ポケモン擬人化総合スレ

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1 ◆L9Q4yFj53E
スレタイの通り、ポケモン擬人化のスレです。
元は《レッド「ポケモンが擬人化……ですか」》ですが、
総合という名の通り、台本小説から小説、SS、絵、ポエム等々、幅広く、皆で楽しもうと考えています。
ポケモン擬人化というフレーズに少し心揺り動かされたあなた。
このスレはそんなあなたの投稿を待っています。

出来たばかりですが一応ルールをば

・次スレは>>950が立てて下さい。
・sage進行で行きましょう。
・SSなどの作者は、投下開始を宣言してからどうぞ。
・投下中はなるべく話を遮らないようにしましょう。

まだまだ、これからルールが増えるかも知れませんが一応。
みんなで楽しく擬人化ポケモンに燃えましょう。

・連載作品

レッド「ポケモンが擬人化……ですか」 作/◆L9Q4yFj53E
2創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 23:22:43 ID:RvUTb2J7
まってましたあああああ
3創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 23:24:56 ID:HmKLlk/j
おつ
4創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 23:25:29 ID:0RDoyTHz
∩(・ω・)∩バンジャーイ
5新兎継 ◆33B37h/HCM :2009/10/06(火) 23:31:51 ID:/7Gbrqo8
まだか?
        ___ モシャモシャ
        /     \
     /   ⌒  ⌒ \
   /    (●)  (●) \   何言ってんだこいつ
    |   、" ゙)(__人__)" .)|    ___________
   \      。` ⌒゚:j´ ,/ j゙~~| | |             |
__/          \  |__| | |             |
| | /   ,              \n||  | |             |
| | /   /         r.  ( こ) | |             |
| | | ⌒ ーnnn        |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_
6 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/06(火) 23:33:02 ID:9tF/qXY/
今日は色々あってgdgdしてるから、無しですごめんなさい
他の人の妄想を心待ちにしている
7創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 23:37:45 ID:Z5OTjIWu
超気になる
だが前回を700くらいまでしか読めていない
8創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 01:14:32 ID:3HLbzbUB
VIPで描いたサンドパン
http://p.pita.st/?tiwxzdeo
9 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/07(水) 01:27:21 ID:lbRAIXqF
>>8
渋くて格好いいなあ

とにかくみんなで盛り上がれると良いね
10創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 03:02:14 ID:fOJzOOA/
スレタイ代わってて気付かんかった
明日に期待
11創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 07:44:49 ID:B2pxkaPF
>>1乙。

前スレ レッド「ポケモンが擬人化……ですか」
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1254402108/

これのdat誰か持ってないか?
>>892までは追ったのだが、気づいたら落ちてたorz
12創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 07:50:44 ID:yB+rUeZB
そこまで見てたのなら後は>>1のレスなかった
ただ荒らされて容量落ち
13創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 07:50:51 ID:gl7JYzBj
その後は保守+荒らしで>>974で500KBになっただけだぜ
14創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 09:39:33 ID:vgO5Mdaj
datを消そうと思ったら立ってたので思いとどまりますた
このスレに来る人に期待
15創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 09:42:55 ID:yqEzY0jV
期待
16創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 11:20:51 ID:VwV6QEY8
>>14
datをうpほしい
17創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 12:47:24 ID:P970NHyS
期待
18創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 13:05:14 ID:WMAVCphe
スレタイ変わってて気づかんかった


グレイシアたんは俺の嫁。異論は認めん
19創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 13:34:43 ID:zIaoJ8mP
ぼくはリーフィアたん!
20創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 13:38:22 ID:gl7JYzBj
21創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 15:46:59 ID:KSxDBKOu
ずっと探しててやっと立ったか

ナツメのデレに期待
22創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 17:31:40 ID:VwV6QEY8
>>20
thx
23創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 18:17:04 ID:P/X+OgO9
>>20
おれも貰ったthx
24創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 18:17:44 ID:vYM+i+fa
続きをようやく見つけた
25創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 19:16:19 ID:ba59VsoY
移転乙
26佐々木「キョンに近付かないで」:2009/10/07(水) 19:24:34 ID:ba59VsoY
ハルヒ「何よ、それ」

佐々木「そのままの意味よ」

ハルヒ「わざわざ呼び出しておいて、そんなくだらないことを?」

佐々木「くだらなくなんてないわ」

ハルヒ「くだらないわよ!」


キョン「……俺、帰っても良いか?」
27創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 19:25:17 ID:ba59VsoY
うああああすまん誤爆した!
28創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 19:30:35 ID:VwV6QEY8
>>26-27
誤爆w どこのページだw
29創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 19:34:55 ID:ba59VsoY
>>28
VIPにスレ立てようとしてたんだけどこのスレのレスタブ開きっぱだったんだorz
VIPも創発も見てるからって久々にガチで誤爆して恥ずかしい
30創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:03:35 ID:cDeIEGIW
探してたぜ
スレタイが同じじゃないから一瞬焦ったけど

>>20
thx
31 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/07(水) 20:08:23 ID:lbRAIXqF
さぁ間隔が短いけれども投下と行こうじゃないか
あとみんなsage進行で頼むぜ
32 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/07(水) 20:12:50 ID:lbRAIXqF
レッド「ナツメ……さん」

ナツメ「なにかしら」

レッド「タマムシに用事って、一体何が?」

ナツメ「知り合いに会いに行くのよ。近頃外に出ていなかったしね」

スピアー(あのエスパー女……、ご主人様に近すぎじゃないですかねぇ?)

ブラッキー(気が合うじゃない、虫女。ボクも少しいらついてたとこだよ)

スピアー(虫女って言わないでくださいよ。私は騎士なんです)

ブラッキー(ふっ、騎士ねぇ)

スピアー(む……)

コイキング(喧嘩は良くないですよぉ……)

スピアー(コイキングさん、あなたは黙っていてください)

ブラッキー(これはボクと、この虫女、そしてあのエスパー女との戦いだからね)

ギャラドス(……ほぅ、つまり私は勘定に入っていないというわけだな?)
33新兎継 ◆33B37h/HCM :2009/10/07(水) 20:13:03 ID:SEQic+bA
ククク…きたか
34創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:13:06 ID:YWGHDuAz
>>31
期待してるぜ
だが無理すんなよ
35創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:13:10 ID:ba59VsoY
支援
36 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/07(水) 20:16:02 ID:lbRAIXqF
【タマムシシティ】

レッド「うわ、都会だな」

ナツメ「ヤマブキもタマムシも、カントーが誇る大都会よ」

タケシ「ニビとは比べものにならんなあ」

ブラッキー「マスター」

レッド「?」

ブラッキー「ねぇここ、なんだか派手な建物があったよ! 一緒に行こうよっ」

レッド「わ、ブラッキー……」



ブラッキー「ほら、見てこれ!」

レッド「……」

ブラッキー「マスター?」

レッド(……ホテル……。しかも、いろんな意味で休憩するホテル……)

ブラッキー「休憩って書いてあるよ! ボク、少し疲れちゃったし……」

ブラッキー「お風呂でブラッシングして欲しいな……」

レッド「だだだダメです」
37創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:16:51 ID:ba59VsoY
ダメじゃないです
38創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:16:53 ID:fOJzOOA/
あれ?俺1〜2レス見逃してるかもしれん
39 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/07(水) 20:20:35 ID:lbRAIXqF
ブラッキー「え〜? なんで?」

レッド(さすが悪タイプ……、こいつ全てわかってやがる!)

ブラッキー「ボク、マスターとお風呂入りたいよ」

レッド「だぁっ! それは、その、懇ろな関係の男女がだな」

ブラッキー「懇ろ? 仲が良いってこと? 愛し合ってるってこと?」

ブラッキー「それなら問題ないじゃないっ!」

レッド「ありまくりだよ!」

ナツメ「あら、急に消えたと思ったらこんなところにいたのね」

レッド「ナツメさん?」

ナツメ「あなたのスピアーとコイキングが血眼になって探していたわよ」

レッド「う……」

ブラッキー「もう、邪魔しないでよー。ボクとマスターはこれから休憩するんだから」

ナツメ「あら。邪魔する気はなかったの」

ブラッキー「じゃあ、休憩しようかマスター!」

スピアー「見つけたあああああああ! ご主人様を惑わす悪女め! 私が成敗してくれます!」
40創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:20:55 ID:VwV6QEY8
頼んだぜ
41創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:24:29 ID:VwV6QEY8
ついに生で見れるぞ・・・!
42 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/07(水) 20:25:38 ID:lbRAIXqF
ブラッキー「出た……」

スピアー「もう許しません、もう許しませんよ! 何が休憩ですか!」

スピアー「ご主人様と、その……えと……」チラッ

【ホテル・ポケもんもん】

スピアー「……あなたは、何をしようとしていたのですかっ! 破廉恥な!」

ブラッキー「はぁ……。頭が固いんだよねぇ」

スピアー「不埒です不潔です破廉恥ですぅっ! そーいうのはですね! 愛し合う男女が」

ブラッキー「耳貸しなよ虫女」

スピアー「なんです――」

ゴニョゴニョ

スピアー「……ご主人様、私もお供します!」

レッド「何懐柔されてんだよスピアー!」

スピアー「愛を育むことに、何の問題がありますか! ……ご主人様なら、私とブラッキーさん、二人とも……」

レッド「わーわーわー!」

ブラッキー「どうするマスター? もう味方はいないけど」

コイキング「わ、私を忘れてもらっちゃ困りますよぅ」

ブラッキー「あ。いたんだ」
43創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:27:34 ID:ba59VsoY
>【ホテル・ポケもんもん】

ポケモン世界には本当にありそうだなwww
44 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/07(水) 20:30:12 ID:lbRAIXqF
コイキング「わたしだって、マスターと……その……」

ブラッキー「はい仲間。どうするの? 本格的にまずいんじゃない?」

レッド「ぐ……」

スピアー「諦めてください、ご主人様……。うふふ」

ブラッキー「あははっ」

コイキング「……ふ、ふにゅぅ」

レッド(……これ、懐かれてるんだよな……?)

レッド(それ以上でもそれ以下でもないよな)

レッド(ていうかどうして俺は手持ちが♀ばかりなんだろう)

レッド(根本的な問題ってそれじゃないかな……)

ナツメ「さっきから黙って聞いていたけれど、少し空想が過ぎるんじゃないかしら」

ブラッキー「なんだよー、引きこもり」

ナツメ「む」

スピアー「あなたは黙っていてください。これは私とご主人様の問題です」

ナツメ「やれやれ……。説明しないとわからないようね」

ギャラドス「御託はいらんぞ、ネクラ女」

ナツメ「あなたたちね……」
45創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:32:56 ID:ba59VsoY
む?
46創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:34:53 ID:v2KM94R1
今北産業
47創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:35:32 ID:VwV6QEY8
>>46
ブラッキー

可愛い
48創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:37:01 ID:ba59VsoY
>>46
ポケ
もん
もん
49 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/07(水) 20:39:59 ID:lbRAIXqF
ナツメ「あなたたちはポケモンであるということを忘れない方が良いわ」

ナツメ「姿形は人に近くとも、紛れもなくあなたたちはポケモン」

ナツメ「私たちとは違うのよ。……それだけは、心の中に刻み込んでおくべきね」

ブラッキー「それは忠告? それとも脅し?」

ナツメ「さぁ」

スピアー「確かに私たちはポケモンですし、それを時たま忘れそうになることもあります」

スピアー「けれど、ご主人様への気持ちが変わることはないですよ」

ギャラドス「そうだな。ポケモンにはポケモンなりの、愛情表現があるのさ」

ナツメ「そう。なら何も言わないけれど……、一つだけ良いかしら」ガシッ

レッド「ナツメさん?」

ブラッキー「なにする気だよー」

ナツメ「テレポート」

レッド「うおわっ!」

シュンッ

ブラッキー「に、逃げられたあああああ!」
50創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:40:47 ID:fOJzOOA/
今更だが>>20サンクス
ブラッキーに無理矢理どっか連れてかれたい
51創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:41:31 ID:v2KM94R1
把握
vipからの移転だよね?
52創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:43:45 ID:VwV6QEY8
今までの中でブラッキーが一番いい気がする
53創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:49:32 ID:6qNsnoWX
ナツメなんか好き
54創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 20:57:08 ID:9/KuUfNU
ナツメは俺の嫁だかんな
誰にもやらんぞ
55創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 21:04:55 ID:yqEzY0jV
やたらレッドが冷静になったな
56 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/07(水) 21:10:48 ID:lbRAIXqF
ごめん、今日はここまでで宜しいか
最近忙しくて、あんまり時間が取れそうにない

他の人の作品も待ってる
57創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 21:12:46 ID:VwV6QEY8
まじかよおおおおおおおおおおおおおお


58創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 21:13:16 ID:YWGHDuAz
vipじゃないし気軽に行こうぜ
59創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 21:13:22 ID:ba59VsoY

続き待ってるぜ!
60創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 21:27:04 ID:VwV6QEY8
そして俺の妄想広がる
でもここで書いたら俺は・・・
SSなんか書いたことないからgdgdが目に見えてる
61創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 21:33:37 ID:gl7JYzBj
乗り遅れたおつ
62創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 23:35:44 ID:wJAuMYwf
>>60
YOU書いちゃいなYO
63創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 23:35:58 ID:WgorkgEa
やっと過去スレ含めて追いついたぜ
乙!期待してる
あとイーブイは俺の嫁

>>60
ここは「創作発表」板だ、気負わず保守代わりにやってみればいいさ!
64創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 23:37:18 ID:vgO5Mdaj
ま、VIPじゃないし、そんなに勢いもないし8日落ちもないしdat落ちもそんなに早くは無いからマターリと
65創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 23:40:27 ID:P/X+OgO9
今北
俺が本編追ってる間に>>60が書いてくれるらしいことは分かった。
66創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 00:10:10 ID:0hwQiqyk
こっちだと即死超えたら埋まるまで絶対落ちないんだぜ
67創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 00:15:45 ID:aIaGUViD
お前らって、VIPから別の板に移動すると、優しくなるよな
68創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 00:18:11 ID:OYb2QHnK
だって、VIPってネタじゃん
というかネタしか無い板じゃん。
というか他板でVIPのノリでやるのはどう見ても痛い子ですどうもありがとうございました。
69創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 05:34:14 ID:b9WjqQCT
お前ら優しいな
今日学校が休校情報出たら書くよ
gdgdでもいいかい?
70創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 05:42:30 ID:mh1PuzQP
まだ起きてるのかw

かまわんやれ AA(ry
71創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 06:08:53 ID:b9WjqQCT
>>70
こんな時間に人がいるとは思わなかった
だが休校が出るとは思わなかった・・・
gdgdになると思うが生暖かくみてやってくれ
72創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 06:11:15 ID:b9WjqQCT
それともう一つ
俺の知識は金銀までで止まってる
あとリーフグリーンをちょっとやったくらいだ
73創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 06:22:17 ID:+6N74dJx
>>72
自分の知識もそんなもんなのでそれくらいのほうが嬉しい
最近のポケモンはよくわからないんだぜ
74創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 06:28:14 ID:b9WjqQCT
だが擬人化を題材にすると難しいな・・・
中々思いつかない・・・
75創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 07:15:18 ID:+6N74dJx
溢れ出す妄想をそのまま書き綴ればいいんだ
なんて、書いたことない自分が言ってもダメだな
ゆっくりでいいので投下待ってます
76創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 07:30:21 ID:b9WjqQCT
すまん
眠いアタマじゃだめっぽい・・・
とりあえず寝させてくれ・・・おやすみ・・・
77創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 07:44:45 ID:O/MxW2qz
ここに影響されてイーブイパーティを作ろうとしてるのは俺だけじゃないはず
78創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 09:10:26 ID:S1P5WnKF
>>77
まさか全員♀にするとかいうなよ
結構時間がかかる
79創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 09:12:47 ID:p7xQ6ExN
全員雌だけならまだ楽だな
個体値からめざぱまでこだわるならきついけど
80創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 10:35:43 ID:eI4k7qw2
休講組の俺が来ましたよっと
外超晴れてるよ


グレイシアたんは俺のよ(ry
81創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 10:38:08 ID:1P+7hjQD
>>80
まあ待てお前にはシャワーズお姉様をやるから
グレイシアたんは俺に寄越すんだ
82創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 10:40:40 ID:p7xQ6ExN
その間にリーフィアタン貰っとくから
83創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 10:45:45 ID:MEr+T8TB
んじゃナツメは貰っていくわ
84創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 10:47:16 ID:eI4k7qw2
サゲ忘れた…死ねよ俺…

というかブイズは全員嫁だよね!
85創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 13:51:08 ID:1P+7hjQD
イメージ

・ガルーラ
ガルーラはきっと優しいお姉さんなんだよ!
あれは子供じゃなくて、下の弟妹なんだよ!

レッド「ガルーラ、悪いけどピヨピヨパンチを」

ガルーラ「あらあら……、この子の教育に悪いですよ」

レッド「ですが」

ガルーラ「じゃあ、後でちゃんと、一緒にお世話してくれますね?」

レッド「……はい」

ガルーラ「ふふ、お兄ちゃんが遊んでくれるそうよ。良かったわね」


きっとこんなんだ!
86創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 16:20:51 ID:Di8LDktz
>>55
てめぇ表に出やがれ
87創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 18:59:27 ID:aIaGUViD
ルージュラはキス魔か…
88創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 20:30:50 ID:4C6QUD2V
まだかなまだかなー
89創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 21:50:18 ID:2TroqomO
イーブイ、シャワーズ、ブースター、サンダース、エーフィ、ブラッキー、リーフィア、グレーシア
計8匹

連れて行けるのは6匹・・・
  __,冖__ ,、  __冖__   / //      ,. - ―- 、
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /   _/        ヽ
 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    / /      ,.フ^''''ー- j
  __,冖__ ,、   ,へ    /  ,ィ     /      \
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_//     /     _/^  、`、
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /       /   /  _ 、,.;j ヽ|
   n     「 |      /.      |     -'''" =-{_ヽ{
   ll     || .,ヘ   /   ,-、  |   ,r' / ̄''''‐-..,フ!
   ll     ヽ二ノ__  {  / ハ `l/   i' i    _   `ヽ
   l|         _| ゙っ  ̄フ.rソ     i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   |l        (,・_,゙>  / { ' ノ     l  /''"´ 〈/ /
   ll     __,冖__ ,、  >  >-'     ;: |  !    i {
   l|     `,-. -、'ヽ'  \ l   l     ;. l |     | !
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     __,冖__ ,、 |\/    l    ; l i   i  | l
   ll     `,-. -、'ヽ' iヾ  l     l   ;: l |  { j {
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ  {   |.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n        l  |   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!         l  |    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o      ,へ l      :.         |
           /   ヽ      :
90創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 23:11:28 ID:aIaGUViD
今日は無しか…?
91創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 00:57:48 ID:zvl9fv9T
まだー(・∀・)?
92創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 16:41:20 ID:7yYRPy08
まだか
93創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 18:16:53 ID:c6q1nE3t
まだだ
94創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 18:35:23 ID:FJc+0C0m
楽しみにするのはいいが>>1の通りsage進行で
「まだ?」みたいな一行レスは控えないか?
せめて擬人化について語るとかしてくれ
開いたとき新着がそれだけだと切ないんだ
95創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 18:39:37 ID:suuu1sXb
スレタイ的に個人のスレでもないしね
ネタがある人はどんどん投下していいのよ
96創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 18:58:58 ID:w3f+sDYy
激しく同意

ま、こんなレスも不要だがな
97創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 18:59:22 ID:8iCaADRD
擬人化の時って秘伝はどうやってんだろうか…

そらをとぶ
なみのり

いあいぎりなんかはとりだした刀でやってそうなイメージ
98創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 19:01:57 ID:dZniUraV
両方高速ピストンによるエネルギーの暴走でアンアンアンアン
99創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 19:45:22 ID:/k4amqjG
更新されてねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇw
100創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 19:56:50 ID:iHNH/wuP
なみのり

→ぬれぬれでスケスケ


……なるほど

絵師は!絵師はおらぬか!
101創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 19:57:45 ID:7RgnnBtH
>>97
滝登りとか余りにも現実離れしそうなんだが……

でも擬人化されてなくてもドードーとか普通にそらをとぶ覚えるし、こまけぇことは(ryって事でww
102創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 20:13:18 ID:vKA8QJxf
波乗りは浮き輪をつけた幼女につかまって。
空を飛ぶは羽にロケットブースターを背負った幼女が思い浮かんだ
地面に降りるときはパラソルでゆっくりと。
大人のお姉さんでも可
103創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 20:20:36 ID:BnlPWKqf
>>102
空を飛ぶの際に
「しっかりつかまってくださいマスター」とか言われて胸に顔埋まっちゃうんですね、わかります
104創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 20:26:17 ID:suuu1sXb
穴を掘るのとき「そんなにジロジロ見ないでください///」とか言われるけどついケツを凝視しちゃうんだよね
105創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 21:52:55 ID:08PyWs7Y
>>104
かいりきで大きな石を押してる時も凝視しちゃう。
106創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 22:02:13 ID:izpmfR9c
お前らの想像力に嫉妬w

 そんなわけでそこにいる幼女マリルは貰っていく。
107創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 22:11:03 ID:BnlPWKqf
ヒンバスはロリ、光源氏的なノリでミロカロスに・・・
108創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 22:15:01 ID:FJc+0C0m
やはり進化すると年齢もあがってくのか?
お姉さんも好きだがロリショタ好きとしては進化キャンセルは必須だな
109創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 23:17:07 ID:46S061W1
居合い斬りとか和服の長身お姉さんなんだろうなwktk
110創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 23:20:39 ID:BnlPWKqf
今思ったんだが♂擬人化ポケがきあいだめ使って♀擬人化ポケに挑む姿って危ない気が
111創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 23:50:32 ID:1EVRnWad
ゴールデンボールブリッジ・・・・・
112創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 23:56:54 ID:H8/FjWkW
おじさんのきんのたまだからね!
113創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 09:22:10 ID:Nj5VIe33
大きなきのこを見つけて喜ぶブラッキー
114創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 11:17:52 ID:6LnJqUXF
携帯からスマソ


洞窟にて
ヨーギラス♀「にーちゃん、ここさっき通ったぞ」

「……マジで?」

「ん。見れば分かるだろ?」

「いやいや、そんなの分かんねえから」

「にーちゃん、もしかしなくても迷った?」ガリガリ

「……い、いや、たぶんここで右に行けばって何食べてんの?」

「岩。そこに落ちてた」

「拾い食いなんて止めなさい、みっともない」

「にーちゃんも食べる? 間接キスになるけど」

「俺が岩食ってるところを見たことあるか?」

「ないよ」

「……はぁ」

「にーちゃん」

「ん?」

「アタシ、にーちゃんと一緒にいられるならずっと迷ったままでもいいよ」


ダクトリオ「お兄ちゃん、いつになったらわたしたちのこと思い出してくれるのかなぁ」



ムラムラしてやった。反省はしていない。
115創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 13:06:12 ID:pCEflNbb
>>114
アリだと思います
116創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 14:01:43 ID:pCEflNbb
捕まえたボールで性格や容姿が変わるのも面白くないかな

モンスター→ツンデレ
スーパー →クーデレ
ハイパー →お嬢様系
フレンド →デレデレ
ダーク →ヤンデレ
クイック →ビッチ

みたいな感じで
117創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 14:18:22 ID:YkDIZfOo
>>116
マスターボールはどうなるのかね

にしても昔モンスターボールは洗脳機でだからDQと違って捕まえてすぐに言うこと聞くんだとか思ってたな・・・
118創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 14:45:11 ID:EdJnfRyX
マスターボールは環境がすごく良さそうだからきっと従順な子になるよ
119創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 14:48:46 ID:qShq+zdE
タイマーボールはどんくさそう
120創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 15:01:19 ID:pCEflNbb
ネットボールはドMだな
121創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 15:10:52 ID:3xxL++vx
サファリボールは野生的になるのか
122創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 18:08:32 ID:5peQniyv
ガンテツ「魔改造なら任せろ」
123創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 23:31:52 ID:Nj5VIe33
なぁ…>>1はまたくるよな…?
124創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 01:17:05 ID:aKaT3Sck
ナツメ(レッドのポケモンは随分個性的ね・・・普段は何を考えてるのかしら)ジー
スピアー(マスターに撫でてもらいたい!でもたまには頭だけじゃなくて他のとk) 

ナツメ(さてこっちは)ジー

コイキング(どうすればマスターと一緒に・・・いっそ水の中に引き込んで・・・フフッ)

ナツメ(・・・見なかったことにしてあっちを)ジー

ブラッキー(あ〜マスターとあんな事やこんな事したいな〜でもマスター奥手だしなぁ・・・うーん)

ナツメ「はぁ」(揃いも揃って・・・)

レッド「どうした?ナツメ」
ナツメ「別に、なんでもないわ」

レッド「そうか?ならいいけど」(・・・やっぱりナツメって美人だよなぁ)

ナツメ「!?」

>>1の帰りを期待
125創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 01:25:44 ID:ZJYpUUVa
ヒールは癒し系かな
126創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 07:04:51 ID:W5RSl7Z3
さっき>>1がvipでスレ立ててなかった?
あれ、ポケモンのレッド視点で進む系のハルヒスレを何回か立ててたのってここの>>1じゃなかったっけ?勘違い?
127にぼ ◆l/Ps/NPPJo :2009/10/11(日) 11:25:20 ID:M23ODJHg
投下します
ゴルバット擬人化! ゴルバット擬人化!
128にぼ ◆l/Ps/NPPJo :2009/10/11(日) 11:26:59 ID:M23ODJHg

「ねえねえ、やろうよー」

 五月蝿い、黙れ。

「いいじゃん、バトルしようよぉ」

 消え失せろ愚図、死ね。

「目ぇ逸らさないでさぁっ……怖いの、僕? 違うでしょ? ねえ、ねえ」

 ゴールド君に纏わり付くなゴミ粕殺すぞ、等々。
 ――無駄だった。
 どれだけ心中で口汚く罵っても金髪のうざったい男は私の主、ゴールド君から離れようとしなかったのだ。

 いい加減、我慢の限界だ。

 これ以上ゴールド君の周りで小蝿のように飛び回られても不快なだけ。
 すっ、と目を閉じて軽く呼吸。
 無視しないで、と男が発した瞬間、私は男をキッと睨み付けた。
 割と本気で。

「う、ぐ」

 男がたじろぐ。
 ようやく私の、私達の意志が崩れぬと理解したのだろう。
 そして、私の隣を歩くゴールド君による追撃。

「すいませんがバトルは他を当たって下さい。……失礼」

 ゴールド君は決して男と目を合わせる事なく、はっきりとした口調と共に男を押し退けた。
 その凛凛しい横顔に頬が弛みそうになるのを私は必死に我慢する。
 ともかく、良かった。
 これでこの五月蝿い男とのポケモンバトルは回避された訳だ。
 本当ならこんな男は叩きのめして然るべきとも思ってはいるが――

『しばらく温存で進もう、バト姉さん。ここ最近戦闘が多かったしね』

 ――これが大きい。
 私にとって、ゴールド君の意思は絶対優先。
 余計なポケモンバトルを拒む理由が私を思っての事ならば、尚更だ。
129にぼ ◆l/Ps/NPPJo :2009/10/11(日) 11:27:58 ID:M23ODJHg

 すすす、と男が乱した呼吸を元に戻すように私はゴールド君へと寄り添い、歩く。
 ゴールド君の匂いを感じて。
 身体中が快感に満たされて。
 邪魔者が視界からいなくなり、私は今度こそ満面の笑みを浮かべた。

 断言しよう。
 ゴールド君の優しい気遣いとその微笑みは何よりも大事だ。
 そしてそれを享受出来る私は誰よりも幸福だ。

「けっ、これだからわざわざポケモンをボールに入れないで連れ回してる奴はうぜぇな」

 後方から雑音が聞こえてくる。

「負けるのが怖くて逃げる位なら『雑魚ゴルバット』なんぞ見せびらかしてんじゃねーよカス」

 ふふふ、何とでも言え蛆虫。
 今私の中にあるこの堅固な安らぎは、貴様の虚勢如きには打ち崩せないのだ。

 が、ゴールド君の足が止まる。

「……ゴールド君?」

 見上げればその顔は険しい。
 数秒の停止後、ゴールド君はそのまま私に視線をやって口を開いた。

「ごめん、バト姉さん。……良いかい?」

 その一言で私は全てを理解した。
 彼の瞳を真っすぐ見つめて。
 ゆっくりと、微笑む。

「勿論、良いよ。――貴方の望みなら、いくらでも」

 そして。
 勝負しましょう、と。
 振り返るゴールド君が男を睨み付け。
 同時に、男は不快感を煽る笑みで腰のモンスターボールに手を伸ばした。

「へへ、『引き受けた勝負は投げ出せない』『負けた方は所持金の半額』……忘れんなよ、僕?」
「……さっさと済ませましょう」
130にぼ ◆l/Ps/NPPJo :2009/10/11(日) 11:29:38 ID:M23ODJHg

 一歩前に出て準備万端な私の目の前に、敵が現れる。
 エレブーだ。
 攻撃的な目と、ずっしりとした巨体。
 そしてその腰に括り付けられたにがいきのみ。
 私は眉を顰める。
 成る程、私達にここまで付き纏うのはそういう理由か。

 雷と飛行というタイプ相性の良さに加えて、混乱を引き起こすちょうおんぱ対策のにがいきのみ。
 おまけに戦闘参加ポケモンがその相手しやすいゴルバット一体となれば、落ちてる金貨を拾うようなもの。
 つまりこの男は獲物を吟味して喰らい付く狩人という訳だ。
 悪く言えば追い剥ぎ。
 私の推察に気付いたのか、ケケケ、と汚い笑みを浮かべる男。
 唯々嫌悪感が湧き上がる。

 ――早く終わらせよう、それが何よりも一番だ。

「バト姉さんっ『ふきとばし』!」

 落ち着いた声での指示に一転苛々した感情が静まり、私は微笑む。
 きっとゴールド君もエレブーのにがいきのみと、男の意図に気付いているだろう。
 それでも私の強さを、私自身を誰よりも理解し、そして信頼しているのだ。
 その単純な事実がひたすら嬉しい。
 だから私も彼の全てを理解して、信頼する。
 ――唯、それだけだ。

「大丈夫だエレブー、押し返して『かみなりパンチ』!」

 男は私のふきとばしを耐えれるものと判断したのか、迷わず弱点攻撃を選択。
 エレブーの右腕にパチパチと帯電される。
 当たったら大ダメージは必須だろう。
 以前でんきショックとまひのコンボを貰った事があるが、地獄の苦しみだった。
 でも大丈夫、今回はそんな事は有り得ない。

 こんな屑相手に、通常ならば本気を出す事はない。
 が、この害虫はゴールド君の気分を害したのだ。
 ――つまり、万死に値する。

131にぼ ◆l/Ps/NPPJo :2009/10/11(日) 11:30:53 ID:M23ODJHg

「はああぁっ!!」

 背中の黒翼を広げて、全力での風起こし。
 私に向かって撃ち出された大砲――『かみなりパンチ』は暴風によっていとも簡単に逸れ、虚空へと突き出された格好となり。
 数瞬後、巨体のエレブーは宙を舞った。
 そのまま後方の男に衝突……そして、沈黙。
 本来、ポケモンバトルでトレーナーを攻撃するのは堅く禁じられている。
 まぁ今回の場合は射線の延長上に棒立ちしていた間抜けトレーナーの過失だから問題ない。
 わざとだけど。
 ともかく翼を閉じた私は敵に一瞥もくれてやる事もなく、すぐにゴールド君の元へと駆け寄った。

「ゴールド君。勝ったよー」
「やったね、凄い。さすがバト姉さんだよ」
「うん。さすが私、なんてね。ふふふ」

 ゴールド君が私を褒めてくれる。
 唯、それだけ。
 それだけで、私の身体は喜悦に支配される。
 ポケモンとしての性か私個人の性かは分からないが、構わない。
 どうせ、この性はもう直らないから。
 この恵まれた運命を従順に受け入れるのみ。

「さて。じゃあ行こうか、ゴールド君。お金は取らないんでしょ?」
「うん。今は結構余裕あるし、あんまし構っていたくもないから」
「……ふふっ」

 ぎゅう、とゴールド君の腕を取り、胸を押し付けるようにして歩き出す。
 ゴールド君は顔を赤らめるが、文句を言う事もない。
 文句を言っても私が止めない事をよく知っているから。
 が、少ししてから申し訳なさそうな表情が彼に浮かんだ。
 どうしたのだろう。

「ごめんね、温存しようって言い出しておいて、反古にしちゃって」

 ――なんだ、そんな事か。

「あの人の言動にカッとなって、我慢出来なかった。……我ながら情けない」
「ううん、良いよ。だって、ゴールド君は私の為に怒ってくれたんだもんね?」
132にぼ ◆l/Ps/NPPJo :2009/10/11(日) 11:33:33 ID:M23ODJHg

 う、と照れ臭そうにどもるゴールド君の可愛さに、私は笑みをより深める。
 普段穏やかなゴールド君はいくら自分が中傷されても我慢する節があるが、親しい者がそうなると激変して怒りを見せる。
 ゴールド君の美徳であり、長所だ。

「嬉しいよ。凄く、嬉しい。だから、謝らなくてもいいの」
「……うん。ありがとう、バト姉さん」

 よろしい、と微笑み掛ける。
 こういう状況では謝罪よりも感謝の言葉の方が良い。
 それは何よりも私の糧となるのだから。

「――でも、疲れちゃったな」
「え?」
「補給しなきゃ、血。ねぇ、ゴールド君っ?」
「あー。えっと、バト姉さん。それは少し前にしたばかりだと思うんだけど」

 立ち止まるゴールド君。
 空いた手で私の黒髪を撫でてくる。
 ゆっくりと、愛しげに。
 宥めているつもりなのだろう。

「――っ」

 でもダメだよ、ゴールド君。
 反則だし、逆効果。
 心地良すぎて我慢出来なくなっちゃうよ。

「――ゴールド君、『きゅうけつ』、良いかな? 良いかなっ?」

 期待の眼差しの先で、ゴールド君は困ったように笑っている。
 やがて諦めたかのように肩を竦めて、苦笑のまま道端の岩に座り込んだ。
 ――やった、許可が降りた。
 自然と呼吸は荒くなり、ぺろりと唇を舐める。
 いよいよ私は溢れる喜悦を制御仕切れなくなって、にやり、と口元を歪め、いつもと同じように彼の首元へと抱き付いた。

「ありがと、ゴールド君。――大好きっ!」

133にぼ ◆l/Ps/NPPJo :2009/10/11(日) 11:35:55 ID:M23ODJHg
投下完了です。
携帯で書くのはいつもの事だから慣れてても、携帯での投下は久しぶりだからテンポ悪くてすんません。

私のポケモンは金銀で止まってるからちょっとwikiとか調べてみたら、わざを教えるとか教えられるとかあって驚きました。
ポケモンも進化してるのね、買っちゃうか迷う。

一応ゴルバット擬人化の妄想の下に書いた単発短篇だけどもしかしたら同じ設定で続きみたいなのを書くかもしれないです。
134創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 11:37:51 ID:QEtM5yLI
>>133乙!面白かったは次回も期待
135創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 11:53:45 ID:VlVNZlyc
おつ
まさか青のグラ以来好きになれなかったゴルバットに萌える日が来るとは思わなんだ
136創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 11:55:21 ID:Xv5Iz0br
なんだ…ただの鬼才か…


またお願いします
137創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 13:39:16 ID:my8w+zus


クロバットがパーティーにいる俺には刺激が強すぎたようだな。たまらん
138創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 20:55:05 ID:HHw+6UDB
ちょっとおっきした
139創る名無しに見る名無し::2009/10/11(日) 21:43:25 ID:IAHJIO5F
乙!
できればつづきを書いてほしい
140創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 21:44:44 ID:QEtM5yLI
>>1最近みてねぇなぁ・・・
141創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 21:54:02 ID:vSaOvVye
>>56が最後か

142創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 23:51:48 ID:omqbUDlg
あまり目立たなかったイワーク姉さんを餌にして
>>1を釣ってみるテスト

http://imepita.jp/20091011/856720
143創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 00:00:04 ID:QEtM5yLI
>>142
スピアーを描く作業に移るんだ
144創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 13:42:00 ID:Xoz264hK
ブラッキー「うふふ 早くいきましょ ご主人様?」

レッド「そうだな デパートに先行かないとな」

ブラッキー「違うわ あそこよ」

【タマムシ シティ ジム】

レッド「おまえ・・・ 改心したのか!?」

ブラッキー「当たり前でしょ そのかわり勝ったらご褒美、ね?」

レッド「あぁ、いいぞ」

ブラッキー「えへっ(計画通り・・・!)」


こうですか?
駄作でさーせん・・・
145創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 19:11:18 ID:tBodOGHz
モンジャラが好きすぎてつい書いてしまった…あらやこっぱずかしいところが目立つと思いますがよろしくお願いします
そして>>1の作品のことを考えず書いてしまったので不都合があるかもしれませんが、何かあったら問題があったらパラレルということでよろしくお願いします

プークスクスアノポケモンツカエナイヨネー
ジャクテンオオイシシンカシナイシジミスギ
モンジャラ「じゃら…」
ナニアイツウツムイテルヨバカジャネーノ
モンジャラ「…」
いつしか私は心を閉ざし心も体もその顔も涙を見せぬため深い蔦で覆ってしまった
誰も近づくな。人からの自ら接触を絶った…つもりだったのだが。
エリカ「今日はとてもいい天気ですねー」ペチン
エリカ「あらあら、元気いっぱいですこと」ペチンペチン
エリカ「ねぇ、あなた少しおはなししませんこと?」…
エリカ「ん、いい子ね。あなたはここで何を考えてるのかしら?」
モンジャラ「あなたにはいっさい関係ないでしょ」
エリカ「お返事ありがとう。かわいい声ですわね。そうねぇ。たしかにまだ関係ないかしら。
    でもいいじゃない?最初はだれでも関係ないもの同士知り合っていくものだとおもいますわ」
モンジャラ「うるさいなぁ。ほっといてよ」
エリカ「ふふふ、いいわ。機嫌損ねちゃったみたいね。また明日来るわ」
そういうとその人間は去って行った。物好きな人間もいるもんだ。
どうせ口先八丁でこんなつまらない私のところに二度と来ないだろう
人間なんて信じない。万一またあの人間が来たら今度はすぐに追い返してやろう
一人にしてほしい。ほっといてよ。
146創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 19:12:46 ID:tBodOGHz
だがその人間は次の日もやってきた。
エリカ「おはよ…」バチン
エリカ「どうしたの?」
モンジャラ「私の聖域に土足で踏み込まないで」
エリカ「ごめんなさい。そうよね。おうちに土足で入られたら嫌ですものね」
そういってその人間は履物を脱ぎ丁寧に外に並べて草むらに入ってきた
エリカ「おはようございます」
モンジャラ「なんなのあんた何の用?用なんてないんでしょ?帰ってよ」
エリカ「用ならありましてよ、あなたとお話がしたくて。お友達になりたくて来たの」
モンジャラ「馬鹿も休み休み言うことね。そんな馬鹿な話いったい誰が信じるっていうの?」
エリカ「うーんそうねぇ。確かにいきなり言われても困りますよね…そうねぇ、ポケモン同士でのお話ならどうかしら」
モンジャラ「そうやって言葉巧みにポケモンを出して、攻撃させて、私を弱らせて洗脳するつもりでしょ」
エリカ「そんなつもりはないわよ。ポケモン同士の方がお話しできると思わない?」
モンジャラ(ぜったい洗脳するつもりだ。人間なんかに洗脳されるもんか。)
モンジャラ(あの人間はなんと言おうとポケモンを出して攻撃させようとするだろう、ならあえてポケモンを出させてそのすきに攻撃すれば…)
モンジャラ「…そーね。あんたなんかと話してるよりかは建設的かもね。いいわよ、どんなのでも出してみれば?」
エリカ「ふふふ。ありがとう。よろしくね。はな」
ジムリーダーのエリカはキレイハナをくりだした
キレイハナ「はな…」
モンジャラのねむりごな!相手のキレイハナは眠ってしまった。ポケモントレーナーのエリカも眠ってしまった
エリカ「私…は…」ぐうぐう
147創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 19:13:32 ID:tBodOGHz
相手のキレイハナとエリカはぐうぐうねむっている
モンジャラ「やった!成功した。馬鹿な人間でよかった。さて今のうちに相手を倒してしまおう。おなかも空いたし今日はギガドレインで。」
モンジャラのギガドレイン!
モンジャラ「んーおいしい。やっぱり蜜がいっぱいありそうなポケモンだけはあるわぁ」
モンジャラの体力が少し回復した
モンジャラ「ん、これは…この子の記憶?」
キレイハナの記憶が流れ込んでくる
夕焼け空の下で女の子が泣いている
エリカ「えーん、えーん」
向かい側にはちょっと嬉しそうにでも気まずそうに女の子が立っていた
ナツメ「おつかれケーシィ、ごめんねエリカ。でもこれ、勝負だから…」
エリカ「ぐすっ、ごめ゛んね゛ナゾノグサ…ぐすっ」
ナゾノクサ「いいんだよ。ますたー。またつぎからがんばろ?」
エリカ「うん゛。だから、ぐずっ、また一緒に゛戦っでね」
ナゾノクサ「あたりまえだよ。えりか。またいっぱいしゅぎょうして、こんどはなつめちゃんをみかえそうよ!」
エリカ「うん。まだ、頑張ろう゛ねぇ…ぐすっ」
ナツメ「あなただけよ、相性が悪いのにここまで善戦してくるのは。だから泣かないで。私も負けられないから頑張らないと。ねぇケーシィ?」
ケーシィ「そうだな。我とてこの押され具合ではこのまま勝て続けるとは思えん。修行だな。
     ふふ、しかしこうみると実感せざるを得ないな。ナツメの前向きさがそしてこの子の芯の強さがあの未来を示すんだろうな…と」
ナツメ「ケーシィは意味深なことを言うね。ああ、ほらエリカいつまでも泣いてないで、ナゾノクサがかわいそうだよ。一緒にポケモンセンターいこ?」
エリカ「う゛ん…ぐすっ、次は負げないからね。」

夕焼けは消え去りいつしか夜の帳が落ち空気が変わる
モンジャラ(あ、私のいる草むらだ…)
エリカ「はなー?はなー?どこにいるのー?」
クサイハナ「マスターが呼んでる…行かなきゃ…でもいきたくないよ…」
エリカ「はなー?ねぇはな…私の事嫌いになっちゃったのかな…ぐすっ」
クサイハナ「マスターが泣いてる…行かなきゃ。今行かなきゃ何のために戦ってきたのかわからなくなっちゃう…行かなきゃ」
エリカ「はな!!どこいってたの?大丈夫だった?それとも私の事が…ぐずぐず」
クサイハナ「そんなことないですマスター。ただ、私がいるからマスターは馬鹿にされ…エリカ「そんなことない!」
エリカ「私はあなたをパートナーに持って恥ずかしいなんて思ったことないよ。いつも一緒だったじゃない
    いつだって助けてくれたじゃない。はなが名前が恥ずかしいから変えてっていったから変えたけど、私はあなたの学名が恥ずかしいなんて思ったことないよ」
エリカ「だから、泣かないで。私ももう泣かないから。」
クサイハナ「うん。…でも今日だけは…いいよね。ありがとうエリカ」
エリカ「私ははなのエリカだもの。いまはなが泣いていても、明日ははなが笑えるように。いつでも不敵に太陽のような笑顔を見せるのがトレーナーの義務なんだよ」
そう言うとエリカはクサイハナを抱きしめて涙をぬぐった
ぬぐい切れずにこぼれおちた涙が月の光を反射し太陽のように輝きだした
クサイハナ「わわわ。何これ。何が起こってるの?」
エリカ「え?え?はな?大丈夫?」
     「う、うん大丈夫、でもなんか体が変だよ…」
エリカ「これは…進化…?」
テレテレテッテテッテテッテテッテー テーテーテーテテテテテテテー
エリカのクサイハナはキレイハナに進化した
モンジャラ(そっか。だからあそこはあんなに太陽のにおいがするんだ)
148創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 19:14:56 ID:tBodOGHz
場面は現代に戻りいつしか夕暮れ時になっていた
モンジャラ「はっ」
エリカはぐうぐうねむっている
キレイハナ「おはようモンジャラさん」
モンジャラ「…あんたおこらないの?」
キレイハナ「本来はマスターに攻撃したあなたを本気で倒しに行かなきゃだとは思うんだけど…なんだかそんな気になれなくてね。」
モンジャラ「そう。ありがと。」
キレイハナ「あら、あなたからそんな殊勝な言葉が…そっか。私の蜜飲んだのか。」
モンジャラ「悪かったわね。すこし風に当ってくるわ。あなたのマスターつれて帰りなさい。そろそろ寒くなるからね」
キレイハナ「はいはい。今日は引き下がりましょうかね。たぶんまた明日もマスターは来ると思うけどどうする?」
モンジャラ「その時はその時よ。明日は明日の風が吹くってな」
キレイハナ「わかったよ。そうそう、もしもう一回エリカにこんなお痛したら…そのときは容赦しないわよ?」
モンジャラ「ええ、そのことについては安心して。二度としないから」ゾクリ
キレイハナ「うん。了解。信頼させていただくわ。ではエリカを背負ってと…」
そう呟きながらキレイハナは去って行った。最後の一言に込められた殺気をモンジャラはかつて感じたことがなく、また今後二度と感じたくないと思わせるものだった
モンジャラ「あのキレイハナあの人間の事、相当信頼してたな…」
モンジャラにとって分からなかった感情。信頼というものが今少し理解できたのかな。心に絡みついたがんじがらめの蔦が少しほぐれた、そんな気がした。
モンジャラ「明日は少しあの人間と話をしてみよう」
モンジャラは興奮しているのか少し上ずった声を出していた。しかしそれにすら気付かず熱に浮かされたようにふらふらと歩きまわったのだった
149創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 19:15:41 ID:tBodOGHz
次の日、エリカは夜になってやってきた。ジムリーダーというやっていて今日は挑戦者はいなかったもののジムトレーナーの子に稽古をつけていたせいで遅れたらしい
遅くなったことをエリカは詫びた。それに愚痴をもらしそうになるモンジャラであったが、
愚痴を言うというのはすなわち、待っていたという事になることに気付きそれを言葉にするのもなにか癪だったのでむすっとした表情でエリカを迎えた
エリカ「良い夜ね」
モンジャラ「そうね」
エリカ「こうやって座ってるだけで眠くなりそう」
モンジャラ「あんた、ホント睡眠大好きねぇ、風邪引くからやめなさい」
エリカ「あら、私はあんたなんて名前ではないですわ。両親からもらったエリカって立派な名前があるのですからそれで呼んでいただけません?」
モンジャラ「はいはい、善処しておくわ」
エリカ「ありがとう。わたしはあなたの事を何て呼べばよいのかしら?」
モンジャラ「モンジャラでいいわよ」
エリカ「モンジャラね。いい名前ですわね。そうだ、せっかく名前を教えあったのですもの、モンジャラ…私の名前を呼んでみて?」
モンジャラ「エリ…カ。エリカね。覚えたわ。人間なんてろくなやついないって思ってたけどエリカはなんかちがうね」
エリカ「ありがとう。でも、まだ知り合って間もないのに過信をするのは危険でしてよ。もう少し警戒しなさい、淑女のたしなみよ」
モンジャラ「ははは、警戒してる時は警戒を解こうとしていながら警戒を解いたら警戒しなさいなんて。エリカったらおかしい」
エリカ「ふふふ、そうかしら?でもモンジャラ笑いすぎよ。ふふふ。」
モンジャラ「ごめんごめん。ねぇエリカ。あなたは悪い人間ではなさそうだね。もしよかったらエリカについていってもいいかしら」
エリカ「ええ、よろこんで。でもいいの?モンジャラこの草むら気に入ってたのではなくって?」
モンジャラ「うん。ここは太陽のにおいがして気に入っているけど。もう私はあたらしい太陽を見つけたから」
エリカ「そう。それ以上聞くのは無粋ね。よろしくねモンジャラ。ついておいで」
モンジャラ「はい。よろs…エリカ「その前にちょっと待ってね」
そういうとエリカはモンジャラの前髪をあげた
エリカ「ほらこうした方がモンジャラはかわいいわ。よろしくねモンジャラ」チュッ
モンジャラ「な、なにするのよ、おだてても何も出ないよ!」
そう言いながらも、にやけつつモンジャラは額のキスされたところをなでた
エリカはモンジャラの手を引きタマムシジムへ帰るのであった
150創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 19:16:33 ID:tBodOGHz
その夜のタマムシジム
二匹のポケモンがひそひそと話し合っている。エリカはタマムシジムの木々に水をやっているようで席をはずしていた
キレイハナ「あなたなら来ると思っていたわ。よろしくねモンジャラさん」
モンジャラ「よろしくね、キレイハナさん。ところであの時蜜を飲ませたのってもしかして意図的だったりしない?」
キレイハナ「あらあら、なんのことかしらー」
適当にカマ掛けてみたら思わぬところで引っかかった。しかし、このキレイハナ絡め手とは恐ろしいことをするポケモンである。
敵に回さなくてよかった…と今更になって実感させられるモンジャラであった
モンジャラ「ま、かまわないわ。おかげでエリカと話をする気にもなったし、友達のもなれたしね。」
キレイハナ「あらーエリカは渡さないわよー」
キレイハナはおちゃらけて言っているがおそろく本気だろう。あまり他人やほかのポケモンとかかわったことないモンジャラであったがすぐに感じ取った
モンジャラ(負けられないわね)
モンジャラ「ふふふ、私もエリカに惚れちゃったからなー」
キレイハナ「ふふふ、あんまり新参が調子に乗らないほうがいいわよ」
ふふふふふ、昼間の太陽の光が降り注ぎ穏やかなタマムシジムからは想像できないほど緊迫した空気が流れ火花が飛び散っていた
そこの空気をまるで読まないかのように、いや正しくはわざと読まずにこっそりとジムに来訪していたものが声をあげた
ナツメ「エリカーひさびさにポケモンバトルしなーい?」
エリカ「あら、ナツメー?いまいくわー」
モンジャラ「一時休戦ね。あれがナツメさん?エスパー使いだとエリカとの相性はあんまりよくないんじゃない?」
キレイハナ「そこで勝つのがエリカってことを教えてあげる。大丈夫ああ見えてエリカの戦闘の指示の的確さはすさまじいものがあるわ。
      あなたもたぶん自分で戦う時より戦いやすいと思うわ」
モンジャラ「まだ一回もエリカの指示で戦ったことないのに?」
キレイハナ「ええ、大丈夫。だってエリカだもの」
水をやり終わったエリカがモンジャラをナツメの前に出し紹介した
エリカ「今日は負けませんよ、ナツメ。この子が新しく友達になったモンジャラ。かわいいでしょ」
ナツメ「あらほんとねかわいい子ね。これは苦戦しそう。ふふふ、トレーナーの血がたぎってきたわ」
モンジャラはほめられたことに喜びを感じるとともにエリカとともに戦えることに不思議な感覚を感じていた
この蔦は自分を縛る蔦でなくエリカのために使う蔦なのだとそう確信したのであった。
エリカ「では行きますわよ。みんな」
ナツメ「今日の戦い勝てる気がするわ」
ジムリーダーのナツメがしょうぶをしかけてきた!

これでおわりです。スレ汚し失礼しました
151創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 21:23:21 ID:hQLluJSt
このスレは一応個人のものじゃないんだぜ
アイディアはもらったが、面白ければなんでもありだと思う……

要するに乙、モンジャラか……いいな
152創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 21:40:17 ID:30HNq+pw
>>133
ゴルバットは需要ないし嫌いだからやめてください
バシャーモ希望します!お願いします!
153創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 21:50:51 ID:TertI7+2
ゴルバットってなついたらクロバットになるよな・・・
154創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 22:01:46 ID:hQLluJSt
>>153
それを知らない人なんだろう
どちらにしろ萌えたら正義じゃないか
155創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 22:05:43 ID:D2p9b1hJ
>>152
なんだお前
156創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 22:15:11 ID:HxR4FBML
>>145
あったかくてイイネ

水をさすようだけどモンジャラは一応進化します…
157創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 22:55:51 ID:2YGVe58B
>>155
サワッチャダメヨー
158創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 23:15:19 ID:ZCYR6bd7
今夜こそ>>1釣れるかなー
餌をスピアーさんに替えたし
きっと大丈夫だ!

http://imepita.jp/20091012/832760
159創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 00:28:42 ID:DoVMcN6T
>>153
なついてないって事だな
160創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 01:06:45 ID:IFy/DKPL
161創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 01:23:14 ID:lFwXi4aC
スピアーは鎧を装備していて、確かねんりきでry
162創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 04:02:21 ID:Jj3XtzNA
お言葉だが出来れば絵師様(笑)は控えていただきたい
163創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 05:14:45 ID:LIo02LE+
>>162
>>1見ろよ
擬人化総合だぜ
164創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 09:13:09 ID:n1IbN/C/
投下されたもの・作者に対して文句いう奴は荒らし扱いでおk?
全てを絶賛しろとは言わないがわざわざ文句言う必要があるか?
スレの空気が悪くなるだけでいいことなんかないんだから気に入らなかったらスルーしろ

楽しみにしてるからもっとカイテイインダヨー
165創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 10:51:36 ID:i4a/nNc+
>>153>>154
一応知ってますよー
ゴルバットで書いたのはもしまた書くとなった時の為に、進化ネタを取っておいたしてたからです

と、ここまで書いて不安になったんですが、
「ある程度のレベル、懐いてる状態でレベルアップすると進化」だと思っていたんですけど違いましたっけ。
凄く懐いてればゴルバットに進化してもその次のレベルアップで進化する、とかあるんですかね?
クロバットに進化したのが結構遅かった気がするのと、個体値とか細かな所まで気にしてプレイしてなかったからよくわからんです。

とりあえず引き続き書こうかなとは思うのですが、懐いてるゴルバットが未だ進化してない事に違和感を持ってたり「とても気になる!」って人は多いんですかね?
最初書く前にもう少しきちんと確認しとくべきだったか……
166創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 12:17:24 ID:Pbd4GTBV
懐き度というパラメーターがあって、それが一定以上の時にレベルアップしたら進化開始。
よってゴルバットに進化した次のレベルで即クロバットに進化というのも十分ありえる。

で、進化するしないだが、別にいいんじゃない?何らかの理由でサトシのピカチュウみたいに進化を拒んでるという感じで。
167創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 12:23:14 ID:agMWvvOD
設定なんてアニメみたいに適当でいいんじゃねーの
ターン制じゃなかったり技を忘れなかったりレベルの概念も進化の条件もなかったり
変にゲームを意識すると逆に話がおかしくなるのよ
168創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 13:45:11 ID:W2VbXr1p
きっと誕生日プレゼントにあげたアクセサリーが
かわらずの石だったんだよ!
169創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 18:36:19 ID:DoVMcN6T
気にしてる人は結構多いんじゃないでしょうか?
少なくとも僕としては気になりますね
170創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 19:04:08 ID:aTADXkiz
日記帳にでも書いてろよ
171創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 23:05:23 ID:4PiQe6So
>>170
ポケモン擬人化総合なんだからそんなカリカリしなくても
172創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 23:07:28 ID:89LN1VCf
他愛ない雑談からもネタは生まれるが、単なる誹謗中傷からは何も生まれない
173創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 11:08:13 ID:bUetgLt3
ゴルバットにモンジャラか
ゴルバット好きだったから読んでて楽しかったぜww
モンジャラ……使ってみるのもアリ……か?w
174創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 12:01:49 ID:02cvQSA2
鋼タイプってなんであまりないのかと思ってたら
あいつら性別無いの多いしクチート以外に♀っぽいのいないじゃないか
メタグロスとかジバコイルとか武骨なやつらって擬人化しにくいのか
175創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 12:11:44 ID:wwt8z6Q3
擬人化に不可能などない! と思いたい
いつかやってくれる人が現れるさ。気長に待とう
176創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 13:53:05 ID:02cvQSA2
希望がもてた
ありがとう
177創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 13:57:12 ID:0ae8pih4
ゴルバット…きっと変わらずの石を持ってるんだ!
178創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 18:12:57 ID:NJNMMDiP
擬人化といえばこれだ
ttp://ksklog.blog108.fc2.com/blog-entry-280.html
179創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 21:30:25 ID:oPb3wgyi
ラグビー乙
人数奇数になるのに抜けちゃってごめんね
180創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 21:32:09 ID:oPb3wgyi
ごめん誤爆
181創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 23:35:23 ID:uSB9Vv7V
そういえば、モンジャラが進化するようになったとかって情報を昨日聞いた
182創る名無しに見る名無し:2009/10/15(木) 15:52:03 ID:S6t7sMw7
モンジャラ→モジャンボ
183創る名無しに見る名無し:2009/10/15(木) 23:19:48 ID:61L8Ck3P
投稿されてるSSと関係無いけど

エアームド
http://imepita.jp/20091015/834840
184創る名無しに見る名無し:2009/10/15(木) 23:22:54 ID:fwbhsOtP
イケメンの秘伝要員
185創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 00:40:43 ID:Qclvg5TD
この顔で女の子描かれたら危なかったかもしれない
186創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 03:58:05 ID:naPPnfSM
俺もだ……
187創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 19:42:59 ID:Nvd1YXLo
なんかR団っぽいw
188創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 19:59:47 ID:AXLa1/Mi
というか>>1はもう来ないのかな
189創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 20:20:00 ID:dIr4L94o
希望は捨てずに待ち続けるのだ
それまでスレが廃れないように俺達で盛り上げていかないとな
190 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/16(金) 22:19:12 ID:f2iX60BT
ナツメ「……」

レッド「え、と……、ナツメ、さん?」

ナツメ「……強引な女子は、嫌いかしら」

レッド「はいっ?」

ナツメ「…………」

レッド(なにこの空気何なのこの空気)

ナツメ「…………」

フーディン(一目惚れとは……、ナツメも年頃と言うことでしょうか)

ナツメ「…………」
191創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 22:20:48 ID:0NXLp+WE
ktkr
192 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/16(金) 22:20:56 ID:f2iX60BT
レッド「……えっと、なんだかんだでタマムシジムにいるわけですが」

ナツメ「……」

レッド「俺手持ちいないよ、皆無だよ」

ナツメ「……」

レッド「ナツメさん……?」

ナツメ「ゲットするしかないわね」

レッド「は、はぁ……」

ナツメ「共同、作業で」

レッド「……共同作業……」

ナツメ「……」

フーディン(ほほえましいですね)
193創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 22:22:43 ID:0NXLp+WE
支援
194 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/16(金) 22:24:28 ID:f2iX60BT
ブラッキー「逃げられた」

ギャラドス「あの泥棒猫……」

スピアー「ご主人様を誑かそうだなんて、絶対許せません」

ブラッキー「みんなで手分けして探すこと、良いね!」

ギャラドス「良いだろう。だが、貴様がこの場を取り仕切っているのは頂けないな」

スピアー「……」

ブラッキー「なんだって? 文句あるの? コイキングの癖に」

ギャラドス「私はギャラドスだ! 舐めるな」

ブラッキー「ふぅん、へぇ……。ここにかみなりの石があるんだけどさ」

ギャラドス「!」

ブラッキー「ふふ、痺れちゃうよねぇ……?」

ギャラドス「くっ……、どこまでも卑怯な奴め……」

ブラッキー「悪タイプだもん。ふふっ」

スピアー(ご主人様……)
195創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 22:25:33 ID:0NXLp+WE
むしろ痺れさせて欲しい、俺を
196 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/16(金) 22:28:58 ID:f2iX60BT
ナツメ「……ナゾノクサね」

ナゾノクサ「なぞー」

レッド「擬人装置に……突っ込んで……」

おめでとう、ナゾノクサは擬人化した!

ナゾノクサ「……あ、あれ? ぼ、僕……、人間に……?」

フーディン(あ、あらあらあらあら……。♂なのになんて可愛らしいのでしょう)

レッド「よろしくな、ナゾノクサ」

ナゾノクサ「え、あ、はい……?」

ナツメ「可愛い子ね」

ナゾノクサ「え? へ……?」

ナツメ「……私のことは母親と思ってくれても、良いわ」

レッド「は?」

ナツメ「こっちはお父さんよ」

レッド「え、いやいやいや」

ナゾノクサ「おとうさん……?」

レッド「違うって! ていうかそんな目で見ないで、変な趣味に目覚める!」
197創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 22:35:57 ID:0NXLp+WE
レッド何言ってんだ
198 ◆L9Q4yFj53E :2009/10/16(金) 22:41:21 ID:f2iX60BT
中途半端でなおかつわけわからん展開だけどここで切るね
忙しくて時間が余り取れないんだわ
俺がいなくてもスレは盛り上がりつつあるようだし、これからも期待してるぜ

>>183
きんのたまじゃないか! え、違う?
199創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 22:49:56 ID:0NXLp+WE

酉ついてるしまったり待ってるぜー
200創る名無しに見る名無し:2009/10/17(土) 12:26:52 ID:JU6CpkhN
♂ktkr
続きいつまでも待ってるぜ。乙!
201創る名無しに見る名無し:2009/10/17(土) 16:22:00 ID:tq8ZBG1p
>>198
応援してるよー
202創る名無しに見る名無し:2009/10/17(土) 23:33:30 ID:fgtTqvbX
レッド目覚めるなwww

忙しさひと段落着いたら続き書いてくれよ、面白いからw
203創る名無しに見る名無し:2009/10/18(日) 18:48:30 ID:T6Hwf/dc
ショタktkr
204創る名無しに見る名無し:2009/10/20(火) 17:21:35 ID:G2s5OBys
レアコイルやタマタマみたいな集合体的な奴は
擬人化したら複数人になるのかな
それともひとつにまとまるのだろうか
三姉妹とか六姉妹とかになったら賑やかそうだw
205創る名無しに見る名無し:2009/10/20(火) 23:31:34 ID:uf5s++el
多重人格って手もありじゃないか
206創る名無しに見る名無し:2009/10/20(火) 23:44:24 ID:7aO11vlo
クーデレとツンデレとヤンデレですね?
207創る名無しに見る名無し:2009/10/21(水) 00:58:34 ID:og6J7f3O
なあ……ヤドンのしっぽってうまいんだよな?

つまり擬人化したヤドンのおしりは
おいしいということで

そしてそこにシェルダーが噛み付くと
ヤドランに進化するというわけだ
208創る名無しに見る名無し:2009/10/21(水) 08:57:40 ID:2br90WbP
エロス!
209創る名無しに見る名無し:2009/10/22(木) 00:35:32 ID:AsSv4QHh
流星群を眺めるレッド達
しかしブラッキーが大人しく夜空を眺めているはずもなく〜的な?
210創る名無しに見る名無し:2009/10/22(木) 12:55:42 ID:xWP7HiRj
キレイハナ♂

ゴクリ…
211創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 00:06:40 ID:KLpTDluY

ヤマジュン絵で>>210が浮かんだ


この間から俺はヤマジュンにとりつかれてるのかな
212創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 00:23:58 ID:pXw+bG7N
>>211
想像出来んw一体どんなだ
ちょっと絵に描いて見せてくれないか?
213創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 17:25:38 ID:+bc9rOic
このスレに「クレクレ」と書き込めば、好きなポケモンが擬人化?

http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/wifi/1256146031/
214創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 21:09:11 ID:e1ePn9qX
>>210はキタキタ親父しか思いつかんwwww
215創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 23:21:32 ID:t+VuU1k/
>>214
お前のせいでこれから擬人化キレイハナに、夢は抱けそうにない
216創る名無しに見る名無し:2009/10/24(土) 17:19:33 ID:a5wP9nHO
キレイハナ♂ の はなびらのまい!

ピーヒャララ〜
217創る名無しに見る名無し:2009/10/24(土) 19:05:02 ID:AuA8/raT
親父じゃなくてお姉さんやショタだと思えばなんとかキタキタでもいけるんじゃないか…ダメ?
218創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 13:27:27 ID:0qTa1K/o
過疎ってますな
219創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 22:25:20 ID:qVgMPY+b
精神病院か
220創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 22:26:56 ID:qVgMPY+b
これは誤爆
221キュウコン、ピジョット擬人化:2009/10/27(火) 15:33:02 ID:YGfvSI5P
「のぅ、シルバー。もうわらわは疲れた…まっさーじしてくれぬか?」

「勿論ですよ、キュウ姐様!ささ…こちらへどうぞ!」

新たな街へ向け、旅を再開したそんなある日。
わらわは『いつも通り』に主の用意した椅子に座り、まっさーじを受けるべく身体の力を抜く。
主従関係が逆転している…と思うかもしれぬが、わらわも主を癒している故、これもおあいこ。

「キュウ姐様の生足…ハァハァ…」

そう、わらわの足に頬擦りしながらまっさーじする主が『いつも通り』ならば。

「この雌狐ぇ!マスターに何をさせているんですかぁ!」

「うるさいのぉ…見ての通りではないか。主がわらわの美しい足をまっさーじしている…それだけじゃ」

『マスター第一主義』とやらを公言して憚らぬ、この鳥娘(ピジョット)が突っ掛かってくるのも『いつも通り』なのだ。

「だから!私は何故マスターがそのような事をせねばならないのかと…!」

「ふん…そのような事を今更聞くでない。見ろ、主の顔を…幸せそうではないか」

主が喜ぶことこそ、我々の幸せではないか?
わらわのそんな言葉を聞いて、唇を噛む鳥娘。
なんだかんだ言っても、この娘とのやりとりは好きなのだ。
扇子で口元を隠しながら、押さえきれぬ笑いをこぼす。

「それにのぅ…ピジョット。わらわとて、主を労っているのだぞ?…こんな風にな…んむっ」

「キュウコン、何を…って!?」

未だに足にすりついていた主を立たせ、つぃ…と上を向かせると。
傍らのピジョットに見せつけるように深い口づけを主と交わす。
身体をピーンと伸ばし、されるがままの主の姿に愛しさが込み上げるが、今はここまで。
222キュウコン、ピジョット擬人化:2009/10/27(火) 15:35:09 ID:YGfvSI5P
「んちゅ…こういうことじゃよ…うふふふ」

「あわわわわわわ…キ、キュウコン…」

顔を真っ赤にして、あわあわと無駄に慌てるピジョットの姿は非常にうぶだ。
ポッポの頃から主と共にいるというのに、これはとんだ純情娘じゃのう…と溜め息をつく。
が、鼻血を吹いて気絶したシルバーを横目で見ながら、キュウコンの耳がピン!と立ち上がり。

「そなたもしてみてはどうじゃ?主は攻められるのが好きじゃからのう…ほほほほ」

「で、でも…うぅぅ…し、し、したら…もっと可愛がってくれるのかな…嫌われたりしないかな…」

パチン!と扇子を閉じ、ピジョットの耳元で囁く。
普段は絶対に耳をかさないであろう、わらわの悪巧み。
しかし、今のピジョットにまともな判断力など残っているハズもなく…。

「無論、今以上に可愛がってくれるであろうなぁ…わらわが保証してやろう」

あえなく悪巧みにはまり、気絶しているシルバーを抱えて森の奥に消えるピジョット。
こうそくいどうまで使い、凄まじいスピードで駆けていきおった。
血走った目をしていたが、取って食うわけでもあるまいし…。

「ピ、ピジョット…な、何を…アッー!」

「ふむ…別の意味では、食われとるみたいだがのぅ…」

バッ…と閉じた扇子を再び広げ、主の悲鳴を尻目に物思いにふける。
自分は数多く存在するポケモンの中でも、かなり長く生きる部類である。
故に、いつかはあやつらとも…。

「まぁよい。それよりも、大切なのは今…じゃからのぅ…」

月の光を反射し、キラキラと光る金の髪を靡かせながら、キュウコンは笑った。
今の幸せを慈しむように…。


保守代わりにちょっと投下。
初めて書いたから、変だったらゴメンねー。
223創る名無しに見る名無し:2009/10/27(火) 15:52:08 ID:BNnmFM4/
乙!
今キュウコンとピジョット育ててるからタイムリーだ
224創る名無しに見る名無し:2009/10/27(火) 17:33:07 ID:xBYGXXGl
おもしろかったですが、誰が喋ってるのかちょっとわかりにくかったです。
「」の前に名前入れてくれるとわかりやすいかと
225創る名無しに見る名無し:2009/10/27(火) 22:31:46 ID:F79eaSkw
乙!
ピジョット大好きなんだ。書いてくれてありがとう

>>224
普通にわかったが…?
226創る名無しに見る名無し:2009/10/28(水) 01:33:16 ID:+BHEZ9Ff
>>221
で、続編はいつかね?
227続き。:2009/11/01(日) 19:04:27 ID:/s54RBcf
〜sideピジョット〜
「キュウコン!またつまみ食いしましたね…何度言えばわかるのですか!」

「少しぐらいいいではないか…相変わらずうるさいのぉ…」

旅を続けていて、いつも上手いことポケモンセンターに泊まれるわけではない。
目的地にもよるが、野宿を多く強いられる場合も多いのだ。
となると、必然的に自炊しなければならないのだが…。

「はぁ…たまには貴女が作ってくれれば楽なのですけど」

「いやじゃ」

これである。
このわがまま狐はまるで手伝う気がない。
そのままテントに入っていってしまった…困ったものだ。(テントの中にはマスターが寝ているというのに…)
そしてもう一人…。

「サンドパン…貴女も本ばかり読んでいないで下さいよ…もう…」

「もう少し…あと少し…」

そんな言い訳をしながら、呑気にマスターの漫画を読みふけっているのがサンドパン。
草むらを転がりながらくつろいでいるが、とことんマイペースで、いまいちよくわからない娘なのだ。
たまには手伝ってくれるので、キュウコンよりかはましなのだが。

まぁそんなこんなで大変なのだが、自分の料理を美味しそうに皆が食べているのを見るのは凄く嬉しい。
それに、食後はいつもマスターが羽の毛繕いをしてくれる…頑張ろう。

あ、ちなみに今日はカレーです。
228続き2。:2009/11/01(日) 19:05:43 ID:/s54RBcf
〜sideサンドパン〜
「はいはい!ご飯が出来ましたよ〜♪」

私が漫画を読んでいるうちに、ピジョットがご飯を作り終えた。
ちょっと申し訳ないから、今度は手伝おう…。
一応言っとくけど、私はピジョットもキュウコンも大好きだ…マスターは別格だけど。
だから、皆が居てくれて幸せ…絶対に口にはしないけど。
そんなことを考えていると、足音が聴こえてくる。
誰だろう?

「おいおいおいおい…いい匂いじゃねぇか…俺にもちょっと分けてくれよ」

「…お断りします。貴方のような礼儀知らずの知り合いはいませんので」

現れたのは、いかにも軽薄そうな男。
腰にボールをつけていることからして、トレーナーなのだろうが…。
それにしても、ピジョットの突っぱねかたは見事である。
あれがまともな人だったら喜んでわけていただろうが…彼女はああいったたぐいの人間が大嫌いなのだ。

「ああ!?てめえポケモンの分際で何口答えしてんだよ…!ふざけんな!」

「「あっ…!」」

ガシャン…と音を立てて、ピジョットの作ったカレーの入った鍋が蹴り倒され、草の上に中身のルーが広がっていく。
ふと顔を上げた時にピジョットの顔が目に入った。
いつもキリッとした眼は潤み、悔しそうに唇を噛んでいる。
それを見た瞬間、私は自分の頭の中で鳴った『プッツン』という音を聞いた。

…こんなものを見せられて頭にこない奴はいねぇ!

229続き3。:2009/11/01(日) 19:11:23 ID:/s54RBcf
〜sideピジョット〜
せっかく心を込めて作ったカレーが台無しになったのは、勿論ショックだ。
だがそれよりも驚いたのは、サンドパンの変わりよう。
あの普段呑気に過ごしている娘が、鋭い目で男を睨み付けて、怒っている。

「お前…泣かせたな…ピジョットを泣かせたな…許さない…」

「な、なんだよ…カレーが駄目になったくらいで怒んなよ…な?」

この後に及んでポケモンを出さないのは、何か理由があるのだろう。
おそらく、戦闘できる状態ではないのではないだろうか。

サンドパンが男に近づき、男が焦っているのが、目に見えてわかる。
サンドパンの怒気に当てられたのか、ガタガタと震えながら…怯えている。

「おいっ、ピジョット…大丈夫か!?」

「怪我はしておらぬか!?何かされておらぬだろうな…」

騒ぎを聞いて起きたのか、テントからマスターとキュウコンが飛び出してきた。
あのキュウコンが私を抱きしめてくれて、マスターが頭を撫でてくれる…とっても、暖かい。

「そうだ、サンドパンは…あ…」

「あれは…死ぬかもしれぬぞ…」

「おいおい…」

そうだ…とサンドパンの方を見ると、そこには目を覆いたくなる光景。
キュウコンもマスターも口をあんぐりと開けている。

「オラオラオラオラ!」

「ぐぇぇぇっ!」

サンドパンが…

「ドラララララァッ!」

「あぼぼっ!」

その両拳で…

「無駄無駄無駄無駄無駄…無駄ァァァッ!」

「ヤッダッパァァァァ!」

男をぼこぼこにしていた。
最後の一発で男は吹き飛び、哀れ川へドボン。
あそこまでやると、正直少し可哀想になってしまう。
…が、それよりも大事なのは。

「「「サンドパンを怒らせないようにしよう…」」」

どこかスッキリした顔でこちらへ帰ってきたサンドパンを見て、そう思ったのある。

こないだの続き。
遊びすぎてゴメンね!
230創る名無しに見る名無し:2009/11/01(日) 23:48:15 ID:J4a4DYtE


名前はなくても十分わかるからそのままでいいと思う
231創る名無しに見る名無し:2009/11/02(月) 22:44:53 ID:jXeOQPRi
読者はまだまだ居るはず
232創る名無しに見る名無し:2009/11/02(月) 23:10:13 ID:FBotLDPF
っていうかPC規制のROMがかなりいるんじゃねーの
233創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 06:17:40 ID:0br6jWL9
今まで規制されてた。書き込めないって結構辛いね

皆乙!おもしろいよー
234トゲピー擬人化投下:2009/11/03(火) 15:26:32 ID:f0wqcvWC

ゴールド「トゲピー、スピードスターだ!」

トゲピー「えーいっ!」ヒュンヒュンヒュン

敵ピカチュウ「ちゃあああぁぁ……」ドサッ

たんパン「くそっ!」

ト「やったあ! 勝ったよ、ますたー!」

ゴ「よしよし、よくがんばったな」ナデナデ

ト「えへへー」すりすり

たんパン「お前強いなー、またいつかバトルしようぜ!」

ゴ「望むところだ。それじゃまたな」

ト「ばいばーい!」
235創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 15:28:05 ID:f0wqcvWC

夜―――…

ト「ますたぁ、ねむーい……」フラフラ

ゴ「じゃあ今日はここらへんで野宿しようか……
  ごめんな? 次の街までちょっと遠いんだ……」

ト「ますたーがいるからへーきだよぅ……」

ゴ「そっか、にしても本当に眠そうだな……」

ゴ「ほら、膝、おいで?」

ト「んゅぅ……おやふみなひゃあいぃ……」ぎゅっ

ゴ「ん、おやすみ」ナデナデ


ゴ「……はぁ」

ゴ(トゲピーがタマゴからかえって随分たった……)

ゴ(もうこいつも70レベルになるんだよな……)

ト「……」スースー
236創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 15:29:07 ID:f0wqcvWC

 トゲピーというポケモンは、『なつき度』という数値によって進化するらしい。
 つまりポケモンとの間にしっかりとした絆が生まれるほど懐かれれば
 進化するということだ。

ゴ「今のままのこいつも可愛いけど……」

ゴ「これってやっぱり……」

 信頼されてないのかなあ。
 まだタマゴの時からずっと一緒の自分としては
 ちょっとどころでなく悲しいな……。

ト「ますたぁ……むにゃむにゃ……」きゅっ

ゴ「……」ナデナデ

ゴ「……懐かれてはいるみたいだけどな」

 それも俺の勘違いなのだろうか。
 やっぱ心の底じゃ好かれてないのか……?

ゴ「だめだ、どうもネガティブになってしまう」

ゴ「俺も寝よう……おやすみ」ぎゅっ

ト「んぅ……えへへー……」スースー
237創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 15:30:19 ID:f0wqcvWC

数日後―――…


たんパン「おっ、ゴールドじゃないか!」

ゴ「たんパンか、久しぶりだな」

ト「たんパンマンさん久しぶりーっ!」

た「うん、久しぶりだね(たんパンマン……?)」

ゴ「どうする? またバトルか?」

た「いや、今はちょっとな……ピカチュウが凍っちゃってさ、
  やけたきのみを探してるところなんだよ」

ゴ「あ、それならあっちに実がなってたぞ。案内してやるよ」

ト「やるよー!」

た「サンキュー! 助かるよ」



た「……そういえば」


た「お前のトゲピー進化させないの? 前から気になってたけど」

ゴ「!」

ト「……!」

た「擬人化装置使ってるとはいえ、進化はするだろ?
  だからなんでかなーってさ」

た「もしかしてトゲピーってすごい技覚えたりするのか?」

ト「……」

ゴ「……まあ、そんなとこ。あ、ほら、ついたぞ」

た「おー! マジで助かったよ! ありがとなー」

ゴ「いいって、気にすんな。それじゃあな」

た「またなー!」

ト「……」
238創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 15:33:18 ID:f0wqcvWC

夜―――…


ゴ「……それじゃ、そろそろ寝よっか」

ト「……うん」

ゴ「ほら、おいで?」

ト「……ん」ぎゅっ


ゴ「……」

ト「……」


ゴ「……気にするなよ?」

ト「……ふぇ?」

ゴ「昼間のたんパンの話のこと」

ト「……」ピクッ

ゴ「たまにそういう奴もいるんだよきっと
  気にすんなって、な?」



 半ば自分に言い聞かせるように、そう言った。
 もしも、そういうことでなければ、
 寧ろ、トゲピーが逆に迷惑しているのならば、

 この信頼は、
 この愛情は、
 この感情は、
 この気持ちは、
 この想いは…………


 全部、完全に、自分のエゴじゃないか……



ゴ「だから…… ト「……ごめんなさいっ」
239創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 15:34:06 ID:f0wqcvWC

ゴ「トゲピーのせいじゃないって……」

ト「ちがうよっ! うちのせいなのお……!」

ゴ「いいや、もしトゲピーが俺のこと信じられないんだとしたら、
  そんな態度をとった俺の……」

ト「そうじゃ……ヒック……ないのお……グズッ」

ゴ「……ごめん、とりあえずお互い落ち着こう?」ぎゅっ

ト「ん……ヒグッ……」ぎゅっ



ゴ「落ち着いた……?」ナデナデ

ト「うん……」

ゴ「そっか……それで、どういうこと?」

ト「うん……あのね、えとっ、その……」

ゴ「焦らなくていいよ、ゆっくり、な?」

ト「……ありがとお、ますたー。
  あのね……?」

ゴ「うん?」

ト「うち、ますたーのこと……好きだよ」

ゴ「うん…………うぇっ!?」ドキッ
240創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 15:37:00 ID:f0wqcvWC

ト「うぁうっ! 順番まちがったあ!」ドキドキ

ト「えとそのああ…………」

ゴ「お、落ち着いて!? ほ、ほら、深呼吸!
  すぅー、はぁーって!」ドキドキ

ト「う、うんっ……すぅー、はぁーっ」

ト「はぁー……うんっだいじょぶ……」

ト「あの、ね? うちとおんなじような……しゅぞく……? はね、
  誰かと一緒にいたい、とか、だれだれが好き、
  って気持ちになると、違う格好になるんだって……」

ゴ「……うん」

ト「けどね、うちはますたーのこと嫌いじゃないの……
  そうじゃなくて、大好きなの……」

ゴ「そ、そうか……」ドキドキ

ゴ「でも、それならなんで?
  トゲピーには心当たりがあるんでしょ?」

ト「……これなの」
241創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 15:39:34 ID:f0wqcvWC

ゴ「これ……石?」

ト「ますたーのママにもらったの。
  『かわらずのいし』っていうんだって……」

ゴ「……! なんでこんなものを……」

ト「その、ますたーがね? おとなのおねえさんと勝負した後にね?」

ト「うちが『ますたーはばいんばいーんな子が好きなの?』
  って聞いたら」

ト「ますたーが、そんなことないよ、俺はトゲピーの方が断然好きだよ、
  そのままのお前が可愛いよ、だから気にするな、って……」

ゴ「……」

ト「嬉しくって、でも格好が変わっちゃったら
  ますたーに嫌われちゃうかもって思って、怖くって……」

ト「それでね、ますたーとおうちに帰ったときに
  ますたーのママに相談したの
  その時にこの石をもらったんだよ……」

ゴ「そう……だったのか……」
242創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 16:06:49 ID:f0wqcvWC

ゴ「……馬鹿だなお前」ぎゅっ

ト「……ふぇっ!?」

ゴ「俺はトゲピーのこと好きだよ。
  それはトゲピーの格好をしてるからじゃなくて
  トゲピーっていう存在自体が好きなんだよ」

ゴ「だから姿が変わっても
  俺はトゲピーのこと好きでいられる。
  そういう自信があるよ」

ゴ「あの時言いたかったのはそういうことだよ」

ト「…………」ポカーン

ゴ「あ……ごめんな、ちょっと難しかったな? ははは……」

ト「……むつかしかった……けど、
  つまり……ますたーはうちのこと、好き、ってこと?」

ゴ「……うん、そうだよ。好きだよ」

ト「……嫌いじゃ……ヒグッ……ない?」

ゴ「嫌いじゃないよ。
  俺がトゲピーのこと嫌いになるわけないよ」

ト「……大……グシュッ……好き……?」

ゴ「うん……大好きだよ」

ト「……うぁ……ヒック……うあああああああああああん!」ぎゅう

ゴ「よしよし……」ナデナデ
243創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 16:24:26 ID:f0wqcvWC

―――――……

 ……本当俺って奴は馬鹿だ。


ゴ「……大丈夫?」

ト「うんー……ごめんね?」

ゴ「謝るなって。俺もトゲピーの気持ち汲み取れてなかったし。
  だからおあいこ、この話はおしまい!」

ト「……うん!」

ト「それにしても……ママさんの言う通りだったなー……」

ゴ「……なんでそこで母さんが出て来るんだ?」



 こいつはこんなにも純粋に俺を慕ってくれていたのに


ト「ママさんがねー、石をくれるときにね」

ト「『ゴールドはトゲピーちゃんにメロメロなんだから、
  そんなことしなくたってずっと好きでいてくれるわよーっ!』」

ト「って言ってた!」

ゴ「母さん……メロメロて……」
ゴ(あながち間違っちゃいないけどさ)

ト「それから、『そんなことまでしちゃったら、
  あの子感激して興奮し過ぎて押し倒して来ちゃうかもよ!
  トゲピー……俺、もう!がばーっ!って!
  きゃーっ!!ママも興奮しちゃうっ!!』」

ト「ってことも言ってた!」

ゴ「……」

ゴ(少しでも母さんすごいなって思った俺の気持ちを返せ……)
244創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 16:42:10 ID:f0wqcvWC


 俺は今までこいつの想いを疑っていた……


ゴ「……そういえばさ、トゲピーはこれからどうなりたい?」

ト「ますたーのお嫁さん!」

ゴ「え、あ、ありがとう……ってそうじゃなくて、
  いや、嬉しいんだけど今言いたいのはそういうことじゃなくて」

ゴ「この先も進化しないままでいたい?
  それとも進化したい? ってこと」

ト「んー……うちはこのまんまがいい。
  だってますたーが可愛いって言ってくれたもん!
  それにやっぱり変わっちゃうのは怖いよ……」

ゴ「……そっか。
  じゃあこれからもその石を持ち続けることにしようか」

ト「うん!」
245創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 16:45:50 ID:f0wqcvWC


ト「それじゃうちからも質問!」

ゴ「うん?」

ト「……これって、『りょーおもい』ってこと?」

ゴ「そう……なるのかな……?」

ト「じゃーうちたちって恋人?」

ゴ「っ!?」

ゴ「……トゲピーがそうなりたいなら……
  俺はそうしたいけど……」


 どうやら本当に信頼してなかったのは
 俺の方だったみたいだ……


ト「……それじゃ、改めて!」


ト「……ますたー、大好き。
  うちと、付き合って下さい……!」

ゴ「……喜んで」


 今度は見失わないようにしよう。
 俺の、
 トゲピーの、
 二人の、
 この想いを……


ト「ますたー……大好きーっ!」ぎゅっ
246創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 16:51:39 ID:f0wqcvWC
以上でとりあえず終わりになります
一応番外な話(エロなし)も考えてるけど
書き溜めはここまでです

需要があればちまちまやります
247創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 23:56:58 ID:QLW9ndtV


需要はここにあります。えっちぃのはいけないと思うのでないほうがいいです
248創る名無しに見る名無し:2009/11/04(水) 14:21:11 ID:F/G7BreW

需要はある、書けば素敵
249創る名無しに見る名無し:2009/11/04(水) 17:11:59 ID:Bp3OI1Ti
久しぶりに来てみれば良い物やってるじゃねぇか
250創る名無しに見る名無し:2009/11/05(木) 01:49:24 ID:m0IYVSy0
こんな臭い話ですまないな
自分で読み返してうわー……てなった
でも最後まで走りきるぜ

それと>>1のイーブイたちはまだ来ないのかね……

ちまちま始めるよ
251エロじゃないからな:2009/11/05(木) 02:12:07 ID:m0IYVSy0

トゲピー「ますたー、赤ちゃん欲しいっ!」

ゴールド「……へぁ?」


 お互いの気持ちを伝えあって、
 晴れてトゲピーと恋人同士になってから数週間が経った。
 あれから俺達はキスする位にはなったものの
 他は特に変わらない旅の日々の中にいた。
 そしてこの唐突な言葉が発せられた今現在、
 俺達は洞窟内を探索中だった。


ゴ「……えらく突然だな。
  何かあったのか?」

ト「何もないけどー……何となく?」

ゴ「こらこら、何となくで赤ちゃん作ったらダメだろ」
252創る名無しに見る名無し:2009/11/05(木) 16:16:43 ID:YmV+F755
何故止めたし
253昨日寝落ち、今日学校あった:2009/11/05(木) 18:08:40 ID:m0IYVSy0

 しかし赤ちゃんか……
 考えてなかったけど人間とポケモンの間に子供はできるんだろうか。
 どこかで人間とポケモンが結婚してたって話は聞いたことあるけど、
 それ以上のことは全く噂でも知らない。


ト「ごめんなさい……うちの言い方が駄目だったかな……」

ト「いっつもますたーはぎゅーってしてくれたり
  ちゅーしてくれたりするけれど……」

ト「もっとらぶらぶーって感じになるには
  どうしたらいいかなーって考えて……」
254創る名無しに見る名無し:2009/11/05(木) 18:48:57 ID:m0IYVSy0

ト「だから冗談で赤ちゃんが欲しいって言ったんじゃないよっ」

ト「ますたーと赤ちゃんを作れたら、
  ますたーが好きって気持ち、もっと感じられるかなって……」


 トゲピーがここまで自分を慕ってくれて嬉しい……けど、
 いきなりだから驚きの方が大きい。


ゴ「気持ちは嬉しいよ、ありがとうな、好きでいてくれて」

ト「ますたぁ……」すりすり

ゴ「でもな、ここは洞窟の中だからまだ良かったけど、
  道端とか人がいるとこでそういうことは言うなよ」

ト「言わないよーっ……恥ずかしいもん。
  今は二人きりだから言うんだよっ」


 ちなみに今他の手持ちのポケモンは置いて来ている。
 預ける時口々に
 「まーたデートですか、ラブラブですねー」
 「たまには私達とも遊んでくださいよっ!」
 「……ちんこもげろ」ボソッ
 なんて言われてしまった。
 あいつらのことも構ってあげないとな……
 とにかく、今は正真正銘の二人きりという状況だ。
255創る名無しに見る名無し:2009/11/05(木) 19:09:34 ID:eU+OYf+9
どんどん続けてくれ
256飯食べてくる。何度も言うがエロはない:2009/11/05(木) 20:16:45 ID:m0IYVSy0

ト「そう、二人っきりなんだよっ!
  それに周りに人もいないみたいだし……
  だから……ますたーっ!」

ゴ「うわっ!?」


 何か嫌な予感がする、そう思った時には遅かった。
 トゲピーに飛び掛かられ、抱き着かれた。
 その勢いのまま俺は壁際に尻餅をつき、軽く壁に頭を打った。


ト「ますたぁ……ますたぁ……♪」すりすり


 俺が尻餅をついた上にトゲピーが座ってくる。
 野宿して眠る時の体制にも似ていたが、
 トゲピーが膝で俺の腰を挟むようにしてくるこの状態は
 なんだか対面座位のようで落ち着かなかった。


ト「ますたぁ……んっ……」

ゴ「んっ!……ちゅっ……っぷはぁ!」


 そんな風に考えているうちにトゲピーが唇を重ねてくる。
257創る名無しに見る名無し:2009/11/06(金) 00:09:31 ID:GkbpJkLf

ト「ます……たぁ……んちゅ……」

ゴ「んんっ……」

 何故かいつもより増して積極的だ。
 この特殊な状況がトゲピーの中の
 ポケモンとしての本能を目覚めさせたのか。


ト「っはあ……ますたぁ……しよ?」

ゴ「!?」


 伏せた部分がやけに生々しかった。
 見た感じでは目がトローンとして正気を失っているようにも見えたが
 そんなことは些細なことだった。
 そもそもポケモンと行為に至って良いのだろうか。
 獣姦、というかポケモン姦みたいな感じで逮捕されてしまうのではないか。
 とにかくこのままでは流されてしまう。
 神にトゲピーが正気に戻るよう祈るしかないのか。


ゴ「トゲピー……落ち着けって……」

ト「ましゅたぁ……しゅきぃ……」トローン

?「……つぼー」

ト・ゴ「「……つぼ?」」


 二人とも一瞬で我に帰った。
 ……神は、いた。
258創る名無しに見る名無し:2009/11/06(金) 00:14:09 ID:bzDFFGaV
えっちぃのはいけないと思います

イイヨイイヨー
259創る名無しに見る名無し:2009/11/06(金) 00:18:41 ID:nZ2vhlvK
ポケモン姦てなんかまぬけな響きだなw略してポケ姦?

ところでここで書かれてる主人公たちって何歳くらいの設定なのかな
260創る名無しに見る名無し:2009/11/06(金) 00:44:42 ID:GkbpJkLf

 やせいの ツボツボ が あらわれた!


 俺の方は助かった気持ちだったが、
 うちの姫君はそうではなかったようだ。


ツボツボ「つぼーっ」ニョロニョロ

ト「……よくもー……」

ゴ「ト、トゲピー……?」

ト「よくもますたーとの
  『らぶらぶちゅっちゅたいむ』を邪魔したなぁっ!」

ツ「つ、つぼっ?」ビクッ

ト「おしおきだよぉっ!」


 トゲピー の やつあたり!


ト「えいえいえいえいえいえいっ!」

 べちべちべちべちべちべちーんっ!

ツ「つぼつぼつぼつぼつぼつぼーっ!」

ト「ていていていていていてぇーいっ!」

 ぱちぱちぱちぱちぱちぱちーんっ!

ツ「つ、つぼーっ!」ドシャッ

ゴ「うわぁ……」


 憐れなツボツボ……
 今なら擬人化装置がなくてもあいつの心が解る気がする。
 僕、何もしてないのに……と。
261創る名無しに見る名無し:2009/11/06(金) 00:56:38 ID:GkbpJkLf

ト「最後はこれですんごいわざでおしおきだよっ!」


 トゲピー は ゆびをふる をつかった!


ト「すごいの来ーい、すごいの来ーい……」チッチッ


 まずい、このままはかいこうせんでも出されたら
 一つの尊い命が星になってしまうかもしれない!
 俺はツボツボを保護するために
 モンスターボールを急いで用意する。

 しかし遅かった。
 もうゆびをふるが発動してしまう!


ト「いっけえー!」キュピーン!

ゴ「間に合わなかったか……!?」

ツ「つぼぉ……」ブルブル
262創る名無しに見る名無し:2009/11/06(金) 01:06:41 ID:GkbpJkLf

 トゲピー の たまごうみ!


ト「……へっ?」ポコンッ

ゴ「っ! 今だ! モンスターボール!」ヒュンッ


 やった! ツボツボ をつかまえたぞ!


 何とか間一髪、ツボツボは保護された。
 ボールに入った後のツボツボは
 カタカタと暴れるような抵抗は一切せず、
 あっさりとつかまってくれた。
 寧ろつかまえられて安心したのかもしれない……
263創る名無しに見る名無し:2009/11/06(金) 01:17:30 ID:GkbpJkLf

―――…

ゴ「ダメだろ?勝手に戦ったりして……」

ト「ごめんなさい……
  ちょっとむかむかーってしたんだもん……」

ゴ「とにかく、今からポケモンセンターに行って
  ツボツボを診てもらうから、
  そしたら後でちゃんと謝っとくんだぞ?」

ト「はぁーい……ところで、ますたー?」

ゴ「ん?」

ト「このタマゴの中には
  ますたーとうちの赤ちゃんがいるのかな?」

ゴ「いや違うと思う……。つーかまだ持ってたんだ……」
264創る名無しに見る名無し:2009/11/06(金) 01:28:30 ID:GkbpJkLf

 その後トゲピーの謝罪と擬人化が済んだ後、
 ツボツボは俺のパーティに迎えられた。
 また、あの時のことを口外しないよう言ってみると、


ツ「僕は絶対言いませんから……
  もうあんな思いはこりごりです……」ブルブル


 すごく怯えたように答えた。
 どうやら軽くトラウマを植え付けてしまったようだ……


 また、あの日以来トゲピーは前にも増して
 積極的に俺に迫るようになった。
 こうして俺は恋人と一線を越えそうになったりならなかったりするのだが
 それはまた別のお話。
265創る名無しに見る名無し:2009/11/06(金) 01:35:47 ID:GkbpJkLf
これで終わりです
それでは次の作者を待つ作業に戻りたいと思います
駄文につきあってくれてありがとうです!

>>259
年齢……?
ゴールドはガキじゃないでしょう
トゲピーは……
ポケモンの年齢と人間の年齢の差がわからんのでなんとも
266創る名無しに見る名無し:2009/11/06(金) 20:51:36 ID:I5al7roY
甘えん坊なトゲピーもいいが、僕っ娘ブラッキーもたまにはみたいぞ
267創る名無しに見る名無し:2009/11/11(水) 09:17:17 ID:MhQWX46D
>>142>>158

絵師様(笑)が叩かれる理由がわかった気がする
268創る名無しに見る名無し:2009/11/12(木) 23:03:58 ID:s5qXOTbB
だいぶ盛り下がってまいりました
誰か書き手はいないのか?
269創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 18:05:15 ID:DvzgaW5s
書き手がいないときは擬人化に関する雑談で盛り上げていこうぜ
スレに勢いがあった方が書き手も来てくれるはず

↓誰か話題提供たのんます
270創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 18:50:46 ID:8Df0jArH
赤緑が限界で青とピカチュウも怪しい俺でも書いて平気かしら
271創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:00:53 ID:DvzgaW5s
おkおk
どんどん書いてくれ
272創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:19:03 ID:8Df0jArH
それじゃあ、さるさんくらいながらまったり
273創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:22:05 ID:8Df0jArH
りかけいのおとこ「ポケモンが擬人化……かぁ」

りかけい「擬人化って……もしかして、話せるようになるのかな」

ギャロップ・キュウコン「「?」」

りかけい「……」

りかけい「うん、やめておこう」

りかけい「話せるようになったら、何を言われるかわからないもんね」

りかけい「……僕みたいにさえない奴は、さ」
274創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:25:03 ID:8Df0jArH
りかけい「それに、話せなくたっていいや」

ギャロップ「?」

りかけい「ギャロップの言ってること、なんとなくわかるし」

ギャロップ「♪」

キュウコン「!」

りかけい「あはは、勿論キュウコンもわかるよ。当たり前じゃないか」

キュウコン「♪」

りかけい(……そうさ、だから良いんだ)

りかけい(変に人間みたいになったら、馬鹿にされるかもしれないから)
275創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:28:30 ID:8Df0jArH
りかけい「……」

りかけい(きっと、この子達は美人になるんだろうなぁ)

ギャロップ「♪」

りかけい(ギャロップは、活動的な感じ)

キュウコン「?」

りかけい(キュウコンは、落ち着いた感じかな)

りかけい(ポケモンのままでもこんなに綺麗なんだ)

りかけい(人間になったら、絶対美人に違いないよ)
276創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:32:10 ID:8Df0jArH
りかけい(そんな美人の二人が……)

ギャロップ・キュウコン「「?」」

りかけい「……」

りかけい(この子達は、人間の視点をもってない)

りかけい(ポケモンだから、僕が他の人間と比べて駄目な奴ってわからないんだ)

りかけい(もしも擬人化して、それがわかってしまったら?)

りかけい「……」

りかけい「きっと、離れていっちゃうに決まってる」
277創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:37:09 ID:8Df0jArH
りかけい(だから――)

ギャロップ・キュウコン「「?」」

りかけい「擬人化する装置なんて、必要ない」

ギャロップ「〜!」

りかけい「あぁ、はいはい、ブラッシングだよね」

ギャロップ「〜♪」

キュウコン「〜!」

りかけい「ちょっと待っててね、ギャロップが終わったら君にもするからさ」

キュウコン「……」

りかけい「す、すねないでくれよぅ」
278創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:41:11 ID:8Df0jArH
     ・    ・    ・

りかけい「よし、出ておいで〜」

ポムンッ!

ギャロップ「〜♪」

りかけい「あはは、相変わらずギャロップは元気だなぁ」

キュウコン「……」

りかけい「あれ? キュウコン?」

キュウコン「……」

りかけい「キュウコン! どうしたんだっ、キュウコン!?」
279創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:44:53 ID:8Df0jArH
     ・    ・    ・
【ポケモンセンター】

りかけい「キュウコンは! 僕のキュウコンは大丈夫なんですか!?」

「それが……機械にかけて、回復しているはずなんですけれど……」

りかけい「でも、だって――こんなにグッタリしてるじゃないですか!?」

キュウコン「……」

「原因がわからないんです……」

りかけい「くそっ! どうしたら良いんだ……!?」

キュウコン「……」

りかけい「――!」
280創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:48:11 ID:8Df0jArH
りかけい「どうすれば……あぁ、どうすれば……!?」オロオロ

「お、落ち着いてください」

りかけい「落ち着いてなんかられるか!」

「……」

りかけい「キュウコンが……キュウコンがこんなに苦しそうにしてるのに……!」

キュウコン「……」

「――なら、擬人化装置にかけてもよろしいでしょうか?」

りかけい「……――えっ?」
281創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:52:20 ID:8Df0jArH
りかけい「何……を……」

「擬人化すれば、この子が苦しんでいる原因がわかるかもしれません」

りかけい「どっ、どうしてそんな事が……」

「擬人化すれば言葉が話せるようになって、
 この子から直接どこが苦しいのかが聞けますから」

りかけい「いや……でも……」

りかけい(そうなったら……僕は……キュウコンは……)

キュウコン「……」

りかけい「……」

「――いかがなされますか?」

りかけい「……お願いします」


りかけい「擬人化でも何でも良い!」


りかけい「キュウコンを……この子を助けてくださいッ!」


さるさん
282創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 22:38:17 ID:KHnFPG33
わっふるわっふる
283創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 23:06:55 ID:SpvbMazh
C
284創る名無しに見る名無し:2009/11/14(土) 00:50:24 ID:c6hi7yxs
>>281
00分を跨ぐとさるさんは回避出来る
豆知識な
285創る名無しに見る名無し:2009/11/15(日) 00:41:44 ID:ccGrcEkp
つづきが、続きが気になるジャマイカ…!
286創る名無しに見る名無し:2009/11/16(月) 23:16:54 ID:SbuN/PKb
ID:8Df0jArHだけど、規制解除されたー
明日か明後日あたりにまったり再開するです
287創る名無しに見る名無し:2009/11/16(月) 23:43:06 ID:t2VFta/O
おぉ
甦りなさった!
288創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 11:23:48 ID:4Yg88BOX
VIPに擬人化スレたってるな
289創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 21:33:47 ID:fuP+mdGu
     ・    ・    ・

りかけい「……」

りかけい(あれから一時間経ったけど……)

りかけい「……どうなったんだろう」

りかけい「……」

ガチャッ

りかけい「!」

「――お待たせしました」

りかけい「きゅっ、キュウコンは! キュウコンはどうなったんですか!?」
290創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 21:37:24 ID:fuP+mdGu
「まずは落ち着いてください」

りかけい「キュウコンは大丈夫なんですか!? ねえ!」

「落ち着いてください!」

りかけい「……すみません」

「……キュウコンちゃんは無事です。現在は、とても安定しています」

りかけい「よ……良かったぁ……!」ヘタリ

「……ですが、それは肉体的な面での話です」

りかけい「――えっ?」

「だって、今までとは体が違うものに変わってしまったんですよ?」

「具合が良くなっても、やはり不安になるのが当然です」

りかけい「……」
291創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 21:41:56 ID:fuP+mdGu
りかけい「……キュウコンは――」

「……」

りかけい「この……部屋の中に?」

「はい」

りかけい「入っても?」

「大丈夫です。ですが、手持ちのポケモンを連れて行ってください」

りかけい「はい?」

「処置をする際は、『さいみんじゅつ』で眠らせていたんです」

「今頃目が覚めている頃なので……もしかしたら気が立っているかもしれませんから」
292創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 21:46:31 ID:fuP+mdGu
りかけい「……危険かもしれない、って事ですか」

「はい」

りかけい「それなら――僕は、モンスターボールを置いてかなきゃいけない」

「は、はいっ? あの、それは何故……」

りかけい「だって、キュウコンは僕のポケモンなんですよ?」

りかけい「それが新しい体に戸惑ってるのに……バトルなんて出来ないですよ」

りかけい「それに、自分のポケモンとバトルをするトレーナーがいますか?」

りかけい「自分のポケモンが言う事を聞かないのは……」

「……」

りかけい「――トレーナー自身の責任ですから」
293創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 21:53:03 ID:fuP+mdGu
「……わかりました。ですが、十分に気をつけてくださいね」

りかけい「はい」

「ポケモンセンターは、ポケモンのための施設です」

「怪我をした人を治療するための施設では無いんですからね?」

りかけい「あはは、それはもう」

りかけい「……ああ、それとですね。慣れてるんですよ」

「? 何にですか?」

りかけい「僕とキュウコンは、あの子が小さい――ロコンの頃から一緒だったんです」

りかけい「だから、火傷にはある程度我慢出来るんですよ、僕って」

「『がまん』が出来ても、貴方はイワークじゃないんですからね?」

りかけい「こうかはいまひとつ……じゃないですけど、何とかなります」
294創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 21:55:30 ID:4Yg88BOX
wktk
295創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 21:58:33 ID:fuP+mdGu
りかけい「……」

ガチャッ

りかけい「……キュウコン、どこに――」

ボワッ!

りかけい「熱っ!」

りかけい「……あはは、君の炎で火傷するなんて久々だね」


キュウコン「こっちにこないでっ!」


りかけい「おはよう、キュウコン」

りかけい「それと――綺麗だよ、凄く」
296創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:02:49 ID:fuP+mdGu
りかけい「調子はもう良くなった、んだよね」

キュウコン「ちかよらないでっ!」

りかけい「うん、わかったよ」

キュウコン「……」

りかけい「よっこい、しょっと……ふぅ」

りかけい「待合室の椅子が固くってさ、立ってるときついんだ」

キュウコン「……」

りかけい「体、鍛えた方が良いのかな」

りかけい「こんな調子じゃ、今の君をだっこ出来そうにないや」
297創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:07:53 ID:fuP+mdGu
りかけい「……」

キュウコン「……」

りかけい「……」

キュウコン「……ねえ」

りかけい「ん?」

キュウコン「わたし……どうして……」

りかけい「その姿になってるのか、って?」

キュウコン「……どうして、わたしがいおうとしたことが……」

りかけい「わかるさ……わかるよ、キュウコン」

りかけい「だって――僕は君のトレーナーだもの」
298創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:08:55 ID:4Yg88BOX
猿にならぬように私怨
299創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:14:34 ID:fuP+mdGu
キュウコン「……」

りかけい「やっぱり、まだ話はしにくい?」

キュウコン「……うん」

りかけい「言葉を出すのに慣れてない、のかな」

キュウコン「……」

りかけい「キュウコン――帰ろう、僕達の家に」

キュウコン「……いい、の?」

キュウコン「だって……あんなに、ぎじんかをいやがってたのに」

キュウコン「“こう”なったわたしが、もどってもいいの?」

りかけい「……参ったな」
300創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:22:04 ID:fuP+mdGu
りかけい「僕が君達を擬人化するのを嫌がってたの、わかってたのか」

キュウコン「……」コクリ

りかけい「確かにその通りなんだけど……それは、僕自身の問題」

キュウコン「だったら……!」

りかけい「――でも、だからと言って、君が帰れない理由にはならないんだよ」

りかけい「なっちゃいけないんだ、絶対に」

キュウコン「……」

りかけい「だってさ、君が不安がってるのに……置いて帰れるもんか」


りかけい「君は僕の――大事なポケモンなんだから」


キュウコン「〜〜〜っ! ますたー!」

りかけい「うわっ!?」

ぎゅっ!
301創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:23:29 ID:fpQ5bxg/
りかけいかっこいい!
302創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:26:33 ID:EjwCjq/U
キュウコンかわゆす

支援
303創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:27:48 ID:fuP+mdGu
りかけい「どっ、どうしたんだい……!?」

キュウコン「ますたー! ますたー! ますたー!」ポロポロッ

ぎゅうっ!

りかけい「……なんで泣いてるんだい?」

キュウコン「だっ、て……こわ、かっ……うぇっく……!」ポロポロッ

りかけい「急に体が変わっちゃったら怖いのは当たり前だよ」

キュウコン「ちがっ……う……!」ポロポロッ

キュウコン「ぎじんか、した……っく! きらわれ……ちゃう、って……!」ポロポロッ

りかけい「……」
304創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:33:59 ID:fuP+mdGu
りかけい「……馬鹿だなぁ」

キュウコン「っ!」ビクッ!

キュウコン「……わ、わた……し……!」ポロポロッ

りかけい「本当に馬鹿だよ」

ぎゅうっ!

キュウコン「ます……たー……?」

りかけい「僕が、君を嫌いになるわけないじゃないか」

キュウコン「!」

りかけい「そうだろ? はは、むしろ嫌われると思ってたのは僕の方」

りかけい「ポケモンって、トレーナーに似るのかな?」

りかけい「……もっとも、キュウコンは凄い美人になったけど、ね」
305創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:41:20 ID:fuP+mdGu
キュウコン「それじゃあ……また、“ぶらし”をかけてくれる?」

りかけい「うん」

キュウコン「……あたまを……なでてくれる?」

りかけい「うん」

キュウコン「いっしょに……おふろにはいってくれる?」

りかけい「うん」

りかけい「――へあっ!? えっ、あ、それは……!?」

キュウコン「……」

りかけい「……目隠しをしながらじゃないと、違う意味で『めのまえがまっくらに』なりそう」

りかけい「目に『どく』というか……鼻から『どくどく』というか」

キュウコン「?」

りかけい「あっ、うん! なんでもないよ、なんでも!」
306創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:49:01 ID:fuP+mdGu
りかけい「とっ、とにかく!」

りかけい「……帰ろう、僕達の家に」

キュウコン「――うんっ!」

りかけい「よいしょ、っと」

キュウコン「……」

りかけい「キュウコン? ほら、帰るから立って」

キュウコン「どうして?」

りかけい「えっと、その体に慣れるためには、
      しばらくボールの外で体を動かした方が良いみたいなんだ」

キュウコン「わかった」ヨロヨロッ…

…どてっ!

キュウコン「キャンッ!」

りかけい「きゅっ、キュウコン! 大丈夫か!?」
307創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:51:37 ID:fpQ5bxg/
いきなり二足歩行はきついよなあ
キュウコンかわゆす
308創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 22:56:44 ID:fuP+mdGu
キュウコン「……たてない」

りかけい「怪我してないか!?」

キュウコン「うん、へいき」

りかけい「……良かった、本当に」

キュウコン「ますたー」

りかけい「ん?」

キュウコン「……うで、くんでもいい?」

りかけい「そうしないと……帰れないもんね」

キュウコン「わたしは、だっこのほうがいいけど」

りかけい「……ゴメン。それは、僕の『HP』的に無理だ」
309創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 23:02:43 ID:fuP+mdGu
     ・    ・    ・

りかけい「――それじゃあ、お世話になりました」

「はい、何かあったらご連絡ください」

「ポケモンセンターは、年中無休ですから」

りかけい「本当にありがとうございました」

「いいえ、これが私達の務めですから」

りかけい「ほら、キュウコンもお礼を言って」

キュウコン「……ありがとう」

「キュウコンちゃん。何かあったら、すぐにトレーナーの方に言うのよ」

キュウコン「うん」

りかけい「……それじゃあ帰ろうか」


りかけい「――僕達の家に」
310創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 23:03:37 ID:fuP+mdGu
区切りが良いから今日はこのへんでー
311創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 23:05:00 ID:4Yg88BOX
おつおつ
面白いから期待です
312創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 23:45:43 ID:Cw3z0+v3
俺が責任を持ってキュウコンと風呂に入るから、安心して休むのだ
313創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 23:58:40 ID:fpQ5bxg/
>>312
おい、お前んちの風呂沸騰してんぞ!
314創る名無しに見る名無し:2009/11/19(木) 12:06:16 ID:5xWXBlIS
擬人化数時間後

キュウコン「………」

キュウコン「……………」

キュウコン「…………………………」






キュウコン「………といれいきたい…」

315創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 00:25:34 ID:oOTiMemC
よし連れて行ってあげるからこっちへおいで
316創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 13:53:50 ID:b6odfh49
ぎゃろっぷ「いつの間にか存在が忘れ去られている件」
317創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 14:59:21 ID:4sRmE/dX
まったり再開
318創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 15:02:19 ID:4sRmE/dX
翌朝

りかけい「……」

りかけい「……眠い」

りかけい(まだ疲れが取れてない……)

りかけい(体の節々が痛いし、昨日はお風呂に入ってなかったからなぁ)

りかけい「……」クンクン

りかけい「うわぁ……さすがにこれはシャワーを浴びないと」

りかけい(僕一人なら良いけど、あの子達に悪いしね)
319創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 15:05:04 ID:4sRmE/dX
     ・    ・    ・

りかけい「……」

りかけい「うん、体を鍛えるのはいつだって出来るさ」

りかけい「……」

りかけい「……っと、これ以上は落ち込むからやめよう」

りかけい「鏡なんて、朝ちょっと見るだけで十分だ」

ガラッ!……バタンッ!

ガラッ!

りかけい「いけないいけない、眼鏡をはずすのを忘れてたや」

……バタンッ!
320創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 15:09:40 ID:4sRmE/dX
りかけい「……」

りかけい(これから……どうすれば良いんだろう)

りかけい(擬人化したキュウコンには、今までと違う対応をしなきゃいけない)

りかけい(そもそも、ゴハンは何を食べさせれば良いんだ?)

りかけい(それに、他にも色々と調べなきゃいけないことがある)

りかけい「……」

りかけい「……まあ、考えてても仕方ないか」

キュッ!

ザアアアアアアッ――!

りかけい「うわぷっ!?」

キュッ!

りかけい「……蛇口とシャワー、いつも間違えるんだよなぁ」
321創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 15:14:16 ID:4sRmE/dX
りかけい「〜♪」

――チラッ

りかけい「ん? その尻尾は……キュウコン?」

チラチラッ

りかけい「一緒に入るかい?」

チラチラッ!

りかけい「あはは、入っても良いよ」

りかけい「……――って、ちょっと待t」

ガラッ!

キュウコン「〜♪」

りかけい「……」タパパッ

キュウコン「!? マスター、血が出てる!」
322創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 15:20:19 ID:4sRmE/dX
キュウコン「マスター! マスター! しっかりして!」

りかけい「う、うん……しっかりするから、何か着て……!」ドクドクッ…

キュウコン「駄目ッ! マスターの方が大事!」

りかけい「ありがとう……」ドクドクッ…

キュウコン「マスター! しっかりして!」

ぎゅっ!

りかけい「ぅぐあっ……」

おっぱいがむねにあたった! こうかはばつぐんだ!

キュウコン「マスターっ!!」

りかけい「……」

りかけいのおとこは めのまえがまっくらになった
323創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 15:24:37 ID:4sRmE/dX
     ・    ・    ・

りかけい「……」

キュウコン「マスター!」

りかけい「……あれ……どうして居間に……?」

キュウコン「お風呂で、急に血を出して倒れたの。だから――」

ギャロップ「――……?」

キュウコン「――私とギャロップで居間に運んだのよ」

りかけい「……ああ、そうか。思い出した……」タラッ…

キュウコン「! また血が出てる!」

りかけい「あっ、うん。これは、その……な、何でもないよ、何でも」ズビビッ!
324創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 15:28:00 ID:4sRmE/dX
キュウコン・ギャロップ「……」

りかけい「だっ、大丈夫! もう何ともないから!」

キュウコン「本当に?」

ギャロップ「?」

りかけい「うん、本当だよ。ありがとう、二人とも。
      ごめんね、心配をかけちゃって」

キュウコン「ううん。マスターが平気なら、私はそれで良いわ」

ギャロップ「!」

りかけい「……えっと、なんだかゴメン」

キュウコン「何が?」

りかけい「なっ、何でもないよ!」
325創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 15:33:12 ID:4sRmE/dX
りかけい「……」

りかけい(いくらなんでも、いきなりあんな凄い攻撃を受けたら耐えられないよ)

りかけい(他のトレーナーの人とか、よく平気だよなぁ)

キュウコン「ねえ、マスター」

りかけい「……」

りかけい(センターで見かけたポケモンの中には、その……)

りかけい(……キュウコンよりもおっぱいが大きい子がいたし)

キュウコン「マスター!」

りかけい「キュウコンが控えめじゃなかったら、僕は今頃死んで……」

りかけい「って、な、何? どうしたの、大きい声を出して」

キュウコン「お風呂、入ろう?」

りかけい「へあっ!?」
326創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 15:38:40 ID:4sRmE/dX
りかけい「えっと……どっ、どうして……?」

キュウコン「だって、あの時はマスターが倒れちゃったんだもの」

りかけい「……だから、改めて入りなおす、ってことかな」

キュウコン「うんっ」ニコニコッ

りかけい「えっと……あのね、申し訳ないんだけど」

キュウコン「? 何?」

りかけい「その……一人で、入ってもらえると助かるなぁ」

キュウコン「どうして?」

りかけい「そ、それは〜……」

りかけい(僕のHPがまた無くなるからなんて言えないよ!)

りかけい(だって、この子はポケモンなのに!)
327創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 15:43:58 ID:4sRmE/dX
りかけい「それは……ほ、ほら! 僕、さっき倒れたでしょ?」

キュウコン「うん」

りかけい「それでね、すぐにお風呂に入るとまた倒れちゃうかもしれないんだ」

キュウコン「うん」

りかけい「だから、えっと……一人で入ってきてくれるかい?」

キュウコン「……」

りかけい「キュウコンも擬人化したことだし、
      その体に慣れる良い機会だと思うんだよ!」

キュウコン「……」

りかけい「そっ……そういえば、言葉、普通に喋れてるね!
      一晩で喋れるようになるなんて、さすがキュウコンだなぁ!」

キュウコン「……お風呂、入ってくる」

…バタンッ!

りかけい「……はぁ……情け無い」


さるさん
328創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 15:46:38 ID:6oF1wSFz
打倒猿支援
329創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 16:06:12 ID:I2egFKpm
さるさんくらってからの支援って意味あるの?
330創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 16:10:13 ID:6oF1wSFz
>>329
解除条件に単位時間内のレスの割合低下があったと思う
331創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 16:35:14 ID:4sRmE/dX
ばいばいさるさんは、11レス目でなる
つまり、11レス目が書き込めなくなるから、10レス目で「さるさん」ってレスしてる

さるさんをくらわない・解除される条件は一緒で、
その時間台で、自分以外のID二種類以上で11レスがされれば11レス目が可能に、
12レスがされれば12レス目が可能っていう風になってる

ちなみに、●持ちが11レス以上しても支援してるのが●持ちの、
ID一種類だけって状況だとさるっちゃう

毎時00分をまたげばカウントはリセットされるから、
さるさん対策としては11レス以下は実は意味がなかったり

けれど、12レス目ではさるさんよりもキツい連投規制がやってくる
過疎気味の創作発表で、さらに規制されてる人も結構いるから確率は高い
連投規制は、他のスレにもレス出来なくなる
だから、間に挟まる形でレスがあると助かるのよね

他にも、スレ立て直後の80レスor一時間半位まではさるさんが無かったり、
時たまばいばいさるさんをくらわない時もあったりするけど、
そこらへんについては、まぁ今は関係ないから割愛

正確じゃないけど、大体さるさんってのはこんな感じ
ちなみに、これは創作発表板でもVIPでも一緒


さるってる間に集中切れたw
区切りが良いので、夜に再開しまー
332創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 19:16:19 ID:ivnJK7bk
さるさんは●持ちが11レス以上支援しても回避できるよ
333創る名無しに見る名無し:2009/11/22(日) 01:01:34 ID:Y3veyhwh
まぁまず投下側が気を付けるのが大前提だけどね
1レス60行までおっけーだから、1レス20行ちょいとかの人は纏めて投下する方が規制くらいにくくなる
334創る名無しに見る名無し:2009/11/22(日) 01:06:24 ID:mJbCY/T1
要するに読み手がちょくちょく支援とか合いの手とか入れりゃ回避できるのか?
335創る名無しに見る名無し:2009/11/24(火) 16:43:33 ID:J9+1uMpN
>>334
そうだよ


このスレは人が多いから他スレに支援を求めに行ったりしなくても大丈夫だろうけど、こんなスレもあるから一応紹介しておく

【支援要請】さるさんと闘うスレ【代理投下】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1239039323/
336創る名無しに見る名無し:2009/11/26(木) 20:35:32 ID:1692bj02
規制が痛いんだよねぇ
337創る名無しに見る名無し:2009/11/26(木) 20:36:22 ID:1692bj02
ってあっれぇ!?とけてる!
おぉー、久々だ・・・なんかネタ考えよう
338創る名無しに見る名無し:2009/11/27(金) 16:51:13 ID:EtOtrDIM
>>337
おめでとう
ネタ投下ガンガレ
三三七拍子で応援するよ
339創る名無しに見る名無し:2009/11/27(金) 20:38:55 ID:P9DivSno
ワクワクテカテカ
340創る名無しに見る名無し:2009/11/28(土) 23:38:31 ID:DCuk5OMD
ドラピオンがツイン三つ編みのツンデレに見えなくも無いな
341創る名無しに見る名無し:2009/12/02(水) 20:54:09 ID:4HnNGnrB
この書き込みが規制されてなかったら何か作品書く
342創る名無しに見る名無し:2009/12/02(水) 20:57:44 ID:cqkC2Vmo
>>341
wktk
343創る名無しに見る名無し:2009/12/02(水) 20:58:07 ID:4HnNGnrB
……お、規制解けてた
というわけで、今週中に何か1作投下いようと思います
344341:2009/12/05(土) 15:34:26 ID:Br55wk+e
作品一応書けた
投下したいけど、今支援できるって人います?
345創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 16:35:40 ID:RpZK2pne
遅かったかな
346341:2009/12/05(土) 17:00:45 ID:Br55wk+e
今から投下します
347創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:03:23 ID:Br55wk+e
 この世界には人間に似た姿を持ちながらも、人間とも動物とも違う不思議な生き物たちが存在する。
 その生き物たちは、時には友達として、時には家族として、そして――時には共に戦う仲間として人間たちと共存していた。
 そんな『彼女』たちのことを、人々は何時からか“ポケットモンスター”縮めて“ポケモン”と呼ぶようになった……



第1話 エンカウンター



 彼らがオーキド博士の研究所に呼び出されたのは、今年も秋が終わり、冬が訪れようとしていたある日のことであった。

「野生ポケモンの生態系調査……ですか?」
「うむ。大変な仕事かもしれんが引き受けてもらえないかのぉ?」
 マサラタウンにあるポケモン研究所の一室、そこには今オーキド博士と3人の少年たちがいた。
 3人の名前はそれぞれキリト・シルク・セイジと言い、皆オーキドの助手をしている研究員を親に持つ幼馴染であった。



 オーキドが彼らを呼び出した理由、それは現在のカントー地方における野生ポケモンの生態系調査を手伝って欲しいという依頼であった。
 曰く、最初のポケモン図鑑が作られて早5年、既に全国で存在が確認されたポケモンの種類はおよそ500種――実に当時の3倍以上にも及んでおり、このカントーでも近年、当時は確認されていなかった種の生息が確認されているのだという。
 そのため、最新のデータをより正確にする必要性が出始めたため、今回キリトたちを研究所に呼び出したというわけである。
348創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:04:32 ID:Br55wk+e
「シルクちゃん、もうちょっと考えてみなよ。
 グリーンさんは今やお隣トキワシティのジムリーダー、リーフさんは数ヶ月前に博士から別のお仕事を引き受けて今はナナシマ諸島、そしてレッドさんは……未だに修行の旅に出たまま帰って来ていないんだよ?
 とてもじゃないけど、今回の依頼を引き受けることなんてできないよ」
「その通りじゃ。それに、今回の件はポケモン図鑑を完成させることとは少し意味が違う。
 データを集めるという点は図鑑作りと同じじゃが、より正確なデータを必要とする仕事なんじゃ。だからいつもの様に幼い子供たちに任せるわけにはいかなくてな……」

 確かに、とキリトは思った。
 掛かる時間や労力は博士や自分たちの親が普段から行っている研究や、かつてレッドたちが行っていた図鑑作りの旅とは比にならないかもしれない。
 だが、当時のレッドたちよりも年上とはいえ、キリトたち3人は全員今年で13という一般的に見ればまだ十分子供と言える歳だ。
 そんな自分たちが果たしてそれほどの仕事を引き受けても大丈夫なのか、という疑問や不安はある。
 それに……

「でも博士、俺たち親の手伝いでポケモンに触れたことは過去に何度もありましたけど、自分たちのポケモンは持っていませんよ?
 生態調査ということは実質野生ポケモンと接触しなければならないということですから、さすがに手持ちのポケモンなしで行うのは無理があると思います」
 そう。キリトたちは未だに自分のポケモンを1匹も持っていないのである。
 今や年齢が二桁にもいかない幼子でさえ自分のポケモンを持っているこのご時世において、彼らがポケモンを持っていないのは、それだけマサラタウンがカントーでも類を見ない田舎町であることを表しているとも言える。
349創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:09:15 ID:Br55wk+e
「そのことに関しては心配いらん。わしの机の上を見てみなさい」
 そう言うとオーキドは立ち上がって自身の机を指差す。
 キリトたちが言われたとおり目を向けると、そこにはモンスターボールとポケモン図鑑がそれぞれ3つずつ置かれていた。



「……まさかあれを僕たちに?」
「もちろんじゃ。
 これだけの大仕事を引き受けてもらうんじゃから、これぐらいは用意しないとお前さんたちだって納得できんじゃろう?」
 セイジの問いにオーキドは意地悪そうにニヤリと笑って答えた。
「さっすが博士、子供心がわかってるぅ♪」
 この話乗ったわ、と付け足すとシルクは我先にとボールと図鑑が置かれている机に飛びつき、モンスターボールの中をひとつひとつ覗いていく。

「きゃ〜。みんな珍しくて可愛いポケモンばっかり! ほら、キリトとセイジもこっちに来て見てみなさいよ!」
「はいはい……」
「いや〜、5年前グリーンたちにポケモンをやった時の事を思い出すの〜」
「博士、楽しそうですね……?」



「モンスターボールに入っているのはそれぞれ、草タイプ、水タイプ、炎タイプのポケモンじゃ。
 草タイプのフシギダネ、水タイプのミズゴロウ、炎タイプのヒノアラシ、どれもこのあたりでは珍しい奴ばかりじゃぞ!」
 オーキドの説明を耳にしながら、キリトも早速モンスターボールの中を覗いてみる。
 確かに、ボールの中に入っているのはどれも辺境の田舎町ではまずお目にかかることなどできないであろうポケモンばかりだった。
350創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:10:05 ID:nCy3JaDQ
351創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:10:26 ID:Xgr/oqfB
支援。
352創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:10:46 ID:nCy3JaDQ
353創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:11:10 ID:Br55wk+e
「迷うな……」
 思わずキリトの口からそんな言葉が漏れる。
 それはシルクとセイジにとっても同意なようで、2人もその言葉に対してうんと頷いた。

「うむ。じっくり考えて決めなさい。それこそ一生涯のパートナーになるかもしれん存在を選ぶのじゃからな。
 ……そういえば、あいつらは全然考えもせずに決めていったのう」
「あいつらって……グリーンさんたちのこと?」
「そうじゃ、あの時のことは今でも覚えとるよ。
 5年前のあの日、わしはグリーンたちを研究所に呼んで『3匹のポケモンの中で気に入った奴を1匹お前たちにやろう』とヒトカゲとゼニガメとフシギダネを見せたんじゃ。
 そうしたら、レッドの奴はすぐにヒトカゲを選びよった。
 『何故そいつにしたのか』とグリーンとリーフが尋ねたら、レッドの奴、さらりとこう答えたんじゃよ……」


『…………色』


「い、色……ですか?」
「そうなんじゃよ。“自分の名前と同じ赤い色をしているから”という理由でレッドはヒトカゲを選んだんじゃ。
 そして、グリーンが『俺は大人だから先に選ばせてやる』とリーフに言ったから、次にリーフがフシギダネを選び、最後に残ったゼニガメがグリーンの手に渡ったというわけじゃ。
 どうじゃ、なかなか面白い話じゃろう?」
「へぇ……」



 マサラタウンのレッド。
 カントーにおいてこの名前を聞いて「知らない」と答える者はまずいないだろう。
 わずか11歳という年齢でありながらポケモンリーグを制覇し、一躍時の人となった少年。
 それだけではなく、当時カントー地方で悪の限りを尽くしていた秘密結社・ロケット団を壊滅させる等多くの伝説を残し、今や『生きる伝説』とも呼べる存在――
 そんな彼がまさか『色』でポケモントレーナーの道を歩み始めることになろうとは誰が思っただろうか?

354創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:11:28 ID:nCy3JaDQ
355創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:11:55 ID:Br55wk+e
「……決めた。私この子にする!」
 そう言ってモンスターボールのひとつを手にしたのはシルクだ。
 そして、すぐさま彼女はボールを開き、中に入っていたポケモンを呼び出した。

 ――出てきたのは炎を模したデザインをした和服姿の小柄な女の子だった。
 『和服』と言っても“まいこはん”というより、“はいからさん”という感じの和服だ。
 さらに、黒のボブカットの髪にはオレンジ色のカチューシャが可愛らしく付けられており、ただでさえ小柄な彼女をより子供っぽく見せる。
 キリトにはその女の子の『色』が、白と黒のモノクロカラーなイメージのシルクとは実にアンバランスな組み合わせにも見え、同時にぴったりな組み合わせにも見えた。

「ほう。シルクはヒノアラシを選んだか。じっくり育てると良いぞ」
 オーキドのそんな言葉を背中に受けながら、シルクは早速自分のパートナーとファーストコンタクトを試みる。
 まず、相手と同じ目線の高さになるようその場に座り込んだ。
 それに気が付いたのか、ヒノアラシの方もシルクと目を合わせる。
 互いの目が合ったことを確認すると、シルクはまず簡単に話しかけてみた。
「はじめまして、ヒノアラシ。私の言葉が分かるかしら?」
 にこりと笑いかけるシルクに対し、ヒノアラシはこくりと頷く。
「私、シルク。今日からあなたのトレーナー、つまり“おや”になる者よ。よろしくね」
 そう言ってシルクは自らの右手を前に出す。
 それを見たヒノアラシは、しばらくの間その手をじっと見つめていたが、やがてそれが握手を求めているものだと分かると自身も右手を差し出した。
356創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:12:09 ID:nCy3JaDQ
357創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:12:42 ID:Br55wk+e
 これがマサラタウンのオーキド研究所で実に5年ぶりにポケモントレーナーが誕生した瞬間だった。



「さて、残るポケモンは2匹じゃ。
 セイジ、キリト、お前さんたちはどちらにする?」
 シルクとヒノアラシの方から目を戻し、オーキドはキリトたちの方を見る。
 オーキド同様、シルクたちの様子を見守っていたキリトたちは、その言葉にはっと我に帰り、再びオーキドの机の上に置かれたモンスターボールへと目を向ける。

(う〜ん。残ったのは水と草か……
 タイプの相性的には草タイプのフシギダネだけど、水タイプの奴の方も気になるしな〜……
 本当、どっちにしよう?)
 残る選択肢が2つとなりながらも、未だ悩み続けるキリト。
 その逆に、セイジの方は何かを決心したような顔をしていた。

 そして――

「じゃあ、僕はフシギダネにします」
「!?」
 その言葉と共に、セイジが残り2つのモンスターボールの内1つ――フシギダネが入っている方を手に取った。
「おお、そうか。そいつは5年前よりも生態がさらに詳しく判明しておるから、きっとセイジでも上手く育てられると思うぞ」
 ボールを手に取ったセイジは、先ほどのシルク同様、早速それを開いてフシギダネを呼び出した。

 ボールが開かれ光と共に姿を見せたのは、緑色のドレスのような装いをした女の子だった。
 その姿は、体格こそ先ほどのヒノアラシ同様小柄でありながらも、きりっとした目つきや服装がどこか威厳があるかのような雰囲気を見るものに与えた。
 また、フシギダネというその名が示すとおり、その背中には大きな種があったが、それが何の違和感もなく、むしろ彼女の服の装飾の一部であるかのように見事に溶け込んでいる。
358創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:12:52 ID:nCy3JaDQ
359創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:13:35 ID:nCy3JaDQ
360創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:14:16 ID:nCy3JaDQ
361創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:15:13 ID:Br55wk+e
「主の呼び掛けに答え、参上いたしました。
 これより我が身は死ぬ逝くその時までマスターの剣となり、盾となり、そして僕(しもべ)となることをここに誓いましょう……!」
 出てきて早々、フシギダネはそう言ってセイジの足元に跪いた。
 その姿はまさに、ファンタジーの世界において、主君に対して忠誠を誓う騎士のソレであった。

「……え、え〜と……」
 そんな自身のパートナーの姿を見てセイジは少し困惑したが、すぐに持ち直して先ほどのシルク同様、同じ目線の高さになるようにその場に腰を下ろし――
「うん。よろしくね」
 笑顔でフシギダネの右手を両手でぎゅっと握ったのであった。



「……さて、キリトよ。残ったポケモンはそこにある1匹だけじゃ。
 つまり、そいつがおまえさんのポケモンということになるが、何も異論は無いな?」
 再び目を戻したオーキドが、未だに残っていたモンスターボールに手も付けていなかったキリトにそう尋ねた。
「……はい」
 別にキリトは貰えるならどのポケモンでもよかったのだが、今になって思えば『やっぱり迷わずにすぐに決めておけばよかったかなぁ……?』等という気持ちが生まれてしまうのも事実だ。
(でも、過ぎたことは仕方がないよな……)
 そう結論付けると、キリトは机の上に残っていた最後のモンスターボールを手に取った。
「博士、俺はこいつにします」
「うむ。そいつは育て甲斐がある。大切にしてやるんじゃぞ?」
「分かってますよ。
 ……よぅし、出て来い!」
 先の2人同様、キリトも手にしたモンスターボールを開いた。
 そして、一瞬の光と後に彼のパートナーとなるポケモンがその姿を現した。
362創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:15:31 ID:nCy3JaDQ
 
363創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:16:23 ID:nCy3JaDQ
誰か3レス頼む
364創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:16:32 ID:Br55wk+e
 ――そのポケモンの『色』は大まかに言ってしまえば、いかにも水タイプらしい『青』。
 飾り気の少ないヴィクトリアンメイド風の服装で、青い髪をオレンジ色のリボンでツインテールに結んだ女の子であった。
 また、頭とお尻にはそれぞれ一見アホ毛とシッポに見間違えてしまいそうなヒレが付いており、本来ならば水辺で生息している生き物であることをアピールしていた。


「はじめまして、わたしの飼い主さん。わたしの名前はミズゴロウと言います。
 タイプは既にご存知かもしれませんが、水タイプです。不束者ですが、よろしくお願いします」
 そう言うとミズゴロウはぺこりと頭を下げた。
 先の2匹同様小柄な彼女の体が、それによりさらに小さくなった。

「…………」
「……? どうしました、飼い主さん?
 ……ま、まさか、わたしのことがお気に召しませんでしたか!?」
「え!? あぁ、違うんだ。そういうワケじゃなくて、ちょっと気になったことがあってね……」
 そう言ってキリトは、右手で自分の高等部を小恥ずかしそうにかきながらミズゴロウに対して苦笑いを浮かべる。
365創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:17:21 ID:nCy3JaDQ
 
366創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:17:24 ID:Br55wk+e
「気になったこと……ですか?」
「う、うん……」
 キリトは一度、躊躇するような仕草を見せたが、やがてこう呟いた。


「あのさ……
 なんで、メスでも“ゴロウ”なの?」


 ――ミズゴロウもオーキドも、部屋にいた誰もがその問いに答えることはできなかった。



  ◆  ◆  ◆



●登場人物紹介

キリト
 この物語の主人公。
 13歳。身長155cm、体重47kg。右利き。
 イメージカラーは白と黒のモノクロ。
 人にもポケモンにも好かれる典型的な主人公体質だが、どこか天然で抜けている。
 服装は、白色のシャツに黒色のジーパン、上着はやたら長い黒寄りのモノクロカラーのコートを羽織っている。
 好物はパスタとサイコソーダ。

シルク
 キリトの幼馴染。
 13歳。身長153cm、体重44kg。右利き。
 イメージカラーは白と黒のモノクロ。
 人間側メインヒロイン兼ツッコミ役。原作ゲームで言うところの女の子主人公に該当する存在。
 自身の名前の由来でもある白銀の髪を大切にしており、長く伸ばしてデュアルツインテール状のツーサイドアップにしている。
 服装は黒のワンピースの上にアイスグリーンの上着を着ており、腰にはウエストポーチ、足には黒のニーソックスを履いている。
 好物は甘いもの全般。
367創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:18:14 ID:Br55wk+e
セイジ
 キリトの幼馴染。
 13歳。身長158cm、体重51kg。右利き。
 イメージカラーは白と灰色。
 原作ゲームで言うところのライバルに該当する存在。
 『天然お間抜けキャラ』なキリトに対し、セイジは『天然お馬鹿キャラ』である。
 服装は灰色のシャツに青色のジーパン、白色の上着と他の2人と比べるといたって普通。
 好物はアーモンドチョコレートと和菓子。


●登場ポケモン紹介

ミズゴロウ♀
 タイプ:みず
  特性:げきりゅう
  性格:おっとり
  おや:キリト
 キリトのパートナー。
 ポケモン側メインヒロイン。
 メイドさんのような服装をしたツインテールの女の子。
 頭とお尻に種族特有のヒレを持ち、頭のヒレはレーダーの役割を果たす。

ヒノアラシ♀
  特性:もうか
  性格:おとなしい
  おや:シルク
 シルクのパートナー。
 はいからさんなイメージをした和服姿の女の子。
 他の2匹と違って自分から積極的に発言することは少ない。

フシギダネ♀
  特性:しんりょく
  性格:まじめ
  おや:セイジ
 セイジのパートナー。
 ファンタジー世界に登場する女性騎士をイメージさせるドレス姿の女の子。
 外見だけでなく、中身も騎士道精神の塊で、良く言えば『生真面目』、悪く言うと『堅物』。
368創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 17:24:50 ID:Br55wk+e
今回は以上です
支援ありがとうございました

内容を見てもらえれば分かりますが、この物語は原作『ファイアレッド・リーフグリーン』から5年後のカントー地方を舞台としたものです
そのため、第二世代以降のポケモンや設定等が多数登場します

長編作品を書くのはぶっちゃけ初めてですが、どうぞ最後までお付き合いの程をよろしくお願いします
ところで、他の方々の作品と被らないように次回から作品をうpする際は鳥を付けようと思いますが、
この作品のタイトルも考えたほうがいいですかね?

それでは、今回はこの辺で失礼します
369創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 22:00:05 ID:YzQtJ+Lx
支援ー
チコリータでなくふしぎだねにしたのはわざと?
370創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 22:08:39 ID:Br55wk+e
>>369
この話の御三家は、原作第1世代〜第3世代の各世代の御三家で一番育てやすい(初心者向け)の3匹にした
草タイプは最初はナエトルにしようと考えていたけど、それだと進化したらミズゴロウ(ヌマクロー)とじめんタイプが被っちゃうんでフシギダネに
371創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 23:20:22 ID:NXSs0eaW
wktkしながら紫煙
372創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 23:54:29 ID:KPvT4YLQ
とりあえず乙


余計な心配かもしれんがそこまで細かく設定考えて大丈夫なのかな
373 ◆L9Q4yFj53E :2009/12/06(日) 11:51:04 ID:AM1Mhulm
レッド「盛り上がってるみたいだね」

イーブイ「……うん」

レッド「よかったよかった」

ブラッキー「ボクとしてはさ、マスターと……色々したいんだけどなぁ?」

レッド「い、色々……って……?」

ブラッキー「ふふ、逃がさなぁい」

レッド「ぶ、ブラッキー……!」


久しぶり。インフルやばい
ブラッキーこんな感じだっけ?
374創る名無しに見る名無し:2009/12/06(日) 12:25:50 ID:1hIAnvx1
もう逃げたのかと思ってたよ
375創る名無しに見る名無し:2009/12/06(日) 12:26:46 ID:D+jkrj2l
>>373
お久しぶり!待ってたよ
376創る名無しに見る名無し:2009/12/06(日) 14:38:32 ID:r34FzIlH
>>196まで
ナツメが拉致してなぞのくさ捕まえたとこまでだよね

ぜひ続けてくれ
377創る名無しに見る名無し:2009/12/06(日) 16:11:11 ID:aoJkOwtW
げぇっ!ブ、ブラッキー!!
378創る名無しに見る名無し:2009/12/06(日) 21:18:38 ID:rVoA5MEn
おっ >>1帰って来たのか!?

ってあれ?
379創る名無しに見る名無し:2009/12/07(月) 00:00:40 ID:aWy3aYul
よっしゃ支援


あれ?
380創る名無しに見る名無し:2009/12/08(火) 01:00:07 ID:nG8Nngh0
>>1は何しに戻って来たのか

>>273とか>>347あたりも、続きが気になるところ
381創る名無しに見る名無し:2009/12/09(水) 13:06:20 ID:paPtAutg
皆忙しいんだろ気長に待とうや
382創る名無しに見る名無し:2009/12/12(土) 02:15:52 ID:bvJG6uRM
話題ないし擬人化関連でおまいらのオススメポケモンを教えてくれよ
雑談から作品が生まれる事を願ってネタ出したのんます
383創る名無しに見る名無し:2009/12/12(土) 11:43:59 ID:dAEh5odg
ルカリオ
384創る名無しに見る名無し:2009/12/12(土) 11:45:35 ID:t6L7k5JM
じゃあメモを晒してみる

ヨマワル→単眼娘、テケテケ状態
サマヨール→単眼娘、背中を中心に全身大火傷、透けて人魂が見えてる
昔々誤って人里に入ってしまった単眼娘の姉妹。化け物と恐れられ捕らえられ殺される
妹は腹からばっさり、姉は火あぶり。死体は川へ。良く考えてないけど霊が云々でどうのこうので復活なり怨霊化なり
妹は布と仮面被って姉は包帯グルグル巻いて夜な夜な彷徨ってるうちにポケモン化
件の人里に着いて憑いて滅ぼしてそのまま其処に自縛霊っぽくなる
時は移りハナダどうくつとかはつでんしょとかそんなかんじになってる件の元人里に主人公っぽいのが来て捕まえて徐々に心を開いていくはーとふるすとーりー
385創る名無しに見る名無し:2009/12/12(土) 20:53:52 ID:KiwaKk/u
ヨノワさんはいないのか
386創る名無しに見る名無し:2009/12/12(土) 23:15:50 ID:HGOehiG2
ヨノワの特性プレッシャーだからヤンデレな感じで
387創る名無しに見る名無し:2009/12/15(火) 03:50:26 ID:yshpoZ7s
ユキメノコとかそのまんま雪女で
388創る名無しに見る名無し:2009/12/20(日) 00:51:13 ID:6xNWoUSa
誰か書かないのか?
389創る名無しに見る名無し:2009/12/20(日) 20:48:43 ID:+JFIEYcx
あんまり投下されてないけど絵もおkなのか?
390創る名無しに見る名無し:2009/12/20(日) 21:28:47 ID:YOVzRXFx
おkおk
391創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 00:11:58 ID:QpHz7gU9
ズバットたんは前髪で眼が隠れてる神秘系幼女
392創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 00:21:45 ID:ZnhF4yBf
反響定位をするために常に舌打ちしてるのか
393創る名無しに見る名無し:2009/12/24(木) 17:26:30 ID:PrLFfEd6
デリバードの日ですね
394創る名無しに見る名無し:2009/12/26(土) 11:23:18 ID:9unJSsmo
あげてやんよ
395創る名無しに見る名無し:2009/12/28(月) 01:35:18 ID:ZIMXrnjQ
ライバルのパーティを見ていたらふと思いついた。
御三家は他の人が考えとくれ。

・クロバット
 御三家に次ぐ古参であり、一番の忠臣。生真面目過ぎて融通が利かないところがある。
 主人の命令であれば多少ムリな事もこなそうとする一途な面を持つ。かなりの苦労人。
 かつてズバットの群れで虐められていたところを今の主人に救われ、以来忠実に仕えている。

 目つきがきつい為、ズバットの頃は前髪で隠していたが、主人に薦められて以来前髪を上げるようにしている。

・ゲンガー
 軽薄で悪戯好き、悪巧みにかけては右に出る者がない策士。
 同年代のクロバットをイジるのが趣味で口喧嘩が絶えないが、仲はそれほど悪くもない。
 退屈だという理由でゴースの群れから離脱し彷徨っていたところで主人に出会い捕獲される。

 常にニヤニヤ顔であり、腹黒い事を考える時は特に酷くなる。

・レアコイル
 口数が極めて少なく、無表情なので何を考えているのかわからない。
 たまに話す語が毎回物騒なのでその都度どつかれている。ある意味では超素直クールなのだとも言える。

 コイル時は無表情でジト目なロリ。レアコイルになってからはスレンダーになる。

・フーディン
 穏やかな性格。かなりの読書家であり、暇さえあれば本を読んでいるか、昼寝をしている。
 博識で知能も高く、ゲンガーと共に参謀役を務めるが、ゲンガーより慎重な策を好む。

 細目のメガネっ子。

・ニューラ
 わがままでツンデレ、高慢な性格。クロバットとゲンガーのコンビによって拉致され加入。
 当初は嫌々従っていたが、マスターの不器用な優しさに惹かれ、表面上は嫌がりつつもなんだかんだで上手くやっている。
 レアだからという理由で大切にされている自身の存在意義に悩んでいた。

 ゴスロリお嬢様。アホ毛。八重歯。お洒落には気を使っている。
396創る名無しに見る名無し:2009/12/28(月) 11:30:16 ID:UzZIB7C/
でもゲンガーって悪だくみ覚えないんだよね・・・
そこは悪だくみするも失敗するキャラのほうがいいんでない?
397>>395を見て書いた  ◆AvP.enmOzE :2010/01/04(月) 23:33:36 ID:jJD/FoUx

「今日もかわいいよ、僕のニューラたん。」

 私がかわいいのは当然のことでしょう。
元が良いのは言うまでもない事ですが、あれだけ金をかけて美容院に通い、ジャラジャラとしたアクセサリーで着飾り、猫(私は猫ではないけれど)可愛がりさているのだから。

「よしよし、今日もいい子だね、かわいいかわいいニューラたん。」

膝の上に座っている私を撫でながら、いつもと同じようにマスターは言いました。
私はこれからもずっとずっと、死ぬまで愛されるのでしょう。せいぜいマスターを飽きさせないよう、かわいいかわいいニューラたんを演じ続けている限り。
生まれた頃から愛玩ポケモンとして、ろくに外の世界も知らずに育てられてきた私はそう思って生きてきたのでした。

 あの日までは。

398創る名無しに見る名無し:2010/01/04(月) 23:35:02 ID:jJD/FoUx
 その日は、マスターのところに来客がありました。
客は、黒い服を着ていて赤い長髪をした目付きの悪いチンピラ……もとい、少年でした。
「珍しいポケモンを持っている人がいると聞いて、アサギから遥々やってきた」のだそうです。無論、その珍しいポケモンとは私の事に違いありません。

「いいともいいとも、ぜひとも見ていってくれ。このニューラはね、あくタイプっていうつい最近発見された新しいタイプのポケモンでね……」

少年がマスターの話を聞きたがっている事を知ると、マスターは長々と自慢話を始めました。
私もマスターの言葉に合わせて、少年にアピールするようにポーズを決めます。
399 ◆AvP.enmOzE :2010/01/04(月) 23:36:09 ID:jJD/FoUx
「ところで、」
ちょっと過剰気味な自己PRにも飽きた頃、私の事をくどくどと語り続けるマスターの言葉を、相手の少年が遮りました。
「なんだい?人が話しているのに。」

自慢話が遮られるとマスターはいつも不機嫌になります。
まったく、無礼な奴です。せっかくマスターが私のかわいらしさについて話しているのに。

「そのニューラってポケモンは、戦闘経験はあるのか?なかなかいいツメしてるみたいだが。」
少年の言葉にマスターは眼を丸くします。
「闘わせるのかい?とんでもない!」
マスターの反応を少年はふん、と鼻で笑いました。
「バトルこそポケモンの醍醐味だろ?」
私も相手の少年を軽蔑しました。彼はそんな野蛮な目的でポケモンを飼っているのです。
やはりチンピラでした。
「そんな眼で僕のニューラたんを見て欲しくないよ。帰ってくれないか?」
話を中断されただでさえ不機嫌だったマスターの怒りに、少年の見下したような目線と態度は油を注ぐ結果となりました。
「ああ、悪かったな。邪魔した。」
マスターの言葉を聞いた少年もといチンピラは、うんざりしたような呆れたような馬鹿にしたような様子で帰っていきました。

「まったくもう、ああいう野蛮人だとわかっていたら家になんか上がらせなかったのに。ねぇ、ニューラたん。」
ええ、まったく同意です、マスター。あんな奴二度と来なければいいのです。
400 ◆AvP.enmOzE :2010/01/04(月) 23:39:38 ID:jJD/FoUx

 その夜は、月の見えない闇夜でした。
本来夜行性ポケモンの私ですが、昼間来客があった為疲れて眠っていたのです。
特注ベッドの中ですやすやと眠っていた私は、妙な気配で目覚めました。
月光も差さない暗闇の中、何かが潜んでいるような。
ポケモンとしての本能という奴でしょうか、愛玩用の私にもその妙な違和感だけは敏感に感じ取れたのです。


「へ、」

それは、

「へちゅっ」

耳の良い私でもかろうじて聞き取れる程度の、小さな小さなくしゃみでした。
401 ◆AvP.enmOzE :2010/01/04(月) 23:41:37 ID:jJD/FoUx
「なんでそこでクシャミすんのよこのバカッ!!」
途端に大声が響きます。部屋の隅には、新月の闇を重ね塗りする黒い影がボンヤリと見えました。
「し、仕方ないでしょ!!!」
私の頭上から大声が言い返しました。一体いつから潜んでいたのでしょう、音もなく二枚の翼の影が羽ばたいています。
「昼間っから物音も立てずにずっと、ずっと、ずぅぅーっと!!」
ああそうですか、昼間からですか。
「隠れてたんだからッ!!!」
ご苦労様です。

「だいたいね、あなたの“作戦”とやらはいつもいつも杜撰過ぎるのよ!」

「ちょっとちょっと、アンタまさかアタシの計画にケチつける気!?」

「あなたは御主人様を犯罪者にしたいのかしら!?」

「アンタが毎回毎回ドジ踏むからでしょ!!」
402 ◆AvP.enmOzE :2010/01/04(月) 23:42:40 ID:jJD/FoUx
「何よ、このニヤニヤ!!!」

「何よ、この口減らず!!!」

「あ、あの……?」
私は喧嘩している二つの影に声をかけます。あまりにいたたまれませんもの。

「うるさいわねこの…………!!!1!!111!1!」

怒鳴りつけようとする声が絶妙にハモると、四つの目がこちらに向き、パッチリと開いた私の目を凝視しました。

「…………」

「…………」

「…………」

「…………えー、今何時でしたっけ?」

私は一体何を聞いているんでしょうか。
ぽっかりと、奇妙な間が開きました。
403 ◆AvP.enmOzE :2010/01/04(月) 23:43:54 ID:jJD/FoUx

「…………」

「…………」

二つの影が行動を起こしたのはほぼ同時の事でした。

「さいみんじゅつ!!」
「ちょうおんぱ!!」

二つの技が襲い掛かります。私は悲鳴を挙げながら、何がなにやらわからなくなったのでした。

404 ◆AvP.enmOzE :2010/01/04(月) 23:47:02 ID:jJD/FoUx
リメイク前の金銀しかやった事ない俺ですが、たまにふらっと書きに来ますのでよろしく。
405創る名無しに見る名無し:2010/01/05(火) 11:28:39 ID:1JBvTJhQ
いいね楽しみに待ってる
406創る名無しに見る名無し:2010/01/08(金) 21:40:34 ID:uAqyHLNX
某安価でポケモン擬人化のアゲハントに
ハートを奪われました

誰か書いて頂きたい

できれば
ツンデレぎみに
407 ◆AvP.enmOzE :2010/01/09(土) 00:26:24 ID:G3IbAvNd
 ふぁぁ。なんか寒いわね。
気がつくと私は外にいました。私の体が乗っているのは、いつものふかふかのクッションではありません。
いつの間に出されたのでしょうか。もしや私夢遊病のケでもあったのかしら?
起き上がろうとした私は、両手両足を太い丈夫な紐で雁字搦めに縛られているのに気がつきます。
うちのマスターもついに変な趣味に目覚めたのでしょうか。いつもいつも変な人だとは思っていたけれど。。

「このアホゴースト!!」
「何よバカゴルバット!!」
何やら聞き覚えのある声が。


「まったく、最後の最後まで足引っ張るなんて、アンタってホントドジね!!」

「あーら、最後に警報引っかかって家主怒らせたのはあなたでしょ?」

「もとはといえばアンタが起こしたんでしょーが!あーぁ、アンタみたいなドジッ娘と組んだアタシがバカだったわぁ。」

「アンタの計画なんていつもいつも無茶苦茶じゃないの!!バカ娘要員と屁のツッパリはいらんですよ!!」


嗚呼、どうやら私はまだ夢の続きを見ているようですね。昨夜の夢に出てきた二人組でした。
408 ◆AvP.enmOzE :2010/01/09(土) 00:27:22 ID:G3IbAvNd
「ねぇ、コイルはどう思うの?」

「あら、コイルならアタシの計画に賛同してくれてたわ。ねー、コイル?」

二人が声をかけた先、小柄なポケモンがちょっと大きめな電卓のような装置(のちにそれは“ぱそこん”という装置だと知りました)をカシャカシャと操作していました。
コイルと呼ばれたそのポケモンは、無表情な顔の目だけ動かしてちらりとやると、

「だまって。作業の邪魔。」

言いたい事だけぽつりと言うと、そのまま作業の続きに取り掛かりました。
「ほーら、アンタが悪いって!!」
「いーや、あなたの計画が悪いんだってヴぁ!!」
「何よこのつり目!」
「言ったわねニヤニヤ笑い!」
「バサバサ!」
「ふらふら!」
「バーカ、ブァァーカ!!」
「おたんこなす、ドテカボチャ!!!」
どちらでもないはずの言葉も、興奮した二人には火に油。二人の怒鳴り合いのボルテージがあがってゆくばかりです。

409 ◆AvP.enmOzE :2010/01/09(土) 00:29:03 ID:G3IbAvNd
「まったくあなたったら本ッ当ば「でんじは。」かばばばばばばっ!!」
ぽてっ、という音がしたかと思うと、ゴルバットは地面に落ちました。

「へっへーん、ざまぁみさら「でんじは。」せびびびびびびびびびっ!!」
ぱたんきゅぅ、とゴーストも地面に伏します。

「だまって。作業の邪魔。」

邪魔者を黙らせたコイルは、黙々と自分の作業に戻りました。
410 ◆AvP.enmOzE :2010/01/09(土) 00:30:26 ID:G3IbAvNd

「……ねぇ。」

「…………。」

「ねぇ、ちょっと。」

「…………。」

「ねぇ、ったら。」

「…………。」

「そこの貴女。」

四度目の声掛けで、コイルはようやくこちらに振り向きました。


「私の事を呼称しているのならば、私の名称は“ねぇ”ではない。」
「え?あ?えーと、」
「私の個体識別名称を質問しているならばコイル。私の種族名を質問しているならばコイル。私の個体識別IDを質問しているなら「いや、もういいわ。」」
変人には耐性がついているつもりでしたが、こちらもこちらでかなり偏屈……げふんげふん、変わった性格のようです。
「ねぇ、コイルちゃん。いくつか聞いてもいいかしら?」
「緊急を要さないならば、あと30秒弱待って欲しい。」
30秒だったらそんなに変わらないような。私はあまり深く追求せず尋ねました。
「貴女は一体何をしてるの?」
コイルは先ほどと同じように目だけをちらりと向け、
「貴女の捕獲ボールのトレーナー認証システムを構成するスクリプトの一部を削除、余剰リソースに私のマスターのトレーナー認証コードを入力している。」
コイルは呪文でも読み上げるようにスラスラと答えました。よくまぁ、噛まないものです。
「え、えぇっと……」
「貴女のマスターの親IDを、私のマスターのIDに書き換えている。」
おやID?いつだったでしょうか、そんな事をマスターが言っていましたっけ。
あ、そういえば私のマスターはどうしたのでしょうか。

「よぉ。」

その時、向こうから声がしました。若い男の声でした。
411 ◆AvP.enmOzE :2010/01/09(土) 00:31:11 ID:G3IbAvNd
ここまで。
412創る名無しに見る名無し:2010/01/09(土) 00:51:25 ID:SIoceIY3
ああん
いけず
413創る名無しに見る名無し:2010/01/11(月) 23:06:14 ID:Z70C0u04
414創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:19:32 ID:Qi68px28
>>327

りかけい(あの子は……キュウコンは、
      僕をトレーナーとして慕ってくれてるんだ)

りかけい(それなのに、さっきの態度はひどすぎる)

りかけい「……はぁ」

ギャロップ「〜?」

りかけい「おっと、ごめん。心配させちゃったかな」

ギャロップ「♪」

りかけい「あはは、髪を噛まないでくれったら」
415創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:23:05 ID:Qi68px28
ギャロップ「〜?」

りかけい「いいや、僕はキュウコンの事が嫌いになったわけじゃないよ」

りかけい「そんな事……絶対にあるもんか」

ギャロップ「♪」

りかけい「うん。だから、問題は僕にだけある」

りかけい「キュウコンが……あんまりにも美人になっちゃって、
      ちょっと……いや、かなり戸惑ってる僕に」

ギャロップ「!」

りかけい「うんうん、勿論お前も美人だよ、ギャロップ」
416創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:24:45 ID:PV6jVADD
りかけいの人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
417創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:27:22 ID:Qi68px28
     ・    ・    ・

りかけい「……――それにしても、キュウコンは遅いなぁ」

ギャロップ「〜!」

りかけい「あれから30分が経ったけど……」

ギャロップ「〜!」

りかけい「えっ、何だい? 様子を見に行こう、って?」

ギャロップ「!」

りかけい「いや……それは……」

ギャロップ「!」

りかけい「わっ、わかったからそんなに引っ張らないで!」
418創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:30:53 ID:Qi68px28
     ・    ・    ・

りかけい「……ゴホン!」

コンコン

りかけい「え〜……あ〜……キュウコン?」

ギャロップ「!」

りかけい「まっ、待ってって! まだキュウコンが返事してないし!」

ギャロップ「〜!」

りかけい「お〜い、キュウコ〜ン? 聞こえてるんだろ〜?」

コンコン!

りかけい「? おかしいな」
419創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:33:50 ID:Qi68px28
りかけい「キュウコ〜ン? キュウコ〜ン!」

コンコン、コンコン

りかけい「どうしたんだろう……」

ギャロップ「!」

りかけい「あっ、コラ! 勝手に開けちゃ駄目だって!」

ガチャッ!

りかけい「――っご、ゴメンよ! ギャロップが勝手に――」

キュウコン「……」

りかけい「きゅ、キュウコン……!?」
420創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:38:07 ID:AVsLUhkP
支援
理科系の男うらやましい…
421創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:41:09 ID:Qi68px28
     ・    ・    ・
【ポケモンセンター】

「――もう大丈夫ですよ」

りかけい「本当ですか!? 良かったぁ……!」

「もう、同じ日に二回も来るなんて」

りかけい「……これじゃあ、トレーナー失格ですよね」

「……今回は、キュウコンちゃんのストレスと、
 擬人化したてという二つが重なって起きた事です」

りかけい「す、ストレス……?」

「大方、魅力的な女の子になったあの子に尻込みでもしたんでしょう?」

りかけい「……面目ないです」
422創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:45:42 ID:Qi68px28
「ゴホンッ!……お説教からになってしまいましたけど、
 あの子に何が起こったのか具体的に説明します」

りかけい「……はい」

「ポケモンも生き物です。
 だから、ストレスを感じると体調に異常をきたす場合もあります」

「――ここまではよろしいですね」

りかけい「はい」

「今回は、ストレスによって“わざ”の一つが発動したものの、
 それが湯船だったためにキツ目の湯当たりで済みました」

「ですが、それが湯船でなかったら、
 ほのおポケモンのキュウコンちゃんが、自分の日で“やけど”を負っていました」

りかけい「……」
423創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:51:54 ID:Qi68px28
「一週間もすれば、擬人化した体に慣れてそんな事はなくなります」

「……でも――良いですか!?」

りかけい「はっ、はいっ!?」

「擬人化装置の効果で、見た目は手足が伸びきった女の子です」

「けれど、それは見た目だけの話であって、
 キュウコンちゃんの中身にまで変化があるわけではありません」

「擬人化する際につけたカルテにありましたけど、
 あの子はまだまだ小さな子供なんですよ?」

りかけい「!……はい、すみませんでした」

「――こっ、こちらこそ済みません……!
 駄目ですね、どうにも説教臭くて……」

りかけい「いえ……色々と、ありがとうございました」
424創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:55:32 ID:Qi68px28
     ・    ・    ・

キュウコン「……ん」

りかけい「あ、目が覚めた?」

キュウコン「マスター……?」

りかけい「家に着くまで寝てて良いからね」

キュウコン「……おんぶ?」

りかけい「うん。キュウコンは軽いし、何てことないよ」

ギャロップ「〜!」

りかけい「いざとなったら、ギャロップに助けて貰えるしね」

キュウコン「……」
425創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 18:59:51 ID:Qi68px28
りかけい「キュウコンは軽いし、これなら僕の『HP』ももちそうだよ」

キュウコン「……ねぇ、マスター?」

りかけい「なんだい?」

キュウコン「私……元の姿に戻りたい」

りかけい「どうして?」

キュウコン「……」

りかけい「えっと、その……ごめん」

キュウコン「?」

キュウコン「……どうしてマスターが謝るの?」
426創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 19:07:05 ID:Qi68px28
りかけい「昨日、あれだけ偉そうな事を言っておきながら、さ」

キュウコン「……」

りかけい「一緒にお風呂……僕には、ちょっと難しそうなんだ」

キュウコン「どうして?」

りかけい「どっ、どうして? どうしてって、そりゃあ……」

キュウコン「?」

りかけい「……僕の『Lv』が低すぎるから、かな」

キュウコン「?」
427創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 19:14:15 ID:Qi68px28
キュウコン「それじゃあ、私はどうすれば良いの?」

りかけい「そうだね……このまま引き返して、
       元の姿に戻して貰うか」

キュウコン「……」

りかけい「このまま帰って、その……
      僕の『Lv』が上がるまで一緒にお風呂は我慢するか」

りかけい「……どっちにする?」

キュウコン「――『Lv』が上がるの、どれ位待てば良い?」

りかけい「それはちょっと……わからないなぁ」

キュウコン「でも……ちゃんと『Lv』は上げるんでしょ?」

りかけい「勿論さ」

キュウコン「……」
428創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 19:19:51 ID:Qi68px28
キュウコン「それなら……このまま帰りたいわ」

りかけい「……良いのかい?」

キュウコン「だって、マスターは『Lv』上げを頑張るんでしょ?」

キュウコン「だったら、マスターのポケモンの私が、
       お風呂を我慢出来なきゃ格好悪いもの」

りかけい「……ははっ、言い得て妙だなぁ」

キュウコン「それに、ね」

ぎゅっ!

りかけい「? キュウコン?」

キュウコン「――ポケモンの時にはして貰わなかった“おんぶ”、
        なんだか気に入っちゃったから」


おわり
429創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 19:20:52 ID:vlZm0GyN
渾身の乙!
430創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 19:21:49 ID:AVsLUhkP

キュウコンさんもギャロップもかわいいな・・・
431創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 19:22:36 ID:PV6jVADD
乙!
432創る名無しに見る名無し:2010/02/08(月) 17:28:59 ID:RU65fhO/
ほし
433創る名無しに見る名無し:2010/02/13(土) 17:23:13 ID:ixORnC1A

漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
434創る名無しに見る名無し:2010/02/17(水) 07:47:41 ID:79xV9uyE
保守
435創る名無しに見る名無し:2010/02/22(月) 16:48:12 ID:4uckMtgy
ほっしゅ
436創る名無しに見る名無し:2010/03/07(日) 01:35:06 ID:EI0LpJnQ
保守
437創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 21:27:51 ID:mj8WilnM
金剛石途中までで紅玉と水晶しかやったことしかない俺が
書いてみていいかな?
438創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 21:31:47 ID:4i9bhdvt
頑張れ
439創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 21:54:44 ID:mj8WilnM
澄み切った風だった。

エリートトレーナー「そろそろだな…」
第9回ポケモン擬人化リーグ予選1回戦。俺は青々とした空の下、すっと立ち上がった。

ポケモン擬人化リーグはもともと擬人化装置が推奨されないためにマイナー化されてきた。
俺はただのエリートトレーナーだ
…がこの大会は俺の目標であり、その終着点だった。
ポケモンセンターからつれてきた6匹(いやこの場合6人)を連れ、サイユウシティへ一歩、歩き出した。
440創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 22:18:48 ID:mj8WilnM
ライチュウ(以下、ラ)「ねえマスター。ほんとにこの大会出るの?」
エリートトレーナー(以下、エ)「当たり前だ。俺の目標だぞ。」
ラ「とかいって『実は通過点でしたー』なんていわない?」
俺はむっとした「そんなこと…」
キノガッサ(以下、キ)「あ…花畑…」
マグマラシ(以下、マ)「これって天国だよね?天国だよね?」
エ「かっ…勝手に殺すなー!!!」

441創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 22:27:07 ID:mj8WilnM
全くマグマラシの奴…
俺は小さくため息をついた。

ライチュウは俺の相棒だ。ガキに毛が生えたくらいの時からの相棒だ。
ピチュウの時は「ますたぁ…ごはんたべたい…」なんて可愛かったが…
…どこで間違えたのだろう…
サイユウゲートをくぐるともう受付がはじまっていた。
俺は受付の列に並んだ。ポケモンと一緒に。
442創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 22:32:15 ID:mj8WilnM
ラ「ねえマスター、ご飯は?」
エ「さっき食べたろ。」
ラ「トイレは?」
エ「後でいいだろ。」
ラ「新聞は?」
エ「とってない。」
ラ「生理は?」
エ「しない!!!もう受け付けさせてくれ!!!」
もう順番が来ていた。
443創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 22:33:08 ID:4i9bhdvt
ライチュウかわいいよライチュウ
444創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 22:38:11 ID:mj8WilnM
マ「そういえばどんな大会なの?マスター。」
エ「知らん。」
ラ「あれれー?目標は?終着点は?」
エ「うっ…うるさい!何でも計画的じゃつまんないだろ!」
そうは言ってみたものの、情報がないのが事実だった。
(マイナーすぎてN●Kですら決勝のハイライトやるだけだしなぁ…)

そうこうしているうちに予選ははじまった。
445創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 22:48:33 ID:mj8WilnM
予選は1匹だけのバトルだった。ただし道具はきのみしか使ってはいけないらしい。
あとは普通のバトルと同じだった。

ラ「ほらーせっかくの開会式見忘れちゃったじゃーん」
ミロカロス(以下、ミ)「予選なので開会式はありませんよ」
ラ「あっそうか、ありがとミロ」
(それじゃただの飲み物だろ…)
順番は103番だった…トーナメント表を見るとすぐだった。
そろそろ控え室いくか…
446創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 22:58:47 ID:mj8WilnM
控え室でみんなのコンディションを確認した。
一回戦の相手は鳥使いだ。(←さっき確認した)
ライチュウだな…と思い作戦を確認した。

司会から呼ばれる。心臓が脈打つ音が地震に思えた。
そのとき、ぎゅ…とライチュウは手を握ってくれた。
もう慣れてるはずのその行為で何故か心が安らいだ。
大丈夫だ。もう心配ない。
スタジアムへの扉を開けた。
447創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 23:06:47 ID:mj8WilnM
審判「それでは両選手、準備してください」
エ「おいライチュウ、こんな時は素数を数えて心を整理するんだ」
ラ「へぇ〜、生理しないんじゃなかったの?」
エ「いやだから…」
審判「赤コーナー103番いいですか?」
エ「ああ、すみません。」俺はピカチュウにオボンの実を持たせた。

向こうの鳥使いはもうポケモンを出していた。
…よりによってエアームド…
(鋼がきついな。)
448創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 23:17:23 ID:mj8WilnM
レディー…ファイト!
始まった。
エ「でんじはだ!」鳥使い(以下、鳥)「そらをとんではがねのつばさだ!」
(きた!エアームドは鳥だから近づかないといけない。だから至近距離ででんじh…)
しかしエアームドは見えなかった。
ラ「消えt」ガッとエアームドはライチュウの頬に翼をぶつけた。
ラ(う…速い!)
鳥「一旦そらをとべ!」
エ「なんて速さだ…」
鳥「何故エアームドを選んだのか?それはこのエアームドは俺のポケモンのなかで一番速いのさ!」
エアームド(以下、エア)「師匠!どうすればいいのか命令を!」
449創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 23:24:08 ID:mj8WilnM
く…このままではライチュウが…
エ「ライチュウ!一旦離れろ!」
鳥「つばさでうって追撃だ!」
ラ(逃げても逃げてもついてくる…う…)
エア(無駄無駄無駄無駄無駄ァー!!!)
避けながらもライチュウにはバシバシとつばさが当たる。
エ「引け!ライチュウ!引け!」
ラ「軽々しくいわないで!自分はなんにもやってないのに!」
エ「な…」
鳥「おやおや仲間割れですかね…」
450創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 23:31:56 ID:mj8WilnM
エ「それは…くっ…」
鳥「おおっと本当のことだから何もいえないと…」
エ「貴様!」
司会「ライチュウにつばさが当たっています!しかし避けれない!これは万事休すか!?」

エア「所詮そんなものなの!人間なんてどうせ命令してるだけ!」
ラ「…マスター…」
鳥「ドリルくちばしだ!いけ!」
451創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 23:41:14 ID:mj8WilnM
エ「ライチュウ!避けるんだ!」
しかしライチュウは逃げなかった。
司会「ここでエアームドのくちばしがヒーット!」
エア「死んでしまえー!!!」

ライチュウはスタジアムの壁に叩きつけられた。
ラ「ぐっ…マスター…」
鳥「ゴッドバードだ!」ヤバイ。今あれをくらったら…
エ「ライチュウ!…たとえお前が命令されてるだけって感じても…」
鳥「突撃用意!」
エ「俺は命令なんかしない!裏切ったりしない!お前は俺の相棒だ!」
452創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 23:49:22 ID:mj8WilnM
ライチュウは、その時、笑った。
ラ「馬鹿じゃないの?そんなんでポケモンの目が覚めると思ったの?」
これは…
ラ「ホント馬っ鹿みたい…でも。」
鳥「いけ!エアームド!」
ラ「君の相棒なら…目が覚めたよ。」
クルリとエアームドに向き直るとライチュウは言った。
ラ「後悔するよ鳥女…マスター!」
エ「10万ボルトォ!」
スタジアムが一瞬瞬いた。
453創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 23:50:51 ID:4i9bhdvt
らいちゅううううううううううううううううううう!
454創る名無しに見る名無し:2010/03/14(日) 23:56:36 ID:mj8WilnM
スタジアムは騒然となった。
鳥「い…一撃で…嘘だ…」
エア「ししょ…う…」ガクリ

司会「エ…エアームド戦闘不能。赤コーナーの勝ち!」
大歓声とはあの事を言うのだろう。耳が痛かった。
ライチュウが俺の元へ歩いてやってきた。
ラ「あ〜も〜…疲れた。」
エ「おつかれ。」
455創る名無しに見る名無し:2010/03/15(月) 00:02:27 ID:+YdKTU4p
らいちゅうかわえええええ
456創る名無しに見る名無し:2010/03/15(月) 00:05:02 ID:mj8WilnM
ラ「ちぇー色々言うから。」
エ「あのなあ。」
ラ「でも…」
エ「え?」小声で聞こえなかったからかがんだ。
ラ「マスターが色々言ってくれたから勝てたんだよね。…ありがと。」
そういうとライチュウは俺の頬にキスをした。
エ「b…bばば馬鹿野郎!ボールに戻ってろ!」
ラ「擬人化してるから無理だし。」ニヤニヤ(゜∀゜)「マスター。愛してるよ。」
(全くそんな言葉どこから覚えたんだか…)
こうして第一回戦は幕を閉じたのだった。
457創る名無しに見る名無し:2010/03/15(月) 00:07:40 ID:HYHu1Ctx
ライチュウが可愛すぎてどうにかなりそう
458437:2010/03/15(月) 00:07:44 ID:oE55NK3X
これで終わりです。汚い文で書いてすみませんでした。
万が一にも希望があったら続編書きます。
459創る名無しに見る名無し:2010/03/15(月) 00:10:22 ID:HYHu1Ctx

続きwktk
460創る名無しに見る名無し:2010/03/15(月) 00:12:28 ID:oE55NK3X
でも今日はもう眠いので寝ます。
いつか続編は書きます。
それじゃノシ
461創る名無しに見る名無し:2010/03/15(月) 00:25:48 ID:+YdKTU4p
続き期待してる
462創る名無しに見る名無し:2010/04/08(木) 20:50:40 ID:LUo41sMH
保守なんだすまない
463創る名無しに見る名無し:2010/04/09(金) 00:03:55 ID:o+EYZt0X
「よーしテメェ表に出やがれ」

「断る。まだ外は寒いしね」

「人の飯食っときながら随分と偉そうだなオイ」

「君がさっさと食べないのがいけないのだろう?マスターだって何度も呼んでいたのに」

「う"…………」

「『飯の時間に遅れるヤツに食わせる飯なんざねぇ』と言ったのは……」

「……分かった分かった!俺が悪かったよ!」

「君が素直に謝るとは珍しい……明日は槍でも降るのかな」

「やっぱテメェ表出ろ」


『ザングース君とハブネークさん』


またか。
それが、僕の正直な感想。
彼らが戦っているのを見つけて、漁夫の利とばかりに二匹とも捕まえたのはいい。
その後に擬人化装置にかけたのもいい。
だけど、ポケモンの性質は変えられないみたいで―――

「だから外は寒いから嫌だと言っているだろう?ついさっきの言葉すらも覚えていないのか、君は」

「喧嘩売ってんのかこの野郎」

「女に向かって野郎とは、君はもう少し言葉の勉強をするべきだな」

売り言葉に買い言葉で、彼らはどんどんヒートアップしていく。
そろそろ止めないと、また家具を買い直す事になってしまう。
464創る名無しに見る名無し:2010/04/09(金) 00:05:05 ID:o+EYZt0X
「ほら二人とも、あんまり喧嘩は……」

「黙ってろヘタレ」

「………僕、一応君の飼い主なんだけど…」

「黙ってろヘタレ」

「会話する気すら無いの!?」

ハブネークは素直に言う事を聞いてくれるからいいんだけど、問題はザングースだ。
荒くれ全開と言うか、ツッパリ街道爆走中と言うか、とにかくそんな感じだ。
バトルの時だって、僕の命令なんかちっとも聞こうとしない。
レベルは二人とも同じぐらいなはずなんだけど、何だろう。この対応の違い。

「……ツンデレと考えればいける…のか?」

「デレが見当たりません、マスター」

「……そうだね」

「何ぶつぶつ言ってんだ、ヘタレと蛇女」

「君には理解できない話をしていたのさ、ザング君」

「妙なあだ名つけんじゃねぇぞ蛇女!」

「『蛇女』の方がよっぽど酷いと思うがね」

泥沼だ。
誰か助けてくれ。
465創る名無しに見る名無し:2010/04/09(金) 00:06:13 ID:o+EYZt0X
ここまで。
規制解除が嬉しくて勢いで書いた。今は反省している。
466創る名無しに見る名無し:2010/04/10(土) 13:34:49 ID:ZSixafpp
乙です
467437だが:2010/04/19(月) 18:03:14 ID:iwP8C+sH
また性懲りも無く書き始めるよ。
468創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 18:15:45 ID:iwP8C+sH
夏の日、2回戦も迫るこのごろ、水ポケモンが盗まれる被害が相次いだ。

エリートトレーナー(以下、エ)「最近ポケモンが盗まれ初めている…全く世の中どうなってんだか。」
ライチュウ(以下、ラ)「どーせそういう奴が捕まったって『海外に売り飛ばそうなんて考えてなかった。悪気は無かった。反省?…チッうっせーな反省してまーす。』とか言うんじゃないの?」
エ「いや反省はするだろ。」
ラ「『事実は諸説より奇なり』って言うじゃん。反省しないかもよ」
リリーラ(以下、リ)「そ〜かもね〜」
エ「それを言うんなら『事実は小説より奇なり』だろ」
うちは相変わらずだ。

第9回ポケモン擬人化リーグ2回戦はそんな中始まろうとしていた。
469創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 18:28:02 ID:iwP8C+sH
一回戦よりやや白熱している事は確かだった。
無理も無い、どこも一回戦は素人が大量にいてつまらない試合ばかりだ。
全くこの暑さったら…サイユウシティはもともと滝があることで有名だがまさかこの暑さの中一緒に泳ぐなど海パンかビキニのやる事だ。

ラ「マスター、ねえ何処行ってたの?」
エ「え?いやさっき涼みたいって滝行ってきただけだけど。」
ラ「じゃあさっきミロつれてったのは誰?」
ミロとはライチュウがミロカロスを呼ぶときの名前だ。
…しまった。
エ「おいそいつは何処行った?!」
ラ「いや今ここにいるんじゃ?」
エ「いやさっきお前が見たのは偽だ。ミロを連れてったやつは何処だ?」
470創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 18:35:46 ID:iwP8C+sH
ラ「いやテレポートしたけど」
…くそ、テレポートか…
テレポートはその気になれば何処へでもいける。
今まで足がつかなかったのはそのためか…

103番の方いますか?と呼ばれたのはその直後だった。
事前確認すると相手はジュゴンを使って一回戦を勝ち抜いたらしい。
…ジュゴンか…と思いつつここは草タイプのキノガッサを行かせることにした。
471創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 18:46:56 ID:iwP8C+sH
二回戦は一回戦とほとんど似ていた。ダブルバトルという事を除いて。
二匹目は堅実にライチュウでいいか…と考えたが…
まあ一回戦のアレでちょっと顔をあわせづらくなった感はある。

ラ「擬人化してるから無理だし。」ニヤニヤ(゜∀゜)「マスター。愛してるよ。」
今思い出しても恥ずかしい…

控え室では落ち着いた雰囲気だった。
一試合目はあんなにドキドキしたのになあ…
キノガッサ(以下、キ)「マスター、相手は一回戦は何を使って…」
エ「ジュゴンだってよ。まあお前だったら落ち着いてやればいい」
そういうとキノガッサはシャドーを始めた。
472創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 18:59:16 ID:iwP8C+sH
キノガッサは格闘が抜群に特化していた。特にボクシングが、だ。
小さい頃、偶然放映していたボクシングアニメに夢中になり、今に至る。
…まさかこいつがここまでボクシングがうまくなるとはな…
こいつは本気を出すと速すぎて目視できないくらいだ。

試合が長引いてるため、たっぷり休んでいるがキノガッサはまだウォームアップをしている。
ラ「マスター、まだ?」
エ「まだだよ。全くせっかちだな。」
キ「…ライチュウも…やる?」とグローブを持って来た。
ラ「お、やるやるー。今度こそ当ててやるもんね!」
473創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 19:08:45 ID:iwP8C+sH
エ「おいやめとけ。」
ラ「あんなしょぼいマスターなんかほっといてやろー」
最近「マスター、愛してるよ」なんていった奴がよく言うよ…

ライチュウが構えるともうキノガッサは臨戦態勢に入っていた。
ライチュウが右ストレートを放つ。
キノガッサがダッキング(しゃがむ)してよける。
そしてキノガッサのスカイアッパー…に見えたが寸止めしていた。
ライチュウはしりもちをついて
「また見えなかった…」と涙目になっていた。

キ「…ごめん…大丈夫?」
474創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 19:10:28 ID:iwP8C+sH
ちょっと夕飯食べてくるから中断する。
475再開します:2010/04/19(月) 20:48:40 ID:iwP8C+sH
ラ「…ちぇー何度やってもダメか…」
と悔しそうに言った。

そのとき、司会から呼ばれた。
少しくらい休んだ方が良かったんじゃないか?
とも思ったがキノガッサの拳はもう十分に温まっていた。

審判「それでは両選手、準備してください」
相手は情報どうりアスリートだったが
…ゴウカザルをつれてくるとは思わなかったな…
それと…ん?一匹しかいないぞ?
476創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 20:57:27 ID:iwP8C+sH
審判「青コーナー33番、もう一匹のポケモンは…?」
アスリート(以下、ア)「けっ、しゃらくせぇ。予定が早まっちまったが…」

ラ「…?何するの?」
エ「なんかブツブツつぶやいてるような…」
ア「いっちまえ!ゴウカザル!」
ゴ「分かってら!」
そういうとスタジアムの壁をいきなり壊し始めたのだった。

司会「ち、ちょっとき…」
審判「やめたまえ君!」
そういうと審判は近づいていったがゴウカザルの右フックでふっとばされ動かなくなった。
477創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 21:05:50 ID:iwP8C+sH
会場は混乱の嵐となった。

ラ「え…?なんかの余興?」
キ「審判さん…死んでます…」
エ「おい、いい加減にやめないか」

ゴウカザル(さっき付け忘れたけどゴ)「やめる?へっ、誰がやめろといってやめるか!」
司会「大変なことになっています!ゴウカザルが暴れだしました」
エ「…にしてはなんでアスリートは止めないんだ?」
ア「なんで止めないかって?それは…」
アスリートがマントのようなものを被った…と思ったら中からメタモンが出て来た。

ア(以下、メタモンのメ)「俺もポケモンだからさ!」
478創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 21:18:24 ID:iwP8C+sH
エ「どうして…」
メ「簡単だ。擬人化などど称してポケモンの姿を変え、別の生き方をさせるなど言語道断!」
…まあ確かにそうだ…
メ「だからこそこんな大会は潰すべきだ!」
エ「でも…」
ラ「でもそんなの擬人化なんて自由じゃないか」
メ「違うね。君は初めて擬人化した時選択権はあったか?相互同意の上でか?いや、違う。君はそのポケモントレーナーに勝手に擬人化させられたのだろう。目を覚ませ!」
ラ「う…」


その時、キノガッサはゴウカザルと対峙していた。
479創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 21:29:17 ID:iwP8C+sH
ゴ「ん?やる気か?かかって来い」
キノガッサはコクリと頷いて構えた。
ゴ「でやああ!」
右ストレートが飛んできた。避ける。
左ストレート。避ける。
ゴ「く…」
キノガッサはこうそくいどうをして懐に飛び込んだ。
すかさず左フックが飛んできたが腹(以下、腹が来たらボディと読んでください)に一撃。
右ストレートが決まるとすぐ離れ
左ストレート。離れる。
短い攻防だったがなかなかに白熱していた。

ゴ「お前…やるじゃねえか…」
キ「そっちこそ…」
(一騎当千の…ハードパンチャー[一発一発の拳が強いボクサー]だ)
480創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 21:38:48 ID:iwP8C+sH
ゴ「こいつは俺が仕留める。そっちは任せた。」
メ「分かった…ぅぇえ!?おい、何処へ行く!」
そう言い終わらないうちにキノガッサとゴウカザルはスタジアムを出ていた。

メ「ったく…おい、ピカチュウ。」
ラ「ライチュウだよ!」
メ「どっちだっていい。このスタジアムは俺の仲間でどっち道包囲されているんだ。よく聞け。」
会場は未だ騒然としている。
メ「お前も仲間にならないか?」
ラ「やだね。」
メ「なら死ね。」
そのとたん後ろにいた何かが襲い掛かった来た。
ラ「マスター危ない!」
エ「おあっ…え?」
481創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 21:43:32 ID:iwP8C+sH
そこにはミロカロスがいた。
エ「…え?」
メ「行け!ミロカロス!」
頭に変な装置が付いている。


…しかし動かなかった。
メ「…?あれ?」
ミロカロス(以下、ミ)「こんなんで暗示にかかるか!」と装置を捨てた。
エ「まさか水ポケモン盗んだのも…」
メ「あ…あわわ…」
ラ「マスター…いつもの。」
エ「10万ボルト。」
482中断:2010/04/19(月) 21:45:01 ID:iwP8C+sH
ちょっと所用が入ったので出かける。
中断してばっかりでサーセン…。
483再開します:2010/04/19(月) 22:17:53 ID:iwP8C+sH
あっけなくメタモンは倒れた。
メ「畜生…ゴウカザルめ逃げやがって…」としょっ引かれながら足をじたばたさせていた。
ラ「…そうだ、キノは?マスターいいの?」
エ「あ…いやすぐ行く」と俺は走り出した。
キノガッサ…

ゴ「もうここなら邪魔は入らないだろう。」
ゴウカザルに連れられてきたのはサイユウシティの奥の森。
その森の深遠だった。足元は枝が無く比較的動きやすくなっていた。
キ「ここで…やるの…?」
ゴ「そうだ。一対一のタイマンだぜ。」
構えた。
ゴ「ぅおりゃああ」
右フック。
484創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 22:27:49 ID:iwP8C+sH
後ろに避ける。追撃で下から突き上げるスマッシュ。
腹に当たった。キ「むぐっ…」
ゴ「まだまだぁ!」右の連打。
後ろに避ける。ゴ「避けてばっかじゃ勝負にならないぜ」左連打。ガード。
キ(連打で動きを止めるのか)
流石にさっき見た動きは止められないと判断したのか連打で動きを止めるのであろう。
右左右のワンツー。ゴ「どうしたぁ!」
避ける、最後の右だけカウンターをした。腹。
ゴ「ぐぅっ。」今まで攻撃がきてなかったのでガードが遅れた。
懐に飛び込んでスカイアッパー。きれいに決まった。
485創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 22:38:21 ID:iwP8C+sH
よろけて後ろに飛びのく。
ゴ「く…へ、きれいに入ったじゃねえか」右ストレートが来た。避ける。
キ(今までの奴とは…核が違う…。)
ゴ「おらよお返しだ!」
ダン!と足踏みしただけだった。キ(しまっ…)
ガードしたが腹に思い切り2発入った。
顔を上げた瞬間右の連打が来た。
だが避けたものの最後の一発を顔に思い切り受けてしまった。

大分たった頃だった。
エ「キノガッサ!」マスターが到着した。
エ「大丈夫か?」
キ「…何とか…」しかし顔ははれ上がっていた。
エ「顔が…」
キ「マスター、できれば来ないでください。」
486創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 22:54:02 ID:iwP8C+sH
エ「でも…」
キ「マスターはあのドブネズミとでもイチャイチャパラダイスしてればいいでしょう?」
イチャ…え?なんだっけ…。
相手のゴウカザルの顔もはれ上がっていた。
二人ともボロボロだがゴウカザルが押している。
ゴ「だりゃああ」右ストレートが来た。
カウンター。しかし左も飛んできて吹っ飛ばされた。
ゴ「…へっ、もっと過激にしてやるぜ!」
ゴウカザルは森に火をつけた。
エ「なんてことを!」
487創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 23:01:55 ID:iwP8C+sH
ゴ「ハハハ、こんな森など燃えてしまえばいい!」
くそっ…
エ「キノガッサ!とにかくここから…」
キ「離れませんよ。この勝負がつくまでここで戦います。」
…どうすりゃあいいんだ…

ラ「マスター。来たよ。」
エ「悪いがライチュウ。先に逃げてくれ。」
ライチュウは火を見て一瞬で理解したようだった。
ラ「でも…」
エ「…いいから行け…」
ライチュウは頷くと立ち去っていった。
エ(キノガッサ、俺は地獄の底まで付き合うぜ…)
火は一層大きくなっていった。
エ(だが三途の川だけは渡らせない…岸まで行ったら殴ってでも帰るぜ…)
488中断します。:2010/04/19(月) 23:03:54 ID:iwP8C+sH
所用で明日続き書きます。
ホントすみません中断してばっかりで…(泣)
489再開:2010/04/20(火) 18:51:29 ID:AXtBnxK8
ゴ「んならぁああ」連打。
モロに顔に3発入ってからガード。接近して左フックが入る。
エ「キノガッサ!もうやめてくれ!キノガッサ!」
キ「私…は…」
ゴ「おらよぉ!」右アッパーが綺麗に決まる。
エ「キノガ…」
キ「私はマスターを…」一旦離れる。
ゴ「おおおおおお!」
ほのおのパンチだ!今あれを食らったら…
俺はキノガッサに抱きついた。エ「やめろ!止めてくれー!!!!!」
ゴウカザルの拳が赤く閃光した。
490創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 19:01:12 ID:AXtBnxK8
ガッ

拳をキノガッサが止めた。

キ「マスターは私が守る。…たとえあのドブネズミにマスターが心奪われていようと。」
その目には確固たる自信と熱意が込められていた。
エ(そうか、こいつは…俺のことを…)
ゴ「お…ぐ…」拳の上から相当な力を込めているのが分かる。
ゴ「ぐ………。」拳を離すとゴウカザルは手を引っ込めた。
エ(なら…助けてやらないとな…)
エ「キノガッサ。」呼んで耳打ちをした。
キノガッサは小さく頷いて「ありがとう」と小さく言った。
ゴ「おおおお!!!」と右で向かって来た。
キ(相手は手が長いから射程は大きい。それに今まで右が主力だった事を考えて…)
右ストレートを避けて懐に入った。
隙は大きかった。

今、この時、このタイミング。

そうだ、思い出せ、あの場面を。
492再開:2010/04/20(火) 20:16:59 ID:AXtBnxK8
私がTVを見ている。
キ「ますたぁ。まき戻して。」
エ「キノガッサはホントこのシーン好きだな。」
キ「…うん。」そして小さく
キ「…ぼくさぁに、なるんだ。」
?「●●、覚えとけよ。カウンターのコツはな、タイミング、それと…」

?「ハートだぜ。」
493創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 20:27:09 ID:AXtBnxK8
ガキッと音がした。

右フックがカウンターで確かに入った音だった。
あえなくゴウカザルは地面に叩きつけられた。
エ「キ…キノガッサ…」
キ「マス…っつ…」見るとさっきのほのおのパンチで酷いやけどを負っていた。
エ「キノガッサ!」ふらりと倒れそうになったキノガッサを支えた。
キ「マスター…ずっと……お…慕い…し…て……」そこでふっと彼女は意識を失った。
エ「おい…くそ…」
見るともう火の手が段々に迫っていた。
…とりあえずここから脱出しないと…
私はキノガッサをおぶって走った。
494創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 20:36:38 ID:AXtBnxK8
来た道を行けばいいものの生憎道がふさがっていた。
エ「どこも炎だらけじゃねえか…」
逃げる場所は無いのか…?
火が迫っている。
キノガッサを早く診てやらないともう虫の息だ。
早く、速く、疾く。
だがその時樹が倒れてきて避けられず俺は下敷きになってしまった。
…くそ…こんな時に…。
だがキノガッサは庇ったためキノガッサは下敷きにはならなかった
エ「ここで…ゲームオーバーかよ…」
意識が遠のいた。
もう俺は…
495創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 20:45:48 ID:AXtBnxK8
…いや、駄目だ。
こんなところで諦めては駄目だ。
キノガッサは誰が助ける?
まだ大会は終わってないだろう?
…だったらここで死にたくはない!
エ「誰かー!誰かー!」
しかし声がかすれててもう出そうにない。
その時何かが前を通った。
なんだか見えなかったがかすかにマントのような物が見えた気がする。
気がついたら樹はもうなかった。
…そうだ。キノガッサが…キノガッサ!
エ「キノガッサ!」キノガッサは樹に巻き込まれる瞬間、投げ出した格好と同じになっていた。
そうだ。もう時間はない。
私は覚悟を決めた。
496創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 20:51:42 ID:AXtBnxK8
覚悟を決め、全速力でキノガッサを追った時の道を走った。
気がつくと、もう道は塞がってなかった。


ラ「この森の中にマスターがいるんです!」
地元の人(以下、地)「しかし水ポケモンが足りないのだ!今は入るな!」
ラ「お願いします!入れてください!」
ラ(…マスター…)
その時火の中から人が出てきた。
マスターだった。
ラ「マスター!」
497創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 21:03:22 ID:AXtBnxK8
おぶっていたキノガッサを地元の人にまかせた。
そして俺はその場にへたりこんでしまった。
…気がつくと頬をぺちぺちと叩かれていた。
ライチュウだった。
ラ「ばかぁ…この…ばかぁ…うっ…く…」
彼女はその場で俺に抱きついて啜り泣きを始めた。
ラ「マ…マスターのばか!もう…もう戻ってこないかって…心配したじゃんか!この……この…遅刻魔。」
エ「ごめんな。ただいま。」
撫でてやるともっと泣いてしまった。


火事はすぐ消し止められ、焼け跡からゴウカザルが見つかった。
案の定まだ意識が無くなっただけでゴウカザルは監獄行きとなった。
大会はしばらく延期になるらしい。
俺はキノガッサのお見舞いにこの沿岸病院を訪れる最中だ。
498創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 21:13:31 ID:AXtBnxK8
エ「おーい、キノガッサ!元気か?」
キノガッサは窓辺で本を読んでいた。
キ「あ、マスター。」と俺に微笑んでみせた。
最近、彼女の笑顔は笑窪がはっきりしている事が分かってなかなかかわいいと思っていた。
エ「またこの本読んでるな」と彼女の持っている本を指した。
あの日、彼女が見ていたボクシングの漫画だった。
キ「…これ、お気に入り…」
エ「ああ、そういえば言ってたな。そしてその宮沢って奴が好きなことも。」
キ「…うん。」
口数が少なくとも、言い方でかなり覚えててくれた事を喜んでるみたいだ。
エ「茶でも飲むか。」

キ「でもねこうしてる方がもっと好きだよ。」
499創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 21:18:54 ID:AXtBnxK8
エ「グッ…」
危うく吹き出しそうになってしまった。
…これって…クーデレか?…
彼女は真っ赤に耳たぶまで紅揚させているのでそうなのだろう。
嬉しかった。

しかし今回樹を退けてくれたのは一体誰だったのか?
それを知るのは後になっての事であった。
こうして二回戦はうやむやになって幕を閉じたのだった。
500創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 21:21:13 ID:AXtBnxK8
これで今回は終わりです。
なんか今回は中断ばかりしてすみませんでした。
それとスレ汚ししてすみませんでした。
続きはまたいつか書きます。
それじゃあノシ
501創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 22:09:31 ID:Awz+gifG
クーデレだと…キノガッサかわいすぎだろ
2日に渡っておつかれ!
次も期待してるぜ
502創る名無しに見る名無し:2010/04/20(火) 23:13:02 ID:IIObM0dN
乙!
人がいないが、みてたよ
503創る名無しに見る名無し:2010/05/28(金) 19:07:47 ID:jCQLg55a
てす
504創る名無しに見る名無し
ありだな