451 :
創る名無しに見る名無し:
KYテレビ 入口前
「ここかしら」
「うわぁ〜 一際デカイ建物だねぇ」
「ピョー…」
「ここからは私一人で十分
あんた達はどっかいってなさい」
「え〜 なんでよぅ」
「あら この私が気を使ってあげてるのに
こんなトコ入ったらいつどこでカメラ小僧にパチられるか分からないでしょ」
「あ そーか…
分かった にゃん達はホテルかどこか行ってフーリャンちゃんの出演を待ってるよぅ!」
「ふっ 録画しときなさいよ」
452 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/12(火) 16:30:42 ID:gStuzY5m
ザッ
サササッ!
「おまちください
あなたは関係者の方ですか? ここへは許可証がなければ入れませんよ」
「あ? 何よ…」
ツカツカ…
ササーッ!
「許可証がないのなら通すわけにはいきませんっ!!」
「失礼な… おいこらアブラゴリラ
この私が誰だかわからないの?」
「申し訳ありませんが存じません タレントか何かの方ですか?」
「違うわよ
こっちはあんたらに呼ばれて来てやったのよ ねぇ」
ズズイッ
ピピッ
「えー本部本部 正面玄関に変質者あらわる」
「誰が変質者じゃーーーーー!!!!!
あまり怒らすとぶっ放すわよ!!!!!」
「本部!本部!
正面玄関の変質者 テロリストの可能性あり!!!!」
「ブッアレす!!」
ざわざわざわ…
「!!!!!!
はっ!! あの方は…まさか!!!!!」
ダダッ
ゴゴゴゴゴ……
「私をこけにした報いを受けなさい」
「ひぃっ!!」
ズダダダダダダーッ!!!
「待て待て!! 待ってください〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
キキーッ!
「おい警備ゴリラ! その方をお通ししろ!!!」
「し しかし」
「バッキャローーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ 口をつつしみやがれーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
この方が あの!!! 大魔女フーリャン様だぞォーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
ざわざわっ…
『な…………ッ!!!!?』
『本当にきやがったぞ…!!!!!!!』
??「………大魔女フーリャン…あの女が」
453 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/12(火) 18:04:44 ID:gStuzY5m
ロビー
『も〜〜〜〜〜ぉうッしわけッありませんでしたァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!』
ズララァ〜
「気をつけなさいよね」
ざわざわ… ヒソヒソ
「見れよ… 上層部の人間がみんな土下座しているぞ!!」
「社長にッ…会長までいるぜ!!」
「まさか本当に来るとはなぁ〜…大魔女フーリャン!
『超真ん中』のプロデューサーの熱意が通じたか」
「希代のワルにして世界を救った英雄だで… 俺達は今伝説を前にしているでよ…」
「しかしなんだあのファッションは」
「とんがり帽子にマント…まさに魔女といちた紫色の服…そしてミニスカにルーズソックス!」
「時代錯誤も甚だしいときたもんだ!」
「しっ!聞こえるぞ…! 奴を怒らせると街一つが消えると聞く…」
「ジェノサイダーい魔女か…」
「聞こえてるわよ ゲリ ウンコ メコレ」
ブチュッ… ブリィーーーーーーーッ ブッブッ…ビシャアアァァァーーーーーーーーーーーーッ ドッチャアアアアアアアアアアアアァァァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
「最終すかしっ屁バージョン」
ス〜…
『くさやァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バタバタバターーーーーンッ!!!!!!!!!
モワァ〜ン… キンッ!!
??(匂わナイス!…危なかったな…
…この凶暴性…噂通りだ…)
454 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/12(火) 20:30:39 ID:gStuzY5m
VIP用楽屋
「では! 『超真ん中』に出演していただけると!!!!!!!!!!!」
「えぇ」
「おぉぉっ…“英雄”フーリャン様がご出演ともなれば
これはいまだかつてない視聴率たたき出されそうですな!!!!!!!!!!!!
いやはや 根気よく手紙出したかいがありましたっ!!!!!!!!!!!!」
「あんたが手紙出してたの」
「え〜はいっ!!!!!!!!!!!!!
私『超真ん中』のプロデューサーを努めるプッシュ太郎です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それはそうとフーリャン様!!!!! こちらの台本をご覧ください!!!!!!!!!!!!!!!!」
「台本なんてあるのね」
「え〜 といってもさわりの部分だけですが!!!!!!!!!!!!!!!!
フーリャン様の登場シーンはド派手にしようと思ってまして!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ふっ それは良い心掛けね
それなら特別に魔法を炸裂させてあげましょうか?」
「あ あぁいやっ!!!!!!!!!!!! 魔法はいいです魔法は!
狭いスタジオですしっ!!!!!!!!!!!!!」
「あらそう…」
「今夜はフーリャン様がご出演という事で特別枠をいただきましてね!!!!!!!!!!!!!!!!
『2時間ぶっつづけ大魔女フーリャン祭りSP』という事で
フーリャン様にインタビュー形式でその秘密に迫る! ってな感じで!!!!!!!!!!!!!!!!」
「私の秘密ねぇ…」
「本場は5時間後になります!
今夜テレビの歴史が変わりますぞォォォッッ!!!!!」
「あんたうるさい
出番まで私は寝る」
「は はいぃぃっ!!!!! では失礼します!!!!!!!!!!!!」
ササッ… ガチャンッ
スタコラサッサーーーー
「静かになった… 寝よ」
ガバッ ゼットゼットゼット…
コソコソ… ザザッ!
??「………」
455 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/12(火) 22:00:56 ID:gStuzY5m
マッハ湖
「ひなこさんの作品でしたー」
パチパチパチ…
「あらやだわ恥ずかしい」
「ひなこさん!素晴らしい川柳じゃったぞ!」
「もぉ〜おべっかはいらないよサナちゃん」
「いやいや 本当にいい作品じゃった!」
「ウフフ ありがとう
そろそろサナちゃんの出番ね 楽しみだわ」
「ふふふ 楽しみにしていてくれい」
グッ!
(フーリャン達の方ももうアリーモンに到着したころじゃろな…
そうなれば早ければ今晩… 要チェキじゃな)
「つ 続いてはサナバーさんですねー
どうぞ前へー」
「うむ」
ザッ!!
「見せちゃる… 我が力作ッ!!」
ザザンッ…
アリーモン ビジネスホテル
「わぁい! ベッドふかぁーふかぁー」
「あいー…やっぱり都会は違うよぅー
安いホテルでも豪華だもんねぇ」
「そういやフーリャンちゃん今頃どうしてんだろ
打ち合わせとかかな」
「テレビテレビー!」
「まだ出ないと思うよぅ?」
ポチッ
『右でもない!左でもない!常に“正確な情報”を皆様へお伝えする正統派報道番組…「超真ん中」が今夜!伝説になる!!』
「あ フーリャンちゃんが出る番組のCMだ」
456 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/12(火) 22:18:52 ID:gStuzY5m
『ついにコンタクトに成功ッ!!
生ける伝説の超スペシャルゲストが「超真ん中」にやってくる!!!
今夜は2時間ぶっ通し!「大魔女フーリャン祭SP」だァーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!』
「フ フーリャンちゃん!!!!!!?
『潰した街の数約100ッ 被害者100万人以上ッ!!!!
世界最凶最大デンジャラスボンバー大魔女フーリャンの秘密に迫る!!!!!!!!
幼少期の赤裸々話から1年前のあの事件の真実までっ!!
スバリ聞いちゃうこりゃ大変だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
歴史の教科書の1ページになる事確実ッ 絶対に見逃すなーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
「………
もうCMが…!
こりゃかなりの大事になりそうやでっ……」
「わくわくー!」
VIP用楽屋前
??「……」
スッ… カチャンッ
キイィィー…
??(…………)
そろりそろり
??(……?
居ない…そんなバカな)
キョロキョロ
「人が気持ちよく眠ってるのにノックもなしに入ってくるとは 礼儀のなっていないやつね」
??「!!!!!!!!」
バッ
ビタンッッ!!
「動かないで
動いたらその喉をスリ潰す」
ヒヤリ
??「………くっ」
457 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 00:22:12 ID:nGvO3idm
ググッ…
「や やめてくれ…」
「何しにここへ来た?」
「………」
グッ!!
「げぐぇっ…… しゅ 取材…だッ」
「取材?」
スッ…
「はぁっはぁっ… 僕の名前はエンデリル
人は僕を熱血の突撃レポーターと呼ぶ」
「…で?」
「大魔女フーリャン氏!!
あなたにお話を伺いたい!!!」
「それなら今日のテレビでも見なさいよ」
「何を言うッ
電波で流れたことをただ書き連ねるなど三流レポーターのやることッ!!!
一流レポーターとはまだ誰も知らない情報を誰よりも早く知らなければならないのだッ!!!」
「知らないわよ
キッコー ウーラ メコレ」
ガシィイィーーーーーンッ!!!
「ぐわああああああああああああ!!!!!!!
こ これは衝撃事実だッ!!!!!!!!!!
大魔女は緊縛プレイがお好きィーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
「…………」
スタスタスタ… ヒュウ〜〜ン
「? 何故窓を開ける?」
ツカツカツカ
「よいしょっこいしょ」
ズル…ズル…ズル…
「!? 何をする?
…まさか…窓から突き落とす気かッ!?」
「……」
ニコリ
「や やめれーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕という人間が死ねばッ 世界中の人々の“知りたい”という欲求が爆発してしまうぞーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ノー ゴシップ ノー ライフ!!!!!!!!!! ノー ゴシップ ノー ライフ!!!!!!!!!!!!!!! ノー ゴシップ ノー ライフ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
458 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 00:49:06 ID:nGvO3idm
「知らないわよ 出歯亀野郎が
よっこらセップク」
ヒョイ
ヒューー…ン
「ぎゃーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
ここは10階…落ちたら死ぬじゃないか君ーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!」
「うん知ってる」
ニッコリ
「じゃやめ…」
「いやだ」
パッ!
「ハッ…………… ぎゃあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」
ヒュルルルルルルルルゥ〜〜〜〜〜ッ
「フワラル ローロー メコレ」
キンッ!
フワッ! フワ…ユラユラユラ〜…
「!!? ゆっくり落ちていくぞっ…!!!?
まさかこれが彼女の魔法かッ?!!
な なんにしても助かっ………ハッ!!!!!!」
バッ!!!
「この下には… 人・人・人…… そして今の僕は空飛ぶ亀甲縛り男……!
ぐわああああああああああああああああああああーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これでは僕はマジモンの変態ではないかァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レポーターがゴシップになっては洒落にならんぞ助けてえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パタンッ
「さて 寝ましょう」
このノリ好きだwww
460 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 01:10:24 ID:nGvO3idm
そして…19:00
「フーリャン様!出番です!」
「あらそう」
マッハ湖
「さて どうじゃ」
ポチッ
アリーモン ビジネスホテル
「わくわくぅっ」
「わくわくー!」
ポチンッ
――――――――…
ジャラァーーーーンッ ジャンッ パァラァパァーラァーッ パンッ ボエ゙〜…じゃんっ
「テレビの前のみなさんこんばんナーゴ」
ぺこり
「こんばんナーゴ」
ぺこ
「司会のヅラオです」
「アシスタントのセルライターXです」
「Xさん」
「はい」
「かわいいねぇ〜」
「なんでやねん」
バシッ
\どっ/
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「………」
「………」
しーん
==テレビの前(サナバー)==
「………」
しーん
====
「えー はい 大爆笑いただいた所でね 番組始めたいと思いますー」
461 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 01:40:08 ID:nGvO3idm
ドダドドォーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!
『超真ん中』特別編…
たった2時間の伝説が世界を揺るがす…
大魔女フーリャン祭SPッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※字幕付
「今夜あなたは歴史に残る夜を目撃する」
「今回も深海から宇宙…歴史…乳首の毛など 様々な分野の権威にパネラーとしてお越しいただきました」
「しかし そのどいつもこいつもが雑魚に等しい 今夜のゲストの前では…」
『なんだとコラアアァッ!!』
BOO!
「黙れ乳首親父コラアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!
てめぇが1番いらねぇだろクソがあああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「んだとヅラテメェオイやるかコラ あぁッ?!!!!!!!」
「上等だてめぇオイ誰か戦闘ヅラ持ってこいオラァァーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
※しばらくお待ちください
==テレビの前(サナバー)==
「フリーダムな番組じゃな
それともゲストがフーリャンじゃから気がたっておるのか」
====
数分後
「えー 一部グロテスクな部分がありました
大変申し訳ありませんでした」
「ハァハァ… さて… へへっ
そろそろご登場いただきましょう…
世紀の大魔女…フーリャン様です!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーーンッ!!!!
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「来るピョイィー!」
「だ 大丈夫かなぁ… なんか不安になってきた…」
462 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 02:21:55 ID:nGvO3idm
パー パーパラ---! パ-----ラ-------!!
ガショーーーーン…
※(字幕)上部からゴンドラの様なものが降下
その上には人影が
ピカァーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!
※人影は大魔女フーリャン 杖を振り上げポーズし司会とパネラー陣を見下ろします
==テレビの前(サナバー)==
「………」
あんぐり
====
ガショ〜ン… ガコッ
※ゴンドラ 途中で止まる
「とうっ!」
シュバッ!!
※大魔女フーリャン 勢いよく飛び華麗に着地 その際さりげなく「シュッ」と声を漏らします
「世紀の大魔女フーリャンとは…私の事よ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャジャーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※決めのポーズ とんがり帽子を微妙にズラしているのがポイント
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「何この演出!!!!!!!!!!!!
しかもフーリャンちゃんめっちゃノリノリだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴンドラw
464 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 03:04:13 ID:nGvO3idm
「さすが大魔女ですねぇ
登場から派手です」
「フッ
ヒュライラ メコレ」
ふひゅううぅぅぅぅぅぅぅっっ ふぁっさー
\どっ/
※挨拶代わりとばかりに風を操り司会者のヅラを飛ばす大魔女
爆笑に包まれるスタジオ
「はっはは…とんだ挨拶ですな
ささっ どうぞこちらへ」
「はいはい しっかしクッッサイ場所ねぇココ」
「はっはっは オッサンオバハンしかいませんから」
\どっ/
※またしても爆笑に包まれるスタジオ 大魔女は席に座る
「さて 今日はフーリャン様特集 という事でね
まだ始まったばかりですが どうですか? こういうのは始めてだと聞きましたが」
「えぇ …といっても一昔前にも何回かテレビ新聞に出てたわよ
……主にこっちの話題で」
\どっ/
※大魔女 中指を立てる
それにスタジオはまたまた大爆笑
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「それ笑い話じゃないからッ!!!!」
====
「いや〜…想像より楽しい方だ
しかし奇抜なファッションですね
どこで売ってるんですかね?」
「『太古の魔法使いコレクション』って本に毎号付いてくる『魔女なりきりセット』を集めたのよ
創刊から2年かかったのよ 全部揃うのに」
「そ そうだったんですか
あるもんですね〜」
「さて それではこれから大魔女フーリャン様への質問コーナーです」
「おっ キタキタ!
目玉コーナーですよ〜!
フーリャン様に質問して そこから気になった部分を我々が突っ込んでいきますぞ〜!!」
リアルにコスプレだったのかよw
466 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 16:11:37 ID:nGvO3idm
チ〜ン カッチ カッチ
デデンッ
Q.あなたのフルネームは?
A.大魔女フーリャン
Q.何歳?
A.20 …何だその目は
Q.血液型は?
A.さぁ… 天才が多いというAB型じゃないかしら
Q.詳しい生年月日は?
A.分からない というか忘れた
Q.趣味は?
A.素潜り
Q.座右の銘は?
A.牛乳はよく噛む
Q.好きな食べ物は?
A.干し柿 イカリング パクチー
Q.嫌いな食べ物は?
A.サラダ たこやき 肉類
Q.好きな色は?
A.黒か紫
Q.将来の夢は?
A.永遠に私であり続ける事
Q.自分という人間を漢字一文字で表すと?
A.「無」
Q.最近買ったもので1番高かった物は?
A.あいつの人生
Q.仕事は?
A.んなもんしてる訳ないじゃない
Q.日々何をして暮らしているのか
A.最近は昔みたいなヤンチャも出来ないから大体寝てるか近くのねこをいびるかしているわ
Q.たくさんの魔法を使われますが お気に入りの魔法は?
A.ウンコ メコレ
ブファッブフォホォオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!
『ぎょええうぇえぇぇえぇえぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!』
A.あぁ…はは ごめんごめん
467 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 19:34:22 ID:nGvO3idm
「えー…思わぬハプニングもありましたが… コーナーはまだまだ続きます!
ここからは突っ込んだ質問が続きますぞ〜!」
A.好きな異性のタイプは?
Q.すぐ死ぬやつ
Q.こんなやつとは友達になりたくない! というタイプは?
A.そもそも友達自体いらないし
Q.今1番欲しい物は?
A.… ……ね…… …い いや 特にないわ…
Q.いつから そして何故魔女になった?
A.生まれた時から大魔女なんだからしょうがないじゃない
Q.どこで生まれたのか?
A.……忘れた
Q.現在 家族はどうしている?
A.…そんなの 知らない
Q.何故数年前まで破壊活動を行っていたのか
A.これ言っていいの? ただの暇つぶしよ
Q.何故破壊活動をやめたのか そのきっかけ
A.話す義理はない
Q.悪徳集団『超神会』を潰したという話は真実なのか
A.まぁチョチョイのチョイよね
==テレビの前(サナバー)==
「嘘つけ!」
====
Q.仲間がいるって本当?
A.仲間っつーか引き立て役兼下僕よね
Q.普通の人間だったら今何をしていたと思う?
A.そんなの考えたくもない
Q.嫌いな食べ物以外で苦手なものは?
A.手袋 …アレ なんか 不気味じゃない…?
Q.これだけは譲れない! 自分の体で1番自信のある部分は?
A.脚
Q.自分って変態だなぁ と思う部分は?
A.頭からお風呂に入る奴ってそんなに少ないのかしらね? 別に変態とは思わないけど
Q.一日の中で必ずやる事はある?
A.着衣式乾布摩擦
Q.最後に 視聴者の皆様に一言!
A.みんな死ね
468 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 21:28:55 ID:nGvO3idm
「はいー えーフーリャン様ありがとうございました
なんやかんやと聞いてきましたが そこから色々と膨らまして行きましょうかね
えぇっとまず… 20歳!若いですねー」
「――――…ぷ…」
「おいそこ 今笑ったわね?
何よ 20でこんな姿してるのがそんなにおかしいかしら?
こう見えても全年齢対応の服なのよ 文句あんのかコラ」
※Xに杖を突き付ける大魔女
「い いや! Xさんは今おならをしたんですよね!
まったくもーフリーダムですなぁ!!」
「…はい…」
「まぁいいわ… 次」
「は はい えーっと血液型知らないんですか
病院とかいかないんですかねぇ?」
「まーねぇ…生まれてこのかた病気になったことないし…」
「ほぉーっ!それはそれは!
大魔女フーリャン様の“健康の秘訣”とは一体ッ?」
「毎朝の体操かしら」
「ほぉ体操! それは一体どんな体操で?」
「やっていいの?」
「どうぞどうぞ!」
「じゃあ」
※前へ出るフーリャン 準備運動なのか腕を回したり屈伸したりしている
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「ま まさか…“アレ”をッッ?!!!!!!」
469 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 22:25:35 ID:nGvO3idm
「ハイじゃー大魔女式健康体操第一〜
シーデーイ モニン メコレ」
パチンッ
※呪文と同時に指を鳴らす大魔女
すると どこからともなく軽快な音楽が流れてくる
♪〜
※大魔女はリズムをとりながらいい笑顔 かなりカメラを意識しているようだ
ズンチャ ズンチャ ズンチャ
「♪手足ふ〜りふり 体ふ〜りふり おしりふ〜りふり 杖もふ〜りふり
♪今日も始まる大魔女生活 気を抜いたら待つのは死
♪大魔女体操日々の心掛け〜」
※小刻みにジャンプする大魔女
「ははは 女の子らしいかわいい体操ですな」
「♪敵が来た!魔力集中虐殺の構え〜」
コオォォ…
※大魔女の体 輝き出す
「♪ワン・ツー! ワン・ツー! 爆・殺!爆・殺!
♪バクサーレ!バクサーレ!バクサーレ メ・コ・レ!」
ボボッ…バッグォオォォオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
『ぎゃあああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
※突如魔法を炸裂させる大魔女 逃げ惑う司会とパネラー陣
「♪逃げても逃がすな狙ったがさ・い・ご! 私は許さな〜い…
♪キャッチキャッチ キャ〜ッチ!
♪キッコー!キッコー!ミナ キッコー ウーラ メ・コ・レ!」
カッシィーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『ぎゃあああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
※捕まる司会とパネラー陣
「(セリフ)あんた何が狙い? ………
ほう どうしても黙る気なのね いいわ
そっちがその気ならばこちらにも考えがある…
♪愚かなこいつをどうしてくれようか? 答えは簡単拷問しよう!
♪拷問最適0距離砲! ウンコ!ウンコ! ゲリゲロ ウンコ メ・コ・レ!」
ブッチュル…おヴぇえぇえぇあぁあぁぁぁ…ぶちゃあああああぁぁぁーーーーーーッ おぅえっギャボボォゲゲェーーーーーーーーーーッッッ ぶりっぢゅくっ… ガボヂュブリュブィイィィィィィィィィィィーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『ギュボばァアァアァァァァァァァ〜〜〜〜〜………』
※阿鼻叫喚の地獄絵図
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「やっちまった……」
470 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 23:19:54 ID:nGvO3idm
「♪ジャンプ!ジャンプ!
♪跳べ跳べフワラル! レーロー メ・コ・レ!」
ふわぁ〜んっ!
「♪そこから流れるよーうに流〜星ッ!
♪必殺コンボだ『流星墜』!!
♪隕石落としの力技! コメラド メティアール メ・コ・レ!」
ヒュアァアァァァァァ……… ドッゴオォオォォオオオォォォーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『ぎょええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!』
※KYテレビ壊滅寸前
「フーリャン様ァァァァッ!!!!!
もうっ…… いいです………ッ
もういいですから… もうやめて……」
「あら そう?」
フアァ〜ン… ストン
「第四まであったのに」
※不満げな大魔女
「い いや…… 時間の都合がありますからね…ははは……」
スタジオ裏
「プロデューサ!!
これヤバくないっすかぁ!!!」
「バカヤローーーーー!!! 何言ってんだ見てみろ!!!!
番組始まってからこの視聴率ッ!!!!!! 90%越えだッ… こりゃ100%もありうるッ……!!!!!!!!!!!」
「裏は釣り番組とカイワレダイコンの育成方法ですからねー マジで行けますよこれ」
「くっくっく…もっとハプニング起こせ大魔女フーリャあぁン……」
ゴゴゴゴ…
471 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/13(水) 23:59:53 ID:nGvO3idm
「いやぁー…ね フーリャン様の健康の秘訣は常人では決して真似出来ぬ境地であると判明した所で 次になりますね はい
生年月日が分からないというのは…?」
「そのままの意味 20年前に生まれたというのは辛うじて覚えているけど 詳しくは忘れてしまったの
まぁどうでもいいからいいのだけど」
「な るほど…
では趣味の素潜りです が… 意外ですね という事はたまに海へ?」
「そんな煩わしい事しないわよ
ドボム バクサーレ メコレとシーオブ ウォズス メコレを使えば海なんて簡単に作れるもの
……今は魔力OFFにしてるから身構えなくとも大丈夫よ」
「ッ……なるほどそうなんですか いやはやスケールが違いますな…」
「えっと 私が気になるのはフーリャン様を表す一文字の漢字なんですが…
『無』というのは…分かります なるほど」
※と 大魔女の胸に視線をやるX
「あなた死にたいの?
これは無限、無敵、無双の“無”よ!」
「はぁ… そうなんですかァ」
「てめーXこら なんかニヤついてない? ねぇ」
「エ Xさんっ……!!! し 失礼しましたぁぁぁーーー!!!!
え え えぇーはいっ! 最近買った1番高いモノ…ていうのはスルーするとしまして…
ここに“ねこをいびる”とありますが ねこを飼ってらっしゃるですか」
「えぇ 最近はうさぎも飼い始めたわ」
「ほっほー! 動物好きなんですかね?」
「いや 特には まぁストレス解消にね」
「ははは 動物を飼っていると癒されますからね
あ まさかフーリャン様は動物は案外甘かったり異常に過保護にしちゃうタイプだったり?」
「いやいや 基本的にはムチをふるう育て方だわ
甘やかすと連中はすぐ図に乗るからね
間違った事したら拷問 正しい事しても拷問
バランス大事よね」
==テレビの前(サナバー)==
「それ全然バランス取れてないぞ」
====
「はははは 厳しい〜教育方針なんですな!
しかしそういう育て方をすると動物達は忠誠心の強いキチッとした子に育つと聞きますからねぇ
実際どうです?」
「そうね まぁまぁじゃないかしら
最近は雑用から朝昼夕食まで色々やらせているわ」
「ハッハッハッハッ! それは面白い」
\どっ/
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「なんというボタンの掛け違い会話」
472 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 00:20:57 ID:nC3VfYeo
「はいはい では…好きな異性 はスルーしまして…
今欲しい物 一瞬口ごもりましたが…?」
「分かります」
※またもや大魔女の胸に視線をやるX ヅラオ青ざめる
「どうやらあなたは自殺願望があるようね?」
「エエ Xさんんーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!
誰かこの人下げてぇえええええええーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
※スタジオから引きずり出されるセルライターX
「は はい スタジオに平和が訪れた所で…
頭からお風呂に入るんですかァー! 変わってますね!!」
「そうね 水に頭を浸けてから前転するように クル〜ン ってね」
「か 変わってますねぇ〜〜〜」
「やっぱりそうなの…ふぅん」
「そして日々の日課は着衣式乾布摩擦…? と…
………これ意味あるんですか?」
「さぁ …何よ 私のやる事を否定する気なの」
「と とんでもないッッ…!!!! はぁ…」
ズルッ
※緊張の汗でかヅラオのヅラ落ちる
ヅラオのハゲ頭が更にハゲっている様に見えるのは気のせいだろうか…
473 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 01:55:24 ID:nC3VfYeo
「さて フーリャン様には仲間がいる との事ですが
その仲間さん達はフーリャン様と違って表に出ることは少ないですね
かの有名なコリロ騎士団の団員の一人が加わっているという噂は聞きますが」
「まぁ所詮引き立て役だから
つか“仲間”じゃなくて“下僕”ね」
「な なるほど
じゃあその仲間…もとい下僕達と共に かつて世間を騒がせたカルト集団『超神会』を討ち倒したのですね」
「何言ってんのよ アレはほぼ私一人の活躍よ
あいつらまったくの駄目駄目で私がいないとろくに敵も倒せない戦力外通告者どもなんだから
あいつらはあくまでも引き立て役で下僕 それ以上でもそれ以下でもないし
だからあいつらが今後どうなろうと私にとってはめっちゃどうでもいいって感じ」
==テレビの前(サナバー)==
「ぬぅ…見てると分かっていて好き勝手言いおってからに…
あの時はお主の方こそダメダメだったじゃないか…」
====
「ふーむ!一匹狼ですな!
さて次… 次からが重要です!
出身地は不明…ということでよろしいのですかね?」
「生年月日と同じで もう忘れたわ
これまで世界中飛び回ってたし」
「ふむ…
そして…生まれた時から大魔女…というのは さすがに冗談でしょうか
いくら魔法使いでも赤ん坊の時から魔法は使えないでしょう
それとも バブバブー メコレバブー といった感じでしょうか」
\ドッ/
※ヅラオの思い切ったジョークに大爆笑のスタジオ
しかし案の定大魔女は冷めた目でヅラオを睨む
「…………」
「は… はは‥は‥ ごっ ごめんなしゃい………
も もしかしてアレですか…! お母さんが魔法使いの家系だったとか…!」
「違う」
キィーーンッ
「“アレ”は普通の人間だった」
「は……… じゃ じゃあ お父さんが…」
「“ソレ”も普通の人間だった
私の血に近しいものの中に魔法使いの血を持つものはいないはずだ」
※スタジオの空気 張り詰める
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「あやや… まずいスイッチ踏んじゃったよぅ…」
474 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 03:20:23 ID:nC3VfYeo
「し しかし…調べた所によりますと
現在残る魔法使い達は太古の魔法使いの血を引いた者しかいないとありますが…?」
「色々事情がある 私の場合は」
「そ そうなんですか……」
スタジオ裏
「何やってんだボケヅラ!
そこで引くな!押すんだよ!出生の秘密を聞き出すんだよ!
誰か指示出せオイ!」
「だ 大丈夫スかこれェ〜!」
「し し しかしね…視聴者はそこん所を聞きたい訳ですよ!
フーリャン様出生の秘密!! ……なんてなー…と」
「でも私は言いたくない
…それでもまだ聞いてくる?」
ゴゴゴ…
※もの凄い威圧感の大魔女
「は はいーーーーーーっ!!
もう聞きませェーーーーーーーーーーんッッ!!!!!!!」
バッ! プチッッ
※耳からイヤホンをもぎ取りそれを潰すヅラオ
「次行きましょうね次ッ!!!!」
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「フーぴょん怖かったピョン…」
「どうなるかと思ったよぅ…
まぁ“あんな話”… こんな場所でする様な話じゃないよね…」
====
スタジオ裏
「あっ こらヅラオ! 何やってんだよあのハゲ!!」
「む むしろナイス判断じゃないっすか?」
??「大魔女フーリャンの出生の謎 か…
こりゃ大スクープの匂いがプンプンだぞ!!!」
475 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 04:09:35 ID:nC3VfYeo
「さ さァーーー来ました!!
先程までただただ踏ん反り返っているだけだったパネラー陣共にもついに出番が!!
乱闘必至?!! 『朝まで生論争』のコーナーだああああああああああああああああああ!!!!!!!!
しかしこの番組は21時までだああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
『うるせー!』
BOO!
「黙れ乳首テメーまだいたのかコラアアアアアアアアアアァァァァァーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!」
「いいからさっさとしなさいよ」
「ハっ ハイっ………!!!!!
では!パネラー陣の皆様の中でフーリャン様と是非論争したいという野郎はいませんか?!」
しーーーーーーん……
「手ェ上げろやーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!
コーナー成立しねーだろ… 乳首こらテメーはどうだよッ!!?」
「じゃあ恒例の乳頭の色合いなんかを…」
「聞けるかバカヤローーーーーーー!!!!!!!!!!!
てめぇ帰れよもう帰れーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
山へ帰れ!!!!!!!! ほ…他はッ?!!」
スッ…
「おっ! 来た…… !
こ これはいきなり乱闘の予感!!」
「?」
「世界魔術反対委員会第3理事のマーシャルさんっ!!
死なない程度に論争どぞっ!!!!!」
「はい」
キラリ
※マーシャルの眼鏡が光る
「……」
==テレビの前(サナバー)==
「“魔反会”の者か……
こいつはヤバイぞい………」
476 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 13:43:08 ID:nC3VfYeo
“世界魔術反対委員会” 通称 “魔反会”とは…
魔法及びそれを使う魔法使い達を全力で否定するしみったれた集団である…
当然 フーリャンはかっこうの非難の的なのである……
「あらあら 居心地悪い奴がいたのね 気付かなかったわ」
「最近は大人しくなったと思いましたが 相変わらずですね大魔女フーリャン」
「あんたらもまだあの陰気な集まりをしてんのかしら?」
「私達“世界魔術反対委員会”はあなた達魔法使いが魔法を放棄するまでなくなりはしませんよ」
「野蛮な集団ね〜
ヅラ 知ってる? こいつら魔法使いを秘密裏に暗殺したりしてんのよ
今そいつが言った様な“魔法を放棄した魔法使い”であってもね
とんだ極悪偽善集団だわね」
「は はぁ…」
ざわざわ
「何を人聞きの悪い事をッ…
我々はそんな事をしませんし そもそもあなたの様な大量殺人鬼に“極悪”と呼ばれたくありませんわ」
「また話題をすり替えて
今でも流れの傭兵や殺し屋を雇って魔法使いを狙ってんでしょ?
自分達本人は机の上でなりもしない妄想を論しているだけで汚い事は全部第三者にまかせるやり方…
私はそんなあんたらが大嫌いなのよッ」
「……ッ」
==テレビの前==
「うーむ さすがにこれはフーリャンを応援したくなるわい
わしも魔反会には煮え湯を飲まされて来たからのお…
といっても…行き過ぎると危険じゃぞ …フーリャン」
477 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 14:34:40 ID:nC3VfYeo
「はい 初っ端から火花散っております」
「何か勘違いしている様ですが
我々はあくまでも“共存”を最終目的としているのです
しかしそれはあなた方魔法使い達が魔法を放棄しない限り成し得ない
いつ魔法が暴発するか分からない人と隣人になどなりたくないですからね
あなた達が魔法を封印すれば即座に解決する簡単な話なのですよ」
「魔法を封印しろだの簡単に言ってくれるけど
出来るもんならとっくにやってるわよ 他の連中は
奴らだって奴らなりに努力しているらしいのよ それなのにあんたらみたいな脳みそスーパーハードがいるから魔法使いは隠れて暮らすしかないのよ
てめーらが妥協しろコラ」
「見解の相違ですね 残念です
あなたの様なハートブレイク残虐魔法使いがいるからいつまで経っても平和な世界は訪れないのです
思い出してみて下さい3000年前 あなた方魔法使いが世界を支配していた時代は今では『闇の時代』とも呼ばれているのですよ
それも全て “魔法”という忌むべき力があったからこそ存在した悲劇の時代です」
「そんな昔の話されてもねぇ…
今は魔法使いの数は少ないし 力の強い者もそうそういないわ」
「たった一人でも居たらそれだけで問題なのです!
…そしてそれが あなただ!! 今はもううやむやになっていますが…
思い出して見てください視聴者の皆さん?!
彼女は! この大魔女フーリャンは! たったの1年前までッ 世界を恐怖に陥れていた“悪魔”なのですよッ!!?
そんな彼女がッ 今や“英雄”!?
そんなの許されますかァッ!!?」
「あんたマジうるさいわね」
478 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 15:07:36 ID:nC3VfYeo
「確かにあなたは沢山の人を救ったのかもしれませんが それで全てが許されると思ったら大間違いですよ!!
まず…そうッ まず謝罪をしてくださいッ!!!!!
ちょうどいい機会だっ 世界中の人達が見ているこの番組の中で 謝罪をッッ!!!!!
ハイパー土下座謝罪を炸裂させなさいッ!!!!!
そうすれば私もあなたを多少見直すかもしれませんよッ?!!!」
スタジオ裏
「うォーーーーーキタキタッ大確変だぁっ!! 視聴者100%ヒョオオォオォオォォォッ!!!!
あと一時間こいつを維持すっぞラ゙アァァァァァッッ!!!!!!」
「……」
「さぁ早くっ!!
土・下・座! 土・下・座! 土・下・座!!」
パンパンッ!
※沸き起こる土下座コール
「私はそんな事しないわよ!!」
「ほはァーーーーーーッ 聞きましたか!!
こんな過去の残虐な罪を全く反省もしない人が許されてモwiiのでしょォーーーーーーかァァァッッ!!!!!!
むしろ処刑されるに等しい大犯罪人ですよォーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
魔法使いってゆーのは皆こーなんですよォーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
「もうあんた…黙りなさいよッ!!!」
ゴゴゴゴ…
ざわっ…
「フーリャン様ッ… お 抑えて……」
「ぎゃーーーーーー!!!!!!! 殺されるゥーーーーーーーーーー!!!!!!!!
ハハ皆さん見ていて下さいッ!? これが彼女の本性…そして魔法使いの恐ろしさーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
「………」
ゴゴォッ!!!!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴォォォォ〜〜〜〜…
「う うわぁー!スタジオが テレビ局がッ 揺れているーー!
私のヅラも飛んでったーーーーー!!!」
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「あわわっ 確かに神経逆なでにする嫌な奴だけど…駄目だよフーリャンちゃん!!」
「ぴょ ピョイイィィーーーーーーーッ」
==テレビの前(サナバー)==
「こうしちゃいられん…!
リンリン ケータイ メコラ!!」
479 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 18:23:27 ID:nC3VfYeo
ゴォーーーーーーー…
「………」
『に 逃げろォーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!』
「く…くくくっ 来い…これでお前は……」
「……」
ギュウゥゥーーーンッッ…
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピッ!!!!!!!!
「………ッ!!!!!
む これは…テレパスッ… クソジジイね…」
ピッ
《もしもしフーリャン!! それ以上はいかん!!! 抑えい!!!!》
《そうは言ってもあの女はムカつく…》
《それはわしも同じ気持ちじゃわいっ!
しかしお前がそのまま魔法を放てば奴らの…魔反会の思う壷じゃぞっ!!》
《どういう事よ》
《あの女はお前をわざと怒らせておるように見えるッ
恐らく奴の狙いはテレビの前の視聴者にお主の本性をしらしめようとしとるんじゃ!
お主…昔は毎日の様に魔反会の刺客がきとったが今は全然じゃろ?》
《…そうね》
《それは今のお主が“英雄”と呼ばれ親しまれているから手が出しづらいんじゃよ!
それで奴らはそんな人々のお前に対するのイメージを“英雄”から“倒すべき悪魔”と下げようとしとるんじゃ! 多分!!》
《まったく… ホントしみったれてるわね》
480 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 18:50:34 ID:nC3VfYeo
「………」
しーん…
「…?」
「?? フーリャン様の動きが止まってしまいました…?」
《なんか余計にムカついてきたわ》
《なわーーーーッ!!! お主はまた昔の様に戻りたいんかのうッ?!!!!》
《別に私としてはどうでもいいし…》
《本当にそうか?!
お主が元の“悪”に戻るという事は… 死んだ“あの子”との約束を破るという事じゃぞっ!!!》
《………!!
………………………》
《どうじゃ思い出したか
あの子も…そしてわしらも望んどらんぞ…
お主が昔のお主に戻る事なぞ…》
《…》
《お主は嫌かもしれんが 怒りの感情を抑えて思いっきり下手に出るんじゃ!
そうすれば奴の鼻をあかせるぞいッ!!》
《…分かったわよ》
481 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 20:00:23 ID:nC3VfYeo
「…………」
シュウゥゥゥーン…
ズズズーーーー…
「なん…だ? スタジオの揺れが止まりました…?」
「………ッ?」
「……」
スッ…
※突如姿勢を低くし床に伏せる大魔女
「!!!!」
「!!!!!?」
『!!!!!!!!?』
※!?
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「!!!!!!!!!!!!!!」
「はいやッ……?!!!!!!!!!!」
==テレビの前(サナバー)==
「…よくやった」
====
ババーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!
※見事な土下座を大魔女
482 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 20:34:37 ID:nC3VfYeo
※見事な土下座を披露する大魔女
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「あのプライドの高いフーリャンちゃんが土下座なんてっ……!!」
====
し〜ん
「こ これは…ッ?!」
「なんのつもりです!?」
「………
見てわかるでしょう…
土下座 しているのよ……」
「土下座… という事はフーリャン様ッ!
“謝罪”をッ……!!?」
「そうね…… よく思い出して見たら 私にも思うところがあったのよ…
こんな謝罪で償いきれるとは思ってはいないけど… 今の私にはこうする事しかできないしか出来ないの…」
きらきらきら…
※大魔女 姿勢を変えず言う
その声色は涙混じりの様にも聞こえる
ざわざわざわ
「な なんて見事な土下座だらう… 輝いて見える…」
「まさかこれが 伝説の『シャイニング土下座』なのか…」
「こんな土下座の前では全てを許してしまいそうだッ!!!」
「 無 罪 」
※感動しているパネラー陣
「だ 騙されないで!
あなた達は今大魔女の姑息な魔法の術中にいるのです!!」
「そーよそーよ!
こんな奴を許しちゃダメよ!!」
※あわてるマーシャルと何故かしゃしゃり出る退場したはずのセルライターX
見事な土下座って何だよwww
シャイニング土下座なら仕方がない
485 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 22:14:54 ID:nC3VfYeo
「何がシャイニング土下座ですか!
この見てくればかりの土下座からは誠意を感じませんわ!」
「そーだー! 本気で許して欲しかったらマフラー&靴下装着式全裸で焼き土下座でもかましやがれってんだ!!!」
※必死なマーシャルと無茶を言うセルライターX
ざわざわざわ…
「ひどいぞあのマーシャル…」
「いくら魔法使いが嫌いだからって謝っている人にイチャモン飛ばすなんて」
「セルライターXに至ってはでしゃばる意味がわからん」
「帰れ帰れー!」
「乳首ピアスは認めんぞーー!!」
※マーシャルとセルライターXに対して非難轟々のパネラー陣
「くっ… 小娘に甘いエロジジイ共め…」
「最悪な流れですぜ 姐やん」
※いつの間にか妹分気取るセルライターX
「………」
※ここでヒートアップするパネラー陣から『帰れ』コールが
『帰れ! 帰れ! 帰れ! 帰れ! 帰れ! 帰れ! 帰れ! 帰れ! 帰れ! 帰れ! 帰れ!』
ドドドドドドドドドドッ!!!!!!
「くぐっ… この屈辱…忘れませんわ大魔女フーリャン!!」
ダッ
※逃げるように退散するマーシャル
「………フッ」
ボソボソニヤリッ
486 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/14(木) 22:48:05 ID:nC3VfYeo
「にやり」
==テレビの前(ねこ うさぎ)==
「やったー! 嫌なババアをやっつけたピョイーン!!」
「にゃん思わず泣いちゃったよぉっ…」
==テレビの前(サナバー)==
「うーむ! プライドを捨ててよくぞ耐えた!! 見直したぞ!!!
こうなれば奴らもしばらく手を出せんじゃろう!」
====
だがしかし…
ここからいくらか後 フーリャン達と魔反会の間で全面戦争が勃発する事など 当然今はまだ誰も知る由もなかった…
そう… それはまだまだ遠い 未来のお話なのである……
「はいはい では情報です
なんと 先程からフーリャン様に対する同情のお手紙が続々と届いている様ですぞ〜!
やはりシャイニング土下座が視聴者様の心をうったのでしょうね!」
「ちぃっ…いけ好かねぇ」
『セルライターXてめーもいつまで居るんだ帰れー!』
『むしろ還れーーーーーッ!!!!!!』
「けっ!! 黙れ加齢臭の申し子共め!!!
もう怒った! こうなったら私にも考えがありますから!!!!
覚えてなさいよ魔女! 私はセルライターX!! セルライターXなんだからァ〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!」
ダダダーッ
※セルライターX 退場
「はい… えー 結局Xさんが何故あんなにもフーリャン様に敵対心を抱いているのか分からずじまいだったんですが…
これでスタジオに真の平和が訪れたわけですね
…フーリャン様 もう土下座はよろしいのでは?
顔をあげてください…」
「……えぇ…」
ニヤニヤ