1 :
創る名無しに見る名無し:
>>1乙!そしてあり!
これからは
>>2と名乗ろう
前スレの続きから投下します
従兄「男の子・・・だと・・・」
少女「そうだよ」
従兄「それはあれか・・・あれなのか・・・」
少女「あれ?」
従兄「か、か、彼氏、って奴なのか・・・」
少女「なっ、ちっ、違うよっ!///」
従兄「そう、なのか・・・?」
少女「そ、そうだよ・・・彼氏だなんて・・・///」
従兄(なら何故そんなに赤面するんだ)
少女「少年君は、なんていうか、たまたま裏の家に引っ越してきた男の子で・・・」
少女「だから、仲がいいと言うか・・・///」
従兄(その割にはだいぶ意識しているようだが・・・)
少女「と、とにかくっ、そういう関係じゃ、ないから///」
従兄「そ、そうか・・・」
少女「うん・・・///」
従兄「・・・な、なんだ!残念だなっ!はっはっは!」
少女「へ?」
従兄「こんなに可愛いんだから、彼氏の一人ぐらいいるのかと思ったよ!」
少女「も、もうっ、またそんな事言って!」
従兄「いやいや、本当だぞ」
少女「お、おだてても何もでないよ・・・?///」
従兄「ちぇっ、残念」
従兄(その恥ずかしそうな顔が見れるだけで十分ですっ!!)
少女「それじゃあ・・・私学校行ってくるね」
従兄「学校?」
少女「うん、学校の花壇の世話をしてるんだ」
従兄「そうなのかぁ、偉いなぁ」
少女「好きでやってる事だよ」
従兄「そういえば庭に綺麗な花が沢山咲いてたな、あれも少女が?」
少女「あ、気付いてくれたんだ!?」
従兄「そりゃ気付くさ」
少女「うんっ、あれも私が育てたやつだよ」
従兄「なるほど、趣味って奴だ」
少女「まぁ、そうなるのかな」
従兄「だからといって、学校のものまで世話焼かなくても・・・」
少女「逆だよ逆っ!学校のだからこそ育てがいがあるんだよっ!」
従兄「はぁ、そういうもんかね」
少女「そういうもんです、それじゃあ、1時までには帰ってくるから」
従兄「ああ」
少女「私の部屋は・・・覗くぐらいならいいけど、あまり入り込まないでくれると嬉しいかな」
従兄「そんなことしないさwww変態じゃないかwww」
少女「そ、そうだよね、じゃあ、行ってきます」トテトテ
従兄「ああ、いってらっしゃい」
バタンッ
従兄「・・・さてと、少女の部屋はっと」
少女の部屋
従兄「ここがそうか・・・うわぁ、思った以上にシンプルだぁ」
従兄「よく言えば清潔・・・悪く言えば何も無い、かな」
従兄「でも・・・ピンクが好きなのかな、シーツとか所々の小物がピンクだ」
従兄「うーん、可愛い趣味だな」
従兄「本棚は・・・おおぅ、見事に園芸関係のみ」
従兄「本当に好きなんだな、今時変わった子だ」
従兄「・・・お、写真発見」
従兄「喫茶店・・・かな?奥にいるのは店員さんか」
従兄「少女の隣にいるのは・・・友達か誰かかな?」
従兄「ははっ、肩に腕をまわされて困り顔だwww」
従兄「でも、すごく仲が良さそうだ」
従兄「・・・しかし、こうして見ると・・・」
従兄(昔と比べて、だいぶ成長したよなぁ)
従兄(前に会ったのは俺が高3の時だから・・・5年前ぐらいか?)
従兄(その時は小学生だった子が、今は高校生か・・・)
従兄(それもそうか、育ち盛りだもんな)
従兄(胸の方は、これからに期待っぽかったが)
従兄「そんな事言ったらきっとまた凄い顔真っ赤にするんだろうなぁ・・・」
従兄「・・・暇な時にまたからかってみよう」
従兄(・・・でも、正直ホッとした)
従兄(てっきりあっちは俺の事なんて忘れていると思っていたし)
従兄(覚えていたとしても、ちょっと気まずくなったりぐらいはすると思ったけど・・・)
従兄(・・・驚くほど自然だった)
従兄(あんなに、明るい子だったかな?)
従兄(・・・まぁこの5年間で性格が変わる事もあるか)
従兄(多感な時期だし、きっといい環境で育ったんだろうな)
従兄(友達や、知り合いや、家族とか・・・)
従兄(あと・・・好きな人が出来た、とか・・・)
従兄「・・・やはり『少年君』が一番怪しいか」
従兄「彼が来たら、丁重におもてなししなければな・・・ふふふ・・・」
※少年父=年父で
少年宅
ガチャ
年父「おーい、少年、帰ったぞー」
少年「・・・おかえり」
年父「いやぁ、まいった、遅くなっちまった」
少年「今は・・・10時だぞ」
年父「ああ、昨日の昼からてっぺんまでのはずが、ギターに手間取ってな」
少年「インディーズか?」
年父「プロだよプロ、っつってもギタリストのせいじゃなくて、プロデューサーのせいだけどな」
少年「いちゃもんか」
年父「『より良い作品を作る為の提案』だとさ、どこがだよっ!何回録っても同じだっつうの」
少年「まぁ、お疲れさま」
年父「結局『いやぁ、どれも同じですねHAHAHA』とか言って『後は任せました』とかねぇ、もうねぇ・・・」
少年「・・・とりあえず、風呂入ったらどうだ」
年父「沸いてるのか?」
少年「ああ」
年父「さすが、理解のある息子だと違うねぇ・・・」ホロリ
少年「そのかわり、昼飯は自分で作れよ」
年父「えー」
少年「用事があるんだ」
年父「用事?」
少年「裏の少女が英語を教えてほしいんだとさ」
年父「・・・ほほぅ、少女ちゃんが」
少年「つうわけで、14時前には家出るから・・・どうせその時間はまだ寝てるだろ?」
年父「今日は徹夜明け休みだし、確実に」
少年「だから、自分の面倒は自分で見ろ」
年父「はーい・・・あ、そうだ少年」
少年「・・・?」ムッ
年父「少女ちゃんの家行くなら、これ持ってってくれ」ガサッ
少年「・・・これは?」
年父「クライアントから長くなったお詫びに今朝貰ったケーキ、俺甘いものいらないからお前達で食っちゃいな」
少年「・・・ああ、そうさせてもらう、ありがとう」
年父「あと、これは機材の話しだが、家のSPX壊れてたぞ」
少年「・・・まじか」
年父「お前この前使ったっけ?」
少年「いや、この前は俺の機材だけで録ったから、使ってない」
年父「そうかぁ・・・まぁいいや、修理出すからしばらく使えねぇぞ」
少年「ああ、分かった・・・今どこにある?」
年父「俺の部屋」
少年「試してみる」
年父「ああ、繋いで電源入れれば分かるはずだ、俺は風呂入って寝る・・・」
少年「ああ、分かった」
防音室
チリチリチリ…
少年「・・・なんだこのノイズ」
少年「なるほど、それで壊れたって言ってたのか」
少年「・・・使えなくはないが、確かにこれは駄目だな」
少年「さて・・・ついでに昨日の作業の分を終わらせるか」
少年「・・・」チラッ
少年「・・・あと4時間」
少年「まぁ、間に合うだろう」
『わ、私に、英語を教えてもらえない、かな、って・・・思って・・・///』
少年(・・・教えると言ってもなぁ)
少年(英会話ならともかく、学校の英語となると話は別なんだが)
少年(・・・まぁいいか、せっかくの機会だし)
少年(そうだ、せっかくの・・・)
少年(・・・)
『ありがとうっ!!』
『うんっ、待ってるね///』
『ばいばいっ!』
少年(・・・なんだこれ)
少年(・・・何か変だ)
少年(あいつの顔思い出す度、イライラする)
少年(・・・いや、イライラとも違うか)
少年(・・・もやもや)
少年(そうだ、もやもやする)
少年(あいつの顔を思い出す度、もあもや・・・)
少年(・・・)
少年(・・・って、それってあれじゃないか?)
少年(いやまて、落ち着け、本当か?)
少年(確かに俺にとって『大切な人』はあいつだと自覚したが)
少年(それが『=好意を抱く人』になるのか?)
少年(・・・そうなのか?)
少年(・・・分からん)
キィ……ィィィイィイイイイイイイイイイイインンンン!!!!
少年「!」
少年「しまった、ハウリング」
イイイイイイィィィィィィィ…
少年「・・・」ムッ
少年「ハウリングなんて・・・らしくないな」
少年「・・・」ムッ
少年「作業・・・やめるか」
ガチャ
少女「ただいまー」
従兄「おお、おかえり・・・ツイスッ、ツイスッ、ツイスッツイスッツイスッ!」フッホッハッホ
少女「・・・なにやってるの、お兄ちゃん?」
従兄「見て分からんか?」フッホッハッホ
少女「ごめん、ちょっと分からないなぁ」
従兄「ビリーズブートキャンプだよ!」
少女「・・・なんでまた」
従兄「いや、そこにあったから、なんとなく」
少女「ああ・・・たぶんお母さんのだ」
従兄「母親さんのか」
少女「ダイエットするって言って買ったはいいものの、3日で放置されちゃったんだ」
従兄「そうなのか、勿体ない・・・スクワッ、スクワッ、スクワッスクワッスクワッ!」フッホッハッホ
少女「・・・あれ?そのお母さんは?」
従兄「買い物だってよ〜、つか、これやっぱり結構しんどいな・・・」フッホッハッホ
少女「はは、頑張ってね」
従兄「少女もやろうぜ」
少女「え、駄目だよ私、運動神経悪いから」
従兄「そういう人の為のものだと思うぜ」
少女「そうなの?」
従兄「多分」
少女「・・・」
従兄「ツイスッ、ツイスッ・・・ってまたこれかよ!」フッホッハッホ
少女「・・・私、自分の部屋にいるねー」
従兄「あー、そう言えば少女」
少女「え、なに?」
従兄「Aなのか?」
少女「何が?」
従兄「Bなのか?」
少女「・・・血液型の事?」
従兄「AAは流石に違うよな」
少女「・・・???」
従兄「まぁ、悩む悩むな、需要はあるさ」
少女「あの・・・何の話しなのかさっぱり・・・」
従兄「下着は、俺の見えない所にしまっとけな」
少女「・・・ま、まさか」
従兄「それにしてもピンクが好きなのかぁ、うん、いいんじゃない?」
少女「へ、へ、へ、へ、部屋に入ったの!?///」
従兄「いやぁ、一言もそんな事は言ってないが」
少女「・・・も、もしかして、AとかBとかって・・・///」
従兄「ちなみにうちのおかんはCだぞ、それぐらいまでなるといいなぁ」
少女「・・・も、もぉぉぉ!!!///」ポカポカ
従兄「はっはっは、若いっていいねぇ」
少女「つ、次は絶対入らないでよっ!!///」
従兄「はいはい」
少女「うぅ・・・///」パタパタ
従兄「・・・やっぱり妹キャラにはこれをやらせるに限る」
従兄「ああ、神様・・・俺をここの親戚の家に生んでくれてありがとう!」
神様「ぶえっくしょい!!・・・風邪ですかね」
少女「もう・・・お兄ちゃん何考えてんだろ・・・///」
少女「・・・Aはあるもん」
少女「・・・じゃ、じゃなくてっ!///」
少女「今は・・・1時半か」
少女「そろそろ用意しといた方がいいかな」
少女「えっと、英語の宿題と、教科書と・・・」
少女「あと、飲み物と、お菓子と・・・」
少女「紅茶よりはコーヒーの方が好きなのかな?」
少女「まぁいいや、あと座布団に、テーブルに・・・」
ピンポーン
少女「・・・あれ!?もう来たのかな」
従兄「はーい」
少女「って、お兄ちゃんでようとしてるー!!」
従兄『どちらさまですか?』
少年「・・・少年です」
従兄『・・・』
少年「・・・」ムッ
従兄『・・・』
少年「・・・」
従兄『・・・すいませーん、そう言うセールスは全部断って』ブチッ
バタバタ
ガチャ
少女「はぁ・・・はぁ・・・い、いらっしゃい」
少年「・・・今のは」
少女「なんでもないっ!大丈夫!」
少年「そうか・・・?」
少女「と、とりあえず、上がって」
少年「ああ・・・お邪魔します」
従兄何やってんだw
従兄「おおっとぉ、お客さんでしたかー、すいませーん」
少年「あ、どうも・・・」
少女「お、お兄ちゃん、勝手に出ちゃ駄目だよ///」
従兄「いやぁ、ごめん、ついいつもの癖で」
少年(・・・お兄ちゃん?兄弟がいたのか?)
少女「えっと、紹介するね、この人は私の従兄なんだ」
従兄「どうも、少年君」
少年「従兄・・・はい、どうも」
少女「わけあって少し家に泊める事になったの」
少年「そうだったのか」
従兄「で、この子が少女の言っていた?」
少女「うん、裏に住んでるクラスメイトの少年君」
従兄「ほうほう、この子が・・・」ジーッ
少年「・・・」ムッ
従兄「うお、こわっ」
少女「あ、少年君、何か考えてる時はこの顔なんだ」
少年「すいません、癖で」
従兄「そうか、癖か、癖なら仕方ない」ジーッ
少年「・・・」ムッ
従兄「・・・」ジーッ
少年「・・・」ムッ
少年(・・・何だこの人)
従兄(ちっ、顔はまぁまぁだな)
従兄「そんな癖を持って、苦労しないかい?」
少年「まぁ、それなりに」
従兄「例えば、初対面の相手に嫌悪感を与えたり」
少年「・・・」ムッ
少女「お、お兄ちゃんっ!失礼だよっ!」
従兄「ああ〜、ごめん、俺は違うよ?やだなぁwww」
少年「・・・そうですか」
従兄「ははは・・・www」
従兄(口下手な奴だな、減点3)
少年(・・・今凄く失礼な事を思われている気がする)
少女「え、えっと、とりあえず、私の部屋に・・・」
従兄「確か英語を教えに来たんだっけ?」
少年「そうですけど」
従兄「ふーん」
少年「なんですか」
従兄「いやぁ、じゃあその手に持ってるものは何かなと」
少女「あれ?ほんとだ、それなに?」
少年「ああ、これ親父が持ってけって」
少女「ありがとう・・・わっ!ケーキだっ!おいしそ〜!」
少年「多分お高い所の奴だと思う」
少女「い、いいのかな?」
少年「ああ、構わない」
少女「ありがとうっ!私ケーキ大好きなんだ〜♪」
従兄「・・・餌付けか」ボソッ
少年「・・・」ピクッ
少女「じゃあ私、これ冷蔵庫に入れてくるね、後で食べよっ!」
少年「ああ」
少女「ケーキっ、ケーキっ♪」パタパタ
従兄「・・・」
少年「・・・」
従兄「おい」
少年「・・・」ムッ
従兄「言っとくが、もし少女に変な事したら・・・」
少年「したら?」
従兄「しめる」
少年「・・・そうか」
従兄「ああ」
少年「・・・」ムッ
従兄「・・・」ムムッ
少年(・・・敵か)
従兄(・・・敵だ)
少女「お待たせー・・・って・・・あれ?」
少年「・・・」ムッ
従兄「・・・」ムムムッ
少女(な、なんで二人ともにらみ合ってるの・・・?)
今日はここまで
次回投下は木曜日の22時〜です
このスレで終わらせられるように努力するぜ
乙です!
従兄変態だなww
他のクラスメイトとからませたい
乙だぜ
今回も少女がかわいくて安心した
やっぱり俺の嫁
14 :
レス代行:2009/10/29(木) 22:19:55 ID:3N+cZZa+
>>1こと
>>2です
規制引っかかって書き込めなくなりましたorz
この書き込みは代行人さんにやってもらってます
新スレ突入したばっかりなのに申し訳ない・・・!
規制解除されたら一気に投下したいと思いますので、しばしお待ちを・・・
な、なんだってー!
規制じゃ仕方ないな…
規制解除まだかのう(´・ω・`)
俺はもうされたんだが
>>1こと
>>2です
されてる?解除されてる!?
もしされてたらキマシタワー!!
しかし仕事の方が中々忙しくなってきたので、投下は土曜日にしたいと思います
お待たせしてすまない!!
>>1こと
>>2です
投下予告遅くなってすまない!!23:00〜始めます
ちなみに規制中に一切書き溜めしてなかった+明日もお仕事なので量少ないです、サーセンorz
20 :
創る名無しに見る名無し:2009/11/14(土) 23:01:44 ID:ESHxhqHF
投下します
少女の部屋
少女「・・・」
少年「・・・」
少女「・・・」
少年「・・・」
少女「・・・!」
少年「・・・」ムッ
少女「・・・」サラサラ
少年「・・・」
少女「・・・」カキカキ
少年「・・・」
少女「・・・」
少年「・・・」
少女「・・・できたっ!」
少年「・・・どれ」
ペラッ
少年「・・・」ムッ
少女「ど、どうかな?」
少年「・・・大体あってる」
少女「ほんとっ?」
少年「でも学校のテストじゃバツだ」
少女「え!?」
少年「これじゃあ『私にはお金はないけど、まぁなんとかなるさ』となってしまう・・・それもかなり意訳して」
少女「う・・・そ、そうなんだ・・・」
少年「この場合はここを複数形にして『私は決して裕福ではありませんが、十分幸せです』とするのが正しいだろう」
少女「ふぇ〜・・・」
少年「・・・どうした」
少女「やっぱり凄いね、どうしてそんなにすらすらと解けるのかな?」
少年「こういうのは数やるに限る、解けば解いた分だけ覚えるもんだ」
少女「そういうもんなんだ」
少年「ああ、多分」
少女「じゃあここの例題は?」
少年「これは慣用句の問題で・・・」
コンコン
従兄「少女ー、お茶持ってきたぞー」
少女「あ、は〜い」
少年「・・・」ムッ
従兄「おうおう、勉強はかどってるかい?」
少女「うん、少年君の御陰で、もう少しで課題が終わりそうだよ」
従兄「早っ!?お前持て余してるとか言ってなかったっけ?」
少女「一応全部やってはあるから、分からない所だけ聞いてるんだ」
従兄「なんだそうなのか、じゃあ用が済んだら早く帰れるな、少年君」
少年「・・・」ムッ
少女「お、お兄ちゃん、失礼だよっ!」
従兄「いやいや、少年君もお忙しいと思ってね」
少年「・・・いえ、特に予定はないので」
従兄「・・・」ギロッ
少年「・・・」ムッ
少女「あ、あの、二人とも・・・」
少女(な、なんか少年君とお兄ちゃんって今一そりが合わないみたいだなぁ・・・)
少女(ここはなんとかしてこの状況を・・・)
少女「・・・そ、そうだ、ケーキ!ケーキ食べよっ!」
少年「・・・ああ、もうあらたか終わってるから、それもいいだろう」
少女「うん、後は自分で頑張ってみるよ」
少年「何か分からない事あったらメールしてくれ」
少女「うん、よろしくね」
従兄「ケーキ!ケーキ食うんだろ!それじゃあリビングに行こうかぁ!!」
少女「あ、う、うん・・・」
少年「・・・」ムッ
従兄あいかわらずw
リビング
ガサガサッ
少女「わぁ、色々ある!」
少年「そうみたいだな」
従兄「少女から選ぶといいよ」
少女「そ、そう?じゃあ・・・これ!」
従兄「ショートケーキ・・・無難だな」
少女「こういうのは王道に限るんだよ!」
少年「そうなのか」
少女「・・・って、友人ちゃんがよく言ってた」
少年「・・・なるほど」
従兄「じゃあ俺はモンブラ〜ン!」
少女「昔っから栗好きだよね、お兄ちゃん」
従兄「ああ、栗の為なら死ねる」
少女「そ、そこまで・・・?」
少年「俺は・・・これで」
少女「それは?」
少年「多分、コーヒーじゃないかと」
少女「苦そうだなぁ・・・」
少年「あまり甘いものは得意じゃない」
少女「あ、やっぱりそうなんだ」
少年「ん?」
少女「いや、何となくイメージ的に・・・」
従兄「性格は甘ちゃんかもしれないけどな」ボソッ
少年「・・・何か言ったか」
従兄「いやぁ、なんでも」
少女「た、食べよう!うん!フォーク持ってくるからっ!」パタパタ
少女(ど、どうしてあんなに衝突するのかな・・・)
従兄「おい」
少年「・・・なんだ」
従兄「お前、実際の所どうなんだ」
少年「どうって・・・なにがだ」
従兄「少女の事だよ」
少年「・・・」ムッ
従兄「お前ら、付き合ってるのか」
少年「・・・いや」
従兄「じゃあ少女の事が好きとか」
少年「・・・よくそう言う事を何食わぬ顔で言えるな」
従兄「はっ、色恋沙汰で騒ぐなんざ、とっくの昔に卒業してるんでな」
少年「じゃあ別にどうでもいいだろ」
従兄「良くないっ!いいか、あいつは昔っから俺の後ろをよちよちついてきたようなやつで・・・」
少年「・・・なぁ、一つ聞きたいんだが」
従兄「なんだよ」
少年「お前と少女って、前は一緒に暮らしてたのか?」
従兄「あ?」
少年「会話を聞いている限り、そんな感じがする」
従兄「いや、俺はずっと実家住まいだが・・・あ、実家ってのは九州の方なんだが」
少年「・・・じゃあ、少女とは」
従兄「これで会うのが5回目・・・あれ、4回目だっけ?」
少年「数えるほどなのか」
従兄「まぁな、それがどうしたってんだ」
少年「いや、その割には随分と親しそうだなと思って」
従兄「ん?ああ、そうだな・・・」
少年「・・・?」ムッ
従兄「まぁ確かに、言われてみればそんなに親しかった記憶は・・・」
少女「お待たせー、ついでに紅茶も入れてきたよ」
従兄「おお、センキュー」
少女「あ、えっと・・・ゆ、ゆあうぇるかむ!・・・だっけ?」
少年「・・・ああ」
少女「やった!」
従兄「そ、そんなレベルだったのか・・・大丈夫なのか少女・・・」
少女「今日で少しは進歩したからいいの!それより早く食べようよ!」
少年「ああ」
少女「いっただっきまーす♪」
少年(テンションが・・・本当にケーキが好きなのか)
パクッ
少女「ん〜・・・おいしい!!」
従兄「ああ、こりゃ確かにうめぇ」
少年「それはどうも」
少女「高い所の、って言ってたけど・・・いくらぐらいするのかな」
従兄「ケーキって高い所はあり得ない値段するからな、一切れ1000円とか」
少女「せっ・・・!」
少年「いや、そこまでの所ではないと思うが」
少女「今度お父さんにお礼を言わなきゃね」
少年「いや、どうせ貰い物だ、気にする必要は無い」
従兄「こんなの貰うなんて、何の商売屋ってんだお前の親は」
少女「えっと、確か・・・れこーでぃんぐえんじにあ、だっけ?」
少年「ああ」
従兄「へぇ、そりゃすげぇ」
少女「お兄ちゃん、知ってるの?」
従兄「まぁな、まがいなりにもギタリストだからな!」
少年「ギター、弾けるのか」
従兄「これでも一応CDもだしてるんだぜ」
少女「え!?そうだったの!?」
従兄「自主制作だけど」
少年「・・・いや、それでも形にできるのは、凄いと思う」
従兄「・・・何だお前、媚び売ってもこのケーキはやらねぇからな」
少年「そんなつもりは無いから安心しろ」
従兄「っていうか今気付いたが・・・お前いつの間にため口になってんだ?」
少年「さぁな」
少女「も、もぅ!二人とも、仲良く食べようよぉ・・・」
従兄「ほらお前のせいで少女が困ってるだろ!」
少年「俺のせいか」
少女「二人のせいですっ!!」
二人「・・・すいません」
少年「・・・もうこんな時間か」
少女「え?あ、本当だ」
従兄「帰る?帰るのか?」
少年「そんな期待のこもった目で見なくても、帰るから安心しろ」
従兄「やたー!」
少女「そういえば、お母さん帰ってこないね」
従兄「買い物の帰り車検に行くって言ってたぞ」
少女「そうなんだ」
少年「じゃあ、俺はそろそろ・・・」
少女「あ、うん、ごめんね追い出すような感じになっちゃって」
少年「いや、気にするな」
少女「今日は色々とありがとうね」
少年「ああ」
従兄「二度と来ないでねー」
少女「お兄ちゃんっ!!」
少年「安心しろ、これから夏休みが終わるまでは忙しいから」
少女「あれ、そうなの?」
少年「ああ、ちょっと頼まれ事があってな」
少女「そっか・・・」
従兄「やったね☆」
少女「お兄ちゃん、いい加減にしないと流石に怒るよ」
従兄「ご、ごめんなさい」
従兄(こえぇぇぇ・・・)
少年(怒るとこんな感じになるのか・・・)
玄関
少女「それじゃあ少年君、次に会うのは学校だね」
少年「ああ」
少女「うん、ばいばい!」
少年「・・・またな」タスタス
少女「・・・」
従兄「あいつ帰ったか〜?」
少女「あ、うん」
従兄「そうかそうか」
少女「もう、お兄ちゃん少年君に八つ当たりし過ぎだよ」
従兄「八つ当たり?」
少女「いくら部屋探しが上手くいかないからって・・・」
従兄「いやいやいや、俺まだ動いてすらいないのに、上手くいかないも何も無いだろ」
少女「・・・あれ?そうなの?」
従兄「まぁ、実を言うと目星は付けてあるから、実際はそこまで長期間になる事も無いと思う」
少女「そうなんだ・・・じゃあ、なんで少年君と険悪になってたの?」
従兄「そりゃお前・・・」
少女「?」
従兄「・・・なぁ、一つ聞いていいか」
少女「なに?」
従兄「俺とお前って、ここまで仲良かったっけ?」
少女「え?」
従兄「あ、いや、変な意味じゃなくて、久しぶりに会ったから、気まずくなると思ったんだが・・・」
少女「そう?前からこんな感じじゃ・・・」
従兄「そうだよなぁ・・・」
少女「?」
従兄「いや、なんでもない」
少女「なら、いいんだけど・・・」
ガチャ
母親「ただいまー」
従兄「お、母親さん帰ってきたな」
少女「本当だ」
従兄「どれ、荷物運びを手伝うとしますか」
少女「うん・・・って、私の質問は〜!?」
従兄「また今度な〜」テクテク
少女「は、はぐらかされた・・・」
スマン凄く短いけどここまで
もう寝なければ・・・
次の更新は火曜日にします、時間はちょい未定
投下乙!
従兄いいキャラだなあ
>>1こと
>>2です
投下予定をした手前言うのもなんですが、あまりにも仕事忙しくて向こう2週間予定が分からない状態です
火曜日も仕事入ってしまった・・・申し訳ない
投下予告はしばらく控えますが、一週間に一度のペースでは更新していきたいです
展開も行き詰まってきたし、練り直しの意味も含めてまったり行かせてもらいます
数少ない住人には申し訳ないっす!
久々に来たら二スレ目になっててびっくりしたw
スレ主さん投下乙です!少女ちゃんが可愛すぎて大好きだ
生きてる?
>>1こと
>>2です
なんというか、本当に申し訳ないorz
12月入ってから今日まで休み無しで働いてて、やっと今日仕事納めです
なので続きも1レス分しか描けてない始末・・・いや、そりゃ言い訳ですね、本当に申し訳ないです
今日の夜、少しだけ投下します、時間は恐らく23時頃になってしまうが・・・
明日は休みだし、深夜まで続けるつもりです、目指せ30レス分
乙乙!大変そうだが無理はしないでください
36 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/30(水) 23:03:50 ID:Wb27zFIU
投下します
学校
友人「おはよう!」
少女「おはよう、友人ちゃん」
友人「久し振りねぇ〜!」
少女「そう・・・でもないよ?」
友人「ばか、こういうのは気分よ気分」
少女「あはは、確かに、夏休み明けの学校って、何だか新鮮な気がするよね」
友人「まぁそれだけでもないんだけど」
少女「へ?」
友人「それはおいといて、少年君は?」
少女「今朝はまだ見てないけど・・・」
友人「ってか少年君どころか、男Aも男Bも女Aも来てないじゃない」
少女「みたいだね」
友人「珍しいわね・・・あいつらいっつも早く来ちゃ騒いでるのに」
少女「まぁ、そんな日もあるよ」
友人「ん〜・・・あいつらが居ないと、なんかしっくりこないわねぇ」
少女「・・・そう だね、もうそんな事感じるぐらい、仲良くなったもんね」
友人「それとも、少女はそうでもなかったり?」
少女「まさか!私も、今ではすっかり友達になれたと思ってるよ」
友人「そりゃよかった!うぅ、あの人見知りで影の薄かった少女が遠い記憶のように・・・」
少女「さ、さりげにひどいなぁ」
ガラッ
少年「・・・」ヌボー
少女「あ、少年君、おはよう」
友人「オッス少年!」
少年「・・・ああ、おはよう」
友人「おやぁ?元気がないなぁ」
少年「まぁな・・・」
少女「どこか体調が悪かったりとか・・・」
少年「いや、単なる寝不足だ」
友人「わかった、さては夏休みぼけだな」
少年「・・・まぁ、そんなところだ」
友人「まったく、意外と自己管理がなってないなぁwww」
少年「・・・」
少女(・・・?)
少女(なんか、どこかいつもと違う気が・・・)
ガラッ
男A「おーっす!!みなのもの、おはよう!!」
友人「おや、こりゃ騒がしいのがおいでなすったぜぇ」
男A「よっす、3人とも」
友人「よっす!」
少女「おはよう」
少年「・・・おう」
男A「あり?他のやつは?」
少女「まだ来てないみたい」
男A「へぇ、珍しいな」
友人「そう言うあんたこそ、今日はいつもよりも遅めの登校だったみたいだけど?」
男A「いやぁ、はは、宿題が終わんなくてさ」
少年「宿題・・・まさか、徹夜でやってたのか?」
男A「な、何故分かるっ!?」
友人「いや、あんたのキャラを考えれば、想像に難くないね」
男A「く、それは喜んでいいのか怒った方がいいのか、よく分からない一言だぜ・・・」
少女「ふ、普通は怒っていいとこだと思うよ・・・?」
少年「それで、宿題の方は終わったのか?」
男A「ああ、もうばっちしさ!!」
友人「本当は?」
男A「ごめんなさい終わってません」
友人「だと思った・・・」
男A「い、いや、あとは数学だけなんだ!こいつさえ片付けば!!」
少年「また一番厄介なのが残ってるな」
男A「だってめんどいんだもん」
友人「本当にどうしようもない奴だねぇ・・・」
少女「でも、気持ちは分かるかも」
男A「お!ほんとかっ!?まさか、少女ちゃんもまだ残ってる宿題がっ!?」
少女「え?う、ううん、私は頑張って全部終わらせたけど・・・」
男A「ですよねー・・・」
友人「認めなさい、自分がたった一人の少女にもかなわない矮小な存在だと言う事を・・・」
男A「く、くそっ・・・くそっ・・・!!」
女A「・・・さてと、どこから突っ込もうかしら」
男B「とりあえず、俺らがすっかり放置されている所からかな」
少女「あ、二人とも、おはよう」
女A「おはよう少女」
男B「おはようさん!そして立ち上がれ、同士よ・・・」
男A「お、男B・・・まさかお前・・・」
男B「ふ・・・たった一人、お前を置いて逃げ出す俺じゃないぜ」
男A「男B・・・!!」
男B「さぁ、いこうぜ・・・ピリオドの向こうへ・・・!!」
男A「あぁ!!」
ダダッ!
友人「・・・なんだあいつら」
女A「おおかた、先生に期限延長の土下座でもしにいったんでしょ」
少女「お、男B君も、宿題終わってなかったって事だね・・・」
少年「まぁ、その方が奴ららしい」
友人「あ、そう言えば少女、従兄さん来てるんだって?」
少女「へ?あぁ、お兄ちゃんはもう一週間前ぐらいに帰ったよ」
友人「え、まじで!?」
少年「部屋は見つかったのか」
少女「うん、『高津にあるアパートでいい所があった』って言ってて、早々にそこに決めて契約してたよ」
女A「あら、少女あんたお兄さんなんていたの?」
少女「うん、お兄ちゃんって言っても、従兄だけど」
女A「あぁ、なるほど」
友人「いや、私としてはそこより、何故少年君が従兄さんの事を知っているかが気になるね?」
少年「?」
友人「いま『部屋は見つかったのか』って言ってたわね」
少年「ああ」
友人「ってことは従兄さんが来ていると言う事を、事情も含めて知っていると言う事」
少年「ああ」
友人「なんでかなぁ〜?私は来ている理由までは聞いていなかったのに、何で少年君は知っているのかな〜?」
少年「直接会ったからな」
友人「え?」
少年「少女の家にいった時に直接話しを」
少女「わーっ!わーっ!わーっ!!///」
女A「・・・それは、聞き捨てなら無いわね」
友人「ま、まさかもうすでに外堀を埋めにかかっていると言う事・・・!?」
少年「・・・?」ムッ
少女「あ、あのねっ、少年君が家にきたのは、勉強を教えにきたからであって、けっして変な意味じゃ!」
友人「ほほぅ!?二人っきりで勉強会を!?」
女A「またもや、聞き捨てなら無いわね」
少女「い、いや、あの、えと、その・・・///」
少年「・・・もしかして、俺は気付かぬうちに何か迷惑をかけていたりするのか?」
少女「まさかっ!」
友人「即答かい」
女A「いい感じにあったまってきてるわね、特に少女側が」
少女「だ、だからそういうのじゃ・・・///」
ガラガラッ
担任「はーいおはよう、出席とるから席付けー」
少女「あっ!せ、先生来ちゃったね!!ほら、みんなせき座らなきゃ!」
友人「ちっ、これから面白くなる所を・・・」
女A「・・・あら?」
男A「・・・」ズーン
男B「・・・」ズーン
少年「・・・どうやら、交渉は失敗に終わったようだな」
女A「まぁ、お約束ね・・・」
担任「・・・っと、よし、全員いるな、感心、感心」
少女「そういえば、うちのクラスって、結構出席率いいよね?」
少年「確かに、休んでたりサボったりしてる奴なんてほとんどいないな」
少女「それって、結構凄いよね?」
少年「凄いと言うか・・・ちょっと異常ぐらいかもな」
少女「そ、そんなかな?」
少年「ああ、大抵は一人ぐらい問題児がいたりするもんだが」
少女「問題児・・・」
少年「まぁ、別の意味でならわんさかいるんだがな」
少女「あ、はは・・・」
担任「それじゃあ、この後は始業式だから、9時までに体育館に集合な」
全員「うぃー」
担任「お、お前らなぁ、若いんだからもうちっと元気な返事をだな・・・まぁいいか、それじゃあホームルーム終わりっ」
キリーツ
レーイ
アザシター
体育館
校長『えー、諸君、長いお休みは十分満喫できたじゃろうか』
ザワザワ
校長『うんうん、どうやら思い思いに楽しんだようじゃの』
校長『学生の本分は勉強、それは今更言うまでもないじゃろうが、同じぐらい大切な事としてよく遊ぶ、という仕事もある』
校長『この2ヶ月の間、諸君はそれぞれの思い出をさぞ沢山作った事じゃろう、それは、これからの人生の中でかけがえの無い財産となる』
校長『もちろん、それはこれから始まる学校生活の中でも生まれてくる事じゃろう』
校長『私たち教師は、そんな諸君の財産を作る手伝いを少しでもできればと思い、この2学期から新しい校舎を用意した』
校長『もう気付いている子もいるじゃろうが、使われていなかった旧校舎を改築し、新たな部室棟とさせてもらった』
ザワザワ
友人「とうとう完成したのね」
少女「うん、凄いんだよっ!」
少年「もう見てきたのか」
少女「今日の朝、中庭の手入れをしている時に見たんだ」
男A「ほほう、どんな感じだった?」
少女「なんかもう・・・ででーんっ、って感じ」
男B「ででーん・・・」
女A「・・・とりあえず、少女が喜んでいるってことは、理解できたわ」
校長『この部室棟は、名前こそ部室棟となっておるが、全ての生徒に平等に扱われるようにと、様々な設備が入っておる』
校長『普段部活動にいそしむ者は勿論、自分の趣味に時間をあてる者も、是非利用していただきたい』
校長『それでは、私からの話しは以上じゃ、今回は長くなってしまってすまないのぅ』
ドッ ワハハ
男A「相変わらずだな、校長は」
男B「それにしても部室棟ねぇ・・・」
女A「そこの教室が使える部活は、どこになるのかしら?」
少女「全部らしいよ」
友人「ぜ、全部って・・・20以上はあるわよ?」
少女「教室の数は結構あるんだって、それでも余った所は、簡易図書室やパソコンルームになったりするみたい」
少年「詳しいな」
少女「用務員さんから話を聞いているうちに、いつの間にか・・・」
男A「しかし、そりゃいいもんができたってもんだ」
男B「少女ちゃんの中庭はどうなるんだ?」
少女「それも変わらず、私が好きに弄っていい、って言ってくれたんだ」
友人「良かったじゃない!」
少女「うんっ」
男A「・・・お、教室戻れってさ」
男B「よし、んじゃ行きますか」
友人「一番最初についた人は一番最後についた人からジュース一杯!」
男A「のった!」ダダッ
男B「同じく!」ダダッ
友人「あーっ!!フライングはずるいぞーっ!!」ダダッ
女A「・・・でも、それって結構大変ね」
少女「へ?」
女A「今までと違って人目に付くわけだから、手が抜けない、ってことよ」
少女「・・・うん、でも、大丈夫」
女A「そう?」
少女「うん、だって、今まで一度だって手を抜いた事は無いから、今まで通り手入れするだけだよ」
女A「・・・そう」
少女「ありがとう」
女A「?」
少女「心配、してくれたんだよね?」
女A「・・・」
少女「でも、大丈夫、ちょっとは自信ついてきたから」
女A「・・・ふふっ、最初に会った頃とは大違いね」
少女「そりゃそうだよ、だって、私がこうなれたのは、女Aちゃん達の御陰だもん」
女A「そうかしら」
少女「うんっ」
女A「・・・教室、もどりましょうか」タスタス
少女「あ、まってよー」テトテト
女A(・・・本当に、変わったわね)
女A(次に変わらなきゃいけないのは・・・私か)
女A(・・・がんばって、みようかな)
少ないですけどここまでです
30レスとか無理にも程があるwwwすまんwww
次回投下・・・と予告しても守れる自信が無いので、予告無しです
恐らく暇な時に1レス分だけ、とかになると思います、超絶亀速
読んでくれてる方には本当に申し訳ない・・・なるべく時間を見つけて投下していきます
43 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/31(木) 01:12:01 ID:1nI9D6Vb
投下乙!
また続きが読めてうれしいぜ
無理せず自分のペースで書いてくれ
少女は俺の嫁
投下再開乙です
そして仕事納めお疲れ様!
自分も続きを待ってたクチです
年内は最後かな?
作者さんも良いお年を!
>>43 少年「それは聞きずてならないな」
乙でーす。
お仕事もこっちもするのは大変でしょうが、
来年も頑張ってくださいね!
>>1こと
>>2です
いまさらですが、あけましておめでとうございますorz
暇を見つけて少し書いた分を投下
HR
担任「えー、今日は始業式なのでこれまでだが・・・お前ら宿題はちゃんとやってあるだろうな?」
男A「ギクリ!」
男B「同じくギクリ!」
担任「ぎくりじゃねぇよこの野郎・・・お前らが不真面目だと俺まで不真面目に見えるだろ!?」
男A「なんて担任だ・・・自らの保身の為に生徒に過酷な労働を強要するとは・・・」
男B「これが噂に聞く『体罰教師』って奴か・・・」
担任「ほぉう、そうか、そこまでいうならお前ら二人は特別に夏休みの宿題を免除してやってもいいぞ」
男A「え、マジっすか!?」
担任「まじまじ」
男B「うぉぉぉぉぉ!!どんな奇跡が起こった!?まぁいいやとりあえず喜んどこう、やったー!!」
担任「ただ、来年も同じ修学旅行に行きたかったらの話だが」
二人「「はっ、全力でやらせて頂きます」」
担任「よろしい、って、この馬鹿二人はほっといて、真面目にやった奴らは各授業中にしっかりと提出するように」
全員「あーい」
担任「と、もう一つ話が、その修学旅行の件なんだが、夏休み中に親御さんの方に書類が届いていると思う」
友人「あー、なんか来てたなぁ、そんなん」
担任「そんなんで片付けないで、重要な書類だから心当たりがないやつは俺の所まで来ること、いいな?」
全員「ぇーい」
担任「じゃ、今日はこれまで、解散っ!」
キリーツ
レーイ
アザシター
友人「終わったぁ〜!少女、女A、帰りましょー」
少女「うん」
女A「・・・ごめん、私ちょっと先生と話があるから」
友人「ん?そうなん?」
女A「ええ、長くなると思うから先に帰ってて」
友人「そ、そうかい、分かったけど・・・」
担任「女A〜、ちょっと」
女A「はい・・・じゃあ、また明日」
友人「あいさ、また明日・・・?」
少女「ばいばい・・・?」
少女「・・・お話って、なんだろうね?」
友人「さぁ?まぁ、どうせ修学旅行のことじゃないの?」
少女「え?修学旅行の事って?」
友人「だってあの子うちのクラスの実行委員じゃん」
少女「え?そうだったの?」
友人「知らんかったんかい!まぁ、夏休み中に募集してたから、知らなくても不思議じゃないけどさ」
少女「そんなのやってたんだ・・・知らなかったよ」
友人「実は私も立候補したんだけどね」
少女「へぇ?」
友人「ただ、1クラス1人しか出せなくって、あの子に席を譲る事になった訳だけど」
少女「そっかぁ・・・」
友人「その事についての集まりじゃないの?よくわかんないけど」
少女「そっか、そうかもね」
廊下
男A「はぁ・・・帰って宿題か・・・」
男B「ま、当たり前なんだけどな・・・なんだけど・・・だるいよな・・・」
男A「考えるだけで頭が痛くなるぜ」
男B「ああ、俺なんて考え過ぎて尿意を催したぜ」
男A「単に小便したいだけだろwww早く行ってこいよアホwww」
男B「えー、連れションしようぜー」
男A「きしょい」
男B「ちぇっ・・・いってくらぁ」
男A「ちゃんと『水』は最後まで出し切れよ!」
男B「おうともよっ!」
ダッダッダ・・・
男A「・・・あいつ、ほんとこういうノリ好きだな」
??「・・・で、・・・・・・考えて、どうだった?」
??「はい、やっぱり・・・・・・・・と思います」
男A「ん?なんか声が・・・って、この光景なんかデジャブ・・・」
男A「この教室からか?」
担任「親・・・・・・は?」
女A「承諾して・・・・・した」
担任「そうか・・・本気な・・・・・な」
女A「冗談でこ・・・事・・・・・・ません」
男A(ありゃ、担任と女Aじゃんか、あんな真剣なツラして何を話してんだ・・・?)
男A(くそっ、よく聞き取れねぇ・・・)
担任「・・・卒業してからじゃ・・・・・・か?」
女A「もちろんです・・・・・・から・・・・・・す」
担任「・・・・・った、お前がそこまで・・・なら・・・・・るよ」
女A「・・・・・ます」
担任「・・・」
男A(なんか、マジ話っぽいな・・・どうしたんだ・・・?)
担任「でも、どうし・・・・・・・に?」
男A(うーん、『でもどうして俺に?』か?)
女A「・・・・・・なんです」
男A(わからんなぁ、『いぼ痔なんです』とか、まさかなwww)
担任「・・・つらいぞ」
女A「覚悟はできてます」
男A(お、なんか急に聞こえるように)
女A「それでも・・・好きなんです、先生・・・がっ!!」
男A(・・・!)
ここまでです、少なくてスマン
こんな感じで、もうずっとsage進行でだらだらと続けてく感じになってしまうと思う
目標は・・・年内完結?とか宣っちゃうぐらい、いやまじですんません
そんでも付き合ってやるって方はよろしくです
おお、新作来てた!
あまり無理せず、ゆっくりとでも続けてもらえればそれでいいですよ。
期待sage
まったり待つぜよー
>>1こと
>>2です
長い間放置してしまって本当にすまん
まだ大量投下は出来そうにないんだが、前回投下分の訂正だけさせてもらいたい
>>48はNGテイクだったorz
正しくは↓
担任「親・・・・・・は?」
女A「承諾して・・・・・した」
担任「そうか・・・本気な・・・・・な」
女A「冗談でこ・・・事・・・・・・ません」
男A(ありゃ、担任と女Aじゃんか、あんな真剣なツラして何を話してんだ・・・?)
男A(くそっ、よく聞き取れねぇ・・・)
担任「・・・卒業してからじゃ・・・・・・か?」
女A「もちろんです・・・・・・から・・・・・・す」
担任「・・・・・った、お前がそこまで・・・なら・・・・・るよ」
女A「・・・・・ます」
担任「・・・」
男A(なんか、マジ話っぽいな・・・どうしたんだ・・・?)
担任「でも、どうし・・・・・・・に?」
男A(うーん、『でもどうして俺に?』か?)
女A「・・・・・・なんです」
男A(わからんなぁ、『いぼ痔なんです』とか、まさかなwww)
担任「・・・つらいぞ」
女A「覚悟はできてます」
男A(お、なんか急に聞こえるように)
女A「先生・・・私、退学します」
男A(・・・!)
これがおkテイクでよろしくです
待たせてて申し訳ないので投下予告します
次回投下は3/8の25:00〜、およそ10レス分ぐらい
お暇な方は付き合って下せぇ、つうわけで仕事戻ります・・・orz
規制かな?あまり無理なさらずにねー
>>1こと
>>2です
投下予告1ヶ月も破るとかホント死んだ方が良いですね俺は^^
少しだけでも投下します
男A(退学・・・?退学って、この学校を?)
担任「そうか・・・いや、最終的に決めるのはお前だ、お前がそれでいいなら、俺から言う事は何もない」
女A「・・・」
担任「上手く行く事を、祈ってるよ」
女A「・・・ありがとうございます」
男A(上手く行く事を?なにが?つか、なんで退学?やばい、意味が分からん・・・)
男B「はーっ、すっきり・・・待たせたな」カチャカチャ
男A「・・・」
男B「ん?どうした、黙り込んで」カチャカチャ
男A「・・・帰るぞ」スタスタ
男B「は?え?ちょちょちょ!待てよ、まだズボンはいてねぇって!!」カチャカチャカチャカチャ
男A(いつだ、いつ退学するんだ・・・)
男A(卒業がどうたらこうたらって・・・まさか、近いうちにか?)
男A(いや、修学旅行が控えてる、それより前はないだろ)
男A(ってことは、タイミングで考えると、3学期が終わってから、か・・・?)
男A(・・・ありえるな、それが一番自然なタイミングか)
男A(くそッ、どうして俺らにゃ何の話もねぇんだ)
男A(なにもこんな、こそこそ担任と話し合わなくたって良いじゃねぇか!)
男A(・・・)
男A(・・・こそこそ?)
男A(そうか・・・もしかしたら、まだあいつの中でけじめがついてない・・・のかも)
男A(俺から問いつめたら、きっと・・・うん、嫌がるだろうな)
男A(あいつから言ってくるまで、待つしかないのか・・・?)
男A(それとも直接強引に・・・いや、それはだめだ、いやしかし、いやでもな・・・)
男B「おい、さっきから何そんな唸ってるんだ?」
男A「ん?あぁ・・・」
男B「悩み事か?俺で良かったら話に乗るぜ!ただし金の事以外な!」
男A「・・・」
男B「お、おーい、どうした、マジ悩みですか?」
男A「・・・いや、なんでもねぇよ」
男B「なんだそれ、釈然としねぇな」
男A「そんなことよりよ、帰りにコンビニよらね?」
男B「くそぅ、あくまではぐらかす気か・・・」
男A「なんだ、行かないのか」
男B「行きます」
男A(あいつが言って来ないってことは、まだ言う必要がないと判断したからだろう)
男A(下手に話を広げない方が良い・・・今は、胸の中にしまっておこう)
男A「・・・ったく、しょうがねぇ奴だ」
男B「え?あ、うん、ごめんなさい・・・?」
男A「え?」
男B「え?」
翌週
担任「えー、というわけで、今回の修学旅行は5泊6日の京都・奈良、高校最後の修学旅行だ」
担任「それについて、実行委員から話がある、女A、よろしく」
女A「はい」
女A「えー・・・たいしたこと無いんですが、実行委員からいくつか注意事項です」
女A「本来なら、今年はロンドンに行く予定だったんだけど、あっちの方は現在テロの危険性を孕んでいるため、急遽京都・奈良になったのは、皆知ってると思います」
女A「ただし、こっちもこっちで、修学旅行生のマナーの悪さから引き起こされる事件が多発してて、今とても警戒されてます」
女A「せっかくの修学旅行なんだから、羽目を外すのもしょうがないとは思うけど、くれぐれも調子に乗りすぎないよう、節度を持って観光しましょう」
女A「と・く・に!先生の話はよく聞いて、く・れ・ぐ・れ・も!聞きそびれてどうすれば良いか分からないなんて事がないように!分かったわね男A、男B」
男B「え、ちょ、俺ら限定かよ!」
女A「あんたらが一番信用出来ないのよ」
男B「ホワァイ!?」
女A「日頃の行いかしら」
男B「ああ、なるほどね」
友人「そこで納得する辺り、不安を感じるねぇ・・・」
女A「男Aも、わかったわね?」
男A「ああ」
少年「・・・」ムッ
-放課後の教室-
『最終下校時間まで、あと10分です、まだ残っている生徒は速やかに下校して下さい、繰り返します・・・』
女A(先生・・・私、退学します)
男A「・・・」
男A(ダメだ、どうしても、気になる)
男A(だって退学だぞ?学校やめるってことだぞ?なんでまた・・・)
ガラガラ
女A「・・・あら?まだいたの、あんた」
男A「・・・ああ」
女A「てっきり男Bと一緒に帰ったのかと思ったわ」
男A「あいつは部活だ」
女A「あ、そ」
スタスタ
キシィ・・・
男A「・・・」
女A「・・・なによ?そんな人の事見て」
男A「・・・おm・・・いや・・・」
女A「?」
男A「こんな時間まで、何してたんだ?」
女A「実行委員の話し合い、あんたこそ、なにしてんのよ」
男A「いや、特に」
女A「・・・クスッ、変な奴ね」
男A「・・・!」
女A「そろそろ下校時間よ、あんたも早く支度しなさいね」
男A「・・・」
女A「・・・ちょっと、聞いてる?」
男A「え?あ、あぁ・・・」
女A「どうしたのよ、さっきからぼーっとして」
男A「いや・・・わり、俺先帰るわ」
女A「え?う、うん?」
男A「また明日な、んじゃっ」ダダッ
ガラガラッ
バタンッ
女A「・・・??」
女A『・・・クスッ、変な奴ね』
男A(あいつのあんな顔、久し振りに見た)
男A(なんていうか、柔らかな笑顔っていうか・・・)
男A(・・・いや、違うな)
男A(きっと、ずっと前からそうだったはずだ)
男A(ただそれが、当たり前すぎて気付かなかった)
男A(距離が近すぎたんだ、あいつと、おれの、この10年以上続く関係の)
男A(じゃあ、なんでいまさらあいつの笑顔に動揺した?)
男A(・・・)
男A(・・・あぁ、そうか)
男A(簡単な事だ、すごく、馬鹿みたいに単純な・・・)
男A(・・・最低だな、俺は)
男A(今更になって、そんな・・・)
少女「あ、男A君」
男A「!」
少女「今帰り?」
男A「あ、あぁ・・・」
少女「そっか」
男A「・・・少女ちゃんは?」
少女「私は中庭と花壇の手入れ」
男A「ああ、例の」
少女「うん、修学旅行中は用務員さんに任せちゃうから、せめてそれまではしっかり手入れして上げたいんだ」
男A「そうか、偉いな」
少女「そんなことないよ」
男A「はは、謙遜しなくて良いぜ」
少女「え、えっと、そういうわけじゃ・・・///」
男A「・・・」
少女「・・・男A君?」
男A「・・・ン?」
少女「あ、ううん、なんでもない」
男A「なんだそりゃwww」
少女「あ、はは」
『最終下校時間になりました、まだ残っている生徒は速やかに帰宅して下さい、繰り返します・・・』
男A「おっと、門が閉まっちまう、んじゃ先行くぜ、少女ちゃんも急ぎな!」
少女「うんっ、また明日〜」
男A「おうっ!」ダダッ
少女「・・・なんか、元気ない、かな?」
少女「なんとなく、いつもより覇気がなかった気が・・・」
守衛「お〜い、少女ちゃん、門閉めるよ〜」
少女「あ、はーい!今帰りまーす!」
少女「う〜ん、まぁ、気のせいだよね」
ここまでです、少なくてすみません
また暇ができたら更新します
投下乙です!
不定期でも作者が投下を続けているという事実は、住人にとって物凄く心強いのです。
そんなわけで、先の展開を妄想しながらのんびり待ってますよー。
>>1こと
>>2です
更新停滞してて、待ってて下さっている方には本当に申し訳ないです
土曜日22:00〜少し投下しますので、しばしお待ちを・・・
頑張ってー!でも無理はしないで
ーその日の夜ー
少女「ハンカチよし、ティッシュよし、しおりよし、・・・うん、準備ばっちり!」
少女「明日はいよいよ修学旅行か〜・・・楽しみだなぁ」
少女「・・・あ、そうだ、少年君に電話して、家を出る時間を決めなきゃ」
少女「明日もいつも通り6時で良いのかなぁ?」
少女「集合時間からしたら早すぎるぐらいだけど・・・」
少女「まぁ、暇な時間はお喋りしてれば、いいかな」
少女「えっと、少年君の電話番号は・・・」
少女「・・・」
少女「・・・」
少女「・・・な、なんか、少年君と一緒に家を出る事が当たり前のようになっている気が・・・」
少女「明日も特に約束とかしてるわけじゃないし・・・め、迷惑かな・・・」
少女「い、いや、でも、いつも一緒に出てるんだし、明日もきっと・・・///」
少女「って、ど、どうしてそうやって自分で決めつけるのかなぁ〜!!」ジタバタ
少女「うぅ・・・なんか凄く電話かけづらくなって k」
テュルルル
少女「っうぇあっ!!は、は、は、はいっ、もしもしっ!!///」
少女「あ、しょ、少年君・・・こ、こんばんわ・・・///」
少女「・・・う、ううん!全然平気っ!な、なにかな?」
少女「・・・あ、明日?う、うん、特には・・・」
少女「・・・・・・へ?」
少女「・・・あ、いやっ、なんでもないっ!大丈夫っ!うんっ、うん・・・///」
少女「・・・分かった、6時だね、うん、うん・・・」
少女「・・・・・・・・・うん、待ってるね」
少女「・・・うん、おやすみなさい」
少女「・・・」
少女「・・・」
少女「・・・・・・・き、切るね?///」
少女「うん、おやすみなさい・・・また明日・・・」
ピッ
少女「び、びっくりしたぁ〜・・・///」
少女「心臓が破裂するかと思った・・・うぅ〜・・・」
少女「きょ、今日はもう寝よう・・・」
少女「・・・」
少女「・・・明日、楽しみだなぁ・・・」
少女「・・・」
少女「・・・///」モゾッ
翌朝
少女「・・・」そわそわ
少女(五時半かぁ、流石に早すぎたかな・・・)
少女(でも、なんか眠れなかったし、お花の水やりも終わっちゃったし・・・)
少女(集合時間って、たしか九時半だよね、どうしよう、まだ四時間もあるや)
少女(行きのバスで寝ちゃいそうだなぁ)
トットットッ
少女「あ・・・!」
少年「・・・もういたのか、早いな」
少女「う、うん、なんだか眠れなくって・・・おはよう少年君」
少年「ああ、おはよう」
少女「ど、どうしよっか?まだまだ時間あるけど・・・」
少年「・・・なんだ、水やりにいかないのか?」
少女「え?家のお花なら、もうやってあるけど・・・」
少年「そうじゃない、学校のだ」
少女「・・・学校の?」
少年「あぁ、てっきりそうするもんだと思ってたんだが」
少女「・・・そ、そっか、学校のお花・・・そうだったね・・・」
少年「珍しいな、お前が忘れるなんて」
少女「あ、あはは・・・」
少年「・・・」ムッ
少女「じゃ、じゃあ、行こっか、学校」
少年「・・・あぁ」
少女(そっか、用務員さんに頼んだけど、別に出発の朝ぐらいは私があげに行っても良いんだよね)
少女(馬鹿だなぁ私、どうして気付かなかったんだろう)
少女(・・・でも、少年君と一緒にお花のお世話しに行くの、久し振りだなぁ)
少女(・・・ふふ、なんか、ちょっと嬉しいかも)
少年「・・・」ムッ
-中庭-
少女「あとは、ここだけだね」
少年「そうか」
少女「ありがとう、やっぱり誰かと一緒にやると早く片付くや」
少年「それは良かった」
少女「うんっ!・・・あ、これもう咲いてる、今年は暖かかったからかなぁ」
少年「・・・なぁ」
少女「へ?」
少年「ひとつ、聞いておきたい事があるんだが」
少女「う、うん、なにかな・・・?」
少年「・・・」
少女「・・・」
少年「・・・」
少女「・・・?」
少年「・・・いや、やっぱりなんでもない」
少女「・・・えぇ〜・・・」
少年「いや、あまり、聞いてはいけない事のような、気がする」
少女「な、なんか、余計気になってきちゃったんだけど・・・」
少年「・・・しかし・・・いや・・・すまん、やっぱ言う」
少女「う、ぇ、う、うん・・・?」
少女(そ、そこまで言いよどむ事って、どんな事だろう・・・)
少年「もしかしたら、俺の勘違いかもしれない」
少女「うん・・・?」
少年「ただの、お節介かもしれん」
少女「うん・・・」
少年「それを踏まえた上で、聞いて欲しいんだが」
少女「・・・」
少年「お前、最近無理してないか?」
少女「・・・え?」
すいません、ここで一度区切ります
明日また続き投下します
>>1こと
>>2です、続きをば
少女(無理・・・?無理って、何に・・・?)
少年「・・・」
少女「・・・」
少年「・・・どうなんだ」
少女「い、いや、その・・・急にそんな事言われても、何の事だか・・・」
少年「・・・そうか」
少女「・・・」
少年「・・・」
少女「・・・えっと・・・少年君がどうしてそう言ったかは、分からないんだけど・・・」
少年「・・・」
少女「大丈夫だよ、無理なんてしてない」
少女「ずっと前に、友人ちゃんと約束したから・・・」
少年「・・・いや、そう言う事ではないんだが」
少女「え?」
少年「・・・」
少女「・・・」
少女(少年君は・・・何を私に伝えたいんだろう)
少女(ここまで躊躇いながら言ってくれてるんだから、何か思う所があって・・・)
少年「・・・まぁ、それならそれでいい」
少女「う、うん・・・?」
少年「行こう、そろそろいい時間になった」
少女「・・・あ、あのっ、少n」
少年「今言った事は忘れてくれ、やっぱり、俺の勘違いだったみたいだ」
少女「ぅ・・・」
少年「ここから都庁までは遠い、余裕を持って、もう行こう」
少女「う、うん・・・」
これでとりあえず投下終了です
1レス分だけ日をはさんでしまった・・・
次回もなるべく早くに更新します
乙でした!
修学旅行シーズンが近づいてきましたね
75 :
代理:2010/07/26(月) 01:14:36 ID:bbtX9MVe
前略
>>2です、規制なので代理の方に投降して頂いています
長い事投下出来ず非常に申し訳ないです・・・
もう見て頂いている方も極わずかでしょう、いないかもしれませんね
修学旅行は最後に繋がる重要な展開部分(予定)なので、まとめて投下する予定です
規制解除され、内容まとまり次第投下します
作者の人がまだいるって分かっただけでもすげえ嬉しいぜ
再開期待して待ってるよー
代理レス必要なときはいつでも頼んでね
見に来たよー。
規制なら仕方無いね。頑張って。