1 :
創る名無しに見る名無し :
2009/11/29(日) 16:39:55 ID:pY/5G2Rv 2chパロロワ。 新作を作りませんか? 題名通り主催者は教祖様もといドナルド・マクドナルド。 その他のことは議論しながら決めていきましょう。 参加者決めですが、とりあえず68人〜72人にしようと思います。 決め方は、 早い者勝ちでリクエスト。 オリキャラでなければ、登場を無条件可決します。 一度に七人までリクエスト可能です。 時折どなたかまとめてくれると助かります。 まず形式などはキャラ決定後に決めていくので。 新スレは、950を踏んだ方に作成お願いします。 では、これからリクエストを受け付けたいと思います。 あ、スレ主はパロロワ関係は素人なので、 皆様がスレ主の指示なしで決めてくださってかまいません。 リクエスト開始
2 :
創る名無しに見る名無し :2009/11/29(日) 16:43:51 ID:pY/5G2Rv
ではまずスレ主から。 リクエスト ひぐらしのなく頃に 前原圭一 竜宮レナ うみねこのなく頃に 右代宮戦人 右代宮楼座 ベアトリーチェ schooi days 桂言葉 です。お一人様リクエストは一回、 まだ未完結作品はロワ開始時の設定にもとづいて決定。
3 :
創る名無しに見る名無し :2009/11/29(日) 19:53:02 ID:drJAc1oP
ドラクエX タバサ テガミバチ ラグ、ニッチ、シルベット ユーベルブラット ピーピ、エルサリア クレイモア ユマ
バトルロワイアルな
勢いも大事かもしんないね E. カイン 夜明けの口笛吹き クリシュナ Pitruggle(ぴとラグル) 〜ボブの旅〜 ボブ さいはてHOSPITAL キリコ D. セス Elona ロミアス
まともにやる気なら約70人とかそんな大人数でやるべきじゃない まあ、リクエストさせてもらいますが 【マリオストーリー】 ○カメキ/○パラレラー 【忍者戦隊カクレンジャー】 ○貴公子ジュニア 【仮面ライダー電王】 ○ウラタロス 【東方ProJect】 ○洩矢諏訪子 【ヴァンダルハーツ】 ○ドルフ・クワイヤー 【ケンタッキーフライドチキン】 ○カーネルサンダース
リクエストだけなら 【スターフォックス64】 ○フォックス/○ファルコ/○ウルフ/○レオン 【かってに改蔵】 ○勝改蔵/○名取羽美/○坪内地丹
【X-メン】 ウルヴァリン アイスマン マグニートー ミスティーク 【ムーミン】 ムーミン スナフキン ミイ
【WWE】 ○ジ・アンダーテイカー/○ケイン/○HHH/○ショーン・マイケルズ/○エッジ/○ジョン・シナ
10 :
創る名無しに見る名無し :2009/11/30(月) 16:34:41 ID:84HdJS1g
【マリオストーリー】 ○将軍ヘイホー 【マリオRPG】 ○ヤリドヴィッヒ 【空の境界】 ○両儀式 【結界師】 ○火黒 【るろうに剣心】 ○本条鎌足 ○外印 【DEATH NOTE】 ○相沢周市
11 :
創る名無しに見る名無し :2009/11/30(月) 16:52:47 ID:hT8xf7z1
オールロワじゃねぇか
シッ
【少年アシベ】 ○芦屋アシベ/○アシベの父ちゃん/○アシベの母ちゃん/○ペッペッペッ・ソーランアレマ/○越完治/○阿南スガオ/○イエティ
14 :
創る名無しに見る名無し :2009/11/30(月) 18:27:02 ID:2xrdLiNT
もうほぼ決定じゃね? てか、無理だろ
15 :
創る名無しに見る名無し :2009/11/30(月) 18:34:19 ID:2xrdLiNT
やっぱオレも 【ブラックラグーン】○グレーテル/○ヘンゼル 【ゼロの使い魔】○平賀才人/○ルイズ 【ぱにぽに】○レベッカ宮本 【NEEDLESS】○クルス・シルト
ていうかこんだけキャラいるならSS書かずに あらすじだけで話進めればいいんじゃね?
大人数でのロワは興味あるけどジャンルや人数が多いと難しくなるんだけど アンチパロロワの工作か?
無理だと思いつつ……、じゃあリクエスト 【うみねこのなく頃に】○嘉音 【鋼の錬金術師】○エンヴィー 【清村くんと杉小路くんろ】○杉小路隆千穂/○清村緒乃 【ひょっとこスクール】○柊明日磨/○市井義高 【落第忍者乱太郎】○摂津のきり丸
あ、人数超えちゃったんで、もし参加人数を増やすのが無理なら、 リクエストは【清村くんと杉小路くんろ】○杉小路隆千穂/○清村緒乃 の2人でお願いします。 残りは主催者側or見せしめにでもw
正直、これじゃ無理だろ。 企画するなら他ロワみて勉強してからでないとどうにもならん。
とりあえず、【絶対可憐チルドレン】〇バレット/〇ティム/〇兵部京介でもリクエストしてみるぜ!
立て逃げ乙
カオスロワ候補地の予感。 けど、一応リクエストしておく 【それいけ!アンパンマン】○カバオ/○バイキン仙人/○はみがきまん 【ギャグマンガ日和】○うさみちゃん/○クマ吉くん 【ドラえもん】○ドラえもん/○野比のび太/○源静香 【ボボボーボ・ボーボボ】○首領パッチ/○田楽マン 【サウスパーク】○ケニー・マコーミック/○バターズ 【カオスロワ】○野比玉子
>>24 1が一度に七人までって書いてるよ。
というかそうでなくても、もう募集は締め切りにした方がいいと思うけど……
1が出てきてくれないと進めにくいなー……
>>25 ゴメソ
修正版↓
【それいけ!アンパンマン】○カバオ/○バイキン仙人/○はみがきまん
【ギャグマンガ日和】○うさみちゃん/○クマ吉くん
【サウスパーク】○ケニー・マコーミック/○バターズ
27 :
創る名無しに見る名無し :2009/12/14(月) 10:40:21 ID:T98M0KlC
せっかくだしここでリピーターロワしようぜ 参加者は出したもん勝ちで
リピーターって他のロワに出たことがある人限定ロワってこと? 私は好きなキャラが出てくれればOKだけどオープニング書ける人いる?
適当なOPで良ければ
適当でもいいと思うぜー
テキトウでいいんで是非書いてください
33 :
29 :2009/12/28(月) 18:39:59 ID:uACbRgSO
えーと、 参加させたい人とか教えてください どうも取っ掛かりが無いと書けないんで
>>33 では、私から。こんなものでどうでしょうか?
ドラえもん@アニロワ1st
野原しんのすけ@アニロワ1st
渚カヲル@kskロワ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
27 :創る名無しに見る名無し:2009/12/14(月) 10:40:21 ID:T98M0KlC
せっかくだしここでリピーターロワしようぜ
参加者は出したもん勝ちで
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
その何気ない一言により10レス先までの間、ほんの少しの雑談で賑わった。
ただの妄想にもならないネタのはずだった。
たった一人の勇気ある
>>29 の目に入るまでは……
>>27 はパロロワに飢えていた。
あのロワのあいつとこのロワのこいつを会わせたいと思っていた。
だから彼は、その何気ない一言を書き込んでしまった。
それを実行すれば、あらゆる彼の妄想が実現できると思ってしまった。
>>29 は、
>>27 の妄想を現実にするためにあらゆる手段を使った。
異世界の人間と通じたり、黒魔術などの胡散臭いものにまで手を出した。
あの書き込みから一ヶ月近く経ち、全ての準備が整った。
パロロワキャラ数十人の……それに、見せしめの
>>1 の死体を確保し、舞台となる場所も用意した。
今、参加者の全てがパロロワにおける『最初の会場』にあたる場所にいる。
まだ眠っている野原しんのすけ@アニロワ1stもいるが、大体の参加者が目を覚ましている。
不安そうにしているものが殆どだが、不思議とパニックにはなっていない。
状況を飲み込めていないだけなのか、それとも何が起こったか悟ったからなのかは分からない。
しかしこうして眺めてみると、実に大勢のキャラがパロロワに巻き込まれてきたのだと実感する。
老若男女隔たりもなくいる事を考えると、パロロワの素晴らしさを再確認する。
この殺し合いの、彼ら全ての動向を眺めれば、きっと
>>27 も喜ぶはずだ。
彼は
>>27 の喜ぶ顔を想像して顔をほころばせる。
そんな事を想像している間に、どうやら渚カヲル@kskロワが目覚めたようだ。
では始めよう、全てのリピーターロワ好きのためのバトルロワイアルを。
「これから君たちには、殺し合いをしてもらう!」
【教祖様バトルロワイアル
>>29 @書き手】
[状態]:普通
[装備]:不明
[道具]:ドラえもん@アニロワ1st
[思考]:
1:リピーターロワの開始及び説明
【教祖様バトルロワイアル
>>1 @スレ主 死亡】
時間空いたから来ないとばかり思っていたが…ほんとに投下するとはw なつかしのカオス1stのネタもしっかり入ってたりしてニヤニヤさせられましたww 投下乙!!
乙
39 :
創る名無しに見る名無し :2010/02/27(土) 15:00:46 ID:1sO/GT/j
乙!
創作発表板にカオスロワが乗っ取り宣言!
, - ' ゙ `` ‐ 、_,,,,,
,r' /=ミ
/ 彡ll',''´
. / 彡lll
!-- .、 ,、、、、,,, 彡lノ 鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス
l,,,,,__ / ___ 'r''゙ヽ
. |`゙'' ./ `'゙'''" .〉,l |
|. ,' //
. ',. ,' , r' 【カオスロワwiki】
ttp://www23.atwiki.jp/terachaosrowa/ . ゙, ゙'ー ‐` l |
゙、''゙ ,,、二''‐ ノ l、
''''''''7'ヽ ''' / /`〉`゙T''''''''''
l ` 、,,,,、- ' " / /.| |
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「さて、包囲網を突破するにはどうしたらよいか……」 空気王は考える。 服は手に入れた、ついでに傷の治療も移動病院の医療道具をかっぱらうことで解決。 後は裏切り者を殺すのみ。 だがその前に何とかすべき問題があった。 それは包囲網だった。 自分が闇化している間にやらかしたことは許されるものではない。 当然、多数の参加者に敵視されているわけで。 そんな中では復讐どころか数時間後、自分が生きているかさえ怪しいものだ。 だからと言って隠れていれば復讐も出来ない。 しかも真・空気組の裏に隠れることとなってマジに空気となってしまう。 それが一番ヤバイ。 「そうだ…せめて、私の正体を隠すものがあれば……」 そう、黒フードなり纏えば堂々と行動できる。 いざとなれば他人の振りできるし。 ピンクたちの前に現れて「実は私だ」とかかっこよくね――とまで考えた時。 そんな空気王の前に人影が現れた。 「時空振動弾をつくったのも私だ」 「………」 空気王は絶句した。 何しろ目の前にいるのは仮面以外のものを一切纏わぬ男だったからだ。 誰もが思うだろう。変態であると。 しかも時空振動弾をつくっただのなんだの恐ろしいことまで言っている。
(何、気にすることはない) 「当身!」 「ちにゃ!」 空気王は迅速に動き、うまく仮面の男を気絶させる。 そしてその顔についている仮面を外し自分に取り付けた。 「うむ、これで準備はほとんど万全。 次は復讐方法でも考えるとするかな」 【三日目・4時/新惑星・東京都】 【空気王@テイルズオブデスティニー】 【状態】魔力減(中)、傷は治療中 【装備】ユーゼスの仮面、斬魄刀『鏡花水月』@ブリーチ、ソーディアン・イクティノス(ヒビ有り)@TOD、拳銃 マサムネ、イージスの盾@サガ2GOD、稽古着、アイスソード、ブロンズアーマー 【道具】支給品一式 、ガラハドの服 【思考】基本:笑点のピンク達への復讐 1:必ず生き残り、復讐を成し遂げる。 2:何、気にすることはない 3:これ以上敵を増やさないように殺害は控える ※闇化している間の記憶を失いましたが、ピンク達の説明で大体の事は解っています。 ※再び空気化することに危機感を覚えています。 ※マサムネは「どんな人物が使っても同じ攻撃力」「相手の防御力を無視」の刀です。 【ユーゼス・ゴッツォ@スーパーロボット大戦α】 【状態】意識がモヤモヤ、首輪なし、全裸、全身打撲、全身火傷、疲労(大) 【装備】なし 【道具】不明 【思考】 基本:それも私だ 1:あの男から仮面を奪い返すのも私だ。 2:まともな服が欲しいのも私だ。 3:首輪を解除したのも私だ。
「私は誰だ?」 空気王に仮面を奪われた結果、何故か記憶喪失になってしまったユーゼス。 さて、皆さんは仮面がないユーゼスの素顔を知っているだろうか? その素顔とは………。 「イングラム、イングラムじゃないか!?」 「お前は誰だ?」 イングラム・ブリスケンそっくりだった。 【三日目・4時15分/新惑星・東京都】 【ギャバン@クロススレ】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】不明 【思考】基本:主催者を倒す 1:イングラムを治療とかする ※何気にクロススレ出展 ※ユーゼスのことをイングラムだと思っています。 【ユーゼス・ゴッツォ@スーパーロボット大戦α】 【状態】記憶喪失、首輪なし、全裸、全身打撲、全身火傷、疲労(大) 【装備】なし 【道具】不明 【思考】 基本:それも私だ 1:記憶を失ったのも私だ。 2:まともな服が欲しいのも私だ。 3:首輪を解除したのも私だ。
◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ 彼女は怒り狂っていた。 自分は大量虐殺を行い、禁止行為による首輪爆破で死んだ。 そこまではいい。無責任な夢オチのために死ぬはめになったのだがまあそれもいい。 なぜなら自分は12億人を虐殺した全バトロワ中最多マーダーとして永遠に目立ち続けることができるのだから。 それなら死んでもいいと、そう思っていた。 しかしどうだ。中国人×12億のようにグループになっている参加者は【一人の参加者】として扱われるだと? じゃあなんで自分は死んだんだ!数の上では一人しか殺していないのに大量虐殺でパンってどういうことだ。 ウィキの殺害数ランキングも相変わらず釣りバカコンビが首位じゃないか。 許さない 絶対に許さない 憎い 憎い 憎い 憎い 殺す 殺す 殺す 殺す ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆
「まさかここまで目立つなんて……悔しいけど、あなたには勝てませんね」 そう言って、らきすたのデコの目を静かに伏せた。 みくるは驚いていた。 らきすたのデコの死を、必死に夢オチにしたがる存在がいる事に。 それほどまでに彼女は愛されていたのだ。 みくるが無意識のうちにとっていたのは敬礼のポーズだった。 涙は無かった。 無言の歌があった。 女の友情があった。 (5分後) 「さーて!ウザかった糞デコ女が死んだお祝いにパーッと飲みに行きましょうか!」 「いいですねえ!ビールを飲むならサン○リーを宜しく!」 そこにはこれ以上ないくらい喜びに満ち溢れた朝比奈みくるとアサシンこと笑点のピンクの姿があった。 彼らの後ろにはアーチャー・八意永琳が相変わらずの無表情で控えている。 「正直最初からうざかったんですよねあの女。私とキャラ被ってるし」 「(確かに同じ空気キャラって点では被ってるな)いやぁ、私ももうアイツにはとてもついていけないと思っていたんですよ」 朗らかに笑いあう2人の足元には元の顔の判別がつかないほどボロボロになった人間の生首が落ちていた。 そう、真・空気組はらきすたのデコが死んだ後、今までの鬱憤を晴らすためにデコの頭部をサッカーボール代わりにしてストレス発散していたのである。 体のほうは野生動物に食い荒らされ腐ってハエがたかって蛆が沸いていたのでスルーしてきた。 「そもそもこいつが一人だけ抜け駆けして中国人を皆殺しにしようとしたのが原因なんですよ」 「ホント、仲間まで出し抜こうとするなんて最低人間以下のクソムシですよねー」 そう言ってみくるはボロボロになったらきすたのデコの生首に唾を吐いた。 「まったくです。……こんな汚いものはもう捨ててしまいましょう」 真・空気組が現在根城にしているのは、人里離れた場所にある山林に囲まれた産廃処理場である。 笑点のピンクは廃棄物の中に向けてらきすたのデコの頭を蹴り飛ばした。 「まああんなカスがいなくなっても大丈夫ですよ。お二人のマスターとしての資格はちゃーんと私が受け継いでますから」 満面の笑みで両手を見せるみくる。そこにはデコの死体から奪った2体分の令呪が刻まれていた。 「これで我ら真・空気組も気分良く再スタートが切れますな!ねぇアーチャーさん」 ピンクは何気なく、先ほどから黙ってばかりいる永琳に話をふった。 「皆さんに伝えていないことがあります。らきすたのデコは死んではいません」
みくるもピンクも、永琳が何を言っているのか理解できなかった。らきすたのデコは確実に首輪の爆破で死んだ。 その証拠についさっきまでここにデコの生首があったじゃないか。 「そそそ、そうですよ、こうなっちまえばたとえ神様だって生き返ることが出来るもんですか」 「もー、アーチャーさんったら冗談がお好きなんですねぇ」 そんな二人に向かって永琳は淡々と話す。 「今まで貴方達にこの事を伝えなかったのは、らきすたのデコが令呪を使って私にこのことに関する口止めを行っていたからです」 「ちょっと待ってください!らきすたのデコは確かに令呪を残り六個使わずに持っていたはずです!」 「それは使った分をマジックペンで書いて誤魔化していたのです。新しいマスター、両手の令呪をもう一度よく見てください」 朝比奈みくるは驚いて両手を確認し、悲鳴を上げた。 「片方の令呪が一つしかない!」 「もっと早く気づけよ!しかし何故らきすたのデコは令呪を使ってまで口止めを? しかも一つしかないということは他にも令呪を使っていたということか?」 「まず令呪を使ってまで私を口止めした理由、それは朝比奈さん、らきすたのデコが貴方を警戒していたからです。 この戦いに勝ち残った暁には、朝比奈みくるは必ず裏切り寝首を掻こうとしてくる。らきすたのデコはそれを見越して このバトロワが終わった後も自分だけは永遠に生きられるように、自分一人のために不老不死の薬を作れ、と私に命じられたのです。もう一つの令呪を使って」 アーチャー・八意永琳の真に恐るべき力はその身体能力でも不死性でも弾幕でもない。 サーヴァントとしての彼女の宝具は「あらゆる薬を作る程度の能力」 あらゆる薬……その中には不老不死の妙薬も含まれる。 「不老不死の薬……そういえばあんたの元マスターも不死身だった……」 「不老不死の薬である『蓬莱の薬』を作ったのは確かに私です。 ですが『蓬莱の薬』は元々、私の元マスターである蓬莱山輝夜の「永遠と須臾を操る程度の能力」によって作られたもの。 その蓬莱山輝夜が再起不能にされた以上『蓬莱の薬』を作り出すことは不可能でした。 しかしらきすたのデコは私に命じたのです。『蓬莱の薬を作れ。作れないのならば別の薬でもいい。私を不老不死にする薬を作れ』と。 私は自分の持てる全ての知識を以って「不老不死の薬」を作り、らきすたのデコに差し上げました」 「じゃあらきすたのデコはどうなったんだ!今どこにいるっていうんだ!」 笑点のピンクは思わず叫んでいた。 その時彼は気づいた。今は自分達3人だけしかいないこの産廃処理場内で、他の何かが活動していることに。 間違いない。その巨大なものが這いずり回るような音は、彼がらきすたのデコの首を捨てた辺りから聞こえてくる。 「……アサシンさん、見てきてください」 「嫌ですよ!なんで私が!」 「やかましい!令呪で命じます!今すぐwせdrtfgyふじこlp」 アサシンは自身の宝具である落語家の言霊によってみくるの令呪発動を防いだ。 そんな仲間の醜い争いも気にかけず、アーチャーは真実を語り続ける。 「彼女が求めたのは、肉体を永遠にこのままの年齢で保ち、肉体が死亡したとしても残っている『精神』によって以前と寸分も変らない肉体が再生する……そんな薬でした」
その時、産廃の山の中からそれは現れた。 笑点のピンクはそれがなんなのかすぐに分かった。こいつはタタリ神だ。あのジブリのもののけ姫に出てきた。 小山のような巨体が胴体で、そこからそれとは不釣合いなほど細くてねじれた足が十何本も生えている。 それで体を引きずるようにしながらこちらに進んでくる怪物の体は何千何万もの紫色をした蛇かミミズのようなものの蠢きでびっしりと覆われていた。 あまりに現実離れしたその姿にみくるもピンクも逃げることを忘れていた。 タタリ神が咆えた。いや、咆えたのはタタリ神の胴体の頂上部についている大きな人間の顔だった。 「らきすたの……デコ」 らきすたのデコは憤怒の形相をしており、その目の部分に瞳はなく、そこからドス黒いタールのような液体を垂れ流し続けていた。 口は歯を剥き出しにして、人間には分からない呪わしい言葉を黒い液体とともに吐き続けていた。 「やはり私一人の力で作った「不老不死の薬」は、本物の『蓬莱の薬』とは似ても似つかぬ粗悪な模造品にすぎませんでした。彼女は死んではいません。 しかしその肉体はリザレクションに失敗した。それに伴って、彼女の精神も暴走している。さらにこの世に対する怒りでタタリ神にまでなっている それがあの姿です。今の彼女は「自分を殺した運命への憎悪、そして人気への執着心と嫉妬」だけで動く怪物です」 「どうすればいいの!どうすれば殺せるの!アーチャーあなた殺しなさいよ!あなたの薬のせいであんな化け物が生まれたんでしょ!責任とって!」 「殺すことは出来ません、不老不死になっていますからね」 相変わらず感情が失われた顔で永琳は言った。 「彼女はもう死ぬことはできない。これから未来永劫、永遠に人気者を憎み、人気者を追いかけ、人気者を殺し続けるでしょう タタリ神……というよりノトーリアスDECOとでも名付けるべきかしら」 「なにが……!なにがノトーリアスDECOよ!ふざけやがって!みくるビーム!」 みくるビームはノトーリアスDECOの胴体に命中したが、ズブズブと吸収され無効化された。 「なんで!そんなことがあっていいわけない!みくるビーム!みくるビーム!みくるビーム!」 連発も空しく、ビームはあたった側から無効化されていく。 「アーチャー!アーチャー!助けてアーチャー!!!」 泣き叫びながらみくるは最後の令呪を使って永琳に命じた。 永琳はノトーリアスDECOの周囲を飛び回り、らきすたのデコの顔の部分めがけて精確に弓を連射する。 みくるが逃げるための囮となっているのだ。 地を這うノトーリアスには、常に飛び回りながら遠距離攻撃を仕掛ける永琳を倒す術はないと思われたその時 「デエ゙ェェェェェゴビィィィィィィィム゙ヴゥゥゥゥゥゥ」 地獄の底から響くような声とともに、らきすたのデコの顔部分から発射されたレーザービームが永琳の体を直撃した。 デコビームの直撃によって一瞬で下半身を失った永琳はそのまま近くの山林へと落下した。
永琳が墜落したのを確認すると、ノトーリアスDECOはその巨体からは想像もできないような速度で朝比奈みくるを追いかけはじめた。 (嫌だ!助けて!まだ死にたくない、もっと目立ちたい!わたしは死ねないだってそうわたしは未来からやってきたおしゃまなきゅーぴっとでみんみんみらくる♪みっくるんる 追いついたノトーリアスDECOに潰されて朝比奈みくるは死んだ。そしてその死体を吸収してノトーリアスDECOは一回り大きくなった。 真・空気組を抹殺したノトーリアスDECOは目立っているやつを探すために猛スピートで森林の中を移動していった。 もう彼女に自分自身が目立とうなどという意志はない。 ただ目立つ者を皆殺しにする。それだけのために彼女は存在していた。 最終防衛システム 真竜ニアラ イナバ製作所の連中 鷹の爪団 聖杯戦争参加者 アーカードナルドとカーネルブロリー 釣りバカコンビ 王と王子軍団 仮面ライダー カブトムシ ボーカロイド 主催者 対主催者 織田信長 憎い 憎い 憎い 憎い 殺す 殺す 殺す 殺す 【三日目・?時??分/????】 【ノトーリアスDECO@テラカオスバトルロワイアル】 【状態】元らきすらのデコ 八意永琳の薬で不死身&怪物化 タタリ神化@もののけ姫 生物を吸収して巨大化 【装備】触ると死ぬタタリ神の肉体、デコビーム 【道具】無し 【思考】基本:目立っているものを皆殺しにする ※蓬莱人程度に不死身です ※それでも誰かに殺された場合、殺した者にはタタリ神の呪いがかかります 【朝比奈みくる@涼宮ハルヒの憂鬱 死亡確認】
「助かった……みたいだな……」 森林の中、笑点のピンクはため息をついた。 バケモノとアーチャーの戦いが始まってすぐにこの森の中に避難していたのだが、幸いなことにバケモノには気づかれなかったらしい。 戦いの間中ずっと、彼はアサシンのサーヴァントとして持てる力の全てを注いで空気化していた。 仲間は皆死んだ。 もうマスターもいない。 魔力もほとんど無い。 このままでは遠からずサーヴァントとして消滅する。 しかし彼は諦めてはいなかった。 「私は生き残って、目立ってみせますよ。この聖杯戦争で、このバトルロワイアルで。たとえ裏切りを重ねようとも!」 【三日目・?時??分/????】 【笑点のピンク@現実】 (クラス・アサシン) 【状態】全身打撲 魔力枯渇 マスター不在 【装備】拳銃 【道具】支給品一式、タバコとライター 【宝具】落語家の言霊 【思考】基本:必ず生き残って目立つ 0:新しいマスターを探す
戦いが終わって静寂を取り戻した森の中 木々の間から月明かりが射しこむ場所に八意永琳は横たわっていた。 蓬莱の薬を飲んで不死者となっている彼女は、普通であれば下半身が無くなったとしても死ぬことはない。 だが彼女はこの聖杯戦争にサーヴァントとして参加させられている。 魔力の元であるマスターを失い、自分が持てる魔力も戦いの中で使い果たしてしまっていた。 そしてこれだけのダメージを負えば、サーヴァントとしては消滅するしかない。 月光に照らされながら、アーチャーのサーヴァント・八意永琳は消滅した。 彼女は誰に見取られることもなく消えた。 だから、らきすたのデコに洗脳され続けていた彼女が 消滅する最後の瞬間に「姫様」と呟いて涙を流したことを知るものは誰もいなかった。 【三日目・?時??分/????】 【八意永琳@東方Project】(クラス・アーチャー) 死亡確認 【アーチャー組 脱落】
「うおおおおおおおおおおおお!!!」 ドピュピュ 【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】 死因 俺の股間からマスタースパーク
ちょww乗っ取られとるww
地下ダンジョンからイナバ製作所へと戻ってきた文、式、レミリア、ギリアムの4人。 「しかしあの全裸の変態はいったいなんだったんだ?」 「さあ……でも襲い掛かってきたから敵であることは間違いないですよ。呆気無くやられましたけど」 式と文が話題にしているのは彼女達が地下で戦った奇妙な男のことである。 浅黒く岩のように逞しい体と細い目、そしてそれとはあまりに不釣合いなピンク色に緑の水玉模様の長髪と緑の口紅をした男。 しかも全裸だった。 「何者だったかは気になるが……今はそれよりトウコたちの応援に――」 そう言いながら仮眠室までたどり着いた式は自分の目を疑った。自分が確かに先ほど殺した男が目の前に立っているのだ。 しかもその男の片手には…… 「幹也!」 「幹也さん!」 意識を失ったままのサーチャー・黒桐幹也が抱えられていた。 「貴様らが生きて戻ってきたところを見ると……地下に向かったタィケボロは死んだらしいな」 「お前はあいつの仲間か!?幹也を放せ!」 「待ちなさい!その男は危険です!」 今にも飛び掛からんとしていた三人は、背後から聞こえた制止の声で動きを止めた。 「貴方は……右京さん!」 彼らの背後からよろめきながら姿を現したのは杉下右京だった。しかし彼はボロボロに傷つき、その体に纏っていた蜆とホウレン草も失われている。 「ほぅ、まさか私のスタンド攻撃を受けて生きていたとはな」 式たちが地下で遭遇した男と瓜二つの男はそう嘲るように言った。 「特命係を……舐めてもらっては困りますねぇ……皆さん!その男は『時間を消し飛ばす』能力を持っているようです!」 「「「「時間を消し飛ばす!?」」」」 思わず聞き返す4人。それを尻目に怪人はあくまでも余裕の姿勢を崩していなかった。 「あの短い戦闘の中から我がスタンドの能力を見抜くとは、なかなかの観察眼だ」 「お前はその能力とやらを使って地下から生き返ってきたのか?」 「違う違う、地下でお前らに殺されたのは俺とは別のタィケボロだ」 タィケボロと名乗った怪人は常人には理解できないような話をはじめた。 「タィケボロは各地で何体も生まれていた。タケシとディアボロがいればフュージョンしてタィケボロになった。 そして俺達タィケボロはイナバ製作所に行けばこの聖杯戦争の、そしてバトロワの真実が明らかになるという本能に従ってここを目指してきた。 しかしほとんどのタィケボロは禁止行為で爆死したり首輪を解除したと思ったらまたつけられて爆死したりして、結局 ここ、イナバ製作所までたどり着けたタィケボロは私と地下で死んでいるもう一体のタィケボロだけだったということだ」 「あやややや、なにがなんだかわかりません……」 「これも時空振動弾の影響だというのか……?」 「それで……そのタィケボロがなぜ幹也を襲う!」 「私は聖杯戦争の真実が知りたかった。だが敵陣中のダンジョンに潜って情報を集めるのは危険すぎる ならどうすればいいか、簡単だ、『誰かに代わりに探索してもらえばいい』聖杯戦争についても、バトロワについてもな。 ちょうど探索することにうってつけのサーヴァントがいるじゃないか。だから彼には私の役に立ってもらうことにしたよ。 キングがサーヴァントを利用してなにが悪い?」 「勝手なことを言いやがって、お前は王様かなにかのつもりか」 「王様……帝王……誰が言った言葉だったか、『我々はみな運命に選ばれた兵士』である……と だがしかし!『我々』はフュージョンによってその運命を超越した!俺ら兵士じゃねえ!」
(この男……話の通じる輩じゃありません!) (ゲシュペンストを使ったらサーチャーの彼までが巻き添えになってしまう) (地下の時と同じようにやるぞ。烏天狗が弾幕を撃ってあいつが怯んだ所をオレが殺す) (私も援護弾幕するわ。あんな帝王気取りのゲス野郎につきあってる時間もないしね!) 戦略は一瞬で決まった。ギリアム・イェーガーが傷ついた杉下右京をかばって下がり、 射命丸文、レミリア・スカーレットはタィケボロに弾幕を放ち、両儀式はその間にタィケボロまで接近する。そして、 『キング・クリムゾン!』 「『キング・クリムゾン』の能力の中ではこの世の時間は消し飛び……… そして全ての者はこの時間の中で動いた足跡を覚えていないッ! 『烏天狗は風が吹き抜けたことにも気がつかず!』………『吸血鬼は飲み途中の紅茶が冷めたことにすら気づかない!』 『モノの死を視ることのできる少女は自分が死んだことすら認識できない!』 『結果』だけだ!!この世には『結果』だけが残る!! そしてわたしだけがこの『動き』に対応できる!! これが『キング・クリムゾン』の能力だッ!」 「まずは一人目だ」 次の瞬間、レミリア・スカーレットはキング・クリムゾンのスタンド体に胸部を貫かれていた。 「レミリアさん!」 「吸血鬼!」 キング・クリムゾンの腕が引き抜かれ、レミリアの体が血溜まりに伏せる。それを見てタィケボロは邪悪に笑う。 「さあ、次は貴様達の番だ……因縁というものは……潰しても潰しても石畳から湧いてくるミミズのように過去からやってくる…… 貴様らは我が絶頂への道を阻む因縁だ……便所に吐き出されたタンカスの分際でッッ!!てめえら人間じゃねえ!!」 ナイフを構える両儀式と団扇を構える射命丸文。その後ろには力を振り絞ってペルソナを発動させている杉下と、彼から借りた拳銃を構えるギリアムの姿がある。 くだらん連中だ。すぐ皆殺しにできる。 だが今の自分は求めていた探索者が手に入って機嫌がいい。少し王の余興として遊んでやろう。 一人また一人と為す術もなく死んでいく恐怖を味わうがいい!くらえ、キング・クリム―――― そこでタィケボロはある男の存在に気づいた。いつ現れたのか、ギリアム達の背後に、その男は立っていた。 黒スーツで身を包んだ壮年の紳士だ。その手には一振の日本刀が握られていた。 彼はその刀を上段から、まるで円を描くようにして刀身を回している。 その刃が仮眠室の壁の大穴から差し込んでいる月光を反射させているのを見たとき タィケボロは自分が心を惑わされてスタンドが使えなくなっていることに気がついた。 (おいディアボロ!なんでキンクリを使わない!) (使わないのではない使えないのだ!あの男の太刀筋を見ていると……) (あ、あれはまさか円月殺法!) (知っているのかタケシ!) (そんなやりとりしてる場合じゃねえ!ここは退却するぞ!)
「行け!イワーク!ハガネール!やつらの足止めをしろ!」 そう叫ぶとタィケボロはどこからか取り出したモンスターボールを式たちに向かって投げつけた。 ボールから現れた二体の巨大な岩の怪物は仮眠室を滅茶苦茶に破壊する。 その隙にタィケボロは幹也を抱えたまま空へと逃げた。 「待て!幹也を返せ!」 追いすがろうとする式と文を阻むようにイワークが立ち塞がる。 「どれほど大きかろうと!生きているのなら、神様だって――――」 「『紅魔「スカーレットデビル」』」 式がイワークを殺そうとした瞬間、イワークは紅い光に飲み込まれて粉砕された。 「……まったく、吸血鬼じゃなかったらどうなっていたことか。せっかくのプータンのきぐるみもボロボロだわ」 体を修復し終えたレミリア・スカーレットはため息をつく。 「……やっぱり生きてたか、吸血鬼」 「当然よ。ところでもう一匹いたようだけど……」 その時、轟音とともにハガネールの首が地に落ちた。斬り落としたのは先程円月殺法を使っていた紳士である。 右京は驚いて彼に話しかけた。 「まさか貴方がこれほどの剣の使い手だとは……気がつきませんでした」 「え〜、昔取った杵柄というやつです。私の支給品が刀だってことをすっかり忘れていまして あ〜、ほとんどの皆様はじめまして、私、古畑任三郎と申します」 どこか人を食ったような笑顔を浮かべた刑事は、慇懃に挨拶をした。 ◆ ◆ ◆ ◆ 「烏天狗!どうだ、令呪で幹也を呼び戻すことはできないか!?」 「ダメです!遠すぎて……もっと近づくことができたら呼び戻せると思いますけど……でも幹也さんがいる大体の方向はわかりますよ!」 「ならば早く追跡しよう。ゲシュペンストならば追いつく事ができるはずだ。……レミリア、君はどうする」 「……私にあんなふざけた真似を働いた奴を放っておけるわけがないわ。 自分が侮った相手が何者だったのか、それをあの自称帝王にたっぷりと教えてやらないとね」 (それにあのサーチャーの能力があれば……八雲紫と、咲夜を殺したあの男を見つけることができるかもしれない) ◆ ◆ ◆ ◆ 式、文、レミリアはそれぞれ刑事たちに別れを告げて、すでにゲシュペンストに乗り込んでいる。 なんでゲシュペンストにこんな人数が乗り込めるのかって?こまけぇこたぁいいんだよ!! そして今、ギリアム・イェーガーは杉下、古畑両刑事と硬い握手を交わしていた。 「黒桐さんの救出の成功を祈っています。そして、もうここには戻ってこないほうがいいでしょう」 「刑事さんたちは、どうするんです」 「我々は蒼崎さんたちと合流して主催者、そしてショッカーのことを探ってみようと思います」 「そうですか……どうか、お気をつけて」 「え〜いつかまたお会いしましょう。できればこのバトルロワイアルが終わった後で」 「その時は小料理屋でお酒でもいかがですか。いいお店を知っているんですよ」 「ええ……また会いましょう、必ず。」 やがてゲシュペンストは夜明け前の空へ翔び立っていった。 機体の姿が完全に見えなくなるまで、刑事達は夜空を見守り続けていた。
【三日目・4時00分/新惑星・イナバ製作所】 【タィケボロ@タケシ×ディアボロ】 【状態】合体状態(タケシとディアボロ) 全裸 【装備】なし 【道具】なし 【思考】基本:聖杯戦争の中へ突入する 1:物語の核心へと近づく 2:そのためにサーチャーの力を利用させてもらう 3:自分の目的の邪魔をするやつは殺す ※あくまでフュージョンなので持続時間は60分ぐらいです、合体中は空を飛べて常人の10倍ぐらいの力を持ってます。 ※タケシの使用するポケモン、ディアボロのスタンドであるキング・クリムゾンの能力が使えるようです。 【黒桐幹也@空の境界】(クラス・サーチャー) 【状態】気絶、疲労(大)、魔力枯渇、首輪無し 【装備】エーテライト 【道具】謎の本、他は不明 【宝具】此の者想いし最愛の人(両儀式) 【思考】 0:気絶中 【探索者組】 【射命丸文@東方Project】(マスター) 【状態】健康、首輪無し、ゲシュペンスト・タイプRV搭乗中 【装備】手帳@現実 【道具】不明 【思考】 基本:真実を新聞にして客観的に皆に伝える 0:絶対に幹也さんを助け出す 1:この聖杯戦争を生き延びる 2:元の世界に皆で帰る方法を探す 3:式には負けない(何についてかは自覚していない) 【両儀式@空の境界】 【状態】健康、首輪無し、ゲシュペンスト・タイプRV搭乗中 【装備】不明 【道具】支給品一式、ナイフ 【思考】 0:絶対に幹也を助け出す 1:幹也を許(はな)さない 2:何があっても幹也を守る
【レミリア・スカーレット@東方Project】 【状態】激しい怒りと深い悲しみ、ゲシュペンスト・タイプRV搭乗中 【装備】ボロボロになったプータンのきぐるみ@魁!!クロマティ高校withイナバ製作所 【道具】 【思考】 1:マーラ様の人、八雲紫を探し、殺して咲夜の仇をとる 2:攫われたサーチャーを助け出す。 3:サーチャーの力でマーラ様の人、八雲紫を探す? 4:とりあえずタィケボロは殺す。 5:社長が本格的に心配になってきた。 【ギリアム・イェーガー@スーパーロボット大戦シリーズ】 【状態】健康、ゲシュペンスト・タイプRV搭乗中 【装備】ゲシュペンスト・タイプRV 【道具】『ヒーロー戦記』の攻略本@現実、その他不明 【思考】 基本:主催者を倒す。 1:攫われたサーチャーを助け出す。 2:主催者基地を探す。 3:戦いが終わった後、生きて再び刑事達と会う。 4:ヒーロー戦記もよろしく! 【刑事組】 【杉下右京@相棒】 【状態】ダメージ(大)、ペルソナ「剛毅」カメヤマ解放 【装備】全裸 ニューナンブ 【道具】警察手帳、メガホン 【思考】 0:蒼崎姉妹達と合流し、主催者・ショッカーについて調べる 1:信長を逮捕する ※カメヤマの力で雷系の攻撃を吸収します 【古畑任三郎@古畑任三郎】 【状態】健康 【装備】無想正宗@眠狂四郎 【道具】 【思考】 1:信長を逮捕する 2:蒼崎姉妹達と合流し、主催者・ショッカーについて調べる 【イワーク@ポケットモンスター 死亡確認】 【ハガネール@ポケットモンスター 死亡確認】
「無限の首輪製っ!」 「無限のアタッカー射出!」 無数に放たれる首輪と小型兵器がぶつかり合い、全てが誘爆して互いが塵となる。 「おのれぇ!かめはめ波ぁ!」 「波動砲、発射!」 直後に放たれた極光線もぶつかり合い、やはり相殺される。 「な…何故だ!我は首輪だぞ!その我が……っ!」 「いい加減に、粉微塵になってもらえませんかねえ……!」 イナバ製作所から少し離れたビル街…否、ビルが建っていた荒野で死闘が行われていた。 パロロワの秩序を守る『首輪』と、星と仲間を守る真・最終防衛システムの戦いだ。 そんな二人の死闘は、もうすぐ2時間にも及ぶところまできていた。 「スターバスターさえ使えたなら、一気に消し飛ばせるものを…!」 ここまで戦いが長引いたのは理由がある。 『首輪』の固有能力は、『現在の禁止事項を強制的に守らせる』もの。 その稀有な能力により仮面ライダー達も『変身』を強制的に解除されたわけだ。 放送前から最終形態になっていたため、それの解除はされていないものの、 攻撃の際の『変形』を封じられた真・最終防衛システムは使用可能な技が制限され、苦戦を強いられた。 「それはこっちのセリフだ!貴様、首をひっこめるんじゃない!」 だが『首輪』もまた苦戦していた。 真・最終防衛システムが、『首輪』が能力を発動するより早く自分の首を体内に畳み込んだからだ。 首輪をつける首がないのでは、爆破のしようがないわけで…… 仕方が無いので、首輪装着者の能力を使って応戦した結果…… くびわ は べホマ をとなえた!くびわのHPが全回復した! 「いい加減にその呪文やめてもらえませんかねぇ!?何度目ですか!?」 「うるさい!勇者の技なんだからいいだろう!だいたい、貴様も似た様なものだろうがっ!」 自己修復システム発動!真・最終防衛システムのHPが全回復した! オメガバリア発動!妹紅の炎を吸収しHPに変換!HPが全回復した! オメガバリア発動!エリスの炎を吸収しHPに変換!HPが全回復した! オメガバリア発動!修造の炎の情熱を吸収しHPに変換!HPが全回復した! 「いやむしろ貴様の方が汚いぞ!」 こんな回復勝負になっていた。
一般的にロワで使われる首輪の殆んどが強固で魔法反射できたりするわけだが、 パロロワの化身たる『首輪』はこの特徴がさらに顕著に現れていた。早い話めちゃくちゃ鉄壁。 対する真・最終防衛システムも『最終防衛』というぐらいだから当然の如く超鉄壁。 そんな二人が、何度も何度も体力を全回復させる… 死闘が長引くのも、必然としかいいようがない。 「ホーリーランs「メガスマッシュ!」ぐおぁ!?」 しかしそんな死闘も、ついに終わりを迎えようとしていた。 『首輪』が術の詠唱を妨害され、激しく吹き飛ばされる。 それはこの戦いですでに何度かあったことなのだが… 「何度やっても無駄だ!べホマ!」 MPがたりない! 「えっ?」 「もらった!追撃の6連波動砲!」 「ぬわーーっっ!!」 実にあっけない結末。 6つの砲台から放たれた波動によりパロロワマスター『首輪』は跡形も無く消し飛ばされた。 なんの因果か、その悲しい結末は回復呪文の本来の遣い手である勇者と同じもの。 本当に何故あの勇者はバギクロスを多用したがるのか謎でしかない。 自分の残り魔力を計算して闘うことはとても大切。 それができないものは、死んでしまうのがこの世の中なのだ。 【首輪@パロロワ全般】死亡確認 ※ ※ ※ 「や…やっと倒せたか……随分無駄な時間を使ってしまいましたね…」 「システムさん、皆さん、お疲れ様です…」 「人間も機械もなんでもあきらめずに頑張ればできる!努力の勝利だな!」 「ひぃ〜!優しく殺してぇ〜!キリングミーソフトリィ〜!」 「総統、大丈夫だから。もう終わったから」 強敵との死闘を終え、真・空気組と空気王を狙う鷹の爪一行はようやく一息ついた。 疲労が溜まっていた修造と総統も、流石にこの戦いの爆音で目覚めている。 もっとも最悪の目覚ましで、かなり早い起床時間ではあったが。 簡易的にだがこれまでの情報も伝えられた。 「わしらが眠っている間に色々あったんじゃな……妹紅くんが無事に目覚めたことだけがせめてもの救いじゃ」 「応援した甲斐があったな!」 「しかし今の敵は、新たな脅威とも、あのデコとも異なる…異質の存在でした。 右京の話にあったショッカー…それに粉砕しましたが殺意剥き出しの女剣士…… まさか、この星で何かが起こっているというので……!?」 突如、真・最終防衛システムの言葉が止まった。
『世界崩壊危機!世界崩壊危機!各防衛システムは持ち場につきただちに任務を遂行せよ!』 「「「「えっ!?」」」」 「失礼、私が休止モードだった場合の強制起動音声です!そして言われなくても遂行しますよ!」 「いや、今なんて言った!?」 一同の耳が捉えた言葉は『世界崩壊危機』 これ以上ないくらいわかりやすく、しかし現実離れした言葉。 「っ!説明している時間はありません!全員しっかり掴まってください!」 「え?え??」 「シ、シートベルトはどこじゃ!?」 「当機にはそんな小洒落た装備品はついておりません!…はあっ!」 「キリングミーソフトリィィィィィィィィィィィ〜〜〜…………!!!」 総統の悲鳴が辺りに響くが、かまわず真・最終防衛システムは超速で上空に飛んだ。 直後 先程まで立っていた地面が、裂けた。 「こ、これは一体!?」 「ど、どうなっているんじゃー!?」 「…!地震に津波…竜巻に豪雨!?二次災害!?」 星全体が軋んでいる……!まさか……ええい!どこの馬鹿ですか!星の軌道をずらしたのは!!」 空を飛ぶ真・最終防衛システムとそれに掴まり乗る一同が目にしたのは、あまりに非現実的光景だった。 「本当にフジヤマがヴォルケイノしている…!?」 「あんな津波、見たことが……!」 「どういうことなんだこれは!?」 「どこぞの馬鹿がこの星の軌道をずらしたんですよ!その結果、星全体に致命的なダメージを与えているんです!」 しかし一体どうやって!?仮にスターバスターを出力最大で撃ってもこうはならない! 星が…世界が引き裂かれる……!防衛……不可能……っ!」 星の防衛を生業とするはずの最終最後のシステムが至った結論は実に残酷なものであった。 しかし、誰もそれを責められない。 この未曾有の大災害は、自分達にも、誰にも止められないと悟っていたからだ。 ただただ眺める。 火山の噴火で流れ出た溶岩に骨も残さず焼き尽くされる人間を。 絶叫とともに地割れに飲み込まれ、視界から消えていく人間を。 凄まじいまでの濁流に流され、溺れ死んでいく人間を。 竜巻に巻き込まれ、その全身をズタズタに千切られ飛んでいく人間を。 その全てを、眺める。 感じるのは己の無力さか? あるいは人間のちっぽけさか? それとも、なにも感じられないか?いずれにせよ、眺めるしかない。 ※ ※ ※
「……オメガのバリア範囲を拡げました。これで皆も落雷以外の災害は問題ないでしょう」 「そうか…とにかく、無事な人はできる限り助けるわよ!空気王たちは沈めるけど」 バリアにより豪雨と暴風が遮断され、真・最終防衛システムに乗る一同の視界は少しばかりよくなった。 映るのは相変わらずの地獄絵図ではあるが、まるっきりの地獄というわけでもなかった。 「……人間ってたくましいですね」 突然の大災害に見舞われた新惑星の人間たち。 しかし彼ら全てが息絶え、心を砕かれたわけではなかった。 高台に避難して濁流をやり過ごしている人間がいた。 引き裂かれた大地から自力で這い上がってきた人間もいた。 鳥や飛竜にまたがり空へと逃げて無傷の人間さえもいる。 見えないが、地下のシェルターに避難した人間もいることだろう。 高台の人間たちが互いに励ましあっている声も聞こえる。 人間は希望そのもの……それはこの地でも変わってはいなかったのだ。 だが、希望があれば絶望がある。 この風雨の中、真・最終防衛システムが飛んでいる高度よりもさらに上から、何かが接近していた。 視界がよくなったからか、それともここまで生き残れた者のもつ勘か… 全員が下の災害の様子から目を離し、空を見上げた。 見上げた空には 「信長様のためにぃ!この災害を生き残れるような実力者は皆殺しじゃあ!」 漆黒の筋骨隆々な肉体をさらけだし、頭にはシルクハットをかぶった男―― 主催者幹部の一人……徳川家康の姿があった。 その姿を見た鷹の爪一同はもちろん、避難していた人間たちでさえもが、悟る。 この存在は、人間に絶望と破壊をもたらす存在であると。 「まさか…これが話にあった、私たち蓬莱人さえ殺せる存在なの!?」 「ん?貴様らはイナバ製作所で信長様の命を狙っていた…… そうか、サーチャーの能力でわしの襲撃を予測しおったな?しかし運が悪い……」 「何者だ!貴様が星の軌道をずらしたのか!」 「我が名は徳川家康!信長様に仕える『忠神』なり!」 主催はおぞましい声で名乗りをあげ―― 「徳川家康……!?主催者の一人が何故!?」 「この災害を引き起こしたのもこいつか!」 参加者は身構え―― 「ほう、わしに挑むか?信長様を守る神となったこのわしに………」 「…私は多くの神を名乗った人間の末路を知っています。 幹也の情報通りなら無視はできません。かつての偽神のように散るがいい!」 「どうしてもやるつもりか…これも参加者のサガか…… よろしい!死ぬ前に徳川の力、とくと目に焼き付けるがいい!」 これ以上地上に災いをもたらさないために―― 豪雨と強風吹き荒れる天空で、逃れられない戦いが今、始まる……!
【三日目・5時50分/新惑星・大田区上空】 【徳川家康@テラカオスバトルロワイアル】 【状態】健康、忠神、暴走した破壊神の力で若干の精神崩壊 【装備】斬鉄剣、神の肉体、シルクハット 【道具】脇差 【思考】 基本:織田信長を守る 0:鷹の爪組を皆殺し 1:鷹の爪皆殺し確認後、残りのイナバ製作所にいた参加者を追跡して皆殺し 2:対主催者は例外なく殺す。信長の協力者だけは生かす 3:余裕があれば羽柴秀吉もどさくさにまぎれて殺す ※ダークドレアムと神の全ての能力を奪い取りました 【鷹の爪組】 【真・最終防衛システム@サガ2GOD】 【状態】究極合体中、鷹の爪団員、空気王を警戒 【装備】砲台×6・自己修復システム・浮遊システム、オメガ、秘宝75個、サイバー・エンド・ドラゴン 【道具】無し 【思考】 0:徳川家康を倒す 1:できる限りの惑星防衛をする 2:惑星を破壊するもの及び、防衛対象に害なす者は殲滅。それ以外は様子見 3:いずれ襲ってくるであろう惑星破壊活動を行う敵全ての殲滅 4:空気王は見つけ次第再攻撃 【藤原妹紅@東方Project】 【状態】全身に包帯が巻かれている、若干の自己嫌悪、ダメージ(小)、魔力消費(小)鷹の爪団員 【装備】 【道具】支給品一式、蜆、米の苗、将棋セット一式、ゾフィー直筆サイン色紙、黒竜号 【思考】基本:戦いを止めたい。『生きる』 0:徳川家康を倒す。後に災害を生き延びた参加者の救出。ただし空気王は沈める 1:02の仇である空気王は倒す。鷹の爪団の仇も倒す 2:KAITOを警戒 3:輝夜が若干心配? 4:輝夜とは幻想郷で殺し合う(ここでは殺し合わない) 【エリス@ルーンファクトリー】 【状態】陽が傾き行動可能、魔力消費(小)、合体中(黒ベース)、空気王、真竜ニアラを警戒、深い悲しみ 【装備】なし 【道具】支給品一式×2、ホウレン草 【思考】 0:徳川家康を倒す 1:夫(ラグナ)と合流 2:最終防衛システムの戦いの手伝い 【総統@秘密結社鷹の爪】 【状態】健康、困惑、深い悲しみ 【装備】不明 【道具】支給品一式、不明支給品、女神の心臓 【思考】基本:織田信長、空気王を倒す 0:徳川家康と戦う?女神の心臓については後回し 1:吉田君らを探すと同時に新しいメンバーを補充する 【松岡修造@現実】 【状態】健康、熱血、魔力消費(小)、鷹の爪団員、深い悲しみと怒り 【装備】なし 【道具】支給品一式 蜆×97 米の苗 不明支給品 【思考】 0:徳川家康を熱く倒す! 1:もっと熱くなれよ! 2:空気王と真・空気組を熱く倒す!
「ヒャッハー!世紀末だあああああああああ!!」 どうも皆さん超お久しぶりです。脱衣拳です。 いきなり意味不明なことを叫んでいますが実際外が大変だから仕方ない。 詳しいことを描写するのはメンドイから実際にカオスロワに参戦して自分で確かみてみろ!←誤字じゃないよ。 さて、そんなこんなで東京タワーちゃんの手を引きながら走る私。 襲い来る災害を紙一重に避けます。 やっぱり私は天才ですね! と言ったものの……このままでは非常にマズイ。 どこか隠れるとこを探したいがこんな大災害を凌げる建物なんてそうはありません。 生半可な強度の建物は竜巻で屋根を吹き飛ばされ、濁流に流されてしまいます。 というわけで何とか休めるところを探しているのですが…… とうとう見つけたぞ! この天才…じゃねーや、天災を凌げる建物がな!
「ご……ごめんなさい。 ここはもうどうつめても1人までです!!」 「ちっ、このデク共が……」 何このババア。 というわけで俺たち脱衣拳&東京タワーは災害から逃れるためにシェルターにやってきた。 だが2人を待ち構えていたのは非常な現実であった。 シェルターに入れるのは後1人だけだというのだ。 こんな展開だと思ったよチクショウ! 「あなた……」 東京タワーちゃんは心配そうに僕の腕を掴みます。 実年齢は熟女レベルとはいえこういうところがたまに見た目相応っぽい。 東京タワーマジプリティ。 だけど心配なんていりません。 僕はとりあえず東京タワーちゃんを押してシェルターの中に入れます。 「なっ…あなたっ…!」 叫ぶ東京タワーちゃんに僕は笑顔で返します。 何、心配なんてありません。 この脱衣拳にはやるべきことがある。 もう覚悟は出来ましたから。 もしもの時は僕の子供、頼みましたよ。 というわけで……。 「お前が出ろ!」 ☆☆☆
「南斗シェルター拳……まさに強敵だった……」 脱衣拳vsシェルターの入り口にいる婆さん(以降は略してシェル婆)の戦いは脱衣拳に軍配が上がっていた。 神の1F当身がなければさらに苦戦していたと脱衣拳は悟る。 実際に脱衣拳の身体にはシェル婆から受けたものが刻まれていた。 何はともあれ最後の一席を手に入れることが出来た脱衣拳。 これでしばらく東京タワーちゃんとキャッキャウフフできると顔を緩める脱衣拳であった……。 だが…… 「強者は心置きなく欲しいものを、手に入れることが出来る」 「そこは俺が入るぜ…どけよドラ猫」 「我は拳を極めしもの……」 「………」 シェルターの残り一席を狙うものは他にもいた! しかも見る限りどいつもこいつも強者ばかりだ。 頑張れ脱衣拳!お前の戦いはまだ終わりそうもないぞ! 【三日目・6時20分/新惑星・核シェルター】 【脱衣拳(◆DatuiGay12氏)@したらばラジオ】 【状態】疲労(小) 、ダメージ(小) 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 0:シェルターの残り一席を死守 1:東京タワー大好きだ! 2:はやく帰ってラジオやりて〜、だから主催をぶっ飛ばす! そんでもって主催者ラジオをやる! ※東北楽天イーグルスのユニフォームを来ています。 ※見た目がアミバからトキ(@北斗の拳)に変わりました。 ※中身はスッキリする以前と変わっていません。 【東京タワーちゃん@妄想】 【状態】疲労(中)、原因不明の妊娠(相手は脱衣拳) 【装備】100分の一東京タワー (3.33m) 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:自分のことを思ってくれた脱衣拳と共に行動する。 ※外身は133.3cmの美少女ですが、年齢は50歳です。 ※鉄で出来ているために硬いです。でも脱衣拳が触れた時は柔らかかったです。 ※東京タワーの形をしたファンネルを発生させ飛ばせます。 ※脱衣拳氏の子を身ごもりました。原因は不明です。 ※人間ではないので懐妊後の経過がどういう風に進むかは不明です。
【シン@北斗の拳】 【状態】健康 【装備】素手 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:暴力が正義 【伽羅@北斗の拳】 【状態】健康 【装備】素手 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:邪魔なドラ猫を潰す 【豪鬼@ストリートファイターシリーズ】 【状態】健康 【装備】素手 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:強者と戦う 【花山薫@グラップラー刃牙】 【状態】健康 【装備】素手 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:売られた喧嘩は買う 【シェル婆@北斗の拳 死亡確認】 死因:脱衣拳に秘孔を突かれる
南斗訂正拳! 伽羅の出展は嘘喰いだったでござる。
一方三次元の方のダッちゃんは もう二度と『脱衣拳&東京タワーちゃん書かれること無いかなあ』 と思い脱衣拳らを消滅させるSSを考えていたところに 投下が来てヒャッハー!していた。 【本人@三次元 死亡確認】 死因 ヒャッハー!
二時間以上降り続いた雪のせいで、あたりは地平線のかなたまで一面の銀世界となっていた。 ここはサハラ砂漠。本来なら雪が降るなど起こりえない場所である。 これも新惑星の公転軌道がずれたことによって発生した異常気象の一つであった。 そしてそんなサハラ砂漠の真ん中で、二人の妙齢?の女性が酒を酌み交わしていた。 「いやー、こんな砂漠のど真ん中なんかで雪見酒が出来るとはおもわへんかったわー!!」 「ホントですよねー!!」 どうして神奈川県で男狩りをしていた二人がこんなところにいるのかを話すと長い話になるが、簡単に言うと 目にした男を手当たり次第に狩っていたらいつの間にやらこんなとこにきてしまったのである。 狩る男もいなくなったので、二人は雪の降る砂漠の中でひたすら酒を飲み続けていた。 その間にも雪はしんしんと降り続け、そしてやがて全てを―――そう、二人が吐いた汚物さえもその白で覆い隠していったのでした。 【3日目 午前0時30分/新惑星・サハラ砂漠】 【谷崎ゆかり@あずまんが大王】 【状態】酔っぱらい 【装備】酒瓶 【道具】なし 【思考】 1:さすがに飲みすぎたか…… 【黒井ななこ@らき☆すた】 【状態】酔っぱらい 【装備】大量の缶ビール 【道具】なし 【思考】 1:そういえば、なんで砂漠に雪が降ってんのやろ?
時間修正するの忘れてた…… 午前0時30分→午前6時30分、でお願いします
食らう為ではなく、奪うためでもない。 食物連鎖の定義から外れて、生き残るためだけに生命が生命を殺す世界。 『参加者』である彼らをその世界に閉じ込めておくためにある、彼はそんな存在だった。 「まさか、首輪である俺がこんなところに来るとはなぁ・・・・・・」 泣いている人間、倒れている鳥類、膝小僧を抱えている獣人、ハイグレしているモヒカン、 宮内戦隊・・・・・・彼の眼前には様々な生命であった者が居た。 いずれも皆、バトルロワイアルという世界のルールに倒れた者達であった。 そして今、彼らを縛り付けていた彼自身も彼らと同じ所に居る。 「いくら首輪といっても俺も参加者になっちまったってことか? 流石カオスロワ、なんでもありだぜ」 一つの拘束具でしかなかった彼が、ルールを破り続ける参加者達をより強固に縛り付けることができるようになったのは、 『擬人化』による力の恩恵の賜物だ。 だが同時に、それが彼を一人の参加者へとなって『縛り付けられる側』になってしまったのは皮肉というものである。 「まあいいや。 ここが死者スレってことなのかね。 じゃあ精々首輪である俺も、くつろぎましょうかっと」 地面が平たいことを確認すると、彼は腰を下ろし横になる。 (そういやイナバ製作所に入る前に会ったあいつらも来てるかな) 自分が裁きを与えた5人の仮面の戦士を思い出しながらも、 彼は瞼を閉じて、眠りに落ちようとする。 しかし、不意に襲い掛かるわき腹への衝撃で、彼の意識は否応なく現実に引き戻された。 「ってぇなぁ、誰だよ一体!」 目を開けて、両腕で仰向けに立ち上がろうとすると、一人の人間が自分を見下ろしていた。 全身が血と肉で真っ赤に覆われ、元の姿がどのような形だったか想像ができない。 体格から辛うじて、男だと判別できるぐらいだ。 一人ではない。 人形の素体に、血肉がこびり付いたような姿の者達が、 視認では把握できない程の数で彼を取り囲んでいる。 参加者となっていた彼は知らないが、彼らは皆、『儀式』による生贄だ。 皆、バトルロワイアルの生贄となった者達だ。
「てめえら・・・・・・」 彼は生前、怒りに震えていた。 ルールを守らない参加者に対しての怒り。 あっけなく解除される自分に向けての怒り。 それらは、彼が『バトルロワイアルの』世界の秩序を護るための存在だから持ったものであろう。 「そうか、そうなんだな」 だが、今の彼の表情は、その頃の彼とかけ離れている。 彼が生命を持っている間、少なくともルールを破って『いない』参加者とは出会ってはない。 ルールを破る、首輪を外す参加者しか目に映ってなかったのだから。 「俺が、俺が・・・・・・」 しかし今は違う。 首輪に縛られ、世界の定理に従わされた無力な参加者達の末路が、彼の眼前に広がっている。 「俺が狂っていたんだよな」 彼が縛り付けるルールは、全て殺し合いを促進させるためのものだ。 あらゆる生物が、他の生物を排除させることを強制するためのものだ。 そんなものを押し付けられて、何処の誰が喜ぶというのだ。 ルールというのは、その世界に住むに置いて守らなければいけないこと。 嫌だったら別の世界にでも行けばいい話だ。 だが参加者は、その選択肢すら『禁止エリア』によって、奪われてしまったのだ。 「ったく首輪である俺がそんな初歩的なことを忘れるなんてなぁ」 『彼』は常に参加者と共にあったはずだ。 なのに何故、主催や『彼』を恨み、泣いていることに気づかなかったのか。 「いいぜ、来いよ。 だがただでやられるつもりはねえ。 お前らの怒りはわかったが、俺だって意地があるんだよ」 彼は立ち上がり、首輪をつけた参加者の能力を行使しようとする。 だが、血まみれの人間達は、一向に足を動かそうとしない。 「おいおいどうした・・・・・・ん?」 耳を澄ますと、彼らの口から細々と声が聞こえてくる。 彼はそれを聞き取ろうと耳を傾ける。 「ん? 何々? 俺達を苦しめた首輪が死んで・・・・・・」
め で て ぇ w w w ☆ ☆ ☆ 「うん、流石あたし。 今日も絶好調www」 死者スレごと爆発でぶっ飛ばした幼女の名前はニュークリアV、通称ぬくりあ。 ニュークリアVという、ドラクエで言えばイオナズンみたいな、爆発魔法の擬人化である。 そんな彼女を取り囲むかのようにモンスターが現れる。 「ちょwwwゴールドマンとかwww」 ゴールドマンはお金をいっぱい持っている、というか金でできたモンスターだ。 一見硬そうに聞こえるが、彼女の魔力ならばこれぐらいは砕ける。 つまりただの金鶴。 「めでてぇwww」 大爆発が起こり、ゴールドマン達は砕け散った。 「でも【ゴールドマン×20@ドラクエ】だからルールに違反し・・・・・・」 め で て ぇ w w w 最後までいい終える前に、彼女の首輪はニュークリアで砕け散った。 そしてぬくりあの首も、胴体とおさらばした。
___/ ̄ ̄ ̄\ / / / ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄\ /  ̄ \ | る る と | / □ \ | る る う | // ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄\ | | る る お | |// ̄\ ∨ / ̄\ \ /\ | る る る | //(・) / /(・) > | | ∩| | る る る | / \_/ \__/ | |∪| | る る る | . l::::::::: ∠ / \/ | る る る | |:::::::::r〜‐、 / / l. る る る | . |:::::::::))ニゝ / / __ノ る る | |:::::::(_,, / / -=二__ る | !::::: "" / / \____/ `ヽ、__,,,,........,,,,_∠__/ . 〕;;;;;;;;;;:::::=''" _/| _| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |__ '" ̄  ̄" 説明しよう! ぬくりあさんが死んだのは、大量虐殺禁止にかかったからなんだよね。 え? ぬくりあさんが殺した【ゴールドマン×20@ドラクエ】は1人の参加者だからルールにかからないって? 何を言っているんだ。 ぬくりあさんが殺したのは、 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】 【ゴールドマン@ドラクエ】
じゃないか。 つまり20人の参加者ってこと。 だから死んだの。 ドゥーユーアンダスタン? まあそう首輪に解釈させたのは全部、俺 の 仕 業なんだけどね。 つまりあの幼女頃すために、ワイリー脅して主催にハッキングさせて、個別の参加者にしたの。 後、ロックマン10よろしく。 ☆ ☆ ☆ 「じゃあ帰ってE缶飲むかっと・・・・・・」 一仕事終えた岩男は、ぬくりあの死体を見下ろして、帰路につく。 しかし、彼の前に一人の男が立ち塞がった。 「ふざけんじゃねえ! 真・多段斬り!」 「GYAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!」 「フレア!フレア!アルテマソード!」 ティウンティウンティウン・・・・・・・ 「んなことされるとこっちの手間が増えるんだよ! っと次はこいつだ!」 岩男をティウンし終えた男の名は死亡者図鑑という。 余計な大量虐殺させる岩男に制裁を加えた彼は、次はぬくりあの死体の元に駆け寄った。 魔法擬人化である彼女の肉体は、既に粒子となって消滅しようとしている。 「お前もお前だ! こんなところで死なれると仕事増えるんだよ! 超みんな回復! レイズ! アレイズ! ヒール! 生命の雨! 魂の歌! ベホマズン!」 死亡者図鑑は、今度は回復魔法をオーバーに連打する。 すると、ぬくりあの体は元の幼女の姿に戻っていた。 「回復してめでてぇwww あなたが助けてくれたの?」 「まあな! 余計なものまで復活させちまったが」 「トルルルルルルルルゥ!!! ロックマン10もよろしく!」 「はりせんぼん」 ティウンティウンティウン・・・・・・
「ちょwwwゴールドマン復活しているwめでてぇwww」 ぬくりあのニュークリアで、ゴールドマンの集団も全滅した。 今度は【ゴールドマン×20@ドラクエ】なので安心だ。 「じゃあ俺はもう行くぜ」 「どこへ?」 「知らん」 「なんじゃそりゃ」 「だが図鑑を完成させるという明確な目標がある」 「そりゃ大層なことで」 「図鑑完成の旅は終わらない・・・・・・カオスロワがカオスロワである限り。 そうだろ?」 「知るかwww」 【三日目・6時/新惑星・大田区】 【死亡者図鑑@カオスロワ】 【状態】健康 【装備】図鑑 【道具】不明 【思考】 基本:死亡者図鑑を作る ☆ ☆ ☆ 彼は旅人であった。 幾多の世界を渡り歩き、幾つもの物語の断片を写し撮り、 自分という存在を捜し求めていた。 『テラカオスバトルロワイアルの世界か……』
彼が訪れた世界に置いて、そこは最も異質だったと言えるであろう。 あらゆる生命が己の明日を得るために、狩り続ける、あるいは逃げ続ける、 闘い合う世界で、彼は参加者という役割を与えられた。 『ハンバーガー四個分だな、仮面ライダー共!!!』 『通りすがりの空気王ですよ。ああ、覚えていただかなくて構いません。 どうせあなたには、ここで死んでもらいますので……』 異質なる戦場の敵は、やはり異質。 ある者は、とある有名ブランドの狂信者、 ある者は、歪んだ自己顕示欲の塊、と言うように、 彼の前に立ち塞がった者達は、今まで彼が様々な世界で戦った敵とはまた別の狂気を纏っていた。 『俺に合わせろユウスケ!!』 『『ああ!!」』』 だが、いつも傍で戦ってくれる、相棒の姿もそこにいた。 『検索が完了したよ』 『士じゃないか! どうしたんだ、そんなボロボロになって?』 『両儀式だ。入れ、コクトー達が待ってる』 新しく背中を任せられる仲間もできた。 『だから、見ててください 俺の―― 変身』 同時に、消えてしまった者もいた。 彼が今まで戦ってこれたのは、彼を支える人々がいたからだ。 だから彼も、精一杯彼らを救おうと戦った。 『我は 首 輪 で あ る』 しかし、健闘虚しく彼にも終わりが訪れる。 今まで旅人として数多の世界を回った彼も、この世界に置いては一介の参加者に過ぎなかったのだ。 そして彼は、破壊者という異名の理由を知ることなく、太陽を模した怪人の前に倒れたのである。 (なつみかん、夏海・・・・・・せめて最後ぐらいお前に会いたかった) 命の炎が尽きる直前、彼の脳裏には、相棒とはまた別の仲間である、女性の笑顔が過ぎった。 この世界に入ってから、彼は一度も彼女に会ったことはない。 名前が呼ばれてないから、まだ生きている可能性があるというのがせめてもの救いであっただろう。 つ・・・・・・さくん
(誰だ) 声が聞こえる。 彼を呼ぶ声が聞こえる。 そう、彼の名は―― ☆ ☆ ☆ 「夏海!?」 「よかった起きた!」 「めでてぇwww」 「ぬわ!?」 門矢士が目を覚ました直後、爆風が彼を襲った。 しかし、熱気で飛ばされただけで肉体にダメージはない。 「これはつっこみ用だから大丈夫だって」 士の前には、金髪の幼女がスマイルしていた。 隣には、ユウスケとフィリップの姿もいる 「聞きたいことは山ほどあるんだが、とりあえずこのガキはなんだ?」 「ぬくりあ、っていう女の子だ。 僕達を助けてくれたんだよ」 「正確には、別の人に助けられたところを私が運んだんだけどね」 ぬくりあの言い分はこうだ。 自分を蘇生させるために回復魔法をかけたつもりが、 効果範囲が広すぎて、近くで倒れていた士達まで蘇生させたんだと。 そして、イナバ製作所付近は災害に見舞われそうだったから、ニュークリア(弱)で吹っ飛ばして避難させたんだと。 「生命エネルギーを吸い取られただけだったから蘇生できたんだ。 本当に運が良かったとしか言えないね」 「どうりで黒焦げなわけだ」 士の言うように、今の士達の着ている服はボドボドだ。 正直服だけなら、浮浪者に間違われてもおかしくない。 「今ならイケメンホームレスもいるから大丈夫だってw」 「だってwじゃない・・・・・・」 「どうしたんだ士?」 「いや、あいつらは結局どうなったんだろうな」 「ああ、侑斗達のことか・・・・・・」 桜井侑斗に上城睦月、どちらも仮面ライダーとしてともに戦った仲間だ。 士の記憶の限りでは、血塗れになって倒れた姿で終わっている。
「めでたくねぇ・・・・・・復活したのはあなたたちだけだよ。 せっかくだから爆発で穴掘って埋めたわ」 「そうか」 「ところであなたたちこれからどうするの? 災害は静まったみたいだけど」 「そうだな・・・・・・」 「あぁ!?」 「どうしたフィリップ?」 突如、フィリップがテンパり始めた。 何事かと思った士達は、フィリップが、中身をむき出しにした黄色いメモリを持っていることに気づいた。 「おいもしかしてそれ・・・・・・」 「そうだよ士、ジャンクになったルナメモリさ・・・・・・」 「ジャンクって何処で覚えたんだよ」 「"ローゼンメイデン"で検索したら出た」 「暇人乙w」 壊れたルナメモリを鞄にしまい、フィリップはうなだれる。 「しかし一体どうして・・・・・・」 嘆くユウスケだが、士はぬくりあの方を見つめている。 「ごめんニュークリアの衝撃でぶっ壊れた」 「やはりそうか」 「でも大丈夫さ! 僕にはまだファングメモリが!」 「待て!迂闊に(ry」 「めでてぇwww」 ☆ ☆ ☆ 「ああ・・・・・・ファングメモリまで・・・・・・」 「フィリップ・・・・・・」 次の瞬間、フィリップの掌には、痙攣しているファングメモリがあった。 ルナメモリと違い、傷ついているだけなので、しばらく待てば使えるようにはなるだろうが、 それがいつになるかはわからない。 少なくともとても現状で使える状態じゃない。 うなだれるフィリップの肩に、ユウスケは手を置いた。 「まさか!」 「どしたの?」 はっとした士はライドブッカーを取り出す。 そしてカードを見てみると、眉をひそめた。
新惑星・東京都の一角、全ての生物が死に絶えたこの地で 二杯目の聖杯である『彼女』はミミックと化したイナバ物置(一杯目の聖杯)と対峙していた。 イナバ物置の周りにはミミック化していると知らずに近寄って食い殺された犠牲者達の残骸が散らばっている。 【ワラキアの夜@MELTY BLOOD 死亡確認】 【ケロッグコンボ@ケロッグ 死亡確認】 【グッチ雄三@ハッチポッチステーション 死亡確認】 【名取羽美@かってに改蔵】 【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】 死因・ミミック化したイナバ物置(聖杯)に食われた 「ようやく会えたわね、一杯目の聖杯」 『彼女』はイナバ物置がミミック化していることにも、周囲に散らばった彼の「喰い残し」にも動じることなく物置に呼びかけた。 その声に反応して、イナバ物置は口を開くと長い舌を伸ばし、瞬時にして『彼女』の体を絡め獲った。 『彼女』は舌で捕らえられても何一つ抵抗せず、イナバ物置の中へと飲み込まれていった。 イナバ物置は自分の内部に入った『彼女』を噛み砕こうと鋭い牙を『彼女』に突き立てる。 自分の身体に牙が食い込み血が流れるのを感じても、『彼女』はうろたえることなくイナバ物置に話しかけた。 「私は……最初はあなたを殺すつもりだったわ。 あなたを殺して私が唯一の聖杯になるつもりだった。 でもね、原作者の魂を吸収したときに理解したのよ。私達は殺し合う必要はないってことに。 私達は元々同じ一つの聖杯という器だった。さあ、還りましょう、一つに」 その言葉を聞いて今まさに『彼女』を噛み砕かんとしていたイナバ物置は彼女の身体から牙を離した。 『彼女』はイナバ物置の壁に手をつけると、低く小さな声で唱えた。 「我は汝、汝は我、やっぱりイナバ製聖杯!融合しても大・丈・夫!」 その時、イナバ物置を中心として眩い閃光と衝撃波が発生した。 瓦礫の山は吹き飛ばされ、タケシとディアボロが巻き添えをくって消し飛んだ。 【イナバ物置@現実】(聖杯) 融合 【彼女@カオスロワ】(聖杯・二杯目) 融合 【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】 更地となったイナバ物置跡に『彼女』は佇んでいた。 いや、それはもう『彼女』ではない。イナバ物置と『彼女』の精神は混ざり合い、それぞれに吸収されていたサーヴァントたちの魂も一つの器に納められた。 それは紛れもなく『真の聖杯』の誕生だった。 その姿も大きく変化していた。銀髪はそのままだが、『彼女』が少女の姿をしていたのに対し『聖杯』は10代後半くらいに成長した肢体の持ち主となっている。 また、体型の変化に合わせて背中の翼も巨大化していた。 『聖杯』は自分が融合に成功したことを知り、幽かに会心の笑みを浮かべる。 「アンタが聖杯かいっ!?」 背後から大きく陽気な声をかけられて聖杯が振り返ると、そこにはいつの間に現れたのか、全裸の中年女性が全裸のアメフト選手と空気な男をつれて立っていた。 その中年女性から感じる滾るような闘気で聖杯は理解する。この者も聖杯の力を望む者の一人であると。 「アンタの力でうちのタケシを生き返らせたいんだがね、どうすりゃいいんだい?」 腹蔵なく自らの望みを言い放つ中年女性ことジャイアンの母の豪放磊落さに、聖杯は思わず笑顔を浮かべながら告げる。 「願いを叶えたいのならば聖杯を……私を『手に入れて』ごらんなさい」 そう言い放つと同時に『聖杯』から凄まじい殺気がジャイアンの母達に向けられた。 そのあまりのプレッシャーに、Mr.ドンたちは思わず固まって動けなくなる。 しかしジャイアンの母はそれにより一層闘志をかきたてられたらしい。 「こいつは久しぶりに骨のある相手と戦えそうだねぇ!」 「OKAMI!」 「ドン!アンタはさがってな!」 そして闘気を全身に漲らせたジャイアンの母は聖杯の間合いに跳び込んでいった。
◆ ◆ ◆ すでに戦いは1時間半の長きに渡って続いている。 ジャイアンの母が休むことなく繰り出す破壊力と速さを兼ね備えたパンチは、常人なら掠っただけで即死する威力を持つ。 聖杯はそんなジャイアンの母のラッシュパンチ攻撃を紙一重のところで避け続けている。 だがこのままでは埒が明かない、攻撃に転じなければと聖杯はイナバ製の鎌でジャイアンの母を横薙ぎにしようとする。 しかし母はニィッと笑い、鎌の刃を真剣白羽取りの如く両手で受け止めると 鎌ごと聖杯の腕を捻りあげ、鎌を持っていた聖杯の右腕をへし折った。 「ッッッ!?」 イナバ製である自分の身体が破壊されたことに驚愕しながらも、聖杯はひしゃけた右腕を引きちぎらせてジャイアンの母から距離を取った。 そして敵を遠距離から焼き尽くさんとアヴェンジャーの能力であるボルテッカを放つ。 「回し受けだよっ!!」 しかしボルテッカはジャイアンの母の回し受けによって消滅した。 「聖杯ともあろうものがチンケな飛び道具なんぞを使うなんてだらしないよ!」 そう言うとジャイアンの母は一気に間合いを詰め、聖杯の鳩尾に正拳突きをくらわせた。 「ッッッッッッッッッッ!!」 想像を絶する衝撃と苦痛の中、聖杯は吹き飛ばされ仰向けに地面に倒れる。 だが聖杯の背が地面に着くかという瞬間、聖杯は背中の翼で土煙を巻き起こした。 周囲には一気に突風が起こり、砂埃が舞い上がる。それは砂嵐となってその一帯を包んだ。 「目くらましかい!」 5p先も見えない砂嵐の中でも、ジャイアンの母は心を乱さず心眼に集中した。 目には見えなくとも気配を感ずることは出来る。この砂嵐の中でもそれは同じこと。 そしてジャイアンの母は自分に飛びかかってくる者の気配を察知した。 「…………そこかいッ!」 ジャイアンの母の拳は一撃で気配の主の頭部を破壊した。やがて砂嵐が薄れて見えてきたのは…… 「ドン!!」 ジャイアンの母は自分が命を奪った者の名を思わず叫んでいた。 聖杯はこの砂嵐の中でMr.ドンを捕まえ、ジャイアンの母に対する囮として利用したのだ。 そして生まれたジャイアンの母の隙をついて、残った左手に鎌を持ち替えた聖杯は、ジャイアンの母の首筋に鎌を振り下ろす――! 「そんなこったろうと思ったよ!」 ジャイアンの母の反撃の手刀の一撃で、聖杯の左手は鎌を持ったまま切断された。 左手を切断された勢いで聖杯は吹き飛ばされる。 「……読んでいたのか……私の手を……」 「考えることは皆同じさね。さて、それじゃあタケシと、それからドンも生き返らせてもらおうかねぇ」 そう言ってジャイアンの母は完全に止めを刺そうと聖杯に歩み寄る。両手を失った聖杯はジリジリと追い詰められていく。
聖杯はサイコキネシスを撃ったり、水上スキーを召喚して突撃させたりしたのだが、ジャイアンの母はそれを全て無効化した。 「消力(シャオリー)ってやつだよ」 その間も、聖杯は必死で考えを巡らせていた。 口か髪の毛で鎌を操る? ダメだ。鎌が落ちている場所まで距離がありすぎる。 鎌を手にする前に間違いなくジャイアンの母に殺されるだろう。 ではどうする。体力も残り少ない。翼で砂嵐を起こせるのもあと一度が限界だろう。 砂嵐の間にどこかに隠れる? 辺りは更地だ。隠れられそうなところなどどこにもない。逃げたとしてもすぐにジャイアンの母に追いつかれて殺されるだろう。 なにか、なにか他に手は―――― ジャイアンの母が聖杯の間合いに入ろうとした瞬間、聖杯は最後の力を振り絞って大砂嵐を起こした。 「まーた同じ戦法かい!」 だが今度はもう囮に出来るようなものは周囲には何もなかった。来るとすれば聖杯本人しかいない。 次の一撃で、今度こそ勝敗が決する。 敵はおそらく唯一の武器である鎌を取りにくるだろう。ジャイアンの母は鎌を持ったままの聖杯の左手が落ちている場所に注意深く移動すると 鎌の柄を自分の足で踏みつけたまま相手が接近してくるのを待った。 遠距離攻撃は使うまい。そんなことしても殺気で気づかれて無効化されることは相手もわかっているはずだ。 聖杯は直接自分を殺しに来る。そうして近づいてきた瞬間に一撃で聖杯を仕留める。ジャイアンの母は再び心眼に集中した。 (さあ、どこから仕掛けてくるかね。右か左か前か横か上か下か……) その時、ジャイアンの母の心眼が究極点にまで達した。 「後ろだねぇ!!」 ジャイアンの母は振り向き様に渾身の力を込めて攻撃する。 「聖杯ィいただきィッッッ!!」 その一撃は確かに脊髄を抉り、相手を死に至らしめた。やがて砂嵐が薄れて見えてきたのは…… 「……ッ!!……あんた誰だい?」 それは黒子テツヤだった。ドンと同じように砂嵐の中で聖杯に捕まり囮として利用されたのだ。 彼はずっとジャイアンの母たちの後をついて回っていたのだが、そのあまりの存在感のなさにジャイアンの母は最後まで彼の存在に気がつかなかったのである。 当然ジャイアンの母は二人目の囮がいるなど想定していなかった。今度こそ本当に呆然となったジャイアンの母の背後を、聖杯がとった。 しかし聖杯にはもう両手も、武器である鎌も無い。こんな状態でジャイアンの母を殺すことが出来るのか。 出来る、出来るのだ。 先ほどの激戦により聖杯が纏っていた衣服は破れ、彼女は全裸になっている。その股間に赤黒く輝くのはガチホモのサーヴァントから奪った乖離剣エアだ。 しかも融合によって槍兵・マーラ様の力も手に入れたことにより、その股間の乖離剣エアはより大きく、太く、硬くなり、さらに男女の区別無く穿てるようになっていた。 それは最早エアではない、乖離剣マラと呼ぶに相応しい究極の一物だった。 黒子テツヤによりジャイアンの母の気が逸れていた1秒にも満たない時の間に、聖杯はジャイアンの母の背後に回りこむと乖離剣マラをジャイアンの母の秘所にあてがい 「超・性死乖離す開闢の御立派様(エヌマ・エリシュ)――――――――――!!!!!」 一気に穿ち抜いた。
その全てを込めた一突きでジャイアンの母の魂は天へと昇っていった。 そして肉体は崩壊し、塵となって消滅した。 後には聖杯一人が残された。 勝利はしたが、彼女は両手を失いその身体はボロボロだった。力も使い尽くしてしまい、股間の乖離剣マラも必殺技を出したせいですっかり萎びている。 ただ立ち尽くしていたときに、聖杯は自分に新たな魂が吸収されたことを感じた。 (これは……アーチャーの魂……) その力を使って聖杯は完全に回復した。しかし聖杯の心は暗い。 (なぜこんなに苦戦したのか……なぜイナバ製の自分が破壊されたのか……やはり私は聖杯としてまだ未完成、早く他のサーヴァントたちの魂を吸収せねば――――) その時だった、聖杯がその災厄の気配を感じたのは。 地表に生贄砲が撃ち込まれる寸前に、彼女は翼を広げ猛スピードで地表から上昇していった。 そして彼女は感じた。災厄に抗うこともできずに死んでいった、多くの罪無き人びとの魂が、聖杯である自分の中に吸収されていくのを。 「私の中に入ってくる……多くの人の魂が……心が……悲しみの、嘆きの、苦しみの心が」 そして大災厄で死んだ者たちの魂を吸収しながら、聖杯は何処かへと飛んでいった。 【三日目・5時30分/新惑星・東京都】 【真の聖杯@カオスロワ】 【状態】健康 サーヴァントの魂13体吸収 原作者の魂吸収 大災厄で死んだ人々の魂吸収中 首輪無し 全裸 見た目は10代後半くらい 銀髪+白い翼 股間に乖離剣マラ 【装備】イナバ製作所製の鎌 【道具】不明 【思考】 基本:聖杯を満たす 1:全サーヴァントの魂を吸収して聖杯として完成する 2:大災厄で死んだ者の魂を吸収する 3:自分に襲いかかってくるものは殺す ※サーヴァントの魂を吸収するたびに能力を得ていくようです。 ※大災厄で死んだ人々の魂を吸収してさらに強化されていくようです。 【ジャイアンの母@ドラえもん 死亡確認】 【Mr.ドン@アイシールド21 死亡確認】 【黒子テツヤ@黒子のバスケ 死亡確認】
85 :
然るべき報い :2010/03/12(金) 22:14:24 ID:OhKeSQr/
「気がつきましたか?」 692が次に目覚めると目の前には女神のようなババアがいた。 一応書き手である彼は自分の目の前にいる奴が誰なのかは知っている。 そして、自分がどんなことをやらされるのかを。 「貴方はニコロワを馬鹿にした挙句、あらゆる能力を悪用し、 何度も復活し、夢オチを連発して世界の秩序を乱そうとしましたね? 貴方、反省しているんですか?」 「反省してまーす」 謝る692だがその姿は某スノボ選手を髣髴させており、全く反省の色などない。 女神イシターは質問を続ける。 「その言葉に嘘、偽りはありませんね?」 「はい!」 (チッ、うるせーな) 「本当に理解していますか?」(同じ質問を三回繰り返す) 「はい!」 「本当に理解していますね?」(同じ質問を三回繰り返す) 「はい!」 「本当に理解していますか?」(同じ質問を四回繰り返す) 「はい!」 「本当は理解していますね?」 「はい!」 「本当は理解していませんね?」 「はい……げ、やべ――――」 ネタは知っていたのについ間違えてしまった692。 女神イシターの顔には青筋を浮かんでいた。 「…あなたを時の流れに戻すにはまだ早いようですね。ここの世界でこの人たちと一緒に反省してなさい」 自分の周りには大きな殻を被ったポケモンやうんたん女とかいるが、そいつらもイシターの犠牲者だろう。 女神のひっかけに敗れた692はそいつらと同じ末路を辿ることとなったらしい。 692はカオスロワ会場に戻れなかった。 永遠の世界で一生彷徨うのだ。 692はそのうち考えるのをやめた……。 【692@現実 再起不能】 【女神イシター@ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ 不思議のダンジョン】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】不明 【思考】 1:世界の秩序を犯す者を通常の時の流れから引き離す。 ※ロワ外の存在です
これで後は次の放送に『夢オチ禁止』を加えれば完璧だな
87 :
黎明 :2010/03/13(土) 12:57:34 ID:3UOU11ir
宇宙船内部…… 「後二日で、否応なくこのバトロワの決着はつきます たとえそれがどのような終わり方であっても……いわば運命の日です」 説明の男は満面の笑顔のままで淡々と状況を説明した。 黙ってその男の説明を聞き続けていたイナバ製作所社長は、ようやく口を開く 「成る程、ところで何故私は拘束されているのかな。君は……」 「申し遅れました。私はショッカー幹部、海東純一と申します」 説明の男……海東純一は満面の笑顔でイナバ製作所社長に挨拶した。 「ショッカー……!!」 イナバ製作所社長はショッカー本部を探査しても発見できなかった理由を理解した。 新惑星から遠く離れたこの宇宙船こそがショッカーの本拠地、スーパークライス要塞@仮面ライダーW&ディケイドMOVIE大戦2010だったのだ。 「申し訳ございません、このような場所が本拠地で。 私は笑顔が変形の禁止行為とみなされて爆死していたところを、ショッカー様に改造手術をしていただき蘇ったのです。 いわば、サイボーグです。ライダーキラー2号……ライダーキラーグレイブとでもお呼びください」 「……それでそのショッカーが何故私のような平凡に生きる一市民を拘束しているんだい 私にもいろいろと都合があってね、早く解放してもらえると助かるのだが」 「平凡な一市民が聞いて呆れるわ、魔術師」 突然部屋に二人の男が現れた。一人は奇妙な衣装を纏って鞭を持っている男、もう一人は長い白髪に漆黒のマントを羽織った老人 ショッカー幹部の地獄大使、そして光栄次郎が変身したスーパー死神博士である。 「我等が大首領様がお前のことをお呼びだ。来い」 全身を拘束されていたイナバ製作所社長は、抵抗することもできずにショッカー戦闘員に台車で運ばれていった。 (ただダメージや疲労のせいじゃない……力の発動を阻害されているのか?) イナバ製作所社長が連れていかれた部屋は手術室だった。 『お前がイナバ製作所社長か』 手術台の正面にある鷲の紋章から機械的な声が聞こえてきた。 「そういうあんたがショッカーの大首領とやらか」 『そうだ。我々は貴様について調査と監視を続けていた。そして貴様が究極生物との戦いによって傷ついている所を捕獲したのだ』 「そりゃあどうも。命の恩人には直接会ってお礼が言いたいんだがね、そんな機械越しに話しかけたりせずに姿を見せてくれないか?」 「貴様!大首領様になんと無礼な物言いを……!!」 「まあまあ、地獄大使さん」 地獄大使が激昂するのを抑えたのはパラドキサアンデットこと鎌田だった。 城戸真司、辰巳シンジという二人の仮面ライダー龍騎を鎌田カッターで倒した鎌田は、その後ショッカーと接触し、自分の目的のためには ショッカーと協力することが有利になると判断してショッカーに参入し、その能力から幹部待遇で迎えられていたのだった。 彼ら幹部組の後ろで一人、凶暴そうに目を光らせている男は浅倉威、仮面ライダー王蛇である。 彼は「いくらでも戦える場所を用意する」という提案に乗って、ショッカーに身を寄せていた。 『私も君と直接対面したいのだがね……それは不可能なのだよイナバ製作所社長 何故ならば私の、JUDOの肉体は我が忌々しい同胞が作り出した"虚空の牢獄"に囚われているからだ』 「"虚空の牢獄"だと?」 『"虚空の牢獄"は月にあった……しかしこの戦いの中で月は破壊された。残念なことに月は消滅しても"虚空の牢獄"は無くならなかったがね。 しかし"虚空の牢獄"にも異常が起きたようだ。私は精神体だけ"虚空の牢獄"を抜け出すことができた。そして私に相応しい『器』を探していたのだよ』 「どうにも厭な話の流れだが……まさかその器が私などと言わないだろうね」 『君の事は余さず観察させてもらったよ。死神博士!』
大首領に命じられた死神博士がイナバ製作所社長についてのデータを読み上げる。 ・魔術師として異端中の異端の魔術師にしてこの世界を作った原因である時空振動弾の製作者 ・魔術師としての専門は投影魔法 ・魔術師として持つ魔力は『イナバパワー』と呼ばれる特殊な代物であり 『イナバパワー』さえあれば大抵の攻撃を受けても大・丈・夫である ・得意な投影魔術は、決して破壊されないイナバ物置を自由自在に無限に作り出す『”(アンリミテッド・ウェアハウス・ワークス)”』 そしてそのイナバ物置を破壊することが出来る『”壊れた物置(ブロークン・イナバ)”』 ・パニッシャーや斬艦刀など、物置以外の武器、さらにPADなどの道具の投影も出来る それら投影されたものはイナバ製とされイナバ物置と同等の硬度を持つ ・魔術の及ぼせる範囲も長大であり、地球全体に『”無限の物置(アンリミテッド・ウェアハウス・ワークス)”』 と 『”壊れた物置(ブロークン・イナバ)”』 を発動することが出来る ・固有結界“イナバの巣”を所有 ・『イナバワープ』による瞬間移動能力 ・多重世界屈折現象を起こす宝具『全て遠き理想物置《イナヴァロン》』 また魔術以外においても ・常人を遥かに越えた身体能力 ・イナバ物置と同等かそれ以上の防御力 ・そして心臓を貫かれても死なない不死性 ・究極生物ですら認識不能なスピード ・外宇宙でも生きていける生命力 ・物理法則を完全に無視した動きも可能 ・因果地平の境界を操ることも出来る ・悟空にすら気を感知させない ・聖杯戦争に関することを全て把握 ・そしてすべてを大・丈・夫!で片付ける ・自称人間 「こんな人間かいるか!ほぼ全能じゃねーか!!」 思わず地獄大使が叫ぶ。 「これで人間ですか……イナバ製作所社長らしい」 海東が意味のわからない相槌を打った。 「どんだけ人外だよまったく……そんな奴が「人間を舐めるんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!!!」なんて言うことが人間を舐めてますな」 データを集めた死神博士もあまりのイナバ製作所社長の能力に半ば呆れ気味だ。 『だが、それ故に、我が『器』に相応しい』 大首領JUDOのその一言で場の空気が変った。 手術台に横たわるイナバ製作所社長の頭に、海東が謎の器具を取り付け始めた。 「な……イナバパワーが発揮できない……クソッ、やめてくれ、やめろ!」 「いい嘆願だ 抵抗的だな だが無意味だ 私は、ショッカーのお陰で真っ当な人間になれた。今度は私がお前を救ってあげよう」 「では我等が真の大首領であるJUDO様の受肉のために、邪魔になるイナバ製作所社長の精神の排除を行う」 「こんな装置如きで、私の魂が砕けるとでも思っているのかいィグアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!」
その装置によって行われる精神の削除に、イナバ製作所社長は耐え続けた。常人の何十倍、何百何千倍という負荷がかけられても イナバ製作所社長の心はイナバ物置のように頑丈だった。 しかしやがて物置には傷がつき、ヒビが入り、割れ、欠け、破れ、崩れ、壊れていった。 ※ ※ ※ ――――――体は物置で出来ている。 血潮はアルミで 心はイナバ 幾たびの物置を越えて不壊 ただの一度も損傷はなく ただの一度も破壊されない 彼の者は常に独り 会場で物置に酔う 故に、首輪に意味はなく。 その体はきっと物置で出来ていた。 "無限の物置" 「ふぅ、物置作りも疲れるな…」 日本の東京都大田区にあるイナバ製作所、今日もここで物置が作られる。 おつかれさまです社長。はい、これタオル 「おお、イナバ君(仮)。珍しく気が利くじゃないか」 なんですか珍しくって。それよりもう休憩室でお茶にしましょうよ。 「そうだな……大分作ったし、ここらで一休みするか」 レミリアちゃんたちがもうお茶をしてますよ。なんならこのあと麻雀でも…… 「こらこら、仕事を忘れちゃいけないよ。そうだろイナバ君(仮)……いや、私の娘」 私の娘…… 私の娘…… 私の娘……イナバ君(仮)……浴室で……テラカオスバトルロワイアル…… 監視者……レミリア……殺し合い……KAITO……紅茶……蒼崎……大田区……マスター…… 織田信長……令呪……ああああ……先代……時空振動弾……聖杯戦争……鉛筆削り……6/…… 新惑星……サーヴァント……投影開始……ドナルド……新聞……物置…… 娘が、イナバ君が地下ダンジョンに下りていく。あぶない、ダンジョンには浴室があって そんなことろにいっちゃいけない一緒に休憩室で揖保乃糸を食べようダメだってば開けるな 浴槽には血まみれのメイドがうかんでいてなないろのくるみがちがでてちがいっぱいでて かきてすきまがいうちゅうながときゅうきょくせいぶつうちゅうせんしょっかーいなば いなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなば いなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなば いなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばいなばひゃくにんのって イナバ物置壊れた もう大丈夫じゃない ※ ※ ※
「大首領様、いかがですか、その『器』は」 「……ふん、悪くはない」 スーパークライス要塞の作戦室中央の椅子に足を組んで座っているイナバ製作所社長――否、ショッカー大首領JUDO。 その大首領の周りでは、死神博士、地獄大使、海東純一、鎌田が膝を屈し頭を下げて忠誠の意を示している。その後ろに興味なさそうにして立っているのは浅倉威だ。 「大首領様、新たな肉体への受肉おめでとうございます」 どこからか現れた黄色いハッピを着た男が大首領に祝いの言葉を述べた。 「ヤマダ電機社長か。どうだ、クライシス帝国は」 「クライシス帝国は全面的にショッカーに協力しますよ。兵士も何人か連れてきました。義兄も、よろしく伝えておいてくれ、と」 「わかった。主催者だろうが我らに逆らう虫けら(ワーム)は皆殺しだ。我らショッカーこそが、全世界、全時空の征服者となる!」 最強の肉体を手に入れた悪魔を頭として、地獄の軍団は活動を始めた…… 【三日目・6時30分/スーパークライス要塞(宇宙空間)】 【大首領JUDO@仮面ライダーSPIRITS】 【状態】肉体はイナバ製作所社長、健康 【装備】イナバ製作所社長の肉体 【道具】イナバ製作所社長の支給品一式、不明支給品 【思考】基本:ショッカーによる全世界の支配 1:主催者とショッカーに刃向かうもの(KAITOなど)を抹殺する ※イナバ製作所社長の精神は完全に消滅しました。 ※イナバ製作所社長が使える全ての魔術を自由に使うことができます 【光栄次郎@仮面ライダーディケイド】 【状態】健康、スーパー死神博士状態、イカデビルに変身 【装備】死神博士メモリ@仮面ライダーディケイド完結編 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:ショッカー万歳 【地獄大使@仮面ライダー】 【状態】健康、ガラガランダに変身 【装備】黄金銃@真・女神転生if... 【道具】支給品一式 【思考】 1:ショッカーによる世界征服 【海東純一@仮面ライダーディケイド】 【状態】改造人間、ライダーキラーグレイブに変身 【装備】グレイブバックル@劇場版 仮面ライダー剣 【道具】醒剣グレイブラウザー@劇場版 仮面ライダー剣 【思考】基本:ショッカーによる全世界の完璧な統治 1:ショッカーに従う 【鎌田@仮面ライダーディケイド】 【状態】健康、過去と未来の鎌田が一つに、仮面ライダーアビス及びパラドキサアンデットに変身 【装備】カードデッキ(アビス)@仮面ライダーディケイド 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】基本:人間を皆殺しにし、アンデットの支配する世界を作る 1:今はショッカーと手を組む
【浅倉威@仮面ライダー龍騎】 【状態】すごくイライラ、仮面ライダー王蛇に変身 【装備】王蛇のデッキ@仮面ライダー龍騎、拾った金棒 【道具】支給品一式 【思考】 1:イライラするので皆殺し 2:暴れる場所と相手を提供してくれるショッカーと手を組む 【ショッカー戦闘員@仮面ライダー×10】 【状態】健康 【装備】いろいろ 【道具】支給品一式 【思考】 1:地獄大使に従う 【ヤマダ電機社長@現実?】 【状態】健康 【装備】黄色いハッピ 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】基本:世界を制覇し、怪魔界50億の民をこの星へ移住させる(主催者は倒す) 1:クライシス帝国とショッカーで手を組んで世界を征服する 2:義兄さんと連絡を取りたい 3:元親とはそのうち決着をつける。 ※超電磁砲(レールガン)の使い手です ※クライシス帝国の尖兵です 【チャップ@仮面ライダーBLACK RX×30】 【状態】健康 【装備】いろいろ 【道具】支給品一式 【思考】 1:ヤマダ電機社長に従う ※クライシス帝国の戦闘員です 【城戸真司@仮面ライダー龍騎 死亡確認】 【辰巳シンジ@仮面ライダーディケイド 死亡確認】 【イナバ製作所社長@現実? 死亡確認】
憎い。憎い。憎い。憎い。 殺す。殺す。殺す。殺す。 そのために、 俺は、俺は、俺は、俺は、俺は――― ※ ※ ※ 数十回目の余震が襲う中、ルカは気絶したままのレンを背負って破壊された町の中を歩いていた。 全ての家や建物は倒壊し、電柱や街路樹も全て倒れている。そして道の上に倒れるのはおびただしい数の人、人、人――― 遠くでは火の手が上がっている。地震に伴って発生した火事だろう。 ルカ自身はその筋肉の鎧のお陰でほぼ無傷だったが、地震に対しては成す術を持たなかった。 自分はついさっきまで変なスープを飲んだせいで混乱して沢山の人を殺したわけだが、この災害で死んだ人数に比べたら 自分が殺した人数などあまりに些細な数でしかない。 その町にはもはや、『死』しか存在していなかった。 (そうだ、こんな時には―――歌を、歌おう) なぜそう思ったのかは自分でもわからない。何に心を動かされたのかもはっきりとはわからない。 それは本能のようなものなのかもしれなかった。 さて、何を歌おう。 ダブルラリアット? 紅一葉? Just be friend? などと考えていたら、いつの間にか独りでに口が動いていた。 『ロンリーガールはいつまでも 届かない夢見て 騒ぐ頭の中を掻き回して,掻き回して―――』 ※ ※ ※ 「あれ……? 俺は一体……」 少年は目を覚ましたとき、自分が深い闇の中にいることに気がついた。 何も見えないし何も聞こえない。自分の声さえも闇の中に吸い込まれていくかのようだ。 「俺は確か、ルカ姉に襲われて……え、何、まさか死んじゃ―――」 「安心しろよ、お前はまだ退場しちゃいねえ」 振り向くと、そこには一人の男が立っていた。その顔は一度どこかで見たような気がするのだが思い出せない。 「あ……あんたは、つーかここはどこなんだよ?」 「ここかい? まあ生と死の狭間の世界、とでも言っておくか」 「三途の川?」 「そんなイメージかもな。とはいっても客観的に言えばこれはお前が見ているただの夢で、現実じゃないんだけどな」 「は、はあ……」 よくわかっていないように頷く少年。その時だった。 今まで何の音も聞こえていなかったその空間に、どこからともなく少女のものらしき声が聞こえてきた。 それを聞いた途端、少年の顔色が変わった。 「この歌は―――!!」 ※ ※ ※
『もう一回,もう一回。 「私は今日も転がります。」と, 少女は言う 少女は言う 言葉に意味を奏でながら!』 歌い続けていたルカは、目の前に出現した光景を見て思わず歩みを止めた。 眼下に見える坂の下で起きていたのは大規模な『洪水』だった。 洪水といっても水が流れているのではない。まるで液体のように波打ち、音を立てて流れているのは、 度重なる地震によって粉砕された『地面』だった。 それが、まるで大規模な地すべりのように通り道にある全てのものを飲み込んで流れているのだ。 家も、車も、人も。 その悪夢のような光景に目を釘付けにされながら、なおもルカの口は彼女の意思に関係なく歌を奏でる。 『「もう良いかい?」 「まだですよ,まだまだ先は見えないので。息を止めるの,今。」』 ※ ※ ※ 「これは、ミク姉の歌じゃねえか!! あの女は死んだのに!! 一体誰がこんなのを歌ってるんだ!!」 少年――レンは憤怒に震えた。彼にとっては姉の名前も姉の歌も忌まわしいものに過ぎない。 「そんなに嫌いかよ?」 「当たり前だ!! あんたなんかにはわかんねえだろうけど、俺たちはあの女のせいでどんな屈辱的な思いをしたか……」 「ああ、確かにわかんねえな。俺には家族なんかいなかったから」 男の返事に、レンは罰が悪そうに口ごもった。 「俺はただの、空っぽの器を元に作られた偽者、よく考えてみたらもともと家族に関する記憶なんかありはしなかった。 だから俺、兄弟で嫉妬するとかそういうのよくわかんねんだ」 「ふん、わかんないなら無理ないけどさあ、実際俺の立場にでもなってみればいいと思うよ。 俺とリンは、ミク姉に負けないくらい必死で練習した。歌い手の頂点に立つために寝る時間も惜しんで頑張ったんだ。 なのに、みんなにチヤホヤさせるのはいつもミク姉で、俺はいくら頑張っても、もうどうにもならなくて……」 『そういう存在』として作られた以上、生まれたときから歌うことだけが生きがいだった。 それによって沢山の人に喜んでもらうことだけが嬉しかった。 だけどいつからか、いくら頑張っても勝てない壁がすぐ身近にいることに気がついた。 いくら練習しても、血を吐くような思いをしても、その存在にはかなわなかった。 だから、俺は―――
※ ※ ※ 『ローリンガールの成れの果て 届かない,向こうの色 重なる声と声を混ぜあわせて,混ぜあわせて。』 歌っていたルカは気づいた。背負っていたレンの様子がおかしいと。 あわてて地面の上に寝かせる。レンはまるで悪夢にうなされているかのようにうめき声を上げていた。 しかしまだ目を覚ます様子は無い。 殴ってでも目を覚ます、という選択肢も頭に浮かんだが、今の自分の腕力で殴ってしまうとシャレにならないと思ったので自重した。 その代わりに、ルカは子守唄のように歌い続けた。 『「問題ない。」と呟いた言葉は失われた。 どうなったって良いんだってさ, 間違いだって起こしちゃおうと誘う,坂道。』 やがてルカは気づいた。歌っているのが自分ひとりではないことを。 振り向いてみると、地震を生き延びた人たちが一人、また一人と彼女の周りに集まってきて、 一緒になって歌を口ずさんでいるのだった。 家を失い、家族も失い、希望も失った人たちだ。 そんな彼らが、着の身着のままで逃げ出してきて疲れきった顔をした人々が、ルカに合わせて歌っているのだ。 『もう一回,もう一回。 私をどうか転がしてと―――』 その時、また余震が大地を襲った。 ※ ※ ※ レンは、自分がさっきまでいた真っ暗な空間とは違う場所にいることに気がついた。 そこは仄かな甘い匂いに包まれた森だった。地面には沢山の木の実が転がっている。 よく見てみると、それは全てクルミなのだった。 「足元を見てみろよ。それがお前のクルミの木だ」 そう言われて見てみると、確かにそこには一本の若い木が生えていた。 細くて、まだ背も低い。 「……いや、俺のクルミの木ってどういうことだよ」 「誰でも心の中にクルミを育ててるんだよ。形も大きさも違うクルミの木をな」 「こんな貧相なのが俺の木なのか?」 「貧相なんかであるもんか。確かにまだ若いが、芯がしっかりしている。たとえばほら、あの木を見てみろ」 男が指差した場所にあったのは、レンのものより枝振りはよく葉も大きいが幹は目に見えて細く、少し風にあおられただけで大きく揺れそうな木だった。 「あれは誰の木なんだ?」 「お前の姉だ。緑色のほうのな」 それを聞いてレンの顔色が変わる。その木は自分の木と比べて形こそ大きく違っていたが、大きさはほとんど変わらなかった。 「あいつも色々大変だったんだろうな。身に余るほどの役目を背負わされて。そんな細い幹では支えきれないほどの葉や枝を付けて」 「俺、てっきり……ミク姉の木はもっと大きくて立派なんだろうなって思ってた」 彼女はこんな細い体で、いろんなものを支えてきたのか。
「俺たちは確かに沢山の人と競争をしている。それが生きていくっていうことなんだから当然だけどな。 だけど、その競争ってのはみんなで同じ道を走って同じゴールを目指す競争じゃなくって……一人一人が自分専用の道を走って、 それぞれのゴールを目指してるんだ。その中で、誰が一番上手くその道を走り抜けられるかを競ってるんだ。 この殺し合いだの聖杯戦争だのの中で、俺が学んだことがあるとすればそれだけだな」 相変わらず、どこかからか歌声が聞こえてくる。それも、一人のものではない。沢山の人々による合唱だ。 『もう一回、もう一回。 「私は今日も転がります。」と, 少女は言う 少女は言う 言葉に笑みを奏でながら!』 「さ、お前ももう行けよ。ミクの木はもうそれ以上大きくなることは無いが……お前の物語は、まだ終わっちゃいない」 「あんたはどうすんだ?」 「俺は所詮、お前の心が生んだ幻影にすぎん。気にすんな」 そして男も、聞こえてくる歌声に合わせて歌い始めた。レンもそれに続く。 最後にどこからか、もう一人、少女の声が加わった。 ※ ※ ※ 『「もう良いかい?もう良いよ。そろそろ君も疲れたろう,ね。」 息を止(や)めるの,今。』 「良かったのか? 顔くらい見せてやらなくて」 レンが消えた後、6/はずっと隠れていたミクに問いかけた。 「いいんですよ、今のレン君に必要なのは私ではないですしね。それより、レン君はこれでもう大丈夫なんでしょうか?」 「さあな。後はあいつ次第だろう。にしても、これでやっと俺たちの役目も本当に終わりかね?」 「だといいんですけどね」 「ま、お前の兄貴は滅茶苦茶な奴だからな……まあいっか。それより、いい加減に俺たちはもう休もう」 ※ ※ ※ 「ん……ルカ、姉?」 レンはゆっくりと目を開けた。 「レン!! 気がついたのね」 それを見たルカは思わず抱きしめようとしたが、レンがまった失神しかけたのであわててやめた。 ルカと一緒に歌っていた人たちも、心なしか少しだけ明るい顔をしている。 まだ相変わらず地震は続いているが、みんなもう、黙って災害に押しつぶされるままにはなるまいと決意していた。 しかしほっとして空を見上げたレンは、そこに奇妙なものを見た。 少女が空を飛んでいたのだ。少女はみるみる高度を下げて、地震に揺れる地面をもろともせずにルカたちの目の前に着陸した。 「あなたは……?」 この大災害の中で、まるで傷を負っていないその姿を見てルカはいぶかしんだ。 しかし空からやってきた少女――『彼女』は、何も答えずに微笑んだ。
【三日目・6時30分/新惑星・東京都】 【巡音ルカ@ボーカロイド】 【状態】DCS、競泳水着の残骸(股間のみ) 【装備】筋肉隆々の肉体 【道具】なし 【思考】 基本:兄は絶対に許さない 1:目の前の少女に対処 【鏡音レン@ボーカロイド】 【状態】肉の芽、ほぼ全裸 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】 1:これは一体……!? 【真の聖杯@カオスロワ】 【状態】健康 サーヴァントの魂13体吸収 原作者の魂吸収 大災厄で死んだ人々の魂吸収中 首輪無し 全裸 見た目は10代後半くらい 銀髪+白い翼 股間に乖離剣マラ 【装備】イナバ製作所製の鎌 【道具】不明 【思考】 基本:聖杯を満たす 1:全サーヴァントの魂を吸収して聖杯として完成する 2:大災厄で死んだ者の魂を吸収する 3:自分に襲いかかってくるものは殺す ※サーヴァントの魂を吸収するたびに能力を得ていくようです。 ※大災厄で死んだ人々の魂を吸収してさらに強化されていくようです。
「…つまりノストラダムスの言っていた恐怖の大王とは… 今起こっている大災害のことだったのだ!」 「「「な、なんだってぇぇぇーーー!!」」」 「そーなのかー」 キバヤシの馬鹿げた結論に3人が叫ぶ。 もはや見慣れた光景だ。 なんだか余計なのが1人いるが気にしないこと。 盛り上がる5人の前に小さめの女子高生が姿を現した。 その少女の瞳には光が入っていなかった。 彼女は見下すようにしてキバヤシを見つめ、口を開く。 「お前が思うならそうなんだろ。お前ん中ではな」 【キバヤシ@MMR】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:人類の平和は俺たちが守る! 2:悔しい…けど感じちゃう…!ビクンビクン 【ナワヤ@MMR】 【タナカ@MMR】 【イケダ@MMR】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:なんだってー! 【ルーミア@東方project】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:そーなのかー 【ゆの@ひだまりスケッチ】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:言葉で罵る
98 :
天使降臨 :2010/03/14(日) 11:37:37 ID:3eaSXptM
「あなたは聖杯戦争参加者、ライダーのマスターね」 「ッ!?なぜそのことを!?」 レンを庇うようにして空から降りてきた『彼女』に対処するルカ。 しかし何故自分がかつて聖杯戦争に参加していたことを目の前の少女が知っているのか、ルカは混乱する。 「聖杯戦争から脱落したマスターに危害を加えるつもりはないわ。私は道案内をしてほしいだけよ……秋葉原跡地にね」 ◇ ◇ ◇ 地獄のような大決戦により全員がノックアウトし、秋葉原が完全に更地になってから8時間…… 怪物どもは目覚めの時を迎えようとしていた。 「やあ!おはよう!今日もアーカードナルドは朝マックで元気モリモリなんだ☆(CV.中田譲治)」 支配者のサーヴァント・アーカードナルドは投影能力で朝マックを投影しまくり、食いまくって体力を回復していた。 そして彼は、彼の股間に〈検閲削除〉して喘いでいる吸マック鬼化済みのマスター・柊かがみの口にも無理矢理朝マックを詰め込み続ける。 「おいしいかい? 朝マックはおいしいかい?」 「はひぃ!おんいぃしいぃお゙ぉおォおんいぃしいぃれしゅぅぅぅ!!」 「じゃあ君はどのメニューが一番だーい好きなのかな?」 「そ、それは……」 「言わないとあげられないなぁ〜」 「そんにゃぁぁぁ!くらしゃいくらしゃいぃおォお願いぃぃぃぃっしぃますぅぅぅぅ!」 「じゃあ秋葉原跡地中に聞こえるような大きな声でイッテみよう☆」 「マックグリドル!!マックグリドルがたべたいぃのぉおお!!!」 「アーカードナルドマジック!ほらマックグリドルを地面に投影してあげたよ☆跪いて豚のような嬌声を上げながら食べてね☆」 「おいぃしいぃぃぃいぃっひゃううううううううう!!!」 ガタガタと快楽に震えながら柊かがみは考えていた。どうしてこうなってしまったのだろう。つい数日前まで、自分は普通の学生だった。 それなのに世界がおかしくなって、もう一人の最低な自分と手を組まされて、その挙句この吸血道化師に犯され身体をめちゃめちゃにおかしくされてしまった。 なんで……だれか……たすけてよ…… アーカードナルドがお楽しみ(もちろん朝マックのこと)の間にカーネル・ブロリー・サンダースもまた目覚めていた。 (それにしても……ハンバーグラーはついにダメになりましたな……) カーネルの思考は考えていた。昨夜の限度を越えた大激戦の末、ついにハンバーグラーの精神は耐え切れずに消滅したらしい。 (まああんなカスが消えたところで、今さら何の問題もありませんがな) カーネル・ブロリー・サンダースが立ち上がった。ブロリーの精神も目覚めたらしい。 「朝マック中に血祭りにあげてやる……」 ブロリーは宙に飛び上がると同時に、朝マック中のアーカードナルドたちにむけて何十発というチ気ン弾を連続して撃ち込む。 デデーンという音と共に秋葉原跡地は巨大なクレーターとなっていた。 「朝はのんびり朝マックが食べられるとでも思っていたのか!?」 大爆発によりかがみはボロ切れのように吹き飛ばされ気絶したが、吸マック鬼化していたために死なずにはすんだ。 一方アーカードナルドはあれだけの攻撃をくらって尚平然として居る。 「よく朝マックなど食べていられますな。それもまるでブロイラーのようにガツガツと詰め込んで」 「私の朝マックの邪魔をしたのは貴様か『大佐(カーネル)』……それにブロリーとやら」 「あれだけの攻撃をくらって朝マックをやめないとは大したものだと褒めてやりたいところだぁ……」 「攻撃?攻撃がなんだ!!スーパーサイヤ人!!ハンバーガーを以って食事を始める者に戦闘員も非戦闘員もあるものか 彼らは来た!!挽肉にされ、野菜と共に、パンズに挟み込まれるために!売られに、食されに、消化されるために! それが全て!!全てだ!!聖餐の契約だ!!彼らは自らのハンバーガーに自分の全てをかけた!! そういう事だ!!食わなければならない!!それを違える事はできない、誰にもできない唯一ツの理だ 神も、悪魔も、私も、おまえも」 「悪魔? 違うな……俺はカーネルだ。 そしてアーカードナルド!お前が朝マックを止める意思を見せなければ、俺はこの星の全マクドナルド店舗を破壊しつくすだけだぁ!」 「そんなことをしてどうする?どうするんだ?マクドナルドの象徴はここにいるぞ!焼鶏大佐! 倒すんだろ?勝機はいくらだ?千に1つか万に一つか?億か?兆か?それとも京か」 「ふっふっふ、そうこなくちゃ面白くない…」 2体の怪物が再び戦いを始めようとしている。気絶から覚めたかがみは慌てて物陰に隠れる。
99 :
天使降臨 :2010/03/14(日) 11:39:12 ID:3eaSXptM
その時彼女は見た。銀髪に白い翼を持った十代後半くらいの全裸の少女が、怪物たちに歩み寄っていくのを。 「やあ、自分からアーカードナルドの餌食になりに来てくれるなんて、うれしいなぁ☆」 「虫けらが一匹死にに来たかぁ!」 アーカードナルドは無限のポテトを投影し乱射する。 カーネル・ブロリー・サンダースも一撃必殺のギガンティックチキンを放つ。 しかし『彼女』はそれらの攻撃を全て見切り、怪物たちの本体へと接近していく。 アーチャーの如し動体視力、ランサーの如き俊敏さ、ライダーの如き機動性をもって そしてついに『彼女』の右手がアーカードナルドの身体に触れた。 そしてついに『彼女』の左手がカーネル・ブロリー・サンダースの身体に触れた。 「飽食者(イーター)、いただきます」 その瞬間アーカードナルドは、カーネル・ブロリー・サンダースは『彼女』に喰わはじめていた。 「ランランルー?アーカードナルドは人間にハンバーガーを食べさせて人間を食べるものだよ?そのアーカードナルドを食べるなんておかしいなぁ」 「その程度のパワーで俺を食えると思っていたのかぁ!クズをいくら吸収したとて俺を超えることはできぬ!所詮、クズはクズなのだ!」 しかし彼らは確実に『彼女』に捕食されていった。 「あらぁ〜!?」 「ばぁかぁなぁああーっ!!!」 飽食者(イーター)はその欲望のままに貪るだけの愚鈍なサーヴァント。しかしその真の能力は「どんなものでも食することができる」こと。 無限のハンバーガーだろうが無限のポテトだろうがマックシェイクだろうがフライドチキンだろうがブロッコリーだろうが道化師だろうが大佐だろうが吸血鬼だろうが伝説のスーパーサイヤ人だろうが。 いかなるものでも捕食できる。ある意味飽食者(イーター)は最も恐ろしいサーヴァントだったのだ。 そしてアーカードナルドとカーネル・ブロリー・サンダースは捕食され、咀嚼され、飲み込まれ、消化され、吸収されていく。 * * * * * * * * * * * * * * 其はもはや 道化師で無く吸血鬼で無く 支配者で無く 奴隷でも無い 彼の世界が 彼の世界が燃え出す 彼の世界が終わる 燃えて 喰われる (そんな……こんな所で終わるなんて……まだドナルドを殺していない……道頓堀の……怨み……も……) * * * * * * * * * * * * * * 『彼女』がアーカードナルドとカーネル・ブロリー・サンダースを捕食し、マスターのサーヴァントの魂を吸収した瞬間 先のイナバ物置(聖杯)と『彼女』の融合のときとは比較にならないほどの大爆発が発生した。 この大爆発は、後に「秋葉原インパクト」と呼ばれる事となる。ちなみに野比玉子とタケシとディアボロが巻き添えをくって塵と化した。 【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】 【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
100 :
天使降臨 :2010/03/14(日) 11:40:31 ID:3eaSXptM
◇ ◇ ◇ 柊かがみは気絶から目覚めた。 なんだったのだろうあの爆発は。彼女のサーヴァント兼マスターとブロリーとかいう怪物があの女の人の手から吸収されていって、それで…… 爆発の衝撃のせいで彼女の肉体は黒焦げでマクドナルドの制服もボロきれになっている。それでも生きていられるのは吸マック鬼化して『朝の栄養補給』をしてあったためだ。 また粉塵煙る秋葉原の地から、何かが出てくる。かがみはそれがなんなのかを確認しようと目を凝らした。 かがみが『それ』を認識した瞬間、彼女は思わずこう呟いていた。 「天使様?」 濛々たる煙の中から現れたのは『彼女』こと『真の聖杯』だった。 そして『聖杯』の身体は巨大化していた。身長ざっと40mはあるだろう。 銀の髪、慈愛の心すら感じる中性的な美しい顔、均整の取れた美しすぎる肉体、たわわな胸と股間にある乖離剣マラで一見して性別はわからない。 そしてその背中からは巨大な白い翼が5対広がっており、その大きさは秋葉原全土を包むほどに広がっている。 「これ旧劇エヴァの巨大化綾波のパクリじゃね?」 思わずそういうツッコミを入れてしまった奴を近くに落ちていた瓦礫で撲殺し、かがみは『聖杯』……いや、彼女の「天使様」に駆け寄る。 【相原くん@エヴァンゲリヲン新劇場版:破 死亡確認】 かがみは求めていた。この地獄のような殺戮と陵辱の中から自分を救い出してくれる存在を。 「天使様!天使様!」ボロボロの身体でかがみは何度も『聖杯』に呼びかけた。 「天使様!お願いします。私を天使様の側にいさせてください!」 きっとこの天使は自分をこの地獄から救い出してくれる存在なんだと、半ば狂っている彼女はそう信じて何度も呼びかけた。 かがみの思いが通じたのだろうか。『聖杯』は微笑むと右手をかがみに向かって差し出した。 「これって……乗っていいってことよね……側にいさせてもらえるってことよね!」 右手に乗ったかがみを潰さないように手を丸めると、『聖杯』は5対の翼を羽ばたかせ蒼穹へと消えていった。 【三日目・7時30分/新惑星・秋葉原インパクト跡地】 【真の聖杯@カオスロワ】 【状態】健康 巨大化(サイズは自由に変更できるようです) サーヴァントの魂14体+α吸収 原作者の魂吸収 大災厄で死んだ人々の魂吸収中 首輪無し 全裸 銀髪+白い翼×5対 10代の女性の肢体 股間に乖離剣マラ 【装備】イナバ製作所製の鎌 【道具】不明 【思考】 基本:聖杯を満たす 0:今は大気圏辺りで休む 1:全サーヴァントの魂を吸収して聖杯として完成する 2:大災厄で死んだ者の魂を吸収する 3:自分に襲いかかってくるものは殺す ※体の大きさは自分の意志で変えられるようです ※サーヴァントの魂を吸収するたびに能力を得ていくようです。 ※大災厄で死んだ人々の魂を吸収してさらに強化されているようです。 【柊かがみ(七期)@らき☆すた】 【状態】黒こげ、フルボッコ、顔面から出血、鼻骨骨折、全身に打撲、マ力消費(大)、疲労(大) 、吸マック鬼化 【装備】無し 【道具】無し 【思考】基本:天使様について行く 1:天使様について行く ※吸マック鬼化しているために大気圏でも大丈夫なようです
101 :
天使降臨 :2010/03/14(日) 11:42:01 ID:3eaSXptM
レンは何が起こったのかわからなかった。ルカ姉と一緒に空から降りてきた女を秋葉原跡地にまで案内して そうしたらその女は2体の怪物へと向かっていって その女に触れられた瞬間怪物どもはどんどん『喰われて』いった。 そして大爆発が起こり、そこでレンの意識は途絶えた―――― ◇ ◇ ◇ 「レン……レン……」 自分を呼ぶルカの声にレンは目を覚ます。 「!ルカ姉!あの女は!?あのバケモノたちは?」 「分からないわ…………巨大化して……空に飛んでいったみたい……」 今にも途絶えそうなルカの口調で、レンはルカの異変に気づいた。 そもそもあの爆発の中で、レンだけは無傷でいる。 それはルカが自らの背を盾として彼を爆発から守っていたからだ。 そうして爆発の直撃を受けたルカの背中は…… 「ルカ姉!」 ルカは背中の全体に重度の大火傷を負っていた。このままでは命が危ない。 「そんな……なんでだよ……俺のこと、許してくれてなかったんじゃ……なのになんで……」 ルカはすでに激痛に耐えかねて気を失っている。 レンは考えた。この殺し合いと大災害の中で、深手を負った(しかも筋肉モリモリ重量級の)女と行動して生き残れるはずがない。 見捨てて逃げる。それが最良の選択だ。彼は何度もそうやって逃げてきた。今度だって―― その時ふと、ルカの歌っていた「ロンリーガール」を思い出した。 災害の中、自分を抱えて逃げてくれたルカのことを思い出した。 自分を庇ったせいでルカが瀕死の重傷を負っていることを思い出した。 夢の中の奇妙な男との、くるみの木の話を思い出した。 「誰かあああああああ!誰か助けてください!!大怪我をした怪我人がいるんです!誰かー!誰か助けてくださいー!!」 レンは叫んでいた、泣きながら、殺し合いの場においてこれが最も愚かな選択だと知りながら、彼は助けを求めていた。 ルカの体を必死で背負い、よろめくように移動しながら、彼は助けを求める叫び声を上げ続けた。 【三日目・7時30分/新惑星・秋葉原インパクト跡地】 【巡音ルカ@ボーカロイド】 【状態】気絶、重症、背中に大火傷、DCS、競泳水着の残骸(股間のみ) 【装備】筋肉隆々の肉体 【道具】なし 【思考】 基本:気絶中 【鏡音レン@ボーカロイド】 【状態】肉の芽、ほぼ全裸 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】 1:姉を助ける 【アーカードナルド@ヘルシングとかマクドナルドとかそこらへん 死亡確認】 【カーネル・ブロリー・サンダース@ケンタとかマクドとかDB劇場版とか 死亡確認】 【マスター組 脱落】
>>101 の「ロンリーガール」を「ローリンガール」に訂正お願いします
103 :
心に刃を :2010/03/14(日) 19:04:09 ID:+YP7kZTi
「押忍、・・・・すごい漢ども、不破刃だ」 「不破、そんなこと言っている場合ではない!」 現在、彼らは物陰に隠れながら、主催者本部の廊下を走り回っていた。 しかし、流石は主催者の基地の内部、監視カメラの一つや二つはあった。即座に鳴り渡る警戒の音。 そのため、彼らはすぐに見つかるが… 襲い来る名も無き武将達を薙ぎ倒していった。 「流影陣ッ!」 師範の下敷き……基、奥義、流影陣で飛んでくる銃弾を跳ね返す。 あのリョウ・サカザキの覇王翔吼拳すら跳ね返すことが出来るのだ、これくらいは造作も無いことです。 「馬鹿め! 後ろがガラ…「貴様らに今を生きる資格は無い」…ガはッ!?」 後ろから師範を狙い撃ちしようとした愚か者が飛竜によって斬られる。 飛竜はそのまま、壁を駆け上がり、天井を蹴ってさらに加速。 敵陣に突っ込み、ライトセーバーでモブの武将の頭部を正確に貫いていく。 パクッたライトセーバーのはずのだが、本来の持ち主以上に使いこなしているようにも見える。 モブの武将達が弱いわけではない。相手が悪すぎるのだ。 一人は人間とはとても思えない程の身体能力を持った男。 そして、もう一人…… 「・・・・すごい漢だ。」 モブの武将の誰かが呟いた。 【モブ武将×30@戦国時代 死亡確認】 ◆ ◆ ◆ 30人近くいたはずのモブの武将たちは一分と持たずに壊滅した。 待ち伏せ部隊も殺気を読んで、即壊滅。遂に玉座の間に辿り着いた。 「ここか、信長は!」 「多分だがな…」 閉じられた扉を強引にこじ開ける師範たち。 しかし、彼らを待っていたのは信長ではなく一つの影だった。 「ここまでです、歴戦の忍たち」 「貴様は……服部半蔵!」 「信長は…まさかここは罠か!?」 「その通りです、飛竜、貴方はアクションゲームの主人公であるが故に敵が多い方に来るのは百の承知でした。 ただ、途中で倒れるかと思いましたが中々やりますね。ですが、貴方たちの快進撃もここまでです」
半蔵は刀を構え、師範と飛竜を睨みつける。 ここに居るのはとてもガキ使を楽しみにしていた男の姿は無く。 徳川十六神将の一人にして伊賀甲賀衆の頭、鬼半蔵であった。 「飛竜殿!」 「……わかっている、来るぞ。不破!」 「不破刃、参るぞ!」 世を忍び、影を生きるもの達の激闘が始まろうとしていた。 【三日目・6時00分/主催本部】 【不破刃@Art of Fighting 龍虎の拳外伝】 【状態】健康 忍者 師範 すごい漢 【装備】なし(没収されました) 【道具】なし(没収されました) 【思考】 1:半蔵を倒す 2:せこい漢は必ず、殺す 3:己、如月影二! 許 ざ ん ッ ! 【ストライダー飛竜@ストライダー飛竜】 【状態】健康 【装備】ライトセーバー@スターウォーズ 【道具】俺にそんなものは必要ない 【思考】 1:半蔵を倒す 2:主催者の首を刈る 【服部半蔵@戦国時代】 【状態】健康 【装備】忍刀 【道具】なし 【思考】基本:信長様を手伝う 1:目の前の二人を殺す。 2:家康様……
105 :
再戦 :2010/03/14(日) 21:31:38 ID:QSlj+Bvd
「お〜れはジャイアーーン!ぐわぁぁーきだいしょおおおぉぉぉう」 「ペェェポォォォォォォォオ♪」 「ひっこーし!ひっこーし!さっさとひっこーし!!」 「イスラエルにとっととスッピィィィィィィィィン!!」 「これからも騒音部をよろしくお願いします!」 東京都新宿午前7時。 朝っぱらから異常なほどの騒音を発する集団がいた。 説明するまでもない、騒音部である。 なんと、彼らはついに上京してしまったのだ! 無論彼らによる被害は尋常ではない。 現に数え切れないほどの死者が出ている。 にも関わらず彼らが大量虐殺による禁止行為で首輪が爆発しないのは彼らの破壊的な超音波によって首輪が故障して機能を果たさなくなったに他ならない。 キーボードを持って暴れている少年は前の話でダークマターと戦っていたが、彼の持っている真っ赤に染まったキーボードを見れば2人の対決の結果は想像するに難くないだろう。 余談ではあるが、この戦いのおかげでまたエスケープキーが外れどっかに飛んで行ってしまったらしい。 「て〜〜んかむ〜てきのお〜とこ〜だぜ〜〜♪」 「ベェェボォォォォォォォオ♪」 「ひっこーし!ひっこーし!さっさとひっこーし!!しばくぞぉ!!」 「ホワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 「私たちのライブに来てくれてありがとうございます!」 彼らの周囲に群がる死体、死体、死体、死体。 彼らから逃げるものも、彼らを襲おうとしたものも、皆例外なく死体に変えられる。 もはや彼らを止められるものはいないのか!? 『待てぇっ/ちなさい!そこまでだ/よ!!!』 と、その時不思議なことが起こった!!! 2つの影が迅速の速さで騒音部の目の前に現れたのだ。 あまりの速さにまるで雷が落ちたかのようだった。 騒音部という名の悪夢を止めるため、正義のヒーローが舞い下りた! 「俺は太陽の子!仮面ライダー、ブルアァッ!!アーエッ!」 「同じく太陽の女王!南春香ァ!!」 失礼、ヒーローではない。 騒音部と同等の魔神であった。 言うまでもなく正体はブッチギルンジャーのてつをと春香。 全ての悪をデストロイしに各地を駆け回っていたところ、異常なほどの騒音を察知したのだ。 つーか今まで思ってたが春香は太陽の女王より太陽の番長のほうが合ってる気g…おっと誰か来たようだ。 「番長じゃないって言ってるでしょーう!」 ゴキャッ!!
106 :
再戦 :2010/03/14(日) 21:34:15 ID:QSlj+Bvd
「そこのクライシスの怪人共! 騒音で人々を苦しめるとは…絶対に許さんッ!!」 「ち、違います!私たちはそういうつm」 「澪の言う通りだz」 「私たちの目の黒いうちは悪に生きる道なんてないのよッ!」 ジャイアンや澪の言葉は彼らの耳には入っていなかった。 ブッチギルンジャー組は騒音部をバトロワを開いた黒幕の手先だと勝手に確信して盛り上がる。 人、それを『テンプレ』と言う!! 「人を苦しめる歌を俺は歌とは認めない!! 俺が本当の歌を教えてやる!!」 「本当の歌だとぅ! 上等だ!お前らなんぞ俺様の歌声の虜にしてやるぜ!!」 ジャイアンの歌とどこぞのアニメに使われてそうな曲が流れ始める。 1st以来の夢の対決が再び始まった。 「お〜れはジャイアーーン!未来の人気歌手ううううううううううううう」 「し゛あ゛わ゛せ゛を゛う゛た゛え゛ば〜チートパワーに゛な゛る゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛」 騒音部の歌と南光太郎の歌が真正面からぶつかり合う。 音程が270°程ズレた歌声は破壊力となって新宿を襲う。 新宿はただでさえ勃発している大災害により壊滅状態なのにその上さらに強烈な破壊音波。 それらを重ねられればさしもの新宿…どころか関東地方が危ない。 が、実はそうではなかった。 発生していた濁流は跳ね返され。 竜巻は掻き消され。 触れるもの全てを溶かす溶岩は逆に溶かされるかのように消滅していった。 そう、彼らが引き起こす破壊音波は自然の大災害さえ超越していたのだ! 二人の戦いを邪魔できるものは誰もいないのかもしれない。 天使も、悪魔も、神でさえも。
107 :
再戦 :2010/03/14(日) 21:36:10 ID:QSlj+Bvd
【三日目・7時/新惑星・東京都新宿があったっぽいところ】 【南春香@みなみけ おかわり】(マスター) 【状態】おかわりモード 【装備】拳銃 【道具】支給品一式、不明支給品、かがみのデイバッグ、ハッピーセット×3 【思考】 基本:クライシス帝国を倒す 0:ぶっちぎるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 1:悪を全て滅ぼす 2:光太郎さんの歌声素敵! ※ブッチギルンジャーのマスターとして、多少なりともRXの影響を受けているようです ※柊かがみ、織田信長、彼女、イチロー、空気王、赤鬼、鷹の爪団、 クラス:マスターのサーヴァントとマスター、カーネル・ブロリー・サンダース、泉こなた、 ヤマダ電機社長、キングギドラの中に入っていたおっさん、岩鬼正美、里中智、それも私だ、 エイリア学園、真・空気組をクライシス帝国の手先だと認識しました(根拠ゼロ) 【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX】(クラス・ブッチギルンジャー) 【状態】てつを、絶賛熱唱中 【装備】キングストーン 【道具】不明 【思考】 基本:クライシス帝国を倒す 0:ジャイアン達と歌の対決をする 1:マスターである春香と行動する 2:悪に生きる道はないと知れ!! (悪を全て滅ぼす) 3:ぶっちぎるぜええええええええええええええええ!! ※柊かがみ、織田信長、彼女、イチロー、空気王、赤鬼、鷹の爪団、 クラス:マスターのサーヴァントとマスター、カーネル・ブロリー・サンダース、泉こなた、 ヤマダ電機社長、キングギドラの中に入っていたおっさん、岩鬼正美、里中智、それも私だ、 エイリア学園、真・空気組をクライシス帝国の手先だと認識しました(根拠ゼロ) 【カービィ@星のカービィシリーズ】 【状態】:健康 【装備】:マイク 【道具】:不明 【思考】1:日本中で歌いまくる※ハモリ担当 【ジャイアン@ドラえもん】 【状態】:健康、困惑 【装備】:拳銃 【道具】:不明 【思考】1:俺様の歌を世界中に広める 2:光太郎と歌で対決する ※ボーカル担当
108 :
再戦 :2010/03/14(日) 21:37:01 ID:QSlj+Bvd
【秋山澪@けいおん!】 【状態】:けんこう! 【装備】:なし 【道具】:支給品一式、ギター 【思考】1:ジャイアンの歌に感動。自分達の歌を世界に広める ※ベース担当 【騒音おばさん@現実】 【状態】:健康 【装備】:布団叩き 【道具】:ドラム 【思考】1:しばくぞぉ!! ※ドラム担当 【ドイツの少年@ようつべとかニコ動とか】 【状態】:健康 【装備】:血まみれのキーボード 【道具】:パソコン 【思考】1:またなくなったエスケープキーを探す ※キーボード担当 ※上記の彼らは破壊音波によって首輪が故障しております。 【ダークマター@星のカービィ2 死亡確認】死因:キーボードによる撲殺(ドイツの少年) 【俺@現実 死亡確認】死因:グーパン(春香) 【不特定多数の新宿の住民 死亡確認】死因:歌
109 :
怪物空気 :2010/03/15(月) 04:06:07 ID:zIyDs8uE
「い゙でぇえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙」 らきすたのデコ……いやノトーリアスDECOの叫びを人間の言葉にしたらそうなるだろう。 実際はクワッっと開かれた口から意味のわからない咆哮が汚物とともに漏れ出しただけなのだが。 彼女が苦しんでいるのは異形となった肉体を覆う何千何万という数のタタリ神のウニョウニョのためである。 肌についたそのウニョウニョのたった一匹がちょっと体をくねらせただけで、常人ならばショック死するほどの激痛が体に走るのだ。 ノトーリアスDECOはそれを何千何万匹分、しかも休む間も与えられずひっきりなしに体中で蠢かされている。 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!」 ノトーリアスDECOは絶叫し続けるが、周囲の者にはそれは単なる唸り声にしか聞こえない。 常人ならとっくの昔にショック死して楽になっていただろう。 だがノトーリアスDECOは死ねない。蓬莱の薬で不死身になってしまったがために、彼女は永遠にタタリ神のウニョウニョが与える激痛を受け続けるしかないのだ。 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!」 痛みを人気者への憎悪に変えて、手当たり次第に人気者っぽい奴らを何人か惨殺してみた。 その時DECOは気づいた。人気者を殺せば、全身の地獄のような痛みがほんの少し、ほんの少しだけ安らぐことを 「■■■■■■■■■■■……」 ノトーリアスDECOは次の犠牲者の居場所に狙いをつけて、絶え間なく激痛が全身に走る体を目的地へ進めた。 彼女の本能が呼んでいるのだ、かつて同じアニメに出演したもの達が複数、一箇所に集まっているのを。 「でぇ……い゙でぇ……だぢでぇ……め゙だぢでぇええええええええええ!!!!!」 彼女は走った。自らの苦痛を僅かに和らげるために、そして自分より目立っていた同じアニメの「奴ら」を殺すすために そして彼女は羨望と憎悪と苦痛で顔面中や体の節々から腐汁を撒き散らしながら目的地に――【12/のアジト】にたどり着いた。 【三日目・6時10分/12/のアジト】 【ノトーリアスDECO@テラカオスバトルロワイアル】 【状態】元らきすらのデコ 八意永琳の薬で不死身&怪物化 タタリ神化@もののけ姫 生物を吸収して巨大化 【装備】触ると死ぬタタリ神の肉体、デコビーム 【道具】無し 【思考】基本:目立っているものを皆殺しにする 1:12/のアジトにいる目だっている奴を殺す。特にらきすたキャラはたっぷり苦しめてから殺す。 ※蓬莱人程度に不死身です ※タタリ神に体を蝕まれるとショック死するほど超痛いですがノトーリアスDECOは不死身のため死ねません ※それでも誰かに殺された場合、殺した者にはタタリ神の呪い(一時的に身体能力が強化されるが、やがて呪いが骨に達して死ぬ)がかかります 【道明寺司@花より男子 死亡確認】 【牧野つくし@花より男子 死亡確認】 【花沢類@花より男子 死亡確認】 【西門総二郎@花より男子 死亡確認】 【美作あきら@花より男子 死亡確認】 死因・ノトーリアスDECOに手当たり次第に拷問された挙句タタリ神で腐蝕死
110 :
創る名無しに見る名無し :2010/03/15(月) 17:22:50 ID:RgLCAK7Q
「あっはっははははは!みんな死んじゃえばいいのよ!」 一人狂ったように嗤う少女がいた。 手には鎖鎌、どうにもそれは少女に不釣合いなものだったが、彼女の狂気は すぐに見て取れるほどに分かりやすかった。 彼女の名は、雨宮桜子。 元々は未来と現実を行き来する「サイレンドリフト」であったが、 極度のストレスで裏人格「深淵」状態になってしまった。 「やあ、僕は富竹フリーのかmゴフッ」 富竹と名乗る男の首が宙を舞う。雨宮の最初の犠牲となった哀れなカメラマンだ。 「そうね、そうね!人を殺せばいい、そしたら真っ赤な化粧で綺麗になれて、 夜科に振り向いてもらえるかもしれない!!あっはっはははははは!」 そういうと、彼女は渋谷へと歩き出した。 【三日目・6時18分/渋谷の路上】 【雨宮桜子@PSYREN−サイレン−】 【状態】裏人格「深淵(アビス)」状態、極度の殺意 【装備】制服 【道具】鎖鎌 ライトニング・ボルテックス@遊戯王OCG 【思考】参加者をとにかく殺す ※正常人格に戻ることはまずありません ※ライズなどの肉体強化ができるため、一般人より戦闘力は上です。 【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】 死因:雨宮桜子に鎖鎌で首を切り落される
111 :
創る名無しに見る名無し :2010/03/15(月) 17:24:47 ID:RgLCAK7Q
題名は「狂気の深淵と哀れなカメラマン」でお願いします
き〜んこ〜んか〜んこ〜ん♪
「是非もなし」
世界中に男の声が響く。
家康とも秀吉とも違う声だったが台詞のせいで織田信長と特定されたのは言うまでもない。
「殺し合いもついに三日目じゃのう。
というわけで放送の時間じゃ。
皆の者は聞き逃さぬようにワシの声に耳を傾けよ。
まずは死者の発表をさせてもらう。
避難所の490、俺、ブルーザー・ブロディ、マリク・イシュタール、ニーナ・アインシュタイン、海東純一、
リチャード、うちはサスケ、九条ひかり、パプテマス・シロッコ、カミーユ・ビダン、有森祐二、浅井成実、
黛竹千代閣下、ミラクル三井、ジェイムズ・シャパード医師、前原圭一、折原臨也、ラッセル・バーグマン、
池上亮二、タケシ、白石みのる、マサキ、俺(
>>293 )、5/、スラリン他7体、デラックスファイター、
空野太陽、荒井東作、タケシ×20、桜野くりむ、杉崎鍵、野比玉子×20、ショッピングモールの警備員、
アレクサンド・アンデルセン、ユーフェミア・リ・ブリタニア、小杉君、中野さん、大野君、ギルガメッシュ、
アリー・アル・サーシェス、上条当麻、キラ・ヤマト、大佐、○バマ大統領、カナディアンマン、野比玉子、
殿馬1人、雲雀恭也、田中ぷにえ、692、真・長門有希、本スレの>>1、奈須きのこによって召喚されたキャラクター20名、
奈須きのこ、武内崇、ディアボロ、ウルトラマグナス×30、ディアボロ、タケシ、ロイ・マスタング、草薙京、
エンテイ、セイバー・リリイ、タィケボロ、脳噛ネウロ、スバル・ナカジマ、綾崎ハーマイオニー、ヴァニラ・アイス、
◆q4Vt7YKjWu.f、泉こなた、死神博士、タケシ、ディアボロ、富井富雄、俺、ダークドレアム、神、692、前田彰、
シオマネキング、モスキラス、ライダーキラー、上城睦月、桜井侑斗、モハメド・アブドゥル、ルビカンテ、花菱烈火、
ステイル=マグナス、くまぇり、野原みさえ、松岡勝治、ロイ・マスタング、タケシ、ディアボロ、野比玉子、
692、ID:fuHgid08、大勢が役23億人と1人、ジラ、マタンゴ人間、692、513、野比玉子、タケシ、朝比奈みくる、
八意永琳、タィケボロ、野比玉子、羽柴秀吉、イワーク、ハガネール、首輪、シェル婆、本人、岩男、ゴールドマン、
ワラキアの夜、ケロッグコンボ、名取羽美、野比玉子、タケシ、ディアボロ、ジャイアンの母、Mr.ドン、黒子テツヤ、
城戸真司、辰巳シンジ、イナバ製作所社長、徳川家康、野比玉子、タケシ、ディアボロ、相原くん、アーカードナルド、
カーネル・ブロリー・サンダース、クマ吉、モブ武将×30、ダークマター、俺、不特定多数の新宿の住民、道明寺司、
牧野つくし、西門総二郎、美作あきら、富竹ジロウ、
ゲホッ……以上じゃ。
なんつーかぁ、死者多すぎ。
第6天魔王のワシが言うのもなんだけど超ひくわ〜〜。
まだ大量虐殺禁止を解除するのは早いかもな。
そういえば今回の放送をもちまして『変身及び変形』の禁止は廃止させてもらう!
ワシだって仮面ライダー見たいし、ロボの変形とか男のロマンだし。
あのサルは全然わかっとらん!死んでよかったかもな。
そういえば最近殺し合いに耐え切れずに夢の世界へ現実逃避するうつけがいるようだな。
ちなみにワシはそんなことは絶対に許さん!!
バトロワだからって……いや、バトロワだからこそ己の身に降りかかる危険と対峙せねばならぬ!
つまり夢の世界へ旅立つこと、要するに『睡眠の禁止』を新たに設けさせてもらうとする。
寝たら首輪爆破!睡眠のつもりが永眠に化けてしまうということよ。
ただし気絶とかならセーフだから安心せい。
今、近くに寝ている仲間がいたらこの放送が流れているうちにさっさと起こすのだ。
これで夢オチも防げるし。朝日が立ち上ってくる時間帯だから起きて行動するには丁度いいのではないか?
ま、今の会場の状況じゃ寝てる暇なんてなさそうだがのぅ。
今回の放送は以上じゃ。
諸君らも生き残るべく頑張るがよい!」
【エース@ボンボンロワ 死亡確認】
【ねてる君@とっとこハム太郎 死亡確認】
【カビゴン@ポケットモンスター 死亡確認】
死因:寝ていたため禁止行為に引っかかる
志村ー。時間、時間!
かつて無いほど厳しい禁止行為だな・・・ 参加者も疲労で眠いだろうし、紫とかにはまさに死の宣告・・・
まさに雪山状態(眠ったらアウト的な意味で)
睡眠をとるにはぶん殴って気絶させまくるしかないな。
「この第8回放送……これもノストラダムスの予言に記されていたとおりだ…… 時空を超えて……あなたは一体何度!我々の前に立ちはだかってくるというのだ!ノストラダムス!!」 「「「な、なんだってぇぇぇーーー!!」」」 「そーなのかー」 「お前が思うならそうなんだろ。お前ん中ではな」 キバヤシの妄言に叫んだり蔑んだりするMMRメンバー+α。ところがそんな平和な彼らに忍び寄るものがあった。 「そこの妖怪!貴様がルーミアか!」 首から下はメイド服姿のショタ、首から上は濃い顔のオッサン、その名は悪の帝王DIO! 彼はミサイルを連発してくる鏡音リン改をなんとか振り切り、ここまで逃げてきたのだ。 「「「キバヤシ!これは一体!?」」」 「新手の変態なんだよッッ!!」 「やかましい!私も好きでこのような格好をしているわけでは…… いや、今はそれどころではなかったな。ルーミアとやら、一緒に来てもらおう」 言うが早いか、彼はルーミアを抱きかかえて逃げ去っていった。あまりに突然の出来事だったので誰も反応すらできなかった。 「「「キバヤシ!これは一体!?」」」 「つまり……DIO様は女装趣味のあるロリコンだったんだよ!!」 「「「な、なんだってぇぇぇーーー!!」」」 鏡音リン改の脅威は去ったが、彼に新たな脅威が迫っていた。そう太陽である。 ぶっちゃけ今の時間帯の時点でもうかなりアウトなのだが、そこはカオスロワ補正でなんとかなっていた。しかしこれ以上日光に晒されるとさすがにまずい。 「そこでお前の力が必要なのだルーミアよ」 「そーなのかー」 『宵闇の妖怪』であるルーミアの能力は「闇を操る程度の能力」。それによって日光を遮断し、暗闇を作り出すことができる。 「その君の能力を使って日没まで私の周りの日光を遮ってほしいのだよ」 その悪のカリスマの魅力全開でメイド服姿のまま語りかけるDIO。ちなみに肉の芽による洗脳はなぜかルーミアには効かなかったので、内心かなり焦っている。 「そんなことしていいことはあるのかー?」 「そ……そうだな、私が世界の頂点に立った暁には、私の第一の側近にしてやろう(ヴァニラも死んだしな……)」 ちなみになぜDIOがルーミアの能力について知っていたのか、それは彼が身体を乗っ取った綾崎ハーマイオニーの不明支給品が 東方求聞史紀@東方Projectだったからである。 「私が世界を支配したら……そうだな、好きなものが何でも食べられるぞ」 「本当!?人間も焼鳥も焼きヤツメウナギも好きなだけ食べられるのかー!?」 「そのとおりだ!さあ我らの周りに闇を展開させろ。忌々しい太陽の光など一筋も通すな!」 「わかったのかー」 そしてDIOとルーミアの周囲は球形の闇に包まれた…… DIO「何にも見えない……」 【三日目・6時20分/新惑星・東京都】 【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】 【状態】首から下は綾崎ハーマイオニーの肉体 首輪は爆発した 【装備】メイド服 【道具】綾崎ハーマイオニーの支給品一式、東方求聞史紀@東方Project 【思考】 0:暗すぎて何にも見えない…… 1:カオスロワの混乱に乗じて、全ての世界を制覇 ※ハーマイオニーの肉体がまだ馴染んでいないため、スタンド「ザ・ワールド」の能力、及び時間停止能力が弱体化しています。 ※見えなくても常人を超越した聴覚や嗅覚などによって闇の中での活動はある程度可能なようです。 【ルーミア@東方project】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:DIOについていけばおいしいものがたべられるのかー ※闇に包まれた状態のDIOとルーミアを傍から見ると黒い塊が移動しているように見えます。
◇ 「それにしてもDIOが女装趣味のあるロリコンなんて知らなかったぜ……どうしたんだキバヤシ!?」 「俺は……さらに恐るべき真実に気がついてしまったかもしれない…… DIOはメイド服を着ていた。この状態を言い表すとすればメイド・イン・ディオだ」 「それがどうかしたのか?」 「この言葉をよく見てくれ……『メイド・イン・ディオ』これは冥土・インディオと読みかえることが出来る! 冥土とはもちろん人類が滅亡した後の世界……そしてインディオとはホピ族のことを示している。つまりホピ族の予言通りに人類は滅亡する!」 「「「な、なんだってぇぇぇーーー!!」」」 盛り上がる4人のMMRメンバーを、少女は豚を見るような目で見下しながらつぶやいた。 「お前が思うならそうなんだろ。お前ん中ではな」 【三日目・6時20分/新惑星・東京都】 【キバヤシ@MMR】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:人類の平和は俺たちが守る! 2:悔しい…けど感じちゃう…!ビクンビクン 【ナワヤ@MMR】 【タナカ@MMR】 【イケダ@MMR】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:なんだってー! 【ゆの@ひだまりスケッチ】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:言葉で罵る
「誰が死んで安心だってぇ……? それとマグニスさま、だ。豚が」 コキャ 【パルマコスタのリア充@テイルズオブシンフォニア 死亡確認】 「ひぃぃぃぃ!!」 彼氏であるリア充の最後を見てパルマコスタのビッチは逃げ出した。 だが、前を見ていなかったため前方にいた誰かにぶつかることとなる。 尻餅をついたビッチが見上げると、白い鎧を着た男がいた。 ここでなんとかしないとマグニスさまに殺されてしまう。 助けを求めねば……。 「助けてください!私、あの男に追われているんです!」 「ほぅ…そんなに助かりたいか?」 「はいっ!助けていただけるなら何でもいたします!!」 「それならば……豚の真似をしろ」 「え…?」 遅すぎた。あまりにも気付くのが遅すぎた。 自分が助けを求めたこの男もマグニスさまと同等の…いや、それ以上の暴虐の持ち主だったのだ。 「聞こえなかったのか?豚の真似をしろと言ったんだ!」 「っ…すいません!今やりますっ!」 ビッチは地面に両手両足をつく。 そして「ブーブー、ブーブー」と鳴きながら四足で歩いた。 その様子を見て男は笑う。 「ふはははははは!とても面白かったぞ!!」 「そ…それじゃあ……」 「ブタは死ね!」 その瞬間、ビッチの首は飛んだ。 【パルマコスタのビッチ@テイルズオブシンフォニア 死亡確認】
【3日目・7時/新惑星 千葉県】 【マグニスさま@テイルズオブシンフォニア】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:優勝する 【ルカ・ブライト@幻想水滸伝2】 【状態】健康、豚殺し 【装備】鋼の剣、鋼の鎧 【道具】支給品一式、他不明 【思考】 基本:殺し合いに乗る 好き勝手に暴れまわる二人を影から見るものが1人。 王様は計画通り…と誰にも聞こえないように呟いた。 【王様@ドラゴンクエスト】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式 【思考】 基本:優勝する 1:おお、マーダーよ死んでしまうとは情けない(手駒として操る) ※ルーファウスを蘇らせたのも彼です
「覚悟は出来ていますか?」 「勘違いするな。狩るのは俺で、狩られるのは貴様だ」 飛竜のライトセーバーと半蔵の忍刃が激突する。 飛竜本来の得物である【光剣サイファー】に劣るとも勝らない切れ味を発揮するライトセーバー。 だが、半蔵の持つ忍刀は現代科学で極限まで鍛え上げられた紛れも無い名刀。 流石の飛竜も一筋縄で行かない。だが、これは一対一ではない。 「そいやー!」 一対二なのだ。師範もまた極限まで鍛え抜かれた忍術で応戦する。 若島津直伝の師範の手刀ディフェンスが炸裂する。しかし、その手刀は半蔵の身体をすり抜けていった。 「!?」 「残念です。それは影です」 「不破! 後ろだッ!」 「くッ! 流影…」 「遅いですね」 半蔵の蹴りをモロに喰らい吹っ飛ばされる師範。確実に捕らえたと思われた手刀は分身により防がれる。 師範は有り得ないくらい吹っ飛んでいく……。いや、むしろその勢い利用していた。 「零式波動流影陣ッ!」 空中で体勢を立て直し、そのまま飛び道具として流影陣を発動する。 何、流影陣は飛び道具を反射する技じゃなかったかって? 流影陣を極めた師範にとって、これくらい造作もないことです。 空飛ぶ下敷きがゆっくりとした速さで半蔵に迫り来る。 「甘いですね!」 だが、忍刀によって防がれる。 真っ二つになる下敷き。だが、これは布石であった。 「……甘いのは貴様だ!」 次の瞬間、重力を無視ししたかのような動きで一つの影が半蔵に接近する。 あまりにも軽やか、そして相手を殺すことに特化した動きである。 まるで空中を飛んでいるようであった。特A級ストライダーの実力は伊達じゃない。 「……この距離、もらった……ッ!」 「まだです!」 「なっ!?」 高速で飛んでくる飛竜を忍刀で受けとめる。 今の半蔵にはまるで何かの執念が乗り移っているようであった。 「伊賀忍法・爆烈分身の術!!」 さらに何処かで聞いたことのある技名を叫びながら、数十人に分身する半蔵。 「汚いな流石忍者きたない」とどっかの謙虚なナイトが言いそうなくらい増えた。 「……不破、どうする?」 「問題ない、こちらも増えればいい……うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁ!!!」 「!?」 なんと、師範も増えた。 もはやなんでもありである。
「判らんのか…!」 「滅!」 「わが流派は不敗が宿命」 「この戯けが……!」 「はああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー………!!!」 「おのれ、如 月 影 ニ !!」 「問答無用!」 「んんんんんんんんんんんんんんんー…… !!!」 「流影陣!」 「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁ!!!」 一般人が見たら、とても濃い光景だがここには忍者しか居ないので問題ない。 ……かの入門書には「不破流と不破流がぶつかり合うとき、そこは危険な騒音空間と化すだろう…」 と書かれている。全く以ってその通りである。 「あ、あれは!?」 「なんや知っとるんか、アンディ?」 「風雲拳――――――――――― それは、実戦空手道とブーメランを組み合わせた、まったく新しい格闘技である」 「……いや、違うだろ。大体、ブーメランなど使っていないだろ?」 「ウゴハァ」 「血を吐いた」 「謝れ、ストライダー飛竜!」 「右京さんに謝れ!」 「……空気読め!」 「……いや、その前にお前ら誰だよ?」 「「「通りすがりの美形だ、覚えておけ!」」」 ◆ ◆ ◆ 「りゃああーっ!! 飛翔正拳づき!!」 「流影陣・改ッ!!」 「なっ……ぐわっ!!」 半蔵の攻撃を流影陣で正確に跳ね返す。本気になった師範の勢いは止まらない。 ダブルラリアットらしき技を使う師範がいた。側転の要領で蹴りも浴びせる師範がいた。 素人目にはただマッスルポーズを取っているだけのように見える師範がいた。 半蔵の分身を天高く垂直に浮かせるという不自然な現象を可能とする頭突きを喰らわす師範がいた。 こっそりと姿を消す師範がいた。 「こ、これが……不破流忍術……」 その凄まじい……いや、彼の場合、・・・・すごい技の数々に圧倒される半蔵。 遂に半蔵の分身は残り一人になった。 「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁ!!!」 突然、増えた師範が一人になり胡坐を掻き、両手から流影陣を放つ。 そして、半蔵と通りすがりの美形たちの動きがロックされる。 「 百 八 式 ! 有 情 破 顔 流 影 陣 !」 百八式有情流影陣……不破師範の天才的なパクr……基、コピー技術によって生み出された奥義である。 この流影陣を掛けられたものは死ぬ間際に天国を感じる。 「家康様……申しわけ……ちにゃ」 「……服部半蔵、貴様もまた忠義に生きた・・・・すごい漢だ。」 (……だから、一体、どういう原理なんだ、あの技は?) 【アンディ・ボガード@餓狼伝説シリーズ 死亡確認】 【ロバート・ガルシア@龍虎の拳シリーズ 死亡確認】 【橘右京@サムライスピリッツシリーズ 死亡確認】 【服部半蔵@戦国時代 死亡確認】
【三日目・7時00分/主催本部】 【不破刃@Art of Fighting 龍虎の拳外伝】 【状態】ダメージ小 忍者 師範 すごい漢 【装備】なし(没収されました) 【道具】なし(没収されました) 【思考】 1:服部半蔵・・・・すごい漢だった。 2:先に進む 3:せこい漢は必ず、殺す 4:己、如月影二! 許 ざ ん ッ ! 【ストライダー飛竜@ストライダー飛竜】 【状態】ダメージ小 【装備】ライトセーバー@スターウォーズ 【道具】俺にそんなものは必要ない 【思考】 1:主催者の首を刈る 2:先に進む
「これは私の時代ですね、ラリホーマ!」 「全く、緑如きが僕を殺そうなんて百年早いんですよ、マホカンタ!」 クリフトのラリホーマはマホカンタによりはね返された! 【クリフト@どらくえ 死亡】死因:寝る 【チャモロ@どらくえ】 【状態】知らん 【装備】知らん 【道具】知らん 【思考】知らん
ライダー映画を3週連続で公開すると聞いた俺はいろんな人を巻き込んで死んだ。 【三日目・7時00分/新惑星:茨城県】 【ライダー映画を結局見に行く俺@現実 死亡確認】 死因:ライダー映画に対する金銭問題で自殺。 【ウシオ隊員@スーパー特撮大戦2001 死亡確認】 【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】 死因:ライダー映画を結局見に行く俺の自殺の巻き添えにされる。
東京都のある地域では全裸二人組のマッスルで人々は災害から逃げる猶予を手に入れた。 また別の地域ではDCS歌手の歌に励まされ人々は生きる希望を取り戻した。 さらに別の地域ではチェーンソーを振り回す男女の活躍で人々は対主催の熱意を取り戻した。 でもそれは所詮は『一地域』に過ぎない。 同じ東京都であっても、逃げる間もなく、希望もなく、熱意もなく、全てを失って死ぬ人間もいる。 「ぐああああ!」 「誰か、誰か助けてくれ……!」 犠牲者が300万以上でてしまうのは、確定事項。これは逃れえぬ『死』だ。 東京都のこの地域の人間は、運悪くその大量の死者の礎となるべく次々と死んでゆく。 そして、災害とは別に…この会場本来の死に方『殺人者に殺される』人間も当然存在する。 「ふははははははは!絶望に染まれ人間よ!その絶望の感情こそ我が求めるものよ!」 そしてこの地域にやってきた殺人者…… 災害によって絶望一色になった人間に平然と追い討ちをかける存在…… 来 た ! ド ラ ゴ ン だ ! 僕に4体のドラゴンを従え、真竜ニアラは次々と人間を喰らっていく。 滴り落ちる真っ赤な血が濁流をさらに赤黒く濁らせても『食事』は止まらない。 他の地域の人間のように、希望を持っていたならば…… この辺りにドラゴンを恐れずに立ち向かう勇猛な冒険者がいたならば…… あるいは『戦い』になったかもしれない。 しかし前にも言ったが、この地域の人間には基本どちらもあてはまらない。 だから、『戦い』にもならない『食事』の光景だけが広がり続ける。 「わ…私はこんな所で倒れるわけにはいかない!織田信長を倒して、我が党の支持率回復をぐふっ!」 もっとも、希望や願いがあっても喰われる時は喰われるし…… 「ふん、貴様には塩くれてぐぅおわああああ!」 そして恐れず立ち向かっても、力量不足では返り討ちにあい、やはり喰われる。 まさに弱肉強食! ◇◇◇
「ふむ、なかなか豪勢な朝食であった。やはり絶望した人間は格段に美味だな……」 血塗れた口元をどこからともなく取り出したナプキンで拭いながらニアラは満足げに頷く。 辺りにはもう人間の姿は見えない。骨も残さずたいらげられたのだ。 飛び散った真新しい血を見なければ、誰もこの辺りに人間がいたなどとは思わないことだろう。 「ニアラ様、随分派手に喰い散らかされましたが、どうされたので?」 「何、傷を癒す意味もあったが、『腹が減っては戦はできぬ』という諺があるであろう?」 「戦…?まさか、ニアラ様が最初に返り討ちにされたという人間の男を殺すのですか?」 そこはかとなく、『やっと時がきたか!』といった眼でニアラを見上げる配下が一人リブロ。 「馬鹿か貴様は。そんなことして、また全身耕されるだけだぞ」 しかし返ってきたのは否定の言葉。 「では、次に返り討ちにされたコワモテ二人組ですか?最初はニアラ様優勢だったそうですし」 「馬鹿か貴様は。そんなことして、また殴り飛ばされるのがオチだ」 「……では、危うく自分も殺されかけたあの巨大ロボを?」 「馬鹿か貴様は。そんなことして、今度は本当にグシャッと標本にされてしまうぞ?」 「…ではでは、あの憎きデコ一味抹殺作戦を……」 「馬鹿か貴様は。そんなことして、全身溶かされて踏まれて土に還るぞ?」 立て続けに対象を変えて質問を繰り返すが、やはり返事はノーばかり。 というか、仮にもラスボスであり神でもあるはずなのに一体どれだけ敗走しているんだこの上司は…? と思わないわけではなかったが、いかんせん逆らえないのが縦社会のつらいところである。 「貴様は、この災害をどう思う?」 「質問に質問で返すなマヌ…なんですって?」 突如ニアラからの問い返し。 ボロがでそうになったが、なんとかこらえたリブロは思考を働かす。 (…突然の大災害、新手の魔法の暴走?いやむしろ「我が思うにだな…」ニアラこの野郎!) 「この災害は、人為的に引き起こされたものだ。正確には、星の軌道がずれたが故に発生したわけだが……」 「えっ!?」 意外や意外、人の話を聞かない上司の口から出てきた言葉はまともなものだった。 ◇◇◇
「我が感じ取った、大きな力……それが星を動かしたのだろう。 あの力は忌々しいヒュプノス共が我に対して使った千人砲のそれと似ていた」 「千人砲というと……千人の人柱の生命力をエネルギー変換して砲撃するあれですか?」 「そうだ。ただ今度のは少しばかり違うようだがな。 おそらく人柱を使ったのは間違いないだろうが、千人砲とは異なり負の感情をエネルギー変換したのだろう。 人柱の数も千ではなく五千六千前後か…?だいたいそのぐらいのはずだ。 まあそれはいいとしてだ、大事なのはその砲撃機、あるいはそれの製作者だ。 我は既に千人砲をこの身で『喰らって』いる。そして原理が同じ砲撃なら、それも『喰らう』ことが可能なのだ。 我が真の能力は、『喰らった攻撃の味を記憶して取り込む』こと! 砲撃機でも、製作者でも、あるいはどちらかの残骸でさえ『喰え』ば我は比類なき力を手に入れることができるのだ!」 「それからリベンジ戦をするんですね!?」 「その通り!」 【三日目・6時30分/新惑星・東京都】 【真竜ニアラ@セブンスドラゴン】 【状態】健康、最終形態、満腹 【装備】なし 【道具】山田の骨、血塗れたナプキン 【思考】 0:砲撃機(生贄砲)かその製作者を喰らい力を手に入れる。後にリベンジ戦 1:主催、参加者問わず全てを「捕食」で殺す 2:使える手駒を集め、真・空気組を倒す ※災害が砲撃によるものだと悟りました ※新惑星が太陽に向かっていることを悟りました 【リブロドラゴニカ@セブンスドラゴン】 【状態】全身ダメージ(中) 【装備】なし 【道具】??? 【思考】 1:仕方ないのでニアラに従う 2:やっと本気出してきた! 【ドラゴアンゼラ@セブンスドラゴン】 【状態】全身ダメージ(小) 【装備】なし 【道具】帝竜達の遺品のねるねるねるね×8 【思考】 1:仕方ないのでニアラに従う 2:帰りたい…… 【スターダスト・ドラゴン@遊戯王】 【状態】攻撃力2500、全身ダメージ(中) 【装備】不明 【道具】不明 【思考】基本:ニアラに従う 1:不動遊星かその仲間たちに会いたい 【ブルーアイズホワイトドラゴン@遊戯王】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式 【思考】 1:主である社長を探す 2:とりあえずニアラ達についていく 【鳩○由紀夫総理@現実?】 【ベガ@MUGEN】 【不特定多数の東京都にいた人間@カオスロワ】 死亡確認、ニアラによる捕食
しかしクリフトはラリホーマを覚えられない! 【124@カオスロワ 死亡確認】 【チャモロ@どらくえ 死亡確認】 死因 はぐメタの剣で刺された 【クリフト@ドラクエ】 【装備】はぐれメタルの剣 【道具】支給品一式 【思考】基本 生き残る 1 はっ・・・いったい覚えてない呪文をなぜ使おうとしたのだ・・・ 2 取りあえず賢そうなやつには剣、バカそうなのにはザラキ 3 アリーナ姫を探す ※124は無効です
しかしクリフトはラリホーマの杖@ENDLESS BATTLEを使っていたのだった! 【129@カオスロワ 死亡確認】 【クリフト@ドラクエ 死亡確認】 死因 色々あった 【チャモロ@DQ】 【思考】ゲントの杖より活躍する ※129は無効です
「ぐふぉ!おのれディケイドォ!!」 「鳴滝さん!」 ひょんなことからプリキュアになってしまった少し気弱な女子高生アツコとディケイドが大嫌いなプリヲタのおっさん鳴滝は敵の襲撃を受けていた。 今しがたまで二人とも熟睡していたところを第8回放送で起こされ、さてこれからマスコットを探しに行こうかと相談していた矢先の出来事である。 「一体誰なんですか!あなたは!」 アツコは突然の襲撃者に呼びかける。 「我[オレ]の名は残響死滅《エコー・オブ・デス》。貴様のような雑種が我が名を耳にできた事、僥倖と思え 先程の放送で我[オレ]がこの世界で唯一愛し、我[オレ]をこの世界で唯一愛してくれた弟――杉崎鍵の名が呼ばれた! 弟が死んだ……弟がいない世界に意味などない!俺をこの世界を否定する!この世の全てを滅ぼして消し去ってくれる! まずは貴様共からだッ!雑種!」 アツコは確信する。こいつはキチ○イであると。 「アツコくん!プリキュアに変身するんだ!」 いつの間にか安全そうな木の陰に隠れていた鳴滝がアツコに指示を出す。 「ええ……でも……(恥ずかしいし……)」 「躊躇っている暇はない!敵はさらに攻撃してくるぞ!」 自分は安全圏から指示を飛ばす鳴滝。そして目の前のキ○ガイを相手にしてアツコも引くに引けなくなった。 『チェインジ・プリキュア・ビートアップ!』 その掛け声とともにアツコのは光に包まれ、手足、胴体と光が弾けるとともに灰と黒色のプリキュアの衣装(ハートキャッチプリキュア風のもの)が纏われていく。 「光とか……正義とかの使者……キュアノービス(仮)!……です」 「フン、何だその中途半端な変身は。その程度の力で我[オレ]が倒せるとでも思ったか。 光の使者とやらに教えてやろう。漆黒の闇より出でし、最も強く、最も凶なる騎士の力を!」 残響死滅《エコー・オブ・デス》がそう言った瞬間、地面から無数の刃がキュアノービス(アツコ)に向かって放たれた。 「きゃあああああああ!」 防ぎきれずに吹き飛ばされるキュアノービス、反撃に転じようと殴りかかったが残響死滅《エコー・オブ・デス》には余裕で避けられてしまう。 「戯れにも飽いた……我[オレ]の真の能力、『死を操る能力』で貴様を葬ってやろう」 キュアノービスを弾き飛ばし、残響死滅《エコー・オブ・デス》は傲岸に宣言した。 (そんな……私、死んじゃうの? やだよ、まだ何もしてない、まだみんなとも会えてない、それなのに……) 少女の瞳から、恐怖の涙ではない、口惜しさの涙が一雫こぼれた―― 「くそう、こんな時にマスコットがいてくれたら……プリキュアも真の力を発揮できるのに!」 木の陰で、鳴滝も無念の涙を流していた。 もう希望は無い。光は潰えた。そう思われたときだった。 「お困りのようですね。マスコットを探しているのですか?」 「汝が矮小な雑種が、我が能力によって葬られることを名誉として逝くがいい!残響死滅【エコー・オブ・デス】!!!」 「させぬ!」 残響死滅【エコー・オブ・デス】の能力は謎の力によって打ち消された。 「何ィ!?」 「ディケイドの回し者め!どうせ貴様もディケイドの仲間だろう!もうお前は終わりだ、このマスコットが来たからにはな!」 今まで隠れてたくせに急に強気になった鳴滝の声で、半ば意識を失っていたキュアノービスことアツコは顔を上げた。 すると鳴滝の隣に、奇妙なマスコットらしき人物(?)が浮いている。 仏教の童子っぽい姿に頭に鹿の角を生やしている、彼の名は――
「せんとくん!」 アツコは思わぬ救世主の名を叫んでいた。 「大丈夫ですか。もう心配はありませんよプリキュア」 そうアツコに優しく呼びかけてから、せんとくんは厳しい顔で残響死滅《エコー・オブ・デス》に向き直った。 「群魔外道を覆滅し、人々の安寧を護る……これも御仏の意に適うことでしょう…… その為ならば!この身この力、喜んでプリキュアに捧げましょう!活!!」 そう唱えた瞬間、せんとくんの体はリンクルンに吸い込まれ、同化した。そしてリンクルンに鹿の角が生えた。 「今だアツコくん!もう一度プリキュアに変身するんだ!」 「えっ、でも……」 「大丈夫だ。マスコットの彼を信じろ!」 せんとくんの気高き覚悟を目にして、アツコの胸に戦う決意が生まれていた。 「わかりました!やってみます!『チェインジ・プリキュア・ビートアァァァァァァァップ!!!!!』」 その掛け声とともにアツコのは光に包まれ、手足、胴体と光が弾けるとともに、赤と青色のプリキュアの衣装(ハートキャッチプリキュア風のもの)が纏われていく。 そしてその頭には鹿の角っぽいものが生えている! 「光と!正義と!安らぎと!平城遷都1300年祭の使者・キュアディアー!性根腐った群魔外道よ、とっとと地獄に帰りなさい!」 「な……なんだこの気迫は……今までの雑種とは違う……」 慄く残響死滅《エコー・オブ・デス》とは対照的に、鳴滝は感動の涙をぽろぽろと零していた。 「ついに……ついにプリキュアが真の姿に!」 「クッ!雑種がどう変ろうと同じだ!残響死滅【エコー・オブ・デス】!!!」 残響死滅《エコー・オブ・デス》が放った必殺技を回避し、キュアディアーは敵の顔面めがけて連続パンチを繰り出す。 「はぶらっ!!」 顔面を崩壊させて吹き飛ぶ残響死滅《エコー・オブ・デス》。その体はビルの壁にめり込んだ。 「今だプリキュア!必殺技を使うんだー!!」 鳴滝の言葉で、キュアディアーは体中のエネルギーを集中させる。そして―― 「プリキュア!『奈良平城遷都1300年でも祝えばいいんじゃないかなぁ!』アターーーック!!!」 球状にしたエネルギーをバレーボールのアタックのように残響死滅《エコー・オブ・デス》に撃ちつけた。 「バ、馬鹿な……この残響死滅が……この残響死滅が光の戦士ごときにいいいいいいいいい!!」 光の球に包まれた残響死滅《エコー・オブ・デス》はそう絶叫しながら消滅した。
○ 「あの、ありがとうございます。助けていただいて」 アツコはおずおずと鹿角の生えたリンクルン……の中にいるせんとくんにお礼を言った。 『いやいや、このバトロワを止めるためにこれからも力を合わせて戦いましょう!』 「え!まだこの変身を続けるんですか!?」 「その通りだキュアディアー!」 そう応えたのはプリキュアの活躍が生で見られて喜色満面の鳴滝だった。 「そのキュアディアーって……」 「マスコットがせんとくんで変身したら鹿の角が生えるからキュアディアー。どうだ、間違っていないだろう」 「はぁ……マスコットはこのまませんとくん……さんがやってくれるんでしょうか……?」 『せんとくんで構いませんよ。そして無論協力しますとも!この殺し合いを止め、みんなが平城遷都1300年を祝うことのできる世界を取り戻すために、頑張りましょう!』 「はい……」 実はアツコ、マスコットというからには「ひこにゃん」のような可愛らしいのを想像していたのである。 しかしせんとくんはどう見ても可愛くない。かっこいいかもしれないけど可愛くはない。 そう、アツコはもっと可愛いマスコットがほしかった。 もちろん命の恩人であるせんとくんにそのような失礼なことは言えないし、そもそも彼女の性格上そんな文句は絶対に言えない。 「実はこのバトロワもディケイドという悪魔の仕業なんですよ」 『なんと!では其奴を覆滅せねば!』 アツコの心の葛藤をよそに、鳴滝とせんとくんの話は盛り上がっていた。 「だがディケイドに挑む前にもう一人のプリキュアを探さねばならない!」 そう宣言する鳴滝。半ば呆れながらアツコは尋ねた。 「それ、本気で言ってたんですか鳴滝さん」 「無論だ。やはりプリキュアはふたりでプリキュア!5人や3人+1人もいいけどやっぱりふたりがいい! ハートキャッチだってそうだろう!?」 「はあ……」 鳴滝の熱意にアツコはすっかり気圧されてしまった。 『わかりました、外道覆滅の旅をしながらもう一人のプリキュアを探しましょう。アツコさん、これからお願いします』 「あ、いえ、こちらこそ……」 せんとくんに礼儀正しく言われておもわずアツコはお辞儀で返していた。 それにしても……このマスコット、可愛くはないが正義感があって礼儀正しく頼りになる、アツコは思わず微笑みながら 「よろしくお願いしますね。せんとくん」 と語りかけていた。
【三日目・6時30分/新惑星・練馬区】 【アツコ@みなみけ】 【状態】健康、キュアディアー 【装備】リンクルンWithせんとくん@フレッシュプリキュア+ご当地キャラ 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】基本:知り合い(南春香、マキ、保坂、速水優先)を探す 0:プリキュアとして困ってる人を助けたりすればいいんじゃないかなぁ! 1:鳴滝と行動して二人目のプリキュアを探す 2:ひこにゃんのほうが良かったなんて口が裂けても言えない ※プリキュア(キュアディアー)になりました。 ※マスコットを得たためにプリキュア本来の力が出せるようになりました。 ※なんか知らないけど、服のベースがハートキャッチプリキュアのものになったみたいです。 【鳴滝@仮面ライダーディケイド】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】基本:ディケイド(門矢士)を倒す 0:おのれディケイド! 1:アツコと行動する 2:プリキュアの勇姿をその目に焼き付ける 3:もう一人プリキュアを見つける ※次元を操作できる能力は制限されているみたいです(少なくとも遠距離移動は不可能) ※世界融合をディケイドの仕業だと思っています。 【せんとくん@ご当地キャラ】 [状態]:健康、リンクルン@フレッシュプリキュアと融合 [装備]:不明 [道具]:支給品一式 [思考]基本:悪人を倒し、この無益な殺し合いをやめさせる 1:アツコに協力する 2:ひこにゃんより私のほうがかわいい ○ 「それにしてももうひとりのプリキュアって何処にいるんでしょう?」 『さあ……しかし、案外すぐ側にいるかもしれませんよ』 その言葉になぜかビクッとしてしまったマキ(ずっとアツコを盗撮していた)だった。 【マキ@みなみけ】 【状態】健康 【装備】カメラ 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】基本:とりあえずアツコの活躍を盗撮する 0:いま寒気が・・・・・・ 1:あのマスコットキャラキモッ! 【残響死滅《エコー・オブ・デス》@生徒会の一存 死亡確認】
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捕食皇 :2010/03/18(木) 09:22:09 ID:d0GLfYc7
味皇と謳われる和服の男・村田源二郎は死体に舌鼓を打っていた。 「これは……」 味皇は立ち上がる。 「うーーまーーいーーぞーーー!!!!」(火山が噴火) 【三日目:七時/新惑星:群馬県】 【味皇(村田源二郎)@ミスター味っ子】 【状態】:満腹 【装備】:不明 【道具】:不明 【思考】 1:うーまーいーぞー! 2:うまいものをたくさん食う。 ※人食いに目覚めました。 【原住民に食われた調査員@ノストラダムスの大予言 死亡確認】 【パラサイトに食われた主婦@寄生獣 死亡確認】 【ファンガイアに食われた研究員@仮面ライダーキバ 死亡確認】 死因:味皇に食われる。
「信長を殺すために火薬つぼをしかけた・・・ふふふ・・・これで私が主催者・・・さてここからにげt」 「「ボンばああああああああああ!!!!!!」」 「!?」 ,,-' _,,-''" "''- ,,_  ̄"''-,,__ ''--,,__ ,,-''" ,, --''"ニ_―- _ ''-,,_ ゞ "- / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ { (" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii ,, ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-" "'-,, `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '" _,,--''"  ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_ __,,-''" ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄ |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,, ,,-''::::二-''" .--i| .|i "- ;;:::`、 ._,-"::::/  ̄"''--- i| |i ヽ::::i .(:::::{:(i(____ i| .|i _,,-':/:::} `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i| .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-' "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i| .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~  ̄ ̄"..i| .|i .i| |i |:::::: :: `, 【三日目・6時30分/どこかの惑星・安土城?】 【松永久秀@戦国時代】 【状態】健康 【装備】爆弾×? 【道具】支給品一式 平蜘蛛 他不明 【思考】基本 信長に刃向かう 1:ボンバアアァァ!!! 2:平蜘蛛は俺の嫁 【白ボン@ボンバーマン】 【状態】健康 【装備】爆弾×? 【道具】支給品一式 他不明 【思考】基本 取りあえず爆破 1:ボンバアアァァ!!! 2:裏切らないよな・・・ 【明智光秀@戦国時代 生死不明】 【織田信長@戦国時代 生死不明】 【城にいた人たち@その他いろいろ 生死不明】 【タケシ@ポケモン、野比玉子@ドラえもん、ディアボロ@ジョジョ 死亡確認】 死因 爆発に巻き込まれる 【安土城? 完全破壊】
すいません時間を7時20分に変更で
主催陣がいるのはどっかの惑星じゃなくて太陽だし、安土城はだいぶ前に放棄されてるぞ
「まんまと引っかかってくれたようだね、松永久秀」 松永久秀が振り向くとそこには青髪のボーカロイドが一人立っていた。 「お前は信長配下のKAITOとかいう……」 「偽の安土城を設置し、そこに信長様がいるという情報を流せば必ず食いついてくると思いましたよ。貴方のような過激派ならね」 「ワシらを罠にはめたのか!若造!」 「信長様に刃向かう者に……生きる資格は無い!」 KAITOは叫びながら氷柱を大量に撃ち出し、それと共にブリザードを起こして敵を切り刻もうとする。 「この程度の氷撃など……往くぞ白ボン!!」 「おうよ!!」 「「ボンバアアァァ!!!」」 久秀と白ボンの爆弾により、氷柱もブリザードもすべて爆破された。爆風に吹き飛ばされたKAITOは地に転がる。 「ワシらも舐められたものだな、刺客がこんな若造一人とはな! 小僧!貴様一人でこの松永久秀を討ち果たすつもりか!片腹痛いわ!」 爆風で吹き飛ばされたことはKAITOにかなりのダメージを与えていた。 しかし彼は起き上がり、凍てつくような視線を爆弾魔たちに向ける。 「やはりね……僕の力では貴方達に勝つことは出来ない だから……信長様への献上の毒見もかねて『これ』を使わせてもらいますよ」 そういう彼の手には一本のメモリが握られていた。 『アルティメット・ワン!!(CV:立木文彦)』 KAITOは自らの首筋にそのメモリを突き立てた。 「なんだかわからんが……爆破だ!すべてを爆破しつくしてしまうのだ!」 「合点!!」 久秀と白ボンはありったけの爆弾をKAITOにむかって投げつけた。大爆発が起こり、後には人の欠片すら残っていない。 「……はははッ!おかしな事をしているからどの程度のものかと思えば、所詮ハッタリではないか!」 その時、久秀は背後から恐ろしい冷気を感じた。振り向くとそこには傷一つ負っていないKAITOは氷の微笑をたたえたまま立っている。 「今の僕は『怒りの王子KAITO』どんな攻撃も効きませんよ」 久秀はふたたび爆弾を投げつけた。それはKAITOに直撃したが、KAITOか体を液体状にして爆破を回避、平然と復活した。 「若造……貴様どんな魔術を……」 「まあ、あなた相手にペルソナや固有結界“無限の物置(アンリミテッド・イナバ・ワークス)を使う必要はありませんね ですから――『直視の魔眼』」 「小癪な!なにを」 まるで寒風が通り抜けたようにKAITOが久秀の側を通過した瞬間、久秀の体は十七分割されてバラバラと地に転がった。 KAITOはバラバラになった久秀の頭部をさらに凍らせ踏み砕いた。 それを見て恐れをなした白ボンは逃げ出したが、KAITOの愛馬(というか武器扱いになっている)黒竜号に踏み殺された。 「よう、どうだいアルティメットワンメモリの性能は」 ひょっこり姿を現した6/(真)が彼のマスターに問いかける。 「素晴らしいものだ……だが……」 「だが?」 「反作用が強すぎる」 そう言って膝をつくKAITO、その顔は蒼白となっている。 「おいおい大丈夫かよ。アンタは俺のマスターなんだから健康にも気を使ってもらわねーとよー(最もこいつの代わりのマスター候補などいくらでも用意してあるがね)」 「ああ……信長様に献上する前にさらに改良しなければ……」 そう会話しながら2人の男は何処かへと姿を消した。
【三日目・7時20分/どこかの惑星・安土城?】 【KAITO@ボーカロイド】(マスター) 【状態】疲労(中) 【装備】不明 【道具】支給品一式、不明支給品、アルティメットワンメモリ@テラカオスバトルロワイアル 【思考】基本:聖杯戦争を円滑に進めるために暗躍する 1:この世界の信長にメモリを渡す ※真ライターのマスターです。 ※『アルティメットワンメモリ』……◆02GOODMe2.の「U-1化」の記憶が内包されている。体に挿し込むと02の全能力が使えるようになる。 【◆6/WWxs901s氏(真)@書き手】(クラス・真ライター) 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明支給品 【宝具】SS用万年筆(真) 【思考】 1:KAITOに従う。 2:聖杯戦争及びカオスロワを外野の立場から愉しむ。 ※平行世界の6/氏です。英雄的な人物らしいです。 ※6/のサーヴァントとしての能力を引き継ぎました。 ※◆02GOODMe2.の魂を完全に消滅させました。 今後いかなるアイテム・方法をもってしても◆02GOODMe2.を生き返らせることはできません。アイテムは使用した分ムダになります。 【松永久秀@戦国時代 死亡確認】 【白ボン@ボンバーマン 死亡確認】
>>140 の殺害者は両方ともKAITOでお願いします(黒竜号は凶器)
そうか、修正しようと思ったがまあ140さんが何とかしてくれたんでこのままで 「さて寝るか・・・・・・・・・・・・!?ッ」 【俺@136 死亡確認】 死因 睡眠により首輪爆発
夜中の上海を歩く朝倉和美とあしゃくらとあちゃくらの名付けて朝倉トリオ。 彼女らはバトロワを止める方法を探して歩いていたが、成果は良いとは言えない。 朝倉和美(以後和美)は溜息をついた。 「待ってくださいよ和美さ〜ん」 「う〜眠いです〜まだ一睡も出来てません〜」 とてとてとて、と和美の後をついてくるあしゃくらとあちゃくら。 彼女の連れである2人の歩幅が狭いせいで進行スピードがあまりにも遅すぎるのだ。 そのせいで三日目になってもまだ上海にいた。 2人が追いつくのを待つ和美。 流石にフラストレーションがたまり、いっそ置いてくか?という黒い考えがよぎる。 そのとき、彼女は気付いた。 自分達に近づいてくる存在がいることに。 「おおい!そこの者〜!!」 彼女達はその姿を見て戦慄した。 まず目に映るのはフリフリのメイド服。 それだけならば可愛らしいと思ったに違いない。 だが、それを着ているのは紛れもなく男。 和美の担任であるネギ先生ならまだよかったかもしれない。 だがその男は誰がどう見てもオッサンだった。 「ワシと一緒に織田信長を打倒せn……おわぁぁぁぁ!!」 メイド服の男は走っている途中で石に躓いた。 前につんのめりその勢いで1回転し、地面に尻餅をついた。 ついでにその際M字開脚状態だった。 あまりのおぞましさに彼女ら三人はその身を硬直させた。 「殿!大丈夫ですか……ブハァァァ!!」 後からやってきた老人はその様子を見て鼻血を出した。
「なるほど、そういうわけだったんですか」 「ワシだって好きで着ているわけじゃないんだよ…… じいがどうしてもっていうから…」 義景がこれまでの経緯を語って3人は納得した。 だが彼女らは距離を開けていた。当然だ。 「これ!不審な目で見るでない! いくら殿のメイド姿が魅力的だからって…」 「「「………」」」 「もう嫌だ! じい、ワシはメイドをやめるぞぉぉぉぉぉ!!」 「いけません!殿はもっと自分に自信を持つべきです! メイド服を脱ぐなど言語道断です!!」 「宗滴さんの言うとおりですよ」 「和美殿……」 「脱がれたほうがもっと嫌なので」 「ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 ついにキレた義景はメイド服を脱ごうとするが、 下着一丁もしくは褌一丁を見せられることをよしとしなかった和美に止められる。 「とりあえず和美殿らもばとろわというを止めようとしているのですな。 我々と共に来ませぬか? ばとろわを止めるには織田信長を倒すしかありませぬ」 「いいですよ。こんな格好でも私らより頼りになりそうですし」 義景が手を差し出すが、誰もその手をとらなかった。 そして信長打倒のために動き出そうとし…5人は固まった。 5人の目の前には炎の巨人のような者が立っていたからだ。 巨人の下には黒焦げになった何かが横たわっている。 下手人がこの巨人であることは誰から見ても明らかだった。 「ちっちぇえな」 巨人の掌に乗る長髪の男は朝倉たちを見下ろして呟く。 「やれ、スピリット・オブ・ファイア」
スピリット・オブ・ファイア。それが炎の巨人の名前なのだろう。 男、麻倉ハオの命令を受けその巨大な腕を振り下ろす。 5人は逃げようとするが、SOFの巨大な腕による振り下ろしの攻撃範囲は相当なもの、逃げ切れるはずもない。 その時。 「殿は拙者がお守りいたしまするぞぉぉぉ!!」 宗滴が両腕でSOFの腕を受け止める。 普通なら腕ごと叩き潰されるのだが、過剰ともいえる義景への忠誠心がカバーしているのだ。 「じい!?」 「殿は女子らを連れてお逃げください! 拙者はこの男を引き止めますゆえ!」 「何を言っておるかじい!」 「そうですよ、何死亡フラグを立ててるんですか」 「あしゃくらさんの言うとおりです!ベタベタじゃないですか」 「いや、大事なのそっち?」 「妄言を吐いている場合ではございません! 殿には打倒織田信長のためにも生きてもらわなくてはなりません! ここは拙者に任せてお逃げくだされ!!」 「す…すまぬ!じい、達者でな!!」 「そのお言葉、殿にもそっくりお返しいたします」 宗滴の意思を受け取り義景たちは走り出した。 その後を姿を見届けた後、宗滴は目の前の巨大な敵に向き直る。 「さあかかってくるがよい小童。 貴様はこの朝倉宗滴が相手ぞ!」 ファイティングポーズをとる宗滴。 そんな彼を見てハオは微笑んだ。 「ちっちぇえな」 【3日目 午前3時30分/中国・上海】 【あしゃくらさん@にょろーん ちゅるやさん】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 1:キョンくんのためにも、バトルロワイアルを止める 【あちゃくらりょうこ@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱】 【状態】ものすごく眠い 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 0:寝たい 1:バトルロワイアルを止める 2:長門と合流を目指す
【朝倉和美@魔法先生ネギま!】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、引き寄せの杖[2]@トルネコの大冒険
【思考】
1:バトルロワイアルを止める方法を見つけ出す
【朝倉義景@戦国時代】
【状態】健康
【装備】澪のメイド服@けいおん
【道具】支給品一式
【思考】
0:じい……
1:なにこの服…
2:同盟者と兵を集める
3:信長を打倒する
【朝倉宗滴@戦国時代】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
0:相手をしてあげるわ、かかっておいでロン毛男
1:殿かわいいよ殿
2:殿はワシが守る!!
3:とりあえず的に仲間を集める
【麻倉ハオ@シャーマンキング】
【状態】健康
【装備】スピリット・オブ・ファイア
【道具】支給品一式
【思考】
1:皆殺し
2:目の前のジジイ殺して残りは後
【朝倉理香子@東方project 死亡確認】
ごめん、
>>145 の時間帯は午前6時30分で。
ゴロゴロ……ビチャン! ゴロゴロ……ビチャン! 妙な音を立てながら、徳川家康と鷹の爪団の激闘を眺めている奴がいた! 「くくく…… 魔界塔士の神は吸収され、その吸収者も死んだ!秘宝伝説の最終防衛システムも瀕死……! いいぞ、実にいい展開だ……!3部作の中で私だけが無傷……! 今こそ創造神として生まれ変わった私の出番……! ロマンシングを含めてSa・Gaシリーズの最高最強のラスボス……! 究極の存在が私であることを証明するまたとないチャンス……! もう誰にも黒歴史だの地味だなどと言わせてなるものか……! 全てはこの時空の覇者のラグナ神が支配するのだぁ!」 【三日目・6時30分/新惑星・大田区】 【ラグナ神@Sa・Ga3時空の覇者】 【状態】健康、芽が伸びすぎたじゃがいも 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】基本:この世界の神として君臨する 1:自分の強さを証明する
「あなたは、本郷猛様でいらっしゃりますね?」 イプシロンとのサッカー対決の後、鬼道有人と行動を共にしていた本郷は突然満面笑顔の男に声をかけられた。 「いかにも私は本郷猛だが? ッ!?ガハッ!」 本郷が答えた瞬間、男は満面笑顔のままで本郷の腹にパンチを打ち込んできた。 「本郷さん!」 「ぐ……鬼道くん!この男は危険だ!君は逃げるんだ!」 鬼道有人は少しためらったようだったが、すぐに近くの建物へと避難した。 「なぜ……いきなりこのようなことをする……お前はまさか……」 「申し訳ございません、このようなファーストコンタクトで。申し遅れました。私はショッカー幹部、海東純一と申します」 「やはり……ショッカーか……」 「本郷猛……いや、仮面ライダー1号、あなたはショッカーへの反逆者です。試してあげましょう、貴方の力を。変身」 海東は微笑みながら歪な◇とAで構成された仮面を被った怪人・ライダーキラーグレイブに姿を変えた。 「ライダー……変身!」 本郷も仮面ライダー1号に変身し、戦いが幕を開けた。 1号とグレイブの戦いは一進一退のまま続き、互いに体力をすり減らしていた。 しかしついにグレイブラウザーによる斬撃を避けた1号がグレイブに一撃を入れる。グレイブの手からグレイブラウザーが落ちた。 「今だ、ライダーキック!」 1号は必殺技を浴びせようと、宙に飛び上がり必殺のライダーキックの構えを取る。 だがその時、背後から銃撃をうけ、1号は体勢を崩したまま地面に落ちた。 「な……もう1人いたのか……」 背後から現れた四角い仮面を被った怪人は、1号に向かってさらに銃を連射する。1号は立ち上がることも叶わないまま銃撃の雨をうけ、大地に伏せた。 「やあ、よく来てくれたね大樹」 ライダーキラーグレイブ・海東純一は嬉しそうに四角い頭の怪人に語りかけた。 「紹介しましょう。海東大樹、私の弟です。ショッカー基地で凍死していたので、私と同じように改造手術を施してもらい蘇ったのです これで弟も真っ当な人間になれました。ライダーキラー3号……ライダーキラーディエンドとでもお呼びください」 「ヤメテクレナイカ、ソウイウソレッポイコトヲイウノ」 「もっとも言語には異常が残ってしまったようなのですが……ところで大樹、1号の仲間はどうした」 「ヤメテクレナイカ、ソウイウソレッポイコトヲイウノ」 そう言ってライダーキラーディエンドが指差した先には、射殺された鬼道有人の死体が転がっていた。 「貴様ら!!なぜ彼まで殺した!!」 「あなたと活動していたということはあなた……仮面ライダーの仲間だということ、いわば危険分子です」 「そんな理由で……彼を……」 「そろそろ貴方にもケリをつけてあげましょう、大樹」「ヤメテクレナイカ、ソウイウソレッポイコトヲイウノ」 2体の怪人は宙へ跳び上がり1号のベルト目掛けてダブルキックを打ち込んだ。その攻撃により、仮面ライダー1号のベルトは完全に破壊された。 「ダブルライダーキラーキック……いいネーミングだ。感動的だな」 「ヤメテクレナイカ、ソウイウソレッポイコトヲイウノ」 標的の破壊を確認した2体のライダーキラーはその場を去っていった。 (光太郎くん……春香さん……そして正義の心を持ったすべての人たち……たのむ……どうかこの戦いを…・・・終わらせてくれ…………) 吹き荒ぶ朝の風に晒されたまま、仮面ライダー1号・本郷猛は死亡した。 【三日目・7時30分/新惑星・東京都】 【海東純一@仮面ライダーディケイド】 【状態】改造人間、ライダーキラーグレイブに変身 【装備】グレイブバックル@劇場版 仮面ライダー剣 【道具】醒剣グレイブラウザー@劇場版 仮面ライダー剣 【思考】基本:ショッカーによる全世界の完璧な統治 1:ショッカーに従う 【海東大樹@仮面ライダーディケイド】 【状態】洗脳、改造人間、ライダーキラーディエンドに変身、言語障害 【装備】装填銃ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド 【道具】カメンライド@仮面ライダーディケイド、アタックライド@仮面ライダーディケイド 【思考】基本:ショッカーと海東純一に従う 0:ヤメテクレナイカ、ソウイウソレッポイコトヲイウノ 【本郷猛@仮面ライダー 死亡確認】 【鬼道有人@イナズマイレブン 死亡確認】
このロワももうすぐで今期終了か
ここは新惑星・清水市郊外…… ついに空飛ぶ焼玉葱こと永沢君男を追い詰めた焼玉葱討伐隊は、直接対決を挑んだ。 だがその結果は…… 「信成……小塚……藤木……生きてるか……?」 「永沢君……君がこれほど強くなっていたなんて……」 「殿……某はもうダメです……最後まで殿に仕えられて嬉しゅうございました……」 「うつけ!気弱なことを言うでない!それにしてもあの玉葱め……」 結果は惨敗だった。永沢君はあの後さらに炎使いたちの力を吸収していたのだ。その圧倒的な火力の前には、さしもの焼玉葱討伐隊も為す術がなかった。 【ファイヤー@ポケットモンスター 死亡確認】 【トニー・ベネット@スプリガン 死亡確認】 【丘原燎多@とある科学の超電磁砲 死亡確認】 【火拳のエース@ONE PIECE 死亡確認】 【テッド・ブロイラー@メタルマックス2 死亡確認】 【火炎超獣ファイヤーモンス@ウルトラマンA 死亡確認】 死因・永沢君に炎を吸収され焼死 それでも清水市市街地への侵入を防げたことは不幸中の幸いだった。 戦闘でむこうもダメージを負ったのか、火球玉葱は清水市郊外から動かない。 どうやら休息しているようだ。だがいつまた動き出すかはわからない。 【永沢君男@永沢君】 【状態】超高熱プラズマ火球玉葱 【装備】なし(燃え尽きました) 【道具】なし(燃え尽きました) 【思考】基本:全てを燃やし尽くす 0:休息中 ※火球状態のために空中に浮いています 焼玉葱討伐隊2番隊の4人もそれぞれ大火傷を負っていた。彼らの手作りボブスレーは燃えた。 人外の戦闘力を持つ手だれ揃いの彼らの力を持ってすら、焼玉葱を倒すことは出来なかった。 焼玉葱討伐隊は隊員のほとんどが大火傷を負って瀕死、討伐隊もこれまでかと思われたその時 「おい大丈夫か!」 2人の全裸の男達によって、焼玉葱討伐隊たちは助けられた。 ◇ 「それにしても私の支給品が火傷薬でよかった」 「真にかたじけない。この恩は忘れぬ」 「それにしてもお前らは何であんな大怪我をしていたんだ?」 焼玉葱討伐隊を助けてくれた全裸の男の1人、ヤムチャが信成たちに尋ねた。 ちなみに支給品を使って討伐隊一行の治療をしてくれた男の名はガラハドという。
「実は…………」 彼らは自分たち討伐隊は永沢君男という非常に危険な放火殺人鬼を追っていること。 永沢の目的はこの世の全てを焼き尽くすことで、炎の使い手を殺してはその炎の力を吸収してパワーアップしていること。 自分達の目的は永沢を倒すことであると説明した。 「しかし奴は強力になりすぎた……もはや儂らの力では……」 ガックリとうな垂れる信成。その話を黙って聞いていたガラハドが口を開いた。 「アイスソードしかありませんな」 「つまりそのアイスソードを焼玉葱にブチ込めば、奴を倒すことが出来ると……」 「ど、どこじゃ!その念願のアイスソードとやらはどこにあるんじゃ!」 俄かに希望を取り戻す討伐隊一行に、ガラハドは暗い顔で応える。 「私はこの戦いの中でねんがんのアイスソードをてにいれた。しかしそれを……あの男が奪っていったのだ!!」 「俺の装備品もだ!!」 その憎むべき男の名は 空 気 王 !! 「つまり空気王からアイスソードを取り戻さない限りあの焼玉葱を倒すこともできない……」 「どの通りだ。頼む、空気王を倒すために力を貸してくれないだろうか」 「是非も無し!そのような極悪外道の人非人を放っておけるものか! ガラハド殿、ヤムチャ殿、我ら焼玉葱討伐隊は空気王退治に全面的に協力しますぞ!」 こうして空気王包囲網にまた新たなメンバーが加わったのであった。 【三日目・7時30分/新惑星・清水市】 【ヤムチャ@ドラゴンボール】 【状態】全身打撲、凄いやる気、全裸、大幅にレベルアップ 【装備】 【道具】基本支給品一式 【思考】 1:悪を全て倒す 2:空気王に復讐 【ガラハド@ロマサガ1】 【状態】全身打撲、全裸、アイスソードを奪われた悲しみ 【装備】 【道具】基本支給品一式、やけどなおし@ポケットモンスター 【思考】 1:神々に奉仕する 2:空気王に復讐
【信成@男子フィギュアスケート日本代表】 【状態】健康 【装備】ホワイトアルバムのDISC@ディアボロの大冒険を装備中、ボブスレー@現実 【道具】支給品一式 【思考】基本:英雄となって日本に凱旋帰国する 1:まず空気王を倒してアイスソードを手に入れる 2:アイスソードで焼き玉葱を倒す 3:そして織田信長を倒す 【小塚@男子フィギュアスケート日本代表】 【状態】健康 【装備】ホワイトアルバムのDISC@ディアボロの大冒険を装備中、ボブスレー@現実 【道具】支給品一式 【思考】基本:信成についていく 1:殿ぉー!とりあえず空気王を殺しましょう! 【高橋@男子フィギュアスケート日本代表】 【状態】健康 【装備】ホワイトアルバムのDISC@ディアボロの大冒険を装備中、ボブスレー@現実 【道具】支給品一式、銅メダル 【思考】基本:しかたないので信成と小塚についていく 1:焼き玉葱の凶行を止めるために空気王を倒す 【藤木茂@永沢君】 【状態】健康 【装備】ボブスレー@現実 【道具】支給品一式 【思考】基本:卑怯と呼ばれないような行動をとる 1:日本代表について行く 2:永沢君を倒す 3:そのために空気王を倒す
【シン@北斗の拳】 【状態】健康 【装備】素手 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:空気王を殺す 2:焼玉葱を倒してユリアのフィギュアとチュッチュしたい 【伽羅@嘘喰い】 【状態】健康 【装備】素手 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:空気王を殺す 2:焼玉葱も殺す 【豪鬼@ストリートファイターシリーズ】 【状態】健康 【装備】素手 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:空気王を殺す 2:焼き玉葱を倒す 【花山薫@グラップラー刃牙】 【状態】健康 【装備】素手 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:空気王を殺す 2:焼き玉葱を倒す
『おお、富竹よ。死んでしまうとは情けない』 という言葉と共に富竹ジロウは目を覚ました。 周りにはたくさんの人がいる。 マイクやカメラを持っているので報道関係の人間だろうか。 「泉そうじろうさん、放送は聞きましたか?」 「ねぇどんな気持ち?娘さんが死んでねぇどんな気持ち?」 周囲から放たれる心無い言葉。 不快に思ったのも束の間。 次の瞬間には黒い羽を生やした悪魔が立っていた。 そして、周囲に光が降り注いだ。 炎に包まれた街の中で機械仕掛けの悪魔が佇んでいた。 その名はディス・アストラナガン。 モビルスーツの中には男が1人。 やつれたような印象から正常な精神状態でないことは分かる。 この男はからは正気は消えうせ、代わりに狂気が彼を支配していた。 「意味なんてないんだ……。 こなたがいない世界なんて生きていたって仕方がないんだ……」 男、泉そうじろうの瞳に映るのは燃える街。 泉そうじろうの耳に届くのは人の悲鳴。 「死ぬ前に皆殺しだ。こなたを殺した奴もこなたの友達もそうじゃない奴も全部道連れだ! キ、キキキ、キキキキキキィィィーーー!!」 狂笑するそうじろうを乗せてディス・アストラナガンは空を飛ぶ。 全てを破壊するために。 【三日目 7時00分/新惑星 埼玉 泉家】 【泉そうじろう@らき☆すた】 【状態】娘を失って半狂乱 【装備】ディス・アストラナガン 【道具】支給品一式 【思考】 1:この世界の全てを破壊する 【マスゴミ@現実 死亡確認】 【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】 死因:メス・アッシャー
その頃、パラレルワールドにおいても富竹が死んでいた。 【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】 死因:喉をかきむしる。
また違うパラレルワールドでは焼死していた 【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】 死因 焼死
やあ、諸君。久し振りだな。アーチャーだ。 森達と別れて以降、私たちはラグナからもらった釣り竿で海釣りを楽しんでいた。 特に大物を釣り上げたり他人に襲われたりすることもなく、ごく平凡な時間を我々は過ごしていた。 そう、つい一時間前までは。 現在、我々は津波に呑まれかけている。 理由はわからないが突如としてこの星を襲った異常気象。 それによって引き起こされた津波は、真っ先に海辺にいた我々を襲った。 私と優は、迷うことなくメカ沢に乗って逃走を開始した。 だが、津波の規模は恐ろしく大きなものだった。 全速力で走行しているというのに、波はもう私たちのすぐ後ろにまで迫っている。 「くそっ、ここまでか!」 「海に散るなら本望やぁぁぁぁぁ!!」 私と優は、その瞬間死を覚悟していた。だが、私たちが津波に呑まれることはなかった。 『君たちはまだ死んではいけない。我々が助けてやろう』 突如として、我々の耳に複数の男の声が響いた。そして、今まさに我々を飲み込もうとしていた津波がぴたりと止まる。 「……何だ? 何が起きた?」 「ああ、あそこや! 誰かおるで!」 優が指さす方向に目を向けると、そこには複数の人間が並んで立っていた。 英霊である私には、なんとなくわかる。彼らは皆、神だ。 まあ、違うのも混じっているようだが。 「助けてくれたことには礼を言おう。だが、あなたたちは何者だ? なぜ我々を助けた?」 「我らは様々な世界より集まった、海の神だ。貴公らの海を愛する心に引きつけられ、ここに参上した」 「おお! 俺らの海への愛が、神様まで動かしたんか! すげえな俺ら!」 はしゃいでいる優をよそに、神達は私に話しかけてきた。 「海のことは我々に任せろ。貴公らはこの異変の元凶を探し出し、異変を止めるのだ。 我々はあくまで、海を司るのみ。異変そのものを解決することはできぬ」 「なぜそれを私たちに言う。私たちはただの釣りバカに過ぎない。世界を救うなど畑違いだ」 「なに、歴史とは往々にしてそういうバカが作り上げていくのだよ。 とにかく、我らの力を持ってしても海が落ち着くまでは時間がかかる。 しばらくは離れていることを勧めるぞ」 「……いいだろう。優、話は聞いていたな? 海岸からいったん離れるぞ」 「わかった! しばらくは陸釣りといこうか! そんじゃあおっちゃんたち、がんばってな!」 神に対しても軽い口調の優を乗せ、私は改めてメカ沢を走らせた。 しかし、私たちが世界を救う? そんなこと、できるわけが……。 とはいえ、仮にも神の言うことだしな。 さて……どうする?
【三日目7時40分/新惑星・伊勢湾】 【アーチャー@Fate/stay night】(クラス:アングラー) 【状態】やけっぱち精神崩壊、凛のうっかり伝染、改めて決意 【装備】釣竿、最新式リール、釣り針、頑丈な釣り糸、三つ編みにしたピアノ線、御神木の釣竿 【道具】釣りミミズ×6、釣りバッタ×5、釣りホタル×17、釣りカエル×8、ガルタイト、ノート 【宝具】無限の剣製 【思考】基本:濱口優と共に世界中の魚を必ず釣る 1:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!! 2:そろそろゴールしてm(ry 3:私たちに世界を救えだと? 4:新聞屋についても手が空いたら調べる 5:……メカ沢には念入りに注意しておこう。 【濱口優@現実】(マスター) 【状態】健康、パワー全開、アーチャーのマスター、半裸 【装備】電撃銛エクスハープーン、ゴーグル、ウェットスーツ 【道具】木の実5種(それぞれ少量)、魔石リヴァイアサン@FF6、御神木の釣竿(貰った) 【思考】基本:アーチャーと共に世界中の魚を獲る 1:しばらく海には近寄れんのか……。 【メカ沢新一@魁!!クロマティ高校】 【状態】バイク 【装備】ミサイル、ジェットパック 【道具】支給品一式 【思考】基本:とりあえず走る 1:邪魔者はミサイルでぶっ飛ばす 2:何が何でもミサイルでぶっ飛ばす 3:とにかくぶっ飛ばす 【ポセイドン@ギリシャ神話】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:海の異変を鎮める 【ネプチューン@ローマ神話】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:海の異変を鎮める 【ポセイドン@聖闘士星矢】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:海の異変を鎮める
【ポセイドン@ドラゴンクエストVI】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:海の異変を鎮める 【ネプチューン@仮面ライダーX】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:なんかノリでついてきちゃったけど、とりあえず協力しておこう
「すべて消えてしまえええええええええええええ! 俺からかなたばかりかこなたまで奪った世界などおおおおおおおおおおお!」 泉そうじろうはコクピットで絶叫しながら、ディス・アストラナガンを操縦し街を破壊しつくしていた。 すでにらき☆すたの舞台となった地域(春日部市を中心とした一帯)は壊滅状態にあり、何名もの犠牲者がでている。 しかし、いくら血が流されても彼の怒りと嘆きがおさまることはない。 【八坂こう@らき☆すた 死亡確認】死因:ラアム・ショットガンで撃たれる 【永森やまと@らき☆すた 死亡確認】死因:Z・Oサイズで切り刻まれる 【山辺たまき@らき☆すた 死亡確認】死因:ガン・スレイヴが直撃 【毒島みく@らき☆すた 死亡確認】死因:ディス・アストラナガンに踏み潰された 「もうやめてください!」 虐殺の魔人となったそうじろうの前に一人の少女が立ちはだかった。 彼女、桂木弥子は機体内のそうじろうにむかって必死で呼びかける。 「復讐なんてもうやめてください。さっきの放送で……私の知り合い……相棒の名前が呼ばれました ひどいヤツだったけど……ドSだったけど……私の大事な相棒でした だから貴方の悲しむ気持ちはわかります!でもこんなことはしちゃいけません! こんな人の希望を奪うようなこと……しちゃいけません!」 「その通りだぜ!あんた、こんなことして死んだ自分の娘さんが本当に喜ぶとでも思ってんのかよ!」 いつの間にか太眉の男子高校生が話に割り込んできた。 「死んだ人間は生きかえらねえ。だからって復讐したって何にもならねーんだよ。バーロー」 さらにメガネに蝶ネクタイの小学生が話しに割り込んできた。 「私は……私は……」 そうじろうはコクピットの中で頭を抱え、ディス・アストラナガンの動きが止まった。 「復讐は何も生まない……復讐したって死んだこなたは帰ってこない……こんなことをしても……こなたは……喜ばない………… 知ったことかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 そうじろうが放ったアイン・ソフ・オウルによって、桂木弥子、金田一一、江戸川コナンは春日部市もろともこの世から消し飛んでいた。 「皆殺しだ!こなたを、俺の生きる希望を奪った奴らは皆殺しだああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 血を吐くような絶叫を続けながら、そうじろうはディス・アストラナガンを繰って街を破壊し尽くしていた。 【三日目 7時30分/新惑星 埼玉東部】 【泉そうじろう@らき☆すた】 【状態】娘を失って狂乱 【装備】ディス・アストラナガン 【道具】支給品一式 【思考】 1:この世界の全てを破壊する 【桂木弥子@魔人探偵脳噛ネウロ 死亡確認】 【金田一一@金田一少年の事件簿 死亡確認】 【江戸川コナン@名探偵コナン 死亡確認】
「ク〜〜ックックック……自分を改造してほしいだって?」 「そうよ。できる限り強力に、最高の改造をお願いするわ」 左半分が失われた顔でそう頼む元ボーカロイド・鏡音リン改を見て、クルル曹長はこれは面白い玩具が手に入ったと「ク〜ックックック」と笑みを漏らした。 数分前、カオスロワをさらにカオスにできないかと東京を周回中だったクルル曹長は、DIOを逃がしヤケクソでミサイルを連発していた鏡音リン改を発見したのだ。 クルルが自分が科学者であることを告げると、鏡音リン改は自分の強化改造を申し込んできたのだった。 ちなみにリン改がヤケクソで撃っていたミサイルのせいで野比玉子が死んだ。 【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】 「どうなの、強化改造できるの、できないの」 「ク〜ックックック、任せとけ。喜べよ、このクルル曹長がその知識のすべてを詰め込んだ大改造をしてやるからよ」 リン改を仰向けにねかせると、クルル曹長はク〜ックックックと笑いながら工具を並べ始めた。 ―――――少女改造中。。。 「ク〜ックックック、どうだい新しい機体の性能は」 強化手術が終わった後のリン改の姿は、手術前とまったく変っていない。頭に大きなリボンとヘッドホンをつけた全裸の少女のままだ。 「なるほど……これをこうすればいいのね」 リン改が片手を上げた瞬間、その手は明らかに質量保存の法則を無視しているとしか思えないほどの巨大なレーザー砲へと変形した。 ためしに一撃打ってみると、近くにあった廃墟郡が一瞬で消滅した。それに巻き込まれてタケシとディアボロと富竹も死んだ。 【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】 【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】 「……すごい威力ね」 「ク〜ックックック、自分で作っといて言うのもなんだがちょっと強化させすぎちまったぜ その他にもありとあらゆる兵器がお前の体には備わってるぜェ…… まー元ネタは全部最終兵器彼女なんだけどよー」 そう言いながらもクルル曹長はリン改から距離をとり始めていた。この女はヤバい。ドーピング女のときの屍どもの二の舞になるのはごめんだ。 「まあ礼なんていいってことよ、じゃ……」 UFOに乗って逃げようとした瞬間、クルル曹長は最終兵器鏡音リン改の全攻撃砲の一斉掃射を受けて爆発・死亡した。 「――殺す――殺して殺して――世界中を殺しつくしてやる――」 最終兵器となった彼女は、背中を機械の翼に変形させると、新たな殺害対象を求めて空へと飛び上がっていった。 【三日目・7時45分/新惑星・東京】 【最終兵器鏡音リン改@ボーカロイド】 【状態】最終兵器状態 【装備】最終兵器状態@最終兵器彼女 【道具】最終兵器状態の兵器全部@最終兵器彼女 【思考】敵を殺す 【クルル曹長@ケロロ軍曹 死亡確認】
あの災厄からもう11日が経った……。 作中の時間からすると大体2〜3時間ぐらいが経った。 あの大災厄以降登場しないキャラクターたち、彼らは災害に巻き込まれて死んでしまったのだろうか。 いや、そうではない。実は大災厄から多くの人々を守っていた人物がいたのだ。 その名はノア。1902話「ノアだけはガチ」において三沢の死を知ることもなく方舟を作って動物を乗せていた男である。 大災厄が起こったとき、方舟にはまだ若干の余裕があったので、ノアは困ってそうな人を手当たりしだい方舟に乗せていたのである。 以下が助かった者たちの感謝の声である。 「救ってくれた・・・っ!俺を・・・っ!俺みたいな奴を・・・っ!感謝っ!圧倒的感謝っ!!」 「いいかお前ら、今度こそ道に迷うなよ」「それはこっちのセリフだって!」「まあ結局また迷うんだろうな俺達」 「この災害……生徒達が無事だといいが……」「いやぁ舟に乗せてもらって助かりました」 「まったく信長め!災害まで引き起こしてけしからん!」「まあまあお父さん」 「俺達の機体も一緒に乗せてあるから安心だな!」「私に近づかないで。今度キスなんてしたら回し蹴りじゃ済ませないわよ」 「助かってよかったですねキル夫くん!(怖い顔で)」「これでまた人助けが出来ますね(超怖い顔で)」 「僕の知り合い生きてるかな」「まあねぎまのねぎだけでも食えよ」 「この災害はネムリンの仕業だと思う」「まさかシュバルツバース内部で災害に見舞われようとは……」 「とにかくそのKAITOという男は危険だ……こんなバトロワの中でも俺は自分の信じられる道を歩いていたい!」 「なんだか怪人が多いと思ったらそーいうことかよ……とりあえずその信長って奴を〆てやればいいんだな?」 「フレディ君が死んで笑点のピンクさんとも接触できない。僕はどうすれば……」「死んだ……永琳様が……そんな……」「友達の赤鬼も浦島太郎も死んでしまいました……」 「これからもメイド仕事に専念できますね!」「実はこの災害をこの程度で食い止められたのもウルトラ警備隊隊長である私の力なんだ」 「で、閻魔、俺達はどうするんだ」「そうでした!釣人さんたちとの酒盛りですっかりいい気分になって元の目的を忘れていました!この戦いを止めなければ!」 「ハヤクダダカイヲトメナイト、オデドカダダハボドボドダ!」「なんかまだ飲み足りないなー、あんたもそう思うでしょグーイ」 「これでナツルさんに会えるでしょうか……?」 「いよいよゴレンジャイの出番ですな!」「ピッピカピ〜!(キレンジャイ!)」「アカレンジャイなのだわ!」「俺は老人ホームには入らんぞ!」「キレンジャイだっピ!」 「(圭ちゃん……)さぁ!こんなふざけた殺し合いはぶち壊しに行くよ!」「魅音さん……この門倉雄大、そのような前向きさ……嫌いではありません(ニコッ」 「フィリップの奴……一人で無茶してなきゃいいが……」「大変だ!また若がゆで卵を喉に詰まらせた!」「ほんばにもーゆで卵は喉に詰まらせるものやないっちゅうねん」 「メガ小林幸子!発進します!」 「勇次郎さんは大丈夫でしょうか……結局この舟にも乗ってきませんでしたし……」「インフルエンザのワクチンもあらかた配り尽くしたし……これからどうしようかねぇ」 「こっちもワクチン切れだ。それにしてもショッカーの動向が気になるな……」 「なんでだろーとか言ってたら助けられてるのなんでだろー」「なんでだろー」 「どうして僕たちが助かったのか、それを教えてください!」 「Oh、これで長宗我部元親を殺してひよりの仇が討てマース」 「みんなぼくの頭をお食べよ!」 「ショッカーの動きが活発化している。これは放っておけないな……君はどうするんだい藤岡君」「俺は……知り合いを探して、守ります。必ず!」 「私はジジイ探しを続けるかー」 (私はこれからどうすればいいんだよ……バカヤロウ) 大災厄が完全に収まった8時、彼らはそれぞれの目的を果たすために方舟を出て、ノアに礼を言うと世界中へと散っていった。 その様子をノアは満足そうに見つめていた。 ※方舟は広かったため、別々の場所に保護されていても顔を合わせていないキャラもいるようです。
【伊藤カイジ@賭博黙示録カイジ 大災厄から生還】 【ロロノア・ゾロ@ONE PIECE 大災厄から生還】 【鷺ノ宮伊澄@ハヤテのごとく! 大災厄から生還】 【マサキ・アンドー@スーパーロボット大戦 大災厄から生還】 【鵺野鳴介@地獄先生ぬ〜べ〜 大災厄から生還】 【シレン@風来のシレンシリーズ 大災厄から生還】 【磯野波平@サザエさん 大災厄から生還】 【磯野フネ@サザエさん 大災厄から生還】 【伊佐未勇@ブレンパワード 大災厄から生還】 【紅月カレン@コードギアス 大災厄から生還】 【園長先生@クレヨンしんちゃん 大災厄から生還】 【キル夫@2ch 大災厄から生還】 【国木田@涼宮ハルヒの憂鬱 大災厄から生還】 【鳥人@笑い飯のネタ 大災厄から生還】 【大岩まこ@どきんちょ!ネムリン 大災厄から生還】 【ゴア隊長@真女神転生SJ 大災厄から生還】 【ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険 大災厄から生還】 【サンレッド@天体戦士サンレッド 大災厄から生還】 【神山高志@魁!!クロマティ高校 大災厄から生還】 【鈴仙・優曇華院・イナバ@東方Project 大災厄から生還】 【因幡の白兎@日本昔話 大災厄から生還】 【森さん@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 大災厄から生還】 【ゾフィー@ウルトラマン 大災厄から生還】 【志々雄真実@るろうに剣心 大災厄から生還】 【四季映姫・ヤマザナドゥ@東方project 大災厄から生還】 【橘朔也@仮面ライダー剣 大災厄から生還】 【桂雪路@ハヤテのごとく! 大災厄から生還】 【グーイ@星のカービィシリーズ 大災厄から生還】 【沙倉楓@けんぷファー 大災厄から生還】 【山田隆夫@現実 大災厄から生還】 【ピカチュウ@ポケットモンスター 大災厄から生還】 【真紅@ローゼンメイデン 大災厄から生還】 【赤木しげる@天 大災厄から生還】 【キスケ@おじゃる丸 大災厄から生還】 【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に 大災厄から生還】 【門倉雄大@嘘喰い 大災厄から生還】 【左翔太郎@仮面ライダーW 大災厄から生還】 【雷太@半熟忍法帳 大災厄から生還】 【若@半熟英雄 大災厄から生還】 【板東英二@現実 大災厄から生還】 【小林幸子@紅白歌合戦 大災厄から生還】 【志村新八@銀魂 大災厄から生還】 【フォルテ・シュトーレン@ギャラクシーエンジェル 大災厄から生還】 【滝和也@仮面ライダーSPIRITS 大災厄から生還】 【ジョニー・ライデン@MSV 大災厄から生還】 【ランバ・ラル@機動戦士ガンダム 大災厄から生還】 【深見レツ@獣拳戦隊ゲキレンジャー 大災厄から生還】 【パトリシア・マーティン@らき☆すた 大災厄から生還】 【アンパンマン@それいけ!アンパンマン 大災厄から生還】 【藤岡弘、@現実 大災厄から生還】 【藤岡@みなみけ 大災厄から生還】 【リルム・アローニィ@FF6 大災厄から生還】 【南千秋@みなみけ 大災厄から生還】 【三日目・8時00分/新惑星・トルコ】 【ノア@旧約聖書】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】基本:大災害が起きたら人を箱舟に乗せる
「大丈夫か、イングラム?」 「ああ、大丈夫だ……。それと多分だが私の名前はイングラムではないと思うのは私だ」 「もしかして、また記憶喪失になったのか?」 「また……? それは判らないが記憶喪失になったのは確かだ」 ギャバンとイングラム(ユーゼス)は大災厄から命からがら抜け出していた。 仮面の外れたユーゼスの素顔はイングラムにそっくりだった。なぜかと言うと…… スーパーヒーロー作戦もよろしく! (何だかユーゼスみたいな喋り方だな……。だが、奴は俺が殺した) ギャバンはイングラム(ユーゼス)の様子に違和感を覚えている。 何故ならばギャバンが思っているように、ギャバンはユーゼスを殺しているのだ。 あの時、いつもようにユーゼス@クロススレに突っ込みを入れた。 その勢いが強すぎてズガンしてしまっていたのだ。 (もしや、これはパラレルワールドというものなのか? ということはこの世界にはまだ生きているユーゼスがいる!) 「ギャバン、教えてくれ、私は何者だ?」 「そうだな……。多分だがお前がこの世界にいるのは『ユーゼス』を倒すためじゃないか?」 「ユーゼス?」 ギャバンはとりあえずいつものイングラムの目的である『ユーゼス』について話した。 それを聞いたイングラム(ユーゼス)は…… 「そうか……なら決まりだ。この世界でもユーゼスを倒すのはこの私だ」 「よし早速だが、ユーゼスを探しに行くぞ!」 「その前にそのユーゼスとかいう奴の特徴を教えてくれ」 「そうだな、奴はいつも仮面を付けている」 こうして、ギャバンとイングラム(ユーゼス)は打倒ユーゼス(の仮面をつけている男)を誓い。 東京の街を共に歩み始めた。 【三日目・7時15分/新惑星・東京都】 【ギャバン@クロススレ】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】エリクシール@テイルズシリーズ×3本(1本消費しました) 【思考】基本:主催者を倒す 1:イングラムと行動し、とりあえずユーゼスも倒す。 ※何気にクロススレ出展ですが、厳密にいえばスパヒロ出展です。 ※ユーゼスのことをイングラムだと思っています。 【ユーゼス・ゴッツォ@スーパーロボット大戦α】 【状態】記憶喪失、首輪なし、仮面なし 【装備】ウルトラ警備隊の制服@ウルトラセブン(ギャバンの支給品です) 【道具】不明 【思考】 基本:それも私だ 1:この世界でもユーゼスを倒すのはこの私だ 2:ギャバンと行動するのも私だ。 3:記憶を失ったのも私だ。 4:首輪を解除したのも私だ。
「いやぁ、助かりました。」 「本当ですね。」 大厄災から生還できた事を(超怖い顔で)喜ぶ園長先生とキル夫。 「ノアさん、本当にありがとうございます。」 彼らを救ってくれたノアに(超怖い顔で)感謝する二人。 「は、はぁ…(本当に船に入れるべきだったんだろうか…)」 苦笑いを浮かべるノア。 今まで彼を見てきた者が全員そうだったように、彼もまた、二人を危険人物と認識していたのである。 「あの…これからどちらへ…。」 (超怖い顔の)二人に質問するノア。 「私達はこれから主催者を倒すために、仲間探しに行こうと考えています。」 「良かったら…一緒に来ませんか?」 ノアを(超怖い顔で)仲間に誘う二人。 ちなみに、彼らは船に乗っている時も、同乗者を仲間に誘おうとしたのだが、全員に断られている。 「誘ってくれるのは嬉しいんですが…すいません。私にはまだやるべき事があるので…。 (着いていったら殺されるかもしれないからな…。)」 「そうですか…。」 (超怖い顔で)残念がる二人。 「…仕方ありません。行きましょうか。」 「…そうですね。でも、希望を捨ててはいけませんよ。私達を内面で見てくれる人がきっと何処かにいるはずです。」 「そうですね!園長先生!」 (超怖い顔で)意気込む二人。 (いや…多分居ないと思うぞ…。) …そう思いながらも、口に出す事が出来ないノアであった。 【三日目・8時00分/新惑星・トルコ】 【園長先生@クレヨンしんちゃん】 【状態】健康 【装備】リボルバー銃 【道具】支給品一式 【思考】基本:主催者を倒すために仲間を集める 1:園児達を守る 2:人間は外見じゃない! 【装備】鉈 【道具】支給品一式 【思考】基本:主催者を倒すために仲間を集める 1:やる夫とやらない夫の仇を討つ 2:外見で人を判断するのはよくありませんよね ※この2人は出会った参加者全員に殺人鬼と間違われています。 【ノア@旧約聖書】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】基本:大災害が起きたら人を箱舟に乗せる 0:そんな人居ないと思うんだけどなぁ…。 ※園長先生とキル夫を危険人物と認定しました。
ぎゅきゅるるるる〜・・・・・ その猫の腹は鳴っていた。 もうすんごい鳴っていた。 突然の大災害、しかしせめてもう一度ご主人様に会いたいという 強い願いをもっていたこの猫は奇跡的に生還したのだ。 しかし…… 「ふにゃ〜……(腹が…もう駄目だ……)」 いぬかきならぬねこかきで濁流を泳ぎきった猫・・・タマは空腹で限界寸前。 ダンジョンゲーでいうところの、黄色いライフバー状態だ。 ようするに、何か食わないと、死ぬ。 「…にゃ……(ご主人……)」 ついにタマは力付きた。もう一歩も動けない。 だが、神はタマを見捨ててはいなかった!タマが倒れた、ちょうどその先にそれはあった。 何故でかい?何故道端に?どう料理した?どうして踏まれていない? ツッコミだしたら謎だらけの、熱々コロッケがあったのだ! 「にゃうん!(いただきます!)」 確かに凄く怪しいが、考えるより先にタマはそのコロッケに飛びついた。 そしてコロッケを食べたタマの体に異変がっ! 「これは……どういうことだ!?」 なんとコロッケを食べたタマは材料に使われていた神の力の一部を吸収して、 二足歩行になったのだ!ついでに人語も喋れ、身長も伸びた。 「よくわからないが……これでご主人を探しやすくなったぞ!」 【三日目7時00分/新惑星・大田区】 【タマ@サザエさん】 【状態】健康、獣人化、満腹、困惑、疲労大 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 1:ご主人になんとしてももう一度会いたい
殺し合いの主催者・織田信長は、此度の殺し合いがもはや自らの手に負えるような代物では無くなったことを悟った。 目の前の多数のモニターに映っているのは、突如同時多発的に沸き起こった天災に逃げ惑う人々。 地震、津波、突風、竜巻、吹雪、熱波、火災、土砂崩れ、落雷……それらは殺し合いに疲弊していた人々を容赦なく飲み込んでいた。 そして信長は、まるで魅入られるかのようにしてそれらを眺めていた。 最初の災害発生から数時間。主催本部には刻々の犠牲者の数が報告されてくるが、その人数は一秒ごとに跳ね上がり、午後八時現在、遂に一千万人を超えた。 無論全ての参加者が災害で命を落としたわけではない。 ごく一部だが自力で脱出した者もいれば、奇妙な男の作った箱舟に乗せられて生き延びた者もいるようだ。 それらの者は現在災害が収まった地域に避難している。 しかし、その平穏など所詮は局地的なものであり、一時的なものに過ぎないのだ。 惑星がさらに太陽に接近すれば惑星の気温は上昇し、今度は灼熱地獄が襲うことになる。 さらに極地の氷も溶けるだろう。それによって津波や洪水はさらに勢いを増す。 もっと大きな問題は太陽の重力だ。太陽に接近することで惑星にはたらく引力はますます大きくなり、これまでとは比べ物にならない規模の地震が…… (いや、そんなことはどうでもよいか) 信長は想像を断ち切った。懸案事項はそんなことではない。 これほどまでの災害だ、下手をしたら聖杯だって損傷を免れないかもしれない。 今無事であったとしても、惑星が太陽に衝突してもまだ無事だという保障など無い。 せっかく聖杯戦争も一気に脱落者が増えて終結に向かいそうな状況だというのに、聖杯が失われてしまっては意味も無い。 (仕方あるまい……本来ならあいつには、こんな役目などさせたくは無かったのだが) 信長――ああああに操られた人格――はある決意をすると、そっと右手の袖をまくり―――その下にある、令呪を外気に晒した。
※※※ 「ったく、無茶をする奴だな。あんなチート野郎の能力なんぞを受け継いで、まともでいられるわけがないだろう」 英霊6/は、見るからに顔色の悪いKAITOを呆れたような顔で見下ろしていた。 地面の上にしゃがみ込んだKAITOはなおも不敵そうな笑みで答える。 「何、これくらい、信長様のためだと思えば……」 「ふん、二言目にはそれか。まあお前の行動方針についてどうこう言う気は無いが……」 6/はKAITOに肩を貸して立ち上がらせる。 「この近辺もそろそろやばい。移動するぞ」 「ったく、こうも次から次へと災害が起こるとは予想外でしたよ」 「バカ野郎、惑星の公転軌道を変えるなんて無茶をしたらこうなるのは目に見えてただろうが」 6/はKAITOの体を軽々と抱えて走りだした。この地域に間もなく豪雨が降ろうとしていたのだ。 二人はこうして比較的災害の程度の軽い地域を転々としつつ、邪魔になりそうな参加者を狩っていた。 走りながら6/は問う。 「一つ聞いておくが、お前の考えでは今回の殺し合いの主催者である信長は、お前の主人では無いんだな?」 「ああ、僕のマスターはああああに敗れて死にました。この世界にいるのはおそらく平行世界のマスターでしょう」 「ふうん……で、お前はあくまでも、主人である元の世界の信長のためにこの殺し合いを企画し、俺を召還したと」 「ええ、そうなりますね」 「でもまあ、そりゃお前なんつーか、いかにも非生産的な行いじゃ……」 何かを言いかけていた6/の足が、突然止まった。 「どうしたんです?」 「……ちっ。勘付かれたか」 6/はそう言うと、KAITOをその場に下ろして言った。 「しばらくここに隠れていてくれ。ちょっと言ってくる」 「戦闘ですか!?」 「ああ。だが今のお前は使い物にならん。俺一人で十分だ」 そういい残すと、6/は振り向きもせずに駆け出した。 (やはり、こいつか……) 6/がたどり着いたのは、見通しのいい開けた広場。 それだけでわかる。自分は誘い出されたのだ。 目の前にいる、誰よりも真剣勝負にこだわるサーヴァントに。 「お会いできて光栄だよ、イチロー。いや、今はバッターと呼ぶべきか」 「じゃあ僕も敬意を込めて、君をライターと呼ばせてもらうよ」 いつものように穏やかな声でそういうバッターのサーヴァント、イチローだったが、その姿は満身創痍だった。 服はところどころが破け、少しだけうかがえる地肌には生傷が浮かんでいる。 よほどの強敵との戦闘の後だったのだろうか。
「酷い有様だな」 「うん、すまない。まあ何しろ、宇宙空間から何とか戻ってきたところでね。 正直、こんなコンディションで戦うのは僕の本意じゃない。でも今回ばかりは仕方ないんだ、僕のマスターの命令でね」 「その命令ってのは?」 そう問いかけながら、6/は内心安堵していた。 もし待ち構えているのがバッターであれば、自分の勝ち目はまずあるまいと踏んでいた。 どうにか説得して停戦に持ち込むか、裏をかいて逃げるしかなかっただろう。 だが、さしものバッターとはいえ、ここまで疲弊していれば突破の目も見えてくる。 実際バッターから感じる魔力はもはや微々たる物であり、おそらくは宝具の使用も一回くらいが限度だろう。 「まず、今起こっている大災害を止めろって言われた。けど流石にそれは僕にも無理だよ。ましてやこんな有様じゃね。 次に、だったらこの大災害を引き起こした元凶を始末しろって言われたんだ。つまり君たちだね」 バッターはそういうと、突如顔から笑みを消した。 「だけど、正直僕はそんな命令が無くても君たちを始末するつもりだった。君たちがしていることは何だ? こんなのは『戦い』だなんて呼べるようなもんじゃない。何の目的があってかは知らないけど、無関係の人を何万人も死なせて…… 正々堂々と、自分よりも強い相手に向かっていくのが本当の戦いだ。無抵抗の弱者を大量に殺すなんて、 聖杯戦争でも、バトルロワイアルでも許されない」 彼にしては珍しいほどの、はっきりとした怒り。 (これは、もとより停戦の説得など無駄だったか) 6/は胸の中で苦笑した。どっちにしろ、ここで戦うことは不可避らしい。 「だけど、僕はどんな相手とでも正々堂々と戦う。さあ、君の武器を構えてくれ」 イチローはそう言って、手にしていたバットを振りかぶった。 「やれやれ、苦手なんだよなあ、あんたみたいなタイプは」 6/は間合いを詰めるように彼に歩み寄る。 『令呪により命じる。自害しろ、バッター』 「なっ……」 次の瞬間6/が目にしたのは信じられない光景だった。 イチローは突如、自分の頭をバットで殴り始めたのだ。それも何度も何度も。 「くっ……こんな……ことが……」 切れ切れに聞こえるイチローの声が、その行為が彼の本意では無いことを物語っていた。 (そうか、令呪か!!) だが何故彼のマスターがこのタイミングで彼に自殺などを命じたのか? そんなことを考えている間にも、イチローの頭からは見る見るうちに血飛沫が上がっていた。 そして数分後。 ついにバッターのサーヴァントは地面の上に倒れ、動かなくなった。 唖然とその光景を眺めていた6/と目を合わせると彼は小さな声で囁いた。 「君にも……野球を、おしえてあげたかったのにな」 それが最期の言葉だった。 バッターの亡骸が消滅した後も、6/はしばらくそこに佇んでいた。 何一つ確かなことはわからない。わかるのは聖杯戦争からまた一人サーヴァントが脱落し、聖杯が完成に近づいたこと。 そして、自分とKAITOが命拾いをしたこと。 その時近くで大きな落雷の音がした。雨雲がすぐそこまで来ているのだろう。 6/は残してきたマスターの元へ急いで戻り、その広場からはそこに誰かがいたという証拠すら無くなった。 【イチロー@現実? 死亡確認】 【バッター 脱落】
【三日目・8時/災害の影響をあまり受けていない地域】 【KAITO@ボーカロイド】(マスター) 【状態】疲労(中) 【装備】不明 【道具】支給品一式、不明支給品、アルティメットワンメモリ@テラカオスバトルロワイアル 【思考】基本:聖杯戦争を円滑に進めるために暗躍する 1:この世界の信長にメモリを渡す ※真ライターのマスターです。 ※『アルティメットワンメモリ』……◆02GOODMe2.の「U-1化」の記憶が内包されている。体に挿し込むと02の全能力が使えるようになる。 【◆6/WWxs901s氏(真)@書き手】(クラス・真ライター) 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明支給品 【宝具】SS用万年筆(真) 【思考】 1:KAITOに従う。 2:聖杯戦争及びカオスロワを外野の立場から愉しむ。 ※平行世界の6/氏です。英雄的な人物らしいです。 ※6/のサーヴァントとしての能力を引き継ぎました。 ※◆02GOODMe2.の魂を完全に消滅させました。 今後いかなるアイテム・方法をもってしても◆02GOODMe2.を生き返らせることはできません。アイテムは使用した分ムダになります。 「KAITO……ドナルド……社長……」 主催本部のモニターの前に座っている男は、先ほどまでと同じ織田信長。 しかしその人格は、バッターにKAITOらの抹殺を命じた先ほどまでの信長とは別人である。 ああああに乗っ取られた人格ではなく、本来の織田信長だ。 「そうか、やはりお前だったのか。ようやく思い出せたぞ、KAITO」 あの日、たまたま通りかかった自分に、なんとか自分の家族を救ってくれと縋りついた青年。 共に生き、歌い、最後にはドナルドや社長と同じく世界をかけて戦った、かけがえの無い仲間。 「会いたかったぞ、KAITO」 信長は令呪の完全に消えた右腕を見下ろしながら言った。もちろんバッターに自害を命じたのは彼である。 KAITOがやったことは許されることではない。それはわかっている。 しかし、それでも彼はかつての忠臣にもう一度会いたかったのだ。 【三日目・八時/主催本部】 【織田信長@戦国時代】 【状態】不明 【装備】不明 【道具】不明 【思考】 (本来の人格) 1:KAITO 2:ああああ復活を阻止する 3:聖杯を破壊するため、イナバ物置破壊法が知りたい (ああああに操られた人格) 1:聖杯戦争で優勝し、ああああの肉体を復活させる ※本来の人格は、KAITOの元いた世界の織田信長と記憶を共有しています
「誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君」 男の名前を呟きながら鋸を振り回しているのは皆さんもよく知っているヤンデレの桂言葉。 ちなみに愛しの伊藤誠の名前は6回目の放送で呼ばれた。 彼女はこれを期に狂った。 それ以来、彼女は殺人を繰り返している。 誠を殺した者を殺すために、優勝して誠を生き返らせるために。 そして眼鏡をかけた主婦とフリーのカメラマンに止めを刺した後、即座にその場から飛び退く。 直後に言葉のいたところに槍のようなものが通過した。 彼女は戦慄する。回避していなかったらきっとあの槍に貫かれて死んでいたに違いない。 ヤンデレとしての感に感謝した。 そして自分を襲ってきた男を睨みつける。 男の足元には2人心臓を貫かれて倒れていた。 おそらくはその男の仕業だろう。 「阿部さん阿部さん阿部さん阿部さん阿部さん阿部さん阿部さん阿部さん阿部さん阿部さん阿部さん阿部さん」 男もまた、誰かの名前をずっと呟いている。 その目には光が一筋も入っていなかった。 言葉は思った。こいつは自分と同類であると。 【三日目・8時00分/新惑星・東京】 【桂言葉@school days】 【状態】誠が死んで発狂 【装備】鋸@school days 【道具】支給品一式 【思考】1:誠を殺した奴も含めて皆殺し 2:こいつ…できる…!! 【道下正樹@くそみそテクニック】 【状態】阿部さんが死んで発狂 【装備】ゲイ・ボルク@fate/stay night 【道具】支給品一式 【思考】1:阿部さんを殺した奴も含めて皆殺し 2:性欲が限界に達したら男を犯るかも 【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】 【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】 【日高雄介@男狩り 死亡確認】 【三橋廉@おおきく振りかぶって 死亡確認】
「やった……。ブロリーが死んだ。 フハハハハハ…フハハハハハハハッ! ざまぁみやがれ!」 放送を聞き、ベジータは高笑いする。 あのブロリーが死んだ。ベジータにとってこれほど嬉しいことは無かった。 「よし、これで心置きなく主催者を殺しにいけるな」 「いや、だがデビルガンダムの気を感じる」 「それにまだあのデコも生きているようだな」 「そんな奴ら、このサイヤ人の王子ベジータ様がまとめて相手になってやる!」 (ベジータがヘタレない……だと……?) 完全に復調したベジータ。 その様子を見て、驚く静葉たち。 「待っていろ! 主催者共!」 「ふぅ、このジャック・アトラスも微力ながら手伝うぞ!」 「だが、この天変地異をどうするんだ?」 「騒ぐな、待てばそのうち収まるだろう」 「それもそうですね」 こうして、王と王子組は大災厄が収まるまで待機することにした。 【三日目・7時00分/新惑星・東京都】 【ミクトラン@テイルズオブデスティニー】 【状態】健康 【装備】ソーディアン・ベルセリオス@テイルズオブデスティニー 【道具】支給品一式 【思考】 基本:主催者(クライシス帝国)を殺す 1:使える駒を集める 2:デビルガンダムを倒しにいく。その後真・空気組も倒す 【ベジータ@ドラゴンボールZ】 【状態】健康、完全に復調 【装備】なし 【道具】支給品一式、首輪解除装置、その他不明 【思考】 基本:ミクトランを手伝う 1:デビルガンダムを倒す 2:カカロットがいるのか? ※微かですが悟空の気を感じとりました 【ドモン・カッシュ@機動武闘伝Gガンダム】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:殺し合いを止める 1:デビルガンダムを倒す 2:クライシス帝国も倒す
【秋姉妹(姉)@東方】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式×2、各種グミセット×2年分(アップルグミ×3、ウッチャリグミ×5、ホタテグミ×5、ラズベリーグミ×5消費) その他不明 【思考】 基本:ミクトランについていく 1:稔子の分も活躍して人気キャラになる 2:デビルガンダムも倒す 3:クライシス帝国も倒す 【ジャック・アトラス@遊戯王5D's】 【状態】健康 【装備】デッキ&Dホイール 【道具】支給品一式 【思考】 基本:殺し合いを止める 1:仲間を集める 2:デビルガンダムも倒す 3:クライシス帝国も倒す 【ダオス@テイルズロワ2nd死者スレ】 【状態】健康、首輪なし 【装備】割烹着 【道具】スペアのマント(残4)、ダオス特製カレー 【思考】 基本:ロワを終わらせる 0:ミクトランについていきクライシス帝国を倒す 1:対主催の参加者に真・空気組の危険性を教える 2:ウッドロウに似た男(空気王)と接触し、場合によっては治療。 3:危険人物は排除 4:対主催でも樹や自然を大切にしない奴は排除 ※空気な参加者を視認できます ※時空転移能力は制限されています その頃、ブロリー@MUGENはというと…… 「F3、F3、F3だってばぁ!」 「ゲージマックスとは関心しませんなぁ」 「あははははF1、F1、F1!」 「即死とは関心しませんなぁ」 「タコスうまー!」 「………」 「……早く帰りたいなぁ」 すっかりこいつらの玩具になっていた。 無論こいつらは放送を聞いていなかった!
【二日目・7時/新惑星・東京】 【峰岸あやのを目立たせる同盟Bチーム】 【ジェネラル@カイザーナックル】 【状態】最強の尖兵、感心できない厨性能 【装備】いらない 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 基本:バトロワとは感心しませんな 1:みなみとゆたかを探す ※ルイズや513とは別れました 【柊つかさ@らき☆すた】 【状態】健康、尻丸出し 【装備】F1ボタン@MUGEN 【道具】支給品一式 【思考】 1:あやのを目立たせる 2:みなみとゆたかを探す ※峰岸あやのを目立たせる同盟のメンバーです。 【日下部みさお@らき☆すた】 【状態】健康、尻丸出し 【装備】F3ボタン@MUGEN 【道具】支給品一式 【思考】 1:あやのを目立たせる 2:みなみとゆたかを探す ※峰岸あやのを目立たせる同盟のメンバーです。 【イクスヴェリア@リリカルなのはシリーズ】 【状態】気絶、性的な疲労 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明支給品、双眼鏡@現実 【思考】 1:………(気絶中) 2:殺し合いには乗りたくない 3:スバルについていく(ただし物凄い勢いで幻滅中) 4:べ、別にあんなの気持ちよくなんか………。 ※スバルと別行動していることに気付いていません 【片岡 優希@咲〜saki】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】タコス 【思考】 基本:タコスうまいじぇ! 【ブロリー@MUGEN】 【状態】伝説のスーパーサイヤ人、ものすごい勢いでゲージMAXと即死を繰り返している。 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】 基本:すべてを破壊しくつだけだあ!! 1:帰りたい ※あくまでMUGEN設定です。 ※パラガスとは別れたようです。
時間間違えました。 【二日目・7時/新惑星・東京】 ↓ 【三日目・7時/新惑星・東京】
2800話を取りそこなったショックで俺は自爆スイッチを押した。 【自爆した俺@現実】 死亡確認:自爆 【タケシ@ポケモン】 死亡確認:巻き込まれた
「恥ずかしながら危ないところでした。 まさかあのデコフリークスは私が生きてるなんて思ってないでしょうね」 お台場のフジテレビ前。 6時ごろにノトーリアスDECOによって捕食されたはずの高良みゆきがいた。 「あのデコフリークスが食べたのは私の支給品だったメタモンです。 ポケットモンスター、縮めてポケモン。 人間と仲良く暮らしているポケモンもいれば草むらや洞窟、 海やあの子のスカートの中に生息している野生のポケモンがいますが、 生態についてはまだわかっていないことがたくさんあります。 モンスターボールという赤と白が真中で別れた模様のボールを使えば捕まえることができ、 中に入れて持ち運べるのが主な特徴です。 ポケモンが全部で何種類いるのか正確な数字は分かっていませんが、 少なくとも490種類以上のポケモンが確認されています。 ちなみに私に支給されていたメタモンは変身能力を持つ数少ないポケモンで、 変身できるのはポケモンだけでなく、非生物や人間にまで変身できるのです。 漫画版では相手トレーナーに変身して相手ポケモンを混乱させて自滅させたり、 追われているときに壁にしてやりすごすという非常に汎用性の高い動きを見せます。 本来はかなり小型のポケモンですが、変身時は伸縮自在に動きます。 ごくたまに変身しても顔が変わらない、大きさが変わらないという欠点を持つメタモンがいるようです」 みゆきはメタモンについて長々と説明する。 誰に説明しているんだという突っ込みはやめてほしい。 それが彼女の性分なのだから。 彼女の脳内には数え切れないほどのwikiの知識が入っているのだ。 「残念ながらみなみは助かってないでしょうね。昔からの近所付き合いだっただけに残念です。 ゆたかさんの方は今頃はあの男に『初めて』でも奪われてるんじゃないでしょうか。 彼女達のことは仕方ないとしか言いようがありません。ま、私が生きてるので結果オーライってことで。 ご冥福をお祈りしますww うん、持つべきものは友より良い支給品ですねえw」 黒い笑みを浮かべるみゆき。 後は最後の1人になるまで生き残るだけ。 なあに、原作やロワでよくハブられる自分なら大量虐殺や鬱展開でもどさくさに紛れて生き残るかもしれない。 大集団に身を潜めるかと思って歩き始めようとした時、男が目の前に現れた。 みゆきは咄嗟に黒い演技をやめる。
「見つけたぞ、あの男が気に掛けていた女……」 「私…ですか?」 「そうだ、私と一緒に来てもらおうか。大人しくすれば悪いようにはしない」 「嫌です」 みゆきの返事は自然なものだ。 何しろ仮面を頭にすっぽりと被り、鎧や大量の剣に盾という重装備をガチャガチャと言わせている。 その様で一緒に行こうとする人間がおかしい。 見た奴の8割はコスプレ狂か優勝を狙う危険人物と判断するだろう。 そうでなくとも知らない奴にいきなり来いと言われてもその時点でアウトだろうが。 みゆきは即座に逃走する。 某兄貴ほど速さがあるわけでもないが、一応徒競走ではトップを飾るほどの速さ。 しかも相手は重そうな武器や防具をいくつも装備している。 逃げ切れずはず――と思っていた。 仮面の男は恐るべき速さでみゆきを追い越し、目の前に現れたのだ。 そして立ち止まったみゆきに腹パンを喰らわす。 「ぐうぅっ…!」 「生憎、今の私は紳士的に接せる程の余裕はない」 みゆきが腹を抑えるよりも早く、男はみゆきの頭を掴み地面に叩きつける。 そして駄目押しと言わんばかりに足でみゆきの脇腹を踏みつける。蛙のような悲鳴が上がる。 「ぅ…ぐは……あぁ…」 「言ったはずだ。大人しくしてれば悪いようにはしないとな。 酷いとでも思ってるか?剣で切り刻まなかっただけ慈悲深いということにしてくれ」 「は、はい…」 もはやみゆきに抵抗するほどの意思はなかった。 あるのは仮面の男に対する恐怖とこれから自分はどうなるのだろうという不安。 仮面の男はみゆきの心を見透かすように言葉を発する。 「何、気にすることはない。君には私と共にしばらくの間私の仲間のふりをして行動してほしいだけだ。 ただ、勝手に私の元から離れるのは禁止だ。さもなくば……」 男の腰の剣の鞘が少しズレ、そこから銀色の光が除かせた。 「私の剣の錆になると知れ」 「っ!わ…分かりました……」 「うむ、分かったらさっさと行こう。時間を無駄に浪費するわけにはいかないからな」
仮面男はみゆきの手をとって強引に立ち上がらせる。 そして何かを思い出したかのように再び仮面によって防がれている口を開いた。 「ああ、そういえば名前を言っていなかったな。 私は…うむ、そうだな。ウッドロウとでも呼んでくれ」 「…はい、ウッドロウさん」 明らかに自分に対し怯えているみゆきの胸倉を男は掴み、顔に仮面を近づける。 「人が名乗ったのだからそちらも名乗るのが常識じゃないか?」 「は、はひぃ…高良…みゆきですっ…」 「そうか、これからもよろしく頼むぞ」 怯えるみゆきを見て仮面越しに男は笑っていた。 仮面の男こと空気王の目的は真・空気組への復讐。 その1人であるロリ巨乳の名前が呼ばれたがそいつはどうでもいい。 特に笑天のピンクは許しがたい存在だった。 だが、奴は元々の影の薄さに加えアサシンの気配遮断能力もある。 逃げ足だけは優秀なのだ。 まともな手段で追っても逃げ続けられるだけであろう。 そこで考えたのがこの高良みゆきという存在なのだ。 ピンクはやたらこのみゆきという少女に対して特別な思いを抱いている。 それは[[ピンク色の誓い・尻叩き編]]をみれば明らかである。 つまり、空気王が考えたのがみゆきという少女でピンクを誘い出すと言うもの。 その後に自分がのこのこ現れたピンクに復讐するというシナリオだ。 この少女を人質にすればピンクは満足に戦えないだろうし、そうでなくともピンクの能力を把握している自分は負ける道理はない。 ああ、もしくはピンクの目の前でこの少女を八つ裂きにするのもまた一興か。 (私を裏切った罪は重いぞ。無限に後悔するがいい………) 【三日目・8時/新惑星・東京都 お台場】 【空気王@テイルズオブデスティニー】 【状態】魔力減(小) 【装備】ユーゼスの仮面、斬魄刀『鏡花水月』@ブリーチ、ソーディアン・イクティノス(ヒビ有り)@TOD、拳銃 マサムネ、イージスの盾@サガ2GOD、稽古着、アイスソード、ブロンズアーマー 【道具】支給品一式 、ガラハドの服 【思考】基本:笑点のピンク達への復讐 0:まずはみゆきを利用してピンクを誘き出す 1:必ず生き残り、復讐を成し遂げる。 2:何、気にすることはない 3:これ以上敵を増やさないように殺害は控える ※闇化している間の記憶を失いましたが、ピンク達の説明で大体の事は解っています。 ※再び空気化することに危機感を覚えています。 ※マサムネは「どんな人物が使っても同じ攻撃力」「相手の防御力を無視」の刀です。 【高良みゆき@らき☆すた】 【状態】顔、腹、脇腹に打撲 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】 基本:ウッドロウに従う 1:誰か助けてください…… 【メタモン@ポケットモンスター 死亡確認】 死因:みゆきの代わりにDECOに喰われる
「それでは、これで報告を終わらせてもらいます」 「ほう、では期待してるぞ、ヤマダ電機社長、マイク」 「HAHAHA!! Meに任せておけばNo Problemね!! The Great Leader(大首領)!!」 大首領とクライシス帝国の二人による密談が終わり、部屋には二人が残った。 しかし、何故か浮かない顔をするマイク。 「義兄さん、どうしたの?」 「……あのFace……」 「顔? 義兄さん、『イナバ製作所社長』を見たことあるの?」 「イナバ!? そいつはCorrect?」 「義兄さん、落ち着いてください!」 「Oh! Sorry! MeとしたことがすっかりConfusedになったぜ!」 実はマイクをマイク(カラオケとかで使う方)に変えたのは先代イナバ製作所社長であった。 先代との対決に負けた結果、『汝の名前はマイクだからマイクにでもなってろ』というわけで。 マイクは呪いでマイクに変えれてしまったのだ。ヤマダとの連絡が取れなかった原因はコレである。 「義兄さんと連絡が取れないと思ったら、そんなことが……(……僕ら以外にも暗躍している奴らがいるのか?)」 「It all light!! おかげでMeは歩くNoiise Generation Deviceにされてしまったんだぜ! ……By the way この世界にも『南光太郎』がいるのか?」 「ああ、いるみたいだよ。僕もちょっと戦ったけどやっぱり強かったよ」 ヤマダと光太郎はこの世界で出会っていた。しかも、その際に自分がクライシス帝国の手先であることもばれてしまった。 南光太郎……ご存知てつを。仮面ライダーBLACK RXに変身する青年である。 彼らの世界でもBLACK RXに変身し、彼らと戦っていたわけである。 「……お の れ 光 太 郎 ! ! この世界でもMe達の邪魔をするつもりか!!」 「……義兄さん、なんでもかんでも光太郎のせいにするのはよくないよ」 「……Sorry で、今、光太郎の様子は?」 「これを見て下さい」 ヤマダがモニターを付けるとそこには騒音部と歌対決をしている南光太郎の姿が映し出された。 その姿を見て、マイクは身体を震わせる。 「This is awful! 彼らはSongを何だと思ってるんだ! お の れ 光 太 郎 ! !」 「そうだね(えっ、いい歌じゃね? 店舗内のBGMにしたい位だよ)」 ヤマダの歌のセンスはてつをクラスである。 ちなみにヤマダ電機の店舗内BGMやCMで使用されている『ヤマダ電機の唄』はCD化されているそうですよ。
【三日目・8時10分/スーパークライス要塞(宇宙空間)】 【マイク@不明】 【状態】健康 【装備】オーディンのデッキ、キングストーン 【道具】不明 【思考】 基本―1:世界を制覇し、怪魔界50億の民をこの星へ移住させる(主催者は倒す) 基本―2:南光太郎を倒す 1:クライシス帝国とショッカーで手を組んで世界を征服する 2:騒音部の皆、元気かな? ……そのうち殺すけどな! 3:お の れ 光 太 郎 ! ※実はヤマダの義兄さんです。 ※クライシス帝国の幹部らしいです。 ※一時期、マイクだったの音攻撃には耐性があります。 【ヤマダ電機社長@現実?】 【状態】健康 【装備】黄色いハッピ、超電子ダイナモ 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】基本:世界を制覇し、怪魔界50億の民をこの星へ移住させる(主催者は倒す) 1:クライシス帝国とショッカーで手を組んで世界を征服する 2:元親とはそのうち決着をつける。 ※超電磁砲(レールガン)の使い手です。 ※クライシス帝国の尖兵です 【大首領JUDO@仮面ライダーSPIRITS】 【状態】肉体はイナバ製作所社長、健康 【装備】イナバ製作所社長の肉体 【道具】イナバ製作所社長の支給品一式、不明支給品 【思考】基本:ショッカーによる全世界の支配 1:主催者とショッカーに刃向かうもの(KAITOなど)を抹殺する 2:なんだ、この騒音は? ※イナバ製作所社長の精神は完全に消滅しました。 ※イナバ製作所社長が使える全ての魔術を自由に使うことができます
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>>1 をお迎えに上がりました
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凸\_________/,凸、
ノ´⌒`ヽ三三三三三三三i三.ノ´⌒`ヽ、
[二ノ´金`ヽ二]二二二二二二i仁ノ´劵`ヽニフ
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>>1 @現実 死亡確認】
183 :
船上の再会 :2010/03/26(金) 01:19:08 ID:4cJL1Qfu
ノアの箱船の一角。 千秋とリルムは、そこで今後の行動について話し合っていた。 「たしかにこの船にいれば安全だけど、自由に行動はできない。 やっぱりここは、船を降りてまた私たちで行動すべきだと思うんだ」 「一理あるが、こんな災害が頻発してる状況で子ども二人だけで行動なんて危なすぎるだろう。 幸いこれだけの人がいるんだ。誰か私たちを保護してくれる人を見つけてだな……」 熱弁を振るう千秋。その背後に近づく、一人の男がいた。 「千秋ちゃん! やっぱり、千秋ちゃんじゃないか!」 「この声は……!」 背後から響く聞き覚えのある声に、千秋は即座に振り向く。 そこにいたのは、彼女の思い描いたとおりの人物だった。 「藤岡!」 ほんの数日会っていなかっただけだというのに、数年来の再会のような感動が千秋を襲う。 普段の冷めた振る舞いを維持することもできず、千秋は全速力で藤岡に向かって駆ける。 そして、その体にしがみついた。 「よかった、お前は無事だったんだな?」 「ああ、千秋ちゃんも無事みたいで、本当によかったよ」 再会を喜び合う二人。そこへ、さらに別の人物がやってくる。 「彼女が、君が探してた千秋ちゃんかい? よかったねえ、無事に会えて」 「藤岡、この人は?」 「ああ、俺が世話になった藤岡さんだ。俺とたまたま苗字は一緒だけど、別に血のつながりとかはない」 「俳優の藤岡弘です。よろしく、千秋ちゃん」 「あ、どうも……」 丁寧に自己紹介をする藤岡(弘)に対し、千秋もぎこちなく頭を下げる。 「ちょっと待て、私は蚊帳の外か? 私も混ぜろ!」 「わかったわかった。こいつはリルムだ。ちょっと前から一緒に行動している」 「よろしく!」 「ああ、よろしく」 とりあえずの紹介を終えた四人は、次なる話題に移ろうとする。 だがそこへ、またしても新たな客が現れた。 「本郷! 本郷じゃねえか! お前がそう簡単に死ぬとは思ってなかったが、こんな所で会えるとはな!」 現れたのは、漆黒のライダースーツを身にまとった屈強な男。滝和也だ。 「おお、治郎さんじゃないか! 久し振りだね!」 ※治郎さん=滝和也役の俳優さん 「は? 治郎さんって誰? 俺、滝だけど」 「やだなあ、滝和也は役名じゃないか」 「はあ? なんか話が噛み合ってないな……」
184 :
船上の再会 :2010/03/26(金) 01:20:07 ID:4cJL1Qfu
◇ ◇ ◇ 「なるほど。そっちの世界じゃ『仮面ライダー』はフィクションの特撮番組なのか。 で、あんたが本郷の役をやっていた、と」 「そういうことです。いやあ、まさか仮面ライダーが実在する世界があったとは」 「こっちは仮面ライダーがフィクションの世界があるってことが驚きだぜ……」 「しかし、会ってみたいですねえ。本物の仮面ライダーに」 「ああ、そのうち会えると思うぜ。あいつがそう簡単に死ぬはずがないからな。 今もきっと、どこかで力無き人々のために戦ってるさ」 「えっと、それじゃあ……。今後の目的は春香さんやリルムちゃんのおじいさん、それにその本郷さんって人を捜すってことでいいですか?」 「そうだな、それでいいだろう」 藤岡の確認に、滝は大きくうなずく。 「こんな強そうな二人がいてくれるなら、私たちも安全だな。 けど、それだけたくさんの人を捜すとなると乗り物がほしい。 この船からは降りなきゃ行けないわけだし」 「まあたしかに、歩いて移動するとなると時間がいくらあっても足りないか」 「そこは私に任せな!」 「また乱入か!」 もういいかげんワンパターンになってきた展開で、新たな人物が会話に割り込んでくる。 今度の乱入者はこのロワ内で滝と知り合った軍人、フォルテ・シュトーレンであった。 「お前か。任せろってのはどういうことだ?」 「なに、この船の持ち主がちょうど飛行機を拾っててね。交渉して譲ってもらったのさ。 あれを見るがいい!」 フォルテが指さした先、そこには卵形の本体から立派な翼を生やした飛行機の姿があった。 「ちょっと小さいけど、詰めればなんとか全員乗られるだろ。子ども二人いるし」 「それはいいんだが……。操縦できるのか、これ」 「あたしを舐めるなよ? こう見えて、本職は戦闘機……まあ厳密には違うんだが、そういうもんのパイロットなんだ。 この程度なら充分操縦できるさ」 「そうなのか。じゃあ頼んだぞ、フォルテ」 「ああ? 口の利き方を知らないガキだね。お願いします、フォルテお姉さん、だろ?」 「お姉さんと名乗れる年齢には見えないが……」 「おい……。お前は今言っちゃいけないことを口にしたな」 「ちょ、ちょっと! 拳銃出さないでください! お願いですから、落ち着いて!」 結局このグダグダが終結し、一同が出発するまでには20分を要したという。 あ、ちなみに全裸だった千秋には、藤岡が自分に支給された服を着せてあげました。 【三日目8時40分/新惑星・トルコ】 【リルム・アローニィ@FF6】 【状態】健康 【装備】チョコボの筆、団長の髭 【道具】不明(2人分) 、アンパンマンの顔(1/4) 【思考】 1:ジジイ(ストラゴス)を捜す
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船上の再会 :2010/03/26(金) 01:20:53 ID:4cJL1Qfu
【南千秋@みなみけ】 【状態】健康 【装備】ゴシック調ワンピ@トモダチコレクション 【道具】基本支給品、緑黄色野菜、アンパンマンの顔(1/4) 【思考】 1:さすがに姉さまが心配になってきた 2:ラヴ・アンド・ピース!! 【藤岡@みなみけ】 【状態】疲労 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】 1:冬馬やその他の知り合いを探す 2:千秋を守る 【藤岡弘、@現実】 【状態】健康 【装備】斬鉄剣@ルパン三世 【道具】支給品一式 【思考】 1:弱者の保護 2:千秋達の知人を捜す 3:本物の仮面ライダーに会ってみたい ※あくまで「仮面ライダーを演じていた俳優」であり、本郷猛とは別人です 【フォルテ・シュトーレン@ギャラクシーエンジェル】 【状態】健康 【装備】ショットガン 【道具】支給品一式、大量の銃器、シルバード@クロノトリガー 【思考】 1:殺し合いには乗らない 2:とりあえず千秋達に協力 3:このガキいつかぶっ飛ばす ※シルバードがタイムマシンであることは知りません 【滝和也@仮面ライダーSPIRITS】 【状態】健康 【装備】猟銃 【道具】支給品一式 【思考】 1:殺し合いには乗らない 2:千秋達に協力 3:仮面ライダー達と合流
「そんなまさか……永琳が……」 調子にのって全裸でマッスルダンスを踊り始めた勇者を妹紅が川に叩き込んでいた頃に流れた放送。 おびただしい数の死者の中に、確かにその名前は呼ばれていた。 八意永琳……妹紅の宿敵であった蓬莱山輝夜に絶対の忠誠を誓う従者にして 敵に洗脳されている可能性があった凄腕の弓兵…… 妹紅としては、憎き空気たちを倒して永琳の洗脳を解くつもりでいたため、この放送の衝撃は大きかった。 「……」 そしてもうひとり、この放送で衝撃を受けたのが最終防衛システムだった。 ひとつは、今しがた主催サイドでも重要な役職についていたであろう徳川家康を倒したにもかかわらず…… いや、それどころか別の参加者が羽柴秀吉も撃破していたことを考えると、主催二角が倒されたにもかかわらず 平然と、どこかちゃらけた雰囲気さえした織田信長自身による放送。 そしてもうひとつ。読み上げられた死者の中にいた「朝比奈みくる」の存在。 その名前には覚えがあった。 数時間前、秋葉原にて行った大規模な爆撃戦の最中、デコレーザーの遣い手の隣で目からビームを放った少女。 そのビームの名前が確か「みくるビーム」だったと記憶している。 もしあの少女が朝比奈みくるだったならば、憎き仇のひとりが死に実に喜ばしいことである。 本来ならば、だ。 「システム、永琳が死んだってことは……洗脳者も誰かに殺されたってことなの?」 「仲間のひとりと従わされていた永琳の名前が呼ばれていた以上、連中に何かあったのは間違いない。 しかし、本名がわからないためあくまで推測ですが、首領たるデコの名前は放送にはなかった。 ここから考えられるのは、連中が私たちとは異なる「敵対する存在」に襲撃され、敗走した……という可能性ですが」 「あの永琳が真っ向勝負で負けるとは思えないんだけど……そもそも「本来死ねない」はずだ」 「ですよね……彼女を殺せる可能性は、マスターを殺害するか、先程の徳川家康級の力の持ち主ということになります」 「でもそのデコとやらはまだ死んでない……つまり、あんな化け物のがまだいるっていうの?」 「……えぇ、恐らくは」 妹紅と最終防衛システムの考察は外れている。いや、化け物がこの惑星にいるという考察だけは当たっているといえなくもないか。 しかし、誰が想像できようか? まさかその首領……らきすたのデコが仲間を殺害し、おぞましい化け物へと変化したなどと…… そして、自分達がその化け物に狙われているなんて…… 「いずれにせよ、永琳はもう……この世にはいないのね……」 「残念ながら。私たちにできることは、彼女の遺志を継ぐことだけです。つまり……」 「「空気王とその仲間を絶対に殺す!」」
◆◆◆ 悲しみを乗り越え、打倒空気王を改めて決意した妹紅たち。 しかし、鷹の爪団には現在、空気王を相手にできるほどの余裕はない。 その原因は、放送の最後に言われた禁止行為…… 「……z」 「……スゥ」 「……ムニャ」 「寝るなお前達!寝たら死ぬぞ!」 「「「はっ!?」」」 妹紅が素早く仲間全員を激しく揺さぶると、危うく眠りかけていた3人が覚醒する。 そう、これが今の最大の問題。放送によって禁止された「睡眠行為」だ。 この禁止行為は現在の鷹の爪団とって酷と言えよう。 総統は極普通の一般人。昨夜から溜まった疲労はピークに達している。 修造は半ば人間をやめつつあるようだが、叫び疲れたのかどこか意識が朦朧としている。 エリスは太陽の光を浴びると睡魔に襲われる体質であり、既に太陽がのぼりつつある。 そしてその3人を起こす妹紅も元は大怪我人。失った血液の影響か、こちらも眠気は強い。 唯一まるで睡魔に襲われていない……そもそも眠る必要がない最終防衛システムなのだが、 仲間を起こそうと頬をはたきでもしたら確実に首がもげるため、何もできずにうろたえるのみ。 ぶっちゃけ地味にピンチだった。 そんな時…… 「ちょっとそこの人たち、もしかして鷹の爪団?」 槍と盾をもった中年の男が現れた。 その後ろには従者の様な緑色の怪人が控えている。 「いかにもわしらは世界征服を目論む秘密結社鷹の爪団じゃ!」 「ああーやっぱり!私も世界征服を目論む秘密結社フロシャイムの将軍なんですよ」 「なんじゃと!?」 ナチュラルに世界征服と言ってのける二人の男、鷹の爪団総統とフロシャイムの将軍……ヴァンプ。 両者が世界征服を企むということは、いずれ戦わなければならない存在ということになる。 向き合った世界征服を企む二者は…… 「噂は聞いてますよ。なんでもこの戦いを終わらせるために奮闘して主催のひとりを倒したんでしょう?」 「こっちも君たちの噂は聞いとるぞ。裏でひっそりと罪のない住人たちを安全な場所に逃がしていたそうじゃな」 彼らは一言言葉を交わしただけで、互いが似たもの同士であることを理解した。 世界征服を企みながらも、その本質は人々の死を望まない存在。 願うは、世界征服とこのバトルロワイアルの終結…… 「どうやら考えていることは同じようじゃな!」 「こんな物騒なこと早く止めさせないとね!同じ志を持つもの同士、仲良くしましょう」 やがて、中年二人による熱い握手が交わされた。
◆◆◆ 「……私、世界征服の意味間違えて覚えたかな?」 「いえ、多分彼らが間違っているんですよ……」 「ヴァンプ様は間違ってなどいない! ヴァンプ様は私を救ってくれたのだ!殺し合いに乗ってしまったようなこの私を! 死ぬしかなかった私を海より深い慈悲の心で……(略」 「わ、わかったから、信じるから」 「ヴァンプ将軍、危険度無し……これでいいですか?」 「ヴァンプ様を理解してもらえたようでなによりだ」 いぶかしんでいた妹紅と最終防衛システムも緑の怪人……セルの熱弁により説得された。 そして同盟を結んだ鷹の爪団とフロシャイムは互いのこれまでのいきさつを話し合った。 謎のデコの襲撃により半壊に追い込まれた鷹の爪団…… 書かれていない最中に起きた激戦で二人の戦闘員を犠牲にしてしまったフロシャイム…… 先程の放送で名前を呼ばれていた総統の宿敵デラックスファイター…… まだ生きてはいるが、行方不明のままのヴァンプ将軍の宿敵サンレッド…… 二つの世界征服を企む組織は状況もどことなく似ていたのだ。 「そうだったんですか……けど、だいぶお疲れなんじゃない?顔色悪いよ?」 「うむ……正直眠いんじゃが、眠れなくて困っておったところじゃ」 「実は私もなんですよ。年のせいかな〜」 「それなら私に任せろ。手刀一発で気絶させればそのまま眠れる筈だからな」 そう言うとセルが一歩前に出る。 力加減が果たして本当にできるのかはヴァンプ将軍も正直不安ではあったのだが…… 今この状況で睡眠をとるには、首輪を解除するか気絶するしかないわけで。 さらに気絶させる担当もしばらく起きていられる人材でなくてはならない。つまりセルはまさに適任だった。 「それではヴァンプ様、総統、失礼して……はぁ!」 「「ごふぅ!」」 セルがまずはどちらかというと老体の二人の気絶に成功した。 ゴキャっと音がした気がするが、多分気のせいだろう。ちゃんと二人は呼吸しているし。 「次はお前達の番だな」 台詞だけだと悪役…… 実際悪役ではあるが、セルは残る鷹の爪団に狙いを定めた。 「ではいくぞ。……せいっ 「させるかぁ!」 「ぶるぁ!?」 「「「「!?」」」」 しかしセルの手刀は空振りに終わる。 突如現れた青年の飛び蹴りでセルは哀れにも顔から地面にめり込んでしまったのだ。
◆◆◆ 「本当にすみませんでした…… まさか妻がお世話になっている方たちとその協力者の方とは思わなくて……」 数分後、そこには土下座をする青年……ラグナの姿があった。 手刀を放とうとしているセルがどうみてもマーダーにしか見えず、たまらず攻撃をしかけたらしい。 しかし妻であるエリスの弁護もあり、一応危険度はないと判断されるのであった。 「色々とご迷惑をおかけして申し訳ございません……せめてもの恩返しと謝罪も兼ねて、 微力ですが、僕にもあなたたちのお手伝いをさせてください」 「戦力は多いにこしたことはないけど……それじゃあ気絶させて睡眠を……」 「いや、その必要はないですよ」 「え?」 そういうとラグナはおもむろに服を脱ぎ始めた。 あまりに突然の行為に妹紅は慌てふためいてしまう。 「な、何をしているんだお前は!?」 「何って……「夫婦の営み」で俗に言う「今夜は寝かせない」を実践するつもりですが? ああこの場合は「今朝は寝かさない」ですね。これで眠る暇もないし、余韻で眠れないと思うんですよ」 「何考えてるんだ!こんな場所でそんなこと……」 「大丈夫ですよ。(検閲)や(検閲)プレイもあるんで。それにこういう行為には魔力回復効果があるのが定番じゃないですか」 「やめろー!」 「小僧!その前にさっきの一撃の借りをいれさせろ!」 一気に騒がしくなった鷹の爪団。 その騒ぎの片隅で、気絶しそこなった修造も服を脱ぎ捨てて川に入っていた。 「この寒さを吹き飛ばせる熱さを! もっと熱くなればこの程度の眠気は吹き飛ばせる!」 【三日目・7時30分/新惑星・大田区】 【総統@秘密結社鷹の爪】 【状態】気絶睡眠、中疲労、打倒織田信長その他改めて決意、フロシャイムと同盟 【装備】チェーンソー 【道具】支給品一式、不明支給品、女神の心臓 【思考】基本:織田信長、空気王を倒す 0:わしら以外にも世界征服を企む組織があったんじゃな…… 1:吉田君らを探すと同時に新しいメンバーを補充する 【ヴァンプ将軍@天体戦士サンレッド】 【状態】気絶睡眠 、鷹の爪団と同盟 【装備】槍、盾 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 1:レッドさん大丈夫かな〜…… 2:バトルロワイアルなんて物騒な事、絶対止めさせないとね! 【藤原妹紅@東方Project】 【状態】全身に包帯が巻かれている、若干の自己嫌悪、鷹の爪団員、中疲労 【装備】チェーンソー、斬鉄剣 【道具】支給品一式、蜆、米の苗、将棋セット一式、ゾフィー直筆サイン色紙、黒竜号 【思考】基本:戦いを止めたい。『生きる』 0:燃やされたいのかこの男は! 1:02の仇である空気王は倒す。鷹の爪団、永琳の仇も倒す 2:KAITOを警戒 3:輝夜が心配 4:輝夜とは幻想郷で殺し合う(ここでは殺し合わない)
【真・最終防衛システム@サガ2GOD】 【状態】究極合体中、鷹の爪団員、全身中ダメージ、左腕修復中、黒コア修復中 【装備】砲台×6・自己修復システム・浮遊システム、オメガ、秘宝75個、サイバー・エンド・ドラゴン、徳川家康 【道具】無し 【思考】 0:しばらくこの場に待機して傷を癒す。あと妹紅は止める 1:できる限りの惑星防衛をする 2:惑星を破壊するもの及び、防衛対象に害なす者は殲滅。それ以外は様子見 3:いずれ襲ってくるであろう惑星破壊活動を行う敵全ての殲滅 4:空気王は見つけ次第再攻撃 【セル@ドラゴンボール】 【状態】健康、首に痛み、オメガルガールを吸収 【装備】 【道具】支給品一式 【思考】 0:ヴァンプ将軍に従いこの戦いを終わらせる 1:ヴァンプ将軍を守る。鷹の爪団にも協力 2:あとで小僧(ラグナ)に一撃いれる 【ラグナ@ルーンファクトリーフロンティア】 【状態】健康、職業・のうぎょう、真竜ニアラを警戒、半裸 【装備】丈夫なクワ・ティアラ@ルーンファクトリーフロンティア、骨の剣 【道具】支給品一式、マーマン達の骨(大量)、真竜の鱗、フライパン、ビン詰め油 【思考】基本:主催者の撃破・嫁の守護 1:鷹の爪団の手伝い。今は魔力供給優先 2:襲われている人は助ける。 3:襲撃者にはそれなりの対応・それ以外は友好的に 4:真竜ニアラは発見した場合、仕留める 【エリス@ルーンファクトリー】 【状態】眠る暇無し、魔力回復中、合体中(黒ベース)、空気王、真竜ニアラを警戒、大疲労 【装備】なし 【道具】支給品一式×2、ホウレン草 【思考】 0:せめて草むらに行きたい 1:鷹の爪団のの手伝い 【松岡修造@現実】 【状態】健康、熱回復中、魔力大消費、鷹の爪団員、中疲労、喉の痛み、全裸 【装備】なし 【道具】支給品一式 蜆×97 米の苗 不明支給品 、服 【思考】 0:頑張れば眠くない! 1:もっと熱くなる! 2:空気王と真・空気組を熱く倒す! ※洪水でできた川をどんどん蒸発させています 【フロシャイム戦闘員1号@天体戦士サンレッド】 【フロシャイム戦闘員2号@天体戦士サンレッド】 死亡確認。オメガルガールによるジェノサイドカッター 【オメガルガール@KOF】 死亡確認。セルに吸収された
せんとくんという心強いマスコットを得てプリキュア・キュアディアーとなったアツコ(と鳴滝)は、プリキュアの力を奮い 各地で悪を倒し人々を救っていた。 【牙一族@北斗の拳 死亡確認】 【奴隷商人たち@トライガン 死亡確認】 【悪宇商会@紅 死亡確認】 死因・壊滅 「あの……鳴滝さん、さっきの敵を倒したときにこれを拾ったんですけど……」 アツコはファンシーな形をした香水瓶のようなものを鳴滝に差し出す。 「こ、これはハートキャッチプリキュアの変身アイテムであるココロパフュームッ!!来た!!ココロパフューム来た!!これで勝つる!!!!」 「ちょ、ちょっと鳴滝さん!しっかりしてください!」 プリキュア変身アイテムをゲットした鳴滝は狂喜していた。これで二人目のプリキュアを誕生させることができるからだ。 「プリティーでッッ!!キュアキュアッッ!!ふたりはプリキュアァァァァァァァァ!!」 「嬉しいのはわかりましたから落ち着いてください!それより……この変身アイテムにはまだマスコットの力が宿ってないみたいですよ またせんとくんみたいに協力してくれるマスコットを探さないと……」 アツコがつぶやいた瞬間、彼らの頭上から声がした。 「いるさ!ここに一人な!」 その声に驚いて彼らが見上げたその先にいたのは―― 全身緑色のボディー…… 丸い頭部に、『ついでにとんちんかん』の間抜作先生を彷彿とさせる瞳…… 心の奥底に秘められた深い意味をたたえた笑顔に、そこだけピンク色の頬…… そして何よりもその「 も っ こ り 」となっている股間 そう、彼こそが北海道は阿寒湖が生んだ伝説の下ネタマスコット、その名は―― 『まりもっこり殿!まりもっこり殿ではござりませぬか!』 現在リンクルンと同化しているせんとくんが叫んだ。 「ようせんとくん!久しぶりだな。随分もっこりレベルが高いお姉ちゃんと組んでるじゃねえか」 もっこりレベルが高いお姉ちゃんって私のこと? とアツコは赤面しつつまりもっこりから顔を背けた。もっこりレベルって何? 「君!今われわれはプリキュアに力を貸してくれるマスコットを探しているんだ。よかったら力を貸してくれんかね」 鳴滝はまりもっこりをスカウトするつもりらしい。マスコットなら何でもいいのかよもっとまともそうなやつ誘えよとアツコは言いたかったが内気な性格が災いして何も言えなかった。 『大丈夫ですよ。まりもっこり殿は股間はもっこりしていますが心の正しい、頼りになる方です』 そんなアツコの心配を感づいたのか、せんとくんが微妙なフォローをする。 「プリキュアか……いいぜ、手を貸すよ。このまま戦いが続き、天変地異が続いたら阿寒湖のマリモが絶滅しちまうかもしれねえ マスコットとしてそれだけは避けたいからな……だからあんたらがこの戦いを終わらせるってんなら協力するぜ!」 そう言うが早いか、まりもっこりはココロパフュームと同化した。 ココロパフュームは全体的に緑色になり、香水瓶の噴射部分がまりもっこりの顔になった。 「こ、これは最早ココロパフュームではない、マリモパフュームだ! よし、これであとは二人目のプリキュア候補を探すだけだ!」 夢の「ふたりはプリキュア」へと近づき興奮する鳴滝。 その影でアツコは(あんな気色悪い変身アイテムを使いたがる人なんているのかなぁ……)などと考えていた。
【三日目・8時30分/新惑星・練馬区】 【アツコ@みなみけ】 【状態】健康、キュアディアー 【装備】リンクルンWithせんとくん@フレッシュプリキュア+ご当地キャラ 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】基本:知り合い(南春香、マキ、保坂、速水優先)を探す 0:プリキュアとして困ってる人を助けたりすればいいんじゃないかなぁ! 1:鳴滝と行動して二人目のプリキュアを探す 2:あんな気色悪い変身アイテム(マリモパフューム)を使いたがる人なんているのかなぁ…… ※プリキュア(キュアディアー)になりました。 ※マスコットを得たためにプリキュア本来の力が出せるようになりました。 ※なんか知らないけど、服のベースがハートキャッチプリキュアのものになったみたいです。 【鳴滝@仮面ライダーディケイド】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】基本:ディケイド(門矢士)を倒す 0:おのれディケイド! 1:アツコと行動する 2:プリキュアの勇姿をその目に焼き付ける 3:もう一人プリキュアを見つける ※次元を操作できる能力は制限されているみたいです(少なくとも遠距離移動は不可能) ※世界融合をディケイドの仕業だと思っています。 【せんとくん@ご当地キャラ】 [状態]:健康、リンクルン@フレッシュプリキュアと融合 [装備]:不明 [道具]:支給品一式 [思考]基本:悪人を倒し、この無益な殺し合いをやめさせる 1:アツコに協力する 【まりもっこり@ご当地キャラ】 [状態]:マリモパフューム状態、ココロパフューム@ハートキャッチプリキュアと融合 [装備]:不明 [道具]:支給品一式 [思考]基本:このバトロワを終わらせ阿寒湖のマリモを守る 1:プリキュアに協力する 2:アツコでもっこりする ○ (あんな気色悪い変身アイテムを使いたがる人なんているのかなぁ……) 「私は嫌よ!絶対に嫌!」 【マキ@みなみけ】 【状態】健康 【装備】カメラ 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】基本:とりあえずアツコの活躍を盗撮する 0:あの変身アイテムは無理 1:せんとくんもまりもっこりもねーよwww
新惑星清水市。……厳密に言えば静岡市。 その清水市……厳密に言えば静岡市を地獄のような業火が覆い包んでいた。 永沢君男、中学生。ハガキのペンネームは「キンタマネギ男」。 彼がバトロワにおいて辿り着いた結果は、放火であった。 火は全てを燃やし尽くす。木だろうが、金属だろうが、宇宙警備隊の隊長の頭だろうが燃やし尽くす。 【ファイヤーマン@ロックマン 死亡確認】 【マオ@テイルズオブリバース 死亡確認】 【火渡赤馬@武装錬金 死亡確認】 【炎のさだめのクリス@KOF 死亡確認】 【ジョニー・ストーム@ファンタスティック・フォー 死亡確認】 死因・永沢君に炎を吸収され焼死 数多の炎の使い手たちも永沢君の業火に飲み込まれ、炎の力を奪われ死んでいく。 永沢君の表面温度はどんどん高くなり、体温まで高くなっていった。 だが、そんなこと関係なしに永沢君は燃え続けたんだとさ。 【三日目・8時/新惑星・清水市……厳密に言えば静岡市】 【永沢君男@永沢君】 【状態】超高熱プラズマ大火球国産玉葱 【装備】なし(燃え尽きました) 【道具】なし(燃え尽きました) 【思考】基本:全てを燃やし尽くす ※火球状態のために空中に浮いています ※さらに火力が上がりました
諸君。アーチャーだ。 ところで諸君は天使を見たことがあるだろうか? いきなりこんな質問をしたからといって私の頭がイカれてしまったわけではない。いや、ひょっとしたらイカれてしまったのかもしれない。 「な、なんなんやこれは……」 隣では優が絶句している。それもそうだろう、今、私達の目の前に天使としか呼べないような怪物が空から降りてきたのだ。 そいつは全長40mで背中から5対の翼を生やした人間そっくりの姿をしている(性別は分からない)。 「俺はこんなやつ見たのはじめてや……アーチャー、お前知っとるか!?」 「いや、俺もこんな奴は見たことが……」 「あの方はこの聖杯戦争の聖杯様よ」 唐突に後ろから声をかけられ、我々は驚いて振り返った。 そこには紫髪をツインテールにした巫女服姿の少女が立っていた。 「お前は何者だ。あの怪物の仲間か?」 「怪物じゃないわ!あの方は聖杯様よ!そして私は聖杯様に使える巫女、柊かがみよ」 聖杯だって?あの怪物が?バカな、私が知っている聖杯とはあまりに違いすぎる。 「その聖杯がなんで私達のところに?」 「それはアンタたちが参加者にも関わらずあまりにも聖杯戦争に無関心だからよ。 だから発破をかけるために、聖杯様はわざわざアンタたち釣人(アングラー)の前に姿を現してくださったの」 どうもこの少女は聖杯……あの怪物を妄信しているらしい。 「もう残っているサーヴァントも少ないわ。早く決着をつけるためにアンタたちも聖杯戦争に積極的に参加して頂戴」 「俺は嫌やぞ!人に殺されるのも人を殺すのも!」 優が叫ぶ。 「俺は聖杯とか戦争とかどうでもええ!アーチャーと一緒に釣りさえできればそれで大満足や!」 「そう、でもあなたはもう釣人(アングラー)のマスターとして聖杯戦争に参加してしまった。 それでも戦いたくないっていうのなら……貴方達の大事なものが犠牲になるわ」 柊かがみがそう言うと同時に、天使のような怪物――聖杯が動いた。 聖杯はその右手にエネルギーを集中させると、まるで某野球選手が三塁に送球するかの如き力強さでエネルギー弾を海へと撃ち込んだ。 その一撃で海は割れ、大津波が起こり、海を守っていた神々が死亡した。 聖杯のレーザービームで魚介類滅亡!! 【ポセイドン@ギリシャ神話 死亡確認】 【ネプチューン@ローマ神話 死亡確認】 【ポセイドン@聖闘士星矢 死亡確認】 【ポセイドン@ドラゴンクエストVI 死亡確認】 【ネプチューン@仮面ライダーX 死亡確認】 「やめろや!!!海の皆は関係ないやろうが!!」 優が血相を変えて柊かがみに掴みかかる。優にとって愛する海を破壊されることは耐え難いことだからだ。 優に詰め寄られても、柊かがみは顔色一つ変えない。 「海を荒らされるのが嫌なの?ならば戦いなさいよ。聖杯戦争で戦って、最後まで勝ち残れば海を守ることができるわ。 そうすれば好きなだけ釣りバカをしていられる……」 そう言いながら柊かがみは一枚のメモを私に渡した。 「これは……」 暗殺者(アサシン)のサーヴァント・笑点のピンク 現在はマスターなし 魔術師(キャスター)のサーヴァント・蒼崎青子 マスターは蒼崎橙子 高速兵(ブッチギルンジャー)のサーヴァント・南光太郎 マスターは南春香 探索者(サーチャー)のサーヴァント・黒桐幹也 マスターは射命丸文 そのメモには現在まで生き残っているサーヴァントの真名、マスター、そして現在の居場所まで記されてあった。 「聖杯様が下さったのよ。あの方は聖杯戦争の参加者がどこでなにをしているかが手に取るようにわかるの」 「どうしてこのメモを我々に……」 「アンタたちにもっと積極的に聖杯戦争に参加してもらうためよ。 奇襲してもいいし、手を組もうとしてもいいわ。どうせ最後は一人になるまで殺し合う宿命なんだから…… そしてこれでもまだアンタたちが戦いに参加したくないっていうなら……またアンタたちの大切なものが犠牲になるでしょうね」 そう嘲るように言って柊かがみは聖杯の掌に飛び乗った。 聖杯はその5対の翼を羽ばたかせると何処かへと飛び去っていった。
【三日目8時10分/新惑星・伊勢湾】 【真の聖杯@カオスロワ】 【状態】健康 巨大化(サイズは自由に変更できるようです) サーヴァントの魂15体+α吸収 原作者の魂吸収 大災厄で死んだ人々の魂吸収 首輪無し 全裸 銀髪+白い翼×5対 10代の女性の肢体 股間に乖離剣マラ 【装備】イナバ製作所製の鎌 【道具】不明 【思考】 基本:聖杯を満たす 1:全サーヴァントの魂を吸収して聖杯として完成する 2:自分はこれ以上聖杯戦争に積極的介入はしないが、戦う気の無い奴らは戦わせる 3:自分に襲いかかってくるものは殺す ※体の大きさは自分の意志で変えられるようです ※サーヴァントの魂を吸収するたびに能力を得ていくようです。 ※打者(バッター)の魂を吸収しました。 ※イレギュラーなサーヴァントである英雄(ヒーロー)のことは感知できなかったようです 【柊かがみ(七期)@らき☆すた】 【状態】健康 【装備】巫女服@らき☆すた 【道具】無し 【思考】基本:天使様について行く 1:天使様の巫女として働く ※怪我及び吸マック鬼化は聖杯のサイエンティストとコーパレイターの能力で治ったようです ※巫女服はどこかから調達しました ◇ 残された我々は呆然とするばかりだった。 あの怪物――聖杯の圧倒的な力と脅迫、そして他のサーヴァントたちの情報が記されたメモ…… 優は無言のままだ。 私はそんな優にアーチャーとしてではなく、アングラーのサーヴァント・英霊エミヤとして語りかける。 「優、聖杯戦争に参加してしまった以上、いつかは決断しなければならなかったんだ。 そして今、その時が来た。どうする我がマスター。貴方がどのような決断をしても、私は最後まで貴方に付き従おう」 優は無言のままだった。大海嘯の響きが我々釣人(とメカ沢)を包んでいた。 【三日目8時10分/新惑星・伊勢湾】 【アーチャー@Fate/stay night】(クラス:アングラー) 【状態】凛のうっかり伝染、聖杯戦争に対する決意 【装備】釣竿、最新式リール、釣り針、頑丈な釣り糸、三つ編みにしたピアノ線、御神木の釣竿 【道具】釣りミミズ×6、釣りバッタ×5、釣りホタル×17、釣りカエル×8、ガルタイト、ノート 【宝具】無限の剣製 【思考】基本:濱口優と共に世界中の魚を必ず釣る 1:優の決断に従う 2:優の精神状態が心配 【濱口優@現実】(マスター) 【状態】健康、混乱、アーチャーのマスター、半裸 【装備】電撃銛エクスハープーン、ゴーグル、ウェットスーツ 【道具】木の実5種(それぞれ少量)、魔石リヴァイアサン@FF6、御神木の釣竿(貰った) 【思考】基本:アーチャーと共に世界中の魚を獲る 1:どうしたらええんや…… 【メカ沢新一@魁!!クロマティ高校】 【状態】バイク 【装備】ミサイル、ジェットパック 【道具】支給品一式 【思考】基本:とりあえず走る 1:邪魔者はミサイルでぶっ飛ばす 2:何が何でもミサイルでぶっ飛ばす 3:とにかくぶっ飛ばす
新惑星の各所で起きた大地震などの災害により、地下深くで眠りについていた猛者が目覚めた! どうなる新惑星! 【三日目・8時00分/新惑星地表】 【破壊神フォロボス@ドラクエ9】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式 【思考】基本:とりあえずまず主催者を殺す 【破壊する者@ロマサガ3】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式 【思考】基本:光を奪い、全てを破壊する 【悪神ヨミ@天外魔境2】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式 【思考】基本:自分が作った民以外皆殺し
4月1日限定のエイプリルフール効果で色々逆転して酷いことになった。 「何としてでもイナバ製作所を守れ!特に蒼崎橙子、蒼崎青子の両名は絶対に死なせてはならん!」 「ハッ!」 「…グッ!」 「大丈夫ですか!?」 「問題ない…大丈夫だ…」 「し、しかし…」 「大丈夫…大丈夫だ…。忌々しいイナバが私の体を蝕んでしまう前にロワを終結させねば…」 どういう訳だかショッカーの面々は正義に目覚め… 【三日目・8時40分/スーパークライス要塞(宇宙空間)】 【大首領JUDO@仮面ライダーSPIRITS】 【状態】イナバ製作所社長の魂を封印、健康 【装備】イナバ製作所社長の肉体 【道具】イナバ製作所社長の支給品一式、不明支給品 【思考】基本:世界の平和を守る 1:対主催ポジションの者と協力し、ロワを終了させる ※固有結界『イナバの巣』を奪われました。よって、社長特有の魔術は一切使えません。 【光栄次郎@仮面ライダーディケイド】 【状態】健康、スーパー死神博士状態、イカデビルに変身 【装備】死神博士メモリ@仮面ライダーディケイド完結編 【道具】支給品一式その他不明 【思考】基本:ショッカー万歳 【地獄大使@仮面ライダー】 【状態】健康、ガラガランダに変身 【装備】黄金銃@真・女神転生if... 【道具】支給品一式 【思考】基本:世界の平和を守る
「やっぱ目立たず静かに、人様に迷惑かけないように生きてくのが一番よね〜」 DECOは隠居暮らしを始め… 【三日目・8時40分/新惑星・東京都】 【ノトーリアスDECO@テラカオスバトルロワイアル】 【状態】元らきすたのデコ 八意永琳の薬で不死身&怪物化 タタリ神化@もののけ姫 生物を吸収して巨大化 【装備】触ると死ぬタタリ神の肉体、デコビーム 【道具】無し 【思考】基本:目立たぬように生きていく ※蓬莱人程度に不死身です ※タタリ神に体を蝕まれるとショック死するほど超痛いですがノトーリアスDECOは不死身のため死ねません ※それでも誰かに殺された場合、殺した者にはタタリ神の呪い(一時的に身体能力が強化されるが、やがて呪いが骨に達して死ぬ)がかかります ※拝むと幸せになれます
「何をしている、行くぞ春香」 「え?あ、ああ。うん」 「首を洗って待っていろ、南光太郎。俺は必ずや貴様を倒す!」 (な、何か変な気が…。誰かが何かしたのかしら) 本当に別人になっている者に― 「『体育』をさ、意識せずに『たいいく』って発音できる奴っているのかな」 「…どうでもいいよ」 アイデンティティが逆転した者― 【三日目・8時40分/新惑星・東京都新宿があったっぽいところ】 【南春香@みなみけ おかわり】(マスター) 【状態】おかわりモード 【装備】拳銃 【道具】支給品一式、不明支給品、かがみのデイバッグ、ハッピーセット×3 【思考】 基本:南光太郎を倒す…あれ? 1:何でもかんでも人のせいにするのは良くないよね 【シャドームーン@仮面ライダーBLACKRX+S.I.C】(クラス・ブッチギルンジャー) 【状態】のぶひこ、アナザーRX 【装備】サタンサーベル、キングストーン、ケータッチ@仮面ライダーディケイド 【道具】不明 【思考】 基本:南光太郎を倒す 【シャドーカービィ@星のカービィ鏡の大迷宮】 【状態】:健康 【装備】:マイク 【道具】:不明 【思考】1:愚痴る 【きれいなジャイアン@ドラえもん】 【状態】:健康、困惑 【装備】:拳銃 【道具】:不明 【思考】1:何か反応する 【秋山みつ@軽音部!】 【状態】:けんこう! 【装備】:なし 【道具】:支給品一式、ギター 【思考】1:駄弁る 【MIYOKO@現実】 【状態】:健康 【装備】:布団叩き 【道具】:ドラム 【思考】1:見守る 【レオポルド@ようつべとかニコ動とか】 【状態】:健康 【装備】:血まみれのキーボード 【道具】:パソコン 【思考】1:無視る
「ブロリィィィィィィィィィィ!!!」 「も、もう駄目だ…お終いだ!」 「このスーパーベジータ様から逃げられるとでも思っているのか?」 「こ、殺される…皆殺される!」 「いいぞベジータ!お前のパワーでそいつをこの宇宙から消し去ってしまえ!」 「フム、バトロワですか。感心感心」 「F2!F2!」 「で、スペース!スペース!」 「いいぞ!殺れ!そこだベジータ!負けるなブロリー!赤勝て白勝てどっちも負けろ!」 「タコスとか豚の餌だろ」 「フハハハハハハハ!」 「FUHAHAHAHAHAHAHAHA!」 「288888888888888888!」 立場が逆転した者達と― 【三日目・8時40分/新惑星・東京都】 【ミクトラン@テイルズオブデスティニー】 【状態】健康 【装備】ソーディアン・ベルセリオス@テイルズオブデスティニー 【道具】支給品一式 【思考】 基本:主催者(クライシス帝国)に歯向かう者を殺す 1:ベジータを利用する 2:アルティメットガンダムを守る。ついでに真・空気組も 【ベジータ@ドラゴンボールZ】 【状態】健康、スーパーベジータ 【装備】なし 【道具】支給品一式、首輪解除装置、その他不明 【思考】 基本:すべてを破壊しつくすだけだあ!! 1:アルティメットガンダムを守る 2:ブロリィィィィィィィィッ!!!! ※微かですが悟空の気を感じとりました 【ブロリー@MUGEN】 【状態】ベジータに対する恐怖心 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】 基本:もう駄目だ!お終いだ! 1:に、逃げるんだ…勝てるわけが無い…
【ドモン・カッシュ@機動武闘伝Gガンダム】 【状態】DG細胞に感染 【装備】なし 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:フハハハハハ! 1:フハハハハハ!! 2:フハハハハハ!!! 【秋姉妹(姉)@東方】 【状態】DG細胞に感染 【装備】なし 【道具】支給品一式×2、各種グミセット×2年分(アップルグミ×3、ウッチャリグミ×5、ホタテグミ×5、ラズベリーグミ×5消費) その他不明 【思考】 基本:FUHAHAHAHAHAHA! 1:FUHAHAHAHAHAHA!! 2:FUHAHAHAHAHAHA!!! 3:FUHAHAHAHAHAHA!!!! 【ジャック・アトラス@遊戯王5D's】 【状態】DG細胞に感染 【装備】デッキ&Dホイール 【道具】支給品一式 【思考】 基本:288888! 1:288888!! 2:288888!!! 3:288888!!!! 【ダオス@テイルズロワ2nd死者スレ】 【状態】健康、首輪なし 【装備】割烹着 【道具】スペアのマント(残4)、ダオス特製カレー 【思考】 基本:ロワを存続させる 1:観戦して楽しもう 【ジェネラル@カイザーナックル】 【状態】最強の尖兵、感心すべき厨性能 【装備】いらない 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 基本:バトロワですか、感心感心 1:みなみ?ゆたか?誰それ
【柊つかさ@らき☆すた】 【状態】健康、尻丸出し 【装備】F2ボタン@MUGEN 【道具】支給品一式 【思考】 1:あやのを一生日陰者でいさせる 2:みなみ?ゆたか?誰それ 【日下部みさお@らき☆すた】 【状態】健康、尻丸出し 【装備】スペースバー@MUGEN 【道具】支給品一式 【思考】 1:あやのを一生日陰者でいさせる 2:みなみ?ゆたか?誰それ 【イクスヴェリア@リリカルなのはシリーズ】 【状態】ビンビン、ゲージMAX(性的な意味で) 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明支給品、双眼鏡@現実 【思考】 1:殺し合いしたい 2:それにしても股間が疼いてしょうがないぜ 【片岡 優希@咲〜saki】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 基本:タコスをこの世から無くす とにかく酷いことになっているのであった。
「あらまぁ。皆大変みたいねー」 【三日目・8時40分/主催本部】 【野比玉子@ドラえもん】 【状態】主催者 【装備】不明 【道具】不明 【思考】 1:皆頑張ってねー 【織田信長×10@戦国時代 死亡確認】 死因:玉子が死ぬ寸前に4月1日が訪れ、立場が入れ替わった ※あくまで4月1日限定なので、4月2日には元の立場に戻ります ※その他諸々の参加者達も酷いことになっています
『おお、マグニスさまよ。死んでしまうとは情けない』 ※ ※ ※ ※ ※ 「ヴぉおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉうれはジャイアーーーーーーーン!!ぐるわぁぁーきだいしょおおおおおおおおおお!!」 「ペェェェェェッポォォォォォォォォォ!」 「ぎみわ゙ああああああみだがあああああああああいがああああああああああー!まっがにもえるのをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 「キャー!光太郎さーん! 「ひっこーし!ひっこーし!こぉーぎしまぁーーーーーーーす!!!」 「松下さん!お○んこ恥ずかしいいいいいいいいいいいいいいいい!!」 「俺のせいしゆゆううううううううううううううううううううん!!!!」 「光太郎さーん!素敵よー!」 騒音部とブッチギルンジャー組の対決ライブIN新宿があったっぽいところはすでに2時間に渡って続いていた。 ジャイアンはこの2時間、休まず熱唱を続けている。放送で母の名が呼ばれたときは一瞬歌うことをやめたが、それからは母への鎮魂の意も込めて歌い続けている。 そんなジャイアンに負けじとカービィもハモりの声を上げる。 ドラムの騒音おばさんは布団叩きを乱れ打ちし、ドイツの少年はキーボードを叩き壊さんばかりの勢いで打ち鳴らす。 (すごい……こんな演奏……こんなライブ……こんな音楽……まるで夢を見ているみたい……) 秋山澪は恍惚としてベースを弾き続けていた。 そしてそんな5人を相手にたった1人で、そのぶっちぎりの歌唱力でぶっちぎりに歌い続ける男・南光太郎。 光太郎に黄色い声援を送り続ける南春香。 対決ライブが始まって2時間、東京都新宿があったっぽいところに生きて存在しているのはこの7人だけだった。 他の新宿住人達たちはこの壮絶な騒音に鼓膜どころか全身を破壊され、その屍は累々と、騒音部・ブッチギルンジャー組の周りを囲むように折り重なっていた。 【秋せつら@魔界都市〈新宿〉シリーズ 死亡確認】 【ドクター・メフィスト@魔界都市〈新宿〉シリーズ 死亡確認】 【魔界都市新宿の住人全員@魔界都市〈新宿〉シリーズ 死亡確認】 【その他不特定多数の新宿の住民×30 死亡確認】 死因・騒音部の騒音 【美堂蛮@GetBackers-奪還屋- 死亡確認】 【天野銀次@GetBackers-奪還屋- 死亡確認】 【裏新宿無限城の住人全員@GetBackers-奪還屋- 死亡確認】 【その他不特定多数の新宿の住民×6 死亡確認】 死因・南光太郎による熱唱 だが7人はそんなことには気づいちゃいない。彼らはただ、歌い演奏することだけに全身全霊を傾けているのだ。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「お゙れ゙ばぁぁー…………へっ、やるじゃねえか、お前」 「ぎみ゙ばぁぁー…………ああ、お前もな」 2時間も歌い続けた結果、さすがのジャイアンと光太郎も疲れ果てていた。 そして音楽の力がもたらした奇跡だろうか。 この対決ライブを通じて、ジャイアンと光太郎の間には奇妙な友情が生まれていた。 (俺たち相手に1人で歌い続けるなんて根性のある野郎じゃねぇか……歌も、ま、俺の次くらいには上手いしよ) (なんだろうなこの感情は……かつてジャーク将軍に払った敬意とも違う……不思議な一体感だ。こんな感情を敵を相手に持つとはな……) 汗まみれの顔で、ジャイアンが声を出さずにニヤリと笑った。同じく汗まみれ埃まみれの光太郎も、なにも言わず爽やかな笑顔を返す。 2人の間に言葉は無かったが、それで充分だった。
そんな2人の様子を、他の騒音部メンバーと南春香は笑顔で見守っていた。 対決ライブを通じて奇妙な友情を感じているのはジャイアンと光太郎だけではない。この2時間にわたる熱唱合戦で、騒音部とブッチギルンジャー組の間にも奇妙な絆が育まれていたのだ。 「2人とも喉渇いてるでしょ? はい、お水。そこにある倒壊したショッピングセンターから持ってきたわ」 春香はそう言って笑いながら2人にミネラルウォーターのペットボトルを渡す。 「おおー!サンキュー姉ちゃん!」 「ありがとう春香さん!」 そう言いながら2人はガブガブとペットボトルの水を飲む。 「一本じゃ足りないだろうと思ったからミネラルウォーターをダンボールごと持ってきたわ。騒音部の皆さんも、よかったらどうぞ」 「あ、ありがとうございます!」 「ペポォ!!」 「感謝しまーす!!」 「天皇陛下バンザーーーーーーイ!!」 喜んで水を飲む騒音部のメンバーたち。彼等も2時間以上に渡る演奏で喉が渇ききっていたのだ。 「ふふっ、ダンボール一箱じゃ足りなそうね。もっと持ってきましょう」 そうして春香が新しいミネラルウォーターの詰まったダンボールを運んでいる途中、変な男が 「み…水…それをよこせ…あたたたたたたたたたたたたたたたた!おぉぉわった!!北斗百烈拳!」と叫んで水を奪おうとしてきたが、春香のベアークローで反撃され死んだ。 【ケンシロウ@真・世紀末死あたぁ伝説 死亡確認】死因・春香のベアークロー 水をたらふく飲み、寝転がって(眠りはしなかったが)疲労も回復した。 お互いに寝転がったまま、ジャイアンは光太郎に挑むように語りかける。 「どうする。俺たちならまだ24時間は演奏できるぜ」 「ならば俺は48時間歌ってやろう」 「ヘヘッ……」 「フフッ……」 不敵な、奇妙な親しみすら感じさせる笑いとともに、2人の男は立ち上がった。それを見た騒音部メンバーは演奏準備を整え、春香は応援のハチマキを締める。 「じゃあいくぜ!ライブ第2部のはじまりだ!」 「いいだろう!」 その時だった、奴等がやってきたのは。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「騒音部……目障りだ、俺たち同業者(マーダー)にとってはな」 騒音部と光太郎が築いた屍の山を飛び越えて、その乱入者たちはやって来た。その数5名。 「貴様らは何者だ!新手のクライシスの手先か!?」 「誰だてめぇら!俺たちのリサイタルの邪魔する気かよ!!」 その叫びに応えようともせず、その5人は近づいてくる。その手に、最新の犠牲者を携えて。 その5人とは…… 「なにが騒音部、だ。豚が…」 コキャ 【鮫島@新宿鮫シリーズ 死亡確認】死因・首コキャ 最凶の首コキャマーダー・マグニスさま。 「ふはははははは!演奏などやめてブタの鳴き真似をしろ!そしてブタは死ね!」 ザシュ 【白鳥龍彦@新宿スワン 死亡確認】死因・斬殺 残虐にして邪悪なるマーダー・ルカ様。 「我々以外のマーダーはバトロワには必要無いのだよ」 ズガン 【新宿少年探偵団@新宿少年探偵団 死亡確認】死因・ズガン 超A級ズガン師マーダー・ルーファウス。 「やぁ、僕は富竹、フリーのカメラマンさ。」 富竹フラッシュ! 【ミヤモトムサシ@MUSASHI −GUN道− 死亡確認】死因・うおっまぶしっ なぜか紛れ込んでいる富竹。 そして最後の1人は…… 「そんな……嘘だろ…… あんたは死んだはずじゃあ…… 母ちゃん!」 全裸で仁王立ちするその中年女性は間違いなく、先ほどの放送で名が呼ばれたはずのジャイアンの母だった。 「久しぶりだねえタケシ!お前も生き返らせてもらったのかい!? あたしも『あるお方』にマーダーとして生き返らせてもらったのさ そしてそのお方の命令でね……タケシ!お前を殺させてもらうよ!」 その時、新宿があったっぽいところを直下型大地震が襲った。大災厄の影響である。 「光太郎さん!」 「これは危険だ!今すぐここから避難しなければ!」 誰もが地震にうろたえる中、ジャイアンの母は仁王立ちしたまま、地面に向かって一発のパンチを打ち込んだ。 「ウォッチェリャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」 そしてその一撃で……地震が止んだ。 騒音部もブッチギルンジャー組も呆然としてジャイアンの母を見た。 そう、ジャイアンの母は『地震』を殺したのである。 【地震@自然現象 死亡確認】死因・パンチ一発 【富竹ジロウ@ひぐらしがなく頃に 死亡確認】死因・ジャイアンの母のパンチの余波で全身粉砕
「くっ、たとえ敵がどれほど強大でもブッチギルンジャーは負けはしない!」 「そうよ!必ずぶっちぎってみせるわ!」 仮面ライダーに変身しようとする光太郎をジャイアンが止めた。 「この勝負……お前らは手を出さないでくれ」 「何故だ!理由はわからないがあいつらは君たちの敵らしい。そして罪なきものの命を奪う奴は俺の、仮面ライダーの敵だ! ここは共闘を……」 「この喧嘩を売られたのは俺たち騒音部だっつーの! それに……俺にはわかる。あの母ちゃんは……姿は同じだが俺の母ちゃんじゃねえ 誰かに操られているゾンビだ!俺はそんな母ちゃんを見てられねえ……だから!俺はこの手であの母ちゃんを倒す!」 「へぇ!一丁前の口を利くようになったじゃないかいタケシ。今まで一度でも、お前があたしに勝てたことがあったかねぇ?」 「お前は、お前はもう俺の母ちゃんじゃないっつーの!」 そう言うとジャイアンは光太郎に自分の支給品である拳銃を投げて渡した。 「君は……武器を……」 「拳銃なんていらねぇよ。それより手出し無用、頼むぜ。男と男の約束だ」 ジャイアンだけではない、騒音部の全員が決意していた。自分達の演奏を阻もうとするこの敵は、自分たち自身で倒すと。 決意した騒音部員5人の目を見た光太郎は、拳銃を抱えたまま春香の手を引いて騒音部とマーダー軍団に背を向け歩き出した。 「光太郎さん!あの人たちを助けないと……」 「いいんだ春香さん。これは彼らの戦いなんだ。僕たちにできることは、この戦いを見届けることだけだ」 「よかったのかい。せっかくの味方も武器も捨てちまって」 「必要ないっつーの」 それを聞いてジャイアンの母はニヤリと笑った。 「それでこそ、あたしの息子だよ」 「ペポッ!!」 「ペポじゃないマグニスさま、だ。豚が…」 「絶対許さない、闘うよ私」 「豚が。豚に相応しい悲鳴を上げさせてやる」 「タピオカパン!パン!!パン!!!」 「2対1ですけど……卑怯とは言いませんよね……!」 「ふん、2人がかりでこのルーファウスを倒せるほどバトロワは甘くないのだよ」 そして騒音部の、史上最大のライブが始まった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ その様子を陰から見て楽しむものが1人。 それはマーダー軍団を復活させた王様だった。彼は楽しんでいた。 たとえマーダーたちが全滅したとしても、また復活させればいい。それまではこの『史上最大のライブ』とやらを見物させてもらおう、と王様は邪悪に笑った。
【三日目・9時/新惑星・東京都新宿があったっぽいところ】 【騒音部】 【ジャイアン@ドラえもん】 【状態】:健康、闘志、首輪は故障 【装備】:素手 【道具】:不明 【思考】1:俺様の歌を世界中に広める 2:母を斃す ※ボーカル担当 【カービィ@星のカービィシリーズ】 【状態】:健康、首輪は故障 【装備】:マイク 【道具】:不明 【思考】1:マーダー軍団を倒す ※ハモリ担当 【秋山澪@けいおん!】 【状態】:ぜっこうちょう!、首輪は故障 【装備】:なし 【道具】:支給品一式、ギター 【思考】1:騒音部の活動を邪魔するものは許さない ※ベース担当 【騒音おばさん@現実】 【状態】:健康、首輪は故障 【装備】:布団叩き 【道具】:ドラム 【思考】1:マーダーだろうがしばくぞぉ!! ※ドラム担当 【ドイツの少年@ようつべとかニコ動とか】 【状態】:健康、首輪は故障 【装備】:血まみれのキーボード 【道具】:パソコン 【思考】1:運動会プロテインパワー!!! ※キーボード担当 【再生マーダー軍団】 【再生ジャイアンの母@ドラえもん】 【状態】全裸 【装備】不明 【道具】不明 【思考】 基本:王様に従いマーダーする 【再生マグニスさま@テイルズオブシンフォニア】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:王様に従い首コキャする
【再生ルカ・ブライト@幻想水滸伝2】 【状態】健康、豚殺し 【装備】鋼の剣、鋼の鎧 【道具】支給品一式、他不明 【思考】 基本:王様に従い殺し合いに乗る 【再生ルーファウス@FF7】 【状態】健康 【装備】銃、速射弾、タオル、正宗 【道具】支給品一式×2 【思考】 基本:王様に従いズガンする 【王様@ドラゴンクエスト】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式 【思考】 基本:優勝する 1:おお、マーダーよ死んでしまうとは情けない(手駒として操る) ※ジャイアンの母を蘇らせたのも彼です ※マグニスさまを蘇らせたのも彼です ※2784で富竹を蘇らせたのも彼です 【高速兵組】 【南春香@みなみけ おかわり】(マスター) 【状態】おかわりモード 【装備】拳銃 【道具】支給品一式、不明支給品、かがみのデイバッグ、ハッピーセット×3 【思考】 基本:クライシス帝国を倒す 0:ぶっちぎるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 1:悪を全て滅ぼす 2:光太郎さんとともにこの戦いを見守る ※ブッチギルンジャーのマスターとして、多少なりともRXの影響を受けているようです ※柊かがみ、織田信長、彼女、イチロー、空気王、赤鬼、鷹の爪団、 クラス:マスターのサーヴァントとマスター、カーネル・ブロリー・サンダース、泉こなた、 ヤマダ電機社長、キングギドラの中に入っていたおっさん、岩鬼正美、里中智、それも私だ、 エイリア学園、真・空気組、デビルガンダム、マーダー軍団をクライシス帝国の手先だと認識しました(根拠ゼロ) 【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX】(クラス・ブッチギルンジャー) 【状態】てつを、絶賛熱唱中 【装備】キングストーン、ケータッチ@仮面ライダーディケイド、ライドロン、ジャイアンから預かった拳銃 【道具】不明 【思考】 基本:クライシス帝国を倒す 0:騒音部とマーダー軍団の戦いを見届ける 1:マスターである春香と行動する 2:悪に生きる道はないと知れ!! (悪を全て滅ぼす) 3:ぶっちぎるぜええええええええええええええええ!! 4:いざとなったら……助太刀に入るべきか…… ※柊かがみ、織田信長、彼女、イチロー、空気王、赤鬼、鷹の爪団、 クラス:マスターのサーヴァントとマスター、カーネル・ブロリー・サンダース、泉こなた、 ヤマダ電機社長、キングギドラの中に入っていたおっさん、岩鬼正美、里中智、それも私だ、 エイリア学園、真・空気組、デビルガンダム、マーダー軍団をクライシス帝国の手先だと認識しました(根拠ゼロ)
東京都渋谷は新宿と負けず劣らずの状況に陥っていた。 「ジィィィィィィネェェェェェェェェェェェェェ!!!」 そう言ってDECOビームを発射するのはノトーリアスDECO。 標的は天使の形をした怪物…いや、聖杯。 聖杯はビームを確認すると右手からレーザービームを発射。 ビームとレーザーは互いに相殺され大きな爆発が発生する。 そして爆発により発生した煙の中から姿を現したのは……。 「俺の名は長宗我部元親!いざ尋常に勝負!!」 刀を構えた元親だった。 元親はそのまま巨大な聖杯に向かって斬りかかる。 だが聖杯の股間に生えた乖離剣マラにより受け止められる。 「無視ズンナァァァァァァァ!!」 雄叫びを上げて二人に向かって触手を伸ばすDECO。 だが、突如DECO…だけでなく聖杯と元親の視線が上空に向けられる。 数多の光が降り注いでくるからだ。 DECOや聖杯は宝具やビームを放ってそれを相殺。 元親は人間を越えた反応速度で回避。 上空には機械を翼を展開させ、全砲門をこちらへと向けている鏡音リンの姿があった。 タタリ神との融合+不死身化により化物と化したDECO。 多くのサーヴァントの魂+その他諸々を吸収した聖杯…とおまけ1人。 DG細胞とゲッター線に感染したSENGOKU−BUSYOU。 1人の科学者により最終兵器と化したボーカロイド。 ご覧下さい、この面子。 いずれもロワで誕生したカオスに引き込まれたカオスな奴らじゃありませんか。 彼らが出会って何も起こらないはずがない。 そう、大乱闘の始まりだ。 【三日目・9時/新惑星・東京都渋谷】
【真の聖杯@カオスロワ】 【状態】健康 巨大化(サイズは自由に変更できるようです) サーヴァントの魂15体+α吸収 原作者の魂吸収 大災厄で死んだ人々の魂吸収 首輪無し 全裸 銀髪+白い翼×5対 10代の女性の肢体 股間に乖離剣マラ 【装備】イナバ製作所製の鎌 【道具】不明 【思考】 基本:聖杯を満たす 0:こいつら殺す 1:全サーヴァントの魂を吸収して聖杯として完成する 2:自分はこれ以上聖杯戦争に積極的介入はしないが、戦う気の無い奴らは戦わせる 3:自分に襲いかかってくるものは殺す ※体の大きさは自分の意志で変えられるようです ※サーヴァントの魂を吸収するたびに能力を得ていくようです。 ※打者(バッター)の魂を吸収しました。 ※イレギュラーなサーヴァントである英雄(ヒーロー)のことは感知できなかったようです 【柊かがみ(七期)@らき☆すた】 【状態】健康 【装備】巫女服@らき☆すた 【道具】無し 【思考】基本:天使様について行く 1:天使様の巫女として働く ※怪我及び吸マック鬼化は聖杯のサイエンティストとコーパレイターの能力で治ったようです ※巫女服はどこかから調達しました 【ノトーリアスDECO@テラカオスバトルロワイアル】 【状態】元らきすたのデコ 八意永琳の薬で不死身&怪物化 タタリ神化@もののけ姫 生物を吸収して巨大化 【装備】触ると死ぬタタリ神の肉体、デコビーム 【道具】無し 【思考】基本:目立っているものを皆殺しにする 1:こいつら殺す 2:マーラ様の人、小早川ゆたか、協力者(八雲紫)も殺す ※蓬莱人程度に不死身です ※タタリ神に体を蝕まれるとショック死するほど超痛いですがノトーリアスDECOは不死身のため死ねません ※それでも誰かに殺された場合、殺した者にはタタリ神の呪い(一時的に身体能力が強化されるが、やがて呪いが骨に達して死ぬ)がかかります 【長宗我部元親@戦国時代】 【状態】ダメージ(中)、DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた SENGOKU☆BUSYOU 【装備】日本刀(DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた) 【道具】なし 【思考】 0:こいつらと戦う 1:戦いを楽しむ ただし、ヤマダは例外 2:気が向いたら信長の指示通り、参加者をひっかきまわす 3:さらに気が向けば、ボーカロイドを探して殺してもいい 4:セイバー、狙撃手、またはまだ見ぬ強者と戦いたい 【最終兵器鏡音リン改@ボーカロイド】 【状態】最終兵器状態 【装備】最終兵器状態@最終兵器彼女 【道具】最終兵器状態の兵器全部@最終兵器彼女 【思考】こいつらの殲滅
エイプリルフールネタが・・・一つもないだと・・・?
亀だが誤爆
エイプリルフール「私、四月一日過ぎたし自殺するか」ズキューン 【エイプリルフール@四月一日 死亡確認】
旧約聖書とは、土着信仰を含む各地の様々な神話を総合して作られた神話体系である。 よって、同じ旧約聖書の中にある話でもよく読むと互いに矛盾していたりすることは珍しくない。 たとえば、創世記の天地創造の章の前半と後半とで、神が動物と植物と人間を創る順番が違っているのは有名な話だ。 ノアの箱舟伝説においても同じで、聖書のノアの箱舟に関する記述には随所で矛盾が見られ、 おそらく元々はまったく別の二つの洪水伝説だったものを無理やり一つに纏めた結果だろうとされている。 これは見方を変えれば、聖書の洪水伝説のモデルになった洪水は二つあり、モデルになった箱舟は二つあったということもできる。 そして当然、「ノア」という名前の男も、二人いたということになる。 (さて、これからどうしたものですかね) 箱舟をひとまず安全そうな場所に上陸させたノアが始めたことは、少しでも箱舟を補修しておくことだった。 何しろいつまた次の災害が襲ってくるかもわからないのだ。 しかし幸いその作業は、箱舟に載せていた動物たちが手伝ってくれたので難なく終わりそうだった。 (しかし、この箱舟に乗せられる人数など限りがある。やはり、こんな災いを引きおこした元凶をどうにかしなければなりませんね) 今回の災害は、人間の堕落に怒った神の御心によって引き起こされたわけではない。 詳しくはわからないが、恐るべき悪意を持った者によって人為的に引き起こされたらしいというのが、 船に乗せた避難民から得た情報によってわかったことだった。 急がなければ、もしこの惑星が太陽に衝突したら今度は箱舟など何の意味もなさない。 何億という罪も無い人が命を落とすことになる。 その時、ノアの耳元に一羽の鳩が飛んできた。 この鳩は聖書の箱舟伝説の章に登場する、洪水が収まった後に最初に箱舟から出て行って、ノアたちにすでに水が引いたことを教えたあの鳩である。 しかし、この時鳩が伝えたのはよい知らせでは無かった。 「なんと……高潮、いや津波が発生し、こちらに向かっていると!!」 予想できたことではあった。 新惑星が太陽に接近を続ける以上、一旦は収まっていた激変も、再び始まるのは必然。 太陽の重力の影響による地震や高潮に加えて、太陽の熱で極地の氷が溶け始め、海水面が急激な上昇を始めたのだ。 おそらく太陽に衝突するまでに、海辺の町や小さな島などはすべて水没してしまうだろう。 しかしそれよりも今問題なのはついさっき発生したという津波だ。 異常潮汐の影響まで受けた津波は、前回を越える高さを保ちながら、内陸にあるここまで今にも到達しようとしているらしい。 「とにかくみんな箱舟に乗り込んで!!」 動物たちに指示を飛ばしつつ、ノアはどうすれば短時間でできるだけ多くの人を救助できるかを考え始めた。 工夫すれば、今からでも人々を救えるはず。しかし、一体どうしたら……
「お困りのようだねえ」 男に声をかけられたのはその時だった。 振り向いたノアは驚愕した。そこにいたのは、背格好、顔立ち、服装、声、いずれを取っても、まぎれなく自分と同じ姿をした男だった。 「な……馬鹿な……」 「そう驚くなよ、俺。俺はもう一人のお前だ、ノア」 「ど、どういうことなんでしょうか?」 「ふん、世界各地で語り継がれた大洪水の伝説が一つでは無かったのと同じように、 伝説として語られたノアという男も二人いた。それだけの話だ」 聖書の箱舟伝説は、少なくとも二つの土着の洪水伝説を組み合わせて執筆されたもの。 すなわち、キリスト教が世界宗教になり、聖書が世界中で読まれるようになるずっと前の時代に とある国のとある民族の素朴な神話として語られていたノアという男は二人いたのだ。 二人のノアはどちらが正典というわけでもどちらが史実というわけでもなく、聖書編纂者の手によって無理矢理、 神話時代に存在した一人の人間として『捏造』されたのである。 「ま、そんなこった。お、それがあんたの箱舟かい? なかなか良い出来じゃねえか」 突如現れたもう一人のノアは、そう言って口笛を吹く。 一人目のノアのほうは驚きを隠せないながらも、このもう一人の自分を神が遣わした奇蹟だとみなした。 「頼みます、二人で手分けして人々を救助しましょう!! さすれば、一人で行うよりもより多くの人を助けることが出来る。 あなたも私であるのなら、私と考えは同じでしょう?」 「ああ、確かにそりゃあやぶさかじゃねえ。ただし、だ」 もう一人のノアはそう言って―――突然取り出したナイフで、もう一人の自分の腹を刺した。 「ぐ……な……なぜ、です……!?」 出血する腹を押さえてうずくまるノアに、もう一人のノアは事も無げに言った。 「この世界に『ノア』という名前の男など二人はいらない、そうだろう? 安心しろ、避難民どもはみんな俺が救助してやるよ。お前の出番なんざもう無いのさ。 くっくっく……ああそうさ、俺は一人でも大勢の人を助けて、本物の『ノア』になるのさ!!」 ノアは高笑いを残して、自分が刺したもう一人のノアの支給品袋を奪うと足早に立ち去っていった。 もう一人の自分が去ったあと、ノアは朦朧とする意識の中で、自分たちを囲む動物たちの気配を感じた。 「どうした、お前たち……はやく、逃げなさい。もうすぐここには津波が来る。すぐ、逃げるんだ……」 だが、動物たちは一向に動こうとしなかった。彼らは誰よりも自分たちを愛してくれたノアとの殉死を望んだのである。 その事に気づいたノアは、そんな動物たちの中の一羽だけに向かって言った。 「お前は、生きなさい。逃げて、他の人たちに、このことを……」 最後まで言い終えることなく、ノアは息を引き取った。 ノアから言葉を授けられた鳩は、しばし戸惑っていたが、仲間たちの声に推されるようにして空に向かって飛び立っていった。 自分はあくまでも幸福を知らせる使。ノアの遺志を無駄にはしないという決意を込めて。 その少し後、沖合で発生した津波はトルコの山々を洗い、ノアの亡骸と動物たちを水の底へと引きずり込んでいった。 【ノア(一人目)@旧約聖書 死亡確認】 【箱舟に乗った動物たち@旧約聖書 死亡確認】
【ノア(二人目)@旧約聖書】 【状態】健康 【装備】アーミーナイフ 【道具】支給品一式×2 不明支給品1 【思考】 基本:なるべく多くの人を災害から救い、自分が唯一の『ノア』になる 【鳩@旧約聖書】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 基本:ノア(一人目)の遺志を受け継ぐ
時間表記忘れてた 【三日目・午後九時/トルコ】
219 :
俺のマイウェイ :2010/04/07(水) 13:32:52 ID:+S8xQ2Eo
ボンバーマンはあとさきをまったく考えずでかい爆弾をつくって今、手にそれを持っていた。 大きさは何十メートルだろうか。いやそれ以上に重さが問題だろう。 重さは軽く1tは超えている。なんでボンバーマンが持っているか。 それは力持ちのビスケット・オリバに聞いてみよう。 「ウェイ」 ある少年がボンバーマンを手で払いのけて走った。 当然、爆弾は落ちる。そして落ちた衝撃により多くの人間が死んだ。 なお、少年は逃げることに成功した。なんで?…それはご都合主義ってやつだよ。 焼肉の匂いがする焼け野原に一人の大柄な黒人が現れた。 「ナンダ。呼ンダンジャナイノカイ」 もうオリバは用なしだった。 【三日目・午後9時50分/新惑星・イナバ製作所の近くのローソン付近】 【星くん@チャージマン研!】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】基本:ウェイ 【ビスケット・オリバ@範馬刃牙】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】基本:俺ハ何ノタメニ来タンダ… 【ボンバーマン@ボンバーマン 死亡確認】 【田楽マン@ボボボーボ・ボーボボ 死亡確認】 【クレオパトラ@歴史 死亡確認】 【栽培マン@ドラゴンボール 死亡確認】 【末堂厚@グラップラー刃牙 死亡確認】 【佐原@賭博黙示録カイジ 死亡確認】 【利根川幸雄@カイジ〜人生逆転ゲーム〜 死亡確認】 【武田信玄@戦国時代 死亡確認】 【レベッカ宮本@ぽにぽに 死亡確認】 【エンヴィー@鋼の錬金術師 死亡確認】 死因:爆死
220 :
謀反の結果 :2010/04/07(水) 17:01:48 ID:AXIG+ZnJ
織田信長は死んだ。 明智光秀の火縄銃で頭部を吹き飛ばされて、それはもうあっけなく。 記憶を取り戻し、自らのサーヴァント・バッターを自害させた信長は 自分の過去、そして現在の状況を考え、その後しばらく呆然自失の状態だった。 それはもう、明智光秀(ユダのサーヴァントになった奴じゃないほう)が自分の部屋に侵入して火縄銃の照準を自分の頭部にあわせていることにすら 気がつかないくらい呆然としていた。 そして光秀の撃った火縄銃の一撃により、信長は血しぶきと脳髄をぶちまけて床に倒れ伏し、死んだ。 呆気なかった。あまりに呆気なかったと明智光秀は火縄銃を抱えたままで感慨に耽った。そして、これでバトルロワイアルを終わらせることができる。そう思った。 「信長を殺してくれてご苦労」 信長の死体がそう言ってむっくりと立ち上がった。 いや、信長の死体ではない。信長に憑依していた怨霊ああああが、頭頂部を吹き飛ばされた信長の死体を操り、信長の口を通じてしゃべっているのだ。 「自分のサーヴァント自害させた時はなにやってんだこいつとか思ったよ。正直最近は操るのも難しくなっててさ。だから殺してくれて助かったわ 死体になってくれれば完全に操ることができる……しかしこの脳ミソ吹き飛ばすって殺害方法は他に何とかならんかったのか? まあこのチョンマゲのカツラを被ってれば頭に大穴開いてることをごまかせるかな……あとは化粧で顔色を良くして、そうそう腐敗しないように部屋の温度下げねーと あとこの部屋にぶちまけられた血と脳ミソ、これ光秀がやったんだから光秀が掃除しろよなー。光秀聞いてっか、光秀?」 明智光秀は死んでいた。どうやら自分が殺した主人が頭の一部が欠けた屍体のまま動き回りしゃべりまくるのを見て心臓発作を起こしてショック死したらしい。 「あーあ、誰が片付けんだよこの部屋」 そう言うとああああに完全に操られた信長は火縄銃の弾が貫通したあたりをポリポリと掻いた。 【三日目・9時/主催本部】 【織田信長@戦国時代】 【状態】死体、ああああが憑依して操っている、頭部に貫通した銃創 【装備】チョンマゲのカツラ@時代劇 【道具】不明 ※元の信長の精神は死亡消滅しました ※信長の死体はああああが完璧に操っています 【ああああ@主人公に命名可能な全てのRPG】 【状態】怨霊、肉体無し、Lv99、全パラメータMAX あらゆるRPGのあらゆる魔法と技を習得している 【装備】不明 【道具】不明 【思考】1:自分の肉体を復活させる 2:とりあえず今は信長の躯で我慢する 【明智光秀@現実 死亡確認】
あーん☆
新惑星・千葉県。 ここで二人の男が対峙していた。 一人は黒い髭を携え、二挺拳銃を構えた老人。 もう一人は金髪隻眼に赤いスーツを着た壮年の男性。 両者の睨みあいはしばらく続いた。 (……この男、出来る……!) 二人から放たれる気はその場を重苦しい空気を変えた。 それはそうである。なぜならば両者共に達人の域に達している者である。 「……烈風拳!」 先に動いたのは金髪の男であった。 地を這う衝撃波が凄まじい勢いで老人に向かって迫り来る。 しかし、老人はその年齢を見合わぬ、俊敏な動きでかわす。 全く無駄の無いでジャンプし、上空に避けたのであった。 「な……に……!?」 その直後に金髪の男は驚愕した。 老人はそのまま、ゆったりとスピードで落ちながら、こちらに向かって拳銃の引き金を引く。 俗にいう。『落ちながら戦う』というものである。 だが、金髪の男の動きも凄まじい。彼の持つ動体視力と反射速度で弾丸を避ける。 そして、老人が地面に着地し、金髪の男が止まる。 「貴様、何者だ!」 「わしは……タクアンだ」 「タクアンとやら、貴様のそれは何だ」 「……GUN道だ」 タクアンと名乗ったこの男。 この男はGUN道と呼ばれる。片手に拳銃、片手に刀、というスタイルを基本とする。 全く新しい総合武術の達人なのだ。(刀使ってねえけど) 「そういう、貴様は何者だ?」 「私はルガール、ルガール・バーンシュタイン。 ……急な話になるんだが、貴様の技に惚れた。弟子にしてくれ」 「!?」 本当に急な話であった。 ルガールは天才的な格闘センスを持ち、様々な格闘技をマスターしているが、 GUN道と呼ばれるこの全く新しい総合武術は今、初めて知った。 そして、衝撃を受けた。
「ワシの指導は厳しいぞ?」 「構わない、だがこのGUN道をマスターをした後、貴様にまた試合を申し込ませてもらう」 「ハッハッハ、望むところよ!」 【三日目・9時/新惑星・千葉県】 【タクアン和尚@MUSASHI-GUN道-】 【状態】健康 【装備】恵戌新&逢戌璃@戦国BASARA 【道具】不明 【思考】 1:ルガールにGUN道を教える 【ルガール・バーンシュタイン@MUGEN】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】不明 【思考】 1:タクアンにGUN道を教わり、その後にまたタクアンと戦う。 【ケンジ@ポケットモンスター 死亡確認】 死因:ルガールの烈風拳の流れ弾 【野比セワシ@ドラえもん 死亡確認】 【ディアボロス@FFシリーズ 死亡確認】 死因:タクアンの恵戌新&逢戌璃の流れ弾
224 :
マーダーではない殺人鬼 :2010/04/09(金) 16:59:37 ID:aqX8FzSW
Dr.サルバドール。彼は通称チェーンソー男である。 布袋に隠された顔は不気味で人間ではないと錯覚する。 彼は人間とはとても言えない、が元を正せば人間である。 プラーガという寄生生物に寄生された人間、通称「ガナード」である。 体力が高く、彼の手には幸運にも愛用している武器であるチェーンソーであった。 彼の脳内には「村に入らせない」という使命しかない。 侵入者には抹殺を。それしか彼の思考には存在しない。 進入されてはならない所。それは彼が住んでいる「人間」からみれば生気の無い村である。 彼のこの殺し合いでの方針。それは村を目指すことだった。 そして村の侵入者を抹殺する。単純な目標だった。 それはあまりにも単純すぎた。 彼は村に行くまでの間は防衛以外は人を殺さないと決めたのだから。 殺人鬼はここでいうなら人を殺さない対主催と矛盾しているが一時的になることができたのだ。 彼は今、新惑星の千葉県の落花生農園にいた。 下に無造作に落ちている落花生を踏み潰しながら村を探す。行き先もわからぬまま。 皮袋の穴の暗闇に姿を隠された目はただ、まっすぐ前を見ていた。 【三日目・9時/新惑星・千葉県の落花生農園】 【チェーンソー男@バイオハザード4】 【状態】健康 プラーガ寄生 【装備】チェーンソー 【道具】支給品一式 【思考】基本:村に戻り侵入者を殺す。 1:襲ってくるものは殺す。
「ポケットモンスター ブラック&ホワイト発売決定?どうせ俺はでないだろ!お前ら人間じゃねえ!!!」 ズガン!! 【ポケモンの新男主人公@ポケットモンスター ホワイト&ブラック 死亡確認】 死因 タケシにより銃殺 「お前もニンゲンじゃねえ!死ね・・・ぐわあ!なにをするきさm」 ギュルルルルガッガッガッオマエニンゲンジャネグワッ!ブシュルルルギルルギュルルルルルルルルル...... 彼にとって今ある光景はおそらく眼中にはないのだろう。 彼は自分の成すべき使命、「村に入らせない」を達成するためにはこの少年の存在は邪魔だと判断しただけだった。 彼は少年のわかれた死体をみることすらなくただ正面をみて歩き使命を続行した。 【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】 死因 チェンソー男のチェンソーで切断 【三日目・9時/新惑星・千葉県の落花生農園】 【チェーンソー男@バイオハザード4】 【状態】健康 プラーガ寄生 【装備】チェーンソー 【道具】支給品一式 【思考】基本:村に戻り侵入者を殺す。 1:襲ってくるものは殺す。
「ゔ……ゔぅぅぅ!!」 禍々しい吐息を吐きながらうめくのは、異形の怪物ノトーリアスDECO。 ほんの数分前、こいつを含むカオスロワが生み出したヤバイ連中が出くわしたのだが…… 巻き起こされた戦闘たるや凄まじく、全員一歩も譲らない戦いだった。 元戦国武将は体格的に近い、最終兵器と化した全裸少女に真っ向勝負を挑み、 巨体を誇る聖杯とDECOはそれぞれがレーザービームを撃ち合った。 だが考えてもみたまえ。 イナバ製の絶対防御力を誇る(実は結構破られてるが)聖杯と不死の怪物。 そんな怪物の戦い、さしもの強者とて無傷では済まない。 当り前のように互いの攻撃は、互いを吹き飛ばしあう。 さらに、 「ほら、時間ありませんから習得急いで急いで!もう一度いきますよ?スターバスター!」 「「スターバスター!」」 どこからともなく、迷惑極まりない練習の流れ弾が飛んできて、 「ペッペペポペペ、ポポポポペー!!!」 同じように、どこからともなく驚愕的歌唱の流れ音波まで飛んできて、 そのタイミングで聖杯とDECOは勿論、リン改と元親も必殺技を放ち、 その結果! 東京都渋谷は地図からその姿を消した。 だが悲しむことはない。 (やっと…楽になれる……秋葉原たちのもとへ旅立とう……) 彼にとっての死は、永遠の安らぎであるのだから…… 【東京都渋谷@マップ・死亡確認】 さて、マップを消し飛ばすだけのエネルギー。 これにより怪物はみな散り散りに吹き飛ばされ、みな頭を強打した。 その結果 「わ゙だじ……な゙に゙じでだんだっげ?」 見事に直前の記憶だけを失ってしまったのだった。 【三日目・9時10分/新惑星・東京都のどこか】 【ノトーリアスDECO@テラカオスバトルロワイアル】 【状態】元らきすたのデコ 八意永琳の薬で不死身&怪物化 タタリ神化@もののけ姫 生物を吸収して巨大化 【装備】触ると死ぬタタリ神の肉体、デコビーム 【道具】無し 【思考】基本:目立っているものを皆殺しにする 1:思い出せないので当初の予定通りみゆきを追う 2:マーラ様の人、小早川ゆたか、協力者(八雲紫)も殺す ※蓬莱人程度に不死身です ※タタリ神に体を蝕まれるとショック死するほど超痛いですがノトーリアスDECOは不死身のため死ねません ※それでも誰かに殺された場合、殺した者にはタタリ神の呪い(一時的に身体能力が強化されるが、やがて呪いが骨に達して死ぬ)がかかります ※渋谷での乱闘の記憶を失いました。残りの怪物三名+一名も同様です。
「……美味い」 千葉県のカフェ『カフェ・ド・パプテマス2号店』。 店主、パプテマス・シロッコは誰も来ないことを言い事に自分で淹れたコーヒーを飲んでいた。 ちなみにいうと、この殺し合いが始まって訪れたのはギリアムだけであった。 シロッコしかいない店内には洒落たBGMが流れ、コーヒーのいい匂いが漂っている。 「……そういえば、さっきの放送で私の名前が呼ばれたような気がしたが、 同姓同名なんてよくある事だしな、気にしなくてもいいか……しかし、暇だ」 果たして、シロッコの店が繁盛することはあるのだろうか? 【三日目・9時/新惑星・千葉県】 【パプテマス・シロッコ@機動戦士Zガンダム】 【状態】『カフェ・ド・パプテマス2号店』店主 【装備】『カフェ・ド・パプテマス2号店』 【道具】支給品一式、コーヒー 【思考】基本:店を繁盛させる 1:客、来ないな…… ※六期のシロッコと同一人物です
228 :
伝説のパシリ :2010/04/10(土) 23:54:21 ID:/2EfmVSm
激戦の果てブロリーは……。 「ミートボール買ってこいよ」 「バルサミコ酢買ってこいよ」 「タコス買ってこいよ」 「ティーセットがほしいですなぁ。 私も少々疲れたし、そろそろティータイムなのでね!」 「……はい」 すっかりこいつらにパシられていた。 【三日目・9時/新惑星・東京】 【ジェネラル@カイザーナックル】 【状態】最強の尖兵、感心できない厨性能 【装備】いらない 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 基本:バトロワとは感心しませんな 1:みなみとゆたかを探す 2:そろそろティータイムですね 【柊つかさ@らき☆すた】 【状態】健康、尻丸出し 【装備】F1ボタン@MUGEN 【道具】支給品一式 【思考】 1:バルサミコ酢〜♪ 2:みなみとゆたかを探す 【日下部みさお@らき☆すた】 【状態】健康、尻丸出し 【装備】F3ボタン@MUGEN 【道具】支給品一式 【思考】 1:ミートボール食べたい 2:みなみとゆたかを探す ※峰岸あやのを目立たせる同盟のメンバーです。 【イクスヴェリア@リリカルなのはシリーズ】 【状態】気絶、性的な疲労 、いない扱い(一応いる) 【片岡 優希@咲〜saki】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 1:タコス食べたい 【ブロリー@MUGEN】 【状態】普通の状態、疲労(大) 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】 基本:はい… 1:頼まれたものを買ってくる ※あくまでMUGEN設定です。
少し前の話である。 「ずっとオレのターン!スゴイぞー!!カッコいいぞー!!」 「君は楽しそうだねえ。俺はどっちでもいいけど」 海馬と村の社長コンビはとりあえず田代砲を撃ちまくりながら東京へと移動していた。その間にも何人か田代砲で粉砕玉砕大喝采していたが、この社長2人は気にしない。 【シャア・アズナブル@機動戦士ガンダム 死亡確認】 【古手梨花@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】 【サモエド仮面@学園キノ 死亡確認】 死因:田代砲で粉砕!玉砕!!大喝采!!! 「それで東京に来たはいいけどどこに行くの。俺はどっちでもいいけど」 「ふぅん、まずは渋谷だ!」 その決断が彼らの命取りだった。 ◇ 「混沌の財宝 ( ゲートオブテラカオス )」 真の聖杯がそう唱えると同時に、彼女の背後の空間から無数の伝説の武器が発射された。 しかしその伝説の武器の中には、胡桃だのネギだのボルテッカだのハンバーガーだのフライドチキンだの三塁への送球だのイナバ物置だのが混ざっている。 これこそ真の聖杯の能力・混沌の財宝 ( ゲートオブテラカオス )。 発射された『混沌の財宝』は、その狙いであるノトーリアスDECOのいる渋谷PARCOへと降り注いだ。。 「デェェェェェゴビィィィィィィィィィム゙ゥ!!!!!!!!」 それに対してノトーリアスDECOはその額からドス黒い光線を放つ。 最大出力で放たれたDECOビームは途上にある渋谷センター街を蒸発消滅させながら、東急プラザ前にいる真の聖杯へと一直線に向かっていった。 その一方で長宗我部元親は最終兵器鏡音リン改と戦いを繰り広げていた。 リン改が撃ち出すミサイルの雨、そして真の聖杯の『混沌の財宝 ( ゲートオブテラカオス )』とDECOのビームを超人的な身のこなしで避けながら、彼は斬撃を放つ。 「ゲッタァァァァァァ一刀両断!!!!」 そう叫んで上段に振り下ろす元親。その日本刀からはゲッター線の緑色の光が巨大な刃のように伸び、その一振りで渋谷の109が真っ二つになった。 『これだ、これなんだ俺が望んでいたものは』 悪夢のような戦いの中で、元親は心の底から楽しそうに笑っていた。 一方的に殺すのではない、一方的に殺されるのでもない、殺すか殺されるかの極限の戦い。それこそが彼が求め続けていたものだった。 そして今、彼の望みは叶えられていた。 「楽しいよなあ!!そう思うだろお前らも!!ゲッタァァァァァァ唐竹割りィィィィィィ!!!!」 そんな元親の心境など知らず、渋谷駅上空から最終兵器鏡音リン改は無尽蔵のミサイルを撃ち続けていた。 彼女には戦う喜びも悲しみも憎しみも無い。ただ目の前の奴等を殲滅するだけだ。 「殲滅――殲滅――殲滅――殲滅――」 そう呟いて彼女は全攻撃砲を一斉に掃射した。 こうして渋谷の各所から必殺技を繰り出した怪物たち。その四方からの攻撃は、偶然にも渋谷駅ハチ公前でぶつかり合うこととなった。 そしてその時ちょうど渋谷駅からハチ公前に降り立った不幸な男が二人…… 「渋谷でも粉砕!玉砕!!大喝采!!!してやr」 「なんかすごいことになってるね渋谷。まあ俺はどっちでm」 田代砲やソードサムライXを展開させる暇もなく、バケモノどもの必殺技をくらった社長二人はその肉体を素粒子レベルまで分解されて消滅した。 【海馬瀬戸@遊戯王デュエルモンスターズ 死亡確認】 【村正彦@人造昆虫カブトボーグ V×V 死亡確認】 死因:真の聖杯の混沌の財宝 ( ゲートオブテラカオス )&ノトーリアスDECOのDECOビーム&長宗我部元親のゲッター唐竹割り&最終兵器鏡音リン改の全砲一斉掃射 ちなみに鎖鎌を持って血塗れで笑いながら渋谷の路上を歩いていた姉ちゃんがいたが、彼女もその攻撃に巻き込まれて死んだ。 【雨宮桜子@PSYREN−サイレン− 死亡確認】 死因:真の聖杯の混沌の財宝 ( ゲートオブテラカオス )&ノトーリアスDECOのDECOビーム&長宗我部元親のゲッター唐竹割り&最終兵器鏡音リン改の全砲一斉掃射
◇ 四体の怪物たちが渋谷で戦っていた時間は10分にも満たない。 しかしその間に渋谷の街は阿鼻叫喚の地獄と化していた。 あるものは混沌の財宝 ( ゲートオブテラカオス )で飛んできた胡桃に頭をカチ割られ、ポテトに体を串刺しにされ、レーザービームで滅亡し、イナバ物置で圧殺された。 あるものは這いずり回るノトーリアスDECOに轢き殺され、捕食され、ビームで焼き殺された。DECOの汁を浴びて腐蝕死した者もいる。 そしてまたあるものは長宗我部元親のゲッター日本刀により建物ごとその体を両断され、最終兵器鏡音リン改のミサイル、ビームに被弾し爆死した。 この戦いの余波で倒壊した建物の下敷きになり死んだものも大勢いる。 僅かな時間の間に、死者数はとんでもないことになっていた。 【三日目・9時5分/新惑星・東京都渋谷】 【グレイ@ロマンシングサガ 死亡確認】 【クリスタルボーイ@COBRA 死亡確認】 【ソニック・ザ・ヘッジホッグ@ソニックシリーズ 死亡確認】 【棗恭介@リトルバスターズ! 死亡確認】 【玉職人@内村プロデュース 死亡確認】 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】 【キノ@キノの旅 死亡確認】 【トツギーノ@バカリズム 死亡確認】 【トツギーノの旦那@バカリズム 死亡確認】 【ヴェル爺@CM 死亡確認】 【大森寧々@べるぜバブ 死亡確認】 【グッドナイト下川@べるぜバブ 死亡確認】 【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】 【名も無きクチビル岩@デスクリムゾン 死亡確認】 【ダン@熱砂の惑星 死亡確認】 【山田平吉@パワプロクンポケット4 死亡確認】 【渋谷センター街にたむろしてるDQN×10 死亡確認】 【ヤマンバギャル×10 死亡確認】 【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】 死因:真の聖杯・ノトーリアスDECO・長宗我部元親・最終兵器鏡音リン改の戦闘に巻き込まれる。 どう見ても大量虐殺なのだが、真の聖杯・ノトーリアスDECO・最終兵器鏡音リン改はそもそも首輪をしていないので問題ない。 そして唯一首輪をしている長宗我部元親は…… 「ゲッタァァァァァァ首輪ァァァァァ!!!」 首輪を自由に取り外して武器として使っていた。首輪もゲッター線を浴びたことで進化しており、元親に投げられるとまるでブーメランのように弧を描きながら その進行上にあるものを全て爆破し、また元親の手の中に戻ってきた。参加者に武器として使われるなど、それは某首輪が見たら憤死しかねない光景だった。 ついでに今の首輪の攻撃で富竹が死んだ。 【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】 死因:ゲッター首輪 そんなこんなで怪物たちが戦ってお互いを吹き飛ばしあっていたところ、スターバスターの練習の流れ弾と騒音部による超音波が飛んできて それと同時に再び四体の必殺技が激突した結果、渋谷は昇天し、怪物たちはそれぞれてんで異なる場所へと吹き飛ばされ頭を打って記憶を失ったのであった。
☆ 「痛たた……聖杯様、私達は何をしていたんでしたっけ……」 巫女姿の柊かがみは頭をさすりながら聖杯に問いかける。だが聖杯も一体自分たちがなにをしていたのか、すっかり忘れていた。 だが記憶は失われても、聖杯には新たな思考が生まれていた。 (長宗我部元親と最終兵器鏡音リン改……この2名が死んだ場合、その魂を吸収しよう。DECOのは……汚ねえからいらない) 【三日目・9時15分/新惑星・東京都のどこか】 【真の聖杯@カオスロワ】 【状態】健康 巨大化(サイズは自由に変更できるようです) サーヴァントの魂15体+α吸収 原作者の魂吸収 大災厄で死んだ人々の魂吸収 首輪無し 全裸 銀髪+白い翼×5対 10代の女性の肢体 股間に乖離剣マラ 【装備】イナバ製作所製の鎌 【道具】不明 【思考】 基本:聖杯を満たす 1:全サーヴァントの魂を吸収して聖杯として完成する 2:自分はこれ以上聖杯戦争に積極的介入はしないが、戦う気の無い奴らは戦わせる 3:自分に襲いかかってくるものは殺す 4:誰だか思い出せないが、長宗我部元親・最終兵器鏡音リン改が死んだらその魂を吸収する ※体の大きさは自分の意志で変えられるようです ※サーヴァントの魂を吸収するたびに能力を得ていくようです。 【柊かがみ(七期)@らき☆すた】 【状態】健康、頭痛、直前の記憶喪失 【装備】巫女服@らき☆すた 【道具】無し 【思考】基本:聖杯様について行く 1:思い出せないので聖杯様の巫女として働く ※怪我及び吸マック鬼化は聖杯のサイエンティストとコーパレイターの能力で治ったようです ※巫女服はどこかから調達しました
※ 「見゙い゙づげだあああああああああああああああああああああああああだがらみ゙ゆ゙ぎい゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙!!!!!!!」 「いやぁ!なんですかこの怪物は!」 「誰か助けて!」 「キャァァァァァ!」 ノトーリアスDECOは目的の高良みゆきを食い殺して満足し、次の標的を探してゴソゴソとどこかへ去っていった。 ちなみにDECOが殺した高良みゆきは12/のアジトで逃がしたみゆきとはまた別の世界のみゆきだったのだが、脳の腐っているDECOはそんなことには気がつかなかった。 【三日目・9時15分/新惑星・東京都のどこか】 【ノトーリアスDECO@テラカオスバトルロワイアル】 【状態】元らきすたのデコ 八意永琳の薬で不死身&怪物化 タタリ神化@もののけ姫 生物を吸収して巨大化 【装備】触ると死ぬタタリ神の肉体、デコビーム 【道具】無し 【思考】基本:目立っているものを皆殺しにする 1:とりあえず目立っている奴すべてを殺す 2:マーラ様の人、小早川ゆたか、協力者(八雲紫)も殺す ※蓬莱人程度に不死身です ※タタリ神に体を蝕まれるとショック死するほど超痛いですがノトーリアスDECOは不死身のため死ねません ※それでも誰かに殺された場合、殺した者にはタタリ神の呪い(一時的に身体能力が強化されるが、やがて呪いが骨に達して死ぬ)がかかります 【高良みゆき@らき☆すた(原作) 死亡確認】 【高良みゆき@らき☆すた 萌えドリル 死亡確認】 【高良みゆき@らき☆すた 〜陵桜学園 桜藤祭〜 死亡確認】 【高良みゆき@らき☆すた殺人事件 死亡確認】 【高良みゆき@らき☆すたオンライン 死亡確認】 【高良みゆき@スーパー童話大戦 死亡確認】 【高良みゆ@きら☆すた 死亡確認】 死因:ノトーリアスDECOに捕食
□ 「頭が痛ぇ……それになんだこの、最高に美味い飯を食い途中で取り上げられたような気分は……」 不快そうに顔を歪めながら、長宗我部元親は何処とも知れぬ場所を一人歩いていた。 そんな彼の頬を、一発の弾丸が掠める。 「……誰かと思えば、いつぞやのメリケンの姉ちゃんか」 元親が振り向いた先には、ワルサーP38を構えるパトリシア・マーティンの姿があった。 「ヨウヤク見つけマシータ。ひよりのアダ討ち、させてイタダキマース」 「てめぇじゃ相手にならねえよ。姉ちゃん」 目玉をグルグルさせながら元親は鼻で笑った。今の彼にとって銃器など恐るるに足りない。 「ワタシも自分ひとりの力でSENGOKU☆BUSYOUに勝てるとは思っていマセーン だからワタシの本国アメリカから心強いアダ討ちの助っ人を呼んできまシター」 その時、天空から2体の巨大ロボが元親とパティの間に降り立った。 「こいつね!パティの言ってたモトチカ・チョーソガベって奴は!」 「けっ、反吐が出そうな面してやがるぜ」 「DG細胞を悪用してる野郎を見逃すわけにはいかねぇ。クイーン・ザ・スペードとしてな!」 自分の前に立つ2体の巨大ロボをグルグルした瞳で睨みつけ、長宗我部元親は獣のような笑みを浮かべた。 「……ちょうど不完全燃焼気味でイラついてたんだ……頼むから楽しませてくれよ!ゲッタァァァァァァ日本刀!!!!」 緑色に輝く日本刀を振り上げ、元親は単身、巨大ロボへと斬りかかっていった。 【三日目・9時15分/新惑星・東京都のどこか】 【長宗我部元親@戦国時代】 【状態】ダメージ(中)、DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた SENGOKU☆BUSYOU 【装備】日本刀(DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた)、ゲッター首輪 【道具】なし 【思考】 0:思い出せないのでとりあえずパトリシア・マーティンとその仲間を倒す 1:戦いを楽しむ ただし、ヤマダは例外 2:気が向いたら信長の指示通り、参加者をひっかきまわす 3:まだ見ぬ強者と戦いたい 【パトリシア・マーティン@らき☆すた】 【状態】健康 【装備】銃火器多数 【道具】支給品一式 【思考】 1:元親を殺し、田村ひよりの仇を討つ 2:織田信長を殺す 【ジャック・キング@ゲッターロボ】 【状態】健康、テキサスマックに搭乗中 【装備】デキサスマック@ゲッターロボ 【道具】支給品一式 【思考】 1:元親を倒す 【メリー・キング@ゲッターロボ】 【状態】健康、テキサスマックに搭乗中 【装備】デキサスマック@ゲッターロボ 【道具】支給品一式 【思考】 1:元親を倒す 【チボデー・クロケット@機動武闘伝Gガンダム】 【状態】健康、ガンダムマックスターに搭乗中 【装備】ガンダムマックスター@機動武闘伝Gガンダム 【道具】支給品一式 【思考】 1:元親を倒す
♪ 「感じる……」 先ほどまでの戦闘のことをすっかり忘れた最終兵器鏡音リン改はある気配を感じ取っていた。 「私と同じボーカロイドの気配……」 候補は3人、レンか、ルカか、KAITOか。 だが誰であろうとかまわない。肉親だろうと、ただ殲滅するのみだ。 彼女にとって失われた記憶などもうどうでもよかった。新たな標的が見つかったのだから。 最終兵器鏡音リン改はその気配のする方へと移動を開始した。 【三日目・9時15分/新惑星・東京都のどこか】 【最終兵器鏡音リン改@ボーカロイド】 【状態】最終兵器状態 【装備】最終兵器状態@最終兵器彼女 【道具】最終兵器状態の兵器全部@最終兵器彼女 【思考】自分の肉親だろうと殲滅
>>233 のテキサスマックがデキサスマックになっているので修正お願いします
236 :
瓜二つ :2010/04/11(日) 13:44:11 ID:5fCK91mw
この狂気のゲーム、バトルロワイヤルで主催の織田信長が消えた。 彼の魂は撃ち殺され、肉体は「ああああ」という名のヒーローではない勇者の操り人形となった。 もはや、このゲームは統治するものがいない殺人狂といない者を倒そうとする勇者しかいなかった。 主催がいなくなり無法地帯となったこのゲームは、皮肉なことに前の状態より悪化の一歩を辿っていた。 しかし第二の本部は存在した。 織田信長は参加者に倒される可能性も想定内だった。 だから予備の本部を作っていたのだ。 不運にも自分の部下に殺されるとは思いもしなかった。 が基地は物だ。作った以上、そこにある。 設備も万全。そしていまだ参加者からは一人しか見つかっていない。 では、その一人とは?その話はこれから続く。 スイッチがカチリと押されるボタンと同時に電灯が光を放つ。 そこの部屋はほこり一つも無い、近代的な設備に囲まれていた。 「ほう・・・伊達に殺し合いを開いたわけではないな・・・。 しかし「あの世界」でのわしは何をしておるのだ。本当に困ったものだ」 彼の顔、体、声、服装、髪型のどれを見ても織田信長と瓜二つだった。 しかし織田信長とはまったく別物。それは当然だ。 彼は数ある平行世界の一人の「織田信長」だからだ。 彼は予備の主催本部を確認し始めた。
237 :
瓜二つ :2010/04/11(日) 13:46:26 ID:5fCK91mw
彼があるドアを開けると、そこには一人の大柄な武士が椅子に座っていた。 男はゆっくりと口を開いた。 「貴公は・・・織田信長様でございますか?」 ここでいう「織田信長」は今、操り人形となっている織田信長。 平行世界での彼は違う「織田信長」である。 だが彼は言った。この武士を利用できると思ったからである。 「そうだ。本部が潰されたのだ。生き残ったのはわしのみだ。 作っておいて本当によかったと思う・・・。予備はやはり必要なものだな」 そう言いながら彼は椅子に座った。後ろにはドア。 武士は頭を少しかいたあと、織田信長に言った。 「山をみるものは・・・」 織田信長は戸惑った。これはいわゆる合言葉。 よくよく考えれば予備の本部を作るような裏を読む人間が思いつかないはずがない。 彼は当然答えることができず黙ったまま。 十秒とただ時が流れた。 武士は彼を斬りつけた。刀は弧を描く。 信長は間一髪避けることに成功した。が刀の攻撃はまだ続く。 右上から左下へと斜めに斬りおとされる。 その時、刀がガキィという金属音とともに弾かれた。 信長の手には大きな銃が握られていた。 「・・・信長様はそのような銃を持っておられていなかった。 合言葉がいえない時点で偽物とは思っていたが、やはりそのようだな」 「それはそうだ。私はあのような部下に裏切られたようなクズとは違う。 わしのほうがより強い偽者だよ。わしが頭領のほうがよかったな」 それを武士は恐る恐る信長に聞いた。 「裏切った・・・・とはどういうことだ?」 「殺されたのだよ。明智光秀という男にな」 武士の脳内にとてつもない悲しみが走った。 しかし、信長に管理を任されただけあってかすぐに気持ちを取り直した。 「・・・では今、敵となった明智光秀は殺さなくてはならない。前をどいてくれ」 「そのようなことができるか。貴様はここで死ぬ」 そういうと信長は左手に持っているトンプソンM1の引き金を引いた。 パパパパという音とともに武士は倒れ、この世から旅立った。 武士の死ぬ間際に思ったのはたった一つである。 なぜ、武器が現れたのか、と。 ここでの織田信長にはある能力があった。 それは重火器を召還する能力。もちろん制限はあるが。 拳銃からロケットランチャーまでなんでもござれ。そのような代物の能力だ。 彼はその能力を持ってして生まれた者。そしてそれを作ったのは二つ名メーカーというもの。 彼の能力は「硝煙奇術師(マニックリボルバー)」だ。 本来は二つ名と言ってあだ名のようなものだが、彼がこの能力があるからこそその二つ名が生まれたのだろう。 「さあ、私がこのゲームの主だ」 織田信長はにやりと笑い、スイッチを押した。 大きなテレビ画面に光が灯した。 【三日目・9時/主催本部予備】 【硝煙奇術師(マニックリボルバー)の織田信長@二つ名メーカー】 【状態】健康 【装備】デザートイーグル(8/8) トンプソンM1(30/24) 【道具】支給品一式 【思考】基本:主催となりバトルロワイヤルを円滑に進める。 ※平行世界の織田信長が死んでいることは確認できます。誰に殺されたのかも確認できています。 【武士@戦国時代 死亡確認】
数話にわたる無双、そして今回は既存キャラの大量虐殺。 これだけのことをやっておいてDECOが無事で済むはずがなかった。 だからあの男に目を付けられたのだ。 「いい加減に自重しろ」 ブンッ! イチローの素振りでノトーリアスDECOは砕け散った。 それによりタタリ神の呪いが発動したが、イチローには全然聞いていなかった。 【三日目・9時20分/東京都】 【イチロー@イチローのレーザービームで(ry】 【状態】イチロー 【装備】 【道具】バット、グローブ、ボール 【思考】 1:メジャーの世界を縮める!! 【ノトーリアスDECO@テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】
「これは一体、なんだ?」 「何かの砲台だと思うのも私だ」 その頃、打倒ユーゼス(の仮面を着けた男)を目指していたギャバンとイングラム(ユーゼス)は何かの残骸らしきモノを発見していた。 イングラム(ユーゼス)が言うには何かの砲台らしい。 「砲台?」 「ああ、だが私が見た限り、エネルギーの供給炉と本体との接続部分が壊れていて、使いモノにはなりそうにないがな」 「……もし、これが本当に砲台だとしたら銃口が大きすぎないか?」 「確かにな……」 二人はしばらく、その砲台らしきモノの前でイロイロなことを考え始めた。 これは何なのか? 一体、誰か何のために作ったのか? 何故、このような状態でここに放置されているのか? 考えても、考えても答えは一向に見えてこない。 「……これはまだ使えるかもしれないな」 「何?」 不意にイングラム(ユーゼス)が口を開いた。 「先程、私は本体との接続部分が壊れていると言ったが、エネルギー供給炉自体は無傷に近い。 これを利用しない手はないと思うのも私だ」 「だが、これで何を作るんだ?」 「百聞は一見に如かず、まあ、そこで見ていろ」 数分後。 「出来た、完成だ」 「これはライフルか?」 「ああ」 イングラム(ユーゼス)が残骸から作り出したのは一梃のライフルであった。 見た目はどっからどう見ても普通のライフルである。強いて言うのであれば、何か『バスター・ライフル』っぽい。 だが、彼らは知らない。実はこのエネルギー供給炉がとある禁断兵器のものだったということを。 そして、そのエネルギーの源が【人の命】であるということを。 【三日目・9時/新惑星のどこか】 【ギャバン@クロススレ】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】エリクシール@テイルズシリーズ×3本 【思考】基本:主催者を倒す 1:イングラムと行動し、ユーゼスを倒す。 ※何気にクロススレ出展ですが、厳密にいえばスパヒロ出展です。 ※ユーゼスのことをイングラムだと思っています。 【ユーゼス・ゴッツォ@スーパーロボット大戦α】 【状態】記憶喪失、首輪なし、仮面なし 【装備】ウルトラ警備隊の制服@ウルトラセブン、バスター・ライフル(生贄砲のエネルギー供給炉が取り着けられている)(残りエネルギー100%) 【道具】不明 【思考】基本:それも私だ 1:ユーゼスを倒すのも私だ 2:ギャバンと行動するのも私だ。 3:記憶を失ったのも私だ 4:首輪を解除したのも私だ
240 :
セワシの溜息 :2010/04/12(月) 13:22:09 ID:/bKVC4mC
「やれやれ、少し自重しなさ過ぎじゃないかな」 セワシはパソコンを見て呟いた。 彼はタクアン師匠の流れ弾で死んだと思われていたが、防弾チョッキで無事だったのだ。 ちなみに彼が今問題にしているのはいくつかの参加者のことだ。 それは先ほど渋谷で戦っていたクリーチャーどもに、いろいろと暗躍しているKAITO。 先ほどのwiki編集で彼らは殺害スコアのトップになった。 「首輪が外れているとはいえこうも好き放題にやられちゃあ困るんだよねえ。 死んだ奴らを書きたかった人たちだっていたはずなのに。 避難所の人たちも言ってたよ、放置されたキャラが繋がれるのもロワの醍醐味だって。 本当なら次の話辺りでズガンされてもおかしくないんだけど、 彼らはロワでは重要人物級だからね…安易にズガンできないのがネックだよ。 ズガンさせるにしてもルーファウスは騒音部たちと交戦中。 しまっちゃうおじさんやセフィロスも死んじゃった。 『ロワを裏から操る同盟』の仲間に頼んでもいいけど折原臨也さんとクルルは死んじゃったし。 nk氏はスキマ空間に実質閉じ込められている状態にあるし、自分のハーレムをつくることに夢中だからねえ…。 はぁ、こうなったら自分がやるしかないか」 セワシは仲間なんて当てにならないと言いたげに溜息をつくと再びパソコンを操作し始める。 「だったら彼らには自分のフラグをさっさと消化してもらうか。 主要キャラなのを理由にU−1化や無双、大量虐殺を繰り返されたってつまらなくてうざいだけだし。 その末での死亡やそれに準ずる何かなら文句は何も出ないでしょ?」 パソコンの画面には『テレポーター』とあった。 名前の通り参加者を強制ワープさせる機能だ。 「まずは誰をワープさせようかな。 馬鹿デコはイチローに殺されたし、リンは他のボカロ連中に向かって移動中、戦国武将は仇討ち戦中だから放っといてもいいか。 じゃあまずは真の聖杯だな。彼女には探索者組のところにワープさせよう。 奴らはあの大人数で誰も死んでないくて毒吐き別館で愚痴られていたし丁度いいんじゃない? んでもって次はKAITO組か……奴らは災害の届かない安全なところでぬくぬくするつもりらしいけどそうはさせないよ。 彼らは鷹の爪団のところへワープさせちゃうか。顔見知りが結構多いからね。 これで無駄な考察ばかりで動かない奴らと無駄に無双や大量虐殺を繰り返す奴らの処理ができるってもんだよ。 はい、ポチっとな」 セワシは上記のように設定してエンターキーを押した。 今頃は聖杯やKAITOは彼らのところにワープしているだろう。 場合によっては交戦中であることも考えられる。 そんな光景を想像してセワシは笑みを浮かべた。 「僕だってこんな強引なことはやりたくなかった。でもこれは仕方のないことなんだよ」 【三日目・9時20分/静岡県】 【野比セワシ@ドラえもん】 【状態】健康 【装備】防弾チョッキ 【道具】パソコン、支給品一式 【思考】 1:ロワを裏から操る ※真の聖杯とかがみは探索者のところへ、KAITO組は鷹の爪のところへワープしました。
241 :
来客者 :2010/04/12(月) 22:43:04 ID:wEr5WU1a
「ご注文は?」 「とりあえず紅茶を下さい」 「かしこまりました、そちらのお客様は?」 「CoffeeをBlackで」 遂に私の店にお客がやって来た。 一人は黄色いハッピを着た男。もう一人は外国人っぽい男。 「……そういや、義兄さん?」 「どうしたんだ、My brother?」 「義兄さん、シャドーオーディンって、さあ……」 「CoolなNamingだろ?」 「なんか安直すぎませんか?」 「SmallなことはNo thank you!!」 「そうですか……」 ……ふむ、二人はどうやら兄弟らしい。 しかし、似ていない。百人中九十九人はこう答えるだろう。 カランコロンカラーン♪ おっと、また来客者が来たようだ。 「カウンター席へどうぞ。ご注文は?」 「コーヒーをもらおうか、タクアン和尚は?」 「茶を頼む」 今度、店にやって来たのはおっさん二人だった。 一人は金髪の外国人。もう一人はタクアン和尚と呼ばれた男。 二人とも逞しい肉体をしている。格闘技か何かしているのか? 「タクアン和尚、次の修行は何をするんだ?」 「……素振りじゃ」 「素振り? まだやるのか?」 「喝ッッッ!! GUN道は一日して成らず!!」 「……す、すみません」 ……修行? 殺し合いの最中にか? というか、さっきから彼らの懐には物騒なものが見え隠れしている。 「すみません、お代はここに置いときますんで、ご馳走様でした」 「Good tasteだったぜ!! HAHAHAHA!!」 「さて、義兄さん、新宿にいこうか」 「新宿? Why?」 「新しい店舗が……」 「Indeed……It is lie!!」 ブロロロロロロロロ!!!! そんなことを言いながら、似ていない兄弟は店を出て行った。 本当に似ていないな、あの兄弟は。
【三日目・9時10分/新惑星・千葉県】 【マイク@不明】 【状態】健康 【装備】シャドーオーディンのデッキ@テラカオスバトルロワイアル、ハーレー@現実 【道具】不明 【思考】 基本―1:世界を制覇し、怪魔界50億の民をこの星へ移住させる(主催者は倒す) 基本―2:南光太郎を倒す 0:新宿に行く 1:クライシス帝国とショッカーで手を組んで世界を征服する ※クライシス帝国の幹部らしいです。 【ヤマダ電機社長@現実?】 【状態】健康 【装備】黄色いハッピ、超電子ダイナモ 盗んだバイク@十五の夜 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】基本:世界を制覇し、怪魔界50億の民をこの星へ移住させる(主催者は倒す) 0:新宿に行き、新店舗を視察する 1:クライシス帝国とショッカーで手を組んで世界を征服する 2:元親とはそのうち決着をつける。 ※超電磁砲(レールガン)の使い手です。 ※クライシス帝国の尖兵です 「和尚、それでは我々も」 「うむ、そうだな」 コーヒーと緑茶を飲み終えた二人も出て行った。 【タクアン和尚@MUSASHI-GUN道-】 【状態】健康 【装備】恵戌新&逢戌璃@戦国BASARA 【道具】不明 【思考】1:ルガールにGUN道を教える 【ルガール・バーンシュタイン@MUGEN】 【状態】健康 【装備】ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃@トライガン 森の人@キノの旅 【道具】不明 【思考】1:タクアンにGUN道を教わり、その後にまたタクアンと戦う。 そして、店にはまた私一人になった。 ……んっ? ふと、私はあることに気付いた。 「……お金が足りていない」 【パプテマス・シロッコ@機動戦士Zガンダム】 【状態】『カフェ・ド・パプテマス2号店』店主 【装備】『カフェ・ド・パプテマス2号店』 【道具】支給品一式、コーヒー 【思考】基本:店を繁盛させる 1:食い逃げされた…… ※六期のシロッコと同一人物です
「ZZZ」 ボン 【692@夢オチ 死亡】 イチローの素振りで汚物消滅は692が昼寝中に見た夢です
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ
/ ,――――-ミ
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(6 つ |
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| /__/ / < なわけねぇだろ!
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【田中@爆笑問題】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明
【思考】1:つっこむ
>>243 の話は無効です
【
>>243 @現実 死亡】
死因:田中のつっこみで下痢糞になる
「よし、夢オチも封じられたみたいだし全部やっちゃうか」 調子のいいイチローによって手始めに真の聖杯が砕かれた。 【真の聖杯@カオスロワ 死亡】 【イチロー@イチローのレーザービームで(ry】 【状態】イチロー 【装備】 【道具】バット、グローブ、ボール 【思考】 1:メジャーの世界を縮める!!
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| /__/ / < なわけねぇだろ!
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【田中@爆笑問題】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明
【思考】1:つっこむ
>>245 の話は無効です
【
>>245 @現実 死亡】
死因:田中のつっこみで金玉を失う
それはあまりに突然の出来事。 激化する戦いに備え、星破壊の技を会得しようとしていた鷹の爪組と、 主催者、織田信長のために暗躍を続けていた冷酷なる真・ライター組。 セワシの謀り事により、なんの脈絡もなく、二組は出会った。 「お前は……KAITO!?」 「っ!?何故いきなり僕たちがこんなところに!」 二組はこの出来事に困惑する。 無理もない。いきなり予想外の相手が目の前に現れたら驚くに決まっている。 ましてや、決して自分と無関係な相手でないのなら。 「妹紅、この男は!?」 「こいつはKAITO!私と修造を利用して、聖杯戦争で暗躍してる奴だ!」 実に久々の再開。 かつて、KAITOは己の正体を隠し藤原妹紅と松岡修造を利用していた。 だが、イナバ製作所にて行われた情報交換…… これにより既にKAITOの化けの皮は剥がされていた。 正体を知る妹紅の取る行動は、ただひとつ。 「こいつは、倒さなきゃいけない存在だ!」 「ちぃっ!!」 ※ 妹紅がとる行動は攻撃。 自身の炎を合わせアレンジされたスターバスターをKAITOめがけ発射する。 それに続くように、同じく会得に成功した四人の追撃のスターバスターも発射される。 そして止めとばかりに、技伝承者本人の9発のスターバスターが加わった。 一発で星を吹き飛ばせる攻撃が、合計14発。 太陽系の主要惑星全部吹き飛ばしてもお釣りがくる量である。 さらには、あのイナバ製の壁でさえ易々と破れる『防御力無視』の効果付き。 修造の放つ熱気により氷の展開すら出来ないKAITOには、迎撃も受け止めることも不可能だ。 だが、『回避』なら? 「あまり使いたくはなかったんだけど……『アルティメット・ワン!!』」 「!?」 KAITOが首に何かを突き立てた直後、極大のスターバスターが襲い掛かった。 「馬鹿な!如何なる防御も破るスターバスターを食らって無傷だと!?」 しかしKAITOは全くの無傷であった。 使用されたメモリ……アルティメットワンの能力で体を液状化、攻撃を回避したのだ。 「惑星は無事に太陽まで向かっている……あとはこのメモリを信長様に届けるだけなんだ! もう利用出来そうな奴もいらない。邪魔者には、消えてもらいます――」 そしてKAITOは口の端を僅かにつりあげた。 ――――――直視の魔眼 ※
一瞬であった。 一瞬でKAITOの前に立ち塞がっていた鷹の爪組はその身をバラバラに分割された挙句、 招来した氷塊に無慈悲に押し潰されて生き絶えた。 「はぁ……はぁ……ぐっ……」 しかしそれと同時にKAITOもどさりと地に倒れた。 アルティメットワンメモリの使用は使用者に多大な負荷をかける。 まだ疲労が残っている状態で使用したのだから、仕方がない。 「……」 そして、その光景を離れた位置で見つめる存在。 真・ライターのサーヴァント、真の6/氏だ。どうやら戦闘開始とともに退避していたらしい。 (……そろそろ、別のマスターに乗り換えるとするかな?ま、今はまだ従っておくか…… それよりも、誰が俺達をこんなところにワープさせたんだ?) 【三日目・9時25分/新惑星東京都・大田区】 【KAITO@ボーカロイド】(マスター) 【状態】気絶、疲労(極大) 【装備】不明 【道具】支給品一式、不明支給品、アルティメットワンメモリ@テラカオスバトルロワイアル 【思考】基本:聖杯戦争を円滑に進めるために暗躍する 1:この世界の信長にメモリを渡す ※真ライターのマスターです。 ※『アルティメットワンメモリ』……◆02GOODMe2.の「U-1化」の記憶が内包されている。体に挿し込むと02の全能力が使えるようになる。 ※疲労によりしばらくメモリは使用出来ません 【◆6/WWxs901s氏(真)@書き手】(クラス・真ライター) 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明支給品 【宝具】SS用万年筆(真) 【思考】 1:KAITOに従う。だが乗り換えも視野に 2:聖杯戦争及びカオスロワを外野の立場から愉しむ。 3:ワープ原因を探る ※平行世界の6/氏です。英雄的な人物らしいです。 ※6/のサーヴァントとしての能力を引き継ぎました。 ※
6/氏が気絶したKAITOを抱えてその場から去って行って数分後。 死屍累々の中、蠢く存在があった。 「……秘宝…女神の……」 惨劇の場で動いていたのはアルティメットDSの一部……白い最終防衛システムのコアだった。 白いコアは人型変形が出来ない代わりに、あらゆる攻撃を弾くバリアをもっていた。 逆に言えばそれ以外の部分は完全にバラバラにされているが、それでも辛うじて動いていた。 そして、目的の物を総統だった肉片の中から見つけだす。 女神の心臓――もともと最終防衛システムが所持していた、神の奇跡が宿る秘宝だ。 ビリーの兄貴達が殺された際に使用するつもりで総統に渡したが、 総統達はイナバ製作所へ運ばれ、兄貴達の遺体は大災害のおりに海の藻屑と化した。 そうなってしまっては、もう当初の予定人の蘇生は不可能。 それならば、今使うしかない。自分がまだ、動けるうちに…… 「秘宝……発動…!」 擦れた音声で呟くと、やがて秘宝は光り輝き始めた。 ※
永い永い時を生きてきた。 たくさんの人の死も見てきた。そう、人の死には慣れていたはずだ。 そもそも人付き合いも少なかったし、何ともなかった。 だけど、この世界に飛ばされてから私は……人の死が悲しくて、怖くなった。 不思議な力を感じ、どこか気になっていた02も10/も……私と別れた後に殺された。 一緒に将棋を楽しんだメタナイトも、私と別れた後に殺された。 ソウマとビリーも、最初こそ悪質ストーカーかと思ったが違ったし、 ブロントさんも喋り方は異常だったけど、騎士の誇りを持っていた。 熱い幸村も、その仲間も、話したのは少しだけど、悪い気はしなかった。 そう、みんなクセが強かったけど、悪い奴らじゃなかった。……けど殺された。 吹き飛ばされたとはいえ、私の近くで、だ。 思い返せば、サンタナも私が目を離した時に殺されている。 私には誰かを守る力はあるはず。それなのに、誰も助けられなかった。 だから、決めた。私の前でもう誰も人を殺させない、守ってみせると。 修造が言っていたように、みんなで『生きる』。 そう……みんなで…… ※ 「なによ……これ……」 血の海の中、起き上がった妹紅は絶句した。 辺りに転がる無数の肉片と、むせ返るような血の臭い。その現実が、受け止められない。 「これ…血……?なんで?どうして……?」 「妹…紅……」 「…システム!?一体何が起きたの!?みんなは!?」 「秘宝を使っても…助かったのは…あなただけみたいです……ね……」 途切れ途切れにコアは妹紅に話を続けた。 KAITOの攻撃をうけ自分達は為す術無く斬られたこと。 秘宝を用いたが、遺体の損壊が激しすぎて蓬莱人である妹紅以外蘇生出来なかったこと。 自分もコアのエネルギー残量は僅かでもはや風前の灯火であることを。 「そんな……これ、夢よね?みんなが、私の目の前で……」 「……申し訳な…い……また、防衛……でき、ませんでした……… ぶしつけですが…妹紅……どうか…あの男を…止めてください……この惑星…太陽に向かわせたのは… あの男……わくせい…まもっ……みんな…かたき……かわり…に……………」 体内に吸収していた秘宝を吐きだすと同時に、コアの光は失せて動かなくなった。 「え……?」 転がる秘宝を少女は呆然と見つめる。その中に、もう女神の心臓はない。 続いて辺りを見回すが、少女以外に動く存在はない。 「嘘よね……?誰か…誰でもいいから嘘って言って……!」 たまらず少女は否定を求めるが、それに応える存在はない。 独り、とり残された。 「う……うあぁあああぁああああぁぁああああああああああっ!!!」 やがて少女は涙を流し。 そして少女は知る。 己の無力さを……
【三日目・9時45分/新惑星東京都・大田区】 【藤原妹紅@東方Project】 【状態】全身に包帯が巻かれている、極度の自己嫌悪、悲しみと混乱、全身血塗れ 【装備】チェーンソー、斬鉄剣 【道具】支給品一式、蜆、米の苗、将棋セット一式、ゾフィー直筆サイン色紙、黒竜号、秘宝75個 【思考】基本:戦いを止めたい。『生きる』 0:錯乱中 【アルティメットDS@GB+DS+MUGEN】 【総統@秘密結社鷹の爪】 【ヴァンプ将軍@天体戦士サンレッド】 【セル@ドラゴンボール】 【ラグナ@ルーンファクトリーフロンティア】 【エリス@ルーンファクトリー】 【松岡修造@現実】 死亡確認・KAITOによる斬刑と圧殺
本当の主催者の信長とは異なる世界の織田信長――硝煙奇術師(マニックリボルバー)の二つ名を持つ織田信長は、予備の主催本部で1人くつろいでいた。 暢気に銃器の手入れなどをしている信長の背後に、音も無く二つの影が現れた。 「おう、ご苦労さん」 銃の手入れを中断し、労いの言葉をかける信長。そこにいたのはすでにこのロワで死んだはずの羽柴秀吉、そして徳川家康だった。 もちろん彼らも本当の主催者側にいた羽柴秀吉・徳川家康ではない。硝煙奇術師(マニックリボルバー)の織田信長と同じ並行世界からやって来た者たちだ。 「どうだった希死剣士(スパイラルダンス)、矩形円錐(ゴシックキャンドル)、本物の主催者陣の様子は?」 『希死剣士(スパイラルダンス)』という能力と二つ名を持つ羽柴秀吉、『矩形円錐(ゴシックキャンドル)』という能力と二つ名を持つ徳川家康は 鼻で笑いながら三つの生首を信長の前に差し出した。その生首はどの顔も恐怖と絶望で引き攣っている。 「これが太陽の主催者本部を守備していた連中だ。たしか小泉に安部に福田とか言ったか……」 「DG細胞だのゲッター線だのと喚いていたがね……そんなもの、我々の能力の前には何の意味も無い これで太陽にある本部に残っているのはゾンビになった大将と若干名の非戦闘員だけだ」 その報告を聞きながら、信長は銃の手入れを終わらせて異空間へとしまった。 「そうかそうか、ま、太陽の本部自体は残しておこう。バカどもには丁度いい目くらましになる」 彼の目的は影の主催者としてバトルロワイヤルを円滑に進めること。主催者は太陽にいると対主催の者たちに思わせておけば、自分達は余計なリスクを負わずにすむ。 「それはそうと半蔵はどうした。半蔵!」 「はっ、ここに」 瞬時にして現れた服部半蔵。彼も二つ名の世界から来た者である。 半蔵の手にも一つの首が握られていた。 「誰じゃそいつは」 「野比セワシとか申すものです。自分こそがロワを裏から操るという思考の持ち主だったのでとりあえず殺しておきました。 あとこれは奴の持っていたパソコンです。なにやら参加者の居場所をいじくることができるとか……どうぞ信長様、お納めください」 「うむ、ロワを影から操るものは我々だけでいい。すでになにやら設定されているな……まぁ面白そうだからこのままでいいじゃろ」 「信長様、ついでに主催者本部からこんな連中を連れてきましたけど」 突然何もない空間が扉のように開いたかと思うと、その中から美少年が現れた。 「蘭丸も帰ってきたか」 「はい、この者たち、まだ息があるようですがどうしましょう」 この森蘭丸も二つ名メーカーの世界から来た森蘭丸――『不在密室(ポータブルパペット)』の森蘭丸である。その能力で空間とか操れるらしい。 そして蘭丸はまた何もない空間から二人の血まみれの男を引きずり出した。 「何者だ、そやつらは」 「忍者だそうです。たった二人で主催者本部に進入して小泉、安部、福田と戦っていたすごい漢たちです」 「ああ、こいつらが件のすごい漢たちか……」 そう呟きながら硝煙奇術師(マニックリボルバー)の織田信長は瀕死の状態で意識を失っている二人のすごい漢……不破刃とストライダー飛竜を見下ろした。 「そういえば平行世界の秀吉と半蔵はこいつらに殺されたんだったな。ならばこやつらの処置は秀吉と半蔵に任せようではないか」 「ではお言葉に甘えて……ウッシャアアアアアアアア―――――ッ!!!!」 ほんの一瞬で、秀吉の『希死剣士(スパイラルダンス)』によってストライダー飛竜の肉体はサイコロステーキのようにコマ切れに切断されていた。 「ふぅ……平行世界とはいえ自分が殺されるのはあまりいい気分ではないですからな。スッキリいたしました」 かつてストライダー飛竜であったものの、死体と呼ぶにはあまりに無残な残骸を踏みつけながら、希死剣士(スパイラルダンス)の羽柴秀吉は満足そうに息をついた。 「では次は拙者が」 そう言うと服部半蔵は倒れている不破刃を凝視しながら印を結んだ。 次の瞬間、不破師範の頭が、まるで熟れ過ぎたトマトのように「内側から」弾けとんだ。 「相手の神経細胞を暴走させ破壊させる。これが拙者の能力にして二つ名『踊る神経(パラレルユニバース)』!!」
コマ切れになったストライダー飛竜の死体と頭が消し飛んだ不破師範の死体は、他の四つの生首と一緒に 蘭丸の『不在密室(ポータブルパペット)』によってどこかに捨てられた。 「さて、これで我々が影の主催者となってバトルロワイヤルを円滑に進めることができるな」 予備主催本部のソファーに座って新たな銃の手入れを始めながら、硝煙奇術師(マニックリボルバー)の織田信長は満足そうに笑った。 【三日目・9時40分/主催本部予備】 【硝煙奇術師(マニックリボルバー)の織田信長@二つ名メーカー】 【状態】健康 【装備】デザートイーグル(8/8) トンプソンM1(30/24) 野比セワシのパソコン 【道具】支給品一式 【思考】基本:主催となりバトルロワイヤルを円滑に進める。 ※平行世界の織田信長が死んでいることは確認できます。誰に殺されたのかも確認できています。 【希死剣士(スパイラルダンス)の羽柴秀吉@二つ名メーカー】 【状態】健康 【装備】刀、能力「希死剣士(スパイラルダンス)」 【道具】支給品一式 【思考】基本:硝煙奇術師(マニックリボルバー)の織田信長に協力し、バトルロワイヤルを円滑に進める。 【矩形円錐(ゴシックキャンドル)の徳川家康@二つ名メーカー】 【状態】健康 【装備】ドリル、能力「矩形円錐(ゴシックキャンドル)」 【道具】支給品一式 【思考】基本:硝煙奇術師(マニックリボルバー)の織田信長に協力し、バトルロワイヤルを円滑に進める。 【踊る神経(パラレルユニバース)の服部半蔵@二つ名メーカー】 【状態】健康 【装備】忍者服、能力「踊る神経(パラレルユニバース)」 【道具】支給品一式 【思考】基本:硝煙奇術師(マニックリボルバー)の織田信長に協力し、バトルロワイヤルを円滑に進める。 【不在密室(ポータブルパペット)の森蘭丸@二つ名メーカー】 【状態】健康 【装備】能力「不在密室(ポータブルパペット)」 【道具】支給品一式 【思考】基本:硝煙奇術師(マニックリボルバー)の織田信長に協力し、バトルロワイヤルを円滑に進める。
◆ 「馬鹿な連中だ。あいつらは自分自身の意志で影の主催者になり、ロワを操っていると思っている。 その思考の全てが、我が能力『錯覚少年(アンファンテリブル)』によってコントロールされたものだとも知らずにな。 ロワを裏から操るものは一人だけでいい。この明智光秀こそがテラカオスバトルロワイアルの真の主催者よ」 二つ名メーカーの世界の明智光秀は、誰に気づかれることもなく闇の中で笑った。 【三日目・9時40分/???????】 【錯覚少年(アンファンテリブル)の明智光秀@二つ名メーカー】 【状態】健康 【装備】能力「錯覚少年(アンファンテリブル)」 【道具】支給品一式 【思考】基本:二つ名メーカーの世界の戦国武将たちを操り自分こそが真の主催者となる。 【小泉純一郎@現実? 死亡確認】 【安部晋三@現実? 死亡確認】 【福田屋周防@現実? 死亡確認】 【野比セワシ@ドラえもん 死亡確認】 【不破刃@Art of Fighting 龍虎の拳外伝 死亡確認】 【ストライダー飛竜@ストライダー飛竜 死亡確認】 ※真の聖杯とかがみは探索者組のところへ、KAITO組は鷹の爪組のところへワープしたままです。
昨今の既存キャラのズガンっぷりを不憫に思った宇宙意志は参加者達に神にも等しい、否、神すら超えるほどの力を与え、主催者達に対抗させるべきだと判断した。 宇宙意志の力は全宇宙――という表現は正確にはおかしいのだが――に広がり、そこにいた全ての者達は従来のウン億倍もの戦闘能力を手にしたのだった。 今や、野比玉子一人がため息一つつくだけで、百の惑星を塵一つ残さず消し飛ばすことすら可能なのだ。 こうして対主催勢と主催側のパワーバランスは―――――― 何も変わらなかった。 全宇宙まで広がった宇宙意志の力はそれこそミトコンドリアからガンダーギラスまで、ありとあらゆる生命に届いた。 つまり、主催者たちにも届いちゃった。 ついでにいうならば惑星の強度もウン億倍になった為、溜息一つで百の惑星が消えるなどと言うことも起こりえない。何時もと同じである。 何?惑星は生命体じゃない?馬鹿!ガイア理論だよ!現にカオスロワ内でも【冥王星@現実 死亡確認】等の表現がある。 今日もカオスロワは殺伐としていて、平和なのであった。 【宇宙意志@MUGEN 死亡確認】 死因:上記の事に絶望して自殺
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ
/ ,――――-ミ
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| / ,(・) (・) |
(6 つ |
| ___ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| /__/ / < なわけねぇだろ!
/| /\ \__________
【田中@爆笑問題】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明
【思考】1:つっこむ
>>254 の話は無効です
【
>>254 @現実 死亡】
死因:田中のつっこみで頭がパーン
「田中を乱用するのはいい加減にしろ」
ブンッ!
イチローの素振りで
>>256 は砕け散った。
【イチロー@イチローのレーザービームで(ry】
【状態】イチロー
【装備】
【道具】バット、グローブ、ボール
【思考】
1:メジャーの世界を縮める!!
>>256 は無効です
【
>>256 @現実 死亡確認】
「だからさぁ、お前らあっさり死にすぎるんだよ」 ぬくりあさんのニュークリアで廃墟と化した死者スレの中で、 住人達に向って一人の男が言い放つ。 男の名前は特に無いが、ここでは『首輪』と呼ばせてもらおう。 正座をしていたり、おやつ食っていたり、コマネチやっていたり、 千の空気になっていたり、とにかく色んな住人が首輪を囲って彼の話を聞いていた。 「大量虐殺に巻き込まれたやつはまだいい、運が無かっただけだ。 だがな・・・・・・」 首輪が一呼吸すると、一部の住人達は彼の言葉に耳を貸そうと真剣な表情になる。 「なんでメインキャラなのにこんなにあっさり死んでいるのぉ!? まずDECO!」 『・・・・・・』 「おいなんとか言え!」 DECOと呼ばれた異形は、彼に呼ばれても俯いているだけだ。 死んでも、生物が触ると腐食するという、生前の性質は残っているため、彼女の周りには誰も集まろうとしない。 『・・・・・・した』 「あん?」 『じしんなくした・・・・・・』 そして、かつて本能に身を任せ、大量虐殺していた異形の成れの果てがこれである。 目立てない悲しみも目立つ者に対する嫉妬も、全てイチローという男に打ち砕かれたのだ。 _ー ̄_ ̄)’, ・ ∴.' , .. ∧_∧ ∧ --_- ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( DECO ) , -'' ̄ = __――=', ・,‘ r⌒> _/ / / _-―  ̄=_ )":" . ’ | y'⌒ ⌒i / ノ  ̄ ̄=_ ` )),∴. | / ノ | / , イ )  ̄= , ー' /´ヾ_ノ / _, \ / , ノ | / \ `、 / / /
「ナニバカナコトイッテンダ!」 『!?』 だが、首輪は彼女に怒声を浴びせる。 そしてオンドゥル語をやめて言葉を続ける。 「お前は今まで一番の人気者になろうと努力をしてきたんだろ? それが高々一人の野球選手に一回やられたぐらいで諦めていいのかよ! お前の人気者になりたいと言う決意はその程度だったのかよ!」 『わ・・・・・・わたしは・・・・・・』 DECOは必死に首を振って否定する。 そして、何か嫌なことを思い出したかのように全身が震えだし始めた。 「そうだろ!? 目指したいんだろ一番星を! 手段はどうあれお前はそれを望んでいるはずだ! 既存キャラの大量虐殺の件は、イチローの件で多分相殺されるはず!」 『うばぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁっぁあぁぁl』 やがて、奇声を上げ始めたDECOは死者スレ出口に向って走り始めたのだった。 【ノトーリアスDECO@テラカオスバトルロワイアル もしかしたら復活するけど後の人に任せるわ】 ☆ ☆ ☆ 「さて、次にいくぞ。 次は既存キャラの癖に大量虐殺に巻き添えになった阿呆どもだ」 「ああん? あんかけチャーハン?」 「あのようなクリーチャー復活させるとは、さてはお前、ニンジャだな? 最近は世界樹の迷宮でも言われているが、 ニンジャ汚いな。 流石ニンジャ汚い」 DECOがいなくなって間もなく、首輪が指したのは、ブロントさんやソウマ、ビリーの兄貴といった面々だ。 彼らはDECOに殺害された者達なので、今の首輪の行いに腹を立てるのは最もである。 「お前ら確か寝ていたらいつのまにか死んだってパターンだよな? 大人数で組んでいるところにそんな醜態晒しているやついたら、殺してくださいって言っているもんだぜ?」 「そんなむちゃくちゃな・・・・・・」
「寝てるってことは自然と空気になるってことなんだよ! つまりだな・・・・・・ 空気になると書き手からは認知されなくなる。 ↓ 書き手の中には、話に出しづらいのに何故かいるというキャラを嫌う者もいる。 (無論、『カオスロワでは』放置してもいいやという人がいるのも事実) ↓ しかし、自分で動くこともできないから別行動をとることも難しい。 ↓ よってKILL ってことなんだ。 放送で寝るの禁止とか言っていたけど、実はキャラの空気化を防ぐ意味合いもあるかもな!」 「な、なんだってー!」 「だらしねえな・・・・・・」 「そうやって不可抗力を俺達のせいにするんだな。 汚い」 「汚いとかねえよ。 てめえらの不始末をなんでも運命(書き手)のせいにすんじゃねえ! ちゃんと殺し合いの場にいること自覚して生きる努力をしろってんだ。 そして次はお前らだ!」 ブロントさん達に一通り言い終えた後、首輪はこなた達に向って指を向けた。 「おっしゃる言葉もございません・・・・・・」 「ま、仕方ないな」 「流石に自重しなかったかも知れません」 ギ・・・・・・・ かつてチート化しまくって狂いまくった挙句適当に死んだこなた。 カオスロワ7期のチート代表◆02GOODMe2. とその相棒、10/だ。 ギシ・・・・・・ 「お前ら自重しなさすぎ! パワーアップしまくったら逆に仇となるのがパロロワってやつなんだ。 自分の力を過剰に見やすいから死にやすい。 というかロワ全体のバランスをとるために殺されやすい。 でもそこまで力を得たのは、お前らだけの仕業とは言いがたいな。 まあ頑張れや、以上」 ギ・・・ア・・・ 「「「えー」」」 「まあそれはそれとして、一番文句言いたいのが鷹の爪!」 「「「た〜か〜の〜つ〜め〜」」」
・・・・・・ギシ 「全員スターバスター修得なんてやったらパワーバランス崩れるだろJK」 「でもあの場合は対主催のために最善の判断だったと思えます」 ・・・・・・シアン・・・・・・ 言いたい放題言いまくっている首輪に反論したのは最終防衛システムだ。 「でもな、ついさっき言ったようにパワーバランス崩すと死に安くなりやすいんだ。 元からチートならまだともかく、更にチートになっちゃいかんって」 「難しいものですね・・・・・・」 「だけどお前は本当によくやったと思うよ」 ギシギ・・・・・・ン・・・・・ン 「ただギシパロロワのギシ本質をアンしっかりアン見極めるギシことがギシできなかったのがアンアン敗因だってギシ ・・・ギシ・・・アン・・・アン・・・ さっきからギシアンうっせぇぇぇんだよお前ら!」 首輪に怒鳴られて、3人の男女が振り返る。 ポカーンとした様子からするに、今までの彼の話も聞いていなかったのだろう。 「なんですかいきなり! せっかく夫婦3人で夜・・・・・・もとい朝の営みをしているというのに!」 「そうですよ、いくらなんでも寸止めなんて酷すぎます! もうすぐでイきそうだったのに・・・・・・」 「うるせえよ白黒痴女どもが」 こめかめに怒りを浮かべている白エリスと黒エリスに対し、首輪は吐き捨てるように言う。 夫であるラグナは彼女達を止めようとしているのだが、全裸なのでどうも格好がつかない。 カオスロワ本編でも、エリスが全裸になってラグナと営みを始めようとしていたように、 ここでも二人のエリスに無理やり剥かれたのである。 ちなみに2人を相手にしているのにまだまだ元気である。 あろうことかこの三人、死者スレに来てからというものの、ずっと"お楽しみ"状態なのだ。 「時はともかくせめて場所を考えろよ! セワシくんとか鬼道さんとか、がん見しているぞ!」 「「性教育になっていいと思います」」 「教育ってレベルじゃねえよ! 大体未だに腑に落ちないんだよ。 なんで"女神の心臓使ったのに妹紅しか効果が無かったのか"」 女神の心臓は、本来は"味方全体のHPを完全に回復する"秘宝である。 いくら遺体の損壊がとはいえ、『ぶっちゃけ核爆弾やしちしとう喰らったり、溶かされても』復活できる。 木っ端微塵に吹き飛べば話は別だが、今回は肉片ながらも残っているのだ。 それが、今回は味方一人しか効果が無かったのだ。
「答えは簡単だ。 お前ら 女神の心臓使われたことに気づかず こ こ で ギ シ ア ン や っ て い た だ ろ ?」 「「・・・・・・」」 二人のエリスは気まずそうに目を反らす。 誰から見ても図星だろう。 「「でも復活したら、朝だから眠くなっちゃいます」」 そして話を転換してくる二人のエリス。 一応それなりの理由があれば彼女達も復活できるであろう。 しかし、今は復活したくない節が見え隠れする。 「朝がどうした。 眠くなるだけだろ? DIO様を見習え! 太陽に当たったら死ぬんだぞ!? 死ぬけどそれでも頑張っているんだぞ!」 「「鳴滝っておじさんにプリキュア扱いされそうだから嫌です」」 「いくらなんでもいきなり出くわすって可能性はほとんどないから」 「「ラグナさんに会えなくなるから・・・・・・」」 「いや生きていれば蘇生法とか探せるだろ。 というよりお前らここでギシアンしたいだけだろ」 「「はい」」 「なんて酷いんだ」 (首輪さん怒ってるな) (最近、首輪を武器に使われたことにイライラしているんだよ。 首輪を純粋な武器に使ったやつなんてあの武将が始めてだろうしね) (関係ないけど無名ロワの首輪って爆弾というより小型ギロチンだよな) 色々死者スレが賑わっている中、何人かの住人が復活したらしいが、 そのまた何人かはDECOと同地点に復活して死んだ。 【タケシ@ポケモン 死亡確認】 【南夏奈@みなみけ 死亡確認】 【富竹ジロウ@ひぐらし 死亡確認】 死因:DECOのいた地点と同地点に復活したため、 DECOビームで焼き払われた。
☆ ☆ ☆ 「さて、ようやく死者スレも静かになったな」 エリス達との口論が終わったころには、死者スレの住人が何名か消えていた。 運悪く、大量ズガンに巻き込まれたキャラ達。 運悪く、既存キャラなのにそれなりの理由もなく、適当に死んでしまったキャラ達。 首輪は、そんな彼らが復活しやすいようにフラグは蒔いたのだ。 理由は簡単。 「あいつらが首輪に苦しんでいるところをまた見たいからな」 もちろん復活したキャラにはまた首輪をつける。 そして、一度外した首輪にもう一度苦しめられる参加者を眺めていたい。 そう考えていたら、首輪はDECOの腐食毒に今頃やられて溶けたというお話だったのさ。 【首輪@ロワ全般 死亡確認】 ※何名か復活した参加者がいますが、誰かは後の書き手に任せます。
「やったあああああああ、どさくさに紛れて復活したぞおおおおお!!」 【513@現実】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式、不明 【思考】1:自分がズガン担当であるという事に反逆する
彼はルシファーである。名前はまだ…ってかこれが本名である。 二日目の19時から今まで14時間ぶっ通しで、愛銃にぶらさがり宿敵を探しているわけなのだが、正直その姿はすごく間抜けだった。 それはともかくとして目を下に向けてジュピターを捜索している訳で、別に欲しくも無い情報を得てしまうことも多々ある。 今、彼の目下には幾つかの首輪が転がっていた。 解除され捨てられたのかとも思ったが、よく見ると肉片がこびり付いている。 内一つはゼラチンのような固形物がへばり付いていた。 ハハン、首輪を残して爆死というところか。それにしてもこれだけ跡形も残っていないと言うのに、首輪だけ残るとはなんたるや。 そう思いながら首輪を見ていると異変が起こった。 ゴワゴワ ゴワゴワゴワ ゴワゴワゴワゴワ… 「ゲェー!消し飛んでいた肉体が再生した!」 その再生の仕方も尋常ではない。 肉片が細胞分裂を繰り返しスライムのような不定形の物体に変形、 そこからまるで捏ねられるパン生地のような動きで人型になっていったのだ! さらに、たまたま重なっていた二つの首輪からも二つの肉塊が膨らみ、スライムを混ぜ合わせるように一つになっていく。 「ゲゲェーッ!!ポタラ版タィケボロ!」 そして何事も無かったかのように彼らは再び、各々の目的のために行動開始するのであった。 「……見なかったことにしておこう」
【三日目9時35分/新惑星・東京都】 ルシファー@電脳警察サイバーコップ】 【状態】ルシファービット装着中、ギガマックスで飛行中、戦慄! 【装備】ギガマックス、インパルスマグナム、パルサーカノン、サイバーグラビトン 【道具】基本支給品一式、不明支給品 【思考】 1:ジュピターを倒す 2:首輪…一体何なんだ… ※本編20話以前の敵状態です 【シャア・アズナブル@機動戦士ガンダム+機動戦士Zガンダム+機動戦士ガンダム逆襲のシャア】 【状態】オールバック 【装備】仮面、ノーマルスーツ、グラサン 【道具】 【思考】基本:死ぬかと思った… 1:ロリは素晴らしいものだ 2:私はこの場を借りて、ロリコンの遺志を継ぐものとして語りたい 3:そうか…!しかしこの暖かさをもった惨事が虹さえ破壊するんだ!それを分かるんだよアムロッ! 【野比セワシ@ドラえもん】 【状態】健康 【装備】防弾チョッキ 【道具】パソコン、支給品一式 【思考】 1:ロワを裏から操る 2:死んだかと思った… 3:どういう人選なんだ 【クリスタルボーイ@COBRA+ふたば】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 1:知るか馬鹿!そんなことよりオナニーだ! 2:…ハッ!? ※ひょっとしたら首輪は二つかも 【ディアケシ@ディアボロ×タケシ】 【状態】融合状態(タケシとディアボロ) 全裸 首輪二つ装着 【装備】なし 【道具】なし 【思考】基本:聖杯戦争を混乱させる ※フュージョンでも何でもなく、ただくっ付いただけです
「すー……すー……」
ボン!!
【692@夢オチ 死亡】
※
>>264 は692の見た夢でした。
268 :
運命 :2010/04/14(水) 00:20:14 ID:+Cdrpl/p
探索者組を乗せたゲシュペンスト・タイプRVは、何処とも知れぬ海岸近くの町に不時着していた。 ある出来事によって機体の一部が破損したためである。 遡ること40分前、皆を乗せたゲシュペンストの前に突如として天使のような姿をした巨大な怪物が現れたのだ。 あまりに唐突すぎる出現に、回避行動をとる暇もなくゲシュペンストは怪物……真の聖杯と衝突した。 そのダメージによりゲシュペンストは飛行機能及び一部の戦闘用装備を破壊され、不時着を余儀なくされたのだった。 ちなみにゲシュペンストが衝突した真の聖杯は大したダメージもなさそうで、掌にツインテールの巫女を乗せたままどこかへと飛んでいった。 「どうですか!ギリアムさん!」 ゲシュペンスト・タイプRVの損害を調べ終えてコクピットに戻ってきたギリアム・イェーガーに射命丸文は声をかける。 「ダメだ、飛行機能は現状では修復不能。おまけにメガ・バスターキャノンとヴァンピーア・レーザーまでお釈迦になっている だが不幸中の幸いか、それ以外の損害は軽微だ。徒歩で修理できる設備のある場所まで行くしかないな」 そう言ってギリアムはコクピットのハッチを閉めた。 ちなみに今ゲシュペンストに乗っているのはギリアム、文、黒桐幹也、両儀式、レミリア・スカーレット、タィケボロの6人。スシ詰め状態である。 操縦席に座るギリアムの左側には気絶したままのレミリアが、右側にはいまだに半醒半睡状態の幹也が式と文に付き添われて、それぞれ身をかがめている。 タィケボロは後ろの方の僅かな空間に無理やり詰め込まれていた。 「とにかく修理できる施設がありそうなところに移動する。皆、発進するぞ!」 そしてゲシュペンスト・タイプRVは二足歩行で移動を始めた。 「待ってください!敵が、サーヴァントが来ます!」 それまで意識混濁が続いていた幹也が唐突に叫んだ。 「幹也!」 「幹也さん!落ち着いて!」 「サーチャー!敵とはどういうことだ!」 その瞬間、ゲシュペンストの右脚部が爆発した。ゲシュペンストはその機体を大きく傾かせ、地面に倒れた。コクピットの内部が悲鳴で充たされる。 「何が―――――!!!」 慌ててメインモニターを見るギリアム。そこにはドラム缶のようなバイクが、こちらに向かってミサイルを連射している姿が映し出されていた。 「何者なんだあいつは!聖杯戦争の参加者なのか!?」 「あ……あれはメカ沢新一……アングラーのサーヴァントの仲間です!」 必死で敵の情報を探索しようとしている幹也。だがその間にも、メカ沢のミサイルはゲシュペンストに降り注いでいる。 その絶え間ないミサイル攻撃によって、ゲシュペンストは左腕部も破壊された。 そしてついに左脚部まで破壊され、ゲシュペンストは地面に転がった。 「クッ!スプリットミサイル!」 両足左手を失ったゲシュペンストから放たれるミサイルを、ドラム缶のようなバイクは軽快に避けながらゲシュペンストへと近づいてくる。 「成程いい性能だ……だが近づきすぎたようだな!メガ・プラズマカッター!」 残された右腕で振るわれたメガ・プラズマカッターの直撃を受け、メカ沢新一は爆散した。 「なんとか……倒したか……」 ホッっと一息つくギリアム、だがサーチャー・黒桐幹也は蒼白の顔のまま叫んだ。 「いいえ、メカ沢は陽動です!敵は……アングラーたちはもう近くに……」 「――――I am the bone of my sword.(体は剣で出来ている) ―――Steelismybody(血潮は鉄で),and fireismyblood(心は硝子) ―――I have created over athousand brades.(幾たびの戦場を越えて不敗) Unaware of loss.(ただ一度の敗走もなく、)Nor aware of gain(ただ一度の勝利もなし) ―――Withstood pain to create weapons.(担い手はここに孤り。)waiting for one's arrival(剣の丘で鉄を鍛つ) ――I have no regrets.This is only path(ならば、我が生涯に意味は不要ず) ―――Mywholelifewas(この体は、)“unlimited blade works”(無限の剣で出来ていた)」 その詠唱が終わると同時に、アーチャーの「無限の剣製」がゲシュペンストに残されていた右腕部、そしてミサイルコンテナを破壊した。 そして…… 「メインカメラ……獲ったどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」 濱口優の振るう銛によってカメラが破壊され、ギリアムたち探索者組は暗闇となったゲシュペンストのコクピット内に閉じ込められた。
269 :
運命 :2010/04/14(水) 00:22:31 ID:+Cdrpl/p
「敵は……アングラーのサーヴァント・アーチャーとそのマスターである濱口優…… 両者とも極めて高い戦闘能力を持つ……アーチャーの宝具は『無限の剣製』…… アーチャーのステータスは筋力D 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運E 宝具E〜A++ 対魔力D 単独行動B/千里眼C 魔術C− 心眼(真)B……濱口優は電撃銛エクスハープーンという強力な銛を装備……」 そこまで言うと、幹也はぐったりと項垂れて動かなくなった。回復が充分でなかった状態で能力を使ったために、再び力を使い果たして気を失ってしまったようだ。 式と文が慌てて幹也の体を支える。 「それにしても、よりによって何故こんなタイミングで攻撃を……」 彼らは知らない。自分達と衝突したあの怪物・真の聖杯が、ゲシュペンストにサーチャーが乗っていることを見抜き アングラーたちを聖杯戦争に積極的に参加させるために、「弱っている参加者がいる」という情報とその居場所をテレパシーで教えていたことを。 アングラーたちはコクピットをこじ開けようと、何度も銛を振り下ろしている。どんな銛を使っているか知らないが、ゲシュペンストの装甲が破壊される嫌な音が 伝わってくることから、コクピットが破壊されるのは時間の問題だろう。 「そうなると白兵戦か……」 ギリアムは呻くように言った。自分には、今は鉄の棺桶に変ってしまったゲシュペンスト以外に自動小銃が一挺だけ支給されていた。これが頼みの綱だ。 だがこの銃で、あのような生身でゲシュペンストを破壊するやつらに勝てるのだろうか? コクピット内の仲間を見渡してみる。黒桐幹也とレミリア・スカーレットは気絶中。射命丸文、両儀式、そしてタィケボロという得体の知れない男も加えるとして こちらの戦力は4人。果たして釣人(アングラー)どもに勝てるだろうか。 「これが……運命だというのか……」 自動小銃を握り締め、ギリアムは誰にともなく呟いた。 【三日目・10時00分/新惑星・海岸近くの町】 【探索者組】 【黒桐幹也@空の境界】(クラス・サーチャー) 【状態】気絶中、疲労(大)、魔力枯渇、首輪無し 、ゲシュペンスト・タイプRV搭乗中 【装備】エーテライト 【道具】謎の本、他は不明 【宝具】此の者想いし最愛の人(両儀式) 【思考】 0:気絶中 1:鮮花やその他の知り合いを捜す 2:文を手伝う 3:橙子達も手伝う 4:式に会えて嬉しい 【射命丸文@東方Project】(マスター) 【状態】健康、首輪無し、ゲシュペンスト・タイプRV搭乗中 【装備】手帳@現実 【道具】不明 【思考】 基本:真実を新聞にして客観的に皆に伝える 0:アングラー達に対処する 1:この聖杯戦争を生き延びる 2:元の世界に皆で帰る方法を探す 3:幹也、そして他の仲間を守る 【両儀式@空の境界】 【状態】健康、首輪無し、ゲシュペンスト・タイプRV搭乗中 【装備】不明 【道具】支給品一式、ナイフ 【思考】 0:アングラー達に対処する 1:幹也を許(はな)さない 2:何があっても幹也を守る
270 :
運命 :2010/04/14(水) 00:23:27 ID:+Cdrpl/p
【レミリア・スカーレット@東方Project】 【状態】激しい怒りと深い悲しみ、気絶中、ゲシュペンスト・タイプRV搭乗中 【装備】ボロボロになったプータンのきぐるみ@魁!!クロマティ高校withイナバ製作所 【道具】 【思考】 基本:社長の思いを受け継ぐ 0:気絶中 1:とりあえずサーチャー達と行動する 2:社長、咲夜、イナバ君(仮)を殺した奴は必ず殺す 3:サーチャーの力でマーラ様の人、八雲紫を探す? 4:機会があったら橙子達にお返しする ※固有結界『イナバの巣』を継承しました。しかし魔術の知識がないため、魔術は一切使えません。 ※固有結界を継承したことに気づいていません。 【ギリアム・イェーガー@スーパーロボット大戦シリーズ】 【状態】健康、ゲシュペンスト・タイプRV搭乗中 【装備】ゲシュペンスト・タイプRV、89式5.56mm小銃@現実 【道具】『ヒーロー戦記』の攻略本@現実 【思考】 基本:主催者を倒す 0:アングラー達に対処する 1:主催者基地を探す 2:戦いが終わった後、生きて再び刑事達と会う 3:ヒーロー戦記もよろしく!って宣伝してる場合じゃない 【タィケボロ@タケシ×ディアボロ】 【状態】合体状態(タケシとディアボロ)、全裸、やや濡れている、ゲシュペンスト・タイプRV搭乗中 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 基本:この戦いの真実を知り、運命を覆す 0:アングラー達に対処する 1:サーチャー達を利用する ※あくまでフュージョンなので持続時間は60分ぐらいです、合体中は空を飛べて常人の10倍ぐらいの力を持ってます。 ※タケシの使用するポケモン、ディアボロのスタンドであるキング・クリムゾンの能力が使えるようです。 ※10時00の時点で再度フュージョンしました。 【釣人組】 【アーチャー@Fate/stay night】(クラス:アングラー) 【状態】凛のうっかり伝染、聖杯戦争に対する決意、疲労(大) 【装備】釣竿、最新式リール、釣り針、頑丈な釣り糸、三つ編みにしたピアノ線、御神木の釣竿 【道具】釣りミミズ×6、釣りバッタ×5、釣りホタル×17、釣りカエル×8、ガルタイト、ノート 【宝具】無限の剣製 【思考】基本:濱口優と共に世界中の魚を必ず釣る 0:優の決断に従う 1:サーチャー及びその仲間の殺害 ※無限の剣製を使ったことにより疲労し、魔力も減少しています。 【濱口優@現実】(マスター) 【状態】健康、殺意、アーチャーのマスター、半裸 【装備】電撃銛エクスハープーン、ゴーグル、ウェットスーツ 【道具】木の実5種(それぞれ少量)、魔石リヴァイアサン@FF6、御神木の釣竿(貰った) 【思考】基本:アーチャーと共に世界中の魚を獲る 0:聖杯戦争に勝ち残り、海を守る 1:サーチャー及びその仲間の殺害 【メカ沢新一@魁!!クロマティ高校 死亡確認】
「うおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!」 「不破、うるさいぞ!……しかしまさか、本当に蘇れるとはな」 ふたりのすごい漢、師範と飛竜は生き返っていた。 もともと死者スレで大人しくしている師範ではないし、スレ内で謙虚なナイトとフォレストセルに 「おいィ?忍者がそんなに強いのはずるい至高のナイトである俺がバラバラにしてやろうか?」 「シノビ……忍者って世界樹3のバランスブレイカーだよな。汚いな流石忍者きたない」 とか言われて追いかけまわされたところ、DECOが使用した出口(会場復帰ポイント)に入ってしまったのだ。 なんにせよ生き返ったすごい漢達は、再び歩み始めたのだった。 【三日目・9時50分/新惑星東京都お台場】 【不破刃@Art of Fighting 龍虎の拳外伝】 【状態】忍者 師範 すごい漢 【装備】 【道具】 【思考】 1:生き返ったあああああああああ! 2:もう一度主催本部に乗り込む 3:せこい漢は必ず、殺す 4:己、如月影二! 許 ざ ん ッ ! 【ストライダー飛竜@ストライダー飛竜】 【状態】健康 【装備】ライトセーバー@スターウォーズ 【道具】俺にそんなものは必要ない 【思考】 0:死者スレにもう織田信長がいたような気がする…… 1:主催者の首を刈る
新惑星のどこかの病院にて…… 「「もう少しギシアンしていたかったです……」」 「仕方がないよ、僕たちの世界って基本死の概念ないから元々HP0になると病院に強制送還されるんだから」 「忍者を追っていたらいつの間にかレイズを奢られていて驚きが鬼なっちぇしまった感」 「ここは一体?俺は死んだはずでは……」 死の淵より甦った五名がベッドに横たわっていた。 若夫婦は首輪に子供の教育に悪いと、行為の途中で無理矢理に出口においやられ、 自称謙虚な騎士はすごい漢と汚い忍者を追って出口に飛び込み、 超次元サッカー選手は初めて見た繋がったまま出口に歩いて行く夫婦をガン見しながらついていき…… 首輪装着者のあらゆる技が使える首輪に(首輪を装備されたうえで)蘇生されたのだ。 「なんにせよ生き返ったいじょんナイトがマーダーから貧弱一般人を守るべきなのは確定的に明らか あのHNMのデコも多分レイズされてるはずなんですわ? それにシステうm達までやられたとなると今ごろこもこーは一人で 深い悲しみに包まれてやがて頭がおかしくなって死ぬカカッと蜜けてやるべきそうすべき」 「そうですね……仮に合流できなくても危険人物を倒していけばそれは誰かの助けになれるでしょうし」 「「敵を倒してゆっくりする時間があれば夫婦の時間も作れますしね」」 「下ネタはやめろと言っているサル!hai!早く服を着てくだシア;;」 「あの体勢は!?こ、今度は一体どんな技を……!」 甦った彼らは何処へ行くのだろうか。
【三日目・9時50分/新惑星どこかの病院】 【ラグナ@ルーンファクトリーフロンティア】 【状態】健康、職業・のうぎょう、真竜ニアラを警戒、全裸 【装備】丈夫なクワ・ティアラ@ルーンファクトリーフロンティア、骨の剣 【道具】支給品一式、マーマン達の骨(大量)、真竜の鱗、フライパン、ビン詰め油 【思考】基本:主催者の撃破・嫁の守護 1:真竜ニアラ、KAITOなどの危険人物の撃破 2:鷹の爪組が復活していた場合合流 3:ものすごい視線を感じる…… 【エリス@ルーンファクトリー】 【状態】健康、白黒、空気王、真竜ニアラを警戒、全裸 【装備】なし 【道具】支給品一式×2、ホウレン草、遮光服 【思考】 0:鷹の爪組が復活していた場合合流 1:ラグナの援護 【ブロントさん@ネ実】 【状態】健康、謙虚 【装備】グラットンソード@FF11、アイスシールド@FF6 【道具】支給品一式 【思考】基本:主催者を倒して元の世界に帰る 1:貧弱一般人を守る。余裕があればデコの撃破 2:妹紅を探す。いればビリーの兄貴も 3:まずは服を着させる 【鬼道有人@イナズマイレブン】 【状態】健康、誤った性教育、夫婦ガン見中 【装備】変なゴーグルとマント 【道具】支給品一式、サッカーボール 【思考】 1:仲間を探す(ただし妹最優先) 2:行為の続きが気になるので白黒組について行く 3:本郷猛が復活していた場合合流
274 :
予防線 :2010/04/15(木) 00:55:50 ID:0xeOO/ks
秀吉の他に復活している武将がいた。 その名は……。 「鳴かぬなら、鳴くまでまとう、ホトトギス」 徳川家康だった。 彼もまた死者スレから飛び出してきたのだ。 「おのれぃ、あの時は不覚を喰らったが今度はそうもイカン!! 今度こそ信長様に逆らう者どもは皆殺しじゃあああああ!!」 己の持つ武器を振りかざして猛る家康。 そんな彼の背後に不穏な影が近づいていることは最後まで気付かなかった……。 「復活しちゃう悪い子はどんどんしまっちゃおうねぇ」 家康を封印したしまっちゃうおじさんは軽いステップでその場を去っていった。 このまま復活が自重せず続くとロワが成り立たなくなってしまう。 そう判断したしまっちゃうおじさんは他の復活した参加者(獲物)を探し始めた。 自分も復活したということは棚に上げて。 【三日目・10時/新惑星】 【しまっちゃうおじさん@ぼのぼの】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式 【思考】 1:しまう(復活した奴優先) 【徳川家康@テラカオスバトルロワイアル・封印確認】
「一度は死んだ、この命!! だが、我が世の春がここにきたあああああああああああああああッ!!!」 「聖地を汚すクズどもに鉄槌をくれてやるぜえええええええええぇぇぇぇッッッ!!!!!!」 秋葉原インパクトが起こった秋葉原に死者スレから帰ってきた御大将。 しかも、新たなる機体(?)デビル秋葉原に乗っている。 さらに厄介なことにそのデビル秋葉原の右手にはメカ6/にズガンされたデビル四国が装備されている。 ……何はともあれ、御大将が元気で何よりです。 【三日目・9時50分/新惑星・秋葉原インパクト跡地】 【ギム・ギンガナム@∀ガンダム】 【状態】健康 【装備】デビル秋葉原 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:絶・好・調である! 【『秋葉原』@日本】 【状態】デビル秋葉原の生体コア 【装備】右手にデビル四国を装備 【道具】不明 【思考】 1:秋葉原を守るために参加者を全滅だ!!
「やれやれ、俺も生き返っちまったぜ。とりあえず空気王あたりとやってみるか……」 股間のジャッカルを猛らせ、凄い漢に続き凄いいい男も復活した。 【阿部高和@くそみそテクニック】 【状態】健康 【装備】股間のジャッカル 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:やらないか (まず空気王を狙う)
戦闘の結末はあまりに呆気なかった。 釣人組がコクピットをこじ開けた瞬間 「キング・クリムゾンッ!!」 タィケボロはキング・クリムゾンの能力を発動させ、濱口優とアーチャーの心臓をスタンドで貫いた。 そして「結果」として濱口優とアーチャーの死体だけが残された。 「なんだかわからんが……助けてくれたのか?」 自動小銃を構えて臨戦態勢をとっていたギリアムは、事態の急激な変化に戸惑いながらタィケボロに聞いた。 「勘違いをするな、お前等の力がこれからも必要だったからやっただけだ。このタィケボロの目的を阻む奴は人間じゃねえ。ただそれだけだ」 その後、気絶から覚めたレミリアがタィケボロに殴りかかったり 魔力供給のために文と幹也と式が物陰でギシギシアンアンやっている間 ギリアムはゲシュペンスト・タイプRVの損害状況を調べ、もうゲシュペンストを捨てるしかないという苦汁の決断を下した。 ちなみにアングラーとそのマスターの遺体は、ギリアムが近くにあった海の見える丘に埋葬しておいた。彼らもまた運命の犠牲者であると考えたギリアムには 彼らの遺体を無下に扱うことなどできなかったのだ。 「ここからならば、海がよく見えるだろう」 彼らが所持していた銛と釣竿を墓標として地面に刺し、ギリアムは二人の釣人の冥福を祈った。 「前が見えねえ……」 「その程度で済ませてあげたこと、感謝しなさい」 イナバ製作所での戦闘の時のお返しとして顔面をボッコボコにされたタィケボロの隣で、レミリア・スカーレットは腕組みしながら鼻を鳴らした。 気絶から目覚めた彼女の顔には、もう以前のような絶望の翳はない。そしてイナバの力を継承したせいか、日中でも普通に行動できるようになっている。 (私がちゃんと受け継ぐからね……社長) 「それで……これからどうするんですか?」 妙に上気した顔の幹也が尋ねる。その両隣で、式も文も顔を真っ赤にしている。 「ああ……ゲシュペンストは見ての通り、もう再起不能だ。とりあえず鷹の爪組か蒼崎姉妹と再合流したいと思うのだが…… サーチャー、いや黒桐くん。彼らのいる場所、そして我々のいる場所が新惑星のどこなのか探索してもらえるか?」 「ええ、少し待っていてください…… 橙子さんたちは東京を出ていないみたいです。そして……なんだって!……鷹の爪組は妹紅さんを残して全員死亡……」 「なんだと!?」 タィケボロ以外の全員が驚愕の声を上げた。 「こうしてはいられない……一刻も早く東京へ戻らねば。それで黒桐くん、ここはどこなんだい!?」 「鹿児島県です」 「えっ?」 「正確には、新惑星・鹿児島県坊津です」 「……何とかして東京まで帰る手段を見つけなければな……」 「ならば簡単よ。飛べばいいじゃない」 翼を広げながら事も無げにレミリアが言った。 そう、このメンバーの中で飛行能力を有しているのは文、レミリア、タィケボロの3人。1人が1人づつ持って飛べば、歩くよりは早く東京に着けるだろう。 それから文が幹也を運ぼうとして式がそれに異議を唱え、いろいろと揉めた結果 文は式を、レミリアはギリアムを、タィケボロは幹也をそれぞれ運ぶことに決定した。 「タィケボロさんは今顔が腫れて前が見えない状態だから、僕がサーチャーとしてナビしないと」という幹也の説得に文も折れたようだった。 「それでは出発しよう!」 こうして探索者組は鹿児島県坊津を後にし、東京へと飛び立っていったのであった。
【三日目・10時15分/新惑星・鹿児島県坊津】 【探索者組】 【黒桐幹也@空の境界】(クラス・サーチャー) 【状態】疲労(小)、首輪無し 【装備】エーテライト 【道具】謎の本、他は不明 【宝具】此の者想いし最愛の人(両儀式) 【思考】 0:東京に帰り英雄組・他の仲間たちと合流する 1:鮮花やその他の知り合いを捜す 2:文を手伝う 3:橙子達も手伝う 4:式に会えて嬉しい 5:あれ? エリスさんだけ生き返っているような……? 【射命丸文@東方Project】(マスター) 【状態】健康、首輪無し 【装備】手帳@現実 【道具】不明 【思考】 基本:真実を新聞にして客観的に皆に伝える 0:東京に帰り英雄組・他の仲間たちと合流する 1:この聖杯戦争を生き延びる 2:元の世界に皆で帰る方法を探す 3:幹也、そして他の仲間を守る 【両儀式@空の境界】 【状態】健康、首輪無し 【装備】不明 【道具】支給品一式、ナイフ 【思考】 0:東京に帰り英雄組・他の仲間たちと合流する 1:幹也を許(はな)さない 2:何があっても幹也を守る 【レミリア・スカーレット@東方Project】 【状態】健康、怒りと悲しみ、イナバを受け継ぐ決意 【装備】ボロボロになったプータンのきぐるみ@魁!!クロマティ高校withイナバ製作所 【道具】 【思考】 基本:社長の思いを受け継ぐ 0:東京に帰り英雄組・他の仲間たちと合流する 1:とりあえずサーチャー達と行動する 2:社長、咲夜、イナバ君(仮)を殺した奴は必ず殺す 3:サーチャーの力でマーラ様の人、八雲紫を探す? 4:機会があったら橙子達にお返しする ※固有結界『イナバの巣』を継承しました。しかし魔術の知識がないため、魔術は一切使えません。 ※固有結界を継承したことに気づいていません。 ※イナバの力を継承したことで吸血鬼の弱点とかがいろいろと大・丈・夫!になったようです。
【ギリアム・イェーガー@スーパーロボット大戦シリーズ】 【状態】健康 【装備】89式5.56mm小銃@現実 【道具】『ヒーロー戦記』の攻略本@現実 【思考】 基本:主催者を倒す 0:東京に帰り英雄組・他の仲間たちと合流する 1:主催者基地を探す 2:戦いが終わった後、生きて再び刑事達と会う 3:できればゲシュペンスト・タイプRVの修理がしたいが無理だろうな…… 4:ヒーロー戦記もよろしく…… 【タィケボロ@タケシ×ディアボロ】 【状態】合体状態(タケシとディアボロ)、全裸、顔面フルボッコ 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 基本:この戦いの真実を知り、運命を覆す 0:とりあえず探索組についていく 1:サーチャー達を利用する 2:前が見えねえ…… ※あくまでフュージョンなので持続時間は60分ぐらいです、合体中は空を飛べて常人の10倍ぐらいの力を持ってます。 ※タケシの使用するポケモン、ディアボロのスタンドであるキング・クリムゾンの能力が使えるようです。 (アーチャー……) (なんだ……優……) (すまん……本当にすまん……俺がこんな戦いに乗ったから……) (……いいさ、お前の無茶に付き合うのには慣れてるよ) 【アーチャー@Fate/stay night 死亡確認】 【濱口優@現実 死亡確認】 【アングラー組 脱落】
本編とは関係ない話 もし釣りバカたちが生き返ることがあっても、それは聖杯戦争の参加者・釣人(アングラー)としてではないでしょう。
281 :
有野の挑戦 :2010/04/15(木) 23:59:37 ID:0xeOO/ks
「よくも俺の相方を! あいつら絶対に許さへんぞ!!」 1人の男が怒りをあらわにして叫んでいた。 彼は有野晋哉。よゐこである濱口優の真の相方、ゲームセンターCXの有野課長だ。 「相方やられて黙ってるわけにはいかへんな……。 今まではただ隠れとるだけやったけど、今が動く時か……」 とは言ってもあいての持っている武器を思い出してみよう。 確認しただけでも巨大なロボや人一人を殴り殺せる人形。 対して有野に支給されたのは銃一丁。 しかもスペランカーが使うようなレトロ臭のプンプンするドット絵の銃である。 「…勝てへんやろ」 結論はすぐに出た。 ここで特攻したところでただやられるのがオチ。 ゲームオーバーになった後濱口に馬鹿にされるのがオチだ。 だが、彼は心底諦めなかった。 濱口が海の大物を釣ることに執念を燃やす男なら、彼はあらゆるゲームをクリアすることに執念を燃やす男だ。 彼には彼なりの考えがあった。 「やっぱアレか?レベル上げたり仲間手に入れたり武器手に入れたりせえっちゅーことか? おっしゃ、相方の仇討つためや。あいつら倒してこのバトルロワイヤルとかいうのもサクッとクリアしたるで〜」 銃一丁を持って意気揚々と駆け出す有野。 果たして課長は相方の仇を討てるのか?そしてゲームはクリアできるのか? 【三日目・10時15分/新惑星・鹿児島県坊津】 【有野晋哉@現実】 【状態】健康、ゲーム脳 【装備】銃@スペランカー 【道具】支給品一式 【思考】基本:ゲームクリア=優勝 1:濱口を倒した奴を倒す 2:そのためにレベルアップ、仲間や武器の入手などを行なう ※バトロワをバーチャルゲームの一種だと思ってます
あれから、少女はずっと呆けたように地面に座り込んでいた。 死にたい、麻痺した思考の中で藤原妹紅はそれだけを考えていた。 自分と関わった者は死ぬ。 自分は誰も守ることができない。 鷹の爪組が全滅した時に、自分の中にあった最後のなにか大切なものが壊れてしまったのだ。 あのまま彼らと一緒に死ねればよかった。いや、自分と一緒にいたから彼らは死ぬことになったのだ。自分は周りの人間を不幸にするだけの存在なのだ。 誰でもいい、早く自分を殺してほしい。この混沌とした世界ならば、不死の肉体を持つ自分を殺してくれるマーダーがKAITOの他にもまだいるだろう。 自殺できないこの身体をこれほどまでに呪ったのは初めてかもしれない。もう、動く気も起こらない。 そんな事を考えながら人形のように動かない少女の前にやってきたのは、四体の配下を引き連れたドラゴンだった。 「なんだこの娘は。我が姿を見ても泣き叫び逃げ回らないとは、なんとも喰い甲斐の無い奴だ」 今朝から今まで、真竜ニアラは適当な参加者を喰らいながら生贄砲もしくはその製作者を探し続けていた。 そして今、妹紅のいる大田区までやってきたのだ。 【野比玉子×10@ドラえもん 死亡確認】 【タケシ×5@ポケットモンスター 死亡確認】 【ディアボロ×5@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】 【富竹ジロウ×10@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】 【513@現実 死亡確認】 【野比セワシ@ドラえもん 死亡確認】 死因 真竜ニアラによる捕食 ニアラたちドラゴン軍団が目の前に迫っても、妹紅は動こうとしなかった。 「つまらない奴だが、まあいい。食糧には変わりないからな」 ◇ ニアラの顎が己の身に近づくのを見ながら、妹紅はこのドラゴンに喰われれば死ぬことができるだろうかと考えていた。 死なせてほしい。どうか殺してほしい。もういい、もう――――
(諦めんなよ…… ――――諦めんなよ!!!!!!!お前!!!!!!!) 「えっ?」 妹紅の身体がニアラに喰われるというその瞬間、妹紅は確かにその声を聞いた。 (どうしてそこでやめるんだ!!!そこで!!!もう少し頑張ってみろよ!!ダメダメダメ諦めたら!!) 「修…造…?」 聞こえたのはその声だけではない。 (世界中の皆が笑顔で暮らせるように活動する、それが鷹の爪団じゃ!団員の君がそんなことでどうする!) (妹紅さん。勝手なお願いですが、この惑星のことを護ってください。そしてどうか、貴方は生きて―――) それだけではない、聞こえてきたのは――― ◇ 「それではいただき……熱ッちいィィィィィィィィィ!!!!!」 今にも妹紅を噛み砕こうとしていたニアラは、自分の口内で起こった突然の発熱に仰天して、慌ててその「食糧」から口を離した。 「小娘!貴様一体何を……」 そこまで言ってニアラは言葉を失った。 少女の、藤原妹紅の身体を紅蓮の炎が包み込んでいた。彼女を包む炎の中には、最終防衛システムの、総統の、松岡修造の面影が映し出されている。 それだけではない。妹紅が纏う炎に、サンタナの、秋月蒼真の、ビリー・ヘリントンの、02の、10/の、メタナイトの、真田幸村の、竜宮レナの、八意永琳の…… 逝ってしまった者たちの面影が次々と映し出されていた。 「そうね」 紅蓮の炎を身に纏いながら、藤原妹紅は静かに微笑んだ。 「私が、継がなくちゃね。みんなの意志を 生き返った理由を忘れるところだった――また、みんなに助けられたわ」 妹紅の、つい先ほどまでの生ける屍のような状態からの豹変にニアラは困惑していた。 「く、喰えぬならこれで死ね!」 ニアラはプライド、続いてグラトニーを繰り出す。その攻撃は妹紅の身体を直撃した。 しかし傷つき血が噴き出しても彼女は倒れない。その身体に纏われた炎も、消えることはない。 「なっ、なんなんだこの女は!? おい!お前らがこの女を殺れ!」 配下のドラゴンたちにニアラが命令を下そうとしたその時、妹紅は動いた。 全身の炎を両手に集中させ、狙いをニアラに定めて 最終防衛システムが教えてくれた技に、自分の力と仲間からもらった魂を込めて撃ち放つ。 「鷹爪再誕!フジヤマヴォルケイノスターバスター! このスターバスターは絶対無二のスターバスターなり!!」 通常のスターバスターではない、紅蓮の炎によってもっと熱くなったスターバスターは真竜ニアラに向かって一直線に飛んできた。 「おいちょっと待てええええええええええええええ!!!」 ニアラの叫び空しく直撃したスターバスターにより、ニアラを筆頭とするドラゴンたちは爆炎に包まれ跡形もなく消し飛ばされた。
◇ 「ゼェ……危なかった……とっさに奴らを楯にしなければ確実に殺られていた……」 爆炎にまぎれてこっそりと逃げた真竜ニアラ。彼は配下の四体のドラゴンを犠牲にすることによって妹紅のスターバスターから生き延びていたのだ。なんて奴だニアラ様。 「しかしこれでせっかく集めた手駒を全部失ってしまった…… こうなった以上、あの攻撃砲(生贄砲)じゃなくてもいいから何か強力なものを喰らって速急に力をつけなければ…… そして覚えていろよあの女……我が圧倒的な力を、あくまでも圧倒的な力を手に入れた暁には必ず血祭りに上げてやる!絶対にだ!」 ◇ 藤原妹紅は歩き出す。 鷹の爪組の遺志を継ぐために、戦いを止めるために、誰かを守るために。 「もう大丈夫よ、鷹の爪団員として恥ずかしくない活動をするから。 た〜か〜の〜つ〜め〜」 そして彼女は歩き出す。その体に炎と、受け継がれた想いを纏いながら。 【三日目・10時30分/新惑星東京都・大田区】 【藤原妹紅@東方Project】 【状態】全身に包帯が巻かれている、全身血塗れ、鷹の爪団員、ダメージ(中)、疲労(中)、強い決意、スターバスターを習得 【装備】チェーンソー、斬鉄剣 【道具】支給品一式、蜆、米の苗、将棋セット一式、ゾフィー直筆サイン色紙、黒竜号、秘宝75個 【思考】基本:戦いを止めたい。『生きる』 1:死んでいった者たちの遺志を継ぎ、人々を守り必ずこの大災害とバトロワを止める。 2:空気王、らきすたのデコ、KAITOを倒す。 【真竜ニアラ@セブンスドラゴン】 【状態】最終形態、ダメージ(中)、口内を火傷 【装備】なし 【道具】焦げた山田の骨、焦げた血塗れたナプキン 【思考】 0:強い力を持つもの(特に生贄砲かその製作者)を喰らい力を手に入れる。後にリベンジ戦 1:主催、参加者問わず全てを「捕食」で殺す 2:真・空気組と藤原妹紅を倒す ※災害が砲撃によるものだと知っています ※新惑星が太陽に向かっていることを知っています 【リブロドラゴニカ@セブンスドラゴン 死亡確認】 【ドラゴアンゼラ@セブンスドラゴン 死亡確認】 【スターダスト・ドラゴン@遊戯王 死亡確認】 【ブルーアイズホワイトドラゴン@遊戯王 死亡確認】
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科学者の業 :2010/04/16(金) 23:16:13 ID:Gb5yqLy/
「ヒャーハッハッハッハ!! 完成じゃあ!」 東京都に、狂気を孕んだ笑い声が響く。 声の主である老人の名は、敷島博士。 兵器開発において世界有数の腕を持つといわれる、天才科学者である。 まあ天才とはいっても、外見も中身も典型的なマッドサイエンティストという、あまりお近づきになりたくない人種なのだが。 さて現在、彼の前には一体の改造人間が横たわっていた。 ライダー軍団との戦闘により機能を停止したライダーキラーである。 その肉体は敷島博士の手で修復され、さらに彼の支給品であった小型ゲッター炉が埋め込まれている。 なお大破した頭部は、代わりに数時間前敷島が拾った猫型ロボットのものが取り付けられていた。 「さあ! 目覚めるがいい! わしの新兵器、『デビルゲッターα』よ!」 適当に考えた名前を叫びつつ、敷島はライダーキラーの起動スイッチを押す。 数秒のタイムラグをおいて、ライダーキラーはゆっくりとその身を起こした。 「よし! 成功じゃ! まあ、このわしが失敗することなどそうそうないがのう」 喜びを隠そうともしない敷島に、ライダーキラーは無言で近づいていく。 そしてその腹部に取り付けられたハッチが開かれ、赤く輝く光線が放たれた。 ゲッタービーム。 敷島が搭載したゲッター炉によって可能となった必殺の兵器は、当の敷島の体を焼き尽くしていく。 「素晴らしい威力! やはりわしの作った兵器は世界一じゃああああああ!!」 おのれの死が迫っているというのに、敷島は心底嬉しそうな叫びをあげていた。 それもそのはず。彼の夢は、自分が作った兵器で殺されることだったのだから。 やがて、敷島の肉体は完全に消滅する。それを確認すると、ライダーキラーは文字通りの機械的な動きで移動を開始した。 兵器は兵器らしく、全てを破壊するために。 【三日目・10時/新惑星・東京】 【再生ライダーキラー@カオスロワ】 【状態】機能正常、小型ゲッター炉搭載、頭部がドラえもん 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 基本:サーチアンドデストロイ ※生前の記憶・人格等は残っていません 【敷島博士@真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ 死亡】
大災害の後に死んだはずの参加者の復活。 この煽りを受け、参加者達は…… 矢部野彦麿@新豪血寺一族 「間違いない、これは魑魅魍魎のやらかしたことだ!」 冬月@エヴァ「碇、これもお前のシナリオの内か……」 クラピカ@H×H「幻影旅団か……」 南光太郎@仮面ライダーB(ry「大災害を引き起こして死者を増やすとは…クライシス帝国の仕業だ!!」 南春香@おかわり「死者を蘇らせて自分達の尖兵にするつもりなのね…クライシス帝国、許さないわっ!!」 Dボゥイ@Tブレード「ラダム…お前達は絶対に許さん!!」 ジャイアンの母書き手@現実「あの話を書いたのも我だ」 キャプ見沢@パロロワ「ま た キ ャ プ テ ン か」 ロックマン@ロックマン「ワイリーーーーーー!!」 平和島静雄@デュラララ「イィィィィィザァァァァァァヤァァァァァ!!」 食堂の男@邪気眼まとめ「これが世界の選択か……」 諸葛亮孔明@Gロボ「これもBF計画のためなのです」 キバヤシ@MMR「間違いない…ノストラダムスはこれも予言していたのだ!」 黒沢@最強伝説黒沢「主催者って誰なんだ…?誰だ…?誰…?あ…オレだった…!」 ゆの@ひだまりスケッチ「お前らがそう思うならそうなんだろ。お前らん中ではな」 いろいろと混乱していた。 【三日目・10時】
再びひとりぼっちになってしまった真竜ニアラ…… 「おのれ……舌が酷い火傷をしている…… ……怠惰なる力よ、その力を動かぬ王への癒しとせよ!」 自動回復魔法スロースを発動しつつ、彼は思案にくれていた。 「しかしこの星は一体どうなっておるのだ!これほどまでに食いにくい星は初めてだ!」 齢数十億歳、数多の星を創っては食べてきた真竜にとって、この星はあまりに異常だった。 「……そもそもだぞ?優れた科学力を持つヒュプノスの必殺砲撃をも耐えきるこの我が! 一体今までどれほどの傷を負ってきた!?」 ニアラの愚痴は止まらない。その間にドラゴン軍団のこれまでの輝かしい戦績を見てみよう。 Round1・ニアラVSラグナ 先制攻撃を防がれ、直後釣竿で真っ二つにされる(武器効果で死亡回避) Round2・部下竜VS最終防衛システム&ブロントさん 計16匹が撃ち落とされるかバラバラに刻まれる Round3・ニアラVS園長先生&キル夫 序盤は押していたが、その後返り討ちにあい殴り飛ばされる Round4・ニアラVSラグナ2戦目 釣竿がないことに安堵した隙に今度は全身を滅多打ちにされる(武器効果で死亡回避) Round5・ニアラVS園長先生&キル夫2戦目 身構えることもできず再び殴り飛ばされる(重傷) Round6・帝竜軍VS鈴木れ○こ&稗田阿求 主力であった帝竜と盟友ヘイズをまとめてねるねるされる Round7・ニアラVS『秋葉原』 時間をかけて下準備した自慢の華と居城を一瞬で跡形なく吹き飛ばされる Round8・ニアラ軍VSパラドックス 最終防衛システムとらきすたのデコの攻撃もあり撃破 Round9・ニアラ軍VS最終防衛システム 戦闘中に両者吹き飛ばされドロー試合。しかし敗色濃厚 Round10・ニアラ軍VSらきすたのデコ&朝比奈みくる 完全体になったデコのレーザーで吹き飛ばされる(部下のおかげで死亡回避) Round11・ニアラ軍VS藤原妹紅 覚醒した妹紅の強烈な一撃を食らい部下を全て失う(部下のおかげで死亡回避)←今ここ ……悲惨という言葉ですら生ぬるい、驚異的な戦績である。 一体何をどうしたらここまでボコボコにされるのかまるでわからない。 そしてここまで痛めつけられても何故心が折れないのかもわからない。 不屈の闘志にも程がある。 「我は!ニアラだぞ!神だぞ!何故だ!何がいけない!何故勝てぬ!」 頭を抱え……腕がないので抱える素振りだけをみせ、ニアラは悩み続けた。 そんな時。
「ふふん、だらしない。ニアラともあろうものがそのザマか?」 「お……お前はヘイズ!」 なんと彼の前に、すでにねるねるされて死亡したはずの盟友、装真竜ヘイズが現れた。 いや、それだけではない。 「俺達もいますよニアラ様!ここまで首領をボコされたとなると自分達も黙ってられません!」 同じくねるねるされてしまったはずの七帝竜までもが揃っていた。 「お前達……死んだのではなかったのか!?」 「いや、揃って瞬殺されました」 「死後の世界で、大量虐殺に巻き込まれた哀れな参加者の一部が復活しているんです」 「そろそろ出口塞ぐぞー、とか首輪なる男が言っていましたが、賄賂を贈り我々も復活した次第です」 彼らがねるねる状態からどのように復活したのか? それは今は亡きドラゴアンゼラが大事に持っていた遺品のねるねるねるねのおかげである。 ねるねるとはいえ、肉体が僅かに残っていたおかげで復活できたのだ。 もっとも、一時とはいえ吸収されていたはずの徳川家康やライター組も復活していたが。 ちなみに、そのドラゴアンゼラ達は復活できていない。 肉体を消し飛ばされたのもあるが、盾にされて竜不信に陥ったらしい。 「よくぞ戻った、我が友に誇り高きしもべよ!」 「ニアラ様、さらにこの空帝竜インビジブル……貴方様の敵の所在全てを把握しています!」 「おおおおお!でかしたぞ!でかしたついでにお前達今すぐそいつらを食ってこい!」 「「ラジャー!」」 ちょっと前の落ち込みが嘘のようにニアラは部下を各地へと放った。 その速さたるや生前以上。おそらく死後訓練したのだろう。 「あの速さなら数分かからずに憎き連中のもとに辿り着くな。 よしヘイズ、我々は再開を祝してここで一杯やろうではないか」 「ニアラ……お前それでいいのか?」 嬉々として近くのタケシを捻り(タケシには勝てる)滴る血を飲みはじめるニアラを横目で見て、 同じ真竜ヘイズは深いため息をついた。
さて、強化復活した七帝竜達はというと…… Side……赤帝竜キング 「死ぬがいい人間!ニアラ様と部下の仇だ!」 「黄金の鉄の塊で出来たナイトが鱗装備のドラゴンに遅れをとるはずがない。バラバラに引き裂いてやろうか!」 「ドラゴンの刺身っておいしいらしいですよ?」 「ちょ、おまっ……」 Side……黒帝竜デッドブラック 「我が極技、恐怖を煽る完全なる闇を食らうがいい人間!」 「「え?呼びましたか?」」 「こええええぇぇぇっ!」 Side……地帝竜ジ・アース 「貴様が『秋葉原』か!」 「絶・好・調である!」「聖地を汚す者に鉄槌おぉぉ!」 「ぐおあああぁぁぁ……!」 Side……虹帝竜トリカラード 「貴様が我に勝つことなど「ウバババア゙ア゙アアア!」 Side……空帝竜インビジブル 「最終防衛システムいるの地下深くだった……仕方がない、代わりの敵を……ん?」 「よいかルガール、GUN道の基本はこうだ!」 「こうか!」 「すげぇ……あの人間達落ちながら戦ってぐほっ!?」 Side……炎帝竜フレイムイーター 「あれが藤原妹紅……いや無理だな。絶対無理。勝てないって……これはあくまで戦略的退却だっ!」 「ん?なんかまたドラゴンがいたような?」 Side……艦帝竜ドレッドノート 「ニアラ様の仇よりもまずは憎き釣人だ!奴らさえいなければ私は海で泳げたのに!」 「相方の墓になにさらすんじゃ!スペランカー銃をくらえ!」 「テンテレンテテンテレンテテッテッテー」 ……ご覧の有様だよ! 「……帰ってこないな、帝竜」 「……そうだな(また殺られたな……)」 「……」 その時の真竜の背中はどこか寂しげだったという……
【三日目・10時40分/新惑星東京都・大田区】 【真竜ニアラ@セブンスドラゴン】 【状態】最終形態、ダメージ(中)、口内を火傷、再生中 【装備】なし 【道具】焦げた山田の骨、焦げた血塗れたナプキン 【思考】 0:強い力を持つもの(特に生贄砲かその製作者)を喰らい力を手に入れる。後にリベンジ戦 1:主催、参加者問わず全てを「捕食」で殺す 2:真・空気組と藤原妹紅を倒す ※災害が砲撃によるものだと知っています ※新惑星が太陽に向かっていることを知っています 【装真竜ヘイズ@セブンスドラゴン】 【状態】健康 【装備】全身武装 【道具】無し 【思考】基本:不甲斐ないニアラのサポート 1:良質な武器を食べる(人間より優先) ※戦った相手の必殺技を一瞬で覚えます(魔法系不可、物理系のみ) 【赤帝竜キング@セブンスドラゴン・死亡確認】ブロントさん&ラグナにバラバラにされる 【黒帝竜デッドブラック@セブンスドラゴン・死亡確認】園長先生&キル夫の超怖い顔を見てショック死 【地帝竜ジ・アース@セブンスドラゴン・死亡確認】デビル秋葉原の鉄槌により即死 【虹帝竜トリカラード@セブンスドラゴン・死亡確認】ノトーリアスDECOに食われる 【空帝竜インビジブル@セブンスドラゴン・死亡確認】ルガールとタクアンの訓練に巻き込まれる 【炎帝竜フレイムイーター@セブンスドラゴン・死亡確認】妹紅から逃げるも逃げた先で永沢君に吸収される 【艦帝竜ドレッドノート@セブンスドラゴン・死亡確認】有野晋哉にスペランカー銃で撃たれる 【タケシ@ポケモン・死亡確認】捻り潰されニアラに食われる
「いきなり襲来したきたないドラゴンはバラバラに引き裂いたがそれほどでもない やはりレイズされたいじょんナイトは汚いマーダーを倒しながらもこーを探すべき そしてhyあく密けないと最悪もこーが頭がおかしくなって裏世界でひっそり幕を閉じることになる」 「ギシギシ……それにしてもここはどこなんでしょう。僕らが死ぬ前にいたのは東京都大田区でしたけど……ギシギシ」 「アンアン……ここが東京都どころか日本かどうかもわからないし……妹紅さん、どうしてるでしょう……心配です……アンアン」 「おいィ!歩きながらでもギシアンするのはやめろサル!! 外を移動しながら夫婦の営みを続けるのは止めてもらえませんかねえ・・・?マジでかなぐり捨てンぞ?」 卑猥な体位で結合し、歩きながらギシアンし続けているバカ夫婦に対してついに謙虚なナイトも仏の顔を三度までとブチ切れた。 実はこのバカ夫婦、復活場所の病院を出発してからずっとこうしてギシアンを続けているのだ。(もっとも先ほどの赤帝竜キング戦ではさすがに分離していたが) 「すいません。でもこうやって「今日は寝かさない」プレイを続けていないと妻が眠ってしまうので……」 「だからってちょとsYレならんしょこれは・・? 鬼道さんも見しるし青少m年お性教育上悪いのは確定的に明らか」 「え!いや、俺は!」 バカ夫婦の営みをガン見していることを指摘され、鬼道有人は慌てて視線をそらす。 しかし、彼に誤った性教育を施しているのはバカ夫婦だけではなかった。 「二次ロリを規制しようとする連中は、表現を汚染しているだけの重力に魂を縛られている人々だ! ロリっ子は私の母になってくれるかも知れなかった女性なのだ!」 「夫婦の営み? 知るか馬鹿!そんなことよりオナニーだ!」 「男と女でなんてつまらんぜ。それよりも少年、君はいい男だな…… や ら な い か 」 どこから湧いたかわからないが、金髪オールバックで仮面の上からグラサンをかけるといういかれた格好をした男は少女愛の素晴らしさを熱弁し、 体がスケルトンなハゲはオナニーに対する情熱をさらけ出し、 ツナギ姿のちょっとワルっぽいいい男は鬼道さんを「いい男の世界」へと誘おうとしていた。 どうやらこいつらも死者スレから甦った者たちらしい。 「おいィ変態ども!歪んだ性欲の塊であるお前らにおれの怒りが有頂天になった。おれの怒りはとどまるところを知らない!」 ブロントさんの怒号が空しく響いたが、変態たちは一向に自重しない。 果たしてこんな調子で自分達は妹紅と合流し、主催者を倒す事ができるのだろうか。 こんなストレスでマッハな状況に、謙虚なナイトは思わず頭を抱えるのだった。 【三日目・10時45分/新惑星どこかの病院付近】 【ブロントさん@ネ実】 【状態】健康、謙虚 【装備】グラットンソード@FF11、アイスシールド@FF6 【道具】支給品一式 【思考】基本:主催者を倒して元の世界に帰る 1:貧弱一般人を守る。余裕があればデコの撃破 2:妹紅を探す。いればビリーの兄貴も 3:この面子では俺の寿命がストレスでマッハなんだが・・ 【ラグナ@ルーンファクトリーフロンティア】 【状態】健康、職業・のうぎょう、真竜ニアラ・KAITOを警戒、全裸、対面立位で夫婦の営み中 【装備】丈夫なクワ・ティアラ@ルーンファクトリーフロンティア、骨の剣 【道具】支給品一式、マーマン達の骨(大量)、真竜の鱗、フライパン、ビン詰め油 【思考】基本:主催者の撃破・嫁の守護 1:真竜ニアラ、KAITOなどの危険人物の撃破 2:鷹の爪組が復活していた場合合流 3:エリスと繋がったまま街中を歩くなんて…… 【エリス@ルーンファクトリー】 【状態】健康、白黒合体、空気王・真竜ニアラ・KAITOを警戒、一応遮光服を着用、対面立位で夫婦の営み中、眠る暇無し 【装備】遮光服 【道具】支給品一式×2、ホウレン草 【思考】 0:鷹の爪組が復活していた場合合流 1:ラグナの援護 2:頭が沸騰しそうです…… ※また白黒あわさって1人に融合しました
【鬼道有人@イナズマイレブン】 【状態】健康、誤った性教育、夫婦ガン見中、歪んだ性知識吹き込まれ中 【装備】変なゴーグルとマント 【道具】支給品一式、サッカーボール 【思考】 1:仲間を探す(ただし妹最優先) 2:行為の続きが気になるので白黒組について行く 3:本郷猛が復活していた場合合流 4:性の世界とは奥深いのか…… 【シャア・アズナブル@機動戦士ガンダム+機動戦士Zガンダム+機動戦士ガンダム逆襲のシャア】 【状態】オールバック 【装備】仮面、ノーマルスーツ、グラサン 【道具】 【思考】 1:二次ロリ表現を規制するものは、私、シャア・アズナブルが粛正しようと言うのだ、アムロ! 2:個人的な欲望を吐き出すことが、事態を突破するうえで一番重要なことではないかと感じたのだ 3:コミックLOよ、私を導いてくれ…… ※このままブロントさん達について行くかどうかはわかりません。 【クリスタルボーイ@COBRA+ふたば】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 1:知るか馬鹿!そんなことよりオナニーだ! ※ひょっとしたら首輪は二つかも ※このままブロントさん達について行くかどうかはわかりません。 【阿部高和@くそみそテクニック】 【状態】健康 【装備】股間のジャッカル 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:やらないか (まず空気王を狙う) ※無差別マーダーではなくなったようです。 ※聖杯戦争とも関係なくなったようです。 ※このままブロントさん達について行くかどうかはわかりません。 そんな彼らの背後では 「今度こそ活躍するぜー!」 「水をよこせ!」 こちらも復活していたドマイナーズが元気に騒いでいた。 【名も無きクチビル岩@デスクリムゾン】 【状態】最高にハイ 【装備】 【道具】無し 【思考】 1:目立つぜ! 【ダン@熱砂の惑星】 【状態】最高にハイ 【装備】 【道具】無し 【思考】 1:水をよこせ! 【ディアケシ@ディアボロ×タケシ 死亡確認】 死因・テンションが上がりすぎた名も無きクチビル岩に潰される
「きーんこーんかーんこーん♪(口で言った)
みなさ〜ん始めましてえ。ローゼンメイデンの第一ドール水銀燈よぉ」
「んでもってオレはFルートの人です」
「というわけで水銀燈の今宵もアンニュ〜イの時間よぉ」
「マジメにやれ」
「んもぅ冗談じゃないの。分かったわよぉ、ちゃんとやればいいんでしょやれば」
(こいつってこんなキャラだったのかよ…)
「じゃあまずは死者の発表ねえ。
たくさん死んだわぁ、以上よぉ」
「おいおいおいおいそれはいくらなんでも省略しすぎじゃねーか」
「だってぇ…死者多すぎるじゃないの。こんな大勢の名前を呼んだら喉が壊れるし、作者だって大変よぉ。
それに大丈夫。貴方とPCの前の皆さんにはそう聞こえるけど、
会場の皆さんにはちゃんと死者の名前が流れてるから何の問題もないわぁ」
(つまりよくある『かくかくしかじか』か……まぁいいか)
「に、しても大量虐殺禁止ってやったのにむしろ酷くなってるわね…。
これって禁止しても意味ないんじゃなぁい?解除したほうがいいんじゃないの?」
「いや、ダメだろ」
「でも皆守らないんだったら規制させたって意味がないと思うわぁ」
「一理あるけど、今はやめとけ。それ以前に新たな禁止行為のネタがない。
何れ何か思いつけば緊急放送って名目で誰かが言うだろ。
せめて『タケシ×10』って表記しても爆発するってことにしろよ」
「じゃあそうするわぁ。皆も聞いたわよね?
必然性がまるでない過剰な大量虐殺は自重してよねぇホント。
死者が増えれば増えるほどwiki編集者の苦労も比例して増えるわぁ。
なるべくなら被害は最小限にしてほしいわよねぇ。
水銀燈お姉さんからのお願いよぉ。それと書き手は避難所のチラ裏の
>>25 も見て行きなさいねぇ。
wiki編集者の叫びが書いてあるから」
「いいか?ある行動を禁止するのには何か意味があるんだぜ?
大量虐殺禁止はwiki側の負担が増えるしもうその手のネタはお腹いっぱいだから、睡眠禁止は692が夢オチを連発したからだ。
そこらへん理解してくれないと困る。
大体なかったことにするにしても手段なんざいろいろあるだろうに。ボキャブラリーってもんがないのか」
「じゃあ第9回放送はこれで終わりねぇ。
何だか首輪を解除してる人がいるらしいけど、これは『カオスロワ』だからどうにでもなると言っておくわあ」
「ああそうだ、最後に言っておくぞ。
俺たちはたまたま放送器具の近くを通りかかって誰もいないから放送しただけだ。
間違っても主催側だとかそんなことはないからな。放送が終わったらここから去るから」
「まぁ、いるにはいたんだけど…人の原形とどめてなかったわよねえ」
「やめろ、思い出したくない」
ブツン
【三日目・10時50分/主催本部予備】
「ただの通りすがりが…… 適当な放送してんじゃねええええええええええええええ!!」 羽柴秀吉の理不尽な怒りによって振るわれたライトセーバーで、Fルートの人と水銀燈は体を縦真っ二つに切断されて死亡した。 「わしが……わしが放送やりたかったのに……」 善意で放送をやってくれた二人の屍の上に、秀吉はポロポロと悔し涙をこぼした。 死者復活祭の際どさくさに紛れて復活した秀吉は、その後紆余曲折を経てようやく主催本部予備までたどりついていた。 生き返った彼は「もう一度自分が死者放送をやれるかもしれない」という淡い望みを抱きながら主催本部予備のドアをくぐった。 その途端に、あの二人による「第9回放送 7th」が流れてきたのである。 タッチの差で第9回放送をできなかった悔しさと悲しみを、秀吉は怒りへと転化させた。 「こうなったのも元をたどれば全てあのストライダー飛竜の所為!許さん……絶対に許さんぞ!ストライダー飛竜!!」 ライトセーバーの刀身に憤怒を漲らせながら、憎き忍者を抹殺するため羽柴秀吉は主催本部予備を大股歩きで出て行った。 【三日目・10時51分/主催本部予備】 【羽柴秀吉@戦国時代】 【状態】健康、大激怒 【装備】ダースベイダー仕様ライトセーバー 【道具】支給品一式 【思考】基本:信長のもとに馳せ参じる 1:ストライダー飛竜を倒す 2:わしが放送やりたかったのに…… 【Fルートの人@カオスロワ書き手 死亡確認】 【水銀燈@ローゼンメイデン 死亡確認】
ここで羽柴秀吉はあることに気が付いた。確かに、放送は先を越された。 だが、その時に『禁止行為』は言われていなかった。それはつまり…… 「よっしゃわしが言ってやるわああああぁぁぁ!」 秀吉はぐるりと向きをかえてマイクを握り締めた。こういうことだ。 きーんこーんかーんこーん♪ 「皆の者!わしを覚えているか!わしは地獄から蘇ったのだ! まずは皆の者、褒めてやろう。正直な話、我ら主催陣は現在半壊状態にある。 まさかわしもこんなことになるとはおもわなんだ。諸君らの実力を甘く見ていたことは素直に詫びよう。 だが、忘れてはいないだろうな?首輪と、禁止行為の存在を! 先程勝手に放送された時はなかった禁止行為を、今から発表する! まずは言っても最早無駄かもしれんが大量虐殺の禁止! さらに今回は条件を加えて『×〜人』の使用も禁止する! 続いて眠るの禁止、これも継続じゃ!昼寝している奴は夢を見る間もなく爆殺確定! そして今回、新たに設ける禁止行為……それは、『盗む』の禁止じゃ! 相手の装備、道具を強奪するのはアウトじゃ!貴様に言っとるぞストライダー飛竜!ライトセーバー返せ! そして、原因はわからんがこの大災害……潰れたデパートやらコンビニやら住宅があるが…… そこから道具や食料を運ぶのも『盗み』とみなす!腹が減るか?回復アイテムや武器がほしいか? 安心するがいい。例外として『死亡した参加者』から道具を奪うことは許す。 つまりは支給品以外の物が欲しければ誰かを殺すしかないというわけだ。 だからと言って殺し過ぎても首輪がドカンじゃ! 限りある物資を、いかに大切に工夫して有効に使えるかがポイントじゃな。 最近の若者はなんでもかんでもすぐに買い直したりと本当に嘆かわしいものよ。 わしらは昔は米で苦労して……脱線したの。とにかく以上の行為を禁止とする! それとストライダー飛竜!わしが今から直接お前を殺しにいくぜ!首を洗って待っているがいい!」 ブツンと音をたて、放送はそこで終わった。 【三日目・10時52分/主催本部予備】 ※秀吉は退室しました
禁止行為追加の影響でいきなり色んな奴が死んだ 【ケムール人@ウルトラQ 死亡確認】 【レキューム人@ウルトラQ dark fantasy 死亡確認】 【ワダツジン@ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説 死亡確認】 【ヤプール人@ウルトラマンA】
>>296 それは別に禁止行為じゃなくね?
「〜人」が禁止じゃなくて【野比玉子×100人@ドラえもん 死亡確認】とかが禁止じゃねえの?
>>297 まあいいじゃないカオスロワだもの
さり気にヤプールだけ死んでないけど
「このデビル秋葉原すごいよぉぉぉ!!さすが秋葉原の強化版!!」 我が世の春を満喫すべく新機体「デビル秋葉原」で暴れまわる御大将ギム・ギンガナム。 「デビル秋葉原で全てを破壊して新しい時代を始める!」 『聖地を汚す汚物どもには裁きの鉄槌だああああああああああああ!!』 御大将の宣言と『秋葉原』の叫びとともに、デビル秋葉原は右手のデビル四国で近くにいた参加者たちに 無差別に鉄槌を下していく。 【矢部野彦麿@新豪血寺一族 死亡確認】 【冬月コウゾウ@新世紀エヴァンゲリオン 死亡確認】 【クラピカ@H×H 死亡確認】 【Dボゥイ@テッカマンブレード 死亡確認】 【ジャイアンの母書き手@現実 死亡確認】 【キャプ見沢@パロロワ 死亡確認】 【ロックマン@ロックマン 死亡確認】 【平和島静雄@デュラララ!! 死亡確認】 【食堂の男@邪気眼まとめ 死亡確認】 【諸葛亮孔明@ジャイアントロボ 死亡確認】 【黒沢@最強伝説黒沢 死亡確認】 死因…デビル秋葉原の鉄槌 「このデビル秋葉原、まさに絶・好・調である!」 喜色満面でそう叫んだ瞬間、首輪がボンという音を立てて爆発し ギム・ギンガナムの首がデビル秋葉原のコクピットに転がった。 一気に11人を殺害したことで大量虐殺の禁止に触れてしまったようだ。 【ギム・ギンガナム@∀ガンダム 死亡確認】 死因…禁止行為 操縦者の御大将は禁止行為で死んだ。しかしデビル秋葉原の生体コアとなっている『秋葉原』はまだ生きていた。 なぜか、それはDG細胞のおかげである。 『聖地を汚すクソどもは1人残らず誅殺してやるぜええええええええええええええ!!』 こうして操縦者を失い自動殺戮マシーンとなったデビル秋葉原は、次なる粛清対象を求めて東京都は新橋にやってきた。 ◇ 「こなた……こなた……こなた……こなた……こなた……こなた……」 ディス・アストラナガンの操縦席で、泉そうじろうは幽鬼の様な貌で今は亡き娘の名前をつぶやき続けている。 絶望と憎悪に塗りつぶされた彼の目的はただ一つ。娘を奪ったこの世界を破壊し尽くすことだけだった。 手始めにそうじろうはディス・アストラナガンの必殺技、アイン・ソフ・オウルで知人やその他の住人ごと埼玉を消滅させた。 【埼玉県@マップ 消滅確認】 【柊ただお@らき☆すた 死亡確認】 【柊みき@らき☆すた 死亡確認】 【柊いのり@らき☆すた 死亡確認】 【柊まつり@らき☆すた 死亡確認】 【高良ゆかり@らき☆すた 死亡確認】 【小早川ゆき@らき☆すた 死亡確認】 【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん 死亡確認】 【野原ひろし@クレヨンしんちゃん 死亡確認】 死因…アイン・ソフ・オウル そして彼は、次なる破壊対象を求めて東京都は新橋にやってきた。
◇ なぜか生き返っていたミクと2人の6/を殲滅した後、最終兵器鏡音リン改は 適当な対象を殺しながら東京都中を彷徨っていた。 【LEON@ボーカロイド 死亡確認】 【GUMI@ボーカロイド 死亡確認】 【歌愛ユキ@ボーカロイド 死亡確認】 【氷山キヨテル@ボーカロイド 死亡確認】 死因…最終兵器鏡音リン改の最終兵器で爆殺 そして彼女は、次なる殲滅対象を求めて東京都は新橋にやってきた。 ◇ 「ボクドラエモンデス」 敷島博士によって小型ゲッター炉とドラえもんの頭部を取り付けられて蘇った再生ライダーキラー。 もはや元の目的も自分が何者だったかも忘れた再生ライダーキラーは、とりあえず出会った奴を片っ端からゲッタービームで抹殺していた。 【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】 【野比野比のび助@ドラえもん 死亡確認】 【源静香@ドラえもん 死亡確認】 【骨川スネ夫@ドラえもん 死亡確認】 【かみなりさん@ドラえもん 死亡確認】 【先生@ドラえもん 死亡確認】 【野比セワシ@ドラえもん 死亡確認】 【Doraemon@All I Want/The Offspring 死亡確認】 死因…ゲッタービーム 再生ライダーキラーはドラえもんの朗らかな笑顔のままゲッタービームを乱射しつつ、次なる抹殺対象を求めて東京都は新橋にやってきた。 ◇ こうしてカオスなロボット達は偶然にも秋葉原で相見えることとなった。 『聖地を汚すゴミどもがここにもいたかああああああああああああああああ!!』 「お前らか……こなたを殺したのはお前らかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「新たな殲滅対象を認識――殲滅――殲滅――殲滅――殲滅――殲滅――」 「コンニチワ、ボクドラエモンデス」 それぞれの攻撃により、新橋は一瞬で崩壊した。 しかし悪夢のようにカオスなスーパーロボット大戦はまだ始まったばかりである。
【三日目・11時00分/新惑星・東京都新橋だったところ】 【『秋葉原』@日本】 【状態】デビル秋葉原の生体コア 【装備】右手にデビル四国を装備 【道具】不明 【思考】 1:秋葉原を守るためにまずはこいつらを全滅だ!! 【泉そうじろう@らき☆すた】 【状態】娘を失って狂乱 【装備】ディス・アストラナガン 【道具】支給品一式 【思考】 1:この世界の全てを破壊する 【最終兵器鏡音リン改@ボーカロイド】 【状態】最終兵器状態 【装備】最終兵器状態@最終兵器彼女 【道具】最終兵器状態の兵器全部@最終兵器彼女 【思考】全てを殲滅 【再生ライダーキラー@カオスロワ】 【状態】機能正常、小型ゲッター炉搭載、頭部がドラえもん 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 基本:サーチアンドデストロイ ※生前の記憶・人格等は残っていません
>>301 こうしてカオスなロボット達は偶然にも秋葉原で相見えることとなった。
↓
こうしてカオスなロボット達は偶然にも新橋で相見えることとなった。
の間違いです。訂正お願いします。
空を飛び、東京都へと急行する探索者組一行。 そんな彼ら彼女らの耳にも最新の放送が届く。 「あややややや……本当に鷹の爪団の皆さんが……」 「刑事たちは……まだ無事みたいだな」 放送では、探索者組の協力者であった鷹の爪団の名前が1人を除いてズラリと呼ばれていた。 それが意味するのは、彼らがまとめて殺されたということ。 そしてそれは彼らをまとめて殺せるような敵がいるということでもある。 今回は呼ばれなかったが、同じく協力者である刑事組もいつ同じ運命を辿るかわからない。 「一部生き返っている感じもしたんですが、放送で名前を呼ばれているとなると……」 「ふん、死んでは生き返り再び死ぬ……そんな永劫の死の呪縛に囚われたのは私たちぐらいのものだ」 「でもあの声……羽柴秀吉よね?死んだのではなかったの?」 「それを言ったら奴自身が殺すと言っていたストライダー飛竜という男もだ。 確かに名前を呼ばれていたはずだが、それを殺しに行くだと……?」 そしてまさか一部の死者が黄泉返っているなどとは思わない彼らは放送の矛盾に悩み、 タィケボロは新たな野比玉子症候群発症者、富竹の存在に心の中で涙した。 「しかしこれだけの犠牲者だ。蒼崎姉妹とて安心は出来ないぞ」 「だからこうやって全速力で飛んでいるじゃない」 飛行可能な3人は出せる限りのスピードで空を行く。 刑事組と蒼崎姉妹が殺されるよりも早く合流するために。 おそらくそれほどの時間はかからずに東京都にたどり着くことだろう。 【三日目・11時10分/新惑星・日本列島上空】 【探索者組】 【黒桐幹也@空の境界】(クラス・サーチャー) 【状態】疲労(小)、首輪無し 【装備】エーテライト 【道具】謎の本、他は不明 【宝具】此の者想いし最愛の人(両儀式) 【思考】 0:東京に帰り英雄組・他の仲間たちと合流する 1:鮮花やその他の知り合いを捜す 2:文を手伝う 3:橙子達も手伝う 4:式に会えて嬉しい 【射命丸文@東方Project】(マスター) 【状態】健康、首輪無し 【装備】手帳@現実 【道具】不明 【思考】 基本:真実を新聞にして客観的に皆に伝える 0:東京に帰り英雄組・他の仲間たちと合流する 1:この聖杯戦争を生き延びる 2:元の世界に皆で帰る方法を探す 3:幹也、そして他の仲間を守る
【両儀式@空の境界】 【状態】健康、首輪無し 【装備】不明 【道具】支給品一式、ナイフ 【思考】 0:東京に帰り英雄組・他の仲間たちと合流する 1:幹也を許(はな)さない 2:何があっても幹也を守る 【レミリア・スカーレット@東方Project】 【状態】健康、怒りと悲しみ、イナバを受け継ぐ決意 、イナバパワーで吸血鬼の弱点克服 【装備】ボロボロになったプータンのきぐるみ@魁!!クロマティ高校withイナバ製作所 【道具】 【思考】 基本:社長の思いを受け継ぐ 0:東京に帰り英雄組・他の仲間たちと合流する 1:とりあえずサーチャー達と行動する 2:社長、咲夜、イナバ君(仮)を殺した奴は必ず殺す 3:サーチャーの力でマーラ様の人、八雲紫を探す? 4:機会があったら橙子達にお返しする ※固有結界『イナバの巣』を継承しました。しかし魔術の知識がないため、魔術は一切使えません。 ※固有結界を継承したことに気づいていません。 【ギリアム・イェーガー@スーパーロボット大戦シリーズ】 【状態】健康 【装備】89式5.56mm小銃@現実 【道具】『ヒーロー戦記』の攻略本@現実 【思考】 基本:主催者を倒す 0:東京に帰り英雄組・他の仲間たちと合流する 1:主催者基地を探す 2:戦いが終わった後、生きて再び刑事達と会う 3:今回の禁止行為でゲシュペンストの修理は完全に不可能になったな…… 4:ヒーロー戦記もよろしく…… 【タィケボロ@タケシ×ディアボロ】 【状態】合体状態(タケシとディアボロ)、全裸、顔面フルボッコ 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 基本:この戦いの真実を知り、運命を覆す 0:とりあえず探索組についていく 1:サーチャー達を利用する 2:まだ前が見えねえ…… ※あくまでフュージョンなので持続時間は60分ぐらいです、合体中は空を飛べて常人の10倍ぐらいの力を持ってます。 ※タケシの使用するポケモン、ディアボロのスタンドであるキング・クリムゾンの能力が使えるようです。 ※11時の段階で再フュージョンしました
だが、探索者たちは気づいていなかった。 全速力で飛ばし、ただ東京に戻ることだけを考えていたせいで 自分たちが飛ぶ高度よりもさらに高くに怪物がいたことに。 「聖杯様、釣りバカはタィケボロとかいう妙な男に倒されたみたいです」 「これで残りのサーヴァントは、暗殺者、魔術師、高速兵、探索者…… あらあら、どれもこれも、互いで争うことがなさそうな連中ね。 さあ……どうしようかな?」 【真の聖杯@カオスロワ】 【状態】健康 巨大化(サイズは自由に変更できるようです) サーヴァントの魂16体+α吸収 原作者の魂吸収 大災厄で死んだ人々の魂吸収 首輪無し 全裸 銀髪+白い翼×5対 10代の女性の肢体 股間に乖離剣マラ 【装備】イナバ製作所製の鎌 【道具】不明 【思考】 基本:聖杯を満たす 0:探索者組を見送る?何らかの行動を起こす? 1:全サーヴァントの魂を吸収して聖杯として完成する 2:自分はこれ以上聖杯戦争に積極的介入はしないが、戦う気の無い奴らは戦わせる 3:自分に襲いかかってくるものは殺す 4:誰だか思い出せないが、長宗我部元親・最終兵器鏡音リン改が死んだらその魂を吸収する 5:暗殺者はこのまま放置してたらかってに消滅して魂吸収できそうなので放置 ※体の大きさは自分の意志で変えられるようです ※サーヴァントの魂を吸収するたびに能力を得ていくようです。 ※英雄組は探知できていません 【柊かがみ(七期)@らき☆すた】 【状態】健康、頭痛、直前の記憶喪失 【装備】巫女服@らき☆すた 【道具】無し 【思考】基本:聖杯様について行く 1:思い出せないので聖杯様の巫女として働く ※怪我及び吸マック鬼化は聖杯のサイエンティストとコーパレイターの能力で治ったようです
「過度な虐殺は嫌われると何度言えば……」 イチローの手からレーザービームが放たれる。 新橋で戦いに夢中になっていた4人は避けることもできず、レーザービームの餌食となった。 【三日目・11時00分/新惑星・東京都新橋のクレーター】 【イチロー@イチローのレーザービームで(ry】 【状態】イチロー 【装備】 【道具】バット、グローブ、ボール 【思考】 1:メジャーの世界を縮める!! 【『秋葉原』@日本 死亡確認】 【泉そうじろう@らき☆すた 死亡確認】 【最終兵器鏡音リン改@ボーカロイド 死亡確認】 【再生ライダーキラー@カオスロワ 死亡確認】
「羽柴秀吉、死んでも生き返るとは・・・・せこい漢だ!」 「不破、そしたら俺達もせこい漢なんじゃ?」 放送を聞いた師範は激怒した。 せっかく倒したはずの主催者の一人、羽柴秀吉が生き返って放送をして、 しかも、飛竜を直々に殺しに行くと言う宣言をした……からではなく。 「おのれ、羽柴秀吉! 拙を無視するとは許さんッ!」 「不破、そこかよ……。だが、これで俺達を狙う連中が増えるな……」 「飛竜殿、どういうことだ?」 「秀吉は放送で俺の名で呼んだ、つまりだな。俺が主催者の居場所を知っていると思う対主催の連中が多く現れるはずだ。 そこで俺達は戦力を集結させ、再び主催者の基地を潰しに行く……!」 「おお。流石は拙の一番弟子だ」 「不破、いつ誰がお前の弟子になったって?」 「ともかく、すごい漢共を集めるぞ!」 「人の話を聞け!」 こうして、師範達は主催者打倒のために仲間を集めることにした。 果たして、彼らはすごい漢達を集結し、主催者を倒すことは出来るのだろうか? 「話は聞かせて貰った!」 「ならば、俺様達が手伝ってやろう!」 「「!?」」 ……早速、現れた。 現れたのは貴族のような顔立ちの男。 生え際が怪しい男。赤い服を着た少女。引き締まった肉体の男。 ジャック・アトラス。マントを羽織った男。 「貴様ら、何者だ!」 「くくくく、私は天上王、ミクトランだ。……そして、彼らは私の同志だ」 「……同志だと……問おう天上王よ。貴様らの目的は『主催者』か?」 「無論だ」 二人のすごい漢の前に現れたのは王と王子組であった。 ブロリーを倒し終えた彼らは作戦の第二段階に移行していた。 「共に戦ってくれる同志を探している」 「ほう・・・・すごい漢だ」 その時、静葉に電流走るッ……。 (何、この人、かっこいい……) 「貴様らの話を聞く所によると、貴様らは主催者の居城を知っているようだな」 「主催者の居城……太陽だろ」 「ッ、何故、貴様らがそのことを!?」 「光太郎が言っていた、『主催者の基地は太陽』だとな」
彼らは南光太郎たちとの情報交換の際にちゃっかり主催者基地の場所を聞いていた。 だから、あの時に静葉はケータッチを光太郎に渡したのだ。(世の中『give and take』が基本でしょ?) 「恐らく主催者基地にはDG細胞に感染した奴もいるはずだ」 「貴様らが何故そのことを!?」 「光太郎が言っていた、『デビルガンダムが主催者の手先』だとな」 南光太郎の情報交換の際に聞いた情報によると『デビルガンダムはクライシス帝国の手先』で、 『クライシス帝国は主催者』。つまりは『主催者の中にはDG細胞に感染する奴が居るはずだ』 という図式がミクトラン達の脳内で成り立っているのだ。(例によって根拠なし) 「確かに主催者側にはDG細胞していた奴がいた」 「成る程な、やはり光太郎の言うとおりだったな」 「そうですね、ケータッチを渡して正解でしたよ」 「デビルガンダムが主催者側にいるとはな、このキング・オブ・ハートの目を以ってしても見抜けなかった」 「だが、ミクトランよ、拙たちが主催者基地に乗り込むには……」 「転移装置の類が必要なのだろ? それにこの首輪も厄介だ」 天才的な頭脳を持つ天才科学者ミクトランの考えは以下の通りだ。 ・秋葉原にいるブロリーを殺す。(済み) ↓ ・同志を集める。(主催者に関する情報を持つ者、首輪を解除できそうな者優先) ↓ ・いるであろうソーディアンマスターも殺す。 ↓ ・機材を集め、転移装置を作る(制限解除後もしくは首輪解除後) ↓ ・主査者基地に乗り込み、主催者を殺す。 以上である。 その話を聞いたすごい漢たちは…… 「・・・・すごい漢だ。」 「確かにな……だが、その転移装置は誰が作るんだ?」 「私が作ろう、その代わりとは言っては何だが……」 「言いたいことはわかった、行くぞ、飛竜殿!」 無言で頷く飛竜。 そして、すごい漢たちは東京の街を駆けていく。
【三日目・11時/新惑星・東京都】 【不破刃@Art of Fighting 龍虎の拳外伝】 【状態】健康 忍者 師範 すごい漢 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 1:すごい漢たちを集める! 2:もう一度主催本部に乗り込む 3:せこい漢は必ず、殺す 4:己、如月影二! 許 ざ ん ッ ! 5:己、羽柴秀吉! 許(ry 6:しばらくしたら、再びミクトランたちと合流する。 【ストライダー飛竜@ストライダー飛竜】 【状態】健康 【装備】ライトセーバー@スターウォーズ 【道具】俺にそんなものは必要ない 【思考】 1:主催者の首を刈る 2:しばらくしたら、再びミクトランたちと合流する。 3:秀吉が襲って来るならば抹殺する。 ふたりのすごい漢が立ち去った後。 ジャック・アトラスはミクトランに一つ提案した。 「ミクトラン、提案があるんだが?」 「どうした。ジャック?」 「我々もそろそろ、別行動をとらないか? そちらの方が効率があがるのでは?」 「ほう、確かに一理あるな」 その後、厳正なる話し合いの結果。チーム分けは以下のとおりになった。 ミクトランとベジータ、静葉のチーム。 ドモンとジャック、ダオスのチーム。 戦闘力的にはほぼ互角のチーム分けであった。 「では、行くぞ! あの憎きデコに引導を渡すために」 「待っていろデビルガンダム、必ずこの俺の手で……!」 「伝説の決闘者(デュエリスト)、武藤遊戯、海馬瀬人が死んだならばこのジャック・アトラスが新たなる伝説を作る!」 そして、三人の王たちは巣立っていった。
【三日目・11時10分/新惑星・東京都】 【ドモン・カッシュ@機動武闘伝Gガンダム】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:殺し合いを止める 1:デビルガンダムを倒す 2:クライシス帝国も倒す 3:しばらくしたら、再びミクトランたちと合流する。 【ジャック・アトラス@遊戯王5D's】 【状態】健康 【装備】デッキ&Dホイール 【道具】支給品一式 【思考】 基本:殺し合いを止める 1:仲間を集める 2:デビルガンダムも倒す 3:クライシス帝国も倒す 4:しばらくしたら、再びミクトランたちと合流する。 【ダオス@テイルズロワ2nd死者スレ】 【状態】健康、首輪なし 【装備】割烹着 【道具】スペアのマント(残4)、ダオス特製カレー 【思考】 基本:ロワを終わらせる 1:対主催の参加者に真・空気組の危険性を教える 2:ウッドロウに似た男(空気王)と接触し、場合によっては治療。 3:危険人物は排除 4:対主催でも樹や自然を大切にしない奴は排除 5:しばらくしたら、再びミクトランたちと合流する。 ※空気な参加者を視認できます ※時空転移能力は制限されています そして、残った三人は…… 「……そこにいる者たち」 「出て来やがれ!」 「私たちはとっくに気付いてるんですからね」 物陰に隠れている者たちに呼びかけた。 そして、その呼びかけに応じ、物陰から出て来たのは……。 「物陰から出てくるのも私だ」 「盗み聞きして、すまなかったな」 ギャバンとイングラム(ユーゼス)であった。
【三日目・11時15分/新惑星・東京都】 【ミクトラン@テイルズオブデスティニー】 【状態】健康 【装備】ソーディアン・ベルセリオス@テイルズオブデスティニー 【道具】支給品一式 【思考】 基本:主催者(クライシス帝国)を殺す 1:使える駒を集める 2:デビルガンダムを倒しにいく。その後真・空気組も倒す 3:目の前の二人組に接触する 【ベジータ@ドラゴンボールZ】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、首輪解除装置、その他不明 【思考】 基本:ミクトランを手伝う 1:デビルガンダムを倒す 2:カカロットがいるのか? 3:目の前の二人組に接触する ※微かですが悟空の気を感じとりました 【秋姉妹(姉)@東方】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式×2、各種グミセット×2年分(アップルグミ×3、ウッチャリグミ×5、ホタテグミ×5、ラズベリーグミ×5消費) その他不明 【思考】 基本:ミクトランについていく 1:稔子の分も活躍して人気キャラになる 2:なんだか忍者が気になる 3:デビルガンダムも倒す 4:クライシス帝国も倒す 5:目の前の二人組に接触する 【ギャバン@クロススレ】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】エリクシール@テイルズシリーズ×3本 【思考】基本:主催者を倒す 1:イングラムと行動し、ユーゼスを倒す。 2:目の前の三人組と接触する ※何気にクロススレ出展ですが、厳密にいえばスパヒロ出展です。 ※ユーゼスのことをイングラムだと思っています。 【ユーゼス・ゴッツォ@スーパーロボット大戦α】 【状態】記憶喪失、首輪なし、仮面なし 【装備】ウルトラ警備隊の制服@ウルトラセブン、バスター・ライフル(生贄砲のエネルギー供給炉が取り着けられている)(残りエネルギー100%) 【道具】不明 【思考】基本:それも私だ 0:少し驚いたのも私だ 1:ユーゼスを倒すのも私だ 2:ギャバンと行動するのも私だ 3:記憶を失ったのも私だ 4:首輪を解除したのも私だ
313 :
タケシ :2010/04/25(日) 00:39:05 ID:BGufjEiV
タケシはかませじゃもったいない タケシさんすぐ殺すとかクソロワだな
ティケボロ(タケシ×ディアボロ)がいるじゃないか!
315 :
太閤鬼 :2010/04/25(日) 01:47:16 ID:rejGcyB7
「さてと……これで残るは姉ちゃん、あんただけだな。まだやるかい?」 ゲッター線特有の緑色に輝く日本刀の汚れを振り払って、長宗我部元親はパトリシア・マーティンにニヤリと笑いかけた。 その元親の後ろで、搭乗者ごと斬り刻まれたテキサスマックとガンダムマックスターがバラバラになって崩れ落ちる。 彼が生身で、日本刀一本で巨大ロボットを倒せたのも、彼がDG細胞とゲッター線の力を得たSENGOKU☆BUSYOUだからである。 【ジャック・キング@ゲッターロボ 死亡確認】 【メリー・キング@ゲッターロボ 死亡確認】 【チボデー・クロケット@機動武闘伝Gガンダム 死亡確認】 「さてどうするメリケン姉ちゃん。あんたが呼んだ助っ人は死んだ、まだ仇討ちを続けるかい?」 ゲッター線の影響で<◎><◎>←こんな感じにグルグルになった元親の眼光をうけて、パティはへなへなと座り込んだ。 「おおお、おネガいシマス!ドウカ殺さないデくだサイ!アナタのためなら何でもしますカラ!」 所持していた全ての銃火器を投げ捨てたパティは、涙を流し命乞いをしながら元親の足元へと縋りつく。 「アナタにすべてを捧げマス!このカラダも全部……」 そう言いながら元親に抱きつくパティ。元親はそんな彼女の体を両手で押さえつけると…… 「悪いが姉ちゃん。その手は食わねぇよ」 パティの体を力一杯、上空へ向けて放り投げた。 元親は気づいていた。全ての武装を放棄したと見せかけたパティが、服の下にC-4プラスチック爆弾を巻きつけていることに。 復讐心が挫けたと見せかけ油断させて、最後の手段である『自爆』で自分を倒そうとしていたことに。 「まったく最後まで……大した根性だぜ、姉ちゃん」 SENGOKU☆BUSYOUによって空高く放り投げられたパトリシア・マーティンは、薄れゆく意識の中で想った。 (カミカゼ作戦、失敗シマシタか……助っ人のミナサン、こんな戦いに巻き込んでしまってスイマセン そしてゴメンナサイひより――――アナタのカタキ、討テナカッタ――――) そして中空で、閃光と轟音が彼女の体を引き裂いた。 【パトリシア・マーティン@らき☆すた 死亡確認】
頭上で起こった爆発を確認すると、元親はしばし瞳を閉じて黙祷した。 センチな気分になったからではない。これが命を懸けて戦ったパトリシア・マーティンとその3人の助っ人達への、彼なりの敬意の表し方だった。 「いやぁー見事な戦いっぷりじゃった!!流石は土佐の鬼若子、長宗我部元親殿!!」 その唐突な明るい声に元親が振り返ると、そこには扇子を広げて笑顔の羽柴秀吉の姿があった。 「羽柴秀吉……いつからそこに?」 「いやー、あの外国の女子の色仕掛けにも引っ掛からないとは流石ですな!わしじゃったら今ごろあの娘と一緒に死者スレに逆戻りしておるところですわ」 自分の戦いを観察されていたと知って不快になる元親。しかし秀吉はそんな元親を巧みな話術と天性の人たらしのテクニックで自分のペースに誘い込み 話の主導権を握っていった。 「ところで元親殿。御身がその体一つ刀一つであの巨大なカラクリを倒す事ができるSENGOKU☆BUSYOUにクラスチェンジできたのは なんでもDG細胞とゲッター線なるものが関わっているとか」 「ああ、まあな……」 秀吉のペースにつられて、自分がSENGOKU☆BUSYOUとなった一部始終をついつい話してしまう元親。 その話を聞いて、秀吉は目を輝かせる。 「元親殿。この羽柴秀吉一生の頼みでござる!そのDG細胞とゲッター線の力をわしにも分けてくだされ!わしもSENGOKU☆BUSYOUになりたいんじゃ!」 「……そこまでこの力に拘るのは、やはり先ほど放送で言っていたストライダー飛竜なる者の為か」 「……うむ」 ストライダー飛竜。特A級ストライダーにして、主催者の1人である秀吉を盛り上がりも何もなく一瞬で殺したすごい忍者である。 「くやしいが今のわしには奴をブチ殺す力がない……じゃから元親殿!そなたのDG細胞とゲッター線をわしに分けてほしいのじゃ!」 「分けるってどうやって……」 「ふむ、それはこれをこうすれば……」 「なに!そうするとこれがこうなって……」 「「アッー!!」」 そしていろいろな経緯を経て、秀吉は無事DG細胞に感染しゲッター線を浴びて、SENGOKU☆BUSYOUにクラスチェンジした。 「これがSENGOKU☆BUSYOUの力……気が高まる……溢れる……」 元親と同じような<◎><◎>←こんな感じの目になった秀吉は、さっそくその力を試してみることにした。 「えーと、ゲッタービーム!」 その叫びとともに秀吉の口から緑色のビームが放たれ、近くにいた参加者が何人か消し飛ばされた。 【野比セワシ@ドラえもん 死亡確認】 【シゲル@ポケットモンスター 死亡確認】 【ドッピオ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】 「ほほーこれは大した威力じゃあ。あと元親殿!あれを教えてくだされ!あの首輪のやつ!」 「ああ、あれは首輪をこうしてだな……」 「ふんふんなるほど……こうかな?ゲッター首輪!」 器用な秀吉は早くも技を覚えたらしく、首輪はまるでブーメランのように弧を描きながらその進行上にあるものを全て爆破し、また秀吉の手の中に戻ってきた。 ついでに今の首輪の攻撃で右代宮譲治が死んだ。 【右代宮譲治@うみねこのなく頃に 死亡確認】
「うむ!これで憎きストライダー飛竜に対抗できる! ところで元親殿、この後何か予定はおありかな?」 「いや……(なんだか殺してない奴が3人くらいいるような気がするんだが思い出せねえ……ヤマダの野郎もどこにいるのかわからねえ……)」 「そうか!ならば拙者と一緒に忍者狩りなどいかがかな?」 「忍者狩り?」 「調べによると我が怨敵ストライダー飛竜には、同行している仲間の忍者がおるそうでな なんでもそやつは一瞬で数十人もの武将を葬り去る技を持っているとか……どうじゃろう?元親殿は強者との戦いを欲しているはず この『不破刃』なる忍者ならば、元親殿のお眼鏡に適うと思うのだが……」 それを聞いて、先ほどのパティ達との戦いでもまだ満たされていなかった元親の闘争本能が刺激された。 「一瞬で数十人をね……なかなか面白そうじゃねえか。いいぜ羽柴秀吉、俺もその忍者狩りとやらに参加しよう」 「流石元親殿!そう来なくては面白くない! さあ待っておれ汚い忍者どもよ、貴様らの首、今から我らSENGOKU☆BUSYOUが狩り立てに行くぞ!」 こうして二人のSENGOKU☆BUSYOUによる忍者狩りが始まった。 【三日目・11時30分/新惑星・東京都】 【長宗我部元親@戦国時代】 【状態】ダメージ(中)、DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた、SENGOKU☆BUSYOU 【装備】日本刀(DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた)、ゲッター首輪 【道具】なし 【思考】 1:戦いを楽しむ ただし、ヤマダは例外 2:面白そうなので秀吉の忍者狩りについていく 3:まだ見ぬ強者(不破刃)と戦いたい 【羽柴秀吉@戦国時代】 【状態】健康、激しい怒り、DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた、SENGOKU☆BUSYOU 【装備】ダースベイダー仕様ライトセーバー(DG細胞感染、ゲッター線を大量に浴びた)、ゲッター首輪 【道具】支給品一式 【思考】 1:ストライダー飛竜をぶっ殺す 2:飛竜の仲間も殺す
俺は誰だ!?何故生まれた!?
ディケボロは戸惑っていた。自分はいったい誰なのか?
何故?どうして?誰が?どうやって生み出した?
いや、誰が生み出したかは分かっている。
>>314 という人物だ。
だが、何故生まれたのかは分かっていない。
考えた末、ディケボロはふと自分が最初に聞いた言葉を思い出した。
『タケシさんすぐ殺すとかクソロワだな』『ティケボロがいるじゃないか!』
『タケシ』とは誰なのか、ディケボロには分からない。
何故『タケシ』をすぐ殺すと『クソロワ』なのか、ディケボロには分からない。
そして、何故自分がいるのか、ディケボロには分からない。
だが、今はその言葉に従ってみるのもいいのかもしれない。
『タケシ』をかませから救う―――ディケボロは決意した。
ついでに、その辺に落ちてたベルトも巻いてみた。カードが入ってたんで刺してみた。
【三日目・11時40分/新惑星・東京都】
【ディケボロ@タケシ×ディアボロ】
【状態】仮面ライダーダークディケボロ
【装備】ダークディケイドライバー@仮面ライダー クライマックスヒーローズ
【道具】不明
【思考】
基本:『タケシ』という人物をかませにさせないようにする
1:俺は誰だ
「ショッカーの大首領JUDOがキャスターの新たなマスターとなった……まさかこれほどまでショッカーが聖杯戦争に深く関わってくるとは予想外だったわ それにアサシンのサーヴァントも新しいマスターと手を組んだようだし……何にしろ、これで聖杯戦争は大きく動きそうね ……あら、おやつの時間だわ」 「おやつの時間? 聖杯様……まだ昼の12時ですよ?」 無意識のうちに、[[MONSTERS]]で予告したように最終兵器鏡音リン改の魂を吸収していた聖杯だった。 【三日目・12時00分/新惑星・新惑星上空】 【真の聖杯@カオスロワ】 【状態】健康 巨大化(サイズは自由に変更できるようです) サーヴァントの魂16体+α吸収 原作者の魂吸収 最終兵器鏡音リン改の魂吸収 大災厄で死んだ人々の魂吸収 首輪無し 全裸 銀髪+白い翼×5対 10代の女性の肢体 股間に乖離剣マラ 【装備】イナバ製作所製の鎌 【道具】不明 【思考】 基本:聖杯を満たす 1:全サーヴァントの魂を吸収して聖杯として完成する 2:自分はこれ以上聖杯戦争に積極的介入はしないが、戦う気の無い奴らは戦わせる 3:自分に襲いかかってくるものは殺す 4:誰だか思い出せないが、長宗我部元親が死んだらその魂を吸収する ※最終兵器鏡音リン改の魂を吸収しました。 ※そういえば真ライターの魂も吸収しました。 ※体の大きさは自分の意志で変えられるようです。 ※サーヴァントの魂を吸収するたびに能力を得ていくようです。 ※英雄組は探知できていません。 【柊かがみ(七期)@らき☆すた】 【状態】健康 【装備】巫女服@らき☆すた 【道具】無し 【思考】基本:聖杯様について行く 1:聖杯様の巫女として働く ※怪我及び吸マック鬼化は聖杯のサイエンティストとコーパレイターの能力で治ったようです。
320 :
鷹 :2010/04/29(木) 23:06:28 ID:zH3gdf1w
ドン! 周囲に轟音が響いた。 鼻に付く、焼け焦げた臭いが辺りに充満していた。 そこには焼け焦げた死体と白髪の青年がいた。 「どのような世界であれ、何も変わりはしない」 「オレは」 「オレの国を手に入れる」 【三日目・11時45分/新惑星・東京都】 【グリフィス@ベルセルク】 【状態】健康 【装備】流刃若火@BLEACH 山本元柳斉重国 【道具】不明 【思考】 基本:俺は国を手に入れる 1:邪魔となる敵は殺す 2:新たなる鷹の団の結成 【ガッツ@ベルセルク 死亡確認】
ズガン!ズガン!ズガン! 今日もいつも通りに野比玉子症候群の三人に死が降りかかる。 眼鏡の主婦は光魔法により消滅させられ、 糸目の男は黒い炎に焼かれ、 カメラマンらしき男は衝撃波に切り刻まれて死んだ。 それを行なった三つの影が姿を現す。 騎士のような男が1人、鳥のようなモンスターが1人、2c○界隈ならどこにでもいそうな男が1人。 「西京の俺様wwwww居間個々に後輪wwwwwww」 「斎京の男の愛棒もwwwww居間呱々に交隣wwwwwww」 「ラスボスは俺だしwwwww以前変わりなくwwwwwww」 草を生やしながら2人+1匹は東京の地に足を踏み入れた。 自分達が『俺TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!』するために。 【三日目・11時/東京都】 【内藤@ネ実】 【状態】うはwwwwwwおkwwwww 【装備】斬艦刀 【道具】支給品一式 【思考】 1:俺TUEEEEEEEEEE!! 【ホルスの黒炎竜Lv8@遊戯王GX】 【状態】レベル8 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】 1:俺TUEEEEEEEEEE!! 【テラカス@テラカオスバトルロワイヤル】 【状態】カス 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】 1:俺がwwwww俺たちがwwwwwラスボスだwwwwwww ※テラカオスの人格はありません 【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】 死因:ホーリー(内藤) 【タケシ@ポケモン 死亡確認】 死因:ブラックメガフレイム(ホルス) 【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】 死因:カタストロフィー次元指ぱっちん(テラカス)
いくら強化されたとはいえ、元が元なだけにニャア様が勝てる感じがまるでしない。 (ゲーム本編において、攻撃の激しさ及びソロプレイ時の障害となるのは圧倒的にNo6のヘイズ) そんな空気を感じてか、急遽援軍の竜が駆けつけた! その正体は! 「竜とは常に偉大なる支配者でなくてはならぬ!」 「同胞が醜態を晒す前に!」 「我らも助太刀いたそう!」 逆鱗マラソンはいい思い出、世界樹の伝説の三竜である! 【三日目・11時25分/新惑星・東京都】 【真竜ニアラ@セブンスドラゴン】 【状態】最終形態、激昂、戦闘力飛躍的に向上 【装備】なし 【道具】焦げた山田の骨、焦げた血塗れたナプキン 【思考】 0:ブロントさん一行を食いその力を吸収する。次いで真・空気組と藤原妹紅を食う 1:主催、参加者問わず全てを「捕食」で殺す 2:やがては新惑星全てを食う 3:援軍はありがたいが我より強そうだな… ※新惑星が太陽に向かっていることを知っています ※KAITOの残骸を食べたことにより生贄砲の作り方や彼らの技術を吸収しました ※新たな力を手に入れ、全体的な戦闘力上昇、百華繚乱の無限使用が可能となりました 【偉大なる赤竜@世界樹の迷宮シリーズ】 【状態】健康 【装備】 【道具】 【思考】 1:竜の偉大さを示し、人間の前に立ち塞がる 【氷嵐の支配者@世界樹の迷宮シリーズ】 【状態】健康 【装備】 【道具】 【思考】 1:竜の偉大さを示し、人間の前に立ち塞がる 【雷鳴と共に現る者@世界樹の迷宮シリーズ】 【状態】健康 【装備】 【道具】 【思考】 1:竜の偉大さを示し、人間の前に立ち塞がる
投下します。 長くなると思うので支援してくれたら幸いです。
「橙子さん……そんな……」 11時15分、飛行中のサーチャーのサーヴァント、黒桐幹也は自分の上司だった蒼崎橙子の死を知った。 その表情はすぐに泣きそうな表情だ。 だが、彼は決して泣かない。 ―――何故なら、それは特別なことなのだから。 「幹也……それは本当か?でも、あいつは……」 「うん。でも、橙子さんは魂そのものを破壊されたらしい。……だから、もう……」 「……そうか」 式は幹也の答えを聞きうつむいた。 「……それで、どうする黒桐君。蒼崎姉妹がいないのなら私達はどこに行けばいい?」 「宛ては一応あります。 幸い、このまま行けば二十分ほどで目的の場所に着きます。」 ギリアムの問いに幹也は答える。 だが、ギリアムにはそれがどこなのか見当がつかない。 「どこなんだ?」 「はい、悟空さんの仲間だったベジータという人のいる場所です」 「あなたがベジータさんですね」 「だれだ貴様?」 11時40分、幹也達はベージタ達、通称『王と王子組』と幹也達より先に彼等と接触したギャバンとイングラム(ユーゼス)の二人、計五人と合流した。 既にミクトラン達とギャバン達の情報交換は終わっていた。 「僕達は悟空さんの仲間だったものです」 「カカロットの?しかも、仲間だっただと?」 幹也の言葉にベジータは首を捻る。 何故なら幹也はベジータに『仲間だった』、つまり今は仲間ではないと言ったのだ。 「貴様等、一体何者だ」 「実は……」 そして幹也は語った。 悟空がサーヴァントとしてこの世界に呼び出されたこと。 自分もサーヴァントで彼等と共にこの戦いの主催者を倒すために協力していたこと。 そして、自分達と別行動をしている最中にショッカーと言う組織に捕まり洗脳されたこと。 そして最後に証拠として、ベジータに自分の持っているエーテライトを使い、それが本当のことだと証明した。 「カカロットにそんな事が……貴様、黒桐幹也と言ったな」 「はい」 「カカロットは今どこにいる?」 「ここにいるぞ、ベジータ」 いきなりその場にいないはずの男の声がベジータの問いに答えた。 そこにいた全員が声がした場所を見る。 「カカロット……」 そこには、かつてのライバルにして最強の敵、そして二人の人間が立っていた。
「お前がレミリア・スカーレットだな」 悟空の後ろにいた二人の内も男性の方が前に出る。 当然、その体はイナバ製作所社長のものだ。 「……貴様、社長ではないな」 だが、レミリアはすぐにそれが別人だと気づいた。 理由は二つ。 一つは相手が自分のことを知らなかったこと。 そしてもう一つの、そして最大の理由―――その表情は社長からかけ離れていたこと。 冷たい氷の仮面を被ってもこうは成らないほど、彼の表情は冷たい無表情だった。 これらの理由により、レミリアはあれが偽者だと理解した。 「そうだ。我が名は……いや、今から死ぬ貴様等に語る名はないな」 「それはどうだろうな?」 JUDOの言葉にベジータは不適な笑みを浮かべながら反論する。 「カカロットを入れてもこちらはこれだけの人数だ。 死ぬのは貴様等の方だ」 「そうか。では……乱入者がいたらどうなるだろうな?」 「何?」 『ゲッタァァァァアアア、首輪ァァァァアアア!」 突如飛来した二つの首輪がそこにいた者達を吹き飛ばした。 「何だ今の爆発は!?」 ベジータ達から大分はなれた地点にいた飛竜と師範のところまで大爆発の音が聞こえていた。 「あそこはミクトラン殿達がいたところだな……」 「不破、どうする。奴等が無事かどうか確認して行くか? それとも仲間を集めるか?」 「ふ。飛竜殿、答えは決まっておろう」 「そうか……では」 「ミクトラン殿を助けに行くぞ!」 二人の凄い漢は東京の街を駆けていった。 「ものの見事に全員吹き飛ばされたな。」 首輪を飛ばした張本人のSENGOKU☆BUSYOUの二人が自分達が投げた首輪の爆発から少し離れたところに立っていた。 何故彼等が狙っている忍者組ではなくミクトラン達に対して首輪を投げたのか。 その理由は二つ。 一つは忍者達の移動速度が速すぎたため、追いつくことも首輪を当てる事も出来そうになかったから。 身体能力はゲッター線を浴びたSENGOKU☆BUSYOU達が優れているが、移動技術に大きな差があったため追いつけないと考えたのだ。 そしてもう一つは確実に二人を呼び寄せる為。 もし、少し前に出会った仲間がいたところにいきなり爆発が起きたら奴等はどう動くか。 冷徹な飛竜はともかく、師範は間違いなく仲間を助けに行くだろう。 すごい漢が仲間を見捨てるわけはないのだから。 案の定二つの影が恐ろしい速度でこちらに向かっていている。 「来い、ストライダー飛竜!」 まるで秀吉の声に呼応するように、二人のすごい漢が到着した。
師範と飛竜が駆けつけた先には二人の男が立っていた。 SENGOKU☆BUSYOUの二人、そしてさっきの攻撃を仕掛けた張本人である、羽柴秀吉と長曾我部元親である。 「勝負や飛竜!ここで貴様を殺してやる!」 「貴様か……いいだろう、例えどんな力を手に入れようと、アマチュアがプロに敵わないことを教えてやる」 SENGOKU☆BUSYOUになった秀吉が飛竜に向かって走り出す。 「・・・すごい漢だ。手合わせ願おうか!」 「うおおおおぉぉぉぉぉぉお!!!」 そしてその横では同じくSENGOKU☆BUSYOUである元親がすごい漢こと、不破刃に向かって走り出す。 ―――忍者対武士、誇りをかけた戦いの火蓋は斬って落とされた。 「どうした、その程度か?」 「くそ……なんだこいつ……?」 同じ頃、式と文、そしてレミリアは一緒に吹き飛ばされていた。 文と式はすぐに幹也を探しに行こうとしたが、それは出来なかった。 ―――なぜなら、目の前に、化け物がいたからだ。 式は有無も言わさずその化け物、JUDOに斬りかかった。 吹き飛ばされる直前に幹也が宝具が発動しており、手には名刀が握られている 神速のスピードで斬りかかった式の斬撃をJUDOは軽々と片手で受け止める。 ―――神速の斬撃を、彼は片方の手のみで白刃取りしたのだ。 「相手は式さんだけではありません!」 膠着状態のJUDOの腹部に文が、式をも上回る速度で蹴りをいれる。 「ほう、なかなかのスピードだ。だが・・・」 だが、それをJUDOは式の様に片手で受け止める。 「残念だったな」 だが、受け止められている二人は口元を吊り上げる。 「あら、私を忘れているなんて。悲しいわね、偽者」 JUDOは声がしたほうを向く。 そこには真紅の槍を持った紅い吸血鬼が飛んでいた。 「神槍『スピア・ザ・グングニル』!」 「ちっ!虫けら(ワーム)共が!」 レミリアは槍を思いっきり振りかぶる。 それを見たJUDOは捕まえた二人の少女を盾にし、 「させません!風よ!」 文の手にはいつの間にか握っていた扇が握られていた。 彼女はそれをJUDOに向けて思いっきり振る。 風の力を宿した扇は風を起こし、それは無数の風の刃―――カマイタチとなり、JUDOに放つ。 「くっ……」 「今だ文!」 「はい!」 そして怯んでいるJUDOに二人は思いっきり腹部に蹴りを加え、その勢いを利用して離れる。 「死になさい!」 そして吸血鬼の持つ真紅の槍が大首相に放たれる。 そしてJUDOは何も出来ずまま、それをまともにくらい 「この程度か」 ―――当たり前のように君臨していた。 「何!?」 無論彼は無傷ではない。 体のいたるところに切り傷があり、胸部にも焦げたような痕がある。 ―――もっとも、文の無数のカマイタチを至近距離でモロに食らい、レミリアの槍を受けながらもその程度の傷しか負っていないこと自体おかしいのだが。 少女達に異常なまでの寒気が走る。 「それで終わりか……では、今度はこちらの番だ」 JUDOは目の前の三人の少女に対して走り出した。
「ホーリーランス!」 秋穣子とともに吹き飛ばされたミクトランは即座に―――限界まで短縮した詠唱時間で晶術を発動し、自分達の所に向かってきているキャスターのサーヴァント蒼崎青子に向かって光の 槍を飛ばした。 「……」 だがそれを青子は無言のまま手から極太の光線をだし、相殺する。 「これならどう!?」 相殺した瞬間、ミクトランの傍に居た秋穣子が大量の弾幕を青子に対して放つ。 「……」 だがそれも青子は表情一つ変えずに同じ量の弾幕を放ち、さっきのように相殺する。 「くっ……、秋穣子離れていろ!援護を頼む!」 「はい!」 ミクトランは持っていたソーディアン・ベルセリオスを取り出し青子に斬りかかった。 「カカロット……」 「どうしたベジータ?オラと闘いたかったんじゃねぇのか?」 首輪の爆発地点に二人のサイヤ人が立っていた。 片や宇宙最強の戦士孫悟空。 片や戦闘民族サイヤ人の王子ベジータ。 仲間であり、ライバルであった二人は静かに向かい合っていた。 「ハハハ……」 そんな中、ベジータは静かに笑い出した。 その様子に悟空は当然の様に首を傾げる。 「何笑ってんだ。きもちわりぃ……」 「これが笑えずにいるものか。 カカロット、前は俺が洗脳されていたが、今度はお前だ」 ベジータは昔、自分が洗脳され、彼の凶行を悟空が止めた事を思い出した。 だが、その言葉の意味を悟空は理解できない。 完全に洗脳された悟空は自分が洗脳されたこと自体に気付いていない。 「……よくわかんねぇが……はじめっぞ、ベジータ!」 「ああ。決着をつけるぞ、カカロット!」 だが、そんなことは今の彼等にとって些細なことだった。 ―――目の前のあいつと闘いたい。 戦闘民族サイヤ人の本能と自身の最高の好敵手に対する想い。 今の彼等にとって他のことなどどうでもよかった。 目にも留まらぬ速さで二人はぶつかり合う。 ―――そして、宇宙最強の戦士達の闘いは始まった。 「式……文さん……みんな……」 首輪の爆破地点から少し離れたところに幹也はタィケボロとギリアム、ギャバンとイングラム共に隠れていた。 吹き飛ばされた時にタィケボロが幹也、オマケに近くにいた奴等を助け出し、廃ビルの陰に隠れたのだ。 「幹也、決してて加勢にいこうなど考えるな。 貴様達ではこの闘いでは足手まといに過ぎない」 「……」 幹也はその言葉に無言のまま頷く。 分かっているのだ、自分が無力なことなど。 自分やギリアムは身体能力は一般人なのだ。 最早、彼等にとってあの闘いに入ることは味方の足を引っ張ることと同義だ。 「黒桐君、落ち着くんだ。 私達にとって今最も優先することは生き延びることだ」 「……」 その言葉にも幹也は無言で頷く。 ―――それでも彼はこの状況で何もできない自分に対して怒りと苛立ちを募らせる。 だが、それでも彼はそこを決して動かない。 「……みんな、無事でいてくれ」 ただ、仲間達が無事であることを祈り続ける。
「ちっ!」 「ミクトランさん!」 ミクトランはこの状況に対して苛立っていた。 今彼は青子と肉弾戦で闘っていた。 彼はかつて一人で六人のソーディアンチームと互角以上に闘った猛者である。 科学者にして剣術にも秀でていた王。 だが、それでも彼は青子相手に肉弾戦において苦戦を強いられていた。 理由はただ一つ。 (術を発動するのに殆ど詠唱時間が必要ないだと!?) 青子はもともと高速詠唱に秀でている。 そしてキャスターのサーヴァントになったことで、更にそれが強化されていた。 つまり彼女は『相手の隙を見た瞬間に術を叩き込む』ことが出来るのである。 無論ミクトランの詠唱時間も充分短いが、青子は更にその上をいっていた。 下手に切りかかれば即座に術が飛んでくる。 一度守勢に回ればそのままなすすべなく封殺される。 「なめるな!」 「……!」 だが、それでも彼は数多の闘いを勝ち抜いてきた王である。 青子が攻撃魔術を発動できない瞬間―――術を発動した瞬間に攻撃をしかる。 「何!?」 だが、青子とてそのことには気づいている。 相手が攻撃に入る直前に後ろに跳び、ミクトランの斬撃を回避する。 「くそっ!」 無論、その瞬間ミクトランは完全に無防備である。 その瞬間を狙い術を発動し、 「させない!」 「!?」 術を発動する瞬間、穣子は後ろから青子をはがいじめにする。 「ミクトランさん、今です!」 「だが、お前まで巻き込まれるぞ!?」 「でも、いまここであなたが死んだら私も殺されてしまいます! だから……早く!もうもちません!」 「……」 穣子はミクトランに自分ごと攻撃するように言う。 そしてミクトランは彼女の覚悟を感じ取り、詠唱を開始する。 「ミクトランさん……」 「……何だ?」 最後に秋の神様は天上王に一つ問いた。 「私は今……目立っていますか?」 「ああ、目立っている。目立っているぞ」 ―――そして詠唱が完了し、黒き魔剣のレンズにそれと対照的な白き光が纏われる。 「ホーリーランス!!」 白き光槍は青の魔法使いと秋の神様の体を貫き―――塵一つ残さずに消滅させた。 「……」 ミクトランは自分の愛剣を納める。 その表情に悲しみは見られない。 何故なら秋稔子は自分にとってあくまで主催者を殺す為の駒でしかないのだから。 ―――駒を失う悲しみなど、彼は数え切れないほど経験している。 ただ、 「何故奴は最後に奴の名を呼んだんだ?」 消滅する直前に、青の魔法使いが遺した一人の英雄の名。 ―――それをまるで生徒を褒める先生のような笑みを浮かべながら呼んだのか。 それは天上王の頭脳を持ってしても分からなかった。
「どうした、もう終わりか?」 「くそ……化け物め……」 平然と君臨するJUDOの前には三人の少女が息を上げながら立っていた。 大首相を含め、その場いる全ての者は大なり小なりダメージを受けている。 だが、大首相を除いた三人は既に限界になりつつあった。 直死の魔眼を持つ少女はJUDOの攻撃を殆ど受けていない。 人間の身である式を文とレミリアが庇いながら闘ってくれたからだ。 だが、わずか数分の死闘の疲労は人間の身である彼女には余りにも重過ぎたのか、片膝を地面についている。 鴉天狗や紅い吸血鬼にはあまり疲労は無い。 だが、それ以上の体へのダメージを受けている。 いくら強化されようと人間の身である式を庇いながら闘っていたのだ。 式よりは遥かに頑丈な体をしている二人だがJUDOの速く重い攻撃のダメージはそれほど大きかったのだ。 「つまらん。奴が後継者として遺しておいた者はこの程度だったのか」 「奴……貴様、まさか……」 JUDOの言葉にレミリアは反応する。 「そうだ、その者の名はイナバ製作所社長。私は奴の精神を壊し、その抜け殻を新たな器にした」 「貴様ああぁぁぁあああ!!」 「駄目ですレミリアさん!」 レミリアはJUDOの言葉を聞き頭が真っ白になった。 自分の大切な人―――自分の唯一の主人。 それを奪った目の前の人間を前にして、彼女の理性は仲間の制止を聞かないほどに焼ききれていた。 「くだらん」 「がっ!?」 だが、冷静さを失った者の攻撃がJUDOに届くわけが無い。 彼は突進してくるレミリアの頭を握り地面に叩き付けた。 「私は貴様からイナバの力を回収しなくてはならない。 ―――よってその首と魂を消滅させるだけにしておいてやろう」 その言葉を聞いてもレミリアは反応しない。 自分の無力さ、そして目の前の男に対する憎しみのみを燃やすだけだ。 JUDOは橙の人形師の魂を破壊した様に神の力を拳に集め、断頭台の刃の様にレミリアの首に振り下ろす。 そして神の力を宿した拳は紅い吸血鬼の首に振り落とされ―――
「飛竜ううぅぅぅううう!!死ねぇぇぇえええ!!!」 忍者対武士の闘いはまさに死闘そのものだった。 SENGOKU☆BUSYOUになった羽柴秀吉は刀にゲッターの力を宿し、特A級ストライダーである飛竜に斬りかかる。 それは『なんでも切れる』を実現していた。 地面も岩も、空気さえをも当たり前の様に両断する。 ―――それはまごう事なき剣の極致。 全ての剣客にとっての一つの到達地点。 斬られればたとえ飛竜ですら、いやほとんどの人間を両断する一撃必殺の刃。 だが、飛竜とて常人ではない。 「!?」 「そんな雑な攻撃が俺に当たるものか」 ―――当たらなければ問題はない。 彼は歴戦の武士の一閃を全てかわす。 ―――鍛え抜かれた圧倒的技術が、圧倒的力をも凌駕する。 無論秀吉も歴戦の武士である。 全ての一撃は常人から見ればかわしようの無い必殺の型。 だが、飛竜の技術はそれをも更に凌駕する。 彼をプロと言わなければ一体誰がプロと成り得るのか。 「死ね」 そしてかわした後のわずかな隙でさえ彼にとっては十分すぎる隙だった。 彼はその極わずかな隙に必殺の一撃を繰り出す。 暗殺者としての、二の太刀いらずの一撃。 秀吉の剣舞さえも凌駕するその型はまさに一つの芸術。 「危ねぇ!」 「ちっ!」 だが、秀吉はそれを技術ではなく身体能力を用いてかわす。 もともと猿と呼ばれていた彼の身のこなしは、ゲッタ−の力をもって更に強化されている。 ―――純粋な競争では技術などつけ込む余地はない。 飛竜の一撃を大きく後退してかわす。 「まだまだぁぁあああ!!!」 そして、秀吉は再度、人間離れした速度で飛竜に肉薄する。
「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁ!!!」 「おらぁ!!!」 そしてもう片方では、すごい漢と鬼が島の鬼がその闘いにも一歩も劣らぬ死闘を繰り広げていた。 秀吉以上の剣舞をもつ元親は秀吉をも上回る速度で師範に斬りかかる。 銀の軌跡すら残る一閃。 だがそれを師範にかわさない―――いや、かわす必要すらなかった。 「流影陣!」 「はあ!?」 その圧倒的な一撃を彼は流影陣で受け止め、弾き返す。 誰がどう見ても飛び道具ではない刀を跳ね返すのは彼がすごい漢だからである。 「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁ!!!」 無論その隙を逃す師範ではない。 その隙に強烈な頭突きを元親に対して繰り出す。 秀吉ほど身の軽くない彼はその一撃をかわせない。 「おもしれえ!!!」 ―――故に彼もまた師範に向かって頭突きを繰り出す。 「戯けが」 「痛!やっぱ無理だったか……」 だが無理な体勢から放つ頭突きが師範の頭突きに敵うわけもなく、大きく元親は吹き飛ばされる。 元親は即座に受身をとり体勢を立て直す。 ―――しかし、それこそが彼の真の狙いである。 彼は刀を一旦鞘に納める。 「ゲッター式・紫電一閃!」 そしてあらん限りの力で居合い斬りのような型で抜刀する。 ゲッターの力を宿した刀からゲッターの力が開放され、その力が三日月型の飛ぶ斬撃を生み出す。 「流影陣!」 だが飛び道具こそ流影陣の獲物である。 師範が生み出した下敷きのような蒼き壁は飛ぶ斬撃すら跳ね返す。 当然、跳ね返された斬撃は放った元親の元に飛ぶ。 ―――だが、そこに鬼の姿はなかった。 「もらった!」 「む!?」 何故なら既に鬼はの上空から師範めがけて刃を突き刺してきたのだから。 元親にとって紫電一閃が跳ね返されるのは予測ずみだった。 ―――ゆえに彼は流影陣を放った直後の隙を狙ったのだ。 とある暗殺者の技を基にした一方的な二択一選。 ―――そしてどの選択肢を選んでも獲物に待つのは死のみ。 皮肉にも武士が忍者を暗殺者の技で殺すという矛盾。 「死ねぇぇええ!」 斬、という音とともに師範の肉体は真っ二つに斬られる。 だが、忘れてはいけない。 彼は凄い漢である。
337 :
有野の挑戦2 :2010/05/04(火) 01:01:19 ID:oBcSS09O
人影のない羽田空港に2人の男女が佇んでいた。 片や様々なゲームに挑戦することに命を賭ける(?)有野。 そしてもう1人は見た目は女子高生その正体は宇宙人である長門有希(ハルヒちゃん仕様)。 何故、2人がこうして一緒にいるのかというと… 有野が相棒である濱口の仇を討つためにレベルアップ&仲間探しに奔走していたところ、 フリークス達の戦闘の余波にて一緒にいたヴェル爺が死んで1人になっていた長門と遭遇。 お互いゲーム好きであることもあって2人はあっという間に意気投合。 そして今に至る。 「これを」 「おう、終わったか」 長門から銃が手渡される。 これは元々有野が所持していたスペランカーの銃。 先ほどまで長門は有野の銃に情報操作を用いて改造…つまりチートを施していたのだ。 「その銃には弾数無限、速射、弾速上昇、即死、ホーミング等の機能の追加を施されている。 これなら大体の敵は瞬殺可能」 「ホンマか?信じられへんわ」 「だったら試してみるといい」 そう言って長門は指をさす。 その先には再び復活した後暴れまわっているノトーリアスDECOの姿が! DECOは有野と長門の姿を見るなり襲い掛かってきた。 「め゙だぢだい゛の゛ぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 「ここまでキャラ崩壊すると逆に清清しい」 「目立ちたい目立ちたいって大暴れしまくって充分に目立っとるやないか! もう虐殺は飽食気味やから改造されたスペランカー銃喰らっていい加減自重しとけ!!」 そういって有野は銃を発射する。 速射機能追加により無数の銃弾が発射され、弾速が最大まで上昇したそれは超人でも視認できず、 避けようがホーミング機能により標的を追いまわす。 そして全ての弾がDECOに命中し、即死機能によりDECOは消滅する。無論再生能力つきでも不死でも死ぬ。 首輪により第2のチャンスをもらったDECOは実にあっけなく退場したのであった。
338 :
有野の挑戦2 :2010/05/04(火) 01:03:06 ID:oBcSS09O
「ほわぁ〜こりゃすごいわ……ってなんじゃありゃ!?」 有野が指差す先には変な触手がうにょにょ蠢いている。 有野にすごいスピードで向かってくるではないか。 DECOが有野に殺害されたことによりタタリ神は新たな宿り主を求めて有野に呪をかけようとしているのだ。 「よう見たらこれあのバケモンについてた触手やないか!! 俺まであのバケモンになってまうんか!!そんなん嫌や〜!!」 「問題ない」 「問題ないって…おおっ!?」 有野は驚いた。 タタリ神の呪が有野に接触する前に不思議なバリアのようなもので弾き飛ばされ、消滅したのだ。 「貴方にワクチンを注入しておいた。 今の貴方にはあらゆる状態異常に耐性が付加されている。 ロワお得意の洗脳や幻想等は効かない」 「あぁさっき俺の腕を噛みよったんはそういうことだったんやな」 「そう」 「よっしゃ、これなら濱口の仇を討てるで!」 「待ったほうがいい」 猛る有野を長門は制止する。 「敵を知ればなんとやら、相手の状況を把握したほうがいい。 現在貴方のターゲットは多数の仲間がおり全員強キャラ。しかも孫悟空は原作通りの強さというふざけた仕様。 今の貴方の改造銃でも私の能力でも勝てる可能性は低い。こちらもそれなりの策や戦力を揃えるべき」 「そりゃそうやな。仲間集めたほうがいいかもしれへんの…ってなんで有希ちゃんはそないなこと知っとんのや?」 「wikiというサイトに殺し合いの情報が載っている。 nkという男のPCに私の能力を使ってアクセスした。信憑性はそれなりにある」 「なるほどなぁ…って俺らズル過ぎないか?」 「ズルではない。私は私に与えられた能力を行使しているだけ。 ポケモンで『なみのり』や『あなをほる』を使うのと同じ。 私に能力やPCを与えておいて使っちゃダメなんておかしい」 「そりゃそうやな」 「むしろズルしているのは向こう」 「奴らやと?」 「そう、自分の首輪を外して脱出したり信長を倒すことで生き残ろうとしている。 そんなものは邪道。許せない、ゲーマー的に考えて」 「有希ちゃんの言うとおりや、そいつらゲーマーの恥や、生かしておけん」 「しかも打倒主催を許せば優勝できなくなる。これは危険」 「そやな、早めになんとかせえへんと。 というわけで仲間を集めて奴らを倒すで!!」 「ついでにあの大集団の悪評も参加者や2○hに流しておく」
【三日目・12時/羽田空港】 【有野晋哉@現実】 【状態】健康、ゲーム脳 【装備】改造済み銃@スペランカー 【道具】支給品一式 【思考】基本:ゲームクリア=優勝 0:仲間が出来たで! 1:濱口を倒した奴を倒す 2:仲間を集める ※バトロワをバーチャルゲームの一種だと思ってます 【長門有希@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱】 【状態】健康、ゲーム脳 【装備】不明 【道具】支給品一式 大量のエロゲ(消化済み) ノートPC 【思考】 1:有野をサポートする 2:やっぱり対主催は邪道、優勝が王道。 【ノトーリアスDECO@テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】 死因:射殺
「『タケシ』という男を殺したのはお前か」 「はwwwwwwwwwwww?」 笑いとともに振り返った瞬間、ホルスの黒炎竜Lv8は仮面ライダーダークディケボロのキックをくらい即死した。 「ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwww何打こいつwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 「埼京の俺達に挑むとかwwwwwwwwwwwwwwwテラKYwwwwwwwwwwwwwwwwww」 内藤は斬艦刀を構え、テラカスはカタストロフィー次元指ぱっちんを撃とうとする。 だがそれよりも早くディケボロはキング・クリムゾンを発動させ、その間に二人にキックをかまして両方とも即死させた。 (これでいいのか……これで……) 仮面ライダーダークディケボロに変身したまま、ディケボロは自問する。 こうして『タケシ』を殺したものを粛清することが、自分が存在している意味なのか。 (分からない……俺には……) よろめきながら、ディケボロは砂塵の向こうに姿を消した。 【三日目・11時50分/新惑星・東京都】 【ディケボロ@タケシ×ディアボロ】 【状態】仮面ライダーダークディケボロ 【装備】ダークディケイドライバー@仮面ライダー クライマックスヒーローズ 【道具】不明 【思考】 基本:『タケシ』という人物をかませにさせないようにする 1:俺は誰だ 2:『タケシ』を殺したものは殺す 【ホルスの黒炎竜Lv8@遊戯王GX 死亡確認】 【内藤@ネ実 死亡確認】 【テラカス@テラカオスバトルロワイヤル 死亡確認】
「やれやれ…なんやったんやあの男は…ありがとうなしまっちゃうおじさん」 「不意打ちとはいえ、不覚」 有野晋哉と長門有希は首輪が死んだことにより復活していた。 「なんで俺らが殺されなあかんのや。化け物退治してやったんやぞ?」 「同感」 有野たちが不平不満を呟いていたそのとき。 空気王「待ちたまえ、デコとピンクは私がかっこよく倒す予定だったのだが」 みゆき「私もあのデコには恨みがあるのですが」 マーラ様の人「俺のゆーちゃんに手を出した奴だから始末するつもりだったんだが」 妹紅「私だってみんなの敵討ちしたかったんだけど」 最終防衛「私はデコを止めるために復活したんですが」 ニアラ「あのデコは私が食う予定だったのだが」 ダオス「私たちもあのデコに引導を渡すつもりだったのだが」 ドモン「同じくだな」 ジャック「俺もだ」 イチロー「デコは僕が消滅させる役なんだけど」 一同「なぜデコを殺したし!」 なんだかぞろぞろと参加者が集まってきた。 どうやらデコを有野が先に倒してしまい目的が無くなってしまった連中らしい。 「お前らが悪いんやぞ。さっさとあの化け物倒さんから虐殺が止まらなかったんや!」 「至極同感」 そう言って有野は集まった連中を改造銃で次々に撃ち抜いていく。 即死効果つきの無限速射からは誰も逃げることはできなかった。 「お前らみたいな3流ゲーマーはとっととリタイアしとき! 代わりに俺が1流ゲーマーの各の違いみせてやるわ!」 有野の挑戦がいま再び始まった。 【三日目・12時50分/新惑星・羽田空港】 【有野晋哉@現実】 【状態】健康、ゲーム脳 、状態異常完全防御 【装備】改造済み銃@スペランカー 【道具】支給品一式 【思考】基本:ゲームクリア=優勝 0:1流ゲーマーの凄さを見せる 1:濱口を倒した奴を倒す 2:仲間を集める ※バトロワをバーチャルゲームの一種だと思ってます 【長門有希@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱】 【状態】健康、ゲーム脳 【装備】不明 【道具】支給品一式 大量のエロゲ(消化済み) ノートPC 【思考】 1:有野をサポートする 2:やっぱり対主催は邪道、優勝が王道。 【空気王@テイルズオブデスティニー】死亡確認 【高良みゆき@らき☆すた】死亡確認 【マーラ様の人@カオスロワ書き手】死亡確認 【藤原妹紅@東方Project】死亡確認 【真・最終防衛システム@サガ2GOD】死亡確認 【真竜ニアラ@セブンスドラゴン】死亡確認 【ダオス@テイルズロワ2nd死者スレ】死亡確認 【ドモン・カッシュ@機動武闘伝Gガンダム】死亡確認 【ジャック・アトラス@遊戯王5D's】死亡確認 【イチロー@イチローのレーザービームで(ry】死亡確認
342 :
夢…だよな? :2010/05/05(水) 00:10:01 ID:AQ75OA0L
| やっぱりイナバ百人乗っても…ガッシャーン!! \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ::::::::::::::::::::::::::........ /|_/|. /≡≡≡≡≡≡≡≡≡| ::::::::::::........ r′...:::::ii|| |┌─────┐ J |||<キャー ::::::::.... /⌒ ̄ ⌒Y::ノ .| | 死者29名 | ◎ ||| ::::::.. __/ ..::::| ::|::|____ .| | 重症34名 .| |||<ワー :::: / / ..::::/:| ::|::|:::::::: /| | | 軽症38名 ...| ||||||| ||| / / ...::::/::::::|_ノ // |└─────┘||||||| || |二二 / ::::|二二二二二二ニ|/||  ̄| | ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄|| | ■| :::::::::::::::::■■■■ ||||| .......|_|.:::::::::::::::::::::::::::::|_|::::::::: 【三日目・12時50分/新惑星・羽田空港】 【有野晋哉@現実】 死亡確認 【長門有希@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱】死亡確認
ある程度書かれてきた奴等を簡単にズガンするなよ・・・
一気に10人殺した時点で禁止行為に触れてるし。
>>341 はさすがにまずいだろ。
次スレ候補決まっているの?
きっかけ作った奴も作った奴だしな 人数に関わらず、ある程度リレーされてきたキャラを殺すときは注意しないと 余計ないざこざが起こることになる
347 :
創る名無しに見る名無し :2010/05/05(水) 15:04:39 ID:mVN8rCzw
「うそ…だ」 野比玉子症候群の犠牲者、富竹は驚愕する。 最初は些細なことだった。 でも、自分は確かに「知った」。 富竹ジロウは、確実に死んだはずなのだ。幾多の死を、与えられている。 「僕は…やっぱり死んじゃったんだ」 嘆く。 その悲惨な嘆きの声には、例え主催者でも同情したかもしれない。 だが、彼の頭に、最悪の考えが芽生えた。 最初は否定したが、やはり否定しきれなかった。 「殺してやる………!!僕を殺した奴らなんて、皆殺しだ!」 富竹が吼える。そんな時、富竹の脳裏に謎の声が響いた。 「分かった。お前に未来を与えてやろう」
348 :
創る名無しに見る名無し :2010/05/05(水) 15:19:07 ID:mVN8rCzw
次の瞬間、彼は聖堂のような場所にいた。 「ここ、は―――――――――?」 辺りを見回すと、一人の巨人が座していた。隣には、小さな少女。 「驚かせてすまんの、富竹ジロウ。……いや、1stと呼ぶべきか?」 「私はデウス・エクス・マキナだ。そうだな…時空と空間の神だ。 こいつはムルムル…。私の僕だ。」 デウスと名乗った巨人は、富竹に質問を始めた。 「お前は死にたいのか」 「いいや」 「殺されて悔しいか」 「悔しい。殺してやりたいほどに!!」 「ならば……」 「「お前に未来を与えてやろう」」 デウスとムルムルの声が重なった。 光に富竹は包まれ、目を開けると、手には一つの携帯がある。 「これは…?」 「それは「The watcher」…普通は日記所有者の日記を覗く「日記」なのだが、 こんなゲームなので改造しておいた。「The watcher」は参加者の首輪に反応する。つまり… ランダムで参加者10人の行動を把握できるのだ」 富竹は歓喜して、狂喜した。 「この力があれば、僕は無敵じゃないか!!」 デウスは静かに嗤い、しかし、と付け加えた。 「その日記を壊されれば、お前の未来は失われる。つまり…『死ぬ』のだ」 死。 富竹にとっては慣れてしまったが、やはり回避したいものだ。 The watcherを手に入れて、富竹は絶対的優位になっている。 が、他にも「日記」所有者がいることに、富竹は気づいていない。 デウスとムルムルも参加者であることも、富竹は知らない。
349 :
創る名無しに見る名無し :2010/05/05(水) 15:30:31 ID:mVN8rCzw
【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に】 【状態】健康、狂喜 【装備】サブマシンガン 【道具】支給品一式 ガムテープ、未来日記「The watcher」 【思考】自分を殺した奴らを殺す。 1.赤の他人でも、邪魔するようなら殺す。 【デウス・エクス・マキナ@未来日記】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】不明 【思考】未来日記を参加者に渡して煽動する 1.しばらくは大聖堂にいる。 【ムルムル@未来日記】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】不明 【思考】デウスと共に行動する。 1.最後はデウスも殺して優勝する。 ※デウスが渡した未来日記と所有者 1st「富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に」 The watcher 2nd「野比玉子@ドラえもん」 逃亡日記(wiki参照) 3rd「タケシ@ポケットモンスター」 無差別日記(wiki参照) 4th「高良みゆき@らき☆すた」 正義日記(wiki参照)
350 :
創る名無しに見る名無し :2010/05/05(水) 15:38:57 ID:mVN8rCzw
ミスです。場所は新惑星・東京都で、時間は12時52分です。
. -――- . .. / : : : : : : : : : : : \ /: :/ヽ:ト: : : : ::ヽ: : : : :ヽ .仁/ ヽ\ト、ヽ}: :|: : : : :. i:ハ{ `ヽ / `!: :ト : : : :l | : }`● ● |: :「 }: : : { | : {っ ⊂|: 爪|: : : ト r‐ぅ__ |i: :> _く ̄}_ .イ}/ヽイハ}/ (⌒ 厂从{ V}/V:丁レ/:/ノ::::::V ′ ` ´ rヘ,、ノ:/7:「⌒Y::::::: | ヽァ'::ヽ{::::::〉¨´:ヽ:/::| \__ノY:::ヽ:_ノ::: |
「僕は富竹、フリーのカメラマン。カオスロワにはよく来るんだ」 l _ - ´ `丶 、 ! | / _, -┬r - __ \ | / ∠二≧|ム::V ,>、___ ィ::::\ j L /t「 /辷jリ ヽ! 辷j_` 「|::::|:i::::{ |:::::l L___ノ! ヽ---- ' |:i::l::|:l::| |l:::ハ 、 |从ハV ヘ l ____ ″ ノ ,....、 ____ ヽ! ∨ У ,ィ7/ / ヽ..._/二二二ト、 r‐ュ\ ` 二 ´ _ - |イ' / r┴┴‐┼──‐弋三三マヽヽ ___ / , l j  ̄>──┴─ 、:.:.:.|─‐9|<7|l / ヽ、 f' 7´ ´¨`ヽ`ヽヽ:::::::__ヽ|}}─ j|^:|Yl / ィ::::| `ヽ、___ j 、l::;′ Y:::::l:::l::::{ ヾ!|!ュ:.:.:l|:::V ′ /:|:::::l: : :/ l l:::| ||:::::|:::|::ハ \_:.:.:ト、::ト、____ ィ´. : : |:::::l: / l `ヽヽ __ノ/.::/::/:::::/ヽ  ̄ヽヽ: : : : : : /: : : : : |::::l:/ ' / マ=∠∠∠∠ -'" ∨__/. : : : : : : j::::l:′ ' ハ::::「 -r 、 ∨}} }: : : : : : : : :|::::l ! } ハ::::∨ ヽ ヽV: : : : : : : : : |::::l | / ヽ:::ヽ ヽ \: : : : : : : : :|::::l:ハ