【何か】いろんな萌えを創作する【飢えた】

このエントリーをはてなブックマークに追加
22 ◆91wbDksrrE
>アンテナさん
>高速、かつ正確に創発版の新立スレ、新着投下を報告する
>その仕事ぶりで、周囲からは大きな信頼を得ている
>完璧すぎて男がなかなか寄ってこないのが悩み
>でも仕事には手を抜けない不器用さん
>ミスが多くてもちやほやされる後輩が少し羨ましい

>あんてなたん
>高速、かつ不正確に創発版の新立スレ、新着投下を報告する。
>新人で、アンテナさんの後輩にあたる
>ミスは多いが、憎めないの性格のため、周囲からは可愛がられている
>いつかは先輩のような、立派なアンテナになることが目標

--------------------
以下上記設定から妄想した物です。
--------------------

 そこは、とあるバーのカウンター。
 俺は彼女と二人、並んで座っていた。
「結局ね、あの娘の為でもあると思うのよ、私が手を抜かないのはね……」
 彼女は、そういってグラスを小さく振った。氷がかちんと音をたてる。
「私まで失敗してしまうようになれば、あの娘の失敗も、今のようにまあいいか!
 では済まされなくなるわ……そうじゃないかしら?」
 それはまあ、確かにそうだろう。彼女が完璧に仕事をこなし、それによる
保証があるからこそ、彼女の後輩はミスを許され、愛されるキャラとして受け
入れられている。それは、確かにそういう側面もあるだろう。それが全てだと
は言えないにしても。
「まあ、確かにあの娘は可愛いわ。とーっても可愛い。女の私から見ても
 そうなんだもの……男の人から見たら、ねぇ……」
 彼女の身体が、知らずか否か、俺の方に寄りかかってくる。
 そして彼女は俺の首に手を回し――
「……でもね、それにしてもね……どうして男どもは皆皆皆皆あの娘の所
 ばっかり寄ってきてちやほやすんのよ〜! ねぇ、あんたもそう思わない!?
 ねえってばぁ!?」
 ぐ、ぐぎゃぁああ!?
 唐突にかけられたスリーパーを防ぎようもなく喰らい、俺は呻いた。
 普段の冷静な彼女からは想像もつかない、それは乱れた姿だ。どうせ
乱れるならもっとエロパロ板行きな意味で乱れて欲しいなどという余計な
思考もそろそろできなくなりそうなくらい絞められている。首が。
 せっかく背中に当たっている柔らかくてまーるい二つの感触も、全く
楽しむ余裕は無い。
 絡み酒って、そういう意味じゃ……ねー……がくっ。
「……あれ?」
 ………………。
「やりすぎちゃった、カナ?」
 彼女のこんな姿を見られるのは、一緒に酒を飲める唯一の人間――と
彼女は言ってくれている。それが嬉しい事なのかどうかは後述する通り
微妙だったりするのだが――である俺の特権ではあるが、できればもう少し
穏便にその可愛らしい姿を見せてくれるようになってもらいたい。
 そうすれば、もう少しよの男共も貴方の事をちやほやしてくれるだろうに……。
 ………………。
 あ、でも、それはちょっと嫌、かも……。
 そんな風に真っ白になり行く意識の中で思いながら、俺は何故か笑顔を
浮かべていた。あー、見える……そうだ、アレは中学の時だった……あの時
も俺はこんな風に……。
「お、起きてぇぇええ〜!?」

                                       終わり