1 :
創る名無しに見る名無し:
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
男「イボンヌ(いぼのある数学教師)の野郎授業ながびかせやがって!やべぇやべぇ!うんこうんこ!ぬ
ぐぅ…………くっ……ぶすぅっ……ぶすっ…しゅっ…すっ……………くそー…お
ならだけか…頑張ったのに…けつぐらいふかせてもらわなきゃ割にあわんぜ……
…ん?」
マリハです彼氏募集中だよ連絡ちょうだいね
○○○ー△△△△ー□□□□
男「…OH…」
2 :
創る名無しに見る名無し:2011/01/21(金) 21:59:51 ID:S+u2xejJ
男「…………すっ……カチカチ…○○○の△△えっと…△△の□□□□っと……
……エヘヘ電話するぞマリハちゃん!ってわざわざ男子便にまできて彼氏募集
なんて…するかー!男のいたずらやろ!」
女の声『…もしもし…?誰ですか?』
男「えっ!?」
女『?』
男「あ、あれ!?ん!?あれ!?」
女『?誰?誰ですか?』
男「え…えっと…マリハ、さん?ですか?」
女『はぁ…はい…マリハですけど…あなたは?』
男「まじか……えっと……ハツって言います…初めまして…?」
女『はぁ…初めまして…?』
3 :
創る名無しに見る名無し:2011/01/21(金) 22:05:05 ID:S+u2xejJ
男「えっと……」
女『誰?どうして私の番号を知ってるの?』
男「いえ!?えっと…その…なんですか……あの……オレ今トイ……トイレ、に
、いるんですよ…」
女『はぁ…?』
男「そ、それで、ですね…壁に、ですね、番号、が、書いて、あったん、ですよ
ね…か、『彼氏募集中』って、だから、その、つい、?って、いうか、ほんの、
イタズラって、いうか、かかるわけないと思って、まして、そしたら、こんなこ
とに…」
女『トイレの…壁?…えっと…?どういうこと…?そこどこですか?』
男「えっと…オレオレ高校って…わかります?オレそこの生徒で…」
女『知らないですねぇ…何県ですか?』
男「熊本っす」
女『くま…熊本?熊本って…どこにあるんですか?四国ですか?』
男「九州です」
女『九州!?え!?なんでなんで!?私…宮城にいるんですよ!?』
男「み、宮城?宮城って…どこ…ですか……?石川県あたりですか?」
女『全然違いますよ!岩手の下っていったらわかりますか?』
男「岩手の下って…確か岩手は青森の下だから…うへぇ!?日本の上らへんの寒
い地域じゃないですか!なんだってそんな!」
女『私だってわかりませんよ!意味わからないです!』
4 :
創る名無しに見る名無し:2011/01/21(金) 22:09:01 ID:S+u2xejJ
「ごごごごめんなさい!いきなり知らない男から電話なんて意味わからないで
すよね!?すいません切りますごめんなさい!ぴっ………………ふぅ…びっくり
したぁ……まじでかかるんだもんよ…………でも…………かわいい声だったなぁ
………ブルブルブルブル!…うわぁ!?…わたわた…なんだなんだ!?知ら
ない番号から…?えっと…もしもし…?」
『…もしもし…えっと…ハツ、君?ですよね…?マリハ、です』
「ふぇ?え、ま、マリハ、さん?????え、えぇ?ごごごごめんなさい!?
番号マジックで塗り潰してわかんなくしときますんで!誰にもわかんなくします
んで!もちろんオレにもわかんなくしますんで!だだだだ大丈夫です!ごめんな
さい切りますごめんなさい!ぴっ……うわぁびびった…まさかかけなおしてくる
とは…ブルブルブルブルブルブル!うわぁ!わっわっなんだ!?また知らない
番号から?いや、こ、この、番号…ぴっ…も、もしもし…」
『もしもし?ハツ、君の、ケータイで、あって、ます、よね?』
「ま、ま、ま、マリハさん!?やっぱマリハさん!?ごめんなさいごめんなさ
い!許してください!許してください!もう二度としませんので!おならした途
端感知して自動発動する空気清浄器使うのやめてください!」
『い、いや、そうじゃなくて…は、ハツ君は…高校生だって言ってたよね…?
何年生なの…?』
「へ?に、二年生っす!」
5 :
創る名無しに見る名無し:2011/01/21(金) 22:11:00 ID:S+u2xejJ
『あ、あのね…私も高校生なの…ハツ君と同じ二年生…』
「は、はぁ…オレと同じですか…」
『敬語はいいよ、ためでしょ?』
「は、はぁ…はい…じゃ、なくて…う、うん、で、いいのか、な?」
『なんかね…私これ偶然だと思えないの…』
「は、はい?」
『だって、だってね?熊本と宮城ってすごいはなれてるんだよ?なのにどうし
て私の携帯番号と名前がセットで名前も知らなかった高校のトイレに、しかも、
だ、だ、男子、トイレ、に書いてあるの?多分、多分書いた人はイタズラだった
んだと思う、なのに、その番号と名前は確かに私のなの!なんでだろうなんでだ
ろうって考えたの!わからない、わからない、けど…イタズラで書かれたものか
もしれないけど確かに私もその番号もあるの!小さな小さな奇跡?わからないけ
どすごくドキドキワクワクするの!』
「は、は、はい」
『…だからね、この小さな出会いを大事にしようと思うの。改めて自己紹介す
るね、私、マリハ』
「え、えっと…ハツ!ハツです!」
『えっと…ショートメールでアドレス送るね?ちゃんと返信ちょうだいね?バ
イバイ、ハツ君』
「は、はい…バイバイ…マリハさん…」
『あ、ひとつ言い忘れてた』
「うわっ!な、な、な、な、な、何、何、何、何?何ですか?」 『ハツ君彼
女とかいるの?』
「え!?い、いや、いないけど…」
『…「彼氏募集中」っていうのも…ホントだから…じゃあね…プツッ……ツー
…ツー…ツー…ツー…』
「…………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………
………………………トイレに…………………………感謝ァァァァァァァァァァ
!ウォォォォ!やったぁぁぁぁぁぁ!……ありがとう…ありがとうございます
トイレ様ありがとうm(__)m…そしてこれを書いた人……ありがとぉぉぉ!もし書
いてくれなかったら君はA級戦犯になるとこだった!……はぁ…早速登録…あっ…
わっわっ…あっ…!」
ぽちゃん
「ぎいいゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
むしゃくしゃしてやった 反省している
おわり
乙!