SS・小説創作の初心者のためのスレ 3筆目

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247創る名無しに見る名無し
>>245
五立方センチメートルって、ちっちゃいよっ!
ありふれていて読者にも分かりきっていること――この場合、りんごの手触りは描写する必要ないんじゃないかな
大きさも何センチとか具体的に書くのは無粋だと思うよ

 一郎がふとテーブルに目をやると、皿の上にりんごがポツンと乗っていた。
 目を疑うくらいに大きな赤いりんご。
 瑞々しい光沢を放つその真っ赤なりんごに惹かれて、一郎は思わず手を伸ばした。
 りんごは一郎の大好物なのだ。
 手に取ってみるとズシリと重い。通常の三倍くらいの重さだ。
 香りもまた格別だった。鼻に近づけるまでもなく漂ってくる甘い芳香は、一郎の意識を
桃源郷へといざなう。口の中はいつの間にやらあふれ出る唾液でいっぱいになっていた。
 我慢の限界だった。
 一郎は誰が用意したかも分からぬそのりんごに思わず噛り付いた。
 その瞬間――――。