【ライダー・戦隊】スーパーヒーロータイム!【メタル】
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『部活☆戦隊★女子れんじゃあ!』第0話「ぷろろぉぐ!」
「ねー、もうサクッと殺っちゃって良いんじゃない?」
「まあまあ萌黄さん、落ち着いて下さい」
「そこは色で呼ばないと、ピンク先輩!」
「煩いガキどもめ……何故こんな奴らと協力しなきゃいけないんだ」
「行くわよ! ファイナルレンジャーアターック!!」
「「「「おー!」」」」
ドゴォ、ボカーン。怪人は死んだ(笑)。
「はい終了〜。今日も楽勝だったね〜」
“レモンイエロー”こと大岩萌黄が腕を伸ばしながら言った。
萌黄は自称「イマドキノジョシコウセイ」で髪を茶色に染め、顔も少し褐色気味だ。
「うふふ。それでは今夜も私の家でパーティでもしましょうか」
“サーモンピンク”こと松山カトリーヌ桃子が提案する。
桃子の家はやたら広い割に両親とも海外を飛び回っていて、ほとんど帰って来ない。
一人っ子である桃子が家に帰ると、大型犬のアームストロングと執事のロドリゲスだけ
が出迎えてくれる。
「わーい。カレー食べようよ〜」
喜ぶ萌黄。この女、やたら食べる。特にカレーはヤバい、超ヤバい。鍋ごと丸飲みする
勢いだ。
でも体型は変わらない。何それ、卑怯じゃん。
30 :
17:2010/09/12(日) 13:25:48 ID:J01zyFzy
「ボクも行きたーい」
同じく“エメラルドグリーン”こと明日香ミド。
ミドはスポーツ万能でボーイッシュな女の子(←ここ重要)。
メンバー内では一番背が低く、さらに貧乳(←さらに重要。テストに出ます)である。
「言っておくが私は行かないからな」
別に訊かれたワケでもないのに答えるのは“セルリアンブルー”こと新命アオイ。
一応、孤独を好むニヒリストらしい。ちなみに高校では生徒会長をしている。
「じゃあ、4人で桃子の家で祝賀会ね!」
“クリムゾンレッド”こと海城朱音がグイッとアオイの体を押して言った。
普段はそうでもないが戦闘時にはリーダーとして活躍する。
「何するんだ朱音。押すんじゃない」
アオイも負けじと抵抗する。
「アオイちゃんは帰るんでしょ、家はあっちだよ」
「おい、いつもは無理矢理引っ張って行く癖に何だよ」
「たまには一人寂しく帰れば良いじゃない」
一人寂しく。そのフレーズがアオイの耳に引っかかる。
「いや待て、生徒会長としてあまり夜遅くまで遊ぶのを見逃すワケには……」
「え、何だって?」
「仕方がないから一緒に行ってやる。隠れて高校生としてあるまじき行為に及ばないよう
監視しないと」
31 :
17:2010/09/12(日) 13:27:37 ID:J01zyFzy
そして、5人は桃子の家へ――そう、彼女たちこそが秘密結社“ブラッククルセイド”
の脅威から地球を守る為に選ばれた5人の戦士、部活戦隊ジョシレンジャー(仮称)で
ある。
――――え、続けるの?