自作ロワイアル

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2 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/20(木) 03:54:40 ID:OoyWxlz+
11:00 地獄への出発

今日は修学旅行の日、佐藤 優也(男子8番)はバス乗り場に並んだ。
並んでいるといろいろな会話が聞こえてくる。
近くに座っている堀井 彩香(女子22番)と前原 綾菜(女子23番)の声がよく響く。
塚川 陽平(男子12番)は相変わらず1人で静かに座っている。
野口 楓(女子17番)は特にはしゃぎすぎて叫びながらそこらじゅう走り回っている。
優也はそんな会話をうきうきした気分で聞いていた。
その時会話とは異質の音が聞こえてきた。
「チリン、チリン・・・」
それは鈴の音であった。
優也が顔を上げると広中和菜(女子19番)と妙な女が話をしていた。
その女は鈴を耳からぶら下げており、服も妙なスーツだった。
とにかくとても風変わりであった。
和菜は軍人の家の養子になっており、スーツから判断すると和菜の親の知り合いの軍人らしいと言う事はすぐにわかった。
その女は
「何かあるような気がするから、これ渡しておくわ・・・みんなに見られないようにね」
と言うと和菜に妙な箱を渡した。
その箱はちょうど包丁ケースのような大きさをしており、大東亜の軍のマークが描かれている。
しかも簡単に開かないように小さなシールが貼られている。
優也はこんなに厳重にしないといけないような軍の物をなぜこんな時に渡すのだろうと思ったが、先生に渡さないといけない物だろうと思いすぐに視界を前方に戻した。
それから1分ほどしてバスが到着した。
バスの中は結構広く、そして新しかった(天井からはシャンデリアを思わせる飾りがぶら下がっていた)。
青いシートがとても美しい。
優也はその美しいシートにどっかりと座った。
修学旅行なのにこんな豪華なバスに乗れるなんて運が良いな
優也はそう思った。
3 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/20(木) 03:55:28 ID:OoyWxlz+
17:36 不審な車両

優也はホテルに向うバスの中でじっと外を見ていた。
仲間とかかわるのがめんどくさいとかそんなのではなく、
とにかく珍しいものや見たこともない光景が流れてくのが楽しかったので(それに疲れていて大声を出す気分にはなれない)。
しばらく眺めていたが突然バスを5台の軍用車両が追い越した。
車両の数が多かったので前に座っている森坂 知枝(女子25番)と半田 菜々(女子18番)も気が付いたようだ(他にも気が付いた人はいるだろうが優也からはこの2人しか見えなかった)。
優也は慌てて横で瀬口 隼人(男子10番)グループと騒いでいる沼村 幸介(男子15番)にそのことを話したがすでに車両はどこかで曲がったか何かしたらしく見えなくなってしまっていた。
優也は何があったんだろうなんて考えながらも、またしばらく風景をみる事にした。
前の席では広中 和菜が1人でじっと窓の外を見ていた(彼女は生まれつき金髪がかった髪をしているのですぐにわかった)
彼女は軍人の家庭に養子に出されてから選民主義が激しくなったらしくどうもクラスメートの輪に溶け込めていないようであった。
その隣は大城 美羽(女子3番)が座っていた。
彼女はクラスの誰とでもほどほどに仲がいいので、空気を読んで和菜の隣に座る事にしたのだろう。
そのさらに1つ前では淀川 友作(男子25番)が大声で騒いでいる。
そして隣では佐久間グループ(筒井 高柳 森坂)が楽しそうにトランプをやっていた。
そのグループの前には谷 章平(男子11番)がいて、隣の篠原 義則(男子9番)と話をしている。
優也はその光景を何気なく眺めていた。

すると突然眠気が襲う

何かがおかしい
あまりに急すぎるのだ
優也は慌てて周りを見た。
すると周りでクラスメートがばたばた倒れ(朝会じゃあるまいし)、女子が持っていたトランプがばさりと床に落ちた。

結局優也は何が起こったのか理解する前に眠ってしまった。
4創る名無しに見る名無し:2009/08/20(木) 03:59:01 ID:kUVAvaLf
「ランランルー」

沈み行く意識の中、優也は闇の奥でそんな声を聞いた気がした。
5 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/20(木) 03:59:30 ID:OoyWxlz+
0:00 恐怖の幕開け

佐藤優也(男子8番)は見慣れない教室(結構広い、普通の教室の2倍はある)で目を覚ました。
周りでも自分と同じようにクラスメートが椅子に座ったまま眠っている。
しかし松浦 洋一(男子16番)、佐久間 早紀(女子8番)、半田 菜々だけは起きていて、
洋一は大声を出すなどして周りの生徒を起こしていて早紀はただ周りをキョロキョロ見回していて、菜々は何か察したのかがたがたと震えていた。
しかも変な所にいるだけでなく自分の首には首輪が付いていた、そして前にいた植崎 祐樹(男子3番)の首に
ついているものを見てそれが銀色をしているという事にも気が付いた。
優也は何がなんだかわからないまま、一応近くにいた堀井 彩香(女子22番)に声をかけて起こした。
彩香はすぐに起き、そして眠そうな目で一通りあたりを見渡した後
「ここ・・・どこなの?」
と優也に話しかけた。
しかし優也にもそれはわからなかった。
こんな結構かわいい女子に話しかけられてるんだから、知ったかぶりのでたらめでも答えてやりたいところなのだがまったく見当が付かないのだ(起きたら知らない教室にいたなんてうまく説明できる奴いるか?)、それどころか何か冗談では済ませてはいけないような気もする。
しかも大掛かりな事に窓の外にはヘリも見える。
だから一応
「俺にもわからない・・・何かのイベントか?」
と答えておいた(それ以外に答えようがなかったのだが)。
そうこうしているうちに洋一の協力もあり全員が目を覚ました。
全員が目を覚ますと教室は急に騒がしくなり(行きのバスの中の騒がしさとは違い、ざわめいたという感じ)宮下 春香(女子24番)なんて泣き出した。
その時だった。
教室のドアの鍵の開く音がして誰かが数人教室に入ってきたのは。
誰なのかはわからない、しかし前髪に特徴のある1名を除いてあとの数人は軍服を着ていた。
そしてその軍服を着てない前髪に特徴のある男(20代後半くらいか?)は教壇に立つと大声で
「みなさん、大体わかっていると思いますが・・・このクラスはプログラム対象クラスとなりました」
とクラス全員に呼びかけた。
シンとする教室。
優也は自分の頭の中で言葉の意味を何度も考えていた。
(プログラム・・・?なんなんだ、聞いたことあるがそれは確か50クラス程度しか・・・)
優也はまだ何がなんだかわからず(というより現実味がなかった)ただ隣の彩香の様子(首輪を触っている)をちらちらと見ていた。
そしてその男は自己紹介を始めた。「そうそう、名前を言っていませんでしたね、私の名前は八坂 敏幸と言います、今回の担当教官、まあつまり今日から私が新しい担任になるみたいなものです」
そんなことを言い終わった後突然江坂 遙(女子3番)が手を上げた。
「はい、なんでしょう・・・江坂さん」
「先生・・・田中先生はどうしたんですか」
「ああ、先生ね、納得して担任を代わってもらいましたよ、大丈夫殺したりなんかはしてないから」
「そうですか」
江坂が座ると同時に教室はざわめいた。
何しろ殺すという単語が出たのだ、全員が少しずつ状況を理解してきた。

そんな時だった、担当教官の八坂が少し大声でその考えを決定付ける事をみんなに伝えた。
「今日から皆さんに殺し合いをしてもらいます」
その一言にクラスはざわめきあちらこちらからいろいろな悲鳴が響き渡った。
その時、明らかに異質な声が聞こえた。
6 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/20(木) 04:08:38 ID:OoyWxlz+
菊池 浩(男子5番)が
「なんなんだよーおめーは!勝手な事言ってんじゃねえよ!」
と大声で叫びながら椅子から立つと八坂につかみかかろうと走りよった。
八坂は菊池から走って遠ざかりながら静かに
「笹木、赤井、やってしまいなさい」(なんか水戸黄門みたいだ)
と言うとその呼ばれた兵士(もしかしたら兵士の立ち居地はこういう人が出て、
発砲しても流れ弾が他人に当たらないように計算してたのかもしれない、確かめるすべはないが)は
マシンガンをすぐそばまで来ていた菊池に向けて連射した。

ぐっちゃぼごべちゃ

菊池の体は一瞬で爆発した水風船のように破裂し、体のありとあらゆるものが飛び散って一部はミンチのようになった。
その近くに座っていた笹川 心(女子9番)に脳みその一部がかかった。
教室が広かったので一番前の笹川以外にはあまり散らなかったがあまりにひどく菊池が死んだためクラスメートのショックは大きかった。
心は髪に付いたその物体を手で取ると
「ぎぃやあああああ!」
と狂ったように悲鳴を上げた(もしかしたら本当に狂ったのかもしれない)。
「うるさい!」
八坂はその悲鳴にイラッとしたのか手に持っていたリモコンの赤いボタンを押した。

ピー
笹川の首輪がなると同時に回りにいた生徒が椅子を倒して逃げようとしたがそんな暇もなく

ボゴーン!

大きな爆発音と同時に心の上あごから上がちぎれ飛び、少し上に飛んだかと思うとすぐに落ち床に叩きつけられバウンドした。
その際歯や唾液みたいな汁が床に散った(切断面からは神経のようなものがいくつも飛び出している)。
残された体は血を噴水のように上げながらゆっくり机にうつぶせになり大量の血が机からどばっと落ちた。
笹川 心はおとなしくなった訳ではないが二度と騒がなかった。

騒ぐと殺される・・・

全員そう思ったのか教室は一気に静かになった(と言っても泣き声は少し聞こえる)。
八坂が「血がつきたくない人は移動してもよいですよ」と言ったので心と浩の死体の周りだけ机が離れていく。
ちなみに八坂はどうやら首輪を衝動的に押してしまったらしく、首輪爆破は警告音のないまま爆発するモードだった。

兵士が飛び散った死体を集めている隣で八坂は冷静にプログラムの説明を始める。
とてもシュールな光景であった。
「とにかく今配られたプリントにある島、詩崎島で殺し合いをしてもらいます。一定時間ごとに入れないマス目が増えていきます
もし中に入ると首輪が爆発します脱出しようとしても爆発します・・・24時間誰も死ななかったら全員の首輪が爆発します、
ちなみに今回の島は電気は通ったままになっております、しかしテレビなど回線や電波を使ったものはすべて使えないようにしております」
優也はプリントに目を落とした。
簡潔な説明と同じくあまり複雑な事は書いてない、とにかく殺し合いをすればいいらしい・・・なんでこんな事になってしまったんだ。

「島の周りには政府の船が待機しているので脱出は無理です、分校も全員が出てから5分後に禁止エリアになります、詳しい事はプリントを見てください、
大体どんなルールかは言われなくてもみんな知ってますよね、あと言い忘れてたけど放送は12時と18時の2回です、今回は聞き逃しがないように放送の3分前に首輪のアラームがなるようになっています」
八坂がそういい終わるとたくさん積まれたデイパックが教室に入ってきた。
7 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/20(木) 04:09:58 ID:OoyWxlz+
八坂はそれを指差すと
「あの中には武器が1つ入っています当たりもあればハズレもあります、あと食料、水、地図などが入っています、そして今回はサービス品が別についてきます」
と言った。
するとその説明にあわせていろいろな形をした、たくさんの小さなカバンがデイパックと同じように積まれて教室に入ってきた。



それからどれくらいの時間がたっただろうか
優也は少し重いデイパックを肩にかけて持つと足早に校舎を出た。
優也は殺し合いなんてしたくないので(できれば全員で脱出したい)のでH−8にある倉庫に隠れる事にする。
そして倉庫に着き、武器の確認をした。

グロック19とかまぼこ1つまあ当たりな方だろう。

優也はしばらくそこで隠れていたが1時間ほどすると誰かが入ってきた。
それは堀井 彩香だった(ほんとにこの子とは気が合う)。
優也は彩香を倉庫の奥の事務所に呼び込むとこのゲームを止める方法を考える事にした(もちろん筆談で)。
8創る名無しに見る名無し:2009/08/20(木) 20:09:53 ID:8wKGejwf
俺、佐藤優也(`ェ´)ピャー
9創る名無しに見る名無し:2009/08/20(木) 21:12:33 ID:0Ss57hW2
ぐっちゃぼごべちゃ

ピー

ボゴーン!
10 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/21(金) 05:05:42 ID:JF20g2Vt
0:56 集まり

プログラムが開始され佐久間 早紀は早足で分校を飛び出した。
しばらく走っていたが仲間を集める事を思いつき引き返した。
早紀はボウガンを取り出すとそれを構えたまま分校のすぐそばの民家の塀の陰に隠れる。
そしてすぐに分校の禁止エリアそばまで近寄った。
その時ちょうど高柳 芽衣(女子12番)がVz61を構えたまま出てきた。
早紀は撃たれる危険性も忘れ思わず芽衣を叫んで呼んでしまった。
幸い芽衣はやる気ではなくあっさりと早紀の元へと近寄った。

谷沢 詩央里(女子13番)は別のところから出たのか会わなかったが、筒井さくら(女子14番)は芽衣と同じように簡単に仲間にすることができた(でも男子は恐いのでスルー)。
成瀬 由奈(女子15番)も待っていたが別のところから出てしまったらしく呼びかけることはできなかった。
野口 楓(女子16番)を待っていたときいきなり茂みの影から弾丸が飛んできた。
弾丸は誰にも当たることはなく塀にあたり大きな穴を開けた。
芽衣の悲鳴が響き渡る。
早紀は思わず銃声のした方向に向かってボウガンを何発か撃った後、2人を連れてどこかへと走っていた。

そこから後は覚えていない、しかし無事に逃げ切れたのは確かだ。
早紀は近くの喫茶店の扉を撃って壊すと2人に中に入って休むように指示した。
そして自分も入ろうとした時にたまたま江坂 遙(女子2番)が通りかかったので2人と同じように喫茶店へと誘った。
その後遠くに門前 伸樹(男子19番)を見かけたがやはり男子は恐いと言う事で呼ばなかった。
11 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/21(金) 05:09:18 ID:JF20g2Vt
0:58 暗闇の何か

篠原 義則(男子9番)は兵士から渡されたデイパックを抱えると泣きながら走って教室を出た。
校舎から出ると外は異様なくらい暗かった(時間的に当たり前なのだが)。
暗闇中に何かが潜んでいそうで義則は恐怖で押しつぶされそうだった。
しばらく走っていたところでふと義則は暗闇の中に何かを見た。
確かに見た。
義則にしか見えない、恐ろしい何かを。

義則は壊れた。

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ギャアあ゛ーッ怖いっなんかいた追いかけてくる助けて助けてあ゛ーごろざれ゛る死ギィエーッ
誰か死にたくないあ゛があ゛ががーっ嫌だ助けて助けてだずげでーッ!!!ギャギゃーッ!!!!!!!ヒィィッごろ゛され゛る゛ーーーッ!うぎぇべべー!
あががーうぎゃうぎゃだずげでー!

助けてーッ!

義則は分校に向かって必死で走った。

2階にいた兵士が何やら騒いでいるがもう聞こえない。
途中で瀬口隼人(男子10番)とすれ違ったがもうわからない。
とにかく一刻も早く義則は分校へ戻りたかった。義則の頭の中にはその考えしか残っていないのだ。
ダラララララッ
分校の入り口近くに来たところで義則の体は数人の兵士の持っているマシンガンの弾丸によって穴だらけになった(穴があまりに開いたので体がバラバラになったのに近い)。
貫通した弾丸が地面に当たり大量の砂埃を上げる。
2階からは薬莢が雨のように落ちてきた。
走っていた時の慣性で頭が段差に激突する。
ベギィと妙な音を立てて石段に赤い染みが出来る。

このトラブルで後に残っていた生徒の出発が5分程度遅れ、義則の死体は出る時に邪魔なので1階の開いている教室に放置される事となった。
その際腕や足が千切れて大変だったそうだ。

「どうして首輪を使わなかったのですか?分校に近寄ってしばらくしたら首輪は自動で爆発するのに」
「銃声が響き渡ったほうがプログラムが盛り上がると思ったのでね、分校の近くだから残っていた生徒にはよく聞こえた事でしょうね」
「でも弾薬がもったいなくはないですか?あんなに撃たせて」
「弾薬は持っててうれしいコレクションではない、使わなきゃ何になるのです・・・それにそんな事言ってたらこのプログラムは無駄だらけですよ?」
「確かに」
「ある担当教官はゲームを面白くするために蛇恐怖症の女の子を発狂させるために蛇のおもちゃが渡る様に仕組んだらしいですしね、まー武器がランダムで配られるって言う
ルールに反しているから私はあんまりそー言うのやりたくはないですけど。だからせめて銃声で生徒を脅かしてみたのさ、フフフ」

【男子9番 篠原 義則死亡】
12 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/21(金) 07:05:54 ID:JF20g2Vt
1:20 確かな戦意

吉田 智哉(男子23番)は分校の禁止エリアに入るギリギリ外で待っていた。
それは出てくる奴を殺す、つまり通称スタキラをするためであった。
しかし今回のプログラムはいったん分校のエリアから出ると分校のすぐそばに戻れなくなるのだ。
それにゲームを面白くするために分校のエリアで5人より多く殺すと首輪が爆発するという智哉にとっては邪魔なルールまで追加された。
そのため智哉は分校のエリアのギリギリ外というそんな効率の悪い所でやっていたのである。
しかし出て行くところが皆違うのか、たまたま通りがかった吉原 昌直(男子24番)以外殺すことはできなかった。
森坂知枝(女子25番)にも会ったが相手の武器が悪かったのもあり、反撃されたうえ逃げられてしまった。
しかも唯一殺した昌直の武器がチェーンとカモフラージュ用の布だったので面白くない。

結局嫌な事に同じグループなので合流しようと思っていた脇森 陽一郎(男子26番)とも会えず、全員が出るまで2人しか会わなかった。
智哉は
出席番号が早ければもっとやれていた
と思った後、とりあえず同じグループの豊島 翔(男子13番)等を探しに行った。



2:04

塚川陽平(男子12番)はナタを持って住宅街に向っていた。
住宅街までの道の半分程度まで歩いたところで近くの草むらが妙な音を立てたのに気が付いた。

やばい武器がこれだというのに誰かいるかもしれない

陽平は慌てて近くに見えたプレハブ小屋の近くへと逃げこんだ。
しかし足音はじわじわ近づいてくる。どうやらこちらに気がついたらしい。
陽平は軽トラックの陰に隠れたりしながらその足音の主をちらちらと確認する。
足音の主は串田 大輝(男子6番)であった(それもかなり狂ってしまった)。
大輝は陽平の姿を確認するなりいきなり笑いながらウージーを発砲した。

ぱららららららっ

ガチャンバリン
銃弾はトラックの荷台に積まれていた木にたくさんの穴が開け(粉になった木片が隠れている陽平にまで散ってきて息苦しい)、
そしてトラックのフロントガラスも割り、後ろのプレハブ小屋に大量の穴を開けていく。
さらにトラックのタイヤが被弾して破裂しトラックが大きくガクンと傾いた。
陽平は気づかれないようにしゃがんだまま遠くに見えるプレハブ小屋のほうへ向う。
プレハブ小屋は弾が完全に貫通して部屋の中の物にまで穴が開いていた(壁にかけられていたヘルメットやコートも一部落ちているのですぐにわかった)。
陽平は小屋の中でいろいろと探すとテーブルを倒して壁にして、台車2つととバッテリー式のチェーンソーを取ると後ろの壁を音がしないようにカッターと足で壊し、ロッカーやダンボールで穴が見えないようにここにも壁を作った。
それからしばらくして大輝はプレハブ小屋に逃げたと気が付いたのか、プレハブ小屋に入ってきた(もちろん笑いながら)。
陽平は台車に乗ってテーブルに隠れたまま、台車に結びつけたチェーンソーのスイッチを入れ小屋の入口にいる大輝に向って台車を走らせた。
それと同時に陽平は地面を蹴り自分が乗った台車も穴に向って走らせた。

チェーンソーは大輝の足に当たると肉と骨を切り裂いた。
左足首から下が千切れ飛び右足首は幸い千切れなかったものの骨が露出する。

ギャアー!

大輝は銃を乱射しながら倒れこみ(その際さらに傷が増えた)その際頭をぶつけ気を失う。足からは水道管の破裂よろしくものすごい量の血がいきおいよく噴出している。
陽平は倒れたのを確認すると小屋の入り口に戻り大輝の頭をナタでかち割った。
そして一言

俺は優勝するんだ・・・

とつぶやいた。
【男子24番 吉原 昌直死亡】
【男子6番 串田 大輝死亡】
13 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/23(日) 00:14:26 ID:Vzeo7WSP
11:11 殺されたくない

宮下 春香(女子24番)は
「お父さん、お母さん・・・私家に帰りたいよ・・・」
と泣きながら民家のリビングでレミントンを両手で抱いて泣いていた。(黒い金属の大きな物は小柄でかわいらしい春香と不釣合いだ)。
佐久間達に誘われたのだが逃げ出し、1人で隠れていたのだ。

そんな時だった家の周りを歩き回っている足音がしたのは。
窓は家の中が見えないようにカーテンを閉めているので外の人が誰かはわからない。
それがさらに恐怖を増加させる。

恐い

殺される

助けて

春香はショットガンに全弾入っていることを確認すると何度も撃ち方を確認した。
そうしている時にも足音は近づいていく。
たまに女子の声で「誰か泣いてるの?」と家の外から呼びかける声がしたがもう春香の耳には届かなかった。

そしてついに小さく窓を割る音がして、その敵は部屋の中へと侵入した。
それからもその敵は「誰?はるちゃん?私と一緒に行動しようよ」と呼びかけるのを止めなかった。
しかしもう、春香の頭の中ではいかに早く敵を撃つかということばかりを考えていてその言葉は届かない。

そしてついに部屋の扉が開いた。

そこにはストレートの髪を腰の辺りまで伸ばした半田 菜々(女子18番)がラバーバンドガンを持って立っていた。
そして親しげに話しかけてくる。
「やっぱりはるちゃんだった〜泣いてないで一緒に

ボガンッ

すべて言い終わらないうちに春香のレミントンは発射された。
至近距離で撃たれたため菜々の腹は完全に空洞となり、反動で体が後ろへとふき飛んだ。
撃たれた際に髪の毛の一部がちぎれ、体から少し離れたところに落ちそして爆発するかのように激しく飛び出した腸の下敷きになった。
ビジアアア
飛び出した腸が床に落ち慣性で少し滑る。
菜々の撃たれた後ろでは貫通した銃弾によって本棚の棚が傾き、本の破片が舞う。
菜々は大の字に倒れた、もちろん即死であった。

菜々の腹に開いた穴はかなり大きく、ちょっとした洞窟のようになっていた(そこから千切れた腸や心臓が覗いている)。
春奈はそれを見るなり悲鳴を上げ、菜々のデイパックを確認もせずにどこかへ走り去った。
そして誰もいなくなった室内で壊れた本棚の棚が外れ、本が床にいくつか落ちた。

【女子18番 半田 奈々死亡】
14 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/23(日) 00:47:50 ID:Vzeo7WSP
11:21 語らい

島の北の森の中
そこには山川 啓太(男子20番)と前原 綾菜(女子23番)がいた。
周りには色々な草(お世辞にも恋人同士が語り合う場にふさわしいと言うほどきれいではない)が生え、
そこの草の固まりの中に埋められるように啓太のデイパックが置かれている。

そこで啓太は綾菜と立ったまま会話をしていた。
「このライター見てて、これ僕のかばんに入っていたんだ」
「えっ何なの・・・あっ水が出た」
「面白いだろうこれ、ビックリライターって言うんだって」
「へぇ・・・」

しばらく会話が続く。
「私、けいにあえてほんとによかったなー、なんか面白いんだもの」
「僕にとっては君が面白いかな、つかみ所がないって言うか、とにかく不思議な存在なんだ綾菜が」
「そう・・・」
「でもどうしてこんなにきれいな綾菜が僕と付き合うって決めたの?ろくに話もしたことなかったのに」
「私にもわからないわ、でもなんか感じたのよこの人と私は何かが合うと」
「何かねぇ、そういった波長かな?」
「そうかもしれないわ・・・もしかしたら前世でつながってたのかも知れない」
「そうだといいな、もしかしたらなんかの悲劇で離れ離れになった2人なのかもしれないね」
「多分、そうでしょうね」
「また、2人で映画を見に行きたいね・・・」
「・・・でもこのプログラムで生き残れるのは1人だけなんだよねっ・・・」
綾菜はそこまで言うととたんに泣きそうな顔になった。
慌てて啓太は慰め、そして抱きしめる。
その時綾菜の美しいロングの髪がさわさわと揺れる。
「泣かないでくれよ・・・俺も綾菜とはなれるのは嫌なんだっ」
このプログラムで2人が生き残れるとは考えにくいがもう2人の頭の中には別離の事以外浮かばない。
「私・・・もう離れたくない・・・それにけいが1人でいるとこ、プログラムで人を殺すとこ見たくないの」
「大丈夫だ、このゲームなんとかして2人で」
ここまで言ったところで啓太は少しの痛みとひどい立ちくらみのようなものを感じた。
思わず痛みのしたところを見ると綾菜の持った短刀が自分の腹に刺さっていた。

えっなんで綾菜の短刀が刺さっているんだ?綾菜はそんな事を

ここで啓太は死んだ。
結局何が起こったのかはわからないままであった。
綾菜は泣きながら啓太の死体の手を合わせると
「ごめんね、けいちゃんもうこれしか方法がなかったの・・・銃で苦しまずに殺してあげたかったんだけど・・・」
綾菜は啓太のデイパックに入っていた銃(アストラ・コンドルモデル)を取り出すとこめかみを撃ち抜き、折り重なるように倒れた。

【男子20番 山川 啓太死亡】
【女子23番 前原 綾菜死亡】
15創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 01:22:50 ID:Wi4Nwx6E
現実へお帰り。ここはおまえの住める世界じゃないの……現実へお帰り……



NG推奨→◆oLBG8A1dv4Pm
16 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/23(日) 02:09:20 ID:Vzeo7WSP
12:31 宮下春香

宮下春香はひどくおびえていた(みんなそうなのだが、特別強く)。
理由は2つあった。
1つは小学6年生の時に強盗事件に巻き込まれたからだ。
しかも春香の目の前で犯人が警官に撃たれた。
血が大量に撒き散らされた。
苦しそうなうめき声が聞こえた。
そして撃った警官が新米の刑事にやられる前にやっていいんだよとささやいているのも聞こえた。

そして2つ目が自分が親友の菜々を撃ち殺してしまった事だ。
気が付いたら思わず撃っていた。
菜々の腹が爆発してぼかっと穴が開いた。
でも撃たないと裏切られて死んでいたかもしれない。多分きっと裏切られて死んだだろう。
なんにせよこのプログラムで生き残れるのは1人なんだ。仲間を作っても無駄なんだ。

春香はとにかく恐かった。
こんな状況だから自分も犯人のようになるのかと。
だから犯人のようになる前にああしてしまえばいい。
春香はそう思い出してきた。
それどころか、その事は確信へと変わっていった。
ああなる前にああする・・・。
春香は銃を構えた。
小柄な春香に似合わない大きな銃。
とても強そうだ。
これなら殺せる。
そう思うと自然と笑いが込みだしてくる。
春香の精神はついに壊れた。

死・・・死死死
17 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/23(日) 22:23:30 ID:KPUpl1VO
12:01 広中和菜

広中和菜(女子19番)はなんとなくバラ園のそばを歩いていた。
特に誰かを探しているわけでもないし、武器もいいものだったので何もすることが無かったのだ。
それに縮こまって震えているほど和菜の精神は弱くは無かった。むしろこの状況を少し楽しんでさえいた。
周りに誰かいないか確認しつつも目の前にある赤いバラを見てみる。
いろいろな物の混ざった香り、和菜はそのバラを地面に捨てた。
バラの花は空中で回転して地面に落ちる、花びらが1枚遠くに離れていく。
その時かすかに音がした。
和菜は壁を背にしつつH&KP7M8を構える。
しばらくすると草の陰から河野道繁(男子7番)がいきなり飛び出してきた。撃たれるという可能性を考えていない無謀な行動だ。
「和菜さんっこんなゲームに乗らないで俺と行こうっ!」
それから道繁は聞いてもいないのに何やら美しいことをずっとベラベラ喋っていた。とにかく理想論ばかりで何の計画や計算もない内容だったのは確かだ。
話の区切りが来たときを見計らい、見えないように和菜はニヤリと笑うと
「アナタのようなのを待っていたの」
とうっすらと笑顔を浮かべ道繁に抱きついた。
そして修学旅行を出発する際にある軍人から渡されたコルトコマンダーブーツナイフを思い切り道繁のわき腹に刺した。
道繁の顔から血の気が引いていく。
「甘いねぇボウヤ」
道繁はまだ生きていてまだ「俺たちは仲間じゃないか!おかしいですよ、和菜さん」と叫んだ。
和菜は
「アンタを仲間と思った事は一度もないの」
と言い捨てるとナイフを引き抜いた。
ブシュウと音がして血が噴出した。
「しぶとい!」
和菜が止めを刺そうとした時
遠くから古月 仁海(女子21番)が
「そこの2人〜こっち来る?」
と叫びながら近寄ってきた。
遠くからなので刺されている事には気がつかない。
和菜は道繁を思い切り遠くへ蹴飛ばすと振り返りもせずに仁海をあっという間に穴だらけにしてしまった。
和菜は余った弾で道繁もついでに撃つ。
しかしとっさに撃ったためその弾は目標としていた心臓から大きく外れ足に当たった。もちろんそれでは道繁の命を奪うことはできない。
和菜はリロードをするとマガジンを地面に捨て、そして仁海の方を向き
「トチ狂ってお友達にでもなりにきたのかい、アハ!」
とにやにや笑い始めた。
「古月さんをやったねー!」
腹を刺され足を撃たれた道繁が必死で飛び掛ってきた。
しかし足を撃たれているためすばやく飛び掛ることができない(そうでなくても避けられていただろう、この女国のために訓練していたので)。
「遅いんだよ!」ピキィーン
「ぎゃあっ!」ぶちゃっぶちぶ
和菜は華麗に大きくバックステップをしながら道繁を仁海と同じように穴だらけにした。
道繁の体が前のめりに地面に突っ込む。
顔の皮がズルリと擦りむけたがもう痛がることはなかった。
和菜はすばやくリロードをすると道繁の死体に向かってこう呟いた。
「アンタ最後までこのバラは赤だと思っていたでしょう、でもねこのバラほんとは白なの」
和菜の視線の先には湯浅 政二(男子22番)の死体(首の千切れかけた状態になっている)を隠した民家があった。

【男子22番 湯浅 政二死亡】
【男子5番 河野 道繁死亡】
18創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 04:38:15 ID:Eae1d40i
19創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 13:28:23 ID:1mGPQjsk
自分で自分のwiki作んなwwww
20創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 10:41:13 ID:RdzLDDGO
ところでウマタンのウィキってこれだよね?
ttp://www12.atwiki.jp/umaneta/


ttp://www12.atwiki.jp/_mng/forgetpw.php

umaneta
umatan410@ヤフー.co.jp
でパス再発行してみたらちゃんと送信された。 試してみるよろし。
つまり、このウィキを作った人物の登録メアドがumatan410@ヤフー.co.jpであるということだ。
これ、ウマタンのメアドじゃん。 自分で自分のウィキつくってるのかよ。

ってか文体の時点でバレバレだったけどねw
自演するときはもっと周到にやるべき。
21創る名無しに見る名無し:2009/08/26(水) 00:34:21 ID:AMIpekeU
しかし凄まじい被害妄想だなウマタン
22 ◆VQv1YMcR82 :2009/08/28(金) 19:14:39 ID:tU+DEpVc
 
23創る名無しに見る名無し:2009/08/29(土) 13:29:02 ID:JGonAvI9
文章としてみたら、見れなくもないレベルだな
24創る名無しに見る名無し:2009/08/29(土) 14:51:05 ID:3Aik7oQl
で?
25創る名無しに見る名無し:2009/08/29(土) 15:27:04 ID:Ghe2sOeV
他所に迷惑かけず小説だけ張ってるんだから横やりは辞めな
26創る名無しに見る名無し:2009/08/29(土) 15:41:45 ID:rSGAU79G
迷惑かけない・かけられたくないんなら
2ちゃんじゃなくてブログで書けばいいじゃない

どうせ誰も感想なんて書かないんだから
27創る名無しに見る名無し:2009/08/29(土) 17:28:06 ID:nLHm58LI
存在が迷惑だから迷惑じゃないとか言ってる奴何なの?
偽善者なの?グルなの?
28創る名無しに見る名無し:2009/08/29(土) 23:10:54 ID:3Aik7oQl
日本語でおkすぎる
29 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/08/30(日) 14:46:45 ID:OmKVo77d
12:31 うるさい

これだから熱くて痛い奴は嫌いなのよ。
こいつクラスメートを説得するかっこいい自分に酔ってやがった。
あのクサイセリフにオーバーな動き、そして時たま見える「俺ってかっこいい!」と言ってる顔
全部があたしの神経を逆なでする。
あーうざかった!
大体バラの花が血で赤くなっているのに気がつかないってどうよ。
まあ遠くからみりゃわからないだろうけど、こんなに近くに来ても気がつかないなんて。
よっぽどおびえているクラスメートを説得することに酔ってたんでしょーね。
無謀と勇気が違うって事に気がつかないのかしら。
完全にコイツ痛いです。

和菜は道繁の頭をおまけとして1発撃つとしばらくバラ園をうろうろする事にした。
しばらく歩いていたがあることに気がついた。
どこかから歌が聞こえ始めたのだ。
妙な歌で和菜の神経を逆なでする。
歌はいつまでも止みそうに無い、まだまだ妙なフレーズが頭に割り込んでいく。
イライラ・・・ズキズキイライラ・・・ズキズキまるで頭が歌の紐で締め付けられてるみたいだ。
「戦場から歌が聞こえるだと・・・ふざけた事を」

いきなり養子となりなれない家庭の中に放り出された、
しかし総統を信仰することで自分は正しい道に進んでいると思っていた、
それなのに運悪くこんなプログラムに選ばれた。こんなに信仰していたというのに。
しかし勝つ事が総統に対する最大の忠誠心の表れだと無理やり思うことで選ばれたことに対する怒りは何とか収まった(収めた)。
それにこのプログラムは実戦だと思えば悪くはないかもしれない。
しかし自分がこんなに葛藤している中のん気に歌を歌ってやがるバカがいる。
「だまれ!だまれぇー」
和菜は取り乱し歌のする方向へ向かってとにかく撃った。
ある軍人から渡された大切なナイフも思わず投げつけた。
噴水の中心に置かれている銅像が壊れて花が飛び散りアーチに穴が開く。
その光景を見てハッと我に返った。

こんな事をしてたら弾薬の無駄だ・・・とにかく標的が見えるところまで近寄ろう。

和菜はナイフを拾うと花の陰に隠れるようにして歌の聞こえる方向へと向かった。
30創る名無しに見る名無し:2009/08/31(月) 13:16:32 ID:LgSifV1a
カテジナ・・・?
31創る名無しに見る名無し:2009/08/31(月) 23:06:11 ID:xeQYpFnL
馬は、オリジナルと言いつつも
結局書いてるのはガンダムとバトロワの二次創作だからね
たまに忍道
32創る名無しに見る名無し:2009/09/01(火) 03:02:46 ID:byTSJU1r
誰もオリジナルとは言って無くね?
33創る名無しに見る名無し:2009/09/01(火) 20:54:37 ID:I987C5tf
本人でしょ、きにすんな
34創る名無しに見る名無し:2009/09/02(水) 23:02:34 ID:8VXuQ7Iw
抗議にめげずに頑張ってください(・_・;)
35 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/09/04(金) 21:24:33 ID:WDhn/M+p
12:37 愛されてる

少々太り気味でかっこよくない男子飯倉 昇也(男子2番)ははあはあ言いながらある女子を探していた。
それは笠原 利華(女子5番)だった。
実は昇也は利華のことが好きで2年の頃から今まで気づかれないように利華をストーカーしていたのだ。
ちなみになぜ告白しないのかと言うと勇気がないし、周りは怖い女子で固めてあるからだ。

飯倉の武器は探知機(電池1日分のみ)で利華のマークを追いかけていた(先に出たとはいえ利華は自分が待っていたところとまったく正反対の方向へ行ってしまったので)。
そしてついにその目当ての利華に追いつく事ができたのだ。
昇也は利華の姿を見つけるなり(恐ろしい事に)いきなり抱きつこうとした。
だが利華は
「気持ち悪いんだよおめー!いっつもストーカーしてるの少し気づいてたんだよ!むかつくからここで散々痛めつけて殺してやる」
と叫ぶと蹴り飛ばしそして手をつかんだ。
そしてすばやくサービス品のガムテープで縛り上げ
利華は支給武器のスタンガンを昇也の手や足に何度も当てた。
ものすごい痛みが何度もはしり昇也は悲鳴を上げる。そのスタンガンの電圧は弱かったので火傷をしたり失神する事はなかったがそれでも相当痛い。
利華はその表情を見て笑っている(反対の手にはとどめさす用の包丁)。
その時だった、ボゴンと音がして利華の頭に穴が開いたのは。
利華は座った状態のまま横に倒れた。
利華は死んだ。
昇也にはそれが信じられなかった(映画を見ているようだ)。
例え目の前で頭に穴が開いても。
そして倒れた利華から血がドロドロと出てくると同時に向こうから沼村 幸介(男子15番)がCz75を構えたまま近寄ってきた。
銃口からはうっすらと煙が出ている。
そして昇也のガムテープを外すと
「危なかったな・・・」
と話しかけてきた、だが次の瞬間昇也は銃を奪い取ると
「優勝して利華ちゃんに会うんだー!」
と叫びながら至近距離で幸介の頭を撃ちぬいた。
幸介の後頭部が爆発しうっすらピンク色をした塊が飛び散る。
昇也は幸介のデイパックを当然のように奪うと、なにやら優勝とかつぶやきながらどこかへ行ってしまった。

【男子15番 沼村 幸介死亡】
36創る名無しに見る名無し:2009/09/04(金) 22:50:21 ID:3iHbEh2n
がんばれ。
37創る名無しに見る名無し:2009/09/06(日) 12:31:08 ID:SIp3LRR2
...
38創る名無しに見る名無し:2009/09/06(日) 17:08:46 ID:TJPStPN9
ここまでまともな感想無し
39創る名無しに見る名無し:2009/09/06(日) 20:37:22 ID:qm+EEtEB
まともな感想を期待してるあなたがわるい はい
40創る名無しに見る名無し:2009/09/07(月) 04:04:29 ID:CkjiDWuC
これが馬の書き込みに見えるんだ
びょうきだね
41創る名無しに見る名無し:2009/09/07(月) 05:14:34 ID:bW44d5Yu
馬かどうかは関係ないが粘着質な>>40は間違いなく病気
42創る名無しに見る名無し:2009/09/07(月) 05:59:03 ID:WxEmmPTD
馬アンチ煽りに煽りで返すパターン飽きた
どこのサイトでも同じような煽りしてスレ消費して馬鹿みたい
いつからやってんだよ・・・これはもう馬関係無しに自然災害状態だよ・・・
43創る名無しに見る名無し:2009/09/07(月) 06:10:11 ID:k+OGVamH
粘着、粘着と五月蝿いのは貴方だけだ

643 :最低人類0号:2009/09/07(月) 05:13:10 ID:Lt/gF6Cr0
あいかわらず粘着質だな
44創る名無しに見る名無し:2009/09/07(月) 23:22:29 ID:6OFrGC3i
馬w
45創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 22:39:42 ID:l2WUZDKI
呪いは効いた?
46創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 03:18:58 ID:xU2dMRzA
もし馬本人以外にこのスレをちゃんと読んでいる人が居れば、SSの感想を書く。
だが今までにまともな感想を書き込んだ人は居ない。
だからこのスレには馬しかいない。

アンタが馬じゃないっていうなら、SS読んで感想書いてみてよ。
47創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 03:26:21 ID:jYP2ewh2
ちゃんと読んでるかどうかは知らんが、馬とは性別が違うわW
粘着晒しage
48創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 05:13:59 ID:G0broC9D
>>46
お前も馬だな?
49創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 12:04:05 ID:CBm7Si9h
ざっと読んでみたけど、この作家は人間嫌いだなって印象
キャラクターに愛着が感じられない
50創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 11:45:58 ID:XCMHy8iT
友人に騙されたのは同情するよ・・・
51 ◆kUYGivusC9xV :2009/09/18(金) 14:47:10 ID:nQF415xF
12:57 歌声

和菜が歌声の響く方向に向かって歩いているとさらに声が大きくなった。(アアアー)
「ますます歌声は強くなる、この胸をえぐるような歌声は春香!そうかお前がやっているのか」ポワーンポワーン
歌声の波が心臓に響く。頭も痛いし心臓まで痛くなる、最悪だ。
目の前にようやく春香が現れた。和菜はすぐにそれをコロシの標的にした。
春香は小柄で大人しい、レミントンを持っているとはいえふるえて撃つことはできないだろう。
しかし様子が変なのである。春香は森の中で踊りながら変な歌を歌い続けている。(アアー)
その歌は何気に美しい歌だった。(アアアー)
だが戦場に似合わないこの歌が余計に和菜のイライラを倍増させていた。
ドロドロした嫌な歌ならまだ許せたのだが何気に美しい。
このバカチビはおとなしくて何を考えているかよくわからない人だったけどこんなにうざいやつだったとは。死ね、早く!
(どこまでもどこまでも私をバカにして!)
和菜はイライラを押し込めつつフレンドリーに春香を呼んだ。
「春香・・・」
そこまでしか言っていないのにすぐに春香は振り返り和菜を撃った。
「撃たれたっ、なんで!」
和菜は木の陰に隠れると頭を整理した。
あんなおとなしい春香が妙にすばやい動きであたしを狙った。

殺すのが怖くないの?反動に耐え切れないんじゃないの?怖くて泣いているんじゃないの?

和菜は逃げながら撃ったが木が邪魔になって当たらない。
国のために射撃訓練やったのに、このォ!
2発ほど肩に当たったが痛がる様子も見せない。
当たっているのに・・・こいつ痛がりもしない!
突然和菜の足に激痛が走りなぜか体が倒れた。
思わず足を見てみると右ひざから下がなくなっていた。
「あ、あたしの足がぁーっ!足がちぎれたーッ!」
足がなくなり逃げることができなくなった和菜はとっさに撃とうとした。
しかしそれよりわずかに早く春香は理性のある人間ではやれないような速さでレミントンを3発連射した。
和菜の持っていた銃は暴発し破片が次々と和菜に刺さり、頭の上半分は大量の弾丸によってもぎ飛んで親切に下あごの断面がよく見えるようになっていた。
それに心臓にも大きな穴が開いてそこから妙な物がたくさん飛び出し和菜の形のよいひざの上に乗っている。
美しい金髪も顔も原形を留めていなかった。
春香はそのグロテスクな死体に驚く事もなくどこかへと行った。
和菜のナイフがふいに落ちる。そのナイフには小さな鈴が付いておりチリンとなった。
その音は少し澄んだ音であった。

【女子19番 広中 和菜死亡】
52 ◆kUYGivusC9xV :2009/09/19(土) 23:22:51 ID:V5Wrd15+
12:00 第1回放送

島中に何かプツンと言う電子音が響き渡った。
そしてすぐにクラシックの曲が大きな音で流れた。
「第1回放送を始めますまずは死亡者
まずは分校で死んだ
男子5番菊池 浩
女子9番笹川 心
そして
男子9番篠原 義則
男子24番吉原 昌直
男子6番串田 大輝
男子22番湯浅 政二
女子18番半田 菜々
男子20番山川 啓太
女子23番前原 綾菜

次に禁止エリアです。
14時からH−7、19時からH−8、0時からC−3
繰り返します
14時からH−7、19時からH−8、0時からC−3
とにかくがんばるように」

この淡々とした簡潔な放送を聴き優也は驚いた。
なぜならもうこんなに人が死んでいるからだ、しかもこの倉庫は14時から禁止エリアになってしまうというおまけ付きだ。
それに隼人も少し驚いた顔をしている。
優也は
「くそっここに立てこもろうと思ったのに、めんどくさいなぁ」
とつぶやくと荷物をまとめ、台車に爆弾を乗せた。
隼人はコードを肩から担ぎ、彩香は爆弾の乗った台車を押し、
そして優也は自分のデイパックと隼人のデイパックに細かい部品をつめた。
準備には15分もかかった。

出る時ほぼ全員両手がふさがっているため襲われたら危険な状態だったが優也はそれに気が付かなかった。
こんな危険な状況にほおりこまれた経験が無かったからだ。
53創る名無しに見る名無し:2009/09/21(月) 04:58:12 ID:LIWdlLNO
54 ◆kUYGivusC9xV :2009/09/23(水) 16:14:53 ID:wS+3clXG
13:47 豹変した生徒

そしてどこかの便利のよさそうな民家(できれば工場がいいのだが)を探しに出発した。
外に出るとちょうど海が見え、その向こうに大きくて美しい観覧車や何かきれいな大きな建物が見える。
とてもこの状況に似合わない美しい光景であった。
優也はちらりとその光景を見るとなんか妙な気分になったのですぐに顔を伏せた。
しばらく歩いていると
遠くの方で宮下 春香がレミントンM870を片手に持ってふらふらしているのが見えた。
それを見て隼人は
「宮下さんも呼んでくるよ」
と言うと優也たちの意見も聞かずに駆け出していった(まあ、あのおとなしい宮下さんのことだ、問題ないだろう)。
それに優也は実は隼人は春香の事を少し気に入っていると言う事を知っていたので特に止めなかった。
「宮下さーん」
隼人が呼びかけた次の瞬間銃声がして隼人の顔は消失し頭がドーナツ状になった。
そして顔のない体がひざを付いて倒れる時にさらにもう1発銃声がして体の一部に穴が開き右肩がブチリと外れた。

悪夢だった

春香は完全に狂っていた。

「きゃあーっ」
彩香は悲鳴を上げる。
思わず、
「あの木に隠れろ!」
と大声で彩香に指示する。
彩香が木に隠れると同時に、春香は優也にもレミントンの銃口を向けた。
だがそれよりも幾分早く優也はグロック19を乱射した。
「ぎゃあーっ」バタ
春香の体に多数の穴が開き、眼球も反動で少し飛び出し、そのまま前のめりに倒れこんだ。
その際レミントンがまったく的外れな方向に暴発し近くにあった木にいくつもの穴が開く(その際彩香はヒッと声を上げた)。
優也はそれを確認すると恐る恐る近寄った。
物凄い臭いがするが武器などを貰わなくてはいけない。
隼人を殺されたから思わず撃ってしまったとはいえ、クラスメートだ。
しかも死体はものすごい状態だ(それを自分がやってしまったのだ、こんなゲームとは言え)。
優也はそう思うとかなり吐き気を催したが今はそれどころではない。
早くこのプログラムを止める方法を考えなくては(とにかく落ち着くんだ)。
優也はできるかぎり死体を見ないようにしながらデイパックとレミントンM870を取るといったん彩香の元へと戻った。
戻ってみると彩香は震えていて(目の前で人の顔の花火を見たんだ無理はない)木に寄りかかっていた。
なんとかして彩香を落ち着かせると優也は隼人の死体の元へと向った。
隼人の死体は春香の死体よりひどい状態で(銃の性能が違うから当たり前なのだが)顔が無かった。
優也は死んだ人の目を閉じさせてあげるとか手を合わせるなんてしきたりには、気が付いていなかったのだが気が付いていたところでそれらをする事は無理だろう。

優也は電気コードを持っていこうとしたが銃弾によって穴がいくつも開いていたのであきらめ(コードくらいならわりと早く手に入るはずだ)
彩香を連れてどこかへと向った。

55 ◆kUYGivusC9xV :2009/09/23(水) 16:18:37 ID:wS+3clXG
一方その頃、松浦 洋一(男子16番)は倉庫で何者かに狙われていた。
しかし相手が焦っているのか力がないから銃をちゃんと持てていないのか洋一は簡単に弾丸を避けることが出来た。
ちなみに洋一は相手を殺すつもりはなかった、むしろ仲間を作ろうと思っている。
なのにこんなに撃たれ続けている。

洋一は仲間にならないかと言う事を数回伝えたが相手の反応はない(銃弾は返ってきたけど)。
「仕方ないっ」
洋一はそう呟くと相手の足元を狙って何発か撃った。
木箱に次々穴が開いていき、柱に穴が開く。
相手はそれに気がつき、階段の陰に隠れる。
その際相手の顔がちらりと見えた。
杉 博美(女子11番)であった。
あんな大人しい人がどうして・・・。
洋一はそう思いながらも今度は手を狙う。
クラスメートは傷つけたくないが仕方が無い。
自分にはやる事があるのだ。洋一はチャクラムを取り出した。
洋一はチャクラムを近くの木箱に投げつけると何発かその周辺を撃って木箱を倒壊させた。
「キャア」
博美がそれに気を取られている隙に洋一はクレーンフックに捕まりすばやく移動した。
そして博美の横に回りこむと腕を撃った。博美は悲鳴を上げて逃げていく。
洋一は追いかけたがつまづいてしまい見失ってしまった。

【男子10番 瀬口 隼人死亡】
【女子24番 宮下 春香死亡】
56創る名無しに見る名無し:2009/09/28(月) 23:55:47 ID:/8COuJ7R
恐ろしい
57創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 14:17:28 ID:aseFQwTg
13:55 3つの殺意

崖の上のニュータウンの建築現場を走っている者が2人いた。
吉田 智哉と塚川 陽平である。
智哉は遠くに塚川 陽平を見つけルガーP08で狙撃したのだが、狙撃銃でもないのにそんな事したものだからもちろん失敗し追いかけられたのだ。

智哉は走っている途中、とっさに近くにあったショベルカーに隠れると陽平に向ってとにかく乱射した、
しかし陽平は家の裏に隠れつつウージーを撃ってくる。

ぱらららららっ ぼこっバリン

ショベルカーのガラスが割れ自分のところに落ちてきたが今はガラスがどうとか言っている場合ではない。
智哉は陽平の弾幕が切れたのを見計らうと今度はショベルカーの横から覗くようにして乱射する。

ダァンダァン ガッガッ

銃弾は建築中の家の壁や塀に当たり大きな穴を開け、石の煙を発生させた。



2人はしばらく銃撃戦をしていたが智哉は相手が強いということを感じ、その場から逃げ出した。
陽平は慌てて追いかけるが、智哉が地面に何か置いていったことに気がついた。
陽平は追いかけるのを止め、今まで走っていた方向と逆のほうに逃げそして民家の陰に隠れた。

そしてそれと同時にその何かは爆発した。
なぜならそれは箱型時限爆弾だったからである。
智哉はこれを置く事によって陽平を足止めしたのだ。

陽平のいる民家に鉄パイプや木材が当たり、プレハブ小屋の破片が脇を通り過ぎた。
爆発が収まって陽平が出てみるとそこはひどい有様で、隠れていた民家には1本鉄パイプが刺さっていた。
しかもよくよくみると爆発の近くにあった民家(骨組みのみのものも含む)のいくつかは大きく崩れていて、
崖のぎりぎりまで飛ばされた軽トラックや横倒しになった大きなコンテナが爆発のひどさを物語っている。
しかもいくつか燃えている物もあり、熱で少し赤くなっているコンテナもあったくらいだ(目玉焼き作れそうだ)。

陽平は智哉が逃げたと思われる方へ走ってみたがすでにどこかへ逃げていて、結局陽平は智哉を殺すことはできなかった。

それどころかその様子を谷沢詩央里(女子13番)に見られていたという事に気づくことも出来なかった。
詩央里は陽平に気づかれないようにコンテナに隠れると座り込み、しばらく考えた。

あんな強そうな武器を持って・・・塚川は危険だ何とかして殺さなければ

詩央里はそう思ったが、自分の手の中にあるのはボールペンナイフどう考えても殺すのは無理だ(首に刺せば出来るだろうがそんな事寝込みを襲うくらいしかやれるわけがない)。
詩央里は座ったまましばらく考えていたが罠を作ると言う考えを思いつくと、とたんに立ち上がり民家へと向った。

58創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 18:25:16 ID:srBK++Kc
umatan410@ヤフー.co.jp
うまたんのめあどでーす!!
59 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/10/16(金) 16:16:04 ID:9DyyYeVO
12:40 希望から絶望

井上 百花(女子1番)はちょっとおっとりした感じの子だった。
そのためもたもたしていて仲のいい女子グループと合流(特に待ち合わせをしたと言うわけではないけど)できず1人で住宅街をうろうろしていた。

「みんなどこに行ったんだよう・・・」
ときたまそんな事をつぶやきながら、住宅街で仲のいい人を探していた。
しばらく歩いていると目の前をうろうろしている大城 美羽(女子3番)を見つけた。
百花は美羽が殺す気でいるかも知れないという不安も忘れ、美羽に走り寄った。
美羽はものすごい勢いで振り返るとソムリエナイフを構える。
しかし百花(特に話したことはないが)だと知るとすぐにソムリエナイフを下ろし少し笑顔になりそして
「一緒に行動しよう」
と百花に話しかけた。

それからしばらくして
井上 百花と大城 美羽は崖近くの民家で気づかれない様に静かに武器を探す事にした(何しろとっさに使えそうな接近武器がソムリエナイフだけなので)。

百花は10分ほど探していたが何も見つからない、仕方ないので自分が探すのヘタみたいではずかしいが美羽に聞いてみる。
「なんかいい武器あった?」
「ないー」
「じゃあ美羽はあっち探してみて」
「わかった」
百花と美羽は別々に探す事にした。

1時間ほど探していると百花が向こうのカーポートの近くで叫んでいるのが聞こえた。
どうやら武器を見つけたらしく、手には金属バットのような物を持って楽しそうに振り回している。
すると突然何か大きな音がした、地面も少し揺れる。
百香は慌てて周りをキョロキョロと見ている。
次の瞬間百花の頭上に大量の鉄パイプの雨が降ってきた。
美羽は叫ぶ暇もなかった(もし叫ぶ余裕があったとしても間に合わなかっただろう)

ガンガシャーンぐちゃ

百香の頭や腹に鉄パイプが何本も串刺しになり、頭蓋骨は一部陥没し中から脳みそ(骨の一部が突き刺さっている)が見える。
しかも頭に刺さった鉄パイプのうち1本は目を貫通していて眼球がまるで1つだけ残った団子のように刺さっていて切り口からは眼球液がどろどろと流れている。
さらに鉄パイプなどに叩きつけられたため手足が妙なオブジェのように曲がっている。
潰されたり刺さったりとまるで一瞬でいろいろな殺され方をしたような状態であった。
「いやあああ」
美羽はその光景に恐怖し悲鳴を上げる。
しかし彼女の意識は悲鳴の途中で途切れた。
なぜなら美羽は悲鳴に気づいた飯倉昇也に頭を撃ち抜かれたからである。

【女子1番 井上 百香死亡】
【女子3番 大城 美羽死亡】
60創る名無しに見る名無し:2009/10/17(土) 18:43:46 ID:qgKAZ61a
百花だったり百香だったり忙しく奴だ
61 ◆oLBG8A1dv4Pm :2009/10/18(日) 14:02:44 ID:Uc37/vFA
いちいちうるせえよ
書き間違いを得意になってネタにしやがって
62創る名無しに見る名無し:2009/10/18(日) 14:43:53 ID:Yey5pnWx
普通見直しとかするだろ
誤字脱字ほったらかしの糞文投下すんなって話
63創る名無しに見る名無し:2009/10/18(日) 15:05:33 ID:DHA2O83h
煽るなよ、それ位誰でもある事じゃないか。
64創る名無しに見る名無し:2009/10/19(月) 03:14:53 ID:ESZbQqoV
読めりゃいいよ。クオリティなどはなから期待してない
65ロラン:2009/10/25(日) 08:10:21 ID:w8PDYEsf
パルサーもウキウキワクワクしています!o(^o^)o
66創る名無しに見る名無し:2009/10/28(水) 06:17:35 ID:Dbg1aldC
この人誰
67創る名無しに見る名無し:2009/11/20(金) 13:31:20 ID:Mu7DZ+Pd
あげ、以外に普通じゃんこれ
68創る名無しに見る名無し:2009/11/22(日) 17:38:58 ID:aPmqeiHp
14:02 思考

昇也は利華の事を考えていた。
昇也は利華が死んだとは思っておらず、ゲームに優勝すれば利華が笑顔で迎えに来てくれる、そう思っていたので。



利華は不良グループリーダーで気が強く、しかも周りには邪魔な角 千夏(女子4番)なんかがうろうろしている。
だから告白どころか近くによる事もできなかった。
しかし利華ちゃんが愛を送っているのはしっかり感じれる。
表面ではあんなにきついけど実は純愛大好きな女の子だってわかる。
たまにきついこと言ってくるけどそれは愛情の裏返しに違いない。

そしてこのプログラムは邪魔な周りの奴を消す絶好の機会だ。

昇也はそんな考えを浮かべたまま拳銃の部品をつつき撃てるかどうか確認する。
冷たい感触に(と言っても体温でかなり温まっていたが)ガチャリと言う無機質な音。
流線型の弾丸に角ばったマガジン・・・とにかく人を殺すためだけに作られたその物体はある意味美しかった。

大丈夫これなら優勝できる。
さっきもこれで幸介と百花も殺せた。
これからも人を殺せるだろう。

昇也はCz75を大事な物のように(まあこのプログラムでは金より大事なものであるんだけど)持つとなにやらブツブツとつぶやき続けた。
69創る名無しに見る名無し:2009/11/25(水) 20:14:20 ID:caJZFSu8
あげ、
下手と言う程でも無い
がんばれ
70創る名無しに見る名無し:2009/11/27(金) 13:56:38 ID:1xEV3ckC
16:00 叫び

クラスのムードメーカーこと谷 章平(男子11番)は焦っていた。
放送でかなりの人数がお亡くなりになっていた事を知ったからである。

章平はこのクラスはこんなのに選ばれたとしてもきっとみんなで力をあわせようとする、そう思っていた。
しかしこんなにも死んでいる・・・。
でもきっとクラスのみんなはただ恐かったからやったんだ、章平はそう信じていた。



だから章平は今、市役所の放送室でマイクのテストをしている。
章平はなんとかして機材を作動させるとマイクに向って大声を出した。

クラスのみんなーっ殺し合いなんてやめて市役所に集まろうよ!



その声は、喫茶店で女子のみのグループを組んでいる江坂 遙、佐久間 早紀、高柳 芽衣、筒井 さくらの4人にも届いた。
早紀は自分に配られたサービス武器の双眼鏡を持つと
「私、見回りとして上に上がるね、谷君がどこにいるのかわかるかもしれないし」
と言うと喫茶店の上のバルコニーに上がった。



章平はしばらくマイクに向って必死で叫んだ・・・後ろで扉が開いたのにも気づかないくらいに。

章平が叫んでいる後ろでドアの隙間から昇也は手榴弾を投げ込みドアを閉めた。

カツーンカツーン

章平は自分の後ろで何かが跳ねるのに気が付いた。
最初は機材か何かが落ちたかな?なんて思った。
章平はその落ちたものを確認するため音を目で追ってみる。
丸い形をしている。

えっこれって

ドギャアアアアン
閃光の中、爆風で章平の体は宙に浮き、そしてそれとほぼ同時に炎と大量の破片が章平の命を奪った。

マイクが一瞬だけ章平の驚いた声と爆音を拾う。



市役所のドアが飛び、爆風で部屋そのものが歪んだ。
そしてその中には人間の形をしていない章平の死体が飛び散っていた(一部は壁にめり込んでいたりする)。
部屋からは肉が焦げた臭いとプラスチックの燃える刺激臭が発生し、市役所のフロアを覆った。

【男子11番 谷 章平死亡】
71創る名無しに見る名無し:2009/12/09(水) 11:25:31 ID:ATY06bAs
かきこみてすと
72創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 07:47:34 ID:2pNWLlev
16:03 足が

重光 咲江(女子10番)は崖の近くを走っていた。
別に好きでこんなところに来たわけではない。
隠れるところを探していたらこんな所にまできてしまったので海を見ながら走っていたのだ。
こんなプログラムの最中だからこそ気を紛らわせたかった、そういう考えであった。
咲江は陸上部のエースで走るのが好きであった。
そのためこんなプログラムでもランニングのフォームで走っていた。
隠れてじっとしていれば良いのだが本人はそれに気が付かない。
海を見始めてからだいぶたった頃、波の音とは違う音が響き渡った。
それは銃弾の音であった。
咲江は思わず、近くの木に隠れた。
隠れている間にも、すぐそばを銃弾が通り過ぎていく。
咲江が隠れていると草の陰から、智哉が姿を現した。
もちろん、右手にルガーP08を構えたまま。
「当たれよ、クソ女」
智哉の言葉に咲江はイラついたが、相手は銃を持っているので反論できない。
咲江はどう対処していいかがわからず、しばらく木の裏でじっとしていたが智哉はそうしている間にも木を撃つ。
大木だったため銃弾はギリギリで貫通しなかったが、智哉に近寄られ至近距離で穴だらけにされるのも時間の問題だろう。
気がつけば、咲江は走っていた。
銃弾が何発も飛んでくるが足の速い咲江には当たらない。
本能だろうか、咲江は今までの記録よりかなり速いスピードで走っていた。
その時だった、咲江の足元で「ゴトン」と音がして地面が大きく揺れた。踏みつけられた大きな石が反動で後ろへと持ち上がる。
とたんに足が妙な方向にねじられ体のバランスが大きく崩れていく。
「あ゛ーっ足が足がね、じ・・・れるッ!」
咲江の体が崖から落ちていく。
「た、す・・・け」
何がなんだかわからなくなった咲江は思わずそう叫んでいた。
しかしすべて言い終わらないうちに咲江の体は岩礁に当たってほとんどの骨が砕け飛んだ。
腹が大きく裂けて内臓が思い切り飛び出した。
それはまるで内臓を何かでかき出されたかのようだった。
すぐに智哉が崖を覗き込む。
「自爆なんてしやがってクズが」
智哉は目の前で消えた獲物に向かって暴言を吐いた。
血だらけになった咲江の顔が波に揺れている。

【女子10番 重光 咲江死亡】
73創る名無しに見る名無し
77 :多重檻鳩探偵サイコ:2009/11/28(土) 11:51:08
僕はアニマに恋をする。
夜空君の受信した電波……夜空君のアニマが死にかかっている。
抱きしめて悲しむ……アニマがこれ以上私から離れないでと言っている。
アニマの代替としての彼女。彼女はアニマ=夜空君の深層心理の女性像からかけ離れつつある。
無理して付き合うことはないよ。言う止み=プロレス、マッチョ、口だけ。
細い体が嫌なんだろ? もっと逞しくなりたい。それが夜空君の中の女性像が抱く理想の男性タイプだから。
そして彼女ではない別の女性との接近。都会への憧憬。現状への不満。高速で轢かれた獣の死体、事故車両。プレオ。
愛してるの? 正直君はまだ若い。仕事をすぐ辞めるのもいいし、新しい恋を捜すのもいいかもしれないね。
「こんなの、俺じゃねーしwww」
と片付けるのはかまわないけど、他人からは一応、そんな風に見えるって事だけは覚えておいて。
「夜空君は東京に向いている、東北(の女)は似合わない」
「我は影……真なる我……」
「ぐあ……人格が変わる……」
「……で、事故れよ……」(←私的2009年オリバト界ベスト名言)
「ぐはぁw」「いじっていじって追い詰めろ!」
「電波乙!」「馬乙!」「よぞりん、東京きなよ!」
hgてょあはオhふぁお伊hふぁおいfはおいほいほいhふぉいあhふぉいあhふぉいあ
77 :多重檻鳩探偵サイコ:2009/11/28(土) 11:51:08
僕はアニマに恋をする。
夜空君の受信した電波……夜空君のアニマが死にかかっている。
抱きしめて悲しむ……アニマがこれ以上私から離れないでと言っている。
アニマの代替としての彼女。彼女はアニマ=夜空君の深層心理の女性像からかけ離れつつある。
無理して付き合うことはないよ。言う止み=プロレス、マッチョ、口だけ。
細い体が嫌なんだろ? もっと逞しくなりたい。それが夜空君の中の女性像が抱く理想の男性タイプだから。
そして彼女ではない別の女性との接近。都会への憧憬。現状への不満。高速で轢かれた獣の死体、事故車両。プレオ。
愛してるの? 正直君はまだ若い。仕事をすぐ辞めるのもいいし、新しい恋を捜すのもいいかもしれないね。
「こんなの、俺じゃねーしwww」
と片付けるのはかまわないけど、他人からは一応、そんな風に見えるって事だけは覚えておいて。
「夜空君は東京に向いている、東北(の女)は似合わない」
「我は影……真なる我……」
「ぐあ……人格が変わる……」
「……で、事故れよ……」(←私的2009年オリバト界ベスト名言)
「ぐはぁw」「いじっていじって追い詰めろ!」
「電波乙!」「馬乙!」「よぞりん、東京きなよ!」
hgてょあはオhふぁお伊hふぁおいfはおいほいほいhふぉいあhふぉいあhふぉいあ
77 :多重檻鳩探偵サイコ:2009/11/28(土) 11:51:08
僕はアニマに恋をする。
夜空君の受信した電波……夜空君のアニマが死にかかっている。
抱きしめて悲しむ……アニマがこれ以上私から離れないでと言っている。
アニマの代替としての彼女。彼女はアニマ=夜空君の深層心理の女性像からかけ離れつつある。
無理して付き合うことはないよ。言う止み=プロレス、マッチョ、口だけ。
細い体が嫌なんだろ? もっと逞しくなりたい。それが夜空君の中の女性像が抱く理想の男性タイプだから。
そして彼女ではない別の女性との接近。都会への憧憬。現状への不満。高速で轢かれた獣の死体、事故車両。プレオ。
愛してるの? 正直君はまだ若い。仕事をすぐ辞めるのもいいし、新しい恋を捜すのもいいかもしれないね。
「こんなの、俺じゃねーしwww」
と片付けるのはかまわないけど、他人からは一応、そんな風に見えるって事だけは覚えておいて。
「夜空君は東京に向いている、東北(の女)は似合わない」
「我は影……真なる我……」
「ぐあ……人格が変わる……」
「……で、事故れよ……」(←私的2009年オリバト界ベスト名言)
「ぐはぁw」「いじっていじって追い詰めろ!」
「電波乙!」「馬乙!」「よぞりん、東京きなよ!」
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