1 :
創る名無しに見る名無し:
僕はまだ、君に好きだと伝えていないのに
2 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/08(金) 23:10:02 ID:iESbJq+s
「このまま一緒に階段を登りきろっかw」
…階段は登りきる前に崩れた
せめて君と共に落ちることが出来るのだから、きっとましなんだろう。
そう言い訳をして死のうと思った。僕は死ぬのだ、そのことがはっきりと感じられた。
だけど、どうしたことだろう、終わりはなかなか僕の元に訪れない。走馬灯という奴が頭の中を駆け巡ったようにも感じるが、
しかし僕の「死」は訪れない。君と僕は手をつないだままだ。一体、どうして。
4 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/09(土) 01:48:50 ID:enD800Y9
一瞬出来事だった、激しい光が降り注いだ。
僕は反射的に腕を上げて顔を覆った。
気がつくと僕は何もない真っ白な世界の上に立っていた。
ここは一体どこなんだろ。
5 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/09(土) 03:02:44 ID:bnz+HU9O
ああ、ここは天国なのだろうか。
それにしても、天国にしては男だらけだ……
どういうことなんだろうか?
6 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/11(月) 03:47:48 ID:oWN2YiPg
僕は地獄に落ちたのだろう。
きっとここは毒薬地獄に違いない。僕はそう思った。
こんなところに落ちたら骨も残らないよう、ドロドロに溶けてなくなるだろ。
僕は精一杯抵抗した。 しかし、抵抗は空しく全身が沈んだ。
その瞬間、目の前に暗闇が広がり、そこで記憶が途絶えた。
生ぬるい液体とひんやりとした石の感触で目を覚ました。
円形になって僕の周りを取り囲む男衆たち。
「おい!! 大丈夫かい兄ちゃん」
初老の男性が僕に声をかける。
全裸で腰に布だけを巻いていた。
「そうか!! ここは……」
7 :
創る名無しに見る名無し:
「Johnny Got His Gun」