る。

桃色髪の全裸エルフ少女、イヴは廃屋と化した駐在所の住居部分、
便所に入っていた何者かを銃撃した後、駐在所交番部分から内部へと侵入した。

「!」

そしてデイパックを持って建物裏手へ逃げようとする二人を発見する。
その二人に手にしたIMIウージー短機関銃の銃口を向け、引き金を引いた。

ダダダッ!!

「弾切れ…!?」

しかしここでウージーの弾倉が空になる。
デイパックから予備の弾倉を取り出そうとしている間に、二人の姿を見失ってしまった。
悔しさのあまり渋い表情になるイヴだったが、先程銃撃した便所に向かうと、
一人の女性が死んでいたので満更無駄な攻撃でも無かったと知る。
ウージーの弾倉を交換し、空になった弾倉をデイパックの小さなポケットに突っ込んだ。

「…寒いなぁ…服欲しいけど…無いよねぇ…我慢しよ」

豊満な乳房を揺らしながらイヴは、部屋の古い畳の上に座る。

「…しばらくここにいようかな」

◆◆◆
217人生山あり谷あり奈落あり ◆ymCx/I3enU :2011/04/28(木) 19:29:36.83 ID:0JVloMEK
どれぐらい走っただろうか。
さららと和久は廃集落の中にいた。懐中時計を見るとエリアD-5と表示されている。

「はぁ、はぁ、はぁ……追ってきては、いないね……」
「ゼェ、ゼェ……」
「…エリアD-5なら…近くに学校があるみたい、行ってみようか」
「……ああ」

二人は廃校に向け歩き出した。


【♀10番:滝沢晶子  死亡】
【残り15人】


【午前/D-5廃集落】
【♀02番:浅井さらら】
[状態]健康
[装備]日本刀「梅雪」
[持物]基本支給品一式(食糧少量消費)
[思考・行動]
0:殺し合いはしない。姉(浅井うらら)、殺し合いに乗っていない人を捜す。
1:能登君と行動。廃校へ行ってみる。
[備考]
※D-4廃校へ向かっています。

【♂13番:能登和久】
[状態]健康
[装備]54式拳銃(8/8)
[持物]基本支給品一式(食糧少量消費)、54式拳銃予備マガジン(3)、ノートパソコン
[思考・行動]
0:殺し合いはしたくない。首輪を調べたいけど…。
1:さららさんと行動。
[備考]
※ノートパソコンには特別な機能は入っていないようですが、もしかしたらまだ何かあるかもしれません。しかし、無いかもしれません。
※D-4廃校へ向かっています。


【午前/D-6廃駐在所】
【♀03番:イヴ】
[状態]お尻に傷、全裸
[装備]IMIウージー(32/32)
[持物]基本支給品一式、IMIウージー予備マガジン(3)、シグザウエルP228(13/13)、
シグザウエルP228予備マガジン(3)、コルトガバメント(7/7)、コルトガバメント予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:殺し合いに乗る。優勝を目指す。
1:しばらく駐在所待機。
[備考]
※特に無し。


※D-6廃駐在所に滝沢晶子の死体及び所持品が放置されています。
218 ◆ymCx/I3enU :2011/04/28(木) 19:30:45.92 ID:0JVloMEK
投下終了です。
219 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/28(木) 21:17:01.11 ID:lzeGZ4F1
投下乙です。
カオスな自己満足>クリミナルガールズ、どんなゲームかを調べてみた。…ちょっと買ってきます。
版権ロワ>いい遅れましたけど、新ロワ乙です。そして安定の赤坂
美女と野獣>全裸で駐在所とか、なにかあれだね、…うん、あれだね
では自分も投下します。
32話 とある悪魔の一方通行
登場人物 流野里子、八九寺真宵、不二崎千尋、ウィル・レベッカ、一方通行
220とある悪魔の一方通行 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/28(木) 21:17:34.22 ID:lzeGZ4F1
32話 とある悪魔の一方通行

時間は丁度早朝に変わったころ。
一方通行は巨大な学園を前にしていた。
ベクトル変換の時間制限の解除を確認して、乗りこもうとしたその時。

「あ、そこの人!」

声がかかった。
一方通行は口をゆがませ声がした方向を向いた。
そこには20前後の女と小学生の女がいた。

「よかった…人がいたんだ…私、流野里子っていうんだけ、」

ガン!

音とともに里子の頭は胴体から離れていた。
隣にいた八九寺の顔には、隣の先ほどまで生きていた人間の血を浴びた。

「ひ…きゃあああああああああああああああああ!!!」
「うるせェんだよォ!」

一方通行が八九寺を殴り、希望ヶ峰学園の壁に激突させる。
体の所々の骨が折れていて、まともに見ていられない死体となった。

「…三下が」

一方通行は勝ち誇ったように、死体の前に立っていた。
その後すぐに、希望ヶ峰学園に向かおうとした。が

バン!

という音で、一方通行の体に血が流れ始めた。
ベクトル変換が使えない彼に、容赦なく銃弾は襲った。

「ガ、…デ、メェ……」
「はん、人を殺した奴がなにを言ってるんだか、まあ私が言えないけど」
「れ、レベッカさん…なんでこんな事を…」
「は?こいつは殺人者よ?放っておく方が危険だわ」
「で、でもぉ…」

ウィル・レベッカと不二崎千尋、二人は先ほどあって、同行し始めた中だ。
倒れている一方通行に対して、レベッカは容赦ない声をかける。


「ふん、三下だか何だか言ってるけど、私からしたらあんたの方が三下よ、三下」






バン!




221とある悪魔の一方通行 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/28(木) 21:17:59.49 ID:lzeGZ4F1
「……」
「え……?あんた、一体何を…?」

状況を簡単にまとめよう、不二崎千尋が殺されていて、自分も瀕死状態。
一方通行には、黒い翼が生えている。

「iwahs6hんgb殺すjsihd」
「ひ…助け…」




グシャァ!




☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「あァ…クソ、がァ…」

一方通行は黒い翼も消えて、死ぬ寸前になっていた。
失った血は帰ってくる事はなく、意識も薄れていた。

「俺……はァ…………」

ここに、学園都市の超能力者第一位は、死んでいった。

【流野里子@オリキャラ 死亡】
【八九寺真宵@化物語 死亡】
【不二崎千尋@ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生 死亡】
【ウィル・レベッカ@オリキャラ 死亡】
【一方通行@とある魔術の禁書目録 死亡】
【残り 13人】
222 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/28(木) 21:19:40.85 ID:lzeGZ4F1
反省点。
一方さんの黒い翼の喋り方が詳しく分からない。
あと、一気に減らした。
では続いて投下
33話 超高校級の希望が残した希望
登場人物 ひろし、苗木誠、博麗霊夢、戦場ヶ原ひたぎ
223超高校級の希望が残した希望 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/28(木) 21:20:13.89 ID:lzeGZ4F1
33話 超高校級の希望が残した希望


「行こう、戦場ヶ原サン」
「……分かったわ」

放送が終わって、教会を調べた二人は希望ヶ峰学園に向かう事にした。
若干空の色が明るくなっていた。
外の空気は冷たく、心地が良かった。
こんなときは、何もない訳が無い。
こんな感じの時はいやな事が起こる。そんな考えがあった。

「あら、また会ったわね」

その声とともに僕は叫んだ。
逃げろ、と。
彼女も驚いてはいた。僕がこんな風に怒鳴ったのは初めてだから。
しかし、彼女も分かったと言わんばかりに、走り去って行った。

「あら、そんなことで私が見逃すと思ってるの?」
「うん、無理だろうね…でも」

僕は口を開く。

「時間稼ぎくらいは、出来るんだよ」

超高校生の希望と言われてようが、頭は並、力はない。
ちょっと前向きなのが取り柄の僕がやれる唯一の手が、時間を稼ぐことだ。

「まずは…」

僕は走り出した。
B-4の方向に……。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆
224超高校級の希望が残した希望 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/28(木) 21:20:37.03 ID:lzeGZ4F1


「……」

少年、ひろしはこの世に絶望した。
一時間ただ空だけを見ていた。
友達は二人とも死んで、頼りになった人は殺されて。
もう、なにも希望はなかった。
デイパックの中に入っていた、カッターナイフに手が伸びた。
それを、自分の首にあて、そして、少年は



この世から、姿を消した。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「あら、もう手詰まり?」
「………」

そこは、B-3とB-4の間。
もう苗木に、逃げるという選択肢はなかった。
霊夢は、手にグラディウスを持っていた。
さきほど、一人の少年の心臓を刺した剣である。

「じゃあ、死になさい」

霊夢は走って苗木を刺そうとする。
苗木は動かない。
そして、苗木が刺されそうになる寸前。

彼は動いた。

その突進をよけて、首をつかんでB-4エリアに倒れこむ。
B-4エリアに入りこむ…という事は。



『首輪、爆発10秒前』



「くそ!あんた!どきなさい!」
225超高校級の希望が残した希望 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/28(木) 21:21:17.47 ID:lzeGZ4F1
「どく訳ないだろう?」
「くそ……!」

状況は、簡単に言うとマウントポジションという奴だ。
手を足で動かないようにして、首を右手でつかんでいた。

『5』

「……ごめんね、霧切さん……僕は希望にはなれなかったよ」
「でも、僕は…」

『3』
『2』
『1』

「これで、よかったんだよね?」

『0』


その場には、二つの爆発音が響いた。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「!!」

戦場ヶ原ひたぎは足を止めた。
元いた場所から聞こえた爆発音に。
その音を聞いて、若干悲しそうな顔をしたが、彼女は走り始めた。

『希望』が残した、希望として。

【ひろし@青鬼 死亡】
【博麗霊夢@東方project 死亡】
【苗木誠@ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生 死亡】
【残り 10人】

【一日目/早朝/C-3】
【戦場ヶ原ひたぎ@化物語】
[状態]走ったことによる疲労(中)
[装備]果物ナイフ
[所持品]基本支給品 不明支給品(0〜2)
[思考・行動]
基本:阿良々木暦、神原駿河と合流して脱出する。
0:苗木君…ごめんね…。
1:苗木君と決めたとうり、希望ヶ峰学園に向かう。
[備考]
※つばさキャット終了後からの参戦です。
226 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/28(木) 21:22:07.37 ID:lzeGZ4F1
投下終了です。
ひろしの扱いがひどい、あと苗木君があれだけど、クリア後だからいいか。
227 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 22:01:58.06 ID:BjgJxMO1
投下開始します
適当ロワ7:ドSは続くよ何処までも
228 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 22:03:01.63 ID:BjgJxMO1
「ったく、とんでもないモンに巻き込まれちまったねい」
森の中、ボリボリと頭を掻きながら真選組一番隊隊長、沖田総悟は呟いた。
「どうせなら、土方のヤローもついでに参加せてくれてりゃあ、どさくさに紛れて殺せたっていうのによお」
冗談1、本気9ぐらいの割合で愚痴ってみるが、当然そんなことをしても意味はない。
「とりあえず、桂は見つけ次第しょっ引いて、河上のほうは切り捨てとくか」
とりあえずの行動方針を決めた沖田は、名簿をしまい支給品の確認へと移る。
できれば刀かバズーカがほしかったが、出てきたのは数個の火薬玉と自動小銃。
当たりと言えば当たりだろうが、使い慣れていない武器にやや不安も残る。
「チッ」
舌打ちし、もう入っていないのかと思った時、袋の奥にきらりと光る物体を見つける。
「なんでい、こりゃあ」
それは、ピンク色の宝石のようなものだった。
「使えそうにねえな」
外れ支給品かと思い、どこかへ放り投げようとした時だった。
『ここは…どこでしょうか?』
玉から、声がした。
突然の声に一瞬驚く沖田だが、すぐに平静を取り戻す。
大方、天人(あまんと)の技術の使われた機械(からくり)の類だと判断する。
229 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 22:04:08.97 ID:BjgJxMO1
「おい、テメーはなんだ」
『私の名前はレイジングハートです。あなたの名前と現在地を教えて頂けないでしょうか』
沖田の質問に正直に答えるレイジングハート。
しかし、
「外国語たあ…まいっちまったねい」
沖田はお世辞にも学があるわけではない。
英語も、ハローやサンキュー程度ならわかるが、会話となるとさっぱりだ。
英語に似たミッドチルダ語も当然、あまり理解できない。
レイジングハートという名前はなんとか分かったが、このままでは会話の成立は難しそうである。
『申し訳ありません。わかりません…か?』
「これじゃ話し相手にもなりゃし…いや」
沖田がいびつな笑みを浮かべる。
そう。確かに言葉はわからない。
しかし、逆に言えばだ。
言葉がわからないことを理由にいくらでもいじめようがあるということ―!
そうと決まれば話は早い。
沖田はレイジングハートとつながった紐―本来は首にかけるための物だろう―をつかむ。
『―?いったい何を―』
する気ですか?―それを最後まで言うことはできなかった。
沖田が、つかんだ紐をブンブンと振り回し始めた。
当然、それに繋がっているレイジングハートも振り回される。
『NO!やめてください!振り回さないでください!』
「あーあー、外国語だからわかんなーい(棒読み)」
言ってるであろうことは予想できるが、あえてそれを無視して沖田は振り回し続ける。
もちろん、ただおもしろいからという理由で振り回しているわけではない。
これの出す声(というよりもはや悲鳴)を聞いて、他の参加者が近づいてくるかもしれない。
危険人物の可能性もあるが、悲鳴を聞いて駆けつけるのは十中八九お人よし―つまりは殺し合いに乗らない人間だろう。
230 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 22:06:05.47 ID:BjgJxMO1
例え危険人物でも、よっぽどでない限り撃退する自信もある。
つまりは、これはお楽しみと他者との接触率アップが同時に行える画期的な方法なのだ。
『NOOOOOOO!!』
「あーあー、聞こえなーい」
…やられる方は、たまったものではないが。

【C−7・森/一日目・夜中】
【沖田総悟@銀魂】
[状態]健康
[装備]M4カービン(30/30)@現実、レイジングハート・エクセリオン(6/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]基本支給品、M4カービン用予備弾倉×2、炸裂弾「灰かぶり(シンデレラ)」×6@めだかボックス
[思考]基本:殺し合いには消極的。ただし、襲ってくるなら容赦なし
1:もっとこれ(レイジングハート)振り回す速度上げましょうかねい
2:声を聞いてやってきた者と接触する
3:桂は見つけ次第逮捕、河上は切り捨てる
4:刀がほしい
5:旦那たちは…勝手に何とかしてんでしょう
*レイジングハートの思考
1:やめてください!
2:状況を把握したい
*C−7にレイジングハート・エクセリオンの悲鳴が響いています

【M4カービン@現実】
沖田総悟に支給。アメリカ軍で使用されている、軍用自動小銃。今回は予備弾倉二つをつけて支給。
【炸裂弾「灰かぶり(シンデレラ)」@めだかボックス】
沖田総悟に支給。箱庭学園の2年13組、風紀委員長の雲仙冥利の使う武具の一つ。老朽化した壁ならひとつで破壊できるほどの威力を持つ火薬玉。
今回は半ダースセットで支給。
【レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
沖田総悟に支給。スターズ01、高町なのはの使用するインテリジェントデバイス。
231 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 22:07:21.91 ID:BjgJxMO1
投下終了
なんか銀さんの行動に苦労するスバルといい、速攻で破壊されたレヴァンテインといい、一話退場したなのはさんといい、今回のレイジングハートといい、
なのはキャラは不幸な目に合うジンクスができ始めてますねえ
まあ自分の責任なんですが
出来上がり次第次の話投下します
ではまた
232 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/28(木) 22:18:51.71 ID:OVrx7ept
投下乙です。
美女と野獣>よくオリ把握できますね。自分には無理だ
DOL2nd>一方さーん!
適当ロワ>沖田www
投下します
版権ロワ第四話:呪いを掲げた悪しき神様
登場:峰理子、折原臨也
233 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/28(木) 22:34:29.28 ID:OVrx7ept
怪盗、アルセーヌ・ルパンと言えば知らないものはいないだろう。
主催者のシャーロッククラスの知名度はある。
新宿の情報屋と言えば、池袋の闇に触れた人間で知らない者はいないだろう。
そんな二人が、不気味な廃団地に揃っていた。

「んー。ということは理子ちゃんは怪盗の子孫なわけだ。ーーーーこれはあのシャーロックも本物なのかもねえ。ははは、すごいことだ」
「イザさんって腹黒いでしょ。見たら分かったよおっ」
峰理子は、シャーロック撃破のために結託を考えていた。いくら彼女でも、彼の相手は手に余る。
折原臨也と情報交換をし、共に行動しようと提案すると、臨也は快く承諾してくれた。
確かに理子の判断は正しい。
折原臨也は人を引き込むカリスマだ。殺し合いに乗っていたとしても、彼なら仲間に引き入れてくれそうなほど。

しかし。彼は人間を“駒”としか見ていない歪んだ思想家なのだ。

「理子ちゃんってさ、暗号解読とかできる?俺の支給品さあ、まったく読めないんだけど」
臨也は数枚の紙を持っていた。支給品としてはあまりに異質。殺し合いには役にたたなそうだ。
「イザさんって馬鹿?こんなのふつうの文章だよ。ただ………気味悪いね。」
234 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/28(木) 22:51:23.35 ID:OVrx7ept
手記だった。かなりの極限状態だったのか、筆跡は荒い。
理子は眉を潜めた。
怪盗の子孫として、こんなものは見飽きたのだが。これは何か決定的に気持ちが悪い。先を見てはいけない。そう思えた。
理子はそれでも、意地で最後の一枚を読む。

「ぎ、っ。ギャアアアアアアアアアアアアアッ!?」

頭の中に何かが入ってくる。精神が蝕まれ、視界が大きく揺れる。
醜い悲鳴をあげる理子の顔を軽く蹴りとばし、臨也は笑っていた。
「て、めぇーーーーーー!騙し、やが…」
「おしっこ漏らしながら言われても困っちゃうなあ。君が悪いよ?怪しいもの読むから」
理子は失禁し、ブブブッ、という放屁とともに脱糞。
臨也は精神が完全に崩壊した理子に支給品のアサルトライフルを突きつける。
バラララ、と音がなり、理子の可愛らしい唇が吹き飛び、処置がところどころにある歯が飛び散り、喉が裂けて理子を絶命させる。
犠牲者の手記。
天神小学校に閉じこめられた者が書いた五枚の手記。
最後の一枚を読むと精神が崩壊し、自害などに走る。
峰理子と出会ったときから、臨也は実験台にしようと決めていたのである。
「楽しいなあ。愉快な人間の顔が見られる!ああ、素晴らしい」
235 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/28(木) 22:59:49.94 ID:OVrx7ept
折原臨也は笑い続ける。
足元の死体には目もくれず、手記を握りしめて。

【一日目/深夜/b-3】
【折原臨也@デュラララ!!】
[状態]高揚感
[装備]なし
[所持品]アサルトライフル、犠牲者の手記@コープスパーティ
[思考・行動]
基本:あまり目立たずに優勝する。
1:犠牲者の手記は有効活用しよう
2:楽しいなあ。
※原作九巻終了後からの参戦です
※手記は四枚目まで読みました

【峰理子@緋弾のアリア】   死亡確認
【残り39/40人】



投下終了です
236 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/28(木) 23:10:31.47 ID:RA+fTNZQ
皆様投下乙です。
丸一日一作も投下されてないなぁと思って来てみたら、
すごくいっぱい更新してる!すごいや。

では僕も投下します。
カオスな自己満足ロワ  22話:彼女の本気
登場人物:坂上智代
237 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/28(木) 23:11:05.01 ID:RA+fTNZQ
穏やかな時間。
静かなる空間。
凛とした人間。
聞こえはとてもいいだろう三拍子。
しかし彼女、坂上智代は何もすることが無く
ぼんやりと佇んでいただけである。
それどもそれなりな格好に見えるのだから、世の中不思議なものだ。
さて少し話は逸れたが別に彼女は目的も無く過ごしている訳ではなかった。
彼女の目先の目標は朋也を探すこと。ついでに春原と一緒に草野球をやった杏を探す。
しかしここにはいなかったようで、暇という暇を持て余していた。
いや、これは言い過ぎだ。
彼女は彼女で悩みの種があった。
手には何やら液体の入った小瓶。そこには『騎士化薬G‐key3』と書かれていた。
これは彼女がマク・アヌで買ったわけではない。
ある奴からもらったものである。
実をいうとマク・アヌで九澄からもらっていた。
何やら買ってみたはいいが女性専用で困っていたとのことらしい。
わたした後ほぼ何も智代に渡し
九澄はそのまま退散してしまったので、これをどうしようか真剣に悩んでいた。

「ふむ。きっとあれだろう。これは飲んで使うんだろう」

当たり前の答えを導き出した。
いや、これは見ず知らずの人からほぼ何も聞かずもらってしまったのだから
238 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/28(木) 23:11:33.45 ID:RA+fTNZQ
この反応が案外正解かもしれない。
しかし彼女はというと

「見たところさっきの奴は、悪意というものを感じなかったし
どんなものかは知らないが、物は試しだ。飲んでみるか」

そういって彼女は飲んでしまった。

「ん!んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!」

彼女が光に包まれた。

 ◇

光が消え、
彼女が姿を現す。
―――が、その姿は以前の彼女とものと大きく異なっていた。
一言でいうならば、モンクといったところか。
しかしその姿は普通のモンクではありえないぐらい、エロい。
具体的にいうのであれば、某最後の幻想7の女格闘家を更に過激にした感じ。
胸元が大きく開かれた、お腹は大胆に出している黒きキャミソールのような服に
もはやブルマのようになってしまっているほど丈の無い黒きホットパンツ。
そして、手首から肘にかけて、そして足首から膝にかけての白銀の甲冑。
はっきりいってこの姿は言語化できないほど過激であった。
しかしその姿は見る者全ては彼女の魅力に惚れ惚れさせれるような姿でもあった。

「なっ!なんだこれは」

さすがの智代もこの姿には驚愕の念しかでてこなかった。
239 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/28(木) 23:14:10.93 ID:RA+fTNZQ
しかしそれ以上に大事な自身の変化に気づいていった。

「それにしても異様なまでに力が湧いてくるな。さっきの薬品の影響か?」

そう、これは別に単なるコスプレ用品でもなければ、変態御用達の道具でもない。
これは、「良い子」にのみ使うことを許された自身の能力を飛躍的に上げる薬品。
しかし「悪い子」が使ってしまうとそれは死にいたってしまうというある意味諸刃の剣である。
それでも彼女は成功した。この事実は彼女、坂上智代は「良い子」だという証拠だ。

「しかしあれだ。この服は女の子らしいな。うん素晴らしい結構気に入ったぞ」

…良い子、坂上智代。
彼女は今も佇んでいる。

【1日目/早朝/隠されし 渦越しの 聖域】
【坂上智代@CLANNAD】
[状態]健康、騎士化、
[ステータス]
LV:20 HP:625/625 SP:53/53
ATK:54 DEF:45 SPD:35
[装備]
[道具]支給品一式、空瓶、快速のタスマリン×4
[所持金]459
[思考]
基本:生き残る
1:朋也たちを探そう
[備考]
※草野球END(ゲーム版)からの参戦です
※騎士化はステータスを大幅に増大させています
※無能力者扱いです

【騎士化薬@クリミナルガールズ】
女性のみ服用可能。
良い子:能力が大幅増大。姿が変わる
悪い子:悶え苦しみながら死ぬ
240 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/28(木) 23:15:47.83 ID:RA+fTNZQ
以上。

ミス,チート坂上智代!
哀川さんよりスペック高くなった!凄い!
…はい。だんだんカオスになっていく。
241 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 23:22:17.39 ID:BjgJxMO1
投下乙です
版権ロワ>まさに非道!
自己満足>…敵対したくないなら『潤さん』と呼びなさい
自分も投下行きます
適当ロワ8:八神はやての災難
242 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 23:23:16.89 ID:BjgJxMO1
「ほんまに…大変なことに巻き込まれてしもうたなあ…」
真っ暗な森の中で、八神はやてはぽつりと呟いた。
名簿を確認し、自分の親友兼部下とその教え子の名前を確認した彼女は、自らの方針について考えていた。
「五人の中で生き残れる可能性が一番低いのは私や。うん、これだけは言える」
はやての戦闘スタイルは遠方からの広域殲滅魔法による殲滅戦。規模的に近〜中距離が主な戦闘になるであろうこの殺し合いでは、圧倒的に不利となる。
おまけに魔力の高速、並列処理も苦手だ。それでは魔法を使用する=狙ってくださいと言っているようなものだ。
「せやかて殴り合いなんてしたって勝てるはずもないし…あかん、完全に手詰まりや」
後は、支給品に頼るほかないだろう。しかし、
「こんなもん、どうやって振り回せっちゅうねん」
彼女の支給品、それは巨大な狼牙棒だった。
彼女の身の丈の軽く倍の長さはあるそれは、とても彼女の細腕では扱えそうになかった。
「スバルやったら振り回せるんやろうけど…はあ」
ちなみに、もう一つ支給品があったのだが、それはなんと刀身も鞘もない、柄だけの刀。
扱うどころか、使いようなど皆無だった。
「こんなもんで殺し合いなんかできるか。ほんまにさせる気あるんかいな」
結局のところ。
はやてが生き残るのに最も賢い手段は、戦わないことなのだ。
「他のみんなが戦っとるであろう状況で、力になれないなんて残念やなあ」
243 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 23:24:18.52 ID:BjgJxMO1
きっと、他の四人は大ショッカーを逮捕するため、もしくは弱者を守るため、戦っているのだろう。
普段と似ているが、それは全く違う意味を持つ。
戦わないのと、戦えないのでは、意味が違うのだ。
しかし、できないものを悔いても仕方がない。
「くよくよしてても何にもならん。部隊長はしっかりせんとな」
とりあえず、誰かと合流してから改めて自分にできることを考えよう、とはやては思う。
その時だった。

ガサリ

草の踏まれる音。はやてのものではない。
ならば、答えは一つ。
振り返ると、一人の青年が立っていた。
歳は、だいたいはやてと同じくらいだろう。十代終わりの顔立ちは、自分と似通った部分を感じる。
背丈は小柄で、下手をすればはやてと同じくらいだろう。
女性としてもかなり小柄なはやてと同じとなると、男性としてはちょっとした問題だ。
しかし、目を引くのはそこではなかった。
まず、顔には奇妙な模様の刺青がある。
さらには、右耳には三連ピアス、左耳にはなぜか携帯ストラップをぶら下げている。
髪は白髪まだらに染め、独特のファッション性を強調している。
そして、手には一本の細長い『何か』を持っている。
見るからに『怪しい』人物だった。
と、じっくり観察したのもつかの間。
青年が、はやてに向かって駆けた。
「なっ!?」
突然のことに驚くが、はやては目の前の青年を殺し合いに『乗った』人物として対処することにした。
青年が『何か』を一閃する。無駄のない、慣れた手つきだ。
しかし、はやても管理局員としてそれなりの訓練は積んでいる。大きく体をのけ反り、その一閃をかわす。
244 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 23:25:36.46 ID:BjgJxMO1
が、どうやらそれはブラフだったようだ。
青年ははやての足をかけ、バランスを崩させる。
「きゃあ!」
背中に柔らかい地面の感触を感じた時には、すでに青年ははやてに『何か』を突き刺そうとしていた。
(回避は間に合わへん!シールドでガードを!)
はっきり言って、それすら間に合うか微妙だが、はやては自分の全意識をシールドへと費やす。
思わず目をつむる。
シールドの展開が完了する。
そして…

(……?)
何時まで経っても、シールドと『何か』がぶつかる音がしない。
奇妙に思ったはやては、おそるおそる目をあけた。
するとそこには。
シールドの数センチ手前で止まった『何かの』姿があった。
いや、『何か』ではない。
それは、何の変哲もない木の棒だった。
「は?」
「かはは」
青年が、笑う。
「冗談だよ、ジョーダン。赤いアイツが半径十キロ圏内に確実にいるこんな場所で、殺しなんざしたくてもできねーっての」
「じょ、冗談やて!?」
殺されそうになったのに、それが冗談と知り驚愕するはやて。
しかし、青年のほうはそんなこと気にしていないようで。
「俺は零崎ってんだ」
呑気に、自己紹介を始めた。
「零崎人識。で、お前は誰よ?」
侘びのつもりなのか、それとも単に握手のつもりなのか、人識ははやてに手を伸ばす。
「…両方の意味で受け取らせてもらうわ」
はやては、その手をしっかりと握った。
245 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 23:26:48.88 ID:BjgJxMO1
「で、人識君の知ってる名前は二つだけなんやね?」
「ああ、さっきもそう言ったろ?」
はやてと人識の情報交換は、比較的スムーズに進んだ。
今回の事件は、管理局でも把握できていない世界が複数絡んでいると読んだはやては、人識に管理局のすべてを人識に話した。
人識は適当な相づちを打ちながら話を聞いていたが、最終的には、
「傑作だな」
の一言で片づけた。
続いて人識の話だが、彼は名簿に知った名前が二つしかなく、しかもそのどちらとも会いたくないのだという。
「赤いアイツには次会ったら殺すって言われてっから死んでも会いたくねーし、あいつは別に会いたいわけじゃないしな」
というのが人識の弁だった。
はやても、殺すとまで言われている相手に会えとは言えず、それ以上は言及しないことにした。
「なあ人識君、私と一緒にしばらく行動せえへんか?」
「ああ?なんでお前と…いや、行動をともにすればそれだけ…かはは、悪い話じゃあ、ねえな」
「?どういうことや?」
「人数が増えれば、それだけ哀川潤と出会う確率が減るってことだ―書き手の力量的にな」
「意味わからへんけど、合意ってことやね」
「おう」
こうして、二人の交渉は成立した。
「で、どこに行くんだはやてちゃん?」
「とりあえずは、町の方。森よりは人に会えるやろうしな」
「ああ、俺もそっちがいいな。ナイフがほしい」
「見つけても、人識君には渡さへん」
「傑作だな」
246 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 23:27:53.86 ID:BjgJxMO1
【F−5・森/一日目・夜中】
【零崎人識@戯言シリーズ】
[状態]健康
[装備]木の棒@現地調達
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3(ナイフ類なし)
[思考]基本:哀川潤との約束は守る
1:はやてちゃんと行動をともにする
2:町へ向かう
3:ナイフがほしい
4:哀川潤には死んでも会いたくない
5:欠陥製品は会えても会えなくてもいい
*参戦時期は人間試験〜ネコソギラジカルの間
*はやてと情報交換をしました
【八神はやて@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]服装に汚れ
[装備]なし
[道具]基本支給品、狼牙棒@めだかボックス、誠刀『銓』@刀語
[思考]基本:殺し合いの打倒
1:人識君と行動する
2:町へ向かう
3:知り合いを探す
4:デバイスがほしい
*人識と情報交換をしました

【木の棒@現地調達】
零崎人識が森で拾った木の棒。暗がりで見ればナイフに見えないこともない
【狼牙棒@めだかボックス】
八神はやてに支給。箱庭学園3年13組、宗像形の持つ暗器の一つ。もう一度言う、暗器の一つである。
通常の狼牙棒よりもかなりの大型
【誠刀『銓』@刀語】
八神はやてに支給。四季崎記紀の作りし完成形変体刀十二本の一本。柄しかない刀。
247 ◆hNicfchrac :2011/04/28(木) 23:29:31.21 ID:BjgJxMO1
投下終了
書き溜めが…なくなっただと…
まあ、二三日でまた投下できると思います
ではまた
248 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 00:01:08.09 ID:XYP8xerx
投下乙です。
こう投下が多いと、なんか嬉しいですね。これからもがんばっていきましょう。
版権>うざやはうざやでした。そして死体の表現が…リアルや…
カオスな自己満足>悪い子は死ぬって…怖すぎるよ!
適当ロワ>うん、なのは勢ではましな方かな…?
では自分も投下を。
DOL2nd34話 終わる希望と絶望の種
登場人物 クリス・レッドフィールド、阿良々木暦、上条当麻、大神さくら、ルイージ、御坂美琴、青鬼
249終わる希望と絶望の種 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 00:04:04.06 ID:lzeGZ4F1
34話 終わる希望と絶望の種

D-3希望ヶ峰学園の前、ここにクリス達はいた。
もう、放送が終わって次の放送までの折り返し地点、つまり一時間半たっていた。

「……クリスさん」
「なんだ…アララギ」
「……絶対に、終わらせましょう」
「ああ」

そんなふうに、乗り込もうとしていた。
しかし、そう簡単にならなかった。



「きゃああああああああああああああああああああああああ!!!!」



「誰かの悲鳴!?」
「……!この声…まさか!?」

上条当麻が走りだした。
周りのメンバーがそれを止めようとするが、止められなかった。
阿良々木、クリス、大神も上条を追いかけて行った。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「く…そ………」
「もうやめて弟君!」

ルイージと御坂美琴は、青い鬼と対峙していた。
ルイージが善戦しても意味はなかった。
何故かって?

青鬼の傷が、ひとつ残らずなくなってるからだ。

つまり、異能の力による絶好調の状態。


「御坂さん、君だけでも逃げて…」
「なんで…」
「僕は、兄さん見たいに強くないけど、それでも、兄さんみたいになりたかったんだ」
「……」

「敵を必ずやっつけて、皆守る、そんな兄さんみたいな生き方をしたかったんだ…」

「………」
「だから、さ……逃げてよ」
「嫌だ…私だって…戦える…!」
「駄目だ…あいつは普通じゃない…!」
「私だって、レベル5なんだから…」
250終わる希望と絶望の種 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 00:04:35.58 ID:XYP8xerx


御坂美琴はコインの束を取り出した。
そのにコイン書かれているのは、主催者であるモノクマの顔だ。

「これを……接合して……!」

コインは、鉄の塊となり、御坂の手により空に上げられた。
それを、御坂は自分の力をすべて出して、相手に撃ち出す。

「これが、私の力だあああああああああああああああああああああ!!!!!」

とてつもないスピードで、青鬼に襲いかかる『超電磁砲』
それですべて終わらせる。
という考えがあった。

しかし、そんな事では終わらない。




青鬼は、傷一つなく立っていた。


「嘘…でしょ……」
「だから…言っただろう…逃げてって…ッガ」

青鬼は、ルイージを潰し、御坂美琴に襲いかかろうとする。
御坂はもう動けなかった。
殺される時を待つしかなかった。


「……」


そして、すべて終わると思われるときに。
251終わる希望と絶望の種 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 00:05:02.37 ID:lzeGZ4F1




紙をも浄化する少年の力が












目の前に降臨した。












「……アンタ」
「悪い御坂、待たせたな」
「なんで……あんたが……」
「約束、かな」
「え……」

そう、約束…あの時、海原…いや、エツァリと約束した事。
御坂美琴を、どんな時でも助ける。

「でも、御坂」
「何…?」
「これで、サヨナラかもな…」

そう言って、上条当麻は走り出した。
青鬼に、無謀な戦いを挑んだ。
252終わる希望と絶望の種 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 00:05:31.85 ID:XYP8xerx


「何やってんのよバカ!戻りなさい!」


御坂の声は届いたはずだ。
しかし、彼は止まらない。

「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

上条の右手が、鬼に触れる。
そして鬼からは、大量の血液が吹き出す。
しかし、青鬼はそれも気にせず上条を地面にたたきつけた。

「ガッ……!」

上条の体が地面にたたきつけられる。
美琴が助けに行こうとするが、動けなかった。

「上条!無事か!」
「…!上条君!」

ここで三人が来る。
それとともに見えたのが、地面に打ち付けられた上条当麻だった。

「ッ…貴様……!」
「大神さん落ち着いて!」

その声も無視して、大神は突っ込んでしまった。
ここに、最強の二人の戦いが始まる。

「う、おおおおおおおおおおお!!!」

大神が青鬼を殴り、そのカウンターといわんばかりに攻撃をする。
その攻撃が長く続いた。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「……」

言葉にできなかった。
いや、どこの北斗の拳だよ。
でも、決着はついていた。
だって、そこに立っていたのは、大神さくらだったからだ。
253終わる希望と絶望の種 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 00:05:58.40 ID:XYP8xerx

「お、大神さん!」

僕とクリスさんは大神さんのところに走って行った。

「…すまん、阿良々木よ、我はここまでかもしれぬ…」
「な、あきらめんなよ!」
「……希望ヶ峰学園の四階の、情報処理室に行け」
「え…?」
「そこに、モノクマがいる…」
「……」
「最後まで、力になれなくて、悪い……」

そして彼女の腕から力が抜けて行った。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「あんた!なんで……!」

倒れている上条に、やっと動けるようになった美琴は話しかけた。
もう、体の所々が折れ、もう助からないような状態だ。

「なんで、だ、ろうな」
「……なんであんたは、そこまで……」
「それは、な」


「自分が戦いたいって、思ったからかな」


「…え?」
「……」
「ねえ、何か言ってよ…」
「……」
「嘘…でしょ?」

彼女の眼から涙がこぼれ出た。

そして、神の作った幻想をも打ち消せる少年の幻想<ものがたり>は、終わったのである。

【ルイージ@マリオシリーズ 死亡】
【青鬼@青鬼 死亡】
【大神さくら@ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生 死亡】
【上条当麻@とある魔術の禁書目録 死亡】
【残り 6人】
254終わる希望と絶望の種 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 00:06:19.81 ID:XYP8xerx

【一日目/早朝/D-3】
【阿良々木暦@化物語】
[状態]健康
[装備]メス
[所持品]基本支給品 「あんぱん」と大量に書かれた紙  メス×4 治療セット(中身は不明)
[思考・行動]
基本:脱出する、誰にも死んでほしくない。
0:……。
1:クリスさんと行動する。女の子については?
2:戦場ヶ原…大丈夫だよな?
[備考]
※アニメ12話後からの参戦です。
【クリス・レッドフィールド@BIOHAZARDシリーズ】
[状態]健康
[装備]ベレッタM92(15/15)
[所持品]基本支給品 ベレッタM92のマガジン(3) 治療セット(中身は不明)
[思考・行動]
基本:主催の打倒。
1:アララギと行動を共にする。
[備考]
※本編5のChapter2終了後からの参戦です。
※なぜか日本語がしゃべれます。
【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】
[状態]精神的疲労(特大)
[装備]なし
[所持品]基本支給品 不明支給品(0〜2)
[思考・行動]
0:……。
[備考]
※少なくとも上条当麻に恋心を抱いているところからの参戦です。
255 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 00:07:20.51 ID:XYP8xerx
投下終了です。
突然ですが次回放送。
理由はこのメンバー動かせない。
青木兄も動かせない。
マリオも動かしにくいから。
です。
256 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/29(金) 07:00:43.37 ID:V/fwIFfw
投下乙です。上条さんマジヒーロー
投下します
版権ロワ第五話:増幅する希望(ぜつぼう)
登場:持田哲志、天江衣、十神白夜、鷹野三四
257 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/29(金) 07:18:24.58 ID:V/fwIFfw
「殺し合いだと……ふざけるな…っ!」
持田哲志は、怒りを露わにしていた。
悪趣味な廃校の次は殺し合いと来たのだから。
「………とりあえず、由香を探そう」
妹を探そうと立ち上がると、由香と同じくらいの背丈の金髪の少女が、背後にいた。見た感じ、殺し合いに乗る気はなさそうだ。
「お前は殺し合いに乗ってるのか?」
「いいや、乗ってないよ。今は妹を探しているところだ」
少女は天江衣というらしい。
珍しい名前だな、と哲志は直感的に思った。
彼女はプロの雀士で、そこそこ名の知れた人物らしいが、哲志には覚えがなかった。
そんな時。数メートル前方から二人の人影が見えた。
「おい、何をしている。ーーーーー天江衣。その男は何者だ?」
超高校級の御曹司、十神白夜。
どうも一足先に衣と行動していたようだった。
「持田哲志。殺し合いには乗ってない」
「あらあら。警戒させちゃってるみたいよ?白夜くん?私は鷹野三四。一応看護婦をやっているわ」
哲志は確かに十神を警戒していた。
それに比べて鷹野はずいぶん大人っぽくて話が通じそうだ。
「黙れ。持田といったか。貴様は俺たちと来る気はないか」
十神が他人に協力を求めるというのはありえなかった。
258 ◆CgtB2nWsWk :2011/04/29(金) 07:40:07.58 ID:V/fwIFfw
【一日目/深夜/a-3】
【持田哲志@コープスパーティー】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:殺し合いから脱出する。
1:由香を探して保護する。
※チャプター3、行方不明になっているときからの参戦です

【天江衣@咲-saki-】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:脱出したい。
※決勝戦終了からの参戦です

【十神白夜@ダンガンロンパ】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:主催者に一矢報いる
※クリア後からの参戦です

そして。一人だけ、優勝をねらう者も。

【鷹野三四@ひぐらしのなく頃に】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:優勝して研究を証明する
※皆殺し編終了後からの参戦です。




以上です
259 ◆YR7i2glCpA :2011/04/29(金) 10:16:55.97 ID:7ibwRNr7
皆様投下乙です。
では自分も投下します。

ごちゃ混ぜロワ 17:竜の右目と燃える戦国作法
登場人物:片倉小十郎、立花仙蔵
260竜の右目と燃える戦国作法 ◆YR7i2glCpA :2011/04/29(金) 10:17:48.21 ID:7ibwRNr7
「ふざけやがって……!!」
その男、片倉小十郎は激怒していた。
いつの間にか見たこともない大広間に連れてこられていた彼は、突然殺し合いをしろと言われた。
そしてそれに反抗した桃色の髪をした女性が首輪を爆破されて、無惨に死んだ。
呆気なく、呆気なく死んだ。
その現実に、小十郎は怒りを隠そうとはしなかった。
そして一瞬の暗転の後に、これまたいつの間にか手にしていたデイパック。
その中にあった名簿を見て、小十郎の怒りはさらに熱く燃え上がった。
名簿にあった伊達政宗の四文字。
他でもない自分の主を殺し合いに参加させるメガネのあの男、許すわけにはいかなかった。
「あの野郎…良い度胸してやがるぜ……!!」
溢れ出る、怒りの感情と圧倒的威圧感。
並みの人間がそれを見れば百人中百人が恐怖を感じてしまうほどに、彼は怒っていた。
と、その時小十郎は近くに人の気配を感じた。
261竜の右目と燃える戦国作法 ◆YR7i2glCpA :2011/04/29(金) 10:18:25.81 ID:7ibwRNr7

「…そこにいる奴、出て来な。」
怒りもまだ冷めないまま、気配のした方に声をかける。
そこに動きはなかったものの、確かにそこに人がいると小十郎は確信した。
小十郎はその方向に一歩踏み込むと、また呼びかけた。
「そこに隠れている奴、出て来い。」
ドスの効いた声があたりに響いた。
一瞬の静寂の後に帰ってきたのは、小さなナイフだった。
262竜の右目と燃える戦国作法 ◆YR7i2glCpA :2011/04/29(金) 10:18:56.92 ID:7ibwRNr7

小十郎は一瞬で身を翻し、ナイフの飛んできた方へ飛びかかる。
武器を持たず、徒手での厳しい闘いだが近づかない事には攻撃ができない。
それでも飛んできたナイフの軌道から敵のいる方向に見当をつけ、そこに向かう。
と、いると予測した方向から影が飛び出した。
身軽な動きで小十郎を飛び越えると小十郎の背後にまわろうとする。
それに小十郎はついていこうとするが、予想以上の速さに舌を巻いた。
もう一本、ナイフが飛んできた。
今度はかわしきれずに、右肩を少々削ってしまった。
「テメエ……やろうって言うのかよ……!!」
竜の右目がそう言い放ち、殺気を今以上に出したその瞬間、相手はピタリと動くのをやめた。
263竜の右目と燃える戦国作法 ◆YR7i2glCpA :2011/04/29(金) 10:20:02.22 ID:7ibwRNr7
「…?」
「あなた…もしかして殺し合いに乗ってはいないのですか?」
「…半分、な。」
「半分?」
「殺し合いに乗った奴相手なら容赦はしねえ。」
その言葉を聞くと、相手は深々と頭を下げた。
「申し訳ありません、あなたが相当の殺気を放っていたものでしたから…」
「…っていうと、てめえはこの殺し合いには乗ってはいないのか?」
「はい…その前に傷の手当てをさせて頂けませんか?」
そう言うと目の前の相手は手にしていたナイフをしまった。

「私は立花仙蔵。こう見えても忍術の心得があります。あなたは?」
「…片倉小十郎だ。」

小十郎は何故か、この殺し合いに同じように参加している主の好敵手、真田幸村を思い出した。
264竜の右目と燃える戦国作法 ◆YR7i2glCpA :2011/04/29(金) 10:20:43.51 ID:7ibwRNr7




【F−1住宅街/1日目朝】
【片倉小十郎@戦国BASARA】
[状態]:右肩に傷(軽傷)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式(アイテム確認済み、武器と判断できたものはなかった)
[思考]1:政宗と合流したい。
   2:殺し合いを止める。
   3:仙蔵と情報交換。
   4:基本的に殺し合いはしないが殺し合いに乗ったものは容赦しない。

【立花仙蔵@忍たま乱太郎】
[状態]:健康
[装備]:投げナイフ@のび太のBIOHAZARD 11/12
[道具]:基本支給品一式(アイテム確認済み)
[思考]1:小十郎と情報交換、小十郎の手当て
   2:殺し合いには基本的に乗らない。
265 ◆YR7i2glCpA :2011/04/29(金) 10:21:16.88 ID:7ibwRNr7
投下終了です。
266 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 12:59:55.80 ID:XYP8xerx
お二方投下乙です。
版権>安心の鷹野、哲志と衣逃げて!
ごちゃ混ぜ>やっぱ小十郎乗るわけないか、でも小十郎が怒ってると乗ってると見られてもおかしくない。
では自分も投下します。
DOL2nd35話 第二回放送(DOL2nd)
登場人物 モノクマ、?
267第二回放送(DOL2nd) ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 13:01:04.45 ID:XYP8xerx
第二回放送(DOL2nd)



いやぁ〜……三時間って本当に早く過ぎるよね…
と言うわけで!第二回放送!はっじめっるっるよ―!

まずは禁止エリア設定!
だけど、ちょっと人も減っちゃったからね…今回は設定しないで上げるよ!
だから、死亡者発表をいきなりしちゃうよ!

ヨッシー
白井黒子
神原駿河
シューマン・ロイヤル
魂魄妖夢
三瀬笑子
古川正人
セレスティア・ルーデンベルク
キノピオ
大和田紋土
流野里子
八九寺真宵
不二崎千尋
ウィル・レベッカ
一方通行
ひろし
博麗霊夢
苗木誠
ルイージ
青鬼
大神さくら
上条当麻

以上22人!

プププ…一気に増えたね…
あと、若干一名、この殺し合いから離脱した奴がいるから報告しておくね!

青木百合さん、が離脱したよ!おめでと〜!
268第二回放送(DOL2nd) ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 13:01:29.52 ID:XYP8xerx

後残った六人の発表もするよー!

青木林
阿良々木暦
クリス・レッドフィールド
戦場ヶ原ひたぎ
マリオ
御坂美琴

以上六人!

さあ、もう放送はないのかな…さびしいな ショボーン

まあ、お前らの誰が優勝するのか、期待して待ってるよ!

ブツン


☆ ☆ ☆

「プププ…超高校生級の希望がこんな所で死ぬとはね…」
「おお、いつの間にかこんなに死んでるんじゃん」

奥の部屋から出てきたのは黒い紙で細身の男、小河英準(◆VxAX.uhVsM)だった。

「ふん、こんなに行ってんなら呼んでくれよ」
「お前が来ないのがいけないんだろ〜?自業自得!」
「へいへい…」

もうすぐ終わる、一体どうなるかは分からない。

【残り 6人】
269 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 13:03:53.57 ID:XYP8xerx
本人登場。
名前については打ちきったチームロワから引用。
あと、一気に進め過ぎた。
では本編最終話投下。
DOL2nd36話 終われ、全て
登場人物 マリオ、青木林、青木百合、阿良々木暦、クリス・レッドフィールド、御坂美琴、戦場ヶ原ひたぎ、モノクマ、小河英準(◆VxAX.uhVsM)
270終われ、全て ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 13:05:33.18 ID:XYP8xerx
36話 終われ、全て

放送が終了して、マリオは走っていた。
弟のルイージが死んで、もう六人しか生きていない事に怒りを感じていた。

「絶対に…ゆるさねぇ!」

目指すは希望ヶ峰学園。
そしてもう、すぐそこまで迫っていた。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「……」

神原駿河が死んだ。八九寺真宵が死んだ。
僕にとっては悲しい事である。
そのほかだって、もう六人しか生きてないなんて。
戦場ヶ原は生きているけど、それでもショックは隠せなかった。

「アララギ……すまん、俺がしっかりとしていれば……」
「クリスさんは悪くないですよ……」

僕も、こんな力を持ってても、役に立たなかった。
他人より回復が早いのがなんだよ。
何も、助けれてないじゃないか。

「ねえ、アンタ達」

声をかけてきたのは御坂美琴だった。
目の周りが赤く、泣いていた事が分かる。

「行きましょう、あいつを倒しに」
「……そうだね」

そうだ、僕たちが今できるのは敵討ちだけだ。
あのクマを、倒すことで…。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆
271終われ、全て ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 13:06:38.23 ID:XYP8xerx


「……誰か来た」

青木林はホールで座っていた。
そこに来たのは

「おお!よかった、まだ生きてたか…」
「……生きてますよ」
「俺はマリオっていうんだ、君は?」
「青木林、です」
「そうか、よろしくな!…で、クマがどこにいるか知ってるか?」
「残念ながら…知りません」
「…そうか」

「おい、アンタ達!」

「!!」

声の主はクリスだった。
クリスと阿良々木暦と御坂美琴の三人。

「……戦場ヶ原、いないのか…?」
「…待とう」

「待つまでもないわよ、阿良々木君」

そうして、この場に生存している六人が集結した。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「……で、情報処理室にいるって?」
「うん、そう聞いたんだけど……」
「うん、分かった、行ってみよう」
「マリオさん、マジですか?」
「当たり前だろ林!……絶対に許せないんだよ」

マリオが先に行ってしまうのを見て、他の五人も後を追いかける。




「……情報処理室」
「こういうのは開いてるか分からないからな…」
「クリスさん、何するんですか?」

そうするとクリスは、ドアを蹴破った!
272終われ、全て ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 13:07:09.78 ID:XYP8xerx
「ちょ!何してんですか!」
「大丈夫だ、鍵は開いていた」
「そう言う問題じゃ!」


「おやおや、もう来ちゃったの〜?」


全員の目つきが変わった。
理由は言うまでもなく、そこにモノクマがいたからだ。



「お前!なんでこんな事を!」


まず最初に口を開いたのは阿良々木暦だった。

「プププ、簡単だよ……」
「なんだって…?」


「お前らに!絶望を!与えるためだよ!」


「絶望を…与える…?」
「そうそう、君たちが殺し合いをして絶望しあってるのを見て、面白がって見てたワケ!」
「っ…ふざけるな!」

阿良々木暦は走り出した。それを止めるためにクリスも走る。
モノクマが阿良々木に持ち上げられて、周りを光が包んだ。


273終われ、全て ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 13:07:37.93 ID:XYP8xerx
「まったく、みんな馬鹿だよね、罠に決まってんじゃん」

モノクマ、阿良々木、クリスの三人が消えた。
そしてその代わりに現れたのが、◆VxAX.uhVsMだった。

「お前…誰だよ…」

マリオの顔に焦りが出る。
それほどに目の前の現象が分からなかった。

「うーん、まあ黒幕とでも思ってていいよ」
「ねえ、そんなことより聞きたいんだけど…」
「ん?何だい?出来る限り答えるよ」

「阿良々木君は、どこに行ったの?」

「……」

◆VxAX.uhVsMは無言になる。
目を閉じ、少し間を開け答えた。

「彼はね、存在をこの世になくしたんだよ」
「……どういう事?」
「僕の特殊能力っていうの?簡単に言うと」


「彼は死んだよ……苦しむ間もなく、ね」


「そう、ならいいわ」
「あれ…逆上すると思ったんだけどね…まあいいや」
「いや、怒ってはいるわよ」
「ふーん、そうなんだね」
「だから、私はあなたを殺すことにしたわ」
274終われ、全て ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 13:08:10.98 ID:XYP8xerx

また彼女も走る。それは無駄なことだと分かっていても許せなかった。
◆VxAX.uhVsMは特に焦った様子も見せずに、腕を横に振った。
そうするとなんと不思議、戦場ヶ原ひたぎの体は真っ二つに。

「く…何なんだよ、こいつ……」
「はあ、がっかりだな……」

「じゃあここで、邪魔者には退散してもらうとするかな」

「邪魔者…?」
「お前らだよ、マリオ、御坂美琴」
「…俺はそう簡単には殺されてやらない!お前なんかには、殺されない!」
「なんか勘違いしてない?」
「何だと…?」
「お前らには元の世界に帰ってもらうだけだ」
「………」
「じゃあな、お前ら」
「くそ!待て!」

そう言うと、二人は消えてしまった。
そして残ったのは、青木林と◆VxAX.uhVsMの二人だけだった。

「うん、なんとなく話してみたかったけど、よく生き残れたね」
「……津本を殺したのは誰だよ」
「は?」
「あいつを人質に取ったのは誰だよ」
「………」
「お前らが、お前らがいけないんだろ?お前らが……!」
「思いあがりとか、迷惑だからやめてくんない?」
「!!」
「殺したいんなら殺せよ。断言してやる。さっきみたいなのは使わない」
「………」
「さあ、殺せよ、青木林」
「そうか、分かったよ」

青木林がバックから刀を取り出した。
その刀は、特に変哲のない打刀だった。
それを構え、◆VxAX.uhVsMに突っ込んでいく。
275終われ、全て ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 13:08:48.29 ID:XYP8xerx

そしてその剣が、◆VxAX.uhVsMの心臓に刺さった。








「………な、」





それで倒れたのは、◆VxAX.uhVsMではない。



青木林だ。




「おま、え…一体、何、を」
「痛み分けっていう奴だよ、俺のダメージをそっくりそのままお前に返すようにしたんだよ」
「てめ、ぇ……」
「俺言った。さっきの能力は使わないって」

◆VxAX.uhVsMは口から吐血しながら言った。

276終われ、全て ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 13:09:19.29 ID:XYP8xerx
「だから、この能力を使ったんだよ」



その声を最後にして、倒れて動かなくなった。




「……ごめ、ん…百合」

青木林の頭の中に今までの思い出が繰り返される。
ロクでもない人生の中でも、妹といた少ない思い出ばかり記憶にしっかりと残っている。

「くそ……悔しい、な…もう、お前と会、えない、な、んて」

彼の短い人生は、ここで幕を下ろした。




☆ ☆ ☆ ☆ ☆




「嘘、でしょ……?」

青木百合は混乱していた。
彼女が隠されていた情報処理室の奥の扉。
両方が死んだ途端、ドアが開いたのだ。
開けてそこにいたのは、死体に代わっていた愛する兄だった。

「う、うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」


悲しい叫びが、学園に響いた。
そしてこの瞬間、この殺し合いは幕を閉じたのだった。

【阿良々木暦@化物語 死亡】
【クリス・レッドフィールド@BIO HAZARDシリーズ 死亡】
【モノクマ@ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生 死亡】
【戦場ヶ原ひたぎ@化物語 死亡】
【◆VxAX.uhVsM@? 死亡】
【青木林@オリキャラ 死亡】

【マリオ@マリオシリーズ】
【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】
【以上二名生還】

【バトルロワイアル 終了】
277 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 14:08:06.55 ID:XYP8xerx
test
278 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 14:08:34.52 ID:XYP8xerx
投下終了です。
助かった。規制解除早!
279 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 14:47:31.12 ID:NPgoFM7W
投下乙です。
そして完結おめでとうございます。
楽しませていただきました。
しかし、本人死亡!衝撃的だ。
あと美琴が生き残るのも意外と珍しい気がします。
あとはエピローグ期待です。

では投下します
カオスな自己満足ロワ 23話:悪魔執行部
登場人物:九澄大賀
280 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 14:49:28.84 ID:NPgoFM7W
願いなんてものは
ないよりあった方がいいなんて誰が言ったんだ。
願いなんかなかった方がいいに決まっている。
いや言い方が悪かった。願いは自分で叶えなきゃ意味が無いんだ。
俺はそんな事を消えていく意識の中思っていた。

 ◇

時は少し遡りここはマク・アヌ。
俺はとある物を買っていた。
その名も「福袋」。
まぁそのままだがその中には3つのアイテムが入っているらしい。
その中身は本当に不明で、いやしの水なる最小金額のアイテム3つかもしれないし
そうじゃないかもしれない。
そんな事もあり、今俺は期待を胸にこの袋を開けた。

 ◇

この袋の中身は
騎士化薬、悪魔の手、気魂だった。
281 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 14:49:58.79 ID:NPgoFM7W
ちなみそれぞれこんな説明書きがなされていた。

【騎士化薬】女の子のみ服用可能。絶大な能力値を得る。
【悪魔の手】願いごとをほぼ確実に叶える。
【気魂】SPを回復する。

…さて、どうしようか。
このまま何もしないのも悪い気もするから
なんか使ってみるか。
とはいっても騎士化薬は使えないし
気魂も特別SPは減ってるわけでもないし。この悪魔の手しか使えない訳だが。
…。大丈夫か?これ。悪魔って。
しかし悩んでいても仕方無いな。使ってみよう。
う〜んそうだな。柊を助けるでいいか。
こうして俺は悪魔の手に願ってしまった。

 ◇

あとマク・アヌにいられる時間も少々あったのでうろうろしていたら
女の子に会った。
白銀の髪をした凛とした雰囲気を醸し出した女の子だった。
そうだ。さっきに騎士化薬とやらを渡しておこうかな。
と思い近づいっていったら

(―――――――――!)

身体が、勝手に彼女を殺そうと動きだそうとする。
何でだ!どうしてこんな!
…いかん。殺せ。俺の殺気を殺すんだ。

「うん?どうした?そこのお前」

彼女は俺に気づき、近づいてきた。
やばい。このままだと俺はこの人を殺す。
早くこの場を去らなきゃ。

「なぁアンタ。これは男の俺には使えないから、アンタが使ってくれ」

そう言って俺はこの人に向かいこの騎士化薬を投げた。
全然言葉が足りないし、納得できていないだろうけど
282 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 14:50:23.56 ID:NPgoFM7W
そんな場合じゃなくなった。ここにいたらヤバい。
俺はこの場を去り適当にエリアに向かった。

「あ、おいお前!」

最後にそんな言葉が聞こえた気がした。

 ◇

さて状況を整理しよう。
といっても冷静に考えれば説明するまでもないな。
どう考えてもこの悪魔の手とやらが原因だろ。
それ以外ありえない。
きっとあれだろ。皆殺せば柊は無事で済む。
そんな感じだろ。
なんて短絡的なんだ。
…はぁ。やばい。冷静を装うのはもう限界に近いな。
近い内に俺は暴走する。
ここに誰もいないのをそれこそ願うしかないな。
なんでこんなことになったんだろう。
ここで冒頭にもどる。

 ◇

九澄は暴走した。
暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。
暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。
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暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。
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暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。
暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。
暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。
暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。
暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。暴れる。
ひたすらに暴れた。
本能に任せて。
ここに人がいない事を祈るのみだ。


283 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 14:50:53.77 ID:NPgoFM7W
【1日目/早朝/隠されし 絶望の 聖域】
【九澄大賀@エム×ゼロ】
[状態]健康、レイニーデヴィル化
[ステータス]
LV:10 HP:198/209 SP:10/10
ATK:30 DEF:20 SPD:16
[装備]悪魔の手
[道具]
[所持金]0
[思考]
基本:……………………………………………
1:………………………………………………
[備考]
※BM0プレート入手後からの参戦です
※支給品、気魂、BM0プレートは捨てました。プレートは本人以外使えるか不明です
※能力者扱いです

※隠されし 絶望の 聖域
推奨LV:28 土属性

【悪魔の手@化物語】
3つ願いを叶えられる。…暴力的なやり方になるが。
284 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 14:53:01.16 ID:NPgoFM7W
以上。

あれです。変身が多い。
どうしてだろ。
しかもそれによりステータスバランスがもとよりないくせに崩れる。
まぁ頑張れ、自分!
とか言ったり。
285 ◆ymCx/I3enU :2011/04/29(金) 20:48:14.75 ID:KKyDmd90
皆様投下乙です。DOL2ndロワ完結おめでとうございます。書き手本人だったか黒幕は!
百合はどうなるんだ……?

投下したいと思います、美女と野獣オリ31:大丈夫じゃない、問題だ
登場:尾上誠人、ミリア・クリスティーナ、布施信昭、吉良一葉 
286大丈夫じゃない、問題だ ◆ymCx/I3enU :2011/04/29(金) 20:49:41.82 ID:KKyDmd90
31:大丈夫じゃない、問題だ

話をしよう。

結論から言うと、俺はミリアさんと未だエッチ出来てない。
まあ、そもそもこんな殺し合いの中でんな事しようだなんて不謹慎も甚だしいって事は分かってるさ。
けど、相手との約束も取り付けたし、童貞捨てるまたと無いチャンスだし。

……でもねぇ。

人一人殺して、それで、ミリアさんはレイプされてて。

こんなんで気持ち良くエッチなんて出来る訳ねぇだろっつの……。
流石に俺も、そこまで性に貪欲では無いよ。

んで、放送前に現れた――なんか俺とミリアさんの隠れてた廃屋の裏手にある別の廃屋に隠れてたらしい――二人、
狐耳少女の吉良さんと、狐の獣人の男性布施さんと共に放送を聞いた。
吉良さんも布施さんも殺し合う気は無かったから良かった。状況説明に時間が掛かったけれど。

死亡者は14人、最初の見せしめの少女を除くと13人。
結構いるな、変態だらけだと言っていた割には、中々真面目に殺し合いは進んでるのか。
それで禁止エリアは…この辺は大丈夫っぽい。
何だか主催者セイファートの声が艶っぽく聞こえたのは…多分気のせいじゃない。

◆◆◆

金属バットと、M1A1ロケットランチャーが布施信昭の支給品。
自動拳銃グロック19が吉良一葉の支給品である。
但し、M1A1ロケットランチャーの弾薬は最初から装填されている一発しか無い。
例えるなら某ホラーアドベンチャーゲームの最終戦での切り札のようなもので使い所は見極めなければならないだろう。

先刻、ミリアを強姦した末、尾上誠人の逆鱗に触れ殺害された馬の男、潮田栄敬が持っていた、
回転式拳銃マニューリンMR73、予備弾の.357マグナム実包18発、
レミントンM700狩猟ライフル、7.62o×51小銃弾8発、M24型柄付手榴弾3本は、
銃器二丁と弾薬を信昭が、一葉とミリア、誠人が一本ずつ、M24手榴弾を持つ事になった。

「バズーカなんて…凄い物が支給されたのね」
「ああ、まぁ…だが使い所が困る」

ミリアが信昭に言う。強姦された際にビキニ風のアーマーは引き裂かれ今や全裸の状態。
信昭も誠人も目のやり場に困るが、満更でも無い様子。ミリア本人も全裸の事は特に気にはしていないようだった。

「ミリアさん、大丈夫…か?」
「誠人君…大丈夫大丈夫。な、慣れてるし」
「……(レイプされたの初めてじゃないって事か…? 壮絶な人生送ってるのかなミリアさんは)」
「それにしても裸になっちゃったから寒いねぇ……着れる物無いし……」
「み、ミリアさん、俺の制服の上着で良ければ……」
「え? あ、ありがとう」

誠人は制服の上着を脱ぎ、ミリアに渡す。
ミリアはそれを羽織るように着るが、大きな乳房の辺りは少しきつそうに見えた。
287大丈夫じゃない、問題だ ◆ymCx/I3enU :2011/04/29(金) 20:50:29.67 ID:KKyDmd90
「…何だか、裸よりもエロく見える」

信昭が率直な感想を述べる。

「確かに、エッチに見えますね(やっと喋れた)」

一葉が続く。

「ヤだ、もう……ね、誠人君、誠人君」
「ん?」

ミリアが誠人を連れ部屋の隅へ移動した。信昭と一葉は訝しげに様子を見る。
誠人の耳元で、小声でミリアが言う。

「……しようか」
「! …い、良いのかよ、ミリアさん」
「あら? させてくれって言ったのは誠人君でしょ?」
「い、いや、そうだけどさ…だって……」
「……馬に汚されちゃった私は嫌?」
「そうじゃなくて、そ、そんな事全然無いよ。で、でも、あんな、レイプされた後で…その、ミリアさんは、
大丈夫なのかと思って……」
「大丈夫よ、さっきも言ったでしょ、慣れてるのよ。冒険してるとそういう目にも遭ったりするのよ」
「…………良いの?」
「うん」
「…………」

ミリアの心の傷を心配し、自分の欲求を抑えていたコヨーテ少年だったが、ここに来てその我慢も限界に達した。

「布施さん、一葉さん、ごめん、ちょっと良いかな。誠人君と作戦会議を」
「……どうぞ」
「……どうぞ」

ミリアと誠人がこれから何をしようとしているのか全て察した信昭と一葉はニヤケ顔で二人を見送った。


【朝/C-3廃集落中岡家】
【♂05番:尾上誠人】
[状態]精神疲労(中)、興奮、上着無し
[装備]ドラグノフ狙撃銃(9/10)
[持物]基本支給品一式、ドラグノフ狙撃銃予備マガジン(3)、M24型柄付手榴弾
[思考・行動]
0:殺し合う気は無いがエッチはしたい。
1:ミリアさんと、する。
[備考]
※特に無し。
288大丈夫じゃない、問題だ ◆ymCx/I3enU :2011/04/29(金) 20:52:46.05 ID:KKyDmd90
【♀14番:ミリア・クリスティーナ】
[状態]健康、全裸の上に男子制服上着
[装備]木刀
[持物]基本支給品一式、神狼の精液(残り1L) 、M24型柄付手榴弾
[思考・行動]
0:殺し合いはしない。脱出したい。
1:誠人君と、する。
[備考]
※特に無し。

【♂14番:布施信昭】
[状態]健康
[装備]マニューリンMR73(3/6)
[持物]基本支給品一式、.357マグナム弾(18)、レミントンM700(4/4)、7.62o×51NATO弾(8)、
M1A1ロケットランチャー(1/1)、金属バット
[思考・行動]
0:殺し合いはしない。
1:一葉ちゃん、誠人、ミリアさんと行動。
[備考]
※特に無し。

【♀08番:吉良一葉】
[状態]健康、恐怖
[装備]グロック19(15/15)
[持物]基本支給品一式、グロック19予備マガジン(3)、 M24型柄付手榴弾
[思考・行動]
0:死にたくない。
1:布施さん、誠人君、ミリアさんと行動。
[備考]
※特に無し。


※潮田栄敬の死体は片付けられたようです。
289 ◆ymCx/I3enU :2011/04/29(金) 20:54:24.64 ID:KKyDmd90
投下終了です。時間帯は午前です訂正。
支給品紹介はもう、面倒なので(爆)省きます。
本当は誠人とミリアの濡れ場描写もしたかったが流石にもうここで投下出来なくなるのでやめました
290 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 22:37:31.29 ID:NPgoFM7W
投下乙です。
見送る2人はどんな心境なんだ。

投下します。
カオスな自己満足ロワ  24話:紅麗の望むもの
登場人物:紅麗、(烈火)
291 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 22:38:09.43 ID:NPgoFM7W
紅麗。
彼は今、火竜を従わせるべく試験を行っていた。
だがしかしなかなか難しい話ではあった。
崩。彼女は心優しい火竜。残虐な性格である紅麗とは馬があわないのは無理もない。
砕羽。彼もまた優しき竜であるが故に従えないのであろう。
焔群。彼のやり方を気に入らない彼には紅麗に従うなんて論外であろう。
刹那。彼と紅麗は似た者通しであるが、元より孤独を生きる彼を従わせるのは難しい。
円。元々尊大な性格の彼を肯かせるのもまた難しい。
塁。少なからず烈火を気にいっていた彼女。その烈火を殺した紅麗を許せるとは思えない。
虚空。何をするのかわからない紅麗に自身の強大なる力を与えるのを彼は恐れていた。
裂神。その姿を紅麗はまだ見ていない。
そして。

「なんつーかあれだよな。変な感じだな。
自分を殺した奴とこんな堂々と対面するっていうのも」

烈火。かれは今紅麗と対面していた。

「烈火。正直貴様の力はいらないから下がっていろ」
「ぶっ殺すぞ!テメェ!」

まぁ紅麗の言うことには一理ある。
なぜなら烈火には普通炎術士には誰でももっている炎の「型」が存在していない。
それが意味するは、能力の全くもたないはっきりいって役立たずの竜になってしまうということ。

「まぁなんつーか、別に俺はお前の事を恨んでいるわけじゃあないんだ。
292 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 22:38:29.44 ID:NPgoFM7W
あれはただ単純に俺が油断していた訳だし。紅にはびっくりしたがな」

烈火は話し始める。

「でも力を与えるのは駄目だと思う。
俺が凄いとかそういうわけじゃない。お前は危険なんだよ。
はっきりいって怖いんだ。お前が何をしでかすか。
お前はこのゲームで何を望んでいるんだ?
お前はこれから先何をしてくんだ?
お前は今何を考えているんだ?
俺にはわかんねぇんだよ。紅麗という人物が」
「……」
「俺には目的があった。
姫を守る。
お前は認めなかったが俺はこれを貫きとおした。
ホントはこんな説教くせぇのやりたくもねぇが
ここで判断を誤ったら、意味もなく多くの人が死んでいくし、
そんなことになったら俺は一生後悔する。…まぁ一生つっても俺は生きていねぇけどな。
そんなことはどうでもいいか。
さぁ答えてくれ。紅麗。
お前は何がしたいのか。俺を満足できる答えを」
「……」
「答えがでないんだったら、一回出なおしてもいい。
でないんだったら、一生お前はどの火竜の力も手に入らない。
お前は元からつえーから無くてもやっていけそうな気もしなくもねぇがな」
「……」
「さぁどうすんだ。紅麗」
「……」

烈火の話が終わり沈黙が訪れる。
293 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 22:38:49.38 ID:NPgoFM7W
そしてその沈黙を破ったのは紅麗だった。

「…まず聞きたいのだがなぜ俺が貴様にそれを伝えなければいけないんだ」
「そっからかよ!」

烈火がずっこけた。

「ああそれは俺がこいつらの今の長、リーダーだからだ」

ぼやくように言う。
その答えに紅麗は、

「……………………」

黙ってしまった。

「お、おい紅麗」
「…まぁいい。では俺の思いとやらを言ってやろう」
「あ、ああ」
「俺の思いは、ただ一つだ。平穏に過ごしたい。それだけだ」
「……」
「そのためであるなら俺は何でもするつもりだ。
この殺し合いに乗って願いを叶えるでも、
逆に何もしないのでも、俺はしてやる」
「…そっか」

烈火は頷く。

「ただ一つ言わせてもらうと、俺は皆殺しは反対だぜ。
しかし、俺の炎は貸してやる。好きなように暴れてこいよ」
「言われなくても好きなようにするさ」

烈火の姿が消えていく。

「じゃあ、頑張れよ」

烈火が消えた。
代わりに、紅麗の腕に、「烈」の字が刻まれた。

「さて、次はどいつだ」


294 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 22:39:41.37 ID:NPgoFM7W
【1日目/早朝/紅麗の心の中】
【紅麗@烈火の炎】
[状態]全身に打撲。ところどころに火傷
[ステータス]
LV:1 HP:69/69 SP:1/91
ATK:5 DEF:3 SPD:5
[装備]腕当て
[道具]支給品一式
[所持金]0
[思考]
基本:皆殺し?
1:次の竜を従わせる
[備考]
※「烈火」が使えます(どんなものかは不明)
※心の中に入る鏡は、エリアにおいてあります(隠されし 渦越しの 聖域)
※鏡を壊されると死亡します
295 ◆xzYb/YHTdI :2011/04/29(金) 22:41:14.79 ID:NPgoFM7W
以上。

ステータス雑魚っ!
296 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 23:04:47.33 ID:XYP8xerx
お二方投下乙です。
美女と野獣>ニヤニヤ…ニヤニヤ…ニヤニヤ…良く分かってますねお二方。
カオスな自己満足1>くずみいいいいいいいいい!!……やっちゃってますね……
カオスな自己満足2>ステータスのバランスなんて気にしない。俺なんて青鬼という(ry

自分も投下します。まず一つ目。
DOL2nd37話 エピローグT(マリオ編)
登場人物 マリオ、キノピオ(参加者とは別の)、ピーチ姫
297エピローグT(マリオ編) ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 23:07:08.19 ID:XYP8xerx
37話 エピローグT(マリオ編)


「……キノコ王国が」

あの殺し合いから生還したマリオは、キノコ王国の前にいた。
そこには、あの盛況とした街はなかった。
廃墟と化していた。

「マリオさん!」
「お前…!キノピオ!」

マリオを迎えたのはキノピオの一人だった。

「三日もいなくなって、敵にやられたのかと心配して…」
「三日…?」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「ピーチ姫!」
「ま、マリオなの?」
「すみません……俺がいれば……」
「いいんです、貴方が生きているという事が分かれば…」

その後、キノコ王国復興のために俺は全力を注いだ。
そのうち、ルイージの墓も作ってやらなきゃいけない。
ここで、俺の話は終了だ。

【マリオ編 TRUE END】



―――――――――――――――――――――――
では二話目投下します。
DOL2nd38話 エピローグU(御坂美琴編)
登場人物 御坂美琴、禁書目録(インデックス)
298エピローグU(御坂美琴編) ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 23:07:47.35 ID:XYP8xerx
38話 エピローグU(御坂美琴編)

私は生還した。
大きな犠牲を払って。

「……」

いつもと街並みは変わらない。
でも、いつも隣にいるはずの相方も、自分の想い人もいない。

「何やってるんだろ…」


上条当麻の自宅前を通りかかると、白い修道服の女、インデックスに会った。

「アンタ……」
「ねぇ、短髪…………」



インデックスはこう言った――――――――――――――










「とうまは、どこ?」










その声とともに、御坂の目から透明な液体が流れた。






【御坂美琴編 NOMAL END】
29939話 エピローグV(青木百合+?編) ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 23:09:03.78 ID:XYP8xerx
ラスト投下します。
登場人物 青木百合、古川明美
―――――――――――――――――――――――――
39話 エピローグV(青木百合+?編)

「ねぇ、お兄ちゃん、起きてよ…もう朝だよ…」

彼女の精神はもう崩壊してしまった。
もう、救いはなかったのだ。

「なんで起きないの…?ねぇ…」

「あーあ、なんだこりゃ……酷い事になってんな」

その声に青木百合は反応する。
そして、青木林を守るように警戒の態勢を取った。

「いや、大丈夫…私はあんたの味方よ」
「……」
「その人、君の大事な人なの?」
「…………」

「目を、覚まさせてあげない?」

「……え?」
「私に協力してもらうけど、上手く行けばその人の目が覚めるわよ」
「……本当?」
「ええ」
「嘘だったら、殺すわよ」
「ご自由に」

しばらく二人の間に沈黙が生まれた。
そして、青木百合はこう返事した。

「分かった、協力するわ」
「いい返事、ありがとね…私の名前を言ってなかったわね…私は」



「古川明美…よ」


【青木百合編 WORST END】

【DOLバトルロワイアル2nd 完】
300 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/29(金) 23:11:44.84 ID:XYP8xerx
はい、投下終了です。
終わった!!!!!!!!!!!!!!

あと、ここで紹介です。
古川明美は、古川正人の母親です。
どんな人物かはそのうちわかります。
青木百合の今後についても、そのうちわかります。
では、新ロワ練って、出来たら投下します。

では

「ここまで読んでくださった方に!感謝っ!感謝っ!感謝っ!」


※おまけSSを本スレに収録するので是非見てください。
301 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 21:45:20.61 ID:EOpNy1wp
>>300
完結乙です!というか、新ロワに続くのかこれ……?
今後とも楽しみにさせていただきます

そして、新ロワを始めたいと思います
非リレーで描くのは初めてのことなので、勝手が分からない部分もありますが
続けられるだけせいいっぱい続けて行こうと思います

タイトルは「雑多ジャンルロワイアル」
参戦作は、主に漫画、アニメ、ラノベです

では、参加者名簿とOPを投下させていただきます
302 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 21:46:46.79 ID:EOpNy1wp
雑多ジャンルロワイアル

参加者名簿

【スパイラル〜推理の絆〜@漫画】 7/7
鳴海歩/結崎ひよの/ミズシロ火澄/アイズ・ラザフォード/カノン・ヒルベルト/浅月香介/高町亮子
【らき☆すた@アニメ】6/6
泉こなた/柊かがみ/柊つかさ/小早川ゆたか/岩崎みなみ/田村ひより
【ポケットモンスターSPECIAL@漫画】5/5
レッド/ブルー/ゴールド/シルバー/仮面の男
【魔法少女まどか☆マギカ@アニメ】5/5
鹿目まどか/暁美ほむら/美樹さやか/巴マミ/佐倉杏子
【“文学少女”シリーズ@ラノベ】5/5
井上心葉/天野遠子/琴吹ななせ/櫻井流人/竹田千愛
【よくわかる現代魔法@ラノベ】5/5
森下こよみ/姉原総史郎/一ノ瀬弓子クリスティーナ/坂崎嘉穂/ゲーリー・ホアン
【吸血鬼のおしごと@ラノベ】5/5
月島亮二/レレナ・パプリカ・ツォルドルフ/雪村舞/上弦/ツル
【銀魂@漫画】4/4
坂田銀時/志村新八/神楽/土方十四郎
【テニスの王子様@漫画】4/4
越前リョーマ/手塚国光/不二周助/菊丸英二
【バトルロワイアル@小説】4/4
七原秋也/桐山和雄/相馬光子/三村信史
【キノの旅@ラノベ】4/4
キノ/シズ/ティー/師匠
【スパイラル・アライヴ@漫画】3/3
関口伊麻里/沢村史郎/雨苗雪音
【武装錬金@漫画】3/3
武藤カズキ/津村斗貴子/蝶野攻爵
【るろうに剣心@漫画】3/3
緋村剣心/志々雄真実/瀬田宗次郎
【魔法少女リリカルなのは@アニメ】3/3
高町なのは/フェイト・テスタロッサ/ユーノ・スクライア
【DEATH NOTE@漫画】2/2
夜神月/L
【カードキャプターさくら@漫画】2/2
木ノ本桜/李小狼

70/70
303 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 21:52:51.76 ID:EOpNy1wp
名簿は以上です。

では、詳細説明に移ります。

巷でまどマギのロワ参戦は無理だろとか言われていたり
主催者が某大手ロワと被っているので
プレッシャーも大きいですが、敢えてやりたいようにやっていきたいです
「誰がどんなロワを描いてもいい」って素敵……

地図
 ABCDEFGH
1森洞森森森崖海海
2研森森病森川家浜
3森旅森コ橋森森草
4森川橋川森警住住
5川別森学住デ劇住
6塔森森公住住住住
7森神教森住住遊住
8森診森森図森工工
304 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 21:57:34.86 ID:EOpNy1wp
地図のA〜Gがずれた……すみませぬ

洞…洞窟
研…研究所
病…病院
家…海の家
旅…旅館
コ…コンビニ
警…警察署
別…別荘
学…学校
デ…デパート
劇…劇場
公…公園
神…神社
教…教会
遊…遊園地
診…診療所
図…図書館
工…工場地帯

その他、B2、B6、G6を結ぶ地下鉄の路線が走っています

305 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 22:01:19.70 ID:EOpNy1wp
主催者:鳴海清隆、???

基本支給品:ディパック、参加者名簿、ルールブック、地図、コンパス、筆記用具、懐中電灯、腕時計、水と食料(二日分)

ランダム支給品:1人1〜3個

時間帯の表記は深夜:0〜2時、黎明:2〜4時、早朝:4〜6時、
朝:6〜8時、午前:8〜10時、昼:10時〜12時、
日中:12〜14時、午後:14〜16時、夕方:16〜18時
夜:18〜20時、夜中20時〜22時、真夜中:22時〜24時

その他
※支給品、核金の武装錬金は固定されている仕様(誰が使っても同じ武装錬金が出ます)
※ソウルジェムは体の一部とみなして初めから支給
(最初から固有武器を持っている分やや不公平なので、まどマギ勢だけ支給品を1〜2個に固定)

こんなところでしょうか。その他のルールはOPで出てくると思います
では、OPを投下します。
306 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 22:03:24.84 ID:EOpNy1wp
雑多ジャンルバトルロワイアルOP:はじまり、はじまり

暗闇。

頭痛。

人の気配。気配。気配。気配。気配。気配。

不穏。

覚醒。

そして、『それ』は始まる。

※   ※

鳴海歩が目を覚ました時、そこには大量の人間がいた。
いた、と言っても、暗闇の中だったので姿そのものは判別できない。
何十人ものざわめきと、濃密な気配でそうと知れただけだが。
ざわめきが孕むのは、困惑、恐怖、あるいは苛立ち。
その混乱から、彼らも歩と同じく『状況も理解できないまま、突然連れて来られた』のだと分かる。
(何が起こった……?)
歩とその身内だけなら、こんな事件に巻き込まれる心当たりはいくらでもあった。
今までだって何度も殺されかけ、拉致され、命の綱渡りをしてきたのだ。
しかしここに集められた人間は、年齢層も格好もバラバラだ。
大人。子ども。男。女。西洋人。東洋人。
ぼんやりとしたシルエットだけでもそれが分かる。
彼らが、何の意図で集められたかを推測することは困難だった。
307 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 22:05:55.32 ID:EOpNy1wp

そんな集団を壇上がら見下ろすように、一条のスポットライトが闇を裂いた。

光の下に立つ、一人の男。
周囲よりひときわ高いステージに立ち、舞台開幕の語りでも始めるように、両手を軽く広げて立っている。
浮かび上がったステージは、奇妙な空間だった。
フェルトのコラージュでつぎはぎしたかのような、異世界めいた背景。
ステージと群衆の間には、反抗防止用か、轍のような柵がめぐらされている。

「やあ諸君。『神の舞台』にようこそ」

白いスーツ。
ひときわ目立つ長身。
役者のように端正な顔。

鳴海清隆。

「兄貴っ……!」
歩の呼び声は、周囲のざわめきにかき消された。
それは、二年ぶりにまみえる実の兄の姿。
『名探偵』と呼ばれ、『神』と呼ばれ、『望んで叶わないことはない』と言われる頭脳、強運、カリスマの全てを備えた、高い城の男。
そして、鳴海歩が打倒すべき、最後にして最大の壁。
歩のいる世界を、陰から動かす黒幕。
「さて、状況を飲み込めない者が大多数だと思うので、説明を始めよう。もちろん、そういう状態で連れて来るように手配したわけだが」
各所で、どういうことだとか、何様のつもりだとか、そういう意味合いの反発があがる。
にも関わらず、清隆の声は実によく響き渡った。
「単刀直入に言おう。今日、君たちをこの場に呼んだのは、私の『実験』に参加してもらう為だ」
『実験』という言葉に、歩は身がまえた。
清隆の真意は分からない。
何の意味があって、これだけの人間を――それもどう見ても自分達に無関係な者も含めて――集めたのか。
しかし、この兄がまっとうな企みをするはずがないことは誰よりも知っている。
「私が君たちに望むことは、たったひとつ」
308 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 22:08:09.67 ID:EOpNy1wp

「――『生きる』。それだけだ」

反抗のざわめきが、困惑のさざなみへと変わった。
ただ『生きろ』と言われて、意図を汲みとれる人間はそういない。
「間もなく、君たちには会場へと移動してもらう。ゲームが始まるのは、会場に着いたその瞬間からだ。そして『最後の一人』が生き残った時、ゲームは終わる」
最後の一人。
その言葉の意味を理解して、群衆が凍りつく。
つまりそれは――自分以外の人間を死なせるということ。
「殺しても、奪っても、虐げても、騙しても、唆しても、手を組んでも、裏切っても、何をするのも自由。禁止するのは、二つだけだ。『辞退』と――」

「清隆様! 嘘でしょう!?」

その一人舞台を中断させたのは、少女の叫び声だった。
「いつもと同じで悪ぶってるだけなんですよね!? 皆を死なせたりしませんよね! だって清隆様は、私たちも救ってくれるって……」
痛切な叫び声を、清隆は最後まで言わせず、否定した。
「いいや、これは悪い冗談でもおふざけでもない。『運命』の為の、意味ある戦いだよ。
そう、いずれ殺される者は殺され、殺す者は殺す。あまり乱暴なやり方は好きじゃないが、ここは一番簡単に理解できる方法を選ぼう」

ぱっ

スポットライトが、その彼女に当てられた。歩の立ち位置から、それほど離れていない場所だ。
灰色のツインテール。小学生のような体駆。
すがりつくような目と、わなわな震える両手。
竹内理緒。
309 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 22:09:18.74 ID:EOpNy1wp
ブレード・チルドレンの一人であり、『爆発物のエキスパート』であり、誰よりも鳴海清隆を信奉していた少女。
頭の切れる少女で、普段なら黙って状況の把握に徹する冷静さを持っていた。
しかし、清隆に心酔する彼女としては、疑問を訴えずにいられなかったのだろう。
「え――?」
理緒自身は、唐突に照らされたことに困惑していた。

「近くにいる人は、彼女の首元を見てほしい。ああでも、近づいたりしたら駄目だよ。巻き込まれると危険だからね」

その時、歩は見た。
理緒の首筋に、蝶のような、しかしハートの形にも似た、奇妙な刻印があるのを――。
そして、

ぼん

あっけないほど間抜けな音を立てて、竹内理緒の首から上が消し飛ばされた。

「理緒さんっ!?」
「いやああああああっ!!」
「清隆っ! てめぇ――!!」

激しい怒声。恐怖の悲鳴。
その中には、理緒の仲間だった『ブレード・チルドレン』の声も混ざっている。
その混乱は、当然の帰結だった。
爆発物も何も無しに、少女の首が爆発したのだ。
そして、騒乱の中でもその男の命令は全員の耳に届く。

「『辞退』と『反抗』だ――今から、喋ることを禁じる」

静かだか打ちすえるような声に命じられて、全員が従った。
内心はどうあれ。
310 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 22:10:56.31 ID:EOpNy1wp
「君たち全員には、ある“呪い”がかけてある。
“魔女の口づけ”と呼ばれるものだ。
明るい場所に移動したら、全員の首筋に刻印が刻んであるのが分かるだろう。
本来は人間を“魔法”によって操る為のものだが、今回ばかりは用途が違う。」
集団のどこかから、息を呑む音が聞こえた。
歩は首筋に手を当てる。
触っただけでは判別できないが、全員の首にその“呪い”とやらがかかっているというのか。
「見ての通り、私の任意で君たちの“呪い”は発動するようになっている。また、全員の首がけし飛ぶ場合もある。十二時間が経過するごとに、新たな死者がゼロだった場合だ」
沈黙を味方につけ、清隆は滔々と説明を続ける。
「他にも、ゲームを促進させる為に、君たちにおいおい指示を出すことがあるだろう。その詳細は、六時間ごとに定時放送を流すからしっかり聞いておくように。
放送では、死亡者の名前と残り人数も発表するから、情報源としても利用すればいい
……さて、理緒が私の名前を叫んでしまったことだし、ここいらで自己紹介をしておこう。私の名前は清隆。『神』と呼ぶ人間もいる。
ファーストネームだけで失礼させてもらうよ。私の身元が知られると、余計な面倒を背負う参加者もいるからね。
それに世の中には、顔とフルネームが分かっただけで人を殺せる、まがいものの神様もいることだし」
311 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 22:12:33.39 ID:EOpNy1wp
名前で人が殺せる?
魔女?
『運命』やら『ヤイバの呪い』やらオカルトめいた話を聞かされてきた歩だが、それでも清隆の言葉はずっと非現実的だ。
清隆はそれらの意味ありげな言葉に説明をすることはなく、どこからか取りだしたディパックをその手に掲げた。
「あまりに突然のことで、説明をしっかり聞けなかった人もいるようだね。無理もないと思う。そこでこのディパックにルールブックと参加者名簿を入れておいた。
これを全員に支給するよ。他にも必要な道具いくつかと、ランダムな支給品が入っている。ランダム支給品の数は人によってまちまちだ。
中には立派な殺人兵器もあれば、可愛いハズレが入っていることもあるから、運次第で実力差を埋めることもできる」
実力差と言えば、と続ける。
「能力の不調を訴える人がいるかもしれないが、不公平を是正する為の措置と思ってほしい……まさに“誰が誰に殺されるか分からない”というわけだ」
意味ありげに付け加えて、清隆は言葉を切った。
「他に説明は……ああ、そうそう、大事なことを忘れるところだった。先ほど、ルールを破った場合の制裁を説明したけれど、罰があるなら当然、褒美もある。
優勝者には大きな報償を与えよう。『望みをひとつ叶える権利』だ」
312 ◆8nn53GQqtY :2011/04/30(土) 22:14:15.60 ID:EOpNy1wp
笑みをたたえて、一同の反応を楽しむように、
「金銀財宝でも満漢全席でも。例えば、死んでしまった人を生き返らせることでも、何でもありだよ。
……ただし『ひとつ叶える』という約束である以上、生き返らせたい人間は、一人までにしてほしい」
鳴海清隆は、大抵の不可能をものともしない存在だが、それでも決して魔法使いではない。
『神』を名乗ってはいても、『死者蘇生』などできるはずもない――はずだ。
歩はどういうことだと問いただしたかったが、スポットライトが消える方が早かった。
「では、そろそろ会場に移動してもらおうか。
それぞれの『飛ばされた』場所が会場のスタート地点になる。ディパックの中の地図で、現在地を確認するといい」
暗闇の中だというのに、清隆の不敵な笑みが見えた気がした。

「さぁ、頑張ってくれたまえ――私の歯車たち」



313 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/30(土) 22:30:16.10 ID:s8oJVzDv
新ロワ乙です。
感想などは避難所にお書きいたしました。
自分も新ロワを投下する見なんですけどね。

では投下します。

「DOLオリジナルキャラバトルロワイアル」(DOLオリロワ)

名簿や概要は後に投下します。ではOP投下します。
314狂った二人の主催する殺し合い ◆VxAX.uhVsM :2011/04/30(土) 22:31:46.32 ID:s8oJVzDv
おはようございます。起きてください。

そんな声とともに俺の意識は闇から戻された。
俺の名前は長谷川 祐治(はせがわ ゆうじ)だ。
昨日は女を襲って、○○して…。
そこから記憶が全然ない。

「貴方達38人は光栄のある人たちです…なぜなら」






「殺し合いを出来る人たちなのですから」





は?何て言った?殺し合い?
殺し合い…確かにそう言った。
これは現実なのか、分からない。
試しに頬をつねってみる。
………痛い。

「では、ルールを説明しましょう」

その声とともに、前のモニターに字が浮かぶ。
315狂った二人の主催する殺し合い ◆VxAX.uhVsM :2011/04/30(土) 22:32:12.31 ID:s8oJVzDv

『優勝者は元の生活に帰る事が出来る。

三時間毎に死亡者と禁止エリア発表の定時放送を行う。
放送は0:00、3:00、6:00、9:00、12:00
15:00、18:00、21:00
禁止エリアは1個から3個増える。
基本支給品は
■名簿表示、地図表示、メモ機能がある携帯電話
■懐中電灯
■簡易医療セット
■飲料と食糧
不明支給品は1〜2個支給される。』


「では、ここで簡単に補足説明します」

不明支給品は、剣や銃からただの紙までいろいろな物が支給されます。
禁止エリアは、設定されてから一時間毎に設定されます。

「もし、設定された禁止エリアに侵入すると即座に、貴方達の首についている首輪が…」


『爆発します』


「な…」

俺は自分の首に触れた。
そこにはひんやりとした感触の固体があった。
俺は悪寒を覚えた。



「帰りたいよー!」
「zzzz」
「な、ななななナンダッテー」
「ハァハァ」
(何この隣の奴気持ち悪ぃ…)


他にさまざまな声が聞こえる中、主催の声は響いた。

「では、第34回…バトルロワイアルを開催します!」
316狂った二人の主催する殺し合い ◆VxAX.uhVsM :2011/04/30(土) 22:32:35.94 ID:s8oJVzDv


○  ○  ○  ○  ○


「これでいいのかしら?古川さん」
「ええ、十分です」

開会式が終わり、全員が眠らされ各地に置かれたところで二人の会話ははじまった。
しかし、この二人は決して意気投合してるわけではない。

「……では私は兄に話しかけてくるので、管理お願いします」
「はいはい……」

そして青木百合は奥の部屋に入って行った。

「さて…今回も稼がせてもらうわよ…フフフ」

【DOLオリロワ 開始】
【人数状況 38/38】

【一日目/?/?】
【青木百合】
[状態]精神に異常
[装備]なし
[所持品]
[思考・行動]
基本:兄を生き返らせる。
1:この殺し合いを遂行して兄を生き返らせる。
【古川明美】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]
[思考・行動]
基本:金儲けをする。
1:この殺し合いを遂行する。面倒事は青木百合に押し付ける。
【一日目/?/?】
【長谷川祐治】
[状態]移動中
[装備]なし
[所持品]基本支給品 不明支給品(1〜2)
[思考・行動]
基本:???
1:???
317狂った二人の主催する殺し合い ◆VxAX.uhVsM :2011/04/30(土) 22:33:12.75 ID:s8oJVzDv

【オリキャラ紹介】
【青木 百合】(あおき ゆり)
16歳:女:DOL2ndと基本同じ、精神に異状有り
DOL2ndで生還した青木百合本人。
能力自体は何も持っていない。
【古川 明美】(こがわ あけみ)
40歳:女:茶髪、キツネ目
DOL2ndの古川正人の母親。
小さいころに金がかかるという理由で正人を捨てた。
金の亡者である、そのためこの殺し合いの主催を引き受けた。
【長谷川 祐治】(はせがわ ゆうじ)
25歳:男:黒い長髪、190cmの巨漢
現在就職活動中と言っているが働く気のないニート。
その上強姦魔などという顔を持つ男。
マダオ(まるで・ダメな・男)の代表である。
318 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/30(土) 22:35:08.43 ID:s8oJVzDv
名簿
男                                          女
安倍 太郎(あばい たろう)         1      青島 結子(あおしま ゆうこ)
五十嵐 修平(いがらし しゅうへい)     2      伊東 良枝(いとう よしえ)
石黒 幸男(いしぐろ さちお)        3      金谷 若葉(かねや わかば)
丹羽 雄二(うにゅう ゆうじ)        4      河田 遥(かわだ はるか)
大江 太一(おおえ たいち)         5      国分 由貴(こくぶん ゆうき)
葛西 英明(かさい ひであき)        6      小林 友子(こばやし ともこ)
河北 翔(かわきた しょう)         7      住吉 綾子(すみよし あやこ)
川越 哲司(かわごえ てつじ)        8      高松 仁美(たかまつ ひとみ)
河内 憲二(かわち けんじ)         9      塚本 由美子(つかもと ゆみこ)
茂田 旬(しげた しゅん)          10     寺島 雪菜(てらしま ゆきな)
洲崎 宏(すさき ひろし)          11     戸田 愛(とだ あい)
田畑 耕作(たはた こうさく)        12     西山 恵梨香(にしやま えりか)
丹下 真司(たんげ しんじ)         13     林 夕子(はやし ゆうこ)
中島 明彦(なかじま あけひこ)       14     ブノワ・ディオール
二宮 史郎(にのみや しろう)        15     山崎 良美(やまざき よしみ)
長谷川 祐治(はせがわ ゆうじ)       16     山根 淳子(やまね あつこ)
樋口 卓造(ひぐち たくぞう)        17     ロバートソン・アラニス
久世 竜二(ひさせ りゅうじ)        18     若林 薫(わかばやし かおる)
ブルース・ヤスパース             19     -
マクファーレン・チャールズ          20     -

【時間帯】
0-2:深夜 6-8:朝   12-14:真昼  18-20:夜
2-4:黎明 8-10:午前 14-16:午後   20-22:夜中
4-6:早朝 10-12:昼  16-18:夕方  22-24:真夜中
当ロワでは朝からスタート
319 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/30(土) 22:35:34.86 ID:s8oJVzDv
【ルール】
施設に放り込まれ、そこで殺し合いをする。
放送は0:00、3:00、6:00、9:00、12:00
15:00、18:00、21:00
禁止エリアは1個から3個増える。
基本支給品は
■名簿、メモ機能がある携帯電話
■懐中電灯
■簡易医療セット
■飲料と食糧
不明支給品は1〜2個支給される。
優勝者は元の生活に帰る事が出来る。

地図

| |1|2|3|4|5|
|A|崖|商|平|漁|海|
|B|崖|鉄|平|テ|平|
|C|崖|平|学|公|公|
|D|崖|住|住|農|農|
|E|崖|病|住|農|農|

テ…テレビ局、セットなどが揃ってます
商…商店街、廃れかかってる商店街
平…平地
漁…漁村、漁に必要な物が揃ってる
海…そのまま、海
学…学校
病…巨大な病院
公…総合公園、大量に遊具がある
住…住宅街
崖…崖、ただそれだけ
鉄…鉄塔
農…農園
320 ◆VxAX.uhVsM :2011/04/30(土) 22:37:17.07 ID:s8oJVzDv
投下終了です。
主催は青木百合&古川明美という前回の引き継ぎ。
ちなみに古川の方は高収入で雇われております。
オリキャラロワなので、どんな表現も気にせず突っ走りますので、お願いします。
321創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 00:01:15.19 ID:pNPINYHg
『雑多ジャンルバトルロワイアル』の代理投下を開始します
322◇8nn53GQqtY代理:2011/05/01(日) 00:03:02.53 ID:pNPINYHg
意思持ち支給品は参加者を食わないように気をつけよう


「はぁ〜誰か新八くん呼んできてー。この状況、突っ込みどころが多すぎて銀さん一人じゃさばききれねーよー。
あのオッサンいい歳して厨二病ですか? “生き残り”とか“実験”とか“魔法”とか“運命”とか。
そういうのは万屋じゃなくて灰葉スミオくんとかアレン・ウォーカーさんに頼んでこい。
銀さんじゃ手に負えませ〜ん。毎回毎回、人情と主人公補正で何とか乗りきってる銀さんに何を期待してんだよ」
ひとつだけあった切り株の上に座り、坂田銀時はルールブックおよび名簿を熟読していた。
そして、とにかく突っ込みを入れる。不条理にぶつくさ異議を申し立てる。
それは、とにかく愚痴を全て吐き出してしまおうという浄化作用でもあり、また、彼が彼であることを保つ為に必要なことでもあった。まぁ、世界観的な意味で。
「大体なんだよこの名簿。『レッド』とか『L』とか明らかに名前っぽくないのはまだいいとして、『仮面の男』って何だよ。『師匠』って何だよ。
『名』簿の機能果たしてないよね。誰かの師匠をやってる人が、世の中に何百人いると思ってんだコラ」
こんな調子でしばらく突っ込みを続けていたが、ひとしきりしゃべり終えると、気持ちを切り替えるように肩をすくめた。
「こんだけ喋っても覚めないってことは……やっぱり夢じゃねーな。
だいいち、夢の中で女の子の首を吹き飛ばすほど銀さん精神を病んでないし
……なら、とりあえず動いてみるとしますか。新八や神楽もいるみてーだしな」
死んだ魚のような目に微かな光を宿すと、ディパックに名簿をしまって支給品を漁り始めた。
銀時の行動方針は、いつだって単純明快だ。
そこに守りたいものがあるなら動く。剣を抜く。
どんな非常識な場所だろうとも、それは変わらない。
「“魔法”とか使うオッサンが用意したんだから、なんかゴージャスな破壊兵器とか入ってねーかな。
『あなたの支給品はドラえもんです』みたいな…………いや、やっぱ期待すんのはやめとこ。
そうやってちょっと期待してるところを落とすのが銀魂ギャグのお約束だからな。うん、ここは謙虚にいこう。
ナイフでも何でも、とにかく武器の形をしたものが入ってりゃいいや」
ぶつくさ呟きながら、手応えのあったモノをむんずとつかみだし、

323◇8nn53GQqtY代理:2011/05/01(日) 00:04:18.96 ID:pNPINYHg

「何だ人間。ずいぶんとやかましい奴だな」

黒猫が出て来た。
一つめの支給品は、喋る猫だった。


黒猫はとても流暢にしゃべった。猫にしてはどすのきいた声だった。
「つまりツキくんは、名簿にいる月島亮史さんの猫で、月島亮史さんは吸血鬼で、ツキくんは化け猫だからしゃべれると」
黒猫の語ったことをオウムのように復唱する。
猫は頷いて、またしゃべった。
「何だ、理解が早いじゃないか、人間」
「いやー想像力はジャンプを読んで鍛えてますから……って、ねーよ! あの白スーツも、もうちょっと考えて支給品選べよ。
銀さんは今、わけ分からんこと言われて呪いだか魔法だかかけられて、殺し合いの中にとばされて、いっぱいいっぱいなの!
この上化け猫まで受け入れろってか。神さまだか知らねぇが人間の適応力には限界があるんだよ。
ジャンプ読んで鍛えられた漫画脳の銀さんでもこれは限界なの!」
「誰に言っている」
ツキは胡散臭そうな目で銀時を一瞥すると、参加者名簿を読んでいる。
話すだけでなく、字を読むこともできるらしい。読みながら、「おい、舞は真田に消されたはずだぞ?」とか何とか呟く。
「それより人間、支給品の確認をするんじゃなかったのか。ないとは思うが、万一モザイクやユキがいたりしたら面倒だ。開けてみろ」
やけに態度のでかい猫だ。
「へいへい」
銀時は、もう大抵のことには動じないだろうと思いつつ、それでも期待をこめてディパックをあらためる。
(頼むよ、今度は現実的な武器が来てくれよ。本当、三味線糸とかスプーンでいいから、現実にあるものが来てくれよ)
ディパックから重たい手応えとともに引きずり出されたのは

「ふぁー。よく寝た。あれ、おっちゃんだれ? キノはどこ?」

ピカピカの大きな車体に、二つの車輪。
二つめの支給品は――喋るバイクだった。


「つまりエルメスくんは、名簿にいるキノさんの愛車で、キノさんは旅人で、エルメスくんがしゃべるのは『おしゃべりだから』と」
「そうそう。ねえ、おっちゃんは二輪車の運転できる?
キノがいない以上、僕を運転してくれる人が必要なんだけど」
子どものように高い声で、バイクが返事をする。
さっきと同じような遣り取りだ。
「フン……バイクにしゃべらせるメリットが分からんな。うるさいだけだろうに」
「いやツキくん、もっと別のとこ突っ込もうよ。だってほら、おしゃべり以前に、口ないじゃん。
脳みそないじゃん。生き物ですらないじゃん……っていうかどういう構造してんだこのリュック! 四次元ポケットか!」
突っ込みながらも、銀時はとにかく三つめの支給品を求めてディパックを漁る。
とにかく、この驚き役のような作業を早く終わりにしたかった。
最後に手応えがあったのは、細い紐のようなものだった。
銀時は少しほっとする。
この小ささからして、きっとこれは外れ支給品に違いない。
よかった、まともな武器が出て来た……あれ? 今の文章、前後がおかしくね?

324◇8nn53GQqtY代理:2011/05/01(日) 00:05:28.05 ID:pNPINYHg

「Excuse me?」

女性の機械的な音声が聞こえた。
二度あることは三度……嫌な格言が、銀時の頭に浮かぶ。
出て来たのは、赤い宝石をぶらさげたペンダント。

「Do you know where is my master?」

三つめの支給品は――喋る宝石だった。
先ほどの『脳みそないじゃん』という突っ込みに、『それがどうした』と言い返された気がする。


「つまり、レイジングハートさんは魔法アイテムで、持ち主は名簿の高町なのはちゃんで、
なのはちゃんは魔法少女で、しゃべれるのは人工知能を搭載してるから、と」
「理解が早い方で助かります」
銀時は悟った。
もう、突っ込んだら負けだと思うことにしよう。
その方が精神衛生上いい。

こうして、一人と一匹と一台と一機の情報交換が始まった。

「えーと皆さん? 俺はウチの従業員を探したいから言いたいことがあるなら手短に……」
「俺も主人を探している。しかしこの会場は妙だな。『感知』を使いにくい気がする」
「ちょっとー。ヒトの荷台に乗らないでほしいんですけどー?」
「荷台っていうのは乗せる為にあるんだろうが。
どのみちお前は俺の『足』として利用させてもらうぞ。俺もそれなりの速さで走れないことはないが、体力は温存したいからな」
「いやいやいや、このバイクは俺の支給品だから。利用するのは銀さんだから……」
「私も早急にマスターと合流しなければなりません。ミスター・エルメス、同行を願います」
「むっかー!猫のくせに態度がでかいぞ。猫がどんだけの速さで走れるっていうんだよ。
それに『バイク』じゃなくて『モトラド』だってば!」
「ひけらかすつもりはないが、俺はただの猫ではない。とはいえ、一方的に『借り』を作るのも無礼な話だな。
お前の主人もついでに探してやろう。使い魔たるもの、まずは己の主人を優先させてもらうがな」
「モトラドですか……ミスター・エルメスのご出身の次元世界の言語なのでしょうか」
「あのさ、銀さんに分かるように話してくれないかな。頼むから……」
「次元世界……キノが読んでた小説で聞いたことあるよ。“パワフルワールド”ってやつだね」
「ミスター・エルメス。それは“パラレルワールド”ですか?」
「そうそれ!」
「おいバイク、かなり苦しいぞその言い間違いは」
「ところでミスター・ツキ。その『感知』とは探索魔法のようなものですか?」
「『探索魔法』とやらの主旨は分からんが、『探索』を行う術に違いはないな。『魔法発動デバイス』ということは、お前も人探しに有効な術が――」
「いえ、私は乗り物と同じです。乗り手がいなければ――」

……主に、一匹と一台と一機の情報交換と化している。
銀時は強制的に話に割り込んだ。

「お前らいい加減に自重しろ!さっきからすごい台詞量だろうが。
こんなんじゃ他の参加者と会った時に余計カオスになんだろうが。それとも何か?
これは銀さんに当分ぼっちでいろってことなんですか!? 銀さんが誰とも会わずに空気になったらお前らのせいだからな!」




325◇8nn53GQqtY代理:2011/05/01(日) 00:06:20.20 ID:pNPINYHg
【C−5/森の中/深夜】

【坂田銀時@銀魂】
[状態]健康、精神的疲労
[装備]エルメス@キノの旅
レイジングハート@魔法少女リリカルなのは
ツキ@吸血鬼のおしごと
[道具]基本支給品一式
[思考]基本:殺し合いを何とかする
1.お前らうるさい……
2.新八、神楽を探す(土方は……まぁ、いないよりはマシか)

【ツキ@吸血鬼のおしごと】
吸血鬼、月島亮史の使い魔猫。ツキはあだ名で、真名は『三日月』。
『範囲よりも精度』に特化した感知能力を持つ。
百年の時を生きた化け猫なので、戦術戦略にもかなり通じており、戦闘経験も豊富。仲間の野良猫を救う為に保健所職員数人をフルボッコにしたほど。
ぶっちゃけ、下手な一般人参加者より強い。大丈夫かこんなん支給して。

【エルメス@キノの旅】
キノの相棒のモトラド(キノ世界でのバイク型の二輪車のこと)。
喋る理由は、「おしゃべりだから(by作者)」

【レイジングハート@魔法少女リリカルなのは】
ロワではお馴染みレイハ姐さん。
高町なのはのインテリジェントデバイス。(要するに、人工知能搭載の魔法の杖)
今回はシーリングモード(ペンダント)の形で支給。



これにて代理投下終了です
326 ◆ymCx/I3enU :2011/05/01(日) 00:29:27.36 ID:15euXD81
投下乙です。

雑多ジャンルロワ、DOLオリロワどちらも期待です!
青木百合やっぱり主催化したか…長谷川祐治酷いなwまあ人の事は言えないが

銀さんこれは大変そうだな、頭痛くなるだろうなw

投下します。美女と野獣オリ 32:街角は色めく少女らの縄張り
登場:/シュワルツ、キリル、林良枝、能登和久、浅井さらら
327街角は色めく少女らの縄張り ◆ymCx/I3enU :2011/05/01(日) 00:30:24.19 ID:15euXD81
32:街角は色めく少女らの縄張り

紫色の人狼の男、シュワルツは放送後の廃校内で、一人の少女と出会った。
赤髪ツインテールの、全裸の美少女である。
放送が終わった後にこの廃校に訪れたらしかった。
自分好みのスタイルの少女に舌舐めずりをしたシュワルツだったが。

(……怪しいな、何か……この子)

「あの…狼さん、私と、セックスしませんか?」
「……良いのか?」
「気持ち良い事、大好きなんです…」

少女は自分の秘部を両手で広げ、ピンク色の肉壁の奥まで見せ甘えるような口調で言う。
股間は反応を示すシュワルツだったがどうにも少女の不審さは拭えない。

「気持ち良い事好きなのか、俺もだよ」
「そうですか、なら…早く…」
「……」

シュワルツは背後に妙な気配を感じ、振り向いた。

「!!」

鋭い大鎌の刃先が、自分の頭部目掛けて振り下ろされるのをシュワルツは目撃した。

ビュンッ!

風切り音が響くが、人狼の首は無事だった。直前にしゃがみ斬撃を回避したのだ。

(やっぱりな、怪しいと思ったぜ…!)

ここでシュワルツは自分の勘が正しかった事を悟る。
大鎌を操るのは白い毛皮を持った巨躯の狼。

(あの女の子の仲間…!? と、来れば次は――!)

ダァン! ダァン! ダァン!

銃声が廃校の廊下に響く。少女、林良枝の持つワルサーP88自動拳銃から三発の銃弾が放たれた。
瞬時にシュワルツは横に跳びその銃弾を避けようとした。
しかし至近距離であったため、一発が左上腕に食い込み血が噴き出した。
激痛に顔を歪めるシュワルツ。そこに隙が出来る。白狼キリルが神通力で操る大鎌を、
シュワルツの胴体目掛け薙ぎ払った。

「しまっ…!」

ザクッ

「ガァッ……!」

腹に深々と大鎌の刃が刺さり、血が滲み出し床にポタポタと垂れる。
シュワルツは大きく目と口を開き、動きを止めた。
良枝がシュワルツの前に立ちワルサーP88の銃口を向ける。
328街角は色めく少女らの縄張り ◆ymCx/I3enU :2011/05/01(日) 00:31:27.15 ID:15euXD81
「最初、キリルの斬撃避けられた時はちょっとびびったけど……これで、お終いね」

ダァン!

銃弾がシュワルツの首を貫通し、シュワルツはガクリと項垂れ動かなくなった。
キリルが大鎌の刃を人狼の腹部から抜き取ると、その身体は床に崩れ落ちる。

「今度も上手く行ったな、良枝」
「ええ……」
「……ん」
「どうしたの?」

キリルの大きな耳がピクピクと動く。何かの音を察知したのだ。

「……誰か来た?」
「……ああ」

◆◆◆

「…ねぇ、学校の中から銃声聞こえたよね」
「聞こえた、な……」

犬耳尻尾少女浅井さららと、ハイエナ獣人少年能登和久は廃校裏手に来ていたが、
廃校内より、明らかに銃声らしき音が響き足を止めていた。

「……凄く嫌な予感がする。やばいよ、学校の中入らない方が良いって」
「だ、だな……ちょっとマズいか」

危険を感じ二人は廃校を離れようとする。
だが時既に遅かった。廃校の裏口の扉が突然開き、全裸の少女が飛び出した。
その手に持たれた黒く光る物は自動拳銃。少女、林良枝は二人に銃口を向け、引き金を引く。

ダァン! ダァン! ダァン! ダァン!

「あ゛っ!」

一発が和久の胸に当たった。血を噴き出し、その場に倒れるハイエナの少年。

「! 能登く―――え?」

和久に駆け寄ろうとしたさららの目に飛び込んできたものは、少女の背後から何やら大きな白い影が、
少女を飛び越え自分の方に飛び掛かってくる様子であった。
それが何なのか理解したのは、鋭い牙が目の前に迫ってからの事。
理解して間も無く、さららの意識は途絶え、二度と戻る事は無かった。

「げほっ…ごふっ…く、ぐるシい……痛いぃ……!」

肺を撃ち抜かれ、血反吐を吐きながら苦しみ、涙を流すハイエナ少年。
良枝はそんな少年に近付いたが止めを刺す事はせずただ見下ろすばかり。
まるで実験動物の行く末を冷静に観察する研究員の如く。
329街角は色めく少女らの縄張り ◆ymCx/I3enU :2011/05/01(日) 00:32:31.33 ID:15euXD81
「嫌だ…死にたくないよ……ゴホッ……助けて……死にたく…ない……」

しばらく掠れた声でそう訴えていたハイエナ少年はやがて、静かになった。

「一気に三人片付いたな、良枝」
「そうだね……じゃあ、こいつらの装備回収して、もう一回ヤろうか」
「おお」


【♂09番:シュワルツ  死亡】
【♀02番:浅井さらら  死亡】
【♂13番:能登和久  死亡】
【残り12人】


【午前/D-4廃校】
【♂06番:キリル】
[状態]健康、口元が血塗れ
[装備]大鎌(血液付着)
[持物]基本支給品一式、催淫剤
[思考・行動]
0:林良枝と共闘。最後の二人になったら互いに殺し合う。たまに良枝を犯す。
1:殺害した連中の装備を回収後、良枝を犯す。
[備考]
※特に無し。

【♀12番:林良枝】
[状態]健康、全裸
[装備]ワルサーP88(7/15)
[持物]基本支給品一式、ワルサーP88予備マガジン(3)、ウィンチェスターM2カービン(30/30)、M2カービン予備マガジン(3)、
タウルスジャッジM4510(5/5)、.410boreショットシェル(10)、千枚通し、双眼鏡
[思考・行動]
0:キリルと共闘。最後の二人になったら互いに殺し合う。たまにエッチする。
1:殺した人達の装備を回収した後キリルとエッチする。
[備考]
※キリルの精液の力で身体能力が一時的に上昇していますが本人は気付いていません。
330 ◆ymCx/I3enU :2011/05/01(日) 00:34:27.22 ID:15euXD81
投下終了です。
331 ◆hNicfchrac :2011/05/01(日) 01:09:32.53 ID:VxkSPLTY
新ロワ、美女と野獣ロワ投下乙です
なるほど、振り回される銀さんか…
ならば、自分はとことん振り回す銀さんを書く!
次書くときはもっとスバルを振り回す!
…はい、すいません。調子乗りました。
投下行きます
適当ロワ9:怪盗は手癖が悪い
登場キャラ:海東大樹、関羽
332 ◆hNicfchrac :2011/05/01(日) 01:10:19.55 ID:VxkSPLTY
「待て!」
美しい黒髪をたなびかせながら、容姿の整った美しい娘が森を駆けていた。
彼女の名は関羽、真名は愛紗。
彼女がなぜ駆けているのかというと、前方を走る一人の男のせいだった。
数分前、袋の中身を確認していたら、突然男が現れ、
「いいお宝だ。これは貰っていくよ」
そう言うと、関羽の支給品の一つを取って走り去ってしまったのだ。
人の物を盗むなど言語道断。関羽はすぐに追いかけた。
「待たんかこの泥棒め!」
「泥棒とは失礼だな。せめて怪盗と呼びたまえ」
今までの経験から、体力や運動能力には自信があったが、男も経験豊富なのか、いまだ追いつけずにいる。
「君もしつこいな、いい加減諦めたまえ」
「だまれ!貴様のような輩、放っておけるか!」
「はあ…しかたない」
そう言うと、男は袋から小さな物体を取り出す。
「君にはこれをプレゼントするよ」
男がそれを放った瞬間。

関羽の目の前が、光に包まれた。
333 ◆hNicfchrac :2011/05/01(日) 01:11:01.53 ID:VxkSPLTY
「一体…なんだったんだ…」
目を開けられるようになった時、男の姿は消えていた。
「くそっ、取り逃がしたか!」
どのような術を使ったのかは知らないが、あの光によって目をやられ、その間に遠くへ行かれてしまったようだ。
何か手がかりがないか探索していると、近くで男が投げた筒状の物体を発見した。
この物体から例の光が発せられたのは確かなのだが、どうにもその仕組みが分からない。
「やはり妖術か…」
ということは、あの男は妖術使いなのだろうか。
それとも、支給品によって妖術が使えるようになっただけなのだろうか。
「どちらにしても、あの泥棒にはたっぷり礼をしなくてはな」
そう言うと関羽は自身のもう一つの支給品である菊一文字RX−7を握る。
「待っていろ、たとえどのような悪党であろうと、この関羽がゆるさん!」

【I−8・森/一日目・夜中】
【関羽(愛紗)@真・恋姫?無双(アニメ)】
[状態]疲労(小)
[装備]菊一文字RX−7@銀魂
[道具]基本支給品
[思考]基本:殺し合いの打倒
1:さっきの男を追いかけ、捕まえる
2:殺し合いに乗った人間を倒す
3:知り合いを探す
4:ところで、この剣の後半の名前はなんと読むんだ…?
【菊一文字RX−7@銀魂】
関羽に支給。」沖田総悟が持つ日本刀。音楽プレイヤーにもなる。今回、どのような音声が録音されているかは不明。
ちなみに、アニメ版ではRX−78になっている。
334 ◆hNicfchrac :2011/05/01(日) 01:12:05.09 ID:VxkSPLTY
「…ガイアメモリ『HEAT』…やっぱりいいお宝だ」
関羽からそう離れていない場所で男―海東大樹はほくそ笑んでいた。
この殺し合いにおいても彼のスタンスは変わらない。
すなわち、お宝の収集である。
「ここにはお宝がたっぷりありそうだ。全部僕がもらうとしよう」
こうして、怪盗は次なる獲物を求めて動き出す

【I−8・森/一日目・夜中】
【海東大樹@仮面ライダーディケイド】
[状態]疲労(小)
[装備]スタングレネード×2@現実
[道具]基本支給品、ガイアメモリ『HEAT』@仮面ライダーW、ランダム支給品0〜2
[思考]基本:お宝を探す
1:適当にブラブラする
2:ディエンドライバーがほしい

【スタングレネード@現実】
海東大樹に支給。強力な光と音で人間の動きを止める非殺傷兵器。今回は光のみ発するタイプのものを三個セットで支給。
【ガイアメモリ『HEAT』@仮面ライダーW】
関羽に支給。フィリップの持つガイアメモリの一本。『熱き記憶』のメモリ。
T―2ガイアメモリかどうかは現在不明。 
335 ◆hNicfchrac :2011/05/01(日) 01:14:52.47 ID:VxkSPLTY
投下終了
急いで書いたら文章短めに…
ところで、自分のロワの参加者で『好きな』キャラがいたら教えてください
『参考に』させていただきます(ニヤリ)
ではまた
336 ◆ymCx/I3enU :2011/05/01(日) 01:33:18.69 ID:15euXD81
>>335

○坂田銀時○沖田総悟○黒神めだか○高町なのは○フェイト・T・ハラオウン
○篠ノ之箒○セシリア・オルコット

外見、ルックスが好きなだけのキャラも混ざっているが自分はこんな感じです
337 ◆VxAX.uhVsM :2011/05/01(日) 10:08:28.66 ID:btmyT3qp
>>355
○坂田銀時○黒神めだか○人吉善吉○黒神真黒○球磨川禊○スバル・ナカジマ
○鑢七花○鑢七実○いーちゃん○哀川潤○零崎人識○紫木一姫○織斑一夏○篠ノ之箒

戯言系多いのはデフォとして…
338 ◆8nn53GQqtY :2011/05/01(日) 10:34:36.77 ID:5vOdt/B3
○坂田銀時○沖田総悟○人吉善吉○黒神真黒
○鑢七実○とがめ○零崎人識○高町なのは○諸葛亮

ISと仮面ライダーは未把握ですがこんな感じです…
339 ◆VxAX.uhVsM :2011/05/01(日) 12:40:46.72 ID:btmyT3qp
追跡表作ってたらミスってトップページに行ってしまった。
やる気が無くなったので、こちら投下します。
DOLオリロワ1話 テレビ局って入ったことないんだけど
登場人物:河内憲二、西山恵理香
340テレビ局って入ったことないんだけど ◆VxAX.uhVsM :2011/05/01(日) 12:41:38.10 ID:btmyT3qp
「……」

西山恵梨香(にしやま えりか)は混乱していた。
テレビの出演を終えて、気が付いたらこの場に立っていた。
彼女の職業は女優である。
国民でその名を知らない人はいないというほどの有名人だ。

「殺し合いって…撮影じゃないわよね……」

仕方なく、近くに置いてあったバックを探る。
中に入っていたのは。

「竹刀…」

剣道で使われる竹刀だった。
残念ながらこれには期待できそうにはなかった。
ほかにもないかと期待するが、他に基本的なもの以外は入っていなかった。

「……名簿見よう」

安倍太郎、五十嵐修平…知らない名前の中知っている名前が一名。

「葛西さん…いるのか」

自分のマネージャーである葛西英明(かさい ひであき)がいた。
葛西は信頼できる人物かといえばそうではない。
でも、自分を守ってくれるという点でなら信頼できるだろう。

「よし!絶対にこんな所脱出してやるんだから!」
「あの…独り言を言ってる中悪いんですけど…」
「きゃあ!……なんだ、びっくりした」

相手は呆れた様子で

「びっくりしたのは俺だよ…まったく」

と返してくる。
341テレビ局って入ったことないんだけど ◆VxAX.uhVsM :2011/05/01(日) 12:42:33.49 ID:btmyT3qp

「で?あんた誰よ」
「……河内憲二だ、あんたは西山恵理香だろ…テレビとかで出てる」
「なんだ、知ってたんだ」
「……それは俺を馬鹿にしてるのか?」
「違う違う」

そんな会話も終わり、恵理香は立ちあがった。

「さっさと行きましょう」
「…はいはい」

【一日目/朝/B-4テレビ局内】
【西山恵理香】
[状態]健康
[装備]竹刀
[所持品]基本支給品
[思考・行動]
基本:殺し合いには乗らない。
1:河内憲二と行動する。
2:葛西英明との合流
【河内憲二】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本支給品、不明支給品(1〜2)
[思考・行動]
基本:殺し合いには乗らない。
1:西山恵理香と行動する。

【オリキャラ紹介】
【西山恵理香】(にしやま えりか)
24歳:女:長い髪に、凛とした顔立ち
国民で知らない人はいないというような女優。
葛西英明は彼女のマネージャーである。
【河内憲二】(かわち けんじ)
28歳:男:金髪で短く整えられた髪
パン職人である父の後を継いで職人になった。
頭(知識的な意味で)は残念である。
342 ◆VxAX.uhVsM :2011/05/01(日) 12:44:11.24 ID:btmyT3qp
タイトルはあれです。俺の思った事です。
投下終了です。
343 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 15:29:01.88 ID:8OsRw9Yk
皆様投下乙です。
新規ロワが2つですか。
とりあえずでは感想。
雑多>>まず思った事。文うまっ!すごい。尊敬!
   これからも期待します。人数が多いですが頑張ってください。
   …あと銀さんもファイトだ!
DOLオリ>>百合ぃ。そこまで堕ちたか。ここからどうなるか。期待期待。
     新規ロワも頑張ってください。

そういえば遅れましたが、一応>>335に答えます。
好きなキャラがいっぱいいるのでとりあえず5人いいます。
いーちゃん、球磨川禊、沖田総悟、鑢七実、高町なのは
ということにします。

では駄文投下。短い。
カオスな自己満足ロワ 25話:追うもの追われるもの
登場人物:柊愛花、シキ、ゼタ
344 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 15:36:19.09 ID:8OsRw9Yk
ここはご存知萌え立つ 渦越しの 碧野。
今は戯言遣いは立ち去り、シキと愛花がここに残っている。
時間的に後放送まで30分というところまで来ていた。

「んー。ネクはまだかなぁ」
「まぁ気長に待っておけばいんじゃない」

シキと愛花はこれといって目的も無くうろうろしていた。
ちなみにネクたちは既にこのエリアに到着はしている。
しかし、シキ、愛花たちがあまりに動き過ぎたため見つけるまでに至っていなかった。
だけど惜しくも時間切れ。
全ては遅かった。彼達は遊び過ぎたようだ。

「フハハッハハh―――ハハ。ラジ、アンど、も、虚す。うにしてやる!!!」

後ろの方から声が響く。

「―――えっ…」

愛花の心臓をエネルギー弾が貫く。
愛花は即死。
345 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 15:36:52.33 ID:8OsRw9Yk
シキは慌てて振り向くが、それも無意味だった。

「て、めぇもだ!!」

それはシキを貫いた。

「――う、嘘…」

これもまた即死。
そんなシキ達を蹴飛ばすかのように踏んでいき、
先を急いでいる男が1人いた。
南師猩。
彼がここにいる理由。
それは、弱そうなやつがいっぱいいそう、だからである。
しかし彼は今なぜか瀕死の状態だった。
身体の至るところに火傷を負い、
切り傷も広範に。
身体もところどころ抉られており、
打撲も目いっぱいにある。
血は溢れんばかりに大量ににじみ出ている
しゃべることもままなっていない状態だった。
それはもう彼と分からない動く肉塊と化している。
まぁこれはただの比喩であるが、そのぐらい杜撰であった。

「ちぃ。ぎゃ…く行列か」

彼は逃げる何かから。
恐ろしき何かから。
それはもちろんネクたち一行であった。
彼達は今何をやっているのだろうか。


【柊愛花@エム×ゼロ:ログアウト(死亡)】
【美咲四季@すばらしきこのせかい:ログアウト(死亡)】

346 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 15:37:11.43 ID:8OsRw9Yk
【1日目/早朝/萌え立つ 渦越しの 碧野】
【南師猩@すばらしきこのせかい】
[状態]火傷(至るところ)、切り傷(広範に)、打撲(目いっぱいに)、喋ることが難しい。出血(中)
[ステータス]
LV:5 HP:141/141 SP:12:60
ATK:6 DEF:8 SPD:7おうものおうも
[装備]
[道具]支給品一式、禁断ノイズ×13
[所持金]
[思考]
基本:優勝を狙う
1:ネクたちから逃げる
2:回復をしたい
[備考]
※ノイズ化はできない
※禁断化は準備すればできるかも
347 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 15:38:59.13 ID:8OsRw9Yk
ミスった。

【1日目/早朝/萌え立つ 渦越しの 碧野】
【南師猩@すばらしきこのせかい】
[状態]火傷(至るところ)、切り傷(広範に)、打撲(目いっぱいに)、喋ることが難しい。出血(中)
[ステータス]
LV:5 HP:141/141 SP:12:60
ATK:6 DEF:8 SPD:7
[装備]
[道具]支給品一式、禁断ノイズ×13
[所持金]
[思考]
基本:優勝を狙う
1:ネクたちから逃げる
2:回復をしたい
[備考]
※ノイズ化はできない
※禁断化は準備すればできるかも
348 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 15:39:49.44 ID:8OsRw9Yk
以上。
さりげなくネク強い。
ゼタ様ぼろぼろ
349 ◆ymCx/I3enU :2011/05/01(日) 20:00:44.84 ID:15euXD81
投下乙です。

>テレビ局って入ったことないんだけど
有名女優とパン職人と言うのも中々珍しい組み合わせだ

>追うもの追われるもの
エラい重傷だが南師猩まだ生きてるのか

投下します。美女と野獣オリ 33:黒夢
登場:ディートリヒ、松嶋万里
350黒夢 ◆ymCx/I3enU :2011/05/01(日) 20:02:00.16 ID:15euXD81
33:黒夢

田園地帯、とある農家の廃屋。

「い、ぅ……ぐ」

天井の梁から伸びるロープに首を締め付ける美少女、万里は、
自分の股間に腰を打ち付ける銀色の狼に支えられ命を繋ぐ。
窒息プレイ――死と隣り合わせの危険な性的プレイに興じている。
窒息する時の何とも言えぬ快感と、魔狼の大きな熱い肉の竿に体内を抉られる快楽は、万里を恍惚に陥れていた。

「気持ち良いかい? 万里ちゃん…あぁ……ふぅ……万里ちゃんの首が、
締まる度にねぇ……万里ちゃんの、アッ…! あそこも、凄く締まって、ハァ…気持ち良いよぉ…?」
「ガ……そ、そう……わタ、しも……気持ち、いい……ヨぉ………ちょっと……苦しイ、けど……」
「ハハッ……」

魔狼、ディートリヒが、万里の尻から前足でその身体を支える。これこそが万里の生命線。
もしこの支えが無くなれば少女は死ぬ。
殺し合いとはまた異なるスリルが一人と一匹の快感を更に増大させた。

「あぁ、ああ、あっ…万里ちゃん、そろそろっ……!」
「来て……キ、て! ディートリヒ、の、熱い、の、いっぱイ……!!」

そして、ディートリヒが激しく腰を動かし欲望を吐き出そうとした。

ギシッ

彼の足元から、嫌な音が響く。
しかし行為に夢中の二人はそれに気付かない。

バキッ!!

「うあ!?」

ディートリヒの足元の床が突然抜けた。
脆くなっていた床板が、激しい行為の動きに耐えられなくなったのだ。
床下に落ちる時、ディートリヒは思わず、万里の身体にしがみ付いてしまった。


「ギヒッ!!」


自分の体重に、魔狼の体重も加算され。

ロープで吊られた少女の細い首の骨は、あっさりと粉砕した。


「いって……あ、万里ちゃん!? ま…………あ?」

床を抜いた足の痛みに耐え、我に返った魔狼が見た物は。
351黒夢 ◆ymCx/I3enU :2011/05/01(日) 20:03:02.36 ID:15euXD81
「……あ……あ」

天井から首を吊ってぶら下がる少女、万里の姿。
その顔からは表情が消え、涎と涙、更に尿まで垂れ流し、脱力してゆらりと揺れ動いていた。

「……ぎゃああぁああああぁあああああぁあああああぁああ!!!!!」

殺してしまった。この窒息プレイを提案したのはディートリヒだった。
まさか床が抜けてしまうなんて。事故なのかもしれないが、結果的に少女を、自分を好きだと言ってくれた少女を、
殺してしまった――――。

「万里ちゃん! 万里ちゃんん……ああぁぁああぁあ……ごめん、ごめん……う、あああああ」

……

「……てな事なったら嫌だから普通にしようよ」
「そうだね、ごめん」

農家の廃屋内で、万里は窒息プレイを提案してきたディートリヒにそう言った。

【午前/F-5田畑跡望月家】
【♀13番:松嶋万里】
[状態]健康
[装備]FNハイパワー(13/13)
[持物]基本支給品一式、FNハイパワー予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:死にたくない。
1:ディートリヒと一緒にいる。ディートリヒに滅茶苦茶にして欲しい。
[備考]
※放送は聞きました。

【♂11番:ディートリヒ】
[状態]健康
[装備]無し
[持物]基本支給品一式、AK-103(30/30)、AK-103予備マガジン(3)、ロープ、エネマグラ
[思考・行動]
0:殺し合いはしない。
1:万里ちゃんと一緒にいる。万里ちゃんを滅茶苦茶にしたい。
[備考]
※放送は聞きました。
352 ◆ymCx/I3enU :2011/05/01(日) 20:04:12.38 ID:15euXD81
投下終了です。本当は夢じゃなかったはずなんだ…でも、考え直した
353 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/01(日) 21:24:46.85 ID:hW+lyAGI
>>335
○坂田銀時 ○沖田総悟 ○球磨川禊 ○セシリア・オルコット
ってとこですね。

そしてDOL2nd完結おめでとうございます!

投下します
版権ロワ第六話:新たなる光
登場:持田由香、古河秋生
354 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/01(日) 21:43:36.60 ID:hW+lyAGI
いろいろなことがあった。
最愛の兄と別れて、一人の青年と出会った。
青年は鉄槌の男に撲殺されてしまった。
そしてーーーーー。亡霊篠崎サチコを浄化して、元の世界に帰ったのだ。
が。またしても、絶望はゆっくりと幕を開いたのであった。

「いや…いやぁ……。怖いよぅ、ひぅ…おに、いちゃん」
b-3エリアに、廃校監禁ツアーから生還した少女、持田由香は恐怖に成す術なくふるえていた。
バトル・ロワイアルが与えた重圧は彼女を押しつぶしそうになっていた。
「ーーーーーこんッ畜生がっ!ふざけやがってーーーッ!」
びくん、と由香は震える。
叫びの主は、一人の豪快そうな男性だった。年は3〜40代か。
古河秋生。
古河ベーカリーという独創的なパン屋の営業者にして、頼れるひとりの父親。一人娘のために命を張る、立派な男だった。
秋生はしばらく怒りを露わにしていたが、少しすると由香の姿に気付く。
由香はいつの間にか笑っていた。
いつからか一人でシャドウボクシングをするなど、バカとしか言いようのない行動をしていたからだ。
「よう。………ったく。こんな子まで参加させるのかよ。あのスーツ野郎殺す」
「えぇと…わ、私持田由香って、いいます…」
355 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/01(日) 22:00:22.36 ID:hW+lyAGI
「古河秋生だ。なあ由香ちゃん、俺と行動しないか?さすがにお前一人じゃ危ないだろ」
「はい…よろしくお願いします…。あの、秋生さんっ!お、お兄…兄を探すのを手伝ってほしいんです」
こうして、また一つシャーロックへの反乱者が増える。
果たして彼は如何様にそれを見ているのだろうか。

【一日目/深夜/b-3】
【持田由香@コープスパーティー】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:殺し合いには乗らず、脱出したい
1:お兄ちゃん(哲志)を探す。
2:秋生さんと行動する
※『逆打ち』成功後からの参戦です

【古河秋生@CLANNAD】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:殺し合いを潰す
1:由香ちゃんを守る
※学園祭終了後からの参戦です


以上です
由香かわいいよ由香。
続けて
第七話:亡国王女に贈る悲しきーーー。
登場:藤林杏、鏡音リン、江ノ島盾子
356 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/01(日) 22:18:38.76 ID:hW+lyAGI
「うぅ…レン、レン……助けてよ…」
黄の王国。典型的な独裁王国であったが、民衆の反乱によって亡国と化した。
王女の身代わりとして双子の兄弟が処刑され、王女は生き延びた。
しかしーーーーー。
あまりに悪人であった彼女に斡旋されたのは殺人ゲーム。
まさしく『絶望』だった。
「怖い…よ」
「なら、一瞬で楽に終わらせてあげるわよ」
一閃。
王女が体をわずかに逸らしたため、その左手を切断するに終わった。
醜い悲鳴。
しかし刀の少女ーーーー藤林杏は止まらない。真横一閃。
上半身と下半身が分けられ、ほぼ即死だった。
「ギギュバrアyjァァnbhアアアアアアアアッ」
もはや音に近い断末魔と共に、亡国の王女は死んだ。
杏の手にあるのはただの刀ではない。
妖刀「罪歌」。
愛を語り続ける妖刀で、池袋の町に切り裂き魔を出現させた原因である。
本来の所持者の手を離れ、愛の力は封印されているが、杏のあまりに強大な負の感情は、まさに妖刀。
妹を生き返らせる。
その為に、藤林杏は自ら望んで修羅となった。

【鏡音リン@VOCALOID 悪ノp作品】   死亡確認
【残り38/40人】
357 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/01(日) 22:33:55.15 ID:hW+lyAGI
【一日目/深夜/a-3】
【藤林杏@CLANNAD】
[状態]返り血(大)
[装備]妖刀「罪歌」@デュラララ!!
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:優勝して涼を生き返らせる。
※参戦時期は不明です


「アハハハハハ!いいねこれ!いい絶望!アッハハハ!」
狂ったように、右手に金属バットを持った少女、『超高校級の絶望』江ノ島盾子は笑いながら、リンの死体を見る。
失禁してびちょびちょの下着を引きちぎり。そして、リンの肉体を引きちぎる。
返り血を浴びることによって絶望しようとしたのだ。
リンの下半身は恥部から足の先まで破壊されていた。

【江ノ島盾子@ダンガンロンパ】
[状態]返り血(大)
[装備]金属バット
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:優勝はどうでもいいが多くの絶望を生み出す。
1:希望となりそうな人物は絶望させてから殺す
※死亡後からの参戦です



投下終了です
358 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 22:36:43.48 ID:8OsRw9Yk
御二方投下乙です。
美女と野獣>>まさかの夢オチならぬ妄想オチ!しかも発想が…。
版権>>アッキーはさすが。
   杏ーーーーーーーーーーーー!!こいつは…。
   あと疑問なんですけど、◆CgtB2nWsWk氏は投下宣言してから作品を書いているのでしょうか?
   毎回投下宣言してから投下するのが多いので少しきになっちゃいました。
   もう1つ。7話の題名の
   亡国王女に贈る悲しきーーー
   の「ーーー」の部分ってわざとこうなっているのでしょうか?
   「―――」ではないのでしょうか?
   こちらもただ単に疑問になっただけ。それにこれは分かっていてもそっちの方がいいっていう人いるだろうし。
   作品一個も完結できいない僕が、一個完結している◆CgtB2nWsWk氏に
   失礼かもしれませんがただ疑問に思いました。気分を害されたらすいません。

では駄文投下します。超短い
カオスな自己満足ロワ 26話:三人寄れば乙女の知恵
登場人物:エステル・ブライト、森あい、鬼塚一愛
359 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 22:37:25.50 ID:8OsRw9Yk
ここには
《爆釣王》ことエステル・ブライト
《鬼姫》こと鬼塚一愛
《…眼鏡?》こと森あい が勢ぞろいしていた。
といっても彼女たちはつい先ほどマク・アヌで出会っただけで
特別親睦が深まったわけではないけれど。
ちなみにその時杏とも出会ってはいたが彼女が断っていた。

「まぁなんや。まずは情報交換といこか」

ヒメコが言った。

 ◇

「まぁよく分かったわ。とりあえず仲間を探さなあかんな」

確認するようにいうヒメコ。

「そんな感じかな。さっきも言ったけど私の能力、……期待しないでね…」
360 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 22:37:48.50 ID:8OsRw9Yk
悲しげにいう森。

「はいはい。わかったわよ」

呆れ気味にいうエステル。

乙女3人。
利害は一致したらしい。
エステルは、ヨシュアやケビンやアガットに一応レーヴェ。
スタンスは打倒主催。
ヒメコは、ボッスンにスイッチに椿。
スタンスは生き延びる。
森は、植木と佐野。
スタンスは生き延びる。
とりあえずは人を探すべく改めて冒険を開始する。
地獄の放送まではあと少しだ。


361 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 22:38:08.70 ID:8OsRw9Yk
【1日目/早朝/萌え立つ 禁断の 虚無】
【エステル・ブライト@空の軌跡】
[状態]健康
[ステータス]
LV:4 HP:114/114 SP:80/80
ATK:7 DEF:7 SPD:6
[装備]棒術具
[道具]支給品一式、いやしの水×3
[所持金]69
[思考]
基本:主催者を倒す
1:ヒメコとあいと行動
[備考]
※SC後からの参戦です
※能力者扱いです

【ヒメコ@スケットダンス】
[状態]健康
[ステータス]
LV:15 HP:529/529 SP:26/26
ATK:40 DEF:29 SPD:21
[装備]薫風丸、ぺロリポップ☆キャンディたこわさ味(食事中)
[道具]支給品一式、ぺロリポップキャンディカキフライ味、いやしの水
[所持金]36
[思考]
基本:生き残る
1:エステル、あいと行動
[備考]
※少なくても薫風丸に変更後からの参戦です
※無能力者扱いです

【森あい@うえきの法則】
[状態]健康
[ステータス]
LV:3 HP:109/109 SP:60/60
ATK:4 DEF:7 SPD:6
[装備]
[道具]支給品一式、いやしの水×3
[所持金]125
[思考]
基本:生き残る
1:エステル、ヒメコと行動
[備考]
※4次試験後からの参戦です
※能力者扱いです

※萌え立つ 禁断の 虚無
推奨LV:11   闇属性

【ぺロリポップキャンディ各種@スケットダンス】
不思議な味わいのする飴
人によっては吐くこともあるので注意が必要
362 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 22:38:38.20 ID:8OsRw9Yk
以上。
こいつらは話がしにくい。
363 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/01(日) 22:42:37.25 ID:8OsRw9Yk
>>358
意味分かんないですね。
訂正
毎回投下宣言してから結構時間がたってから投下するので疑問に思いました。
こんな感じにとらえてください
364 ◆8nn53GQqtY :2011/05/02(月) 07:39:23.71 ID:+HPpRC7s
二日離れてただけでずいぶん投下が来てますね…皆さん筆が速い

>>街角は色めく……元気だなぁ。色んな意味で
>>怪盗は……そりゃ支給品はある意味宝の山だけどさw
>>追うもの……ボロボロだけど瞬殺……
>>テレビ局……有名人ってある意味ではロワ不利かも
>>黒夢……現実にあってもこのロワならおかしくな(ry
>>新たなる光……パン屋がかぶった……何と言うシンクロニシティ
>>亡国王女……杏!?と思ったら立て続けに酷い死体損壊(注、褒め言葉)キタ―!
>>三人寄れば……世界観全然違うのによくまとまれた、乙女たち

では、自分も投下します
雑多ロワイアル2話:41cm
登場キャラ:小早川ゆたか、手塚国光
36541cm ◆8nn53GQqtY :2011/05/02(月) 07:40:33.09 ID:+HPpRC7s
小早川ゆたかは、恐怖していた。
気が付けば知らない場所に、拉致されていたということに。
見知らぬ背の高い男から、『殺される者は殺され、殺す者は殺す』などと予告されたことに。
目の前で、自分とそう変わらない年齢の少女の首が、爆発したということに。
その爆発が、自分の身にも起こり得るということに。
よく分からないまま、未知の暗闇――スタート地点――に放り出されたことに。
「おねぇちゃん……みなみちゃん……」
そして、『参加者名簿』に友達の岩崎みなみ、田村ひより、姉のように慕う泉こなた、彼女らの友人の名前があったことに。
震えて座り込むだけでは何の解決にもならないことを、本当はゆたかは分かっている。
けど、人より非力な女子高生でしかないゆたかが立ち上がったところで何ができるだろう。
動けない恐怖と、何もできない嫌悪感。
(だめだ……私、『いやな子』になっていってる……)
病弱で倒れてばかりで、周りに当たっていたころのマイナスな自分と今の自分が重なる。
このまま死んでしまうなんて嫌だ。
こなたお姉ちゃんや、みなみちゃんが死んでしまうのも嫌だ。
それなのに、座り込んだまま動くことができない。
怖い。
36641cm ◆8nn53GQqtY :2011/05/02(月) 07:41:35.40 ID:+HPpRC7s
そんな風に、考えが何度目かのループをした時。
「すみません。そこに誰かいますね」
ゆたかが隠れていた公園のアスレチックの内部を、その男が覗き込んだ。
中が空洞になったアスレチックは、入口を男がふさいだが故に逃げ場がなくなる。
「ひゃうっ!」
「あ……」
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
パニックになりかけたゆたかを制するように、男はやけに落ちついた声を出した。

「怯えさせてしまってすまない。……信じてもらえるか分からないが、俺は殺し合いに乗っていない。だから安心してほしい」

男は、腰が抜けたゆたかが外に這いだすのを手伝ってくれた。
年齢は良く分からないが、外見から二十歳を超えていることは確かだろう。
最初に演説していた『清隆』と名乗る男と、同じくらいの年代にも見える。
どこかの学校指定らしいジャージを着ている。学校の部活の顧問の先生なんだろうか。
メタルフレームの眼鏡の奥からは鋭い眼光が光っているが、今はもう怖くなかった。
その左手には、何かゲーム機のようなモノを持っている。
男は、それを支給品の探知機だと説明した。
なるほど、それで自分の隠れ場所が分かったのかと、ゆたかは納得する。
同時に、先ほど男に恐怖してしまったことも改めて思い出した。
「あの……怖がって、ごめんなさい」
ぺこりと謝る。
36741cm ◆8nn53GQqtY :2011/05/02(月) 07:42:30.55 ID:+HPpRC7s
「謝ることはない。突然、小学生女子が『殺し合え』などと言われたら、パニックになって当たり前だ」

ぐさ

『小学生』と言われたのはショックだけれど……まぁ、いつものことだ。
ゆたかは訂正しようとしたが、それより早く男性が名乗った。

「手塚国光。青春学園中等部の三年生だ」

「え…………?」
聞き間違いをしたのかもしれない。
この人は今、『中等部の三年生』と言わなかっただろうか。
つまり……
「君の名前は?」
ゆたかは、ともかくもさっき件の訂正をしようと身分を名乗る。

「小早川ゆたかです…………陵桜高校、一年生です」

今度は、男性――手塚国光が、仰天する番だった。



にわかには信じがたいことなので、もう一度繰り返そう。
手塚国光。中学三年生。14歳。身長179cm。
小早川ゆたか。高校一年生。15歳。身長138cm。
外見年齢小学生の小早川ゆたかだったが、外見年齢社会人の手塚国光よりも年上である。
36841cm ◆8nn53GQqtY :2011/05/02(月) 07:43:30.89 ID:+HPpRC7s
【D−6/公園/真夜中】

【手塚国光@テニスの王子様】
[状態]健康、茫然
[装備]青学レギュラージャージ
[道具]参加者探知機@現実、基本支給品一式、不明支給品0〜2(確認済み)
[思考]基本:殺し合いには乗らない。部長として、部員を責任もって保護。
1・この人が、年上……
2・小早川ゆたかさんと情報交換。
3・不二周助、菊丸英二、越前リョーマとの合流

【小早川ゆたか@らき☆すた】
[状態]健康、茫然
[装備]陵桜高校の制服
[道具]基本支給品一式、不明支給品1〜3(確認済み)
[思考]基本:殺し合いなんてしたくない
1・この人が、年下……
2・手塚さんと情報交換
3・お姉ちゃんや、みなみちゃん、田村さんたちに会いたい…
※高校一年生時からの参戦です。
36941cm ◆8nn53GQqtY :2011/05/02(月) 07:44:33.39 ID:+HPpRC7s
以上です。

登場キャラがこの2人な時点でばればれだと思いますが
年齢ネタをやりたかっただけですw

WIKI収録は帰ってからやろう
370 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/02(月) 15:46:11.34 ID:inORCB7r
>>358
一つ目は自分は基本的に書きながら展開を考えていく書き方をするからですね。
二つ目は単にクセみたいなものです。
小説とかを書くときは昔からこうだったので直そうとすると逆に二つが混ざって読みにくくなったりするので、やりやすい方で統一しました。
読みにくかったらすいません><
そして更に言うとPCの調子がかなり悪く、PSPから投下することが多いからです。
文字化け率が高くなってしまうので…。
貴重なご質問ありがとうございました。

投下します
版権ロワ第八話:人の忠告はよく聞こう
登場:原村和、池田華奈
371 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/02(月) 16:04:47.40 ID:inORCB7r
『やあ、ラッキーな参加者さん、原村和。これは僕の力で予知した未来の一つを記したものだ。
この未来にあらがうか受け入れるかは任せるよ。
君は最初に会った人に殺される。
死にたくないなら君の支給品のーーーコルトガバメントで出会い際速攻で射殺することをすすめるよ。隠れたところで君は必ず死ぬ。殺す以外に道はない』

「………ふざけてますね」
原村和はa-1にて、予知の書かれた紙を破り捨てた。
彼女は非科学というものを一切信じない性質で、『予知』など信じるに値しないと思ったからに他ならない。
だが。

彼女のバックには本当にコルトガバメントが支給されていた。

背筋に寒いものが走る。
麻雀ではそれこそ非科学的な強さを誇る和でも、この場では気丈には振る舞えない。

がさり、と音がした。

「ッ!?」
音の先には、和の知る人物がいた。風越女子高校麻雀部の部員、池田華奈。
宮永咲や天江衣のような強さではなく、粘り強く戦う華奈の麻雀を和は素直に尊敬していた面もある。
華奈も和に気付いたのか、目を見開いて和を見ている。
「池田さーーーーーー、」

トスッ、トスッ。

え?と和は言い、直後に倒れ込んだ。胸元に鋭い痛みが走る。
372 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/02(月) 16:20:22.52 ID:inORCB7r
夥しくあふれてくる真紅の液体と、突き刺さる二本の投擲用ナイフ。
和は刺された、とやっと気付いた。

華奈は虚ろな瞳で和を見おろす。
「い、けだ……さ、ん。何で………」
華奈はなにも言わない。心が完全に壊れてしまっているのだろう。
決勝戦で天江衣に追いつめられてただでさえ弱っていた華奈の心を崩すのにこのゲームは十分すぎる効き目であった。

血が失われ、視界がぼやけて、やがて消えていく。
「(宮永さん………あなたは、生き延びてください)」
天才女子高生雀士、原村和は親友の少女を想い、儚く命の花を散らせた。


「………」
和の死体に刺さったナイフには目もくれず、華奈はデイバックのコルトガバメントを奪う。
使用された形跡がある。これは元々神崎・H・アリアのものなのだが、華奈は知るよしもない。
壊れすぎてしまった少女は、光彩の消えた瞳のまま歩き出した。
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないしにたくないしにたくないシニタクナイ。
心の中で反復させながら、池田華奈はどこまでも壊れて、堕落していく。
元の快活そうな華奈の面影はもはやどこにもなくなってしまっていた。
373 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/02(月) 16:30:47.99 ID:inORCB7r
【原村和@咲-saki-】  死亡確認
【残り37/40人】

【一日目/深夜/a-1】
【池田華奈@咲-saki-】
[状態]精神崩壊
[装備]アリアのガバメント@緋弾のアリア
[所持品]投げナイフ×6
[思考・行動]
基本:死にたくない。
1:……………。
※決勝戦中、再起する前からの参戦です

【投げナイフ】
女子高生どころか小学生でも簡単に投げられる特注品。殺傷力も一流。

【シャーロックのメモ】
原村和を含む三人に支給されたメモ。
シャーロックの予知した未来の一部が書いてある。必中。






投下終了です。
池田ァ!は壊れやすいよね
374創る名無しに見る名無し:2011/05/02(月) 16:33:42.15 ID:nl/oDEta
池田ァ!!
てめぇ何ださっきの精神崩壊はァ!
アニでそれでしくったの……忘れたのかよォ! ( `д⊂彡☆))Д´) パーン
375 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 17:18:55.38 ID:Eo2XPCVs
>>370
そうでしたか。こまかいこときいてすいませんでした。
これからも期待です。

雑多>>うん。仕方ないよ。らきすたとテニプリでは。
版権>>「咲」自体を詳しくしらないのでなんとも言えませんですが、杏といい池田といい
    みんな見事に壊れてるなぁ。僕の作品の杏もですけどね。

では駄文投下。今回はホントくだらない。
カオスな自己満足ロワ  28話:シリアスなんてぶっ飛ばせ!!
登場人物:暦、陽平
376 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 17:19:33.68 ID:Eo2XPCVs
000

前回の粗筋。(阿良々木暦の場合)
突然、謎の空間に呼び出される。
謎の男から殺し合いをしろとのこと。
その後また変な空間に飛ばされて、金髪の(ヘタレな)男に助けられた。

001

―――どんな物語の粗筋だよ。
とりあえず何だ。意味分かんない。
不条理過ぎる。救いどころが一つもない。
しかも最後が可哀相過ぎる。
しかし彼の全てを否定すると、同時に僕も悲しい存在になるのであまりしたくないところだ。
ああ。彼の紹介をしておこうか。
彼の名前は春原陽平。
まず目につくのは金髪。しかし忍に見慣れてしまった僕から言わせてしまえば
別に何ていうこともないのだけど。
顔はというと…彼の友達からはムチャ面(ムチャクチャイケメンの略)
という素晴らしいセンスの評価があったのでそれを借りさせてもらうとしよう。
まぁここまでは問題ではない。
問題は設定だ。箇条書きでいくつか言わせていただこう。
・ヘタレ(僕と被った)
・落ちこぼれ(設定は被っている)
・暴力耐性(僕は不死身だしね)
・男友達が少ない(僕は……いたっけなぁ?)
・というより友達が少ない(………………………)
・巨乳好き(美佐枝さんというらしい。別に僕は羽川をそんな目では見てないさ。大丈夫。――春休みのことはきっと何かの間違えだ)
その他色々。
分かっただろうが?
何か僕と彼は異様なまでにキャラが被ってしまっている。
まぁその分話が弾むこともあるが。
いや、そんなことはこの場ではどうでもいいので先に進ませてもらうとしよう。
前回の粗筋とやらからは結構時間が流れた。
377 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 17:19:56.48 ID:Eo2XPCVs
今は適当なLVのエリアに行って適当に暇を潰していた。
つーか何?このルール。合流したくても中々できるもんじゃねぇだろ。
僕なんでか知らないけど、マク・アヌでもエリアでも春原以外合流できていないんだけど。

「はぁ〜。どうしようもなぇな」

と僕はため息まじりの呟きが聞こえたのか。
春原が言った。

「フッ。阿良々木。僕がいればこんなゲーム楽勝だぜ。タイタニックに乗ったつもりでいればいいさ」
「沈むぞ」

馬鹿。ある意味僕の周りでは変に言葉を巧みに使う奴が多いからこういう奴はなんか新鮮だ。

「えっ!?タイタニックってあれだろ。ヒューバコーングシャー的なあれだろ!?」
「もはや僕はお前が何をイメージしているか全くもって分からないぞ」

そんな感じで過ごしていた。

002

「しっかしあれだよね。全然僕たち緊張感ねぇよな」
「まぁ、それで空気がギスギスするよりはいいんじゃないのか?」
「そうだろうけどさ。この銃の役目が全然こねぇじゃんかよ」

この銃とはグロック。
マク・アヌで2人の金をはたいて買った物だ。
あった方が心にも余裕が出るかな。と思って買ったけどこうして持て余しているところだ。

「まぁ死なないことが一番だろうさ」
「まっ。そうだね」
「そうそう。いっておくけどな主人公補正の無い僕は雑魚いぞ。
旧ドラえもんの声のクマに存在ごと消されたり普通にするからな」

つい最近の話なんだけどね。

「な、何の話っすか」
「というよりさ、不死身設定の僕がさここにいるってこと自体おかしい話なんだよ。
僕を殺す気満々じゃねぇかよ。理不尽に設定無視する気満々じゃねぇかよ」
「だから何の話だよ!」
「作者の意図が見え見えで僕も困ってるんだよね」
「やめてください!」
「改めて不死身というものを考えさせられるんだよな。
この前だってさ違う世界の僕は当たり前のように死んでいたぞ」
「違う世界って何すか!?」
378 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 17:20:17.04 ID:Eo2XPCVs
「そういう意味では主人公補正って大切だよな。
それが無ければ僕は今まで何回死んでいる事か」
「…………まぁその意見には賛成だね」
「へぇ、そうなの」
「そりゃそうさ。僕の心友、岡崎はもう主人公補正使いまくってるし」
「ふ〜ん。例えば?」
「女にモテまくる」
「……何を根拠に言ってるんだ」

自分と比べての話じゃないのか。

「例えばさ阿良々木。用もないのに隣のクラスの委員長がよ岡崎と雑談をするためにやってくるんだぜ。おかしいと思わない?」
「う〜ん。けど決定打では無いな。お前に会いに来てるかもしれないじゃん」
「それは無いね。あいつは岡崎の方しか見ていない。僕はせいぜい良い玩具扱いだよ」
「春原にしてはえらく自虐的だな」
「……自虐的って何すか…」

こいつは…。八九寺に国語でも習っとけ。

「…………随分とネガティブ思考だな」
「ああそういう意味なの。で何だっけ?――そうだ。だってそいつ杏っていうだけどさ。
いつも辞書を僕にぶつけて岡崎と一緒に笑ってやがるんだぜ。玩具同然じゃんかよ」
「――その岡崎ってのも対外だとおもうぞ」
「まぁあいつの場合仕方ないってとこもあるんだけど――阿良々木に言っても仕方ないよね」
「――?まぁいいや。それでその杏以外誰かいるのか?」
「うんまぁね。順番に言っていくと、病弱な子に、杏の妹に、模試1位に、ロリに、生徒会長に、有紀寧ちゃんはどうなんだろ?
まぁざっといってこんなにいるよ。しかも岡崎ってさ顔はいいからさ一部の女子にも好かれているんだよね。全く世の中なんて不平等なんだろうね」
「…随分とまぁ個性的なようで」

僕の周りの人間は…
ツンドラ改めツンドロ、ロリ、変態、天才委員長、金髪ロリ
千石は…、大人の魅力の片鱗を見せる中学生?というか千石に限ってはこういう目で見ちゃいけないな。
他はまだ冗談として通じるが、千石の場合は犯罪になってしまう。いけないな僕。
それでも改めて見ると僕の周りもキャラ強いな。

「岡崎を時々ギャルゲーの主人公かっておもうんだよね」
「いるんだな。世の中にはそういう人が」

う、羨ましくなんかないぞ!僕には戦場ヶ原がいるんだから。そこんところ誤解しちゃだめだ。

「モテるのは分かった。それで他に補正はあんのか?」
「…そうだね。この前僕たちさぁ草野球をやったんだけどさ、
あいつ肩壊してて中々ヒットが出なかったくせに最後の最後で逆転させやがったんだ。これを補正と言わないで何て言うんだよ。
あ!ちなみに僕は当たり前だけど毎回2ラン打ったぜ」

グッ。
と親指をたて、満面の笑みで言う。
嘘クセーーーー!
379 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 17:20:42.10 ID:Eo2XPCVs
それにしてもホント主人公補正はすげぇな。

「だけどその岡崎も今は補正がないんだろうんね」
「だろうな。死んでなきゃいいけど」
「だけどさぁ。意外と死んでも目を覚ましたらまた日常に戻っているかもよ」
「その可能性は否定はしないけど、肯定もできないな」
「そうだけどね」
「まぁ今は精一杯頑張ればいいさ」
「そうだね」
「だけど今回意外とギャグにならなかったな」
「そうだよね。僕たちってこの殺し合いでさ多分1、2を争うほどのギャグキャラなのにね」
「そうだぜ。キャラを把握しきれていないというかさ、使いこなせてないな」
「僕たちという逸材を持っていながら、何たるザマだよね」
「……春原。無理して難しい言葉や文にしなくていいぞ」
「何!?もしかして「逸材」ってワードのこと!?いくらなんでもなめすぎっす」
「だから無理して英語なんか…」
「うおおおおおおおおおおおおおお!」

なんか話が広がりそうだったので適当に続ける事にしよう。

「前から思ってたんだけどさ」
「な、何すか?」
「お前ってなんか便座カバーとか武器にしてそうな顔だよな(笑)」

時間が止まる。お互いの時間が見事に止まった。
しかし今動き出した。

「なんっ…でそこまで!的確に人を傷つける台詞が言えるんだよお前はあああああっ!!言うに事欠いてまさかの便座カバーだと!?」

おおすげぇ。ノリがよすぎる。神原並みだ。

「僕が何だっ!冗談と本気がわかんねぇ馬鹿だって言うのか!」
「現時点で分かって無いと思うぞ。というか口調が変わってるし」
「こんな屈辱受けたの1週間ぶりだ!確実に許さねぇ!お前は!僕が!ぶっ殺す!」
「案外近いんだな。屈辱受けたの」
「っていい加減止めろよ!」

なんて見事なノリツッコミだ。
うん。すげぇな。

「見事な出来だったよ春原」
「え!?そう。やっぱり?僕も自信あったんだよね今の」

扱いやすい奴だ。
だけどこの晴れ晴れとした笑顔を向けられると1%ぐらい心が痛む気がする。
しかし、パクリに自信があるのはいかがなもんか。

「もう何なんだよ。無茶振りしてくんなよ。僕もいい加減疲れてきたんだけど」
「大丈夫だ。そんな時は僕の『大嘘憑き』(オールフィクション)で疲れを『なかった』ことにしてやるぜ」
「お前は何者だっ!」
「阿良々木暦さ」
380 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 17:21:37.89 ID:Eo2XPCVs
「しっとるよ!もうボケんな!お前はツッコミマスターでしょ!ボケてどうするの!」
「春原。こういうときはボケたもん勝ちだぜ」
「くそー。じゃあ今度は僕がリベップしてやる」
「多分リベンジな」
「そうそれ」

危ない。春原の場合天然でやっているだろうけど、逃すところだった。
ついでにいうとリベンジは対象の目の前で宣言するものじゃないと思う。

「で、どうボケるんだ」
「………………………」

難しいだろうな。
こうやって一回空気止めた後の改めたボケ程高度な物を僕は知らない。
さぁどう出る。春原!

「…ボンバヘッ!」

ズルッ

ヤバいヤバい古典的なコケ方をするところだった。
こいつはいきなり何言ってんだ。

「な、なに…?」
「いやボンバヘッって最高だよねって」

何でそんな話題になったんだ。
冷や汗流してるし

「つーかなんだっけボンバヘッって」
「お前あの名曲知られぇのか!?」
「う〜ん…そうだ思い出した。アニメの曲だっけ?」
「ふん。あんなもの偽物だね。やっぱ初代じゃなきゃ」

そして春原が鼻歌をやり始めた。(しかも下手)
381 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 17:22:25.02 ID:Eo2XPCVs
う〜ん。よく分からない。
あれか初代ガンダムとZガンダムぐらい違うんだったら納得もいくが。
例が分かりづれぇ。

003

春原のボンバヘッ講座が終わり、
時間帯的には放送まであと5分といった時間になった。

「いよいよだな。ていうか案外皆生きてるんじゃない?僕たち誰とも会わなかったし」
「そうだといいんだけどな」

でもやっぱりそれは望みが大きすぎるだろう。
結局僕は主人公補正の話じゃないけど運が良かったのだろう。
始めに出会った奴がたまたま殺し合いに乗っていない春原でその後も難なくやってこれたのも、
結局は運が良かっただけだ。
僕は何もやっていない。
悪いけど殺し合いに乗った奴もいるだろうし、
運悪く最初のエリアが高レベルだったりするとアウトだろう。

「なぁ阿良々木」
「何?」
「もしさ、知り合いが死んでいたらどうする?」
「どうするって?」
「僕を殺して優勝目指すか?何もしないか?それとも自殺でもするのか?」

こいつはたまに鋭いとこを突いてくる。
まぁこいつのいいところなんだろう。

「そうだな。やつあたりでお前を殺すかもしれない…」
「…じょ、冗談っすよね?」
「……………………………………………」
「い、今までのぼ、僕たちが築いた友情は何だったの!?」
「まぁ冗談なんだけど」
「岡崎みたいなことするなよな…」

さっきから岡崎って人はどんな人なのかよく分からない。

「冗談は抜きにして、本当はそうだな…。自殺かな!」
「う、嘘だろ?」
「嘘だけど」
「…そろそろ本当の事言ってください」

泣いている。
なるほど。人をいじるってこんな感じなのか。
戦場ヶ原が病みつきになるのも頷けるな。

「まぁホントのこというと、そうだな。
主催者を倒すべく本気で動き出すよ。きっと」
「まぁその辺が妥当だね」
「ああ。まぁ誰も死んでなくてもそれは同じだけどね」


ピンポンパンポーン


なんて緊張感の抜ける音が聞こえた。
どうやら放送の時間のようだ。

382 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 17:22:53.75 ID:Eo2XPCVs
【1日目/早朝/隠されし 禁断の 碧野】
【阿良々木暦@化物語】
[状態]健康
[ステータス]
LV:15 HP:512/512 SP:60/60
ATK:27 DEF:29 SPD:28
[装備]
[道具]支給品一式、いやしの水
[所持金]365
[思考]
基本:生き残る
1:放送の結果は…?

【春原陽平@CLANNAD】
[状態]健康
[ステータス]
LV:25 HP:587/615 SP:38/38
ATK:42 DEF:51 SPD:29
[装備]グロック17@現実(残り15発)
[道具]支給品一式
[所持金]354
[思考]
基本:生き残る
1:放送の結果は…?
[備考]
※草野球END後からの参戦予定でしたがよくわからなくなった

※隠されし 禁断の 碧野
推奨LV:23  雷属性


【グロック17@現実】
殺傷能力は高い。様々なところで使われている。
383 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 17:25:30.92 ID:Eo2XPCVs
以上。

やりたい放題。
書いてて思ったんだけど、春原のギャグってムズイ。
だから今回阿良々木君が大暴れしてるんですけど。
あと ◆VxAX.uhVsM氏。勝手に設定借りてすいませんでした。
384 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 17:28:15.12 ID:Eo2XPCVs
間違えた。
28話じゃなくて、27話でした。
あとついでに言っておくと、
ここから2話は名簿外の人たちの話です。
385 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 19:04:36.21 ID:Eo2XPCVs
投下します。
カオスな自己満足ロワ 28話:裏側にて
登場人物:?、?

今から本格的にカオスします。
オリ設定入るよ。
386 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 19:04:56.98 ID:Eo2XPCVs
時間的にまだ放送前の時間である。
ここはネットスラム。
2人分の人影がある。

「あなたでしたか。主催者は」
「ああ。そうだよ。実に久しぶりだな《――――》」
「それほどでも。しかし何故このようなことを」
「そういえば《――――》はこの世界で『ヘルバ』というハッカーをやっていたな」
「ええそうですね。僕はこの世界では『ヘルバ』というキャラを演じています」
「そういえばお前は男だろう。何故女PC何だ?」
「いえいえ。女ハッカーって格好よさそうじゃないですか」
「フッ。あの時と同じようなことをやっているのか」
「ええそうです。今はこのゲームの参加者であるカイトとも中々仲良くやっておりますので
できればこういうことは控えて頂きたいと思うのですが。《――――》」
「そうだな。でも始めてしまったものは仕方が無いだろう。どうせだから最後まで僕は続ける」
「…。まぁOKをもらえるとは思っていませんでしたが」
「では続けさせてもらおうか」
「しかしアウラを何故攻撃しているのです?」
「彼女は僕のこのゲームに手を加えようとするからね。撃退するほかなかろう」
「それならばさっさと済ませてしまえばよろしいのでは?」
「いや、先ほどからその様にしているのだが。彼女は賢いな。僕が作ろうとしても
387 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 19:05:21.27 ID:Eo2XPCVs
半年は少なくてもかかるだろうな。実にすばらしいAIもあったものだな」
「…そうでしょうね。伊達に『究極のAI』を名乗っていませんよ」
「ふむ。『究極のAI』か。中々的を射た表現だ。
しかしさっきその『究極』のおかげで、確か戦場ヶ原という女を潰してしまった」
「なるほど。先ほどからうろうろしているスケィスは《――――》が操っていたんですか」
「そうだ。といってもあれはただの復元(コピー)だがな。
それほど強い力はもっていない。所詮少しLVの高いモンスター程度といったとこか」
「それで最初の質問に戻りますが、何故このようなことを」
「本当に分からないか?」
「…。なんとなくは分かっていますよ。しかしですね――――」

ピッー!ピー!ピッー!

「おや。そろそろ時間のようだから一回解散だ」
「……そうですか」
「しかしお前は相変わらず僕たちにしては常識的で善良だな。そういうところが好きなんだがな」
「それはどうも。ありがたきお言葉、誠に感謝しております」
「ではさらばだ《――――》」
「ええ。ではまた《――――》」

ほぼ同時にここから2つの人影は消えた。


388 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 19:06:34.29 ID:Eo2XPCVs
以上。

多分分かる人はもう黒幕わかったんじゃないかな?
ちなみにヘルバは完全オリ設定です。
パロディーモードとも違う。
389 ◆ymCx/I3enU :2011/05/02(月) 19:26:41.62 ID:vDbDZ3gk
皆様投下乙です

>>版権ロワ第六話:新たなる光
良かったな由香、乗ってない人と出会えて、しかしあの廃校から命からがら生きて帰ったと思ったら、
今度は殺し合いだもんな、精神年齢ほぼ小学生の由香にはキツ過ぎるだろうな

>>第七話:亡国王女に贈る悲しきーーー。
独裁者の末路は悲惨な事が多い(鏡音リン@VOCALOID 悪ノp作品については自分はほとんど知らんが)…。
酷い死体損壊だ いいぞ もっとやれ

>>カオスな自己満足ロワ 26話:三人寄れば乙女の知恵
女三人組グループktkr 知ってるのはヒメコぐらいしかいないけど

>>雑多ロワイアル2話:41cm
これから何かギクシャクしそうだな(険悪な意味では無く)ww

>>版権ロワ第八話:人の忠告はよく聞こう
和ァァァ 巨乳キャラ好きの俺としては残念(黙れ

>>カオスな自己満足ロワ 27話:シリアスなんてぶっ飛ばせ!!
何かこの二人はツッコミのいないお笑いコンビみたいな感じがする

>>カオスな自己満足ロワ 28話:裏側にて
なるほど わからん(正体が) 「ヘルバ」も「パロディーモード」も全く知らん単語だ いずれ分かるだろうが

それでは自分も投下します。美女と野獣オリロワ 34:生きてる喜びと痛みを
登場:尾上誠人、ミリア・クリスティーナ、布施信昭、吉良一葉、キリル、林良枝
390生きてる喜びと痛みを ◆ymCx/I3enU :2011/05/02(月) 19:28:20.89 ID:vDbDZ3gk
34:生きてる喜びと痛みを

行為を終えた尾上誠人はそそくさと服を着る。
一通り終えた後はすっかり恥ずかしくなりミリアの顔がまともに見られない。
ミリアはその辺に落ちていた手拭いで秘部を拭く。

「一杯出したね……気持ち良かったでしょ?」
「……///」
「あんだけ激しくヤっておいて、今更恥ずかしい何て無いでしょ?www」
「い、いや……」

そうは言われても何故か恥ずかしくなってしまうと言うもの。
ミリアはそんなコヨーテ獣人少年を可愛いと思いつつ、後始末を続ける。



誠人とミリアに触発されたのか隣の部屋にいる狐獣人の男布施信昭とと狐耳の少女吉良一葉も行為をした。
そして、互いに服を着始める。

「……すみませーん、誰かいますか?」
「誰?」
「女の子の声ですね」

玄関の方から突然少女の声が響く。

「俺が見てくる。一葉ちゃんはここで待って…あ、出来れば二人の様子見てきてくれる?」
「は、はい」

信昭がマニューリンMR73回転式拳銃を携え玄関に向かった。
一葉は信昭の事を心配しつつも、隣の部屋にいる誠人とミリアに事の次第を伝えに言った。

信昭が玄関先で見たものは、全裸の美少女だった。

「ど、どうした…?」

いくら変態だらけの殺し合いとは言えこうも堂々と全裸で出歩く少女がいるのだろうか。
だが現実に目の前にいる。信昭は若干動揺しつつ少女に話し掛けた。

「…音が聞こえて…もしかして、人いるのかなと思って」
「あ、ああ……俺は布施信昭。君は……林、良枝ちゃん、かな」
「はい…」
「しかし…どうして、全裸なんだ?」
「……」


ガシャアアン!!


「!?」

少女、林良枝になぜ全裸なのか尋ねるのと、裏手の方からガラスが割れるような音が聞こえたのは、ほぼ同時だった。
391生きてる喜びと痛みを ◆ymCx/I3enU :2011/05/02(月) 19:29:08.55 ID:vDbDZ3gk
「な、何だ、何の音っ」

グサッ

「――――――っ」

信昭が良枝に背を向けた瞬間、背中に激痛を感じた。

「誰か仲間がいるんでしょ? でも心配する必要は無いよ」
「……な……に……?」
「…みんな私達が殺すからね、あんたも含めて!」

良枝は千枚通しで狐獣人の男の背中を何度も何度も、執拗なまでに刺す。
内臓を傷付け、信昭に確実なる致命傷を与え、信昭は喉の奥から熱い液体が込み上げるのを感じた。
背中が焼けるように熱い。意識が遠くなる。

「…か…ずは……ちゃ…まこと…ミリア……さ………に…げ…………」

同行者達の無事を切に願いながら、信昭は床に崩れ落ち、息絶えた。

◆◆◆

凄まじい物音に、扉を開け廊下に出た誠人とミリアが見た物は、
首を斬り飛ばされる瞬間の狐少女、そして、大鎌を操る白い狼の姿だった。
鮮血で廊下の床や壁、天井が赤く染まる。

「……な……え? え?」
「くっ…!」

呆然とする誠人に対し、実戦慣れしているミリアは即座に反応し、動いた。
木刀を携え、白狼に向かって突進する。

「ミリアさん!?」
「下がってて、誠人君――――はぁっ!」
「!」

白狼、キリルは自分に向かって走り来る全裸の女に少々驚きつつも、
大鎌を使って防御の体勢を取る。
直後、渾身の力で振り下ろされた木刀の一撃を、キリルの大鎌が捉え、大きな金属音が鳴った。

(ちぃ…こいつ、剣士か…中々強いな……ここは狭いから身体のデカい俺にはちょっと不利だ。
外に連れ出すか……? もう一人は銃を持っているしな)

体格の大きいキリルは屋内での戦闘は不利と考え、
ミリアと誠人を外に連れ出すべく玄関の方へ走る。ミリアと誠人はそれを追った。
視界の端に首を失い死んだ狐少女が見えたが今はまだ弔う余裕も無い。
392生きてる喜びと痛みを ◆ymCx/I3enU :2011/05/02(月) 19:30:19.31 ID:vDbDZ3gk
「!」
「なっ…布施さん」

玄関先で、二人は変わり果てた狐青年の姿を発見する。
背中をめった刺しにされ、血塗れで横たわっていた。

「……あいつら!!」

怒りに震えたミリアは玄関扉から一気に外に飛び出した。


ダァン! ダァン! ダァン!!


三発の銃声。ミリアの身体が激しく動き赤い物が見えたかと思うと、その場に倒れた。

「…! あ……あ、み、ミリアさん!!」

その様子を見た誠人は迂闊にも、ミリアと同じく無警戒で外に飛び出してしまった。


ダァン!


「うあ!!」

幸いだったのは銃弾に当たる事無く民家の中に身を隠せた事だろう。
銃を構えた良枝と、鎌を携えたキリルはコヨーテ少年のいる廃屋の玄関の方に目をやり、
完全勝利を確信したのか互いにニヤリと笑みを浮かべる。

誠人はドラグノフ狙撃銃を両手に持ち抱えたまま、玄関の壁に背を預け途方に暮れる。
その目には涙が滲む。信昭は自分の足元で血塗れで横たわり動く様子は無い。
一葉は言わずもがな。ミリアも絶望的だ。

(どうしよう…俺、ここで死ぬのかな……)

自分は自動狙撃銃を持ってはいるが、相手は二人(正確には一人と一匹)。
片方は良く分からない力で鎌を自在に操り身体能力も人間の比では無い。
逃げ出したい思いに駆られる誠人。しかし、自分の童貞を奪ってくれた女性を見捨てる事も出来なかった。

(死にたくない……でも……ミリアさんは見捨てておけない……覚悟、決めるか)

誠人は銃を握る手に力を込め、心を決める。

「……ああああぁぁあああぁああ!!!」

そして、玄関扉をくぐり、一気に外に飛び出した。

そんな誠人に、巨躯の白狼が突進し牙を剥く。
正に飛び掛かる瞬間、誠人はドラグノフの引き金を引いた。
393生きてる喜びと痛みを ◆ymCx/I3enU :2011/05/02(月) 19:31:30.32 ID:vDbDZ3gk
ダァン!!


「……っ! がああぁぁあぁああぁぁああぁあああ!!!!?」

白狼が突然、悲鳴を上げてのたうち回り始めた。その股間は真っ赤に染まっている。
ドラグノフの銃弾は彼の陰茎を抉ったのだ。
さしものキリルも、雄の一番大切な部分を損傷すれば平常ではいられない。

「キリル!!」

良枝が叫ぶ。直後、もう一発の銃声と共にその柔らかな乳房の間、つまり心臓の辺りに穴が空いた。
そのまま良枝は道路に崩れ落ち、血溜まりを作って動きを止めた。

「う…ぎいいぃぃいい……」

涙と涎を流し、股間を両前足で押さえながら苦しむキリルの頭に、誠人はドラグノフの銃口を向け、

ダァン!!

引き金を引いた。
キリルの頭は見事に破裂し、脳漿と血を撒き散らし、神狼キリルは死んだ。
その後、道路に倒れたミリアに駆け寄る。身体に三発の銃弾を受け血塗れのミリアはもう虫の息だった。

「ミリアさん、しっかりしてくれ……っ!」
「……ま…こと……君……」
「死なないでくれ……!」
「……私は…もう駄目みたいだけど……」
「……!」

「……あなたは、生き延びて……」


そう言うと、ミリアは目を閉じ、その身体から力が抜けた。


「……ミリアさん……」


ただ一人生き残ったコヨーテ獣人の少年が、女性の身体を抱き抱えたまま、嗚咽を漏らす。
394生きてる喜びと痛みを ◆ymCx/I3enU :2011/05/02(月) 19:32:15.41 ID:vDbDZ3gk
【♀08番:吉良一葉  死亡】
【♂14番:布施信昭  死亡】
【♀12番:林良枝  死亡】
【♂06番:キリル  死亡】
【♀14番:ミリア・クリスティーナ  死亡】
【残り7人】



【昼/C-3廃集落中岡家前】
【♂05番:尾上誠人】
[状態]精神疲労(中)、上着無し、深い悲しみ、絶望感
[装備]ドラグノフ狙撃銃(7/10)
[持物]基本支給品一式、ドラグノフ狙撃銃予備マガジン(3)、M24型柄付手榴弾
[思考・行動]
0:殺し合う気は無い。
1:……。
[備考]
※特に無し。
395 ◆ymCx/I3enU :2011/05/02(月) 19:34:10.76 ID:vDbDZ3gk
投下終了です。
396 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/02(月) 19:58:26.19 ID:inORCB7r
投下乙です。
>シリアスなんかぶっ飛ばせ!
こんなに和気あいあいとしたss初めて見たw
>裏側にて
………どうしてかなまったく分からな(
>生きてる喜びと痛みを
たくさん死んだな…。
良枝とキリルのコンビ好きだったから残念

投下します
版権ロワ第九話:神は時に理不尽
登場:遠山キンジ

(短いよ!)
397 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/02(月) 20:19:31.64 ID:inORCB7r
『やあ遠山キンジくん
悪いけれど、君の能力ーーーH・S・Sは封印させてもらったよ。
あまりにも他の人たちが可哀想だからね。
というのは冗談で、僕の予知を覆す能力は邪魔だからさ。まあがんばれよ、武偵』

ーーーーーーーーはあ?
ちょっと待ってくれ。俺からヒステリアモードを奪ったらただの武偵。
ちょっと身体能力が高いだけじゃねえか!
神様は不条理だ!
くそっ。今度こそシャーロック!逮捕してやる!

「アリアたちを探すか…はあ」

【一日目/深夜/a-2】
【遠山キンジ@緋弾のアリア】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:シャーロックを逮捕する
1:はあ。
※原作9巻、ヒルダ撃破後からの参戦です
※ヒステリアモードは封印されています

続けて
第十話:歪
登場:遠山金一、坂上智代、聖辺ルリ、前原圭一
398 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/02(月) 21:00:02.15 ID:inORCB7r
「ウカツだったな……。ヤツを捕まえておかなかったなんて」
可愛い、と言うよりは綺麗、と言うのがしっくりくるような美少女が、頭を抱えていた。
カナ。本名は遠山金一。
目に見えない弾丸“不可視の銃弾”を持つ武偵である。
彼、いや彼女はシャーロックを逮捕寸前まで至らせた。しかし、すんでのところで逃げられてしまったのだ。
それを今、猛省する。
「あいつをーーーーーキンジを、死なせることはできないな」

同じくして。
池袋の殺人鬼、聖辺ルリはまた、殺し合いについて考えていた。
怪物と呼ばれた殺人鬼であるルリを、許し、愛してくれた男性、羽島幽平こと平和島幽は、ルリが死んだらどう思うだろうか。
死ねない。
ひとつの明確な意志を掲げて、聖辺ルリはまた歩きだした。

「動くな」
「動かないでください」

数分後、遠山金一と聖辺ルリは、互いに“不可視の銃弾”と自らの腕を互いの頭に突きつけていた。
「これでは相討ちになってしまうな。君は超人的な身体能力持ちだろうから」
ルリは黙って首を縦に振る。
金一は、ルリに同盟しないか、と持ちかける。
互いの優勝までの共闘。最後は願いを叶えるために戦い、同盟は終わる。
断る理由はなかった。
399 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/02(月) 21:17:09.67 ID:inORCB7r
「それじゃあ、同盟締結ですね」
「そうだな。義には反するが、すべて殺してやる」

【一日目/深夜/b-1】
【遠山金一@緋弾のアリア】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:皆殺しにして優勝し、弟を生き返らせる。
1:聖辺ルリと同盟。
※四巻終了後からの参戦です
※ヒステリアモードは封印されています

【聖辺ルリ@デュラララ!!】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:優勝して元の世界に帰る
1:願いはなにに使おうか?
※八巻終了後からの参戦です


「ーーーーーだってよ。どうする、智代さん」
金一たちが去った後で、しげみに身を隠していた前原圭一と坂上智代はそっと会話する。
殺し合いにおける同盟。かなり危険だ。
「追うか?」
「いや。やめておこう。彼らは相当な実力者と見える。私たちでは瞬殺されるのがオチというものだ」
坂上智代は強い。
不良たちをあっさり倒し、絡んでくる上級生(春原陽平)をもあっさり倒している。
そんな智代が強者と認めた二人。一般人の圭一はおろか、智代ですらも勝てないだろう。




こうして。歪んだ二つのグループが生まれる。
400 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/02(月) 21:28:21.96 ID:inORCB7r
【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:殺し合いには乗らない。
1:詩音、大石さん、鷹野さん、赤坂さんを探す。
※皆殺し編終了後からの参戦です。

【坂上智代@CLANNAD】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:シャーロックを倒す。
1:岡崎を探す。
※生徒会長就任後からの参戦です。


投下終了です。
若干金一とルリちゃんはチートかもしれない
401 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 21:36:06.68 ID:Eo2XPCVs
御二方投下乙です。
美女と野獣>>いっぱい死んだっ!そうかもう良枝とキリルのコンビは見れないのか
版権>>智代、その判断は正しい気がするぞ!

では短いですが投下します。
カオス〜 29話:アウラの成長物語
登場人物:アウラ
402 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 21:36:35.81 ID:Eo2XPCVs
ふわふわと浮かぶように佇む少女。
アウラ。
彼女は今、隠されし 禁断の 聖域にて自らと同じ姿で模ろれた像を眺めていた。

「………………………」

その瞳に映るは、鎖に縛られた自らと同じ姿の像。
このアウラが『究極のAI』と呼ばれる理由。
それは「学習機能」をもっていること。
そうこの少女は「学習機能」をもつ。
先の数カ月の戦いで少女は色々学んだ。
その代表的なものは

〈自己犠牲〉。

それは真に人間らしい感情といわれる。
先の現実(リアル)にも影響を及ぼした戦いを終焉に持ち込めたのは
少女の自己犠牲という感情があったからだろう。
この少女は成長過程にある。
このゲームにおいて自己犠牲が正と動くか負と動くか、
はたまた新たに成長して、
この物語をハッピーエンドで完結してくれるかもしれない。
しかし場所が場所。このゲームは殺し合い。
負の感情を抱き徹底的にバッドエンドで終わらすかもしれない。
それはこれからの彼女の動向次第で、
403 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 21:36:59.59 ID:Eo2XPCVs
その先々で出会う参加者、いやこの場合は親というべきか。
その影響を多大に受けることになるだろう。
アウラは学び、
参加者は教え、
主催者は消去を目論む。

「……この世界を守る…」

今は正として動く少女。
まだどう転じるかはまだ分からない。

ピンポンパンポーン

と。
間抜けな音が鳴り、放送が始まった。

「私は…」

そういって少女は空へと消えていった。


【アウラ@.hack】
「The World」の女神とも言えるAI。
究極のAIといわれ学習機能をもっている。

404 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 21:37:51.24 ID:Eo2XPCVs
ついでに色々(今さらっ!?)

【ヘルバ@.hack】
伝説のハッカー。
今は「.hackers」のメンバーの一員である。
なおネットスラムの管理者でもある。
そして今ロワでは主催者と並々ならぬ繋がりがあるよう(オリ設定)

【.hackers@.hack】
現実にも被害を及ぼした「The World」のバグ事件を解決した、
カイトをリーダーとする謎のパーティーの事。

【未帰還者@.hack】
謎のバグにより、「The World」をプレイ中に、
意識不明になった者たちの事。
ちなみにカイトは今回の事件の「死」に関してこれの改悪版じゃないかと考えている。

405 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 21:39:22.37 ID:Eo2XPCVs
以上。

やっと次はやっと放送だぁ!
それまで6時間の割に短かった気もするが何が何でも放送です。
406 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 23:18:00.16 ID:Eo2XPCVs
投下します
カオス〜 30話:第一回放送(カオスな自己満足ロワ)
登場人物:ゲオルグ・ワイスマン
407 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 23:18:41.23 ID:Eo2XPCVs
ピンポンパンポーン

「ふむ、貴様たち。6時間御苦労だったな」
「私が長々と話しをしてもいいが、時間の関係上さっそく
死者の発表をしようか。1度しか言わないからよく聞いておくよう」
「合計14名この6時間の間に死んだ。貴様たちにしてはよくやった方だな。
といっても若干モンスターにやられた奴もいるがな」
「では、さっそく名前が若い者から発表する。
なお最初の2人の方は名簿の方からは消しているから安心したまえ」
「では、

植木 耕助
笛吹 和義
キサラギ
ケビン・グラハム
佐野 清一郎
ジョーカー
戦場ヶ原 ひたぎ
椿 佐介
花菱 烈火
柊 愛花
柊 賢二郎
尾藤大輔之丞
美咲 四季
ユコ

以上だ。
残り26人か。
408 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 23:19:09.10 ID:Eo2XPCVs
期待しておるよ」
「それでは次に禁止ワードの発表だ」
「禁止ワードは

萌え立つ

渦越しの

碧野

にする。
残り8エリアで戦ってくれ。
なお今から1時間はカオスゲートを自由に行き来できるようにする。
まだ生きたい者は先ほどの3つのワードを使わないエリアに早くいってくれ。
あと大切なことが1こ。
1時間後にどこかのエリアにいないと首輪を爆発させる。
そのほうが進みが早そうだからな。気をつけるよう。
ではまた6時間後。
生きていたら再び会おうではないか。それでは」

ブチィ!

ザーザーザー
409 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 23:19:49.20 ID:Eo2XPCVs
以上。

やっと放送が終わった。
410 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/02(月) 23:29:13.00 ID:Eo2XPCVs
>>389
・パロディーモードとは
「.hack VOL1〜4]
で本編終了後に出てくるおまけ的な存在で、
使っている映像は同じなのにテキストと音声がだいぶ変わっており、
まじめな話が、全部、くだらない話になっており、
それは「公式の病気」といわれている存在です。

これはカオス〜 本編にも出すつもりのない言葉でしたので、
ここで説明させてもらいます。

他の人も疑問に思ったことはバンバン言ってね。できる限りこたえます。
「てめぇの文は見にくいんだよっ!!」
的な苦情でもいいですよ。
411 ◆ymCx/I3enU :2011/05/03(火) 00:32:22.60 ID:nfJ6WDoA
投下乙です。

>>版権ロワ第九話:神は時に理不尽
そんな事言ったらロワなんて不条理だらけだぞw

>>第十話:歪
マーダーコンビ結成か…下手に接触は危険だな確かに

>>カオス〜 29話:アウラの成長物語
.hackの専門用語が沢山出てきたなぁ

>>カオス〜 30話:第一回放送(カオスな自己満足ロワ)
第一回放送通過おめでとうございます

>>410
成程、想像すると面白そうw どうもです

投下します、美女と野獣オリロワ 34:駆け引きや嘘はもう捨てて
登場:中根玲奈、イヴ
412駆け引きや嘘はもう捨てて ◆ymCx/I3enU :2011/05/03(火) 00:33:58.57 ID:nfJ6WDoA
訂正。35話です。

35:駆け引きや嘘はもう捨てて

誰とも会わなくなったと、中根玲奈は思う。
生き残っている参加者が少なくなっているのだろうか、放送の時点では、
自分を含め18人生き残っていたはずだが、既に時刻は正午に近付いている。
今何人が生き残っているのだろうか。

「何あれ…駐在所?」

駐在所と思しき廃屋を見付け、玲奈はCz75B拳銃を携え入口に向かう。

……

桃髪エルフ全裸美少女のイヴは物影に隠れ、駐在所内に入ってきた青髪全裸美少女を迎え撃つ準備をする。

(さあ、こっち来なさい……)

IMIウージー短機関銃を持ち、少女を待ち構えるイヴ。
そして足音がだいぶ近付いた時、イヴは決行した。
通路に飛び出し、銃口を少女に向けようとした――――だが。

ダァン!! ダァン!!

少女、玲奈が銃を構え、引き金を引く方がほんの少し早かった。それが勝敗を決した。

二発の銃弾がイヴの胸に命中し、鮮血が床に飛び散り、
イヴは自分がやられた事が信じられないと言った表情のまま、床に倒れ絶命した。

「この子も全裸…本当、この殺し合いは変態だらけなのねぇ……人の事、言えないけど」

血溜まりの中で動かなくなるエルフ少女を見下ろしながら玲奈が言う。

【♀03番:イヴ  死亡】
【残り6人】

【昼/D-6廃駐在所】
【♀11番:中根玲奈】
[状態]健康、全裸
[装備]Cz75B(10/15)
[持物]基本支給品一式、Cz75予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:殺し合いに乗る。優勝を目指す。
1:寒いが問題は無い。セックスもしたいね。
2:石黒雅則は次に会ったら殺す。
[備考]
※衣服及び下着は引き裂かれF-4廃教会内に放棄しました。
413 ◆ymCx/I3enU :2011/05/03(火) 00:35:09.55 ID:nfJ6WDoA
投下終了です。イヴは結構キルスコア稼いでいるんだが、呆気無い最期になってしまった…w
414 ◆hNicfchrac :2011/05/03(火) 00:44:23.80 ID:wq+HCXIa
皆さん投下乙です
自分も投下行きたいと思います
なんか今回急いで書いたせいかクオリティー個人的にいまいち…
適当ロワ10:フィリップのパーフェクト体主催教室
登場キャラ:篠ノ之箒、フィリップ
415 ◆hNicfchrac :2011/05/03(火) 00:45:10.85 ID:wq+HCXIa
「僕たちが大ショッカーを倒すのには最低三つの条件をクリアしなくてはならない」
カッカッと、黒板に文字が書かれていく。
「殺し合いに乗った人間の無力化、首輪の解除、大ショッカーのアジトの場所。この三つだ」
それを書くのは、独特のファッションに身を包んだ少年。
「第一に殺し合いに乗った人間の無力化だが、これが一番厄介だ。なにせ、上手くいかなければこちらが殺されるんだからね。
名簿を確認する限り、僕の知っている中で殺し合いに乗りそうな人間は二人。知っている名前は僕自身のを含め六人だから、この計算では30%以上の人間が乗ると見ていい。
もっとも、これは僕の知った名前から導いた計算だ。君は知る名前が全員殺し合いに乗るような人間ではないと言ったね。ならばこの場合は0%になる。
逆に、僕の知り合いが僕以外全員殺し合いに乗るような人間なら、その場合は約80%。この数字は最悪と言っていいだろう。
妥当な案として、僕と君の知る名前すべてを参考にして計算すると、20%弱。恐らくこの数字が一番信用できるだろう。
つまり、殺し合いになった人間は九人か十人。彼らを無力化できれば一旦は安心できるだろう。だけど、そう簡単なことじゃない。
僕の知る殺し合いに乗りそうな二人はどちらも相当の実力者だ。とても一般人が一人や二人で対抗できる相手じゃない。
殺し合いに乗った人間が全員これくらいの強さを持つとすると、こちらも相当数の手練れを用意しなくてはならなくなる。
当然、僕一人では到底無理な話だ。だから仲間が必要になる」
少年の名はフィリップ。左翔太郎の相棒を務め、脳内に『地球(ほし)の本棚』を持つ魔少年だ。
416 ◆hNicfchrac :2011/05/03(火) 00:46:00.68 ID:wq+HCXIa
「第二に首輪の解除だけど、これは前の話より簡単に行えると僕は見ている。当然、相応の苦労は覚悟しなくちゃいけないけどね。
首輪に小型爆弾を仕掛け、遠隔式で爆破する。これは僕の世界の技術を用いても十分に可能な仕掛けだ。
爆弾に関する情報は『僕の世界』のものであればいつでも検索可能だ。つまりは、僕一人でも首輪の解除が可能ということさ。
ただし、これは首輪に使われている技術が『僕の世界』の物だった場合だけだ。あの老人は『大ショッカー特性』と言ったね。ならば話は別だ。
この首輪には僕の知らない未知の技術がつかわれている。その可能性は非常に高いだろう。もしかしたら、君の世界の技術の応用かもしれない。
一番考えられるのは、複数の世界の技術を大ショッカー風にアレンジを加えて使用してるパターンだね。単独での解除はほぼ不可能なうえに、弱点も補いあえる。
だから僕や君だけじゃなく、他の世界の人間と接触すべきだろう」
彼は現在、この殺し合いにおける対策を思案していた。
「最後に大ショッカーのアジトの探索と、その壊滅。これはそれほど早急してやらなければならない問題でもない。
というより、前の二つが解決してからじゃないとまともに取り組めない、といったところかな。
首輪がある限り僕らの命は大っショッカーに握られているのと同じだ。そんな状態でアジトを発見できたとしても、首輪を爆破されて終わりだろうね。
だから、この話題については一旦保留しておくとしよう」
やがて、黒板いっぱいに文字が書かれ、一寸の隙間もなく埋まりつくす。
「これらの意見を統合すると、僕らに今必要なのは仲間と他の世界に関する情報の二つ。もちろん、元の世界の仲間との合流も視野に入れての話だけどね」
フィリップは、『彼女』のほうへと振り返る。
「僕の話、理解できたかい?」
417 ◆hNicfchrac :2011/05/03(火) 00:47:15.06 ID:wq+HCXIa

篠ノ之箒は暗い学校の中を一人、歩いていた。
彼女は、この殺し合いに乗る気はない。
それどころか、大ショッカーを倒すことさえ考えていた。
(私は、一夏やセシリア、鈴を殺して自分だけ生き残るなんてことはできない)
最初は、一夏を生かすために行動することも考えた。
しかし、そんなことをしても一夏は喜ばないだろうし、自分も人殺しはまっぴらごめんだった。
だから、三人を見つけ出し、脱出の手段を考える。
そして脱出し、奪われているであろう自分たちのISを取り返し、大ショッカーを倒す。
きっと、他の三人も同じようなことを思い、行動していることだろう。
自信の唯一の支給品である木刀をギュッと握りなおす。
武器としてはやや不安もあるが、剣道部である箒には扱いやすく、むしろ慣れない武器が支給されるよりはましだと思っていた。
そんなことを考えながら、校舎の階段を上りきった時に、気が付いた。
教室の一つから明かりが漏れている。
他の階にはそんなことはなかった。
つまり、その教室には第三者がいるという証拠。
箒はできる限り気配を消し、教室へと近づいていく。
教室の前まで来ると、ぼそぼそとだが、話し声も聞こえてきた。
「それで……の……あい……ろあ……かい?」
「……なさい…す……しもそ……では……」
「そ……だったら……」
「…すね」
聞こえる声は二つ。そのうちの片方に、箒は心当たりがあった。
(この声…セシリアか?)
418 ◆hNicfchrac :2011/05/03(火) 00:48:14.90 ID:wq+HCXIa
どこか話し方が違う気もするが、声を聞く限りでは間違いなくセシリアの物だった。
そして、このようにのんびりと話ができているということは、もう片方の声の主が危険人物でない証拠。
「セシリア!」
予想よりも早い友人との再会に、ついつい勇み足となり教室のドアを思い切り開ける箒。
しかし、
「セシリア…?それは名簿に会ったセシリア・オルコットのことかい?」
教室にはセシリアの姿はなく、もう一つの声の主である少年が教壇に立っているだけだった。
「悪いけど、この場には彼女はいないんだ。聞かせてくれないか?君が、なぜここにセシリア・オルコットがいると思ったのかを」
「あ、いや…もう一つ、声がしたような気が…」
「もう一つ?ああ」
何か思いついたように、教卓の上にある袋へと手を伸ばす少年。
「彼女は君の声に反応したようなんだ。彼女の前に出てきてくれるかい?」
と、袋の中へ話しかける。
すると、
「しょうがないですね、もー…初めまして!リインフォースU(ツヴァイ)です。私の声、そんなに誰かに似てました?」
袋の中から、小さな女の子が現れた。
そしてその声は。
限りなくセシリアと同じ声だった。
「……」
頭が真っ白になる。
袋の中からもう一体、恐竜のようなロボットが顔をのぞかせているが、それすら気にならない。
「あ!ファングは出てきちゃだめですよ!リインの時みたいに噛みつくかも…って、大丈夫ですか?」
リインフォースが、顔の前でパタパタと動くが、反応なし。

篠ノ之箒、思考停止。
419 ◆hNicfchrac :2011/05/03(火) 00:49:36.59 ID:wq+HCXIa
「落ち着いたかい?」
「あ、ああ。すまない」
結局、脳が事態の把握に追いつくまで数分を費やしてしまった。
その後、二人(いや、三人)は簡単な自己紹介と情報交換を済ませると、フィリップが行動を共にしないかという提案をしてきた。
「僕たちの装備はお世辞にも強力とは言い難い。だが、それでも二人なら幾分か補い合えるはずだ」
「ああ、私もそれがいいと思う」
「リインも賛成です」
こうして、参加者二人、支給品一つというある意味特殊な同盟が完成した。

フィリップはその好奇心を刺激される。
「それにしても魔法にISか…興味深い」

篠ノ之箒は友人と同じ声に困惑する。
「そういえば、リインは一体何なんだ…」

リインフォースUは時空管理局員として大ショッカーの逮捕を誓う。
「それにしても、私と同じ声のセシリアさんってどんな人なんでしょう?」

世界も考え方も違う三つの心。

それが辿り着く果ては果たして―?

【H−2・学校/一日目・夜中】
【篠ノ之箒@IS】
[状態]健康
[装備]洞爺湖の木刀@銀魂
[道具]基本支給品
[思考]基本:大ショッカーを倒す
1:フィリップと行動する
2:知り合いを探す(一夏優先)
3:リインの存在に困惑
*参戦時期はアニメ終了後
420 ◆hNicfchrac :2011/05/03(火) 00:50:34.79 ID:wq+HCXIa
【フィリップ@仮面ライダーW】
[状態]健康、魔法とISに興味
[装備]リインフォースU@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]基本支給品、ファングメモリ@仮面ライダーW
[思考]基本:大ショッカーを倒す
1:箒ちゃんと行動する
2:仲間を集める
3:翔太郎、照井竜とは早めに合流したい
4:首輪を外したい。仕組みを解析する
5:魔法…IS…ゾクゾクするねえ
*参戦時期は最終回後
*リインフォースUの思考
基本:大ショッカーを逮捕する
1:フィリップと箒についていく
2:知り合いを探す

【洞爺湖の木刀@銀魂】
篠ノ之箒に支給。坂田銀時が愛用する木刀。柄に「洞爺湖」と書かれている。ロボットや刀を叩き切っても折れないほど頑丈。
【リインフォースU@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
フィリップに支給。八神はやてが作成したユニゾンデバイス。見た目は十歳前後の小人。飛行が可能。
ロワでは魔力供給がなくても眠らない代わり使える魔法が限られている。
ちなみに、セシリアと声(CV)が同じ。
【ファングメモリ@仮面ライダーW】
フィリップに支給。ガイアメモリ『FANG(牙の記憶)』。ライブモードにより自立行動も可能。
421 ◆hNicfchrac :2011/05/03(火) 00:52:53.59 ID:wq+HCXIa
投下終了
なんかここ数日言い文が浮かびません
あと、自分の質問に答えてくださった方々、本当にありがとうございます
ぜひ参考にしますので、覚悟してください
ではまた
422創る名無しに見る名無し:2011/05/03(火) 02:15:07.80 ID:7lkM8gI/
DOL2nd完結おめでとうございます!
そして皆様投下乙であります!

・終われ、全て
 まさか書き手本人が黒幕として出てくるとは……
 てか情報処理室ってそんな身近な場所にいるんかい主催者w
 そして百合が……嫌な予感しかしない


・新たなる光
 やっぱり秋生さんは頼れるお父さんやでぇ……

・亡国王女に贈る悲しきーーー。
 汚ねぇ断末魔だwww
 そして何故(死体を) 破 壊 し た し

・人の忠告はよく聞こう
 池田ァ!!精神ぶっ壊してんじゃねえぞ!!
 それにしても和はどのロワでも早死にしてる気がw

・神は時に理不尽
 神様っていうか主催者が不条理だなw

・歪
 また奥深いコンビが生まれちまったな……しかも二組


・悪魔執行部
 あらら、悪魔の手に手を出しましたか……
 てか福袋の説明書きがアバウトすぎるわwもっと詳しく書いてくれよ主催者w

・紅麗の望むもの
 言ってる事は格好良いけどステータスすっげぇ低いぞw

・追うもの追われるもの
 死にかけの状態で二人を瞬殺する南師さんスゲェ

・三人寄れば乙女の知恵
 森だけ肩書きが酷いwww

・シリアスなんてぶっ飛ばせ!!
 お前らw放送直前の会話とは思えんぞw
 てか何気にステータス高いね

・裏側にて
 誰が黒幕なのか……うーむ、分からん

・アウラの成長物語
 脱出の鍵は彼女が握っているみたいだな
 善か悪、どっちに転ぶのかはわしにも分からぬ……

・第一回放送(カオスな自己満足ロワ)
 放送到達おめでとうございます!
 残り8エリアってかなり少ないなw

423創る名無しに見る名無し:2011/05/03(火) 02:19:38.27 ID:7lkM8gI/

・大丈夫じゃない、問題だ
 ……これなんてエロゲ?

・街角は色めく少女らの縄張り
 シュワルツww見るからに怪しいだろうが……気付けよww

・黒夢
 妄想で良かった……本当に良かった……!

・生きてる喜びと痛みを
 尾上は辛いだろうな……たった一人残された彼の次の行動や如何に
 股間に銃弾を食らったキリルも(別の意味で)辛かろう……

・駆け引きや嘘はもう捨てて
 イヴェ……
 トップマーダーとは思えぬほど呆気ない最期だったw


・はじまり、はじまり
 新ロワ乙です!
 主催清隆か……安心と信頼の絶望感!
 そしてQB、またお前かw

・意思持ち支給品は参加者を食わないように気をつけよう
 銀さんの影が薄い……だと……!
 意思持ち支給品を三つも引くなんて既に運を使い果たしてる気g(ry

・41cm
 手塚が育ちすぎなんだよwww
 そりゃゆたかも全然育ってねえけどさwwww


・狂った二人の主催する殺し合い
 こちらも新ロワ乙です!
 やっぱりこの二人が主催になったかw
 既に言われてるけどこの長谷川は最低だww

・テレビ局って入ったことないんだけど
 大女優のスタート位置がテレビ局なんて偶然とは思えぬw


・怪盗は手癖が悪い
 流石海東さん、殺し合いの中でもお宝集めなんて欲が深いw

・フィリップのパーフェクト対主催教室
 フィリップは対主催の頭脳として頑張ってほしいですね
 そしてここで中の人ネタを使うかw

好きなキャラ……把握している範囲では……

坂田銀時 / 桂小太郎 / 人吉善吉 / 球磨川禊 / 江迎怒江
「ライダー勢全員」 / 高町なのは / 八神はやて

ごめんね、ライダー贔屓でごめんね
424 ◆ymCx/I3enU :2011/05/03(火) 12:26:25.58 ID:nfJ6WDoA
投下乙です そして感想ありがとうございます

>>適当ロワ10:フィリップのパーフェクト体主催教室
中の人ネタはロワでは良く見られるなw

投下します。美女と野獣オリロワ 36:脆く砕ける宝石
登場:石黒雅則、浅井うらら
425脆く砕ける宝石 ◆ymCx/I3enU :2011/05/03(火) 12:28:17.82 ID:nfJ6WDoA
36:脆く砕ける宝石

浅井うららの希望で、石黒雅則は再び学校を訪れる。
恐らく、と言うより間違い無く、自分が殺してしまった猫少女の死体が残っているだろう。
雅則はうららには自分が――正当防衛だった可能性が高いとは言え――参加者を一人、
殺害しているとは言ってはいない。もっともその死体をうららが発見したからと言って、
自分に疑いがかかるとは限らないだろうが。

昇降口から中に入ると、微かに血の臭いが漂ってきた。

(…あの猫娘のものにしては新し過ぎる…もしかしたら…)

「……石黒さん、あれ……」
「……」

うららが指差す先、廊下の中央付近に人狼種の男の死体が横たわっていた。
明らかに、雅則が最初にこの廃校を出た後に、ここで死んだものだろう。

「……?」
「どうしたんだ、うららさん」
「……え?」
「? お、おい」

廃校の裏口方向を見ていたうららが何かを見付け、足を進める。

そして彼女が見たものは。

「……嘘」
「……!」

裏門付近の二体の死体。ハイエナ獣人の少年と、首の無くなった少女の死体。
すぐ近くに首が落ちていた。うららはその首に近付き、顔を覗き込み、

「……きゃあああぁぁああぁあぁああああぁああああ!!!!」

悲鳴を上げた。

「嘘…嘘よ!! こんなっ…こんな事って……!!」
「うららさん……!? ! こ、この子……」

雅則もその首に近付き、その少女が誰なのかを確認する。
それはうららの妹、さららだった。

「嫌ああああ……さ、さららああああ……うっ……ううっ……痛かったでしょ…怖かったでしょ……。
ごめんね……ごめんね……」

妹の生首を抱えながら、うららは妹を助けられなかった絶望感に襲われ嗚咽を漏らす。
雅則はどう言葉を掛ければいいのか分からなかった。
426脆く砕ける宝石 ◆ymCx/I3enU :2011/05/03(火) 12:29:08.80 ID:nfJ6WDoA
「……石黒さん」
「?」

不意にうららが泣き止む。さららの首を静かに地面に置くと、持っていた回転式拳銃コルトローマンを雅則に向けた。

「!? うらら、さん」

ダァン!

「がはっ……!」

腹に一発の銃弾を食らい、雅則は大きく仰け反る。
うららの目からは光が消えていた。

「もう嫌……もう疲れちゃったよ私……生きる希望が、沸いてこない……石黒さん……一緒に、死んで?」
「や、め……」

ダァン! ダァン! ダァン!

雅則の懇願も空しく、続けて三発の.357マグナム弾が放たれ雅則の身体を抉る。
口から血を吐き出し、その場に膝を突き崩れ落ちた。

(…最初に、あの猫娘を殺した…報い、なのか……?)

遠退く意識の中、雅則はそう思っていた。

そして。

「さらら…今お姉ちゃんも逝くからね……きらら…お姉ちゃんと妹がいなくても、あなたなら大丈夫よね」

この殺し合いには呼ばれていないもう一人の妹、さららの姉にあたるきららの名前を口にし、
ローマンの銃口を口に咥えた。

(綺麗な青空……あの向こうにさららはいるのかな)


ダァン!!


一発の銃声を最後に、風が吹き抜ける音のみが響くようになった。



【♂03番:石黒雅則  死亡】
【♀01番:浅井うらら  死亡
【残り4人】
427 ◆ymCx/I3enU :2011/05/03(火) 12:30:15.72 ID:nfJ6WDoA
投下終了です。
428 ◆VxAX.uhVsM :2011/05/03(火) 13:58:31.33 ID:yI9n3/BB
皆様投下乙です。とりあえず、それぞれの最新話+気になった話の感想を
カオスな自己満足>
シリアスなんてぶっ飛ばせ!!…なんと、自分のネタを使ってもらえるとは、これぞ非リレーがなせる業ですな。
第一回放送(カオスな自己満足ロワ) …放送通過おめでとうございます。阿良々木さん、どうなるのかな…あと森あいとか、頼れる人死んじゃったし。
適当ロワ>
フィリップのパーフェクト体主催教室…声優ネタはよくある事、なのか?でも箒は良さそうな人のそばにいるね
版権ロワ>
歪…圭ちゃん頑張ってー!嫌な予感しかしないが、それにしても組み合わせ強すぎるだろww
雑多ロワ>
41cm…そ・の・二・人・な・ら・仕・方・な・い。
美女と野獣>
脆く砕ける宝石…妹の死体見たらそうなるわなぁ…そしてあと四人
では自分も投下します。
DOLオリ2話 なんか、こんな状況…何て言うんだろう
登場人物 大江太一、戸田愛、樋口卓造
「な、なんでこんな事になってるの…?」

E-4農園内に大江太一(おおえ たいち)はいた。
女のような顔立ちに、ボーイソプラノの声、俗に言う男の娘という奴だ。
部活が終わり家に帰ってきて疲れ眠っていたら、こんな事になっていたのだ。

「こ、怖い…誰か助けて……」

仕方なくそこら辺を歩き回ると一人見つけた。
彼は少し希望を持ち走っていく。
しかし、現実はそう甘くはなかった。

「すみません!あの、少しいいですか?」
「…………」
「あの……?」

その男は持っていた金属バットを振り上げ、振り下ろす。

「う、わあああああああああああああ!!!!」

ガン!

…………
しかし、痛みは来なかった。
目をあけると、自分の前に女の人が立っていた。
そして、意識が消えて行った。

○ ○ ○ ○ ○

「う、ん……」
「あ、起きた?」

少し時間は経ち、目が覚めた。
重い体を起こすと女の人が見えた。
その傍らにはバックが三つあった。

「私、戸田 愛(とだ あい)っていうの」
「僕は、大江太一って言います…で、あの……」
「なに?」

「なんでぼく、メイド服着てるんですか?」

「……テヘッ」
「とぼけないでください」
「………」
「……」
「…もう少し休んでた方がいいわよ」
「話聞けよ」

【一日目/朝/E-4農場近くの宿舎】
【大江太一】
[状態]健康
[装備]メイド服
[所持品]基本支給品、不明支給品(1〜2)
[思考・行動]
基本:死にたくない。
1:話聞けよ
【戸田愛】
[状態]健康
[装備]木の棒
[所持品]基本支給品×2、大江太一の私服、不明支給品(0〜1)、金属バット
[思考・行動]
基本:主催者の打倒。
1:♪♪♪

○ ○ ○ ○ ○

「く、そ…あの女……」

先ほど戸田愛に撃退された男、樋口 卓造(ひぐち たくぞう)。
彼は気絶して少し経ち目が覚めた。

「絶対殺す…覚えてろよ……」

【一日目/朝/E-4農場内】
【樋口卓造】
[状態]後頭部に痛み
[装備]なし
[所持品]なし
[思考・行動]
基本:優勝する。
1:さっきの女二人は殺す

【大江太一】
12歳:男:女のような外見
中学一年生、このロワでは二番目の若さ。
得に能力もない普通の人間である。

【戸田愛】
23歳:女:オレンジっぽい髪
普通の会社でOLをやっている。
しかし、彼女自体棒術を習っているので強い。

【樋口卓造】
17歳:男:黒い髪をオールバックにしている。
不良ぶっている高校生。
いまだ中二病がとれていない残念な人。
432 ◆VxAX.uhVsM :2011/05/03(火) 14:02:22.30 ID:yI9n3/BB
反省…眠気って恐ろしい、人をここまで変えてしまう。タイトルはせめてもの救済。
投下終了です。
433 ◆ymCx/I3enU :2011/05/03(火) 20:06:47.42 ID:nfJ6WDoA
投下乙です。
>>DOLオリ2話 なんか、こんな状況…何て言うんだろう
男の娘か おい樋口片方は男だぞって言っても分からないか

投下します。美女と野獣オリロワ 37:第二回放送(美女と野獣オリロワ)
登場:セイファート
434第二回放送(美女と野獣オリロワ) ◆ymCx/I3enU :2011/05/03(火) 20:08:03.81 ID:nfJ6WDoA
37:第二回放送(美女と野獣オリロワ)

『…はーい、主催者のセイファートです。
お昼になりましたね。皆さんちゃんとご飯は食べてますか?

じゃあ第二回目の放送を始めますよ。
今回はまず死亡者から発表します。

♂01番:アーネスト
♂03番:石黒雅則
♂06番:キリル
♂09番:シュワルツ
♂13番:能登和久
♂14番:布施信昭
♀01番:浅井うらら
♀02番:浅井さらら
♀03番:イヴ
♀05番:片山美咲
♀08番:吉良一葉
♀10番:滝沢晶子
♀12番:林良枝
♀14番:ミリア・クリスティーナ

以上14人。残りは4人ですね。

それで、提案なんですが……。

私が特設ステージを用意しますので、生き残っている四人の方に、集まって頂きます。
そして、優勝者を決めて頂きますよ。

それじゃあ、宜しくお願いします。

尾上誠人さん、ディートリヒさん、中根玲奈さん、松嶋万里さん……』


【残り4人】
435 ◆ymCx/I3enU :2011/05/03(火) 20:09:41.68 ID:nfJ6WDoA
投下終了です。いよいよクライマックスか
436 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/03(火) 20:47:02.09 ID:4rs0TOEC
投下乙です。
特設ステージとは期待
投下します
版権ロワ第11話:鎖の少女
登場:園原杏里
437 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/03(火) 21:02:37.74 ID:4rs0TOEC
ーーーーーどうしよう。

園原杏里は、a-2の路地裏にて、ため息を吐いていた。
鬱陶しかった妖刀“罪歌”の声がしない。つまり、罪歌による支配で味方を増やし、主催者に一矢報いることはできない。
更に、参加者には友人の紀田正臣、アイドルの聖辺ルリ。
そして、


ーーーーーー杏里が知る限り最も信頼できない最悪の男、折原臨也の名があった。


彼は危険すぎる。下手をすればシャーロックよりも。
杏里が罪歌を振りかざしたとしても、臨也はうやむやにはぐらかして逃げてしまうだろう。

折原臨也を殺す。
園原杏里は、デイバックのナイフを握りしめる。
後は不意討ちで簡単に、あの情報屋の息の根を止められる。
こうして、妖刀少女はゆるやかに殺し合いの負荷の渦にのまれ、堕落していく。
先に待つのは光か闇か、それともーーーーー?

【一日目/深夜/a-2】
【園原杏里@デュラララ!!】
[状態]健康
[装備]刻命のナイフ@コープスパーティー
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:知り合いを守る。
1:折原臨也を優先的に探し、殺す。
2:殺し合いに乗る者は場合によっては…?
※八巻終了後からの参戦です
※罪歌の声は聞こえていません

438 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/03(火) 21:07:38.67 ID:4rs0TOEC
投下終了です
続けて投下します
第12話:メモリーズ・ラスト
登場:門田京平、星伽白雪、苗木誠
439 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/03(火) 21:25:54.80 ID:4rs0TOEC
「許さない……許さないよ、シャーロック・ホームズ…!」
b-1、木々にもたれかかりながら、巫女服の巨乳武偵少女、星伽白雪は怒りをつぶやいていた。
その足元には、**が転がっていた。
一人の若い男の、死*。
首を切り落とされ、まだ死後間もないであろう男の、死体。
白雪の手には、一本の剣ーーーーシャーロックの愛剣、エクスカリバーが血を滴らせて、鈍く光沢を放っていた。

星伽白雪は、遠山キンジが死ぬことには耐えられない。
最愛の人であり、彼女に外の世界を教えてくれた親友であるのだから。
白雪は単純に。
男を出会い頭に斬首して殺害した。
首輪の位置を逸らすのは、剣技の達人である白雪にとって容易。
あまりに美しい、刹那の殺人であった。

しかし、いつまでもこの場には留まれない。男の首を見られれば、間違いなく殺人犯だとばれてしまう。
ひとまずこの場を離れよう。
白雪は剣を収め、b-2エリアに足を進める。


「ね、ねえ君!」
白雪はb-2の入り口付近にて、一人の少年に話しかけられる。
少し小柄な体駆にアホ毛が特徴的な、だが目には強い意志が見られる。彼は苗木誠といった。
“希望”とされた少年の打開は、今ここからーーーー
440 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/03(火) 21:38:30.40 ID:4rs0TOEC




「え?」



始まらなかった。
白雪はただ単純に、機械的に苗木の腹を刺したのだ。
ぐらっ、とよろめく苗木。
「君は、ーーーー何、でーーー」
最後に語気を強めて、

「何で殺し合いになんか乗るんだ!」

ピシィィイイイイン。
苗木の胴体に斜線が生まれ、真紅の液体がものすごい勢いで噴出した。


【門田京平@デュラララ!!】
【苗木誠@ダンガンロンパ】   死亡確認
【残り25/30人】

【一日目/深夜/b-2】
【星伽白雪@緋弾のアリア】
[状態]健康
[装備]エクスカリバー@緋弾のアリア
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:キンちゃんを生き残らせる。
1:アリアについては……?
※二巻終了後からの参戦です

【エクスカリバー】
シャーロックの愛剣。
名前を知るだけで某巨大国に目をつけられるとか

投下終了です
441 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/03(火) 21:45:15.58 ID:2cfnrhBp
投下乙です。
まず、感想たくさん書いてくださった方ありがとうございました。
美女と野獣>>放送通過おめでとうございます。特設ステージか。期待です。
版権>>デュラララ勢はいろいろ酷いなw

では投下します。
カオス〜 31話:悪性拡大
登場人物:暦、春原
442 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/03(火) 21:45:51.39 ID:2cfnrhBp
000

春原陽平を語るにあったて特に話すべき話はまだ特には無い。
今までは意味も無くダベリ、生産性など皆無な話題で盛り上がり、
思いに残るようなことも何も無く、心を打たれることも無く、
所詮ギャグ用の人である。
それはもはや周知の事実。
当たり前になっている。
当たり前かのようになっている。
しかしそれだけでは彼を語る尽くすのは許されない。
彼の真骨頂はこれでは無い。
彼が見せる真骨頂。
それは時折見せるその鋭い視線と思いやりのある意見。
これが彼の真骨頂。
これに僕は何回か助けられた。
だからこそ僕にしては珍しい男の友達になれたのだろう。
それはとても大事なことだ。
恋人なのが今は亡き戦場ヶ原。
恩人なのが今もこの殺し合いのどこかで戦っている羽川。
一番仲が良いのが神原。
結婚するなら八九寺。
大事なのが千石。
最近可愛くみえるのが火憐ちゃん。
一生をかけて守りたいのが月火ちゃん。
そして一緒に死ぬなら忍。
だけど一番長く一緒に過ごすなら春原だろう。
443 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/03(火) 21:46:10.22 ID:2cfnrhBp
…もちろんこれは変な意味では無く、
学校とかでいつも一緒にいて笑い合うなら。という意味だ。
僕の人生を語る上で思いもよらないところからだったが、
欠かせない存在にのしりあがった春原。
僕と春原はいつまでも笑いあいたいと願っていた。

001

ザーザーザー

砂嵐が起こったときの雑音とともに、
放送が、終わった。
………………。

「……………………」
「……………………」

この場を沈黙が支配する。
喋れない、喋れない。
口が乾いていく。
先ほどまでの明るい空気が一気に吹き飛んだ。
暗い。重い。
そんな雰囲気が僕たちを包み込む。
…戦場ヶ原が…………?………?……?…??
う、嘘だろ!?
そんな…。
僕の心が闇に染まっていく。
そんな中春原が口を開いた。

「……で。どうすんだよ阿良々木」

その声色は先ほどまでのとは全然違った。

「どうするって?」
「幸運なことに僕の知り合いは誰も死ななかった。もしかしたら誰か殺してのし上がっているかもしれないけどさ」
「それで」

何が言いたいんだこいつは。今はほっておいてほしいんだが。

「対して阿良々木。お前は恋人が死んだな」
444 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/03(火) 21:46:33.84 ID:2cfnrhBp
「そうだな」

冷静に答えたつもりだ。…だった。

「別に動揺するのは当然だと思うよ。恥ずかしくなんか無い。
というより恋人が死んで何も感じない人なんてそれこそ死んだ方がいいね」
「………」

悟られたようだった。

「さてここでさっき放送前に聞いたこと覚えてる?」
「『もし知り合いが死んでいたらどうするか。』」
「そうだね。そこでお前は本気と冗談で3通りの答えをだした」
「…」
「1つは僕を殺す。そして優勝目指し皆殺しをすること。
2つ目は悲しみのあまり自ら自殺をすること。
3つ目は主催者を倒すよう本気で動き出すこと」
「…」
「はっきりいって僕は今のお前の気持ちがこれっぽちも分かんないね」
「…」
「励ましの言葉なんて掛けれないよ」
「…」

そこで春原は手に持っていた銃を僕に直接手渡した。

「さて、ここでお前にもう一回質問するよ。お前は今からどうしたい?」
「…」
「さっき言ったように主催者を倒すよう動くの?
それとも僕を殺す?それとも自殺する?」
「そ、それは…」

今はそんな気力はっきりいってない。
445 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/03(火) 21:46:59.06 ID:2cfnrhBp
守りたい者は無いんだから。
羽川。あいつは僕が守れるような格じゃあない。
むしろ僕が守ってもらう方だ。

「はっきり言うと別に僕をここで殺そうが僕はお前には怒らないよ。
怒るんだったらあの眼鏡だね。お前に怒れるわけがない」
「…」
「だって友達なんだし」
「…」

よくいうぜ。ヘタレのくせしてな。
ヘタレなんだったらその辺でビビってろよな。

「そうだな。じゃあ、僕と一緒に死んでくれよ。ちょうど忍と同じ金髪だしね」
「いいよ。僕は友達のためなら命を張るぜ」

今のお前は最高にカッコいいぜ。春原。

「そうか。じゃあまたな。親友」
「応。といいたいとこだが1つ約束だ」
「――なんだよ」
「今度、一緒に遊び行こうぜ」
「―――了解だ。じゃあまたいつか。親友春原陽平」
「応。また今度な。親友阿良々木暦」

ダァン。

鼓膜が破れる。
しかしいつかは自然に治るだろう。
そして春原のいた方から血が僕に飛び散る。
僕が春原を殺したから。
僕の気持ちが春原を巻き込んだ。
さて、ここで僕が自分に向かって銃を撃ったところで何の意味もないだろう。
だから僕は動き出す。
モンスターに殺されるため。
意味も無く。
生産性など皆無で。
思いに残ることをして。
心も打たれて。
主人公だったらあるまじき行為をし。
ギャグの欠片もないことをしに。




僕は闇に堕ちていく。






446 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/03(火) 21:47:31.26 ID:2cfnrhBp
【春原陽平@CLANNAD:ログアウト(死亡)】
【残り25人】

【阿良々木暦@化物語】
[状態]精神異常
[ステータス]
LV:15 HP:512/512 SP:60/60
ATK:27 DEF:29 SPD:28
[装備]グロック17(残り14発)
[道具]支給品一式、いやしの水
[所持金]365
[思考]
基本:さっさと死にたい。
1:高LVエリアにいくか
2:羽川は…大丈夫だよな
447 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/03(火) 21:50:13.92 ID:2cfnrhBp
以上。

前回とうってかわってまじめ…だと思う。
ちなみに今回はいつも以上に急いで書いたのでいつも以上にクオリティが低い。
まず春原の口調がおかしい。
あと阿良々木くんをなんとなくで堕とした。他いろいろ。
みてる人は許してっ!
448 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/03(火) 22:01:22.18 ID:2cfnrhBp
そういえば、美女と野獣ロワの第二回放送で
ウィキ内ではセラフィート死んでますが…ミス?
ぼくの読解力不足?
449 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/03(火) 22:15:09.25 ID:2cfnrhBp
何回も連投すいません。
一応最後の状態の位置とかがなかったから訂正します。

【1日目/朝/隠されし 禁断の 碧野】
【阿良々木暦@化物語】
[状態]精神異常
[ステータス]
LV:15 HP:512/512 SP:60/60
ATK:27 DEF:29 SPD:28
[装備]グロック17(残り14発)
[道具]支給品一式、いやしの水
[所持金]365
[思考]
基本:さっさと死にたい。
1:高LVエリアにいくか
2:羽川は…大丈夫だよな

以上です。
450 ◆8nn53GQqtY :2011/05/03(火) 22:25:28.66 ID:AnafKAlQ
投下スピードが速すぎて感想が追いつかねぇ!(褒め言葉)

感想いきます
>>カオスな自己満足 放送到達おめでとうございます。流石阿良々木さんだ、清涼剤でも何ともないぜ!
…と思ったら闇堕ちしたぁー!?
>>適当ロワ 何と言う模範的な対主催論……これは期待!
>>版権ロワ 淡々とコンビを結成したな……アリア勢はよく知らないけど、チートだということは何となく伝わった
>>美女と野獣ロワ 一気に人数が減った!そして優勝決定戦。前ロワもそうだったけど、容赦のない減らしっぷりだ
>>DOLオリ 女2人……ってことは、性別勘違いされてるんだよな。やっぱりww
451 ◆8nn53GQqtY :2011/05/03(火) 22:27:34.16 ID:AnafKAlQ
では自分も投下行きます

雑多ロワ3話:想いは 正しく伝わらない
登場キャラ:津村斗貴子、桐山和雄
452 ◆8nn53GQqtY :2011/05/03(火) 22:30:09.96 ID:AnafKAlQ

月光の下、桐山和雄は二度目の人生を生かされていた。
そして、前回のゲームでもそうしたように、彼は今回もコインを投げて決めようとしていた。

表ならば、主催者と戦う。
裏ならば、ゲームに乗って優勝を目指す。
そこに、例えば本当に優勝なんてできるのだろうか、とか、主催者とどうやって戦うのだろうとか、そういった感情による迷いは存在しない。
彼の心は、生まれた時からそういう風にできていたからだ。
コインを右手にのせ、指ではじいて上空に打ち上げる。
コインは空中でくるくると回り、やがて桐山の手の甲に向かって落下を始める。
桐山はそれを受け止めようとした。

背中に刃物をあてられた。
「動くな。質問に答えろ」

彼はひとまず指示にしたがった。
直立不動の姿勢をとった。
女性の鋭い声が質問をした。
「君の名前は?」
「……桐山和雄だ」
「桐山和雄。……君は、このゲームに乗っているのか?」
桐山は、その質問について考えた。
投げたコインは、つかみ損ねて草むらの中に落ちてしまった。
つまり、彼はコイントスに失敗した。行動方針は決まっていない。
ならば答えは「No」になる。
「いいや。……乗っていない」
453 ◆8nn53GQqtY :2011/05/03(火) 22:31:07.20 ID:AnafKAlQ
そう答えると、刃物が背中から離れた。
「そうか……警戒してすまなかった。もう動いてもらっていい」
振り返った先にいるのは、どこかの高校の制服を着た少女だった。
鼻筋に、横一文字の傷跡が横切っているのが特徴的だった。
両手に、チャクラムのような形の刃物を握っている。
「私の名前は津村斗貴子……信じがたいことかもしれないが、化け物を狩る戦士だ」


◇   ◇   ◇

津村斗貴子は、人食いの怪物『ホムンクルス』を抹殺する組織、『錬金戦団』に所属する戦士だ。
家族と友人をホムンクルスに皆殺しにされた体験から、『ホムンクルスは例外なく全て殺す』という、ある意味で惨忍な強い信念を持っている。その容赦のない戦いぶりは、同じ戦士たちからさえも『スパルタン』『腹黒』と形容されるほどだ。
今回も、とある任務で埼玉県のある町に――部外秘で町の名は伏せたが――着任し、ホムンクルスをおびき寄せる策を実行。まさにホムンクルスが網にかかろうとしていたところを、この会場に飛ばされてきたのだと、少年にありのままを説明した。
「これがホムンクルス絡みの事件なのかは分からないが、無辜の民間人を巻き込んだ凶悪かつ下劣な犯罪であることには違いない。……私は君を保護したい」
桐山少年は驚いているのか、受け入れているのか、奇妙に虚無的な目で斗貴子を観察していた。
斗貴子は、その瞳に少し困惑する。
ある種の人間が持っている“どぶ川の濁ったような目”とも違う。
むしろ、驚くほど濁りのない、純粋な目だった。
桐山少年はゆっくりと口を開いた。
「ひとつ……尋ねたい」
「構わないが」
「お前の、このゲームでの、行動方針を教えてほしい」
「決まっている。このゲームに理不尽に巻き込まれた力なき者を保護する。そして、力にまかせて彼らを虐げる化け物どもがいれば全て殺す。ホムンクルスではなかろうと、それと同列の存在ならば関係ない」
斗貴子の胸に、憎しみと怒りがないまぜになった、戦闘衝動が湧きあがる。
どんな事情があろうとも、平和な時間を生きている罪なき人々を脅かすものならば、それは例外なく『悪』だ。
454 ◆8nn53GQqtY :2011/05/03(火) 22:31:59.15 ID:AnafKAlQ
もし、斗貴子がこの場に呼ばれたのがもう少し後の時間だったならば、彼女はここまで険のある言い方をしなかったかもしれない。
ある少年と出会って、その少年の影響を受けて。
もう少し柔らかい言い方で、もう少し柔軟な対応を心掛けて、もう少しだけ穏当な、甘い判断をしたかもしれない。
そして、そうならなかったことが、桐山の行動方針に少なからず影響を及ぼした。
しかし、それはこの時の斗貴子には関知できないことである。

その時のことだった。
東方向から、斗貴子の耳に微かな、しかし甲高い悲鳴が届いたのは。

「今の声が聞こえたか?」
「……ああ。悲鳴のようだった」
「君はここで待っていてくれ。私は悲鳴の正体を確認してくる」
斗貴子は硬い声で指示を出し、チャクラムを足首に装着。
彼女の支給品は、愛用の武器である核金だった。
しかし何故か、それは彼女固有の武器『バルキリースカート』ではなく、戦団に所属する後輩、中村剛太の固有武器『モーターギア』となった。
とはいえ、訓練を共にした後輩の武器だ。戦闘に用いる上で支障はない。
スカイウォーカーモードによって機動力を得た斗貴子は、もはや桐山を振り返らず、悲鳴の方角に向けて走り去った。



◇   ◇   ◇

桐山和雄は、津村斗貴子を観察しながら、己の行動方針について考えていた。

455 ◆8nn53GQqtY :2011/05/03(火) 22:33:40.13 ID:AnafKAlQ
コインをはじいて行動方針を決定することは、斗貴子の介入によって邪魔されてしまった。
そこで、桐山は別の方法で方針を決定することにする。
それは、コイントスを中断させた原因の、津村斗貴子と同じ行動方針を取ること。
だから桐山は、彼女に行動方針を尋ねた。
彼女は答えた。

――力なき者を保護する。そして、力にまかせて彼らを虐げる化け物どもがいれば全て殺す。

桐山は、その行動方針をなぞることに決めた。
ならば、と桐山は立ち上がり、津村斗貴子の後を追って走り出した。
悲鳴があがったということは、悲鳴の元では誰かが――『力なき者』が――襲われている可能性が高い。
だからこそ、津村斗貴子はそこに向かって急行したのだろう。
それなら、同じ行動方針を取る自分もそうしよう。
斗貴子の後を追って、その中学生離れした脚力で駈ける。



ところで、ここに両者とも想ってもみなかった誤解がある。
彼は、津村斗貴子の「力なき者を守る」「化け物」という言葉を、そのまま言葉通りの意味として解釈した。
彼は人並みの感覚を欠落させていたので『虐げられる社会的弱者は守らねばならない』という暗黙の常識的な倫理を度外視していたのだ。
つまり、桐山和雄の保護対象は『弱者』であって、『被害者』ではない。
そして、殺害対象も『化け物』つまり『強者』であって、『悪人』ではない。

たとえ、相手がゲームに乗った惨忍なマーダーだったとしても、一般人ならば保護する。
逆に、相手が善良な対主催派だったとしても、実力者と判断したならば殺害する。
桐山和雄は、そのつもりだった。
456 ◆8nn53GQqtY :2011/05/03(火) 22:34:43.84 ID:AnafKAlQ

【F−3/森の中/真夜中】

【桐山和雄@バトルロワイアル】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、不明支給品1〜3(確認済み)
[思考]基本:「力なきもの(一般人)」を保護し、「化け物(強者と判断したもの)」は殺す。
1・悲鳴の正体を確認しにいく。悲鳴の主が「力なきもの」であれば助ける。
2・津村斗貴子の言うことは行動指針の手本なので、一応尊重する。

【津村斗貴子@武装錬金】
[状態]健康、殺し合いに対する怒り
[装備]モーターギア@武装錬金
[道具]基本支給品一式、不明支給品1〜2(確認済み)
[思考]基本:力なきもの(民間人)を保護し、化け物(殺戮者)は殺す。
1・悲鳴の正体を確認しにいく。誰かが襲われていれば助ける。
2・ゲームの打倒。

※武装錬金1話、巳田に襲われる直前からの参戦です。
457 ◆8nn53GQqtY :2011/05/03(火) 22:36:50.04 ID:AnafKAlQ
投下終了です
458 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 00:27:25.40 ID:8bgknQoG
皆様投下乙です。

>>版権ロワ第11話:鎖の少女
おお、刻命のナイフが支給されたのか…

>>第12話:メモリーズ・ラスト
最初対主催かと思ったら奉仕だったのね…

>>カオス〜 31話:悪性拡大
ヘタレ詐欺だな春原 こんなカッコイイのがヘタレとは思えんw っていうか死んだぁぁ!

>>雑多ロワ3話:想いは 正しく伝わらない
これは強力なコンビが誕生したぞォォォ

>>448
そういえば、美女と野獣ロワの第二回放送で
ウィキ内ではセラフィート死んでますが…ミス?
ぼくの読解力不足?

……ご安心を、氏の読解力不足でも何でも無く、自分の注意不足です。ミスです。
あと、セラフィートでは無いです、セイファートです。教えて頂きどうもです

自分も投下をば。美女と野獣オリロワ 38:終焉の時
登場:尾上誠人、中根玲奈、ディートリヒ、松嶋万里、セイファート、ヴェルガー
459終焉の時 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 00:28:33.27 ID:8bgknQoG
38:終焉の時

「……もう、俺を入れて四人だけかよ……」

第二回目の放送を聞いたコヨーテ少年尾上誠人は愕然とする。
32人いた参加者は、今や自分を入れたったの四人しかいないと言うのだ。

「…ははっ…もう、いっその事…優勝目指すか?」

脱出を諦め、優勝を目指そうかと誠人が考えた時、放送主のセイファートが意味深な事を言った。

『それで、提案なんですが……。
私が特設ステージを用意しますので、生き残っている四人の方に、集まって頂きます』

「…は?」

『それじゃあ、宜しくお願いします。
尾上誠人さん、ディートリヒさん、中根玲奈さん、松嶋万里さん……』

「いや、宜しくお願いしますって……え!?」

放送が終わるとほぼ同時、誠人の足元に光り輝く魔法陣らしきものが現れ、
まばゆい光が誠人を包み込んだ。

「な、何だよ、う、うあああ……!?」

余りの眩しさに両腕で視界を保護し目を閉じている内、妙な浮遊感に襲われ、いつしか意識を失った。


……


「ん……」

気が付くと誠人は固い床の上で寝ていた。
身体を起こすと、先程までいた廃集落では無く、四角い石作りのリングのような場所だった。
自分の他にも、全裸の青髪少女、銀色の狼、黒髪ロングの美少女がいる。

「うーん……ここは……」
「ん…ま、万里ちゃん…」
「ディートリヒ……あれ、ここ……何?」
「……(こいつら…もしかして、俺以外の殺し合いの生き残りか……?)」

「…ようこそ、特設リングへ。生存者四人の方々」

突如響いた、聞き覚えのある女性の声に四人は声のした方向に目をやる。
リングからやや上部、ベランダのような場所に、オッドアイの女性、セイファートと、
腹心、白狼ヴェルガーがいた。
460終焉の時 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 00:29:14.82 ID:8bgknQoG
「てめぇ…!」

誠人が装備していたドラグノフ狙撃銃の銃口をセイファートに向けた。

「あらあら、落ち着きなさいな。首にはまだ首輪がはまってるのよ」

開催式の時に一人の少女を見せしめで首輪を爆破するのに使ったリモコンをちらつかせながら、
セイファートが脅すように言う。それを見て、誠人は必死に心を落ち着かせようとする。

「…ふふ(まあ、撃たれてもバリア張ってあるから一応は平気なんだけどね)」
「くっ……」
「…んで? セイファートさん、さっきの放送の事だけど……」

青髪少女、玲奈がセイファートに尋ねる。

「つまり、ここで殺し合ってもう優勝者決めろって事よね?」
「そうね。もう残り少ないし、ちょっとお膳立てしてあげようと思って」
「……」
「あ、あのっ」
「万里ちゃん?」

少女、松嶋万里が今度は質問する。

「何?」
「どうして…どうしてこんな殺し合いをしようと思ったんですか? 目的は何なんですか?」

万里が聞きたかったのはセイファートがこの殺し合いゲームを開催した理由。
数十人の男女を殺し合わせるその理由を知りたかったのだ。
セイファートは笑みを浮かべながらその質問に答え始めた。

「…いやねぇ…私結構長い事生きてるんだけれど……やっぱり身体の若さを保つ手段が必要になるのよ。
それでね……そのためには、活きの良い魂が必要なの」
「…………おい、ちょっと待てよ」

そこまで聞いて全てを察した誠人が、怒りに震えた声で言う。

「すると何か? ミリアさんや、布施さんや、一葉ちゃん、他の、死んだ奴らは、
あんたの若さ維持するための、生贄だったってのかよ?」

「んー…………そうだね(笑)」

「……ふざけんじゃねえええええ!!!!」

ダァン!! ダァン!! ダァン!! ダァン!!

怒り狂った誠人の手により四発の銃弾がセイファート目掛けて放たれたが、
バリアらしき物によって無効化され徒労に終わる。

「……はぁ、はぁ、はぁ」
「だから無駄だって……ほら、さっさとあなた達四人で殺し合って優勝者決めてよ」
「ふざけるな畜生!!」
「……制限時間30分ね」
「「「「!?」」」」
「30分経っても殺し合いを始めないようなら、全員首輪爆破。良いわね? じゃあ、今から、カウントスタート」

出場者達の了承を得られぬまま、デスマッチバトルは開始される。
461終焉の時 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 00:29:52.03 ID:8bgknQoG
「……」
「……」
「……」
「……」

四人は互いに視線を交えるが、動こうとはしない。
下手に動けば逆に反撃を受ける可能性があるからだ。

「…なぁ、俺は尾上誠人。そっちは…中根玲奈さん、そっちは…ディートリヒに、松嶋万里さんだな」
「ええ」
「ああ(何で俺だけ普通に呼び捨てなんだよ)」
「…そうだけど」
「…あんたらは、殺し合いに乗って…いや、乗ってたのか?」

誠人は三人に話し掛け始めた。

「……私は乗っていたけどね。もう二人殺してるわ」
「……俺と万里ちゃんは乗っていない」
「……(コクリ)」
「…そうか…それで、どうするよお三方? あのセイファートの言う事には、30分以内……」

「後25分」

セイファートが釘を刺すように言う。中々殺し合いを始めない四人に苛立っているのか、
その表情はやや不機嫌に見えた。

「…後25分以内に優勝者決めないようなら俺達全員死刑だとさ。どうする…?」

三人を見回しながら誠人が言う。
玲奈は考える。今ここにいる四人で殺し合う気になっているのは自分だけ。
ここで自分が誰かに攻撃を仕掛ければ、他の誰かが自分を攻撃する可能性が非常に高い。
つまり下手に動く事が出来ない。セイファートはお膳立てなどと言っていたが、
実際はただ単に膠着状態にさせただけなのだ。

(余計な事してくれちゃって…セイファートの奴)

互いに睨み合ったまま、時間ばかりが過ぎる。

ついにセイファートが痺れを切らした。

「はぁ、もういいよ。殺し合う気無いのね……中根玲奈さんは殺し合いに乗ってると思ったんだけど」
「…乗ってるわよ。でもねぇ、三対一で下手に動いたらこっちがやられるでしょうが。
あんたのせいよセイファートさん」
「……あらら。お膳立てのつもりが余計な事しちゃったみたいね」

残念そうな表情を浮かべながら、セイファートがリモコンのスイッチに指を置く。
その様子を見た四人は覚悟を決めた。ディートリヒと万里は抱き合い、固く目を閉じる。
462終焉の時 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 00:30:37.33 ID:8bgknQoG
(……ミリアさん、ごめん……俺、やっぱ死ぬみたい……)

せめてセイファートに一矢報いたいと誠人は思ったが、リングを囲むように張られたバリアにより、
それも叶わない。一方の玲奈も、乾いた笑いを浮かべていた。

(強姦されて…二人も殺したのに…こんな事になるなんて…とことん不条理よねぇ……全く)

「…安心して。あなた達の魂は無駄にはしないから♪ ……じゃあね」

セイファートはリモコンのスイッチを、押した。


……


……


ガチッ


四人の首輪が一斉に外れ、石造りの床の上に金属音を立て落下した。

「……え?」

今度はセイファート、そしてヴェルガーが驚く番であった。
セイファートは自分が操作したリモコンを確認する。確かに首輪爆破のボタンを押したはずだった。

「な、何で……!?」

まさかの事態に、セイファートは狼狽する。
死の首輪から解放された四人も、何が起きてるのか良く分からず困惑していた。


……ユるさなイ
463終焉の時 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 00:31:38.42 ID:8bgknQoG
空間に声が響く。女性の声だ。誠人はその声に聞き覚えがあった。

「……え? この声……」

「せ、セイファート様!」
「どうしたのヴェルガー……あぁ!?」

セイファートが悲鳴を上げる。
床から、地面から、血塗れの人間や、獣人、竜獣が這い出してきていた。

……イぁいヨぉ…わァヒの…のど…ガ……
……あソこ…壊れちゃっタ…もうエッチ出来ナい……あなたのセいで……
……お前なんカの…為に…死ンだってノカヨ…俺ハ……
……ユルサナイ……ユルサナィ……

首に穴の空いた少女。秘部がぐちゃぐちゃに損壊した少女。
首が無くなった白虎獣人の男。黒豹獣人の少年……。
それらは紛れも無く、セイファートの起こした殺し合いによって死んで行った参加者達であった。
死んだ瞬間の苦しみを感じ続け、理性を失いつつある参加者達の亡霊が、今、
主催者とその腹心に牙を剥く。

「な、何でこんな……! ま、まさか…魂を留めておくための『器』に、欠陥があったって言うの……!
やっぱりいきなり大人数から魂を貰うのは危険だった……!」
「う、ああああ、せ、セイファート様!!」

開催式の時の落ち着いた雰囲気からは想像も出来ない程焦燥しているセイファートの目の前で、
腹心の白狼ヴェルガーが亡霊達に囲まれていた。

……殺してヤる……
……許さない……
……お前モ来イ……
……ハハハハハハハハハッ……

「あが……が」

無数の亡霊の手によってヴェルガーの口が強制的に開かれる。
大きく開かれたその口の中に、背中に無数の刺し傷がある狐青年の亡霊が、
酷く錆びた裁切鋏を入れ、舌を挟んだ。

「……! おい、やめ、!!」

ヴェルガーの目に最後に映ったものは、ニヤリとこの世のものとは思えない笑みを浮かべる狐の青年の顔だった。
鋏の刃が閉じられ、ジョキリという生々しい音と共に、ヴェルガーの舌が切断された。
切断面から血が噴き出し、さらに舌根が喉の奥へと沈下し、ヴェルガーは激痛と呼吸困難に悶えた挙句、息絶えた。

次はセイファートの番だった。

「い、嫌、嫌……! そんな…やめて……!」

……今更何言ってんだ……
……死ねっテ、ほら……
……アハハハハッ、アハハハハッ……
464終焉の時 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 00:32:27.17 ID:8bgknQoG
胸に穴の空いたハイエナ少年が、金髪ショートの白衣の女性が、赤髪ツインテールの少女が、
他にも大勢の亡霊達がセイファートを取り囲んだ。
セイファートは亡霊達をかき消す魔法を発動しようとしたが、亡霊達の強大な負のオーラの前に逆にかき消される。
そして、いつの間にか亡霊達の手には、錆びた包丁や、メス、鋏が握られていた。

「ああ、あ、ああぁああぁ! 嫌ああああああぁあぁあぁぁぁああああああ!!!!」

絶叫するセイファートの目に、無慈悲に突き刺される鋏。
腹、胸、腕、太腿、秘部、ありとあらゆる所に刃物が刺され、抉られ、切られる。
もはやセイファートは悲鳴を上げる事も出来なかったが、意識だけは無情にもはっきりしていて。
身体中を切り刻まれる感触と激痛ははっきりと感じていた。
その命が消える瞬間まで、セイファートは苦しみ抜く事であろう。殺し合いの主催者の凄惨な末路である。

「あ…ああ」
「……」
「おいおい…」
「……(ブルブルブル)」

リングの上部のベランダで行われているであろう、亡霊達によるセイファートの解体ショーを、
尾上誠人、中根玲奈、ディートリヒ、松嶋万里は恐怖しながら見詰めていた。
良くは見えないが、溢れる鮮血、放り出される肉片、漂う血の臭いで何が起きているのかは大体予想がつく。

……誠人君……

「……!」

不意に、誠人の前に一人の亡霊が現れた。
しかし、セイファートを切り刻んでいる亡霊達とは違い、穏やかな雰囲気だ。
その亡霊は、身体に幾つか銃創が空いた、金髪の全裸の美女。

「……ミリア、さ……!」

見間違えるはずは無い、それは、誠人と行動を共にしていた、ミリア・クリスティーナであった。

「ミリアさん……」

『……誠人君、そして、玲奈さん、ディートリヒさん、万里さん…今よ……』

「え?」
「どういう事だ?」
「……あ! 見てみんな!」

万里がリングのある方向を指差す。そこにはいつの間にか橋と通路が出来ていた。

『……主催者セイファートは死んだわ。どうも、この殺し合いの会場は、セイファートが作り出した、
疑似空間だったみたい……でも、そのセイファートが死んで、この空間は乱れ、崩壊を始めている』

「何だって……?」

ゴゴゴゴ、と、どこからともなく地鳴りが聞こえ、地震が起こり始めた。
周囲の壁にヒビが入り、パラパラと瓦礫が降り注ぐ。

「う、うあ…!」
『あの通路の奥に進んで。私が、案内する。あなた達を元の世界に帰す道に、導くから』
「も、元の世界に…? か、帰れるんですか!?」

万里がミリアの亡霊に訊く。

『走って! 走りながら説明するから! もう時間が無いわ! それに……』
465終焉の時 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 00:33:35.17 ID:8bgknQoG
……ドこ行くんだヨ……
……あなた達も…一緒に行こう…よ……
……こっちの世界ニ…オイデ……
……俺達ハ死ンダノニ……お前らハ生きて帰ルつもりかよ……
……許さない……そんなの……
……オ前ラモ…死ネ……


セイファートを切り刻んでいた亡霊達が、今度は生き残った四人に狙いを変えた。
亡霊と化した参加者達はもはや理性を失いつつあり、生者に対し理不尽なまでの嫉妬と憎悪を抱いていた。
四人を永遠に続く苦しみの世界へと、道連れにする気なのだ。


「きゃあああぁああああ!?」
「くっ…万里ちゃん、俺の背中に乗れ!」
「う、うん……」
『急いで! 彼らはもう、理性を失っている! 捕まったら殺されるわ! 荷物は捨てて!!』
「あ、ああ…」
「……っ」


尾上誠人、中根玲奈、ディートリヒ、松嶋万里。
殺し合いを生き抜いた四人の、最後の戦いが始まった。


【ヴェルガー  死亡】
【セイファート  死亡】


【♂05番:尾上誠人】
【♂11番:ディートリヒ】
【♀11番:中根玲奈】
【♀13番:松嶋万里】
【以上4人  脱出開始】


【日中以降/?-?】
【♂05番:尾上誠人】
[状態]精神疲労(中)、上着無し
[装備]無し
[持物]無し
[思考・行動]
0:ミリアさんについて行く。この殺し合いから脱出する。
[備考]
※所持品を全て捨てました。
466終焉の時 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 00:34:22.33 ID:8bgknQoG
【♀11番:中根玲奈】
[状態]健康、全裸
[装備]無し
[持物]無し
[思考・行動]
0:ミリアさんについて行く。この殺し合いから脱出する。
[備考]
※衣服及び下着は引き裂かれF-4廃教会内に放棄しました。
※所持品を全て捨てました。

【♀13番:松嶋万里】
[状態]健康、ディートリヒの背に乗っている
[装備]無し
[持物]無し
[思考・行動]
0:ミリアさんについて行く。この殺し合いから脱出する。
[備考]
※所持品を全て捨てました。

【♂11番:ディートリヒ】
[状態]健康、松嶋万里を背に乗せている
[装備]無し
[持物]無し
[思考・行動]
0:ミリアさんについて行く。この殺し合いから脱出する。
[備考]
※所持品を全て捨てました。

≪番外≫
【♂14番:ミリア・クリスティーナ】
[状態]幽霊、永遠に続く痛み
[装備]無し
[持物]無し
[思考・行動]
0:誠人君達を救う。
[備考]
※幽霊です。身体の状態は死ぬ直前のものに準拠しています。
467 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 00:35:57.92 ID:8bgknQoG
投下終了です。今度こそセイファート死んだぞうん
468 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 01:27:32.56 ID:v2ZcP+Su
投下乙です。
>>458
すいません。名前間違えるなんて…。

美女と野獣>>クライマックス!!4人の運命は!?超期待!!!
雑多>>斗貴子さんの参戦時期が…。まぁなんとも言えない時期だ。

では投下
カオス〜 32話:私の知らない物語?
登場人物:智代、紅麗
469 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 01:28:07.34 ID:v2ZcP+Su
「次はどいつだ」

紅麗はいう。
彼はまだ自身の心の中にいた。
見た感じ放送を聞いていたとは思えないが…。

「次はおま――――――」

言葉が次に続かなかった。
彼が死んだから。
さて。
ではその理由を見て見ようか。



ザーザーザー

放送が終わったようだな。
ふむ。朋也たちは無事なようだな。
しかしここは危険なようだな…。
一回マクアヌに退くか。
ってなんだあれは?
470 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 01:28:29.46 ID:v2ZcP+Su
鏡?しかしなんだあれは?
しかし何にしたって何故あのようなものがここに…?
…触ってみるか。そうでなければわかるもんもわからないだろう。

フッ。

触れた。

パリーン。

倒れた。
ついでに割れた。
………。

「――――えっ?」

我ながら間抜けな声だ。
しかし出てしまったものは仕方が無いだろう。
あれー?そんなに力を出したつもりは――――。
――あぁ。そういえば今の私は変身しているんだったな。
力が予想以上に出てしまったのだろう。
…。
さてどうしよう!?
こういうときはどうすればいいんだ!?
朋也だったらどうする?
そうだな。

「逃げようっ!」

私はそう高らかに宣言した。


471 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 01:28:52.72 ID:v2ZcP+Su
【紅麗@烈火の炎:ログアウト(死亡)】
【残り24人】

【坂上智代@CLANNAD】
[状態]健康、騎士化、
[ステータス]
LV:22 HP:640/640 SP:54/54
ATK:56 DEF:47 SPD:37
[装備]
[道具]支給品一式、空瓶、快速のタスマリン×4
[所持金]502
[思考]
基本:生き残る
1:朋也たちを探そう

472 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 01:30:39.99 ID:v2ZcP+Su
以上。

これから放送終わったしたくさん殺そうかっ!キラッ
とか言ったりして。まだ未定ですが。
473 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 02:18:26.93 ID:v2ZcP+Su
投下します
カオス〜 33話:地味な奴らな分からない終わり
登場人物:人識、ボッスン、影沼
474 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 02:18:56.18 ID:v2ZcP+Su
零崎人識。
今彼の足元では2つの死体を運ぶべく黄色き転送装置がせっせと働いている。

「しっかしあれだよなぁ。人の顔見た途端攻撃しなくてもいいのに。
全くもって誠心誠意傑作だぜ。いやもはや戯言だぜ」

殺したことに既に何も感じていない様子の彼。
もちろん放送で赤き彼女の名前は無かったし、それは彼も知っている。
しかし既に彼は1人殺した。
それが1人、2人、もっと言うなら24人殺したところで
もはや変わらないといった考えに至ったのだ。

「全くまだあの欠陥製品は生きていやがるのか。そうだな、
そろそろあいつも殺されそうになっていそうだし、
助けに行ってやるか。手間のかかる奴だぜ。あいつはよ」

傑作だぜ。と呟き彼は再び歩き始める。
目的は戯言遣い。
なんやかんやいって彼は優しいのである。

「そういやあの医者がもう力がだせないとか言ってたが…。
475 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 02:19:20.50 ID:v2ZcP+Su
まぁここでは大丈夫だろ。ゲームだし」

医者、絵本園樹は言った。
もう力を酷使してはいけないと。
ここでそれが適応されるかは、
まだ誰にも分からない。

 ◇

あまりにも可哀相なのでここで殺された2人の紹介(行稼ぎ)

藤崎佑助:最後の言葉「テメェ!よくも影沼を――!」
     死因:ナイフによる刺殺

影沼次郎:最後の言葉「影縛り―――えっ!?」
     死因:ナイフによる刺殺

殺人者:零崎人識

以上報告完了。

476 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 02:19:43.51 ID:v2ZcP+Su
【藤崎佑助@スケットダンス:ログアウト(死亡)】
【影沼次郎@エム×ゼロ:ログアウト(死亡)】
【残り22人】

【1日目/朝/隠されし 絶望の 虚無】
【零崎人識@戯言シリーズ】
[状態]健康、快速のタスマリン使用中
[ステータス]
LV:26 HP:495/605 SP:39/50
ATK:48 DEF:50 SPD:33
[装備]サバイバルナイフ一本、糸、
エリミネーター・00@戯言シリーズ
[道具]支給品一式、快速のタスマリン
[所持金]290
[思考]
基本:気は向くままに
1:欠陥製品でも探すか
[備考]
※絵本のドクターストップが通用されるかは分かりません。
 (既に人は殺せているが)
477 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 02:20:47.18 ID:v2ZcP+Su
以上。

どうしよう。戯言キャラが殺せない…。どうしよ。
そしてボッスンたちは設定生かす時間もなく死亡!
478 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 02:24:53.51 ID:v2ZcP+Su
今日はミスが多い。

智代の状態の時間等がなかったので訂正。

【1日目/朝/隠されし 渦越しの 聖域】
【坂上智代@CLANNAD】
[状態]健康、騎士化、
[ステータス]
LV:22 HP:640/640 SP:54/54
ATK:56 DEF:47 SPD:37
[装備]
[道具]支給品一式、空瓶、快速のタスマリン×4
[所持金]502
[思考]
基本:生き残る
1:朋也たちを探そう


あと題名ミス。

33話:地味な奴らの分からない終わり

に訂正。

どうしようもないな。今日の僕。
479 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 02:55:52.53 ID:v2ZcP+Su
投下します。
カオス〜 34話:ぼくのみたちつじょ
登場人物:戯言遣い、哀川潤、ネク
480 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 02:57:20.69 ID:v2ZcP+Su
 0

正義の味方は正義ではない。
悪の敵が正義では勿論ない。
中立者も正義などではない。

正義などこの世には存在しない

 1

ザーザーザー。

放送が終わった。
ふーん。シキちゃんに愛花ちゃん。死んじゃったか。
ぼくのせい。なのかなぁ、やっぱり。
一方こちらではネクくんが憤怒の表情を表わしている。
その対象は哀川さん。
理由は単純明快。
哀川さんがやる気を出さないからだ。

「あんたがやる気を出せば!シキや愛花って人は死ななかった!哀川!」

哀川さん相手に敵対関係を築く。
それは何を意味するのだろう。
ぼくは思い返す。
あれは放送前の事。

 2

ぼくは今SFの世界にいた。
…まぁゲームの中なんだから当たり前なんだけど。
それを抜きにしてもSFの域を抜かない。
いや、よりSFの世界に近づいていく。
いやいや、ネクくんスゲー。
481 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 02:57:40.72 ID:v2ZcP+Su
炎だしたり、剣をどこからともなく取りだし、
あのゼタとかヘクトパスカルとかいってた男をボコボコにしていた。
そして

「覚えてやがれ!ヘクトパスカルどもが!」

なんて雑魚敵臭漂う言葉を残し立ち去って行った。
もちろんネクくんは、

「早く追いましょう!潤さん、いーさん!」

というが
ぼくとしてはどっちでもいいのだが、
哀川さんは

「嫌だね!」

なんて我儘をいいだした。
…………ここでか。
その反応にネクくんは

「はぁ?」

なんて当たり前の反応を取った。
そしてそのやりとりはつい先ほどまで続いた。

 3

「あんたのせいでシキ達はっ!あのオブジェ死神に殺されたんだっ!」
「…」

さっきから哀川さんは沈黙を保っている。
あの時、真心との再戦の時のように。
それにしても死神か。…萌太くんを思い出すな。もしかしてあの男は石凪だったりするのか。

「あんたがしっかりしていれば!あなたが動いてくれたなら!」
482 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 02:58:01.85 ID:v2ZcP+Su
「…ん?ああ。終わったか」

どうやら聞いていなかったようだ。

「んなっ!?」
「テメーのどうでもいい御託はいいんだよ」
「はぁ!?」
「あぁそうだ。いーたん。これやるからどっかいっといてくれ」

そういうとこっちに向かってスタンガンを投げてきた。
そして受け取った。
――はぁ。またこんな感じか。

「分かりましたよ。ぼくは退散します。じゃあ元気でね。ネクくん」
「え?ああはい」

ぼくはカオスゲートに向かう。


【1日目/朝/萌え立つ 渦越しの 碧野】
【哀川潤@戯言シリーズ】
[状態]健康
[ステータス]
LV:40 HP:921/921 SP:68/68
ATK:70 DEF:61 SPD:50
[装備]
[道具]支給品一式
[所持金]21
[思考]
基本:主催者を倒す。
1:?

【桜庭音繰@すばらしきこのせかい】
[状態]健康
[ステータス]
LV:20 HP:430/430 SP:137/160
ATK:32 DEF:32 SPD:32
[装備]聖凪高校指定水着@エム×ゼロ、初心者バッチセット、(炎、剣、弾、缶、念、雷)
[道具]支給品一式、気魂×1
[所持金]247
[思考]
基本:主催者を倒す。
1:哀川を倒す!
483 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 03:02:04.44 ID:v2ZcP+Su
避難所にて投下しました
484 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 12:25:33.77 ID:8bgknQoG
投下乙です。

自分も投下します。美女と野獣オリロワ 39:ESCAPE FROM BATTLE ROYALE
登場:尾上誠人、中根玲奈、ディートリヒ、松嶋万里
485 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 12:27:13.50 ID:8bgknQoG
39:ESCAPE FROM BATTLE ROYALE

身勝手な魔女が作りだした殺し合いの空間は、創造主の死により崩壊の時を迎えていた。
地震が起こり、地面がひび割れ、老朽化した建物が次々と倒壊する。
周囲を囲んでいた海は真っ赤に変色し、島を取り囲むように深い奈落が現れ、
海の水が奈落へと滝の如く流れ込み、その奈落はどんどん広がり島に迫る。
一方、島の至る所に起きた地割れが大きくなり、奈落へ変化してもいた。

ミリアの亡霊に誘導され、殺し合いを生き残った尾上誠人、中根玲奈、ディートリヒ、松嶋万里の四人。
セイファートの特設リングから現れた暗い通路を抜けた先は、何と廃屋の納屋だった。

「な、何でこんな所に…?」

余りに突拍子も無い場所に出た事に驚く誠人。
他の三人も同様の反応だ。

『この空間が崩壊してるにつれて、次元も歪んでいるのよ……』

亡霊と化したミリアの言葉に四人が外の風景を見渡す。
空は赤黒く染まり、形容し難い空模様と化しており、遠方で建物が崩れ土煙が上がっている。
激しい地震が断続的に続き、正に世界の崩壊の様相を呈していた。

ゴゴゴゴゴゴゴゴ………

「こ、これは、早くした方が良さそうだな……!」
「ミリアさん! 私達はどこに行けばいいんですか!?」

万里がミリアに尋ねる。

『私について来て! 灯台に向かうわ! あそこが元の世界に一番近いのよ!』
「……ああ!」
「分かった」
「分かった!」
「……っ」

もはや考えている猶予は無い。どんどん世界は崩壊してゆき、更に、
背後からは生存者達を冥府へ道連れにしようとする、殺し合いの犠牲者達が迫ってきている。

……待テエエエ……
……逃ゲルナアア……
……殺ス…殺シテヤル……
……ウフフフフッ…アハハハハハハッ……
……殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺……

完全に理性を失った亡霊達は、生存者達に襲いかかろうとする。

地割れや瓦礫を避けつつ、四人はミリアの誘導に従い灯台を目指した。

元々は田圃だったと思われる草むらを走り抜け、目的の灯台まで残り数百メートルまで来た時だった。

ドゴォ!!

最後尾にいた玲奈の足元が突然崩れ、奈落が出現した。
486 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 12:27:56.87 ID:8bgknQoG
『!! 玲奈さん!!』
「玲奈!!」

ミリアと誠人が駆け寄ったが、玲奈は悲鳴を上げながら奈落の底へと落ちていった。
深い闇へと落ちる中、玲奈はこれまでの人生の事を思い出していた。いわゆる走馬灯と言う奴だろうか。

「……もしかしたら生き残れるって思ったけど……そう甘くないのね……」

生き残るため殺し合いに手を染めた自分でも、
もしかしたら元の世界へ帰れる、生き延びられると思っていたが、
やはりそう上手くはいかないようだと、玲奈は観念し、自分の運命を受け入れた。

また一人目の前で命が無くなるのを目にし、ミリアと誠人はやり切れない思いに駆られる。

『…行こう、誠人君』
「……(コクリ)」

殺し合いの舞台はどんどん崩壊して行く。
まだ悲しむ間も無い。三人となった生存者と一人の亡霊は再び灯台を目指し走り始めた。

島の大部分が崩落し奈落へと消えた。

螺旋階段を駆け上り、三人は灯台最上階へと辿り着く。

『…道を作るわ…私の、最後の力で…!』

そう言うなり、ミリアは灯台ベランダの手すり付近に移動し、水平線――いや、暗黒の空間に向け、
右手を翳し、目を閉じて強く念じた。

「……!!」

手すりが消滅し、灯台ベランダから空間の向こうに伸びる、光の道が現れる。

『…さあ、三人共。この道を真っ直ぐ進んで!』

ミリアが三人に命じた。

三人は光の道に足を踏み入れ、歩き始める。

『そう……そのまま……真っ直ぐ進んで……』
「……ミリア、さん」

もうこれで、本当にお別れだと、誠人は察した。
察したからこそ、最後に、少しだけ話をしたかった。

『……誠人君』
「…ありがとう、死んでまで、俺達を助けてくれて」

ディートリヒと松嶋万里も、思わず足を止め、ミリアの方に向き直る。
487 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 12:28:38.98 ID:8bgknQoG
「…ありがとう」
「ありがとうございます、ミリアさん」
『……(ニコッ)』
「……俺、忘れないから。ミリアさんの事……将来、他の女の人と結婚したりしても……。
忘れろなんて…言うなよ?」
『……ありがとう……でも……私より…良い女なんて一杯いるよ……誠人君…良い男なんだから……』
「そ、そうかな……」
『自信持ちなよ。誠人君ルックスも良いし、おち○ちん結構立派だし、エッチも上手かったし』
「ちょw」
『何より…格好良いもの、外見じゃなくて、人柄の意味でね』
「……」
『さあ…早く行って』

三人は、光の道を再び進み始める。今度はもう、振り返る様子は無かった。
殺し合いの舞台が崩壊する轟音が響く。
ついに灯台が建っている場所も、崩落し、奈落へと消えた。

光の道を進む三人の背中を見ながら、ミリアは自分でも知らない内に涙を流していた。
死んだ後でも、涙は出るものなのか。


『……私の分まで……生きてね……誠人君……』


もう振り返らない。振り返ったら、もう帰れなくなる気がするから。
いつの間にかディートリヒと万里の間に、並ぶように歩いていた誠人。
ディートリヒと、万里はコヨーテ獣人の少年の目に、光る物が流れているのを、間違い無く見た。


――ありがとう。ミリアさん。本当に……。





……


……
488 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 12:29:18.57 ID:8bgknQoG
「……っ」

湿った雑草の上で、誠人は意識を取り戻す。
身体を起こすと、そこは森の中だった。
周囲を見渡すと、銀色の巨躯の狼と、黒髪ロングの美少女の姿が。
駆け寄り息を確認する――生きているようだ。

「ここは……」

誠人は森の様子に見覚えがあった。
近くに市街地が見える崖があったので、急いでそこに走り、眼下に見える街を眺める。

「…俺の、住んでる街……!」

誠人が住んでいる、見慣れた街の風景が広がっていた。

「……帰ってこれたんだ……俺達……! あはっ、あはははははは…!!」

生還した喜びを噛み締め、笑い出すコヨーテの少年。
だが、その笑い声は、すぐに嗚咽へと変わった。

「…うっ……ぐすっ……う、ううううっ……」

緊張の糸が解れたのだろう。

「う、あ、あああぁあぁあ……!!」

地面に崩れ落ちた誠人は、子供のように泣きじゃくった。



【♀11番:中根玲奈  死亡】



【♂05番:尾上誠人】
【♂11番:ディートリヒ】
【♀13番:松嶋万里】
【以上3人  バトルロワイアルより――――生還】
489 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 12:30:47.19 ID:8bgknQoG
投下終了です。これにて本編終了です。
490 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 13:18:18.99 ID:8bgknQoG
美女と野獣オリロワ エピローグ投下します。
491 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 13:21:47.52 ID:8bgknQoG
40:さあ、僕ら走り出す時が来た

「ちと行ってくるよ」
「はーい、行ってらっしゃい」

殺し合いから数週間後。尾上誠人は私服姿で自宅を出た。
自分が住む街のすぐ隣に広がる森で、待ち合わせている人物がいる。

「よう誠人!」
「あ……卯月に平野か」
「俺達これからゲーセン行くんだけどお前もどう?」
「いや、俺ちょっと用事あっから……」
「ああそう? 分かった」

通りでたまたま遭遇した友人の誘いを断り、誠人は森を目指す。

……

「よぉ、ディートリヒに、万里ちゃん」
「尾上君」
「誠人、久し振りだな」

森の中――あの日、殺し合いから生還した後目覚めた場所で、尾上誠人、ディートリヒ、松嶋万里は再会する。
殺し合いから生還した後、誠人は自宅に戻った。
しかし、親は大して心配している様子は無かった。誠人自身、家を丸一日空ける事は、
特に珍しくなかったためである。万里も同様だったらしい。
ディートリヒは住んでいる世界が違うため、一度専用のゲートを使い自分の世界に戻り休養したと言う。

「あの殺し合い、夢だったんじゃないかって、時々思うの……私」
「俺もだよ……でも、夢じゃないさ」
「ああ……」
「……ねぇねぇ、尾上君……」
「ん?」

万里が少し恥ずかしそうな表情で、誠人に尋ねる。

「今日、私とディートリヒ、この街のラブホテルに泊まって夜通しエッチする予定なんだけど、
尾上君も一緒にどうかなって」
「うぇ、万里ちゃん……」
「良いでしょ? ディートリヒ」
「うーん……まぁ、良いけど」
「…どう?」
492 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 13:23:30.41 ID:8bgknQoG
しばらく誠人は考えたが、

「……ちょっと家に連絡するから」

誘いを受ける事にした。


(ミリアさん、俺、頑張ってミリアさんの分も生きるから……童貞奪ってくれた事、忘れないよ……。
ありがとう……本当に……)


携帯電話で自宅に電話を掛けながら、誠人は心の中でそう思った。



その後、ラブホテルにて、コヨーテ獣人の少年と、銀色の魔狼は、二人(一人と一匹)で、
美少女を一晩中輪姦(まわ)し続けた。少女は大喜びで二人の欲望を受け止めた。



翌日、三人は腰が殺人的に痛くなり涙目になった事も記しておく。



【美女と野獣のオリキャラでバトルロワイアル  完】
493 ◆ymCx/I3enU :2011/05/04(水) 13:25:11.59 ID:8bgknQoG
投下終了です。題名は:変わらないものひとつもって旅に出よう です

ここまで読んで下さった方々に感謝! ありがとうございました

次回作構想練っておりますので宜しくお願いします
494 ◆YR7i2glCpA :2011/05/04(水) 17:33:30.32 ID:2X61VIed
>>493
投下乙です。
そしてロワ終結おめでとうございます!
これでもう10本目ですか…
本当にその筆の早さは尊敬します!

それでは俺も投下します。
ごちゃ混ぜロワ 18:変態、狂喜乱舞
登場人物:小林あかね、明智光秀
495 ◆YR7i2glCpA :2011/05/04(水) 17:34:25.66 ID:2X61VIed
「何あれ何あれ何あれえええええ!!」

小林あかねは、必死に逃げていた。
何故彼女は逃げているのか?そして何から逃げているのか?
それを語るには、少し時間を戻さなくてはならない。
では、小林が目覚めたところまで少し時間を戻そう。



「いったいなんなのこれ…?」
目の前で起きた惨劇。
それに小林の頭はしばし固まってしまっていた。
頬をつねった時に感じた痛みは、これが確かに現実である事を示していた。
その事実に、小林は背筋が凍る思いをした。
496変態、狂喜乱舞 ◆YR7i2glCpA :2011/05/04(水) 17:35:49.09 ID:2X61VIed
とはいえ、常日頃からアルバイト(とても一般女子高生がやるようなものじゃないものも多々ある)をこなしていた彼女は出来る限り冷静になろうとしていた。
「みかセンセ、北川、工藤…おやじまでいるのね。なんで私までここにいんのよ!」
成績優秀な北川達三人に比べると、小林はお世辞にも成績が良いとは言えない。
そんな彼女が脱出への打開策をあげることなどできるのだろうか?
答えは、ノーだ。
ならば、どうするか。
早いうちに北川達と合流して首輪をなんとかしなくてはいけない。
そして鈴木みか。
非常時に弱く、とても頼りない人間ではあったが、かけがえのない大切な担任だった。
彼女がいなくては、興津高校2年A組はA組じゃなくなってしまう。
小林は、みかの保護も目指し歩いていた。
そして、出会ってしまった。

袴を脱いで褌をもろに出している、長身痩躯の銀髪の男に。

小林は、こういう人間を何と呼ぶか知っていた。
そう、それは……

「へ、変態だー!!」
497変態、狂喜乱舞 ◆YR7i2glCpA :2011/05/04(水) 17:36:54.98 ID:2X61VIed


その絶叫を聞くや否や、その銀髪の男がすっ飛んできた。
「やあ、こんにちはお嬢さん。」
その声は不気味に暗く、小林の背筋をぞっと凍らせる。
そして何より目の前の男は下は褌一丁というどう見ても不審者ルックス。
小林は貞操の危機すら覚えた。
「ここに来て初めて人に出会えましたよ。」
「あああ、あんたなんでそんな恰好してんのよ!変態!」
「いえ、これはとあることを試していたのですよ。」
そう言うと目の前の男は懐から小さな六角形の金属を取り出した。
「私に支給されたものはこれでしてね…」
「何それ?」
「私にもよくは分かりませんが、見て下さい。」
そう言うと目の前の男はその金属を胸にあてがい力を込めた。

「武装…錬金!!」


しゅるしゅると、目の前の男の生足から四つのアームがのび出す。
そして『それ』は全容を現した。

バルキリースカート。

その処刑鎌は、人一人殺す事など簡単にできるものだと小林は理解できた。
498変態、狂喜乱舞 ◆YR7i2glCpA :2011/05/04(水) 17:37:49.73 ID:2X61VIed

「…な、ななな……」
「どうです?素晴らしいでしょう。この武器は本来服の上からでも出せるのですが自分の肌から直接出せば更に精密な動きができるとありましたので試そうと思っていたのです。」

試す?
この男何を言っているんだ?

「で、誰か試せそうな人がいないものかと思っていたのですが……ちょうどいいところに来てくれましたね。」
その言葉に、小林はぞわりと背筋に寒いものが走る感触を覚えた。
「この武器を……試させて頂きたい!!」
その言葉が引き金となり、小林は脱兎のごとく逃げ出した。
この男は、確実に乗っている。
それも、本気で。
それを察知してしまった以上、ここにいては殺される。
だから、逃げ出した。
499変態、狂喜乱舞 ◆YR7i2glCpA :2011/05/04(水) 17:38:33.61 ID:2X61VIed



そして、今に至る。
決して運動が得意なわけではない小林だったが、そんな事を言っている場合ではない。
今はとにかく逃げなくては。
逃げなければ、殺される。
それだけはごめんだ。
だが、今彼女が走っているこの場所は足場が非常に悪い岩場。
「…!!」
小林は、岩に足をぶつけて盛大に転んでしまった。

「追いつきましたよ。」
その声は、まるで地獄から呼び寄せる声のようで。
恐怖から眼から涙があふれた。

「逃げ足が速いのは良いですが…もっと注意深くなった方が良いですよ、お嬢さん。」
「や、やめ……」

ざくり

小林の胸に、二本の鎌が突き刺さる。
そしてその二本の鎌は小林の身体を引き裂き……

小林あかねは、臓物をぶちまけながら、死んだ。
500変態、狂喜乱舞 ◆YR7i2glCpA :2011/05/04(水) 17:39:31.36 ID:2X61VIed



「…やはり、この武器は実にすばらしい。まさかここまで精密な動きができるとは。」
くくく、と怪しく微笑むその男の名は明智光秀。
彼が望む事はただ一つ、殺す事。
ここには奥州の筆頭も、甲斐の若虎も、竜の右目もいる。
そして何より、自分も知らなかった強力な武器がある。
それは何を意味するか?
すなわちそれは、この武器を使いこなせるものもいる、という事。

「くくくくく……実に……実にすばらしい……!!」
血にまみれた処刑鎌を振り上げ、光秀は高らかに笑った。
501変態、狂喜乱舞 ◆YR7i2glCpA :2011/05/04(水) 17:40:24.48 ID:2X61VIed





【小林あかね@せんせいのお時間 死亡】

【G−3岩場/1日目朝】
【明智光秀@戦国BASARA】
[状態]:健康、精神高揚
[装備]:バルキリースカート@武装錬金、袴はいてない
[道具]:基本支給品一式(アイテム確認済み)、小林の支給品一式(アイテム未確認)
[思考]1:殺し合いを楽しむ。
   2:政宗、幸村、小十郎とも戦いたい

【備考】
核鉄に制限がかけられています。
G−3岩場に小林の死体が放置されています。
502 ◆YR7i2glCpA :2011/05/04(水) 17:41:45.16 ID:2X61VIed
投下終了です。
お時間勢がバタバタ死んでいるが大丈夫か?大丈夫だ、問題ない(はずだ)
503 ◆VxAX.uhVsM :2011/05/04(水) 21:15:16.07 ID:ruJ71eqr
皆様投下乙です。
美女と野獣>完結おめでとうございます!最後まで変態を貫くとは…w
ごちゃ混ぜ>先生のお時間勢ェ…でも、まだ生きている人もいるから…だい…じょ…う、ぶ?
では自分も投下を
DOLオリロワ3話 崖から落ちるってなんかロマン
登場人物 五十嵐修平、ブノワ・ディオール
504崖から落ちるってなんかロマン ◆VxAX.uhVsM :2011/05/04(水) 21:16:19.30 ID:ruJ71eqr

五十嵐 修平(いがらし しゅうへい)は崖の前にいた。

「崖の上って、感慨あるよな…」
「なんでよ…」
「いーがいーがいがお寺の子〜」
「どこかのポ●ョ見たいに言うなよ…しかも理由になってないよ」

ブノワ・ディオールは冷静に?突っ込みを入れる。
二人は始まって最初に会って情報交換を終わらせていた。
B-1の場所でただただ暇を潰していた。

「知り合いもいないし…どうしたもんかね……」
「そうですね……」

二人の会話はやっと方針の話になった。
今までがふざけた話ばっかだったのでディオールは少し驚いていた。

「とりあえず、主催に対抗する……気が起きない」
「いや、頑張ろうよ」
「嫌だ」

こんな風に会話が終わってしまったので、五十嵐は立ち上がり移動しようとしたところで、浮遊感を背中に感じた。

「え…」

落ちている、背中に感じる増していく空気抵抗。
そして、崖の上には…


笑っているディオールが見えた。


「なんで…だよ…」
505崖から落ちるってなんかロマン ◆VxAX.uhVsM :2011/05/04(水) 21:16:38.37 ID:ruJ71eqr
そして、終着点、海に着水して海に隠れていた尖った岩が腹に刺さり、少し動いた後もう二度と動かなかった。


○ ○ ○ ○ ○

「まったく…馬鹿よね、本当」

崖の上では冷ややかに、冷酷に見下している人間がいた。
口元を歪め、目は死んでいる。
先ほどの生き生きとした女の姿はなかった。

「馬鹿は騙される…本当に面白いわね……」

ディオールは五十嵐のバックから食料と支給品であるグロック17を取り、その場を離れて行った。

【五十嵐 修平】【死亡確認】
【人数状況 37/38】

【一日目/朝/B-1崖前】
【ブノワ・ディオール】
[状態]健康
[装備]グロック17(17/17)
[所持品]基本支給品×2、不明支給品1〜2(武器はない模様)
[思考・行動]
基本:優勝して生還したい。
1:上手く他人を利用する。

【五十嵐修平】
19歳:男:一世代前だったらイケメンな顔
寺の息子として生まれてきた。
ただし本人には一切継ぐ気はないらしい。

【ブノワ・ディオール】
23歳:女:金髪で青色の眼
某国の会社の職員をやっている。
メンタルが弱いため、パニックになると正確な思考ができない。
506 ◆VxAX.uhVsM :2011/05/04(水) 21:17:40.50 ID:ruJ71eqr
本当は崖鉄平みたいな感じの終わらせ方したかったけど、まじめにしました。
投下終了です。
507 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 22:06:34.63 ID:v2ZcP+Su
皆様投下乙です。
美女と野獣>>完結おめでとうございます。最後の最後まで変態でよかったですw
ごちゃまぜ>>明智w彼の袴のはいてないバルキリースカート姿想像したらつい吹いてしまった。
DOLオリ>>ブノワ酷いぞwけどホント崖から飛び降りるのってロマンです。(やりたくないけど)

では投下。
カオス〜 35話:今のところある意味一番平和な奴らの談話
登場人物:朋也、真心
508 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 22:07:40.78 ID:v2ZcP+Su
あれから3時間程度。
もっかいマク・アヌに戻り今は他のエリアを探索中。
しかしマク・アヌって以外と広いもんだから中々人が見つからない。
そんで今放送が流れ終わった。
どうやら俺の知り合いも、真心の知り合いも、
誰も死んでいないようだった。
それは良かった。
しかしそれでも14人。始めの2人を含めると16人。
死にすぎだ。
いくらなんでも。
ホントいったい主催者は何がしたいんだ。
でもあれだ。
最後まで皆で生き残れば良いんだ。
春原も、杏も、智代も。
いーちゃんという人も、潤って人も。
皆で生き返れば俺は最悪文句は言わない。
愚痴を春原に言う。
そのためにも俺は頑張らなければいけない。

「なぁ、真心。お前って主催者って誰か分からない?」

分かるわけねぇだろ。とも思うが一応。

「う〜ん。俺様の知ってる中では候補は何個か上がってるぞ」
509 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 22:08:03.17 ID:v2ZcP+Su
「察しはついてんのか!?」

びっくりだ!なら言えよ!
…いや、言っても状況が変わるわけではないが。

「――それで誰なんだよ」
「うん。
まず1人目は狐さん。西東天って人だな」
「へぇ。なんで」
「世界の終焉を目指す人だからな。あの人は」
「その人だろっ!?」
「いや、でもあの人ならこんな回りくどいことしないと思うけどな」

いやでも世界の終焉だろっ!?

「で、2人目。ER3の奴らかな」
「なんで?」
「俺様の強化だろうな」
「なんだそりゃ!?」

意味分からん。何それ?
そしてこいつは何もんなんだ!

「3人目。…とはいっても俺様は直接会ったことがないけどな」
「ふぅん」
「いーちゃんから聞いたんだけど、玖渚友って人」
「そいつは何もんだよ」
510 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/04(水) 22:08:12.19 ID:b2SGrwpi
皆様投下乙です。
美女と野獣ロワは完結おめでとうございます!
そしてwiki編集ありがとうございました。
投下します
版権ロワ第13話:GOD EATER
登場:篠崎あゆみ、東横桃子、バニカ・コンチータ
511 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 22:08:34.28 ID:v2ZcP+Su
「んー。サイバーテロ組織のリーダーだっけ」
「……」

ダメだ!もうついていけない!
なぜ昨日まで怠惰的に過ごしてこそいたが、
一般的な学生をしていた俺がそんな
「殺し合い」やら「世界の終焉」やら「テロ組織リーダー」とか
そんな言葉を連発されなきゃいけないんだ!?
理解が追いつかんぞ!

「まぁ、あとはそのままあのワイスマンって奴の案か」
「そ、そうか…」
「朋也はどうなんだ?誰かいねぇのか?」
「――いねぇよ…」

いてたまるか。
強いて言うならオッサンあたりだが、
あの人がこんな悪趣味な事をやるとは思えんしな。

「俺様は主催者が何だっていいんだけどな」
「それはそうだ」

そう。別に俺だって主催者が何であろうとどうでもいい。
生き残れればいいんだから。
聞いたのはあくまで余裕も少しでてきたので確認作業という具合。
してもしなくてもどっちでもよかった。

「ここもさっさと調べて次にいけるようにしようぜ」
「うん。そうだな!」


512 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 22:09:00.22 ID:v2ZcP+Su
【1日目/朝/選ばれし 禁断の 聖域】
【岡崎朋也@CLANNAD】
[状態]健康
[ステータス]
LV:30 HP:519/662 SP:49/49
ATK:52 DEF:53 SPD:37
[装備]日本刀@現実
[道具]支給品一式、いやしの水
[所持金]1347
[思考]
基本:生き残る
1:さっさとこのエリアを調べるか

【想影真心@戯言シリーズ】
[状態]健康、
[ステータス]
LV:30 HP:647/647 SP:35/71
ATK:53 DEF:53 SPD:38
[装備]
[道具]支給品一式、快速のタスマリン×3
[所持金]1256
[思考]
基本:いーちゃんを探す
1:いーちゃんはどこだろ?
513 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 22:10:41.16 ID:v2ZcP+Su
以上。

どう想像しても真心が殺せません…。
どうしましょうかね。
514 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/04(水) 22:15:16.66 ID:v2ZcP+Su
そういえば紅麗の死因がよくわかりませんね。
彼は消滅扱いです。
今ウィキ編集してる人見て〜!

ついでに要請。
ウィキ内で「悪性拡大」の最後のあたりがちょっと変なので、直してほしいです。
文句いえる立場ではありませんが、直していただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
515 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/04(水) 22:18:51.47 ID:b2SGrwpi
申し訳ありません!まさか投下が被るとは…
では前述の通り投下します
516 ◆hNicfchrac :2011/05/04(水) 22:21:20.98 ID:41S6qGOd
投下乙です
自分も投下開始します
適当ロワ11:幸福(プラス)と不幸(マイナス)
登場キャラ:江迎怒江、鑢七実
517 ◆hNicfchrac :2011/05/04(水) 22:32:00.08 ID:41S6qGOd
投下宣言かぶった…
お先のどうぞ
518 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/04(水) 22:38:18.11 ID:b2SGrwpi
孤独な洋館。b-2エリアに不気味にそびえ立つ中に、一人の少女が暗闇に身を震わせていた。
篠崎あゆみ。
如月学園の1-Q組委員長。無類の怪談好きで有名な少女であった。
しかしながら、彼女はこのような極限状態におかれたとき、恐怖の大きさに飲み込まれてしまいかねないほど不安定になってしまう。
支給品の中身を確認する気すらおきないほどに、今も追いつめられていた。

腐臭の漂う館の食堂で。
若干腐りかけた牛肉を、狂ったようにむさぼり食う女がいた。
かつてこの世の美食を極め、今はこの世の“悪食”を極めんとするまさに“暴食”の罪を背負った人物。
空腹のために召使を喰らい、最後には自分を喰らって死亡した。
“食”に命を賭ける女、バニカ・コンチータ。
彼女はこの殺し合いにおいて中立的な立場にあった。とにかく悪食が食えればどうでもいい。そのぐらいに考えていた。

元の世界に帰りたい。
支給品の中からIMIウージーを取り出して構える黒髪の少女。
鶴賀のステルスモモ。
生まれつきの影の薄さが派生して、麻雀中に気配を完全に消す能力を持つ、鶴賀の影のエース少女、東横桃子。
尊敬する先輩の元でずっと麻雀を打ちたい。
519 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/04(水) 22:52:03.55 ID:b2SGrwpi
その為になら、彼女は修羅になる。

物陰で震えるあゆみにゆっくりと近づいていく。
もちろん状態は“ステルスモモ”。
原村和以外に見破られたことはない、絶対に完璧な筈。
銃口をあゆみの後頭部に突きつけ、
「運が悪かったっすね。私のステルスモードに、常識は通用しねえ、とでも言ってみますかねえっと」


「ーーーーーだああああっうるッせえ!私の食事の邪魔してんじゃねえよ!」


コンチータの叫びが炸裂する。
不思議なことにステルス状態は解除され、あゆみもうっすらと桃子の存在を認識できていた。
「ひ、ひっ!?」
「(ありえなーーーーー!?)」

そのまま、桃子の腹部にコンチータの拳が炸裂し、桃子は失神した。

【一日目/深夜/b-2】
【バニカ・コンチータ@VOCALOID】
[状態]怒り
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:まあ食えれば何でもいいや
1:邪魔しやがって…!
※何故かステルスが効きません
520 ◆CgtB2nWsWk :2011/05/04(水) 22:58:35.55 ID:b2SGrwpi
【篠崎あゆみ@コープスパーティー】
[状態]混乱
[装備]なし
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:死にたくない。脱出したい
1:え…?
※『逆打ち』終了後からの参戦です

【東横桃子@咲-saki-】
[状態]気絶中
[装備]IMIウージー
[所持品]基本
[思考・行動]
基本:元の世界へ帰る。
※準決勝にて原村和に負けた後からの参戦です


投下終了です。
投下かぶってごめんなさい
521 ◆hNicfchrac :2011/05/04(水) 23:04:24.47 ID:41S6qGOd
いえいえこちらこそ
では、予告道理に投下します
522 ◆hNicfchrac :2011/05/04(水) 23:05:11.54 ID:41S6qGOd
(人吉くん…球磨川さん…)
江迎怒江はずっと考えていた。
病院に運ばれていたはずの自分が、なぜここに居るのかということも。
その原因となった腹部の傷が跡形もなくなっていることも。
そして、自分が何をすべきなのかも。
(私は、どうしたらいいの…?)
人吉善吉なら、殺し合いを止めるために動くだろう。
球磨川禊なら、殺し合いをめちゃくちゃにするために動くだろう。
それは、どちらも他人のための行動でありながら、まったく逆の行為。
一つは、人の幸せ(プラス)を守るための行為。
もう一つは、人に不幸(マイナス)を知ってもらうための行為。
ならば、自分はどう動く。
過負荷(マイナス)でありながら幸せになることを選んだ自分は、何をすればいいのだろうか。
人吉善吉。自分に、毎日味噌汁を作ってくれと言った男。
球磨川禊。転校から会計戦まで、自分を導いてくれた男。
「私は、なにをすればいいの…?」

「くだらないわね、そんなこと」

気が付いたら、数メートル先に華奢な女性が立っていた。
うすい着物に身を包んだ、二十代くらいの女性。
523 ◆hNicfchrac :2011/05/04(水) 23:06:08.46 ID:41S6qGOd

「何をするのかわからないなら、最初から何もしなければいいのよ」

女は言う。

「それすらできないというのなら」

女がこちらに近づいてくる。

「死になさい」

女の爪が急激に伸び、江迎の体を引き裂いた。


「あら?」
女―鑢七実はきょとんとした。
『忍法爪合わせ』で伸ばした爪は、江迎の肩から腹までを真っ直ぐに引き裂く筈だった。
しかし、実際には爪は肩のところで止まってしまっている。
そして、七実の指のみが、腹の位置に添えられている。
「ふうん、そういうこと」
至極つまらなそうに、七実は言う。
肩で止まったままの爪は、ドロドロに溶解していた。
「いいえ、この匂いは溶解、というより腐敗ね」
「そう…ですよ」
あの時、肩に爪が触れた瞬間に、江迎は爪へと手を伸ばしたのだ。
江迎怒江の持つ過負荷、『荒廃した腐花(ラフラフレシア)』。
それは、あらゆるものを腐敗、劣化させることができる。
オン・オフが可能になったとはいえ、いまだその威力は健在。
爪を腐らせ、指から引きはがすことなど容易に行えることなのだ。
「腐らせるなんて、なかなかいいわね。いいえ、悪いのかしら」
ふらりと、七実は江迎から一旦距離を置く。腐り落ちた爪が、目に見える速さで伸びていく。
「だから、もう一度『見せて』くれる?」

戦闘が、始まる。
524 ◆hNicfchrac :2011/05/04(水) 23:07:33.69 ID:41S6qGOd

「『荒廃した腐花(ラフラフレシア)』狂い咲きバージョン!」
江迎が土に手を触れた瞬間、地面から何体もの人型植物が出現する。
『荒廃した腐花(ラフラフレシア)』狂い咲きバージョン・タイプ『マンドラゴラ』。会計戦で球磨川に教えてもらった技術の応用。
土を腐らせることにより腐葉土を生成し、植物を操り人型に成長させたのだ。
それを、七実はその場から動くことなく破壊していく。
襲いかかる植物を、ただ無作為に破壊していく。
江迎は思う。
この女は、危険だと。
この女は、自分を殺すことを雑草毟りくらいにしか考えていない。
それはきっと、人吉や球磨川と対峙した時も同じであろう。
そんなことは絶対にさせない。
この女は、自分が今ここで殺す。
戦闘が始まってはや二十分ほど。
その間に、江迎は七実の攻撃パターンをある程度見抜いていた。
見抜き、近づけそうで近づけない距離から攻撃を繰り返していた。
しかし、このままではいずれ体力切れで追いつめられるのは確実。
だから、機会をうかがう。
支給品を使う、絶好の機会を。
当たりそうになった攻撃を避けるように、七実が大きく後ろへ飛んだ。
(今!)
そう思った江迎の行動は早かった。
両腕を素早く袋の中に入れると、支給品―トンプソンM1A1を構える。
引き金を引き、全弾を七実へと発射する。
舞い上がる粉塵。倒れる七実。
終わった、と江迎は確信する。
しかし、
525 ◆hNicfchrac :2011/05/04(水) 23:08:37.50 ID:41S6qGOd

「そう、『これ』はそうやって使うのね」

逆再生のように起き上がった七実が、江迎と同じように銃を構える。

そして、

江迎の腹を、弾丸が引き裂いた。

「どう…して…?」
血を吐き地面に倒れながら、江迎は疑問に思っていた。
あの時、確かに銃弾は七実に当たったのではなかったのか。
当たっていないのなら、なぜ倒れたのか。
江迎は知らない。
七実が『忍法足軽』で銃弾が効かなかったことを。
倒れたのは、単に足元の袋へ手を伸ばすためだと。
七実が、江迎へと近づいてくる。
「これの使い方と面白いものを『見せて』くれてありがとう。お礼に」
七実が、江迎の顔へと手を伸ばす。
「あなたから『見せて』もらったもので殺してあげる」
手が触れた瞬間、江迎の顔がぐじゅりと腐敗を始めた。
「ああああああああああああ!!!」
痛みと苦しみが江迎の思考のすべてを塗りつぶす。
確信する。自分は、死ぬのだと。
(それ…でも…!)
自分は生きられない。
ならば、せめて生かすことに腐心しよう。
せめて、他の誰かが彼女に殺されない様にしよう。
526 ◆hNicfchrac :2011/05/04(水) 23:09:34.98 ID:41S6qGOd
七実の左腕を、江迎が握る。
江迎の顔と同じく、七実の腕も腐敗が始まる。
「…やめなさい」
七実が言う。しかし、江迎は離さない。
手を広げ、顔をさらに腐らせる。
それでも、江迎は離さない。
そこで七実は気づいた。
江迎がすでに、死んでいることに。
それでも、江迎は離さない。
「…ふう」
しかたない、とばかりに七実は右手の爪を『爪合わせ』で伸ばす。
そして、ちゅうちょなく左腕を切断した。
江迎の服をやぶり、片手で器用に止血を済ませると、七実は江迎の顔を踏みつぶす。
「草が、草が、草が、草が」
執拗に、完全に原型をとどめなくなるまで踏み続ける。
やがて、興味がなくなったとばかりに江迎から離れると、袋だけを回収し歩き出す。
「はあ、最初から腕一本失うなんて、先が思いやられるわね」
彼女は目指す。弟―七花とその所有者―とがめとの再会を。
それがなされるかどうかは、まだ、誰も知らない。

【江迎怒江@めだかボックス、死亡】
*江迎怒江の死体の足元にトンプソンM1A1(0/20)@現実が落ちています
527 ◆hNicfchrac :2011/05/04(水) 23:10:51.92 ID:41S6qGOd
【H−8・森/一日目・夜中】
【鑢七実@刀語】
[状態]左腕欠損、疲労(大)
[装備]64式小銃(17/20)@現実
[道具]基本支給品×2、トンプソンM1A1用予備マガジン×2、ランダム支給品0〜4
[思考]基本:七花ととがめさんを探す
1:それ以外の人間は一応殺しておく
*参戦時期は四話〜六話の間
*身稽古で『荒廃した腐花(ラフラフレシア)』と銃器の使い方を習得しました

【トンプソンM1A!@現実】
江迎怒江に支給。125万丁が生産された機関銃。今回は予備マガジン2個をつけて支給。
【64式小銃@現実】
鑢七実に支給。日本製のライフル銃。予備マガジンは支給されていない。

『荒廃した腐花(ラフラフレシア)』
江迎怒江の持つ過負荷(マイナス)。あらゆる物体を腐敗、劣化させることが可能。
応用で、植物を操る『荒廃した腐花(ラフラフレシア)』狂い咲きバージョンがある。
今回は、参戦時期が会計戦後なのでオン・オフが可能。
528 ◆hNicfchrac :2011/05/04(水) 23:15:14.88 ID:41S6qGOd
投下終了。
ちょっと七実さんがチートすぎた?
投下宣言かぶって申し訳ありません
あと、前回の10話、タイトルミスりました
正しくはフィリップのパーフェクト対主催教室でした
『体』ではなく『対』でした。修正お願いします
ではまた
529 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 00:16:02.20 ID:rW/gVkmF
投下乙です。
僕も投下が被ってしまい申し訳ありませんでした。

版権>>ステルスが効かない…だとっ!よく咲を知らないけどスゲー
適当>>西尾作VS西尾作!…西尾作品のチートってホント恐ろしいからなぁ。
    潤さんも球磨川も七実もりすかとかも…。

では投下します。
カオス〜 36話:人類最強は遊びたい!
登場人物:哀川潤、桜庭音繰
530 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 00:19:26.51 ID:rW/gVkmF
戯言遣いが立ち去ってから時間がたち、
2人は今まで保っていた沈黙を「人類最強」が破いた。

「へっ。ほらネク、かかってきな」
「――はぁ?」
「いやいや。テメーはあたしが憎いんだろ?ほら、攻撃してこいよ」

ようするに「人類最強」は、ただ「選ばれし者」と戦いたかっただけだった。

「―――そのためにシキたちを見殺しにしたのか!あんたはっ!」
「そうだよ。だからその怒りを早くあたしにぶつけてこいよ」

悪気も無しに「人類最強」は言う。

「………」
「ほらさっさとかかってこいよ。ネク」
「――――いわれなくてもいってやるっ!」

『選ばれし者』こと桜庭音繰。
『人類最強』こと哀川潤。
2人の決闘が―――始まる。

 ◇

決闘に奇跡は起こらない。
勝敗は簡単についた。

「おいおい。ネク〜。テメーの力はそんなもんかい?」

「人類最強」の圧勝。
531 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 00:19:47.49 ID:rW/gVkmF
ステータスがものをいった。

「は、速い……」

そう「人類最強」は速かった。
これ以上なく。
そのSPDに「選ばれしの者」は翻弄されっぱなしだった。

「ちっ。えらく期待外れだなぁ。テメーならこのあたしを満足できると思ったんだけどなぁ」
「―――       」
「あぁ?何だ、聞こえねぇぞ。せっかくあたしが悪役やっているんだからよ。
もっとやる気だせよな〜。しまいにゃあ怒るぞ」
「―――あんたを殺すって言ったんだ!哀川っ!」

ボオゥオオオオオオオオオ

「選ばれし者」の周りに炎の壁が造りだされる。

「ハッ!それでいい!あの時の『剣聖』ぐれぇ楽しませてくれたら最高だよ」

あの時。まだ「人類最強」がこのゲームに参加していない頃。
とある人からの依頼により「人類最強」は「剣聖」と対峙していた。
しかしそれは今は関係無いので説明を省略させていただこう。
さて、「選ばれし者」の身体は炎で包まれてしまった。
ここで徒手空拳の「人類最強」は手も足も出ない状況になってしまった。
まぁそれは普通の感性の持ち主が相手だったら。の話だ。

「いいぜいいぜ。その調子だ。ネクちゃんよぉ!」

「人類最強」はなんと炎の中に突っ込んでいった!
もちろん「人類最強」は「選ばれし者」と違い、対魔法の対策などしていない。
そうなるともちろん彼女は燃える。
赤き服から。
紅き髪へと。
紅蓮の炎を身に包む。
しかし真紅の瞳は「選ばれし者」をとらえ続ける。
そしてほぼ気力のみで、「選ばれし者」の傍らまで「人類最強」はたどり着いた。

「―――なぁ!?」
「おいおい、お姉さんのこの魅力的な姿に見惚れちゃあダ・メ・だ・ぞ♪」

そして彼女は構える。
右腕をぐいっと後ろに振りかぶった。
532 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 00:22:43.68 ID:rW/gVkmF
それは、いつぞやどこぞの時宮が偽の彼女を演じたときに使った時と同じであった。


「哀川潤流奥義!―――『地球割り』!!」


―――そして振り下ろした。

ボキッ!

「―――がっ!」

「選ばれし者」は死んだ。
首の骨が折れて。
体中の骨が砕け散り。
もはや「選ばれし者」とは分からないぐらい悲惨なものであった。
しかし今は綺麗さっぱり消えていったが。
そして今度は「人類最強」の番である。

「しくったなぁ。こんなとこで人を殺しちまったぜ…。まぁいいか」

「人類最強」は頷く。

「そういえばさっきの石凪の野郎はネクの炎くらっても無事だったんだよなぁ。
う〜ん。案外あっちの方が強かったりしたのかねぇ」

「人類最強」は知らなかった。
あくまで彼は言葉通りに死神である。
「人類最強」の言う死神、石凪調査室とはわけが違うのだ。
…とはいっても彼は既に瀕死の状態ではあるが。
まぁなんてこと言ってると終わりの時間が来たようである。

「―――ふっ。楽しかったぜ。     」

生憎最後の部分は言葉として表わすことはなかった。
しかしそのまま「人類最強」は死んでいった。
死因は焼死。
死亡理由は、焼損。
紅蓮の炎に包まれた「人類最強」は紅かった。
真紅の瞳をした「人類最強」は最後の最後まで、赤かった。



【哀川潤@戯言シリーズ:ログアウト(死亡)】
【桜庭音繰@すばらしきこのせかい:ログアウト(死亡)】
533 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 00:24:38.06 ID:rW/gVkmF
以上。

そのチートが死んだ。
つーかやっと戯言1人目だぞ。
大丈夫か?(自問自答)
534 ◆6LQfwU/9.M :2011/05/05(木) 01:02:04.39 ID:6HwK3m9k
投下乙です
自分も投下します、「最大限注意して」
(それともの凄くどうでもいいことですが、今回から読みやすいようにスペースを入れることにしました)
535 ◆6LQfwU/9.M :2011/05/05(木) 01:02:48.23 ID:6HwK3m9k
「スネークさん、やっぱり道を間違えたんじゃないですか?」
「そうか?ちゃんと地図通りに進んだんだがな」

食料を求め、街に向かったはずの2人は、何故かG-5駅についていた。

「だって、ここ駅ですよ、どう見ても」
「確かに…まあ、探せば少しは何かあるかもしれん。」

スネークが先に進み、誰もいない事を確認して進む。
その後ろに、恭也が付いて行く。

(…殺気か…!?)

どこからか殺気のようなものを感じる。だがそれがどこから来るかはイマイチ掴めない。

「…誰かがいるようだ…気を付けろ」

とは言え、時刻はもう6時半。先程に比べるとかなり明るい。
こちらも敵を見つけやすいが、あちらもこっちの事がよく見える。

「スネークさん…上、見て下さい」
「ん?電灯が壊れている。誰かが壊したのか?」

今が真っ暗な夜だったなら、有効な戦法であっただろう、しかし今は…

「…罠ではないようだ。気にしなくてもいいだろう」

チャッ…。
「!」

銃の音が微かに聞こえた。
反射的に音がした方向に銃を構える。
536 ◆6LQfwU/9.M :2011/05/05(木) 01:03:31.73 ID:6HwK3m9k
「そこにいるのは分かっている。殺しあう気があるかないか答えろ!」
「…一緒に行こうぜ」

駅員室からゆっくりと出てくる三沢。

「…何だこいつは…まるで…ゾンビのようだ」

ふとパラメディックの話を思い出す。

「まさか、本当に存在するとは…ッ!」

瞬間、三沢の64式小銃が火を吹く。
何とか銃弾の雨をかわし、2人とも別々に隠れる。

「逃げ回っても意味はないぞ」

低い声で2人に呼びかける。

「スネークさん、どうしますか!?交戦しますか?」
「…俺が戦う。お前は隠れていろ」
537 ◆6LQfwU/9.M :2011/05/05(木) 01:04:30.38 ID:6HwK3m9k

さっきの銃撃で弾倉の弾全てを使い切り、リロード中の無防備な頭に狙いを一瞬で定める。
ドォン、と轟音が響き、三沢の頭を貫通する…はずだった。
弾はそれて、奴の左腕を吹き飛ばした。

「…諦めが肝心だよ。何事もね。」

左腕を吹き飛ばされたにも関わらず、何も無かったかのようにこちらを見る三沢。
だが、今ので腕ごと銃が飛ばされてしまった。
飛ばされた64式小銃を拾いにホームへ向かうが…

「!!うげぇぇぇ…」

――ホームには、太陽の光が差し込んでいた。
夜見島とは違って、太陽光が直に降り注ぐ。
落とした64式小銃も拾わずに、もの凄い速さで走り去っていった。

「逃げて行く…もしかして、光が苦手なのか?だから、ここの電灯も壊していたのか」

日光にあたり、落ちている左腕が消滅していく。
灰になった炭が、崩れていくように。

「…どうする恭也、この銃使うか?スコープが、さっきの衝撃で壊れてしまったが」
「念のために、貰っておきます」
538 ◆6LQfwU/9.M :2011/05/05(木) 01:05:13.62 ID:6HwK3m9k
【一日目・朝/G-5】
【ネイキッド・スネーク@メタルギアソリッドシリーズ】
[状態]:健康
[装備]:M500@現実(4/6)
[所持品]:支給品一式、不明支給品(確認済み)
[思考・行動]
基本:ゲームには乗る気は無い。だが攻撃を仕掛けられたら応戦する。
1:今度こそ街の方へ向かう。そして仲間を探す。
2:ついでに食料も探したい。

【須田恭也@SIREN】
[状態]:健康
[装備]:64式小銃(20/20)@SIREN2
[所持品]:支給品一式、不明支給品(確認済み)、手裏剣セット(30個)@現実
[思考・行動]
基本:ゲームには乗る気は無い。
1:今度こそ街の方へ向かう。


日影を求め、森の中に駆け込む。
左腕を失い、なおかつ武器も失った。
しかし、新しい武器を探すにも、日中は殆ど動けない。
仕方無く、森の中で夜を待つことにした…

【一日目/朝/G-5:駅構内】
【三沢岳明@SIREN2】
[状態]:闇人化、首輪無し、左腕欠損
[装備]:なし
[所持品]:なし
[思考・行動]:
1:一緒に遊びましょー
539 ◆6LQfwU/9.M :2011/05/05(木) 01:05:54.00 ID:6HwK3m9k
投下終了です
読みやすさは…前よりはよくなったと思います
540 ◆6LQfwU/9.M :2011/05/05(木) 01:07:32.90 ID:6HwK3m9k
まーた状態表のミスだ
掲載時に修正します
541 ◆ymCx/I3enU :2011/05/05(木) 17:04:16.61 ID:OAIxJt0U
投下乙です。見やすくなりました

新ロワ「もっとエクストリーム俺オリロワ」OP投下します。
0話 殺戮及び欲望遊戯開始の刻
登場:荒神健児(◆ymCx/I3enU)、黒牙、大木弓那
542殺戮及び欲望遊戯開始の刻 ◆ymCx/I3enU :2011/05/05(木) 17:08:43.16 ID:OAIxJt0U
0話 殺戮及び欲望遊戯開始の刻

「おいお前ら、えーと、全部で46人か。お前らをここにお前らを集めたのは俺だ。
まあ待て! 分かるよ! いきなり集められて困惑したり憤慨したりすんのは。でも今は俺の話を聞いて欲しい。うん」

薄暗い大広間。ステージの上で広間にいる大勢の人々に向かって演説するのは頭に包帯を巻いた若い男。

「俺は荒神健児。それでな…今日お前らに集まって貰ったのは――――」



「殺 し 合 い を し て 貰 う た め だ」



荒神健児と名乗った男の一言にざわついていた人々が沈黙する。

「これからお前らには、殺し合い――バトルロワイアルをして貰う。
最後の一人になるまでだ。最後に生き残った一人を元の世界に帰してやるよ。
……まあでも、いきなり、殺し合えなんて言われてもピンと来ないと思ってなぁ……はい、持ってきて!」

人々が抗議や罵声を発する中、それを無視して荒神がステージの袖の方に向かって何か命令する。
すると赤いブレザーを着た黒髪少女と、黒と赤の毛皮の人狼の青年が、
台車に乗ったマネキンを持ってきた。

荒神はズボンのポケットから小さなリモコンを取り出し、
それをマネキンの首に向けた。マネキンの首には金属製の黒い首輪がはめられている。

「おいお前ら! 自分達の首に首輪がはまってんだろ?
それなあ、無理に外そうとしたり、逃げようとしたり、ゲーム潰そうとしたりとかすると爆発するからな」

爆発する――その言葉を聞いた途端、首輪を触れていた何人かが一斉に手を下ろした。
そんな人々の反応を見て満足気に笑う荒神。

「ゲーム開始記念の花火と行こうかぁ」

そしてリモコンのスイッチを押す。


ピィーーーーー。

バァン!!


短い電子音の後にマネキンの首輪は爆発し、マネキンの首が飛んだ。

意外にも、それを見ていた人々から悲鳴は上がらない。
余りの出来事に、悲鳴を上げる事も出来ず絶句していると言った様子だ。
しかし首輪の威力と恐怖は全員が思い知った。

怯えている者ばかりでは無く、荒神に向かって嫌悪、怒りの表情を向けている者も多い。

「とまあ、こうなるから。はい、片付けて」

荒神の命通りに、少女と人狼がマネキンと残骸を片付ける。
その後、荒神は殺し合いの詳しいルールを説明した。
543殺戮及び欲望遊戯開始の刻 ◆ymCx/I3enU :2011/05/05(木) 17:10:33.42 ID:OAIxJt0U
◆◆◆

【基本ルール】
参加者全員で最後の一人になるまで殺し合って貰う。
最後まで生き残った一人が優勝者となり元の自分の世界へ帰る事が出来る。
参加者の間のやり取りに反則は無くゲーム会場の施設の利用も自由。

ゲームの確実な進行の為、参加者全員に特殊金属製の首輪を装着する。
首輪は無理に外そうとしたり、立入禁止エリアに進入したり、
主催者に刃向かったり(ゲーム進行に大幅な支障を来す恐れがあると判断された場合)
すると爆発する仕掛けになっている。首輪を爆破された参加者は死亡する。例外無し。

ゲーム開始の際、支給品の入った肩提げ式のデイパックを参加者に渡す。
デイパックは四次元構造で、参加者(死体含む)、明らかに規格外の物以外は、
何でも入れる事が出来重量も変わらない。

基本支給品一式として最初から入っている物は以下の通り。

■ルール小冊子
■地図
■名簿(男女別五十音順、顔写真付)
■コンパス
■懐中電灯
■懐中時計
■メモ帳と鉛筆
■水と食糧
■武器などのランダム支給品(1〜2個)

0:00、4:00、8:00、12:00、16:00、20:00に主催者からの放送が行われる。
内容は死者と禁止エリアの発表。放送から一時間後に指定のエリアが禁止エリアになる。
また、地図の外や上空100メートル以上も禁止エリア扱いとなっており、侵入すると首輪が作動する。

12時間新たな死者が出なかった場合、その時点での生存者全員の首輪を爆破する。
つまり優勝者無し(ゲームオーバー)となる。 また、参加者が全員死亡しても同様。

魔法や特殊能力の類は威力、効果を大幅減少。
ゲームを破綻しかねないものは使用不可能とする。

【時間帯表記】 ※早朝開始
早朝:4〜6 朝:6〜8 午前:8〜10 昼:10〜12 日中:12〜14 午後:14〜16
夕方:16〜18 夜:18〜20 夜中:20〜22 真夜中:22〜24 深夜:0〜2 黎明:2〜4
544殺戮及び欲望遊戯開始の刻 ◆ymCx/I3enU :2011/05/05(木) 17:12:00.66 ID:OAIxJt0U
【マップ】
||01|02|03|04|05|06|07|
|A|海|海|森|崖|崖|ホ|海|
|B|海|豪|森|店|森|平|公|
|C|森|森|家|店|家|家|港|
|D|森|家|家|学|家|交|港|
|E|平|病|家|家|平|畑|灯|
|F|海|平|平|教|田|田|海|
|G|海|海|展|森|森|海|海|

海・・・普通の海
森・・・森林地帯
崖・・・断崖絶壁
ホ・・・ホテル
豪・・・豪邸
店・・・店舗が建ち並ぶ区画。商店街
公・・・海浜公園
家・・・民家が建ち並ぶ区画。住宅街
港・・・港湾区画
学・・・木造校舎の小中学校
交・・・交番
平・・・平原地帯、草原や道路等
病・・・小規模の病院
畑・・・畑地帯。農家点在
田・・・田圃地帯。農家点在
灯・・・灯台
教・・・教会
展・・・展望台

◆◆◆

「……分かったかな? まあ分からない事はルール冊子見てくれれば大丈夫だと思うから」

ルールの説明が終わる。しかしいまいち理解し切れない者が多いようだった。

「……それじゃあ、殺し合いスタートと行こうか! 頑張って殺し合ってくれよ」

荒神の笑い声と共に、まばゆい光が人々――殺し合いの参加者達を包み、
次の瞬間には、人々は広間から消え失せ、荒神のみが残っていた。

荒神健児――◆ymCx/I3enUは、再び自分の大好物の催し物が開けた事に上機嫌だ。

「始まった始まった……きっと今回もエロくてグロ〜な事になんだろうな。楽しみだ。
……黒牙に弓那、手伝って貰うから宜しく」
「ああ。分かった」
「うん」


【ゲーム開始    残り46人】
545もっとEX俺オリロワ参加者 ◆ymCx/I3enU :2011/05/05(木) 17:13:28.60 ID:OAIxJt0U
【主催】
荒神健児(◆ymCx/I3enU)
【主催側のキャラ】
黒牙
大木弓那
≪参加者≫
【男性参加者】
赤川隆顕
浅井政喜
糸賀昌明
稲苗代儀重
犬神彰浩
上杉憲顕
エーリアル
エリシャ
クライヴ
倉持忠敏
クラレンス
下村正人
章高
シリウス
スピリドン
セルゲイ・ルシコフ
高原正封
谷口誠
長谷川祈
日宮高延
マラート
ユージーン
リューグ

【女性参加者】
朝斬厳空
アゼイリア
アルシオーネ
伊賀榛名
ヴァレリア
エルザ・ウェイバー
小野美結子
神楽坂雪子
ゲレート
桜井華弥
戸高綾瀬
中村アヤ
久村ユイ
平沢まりな
費覧
マーシャ
宮崎眞由美
村上在羽
百瀬ほのか
レイ・ブランチャード
ローレン
八神雹武
吉沢雪
46/46
546 ◆ymCx/I3enU :2011/05/05(木) 17:17:57.61 ID:OAIxJt0U
投下終了です。再登場キャラも若干設定を変えたりしています。
今度もエロ展開多めと思いますが宜しくお願いします
547 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 17:24:48.44 ID:rW/gVkmF
御二方投下乙です。
神ロワ!しかしもう11作目ですか。しかもクオリティが全部高い。
見習いたいです。
そして書き手さんが主催者か…。どうなることやら。
そしてまたエロ展開か!ゾクリ
とかいって。期待ですね。

では僕も投下します。
カオス〜 37話:呆気ない最後に唐突な登場
登場人物:南師、羽川、?、?、ゲオルグ・ワイスマン
548 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 17:25:27.13 ID:rW/gVkmF
ピンポンパンポーン

「えー。貴様たちには悪いが1時間が経ったので、
禁止ワードを含むエリアの立ち入りとカオスゲート自由使用を禁止する。
とはいっても禁止エリアにわざと立ち入り自殺することは可能だ。お勧めはしないがな。
では今マク・アヌにいる者と禁止ワードを…長いからこれからは禁止エリアと呼ばせてもらうが、
その禁止エリアにいる者の首輪を爆発させてもらおうか。3・2・1…以上で放送を終わらせていただこう」

ブツン

ザーザーザー

 ◇

ほぼ同時刻。
場所は萌え立つ 渦越しの 碧野
南師猩がまだここにいた。
彼は人類最強と選ばれし者を恐れ、カオスゲートまで間に合わなかったのだった。

「チィ!ヘクトパスカルがぁあああああああああああああああああああああああああああ!!!」

バァアアアアアアアン!

大層な爆発音の下、彼の首が爆発した。


【南師猩@すばらしきこのせかい:ログアウト(死亡)】

549 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 17:25:51.43 ID:rW/gVkmF

 ◇

それとまたしてもほぼ同時刻。
場所はもうほとんどエリアの原型を留めてはいないが、
選ばれし 禁断の 碧野。
ここにもとある一人…いや一匹がいる。
それの名はブラック羽川。人としての名は羽川翼。
彼女もまた、終わる。

「にゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

バァアアアアアアアン!

彼女の首が爆発する。


【羽川翼@化物語:ログアウト(死亡)】

550 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 17:26:11.64 ID:rW/gVkmF

 ◇

「しかし皆あっけなく死ぬね」
「あなたが殺すからでしょう」
「全くもってその通りだがな」
「…でいつまでこのゲームを続けるつもりですか?」
「ん?それは…ていうかこの喋り方もうやめていいかな?やっちゃん」
「…御好きにどうぞ…。しかしその『やっちゃん』ってやめていただけませんかね」
「やっちゃんはやっちゃんだからやっちゃんなんだよ。でいつまで続けるかっていーちゃんが死ぬまでに決まってるじゃん」
「…でしょうね」
「なんだよ。じゃあ僕も忙しいから。カイトくんとでも遊んどけば?」
「そうしておきましょうか。しかしカイトは誰とも接触していませんが《死線の蒼》(デッドブルー)がなにかしてますか?」
「うん。ちょっとね。だって彼の『データドレイン』って僕のプログラムも結構あっさり喰らっちゃうんだもん」
「そうですか。では僕は行きますね」
「ふぅん。そう。けど余計なことはいわないでね」
「…まぁ、分かりました。では息災で《死線の蒼》」
「んにゃ。まぁ君も頑張ってね。《罪悪夜行》(リバースクルス)…いや、やっちゃんか」

そして再び2人は別れた。


【玖渚友@戯言シリーズ】
スタンス:主催者(黒幕)
《青色サヴァン》。
ゲオルグ・ワイスマンを操る。

【梧轟正誤@戯言シリーズ】
スタンス:見守る
[以下、全て今ロワのオリジナル設定]
PC名「ヘルバ」の持ち主。扱い者。
このゲームを止めようとしたが、主催者が《死線の蒼》だったため、
止めようにもとめれなくなった。
551 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 17:28:14.67 ID:rW/gVkmF
以上。

はい。黒幕さっさと登場。
ホントはヘルバは《二重世界》の方がぽくてよかったけど中途半端に
彼女は本編に出てますからね。動かしにくかった。
552 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 17:28:39.26 ID:rW/gVkmF
以上。

はい。黒幕さっさと登場。
ホントはヘルバは《二重世界》の方がぽくてよかったけど中途半端に
彼女は本編に出てますからね。動かしにくかった。
553 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/05(木) 17:31:39.49 ID:rW/gVkmF
すいません。
連投しちゃいました。
554 ◆VxAX.uhVsM :2011/05/05(木) 18:14:06.45 ID:F0xihELn
投下乙です。
今回は感想だけ。
もっとEX>もっとをつけたか!そしてまたあの展開…フフフ……期待しております。そして書き手本人が主催…一回死んでの華麗な復活ですね。どっかの誰かは自分で殺して復活させる方法を思いつかないのにネー……
カオスな>羽川が!っていうかやっぱ猫は猫だった。そして友!お前か!ヘルバ=戯言シリーズの誰かっぽいかもしれないなんて思ってたらそうだったよ!そして、いーちゃんが死ぬまでって…
555 ◆8nn53GQqtY :2011/05/05(木) 19:47:44.18 ID:VfuhN/MX
皆さま投下乙です。まずは感想を…
ごちゃ混ぜ>変態だ……バルスカがなくても元から変態だ……
美女と野獣>完結おめでとうございます。そして新ロワ開催ですか。本当に早いですね!
……そしてお前ら、エピローグまでそれか。
DOLオリ>崖は落ちるもの(命は投げ捨てるもの、のトーンで)
カオス〜>黒幕登場……やばい、勝てる気がしない
自己満足2nd>あれ?三沢今襲われたら詰んでね?

では、自分も投下します。
雑多ロワ4話:絶望の片翼
登場キャラ:ミズシロ火澄
556 ◆8nn53GQqtY :2011/05/05(木) 19:49:38.22 ID:VfuhN/MX

「歩、お前はまだこの世界に、多くの希望が見えるんか……?」



テレビ塔の展望台から、ミズシロ火澄は下界を見下ろしていた。
このゲームが始まるより前から、彼はそうしていた。
本来の彼は、テレビ塔で人生に関わる待ち合わせをしていた。
そんな時に、あの奇妙な空間に呼ばれ、知り合いの男から信じがたい命令を聞かされ、そして再び転移させられた時、このテレビ塔にいた。
しかし、そこが元いた塔と違う塔だということは、時間帯が昼から夜になっていること、眼下の景色がビル群から森林に変わっていることで分かる。
そして、どうやら彼の『待ち合わせ相手』もこの場所に呼ばれているらしい。
「夢でもみとるんやろか……」
ミントグリーンの長い前髪の下からのぞく瞳には、哀しげな光が宿っている。
その光の正体は、疲労と困惑と――そして、諦念。

それは、殺し合いを強要されたからではない。
いや、原因は間違いなく殺し合いを強要されたことにある。
しかし、同じく巻き込まれた参加者たちのように、理不尽を押しつけられた怒りや、いつ死ぬか分からない状況に恐怖したが故のことではない。
殺し合いに呼ばれたことによって、彼の一番の『願い』がついえそうになっているからだ。
557絶望の片翼 ◆8nn53GQqtY :2011/05/05(木) 19:50:35.01 ID:VfuhN/MX

ミズシロ火澄は、一番目の願いと、二番目の願いをかかえていた。
一番目の願いは、『鳴海歩という少年と、残りの人生を共に生きること』。
二番目の願いは、『それが叶わないなら、鳴海歩の手で殺してもらうこと』。
そして火澄は、どちらとも叶わずに、『独りで死ぬこと』を最も恐れていた。

だからこそ、彼は鳴海清隆から殺し合いを強要され、火澄に向けたとしか思えない言葉を聞かされて茫然としたのだ。

――まさに“誰が誰に殺されるか分からない”というわけだ。

あの言葉は、挑発に偽装した火澄へのメッセージなのだろうと思う。
何故なら、火澄はそれまで『鳴海歩以外の人間が火澄を殺すことはできない』と聞かされてきたからだ。
火澄がそんな話を信じてしまったのには、彼が十歳の時に聞かされた『預言』が大きく関係している。
彼は、ある『人類を滅ぼそうとした男』の一族として生まれてきたというのだ。
それだけ聞けばバカバカしいおとぎばなしのような預言だが、その預言を裏付けるような奇跡がそれから何度も起こることになる。
――将来、人類を滅ぼす『悪魔』になる。だから、その前に『神』に殺される、と。
その神さまこそが、鳴海歩だった。
逆に言えば、彼は『鳴海歩以外には殺されない』ことになっている。
その運命を立証するかのように、火澄は何度も命拾いをしてきた。
今まで多くの人間が、人類の為に『悪魔』の火澄を殺そうとしてきたが、そのたびに奇跡が火澄の命を救った。
頭に銃口を当てられたにも関わらず、その発砲が不発弾に終わる。
そんな、奇跡のような偶然が、当たり前のように火澄の命を繋いできた。
自殺すら失敗したほどだ。
ところが十三歳になったときに、今度は別の事実を聞かされたのだ。
558絶望の片翼 ◆8nn53GQqtY :2011/05/05(木) 19:51:44.56 ID:VfuhN/MX
曰く、実はミズシロ火澄と鳴海歩は、それぞれの兄――ミズシロ・ヤイバと鳴海清隆――の遺伝子を元に生まれた、人類最初のクローン人間だった。
曰く、十六年前のクローン技術だったが故に、その技術は不完全なものだった。
曰く、火澄と歩の体は、遺伝子の時限爆弾を抱えているようなことになっている。
曰く、二人の余命はあと数年。遅くとも、成人するまでに衰弱して死に至る。

何だそれは、と叫びたかった。
その瞬間から、そんな馬鹿げた運命を理解した時から、彼は人生の色々なことを諦めた。

つまり、彼の人生は、成人を迎える前に若くして衰弱死するか、その前に鳴海歩に殺されるか。二つに一つの死を迎えることになる。
そして火澄は、その運命を受け入れた。
諦めて、受け入れた。
同じクローンであり、唯一の理解者であり、同じ運命を背負った鳴海歩に殺されるなら、それはそれで悪くないと思ったから。

そんな火澄まで『“誰が誰に殺されるか分からない”殺し合い』に呼ぶということは、『鳴海歩にしか殺されない呪い』が解けたとでも言うのだろうか。
「さんざん人に殺されろ殺されろ言うて来て、今度は『殺し合え』かい……何やねん」
今までに何度もそうしてきたように、鳴海清隆への悪態をつく。
「俺の『呪い』がそない簡単に消せるんなら、『ブレード・チルドレンの呪い』かて清隆の力で何とかしたらええやん。歩やブレチルが血を吐くような想いで頑張る必要ないやんけ……それを潰そうとした俺が言える台詞でもないか」
にわかには信じがたいことだ。
ましてあの『鳴海清隆』という男。
何かに真面目に取り組んでいたかと思えば実はふざけていただけだったり、逆に楽しい悪ふざけの顔をして酷く惨忍な計略を実行する男だ。
つまり、火澄は清隆が信用できない。
「しかし、こいつも参加しとるとなると、笑い話にはできんよなぁ……」
名簿を眼の前でひらひらさせる。
559絶望の片翼 ◆8nn53GQqtY :2011/05/05(木) 19:53:07.74 ID:VfuhN/MX

カノン・ヒルベルト。

既に死んだ人間の名前だ。
そして、ブレード・チルドレン――簡単に言うと、『成人すると殺人鬼になる呪いのもとに生まれた子どもたち』――の一人でもあった。
そして、それは今の火澄にとって、それ以上の意味を持っていた。
カノン・ヒルベルトを殺したのは、他ならぬミズシロ火澄だから。

鳴海歩は、どう考えても希望のなかった『ブレード・チルドレンの救済計画』に、残りの人生を費やそうとしていた。
しかし、鳴海歩はクローンの事実を知らない。
鳴海歩は子どもたちが成人するよりも先に死んでしまうから、子どもたちを救える可能性はほぼゼロなのだと知らない。
そこで火澄は歩に『残り寿命』の事実を教え、子どもたちから手をひかせようとした。
その手始めに、火澄はカノン・ヒルベルトを殺した。
間違いなく、銃弾を六発も身体に打ちこんで殺した。
それは、歩の為ではなく火澄自身の為だった。
鳴海歩を、己のもとに繋ぎとめるために。
鳴海歩が、ブレード・チルドレンの救世主を名乗り続けるならば、『ブレード・チルドレン殺し』の火澄とは決別するしかない。
しかし、歩が救済計画を諦めてくれるなら、残りの人生を火澄と共にいつづけることができる。
鳴海も火澄も、互いが唯一の理解者だということを知っている。子供たちの救済を諦めた歩が、火澄を拒む理由はない。
『ブレード・チルドレンたちを選ぶか、火澄を選ぶか』の、撤回できない二者択一を突きつけて、その『答え』を聞く為に、火澄は歩をテレビ塔で待っていた。

だからこそ、カノン・ヒルベルトが蘇生したのならば、火澄の計画は前提がひっくり返る。

火澄と子どもたちが決別する理由がなくなるのなら、『チルドレンか火澄か』のどちらかを選ぶ必要はない。
560絶望の片翼 ◆8nn53GQqtY :2011/05/05(木) 19:54:03.55 ID:VfuhN/MX
ましてや、あの清隆の言葉で『火澄の呪いが無効になったかもしれない』と歩が考えれば、ブレード・チルドレンの呪いを解く希望を見出して、再び足掻こうとするかもしれない。
歩は諦めが悪い。
しかし火澄は、あまりに絶望してきたことで心が折れ、既に諦めてしまっている。
なら、清隆の狙いが何であれ、殺し合いがどうなろうと、遠からず食い違う時がやってくるのではないか。
ならば、いずれ火澄は歩に取り残される……。
(歩とは、できれば死ぬまで一緒の方が良かったんやけどな……あーあ、俺の願いは、ほんのささいなことやったのに)
一番に望んだのは、『歩と一緒の未来』。
(それが叶わんのなら……せめて、せめて歩に殺してもらうか。でもアイツ、それも嫌がるやろな)
ましてや、この「殺し合い」という状況こそ問題だった。
殺し殺されのこんな状況では、誰が敵に回るか分からない。
しかし逆に言えば、『誰が人を殺してもしょうがない状況』だとも言える。
カノン・ヒルベルトのように誰かを殺してみせたところで、『こんな状況だから許す』というお人好しも少なからずいるだろう。少なくとも歩はそういうお人好しだった。
(ほなら……もっとたくさん殺したら、歩も俺を殺してくれるかな)
ぼんやりと、悪魔のような考えを思い浮かべる。
(殺されん限り人を殺して回るって歩に言うたら、さすがの歩も俺を止めてくれるやろか……)

誰がいるとも知れない、下界の景色を眺めて火澄は呟く。
「そういや、キリエちゃんがゆうてたなぁ……」
一度人を殺した者は、心の据わり方がまるで変わる、と。
今なら、それがよく分かる。
例えカノン・ヒルベルトが生き返ったのだとしても、火澄は覚えている。
ヒルベルトを殺したことを。
その手で、拳銃を撃って人を殺した実感を。
既に自分は、人殺しになっているということを。

「ちょっと前までは、誰も殺したくないと思ってたはずやのにな……」
561絶望の片翼 ◆8nn53GQqtY :2011/05/05(木) 19:56:16.40 ID:VfuhN/MX

【A−6/塔の最上階/真夜中】

【ミズシロ火澄@スパイラル〜推理の絆〜】
[状態]健康、精神的疲労
[装備]月臣学園の制服
[道具]基本支給品一式、不明支給品1〜3(確認済み)
[思考]基本:鳴海歩に殺してもらう
1・とりあえず塔を降りて誰か探す。(鳴海歩を最優先)
2・カノン・ヒルベルトが生きとるなら……また誰かを殺すしかないか
※参戦時期は、スパイラル14巻、テレビ塔で歩と対決する直前です。
562絶望の片翼 ◆8nn53GQqtY :2011/05/05(木) 19:59:28.80 ID:VfuhN/MX
投下終了

※この人は男性です
(男女まぎらわしい名前ってだけで深い意味はないよ;)

しかしスパイラルは本当に一般枠なのだろうか
……何度も『呪い』『呪い』と書いてるうちに自信がなくなってきた
563 ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 00:06:25.25 ID:+oAWIzpj
投下乙です。

投下します。もっとEX俺オリロワ 1話 後ろの門の守りを固め、死守せよ!
登場:高原正封、シリウス
564後ろの門の守りを固め、死守せよ! ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 00:07:34.29 ID:+oAWIzpj
1話 後ろの門の守りを固め、死守せよ!

狐獣人の青年、高原正封は今まで生きてきた中で最悪の目覚めを迎えた。

「……」

身体を起こし周囲を見渡すと森が広がっていた。
微かに波の音が聞こえるが海が近いのだろうか。
首には金属製の首輪、頬を抓れば普通に痛い。夢でも何でも無く、現実。

「……何でだァァァァァァァァァ!!」

正封は絶叫する。

「何で殺し合い!? はぁ!? 意味分かんねーんですけど!
俺ただの貧乏な大学生だよ? 殺し合いに参加させられる理由見当たらないよ!
ああああああ、夢であってくれよォォォォォ夢であって欲しいのに目の前の風景は全く変わらねぇよォォォォォ」

理不尽な事態に大声で悪態をつき悶える正封。
しばらくして少し落ち着いたのか、近くに置いてあった黒いデイパックを手に取り、中身を漁る。
名簿を開くと男女別で五十音順に名前が連なり顔写真も付いていた。
参加者は全部で46人、知っている人物は「戸高綾瀬」。廃墟で露出して一人エッチするのが趣味の変態女だ。
それで、正封の友人の一人でもある。

「綾瀬の奴いんだよな…捜してみようか…多分…こんな殺し合いに乗ったりはしないと思うし。
…にしても色々いるな…女の子…見事に美少女揃いだし…いや、それは良いだろ」

名簿を閉じ、次に地図に目を通す。
開催式の時に見せられたのだがもう一度確認する。
地図には島が描かれており、市街地や病院、交番、小中学校、展望台と言った主要な施設が掲載されていた。
今自分がいるのは恐らく海に面した森。コンパスを使って自分なりに考えた結果、
恐らくエリアG-4或いはG-5のどちらかの可能性が高い。

そして基本支給品に混じって、二つのランダム支給品を発見する。
FN ファイブセブン自動拳銃と予備マガジン3個、フラッシュグレネード3発。

「本物かよ……」

当然、入っていた拳銃が玩具などでは無い事ぐらい正封にも分かっていた。
手に持った感じは以前手にした事のあるモデルガンやガス使用のエアソフトガンと然程変わらないが。
セロテープでおざなりに貼り付けてあった取扱説明書にも目を通した。

ファイブセブンを装備し、フラッシュグレネードを一発ズボンのベルトに引っ掛け、
正封はデイパックを肩から提げ取り敢えずは北を目指す事にした。

565後ろの門の守りを固め、死守せよ! ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 00:09:20.09 ID:+oAWIzpj


しばらく歩くと、正封は銀色と白の人狼種の男と遭遇した。

「ん……」
「な、なあ…」
「お前さんもこの殺し合いに巻き込まれたのか」
「そうだよ。ええと、俺は高原正封。あんたは…」
「シリウスだ。正封、か……全く、参ったな。こんな殺し合いをやらされるなんて。ああ、安心してくれ。
俺はこんな殺し合いに乗るつもりは無い。お前もいきなり襲ってこなかった所を見ると……」
「ああ、乗っていないよ。つーか、そんな度胸無いし……」
「そうか……(ジィッ)」
「……?」

ふと、正封は目の前の銀色の人狼の自分の事を見る視線が、
何かとても嫌らしいものだと言う事に気付く。
股間にぶら下がる、巨根に分類されると思われる象徴が、徐々に大きくなっているような気がした。
とても嫌な予感がした。そしてすぐにその予感は的中した。

「正封」
「何?」

「や ら な い か」

「だが断る!」

次の瞬間には正封は踵を返し全速力で走っていた。

「冗談じゃねぇ! 俺にはそんな趣味はねぇよ! ケツ掘られてたまるか!」
「ハハハハハッ、逃げられると思っているのか?」
「うわあああああ追ってくんなああああ!!」

逃げる狐を欲望丸出しの狼は追い掛ける。
ただの大学生の青年である正封に対しシリウスは野生で鍛えられたたくましい身体を持っている。
当然、走るスピードもシリウスの方が早かった。
このままでは間違い無く追い付かれ、尻を犯されるであろう。
正封は泣きべそをかきながら打開策を必死に考える。

(そうだ、あれを…!)

ベルトに付けていたフラッシュグレネードを思い出し、正封は急いでそれを手に取り、
安全ピンを抜いた。そしてシリウスの方に向き直る。

「これでも、食らえ!」
「!」

フラッシュグレネードをシリウスの足元に向かって投げ付けた。
566後ろの門の守りを固め、死守せよ! ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 00:10:42.51 ID:+oAWIzpj
バァン!!


一瞬、凄まじい閃光が辺りを包んだ。

「ぐあ…!」

一時的に視力を奪われたシリウスはその場に跪いた。
正封は目を閉じ腕で目を隠し、閃光を防いだ。

(い、今だ…!)

動けなくなっている人狼から、狐の青年は全速力で走り、どうにか逃げ切る事に成功した。

(逃げられたか…残念だ、俺好みの良い身体の狐だったのに。
まあ良い…他にも良い男は沢山いるようだし……運命が許すならまた会おうぜ、高原正封君)

視力が回復するのを待ちながら、シリウスはニヤリと牙を覗かせ笑みを浮かべた。



「はぁ、はぁ、はぁ、も、もう大丈夫か……」

大きく肩を上下させ、正封が背後を振り向き追ってくる影が無い事を確認する。

「殺し合いに乗っている奴だけじゃなくて…ああいう奴にも注意しないといけないのか。
ああ、もう俺の未来に光が見えない…」

色々な意味でこれから先に不安を抱える狐の青年であった。


【早朝/G-4森東部】
【高原正封】
[状態]肉体疲労(中)
[装備]FN ファイブセブン(20/20)
[持物]基本支給品一式、FN ファイブセブン予備マガジン(3)、フラッシュグレネード(2)
[思考]1:殺し合いはしたくない。友人の綾瀬を捜す。
2:シリウスには二度と会いたくない。
[備考]※特に無し。

【早朝/G-5森】
【シリウス】
[状態]一時的な視力喪失(回復中)
[装備]???
[持物]基本支給品一式、???(1〜2)
[思考]1:殺し合う気は無いが良い男を犯したい。
2:視力の回復を待つ。
3:正封は俺のお気に入りリストに加えておこう。
[備考]※視力を一時的に失っていますが次の話までには回復します。
※高原正封を気に入ったようです。
567後ろの門の守りを固め、死守せよ! ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 00:11:58.56 ID:+oAWIzpj
※G-5森で閃光が起こりました。


≪キャラ紹介≫
【高原正封(たかはら まさとし)】
19歳の狐獣人の青年。大学生。ヘタレと位置付けているがいまいちヘタレっぽくない。
かつては大学受験に失敗したフリーターであったが新訳俺オリロワにて大学生に昇格し友人も出来た。
剣で身体を刺し貫かれても生き延びられる辺り結構しぶとい(無印俺得ロワ)。
主な設定は新訳俺オリロワに準拠。作者お気に入りのキャラの一人。こいつ使い易い。

【シリウス】
22歳の人狼種の男。RPGファンタジー風世界在住の野生のワーウルフ。
ケモホモ要員で、今までに登場したロワでも何人か掘っている。それが元で死亡した事もある。
女性や雌は嫌いではなく恋愛及び性的対象に見る事ができないだけ。主な設定は初登場作である、
無印俺オリロワに準拠(と言うかそれ以来特に設定は変わっていない)。一応思慮深かったりもする。
568 ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 00:13:33.64 ID:+oAWIzpj
投下終了です。正封が銃を使わなかった理由については、
他人を撃ちたくなかったのだと考えて下さい
569 ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 04:39:49.54 ID:+oAWIzpj
投下します。もっとEX俺オリロワ 2話 病院には「死」と言うイメージもある
登場:マーシャ、ヴァレリア、戸高綾瀬
570病院には「死」と言うイメージもある ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 04:41:20.05 ID:+oAWIzpj
2話 病院には「死」と言うイメージもある

三階建ての小規模な病院。
二階の廊下を、ローブを着た金髪のエルフの少女が歩いていた。

「ここは…病院かな」

建物の様子からしてそう推測するエルフ少女、ヴァレリア。

「殺し合いなんて酷過ぎる…あの荒神っていう人は何を考えているの」

穏やかな口調の中に怒りを滲ませる少女。
普段、森で獣系のモンスターに自らの身体を提供し、性欲処理を行い、
しかしその温厚かつ包容力のある人柄で獣達から慕われていたヴァレリア。
そんな彼女は、この殺し合いに抗う決意をする。

デイパックの中に入っていた回転式拳銃コルト M1917を握り、ヴァレリアは病室を見て回る。
病室は入院患者がいた痕跡があるものや使われていた痕跡が無いものまであった。

「?」

患者用と思われる浴室の脱衣所へ続く扉、その奥――つまり浴室からシャワーの音が。

(誰かいる……)

しばらくすると、シャワーの音が止み、中から扉の開閉音が聞こえた。
脱衣所の扉をコンコンと、ヴァレリアがノックする。

「…誰かいるの?」
「……誰?」

中からは若い女性の声で返事が返ってきた。

「開けても良い?」
「……どうぞ」

ガチャ。

脱衣所の扉を開くと、タオルで身体を拭いている途中の、桃色の髪を持った猫又の少女がいた。
豊満な乳房と瑞々しい肌が汗や水滴で濡れ情欲的だが、生憎ヴァレリアは女である。

「その…私は殺し合う気は無いから、安心、してくれるかな」
「……」
「私はヴァレリア。あなたは…」
「マーシャだよ」
「お風呂入ってたの?」
「う、うん…最近、温かいお風呂に入る機会、無かったから…」

身体を拭きながらマーシャと名乗った猫又少女が言う。
やがて身体を拭き終え、近くに置いてあったデイパックを拾い上げた。

「ここじゃ何だし…適当な病室でお話しましょ」
「ん……」

そう言ってヴァレリアが脱衣所を出ようとマーシャに背を向けた時。

マーシャは背後から、ヴァレリアの頭部を両手で掴み、渾身の力で捻じった。
首が真後ろに180度強制回転したヴァレリアの首の骨はあっさりと粉砕する。
571病院には「死」と言うイメージもある ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 04:42:13.21 ID:+oAWIzpj
「ッ……!?」

ヴァレリアは何が起きたのか理解する前に、意識が消失し、二度と戻る事は無かった。
脱力し崩れ落ちたヴァレリアからコルト M1917を拾い、デイパックから予備弾を回収するマーシャ。
彼女に支給された彫刻刀一式と、白マイクロビキニに比較するまでも無く上等な武器。

「……ごめんねヴァレリアさん……」

許される訳無いと思いつつ、一応謝罪の言葉を述べるマーシャ。
脱衣所を後にし、先程までヴァレリアがそうしていたように病院内を探索し始める。
殺し合いに抗うためなどでは無い、殺し合いに則るため。



病院の屋上。階段室の壁に両手を付け、パンツを下ろし尻と秘部を突き出す若い女性がいた。

「病院の屋上で、お尻を出してあそこパクパクさせてる…ああ、濡れちゃうよぉ」

女性、戸高綾瀬は殺し合いに巻き込まれても何のその。
自分のペースを押し通していた――ように見えるが。

(こうでもしなきゃ怖くて仕方ないよ…あのヘタレの高原なんて宛てになんないし…)

恐怖を紛らわすと言う名目で、綾瀬は露出に興じる。
すぐ下で一人の死人が出た上、殺人犯がウロついている事など彼女は知る由も無い。


【ヴァレリア    死亡】
【残り    46人】
572病院には「死」と言うイメージもある ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 04:43:11.83 ID:+oAWIzpj
【早朝/E-2病院二階】
【マーシャ】
[状態]健康
[装備]コルト M1917(6/6)
[持物]基本支給品一式、フルムーンクリップ(.45ACP弾6発×3)、彫刻刀一式、白マイクロビキニ
[思考]
1:殺し合いに乗り優勝を目指す。
2:次の獲物を捜す。
[備考]
※特に無し。

【早朝/E-2病院屋上】
【戸高綾瀬】
[状態]健康、下半身露出、少し興奮、かなり恐怖
[装備]???
[持物]基本支給品一式、???(1〜2)
[思考]
1:殺し合いはしたく無い。死にたくない。
2:趣味に興じて恐怖を紛らわしたい。
3:首輪を調べてみる…?
4:高原の奴は…保留。
[備考]
※特に無し。


※E-2病院二階患者用浴室の脱衣所にヴァレリアの死体、
ヴァレリアのデイパック(基本支給品一式)が放置されています。


≪キャラ紹介≫
【マーシャ】
18歳の猫又の少女。RPGファンタジー風世界在住。桃色の髪に猫耳と尻尾、
手足の先が毛皮に覆われており巨乳でスタイル抜群。ほぼ全裸の格好だが猫又なのでデフォルト。
猫らしく俊敏、夜目が利く。明るい性格。エッチは好き。新規オリキャラ。

【ヴァレリア】
外見及び精神年齢10代後半のエルフの少女。金髪爆乳で、RPGファンタジー風世界のとある森にて、
獣系モンスター(主に犬系や狼系)に身体を提供し性欲処理や心のケアを行っており、アイドルとなっている。
無印EX俺オリロワにて登場し生還した。おっぱいエロフ要員候補。

【戸高綾瀬(とだか あやせ)】
19歳の人間の女性。茶髪の豊乳美女で、廃墟など人目の付き難い場所で露出したり全裸になったりして、
性的興奮、快楽を得る変態。15歳の時、趣味に興じていた所野良犬に強姦され処女を失った経歴がある。
元々廃墟探検自体が好き。また精密機械の扱いや分解方法に詳しい、首輪解除候補でもある。
無印俺得ロワが初出だが設定がやや異なる。本ロワでは新訳俺オリロワの設定に準拠。高原正封は大学の友人。
573 ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 04:44:15.90 ID:+oAWIzpj
投下終了です。
574 ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 10:25:51.58 ID:+oAWIzpj
投下します。もっとEX俺オリロワ 3話 眺めの良い場所で食う飯はきっと美味い
登場:谷口誠
3話 眺めの良い場所で食う飯はきっと美味い

海沿いに建てられた古びた展望台の上で、水平線を眺める青年、谷口誠。
デイパックの中に入っていた食糧、コンビニおにぎり照り焼きソーセージを頬張り、
これからの事について考えてみる。

「……ゲレートは捜さないといけないよな、これはもう絶対だから……。
っていうか捜さないとあいつに殺される……どこにいんだろうなあいつ」

殺し合いに呼ばれている自分の彼女的存在、獣竜の雌ゲレートの事を思う。

「そう簡単に死ぬ事は…無いだろうけどな、あいつなら」

続いてベーコン巻おにぎりの包みを開ける誠。

「うまいわこれ」


……さっさと動けこの馬鹿が!!


「! ……き、気のせいか」

一瞬、ゲレートの声がしたような気がして誠は思わず周囲を見渡す。
しかし自分以外に人の姿は無い。

「……」

柵に立て掛けてある自分の支給品、レミントン M870マリーンマグナムを手に取る。
銃身やレシーバーが銀色、ストックと先台が黒色の、防錆仕様の散弾銃。
これが誠の支給品であった。予備の12ゲージショットシェル10発もセットだ。

「まあでも当たりですよねぇ……って、俺独り言多いな……。
……しばらくここで海でも見てるか……ゲレート捜しは……もうちょっと経ってから……。
下手に動くと危ないし……俺も死にたくないし……俺ゲレートと違って普通の人間だし……」

結局、誠はしばらく展望台に留まる事にした。
【早朝/G-3展望台】
【谷口誠】
[状態]健康
[装備]レミントン M870マリーンマグナム(7/7)
[持物]基本支給品一式(食糧消費中)、12ゲージショットシェル(10)
[思考]
1:殺し合いには乗らない。ゲレートを捜す。
2:しばらく展望台にいる。
[備考]
※特に無し。



≪キャラ紹介≫
【谷口誠(たにぐち まこと)】
20歳の大学生の青年。メスケモ(女性の獣人)好きで、RPGファンタジー風異世界出身の雌の獣竜、
ゲレートとラブラブ同棲しているリア充。ゲレートとの行為により身体能力が向上しているが、
本人は自覚が無い。無印EX俺オリロワが初出で設定も準拠。
577 ◆ymCx/I3enU :2011/05/06(金) 10:29:54.39 ID:+oAWIzpj
投下終了です。
578 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/06(金) 18:43:37.87 ID:aeMy7Z2w
投下乙です。
3連続!スゲッ!
その速筆見習いたい…。
そして例の通り獣人ばっかですか。それがいいんですけどね。

では投下します。
カオス〜 38話:なんか.hackには色眼鏡をしてしまう…
登場人物:アガット、アリス、ブラックローズ
579 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/06(金) 18:45:17.23 ID:aeMy7Z2w
「お、おいさすがにいいかげんに――――」

《重剣》のアガットこと――というよりそのままアガットなのだが。
その彼は今たいへん困惑していた。
その原因は―――

「キサラギ―――、ユコ―――、先生―――」

現在絶賛感傷中の相棒、アリスが原因だった。
基本ロリコ…ではなく、子ども思いな彼はたじたじとなっていた。
しかし今回はそんな彼の性格が仇となってしまったらしい。

「――――もう許せないのっ!」
「あぁ?」
「痛いのっ!!!」
「お、おいお前!」

アガットが退くがもう遅い。
アリスの魔法がアガットを捕らえる!

「出る!出る!出るっ!!」

魔法がアガットの身体を次々と抉る。
580 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/06(金) 18:45:42.44 ID:aeMy7Z2w
そしてSPが尽きた時、攻撃をやっと止めた。

「――はぁはぁ、なの。私は…もう」

狂いだした彼女は止まらないっ!

 ◇

「っていうとこ悪いんだけどさ。やっぱこうしておかなきゃ」

そういうのはブラックローズ。
彼女はアガットに攻撃を加えたアリスを発見し、
それを止めようとアリスにかかったのだ。
それもアイテムによるSPを回復させないほど素早く、的確に。

「全く、もうこういうことはやめてほしいんだけどねぇ」

アリスは気絶している。
ブラックローズはアリスを殺すことはしなかった。

「さてと、カイトのとこにでも戻りましょうか」

彼女は知らない。
まだこのエリアには、
注意すべき人間が2人いることを。

581 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/06(金) 18:46:07.81 ID:aeMy7Z2w
【アガット・クロスナー@空の軌跡:ログアウト(死亡)】
【残り17人】

【1日目/朝/隠されし 禁断の 虚無】
【アリス@クリミナルガールズ】
[状態]気絶中
[ステータス]
LV:12 HP:178/212 SP:2/170
ATK:26 DEF:17 SPD:20
[装備]本
[道具]支給品一式、気魂×2、いやしの水×2
[所持金]384
[思考]
基本:殺し合いに乗る
1:…………………………………

【ブラックローズ@.hack】
[状態]健康、快速のタスマリン使用中
[ステータス]
LV:20 HP:253/277 SP:60/60
ATK:35 DEF:19 SPD:28(+5)
[装備]大剣、闘魂ハチマキ@空の軌跡
[道具]支給品一式
[所持金]672
[思考]
基本:打倒主催者
1:カイトと合流
2:この子をどうするか考える


【闘魂ハチマキ@空の軌跡】
攻撃するたびSPが溜まる。
582 ◆xzYb/YHTdI :2011/05/06(金) 18:48:27.00 ID:aeMy7Z2w
以上。

題名はそのまま自分の欠点。
今後の悩みです。
そして放送からなんか知らん間に9人死んどるぞ…。
…大丈夫か。(自問自答2回目)
583創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 21:02:05.89 ID:B7qIqrAQ
投下乙です
一日で3話とか何と言う速筆……見習いたいものです

では、自分も投下いきます

雑多ロワ5話:The style of Otaku
登場キャラ :泉こなた、月島亮史
584 ◆8nn53GQqtY
昔むかし、人間がまだ妖怪や幽霊を信じていた時代。
あるところに化け物のつがいがおりました。
その二匹は、夫婦のようでもあり、父と娘のようでもあったと言えるでしょう。まぁ、少なくとも、表面上は。
ながいながい間、彼と彼女は二匹きりで、人間を糧にし、化け物をむさぼり、略奪することを唯一の『喜び』として生きていました。
幾千の人間を食らい、幾百の魑魅魍魎を狩りました。

彼女は、『血吸い』だということに誇りを持っていましたが、
彼の心は、いつしかそれに倦みました。

ある時、彼は彼女にこう言います。

「僕は人間になりたい。人里に降りて、人間として生きたい」

その言葉に、彼女は激怒しましたが、彼の決心は固く、彼女の元を離れました。

吸血鬼には、人らしい感情(こころ)がありません。
吸血鬼に血を吸われて吸血鬼になった元人間や半吸血鬼は、ちゃんと感情を持っています。
でも、生れつきの吸血鬼はとても残虐な生き物で、戦うことや殺すことを喜びます。
そのことに、彼女は誇りを持ち、化け物とはかくあるべきだと人間を見下していましたが
彼は人間をうらやみ、尊敬し、感情(こころ)が欲しいと思っていたのです。

彼はその時から分かっていたのかもしれません。
彼女は『同族』であっても、『家族』になることはできないと。

そして、それから数百年の月日が流れました。

しかし、彼女はまだ彼を取り戻すことを、諦めていなかったのです。