新ジャンル?「ロリおねえさん(超齢)」

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1むしゃくしゃして建てた。既に後悔している。
男「おーくじょーにー、そろーえーた、しろいーうわーばーきーっと。屋上はいいねえ。特に冬の寒いときなんか、誰もいないし。」

男「と思ったら先客かよ。」

幼「冬の屋上は基本誰もいないしね。」

男「こっちのセリフだ。あーあ、秘密基地に入られた気分だよ」

幼「それはそれは」

男「そんで、ここ会社の屋上なんだけどさ」

幼「ん」

男「お譲ちゃん、どちら様よ」
2創る名無しに見る名無し:2009/11/25(水) 20:25:27 ID:h+uyKH7s
幼「どちら様って、どちらでもいいじゃないの」

男「俺が聞いたのはwhichじゃなくてwhoなんだがな。……まあどっちでもいいか。なんか存在自体からして面白そうだしな」

幼「そうそう、その調子で私のことも他言しないでもらえると助かるわ。」

男「なんでだよ」

幼「ビルのセキュリティが厳しくなるじゃない。とはいっても、平の言うことなんていちいち相手にはしてもらえないだろうけど。」

男「なんで俺が平と分かるよ。このビルの管理部長かもしれないだろ?」

幼「……普通社員のほとんどは平。若くて役職に就いている人間はこの時間にこんなところに来る余裕はない。OK?」

男「ほう、やるじゃねえか。その通り、俺様が平社員だ。どうだ、参ったか。」

幼「こういうタイプの人間を相手にするのは参るわ。」
3創る名無しに見る名無し:2009/11/25(水) 20:41:06 ID:h+uyKH7s
男「で、なんでこんなとこにいるんだ?」

幼「そっちと同じ理由だと思うけど?」

男「なんと、お前もこの屋上の平和を守る同士だったのかっ」

幼「…………(ハァ)……そうよ」

男「で、今日は何すんの?」

幼「とりあえず、通常業務に戻ればいいんじゃないかしら。そうすれば屋上は平和になるわ。」

男「ごめんなさい、それはない方向で。」
4良かった死んでなかった:2009/11/25(水) 22:26:32 ID:h+uyKH7s
幼「何?仕事嫌なの?」

男「うん、まあ。なんつうか、飽きてきたんだよな。おんなじことの繰り返しでさ。」

幼「ま、バリバリ働けるのは今のうちだから思いっきり働いておきなさい。そのうち自分が思い通りに動かなくなってくるから。」

男「なーに分かったような口きいてるんだよ。あんたには俺より20年は後の話だろ。」

幼「……そうね、ごめんなさい。私には本当の意味で老いの恐怖は分からないから。」

男「何いじけてんだよ」
5創る名無しに見る名無し:2009/11/25(水) 22:47:18 ID:h+uyKH7s
男「んじゃ、俺そろそろ行くわ。そろそろ仕事再開しないと終わんないし。」

幼「そ。じゃあ、また会えるといいわね。」

男「ん、そうだな。今度来るときはコーヒー、いや、ココアでも買って来てやるよ。」

幼「ココア……。楽しみにしておくわ。」

男「んじゃーな」キィー、バタン


男「……なんだったんだあいつは。なんか普通に会話成立してたけどさあ。」
6創る名無しに見る名無し:2009/11/25(水) 23:01:41 ID:h+uyKH7s
トイレ

男「でさあ、なんか屋上にちっこい女の子がいてな――」

男「って同僚の誰かに言うとでも思ったか、言わねえよ。俺口は固いからな。
言われたことすぐ忘れるけど。」

ジャアアアアア バタン ……スタスタ

男「……あああああああ、個室に誰か入ってたああ。『え、お前誰と話してんの?』って顔して出てったよおおおお。これ死ねるわ、軽く屋上から飛び降りれるわ。」

ジャアアアアア バタン ツヨクイキロー

男「あああああああああああああ」
7独壇場:2009/11/26(木) 02:09:13 ID:zyaUlqUT
男「で、コーヒーとココア片手に今日も来てしまったわけだが。」

キィー、バタン

幼「あら、ごきげんよう。」

男「うわ、いたよ。」

幼「いたよ、とは失礼ねえ。」

男 ポイッ「で、昨日ははぐらかされたけど、こんなとこで何してんだよ。」

幼「っとと、なあに、これ。缶コーヒーは飲んだことないんだけど。」

男「あー、投げるの間違えた。」

幼「ま、せっかくの機会だしこっちをいただくわ。」

男「え……待てよ。俺ココアかよ。チクショー」
8創る名無しに見る名無し:2009/11/26(木) 02:15:01 ID:mWOJHdzc
ババァではなくお姉さんか
なるほど
9夜中に文章を書くなと偉い人は言いました:2009/11/26(木) 02:21:53 ID:zyaUlqUT
ゴクッ クピッ

男「プハー、あめええ。」

幼「ふぅ。…………マズ」

男「っておい、聞こえたぞ。しっかりと。」

幼「仕方ないじゃない。インスタントですら嫌忌してるのに。」

男「うっわ、ゼータクだな最近の小学生は。」

幼「小学生?そう見える?」

男「どこからどう見てもそうだろう。幼稚園はなさそうだし。」

幼「ふうん。まあいいけど。」

男「(何がいいんだよ)んで、残ったのはどうしてくれる。」

幼「責任を持って飲ませていただくわ。選んだのは私だし。」

男「おおっ、そうか。えらいぞえらいぞ」ナデナデ

幼「………………」
10即死が怖くて眠れない:2009/11/26(木) 02:34:50 ID:zyaUlqUT
男「なんだ、イヤか?」

幼「別に。」

男「じゃあ嬉しい?」

幼「分からない。」

男「そっか。(うーむ、無反応だから読めない)」
11おやすみなさい:2009/11/26(木) 02:43:56 ID:zyaUlqUT
幼「じゃあ、そろそろおいとまさせてもらうわ。」

男「んー、んなら俺もそろそろ」バタン

男「…………」

男「怒ってたのか?ったく、あいつは何から何までよくわからん。次こそは正体を暴いちゃる。」フンス

男「今日のところは帰るか。よいしょ」ギィー

男「ん?」

『まずいコーヒーの礼に』

男「空き缶に花が挿してある。……くそ、シャレたことしやがって。しかも字、無駄にかっこいいし。」

男「ったく、ゴミは持って帰れよな。」
12生きてて良かった:2009/11/26(木) 18:09:17 ID:zyaUlqUT

同僚(同)「なんだよ、花なんか置いて。気持ち悪いな。」

男「うっさい。貰ったもんは仕方ないだろ。」

同「それはいいが、なんで缶に挿してんだ。花瓶貸してやろうか。」

男「いや、どうせ一輪だし、すぐ枯れるからいいよ。」

同「そうか。(ほんとは造花なんだけど、まあいいか。)」
13創る名無しに見る名無し:2009/11/26(木) 18:52:55 ID:zyaUlqUT
キィー、バタム

男「今日はいるかー?」

幼「あら、今日は遅かったわね。」

男「ああ、貰った花に水をやってたんだ。ちゃんとカルキも抜いてな。
まあ、その、ありがとうな。」

幼「………………」ポカーン

男「なんだよ、俺がそんなことしない雑な人間だと思ってたか。
残念だったな」ハッハッハ

幼「……(本当は光触媒造花なんだけど、放っておきましょう。)」
14創る名無しに見る名無し:2009/11/26(木) 20:19:37 ID:VW17ypzA
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
15勝手に巻き込んで吸いません:2009/11/26(木) 21:56:01 ID:zyaUlqUT

男「おーい、いるかー」

幼「んー」スパー

男「って、タバコだと?俺ですら重税に負けてやめたというのに」

幼「本当に好きなものはいくら掛けても求めるものよ。」

男「そんなに、好きなのか、それ?」

幼「ん?私はめったに吸わないわよ。これは貰ったの。妙にタバコに詳しい知り合いがいてね。背丈は私と同じぐらいでクククッと笑うのが口癖で……」

男「おーけーおーけーわかったわかった。ロリスモーカースレの初めの方だな。」
16創る名無しに見る名無し:2009/11/27(金) 22:59:04 ID:4hIFHwpu

幼「――――だから上に立つ者如何で組織のありようは一変してしまうの。特にこの国では上に対する不満を上手く伝える手段や、そのための通則が定まっていないから……って、聞いてます?」

男「いや、あのさ。ありがたーく聞いてはいるんだけど……その声は何とかならんのか。どれだけ偉いこと言ってても、舌っ足らずじゃあカッコ付かねえよ。つうかむしろかわいい。」

幼「それはどうも。……そうね、そんなことは百も承知よ。でも見た目とこれだけはどうにもならないの。声帯を弄ったり、取り替えたり、そのほかにもいろいろ試したのだけれど。」

男「いやいやいや、あと何年かすれば何もしなくても解決する問題だろ?」

幼「えっ」

男「えっ」
17創る名無しに見る名無し:2009/11/27(金) 23:09:06 ID:qWWIEbWY
まあ普通はそうだよなw
18何という即レス:2009/11/27(金) 23:24:43 ID:4hIFHwpu

男「おくじょうのあなたは〜みしらぬ〜けしきの〜」

ガチン

男「ん?」

ガチャガチャ

男「やば、開かねえぞ。なんでだよ。……環境課に行って聞いてくるか。」

環境課

係「え?屋上?ああ、何かあそこ幼女の幽霊が出るってんで噂になってね。夜中の不法侵入とかも目立つようになったから封鎖したんだよ。ったく、誰がそんな噂流したんだか」

男サァー(お、俺だ。ついつい同僚に口が滑って、それで…ああ、俺のオアシスが……)

「うわああああああああ」


男「はっ、夢か。」ハァハァ

男「妙にリアルな夢だった……のか?」

男「ていうか俺、誰にも話してないよな……うん、そのはずだ。
よかったぁー。うん、他言は禁物だな、こりゃ。」



幼「よしよし、これで誰かに言いふらすことはなくなったわね。」
19創る名無しに見る名無し:2009/11/28(土) 11:21:49 ID:3s+Pabsp
ちょwww何の能力だよwww
20夢見:2009/11/28(土) 21:25:10 ID:kuqmjJhW

男「お、今日もいるな。」ポイッ

幼「っとと。今日はココア?んー、甘いものは苦手じゃないのだけれど、これは甘すぎるのよねえ。」

男「ゼータクゆうな。じゃあ何が好きなんだよ。」

幼「飲み物で?そうねえ……鉄分が多くて、個人個人で味が違うものかしら。」

男「なぞなぞか。……うーん、栄養ドリンク、とか?」

幼「残念。市販はされていないわ。」

男「何?そんなに高級なもんなわけ?」

幼「そうでもないわね。そこかしこに、大量にあるものだから。」

男「ますますわけが分からん。」
21創る名無しに見る名無し:2009/11/28(土) 21:41:24 ID:3GDmyU8Z
酸素の運搬とかに重要なあれですね
わかります
22ロリスレだからロリ萌えがあるとでも思ったのか?ねーよ。:2009/11/28(土) 22:59:16 ID:kuqmjJhW

幼「何?今日もきたの」

男「お前もな。毎日暇なのか?」

幼「そうね。今はオフだし。特にすることもないから。」

男「オフって冬休みか。することないって、宿題はないのかよ。」

幼「しなければならない課題は、今はないわね。」

男「あー、そのくらいの年だとまだないのかー。」

幼「言っておくけど、やるべきことはやっているからね。あなたと違って。」

男「なんだよ、俺がちゃんと仕事してないみたいな言い方じゃないか。」

幼「勤務中にこんなところに来ていることから考えてのことだけど。」

男「失礼な。ちゃんとノルマはこなしてるぞ。」

幼「与えられた仕事だけをこなして満足してるようじゃあ、出世できないわよ。」

男「う、ぐぅむ……」

幼「…………」

男「…………」
23あるのは男萌えだけだ:2009/11/28(土) 23:01:05 ID:kuqmjJhW
幼「…あぁ、もう。そんな顔しないでよ。悪かった、私が言いすぎたわ。」

男「そんなんじゃ傷ついた俺のハートは治りませーん」

幼「うーん、それじゃあこんなのはどう?」

男「えっ」

ちゅ

男「――――――っっっ」パクパク

幼「うっわ、顔あか。」

男「そりゃ赤くもなるわ!な、なにやってんだよ!」

幼「何って、キスだけど。それも頬じゃないの。」

男「#&>"#$%`*`{)!!」

幼「いい年して何狼狽してるのよ。初めてでもあるまいし。」

男「……いや、初めてです。じゃねえよ。いいか、こういうのは、その、もっと大事な人とするものであってだな」

幼「あら、私はあなたのこと、結構好いているわよ。」

男「いや、そういう好きじゃないっていうか、じゃなくて、ああ、もう知るゅか。俺は帰るからな!」

バタ-ン

幼「あらら、嫌われちゃったかしら。」

幼「ファーストキス、か。…っう。
……ふふ、未だに思い出すのが憚られるなんて。私もまだまだ、ね。」
24ししゅんきのちゅうがくせいかっ:2009/11/29(日) 22:21:43 ID:wyzM123K

ギィー

幼「久しぶりね。2日ぶりかしら。」

男「…………」ポイッ

幼「っと、貰えるのは嬉しいけど、いきなり投げるものではないわ。」

男「…………」カキッ。ゴク、ゴク

幼「むぅ……」カキ。チビチビ

男「…………」チラ

幼「…………」

男「……ふぅ、ごちそーさん。」

幼「こちらこそ」

ギィー

バタン

幼「……なにあれ。」
25なんもなかった:2009/12/01(火) 00:40:43 ID:qv5nL+dz
幼(今日は来ないわね)

幼(あれだけ反応するというのは、過去に何かあったからなのか、それとも何もなかったからなのか……前者なら悪いことをしたわ。)

幼(まあ、あと数日反応がないならこちらから声をかけますか。まったく、面倒な子ね。)

ギギ,ィ

幼(おや、来たわね。)

男「…………」ポイッ

幼「…………」パシッ

ストン

男「…………」カキッ。ゴク、ゴク

幼「…………」カキ。チビチビ

男「……その、悪かった。いろいろと。」

幼「私も、少しからかいすぎたわ。ごめんなさい。」

男「ん」
26創る名無しに見る名無し:2009/12/01(火) 01:13:15 ID:s16aW5+c
はぁ…はぁ…
27そうだ、日付が変わる時だけ一行開けたらいいんだ:2009/12/01(火) 15:46:51 ID:qv5nL+dz

男「…………」ポケー

幼「…………」

男「平和だなー」

幼「そおねえ」

男「あ、シュークリーム。」

幼「しゅーくりーむ?」

男「雲」

幼「あぁ、確かに。言われてみれば。」

男「じゃああれは亀かな」

幼「分かる分かる。その右が隼ね」

男「なんで鳥やのうて隼限定やねん」

幼「そっちが松明で」

男「ああ、見えなくはない。」

幼「ジョロウグモ」

男「だから何で限定するんだよ、つうかどこにあんの?」

幼「肩に」

男「え?っへぇぅあ!」

幼 クスクス
28ROMどれくらいいますかっていう質問はしちゃいけない:2009/12/01(火) 23:04:19 ID:qv5nL+dz

男「つうか今さらだけど、寒くないのか?」

幼「本当に今更ね。
別に寒くはないわ。これ、暖かいから。」

男「あー、やっぱりこの話するとその格好にも突っこまないといけないのか……。
はい、んで、なんでいつもドレスで、しかも同じやつなわけ?」

幼「これは普段着よ。外出時用の。」

男「ええっ、ありえないんですけど。つーかめんどくさくね?」

幼「面倒とはいっても、普通のドレスよりは遥かに着やすいし動きやすいし。
なにより親友がくれた大切なものだから、着潰すまで着るつもりよ。」

男「ほーん、珍しくいい話じゃないの。」

幼「珍しくですか。」

男「ん、いつもはそんな、ほころぶような笑い方はしないからな。」

幼「そうなの?自分では分からないものね。」

男「ああ、また元に戻った」
29創る名無しに見る名無し:2009/12/01(火) 23:26:39 ID:jwXc0aTE
幼女のほころぶような笑い方だと…!?
男そこ変われ
30創る名無しに見る名無し:2009/12/02(水) 06:22:30 ID:QE5+pYrl
超齢+親友=暗い話
ですねわかります
31ロリ「ざんねん、はずれ」:2009/12/02(水) 17:23:17 ID:sAOLbo4n
男「それにしても安心したよ。お前にも友だちいたんだな。」

幼「失礼な。少なくともあなたの百倍はいるわよ。」

男「ははは。なんだ、ちゃんと子どもらしいとこもあるじゃんか。」

幼「いや、だから……まあ、いいわ。彼女も、今頃どうしてるかしらね。」

男「会ってないのか?」

幼「ええ。生きていれば、また酒を酌み交わしたいものだわ。」

男「生きてればって……つうか、タバコは吸わなくても酒は飲むのな。」

幼「嗜む程度にね。」ニヤリ
32物語性をつけようか迷う:2009/12/03(木) 18:07:02 ID:D1ZT7nkL

男「やっべえ遅れた。」キィー

 「遅かったじゃないの。ずっと待ってたんだからね。」

男「……なんて事にはならないよなあ。さすがにもう帰っちゃったか。」

男「ふう。」カキン

男「…………」ゴク、ゴク

男「……ハア、帰るか。」

男「よおっし、明日は絶対早く来るぞー!」

男「キィー、バタン」


幼「よい、しょ。行ったか。遅れて来てもいると分かったら、遅れて来るようになるものね。
それにしても、私も暇ねえ、こんな時間まで。」

幼「ま、たまにはこういう遊びも悪くないか。」
33つけたらすぐに終わっちゃいそうだし:2009/12/03(木) 18:08:24 ID:D1ZT7nkL

幼「……で、どうして今日も来ないわけ?」

幼「…………」

幼「喉乾いた」

幼「…………」

幼「ふう、風邪引く前に帰りますか。いや、久しぶりに風邪を引くのもいいかもしれないわね。」

幼「…………」

幼「やっぱり帰りましょう。
でもまったく、この前は仕方ないとして、2回も来ないなんて。少し仕返ししてやるべきかしら。」

ギィー、バッタン

男「ああくそ。せっかく早く終わらせたと思ったら、あいつら人に仕事押し付けやがって。」
ふう、やっぱいないよな。つうかもう夜だし。」

男「明日こそ絶対来よう。」
34このままいってもマンネリしそうだし:2009/12/03(木) 18:09:27 ID:D1ZT7nkL

男「おーし、いるかー?
っていないのかよ。」

男「やばいな、愛想尽かされたかな。」

男「ん?紙切れが置いてある。」

 『お譲様は風邪をお召しになりまして、治るまで自宅にて療養なさりますので、こちらへいらっし

ゃることが叶いません。了承下さい。』

男「身内に尊敬語云々は置いといて、あいつ風邪引いたのか。ははっドジだなあ。」

男「……いや、まて、まさか、いつもの時間に行けなかった俺のせい?うわああ、どうしよう。見舞

い行こうにも住所知らねえぞ。この紙にも……何も書いてないな。連絡先も分からないし、何より名

前すら知らねえ。うーむ。」

男「ま、いっか。治ったら来るだろうし。ほっとこほっとこ。」
35きょうわここまで:2009/12/03(木) 21:18:15 ID:D1ZT7nkL

次の日

男「うーん、さすがに1日じゃ来ないわなあ。」

2日目

男「今日もいないか。」

3日目

男「明日には来るよな?」

4日目

男「まさかこじらせたとか?」

5日目

男「もしかして、インフルか。」

6日目

男「おい、来ないぞ。」

男 ペラ「うーん、治るまで、って書いてあるから治ったら来るよなあ。」

男「はっ、まさか!
→手紙にお譲様と書いてあるから、いいとこの娘と予想→実はここには家をこっそり抜け出して来ていた→お父様(とか)に見つかる→父「もう家からは出ることならん」幼「そんな!助けて男さんっ」
みたいな感じで、あいつがピンチ!?」

男「……ないないない。同(>>12)から借りた漫画の読みすぎだな。」

男「とりあえず待つだけ待とう。俺にはどうしようもないし。」
36創る名無しに見る名無し:2009/12/03(木) 21:20:35 ID:1/jMEvoo

男健気だなw
そこでつっぱしって動かない所が男だなw
待ちすぎて男も風邪引いたりして…w
38今回名前欄はお休みです:2009/12/03(木) 21:54:37 ID:D1ZT7nkL
どうもです
落ちてないオチは明日です
男は名前だけでも分かってたらつっぱしってたと思うよ、個人的には
50越えたら、軽くスレの説明とか、細々したこと書く予定です。越えたらね

やりたいようになまなまやります。というより、それ以外できません
39「男」が名前です。分かりにくくてごめんなさい:2009/12/04(金) 22:27:36 ID:j/2WOo67

7日目

男「今日で一週間か。ジュースもだいぶ無駄になったな。」カキン ゴク、ゴク

男「ふう」

男「…………」

男「おい!そこにいるのは分かってるんだ、出てこい!」

幼「あら、良く分かったわね。」

男「ぅのわぇぁ!!」

幼「ふふ、やっぱりハッタリ、か。」

男「え、なんで、お前、軟禁されて、じゃなくて、風邪は?」

幼「ああ、ごめんなさい。あれ、嘘。」

男「はあ?
なんでだよ、どういうことだよ。」

幼「2日も来なかった紳士失格の男にお仕置きです。」

男「な、なんだよそれ〜ヘナヘナ。でも一応遅れても行ってはいたんだぜ?」

幼「時間通りに来なければ同じだわ。」

男「はいはい、俺が悪うございましたよ、お譲様。」
40でもわけの分からない横文字が出てくるよりはいいよね:2009/12/04(金) 23:14:04 ID:j/2WOo67
男「あ、そうそう、名前教えてくれよ、名前。あと今度何かあった時のために連絡先も。」

幼「名前は幼よ。偽名だけど。」

男「偽名かよ。」

幼「ええ、とはいっても、戸籍もそうなっているから問題はないわ。それで、連絡先だけど。これはダメね。」

男「名前にはもうあえて何も突っこまんが、メルアドくらいは教えてくれてもいいだろ。」

幼「まるでナンパね。」

男「うっせ」

幼「携帯電話は持っているけど、やっぱり教えることはできないわ。」

男「なんでだよ。」

幼 クス「名前が偽名、というところから察して貰えると嬉しいのだけれど。」

男「ん?あー、あーあー。はい、何となく察しました。知ると、何かしら良からぬことがあるわけですね。」

幼「そ。どうしても知りたいなら……そうね、最低でも処女を失うくらいの覚悟は必要よ。」

男「俺男なんですけど……いや、それ以上言わなくていいから。というより女の子がそんなこと言うもんじゃありません。」

幼「あら、今のは品がなかったわね、謝るわ。」

男「ともかく、連絡先は聞かないことにします。」

幼「そうして貰えると、こちらとしても助かるわ。」

男「なんで途中から敬語なんだろ、俺。」
41ネタ切れとかあせるわー:2009/12/06(日) 00:48:18 ID:y9O+sipo
男 チラ(やばい、そろそろいつもの時間なんだが、会議とかないわー)

男「…………」

男「…………」

男「ええい!ちょっと抜けます」

同「え、抜けるって、どこ行くんだよ」

男「トイレです!」ダッ

ザワ、ザワ

上司(上)「なんなんだね、あれは。」

同「も、申し訳ありません。(くそ、後で覚えてろよ)」
42書き溜めを出し惜しみするとネタ切れしやすくなるから注意:2009/12/06(日) 00:49:52 ID:y9O+sipo
男「はあ、はぁ、全力、しっそう、はあ、つれええ」

ギー

男「おい、幼!俺今日行けないから、じゃあな!」

ダッ バタム

幼「」ポカーン

幼「……は、はは、あははは。わざわざ言いにくるなんて、やるじゃないの。」


幼「でも毎回させるのも悪いし、何か考えますかね。」
4341の上一行開けるの忘れてました。日は変わってます:2009/12/06(日) 00:50:59 ID:y9O+sipo
男「はあ、はあ、ただいま、戻り、はあ、ました」

同「お前どこ行ってたんだよ」

男「はあ、あれ、会議、は?」

同「お前が出てってから淀んだ雰囲気がなくなってさ、すぐに決まったよ。今後片付けしてるとこ。
みんなはお前のおかげって気づいてないかもしれないけど、俺は感謝してるぜ?」

男「よく、わからんが、そりゃどうも。」

同「つうか、どんだけ全力でトイレ行ってんだよ。引くわ。」

男「俺にもいろいろあるんだよ」

同「なるほど、お前も痔かぁー」

男「声大きいっす、って違うわ。」
44創る名無しに見る名無し:2009/12/06(日) 02:43:50 ID:F9FJYV+/
同僚www

支援
45創る名無しに見る名無し:2009/12/06(日) 04:26:09 ID:sntGrBOg
「も」w
46超齢だからさ、人脈も広いわけよ:2009/12/07(月) 01:00:55 ID:HOvWP63I

男「お、いるな。」

幼「こんにちは。」

男「昨日は済まなかったな。会議があってさ。」

幼「そのことなんだけど。はい、これ。」

男「おー、ポケベルじゃん、懐かしいなあ。んで、これが?」

幼「あなたに上げるわ。来れないときはそれで連絡しなさいな。」

男「上げるってまた太っ腹な。いいよ、出すよ、いくらだ?」

幼「値段はないわ。ツテを頼って作ってもらった物だから。」

男「またお前は……分かった。貰っとくよ。
えーと、操作は?」

幼「基本は発信ボタンを押すだけでいいわ。間違えて押してしまった時は、ベル打ちで半角30文字まで

打てるから、それで謝りなさい。」

男「へえ。じゃ早速、ポチポチと。」

ピルルル

幼「はい、届いたわ。でも通信料はこちら持ちだから、あまり使いすぎないようにね。」

男「へーい。」
47超齢だからさ、いろいろ危ない橋も渡ってきたわけよ:2009/12/07(月) 01:01:53 ID:HOvWP63I
男「お前も持ってるってことは、そっちからも送れるのか。」

幼「そうなるわね。
安心なさい。裏のスイッチを押せばバイブレータ・モードになるから。」

男「裏のってこのリセットボタンみたいなやつか。なるほど、これなら奥まったところにあるから、気

づかないうちにマナーモード解除って風にはならないのか。
……あれ?ていうか、ポケベルにマナーモードってあったっけ?」

幼「作ってもらった物ですから。これなら会議中にならす心配もないでしょう?」

男「お前、そこまで考えてくれてたのか。」ジーン

幼(本当は仲間内で生存確認の為に量産した余りなのだけど。)
48創る名無しに見る名無し:2009/12/07(月) 01:12:10 ID:p1txVj1o
生存確認ってw
49創る名無しに見る名無し:2009/12/07(月) 01:28:23 ID:hy1MlAB9
老人の同窓会=生存確認みたいなもんか?w
50いきるかしぬか:2009/12/08(火) 00:56:49 ID:4ESTUEE3

男「よう」ポイ

幼 パシ「ん」

男「……」カキッ。ゴク、ゴク

幼「……」カキ。クピクピ

男「ふう」

幼「……」クピリ

男「……」

幼「こういう静かなのは、嫌い?」

男「……いんや。もともとそのつもりでここに来てたんだし。」

幼「なら私はお邪魔かしら。」

男「それはないなー。お前がいると、暇しないよ。」

幼「そう」

男「……」

幼「……」コク、コク

男「……」

幼「おかわり」

男「はあ?」
51て ぬ き:2009/12/09(水) 00:45:14 ID:YjAQwCBA

幼 スパー

男「またタバコか。」

幼「ん。たまぁに吸いたくなるのよね。」

男「そんなん吸ってるとおっきくなれないぞ。」

幼「…そうね」

男「……」

幼 スパー

男「…………」

幼「はい、一本上げるわ。見てると吸いたくなるでしょう?」

男「お、分かってんじゃん。ならお言葉に甘えて。」

幼 スパー

男 スー「!?ゴホ、ごは。な、なんだこれ?いくらなんでもきつすぎるだろ」

幼「あらら。確かに、少し重いかもしれないわね。」

男「ごほ、いつもは1mgしか吸ってなかったからな。」

幼「なるほど、それなら無理もないわ。
ほら、吸わないのなら返しなさい。もったいないでしょう。」

男「まだ吸うのか。つうか体の大きさから考えて、そろそろやめないと死ぬぞ。」

幼「今まで死ななかったから大丈夫よ。」
52創る名無しに見る名無し:2009/12/09(水) 04:10:48 ID:F5HVR6ZA
クピクピはやばい、反則
53創る名無しに見る名無し:2009/12/09(水) 05:01:23 ID:y1fXNsUO
加速度的にネタが尽きてきてる感じがするんだが……大丈夫か?
54創る名無しに見る名無し:2009/12/09(水) 19:42:06 ID:a0ijBgC2
何かおやつでも持って行ってみるのは?
55おやつ持ってきやした:2009/12/09(水) 22:39:31 ID:YjAQwCBA

男「今日はお菓子を持ってきました。」

幼「へえ。甘いものは大歓迎よ。」

 『暴君ハバネロ ガーリック味』

幼「…………」

男「えーと、今度は、甘いもの持ってくるからさ。」

幼「フ、フフ、あはは、この私にニンニクが効くなんて、浅はかな考え!私も嘗められたものね。いい

わよ、食べてやろうじゃないの。」

男「急に何叫んでんだよ、大丈夫か?つうか、涙目になるくらい辛いんならやめとこうぜ、な?」

幼「はあ、はあ……ごめんなさい、つい取り乱したわ。」

男「そこまでニンニクが嫌いか。別にうまいと思うけどなあ。」

幼「あなたもニンニクの海に沈められれば分かるわ。もがけはもがくほどにんにくの中に沈んで行って

、光は届かず、あるのは時間が経って腐ってきたニンニクの臭いだけ。」

男「どんなトラウマだよ。」
56いつネタ切れするのかと毎日ビクビクしてます:2009/12/09(水) 22:40:23 ID:YjAQwCBA

男「それなら、これは俺が食うぞ。」

幼「ええ、そうして頂戴。」

男 パク「おほー、ウマ辛ー」

幼「…………」

男 パクパク

幼「…………」

男「ふう、くったくった。」

幼「じゃあ私は帰るわね。
ニンニク臭い人と一緒にはいたくないもの。」

バタン


男「……フラれた?」
57創る名無しに見る名無し:2009/12/09(水) 22:41:13 ID:9OEb8ilh
ニンニクの海はヤバすぎるだろw
58創る名無しに見る名無し:2009/12/09(水) 23:04:06 ID:gEA3YYTM
なるほど、>>20
59創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 03:29:36 ID:sGVs67qk
>>58
全然気がつかんかった
すごいな
60創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 08:55:09 ID:pBzwifYX
>>59
いやふつうこれはだいたいわかるだろw
61創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 18:35:00 ID:XMht0kj3
>>59
気づいてなかったのお前だけだよ
62創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 19:27:01 ID:hdt/bubJ
幼のオススメおやつは?
63創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 19:28:44 ID:cBd+nDb7
>>62
なにそれ
64創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 19:37:08 ID:cBd+nDb7
ごめ、まぼろしに見えたww
65創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 19:38:49 ID:NhG0158g
幻のおやつwww
66やっべ、俺も気づかんかった:2009/12/10(木) 19:50:14 ID:Wx8H36Rh

バササー

男「ほら、今日はちゃんと甘いもの買ってきたぞ。」

幼「待ちなさい。明らかに量がおかしいわ。」

男「いや、食えるだろ、女の子なら。」

幼「まずあなたの女の子像とやらを正す必要がありそうね。」

男「んー、やっぱ無理かあ。いやさ、あれも食うかも、これも食うかな、って選んでたらこんな量になった。」

幼「優柔不断ね。でもあなたのそういうところ、好きよ。」

男「はいはい、あんまりそういうのは軽々しく言うもんじゃないぞ。
んで、どれ食べる?」

幼「…そうね、一番上にある、それ(>>67 甘いおかし)にしようかしら。」




ここでまさかのアンカ
67創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 19:51:37 ID:NhG0158g
生八ツ橋
68渋いっすね:2009/12/10(木) 20:19:06 ID:Wx8H36Rh
男「一番上?って生八ツ橋じゃん、俺こんな高級な菓子買ってないぞ。」

幼「ええ、それは家で頂いたから持ってきたものよ。
それより、高級かしら、生八ツ橋って。」

男「え?なんとなく普通の八ツ橋が普通で、生八ツ橋は贅沢品だと思ってた。」

幼「……食べたこと、ないの?」

男「ああ、京都には縁がなくてな。
つうか、哀れみの目で見るのはヤメロ。」

幼「……今日は好きなだけ食べていいわよ。」

男「だからそんな目で見るなー
ちくしょう、こうなったら全部食ってやる。泣いて謝っても遅いからな!」

男 バッカバッカ

幼 ……ハムハム

男「うおおお、食ったー
……吐きそう。」

幼「夕子16枚入りを15枚……そりゃあ吐きたくもなります。」

男「ぐ、今日はこれくらいにしといてやるよ。」

幼「残った菓子は持って帰りなさいよ。
あ、そのポッキーは頂いていくわ。」

男「くそう、覚えてろよ」
69創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 20:21:12 ID:NhG0158g
> 男「え?なんとなく普通の八ツ橋が普通で、生八ツ橋は贅沢品だと思ってた。」

なんかわかるw
70なんか長くなった:2009/12/12(土) 00:57:06 ID:xB++bxuK

男「よお」

幼「こんにちは。お菓子はどうしたの?」

男「それのことだが、」

幼「何?」

男「全部、喰われた。」

幼「な……あれだけの量を?」

男「そう、全部だ。OLどもが、ハゲタカのようにな。」

幼「恐ろしい話ね。食欲的にも、体重的にも。」

男「ああ、そういうわけで、残念ながらお菓子は残ってない。すまんな。」
71つづき:2009/12/12(土) 00:58:22 ID:xB++bxuK
幼「ふう、仕方が無いわね。それならこれを食べましょう。」

男「ポッキーじゃん。昨日持って帰ったんじゃないのか?」

幼「どういうわけか、食べずにまた持って来てしまったのよ。」

男「ふーん。
俺も食っていいか。」

幼「もちろん。そもそも、一人じゃ食べきれないしね。」

男「なんだ、意外に少食なんだな。」

幼「いつもながら、失礼ね。
今食べ過ぎると、夕食が入らなくなるでしょう?」

男「お前そういうところはちゃんとしてるのな。」

幼「出された料理を残すだなんて、作ってもらった人に失礼でしょう。
まずい物は別として。」

男「それは偉いな。」

幼「ええ、出されたものを残したことはほとんどないわ。」

男「でもにんにくは嫌いなんだろ?」

幼「にんにくは出されないもの。」

男「うわー、せこい。」
72要望があったら過去編も書こうかと考えてた時期もありました:2009/12/12(土) 01:00:14 ID:xB++bxuK
男「じゃあ食うか。一袋、だよな。」

幼「当然。大丈夫よ。さっきも言った通り、私はあまり食べないから。」

男「ん。そんじゃ、いただきます。」

幼「いただきます」

幼「……」ポリ ポリ

男「……」ベロ ベロ

幼「…………」ポキ ポキ

男「…………」ネロ ネロ

男「…………」ヌロー

幼「………………」パキン

バシッ

男「ああ、何すんだよ。あとちょっとだったのにい。」

幼「ポッキーのチョコの部分だけを食べるのはよしなさい。はしたない。」

男「んなの、俺の勝手じゃんかよ。」

幼「社会人にもなって、恥ずかしいとは思わないの?」

男「う。お、思わないもんねー。」

幼「信じらんない。」

男「ふん、ふゆかいだ、おれはかえるぞ。」

ギー バターン

幼「……まったく」

幼「こんなに余っちゃったじゃないの。」

幼「…………」

幼「…………」

幼「…………」

幼「…………」ペロ ペロ 
73創る名無しに見る名無し:2009/12/12(土) 01:14:20 ID:ojhxzuRG
会話をひたすら水増しした上に一レスを四行にすれば尺を稼げるぞ♪
74うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃへええええええ:2009/12/13(日) 01:19:02 ID:EgWM7xSl

幼「髪切ったの?」

男「お、すげえな、よく分かったな。」

幼「当然よ」

男「お前のは結構長いけど、邪魔じゃないの?」

幼「んー、ずっとこの長さだから邪魔だとは感じないわね。
なあに、切って欲しいの?」

男「いやそんなつもりじゃなかったんだが。
きれーだからな、そのままでいいよ。」

幼「ふふ、嬉しいわね。私の故郷では『黒髪は悪魔が憑きやすい』って忌み嫌われていたから、褒められることはまずなかったわ。」

男「ははっ、どこの地方だよ。日本人なんてほとんど黒髪じゃねえか。」

幼「えっ」

男「えっ」
75誤爆です:2009/12/13(日) 01:20:36 ID:EgWM7xSl
幼「あなた私のこと日本人だと思ってたの?」

男「そうじゃなかったのか?」

幼「髪の色はそうとしても、虹彩色が違うじゃない。」

男「ああ、言われてみれば、そうだな。カラコンかーとか思って、深く考えてなかった。」

幼「あなたって人は……まあ、あまり詮索されないのはこちらとしても助かるのだけど。」

男「なんでここに来るようになったんだどうやって入ってきたんだどこの出身だなんでそんなに日本語うまいんだ、あと、えーと。」

幼「全部ひ、み、つ、です。」
76創る名無しに見る名無し:2009/12/13(日) 01:20:57 ID:AieKrLMB
おちつけ
77創る名無しに見る名無し:2009/12/13(日) 01:22:41 ID:QKM8MELC
秘密ってなんか素敵
78創る名無しに見る名無し:2009/12/13(日) 10:50:26 ID:Ban0X7aV
名前欄についてはあえて深く聞きません
79創る名無しに見る名無し:2009/12/13(日) 12:09:03 ID:AieKrLMB
じゃあ俺がかわりに訊いておこう
80何があったかって?  秘密です:2009/12/14(月) 02:58:42 ID:aXjyJHW1



TV「〇〇地方はー、一日中雨だってさー。マジたるいよねー」

男「うわー、雨かよ。たるいよなー。」
81やばいねむい:2009/12/14(月) 02:59:39 ID:aXjyJHW1
夕方

男「ふう、終わったあ。あーあ、まだ降ってやがるよ。」

男「ん?雨?」

男「あめ……あ。やっべえ、幼のことすっかり忘れてた。
あいつ変なところで律儀だから、もしかしたら来てるかもしんねえ。」

男「うあ、ポケベル来てるよ。『キョウハドウスルノ』って、全然気付かんかった。」

男「とりあえず屋上行こう。」
82ねむいから文章おかしいとこあるかも:2009/12/14(月) 03:00:29 ID:aXjyJHW1
ギィー

男「幼!いるか?」

幼「あら。雨の中ご苦労様。」

男「そうか、屋根の下にいたのか。良かったあ。」ヘナヘナ

幼「大丈夫じゃないわよ。送ったの、気づかなかったのでしょう?」

男「ああ……スマン。」

幼「まったく、バイブレータ・モードはなくしておくべきだったかしら。」

男「ごめんって。今度は気づくから。」

幼「そう、ならその言葉を信じるわ。」
83何?いつもおかしいって?ガハハ、こりゃ一本取られましたな:2009/12/14(月) 03:01:11 ID:aXjyJHW1
男「でも大丈夫か?服は濡れてない?体冷えてない?」ピト

男「っておおい、熱あるんじゃねえの?」

幼「服はほとんど濡れていません。熱はこれで平熱です。いいから落ち着きなさい。」

男「ふう、そうか。大丈夫なんだな。」

幼「大丈夫。なんともないわ。それよりも、今度はこういうことのないようにね。」

男「ああ、心得た。」
84創る名無しに見る名無し:2009/12/14(月) 03:10:35 ID:DGgEZe5R
相変わらず萌えるな


男に
85創る名無しに見る名無し:2009/12/14(月) 12:49:55 ID:5GENrram
そのうち男に彼女が出来たりして……
86>>85 ネタバレ乙:2009/12/14(月) 20:35:07 ID:aXjyJHW1

男「くっそ、今日会議かよ。幼にポケベらないとな。」

 『キョウハカイギデイツモノジカンニイケナイ』

男「送信っと。
うわ、もう返ってきた。」

 『ナンジナラコラレルカ』

男「えーと、」

 『タブンハチジクライ』

男「どれだけ長引いてもこの時間には終わってるはずだ。
ん、来た。」

 『ナラカナラズソノジカンニクルヨウニ』

男「『リョウカイ』っと。」
87ミスった中途半端なとこで切れた。いや、尺伸ばしたいとかじゃなくて:2009/12/14(月) 20:36:05 ID:aXjyJHW1
男「終わった。六時に終わったよ。くそ、予定通りに終わんなよな。」

男「屋上見に行ったけど、幼はまだ来てなかったし。しゃあない、ちょっと明日の分の仕事やっとくか。」

ウィーン
カタカタ
882時間後:2009/12/14(月) 20:37:32 ID:aXjyJHW1
ギィー

男「幼ーいるかー?」

幼「いるわよ。」

男「ってどこだよ?」

幼「ここよ、ここ。」

男「おお、全身黒ずくめだから分からんかった。」

幼「ちょっと。このドレスは黒じゃなくてミッドナイトブルー。間違えないでよね。」

男「んな細けえこたあいいじゃん。
それより、こんな時間に出てきて大丈夫なのか?」

幼「こんな時間?ああ、家のこと。それなら大丈夫よ。」

男「ならいいんだが。」

幼「それにしても、丁度良かったわ。
偶然は重なるものね。」

男「何が?」

幼「ふふ、そろそろ始まるわよ。」

男「だから何が……って」

フッ
89うちゅうのほうそく(台詞縛り)がみだれる!:2009/12/14(月) 20:39:33 ID:aXjyJHW1
男「て、停電!?」

幼「ほら見て」

男「上?」

幼「今夜は、満月よ。」

男「ああ、」

 気付かなかった。月がこんなに明るかったなんて。

幼「昨日の雨で空も晴れたみたい。」

男「――――」
90なんか詩的:2009/12/14(月) 20:40:16 ID:aXjyJHW1
パッ

男「あ、戻った。」

幼「束の間の月見は如何だったかしら。」

男「あ、えっと、綺麗だった。」

幼「それはよかった。」

男「でも欲を言えばもうちょっと見ていたかったかな。」

幼「これでいいの。月見なんて長々とするものではないわ。
それにこの方が、心に残るでしょう?」

男「あー、うん。なるほど、そうだな。すんげー残ってる。」
91創る名無しに見る名無し:2009/12/14(月) 20:41:26 ID:aXjyJHW1
幼「はい、そしたら今夜はこれで解散ね。」

男「幼よ、しばし待たれい。」

幼「お、男殿、如何致した。」

男「お前、まさかとは思うが、この月見の為だけに停電起こしたんじゃなかろうな。」

幼「む。なかなか勘の鋭いことで。でも残念ながらこれは副次的な効果に過ぎないわ。ウチは頼まれたから引き受けただけだもの。」

男「結局実行犯はお前んとこかよ。首都停電させるって、どんな家だよ。あ、いや、やっぱ怖いから聞くのやめとく。」

幼「」

男「でもこんなこと頼む方も、どんな奴なんだろうな。」

幼「さあ?オーシャンズ11とかじゃないの?」

男「そういやあったなそういうの。」
92解散後:2009/12/14(月) 20:42:25 ID:aXjyJHW1
男「いやー、今日はいいもの見さしてもらった。」

男「あ、荷物はデスクか。取って帰らないとな。」

男「うーさーぎーうーましーあーのーやーまー、っと。」

男「あ」

男「あああああああああああああああああああああああぁぁぁ」

男「…停電、したから、パソ、コン、の、データが……」

ガクッ
93創る名無しに見る名無し:2009/12/14(月) 20:53:01 ID:DGgEZe5R
オーシャンズ11懐かしいな
94なんか重要な話を余り考えずに書いてるから後が怖い:2009/12/15(火) 22:40:09 ID:iTIC1Qr2

男「よっし、終わった。
お先っす。」

同「何ぃ、もう終わったのかよ。
くっそ、おつかれーす。」

タッタッタッ

ギィー

男「今日は……ん?」

後輩(以下後)「あ、せ、先輩。」

男「ん、後ちゃんじゃん。珍しいな。」

後「オフィスが暑いので涼みに来ました。」

男「あー、あの暖房はやばいよな。」

後「…………」

男「…………」

後「先輩はいつも、ここに来てるんですか?」

男「えーと、たまあにだな、たまに。」

後「そうなんですか…」
95五七五を探せ!:2009/12/15(火) 22:41:51 ID:iTIC1Qr2

男「…………」

後「…………」

男「そろそろ寒くなってきたんじゃない?」

後「あはは、そうですね。そしたらそろそろ戻ります。
先輩は……」

男「ん、俺はもうちょっといるよ。」

後「そうですか、それでは、お先に失礼しますね。」ペコリ

男「ん、また明日ー」

タッタッタッ ギギィー

男「あー。扉開けてやればよかったか。」

男「後か。今年入った新入社員だったな、たしか。普段あんまりパッとしないけど、けっこう可愛い、かもな。」

男「んで、あいつの事だからそろそろ出てきそうな気がするんだが、来ないな。」

男「ポケベルの方も来てないし。
聞いてみるか。」

 『キョウハドウシタンダ』

男「ん、来た。」

 『モウカエッタ』

男「なんだとぉ?ったく。なら俺も帰るかな。」

ギィー

バッタン

…………

幼「ふう、やっと行ったみたいね。
それにしてもこの平成の世にあの足取り、あの気配の殺し方。少し興味が湧いてきたわ。」

スチャ

幼「もしもし、私よ。
ええ、そう。そうよ。それでいいわ。
……ねえ、理解が早いのは助かるのだけれど、せめて用件くらいは言わせてくださいな。」
96創る名無しに見る名無し:2009/12/15(火) 22:45:14 ID:XX/Y8NjN
男め……なんというリア充……
97昼食:2009/12/17(木) 01:59:09 ID:r28Ula9w

男「たまには食堂もいいかなって思って来たけど、」

ガヤガヤ

男「なんだよ、この学生食堂バリの混み具合。」

男「知り合いいないかなー」

後「男さーん、こっちですー。」

男「おお、後ちゃん、助かったよ。」

後「いえいえ。」

男「あんま来た事ないんだけど、いつもこんな感じなのか?」

後「あれっ、先輩知らなかったんですか?5のつく日は半額なんですよ、ここ。」

男「な、なんだってー。知らなかったよ。」

後「ふふ、ラッキーでしたね。」

234バン-234バン-デキタカラハヨトリニコイヤー

男「お、呼ばれたからちょっと行ってくるわ。」

後「はいー、行ってらっしゃい。」
98創る名無しに見る名無し:2009/12/17(木) 02:00:59 ID:r28Ula9w
男「ただいまー」

後「おかえりなさい。おうどんですか。」

男「うん、安かったからな。でも半額ならもっと高いの買っとけばよかったなあ。」

後「あ、わたし今からデザート頼みに行こうと思ってたんですけど、良かったら何か注文してきましょうか?」

男「んや、量はこれで足りるからいいよ、ありがとう。」

後「そうですか。したら行ってきます。」

男「はい行ってらっしゃい。」
99創る名無しに見る名無し:2009/12/17(木) 02:02:07 ID:r28Ula9w
男「ふう。何はともあれ助かった。」

男「それにしてもあいつめ、なかなか気が利くじゃないか。」

男「もしかして俺に気がある、とか?
……ないか。少し優しくされただけで惚れられた気になる、つうモテない男の悲しい性だわな。
あの感じじゃあ、引くて数多だろうし。」

男「さて、そろそろ戻って来そうだから、食い始めるとするかな。」
100100get:2009/12/18(金) 03:31:49 ID:SdNOgOrM

男「おつかれーす」

後「あ、先輩。上、ですよね。ご一緒していいですか?」

男「ん、いいけど。」
101創る名無しに見る名無し:2009/12/18(金) 03:32:30 ID:SdNOgOrM
ギィー

男(今日も姿は見えないな。これで3日連続か)

後「ふう、涼しいですねー。」

男(ポケベルも何故か繋がらなくなってるんだよな。)

後「それにしても、今日は一段と暑かったですよね。冬に言うのも変ですけど。」

男(うーん、後でもう一回打ち直しとくか)

後「先輩?」

男「あ、ん、何?」

後「どうしたんですか?ぼーっとして。
あ、さては先輩、この暑さにやられちゃいましたね?」

男「暑い暑い言うけど、後ちゃんって暑がりなのか?」

後「むー、ちゃんと聞いてたんじゃないですか。酷いです。」

男「スマンスマン」

後「えーと、私はすんごい暑がりですよ。寒いのは平気なんですけど。
あっ、別に太ってるわけじゃありませんからね。」

男「俺も寒いのは大丈夫な方だな。じゃなきゃこんなところ来ないし。」

後「ですねー。いくらなんでも、もう冬ですもん。」
102創る名無しに見る名無し:2009/12/18(金) 03:33:13 ID:SdNOgOrM
ピクッ

男「ん、どうした、後ちゃん。」

後「いえ、あの、今そこに誰かいませんでした?」

男「誰かって、誰だよ。」

後「えっと、そこで何かが動いたみたいな気がして……」

男「そうかあ?
おーい、誰かいるのかー?」

シーン

男「んー、返事はないけど。
見に行ってみる?」

後「は、はい。ちょっと怖いですけど。」

男「この裏か?」

後「はい」

ヒョイ
103作業効率の減少:2009/12/18(金) 03:35:18 ID:SdNOgOrM
男「……誰もいないみたいだけど。」

後「あ、あはは。なあんだ、私の勘違いだったみたいです。ごめんなさい。」

男「なんだよもう、脅かすなよな。」

後 ブル「ん、ちょっと寒くなってきたんで、私戻りますね。」

男「そっか。じゃあまた明日な。」

後「はいー」

男「おっと、扉開けるよ。重いだろ?」

後「あ、ありがとうございます。
それでは、また明日ー。」

タッタッ


男「……ん、なんだろ、この違和感は。」
104ああいそがしいいそがしい:2009/12/19(土) 02:39:25 ID:2R0iyqkl

ギィー

男「あれ、今日はだれもいないぞ。」

ピト

男「のわぁあ!冷てえぇ!!
……こ、後ちゃんか。もー、ビックリさせんなよなー。」

後「えへへ、ビックリさせちゃいました。」

男「ってもしかして、さっき出てってからずっとここにいたのか?」

後「はい、先輩を驚かせようと思って。」

男「それはいかん。早く戻らないと、風邪ひくぞ。」

後「あ、私は大丈夫ですよ。」

男「いや、手とかこんなに冷たいし」

後「あっ」

男「……あ、ご、ごめん。」

後「い、いえ。
……そうですね。戻りましょうか。」

男「あ、うん。」


男(手、綺麗だったな。……うわ、俺気持ちわる)
105創る名無しに見る名無し:2009/12/19(土) 13:01:42 ID:YQvTJlV9
幼がでない……

いや、きっと今ツン状態なんだ。
幼『べ、別に
男に会いに来てるんじゃないからねっ!』
106おい幼、105が呼んでるぞ、出てきてやれよ:2009/12/20(日) 02:48:46 ID:14o/NnMi

後「おはよーございます、せんぱいっ」

男 ドキン「あ、ああ、おはよう。」

後「先輩、どうかしました?元気ないですよ。」

男「ん、ああ、そうだな。スマンスマン。」

男(あれ?これって、まさか……)

---

同「はあ、ある人をみるとドキドキするって?」

男「ああ、これが恋ってやつか?」

同「……その質問、今時中学生でもないぞ。」
107次レスで来るってさ:2009/12/20(日) 02:49:52 ID:14o/NnMi
男「すまんな。学校では勉強しかしてなかったからさ。そういうの疎いんだよ。」

同「え、何お前秀才君だったの?」

男「いや、成績はやってる割には良くなかったんだが、いろいろ覚えんのが好きだったんだ。」

同「やっぱお前変わってんわ。
んで、誰なわけ?それ」

男「後なんだけど……」

同「後?……あ、あー、ああー。はいはい、後か。後ね。あー、そっか。」

男「なんだよ、そのリアクション」

同「あー、いや。うん。いんじゃね?告っちまえば。」

男「人事だからって簡単に……」

同「だって、告る以外に何があんのよ。」

男「それはそうだけどさ……」

同「それじゃいいじゃん。男よ、何事も経験であるぞ。」

男「んー、そんならやってみるわ。」

同「そうか。ああ、その、なんだ。頑張れ。負けんなよ。」

男「?
おう、サンキュ。」
108創る名無しに見る名無し:2009/12/20(日) 02:51:06 ID:14o/NnMi
ギィー

男「よし、今日は……って、幼じゃん。久しぶり」

幼「久しぶり。残念ながら、後はいないわよ。」

男「そっか。ってのえぁ!?なんでお前が後のこと知ってんだよ。」

幼「何せ、あの子がいるから出てこれなかったのだもの。」

男「別に隠れることないじゃん。悪い娘じゃないぞ。」

幼「……そうね。」

男「つうかそうならそうと連絡くらいよこせよな。何回ポケベったと思ってるんだ。」

幼「あ、そのことなのだけど。」

男「ん?」

幼「ええと、その、実はポケベルを無くしてしまって……」

男「なんだ、それで連絡つかなかったのか。」

幼「ええ、ごめんなさいね。」
109創る名無しに見る名無し:2009/12/20(日) 02:51:59 ID:14o/NnMi
幼「それでこれ、新しいのだから。今持っているものと交換ね。」

男「今のやつのままじゃダメなのか?」

幼「このポケベルは予め指定された番号にしか掛けられないから、もうそれはどこへも掛からないの。それに、これはヴァージョンアップされたものよ。」

男「何が違うんだ?」

幼「電波感度の向上と、文字数制限が半角32文字から半角64文字までに。」

男「…それだけ?」

幼「十分でしょう。」

男「まあ、な。これはこれで味があるし。」

幼「それじゃ、はい。」

男「ん、はい。」

幼「確かに受け取ったわ。」

男「お、前のより軽くなってる。」

幼「そういえばそれもあったわね。」
110創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 02:57:49 ID:FjhWtcxb
男「お前さっき後のせいで出てこれないとか言ってたけど、まさかこの間(>>39)みたくずっと隠れてたのか?」

幼「まさか。
この1週間で、隠れていたのは最初の数日だけよ。」

男「残りは?」

幼「泳ぎたかったから、グワムへ海水浴と日光浴に行ってきたわ。」

男「なん…だと……なんと贅沢な。泳ぎたいなら近くに市民プールがあるだろうが。」

幼「市民プールじゃ肌は焼けないでしょう。あの太陽を間近に感じられるのがたまらないの。」

男「やめとけよ。小麦肌のブームは過ぎただろう。」

幼「別に焦げるまではしないわよ。この肌は黒く焼けないし。」
111クリスマスどうすっかなあ……(幼を):2009/12/21(月) 02:58:31 ID:FjhWtcxb
男「それにしても、俺も行きたかったなあ。今度は連れってくれよ。」

幼「それはいいけど、あなた泳げるの?」

男「し、失礼な。プールの端から端まで泳げるぞ。」

幼「具体的には何メートル?」

男「…最高30mっす。」

幼「……今度は土産を買ってきてあげるわ。」

男「なんでだよぅ、別に泳げなくてもいいじゃんかー」

幼「私は遊びに行くんじゃないの。泳ぎに行くのよ。」

男「俺には違いが分からんのだが」

幼「違いの分かる男になりなさい。」

男「それがなんか違うってのは分かるぞ。」
112創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 03:10:50 ID:0tE0lSiv
ちょww
日光浴とか、大丈夫なのか?
113創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 06:07:52 ID:e0MLh+0V
幼さんはクリスマスは僕の家に来る予定ですよ
114創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 07:20:33 ID:H6cKoSw1
>>112
格の高い人は大丈夫なんでしょう
どっかのドイツ系な人達みたいに
115詳しくは書いてないけど、彼女は大丈夫な種族です。ようぼ(ry:2009/12/21(月) 09:59:19 ID:FjhWtcxb
幼「それで、あなたはいかがおすごしで?」

男「後ちゃんが屋上来てたから、後ちゃんといたよ。なんか好きになったかも知らんから、告白する気でここ来た。」

幼「そう」

男「ああ、なんか、悪いか?」

幼「別に。いいんじゃないの、彼女、容姿はそこそこだし。」

男「そうなんだよな。向こうは可愛いし……いや、でもここ最近の感じ見てるとなんか大丈夫な気がする。」

幼「そ。なら頑張ってきなさい。自分に負けないように。」

男「?お、おう。」

男「そしたら明日ここに呼ぶから、明日は来なくていいぞ。」

幼「分かったわ。」

男「そんじゃ、また明後日な。」

幼「また明後日に。」
116創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 10:12:53 ID:OrDQmrr6
男が後とくっつけば、俺と幼は心置きなくにゃんにゃんできるというわけか
やるな>>1
117出来てもやめとけよ。にゃんにゃんとか……体が持たんぞ:2009/12/23(水) 00:50:54 ID:eJnvqBNd

次の日

男「お先おつかれーっす」

男「あ、後ちゃん。今日は上、来る?」

後「はい、行きますよ。」

男「んじゃ先行ってるわ。」

後「はーい。あと少ししたら行きますね」


ギィー

ピュー

男「ああ、なんか緊張してきた。」
118続きはwebで(明日):2009/12/23(水) 00:52:55 ID:eJnvqBNd
後「すみませーん、ちょっと遅れちゃいました。」

男「いいよいいよ。」

後「それにしても、先輩の方から誘ってくれるなんて珍しいですね。」

男「ああ、話したいことがあってな。」

後「?なんでしょう」

男(……躊躇したら負けだ。臆さず言うんだ)

男「好きだから、付き合って欲しい。」

後 キョトン

男「ああ、急に言われても困るよな、だから」

後「いえ、あの、……今のは、告白、ですよね?」

男「ああ、そうだ。」

後「そう、ですか……」
119創る名無しに見る名無し:2009/12/24(木) 00:47:15 ID:R7SeCeo3
(ヽ´ω`)あ、明日って言ったのに…
(ヽ´ω`)グホォッ
120今日は大量だじぇ:2009/12/24(木) 03:08:00 ID:WStHLqC2
ぱん ぱち ぱちぱちぱちぱち

男(……拍、手?)

男「後、ちゃん?」

後「おめでとうございます。先輩は、今までで5番目の早さです。」

男「……?何、を言ってるんだ?」

後「1番は15分、2番は13時間、3番は3日、4番が7日で、先輩がええと、9日ですね。」

男「だからなんの話だよ」

後「まだ分かりません?
私に振り向くまでの時間です。」

男「……は?」

後「ですから、私が近づいてから、私に告白してくるまでの時間ですよ。」

男「え、え?それってつまり、
……つまり、どういうことだ?」

後「ありゃりゃ、コンランしてますねー。
つまり、どのくらいのアタックで私のことを好きになってくれるか試してたんですよ。
先輩はまんま私にと騙されちゃったのです」

男「騙された……ああ、ああ。そうなんだ。騙されちゃったんだ、俺。」

後「はい。」
121見る名無しに創る名無し:2009/12/24(木) 03:09:16 ID:WStHLqC2
男「…………」

男「その、ごめん。一人にさせてくれないかな?」

後「む、説明とか、したかったんですけど……分かりました。なら私は帰ります。
辛いようなら、明日は休まれても大丈夫ですよ。上さん(>>41)には私が言っておきます。」

男「ん」

ギギィー

バタン

男「………………」
122>>119 あー、暦的には明日ということで……:2009/12/24(木) 03:10:52 ID:WStHLqC2
スタッ

幼「や。元気してる?」

男「……幼か。見てたのか。」

幼「ええ。悪かったかしら」

男「……別に」

幼「そ」

男「…………」

幼「…………」
123見る名無しに創る名無し[:2009/12/24(木) 03:11:56 ID:WStHLqC2
男「俺さあ。」

男「やっぱり、後のこと好きだったんだな、って分かったよ。」

幼「それは、彼女の演技が好きだったの?それとも彼女自身?」

男「さあなあ。
でもあんなことがあっても、俺まだ後のこと好きでいる。」

幼「そう。でも……」

男「ああ、分かってる。フられたんだよな、俺。」

幼「ええ……」

男「はあー」

幼「…………」

男「…………」
124ここからにゃんにゃん開始:2009/12/24(木) 03:13:11 ID:WStHLqC2
ぽん

幼「っはい。湿ったのはこれで終わりにしましょう。」

男「……んなこと言ったって、急には無理だよ。元に戻るまでには時間かかるって。」

幼「一つ、すぐさま解決する方法があるわ。」

男「そんなの、あんのか」

幼「ええ」

男「どんなのだ?」

幼「新しい恋を、始めることよ。」
125創る名無しに見る名無し:2009/12/24(木) 03:13:18 ID:PBQ5hiFE
え?なにこれ?
罰ゲームで告白される以上のダメージだろ……
126見る名無しに創る名無し:2009/12/24(木) 03:14:01 ID:WStHLqC2
男「はあ?それこそ無理だよ。大体、相手がいない。」

幼「む、そうなの?」

男「ああ、まず周りに女が少ないし、かわいい子も後ちゃんくらいしかいないからな。」

幼「それじゃ、仕方ないわね。
私が相手してあげましょう。」

男「幼が?……ぷっ、あっはは、お前とじゃどこをどう間違っても恋愛にはならないって。」

幼「……そうね、あなたなら、きっとそう言うだろうと思っていたわ。」

男「あははは、ふう。
でも、気ぃ使ってくれてありがとな。お陰で少し元気でたよ。」

幼「私は本気よ?」

幼「一週間。失恋後や外見年齢のハンデがあるけれど、一週間もあればあなたを落とせるわ。」

男「ないない。あと10年くらいしたんなら、まだ分からなくもないが、あいにく、俺はそういう趣味ないんでね。」

幼「何なら何か賭けてもいいわよ。」

男「何か?そうだなあ、あっ
そんならこの前言ってた、グアム連れてってくれよ。」

幼「ええ、どこへとなり連れて行きましょう。」

男「へえ、言ったな。絶対だからな。」
127>>125支援(?)おつ:2009/12/24(木) 03:15:24 ID:WStHLqC2
幼「それじゃ、明日から一週間。ルールはそうね……あなたがその間に、私にキス以上のことをすれば私の勝ち、何もなければあなたの勝ち。というのはどう?」

男「ああ、いいよ。でもお前からやるのはなしだぞ。」

幼「もちろん。こちらからするのは無効ね。」

男「よし、それならいいぞ。」

幼「あと、あなたのこのことに関する記憶は、一時封印させてもらいたいのだけど。」

男「な、そんなこと出来るのかよ。」

幼「一種の催眠術みたいなものよ。」

男「へえ。でもんなこと言って、なんか都合のいい術を掛けて、はい私の勝ちってするんじゃないだろうな。」

幼「……私、そんなに信用なかったかしら。」

男「あーうそうそ、冗談だって。お前はこういうとこ律儀なのは知ってるから。」

幼「そうよ。姑息な手は使わないわ。」
128見る名無しに創る名無し:2009/12/24(木) 03:17:01 ID:WStHLqC2
男「でも、これって、する必要あるのか?」

幼「しないと、ゲームにならないじゃないの。今のままだと、あなたは私に会わないようにすればいいだけなのだから。」

男「なるほど分かった。じゃあやってくれ。」

幼「いいのね。そしたら、これにサインしてもらえるかしら。」

男「なんだこれ」

幼「一種の誓約書のようなものよ。一時的とはいえ、人の記憶を弄るのだから、いろいろと規定が厳しいの。」

男「はあ。とりあえず、名前書いたらいいんだな。」

サラサラ

男「はいよ」

幼「はい確かに。
……ねえ。私はこの文書であなたを騙すつもりはないけれど、サインをするときは、きちんと内容を見た方がいいと思うわ。」

男「いやー、面倒でついさー。」

幼「まあいいでしょう。
そしたら、早速始めましょう。」

男「お、おう。」

幼「緊張せずに、気持ちを楽にして、目をつぶって。
そう、そうよ。そしたらそのまま――」
129創る名無しに見る名無し:2009/12/24(木) 03:17:15 ID:PBQ5hiFE
支援いる?
130CoCoまで:2009/12/24(木) 03:17:45 ID:WStHLqC2
幼「終わったわよ。」

男「はっ
え、何が終わった?」

幼「くすくす
今日はもう帰るわね。」

男「え、ああ。もうこんな時間か。」

幼「明日は休みでしょう。することがないなら私につきあいなさい。」

男「ん、ああ、分かった。じゃあ明日な。」

幼「ええ、また明日。」

男「…?……?」
131創る名無しに見る名無し:2009/12/24(木) 03:20:12 ID:PBQ5hiFE
投下乙
幼女にグアム旅行たかる男ってwww
132創る名無しに見る名無し:2009/12/24(木) 05:27:30 ID:R7SeCeo3
(ヽ´ω`)……


(ヽ`ω´)フォォオオオ!!1


(Oo`ω´)トゥルテカー!


投下乙です!
予想外の展開に幼さんにドキが胸胸やばい
男おおおそこを代われえええ!!
133創る名無しに見る名無し:2009/12/24(木) 09:07:37 ID:81dT4PMS
てっきり後ちゃんは
『闇の者(?)
 と闘ってる人』
かと思ってた。
134クリスマススペシャル:2009/12/25(金) 02:30:45 ID:5SGDEh+8

12月24日朝 男宅

ピンポーン

男「んんっ
ああ……俺昨日帰ってきたまま寝ちゃったのか。」

ピンポーン

男(まあ無理もないか。初告白があんな振られ方したんだもんな)

…………

男(休んでもいいって言われたし、今日は一日寝とくか)

ガチャ

幼「あら、鍵開いてるじゃない。無用心ね。」

幼「ハーイ、モーニン、男。」

男 ガバァッ「…!――!」パクパク

幼「きやあ。思った通り、散らかってるわね。
よし、まずは部屋の片付けよ。住家の乱れは心の乱れ、とも言うじゃない。」

男「初耳なんだが……じゃねえよ!なんで俺ん家知ってんだよ!」
135パン屋の話を覚えてないならスレを最初から読み直しましょう:2009/12/25(金) 02:31:40 ID:5SGDEh+8
幼「このまえパン屋の話をした時に、近くのアパートの213号室が俺の部屋だ、って言ってたじゃないの。」

男「確かに近くにパン屋はあるが、そんな話したっけかな。」

幼「していたわ。」

男「んー、そうだったっけか。あー、言われてみると、そんな話も、したような……」

幼「思い出した?まったく、忘れっぽいんだから。」

男「……まあそれはいいや。
んで、何しに来たんだ。」

幼「なに、傷心のあなたを励まそうと思ってね。」

男「……いや、気持ちだけで十分だ。今は一人にしてくれ。」

幼「そうはいかないのよ。」

男「なんでだよ。」

幼「それは、その……」

男「なんだよ。それなりの理由があるんだろうなあ?え?」
136幼「このレスでは嘘はついていない」:2009/12/25(金) 02:33:07 ID:5SGDEh+8
幼「時間が……ないの……」

男「は?」

幼「あと一週間したら、日本を離れないといけなの、私。」

男「な、なんだよ……それ……」

幼「昨日急に決まって……だから、少しでも思い出を残しておきたくて……でも、そうね。あなたの気持ちも考えずに、焦りすぎたわ。ごめんなさい。
その、落ち着いたら連絡して頂戴。そしたらまた屋上で会いましょう――」

男「ままままままmあてよ。」ガシッ

男「はあ、はあ。なめんな。そんな悲しそうで淋しそうなやつを放っておけるほど俺ァ落ちぶれちゃいねえよ」

幼「男……」

男「よっしゃ、作りまくろうぜ、思い出。」

幼「…ええ、ありがとう、男」ウル

男「な、泣くなよ」

幼「な、泣いてなどいません」グジッ
137>>131 男もまさか自分が負けるとは思ってなくて……あれ?:2009/12/25(金) 02:34:42 ID:5SGDEh+8
男「んで、向こうに帰るって、仕事の都合とか?」

幼「そうよ。それで、どうしても、私にも来て欲しいって言われて……」

男「そっか。なら、仕方ない、よな。」

幼「…………」

ぱん

男「よし、なら早速行動だ。何がしたい?どこ行きたい?」

幼「クリスマスパーティーがしたいから、買い物へ、」

男「よし、そうと決まれば早速行くぞっ」

幼「待ちなさい。」

男「なんだよ」

幼「先ずは、ここをパーティーにふさわしい部屋にすることが先決だわ。」

グッチャゴッチャ

男「……ごめん」

幼「いいのよ。片付けないタイプの人の一人暮らしとしては、標準的な汚さだから。」

男「わるかったな」
138>>132 大丈夫、ここからはスーパー幼タイムだ:2009/12/25(金) 02:37:37 ID:5SGDEh+8
幼「したら、早速初めましょう。
着替えてくるから、脱衣所かどこか貸して頂戴。」

男「ん、脱衣所はそこを左な。」

幼「分かったわ」

男「……ふう。部屋の片付けか。どっちにしろ、大掃除しないといけないんだから、ここは好意に甘えておこう。
さて、」

しゅる

男「何からしたものか……」

すっ

男「……」

ジー

男「…………」

ふぁさっ

男(よくよく考えたら、女の子が部屋に来てて、扉一枚向こうで着替え?……いやまて落ち着くんだよく考えろ相手は小学生じゃないか。例え見ていいといわれても嬉しくないだろそうだろ、でもそれなら見ても何も言われないよな、
ああっ、マテマテ、他のこと、他のことを考えるんだ、会社、会社はどうしてるかな同が俺の代わりしてくれてるんだろうか、そういえば同は人間未発達なボディーが一番綺麗とか言ってたよな、幼は、見た目は可愛いからきっと……
いやだから俺にそんな趣味は無くてだな、だから興味はないわけで、あれ、それなら見ても問題ないよな……って違うってだから落ち着けって)

幼「ああもう、私は割烹着が良かったのにエプロンだなんて……
男?どうしたの?」

男「あああっ、ななんでもないなんでもない。」

幼「?」

男「おしっ、じゃあ掃除始めるぞ。」
139ここからはダッシュで飛ばします:2009/12/25(金) 02:39:04 ID:5SGDEh+8
――

――――

男「おわっったあ、」

幼「とりあえずは一段落ね。」

男「ってもう七時かよ。腹も減るわけだ。」

幼「何か食べに行きましょう。あと明日の仕込みに必要な材料だけ買い出しに。」

男「えっ、料理って、お前が作んの?」

幼「そのつもりでいたけど?」

男「お前料理できたのか?なんか苦手そうな感じだけど。」

幼「元々料理の才能は無かったけれど、人並みに作れるようにはなったわ。」

男「へー」

幼「あなたは?」

男「俺が作れる訳ないだろうが。」

幼「……でしょうね。」
140>>133 後は一般人です。……高スペックだけど:2009/12/25(金) 02:39:49 ID:5SGDEh+8
――

――――

幼「これで大体、明日の準備は大丈夫ね。
ふう、台所が高いと疲れるわ。」

男「うげふ、おつかれー。」

幼「まだもたれてるの?さすがにラーメン2杯にチャーハンは食べすぎよ。」

男「なんか今日は行けそうな気がしたんだ。」
141見る名無しに創る名無し:2009/12/25(金) 02:40:41 ID:5SGDEh+8
男「そんじゃ、また明日な。待ってるわ。」

幼「何を言っているの。」

男「えっ?」

幼「今日は泊まっていくわよ。着替えも持ってきたし。」

男「えっ?」

幼「何か問題でも?」

男「いや、ふとん一枚しかないし……」

幼「一枚あれば十分でしょう」

男「えっ?」
142ここまで:2009/12/25(金) 02:41:22 ID:5SGDEh+8
――

――――

幼 スヤスヤ

男(……どうしてこうなった)
143創る名無しに見る名無し:2009/12/25(金) 06:59:56 ID:ReTeSW0W
(///´ω`//)す、素晴らしい…
朝からスーパーニヤニヤタイムなんだが
144清々しい朝だ。太陽の光が眩しいぜ:2009/12/26(土) 02:35:13 ID:SezzxCVL

チュンチュン

男「……朝、か。」

男「思ったよりぐっすり眠れたな。」

幼「ようやくお目覚め?」

男「ああ、って大丈夫か?クマできてるぞ」

幼「ええ、寝不足なのよ。
誰かさんに一晩中抱き枕にされたせいで。」

男「……ゑ、うそ、マジ?」

幼「まじ」

男「それは……スマンカッタ」

幼「息苦しかったわ。あなたは全然起きないし。
少し欲求不満なのではなくて?」

男「返す言葉もござあません。」
145ぅゎょぅl゛ょコゎぃ:2009/12/26(土) 02:38:16 ID:SezzxCVL
幼「ふぁ。さっき見てきたけど、材料ももう少し煮る必要がありそうだったし、もう一眠りすることにするわ。昼になったら起こして頂戴。」

男「まだ寝るのかよ」

幼「……何か言った?」

男「なななんでもござあません、どうぞお休みになられてくださいっ」

バタム

男(……こえー。
うん、あいつの睡眠は妨げないようにしよう。)
146コケッコッコー:2009/12/26(土) 02:39:04 ID:SezzxCVL
男「昼になった。が、幼が起きてこない。」

男「起こしに行くか行かないか。」

男「起こせって言われてるから行った方がいいんだろうが……怖いしなあ。」

男「……しゃあない、行くか。」

トントン

男「はいるぞー」

ガチャ

幼「すう、すう」

男「完全に寝てるなー。」

幼「んぅ……すー」

男「……おいおい、これは別の意味で起こせねえぞ。」

男「やるしか、ないか。」

男「幼ー、朝、もとい、昼だぞー起きろー。」

幼「……んー」

幼「んぁふ、もう昼なの?」

男「十二時半だ。」

幼「そう。なら、そろそろ初めますか。
まずは材料の買い出しね。」
147詳しくは設定資料を参考に:2009/12/26(土) 02:39:54 ID:SezzxCVL
――

――――

トントン

ザァー

男「へぇー、うまいもんだな」

幼「そう?自分ではそこまで手際が良いとは思わな っ!」

男「うわあわ、指切った。バンソーコどこだー」

幼「大丈夫よ、このくらいの傷ならなめれば……いえ、何でもないわ。絆創膏いただける?」

男「ほい、持ってきたぞ。」

幼「ありがとう」ペタリ

男「まったく、よそ見なんてするからダゾ」

幼「…………」

男「ごめんなさい料理中に話しかけた俺が悪かったですだからジト目で見るのはやめてください」
148見る名無しに創る名無し:2009/12/26(土) 02:40:37 ID:SezzxCVL
――

――――

幼「出来たわ」

男「おお、何かうまそうだぞ。」

幼「味は自信ないのだけれど、食べてもらえる?」

男「頑張ってみる」

いただきまーす

男 パク ムグムグ

幼「……どう、かしら」

男「…………」

ゴックン

男「大丈夫だ、安心しろ。普通にうまい。」

幼「良かったぁ」

男「何だろうな。味は普通なんだけど、なんつうか、あったかいよ。」

幼「そりゃあ、手間を掛けておりますから。」

男「うん、そうだよな。ありがとう、幼。」
149見る名無しに創る名無し:2009/12/26(土) 02:41:17 ID:SezzxCVL
ッポン

トクトク

幼「それでは、男の失恋を記念しまして、乾杯。」

男「ぅぐ、せっかく忘れ掛けてたのに……乾杯」

幼「ふっふ、やっぱりクリスマスはシャンペイニよね。」

男「普通はクリスマスケーキとかだろうが。」

幼「ケーキでも良かったのだけど、1ホール買うと食べきれないでしょう?ホールじゃないと雰囲気でないし。」

男「それもそうだな。」
150見る名無しに創る名無し:2009/12/26(土) 02:42:03 ID:SezzxCVL
ゴクゴク

男「それにしても、昨日と今日はありがとな。おかげで気が楽になった。」

幼「急にどうしたの?酔いが回ってきた?」

男「ん、そうかもな。」

幼「まあなんにせよ、感謝されるのは悪くないわね。」

男「本当、俺……自分が思ってたよりも……ショックでさ……どうしようかって、思って……それで……」ポロポロ

幼「あらあら、この子はもう……」

ぽふ

幼「泣き止みなさい……と言いたいところだけど、今日だけは特別に、私の胸を貸したげるわ。
思う存分泣いてすっきりしなさい。」

男 グス「胸、ないじゃん。」

幼「そうね。」

男 グズ「俺、かなりカッコ悪いよな。」

幼「そうね。でもたまには格好悪くても、いいじゃないの。」

男 わあっ
151@クリスマスここまで:2009/12/26(土) 02:43:07 ID:SezzxCVL
――

ぐう

幼「泣きつかれて寝ちゃった、か。」

幼「このまま離れたいところだけど。」

幼「こうもがっちりしがみつかれると、ねえ。」


幼「ふふ、今日も寝られそうにないわね。」
152創る名無しに見る名無し:2009/12/26(土) 04:48:33 ID:lqIjT5SZ
いいな……幼の抱き枕……
153こども体温……ハァハァ:2009/12/26(土) 20:29:31 ID:SezzxCVL

チュンチュン

男「……朝、か。」

男「か〜っ頭いてえ」

男「昨日飲みすぎたかも。
……昨日、のことは思い出さないでおこう。」

男「そういや幼は?」

オーイ

シーン

男「もう帰っちゃったか。」


男「さて、2日も休んじまったから、今日はさすがに会社行かないとな。」

パサ

男「っと、また置き手紙か。なになに」

『おはよう男。昨日はあなたを寝室に引きずってからも、なかなか離そうとしなかったので、帰るのが朝方になってしまいました。今から家に帰って寝てきます。いつもの場所に来なかったら、寝ているものと考えてください。
あと、昨日の余りでお弁当を作って置きました。良かったら食べてくださいね。
  幼』

男「……幼、お前……」

男「大丈夫か?変なもんでも食べたんじゃないだろうな。
いやそれとも何かの罠とか?」

男「なんにせよ、弁当食べるのは強制っぽいな。いやまずくはないから別にいいんだけどさ。」
154いつもの時間、いつもの場所:2009/12/26(土) 20:30:12 ID:SezzxCVL
ギィー

男「よお」

幼「や」

男「なんか久しぶりな感じだな。」

幼「2日来なかったものね。」


男「ああそうそう、弁当サンキュな。」

幼「いえいえ、どういたしまして。」

男「それにしても、その年で料理とか、さすがスーパー小学生だな」

幼「すーぱー、小学生?」

男「だってお前、その年でそれだけ出来るってのは、すごいことだろ。苦労してるんだなーって思うよ。」

幼「苦労しているってのは否定しないけど……」
155ついに明かされる、幼の年齢:2009/12/26(土) 20:30:53 ID:SezzxCVL
男「そういえばお前、聞いてなかったけど年はいくつなんだ?」

幼「あら、女性に年齢を聞くなんて、失礼な方。」

幼(どうしようか、教えてあげても別にこちらは困らないのだけれど……)

幼「そう、ね。そしたら下一桁だけ教えてあげるわ。」

男「下一桁教えたら普通に分かるじゃん。」

幼「それもそーね。
私の下一桁は、2よ。」

男「12歳か。もうちょっと低いのかと思ってた。」

幼(……嘘はついてない、嘘はついてない)

幼「へえ、何歳くらいだと思ってたの?」

男「んー、8歳かそこらかと。
まあでもさすがにそれはないわな。」

幼「8歳か。なら惜しかったわね」

幼(身体年齢は9歳のままだから)
156見る名無しに創る名無し:2009/12/26(土) 20:31:42 ID:SezzxCVL
男「でもそれだけ何でも出来ると、早く大人になりたいとか思ったりしない?」

幼「……そうね。そう願った時期もあったわ。」

男「なんだよ、今は違うのか?」

幼「ええ、諦めた、と言うべきかしら。」

男「?」

幼「ごめんなさい、よく分からなかったわよね。
ええ、今でも大人になりたいと思うことはあるわよ。でもこの体でも結構得することは多いから。」

男「なるほど、そういうことか。いいよなー、俺もそういう頃は大抵のことは大目にみてくれてたぜ。」

幼「そう……」

男「……?」

俺には、遠くを見ている彼女が、何を見ているのか分からなかった。大人になった自分?それとも別の……
157創る名無しに見る名無し:2009/12/26(土) 20:43:45 ID:L+LdY62j
9歳の幼女を抱いて寝る……犯罪だな
男は捕まるべき
そうなったら俺が代わりをやってあげよう
158創る名無しに見る名無し:2009/12/27(日) 13:05:42 ID:TbaP8jQP
抱いて寝るというのに危ない妄想を抱くのが犯罪というかロリコンというかウワナニヲスルヤメr
159新キャラ、まだーおぶばっとらー:2009/12/27(日) 18:14:54 ID:gBlM6Srx

幼宅

執事(以下羊)「お目覚めの時間にございます、お嬢様。」

幼「……んー。はっ、羊。 バッ
くぅ、油断していたわ。この私が、3度も自室への侵入を許してしまうだなんて。」

羊「最近たるんでおられるようでしたからな。前回よりも入るのは簡単でしたよ。さあ、約束通り罰を受けていただきましょうか。」

幼「……またあの服を着て街中へ?」

羊「いえいえ、今回はきちんと時期にあった物を用意させていただきました。」

スッ

羊「こちらにございます。」

幼「ひぃっ。こ、これは……ある意味前より酷い……。」

羊「なあに、たった2日の誤差です。本来ならば、当日に着ていただく予定だったのですが、
その日は帰って来られませんでしたので。」

幼 クッ「…………分かっ、たわ。そういう、約束、でした、ものね。」

――

羊「おお、似合っておられる。」

幼「こんな……屈辱だわ。」
160下はショートスカートタイプにございます:2009/12/27(日) 18:15:35 ID:gBlM6Srx
男「おーす、幼ーってなんだよ、その格好。いつものドレスはどうしたんだ?」

幼「……お願い、何も言わないで。」

男「あ、ああ……お前がそういうなら、何も言わないけどさ。」

幼「ありがとう。」

幼「で、ちょっとそこに座りなさい。」

男「ん?ああ、座ればいいのか?」

トスン

男「座ったけど?」

幼「そのまま股を開いて。」

スッ

男「?何がしたいんだ?」

ぽふ

男「のわぁ、何座ってんだよ。」

幼「この格好寒いのよ。温めて。」

男「俺は風よけ兼人間カイロか。」

男「ん、でも、お前の方が温いぞ。やっぱり平熱高いのな。」

幼「そう?なら私で温まりなさい。」

幼「ほら、腕を前に回して、抱き抱えるみたいにして、」

男「え?いやいやいや、無理だって、恥ずかしいって。」

幼「恥ずかしいったって、相手はこどもでしょう?」

男「む。それもそうだな。別に恥ずかしがるようなことじゃない、よな。」

幼「そうよ」

男「じゃ、じゃあ、行くぞ?」

ガシッ
161創る名無しに見る名無し:2009/12/27(日) 18:16:16 ID:gBlM6Srx
男「…………」

幼「……少しきつい」

ドクン

男「ああ、ごめん。」

ドク、ドク

男「――――」

ドクドクドク

幼「……男?」

ドッ

男「っ!
やっぱ無理!」

バッ

幼「きゃあ、何をするの。いきなり突き飛ばすだなんて。」

男「ええ、と、ごめん。」

幼「何なのよ、まったく。
もういいわ。私帰るから。」

ギィー

バタン
162>>157-158幼「男が一晩中激しかったせいで眠れなかった」:2009/12/27(日) 18:17:34 ID:gBlM6Srx
男「い、今のは、一体……?」

男「……分からん」



幼「ふ、くくっ。なかなかに面白い反応だったわ。」

幼「期限まであと3日。私の勝ちが見えてきたわね。」
163創る名無しに見る名無し:2009/12/27(日) 18:26:06 ID:G1To7KI6
男死ね
氏ねじゃなくて死ね
164ごあいさつ:2009/12/27(日) 19:47:48 ID:gBlM6Srx

どうも、>>1です。一昨日(25日)でようやく、1ヶ月間一日(AM6:00〜AM:5:59を一日として)も休まずに書き続けることが出来ました。
日記なら二日で投げてしまう僕が、ここまで書くことが出来たのも、ひとえに皆様の支援レスのおかげです。本当にありがとうございます。

まだまだしばらくはネタがあるので、これからもよろしくお願いします。ペコリ

本編とは余り関係ないですが、幼と同じ吸血鬼の設定をコピペしてきました。暇なら見てください。↓
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220713564/135


>>163
段々男に対する憎悪が激しくなってきてるw
あと3日我慢ください。
165創る名無しに見る名無し:2009/12/27(日) 20:02:28 ID:RRIGX6kD
でも現実のロリは可愛くないし
166創る名無しに見る名無し:2009/12/28(月) 01:13:34 ID:9e+WwJv7
まあ小汚いし、何言ってるのかわからないし、こっちの話は通じないしな
親っていうのはつくづくすごいと思うわ
167現実のロリも可愛いよ。姪とかやばいよ:2009/12/29(火) 00:17:09 ID:91YOi63S

男「そろそろ行く時間だけど、なんか行く気になれないな。
はあー」

同「溜息なんかついて、まだ失恋のショック引きずってやがんのか?」

男「同か、って、何でそのこと知ってんだよ」

同「いや、お前後のこと俺に相談してきたじゃん。あいつがああなのは俺も知ってるからな。
つうか実は俺も引っかかったクチ。」

男「ええっ、お前もかよ。」

同「うちの部だけでも少なくとも6人は引っかかってる。上もやられたらしい。」

男「まさに悪女だな」
168まあ俺、姪いないけどさ:2009/12/29(火) 00:17:54 ID:91YOi63S
同「んー、俺も最初はそう思ってたんだが、最近どうもちがう気がしてきた。」

男「どういうことだ?」

同「いやさ、俺ら後に騙されても、金も物も、取られてないだろ?」

男「心が盗られました」

同「それはしゃーない。
んで、狙われたのも、そういうのに騙されやすそうなやつばっかだったんだ。」

同「つまり後は、俺たちが騙されないように、ワクチンを打ってくれたんだよ。」

後「そのとおりです、同先輩」ピョコン

同「のわっち、どっから出てくんだよ。心臓に悪りいわ。」

男「お、おう、後、久しぶり」

後「」↑?

同「ああ、そいつまだ失恋のショックから立ち直れてないんだ。さっきもお前の名前叫びながら泣いてたぜ。」

男「泣いてないわ。ついでに失恋のショックでもないわ。」

同「あれ、そうだったのか?」

後「純粋な先輩のことですから、立ち直るのにもうちょいかかるのかと思ってました。」
169見る名無しに創る名無し:2009/12/29(火) 00:18:35 ID:91YOi63S
同「んで、失恋のショックじゃないならなんなんだ?」

男「ゑ?そ、それはだな……ええと、俺にもいろいろあるんだよ。」

同「気になる……」
後「自分から何かある、って言ってるようなもんじゃないですか。」

男「あ、ああ!もうこんな時間かよ。俺寄るとこあるから、帰るわ、じゃな。」

ダッ

同「チッ、逃げたか。
それにしても、なんなんだろうな?」

後「うーん。大体の目星はついてるんですけど……」

同「マジかよ。なになに?」

後「でも私の手に負える相手かどうか……」

同「?」
170見る名無しに創る名無し:2009/12/29(火) 00:19:27 ID:91YOi63S
男「ふう、ふう。」

男「やっべ、いつもより30分も遅れてんじゃん。」

男「今日は……いいかな。うん、どうせ遅れちゃったし、一日くらい、いいよ、な」

『ゴメンキョウハイケナイ』

男「っと。さて、帰るか」
171見る名無しに創る名無し:2009/12/29(火) 00:20:07 ID:91YOi63S
幼「くちっ。う゛ー、今日は一段と冷えるわねえ。」

ピピッピピッ

幼「おや、男から?」

『ゴメンキョウハイケナイ』

幼「なんと。来られないならもっと早く伝えなさいよ。」

幼「……ごめん今日は行けない、か。」
幼「普通は会議なら会議、用事なら用事と、理由を書くはずよね。それが書いていない。とすると、もしかしたら昨日ので、気まずく思っているのかもしれない。
確認してみますか。」

『ドウシテコレナイノ』

『チョットイロイロイソガシクテ』

幼「あらまあ、分かりやすい返事をどうも。やっぱり昨日の件の線が濃いわね。」

幼「残り2日。明後日の予定は雨が振らなければあれにするとして、明日をどうするか、ね。」

幼「時間はないけれど、ここは一つ賭けに出ますか。
上手く行けば明後日の効果が増大。上手く行かなければタイムオーバー。」

幼「ふふ、楽しくなってきたわ。」
172よういちに見えて困る:2009/12/30(水) 01:26:39 ID:uEEMqRFW

男「昨日は行けなかったから、今日は行かないと。」

ギィー

男「おーい、幼ー。ってあれ?幼?」

キョロキョロ

男「……いない、のか?」

男「それにしてもあいつが来ないなんて珍しい。」

男「まさか、昨日来なかったから怒ってるとか?
聞いてみよう。」

『キョウハドウシタコナイノカ』

男「…………」

男「返ってこない。」

男「うーん。思えばいつもあいつの方が来るの早かったからな。たまには俺が待つのもいいか。」

男「…………」

男「…………」

男「……まだか。」

男「寒いな。昨日はこの寒い中を、少なくとも30分は待たせちまったわけだ。来たら謝ろう。」
173見る名無しに創る名無し:2009/12/30(水) 01:27:26 ID:uEEMqRFW
男「1時間待ったが来ない。なんかあったのかな。」

男「あともう少しだけ待つか……」

――

――――

――――――

男「やべえな、もう10時かよ。感覚が麻痺して、寒くなくなってきたんですけど。」

男「つうか、おれはなんで5時間も待ってるんだ?さすがにこんな時間になってから来るはずないし、明日も会えるだろうに……」

男「なんかじゅーよーなことを忘れてるような……」

男「ん、明日?」

男「あああ!そうじゃん。幼に会えるの、今日と明日だけじゃん(>>136)。なんで忘れてたんだよ、昨日の俺。」

男「昨日来なかったせいで怒らせたんだとしたら、俺は2日も無駄にしちまったのか……」

男「…………」

ヴー、ヴー

男「お、来タ!幼からだ!」

『ダイジナヨウガアッテキョウハイケナカッタゴメンナサイ』
『アシタハイチニチアイテイルカラモシヨケレバイチニチツキアッテホシイ』

男「おう、いくらでも付き合ってやろうじゃねえか。」

『ワカッタユウキュウトッテクル』

男「よし、明日は一日幼と遊ぶぞ!」
174分割せざるを得なかった:2009/12/31(木) 02:37:30 ID:UDJKBe6/

男(あの後の話じゃあ、8時にウチに来ることになってたんだが、来ないなあ)

男(今が8時10分。
まさか、20時とか?)

ピンポーン

男「と思ってたら来たか。
はーい」

ガチャ

男「いらっしゃい。」

幼「はあ、はあ。遅れてしまったわね。ごめんなさい。」

男「走ってきたのか。別に良かったのに。」

幼「ふう。私としたことが、寝坊してしまって……」

男「そうだったのか」

男「まあ、上がれよ」

幼「いえ、あなたの準備が出来ているならもう出発しようと思うのだけど、」

男「ん、俺の方は問題ないけど、どこに行くんだ?」

幼「どこって……今日は年末大祭の日じゃないの。」

男「ああ。そうだったな。すっかり忘れてたや」

幼「あなたらしいわね。」
175見る名無しに創る名無し:2009/12/31(木) 02:38:11 ID:UDJKBe6/
男「うー、外寒いなあ。」

幼「会場は出店も出てるから温かいはずよ」

男「そうだな。」

男「会場までは近いから歩きでいいよな?」

幼「ええ、時間もあるし、ゆっくり行きましょう。」
176見る名無しに創る名無し:2009/12/31(木) 02:38:54 ID:UDJKBe6/
男「ほう、これが会場か。結構盛り上がってんな。」

幼「何、来たことなかったの?」

男「ああ、なんか面倒だから来てなかった。学生の頃は地元の祭とか行ってたんだがな。」

幼「へえ。ま、気をつけなさい。ここは結構激しい場所だから。」

男「激しい?」

幼「いちゃもんつけられたりとか、金を脅し取られたりだとか、物騒な話が絶えないの。昔からそういう気風だったらしいわ。」

男「だ、大丈夫なのか?」

幼「多分」

男「多分かよ」

幼「スリリングで楽しいじゃないの、ねえ」

男「警察は何してんだ?」

幼「中での事は手に負えないから、ほら、そこの入り口のところでチェックしてるわ。」

警察(以下警)「あー、すみませんが、保護者同伴でも、児童の参加は禁止されていますので。」

幼「私のことを言っているの?」

警「ええ。ごめんね、お嬢さん。」

幼 スッ「はい、これで問題ないでしょう?」

警「免許証!?し、失礼しました。」

幼「まあこのナリでは、間違うのも仕方が無いわ。お勤めご苦労様。」ヒラヒラ
177戸籍自体が偽造ということを忘れている男なのであった:2009/12/31(木) 02:39:52 ID:UDJKBe6/
男「おい、」

幼「なあに?」

男「免許証って、本物か?」

幼「本物よ。ほら」

男「んー、まあ本物っぽいな。」

男「ん?昭和……」

男「ええっ、お前22歳だったの?」

幼「あちゃー、見せちゃったのは失敗だったか。」

男「マジかよ、でもお前この前12歳って……」

幼「あら、私が言ったのは下一桁が2って事だけだけれど?」

男「くそっ、普通は22だなんて思わねえよ。」

幼「そうね」

男「んー、まあ、でも、俺としてはそっちのほうがしっくりくるな。」

幼「そお?嬉しいわね。」

男「子供扱いされんのは、やっぱいやか。」

幼「いえ、そうでもないわ。それはそれで楽しいし。」

男「うわー」
178見る名無しに創る名無し:2009/12/31(木) 02:41:05 ID:UDJKBe6/
男「よし、突撃だ」

幼「待って」

男「ん?」

幼「その、手を……」

男「えっ」

幼「ああもう、皆まで言わせないの。かなり混んでいるから、はぐれたら困るでしょう?」

男「ああ、うん、でも、その。いいのか?」

幼「あなたがいいならね」

男「……うん。よし、じゃあ繋ごう」スッ

幼「ん」ぎゅっ
179見る名無しに創る名無し:2009/12/31(木) 02:41:46 ID:UDJKBe6/
男「さて、何から行こう、今日はじゃんじゃん奢ってやるぞ。」

幼「やったぁ。じゃあお言葉に甘えて、んーと、あれから。」

男「チョコバナナか。よし、並ぶぞ。」

ラッシャイ

男「2つくれ」

アイヨー

男「買ったぞ」

幼「食べるぞ」

ガツガツ

ハムハム

男「よし、次!」

幼「え、ちょ、わたしまだ……ゃー」ズルズル
180暴走:2009/12/31(木) 02:42:27 ID:UDJKBe6/
男「リング焼き2つ!」

アイヨ

男「クレープ2つ!」

ヨシキタ

男「わたあめ1つ!」

ホイ

男「フランクフルト!」
男「焼きもろこし!」
男「たこ焼き!」
男「りんご飴!」
181暴走:2009/12/31(木) 02:43:08 ID:UDJKBe6/
幼「ちょっと、あなた、ペースってものを……」

男「フハハハハ、幼、次は何がいい?」

幼「……私が見えていない。何かしらのスイッチが入ってしまったみたいね。」

男「ん、そういや肉類がまだだったな。
お、あれは、シシカバブー!
よし、幼は食うか?」

幼「まだ、食べるの?私はもう無理。」

男「よし、じゃあ買ってくるから待ってろ。」

ダッ

幼「ぁっ」
182続く:2009/12/31(木) 02:43:53 ID:UDJKBe6/
男「おっちゃん、ケバブ1つ。」

ホイナ

男「あんがとー。」パク
男「あー、この味が効きすぎてる感じがなんとも言えん。」

男「ってあれ?幼は?」

男「あ゛」

男「やっべえ、離れちまった。おーい、幼ー、どこだー」

男「駄目だ、これだけ人が多いと叫んでも意味がない。」

男「だけど、あいつ一体どこ行ったんだ?黙ってどっか行くような奴でもないし……」

男「まさか……ゆう、かい、とか?」

サァー

男「幼ー!どこだあ!返事してくれー!」
183そのころの幼:2010/01/01(金) 03:52:30 ID:EAij8XY/
幼「男ったら、遅いわねえ。いつまで待たせるつもりよ」

幼「ケバブ買いに行ったのだから、店に見に行くべきか。いや、すれ違いになる恐れがあるわね。」

幼「そうだポケベル。」

幼「えーと、たしか懐に……あれ?」

幼「え?うそ、そんな……私としたことが、忘れてくるなんて……」

幼「待つしか、ないか。」
184 【小吉】 【522円】 :2010/01/01(金) 03:53:11 ID:EAij8XY/
男「はあ、はあ。くそっ、どこにいるんだっ」

男「あ、あれは……」

同「おっす男じゃん。血相変えて、なんかあったのか?」

男「ああ、このくらいの、小さい女の子を見なかったか?」

同「小さい、女の子?」ピクン

男(やべ、地雷踏んじまったかも知んねえ)

男「あ、ああ。その子を、探してるんだが、」

同「…………」ジッ

男「?どうした、同」

同「いる」

男「へ?」

同「こっちだ」スタスタ

男「え?え?」
185ごめん終わらせられなかった:2010/01/01(金) 03:54:53 ID:EAij8XY/
男「おい同。なんでこっちって分かるんだよ。」

同「匂いだ。」

男「は?」

同「俺クラスのロリコンになると、匂いで近くにいる幼女の位置が分かるようになる。」

男「マジかよ……」

同「お前も修行を積めば、分かるようになるさ。」

男「ある意味すごいとは思うが、間違ってもそうなりたいとは思わん」
186見る名無しに創る名無し:2010/01/02(土) 02:29:14 ID:FLkyOFx0
幼(あ、ようやく来たみたい。だけど、誰かと一緒のようね)

男「うお、ほんとにいたよ。
まあ方法と動機はどうあれ、助かったよ、ありがとな。」

同「気にすんなって。」

幼「おにいちゃん、だあれ?男にいちゃんのしりあい?」

同「そうだけど、今のもう一回言ってくれる?」

幼「おにいちゃん?」

同「も、もう一回」ハァハァ

幼「おにいちゃん」

同「もう一回」

幼「…おにいちゃん」

同「もっかがふぉっ」

男「いいかげんにしろ。つうか、どうしたんだ、幼。
……まさか、幼児退行?」

同「いや元から幼児なんだから、退行しようがないだろ。」
187へんなとこで切れた:2010/01/02(土) 02:29:55 ID:FLkyOFx0
同「僕は同。男の友達だよ。」

幼「あ、わたし、幼っていいます。」ペコリ

同「幼ちゃんか。よろしくね。
くぅ〜、家にこもらず、出てきて良かった。ありがとう、ここの神様」
188数分後:2010/01/02(土) 02:30:44 ID:FLkyOFx0
幼「それでね、男にいちゃんがね――」

同「なんと、それはひどいなあ。」

ペラペラ

男(なんだよ、二人とも仲良くなっちゃってさ)

男(大体、幼は一体どうしちゃんったんだよ。)

同「あはは、僕も幼ちゃんみたいなかわいい子は大好きだよ。」

幼「えへへー、てれちゃいます」

男(…………)

同「うふふー」

幼「あははー」

ランラン

男 プチッ「幼、行くぞ。」

幼「え?う、うん。」

同「HAHAHA、おとこの嫉妬は見苦しいぜベイベェ」

男「んなんじゃねえよ。」

幼「同おにいちゃん、またねー」

同「仕方ない、また会おうね」ブンブン
189見る名無しに創る名無し:2010/01/02(土) 02:31:25 ID:FLkyOFx0
男「まったく、どうしちまったんだよ、お前」

幼「ああ、さっきのあれ?」

男「うお、戻った」

幼「あの子にはああいう対応をしたほうがいいと踏んだから、そうしただけよ。」

男「なんでそんなのが分かんだよ」

幼「見れば分かるわ。」

男「そういうもんなのか?」

幼「そういうものよ。
それより」ズイッ

男「な、なんだよ。」

幼「嫉妬、してくれたの?」

男「ぶふっ、な、なんでそうなる」

幼「あら違ったの。ならどうして早く行こうとしたのかしら?」

男「それは、お前が様子おかしいから……」

幼「ふう、ん」

男「……ああ、もう、そうだよ、嫉妬してましたよ。」
190見る名無しに創る名無し:2010/01/02(土) 02:32:05 ID:FLkyOFx0
幼「どうして?」

男「なに?」

幼「どうして、嫉妬したの?」

男「えっ?
そういえば、どうしてだろう。分からん。」

幼「すぐに諦めない。少しは考えなさい。」

男「うーん。おまえらが楽しそうにしてたから?」

幼「なら私といるのは楽しくない?」

男「いや、そうじゃないけどさ……。なんか、明るい空気だったっていうか……」

幼「なら私があなたにも、同にしたように接した方がいい?」

男「それはいいわ。俺そういう趣味ないし、お前も疲れるだろう?」

幼「いいえ、慣れているから大丈夫よ。むしろどちらかと言うとこっちのほうが疲れるかも。」

男「え、そうなの?」

幼「まあ、どちらも同じようなものだけれど、あっちは何も考えなくてよいもの。」
191ここまで。それにしていも伸びるなあ:2010/01/02(土) 02:32:45 ID:FLkyOFx0
幼「っと、話がそれたわね。それで、どうして嫉妬したの?」

男「いや、だから、それは……」

幼「それは?」

男「やっぱ分からん。」

幼「そ。残念ね。」

男「残念って、何が?」

幼「それが分からないのが」

男「む。それなら、もうちょっとちゃんと考えてみる。」

幼「分かったら、教えてね。」

男「ああ。」
192創る名無しに見る名無し:2010/01/02(土) 02:42:20 ID:stKZ92e0
男はいつもかわいいな
193創る名無しに見る名無し:2010/01/02(土) 07:12:48 ID:pGcObT3x
さくしゃはどうした???????????????????
194どうしたって、何が?:2010/01/03(日) 02:28:56 ID:WqKupwmL
幼「ところで、どうして遅くなったの?」

男「いや、シシカバブー買って、元の場所に戻ったら、お前がいなかったんだろ。」

幼「私はずっと同じ場所にいたけど?」

男「えっ」

幼「まさか、場所を間違えた?」

男「どうやら、そのようで、ございますね。」

幼「……はあ、あきれた子ね」

男「返す言葉もございません、つうかほんとごめん。」

幼「まあ、いいわ。許してあげる。」

男「ん、スマンカッタスマンカッタ」
195創る名無しに見る名無し:2010/01/03(日) 06:05:46 ID:dpVS/KB0
>>194
はやくかいてくりー
196見る名無しに創る名無し:2010/01/03(日) 13:51:29 ID:WqKupwmL
幼「日が傾いてきたわね」

男「うっそ、もうこんな時間かよ。」

幼「そろそろ神輿が来る時間だけど、見に行く?」

男「おうともさ」
197改行が多すぎです。:2010/01/03(日) 13:53:15 ID:WqKupwmL
ガヤガヤ

男「うひゃー、人多すぎだろ」

幼「今度は絶対に離さないようにね」

男「分かってるって」

ぎゅ

男「よしゃ、突撃だ!」

幼「やっぱり待って」

男 ズルッ「なんだよ人がせっかくやる気になったのに」

幼「こんな人混みに入っていったら、私が潰れてしまうわ。」

男「でも前で見ないと意味ないだろ。」

幼「そう、だから」
198見る名無しに創る名無し:2010/01/03(日) 13:55:12 ID:WqKupwmL
幼「肩車しなさい。」

男「肩車?」

幼「そう。さすがに知っているでしょう?」

男「いや、知ってはいるけど……」

幼「何?」

男「その、恥ずかしく、ないのか?」

幼「その点は大丈夫よ。周りもまさか私が成人女性だとは思わないわ。」

男「それはそうだが……」

幼「何か問題でも?」

男「ああ……」

幼「それは、何?」

男「え?うーん、俺が、嫌なんだよ」

幼「どうして、嫌なの?」

男「なんとなく、恥ずかしいし……」

幼「どうして恥ずかしいの?」

男「なんでそこまでつっこむんだよ。」

幼「知りたいから、あなたのことが」

男「なっ……」

男「なんで?」

幼「なんでって……知りたいから、知ろうとするの。何かおかしい?」

男「ぐ……」
199見る名無しに創る名無し:2010/01/03(日) 13:55:55 ID:WqKupwmL
幼「それで?どうして恥ずかしいの。別に幼児を肩に乗せることを恥ずかしがる必要はないじゃないの」

男「……正直、俺にも分からん。」

幼「そ。ならもういいわ。」

男「?もう追求しないのか」

幼「だって、あなたは自分の気持ちが分からないのでしょう?そんな人にはこれ以上聞いても無駄じゃない。」

男「う……」

幼「でも、分かったら教えてね。今日中に。」

男「今日とか、もうすぐ終わりなんですけど。」

幼「一週間前に言ったと思うけど、今日で一週間よ。」

男「あ、そうか……向こうへ帰らないといけないのか……」
200せんせぇー、男がー、男があーー:2010/01/03(日) 13:57:13 ID:WqKupwmL
男「……よし、ほら、乗れよ」

幼「いいの?恥ずかしいのでしょう」

男「いいよ。今日くらいはどんな頼みでも聞いてやるよ。
……もちろん、常識の範囲内で、だけど」

幼「ならお言葉に甘えましょう。」

ヒョイ

男(うお、この甘酸っぱい匂い。これが同の言っていたロリ香か)

幼「どうかした?」

男「いや、何も」

男「よし、こんどこそ突撃だ」
201ここで華麗に201get:2010/01/03(日) 13:57:57 ID:WqKupwmL
男「うおおおおおおおおおおお」

幼「ちょと、叫ばないでよ、恥ずかしいから」

男「おおおおおおおおおっっっしゃあああああ一番前ーーーー」

男「……疲れた」

幼「お疲れ様。でも気は抜けないわよ」

男「え?のわっぷ」

幼「毎年、前を取り合うために壮絶なおしくらまんじゅうが繰り広げられるのだから。」

男「そういう、ことは、先に、くそっ、なめんなあああああああ」

幼「ほんっと、こういうのに熱くなるタイプね。
さ、しっかり捕まってるから頑張んなさい」
202ここまで:2010/01/03(日) 13:58:39 ID:WqKupwmL
ワーワー

(中略)

ワーワー


幼「……まったく、情けない」

男「いや、あれは無理だろ。なんだよあのあとから来た屈強なウォリアーたちは。」

幼「あれが真打ち。最後に出てきてそれまで前に陣取ってたのと、何も知らない一般人を押しのけて、一番前を占領するの。」

男「ひっで、分かっててやらせたのかよ」

幼「楽しかったでしょう?」

男「お前はな」
203創る名無しに見る名無し:2010/01/03(日) 23:24:06 ID:qCyhsh2R
応援してるからな
204>>203 泣いた:2010/01/05(火) 03:51:55 ID:hrlAU4Po
男「にしても、あの神輿、最終的にはどこに行くんだ?」

幼「本殿よ。見に行ってみる?」

男「うーん、でもどうせ人が多すぎて見えないだろ」

幼「高台があるから、目が良ければそこから見えるわ。あなた、視力は?」

男「自信あるぞ。両目ともに1.4だ!
……コンタクトだけど」

幼「じゃあ行きましょうか」

男「スルーされた!?」
205見る名無しに創る名無し:2010/01/05(火) 03:52:36 ID:hrlAU4Po
男「ほうほう、これはこれは
なかなかの絶景かな」

幼「ちょうど神輿が来たところね
今から本殿に入って、乗っている神様を降ろすそうよ」

男「すぐには終わらないんだろう」

幼「ええ」

男「つまり外の人は終わるまでしばらく待ってろってことか」

幼「そうなるわね」
206見る名無しに創る名無し:2010/01/05(火) 03:53:16 ID:hrlAU4Po
男「しゃあねえなあ」

ドサッ

男「ふう……」

幼「…………」

幼「…………」

男 チラ「お前、見てんの?」

幼「ええ」

男「楽しい?」

幼「それなりに」

男「ふーん」

幼「…………」

男「…………」チラ

幼「私を、見てるの?」

男「ああ、うん」

幼「楽しい?」

男「暇はしないな」

幼「そう」
207わざわざ危険な橋を渡らなくても……:2010/01/06(水) 01:03:09 ID:G7gYs/fG
幼「あ、出てきたわよ」

男「マジで?どれどれ」

ワーワー
ブッコワセー

男「ってうぉい。なんか暴動が起こってるんすけど」

幼「あれがこの祭りのクライマックスよ」

男「ええっ。つうことは、毎年やってんのか?」

幼「そうらしいわね」

男「なんで?わざわざ壊す必要はないだろうが」

幼「彼らの理論からするとね、神様の乗っていない神輿は空っぽなわけよ。だから放っておくと邪な物が入りやすい。だから壊してまた新しいものを作るの。」

男「へえ。
理解できないな。なんつうか、勿体無いじゃん。」

幼「大丈夫よ。私もそう思うわ。
元々、この信仰は、神がいない、空の器は、放っておくとケガレてしまう“かもしれない”、っていう、潔癖の考えから来たものでしょうからね」

男「あのー、付いていけてないんですけど、」

幼「あら、話が変な方向に飛んでしまったわね。
ともかく、毎年使い終わった神輿を壊して、燃やして、また一年掛けて作り直すのが習慣になっているわ」

男「うわあ、神輿で暖を取ってるよ。普通に見たらかなりバチあたりな光景だな」
208地の文御免:2010/01/06(水) 23:59:20 ID:G7gYs/fG
神輿火が終わった後、俺たちは花火を見に、広場まで来ていた。開いている場所に座り、しばらくすると、破裂音とともに空が明るくなった。

ドーン
パパーン

幼「綺麗ねえ。花火師がこの一瞬のために掛けた時間を思うと、とても綺麗。」

男「ふうん、そういう考えもあるのか」

パーン

嫉妬のことと、羞恥のこと。理由が分かったら教える約束になっていたから、教えないといけない。

男「…………」

幼「…………」

口に出すのは、難しかった。だけど、今日しか言う機会がないから、言うしかなかった。

男「幼」

幼「なあに?」

男「俺さ、分かったよ」

幼「そう。聞かせて」

男「俺、お前が好きだ。お前と離れたくない」

幼「……そう」

それでもやっぱり気恥ずかしいから、上を向いたまま言った。てっきり茶化されると思っていたが、というか茶化された方が気が楽だったが、彼女は相槌を打つだけだった。

男「幼」

彼女の方を向く。目が合った。幼は、俺の目には待っているように見えた。だから、俺は、彼女との距離を縮めていって――

ぱん
209見る名無しあっての創る名無し:2010/01/07(木) 00:00:52 ID:LX22IIIT
幼「封印、解除」

男「え?――なっ」

唐突に、23日の(>>127)記憶が蘇る。
まず初めに、やられた。そう思った。

男「ああ、くそ、そうか、今までのは、そういうことだったのか」

幼「そういうこと。告白もしたし、今まさにキスしようとしていたでしょう?」

男「ああ、そうだな」

幼「ほらね。これで分かったでしょう、一週間もあれば、あなたを落とすのくらい、簡単なことなのよ」

男「そうだな。完全にしてやられた」

幼「むう、何よその気のない反応は。もう少し悔しがってもいいじゃない」

男「だって、俺はまだ勝負に負けたわけじゃないからな」

幼「え?」
210男無双:2010/01/07(木) 00:01:43 ID:G7gYs/fG
男「お前は23日に、『それじゃ、明日から一週間。ルールはそうね……あなたがその間に、私にキス以上のことをすれば私の勝ち、何もなければあなたの勝ち。』って言ったんだろ。
それでいくと、俺はキス以上のことは、しようとはしたけどまだしていない。告白がキス以上になるんなら、話は別だが、そうじゃないなら、俺はあと数時間何もしないだけで勝った事になる」

幼「ふっ、ふふ。よく気づいたじゃない、その通りよ。」

男「やっぱり、わざとだったのか。
何が目的だったんだ?」

幼「あなたを騙すことよ。勝負はどうでも良かったわ。まあでも、これであなたの勝ちだから、仕方ない、グワムにでも連れて行ってやりましょうかね」

男「クックックッ」

幼「?
何よ、急に笑い出したりして。」

男「グアム?いらねえよ。

俺が欲しいのは幼、お前だ」

幼「はい?何言って――むぐぅ…!」
211見る名無しあっての創る名無し:2010/01/07(木) 00:02:28 ID:G7gYs/fG
みずみずしくて、生意気な唇を塞いでやった。

幼「――!ん、むぐ!」

ジタバタと暴れだしたので、抑えつけるように抱きしめてやると、観念したのか、幼はおとなしくなった。

そのまま彼女を堪能して、暫く経ってから離れた。

幼「ぷはぁ。はあ、はあ……」

男「ふっふ、俺の負けだな。残念。ああ残念だ。」

幼「う、うそ、なんで、どうして?」

男「お前のことが好きだからに決まってるだろ」

幼「で、でも、私はあなたを騙したのよ」

男「そういうとこも含めて好きなんだ」

幼「あ、あなたって人は……」

幼は目を丸くしたままヘナヘナと崩れ落ちた。
俺が幼に勝利した瞬間だった。
212創る名無しに見る名無し:2010/01/07(木) 00:13:30 ID:AEjXwAOX
せ、接吻ですと!

通報しますた
ここまでで一旦区切りとさせていただきます。
そして、入試が間近になってきたので、そろそろ勉強しないといけません。もう遅いけど。
なので、毎日更新の誓いを破ることをここに宣言します。

受験が終わるまでここには来ないようにします。
数ヶ月放置してしまうかもしれませんが、必ず戻ってくるので、その時はまたよろしくしてください。


それではノシ
214創る名無しに見る名無し:2010/01/08(金) 05:42:45 ID:KtXcp4BS
以下、Gの巣


215創る名無しに見る名無し:2010/01/08(金) 06:38:35 ID:WDQJ11Es
↑イミフ
216創る名無しに見る名無し:2010/01/08(金) 06:45:14 ID:iQMEzugU
>>213
中学性?
2171:2010/01/16(土) 11:44:32 ID:sSHhsqRx
今からセンター行ってくる
218創る名無しに見る名無し:2010/01/28(木) 05:34:12 ID:1HVBVjeS
あげ
219創る名無しに見る名無し:2010/02/13(土) 00:12:25 ID:8sUHdOM0
入試5日前になった

もんすごい投下したいんだが……
220創る名無しに見る名無し:2010/02/14(日) 01:22:25 ID:bJW0xv76
投下は嬉しい、すごく嬉しいが…入試に専念しろw
221創る名無しに見る名無し:2010/02/19(金) 22:48:04 ID:Jm9fcPYJ
そろそろか
222創る名無しに見る名無し:2010/02/20(土) 07:33:58 ID:fXtvxY2+
そろそろだな


……何が?
223創る名無しに見る名無し:2010/02/23(火) 00:17:38 ID:jkcy1xWu
大学後期試験
224 ◆EROIxc6GrA :2010/02/28(日) 22:45:02 ID:7Tib6MCr
受験落ちたので再開します
225見る名無しに創る名無し:2010/02/28(日) 22:52:41 ID:7Tib6MCr
12月30日
あの祭りの日から、男は変わってしまった。
226見る名無しに創る名無し:2010/02/28(日) 22:53:22 ID:7Tib6MCr
1月13日

男「幼が日本を離れて(>>136参照)2週間。まだ帰って来ねえのかねえ」

男「……いや、あいつのことだからきっとどこかから眺めてほくそ笑んでるんだ」

ダッ

男「そこだ!」

ダダッ

男「幼!いるんだろ!?」


………………


男「うおおおおおおおおおおいろよおおお」ゴロゴロ

幼「こらこら、屋上で転がらないの。みっともない」

男 ガバッ「幼!」

幼「ええ、そうよ。帰ってき
男「幼!」ガバァ
幼「きゃあ!」

男「うおおおおお会いたかったぜ幼!会いたかった」ギュウ

幼「ちょ、ちょっと離しなさいよ」ジタバタ

男「もう離すもんか!」ギュギュ

幼(ぐぅ……こんなはずじゃ無かったのだけど……
傷心の男を励まそうと思っただけなのに、結果火を付けることになるだなんて……)
227創る名無しに見る名無し:2010/03/02(火) 19:50:50 ID:LiOf98pi
待ってたよ続きおねがいね
228見る名無しに創る名無し:2010/03/04(木) 21:13:32 ID:duLXpqhe
男「ふう……」

幼「落ち着いた?」

男「ああ、ちょっと調子乗りすぎた」

幼「スキンシップをこちらからするのはいいけど、ベタベタされるのは嫌なの」

男「うわー勝手だな」

男「んで?今回はどこ行ってたんだ?」

幼「気になる?」クス

男「ああ、気になる」

幼「あーあ、つまんないの。あの初々しい男はどこへ行ったのかしら」

男「恋は漢を強くするんだぜ」

幼「はいはい」ヒラヒラ
229見る名無しに創る名無し:2010/03/04(木) 21:14:14 ID:duLXpqhe
男「んで?」

幼「えーと、今回はねえ……イランと、温泉に」

男「ウェイツ!
……ひとつひとつ突っ込もうか」

幼「どうぞ」

男「まずイランとか、危なくねえのか?」

幼「少なくとも日本よりは危険だわね」

男「ならなんで行ったんだよ」

幼「聞きたい?」ニコリ

男「……ヤメトキマス」

男「で、なんでその後に温泉?」

幼「うーん、これは説明し辛いのだけれど……そうねえ、温泉に引っ張られた、と言うべきかしら」

男「よく分からん」

幼「ともかく、良い温泉だったって事は確かよ」

男「ならいいや」


幼「はい、次の質問」

男「あー、ネタ切れだ」

幼「さいですか」
230創る名無しに見る名無し:2010/03/05(金) 02:14:07 ID:1/8W2EA4
待ってました
231創る名無しに見る名無し:2010/03/05(金) 05:07:49 ID:SEKW0y2f
わっふる
232創る名無しに見る名無し:2010/03/05(金) 11:08:43 ID:Wc/F3/K/
おかえり〜
233見る名無しに創る名無し:2010/03/07(日) 01:38:11 ID:OKetTvsy
男「ところで」

幼「はい?」

男「土産は?」

幼「……年端も行かない幼子に、土産を集るのね、この人は」

男「いやいやいや、この前免許証見て年は知ってますから(>>177)」

幼「ああ、そうだったわね」チッ

男「ちょ、舌打ちすんなよ」

幼「むぎゅむぎゅされたから機嫌が悪いの」

男「ハイ、その事はスンマセンした」ヘコヘコ

幼「じゃあお土産はなしということで」

男「ヘイ、了解しやした」
234つhttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220713564/137:2010/03/08(月) 03:09:24 ID:w/PpifdA
----

バターン

男「幼ーーーーーーーーー!!!!」ダッー

幼「危ないわよ、そんな走り方したら転ん……だわね」

男「ふべしっ
あぐぁー顔面からモロ行った……」

幼「あらら、いつにも増してひどい顔ね」

男「そんなぁ、俺ショック!」

幼「んむぅ、仕方ないわね。良く効く薬を塗ったげるから、目を閉じなさい」

男「キスですね、分かります」

幼「……なら選ばせてあげる。キスか薬か」

男「そりゃあもちろんキs……と言いたいところだが、正直かなり痛いんだな、これ。まぶたも切れてるし」

男「つうわけで薬お願いします」

幼「よろしい。なら目を閉じて」モゴモゴ

男「お、おう」(何を口モゴモゴしてるんだ?
ま、まさか口移し……!いやでも塗るっつってたしなあ)
235見る名無しに創る名無し:2010/03/08(月) 03:10:05 ID:w/PpifdA
幼 ツツー「いくわよ」

男「お、おう」

ヌリヌリ

ヌラー

ペタペタ

男(うーん、思ったより水っぽい?一体何を塗ってるんだ?)

幼「はい終わり。もう目開けていいわよ」

男「あれ、もう終わり?」

幼「あとは顔洗って流してきなさい」

男「えー、染みんじゃん」

幼「あれ?もうそろそろ塞がっているはずだけど……」

男「え?」

ソー
ピト

男「うお、マジだ。いつもの傷ひとつないハンサムフェイスに戻ってるぜ」

幼「そろそろ死語よ、それ」
236見る名無しに創る名無し:2010/03/08(月) 03:10:49 ID:w/PpifdA
男「それにしてもすげえなあ」

幼「そうでしょうそうでしょう」コクコク

男「どんな薬塗ったんだ?」

幼「それは、教えることは出来ないわ。あなたのためにも」

男「俺、は……」

幼「ほら、早く顔洗ってらっしゃい。ついでにジュースもよろしく」

男「そっちが目的かよっ。分かった、行ってくる」

ギィー
バタ

幼「…………」

幼「ごめん、ね」
237創る名無しに見る名無し:2010/03/08(月) 22:24:06 ID:w/PpifdA
----

男「今日も元気にお菓子タイムだ!」

幼「やったね!」

男「ポッキ〜じゃがりこ〜♪」

幼「パイの実にフリスク〜♪」

男「今日はなーにが出るのかな〜♪」ガサゴソ

幼「いち、にい、はい!」

ジャーン

男「ってバナナかよ……おやつには入ってもお菓子ではないだろ……」

幼「あら、二昔前では高級品よ」

男「何年前の話だよ」
238見る名無しに創る名無し:2010/03/08(月) 22:26:28 ID:w/PpifdA
男「ふう、食った食った。
で、あのノリは何なの?」

幼「そっちから始めたんでしょうよ」

男「いや、そうなんだけど……」

幼「たまには童心に返ることも大切よ」

男「お前が言うと説得力あるのかないのか分からないな」
239創る名無しに見る名無し:2010/03/10(水) 15:44:37 ID:Q8F60z70
続き書けよ
240創る名無しに見る名無し:2010/03/10(水) 20:12:37 ID:7IdtvnNq
今違うの書いてるから……言い訳だね、そうだね
241創る名無しに見る名無し:2010/03/11(木) 08:50:04 ID:VQoMjCwi
>>239
お前さん二日投下が無いだけでせかすとか早漏すぎるだろ・・・
242創る名無しに見る名無し:2010/03/15(月) 11:08:43 ID:Htl5T5P6
1週間投下が無い件について
243創る名無しに見る名無し:2010/03/15(月) 15:30:51 ID:AOxKlzzA
>>242
お前さん一週間投下がないだけでカキコするとか早漏すぎるだろ・・・
244創る名無しに見る名無し:2010/03/22(月) 00:38:17 ID:7TGD+s5d
age
245創る名無しに見る名無し:2010/04/01(木) 23:42:13 ID:CBgOVc/8
もうすぐ一月
246創る名無しに見る名無し:2010/04/08(木) 20:30:39 ID:UjMefaNd
さあ!勿体ぶらずに続きを!
247創る名無しに見る名無し:2010/04/14(水) 14:15:30 ID:D6XceyO9
幼は不死鳥的な存在で
男の顔に塗った薬は傷を治せる唾液か涙?
248創る名無しに見る名無し:2010/04/17(土) 21:28:49 ID:HTIPrPAv
続きを要求する
249創る名無しに見る名無し:2010/04/18(日) 16:48:11 ID:6jk33l6R
マダァ?
250たまには代行もいいよね:代行:2010/04/19(月) 08:19:50 ID:yhLoXK/M
男「さて、今までスルーしていたわけだが、そろそろこの案件に突っ込んでいきたいと思う」

男「ズバリ、幼は何者なのか!」ビシッ


男「つうわけで、問題はどうやって知るかだ」

男「普通に聞いても教えてくれる気はしない」

男「なら分からないようにそれとなく聞いてみるか?
いや、アイツのことだからすぐに察して、口を閉ざすだろうな。俺にそんな話聞き出すだけの術があるわけでもないし」

男「じゃあここは王道で」

男「後を付けますか」
251舞台はまだ冬です:代行:2010/04/19(月) 08:22:11 ID:yhLoXK/M
――

幼「じゃあそろそろ帰るわね」

男「おう、俺はもうちょい涼んでるよ」

幼「……風邪引かないようにね?」

男「へいへい」

キィー

バタン

男 チラ

男「よし」
252ストークイングなう:代行:2010/04/19(月) 08:23:22 ID:yhLoXK/M
スタスタ

コソコソ

男(今のところ特に目立った行動はなしか。
ないが、あの服装だから注目は浴びてるよな)

男(おっ、角を曲がったぞ)

幼「……ふぅ。
いるのは分かってるの。出てきなさい」

男「あははー、やっぱバレちゃったか〜。でもその決して不純な動機じゃ――ガッァ」

幼「へ?」

なんだ
あたま
なぐられ

――

――――
253夢でした:代行:2010/04/19(月) 08:34:56 ID:yhLoXK/M
チュンチュン

男「……ん」

男「夢、か?」

男「違うな。スーツのまま寝てたし、頭痛いし」

(幼「知らない方が身のためよ」)

男「こういう事かよ……」


男「……会社行くかな」
254へいわなにちじょう:代行:2010/04/19(月) 08:36:07 ID:yhLoXK/M
男「チーッス」

幼「ちーす」

〜〜〜

男「いやー、上がガーデニングに凝り始めたらしくてさ。
似合わねーって大爆笑」

幼「いいじゃないの。何かを育てるというのは素敵な事よ。
途中でやめるのが悪いだけで」

男「だよなー。
上の奴飽きっぽいから、植えられた花が可哀想ではある」


幼(……昨日のことはなかった事にしたようね)

幼(まあそうならそうでいいのだけれど)

幼(頭は大丈夫なのか気になるわ)


男(いい、よな?これで)

男(元はといえば付けていった俺が悪いんだし)

男(にしても俺は一発でノされたのに、コイツは大丈夫だったんだろうか)
255創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 23:15:55 ID:PYe3xOX3
キタァァァァァァアァァァァアァァァァーーーーーーーーー!!!!
256創る名無しに見る名無し:2010/04/22(木) 23:08:05 ID:czY/4GDg
期待あげ
257創る名無しに見る名無し:2010/04/24(土) 04:38:28 ID:zLUzdyJ0
気長に待つ!
258sage:2010/04/24(土) 07:41:48 ID:eKzGQej2
これはアメリカのゲームです。1度やってみてください。
これは、たった3分でできるゲームです。試してみてください。驚く結果をご覧いただけます。
このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたった10分で願い事が
かなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を貴方にもたらすでしょう。
約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。たった3分ですから、ためす価値ありです。
まず、ペンと、紙をご用意下さい。先を読むと、願い事が叶わなくなります。
@まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。
A1番と2番の横に好きな3〜7の数字をそれぞれお書き下さい。
B3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味の
ある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同姓の名
前をかく)
必ず、1行ずつ進んでください。先を読むと、なにもかもなくなります。
C4,5,6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さ
い。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。
まだ、先を見てはいけませんよ!!
D8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。
E最後にお願い事をして下さい。さて、ゲームの解説です。
1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。
2)3番に書いた人は貴方の愛する人です。
3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。
4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。
5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。
6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。
7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。
8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。
9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。
10)そして、11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。
この書き込みを読んでから、1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピーして貼って下さい。
そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、貼らなければ、願い事を逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが当たってませんか?
259見る名無しに創る名無し:代行:2010/05/04(火) 16:03:03 ID:TtFTIKCX
男「おうふ、来たぞ」

幼「遅かったわね」

男「ああ、新人がポカやらかして、その後始末でな」

幼「それはご苦労様ね」

男「あ゛ぁーチカレタ」ドサッ

グーグー

幼「え、ちょ、こんなところで寝ないでよ。風邪引くわよ」

男「むにゃむにゃ」

幼「………ふう、まったく、この子は」

スッ

幼「エルデロイ マグリグ……」ブツブツ

幼「毛布・召喚!」ペカー

ボフッ

幼「おやすみ、男。あなたにもいい夢を」
260あふたー:代行:2010/05/04(火) 16:03:56 ID:TtFTIKCX
幼(……そういえば、転移魔法の方が良かったかしら)
261創る名無しに見る名無し:2010/06/13(日) 19:16:28 ID:gZNtx9Td
デゥクシ
262創る名無しに見る名無し:2010/07/09(金) 08:55:18 ID:BujJer0S
デゥクシ
263創る名無しに見る名無し:2010/07/09(金) 14:58:33 ID:RfG/Mr9t
もう>>1はもどってこないのだろうか
264おなにー:2010/07/23(金) 18:39:10 ID:vPLPy3YU

幼 パクパク

男「そんなお菓子ばっか食べて、太ってもしらないぞ」

幼「これくらいで太れるなら苦労はしないわよ」ポリポリ

男「うわ、今日本にいるかなりの割合の女性を敵に回したな」

幼「あ、いや、そういう意味じゃないんだけど……」

男「どういう意味だよ」

幼「いや、だから……うぅ」

男「?」
265にんにんぎょうし?

幼「今日はこんなものを持ってきました」

男「ぬいぐるみ?ははは、お前にも可愛いところが――」

幼「とある人人形師の遺品で、体それぞれの部位に対応した人間の欠片が入っているそうよ」

男「ってうおぉいぁああ!!!
冗談でもやめろよ!苦手なんだからそういうの」

幼「あなたはいつも通り可愛いわね」クスクス