うなじ総合スレ

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1創る名無しに見る名無し
不覚にもうなじに萌えてしまった…

基本的に男女問わず、SS・画像なんでも歓迎です
うなじに萌えるアナタ、ちょっとここで吐き出してみませんか?
特殊なシチュに関しては事前の注意書きがあった方がいいと思います

各自紳士淑女として良識ある態度をとり、
職人さんが気持ちよく投下できるスレにしましょう

関連スレ
着物で創作・SSスレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1219830792/l50
2創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 23:21:54 ID:kIFOBXcg
「あたくし、どうもうなじが感じてしまうようなのです」
 ユリ・サカザキ単品で我がサイコソルジャーチームを全滅させながら、妹が唐突にそんな事を呟いた。
「なんだと。感じるだと」
 おれは複雑な思いでそう呟き返した。三人ともヒップアタックでKOさせられた複雑さと、妹がまだ小学6年生だという複雑さがおれにのしかかる。
 このご時世だからこそ妹の発言をスルーすべきなのかもしれないが、逆に言えばこのご時世だからこそ第二次性徴期の妹を適切にフォローできる良い兄貴を演じるべきなのかもしれないとも思った。
 妹はポニー・テールを揺らしながら、上目遣いで俺の顔を覗き込んだ。微妙に恥じらいがある。
 おやおやエロパロ板行きですねこれは。そう俺は内心で呟きながら、妹の背後に回ってみた。
「感じるってどういうことだ。どれどれお兄さんが確かめてあげよう」
 少々ネタっぽく発音したつもりが、変質者同然のうわずり気味なイントネーションになってしまった。妹は気に介さない。ところで付け加えておくが血のつながっていない妹である。
「触ってみたら判ると思うの……」
 妹は先日母親に連れられて美容室に寄ったばかりである。そのうなじは微妙に毛深い我が妹の中で、もっとも透き通る肌の艶が輝く場所であった。
 また、すこし前屈み気味になった妹のタンクトップの隙間からは可愛らしい子供用ブラジャーが覗いていた。お情けのカップの淵に、慎ましやかな白いフリルが飾られている。
 その膨らみはわっふるわっふる。
 俺は、そっと彼女の項の付け根に親指を添えた。
「あんっ」
 妹は少しだけ身を捩るように伸ばした。ふとテレビ画面を見ると、キム・カッファンがユリ・サカザキのヒップアタックだけで伸されていた。俺は気にせず親指に力を込める。
「う。ううんっ! あっ。そ。そこっ。うはん」
 俺はどうにもたまらなくなって、肘を捲って妹の肩に添えた。
 そのまま妹を床に押し倒すほどのイメージで、肘に力を込める。
 妹の喘ぎ声が続く。
 俺は妹のうなじから両肩にかけて存分に肘でいたぶった後で、息を吐かせる間も与えずに手刀で彼女の両肩を軽やかに叩き続けた。妹は徐々に弛緩してゆく。彼女は両目を閉じていながらも、その表情はまさに恍惚を示している。
 チャン・コーハンがヒップアタックで伸された所で、彼女は目尻に涙を溜めながら「もう、いい」と呟いた。

「お前さ、整体行った方が良いよほんと。素人按摩に頼ってるから揉み返しで辛くなるんじゃねえの?」
「プロになればいいじゃないですか」
 妹はそう言い捨ててから、昇竜拳と呟いて俺のチョイ・ボンゲを抹殺した。
 俺は「それは昇竜拳ではない」と呟きながらも、彼女のうなじに早くも産毛が映え揃い始めている事の方が印象的だった。

3創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 23:31:12 ID:RX318n3o
投下北!
これでかつる!

>  おやおやエロパロ板行きですねこれは。そう俺は内心で呟きながら、妹の背後に回ってみた。

メタ発言wwww
はいいとして産毛!
分かってらっしゃる!
4創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 23:32:26 ID:xAZlcg8q
絶対クソスレだと思ったのにいきなり噴いた
5創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 00:12:51 ID:TtalKx9j
あれは雨の日だった。ラジオは憎らしいほど明るい女性ボーカルの歌を
流し続けていた。
「あなたは私を愛していないの?」
それは問いの形をとってはいたが、彼女の目は既に自分の中では結論が
出ていると告げていた。「愛してるさ」
その言葉はサビに入ったラジオの曲にかき消されて、最後の方はよく聞
こえなかった。彼女は苛立たしげにラジオの電源を切ると、ゆっくりと向
き直って、こちらに厳しい視線を向けてきた。
「あなたが愛しているのは私の体の一部分でしょう? どうしてそれで私
を愛しているなんて言えるの?」
僕は内心、嘆息した。そのうなじにこそ彼女の総てがある、と言っても
理解してもらえないことは既に分かっている。さて、何と答えれば彼女は
納得するだろう。
沈黙が続く中、降り止まぬ雨の音がやけに大きく感じた。僕はどうした
ら良いか分からなくて、ただ彼女の背後の鏡に映るうなじに見惚れていた。
彼女が僕に別れを告げた朝のことである。
6創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 00:15:58 ID:TtalKx9j
以上投下終了

なぜだろう
最初はうなじに萌える話を書こうと思ってたのにw
7創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 00:17:24 ID:Gjahpov1
これはこれで雰囲気があっていいな
8創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 00:26:37 ID:eGlO9NaM
ううむ、最後の最後までうなじw
9創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 00:29:32 ID:JxbDAz32
おくれ毛こそ真髄
10創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 00:46:40 ID:yfU8lUUe
こんにちは、あせです。

ついさっき生まれました。

ここはいったいどこなのでしょう?
なんだか、いいにおいがします。
――ええと、どうやら、白くつるりとした肌の、がけの中程のようです。
すぐ上には黒くてつややかな細いものが、たくさん生えています。
きっとかみの毛ですね。
下は……こわくて見れません。高いところは苦手です。
でも、ちょっとだけ……あっ、高い!
……やりました。ちらっとですが、ゆかたのえり? が見えました。
なるほど、ここがどこかついにわかりました。

――おや、だんだんとからだが重たくなってきました。
きっとあせの玉が大きくなってきてるんだと思います。
それにさっきから、かみの毛も肌も揺れてるみたいです。
歩いてるのかな?
わたしのからだが、つつっ、と下へとうごき始めました。

つつっ、つつっ。

すこしずつ、きめ細かなかべをすべりおちていきます。
さらさらのはだを、しっとりしめらせていくわたし。
ちょっと楽しいかもしれません。

……なんだか、身体が冷えてきました。
ちょっとさむいです。
いえ、いいんです。これもあせの努めですから。

このままだとわたしはどうなるんでしょう?
背中へすべりおちて、ゆかたに吸われてしまうんでしょうか。
うまくすれば、くびを回りこんで、さこつにたまることもできるかもしれません。

でも、それはわたしがきめることはありませ……
あっ、なにか、しかくい布が近づいて……!

あー!

     ◇  ◆  ◇

「ホント今日暑いよねぇ、ほらすごい汗かいちゃった」
「いや、見せなくていいから」
「お、なに? 汗ばんだうなじにどっきりしちゃった?」
「うっせ、いいから拭け」
「はいはい」
11創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 00:47:58 ID:JxbDAz32
拭かれたか…無茶しやがって……
12創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 00:50:52 ID:TtalKx9j
俺も生まれ変わったら、うなじを流れる汗になりたい
13創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 01:01:54 ID:eGlO9NaM
 美佐子の後ろ髪はいつも、頭の頂からまっすぐ一本の白い肌の露出を伴って二つに分けられていた。
 窮屈そうに引っ張られた髪の毛が、彼女の肩口に行儀正しく並んでいる。
 私は常日頃、その髪の毛を引っ張るという悪戯を以て彼女と接していた。
 彼女にしてみればはた迷惑だったことだろう――私は伸び放題の自分の髪をはじめてゴムで縛った時に、その事に思い至った。
 でも、今更謝るというのも変な話だ。
 今の彼女は、育児の邪魔になるという理由でショートヘアーを好み、結婚から何年も過ぎた今でも尚、今の亭主にべた惚れして居る。
 あのうなじにかかる後れ毛は、今でも時折夢に見る。情けないことだ。

 帰省中にふと、近所の公園で開かれた夏祭りに立ち寄った。
 大人の私にはひどく窮屈に感じられる公園の中を、子供達が無邪気に走り回っている。
 彼らにとっては広大なのであろう。はたまた、私の心が窮屈になってしまったのかもしれぬ。
 百二十円という安さで生ビールを頂きながら、まだこの村は大丈夫だ、とひとりごちた。
 浴衣姿の美佐子のうなじが見れなくとも、夏祭りに子供がはしゃぐ村には次代がある。
 彼らの多くは大人になれば東京に出るのかもしれないが、はたまた私のように戻ってくる大人もあるだろう。

 幼少期の美佐子を彷彿とさせる子供が、手鞠を転がしてきた。
 私がそれを取って抛ってやると、彼女は礼も言わずに、ただ笑顔で友達との遊戯に戻っていく。
 踵を返したその子もまた、ツイン・テールで髪をもちあげて可愛らしいうなじを浴衣の上に揺らしていた。

 遠く、花火の音が聞こえた。
 美佐子と見た花火と変わらない音だった。あの日はたしか、この近場の花火大会の様子はこの公園からは見ようがないという常識があった。ただ、音だけが彼方に響くのだ。
 ビルの減ったこの今の村からは、花火の全貌が確認できてしまう。

 あの日はたしか、どうせ見えない花火を無視して、美佐子のうなじを見ていたのだ。
 そのおくれ毛が揺れる様子を、見ていた。
 恋の印象は、もしくは誰にとっても、同様に下らないものであるのかもしれないな。
 ビールが尽きたところで私は立ち上がり、「玉屋」と叫んだ。

 ふと笑い声を聞いて振り返ると、二人目の子供を抱えた美佐子が立っていた。
 彼女は、久しぶりね、と挨拶してくれた。
 となりで彼女の亭主も笑っていた。
 まさか帰省していたとは思わなかった私は、まったく面食らってしまった。
 それで私は動転して、あの花火の音が響く限り、この村は安泰だと言ったのである。

 彼女のうなじを眺める権利はもう私にはないのかもしれない。
 しかし、彼女の家庭にささやかな笑顔を与えられた事は、少なからず満足であった。
 私とて別段、不幸でもなんでもないのである。
 美佐子のうなじは私の手から奪われた訳ではなく、ただ彼女の首裏に佇むだけの白さに過ぎないのだから。
 そして、ただ時折、風になびく後れ毛がそのうなじを飾るだけの事だ。

14創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 01:06:59 ID:JxbDAz32
行ったはしからおくれ毛キター―――――――――――!
GJ!
15創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 01:10:39 ID:TtalKx9j
無常感、浴衣、うなじ、幼女
大好物です
16創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 01:10:46 ID:0w4SkzHE
なんか切ない
17創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 21:28:23 ID:TtalKx9j
男「お前なんで浴衣なんか着てるんだ?」

女「信じられない! 今日いっしょにお祭りに行く約束忘れたの!?」

男「そういえばそうだったな。それにしてもお前、去年は動きやすい格好
がいいって言って浴衣嫌がってたじゃないか。なんで今年は着てるんだ?」

女「夏祭りっていったら浴衣って決まってるからよ! べ、別にあんたに
見せるためなんかじゃないんだからね!」

男「はいはい。あ、そこに百円落ちてる!」

女「えっ、どこ?」

その刹那、男は刮目した。意識がある一点に集中する。女に見惚れたの
だ。いや、そう言っては語弊がある。正しくは、女の「うなじ」に見惚れ
たのである。髪を結い上げていたのが幸いした。女のうなじは、彼女が屈
んでいるこの瞬間は完全に露わになっている。男はそれを目に焼き付けね
ばならぬという使命を感じていた。何物とも知れぬ巨大な力に突き動かさ
れ、半ばそれを天命であると信じた程である。
18創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 21:29:23 ID:TtalKx9j
折しも盛夏である。夕闇の迫る刻限とはいえ、去りなずむ熱気が未だ辺
りに満ちていた。その為、うなじを薄く覆う産毛は汗でしっとりと湿って
いた。それは男をどこか懐かしい気持ちにさせた。そしてふと、ウミネコ
と併走する船の上で、幾分か塩気を含んだ海風を受けた時のことを思い出
した。そこはごく小さな内湾だったが、そこには世界の海の総てがあっ
た。
女が立ち上がり、うなじが視界から去っても、男の内には鮮明なうなじ
の姿があった。女の頭部と胴を繋ぐ硬い骨が表面から見てとれる。しかし
、それは決して必要以上に骨ばっているわけではなく、むしろ女性らしい
適度な脂肪で……

女「ちょっと! 百円なんてないじゃない! ……何ボーっとしてるの?」

男「……ん? ああ、気のせいだったか。コインが落ちてた気がしたんだ
がなあ」

女「もう! しょうがないわねえ! 早くお祭りに行くわよ!」

男「ああ」(うなじ……また見れるかなあ)
19創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 21:33:20 ID:TtalKx9j
以上投下終了
20創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 21:33:57 ID:JxbDAz32
即しゃがむ女ってどうなんだwwww
そしてうなじとは思えないほどの描写量w
21創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 21:50:30 ID:eGlO9NaM
うなじ語り以外台詞形式なのが素敵www

うなじの描写にどこまで枚数費やせるかの勝負になって行きそうである
22創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 22:20:38 ID:ZaS4JyVT
スレの諸君 私はうなじが好きだ
クリックした通りすがりの諸君 私はうなじが好きだ
創作発表板の住人の諸君 私はうなじが大好きだ

白人種のうなじが好きだ 黄色人種のうなじが好きだ 黒人種のうなじが好きだ
エルフのうなじが好きだ ドワーフのうなじが好きだ ホビットのうなじが好きだ
獣人のうなじが好きだ 有翼人種のうなじが好きだ 人の姿をした者のうなじが好きだ
日本で アジアで アメリカで ヨーロッパで アフリカで オセアニアで
現在で 過去で 未来で ファンタジーで 
およそ考えうる現象の ありとあらゆるうなじが大好きだ
式典に整列した生徒たちを 後ろから眺めるのが好きだ
ポニーテールで髪を結んだ少女が 風でちらちらと首筋が見える時など 心がおどる
風呂上りの娘が 汗を拭く為に 首を撫でるのが好きだ
喚声を上げて戦功を果たす戦乙女が 兜を脱いでその肌がのぞいた時など 胸がすくような気持ちだった
怯えた眼をした文学少女が 後ろを振り向いた瞬間の 見えるうなじが好きだ
散髪屋で顔そりをお願いした娘が 首のクリームを剃り落とす光景など 感動すら覚える
雨に打たれた女性の 濡れた髪が絡みつく うなじの妖しさなどはもうたまらない
隣で寝ている恋人が 私の伸ばした手の平で うなじを触られて身悶えするのも最高だ
捨て猫を拾った少女が 親に怒られて とぼとぼと元の場所へ返しに行く
そのうなだれた後姿など 絶頂すら覚える
うなじと着物が似合う娘さん達に 滅茶苦茶にされるのが好きだ
烏の濡れ羽色の艶やかな髪の女性の その髪が長すぎて首筋を拝む事が出来ないのは
とてもとても悲しいものだ
うなじとうなじでクロスボンバーされ 昇天するのは本望だ
官憲に追いまわされ 職務質問をされるのは 屈辱の極みだ

諸君 私はSSを うなじの素晴らしさを理解できるSSを望んでいる
諸君 このスレをクリックした諸君 君達は一体 何を望んでいる?
うなじを望むか? うなじの創作を望むか?
人間国宝に指定される様な 現人神のうなじを創作する事を望むか?

うなじ!! うなじ!! うなじ!!

よろしい ならば創作だ
我々は満身の力をこめて 今まさに振り下ろさんとする羽ペンだ
だが この過疎板で 更に人を選ぶスレを立ててしまった我々に ただのSSではもはや足りない!!

創作を!! 一心不乱の大創作を!!

今はまだわずかに20スレ 100に満たぬ糞スレに過ぎない
だが諸君は 一騎当千の古強者だと 私は信仰している
ならば我らは諸君と私で 偉大なる創作の軍集団となる
我々を鼻で笑い 眠りこけている連中を叩き起こそう
SSを投下してこのスレを活性化し 眼を開けさせて 思いしらせよう
連中にうなじの良さを 思い知らせてやる
連中に我々の 魂の叫びを刻みつけてやる
天と地とのはざまには 奴らの哲学では思いもよらぬ事がある事を思い出させてやる
このスレの書き手と読み手で 創発板を萌え尽くしてやる

スレ立て依頼完了 即死回避
リロード!! 全投稿者 さるさん解除
スレタイに萌える 名無しより 未来の書き手へ
目標 1000レス達成 次スレ移行

うなじ総合スレ 状況を開始せよ
征くぞ 諸君
23創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 21:05:54 ID:rqR9uHZX
(銀河帝国軍の侵攻を受けた太陽系共和国軍は苦戦を強いられ、拠点ウナ
ジオストックにて最後の抵抗を試みていた)


ダークベイスター「コーホー」

ポーン「ダークベイスター……、お前の正体がミウラだったとはな……」
ダークベイスター「コーホー」

ポーン「ダークサイドに堕ちる前のお前は優しい番長だったはずだ! それがどうして!」

ダークベイスター「コーホー」

ポーン「一緒にレイアたんのうなじについて語りあったお前はどこに行ったんだ!」

ダークベイスター「コーホー」

ポーン「力でうなじを支配しようだなんて……。いや、もう何も言うまい。勝負だ!」

ダークベイスター「コーホー」

ヴォーン、プシー、プシー


共和国軍が銀河を救うと信じて!
〈完〉
24創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 22:38:32 ID:EgQWEwQ1
うなぎ総合スレだと思ったのに・・・
25創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 22:39:37 ID:ze448FRB
それもそれで比較的意味判りますんw
26創る名無しに見る名無し:2009/08/07(金) 00:02:29 ID:6TlHHlAd
>>23
番長何やってんですかw
27 ◆69qW4CN98k :2009/08/08(土) 00:22:28 ID:0ROWMUeB
それがしの名は倉刀 作と申す。
勲功はいまだ無い。どこで道を誤ったのかとんとわからぬ。
主君のお家が取り潰しにあった事はおぼえている。
あくる日父母が皆の者を座敷に集め、
「拙者と家内は腹を切る」
と言い放った。それがしが、召しますか、と尋ねたら
「ああ死ぬな、殉死にござる」
と返された。皆、喋りもせぬが動揺は見てとれる。
それでは拙者も腹を召さねばなりませぬか、再び問うと
「いやお前は生きて功名を遂げろ。拙者たちは武士として死ぬ」
と言われた。家督は自分に譲ってあとは知らぬ振りである。
しかし守るべき家はすでにない。
我ら兄弟禄を取り上げられ牢人の身分である。
その後暫しやりとりをし、皆で夕餉をとろうかとした頃、
次兄が血相を変えて飛び込んできた。
報せをうけて座敷に行くと父母はすでに割腹を遂げていた。
これぞまさしく武士の本懐である。
それがしは手を合わせて二人を涅槃へとおくった。

親族だけで簡易な葬儀をすませると、
「兄上、これからいかがなさいます」
と弟妹が尋ねてきた。別段これといって良い考えは浮かばぬ。
大勢食わせていく甲斐性もない。
「奉公先が無くなったのだから、皆で奉公するところを探そうじゃないか」
そういってわずかばかりの財を皆で配分して別れることにした。
その時も色々と騒動があったのだが最終的には落着した。
落ち着いたら文を出そうと、みなそれぞれの道へと歩みだした。
さてそれがしであるが、長兄の手前、格好をつけてああは言ったものの
行く先の当てなどない。
とりあえず路銀の有る限り旅を続ける事にした。

ほうほうとあちこちを放浪するはめとなってしまったが
結果それがしはとある商家の用心棒として糊口をしのぐ事に相成った。
この時こそ父母に感謝した事はなかろう。
父は戦時に用立てる具足の監理のほか、下賜品の手入れの役目もたまわっていた。
自分も、色々と物の目利きを教え込まされたものである。
旦那にも目をつけられてそれなりの仕事をこなす事となった。
その甲斐もあってか、商家の旦那にはそれなりに重用される立場になる事ができた。
さすがに贅はこらせぬが、食うには困らぬ。
やはり一人身は気楽でいい。
28 ◆69qW4CN98k :2009/08/08(土) 00:24:19 ID:0ROWMUeB
心に余裕が出てくると周りにも目をむけられるものである。
質素は武士の身には慎むべき物であるが、町人となると話は別である。
町娘は武家の娘とは違って、思い思いに着飾っている。
着飾っているといっても、別に金をぶらさげているわけでも無い。
同じ品をつけてる者等ひとりもおらず、どこか何かで自分を主張していた。
女というものは怖ろしい生き物である。
それがしはこの時始めて、化粧の意は化けるという事を知った。
店を通り過ぎる人々の、後ろ姿のなんと美しい事よ。
首の白さに、はっと目を奪われる。
中には香料をつけているものもいる。
盛夏にこれをやられると一抹の涼しさを感じる。
なるほどこれは名案である、それがしも土壇場で同じ事をためせば
首切り役人もすこしは躊躇いをおぼえるかも知れない。

商家に勤め上げるうちに、給金も溜まったので何か買う事にした。
とはいっても欲しい物などよくは見つからぬ。
身の回りの物は大体そろっている。
さてはて弱った、金は貰ったからには使わねばならぬ。
ようし、ここはひとつ、武士の身分では出来なかったことをやろうと、
不届きにも居候の身で嗜好品を求める事にした。

何か良い物はないでござるかと万屋を訪問すると、一つの掛け軸が目に止まった。
画家の名は入っていない。どうやら無名の作らしい。
しかし自分はいたく気に入った。
掛け軸には一人の女人が描かれていた。
緑の着物に淡い紅の帯を締めて空を見上げている。
掛け軸上部には墨で黒雲を描いており、女人の内心をあらわしているかのようだった。
その物憂げにみちた、はかない表情を支える首筋の柔らかさ、
この色使いが見事である。柔和という言葉がぴったりと合う。
女人の憂鬱な気持ちは、黒雲から彼女の目に入り、首筋へと流れて肩、
腰へ足へとながれてちいさな草履へと落ちる。
ふかく感じ入る一品である。
男子ならこの後姿に惹かれぬ訳がなかろう。
しかし断じて春画ではない。

店屋の親父の言い値で譲り受けると、部屋に戻るなり押入れの奥へとしまった。
貸し部屋にぶら下げているのが旦那に見つかったら、よもや暇を出されるかも知れぬ。
寝る前、起きた後に取り出して眺めるのが粋である。
いずれ暖簾でも分けてもらって、こんな家人を迎え入れたいものである。
29創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 00:35:59 ID:+upnAO2u
兄者の投下北!これでかつる!

侍らしい倉刀はじめて見たw
後半はすでに侍じゃなかったけどw
30創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 20:40:56 ID:0ROWMUeB
俺がどうやって兄者だって証拠だよ
言っとくけど俺は義兄弟じゃないから

このスレ立てたの絶対関羽だろ・・汚いなさすが関羽きたない
31創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 20:54:04 ID:HEq+yv3J
ううむうなじと一言も言わずここまでうなずとはさすが張飛
32創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 20:59:06 ID:+upnAO2u
これが証拠のログ

俺>こんにちわ◆69qW4CN98kさん
◆69qW4CN98k>何か用か?
俺>義兄弟の契りを交わしましたか?
◆69qW4CN98k>交わした
俺>そうですかありがとううなじいいですよね
◆69qW4CN98k>うなじ最高

やはり義兄弟だった
しかも謙虚にもうなじを讃えている
33創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 21:03:22 ID:0ROWMUeB
俺が思うに全員別人なのではないか?
IDはたまたま同じになる事が結構あるらしい

・うなじSS投下→心が充実→心が豊かなので性格も良い→彼女ができる
・うなじSS投下しない→心が雑魚→心が狭く顔にまででてくる→いくえ不明
34創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 21:04:35 ID:HEq+yv3J
郁恵が不明とな
35創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 21:04:44 ID:B7UZ0kk2
なんでブロントさんの話になってるんだよw
36創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 21:09:42 ID:+upnAO2u
IDが同じだったならすおいうこともうなじける
37創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 21:15:29 ID:HEq+yv3J
きっとできた彼女の名前は郁恵
でもいくえ不明
だから、うなじSSをもっとうなずべきというお話じゃった
38創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:17:44 ID:+upnAO2u
新ジャンル「うなじ」


男「なあ」

うなじ「何?」

男「うなじが喋るのって不条理じゃないか?」

うなじ「そうだね」

男「やっぱり?」

うなじ「うん」
39創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:18:33 ID:+upnAO2u
男「なあ」

女「何?」

男「お前じゃない。お前のうなじに話しかけたんだ」

女「……」

うなじ「何?」

男「ただ話しかけてみただけだよ」

うなじ「そう」
40創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:19:15 ID:+upnAO2u
男「なあ」

うなじ「何?」

男「なんか今ふやけてないか? お前」

うなじ「そろそろ増える時期だから」

男「そうか」
41創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:19:55 ID:+upnAO2u
男「なあ」

うなじ「何?」

男「分裂したな」

うなじa、うなじb「うん」
42創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:20:39 ID:+upnAO2u
男「なあ」

うなじ「何?」

男「増えすぎだろう」

項a、項b、項c、項d、項e、項f、項g、項h「そうかも」

男「同類項をまとめよう」

項(a+b+c+d+e+f+g+h)「すっきりしたね」

男「ああ」
43創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:21:00 ID:HEq+yv3J
なんだとw
44創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:24:20 ID:+upnAO2u
以上投下終了
45創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:24:48 ID:HEq+yv3J
ちょwww
46創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:30:30 ID:HEq+yv3J
カオスジャンル「うなじ」

男「うなず、」

女「うなざれ、」

男「わが故郷。」

 チャララッチャー(以上タイトルコール)

妹「意味は?」

姉「うなじの三段活用よ」

男「概ね間違っているが概念としてのうなじに対する訴求力は皆無ではない」

女「わたしのうなじが有頂天」

男「とりあえず話が進まないので冒険に出る事にしよう」

妹「タルタルソースが欲しいです」

男「それはもういいです」

妹「はい」
47創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:32:58 ID:HEq+yv3J
男「草原に出ると、そこは雪国でした」

妹「ところでなぜ旅に出るのですか」

姉「北に究極のうなじがあると聞いて」

男「そんな感じでいいと思います」

やがて一同は隣町に到着した。

村人「こんにちわ。ここはタルタルソースの町です」

妹「ください」

村人「はい」

ちょうどそのころ、対岸では魔王の怒りが有頂天。
48創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:34:52 ID:HEq+yv3J
魔王「世界中のうなじ美人は俺の物」

側近「じゃあ私はおっぱいでいいです」

魔王「エロパロ行きです」

PTA「エロパロ行きです」

側近「すみません」

魔王「とりあえず世界一のうなじを探すことにする」

側近「判断基準がわかりません」

魔王「後れ毛です」

PTA「いいえ、処理の適確さです」

魔王「子持ちの三十代は黙っていてください」

PTA「はい」
49創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:35:49 ID:+upnAO2u
雪国のうなじはまた格別
鳥肌とかたってたらもう最高!

そういう話じゃないみたいだけどw
50創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:37:01 ID:HEq+yv3J
某スレで迷惑だったようなのでなんとなく移動してみたのですw
どういう話になるかは思い付きでなんとかしたい所存ですが酒がつきたので小休止
51創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:37:30 ID:+upnAO2u
世界のうなじ美人の半分を譲ってくれ
52創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:45:00 ID:HEq+yv3J
女「姉と妹と女の区別はついていますか」

男「不要です」

姉「なんだと」

男「私は台詞系を演じているのではありません。ただカオスうなじ精神です」

女「>>42の『同類項(うなじ)をまとめよう』に勝るネタが浮かびますか」

男「まったくもって自信がありません」

姉「仕方ないと思います」

妹「タルタルソースおいしいです」
53創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:48:29 ID:HEq+yv3J
男「この洞窟のなかに強力なうなじアイテムがあるそうです」

女「たいまつ暑いです」

姉「暑いのでポニーテールにします」

妹「ではツインテールで対抗します」

男「そんなうなじでは世界は取れません」

女「日本髪に挑戦します」

男「それはまだ待って下さい」

女「?」

たからばこがある
 ・あけます
ニア・まきます

男「かんざしを手に入れました」

女「かんざしの使い方がわかりません」

姉「ゆとりめ」

妹「ゆとりめ」

男「まったくだ。妹、やってやれ」

妹「ここではグーグルが調べられないようだ」

女「同類め」
54創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:51:45 ID:HEq+yv3J
妹「かんざしでツインテールにしました」

男「一本足りません」

妹「なので片方は割り箸です」

男「割ったら一本多いです」

姉「それを私が使います」

男「ポニーテールは表現不能ではないでしょうか」

姉「十分な長さがあれば可能です。このように」

くるくるぴっ

男「さすがです」

女「私はどうしたらいいですか」

男「バリカンで刈り上げるというのはどうでしょう」

女「それはうなじでしょうか」

男「大丈夫です。うなじは差別されません」

女「本当でしょうか」

男「ただしあなたは差別されます」

女「ではいいです」
55創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:59:42 ID:HEq+yv3J
魔王「北の国にやってきました」

側近「ついてきました」

大魔王「ついてきました」

魔王「とりあえずラーメン食います」

側近「ゴチになります」

大魔王「ゴチになります」

魔王「冬でもラーメン屋のなかではうなじが散見されます」

側近「おっぱいはあまり判りません」

大魔王「エロパロ行きです」

PTA「エロパロ行きです」

側近「居たのですかPTA」

PTA「PTAはどこにだっています。ゆめゆめお忘れなきよう」

大魔王「この味噌ラーメンなかなかじゃねえか」

??「ふん、こんなラーメンを美味しいと言うようじゃまだまだだな」

側近「誰だ貴様。我々の正体を知っての狼藉か」
56創る名無しに見る名無し:2009/08/09(日) 00:08:27 ID:obj1/NZw
男「知ってるさ。そこのが魔王で、お前が側近、PTA、のりピー、そして大魔王……違うか?」

大魔王「ふっ、我が名声がこんな遠くにまで知られているとはな」

のりピー「時事ネタ自重」

男「俺は究極のうなじを探してここまで辿り着いた」

魔王「なんだと。聞き捨てならんな」

大魔王「まあ待て。先ずは話を聞いてやろうじゃないか。――それで、究極のうなじは見つかったのか?」

男「ああ……」

男はゆらりと立ち上がる。
それから彼は胸元に手を当て、天を仰ぎながら目を閉じた。

男「究極のうなじは……万人の、心の中に……」

魔王「おお……」

大魔王「おうふ」

ファンファーレ、エンドタイトル

そして物語はスタッフロールに至る……。

(完)
57創る名無しに見る名無し:2009/08/09(日) 00:18:57 ID:I1XH2tjR
( ;∀;)イイハナシダナー
58新ジャンル「うなじ」:2009/08/09(日) 21:56:49 ID:I1XH2tjR
男「なあ」

うなじ「何?」

男「今度の休み、どこかに行かないか?」

うなじ「海に行きたい」

女「私は山に……」

男「そうか。海か。楽しみだな」

うなじ「うん」

女「……」
59新ジャンル「うなじ」:2009/08/09(日) 21:57:40 ID:I1XH2tjR
男「なあ」

うなじ「何?」

男「部屋の温度、暑すぎたりしないか」

うなじ「そんなことないよ」

女「あの……少し冷房が効きすぎて寒いので少し……」

男「丁度いいか。ならよかった」

うなじ「うん」
60創る名無しに見る名無し:2009/08/09(日) 21:58:15 ID:wR5+fKDn
二口女かよw
丁度うなじ辺りにありそうだな、口
61新ジャンル「うなじ」:2009/08/09(日) 21:58:20 ID:I1XH2tjR
男「なあ」

うなじ「何?」

男「あれからどうしてる?」

うなじh「いじめられてる。名前のせいで」

男「そうなのか」

うなじh「うん」
62新ジャンル「うなじ」:2009/08/09(日) 21:59:15 ID:I1XH2tjR
男「なあ」

うなじ「何?」

男「俺はHなうなじの方が……好きだぜ」

うなじh「うん。ありがとう」
63創る名無しに見る名無し:2009/08/09(日) 22:01:15 ID:I1XH2tjR
以上投下終了
64創る名無しに見る名無し:2009/08/09(日) 22:01:35 ID:obj1/NZw
なんてことだ……
同類項でまとめられただけで、何も変わっちゃいない……ッ!!
65創る名無しに見る名無し:2009/08/10(月) 20:05:18 ID:590Ol2gV
Hなうなじ…俺も嫌いじゃないぜ
66創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 02:00:16 ID:crY+Px07
このノリはいい
67創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 21:31:07 ID:eSLToCHm
うなじが美味しい季節になったな
68創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 22:03:10 ID:+zJc4G4Y
節子それうなじやない
うなぎや
69創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 22:11:38 ID:q4zXj9b4
節子「えー」
うなぎh「えー」
70創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 22:17:16 ID:+zJc4G4Y
Hなうなぎは……エロパロ行きです
71創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 22:29:05 ID:q4zXj9b4
うなぎh「エロパロ行きかよ!人間の都合で養殖しやがった癖に!!」
72創る名無しに見る名無し:2009/08/21(金) 02:58:56 ID:AV+F5XzE
うなじはnape。うなぎはeel
ひとつ勉強になったね
73創る名無しに見る名無し:2009/08/21(金) 12:20:59 ID:/F4m8UdO
eel←ガチャピンに見える
74創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 00:22:40 ID:qON+15Ni
未だに生態が明らかでないらしいですね
この前ようやく野生で子供を宿したのが見つかったらしいですよ
75創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 00:46:00 ID:zZqu/aA6
野生のガチャピンが妊娠とな?
76創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 15:38:42 ID:+EDTWGfY
妊婦となったガチャピン(♀)のうなじがどれだけ魅力的かに
ついて語ろうとするとは・・・このスレ、恐ろしいスレっ!?
77創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 23:01:11 ID:zZqu/aA6
ムックは、同じベッドで自分に背を向けて丸まっているガチャピンを見
つめていた。いや、ガチャピンの緑色のうなじを見つめていたのだ。彼は
ガチャピンのうなじのきぐるみのような肌触りも、そこから生えるトゲも、
全てを気に入っていた。
「ねえ」
「なんですか、ガチャピン?」
ガチャピンが後ろを向いたまま甘い声で話しかけてきても、彼がうなじ
から目を離すことはなかった。
「ぼく……妊娠しちゃったみたい」
「なんですと!?」
口調だけは驚いてみせるが、内心ではそんなことはどうでもいいと思っ
ていた。彼の意識はなおも、美しいうなじにだけ向けられていた。
78創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 23:23:01 ID:+EDTWGfY
やめてけれwwww
GJwww
79創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 21:59:12 ID:T2jmtdq+
やwめwろwwwww
どこから出たその発想www
80創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 15:16:51 ID:xaO7VaXz
やっぱり緑色は至高の色ですぅ
81創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 16:14:31 ID:EvT+BGcM
赤こそ究極なのだわ、ですぞ
82創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 21:59:30 ID:pNWdUmRq
 夏は暑い。
 古びた安アパートの四畳半となればその暑さは更に増す。
 部屋にたった一つしかない窓を全開にして、扇風機だけを頼りにぐったりと横になる。
 その隣では長すぎる髪をくくりもせず畳に流した少女がケータイをいじっているが、やがて飽きたらしくケータイが畳に放り出された。
 そしていきなりシャツの袖をくいくいと引っ張られる。
「今年は土用の丑の日が、なんと二回もあったんだよー」
「へー、それは今更だな」
 丑の日なんぞとっくに過ぎ去り、もう九月も目の前にしたこの時期に言われてもどうしようもない。
「はー、食べたかったな。うなぎ」
「はいはいシーチキンで我慢しような」
「うなぎ食べたいなー」
 エアコンを買う金もなく扇風機で暑さを乗り切ろうとする我が家で、よくもこれだけのわがままが言えるもんだ。
「やっぱりうなぎ食べたいなー」
 無視かよ!
 こちらの台詞など聞いちゃいないとでも言わんばかりの態度で要望だけを口にする。
 なんともいやらしいポストプレーだ。
「あー、口に出したら本気でうなぎが食べたくなってきた」
「ほんっと、どうしようも無い奴だな!」
「うなぎーうなぎー!」
 身体を揺さぶられてもでないもんは出ない。
「うちは貧乏だ! あきらめろ」
「やーだーうなぎーうなぎー、もううなぎを求めて心も体も待ち構えてる状態なの!」
「ガタガタ抜かすと夕飯抜きな?」
「……ぶー」
 だいたいお前うなぎは小骨があるから好きじゃないって普段言ってただろうが。
「けちーけちー」
「ぐりぐりするな、あちぃ」
 不満を表すかの様に頭を背中にぐりぐり擦りつけられて、摩擦熱で熱い上に鬱陶しいことこの上ない。
「ぐだぐだしてないでなんか別のこと考えろ」
「別のこと、うーん」
 適当に流すと何故かその通りに考え込むそぶりを見せる。
「……そういえばうなぎとうなじって似てるよね」
 何故か視線がこっちに固定される。
 どこを見ているのか分からないが、嫌な予感に首筋がちりちりした。
「一文字違いでえらい違いだぞおい」
「もしかして味も似てたりして」
 にじりにじりと寝っ転がっているこちらに顔が近づいてくる。
 その顔は思いついた名案を実行しようとする好奇心に満ちている。
 おーい、何考えてんだ。馬鹿馬鹿しい。
「は、んなわけあるか」
「泣かぬなら泣かせてみようホトトギスって言うよね」
「たぶん泣くの漢字が間違ってるだろ、泣くじゃなくて鳴くだぞ」
 じりじり近づいてくる相手の行動が何となく読めてきて、思わず距離を取ろうと背中を向けるが悲しいかなここは四畳半。
 即座に壁にぶち当たり前方の逃げ場を失い、慌てて方向転換をする前にくわっと飛びかかられる。
「一舐め! 一舐めだからセーフ!」
「んなわけあるかアホー!」
 がっしりとTシャツと腕が押さえられふりほどくにふりほどけない。
 というか振り回しても取れない。
「うぎー! うなじぃいいーー!」
「ぐぎゃあああああ」
 がっしと両肩に腕が回ったかと思うと顔が近づいてきて、そのまま柔らかな舌がうなじに這わされる。
 それも一回では済まされず、ねっとりと舌を這わされたかと思うと今度はぺろぺろと舐められて緩急を付けたその攻撃に背筋にぞわぞわとしたものが駆け巡る。
 思わず力が抜けて座り込むと最後にちゅっと吸い付いたあとやっと解放される。
 そして、
「うなぎなくてもうなじがあれば、あと百年ぐらいいけるんじゃないかな」
 と訳の分からない感想が述べられた。
 その顔は非常に輝いていて空恐ろしい。
 思わず自分のうなじをかばうために手をやると今度は露骨にがっかりされた。

もわり
83創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 22:01:51 ID:pNWdUmRq
何げに某所の雑談と電波がかぶってて驚いた
84創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 22:02:35 ID:g1R2bpqQ
うなじがうなぎの代用品なのではない、
うなぎがうなじの代用品なのだ!
85創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 22:05:05 ID:xaO7VaXz
つまり、うなじはうなぎ百年分に相当するということだな
86創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 22:16:53 ID:ctw0a/rl
つまり、うなじさえあれば人は生きていけると。
至言だな
87創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 22:25:08 ID:EvT+BGcM
これが…うなじの光か…
88創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 22:26:34 ID:xaO7VaXz
こうやって人とうなじは分かり合っていくんだな…
89創る名無しに見る名無し:2009/08/28(金) 00:38:06 ID:2mz+Fi8I
うなじは見て愛でるだけでなく、逆に自分のうなじが攻められるのも悪くないかも
なんか目覚めた気がする
90創る名無しに見る名無し:2009/08/28(金) 18:12:37 ID:2mz+Fi8I
「うなじ責めですぞ」
「なに言ってるの?」
突然のムックの言葉にガチャピンは困惑していた。――うなじ責め。そ
れが何を意味するかは分からない。しかし、そこに何か淫靡な響きが含ま
れているのは感じることができた。
「うなじでうなじを責めることですぞ、ガチャピン」
「うなじで……うなじを……?」
分からない。言葉の意味だけではない。ムックという男が自分には分か
らない。ガチャピンは、いつも自分のそばに居て、そしてこれからもそう
であろうこの赤毛の男が、どこか遠くへ行ってしまったように感じていた。
「ささっ、ガチャピン、後ろを向くんです」
「こうでいいの?」
ガチャピンは、このままでは何か恐ろしい、取り返しのつかないことが
起こる気がしていた。しかし、どうしていいのか分からない。ただムック
の言葉に従うことしか出来なかった。
91創る名無しに見る名無し:2009/08/28(金) 18:13:25 ID:2mz+Fi8I
「さあ、そしてわたくしとガチャピンのうなじをこすりつけあ……ギャー
ーー! ですぞ」
ムックの悲鳴に怯えたガチャピンは慌てて振り返った。そこには赤毛に
覆われた首もとを一層紅く染めたムックが倒れていた。棘だ。ガチャピン
は思い至った。自分の首にはえる棘のせいでムックはこのような無惨な姿
になったのだ。ガチャピンは、破滅の予感を感じながらも惨劇を止めるこ
とが出来なかった自分に深い絶望を感じていた。
92創る名無しに見る名無し:2009/08/28(金) 18:14:11 ID:2mz+Fi8I
以上投下終了
93創る名無しに見る名無し:2009/08/28(金) 18:24:37 ID:geykgaev
ムックの実行力が怖いwそりゃそうなるよね!
94創る名無しに見る名無し:2009/08/28(金) 21:49:38 ID:T1M8cBUB
ガチャピンムック再びwww
ムックもやる前に気付けw
95創る名無しに見る名無し:2009/09/01(火) 19:55:27 ID:jY3Aasvp
でもムックて、うなじ属性よりもふもふ属性だよな
96創る名無しに見る名無し:2009/09/01(火) 21:03:39 ID:LRht8lwf
うなじとモフモフが合わさり最強に見える
97創る名無しに見る名無し:2009/09/01(火) 21:08:31 ID:jY3Aasvp
やはりうなじSS書いてないと駄目か
俺もがんばって書こうと思ってるがなかなか大変だぜ
一級職人の証っていうだけの事はあるよな
書いてる人憧れちゃうな
98創る名無しに見る名無し:2009/09/05(土) 22:38:52 ID:vh6iDlKj
ついにフェチ総合スレが立ったようだ
こっちも負けずにがんばらないとな
99うなじペロッペロ1/2:2009/09/12(土) 21:14:48 ID:vMh+zs7j
 相変わらずの四畳半。泣いても笑っても狭苦しい。加えて残暑で暑苦しい。
 そんな部屋の中で相変わらず長すぎる髪を流しっぱなしにした少女、いやアホがうろう
ろしている。
 目的なく部屋中をうろつかれても鬱陶しいだけだ。
「うなじー、うなじー」
 先日人のうなじをなめ回してくれたアホが見え見えな態度で隙をうかがっている。
 というより隙あらば飛びかかってくるが、あれ以降は一度も舐めさせてはいない。やら
せてたまるか。
「うーなーじーー!」
「いい加減しつこいな!」
「いいじゃんケチ! 減るもんじゃなし!」
「うるさい」
「ケチーケチー! ハゲろー!」
「ああん?」
 誰がハゲだ。
 好き勝手な言いぐさに流石に腹が立ってくる。
 無表情にその両腕をきつく掴んでやると、一瞬驚いた顔をされるが即にらみ返される。
「ううー」
 一生懸命ふりほどこうと腕に力を入れているようだがそこは男と女、そう簡単に逃げら
れる訳がない。
 しばらく無言の力比べが続くが、先に音を上げたのはあちらの方だ。
「うぐ、言い過ぎてごめんってばー」
 お遊び気分が抜けたのかしょんぼりと謝ってくるがもう遅い。
 観念させたところで更にぐいぐいと壁に背中を押しつけてやると露骨に体をすくませる。
「ひゃう、ごめんなさい……放してぇ」
 目に涙を溜めて謝ってくるが、当然この程度で終わらせてやるつもりはない。
「お前ケチって言ったよな?」
「うぇ?」
 意味が分からないとでも言いたげな声に意地悪く笑ってやる。
 ここでやっと見せた笑顔にあちらの表情がこわばり冷や汗が流れていく。
「うなじを舐めさせない俺を非難したんだから、もちろんお前はうなじを舐められても平
気なんだよな?」
「えーっえーっ! な、舐められるのと舐めるのとでは全然違うと思うなあぁ〜?」
 今更言い訳しようが謝ろうがもう遅い。
 言って分からないのなら肉体言語を駆使するまで。
「はっはっは、問答無用」
「うびゃあああああああああー!?」
 さっと首筋に顔を埋めると、必死に顔を背けられるが好都合だ。
 より近くなった目標に向けて更に突き進む。
 逃げ腰な体を引き寄せて、鼻で髪をかき分けうなじにたどり着く。
 うなじからはわずかな汗とシャンプーの両方が混じった香りが漂っていた。
 それらをいっそ吸い尽くすつもりでスゥと大きく吸い込む、それも一度や二度ではなく
何度も何度も。
 それに気付いたアホは必死で暴れだそうとするがしっかり押さえ込んで逃がさない。
100うなじペロッペロ2/2終:2009/09/12(土) 21:16:05 ID:vMh+zs7j
「いーやあああああああ! 変態だーーーー!?」
 人のうなじをなめ回してくれた過去はアホの中では既に無かったことになっているらし
い。
 よくもそれだけ自分のことを棚上げできるものだ。
 だがせっかくなのでうなじ独特の香りで肺を満たし、うなじから鼻をはなさずトドメを
刺してやる。
「安心しろ、メインディッシュはこれからだ」
「やだぁ! やめ、ひゃぐう!」
 恐怖を煽られたアホが再び暴れ出すが無駄な抵抗だ。
 前にやられたとおりに、いやそれ以上にゆっくりと、なおかつねっとりと舌を這わせる。
 そしてわざとぴちゃぴちゃと音を立ててやればいやいやをするように首を振って逃れよ
うとするが、それさえも利用するつもりでなお舌先でうなじを追いかける。
 最初はうっすらとかいた汗の味を感じていたが、舐め続けるとすぐにそれは失せ消え少
女の肌独特の甘い物に変わる。
 頃合いを見計らい舌先で特に生え際を重点的に攻め込むと、嗚咽を飲み込んだのどの
震えがひくりひくりと伝わって来た。
 嫌だ嫌だと訴える声も分かりやすく震えていて、すぐ傍まで決壊が迫ってきているのが
分かる。
 そろそろ終わりだなと感じながら軽く唇でうなじの生え際の毛をはさんでしゃぶり上げ
た。
「んっああふぁ、あ、あっ、やだぁアホー!」
 じゅるじゅると吸い上げる音に反応してとうとう相手が泣き出す。
 これ以上はやりすぎだ。
 前にされたように最後にちゅっと、ただしあのとき以上に強く吸い付いてから両腕を解
放してやると崩れ落ちるようにへなへなとその場に座り込む。
 うつむいていて顔は見えない、長すぎる髪に隠れてうなじも見えない。
 だがぐしぐしと顔をこする様子から相手が泣いていることははっきりと分かった。
「おーい、大丈夫か」
 へたり込んだ相手を気遣い、こちらもしゃがみ込み背中をさすってやる。
 ちょっと可哀想だったがいい薬になっただろう。
「お前もこれからは自分がされて嫌なことは他人にやるなってことうごお!?」
 深々と相手の肘が腹に突き刺さる。
 思わず腹を抱えて前のめりに倒れ込むと、すっくと立ち上がりこちらを見下ろすアホと
目が合う。
 ギロリとにらみつけてくるその顔はさっきまで泣いていたとは思えない。
 くそっ、なんて切り替えの早さだ。
 のっしりと人の背中の上に陣取ったアホは全体重をかけてこちらを押さえ込んでくる。
 当然アホが狙うのはただ一つ、復讐という無意味な行為だ。
「百万倍うなじ返ししてやる」
 逆恨みだろ、それ。

もあり
101創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 21:18:02 ID:vMh+zs7j
100はいただきました
うなじペロッペロリベンジ終了です
102創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 22:38:00 ID:2PujUP75
なんてうらやましい報復……
代われ! 俺と代われ!
103創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 16:04:18 ID:S+PTUd7W
秋がやってまいりました
うなじの秋です
104創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 17:15:01 ID:CEDwp94L
冬に向けて生うなじが減って行く季節ですな
まこと風流
105創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 17:39:37 ID:S+PTUd7W
しかし、直に見えないからこそ、そこには無限の可能性が広がっているのです
106創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 20:42:58 ID:VvYlyNE0
見えないからこそ創造がかき立てられるッ!
神秘性の先にある可能性ッッッ!!
扉の向こう側にソレはある!
おまえにもわかるはずだ、その神々しさが
俺は知ってるぞ、それに対する重要な事実を掴んだ
しかしそれを説明するにこの余白は狭すぎる
107創る名無しに見る名無し:2009/09/26(土) 16:51:22 ID:/M3RDiO4
108創る名無しに見る名無し:2009/10/27(火) 20:09:30 ID:jamLFOQ2
N氏は高級感漂うソファーの上で、部下に手渡された資料に目を通していた。
そこは全日本うなじ連盟の会長室で、彼がその主だった。
「国民のうなじフェチ率もついに七割を超えたか……」
「はい。連盟の活動の成果です」
N氏の呟きに部下が応えた。
「うむ。ようやく、うなじのエロティシズムが一般に理解されたということか。たった三人で北関
東うなじ連盟を立ち上げたのが、まるで昨日のことのようだ」
追憶に浸るN氏に気を使ったのか、部下の男はそっと部屋を出て行った。
N氏はしばらくはそのまま過ぎし日々を懐かしんでいたが、部下が完全に部屋から遠ざかったの
を確認すると、おもむろに秘蔵のえっちな本を取り出した。
しかし、その本に向けられたN氏の視線には密やかな娯楽を楽しんでいる様子は感じられず、む
しろ苦悩のようなものすら見て取れた。
「まさか、うなじフェチが一般化したせいでこんなことになるとはな……」
その本の写真に写る女性のうなじの部分には、全てモザイクがかけられていた。
109創る名無しに見る名無し:2009/10/27(火) 20:37:05 ID:uHqUCK0j
ワロタww
みんな!うなじ開放のために闘うんだ!
110創る名無しに見る名無し:2009/11/08(日) 02:56:45 ID:6aeUv1wb
もうすぐ冬です
うなじの季節です
111創る名無しに見る名無し:2009/11/15(日) 02:14:41 ID:ccGrcEkp
冬はマフラーや厚着によってうなじが隠されてしまう……
しかし想像してみたまえ
暖かい室内に入りマフラーを外すときに見える、うなじのチラリズムを!
112創る名無しに見る名無し:2009/11/15(日) 16:39:07 ID:j7BWUF4f
寒さで鳥肌が立ったうなじ最高です
113創る名無しに見る名無し:2010/01/01(金) 00:16:09 ID:cLuMZrjG
あけおめ!
振り袖のうなじは至高
114創る名無しに見る名無し:2010/01/01(金) 00:51:32 ID:utFhp5a8
うなじおめ!
115創る名無しに見る名無し:2010/01/01(金) 01:04:25 ID:XGEoO+2g
うなじイエーイ!
116創る名無しに見る名無し:2010/03/29(月) 20:54:43 ID:4cPgJ0L8
創発の奥深くに眠っているスレを上げちまうぜヒャッハー
117創る名無しに見る名無し:2010/05/13(木) 02:10:01 ID:X+agxlu7
盆の窪って重要なポイントだよな
118創る名無しに見る名無し
土用の丑の日なのにうなじスレ用の作品を用意していないとは、とんだ失態を演じてしまった