254 :
103:
>>242 まとめて頂き、有難うございます。
じゃあチョビチョビでも書いたら本スレへもチラッとリンク張るかな…。
もし記憶失ってたら、自分だったら都合の良い偽の記憶を…いや、なんでもないです。
風邪を舐めていたら血痰出ました…今の所これ以上回復しそうに無いので、
誰も使って居ぬうちにアニメ風?第七話辺りを投下致します。ヒワイ達に自分設定明示しちゃいます。
オタ中国人の憂鬱…エロ本系雑誌のコーナーにあったんで少し恥ずかしかった。w
255 :
103:2011/01/27(木) 01:12:47 ID:6j/gQDi/
さびれた神社の入り口に聳え立つ、古びた木製の鳥居から声がする。
チチドリ「ここは我らが寝床、忘れられた者達が住まう場所なり」
鬼子「…貴方達、本当に神様だったの?だったら何故人の欲に任せて悪さなんて」
ヒワイ「知れた事を。我らへの信仰など確立された信用や溢れる情報の前では薄いもの」
チチメン「何も名の無い庶民よりの力で、支えられてきた零細の柱など心の揺らぎに生きるのみよ
第七話:集めろ!初詣
寂れた社に三羽の乾いた声が木霊する。その響きはやけに自嘲気味だ。
ヒワイ「今の世界に生きるもの達は、何かで悩んだ時、神仏でなく本やエレキテルに頼り、
わざわざ神頼みに訪れるものなどおらん。人気のある神仏は未だそれらの及ばぬを扱うものばかり」
チチドリ「だが今は祀られぬ神であれど、対象も無く願う心が多く集まれば形ともなる」
チチメン「誰の祈りかも解らぬなら、ただその感情に流されるまま動いてしまうのも道理というもの…」
自嘲気味な語り口ではあるが、徐々に言い訳染みて来た話を聞き飽き始めた鬼子たちを、
昼を迎えた光が社ごと照らし始める。ボロボロの社の奥から本体である御神体が、姿を見せ始めていた。
鬼子「じゃあ…貴方達は一体何の神様だっていうのよ?
チチドリ「我は子供の成長を見守り、幼き頃を病から守る者であった!」
一番小さな社から、千歳飴を抱えたお地蔵様の姿が見え始めた…。
恐らく医療・薬学が発達してからは、薬師如来にほとんど集約されたのであろう。
チチメン「我は母となりし者の、生育を助けんとする祈りを集めておった!」
社の奥に、大きな乳房が鎮座している。今では粉ミルクなどもあるが、
昔は栄養状態も含めて、乳の出が悪い事は子供の生死に関わる一大事だ。
ヒワイ「我は無事に男女の営みが成功する事を祈られておった!」
…最後に、社の奥から光に照らされた御神体は、流石に言葉とするのは阻まれる姿である。
男女の営みに用いられるアレ…要するにピーーとピーーーが、そのままの形で置かれてある。
春画がここまで溢れていたり、知識が広く浸透していなかった時代には祈るものもいただろうが…。
鬼子「い…いやぁー!!!」 流石に年頃の娘の鬼子は、大きな悲鳴をあげて逃げてしまった。
鬼子「ようするに…ここに参拝に来る人が増えてくればちゃんと神様としての仕事に戻るのね?」
柚子や小日本と共に神社へ戻った鬼子は、何度も現れるヒワイドリたちの対策として、
神社建て直しを考えていた。小日本はチチドリの社だけを向かされて、膨れている。
ヒワイ「さよう。だが出来ると言うのか?人の信心など取り戻すのは用意ではないはず」
鬼子「まぁ私達に任せておきなさい。でも貴方達にも手伝ってもらうわよ?」
ヒワイドリ達と、手始めに社を直し御神体を磨く。木材は鳥達が運び、小日本がチチドリの御神体を、
柚子がチチメンの、鬼子が目隠しをしてヒワイの御神体をそれぞれ磨き上げた。…時折チチメンが柚子の胸を揉もうとするなどありつつも。
手漉きの時間を見つけて、何日もかけて気づけば大晦日。もう神社はほとんど元通りになった。
チチメン「おお!ここまで見違えるとは…あり方や。大変かたじけない」
鬼子「じゃあ、仕上げは小日本、お願いね?」
小日本「了解!…この街に暮らします悩めるものものよ…今改めたる社に導かれたまへ!萌え散れ!」
祝詞を上げると小日本の体が桜の花びらに包まれ、それが町中に広がっていく!
するとどうだろうか…少しづつ神社へと人が集まりだした。…が、どうにももてなさそうな方々が大勢。
鬼子「こ…これは?ねぇ小日本、どんな人達を呼んだの?」
小日本「ただ…ヒワイのお兄ちゃん達にお願いがありそうな人を呼んだだけだよ?」
よくみると小さな子供を抱えたお母さん方もチラホラいる。成功はしているのだ…が…。
チチメン「おお!今にも母乳が出そうな乳が沢山!どうれ今揉んでやるぞ!」
母親達「きゃあ〜!変態〜!!近寄らないで〜!」
結局…変態に成り下がってしまっていた三羽が、墓穴を掘ってしまった。
最終的にヒワイドリを童貞・処女が時折御参りする程度に落ち着き、今でも彼らの悪戯は絶えない…。