姉「ここは創作発表板姉SS総合スレよ///」Part2

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1創る名無しに見る名無し
姉「弟、ニュー速VIP等ではお馴染みの姉SSスレよ」

姉「このスレも2スレ目になりました!これも皆さまのおかげです///」

姉「みんなで姉SS書いてみてね!」

前スレ
姉「ここは創作発表板姉SS総合スレよ///」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1287475057/
2創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 17:58:38.53 ID:2SD7Om2p
投下前に創発板LRを確認した方が良いな
3むじな ◆Umw27Fm542 :2011/03/26(土) 20:10:38.00 ID:Fkri4tnc
>>1
乙です〜

>>2
…いきなり貼らない方がいいって事でしょうか?
4むじな ◆Umw27Fm542 :2011/03/26(土) 20:17:21.01 ID:Fkri4tnc
いくつかスレ数を稼いでおいた方がいいって書いてあったんで

匿名姉好き様(仮名)はお出でになられたんでしょうか…?
5創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 20:22:13.61 ID:2SD7Om2p
>>3
いや違う
過激なエロネタとかはまずいってことだよ
6むじな ◆Umw27Fm542 :2011/03/26(土) 20:33:50.08 ID:Fkri4tnc
>>5
成程。了解しました

後、レスが無いのは姉絵師様…?
7 ◆ZWGwtCX30I :2011/03/26(土) 20:43:46.94 ID:7rOYF46y
投下しますね
8ラブ姉弟 ◆ZWGwtCX30I :2011/03/26(土) 20:44:48.84 ID:7rOYF46y
ゲーセンにて

姉「なんで私がこんな所に……」

姉友「いいじゃない、別に!最近、姉ちゃんにも会ってなかったんだし」

姉「別に私はそれでもいいんだけど……」

姉友「酷い……酷いわ姉ちゃん……」

姉「なっ泣かないでよ!恥ずかしいのよ!」

姉友「嘘よ!泣くわけないじゃない……それより、折角来たんだから遊ばないと!」

姉「遊ぶって言われても……何すればいいのよ」

姉友「何って……姉ちゃんもしかして……初めて?」

姉「当たり前じゃない!友達なんていなかったんだから!」

姉友「うふふ……過去形なんだ?」

姉「な!とにかく!何すればいいのか教えてよ!」

姉友「はぁ〜い!」

姉友「じゃあ最初は……あれね!」
9ラブ姉弟 ◆ZWGwtCX30I :2011/03/26(土) 20:45:23.09 ID:7rOYF46y
姉「これ?」

姉友「そう、このボタンを押してお菓子をすくうの」

姉「すくってどうするの?」

姉友「すくったお菓子を、ここの隙間に落とす!」

姉「あ!凄い落ちてくるわね」

姉友「姉ちゃんもやってみる?」

姉「私は別に……見てるだけでいいわよ」

姉友「折角来たんだから……」

姉「じゃあ……一回だけね」

姉友「頑張って!」


姉「ふふん!簡単じゃない、こんなの!」

姉友「結構取ったわね……じゃあ次行くわよ!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

姉友「これは流石に知ってるでしょ?」

姉「知らないわ」

姉友「ま……まさか、UFOキャッチャーも知らないとは……」

姉「あ……あれ……」

姉友「どれ……?」
10ラブ姉弟 ◆ZWGwtCX30I :2011/03/26(土) 20:46:20.27 ID:7rOYF46y
姉「このぬいぐるみ……欲しい」

姉友「クマの奴?」

姉「えぇ……やり方、教えて!」

姉友「ま、まずはお金を入れて」

姉「……はい、入れたわよ」

姉友「そしたら、このボタンで横に動かして、こっちで縦に動かすの」

姉「分かったわ!」

姉友「うふふ!やる気ねぇ……姉ちゃん」

姉「この……!あぁ!なんで取れないのよ!」

姉「もう一回……」

姉友「もうちょっと左よ!」

姉「ん!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

弟「友、何する?」

友「ん〜そうだな……って、アレ!」

弟「アレって……お姉ちゃん!?」

友「それに、姉友さんもいるぞ」

弟「本当だ……珍しいな」

友「何がだ?」

弟「昔っから、お姉ちゃんはゲーセンなんて行ったことなかった筈……」

友「へぇー」

弟「ずっと家に居たからね、最近までは」

友「でも、お前のお姉さんは痩せてるよなぁ……デカいけど」

弟「まぁ……休みの日は、朝に運動とかしてたしね」

友「成る程、納得した」
11ラブ姉弟 ◆ZWGwtCX30I :2011/03/26(土) 20:47:08.79 ID:7rOYF46y
弟「つか、お姉ちゃんは何を取ろうとしてるんだろう?」

友「あそこにあるのは……ぬいぐるみだな」

弟「ぬいぐるみ……お姉ちゃんが……」

友「見た感じ……多分クマの奴……つか、聞けばいいのに」

弟「いや、駄目だ」

友「どうして?」

弟「いいからいいから」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

姉「もう……お金ないじゃない……」

姉友「あらあら……残念だわ」

姉「私……そろそろ帰るわね……」

姉友「そう……なんだかごめんなさい」

姉「何が……?」

姉友「あんまり楽しくなかった?」

姉「そ……そんな事ないわよ!楽しかったわ!」

姉友「本当?」

姉「本当よ!だから、誘ってくれて……ありがと」

姉友「うふふ!私も楽しかったから、ありがとね!」

姉「えぇ!それじゃあ、また」

姉友「またね!」
12ラブ姉弟 ◆ZWGwtCX30I :2011/03/26(土) 20:47:44.10 ID:7rOYF46y
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

姉「弟、どこ行ったのかしら……もう7時よ……」

ガチャ

弟「ただいまー」

姉「遅いわ!心配したじゃない!」

弟「友達と遊んでてさ……あ、そうそう」

姉「何?」

弟「はい、これ!」

姉「あ!くまさん……弟、見てたの?」

弟「まぁ」

姉「それなら、声掛けてくれれば良かったのに……」

弟「お姉ちゃんを驚かそうと思ってね……でも意外だったなぁ」

姉「何が?」

弟「お姉ちゃんがゲーセンにいるなんて……」

姉「あれは姉友に無理やり連れていかれて、仕方なく遊んでただけよ!」

弟「でも、凄い楽しそうだったよ?」ニヤニヤ

姉「うるさい!」

弟「あはは!んじゃあ俺、晩飯作るから」

姉「ふん……弟」

弟「ん?何?」

姉「これ……大事にするわね」

弟「そう言ってもらえると嬉しいよ」


姉「ふふふ!可愛い……」ツンツン

姉「そうだ……弟!」

弟「何?」

姉「今日、一緒に寝るわよ!」

弟「ん、分かった」
13ラブ姉弟 ◆ZWGwtCX30I :2011/03/26(土) 20:50:55.90 ID:7rOYF46y
姉の部屋にて

姉「このくまさんは……ゴリちゃんの隣」

姉「……ふふふ!」ツンツン

コンコンコン

「お姉ちゃん、入るよ?」

姉「えぇ、入っていいわよ」

弟「お邪魔しまーす」

姉「ねぇ、弟」

弟「どうしたの?」

姉「このぬいぐるみ……覚えてる?」

弟「このゴリラの奴?」

姉「そう……」

弟「ん〜……あ!思い出した!」

姉「弟、覚えてるのね!」

弟「確か……」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
昔 動物園にて

姉「わぁ!ぬいぐるみたくさん!」

弟「すごい!どれにしようかなぁ……迷うなぁ!」

「弟、1つだけだからね?」

弟「うぅ……どうしようかなぁ」

姉「きめた!わたし、このリボンのゴリラちゃん!」

「姉はそれでいいのね?」
14ラブ姉弟 ◆ZWGwtCX30I :2011/03/26(土) 20:51:16.92 ID:7rOYF46y
姉「あ……でもでも、こっちのゴリラさんもいいなぁ」

「ふふ、よーく考えて選びなさい?」

姉「うん……」

弟「おねえちゃん、きまったー?」

姉「ううん……このゴリラちゃんとこっちのゴリラさん、どっちにしようかなぁ……」

姉「ねぇおかあさん、2つはだめ?」

「だーめ、1つって言ったでしょ?」

姉「うぅ……でもでも……」

「約束を破る子には、買ってあげないわよ?」

姉「やだ!やだやだ!うわぁぁぁん!」

「駄目なものは駄目よ」

姉「うぅ……おかあさんのけちんぼ!」

「そんな事を言う子は、もうお出掛けに連れて行かないわよ?」

姉「やぁぁぁ!うぅぅぅ!」
15ラブ姉弟 ◆ZWGwtCX30I :2011/03/26(土) 20:51:48.84 ID:7rOYF46y
弟「おねえちゃん、ぼくがこのゴリラさんかうから、なかないで……」

姉「おとうと……?」

「あらあら、弟は偉いわねぇ」

弟「だから、ないちゃだめだよ?」

姉「うん……ありがと!」

弟「えへへ!」

「ふふふ……弟と姉は仲良しさんね」

弟「うん!ぼく、おねえちゃんがだいすきだもん!」

姉「わたしもおとうとがだいすき!」

「ふふふ!じゃあ、買いにいくわよ?」

姉「はーい!」

弟「はーい!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

弟「お姉ちゃんが泣き出したんだよね」

姉「う……そんなとこまで思い出さなくていいのよ!」

弟「ははは!」

姉「もう……弟、あのゴリラさんは弟が持っていたわよね、まだ部屋にあるの?」

弟「あぁ……いや、捨ててたと思う……」
16ラブ姉弟 ◆ZWGwtCX30I :2011/03/26(土) 20:52:12.84 ID:7rOYF46y
姉「そう……」

弟「お姉ちゃん、小学生くらいの時から、俺の事……ね」

姉「あ……ごめんね、弟はまだ小さいのに、酷いこと言って……」

弟「気にしないでよ」

姉「……お母さんが見たら、何て言うかしら……」

弟「まぁ……驚くんじゃない?今とか見たら」

姉「どうして?」

弟「急に仲が悪くなったと思ったら、今度は一気に仲良しを通り越したんだからさ!」

姉「ふふ!そうかもね!」

弟「過程より結果だよ、だからお姉ちゃんは、いつまでも気にしないでいいんだよ」

姉「弟……」

弟「さてと、もうこんな時間だし……寝よう?」

姉「え、えぇ……そうね」

弟「じゃあ、お休み」

姉「お休みなさい、弟」


姉「ありがとね……」
17 ◆ZWGwtCX30I :2011/03/26(土) 20:53:30.59 ID:7rOYF46y
以上で投下終了です

遅れましたが>>1
18創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 22:16:52.93 ID:Z1Tqz7xI
弟「なんかヒマだから、俺と相撲でもする?」
姉「なんでよ?あたし、べつにヒマじゃないし。」
弟「ちゃんと絶対に手加減してやるからさ。な?」
姉「イヤよ。あたしが両手でも勝てないの、何回やっても同じだわ。」
弟「あのさ、腕相撲じゃなくて、相撲だけど。」
姉「あっ、そうなの?でも、それなら、もっとイヤ!」
弟「女のイヤよイヤよはイエスの内だな。」
姉「ふざけないで!どうせエッチなこと考えてるんでしょ?」
弟「いや、決して襲うつもりは無いから、絶対に。」
姉「答えになってないわよ。それに、さっきから『絶対絶対』って。
  あんたの『絶対』は当てにならないのよ!」
弟「ほらほら、さっさと来いよ。」
姉「何よ!偉そうに!もう〜いつも無理やりなんだからあ〜。」
弟「おっ!そうそう、押せ押せ〜。俺は手を使わないから安心しろ。」
姉「わかった!・・・ううう(一所懸命押してんだけどなあ・・・)}
弟「イヒヒヒヒヒ・・・まさか、それで全力?」
姉「ううう・・・あたしだって、一生懸命やってるじゃない。
  か弱い女だと思ってバカにしないでよ・・・
  きゃあああああああ!!!!」
弟「うおおおお〜っ!!ビックリしたあ!」
姉「ビックリしたは、あたしの方よ!急に姫抱っこしないでよ!
  手を使わないって言ったじゃん!ウソつき!」
弟「姉ちゃん、チョー軽いぜ。何キロ?
  言わないと、ベッドに投げるぞ。怖いぞ。いいのか?」
姉「いやん、もう、降ろして〜!・・・・えっと・・・36よ・・・。」
弟「たったそれだけ?そんなもんか。俺、85キロ!楽勝楽勝。」
姉「何が楽勝なのよ!あたしと体重比べて嬉しいの?変なの・・・。」
弟「ついでに身長も比べようか?姉ちゃんの身長、測ってやるから。」
姉「わかったから、早く降ろして・・・ね?お願い・・・」
弟「姉ちゃんは『せめて150センチが夢』とか言ってたっけ?
  俺の場合、150なんか遥か昔の小学生の時に、あっという間に通り越し、
  今では、ついに到達した目標だった大台の・・・」
姉「もういいわよ!言わなくて!どうせ、あたしはチビッコです。
  そんなことより、いつまで抱っこしてるつもり?」
弟「抱き心地だけは最高だよな。このチビ女ちゃんは・・・」
姉「チビはイヤ!チビって言わないで。」
弟「俺の記憶が正しければ・・・・・・姉ちゃんが先に『チビ』って言ったぜ。」
姉「早く降ろしなさいってば!なんならベッドに投げちゃってよ〜。」
弟「よしきた!じゃあ遠慮なく・・・・・・・うおりゃあ!!!!!」
姉「キャアアアアアアア!!!!」
19むじな ◆Umw27Fm542 :2011/03/26(土) 23:38:19.90 ID:RcsNbYT+
>>17
早速の乙です

>>18
こちらも乙です。名無しの姉好き様でしょうか?

前のスレはどうしましょうか…?
20創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 23:57:26.90 ID:OxvYra5I
>>3
>>7
>>18

乙です
スレ立てしかできなくてすみません
21創る名無しに見る名無し:2011/03/27(日) 20:20:20.47 ID:lJe3Xuuf
姉「ねえ、これと〜これっ、どっちがいいと思う?」
弟「そんなこと、夕べのうちに決めとけよ。出かける直前にさあ・・・」
姉「まあいいから。ちゃんと見て。どっちが似合う?」
弟「どっちでも、いいんじゃね?両方ワンピースだよな?」
姉「そうじゃなくて!ちゃんと言ってよ!ねえ、どっち?」
弟「・・・じゃあ・・・・こっちかな。」
姉「えーっ!?あたしは絶対こっちが可愛いと思うのになあ〜。」
弟「だったら俺に聞くなよ。」
姉「あっ!そうだ、やっぱ、向こうのにしよっと!」
弟「おいおい、どっちでもねえのかよ。だったら何で聞いた?」
姉「♪♪♪・・・靴はこれでいいよね?」
弟「なんだかなあ・・・・どうせ、もう決まってんだろ?」
姉「新しい厚底買っちゃったの。12センチよ。うふふ・・・」
弟「ただでさえ歩くの遅いのに、歩きにくいんじゃね?」
姉「置いてかれないように、腕にしがみついちゃおっかな。」
弟「それヤバイって!恋人でもねえし、デートでもねえんだから。」
姉「あらっ、照れない照れない。カッワイツ!」
弟「でもさ、一緒に歩いてると、姉ちゃん、見失いそうなんだよな。」
姉「でしょ?でしょ?だからねっ、これくらいのヒールじゃないとね・・・」
弟「んじゃあ俺も。俺も、すっげえ高いカカトの靴にしよっかな。」
姉「あ〜もうイジワル〜!それじゃあ意味が無いわよっ!」
弟「わかった、わかった、冗談だよ。」
姉「せめて12センチだけでも目線をちか・・・」
弟「だから、わかったって。さっさと出ようぜ。肩抱いて歩いてやるから。」
姉「いや、そこまではしてくれなくてもいいんだけど・・・恥かしいわよ。」
弟「おっ!照れない照れない。かわいいな〜姉ちゃん。」
22創る名無しに見る名無し:2011/03/27(日) 23:01:33.94 ID:ODb+1NeE
もっとやってくれ
23創る名無しに見る名無し:2011/03/28(月) 21:23:19.11 ID:jIi/KBUY
姉「ねっ、ねっ、あそこのカップル、すごい背が違う〜。」
弟「こら!指さすなよ!気付かれたらどうするよ。」
姉「でも、あの子、あたしより小さくない?」
弟「たぶん姉ちゃんが小さいよ。姉ちゃんは高い靴はいてるからさ。」
姉「あたしたちのこと、姉と弟に見られるかなあ。」
弟「いや、違うと思うぞ。」
姉「やっぱ、そうだよね。あたしが妹だよね。」
弟「それで、俺が兄ってことか?」
姉「うん!そう!デコボコだもん。」
弟「俺はね、それも違うと思う。」
姉「え?なんで〜?」
弟「よ〜く考えてみろ。俺達がさっきのカップル見た時のこと。」
姉「そう、そう。おっきい彼氏と〜、ちっちゃな彼女〜。」
弟「だからさ、俺たちも、ふつうの身長差カップルに見られてるよ。」
姉「だって、あたしたち、手もつないでないよ。」
弟「それヤバイって!恋人でもねえし、デートでもねえんだから。」
姉「あらっ、照れない照れない。かわいい〜!」
弟「このやり取り、どっかで聞いたような・・・・」
姉「かよわい乙女の買物に付き合うってことは・・・わかるわよね?」
弟「荷物を持ちゃあいいんだろ?しょうがねえなあ。」
姉「さすが!よくできた弟よ。よろしくね!力持ちくん。」
弟「でもさ、その小さいカバンだけは自分で持てよな。」
姉「これ、ハンドバッグっていうのよ。こんなことも知らないの〜。」
弟「俺をバカにしてると、あとで・・・・・・・・・・・・・・・・・途中でバックレるぞ。」
姉「な〜んだ。(てっきり後で襲われるかと思った・・・)ふう。よかった。」
弟「いいんだな?逃げても。(こいつの安心した顔はどうしてだ?)」
姉「一緒に来て。お願い。なるべく買わないようにするわ。」
24むじな ◆Umw27Fm542 :2011/03/30(水) 00:50:15.17 ID:nORf8zW4

姉「…え? あれ?」

弟「?」

姉「え、あれ? …え、ちょ!? あによそれー!?」

弟「ぅを!? どした姉?」

姉「…前のスレが落ちてる!!!」

弟「…は?」

姉「だから昨日か一昨日書き込んだ一枚目のスレが落ちてるのよ!!」

弟「…は!? な、何だそりゃ!?」

姉「あによそれ!? こーゆーのって書き込んだりしてたらある程度の期間落ちないんじゃないの!?」

弟「…だよなぁ。一ヶ月やそこら書き込みが無くても残ってるのって見た事あるぜ?」

姉「ちょ、どーゆー事よ!? 私の書き込みだけじゃなくてその後にレスつけてくれた人も居るのに!!」

弟「何なんだそりゃ。納得いかない…ってちょっと貸してくれ姉!」

姉「にゃ!? ど、どしたの!?」

姉(わ、わ、わ、後ろから抱き締めてくれてるみたいに覆い被さって、私の手に手を重ねてマウス操作して、弟の体温が息遣いが体重がーー!!)

弟「…だは!! やっぱりだ! 最後の30スレ位記録し損ねてる!!」

姉「えーー!!?」
25むじな ◆Umw27Fm542 :2011/03/30(水) 00:51:29.04 ID:nORf8zW4

弟「くっそ、やられた! 990辺りになってから改めて記録しようとしてたから…!」

姉「ちょ、えー!? 私未だに『もりたぽ』ってよく分かんないだけど!?」

弟「安心してくれ、俺も分からん。」

姉「えーー!!?」

弟「だはぁ。こいつは参った。どーすっかなー?」

姉「…ちくしょー! 大人なんて、大人なんてー!!」

弟「いや姉も俺もバリバリ成人してますが。」

姉「もーヤケよ! とゆー訳で今夜は付き合え弟!!」

弟「って待て今その酒瓶どっから出した!? ってゆーかここ俺の部屋だから酒なんか無い筈だぞ!?」

姉「うっさいうるさいうるちゃい!!」

弟「だからそーゆー危険なネタは」

姉「やかましーって言ってんでしょー!?」

弟「ちょ、飲む前から酔っ払ってんのか!?」

姉「私は何時でも弟に心酔してます!!」

弟「いやそりゃ素直に嬉しいし俺だって姉に酔ってるけど今この話には関係ないって!」

姉「細かくデレるんじゃ無いわよこのツンデレ弟!」
26むじな ◆Umw27Fm542 :2011/03/30(水) 00:52:27.64 ID:nORf8zW4

弟「だから落ち着け話の流れを無視して酒瓶開けるな!」

姉「うっさい! 飲まずにやってられますかってんだ!」

弟「喚くな呷るな零すンーーー!?」

姉「…ぷは。どうよ。お姉ちゃんの口移しでも飲めないってゆーの!?」

弟「…だはぁ。分かってんのか? 俺達姉弟揃って下戸レベルなんだぞ?」

姉「それが、どしたー!?」ヒック

弟「あーもー廻り始めてやがる。」

姉「ほら、おととも飲めー!」ヒック

弟「分かったよ。ただし、明日に残らない程度に、」

姉「フンだ。ドゥーせ私達二日酔いになれるほど飲めないわよーだ。」ヒック

弟「………そ、そして、今夜、姉をよ、悦ばせる事に、響かない様に。」カオマッカ

姉「!!!」

弟「それでいいなら付き合う。…どう?」

姉「はい! ってゆーか楽しいお酒でした!!」サカビンノセンヲシメル
27むじな ◆Umw27Fm542 :2011/03/30(水) 00:53:15.59 ID:nORf8zW4

弟「…え?」

姉「さあ明日に備えて今日はもう休みましょう! 勿論一緒の蒲団で姉弟仲良く!!」オトウトノフトンニトビコム

弟「ちょ」

姉「ほら弟早く寝よう!!」フトンヲモチアゲテマシカマエル

弟「いや待」

姉「ほら、ベッド整えたし蒲団もオッケー、ま、枕もちゃんと『わいいーえす』って書いてある方を上にしたよ!?」

弟「だはあッ!?」

姉「こ、ここまでしてるんだから」

弟「姉に恥を掻かせる様な真似も失望させる様な事もしないさ。」フトンニハイル

姉「…!!」

弟「あーもー。あーうーもー何だってこんな俺を揺さぶるんだ『   』は!?」ダキシメル

姉「!! な、名前で!?」

弟「…愛する恋人な姉を名前で呼んで何が悪いってゆーんだ?」カオマッカ

姉「ど、何処も悪くない所か全力でウェルカム!!」オナジクカオマッカ

弟「ちくしょー…。明日の事なんか知った事か。『   』の信頼に応えるべく全身全霊を以って吶喊してやるからな?」

姉「え、あの、ちょっとは手加減ってゆーかムー!?」

弟「…ぷは。覚悟しろよ? 火をつけたのは『   』なんだからな?」

姉「そ、それは私が『一度言われてみたかった科白ランキング』第2」

弟「『   』が悪いんだからな?」

姉「1位のセリフ…!! にゃーーん!!!」
28むじな ◆Umw27Fm542 :2011/03/30(水) 00:59:17.85 ID:nORf8zW4

…ゆっくり1000まで埋めようと思ってたので結構ショックでした orz

まあそのお陰でこんなネタを一気に書き上げたんだからいいのか悪いのか…


弟「ってゆーか、姉?」

姉「にゃ? あに?」

弟「いつの間にあんな『YES/NO』枕なんか準備しといたんだ?」

姉「それはもう、弟が知らぬ間に、素早く。」ニコニコ

弟「…全く。油断も隙もあったモンじゃないな。」

姉「大丈夫! 私の部屋にもあるから!!」

弟「やかましいわい!!」

姉(…なーんちゃって。本当は両方とも「YES/YES」枕なんだけどね。)
29むじな ◆Umw27Fm542 :2011/03/30(水) 21:05:35.80 ID:r6Pk9l6K
書き忘れてた orz

ラブ姉弟さま、>>23さま、投下乙です

姉絵描きさまが顔を出されないのが心配です…
30姉弟:2011/04/01(金) 10:31:54.10 ID:4fmrYRiP
姉「ねえ。」
弟「あ?・・・??おっと〜びっくりしたあ!」
姉「あたしね・・・・我慢できなくて・・・。」
弟「なに・・・気持ちわるっ。」
姉「そこで、じっとしてて。動かないでよ。」
弟「あ。ひょっとして、しようとしてる?」
姉「もうちょっとだけ、しゃがんでくれてもいい?」
弟「無理なんじゃないの?」
姉「あたしから、したいの。どうしても。好き・・・」
弟「なあ。姉ちゃん?・・・・マジで?ちょっとヤバくね?」
姉「・・・・・・・・・・・・・・・フフフフハハハハハ」
弟「え?」
姉「エイプリルフール!ハハハ・・・」
弟「やられた・・・(あとで仕返ししよっと)」
31姉弟:2011/04/01(金) 11:06:47.78 ID:4fmrYRiP
弟「なあ。」
姉「うわっ!いきなり大きいのが後ろに居ないでよ。」
弟「姉ちゃん抱っこして外でも走ろうかな。」
姉「あたしを抱っこって、どんな感じの?」
弟「どんなって言ったら、こんな感じの。」
姉「きゃっ!もう!いつもいつも、いきなり・・・」
弟「好きなんだろ。」
姉「だからあ、さっきのはウソだって!」
弟「お姫様抱っこのことだけど。」
姉「あ、なんだあ、そうね。抱っこは好きよ。」
弟「このまま外に出て走っていくから。」
姉「ねっ!ちょっと、ちょっと、靴は?」
弟「俺は履いたよ。姉ちゃんはいいよ、俺が持ってるから。」
姉「あたしの靴を?」
弟「姉ちゃんの体を。」
姉「いやらしい言い方〜。あたし、パンツ丸見えじゃない?」
弟「俺には見えてないよ。」
姉「あんたじゃなくて、通行人とかに・・・・やっぱりイヤよ!」
弟「さあ、どこへ行こうかな?そうだ、ベッドにしよ。」
姉「え?え?あれ?外じゃないの?・・・よかったあ。(やっぱりね)」
弟「エイプリルなんとかってやつ。」
姉「それくらい、ちゃんと覚えときなさいよ。」
弟「だまされた?」
姉「別に。」
弟「あっ、このやろ、今、俺の腕の中にいること忘れてるな?」
姉「ごめん。あたしだって、か弱い女の子なの。優しくして。」
弟「あっ、いや、泣かすつもりはなかったから。いま降ろすよ。」
姉「うっそだよ〜ん。あたしを騙すのは100万年早いわよ。」
32創る名無しに見る名無し:2011/04/01(金) 19:39:21.85 ID:5En6ZX0d
乙!

前スレは>>980超えたから落ちたんだろう
33むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/02(土) 01:22:20.76 ID:bQvQpsVK
>>31-32
乙ですー。コテを付けられたんですね? これからも宜しくー。

>>32
そんな決まり?があるんですか orz

教えていただいてありがとうございます〜。
34姉弟:2011/04/03(日) 19:48:11.13 ID:zT5lspYF
弟「姉ちゃん、ワンピースって好き?」
姉「うん、好きよ。あたし、いっぱい持ってるわよ。」
弟「え?うそ?俺もワンピース持ってるよ。」
姉「あっそう。って、え?なんで?ホントに?」
弟「みんな持ってるよ。今、大人気だし。」
  なんだ〜。姉ちゃんも知ってるんだ、ワンピース。」
姉「そりゃあ、女の子は知ってて、あたりまえでしょ?」
弟「いや、男、女、両方いると思うけどね、好きなやつ。」
姉「それで、あたしは、どっちかって言うと、短い方が好きかな。」
弟「短い?・・・あ〜、あまり長いと疲れるとか?(読むのに)」
姉「長いから疲れるってことは無いわね。でも、短い方が好き。」
弟「エイガ(映画)、あるよね?」
姉「エイガ?Aが?(あっ、Aカップのことね)
  失礼ね。あたし、C、D(カップ)は、あるわよ。」
弟「え?CDも持ってんの?貸してくれよ。(聴きたい!)」
姉「貸すって、もう!エッチ!何、触ろうとしてんの?」
弟「いいじゃんか。減るもんじゃあるまいし。(聴くだけだよ)」
姉「確かに。でも、貸さないわよ、ワンピースも。女装でもする気?」
弟「助走?・・・・走ってどうすんだよ。
  まあ、(映像では)走ってるかもしんないけど。(ルフィとか)」
姉「走るって?何か、言ってる意味が見えないんだけど。」
弟「俺も。」
姉「とにかく、あたしは、絶対、ミニのワンピースよ。」
弟「あっ、そういうことか・・・・。(服のワンピースのことか)」
姉「で、話を戻すけど・・・・・男の・・・・
  あんたがワンピースを持ってるってどういうことなの?。」
弟「俺、別に女物の服なんか持ってないから。」
姉「持ってるって、さっき言ったじゃん!
  あたしのを盗んだんじゃないでしょうね?」
弟「いや、持ってないです。」
姉「あっそう。信じる。じゃあ、もういいわ。」
弟「(最初から説明した方がいいのかな?)」
35創る名無しに見る名無し:2011/04/04(月) 19:25:05.05 ID:WZzUoCv+
乙!
36創る名無しに見る名無し:2011/04/07(木) 09:29:23.17 ID:+CRmQzXs
また過疎ってるなw
37姉弟:2011/04/08(金) 21:11:06.32 ID:+hacx0eK
弟「姉ちゃん、山村美紗サスペンスって好き?」
姉「うん、好きよ。あ、もう始まるじゃない?」
弟「じゃあ、一緒に見ようぜ。こっち来いよ。」
姉「なんか、企んでない?」
弟「いや、べつに。まあ、しいて言うなら・・・・・。」
姉「しいて言うなら、なあに?」
弟「俺のヒザの上で見ない?」
姉「やっぱり。」
弟「誤解とはいえ、Aカップと言ってしまったお詫びで。」
姉「ちょっと待って。あたし嬉しくないのよ。」
弟「貧乳と言われたことが?」
姉「違う。あなたに後ろから抱かれることがよ。」
弟「ただ普通に後ろから手を回すだけだし。」
姉「どさくさまぐれに何かするくせに?」
弟「さあて、何をするのかな?」
姉「あたしに聞かないでよ。」
弟「ほら、もう始まるよ。」
姉「わかったわよ。あたし、体小さいから平気よね?」
弟「ん?あっ、俺がTV画面、見える勝手こと?楽勝さ。」
姉「・・・・・・・お邪魔しま〜す。でも恥かしいなあ。」
弟「ホラきた!獲物が!クククク・・・」
姉「Aモノ?????だから、Aじゃないって!もっとあるって!」
弟「うるさいなあ、もう。聞こえないじゃないか。」
姉「あたしの声が?」
弟「テレビの音が、に決まってるだろ!」
姉「ひょっとして、あたし、捕獲されちゃった?」
弟「もう逃げられないぞ。しっ!静かに。」
姉「そうよね。男の人の力に勝てるわけないわよね?」
弟「俺、見てるから。静かに。大人しくしてろ。」
姉「ちっちゃいけど大人なのに。これでも・・・・。」
弟「そういうオトナじゃない。泣かすぞコラ!」
姉「はいはい。もう、しゃべりませんよ〜だ。」
38姉弟:2011/04/08(金) 21:23:56.68 ID:+hacx0eK
姉「さっき、漢字の変換、間違えたでしょ?」
弟「勝手、のところ、な?」
姉「慌てたからでしょ?」
弟「テレビ見たさに。」
姉「ここも密室?」
弟「あっ、殺されてる!」
姉「実況してる?」
弟「そんなヒマないよ。もう集中させてくれ。」
姉「じゃあ、開放して。」
弟「自分から来たくせに。」
姉「あっ!あれ、病死だったんだ。」
弟「姉ちゃんが、うるさいと、こんなことも、するぞ。」
姉「きゃっ!ごめんなさい・・・・。」
弟「ありゃ〜、あれって、やっぱ殺人だったんだね。」
姉「やっぱり実況してる?ねえねえ、犯人、だれ?」
弟「いいから黙って見ろよ。」
39姉弟:2011/04/08(金) 21:56:23.47 ID:+hacx0eK
姉「犯人、誰だと思う?」
弟「知るか。11時前になりゃ、分かるさ。」
姉「だよね。」
弟「ここにも、ハンニン、いるけどね。」
姉「ハンニン?何の?どこ?」
弟「姉ちゃんの体重って、俺の半分。」
姉「なんで今、体重の話?」
弟「俺と比べたら、姉ちゃんは『ハンニン(半人)』とういうことで。」
姉「意味わかんな〜い。」
弟「文字にすれば、わかるよ。」
姉「ねえ、テレビ見ないの〜?」
弟「見るよ!姉ちゃんが俺に話かけてくるからだろ!」
姉「CMのとき、トイレ行っていい?」
弟「行けば?」
姉「だから・・・・がっちり抱かれて動けないわよ。」
弟「あ〜そうか。 自分の力で俺の手、ほどいてみろ。」
姉「そんな〜。イジワルしないで。
  (テレビに夢中になってる隙を、ねらってみよ・・・)」
弟「なあ、我慢するなよ。」
姉「だったら、さっさっと力を緩めなさいよ!」
弟「・・・・・ん?なんだって?」
姉「聞いてないし。」
40創る名無しに見る名無し:2011/04/08(金) 23:54:30.75 ID:87pbyGVF
>>39
乙です
41むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:38:48.92 ID:3Dw/QP63

姉「『>>39 乙ですー。』…っと。…にゃぁーーー!!!」

弟「な、何ぞ!? いきなりどうした姉!?」

姉「コレ見てよー!?」

弟「ん? 『36 また過疎ってるなw』…これが?」

姉「あんだか呼ばれてた様な気がしたのよ!?」

弟「…何だそりゃ?」

姉「知らないわよ! そんな気がしたってだけなんだから!!」

弟「いやそれで怒られてもどうしようもないぞ!?」

姉「分かってるわよ! 只の八つ当たり!!」

弟「それで俺に当たるなー!」

姉「あによ!? 弟が早く続き書かないからでしょー!?」

弟「…それについては申し開きの仕様も無い。つーか誰か待っててってゆーか憶えてくれてるんだろうか?」

姉「ダメー! メタ発言禁止ー!!」

弟「あいたーす!?」

姉「そんな事言ってる間に早く書いて貼りなさい!」

弟「応、予想通り終わらなかったが無理やりまとめたってゆーか切ったんで貼るぜ。」

姉「…え、ホントに!?」

弟「何故に姉が驚く…。」

姉「だって本当に書いてるなんて!」

弟「…後で泣かす。そりゃあ無能非才の身で遅筆なんてどんだけって感じだが途中で投げ出す訳無かろう?」

姉「まあその意気や善し、って所ね。そんで!!」

弟「な、何ぞ!?」

姉「あ、明日は日曜だし、ど、どんな風にしてお姉ちゃんを啼かせ」

弟「明らかに字が違うー!!」


…そんなこんなで貼り付け。
42むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:39:44.73 ID:3Dw/QP63

弟「…そんなに驚く事か?」

姉「だって、その、ねぇ!?」

弟「誰に同意を求めてるんだって。」

姉「…正直、びっくり。あ、あのヘタレな弟がそんな事を言うだなんて…。」

弟「俺は一体姉にどんな風に思われたんだか。そこまで評価が低かったのか? それとも俺がこんな事言うのは不満か?」

姉「そんな訳無いぢゃないッッ!!?」

弟「だはぁ!?」

姉「弟だって知ってるでしょう? 私がどんな趣味趣向をしてるか位?」

弟「…ああ。口に出すのも憚られる様なアブのぉッ!?」アヤウクミヲカワス

姉「足湯で溺れ死ぬ、あんて恥ずかしい死因で新聞に載りたい?」ナゲオワッタタイセイデ

弟「はい、いいえ載りたくありませんマム!!」

姉「ごめんなさいは?」

弟「ごめんなさいもうしません許してお姉ちゃん!!」

姉「あったく。このバカチン弟は…。」ヒタイヲオサエル

弟「しかし、避けられたから良かったものの、今日一番の本気だったんじゃないか今の?」

姉「あに? そんなに『次こそが今日一番の出来よ!!』って言い続けて欲しいの?」

弟「何かテンション高いって云うか沸点低くないか?」

姉「そう? 草津は標高が高いからかしら。」

弟「草津の人達に謝れ。…このままじゃ一向に話が進まんから何事も無かったかの様に軌道修正してやる。」

姉「あら残念。」

弟「…姉ってそんなバイオレンシーだったっけ?」

姉「一体何処の誰がドツキ漫才ネタを振ってると思ってるのよ!?」

弟「え、俺!?」

姉「どの面下げてそんな事言いやがりますかこんちくしょー!?」

弟「あいたーす!?」
43むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:42:32.51 ID:3Dw/QP63

姉「はぁ…。ホントーにあったくこのバカチン弟は…。」

弟「何かこのままだと無限ループに陥りそうだな。」

姉「千日手?」

弟「そうだと攻守交替するんだが?」

姉「ブッブー。正解は先手後手の交換ですー。」

弟「何にせよ一方的に俺が攻められる事になりそうだ。」

姉「それがお好みなら叶えてさし上げるのも吝かではなくてよ? ってゆーか『身から出た錆。』って言葉知ってる?」

弟「だから何でそんな好戦的なんだよ?」

姉「あら。『嫌よ嫌よも好きの内。』って言葉を体現したくて仕方が無いようにしか見えないんだけど。」

弟「俺の愛する姉はそんなサディストじゃない。」

姉「私は愛する弟が求める事ならあんだって叶えてあげる。そう云う事よ。」

弟「それだと俺が好き好んで求めてる事にならんか?」

姉「違うの?」

弟「異議あり! 裁判長、これは被告を不当に貶める発言であると思われます!」

姉「…自分で被告って認めてドゥーするのよ?」

弟「だはぁッ!?」

姉「そんな事より!」

弟「何ぞ!?」

姉「ちょっと、手ェ出しなさい!」

弟「え、ちょっとどうした姉?」

姉「…ほら、こんなに冷え切ってる!」

弟「そりゃあ、まあねぇ。」

姉「どうしてこんなに冷えるまで放っておいたのよ!?」
44むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:43:11.63 ID:3Dw/QP63

弟「いやだから姉を庇ってたんだって。それで時間も時間だし宿に戻ろうって話になったんじゃないか。」

姉「………。」オモイダシタラシイ

弟「じゃ、そーゆー訳で。戻ろうぜ?」

姉「…弟。」

弟「ん?」

姉「…ごめんなさい。」

弟「いやそんな、気にするなって。」

姉 (´・ω・`)ショボーン

弟「マジにループしたな。じゃあさっきのは有効としつつ、」

姉「!」テガツナガレル

弟「俺の手をあっためて? お姉ちゃん。」

姉「…うん。わたしで、良ければ。」ウデヲカラメテリョウテデツツムヨウニ

弟「姉以外じゃダメなんだってば。」

姉「…ごめん。」

弟「大丈夫、寒くない。其処に貴女が居るから。」
45むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:44:14.68 ID:3Dw/QP63

弟 ヤドノヘヤニモドッテキテ「ふーい…。あれ? まだ晩飯まで時間があるのか?」

姉 マダテヲツナイダママ「…んー、一時間位?」トケイヲミツツ

弟(ふぅ、何とか元に戻ってくれたかな?)

弟「結構あるな。じゃあアレか。ひとっ風呂浴びてくるか。」

姉「………えええぇぇぇ!!!?」

弟「おわ!? 何ぞ!?」

姉「だ、だって、その、え!? いきなり!!?」

弟「へ!?」

姉「だって、その、い、一緒に入るんでしょう!!?」

弟「あぁ、それの事か。」

姉「そ、それの事かって!! 随分と軽くない!?」

弟「えー、ちょっと」

姉「弟にとって私の裸なんてその程度の価値しか無いって事!?」

弟「あの」

姉「い、今まで家族にしか見せた事の無い私の裸の価値がその程度!?」

弟「だから」

姉「三食キチンとバランスよくでも量は食べずにどんなにお腹が空いてもおやつや夜食を食べずにキチンと運動して理想体重キープして」

弟「…」

姉「おっぱいが大きくなるようにバストアップ体操とかありとあらゆる手段を尽くして弟が『姉の長く美しい黒髪は綺麗で芸術モンだなぁ』って言ってくれたその時からワカメとか昆布とか食べてより一層流麗な黒髪になる様に」

弟「てい。」チョップ!

姉「いったーい!? あにすんのよー!?」

弟「言っても分からない子にはこうするしかあるまい?」

姉「あによそれー!」

弟「ちょっと落ち着いてくんしゃい!」
46むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:45:07.96 ID:3Dw/QP63

弟「ささ、ま、おひとつ。」オチャヲイレル

姉「…。」ムーットシテイル

弟「えー、俺が悪かったのか?」

姉「言わなきゃ分かんない? 言われなきゃ分かんないの?」

弟「だから怒らないでくれって。」トナリニスワッテカタヲダキヨセル

姉「ご、誤魔化そうったってそうは行かないんだから! べ、別に嬉しくなんか無いんだからね!?」ゴロゴロ

弟「言ってる事とやってる事と表情が合って無いぞ? …まあ、姉が喜んでくれれば問題無いんだが。」

姉「むー…!」カオヲマッカニシテイル

弟「んでだ。まあ、えー、ほ、本気の話としてだ、」

姉「!」オモワズシセイヲタダス

弟「お、俺としては晩飯の後に、あ、姉と一緒に風呂に入りたいなー、とか思ったりした訳で。」

姉「うん。」

弟「ま、まあ、こんな事を…へ?」

姉「へ? って、あにが?」

弟「え、いやあの、なんか反応が軽くね?」

姉「そう?」

弟「そう? って…。だって、嫌」

姉「だ、あんて思ったりすると思う? この私が。」

弟「…正直分からん。逆の立場だったら言われた瞬間ルパンダイブだが。」

姉「私だって似た様なものよ。…好きな人に誘って貰った時は女の方が喜びは大きい、って聞いた事があるけど。」

弟「そんな事は無いだろ。男だろうが女だろうが好きな人に誘われたら関係なく嬉しいもんさ。」

姉「まあ相思相愛なら関係なく嬉しいんだけどね。」

弟「そ、その悪戯っぽく、でも照れた様に微笑むのは反則です姉上!!」
47むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:46:12.58 ID:3Dw/QP63

弟「えー、また話がずれたな。」

姉「…そういえば。」

弟「なんだってこー話が横滑りしていくんだろうな俺達は。」

姉「まーいーぢゃない。こんな感ぢの心の触れ合いはお姉ちゃん大好きよ?」

弟「それについては全身全霊を以って同意するが。」

姉「それにお互い分かっててやってるんだし。大事な話の時には自重してるでしょ?」

弟「…そうか?」ジトー

姉「あ、あによその疑いの眼差しは!?」

弟「俺は何も言って無い。そう感じたのは姉に疚しい所があるからじゃないのか?」

姉「あに言ってるのよ!? この私に疚しい所なぞ!?」キュウニハヤクチニナル

弟「だから俺は何も言って無いって。何を動揺してるんだよ?」

姉「そ、そりゃあ毎日隙あればってゆーか弟が寝てればちゅーしてるし弟のお蒲団で二度寝してイケない事しちゃったりとか他には弟がお弁当だった時には私が丹精込めて愛情その他諸々とても口には出せない様なモノ」イッキニマクシタテル

弟「ちょっと待てナニを言ってるんだ姉ってゆーか何だ今の弁当云々の話はっていやいい言わなくていい俺の精神衛生の為に聞きたくない!」ツラレルヨウニハヤクチニ

姉「あによその反応!? ゆっときますけど天地神明に誓って変なモノってゆーか食べられない品とかは入れて無いんだからね!?」

弟「ああ、それについては全く心配して無い、ってゆーかだから言わなくていい何だ今の発言それって『食べられるヘンな物』は入れてるって事だろ!?」

姉「しっつれーしちゃうわ変なモノだなんて! 只のお姉ちゃんのエキス各種詰め合わせを味が変わったりしてバレない程度に注意深く混ぜ込んで」

弟「ちぇいぃぃ!!」ノウテンカラタケワリ!!

姉「いったーーい!! ちょ、今のは本気で涙が出るほど痛かったわよ!?」

弟「やかましーとゆーとろーがチョップについては謝るけど!」

姉「どっから文句言ってやろうかしらこのバカちんめ…!!」

弟「そりゃこっちの科白だこのバカ姉!」

姉「か、可愛さ余って愛しさ万倍…!!」

弟「いやちょっと待てそれこそどっからツっこんでいいのか!」

姉「あんですってぇ!? この姉の愛が受けられないとでも!?」

弟「俺の総てを懸けて受け止めてその愛を兆倍にして返してやる!! だからちょっと」

フスマガヒライテ

仲居さん「…あの、宜しいでしょうか?」

姉弟「「ヴぁいっ!!?」」
48むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:48:51.01 ID:3Dw/QP63

ショクジノジュンビガデキテ 弟「……あのさ?」

姉「…あに?」

弟「こうやって仲居さん達に晩飯の準備をしてもらった訳だ。」

姉「…そうね。」

弟「んで、俺達がヴァカな事を言い合ってる最中に仲居さんが入ってきた、と。」

姉「…て事はさ。」

弟「ああ。」

姉「…さっきまでのバカ会話を聞かれてた可能性が高い、って事よね?」

弟「…ああ。」

姉「……。」

弟「……。」

姉「…ぅにゃーーー!!! もうお嫁に行けないー!!?」

弟「…だは。旅の恥は掻き棄て、と云うが。この大きさは粗大ゴミクラスだな。」

姉「引き取ってくれるかも分かんないしそれ以前に出すのも恥ずかしいんですけど!? ドゥーすんのよこのバカ弟ー!?」

弟「ちょ、俺のせい!?」
49むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:49:57.63 ID:3Dw/QP63

姉「私のせいだって言うの!?」

弟「そうは言って無いじゃん!?」

姉「ぢゃあ弟のせいよ!」

弟「あんだそれ!? 何で一方的に…!!」ティントキタ!!

姉「だってそうじゃ…どしたの? 急に黙っちゃって。」

弟「いや。どっちとかじゃなくて、俺達両方のせいだな、って。」

姉「そんな事言って誤魔化そうったってそうは問屋が卸さないんだから!」

弟「だからそうじゃなくて。なあ姉、俺達は宿帳に何を書いた?」

姉「宿帳? …そりゃあ私達の名前でしょ?」

弟「そう。んでもって俺達の苗字は?」

姉「そりゃ同じでしょ。血の繋がった姉弟なんだから。」

弟「で、だ。そこで俺の疑問に繋がる訳だが。」

姉「?」

弟「あれ? 気付かんのか?」

姉「へ? あにが?」

弟「…まーいーや。どうせあと何時間かで分かるんだし。分からなくてもそれはそれだし。」

姉「ちょっと、あにを一人で納得してるのよ!?」
50むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:52:32.92 ID:3Dw/QP63

仲居さん「…お食事はお済みですか?」

姉弟「「あ、はい。ご馳走様でした。」」

仲居さん「それではお下げいたします。お蒲団はお引きして宜しいでしょうか?」

弟「あ、お願いします。」

仲居さん「何時位にお伺いすれば宜しいでしょう?」

姉「えー、この宿の決まった時間とかあります? それに合わせてで。」

仲居さん「承知致しました。それではまた後程お伺い致します。」サガッテイク

弟「…ふう。美味かったな。」

姉「うん。ちょっと緊張したけど。」

弟「あー、なんか気持ちは分かる。ちょっと落ち着かないよな。」

姉「こーゆー時に自分が小市民なんだなーって実感するわね。」

弟「でもまーこんな上げ膳据え膳なんて慣れちまったら神経曲がりそうだよ。」

姉「それこそ気持ちは分かるけど危険な発言は止めて。」

弟「誰も聞いて無いし大丈夫さ。ここには俺達二人しかいなんだから。」

姉「! …こ、ヘンな事言うんじゃ無いわよこのバカ!」

弟「イテェ!? なんばすっと!?」
51むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:55:09.91 ID:3Dw/QP63

仲居さん「…お食事はお済みですか?」

姉弟「「あ、はい。ご馳走様でした。」」

仲居さん「それではお下げいたします。お蒲団はお引きして宜しいでしょうか?」

弟「あ、お願いします。」

仲居さん「何時位にお伺いすれば宜しいでしょう?」

姉「えー、この宿の決まった時間とかあります? それに合わせてで。」

仲居さん「承知致しました。それではまた後程お伺い致します。」サガッテイク

弟「…ふう。美味かったな。」

姉「うん。ちょっと緊張したけど。」

弟「あー、なんか気持ちは分かる。ちょっと落ち着かないよな。」

姉「こーゆー時に自分が小市民なんだなーって実感するわね。」

弟「でもまーこんな上げ膳据え膳なんて慣れちまったら神経曲がりそうだよ。」

姉「それこそ気持ちは分かるけど危険な発言は止めて。」

弟「誰も聞いて無いし大丈夫さ。ここには俺達二人しかいなんだから。」

姉「! …こ、ヘンな事言うんじゃ無いわよこのバカ!」

弟「イテェ!? なんばすっと!?」
52むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/09(土) 23:56:55.32 ID:3Dw/QP63

姉「やかましいこのバカ! 変態! 変態ターレン!!」

弟「ちょっと待てよく分からんが酷い罵倒を受けた様な気がするぞ!?」

姉「こんな時ばっかり余計な勘を働かせるんじゃないわよ!」

弟「だから何を怒ってるんだよ!?」

姉「この口!? この口なのそんな事ばっかし言うのは!?」

弟「いはい! わはっははらはなひへふへあれ!!」

姉「ごめんなさいは!?」

弟「ほへんなはい!」

姉「あったくもー…!」

弟「だはッ!! 一体何ムー!?」

姉「……ぷは!! こ、これで分かった!?」

弟「しょ、正直よく分からんが分かった。」

姉「ぢゃあ、この後弟が私にする事も分かってる!?」

弟「それだけは分かってる。そして、謹んで、喜んで。」

姉「んー……!!」
53むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/10(日) 00:04:18.45 ID:wNNjIjTB

弟「…え、あれ?」

姉「?」

弟「だはあっ!! 間違えて同じの二回貼り付けちまったー!!」

姉「あーあ。やーい。ばーかばーか。」

弟「ちょ、…な!」orz

姉「…え、そんな本気でヘコまないでよ!?」

弟「…だは。」

姉「え、あの、ちょっと!?」

弟「…只でさえこんな連貼りしてるって云うのにその挙句貼りミスして姉にはバカにされる。ダメだ俺…。」

姉「いやだから!」

弟「ごめん今日はもう寝る。おやすみ…。」

姉「ちょ、待って弟ー!?」


…ちょっと本気でヘコみ。orz

こーゆーのって消す事はできないんでしょーか…?
54創る名無しに見る名無し:2011/04/10(日) 00:12:36.60 ID:3pYCk8ys
>>53
乙!

重複くらい気にする事じゃないよ
重複程度でレス削除依頼しても放置されるのが関の山だしなw
55姉弟:2011/04/10(日) 22:00:52.80 ID:Mo21QBRn
姉「あはっ!これ面白い〜・・・(TVの逃走中♪)・・・・・。」
弟「何見てんの?フ〜ン、あ〜、闘争中か。なんだボクシングか。」
姉「ボクシング?これって、あれよ。あの〜逃げるやつ。」
弟「姉ちゃん、俺より足が速かったっけ?」
姉「あたしの方が逃げ足は速いかも。
  っていうか、ちゃんと知ってるんじゃない、逃走中。」
弟「冗談だよ。それにしても、いつも俺に捕まってるけど。」
姉「こんな狭い部屋の中で逃げてもさあ、いつか捕まるわよ。」
弟「俺、今からハンターになろうかな。」
姉「うわっ、隠れなきゃ。でも隠れる場所がないわ。なあんてね。」
弟「テレビではタッチすれば捕まったことになるんだよね?」
姉「だから・・・・あたしのこともタッチして終わり。そんな感じで。」
弟「(こっちは捕まえた後が楽しみなのに。)」
姉「タッチする場所はどうするの?胸はダメよ。なあんてね。」
弟「じゃあ、頭ナデナデしてやろっか。」
姉「だから、逃走中やりませんて。」
弟「だったら、闘争中をやろうぜ。」
姉「そんなボケはバレバレよ。」
弟「それなら話が早い。」
姉「どうせ最後に必ず力で捻じ伏せるつもりでしょ?」
弟「おう。思いっきり手加減するから。」
姉「っていうか、逃げても無駄だったわね。」
弟「おう。思いっきりテレビ!」
姉「何?今の。ボケた?」
56創る名無しに見る名無し:2011/04/10(日) 23:29:27.73 ID:3pYCk8ys
>>55
乙!
57創る名無しに見る名無し:2011/04/11(月) 11:40:18.73 ID:LVaNOEuM
スレ立て及び投下乙であります
ゲリラ姉師はVIPの姉スレに入り浸ってますごめんなさい
またこちらにも投下させてもらいます
58姉弟:2011/04/12(火) 01:03:39.99 ID:UYkWbD+M
姉「やっぱり休日だから混んでるね。」
弟「なんかヨロヨロしてるけど、大丈夫か?」
姉「ズボンのベルトにつかまってていい?」
弟「いいけど、下には引っ張るなよな。」
姉「しないわよ。そんなに緩くないでしょ。ばか。」
弟「・・・・・俺の手だから。痴漢じゃねえから。」
姉「(あ、肩と背中の・・・)わかった。支えてくれてありがと。」
弟「じゃあ、ついでに。(頭でも撫でてやるかね。・・・ナデナデ)」
姉「あ。(どさくさまぎれに何よ、やりたい放題ね)」
弟「次、着くから。降りる時、はぐれるなよ。」
姉「あら、こっちのセリフよ。」
弟「そっちの方が見失いやすいんだぞ。」
姉「確かに。あんた、大きいから目立つもんね。」
弟「しかし、上ばっかり見てて、首、疲れない?」
姉「しょうがないでしょ。真上にあるんだもん、あなたの顔。」
弟「イッヒヒヒヒヒ・・・・。俺のこと、『あなた』だってえ・・・。」
姉「やだあ。もう!ツバが頭にかかった!きったな〜い。」
弟「はぐれないように、手、つないでやっから安心しろ。」
姉「何よ。えらそうに・・・。」
59創る名無しに見る名無し:2011/04/13(水) 19:12:58.92 ID:2pqSJ0Zc
>>58
乙!

VIPにスレあったんだなww
ここのスレでも書いてくれると良いのに
60むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/16(土) 22:42:23.90 ID:RzFjQ2+i

姉「…ちょっと、私の事を放っておいて浮気なんてどーゆー事!!?」

弟「ちょ、いきなり何を言ってる!?」

姉「あ、ああ、弟じゃないの。この>>57ことゲリラ姉師の事よ!!」

弟「ちょ、敬称忘れてる! 落ち着け!!」ダキシメル

姉「………ぅにゃあ。」

弟「落ち着いたか?」

姉「…にゃあ。ありがと。もう大丈夫。」

弟「えー、失礼しましたゲリラ姉師様。」

姉「お久し振りです。お元気でした?」

弟「VIPってよく分からないんですが姉スレって他にもあるんですか。」

姉「ちなみに何処においでになってたんでしょう?」

姉弟「「またこちらにも来てくださいねー。」」


…未だに姉絵師様がおいでにならないと言う事は被災されてしまわれたんでしょうか…? orz
61姉弟:2011/04/16(土) 22:48:22.87 ID:/iLRtG6Q
弟「ただいま〜。・・・あれっ、姉ちゃん、あそこの、あの子、誰?
  かなりのチビじゃね?なあ?誰だよ?」
姉「こらっ!しっ!年上の女性に『あの子』『チビ』なんて言っちゃ失礼でしょ!
  あたしの友達が来てるの。こっちおいで。紹介するから。」
姉友「あらまあ。弟さんね?聞いてた通り大きくて逞しいわね。」
弟「どうもすみません。姉ちゃんの友達でしたか。今日はいらっしゃい。
  いつも姉がお世話になってます。」
姉友「何を謝ってるの?」
姉「ううん。何でもないわよ〜。ね?ね?」
弟「まあ。あの〜凄く小柄で可愛い方ですね。ビックリです。」
姉友「ビックリされちゃったわ〜。ありがと〜。」
姉「彼女より、あたしの方が小さいっていうのに・・・・。(なによ!)」
姉友「ねえねえ、喧嘩したら、どっちが勝つの?」
姉「バカな質問しないで。体の大きさを見ればわかるでしょ。」
弟「これでも昔は、俺が泣かされてました。」
姉「いつの話よ。それは、あんたが中学に入る前までよね。」
姉友「それ以降は、やっぱり・・・・・。」
弟「正直、今は、姉ちゃん達、二人がかりで来られても負けないっすよ。」
姉「やだあ。そんな誘導されても対戦なんてしないからね〜。
  勝てるわけないじゃない。ホント好きなのね、力くらべ。」
姉友「あたし達みたいな女の子は男の人のパンチ一発でKOね。」
姉「なんかボクシングみたいに話になってない?
  あたし、弟に殴られたことないわよ。」
弟「俺、ボクシングやってませんよ。」
姉友「ねえ、お姫様抱っこしてくれない?」
弟「はい。・・・・・・・・・軽いっすね。姉ちゃんより。」
姉「何ですって!?」
姉友「弟さん、意外と言葉遣いが丁寧なのね。感心しちゃう。」
弟「意外とが余計でございます。」
姉「いや、余計です。むしろ、今日はネコかぶってるわ。
  普段は完全に、あたしの事をナメてるくせに。」
姉友「なるほど〜。ネコのお面をかぶって、ペロペロなめてるんだ〜。」
弟「すみません。ボケが面白くないです。」
姉友「そういえば、さっき何で謝ったの?」
62創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 19:52:32.56 ID:NAdW26h8
お久しぶりの絵描きですよ。>>60見てから描いたんでやっつけ気味だけど
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1950


>>60
ご覧の通り無事です。ご心配ありがとう
リアル多忙+最近PCが不調だったんだわ
63創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 20:13:45.88 ID:ju70kgM6
>>60-61
乙!

>>62
全力で保存した!!
64創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 23:51:28.78 ID:fQ+726X7
>>63
これは…100万回保存した!
65創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 23:52:22.40 ID:fQ+726X7
安価間違い
>>62
66むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/19(火) 03:08:35.10 ID:VDiu2MCw

弟「……キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━ッッ!!」ゼッキョウ

姉「きゃあッ!? ちょ、どうしたのよ弟!?」

弟「よっしゃキタ!! コレで勝つる!!!」

姉「だからどうしたのよ!?」

弟「タリホーー!! エンゲージ!! 食いまくったらァーー!!」

姉「こら、もう夜中だってば静かに」

弟「ィィィヤッハァーーー!!! やったぜベイベーこん畜生!! これで後十年は戦える!!」

姉「だから、もーこのバカ!!」

弟「ンーー!?」

姉「ん、んん………ぷは。はぁぁ…。大変美味しゅう御座いました。」

弟「…あ、いや、その、御満足頂けて何より。」

姉「…やっぱし『美容と健康に為に毎日の弟。』ってホントよねぇ。」

弟「頭の天辺から足の爪先まで間違ってる。つーか何処の元帥のパクリだ?」

姉「黙ってれば分かんないわよ。ちなみに類似品で『弟をいっぱい。ご近所でも義理でもなく血縁で。』ってーのも。」

弟「そろそろ黙らせた方がいいかなこのヴァカちん…?」

姉「黙らせ方は分かってるわよね!!?」

弟「そっちこそ静かにしろこのヴァカちん!」

姉「ぢゃあほら早くー!!」リョウウデヲヒロゲテマチカマエテイル

弟「…あーうーもーこのバカ姉ー!!」

姉「にゃーん! んっ…。」
67むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/19(火) 03:10:00.28 ID:VDiu2MCw

姉「…もう、弟ってば。口のまわりがベトベトになっちゃったぁ…。」

弟「誰のせいだ誰の…。」クチヲヌグウ

姉「とか言いつつ顔真っ赤だにょー?」ニヤニヤ

弟「…あーもー、何の話だったんだか全く思い出せんな。」

姉「あ、そーだ、さっきはあんで絶叫してたの?」

弟「そこに戻るのか。ほれ、ちょっとコレ見てみ?」パソコンヲシメス

姉「? …ってあにこれ!? あんで私のセミヌードが!?」

弟「すごいだろコレ。>>62こと『姉絵師』様が描いてくれたんだ。最近見なかったから被災されたのかと思って心配してたんだけどご無事だった様で何より。」

姉「あ、そうだったんだ。何事も無くて何よりですー。今後とも宜しく…。」

弟「誰を仲魔にしたんだ。で、凄いだろこれ?」

姉「…確かに。こんな風に描いて頂けるなんて光栄だわ…。」

弟「まあこれより下を見た野郎はこの俺が洩れなく消し炭にするがな!!」

姉「…。」

弟「…何だよ?」
68むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/19(火) 03:11:09.75 ID:VDiu2MCw

姉「…べっつにー?」ニヤニヤ

弟「ここは誤解が無い様にはっきりと言っておく。昔の両親や医師の先生以外で姉…いや『   』の裸を見て、触れて感じて良いのは天地神明に誓って俺だけだからな!?」コクウニムカッテサケブ

姉「…ばーか。そんな事宣言しなくっても、私を愛していいのは『  』だけなんだからね? ア・ナ・タ(はぁと)。」

弟「ッッ!!」ブバシ!

姉「ちょ! いきなり鼻血出さないでよ!?」

弟「…仕方あんめぇ。いきなりあ、じゃなくて『   』のラブコールなんか食らったら血管の8割が破裂したっておかしくないんだから。」

姉「…これからは注意するわ。もう遅いし、今晩は寝よう?」

弟「ああ、そうしよう…って何をナニを脱いでますか!?」

姉「せ、せっかくだから出血大サービスの『お姉ちゃんおっぱい枕』でも」

弟「やめてくれ絶対寝らんないってゆーか朝起きられない所か冷たくなってるわ俺!!」フタタビゼッキョウ
69むじな ◆Umw27Fm542 :2011/04/19(火) 03:13:26.39 ID:VDiu2MCw

姉絵描き様キタ━━━(゚∀゚)━━━ッッ!! これで勝つる!!

…お久し振りです!! お元気そうで何よりですー! これからもよろしくお願いします!


弟「……畜生!! チッックショーーーー!!!」ゼッキョウ

姉「ちょ、今度はどうしたのよ!? って手が血だらけじゃない!?」

弟「だって、折角姉絵師様が俺の大好きな愛する姉を描いてれくれたんだぜ!? それを感じ取っていの一番に反応できなかった俺の不甲斐無さと言ったら…!!」

姉「ちょ、分かったから落ち着いて!!」

弟「姉絵師様がご無事だった事もそうだが、もっと俺がム!?」

姉「ぷは。それは無理だって。弟と姉絵師様には悪いんだけど。」

弟「なにが!?」

姉「…だ、だって、その時間って、弟って、」

弟「?」

姉「…ずーっと、わ、私と愛し合ってたぢゃない…ってこんな事言わせんなこのヴァカ弟ーー!!?」

弟「あいたーす!!?」


勢いに任せて書いてたらこんな時間に orz

明日普通に仕事なのに…(大泣) orz orz


姉「俺、姉絵師様に描いてもらえたら結婚するんだ…。」

弟「何だその死亡フラグ。」

姉「勿論相手は弟限定!!」

弟「そっちこそ落ち着けぇ!!」
70創る名無しに見る名無し:2011/04/21(木) 11:58:46.59 ID:tpoIWOZ/
誰か〜SS投下してくれ〜
71創る名無しに見る名無し:2011/04/24(日) 23:55:56.58 ID:JkZZPvcC
過疎ってるな
72姉の威厳なんて:2011/04/29(金) 18:31:05.26 ID:5xcNJF7R
弟「姉ちゃんが『出かける』って言ってから
  もう30分も経ったんだけど!」
姉「え?ま〜あと、もうちょっとだけ待って。
  ごめんね、ごめんね、あと5分。」
弟「こっちは、とっくに行ける状態だぜ。早くしろよ。
  じゃあさ、準備が出来たら呼んでよ。
  ゲームでもやってるから。」
姉「ゲームなんかやるヒマないって。もう行くわよ。
  そっちは大丈夫なの?」
弟「だから、さっきから言ってるように・・・・・。」
姉「外で待ってていいわよ。あたしもすぐ出るわ。」
弟「ホントだな?よし、絶対にすぐ出て来いよ。
  もし遅かったら、姉ちゃんを抱えて行くぞ。」
姉「あら?そんなに、あたしと出掛けたいの?」
弟「それは違うだろ。
  一緒に行こうって言ってきたのは、姉ちゃんの方だからな。」
姉「・・・・・・・・・・・」
弟「返事がない。まだ服選びで迷ってたりして。」
姉「は〜い!お待たせ〜。さあ行こうか〜。
  ちょっと春らしく露出を多めにしちゃいました〜。」
弟「ここは大目にみよう。」
姉「あはっ!ちょっと面白い。多めと大目か〜。
  とっさに考えたにしては上出来よ。」
弟「だろ?『ちょっと』は余計だけどな。
  そういえば、姉ちゃん?」
姉「どう言えばよ?」
弟「背が高くなった気がする。もしかして!あっ!」
姉「へっへ〜、今日はこれで頑張っちゃうわよ〜。
  何センチだったっけ?」
弟「自分で覚えてないんだ。
  じゃあ、俺のすぐ前に立ってみろ。こっち向いて。
  姉ちゃんの頭の位置で分かるよ、きっと。」
姉「いやん、もう、こんな時に背比べ?
  これじゃあ背伸びできないじゃん。」
弟「当たりまえだろ。もともとカカトが高いんだからよ。
  それより、またズルしようと思ったのかよ。」
姉「あっ、なんかね、あんたのアゴに当たってる気がするわ。
  あたしの頭のテッペンに感触があるの。良かった〜。」
弟「何が良かったんだか。
  今、思ったんだけどさ、靴を見た方が早くね?」
姉「あっ!そう言えば、そうだわ!
  早く言ってよ、もう!」
弟「10センチだな。見下ろす角度的な事で間違いない。」
姉「それも早く言ってよ、もう!」
73創る名無しに見る名無し:2011/04/30(土) 23:10:51.34 ID:g6c4K37b
>>72
乙!

しかし過疎り過ぎだろこのスレ
74姉の威厳なんて:2011/05/02(月) 01:04:58.41 ID:VcOBCATl
弟「姉ちゃんが使ってるダンベルって1キロだっけ?
  俺のは10キロ。片手用だけどね。」
姉「あたしはシェイプアップのためにやってるから重さは1キロでいいのよ。
  それにしても10倍ってすごいね。」
弟「試しに持ってみる?これが、その10キロ。
  もし片手で持てたら、頭ナデナデしてやるよ。」
姉「ナデナデされても嬉しくないんだけど。
  ん〜あたし片手じゃあビクともしない。両手使っていい?」
弟「俺と腕相撲する時と同じセリフかよ。」
姉「両手だったら何とか持ち上がったけど。でも重い。
  これを片手で持って腕を曲げるなんて信じらんないわ。」
弟「俺が実演するから見ろよ。それで信じろよな。」
姉「・・・・・・・・・・・(やっぱり上半身は脱ぐのね・・・)
  うわっ!筋肉ムキムキ・・・。」
弟「姉ちゃんって、もしかして筋肉フェチだったりして。」
姉「それはあるかも。だからと言って、見せなくていいから。
  もう服着ていいわよ。」
弟「おう、そうか。姉ちゃん、筋肉フェチか。」
姉「血管が浮き出たところとか、筋肉の筋とかね。
  あんたは何フェチ?だいたい想像付くけど。
  何かとすぐ、あたしを抱っこするのはどうして?」
弟「そこに姉ちゃんがいるから。」
姉「そこに山があるから、みたいに言わないで。」
弟「俺もカミングアウトするとな、
  ぶっちゃけ、すごく小柄な女の子が好きかな。
  あっ!ロリコンじゃないよ。
  だって、姉ちゃんは俺より年上だぞ。」
姉「結局あたしの事なのね。
  でも、お姉ちゃんとは付き合えないわよ?
  誰が彼女にできる小柄な子いないの?」
弟「俺より年上で若くて美人な女の子の中で言うと、
  やっぱ姉ちゃんが一番、扱いやすいわけ。
  体重が軽くて、背が低くて、力が弱くてさ。」
姉「正直ね。あたしじゃなくてもよさそうなのに。
  3つとも普通に男の人が有利な事ばっかりじゃないの。」
弟「ま、もう一個言うと、体格差フェチってとこ?」
  楽勝過ぎて余裕というのが快感っていうか。」
姉「ぶっちゃけ過ぎ。
  か弱い乙女に力で勝って喜ぶ男も情けないわね。」
弟「俺をバカにしてると、また可愛がるぞ。」
姉「可愛がるって何?どういう意味なの?
  わかんないけど、とりあえず、ゴメンネ。」
弟「わかんなくていい。ウソだし。」
75創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 01:46:30.29 ID:xLuuKwpo
VIPから来てみたノシ
過疎ってるな…

弟「ただいま〜」

姉「おかえり」

弟「んほぉ〜姉さぁあ〜ん」グイッ

姉「いきなり抱きつくな」ビシッ

弟「あいた!」

姉「いい加減キモいよ。このシスコン」

弟「良いじゃん良いじゃん!」

姉「良くない」

弟「姉さんがそんなに美しいからいけないんだ!」

姉「はいはい。ご飯出来てるからさっさと食べなさい」
76創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 01:50:06.11 ID:xLuuKwpo
弟「いただきま〜す」モグモグ

弟「いやぁ!美味い!いつ食べても姉さんの料理は最高だね!」

姉「そ。ありがとう」

弟「どうだい?このまま俺の嫁に…」

姉「なりません」

弟「チッ」
77創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 01:55:22.28 ID:xLuuKwpo
姉「大体ね〜アンタはおかしいとか思わないの?実の姉を嫁だのなんだのって…」

弟「んん〜…俺、重度のシスコンだし?姉さん大好きだし?しょうがないじゃん」

姉「本当にキモいわ…」

弟「…でも、姉さんが嫌なら…俺…接し方かえるよ?やっぱり姉さんに嫌われたくないしさ…」

姉「え…べ、別に…嫌って訳じゃ…無いけd」

弟「あ、おかわり!」

姉「イラッ…」ビシッ!

弟「あいた!いきなり何すんだよ!」

姉「うっさい」
78姉大好き弟:2011/05/04(水) 02:04:51.65 ID:xLuuKwpo
姉「ああ、そうそう。明日従姉ちゃんが来るわよ?」

弟「へ?なんでまた?」

姉「ウチの両親、今は仕事で海外行ってるじゃない?で、叔父さん夫婦も少しの間、仕事手伝いに行くから預かってて欲しいんだってさ」

弟「クッ!姉さんと2人きりの時間を邪魔するとは…従姉め!」

姉「本当にバカね…アンタ、従姉ちゃんが可愛いからって手出すんじゃないわよ?」

弟「ふん!小学生のガキなど興味無いわ!俺は姉さんのように巨乳スレンダー黒髪美人大和撫子エロチック…」

姉「ああ…頭痛い…」

タイトル付けた方が良いのだろうか?
79姉大好き弟:2011/05/04(水) 02:13:11.72 ID:xLuuKwpo
次の日〜

従姉「こんにちは〜」

姉「あら、従姉ちゃん♪いらっしゃい。一年ぶりね」

従姉「はい。しばらくお世話になります」

姉「弟ぉ〜?従姉ちゃんが来たわよ〜。降りて挨拶しなさ〜い!」

テクテク…

弟「ああ、従姉ちゃん。こんにちは」

従姉「あ…お兄ちゃん…こ、こんにちは///」

弟「何にもおもてなし出来ないけどゆっくりしていってね」ニコッ

従姉「は、はい///」

姉「んじゃ、お昼にでもしましょうか」
80姉大好き弟:2011/05/04(水) 02:19:40.94 ID:xLuuKwpo
姉「あ、ちょっと弟…こっち来て」

弟「なに姉さん…従姉の見てる前で恥ずかしいよ///」

姉「違うわよ!…アンタ、従姉ちゃんの前ではいつもの態度…改めなさいよ」

弟「え?俺が姉さんをゾッコンラブラブいつでも夜這いしてくれてOKだよ!って態度?」

姉「ああ…ツッコミ入れるのもメンドクサイからとりあえず改める事!良いわね?」

弟「…努力する」

従姉「何の話ですか?」

姉「ああ、何でもないのよ。じゃあ今からご飯作るから、弟と待っててね?」

従姉「は〜い」
81姉大好き弟:2011/05/04(水) 02:25:28.73 ID:xLuuKwpo
姉「♪」ジュージュー

従姉「お兄ちゃん。久しぶりだね」

弟「ん?ああ…そうだな」

従姉「お兄ちゃんさぁ…彼女…出来た?」

弟「はは、最近の小学生はませてるなぁ〜。んにゃ、出来てないよ」

従姉「そ、そう///じゃあさ…好きな人は居るの?」

姉(げっ…変な事言うなよアイツ…)

弟「そりゃあもちろん姉さ…あっ」チラッ

姉「…」ギロッ

弟「あ、いや…ええっと…」

従姉「?」
82姉大好き弟:2011/05/04(水) 02:30:54.33 ID:xLuuKwpo
弟「そうだな…従姉ちゃんみたいな子がタイプかな!」

姉(うわっ…キモッ!アイツ何言って…)

従姉「ホントですかぁ!?」パアア

姉・弟「え」

従姉「すっごく嬉しいです!…じゃあ…あの…膝の上に座ったらダメ?」

弟「え…あ、ああ…良いよ。ほい」

従姉「ふふ♪じゃあ座りますね?」ポフッ


従姉「えへへ♪嬉しいなぁ♪」

姉「…」イラッ
83姉大好き弟:2011/05/04(水) 02:36:00.80 ID:xLuuKwpo
姉「さ、さぁ2人共!ご飯出来たわよ?」

弟「お。出来たってさ。」

従姉「ええ…もっと座って居たかったなぁ…」

姉「ほら♪従姉ちゃん!そんなヤツの膝の上とか食べにくいでしょ?こっちのイスに座って?」

従姉「は〜い…でもお兄ちゃんの隣が良いな♪」

弟「ああ、構わんよ?」

従姉「えへへ♪やったぁ!」

姉「…」イラッ
84姉大好き弟:2011/05/04(水) 02:41:59.28 ID:xLuuKwpo
弟「んん〜姉さんの料理は相変わらず美味いなぁ」

姉「そりゃどうも」

従姉「あの…お姉ちゃん…私にも料理、今度教えてくれませんか?」

姉「うん。全然構わないわよ?でもどうして?」

従姉「あの…お兄ちゃんのお嫁さんになった時にお料理出来ないと嫌われるかなって…」モジモジ

弟「ぶっ!」

姉「あ、あはは…あのさぁ従姉ちゃん…コイツ、従姉ちゃんが思ってるよりずっとダメなヤツだよ?」

弟「おい」
85姉大好き弟:2011/05/04(水) 02:47:51.95 ID:xLuuKwpo
従姉「そんなこと無いです!」

姉・弟「ッ?」

従姉「去年のお正月…お年玉の入った財布を…お兄ちゃんずっと探してくれて…」

弟「ああ、そんな事もあったなぁ…」

従姉「皆諦めろって言ってるのに、お兄ちゃんだけが、ずっと探してくれて…」

従姉「だから決めたんです!私、将来はお兄ちゃんのお嫁さんになるって!」グッ

姉・弟「え」

続き明日書くノシ
86創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 08:18:12.34 ID:qAfW2ILC
>>74
>>85
投下乙!
続きwktk
87創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 10:15:44.88 ID:RAz+MKF3
姉「出かける前、待たせちゃってゴメンね。」
弟「別にいいよ。しかし、10センチのカカトの靴って歩きにくくね?」
姉「ちょっとね。でも、つま先のトコも高いんだよ。
  あの、ちょっと歩くの速すぎるって。」
弟「しょうがねえな。手、つないでやろうか?」
姉「つないでやるって。上から目線で言うのね。」
弟「迷子になったら困るしな。
  姉ちゃん、小さいから見つけにくいだろうしな。」
姉「また、そんな子供扱いしたらヤダ!」
弟「うわっ!かわいいなあ、それ!
  肩抱いて歩いてやるよ。これなら迷子にならない。
  ちょうどいい高さに姉ちゃんの肩があるというのもいい。」
姉「10センチヒールの効果かしら。
  でも、恥かしいから、手にしない?」
弟「カップルに間違われたらヤベエなあ。
  俺の友達に偶然会ったりしたらどうするよ?」
姉「心配しないで。
  その友達とかにバッタリ会っても、
  あたしの方からちゃんと言ってあげるから。」
弟「何て言うんだよ?」
姉「『彼女で〜す!』って。」
弟「てめえ、ふざけんなよ。」
姉「さあ、まず、何乗ろうか〜?」
弟「俺、『妹です!』て答えるからな。」
姉「やっぱり最初はアレよね。じゃあ、こっちよね。
  さ、行くわよ!」
弟「俺の話、聞いてねえな、こいつ。」
姉「『娘です」って言えば?」
弟「俺、結婚していることになってるぞ。
  彼女募集中なんだから勘弁しろよ。」
姉「あっ!アレも面白そうだわ。」
弟「また、話聞いてねえ。
  おい!チビ!」
姉「あっ!そうだ!
  姉に向かって『こいつ』と言ったわね?」
弟「ツッコミのタイミングがおかしいぞ。」
姉「おかしいで思い出したわ。
  おかし持ってくるの忘れた!どうしよ。」
弟「天然か?これって。」
88創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 13:11:59.38 ID:RAz+MKF3
姉「あなたは年上の小さい子が好きなんでしょ?」
弟「なかなかいないんだよね、それが。」
姉「あたしはね、べつに背が高い男の人がいいっていうことでもないの。
  マッチョ好きは、そうなんだけどね。」
弟「へえ〜、あっそう。」
姉「がっかりした?。」
弟「いや。」
姉「彼氏の身長は160もあれば充分なの。
  ヒールを履いても大丈夫な感じでしょ?」
弟「160か。10センチのヒールで170か。
  身長差カップル成立だな。ははは。」
姉「あなた、バカですか。
  彼氏がヒール履いてどうするの。
  履くのは、背の低い彼女の方よ!
  つまり、あ・た・し!」
弟「てっきり、姉ちゃんって見上げるのが好きだと思ったぜ。」
姉「そうしないと弟の顔が見えないからでしょ!
  あなたがイジワルだからでしょ!」
弟「わかったから、紹介してやる。
  一人いい男がいるぞ。俺より若いヤツだけどいいよな?」
姉「年下の男の子?いくつ?」
弟「27、5。」
姉「靴のサイズじゃな〜い!。」
弟「あっそう。まあ、俺よりは背は相当低い。」
姉「で、何センチ?」
弟「175。」
姉「やだ〜大きすぎる〜。威圧感が怖いわ。」
弟「だったら、男子小学生でも探せば?
  おチビちゃんには超お似合いだぜ。」
姉「せめて中学生にしようよ。
  だめだ年齢で結婚できないわ。
  それに高校に入ったら、もっと成長するし。
  ・・・・っていうか、普通にいるじゃん。
  160センチくらいのオトナの男性なんて。」
弟「そうだよ。」
姉「からかってるの?」
弟「そうだよ。」
姉「怒るわよ。」
弟「怖くないぞ。」
姉「やっぱり?どうせ優越感に浸ってるんでしょ?」
弟「そうだよ。姉の威厳なんか無いに等しいだろ?」
姉「あんたが言うな!」
89創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 16:06:56.34 ID:dCzErXMn
しばらく来てなかったけどこっちに移動してたのかー
というわけであらためてよろしく
ネタ温めたらまた来ます
90 ◆Vk7nZ8MFiA :2011/05/04(水) 19:33:18.74 ID:WgFQz7OL
VIPはもうダメかもしれんね・・・ここでボク姉を書くか・・・
91 ◆Vk7nZ8MFiA :2011/05/04(水) 19:37:54.19 ID:WgFQz7OL
ちなみにVIPで絵師様に描いていただいたボクっ娘姉
http://beebee2see.appspot.com/i/azuY2_HzAww.jpg
92創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 19:42:24.43 ID:qAfW2ILC
>>88
投下乙!

>>89-90
期待!
93創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 19:43:55.45 ID:qAfW2ILC
>>91
それVIPのスレで見たw
絵師さんも来てくれないかな〜
94創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 19:50:00.65 ID:BXl2uEs4
VIPは過疎がひどいな
書こうと思ったらまた落ちた
まとめの更新も滞ってるし
95創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 23:41:33.56 ID:M0alEF0u
まったり行こう
書き手が増えてくれてうれしいぜ
96創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 23:48:27.42 ID:xLuuKwpo
酉って半角#に数字8桁だっけか?
97姉大好き弟:2011/05/04(水) 23:50:17.24 ID:xLuuKwpo
http://navitol.kilo.jp/ane/index.php
VIPのまとめ一応貼っとく
ちょっと姉成分序盤少ないけど許して下さいな
98姉大好き弟:2011/05/04(水) 23:50:44.12 ID:xLuuKwpo
従姉「お兄ちゃんは…私みたいな子供…嫌ですか?」ウルウル

弟「うっ…あ、いや…嫌っていうか…」

姉「従姉ちゃん。あのね?そういう話はもっと大人になってかr」

従姉「うう…私が子供だから…子供だから…お兄ちゃんは嫌いなんだ…うぐ…えっぐ…」ウルウル

弟「ああ…あのさ嫌いじゃないよ?」

従姉「…ホントに?」

弟「もちろん」

従姉「…じゃあ好き?」

弟「うっ」
99創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 23:55:57.92 ID:M0alEF0u
>>96
そう
ただ数字は関係ない
漢字ひらがなカタカナ英数字記号好きな文字でおk
100姉大好き弟:2011/05/04(水) 23:56:20.26 ID:xLuuKwpo
従姉「お兄ちゃん…彼女も…好きな人も居ないんだよね?」

弟「ええっと…それは〜」チラッ

姉「ッ!」プイッ

弟「あ、あはは…うん居ないよ?」

従姉「じゃあ…私の事…好きになってよ」

弟「い、いや…従姉ちゃんは充分可愛いしお兄ちゃん大好きだよ?」

従姉「ホントに!?嬉しい!」パアア
ダキッ

弟「あ…あはは///」デレッ

姉「ごちそうさま」

弟「あ、あれ?姉さんもう食べないの?」

姉「もうお腹一杯。食器流しに入れといてね」スタスタ

弟「あ、ちょっ…」

姉(何よ!アイツ…小学生相手にデレデレしちゃってさ!)
101 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 00:00:01.61 ID:xLuuKwpo
>>99了解サンクス
テスト
102姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 00:08:34.37 ID:qslZ/IAD
もう一度テスト
103姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 00:12:50.24 ID:qslZ/IAD
姉(って…何よ…私…これじゃヤキモチ妬いてるみたいじゃない!)

姉(別に…アイツが誰にデレデレしようが関係無いし!)

姉「そ、そうだ。お風呂沸かして来るね?」

弟「あ、うん分かった」

従姉「お兄ちゃん…一緒に入ろ?」

弟「うぃっ!」

姉「ちょっと!従姉ちゃん!それはダメ!」

従姉「…どうして?」
104姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 00:20:18.41 ID:qslZ/IAD
姉「やっぱりさ…男の子と一緒に入るのなんて恥ずかしいでしょ?」

従姉「そんな事無いです。お兄ちゃんだ〜い好きだし♪」ダキッ

弟「あう///」

姉「…イラッ…や、やっぱりさ、お姉ちゃんと一緒に入らない?」

従姉「いやだぁ!お兄ちゃんと入るぅ!」ギュウウッ

弟「ぐえっ…姉さん、あのさ…俺は気にしないし、大丈夫だよ」

姉「アンタが気にしなくても私が気にするのッ!」

弟「大丈夫だって…相手は小学生だし」

姉「ッ!そういう意味じゃ…もういい!」スタスタ

従姉「お姉ちゃん何を怒ってるの?」

弟「…さぁ?」

姉が大好きでありながら肝心なデレに気付かない弟であった。
105姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 00:28:05.51 ID:qslZ/IAD
しばらくして〜

姉「お風呂、もういいと思う」

弟「うん。分かった。じゃあ従姉ちゃん入ろうか?」

従姉「うん!」ニパーッ

姉「…」

〜〜〜〜

弟「んじゃあ最初は従姉ちゃんが体洗う?」

従姉「うん!」

弟「オッケー♪じゃあ俺は湯船に入ってるね」

従姉「…お兄ちゃんに背中洗って欲しいな…」

弟「うえっ!?」

従姉「ダメ…かな?」ウルウル

弟「い、いや…良いよ。じゃあ…」

姉「ちょっと待ったーッ!」
ガラガラッ!

弟・従姉「ッ!」
106姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 00:34:58.05 ID:qslZ/IAD
弟「あわわ///(姉さんが…バスタオル一枚巻いた姿で立ってるぅ〜!)」

従姉「ど、どうしたんですか?」

姉「弟が…変な事しないように…その…監視だよ」

弟「し、してないよ」

姉「ダメ!信用出来ない!私も入るからね!」

弟「あわわ///(夢にまで見た…姉さんとの…混浴ぅ〜!)」

従姉「…チッ」

弟「ん?従姉ちゃん何か言った?」

従姉「ううん♪何でもないよ?お兄ちゃん!お姉ちゃんも一緒で嬉しいな♪」ニコッ

弟「そ、そう」

姉「ほら、アンタもう少し横に寄りなさいよ。入れないでしょ?」

弟「う、うん。分かった」
107姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 00:42:07.11 ID:qslZ/IAD
姉「…」チャプン

弟「///(ちくしょう!従姉ちゃんさえ居なければ子の場で襲ってやるのに!)」

姉「あ、触ったり変な事したりしたら殺すから」

弟「は、はい…(でもやっぱり…姉さん綺麗だなぁ…胸も…デカイし…)」ジー

従姉「むっ」シャカシャカ

従姉「…じゃあお兄ちゃん。背中洗って♪」

姉「ッ!」

弟「あ、うん…わかっt」
ガシッ

弟「?」

姉「私が洗ってあげるわ」ニコッ
108創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 00:46:05.29 ID:WCkpXLw7
支援!
109姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 00:49:54.60 ID:qslZ/IAD
従姉「嫌だぁ〜従姉、お兄ちゃんに洗ってもらいたいのっ」ダキッフニフニ

弟「ちょっと従姉ちゃん!(右腕を両手一杯に抱き締められて…二つの小さなさくらんぼがガッツリ当たってるぅ〜)」

姉「ダメよ!従姉ちゃん!コイツに変な事されちゃいけないでしょ!私が洗ってあげるわ!」グイッパインパイン

弟「ひゃあっ(姉さんのエベレスト山脈に左腕が遭難中であります!隊長!)」

従姉「お兄ちゃんにやってもらう!」グイッフニフニ
姉「私が洗ってあげるから!」グイッパインパイン

弟「あわわ///…う〜ん」バタッ

姉「弟!?」
従姉「お兄ちゃん!?」

続きはまた明日ノシ
110 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 00:52:23.44 ID:qslZ/IAD
ってか創作ってよく分からないんだが、
基本的にさるとか落ちるのとか気にしなくて良いのかね?
111創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 00:55:54.95 ID:WCkpXLw7
さるはあるけど落ちる心配はないよ
112創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 00:55:59.43 ID:qslZ/IAD
あ、>>98>>85の続きね
113創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 01:00:28.36 ID:qslZ/IAD
>>111そうなんだ。サンクス
じゃあさるだけ気にしとけば良いって事ね。
あと図々しいかもしれんが前スレのまとめとかあるかい?
是非とも参考にしたい
あと>>3辺りでエロネタはマズイとレスがあるけど…マズイのかいな?
114創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 01:03:56.72 ID:WCkpXLw7
>>113
自分もエロに関してはよく分からないけどLR確認してみると良いかな
ちなみにこのスレのまとめは未確認
115創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 01:08:55.72 ID:qslZ/IAD
>>114
そうかぁ。まとめ見てみたいなぁ。

ちょっとエロネタ書くのマズイのかなと思ってとりあえず、ここで今日は止めといた。
ちょっと確認してみるよ

また明日書きますノシ
116創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 01:39:53.97 ID:mfbScH4c
しばらくは単独でスレ立てでいいと思う
まとめにはこっちのリンクもあるから無理して総合スレをたてる必要はないだろう
117創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 01:47:22.15 ID:WCkpXLw7
>>115
乙!

>>116
VIPにあった総合スレの事か?
118創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 02:19:53.14 ID:rPwr2/iZ
>>117
そう
ここしばらくは過疎ってたし正直こっちメインでのんびりやったほうがいいと思った
119創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 07:38:04.42 ID:qslZ/IAD
王道NTRの姉はこっちでやりゃあ良かったなぁ…orz
120創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 11:18:12.69 ID:CPQWxE7U
VIPも再び保持数500になってから落ちやすくなったな
一番少ない時は保持数300なんて時代もあったけど…
創発はマターリ保守要らずだから過疎になりやすい
もっと人が増えてくれると良いが
121創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 11:43:20.72 ID:qslZ/IAD
>>120
地震以降落ちやすくなってるね
俺も出来るだけ書くよ
ってか創作板自体人があんまり居ないのか…
また夜にノシ
122 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/05(木) 13:47:01.14 ID:rPwr2/iZ
とりあえずまとめを
http://navitol.kilo.jp/ane/index.php
123 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 21:57:04.14 ID:qslZ/IAD
今日は眠気が限界なので、あんまり書けんかもしれんが…
124姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 21:59:01.89 ID:qslZ/IAD
弟「う、うう…」パチッ

姉「あ、起きた」

従姉「お兄ちゃん!良かった!」ダキッ

弟「ぐえっ」

姉「従姉ちゃん!起きたばっかりだから…」

従姉「あ、ご、ごめん…」

弟「喉が…」

従姉「従姉がお水持ってきてあげるね!」バタバタッ

弟「俺…一体…」

姉「お風呂で逆上せて倒れたのよ。覚えてない?」

弟「え?…ああ…姉さんの胸…柔かかったなぁ」

姉「…せいっ」
デュクシ!

弟「ぐへっ!」
125姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 22:04:14.51 ID:qslZ/IAD
弟「痛いなぁ…急に手刀なんてヒドイじゃないか」

姉「アンタが変な事言うからでしょうが!あ〜あ、心配して損したわ」

弟「心配してくれたんだぁ」ニヤニヤ

姉「別に!親に知られたらメンドクサイだけだし」

弟「ありゃ…」ショボン

姉「…アンタ…ロリコンなの?」

弟「はぁ!?」
126姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 22:09:16.76 ID:qslZ/IAD
弟「何をいきなり…」

姉「従姉ちゃんとお風呂入ってる時にあんなにデレデレしちゃってさ」

弟「してないし!俺は姉さん一筋…」

姉「してた!ロリコンの弟なんて…あ〜ヤダヤダ」

弟「ロリコンじゃないって!」

姉「ふん!どうだか」

弟「…やけに突っかかるな…従姉と何かあったの?」

姉「べ、別に!…ま、従姉ちゃんが早く大きくなってお嫁さんになってくれたら良いわね〜」

弟「…そうかよ」

姉「…へ?」
127姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/05(木) 22:14:21.25 ID:qslZ/IAD
弟「…もういい」

姉「な、何よ?いっちょまえに怒っちゃったわけ?」

弟「…俺が姉さん一筋だって事…証明してやるよ!」

グイッ!

姉「え?…んむぅっ!」

弟「ん…ちゅっ…れろぉ」

姉「んんっ!…ん…ちゅるっ…」トロン

ガチャッ!

従姉「何…してるの?」

姉・弟「ッ!」バッ

スマン…眠い…続きはまた明日ノシ
128創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 23:38:49.77 ID:WCkpXLw7
>>127
乙!
129創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 01:55:33.54 ID:eMY3tJLs
おつー
130姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/06(金) 15:46:54.80 ID:klf70jxG
姉「い、従姉ちゃん!?」

従姉「…」

弟「こ、これは…その…」

従姉「お兄ちゃん…お姉ちゃんにキスしてた…」

姉「ち、違うのよ!これは…」

弟「従姉ちゃん…ゴメン…俺…姉さんが好き…なんだ…」

従姉「そんな…」

姉「あ、アンタは何言って…」

弟「我慢出来なくて…」
131姉大好き弟 ◆3Xgm/z3n32 :2011/05/06(金) 15:53:11.21 ID:klf70jxG
姉「従姉ちゃん!コイツはおかしい事言ってるだけで私は…」

従姉「…お姉ちゃん…顔が蕩けてた…」

姉「あ、あれは…」

弟「ゴメン…従姉ちゃん…だから俺の事は諦めて…」

従姉「…姉弟でこんな事してるの、伯父さんや伯母さんに知られたらどうなるかなぁ?」ニヤア

姉・弟「ッ!」

従姉「ねえ?お兄ちゃん。従姉にもキスしてよ?」

姉「それはダメーッ!」

終わり
中途半端ですまぬ。
ってかガチエロが書けないのは痛いな…話が広がらねえ…orz
132創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 16:57:55.10 ID:eMY3tJLs
>>131
その話でVIPにスレ立ててみたら?
133創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 19:18:21.83 ID:DecsiCKu
134創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 20:01:11.35 ID:1uuureYt
135創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 20:46:04.73 ID:klf70jxG
>>132
スレ立てるほど自信が無いwww
まぁまたエロ路線行かないようにほのぼの系考えてみるよノシ
136むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/07(土) 00:37:53.94 ID:1UtUfM9f

弟「…を? をを!?」

姉「ちょ、どうしたの!?」

弟「この前まで『過疎ってるな』って言われてたのに一気にスレ数が倍に!?」

姉「え? …わ、ホントだ。」

弟「何でだ? …やっぱりゴールデンウィークがあったからか?」

姉「…あんか、他にもVIP? の方が酷い事になってる? って言ってる人がいるよ?」

弟「…震災の影響でVIPが落ちやすくなってる? それでそこの人達が安定してるこの板に来た、のか。」

姉「凄いねー、流石はその板有りと謳われしVIP、って所?」

弟「だなぁ。こりゃ本気で続き貼らんと忘れ去られそうだ…。」

姉「ってゆーかもう時既に遅」

弟「てぇい!」チョップ!

姉「いったーい! あにすんのよー!?」

弟「言ってはならん事を言うなー!」

姉「あによ!? 自業自得でしょー!?」

弟「それを言っちゃあおしめえよ、って寅さ」

姉「へやッ!」チョップ!

弟「あいたーす!?」

姉「危険な発言禁止ー!」

弟「何だそりゃ!?」

姉「君子危うきに近寄らず、ってゆーでしょーが!?」

弟「…そこまで?」



…正直この連休中は全然見られなかったので本気で驚きました。

本気で続き書かないと… orz
137創る名無しに見る名無し:2011/05/07(土) 08:57:47.58 ID:TFO3sqQd
焦る必要はないまったりいこう
138創る名無しに見る名無し:2011/05/07(土) 10:57:00.66 ID:2aAX93ya
>>136待ってるよ〜ノシ
139創る名無しに見る名無し:2011/05/08(日) 01:26:23.48 ID:HdxDV/+/
楽しみだ
140むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/09(月) 01:02:37.49 ID:FZOJbYhE

姉「…。」

弟「…。」

姉「あ、あのさ?」

弟「ああ、多分俺も同じ事考えてる。」

姉「あの、物凄いビックリなんだけど、今日でゴールデンウィーク終わりだよ!?」

弟「だなぁ。なんか、何処にも出かけた記憶が無いぞ?」

姉「そーよねー。でもまあそれは、私達は親からして『わざわざ人でごった返してる所に出かけて行く事は無い!』ってゆーひねくれた考えだけどさ。」

弟「根性無しとも言うな。」

姉「うっさい。ホントの事言うな。…それに、もう二ヶ月経ったけど、まだ、ねぇ。」

弟「…正直、地震の事を考えるとあんまり遠出とかって気にもなれないしな。リアルのあの時は、たまたまおっかさんが家に独りでいて電話も携帯も繋がらなかったからなぁ。」

姉「仕事だったとはいえ本当に生きた心地がしなかったものね。この気持ちは皆さん同じだと思うんです…。」

弟「まーこーゆー思考が消費を押し下げてる、とか言う専門家とかもいるが。」

姉「そんな事言われても。お母さんに嫌な顔されたらフラフラ出て行く訳にもいかないしね…。」
141むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/09(月) 01:04:05.03 ID:FZOJbYhE

弟「まーそんなリアルな話をしても仕方無い。」

姉「言葉には言霊があって口に出すと本当になる、とか聞いた事あるもんね。」

弟「そーゆー事。よって、『俺達の話』になる訳だが。」

姉「…あのさ、続き書くために読み直してみたら、『私達』ってまだ2月11日なのね?」アタマヲカカエル

弟「だよなぁ。流石にリアルで頭を抱えたぜ。一体どれだけ時間が掛かってるんだこのバカ。」

姉「もー暖かくなって花粉も収まり始めたって言うのに。今日なんか長袖だと暑くてやってられない位だったのに。」

弟「俺達は雪の中歩いてるからなぁ。」

姉「取り落としたイベントとか山程あったしねー。」

弟「それを言ったら正月の話とか書く気だったんだぜこの戯け。」

姉「未だにバレンタインとホワイトデーは書く気らしいよ?」

弟「マジか。夏までに書けんのかねぇ?」

姉「お盆になってもまだ春の話を書いてたりして。」

弟「春なのは頭の中だけにしとけっての。」

姉「…さっきからキツくない?」

弟「だって姉が本気出したらこんなもんじゃ済まないだろう? 俺が予め言って予防線張ってるんだって。」

姉「むー。物足りないかも。」

弟「いや姉が本気出したら筆者が心折られるからやめて下さいマジで!!」
142むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/09(月) 01:05:05.34 ID:FZOJbYhE

…自分で書いててのたうちまわってました orz

我ながらなんという体たらく。「待ってる」と言って下さった方々に見捨てられる前に何とかしないと…。

?「お盆。夏、海、…姉の水着!!? ぅおお、お、俺、頑張る!!!」

?(水着なんて下着と似たようなモンだと思うんだけど。もっと凄いってゆーか取った所まで見てる癖…にゃー!!)
143むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/09(月) 01:17:42.98 ID:FZOJbYhE

…切羽詰まってて自分の事しか見えてなかったようです orz

>>131 姉大好き弟様ようこそいらっしゃいました! 投下乙です!

また新たな姉萌え職人が増えて嬉しい限り。またの投下をお待ちしておりますー。
144創る名無しに見る名無し:2011/05/12(木) 19:10:12.89 ID:HWeDVktV
みんな頑張れ
145むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/14(土) 00:05:00.99 ID:49XKrrfl

姉「…書いても書いても…。」orz

弟「なんでこー話が伸びるんだろうなぁコイツは。」

姉「修正したら長さが5割増しになったとかしょっちゅうだもんね…。」

弟「はぁ。サクっと簡潔に纏められる人達が羨ましい…。」

姉「まあ、それでも書くしかないんだけどさ、無能非才の身としては。」

弟「そーゆー事だな。俺なんかが書いたモンでも誰かが寄って来て、見てくれてスレが賑やかになってくれればな。」

姉「とー、ゆー事でさっさと書く!」

弟「あんまり進まないんで息抜きにガンパレなんか始めちまったしなぁ…。」

姉「古ッ!!?」




PS2でわざわざガンパレってどんだけ時代に取り残されてるんでしょうか我ながら orz

でも新しく始めたいと思うゲームも無いし… orz
146創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 17:41:46.05 ID:02Vbfb+v
だいぶ前にちらっと要望があった気がするロリ姉
ttp://loda.jp/mitemite/?id=2079
147創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 22:17:58.82 ID:eMLTm7cw
>>146
おぉ〜かわいい姉だなぁww
生徒会長風な姉を描いて欲しいです
148むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/15(日) 01:26:29.35 ID:9d9kyWuY

弟「…ほう? ほほう!?」

弟「流石は姉絵師様。いい仕事するぜ…!!>>146

弟「以前のオリジナル様やウチの姉もいい感じだったがこーゆー姉もまた新鮮でいいな。GJ!!」

弟「しかし、こんな事言ってるのを姉に聞かれたりしたらどうなる事やら。」

姉「ねぇ。私も楽しみだわ…?」

弟「」ウゴキガトマル

姉「さて、どんな事になるのか、ゆっくり確かめてみましょうか…?」ヨニモウツクシイホホエミトトモニ

弟「くぁwせdrftgyふじこlp;」
149むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/15(日) 01:27:18.66 ID:9d9kyWuY

姉「ああ、久し振りに心躍るわ? おあつらえ向きに今日は土曜日だし…。」

弟「…待って。待て待て待て!!」

姉「あら、どこかで何か言っているわね。さーて、今晩のメニューは、と…。」

弟「ちょ、お願い姉、ちょっとでいいから哀れな弟に弁明の機会をぉ!?」

姉「えーと、何故こんな所に皮製のベルトと鞭があるのかしら…?」

弟「そ、そんな表情をした姉なんか生まれて初めて見た訳ですが体中から冷たい汗が噴出すと同時にそれでも『うは、こんな表情でも姉は魅力的だ!!』とか思った詰んだ俺がいます!!」

姉「そう? でも弟はロリ系でもいいんでしょう…?」

弟「いやだからちょっとでいいんで俺の話を聞いてください!!」

姉「あら、辞世の句とはまた古風ね…。」

弟「…よし、覚悟決めた。このまま姉に嫌われようが精神的でも肉体的でも殺されようが構わん。その前に誤解だけでも解いておきたい。…聞いて?」

姉(そ、そんな真面目かつ甘えた声を出せるなんて!? お姉ちゃんビックリよ!? …ってダメダメ!!)

姉「そう、聞かせて…?」
150むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/15(日) 01:29:49.87 ID:9d9kyWuY

弟「えー、まず、姉に不愉快な思いをさせてしまってごめん。謝る。」

姉 ニッコリトホホエム

弟「(怖ッ!!)で、だ。それを踏まえて。姉は見てくれた? >>146

姉「ええ。流石は姉絵師様。女の私が見ても魅力的な方ね…。」

弟「(そ、その語尾が異常に怖いです!!)そんな女性を見てしまっては脊椎反射的に男として『ああ、イィな。』とか思ってしまう訳です本能的に。」

姉「…まあ、分からない訳では無いわね…。」

姉(でも、カッコいい男なら兎も角、正直弟より好きになった事って無いのよね…。)

弟「で、今俺の目の前にいる貴女は全く以って俺の理想形であり…例えて言うなら『俺の一番好きな料理』である訳です。」

姉「炒飯みたいなものね…。」

弟「即座に出てくるな、まあ他のダチにも言われた事あるけど。んでもって、それは俺の人生を懸けて追い求め、そしてどれだけ味わっても決して満足しないしできないモノな訳で。」

姉「雷帝インドラの神酒みたいなもの…。」

弟「おお、流石姉。ズバリな喩えだ。」

姉(誰のせいで各種神話に詳しくなったと思ってるのよ…?)
151むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/15(日) 01:31:11.08 ID:9d9kyWuY

弟「喩えとして合ってるか分からんが、そんな至高の炒飯とはまた別に、極上の坦々麺があったりしたらそっちに注意が逸れる事はありえる、と思ったりするんだ。」

姉「中華縛り…。」

弟「そこは気にしないで下さい。と、まあ、色々と言い訳してみたけど。」アタマヲサゲル

弟「ごめんなさい。俺の言うべき事は言ったんで。後は姉の気の済むようにしてくれ。」

姉「そう、もう、いいのね…?」

弟(マジで総毛立つ程怖くあります姉上!!)

弟「あ、ああ。これは俺が招いた結果だ。」

姉「ぢゃあ、今晩と明日、私の言う事をあんでも聞く事、いいわね…?」

弟「それで姉の気が済むなら。」

姉「即答したわね…?」

弟「俺に拒否権無いし。そもそも許してもらえると思ってないから。そんな感じで、今日明日と好きな様に扱ってくれ。」

姉「そう…。」

姉(ど、どうしよう、あにをさせよう…!?)

弟(結局語尾が直ってくれなかった。そんだけ怒ってるって事か…。どうか生きて月曜を迎えられます様に!!)

姉(とりあえず、朝まで愛して、可愛がって貰っちゃうのは確定ね。何回ナカに出してもらえるかにゃ…?)

弟(ちょ、何だ今の悪寒!?)
152むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/15(日) 01:32:30.67 ID:9d9kyWuY

…なんだか勢いのみで書いた為全く以って収拾がつかなくなったので打ち切り。 orz

それにしても姉絵師様GJです!!
153創る名無しに見る名無し:2011/05/16(月) 01:19:17.98 ID:aiBNNyU1
>>152
本編は進んでるの?
154むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/17(火) 00:16:29.99 ID:CNuvLvY/

弟「グハァぁぁあぁ!!?」

姉「ちょ!? どうしたの弟!?」

弟「こ、これ、この…。」

姉「え? …んにゃーーッ!?」

弟「…こ、これが伝説に謳われし『刺し穿つ死棘の槍』か…ッッ!!」

姉「ちょ、ちょ、い、今、確実に、3秒位心臓止まったんだけど。」

弟「た、多分俺一年位寿命が縮んだ…。」


姉「…えー、コホン。では気を取り直して。」

弟「失礼しました>>153様。」

姉「正直、見ていて下さっている方がいたことにもビックリなんですが、更にそんな事を聞かれようとは。」

弟「えー、今までで大体長いので10〜15KB位で上げてるんですが、今の所9KB程書き溜めてあります。」

姉「でも、このままだと完結編のナンバーが何処まで伸びるのか分からないので。」orz

弟「もーちょっと書き溜めて、せめて完結編3位で終わらせられる様にと愚考している次第であります。」

姉「そんな感じで。宜しければ今少しのご寛恕を…。」


見た瞬間本気で声が出ました。 orz

お叱りで無ければいいんですが…。
155創る名無しに見る名無し:2011/05/17(火) 18:29:45.58 ID:MkNc4Vpd
>>154
>>153だけど
どこまで進んでるのか聞きたかっただけで
別に急かすつもりで言った訳じゃないからゆっくり書いてくれww
156むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 21:47:16.72 ID:cMLy0q66

弟「…まただ。また終わらんよ!!」

姉「まあ予め言ってたけどやっぱし終わらなかったねぇ。ってゆーか『まだ』じゃなくて『また』なのね?」

弟「しかも予想してたより早めに場面転換が来ちゃったからあんまり長く書けなかったし。」

姉「まあ仕方無いわよね、書いてるの弟なんだし。」

弟「ちょ、何他人の振りしてるんだよ!?」

姉「えー、あんの事だか分かんないー。」

弟「…まあ、待って頂いてる人がいるんだから下らない話してないで貼りますか。」

姉「下らないってあによ下らないって!?」

弟「ちょ、いきなりムキになるなー!?」
157むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 21:48:20.31 ID:cMLy0q66

弟「さて、と。腹も一杯になったし、そろそろ風呂に」

姉「入るのは食後一時間以上経ってから!」

弟「…なんか鬼気迫ってないか?」

姉「そんな事は全く以って無いの事ヨ!?」

弟「その語尾を言っちまったら誤魔化せないって。」

姉「な、あんの事ヨ!?」

弟「まだ誤魔化せるとでも思っているなら俺も見縊られたもんだな。」

姉「はうッ!?」

弟「恥ずかしながらこの俺は、愛する姉を誰よりも長く近くから愛と誠意を以って見つめてきたんだぜ?」

姉「うん、それは知ってるしお互い様。もーそろそろ両親にも対抗できそうな気がするわよねー。」

弟「両親共働きであんまし家に居なかったからなぁ。」

姉「そろそろ弟にご飯作った回数でお母さん抜きそうな気がするんだけど。」

弟「いつもお世話になってます。」

姉「どこの妖精系仲魔なのよ?」

弟「うん、流石我が姉。細かい所まで突っ込んでくるな。」

姉「誰が染めたのよ誰が。」

弟「俺以外だったらそいつブン殴りに行く。」

姉「止めなさい本気で眼がマジだから。」

弟「そりゃそうさ本気だからな。」

姉「ちぇい!」チョップ!

弟「あいたーす!?」
158むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 21:49:38.19 ID:cMLy0q66

姉「…あんでこー話が横滑りするのかしらこのヴァカちん弟は。」

弟「ちょ、俺だけのせい!?」

姉「あん!?」

弟「何でもありませんマム!!」

姉「あったく…。」デモカオハホホエンデイル

弟(姉がそんな顔で微笑んでくれるなら俺は幾らでも汚名を被ろう!」

姉「だから、後半喋ってるってば。」

弟「でぇい! 気にすんな! 」

姉「あーもーあんの話だったのか…。」

弟「えーと、姉が飯作ってくれた回数、か?」

姉「あ、そうか。…そうか!」トクイゲニホホエム

弟「ちょ、何ですかそのドヤ顔?」

姉「いやだって、そーゆー回数について一番嬉しいのが、最近になって弟にちゅーした回数で両親を抜かした、って事ですものぉーっほっほっほ!」ドヤガオ

弟「ちょっと待て、百歩譲っておっかさんは兎も角親父にキスされてたら泣くぞ俺?」

姉「そう考えると私はどーなんだろーなー。」

姉(私とちゅーするようになった事はスルーなのかな…って気付いたわね。顔真っ赤になった。かわいいにゃー。)

弟(くそ、絶対顔赤くなってるな。姉も嬉しそうに微笑んでるからモロバレだろうし。ええい華麗にスルーだっての!)

弟「…止めてくれ。姉のファーストキスの相手が親父とか。マジで親父に殺意沸くから。」

姉「あ、その点は大丈夫。」

弟「なんで?」

姉「ファーストキスって『ものごころ付いてから、自分の意思でした、記憶に残ってるもの。』らしいから。」

弟「は、初めて聞いたんだがその定義。」

姉「まあ説得力はあるでしょう?」

弟「その点は同意する。」

姉「それによると、私のファーストキスって。」

弟「…何でしょうかその幸せそうな微笑みは?」
159むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 21:50:34.98 ID:cMLy0q66

姉「だって。産婦人科の病室で、まだ赤ん坊だった貴方を、生まれて初めて抱きしめた時だもの。」ココロカラシアワセソウニホホエミナガラ

弟「ッッ!!」

姉「え、ちょっと!?」

弟「だ、大丈夫、ちょっと鼻血でただけだから。」

姉「どの辺が大丈夫なのよ!?」チリガミヲテワタシナガラ

弟「ありがと。…ふう。」ハナニティッシュヲツメル

姉「前にも言ったかも知れないけど、ってゆーか今日言ったかもだけど、よく上を向いて延髄を叩けって言うけどあれ最初っから最後まで間違ってるからやっちゃダメだからね?」

弟「あ、そーだど?」ハナヅマリナコエデ

姉「上向くと鼻血が胃に流れて気持ち悪くなるし、顔や頭にダメージ受けてる時に延髄叩くなんて以ての外。」

弟「身を以って勉強にだりまじだ…。」

姉「まあ、お風呂は鼻血が止まってからしばらく休んでからね?」

弟「ま”ッ。」

姉「…たまにやるけどさ、その、ヘンな声の返事ってあんなの?」

弟「ざぁ? 覚えでだい。」

姉「…もーいーわ。ティッシュが取れるまで黙ってなさい。」

弟「ま”ッ。」
160むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 21:51:42.52 ID:cMLy0q66

姉(静かだな…。)セナカアワセニスワッタママ

弟(本当にここまで二人っきりってのは流石に無いからなぁ。)テダケハカサネアワサレテイル

姉(でも、不安になるとかそんなんじゃなくて、)セナカニハオタガイノタイオン

弟(ホントに必要なものしかない、とでも云うのか。)キコエルノハオタガイノコキュウダケ

姉(まーこんな事言うと両親に悪いんだけどね。)フタリダケノヘヤ

弟(だからこそ、得難いものとして)フタリノセカイ

姉弟((この幸せを味わっておかないと…。))ズット、ツヅキマスヨウニ…


姉(…でもさ、それだってヴァカちん弟ってば愛するお姉ちゃんの事を放置しすぎぢゃ無い? もう2分以上も会話して無いのに…。)

姉(あったく。そりゃあまあ鼻にティッシュ詰めたまんまじゃ顔も声も間が抜けてるけどさ。でもそれでも私にとって弟は可愛くて格好良くて大好きなだ、だ、旦那さま、なん、だか…うにゃーー!?)

姉(ま、拙い、ヘンに意識しちゃった。落ち着け、落ち着くのよ私! こんな事ぢゃあ今晩の)

弟「なあ、姉?」テイッシュヲトリツツ

姉「ヴぁいっっ!!?」オモワズオオゴエ

弟「ぅわッ!? な、どぎゃんしたと!?」

姉「え!? いやあの、な、あんでも無い!!」

弟「そ、そうなの?」

姉「そーなの!!」カオマッカ
161むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 21:52:23.11 ID:cMLy0q66

姉「ん、んで、あに!?」

弟「あ、いや、鼻血は止まりかけてる、と思うんだが。」

姉「で!?」

弟「何でそんな語気が強いんだ? …まあいいや。んで、鼻血って横になった方がいいのか?」

姉「…逆にあんまし良くない。まだ出血が続いてるとか、頭を極端に下にして寝る、とか云うんじゃなければ横になっても大丈夫だと思うけど。」

弟「そっか。…あ、あのさ?」

姉「?」

弟「お、お願いがあるんだけどさ?」

姉「? あに?」

弟「…あーもう! こんなん俺らしく無い!」

姉「にゃ!?」

弟「姉、お願いです、膝枕してください!!」チョクリツフドウデ
162むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 21:53:11.35 ID:cMLy0q66

姉「ん。」

弟「…へ?」

姉「ん。いいよ、おいで?」ポンポントジブンノモモヲタタク

弟「いやあの、ちょっと待った。」

姉「ん? あに?」

弟「えーと、あの。いくらなんでも返事が軽すぎじゃないか?」

姉「え、そう?」

弟「そう? って。」

姉「だって。前々から言ってるじゃない。私はおとう、じゃない、貴方の、『  』の望む事ならどんな事でも叶えてあげる、って。」

弟「…!!」ヒザカラクズレオチル

姉「ちょ、どうしたの!?」

弟「い、いや、大丈夫だ、問題無い。」ヘタリコンダママデ

姉「…ホントに? ってまあそんなネタ仕込めるなら平気だろうけど。」

弟「ああ、ごめん。」

姉「んで、今のはあんだった訳?」

弟「…姉の愛の広大無辺さに心打たれた。」
163むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 21:54:04.77 ID:cMLy0q66

姉「…あにそれ?」

弟「姉、じゃなくて『   』は、本当に俺の事を愛してくれてるんだな、と実感できたって事ですよ。」

姉「…ちぇい!」

弟「げ!? …ちょっと待て、今のはマジで痛かったぞ!?」

姉「当たり前じゃない。痛くしたんだから。」

弟「いやだから何故そんなに痛くしたのかと声を大にして問い詰め」

姉「ないと分かんない程弟って頭悪く無いよね?」

弟(げ!? ちょっと怒ってる時の顔だ! って事はマジに対応しないと!)

弟「…取り敢えずごめん。なんかマジで姉を怒らせたみたいだ。」

姉「怒ってはいないけど。これからの展開によっては怒るかも?」

弟(えー、やばい、今年一番怒ってるってゆーかそれだけじゃなくて、下手な対応したら傷つけて泣かせたりしてしまう様な気がする。気合入れろ俺!!)

弟「…はッ!!」ジブンノカオヲタタク

姉「にゃ!?」

弟「あ、ごめん。ちょっと気合入れただけだから。」

姉「そ、そう?」

弟「それで、と。…そうだな。ごめん。ありがとう。」

姉「…あにが?」

弟「姉の気持ちを疑って不用意な事を言って。そして、」ダキシメル

姉「あっ!?」ダキシメラレル

弟「俺を愛してくれている事に。心からの感謝と、こちらからも愛を込めて。」
164むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 21:55:03.31 ID:cMLy0q66

姉「……ん。まあ、合格って事にしてあげる…。」

弟(いやそんな真っ赤で蕩けそうな表情で強がられても。でもそんな姉はやっぱし可愛いn)

姉「あん!?」

弟「いえ何でもありませんマム!!」アネヲダキシメタママセスジヲノバス

姉「あったく。弟の考えてる事が、しかもこの体勢でこの私に伝わってこないとでも思ってるの?」

弟「…えー、試みにお尋ねしますが、俺は今一体どんな事を」

姉「『いやそんな真っ赤で蕩けそうな表情で強がられても。でもそんな姉はやっぱし可愛いn』、でしょう?」

弟「い、一字一句合ってるし!? 」

姉「だから伝わってくるんだってば。そんで、弟、次は?」

弟「次って、あ、じゃあ、お願い…していいのかな?」アネヲハナス

姉 ザブトンニセイザシテ「はい、どうぞ。」

弟「では、失礼し」

姉「え?」

弟「へ?」

姉「え、そっちなの?」

弟「…何が?」
165むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 21:55:58.37 ID:cMLy0q66

姉「あにが、って、向き。体の向き。普通、膝枕って横向きってゆーか、えーと…ソファーに座ってる人にするみたいに横向きなんじゃないの?」

弟「…へ? そーなの? 俺ってこう、してくれる姉と同じ方を向いて座ってから後ろに倒れる、腿と腿ってゆーか両足の向きと同じに寝るもんだと思ってた。」

姉「ヘンなのー。初めて見たって云うか聞いたわ。」

弟「そーなの!? でも、こうじゃないとちゃんと愛する姉の綺麗な顔が見られないぜ?」オモムロニアネノヒザノウエニネコロガル

姉「っそ…!! い、いきなりデレるんぢゃ無いわよこのヴァカちん!!」チョップ!

弟「あいたーす!?」

姉「こ、これはこれであんだかクるけど!? で、でも、横向きぢゃ無いと耳掃除とかしてあげられないよ!?」

弟「ッ! そ、それは気付かんかった! この海のリ」

姉「うっさい!」チョップ!

弟「だはッ!? ちょ、また鼻血が出たらどうすんだよ!?」

姉「うっさいうるさいうるちゃい!!」

弟「あーもー、こーゆー時こそこの膝枕の意味があるんだって!」シタカラアネノホホニテヲソエテ

姉「あっ!? …もう、このヴァカ弟め…。」

姉弟「「ん…。」」
166むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 22:12:26.02 ID:cMLy0q66

姉「…にへへ。」

弟「ん?」

姉「大好きな愛する弟と二人っきりでイチャイチャな膝枕。あーもー、今の私達ってどっからみても正真正銘ラブラブ新婚さんカップルだよねー。」

弟「…だな。今の俺達を見て新婚さんじゃなくて姉弟だって見抜いた奴は頭がイカれてるか俺達と同じ世界の住人だな。」

姉「そ、その同好の士ってーのもちょっとアレじゃない?」

弟「同じ嗜好の話で盛り上がるか、それとも同族嫌悪でいがみ合うか。」

姉「…やめやめ! あんでそんな架空の話で空気悪くしなくちゃいけないのよ!?

弟「空気悪くなってるって訳じゃないが、まあ止めよう。」

姉「そーよ! 今この瞬間瞬間が生まれて初めての体験あんだから!!」

弟「…あのさ?」

姉「あに?」

弟「コレ言うと絶対怒られると思うけど、敢えて言う。」

姉「?」

弟「あの。膝枕とか、姉が嫌だったらすぐにあだだだだッッ!!?」

姉「…あんか、言った…?」

弟「いくらなんでも鼻に噛み付くな! …だはぁ。まあ俺は自業自得として、姉は俺の鼻なんか噛み付いて大丈夫か?」

姉「大丈夫だ。問題無い。」

弟「そこでそう来るのかこのバカ姉!?」ガバリトオキアガル
167むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 22:14:41.37 ID:cMLy0q66

姉「ちょっと、バカ姉ってどーゆー意味よ!?」

弟「読んで字の如くだこのバカちん! 俺の鼻なんか噛みついたら」

姉「美味しかったよ? 貴方の味がして。」

弟 オモイキリムセル

姉「にゃ!?」

弟「ゲホッ。…なんばゆうとりゃあすのかおはん!?」オオゴエ

姉「うにゃあ!? あ、あに!?」

弟「あーもー。あーうーもーどっから突っ込みゃいいんだこのヴァカ姉!?」

姉「きゃう!? ちょ、どしたの!?」

弟「俺は別に良い。いや、良くは無いが今は何かしらお叱りを受けると思ってたから、でも姉!」

姉「ゃん! 大声出さないでー!」

弟「! ごめん! 落ち着け俺!!」ジブンノカオヲタタク!

姉「わ!?」

弟「…KOOLだ、KOOLになれ俺…。」

姉「…あんだか綴りが間違ってる様な気がするんだけど。」

弟「気にしないでくれ。…よし、落ち着いた。話戻そう。取り敢えず大声出してゴメン。でもだからって俺の鼻なんか噛み付いたら汚いだろう?」

姉「あんでよ?」

弟「あんでって。まだ飯食ったばっかで顔も洗ってなければ風呂にも入って無いんだぜ? そんな汚れた俺の顔なんぞ齧ったら、まあいきなり腹は壊さんだろうがやっぱり清潔なモンじゃないだろ?」

姉「え? でも全く以って問題無しよ? ってゆーか美味しいし慣れてるし。」

弟「マジでどっから突っ込みゃいいんだ。つーか何だ慣れてるって。」

姉「あれ? 前にも言わなかった? 弟が寝てたりしてる時には隙あらばちゅーしてたって。」

弟「…言われたな、そんな事。」

姉「だから別に。汗でしょっぱかったりちょっと埃っぽかったりしたのもいいアクセントだったり。」

姉(正直ちゅーしてたら止まんなくなって顔中舐めちゃった事もあるのよね。流石にコレ言ったらドン引きされるだろうから言わないけど!!)

弟(!? 何だこの悪寒は!?)
168むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 22:17:00.88 ID:cMLy0q66

弟「…深く突っ込んじゃダメだと俺のゴーストが囁いている。止めよう。」

姉「まあ、確かに今更攻殻とかは止めといた方がいいんぢゃない?」

弟「…俺が教えたんだっけ?」

姉「それ以外に誰がいると?」

弟「これからは気をつける事にするよ。」

姉「まーそれはさておき。ほりほり。」ジブンノフトモモヲポンポントタタク

弟「あ。…いい? じゃ、失礼します。」

姉「にへへー。」ニコニコ

弟「あ、さっきと似て非なる事を言うが、姉が喜んでくれてるのは分かった。でも、正座してて足が痺れて動けなくなる前に言ってくれよ?」

姉「あ、それは大丈夫。」

弟「何が?」

姉「だって、一応お姉ちゃんも正座は慣れてるからそんな簡単に痺れたりしないと思うし、立てなくなったら貴方がお姫様抱っこで何処でも運んでくれるんだからそれはそれでご褒美ですし。」

弟「お姫様抱っこは俺にもご褒美だが、それでも姉に苦痛を与えてまで膝枕してもらいたいとは思わんから。」

姉「えー、そーなのー?」

弟「何処に対する疑問形なんだそれは?」

姉「いっつもお姉ちゃんの事いぢめて愉しんでる癖にさー? こんな時だけそんな事言わなくてもって痛い痛い急に太ももの上でブリッジなんかしないでー!?」

弟「ははは。俺が姉をいぢめたりする訳なんて無いぢゃないか。」グリグリ

姉「ちょ、分かったごめんってば痛いから止めてってばもう」

弟「だはッ!?」フトモモノアイダカラスベリオチノウテンカラユカニオチル

姉「…重くて太ももを閉じてられないから脳天から落ちちゃうよ?」

弟「ギギギ…! こ、これが、自業自得…!! 身を以って学習、したぜ…ッ!」ノウテンヲオサエテコロガッテイル

姉「その内に身が持たなくなる事請け合いね。てゆーか『アンタバカぁ?』」

弟「そ、そこでそんなネタ込みで追い討ち掛けなくても…ッッ!」orz
169むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 22:19:30.66 ID:cMLy0q66

姉「と、ゆー訳で、改めておいで?」フトモモポンポン

弟 ミヲオコシテ

姉「あ、今度はそっちじゃなくてこっち。どっかに耳掻きってない? ついでに耳掃除してあげるー。」

弟「あ、横向きな訳ね?」

姉「そ。…一回やってみたかったのよね〜♪」ミミカキミミカキ

弟「…そうか、楽園はここにあったんだ…。」

姉「はい、今度は逆。ごろーん。」

弟「ウイ。…って!!」

姉「ちょっと、そんな離れたら届かないってゆーかまた落っこっちちゃうよ? あにやってんの?」

弟(そんな事言うたかて! さっきの体勢でふり向いたら姉のおなかに顔がくっつくんですが!?)

姉「ほーら、こっち来なさい。お姉ちゃんに手間掛けさせないの!」オトウトノアタマヲヒキヨセル

弟「ぐムッ!?」

姉「ほら、これ位寄らないと届かないでしょーが。ぢっとしてなさい?」

弟(あ、姉のおなか! 姉の匂い! )

姉「〜〜♪ にゃ〜にゃ〜ん♪」ミミカキミミカキ

弟(い、今、目の前に『   』の一番大事な所が…!!?)

姉「〜〜♪ はい、終わりー。もーいーよ?」

弟(こ、この奥に姉の…!!!)アネノコシヲダキヨセル

姉「ふにゃあ!? ちょ、あに!?」

弟(あ、姉、『   』…!!)リミットブレイク!!

姉「え、わ!? ちょ、あんッ、ってもーこのヴァカちんがー!!?」ダブルスレッジハンマー!!

弟「ギャフンッッ!!?」
170むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 22:21:49.82 ID:cMLy0q66

姉「正気は戻った?」

弟「…はい。すみませんでした。」orz

姉「んで、あんだったの今のご乱心は?」

弟「…『   』が悪いんだからな?」

姉「え!? あ、その、あにが!? あんで!?」

弟「…だって、愛する姉と二人っきりで、大好きな姉に膝枕で耳掃除してもらってる所で、初恋の相手の『   』の、えー、その、何て言うか、か、下腹部に顔を押し当てられてたんだぜ?」カオマッカ

姉「え。…え!?」コッチモカオガマッカニ

弟「そんな状況になったなら理性崩壊して暴走しようというものさ。そぎゃん?」

姉「え、あの…。そ、そうかも。」

弟「まあ実際に行動と云うか暴走する前に止めてもらえたのは全く以って誠に重畳。そんな事してたら切腹したって申し訳が立たん所だ。」

姉(別に襲われちゃったって良かったのに…。」

弟「ここでそんな発言を漏らさんでくれ!? こっちにも準備とか心構えとか段取りとか!?」

姉「え、あ、嘘!? 今の口に出た!?」

弟「でぇい!! このままだとマジで姉を襲っちまいそうだ! 空気換えるぞ! 風呂入ろう風呂!!」

姉「…そう、じゃあ、どっちから入る?」

弟「……。」

姉「へ? あに?」

弟「岩山両斬破ァ!!」チョップ!

姉「いったーい!? …ちょ、本気で痛いんだけどあにすんのよー!?」ナミダメデ

弟「あのですね。流石にその反応は予想してなかったんだが。ここでそんなボケは要らんですよ?」

姉「へ?」

弟「俺達は何しに草津まで来たんだよ?」

姉「へ…え、え? あ、そ、ちょ!?」

弟「と、言う訳で。露天風呂入ろうぜ? …一緒に。」ハレツシソウニカオガマッカ
171むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/19(木) 22:23:49.08 ID:cMLy0q66

貼り付け途中でさるさん? とやらに貼り付け止められて泣きそうになりました。orz

…何と云うか、よーやっと本題(?)に入れそうです。orz

お待ち頂いていた方々(っているのかな?)お待たせいたしました。

今後とも気長気楽にお付き合い頂ければ。
172創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 23:23:26.76 ID:f8LGFmAF
乙!
続きも期待
173創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 01:35:18.38 ID:BoMil9Mu
投下乙です
焦らず自分のペースで書いたらいいと思うよ

ご要望の生徒会長風の姉できた。背景とかほんと手抜き
ttp://loda.jp/mitemite/?id=2111
174創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 19:28:52.13 ID:EBxYvHKF
Requiem For A Dream   Original music video
http://www.youtube.com/watch?v=gPKpSh80ylM
175>>143:2011/05/21(土) 20:11:20.49 ID:PDSnQDG8
>>173
おお!全力で保存した!!!!!!!!!
ありがとう〜
176>>147:2011/05/21(土) 20:12:22.13 ID:PDSnQDG8
間違い147だったw
177創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 23:51:22.13 ID:xajzdGFt
のんびり姉スレか
178むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/22(日) 04:03:07.98 ID:OR8LGlJo

弟「…ほう? ほほう!?」

弟「っていやいやいや、俺は何も言って無い、何も口に出していない!! よってノーカン! ノープロブレム!!」

弟「……ふう、ヤバかった。こんな極上品が連弾で来るとは。この海のリ」

姉「ん? どしたの?」

弟「ぎょぅわぁぁぁぁッ!?」サケブ

姉「んにゃああ!? あに!? どしたの!?」
179むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/22(日) 04:03:56.51 ID:OR8LGlJo

姉「あーびっくりした。んで、結局あんだったの?」

弟「え!? あ、あー…、これ。>>173

姉「…あ、姉絵師様だ! すごい、先週今週と連続だ! お疲れ様です!」

弟「まあそれを見て、んでもって先週の事を思い出してた訳なんですが。」

姉「あ、そーゆー事ね?」

弟(…あれ? 怒ってないってゆーか全然気にして無い?)

姉「んー、やっぱし姉絵師様上手よねー。」

弟「あ、ああ、そうだな。『俺の』姉の魅力を満天下に知らしめて戴いた御方だからな。」

姉「じ、地味にデレてんぢゃ無いわよこいつときたらー!?」チョップ!

弟「あいたーす!?」
180むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/22(日) 04:05:08.75 ID:OR8LGlJo

弟 ソワソワ

姉「…? あんか、挙動不審ぢゃない?」

弟「ぅえ!? い、いや、全く以ってそんな事は無いぞ!?」

姉「…お姉ちゃんの目を見て同じ事が言える?」

弟 シセンヲアワセテマジメナカオデ「…やっぱり姉は綺麗だ…。」

姉「!! だ、このー!」サンボンメツブシ!

弟「うぎゃあああ!? 眼が、眼がぁぁぁぁ!!」コロゲマワル

姉「うっさいこのヴァカちん夜中に近所迷惑でしょーが!?」フミツケル

弟「誰のせいかと全力で小一時間!!」

姉「そんなん弟のせいでしょーが!?」

弟「なんで!?」

姉「うっさいうるさいうるちゃい!!」

弟「一体俺はどぎゃんしたらよかと!?」
181むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/22(日) 04:06:41.11 ID:OR8LGlJo

姉「…いーかげん落ち着かないとグーでぶつよ?」

弟「とゆーか既に馬乗りバルカンパンチの体勢なんですが!?」

姉「…馬乗りギャラクティカファントムの方がいいかしら…?」シセンガツメタクナル

弟「はい、いいえ何でもありませんマム!!」

姉「ならば静かになさい…?」

弟「イエス、マム!!」

弟(だから姉はこの語尾の時は無茶苦茶怖いんだって! ええい、虎穴に入らずんば虎子を得ず、と言うではないか!)

弟「…しかし、なんだか今日の姉はやたらとヴァイオレンシーだな。何かあったのか?」

姉「胸に手を当てて、鏡を見ながら考えてご覧なさい…?」

弟「俺!?」

姉「それ以外、あにが在ると思う…?」コブシヲニギル

弟 マジメニカンガエル「……ごめん、本気で分からん。俺は何か姉を怒らせる様な事をしたか?」
182むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/22(日) 04:08:35.15 ID:OR8LGlJo

姉「くッ、そ、そんな真っ直ぐな瞳で私を見ないで…!」

弟「あの、馬乗りのまま俺の上で身悶えしないで頂きたく!」

姉「あん!!?」

弟「いえ何でもありませんって言いたいんだけどちょっと待ってこのままだと俺の中の俺が眼を覚ましてしまいますってお願いマジでどいてー!?」

姉「え、…え!? あ、ごめん!」

弟「だはぁ。…ふぅ。ヤバかった。もーちょいで俺の中の俺が暴発する所だった…。」

姉「ちょ、こんな所で無駄弾打ったりしたら承知しないんだからね!?」

弟「いきなり何言ってんだ姉!?」

姉「ナニの事に決まって」

弟「ふんぬ!」ヅツキ!

姉「ぎゅっ!? …いったーいー!」

弟「…落ち着いたか?」
183むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/22(日) 04:10:23.48 ID:OR8LGlJo

姉「…あにすんのよー!?」ナミダメデ

弟「ごめん、ちょっと強かった?」

姉「ちょっと所ぢゃないー! …ってゆーかあとでお返しするかんね?」

弟「げ?!」

姉「己の罪の重さに恐れ戦いて震えて眠るがいいわ…?」クライコエデ

姉(ってゆーか決定。今夜はってゆーか明日の夜まで絶対、ずえっっったい寝かせてあげないんだから!! 黄色い太陽どころか紫の空を拝むがいいわ!!」

弟「ちょ、その内心が漏れてるのは確信犯なのか!?」

姉「しなやかなスタイル?」

弟「そんなごく一部の人しか分からんネタ使うなー!」

姉「うっさいうるさ」

弟「だからやーめーろー!」
184むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/22(日) 04:12:05.22 ID:OR8LGlJo

弟「…結局何だって俺達は土曜日の夜中に騒いでるんだよ?」

姉「ちょ、諸悪の元凶がそんな事言う!?」

弟「それこそ何だその言われ様は!?」

姉「…もーあったまキタ。」

弟「え?」

姉「弟、寝るよ?」

弟「へ?」

姉「へ? じゃ無くて。あ、その前に弟はお風呂入った? 入ってないよね?」

弟「あ、いや、既に」

姉「入ってないよね!?」ギッ!

弟「はい! 入っておりません!」チョクリツフドウデ

姉「宜しい。私も入ってないし今日は暑かったし。この時間から沸かして別々に入ったらご近所迷惑になるかもしれないし。とゆー訳で一緒に入りましょう。」

弟「ちょ」

姉「あんか言いたい事でも!!?」ギン!!

弟「いやあのちょっと言いたい事ってゆーか手ェ引っ張るなせめて着替えだけでもォー!?」

姉「今宵は此処までに致しとう御座います…。」

弟「」

姉「一緒に、幸せになりましょう…?」

弟「い、いや、断じて不幸なんかじゃない。だが、幸せで気持ちよくて楽園で天国だけど最終的にやっぱり不幸だぁぁぁ!?」
185むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/22(日) 04:14:18.21 ID:OR8LGlJo

…やっぱし勢いで書いた為と脳内が深夜モードに入って実況不可能になった為打ち止め。orz

それにしてもやっぱり姉絵師様は素晴らしいです! GJ!!




姉「ん、髪の毛も綺麗に伸びてきたし。もーちょいで背中の下から腰位に届くわね。これで…弟と…にゃーん♪」

弟 アネノヨウスヲミナガラコゴエデ「……この時間と流れなら言える、姉絵師様、逆に時期的に暖かいの通り越して暑くなってきたんで姉の浴衣姿とかリクエストしてみてもいいですか!?」

姉「…あら、まだそんな余力があるの? ぢゃあもう一回づつご馳走して貰っちゃおうかにゃー?」

弟「ちょ!!? 待った、これ以上風呂場ですると湯中りするぞ!?」

姉「え!? …も、もう、お風呂ぢゃ無くてお布団でしたいならそう言ってくれればいいのに…。」ホテッタカオデホホエミナガラ

弟「くぁwせdrftgyふじこlp;」

姉「もっともっと、幸せにしてね?(はぁと)」

弟「ナニこの天にも昇る心地で地獄逝き…!?」
186創る名無しに見る名無し:2011/05/22(日) 15:29:17.05 ID:DYgQM51t
あんまり賞賛されると調子にのるからほどほどでお願いw
他スレでは基本SS書きだし、絵は専門外なのよほんとは
浴衣はもともと描く気でいたから安心してくれ。多少先になると思うけど

しかし>>185みたいな描写があるとね…つい絵にしてみたくなるから困る
187創る名無しに見る名無し:2011/05/23(月) 02:35:55.31 ID:tCf0wHeB
>>186
SSも書けば良いと思う
188創る名無しに見る名無し:2011/05/23(月) 20:18:10.54 ID:yRGBdO/V
>>187
台詞系じゃなければ書けるんだけど、今のところ台詞系SSしかないから
ちょっと尻込みする感じw 書いてみたいとは思う
189創る名無しに見る名無し:2011/05/23(月) 22:52:44.78 ID:/W9iBDze
地の文系統か?
面白そうだな
190むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/23(月) 23:01:06.22 ID:0hhazioN

弟「ほう? ほほう!?」

姉「弟ー? って、その流れは…。今日はどしたの?」

弟「ああ、大丈夫、今日は疚しい所なんか無いから。」

姉「ぢゃあ以前は疚しいと事があったと。」

弟「その断定形はいかがなものかと!?」


姉「んで、今日はあに?」

弟「だはぁ…。あ、これ。>>186-188。」

姉「…あら。あらあら。姉絵師様SSデビュー? 」

弟「このレベルで絵が掛けてさらにSSとか。スゲェよなー。」

姉「私達なんて欠片も絵心無いもんねー。」

弟「おかしいよなぁ。姉なんて家事万能で歌上手くてスポーツ苦手じゃないしそんでもって」

姉「え、ちょ」

弟「ナイスバディで絹の如き黒髪で傾国の美女なんてチートキャラなのに絵だけは」

姉「うっさいやかましい黙れバカー!?」カオマッカ

弟「ぅどげはぁッ!?」
191むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/23(月) 23:02:03.01 ID:0hhazioN

リクエストのお答え頂きありがとうございます!>>186

でもこれでSSまで書ける…筆者の居所が… orz

姉「ふんふんふ〜ん♪ どんなポーズで描いて頂けるのかにゃーん…♪」ユカタノスソヲサバキツツ

弟「くっ、あの姉があんなに楽しそうにするなんて、姉絵師様、やっぱり怖い子…!!」カオニタテセンヒキツツシロメデ


…姉がアップを始めたようです…。
192創る名無しに見る名無し:2011/05/23(月) 23:18:03.04 ID:/W9iBDze
>>188
台詞系以外でも大丈夫じゃないか?

>>191
気にする事はないよ
俺はむじな氏のSSいつも楽しみに待ってるし
193創る名無しに見る名無し:2011/05/24(火) 19:42:42.40 ID:AAr8vb9Q
>>191
そう、気にすることはない
書きたいなーと思うだけで具体的には何も決まってないしね
絵描くので割と手いっぱいだしw
194むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/24(火) 21:16:11.70 ID:+jA6Ouo5

弟「えー、ウチのへそ抜け筆者の不用意な発言にお気遣い頂きありがとうございます。」

姉「並びにへなちょこ作者のアホがヘンな事を言いやがりましてお騒がせしました。」

弟「今後の為にも姉が本気でヘコましときますんでご容赦を。」

姉「全く。ちょおっとお仕置きがいるみたいね…?」

弟「だからその口調はコワいって!?」



…く、「口は災いの元」と云うのを実感した次第です。orz

お許しと御期待にお答え出来ます様頑張ります…。
195創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 23:14:58.28 ID:ZVwy0Uu6
頑張れ
196むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/27(金) 00:23:51.64 ID:Q29jERi3

姉「えー、皆様! これからちょっとイタい子が通ります! 心優しい方々は見ないふりをしてやって下さい!」

弟「いきなりソレかよ!? やっぱし姉の方が数段タチ悪いって!?」
197むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/27(金) 00:28:20.82 ID:Q29jERi3


「…嗚呼。」
「どうしたの? 弟」
 パソコンを見ていて天を仰いだ弟に、姉が声を掛けた。
 椅子の背もたれに寄りかかったままの弟が眼を覆ったまま声を返す。
「ああ、皆、求める物は同じなんだな、と思ってた。」
 あー、またいつもの発作かー、とちょっとゲンナリする姉。とは言え放置しておいても勝手に再起動したりはしないので面倒臭いにゃー、とか思いつつも、
(こんな弟を立て直せるのは私しかいないんだもんねー♪)と更に内心で思いつつ顔はニコニコしているのは弟だけが知っている秘密だ。
 自分で言うのもアレだけど今日は機嫌も良いし、ちょっと甘やかしてあげちゃおう。そんな事を考えながら未だに椅子でグッタリしている弟に後ろから抱きつく。
「それで、弟はあにを見つけたの?」
「真実を。」
198むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/27(金) 00:28:57.93 ID:Q29jERi3

 今日は重症ねぇ。これっていわゆる「厨二病」ってゆー奴かしら? とか失礼な事を思いつつ。
「…姉だって人の事言えないだろう。てゆーか何処で厨二病なんて知ったんだ?」
「え!? そ、それは、だって、ねぇ?」
 露骨に動揺する姉。溜息を吐きつつも余り本格的に追い詰めるとミミック始発爆弾岩経由メガンテ逝きになる事を身を以って知っているので弟は深追いはしない。
 何より、焦っている姉はより一層魅力的だという事をこれも身を以って知っているからだ。
(俺ってサドっ気があるのかな? でも可愛すぎる姉が悪いんだよな…?。)
 等と勝手な事を思っている弟。いつか地獄に落ちる事請け合いであろう。
199むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/27(金) 00:30:23.23 ID:Q29jERi3

 姉が落ち着いてから話を再開する弟。
「…此処ではない何処かの話さ。そこには魂の孤独と癒される事の無い痕、そして赦される事の無い罪を抱えた者達が集っていたんだ。」
 ぅわぁ。今日のは本格的にアレだなー。とか思いつつも語り始めた弟の横顔に魅入る姉。
「罪と罰と痛みを抱え。だが、それでもそれを望み、手を伸ばし、後悔なぞせず全てを捧げた求道者達の残滓。」
 両手を広げて天を仰ぎ、我知らす、言葉を紡ぐ。

「癒える事無き痕の痛みをこの身に纏いて我は彷徨う。只朽ち果てる為に…。」
 
 同じ重みを背負ったつがいの片割れ、その想いは姉にも届いた。
「…弟がそんなに感じ入る、って事は?」
 流石は我が姉。そんな風に笑う弟。
「ああ。俺達と同じ、って事さ。」
200むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/27(金) 00:31:10.11 ID:Q29jERi3

 弟が見てみ? と示した画面では、弟が言った通り自分達と同じ嗜好の者達が語り合っていた。
「はぁ。やっぱし同じ人達っているのね…。」
「そりゃあそうさ。ここに姉を愛してる弟がいる。弟を愛してくれている姉がいる。この宇宙で地球しか生命がいる惑星じゃないように、俺達二人だけじゃない、って事さ。」
 …あんだか今日は無駄に話が大きくなるのね。どっからデムパ受信してるのかにゃー。等と十二分に失礼な事を考えつつも画面を読み込む。
 そこには自分達の様に愛し合う姉弟、妹に迫られて応えてたら度が過ぎて調教になっちゃった兄、「歳が離れた息子みたいな弟」がいる長男、エトセトラエトセトラ。
「ふわー。やっぱしいるのねー。」
「俺も全く同じ感想だったよ。」
 眼を合わせて微笑む。
201むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/27(金) 00:32:05.64 ID:Q29jERi3

「あんだか安心しちゃった。私達はそんなにおかしい訳じゃないのよね?」
「まあ絶無とは言えないが、マイノリティと言える程多くも無いんだろうなぁ。公表するモンでも無いし。」
 ポロリ、と言う感じで口にした弟。あ、と思った時には、
「…ッ。」
 出さないようには頑張っている、だが世界中で誰にも分からなくても弟だけには分かる。
 そんな感じに姉の表情が、雰囲気が変わったのを弟は見逃さない。
 そして身逃がす事など許される訳が無い。姉にその罪と咎を負わせたのは他ならぬ自分なのだから。
 そして弟には撤回も謝罪も許されない。この罪が許される事など在り得ないのだから。だから。
「…。」
 弟は何も言わずに姉を抱き締めた。それだけが弟に許された行為なのだから。
202むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/27(金) 00:33:09.74 ID:Q29jERi3

「…ん。大丈夫。」
「…そうか。」
 あにが、とは言わない。何が、とは問わない。二人にはただお互いがいる、その事だけで充分なのだから。
「『   』。」
「あに?『  』?」
「俺には何も言う資格が無いかもしれない。でも、これだけは胸を張って、命を掛けて言える。」
 抱き締めていた姉を一旦離し、心を込めたキスを捧げる。そして。
「俺は『   』、貴女を愛しています。」
「私も。『  』、貴方を、愛しています…。」
 もう一度キスをした。全ての悲しさを忘れてしまえる様に。
203むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/27(金) 00:34:01.42 ID:Q29jERi3

弟「………だはぁ!!!」

姉「ちょ、あによこれ、恥ずかしすぎるゥ――!!?」

弟「ちょっと待てコラ責任者出て来い!! 何なんだこりゃあ!?」

姉「あんだってゆーの!? あんの積りよコレ!? 店長を呼びなさい!?」

弟「一体何をトチ狂ってこんなモン書きやがった!? 大体」

姉「美味しかったありがとう!! 出来ればまたこんな感ぢでお願い!!」

弟「だからナニを言ってやがんのか姉ェーーー!!?」
204むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/27(金) 00:34:59.45 ID:Q29jERi3

弟「全く、何を考えてんだ…?」

姉「まあアレでしょ。姉絵師様が言ってたから『筆者も地の文に挑戦!!』とかやってみたんでしょー?」

弟「んで敢え無く空中分解後墜落、と。身の程知らずな事なんて止めときゃいーのに…。」

姉「まー確かにここで書いて…約4ヶ月? 会話調ばっかし書いてたから地の文の書き方すっかり忘れてるもんねー。」ニガワライ

弟「それって笑ってる場合じゃなかろうが。只でさえ完結編が途中なのに。」

姉「ひと、ソレを現実逃避と言う!!」ドヤッ!

弟「だからそれこそ!」チョップ!

姉「いったーい!? 私をぶったってしょーがないでしょー!?」

弟「ひと、ソレを八当たりと言う!!」

姉「弟、あとでお仕置きと罰ゲームだかんね…?」

弟「だはあッッ!?」
205むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/27(金) 00:36:09.64 ID:Q29jERi3

orz

た、確かに身の程知らずではありますが、いつもの会話調では上手く書けない事請け合いな感じのネタだった為敢えて挑戦してみました。

読み返してみると、無理やり雰囲気出そうとしてるのが丸分かりですね(苦笑)。

コレを書いてる時点ではまだ貼り付けて無いんですが、果たして上手く貼り付けられるでしょうか…? orz
206創る名無しに見る名無し:2011/05/27(金) 03:05:50.98 ID:DqHWa/PG
投下乙!
地の文も悪くないよ
207創る名無しに見る名無し:2011/05/27(金) 19:50:23.92 ID:Hk+59Z9r
おつ
208むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/28(土) 01:23:19.77 ID:Z9v+6C/j

姉「弟ー?」

弟「ん、何ぞ? …ってこの始まり方も久し振りだな。」

姉「そだねー。まあ、それは兎も角。」

弟「何の話かな?」

姉「あんだかさ、言い方は悪いけど、最近ここって『私達の隔日日記ー!』ペカペカーン! みたいになってるけど、大丈夫なのかな?」

弟「大丈夫ってゆーか、読んで下さってる人達はいるみたいだし、あんまり度を過ぎると思われたら注意してくれるんじゃないか?」

姉「…そかな?」

弟「いやまあスレの荒らしってゆーかアンチになると一日に何十とか、千レスの内の2割がその荒らしの輩のレスとかゆーのがあるから。まだこの程度なら御目溢し頂けるんじゃないか?」

姉「まあ、言う程書いてる訳ぢゃないもんね。…はぅ!」

弟「だはっ! お、俺まで巻き込んで自殺するのは止めてくれ姉…!」
209むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/28(土) 01:23:55.20 ID:Z9v+6C/j

…最近50の内40近くが筆者だったもので orz

ラブ姉弟様やゲリラ姉師様とか最近お見かけしない…。 orz
210創る名無しに見る名無し:2011/05/29(日) 16:30:12.34 ID:P9sq9xSR
VIPからこっちに移転してたのか

だいぶ探した
211創る名無しに見る名無し:2011/05/29(日) 17:55:53.01 ID:6kOlJWzv
>>210
ここは元からあるスレだよ
212創る名無しに見る名無し:2011/05/29(日) 18:01:04.46 ID:P9sq9xSR
>>211
まじか

じゃあ姉スレ総合はどうなったんだ
213創る名無しに見る名無し:2011/05/29(日) 18:08:00.32 ID:6kOlJWzv
>>212
SS速報にある
214創る名無しに見る名無し:2011/05/29(日) 18:46:15.84 ID:P9sq9xSR
>>213
さんくす
215創る名無しに見る名無し:2011/05/29(日) 19:10:18.18 ID:ga2+E/sU
ごめん聞きたいんだがSS速報ってどのにあるの?
216創る名無しに見る名無し:2011/05/29(日) 20:10:04.64 ID:6kOlJWzv
>>215
外部板
217創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 09:03:31.54 ID:/7EtOcFr
>>216
BB2Cに追加したいのでURLを教えてくれ、頼みます
218創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 16:46:48.88 ID:3mSz6niB
>>217
>>216じゃないがググれよ
















ttp://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
219創る名無しに見る名無し:2011/05/31(火) 01:00:30.75 ID:odjOozLJ
>>209
気にする事じゃないよ
二人はこのスレの事を忘れてるのかも知れないなw
220むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/31(火) 01:43:15.17 ID:m3MHJSr/

弟「だはッ!!」

姉「? どしたの弟?」

弟「こ、こんなに強く正しく美しい正統派ツンデレなんか見たの久し振りだ…!」

姉「ふへ? あにそれ?」

弟「ほら、これ見てみ? >>218

姉「…ほう? これは良いツンデレね。冷たい振りしてきっちり仕事はしてる。うん、極上。」

弟「冷静に評論してるのも何だか良く分からんが。」

姉「…す、凄いよここ!? あにこの山の様な大量の綺羅星の如きSS!?」

弟「一体いくつあるんだコレ!? …外部板だったのか。いくら探しても出てこない訳だ。」

姉「貼って頂いてありがとうございますー!!」

弟「ナイスブルマ!! じゃなくてツンデレ! >>218

姉「でもこれ凄いよ?」

弟「読み終わるまで何日掛かるか…。」

姉「取り敢えず今日は私ー!!」

弟「ちょ、なんでいきなりこの時間からルパンダイブー!?」
221むじな ◆Umw27Fm542 :2011/05/31(火) 01:44:10.20 ID:m3MHJSr/

…読んでたらごく普通に徹夜できそうですね(苦笑)

最近誰も貼ってくれないんで様子見てたんですが、連貼りになっちゃっても大丈夫ですか?

>>219
それはそれで切ないですよね… orz
222創る名無しに見る名無し:2011/05/31(火) 02:21:16.62 ID:AkNw69jN
>>217だが、>>218ありがとう!
223創る名無しに見る名無し:2011/05/31(火) 20:58:00.24 ID:odjOozLJ
>>221
おk
224創る名無しに見る名無し:2011/06/05(日) 23:00:05.22 ID:5NgX5IR3
6月になってから1レスもない…だと…
225創る名無しに見る名無し:2011/06/07(火) 22:45:37.74 ID:87O+mAju
随分と過疎ってるなww
226創る名無しに見る名無し:2011/06/08(水) 19:34:07.34 ID:Sl4No2s8
姉「弟くんっ!」

姉「なに、姉ちゃん?」

姉「弟くん、愛してる!」

姉「俺もだよ」

姉「〜♪」


弟「何やってんだよ」

姉「」


駄目だ、姉分が・・・足りない・・・
227創る名無しに見る名無し:2011/06/09(木) 16:26:32.36 ID:lJf0DWBW
絵師の人もこないな
228創る名無しに見る名無し:2011/06/11(土) 00:17:41.44 ID:zH7aI5G/
ボク姉成分がほしい…
229創る名無しに見る名無し:2011/06/12(日) 07:35:55.47 ID:ARF5+8BH
姉「梅雨だねぇ」

弟「だな」

姉「梅雨って言えば、てるてる坊主だよね!」

弟「てるてる坊主…」

姉「あ、そういえばねー明日も雨なんだってぇ♪」

弟「なんで嬉しそうなんだよ?雨って色々とめんど…って人の話聞かずにどっか行ったし」

5分後…

姉「弟くん♪こっちみて♪」

弟「ん?」

姉「じゃーん!白のワンピース♪」

弟「…だから?なに?」

姉「もー弟くん、分かってないんだから〜」

姉「梅雨!てるてる坊主!」

弟「うん」

姉「ってことで私自身がてるてる坊主♪」

弟「は?」

姉「えっとねーここに紐をくくりつけて…」

弟「……」

姉「この中に頭を入れてぇ」

弟「ちょ…ちょっと待て姉ちゃん死ぬ気か!?」

姉「弟くんおっかしー♪なんでそうなるのよ♪?」

弟「いや、それどうみても首つって死亡フラグだから!」

姉「………ん?…………」
弟「……」

姉「あ…なるほど…」

弟「……」

姉「弟くん」

弟「なに?」

姉「…いっしょにてるてる坊主作ろっか」

弟「うん」

230姉と弟:2011/06/12(日) 08:09:54.96 ID:sFjl4CBc
弟「さぁーてとぉそろそろバイトの面接行かなくちゃだなぁ」

姉「…………」

弟「なによ?」

姉「弟くんは出会いを求めてるんですか?」

弟「はぁー?!どういうこと?」

姉「アルバイトというものは出会いがあります」

弟「そりゃあそうだよ」

姉「もちろん異性とも」

弟「否定はしない」

姉「…ひどい!弟くんはやっぱり異性との出会いを求めているんですね!」

弟「求めてない」

姉「じゃじゃあなぜアルバイトをするんですか?」

弟「別に理由なんてって…」

姉「うーーーーーー…」

弟(うわっなんか泣き出したよ)

姉「うっ理由がないならアルバイトはしない…うっくすん…はずです。くすん」
弟「…………」

姉「うっ…ひくっひくっ」
弟(めんどくせぇー!)

弟「分かったよ理由ね理由」

姉 じーーーーーーっ

弟「あーえーっとほらあれだよあれ」

姉 じーーーーーーーっ

弟「姉ちゃんのダメだよ」
姉「?!」

弟「姉ちゃんに自分の稼いだお金で、誕生日プレゼント買おうかと思ってさ……(どうだ?!)」

姉 ニコニコ

231姉と弟A:2011/06/12(日) 08:11:56.28 ID:sFjl4CBc
>>230
姉「じゃあアルバイトしてもいいです♪私は嬉しいです♪」

弟(はぁ…やっと解放か…。ていうか「じゃあアルバイトしていい」って…姉ちゃんは親か!…んなこと言ってる場合じゃないな)

弟「じゃあ面接行って…」
姉「どうしました?」

弟「なっ!!!面接時間すぎてる…」

弟「あそこの店長…時間がすぎたら来なくていいって言ってたな…なにもしないで…落ちた…」

姉 ニコニコ

姉「プレゼントを貰えるのは嬉しいですが、弟くんと過ごす時間はやっぱり減らしたくないんです♪」

弟「……」

姉「計画通りです♪」

弟「…」

232創る名無しに見る名無し:2011/06/12(日) 08:16:06.68 ID:sFjl4CBc
>>230
訂正「お姉ちゃんのためだよ」だよ><
233姉と弟:2011/06/12(日) 09:09:08.57 ID:ARF5+8BH
姉「弟くーん、もー開けてよぉー」

弟「なんだよ姉さん?今取り込み中なのに…」

ガチャ
・弟部屋

弟「今見ての通りゲーム中だから」

弟「話は簡潔にね…でなに?」

姉「弟くーん♪お姉ちゃん、彼氏出来ちゃった」

弟「!?」

姉「ね?今の動揺の顔♪?もしかして焼いてんの♪?」

弟「ななななんで僕が姉さんに焼かないていけなくたど動揺もしておらおら」

姉「ぷぷぷ。弟くん可愛い♪やっぱり動揺してるんだぁ」

弟「しておらん!」

姉「でもでも、お姉ちゃんが彼氏作ったのは弟くんのせいなんだからね?」

弟「……は?なんでだよ。僕と姉さんの恋人は関係ないでしょ」

姉「だってだって…弟くん、最近彼女に夢中じゃない」

弟「?彼女居ないよ!」

姉「それ」

弟「テレビ?」

弟「……え…ギャルゲーのキャラのこと…」

234姉と弟A:2011/06/12(日) 09:10:00.25 ID:ARF5+8BH
>>233
姉「うん、さっきだって…ずっと、その子に夢中で部屋に入れてくれなかったじゃん!お姉ちゃん悲しいぞ!」

弟「べ別にいいじゃん!姉さんだってもう彼氏に夢中なんでしょ?!」

弟「……ど」

弟「どうせ僕なんて、現実で彼氏にしてくれる人なんて居ないし……」

姉「絶対!そんなことないよ!」

姉「……」

姉「……弟くんを彼氏に出来る人が羨ましいな…」

弟「え?今なんて?」

姉「ううん♪なぁんでもないよ♪とにかく今日は彼氏を紹介したくてね♪」

弟「い、いいよ紹介なんて」

姉「じゃあちょっと待っててね♪」

弟「……」

235創る名無しに見る名無し:2011/06/12(日) 09:11:56.90 ID:ARF5+8BH
>>234
1分後

姉「じゃあ今から呼びまーす」

姉「はい!」

弟「誰もきてないよ」

姉「弟くん私の手元♪」

弟「……PSP」

姉「の中の彼氏だよ♪カッコイイでしょ♪」

弟「姉さん、こういうゲームやるんだ…」

姉「だってだって、弟くんが全然かまってくれないもん」

弟「はいはい、でも今はハマってんでしょ?」

姉「うーん、全然」

弟「…」

姉「お姉ちゃんはやっぱり弟くんに一番ハマってるみたい♪」

姉「えへへへへ」

弟「…………」

弟「と…と…トイレ!」

弟「ととりあえずトイレー!!!!」

ガチャン

姉「ぷぷぷ。弟くん照れちゃって…可愛いなぁ…もう」

トイレにて
弟(…はぁ…良かった。姉さんに彼氏出来てなくて…)

236姉と弟B:2011/06/12(日) 09:12:20.34 ID:ARF5+8BH
>>234
1分後

姉「じゃあ今から呼びまーす」

姉「はい!」

弟「誰もきてないよ」

姉「弟くん私の手元♪」

弟「……PSP」

姉「の中の彼氏だよ♪カッコイイでしょ♪」

弟「姉さん、こういうゲームやるんだ…」

姉「だってだって、弟くんが全然かまってくれないもん」

弟「はいはい、でも今はハマってんでしょ?」

姉「うーん、全然」

弟「…」

姉「お姉ちゃんはやっぱり弟くんに一番ハマってるみたい♪」

姉「えへへへへ」

弟「…………」

弟「と…と…トイレ!」

弟「ととりあえずトイレー!!!!」

ガチャン

姉「ぷぷぷ。弟くん照れちゃって…可愛いなぁ…もう」

トイレにて
弟(…はぁ…良かった。姉さんに彼氏出来てなくて…)

237創る名無しに見る名無し:2011/06/12(日) 11:01:14.06 ID:j5ZrymYi
乙!
238姉とマッサージ:2011/06/12(日) 18:39:04.82 ID:ARF5+8BH

弟「姉ちゃん、マッサージしてやんよ」

姉「え?!なによ?いきなり」

弟「俺の友達の兄がマッサージ師で、気持ちいいツボとか教えてもらったんだ」
姉「あんた!姉を実験台にするつもり!?」

弟「そのとおり」

姉「…否定してくれないとなにも言えないじゃない」
弟「んじゃ、姉ちゃん寝転んで、あ、仰向けじゃなくて」

姉「俯せ?」

弟「うん、背中のツボしか教えてもらってないから」
姉「ふ〜ん」

姉「…………」

モミモミ

弟「どう?」

姉「……気持ちいいよ…」



239姉とマッサージA:2011/06/12(日) 18:39:52.69 ID:sFjl4CBc
>>238
モミモミ

弟「ん?ここは?」

姉「…………」

弟「ってあれ?寝てる?」

弟「おーい早すぎだろ」

姉「すーすー」

弟「もうやめておくか」

ゴロン

姉「すーすー…」

弟「仰向けんなった」

弟「胸のマッサージでもしてやるか」

姉「ん…弟くん…して…」
弟「…………」

姉「はやくぅ……」
240姉とマッサージB:2011/06/12(日) 18:40:39.51 ID:sFjl4CBc
>>239
弟「…………」

姉「いじ…わるぅ…」

弟「寝言で喋りすぎだろ。やっぱり寝たフリだったか」

姉「おきて…ない…よ…」
弟「……部屋戻ろ」

姉「わぁーわぁー待って待って姉さん起きた起きた!」

弟「……」

姉「気持ちよかったわ!弟」

弟「へいへい」

姉「でも前のマッサージもして欲しかったぁー」

弟「馬鹿か」

姉「弟くん、私は馬鹿じゃないわよ!いずれ彼女が出来たら揉まなきゃだし!私がいつでも練習付き合ってあげるわよ♪」

弟「やっぱり馬鹿だ」

姉「だから、次は前も気持ちよくさせてね♪」

弟「(付き合ってられん、適当に返事しておこう)へいへい」

姉「!?」

姉「(照)」

弟「?」


241姉と携帯電話:2011/06/12(日) 19:13:28.68 ID:ARF5+8BH
リビング

弟「風呂入ろ」

姉「入れ入れ」

弟「お先〜」

姉「はいはい」

姉「…………」

姉「(ニヤニヤ)」

姉「よし、弟が風呂に入ったの確認しました!」

姉「隊長!ここに携帯電話があります!」

姉「なに?!それは誰のだ?!」



242創る名無しに見る名無し:2011/06/12(日) 19:14:08.91 ID:ARF5+8BH
>>241
姉「弟のものであります!」

姉「よし、中身の調査だ!」

姉「あいあいさー!」

パカッ

姉「待ち受け、初期設定なの…寂しいやつ。…よし、姉とのプリクラに変えといてあげよう」

姉「私の携帯から赤外線そーしんだい!」

ピッピッピッピッ

姉「よし、これでOK!」

弟携帯(ブーブーブー)

姉「うあ!!着信」

姉「メールか」

姉「差出人、ゆき…件名『好きだよ』え!?」

姉「お、女の子?!好きだよって?ななによ!!!」
ピッピッピッピッ

姉「弟、しっかりしてるじゃない…メールにロックかけてるなんて」

243姉と携帯電話B:2011/06/12(日) 19:14:52.58 ID:ARF5+8BH
>>242
姉「しかーし、姉はパスワードを頑張ってといてみせる!」

ピッピッピッピッ

携帯電話「パスワードが違います」

ピッピッピッピッ

姉「弟の誕生日は?」

ピッピッピッピッ

携帯電話「パスワードが違います」

姉「まだまだ!終わらんよ!」

ピッピッピッピッ

携帯電話「パスワードが違います」

ピッピッピッピッ

ピッピッピッピッ

ピッピッピッピッ……

244姉と携帯電話C:2011/06/12(日) 19:15:36.50 ID:ARF5+8BH
>>243
姉「全部ハズレぇぇぇ」

弟「」

姉「んーんまだ姉は諦めないわよ」

弟「」

ピッピッピッピッ

姉「またハズレ」

弟「大変だな」

姉「そうそう大変なの」

姉「あ」

弟「…俺の携帯勝手にみてた?」

姉「……はい」

弟「……」

姉「あのね、でもね、メールとかはロックされててみ、みてないよ!!」
245姉と携帯電話D:2011/06/12(日) 19:19:42.98 ID:ARF5+8BH
>>244
弟「ってなんで人のメール見ようとしてんだよ!」

姉「だって…さっきゆきって女の子からメールがきてて」

弟「女の子?ちょっと返して」

姉「…はい」

ピッピッピッピッ

弟「……これは男だ」

姉「え?でも好きだよって」

弟「みてみメール本文」

姉「『だからまじで弟の姉さん、紹介して!まじで頼む!それかまた弟の家で遊ぶ時に会わせて!お話してみたい!』…」

弟「な」

姉「弟の友達のこがゆきくんって名前だったんだ。そういえば遊びにきてたこいたね」

弟「ん」

姉「でも、最近そのゆきくん遊びにこないね」

弟「姉に惚れたってうるさいから」

姉「ふ〜ん」

弟「」

姉「ふ〜ん」

弟「今日は罰として姉が夜飯つくれよ」

姉「はいはい♪♪(ニコニコ)」

弟「喜ぶな」

姉「了解しました♪」


246創る名無しに見る名無し:2011/06/12(日) 19:28:00.85 ID:ARF5+8BH
ID変わったりで読みづらくてサーセンw
247創る名無しに見る名無し:2011/06/12(日) 21:50:57.26 ID:j5ZrymYi
乙!
また書いてくれ!
248創る名無しに見る名無し:2011/06/12(日) 23:13:08.69 ID:LhVBbXFZ
>>246
おつ
249むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 21:58:37.29 ID:JZJlp6x8
>>246
乙です! またお書き下さい!

…さて。
250むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 21:59:27.08 ID:JZJlp6x8

姉「…え? ちょ、嘘、もう始まってる!!?」

弟「なんだそりゃ。どっかの生中継かなんかかこれは?」

姉「うっさい!! 久し振りあんだからしょーがないでしょー!? ってゆーか只でさえすんごい遅くなってるのにこの体たらくってあによ!?」

弟「スレの方も一時期かなり過疎ってたしなぁ。『枯れ木も山の賑わい』じゃ無いが、この話でちょっとでも盛り上がってくれるといいんだが。」

姉「…お、弟がまともな事を言ってる…ッ!?」

弟「そぉい!!」アイアンクロー!!

姉「ぅにゃー!? 痛いイタイ割れるー!?」
251むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 22:00:30.87 ID:JZJlp6x8


姉「え、う、にゃ!? …はう!!」

弟「ハウって何だハウって?。」ニガワライシツツ

姉「え、だ、だって!?」

弟「いやあの。さっきも言ったけど二人で温泉に入る為に草津まで来たんじゃないか。」

姉「そ、そうだけど…!」

弟「…俺と入るのは嫌?」

姉「にゃーん!!!」オトウトニトビツク

弟「どぶはぁッ!?」オシタオサレル

姉「ちょ、この、あーうーもーこのーヴァカちんたーわーけー!?」

弟「なちょ待て落ち着けどうした姉!?」

姉「これが落ちついていられる訳無いでしょうコーイーツーとーきーたーらー!?」

弟「だからムー!?」

姉「ん、んんっ、むっ…ぷは。はー…!!」

弟「だから落ち着け怖ムー!」

姉「………ぷは。はぁぁ…。」オトウトノウエニタオレコム

弟「…だは。ちょ、姉?」

姉「只今ガス欠中…。ちょっと待って…。」

弟「もー何が何だか…。」

姉(それでも抱き締めてくれるんだ…。)

弟(それでも頭を撫でてしまう俺弱すぎ…。)
252むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 22:01:31.96 ID:JZJlp6x8

弟「落ち着いたか?」ムカイアッテスワリナオシ

姉「…ん、ごめん。」

弟「で、何だったんだ今のは。」

姉「…紆余曲折を省くと『弟が悪い!!』って感ぢ?」

弟「もーどっから手を付けていいのか分からんのですが。もーちょい詳しく。」

姉「えーとね、まずはいきなり一緒に温泉に入ろうって言われた事。」

弟「温泉に来る前からこれが目的だって言ってたんだが。」

姉「うん、覚えてはいたけど急に言われて動揺した?」

弟「何故に疑問形なんだ?」

姉「さあ?」

弟「…まあいいや。んで、その次は?」

姉「弟が余りにも可愛かった事。」

弟「俺の!? 何処が!?」

姉「おーごえ出さない!!」

弟「はい!」ハクリョクニオサレル

姉「えー、コホン。…だってさ? おとーとが急に困ったような顔して甘えんぼっぽい声で小首を傾げて『嫌?』とか言ったんだよ!?」

弟「…いや。いやいやいや!? ちょ、自分で想像して鳥肌立ったんだが俺!? 俺がそんな事して何処がカワイイんだ!? ってゆーかそんな事したか俺!?」

姉「した。」

弟「マジで!?」

姉「した。したの。したってば。したんだってゆーのー!!」

弟「分かったから落ち着けー!?」
253むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 22:02:34.45 ID:JZJlp6x8

弟「だはぁ。何でこんな騒ぎに?…」

姉「だから『弟が悪い!』って事で。」

弟「…まーいーや。話を戻そう。んで、改めて。」

姉「ごめん、今度は私から言わせて。」

弟「へ?」

姉 シセイヲタダシテ「おと、じゃない。『  』?」

弟「!!」コチラモシセイヲタダス

姉「い、一緒に、お風呂入ろう?」

弟「………嗚呼。」テンヲアオグ

姉「え、ちょ?」

弟「もーぜってー離さんし放さん。あ、じゃなくて『   』はもう一生俺のモンにする。決めた。」ダキシメル

姉「…もう。」ダキシメラレツツ

弟「ん? …何故俺の胸板でのの字を書いていらっしゃいますか姉?」

姉「今更あに言ってんのよコイツときたら。前にも言ったでしょう? 私は、ファーストキスを捧げたあの時から弟のものだってゆーの。」
254むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 22:03:38.66 ID:JZJlp6x8

弟「! …!!!」アワテタヨウニアネヲハナシウシロヲムク

姉「わ!? ちょ、どしたのよ弟!?」

弟「いやなんでも無い! 何でもないったら何でもない!!」

姉「ちょ、あによそれ?」

弟「お願いだから聞かないでこれこそ後生ってゆーか武士の情けってだからこっち回り込まないで!?」

姉「…!! あ、あはは、あの、そ、おっき、ってゆーかごめんなさい!!」マッカニナッテウシロヲムク

弟「…そうか、orzってこう云う時になる姿勢だったんだな…。」orz

姉「ちょ、あにあの大きさ浴衣を押し上げてあんなに上向いてってアレ!? アレがそのうち私の」

弟「一寸たりとも隠せてませんってゆーかお願い止めて言葉に出さないで!? そのまま続けられたら初めての前に本気で精神的不能にブッ!?」

弟(ちょ、声が出せませんこれって今日二回目の姉のナマ谷間アタック!? 俺死ぬ!! マジで死ぬ!!!)

姉「ば、バカな事言ってんじゃないの!! きょ、今日この後に私をソレで弟のものにしてもらうんだからね!?」オトウトノアタマヲダキシメタママアバレル

弟(ちょ、そこで振り回されたら…ゲ!?)ニブイオトガスル

姉「…え、あ、ちょ、弟ー!?」

弟(ばたんきゅ〜…。)
255むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 22:04:52.09 ID:JZJlp6x8

姉「………ぷは。はあぁ…。…あ、起きた?」ヒザマクラノタイセイデ

弟「…本当に隙あらばしてるんだな。」

姉「うん。隙あらばってゆーか『好き』だらけだし。」

弟「そんな所で有言実行じゃなくてもいいのに…。」

姉「あーあー、聞こえませーん。ってゆーかお姉ちゃんにちゅーされるのは嫌?」

弟「天地神明に誓ってブチのめしてやれそんな俺。前に言ったかも知れんが世界で一番愛してる人にキスされて不満な訳なんか無いよ。」

姉「ぢゃああにがご不満なのよコイツときたら?」

弟「俺の気付かぬ所でやってるって事。これじゃあ姉が独りで悦ンー!?」

姉「…ぷは。ぢゃあ、これからは弟が起きてる時でも不言実行でもイーのね!?」

弟「…その内俺は『全方位なんでやねん!?』とか言い出すんだろうなぁこのままだと。」

姉「今の発言の何処に突っ込み所が?」

弟「敢えて突っ込むとすれば、『有言不実行だけは許さん』とでも言っておこうムー!」

姉「…ぷは。ぢゃあこれからは何時でも何処でも弟とちゅーしていいのね!?」

弟「『全方位なんでやねん!?』」

姉「何処に突っ込み所が!?」

弟「俺の人権が無視されてる!! んでもって二人っきりの時以外禁止ムー!!」

姉「…ぷは!! い、何時でも何処でもお姉ちゃんとちゅーしていい権利! それに、」

弟「それに?」

姉「私達がちゅーしてる所を他の人にも見せたい、だなんて。弟って結構ヘンタ痛ったーい!?」

弟「全方位なんでやねん!?」
256むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 22:06:04.80 ID:JZJlp6x8

弟「ほんっとーにどっから突っ込んでいいのかこの姉は…?」

姉「え!? ちょ、お姉ちゃんってゆーか女の私にそんな事を言わせる気!? そんなのルール違反痛い! 痛いって二回もぶったー!?」

弟「アイアンクローがお望みなら謹んで進呈するが?」ワキワキ

姉「ちょ! その手は止めて!? 弟今握力60キロ超えてるんでしょー!?」

弟「安心してくれ。先週計ったら右72kgまで伸びてた。」

姉「潰れる!! クシャっと逝っちゃうからやめてー!?」

弟「ちなみに千代の富士で94、元祖鉄の爪で有名なフリッツ・V・エリックは一説には120キロとかあったらしい。」

姉「そんな比較されても嬉しくない! ってゆーかそんな情報貰っても今の私には全く役に立たないー!」

弟「何でさ。これも姉をマッサージするために頑張って鍛えたんだぜ?」

姉「それが本当なのも知ってるし何回もマッサージして貰って心地良かったし、弟が気を使ってくれて涙出るほど嬉しかった事もあるんだけど! 今は絶対違う方向で使われようとしてるから!」

弟「大丈夫だって、そんな事しないから。…今は。」

姉「後でするのは確定なの!?」

弟「そりゃあ、姉の心がけ次第。」

姉「すごく納得がいかないってゆーか弟がお姉ちゃんをいぢめるー!!」

弟「マジでクロー掛けんぞこのヴァカ姉ー!」オキアガッテオイカケル

姉「にゃー!?」ニゲル
257むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 22:07:31.65 ID:JZJlp6x8

弟「…だは。疲れた…。」

姉「む、無駄な体力を…。あったく、このヴァカちん弟は…。」

弟「お、俺が悪いってか。」

姉「それ以外にあにがあると?」

弟「小一時間どころか丸八時間問い詰めても物足りないだろうな…。」

姉「まー、こーゆー問題は話し合ったって合意は出来ないもんだし、もっと建設的な話をしましょう?」

弟「…言いたい事は山程有るけど、まーいーや。」

姉「はい。」つ茶

弟「ありがと。…ふぅ。」

姉「古人曰く、喉が渇いたら水を飲み、心が乾いたらお茶を飲む。…んだそうよ?」

弟「そうか…。いい言葉だな。んで!」

姉「わ!?」

弟「本題は何処に行ったんだ?」

姉「体が渇いたら? それこそ肉体言痛い痛い痛いーー!!!?」

弟「俺の右手が真っ(以下略)。」
258むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 22:10:18.88 ID:JZJlp6x8

姉「…うぅ、どたまがぢんぢんするぅ…。」

弟「我が前に敵は無し!! デストロイゼムオール!!」

姉「…そんな活字で表現できない巻き舌で叫んだって細かく表記してなんてあげないんだから。」

弟「?」

姉「あんでもないわよ!」

弟「まあ、それはさて置き。」

姉「勝手にさて置かれた!?」

弟「お互いに言いたい事は多々あれど、こんな感じで入浴時間過ぎた、とか云ったら洒落にならんから一旦打ち止め。」

姉「ラストオーダー?」

弟「? 何か注文すんの?」

姉「は、外した!?」

弟「…さっきから何を言ってるんだか良く分からんのだが。」

姉「…て、照れ隠しよ分かれってのコイツときたらー!?」

弟「あいッたーす!?」
259むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 22:11:53.30 ID:JZJlp6x8

弟「よし! 気を取り直して!! …姉!?」

姉「はいッ!?」

弟「い、一緒に温泉入ろう!!」カオマッカ

姉「はい!」オナジクマッカ

弟 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

姉「あ、でもその前にお風呂入るからね?」

弟「…へ?」

姉「へ? ぢゃなくて。って、直接温泉入る積りだったんぢゃ無いでしょうね?」

弟「え? あの…へ?」

姉「このヴァカちん! 都心とかの汲み上げ温泉ならいざ知らず、こーゆー由緒正しき天然温泉で体や頭とか洗って石鹸とか流しちゃったら水質汚染の原因になるでしょーが!」

弟「え、そ、そーなの!?」

姉「そーなの! だから温泉に入る時は前もって体とかを洗って、純粋に温泉に入るだけ(って云うと表現がアレだけど)にしないといけないの!」

弟「そ、そーいうモンなのか!?」

姉「少なくとも私はそう聞いたんだけど。」

弟「う、だは、言われてみればその通りだ。そんな事欠片も考えた事無かった…。」

姉「これは結構重要な事だから覚えておくよーに。これを覚えたからって別の事忘れなくていいからね?」ホホエミツツ

弟「その姉の微笑みにヤられた。ってゆーか前に俺が言ったネタ覚えててくれたのか?」

姉「あったり前ぢゃない。可愛い愛する弟が言った事よ?」オダヤカデヤサシイホホエミヲウカベ

弟「…ヤヴァイ。嬉しくて本気で涙出た。」

姉「もう。そんな事ばっかし言ってるんだからこのバカちんは。」

弟「そんな事言ったって。美しいものは美しいし好きなものは好きなんだからしょうがない。」

姉「分かったってば。ぢゃあ、別々にお風呂に入って、それから一緒に露天温泉ね?」

弟「了解。」
260むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/14(火) 22:12:59.12 ID:JZJlp6x8

カポーン

弟「…夜風は冷たくとも場は温かく。湯は滔々と。湯気は溢れ、その白きに紛れて粉雪が舞う。」

弟「…露天の天然温泉に浸かるにはこれ以上ないロケーションなんだが。」

弟「…ヤヴァイ。その雰囲気の全てを裏切って、のんびり温泉に浸かろうって気には全くなれない。」

弟「まあ、流石に入ってないと寒かったから一応湯船には浸かっているが。勿論姉に言われた様に掛け湯をしてから入ったぞ?」

弟「更に言えばルール違反なのを承知で腰にタオルを巻いたまま浸かっている俺に隙など無いッ!」キリッ

弟「って誰に向かって話してるんだ俺? つーか声に出てる? 即ち物凄い緊張してる!?」

弟「…そりゃまあそうだよな!? 何てったって、こ、これから生まれて初めて、じゃない、も、物心ついてから、でもないな、えーと、」

「お互いの想いを確認してから初めての一緒のお風呂だもんね?」

弟「そうそう、その表現が…って姉!?」

姉「ん。あに?」


 振り向くと、そこにはその長く美しい黒髪を頭上に纏め、バスタオルで体の前を隠しただけの姉が立っていた。


姉「んー、こんな風になってるのね? じゃあ髪は纏めておかなくても大丈夫かな?」


 そう言って纏めていた髪を解く。その流れた黒髪は千々に乱れる漆黒の絹糸の瀧の如く。


姉「? どしたの?」

弟「……今まで何度こうなって、何度この言葉を使ったか分からないが。それでもこの言葉しか思いつかん。」

姉「?」

弟「姉、じゃなく、『   』に見惚れてた。いや、魅入られた、と言った方がいいのか…?」

姉「こ、この、そんな真面目な顔でそんな事言うんぢゃないわよコイツと来たらー!?」

弟「だはッ!? け、蹴るな蹴るないくら何でも!! だからマジで蹴るな眼の毒ってゆーかぶっちゃけ見えそうだから!! 本当の事を言えばちょっと見えた!!!」

姉「あ、あにが見えたってゆーのよこんちきしょー!?」

弟「ちらっと黒いものが!!」キリッ

姉「正直者に御褒美ぃ!!」オケヲカブセテケトバシタアトフミツケル

弟「げばぁっ!!?」ユブネニシズメラレル

姉「死ぬまで頭を冷やしやがりなさいこのたわけ!!」

弟「どうやったって冷えねーYO!!」ウキアガリツツサケブ
261創る名無しに見る名無し:2011/06/14(火) 22:23:33.51 ID:gh7rIi8P
さるに引っかかったのかな
支援すりゃよかったか
262創る名無しに見る名無し:2011/06/14(火) 23:26:41.28 ID:6waU82dU
投下乙!
263むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/15(水) 00:27:26.25 ID:eNvp/86j

姉「あーもー! あーうーもー今度と言う今度はドゥーしてやろうかしらコイツときたら…!!?」アシダケユブネニツケツツ

弟「いやちょ俺だけが悪い訳では無いと全身全霊を以って主張するぞ俺は!!? 特に今の俺的人生最高最強のラッキースケベは断じて俺は悪くないッッ!!」ムネマデユブネニツカリナガラ

弟(ってゆーか何で姉はそんな格好で平気な顔して俺の真横に座ってられるんだ!? ぜ、ぜってぇ横向けねぇぇぇ!)

姉「だからあにが見えたってゆーのよこんちきしょー!?」

弟「だからちらっと黒いものが!」キリッ!

姉「改めて言うんぢゃないわよこのヴァカちんがー!!」オケデナグル

弟「あい・ったーす!? ちょ、桶で殴るな金具が当たったら流血モンだぞ!?」

姉「そん時は責任持って面倒見た後美味しく頂いてあげるわよ!」

弟「…そ、それはそれで」

姉「真剣に考慮すんぢゃ無いわよ!」

弟「俺にどうしろと!?」

姉「うっさいうるさいうるちゃい!!」

弟「聞かれて応えたら殴られて考えたら怒られて! 俺は一体どぎゃんしたらよかと!?」

姉「やかましーって言ってんでしょー!?」

弟「何だこの行くも地獄戻るも地獄の迫り来る大理不尽!? …ならば、貫く言葉は只一つ!!」アネニムキナオリ

姉「ひゃい!?」
264むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/15(水) 00:28:33.11 ID:eNvp/86j

弟「あ、いや、驚かせる積りは無いんだ。ちょっとだけ眼ェ閉じてくれないか?」

姉「!?」

弟「いやだからそんな身を固くせんでいいって。」ニガワライシツツ

弟「俺が姉に悪意を以て接する訳が無いだろう?」

姉「…害意を持って接した事はある癖に。」

弟「害意じゃなくてお仕置きと云うか。取り敢えず姉の為を思っての事だ、って事は間違い無い。ま、それは兎も角。」

姉「…?」メヲトジル

弟 ユブネカラデテアネノトナリニスワル

姉「!!」

弟「あ、もーちょい待って? よっと。」アネノカタヲダキヨセル

姉「あ…!」

弟「ふう。この体勢になりたかっただけだから。んでもって、『   』?」

姉「はいッ!?」

弟「ここに、温泉に持って来ていいモンかどうか迷ったんだけど。前に『   』が言ってたシチュエーションだから。」ウシロカラナニカヲトリダス

姉「…え? え、それって、え!?」

弟「急だったし、懐具合も充分とは言えなかったから、まあ、安物でデザインとかもあまり選べなかったけど。」コバコヲサシダシテ

姉「…!!」

弟「それでも。この気持ちに一片たりとも嘘偽りは無いから。」ヒラク

姉「あ、あぁ…!!」

弟「…丁度折良く雪も多く降って来てくれたし。これでミッションコンプリート?」
265むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/15(水) 00:30:02.52 ID:eNvp/86j

弟 アネニムキナオリ「一般常識では許される事では無いし、俺達が本気ならその分辛い目ってゆーか赤の他人から訳の分からん文句を言われる事になるだろうが。」

弟「それでも、俺のこの想いに嘘は無いし、後悔なんかしない。してやらないし、する積りも毛頭無い。…ふッ!!」カオヲタタイテキアイヲイレル

弟「これは、俺の誓い。そして、偉そうな言い方をするなら、『姉の望み』。」ユブネカラアガリアネノマエニヒザマズキ

弟「いつかの繰り返しじゃあ無いけれど。あ…じゃない、『   』。」アラタメテコウベヲタレル

姉「…!」

弟「…俺の全てを以って。自分の総てを懸けて。貴女を愛する事を此処に誓います。」

姉「!!」

弟 カオヲアゲテ「改めて。俺は、貴女を、愛しています。」ダキシメル

姉「…!!!」

弟「どうか、貴女と共に生きていく事を許して。」クチヅケヲササゲル

弟「どうか、俺と、結婚してください。」

姉「ーーーッ!!!」イッキニナミダガアフレダス

姉「……はい、喜んで…!!」
266むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/15(水) 00:33:08.94 ID:eNvp/86j


ご想像の通りさる直撃受けましたーッッ!! orz

こんなに貼るのに時間が掛かるとは…(泣)。



…そして、か、書き上げるのに一体何ヶ月かかったんだか… orz

一応、これでまとまったかな? といった感じではありますが。

何とか完結編3で終わらせられそうです…って、


弟「まだだ、まだ終わらんよ!!」

姉「まだ終わりじゃないんじゃよ。もうちょっとだけ続くんじゃ。」


…本編より「もうちょっと」の方が長く続いたりしたら(殴)
267創る名無しに見る名無し:2011/06/15(水) 01:04:58.97 ID:azdzxG6D
>>266
投下乙!
さるになったら他のスレに書き込むと解除されるらしい
確かめてないから実際は分からないけど
268むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/15(水) 01:19:10.48 ID:eNvp/86j
>>267
そうなんですか!?
日付が替わるまで待ったのに… orz
269創る名無しに見る名無し:2011/06/15(水) 01:37:46.74 ID:azdzxG6D
>>268
いや、確認してないから分からないよ
270創る名無しに見る名無し:2011/06/15(水) 16:58:53.64 ID:N14uPyT3
姉とのイチャイチャ展開を希望する!
271創る名無しに見る名無し:2011/06/15(水) 22:40:34.05 ID:wSNCY7dI
さるは1時間毎に解除されるそうだ
20:35にさる喰らったら21:00には解除される、らしい

さてむじな氏が帰ってきたので、ちょっと時期が早いけどリクエストのもの投下
ttp://loda.jp/mitemite/?id=2182
272むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/16(木) 11:41:37.70 ID:7mXiowdK

弟『キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!』

弟『仕事をサボってこんにちは、こんな時間にアレですがGJです姉絵師様!!』

弟『やったぜベイベーコンチクショー!! 愛し』

姉『その言葉を私以外に使うのね…?』

弟『!!?』

姉『覚悟は、って関係ないか…。』

弟『』

姉『愛してるわよ? 弟…。』

弟『くぁwせdrftgyふじこlp;』



昨日は寝落ちして見られなかったんですが。開けてビックリ玉手(ry

「見返り美人」風の構図までドンピシャでした!! ありがとう御座いますー!!

お陰様で午前中仕事が手につきませんでした!ww



姉『あら、時世の句…?』

弟『今度は一番手が取れました! みなさんお元気でグハアッ!?』
273創る名無しに見る名無し:2011/06/17(金) 00:39:14.91 ID:XWLW5lEw
>>271
保存した!!!!!!!!!
ビキニ姿のツン風な姉を描いて欲しい
274創る名無しに見る名無し:2011/06/17(金) 20:11:01.82 ID:LAVoSSY+
ツンデレ風?それともクールっぽいツンがお望み?
275創る名無しに見る名無し:2011/06/17(金) 21:05:36.28 ID:XWLW5lEw
>>274
両方と言いたいけど、大変だからツンデレでお願いします!
276創る名無しに見る名無し:2011/06/17(金) 21:44:25.25 ID:RCXXGbtd
wktk
277むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/18(土) 01:42:29.13 ID:JPfSDKgk
弟「パレオ!! ビキニパレオで麦わら帽子!! 勿論その下は俺にしか見せない何も履い」

姉「…あ、もしもし? 黄色い救急車を一台お願いします。」

278創る名無しに見る名無し:2011/06/18(土) 20:25:59.80 ID:5shUBkj2
リクエストしてくれてるものは都合によりリアル海水浴シーズンくらいまで描けない
と思われます。
先行して個人的趣味で描いてたロリ姉の水着姿でも眺めつつ気長にお待ちください
ttp://loda.jp/mitemite/?id=2191
279むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/18(土) 21:42:04.64 ID:aUtWMRPQ

弟「……だは! 俺は何も言って無い。何も発言して無い! 因ってノットギルティ!!」

姉「…いいわよ別に。最近姉絵師様凄いわねー。相変わらずお見事です>>278。…弟も見習わないとね?」

弟「だはッ!? …が、頑張ります。」


姉「…でもいいなーみんな、最近リクエストが通り始めて。まあウチの弟が好き勝手言ってるのは姉絵師様には申し訳無いし、ご迷惑じゃなければいいんだけど。」

姉「でもなー。私がリクエストしても『ウチの弟が海の家でバイトしてる体で。下は海パンで上は裸エプロンで!!』とか言ったって私以外は誰得って感じだし。」

姉「あにより姉絵師様への嫌がらせでしかないしにゃー。」

姉「…この鬱屈は何処で晴らせばいいのかしら…。」

姉「弟ー!!?」ダイヴ!!

弟「だはあッ!?」


スキヲミハカラッテコッソリ 弟「…>>278という事は夏まで頑張れば姉のパレオしかも以下略を描いて頂ける訳ですね!? うおお、お、俺、頑張」

姉「この、ヴァカ、ちん、ぐぁー!!」

弟「あい・い・い・い・たーす!!?」


続けて一番手は頂きました! 姉絵師様変わらずGJです!!
280創る名無しに見る名無し:2011/06/20(月) 06:10:36.30 ID:zrGNyjjv
>>278
なんか妹っぽいなww
281むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/21(火) 00:14:14.78 ID:ycavnzD+

姉「あれ? 今回は随分早いのね?」

弟「ハウッ!!?」

姉「ん? どしたの弟胸なんか押さえて。」

弟「…分からん。だが、俺は、姉に言われてはならん言葉が増えてしまったようだ…。」

姉「?」

弟「何だか今回は早い時間には貼れないようだ…。」

姉「? あに言ってんの?」

弟「姉は知らなくていい事さ。」

姉「あんだか良く分かんないけど子供扱いすんなー!」

弟「そんな事して無いって。」

姉「誰が貴方を男にしたと思ってるのよコイツときたらー!!?」

弟「だはっ!!?」
282むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/21(火) 00:15:15.77 ID:ycavnzD+


弟「ふう…。次に来るのがいつかは分からんが、当分あの宿は使えないな…。」

姉「あんてゆーかもー、二人で歩いてる時の仲居さん『たち』の暖かいのを通り越して微笑ましいと言わんばかりのあの視線!!」

弟「仲居さん『たち』ってのが問題だよなぁ。一人二人じゃなくて全員が『あらあら。まあまあ。』みたいな感じだったもんな。」

姉「一体あんだってゆーのよ。みんな悪意があったって感じゃないけど。」

弟「…あの、もしかして気付いて無い?」

姉「え? あにが?」

弟「気付いてないのかよ!? …え、これって言った方がいいのか?」

姉「あにさ?」

弟「…あー、あのさ? これって昨日の夜もちょっと言ったんだけどさ。」

姉「へ?」

弟「『俺達が宿帳になんて書いたか』って話をしたの、憶えてる?」

姉「…した、か、も?」コクビヲカシゲル

弟「そして抱き締める!!」(くぅ、なんて可愛いんだ姉!)ダキシメル

姉「うにゅ!? モノローグと発言が入れ替わっててもどっちにしろ意味が通じないー!?」ダキシメラレル

弟「…ハッ!? っと、悪い!」

姉「悪くない! もっと抱き締めれー!」ダイヴ!

弟「だはあッ!?」
283むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/21(火) 00:16:03.41 ID:ycavnzD+

弟「…さて、公衆の面前ってゆーか天下の往来で俺達ゃ何やってるんだ?」

姉「誰が悪いのよ!?」

弟「魅力的過ぎる『   』?」(飛びついてきた姉?)

姉「だからどっちにしろ私が悪いってのはどーゆー事よー!?」ユキダマー!

弟「あぶねッ!? だからヘブッ!?」

姉「あんまし調子乗ってるとお姉ちゃん離婚しちゃうんだかんね!!?」

弟「そこだ!」ユビサス

姉「どこよ?」ソッチヲミル

弟「そんなボケをカマすなー!」チョップ!

姉「あうッ!? あにすんのよー!?」

弟「そんな古典的ボケ久し振りに見たわ! どっからそんな古いネタ仕入れてきたんだよ!?」

姉「さっきからあに言ってんのよコイツときたらー!」

弟「ちょ、ネタじゃなくてマジボケかい!?」
284むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/21(火) 00:16:56.32 ID:ycavnzD+

姉「だ・か・らあんだってゆーのよコ・イ・ツ・と・き・た・らーー!!?」

弟「ごめん今のは俺が悪かった! 頼むから話を聞いてくれ!」

姉「…あったくもう。後で罰ゲームだかんね?」

弟「だはッ!? ま、まあ身から出た錆だから仕方あんめぇ。…でだ。まず次の宿は?」

姉「まだチェックアウトしたばっかりでお昼にもなってないし。もうちょっと見回った後でもいいんじゃない?」

弟「お土産は?」

姉「帰るのが日曜の夜として、まだいいんじゃない? 明日の昼にでもまとめて買い込めば。」

弟「手持ちは? どっかの銀行ででも下ろしとくか?」

姉「てゆーか今日土曜日だけど銀行ってやってるの?」

弟「だは!?」

姉「私達二人ともキャッシュだのクレジットだのカードの類って持って無いでしょ?」

弟「ちょ、姉って今手持ち幾らある!?」

姉「えーとね…5万円ちょい?」

弟「俺が…4万あるから大丈夫か。ふう、一瞬焦った。」

姉「…そんなに使う?」

弟「宿泊費が二人で最低3万、帰りの電車賃が二人で2万強? んで、お土産で幾ら使うか分からないからなお互いに。」

姉「…そっか。私はチョ、じゃない、職場の人達に倍持ってかなくちゃいけないんだった。」

弟「そーゆー事。だから確認したのさ。」
285むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/21(火) 00:18:00.69 ID:ycavnzD+

姉「んで。今のはさっきの話と関係ないんでしょ? 全く繋がって無いもんね。」

弟「然り。話を戻そう。…で、俺達は宿帳には同じ名前を書いてきた訳だ。」

姉「うん。」

弟「でもって、いきなり姉弟だとは思われんだろうし親子ってと外見でもないからそれ以外になる訳だ。」

姉「うん。」

弟「そんでもって食事前に俺たちのこっ恥ずかしい会話とかばっちし聞かれてる訳だ。」

姉「って事は。…私達、『新婚旅行』だと思われてた、って事!?」

弟「イグザクトリィ(その通りで御座います。)。」

姉「……えええぇぇぇ!!?」

弟「まあ仕方無いよなぁ。旅館の中を歩く時には必ず二人で手ぇ繋いでるか腕組んで歩いてるかじゃれ合ってるかどれかだったからなぁ。」

姉「『姉』とか『弟』とか呼んでる癖に急に名前で呼んで顔真っ赤にして相手の事ぶったりしてたとか。…あにその長年の想いが叶ったご近所幼なじみカップル!?」

弟「間違い無くそう思われてるだろうなぁ…。」

姉「…で、でも、蒲団にはもしもの事を考えて『その辺り』にはバスタオル敷いといたよ!? 読み通り蒲団には血はつかなかったし!」

弟「えー、そのバスタオルを片付けたのはどなたでしょう?」

姉「…お蒲団を片してくれたのは仲居さ…うにゃーーー!!?」
286むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/21(火) 00:18:54.15 ID:ycavnzD+

弟「うわ。更に恥ずかしい事を連想してしまった。」

姉「……あによ?」

弟「いや、俺達って…あー、その、何だ。」

姉「あによ? ココまで来たらもうどんな事だって構わないから言ってみなさい?」

弟「あーもーちょっと耳貸せ!」ゴウインニダキヨセル

姉「うにゃ!? …にゃーん…。」ダキツク

弟「ご近所幼なじみで新婚で。おまけに『バスタオル』だぜ? …間違い無く俺達昨日が『初夜』じゃないか。」

姉「…ふぇ? そうだよ?」

弟「ご馳走様でした。確かに戴きま」

姉「あに言ってやがりますかこんちくしょー!!?」

弟「あいたーす!? …ぶ、ブーツで踏み」

姉「ピンヒールで踏まれなかっただけ有難いと思いなさい!!」

弟「げ! ピンヒールってジャンボジェットの床材のジュラルミン貫通したんだよな確か!? …って姉ってそんなハイヒールなんて持って無いだろ。」

姉「…お陰で決心がついたわ。帰ったら最初の買い物はピンヒールに決定。それで一番最初に踏むのは弟の足だから。よく、憶えておきなさい…?」

弟「…!! う、うわ!? ゴメン俺が悪かった許してお姉ちゃん!?」
287むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/21(火) 00:19:56.96 ID:ycavnzD+

弟「ま、また話がずれた…。」

姉「足に穴が開く前に話を戻した方がいいんじゃないかしら?」

弟「穴が開…いや何でもない。それでだ!」

姉 アゲテイタアシヲオロス 「それで?」

弟「姉、じゃない、『  』の純潔は確かに戴きま」

姉「改心の一撃ぃ!!」

弟「げあっ!? …って雪玉に石を仕込むな!!よく流血しなかったな俺…。」

姉「まだ心は改まって無い様ね…?」

弟「ごめんなさいお姉ちゃんせめて石が見えなくなる位には雪で包んで!?」

姉「…これでいいのかしら…?」

弟「いやわざわざ確認してくれなくてもって何で実行する方向で話を進めるんだよ止めてマジで止めて!!」
288むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/21(火) 00:21:12.87 ID:ycavnzD+

弟「…俺って想像以上に頑丈だったんだなぁ。」

姉「良かったぢゃない? 旅先で病院送りなんて嫌でしょう?」

弟「誰のせいなのかと小一時間…いやなんでもありませんマム! だから雪玉改め石玉も足踏み用のブーツも勘弁してください!!」

姉「フンだ。今晩も罰ゲームとお仕置きだかんね?」

弟 orz

弟「…話し戻す。…まあ、俺も初めてだったんだが野郎の初めて」

姉「ぢゃなかったらその相手には生まれてきた事を後悔してもらう事になってたの。」ホホエム?

弟「!? ちょ、姉!?」

姉「ん? あに? 私あんかヘンなこと言った?」ニッコリ?

弟「…いや、何でもない。」

弟(眼は笑ってるけど瞳は笑ってない。い、一体あの微笑みはどうなってるんだ!? 今までの語尾が可愛らしく思える程怖い…!!)

弟「あ、姉、なんか飲む?」(ちょっとでも空気を換える!)

姉「ん?『どろり濃厚』」

弟「そんなもんあるかい!?」チョップ!

姉「あうッ!? さ、探してみなければ分からないぢゃ無い!?」

弟「そんな姉には…はい、サスケとメッコール、どっちがいい?」

姉「あによその時間も空間も超越した異次元チョイス!? ってゆーかそれだったら本気で飲みたがる人がいるっぽいんですけど!?」

弟「そうか、それじゃあ…はい、最近のじゃない、10年以上前に津田沼駅のホームで飲んだのと同じ旧MAXコーヒー。」

姉「だからどっから持ってくるのよそんなん!? それはそれで『新しいMAXコーヒーなんかへそ抜けでダメダメだぜ。』って人から欲しがられちゃうから!」

弟「そうか…。でもコレ初めて飲んだ時は驚いたよなぁ。」

姉「弟曰く『キャラメルを溶かしたより甘い飲み物』だもんねぇ。飲みたいような飲みたくないような…。」

弟(よし、空気入れ替わった!!)
289むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/21(火) 00:22:42.30 ID:ycavnzD+

弟「相変わらず一向に話が進まんな…。」

姉「誰のせいだと?」

弟「まあ、不毛な話は置いといて。」

姉「勝手にさて置かないよーに。」

弟「置いといて! …でだ、宿の話だが、俺達に直接は言わないまでも、仲居さんが他の人に話してたら。」

姉「ちょ、そんな事してるとは思いたくないけど! …でも、してるかも。」

弟「…今気付いた。そんでもって、今朝の姉の歩き方。」

姉「にゃ?」

弟「えー、あー…、あの、なんてーか、朝って姉はまだ『痛がってた』じゃないか?」セキメンスル

姉「え、…え!? あ、ま、まあ、ホントはまだちょっと痛いんですけど。」マッカ

弟「それで朝はもっと痛がってたから俺にしがみついて歩いてたじゃないか。」

姉「痛かったけどアレはアレで幸せでしたよ? 人生で最も嬉しい痛みでしたし。朝起きた時も横に弟が寝てて全身の疲れとあそこの痛みを感じた時には『ああ、夢ぢゃ無いんだ…。』って思ったら嬉しくて涙出たし。」

弟「その瞬間を姉にもたらす事ができたのと、その想いを抱いて貰えただけで俺がこの世に生を受けた甲斐はあったんだと心から思えた俺がいます。」

姉「まあ私としてはもう20年近くその瞬間を弟によって迎える事を考えてきた訳です。」

弟「…これじゃあ仲居さん達の話に上るわなぁ。」

姉「えへへ。…だがそれがいい!!」キリッ!
290むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/21(火) 00:23:43.98 ID:ycavnzD+

姉「はぅ!? …も、もしかして。」

弟「ん?」

姉「よ、夜の私達の声とかが他の人ってゆーか外や廊下に聞こえてたりしてたとか…!?」

弟「!! …そ、それって、」

姉弟「「『昨夜はお楽しみでしたね?』とか思われてた、って事…!?」」

姉「そ、そりゃあそんだけ状況証拠が揃えば従業員一同『あらあら。まあまあ。』見たいな感ぢになっても!?」

弟「朝飯が予定の献立と若干違かったってゆーか豪華、更に言えば『ソッチ系』の食材が多かったのって!?」

姉「う、にゃーー!! も、もー絶対あの宿泊まれないーー!!」

弟「ちょ、ま! こ、コレは次の宿はあそこから離れて取った方が良くないか!?」

姉「い、いっその事もう一回あの宿に泊まるとか!?」マッカッカ

弟「ちょ、何を錯乱してやがる姉!?」

姉「もーこーなったら開き直ってさ! 満面の笑みで『今日ってゆーか〔今晩も〕お世話になりまーす!!』みたいな感ぢで大っぴらにさ!? あんかサービスして貰えるかもよ!?」

弟「そんな『旅の恥は掻き捨て』のリアル体験談どころか誰も回収してくれない様なデカ過ぎる恥を掻くのはあちしは嫌でありんす!?」

姉弟「「喧々囂々侃々諤々……!!」」
291むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/21(火) 01:08:03.33 ID:ycavnzD+

…何だか良く分からないままにおまけが付きました。orz

そして最後の最後にさるさんでしたッッ!!orz

そしてやっぱり何をドゥーやっても普通にイチャイチャしようとしないこの二人。orz

まあ、これでやっと二人は晴れて「恋人」…をカッ飛ばして「夫婦」になった訳ですが(汗)。



姉「…ん!」

弟「? って痛いのか。昨日の今日で温泉じゃ仕方ないか…?」

姉「…弟だけ普通に温泉に入れるなんてズルい。」

弟「そう申されましても(実は俺もヒリヒリするのは秘密だ。やっぱ『   』の締め付…いやいや!?)。」

姉「『  』!?」

弟「ヴぁいッ!?」

姉「…こ、ここ、舐めて、消毒、して…?」カオマッカ

弟「!!!???」


…何やってるんでしょうこいつら。


姉「…なにって、ナニ? ってそ、あンっ、急に吸っ、や、ーーーーッッ!!」

弟「…ぷは。お約束にはご褒美って事で。…ってごめん姉冗談だから桶に雪を詰めて投げなガフッ!?」


…温泉で茹で上がってしまえバカップル。
292創る名無しに見る名無し:2011/06/21(火) 13:18:32.89 ID:Ol72XKgM
>>291
乙!
姉弟の爽やかなイチャイチャもみたいな
293創る名無しに見る名無し:2011/06/21(火) 23:34:55.58 ID:SCOkd3m9
おつ
294創る名無しに見る名無し:2011/06/22(水) 21:48:23.94 ID:CSah7I3b
>>278
チアガールな姉を描いてください!
295むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 00:43:01.98 ID:X6Y93SJ9

姉「また今回は妙な間でキタわね?」

弟「書き上がったのが今なんだから仕方ない。」

姉「ドゥーせなら日曜日まで待てばよかったのに。」

弟「いや、覗こうとしたら下まで消えてたもんだから。枯れ木も山の賑わいって奴さ。」

姉「…それもそうか。」

弟「その何か違う意味を含んだような言い草は如何なものかと!?」
296むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 00:43:46.40 ID:X6Y93SJ9

日曜日。

姉「弟ー? ってあれ? いない?」

姉「あ、そっか、今日はどっか行くって行ってたっけ。」

姉「あったく。血の繋がった姉で想いが叶った初恋の人にして新婚ホヤホヤの奥様をほったらかして独りで出かけるとか。たとえ天が許してもこの私が許さない!!」

姉「……早く帰ってこーい、ばか弟ぉ…。」イジイジ


姉 キュピーン!! 「…これは、弟が帰ってくる感覚! あと30秒で玄関が開く…!!」ダッシュ!!

姉「親は…奥でテレビ見てる。玄関は見えないし聞こえない。因ってあにしてもOK!!」マチカマエル

弟「…ただいまー。」

姉「お帰りなさいませ、あなた。」ミツユビツイテデムカエル

弟「!!!」

弟 メジリノナミダヲヌグッテカラ「…ああ、ただいま、『   』。」

弟「待っていてくれてありがとう。」ヒザマズイテシセンヲアワセテ

弟「今、帰りました。愛する姉さん…。」クチヅケヲササゲタ

姉「…!!!」
297むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 00:44:35.99 ID:X6Y93SJ9

弟「…んで、どうしたんだ? こんなお出迎えをしてくれるな」

姉「おとうとーぅ!!」ダイブ!

弟「うわダハッ!?」アネヲウケトメテトビラニブツカル

弟「ちょ、どうした姉!?」

姉「ドゥーしたもこーしたも! 今日は一体何処に行ってたのよコイツときたらー!?」

弟「え、あ? 言ってなかったっけ?」

姉「言われて無いし聞いてない! おまけに言えば許して無い!!」プンプン!

弟(ちょ、何だこの可愛くて愛らしい生き物!? 何時の間にこんな業を身につけたんだ!? 姉、やっぱり怖い子…ッ!!」

姉「そこで内心を漏らすんぢゃ無いわよコイツときたらー!?」

弟「あいたーす!?」

母「あんた達、玄関で何やってるの?」オクカラコエガカカル

姉弟「「何でもありませんマム!!」」
298むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 00:45:28.85 ID:X6Y93SJ9

姉 コゴエデ「ほら、お母さんに怒られたぢゃ無いの!?」

弟 オナジクコゴエデ「ちょ、俺のせい!?」

姉 コゴエ「それ以外あんて無いでしょーが!?」

弟 コゴエ「あたっ! ちょ、やめれ!」

姉 コゴエ「罰として奥様をお姫様抱っこして部屋まで連れて行く事!!」

弟「そりゃ罰どころかご褒美だろう?」カルガルトダッコスル

姉「ぅにゃあ!?」

弟「『   』が望んでくれるなら、俺達は何処までも一緒に行けるんだからね?」

姉「…!!!」


弟「はい、到着ー。」

姉「『  』?」

弟「はムーー!?」

姉「…ぷは。やっぱりダメだわ。愛してる、弟。」

弟「ちょっと待ってせめて服だけでも脱がムーー!?」

姉「…ぷは。大丈夫よ、私が優ぁしく脱がせてあげるから…。」

弟「いやちょ最終的には同じなんだけどってそれは絶対間違ってムーー!!」
299むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 00:46:10.45 ID:X6Y93SJ9

姉「〜〜♪♪」

弟「…だはっ。」

姉「んふふー。ご馳走様でしたー(はぁと)。」

弟「お、お粗末さまでした…。」

姉「あに言ってんのよ!? あにがお粗末だってゆーのよ!?」

弟「ちょ、姉!?」

姉「お粗末どころか!! あんなに何回も私を遥か高みまで押し上げて深みに突き落としてもう私は弟のソレが」

弟「ちぇいぃ!」チョップ!

姉「はう!? …いったーい!? あにすんのよおと」

弟「うっさい! そんな発言がもし下に聞こえたら!?」

姉「!!」

弟「只でさえ『最近仲がいいわね?』とかおっかさんに言われてるんだから!」

姉「…だからなるべく音が出ないようにしてたのね?」

弟「そーゆー事。」

姉「もし親に知られたら…考えたくない。」

弟「考えられないしな。…そーゆー事だから。」

姉「あい。」
300むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 00:47:26.63 ID:X6Y93SJ9

姉「…まあ、話が落ち着いた所で。弟?」

弟「ん?」

姉「今日は何処行ってたの?」

弟「言った積りだったんだけどな。恒例の献血ですよ。」

姉「…あ、はいはい。そっか、そんな事言ってたっけ。」

弟「やっぱし言ってあったんじゃないか。」

姉「ま、まーいいぢゃない。」

弟「まあ、どうでもいいですけど。」

姉「ああ、私もいつかヤったけど、弟の冷たい視線が痛いッ!」

弟「…ほら、証拠。」ソデヲマクル

姉「別に疑ってる訳じゃないってば。」

弟「…そーいえば姉も献血してなかったっけ?」
301むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 00:49:11.81 ID:X6Y93SJ9

姉「私の場合はまぁ、女だから。」ニガワライシツツ

姉「体重やら比重やらのせいで中々献血できないのよねー? この前行った時も比重で引っ掛かって出来なかったしさ。」

弟「そう言えば今日も俺の何人か前の女の人が比重が足らないとか言って断わられてたな。」

姉「やっぱりみんなそうなのよね。『比重が3・4しかないので申し訳ありませんが…。』とか。」

弟「…俺って今まで20回近く献血してるけど、今までひと桁の数値ってのが1回も無いからどれの事だか分からんのだよな?」

姉「…この健康優良児め。」

弟「二十過ぎてる男を優良児って。」

姉「あ、勿論『  』は立派な大人の男性よ? …いろんな意味で。」

弟「そこで変に意味に深みを持たせないでくれ!」
302むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 00:50:41.53 ID:X6Y93SJ9

姉「前に一回だけ全血で400できた時もさー?」

弟「ああ、酷い目にあったんだっけ?」

姉「そうなの。献血って機械でやるじゃない? それで無理やり血液を…引っ張られちゃったってゆーか。終わる前に貧血起こしちゃってさ。」

弟「だはぁ。」

姉「終わったあとに『もっと休んでいって下さい!』とか『飲み物はお飲みになりましたか!?』とか、みんなで入れ替わり立ち代りお世話して貰っちゃって。すごいVIP待遇されちゃったわよ。」

弟「…それは、流石に。」

姉「看護婦さんたちみんなに迷惑掛けちゃって。もうそこの献血所行って無いわよ。」

弟「じゃあもう献血してないんだ?」

姉「んにゃ? 体調のいい時は成分献血してるよ?」

弟「…俺は成分献血ってした事無いな。」

姉「まあ、時間掛かるからねー。」

弟「いや、俺の場合、受付で係の人が一目見て笑顔で『400でお願いしますねー。』って。」

弟「…まあ、弟の体じゃ問答無用かにゃ?」
303むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 00:52:19.57 ID:X6Y93SJ9

弟「んでもってさ、血液型ってたしかO、A、B、ABの順に人数が多い、んだっけ?」

姉「…確かそうじゃなかった?」

弟「俺がいつも行く場所…まあ秋葉原なんだけどさ、そこ行くと必ずB型だけ余ってんだよ。」

姉「…へ?」

弟「いや、コレ実話なんだけどさ。Aが何人、Bが何人足りないって看板出てるじゃん?」

姉「あるわね。」

弟「あれで遅い時間に行くと、残りの必要人数が必ずB型が一番少ないんだよ。下手すると『本日分は達成しました!』とか出てるんだよ。」

姉「…マジで?」

弟「マジで。一番酷かった時はAB型が百人単位で足らないのにB型コンプリートしてたからな。」

姉「あにそれ?」

弟「やっぱしB型は変わりモンが多い、って事なんだろうなぁ。今までは謂れ無き誹謗中傷だと思ってたけど、アレ見たら流石に納得させられたわ。」
304むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 00:54:02.48 ID:X6Y93SJ9

姉「…ふと思ったんだけどさ。弟って初めて献血した時の動機ってあに?」

弟「俺? 俺は職場の同僚に誘われてってゆーか謂れ無き誹謗中傷を受けて。」

姉「へ?」

弟「いやソイツが『献血した事無いなんて。お前注射が怖いクチかぁー?』とか訳分からん事みんなに言って嫌われてたから。」

姉「…あにその人?」

弟「まああんな奴は放っといて。それで、今まで考えた事無かったから、こんな事で世の中のお役に立てるんならと思って。…そう云う姉は?」

姉「私はほら、あの時。お父さんが入院する時の。」

弟「あー、あん時か。」

姉「まあ、お父さんはそんな特殊な血液型じゃなかったから別にいいんだけど、って言うと表現悪いけど。」

弟「親父はAB型だっけ?」

姉「うん。そんでさ、『患者に輸血等が必要な時、血縁者が献血経験者だと優遇される。』…この私の言い方は良くないけど。まあホントか嘘か分からないけど、こんな事を聞いた事があったから。」

弟「俺も聞いた事あるってゆーか姉に言われたんだけど。それって結局本当なのかねぇ?」

姉「さぁ? でも、そうでもおかしくないわよね?」

弟「…まあ、やって悪い事じゃないんだし。いいんじゃね?」

姉「よね。」
305むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 01:03:45.72 ID:X6Y93SJ9

姉「って、まだ絆創膏剥がしてないぢゃない。」

弟「そんな間もなく寝技に持ち込んだのは何処のどなたですか!?」

姉「あーあー、あんにも聞こえにゃーい。」

弟「くぅ、そんなふざけた素振りまで可愛いとは!?(…無茶しやがって、可愛い子振るなんて…。)」

姉「…今のは内心の方がひじょーに引っ掛かるんだけど!?」

弟「いや俺はナニも言ってませんの事よ!?」

姉「フンだ。そんな酷い事を考えてる弟あんて、寝不足の月曜日を迎えればいいのよ。」

弟「ちょ、その寝不足の主原因は姉じゃないですか!?」

姉「それがあにか?」

弟「開き直りやがりましたよこの姉!?」
306むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 01:04:35.35 ID:X6Y93SJ9

姉「ほら、馬鹿な事言ってないで絆創膏剥がすよ?」

弟「誰のせいで剥がせて無いのかと小一時間」

姉「大丈夫、夜は長いんだから。ね…?」

弟(そ、その妖しくも美しい微笑みは反則です姉!?」

姉「とか言ってる隙に!」ヒッペガス!

弟「いや、その大きさなら全然痛く無いけどな?」

姉「ってまだ出血止まってないぢゃ無い!?」

弟「うお!? マジか!?」

姉「ちょっと待って! …はい。」つ絆創膏

弟「…ああ、ありがと。」

姉「でも、どうして? 普通なら二時間もすれば止まる筈なのに。…もしかして、私がむぎゅっ」

弟「ああ、違うって。今日は特別なんだよ。」
307むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 01:05:28.82 ID:X6Y93SJ9

姉「特別、って?」

弟「ああ、今日の看護婦さんがさ? 『今日はこっちから取ってみましょうか?』っていつもとは違う細い血管の方から取ったんだよ。」

姉「…本当だ。注射跡の多い方はあんにもなってない。」

弟「んでさ、いつもなら400が5、6分で取りきれるんだが、」

姉「400が5、6分!? 前に私がやった時なんか30分とか掛かったよ!?」

弟「…で、なんか今日は遅いんだ。5分経っても10分経っても一向に進まん。挙句に『これをニギニギしてくださいねー。』とか言って握る用のクッションを渡されてしまう屈辱!!」

姉「…そこであんで屈辱を感じるのかイマイチよく分からないけど。それで?」

弟「もうそこで俺の事覚えてる人も結構いてさ。『この人がコレだけ掛かるっておかしくない?』みたいな感じで別の人が見てくれたんだ。」

姉「そんな所で顔が売れてる弟って。」
308むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 01:06:43.10 ID:X6Y93SJ9

弟「それで『ちょっと失礼しますねー。』とか言って針が刺さってる血管を触る訳だ。」

姉「…へ?」

弟「針が刺さってる所を看護婦さんが指で押さえながら『んー…?』とか言いながら針をコロコロ動かす訳だ。」

姉「…へ? え!?」

弟「血管の中だから別に痛くは無いんだけどさ、血管の中を針が擦る感触がする訳だ。」

姉「え!? ちょ、待って!?」

弟「んで最終的に『針の先が血管の内側に当たってたんですねー? これで正しい位置になりましたから…出が良くなりましたね。これならすぐに終わりますよー。』とか笑顔で言われ」

姉「んにゃーーーッッ!!? ちょ、あに平気な顔してそんな話してるのよ弟ってば!?」

弟「へ!? いや、別におかし」

姉「そんな『血管の中を針が擦る感触』あんて日本語生まれて初めて聞いたわよ私!!?」

弟「え、でも、姉ってスプラッターとか平気」

姉「それとこれとは話が違うー!! ってゆーか実際に針を刺された話とかするんぢゃないわYO!?」

弟「ちょ、待て落ち着け姉ー!?」
309むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 01:13:25.24 ID:X6Y93SJ9

もうさるさんにも慣れましたッ!! orz

前に誰かが仰ってた様に、時間単位でクリアされるっぽいですね? ちなみに他の板のスレに書き込んでみてもダメでした。 orz


…我ながら一体どっからネタ引っ張ってくるんでしょーか?

でも最近の献血ルームは綺麗ですねー。



姉「ってゆーかテラカオス。」

弟「なんぞそれ?」

姉「いや、去年?アキバ二番館(?)ってのが出来た直後に入ったんだけどさ。」

弟「入ったんだけど?」

姉「内が全面初音ミク。」

弟「…は?」

姉「凄かったわよ? フィギュアはあるは大小いろんな大きさの人形飾ってあるわミクとかリンレンとかルカとかのCDが30枚位飾ってあるわ。」

弟「なんだそりゃ!?」

姉「全長50cm位のミク痛デコトラのプラモ?とかあったもん。画像でお見せできないのが残念です。」

弟「…幾らアキバだからって、どんだけ狙ってるんだよ?」

姉「月代わり?で内部展示が変わってるから、お近くの方やアキバに足を伸ばす事がある方は一度行ってみても面白いかと。」


…ちなみに筆者が前の前に行った時にはレゴブロック?で作った東大赤門(全長1M×1M×80cm位)のが飾ってありました。

いくらアキバだからって(ry
310創る名無しに見る名無し:2011/06/25(土) 02:30:18.77 ID:Pdxm5w7X
311創る名無しに見る名無し:2011/06/25(土) 09:41:41.65 ID:ENCpl4w9
>>309
投下乙!
最近は本編なのか分からなくなってきたなww
312創る名無しに見る名無し:2011/06/25(土) 21:18:50.94 ID:omi//iSB
頑張れ
313むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/25(土) 22:39:16.25 ID:5Ggd/Qvv
>>311
>>312
見ていただいてありがとうございますー。

>>311
ですねw もーそろそろ時系列的にも纏まってしまっても大丈夫かなーと。
あとは…バレンタイン? でもホワイトデーネタは書けなくなっちゃったし…orz
314創る名無しに見る名無し:2011/06/25(土) 22:53:26.65 ID:ODFFsail
そろそろプールや海ネタも書けるなww
315むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/26(日) 00:10:57.82 ID:dE9dTB1A

弟「だからパレオ! ビキニでパレオで麦藁帽子な姉が飛びっきりの笑顔で俺に」

姉「>>314さん弟にエサを与えないでくださーい!!」

弟「いや、スタイル抜群の姉だから室内プールで飾りっ気の無い実用的な競泳水着とか!」

姉「だからあにを叫んでるのよコイツと来たらー!?」

弟「敢えてスク水と云う王道は避ける!! 何故ならそれは俺と二人っきりの時に着て貰う為」

姉「いー加減にしやがりなさいってばこんちくしょー!!?」パンチ!

弟「ぐはあッ!!? だ、だが弟は死なぬ、何度でも蘇るぞー!?」

姉「誰か塩と銀貨と針と糸持ってきてーー!!」


…弟がオカしくなりましたw


姉「でも弟ってゆーか私の格好の事ばっかりズルいってばー!」

弟「かと言って俺のハイレグ水着なんて誰が喜ぶ?」

姉「…じゅるる。」

弟「誰か黄色い救急車大至急ー!?」


…姉? 姉はいつもこんな感ぢですが何か?
316創る名無しに見る名無し:2011/06/26(日) 00:47:06.90 ID:JcaU5DYy
>>315
海ネタは
海で姉がナンパされてるのを弟が救うとかなww
317創る名無しに見る名無し:2011/06/27(月) 00:27:00.61 ID:uLe4TMPN
>>316
姉がナンパされてそれを弟が嫉妬の眼差しで見てるのも良いな
318創る名無しに見る名無し:2011/06/27(月) 12:16:38.10 ID:2dt2t08/
その逆でも
319創る名無しに見る名無し:2011/06/27(月) 17:27:02.87 ID:IE56QG5Y
男の娘姉というキャラを作るとそれは兄なのか?
320創る名無しに見る名無し:2011/06/27(月) 21:17:48.63 ID:X8DTs3rC
ジャンル的には別じゃないか?
321むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/27(月) 22:07:05.67 ID:F9+Wte59
>>319
>>320
考えたら分からなくなりました orz
とりあえず此処は普通に女性の姉、という事で?

>>316-318
書いてみたらあんだがバイオレンスな臭いが… orz
322創る名無しに見る名無し:2011/06/27(月) 23:08:11.24 ID:uLe4TMPN
>>321
姉が暴れるのか?
323むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/27(月) 23:13:15.39 ID:F9+Wte59
>>322
弟が暴れた後姉が海を割りました orz
な、何を言ってるか(ry
324創る名無しに見る名無し:2011/06/27(月) 23:20:58.40 ID:uLe4TMPN
>>323
今日は投下ある?
325むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/27(月) 23:27:37.15 ID:F9+Wte59
>>324
上手く纏まらないんでこのままお蔵入りかも orz
326創る名無しに見る名無し:2011/06/27(月) 23:30:40.03 ID:uLe4TMPN
>>325
まぁ、気にしないでどんどん投下してくれよ
327創る名無しに見る名無し:2011/06/27(月) 23:48:15.95 ID:X8DTs3rC
個人的には海ネタは書いて欲しいね
328むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 01:28:34.43 ID:T70xqgxS

弟「…そう言えばさ、俺達って海とかプールとかって行かないよな?」

姉「うn。」

弟「へ?」

姉「うn。行かないわね。」

弟「…なんか発音ってウチの人間はそんなに暑いの苦にしないもんな! そーだそーだ思い出した!」

姉「…いいわよ別に気を使わなくったって。」

弟(あちゃ。すっかり忘れてた。スポーツ万能と言っていい姉の数少ない弱点が泳ぎだった。)

姉「………フンだ。」

弟「…でも、俺達って海ってあんまりいい思い出無くないか?」

姉「…そーいえばそうかも?」
329むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 01:29:09.03 ID:T70xqgxS

姉side

何年か前に私達「ふーふ!!」で海に行った時にですね? あんだか私達って目立ったらしいのよ? そんで私がナンパ野郎達に絡まれた時の話なんですけど。

姉「あったくも−、どこまで買い物に行ってるのよあのバカチン弟は…え?」

砂浜にシート敷いて弟を待ってたら、あんだか正体不明の存在がよく分からない事を言ってきたからどう反応していいのか分からないで困ってた時だったの。

ナンパ「お姉さん一人? 俺達と一緒にアソバネェ? なぁいいだろ行こうぜ?」

姉(えーと、あんだろうこの茶色で滑舌が悪い人? 私に言ってるのかな…?)

ナンパ「ほらいーだろ? …って聞いてンのかよ!?」

とか言って急に肩に手を掛けてきたから思わず振り払っちゃった訳なのよ。

ナンパ「あぁ!? ナンだこの女!? 人が大人しくしてりゃいい気にな…」

わーどうしよあにこの流れ!? とか思ってたらそこに戻ってきてくれたのよマイハニーが!!
330むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 01:30:00.39 ID:T70xqgxS

弟side

弟「はぁ。何だってこんな安っぽい食い物であんなに高いんだか…ん? 何だあの人だかり、ってあそこって!」
ダッシュ!

ナンパ「あぁ!? ナンだこの女!? 人が大人しくしてりゃいい気にな…」

弟「おや、『   』になんか御用で?」

我ながらあの時はいい顔してたと思うよ。姉に食って掛かってるナンパ野郎がいるんだぜ? よくまあいきなり殴り掛からなかったモンだよ。

弟「『   』、こちらは知ってる人?」

姉「…ううん? 知らない人だよ『  』?」

弟「そうか。で、『   』になんか御用で?」

ナンパ「な、何だテメェは!? 関係」

弟「あるからココにいるんだが? 人のオンナになにをしてるのかな…?」

ナンパ「テメェにゃ関係ねぇ! すっこんでろ!!」

弟「…それはさっき聞いた。その程度か。」

ナンパ「な、何だと!?」

弟「『   』が何かしたのなら申し訳ない。何だか周りの人たちにも注目を浴びちゃってるし、ここはお引取り願えませんか?」

ナンパ「テメェ!!」

とか言って俺の着てたパーカーを掴んできた訳だが、俺の方が背が高いから伸び上がっちゃってて。周りの人からも思わず失笑が漏れたりして。

弟「まあ、海に来て舞い上がっちゃってた、って事で。水ならぬ海に流してもらえませんか?」
331むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 01:30:35.45 ID:T70xqgxS

姉side

…とか本人は冷静なつもりだったんだろうけど。顔は赤いの通り越して赤黒くなってきてたし、こめかみに血管浮いてるし思いっきり拳握ってていつ殴りかかるかヒヤヒヤものでした。

姉「話しかけてもらったのにボーっとしててごめんなさい。すみませんでした。」

だから思わず口を挟んじゃったわよ。このままじゃ絶対虐殺が始まっちゃうと思ったから。

姉「私達はもう引き上げますから。お願いします。」

ナンパ「……ケッ!!」

正直引いてくれてホッとしたわよ。二人とも限界が近かったしね。

弟「…ゴメン。自分でも熱くなってたのは分かってた。止めてくれなかったらマジでボコってた。」

姉「絶対そんなレベルじゃすまないでしょうが。下手したら警察に連れて行かれるレベルまでいきそうだと思ったんだけど。」

弟「そりゃあ。姉に触れてやがったからなあのクズ。正直人目が無かったらやってた。」

姉「絶対に『殺ってた』って書いてあるでしょ? …もう帰ろう?」

弟「だな。また来られたら面倒だし。」フタリデカエルジュンビ

姉(良かった。海に入って泳がなくて済みそうだわ。)

弟「…ゴメンな姉? あんまし泳げないのに海なんか連れてきちゃ」

姉「き、記憶を失えーい!!」カバンアタック!!

弟「だはぁッッ!!?」
332むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 01:32:11.86 ID:T70xqgxS

弟side

姉「忘れ物は?」

弟「…無い。オッケー。」

姉「まあシートとかばんだけだしね。早く帰ろう?」

弟「だな。三十六計逃げるに如か…あちゃあ。」

姉「…え?」

ナンパ「よう、ご両人。逃げようたってそうはイカねぇんだよゴラァ!!」

弟 タメイキ「…俺達のせいで気を悪くしたなら謝る。もう此処には来ないから勘弁してくれないか?」

ナンパ「テメェにゃ聞いてねんだゴラァ!! ソッチのオンナに用があんだよ俺様はァ!」

姉弟((…どうしようこの下等生物。))

とか考えてたのが悪かったんだろうな。と云うかいきなり殴りかかってくるとは思わなかったから一発貰っちまった。…後になって考えれば『先に手を出したのは向こうだ!』って周りの人に言って貰えたから良かったのかも知れんが。

ナンパ「オラどけデカブツ! こっち来いやオンナぁ!!」

姉「あッ!?」

その『   』の声を聞いた瞬間意識がトンだ。
333むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 01:33:09.01 ID:T70xqgxS

姉side

掴み掛かられて思わず声を出してしまった瞬間、弟が動いた。思い切りナンパの腕を振り払い、胸倉を掴まれた腕を…どうやったのか正直よく分からないけど、次の瞬間にはナンパが転げ回って悲鳴を上げていた。
その悲鳴を上げているナンパの口を鷲掴みにして片手で吊り上げた時には流石にビックリしたけど。

弟「良かったな? この程度で済んで、お前ラッキーだぞ…?」

私でも滅多に聞かない、と云うか「姉には聞かせられんよ。」と後で言われた、濁り、曇り、割れた声。ナンパは左腕だけ(右腕は垂れ下がったまま動いていなかった)で弟の腕につかまっていたけど、弟は微動だにしない。

弟「さて。どうする? 俺はまだまだ付き合ってやったっていいんだぜ…?」

おそらくは思い切りナンパの顎辺りを握り込んでいるのか、ナンパが声にならない悲鳴を上げている。弟の顔は私からは見えなかった。見えなくて良かった、と思う反面、そんな顔をさせてしまった私とナンパに対する感情が湧き上がり、

姉「『  』!?」

…気がついたら名前を呼んでいた。
334むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 01:34:21.23 ID:T70xqgxS

弟side

思い切り、本当に渾身の力を込めてクズの顎を握る。このままクシャッと逝くかな? と思っていた所で姉に声を掛けられた。
ああ、そんな思い詰めた声を出さないでくれ。そんな声を出させる積りは毛頭無いんだ。

弟「…ああ、大丈夫。」

クズを放す。これで向かってきたら大したものだったが、予想通りと云うか転がるように逃げていった。

弟「ごめん。『   』は怪我は無い?」

姉「私は何処にも。…このバカ!」

頭を叩かれた。ああ、姉が本気で心配して泣きそうになってる。そんな顔をさせる積りは無かったんだがな。

弟「…ゴメン。『   』に手を出された瞬間キレた。」

姉「もういいから。早く帰ろう?」

??「待てやコラァ!!」

その声に振り向く前に、視界に棒の様な物が閃いた。俺にできた事は姉を抱き締めて背中を向けて

弟「ぐぅッ!!」

頭に襲ってきた衝撃を堪え、

弟「…らァッッ!!」

殴りかかってきた奴の腹に全力の後ろ蹴りを叩き込む事までだった。いきなり発生した乱闘に周囲から悲鳴や驚きの声が上がる。
335むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 01:35:47.04 ID:T70xqgxS

姉side

??「ぐべぇ!?」

訳の分からない声を上げながら吹っ飛ぶ男。その手から木刀が飛ぶ。

弟「…大丈夫か『   』?」

その声に弟を見上げたら、

弟「…チッ。クソが。いきなり流血する程殴りかかって来るんじゃねえよ。さっきのナンパの仲間か?」

弟の頭から赤いものが。それを見た瞬間、今度は私の意識がトンだ。

弟「ちょっと待っててくれな? あのクズ共片付けて…姉?」

私と眼を合わせた弟がギョッとした顔をした。いつもいつでもどこででも私と視線を交わしている弟が驚いたのだから、その時の私はどんな顔をしていたのだろうか?
おもむろに棒を拾い、罵倒を吐きつつ立ち上がろうとしていた男(弟を殴った奴だ!!)の脛に一閃。安心しなさい? 折れるような真似はしていないから。ただ、ちょっと痛いだけ。…それなのに、

??「げ? …ぅぐげぎゃあああ!?」

等と聞くに耐えない醜い悲鳴を上げはじめたから、延髄を優しく打って意識を断ち切る。あ、気絶させるんじゃなくて、口か喉を打って声を出せない様にすればよかったかな?

弟「ちょ、姉!?」

弟が驚いた声を掛けてたけど、何をそんなに驚いているの? 私の弟を傷付けたのよ? この程度で済むなら御の字でしょう? …済むのならね。

姉「…あらあら。まだ沸いて出るの…?」

そう言葉を漏らした時、私は、我知らず微笑んでいた。
336むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 01:36:58.99 ID:T70xqgxS

弟side

その微笑みを見た瞬間、全身総毛だった。
眼は笑っているけど瞳は笑っていない、姉の感情が本当に、しかも悪い方向に高ぶった時の微笑だった。

姉「うふふ? …状況的にも正当防衛が成立する状況よね? 私が手心さえ間違えなければ。…うふふ?」ホホエム?

??「テメェゴラァ!! ブッコ…。」

姉「ふふっ。あら、勝手に寝てしまったわ? どうしたのかしら?」ニッコリ?

 …今の一撃を見極められた者が何人いるだろう。一瞬で顎を打ち抜かれた相手は、糸の切れた操り人形の様に崩れ落ちた。って木刀であんな一撃を食らったらそれだけで顎が砕けるかもしれない。

姉「そうそう。女独りにバカにされるなんて、許せないでしょう?」フフッ?

また一人、今度は少し離れた場所でゆっくりと跪き、突っ伏した。

姉「あら、仲間の方が寝てしまったわよ? 解放してあげたほうがいいんじゃないかしら?」ニコッ?

まだ沸いて出ていた奴等に微笑みかける。今の姉の微笑みを見れば、こんな奴等一瞬で戦意喪失して逃げ出しかねない。と思ったら案の定、

??「て、テメェラ」

姉「憶えていていいのね? それなら私が死ぬまで憶えておいてあげる。次に貴方達に巡り会える時を楽しみにしているわね…?」ヤサシクホホエム?

残った奴等はそのまま何も言わずに逃げ出した。

姉「あらあら。…みなさん、お騒がせしてすみませんでした。」

姉が周りを見渡し優雅に一礼。俺に向かって歩きはじめた瞬間人垣が割れた。まるで海を割ったモーセの如く。
337むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 01:38:16.14 ID:T70xqgxS

姉side

弟「姉!?」

弟に声を掛けられて、はたと正気に戻った。

姉「…あ、え!? ちょ、弟、大丈夫なうにゃああ!?」

弟に駆け寄ったら問答無用で抱き締められた。

弟「良かった…! 大丈夫か、戻ってきたか! …怪我は!? なんかやってないか!?」

姉「にゃ、ええ、私は大丈夫。って弟こそ大丈夫なの!?」

弟「大丈夫だ、問題無い。」

姉「って、此処でそんなネタをカマせるんなら大丈夫ね?」

弟「そんな事より早く逃げ、じゃない、ここから避難しないと!!」

姉「え? …あ!?」

弟 コゴエデ「そうだよ、俺も姉も段持ちなんだからこんな所で乱闘した、なんて事になったら面倒だ! 早いところバックレちまおう!」

姉 コゴエ「え!? …そっか、じゃあ。」

弟「ああ!」

姉「うん!」
338むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 02:17:32.50 ID:T70xqgxS


姉「…そんな時代もあったねと?」

弟「さてさて、どうだったっけ?」

姉「ただの妄想よね、も・う・そ・う!!」

弟「そうそう。他愛も無い作り話ですよ。『俺って凄かったんだぜ!?』みたいな感じでなぁ?」

姉「見栄を張って嘘をついちゃう事なんて誰でもあるもんねー?」

弟「そうそう! そーゆー事!」

姉「ねー!」

弟「…はぁ。」カラテニダン

姉「…にゃあ。」ケンドウサンダン
339むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/28(火) 02:19:37.55 ID:T70xqgxS

…何なんでしょうこの話? orz

話はなんだかダークというか混沌としてるというか。一応書き上げては見たものの…。

今度はもっと明るく楽しいウチのバカ姉弟っぽい話でリベンジします!!


弟「って言うとやっぱし室内プール!!?

姉「そうねぇ…。海だと髪の毛やお肌の手入れが大変だし、日焼けしちゃっても辛いし。変な風に日焼けしちゃったりしたらそれこそ何ヶ月単位でどうしよーって事になるし。」

弟「じゃあシックで飾り気の無い競泳用みz」

姉「やかましーって言ってるでしょー!?」

弟「ギャフン!? …祈り、詠唱、囁き、念じろ!!」

姉「灰にでもなりやがりなさい!!」


さる待ちで眠いです… orz
340創る名無しに見る名無し:2011/06/28(火) 10:08:43.00 ID:TLAwcAUI
乙!
341創る名無しに見る名無し:2011/06/28(火) 17:22:10.85 ID:u/00/PLX
武闘派姉弟かww
342創る名無しに見る名無し:2011/06/29(水) 14:26:21.42 ID:poMDIjrJ
続きはまだかな
343むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/29(水) 21:24:04.56 ID:5wL+MMD/

姉「つ、続き!?」

弟「いやあの、この話が続くと俺達が御縄を頂戴するか海辺で始まる修羅の門かどっちかしか無いんで!」

姉「わ、私達はそんな行く先々で乱闘とかしてる荒くれ姉弟ぢゃ無いんで! ねぇ弟!?」

弟「全く以てその通り! 因って、この話は此処まで!」

姉「今宵は此処までに致しとう御座います!」

??「…おい、あっちだ!!」

弟「ちぃ、まだ追ってくるのか!」

姉「にゃーもーひつこいー!!」

弟「…片付けちまうか?」

姉「…あ! あそこに空き地があるよ!? コンクリートでもアスファルトでも無いから裸足でも膝付きタックルでも大丈夫だよ!」

弟「を!? 更にアイテム発見! これなら…姉!」つ 棒

姉「ナぁイス! …ふふっ?」アザヤカニホホエム?

弟「さて。じゃあ授業開始と洒落込みますか? 御代は見てのお楽しみ、ってな!」

姉「もう、夢から醒めてもいい頃よね…?」タノシゲニ?
344むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/29(水) 21:25:47.64 ID:5wL+MMD/

…だからこのノリは何なのかと。 orz


姉「だから私達はそんなんぢゃないって言ってるでしょー!?」

弟「マジで俺達の評判が悪くなるからやめろっつーの!」

姉「もーいー加減にしないと本気出しちゃうわよ!?」

弟「…阿呆が。そんなモン出しやがって。斬った方も斬られた方も人生は終わるんだっつーに。」

姉「あら。今回も上手く斬られないと。『刃物で斬りつけられたので思わず。』って事だものね…?」

弟「それは俺がやるから。…ああ、前々から一度言ってみたかったんだよ。『そんな物を出されたんじゃあ、本気で金玉を蹴り潰すしかないな…。』ってなァ!!」

姉「どこがお望みかしら? 眉間? 右目? 人中? 喉仏? 鳩尾? 吐血の中に前歯が混ざってるのがお好み? 服越しにおへそから血を噴き出してみる? それとも、『蹴り潰された後に突き潰されて』みるのも乙なものかしら…?」


…だからこのノリは(ry
345創る名無しに見る名無し:2011/06/29(水) 21:29:23.98 ID:poMDIjrJ
いや、続きって言うのは海の話じゃなくても良いんだけどね・・・
346創る名無しに見る名無し:2011/06/30(木) 00:25:05.58 ID:xalprWzy
ネタ提供とかってもう大丈夫な感じか?
347むじな ◆Umw27Fm542 :2011/06/30(木) 01:43:06.93 ID:qF2QHxvY
>>345
姉弟「「な、何だってーー!?」」

>>346

姉絵師様へでしょうか? それとも

姉「ウチのへそ抜けで宜しければ。」

弟「あ、戴いても書けないものの時はご勘弁を。」
348創る名無しに見る名無し:2011/06/30(木) 13:13:40.83 ID:xalprWzy
絵師の人じゃないよ
海ネタが出たなら姉が水着買いに行くのを弟が付いていくとかは?
349創る名無しに見る名無し:2011/07/02(土) 01:29:24.66 ID:PNGz8zBm
ふむ、期待する
350創る名無しに見る名無し:2011/07/02(土) 20:12:14.34 ID:YLMRpXki
wktk
351創る名無しに見る名無し:2011/07/05(火) 21:24:27.89 ID:SQOlDdWe
まだかな
352むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/05(火) 21:51:25.39 ID:DV2444Qq

弟「ぐむむむむ〜…。」

姉「ほら、待って下さってる方がおられるわよ? …って全然進んで無いわね。」

弟「ぬぅ…。元からスランプなんて言える程文才がある訳じゃないが、何だが全く纏まらないんだよ。」

姉「…まあ最近色々と忙しいって言ってるしねぇ。」

弟「普通に寝落ちするしな。」

姉「ぢゃあ、……。」ゴニョゴニョ

弟「あ、姉が買った水着がぢつは水につけると溶ける紙製で!? そうと知らない姉」

姉「そんな事ひとっことも言って無いでしょーがコ・イ・ツ・と・き・た・らーーー!!?」

弟「ぎゃうッ!? …ちょ、普通に流血する程殴るなー!?」

姉「全部私が舐め取ってあげるわよ!?」

弟「ちょ!?」

姉「こっちだって暑くてイライラしてるんだからねコンチクショー!?」

弟「いやもう姉の部屋のクーラーの準ムー!?」

姉「…ぷは。はぁぁ…。やっぱり、『  』の血って美味しい…。」

弟「ちょ、何処の吸血鬼!?」

姉「…でも、やっぱり一番美味しいのは『  』の…ねぇ?」ホホエム

弟「いやそんな物騒な事を装いつつエンジン全開の事を言わムー!?」

姉「ぷは。ぢゃあ、御望み通り、エンジン全開と行きましょうか?」レンコウスル

弟「たぁすけてパーマーン!?」レンコウサレル
353むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/05(火) 21:52:10.68 ID:DV2444Qq

…流れ的なものはボンヤリとあるんですが、上手くそこまで繋がらない… orz

お待たせして申し訳ありませんが、もうしばしお待ちの程を…。
354創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 00:10:12.87 ID:zlJq0nip
ゆっくりで良いよ〜
355むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/09(土) 21:27:32.54 ID:+93s5css

弟「さて、一旦貼らせていただきますか。」

姉「ほほう? …ってゆーか話が本題に入ってないぢゃ無い?」

弟「己の無能非才を恥じるばかりです。」

姉「…あんか、私が随分おかしくなって無い?」

弟「そうか? まあ俺がこの方向に走るよりは波風立たんだろう?」

姉「…弟が痴女…。」

弟「その一言に対して一瞬で6つ位突っ込みを思いついたぞ俺。」
356むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/09(土) 21:28:18.48 ID:+93s5css

姉「弟ー?」

弟「…なんだかすごく安心するなこの出だしは。何ぞ?」

姉「買い物行くよ?」

弟「ん、了解。」タチアガッテキガエハジメル

姉「…。」

弟「ん? どした?」

姉「…いやあの。私あんにも言って無いけど着替え始めたから。」

弟「そうか?」

姉「…あんで?」

弟「いやだって。今の姉の言い方じゃあ。いつもなら『あんか買ってくるものあるー?』で終わりじゃん。」

姉「そ、そう?」

弟「それに…なんつーか、何か考えてるってゆーか隠してる? いや、お目当てがあるだろ。」

姉「あ、あんでそこまで!?」

弟「そりゃあ。愛する『   』の事だものそれ位は分かんー!?」

姉「…ぷは! ぜ、絶対私の方が愛してるんだからー!!」

弟「だから何がなんだか!?」
357むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/09(土) 21:29:06.24 ID:+93s5css

姉「〜♪」ツヤツヤ

弟「…だは。つ、疲れた…。」

姉「あによ、ご不満?」

弟「そんな事は断じて無いが、いきなりこの流れはどうかと!?」

姉「ご不満ぢゃないのさ!?」

弟「ちゃうって! 時間とかは大丈夫なのかと小一時間!」

姉「え、も、もう一回!? …もう、弟ってばぁ…。」

弟「ちょ、そんな困ったような嬉しいような照れたような顔で蕩けるような笑みを浮かべ…あーもーチックショー!?」オヒメサマダッコ!

姉「にゃあん!?」

弟「もー姉の時間も都合も知った事か! 『   』ー!!」

姉「にゃーーん!!(はぁと)」
358むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/09(土) 21:30:47.80 ID:+93s5css

弟「…自分で言っといて自爆した俺が通りますよ?」

姉「いーぢゃない…。こんなにスゴかったんだからぁー…。」

弟「…んで、何処に行くんだ?」

姉「もーちょっとやすんでからー…。」

弟「…せめて服ぐらい着てくれ。」

姉「めんどいー…。」

弟「いいから下着位着けろと」

姉「きせてー…?。」

弟「ちぇい!」チョップ!

姉「いったーい! あにすんのよー!?」

弟「いい加減にならんせい。このままだと」

姉「もっかい、しちゃう…?」クパァ

弟「!!! …もー我慢しねーってゆーかその言葉宣戦布告と判断する!! 当方に迎撃の用意有り!!」

姉「え、ちょ、あんでそんないきなしギンギン!?」

弟「我が想いの丈を思い知るがいい!!」ジャンプ!

姉「え、それってルパンダイにゃーー!!?」
359むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/09(土) 21:32:41.64 ID:+93s5css

弟「…最初の会話から、早数時間。…姉、生きてるかー?」

姉「…カピカピ…。」

弟「息災とは重畳。ほれ、親が帰ってくる前に風呂入っちまおうぜ?」

姉「…一緒に?」

弟「時間的にはその方が良さそうだがそれやって親にバレたらマジで切腹モンだからな。一緒に入ってまたシたくなったらアレだし。」

姉「…分かった。入ってくる…。」

弟「クーラーつけて麦茶入れて待ってるぜー。」


姉「出たー。」

弟「おう、お疲れー。」

姉「…たくさん。」

弟「ちょ、何」

姉「ナニが。弟のが。後から後から出てきて。本当におなかの中まで弟のモノにされちゃったぁ…。」ウットリ

弟「ええい、そんなヤバい事を言いつつほっこりしてるんじゃない! …俺も入ってくるわ。」

姉「そ、そんな、覗いたりなんかしないんだからね!?」

弟「シャワーだけで出てくるから大人しく待ってやがれ!」
360むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/09(土) 21:34:02.36 ID:+93s5css

弟「あー、今何時だ?」

姉「汝、今何時」

弟「って言ってる積りだろうが普通に読み取れないので無視する。」

姉「そんな、ひどい…!」

弟「だから買い物に行く時間は大丈夫なのかと!」

姉「あんか、もーどーでも良くなってきちゃったのは確かね。」

弟「そんな適当な。」

姉「まー今すぐ無いと困る、ってゆーものでも無いし。」

弟「てゆーか一体何を買いに行く積りだったんだ?」

姉「水着。」

弟「よし行こう。今車持ってくるから準備してくれ。ああ、疲れてるだろうから晩飯は俺が奢るよ。」

姉「へ?」

弟「へ? じゃなくて。…よし。じゃあ行こうすぐ行こうやれ行こう。」

姉「え? へ!?」

弟「よし、準備完了。行こう『   』。」アネノテヲヒク

姉「え、へ? えぇぇぇぇ!?」
361むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/09(土) 21:35:06.66 ID:+93s5css

…話が始まりませんでした orz

ここまで難産なのは始めてかも…



姉「な、難産って! 私まだ妊娠なんてした事無いよ!?」

弟「してたらマジでビビる。…その相手には生まれてきた事を後悔してもらう事になるし。」

姉「いや、てっきり弟が私が寝てる間にイタズラでもしたのかなーとか」

弟「姉にはこれからもクローをかける事になるけど!!」

姉「にゃーー!!? 痛いイタイ割れるーー!?」
362創る名無しに見る名無し:2011/07/09(土) 23:00:03.80 ID:oAM1u4jE
乙!
ところで水着買いには行かないのか?
363むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/10(日) 00:20:14.42 ID:H1/021yP
>>362
この後買いに行く…筈だったんですYO!orz

出かける前にイチャついて終わったとゆー…
364創る名無しに見る名無し:2011/07/12(火) 00:12:34.43 ID:mCl4FY1J
期待
365むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/14(木) 00:58:25.32 ID:NLymsRYI

弟「暑い…。ってゆーか通り越して熱い…。」

姉「こーゆー時は辛いわよねー。」

弟「節電でクーラーつけないしガソリン勿体無いから車もエアコンつけないし。」

姉「ちょっとそれってあんの罰ゲーム!?」

弟「へ? 普通だろ?」

姉「そんな訳あるかーい!?」
366むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/14(木) 01:01:16.06 ID:NLymsRYI


姉「にゃ〜にゃにゃにゃんにゃ〜、にゃんにゃにゃん、にゃ〜にゃにゃにゃんにゃ〜ん♪」ゴキゲン

弟「…先程勢いで姉を連れ出し水着を買いに来たはいいがその判断について絶賛後悔中である俺ですが皆様いかがお過ごしでしょうか? 只今俺は」

姉「『   』ー? どこー?」

弟 ビクゥ!「ぅえ!? あ、ここにいるよ?」

姉「? ほら、コレとコレ、どっちがいい?」

弟「…だから、さっきから口酸っぱくして言ってるように、」スゥーー

姉「?」

弟「俺の水着なんてドゥーでもいーから!」チイサナオオゴエ

姉「だって、その為に来たんでしょ?」

弟「そんな訳あるかーーいーーーー!!!」チノナミダ
367むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/14(木) 01:02:24.34 ID:NLymsRYI

弟「…野郎共みんなが期待したように、」


『姉「ねえ、コレとコレ、どっちがいい?」

 弟「ふむ、どっちでもいーんじゃね?」
 
 姉「どっちでもいーってどーゆー事よ!? 彼女の水着の事を真面目に考えないなんてサイッテー!!」

 弟「え、何で怒られてんの俺!?」』


弟「…とか!! 他には、」


『姉「うーん、どっちにしようかなー?」

 弟「海で日焼けする積りならビキニやワンピース。パレオだとどうしても下半身の日焼けの仕方がバランスが悪くなっちゃうからお勧め出来ない。他には」

 姉「…あ、すみません店員さん、危険分子がいるんで隔離して下さいませんか?」』


弟「…とか!! そーゆー話にならないとおかしいんだYO!!?」

姉「なってるぢゃない。」

弟「俺の水着なんか見て誰が喜ぶってゆーんだコンチキショー!!?」サケブ

姉(とか言いつつきっちり着替えて見せてくれるのが愛よねー(はぁと)。)

姉「私が。」ホッコリ

弟「その本気でほっこりしてるのがマジでタチが悪いんだってーの!!」
368むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/14(木) 01:03:12.31 ID:NLymsRYI

姉「ぢゃあ、こーゆー言い方は癪だけど。」

弟「は?」

姉「私だけじゃないよ?」

弟「へ? …は!?」

姉「ほら、ちょっと見渡してみそ? 男性水着売り場なのにあんだか女性の姿が多いと思わない?」

弟「な、ちょ!?」

弟(ま、マジか? 本気で女性が多いってゆーか俺が見渡した瞬間なにゆえに視線を逸らす!?)

姉「ね?」ホホエム

弟(イヤだからって俺と視線が合ったら表情を輝かしてるお姉さんはもっと却下! アンタ『   』か!?」

姉「…ああ、そこの貴女? ちょっとよろしくて…?」ホホエム?

弟「ヤベ!? ちょ、待った『   』ってゆーかそこのお姉さん逃げてー!?」
369むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/14(木) 01:04:00.27 ID:NLymsRYI

弟「………な、何で俺の水着を買うのに一時間とか掛かってるんだ…?」ヒロウコンパイ

姉「あー楽しかったー。『  』の水着姿も沢山見られたし。ただ、心残りといえば、さっきのあの女をおめおめと逃がしてしまった事よね…。」フフッ?

弟「だからそれはやめい! 俺が止めてなかったら本気でヤってただろうが!?」

姉「そんな。殺る、だなんて、ただ精神的に犯るだけよ…?」ホホエミ?

弟「あー、今絶対俺の頭の中で正しく誤変換したわ。…話変えよう! 姉、何が食いたい?」

姉「おとう」

弟「ちぇいぃ!」チョップ!

姉「いったー! ちょ、結構本気だったわよ今の!?」

弟「こんな天下の往来でそんな事を言うなっつーの! 草津から全く変わってないじゃないか!」

姉「二十歳を過ぎたら人間そう簡単に変わりませんッッ!!」イバリッ

弟(だからそんなに胸を反らすな! ただでさえナイスバディな姉の胸がより一層強調されるじゃないか!!」

姉「…流石にそこで思考ダダ漏れにしたらお姉ちゃん溜息吐いちゃうんだけどな。」

弟「良いモノを良いと言って何が悪い!?」

姉(…まだ元気そうね。もっと搾り取ってても大丈夫だったかにゃ…?」

弟「そっちこそ狙ってやってるだろ!?」
370むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/14(木) 01:04:54.87 ID:NLymsRYI

弟「…しかし。」

姉「あに?」

弟「野郎の水着と違って、女性用の水着ってスゲェ値が張るのな?」ネフダヲミナガラ

姉「そりゃそうよ。あんてったって水辺の戦闘服ですから!!」イバリッ

弟「だから胸を反ら…ってちょっと姉!?」

姉「あに?」フフン?

弟「もしかし…ちょっとこっち来て!?」

姉「あーれーご無体なー!?」ワザトラシイヒメイトトモニ


弟「…だは! 姉!?」

姉「ちょ、痛い!」

弟「!! ゴメン!」

姉「…もう。初恋の女の子で新婚若奥様な愛するお姉ちゃんは大事に扱ってよ。」

弟「マジですまん。」

姉「…もう貴方一人の私じゃないんだからね? …お父さん?」
371むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/14(木) 01:08:43.94 ID:NLymsRYI

…余りにスレが寂しいので投下。orz

しかし、最後の一文はどうする積りなんでしょう我ながら orzorz


弟「…え!? こんな尻切れトンボで終わり!?」

姉「まあ勘弁してやって? 最後の方はあんだか意識朦朧っぽいから。」

弟「ぬう。…しかしドゥーするん」

姉「それは言っちゃダメーー!!?」

弟「だばッ!?」
372創る名無しに見る名無し:2011/07/14(木) 08:16:43.68 ID:RPrOh/s7
乙!
373創る名無しに見る名無し:2011/07/15(金) 01:40:52.29 ID:nvBtYCXw
弟「っぶぁくしゅっ・・・おぉ・・・さみぃさみぃ」
弟「はあー・・・はあー・・・下校も楽じゃない・・・早く帰ってココアでも作るか・・・」

弟「ん・・・、あれ、あそこに座ってるの・・・」
弟「おーい、姉ちゃ・・・っ」

姉「・・・。」
男「・・・?」
姉「。・・・?」

弟(夕方5時、回りに人気が少ない、ベンチで二人きり・・・これは入ってはいけない雰囲気)
弟(ん、確かあの人姉ちゃんの幼馴染みの・・・)

弟(なんだか面白そうだ、少し様子を見よう)

ササッ
374創る名無しに見る名無し:2011/07/15(金) 02:10:37.27 ID:nvBtYCXw
姉「!・・・。・・・?」
男「・・・、・・・。」
姉「!?」
男「!」

弟(何言ってるか聞き取れないけど、なんだかいい感じ?あんな幸せそうな姉ちゃんの顔、見たことないな)
姉「・・・!」
男「?」

弟(う、羨ましくなんてないからな)


〜10分後〜
男「・・・?・・、・・。」
姉「・・・、・・?」
男「・・・!?」

弟(・・・)


〜20分後〜
男、姉「「〜〜〜♪」」

弟(いつまで話してんだよ・・・しまいにゃなんか歌い出してるし、青春絶賛楽しみ中ってか?)
弟(どうせ俺は友達いないし、女と話せないし、部活も幽霊部員だし、)
弟(はぁ・・・なんかこんなことしてるの空しくなってきたし・・・帰るか)
弟(・・・家で一人でパソコンしてるのが俺の青春だからいいんだ・・・くそっ)

トボトボ

375創る名無しに見る名無し:2011/07/15(金) 02:31:23.72 ID:nvBtYCXw
トボトボ

大型犬「ワンワンワンワン!!」
弟「うおあっ!!!」
女「こらっ、犬!! ・・・すみません・・・」
弟「あぁ、いえ・・・お気にせず」
弟(あの犬もどうせ孤独な俺を笑ってるに違いない・・・はぁ・・・)
大型犬「ヴゥウウウ・・・!!!」


トボトボ


弟(腹減った・・・)

ガチャ

弟「ただいま〜・・・あれ誰もいない」
弟(テーブルに置き手紙が・・・) ピラッ

<お父さんとお母さんは二人で遠くにランデヴーしにいってきます♪帰ってくるのは明後日ぐらいになりそうなので、ご飯はこのお金で買ってくださいね、仲良く分ける事!!>

弟(・・・親までも・・・)
弟「・・・っ く、く、く」


弟「くそがあああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

376創る名無しに見る名無し:2011/07/15(金) 03:00:03.39 ID:nvBtYCXw
カチャカチャ

弟(世界の全てが憎い世界の全てが憎い世界の全てが憎い世界の全てが憎い世界の全てが憎い・・・)

カチカチ


72 名前:1[sage] 投稿日:20xx/12/15(金) 17:40:51.29 ID:zUTtOdoTeI
ガッシボカッ
成す術もなく僕はやられた
すいーつ笑

73 名前:創る名無しに見る名無し[] 投稿日:20xx/12/15(金) 17:50:45.45 ID:gmjpdtj4aj
>72
くそ作品乙
時間の無駄だったわ
100年後出直してきて

74 名前:創る名無しに見る名無し[sage] 投稿日:20xx/12/15(金) 17:55:51.29 ID:vipmONO25t
>72
これがゆとりというやつか・・・

75 名前:創る名無しに見る名無し[sage] 投稿日:20xx/12/15(金) 18:00:01.91 ID:ltleamtmga
>72
童貞乙



弟「ムキー!!」
377創る名無しに見る名無し:2011/07/15(金) 03:22:05.87 ID:nvBtYCXw
弟(ネットサーフィンも飽きたな・・・)

カチ・・・カチ
チャンチャンチャンチャン♪

弟「ふう・・・7時か、姉ちゃんおせーな・・・ご飯買いにいきたいけど、適当に買ったら怒られるだろうし・・・」
弟「・・・そういやココア飲んでなかったや・・・作ってこよ」

キィ・・・
ガチャ


キィ カンッ スッ コポコポ
カチカチ カチン ボッ

弟「・・・」

ココココ・・・カチン
スッ カン ササササ トトトト・・・
カチャカチャ・・・

弟「っふぅ・・・」

チラッ

〜19時10分〜

弟(姉ちゃんおせぇな・・・)
弟「・・・熱っ!」
378創る名無しに見る名無し:2011/07/15(金) 03:44:55.35 ID:nvBtYCXw
弟「・・・」 ズズズ・・・

〜19時20分〜

弟(腹減った・・・)

スッ ポツポツポツ

『携帯の電源がはいっていないため〜』 ピッ

弟「・・・」イライラ


〜19時50分〜


弟「・・・もう姉ちゃんなんて知るか・・・姉ちゃんの分は姉ちゃんの嫌いなトマトサラダと納豆巻きにしてやる」

カチャ・・・バタン
スッ・・・トントン。
スッ・・・トントン。

ガチャ。

弟「あっ・・・おかえり。おせーよ、姉ちゃん」
姉「・・・」
379創る名無しに見る名無し:2011/07/15(金) 04:21:17.91 ID:nvBtYCXw
スッ・・・
弟(無視かよ・・・)「なんかお父さんとお母さんが旅行に出掛けたみたいだから、晩御飯がなくてさ、これから買いにいこうと思ってるんだけど、姉ちゃん何がいい?」
姉「・・・いらない。食べてきたし・・・」
弟(お食事デート(笑))「あ、そう。てか姉ちゃんおせーよ、なんかあったの?」
姉「・・・別に、何もしてないよ」
弟(こやつ・・・)「ならいいけど・・・とりあえず、携帯の電池切らすなよ。連絡とれなくて困ってたんだから」
姉「・・・うん」
弟「じゃ、いってくる。」
姉「・・・スン・・・いってらっしゃい」

バタン

弟(・・・泣いてた?)
380創る名無しに見る名無し:2011/07/15(金) 04:44:48.97 ID:nvBtYCXw
眠い・・・ひとまずここまで。
全然姉がでてきてなくてごめんなさい。続きで出る予定です。
SS難しい・・・
381創る名無しに見る名無し:2011/07/16(土) 01:10:55.73 ID:/lvDAT3y
うむ…
382むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/17(日) 09:08:47.66 ID:a316isds

姉「あ、久し振りに私達以外の人が書いてくれた!」

弟「おお、素薔薇しい!」

姉「>>380様続きもお願いしますねー!!」

弟「楽しみにしてます!」


姉「…さて、私達は私達の方をやらないとね…。」

弟「…ドゥーするんだよあの続き…?」

姉「自業自得と云うか自縄自縛と云うか…。」

弟「筆者の場合『自爆』って感じだけどな。」

姉「実も蓋も底も無いわね…。」
383創る名無しに見る名無し:2011/07/17(日) 22:33:36.72 ID:daBVRfP0
>>380
姉好きにとって弟以外の男と仲良くしてるのは心境複雑だが続きを頼む
384創る名無しに見る名無し:2011/07/19(火) 22:11:04.02 ID:mYDUk/18
水着編はまだか?
385創る名無しに見る名無し:2011/07/21(木) 18:38:54.42 ID:a4qTjj3a
お久しぶりの絵描きです
すっかり暑くなってきましたね。こんな絵で涼しさを感じてもらえたらと思います
ttp://loda.jp/mitemite/?id=2284

ご所望の絵はまだ全然できておりません。これからがんばります
386創る名無しに見る名無し:2011/07/21(木) 20:08:40.51 ID:X2pyiQQn
>>385
こえぇぇぇぇぇ
病んでる姉か?
387むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/21(木) 21:25:33.94 ID:3Aex0JHN

弟「ちょ、ぅえ!? ぎゃあああ!?」

姉「ぅにゃあ!? どしたの!?」

弟「ちょ、ま、怖えぇぇぇぇ……ッッ!!」

姉「…ぅわぁ。あー、これは。ねぇ?」

弟「うわ、全く以て油断した…!」

姉「あー。でも。この気持ち良く分かるってゆーか屋上で固く握手して熱い涙を流しながら全力で抱き合えそうだわこの人となら。」

弟「こ、この眼が笑ってないってゆーか表情が無い感じ、姉が…へ?」

姉「だってそうでしょう? 弟が、『  』が見ず知らずの女と一緒にいるのよ? その瞬間に死罪確定ってゆーかそのまま執行権限が姉たる私に発生するんだから。」

弟「ちょ!?」

姉「『  』の隣にいて良いのは私だけなの。私だけに許された至高にして当然の権利なの。それを侵害しようとする私以外の女は排除するの。するって云うか至極自然であり当然なの。そして排除権限がその被権者である姉たる私に帰属するのも当然の理。」 

弟「ちょっと待てェ!?」

姉「そう。あの時もそうだったじゃない。馴れ馴れしく『  』に話しかけてた『あの女』みたいに見つけた瞬間即座にタップリと時間をかけてあにも出来ないほんの一瞬でじわじわと味わわせながら
苦しむ暇なんて与えてやらずに己の罪をゆっくりと後悔させながら瞬きすらする間もなく永劫って言葉を身を以て知らせて刹那の永遠って云う言葉を噛み締めさせて」

弟「いやちょっと待って姉!?」

姉「『え? あに?』」ナニモナイヒョウジョウデ

弟「!! ちょ、戻ってきてお姉ちゃん!?」ナキソウナコエデ
388むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/21(木) 21:26:47.96 ID:3Aex0JHN

姉「あー! 誰よ弟にこんな顔させたのは!?」オトウトノアタマヲダキシメル

弟(直接的には貴女です!!)アネノムネニカオヲウズメル

姉「あったく! …もう、こんな顔しちゃって。あんか怖いことでもあった?」ヤサシクホホエム

弟「……。」フルフル

姉(ちょ、こんな風に甘えてくるなんてどれ位振りよ!? あーもーそんな無防備な顔しちゃって! もー何処の誰だか知らないけどGJよ!?)

弟(…はあ。久し振りだな、こんな風に抱き締めてもらえるの。)

弟「…お姉ちゃん?」

姉(超絶ってゆーか悶絶!!? ちょ、あにこの反陽子とか対消滅クラスの破壊力!?)

姉「あに?」

弟「…しばらく、このままでいい?」

姉「ん。いつまででも。」

弟「ありがと。…今日は、一緒に寝ていい?」

姉「もちろん。…今日は、ずっと一緒にいようね?」

弟「…うん。」
389むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/21(木) 21:29:59.54 ID:3Aex0JHN

姉絵師様お久し振りですそしてGJ!!>>385

…見た瞬間本気で声が出ました。

そして触発されて衝動書き。

姉にこんな顔させない様に書き進めないと…。orz


姉「んー、今日は涼しいの通り越してちょっと寒い位だから丁度いい抱き枕にゃー。」

弟(…あんなみっともない所見られたらもう今日は何も言えない…。)

姉「もう、みっともない所見せたとか思ってるんでしょ?」

弟(よ、読み切られた!?)

姉「いいのよ。こんな事くらい。私達は姉弟なんだから。」

弟「…お姉ちゃん。」

姉「むしろ、私以外に見せたりした方が…。ねぇ…?」ホホエミ?

弟「お姉ちゃんンン!!?」


…ひとスレ目で「息継ぎもせずボソボソと壊れた様に言葉を吐き続ける姉」って云う感じの表現をしたかったのに『長過ぎる行があります!!』って弾かれて涙目…。orz
390創る名無しに見る名無し:2011/07/21(木) 22:01:07.71 ID:a4qTjj3a
投下乙です
自分の描いたものをもとに何か書いてもらえるのは嬉しいもんです

>>386
そうです。結構前に書いたヤンデレ姉そのままですね
実は結構気に入ってたもんでねwもっかい描きたいなと思ってたの
391創る名無しに見る名無し:2011/07/21(木) 23:41:49.06 ID:IHf44qTt
>>389-390
おつ
392創る名無しに見る名無し:2011/07/22(金) 22:40:38.39 ID:LY/RwHFj
久しぶりに某所で姉モノじゃないSS書いてるけどやっぱり疲れるな…
むじな氏や他の書き手さん頑張ってください
393 ◆Vk7nZ8MFiA :2011/07/26(火) 08:03:52.94 ID:Em7fWNTD
力を貸してくらさい

【復活?】姉好き総合スレ
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1311619600/
394創る名無しに見る名無し:2011/07/26(火) 09:08:23.62 ID:Saxh9TH9
ここで書けよ
誘導するな
395 ◆Vk7nZ8MFiA :2011/07/26(火) 09:21:18.36 ID:+ijQAJPD
ごめんなさい
396創る名無しに見る名無し:2011/07/26(火) 22:17:46.62 ID:J79OOTAq
まあ、気にするな
397むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 20:56:59.28 ID:/ciuZH5V

姉「ここ数日涼しくて楽だったわねー。」

弟「一気に10度とか下がったからな。」

姉「クーラー入ってる人には関係無いかもだけど、弟みたいな外仕事の人は楽になるでしょう。」

弟「有難くて涙が出そうだ。でもまあ汗だくになるのは変わらないんだがな!」

姉「ん。弟の汗の匂い…。」クンカクンカ

弟「ちょ、だから嗅ぐなって公衆の面前で腋の下はやめれー!!」
398むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 20:57:53.01 ID:/ciuZH5V

弟「…え??」

姉「え?」

弟「…ちょ、マジで?」

姉「うん、多分。」

そう答えたあと、弟が呆然とした。

姉「…弟? ってちょっと何処行くの?」

再起動したと思ったらおもむろに私の手を引いて歩き出す。そのまま歩く事しばし、デパート(ってゆーか今ってあんて言うの?)の屋上の人気の無い所まで来た。

姉「ちょっと、弟…ってもしかしてこんな所で野外ってゆーか露出」

弟「ちゃうわい!」チョップ!

姉「いったー!? ちょ、本気で痛いー!!」

弟「ヴァカたれ! 姉はどうか知らんけど俺にはそんな趣味は無いッ! ってゆーか『   』のそんな所を他の野郎なんぞに見せる積りなんぞ更々無いわい!!」

かなり本気の入った感じで叫ぶ。その表情からはそんな積りが毛頭無かった事が伺えた。…まあ、あんだか聞き流せない発言が混ざってた様な気もするけど。それはそれでまた後で?

姉「え、あの…ごめんなさい。」

弟「あ、いや、別に姉を責めてる訳じゃないんで。」

姉「ぢゃあ、あんでこんな所まで?」
399むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 20:58:31.37 ID:/ciuZH5V

私としては当然の質問。そして弟の答えは斜め上からだった。

弟「………ふう。すまん、ちょっとこれから叫ぶ。」

姉「叫ぶって。一体どうし」

弟「…ぃぃぃぃぃイヤッ、ハアアアアアァァァァ!!!!やったぜベイベーこん畜生!! スゲエ!! こんなのって有りか!!? なんだこのご都合主義!! 有り得ねえだろこんなの!! 金返せバカヤローー!!
シナリオライター出て来い!! 最高だぜ!! ワーォウ!!!」

姉「ぅにゃ!? 」
 
本気で叫びだした弟に驚いてしまう。そんな私にはお構いなく弟のシャウトは続く。

弟「はは!! はーっはっはっはっはっ!! なんだこれ!! こんなのアリか!! どんだけ出鱈目な展開なんだよこれは!? 店長を呼べ!! 美味しかったいい腕だ!!」

あんだかもー、楽しそうでノリノリで。「え、これって邪魔する私が悪者?」みたいな感じで叫び続ける。

弟「やっべえ、すっげえ、こんな事って! 神様、聞こえて無いだろうけど、本当にありがとうーーー!!!」

姉「ちょ、ちょっとどうしちゃったの!? 落ち着いて!?」

どっかで見た様な左手の形。そしてそれを高々と突き上げ。350ポンド、スターン・ハン…

弟「ウイィィィィィィ!! ・・・って、あ、叫びすぎて、貧け・・・」

姉「んにゃーーっ!? 『  』!?」

興奮しすぎてレッド・アウト。そのまま引っくり返った。
400むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 20:59:10.36 ID:/ciuZH5V

姉「あー…。どぎゃんしたらよかと? コレ…?」

思わず弟の口癖の熊本弁が出てしまう。屋上は綺麗に掃除してあって、直に座り込んでも問題無い位の感じだったのは幸いだった。これで水溜りとかあった日には。

姉「…そしたら水着を着せて乾くまで待つとか? …それはそれで!!」

とか思いつつも、そのまま放置したい様な気がしないでもなかったけど、そしたら帰りも大変だしコレを野晒しにしておくのも皆様に迷惑だろうと思ったので仕方無く膝枕。

姉「よ、っこい、しょ、っと…! あーもー重いー!」

こうやるとかなり重い弟の体だけど、私の中で出してくれた後に倒れこんできた時の重みは何故あんなに幸せに感じるのかしら? そのあと私の名前を呼びながらちゅーしてくれたりすると、もういつまででも繋がって

姉「…ダメダメ! こ、こんな所でスイッチ入っちゃったら! それこそ弟を…じゅるる。」

かなりヤバい方向に思考が向かった時、弟の呻き声で正気に戻った。

姉「…べ、別にあんとも思ってなんて無いんだから! 久し振りに膝枕が出来て嬉しかったりなんか全然しないんだからね!?」

…あんだか独り言を言う癖が付いてる? 今は周りに誰も居ないからいいけど、気をつけよう…。
引っくり返った時に怪我をしていないかを目視。目立った外傷が無いのを確認して一安心。

姉「まあ、このバカちんなら多少ドついたって問題無いんだけどね…。」

そんな事を言いつつ顔の汚れを拭いてあげたり前髪を撫で付けたり手の届く範囲で服を調えてあげたり。にゃー、我ながら将来はいい奥様になるわねー。とか思いつつ。

姉「…ココに来たのって、さっきの話について話す為よね。それで今のリアクションって、ドゥー判断すればいいのかしら…?」

ちょっと本気で考える。さっきの反応からすれば(考えたくないけど)拒絶とか、最悪の…。
401むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 20:59:44.17 ID:/ciuZH5V

弟「…ん? 雨…? ってどうした、何で姉が泣いている!?」

姉「…え、あ!?」

弟の声に自分が涙を流している事に気が付いた。弟は文字通り跳ね起きて反射的に周囲を警戒。何も無い事を一瞬で確認してから私の両肩を掴んで視線を合わせてきた。

弟「どうしたんだ『   』、何があったんだ!?」

姉「…ううん、あんでもない。ただ、ちょっと妄想に入り込みすぎただけ…。」

弟「………妄想?」

ああ、弟の頭の上にでっかいはてなマークが浮かんでる。

姉「そう。私が思いつく最悪から二番目の妄想。」

弟「二番目?」

首をひねっている弟。本人は「俺なんかが可愛い訳が無い」って言うけど私には可愛くて愛らしいポーズ。

姉「うん、まあ、それは置いといて。」

このまま押されるのもアレなんで方向転換する事に。

姉「で、あんでこんな所まで連れてこられた訳よ?」

弟「叫ぶ為。」

…は?
402むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 21:00:27.65 ID:/ciuZH5V

弟「いやだから。思う存分叫ぶ為。店内で叫んだりしたら迷惑っていうかこのご時世だったら通報されかねないだろ? だからここまでででででッ!? ひょ、あひぇ、ひはい!!」

…当たり前でしょう痛くする為に思いっきり頬っぺた引っ張ってるんだから。

姉「で!?」

弟「はうっ!? …で!? と申されましても。」

姉「だからあんでここまで来たのよ!?」

弟「だから叫ぶ為だって。ってちょっと待って説明させて!」

姉「いいでしょう説明させてあげる。ただし、私が納得できなかった時は…ねぇ?」ホホエミ?

弟「ちょ、いきなりその微笑みは勘弁してください!?」

姉「ぢゃあ、とっとと説明しなさい?」

弟「何を怒ってるんだよ…。」

とかブチブチ言いながらも説明を始めた弟の話を要約すれば。

弟「姉に子供が出来たって言われたんだぜ? 絶叫しない俺なんて嘘だろう。」

姉「…それってどっちの意味で?」

弟「どっちって。俺が、って待て、もしかして俺が喜ばない、とか思ったんじゃないだろうな!?」

姉「!?」

いきなり。本当にそう表現するしかない程唐突に弟がキレた。
403むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 21:01:18.24 ID:/ciuZH5V

弟「ちょっと待て。本気で? マジで俺が喜ばないと思った? 『   』と俺の子供が出来たってのに?」

姉「あ、ちょ」

弟「…本当に、俺が迷惑がるとでも思ったのかよ!?」

低く、潰れた、押し殺した声。弟がこんな声を出す時は本気で怒って、そして傷ついている時。

弟「…ってアレか、さっき『   』が泣いてた妄想って、俺に拒絶されると思ったのか? まさか、そん…いやいや落ち着け俺!!」

弟がまたしてもいきなり自分自身の顔を叩いて気合を入れた。いえ、今回は自分を鎮める為。

弟「…はぁ。ごめん姉。いきなり怒り出したらそりゃ姉もビックリするわな。」

溜息を吐きつつ頭を掻いて苦笑い。いつのも声と顔。…『  』が戻ってきてくれた。

弟「まあアレだ。一から説明しよう、俺は姉が子供…『俺達の子供』を授かったって聴いた瞬間、正直自分の耳を疑った。」

姉「あ、えーと。」

弟「まあ我ながら感情がひっちゃかめっちゃかになって。そんで考えても仕方無いと思ったからそのまま自分の感情をセーブしないで流した訳だ。」

うん、今弟は正直に話している。嘘なんか吐いていないってゆ−かぢつはあんにも考えないで喋ってる。ワタシにはワカル。ええ、それは構わないんだけど。

姉「あの、弟?」

弟「そしたら最終的には喜びが一番強かった。でもって止められなくなったんで叫びに来た、とゆー事です。」
404むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 21:02:03.57 ID:/ciuZH5V

…うん、弟はホントにあんにも考えてない、ってゆーと語弊があるけど勢いだけで喋ってる。だから本音が出てるから聞いてる限りでは結構真面目に泣きそうに嬉しくなるような事を言ってくれてるんだけど。

姉「えー、さて。弟?」

弟「ん、何ぞ?」

姉「………。」

弟「え、ちょっと、何だその不安になる沈黙は?」

姉「えーと、あの。…ごめんなさい!!」

もうここは正直に謝るしかないっぽいし。…弟、怒ったり落胆したりしないといいんだけど。

弟「ぅを!? な、何ぞ!?」

姉「…さっき言った事なんだけど。」

弟「…さっき、とは?」

姉「えーと、『…もう貴方一人の私じゃないんだからね? …お父さん?』っての。」

弟「ああ、アレか。それが?」

姉「…アレって、断じて嘘じゃないんだけど、確定でも無いの。」

弟「…は?」
405むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 21:02:38.30 ID:/ciuZH5V

あ、本気でポカンとした顔してる。そんな表情も可愛いにゃー。ってそーぢゃ無くて!

姉「えーとね、まだ分かんないの。今月ちょっと、ってゆーには大きく遅れてるんだけど、まだ検査とかした訳ぢゃ無いし、」

弟「…WHAT?」

姉「検査薬を買いに行こうと思ってたんだけど忙しい…って言うのは我ながら言い訳よね。ぶっちゃけ恥ずかしいのと、…怖かったの。」

弟「…。」

姉「検査しちゃったら結果が出ちゃう。『  』との子供が出来てるか出来て無いか分かっちゃう。分かっちゃったその時、自分がどうなっちゃうのか私自身が分からなくて。」

弟「…あー、『   』?」

姉「だから今月遅れてる、って気付いても。そのまま怖くて、考えたくなくて、考えられなくて。
 一番やっちゃダメだと分かってたけど。それでも伸ばし伸ばしにしてたの。」

弟「…はぁ。全く。」

抱き締められた。最初は思いっきり来そうだったんだけど、慌てて力を緩めたのが分かった。

弟「何だかなぁ。ここ最近情緒不安定だと思ってたらそーゆー事だったのか。…いや、気付いていながらそこに思いが至らなかった俺も悪いのか。」

あっさりと予想外の事を言われた。

姉「…へ?」

弟「あったく。何だって相談してくれない…って無理だよな。姉本人が混乱しちゃってたんだから。」

姉「あの、ちょっと? あんだか私の想像してた話の流れと違いますよ?」
406むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 21:03:23.74 ID:/ciuZH5V

一旦弟の抱擁から抜け出して。

弟「話の流れが違う? …なんだそりゃ?」

姉「いやあのだって。こーゆー事になると」

弟「HAHAHA。まさかこの俺が『   』に子供ができた事で取り乱したり怒ったり最悪の事を言い出したりすると?」

ぶっちゃけその通り。この話題はありとあらゆるジャンルでそれこそ掃いて捨てる程取り上げられたりしている。ドラマとかドラマとかドラマとかね。

弟「まあぶっちゃけ何も考えていないとか、『子供の事をどうする積りだ!』とか『世間様に顔向けできない』とか、まぁそれこそ掃いて捨てる程こんな話はある訳だ。ぶっちゃけドラマとかドラマとか。」

姉「…。それで?」

弟「まあ、今の時点の俺の覚悟なんぞ現実に対しては大波に対する木の葉の如しだと思うが、それでも。」

その時の弟の表情を。

弟「俺達が子供を授かる事が出来るなら。『   』が俺の子を生み育ててくれるなら」

抱き締めてキスしてくれて。

弟「その横に俺がいる事が許されるて、俺達とその子供、3人? で生きていけるなら。」

もう一度視線を合わせて。その顔には不安や恐れも含まれていたけれど。

弟「もう、それ以上なんか有り得ないさ。」

そう言って。

弟「…嗚呼。こんなに嬉しい事は無い。」

あらゆる感情を受け止めて、ちょっぴり涙目になってたけど。それでも微笑んでくれた『  』の笑顔を。

私は。一生、忘れない。
407むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 21:04:08.22 ID:/ciuZH5V

姉「…。」

弟「ん? どした?」

どした? ぢゃ無いわよこのバカちん。ホントにどうしてくれようかしらコイツときたら。取り敢えず万感の思いを込めてちゅーしようとしたら。

弟「…姉? 何だか…顔色が悪くないか?」

姉「…へ? そう?」

とか言われた。私ってば基本的にノーメイクだから顔色とかは直に出てくる。そんで私の事を私より知っている『  』がそんな事を言うって事は?

姉「えー、ちょっと待って?」

持ち歩いていたハンドバッグからコンパクトを取り出す。ちょっと見てみると…あや?

姉「う、言われて見ればちょっと悪いかも。…どっかで」

弟「あそこの日陰にベンチがある。そこで休もう。」

うん、流石は弟、反応が早い。

姉「ぅやぁ!?」

弟「あ、一声掛ければ良かったか?」

い、いきなりお姫様抱っこって!? ここってデパート? の屋上よ!? 弟ってばいつの間にそんな

弟「お叱りは後で聞く。全ては某に任せてゆるりと休まれよ。」

…またどっかでヘンなモン読んできたわね? 池波正太郎とか?

弟「ちょ、一発で!?」

姉「お姉ちゃんに隠し事あんて出来るとでも?」
408むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 21:04:52.25 ID:/ciuZH5V

そんな事を言い合いつつベンチに到着。あにもそこまで、と思う程、弟は私を丁重に扱ってくれた。うん、たまにはこんなお姫様待遇もイーかも。

弟「よく言うよ。俺がこんな事しようものなら『あに企んでるのよ? あにが狙い!?』とか言い出す癖に。」

姉「ちょ!? そ、それは言わない約束でしょう!?」

弟「お前にはいつもクローを」

姉「ここで掛けられる筋合いは全く以て天地神明に誓って無いから!!」

弟「HAHAHA。この俺がそんな事をすると」

姉「その右手首を左手で掴んだフォームを見たら掛ける気全開にしか見えないー!!」

とかって大きな声を出したらちょっとクラッと来た。

弟「! …すまん!」

そーそー。お姉さまは調子が悪いんだから敬いなさい? ああ、だからってそんな泣きそうな顔しなくてもいーから。ドゥーしてこー極端なのかしらコイツときたら。

姉「にゃー…。涼しいからって油断した…? ちょっと落ち着いたら中に入ろう?」

弟「ごめん。俺的にはこれ位問題無い感じだったんだが。」

流石に弟と比べられたらどうしようもない。一人だと絶対にクーラーつけないへそ抜けだし。

弟「それって関係あるのか? てゆーかへそ抜けって何じゃい。」

姉「細かい事は気にしないのが好い男、ってもんよ?」

弟「気にはしないけど気に食わないな。…何か飲み物でも買ってくる?」

姉「ありがと。でも後でいーわよ。どっか喫茶店とかで休もう?」

弟「ならばその様に。」

そんなこんなで一休み…。
409むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/28(木) 21:06:31.00 ID:/ciuZH5V

ちょっと書き方を変えてみました。それはそれとして、

…だからあんでこれだけ無駄に長くなるんでしょーか? orz

結局本題の姉の水着に絡めて無いし! orz


姉「でも、これ以上長くなるとまたさるさんだし。」

弟「区切れて無いけど今回はここまで?」

姉「また暑くなって来ちゃったしね。」

弟「言わんでくれヘコむから。」


本気で水着の季節が…!! orz
410創る名無しに見る名無し:2011/07/28(木) 22:31:25.53 ID:PLA7ms1q
>>409
乙!
今後は二人に子供が出来る話も読めるのかw
411むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/29(金) 00:27:22.92 ID:+xzi3ef6

弟「…え、あの、ぶっちゃけそれって誰得?」

姉「ぁあんですってええぇぇぇ!!?」

弟「いやあのそーじゃなくて!! えーとえーと…」ティン!!

弟「そうだ、子供もそうだけど、俺達にはまだやるべき事があるだろう!?」

姉「…やるべき事?」

弟「そう。結婚式さ!!」

姉「………。」

弟「俺達の心は草津で繋がった、と俺は思ってる。でも、それだけじゃなくてさ? 流石にまともな感じでは出来ないかも知れないが。それでも」

姉「例えばハワイで。日中は普通に旅行ってゆーか新婚旅行を楽しんで。ひとしきり観光した後に夕暮れ時の教会で神父さんを前にして二人だけで永遠の愛を誓い合うのね!?
 その後は勿論海の見えるホテルでディナーを堪能した後、二人っきりの部屋で甘く切なくもう二度と得られない、それこそ最初で最後の蜜月を心ゆくまで」

弟「ちょ、何か妄想スイッチ入った!?」

姉「…テヘピヨ?」

弟「さ、最凶妄想事務員、だと…!?」
412むじな ◆Umw27Fm542 :2011/07/29(金) 00:29:15.00 ID:+xzi3ef6
>>410
正直引っくり返りました。orz

…二人の内面を書いてるだけで50レスとか掛かりそうで怖いんですが。


弟「ティンとキたァァ!!!!」

姉「ぅにゃあ!? あ、あに!?」

弟「い、今のこの流れで俺がこの言葉を思いつかない訳が無いッッ!!」キリッ!

姉「えーと。…聞きたくないけど。一体あにを思い付いたの?」

弟「『   』のウェディングドレス姿by姉絵師様!!!」

姉「!!?」



姉「あの、あくまでネタなんで本気で取らないで下さいね姉絵師様!!?」

弟「その通り!! まず姉絵師様には『   』のピュアホワイトのスク水姿とターコイズブルーの競泳用ワンピースとサンライトイエローのビキニパレオと」

姉「正直者にご褒美ぃぃ!!!」

弟「ギャアアアム!!! …め、メタリックシルバーのハイレグ水」

姉「まだ言うかコイツときたらーーー!!!?」

弟「げぶぅッッ!! す、スカーレットのビキニを…。」ガクリ

姉「ちょ、誰かこのバカ埋めるの手伝ってー!?
413創る名無しに見る名無し:2011/07/29(金) 18:31:19.60 ID:E72RT3kB
>>412
じゃあ、水着の後は結婚式と子供の話だなww
414単発:2011/08/07(日) 17:06:03.46 ID:mG4efAxu
弟「ふぁーぅ…先に寝るね」

姉「あら…もう寝ちゃうの?」

弟「うん、部活で疲れちゃったし」

弟「何か用事でもあった?」

姉「えっ…う、ううん…なんにもないわよ」

弟「そう?じゃあおやすみ、姉さん」

姉「おやすみなさい、弟くん」


姉「あーあ…」

姉「弟くんが見たがってた映画、借りてきたのに…」

姉「一緒に見たかったなぁ」
415創る名無しに見る名無し:2011/08/08(月) 00:51:47.23 ID:Vwq/x9EI
>>414
416むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/09(火) 23:39:00.37 ID:DIbCtHDh

姉「あ、久し振りに誰か書き込んでくれてるー。」

弟「おお、乙です。>>414様」

姉「しかし、しっかり秋めいて来ましたねー。」

弟「姉の頭のな痛ってえぇぇぇぇ!!?」

姉「そー言えばピンヒールで踏みつけるってゆー約束、果たして無かったわよね…?」

弟「ちょ、ひ…!!!」コエニナラズニノタウチマワッテイル


弟 クツヲヌイデ「…うは。ヒールの跡の形に出血してるし。」

姉「え、そんなに!?」

弟「ふんずけといてその言い草はどうかと。」

姉「…ごめんなさい。」

弟「あ、姉が素直に謝った、だと…!!?」

姉「あー、お陰で心置きなくもう一回踏みつけられるわ。」

弟「ちょ、ゴメン姉、俺が悪かったせめてさっきと同じ所を狙うのはやーめーてててててッッ!!?」
417むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/09(火) 23:40:06.26 ID:DIbCtHDh

弟「熱い。初っ端から暑いの通り越して熱い…。」

姉「夜になっても全く涼しくならないんですけど…。」

弟「あんましエアコン入れてると体が参っちまうしな。」

姉「顔と頭だけ暑くて足は寒いとか。一体あんだってーのよ…?」

弟「扇風機も併用してると一晩中風を受けっぱなしだし。」

姉「あれって起きたら既にダルくなっちゃうものね。」

弟「だからって扇風機つけないと暑いし。」

姉「エアコン切るなんて論外だし。」

弟「朝起きたら、どころか一睡も出来ないのが関の山だな。」

姉「ここはもう、」

弟「え、その構えって」

姉「弟を抱き締めて寝るしかないにゃーん!!」ダイブ!

弟「やっぱしこのパターンぐはぁ!?」
418むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/09(火) 23:41:05.26 ID:DIbCtHDh

弟「しかし、ここまでの空白って今まで見た事無かったような気がするんだが。」

姉「まあ仕方無いんじゃない? お盆前だし。節電のせいであっちこっち影響出てるんだし。」

弟「うーん、それだけ」

姉「まあ、そんな些細な事よりも。あんてったって」

弟「アイドル?」

姉「話の腰を折るんぢゃ無いわよこいつときたらーーー!!?」

弟「あたッ!? 鼻先と爪先の二択とかぁいたーす!?」


姉「…コホン。気を散りなおして。」

弟「…なんてったって?」

姉「夏込みの仕込みに決まってるぢゃないッッ!!」

弟「…は?」

姉「は? って。ノリが悪くない?」

弟「…ああ、コミケか!」

姉「あにその反応の悪さは?」

弟「いや、誤変換してたから。」
419むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/09(火) 23:42:15.97 ID:DIbCtHDh

弟「まあ、あながち間違いでも無いか。」

姉「北はアラスカから南は南極大陸まで!! 奴等は世界を股に懸けやって来る!!」

弟「100%本当だからタチが悪いよな。」

姉「夏は世界で一番アツい夏で、冬は世界で一番過酷な冬なのよ!!」

弟「かなりの意味で大体あってる。」

姉「また、世界を懸けた戦の火蓋が切って落とされるのね!?」

弟「…って事は、姉もなんか書いてるって事か?」

姉「!?」


暑くて意識を保っていられません。orz

仕事と相まって寝落ちする事多数…。
420創る名無しに見る名無し:2011/08/10(水) 19:40:13.24 ID:TTePlm7T
>>419

湿気があるから余計に暑く感じるな
421姉ものローグ(単発):2011/08/11(木) 01:19:14.11 ID:ps8OhP/X
姉「あっつーい」

姉「ん?別に家の中なんだからいいじゃない」

姉「あっ…ふぅん、なるほどねぇ」

姉「弟もそんな年頃になったのかぁ」

姉「なによぉ」

姉「お姉さまに刃向かうなんて100年早いっ…えいっ」

姉「うりうりうりうりっ」

姉「どう?お姉さまの豊満な胸で窒息する気分は」

姉「うりうりうr

姉「ぁんっ」

姉「ちょっ…やだ…ダメ…だってば…」

姉「今はまだ…ね?」
422創る名無しに見る名無し:2011/08/11(木) 11:15:09.90 ID:S7wuSkge

姉の妄想なのか?
423創る名無しに見る名無し:2011/08/11(木) 18:26:50.82 ID:ps8OhP/X
わかりづらくてごめん
弟はいる
ちゃんとしゃべってる
姉弟の会話から姉の部分だけ抜き出した感じ
姉が何をしていて、弟はどんな反応をしたのか、読む人に補完を強要する問題作ww

このスレに来るのはすごく久しぶりなんだ
424創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 01:39:24.71 ID:HzWJAvG3
姉「・・・」
弟「・・・」
姉「・・・」
弟「・・・姉ちゃん、俺の顔になんかついてるの?」
姉「えっ?・・・あ、なんもついてないよ?」
弟「そんじゃ、どうしてじっと見てくるのさ?」
姉「別になんでもないけど・・・」
弟「・・・」
姉「・・・あっ、冷蔵庫にショートケーキあったかも、弟も食べる?」
弟「え?ケーキ?食べる食べる!」
姉「ふふ、それじゃ持ってくるね」
弟「はーやーくー!」
姉「はいはい!」
425創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 02:01:08.89 ID:HzWJAvG3
姉「・・・大丈夫、大丈夫・・・」

カチャカチャ

姉「はいっ。弟の分! 召し上がれ」
弟「わ、姉ちゃんありがとう!」
姉「ふふ。 飲み物とってくるよ、リプトンでいいかな?」
弟「うん!」
姉「はいはいー、待っててね」 タッタッ

スッ
チラッ

姉「・・・」 ジー
弟「・・・」 パクッ
姉「・・!」 ギュッ

姉「・・・」 チラッ

弟「~♪」 パクパク
姉「・・・」 ホッ
426創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 02:21:52.89 ID:HzWJAvG3
姉「お待たせー。はい」
弟「んー、ありがとう!」 コクコク
弟「・・・っはぁ」
姉「ふふ、ゆっくり飲みなっ。 ケーキおいしい?」
弟「なんか、いつも食べてるのと違う。あんまり甘くないね」
姉「・・・、弟は甘いほうが好きなの・・・?」
弟「んーん、こっちのほうが好きかな?甘さがちょうど良くて、すごくおいしいよ」

姉「・・ふふふっ、よかった!ふふ」
弟「・・・姉ちゃんはまだ食べないの?」
姉「ん、私も食べちゃおうかな、いただきます!」

パクパク

姉&弟「「おいしーね!」」
427創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 02:53:30.96 ID:HzWJAvG3
弟「・・・」 ジー
姉「・・ハムッ・・ンッ・・」
弟「・・・」 ジー
姉「・・ハムハム・・コクコク・・プハッ」
弟「・・・」 ジー

弟「・・・ねぇちゃん」
姉「・・・ふふ、私のも欲しいんでしょ?」
弟「う、うん」
姉「しょうがないなぁ・・・、ふふ、こっちおいで?」 ポンポン
弟「ん!」 スッ

モゾモゾ

姉「はい、あーん」
弟「あ〜〜・・・」
姉「ふふ、・・・おいしい?」
弟「ん!」
姉「んふふふふw はい、あーん」
弟「あ〜〜・・・」
姉「おいしー?」
弟「うん」

姉「ふふふ、よかったw」
428創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 03:12:17.33 ID:HzWJAvG3
姉「はい、あーんっ。」
弟「ん、イチゴはいいよ。」
姉「?どうして? 好きでしょ?ほら、あーん」
弟「いいよ」
姉「そんな事言わずに、あーん?」
弟「いいって!!」
姉「!・・・うん、ごめんね」
姉(ちょっと、しつこかったかな・・・)
姉「・・・」
弟「・・・」

弟「フォーク貸して?」
姉「ん?・・・はい」 カチャン

弟「んー」 プスッ

弟「はい。」 スッ
姉「ん?」
弟「・・・はいっ!」スッ
姉「・・・?どうしたの?」
弟「・・・姉ちゃん、あーんして!」
姉「・・・!」

姉「っく・・・ふふふふw」

弟「・・・笑うなよぉ」
姉「あはははっww あーん」

パクッ

弟「姉ちゃん、イチゴ大好きだったよね?おいしい?」
姉「ふふふ、ありがとう、とてもおいしいよ」
弟「もうひとつの片割れも、はい!」
姉「あーんっ!」 パク

弟&姉「「ふふふw」」
429創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 03:28:32.07 ID:HzWJAvG3
弟「ごちそーさま!」
姉「ごちそうさまでした。」
弟「僕、食器片付けてくるから、そこで待っててよ!」
姉「あっいいよ、私が・・・」
弟「大丈夫!お姉ちゃんが手間かけて用意してくれたんだし、僕も何かお返ししたいから、そこで待ってて」 カチャカチャ

タッタッタ

姉「・・・ふふ、偉くなったね・・・弟。」
姉「私、こんな可愛い弟がもててよかった。」

弟「食器洗ってきたー!」
姉「ありがとねー!」

コトッ

弟「はい、飲み物のおかわり」
姉「ふふ、おいで。いいこいいこ。」
弟「・・・なんか、はずかしい」
姉「ふふ、可愛いよ」 ナデナデ

弟「あの、さ、姉ちゃん。」
姉「ん?」
430創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 04:27:32.55 ID:HzWJAvG3
弟「いつもごめんね、いつもありがとう。」
弟「ほら、僕って自分勝手だからさ。」
弟「お姉ちゃんと一緒の部屋なのに、掃除は全然しないし、ゲームも好きなものを好きな時間だけやっちゃうし、オモチャも片付けないし。」
弟「リビングで遊んで汚しっぱなしにしたときは、おかーさんに物凄く怒られて、叩かれてさ。もうゲーム買ってあげないよ!って言われても、すごい掃除や片付けをするのが嫌で、部屋に閉じ籠って泣いてたけど」
姉「ふふふ。あの時は弟がすごい泣いてたからね、正直うるさかったし、なんとかしないと!なんて思ったかなぁ」
弟「はは・・・。で、やっぱり悪いのは僕だし、リビングに行って掃除しようとしたら、もう片付けてあってさ、お姉ちゃんが片付けてくれたよってかーさんに言われて。」
姉「・・・むぅ、思い出したらイライラしてきた」 グニッ
弟「いてて、ごめんなさい!」
姉「ふふ、それで?」
弟「んー、正直さ、その事があるまでは、お姉ちゃんの事怖かったんだ
。あんまり話す事もなかったし、お父さんとかと話してる時はギャーギャー怒ってる事が多かったし。」
弟「でも、今までの事をよく考えてみたら、お姉ちゃんは僕が嫌がってやらないことを、いつも代わりにやってくれてたんだなって思ってさ。僕が気づかないところで。」
弟「僕たちの部屋にある漫画の棚とかはいつも整理されてるし、僕が読みっぱなしでほったらかした漫画も、しっかり戻してあるし。」
弟「僕の机の教科書が綺麗に整理されてるのは、お姉ちゃんがしてくれてるんでしょ?」
弟「僕が勉強で悩んでいたときは、お姉ちゃんが教えてくれて。嬉しい事があった時は、一緒に喜んでくれて。」
弟「それだけじゃない。今までチビチビって僕を虐めてた友達が、急に僕に仲良くしてくれるようになった時も、実はお姉ちゃんやその友達がなんとかしてくれたんでしょ?」

弟「お姉ちゃんはいつも僕を助けてくれてたんだ。」

431↑読みづらくてごめんなさい:2011/08/12(金) 04:36:43.74 ID:HzWJAvG3
弟「もう一回言うけど、自分勝手でいつも迷惑かけてごめんなさい。そして、ありがとう。」
姉「あはは、気にしなくていいのに」
弟「あんまり恥ずかしいから、何度も言えないけど・・・」 ボソッ
姉「ん?」
弟「姉ちゃん。」 ジッ

姉「ん、何??」



弟「僕、姉ちゃんの弟で本当によかった、大好き。」


432創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 05:44:53.35 ID:HzWJAvG3
姉「・・・」
弟「・・・」
姉「・・・」
弟「・・・」
姉「弟。」
弟「?」

姉「嫌だったら、言ってね?」 スッ

弟「?姉ちゃっ・・・」

ギュウ
パフッ

弟「モゴッ・・・!」
姉「弟・・・!弟・・・!」 ギュギュウッ
弟「ッン!・・・モゴ・・・!」
姉「私も、私も弟のお姉ちゃんでよかった・・・!」 ギュウウウッ!!
姉「好きだよ、弟。私も大好き。大好きなの。」
姉「少し意地っ張りで、生意気だなって思う時もあるけど。あなたは私の、たった一人の、大切な大切な弟。」
姉「私が小学校に入った頃から、お父さんとお母さんは仕事でいつも夜遅くに帰ってきて、遊ぶ時間はなかったし、お父さん達の疲れた顔をみて、遊ぼうだなんて思えなかった。」
姉「寂しくて寂しくて、勝手に外に遊びに行こうとすると怒られて。怒られるのが怖くて、家で遊ぶ事しかできなくて、辛くて、よく泣いてたけど」

姉「私が泣くと、あなたも一緒に泣くんだ」
433創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 06:45:48.42 ID:HzWJAvG3
姉「何よ、私が一番泣きたいのに!なんて思ったりしたけどさ、ちっとも泣き止まないあなたを見て、私はしっかりしないといけないと思ったの」
姉「あなたに私と同じ思いをさせないように・・・」

姉「私がグレないでいられたのも、あなたがいたからなんだよ」
姉「あなたがいなかったら、私はきっと泣き虫で自分勝手で、迷惑ばかりかける人間になってたかもしれない」
弟「・・・」
姉「ね、弟」
弟「?」


姉「私から寂しさをとってくれてありがとう」

姉「私も弟のお姉ちゃんでよかった。大好きだよ」

434創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 07:15:26.33 ID:HzWJAvG3
弟「・・・」
姉「・・・」
弟「・・・ムームー!」 ポンポン
姉「あ、ごめんね?苦しかった?」 スッ
弟「ぶはっ・・・急にやってくるからビックリしたよ、苦しかった・・・」
姉「ふふ、ごめんね?つい・・・」
弟「うん・・・嫌じゃなかったし」
姉「・・・」
弟「・・・苦しかったけど・・・」 パフッ

姉「ぁんっ・・・」

ドサッ・・・

弟「なんだか今の姉ちゃん、ポカポカしてて、すごい良い匂いがする」
姉「・・・ふふ、あんまりくっつかれると恥ずかしいよ・・・」
弟「・・・もう少しだけ・・・」
姉「ん・・・」

ミーンミーン・・・
ジジジジジ・・・
435創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 07:42:43.32 ID:HzWJAvG3
姉「・・・」

ギュ

弟「・・・」 スリスリ
姉「・・・!」
弟「・・・」 クン、クン
姉「・・っ・・あっ・・」

ミーンミーンミーーー

姉「・・・はっ、ん・・・」
弟「姉ちゃん・・・今の息、すごく色っぽい」
姉「・・・ゃぁ、ふふ。ドキドキした?」
弟「・・・うん・・・。」
姉「・・・私だけじゃ、ないんだね」

姉「・・・ね?弟」
弟「ん?」

姉「もっと、私に甘えてほしいな・・・なんて」
436創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 07:56:46.69 ID:HzWJAvG3
弟「・・・」
姉「ふふ、ごめん。変な事言って」
弟「ん」
姉「私、暑くなってきちゃったし、そろそろ・・・」
弟「・・・うん、ごめんね」

スッ

姉「ううん・・・」


姉「あ、汗かいたかもしれないから、先にシャワー浴びてくるね」
弟「あ、いってらっしゃいw」

姉「ね、弟?」
弟「?」
姉「私から、どんな匂いがしてたの?」


弟「うーん・・・なんだろ?例えて言うなら・・・」

437創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 07:59:45.97 ID:HzWJAvG3





姉ちゃんの作った、いちごのショートケーキみたいな、優しくて甘い匂いだったよ





終わり
438創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 08:01:38.68 ID:HzWJAvG3
以上、ショートケーキ編でした。

深夜の勢いに任せて書いたので変なとこだらけですがお許しください。
439創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 10:14:58.35 ID:Bcr6WGCe
劇乙
440創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 19:50:06.48 ID:aJqnnKnS
>>438

まったり姉弟だな
441創る名無しに見る名無し:2011/08/12(金) 23:57:28.66 ID:zLA6M11i
久しぶりに賑やかだな
442創る名無しに見る名無し:2011/08/13(土) 20:23:21.91 ID:KEsLoDpj
姉「・・・」
弟「シャクシャク」
姉「・・・」
弟「シャク・・・シャク」
姉「・・・ねぇ」
弟「シャク?」

姉「どうして私が荷物持ちで、あんたは悠々とかき氷食べてるの?しかも私のブルーハワイ」

弟「んぁ、花火まだかなぁ」
姉「無視かよ」
弟「・・・だって、部屋出てまで花火を見たくなかったし、ねぇがどうしてもって言うから」
姉「・・・確かに家からでもみえるけどさ、小さすぎるでしょ!花火も音も!大体、私たちの町じゃ一年で一番のビッグイベントなのに! 間近で楽しまなきゃ損だと思わない!?」
姉「弟はいっつも家でグダグダしてるし、そのくせ後になって、『あ、今年の俺夏っぽいことひとつもしてねぇわ』と/弟「トイレ」 /だとか嘆いてるじゃないのさ!いつもインターネット見てばっかのヒッキーだし・・・」
姉「だからせっかく私が友達の熱烈な誘いを断って、今年こそ、素敵な彼氏をゲットするチャンスを逃してまで弟のために一肌脱いであげてるのに・・・それになんで私の分のかき氷・・」

姉「って弟いねぇ!!うわあぁぁん!!なんでこうなるのよ!かき氷食べたかったのに!」

男「HEY彼女!一人?」
姉「うっせー死ね!腐れドチビ!」
男「・・・ショボン」
443創る名無しに見る名無し:2011/08/13(土) 20:46:38.07 ID:KEsLoDpj
ダッダッダ・・・

弟「うー、うー、ヤバイやばい漏れる・・・! どこ!トイレはどこにあるの!!」
弟「齢14にして人の尊厳を早々と失いたくない!!トゥー・ヤングトゥ・ダイ!!!」
弟「・・・あれ?あの公園らしき広場のあの建物は・・・!!?」

弟「んッ!死ぬ!死ぬ!」

ダダダダダッ

弟「ビンゴ!」

カチカチ・・・ガチャ
バタン!
444創る名無しに見る名無し:2011/08/14(日) 00:35:24.38 ID:VX8s6B1+

続きはあるのかな?
445442:2011/08/14(日) 02:59:48.47 ID:Q83KZQRJ
ジャー
カチャン

弟「・・・ふぃー、危なかった。よく我慢できたな、俺」
弟「んー、ここどの辺りだろ? 随分遠くまで来ちゃったかな」
弟「・・・」

ガサガサガサガサ
ヒューー
サァーーー

弟「・・・」
弟「静かでいいな、うん。怖く、なんてないっ!」
弟「んーーと」 キョロキョロ

弟「お、あそこのベンチのほうが明るいかな?あっちで少し休もっと」
446442:2011/08/14(日) 03:18:34.98 ID:Q83KZQRJ
弟「ふぅ・・・」 ストン

キョロキョロ

子1「うおー!燃え上がれー!」

シュパパパ
パチパチパチ

子2「あ、危ないー!火傷しちゃうじゃん!やめよーよ!」
子1「うっははー!」 ブンブン
子親「こらー!振り回しちゃいけません!花火やらせないよ!」
子1「ううー、やだー!」
子親「ダメ!走り回らないの!」

弟(・・・いいな、楽しそうだ。夏だなぁ・・・はぁ、俺ちっとも夏っぽいことしてない・・・ん?)

女「・・・」

弟(お姉さん?みたいな人は座ってるだけだ、何してるんだ?一緒に遊べばいいのに・・・)

弟「あっちぃ・・・あそこの自販機で飲み物買ってこよ」
447442:2011/08/14(日) 03:48:51.21 ID:Q83KZQRJ
テクテク・・・

チャリ・・・チャリ
ポツッ
ガタン! ゴトッ

カシッ!!

弟「ンクッンク・・・ふう。」

テクテク

子1「はっはっ・・・!イエーイ勝った!」
子2「ふっ・・・ふっ・・・、お兄ちゃんズルいよ、急に競争なんて!」
子1「これは燃えるごみ・・・ペットボトルは燃えないやつで・・・ポイッとこれで飲み物僕のだもんね!」
子2「・・・ズルいズルいズルい!」
子1「これにしよっと・・・、これも、よし。どっちが先に公園から出るか勝負だっ!」
子2「あっ、待ってっ!」

タッタッタッ

弟「・・・元気だな、あの子。ちゃっかり二つ買ってたあたり、気遣いもできてるし、将来はリア充に違いないな・・・」

テクテク

弟「ベンチ到着っ・・・ん?」
女「・・・」
弟(あれ?あの人は一緒に帰ったんじゃないのか?)
女「・・・」
弟「・・・」
448442:2011/08/14(日) 04:26:54.72 ID:Q83KZQRJ
弟「・・・」
女「・・・」
弟「・・・」
女「・・・」
弟「・・・」 スッ

テクテク

女「・・・」
弟「あの、大丈夫ですか?」
女「え・・・あっ、えっ?何?なんで?」
弟「んー、何で?って言われても・・・家族の人達と一緒に帰らないのかな?って」
女「あっ・・・、う、うん。私別の人だし、大丈夫」
弟「?別の人?」
女「と、とにかく関係ない人達だから大丈夫!」

弟「・・・んー、ならいっか。それじゃ、君はここで誰かと待ち合わせなの?」
女「ん、そ、そんな感じかな?」
弟「ふーん・・・、そっか。急に話し掛けてごめん! それじゃ」
女「・・・あっ!」
弟「?」
女「わ、私の友達ずっと待ってるんだけど、ちっとも来ないし、よかったら少しだけ話しませんか?」

弟(えっ??いつフラグ立ったの?)
弟「別に・・・大丈/チャララーララー♪

チャッチャラー

弟「・・・はぁ」
弟「もしもし?」
449442:2011/08/14(日) 13:05:41.28 ID:OsMHV24S
姉『どこうろついてんのよ!花火始まっちゃうじゃん!』
弟「・・・トイレ行くって言わなかったっけ?」
姉『聞いてないわよ!!もう、勝手にどっか行かないでよ!心配するじゃん!バカっ!今どこ?』
弟「んー、どっかのでかい公園」
姉『・・・ああ、あそこか、ほとんど端のほうじゃん・・・早く戻ってきてよ、待ってるから』
弟「やだ!姉ちゃんが来てよ。俺もう歩きたくない」
姉『なっ・・・あんたが勝手に』
弟「場所わかるんでしょ?待ってるから!じゃあね!」

プツッ

弟「・・・」
女「・・・」
女「・・・あはは、ごめんなさい」
弟「少しだけだけど、付き合うよ」


弟「・・・」
女「・・・」
女「・・・あはは、ごめんなさい」
弟「少しだけだけど、付き合うよ」
女「・・・ふふっ、ありがと」
450創る名無しに見る名無し:2011/08/14(日) 19:20:20.03 ID:VX8s6B1+
451442:2011/08/15(月) 03:24:42.93 ID:vtR8yaXR
なんだか長くなりそうなのでここで一旦〆
完成してから投稿すればよかった・・・orz 自分勝手な投稿でごめんなさい
452創る名無しに見る名無し:2011/08/15(月) 15:41:51.30 ID:aMC53Snu
>>451
気にするな
453創る名無しに見る名無し:2011/08/15(月) 17:41:10.56 ID:gVHSP1u/
てす
454創る名無しに見る名無し:2011/08/16(火) 23:53:49.34 ID:eCeNgUU+
『う〜〜〜〜ん…』
「何してんの?」
『あ、おかえりなさい』
「ただいま。で、何うなってるの?」
『これを開けようか悩んでます』
「これ…って、梅酒?開ければ良いじゃん」
『簡単に言ってくれますね』
「や、だって、普通にスーパーで買えるヤツだよね?」
『良いですか、今ここでこれを開ければ…』
「開ければ?」
『きっと飲み干します。えぇ、間違いなく』
「…これ、一リットルあるけど?」
『そうです』
「自信満々に胸張らなくて良いから」
『誰が胸が小さいって?』
「そんな事は言ってません」
『明日も朝から仕事だというのに…』
「なら週末にでも飲めば?」
『それが出来れば悩みはしません』
「あれ?何かあるの?」
『週末にこれを飲む時間が取れそうにないから、今悩んでるのです』
「ふ〜ん?」
『今日開けたいと思うのですが…』
「しゃあないな。わかったよ」
『何がです?』
「俺も付き合うよ。明日に残さない程度に飲めば良いだろ」
『それは名案ですね』
「明暗を分けない事を祈るよ」
『ん?』
「何でも無い」
『では乾杯しましょう』
「何に?」
『今日は義姉弟になった記念日ですよ』
455創る名無しに見る名無し:2011/08/17(水) 01:59:24.76 ID:+Dmxaoli
>>454
乙?なのかな?

過程にどんな苦労や喜劇があったのか気になるなぁ
456442:2011/08/17(水) 03:12:41.45 ID:+Dmxaoli
女「んー、ん・・・」
弟「・・・」
女「浴衣着てるって事は、君も花火を見に来たの?」
弟「うん、姉ちゃんに無理矢理連れてかれる感じだけど」
女「無理矢理?」
弟「うん。ほら、ここの花火大会ってあんまり有名じゃないけどさ、東部とか西部に住んでる人とか、色んな所から人が集まってくるでしょ?」
女「ん、そうなんだ」
弟「うん。 僕たちの町じゃ滅多に少ないナンパイベントだから、姉ちゃんはどうしても行きたいらしくてさ・・・」

――
―――
457442:2011/08/17(水) 04:14:38.24 ID:+Dmxaoli
姉「・・・弟!!」
弟「・・・! 急に机叩くなよビックリした・・・どうしたの?」
姉「今年こそ一緒に来てくれるよね!?」
弟「・・・どこに?」
姉「花火大会に決まってるでしょ!」
弟「えー、やだよめんどっちぃ。ベランダからでも見れるじゃん。 パスパス」
姉「・・・! 去年もそんな事言ってたじゃない!」
弟「今年の夏はなにかと忙しい予定だから無理だよ」
姉「嘘つけ!!現に今スッゴい暇そうにしてるじゃん!」
弟「これは・・・精神修行だよ。体を横にして目をつむり・・・」
姉 「寝てるだけじゃん!」
弟「・・・うるさいなぁ、そんなだと彼氏出来ても逃げられるよ」
姉「・・・!!この・・・生意気な・・・!知らない!馬鹿!」

トントン ガチャ

母「いたいた、姉。 ちょっとおつかい頼まれてくれる?」
姉「・・・やだっ」
弟「僕が行くよ!」
姉「!」

母「あら、いつもはめんどくさがって断るのに・・・それじゃ、これに書いてあるのお願いね。」
弟「はーい!」
母「ふふ、助かったわ、ありがと」

姉「・・・」
458442:2011/08/17(水) 05:06:46.53 ID:+Dmxaoli
ワイワイ
ホンジツハオニクガヤスイヨー
ガヤガヤ

弟「あー・・・っ、しゃあないか。 あのままじゃ何回も誘われてただろうし。 あぁめんどくさい」

弟「えっと・・・砂糖と醤油はおーけー。 次はみりんか・・・」

弟「えーとえーと・・・、ここのコーナーの・・・あった。これかな? なんか違う気もするけど・・・」
姉「これよ。ほら」
弟「ん、これか・・・」

弟「!?」

弟「・・・どうしているんだよ」
姉「どうせ迷うだろうなって思って、後ろからつけてきたのよ。 案の定迷ってるし」
弟「・・・」
姉「何よ、文句ある? 現に今助かったでしょ? 普段偉そうにしてるくせに、こういうところでてんでダメなんだから」
弟「ぐっ・・・」

姉「・・・本当、私がいないとダメなんだから・・・」

姉「お礼はもちろん、わかってるよね?」
弟「・・・くっそー、わかったよ・・・行くよ、行けばいいんだろ?」
姉「んふふ、よろしい」

―――
――
459442:2011/08/17(水) 06:24:16.46 ID:+Dmxaoli
弟(なんか余計な事まで思い出しちゃったな・・・)
女「・・・?」
弟「・・・なんていうかさ、事あるごとに誘ってくるんだよ、私のお守りしなさいとか、彼氏ができなかったから来なさいとか、祭りの焼きそばが食べたいから来なさいとか、別に僕も行く必要ないのに」
弟「ここ何年か、夏が近くなるとずっとそれだから・・・去年はしょうがなく一緒に行ったけども」


女「・・・んはははw、可愛いお姉さんだねw」
弟「どこが? ・・・めんどくさいだけだよ」
女「なんとなく、お姉さんの気持ちもわかるけどなぁ、君、可愛い顔立ちしてるし」
弟「っ・・・何だよそれ、別に嬉しくはないし・・・」
女「・・・そういうとことか、さ」
弟「?」 チラッ
女「んははw」

女(手を合わせて指先をつんつんしあってるとことか・・・。 照れてるのかな?ふふ)
460創る名無しに見る名無し:2011/08/17(水) 19:37:15.30 ID:ZteF0FAA
461創る名無しに見る名無し:2011/08/17(水) 22:28:29.71 ID:j6UVf7yQ
お久しぶりの絵描きです。なんとかシーズンには間に合いました

ビキニ姿のツン風な姉
ttp://loda.jp/mitemite/?id=2354

前に描いた誰かに似ているのは気のせい…ではありません
462創る名無しに見る名無し:2011/08/17(水) 23:35:31.88 ID:ZteF0FAA
>>461
全力で保存した!!!!!!!!
463442:2011/08/18(木) 02:03:42.86 ID:oq/pGVcC
>>461
乙!
綺麗な人だ!

次は浴衣ですねわかります
464創る名無しに見る名無し:2011/08/18(木) 23:56:00.28 ID:G9HTN5hQ
期待する
465むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/19(金) 01:03:12.63 ID:sCGhq26I

弟「…ぅを? しばらく見られなかったらスレが50近く進んで…姉絵師様キタ━━━(゚∀゚)━━━!!」

姉「ホントに!? 今回はどん…な…。」

姉弟「…ええぇぇぇぇ!!?」


え、あの、ちょ!? これって!?
466創る名無しに見る名無し:2011/08/21(日) 22:55:28.75 ID:2qHjwF+g
期待する
467創る名無しに見る名無し:2011/08/22(月) 15:07:57.60 ID:S0aH+AO3
過度に期待する
468創る名無しに見る名無し:2011/08/22(月) 20:20:40.05 ID:z5Q/quMh
姉「暑い、熱中症になる」

弟「じゃあ俺から離れろ。俺も暑い」

姉「ううん、それだけはダメ。姉としてのアイデンティティーが」

弟「姉としてのアイデンティティーってなんだよ」

姉「えっと・・・、弟くんといちゃいちゃすることかな?」

弟「熱中症になっても?」

姉「うーん」

弟「・・・でも俺は熱中症になられると困る、かな」ボソッ

姉「えっ///」


こんな単発SS。姉を看病するのも良いかもね
469創る名無しに見る名無し:2011/08/22(月) 20:32:24.60 ID:z5Q/quMh
姉「暑すぎ、熱中症になった」

弟「だから言ったのに」

姉「暑い・・・服」

弟「脱がせと?」

姉「・・・」コクン

弟「あー、でもさ・・・」

姉「うー、暑いー」

弟「・・・」

姉「あーつーいー」

弟「はぁ、わかったよ」

姉「・・・」ニヤリ


だれかいるん?
470創る名無しに見る名無し:2011/08/22(月) 23:17:17.05 ID:fk6JJew/
見てるよ
471単発:2011/08/23(火) 11:26:07.08 ID:cxqeHY7H
姉「・・・」
弟「・・・」
姉「・・・」
弟「・・・離れてよ」
姉「んー?」
弟「暑いから」
姉「んーん」
弟「・・・」
姉「・・・ペロッ」
弟「っ・・・」

パン

姉「痛い」
弟「舐めるな汚い」
姉「・・・しょっぱくておいしいよ」
弟「・・・なわけないだろ」
姉「ん、私の舐めてみる? ほらっ」 スッ

フニュ

弟「!・・・いい!」
姉「んふふ」
472むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/23(火) 20:04:21.03 ID:liKq/qEx

姉「わぁ、新しく書いてくださってる人、凄くいい感じねー。」

弟「…勝てない…。」

姉「そんな事言って逃げたりするんぢゃないわよ!?」

弟「流石にするかいそんな真似! 少なくとも今の話を書き終わるまではな!」

姉「…まあ、『やめろ下手っぴ』って皆様に言わ」

弟「ギャアアァム!!?」
473むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/23(火) 20:05:11.75 ID:liKq/qEx


姉「弟ー?」

弟「うむ、これぞ形式美。なんぞ?」

姉「画用紙を用意しなさい!」

弟「…は?」

姉「いや、面白い話を聞いてきたから。その話をするには画用紙とか原稿用紙が必要なのよ。」

弟「…普通のノートしかない。」

姉「まあ、そんでもいいわ。ぢゃあ行くわよ!?」

弟「何処へ!?」



姉「これはちょっとした心理テストです。良ければ皆様もご参加ってゆーか結果を貼ったりとかは、されなくとも構わないんでちょっと考えてみてください。」

弟「皆様の暇潰しになれば幸い。」
474むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/23(火) 20:06:40.45 ID:liKq/qEx

弟「おし、どうぞ。」

姉「まあ質問ってゆーか言うのは一言なんだけどね?」

弟「ほほう?」

姉「次の状況を絵にしてください。」


『あなたは雨に降られています。』


弟「……へ? そんだけ?」

姉「そんだけ。」

弟「ちょ、もーちょい追加情報とか無いの!?」

姉「ウイ。これ以上言っちゃうと先入観とかが入っちゃってその人の答えじゃ無くなっちゃうの。」

弟「え、えー!?」

姉「ふっふっふ。何も考えずに素直に己の心情を顕すがいいわ!?」
475むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/23(火) 20:08:15.15 ID:liKq/qEx

…結構有名な話なんで知ってる方もいらっしゃるとは思いますが。

後日、この話の続きを貼りますのでしばし黙ってお目こぼし戴ければ。

前の話が進まないから現実逃避…。orz
476創る名無しに見る名無し:2011/08/23(火) 23:12:04.72 ID:l55DHhF+
>>471
>>475
乙!
477創る名無しに見る名無し:2011/08/24(水) 00:39:24.67 ID:agTHuLhj
絵は描けないけど情景は浮かんだ。
なんだろ?これ
478単発:2011/08/24(水) 02:24:19.60 ID:agTHuLhj
姉「シャクシャク」
弟「シャクシャク」
姉「シャク・・・シロップなくなっちゃった」
弟「かかってるとこだけ食べてるからだよ。崩せばよかったのに」
姉「んー・・・」

姉 「!」

姉「弟、こっちこっち」
弟「?・・・」
姉「ほらほら」
弟「・・・ねぇちゃん、ここの公園は屋台何もないよ。真っ暗だし」

姉「・・・」 キョロキョロ
弟「・・・シャク・・・?」
姉「・・・んふーw 口、あーってして?」
弟「?あー・・・」
姉「シャク・・・んっ!」 クチュ

レロ

弟「?!っ・・・」
弟「・・・ぷ・・・ちょ、むっ・・・」
姉「・・・んーふ・・・」 レロ チュク

チュクチュク チュッチュッ プチュッ
ヂュッ ヂュ

姉「・・・ンクッ・・・ンクッ」
弟「・・・ンク」
姉「・・・ぷぁっ・・・んふw おいしー」
弟「・・・つっ、だれか見てたらどうすんだよ・・・馬鹿姉」
姉「んふふ、いいじゃん♪」

姉「弟のシロップ、欲しかったんだもん」
479むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/24(水) 21:43:55.14 ID:vhIJmseY

姉「…どうしよ。続きってゆーか解説みたいなのっていつ貼ればいいんだろ?」

弟「取り敢えずお一人は反応して下さったけど。そんな長い間置いとくモンでも無いよなこれ。」

姉「まーこっちの続きが完成したら貼っちゃおうか?」

弟「そんでいいんじゃね?」
480むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/24(水) 23:15:26.34 ID:vhIJmseY

あらかじめ申し上げます。もしこの話でご不快になられたりした方がおられましたらお詫び申し上げます。

あくまでテレビで流す事の出来たレベルの話だとご理解戴ければ幸いです。
481むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/24(水) 23:16:27.58 ID:vhIJmseY

弟「…うーん、うーむ…。」

姉「そんなに考え込まなくてもいいの。」

弟「…じゃあ、これでいいか。」

姉「できた?」

弟「応。」



姉「では続きと云うか解説と云うか。でもこれは筆者がテレビで仕入れてきたネタなんで完璧にあってるとは言えないはずなんであらかじめご了承下さい。」

弟「いやここにいる人達はこれで怒ったりはしないだろ?」

姉「まああくまでネタってゆーか暇潰しな感じで軽く扱ってくださいね?」
482むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/24(水) 23:17:15.84 ID:vhIJmseY

姉「んじゃあ解説?」

弟「へい。」

姉「えー、描いてもらった『あなたは雨に降られています。』ってゆーのは前にも言ったけど心理テストの一種なの。」

弟「うん。」

姉「で、このテストで分かるのは『あなたのストレス量とそれに対する心理状態』なの。」

弟「…は!?」

姉「『雨の量や具合』はあなたが現在感じているストレスの量や強さを表しています。」

姉「そして『降られているあなた』はそのストレスに対してのあなたの現在の状況。」

弟「…えぇ!?」

姉「ぢゃあ、更に細かく解説しましょうか。」
483むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/24(水) 23:18:06.51 ID:vhIJmseY

姉「雨の量や降り方はあなたが今感じているストレスの状態。」

姉「霧雨や小雨を描いたあなたはそれほど感じていない、もしくは受けていると考えていない?」

姉「で、大雨や豪雨な人はかなり厳しい感じなんだって。」

弟「…。」

姉「で、これは言わなくちゃいけなかったのかも知れなかったんだけど、『あなたがどう雨に降られているか』も紙の中に描いて欲しかったの。」

弟「へ?」

姉「ここで描かれている『降られているあなた』の大きさが、そのストレスに対するあなたの耐久力と云うか
そのストレスに対する余裕、みたいなバロメーターなんだって。」

弟「なん…だと…!?」

姉「本当は紙の縦横とか線の太さ濃さまであるらしいんだけど今回はそこまでは見ませんってゆーか分かりません。」
484むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/24(水) 23:18:53.06 ID:vhIJmseY

姉「で、実際にお医者様が立ち会ったケースでの話。」

姉「ちょっと厳しくなっちゃってた場合の話では。」

姉「紙の端っこの方にちっちゃく体育座りしてたり、紙の真ん中下でホントに小さくorz みたいな感じで自分が描いてあって。」

姉「降ってるのは台風もかくやと云うほどの豪雨、突風が吹いてたり擬音でザァァァー!! とか書いてあったり。」

姉「一番強烈なのでは雷が鳴っててそれが orz のすぐそばに落ちてたりしたんだって。」

弟「うわ、辛そう…。」

姉「逆に平気な人は自分が大きく描いてあるものなんだってさ。」

姉「以上、ざっくり&いい加減ながらも解説でしたー。」
485むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/24(水) 23:19:47.83 ID:vhIJmseY

ここまでが前にテレビでやっていた心理テストの話でした。

これから先はこの話を基にしたいつものウチの姉弟のバカ話です。
486創る名無しに見る名無し:2011/08/24(水) 23:34:56.62 ID:bdX3NvyY
>>478
>>485


ええい、本編はまだか!!
487創る名無しに見る名無し:2011/08/25(木) 02:51:06.75 ID:uB1lR5fP
急がないと秋という面白いネタができてしまうよ!
488創る名無しに見る名無し:2011/08/25(木) 03:08:02.30 ID:uB1lR5fP
これ言ってしまうのもむじなさんの文の特徴を削いでしまうことになるかもしれないけど、ひとつ言わせてほしい。一意見としてとってくれれば幸いです。


台詞の後の半角文字での動作、仕草の説明は要らない気がするんです。(コロゲマワル とか サンボンメツブシ とか)

なんていうか、それがなくても場面が想像できちゃうぐらい、むじなさんの作品の流れは理解しやすいんです。
なので、それを入れられると同じ説明を繰り返されてるみたいに感じちゃうんです。

むじなさんの作品の、姉弟の台詞の豊かさが羨ましい。

本編楽しみに待ってます
ゆっくり書いてください


489創る名無しに見る名無し:2011/08/25(木) 20:11:00.27 ID:nQOZuSex
姉「ただいまー」

弟「お、帰ってきたか・・・って何だその格好っ!?」

姉「ちょっと雨に降られちゃってね・・・。もう下着までびしょびしょ」

姉「ブラウスは濡れてスケスケになってるし」

姉「・・・あ、欲情しちゃ駄目だよ?」

弟「だだだ、誰がするか!」

姉「ちなみにお姉ちゃんは、弟くんを朝起こすときにいつもしてるよ」

弟「」

姉「あれ、おーい。弟くんどうしたの?」

弟「何でもないっ」

姉「・・・ふーん」ニヤニヤ

弟「ははは早く風呂に入って来い。風邪引いても知らんぞっ!」

姉「はーい」スタスタ



弟「・・・はぁ」

姉「そうだ、お姉ちゃんの姿を思い出して、しちゃ駄目だからね」

弟「誰がするか!」


ちなみにこのあとお姉ちゃんは風邪を引いて弟くんに看病されます
490創る名無しに見る名無し:2011/08/26(金) 12:34:00.03 ID:MUI2YuqB
491創る名無しに見る名無し:2011/08/26(金) 21:41:11.94 ID:UilqCkwK
姉「う〜、蒸し暑い」

弟「確かに」

姉「あーつーいー」

弟「・・・エアコンつけようぜ」

姉「あー、壊れた。冬にぼんっ、っていって壊れた」

弟「まじ?」

姉「まじ」

弟「・・・」

姉「・・・お風呂入る?」

弟「・・・おう、入ってくる」


ちなみにこのあとお姉ちゃんがお風呂に乱入して弟くんに迫ります
492創る名無しに見る名無し:2011/08/26(金) 23:34:06.05 ID:MUI2YuqB

続きが気になるがこの板だと濡れ場はマズいしな
493むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/27(土) 00:27:17.96 ID:TijJIHwD

>>488

姉「…ウチのへそ抜け筆者の拙文をそこまで読み込んで頂いてありがとうございます。」

弟「正直、そこまで真面目に読んで頂いてるとは思ってなかったので引っくり返りました。」

姉「ウチの姉弟の場合(筆者のリアルな感じでも)ハードコンタクトが多い(苦笑)のでどうしてもそんな描写を入れたくなってしまう事が多かったんです。」

弟「…以前筆者が読んだプロの漫画家さんの話で『一行の文章で自分の頭の中に一瞬で光景を広げられた時、文字の力を思い知らされた』と云うものがありました。」

姉「当然ウチのへそ抜けがそんなレベルに達しているとは思いませんが、そんな風に読者様の頭の中に光景を
ちょっとでも広げられているのなら光栄…じゃないか、あんてゆーんだろ、こんな場合?」

弟「いつ『帰れ帰れー!』とか言われるかと最初の頃はびビクビクしてましたが皆様の広大無辺な慈悲の御心により受け入れて頂き恐悦至極。」

姉「こーゆー話をしてる時にそんな『新しく憶えた格好良さげな言葉を使ってみたい』的な言い方をするんぢゃないわよコイツときたらー!?」

弟「あいたーす!?」


弟「…コホン。ともあれ、繰り返しになりますがそこまで拙作を読んで頂きありがとうございます。」

姉「これからもへそ抜けなりに精進していきますので。」

姉弟「「今後とも宜しく御願いします。」」
494むじな ◆Umw27Fm542 :2011/08/27(土) 00:32:43.53 ID:TijJIHwD

身が引き締まる思い、とはこう云う事を言うんでしょうか。

書けないのは仕方無いにしても怠けたりはしないように頑張ります。


>>491

投稿乙です。どこか名の在る書き手様なのかと思う程の筆者とは桁違いのハイレベル。orz

…頑張らないと。
495創る名無しに見る名無し:2011/08/27(土) 06:44:55.88 ID:21z8pcQ6
個人的には今までの書き方でも良いと思うけどな
人によって見方が違うからしょうがないが
496創る名無しに見る名無し:2011/08/27(土) 18:00:02.46 ID:urJEWtNM
姉「ということで弟くん。夕飯時になってしまった訳なんだけど」

弟「親が不在」

姉「夕食が無い」

弟「その心は」

姉「餓死の危機ね。冗談じゃないわ」

弟「いや、一食抜いた程度で餓死まではいかないだろ」

姉「じゃあ代わりに弟くんを頂いちゃおうかしら?」

弟「・・・お父さん、お母さん。姉がカニバリストでした」

姉「ふふっ、弟くんも分かってるくせに。さあ、早くお姉ちゃんの部屋にれっつごー」

弟「いやいやいやいや、早まるな、姉ちゃん。メシなら作るから!」

姉「あらそう、残念ね」

姉「でも弟くんのご飯が食べられるんだから、それはそれで幸せかも♪」

弟「・・・助かった」


ちなみにこのあとデザートを用意し忘れた弟くんはお姉ちゃんのデザートとして部屋で食べられそうになります


>>494
むじな様のSSも楽しみにさせていただいております

そんな僕はレベルのレの字も似合わないような学生です。ゆえに単レスものばかり書いております

それでは今後も楽しく読ませていただきます
497創る名無しに見る名無し:2011/08/28(日) 00:17:08.76 ID:YsmdlJ23

ちなみにの部分も書いてくれるとありがたい
498創る名無しに見る名無し:2011/08/28(日) 20:56:24.50 ID:ZzZ8k7Vs
姉「ハッ、重大なことを忘れていた」

弟「却下」

姉「酷い。まだ何も言って無いのに」

弟「どうせ下らないことに決まってるだろ」

姉「下らなくなんかないよっ」

弟「ふむ、じゃあ言ってみなさい」

姉「・・・いやぁ、弟くんとプールに行ってなかっと思って」

弟「まあ、それぐらいなら付き合ってやってもいいかな」

姉「よし、じゃあ早速水着選びよっ!」

弟「え、ちょ!?」

姉「さあお姉ちゃんの部屋にレッツゴー!」


ちなみにこのあとお姉ちゃんが際どい水着しか持っていないことが発覚。プールは無しになりましたが、弟くんは・・・

>>497
申し訳ありません。そこは脳内補完でお願いします
ちなみに書かない訳でなく書けないのです。自分の文才のなさが嫌になります
499創る名無しに見る名無し:2011/08/29(月) 12:10:26.00 ID:WwXgOFxW
500創る名無しに見る名無し:2011/08/29(月) 20:05:45.95 ID:bC0dujM9
姉「・・・うぐぐ」

弟「あれ、姉ちゃんどうしたのさ?」

姉「夏休みの課題が残ってること忘れてた・・・」

弟「あー、流石に勉強だけは教えられないからな」

姉「・・・あ、一個だけ手伝ってもらっていい?」

弟「保健体育以外ならな」

姉「」

弟「図星か」

姉「ずずず図星なんかじゃにゃいよっ」

弟「・・・」

姉「・・・」

弟「・・・うん、まあ頑張れ」

姉「うん、頑張るから終わったら頭なでなでして」

弟「りょーかい。じゃあ課題頑張ってな」


ちなみにこのあと無事課題が終わったお姉ちゃんは、頭をナデナデしてもらってそのまま寝ちゃいます
501創る名無しに見る名無し:2011/08/29(月) 23:46:18.84 ID:WwXgOFxW
502姉と人生ゲーム:2011/09/02(金) 02:22:49.40 ID:5kBaE+Ut
平和な日曜日、姉が突然人生ゲームを持ち俺の部屋に入って来た。

姉「弟君♪これしましょ」
弟「え〜今?」

姉「せっかくの日曜日に寝てるだけなんてつまんないよぉ!」

ブンブンブンブン

俺の肩を激しく揺さぶる姉。

弟「わっわぁ分かった」

姉「はいスタート♪お金配って〜と♪はい私からスタートね」

弟「速いな」

黙々と人生ゲームが進み、俺が結婚というマスに止まった。

弟「他の人は、俺にお祝いのお金渡すんだって…」

姉「そんなの無理!」

弟「え?もう借金すんの?お金あるじゃん」

姉「お金の問題じゃないもん!」

姉「姉に紹介もない結婚なんて認めない!」

ゲームだというのに、何故か本気?で怒る姉。
姉をなだめるためにお金は取らずに人生ゲームを進めた。

弟「じゃあもうこのままじゃらちがあかないし、お金は良いよ…」

姉「そう」

また黙々と人生ゲームを進めると、『子供ができる』というマスに止まった。

弟「子供ができるマスもお祝い金が」

姉「え?…初めてはお姉ちゃんとするって弟君が幼稚園の頃に言ってたよね?」

弟「言ってないよ!言ったとしたら姉が言わせただけだろ?」

姉「違うもん!」
503姉と人生ゲーム2:2011/09/02(金) 02:23:48.99 ID:5kBaE+Ut
>>502


何故か半泣きになる姉。
それをなだめるためにお祝い金も姉から取らないことにした。

弟「ん〜じゃあ子供は無かったことにするよ」

姉「そう」

また黙々と人生ゲームを進め、俺が姉より先にゴールした。

弟「はいゴール♪」

姉「んーやだ」

姉が俺の駒を一マス下げた。

弟「ゴールはゴールだろ?」

姉「弟君が先にゴールなんてやだもん!」

弟「おいおい泣きそうにならないでよ…」

姉がまた泣きそうになったので、仕方がなく姉にゴールを譲った。

姉「へへっ♪弟君より先にゴールだぁ♪」

弟「そんなに嬉しい?」

姉「うんっ」

ゲーム中は百面相の姉だった。
けど、最後に姉のとびっきりの笑顔を見れてやっと安心した俺であった。

弟「俺優しすぎるだろ!」
姉「ふぇ?」

504姉がメイドさん:2011/09/02(金) 03:31:54.46 ID:5kBaE+Ut
姉が最近、メイド喫茶で働き始めたらしい。
メイド服の姉が想像出来ない僕。
来るな来るなといわれていたけど、来るなと言われて行かない訳にはいかない。
カランコロン

メイド達「お帰りなさい!ご主人様〜」

メイドの人たちの中に姉を見つける。
姉は当然驚いた様子と同時に僕も姉の可愛さに驚いた。

姉「お席に案内しますねぇ」

弟「姉さん可愛いよ」

姉に聞こえるように姉の後ろで囁いてみた。

僕が席に着くと、姉がさっさとメニューを持ってきた。

姉「ほらっメニューよ!さっさと決めなさいよ!」

弟「…じゃあメニュー貸してよ」

姉は持っていたメニューで顔を隠している。
どう見ても恥ずかしがっている。

姉「なに笑ってるのよ!弟の分際で弟の分際で」

姉が胸を揺らしながら、メニューで僕の頭をバンバンと叩く。

弟「止めてよ。今日の僕は弟じゃないしご主人様なんだよ!しかもお客さまを暴行ってダメだよ!」

姉「っ!そうよね…周りのお客さまにも悪い印象を与えてしまうわっ!でも…」
姉が悔しそうにしているのが面白い。

姉「じゃ…じゃあご…ご主人様注文はお決まりでしょうかっ?」

弟「この『メイドさんが食べさせる♪特製!愛のカレーライス』」

姉「それ、1500円もするのよ?弟に払えるの?」

弟「お客さまに対して侮辱…」

姉「はいはいっ分かりましたご主人様♪少々お待ちください♪あっご主人様、この食べさせてくれるメイドさんはお客さまがご指定できますがいかが」

弟「あ僕あなたが良いです」

明らかに姉の顔が歪んだ!面白い。

姉「弟の分際で…」

弟「え?何か言いましたか?」

姉「分かりました♪少々お待ちください♪」

505創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 03:34:03.57 ID:5kBaE+Ut
>>504
待つこと10分…

姉「ご主人様っ」

姉は満面の笑みでカレーライスを持ってきた。
本当に可愛い。

姉「どうしましたか?ご主人様?」

弟「なんでも」

姉「ほらじゃあさっさと口を開けなさいよ」

無理矢理顎を引っ張られる僕。

弟「ちょっちょっとこれは僕の理想と違うよ!しかもこれはご主人様に失礼じゃん!」

姉「そうね一応ご主人様だったわね…じゃあしょうがなく理想?ってやつを聞こうじゃないの」

弟「姉さんが前に座って『はいっご主人様フーフーしたから熱くないですよ♪はいっあーん』ってしてください!」

姉「嫌よ」

弟「店長さーん!この人仕事さぼっ」

姉に口を抑えられた。
姉は席についた。どうやら僕の理想を叶えてくれるらしい。

姉「はいごしゅじんさまふーふーしたからあつくないですよ」

カレーライスをスプーン一杯についで差し出す姉。

弟「違うよ!ちゃんとフーフーしてよ!あと愛のカレーライスなんだから気持ちを込めてよ」

姉「もー分かりましたー」

姉が持っていたカレーライスをフーフーする。

姉「はいっご主人様フーフーしたから熱くないですよ♪」


弟「ヤバい姉さん可愛すぎ」
506姉がメイドさんB:2011/09/02(金) 03:34:52.84 ID:5kBaE+Ut
>>505

姉がその言葉に一瞬止まって顔を赤くした。

姉「もーはいっあーん」

弟「あーん」

弟「もぐもぐ」

姉「はい!もー良いでしょ?さっさと口を開けてさっさと帰りなさい」

弟「もぐもぐ」

姉「もう食べるの遅いわねー弟、あんたもーカレーライス飲みなさいよ」


弟「……」


メイド姿の姉に少し命令できた僕。
だけど、翌日姉に「バイト先ではよくも…あんた今日1日執事よ!姉に歯向かう弟なんて嫌いだから!」と言われ1日執事をさせられてしまった。

弟「1日執事なんて罰ゲームになっていませんよお嬢様」

姉「執事のくせに勝手に喋らない!」

507創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 04:08:23.60 ID:9eQJWkVl
ニヤニヤ
508姉「もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ」:2011/09/02(金) 04:29:32.89 ID:5kBaE+Ut

姉「最近はこれに凝ってるの」

姉はご飯と納豆を机の上に並べた。

弟「で…なんでわざわざ俺の部屋で食べようとする?」

姉「臭くなるよね?部屋が」

弟「いやいやいや俺の部屋は臭くなってもいいのかよ!」

姉「ネバーネバーネバー」
カシャカシャ

姉「ネバーネバーネバー」
弟(ムシかよ)

姉「いただきます」

姉「もぐもぐ」

弟「もっと綺麗に食べれないのかよ!口周りベタベタじゃん」

姉「もぐもぐ」

弟「…」

弟(まぁいいか)

姉「もぐもぐ」

509姉がゾンビ:2011/09/02(金) 04:38:57.82 ID:5kBaE+Ut

弟「さっきから前ならえして何なの?」

姉「ゾンビ」

弟「じゃあ俺、ゾンビ映画で主人公がやってるように姉倒していい?」

姉「イイワヨ」

弟「これ、手だけど銃ってことでいい?」

姉「イイワヨ」

弟「ビュンビュンダダダダダダダダダダダダダダダ」
姉「アーアーアー」


弟「うわっゾンビがこっちに来るぞ!ダダダダダ」

姉「アーアーアーアー」

弟「ゾンビが抱きついてきたっ!このままじゃ俺もゾンビに!」

姉「むぎゅー弟君って結構体が大きかったのね♪」

弟「ゾンビは喋らないぞ」
姉「むぎゅーーー」

510創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 08:26:13.93 ID:oEnMh5b5
>>509
乙!
姉かわいいな〜
511創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 22:15:52.98 ID:5kBaE+Ut
>>510
ありがとう。
512むじな ◆Umw27Fm542 :2011/09/07(水) 21:57:20.39 ID:SiNiVH8s

姉「…よーやっと、よーやっと溜まってた仕事終わった━━━(゚∀゚)━━━ッ!!」

弟「あー。本当にやっとだな。」

姉「あったくもーどいつもこいつもお盆のあと怠け癖がついてその帳尻合わせを他人に押し付けるんぢゃないわYo!!?」

弟「本当になぁ。お陰でどれだけ苦労したか…。」

姉「でもまーそれも終わり!! これでやっと心置きなく続きが」

??「あ、これ来週頭までの書類ね? よろしくー。」

姉「……。」

弟「……。」

姉「…なん、」

弟「だと…!?」



…その仕事も終わりました。やっと続きが書ける…!

でも誰も覚えててくれなかったらどうしよう…。orz
513創る名無しに見る名無し:2011/09/10(土) 00:56:07.76 ID:Zz4uVblu
続きはまだかな?
514姉が偉そうやねん!:2011/09/13(火) 03:18:42.45 ID:khOM5apU
姉「なぁ弟くん?」

弟「なんやねん?」

姉「お小遣いあげるから、コンビニスイーツ買ってきてくれへん?」

姉はソファで携帯ゲームをしながら、足をバタバタしている。
人にものを頼む態度には見えない。

姉「(ピコピコ)なぁ?きいてんの?きいてないん?お姉ちゃん悲しいわぁー」

弟「あのなぁ人にものを頼む時は、ちゃんと目合わせや!」

姉がむくむくとソファに座る。
ゲームも手放した。それが普通だ。

姉「弟くん、もしかしてお姉ちゃんの顔好きなん!?」

弟「なんでやねん!ちゃうからほら頼むんやったら頼んで」

姉が前のめりの体勢になる。
キャミソールから姉の胸がこぼれ落ちそうだ。

姉「コンビニスイーツ買ってきてっお願いしますぅ」

弟「わ分かった」

姉「もー胸見ながら言わんといて?」

弟「!!」

姉「うわぁ適当に言うたら図星やったみたいやぁ〜怖いわぁ〜」

弟「違うわい!んじゃ行ってくるからな!!!」

バタンッ

姉「絶対照れてたわ〜カワイイなぁ弟くん」


515姉とダイエット@:2011/09/13(火) 03:56:04.34 ID:khOM5apU

姉「弟、最近太ってきたわよね〜」

弟「そう?毎日自分の体みてるからわかんないや」

姉「ほら」

姉が僕のお腹をぷにぷにする。

弟「うーん」

姉「大福」

弟「そこまでいう?」

姉「私はみたままのことしか言わないわよ」

弟「そっか〜…」


姉「そっか〜って」バシ!
姉が僕の頭を叩いた。
弟「ふぇ?!なに」

姉「『よぉし、お姉様のためにダイエットしよう!』とか『大福なんて言いやがって姉貴を見返してやる』とかないわけ?」

弟「ん〜」

姉「ボケーとしてないで速く着替えてきなさい」

弟「えー何に?」

姉「ジャージよジャージ」
弟「?」

5分後……

弟「着替えたよ姉さん」

姉「よし、じゃあ外行くわよ!ほらさっさと」

弟「だダイエット?」

姉「そうに決まってんじゃない」

516姉とダイエットA:2011/09/13(火) 03:56:46.94 ID:khOM5apU
>>515
――外――

姉「ほら〜速く走る〜」

姉「もう、せっかく私も走ってやってるんだから、私を待たせないでよねぇ」

姉「まだあんなところに居るし」

517姉とダイエットB:2011/09/13(火) 03:59:24.34 ID:khOM5apU
>>516
5分後…

弟「はぁはぁ待った?はぁはぁ」

姉「待ちくたびれたぁ」

弟「あっはぁはぁえっとジュース買ってくるよ!」

姉「弟じゃ遅いから、もう買ってきといたわよ。ほら私の飲みさしだけど」

弟「ごごめん姉さん」

姉「はいはい」

弟「ゴクゴク」

弟「ぷはぁー」

姉「はいじゃあ…飲んだから行くわ…あ」

弟「なに?」

姉「お姉さん、もう疲れて家まで帰れなーい」

姉がその場に座りこんだ。
弟「じゃあ僕先に…」

姉「おんぶ」

弟「?」

姉「おんぶしなさい」

弟「えそんな」

姉「なんなの?弟は私が重いとでもいうの?」

弟「そんなことは…」

518姉とダイエットC:2011/09/13(火) 04:00:01.55 ID:khOM5apU
>>517
姉「じゃあさっさと乗せなさい」

弟「…」

姉「立つのよ」

弟「ん」

弟「あ案外軽い」

姉がまた頭を叩いた

姉「私が重いわけないでしょ!まんじゅう!」

弟「まんじゅう」

姉「ほら速く走るのよ!」
弟「歩くよ」

姉「歩くな」

弟「……」

姉「……」

弟「はい…」

519創る名無しに見る名無し:2011/09/13(火) 12:08:28.99 ID:ofmA2ie8
乙!
520むじな ◆Umw27Fm542 :2011/09/14(水) 02:23:20.68 ID:XohswPO0
>>518
乙です!!

…さて。
521むじな ◆Umw27Fm542 :2011/09/14(水) 02:25:39.86 ID:XohswPO0


姉「…せーの! 出さなきゃ負けよ!? じゃんけん!!」

弟「なんとぉ!?」

姉「…ふっふっふっ。これこそ栄光のチョキ! それに対して!」ペカー!

弟「お、愚か者のパー、とでも言うのか…!?」orz

姉「ぢゃあ弟から!」

弟「何が!?」

姉「話の続き!!」



 あらすじ

 心理学っぽいテストの絵の話。



姉「とゆー訳で見せてちょー!」

弟「あ、ちょっと待った!?」
522むじな ◆Umw27Fm542 :2011/09/14(水) 02:27:27.68 ID:XohswPO0

姉「…えー、土砂降りの雨の中、腰から上ぐらいの弟がずぶ濡れになりながら両手を広げて楽しそうに笑っててくるくる廻りながら踊ってる…。」

弟「…ちょっと降られる位だと嫌だけどさ。もぉずぶ濡れになると逆に開き直ってとことんずぶ濡れになってやろうとか思う訳さ。」

姉「…確かにそんな事言ってたわね。」

弟「もーそーなったら風呂入るしかない訳で。そしたら仕事だろうが勉強だろうが塾だろうが関係ないぢゃん? 受け狙いで話のネタにもなるし。」

姉「ずぶ濡れになって帰ってきた弟がやけにはしゃいでたのを思い出したわ。」

弟「テンションが上がって楽しくなって傘持っててもささずに歩いて帰ってくる阿呆が出現する訳さ。…そんな感じなんですが。これを解説すると?」

姉「…えー、弟ってバカってゆーか鈍いの経由してマゾ?」

弟「ちょ!?」

姉「だって、土砂降りだから結構ストレスは受けてるけど、腰から上なんて大きさだからあんまし堪えてないし。んでもって両手を広げて楽しそうに踊ってるとか。あんでストレス受けて喜んでるのよ?」

弟「え、思うがままに描いてその言われ様!?」

姉「あんか、この絵を見てもヘタッピながら本当に楽しそうに雨に打たれてるのが伝わってくるし。あんでこんな楽しそうなのよ?」

弟「そんな事言われたって知らねぇYO!?」

姉「そんな訳で。…弟はマゾ決定ーー!!」

弟「そんな科白を大声で叫ぶなーーー!?」
523むじな ◆Umw27Fm542 :2011/09/14(水) 02:29:45.74 ID:XohswPO0

弟「…ぷは。結局こうしなけりゃ黙らんとは。」

姉「…んもう。二人とも口の周りがベトベトになっちゃったぢゃないのぉ…。」ホッコリ

弟「そんなほっこりした顔で…もういい。んで!?」

姉「ヴぁいっ!?」

弟「姉は!? 姉の絵はどうだったんだYO!?」

姉「ちょ、待ちなさい見せるし隠したりもしないから暴れるんぢゃないわYoー!?」

弟「ふぬぁ! これが姉…の…。」

姉「ふっふーん。Do−Dai!?」

弟「え、これって…今年頭に夜中に品側行った時の?」

姉「そ。急な雨が降ってきた時弟の革ジャンの中で抱き締めて貰ってラブラブしながら車まで戻った時の。」

弟「…。」

姉「実際私がこのテストした時は速攻でこの光景が出てきたってゆーかこれしか出てこなかったの。」

弟「ホントにあの時のまんまだな。そこそこ強い雨と風、俺の着てる革ジャンの中に収まって真っ赤な顔で幸せそうな姉。…ちょっと涙ぐんでたのか?」

姉「うん。だって、あの時、私はホントーに幸せだったんだもの。」

弟(ヤヴァイ。姉が物凄い愛しく見える。抱き締めてあげ、いや、抱き締めて欲しい…。」

姉「…ま、今回は漏れてても許してあげるとしますか。」ギュッ
524むじな ◆Umw27Fm542 :2011/09/14(水) 02:31:08.34 ID:XohswPO0

弟「…はあぁ。本当にお姉ちゃんは俺の事を想っててくれたんだね…?」

姉(そ、そんな、胸元から甘えた声とちょっと潤んだ目で見上げてくるんぢゃないわよコイツときたら…ッ!! そ、そんな顔されたら食べちゃいたく…ってダメダメ! それはまたあと!)

姉「そぉれに比べて弟ってばさー!?」ギュー!!

弟「だばッ!?」

姉「わーたーしーの事あんかまぁるっきりシカトして土砂降りの雨の中一人で楽しんぢゃってさーこのバカチンはー!?」

弟「そ、そう言われましギュゥ!?」

姉「さっき弟の絵を見た時のお姉ちゃんの喪失感と言ったら! そのショックが如何ばかりだったか、鈍感ドンガラガッタな弟に想像できる!?」

弟「……!?」アネニダキシメラレテイキガデキナイ

姉「あーもー! あーうーもー思い出すだけで頭くる! とゆー訳でこれから朝までお姉ちゃんを…って、あれ? 弟? え、弟ー!?」

弟(ばたんきゅー…。)
525むじな ◆Umw27Fm542 :2011/09/14(水) 02:33:02.06 ID:XohswPO0

弟「………だはあッッ!!?」ガバリ!!

姉「あ、弟、気付いた!?」ツー

弟 オキアガル「きょ、去年亡くなった田舎の爺ちゃんに蹴倒されてブン投げられて帰ってきた。あんなに強かったのかってゆーか俺より背がでかかったぞあの人!?」

姉「マジで!? え、確か90歳越えてたんでしょう!? それで186の弟より大きいって昔だったらすんごい大男だったんぢゃ!?」

弟「もう亡くなったから若い頃の姿だったからか? …下手したら当時県で一番大きい男だったりしたのかも知れんな。」

姉「…あんだかまた訳の分からない知識が身についたわよ。」

弟「これはホントーに親戚間でしか使えない知識だからなぁ。まあ当然として爺ちゃんをDisるモノでは無いのでお間違えの無い様お願い致します。」

姉「誰にあにを言ってるのよ?」

弟「分からん。まだ意識が混濁してるのか…?」

姉「いーから落ち着きなさい。」

弟「一体誰のせいだと!?」

姉「誰が悪いのでもない、強いて言うならば私達、一人一人が弱かったからかもね…。」

弟「適当な事言って誤魔化そうとするんぢゃ無いッ!」

姉「あーもーうっさいのはこの口!? この口なの!?」

弟「だからそーやって全てをムー!!」
526むじな ◆Umw27Fm542 :2011/09/14(水) 02:34:54.38 ID:XohswPO0

姉「……ぷは。美味しい…。」

弟「だからそーゆー発言はー! …って姉?」

姉「あに?」

弟「さっき俺が臨死体験から復活した時って」

姉「ちゅーと云う名の人工呼吸!!」イバリッ

弟「聞く前に答えるなドヤ顔するな自慢気に胸を張るなぁ!! 思わず揉みたくなっちまったじゃ」

姉「別に吸ったり舐めたり挟んだりしてもいいのよ? ほりほり。」ヨセテアゲテキョウチョウスル

弟「…………そ、それはまた後で、って事で。」

姉「ものすんごい葛藤してたわね。」

弟「当たり前じゃないか!! 俺が人生で二人しか吸わないおっぱいの内の一人だぞ? その至高のおっぱいをそんな風にされたら…ッッ!!」

姉「ちょっと聞き捨てならない事を聞いたわ? …もう一人って、誰?」

弟「ちょ!? ナニを怒ってますか!?」

姉「いいから。お姉ちゃんの質問に答えなさい…?」ニッコリ?

弟「だは!? ちょ、勘違いしてるって姉!!」

姉「だから…誰?」フフッ?

弟「そんなん俺達のおっかさんに決まってるじゃないか!?」

姉「」
527むじな ◆Umw27Fm542 :2011/09/14(水) 02:36:23.08 ID:XohswPO0

姉「…そっか。お母さんがいたんだ。いやーこれはうっかりうっかり。」

弟「何処の八兵衛だ貴様?」

姉「『花より団子ですぜご隠居〜!』あんて言った事無いわYo!?」

弟「だから何故そこに食いついてくる? …まあいい。んで、さっきの姉の絵の解説は?」

姉「一応やっとく? でも、正直こーゆー場合のをそのまま当てはめてしまっていいのかとか思ったり。」

弟「まあいいんじゃね? 誰が被害を受ける訳でも無いんだし。」

姉「そっか。…まあ、私の場合は見ての通り。雨はそこそこ降ってるけど、二人並んで立ってる弟が守って、護って庇ってくれるから無問題! 我が前に敵は無し!! デストロイゼムオールぁぁ!!」

弟「だからこんな時間に叫ぶなぁ!」

姉「お姉ちゃんを黙らせる作法があるってたった今教えたでしょー!?」

弟「あーもーこのバカちんがー!」

姉「にゃーん! んッ…。」

弟「…ぷは。もうこんな時間だし寝るぞ?」

姉「勿論二人でネ?」

弟「だはあっ!?」



なぜかこっちが先になりました。orz

今まで待っていて下さった人がいらっしゃった(いるの?)としたら大変遅くなって申し訳ありませんでした。
528むじな ◆Umw27Fm542 :2011/09/14(水) 02:38:18.87 ID:XohswPO0

姉「んでさ。」

弟「ん?」

姉「私の会社で何人かやってみたんだけどさ。」

弟「あー、俺もやってみたけど面白い回答した奴いなかったな。」

姉「あ、そっちも?」

弟「まあ強いて挙げるとしたら『大雨の中雨合羽着てチャリで「うおおおおおーーー!!」とか言いながらカッ飛んでる』って奴がいた位か。」

姉「私の方はねー、女性なんだけどさ、『家の中から「ああ、雨だなー」って見てる』って人がいたわ。」

弟「…へ!?」

姉「この場合って屋根とか庇とか傘とかさっき出た雨合羽とか『雨を防いでくれる物』って云うのは『その人がストレスから対外的に守られてる』って事になるんだって。」

弟「…その心は?」

姉「みんながその人に気を使ってくれてる、って事になるのかなぁ。…羨ましい。」

弟「まことに。でもアレだろ?」

姉「その通り。私には」

弟「俺には」

姉弟「「あなたがいるものね。」」

姉「まー弟は私の事なんか考えてなかった薄情者ですけどねー!?」

弟「だは!? ちょ、ごめんなさいお姉ちゃんやめてとめてやめてとめてぇぇぇ!?」
529創る名無しに見る名無し:2011/09/14(水) 11:52:20.82 ID:NNXsOyZr
乙!
本編がどこまでいったのか忘れつつあるw
530創る名無しに見る名無し:2011/09/25(日) 19:21:43.67 ID:HkKUQf4b
なんという過疎
531創る名無しに見る名無し:2011/10/02(日) 16:31:10.18 ID:xEt5RCnq
おーい
532創る名無しに見る名無し:2011/10/10(月) 19:34:37.29 ID:0/LasmiQ
ほーい
533創る名無しに見る名無し:2011/10/11(火) 21:25:07.91 ID:CXi+2o3G
みんな自分のお姉ちゃんといちゃついているのか・・・
534創る名無しに見る名無し:2011/10/16(日) 01:11:54.58 ID:2sqWbbVx
書き手どうした?
535むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 01:55:09.88 ID:1eszf6sI
姉「…そろり。」

弟「そーっと。」

姉弟「「誰もいないうちにこっそり貼っちゃわないと…。」」

姉弟「「でも誰も憶えててくれて無かったらどうしよう…。」」
536創る名無しに見る名無し:2011/10/19(水) 01:56:11.36 ID:2UPu7gEX
おねーちゃーん!
537むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 01:56:34.28 ID:1eszf6sI

 あらすじ

 姉弟でお買い物。主に水着。in喫茶店


姉「…私はアイミンティー。お、『  』は?」

弟「俺は…アイスレモンティー。」

姉「…はい。取り敢えず以上で。」

弟「……ふいぃぃぃ。やっぱしクーラー入ってると違うなぁ。」

姉「そのリアクションおっさんくさい。」

 これでおしぼりで顔なんか拭いたら

弟「心配しなくてもおしぼりで顔なんか拭かんて。」

 …血が出るまで足踏んだのに。

弟「ちょ、怖い事考えてるだろ!?」

 大丈夫。考えただけだから。

弟「全く、いまどき冷たいおしぼりなんて気が利かない。おしぼりは熱くてこそ顔オフッ!?」

姉「分かっててヤルって弟ってマゾなの?」

弟「………!」コエガデナイ

姉「あったく。もうこれからは恋人にして奥様にして愛する姉の前でそんなダメダメなアクションが出来るだなんて思わない事ね。」

弟「…血涙流して学習したよ。」
538むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 01:57:14.97 ID:1eszf6sI

 んで、さっきっから弟が私の胸ばっかし気にしてるんだけど。…まあ気になるのは分かるけど、男ってやっぱしアホばっかしなのね?

弟「ちゃうわい!! いや違くはないけど断じてソレだけではないッ!!」コゴエデ

 顔を寄せ合いヒソヒソ話。ふふっ。こんなちょっとた事が嬉しくてたまらない。

イカコゴエデ

弟「タマいや何でもない。でだ!」

姉「あに?」

弟「姉、いや『   』!?」

 いきなり真剣な顔で声で名前を呼ばれてちょっとドキッとしてしまう。うぅ。私も未だ修行が足らない。

姉「はいっ!?」

弟「…まさか、『   』は今日ノーブラじゃないだろうな!?」

姉「そこまでストレートに言うんぢゃ無いわよコイツときたらー!?」

弟「あいたーす!!」
539むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 01:57:57.68 ID:1eszf6sI

弟「で、どうなんだよ!?」

 あんだか必死なんですけどコイツときたら。あに? そんなに私の

弟「早くしないと見た野郎共の目を潰しに行けなくなっちまうじゃないか。」

 えー、ごめんなさい。目がマヂですこのバカちん。

姉「ちょっと手ぇ出して?」

弟「?」

 出された手を手にとって思わずスリスリ。

弟「ちょ!?」

姉「…あによ。いーぢゃないのさこれ位。」

 両手で『  』の手を挟んでスリスリ。そのまま自分の頬に導いてスリスリ。

姉「はぁぁ…。」

 あんだかものすごい落ち着く。さっきまでのちょっと体調が落ちてたのが嘘みたい。

弟「いや、あのちょ!? どした姉!?」

 店内だから大きい声が出せない弟が小さい声で呼びかけてくる。そのまま何故か手首の内側にちゅー。

弟「! …だから! 回りに気付かれるっての!!」

 あーもーうっさいにゃー。いーぢゃないのよコイツときたらー…。ってダメダメ、本気で精神が弛緩してたわ今!? …えーっと、あんか上手い言い訳は…!?
540むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 01:58:24.67 ID:1eszf6sI

姉「どう、落ち着いた?」

 手を離して問いかける。そしたら弟ってばポカンとしてる。そんな顔もまた…じゅるる。

弟「…は?」

姉「だって。さっきの弟、本気で目がマジだったんだもの。ホントにそうだったらダッシュで視界から消えそうだった位。」

弟「…そりゃ、まあ。」

 否定しないし。

姉「でしょ? 目、とは言わないまでも乱闘ぐらいしそうだったから。だから落ち着かせる為のお姉ちゃんの策謀だったのYo!」
 
 ちょ、あによその疑いに満ちた視線は!?

弟「…いや、いい。何も言わない。俺は強い子になったんだ。」

 えーと、これってボケ? ツッコミ待ち? どう反応したらいいと思う?

弟「まあいい。んで『   』!?」

姉「ひゃいッ!?」

弟「さっきは我を忘れててゴメン。んで、どういう事だったのかマジで教えてくれない?」

姉「もっかい手ぇ貸して?」

弟「同じボケは」

姉「しませんそんな事! 同じボケを使うなんて、そんなんぢゃお笑い失格よ!?」

弟「いつからお笑いになったんだ俺達?」

姉「まあくり返しはギャグの基本、とも言うけどっていったーい!」

弟「…真面目にやらんせい。」

姉「あったく、弟の気を抜く為にと思ってやったのに…。」

 ふう、あんとか誤魔化せたかにゃ?
541むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 01:58:47.30 ID:1eszf6sI

姉「ほら、もっかい。」

弟「だから何…を…!!」

 今度は真面目に弟の手を導いて。

姉「んッ。…ね? の、ノーブラじゃないでしょ?」

弟「い、え!? ちょ、だって!!」

 いやそんな。今まで数え切れないほどナマで見たり揉んだり舐めたり吸ったり挟んだり顔をうずめたりした私のおっぱいに触っただけでそこまで? で、でも、そんな風に反応してくれる弟が物凄く愛しくなったり。

姉「こ、こーゆーのもあるの。ちょっと試しに着けてみたってだけ。」

 貼り付けていたものをブラから剥がして見せてみる。ってそっか、今日は水着を買うから着替える事を考慮してスポーツタイプの柔らかいブラをつけててラインが目立たないから、とかゆー事もあったのね?

弟「…へ? なんぞこれ…シール?」

姉「えーと、前に超々有名なハリウッド女優が着けてた、って云うののパクリ。俗に言う付け?」

弟「…何だってこんなものを…。」

 正直何処で買ったんだか憶えてない。そのまんま捨てちゃっても良かったんだけど、まあ折角だから一回くらい、と思って今日付けてみたのよね。そしたらもう。

姉「ぶっちゃけ意味は無いの。強いて言えばただ捨てちゃうのは勿体無かったから?」

弟「…そうか。お陰でこっちは何人の野郎の目を潰す事になるのかと考えてた所だ。」

姉「だ・か・ら・ごく普通に潰す方向に逝くんぢゃないわよコイツときたらー!?」

弟「痛ったーす!?」
542むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 01:59:23.83 ID:1eszf6sI

弟「…さて。もう体調も大丈夫っぽいな?」

姉「へ?」

弟「まだ買い物の途中じゃないか。時間もかなり経っちまってるし、本題を済ませに行こう。」

姉「…あ、そっか、私の水着…。」

 あんかもーすっかり忘れてただわよ。ただでさえ今日はもーおなか一杯だし。お昼過ぎから弟におなかってゆーか中まで一杯にして貰って、買い物ってゆー名のデートして、弟の水着ファッションショーがあって。
 …そこで弟の事を見てた『あの女』を取り逃がしたのは悔恨事だけど。まあ弟が公衆の面前で抱き締めてくれた(しかも半裸で!!)からまあ勘弁してあげましょう。弟も必死で気を使ってたし。

弟(…何か良からぬと云うか邪な事を考えてやがるな? まあ君子危うきに近寄らず、と言うし。ここは岬君ばりに華麗にスルーだ!」

姉「あんだか久し振りに漏れ出してるわね。でも珍しくマイナスな感じなのは何故かしら?」

弟「だはッ!? い、いやあのそこは華麗にスルーしてくれれば!? ってそうだよ。俺の事ばっかし着せ替え人形にしやがって自分の方はどんなの買うのかとかちゃんと考えてあるのか?」

 露骨に逃げたってゆーか強引に話変えたわね? ま、いーか。今回は勘弁してあげる。

姉「あるよ?」

弟「え、そうなの?」

 ちょっと、そこで意外そうな顔するのはどうなのよ?

弟「ちなみにどんなのを?」

 そんなん決まってるぢゃない!!

姉「『  』が似合う、って言ってくれるものよ。『あなた』?」
543むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 01:59:54.26 ID:1eszf6sI

 そういった瞬間、弟が思いっきりムセた。そりゃもう渾身の力を込めて。

姉「ゃ!? ちょ、大丈夫!?」

 このまま喀血するんぢゃないかと思うほどの勢いでムセている弟の隣に座って背中を叩いたり撫ぜたり。うん、この状況なら隣に座っても抱き締めんばかりに擦り寄ってても問題なし! GJ!!

弟「……だはッ、…あー。」

姐「大丈夫? はいお水。」

弟「…だー、ごめん、ありがと。…あー、マジで死ぬかと思った。」

姉「もう、いきなりどうしたのよ?」

弟「だからいつも言ってるじゃないか。こ、公衆の面前でいきなり姉、じゃない、『   』に『あなた』って呼ばれるのには慣れて無いんだって。」

 未だにそんな事を言いやがりなさいますかこのマイハズバンドは。

姉「あったくもー。これからずっと、それこそどっちかが死んぢゃうまで。」

 ううん。そうじゃない。

姉「…いえ。二人を死が分かつまで。私達は一緒なんですからね? あなた…。」
544むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 02:00:29.40 ID:1eszf6sI

 たとえ私達の道がどこかで分かれていたとしても。そんな事では私達の想いは切れたりしない。
 少なくとも私から切る気なんて無いし切る事も出来ない。それだけははっきりと言える。
 でも、そこで気付く。
 いえ、もうずっと前から気付いていてただ目を逸らしていた事。
 この事を考えるだけで泣き出し、絶叫する事もある事。
 私は弟を、『  』を愛してる。と言うより『  』を嫌いになってる自分なんか想像できない。
 私にとって『  』を好きな事が当然。私が『  』以外に想いを向けるなんて、少なくとも今の私には欠片も想像できない。ぶっちゃけ少なくとも私的には弟よりイィ男とか見た事無いしー(ノロケ? ノロケ?)。

 …コホン。自分の思考の中で誰に惚気てるんだろ私? まあいいけど。
 この際現実的ってゆーか対外的(世間体とか。嫌な言葉だけど。)な事はドゥーでもいい。
 いまこの場でアレなのは、他の誰でもない弟の事。
 
 さっきも言ったけど、私は弟が好き。
 合ってる間違ってるとか云う問題以前に私は家族として、姉として、そして女として弟を、『  』を愛してる。それは事実であり真実として私の中で成立している。その事については誰にも何の文句も言わせない。
 でも、それは私の方だけ。その相手である、弟の方は?
545むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 02:01:04.28 ID:1eszf6sI

 …とかなんとか。そんな事を考えてるんだろーなー、ってのがビッシビシ伝わって来るんだよなー。
 そんでもって「私は弟を好きだけど弟はどう思ってるんだろう?」って必死になっちゃうんだよな。
 もう何回も言ってるんだけどな、俺も姉を愛してるって。
 まあこの場合は俺が信じられないんじゃなくて「弟をこんな事に引きずり込んでしまっていいの!?」って不安になって自問自答しちゃってるんだよな。
 まあ確かに大っぴらに喧伝できる事じゃないが、それでももう、敢えてこう言ってやろう、
「そんなこたぁとっくのとうに覚悟完了してるんだってこちとらァ!!」(江戸っ子っぽく)
 更に言えば
「いんだよ細けぇこたぁ!」(BA風に)
 なんだけどな。
 …細かいか? ってツッコミは勿論あると思うが俺が細けぇと思ってんだからいんだよ!!
 だから俺は何度でも同じ事を言う。姉の不安を払える様に。
 愛する人の想いに答える為に。
 姉の、『   』の心からの笑顔を導ける様に。
546むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 02:01:37.03 ID:1eszf6sI

弟「…ははっ。何を言ってるんだよ。俺達は死んだって二人だよ。死んだ位じゃ俺達の想いと絆は途切れたりしないって。そうだろ?」

姉「」

弟「全く。当たり前じゃないか。たとえ片方が片方を、例えば姉が俺を刺し殺したって俺はその程度じゃ姉を嫌いにならない、ってゆーか嫌いになれない自信があるね!!」

姉「」

弟「大丈夫。陳腐な表現でアレだが、たとえ世界が敵に回ったって俺は最後まで姉を愛してるから。」

姉「…。」

弟「もう一回言うよ。だから大丈夫。俺は最後まで姉の…どしたってててて!?」

姉「…黙って聞いてれば好き勝手のたまってくれちゃってまぁ。あんでいきなし私が殺人犯扱いなのよ!?」

弟「ちょ、そんなんモノの例えっつーか痛い痛千切れる放せー!?」

姉「はーなすもんかーそーせー…じゃ無いわよね弟のは。もっと大きくて太痛ったーい!?」

弟「だからそんな事を公衆の面前で以下略!!」

姉「あによ!? ちゃんと気を付けて引っ張ったでしょ−!?」

弟「あにが! どこが!? 本気で耳千切れるかと思ったぞ?!」

姉「あに言ってんのよ。耳って言うのは上に引っ張るのには強いのよ?」

弟「今のどこが」

姉「耳って云うのはね。後ろから前に引っ張るようにすると良いのよ。」
547むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 02:02:19.21 ID:1eszf6sI

弟「…ちょっと待った。何を言いだ」

姉「分かりやすく言うと、弓道ってあるでしょ? 和弓のあれ。」

弟「」

姉「あれで矢を番えて射るでしょ。その時に弦が後ろから前に流れる時、構えや姿勢が悪いと耳に当たってそのまま落ちちゃうんだって。」

弟「…は!?」

姉「耳って構造上そーゆー動きに対して弱いんだってさ。千切れたりするんぢゃなくて、綺麗に飛んじゃうんだって。…さすがに私もマナで見た事は無いけど。」

弟「いやちょっと待てェ!?」

姉「初めて聞いた時には流石にビックリしたわよ。弓道で事故って言ったら弦で胸を打つ位しか思いつかなかったのに。『ペチャッ』って音がしたから見てみたら床」

弟「いい加減にしないと静かにしたよ!」

姉「…ちょ、本気で痛かったんですけどいきなしぶつなんて酷くない!? しかも日本語おかしいし!!」

弟「いいか? 優しく言ってやるから良く聞けよ? …黙れ姉。」

姉「せんせぇ! いきなし殴っといてその言い草はどうかと思います!!」

弟「黙らっしゃい。少なくともこの場では俺の方がより正義だ。残念だったな。」

姉「さ、流石に正義に『残念だったな』って言われたのは生まれて初めてよ私。」

弟「それもまた経験だ。我慢しろ。」

姉「どっかにこのバカちん問答無用で罰する法律って無いのかしら…。」

弟「聞こえてるぞ?」

姉「聞かしてるのよ!」
548むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 02:02:56.61 ID:1eszf6sI

弟「まあアレだ。こんな事を」

姉「スルーしおった!?」

弟「こんな事を言いあってると! その内ウェイトレスのおねーさんに」

おねーさん「お客様方!? あまりその様な会話をされますと他のお客様のご迷惑になりますので!!」

弟「…怒られる訳だ。」

姉「…身を以て学習したわね。」

弟「その内身が持たなくなる事請け合いだな。」

姉「そんな命を削った体験学習あんて誰がするのよ?」

弟「姉。」

姉「自分だけ逃げようったってそうは問屋が卸さないわよこんチクショー!?」

弟「だから静かにせんと」

おねーさん「…お客様? はっきり申し上げた方が宜しいですか?」ピキピキ

姉弟「「すみませんでした。」」
549むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 02:03:30.53 ID:1eszf6sI

弟「店を追い出されてしまった…。」

姉「あったく。先が思いやられるわ…。」

弟「誰のせいだと思ってるんだYo!?」

姉「大丈夫。真実を告げるなんて残酷な事、私はしないから。」

弟「おーい誰か常識を連れて来てくれ。」

姉「お、弟が常識とか言うなんて…!!」

弟「今、俺の中の常識がフライングして一発失格したよ。」

姉「…。」

弟「ちょ、待てコラそんな暖かさの中に諦めが混ざった優しい微笑で俺を見るな!!」

姉「『沈黙は金、雄弁は銀』って言うぢゃって黙ったままぶったー!」

弟「無駄に時間ばっかり過ぎて一向に話が進まん故強引に展開させるぞ? 姉、買い物はまだ終わってないんだろう?」

姉「え、うん。まだ水着買ってない。」

弟「晩飯の仕度とかもあるだろうから早めに動こう。」

姉「え、もうそんな時間…ってまだ余裕あるから平気だよ?」

弟「姉の水着を急かして買わせる様な事はしたくないんだ。じっくり選びたいだろ?」

姉「…あんだかんだ言って私の事を大事に想ってくれるのよねコイツときたら! もっと素直にお姉ちゃんラブを表現してもいいのにと思いつつそんなツンデレな弟も大好きですッッ!!」

弟「だから天下の往来で叫びつつダイブしてくんなこのたわけー!?」
550むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 02:04:08.63 ID:1eszf6sI

姉「にゃ〜にゃにゃにゃ〜にゃにゃ〜♪」

 やれやれ。やっと話が進んだな。姉もゴキゲンで選んでるし。さっきの事があるから俺を水着売り場に拉致連行しようともしないし。姉にも学習機能があったなんて俺様ビックリだ!

姉「あん!? あんか言った!?」

弟「天地神明に誓って何も言って無い!! そんな見目麗しくも目に毒な格好で更衣室から顔出すな!」

姉「あによ!? ドゥーせ好意室とか行為室とかそんな事を思ってギュウ!?」コウイシツニオシコマレル

弟 コゴエデ「お願いだからお静かに願いますれば! これ以上ここで出入り禁止店を作りたくないんだよ!」

姉「あ〜ら、弟がこの女性服専門店に入る事なんかあるのかしら〜ん?」

 何をニヤついてやがる。宜しい。ならば戦争だ。

弟「そりゃそうだ。俺にだってプレゼントを贈ったりする女性くらい居るさ。」

姉「………ッッ!!?」

 ちょっと待て。ナニをマジでショック受けてやがる? こんな嘘に引っ掛かるなってゆーかそんな真っ青な顔でこっちを伺い見ないでくれ! ってあーもー!!

姉「きゃッ!?」

弟 コウイシツニトビコンデ「ごめん、言い方が悪かった。謝る。…でも、姉にも分かって欲しかったぞ?」

姉「…え?」

弟「俺がプレゼントを贈ったりする女性なんか、二人しかいないだろう?」
551むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 02:04:43.63 ID:1eszf6sI

姉「…あ”!?」

 ちょ、何で急にドスが聞いた声でそれに類する表情になる!?

弟「あ、勘違いすんなよ? 一人はおっかさんだからな!?」

 慌てて付け加える。気付いたのか、一気にガスが抜けたかのように全身から力が抜け、肩も落とす。いやだからそんな目をして私を見ないで下さい姉上様。
 
姉「…前にもやったわねそのネタ?」

 深々と溜息を吐きつつそぎゃんこつば言われても。

弟「でもおっかさんにこーゆー事しない等と親不孝な事は言えない訳で。」

姉「分かったわよもう。」

 何だか「しっしっ」と手でも振られそうな口調でそんな事を言う。よござんす、ちょいとサービスいたしましょう。まあここで俺の本心だけは伝えないと気が済まないのも確かな訳で。

弟「姉、ちょっとごめん。驚いて大声出さないでな?」

姉「え、ッ!?」

 抱き締めてやる。姉は上半身裸で下半身は水着のみ。ここが店の更衣室の中で無かったらそのまんまお姫様抱っこでお持ち帰りする所だが。っていかんいかんKOLLになれ俺!
552むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 03:07:05.06 ID:1eszf6sI

姉「…もう。相変わらず綴り間違えてるよ?」

弟「いや今俺言葉にしてないよ!?」

姉「この距離でこの状況だったら分かりますー。お姉ちゃんの弟への愛を舐めない事ね!」

 こ、この××××姉め! リアルで読み取ってる所が

姉「あんですってぇ?」

 いとおしくなっちまうじゃないかコンチクショー!

姉「誤魔化そうったってそうはイカのき痛ったーい!」

弟「今ナニを言おうとしやがったって言わなくていいからな!?」

姉「…ボケ殺し。」

弟「俺の愛する姉にアホな事言わせなくなかったんだよ言わせんな恥ずかしい!」

姉「その言葉宣戦布告と判断する!」

弟「何処をどうやったらそんな結論ンー!?」

姉「…ぷは。お。思い知った!?」

弟「…何だか良く分からんが兎に角凄い自信だ。」

姉「へっへー。やりぃ! 私の勝ムグッ!?」

弟「だから大声出すなっての! 下手すりゃ俺が犯罪者扱いされるんだから!」

姉「…既に生粋の犯罪者ぢゃ」

 全開のデコピン!!
553むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 03:07:51.60 ID:1eszf6sI

 店を出て歩きつつ考える。何だか「ありがとうございましたー」という店員のお姉さんの声が刺々しかったのは俺の気のせいか?

弟「…あークソ、姉と一緒だとどんどん立ち入り禁止の店が増えていく…。」

姉「ちょっとあによそれ、私のせいだってゆーの!?」

弟「どんだけ少なく見積もっても姉のせいが80%はあるだろうが!?」

姉「ちょ、多すぎ! そこは普通50%とか言う所でしょー!?」

弟「自分の胸に手を当ててよっく考えて御覧なさい?」

姉「…鼓動が聞こえません!! 先生、これは緊急の心臓マッサージを! 同時に口と口の人工呼吸をしなくては危険です!」

弟「俺は姉の頭の中のほうが危険に感じるよ!」

 こ、こやつ、美の女神が創り賜いし銀河の至宝たる究極のナイスおっぱいを持ちし者だけが可能なハイレベルボケをかましおって! 思わず揉みそうになったぢゃなイカ!!

姉「…ふっふっふ。口ではあんと言っても体は正直なものね?」

弟「ち、ちがわい! そんな事欠片も考えて無いわい!」

姉「ぢゃあそのいかにも揉みそうな両の手の形は一体あにかしらねー?」

弟「お前にはいつもクローを掛けるねぇ!」

姉「ちょっとあにその流れ痛い痛いもげる潰れるどうせなら両手の親指と人差し指の間の付け根なんてマイナーかつ痛い所ぢゃなくて肩揉んでー!!?」

 家に帰ったらじっくりマッサージしてやるわい!

姉「だから痛い痛いせめて溢れんばかりの愛を込めてー!!」
554むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 03:08:35.79 ID:1eszf6sI

姉「…コレで買い物は終わり?」

弟「…か? 食材とかは後で馴染みの店で買うんだろ?」

姉「うん。ぢゃあこれで…。」

弟「あ! そうだ、もう一箇所寄らせてくれ!」

 急に弟が言い出す。そのまま私の手を引いて急ぎ足で歩きだす。

姉「ちょ、そんな引っ張んないでってば!」

 でも私の手はしっかりと握ってくれて。だから私もしっかりと握り返して。うん、いい感じ。コレは弟ってばいい仕事してる! 家に帰ったらご褒美あげちゃうんだから! 

姉「…で、あにここ? …おもちゃ屋さん?」

弟「まあ、端的に言ってしまえばそうだな。」

 へー。と素直に感心と云うか軽く驚く。弟にこんな趣味があるとは知らなかった。でも弟ってそんなディープな趣味って無かったよね? 一時期どんがラプターやあふぅランカーやストライくっイーグルとか買って来て

弟「その言い草だと俺が特殊な趣味がある様に聞こえかねないからやめい!」チョップ!

姉「あたっ! ちょ、あにすんのよー!?」

弟「誤解を解いただけだ。第一、俺が買ったのはサンダーボルぴょだけだ!」

姉「自分で白状してどうするのよ。ってゆーか何故その機体?」

弟「元からA−10は好きだしそのネタキャラが残念年上美人ときたら買わざるを得まい…ってそうじゃなくて新旧サンダーボルトコンボがあったから買ってきただけだろうが?」
555むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 03:09:05.88 ID:1eszf6sI

姉「ふーん。残念年上美人ってとこが気になるけど?」

弟「まあ俺の一番重要な好みだからな。三次元的究極の理想は目の前にいるとしても、どうしてもそっち系に傾くのは否めない訳で。」

 さらりとノロケやがりましたよコイツときたら? ご機嫌取りじゃなくて本心から言ってるのが分かるからまた丸め込まれるってゆーかムカツク。だけど素直に丸め込まれるのも癪なので。

姉「…あっちこっちから水漏れして決壊寸前あんだけど?」

弟「そぎゃんこつ言われても。ネットで調べたら綺麗に仕上げるのが鬼神の如き難易度だそうな。キット自体結構な値段するしな。失敗したら目も当てられんから俺みたいな素人にはとてもとても。」

姉「ぢゃあ後で弟の部屋を家捜ししましょう。構わないよね?」

弟「なんばゆうとりゃあすのかおはん!? つーか片付けが大変だから勘弁してくれ!」

姉「あ〜ら、拒否権発動?」

弟「少なくとも今は姉を不愉快にさせるような物は隠してないッ!」キリッ!

姉「昔はあったのね?」

弟「隠し撮りした姉の写真が。」

姉「正直者にご褒美特大ヴァージョンんんんん!!!」

弟「ぎゃあぁぁぁぁぁム!!!」
556むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 03:09:33.18 ID:1eszf6sI

姉「んで、ここに来た目的は?」

弟「お、おめぇ、あんだけの虐待しといて何事も無かったかの様にどうぞ…!?」

姉「あんか言ったぁ!?」

弟「あんでもありませんマム!!」

 あったく。自業自得の癖に。あによ盗み撮りした写真って? どんだけ私の事好きなのよ『  』ってば? もーしょーがないにゃー。家帰ったらもぉ子猫の如くこねくり回して可愛がってあげちゃうんだから!!

弟「!? ちょ、姉、なんか…いや何でもない。…んでだ。今回はコレを買いに来た訳だ。」

姉「へ? …これって?」

弟「大型水鉄砲。大型になると射程距離20mとかになる本格派さ。」

 それはテレビでも見た事がある水鉄砲。肉体派アイドル達がお城に攻め入るって企画。冬にやったら寒いだろーなーと思った事がある。

弟「折角姉…『   』と海若しくはプールに遊びに行くんだからさ。ちょっと位は羽目外してもいいと思うんだ。」

 ちょっとそっぽ向いて「初めての恋人同士としての夏なんだからさ。」とかボソリと言っちゃうのがもぉ可愛くて!!

弟「まあ泳ぎに行くのが目的じゃないんだし、浮き輪とか?まって浮かんで遊べるようなモンも入り用だったら買っていこうぜ? 金は何とかなるだろ。…って聞いてるか?」

 否。聞いてなどいないッ!!
557むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 03:10:04.45 ID:1eszf6sI

姉「も、もう『  』ったら…!!」


 お互いが水鉄砲を持って打ち合うの。周りにはあんでか人気が無くて。二人はキャッキャウフフしながら無邪気にふざけあうのね?
 勿論、所詮は水鉄砲だから痛い訳じゃない。「やったなー!?」とか言い合いながらはしゃぎ合って。それでやっぱし身体能力的にはかよわい私は屈強な弟には相手にならない。
 射程距離に優れる大型水鉄砲を使う弟に撃たれちゃう。それは正確に私の水着の胸元やお尻や大事なところを狙い済まして撃ってくる。
「もう、いい加減にしなさい!!」
 とかって怒っても、
「HAHAHA!! 止めろと言われて止める奴ぁいないさー!!」
 とか凄いイィ笑顔で言ってくる。まあそうよねー、とか思いつつ打ち返す!!

 そんなこんなで熱戦が続く中、流石に被弾する事は防げないし、だからってかわし切れないでいる内にあんだか違和感を感じる私。え? と思って自分を見ると、
「え、ちょ、あんで水着がボロボロになってるのよ!?」
「こんな事もあろうかと!! すり替えておいたのさ、水で溶ける特殊紙製の水着にな!!」
「そんな古い話誰も覚えてないわよ!!」
「いるさ!! ここに一人な!!」
「どこの宇宙海賊!?」
「…あの、マジでいくつですか姉?」
「殴る蹴るドツくの暴行ー!!」
「ちょ、水鉄砲あるのにいや水鉄砲で殴るな壊れる俺が壊れる!!」
「ってこんな水着であんて事すんのよー!?」
「流血させた俺に対して言う事かそれー!?」

 そんな風に半ば強制的にストリーキングさせられちゃって。涙目で更衣室まで戻ったのに、後で
「姉を驚かそうと思ってこの室内プールを貸し切りにしといたんだ。楽しんでくれた?」
 とかってヘンタイ丸出しのサディスティックに満ち溢れた酷い仕打ちを


弟「だから公共の場所で電波を垂れ流すなー!!」ダブルクロー!!

姉「前後からとかやめて止めてホントに頭が変形するぅー!!?」
558むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 03:10:55.30 ID:1eszf6sI

弟「天地神明に誓って、我が名に懸けて宣言する。今の誰かさんのような真似は絶対にしないッッ!!」

姉「…ホントに?」

弟「姉の妄想で一方的に加害者に仕立て上げられた挙句疑われると云う大理不尽!! だが俺の姉への広大無辺な愛はその程度では揺るがないッ!」

姉「そっちこそ声デカいわよ!」

弟「…失礼。でもコレだけはマジ。そんな風に姉を謀るような真似はしない。」

姉「信じていいの?」

弟「だーいじょうぶ、まーっかしてっ!!」ビシッ!

姉「そんな大昔のネタは風化しきってるから止めなさい!」

弟「ご飯だけでも美味しいわ。」

姉「ほら風化した…。」

弟「一切のフォロー無しってヒドくね!?」

姉「どーフォローしろってゆーのよ今の!?」

弟「……だから、姉は俺を信じてくれていいんだって。」

姉「いきなり無かった事にした! 無かった事にしおった!!」

弟「ほじくり返さないのが優しさってモンだろう!?」

姉「そんな優しさ弟にでも食わせちゃいなさい!」

弟「俺に食わせてどうしようってんだ!?」
559むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 03:11:24.30 ID:1eszf6sI

姉「…んで、私が今の件について弟を信じる根拠は?」

弟「決まってる。…俺が俺以外に姉の裸を見せつける等と云う事を認める訳が無いッッ!!!」

 あ、ちょっと納得しちゃった私がいます。

弟「裸に飽き足らずセクシーショットやそれに準ずるもの展示禁止! 発禁処分!!」

姉「もし出回った場合は?」

弟「即回収! そして俺のコレクション逝き!!」

姉「その意気や良し! でも一回殴らせなさい!」

弟「何だその結論って更には架空の話を基にして殴られるてあいったーす!?」


 結局、無駄に騒いだ挙句水鉄砲は買わなかった。一体あの時間の浪費はあんだったのかと声を大にして問いたかったけど「そんなん姉も同罪だ!!」って言われるに決まってるから黙ってる事に。
 
姉「あったく、私ってば弟には甘いんだから…。」

弟「今、何処かから異次元の言葉って何でもありませんマム! どうか心穏やかに!!」

 …こんなバカな弟に、今日は一つだけ黙ってた事が。


「お、『  』の前でだけだからね!? こんな頭おかしい水着着るの…!!」///
560むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/19(水) 03:12:24.20 ID:1eszf6sI

さるげっちゅー!! orz

もう確認するのもおこがましいですが、一体どれ位時間が掛かったんでしょーか…? orz

すっかり静かになってしまっている板が少しでも賑わってくれれば。


弟「つーか、もう10月も半ばだぜ…?」

姉「今海行ったら海月もいないわね。」

弟「ウエットスーツ着たサーファーしかいないだろうな。」

姉「とか言いつつ一昨日とか真夏日目前だったのよね。」

弟「…まあ、唯一良い事があったとすれば。」

姉「すれば?」

弟「姉の水着は俺が独り占めって事さイヤッハー!!」

姉「もう! このバカ…!///」
561創る名無しに見る名無し:2011/10/19(水) 11:05:07.58 ID:BAd2hlhf
久しぶりに乙!
実際の季節より2ヶ月くらい遅れてるのかな
562創る名無しに見る名無し:2011/10/19(水) 23:31:49.59 ID:3nR0K8Ch
おつ
563むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/25(火) 00:26:33.27 ID:iaTy8zi/

姉「おとう」

弟「姉ーーー!!!?」

姉「ぅみゃあ!! ど、どしたの!?」

弟「嗚呼聞いてくれよ姉! 俺は今まででこんな後悔をしたのは最初で最後に」

姉「きゃ、ちょっと待って落ち着いてー!?」

弟「しかもコレがまた世に蔓延る大理不尽!! 之を糺さずして何を以て天網恢々祖にして漏らさずと」

姉「ちょっと待ってあんでも聞いてあげるししてあげるから落ち着いてー!!」ギュウ!

弟「グ!? …す、すまん姉! いきなり錯乱してすまない、もう落ち着いたブッ!?」

姉「うん、どんな無茶な事言われたって従うし、何回だってしてあげるし。三回飲めって言われたら朝までだっておくちでしてあげるし、今すぐしろって言われたって構わないし。私の全ては貴方の物なんだからもう」

弟「俺が悪かった。だから落ち着いてくれ姉。」
564むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/25(火) 00:27:59.67 ID:iaTy8zi/

弟「…ふう。落ち着いた?」

姉「…うん。ご馳走様。」

弟「でえい! 深く突っ込むと収拾が付かなくなるからスルーするぞ俺は!」

姉「突っ込むのは弟に仕事なのに…。」

弟「えー、優しく言ってやるから良く聞け?」

姉「黙ったりしないもんねーだ!」

弟「馬鹿か姉。…いや、馬鹿だ姉。」

姉「疑問形ですらなく断言しおった!?」

弟「俺が二度ネタなどする訳が在るまい? …いやちょっと待て。何なんだこの話の流れは?」

姉「愛するお姉ちゃんの事を馬鹿呼ばわりした挙句あんで疑問系!?」

弟「…今俺は一つ真理を悟ったよ。」ビシリ

姉「…そのポ−ズはあに?」

弟「あんまし意味は無いが説得力のあるポーズだが?」

姉「会話がいきなし噛み合わなくなったんだけど!? 多分1080度位!!」

弟「廻り回って元の鞘に納まったじゃないか。うん、俺達に相応しい。」

姉「言ってる事もやってる事も全く以て分かりません先生!!」
565むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/25(火) 00:28:48.11 ID:iaTy8zi/

姉「…んで!?」

弟「…で? とは?」

姉「だからそれで!?」

弟「何がだからそれで?」

姉「一体あんでこんな話になったのYo!?」

弟「姉が悪いんじゃね?」

姉「弟とは一回ケリを着けなくちゃいけないと思ってたのよ。」

弟「勝負種目は何にする短期決戦か兵糧攻めか。」

姉「でえい! こんな危険な会話してんじゃないわよ!!」

弟「見る人が見たらモロバレだな。怒られたりしなきゃいいんだが。」

姉「まあ、良い物は良い、って事で。ね!?」

弟「パクリとかじゃなくオマージュ、リスペクトって事で。」

姉「…私達一体あんの話をしてるのよ?」

弟「傷口が広がる前に止めといた方が無難だな。」
566むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/25(火) 00:29:31.19 ID:iaTy8zi/

姉「コホン。んで、結局あんだったの?」

弟「あ、そうだ姉、聞いてくれよ!?」

姉「聞いてるみょー。」

弟「み、みょ? …ま、まあいいか。日曜にさ、買い物があって車でAKBに行ったんだよ?」

姉「あにその意味の有りそうで無い伏字。…んで?」

弟「んで、もう遅い時間だったからどこでも停められたんで目的の店の一番近くの駐車場に停めたんだよ。」

姉「ふんふん。」

弟「初めて停めた所だったんだけどさ、一時間ちょい位で買い物して戻ってきた訳だ。」

姉「うん。」

弟「したら駐車場で若い兄ちゃんたちが何だか騒いでたんで何か巻き込まれたらやだなー、とか思いつつ自分の駐車番号を確認して料金を精算しようとしたら。」

姉「したら?」

弟「これがまぁとんでもない値段が出てきたんだ。」

姉「へ?」

弟「生まれて初めてあんな値段見たよ。時間/金額で幾らだったと思う?」

姉「…今まで見た事あるので一番高かったのが30分400円だったけど。…もっと?」

弟「そんなモンじゃなかった。」
567むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/25(火) 00:30:14.58 ID:iaTy8zi/

姉「もっと?」

弟「聞いて驚け、12分300円。」

姉「………へ?」

弟「とんでもねぇよ。一時間1500円だぜ?」

姉「…え!? ちょ、あにそれ!?」

弟「夜の六本木だって10分100円だってのに。騒いでた兄ちゃん達は値段で驚いて騒いでたんだな。俺も赤の他人なのに混ざろうかと思ったよ。」

姉「…うきゃあ。」

弟「俺は2千円位だったけど、5人で6千円オーバーとかしてたからな。みんなブーブー文句言ってたよ。」

姉「うん、気持ちは分かる。」

弟「あーくそ、俺もよく見て停めりゃよかったよ。そしたら浮いた金で」

姉「で!?」

弟「(急に食いついてきた!?)愛する姉にスイーツでも買ってきたのに。」

姉「…ま、合格にしといてあげる。」ニパー!

弟「…あーもー姉は可愛いなー!!」ギュー!

姉「ちょ、そんなホントの事言わないでよ幾ら真実でも照れちゃうぢゃなーい!!」

弟「そんな落とし方があるかい!?」

姉「いったーい!?」
568むじな ◆Umw27Fm542 :2011/10/25(火) 00:32:35.60 ID:iaTy8zi/

…ちょっと危険なネタかもしれません。orz

どこでも空いてただけに後悔しきり…。


弟「いやしかし、本当にAKBは魔窟だて。」

姉「その伏字もかなり危険だと思うな私は。」

弟「…くわばらくわばら。」

姉「剣呑剣呑。」
569創る名無しに見る名無し:2011/10/28(金) 21:39:04.08 ID:XKm695hD
して、誰ぞ、誰ぞおる?
570創る名無しに見る名無し:2011/11/03(木) 18:51:38.42 ID:uK4NDPzq
>>568
571むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/05(土) 01:11:53.67 ID:9AdvQmqc

姉「弟ー?」

弟「…嗚呼!! 聞こえしは銀の鈴の如き声音! 我、天上よりの福音を得たり!!」

姉「……。」パタン

弟「ちょ!? そこで無言で去るな俺がオカシイ人みたいじゃないか!?」

姉「…お大事にね?」チョットダケカオヲダシテ

弟「いやお願いだからそこでマジで心配そうな顔でそんな事言わんといて!?」

姉「だって、移ったらヤだし。」

弟「残念ながら移そうったって移んないから!!」

姉「…そうよね。弟が頭が気の毒なのは流石に移んないよね?」

弟「頭って言われた! しかも何故疑問系!?」
572むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/05(土) 01:12:44.14 ID:9AdvQmqc

弟「…あんだよ。ずーっと電話で話してたから気を使って姉の部屋にも入らなかったって云うのに。それで大げさに出迎えてみたらあの対応ですよ?」ブツブツ

姉「ま、まあ、機嫌直してよ。ね? お姉ちゃんのお願い!」

姉(弟がこんな風になるなんて珍しいわね。あんかヤな事でもあったのかしらん? )

姉「んで、あんか話したいネタがあったんでしょ?」

弟「……。」

姉(あらら。拗ねちゃった。珍しくもかわいいにゃあコンチキショー!?」ギュー!

弟「漏れてる! 思考も行動も色々と!!」

姉「そんなんいつもの事ぢゃ無い!」

弟「だから困るんだよなぁ…。」

姉「そこで流すの!? 弟の事を思って」

弟「本能の赴くままに行動してるんだろ?」

姉「当ったし前じゃない!!」

弟「そこで肯定したら話が進まんだろーが!?」
573むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/05(土) 01:13:35.55 ID:9AdvQmqc

姉「ほりほり。」

弟「へ?」

姉「あんか言いたい話があったんでしょ? だから私を待ってたんじゃないの?」

弟「違う。」

姉「即答!?」

弟「そんな話なんか無くったって俺は何時でも姉に逢いたいん」

姉「え、ちょ、あに言ってるのよ弟ってば!?」

弟「を!? ちょ、どした姉!?」

姉「え、わ、にゃ、あの弟がいきなしデレた!? ちょっと、大丈夫!?」

弟「大丈夫って!?」

姉「だって! あの照れ屋で恥ずかしがりでツンデレな弟がいきなし『何時でも何処でも心の底から愛して止まない大好きなお姉ちゃんに逢いたかったんだ。』あんて真実を吐露する等とゆー事が在り得たとか!?」

弟「虚構と現実を絶妙にブレンドした本当とも嘘とも付かない話を創作するんじゃないッッ!!」

姉「虚構!?」

弟「だいたい合ってるからより一層タチが悪いんだってばYo!」
574むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/05(土) 01:14:36.23 ID:9AdvQmqc

弟「…あーもー。何なんだこの流れ?」

姉「まあいつもの事ぢゃ無い。」

弟「殆ど合ってるから修正の仕様が無いこの状況。」

姉「弟は今日も平常運転ですいったーい!?」

弟「誰のせいだ誰の!?」

姉「私と弟、二人の初めての共同作業です。」

弟「よし最低でも半年前まで遡ってこい。」

姉「…もっかい弟との初めてが出来るの!?」

弟「やっぱダメ。禁止。」

姉「あんで?」

弟「あん時ってゆーかあの数日姉がかなり辛そうだったから。」

姉「あんでそこでナチュラルに私に気を使いやがりますかこのアイラブユー!!」

弟「あらゆる意味でおかしいだムー!?」
575むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/05(土) 01:15:25.89 ID:9AdvQmqc

姉「…あーもー。弟が意地張ってるから日付が変わっちゃったぢゃない。」

弟「俺か!? 俺が悪いのか!?」

姉「悪いとは言わないけど。まあ胸に手を当てて考えて御覧なさい?」

弟「そこで俺の手を姉の胸に導くってのは新しすぎてリアクションも出来ねぇよ!」

姉「あら? 嬉しすぎて言葉も出ない?」

弟「即座に反論できなかった俺が心底悔しい!!」

姉「もう。素直になればいいのに。」

弟「こ、これが悪魔の囁きって奴か…!」

姉「ハハン? お姉ちゃんの魅力にもうゾッコンね!?」

弟「いや、全く以て否定はしないがゾッコンなんて言葉聞いたのはいつ以来だろうな…。」

姉「ちょ、そこで遠い目をしてダメージを与えてくるってものどうなの!?」

弟「ドゥーしてこーヴァカなんだろーかこの姉は…。」アタマヲカカエル
576むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/05(土) 01:16:58.65 ID:9AdvQmqc

姉「お姉ちゃんに対してヴァカとはあによヴァカとは!?」

弟「いや、かなり簡にして要を得た表現のつもりだったんだが。」

姉「その言葉宣戦布告と判断する!」

弟「何処までが本気なんだか冗談なんだか分からんのが性質が悪いんだよ!」

姉「いつ私が冗談を言ったというの!? さぁ、答えなさぁい!?」ハイテンションデ

弟「…何だか急に醒めてきたんだが。」

姉「言ってる事に統一感が無くてそれでこそ流石は私の弟ね。ーー仕方ないから付き合ってあげるわ!?」

弟「更に症状が悪化したら収集つける気すら無くなるから勘弁してくれ。」

姉「あによその言い草!?」

弟「…修正。皆さん楽しくやって下さい。」

姉「ここには私達しかいないわよ! ってゆーかあにその投げっ放しスピーチ!?」

弟「さて、そろそろ寝るかな…。」

姉「聞いちゃいない! 言葉のキャッチボールに…!!」ティントキタ!

姉「そっか。もう寝ちゃうのかー。ぢゃあ、仕方無いわね。」

弟(!? 何だその物分かりの良さ!? 一体何を…ってコラ!」
577むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/05(土) 01:18:00.74 ID:9AdvQmqc

姉「あに?」

弟「あに? じゃない! おもむろに俺の蒲団に入るな!」

姉「いつもの事ぢゃないのさー。」

弟「真実がダメージになった!?」

姉「これこそ『日頃の行い』って奴よねー。」

弟「否定できないしする気も無いがよりアクティブなのは姉の方なのに!? それで我が身が不利に立たされる大理不尽!!」

姉「こら、あんまし大きな声出しちゃいけません!」

弟「何食わぬ顔して怒られた!?」

姉「あったくもー! いい加減にしないとお姉ちゃん部屋に戻っちゃうんだからね!?」

弟「ごめんなさいお姉ちゃん。」

姉「宜しい。素直な子は愛してるわよ? …んじゃちょっと寝間着に着替えてくるね。」

弟「布団を暖めてお待ちしておりますれば。」

姉「世界で一番暖かくて幸せな蒲団ね。…締め出したらダメだからね?」

弟「もう諦めました。」

姉「諦めたらそこで合戦終了だよ?」

弟「諦めて欲しいのか抵抗して欲しいのかどっちなんだYo!?」

姉「嫌よ嫌よも好きのうち、ってね?」

弟「あったま来た今晩は絶対寝かさねー…!」

姉「え、あ、ちょっと、…にゃーーん♪」
578むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/05(土) 01:18:44.84 ID:9AdvQmqc

姉(…あ。)

弟(勢いで寝ちまったけど。)

姉(そういえば弟の)

弟(姉に話したかったネタの事をすっかり忘れてた…。)


本題に入る前に話が終わってしまいました。orz

我ながら一体あにをやってるんだか…。
579創る名無しに見る名無し:2011/11/05(土) 22:08:56.25 ID:SWr/RJS9
>>578
580むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/15(火) 02:29:34.84 ID:OSxVupi5

弟「ただい」

姉「=%$”¥#&’@ーーー!!?」

弟「ちょ、せめて表記できる音で喋れー!?」


弟「…だは。ちょっとは落ち着いたか?」

姉「…うん。」

弟「全く。何だったんだ今の表記できない雄叫びは?」

姉「気にしないで。」

弟「気にしな………いや何でもない。」

姉「…ふぅ。やっぱし美容と健康の為に弟との駆け付け3回」

弟「訳の分からん事を言うなー!!」アイアンクロー!

姉「にゃああああ、目が、目がぁーーー!?」
581むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/15(火) 02:30:29.14 ID:OSxVupi5

弟「んで? 何を発狂してたんだ?」

姉「ちょ!? 発狂って幾らなんでも酷くない!?」

弟「じゃあ何で錯乱してたんだ?」

姉「…気を悪くするわよ?」

弟「事実を的確に表現しただけだ、気にしないでくれ。」

姉「…気にはしないけど気に食わない。後で覚えときなさい?」

弟「ちょ、マジで!?」

弟(…ま、いいか。さっきまではマジで凹み気味だったからな。これで『   』が笑ってくれるなら安いもんだってか?」

姉「…漏れてる漏れてる。」

弟「だは!? ええい、これこそ気にするな!」

姉「さっきの話だけどさ。」

弟「だからって完スルーってどうよ!?」

姉「さっきから流して欲しいのか構って欲しいのかハッキリしなさいYo!?」

弟「構って下さい!」

姉「正直者にご褒美ぃ!」

弟「ホントにご褒美貰えたの初めてだンー!!」
582むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/15(火) 02:31:33.01 ID:OSxVupi5

弟「…ふぅ。さて、何事も無かったかの様に話を戻そう。」

姉「…あーあ。また弟の性で日付が替わっちゃったー?」ホッコリ

弟「否定できないって今明らかに違う字が使われてなかったか!?」

姉「えー? あんのことー?」ニコニコ

弟(…クソ、そんな幸せそうな顔してたら追求できないじゃないか!)

弟「まあいい。んで、さっきの話を聞かせてくれないか?」

姉「さっきの……ちょっと聞いてよ弟ーー!!?」

弟「聞いてブハッ! 聞いてるから落ち着け姉!?」

姉「あのさー。今日の仕事中の話あんだけどさー!!」
583むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/15(火) 02:32:21.82 ID:OSxVupi5

姉「仕事中に車運転してたのよ。」

弟「おう。」

姉「そんでもって前が詰まったからちょっと強めにブレーキかけたら携帯が吹っ飛んじゃって。」

弟「おう?」

姉「結構な勢いで前に飛んで下に落ちたもんだから慌てて拾ってさ、中の確認をしてたらさ?」

??「はいその車止まりなさーい。」

姉「…とか言ってくる声がしたのYo!!」

弟「うげ!? それって白と黒との」

姉「そう。そのまま停めさせられていきなり違反切符よ!? ぢょーだんぢゃないわよー!!!」

弟「…だは。そりゃ運が悪いな。」

姉「あんでこんな時にそんなん食らうのよー! しかもチャリよチャリ!!」

弟「だは!! マジで何と言うかそりゃ諦め切れんな。」

姉「もードゥーしてくれよーかって感ぢよ!!」
584むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/15(火) 02:34:21.90 ID:OSxVupi5

弟「あー、そりゃ荒れるのも分かるわ。」

姉「余裕が有る無しとかじゃなくて明らかに想定外よこんなん!!」

弟「あちゃあ。」

姉「と、ゆー訳で弟は日曜日に私をエスコートしなさい!!」

弟「喜んで、謹んで。」

姉「…あの、そこで即了承されるとちょっと困るんですけど。」

弟「あんで? あ、『了承』って言わないといけなかった?」

姉「そーじゃなくて! …いいの?」

弟「日曜にエスコートするって事? 要はデートするって事でしょ? 当ったり前じゃん! ってゆーか万難を排して全身全霊を以て努めさせて頂く所存ですが何か?」

姉「…いい。ぢゃあ、改めて。日曜日、デートして下さい。」

弟「了承!!」



…この前の話の続きを書いてる間にこんな自爆ネタが。orz

ほんッとーに泣くに泣けない…。
585創る名無しに見る名無し:2011/11/15(火) 11:39:59.33 ID:iErkCFZ0

来月は恋人達の最大のイベントがあるな
586むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/18(金) 02:07:33.86 ID:uwihhvhF

姉「…来月? あんかあったっけ?」

弟「ゲ!? ちょ、それってマジで言ってる!?」

姉「え!? そ、そんな驚く程の事!?」

弟「だ、ダメだダメだとは思っちゃいたが、ダメだこの姉、早く何とかしないと…!!」

姉「え、え、ちょ、ちょっと待ったぁ! ってゆーかマジで待ちなさい今どさくさに紛れてあにを言いやがりましたか!?」

弟「い!? いや俺なんも言ってないぞ!?」

姉「嘘つきにはお仕置きぃ! 時間稼ぎも兼ねて!!」

弟「いやちょっと待て痛テテテ!!」
587むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/18(金) 02:08:36.31 ID:uwihhvhF

弟「…結局分かったのか?」

姉「え、いや、その、ねぇ!?」

弟「…はぁ。」タメイキ。

姉「え、そ、そんなガッカリした顔しないで! ごめんなさい、お姉ちゃんが悪かったから!!」

弟(へ!? ちょ、何でいきなり姉が泣きそうになってんだよ!? )

弟「い、いや、泣かなくてもいいから! そ、そりゃそうだよな、姉だってド忘れしたりする事だってあるもんな! 俺達だって人間だもの!」

姉「え…そうなの?」

弟「テメこの折角フォローしようとしてんのにその言い草は何じゃいってゆーか今明らかに人間扱いされなかったの俺の方だろ!?」

姉「そ、そんな事無いってば弟だって努力すればいつかはきっと真っ当な人間に」

弟「正直者にご褒美と併用して正直者は馬鹿野郎だコンチクショー!!」

姉「ちょ、イタイイタイ正しいつぼを全開でマッサージしないで効くんだけど効くが故にイタイイタイイタイーー!!?」
588むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/18(金) 02:09:54.99 ID:uwihhvhF

弟「…ふぅ。我ながらいい仕事したぜ!」マンゾクゲ

姉「て、て、て…。」

弟「ん? どした姉?」

姉「ちょっとは手加減しなさいよコイツときたらー!?」

弟「HAHAHA。手加減したらお仕置きにも治療にもならないじゃないか。肩周り、大分楽になっただろ?」

姉「…物凄く効いたのがムカツク。」

弟「今日は本気で行ったからな。効いた筈だぜ?」

姉「揉み返しが無いか心配だわよ。」

弟「だーいじょうぶ、まーっかせて!」

姉「一切合切を任せる気がたった今無くなったわ。」

弟「スルーした上に冷たくマジ返しして切って捨てないでくれ!」

姉「ぢゃあ無視する。これでいい?」

弟「マッサージ第二段開始だこのマイスイートハート!」

姉「ぅにゃー!?」
589むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/18(金) 02:11:36.48 ID:uwihhvhF

弟「今回は女性に多い冷え性を重点的に対処してみました。」

姉「………。」グッタリ

弟「どうだった?」

姉「……。」

弟「あ、あれ? もしもし?」

姉「…。」ジー

弟「え、えーと。…怒ってる?」

姉「痛かったけど効果があったのがはっきり分かってるからあんとも言えないで考えてるとこ。」

弟「そうか。なら良かった。」

姉「あにがいーってのよコイツときたら!?」

弟「俺が姉に怒られるのは構わんが」

姉「構わないのね!?」

弟「でえい、言葉の綾だ、つーか言葉尻を取らんでくれ! …コホン。姉に痛い思いまでさせてマッサージしたのにそれが効かないってのは許されないって事さ、俺的に。」

姉(…またここでキタわよコイツときたら。あんでそーナチュラルに私の事を考えてくれるのかしらもーあんてゆーか可愛くて大切で愛してる!!」ダイヴ!

弟「漏れてる動いてる襲われてるー!!」
590むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/18(金) 02:12:33.42 ID:uwihhvhF

姉「…すっかり忘れてた。結局来月のイベントってあんだったの?」

弟「おっと、忘れてた。って考える気無いだろ姉?」

姉「案ずるより産むが易し、ってね。分かってる弟がいるなら聞いた方が早いもん。」

弟「即物的と云うか…。まあいい。だって姉、来月は12月だぜ?」

姉「…んー??」

弟「分からんか?」

姉「分からん。」

弟「そうか。…答え言いまーす。」

姉「焦らさないで早く! ドラムロールとかやったら浴びせ倒すからね!?」

弟「だは!?」

弟「…12月のイベント。そんなん冬混みに決まってるじゃないか!!」

姉「!!?」
591むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/18(金) 02:14:08.09 ID:uwihhvhF

>>585のレスを頂いた時、真面目に30秒位答えが出てきませんでした。orz

またこんな時間に…。orz
592創る名無しに見る名無し:2011/11/18(金) 23:49:30.69 ID:J4hSZY7j
>>591

年末年始のイベントもあるしな
593創る名無しに見る名無し:2011/11/23(水) 23:50:25.57 ID:lUnYOuGn
期待
594創る名無しに見る名無し:2011/11/29(火) 20:05:56.21 ID:OAEN1rBl
姉「これは一体、なんということでしょう」

姉「金色の毛並み、狐でしょうか」

姉「とりあえず鏡の前に行きましょう」

ダレモイナイ・・・ 投下するならイマノウチ



姉「・・・」

姉「耳まで生えてますね。見事な狐耳です」

姉「むむっ。自由自在です」フリフリパタパタ

姉「これは中々面白い」パタパタ

オーイ、アサダゾー

姉「いけないいけない、朝ごはんが冷めてしまいますね」

姉「ところでこの耳と尻尾、どうしましょうか?」
595いきなり失礼:2011/11/29(火) 20:07:57.68 ID:OAEN1rBl
姉「これは一体、なんということでしょう」

姉「金色の毛並み、狐でしょうか」

姉「とりあえず鏡の前に行きましょう」

姉「・・・」

姉「耳まで生えてますね。見事な狐耳です」

姉「むむっ。自由自在です」フリフリパタパタ

姉「これは中々面白い」パタパタ

オーイ、アサダゾー

姉「いけないいけない、朝ごはんが冷めてしまいますね」

姉「ところでこの耳と尻尾、どうしましょうか?」
596 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 :2011/11/29(火) 20:10:06.63 ID:OAEN1rBl
姉「由々しき事態です。えまーじぇんしーです」

姉「朝、こんな格好の姉がでてきたら弟くんはどう思うでしょう・・・」

姉「ふーむ」

姉「むぅ・・・困りました」

姉「尻尾はスカートの中なら隠せそうなものですが、耳は難しいですね」

姉「家で帽子っていうのも不自然ですし・・・」

姉「むむむ・・・」

ガチャ

弟「おーい、姉ちゃん?」

姉「あ、弟くん。おはようございます」

弟「・・・耳?」
597創る名無しに見る名無し:2011/11/29(火) 20:10:36.53 ID:OAEN1rBl
弟「姉ちゃん・・・コスプレにでも目覚めた?」

姉「ん?」

弟「いや、なんでミミと尻尾が付いてるのかな、って」

姉「ああこれですか」

弟「うん、それ」

姉「これでしたら本物ですよ」フリフリパタパタ

弟「ああ、何だ本物か・・・って、えっ?」

姉「うーん、私も分からないんですけど生えてたんですよ」ピョコピョコ

弟「ふーん」

弟(モフモフしてぇ・・・)
598創る名無しに見る名無し:2011/11/29(火) 20:10:52.03 ID:OAEN1rBl
姉「とりあえず学校は休みます」

弟「まあ、いい判断だと思うよ」

弟(むちゃくちゃモフりたい・・・)

姉「弟くん、連絡お願いしま・・・」フリフリ

弟(もう我慢できないっ)

モフモフモフモフ

姉「っひゃあん///」ピョコピョコ

弟(お、予想以上に気持ちいいかも)モフモフ

姉「ぁんっ/// おとうとくん・・・」ビクッ

(続きは省略されました。続きを読むにはワッフルワッフルと書き込んで下さい)
599むじな ◆Umw27Fm542 :2011/11/30(水) 01:18:58.20 ID:iV0it5fg

姉弟「ワッフルワッフル!!」

姉「ちょ、あんてーか、久し振りに私達以外に書いてくれる方がいらしたわよ!?」

弟「ああ、俺達だけしか貼らないってのも何だか申し訳無いと思ってたんだよな。」

姉「このまま続きを貼って戴ければ!!」

弟「楽しみにお待ち致しております故。」


姉「…んで、こっちの続きは!?」

弟「だからなにゆえ他人事の様に言うのかこの姉は!?」

姉「女の子には色々と事情があるのよ!」

弟「そうか、ならちかたないな。」

姉「言いたい事があるならはっきり言いなさいよこんちくしょー!?」

弟「ちょ、今の俺には一点の落ち度も無いって夜中に殴りかかって来るなー!!」


ようこそこのスレへ!

続きも期待しております!!
600創る名無しに見る名無し:2011/11/30(水) 21:34:10.85 ID:0F1k6V6K
このあと姉友がイヌっ娘だったり、弟友(♂)がネコ耳つけたりする予定でした

またいつか書けたら投下します
601創る名無しに見る名無し:2011/12/01(木) 16:26:46.24 ID:9/KOsaw0
このスレのログ間違えて削除してたww

>>599


>>600
期待
602創る名無しに見る名無し:2011/12/01(木) 21:15:00.57 ID:jt4LGqoQ
弟「あっ、もうこんな時間だっ」

姉「ん、んにゃん・・・」

弟「姉ちゃん、今日の朝ごはん抜きでいいからっ」

姉「・・・・・」ハアハア

弟「じゃっ、行ってきます!」

タッタッタッタ・・・

姉「弟くん、尻尾はダメだよぉ・・・」

姉「・・・・・」

姉「あれ、弟くん?」
603創る名無しに見る名無し:2011/12/01(木) 21:15:22.99 ID:jt4LGqoQ
――通学路

「おーい、弟っ!」ドンッ

弟「おわっ!?」

友「弟っ、見てくれよこれ」

弟「・・・は?」

友「これだよ、ネコ耳だ!」

弟「・・・きめぇ」

友「酷っ!」

友「なぁ、かわいいだろ? なあ!」

弟「全くかわいくないな」

「じゃあ私はかわいいかしら?」
604創る名無しに見る名無し:2011/12/01(木) 21:15:44.87 ID:jt4LGqoQ
弟「あ、姉友さん、おはようございます」

弟(姉友さんは・・・イヌの耳?)

姉友「おはよ。って、今日姉はどうしたの?」

弟「なんか体調が悪いみたいで・・・」

友「何だって!? 早速見舞いに行かねばっ」

姉友「あんたは黙ってなさい」

友「酷い」

姉友「それにしてもあの姉が体調不良ねぇ」

姉友「ま、そんなことよりこの耳よ」

弟「はい?」

姉友「この耳、かわいいかしら?」
605創る名無しに見る名無し:2011/12/01(木) 21:16:21.72 ID:jt4LGqoQ
弟「まあ、いいと思います」

姉友「ねえ弟くん。“かわ”いい?」

弟「・・・かわいいです、はい」

姉友「ふふっ、ありがと」

――そのころの姉

姉「ひーまー」パタパタ

姉「むぅー」フリフリ

姉「お、そうです。弟くんの部屋を探検しましょう」

姉「〜♪」フリフリ
606創る名無しに見る名無し:2011/12/01(木) 21:16:46.62 ID:jt4LGqoQ
よし、とりあえずコレだけ投下

じゃあのん
607むじな ◆Umw27Fm542 :2011/12/02(金) 02:12:23.75 ID:3Ih7DYz0

姉「さて、と…。」コキコキ
608むじな ◆Umw27Fm542 :2011/12/02(金) 02:13:35.36 ID:3Ih7DYz0

 敵は未だ尽きない。
 可能な限り備えた筈の装備や武器も弾丸も半ば以上を使い果たし。
 盾は砕け、鎧は割れ、彼女の身は返り血と己が血で朱に染まっていた。
 だがそれでも彼女は笑う。剄く、高く、一片の曇りも無く。
「…ははは、こんなものか、貴様等この程度のモノなのか!?」
 己と世界の敵に対し、臆する事無く叫びを投げる。
「ならば、ならば平伏し砕けるがいい! この私と世界の前に!!」
 万軍を前に、怯む事無く、『我が世界に冠する』と謳われた美貌で。
「ここは私が任された場所。ならばその信頼に答える為に我が眼前の尽くを屠ろう!!」
 輝くばかりの強い視線で。
「私に任せてくれた、愛する可愛いラブリーな弟に応える為に!!」
 長く美しい黒髪を靡かせ、ブラコン姉は戦場を駆ける。

「いいか貴様等、あの子は先程私にこう言ったのだ、」

『終わったら大好きなお姉ちゃんの言う事、何でも、どんな無茶でも絶対聞くから。』

「…とな!!」
609むじな ◆Umw27Fm542 :2011/12/02(金) 02:14:46.86 ID:3Ih7DYz0

 何処からか『そこまでは言ってNeeeeee!!?』とか聞こえた様な気がしないでも無いが、きっと混線か、若しくは敵の妨害電波だろう。きっとそうだ。そうに違いない。そう決めた。
「むう、私達愛し合う姉弟の絆を裂こうなどとは何と卑怯極まりない! そこに直れ、打ち首にしてくれる!」
 そんな事を言いつつもその身は戦場を駆け、瞬く間に幾つもの敵を屠る。
「…貴様等には覚悟はあるのか!?」
 一体何度目か、周囲の尽くを殲滅し、一瞬の休息の中で言葉を紡ぐ。
「この私を倒し、その屍を越えていく覚悟が!!」
 裂帛の気合。感情を持たぬ筈の敵軍が、確かに気圧された。
「ただ一つの夏の為、その輝きを抱く為に、千の冬を越える覚悟が!!」
 その気迫は陽炎の如く彼女の周囲の光景すら揺らめかせる。
「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、己が想いを押さえ殺し、それに満足して生きていく覚悟が!!」
 飛び来る弾を避け。迫る敵を砕き。絶対の壁として揺ぎ無く立つ。
「我が名の如く、千の冬の如き困難を越え唯一つの夏と共に在ろうとする覚悟が!!」
 それに応えるのは新たな敵影。
「その意気や善し! ならば敬意を以て打ち砕いてくれよう!!」
610むじな ◆Umw27Fm542 :2011/12/02(金) 02:15:38.42 ID:3Ih7DYz0

「…どうした、どうした貴様等! たった一人の敵を打ち倒せないなど、貴様等はその程度なのか!?」
 戦場に生まれる空白。その意味は一つしかない。
「笑わせるな、この程度の苦労ではこの後に私が手に入れる御褒美には到底釣り合わんではないか!」
 もう数える事すら出来ない何度目かの殲滅。遠巻きに現れる新たな敵影に言葉を投げる。
「はは、はーっはっはっはっは!! この程度でいいのか!? ならば私は勝利宣言なぞしてしまうぞ!?」
 強い視線と猛き笑み。朱が彩る中でも謳われし美貌の笑顔に翳りは見えない。
「嗚呼、マリア様は見ていた! 大神オーディンも御照覧あれ、これこそ飛んで火に入る夏の…っていやこれは間違ってないか?」
 そんな事を言い出した。
「…そうか、『天網恢々疎にして漏らさず』ってこれも違う! 私は別に罪など犯していない!!」
 ぢゃあ、あの子の方があにか私に隠れてしでかしたのかしら?
「それならこの私が罰せねばならんな! 勿論厳しさの中に隠しきれない愛を以て!!」
 再び何処からか『ちょっとお待ちやがり下さいませこのバカちん姉ー!!?』とか聞こえてきたが当然の如く無視する。あの子が私に対してそんな事を言う訳が無いからだ。何故なら、
「私達は世界にたった二人しかいない姉弟なのだから、愛し合うのが至極当然、然るべき理想の姿なのだ!!」
611むじな ◆Umw27Fm542 :2011/12/02(金) 02:17:24.85 ID:3Ih7DYz0

 世の真理たるその言葉に、
『ちょ、先生、ナニ言ってやがるんですかー!?』
『そのような発言、天が認めてもわたくしが認めません!!』
『誰と誰が何ですってぇ!?』
『教官、アレは私のヨメであります!!』
『お義姉様がいつもの通りナチュラルに問題発言を!!』
 色々と聞き捨てならない叫びが帰ってきたので。
「よし貴様等後で日付が替わるまで特訓決定な?」
 ぎゃあああーー!! との悲鳴をバックに気を良くし、接近してきた敵を屠る。
「特に最後の発言だが、私をお義姉様などと呼ぶ者が存在し得るなどと思っているのか?」
『そ、そんな事言ってもボクが彼と結婚したなら自動的にお義姉様はお義姉様になりますが!?』
 は。と、鼻で笑う。何故その様な在り得ない事を言うのかと。
「馬鹿を言え。あの子と結婚して良いのは私だけだ!!」
 えーーーー!!? との驚愕の叫びが聞こえるが気に掛けない。
「あの子と結婚する事が許されているのはこの私! されば、私は血の繋がった実の姉にして義理の姉! それこそがこの私!!
 …おお、この様な完成した事象がこの世に存在するとは!?」
『もうどっから突っ込んでいいのか分からねーよ!?』
「ふむ、焦った声も愛しく実に快く響くぞ愛する弟よ。そしてここで『突っ込むのは弟の仕事。』等と言うと思ったら大間違いだ。その様な大きな釣り針に易々と釣られるお前の愛する大好きなお姉ちゃんではないぞ?」
『だから所々に真実を織り混ぜて話をややこしくしないでくれ!!』
612むじな ◆Umw27Fm542 :2011/12/02(金) 02:19:50.80 ID:3Ih7DYz0

『ってゆーか今の先生の話の何処に真実が在ったって云うのよ!?』
『そうですわ!? 誤魔化さずにハッキリして頂きます!!』
 そんな会話をしつつも敵影は減っていく。おそらくこの会話に参加している連中も同じ事だろう。それだけの事が出来る連中だし、出来る様に丹精込めて、命懸けで仕込んだのだ。
「他ならぬ…この私がな!!」
 裂帛の気合と共に周囲の敵影が尽く消滅する。…これなら水を飲んで喉を潤し弟の声を聞いて心を潤す位の時間はあるだろう。
「お前達、状況は!?」
 自分と同じ様に戦っている筈の連中に指揮官として、上官として、教官としての声を発する。その声に対し
『平気です!』
『ちょろいですわ!』
『無問題!』
『何事も無く!』
『大丈夫です!』
 即座に戻る返事に力を得、
『…っと、遅れてごめん…オッケー!』
 数瞬、遅れて返ってきた声に心の底から安堵する。
「上出来だ。まだまだ状況は続くだろうが、全員油断するなよ!?」
『『『『『『はい!! みんなも気を付けて!!』』』』』』
 打てば響くように応えた声に破顔した。
「よし、ここで一旦会話は終了する。総員、各自の眼前の状況に集中しろ!!」
 通信を切断。心と体の双方に力を取り戻し、彼女は笑う。そして心より叫ぶ。おお快なり!! と。
 
 そして、美しき修羅は再び戦場に舞う。
613むじな ◆Umw27Fm542 :2011/12/02(金) 02:21:00.12 ID:3Ih7DYz0

姉「……ふう。こんな所かにゃ? あんかもう一つ書きたいと言うか主題みたいな物があった筈なんだけど、」

弟「終わったん?」

姉「ふぎゃあ!? お、おとーと!?」

弟「ぉうわ!? そぎゃん驚かなくても!?」

姉「え、わ、ちょ!? …え、もしかして待っててくれたの?」

弟「ああ。姉が声掛けても全く反応しない位集中してたからな。しばらく待ってた。はいお茶。」

姉「あ、ありがとー。…今日は暖かいお茶が嬉しいわね。」

弟「ああ、昨日より一気に気温が下がったからな。昨日のうちにポット出して洗っといて正解だったわ。」

姉 ズズー

弟「なんちゅう音立ててお茶飲んでやがるか。…んで、終わったん?」

姉「え? あー、一応ね? …まだちょっと消化不良気味だけど。」

弟「随分集中してたな。何やってたんだ?」

姉「んー、ちょっと、心の赴くままに。」

弟「徒然なるままに、日暮し、硯に向かいて…ってこりゃ随筆か。」

姉「まあそんなきっちり考えてたものじゃないから気にせずに。」

弟「で、あるか。まあ気が向いたら見せて?」
614むじな ◆Umw27Fm542 :2011/12/02(金) 02:22:42.62 ID:3Ih7DYz0

姉「…ティンときたぁ!」

弟「だは!? な、何ぞ!?」

姉「これ読んでいいから、今度は弟が書いて!!」

弟「…何…だと…!?」



それこそ思いついて流れのままに話が出来てしまいました。まあ元ネタは知ってる人が読めば一発のアレなんですが。

まだ>>578の続きも書けてないってゆーのに…。orz


>>606
乙です! つーか何ちゅう所で切りますか貴方は…!?
615創る名無しに見る名無し:2011/12/02(金) 21:10:00.19 ID:cFiV1bIv
――弟の部屋

姉「小奇麗に片付いてますね・・・ふむ」

姉「まずは・・・机の引き出し」ガサゴソ

姉「一段、二段・・・」ガサゴソ

姉「・・・・・」ガサゴソ

姉「むぅ、めぼしい収穫はありませんでした」

姉「あとはベットの下と本棚ですね」

姉「ふふっ、楽しみですよ」フリフリ

姉「これぞ狐、って感じですねー」ピコピコ
616創る名無しに見る名無し:2011/12/02(金) 21:13:32.20 ID:cFiV1bIv
姉「・・・ベットの下は収穫なし、と」

姉「あとは・・・あの本棚ですけど」

姉「・・・おや?」

姉「これはこれは、イヌっ娘大全ですか・・・」

姉「と言うことはキツネっ娘モノもありそうですね」

姉「・・・・・」ガサゴソ

姉「・・・ない」

姉「そんな、弟くんはイヌっ娘が好きなんでしょうか・・・」シュン
617創る名無しに見る名無し:2011/12/02(金) 21:13:44.70 ID:cFiV1bIv
――弟の教室

友「でさー、弟」

弟「ん、なんだ?」

友「あの本、どうだった」

弟「あの本って・・・イヌの本?」

友「そうそう、どうだったよ?」

弟「あー、僕はキツネっ娘の方が好きだからなぁ」

友「そういえば交換したやつがキツネっ娘モノだったなぁ」
618創る名無しに見る名無し:2011/12/02(金) 21:13:58.41 ID:cFiV1bIv
弟「で、友よ」

友「ん?」

弟「友はイヌっ娘派なんだよな」

友「ああ、そうだけど?」

弟「姉友さんはイヌ耳だったけど、そのへんどうなのさ?」

友「あー、それだけどなぁ」

弟「?」
619創る名無しに見る名無し:2011/12/02(金) 21:14:08.54 ID:cFiV1bIv
友「流石に姉貴はないだろ、姉貴は」

友「あの姉貴のネコ耳なんてかわいさのカケラも無ねよ、はっはっは」

姉友「・・・へぇ、あの姉貴って誰のことでしょうね」

友「ん?」

姉友「・・・」ニコ

友「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
620創る名無しに見る名無し:2011/12/02(金) 21:15:02.77 ID:cFiV1bIv
本日分おわり

お姉ちゃんかわいいよお姉ちゃん
621創る名無しに見る名無し:2011/12/02(金) 22:57:06.06 ID:6/kUSeJ2
>>613
>>620
乙!
622創る名無しに見る名無し:2011/12/06(火) 21:11:43.68 ID:8qZJlhyt
続きを
623創る名無しに見る名無し:2011/12/16(金) 23:58:20.64 ID:EZM16eV+
年末で忙しいのかな
624弟「お姉ちゃんが僕のプリン食べたっ!!」:2011/12/22(木) 21:53:52.51 ID:Ko86EO13

弟「うえぇぇぇーーーーーーーんっ!! お姉ちゃんのバカーーーーッ!!!」ポロポロ

姉「ご、ごめんね……弟ちゃんのだって知らなかったから」アセアセ

弟「プリン食べたいよぉぉーーーーーーーっ!!」ポロポロ

姉「いいい今すぐ買ってくるからっ!!」アセアセ

弟「……グスン……ほ、ほんと?」チラッ

姉「うん! ほんとー」

弟「ほんとにほんと?」

姉「だからもう泣かないでぇ〜」ナデナデ

弟「……うん……[フキフキ]…… 楽しみに待ってるね」ニコッ

姉「あぅ///」ドキッ

弟「……どうしたのお姉ちゃん?」キョトン

姉「ううん。 なんでもないのっ///」ドキドキ

625弟「お姉ちゃんが僕のプリン食べたっ!!」:2011/12/22(木) 21:54:40.69 ID:Ko86EO13

しばらくして……

姉「ただいまー」ガチャッ

弟「おかえりー」

姉「弟ちゃん! プリンだよぉ〜!」つプリン

弟「うわぁ〜おっきい!」キラキラ

姉「ふふっ。 お詫びだからおっきいの買っちゃった!」

弟「わーーい! お姉ちゃん大好きっ!!」ぎゅっ

姉「はぅ///」ドキッ

弟「……どうしたのお姉ちゃん?」キョトン

姉「う、うん。 ななななんでもないのっ///」ドキドキ

626弟「お姉ちゃんが僕のプリン食べたっ!!」:2011/12/22(木) 21:55:35.44 ID:Ko86EO13

姉「弟ちゃん、召し上がれー」

弟「…………」じぃ〜

姉「? どうしたの?」

弟「食べさせて!」ニコッ

姉「えっ!?」ドキッ

弟「お姉ちゃんが食べさせてぇ〜」ニコニコ

姉「うあ……」ドキドキ

弟「はい!」つスプーン

姉「あ、うん……」ドキドキ

弟「あ〜〜〜〜〜〜ん……」

姉「はわわ……///」プルプル

弟「パクッ……ムグムグ……ゴクン! ……おいちぃ〜」ニパー

姉(か、可愛い!)ドキドキ
627弟「お姉ちゃんが僕のプリン食べたっ!!」:2011/12/22(木) 21:56:24.74 ID:Ko86EO13

弟「ねえねえ、お姉ちゃ〜〜ん」

姉「なぁに?」つプリン

弟「近くに行ってもいい?」

姉「えっ!?」ドキッ

弟「だって……そこからじゃ食べさせ辛いでしょ?」

姉「う、うん……」ドキドキ

弟「じゃ、行くね」トコトコ

姉(ワッフルワッフル!)ドキドキ
628弟「お姉ちゃんが僕のプリン食べたっ!!」:2011/12/22(木) 21:57:16.04 ID:Ko86EO13

弟「お邪魔しま〜す」チョコン

姉「えっ? わわわ私の膝の上っ!!?」ドキッ

弟「へへへ〜! お姉ちゃん宜しく!」ニコォ〜

姉「はぅ///」ドキッ

弟「あ〜〜〜〜〜〜ん……」

姉「あ〜〜〜ん」つスプーン

弟「はむはむ……ゴクン……おいちぃ〜」

姉「///(やーーんっ! とっても可愛いのっ!!)」ドキドキ
629弟「お姉ちゃんが僕のプリン食べたっ!!」:2011/12/22(木) 21:57:52.83 ID:Ko86EO13

弟「ねえねえ、お姉ちゃ〜〜ん」

姉「うん?」つスプーン

弟「僕ばっかり食べちゃうの悪いし、お姉ちゃんも食べようよぉ〜」ニコッ

姉「!!」

弟「はい、あ〜〜〜〜〜ん……」つスプーン

姉「え、え、ええぇぇーーーーっ!!?」ドキドキ

弟「お姉ちゃん!あ〜〜〜〜〜〜ん……」プルプル

姉「あ、あ〜〜〜〜〜〜〜ん……」ドキドキ

姉「パクッ……むぐむぐ……」

弟「お姉ちゃん、プリン美味しい?」ニコッ

姉「ゴクン……し、しあわせぇ〜///」ぽぉ〜

こうして姉弟は仲良くプリンを食べたとさ。

おわり
630創る名無しに見る名無し:2011/12/22(木) 21:58:47.33 ID:Ko86EO13

こんな弟が欲しかった……

秘かに姉スレ支援っつ〜事で!

お邪魔しました〜
631創る名無しに見る名無し:2011/12/23(金) 01:22:15.93 ID:Q01XTLuW
>>630
乙!
632創る名無しに見る名無し:2011/12/25(日) 18:08:41.82 ID:G72revIQ
姉「クリスマス!」
633創る名無しに見る名無し:2012/01/05(木) 02:16:42.69 ID:4zZEDTif
姉「あけおめ・・・」

過疎ってるな
634創る名無しに見る名無し:2012/01/09(月) 11:46:22.76 ID:3LWdnGY/
なんていうかさ、母性溢れる姉キャラの「あらあらうふふ。」ってさ、なんかこうギューンってくるもんがあるよね!!
なんかこう、包まれたいみたいな、ね??わかる??わかってくれるかな!?
スンゴイ優しい笑顔でさ!
あらあらうふふ。

うおあいいえいううおああああ!!!!
635創る名無しに見る名無し:2012/01/15(日) 17:41:23.19 ID:PzMr70A8
test
636むじな ◆Umw27Fm542 :2012/01/15(日) 17:48:28.80 ID:PzMr70A8
更に
637むじな ◆Umw27Fm542 :2012/01/15(日) 17:51:45.18 ID:PzMr70A8

姉「…そろり。」

弟「そーっと。」
638むじな ◆Umw27Fm542 :2012/01/15(日) 17:57:25.34 ID:PzMr70A8

姉「…あんだってこんなに書き込みが上手く行かないのよコイツときたらー!!?」

弟「勘弁してくれ。フォルダから貼り付ける事すらできないってのか?」

姉「こっちはわざわざ隣りの県まできて新しいネットカフェ登録して書いてんだんだからねー!?」

弟「しかもコレはスレ下一発書きとゆー。」
639むじな ◆Umw27Fm542 :2012/01/15(日) 18:16:37.76 ID:PzMr70A8

姉「そんな訳で。皆様非っ常〜にお久しぶりです。」

弟「覚えておいででしょうか、俺達です。」

姉「これだけ遅くなってしまったのには訳がありまして。」

弟「無かったらぶっ飛ばしモンだけグはぁッ!?」フットブ

姉「…とまあ、ふっ飛ばしましたんで一旦ご勘弁を。」

弟「意識まで飛びそうになったぞこの」

姉「彼岸まで飛んでみる?」


姉「えー、あんでだか分からないんですが、昨年12月6日から書き込み規制がされてまして。」

弟「2ちゃんの何処にも書けないんだよな。」

姉「他の若葉とか微笑みには書き込めるんだけど。」

弟「ダチ曰く何かとんでもない事をやらかした奴がいて、それに巻き込まれて大規模規制されてるんじゃないか、って言ってましたが。」
640むじな ◆Umw27Fm542 :2012/01/15(日) 18:20:44.67 ID:PzMr70A8

姉「そんな訳で、ずーっと書き込みができない状況が続いている(現在進行形)訳です。」

弟「規制が解けるか、もしくはここで書き込みができたんでその内纏まって貼り付ける事ができると思います。」

姉「色々と40キロ位は貯まってるんで、またその内お目汚しをする事になるとは思いますが。」

弟「その時は皆様見て見ない振りをしてやって下さいませ。」

姉「あによそれ!? せめて生暖かい目で見守ってやって下さいとか言えば」

弟「大して変わらねーYo!?」



…もう丸々一ヶ月過ぎてるんですが未だに書き込めません orz

そんな訳でまた。

他所様のキーボードは打ち辛い…。 orz
641むじな ◆eDLrDSIYJc :2012/02/10(金) 23:15:27.92 ID:0WRxNsbd
テスト
642むじな ◆eDLrDSIYJc :2012/02/10(金) 23:16:23.64 ID:0WRxNsbd
更に
643むじな ◆VNSRc.w6Ys :2012/02/10(金) 23:17:24.00 ID:0WRxNsbd
更に
644むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/10(金) 23:19:34.62 ID:0WRxNsbd
あれ…?
645むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/10(金) 23:21:16.34 ID:0WRxNsbd

弟「…やーっとできたよ!」

姉「あんだってゆーのよもー!?」


…とゆー訳で。
646むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/10(金) 23:23:05.35 ID:0WRxNsbd

姉「ほりほり。」

弟「へ?」

姉「こないだの続き。あんかネタがあったんでしょ?」

弟「あー、そっか。」

姉「と、ゆー訳で>>578の続きって事で。」

弟「…誰に何を言ってるんだ?」

姉「さぁ?」
647むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/10(金) 23:24:20.28 ID:0WRxNsbd

弟「もー誰も覚えてはいないとは思うが本屋に行ってきたんだ。」

姉「…好きねー。」

弟「こればっかりはしょうがない。」

姉「私の事を放っておいて夜中に出掛ける位だもんねー!?」

弟「だは!? ちょ待て痛い痛い足踏むな!」

姉「あったくもー折角私が夜中に弟の部屋に忍び込んだってーのに誰も居なかったんだから思わず絶叫する所だったわよ!!」

弟「そんな事してたんかい!? ってこの前本屋に行ってきた時って帰ってきたの10時過ぎ位だったぞ!? その時点で忍び込んだって何考えてんだ姉!?」

姉「ナニってゆーか弟のアレ?」

弟「よし優しく言わないぞ? 黙れヴァカ姉。」

姉「あによー!? 自分で言えって言ったんぢゃない!?」

弟「五月蠅い黙れ。そんな人格が疑われるような事を言うんじゃない。」

姉「言われ慣れてる人は気にしちゃうのね? ってやっぱしぶったー!」

弟「言われ無き誹謗中傷には断固たる態度を以て相対するので心しておく様に。」
648むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/10(金) 23:24:50.92 ID:0WRxNsbd

弟「それにしても、ちょっとは恥ずかしいって感覚は無いのか?」

姉「無いよ?」

弟「断言しおったこのおバカ!?」

姉「あに言ってるのよ。私がここまで自分をオープンにするのは世界中で『  』の前でだけなんですからね? …『あなた』?」

弟「…!!」ギュー!

姉「ぅにゃ!?」ムギュー!

弟「……俺は今、世界の真実を垣間見た。」

姉(あー、この流れじゃ碌でも無い話になるのは目に見えてるんだけどなぁ…。)

姉「…どんなだった?」

弟「嗚呼、『馬鹿な子ほど可愛い!!』って奴ぁいったーす!?」

姉「予想通りだった事に納得した後愕然としたわよこ・い・つ・と・き・た・らーー!?」

弟「ちょ待った俺ヘンな事言ってない壊れる俺が壊れる!!」

姉「無自覚な事こそが罪! 罪ってゆーか詰み!!」

弟「訳分からんって止めて停めてェ!!」
649むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/10(金) 23:25:14.53 ID:0WRxNsbd

弟「…あー、ひでぇ目に遭った。」

姉「そう。よかったわね。」

弟「ちょっと待て加害者をして何だその言い草は!?」

姉「好きでやっている訳じゃないもの。」

弟「だからそのどっかで聞いた事があるような淡々とした物言いで無茶を言うのをやめい!」

姉「私が」

弟「死んだら俺も死ぬからな? 冗談でもそんな事は言うな。」

姉「!! …ごめん。」

弟「分かれば宜しい。これに懲りて大人しくするように。」

姉「それとこれとは話が別腹ー!!」

弟「だからそこで殴るな照れか!? 照れ隠しなのか!?」

姉「ッそーよ照れよ照れ隠しYo!? だからもっと照れ隠させなさい!!」

弟「日本語としても行動常識的にも合ってねーって!」
650むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/10(金) 23:25:34.77 ID:0WRxNsbd

姉「んで?」

弟「…まあいい。んでだ。最近読んでるラノベがある訳だ。」

姉「あー、確かに。あのあんだかブ厚い奴ね?」

弟「んだ。今読んでるのはその出版社の記録をブチ抜くような厚さの本でな。」

姉「へー。どん位?」

弟「あと2ページで1100ページオーバー。」

姉「……へ?」

弟「ちなみに今手元にある某国語辞典が1300ページ弱。まあ、紙の質が違うから直接比較は出来んが。」

姉「…は!? あ、あにこの厚さ!? 辞書の1.5倍位あるわよ!?」

弟「もーちょっとした枕だよなこれは。」

姉「え、ちょ? …これ二冊重ねたら立方体になりかねないわよ?」

弟「応。平積みにしてあったりするとまず一発じゃ持てないな。」
651むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/11(土) 00:02:28.08 ID:mtBk5yfX

姉「…絶対おかしいってこれ。今、弟が言ったけど、これ本屋で平積みにしてあるの取ろうとしたら絶対『…お? おお!?』ってなるって!」

弟「うむ。まるで見てきたかのように語ってくれてありがとう。まさに俺だそれ。」

姉「これって500gとかなくない? 手に持っても読むのかなり辛いんだけど。」

弟「だな。図鑑とかはさて置いて、文庫とかでこんだけ重い本なんて…混みけカタログ位か?」

姉「ちょ、これってアレと同じ位厚いんぢゃない?」

弟「あー、アレか。そうだな、あの作家の一番厚い奴に匹敵するな。」

姉「にゃあ。アレと同じ位厚い小説が出るなんて…。」

弟「んで、何がスゲエってこの作者書くのが異常に早いんだ。」

姉「ふへ?」

弟「まーこの話、概算で7400ページ程なんだが。」

姉「もうその時点で想像つかない。」

弟「そんな貴女にはほれこの通り。」

姉「ちょ、あにその不安定な積み方歪む崩れる倒れるー!」
652むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/11(土) 00:03:07.72 ID:mtBk5yfX

姉「今の見る者に不安を感じさせる積み上げ方は一体あんだったの? 重力異常に挑戦? フラッ(ピー!)?」

弟「全く以て伏せ字になってねーぞ!? つーかよく知ってんな姉。」

姉「え!? え、えーと…、そ、そうそう! 最近は古いゲームも色々な方法で出来るようになったものね!? ね!? ………そうだって言いなさいよぉぉぉぉ!!?」

弟「ちょ、いきなしサイクアップして叫びだすな! 分かった! 分かったから!!」

姉「…あ、あったくもー! あんでそー無意味にお姉ちゃんを弄ぶのよー!?」

弟「いや今俺一寸たりとも何もしてないぞ!?」

姉「お姉ちゃんそこで白を切る様になんか弟を育てた憶えはありませんよ!?」

弟「育てられた憶えも無いYo!?」

姉「こ、恩知らずにも程があるとはこの事ね!? お母さんがいない時誰があなたにおっぱい吸わせてたと思ってんのYo!?」

弟「マジで!!?」

姉「あっさりさっくり信じるんぢゃ無いわよコイツときたらー!!?」

弟「一体俺にどうしろと!?」

姉「言わなきゃ分かんなムー!」

弟「…ぷは。…これでいい?」
653むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/11(土) 00:03:34.83 ID:mtBk5yfX

姉「……。」

弟「あ、姉?」

姉「…惜しい!」

弟「は!?」

姉「もっと強く! もっとアグレッシヴに! 更に言えばもっと具体的かつ直接的に何処までも深く激しく私を引きずり込み息が詰まるほどの遥かな高みまで押し上げてそのまま二人は神の領域に達するいったー!?」

弟 タメイキ「こーゆー所だけはいっつも思うんだよなぁ…。」

姉「で、デコピンしといてその言い草は!? てゆーか愛する姉に対してあにを思うってーのよ!?」

弟「こうはなりたくないな、って。ちなみに週に一回位の頻度で。」

姉「しゅ、週間お姉ちゃんラブラブ通信!?」

弟「何をどう聞いたらそーゆー解釈になるんだYo!?」

姉「私には清濁を併せ呑むフィルターが付いておりますので!」

弟「ああ、ブラックホールみたいなモンがふッ!?」

姉「黙って聞いてりゃ好き勝手言いおってこんちくしょー!!?」

弟「千切れる無くなる俺の耳にもっと愛を!?」
654むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/11(土) 00:03:55.28 ID:mtBk5yfX

弟「…こーやって積み上げるとはっきり分かるよな。」ゼンブヲツミアゲテ

姉「倒れそうね。ってゆーか14冊積んだら倒れそうってっ表現使うっておかしくない?」

弟「まったく。4年待たした挙句上下巻合わせて400とかふざイテェ!?」

姉「余計な事は言うんぢゃありません。」

弟「…失礼致しました。…まあ、何がとんでもないって、この山が全部出切るまでに2年半しか経ってないんだよな。」

姉「…え?」

弟「この厚さで2ヶ月連続とか4ヶ月で3冊とか。4ヶ月置いて上下巻で1100ページの後翌月に一冊1100ページとか。」

姉「…は!? ぢゃあ正味5ヶ月で2200ページって事!?」

弟「だな。恐ろしい作者もいたもんだよ。」

姉「…今までの小説の常識が覆されたわ。」

弟「全く。」

姉「一冊でたら一年後、とか当たり前だったものね。」

弟「そんな感じだったよな。」

姉「有名所になると『順調に遅れております。』だの『予定通り遅れております。』だの果ては4年に一冊しか出さないから『オリンピック作家』とか」

弟「危険だから止めてあげて! 作家のライフはもうゼロよ!?」
655むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/11(土) 00:04:23.38 ID:mtBk5yfX

弟「まあ、その話も無事完結してたし、それも読み終わった訳だ。」

姉「その最終巻を買いに行ってた訳ね? この間の夜は。」

弟「えらい紆余曲折をしたが、まあそーゆー事だ。」

姉「ぢゃあ、もう私の事を放置プレイとかしない訳ね!?」

弟「ちょ!? 俺がいつ」

姉「『そんな事をした!?』とか言おうとした弟には洩れなく天罰が下りますので!!」

弟「い、いや、まだ言ってない、大好きなお姉ちゃんが機先を制してくれたお陰で俺は何も言ってない!」

姉「…あったく、随分と口が上手くなったぢゃない?」

弟(姉の為ならえんやこら。)「こちとら命が掛かってますんで。」

姉「あぁんですってぇ!?」

弟「だは!? モノローグと科白が入れ替わってた痛ぇゴメン許して姉様!!」
656むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/11(土) 00:05:15.93 ID:mtBk5yfX

姉「…あったく。私がどれだけ本に嫉妬するあんて事をしつつ眠れぬ夜を過ごしたと思ってるのよ…?」

弟「ど、どっちにしろ俺は寝られなかったってオチが付くのはって何でもありません姫姉様!!」

姉「枯れるまで絞り尽くされるのと延々とお預けされるのどっちがいい…?」フフッ?

弟(ひ、久々に見たぜその瞳の笑ってない微笑み!!)

弟「『   』の望むが儘に。」キリッ

姉(…ず、ズルイ。ここでそんなとっておきの顔するとか。そぎゃんこつされたら我慢とかする訳無いでしょーがコイツときたらーーー!!?」ダイブ!

弟「洩れてる移ってる動いてるけども急場を凌げたからオッケー!?」

姉「だからそーゆー事は口に出すんじゃないわよこんちくしょー! ってゆーか出すんなら私が全部飲むんから無駄打ちとか許さないんだから」

弟「攻防逆転ってゆーかそっちこそそんな事を言うんじゃないッッ!!」ガバリ!

姉「にゃ!? にゃーーんーー!!♪」
657むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/11(土) 00:05:58.07 ID:mtBk5yfX

弟「しかし、これだけ厚いと何度も読まんと把握しきれないな…。」

姉「ちょっと、その本と私、どっちが大事なの!?」

弟「いきなり何を言い出した姉!?」

姉「選びなさいよ、本を読むのか私に腕枕して寝るか!」

弟「姉に腕枕しつつ読む!」

姉「上手い事言ったつもりかコンチクショー!?」

弟「一体俺にどうしろと!?」

姉「壊れる位に抱き締めて!!」

弟「Yes,My SweetHeart.」ギュッ

姉「にゃーん…!!」



…特定とかしないで下さいね? orz

でもホントにラノベに対する考え方がおかしくなりました。

このレベルでこの速さでこの厚さで出された日には…。
658むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/11(土) 00:06:58.14 ID:mtBk5yfX

姉「んで、もうこの作者次のシリーズ何冊も出してるらしいけど?」

弟「あー、知ってはいるんだが、今改めて本屋に行く時間が無いんで暫くスルー。」

姉「んでもって、また更に自己記録更新した本出したらしいわね。」

弟「もう病気だろこの作者。あんまし厚くなると持ち辛いとかゆーレベルじゃなくて読んでるだけで自重で本が割れるんだよなぁ。」

姉「読んでる最中ひっくり返して置いといたりしたら本気で真っ二つになるものねこれだけ厚いと。」

弟「やめてくれそんなトラウマになるような事言うの。」

姉「シリーズ終わってホッとした担当さんに800ぺージ近い次シリーズの設定資料持ってって泣かしたとか言ってたモンねー。」

弟「いやはや。世の中上には上が居るって事だよな。」
659むじな ◆Umw27Fm542 :2012/02/11(土) 00:07:52.85 ID:mtBk5yfX

姉「新シリーズはカバーイラストが凄い事になってるわよね。」

弟「…上には上が居るもんだて。」

姉「フン、誤魔化しちゃってまぁ?」

弟「あに言ってる? 俺の理想のおっぱいは今まさに俺の目の前にいるとゆーかあるとゆーか。」

姉「その言葉宣戦布告と判断する!」

弟「当方に迎撃の用意あり! 四股立ちにて仕る!!」

姉「その言葉…憶えたぁ!!」

弟「ちょ、ゴメン待ってやっぱし風呂に入ってかだはぁ!?」

姉「あにを言っているのか分からない、とか思うかも知れないけど理解は後から付いてくるから大丈夫ー!!」

弟「本当に何を言ってるのか分からねーYo!?」

…もうさるは嫌でありんすー!!orz
660創る名無しに見る名無し:2012/02/14(火) 01:11:02.77 ID:f2D88enS
久しぶりに見たけど間が空きすぎてよく分からない
661創る名無しに見る名無し:2012/02/14(火) 18:06:30.36 ID:RPkBs2uY
過疎ってんな・・・


だれか・・・・姉分を・・・・・
662創る名無しに見る名無し:2012/03/06(火) 23:31:21.73 ID:IheGI6HI
test
663創る名無しに見る名無し:2012/03/07(水) 21:27:22.38 ID:HfWix8G2
更に
664むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 21:38:24.18 ID:HfWix8G2
これでOK?
665むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 21:40:49.07 ID:HfWix8G2

弟「…?」

姉「?」

弟「…!!?」

姉「?」

弟「…規制解除!? マジで!?」

姉「え!? ホントに!?」


…12月6日から3ヶ月!! とうとう書き込み規制が解除されましたーッッ!!

こ、これでネットカフェまで行かなくても貼れる…!
666むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 21:42:40.14 ID:HfWix8G2

弟「で、一発目なんだが、こりゃまた随分と古い話だな?」

姉「えーと…ハロゥイン? って事は去年の10月の終わり!?」

弟「…こんなん貼ってもいいんかねぇ? この前も『古すぎて分からん。』って御叱りを頂いたし。」

姉「んー…、でも申し訳無いけど折角書いたんだし。ってゆーか貼らないと時系列的にこっちも分かんなくなっちゃうんで貼らせて頂きます。」

弟「まあ、枯れ木も山の賑わいって事でご勘弁を。」
667むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 21:43:59.28 ID:HfWix8G2

姉「しかし、最近は季節の行事ってめっきりやらなくなったわよねー。」

弟「まあ、今年は致し方あるまい。『節電!』って言われたら逆らい様が無いからな。」

姉「まーそーだけどさー。」

弟「今年はハロウィンの仮装もクリスマスのライトアップも無いよな。」

姉「仕方無いわよ。…住区センターの図書館勤務の知り合いが言ってたんだけどさ。」

弟「ふむ?」

姉「毎年児童館はライトアップとかクリスマスのイルミネーションとかやってたんだって。」

弟「あー、やってるなぁ。」

姉「んで、会議で『今年もそろそろ?』って話になったんだけど、お局様の『節電で照明暗くしてるのに電飾など如何な物でしょう?』って一言で潰されたんだってさ。」

弟「…あちゃあ。」

姉「まー確かに正論では在るのよね? 中暗くしてるのに外明るくするってのも。夜だけつければ、って話もあったけど『夜は開館していないから無意味。』って。」

弟「うーむ、筋は通ってるな。」

姉「まー設置も撤去も大仕事だとは言ってたし、仕事量が減るのは確かだ、って言ってたんだけどねその子も。」

弟「…まあいいじゃないの。いつぞやみたいにハロゥインの仮装行列に引っ張り出されるよりは。」

姉「…思い出させないで。」
668むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 21:45:36.24 ID:HfWix8G2

弟「あん時ゃ苦労したよなー。一体どう云う流れで俺達が仮装しなくちゃならなくなったんだっけ?」

姉「思い出したくない。」

弟「まあ、姉には悪いが俺にとってはラッキーイベント以外の何物でもなかったけどな。」

姉「うっさい。」

弟「何しろ生まれて初めてだったからな、生で姉のコスプレなんて見たの。」

姉「うっさいって言ってるでしょー!? それに私はコスプレしたのとかあの時が生まれて初めてよ!」

弟「卿は嘘をついている! キルヒ…じゃない、姉ってば高校の文化祭ん時にバニーやってただろ!?」

姉「にゃ!? にゃぜそれを!?」

弟「だってウチの高校に語り継がれる伝説の一枚だぜ? …ほらこれ、『見返りバニーさまっっ!!』。」

姉「ぅにゃーーー!!!? ちょ、あんで!? いつの間にってゆーか誰が写真とってたの!? 更に云えば何故弟がそれを持っている!?」

弟「ちょ、ま、止め、これは絶対に渡さぬぞー!!」

姉「あーこの、よ、ちょ、えい! …あーもーお姉ちゃんの言う事が聞けないの!?」

弟「こればっかりは幾ら愛する大好きなお姉ちゃんの言う事とは云え聞けぬ渡せぬ従えぬ!!」

姉「あーうーもー寄越しなさいこんちくしょーー!!?」
669むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 21:47:07.25 ID:HfWix8G2

姉「…!! …ッ。 ……!」イキモタエダエ

弟「よ、よし、死守したぞ我が青春のアルカディア、俺の魂の一枚…!!」ボロボロニナリナガラ

姉「…ちょ、あとで、お、ぼえとき、なさい…!?」イキギレシテイル

弟「応、こればっかりは譲れんから、如何なる責め苦も甘んじて受けよう!」

姉「…そんなに、大切…?」

弟「指一本位なら差し出す所存。」

姉「…そこまで…?」

弟「と云うか手放す訳にはいかん。」

姉「あんで…?」

弟「俺の知らない姉。俺の知らない所でこんな風に微笑んでいるお前。いつでも魅力的だけどこんな装備で(周りの野郎連中的に)大丈夫か? と思った『   』。」

姉「…(い、今、『お前』って言われた!? ちょ、でもあんでそれだけでこんな嬉しくなってんのよ私ー!?)。」

弟(何か急に顔真っ赤になったな。何か言ったか俺?)「こいつで初めて感じたんだ。『こんな風に照れつつも笑っている姉を俺以外の誰にも見せたくない。』って。」

姉「え、それって」

弟「ああ、この写真ではっきりしたんだ。俺は姉を独り占めしたいんだ、って。」
670むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 21:48:24.11 ID:HfWix8G2

姉「あの、って事は?」

弟「この場面に立ち会ってた奴等に物凄い嫉妬したよ。できるならその場に居た奴等の目玉全員分もぎ取ってやりたいと思った位。」

姉「…弟ってその頃から武断派だったっけ?」

弟「正確にはこの事件で先鋭化したんだな、きっと。」

姉「そっか、そんな風に思ってくれてたんだ…。」

弟「ガキの頃から姉は好きだったけど、これではっきりしたんだ。それと同時に迷いも無くなった。」

姉「どゆこと?」

弟「姉が大好きだと分かった。だから『姉に相応しい男になろう!』とか方向性を間違えた決意とかした訳だ。」

姉「確かに、あってるけど間違ってるけどやっぱしあってるわね。」

弟「古人曰く『憧れこそ最高の原動力』と云うからな。…って何を冷静に…!!」

姉「…にへへ。」

弟「あー、暴れたら喉渇いたな。何か飲み物でも持ってくる。」

姉「照れちゃってまー。やっぱしかわいいにゃー(はぁと)。」
671むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 21:49:30.66 ID:HfWix8G2

姉「んで!?」

弟「だは!? 何ぞ!?」

姉「その写真を何処から手に入れたのか根掘り葉掘り詳しく!!」

弟「部の先輩から。」

姉「は!?」

弟「他にもダチの生徒会役員からも回して貰った。相当有名な写真みたいだな。何種類もが複数のルートで出回ってたぞ?」

姉「…にゃんと。」

弟「他の人の写真も何枚かは見た事あるが、これだけ多く出回ってたのは姉だけだな。その中でも一番人気故の『伝説の一枚』の称号な訳だが。」

姉「え!? って事は、弟以外の人も持ってる人がいるって事!?」

弟「だな。ぶっちゃけ俺にくれた人と奴とその他合わせて20人位持ってたぞ?」

姉「……うにゃーーー!! もー高校に顔出せないーー!!」

弟「そんな事言ったって、姉って結構高校に顔出してなかったか?」

姉「そーよ! あーもーだから後輩に呼ばれて高校行くと色んな視線を浴びてたのね!?」

弟「まあ、当時としちゃ姉位の美少女なら街頭でスカウトされてもおかしくないが。」

姉(そこでサラリと訳の分かんない、び、美少女とか言うんぢゃないわよコイツときたらーー!!?」

弟「ゴフっ!? も、モノローグからの直接打撃は反則です姉上!」
672むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 21:50:36.27 ID:HfWix8G2

姉「そ、そっちがそうならこっちにも考えがあるんだからね!?」

弟「な!?」

姉「こっちだって弟の仮装の事微に入り細を穿って思い出しちゃうんだから!」

弟「あー、別に構わんが。」

姉「あんですと!?」

弟「だって。男の仮装なんぞ見たって面白いモンでも無かろう。アレはアレで勉強と云うか参考にはなったし。」

姉「だ、この、私があれだけこっ恥ずかしい思いをしたってゆーのに!?」

弟(とか何とか言って結構ノリノリ)

姉「とか思ってたらぶつんだからねコンチクショー!!」

弟「ふ、ふ、あ足踏んづけといて言う科白ぢゃねーだろこのバカちんが!」

姉「むしろ御褒美でしょーが!?」

弟「お前はナニを言ってるんだ!?」
673むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 23:03:54.74 ID:HfWix8G2

姉(あったくもー…。そんな何年も前の写真あんかぢゃ無くて今目の前に居るこ・の・私!! の写真でも持ってればいーのにコイツときたらー!!?」

弟「いきなり精神世界でサイクアップして襲い掛かってくるなぁ!」

姉「あんだってのよ!? 少し位お姉ちゃんのちょっとした我が侭に付き合おうとか思ったりしなさいよこんちくしょー!」

弟「それなんて無理ゲ!? クリアどころかコイン入れた瞬間飲まれる光景しか思い浮かばねーYO!?」

姉「そんなワケ分かんない事言ってないで早く私の言う事聞きなさい!!」

弟「ナニが! どれに対して言う事聞けっつーんだ!?」

姉「決まってんでしょお!? 私のコス…ぷ…。」

弟「?」

姉「黙って殴られなさいこのあん・ポン・たんんん!!」

弟「結局どうやっても殴られる!?」
674むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 23:04:46.30 ID:HfWix8G2

弟「…じゃあ、俺が今、姉にコスプレのリクエストし」

姉「全身全霊を以て応えるけど?」

弟「最後まで言う事すら出来ず!?」

姉「そんなん質問する弟の方が悪いdeath。反省なさい?」

弟「いや待てちょっと落ち着け姉。俺まだどんなコスチュームをリクエストするか言ってないぞ?」

姉「それでも。『あなた』が私に望んでくれるならどんな事でも成し遂げてみせるもの。」

弟(な、何だこの慈愛の女神の如き微笑みは!? ここまで姉が)

姉「それにドゥーせ弟が言い出しそうなコスプレはバニー以外だったら巫女さんかメイドさん…あとは、季節ネタでサンタさん位なもんでしょ?」

弟「ギャアアアアム!!!?」

姉「あ、悶絶した。」

弟「…!! ……ッッ!! …ちょ、ちょっと待てぇ!?」

姉「あ、復活した。」

弟「あ、姉、ちょっと其処に座りなさい!?」

姉「もう座ってます。」

弟「ちょ、そこでタブチくんネタ!?」
675むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 23:05:47.22 ID:HfWix8G2

姉「へ?」

弟「そのキョトンとした顔も愛らしい! じゃなくて何スルーしてるんだYo!?」

姉「…え? あにが?」

弟「え!? タブチくんネタ知らない!?」

姉「あんかのネタだったの?」

弟「あ、姉がその顔をする時は嘘を付いてない。…マジで知らんのか。」

姉「あんの話?」

弟「いやいい。スルーしてくれ。…そんな事より!」

姉「にゃわ!?」

弟「さっきの姉の発言についてだ!」

姉「あんか言ったっけ?」

弟「コスプレの話! ってゆーか何故普通にコスプレって言葉が通じてるんだ?」

姉「まあ今のご時世そん位普通でしょ?」

弟「そう…かなー?」

姉「まあ私達の場合は筋金入りだし。」

弟「それを言っちゃあおしめえよ、って寅さんも言ってるじゃねぇか。」
676むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 23:07:56.04 ID:HfWix8G2

弟「んで、さっき俺的に姉にして欲しいツートッププラスワンをズバリ言い当てられた訳だが。」

姉「だって。弟が私にさせたがる様な格好でしょ? んで私の体形と髪型だったら…そんな感じしかないでしょ。」

弟「確かに。そんでもって世界で一番俺の好みを理解してる姉が相手だもんな。そう考えるとバレバレか。」

姉「てゆーか男性がさせたいコスプレってそんなもんぢゃない? イメージ的に。」

弟「ぬう。男ってのは愚かな生き物なんだな…。」

姉「あったく。そんな事言ってると私があなたにさせたいコスとか微に入り細を穿って」

弟「ごめんなさい前それやられて2時間掛かったから勘弁して!!」
677むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 23:09:32.00 ID:HfWix8G2

弟(ホントはもう二つして欲しいコスが)

姉(したいコスがあるんだけど、今の私の)

弟(姉の髪の毛だと残念ながら」

姉「ちょっと長すぎるのよね。」

弟「流石にその為に切るってのもなぁ。」

姉「もう何年もロングだし。」

弟「まあ姉に似合わない髪形なんて無いんだけどな元が『美の女神が創り賜いし銀河の至宝ッッ!!』だしな。」

姉「其処まで声にだすんぢゃないわよコイツときたらー!?」

弟「あいたーす!?」
678むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/07(水) 23:21:26.96 ID:HfWix8G2
…やっぱり自分ちで貼れるのは楽ですね

でもあっという間にさるさんが…orz

679むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/13(火) 21:00:06.40 ID:0od9MdRR

姉「んでさ。」

弟「ん?」

姉「とある某所の掲示板で見た話あんだけどさ。」

弟「ほう?」

姉「前に私が書いた話があったでしょう?」

弟「ああ、『千の冬』の話?>>608

姉「そそ。そのヒロインの話が出てたんで覗いてみたの。」

弟「どんなだった?」

姉「普通だと、あの話だと他のってゆーか金髪でちょろくない方のヒロインが人気らしいのよ。…ってあくまで私が見た感想ですからね? いきなし怒ったりしないで下さいね?」

弟「…誰に何を言ってるんだ?」

姉「気にしないで。」
680むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/13(火) 21:01:20.88 ID:0od9MdRR

姉「…コホン。んで、それに対抗して、って感じで話が進んでたんだけど、さっきの『千の冬』のひとは話があんまし出てこなかったのよ。そのひとの話をする所だったのに。」

弟「その人の話をする所で本人の話が出てこない? …何だそりゃ?」

姉「他の所だとそうでもないんだけど。そこだとあんだかマッタリムードで話が進んでて。」

弟「んー? そんな話をする程ファンの人が居ない、って事か?」

姉「そうでもないの。結構会話も伸びてたし。」


姉「んで、読み進んでいったらもう。私達みたいな話しか出てこないのよ。」

弟「俺達みたいな?」

姉「そう。『姉が一方的に弟を好きな訳じゃなくて、弟の方も姉の事が大好きだからタチが悪い。』とか。『弟がヒロイン達と姉をぼんやり比べてみて良し悪し決めてるっぽい。』とか。」

弟「…マジで?」

姉「他にも『姉より綺麗とか優秀とかじゃなくて空気を比べてる。』とか『姉だったらここで笑ってくれるとか叱ってくれるのにあるぇー? みたいな。』とか。」

弟「マジだ。真性姉好きな俺から言わせるとマジでリアルだ。」

姉「うん。結構ガチなひとって居るみたいね。どこの私かと思ったわよ。」

弟「『あれ? 俺いつのまに書き込んだ?』って奴か。もしくは『よう俺。』だな。」
681むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/13(火) 21:02:35.38 ID:0od9MdRR

姉「他にも『姉というステータスだけで幼馴染もクラスメイトも金髪も銀髪もロリも全て凌駕するのだ。』とか嬉しい事を言ってくれてるひともいたし。」

弟「まさに『よう俺。』だ。そいつとは好い酒が飲めそうだ。下戸だけど!」

姉「話の腰を折るんぢゃないわよコイツときたら。他にも『クリスマスに愛を確かめ合う姉と弟。』とか。一体何処の私達の事かと思ったのは秘密。」

弟「口に出してる話してる。」

姉「うっさい。他にも『この姉弟は一線を越える必要もない位結ばれ過ぎている。』とか。」

弟「俺達でも其処まで確信は持てなかった…か?」

姉「…うん、正直。お互いの想いが分かるまでは、ね。『そんな事がバレて弟に嫌われたら死んぢゃうしかない!』とか思っていた時期がボクにもありました。」

弟「よう俺。つーかそれって俺が言う科白じゃね?」

姉「だからうっさい。…話が進むうちに『どっかじゃ党とか派閥とかいろいろ争ってるけど弟は姉しか見てないのに姉の派閥が少数派過ぎるのが気になったんだが。』ってまさに痒い所に手が届く発言をしてくれたひとが居たのよ。」

弟「うん、俺も思ってた。」

姉「そしたら打てば響く様に『成立しちゃってるからこその少数派故。』と『他ヒロインを推したい側は無視しないと話にならない位のイチャつき具合。姉好きとしては「他になびいても最後に帰ってくるのは姉の所だ。」と思うんでわざわざ主張する必要が無い。』との意見。」

弟「原作読んでみたくなったな。そこまで深い姉弟愛なのかその二人。」
682むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/13(火) 21:03:53.40 ID:0od9MdRR

姉「そう言うと思って、こんな事もあろうかと…じゃーん。取り合えずアニメになった所までの三冊は買っといたの。」

弟「おお、素晴らしい。こーゆー時の先読みした姉の気遣いってのは本当に凄いよな。」

姉「まーねー?」トクイゲ

弟「やっぱし姉…お姉ちゃんは凄いよ。俺なんかでつり合いガ!?」

姉「…ヴァカねえ弟。私は昔も今も貴方とつり合っていたいんだから。そんな事考えなくていいの。」

弟「い、いきなし足を踏んで来なければそのまま抱き締めてキスしかねない流れだったのに…!」

姉「あら、別に今からでも普通にハグしてちゅーしていいのよ?」

弟「ちょ、おま?」

姉「…だめ?」

弟「その言葉宣戦布告と以下略!!」

姉「にゃーん…!!」
683むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/13(火) 21:04:56.23 ID:0od9MdRR

弟「…ぬう。俺も読んでみたけど凄いなこりゃ。」

姉「ねぇ。ここまで相手されてないと可哀想になっちゃうわよね、この子達。」

弟「目の前で脱いだにも関わらず姉の水着妄想の方が上な扱いとか。立場無いな。」

姉「でもこの子達もへこたれないんだから健気と云うかしつこいと云うか。」

弟「でもそれだけこの弟が…えー、気になるんだろ?」

姉「あんか言葉が濁りましたが?」

弟「でえい、『弟が好きなんだろ?』とか弟の立場からして言えるかい!」

姉「まーね。しかしこの弟鈍感過ぎ。」

弟「まあそれは構わんのだ。弟ってのは姉の事が総てだからして。」

姉「…ちょっと極端過ぎない?」

弟「姉の存在が大きいってのはあるぞ? 良くも悪くも。」

姉「それなら納得。」

弟「…そうか、だから他ヒロインの所で姉の話題はタブーなのか。こりゃ相手にならんわ。」

姉「まーリアルにいたら速攻吊るし上げられると思うけどねこんな鈍感朴念仁唐変木ー!」

弟「ちょ、何でいきなり対岸の火事がこっちに飛び火する勢い!?」
684むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/13(火) 21:06:14.80 ID:0od9MdRR

弟「…んで、これ続きは?」

姉「あー、それは、ねぇ?」ニガワライ

弟「ん? その反応は一体?」

姉「えーとね、あんまし大きな声では言えないんだけど。」ゴニョゴニョボソボソ

弟「………マジで? 何だそりゃ?」

姉「本当か嘘か分からないし、そんな事だから書かないけど。」

弟「ぬう。そんな裏事情知らないで続きを待ってる人もいるんだろうな。」

姉「それが残念よねぇ。」

弟「何より世に憚る事無く『姉弟萌え』とゆージャンルを知らしめた作品がそんな事になるのが口惜しい!」

姉「本当にねぇ…。」

弟「あ、あれ? 今俺としては姉から」

姉「『馬鹿な事言ってんじゃないわよコイツときたらー!』とかやって欲しかった?」

弟「いえ別に欲しくは無いのでその持ち上げた御御足をお下げ下さい姫姉様!!」

姉「お姉ちゃんにお願いする時は?」ジー

弟「…そんな目で俺を、あーもー!!」ガバリ!

姉「にゃーん♪」
685むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/13(火) 21:10:34.36 ID:0od9MdRR

姉「あーやっぱし自宅で貼れるって素敵!」

弟「思い立ったら即貼れるってのは楽だよなぁ。」

姉「…まだみんな戻ってこないけど、やっぱし大規模規制に巻き込まれてるのかしら。」

弟「このスレが廃れたんじゃなければいいんだが。」

姉「まあ、その為にも『枯れ木も山の賑わい』って事で。」

弟「書き溜めてある分をボチボチ貼っていきますか…。」


そんなこんなでノンビリと。
686むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/18(日) 13:49:27.32 ID:Qd8OXcXG

弟「…こりゃまた古い話だなオイ。」

姉「コレを書きあげて貼ろうとしたら規制が掛かってたのよね。」

弟「結局丸三ヶ月貼れなかったし。」

姉「原因は分からずじまいだったしねぇ。」

弟「まあ無事復活して良かった、って事で。」

姉「まーその間も私達のラブラブ愛の営みが途絶えた訳じゃないっていきなしぶったー!?」
687むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/18(日) 13:50:35.81 ID:Qd8OXcXG

姉「弟ーッッ!!?」ダイブ!

弟「だはッ!? ちょ、どうした!?」

姉「今知ったわよ! 今日(12月6日)って『姉の日』だったんだって!!」

弟「マジで!?」

姉「良く分かんないけど!」

弟「分からんのかい!」

姉「でも! だって…!!」

弟「…よし!!」

姉「ぅにゃあ!?」

弟「流石にあと5分(23:55)は切ないんで、また後日『姉の日』をやり直そう!」

姉「…!!」

弟「やり直しの日まで、何か考えといてくれ。」

姉「…いいの?」

弟「応。姉をお祝いできるなんて俺にとっても祝日みたいなモンだし。お互い、どうするのか考えよう。」


なんでこんな時間に知ってしまったのか…!! orz

…しかもあんだか規制に巻き込まれて書き込めない…ッッ!!!(号泣)
688むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/18(日) 13:51:00.37 ID:Qd8OXcXG

姉「どう、って?」

弟「打ち合わせしてどっか行ったりするのか、それとも俺だけで姉をお祝いしたらいいのか。そんな感じで。」

姉「…ま、まあ、いつも言ってる様に、私と貴方がいれば何時でも何処でデート状態ではあるのよね。」

弟「そんな目をして私を見ないで下さい姉上様。」

姉「ぢゃあまあ。その日その時の気分って事で。」

弟「また随分とアバウトだな。」

姉「予定組んどいてそれが潰れたら切ないもの。」

弟「まあ、その方が無難か。」

姉「………。」

弟「ちょ、姉?」

姉「…名人、長考に入りました。残り時間20日間です。」

弟「長ッ!?」
689むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/18(日) 13:53:51.03 ID:Qd8OXcXG

弟「しかし、残り二日だってのに、あの後姉は何も言って来ないな。忘れたって事は無いと思うが…。ただい」

姉「弟ーッッ!!?」ダイブ!

弟「だはッ!? ちょ、どうした!?」

姉「こんな時間まで何処行ってたのよー!?」ダキツキ!

弟「ちょ、待てぇ! 引っくり返る!」

姉「待てと言われて待つ奴ぁいないー!!」コアラホールド!!

弟「だから待て…あーもー!!」ダキシメカエス!

姉「にゃ!?」

弟「話は署で聞く、大人しくしろ!!」

姉「あーれー! さーらわれるー!?」

弟「だから静かにしないかこのバカ姉ー!」

姉「にゃーん、官憲横暴ー!♪」

弟「だから危険な発言はやめい!」
690むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/18(日) 13:54:26.50 ID:Qd8OXcXG

姉「とうちゃーく♪ ようこそ、我等が愛の巣へ!!」

弟「まあ、俺の部屋も姉の部屋でも変わらんが。…んで、どぎゃんしたつね?」

姉「あ、そうそう、すっ………かり忘れてたんだけど!!」

弟「お、おう?」

姉「年賀状出すの明日までだよ!?」

弟「は?」

姉「は? って! だから年賀状よ年賀状!! 明日の消印有効で出さないと元日に届かないよ!?」

弟「…は!? マジで? …ってそーだった! 今日24日じゃないか!」

姉「私もさっき帰り際に郵便局の前通って思い出したの! 弟ってあんかしてある!?」

弟「おう、それについては…、」ゴソゴソ

弟「…おし、この通り、印刷された年賀状は買ってきてありますれば!」

姉「おお、珍しく手回しがいいわね!?」

弟「その分買ってきて満足して宛名とか全然書いてないけどな!」

姉「それが大変あんじゃないのYoー!?」

弟「言わんでくれ目を逸らしたがってるんだから!」
691むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/18(日) 13:55:28.51 ID:Qd8OXcXG

弟「んで、姉の方は?」

姉「うんにゃ、あんにも。」

弟「は?」

姉「あんの準備もしてない!」イバリッ!

弟「だから胸をそらしておっぱいを強調するなぁ!」

姉「揉みたくなっちゃう?」

弟「抱きついて『お姉ちゃん…。』とか甘えたくなるから」

姉「ッそれはそれで! ってゆーかかかって来なさい! ほらカモン!!」

弟「ッッッ!!! ……………だはぁッッ!! お、俺は強い子になったんだ…!」

姉「あーら。そんな空意地が何処まで続くかしらーん?」

弟「だから上着を脱ぐなシャツをはだけるなブラ取ろうとするなぁぁぁぁ!!」

姉「あら。裸Yシャツの方がお好みだった?」

弟「姉ならば何でも大好物です!! つーかこんな時間におっぱじめようとするなぁ!!」
692むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/18(日) 13:56:03.52 ID:Qd8OXcXG

姉「…はぁぁ…。むなしい抵抗だったわねー?」ホッコリ

弟「だ、本番はこれからだってーのにしかもまだこんな時間じゃ親父もお袋も余裕で起きてるだろうに…。」

姉「あ、それなら無問題。」

弟「へ?」

姉「私がお金出して豪華ディナーに御招待してあるから!」

弟「は!? 聞いてないぞそんなん!?」

姉「うん。言ってないもん。」

弟「何だそりゃ!?」

姉「良く出来た娘からのクリスマスプレゼント、って事で。あ、勿論弟と連名でって事にしてあるから。」

弟「あ、そうか、すまない、ありがとう。ってそーじゃなくて! 何だってそんな話が?」

姉「だって、お父さんとお母さんにはちょっと申し訳無いんだけどさ? …こーやってイブを二人っきりで過ごしたかったんだもん…。」ダキツイテクル

弟「だはあっ!? ちょ、戦闘力高すぎですお姉様!」

姉「だめだった?」ウワメヅカイ
693むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/18(日) 13:56:49.22 ID:Qd8OXcXG

弟「ふっ!」セルフビンタ!

姉「にゃ!?」

弟「ダメな訳あるかい。…親父達が帰ってくるのは何時位か分かる?」

姉「えーと…最低でも10時までは大丈夫な筈。」

弟「そっか。なら…『   』?」

姉「ひゃ、ヴァイッ!?」

弟「プッ。…い、いや、そうじゃなくて。ならば、その数時間を、この不肖の弟の為に、戴けませんか?」

姉(そ、そんな跪いて恭しく手を取って手の甲にキスとかされたらこの私が我慢できる訳無いでしょーがこんマイスイートハート!?」

弟「ちょ待てここで雪崩を打つ訳にはいかんのだ!」

姉「…ハッ!? あ、危なかったわ。ヘルメットが無かったら即死だった…。」

弟「ドゥーしてこーネタを絡めないと…! っていかんいかん、俺が巻き込まれる訳には!」

姉「あに自分一人いい子ちゃんぶろうとしてんのよコイツときたらー!!」

弟「自分から道を踏み外したがる様な姉にはついていけませんわ!」
694むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/18(日) 13:57:35.24 ID:Qd8OXcXG

弟「…ハッ!! いやマジでまだこんな事やってる場合じゃなかったんだ!」

姉「こんな事とはどーゆー事よ!?」

弟「いやだから年賀状!!」

姉「!?」

弟「そっちを終わらせないと! 確か日曜祭日って集配が少なくて早く終わっちまうんだよ!」

姉「えーと…にゃ! ホントだ、お昼過ぎにはもう無くなるよ!?」

弟「だは! マジで!?」

姉「えーと…モードチェンジ!!」チャキーン!

弟「うを!? 何ぞそれ!?」

姉「ふぅ。読んで字の如く。これからは二人とも年賀状を書き終わるまで一切接触禁止。私は自分の部屋で年賀状書くから、弟もここで書く様に。」

弟「お、おう?」

姉「とりあえず二人合わせても40枚位しかないんだから速攻で終わらせる事。いいわね?」

弟「お、おう。」

弟(こ、こんな「デキる女!!」みたいな姉を見たのは初めてかも知れん。こんな風な凛!! とした姉も非常に魅力的です!!」
695むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/18(日) 13:58:21.38 ID:Qd8OXcXG

弟「あ、姉が自制した…!?」

姉「当たり前じゃない。私だってそれ位の事はできるに決まってるでしょう?」

弟「あ、姉ができる子になってる!? 俺は今、奇跡を目の当たりにしているのか…!?」

姉「あにを好き勝手言ってるの。それにね、『作用・反作用』って知ってる?」

弟「そりゃ勿論…って、へ!?」

姉「そう云う事。やるべき事が全て終わったら、その分リミッターが解除されて凄い事になるんで。」

弟「え、ちょ!?」

姉「今の失言も込みで、お父さん達が帰ってくるまでの間。」

弟(うわ、何だそのゾクっとする様な妖艶な眼差し!!)

姉「・・・たぁっぷり、思い知らせてあげるから・・・。」ニッコリ?

弟「ま、マジで全身鳥肌が立ちましたお姉様!!」
696むじな ◆Umw27Fm542 :2012/03/18(日) 14:01:34.26 ID:Qd8OXcXG

…ここまでなら大丈夫でした。

幾つ連投すると引っかかるんでしょうか…。
697創る名無しに見る名無し:2012/03/30(金) 02:28:20.21 ID:s6QFADrQ
久しぶりだな
さるは食らう条件がいまいちはっきりしないよ
698むじな ◆Umw27Fm542 :2012/04/15(日) 00:01:20.68 ID:VgWl69de
test
699むじな ◆Umw27Fm542 :2012/04/15(日) 00:06:55.46 ID:VgWl69de

姉「…あーもー!! また規制!?」

弟「マジかよ。勘弁してくれ全く。」

姉「また県境を越えてネットカフェに行く仕事が始まるお…。」

弟「最近出歩けないんだけどな。何とかならんのかマジで。」

姉「前は3ヶ月掛かったもんねぇ。」

弟「…まあ、愚痴っても仕方ない、久しぶりに来たんだから始めるか。」

姉「…え”!? こんなネットカフェあんて公共のスペーいたい痛いイタイーー!!?」

弟「このまま遺体にしてやろうかコンチクショー!」
700むじな ◆Umw27Fm542 :2012/04/15(日) 00:11:16.70 ID:VgWl69de

姉弟「「ただいまー。」」

姉「いやまあまだ誰も居ないの分かってるけどね?」

弟「まあ習慣って奴だな。気にせず。」

姉「私、お茶入れるね? …じんごーべー、じんごーべー、腕がーなるー♪」

弟「またエライ適当に歌ってんな。って何に対して腕鳴らした?」

姉「まーいーぢゃない。流石にホワイトクリスマス、とまでは行かないけど。」

弟「…あんまし出来過ぎなのもアレだしな。」

姉「まーねー。」

弟「年賀状も書き終わったし、今日の収集には間に合わなかったから本局まで車で行ってきたけど。」

姉「それだって…ねぇ?」ニッコリ

弟「ぶっちゃけ俺達二人なら何処に出掛けたってデートしてる様なモンだしな。」

姉「そーゆーこっとーん♪」ムギュー!

弟「っと。やれやれ、ゴキゲンだな。」

姉「あったしまえぢゃない!! おと…コホン、『あなた』とふーふ!! になって初めてのクリスマスなんだもの。これで上機嫌にならない私あんて偽者よ! そうでしょう!?」

弟「だからいきなりサイクアップするなと! …まあ、そうだよな。俺だって浮ついてるもんな。」

姉「郵便局からの帰りにケーキも買ってきたし。」

弟「姉の策略によって両親も出掛けてるし。ささやかながら二人っきりのクリスマス、って訳だ。」
701むじな ◆Umw27Fm542 :2012/04/15(日) 00:11:39.19 ID:VgWl69de

姉「まあ取り合えず、今の『姉の策略』って発言の申し開きからして貰いましょうか?」

弟「オフッ!? ちょ、そんなのその場の勢いと言うか言葉の綾と云うか!?」

姉「まあ元はきっちり取るからいいんだけど。」

弟「…いや、俺は強い子になったんだ。考えない考えない。」

姉「そーそー。考える暇とか与えられるとでも思ってるの? まだまだねぇ。」

弟(さりげなく目がマジです姉上! な、何か別の話題…!!)ティン!

弟「あ、あのさ姉。」

姉「あに? 弟。」

弟「さっきケーキ買ってきたじゃんか。」

姉「うん。」

弟「ケーキっていつもあんな値段してたっけ?」

姉「うんにゃ?」

弟「即答!?」

姉「ウイ。普通より2割位高くなってたわね買った所だと。」

弟「マジで!? い、いくら掻き入れ時だからって」

姉「仕方ないんじゃない? そーゆーモンとするしか。」
702むじな ◆Umw27Fm542 :2012/04/15(日) 00:11:58.25 ID:VgWl69de

弟「…まあ、姉がそう言うんならいいけど。」

姉「聞き分けのいい子はお姉ちゃん愛してるわよ?」

弟「さり気無く凄くグッとクる事を言われましたよ? …まあ、確かに俺がケーキ買うのなんか姉へのお土産くらいだもんな。」

姉「自分で作れない事も無いんだけどね。結構お金も手間隙もバカにならないし。ぶっちゃけ、」

弟「ぶっちゃけ?」

姉「その間に『  』と愛し合ってるほうが…ってあに言わせんのよ!?」

弟「俺は一切合財あにもしておりませんガフっ!?」


姉「さて。気を取り直して。」

弟「何事も無かったかの様に。」

姉「もー、ゴメンってば。…!」ティン!

姉「ねえ、次の弟の誕生日にお姉ちゃん特製バースディケーキ作ってあげるから。ね?」

弟「マジで!!?」

姉「ぅや!? そ、そんなに驚く」

弟「マジか!! 俺の誕生日に姉が生まれたままの姿になって俺の目の前でケーキ女体盛」

姉「これはヤっちゃっていいわよね? てゆーか殺っちゃうね?」

弟「え、洩れてえうわギャアアアム!!?」
703むじな ◆Umw27Fm542 :2012/04/15(日) 00:12:34.87 ID:VgWl69de

弟「……だは!?」ガバリ!

姉「ち、まだ生きてた。」

弟「ちょ、待て、また田舎の爺さんに四方投げ食らってすっ飛ばされてきたんだが!?」

姉「良かったぢゃない。お爺ちゃんに迎え入れられなくて。」

弟「その原因を作った姉が」

姉「その原因を作った弟が?」

弟「何でもありませんマム!!」

姉「ん。聞き分けのいい子はお姉ちゃんが一晩掛けて愛してあげるわ…?」フフッ?

弟「どう転んでも死亡確認とかそれ何て無理ゲ?」

姉「あら。ご不満?」

弟「もっと長く姉と一緒に居たかったが、死に方としては真に理想形だから不満ではない。」

姉「そんなどう受け止めていいのか分かんない事を真顔で言ってんぢゃないわよこんちくしょー!?」

弟「待て止めこのダメージで追撃食らうとマジで死亡判定発生するから! 発生するから!!」
704むじな ◆Umw27Fm542 :2012/04/15(日) 00:12:56.29 ID:VgWl69de

姉「あったく。このへそ抜けめ。」

弟「お、俺じゃなかったら確実に気絶してるって! 生命力と同じだけダメージ受けると気絶判定になるし倍食らうと死亡判定発生するんだぞ!?」

姉「…あにを言ってるのか分からないんだけど。」

弟「これが世に言われる大理不尽!!」

姉「一体あの後どれだけ新しいルールが出てると思ってんのよ。どれだけ前のルール? 完成版とか出たの?」

弟「ちょ!?」

姉「後から後から追加ルールとかサプリメントとか出して。追いかけるこっちの身にもなって見なさいっての。それでいて間違ってたり解釈が食い違ったりしてるんだからこっちとしてもどの意見」

弟「いや待てそれ以上ゆったらアカン! まだ特定されないから今なら大丈夫だからもう黙らっしゃい!」

姉「いいや言うねッ! そもそも」

弟「つーかこんなんクリスマスに二人っきりでする話じゃねーだろ!?」

姉「ハッ!? そ、そうだったってゆーかギャグよギャグ!」

弟「今ぜってー本気で話してただろ!!」

姉「其処を優しくスルーするのが紳士の嗜みでしょー!?」

弟「また新たな理不尽が世に放たれた!?」
705むじな ◆Umw27Fm542 :2012/04/15(日) 00:13:14.98 ID:VgWl69de

弟「…あーもー。こんなバカな事やってる間に今何時だよ?」

姉「…え? もうこんな時間!? もう二人とも帰ってきてもおかしくない」

??「「ただいまー。」」

姉「…時間だわよ。」

弟「…まあ、しょうがなくね? 」

姉「!?」

弟「あ、そーゆー意味じゃなくて。姉が折角両親にディナーのプレゼントしたんだろ? だったらこのままみんなでケーキ食べて、今日は家族で過ごすってのもまた喜ばしからずや。」

姉「…。」

弟(まだダメか。ならもう一押ししとくか。)

弟「姉? ここで二人で酒でも飲ませて明日ってゆーか今夜は二人にはゆっくり休んでて貰うように仕向けるとかどうよ?」

姉「!? お、弟が穢れてしま」

弟「そーい!!」

姉「ぅにゃー!? 肩は! 肩周りはー!!」

母「ちょっと、荷物運ぶの手伝ってくれないー?」

弟「へーい。」

姉「腕が! 腕が上がりませんの事よ!?」
706むじな ◆Umw27Fm542 :2012/04/15(日) 00:13:46.07 ID:VgWl69de

姉「戦い済んで日が暮れて。」

弟「初っ端から間違えてる。みんなでケーキ食って両親が酒飲んで寝た所だろが。」

姉「あのさ、弟って空気読めないって言われない?」

弟「『お前は結婚できない。』とはしょっちゅう言われる。」

姉「話繋がって無くない?」

弟「その心は。俺には姉が居るからそんな空気嫁無い。」

姉「目が見えなくなるのと耳聞こえなくなるのどっちがいい?」

弟「姉の笑顔が見られなくなるのも姉の歌声が聞こえなくなるのも不許可だからいずれも御免被る!!」

姉「ぢゃあ取り合えずあんにも感じられなくなるまで搾り取ってみましょうか…?」フフッ?

弟「ちょだからいきなしその微笑は! 微笑であって微笑でなくてでも何より姉は綺麗で美しいとか思ってしまう俺は終コン!?」

姉「眠らせてあげる。この私の腕の中で…。」

弟「うわ止めろくぁwせdrftgyふじこlp;」
707むじな ◆Umw27Fm542 :2012/04/15(日) 00:15:01.33 ID:VgWl69de

…そろそろさるっぽいのでここまで。

早く人間になりたい…ッッ!! orz
708創る名無しに見る名無し:2012/04/15(日) 03:54:10.59 ID:zxbGGrRa
この外人、日本語うますぎワロタwww
http://www.youtube.com/watch?v=e7Ogui8Srr4&feature=youtu.be
709創る名無しに見る名無し:2012/04/15(日) 12:51:21.75 ID:ElZtdxj4
>>707
ttp://get.ula.cc/?guid=ON
ここでアカウント作ってくれればお試し●買える分くらいポイントあげるよ
710創る名無しに見る名無し:2012/04/15(日) 19:56:39.72 ID:Bq6H8HS2
一度見た姉SSで弟好きな姉をうまくスルーしてると思ったら弟が彼氏持ちの女を堕としたりしてたって言うSSがあったけどタイトル知りませんか?
711創る名無しに見る名無し:2012/04/15(日) 20:37:29.10 ID:ElZtdxj4
>>710
どの板でやってたSSか分かる?
712創る名無しに見る名無し:2012/04/16(月) 10:13:16.95 ID:fuVhXRwj
>>711
わからない、ブログか何かで見た
713創る名無しに見る名無し:2012/05/13(日) 20:23:35.41 ID:SelxDMFZ
test
714創る名無しに見る名無し:2012/05/15(火) 05:29:16.64 ID:B/Z8iC2v
てす
715創る名無しに見る名無し:2012/05/15(火) 17:51:53.68 ID:MeUCPz1X
test
716むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/16(水) 01:57:33.24 ID:uk/7RjCu

姉「…あら? 規制解除されてる?」

弟「は? まだ前回規制に巻き込まれてから一ヶ月しか経ってないぞ?」

姉「そんな事言っても。ほら。」

弟「…本当だ。書き込めてる。」

姉「って事は。」

弟「ネットカフェに行かなくてもいいって事だな!?」

姉「さあ貼りなさい弟! 書き溜めた私達の恥ずかしい日常を世に知らしめるのよ!!」

弟「ナニをでかい声で言ってやがるかこのヴァカ姉ー!?」
717むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/16(水) 01:58:04.74 ID:uk/7RjCu

弟「…順番では、クリスマスと、新年の話…だと…!?」

姉「ちょ!? もーゴールデンウィークも花粉も終わってるのよ!?」

弟「ぐは、今更半年前の話かよ…。」

姉「そ、それ以前に弟!?」

弟「ちょ、どうした青い顔して!?」

姉「…とんでもない事に気付いてしまったわ。」

弟「トンでも無い事?」

姉「…ええ。」

弟「ちょ、マジで顔色が悪いぞ!? そんなヤバイ事なのか!?」

姉「…ええ、実は、」

弟「実は?」

姉「今年ももう1/3以上が終わってるのYo!!」

弟「な、何だってぇー!!?」
718むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/16(水) 01:58:37.59 ID:uk/7RjCu

姉「メリークリスマス!! あんど、」

弟「ハッピー乳イヤー!!」

姉「っていきなりそんなお約束するんぢゃ無いわよコイツときたらー!!?」

弟「ちょ、何で新年早々言われ無き暴虐をごめんなさいやめてとめてぇ!?」


弟「…し、新年早々星になる所だった…。」

姉「なっちゃえば良かったのに。」

弟(…そしたらずっと姉の事を見守れるから、それでも良かったか?」

姉「ちょ、あんで今の流れでそんな事が普通に言えちゃうのよコイツときたら!?」

弟「で!? 洩れた?」

姉「この、今のは完璧に心から思ってたわね!?

弟「応。思ったのは本当だしその事について一片の曇りも無いぞ俺!」

姉「にゃーもーこのヴァカちんがー!」

弟「ギュ!? ちょ、姉、この体勢は嬉しいし気持ちいいんだが天にも上る気持ちで地獄逝き…!?」
719むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/16(水) 01:59:00.52 ID:uk/7RjCu

弟「…だは!?」

姉「あ、起きた。」

弟「こ、今回は爺さんすら出迎えてくれなかったぞムー!?」

姉「………ぷは。だいぢょーぶよ。その間ずーっと私が人工呼吸しててあげてたから。勿論口と口でね!!」

弟「…いやまあ裏返して背中を踏ん付けてたりはしないだろうと思ってるが。」

姉「そんな事する訳無いぢゃない!! 折角合法的におとーととちゅーできる場面なのよ!?」

弟「合法ってゆーかゴーホームって感じがしないでもない。」

姉「ハン! 残念乍らここは私達二人の愛の巣よ!」

弟「つーか俺の部屋だ。」

姉「もう別々の部屋って意味も殆ど無いわよね。」

弟「姉がずーっと俺の部屋にいてくれてるからな。」

姉「…!! ちょ、この、さも普通な顔してあに言ってやがりますかコイツときたら!!?」

弟「は!? ちょ、待て今俺なんか言ったか!?」

姉「自覚症状無し!? 駄目だわこの子、早く何とかしないと…!」

弟「誰か医者、じゃ駄目だ、いっその事病院を連れて来てくれ!」

姉「その程度ぢゃ無理でしょう?」

弟「ナニを他人事の様に!? むしろここに病院を建てろ!」

姉「ちょ、自分で入院しちゃうの!?」

弟「畜生、病院が逃げやがった! メディック、メディーーック!!!」
720むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/16(水) 01:59:27.75 ID:uk/7RjCu

姉「…相変わらずノリが分かんないわね。」

弟「だから何故そんなさも当然の様に他人事な構え!?」

姉「…?」

弟「畜生そんなホントに分からない時のキョトンとしたあどけなくも可愛さ満々な顔しやがって!!」

姉「ちょ、おーごえ出さない!!」

弟「はい。ごめんなさいお姉ちゃん。」

姉「宜しい。聞き分けのいい子にはお年玉をあげちゃう。」

弟「落と…いや何でも無い。」

姉「そぉんなありきたりの事をすると思う? このわ・た・く・し・が!!」

弟「いつぞや『繰り返しはギャグの基本!!』って声高らかに宣ってたよな?」

姉「そ、そんな昔の事は忘れました!」

弟「…あれって確か先月じゃなかったか?」

姉「そんなに私からのお年玉要らないの!?」

弟「HAHAHA。謹んで頂戴致しますれば。」セイザスル

姉「ぢゃ、ぢゃあ目を瞑って?」

弟「ウイ。」
721むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/16(水) 01:59:51.14 ID:uk/7RjCu

姉(ちょ、あんでそこで全く疑いも持たずに目を瞑っちゃうのよー!? こ、これは可愛さ余って愛しさ兆倍…!!)

姉「…お、弟?」

弟「ん?」

姉「あんの疑いも無く目ぇ瞑っちゃったけど、大丈夫なの?」

弟「それをよりにもよってこの状況で姉が聞くか?」ニガワライ

姉「…だってさ。」

弟「姉が本気で俺の事を攻撃する訳は無いし。叱ったりするんだったらこんな回りくどい事しないで真正面から俺の目を見て怒ってくれるし。手間隙掛けて不意打ちなんかしないでしょーが。」

姉「…そこまで信用してくれちゃうの?」

弟「くれちゃうってゆーか基本。でしょ? 『   』。」

姉「!! …にゃーもーコ・イ・ツ・と・き・た・らーーー!!!」

弟「ちょその叫びの時は危だはぁッッ!!?」

姉「あーうーもーこのまんまお年玉代わりに姫初ムーー!!」

弟「期待してたし予想通りだったけどそれでも何なんだこの流ムーー!!」
722むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/16(水) 02:00:25.08 ID:uk/7RjCu

弟「………。」

姉(あら珍し。弟が真面目な顔して考え込んでるわ。もー、こんなキリッ! っとした顔も出来るんだから普段からもっとしてなさいってのコイツときたらー!!?」

弟「だは!? ちょ待てナニをいきなりサイクアップ!?」

姉「…ハ!? え、今の…いやあんでも無い、全く以ってあんでもありませんの事Yo!?」

弟「なら何でいきなり攻撃が!?」

姉「気のせい。」

弟「実害発生してるのに気のせいって何だよ!?」

姉「気のせいだって言ってるでしょー!?」

弟「其処で更に逆切れ追い討ちとか訳分かんねーYo!?」

姉「あーもー!! ぢゃあコレで改めてお年玉仮払い!!」

弟「このオチになるのは分かりきってたけどそれでも構わないと思う俺は重症ですか!?」

姉「てゆーかダメ人間?」

弟「コイツときたら! コイツときたらあぁぁぁぁぁ!!!」

姉「んにゃーー!!? 新年早々足とか! 足からとかぁ!!」

弟「着物で下駄を履く時は気を付けるがいい!!」
723むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/16(水) 02:00:59.74 ID:uk/7RjCu

姉「そんな着物着る機会あんて無いわYoー!? だから止めてぇぇ!?」

弟「まあ、姉は、ハイヒールも滅多に、履かない、から、外反母趾とかも、なってないけどな!?」

姉「だから! だからあんでこんなに痛いのー!?」

弟「そりゃまあ、本人の、気付かない所で、疲れてるんだ…ろ、っと! ハイ終わり!!」

姉 グッタリ

弟「今回は主に内臓系で攻めてみました。まあ俺達はほぼ下戸だから肝臓にはキてないと思うんだが。」

姉「………。」

弟「まあ、流石に年末年始は命削れるからな。これでちょっとでもリフレッシュしてくれれば幸い。」

姉「…命削ってとか。そんな訳無いぢゃないの…。」

弟「そうか? 結構な強行スケジュールだったりしないか?」

姉「それって弟の事ぢゃないのさー!!?」

弟「ぉうわッ!?」

姉「あによ毎年毎年!! いくら冬の祭りがあるからって毎回毎回撤収から反省会のフルコンボ達成しやがって! それが無ければもう4時間早く帰ってきて私とラヴラヴできるじゃないのー!!?」

弟「俺なんぞまだまだ甘いって。それこそ毎年毎年前日設営から反省会までやってる奴等なんかゴマンといるんだって。」

姉「言い訳になってないってゆーか話がズレてるー!!」

弟「それにだ。命削って遊び回ってるんじゃなくて、遊んでると勝手に命が削れて逝くんだよ。」

姉「あーもーこのやろ! こねやろ! こーしてこーしてこーしてやるぅぅぅぅ!!!!」

弟「あだだイテェちょマジで止めてやめて止めてやめて止めッタ!!?」
724むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/16(水) 02:01:26.39 ID:uk/7RjCu

姉「はぁ、はぁ、はぁ……。あ、あったく、新年早々無駄な体力使わせるんぢゃないわよコイツときたら…。」

姉「あんで私一人でこんなに息切らしてんのよ…。それもこれもこのヴぁかが…。」

姉「あったくもー、そんな苦しげな顔して気絶しおって…。」

姉「そんな顔してんぢゃないわよ…。私があんか悪い事したみたいぢゃ無いの。」

姉「まあいっか。ドゥーせおとーとの事だからほっときゃ復活するでしょ。」

姉「罰として、…今年のファーストちゅーを頂戴するとしますか…。」

姉「ってもう既に何回もしてるとかって突っ込みはヤボなのよ? 第一突っ込むのは弟の仕事…って思いっきりオヤジギャグね。反省。」

姉「…ここで眼を覚ますんぢゃないわよコイツときたら?…」

姉「ふふ…。去年は私の人生で最大最高の良い事も普通の悪い事も地球レベルのとんでもない事も色々あったけど、今年も、ううん、これからずうっと、末永くお願いしますね? 『あなた』?」


弟(…うおおお、俺は一体どぎゃんしたらよかと!!??)
725むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/16(水) 02:03:12.04 ID:uk/7RjCu
…ここまでならさるは大丈夫、と。

お久し振りに書き込み。一体あんでこんな時間に…? orz
726むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/30(水) 00:41:20.97 ID:lKZrqJJv


姉「これは…2月の頃?」

弟「だな。ちょうどバレンタインの前辺りか。」

姉「…色々あったわね。」

弟「本当になぁ…。」

姉「でもまぁ、こうやって何とか一年間頑張って来られたものね。これからも私達なりに頑張っていきましょう!」

弟「あ、姉が真面目な話しをしている…だと…!!」

姉「………ふにゃーーー!!!!」

弟「ちょ、やめ痛マジで爪で引っかくのは勘弁して下さい!!」
727むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/30(水) 00:41:49.49 ID:lKZrqJJv

姉「もーすぐ一年経つわね。」

弟「そうだな…。」

姉「大変だったもんねー。」

弟「未だにあちこちに影響と言うか被害が残ってる、どころか被害が増え続けてるもんな…。」

姉「…?」

弟「?」

姉「…あ、そっか、弟はそっちの事を考えてたのね?」

弟「…あ、姉は俺達が………。」

姉「ちょっと、そこで言葉を濁すんぢゃないわよこのへそ抜け!!」

弟「だ!? えー…、お、俺達が初めて結ばれた、掻き捨てた旅の恥を回収してくれない程大量に不法投棄した草津への『新婚旅行』の事を考えてた訳だな!?」

姉「そこまではっきり言うのもドゥーなのよー!?」

弟「どっちにしろ怒られるこの理不尽!!」

姉「…だって、恥ずかしいんだもん…ばか。」

弟「今までの人生で最ッ高に萌えたぜ『   』ーーー!!!」ルパンダイブ!!!

姉「え、きゃ、にゃーーん!!?」キイロイヒメイ
728むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/30(水) 00:42:17.45 ID:lKZrqJJv

姉「弟ー?」

弟「ん? 何ぞ?」

姉弟「………!!」ジーン!

姉「……ぷはぁ。あんだかものすごい新鮮。」

弟「ちょっともうある意味これで満足だよな。」

姉「今まではいっつも弟が」

弟「今までは必ず姉が」

姉弟「!?」

姉弟「……。」

姉「にゃーーーー!!」

弟「キシャーーー!!」

母「うるさいわよあんた達!! いい年して姉弟喧嘩なんてするんじゃないの!!」シタノカイカラドナラレル

姉弟「イエスマム!!」
729むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/30(水) 00:42:41.35 ID:lKZrqJJv

姉「…ほら怒られた。」

弟「何故俺のせい!?」

姉「それ以外のあにが原因だと?」

弟「よし姉。ちょっと胸」

姉「に手を当てて揉んで吸って甘えたいの? もーしょーがないにゃー?」ファサッ

弟「………!!! ごめんなさい負けを認めるんで甘えさせてください。」

姉「ッッ!! え、ええ、構わなくてよ!? ってゆーかむしろウェルカム!!」

弟「ごめん、お姉ちゃん…。」ダキツイテクル

姉「あーもー今日はドゥーしちゃったのよコイツときたらー(はぁと)!!?」


姉「にゃー…。声が出せなかったのが残念だったけど。ここ最近では一番の仕上がりだったにゃー…。」ホッコリ

弟「…ごめん姉。いきなりで。」

姉「あに言ってんのよ。いきなりのプレゼントにもーお姉ちゃん大満足よ?」

弟「…そっか。それならいいんだけど。」
730むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/30(水) 00:43:01.34 ID:lKZrqJJv

姉「…んで。弟。ちょっとそこに座りなさい。」

弟「…へ?」

姉「いーから座りなさい。」

弟「ぅはい!」セイザ

姉「それで、あにがあったの?」

弟「へ?」

姉「へ? ぢゃなくて。おとーとがそこまでヘコむとか。仕事?」

弟「…参ったな。そこまでお見通しか。」

姉「まぁね。いつもぶってもつねってもぜんっぜん堪えない弟が急に甘えてくるとか。それ位しかないでしょ?」

弟「…言ってる内容を不穏当に思えなくなったって結構重症だよな俺?」

姉「え、…かなり前からじゃない?」

弟「本気で心配そうな顔して覗き込んでくるな自分に自信が無くなるから!」

姉「あに言ってるのよ。あれだけ私の事を自由自在に高みに押し上げたり深みに溺れさせたりする癖に。」

弟「このちょっと黙れぇぇぇ!!」

姉「ちょ、待ったギブ!! 痛いいたいイ………!!?」コエガデナイ
731むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/30(水) 00:43:19.70 ID:lKZrqJJv

姉「…こ、声が出なくなるとは思わなかったわ…。」

弟「いや流石に俺もびっくりしたわ。これからは気をつけよう。」

姉「先制攻撃しといてその言い草…。いいわ、謂れ無き攻撃には自衛する権利が発生するわよね…?」

弟「いやあの! …いや、俺は愛する姉の全てを受け止めて見せよう!」

姉「言ったわね? その科白を後悔させて差し上げる事をここに宣言しておくわ。」

弟「まあ、死ぬ時は姉の胸の中でって決めてるからある意味無問題!!」

姉「えーと。あにを私を残して逝ってしまう気満々だってーのよこのヴァカちん弟。」

弟「いやまあ俺の理想を語っただけであって姉を巻き込む気は更々無いぞ?」

姉「それ言ったら私だって最後はおとーとを中で受け止め」

弟「何を言ってるのか分からんが取り合えずお静かにぃぃぃ!」

姉「痛たたた! ちょ、さっきと同じ所は! 同じ所は!?」
732むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/30(水) 00:43:46.75 ID:lKZrqJJv

姉「………。」グッタリ

弟「最近マッサージ付いてるな。姉のコリとかも大分減ったかな?」

姉「…減ってるからタチが悪いわ。」

弟「そりゃあな。これで改善されなかったら俺は只の加害者だ。」

姉「…効力があれば全てが許されるってモンでも無いんだからね…?」

弟「ま、まあ、それは要相談って事で。」

姉「…まあ、愛するお姉ちゃんが身を張って弟のストレス解消に付き合った訳だけど。」

弟「ちょ、何だそりゃ!?」

姉「最初は心の底から愛しあって。その後は弟の加虐心を満足させてあげて。これで残ってるのは食欲と睡眠欲くらいな物の筈よ?」

弟「………参ったな。そこまで考えてくれてたってのか?」

姉「うんにゃ。あんにも。」

弟「何故、何故其処で場を崩す!?」

姉「うっさいわね。あんだけ好き勝手させてあげたんだからちょっとはサンドバックになりなさい?」

弟「もーちょっと言葉を飾ってくれよ!」
733むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/30(水) 00:44:25.37 ID:lKZrqJJv

姉「はい。それでは弟のサンドバック講座deathー。」

弟「ちょ待て最後絶対英語だっただろ!?」

姉「うん。そだよ?」

弟「隠さなかった! 隠そうともしなかった!?」

姉「うっさい。さっきも言ったけど。ヤられたら殺り返す。基本でしょ?」

弟「誰か! 誰か今の姉の発音を活字にしてくれ!!」

姉「こうだよ?」

弟「本人にやられたら逃げ場が無いだろ!?」

姉「そんなもんある訳無いぢゃない。ゲームでもあったでしょ? 『苦しむ暇など与えるか!』って決め台詞。」

弟「光景までハッキリ浮かんだ俺はもう、ダメだぁぁ!!」ズガーン!!

姉「ちょ、それはキッチリ5からカウントダウンしてからのポーズでしょう!?」

弟「誰だ俺の愛する大切な『   』をこんな風にしやがったのは!?」

姉「9分9厘目の前にいるすっとこどっこいですがあにか?」

弟「ちょ、それは幾らなんでも言いすぎだ! やり直しを要求する!!」

姉「うっさいにゃーもー。」
734むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/30(水) 00:44:48.35 ID:lKZrqJJv

姉「…そろそろガス抜きは出来た?」

弟「…お蔭様で。」

姉「あったく。おねーちゃんの目を誤魔化そうったってそうはイカの」

弟 ザッ!

姉「ちょ、そんな見構えなくったって! …とまあ、反応も戻ってきたし。大丈夫かにゃ?」

弟「…ん。すまん。ってそんな一目見て判る程だったか?」

姉「あったく。誰が見たって一目瞭然状態よ。自分で分かんなかった?」

弟「…やれやれ。『   』の」読みが鋭いんじゃなくて的が大きかったって事か。」

姉「そしてその的に対する飽くなき探究心と日々の研究の積み重ね、磨き上げられた技の集大成ね!?」

弟「ちょっとしんみりしてたのにいきなし雰囲気がグダグダだよ!!」

姉「おとーとだったら元からグダグダだから大丈夫!」

弟「そこで落とすか! そこで落とすのかYO!?」

姉「あら、もっと持ち上げてからの方が良かった?」

弟「ハイそこ落とす事前提で話を進めない!!」

姉「なら次は持ち上げないでいきなり落とす事にするから。」

弟「神様! 俺以外が危険です!!」

姉(ふぅ。あったくもー世話が焼けるんだから。まぁこの後の展開を鑑みればそれはソレで!!」

弟「漏れてる! 不穏な科白が漏れてる!!」
735むじな ◆Umw27Fm542 :2012/05/30(水) 00:45:16.76 ID:lKZrqJJv

あれから一年(現在は過ぎてますが)。

皆様の生活が少しでも穏やかになっておられますように…。


姉「丸一年後も大変だったわねぇ。」

弟「あー。何だか分からんがおっかさんが『丸一年なんだから何かが起きる!』ってずーっと言ってたからなぁ。」

姉「確率的ってゆーかそんな事ある訳無い…実際に無くて良かったけど。買い物に行くのも『早く帰って来なさい!』って言われてたもんねー。」

弟「流石に丸一年以上経ったんだから、もう余震とかは無いと思いたいんだがな。」

姉「あんまし余計な心配して心労が重なるのも困っちゃうしね。」

弟「だからと言って無防備ってのもダメだしな。」

姉「難しい問題よね…。」

弟「『備えあれば憂い無し』で行くしかないって事だよな。」

姉弟「「はぁ…。」」タメイキ
736創る名無しに見る名無し:2012/06/24(日) 20:06:26.91 ID:tOukI18b
過疎の極み
737創る名無しに見る名無し:2012/06/26(火) 00:30:34.46 ID:yNmjjJB9
確かに過疎ですね。
だからってわけでもないですが、賑やかしとして姉SSを投下させてもらおうかと
思います。賑やかしと言っても結構な長編になりそうなのですがw
台詞系ではなく地の文の入った形式なんで、読むのだるいよって方もいるかもしれませんが、
そんな時は軽くスルーしていただければ幸いです。
それでは投下します。
738僕たちの姉弟愛は8割がたが偽りです:2012/06/26(火) 00:33:30.18 ID:yNmjjJB9
 西暦2029年、5月12日。
 この7つの数字の羅列は、日本国に小さな革命が起こった日として、未来永劫語り継がれていくこととなるだろう。
 それが本当の意味での革命と認められるのか、それとも国の歴史上最も恥ずべき汚点として嘲られるか。冷静に公正な審判
を下すことは、今の社会では不可能なのだろう。その是非は、きっとこの先幾年もの歴史の積み重ねによってしか、正当に
判断できる者はいないのかもしれない。
 
 誰が何を言おうと、歯がみしようと、地団太を踏もうと、この時もう、歴史は動いてしまった。
 賽は投げられ、歯車は動き出した。投げられた賽に引っ込みはつかないし、動き出した歯車は簡単には止まらない。

 西暦2029年、5月12日。
 民法改正。
 民法第734条改正。
 改悪との反対の声が多数上がる中での、改正決定。

 改正前の734条条文は、以下の通りだ。
《1.直系血族又は三親等内の傍系血族の間では、婚姻をすることができない。ただし、養子と養方の傍系血族との間では、
 この限りでない。
 2.第817条の9の規定により親族関係が終了した後も、前項と同様とする。》引用終。

 これがこの日の法改正可決により、第1項が次のように改正された。
《1.直系血族の間では、婚姻をすることができない。ただし、三親等内の傍系血族の間においては婚姻を認める。》

 いつになっても法律の条文が難解なものだというのには少しの進歩もなく、一般人たる我々には理解しがたい文言が並ぶもの
だ。僭越ながら軽く説明を加えようと思う。
 傍系血族というのは、間をはしょって説明するならば兄弟姉妹・甥姪いとこなどを指している。それを踏まえて、もう一度
条文を読んでみてほしい。
 おわかりだろうか。そう、そういうことなのである。

 この734条改正により、今後日本国では血のつながった実の兄弟姉妹の結婚が認められるようになったのだ。兄と妹のカッ
プルが婚姻届を持って役所に行けば、滞りなく受理される。それがインモラルでも汚れたことでもなんでもない。日本国はそう
いう国になるという決断をしたのだ。インセストタブーという、高くぶ厚く、そして誰もが破ろうとさえしてこなかった壁を突
き破って。

 ベルリンの壁よりも難易度の高い、まさに鉄壁と呼ぶべきその強固な壁を破る先頭に立ったのは、日本国で初めて生まれた
女性総理大臣だった。初の女性総理ゆえか、あるいはその若さゆえか、国民の支持厚く。それでいてただ人気があるだけでは
なく、政治家として一国の長として、確かな業績を残してもいた。そんな彼女が自分の最後の仕事として選んだもの。名誉も
評価も人心も捨てる覚悟で成し遂げようとしたもの。

 その思いは確かに実り、この日こうして実を結んだのだった。
 彼女には弟がいる。それがどういう意味を持っているのかについて、あえて語ったり詮索したりする気はない。これから
語られるのはあくまでも彼女とは関係のない、ある姉弟の話。この小革命を目の当たりにした、ごく平凡な姉弟の物語だ。
739創る名無しに見る名無し:2012/06/26(火) 00:35:14.53 ID:yNmjjJB9
今回の投下はこれだけです。
あまり間を空けず投下したいと思いますので、どうぞ
よろしくお願いします。
740創る名無しに見る名無し:2012/06/26(火) 19:36:22.86 ID:mGg+FxGS
続きに興味が沸いた
741創る名無しに見る名無し:2012/06/26(火) 20:30:39.04 ID:6nmcK02V
wktk
742創る名無しに見る名無し:2012/06/29(金) 18:01:44.58 ID:wbKeHVae
>>738の続き投下します。
743僕たちの姉弟愛は8割がたが偽りです:2012/06/29(金) 18:03:39.98 ID:wbKeHVae
 暦が10月にもなると、お日様が沈むのもすっかり早くなるものだ。少し前まで明るいはずだったこの時間も、今はもう薄暗く、
見慣れた帰り道も濃い紫色に染まろうとしている。……とかたいへんに趣深い、秋の寂寥感を感じさせる情景描写を柄にもなく
語るところから入ってみたのは、今自分が置かれているこの状況から少しでも目を逸らし、背を向けたいという俺なりのささや
かな抵抗なのかもしれない。

 どうやら、俺は今追われている。「どうやら」なんて曖昧な感じにしてあるのは、追ってくる相手が正体不明、まるで得体
の知れない何かだから。正直人間なのかどうかもわからない。言うなら……影だ。影が夕闇にまぎれて追っかけてくる、そんな
感覚を背に俺は一生懸命に逃げている……予防線を張っとくが、決して頭が残念だったり、お花畑だったり電波だったりはしないぞ。

 本当に得体の知れない何か、としか言いようがないのだから仕方ない。今日少し遅めに高校の校門を出たその瞬間から、何か
奇妙な気配を感じてはいた。どこかからじっと見られているような感じ、でもどこなのかわからない。少しきょろきょろして
みても、特に周りにそんな怪しい気配はない。俺も年頃の男子だし、自分が思ってる以上に自意識過剰になってでもいるのかな。
そう割り切って深く追及はせず家路につくことにした、んだが……

 やっぱり何か変だ。すぐにまたそう思った。さっきも言った通り俺は決して残念頭ではないし、電波受信も発信もできない。
この世に幽霊がいるかどうかはともかく、その存在をピキューンと知覚したりしたことだってない。でもこんな奇妙で今までに
感じたことのないような落ち着かなさは、やっぱり「今まで出会ったこともない」ものだからこそ覚える感覚なのかもしれない。
 そんなこんなで、俺は早足から今やジョギングぐらいのスピードで、まるで人気のない帰り道を一人急いでいるわけだった。

 どれだけ逃げてみても、奇妙な感覚は消えない。やっぱり俺をぴったり尾行してるとしか思えない。じゃあこれは一体なんな
のか。俺の頭で考えられる可能性は3つ。
 可能性その@:あくまで気のせい。一番ありがたいと言えばそうだけどこの場合、俺は実はものすごい被害妄想癖のある人間
だということになる。そして何より厨二臭い。「虚世より出でし黒の狩人が俺を追ってきている……」みたいな。おおうこれは痛い……

 可能性そのA:相手は変態。変質者。露出狂。レイプ魔。これはこれでもちろん怖いし許すまじだが、何が一番怖いかってそ
れはもちろん俺が男だってことだ。男相手に痴漢を働く変質者、男相手に己の逸物を開陳する露出狂、ノンケでもお構いなしで
いただいてしまうレイプ魔。確かに出会ったこともないド外道達……うん、もう少し速く走ろう! 俺の貞操がマッハで危ない!

 可能性そのB:ほんとに幽霊。うん、ないな。ないないこれはない。そもそもあえてさっきも言ったくらい、俺は霊感なんて
便利なものを持ち合わせてない。幽霊がこの世にいるかいないかは、別にいてもおかしくないんじゃねくらいには思ってるも
のの、いかんせん俺はその存在を認識できないと思うのだ。たぶんこんなぞわぞわした気持ちにならない気がする。

 そして結局わからんという結論になる。だからこそ怖いし、だからこそ結構必死で逃げている。余裕で語ってるフリこそして
るけど、実は俺結構ギリギリなんだよ? 今や200メートル走走ってるくらいのパワー出しちゃってるくらいだからね?
 日ごろ体育の授業以外で運動してないせいか、体は結構ヤバい。この先の角を曲がったら、いったん休憩したほうがいいかな……

「んっくっ……! はぁぁっ、はぁぁっ」
 堪える。これはきつい。つーか、止まんないほうがよかったかも……。なんか関節にも、ふぅっ、肺にも、立ち止まった瞬間
にむしろ、はふっ、負担が増したような……えほっえほっ。
744僕たちの姉弟愛は8割がたが偽りです:2012/06/29(金) 18:04:44.59 ID:wbKeHVae
 しばらく俺はそこで、両ひざに両手を乗っけた中腰のまま動けなくなった。校門を出てずっと疾走してきたわけだから、体力
不足の自分の限界なんて完全に超えてた。そりゃ息絶え絶えにもなるって話だ。
 そうして気がついてみれば、あれだけしつこかった例の追手の気配もしなくなっていた。背中に突き刺さるようだったあの
気配は、この時確かに消えていた。死に物狂いの逃走の甲斐あって、無事に撒けたんだ。ああ、俺は報われた。そう安心した時。

「ね〜え、君」
 瞬間、全身の毛という毛が逆立った。その声は俺の背中からじゃなく、前方から聞こえてきた。回り込んだ? いや、そんな
ことはできないはず。ここは一本道で、わき道なんてない。俺を追いぬかずに前から現れるなんてことは……幽霊でもない限り。

「ね〜え、君。聞こえてない? こっち、見てほしいな♪」
 再びの声。若い女の声だ。なぜかハミングしてる女の声だ。よかったな俺、少なくとも可能性@とAは消えることになるぞ……
なんて、あはは、こんな時にこんなどうでもいいこと考えるなんて、俺意外に度胸あったんだな。その割には全然顔上げれてな
いんだけどよ……

「お〜い。あれ〜やっぱ聞こえてないっぽい? どう思う? マイ弟」
「え? 何何? もう少し様子を見よう? えへ、そうね。せっかちはダメよね。お姉ちゃん反省しました。てへぺろ♪」
 ……やばいやばいやばい。これは思ってたのとは少し違う方向でやばい。可能性C:残念脳。電波脳。お花畑脳。を考慮
に入れてなかったわ。完全に一人で脳内の仮想マイ弟と喋っちゃってるよ。
 必死に逃げた俺がアホのようだ。これは俺の敵じゃない。こんなのになぜ目を付けられ、話しかけられてしまったのかは
多少気になるが、そこ気にしたらたぶん負けだ。もう逃げない。怖くないし。そう思って、意気揚々と顔を上げてみた。

 間もなく、激しい後悔の念に襲われた。
「あ、やっとこっち見てくれた♪ やあ少年、はじめまして」
 どうして俺は可能性Cを見出した時、無条件に可能性Bを排除してしまったんだろう。これが女な以上@とAとCは決して
相容れない(厳密にはAはなくもない。でもリアル痴女とか……都市伝説だろう)のは確かでも、BとCは並立するじゃないか。
まったくもう、俺は本当にあさはかな高2だよ。あはは、ほんと我ながら呆れるぜHAHAHA……こればっちり、ばっちり……

「お化けぇぇぇぇぇっ! お化け出たあぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁ!」

 それだけ叫んだあとの事は、俺はまるで覚えてない。気がついたら懐かしい我が家の前で、さっきと同じ姿勢でぜいぜい
息吐いてた。アレがまだ追ってくる気配は今度こそなかった。だから俺は、あれはもう何か性質の悪いマボロシでも見たんだ
ろうってことで、さっさと忘れることにした。
745僕たちの姉弟愛は8割がたが偽りです:2012/06/29(金) 18:06:53.45 ID:wbKeHVae
「たっだいまあ」
 できる限りいつもどおりに我が家のドアを開ける。帰り道すがらの恐ろしくも恥ずかしい逃避行なんて誰にも語りたくは
ねえ。特に、

「あら、お帰り啓ちゃん。今日は遅かったのね。どっかで遊んでた?」
 この人には絶対にだ。と、名前を呼ばれて今頃気付いたけど、自己紹介してないな。まあ特に興味ないだろうけど、せっか
くだし。 
 俺、月島啓祐(つきしまけいすけ)。近くの高校に通う高2。それでこの人は――

「あれ? なんか啓ちゃん汗びっしょりね? 今日暑かったっけ」
「あ、ああ。ちょっと運動しよっかなと思って。走って帰ってきた」
 嘘はついてないよね。
「あら、そうなんだ。ほんと啓ちゃんはいつも元気で子どもみたいよね。ほら、汗拭いてあげる」
「い、いいって! 汗ぐらいほっときゃ渇くし! それよりお腹空いたな」
「あ、お姉ちゃんの好意をむげにする。ふん。風邪ひいたって知らないんだから」
 そう言って、ツンと拗ねたように唇を尖らせているこの人。自分で名乗ったが、この人は俺のお姉ちゃん。月島佳澄(つきしまかすみ)。
割と近くの大学に通う2回生。
 
 世間一般に言って、姉と弟の関係っていうのがどういうもんなのかは、俺にはよくわからない。ただ少なくともうちの場合、
姉は弟に過干渉気味な気はしている。この年にもなって、弟の汗を拭いてやろうという気概のある姉ってのはそうそういない
だろうと思う。冗談で言うくらいならあるかもしれないが、お姉ちゃんは違う。俺がやんわりとでもお断りしない限り、真面目
な顔してタオル持って戻ってくるだろう。というか実際こないだ来た。

 でもまあ、それくらいならちょっと仲が良すぎるだけの普通の姉弟だろう。きっといずれお互いに姉離れ弟離れして、そこ
そこドライな関係に落ち着くはずだ。
 そこのところ、うちの場合はそうもいかない事情がある。それはいっそ秘密にしたほうがいい、そして実際誰にも打ち明けた
ことのない、一種の禁忌とさえ呼ぶべきもの。それはそう――

「まあいいわ。風邪ひいたらお姉ちゃんがつきっきりで看病してあげるだけだし。ご飯今作ってるから、もうちょっと待っててね」
 お姉ちゃんの耳に優しい落ち着いた声で、思考中断。にっこりと見とれるような微笑を俺にくれてから、ぱたぱたとキッチン
へと消えていく。つかなんかまた過保護なこと言ってたな。いやまあ、嬉しい、けどさ。
 
 しかしまあ、逃亡劇で汗だくなのも事実、同時に腹ペコなのもまた事実。お姉ちゃんに言われた通りにしっかり汗をふきふき
しつつ、腹の虫がぐごごと鳴るのを聞き届けて、お姉ちゃんがいるリビングへと足を向けた。
746僕たちの姉弟愛は8割がたが偽りです:2012/06/29(金) 18:07:39.89 ID:wbKeHVae
 月島家では、料理番はお姉ちゃんが担当している。
 母さんはだいたい家にいないし……予防線張っとくけど、なんか複雑な家庭の事情があったりなんて全然ないからな? 仕事
の都合で海外に行くことが多いんだうちの母さん。
 父さんは最近残業が多くて、帰ってきたらもうくたくたのへろへろ。子どもたちを愛してないわけじゃないと思うが、ご飯を
作ってくれる余裕なんてなさそう。さすがにへろへろの父さんにご飯作ってくれなんて言えないし。
 
 そこでお姉ちゃんの出番。大学に入ってからずっと、朝飯晩飯を作ってくれる。最初はさすがに不慣れだったみたいだけど、
最近はすっかり板についている。今だってそう、鼻歌歌いながらフライパン捌いてる。料理してるお姉ちゃんの後ろ姿を見る
のが、俺の密かな楽しみだったり。軽く邪魔してみるのも楽しみだったり。でも最近してないな邪魔。よし、久々やってやるか
邪魔。のこのこと近寄って……

「お姉ちゃん、ご飯まだ?」
「あら弟くん。ごめんもうちょっと待って。あ、ちゃんと汗拭いたんだ? 偉い偉い」
「うわっ! な、なで、なでるな!」
「あ、照れちゃって。もー可愛いヤツめ。うりうり」
 ……邪魔しにきたつもりが。なでなでされてほっぺうりうりされて手なずけられてしまった……さすがはお姉ちゃん。

「せっかくだし、お味噌汁味見してよ。はい」
「いや、どうせもうすぐ食うでしょ?」
「もうちょっと塩っけがほしいとかあるかもしれないでしょ。ほら。飲みなさい」
「強制かよ。じゃ、ま……いただきます」
 小さな味見用の皿を渡される時、お姉ちゃんの指が少しふれた。すべすべとした綺麗な指。味噌汁よりそっちの方が気になる。
でも腹減ってるから味噌汁ももちろん気になる。味見だけど、いただきます! ごくっ。終わった。

「うん、塩っけ絶妙。文句ないですお姉ちゃん」
「ほんと? へへ、ま当然よね。お姉ちゃんだし」
 偉そうに言って、少し得意げな顔になるお姉ちゃん。合わせてぐっと胸を張る。ただでさえ大きい、男子の煩悩にパイルバ
ンカーを打ち込むようなそのご立派な胸がさらに強調されて、俺はたまらず視線を降ろした。すると今度はほっそいお腹。お姉
ちゃんは料理中しっかりとエプロンをする素晴らしい女性なんだけど、そのエプロンの紐を随分きつく締めるから、今ますます
細さがくっきりと見てとれる。またそんな状態だからその上の膨らみがますますいけないことになっていることにも今気付いて
しまったし。ああもうこの際だ。さらに視線を下へ。はい美尻。以上。とりあえず、お姉ちゃんがかなりのわがままボディの持
ち主だということは伝わったかな。
747僕たちの姉弟愛は8割がたが偽りです:2012/06/29(金) 18:08:49.94 ID:wbKeHVae
「啓ちゃん? どうしたのよ? いきなりお姉ちゃんの体をくまなく眺めたりして」
「な!? してないし! 今日はあんまり見ないエプロンしてるなって思っただけだし!」
 したけどね。危ない危ない。ちなみにこの言い訳、後半は事実だ。たまたま珍しいエプロン着ててくれて助かった。

「おお! 啓ちゃんが気づいてくれた! 普段新しい服着ててもスルーのくせに」
「いやこれはさすがに気づくよ。色全然違うもん」
「ふーんじゃあ普段はなんで気づかないんだろうねー。あ、そろそろ仕上げしちゃうから、座って待ってていいわよ啓ちゃん」
 悪戯っぽく(決して嫌みっぽくではない)言ってから、またにっこりと見とれるような笑顔をくれて、お姉ちゃんはフライパ
ンを捌き始めた。さすがにもう大人しく待っておこう。

 正確に言えば「見とれるような」はおかしい。俺は実際、何度もお姉ちゃんの笑顔に見とれた経験ありだし。
 綺麗だ。お姉ちゃんの笑顔はとても、本当に綺麗だ。しかもかわいい。綺麗なのにかわいい。これはもはやちょっとズルいだ
ろう。「かわいい」女性はいくらでもいる。「綺麗」な女性もままいる。でもお姉ちゃんはその複合体なわけだ。ズルい存在だ。

 そんなズルい人の後ろ姿を見るのが好きだ。フライパンを捌くたびにふわりふわりと揺れる栗色の長い髪。傷みなんてまるで
無縁のさらさら艶々天使の輪っかヘア。つい最近事故って触ってしまったけど、なんか、あれ……そう、絹みたいだった。
 部屋着から覗く肌。白い。練乳みたいだ。子どもの頃は結構日焼けしてた気がするけど、今は本当に白くて、それでいて染み
なんてかけらもない。毎日しっかりケアとかしてんだろうな……

「啓ちゃーん? なんか背中に尋常じゃない視線を感じるんだけどー」
「自意識過剰」
「何それー。啓ちゃん可愛くない」
 かわいくブー垂れて、唇をツンと尖らせる。これはお姉ちゃんの癖。本気半分冗談半分のお怒りの意思表示。かわいいな。

 ごめんお姉ちゃん。ほんとはずっと見てたよ。大好きなお姉ちゃんの後ろ姿を。って白状してみたって、お姉ちゃんはまた、
おバカな弟がくだらないこと言ってるなって思うだけかもしれないけど。
 勘のいい人なら、いやそうじゃなくてもここまできたらわかるだろうけど。秘密にしたほうがいいだの、禁忌だのってもった
いぶってみたけど。こんなに長々と俺のお姉ちゃんの魅力を主観丸出しで語ってしまったらな。

 そうなんだ。そういうわけなんだ。気持ち悪いって声が矢のように飛んできそうだけど、事実そうなんだ。
 
 俺……好きなんだよね。その、お姉ちゃんのことが。シスコンとかそういうんでもなくて、もっとこう、本質的? な感じで。
 本当に、お姉ちゃんが好きなんだ。これが俺たち姉弟、というか俺が抱える秘密で、禁忌だ。あ、気持ち悪いって言わないで
ほしい。そんなことはわかってる。自覚してる。でもそれでもやっぱり、好きなんだ。
748創る名無しに見る名無し:2012/06/29(金) 18:09:36.80 ID:wbKeHVae
今回は以上です。
本当に結構長くなりそうな気がします。
749創る名無しに見る名無し:2012/06/30(土) 16:29:52.01 ID:ourehmO5
乙ん
ニヤニヤ
750むじな ◆Umw27Fm542 :2012/06/30(土) 22:18:21.03 ID:TtJ/VLwz

姉「…へ?」

弟「おぁ?」

姉「…あ、すごいよ、何ヶ月か振りに私たち以外の人が書いてくれてる!!」

弟「おお、素薔薇しい!! 規制もあったし忙しくもあったけど、あんまり俺達しかいないからちょっと貼れなかったんだよなぁ。」

姉「まあ『そんな事気にしないでちょっとでもレス増やせよ!』って話もあるんだけどね。」

弟「それを言っちゃあ。」

姉「でも貼っても誰も何も言ってくれなかったってのもちょっと悲しかったわよね。」

弟「んで、今書いて下さってる方にはレスがついた、と。」

姉「…筆者の実力不足を痛感するわね。」

弟「血の涙が出そうな事言わないでくれ…。」


久方振りに書いて下さっている方がいて良かったと言うか安心したと言うか。

続きを楽しみにさせて頂きます!
751創る名無しに見る名無し:2012/07/01(日) 22:10:45.98 ID:QYAI+jyG
>>750
むじなさんお久しぶりです。
投下にレスがもらえるかどうかは、結構タイミング次第なところもあるので
あまり気にしなくていいと思いますよ。でも寂しい気持ちはとてもよくわかります。

久しぶりに絵投下します。あんまり卑下するとお姉ちゃんも悲しみます。
やっつけなのでクオリティは保証しませんw
ttp://u6.getuploader.com/sousaku/download/670/%E3%81%8A%E6%80%92%E3%82%8A%E5%A7%89.jpg

なお上のSS書いてるのも俺です。今後はSS書きとしてよろしくです。
752創る名無しに見る名無し:2012/07/01(日) 22:15:17.38 ID:WWV7XQQz
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +
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        /    ! +    。     +    +     *
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
――――――――――――
753むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 22:40:41.04 ID:KwDxsrpg

姉「…え!? ちょっと、」

弟「………姉絵師様キターーーー!!?」

姉「え、しかもSS書いてるのまでそうなの!?」

弟「何だこの多重コンボ!? ちょっと待て誰だ『天は二物を与えず』とか言ったのは!?」

姉「いやちょっと反応して頂いただけでも嬉しいのに姉絵師様からとか!!」

弟「誰も想像できないだろこの展開!」

姉「こうしちゃいられない、今途中の奴大急ぎで書き足して貼る!!」

弟「うわ、ちょ、俺頑張る!!」


本気でびっくりしました!

姉絵師様お久し振りですってゆーかまたこのスレでお会いできるとは…!!
754むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 22:57:21.25 ID:KwDxsrpg

姉「さあ大急ぎYo!!」

弟「姉絵師様が見てる!! 震えるぞハートってなモンだ!!」

姉「あんだかもーこんな感じ久し振り! 燃え尽きるほどヒートね!」

弟「缶が爆発しても構わん、回せー!!」

姉「もーお風呂入ろうとか思ってたけどそれ所じゃ無いわね!!」

弟「取りあえず貼ってから考える!」

姉「もしくはさるさんなってから!!」

弟「…マジでそれもあるな…。」
755むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 22:57:58.31 ID:KwDxsrpg

姉「これはいつ頃だっけ?」

弟「まだ寒い頃だったよーな。」

姉「桜は咲いて無かったわよね?」

弟「だな。」

姉「そー言えばお花見ってしたっけ?」

弟「したよーなしなかったよーな…。」

姉「ぢゃあ次の話はそれね!?」

弟「!?」
756むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 22:59:15.52 ID:KwDxsrpg


姉「むう、まだ帰ってこない…。もう普通なら帰ってきてるのに…。」

姉「あったく…。マイ・ディア・お姉様を待たせるとは言わばナイス度胸!」

姉「帰ってきたらあーんな事やこぉぉぉんな事をして、もう、こねくり回すかの様にじっくりたっぷり嬲り倒!?」キュピーン!

弟「ただいまー。」

姉「!」


弟「あー、もうこんな時間か。やっぱし先に」

姉「おっかえりなさぁいぃーーーー!!!」ジャンプ!

弟「ちょ、だはぁ!?」
757むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 23:00:12.96 ID:KwDxsrpg

 いつもの様に大好きな弟が帰ってきた瞬間に飛びつく。こう見えてマッシヴな弟はそんな私を平気な顔して抱き止めてくれて「ちょ、危ねぇって姉!?」とか言いながら抱き返してく

「ぐっ!」

 …え?

「…いてて、っと、大丈夫か姉? どっかぶつけたりしてないか?」

 まず私を気遣ってくれる。いつでも自分より私を優先してくれる弟に感謝と溢れんばかりの愛を込めつつ。

「…え、あ、ごめんなさい、大丈夫!?」
 
 私が飛びついたのを支えきれず背中というか肩からドアにぶつかった弟。それでも自分より私を守る為に体を捌いてくれていた。その事に心の底からダクダク溢れる愛情と、

「ああ、無問題。姉は?」

「…私の事とかどうでもいいから! ちょ、怪我してるの!?」

「あ、ああ、ちょっとな? ってどうした姉!?」

 弟を傷つけてしまった事への後悔が堰を切ったように押し寄せてきた。

「うわ、ちょ姉!? えぇぇ!? って!」

「うにゃあ!?」
758むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 23:01:17.95 ID:KwDxsrpg

 涙が滲み始めた姉をお姫様抱っこして階段を駆け上がる。ちょっと待てナニがドゥーしてこうなった!?
 急ぎ部屋に駆け込みドアを閉め一息。思い出したかのように痛み始めた足を気にしないようにして声を掛ける。

「あー、姉? どぎゃんしたつね?」

「………ん!! とりあえず弟が心配するから泣かない!!」

「ぅおぁ!?」

 いきなり気合炸裂。俺に抱き抱えられたまま一瞬ぎゅっと両眼を閉じすぐに眼を開く。そこには本人が言ったとおり涙は無い。

「…もー何がなんだか。」

 姉を下ろそうとしたら、

「この状況でその発言はドゥーなのよコイツときたらー!?」

「だはッ!? いきなり流れ弾のご褒美キタッ!!?」


「…んで!!」

「おぅ!? 何かテンションの上下が激しいぞ姉!?」

「あったし前ぢゃない!? 弟が、『わたしの大事な愛するおとーと』が怪我してるのよ!? 一体あにがあったのか根掘り葉掘り詳しく!!」

「分かった、分かったから落ち着けぇ!?」
759むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 23:02:47.97 ID:KwDxsrpg

「えーとだな。まあぶっちゃけ今日の作業中に足の上にモノ落とした。」

「…あにを?」

「あー、百聞は一見に如かず、ってか。…こんな感じ。」

 細かく説明しても分からんかも知れんから左右の靴下を脱いで見せる。

「…え? あれ? ……え!!?」

 最初は気付かなかった様だが、よく見てみたら分かったらしい。

「まあ、そんな感じ。直接出血はしてないし。…まあ、まだ内出血が続いてるっぽいから明日には真っ青になると思うが。」

「ちょっと、そっちの足と…この時点で全然違うぢゃないの! ああ、こんなに腫れちゃって…!!」

「ってちょっと触ったらアカン! だから痛い痛いって!!」

「あーもーこんなになっちゃって可哀相に…!」

「だから触ったら痛えんだYo!」

 だから押すな揉むな抓ろうとするなぁぁ!!

「え、あ、ごめん! ぢゃあ、ん…。」

「いや待て何で舌を出して顔を近づける!?」

「え、でも、こうでもしないと触れられないんでしょ?」

 何故そこまでして触ろうとするんだYo!?

「俺はどっかの尊い御方じゃないから! せめて風呂で足洗ってから! らめぇ!?」
760むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 23:03:33.95 ID:KwDxsrpg

弟「だー…。ちょ、マジで疲れたんですが…。」

姉「あったく。弟が素直になれば早かったのに。」

弟「もう面倒だから無視して続ける。まず姉!」

姉「にゃ!? あに!?」

弟「いきなり靴下脱いだばっかりの足を舐めようとするなぁ!!」

姉「えーー!!?」

弟「いやちょっと待て。その反応はマジでドン引きするぞ?」

姉「あんでよ!?」

弟「常識が通用しない…だと…!?」

姉「弟の常識世間の非常識!!」ドヤッ!

弟「ドヤ顔で何故か俺の方が否定された!?」

姉「だって。弟の足を舐めちゃ駄目だとか。…ねぇ?」

弟「いやだからそこで不思議そうに小首を傾げるな余りの可愛らしさに押し倒しそうになったから!!」

姉「あら。いいのよ? 私は『  』になら何時何処で」

弟「誰の挑戦でも、とか言ったら分かってるな?」

姉「…あにょね。流石におねーちゃんはネタでもそんな事は。」

姉(あ、危なかった…。ヘルメットが無かったら即死だった…ッ!)
761むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 23:04:29.65 ID:KwDxsrpg

弟「とか考えてんじゃないだろーなー?」

姉「にゃ!? にゃんの事でしゅかー!?」

弟「…まあいい。」

姉「そこで空気読んで止めてくれる弟が好きです大好きです愛してますー!!」

弟「ちょわぁッ!?」


姉「…ふぅ。そー言えばおかえりのキスがまだだったもんね。ごちそーさまでしたー。」ホッコリ

弟「…だは。もー何がナンだか…?」

姉「ご不満?」

弟「話の全てがなし崩しになったと言う点においては。」

姉「諦めなさい。」

弟「一切の前向きな努力も行動も検討すら行なわれずに即答!? しかも命令形!!」

姉「もー。聞き分けの無い子ねー。」

弟「俺か!? 俺が悪いのか!?」
762むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 23:05:35.37 ID:KwDxsrpg

姉「ぢゃあ私が悪いとでも?」

弟「誰か、誰か今の会話を録音していた方はおられませんか!?」

姉「してるよ?」

弟「ネタで言ったのに目の前に居たァ!! ってゆーか何で姉が!?」

姉「愛する弟との会話は大体録音しておりますがあにか?」

弟「ちょ、マジで!? 一体何の為に!?」

姉「弟の格好いい科白や甘えてきた所を編集して一人悦に入ってニヨニヨする為に決まってるでしょーが。そんな事も分からないの?」

弟「いやそんな事をさも当然の如く吐露されても!!」

姉「愛するおとーとを持つ姉としては最低限の嗜みにして至高の喜びであり日々の習慣ですが。」

弟「俺か? 俺の常識の方がおかしいのか!?」

姉「あに言ってんのよ。ちゃんと常識くらいありますー。」

弟「どの口がそんな事を言うのか! これか、この俺好みの可愛くてプルプルしてるこの唇か!?」

姉「ちょ、さり気に惚気を混ぜるんぢゃないわよコイツときたらー!!」

弟「自分で言っといてアレだが何処がさり気にだったんだろうか…。」

姉「私が言ったならそう云う事になるのー! 特に二人だけの時は絶対に!!」

弟「駄目だこの姉、早く何とかしないと…。」
763むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 23:06:40.76 ID:KwDxsrpg

姉「その言葉そっくりそのまま返すってゆーかあによその言い草は! どうしよーってゆーのよ!?」

弟「そりゃあ…こんな危険人物は野に放つ訳には行かないから」

姉「どの口が!? どの口がそんな科白を!?」

弟「でぇい、俺の科白をパクるな!」

姉「弟の全ては姉のものよ? この宇宙の真理に対して今更あにを言ってるのよ。」

弟「ガン無視してやる。…野に放つ訳には行かないから」

姉「あ、そこに戻るんだ。」

弟「無視するって言ってるだろぉ!?(デイトナ逆走風に。)…俺が責任を持って一生監視するしかないなー、と。」

姉「!!?」

弟「あ、監視・管理・運営するとは云え勿論ある程度の自由は保障されるが基本的に」

姉「私はあなたの、『  』のものです。」

弟「!」

姉「ええ、私の、『   』の全ては愛する『  』のものです…。」

弟「…あ、姉」

姉「まあ、逆も又真也、って事でおとーとは私のモノだからー!!」

弟「ちょ、てめ、マジで驚愕してほんのりジーンとしたのに一瞬で滅殺しやがったYo!!」

姉「え、にゃ、おそわれるってゆーか本気で襲われるー!!?」

弟「今日のマッサージその一から三だ本気で行くから覚悟しろよ!?」

姉「にゃーー!!? 痛いいたいイタイ痛にゃははははは!!?」
764むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 23:08:00.22 ID:KwDxsrpg

「…ふぅ。俺の全身全霊の力と『   』への溢れる愛を込めたからな。効いたろ?」

 握力だけでなく腕全体がくまなくパンパンになっている。これ絶対明日の仕事に影響出るよな。どうしよ?

「………に、人間、本当に痛いと笑いが出るってマジネタだったのね…?」グッタリ

「でも、これで相当楽になった筈だそ?」

「…それについては疑ってないし、今の時点ですんごい楽になったのも分かる…。」

「そうか、良かった。」

 コレで効果無いとか言ったらマジでナニされるか…精神衛生の為に思考停止しとこう。

「きょ、今日の所はこれで勘弁してあげるけど、この借りはずぇったいに返すかんね…?」

 思考停止思考停止! 君子危うきに近寄らず!!

「とりあえず、弟…?」

「ヴぁいっ!?」

「足。足出して…。」

「とりあえず明日の仕事に支障が出る様なお仕置きは勘弁して頂きたく!」

「しないってそんな事。そんな程度で済ませる訳が無いぢゃない…?」

 やヴぁい、眼がマジだ。いやあの『眼は笑ってるけど瞳が笑ってない』姉がマジでキてる時のあの笑みだ!!
 …まあ仕方ない。自業自得と言えばそうだし、覚悟決めた。足も洗ってきてあるし、流石に折られはしないだろ?
765むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/01(日) 23:09:48.57 ID:KwDxsrpg

(ってまあ俺の愛する大好きなお姉ちゃんがそこまでするとは思えないし思いたくないが。まあどんな事されたとしても俺の『   』への愛は絶対に揺るがないしな!!」

「後半漏れてる。」

「だは!? …失礼。まあそれはさておき。どうぞ。」

 目の前に崩した正座で座っている姉に足を差し出す。ってこの場合こんな表現でいいのか?

「覚悟はいい?」

「ああ。姉の望む様にしてくれ。」

 とりあえず、大声は出さない。その事を頭に置いて姉がナニをするのかに注目する。
766創る名無しに見る名無し:2012/07/01(日) 23:51:07.06 ID:QYAI+jyG
……さるってるのかな?
ちょっと前から気にはしてたけど、そろそろ容量限界だよね
次スレ立てやってみるね
767むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/02(月) 00:03:32.20 ID:Yk9tC4Sj

姉「はい、ここでさるげっちゅー!!」

弟「まあ予想通りだが引っ掛かったな。」

姉「もっとひとスレの文章を長くした方がいいのかなー?」

弟「でも俺が初めてこのスレ見た時こんな感じじゃなかったっけ?」

姉「あと9か10レス文位あるのね。」

弟「次引っ掛かったら書き方変えよう…。」


容量限界で途中落ちなんてあるんですか…。

知らなかった…。
768むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/02(月) 00:04:23.89 ID:Yk9tC4Sj

…あったく。この私が愛する『  』を傷つける様な事をすると思ってんぢゃないでしょーね、コイツときたら? 

 前に勢いで鞄で殴って頭から流血させちゃった時、その場ではあんとか誤魔化した(誤魔化せた事になってるのよ私の中では!)けど、弟と別々に寝た後一人でお布団の中でマジ泣きしちゃったんだからね?
 貴方を、『  』を傷つけたって事は私にとってそれ位大きいんだから!
 そんなのにもし私が「足の指でも折るんじゃないか?」とかビクついてたりしたら………って、してないわね。それは流石に私を信じてくれてるのかな?
 まあいきなし足の指を折ったり折られたりする姉弟ってのも常識外だと思うけど!
 あにがタチが悪いって確かにやろうと思えばできるって所よねーお互いに。まあ死んでも愛する弟に乱暴………って、前にちょっと漢字二文字(性的とか)がつくのはアリ? OKだったりする?
769むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/02(月) 00:05:32.50 ID:Yk9tC4Sj

「!?」

 ちょ、待て、今いきなりトンでもない悪寒が体を突っ走ったんだが!?
 姉、他人様には言えない様な事を考えてるんじゃないだろうな!?

「!?」

 いきなし弟が大きく身震いをした。まるでトンでもない悪寒が体を突っ走ったかの様に。
 …流石は私のおとーと、私が考えてる事には敏感って事?
 まあそれは冗談としても、でも、ホントにそんな事があったらいいのにゃー。そしたらアレの時とかナニの時だったりとか…。

「…じゅるる。」

「いやちょっと待てなんでいきなり涎でも垂らしそうな!?」

「失礼ね、垂らしそうな、じゃなくて垂らしてんのよ!」

「訳が分からねー以前に人としておかしいから落ち着け姉!!」

「大丈夫。私は冷静よ?」

「冷静に、穏やかに、ごく自然に狂ってやがる…。」

「ちょ、あによその三段活用は!?」

 弟の足は今、私の手の中にあるんだからね!?

「だは! ちょ、ごめんなさい姉ひねるな捻じるな地味にイタイいたい痛い!」

「っあーら、ごめんあそばせェー?」

「ちょそんなブルジョアマダムみたいな言い方すんな姉はいつもの方が似合ってるからイテテテテテぇぇぇぇ!!?」

 変な事言うんぢゃないわよコイツときたらー!? 思わず思いっきり捻じっちゃったじゃないの!
770創る名無しに見る名無し:2012/07/02(月) 00:06:54.84 ID:dLBen0ip
割込みごめんね。
次スレ立てたから、容量超えそうなら次スレに投下できるよ。
ちなみに500KBで容量限界
771むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/02(月) 00:10:39.65 ID:Yk9tC4Sj

弟「ちょマジで待てこれ以上ダメージ受けたらマジで明日歩けなくなるから!」

姉「そしたら私が一日中マンツーマンで看病してあげるわYo!」

弟「仕事どうすんだ仕事!?」

姉「さぁ?」

弟「テメこのちょっと頭キたぞこのヴぁかちんが!」

姉「にゃ、これって正面上のベストポジションからの右手首に左手まで添えた正統派アイアンクローの痛いいたいイタイーーー!!!?」

弟「足が使えない分上半身の力は有り余ってます!!」

姉「ぅにゃーーー!!? ちょ、ごめんなさいぃぃーーー!!?」

弟「お前にはいつもクローを掛けるねぇ!!」

姉「それは言わない約束ってだから割れる潰れるクシャッと逝っちゃうーーー!!?」
772むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/02(月) 00:11:44.52 ID:Yk9tC4Sj

姉「………い、い、今までで一番あたまがぢんぢんするぅ……。」

弟「あー…。流石にちょっとやりすぎたか?」

姉「ちょっと所ぢゃ済まないわYOーーー!!! …って、まだ眩暈が…。」

弟「ちょ、急に大声出すから!」

姉「誰のせいだと…!!」アタマヲオサエル

弟「だから悪かったって。お詫びといってはアレだが。」ダキアゲナガラ

姉「?」

弟「今度、二人の休みが重なった時にデートしようぜ? 勿論俺の奢りで。」

姉「!!?」

弟「あ、無理に声出さなくていいから顔見れば分かる。って何故我が愛する姫姉様は意外そうにポカンと口を開いてお出でですか?」

姉「…お、弟にそんな甲斐性があるとは思わなかったから。」

弟「正直に答えやがったよこのお方!?」

姉「…わー、あんだろ。すごいビックリ。」

弟(そうか、俺はそこまでボンクラだと思われてたのか。これからはもっと精進して成長して姉の認識をひっくり返す位にならんとって何で泣いてるんだ『   』!?」

姉「…わ。あんだろ。すっごい嬉しい。」

弟「へ?」

姉「『  』が私の事を誘ってくれたのがすっごい嬉しい。あんでだろ。今までも誘ってくれたりデートした事はあったのに。あんで今回はこんな涙出る程嬉しいんだろ…?」
773むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/02(月) 00:17:38.05 ID:Yk9tC4Sj

弟(えー。どうしよ。マジレスすると本気で姉が嬉し泣しちゃいそうだしなぁ。)
 (だからってヘタな事言って怒らせるならまだしも(いや、怒られる事を望んでる訳じゃないからな!? そこんとこ誤解すんなよ!?)

弟(悲しませたり泣かせるなど絶対に許されん事だからな。どうボケようか…。)

弟「えー、まあ。姉の新たな境地開発が為された事については」

姉「ちょっとあによその言い草!?」

弟(まあ泣きそうな姉よりは怒ってる姉の方が見てて心配する事も無いしなってテテテテ!?」

姉「あーもー…。お姉ちゃんはまだまだ頭がぢんぢんするってゆーのに。これ以上頭痛の種を増やそうってゆーのねコイツときたら…?」

弟「いやゴメン俺が悪かったから足が動かなくなるのも困るけど耳が無くなるのも困るからごめんなさい止めてお姉ちゃん!?」

姉「はぁぁ…。」

弟「いやだからそこで『これ以上引っ張ると千切れちゃうんだけどな…。』とかボソボソ言うの止めれ! マジで何だかブチブチ言う音が聞こえ始めたから!!」

 
姉「…やっぱし弟って酷いわよね?」

弟「一体何をどうしたらこの状況でその発言が出来るのか!?」

姉「だって。ねぇ?」

弟「…ヤヴァイ。姉にその表情とその角度でそんな風に言われたらどんな事言われようと言う事聞く俺がいる。」

姉「え、ホント?」

弟「多分。」

姉「…ぢゃあもうやらない。」

弟「何故に!!?」

姉「そこであんで弟が大声出すのかよく分かんないけど。だって。」


『  』が無条件になんでも言う事を聞いてくれるなんて、つまらないもの。

774むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/02(月) 00:18:22.88 ID:Yk9tC4Sj

「そうでしょう? 私達の想いはそんな風な形の物じゃないんだから。お互いがお互いを思いやり、愛し合うのが私達なんだから。」

 思わず、無言になった。
 そりゃそうだ。姉、いや『   』がいつもの「あ」を多用する発音じゃなくて。しかも俺ですら見た事が無いような真摯な表情で真っ直ぐな言葉をくれたのだから。
 その言葉、表情共に俺の心を

「やっぱし弟には無理難題吹っかけてそれをお姉ちゃんの魅力で嫌々ながらもぢつは「悔しい、でも感(ry)みたいな流れにする方が」

「もーちょっとで貴様にハートをブチ抜かれて『我、理想の死に場所を得たり!!』とか叫んで精神的に『   』に溺死出来そうだったのに!!! もう、もう30秒保ってくれれば! 保ってくれれば!!!」

「ちょ、あんで急に泣きながら各種マッサージ!? ってそんな揉んだら揉みかえしが! 揉みかえしが!!?」

「俺も明日一緒に行動不能になってやるから! 今だけは八つ当たりされとけェェェ!!?」
 
「待って痛いアタタちょっと待ってイタタにゃははははは!!?」
775むじな ◆Umw27Fm542 :2012/07/02(月) 00:19:09.89 ID:Yk9tC4Sj

姉「…んで、結局翌日二人ともズタボロの状態で仕事行ったのよね?」

弟「俺は仕事途中で痛くてまともに歩けなくなって病院行ったよ。打ち身だけじゃなくて捻挫も追加されたしな!!」

姉「大変だったのね…。」

弟「誰のせいかと!? 捻挫については誰が原因なのかと!?」

姉「そん時だっけ? 湿布と一緒にサポーターみたいなの貰ってきたの。」

弟「スルーした! スルーしおった!!」

姉「うっさいにゃー。どうすればいいのYo?」

弟「言っても聞いてくれないから既に諦めてる。」

姉「ならオッケーね?」

弟「…言いたい事は多々あれど面倒臭いからもーいい。」

姉「あんだか含みのある発言を…。」

弟「含むどころか既に丸呑みにされてんだよ!!」

姉「もー。おとーとのっておっきいから大変あんだからね?」

弟「ちょっと待ていきなり」

姉「ナニの話。」

弟「正直者にご褒美ぃ!!!」

姉「あいたたたた、ちょ、痛いってばー!?」

弟「痛いのは生きてる証拠!!」

姉「あたたたたた、って私は一子相伝の拳法継承者ぢゃないー!!?」
776むじな ◆Umw27Fm542

弟「…ふぅ。これで今週も姉の体調はバッチリだな!?」

姉「この恨み晴らさでおくべきか…。」

弟「いや怖いって。ってゆーかまた古いネタを。」

姉「それ以上言うと一回につき百日寿命が縮まるわよ?」

弟「えー、収集が付かんから飛ばしていくぞ?」

姉「次の土曜日を覚えてなさい? …んで、それが件のサポーターみたいなの?」

弟「ああ。最近は包帯使わないでこーゆーので一周くらい巻いて終わりになるんだそうな。」

姉「まあ、包帯って大変だものね。上手く巻くのも一苦労だし。」

弟「患部に巻く前にもう一回巻き直したりしなくちゃならないしな。」

姉「汚れちゃったら洗濯とかも大変だしね。洗濯物に巻きついたり絡んだりしたし。その上干す時は『ドゥーしろってゆーのYoーー!?』みたいな事になったしネー。」

弟「何故語尾がカタカナなんだ? …あー、俺が前に腰痛めてさらし巻いてた時なんか大変だったんだって?」

姉「大変でしたネー。もう洗う時はそれだけで洗った方が楽な事に気付いた程でしたネー。」

弟「ちょっと待て語尾が全部おかしくなってるぞ? …まあその当時は姉とおっかさんに迷惑掛けてたんだな。ごめん。」

姉「大丈夫ですネー。洗う前に私がくるまって寝っ転がったり、弟の匂いに包まれた中でバレ無い様にこっそりセルフバーニングしたりしてましたからネー。」

弟「何だその衝撃の事実!?」