>>203-
>>209 背後からいきなり男が現れ、羽交い絞めにされた
リーベングイズの腕章がついた腕が首の方に移動し、二の腕と肘で挟まれる
(く、苦しい…)
体が空気を要求し、両足が自然とばたつく
少女は腕をくの時になるように曲げ、男の脇腹にぶち込もうとするが、それよりも早く気道がふさがってしまった
(こ、こんなところで死ぬなんて…)
お菓子をくれた男の子の顔と和装の女二人の顔がかすんでいく
どちらかの女は団長などといってくれればなどと気がかりなことを言っている
(まさか、あいつらが…)
脳裏に一瞬、疑惑の念が浮かぶ
だが、少女の意識はそれっきり暗闇に閉ざされ、考える機会すらも失ってしまった
>>210 まばゆい光がホテルの前を覆う
だが、この盗賊団は魔法使いを殺したこともある
皆一斉に目をつぶり回避してしまった
だが、目をつぶっていたがゆえにエネルギー派が発射されたことには気づかず、向かいの壁の方へとぶっ飛ばされてしまった
「あらら、契約者を害するものは動けなくなったようね」
同時にホテルの前の空間がゆらぐ
歪みの中から黒髪・黒目の少女が現れ、契約者である少女の断片が転がっている方へと歩き出した