1 :
創る名無しに見る名無し:
唯「あんにんどうふって何人?」
律「何人じゃなくって杏仁」
唯「だから何人?」
律「だから杏仁だって……4人くらいかな」
唯「は?何言ってるのりっちゃん」
律「……ぐすん」
2 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/13(木) 19:12:18 ID:4DmwpJxf
VIPに居た人か?
しえん
3 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/13(木) 19:36:24 ID:j7Q3a/Zw
唯「こーぶた♪」
澪「たーぬき♪」
紬「きーつね♪」
梓「ねー……」
律「ゴキブリ♪」
梓「………」グスン
4 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/13(木) 19:43:05 ID:j7Q3a/Zw
唯「こーぶた♪」
澪「たーぬき♪」
紬「きーつね♪」
梓「………」
唯澪紬律「あーずにゃん♪」
梓「!!」パァ
5 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/13(木) 19:50:49 ID:Yk1o1xUE
非常に嬉しい ありがとう
6 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/13(木) 20:02:06 ID:c7OZzkhB
革命軍(笑)とかいう荒らしもこっちまでは来ないか
7 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/14(金) 22:52:41 ID:D7s3rPx6
唯「私たちVIPから追い出されちゃったね……」
律「まったく、いらなくなったらポイッだもんなー」
澪「まぁいいじゃないか、ノンビリやっていこう」
8 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/14(金) 23:57:57 ID:360X3pup
俺は見てるよ
9 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 00:08:36 ID:EjS/oXBn
頑張っていこうZE☆
10 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 00:33:27 ID:UYb3ZBaz
何も書けんが支援はできる!!
11 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 11:30:01 ID:P0fk/WbQ
唯「こみけ?」
律「そう、コミケ。だから今日ムギが来ないんだ」
唯「こみけってどんな毛?」
律「いや、コミケはコミックマーケットの略だよ」
唯「ふーん、で、どんな毛?」
律「いや、だから……たぶん茶色いサラサラな毛だよー!」
唯「は?何言ってんの?りっちゃん」
律「……ぐすん」
12 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 13:38:35 ID:P0fk/WbQ
唯「うーいーあついーアイスー」
憂「はいはい」
ジュッ
憂「そっ、そんな!アイスが一瞬で溶けちゃった!」
唯「うーいーあついー」ドロドロ
憂「お姉ちゃんまで溶けてる!」
唯「うー……」
憂「お姉ちゃーん!」
13 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 16:48:55 ID:EjS/oXBn
澪「律がカチューシャを取ったらこのスレ盛り上がると思う」
律「・・・おかしいし」
澪「おかしくねえーし」
律「だって唯とかぶるし」
澪「たとえ唯とかぶっていたとしても律には律の魅力があるし」(ハヤクチ
律「そんなこと言われてもうれしくねえーし」
澪「おまえそれ本気で言ってるのか?」
律「本気で言ってたらこんなに楽しく話してないよ」
律・澪「ヘッヘッヘッ」
律「バーイ!」
澪「やかましいわっ!」
14 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 17:29:32 ID:UYb3ZBaz
15 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 17:35:42 ID:EjS/oXBn
>>14 律「・・・そうだし」
澪「そうじゃねえーし」
ごめん違う
気に入ったからorz
16 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 19:11:30 ID:P0fk/WbQ
唯「………」ボケー
律「どうした唯?」
唯「あ、りっちゃん。最近気になったんだけどさ」
律「うん」
唯「なんでサザエさんは何十年もやってるのに老けないの?」
律「そりゃアニメなのに年とったらおかしいだろ?」
唯「たしかに!アニメキャラが年とったら夢がないよね」
律「だろ?それにしても一年経つのって早いな。2ヶ月くらいに感じるよ」
唯「マンガだったら一冊でおさまりそうだよね!」
澪「………」
17 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 19:13:15 ID:EjS/oXBn
18 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 19:32:34 ID:P0fk/WbQ
唯「犬ってかわいいよね!」
澪「わかるわかる!頭いいし」
律「毛のモフモフがいいよな!」
紬「やっぱ猫より犬よねぇ」
梓「……猫だって可愛いもん」
19 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 19:43:55 ID:EjS/oXBn
俺は見てる
ドンドン書いてくれ
20 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 20:22:30 ID:6Ry6Te06
ガラガラッ
唯「おい〜っす!」
澪「お、やっと来たか!今日は今から新しい機材を・・・」
ガラガラッ
唯「おい〜っす!」
律・澪・紬・梓「(……またかぁぁぁ!!!)」※冷やし中華参照
唯「お、やっと来たね!ゆっちゃん隊員!」
唯「ムギちゃんおちゃ〜」
梓「…私のあだ名」
唯・唯「あずにゃん!」
律「…澪パン」
唯・唯「しまパン!」
澪「…よし!二人ともギター弾いてみろ」
数分後
唯「ふぅ」
律「…これでわかったな」
澪「二人目のが上手だったから」
梓「最初の方が先輩ですね!!」
唯「(…あれ?せっかく練習して憂より上手になったのに…)」
21 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 20:40:33 ID:EjS/oXBn
えっ冷やし中華の人?
22 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 21:48:25 ID:6Ry6Te06
>>21 最後らへんの唯憂ネタ
ポケモンの歌
バレンタイン短編 書きました
23 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 21:54:29 ID:EjS/oXBn
>>22 おお〜そうか
とにかくVIPでは無理だからここで住民増やして頑張ろう!!
24 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 22:20:48 ID:7lH+SccL
>>23 携帯から失礼
あのスレは愛着あったからまたやれるなら喜んで!
まあネタはないんだけど・・・
25 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 22:29:45 ID:EjS/oXBn
26 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/15(土) 23:13:58 ID:7lH+SccL
唯「あ〜ずにゃ〜ん♪」ギュッ
梓「せ、先輩!なんですか急に///」
唯「いや〜あずにゃん見てたら抱き締めたくなって〜」
梓「は、恥ずかしいですぅ//(唯先輩あったか〜い♪)」
律「・・・」ギュッ
唯「へ!?りっちゃん!?どうしたの//」
律「唯あったけ〜♪」チラッ
澪「・・・わ、私はしないからな!!」
律「へー(棒読み)」
澪「・・・・・・」ギュッ
律「♪」
唯「ムギちゃんはこないの?」
紬「ばっちり録ってるわ〜♪♪」
27 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/16(日) 01:15:38 ID:odo5Zw1h
唯「しんさん?」
律「そう、新参」
唯「しんさんって誰」
律「新参っていうのは新規参入とかの略でな……」
唯「へぇ、で、しんさんって誰?」
律「だから新参って言うのは……クレヨンしんちゃんが大人になったクレヨンらしんさんって呼ばれるんだよ」
唯「は?何言ってんの?りっちゃん」
律「………ぐすん」
28 :
和尚:2009/08/16(日) 01:17:29 ID:+65Fe6yP
平沢氏は萌えキャラ化などせずとも充分に萌えキャラだというのに何故それが分からない?
そして猫の名前はヒロセだ
A・ROR
29 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/16(日) 01:27:15 ID:odo5Zw1h
唯「おしょー?」
律「そう、和尚」
唯「和ちゃん?」
律「和が入ってるだけだろ」
唯「ちしょー?」
律「それはお前だろ?」
唯「あっしょー」
律「………」
30 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/16(日) 01:36:08 ID:odo5Zw1h
唯「がおー!」
律「らいおん!」
唯「おいでおいでー」
澪「かむおん!」
唯「がーがーぴー」
紬「ざつおん!」
唯「やまごもりだー!」
梓「てらかどじもん!」
31 :
和尚:2009/08/16(日) 08:10:02 ID:+65Fe6yP
氏のいうところの「賢者」が冤罪であるか否かは解らない
それが「見えないブラザー」なのかはたまた「存在しないブラザー」なのか
ただ「売国奴」は始末すべきではある
32 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/16(日) 12:50:35 ID:odo5Zw1h
唯「そうめんだよ!」
律「つけめんだって!」
澪「何騒いでるんだ?」
唯「夏って言ったら何麺かなーって」
澪「私はつけめんかな」
梓「私はそうめんです」
律「2対2か……」
唯「ムギちゃんはー?」
紬「私はザー……」
澪「言わせねぇよ!?」
33 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/16(日) 17:14:33 ID:odo5Zw1h
唯「クワガタ取りに行こう!」
律「行こう!」
―夜―
澪「うう……夜の森怖いな……」
紬「うふふ、こういうのも楽しいわね」
梓「あ!カブトムシですよ!」
唯「あ!本当だ!」
律「おい梓、なんで木にしがみついてるんだ?」
梓「それゴキブリです」
梓ww
35 :
和尚:2009/08/16(日) 23:38:49 ID:+65Fe6yP
平沢氏曰く血はピンク色
女性でも内側は美しいのだと
55555+
36 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 00:12:18 ID:aX6I/Y0b
なにがあって俺のあずにゃんがこんな目に…
あずにゃんスレだな
あずにゃんかわいいよあずにゃん
ネタ被りだったらごめん
澪「律、カチューシャで髪の毛引っ張られてハゲるぞ」
律「だいじょぶだいじょぶ」
澪「大丈夫じゃない!早くカチューシャ取れ!」
律「澪…そんなに私のこと心配してくれるんだね…///」
澪「あ、いや、その…うん///」ドキドキ
唯「りっちゃん、澪ちゃんのあしらい方うまくなったねえ」
39 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 08:18:48 ID:Oo4+D7l/
律「唯もそういう事が分かるようになったか〜」
40 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 11:38:14 ID:/U2LeCH2
軽音部が狂った
「梓ちゃん、あなたのおやつは今日からたい焼きだけよ」
最初は冗談だと思った
差し出されたのはたった一つのたい焼き
「ちょっとムギ先輩何言ってるんですか?」
私は聞く
しかし誰も答えない
まるで私がそこに存在しないみたいにみんな振舞う
唯先輩澪先輩ムギ先輩律先輩
みんな無言でお茶を飲み続ける
その態度に何か私悪いことをしたのかと少し震えながらたい焼きを食べる
あんこ味だ
「ごちそうさま」
お茶を飲んだ澪先輩が私がたい焼きしか食べていない姿を見ても無表情だ
キーンコーンカーンコーン
時間ぴったりのチャイムが部室に鳴り響く
だけど先輩はどこかずれてしまったのだろうか
そうそれは暑い暑い夏休みの初日のことだった
41 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 11:41:59 ID:/U2LeCH2
最初は冗談だと思った
普段はみんな私に普通に接してくれる
ムギ先輩も律先輩も私を見たら笑顔で話をするし
唯先輩もいつも通りダラダラしている
澪先輩も私に練習やろうと声をかける
しかし毎日与えられるものはたい焼きだけ
これには私も危機感を覚えざるを得なかった
そして怖いのは私にたい焼きを与えるとき全員が私を見ていることだ
私がたい焼きを食べている間みんな私を見ている
唯先輩澪先輩ムギ先輩律先輩
合わせて8の瞳が私を見つめてくる
食べ終わったのを確認したらみんななごやかに談笑しながらお茶を飲みはじめる
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
42 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 11:47:49 ID:/U2LeCH2
食後キーボードを弾いていたムギ先輩に私は声をかける
「ムギ先輩…喉乾きました」
しかし、ムギ先輩は私の言ったことが聞こえないようだ。
母は背を向けたままキーボードを弾き続ける。
キーボードから出る音が笑う声に聞こえる。
まるで今の私を笑ってるようだ。
「あの!」
思わず語気を強める。
ムギ先輩はゆっくりと立ち上がり私の前にたい焼きを持ってきた。
またたい焼きだ。
「梓ちゃんはこれしか食べたら駄目なのよ」
そう言うムギ先輩の目が怖くて私はそれ以上何もいえなかった。
パクパクパクパク
あんこ味しかしない。
43 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 11:49:32 ID:/U2LeCH2
何で?どうして?訳が分からない。
喉がパサパサになる。
ふとテーブルの上を見るとお茶があった。
もう我慢できない…私が手を伸ばそうとした、そのとき。
「梓ちゃん!!!!」
ムギ先輩が叫ぶ、そして激しく私の顔を殴った。
ツインテールを掴んでびんたを繰り返す。
痛い痛い痛い痛い
「……ひい、む、ムギ先輩何で」
正気に戻ったのだろうか、ムギ先輩が肩で息をしながら言う。
「梓ちゃんはたい焼き以外取ったら駄目なの…絶対に…」
涙が止まらない。何でそんな理不尽なことを言うんだろうか。
私は自分のクラスの教室に走って逃げる。
途中で唯先輩と会ったが、泣いている私の顔を見ても何も言わなかった。
44 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 11:51:53 ID:/U2LeCH2
教室に帰っても涙がとまらない。
何でこんなことされるんだろう、何か悪いことしたのだろうか。
ムギ先輩に聞きたかったけどもう殴られるのは嫌だ。
ガラガラ
「あずにゃんいる〜?」
唯先輩だ。涙を拭きながらドアを開ける。
「あずにゃん大丈夫?さっき泣いてたみたいだからたい焼き持って来たよ!」
またたい焼きだ。
唯先輩はお盆にたい焼きを乗せて持ってきた。
「唯先輩…?」
「どうしたの?お腹すいたでしょ。お代わりもあるからいっぱい食べてね!」
そう言う唯先輩はいつもと同じで優しくて、でもその優しさは何かが違った唯先輩は笑っているけど今はその笑いにも恐怖を覚えた。
「あ、ありがとうございます…」
思わず引きつった笑いを浮かべてたい焼きをもらう。
他に何かもらえないだろうかと期待したが、もちろん何もくれなかった。
たい焼きを食べる。
パクパクパクパク
ふと唯先輩を見ると無表情で私を凝視していた。
まるでゴキブリでも見るような目で。
食べ終わると「それじゃあ私は部室にもどるね!またお腹すいたら言って!」
そう言って私の部屋から出て行った。
キーンコーンカーンコーン
スピーカーから時間ぴったりのチャイムの音が聞こえてくる。
まさか夏休み中もずっとこうなのだろうか、そう思うと暑いのにブルっと震えた。
45 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 12:58:28 ID:Oo4+D7l/
シュールだな〜
でも笑っちゃうww
46 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 12:58:29 ID:aX6I/Y0b
なんだこれw
まる子www
良スレハケーン
49 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 15:04:29 ID:/U2LeCH2
目が覚める。
普段なら母から起こされるまで目が覚めないのだが、今日は7時に目が覚めた。
喉が乾いていると早く目が覚めるようだ。
ピンポーン
チャイムが鳴る。
そういえば、一緒に買い物に行こうって約束してたんだっけ。
「梓ちゃん、憂ちゃんが来てるわよ」
ムギ先輩が私の部屋の外で呼びかける。ムギ先輩?何で私の家にムギ先輩がいるの
「ふふ…驚いたでしょ。梓ちゃんご両親が旅行でしばらくいないって言うから軽音部のみんなで交代で面倒をみようって話になったの」
なんで両親がいないのを知ってるとかもうどうでもよくなった。
慌てて準備をする。
靴を履いて出かけようとしたら、ムギ先輩が私にたい焼きを渡した。
「はい梓ちゃん、たい焼き食べていきなさい」
50 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 15:07:13 ID:/U2LeCH2
家でもたい焼きだ。
「ムギ先輩急いでるから良いです」
そう言って出ようとしたら肩を強く掴まれた。
「いた…!」
「梓ちゃん、食べなさい」
そう言って笑うムギ先輩が怖くて私は食べることにした。
無表情で見つめるムギ先輩。
何で何で何で何で
「梓ちゃんおはよう」
憂が笑顔で私に挨拶をする。
「うん…おはよう」
「梓ちゃん、どうしたの?顔色悪いね」
そう声をかける憂。当たり前だ昨日からたい焼きしか食べてないんだから。
51 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 15:11:56 ID:/U2LeCH2
「えへへ…ちょっと水飲んでなくて」
「そうなんだ?断水でもしてるの?」
本当のことなんか言っても信じてくれないだろう。私は適当に憂に話をあわせる。
「でも梓ちゃんそんなに貧乏じゃないし滞納なんかしたら世間体が悪いよ」
「う〜んそうかな」
「そうだ。買い物終わったら一緒にジュース飲もうよ」
ジュース…想像しても唾液が出てこない。
でも…今の状況で飲んでも大丈夫なのだろうか、ふと昨日のムギ先輩の顔がよぎったが
喉の乾きに負けて思わずうなずいてしまった。
買い物が終わって憂の行きつけの喫茶店に行くことになった。
憂がオレンジジュースをすぐ頼んでくれた。
「遠慮しないでいっぱい飲んでね!」
そう言ってくれる憂は天使に見えた。
昨日たい焼きしか食べてなかったからジュースが進む。
一日水を飲まなかっただけでこうなるとは私も思わなかった。
52 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 15:16:01 ID:/U2LeCH2
家に帰る。
「ただいま」
「梓ちゃん、ちょっと来て」
ムギ先輩が私を呼ぶ。何だろう…また嫌な予感がする。
テーブルに行くと先輩たちが全員そろっていた。なぜかテーブルの上に大量の脱脂綿がおいてある。
「梓ちゃん、今からチェックするわ」
そう言うムギ先輩、逃げられないようにがっちり私の腕を掴む律先輩。
何?嫌だ、みんなやめて。
「梓ちゃんこれも梓ちゃんのためなの」
そう言うとムギ先輩が私の口に乱暴に脱脂綿を突っ込む。
苦しい、喉の方まで脱脂綿を入れられると口の中の水分が全部吸われる。
「ヵぁぁ…かぁぁ…ぁだ…ぁだ…………あ ぁぁぁぁぁぁ!!!」
脱脂綿に先ほど飲んだ水分が染み出てくる。
「梓ちゃん、外で黙って飲んできたわね」
そう言うと私を激しく殴打するムギ先輩。
「痛い、痛い、ごめんなさい!!許してください!!!!」
普段は優しい唯先輩も澪先輩も誰も止めてくれない。
「梓ちゃんが…言うこと聞かないから!!良い子になれないのよ!!!!!」
訳の分からないことを叫びながら殴り続けるムギ先輩。
うずくまる私のツインテールを乱暴に掴んで殴る。
誰か…助けて。
でもみんなは私が殴られているのを黙ってみているだけだった。
この部活が怖い。
53 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 15:28:40 ID:/U2LeCH2
口の中の水分が全部吸われた。口の中がカラカラだ。
「はあ…はあ…む、ムギ先輩…どうして?」
「梓ちゃんはたい焼き以外取っちゃ駄目なのよ。分かった?」
分からない…けどとりあえずうなずいた。
そうしない限りムギ先輩は私を殴り続けるだろうから。
「分かってくれたらそれで良いわ、はい、梓ちゃんたい焼き」
そう言うとムギ先輩は私にたい焼きを一つくれた。
ゆっくりゆっくるたい焼きを口に運ぶ。
先輩たちみんなが私を見ている。
もう…見ないで欲しい。目をつぶって一息に食べた。
あんこ味のたい焼きだ。
これが暴力の味というやつかもしれない。
あれから三日もたった。
私は大分やせた。体重計で量ったら五キロもやせていた。
今では立つこともしんどい。
遊びに行く体力ものこっていないから憂とも会っていない。
「梓、お風呂だと水飲んじゃうから体拭いてあげるよ」
今日の当番の澪先輩の呼ぶのが聞こえる。
本当は動きたくないけれど、黙っていたら澪先輩が部屋に入ってくるから体を振り絞って起きる。
洗面所で服を脱いだら思わずぎょっとしてしまった。
鏡に映っていたのはアバラが浮いて下腹がたい焼きで膨れている。
子供っぽい体だなと以前律先輩がからかってきたが、今はもっとひどくなっている。
昔、純が私に見せてくれた仏教の本でこんな体の鬼がいたのを思い出した。
自分の体ながらぞっとする。
私はどうなっていくのだろう。
54 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 16:34:33 ID:pY23vFmd
なにこれこわい
55 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 17:18:56 ID:/U2LeCH2
澪先輩が体を吹く
横を見ると湯船がある。
いつもならお風呂ゆっくりと体を伸ばすが今は澪先輩に体を拭いてもらいながらカラカラに乾いた口を開けっぱなしで天井を眺めている。
今の私は阿呆のような顔をしているだろう。
だって何も考えてなどいないのだから。漠然とした喉の乾きが脳を埋めている。
昔はみんな私に優しかったのに今になってこういう扱いを受けるまで気づかないとは思わなかった。
唯先輩澪先輩ムギ先輩律先輩…昔に戻りたいな…
「梓!梓!!」
ふと体を揺さぶられる。澪先輩だ。
「梓大丈夫か?具合悪いのか?」
どうやら気を失っていたらしい。朦朧とした意識の中でうなずいて立ち上がる。
そういえば澪先輩に裸を見られるがどうでも良い。
「梓、理想的な姿になってきてる…私は嬉しいな」
澪先輩にとって今の私の姿は理想的なんだろうか。
「はい、のぼせただろう、たい焼き食べるといいよ」
またたい焼きをもらった。一息に食べる。
56 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 17:25:11 ID:/U2LeCH2
温かいたい焼きを食べて少しだけ意識は戻った。
この辛い現実に。
澪先輩の顔は実に嬉しそうだった。
「こんなにカラカラになって…ここには水分は存在しないんだな」
そう言いながら私の口に手を突っ込む。
その触り方にゴキブリが這うかのような感触を覚えて気持ち悪かった。
「さあ、早く服着ないと風邪引くよ」
そう言うと澪先輩は私の体に服を着せ始めた。
その行為に私は身を任せる。
このときだけ澪先輩の顔が昔のときに戻ったような気がした。
次の日、目が覚めたら大便を漏らしていた。
もう我慢する体力も残っていないのだろう。大便はひどく臭った。
起きる体力もないのでそのまま私は横になっていた。
大便の感触が気持ち悪い。でも動く体力もない。
そんな中今日の当番の律先輩がドアを開ける。
「梓起きろよ、う、臭ぇ梓漏らしたな」
返事をするのも面倒なので私は黙ってた。
「まあ良いや、先生とみんなのところに行くから着替えろ」
先生?朦朧とする中その言葉が気になった。さわちゃん先生のことだろうか…。
これはシュールというよりもはやホラー
続きが・・・気になる
59 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 18:47:17 ID:WNd/Bvmk
たい焼きって怖い…
餓鬼化したあずにゃん想像したら悲しくなった
60 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 18:59:50 ID:/U2LeCH2
律先輩に無言で白装束のようなものに着替えさせられる。
これは何という疑問ができたが口が乾いて声が出ない。
ふらふらになりながら桜高の音楽室、つまり軽音部の部室に行くと、さわちゃん先生がいた。他の先輩もいたがみんなそろっていて神妙な
面持ちで座っている。
「先生梓をつれてきたぜ」
「そう、大分良い顔になってきたわね」
さわちゃん先生が先輩たちに言う。
「そりゃ、さわちゃんの言いつけどおりたい焼きしか食べさせてないからな」
「なるほど、通りで前の険しい表情から穏やかになってきたわね。これも悪魔が弱っている証拠よ」
「ありがとう…ありがとう…これで梓も良い子になれるんだな」
何を言っているのか良く分からないが、どうやら私には悪魔というものが憑いているようだ。 そんなもの憑いていないよと普段の私なら否定するだろうが、もう今となってはどうでも良いことだ。
本当に憑いてるかもしれないし憑いてないかもしれない。
私は早く楽になりたい。
髭の生えた先生呼ばれる人がみんなに言った。
「じゃあみんな。今の梓ちゃんの中の悪魔は弱っているからみんなの気で払っちゃおう」
みんなが真剣な顔で私に向かって唱え続ける。
アズサアズサアズダイスキナアズサアズサアズサアズサアズサアズサ
アズサアズサアズシヌマデソバニイルワサアズサアズサアズサアズサア
アズサアズサアズサノタメニアズサアズサアズサアズサアズサアズサ
アズサアズサアズサアズサアズサアスシンパイシナクテモダイジョウブヨズサアズサアズサアズサアズサアズ
アズサアズサアズナオシテアゲルワアズサアズサアズサアズアズサア
61 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 19:03:59 ID:aX6I/Y0b
たい焼き食べれなくなる
62 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 19:45:05 ID:/U2LeCH2
みんなの真剣な顔を見ていると段々と、私も面白くなってきて声はもうまともにでないのに笑い声が止まらなくなった。
「うぃばぁぁぁはっははああっはあああ!!!!!……ぁっ…ぅ…………」
それでも先輩たちは無表情で唱え続ける。
さわちゃん先生も私のことを拝みながら呪文のようなものを唱え続ける。
「昇抜天閲感如来雲明再憎
昇抜天閲感如来雲明再憎
昇抜天閲感如来雲明再憎 」
でももうどうでも良い。
唯先輩澪先輩ムギ先輩律先輩さわちゃん先生…ありがとう今まで辛かったよ
もう楽になっていいんだね。
さようならさようならさようなら
キーンコーンカーンコーン
またチャイムが鳴り響く。
このチャイムは最後まで時間ぴったりだったなと思うと私はなにが可笑しいか分からないが、また可笑しくなってきて。
みんなを呪いたくなった。
死ね
63 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 19:51:26 ID:WNd/Bvmk
あずにゃん…
64 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 19:51:42 ID:/U2LeCH2
親友の梓ちゃんが死んだ。
そう聞いたときはショックだった。原因をお姉ちゃんに聞いても口をにごすだけで
詳しくは教えてくれなかった。
だけど、最近になってテレビに顔が隠れていたが、たぶん紬さんらしき人が映っていた。
しかも梓ちゃんが原因で。
普段からニュースはよく見るけど特に食い入るように見つめた。
タイトルは新興宗教の部活動でミイラ化した少女…?どういうこと?
話があまり見えない中紬さんと思わしき人がインタビューに答えてる。
「ええ、私は先生を信じていまして…」
「後輩の子に悪魔が乗り移っていると聞いたので…たい焼きだけを与えるようにって顧問の先生から」
言っている内容がまったく分からない。
でも梓ちゃんは苦しんで死んだんだと思うと私は涙が止まらなかった。
そのせいでこれ以上テレビを見れなかったのだ。
「それであなたは後輩の子が死んだことに何も思わなかったわけですね」
「いえ、あの子は悪魔がいなくなって本当に良い子になれましたから、また元気に動けるようになるのを待つだけですわ」
「リポーターさん被害者の他の先輩は何と言ってましたか?」
「はい、どうやら彼女が一番慕っていたという先輩はあずにゃんはまた生き返るよ〜とおっしゃっておりました」
「そうですか、じゃあこの事件に関してはどうなるのでしょうか?」
「はい、おそらくこの件に関しましては警察の捜査で次期に分かっていくと…」
fin
65 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 19:59:02 ID:WNd/Bvmk
乙
楽し…めたぜ
乙・・・
律「おいーっす・・・」
澪「ん・・・うわ、律!どうしたんだよそれ!」
律「学校来る途中で車に水はねられた・・・」グッショリ
澪「それはドンマイだな・・・っていうかシャツが濡れてブラ透けてるぞ」
律「・・・ムラムラする?」
澪「するか」
律「がーん。傷ついた」
澪「・・・・・・黒はないだろ」ボソ
紬「・・・・・・」
唯「む、ムギちゃん、それどうしたの!?・・・え?車に水を?そうなんだ・・・あれ、でも今日雨降ってないよね・・・?」
68 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 21:17:33 ID:WNd/Bvmk
?「…ベタベタしてて動けない…」
?「だれか…助けて…」
唯「台所から変な声が…」
唯「だれかいるの!?」
ガサガサッ…たすけっ…
唯「…床から聞こえる…?」
ガサガサッ…ベタベタッ…きゃーっ
唯「…もしかして…Gホイホイ?」スッ…パカッ
梓「!!…助けて〜……」
唯「きゃああああああ!!!」
69 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 21:23:28 ID:WNd/Bvmk
憂「お姉ちゃんどうしたの!?」
唯「ごごごごきごきしゃしゃしゃべべべ」
憂「…?」
梓「息が…ふぐっ!…ふぐふぐぅ〜」ベタベタ
憂「な、何これ…?」
唯「憂ぃ!はやく捨てよっ!!」
梓「!?はへへくははひははふはふへへふははひ〜!」
憂「お姉ちゃん?…このこゴキブリじゃないみたいだよ?女の子みたい!」
唯「…え?」
憂「…とにかく外してあげようよ!!」
梓「…ふへ…ひ!?ひはひひはひ!!!ぷはっ!!!」
70 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 21:28:25 ID:WNd/Bvmk
数分後〜
梓「ふぅ〜…あやうく死ぬところでした」
唯「…ほんとに女の子?」
憂「顔も身体も…ちゃんとした女の子だよ…」
唯「…でも触角」
梓「触角じゃないです!!ツインテールです!!」
唯「…ん〜…名前は?」
梓「梓といいます」ペコッ
憂「かわいい〜」
唯「確かに…」
71 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 21:32:03 ID:WNd/Bvmk
梓「それにしても…全身ベタベタで…」
唯「…そうだ!」
唯「一緒にお風呂はいろっ☆」
梓「え?…ちょ!!そんなひっぱらないでくだいでででで」
唯「おふろおふろ〜♪」
さすが憂ちゃんや
73 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 21:38:07 ID:WNd/Bvmk
ガラガラッ
唯「〜♪」
梓(…大丈夫かなぁ?)
唯「梓ちゃんだっけ?ここに座ってて〜」
梓「は、はい……!」スポッ
唯「うわっ!椅子の真ん中の穴から…」
梓「…痛いですぅ」うるうる
唯「痛いの痛いのぉ…とんでけ〜」
梓「…痛いですぅ」グスッ
唯「ん〜…そうだ!」
ジャー
唯「お水で冷やそ!」
梓「え…!冷たいです冷たいです冷たいですぅ!!」ばたばた
74 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 21:44:14 ID:WNd/Bvmk
唯「どうやって身体洗おうかな…指とか引っ掛かったら痛そうだし…☆」
梓「?」
ぴゅっ
梓「ひっ」ぬるっ
唯「あ、顔についちゃった?ごめんね〜」もみもみ
梓「ひゃ!な、何するんですか!?」
唯「梓ちゃんの身体を洗ってあげてるんだよ〜♪」すりすり
梓「うう…ひゃぁ///変なところ触らないでください///」
唯「ふわふわ〜」
梓「…泡で…息が……」
75 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 21:48:11 ID:WNd/Bvmk
唯「さて…身体も洗ったから…」
梓「!?」
唯「にゅう〜よくた〜いむ♪」
じゃぱん
梓「ちょ!!!あ゛っ!!!がばっ…助けてぇ!!!」
唯「あれぇ?ちょっと熱いかなぁ?」
梓「溺れ…助け………」
唯「梓ちゃん!?」
76 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 21:53:16 ID:WNd/Bvmk
10分後〜
憂「…これなら溺れないよ」ニコッ
唯「ありがとう憂〜…お茶碗なんで目玉のお父さんみたい♪」
梓「あったか〜い…」プカプカ
憂「ところで梓ちゃんの服どうするの?」
唯「へ?」
憂「もう…梓ちゃんずっと裸じゃ可哀想でしょ?」
唯「ん〜葉っぱ!」
憂「虫じゃないんだから…」
梓「………」プカ〜
77 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 22:03:00 ID:WNd/Bvmk
VIP復活だね…
憂「はいこれ!前に作った人形の服だよ♪」
唯「おぉ流石唯!!」
梓「わあ〜…ありがとうございます」ペコッ
唯「にあってるよ!あずちゃん♪」
梓「あずちゃん?」
唯「あだ名だよ♪梓ちゃんって長いもん」
梓「…たいして変わってません」
唯「それからあずちゃんは今日から平沢家の一員だよ♪」
梓「え………その」
憂「どうしたの?」
梓「……ありがとうございます」ニコッ
唯「ふふっやっぱりあずちゃんかわいい〜」ギュッ
梓「ふぇ!?痛いです痛いです!!」
こっちはこっちでまったり続ければいいよ
憂ちゃんええ子や
79 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 22:07:52 ID:WNd/Bvmk
翌朝〜
憂「お姉ちゃん朝ごはんだよ〜」
唯「…ふぁ〜…おはょ〜」ゴロッ
梓「ふぇ!?ふがふがふがが!!!」
憂「お姉ちゃん!」
唯「忘れてた!大丈夫!?あずちゃん?」
梓「……ふにゃ〜」
80 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 22:14:11 ID:WNd/Bvmk
憂「はい」コトッ
唯「あずちゃんには私の少しあげるね♪」
梓「いただきます♪」トコトコ ちぎっ パクパク
梓「おいしい!」
憂「えへっ//」
唯「お味噌汁も飲んでいいよ♪」
梓「はい♪」 トコトコ スッ
ちゃぽん
梓「あづ!!うわあ!!!」
唯「あ!あずちゃんが味噌汁に!!」
憂「大変!お姉ちゃんコップに氷水!!」
81 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 22:17:54 ID:WNd/Bvmk
梓「…ふぅ」カランッ
唯「危ない危ない…今度からは気をつけてね」
梓「すみません」
憂「私も梓ちゃん用のご飯つくればよかったね…」
梓「そんなことないですぅ///」
唯「…あ!あずちゃん学校の時どうしよう!!」
憂「え!?…家に置いてはいけないけど……」
82 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 22:25:20 ID:WNd/Bvmk
30分後〜
梓「…ちょっと窮屈ですぅ」ガサガサ
唯「ごめんね〜ポケット以外思いつかなくて…」
律「おぅ唯!!」ドンッ
梓(キャッ!)グラッ
唯「りっちゃんおはよ〜今日も元気だね♪」
律「あったりまえだろ!元気が一番だぜ」ベシベシベシ
梓(キャ―――ッ)
83 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 22:32:34 ID:WNd/Bvmk
放課後〜
唯「じぁあ今から部活だけど絶対にしゃべったらダメだよ?」
梓「はい…我慢します」
唯「ごめんね〜ポケットでじっとしててね〜」
ガラガラッ
唯「うい〜っす!」
律「おう唯!遅かったな」
澪「今日も掃除当番か?」
唯「ちょっとね♪」
紬「今からお茶の準備するわね〜」
唯「いい匂い〜…お菓子お菓子♪」
澪「唯はお菓子食べにきてるのかっ!?」
唯「へへ〜」
紬「今日はたい焼きよ♪」
梓「!?」
84 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 22:37:31 ID:WNd/Bvmk
唯「わぁ〜おいしそ〜♪」
紬「有名な老舗のたい焼きなの」
梓(たい焼き…)
梓(私の…大好物♪)
ぐう〜っ
唯「!?」
律「唯!お前どんだけお菓子食べたいんだよっ」
澪「お昼も食べただろ?」
唯「えっと…お腹すいちゃって(あずちゃん?)」
85 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 22:42:04 ID:WNd/Bvmk
紬「遠慮なく食べてね♪」
梓(遠慮なく・・・)
梓(っ駄目駄目!我慢しないと…いい匂い〜)
唯「じぁあいただくね♪」
梓(あ、唯さんズルい!!)
梓(我慢我慢我慢我慢我慢)ブルンブルン
唯「パクッ…おいしい!!」
梓(…………………)
86 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 22:47:26 ID:WNd/Bvmk
律「これはうまいなぁ!!」
澪「こんなたい焼きはじめてだ!」
紬「まだまだたくさんあるのよ♪」
唯「ムギちゃんおかわり!!」
梓(…食べちゃ駄目だ食べちゃ駄目だ食べちゃ駄目だ食べちゃ駄目だ…)ゴクンッ
梓(でも………限界!!)
ひょいっ
唯「!?」
トコトコトコトコトコトコ
パクッ
梓「お、おいし〜い♪…あ」
律澪紬「……………」カチャン
唯「あちゃ〜」
87 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 22:58:34 ID:WNd/Bvmk
一時間後〜
律「…」
澪「…」
紬「…」
唯「…やっぱり信じられないかな?」
梓(…たい焼きおいしい……幸せ〜♪)
律「…じゃ、じゃあこいつゴキブ」
唯「違うよ!梓ちゃんは梓ちゃんだよ!」
律「でも実際Gホイホイに…」
梓「失礼な!ただ玉ねぎの香りに誘われただけですぅ//」
澪「…とにかく唯は梓をどうしたいの?」
唯「どうって…」
紬「…知り合いの動物園でもあたってみるわ」
梓「え!?」
唯「だ、駄目だよ動物園なんて!!ねぇあずちゃん」
梓「動物園なんて…グスッ」ポロポロ
紬「困りましたね…」
88 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 23:08:16 ID:WNd/Bvmk
律「…わかった…!」
唯「?」
律「梓…だっけ?」
梓「…はい?」
律「梓は今日から我が軽音部の一員だ」
唯「へ?」
梓「え?」
律「部長命令だ」
澪「偉そうな事言うな!」ボカッ
澪「まぁ…これからよろしくな」
紬「マスコットみたいですね」
梓「…うぁ」ニコッ
唯「あずちゃん!よかったね!!」
梓「…ありがとうございます!」
律「へへっ♪」
唯「やった〜♪」ギュッ
梓「うわっ!!ちょっ!痛いです痛いです痛いですぅ」
澪「おいおい…まるで姉妹みたいだな」
紬「ふふっ…姉妹というよりはカップルだわ♪」
今日はここまでで
明日も時間探してちょこちょこ書いていく
89 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 23:08:17 ID:Oo4+D7l/
過疎化は無くなったな
これからもまったりやっていこうZE☆
90 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 23:28:28 ID:53ZtNxlO
華スレの1もいるのか…
支援代わりに
−名シーン再現−
律「ハァハァ……フフ…いい夢を……見させてもらったぜ…」バチバチ
唯「これがいい夢でたまるかよ!!!!」
ザシュッ
律「ママ…うわあああっ…」
ドカーン
唯「うっ…うううっ…ぐっ…」
紬「答えが解った方はスイッチをどうぞ♪」
91 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/18(火) 00:25:51 ID:+9VVAEp+
唯「ここは平和でいいねぇ」
澪「あぁ、スレストも食らわないしな」
律「ぬるぽっ!」
梓紬「ガッ!」
律「くっ……」
唯「白チャート難しいなぁ…」
紬「私は麦チャートを使ってるわ♪」
唯「そうなんだぁ」
紬「そうよ♪」
紬「むぎゅううううう」ムギュギュ
律「ムギ、何やってるんだ?」
紬「押し潰す練習よ」
律「そっかぁ」
紬「そうよ♪」
94 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/18(火) 11:29:43 ID:+9VVAEp+
「そういうと……ゆうきは……むりやり……あいを……おしたおした……?」
唯は自分のベッドに寝っ転がりながら携帯をいじっていた。
今流行りの携帯小説を読もうとしていたのだ。
「いや……だめよゆうき……まだはやいわ……?」
しかし、唯には何のことだかさっぱり分からなかった。
今まで保健の授業という授業を全て寝ていたのだ。
家でもテレビドラマでも、そういうシーンを見たことない。
憂がそういうシーンに入る前に察知し、事前にチャンネルを回してしまうのだ。
95 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/18(火) 13:11:47 ID:UKRDy9qZ
96 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/18(火) 14:14:36 ID:+9VVAEp+
「いいだろ……そういうと……ゆうきは……ごういんに……あいに……キスをした……キス!?」
さすがに唯もキスくらいは分かるようで、その文字を見ただけで唯の顔は真っ赤になった。
(ひょっとしてこれ、Hな話なのかなー)
読み続けるのに少し恥ずかしさがあったが、それが逆に唯を興奮させた。
「ゆうきは……あいの口のなかに……したをいれ……あいもそれを……うけいれた……ん?」
「舌をいれる?なんで?チューはチューで終わりじゃないの?」
唯はキスをして舌を入れる、という意味が分からなかった。
当たり前だ。
なんせ結婚したらコウノトリが子供を運んでくると思っていたくらいだからである。
「あぁっ……ダメ……気持ちいい……そうか!ベロでチューすると気持ちいいのか!」
このときの唯は性的な快感など、知るよしもなかった。
97 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/18(火) 14:33:55 ID:+9VVAEp+
「あ、そうだ!」
ポワポワポワーン
夕食を食べ終え、皿洗いを終えた憂はへとへとに疲れ切っていた。
『あーあ、今日も疲れたなー』
リビングでゴロゴロとアイスを食べていた唯は、憂のそんな姿を見て、憂にマッサージしてあげようと考えた。
『憂ー!マッサージしてあげる!』
『えっ!いいよお姉ちゃん!』
拒否してみたものの、内心とても嬉しかった。
『そんな遠慮しないの!えいっ!』
そういうと憂の肩を揉み始めた。
『あっ…あっ…す、すごく気持ちいいよぉ!』
『本当に?じゃあもっと頑張っちゃうから!』
唯はよりいっそう力を入れた。
『あぁっ…そんなにしたらダメっ!あっ…あっ……ああぁぁぁっっ!!』
―数分後―
『はぁ…はぁ……お姉ちゃん……す、すごく気持ちよかったよぉ……ありがと……』
憂は息を荒げ、顔は真っ赤になっていた。
ちなみにやったのは肩もみだけである。
『そう?よかったー!憂が気持ちよくなってくれて!』
98 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/18(火) 14:56:09 ID:+9VVAEp+
ポワポワポワーン
唯「よーし!憂を気持ちよくしてあげよう!」
唯は憂の部屋に走り込んだ。
その頃憂は……
憂「あっ……ああっ……お姉ちゃんっ……!」
憂「あぁんっ!ダメっ!一緒にイって!お姉ちゃバーン!「ういー!!マッサージしてあげるー!」
憂「ギャアアアアア!!!!!!」
唯「どうしたの憂、大声だして」
憂「ななななななんでもないよ!そそそそんなことよりどどどどどうしたのおおおおおお姉ちゃん???」ドキドキ
唯「えへへー、憂の疲れてると思ってマッサージしてあげようかなーって」
憂「へぇそうなんだ……(あー、死ぬかと思った)」ドキドキ
憂はあと一歩のところでイけなかった。
99 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/18(火) 15:37:16 ID:TRnN/0f7
100 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/18(火) 22:41:50 ID:UKRDy9qZ
101 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/19(水) 00:04:31 ID:GGMiNisG
というわけで一つ書きます
唯「あずにゃんって泳げるの?」
梓「少しぐらいなら泳げますよ」
律「えっ?wゴキブリは泳がないでしょ?ww」
梓「ぐすん・・・」
律「冗談だよ、気にすんなって」
梓「律先輩は泳げるんですか?」
律「私は泳がないんだよ〜泳げないんじゃないよ」
澪「何で泳がないんだ?」
律「だって泳いだら髪が・・・おかしいし」
澪「おかしくねえーし」
皮を紡いで三千里
紬「斎藤、ジェット機」
唯「『りつ』って『りす』に読み方似てるよね」
澪「ちょこまか動き回るところもそっくりだな」
律「『みお』って逆から読むと『おに』に似てるよな」
澪「あ?」
律「ごめんなさいごめんなさい」
澪「カチューシャ外したら許す」
律「おかし
紬「おかしくないわよっ!!!」
澪「」
104 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/19(水) 08:10:45 ID:GGMiNisG
紬ちょっww澪黙っちゃった
105 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/19(水) 12:07:52 ID:MOrGqtms
>>98続き
憂「それで、また肩揉んでくれるの?」
唯「ふっふーん。違うよー」
憂は首をかしげる。
憂「じゃあ何?」
唯「ちょっと目つぶって?」
憂「こ、こう?」
唯は憂が目をつぶったのを確認すると、憂にキスをした。
憂「んぅぅ!?」
憂は唯を突き放した。
憂「お、お姉ちゃん!何するの!?」
唯「あのねー、憂のベロをマッサージしてあげようと思ったの」
憂「ベロをマッサージ!?」
唯「そう、ベロをベロで舐めたりすると気持ちいいんでしょ?」
憂「それは違う気持ちいいだよ……」
106 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/19(水) 12:19:43 ID:MOrGqtms
唯「まぁいいからいいから!」
そう言うと唯は憂に馬乗りの体制になった。
唯「これで逃がさないよ」
憂「ちょっと!お姉ちゃ……ん!」
そうして唯は憂に強引にキスをする。
そして舌を入れた。
唯「ジュル……チュパ……レロレロ」
憂「んっ…んあっ……むんふ……」
唯(憂、気持ちよさそう……でも何でだろう。マッサージしてる私も気持ちよくなってきちゃったよ……)
唯「ジュル……チュパ……」
憂「んんっ……はふっ……」
憂(も……もう私我慢できない!)
あんまり過激なのは控えた方がいいぞw
スレの趣旨がはっきりしてないね
109 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/20(木) 09:54:44 ID:NNnsZBNu
冷やし中華スレと同じような感じでいいんじゃない?
110 :
唯「かいにん!」:2009/08/20(木) 10:51:51 ID:IMztnJ0i
支援代わりに
唯「…なんだけど、ムギちゃんどう思う〜?」
紬「そ、そうですね、おふざけじゃなくて、本当に責任持ってやるとしたら…
確かに加茂時代から知り尽くしているだけあり、岡田監督の戦術、全員が流動的にサポートしあうプレッシング戦術は非常に日本にあっていると思います」
唯「なら、そのままワールドカップ行けばいいじゃん」
紬「ただ、オーストラリア戦を見て頂いたらわかるとおり、欧州の守備陣に競り勝てる日本人フォワードはいません
尚且つ、ディフェンダーを振り切るようなスピードがある選手というわけでもないため、カウンターなどは上手くいかないでしょう」
ガラガラ
律「おいーす、ってなんの話してんだ?」
111 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/20(木) 11:06:20 ID:IMztnJ0i
唯「あ、律ちゃんおいーす」
紬「あら律ちゃん。今お茶入れるわね」
律「サッカーの話か?、最近見てないなあ。岡田監督が確か胃潰瘍になったのはニュースで知ってるけど」
紬「そうなの。岡田監督が胃炎でリタイア。代わりに唯ちゃんが代表監督に白羽の矢が発ったらしいの」
律「ふ〜ん…」ゴクゴク
ブハッ
律「ゲホゲホ…なにー?
」
唯「律ちゃんも出たい?ワールドカップ。楽しいよ〜」
律「な、なんでまた、唯なんだよ!?」
唯「さあ?なんでだろう。ムギちゃん、続き続き〜」
紬「今の所、4−2ー3ー1の1トップがベストでしょう
どれだけ中村俊輔や遠藤保仁が玉田、大久保、岡崎らを使い、オープンスペースを突けるかに懸かってきますが…」
112 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/20(木) 13:55:36 ID:IMztnJ0i
113 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/21(金) 17:52:28 ID:Xgz+olxl
続き書いて
114 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/21(金) 20:01:46 ID:ON4V35CS
>>109 確かに
とりあえず枠に捕われず好き勝手やって欲しいな
律「オランウータン」
唯「おらんうんたん!」
澪「運試し」
唯「うんたんめし!」
憂「カスタネット」
唯「うんたんうんたん♪」
梓「」トコトコ
憂「あ、梓ちゃんが道を歩いてる」
憂「車にひかれると危ないから拾っちゃお」
梓「!?」
━平沢家━
憂「お姉ちゃん、梓ちゃん拾ってきたよ」
唯「ほんとうだーういー」
梓「一体なんなんですか」
憂「車にひかれると危ないから連れてきただけだよ?」
梓「!?」
梓は猫のような奔放すぎる行動から、公安と学校にマークされていたのだった!
澪「歌詞を作りに玄海灘まで行ってくる!」
律「澪、これを…」
澪「栗…?」
律「澪と栗でお見送りー、なんちゃって♪」
澪「バカりつ!」ゴスッ
律は病院に運ばれた
118 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 18:48:08 ID:bmpMnenO
おかえい
澪「はぁ〜…律澪もいいけど、そろそろ飽きてきt
紬「りっちゃんの代わりはいません!!」ドーン
律「」
澪「…だってさ、りつぅ///」
澪「やっぱり私たちって…結ばれる運命…なのかな///」
紬「そうに決まってるでしょっ!」ホクホク
律「(こいつらグルかよ…)」シクシク
過疎りすぎw
早くみんな書くんだ…
━小学時代━
女児1「ゆーいーちゃん☆遊びましょ!」
幼憂「今わたしと遊んでるからだめ」
━中学時代━
女子2「ゆいちゃぁん、一緒に映画見に行こ♪」
憂「私と見に行くからだめ」
━高校━
和「…というわけで唯の友達は少ないの」
澪「だから同中の友達らしき人が見当たらなかったのか」
律「憂ちゃん…」シクシク
紬「憂ちゃん…」ホクホク
122 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 21:23:46 ID:1J90Etc/
しえんた
霊能者「あなたの後ろに背後霊が見えるッ!」ドーン
律「!?」バッ
律「なんだ澪か」ホッ
憂かわいいよ憂
125 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 22:43:53 ID:m/KOCLyp
律「ライブハウスでライブやるぞー!」
紬「父にお願いしたら系列のライブハウスを貸してくれたの」
澪「今日って対バンなんだろ?向こうのバンドなんて言うんだ?」
梓「モンゴリアンチョップスクアッドって言うらしいです」
唯「もんごりあん?」
って妄想したのは俺だけじゃないはず
梓「(唯先輩とどうすればもっと親しくなれるのかな…)」
梓「…そうだ!将を射んと欲すればまず馬を射よ!」ピカーン
━教室━
憂「梓ちゃん、お弁当作りすぎちゃったからあげる!」
梓「あ、ありがと…パクッ、モグモグ…!」
憂「どう…?おいしい?」(上目遣い)
梓「!//」ドキッ
梓「う、うん!おおいしいよ//(ほんとに美味しい…!)」
憂「そっかぁ、よかった♪」ニコッ
梓「!///」ドキドキ
梓「パクッ、モグモグ///(馬強すぎだろ…)」
澪「( ゚д゚)」キーコキコ
澪「( ゚д゚)」キキーッ
澪「( ゚д゚ )」
澪「セントラルドグマについた…」
澪「りつぅ、会いたかったよぉぉ///」
澪「あれ…?こいつ律じゃねぇwww唯だwww間違えたおwwうぇww」
律「遊ぶぞぉー!」パタパタ
唯「おぉ〜!」ドタドタ
澪「ん?ムギ、誰に電話してr
紬「余計なことしないでって言ったじゃない!お舟もいらなぁい!何もかもいらない!全て消滅すればいいのにいいいいいいいいいいいいいい」ギキィィィ
梓「」
━夏休み終了前日━
律「今年は澪に頼らず宿題終わらせたぞー♪」
━━
澪「さて、今年も律が泣きついてくるんだろうなぁ。フフフ」
…
澪「…電話…こない…」
━新学期━
律「おいっす、澪は?」
和「鬱で休みだってさ」
130 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 16:15:11 ID:5qhP5I4h
和「いい加減、きちんと提出日を守りなさい!いいわね!?」
律「す、すいません…」
和「まったく…」ガラガラ…ピシャ
律「ふぅ…まいったまいった、あはは」
梓「………」
131 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 16:17:54 ID:5qhP5I4h
梓「…………あのウザったいメガネ、何です?」
澪(ひぃっ……!)ビクッ
唯「あ、あれは和ちゃんって言って、」ソワソワ
紬「わ、悪い人じゃないのよ」ビクビク
梓「ねぇ…『あれ』、みんなで『追い込み』ませんか?」
唯紬澪律「き、キタァッ………!!!!!」
132 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 16:47:43 ID:5qhP5I4h
唯「あずにゃん、お、追い込むってなにかな…?」
梓「みんなであいつを虐めてやりましょう…って事です」
紬「そ、そんな…やめましょうよ…だって…」
梓「…私に逆らうんですか?」ギョロッ
律(う゛…)ビクビク
梓「学校、来られなくなりますよ!?」キッ
紬「う、ううぅ……」オロオロ
133 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 17:00:13 ID:uhyv1md7
ktkr
134 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 17:06:41 ID:5qhP5I4h
梓「……澪先輩、、聞いてますよね?」
澪(ひぃぃっ!)ビクッ
梓「『あれ』の机にこの花瓶、置いてきてください」
澪「わ、わかった…」ソワソワ
梓「唯先輩は、『あれ』に、毎日数回、無言電話を」
唯「は、はひっ!」ビクッ
梓「紬先輩は、『あれ』の下駄箱に、カミソリレターを毎日忍ばせてください」
紬「そ、それは………は、はい…」ガタガタ
梓「律先輩は、知り合いに、『あれ』の悪い噂をなるべく多く流してください」
律「あ、ああ、了解…」
梓「いいですか?…喋ったら絶対に許しませんからね!?」キッ!
唯澪律紬「は、はい!!」ビクッ
━観光名所━
律「じゃあここから自由行動ってことで!」
唯「温泉たまご見てこよーっと♪」
紬「土地買ってくるわ!」
梓「ぬいぐるみ見てくるです」
━━
律「観光地はすごかったなぁ!」
律「そういえば澪はどこ行ってたんだ?」
澪「ずっと後ろにいたよ」
梓「唯先輩はだらけすぎです!」
梓「憂が甘やかすからこうなるんです!」
梓「なので憂は没収します!」
唯「えー、あずにゃーん」シクシク
━中野家━
憂「梓ちゃん、お帰りなさい♪」
憂「梓ちゃん、ご飯できたよ♪」
憂「お風呂の準備できたよー♪」
憂「おやすみー、梓ちゃん♪」ナデナデ
━━
唯「あずにゃん…うい返して…」グスン
梓「ういー…ナデナデシテー」
澪「梓もだらけすぎだ!憂ちゃんは私が預かるからな!」
━━
澪「うぃー…」
律「仕方ないな、次は私が(ry
軽音部は崩壊した
137 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 22:53:23 ID:uhyv1md7
和「クールビューティ・和!」シャキーン
律「ワンパクガール・律っ☆」バーン
唯「天然癒し系・唯っ♪」ポワーン
憂「愛され妹・憂!」キューン
梓「愛され妹ってなに」
澪「ちょっと無理があるんじゃないか?」
憂「うぅ…」
律「…で、それが〜でさぁ!」
みんな「アハハハハハw」
紬「ムギギギギギ」
律「どんな笑い方だよ…」
律「唯ー、この前出た新曲のCD貸してやるよー」
唯「ぇえ、ほんとー!?」パァァ
律「あったりまえだろー!私と唯の仲じゃないか!」キリッ
唯「もぉっ、りっちゃんったらぁ☆」ウフフ
澪「おいやめろ」
澪「そういうノリは誤解を招く原因になる」
紬「(主に澪ちゃんの、ね//)」
梓「紅茶クッキーうまい」モグモグ
━海岸━
梓「アハハハハ」バシャバシャ
梓「エヘヘヘ」ザブーン
━夕暮れ━
男「へい、そこの君!一人で来たの?」
梓「えっ…えぇ、まぁ(これってナ、ナンパ?!)///」ドキドキ
男「そうか、お嬢ちゃん、ご両親は?迷子センターに行こうか!」
梓「」
━札幌━
律「女の一人旅ってのもいいもんだなぁー」
━ホテル━
律「予約していた田井中律です」
受付「お一人様のご予約となっておりますが…?」
律「…?まさか…!」バッ
澪「…」
律「…」
唯「成績やばいしお母さんから塾行けっていわれたぁ」
憂「…は?それ本気でいってんの?」ビキビキ
―家族会議―
母「お母さんが悪かったから…!ごめんね憂!」ポロポロ
憂「塾が一体お姉ちゃんの何を知ってるの!?簡単に成績あがるほどお姉ちゃんは単純じゃないんだよ!?」バンバン
父「ちょっとそれ唯がかわいs
憂「お父さんは黙ってて!!」クワッ
唯「ういー…」ポロポロ
唯「憂に服をつくってもらったよ!」
律「ういちゃんくれ!」
澪「…この服、やけに唯にフィットしてるな…。いや、フィットしすぎじゃないか?」
唯「憂に全身測ってもらいました!」ビシッ
梓「全身…ねぇ」
和「全身…」
紬「♪」
律「誰もいないな…」
澪「ああ」
澪「…でも」
澪「誰もいないなら逆に好都合じゃないか、なぁりつぅ///」ハァハァ
律「やっ//、おま、何してt
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
148 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 23:59:28 ID:9ur2k+tC
だんだん人が集まってきた いいね
>>147 サーセンw
もうネタが出てこねえ…
寝る
唯「憂が過労で倒れた…!」
唯「どうして…!」
唯「りっちゃぁん!」ダキッ
律「うわっ!唯か」ビクッ
唯「…」
律「ど、どした…唯…?」
唯「…澪ちゃんの匂いがする…!」クンクン
紬「ベタベタしすぎて匂いが移ってきたのね♪///」
澪「///」
唯憂と律澪が好きです
憂梓と唯憂が好きです
律澪もいい
憂梓も良いね
でも唯梓とか、唯が憂以外を好きだととても悲しくなる
憂はあんなに唯が好きなのに!ってなる
あぁ、それよくわかるw
でも唯は誰とでもくっつけやすいんだよな
ギャルゲーの主人公かよw
なんとなく、らきすたのゲーム思い出した
男の主人公なんか出しやがって
梓「一発芸・扇風機」
梓「ふんっ、ふんっ」ブンブン(ツインテールを回している)
梓「ハァハァ」ブンブン
みんな「oh...」
らきすたにそんなゲームあったんかい…
女子オンリーの作品に男は不要だ
今日も早いのになんで起きてんだろ…
寝よう
160 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/26(水) 12:51:01 ID:3/cyceF/
自分は律澪と唯梓が好き
律澪は広く世に支持されておりますなぁ
憂「We are
唯「Ui is じゃないの?」
憂「?」
唯「I am って書けば?」
憂「??」
澪「律の趣味ってなに?」
律「趣味は人間観察です!」ドドーン
澪「人に嫌われるから止めとけ」
律「じゃあ止める…」
澪「うむ」
律「もっと澪のこと知りたかったのになぁ…」ハァ
澪「やっぱ止めんな」
もう下げ進行でいいのか?
―新学期―
唯「行ってきまーす」ドタドタ
…
唯「忘れ物ー」バタバタ
唯「今度こそ行ってきまぁす」ドタドタ
…
唯「また忘れ物ー」バタバタ
憂「今年も唯ターンラッシュの季節になったんだなぁ…」
>>164 sageの方がいいと思う
一度あげちゃうとしばらく下がらないし、ずっと目につくと他の人に煙たがられると思う
憂「旅行してくるねー」
唯「行かないでぇーういぃー!」ビェーン
憂「お、お姉ちゃん///」ジーン
唯「ういがいなくなったら私…私…生きていけないっ!」シクシク
憂「お、大げさだなぁお姉ちゃんは//しばらくお母さん達いるし大丈夫だよ//(そんなに私のことを…///)」
唯「あ、そっか。じゃあ大丈夫だね。行ってらっしゃい憂♪」
憂「え…?」
―田井中家―
澪「風邪良くなったみたいだな」
律「みおぉ、しばらく側にいてよぉ…」
澪「まったくしょうがないやつだな」フフッ
―夜―
律「ありがと澪、でももう帰った方がいいんじゃ
澪「仕方ないから治るまで一緒にいてやるよ//着替えは持ってきてあるんだ」
律「」
―秋山家―
律「風邪良くなったか?」
澪「りつぅ、側にいてよぉ…」グスン
律「澪ちゃんはお子様だな♪」
―夜―
律「じゃあそろそろ帰r
澪「いやいやおかしいし」
律「おかしくねーし」
律「花火しようぜ!」
唯「よしきた」
澪「あ、消えちゃった」
澪「次のやろ。えーと火、火……」
律「私のやるよ」
澪「あ、ありがとう」
唯「あ、ムギちゃん。え?火が欲しい?そんなたくさんは無理だよ」
梓母「このビデオに小中学時代の梓が写ってるのよ」
ウィーン、ガチャ
梓「…」ジー
梓母「あんた何も変わらないわね…」
梓「…」
TV『和夫さん…大好きよ//キスしt
憂「」ピッ
TV『なんでやねん!ワハハハ』
唯「あーん、いいとこだったのに…」
憂「えっちなのはいけません!」
憂「こんなものを放送してお姉ちゃんが影響されたらどう責任とってくれるんだろう!まったく!」プンプン
憂「TV局に抗議の電話しなきゃ!」ピポパ
梓「今日こそ練習するです」
唯律「え〜」
澪「梓の言うとおりだ練習するぞ」
唯律「え〜」
紬「さあ、練習しましょう!」
唯「そうだね、むぎちゃん」
律「よし、練習するぞー!!」
澪「これがお菓子効果か」
梓「そうみたいですね」
174 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/26(水) 23:59:32 ID:T76UYvpl
支援
ワシもなんか書くかな
軽音黙示録ツムギ
体育教室「じゃあ二人組組んで体操〜」
ツムギ(な、なん…だと…)
唯「…アンチョルモ?」
律「近くで見てきたけど凄かったぜ〜」
澪「可愛いよな、アンチョルモ」
紬「そそり立つお姿が凛々しいですよね」
唯(アンチョルモってなんだろう…!?)
唯「ぴぐまりおん?」
律「ピュグマリオンな。ギリシャ神話の話なんだけどな…」
律「ピュグマリオンって彫刻家が、自分で作った女の人の石像にベタベタに惚れてしまって、見兼ねた神様が、とうとうその石像に生命を与えるんだけど」
憂「−−−っ、ああっ、もうこんな時間!律さんごめんなさいー!お姉ちゃん、帰るよ!」
律「ん?そう?じゃあな〜」
唯「えー?憂、待ってよ〜」
憂(……………)
律「最近澪って和と仲良いよな…」
澪「どうしたんだ律?(キタ!)」
律「なんでもないっ!今日はもう帰る!」バタン
さわ子「難しい年頃なのよねぇ…。澪ちゃん、一日りっちゃんのおもちゃになってきなさい!」
澪「し、仕方ないなぁっ(計画通り…!)」ニヤッ
―デパート―
唯「迷子になっちゃったぁ…」オロオロ
――
憂「お姉ちゃんどこ行ったのー?」キョロキョロ
憂「まさか高校生にもなって迷子には…
『東京都よりお越しの平沢憂様、お姉さんがお見えです。至急1Fの迷子センターまでお越しください』ピンポンパンポン
―迷子センター―
唯「うい、迷子になっちゃだめでしょっ」
憂「そ、そうだね、迷子にならないように気をつけようね…」
誰もいない…だと…
―学校―
梓「唯先輩どこかな?」
憂「あっちにいると思うよ」
唯「あ、憂ーあずにゃん♪」トコトコ
梓「本当だ!どうしてわかったの?」
憂「お姉ちゃんの匂いがしたから!」
梓「…」
唯「憂は人に気をつかいすぎだよ。お姉ちゃんの前では素をもっと見せてよ」
憂「ほ、ほんとにいいの?お姉ちゃん♪///」ハァハァ
唯「や、やっぱいいや…」
181 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/29(土) 02:55:49 ID:J1HY0InS
唯「私…万引きなんかしてない!」ボロボロ
店員「嘘を言うんじゃない!…ん?」
キュィィイン…カァァァッ
パッ
憂「ふぅ」
店員「だ、誰だ君は!?何処から入って…」
ボゴッ!
店員「かはっ…」バタン
憂「帰ろうか、お姉ちゃん」
唯「うん」
憂「亜空間突入」
キュィィイイイイン…カァァァアアアッ
フッ
182 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/29(土) 03:23:55 ID:J1HY0InS
唯「最近、元気出なくって…芸能界って大変…」
例の人「それならいいお薬があるんだ」ククク
例の人2「唯ちゃん、同じプロダクションだから安くしとくよ」ヒヒヒ
唯「そ、そうですか〜?」
和「待ちなさい!」
唯・例の人1・2「!!」
和「そんな人達の言うことを聞いてはいけない!
例えどんな岩壁が立ちはだかろうとも
例えどんな激流がその旅道を遮ろうとも
生きとし活ける者は皆、自らの脚で一筋の光を目指し、そして乗り越えてきた
闇を切り裂く明日への光明(ひかり)
人、それを『未来』という」
例の人1・2「誰だこのアマァ!?」
和「貴方達に名乗る名前はないわッ…タアアア!」
数ヶ月後
律「…ん、唯のヤツ、暫く不調だったけと、あっさりと一位に返り咲きか、やっぱり天才は違うなあ」ズルズルズル
183 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/29(土) 03:35:51 ID:J1HY0InS
唯「武器はないの?これがマニュアル?え?英語わかんない!」
唯「あ、動いた動いた!………あれ、ジオンのザクは?」
律「とっくに憂ちゃんが倒したよ」
ジーン「ぬぅ…素手でモビルスーツを破壊されたとあっては…」
デニム「隊長、俺、軍辞めます」
184 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/29(土) 03:36:56 ID:B8WK2yW4
例のあの本か
185 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/01(火) 22:29:23 ID:E9y4Uzs3
唯「民主党?」
186 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/02(水) 21:41:34 ID:zcud7MYS
てかなんで落ちないの?
187 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/02(水) 22:08:51 ID:zIM4cPMF
唯「VIPとは違うのだよVIPとは!」
この板は放置スレが落ちる要件を満たしていないから。
VIPなんかはスレ数が圧縮まで行ってるから保守ないと落ちる
189 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/03(木) 16:35:54 ID:961sxZKA
190 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/03(木) 16:58:54 ID:7v3rimGL
「バイストン・ウェルの物語を知る者は幸せである
心豊かであろうから
私達はその記憶を記されて地上に生まれてきたのにもかかわらず
思い出すことの出来ない性を持たされたから
それ故にミ・フェラリオの語る次の物語を伝えよう」
第1話『聖戦士たち』
「たはは…」
ため息混じり苦笑を浮かべ公共職業安定所から出て来る少女
彼女の名は田井中律
大学進学を蹴り、女優を夢見て上京するも、折しの不況の憂き目に会い、生活費を工面する事が出来ず敢え無く挫折
四年の時を経て田舎にとんぼ返りを果たしたのである
「はぁ−参った参った…」
表情には決して出せないが彼女の心中は焦燥感で溢れ返っていた
あれだけ大仰に女優になると宣言し必死に制止した家族を振り切り、自分勝手に家を飛び出してしまったのだから
家では彼女の居場所は無くなり、昼夜問わずひっそりと部屋に篭る毎日が続いていた
「ちくしょう…」
思わず地面にのたっていた空き缶を蹴り飛ばす
「なんだってこんな時期に不況なんだよ…大人達のくだらない争い事の煽りで
−なんだって私達の夢が潰えなきゃならないんだよ!」
誰もいない神社で律は吐き出す様に叫んだ。そして自嘲
理解はしている。なにも不況だけの責任ではない
四年間、あれだけの稽古を重ねたのに、主役どころか舞台にすら上がれなかった自らの実力不足が何より彼女を東京から引き離したのだろう
「元々、才能無いんだよね…片手間でやってたヤツに負けちゃうんだもん」
携帯電話のデータ・フォルダに保存してある写真を眺める
ピーター・パンの衣装に身を包み満面の笑みで宙を舞う可愛いらしい少女
−平沢唯
高校時代に同じ軽音楽部に所属し、全くの未経験ながらリードギター・リードヴォーカルを難無く熟した、 −普段の姿からはまるで想像が着かないのだが− 才女である
彼女も自力の為に、東京で一人暮らしの大学生活をしており、友人である律の稽古の見学に来ていた所、突然「お芝居をやってみたい」と言い出し入団
半年後には看板女優になっていた
「くっ……」
思わず携帯電話を握り絞める
時折、心を蝕む怒りは唯が憎い為ではない。自分自身が不甲斐ないからだ
『選ばれるのはほんの一握りの人間だけ』
その現実の厳しさを酷く痛感していたからだ
軽音楽部では想像も出来なかった、社会の『限られた椅子』
何の事はない。単純に自分は実力不相応で椅子からはみ出してしまっただけだ
「負け犬が…なぁに言ったって…無駄さ」
他に行く宛てもない彼女はいつもの様に神社に設置されたベンチにゴロりと横たわった
「…む」
暫く昼夜逆転生活を送っていたからか、いつの間にか寝入ってしまった
目を覚ますとそこは、壁一面真っ白な煉瓦に囲まれた部屋のベッドの上だった
「…なぁに!?」
無論、自宅ではないし、この様な古ぼけた部屋は初めてだ
慌てて飛び起き、部屋から出ようとする−が、その瞬間、彼女の手を誰かが引いた
「−なっ、なん……」
見覚えがある釣り目がちな瞳
そして水に濡れた墓石の様にきらびやかに光る黒い髪
「久しぶりだな、律」
そして端正に整えられた清楚な顔立ち
忘れよう筈のない幼稚園以来の親友
「み、澪!?」
「違う。今の私は−」
196 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/03(木) 22:34:53 ID:FY4w7iai
ktkr
途中で投げ出すなよ
ダンバインかと思った
「…今から行うのは狩猟である
喰いたいから獲物を狩る
此、ごく自然な事である」
まるで昆虫の触手の様な髪を振り乱し 高らかな口調で厳つい形相の男達を扇動するのはまだ幼さの抜けない少女である
アジア随一の暗躍組織 通称・猫耳「キャッツイヤー」
その規模はもはや単なる盗賊団などという陳腐なものではなく、かつて世界を席巻した宗教団体をも遥かに凌駕していた
「失礼します。野梓様−獲物を多少、増やすのはいかがでしょうか。些か食糧品ばかり狙うのでは、全体の指揮にも影響が出ようと思われますが」
幹部格であろうか
逞しい髭を蓄えたオールバックの男は、野梓と呼ばれる少女の元にひざまずき、野太いの男で囁いた
しかし、野梓はそれに答えず、代わりに面倒臭さそうに手下を横目で睨み据え、胸元にある鈴をちりんと鳴らした
慌てて手下は目線を逸らし立ち退く
ここでは無粋な質問は命取りだ
男も重々承知の様で
「失礼致しました。差し出がましい意見をお許し下さい」
一礼し、そう告げると野梓の毛繕いを始めた
まるで猿が首領格の猿のノミ取りを率先して行う様にも見えた
「よい。貴様達の考えも解る。確かに世の中は金で回っておる。
−しかし我々は義賊だ。生きる為に奪う者でありか弱き者の為に闘う者である!」
その小さな身体を翻し、拳を突き上げ壇上に立ち上がり団員を鼓舞する
「我々は猫耳!地球儀は我々の手の内に在り!」
それに続いて団員達も拳を突き上げ、偉大なる首領の名を叫ぶ
チュ・ヤシン!
…中・野梓と
「おえっぷ……」
運動神経は悪くないと自覚していたが、やはり人間、宙に浮く乗り物というのはなかなか恐怖が抜けないものだ
(うぇ〜吐きそう)
早く楽になりたい…恐怖心と乗り物酔いで思わずハンドルレバーを離したくなる
「こら!馬鹿律!」
その時、スピーカーから甲高い声が鳴り響き、我を取り戻した律は慌ててレバーを起こす
「み、み、澪ちゃん〜大丈夫よん」
「まったく…!慣れるまで私が着いててやるから、早く操縦覚えなさいよ!」
モニターから真下を眺めると緑色した人型のロボットが羽根を揺らして旋回していた
「ビアレス…だっけ…澪、私にもそういうの乗せてって言わなかったっけ?」
「なに言ってんの。小型のウィングキャリバーですらまともに操縦出来ない癖に。無理に決まってるだろ!」
「そりゃまあ……くくっ」
「なんだよ?」
派手なデザインの操縦服を見事に着こなし、見知らぬ世界で自分に説教する澪が可愛いらしくて思わず噴き出してしまった
「別に〜なんでも〜」
「変なヤツ。先に行ってるからな。ちゃんと着いて来いよ!」
言うな否や−ビアレスは煌めく粒子振り撒き、電光石火で律の目前から消えて行った
「あ!こら!待て…………い、意地悪!」
憂だースレを潰された
ちくしょう…
201 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 14:33:48 ID:bG5XY8ab
のっとり乙
憂だー落ちたのか
憂だーINぜりーは残念だった・・・
ここで憂だーネタすればいいじゃない
おお スレッドよ だれもいないとは なさけない
数時間後、澪の手助けもあり、無事帰還した律は暫く死んでいた
いや死んだように突っ伏し寝ていた
極度の過労と自分自身の技術の無さ
そして度胸の無さを痛感しながら
−今日も一日中、澪の足を引っ張ってしまった
やっぱり私にはこの仕事も向いていないのではないだろうか。
迷惑をかける前に退くのがこのバイストン・ウェルで輝いている澪の為でもあるのではないか
「みお…」
律は枕に顔を埋めたまま、添い寝をしていた澪に声をかけた
「なんだよ」
「私…さ」
「バカ律。もう弱音を吐くつもりじゃないだろうな。」
「っ!?」
図星。思わず飛び起き、澪に詰め寄った。
彼女にはどうしてここまで自分の事が解ってしまうのか
不思議でならなかった
「だって!」
「まだ何日も経ってないだろ…私だってあれを乗りこなすのに何ヶ月もかかったんだ」
「そんなこと言ったって…私は空を飛ぶのも怖いんだ。やっぱり才能ないんだよ」
言い終わらないうちに、律の瞼から涙がこぼれ落ちた
澪は何も言わず、そっと律を抱きしめ
「−−お前は堕ちない。お前自身が信じていれば、必ず、お前のオーラ力がお前自身を守ってくれる」
意味ありげな言葉を放った
生命のエネルギーであるオーラ力
まだ律は詳しい説明を受けていなかったので理解は出来なかったのだが
「例えオーラ力が失くなっても私がお前の翼になって支えてやる。だから今は上手く飛ぶ事だけを考えていればいい」
そう耳元で囁き、口づけをし、意識が途切れた
「みお?」
疲労困憊だったのは律だけではない
いつの間にか二人は眠りについていた
雲北市・流纒港
「首領。配置完了致しました」
頭を垂れひざまづく部下にいつもと変わらず斜に構えるような瞳の一瞥をくれると、野梓は無表情で首元の鈴をちりんと鳴らした
この小猫の鈴の音が作戦開始の合図なのだ
乗り込むは日本海を渡航する予定の麻薬をたんまり積んだ偽装大型タンカー
敵対する組織の所有物だが、一応の境界線はある
しかしながら彼らは明らかに度が過ぎていた
臓器・人身売買・麻薬密輸
このまま野放しにしておいたら間違いなくインターポールに嗅ぎ付けられる
同業者の失態は同業者の失態を産む
つまるところ飛ばっちりはごめんというわけだ
駆ける脚は無音の擦り足
月下に映える無数の流線は瞬く間に散ったかに見えたが、既に見張りを拘束し船内に乗り込んでいた
全てが片付き、悠然とタラップを渡っている時だった
「ン!」
何者かの視線に気が付き、野梓は咄嗟に振り向いた
誰もいない そこには薄汚い段ボールがあるだけだった
「気のせい…ね」
野梓は踵を帰すと、船内に姿を消した
「ふぅ…危なく見付かる所だったわ」
団員の気配が消えるとごそごそと段ボールの中から茶色く染めた長髪が映える、大人びた女性が顔を出した
−寸での所だった
いや、野梓は気付いていたのではないだろうか
「あ」
思わず気が緩んだのか、ついつい手放してしまった段ボールは突風で吹き飛ばされ闇夜に消えて行ってしまった
体内内蔵型通信機から声が届く
『さわ子先生!大事な段ボールが!』
「ふふん、いつまでもあんなモノに頼る気はなかったわ」
先程まで後生大事に抱えていた隠れ蓑を失ったというのに自信に満ちた目で天を突き刺すその姿は、とても隠密
ましてや潜入のエキスパートには見えなかった
『では気を取り直して、こちらMADDEVIL。これよりスニーキングを開始するわ』
姉の影響が強すぎた
一括りにしてしまえばそこで終わりだろう
自分の存在理由を見失った天才の片割れは堕落し
再びその糧を手中に招き入れんが為
神に成り損ねた悪魔は更に罪を重ねる
「また通り魔だって、最近物騒だから、憂も気をつけてよ〜」
210 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/27(日) 03:33:39 ID:kUfCWUbb
ここは人いないねー
まあぼちぼちじゃないだろうか
もう書く人もいなくなったか
214 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 20:03:59 ID:3h1KAbvZ
あげ
VIPで書いてもすぐ落ちる(^q^)グヒヒ
ここで書けば落ちない!
すてき!
そういうのはどうかと思いますね
記念まり子
1週間あげなくても100位前後なのなw
板が基本sage進行だからね
よくわからんスレに限ってagaりまくる傾向で、そういうのはずっと上の方にいるし
220 :
転載:2009/10/19(月) 22:18:58 ID:0vSU6n1G
憂だーww
>>220 これ画像あったのかww
途中までしか見なかったな!
憂「そんな時はこれ!
10秒チャージ!2時間キープ!
憂だーinゼリー!!」
223 :
転載:2009/10/22(木) 01:46:22 ID:5W4zdbfD
224 :
創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 18:10:17 ID:jpEyz4jr
「あいつ、いつも一人だよな」 「気持ち悪くね?」 「つーか、迷惑なんですけどw」
「クラスの輪が乱れるよね」 「俺ら誰もいじめてねーし」 「ウチらへの嫌がらせ?」
「おまえ、声かけてみろよ?」 「ちーっすwww最近どうっすか?ww」 「キャハwwww」
「あたしなら辞めちゃうな」 「普通じゃないよね」 「止めなよ。聞こえちゃうよ?」
「つーか、絶対聞いてるよなw」 「アレも個性でしょ?認めてあげようよw」
「昼休みとか、どっか行って欲しいよね」 「あいつ、いつもラノベ(笑)とかいうキモいアニメ小説読んでるよな」
「学食で食べてるの見たことねえし」 「なんかブツブツ言ってるんですけど・・・」
梓「う、やめ…やめて!」
ガバッ
梓「ゆ…夢か…」
松の内も過ぎたけどあけおめ
相変わらず誰もいませんね。
ということで、しばらくこのスレを占拠します。
『あふたー・ざ・放課後ティータイム』
「ありがとうございましたっ!」「これからも宜しくお願いします」
笑顔でそう言いながら、5人の女の子たちが元気よく部屋を出ていった。
ここは、とある出版社の一室。
彼女たちはここで、この出版社が発行している音楽雑誌に載せるためのインタビューに答えていたのだ。
実は最近、ちょっとしたガールズバンドブームになっていて、彼女たちはこれから活躍が期待できるバンドの一つとして注目され始めている。
彼女たちのインタビュー記事を載せよう、と言ったのは副編集長の山中だった。
確かにルックスも良くて歌もキャッチーなため、これから人気が出る可能性が高そうだ。
そんな彼女たちのインタビュー記事を載せれば、部数が伸びるかもしれない。
上の立場の人間ならば、当然そういう考えになるだろう。
しかし、新人編集部員の竹内は、そのような考えはあまり好きではなかった。
いや、そんなことよりも、もっとほかのことが竹内には気になっていた。
「また、放課後ティータイムですよ。」
インタビュー中に取ったメモを見ながら、竹内は言った。
眉間にしわを寄せていることから、どこか釈然としないようである。
「何がだ?」竹内の方をチラとも見ることなく、山中が答える。
「いや、ここのところいくつかのガールズバンドにインタビューしているじゃないですか。
そうすると、必ずメンバーの誰かが、影響を受けたバンドに放課後ティータイムを挙げるんですよ。
でも、放課後ティータイムなんてバンド、聞いたことないんですよね。
CDとかライブ映像とか、まったく音源も残してないし。」
なるほど、曲を聴いたこともなく、ライブを見たこともなければ、放課後ティータイムの良さが分かるわけがない。
「そりゃ、そうだな。」山中の言葉は、竹内の問いの答えにはなっていない。
ますます竹内の頭の上には「?」が浮かんできた。
「副編集長は、放課後ティータイムを知ってるんですか?」
思い切って竹内が山中に聞いた。
「あぁ、知ってるも何も、あいつらのライブには何度も足を運んだよ。」
「えっ、そうなんですか?どんなバンドだったんですか?」
竹内がえらく食いついてきた。
「実はここのところ、動画サイトをいくつもまわって、放課後ティータイムの音源がアップされてないか、毎日確認しているんですよ。
でも、どこにもない…。アップされていた形跡はあっても、すでに削除されてるし…。
あと一歩のところで、見られない。一度でいいから見てみたいし、聴いてみたいですねぇ、放課後ティータイム。
そんなにすごいバンドだったのかなぁ。」
「音源は削除されるさ。あいつの親父が黙ってないだろう。」山中が言う。
「『あいつの親父』って、誰ですか?」竹内の疑問は当然だろう。
しかし、またも山中は竹内の問いには答えなかった。
それでも、竹内にとっては最高の返事だった。
「そんなにあいつらのことが気になるのか?
だったら、一枚だけライブを収録したDVD持ってるから、貸してやるよ。
でも、すぐ返せな。」
竹内は、山中から借りたDVDを食い入るように見ている。これで5回目の再生だ。
はっきり言って、普通のガールズバンドだ。確かにメンバーのルックスは良い。
ヴォーカル&ギターの子は天然っぽさがウリみたいだし、もう一人のギターの子は、ツインテールで背は小さいが、なかなかテクニックはあるようだ。
ベースの子は、背も高く髪もロングで、何よりレフティなのがかっこいい。
キーボードの子は、おっとりしたどこかお嬢様っぽい感じだが、楽しそうに演奏している。
ドラムの子は、何よりパワフルだ。ちょっと走り気味な感じもするが、それはそれで彼女の個性なのだろう。
しかし、このバンド、特別にうまいとも思えない。音楽的にもそんな突出したものはなさそうだ。
でも、である。何かがひっかかる。それが何なのか、まだ竹内には分からない。
だから、5回も同じライブの映像を再生しているのだ。
それが何だか分かるまで、竹内はこの映像を繰り返し見るつもりでいた。
「分かんねぇなぁ…。」竹内が呟く。やっぱり分からない。
ふと思いついたのか、もうヤケになったのか、竹内はテレビのリモコンを手にして、消音のボタンを押した。
当然ながら、音は一切聞こえてこない。伝わるのは目に見えるものだけだ。
ふとカメラが、バンドではなく観客の方に向いた。
よく見ると、客層は男ばかりと思いきや、結構女の子が多いことに気がついた。
男女比は4:6ぐらいで女の子のほうが多いかも、である。みんな楽しそうに、彼女たちの曲を聞いている。
また映像が切り替わる。今度は、放課後ティータイムを映している。
彼女たちの顔もやっぱり楽しそうだ。演奏するのが楽しくて仕方がない、そんな表情だった。
「そうだよな、音楽は楽しくないと。」
それに気づいた竹内の表情は、少し明るくなったようだ。
今、山中は編集部ではなく、会社に程近い喫茶店にいる。
頼んだのは、ブレンドのコーヒー一杯。この店では一番安いメニューだ。別にさぼっているわけではない。
これから、彼にとってとても大事な人に会うために、ここを待ち合わせ場所にしたのだ。
ボケェっとしながらタバコを吸っていると、喫茶店の入り口に、小さな男の子連れの女性の姿が見えた。
辺りをキョロキョロうかがっていたその女性は、山中の顔を見ると、笑顔になってやって来た。
「すいません、遅くなりまして。出がけにこの子がぐずっちゃって、えへへ。」
「なんだ、お前の子か。うん、似てるっちゃ似てるかな。」
それを聞いて、彼女はちょっと嬉しそうな顔をした。
「それにしても、すっかりお母さんだな。この子、今いくつだ?」山中が聞く。
「来年幼稚園にあがるんですよ。」男の子を見る目は、まさに母親のそれだ。
男の子は、初めて見るおじさんの方をジィーっと見ている。
その視線に苦笑しながら、山中がその女性、田井中律に声をかけた。
「まぁ、座れよ。で、ほかのメンバーとは今でも会ってるのか?」
「この間、梓の結婚式があって、そこでみんなで会ったのが2年ぶりぐらいかな。
みんなすっかりお母さんになってましたよ。
子供の写メを見せ合って、自分の子自慢。うちの子が一番かわいい、ってね。
あっ、年賀状のやり取りは毎年してますよ。」
店員が注文を取りにきたので、律はレモンティーと、子供のためにプリンを頼んだ。
山中が唐突に話題を変えた。
「最近、ちょっとしたガールズバンドブームなのは知ってるよな?」
「えぇ、たまに音楽番組とか見ますけど、一緒に対バンした子たちとかがテレビに出てたり、
ビックリしたのは私たちのライブを見に来てた子が映ってたことですかね。
何だか、あの頃のことを思い出したりしますよ。」
「やっぱり、プロになりたかったか?」
山中がズバッと聞いた。律の顔が真顔になった。
「確かにプロにはなってみたかったですよ。それはメンバー全員が思ってました、きっと。
ただ、ムギが社長の一人娘だったのが…。やっぱりうちを継がなきゃいけなかったんですよ、あの子。
解散を決めた日、ムギが泣きながらみんなに謝ってましたけど、誰もあの子を恨んでなんかいないんじゃないですか。
だとしたら、今でも交流があるなんてありえないし。
そもそも、私たちがオリジナルの曲を作れたのは、あの子が小さい頃からピアノをやっていたのが大きかったですからね。」
山中は黙って頷く。更に律は続けた。
「むしろ、私はこう思うんです。
プロにならずに解散したからこそ、放課後ティータイムは一番きれいな姿で終われたんじゃないかな、って。」
山中は、放課後ティータイムが解散を決めた話を聞いたときのことを思い出していた。
何度もライブに足を運んでいた身からすれば、そのあまりにも突然の解散に対して、
非常に戸惑ったし、何よりも悔しさや寂しさが大きかった。
まだまだこれからじゃないか、と彼女たちにどなったこともあるぐらいだ。今でももったいないなぁ、と思う。
律にしても、今でこそあの頃のことをここまで消化できているようだが、こんな気持ちになるまでにどれだけ苦悩したことだろう。
解散を決めたのは、リーダーである律の決断だったのだから。
しかし、話し続ける律の顔は、穏やかだった。
「プロになる、ってことは、音楽で食べていくってことじゃないですか。
そこまでの覚悟が私たちにあったのか、と言えばかなり微妙ですよね。唯はいつもあんな感じだし。
私たちの頭にあったのは、何といっても音楽は楽しんでやるもの、でしたから。
プロとしてやっていくとなれば、楽しければそれで良い、ではすまなくなってくるし、
そうすれば、きっとメンバーの仲もギクシャクしていくんじゃないかなぁ、って思うんですよ。
あのほんわかふわふわした雰囲気でバンドが続けられたとは思えませんね。」
「なるほどなぁ。以外にお前はしっかりしてるんだよな。」
「以外に、ってなんですか!失礼ですよ、これでも私が放課後ティータイムのリーダーだったんですから。まったく…。」
呆れながらも律は笑顔で返す。隣で男の子は、夢中でプリンを食べていた。
「ハハハ。そう言えば、ほかの連中は今、何してるんだ?」
「唯はフツーに専業主婦、私もですけど。
澪は念願かなって絵本作家してますよ。この間新作の本が送られてきましたけど、相変わらずメルヘンチックなヤツでしたね。
ムギはお婿さんと、お父さんの会社で働きながら会社経営の勉強中。
梓はスタジオミュージシャンやってたけど、今お腹が大きくなってきたんでそっちで大変そうです。」
「みんな、それぞれで幸せなのかな。」山中が感慨深げな顔をしたが、それもちょっとの間だけだった。
「で、これからが本題なんだがな。」
放課後ティータイムのインタビュー記事が雑誌に載るのは、それから数ヵ月後のことである。
(ラスト)頭の中で映像化してください
・律篇
律、息子の手を引いて朝のゴミ出し
→近所の主婦たちが集まって、井戸端会議。一人の手には、例の音楽雑誌が
→主婦たち、律に気づき、律親子を取り囲む
→驚く律。主婦たち、律へいろいろと質問している様子
→照れ臭そうな律。そんな律を、息子がジッと見ている
→ジッと見ている息子のアップ
・紬篇
大きなリビング、ムギがグランドピアノを弾いている
一方で、ムギの夫と娘が、大きなソファに腰かけている
→ムギ、優雅にピアノを弾いている
→ムギの娘、目をキラキラさせて、母親を見ている
・澪篇
澪、パソコンを前にして創作活動中
→何かに気づいて振り返る ちょっと怒っている様子
→澪の子供たち(双子の娘)、どこからかベースをかついで持って来ていた
→ベースを持ってはしゃぐ子供たち
→「やれやれ」という顔の澪、でも嬉しそう
・梓篇
(後ろからのショット)梓夫妻、ソファに座って仲良くテレビを見ている
→テレビの画面には、放課後ティータイムのライブの様子が映っている
→梓の夫、大きくなった梓のお腹にそっと手を置く
→梓、照れる
→梓、スタンドに置かれているギターを見る
・唯篇
唯、夫と息子の前でギターの弾き語り
→唯、とっても楽しそうに演奏している
→唯の息子、楽しそうに見ている
→唯の息子の笑顔のアップ
(了)
以上、自己満足でした。
それにしても、本当に誰もいないスレですね。
この話が誰かに見つかるのが先か、
このスレがDat落ちするのが先か、勝負ですよ。
ROMって見てる俺もいる。
マイナー板だからなぁ。
唯で全板検索しなかったら来て無かった。
ブックマ外してなかったから俺も見てたけど
まぁ乙
247 :
創る名無しに見る名無し:2010/03/31(水) 00:53:12 ID:+OA/ElUm
age
248 :
創る名無しに見る名無し:2010/06/15(火) 09:59:32 ID:jszrgelo
本当に過疎スレだな
249 :
創る名無しに見る名無し:2010/07/29(木) 21:38:26 ID:RfQkHSdq
,,ィ≦テ三三テ≧ュ- 、
ィ州ii} |!{ヾ(((ヾ(((ハ三ミミ 、
〃/ノノリ |ヽ.._ノヽ }}ミミミミh、
〃//〃 | ヽ=ノ ;’⌒ヽ}}ミl、
,}}| 川|{ ノ ((⌒ ノ }}}li
/川||}!}i|  ̄ }州
レ {!州!| ,x‐  ̄ ヽ ,.z==〃/
l!( リノ川 <( ハ〉 ノ { ,ィTヽ /
トvソノ}}ハ)、  ̄ ノ l ` ̄ {
))ト〃 }|::ヽ i ′
/ノ》州}}}ィ::、 イ l ′
((∧ 州}ソ,ノ / ` = _ノ ′
} \ ヾィ ノー- __ - ,'
′ \ ` 、 -‐- イ
′ \ ` __ ,/ l
′ \ ヽ |
カソッテル[Casotelle]
(紀元前287〜221 ギリシア)
とりあえずほ