>>617 なんというハルマゲドン
用語集・・・半端じゃない量になりそうですねw
>>617 凄く面白そうだけれど
まずwikiなんとかしないとw
>>618 二回も焼け野原にされて未だに連載してるロリ師匠の三つ編みとロボへの愛は半端じゃないと思うw
>>619 更新せんといかんよなあ……
そういえば、ぼくらの管理人さん(黒髪ロングで竹帚持ってる)はどうしてしまったのだろう。年明けまで忙しいと言ってらしたが
>>608 投下乙です!
講談や活弁士のような独特の文章がとても新鮮でテンポ良く読めました!
ナオトが実にイイ味出てますねーw
ジャスティオーの人の残念な感じがウケましたw
次回もサイクラストの活躍に期待してますw
管理人さん(ひよこプリントのエプロンを付けている)が戻られるのを待つしかなさそうですなー
誰もいない様なので
師匠の
>>611を読んで受信した電波を投下しまーすw
5レス程です
ロボスレ学園番外編〜遥さんとペネ子のお正月〜
自らの主に付き合って、昇ったばかりの朝日を拝んだ後、朝食に出された雑煮を食べ終えたリヒター・ペネトレイター(人間ver)はやおよろず荘の庭に出てウォーミングアップを行っていた。
(気合いをいれなければ……!)
主の希望でこれから『ハツモウデ』という宗教儀式に赴くことになった訳だが、何でも『身動きが取れないほどの人数に昇る参加者を掻き分けて、神に供物を捧げ、己の願いを神に届ける儀式』なのだそうだ。
(障害を排除し、何としてもマスターの儀式を成功させなければ……!!)
新年早々ずれた方向にやる気を出しているリヒターである。
(そろそろマスターは着替え終わった頃だろうか)
やおよろず荘の中に戻り主の姿を探すと、
「リヒター!リヒター!」
横手からかけられた主の声に振り向くと、
「干支に因んで虎を被ってみましたー!」
がおー、と両手を上げて威嚇のポーズをとっている遥。
虎縞のフードとしっぽ型アクセサリー、そして肉球付き猫手袋。
同年代の女性より小柄な遥がそれらの小道具が加わった結果、そのマスコット的な可愛さが更に増幅されている。
「良く似合っていますが……その衣装は?」
「シロちゃんが持ってきたのー♪」
緩んだ表情で返事を返す遥。
「……マスター?」
頬や耳が赤くなっており、身体も微妙に左右に揺れている。
確かに今朝は屠蘇がやおよろず荘全員に振る舞われたが、遥は少し舐めただけでそれ以上アルコールは口にしてはいなかった。
(つまり……誰かがマスターにアルコールを飲ませた?)
「いやー!実に正月らしい光景だな!!」
そう言いながらこちらに歩いてくるのは、何故か紋付き袴姿の赤毛の男性。
「ノリで立場を忘れ、酒の力を借りて普段出来ないことをする!これぞ伝統の『Break Out』(ブレイコー)!!」
と、普段異常に支離滅裂な言葉を垂れ流しながら、グラスに入ったオレンジジュースらしい液体をグイグイと飲み干す。
「つかぬ事を聞きますが、リヒト・エンフィールド」
「ん〜?どうした?」
「そのグラスの中身は?」
「お、リヒターも飲むか?スクリュードライバー」
スクリュードライバー:オレンジジュースとウォッカを混ぜたカクテル。
「バルカン・ウォッカ使ったから結構ガツンと来るぞー?」
バルカン・ウォッカ:ブルガリア産。アルコール度数88度。世界で二番目にアルコール度が高い。
「……まさかそれをマスターにも?」
「ふっふっふ。普通であれば一口でアルコールの強さに気付くだろう。しかしあらかじめウォッカをシェイクする事で空気を含ませる!」
震えながら右の拳を握りしめるリヒターに気付かず、喋り続ける赤毛の問題児。
「すると口当たりが柔らかくなり!度数の高さを感じさせなへぶぁ!?」
一挙動で叩き込まれたアッパーによって天井すれすれまで飛ばされる赤毛。
重力に囚われ廊下に叩き付けられる赤毛を見もせずに、主の手を取って台所に向かうリヒター。
「?どうしたのリヒター?」
「今のマスターには十分な水分補給が必要です」
緩んだ表情のまま素直に手を引かれる遥。
「?そうなの?」
「えぇ、そんな状態では『ハツモウデ』に勝利することはおろか、参加することすら難しいでしょう」
リヒターの発言に遥は首を傾げるが、
「リヒター?初詣って戦う物じゃ……」
「少し時間は遅れますが、休憩を取ってから『ハツモウデ』に向かいましょう。私が必ずマスターを勝利させてみせます!」
結局アルコールに影響された脳は正常な思考が出来ず、
「んー……うん。よろしくねリヒター」
遥は“リヒターの熱意を受け入れる”という判断を下した。
「イエス・マイマスター」
主の期待(勘違いであるが)に応えようと胸を張る黒騎士。
その後、主従が赴いた神社でマナーの悪い参拝客が何人か宙を舞うことになるが……それはまた別のお話。
因みに赤毛の問題児は、ヘーシェンが気付くまで妙に幸せそうな表情のまま廊下に倒れていたとか。
ドゲシッ!
白ウ詐欺「……マスター、廊下で寝ていられると邪魔です」
……気付いたというより蹴飛ばした、が正しかっただろうか。
どっとはらい。
以上です。反省はこれからしますが後悔はしていない!
あ、PBM師匠、またキャラ拝借しましたwサーセンw
……さて、土下座の準備をするか
投下乙です。
イラストに合った素晴らしい電波確かに受け取りましたぜw
余所様のキャラクターを此処まで上手く調理出来るとは素晴らしいですな。
自分も他作品のキャラクター使ってお話を書いてみたけど、電波力が足りてないようです。
ふぅ。疲れも取れたしやる事もやった、ようやく感想が書けるぞ諸君!
というわけで、みんなまとめて投下乙です!
>>588 メアリー、なんて態度の大きな子……! さすが某独立治安維持部隊の出資者が元ネタなだけはありますね!
さてさて、探査船行方不明事件、キナ臭いですね。やはりバイラムが関係しているのか、あるいは。
あ、先生! ソウ・ヨウシンさんの二つ名はもう少し捻るべきだと思いまs(ry
とりあえずソウ氏は陰で禿鷹とか言われてるに違いないw
>>595 おお、お見事!
蟹が主人公機かとはやとちりしていた私は相当な馬鹿野郎のようですw
しかし最初の敵が蟹……うん、なんでだろう、クスリときてしまうのはやっぱりあの警察官のせいに違いない。
オーソドックスな機体はいいですよね!
>>607 新作キタ――――!
この怒涛勢いとリズムは◆46YdzwwxxU氏に通じるものを感じますねー。
E・C・Oドライブとは、そしてそれを呟いた男は一体……そして正義のヒーローとならず者の三人組はこれからどうするのか! 特に後者が気になりますw
>>614-615 本当に、綺麗さっぱり消えてしまったのよ……。
>>628 よし、まずは姿を表せいっ!
つ ラーの鏡
一瞬ゼノギアスの二次創作が来るのかと思った私はやっぱり大馬鹿野郎のようですね!
ペネ子よ、大体合ってるけどちょっとズレてるぞ! あと酔いどれ遥さんお持ち帰りしていいですか。
〜ロリコン的お正月〜
アマテラスさんがょぅι゛ょに戻る日。
>>630 失敬。はしゃぎ過ぎててトリ付けるの忘れてましたw
酔いどれ遥さんはペネ子が守っているので、先ずはペネ子を倒してくださいw話はそれからですw
>>631 すみません、番犬を退けても遥さん本人の身体スペックが異様に高いのですが……。
結論:人生諦めが肝心
代案:珍獣を三つ編みにする
今更な上に連レスだが許してほしい
>とりあえずソウ氏は陰で禿鷹とか言われてるに違いないw
これに吹いたんだ
おうふ、いつもの締め台詞を忘れてた!
それでは皆さん、次回も楽しみに待ってますね!
>>633 >珍獣を三つ編みにする
ブロンドで三つ編みのロリとか何その凶器。しかもアホの子とか、何その鬼に金棒。
あ、ウェーブのかかったブロンドもいいですよね!
もうそろそろ容量詰まってきたかな。しかしグンとペース落ちたよねw
まぁ時期が時期だし仕方ないと言えるけど…
埋めネタで、もしこのスレの作品がスパロボになったらで
味方になりそう・味方にしたい敵勢力っている?俺は是非とも悪山じいちゃんを味方にしたいww
悪山じいちゃんは普通に進めてるとスポット参戦だけど、条件を満たすと隠しで仲間になるようなイメージがあるw
とりあえずタウエルンの自動人形とPBMの機械人形がバザーで売られてるところは幻視した
じゃあ甲属のデイバルデパブロイさんを説得してムードメーカーに(ry
とりあえずW&Tは条件次第で離脱か続投は確実かなー。
デイバブさんとか懐かしいにも程があるwww
W&T続投の条件はε3遺跡にありそうだな
>>630 綺麗さっぱり消えてしまったのか・・・非常に、残念ですぜ・・・
ところで、廻セカのスピンアウト二次創作小説を書いたのですが
僭越ながら公開しても、よろしいでしょうか?
>>640 Σ(゚Д゚;)予想はできていたのにダメージが、ダメージが大きいのは何故だぁぁぁぁぁぁ!!
>>641 どうぞ!
といっても、ちょっといじくったとこがあるので辻妻が合わないところが出てくるかもしれませんが……。
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/巛 》ヽ,
ヾノ"~^ヽ,^
(´Д` リ
( つ/⌒ヽ
(__/ )
(_(_)ソ────────
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グゥレイト! 誤爆だぜ!
>>642 ガードされた程度で威力を殺されてしまうようなパンチはストレートではない。
余談だが俺はファッション半裸(パリコレとかFSSとかに出てくるようなヤツ)がカッコ良くて好きなので隙あらば描こうとする。
無論、男限定でである。(オレ アグ○ス コワイ)
嗅ぎ付けろ嗅ぎ付けろ嗅ぎ付けろ ア○ネス 君よ 探れ
まだロリぺド描(えが)く輩がいるなら 巨大な権力(ぶき)で打てよ! 打てよ! 打てよ!
社会の怒りをぶつけろ ○グネス 規制戦士アグネ○ アグ○スッ!
あぶり出せあぶり出せあぶり出せ アグネ○ 君よ 吊るせ
架空の女児にも人権とかある たとえ二次でも守れ! 守れ! 守れ!
犯罪予備軍許すな アグ○ス 規制戦士○グネス ア○ネスッ!
それは超久々にメデューサ遥さんを描いている私に対する挑戦と見た!
……なんか十二支で遥さん12変化とか出来そうな気がしてきました。
しかし普段よりロリなのはなんでだろう……。
おお ろりべるむ あなどっては ならぬ あぐねす の おそろしさ は ぱねきこと このうえない
>しかし普段よりロリなのはなんでだろう……。
なに試しに幼き日のオルたん描いてみたらロリってレヴェルじゃなく(ぺドに)なってしまったオレにくらべr
ふむ……興味深いね、ゾクゾクするよ。
というわけで
>>882よ、うpするがよい!
>>642 ありがとうございます!なんか自分で勝手に書いて廻セカ知ってるリア友に送ってただけなんでこういう公開できる機会を持てるのは嬉しい限りですw
オレが書いてる廻セカってなんかもう原作レイプ小説なんですよw
一年前くらいから書いていて、なんか時が経つ毎に独自設定を加えまくって、今ではなんかもう原作と同じなの場所と登場人物の名前だけじゃね?二次創作じゃくてパクりレベルだろこれ、というカオスっぷりになった代物なので、辻褄云々は大丈夫です(笑)
いやホント、マジすんません( ω ;)
明日(というか今日か)の夜にでも本編上げますねw
とりあえず今はプロローグ的な、事前作品紹介だけ上げときます
「もしさー、もしだよ?」
「あ?」
「もしさ、揺籠が…消えることになったら…どうする?」
「なんだよ、いきなり」
「いや、別に“今のこのセカイならおかしくはない”話題だと思うけどなー」
「そうだな……」
「多分、抗うんじゃないか」
「抗う?」
「俺は揺籠から出る気はない。だから、そん時は多分反対運動とかに参加していると思う」
「そっか」
「お前はどうなんだよ、千尋」
「私?モチのロンでヤスっちと同じだよ」
「もう少しでセカイが滅びる」
世界中にそんな噂が飛び交った。
それは、日を追う毎に増えていく。
実際、一部の都市が地図から名前を消していた。
原因は全くわからない。
ヒトは滅びを待つだけだった。
舞台は日本。新興都市“揺籠”
描かれるのはそこに住む彼らが繰り広げる他愛もない日常と、非日常。
「契約を、結びましょう」
「抗う術を知っていて、それをやらないなんて選択肢、俺にはない」
「日常は、終わりだ」
「俺は、お前を裏切らない」
「護ればいい、ただそれだけですよ」
「絶えなく廻るセカイの下に、我ら誓いを立てん」
「――――我が名を唱えよ、我が名は“罪深き始祖”」
「…私が、願ってもいいんでしょうか…?」
「今は、自分からやりたいって、そう思えるようになったんだよ」
≪廻るセカイ-Die andere Zukunft-≫
……それは、似通っているようで……違う“セカイ”
先走ってちょっとだけロボスレ用語集を書いてみた。
■極細
ROST GORLの主人公、マキ・シゲルの事。
マキ→マッキー→マッキー極細→極細という流れであだ名が変化していき、現在の形に落ち着いた。ちなみに命名はPBM氏。
■殺意の波動に目覚めた極細
極細ことマキ・シゲルが“殺意の波動”に支配された状態。この状態の彼は、おイタをしたスレ住人達を片っ端から駆逐していく殺人マシーンと化す。
遥さんらと並ぶ、このスレの最強の人間のひとりである。
なお、一度2ch全鯖を落とした事もあるらしい。
命名はやっぱりPBM氏。
■マキられる
おイタをして極細に抹殺される事を言う。
■休日過疎
ロボスレは、本来盛り上がるはずの休日に誰もいなくなる傾向が強い。理由は不明である。
■突然人稲
ロボスレは、盛り上がっていたと思ったら突然誰もいなくなるというケースが多々ある。これも理由は不明である。
■変態
このスレを象徴する言葉である。夏によくこの言葉が飛び交うが、これは夏休みで学生が大量に流入してくるからではなく、
元 か ら い た 住 人 の た だ で さ え ア レ な 頭 が 暑 さ で イ カ れ た
からだという説が最も有力である。
>>652 そう言ってもらえると大感謝ですw
原案・原作PBM! の人、として書いていけたらな、と思います
とりまこれから廻セカDaZの人、と名乗るのはちょっと長いので(というか変換が多くて面倒ry)
DaZの人 として名乗っていきたいと思いますw
みなさん、よろしくお願いします(´・ω・`)
>>653 こ れ は ひ ど い
>元 か ら い た 住 人 の た だ で さ え ア レ な 頭 が 暑 さ で イ カ れ た
あながち間違ってなさそうなのがなんとも……w
>>654 だずさんよろしくお願いします! というわけで、久々に。
仲間がふえるよ!
やったねベラちゃん!
Σ(゚Д゚;)今度はなんか妖怪人間みたいな名前になってるよ!
まあ、人間になれるよう頑張りたまえ、ロリ師匠。あとメデューサ遥さんをお持ち帰r(ゴキャッ
それにしても最近本当に人いないのぅ
寂しいですねー。
ああ、遥さんのボサボサの髪をブラッシングしたい。
本当にPBM氏は遥さんにゾッコンだのぅ
しかし同意せざるを得ない
盛り上げたいのですがねー。
本編の文章がgdっててまだ投下出来そうにないorz
あぁ、遥さんは寝起きでも可愛いなぁ……
>>652 >夜 更 か し し て て よかったぁぁぁぁぁ――――っ!
美容の大敵なんだぜ。
遥さんはトレーナー派か……!
>>654 ようこそロボスレへ! ここが変態地獄の一丁目だよ!
>>653 俺も考えてみた。ちょっとずれてしまってるかもしれないが……
■ロリ・コン
小さき存在を愛し、見守り、守護する伝説の男。
こう書くと赤毛のあの人と同じ分類群の人っぽいがそういう感じはしないあたりが伝説の男の伝説の男たる所以か。
遺された肖像画等を見るに中近東の人物であるような印象があるが、その印象が当たっているかどうかは定かではない。
なお、この人のことを語るときは事前に「ストーカー」という単語を脳の思考領域から排除しておくこと。
■二次創作
テンプレートにもある通り、ロボスレにおいては商業作品の二次創作は、
専用スレのある作品(2010年1月6日現在においてはガンダムシリーズ・勇者シリーズ・エルドランシリーズ・ゾイドシリーズ)のものが
微妙なことを除けば、スレ内容に完全に合致しているはずである。
しかし、オリジナル作品の方が圧倒的に多く、
そればかりかスレオリジナル作品の二次創作と言えるクロスオーバーやロボスレ学園のほうが投下が多いという、考えてみりゃエラい事態になっている。
■変紳連
おそらくは「変態紳士連盟」の略称。紳士的な何かを持った変態のみが加入を許された選ばれし変態の集団。
つまりロボスレ男性住人の総称である。(参考:変淑連)
■ハイブリッド
SSとイラスト、立体と音楽といったような、異なる複数のジャンルのものを投下している人間をこう呼ぶ
(SSとイラストを投下している人間を指しているような状況にあるが、
他のジャンル掛け持ちが出てきてもこう呼ばれるであろうことを考えると、辞書的な定義は先述のものとするのが良いと思われる)。
ロボスレにおいてはSSとイラストが7人、SSと模型が2人(うち一人イラストとだぶり)と数が多い。
これは多芸なスレ住人の存在はもちろんのこと、ロボスレが専用のアップローダーを有していることも大きいと思われる。
去年の16日から何週間待ったか……
解除されましたぁぁぁぁぁ
明日明後日には規制されそうで凄く不安ですが、やっとパソコンの方が解除されましたぜ!
なるべく解けてる時に投下出来れば良いな……各レスはちょっとお待ちを
>>662 やってきたよロボスレへ! 変態地獄・・・なんとう魅力的な響き///
>>663 おかえりなさい!変態地獄と聞いて飛んできたお初の者ですw
そしてギリギリ6日を過ぎてしまったがまぁ夜には違いねぇと開き直り
廻セカDaZ、上げますw
志村ー! 容量ー!
※この作品は「廻るセカイ」の二次創作です。「廻るセカイ」本編や作者様とは、一切関係がありません。
「廻るセカイ-Die andere Zukunft-」
朝、携帯から流れるアラームで目が覚める。
窓から零れる朝日の光を感じながら、携帯を手に取り騒がしく鳴るアラームを止める。
瞼を完全に開き、大きなあくびをしながらカーテンを開き、窓を開け放つ。
視界に映るのは、いつもと変わることない青い空。
天気は雲一つ浮かんでいない快晴。夏にも間違えるような日差しが暑い。
窓を閉めカーテンを再び閉める。薄暗い部屋の中ベッドを降り、クローゼットに手を伸ばす。
取り出したるはオレこと安田俊明(やすだ としあき)が通う『揺籃二高』の制服。私服登校も許可されているのだが、服を選ぶのは面倒臭い。
さっさと着替え、朝の気だるさから大きなため息を一つ吐く。
「(とっとと飯食って、あのバカ迎えにいかねぇと・・・)」
共に登校している幼馴染の存在を頭に浮かべる。学校行く気が失せてくる。
まぁいつまで続くかはわからないが、たぶんこれからもこんな感じなのだろう。
そこら中に溢れている、取るに足らない日常が続いて欲しい。そんな事を考えたりした日に日常が崩壊したりするのが常なのだが。
若干センチメンタリズムになりながらも、いつもの足取りで自室を出て階段を降り、リビングに到着する。
するとキッチンに立っているはずの母親は不在であった。テーブルに置いてあった真新しいメモ書きを手に取る。
「今日は学食か」
今日朝飯作れないごめんね的な内容であったメモ用紙を握りつぶしゴミ箱に捨てる。そしてテーブルに置いてある小銭を手に取りポケットに入れ込む。
誰もいない居間を後にし、玄関の扉を開く。
朝の5月とは思えない暑さの日差しに思わず顔をしかめる。だが学校に行かないわけにもいかない。
自分の自転車を取り出し、カラカラと手押しで走らせる。どうせ隣りの家に行くのだから今乗る必要もない。
鳥居の前に自転車を止める。鳥居を見上げるとそこにはいつもと変わらず『守屋神社』の文字が。
そして鳥居を潜り石畳を歩き境内へ。そして拝殿、本殿と抜け一番奥にある居住スペース、守屋さんの一軒家の前で足を止める。
インターホンを押すと軽快な音が流れ、すぐに「今行くから待っててーっ」と声がするも、オレが返事を返すことなく切れる。
まぁ、いつものことなのでそのまま待つ。
バタバタと外まで聞こえる音と共に玄関の扉が勢いよく開け放たれる。
「やっほーヤスっち、おはよーさん」
「おう、おはよ」
背中にまで届く長い栗色の髪を揺らしながら慌ただしく挨拶する若干小柄気味の少女。
一応、幼馴染。名を守屋千尋(もりや ちひろ)という。
両親の仲が良くて家が隣りまではよかったのだが、毎朝起こしにくるというイベントは待っていると残念ながら学校に間に合わない。
まぁ、例え間に合ったとしても千尋には起こされたくはないが。
「ヘイヤスっち、今日はチャリ?暑いからもうバスで行っちゃおうぜ」
「バスだと人が密集するからもっと暑いぞ。ちなみにタクシーなんて来るのを待ってると遅刻するからな」
オレたちが住んでいるこの住宅地区東部では、一応学校までのスクールバスというのが存在する。
だがこの季節、バスに乗ると学校に着くころには汗だくになってしまう地獄の車内だ。
「カーエアコンくらい搭載しろってーの。んじゃま、行きますかえ」
「おう」
千尋が裏から自転車を出してくる間に、オレは先に神社を出て自分の自転車に跨る。
そして千尋が鳥居を自転車で走りながら潜ると同時に、オレも後に続く。
「いつも思うんだが、お前石段とか鳥居とか自転車で走行していいのかよ」
「大丈夫大丈夫。巫女だから多少の融通効くんじゃん?きっと」
なんというバチあたりな巫女なんだろう。神様もきっと嫌がっている、絶対。