新ジャンル 引きこもり内気少女とドッペルゲンガー

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1創る名無しに見る名無し
私は高校入学してから数ヵ月後、私の両親は事故で亡くなりショックで一年間家に引きこもっていた。
頼りになる親戚はいなかったが、一軒家暮らしであり幸い両親の残してくれた遺産が十分すぎるほどあった。
いつまでも引きずりたくはなかったので、私は引きこもりをやめて再び学校に行くことを決意した。
でもその途中に私は私に出会った。

女「あなたは誰なの…?どうして私と同じなの…?」
ドッペルゲンガー「私はあなたよ。あなたのドッペルゲンガーなの。」
女「ドッペルゲンガー…。確か見たら私が死んじゃうのでしたっけ…?」
ド「実際死にはしないさ、でもあなたという存在をこの時点で私がすべてもらったわ。あなたのことはもう誰も知らない。」
女「……。」
ド「どう、怖くなったでしょう?あなたはこの世で一人ぼっちなの。死に値するほどの絶望…。」
女「あの…、私友達はいませんよ…?」
ド「友達なんて序の口よ、家族もあなたの存在…。」
女「両親も一年前に事故で…死…、うぅ、ぐす…。」
ド「え、ちょっと。泣かないでよ!落ち着いて!ああ、ここじゃ人に見られるかもしれないしとりあえず家に連れて行くから。」
女「ぐす…、はい…。ごめん…なさい…。」
ド(って、どうして私がこんなことを…。)
2創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 02:38:58 ID:VHW/ifHh
女の家
ド「とりあえず、落ち着いた?」
女「あ…、すみません。家にまで送っていただいて…。」
ド「何言ってるの、ここは私の家よあなたの家じゃないの。」
女「そうでした…、存在を取られたからこの家も私の家じゃないのですね…。だったら、わざわざ家に入れてもらってすみません…。」
ド「謝られてもね、後でとっとと出て行ってもらうし。」
女「ごめんなさい…、すぐに出て行きます…。」
ド「謝ってばかりねあなた、そんなので生きていけるの?」
女「私は両親に甘えてばかりだったから天罰が下ったのだと思います…、だからせめて罪滅ぼしにでもなればいいかと…。」
ド「……。あ〜、待ちなさい。」
女「何でしょうか…?」
ド「手ぶらで飛び出したって、ろくな目にあわないわ。だったらしばらくここで内職なりして少しでも稼いでから出て行ってよ。」
女「でも、あなたに迷惑が…。」
ド「私と同じ人間が出て行った後に変なことされるのはさすがに不快よ。家事をすべてやるなら、一年はここに住ませてあげる。ただし、一年過ぎたらどんなにお金が貯まってなくても追い出すから。」
女「この家に住んでいいのですか…。わかりました、ありがとうございます…!」
ド「この状況でお礼言われてもね…。まぁいいわ、もうお昼だからご飯作ってちょうだい。」
女「はい…、すぐに作りますね…。」

ド(とっとと追い出せばいいのに、私はどうしてあんなこと言ったのかしら…。)


新ジャンル初投稿です。三点リーダー使いすぎでしょうか…?
それにネタが切れそうです、でも最後あたりは何となくで考えているので
それまで書きたいです!頑張ります!
3創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 05:13:59 ID:fvRogZln
取り合えず応援カキコ
一応他のスレとか見てると思うけど書き溜めは大切よー?
頑張れ!
4創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 07:07:59 ID:+4el0gHJ
妄想小説頑張れ(笑)
5創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 12:07:46 ID:VHW/ifHh
ド「さて、もう昼過ぎだけど学校に行こうかしら。」
女「今日の荷物はこれです。」
ド「気が利くわね。あなたの代わりに十分楽しませてもらうわ。」
女「でも…、ずっと引きこもってた私を誰か覚えてるかな…。」
ド「自分で言うのも癪だけど、引きこもってたのは私よ。あなたは何も関係ないの。」
女「そうでしたね…、私のことは誰も知らないのですよね…。」
ド「そうそう、やっと自分の立場が分かってきた?そうやってどんどん怖くなって…。」
女「でも、こうして誰かを送るのはなんだか嬉しいです。」
ド「はぁ?なんであなたの存在を取った私を家から送ることが嬉しいのよ。」
女「だって、私一年間ずっと一人だったから。なんだか新しい家族ができたみたいで…。」
ド「私にとっちゃ変な居候が増えただけよ、勝手に家族だなんて思わないで。」
女「それでも…、誰かいっしょに過ごすことが私にとっては嬉しいです…。」
ド「う…、あーもう。とっとと学校に行ってくるから、夕飯の支度と内職を早く決めときなさい。」
女「分かりました。ではいってらっしゃいませ…。」

ド(変な子、どうして今の状況で喜ぶのかしら。それに同じ顔とはいえあれだけいい笑顔されると何も言い返せないわね…。)
6創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 14:41:27 ID:VHW/ifHh
ド「ただいま、今帰ったわよ。」
女「あ、お帰りなさい…。学校はどうでしたか…?」
ド「意外とみんな私のことを心配してくれてたわ、まぁこんなに元気になれば安心するでしょうね。」
女「うそ…、私のこと誰も覚えてないと思ったのに…。」
ド「だから、あなたは誰も心配してないの。みんなが心配してくれたのは私よ。」
女「でもあなたは元々私だから、誰かが私の存在を覚えててくれたことが嬉しい…。」
ド「その存在があなたには向けられてないのにどうしてそこまで喜ぶの、理解しがたいわ。」
女「私…こんな性格だから入学してから誰にも声かけれなくて…。教室に私は存在していないのじゃないかなって考えたこともあったの…。」
ド「まぁ、あなたは今本当に存在していないようになってるけどね。
  どう?あなたの代わりに存在している私が羨ましいでしょう、そのまま存在意義を見失って悲しみに…。」
女「あの…、前から聞きたかったのですが…。」
ド「何よ、今いいところなのに。」
女「話の腰を折ってすみません…。でも、あなたを何て呼べばいいのかなって…。」
ド「そういえばそうね。まぁ私はあなたのドッペルゲンガー、ドッペルとでも呼びなさい。」
女「ドッペル…さん…。えっと私は…。」
ド「あなたは私の元なのだから、女のままでいいわよ。ただし女は外に出たら名もない存在なのだから、この家限定ね。」
女「そんな、私の名前はそのままでいいのですか…?」
ド「言ったわよね、この家の中限定って。だから外に出たら私が女になるの、あなたがドッペルみたいなものよ。」
女「分かりました…、家の中だけでも嬉しいです…。」
ド「あー、喋り疲れたわ。女、早く夕飯出してよ。」
女「あ、はい。すぐに出しますね…ドッペルさん…。」

ド(私は甘いのかしら。この女って名前も全部私のものなのに、家の中だけとはいえ他人に名乗らせること許可するなんて…。)
7創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 15:24:10 ID:VHW/ifHh
ド「ずいぶんと豪勢ね…。」
女「なんだか嬉しくて作りすぎちゃいました…。」
ド「居候の分際で何が嬉しいのかしら。」
女「だって誰かとこうやって食事することが本当に久しぶりなの…。」
ド「毎日鏡で見ている顔と食事するのがいいわけ?」
女「鏡だとこうやって会話できないよ…。それに姉妹ができたみたいだから…。」
ド「いくら同じ存在でも姉妹はないわね。私は女とすり替わっているの、だから私と女は他人よ。」
女「他人だったとしても、今はこうして一緒に暮らしているじゃないですか…。」
ド「一緒に暮らしてるってまだ一日も過ぎてないじゃない。それに後一年しか女はここにいられないのよ、それが過ぎたらどんな状況でも追い出すから。」
女「でも、まだ一年も一緒にいられるのだよね。それだけでも私…。」
ド「はぁ…、どうして女は自分が危機に陥ってるってのにそんなに前向きに考えられるの。」
女「だって、ドッペルさんが…やさしいから…。」
ドン!!
ド「私がやさしいですって!女の存在を奪った私が!?」
女「はぅ…。ご、ごめんなさい…!」
ド「あ、女!どこに行くの…。はぁ、さすがに取り乱したわ。」

ド(後でなんて謝ろう…。ってなんで私が謝らないといけないの…、あっちが勝手に驚いて逃げただけよ。)
ずずず…
ド(あ、この豚汁おいしい…。さすが私ね、どんな味付けがいいかわかってるわ。)
コト…
ド(でも…私は女と違ってやさしくなんかないのだから…。)
8創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 17:54:11 ID:VHW/ifHh
ド「ほら、もう寝る時間なのだからいい加減泣きやんだらどうなの。」
女「ぐす…、はい…すみません…。」
ド「意外と芯が強いのかと思ったけど、少し怒っただけですぐに泣くのね。」
女「だって私、ドッペルさんに不快な思いを…。」
ド「もう気にしなくていいわよ。明日早いのだからとっとと寝るわ。」
女「えっと、じゃあ私は両親の部屋で寝ますので…。」
ド「女の、じゃなくて私の両親ね。居候の分際で勝手に寝るところ決めないでちょうだい。」
女「あ、ごめんなさい…!だったら私はどこで…。」
ド「床の上…っていうのもさすがに可哀相ね。どこかいい場所はないかしら…。」
女「あの…、もしよかったらでいいのでお願い聞いてくれませんか…?」
ド「まぁ一応聞きましょうか。」
女「えっと…一緒に寝てもいいですか…?」
ド「…はい?」
女「ドッペルさんと一緒に寝たいです…。ごめんなさい…少し子供っぽいこと言って…。」
ド「あんた、そっちの趣味があるとかじゃないわよね。」
女「そっちの趣味とは…?」
ド「いや、知らないでいいわ。…まぁ今日中には考え付きそうにないし仕方ない、今日だけよ。」
女「ありがとうございます…!」

ド(やっぱり私は甘いのかしら…。
  でも私は女が分かる、私の基となる存在なのだから今まで寂しかったことくらい知ってるわ。
  後、私だってそっちの趣味はないから、って私は誰に話しているのかしら。)
9創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 18:20:21 ID:wJXZqhDc
とりあえず応援w

あとさ、誰かが言っていた(三島由紀夫かな?)けど日本じゃ口語体の会話文だけの
小説は喜劇(パロディだったかな?)にしかならない、と。
崩したのはラノベだと思うけどそれでも結局喜劇やパロディの枠を出ないよね。
そういった会話文主体の物語なりを書くときはやはりヨーロッパの戯曲を元にして
書いたほうがいいのかなあ、と考察してみる。
10創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 18:48:43 ID:wCpW5vXc
ちょwパロディってなんだwww
コメディならわかるがww

それに対話体は基本思索向きなんだよ
言語問わずw
質の高い対話体を読めってのは同感だけど
11創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 23:03:01 ID:Ss0ZhjHi
結構面白いと思う。
12創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 00:38:34 ID:IFyAAKLX

ド「ふぁぁ…、意外とよく寝れたわ。あら、女は…?」
二人で一緒に眠った布団の中にはいない。
ド「何も言わずに出て行った…、ってことはないわよねあの子に限って。」
ドッペルは台所に入ると、女がせっせと朝ごはんを作っていた。
女「あ、おはようございますドッペルさん…。昨日はすみませんでした…。」
ド「朝のあいさつから謝らないでよ、別に寝苦しかったこともなかったのだから。」
ドッペルが椅子に座ると女はすぐに朝食を出した。
女「昨日の残りばかりですみません…、でも味の調整はしときました。」
そう言われてドッペルは昨日と見た目が同じ豚汁を飲んでみた。
ド(昨日のは野菜や豚肉の味が良く出ていたけど、今飲んだのはさらに辛味がついておいしくなっている。)
 「おいしいわね…。」
女「あ、ありがとうございます…!すぐにお弁当も用意しますね…。」
女はすぐに調理場に戻る。
ド(私もたまには作らないと腕が鈍るかもしれないわね、女の料理は昨日より一段と良くなっているわ。
  存在を奪った私が、基の存在より料理の腕が良くないのは何か気に入らない。)
すると女がお弁当を持ってきてくれた。
女「はい、どうぞ。」
ド「ありがと、少しは居候らしくなってきたわね。そのまま自分はちっぽけな存在だと思い…。」
女「あの…、昨日聞けなかったのですが質問してもいいですか?」
ド(せっかく私のアイデンティティを言おうとしてるのにこの子は…。)
「いいところなのに何よ。」
女「私はこの家から出てもいいのでしょうか?」
その言葉にドッペルは少し驚いた。
ド「え…、一年も住ませてあげるって言ってあげたのにもう家を出る気になったの?」
女「あ、そういうことじゃなくて…。お買い物とかには行ってもいいのかなって…。」
ド「何だ、そういうことね。別にずっと家にいなくてもいいわよ、まぁ外に出ても誰も女のことは知らないけどね。」
女「それは分かってます、でも二人で暮らすのですからいろいろ買い足さないといけないので…。」
ド「まぁその辺は適当に女に任せるわ。家には十分すぎるほどのお金もあるしね。」
ドッペルはカバンと弁当を持って玄関を出る。
ド「じゃ行ってくるわね、ちゃんと家事をしときなさいよ。」
女「わかりました…、ドッペルさん行ってらっしゃい。」
女はしばらく玄関で手を振っていた。

ド(そういえば、今日から女をどこに寝かすか考えないといけないわね…。)



1です。会話文だけじゃだめってことでしょうか?
間に動作を入れてみたのですが第三者の視点からってのが少し難しいです。
後適当に文字打っているだけの初心者なので、ヨーロッパの戯曲や対話体というのは難しくてよくわからないです、ごめんなさい。
13創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 00:42:39 ID:lW832EiY
俺個人は、このままの会話文形式で言って構わないと思う。
続きは十分気になるレベルなんで、ガンガン書いて欲しいw

それとは別に、このアイデアをさらに凝った形にすればいいのに、
と思う人も存在はするだろうね。それはそれとして、今後やるか
どうか考えればいいんじゃないかと思う。

ま、好きにやればいいさw
14創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 00:47:17 ID:K7EBoCcK
自分が一番しっくりする形で書けばいいと思うよ
15創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 03:10:00 ID:IFyAAKLX
ド「ただいま、学校で急にテストとか言われて驚いたわ。」
女「え、大丈夫だったの…?」
ド「あなたって意外と頭いいのね、すらすら解けたわよ。」
女「みんなには遅れたくないから、勉強はおろそかにはしなかったの…。」
ド「まぁ、その努力も私に利用されて意味なかったってことね。」
女「ううん、そんなことないと思う…。もし私が勉強してなかったら今日ドッペルさんが困ることになるのじゃ…。」
ド「うう、痛いところをつくわね。まぁ勉強なんてしなくても生きてはいけるのだからさ。」
女「だめだよドッペルさん、ちゃんと勉強しないと将来なりたいものになれないよ。」
ド「将来が絶望的な人に言われても説得力ないわよ、それに私の将来の夢って確か…。」
女「はう、い、言わないでください…。」
ド「いや、私でも可愛いお嫁さんはどうかと思うわよ。しかも高校入学時のアンケートにもそれを書いてるし。」
女「言わないでって言ったのに…。ドッペルさん意地悪です…。」
ド「存在を取っても何も言わないのに、将来の夢を口にしたら怒るのね。面白い人ね、あなた。」
女「面白いですか…私…?」
ド「私から見てだけど本当に面白いわよ女は。まぁ今更自分の魅力に気づいたってあなたを知ってる人自体いない…。」
女「私、人から初めて面白いって言われた…。」
ド「はい?」
女「私は会話するのが苦手で、どうすれば面白い話ができるのかなってずっと考えていたのです…。」
ド「会話というより、女の人間性が面白いと言いたいのだけど。」
女「違うのですか…?」
ド(う…、お願いだからうるうるした目でこっちを見ないでよ。)
 「えっと、訂正するわね。女のすべてが面白いと言いたかったのよ。」
女「本当ですか…!?ありがとうございます…!」
ド「あーそんなに頭下げなくてもいいから、早く夕飯の準備をしなさい居候。」
女「あ、はい。もう出来上がってるのですぐ準備しますね。」

ド(将来か、結構勉強はできるみたいだし結構就職幅は広いわね。
  でも…、やっぱり可愛いお嫁さんには憧れるわ。)


会話文形式でもいいみたいなのでこれで書き続けてみようと思います。
眠気にやられて変な文になってなければいいのですが。
16創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 06:15:17 ID:nas5jigZ
「の」の使い方に違和感があるかな
「なるのじゃ」「ないのだから」
は「の」じゃなくて「ん」がいいんじゃないか
17創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 13:23:19 ID:IFyAAKLX
女「ドッペルさん、宿題はもう済んだのですか…?」
ド「まぁ、適当に終わらせたわ。難しい問題じゃんかったしね。」
女「え…、予習はしないのですか?」
ド「予習って、今時やってる人いるのかしら。女以上に頭がいい奴じゃないとしないと思うわ。」
女「そういうものなのでしょうか…?」
ド「そういうものよ。ところで居候、家事はもう終わったの?」
女「はい、ほとんど終わらせました。後はお風呂にお湯を入れるだけです。」
ド「なら、ゲームするから付き合ってよ。」
女「あ、はい。いいですよ。どのゲームをやりますか?」
ド「結構レパートリー多いわね。じゃあぷ○ぷよ!でもしましょうか。」
三十分後
「か、勝ちましたぁ…」
「キィーッ!」
ド「同じ実力のはずなのにどうして連敗するのかしら。」
女「あの、フィーバールールだとキャラ選択も重要…。」
ド「別のゲームしましょう!次はこれね。」
女「連ザUですね、わかりました…。」
三十分後
「この、バカヤロォ!!」
「アンタって人はぁぁぁ!!!」
「うわあぁぁっ!」
ド「私の正義のスピード覚醒を運命のパワー覚醒で反撃するなんて。」
女「スピード覚醒は射撃しない限り格闘を狙うと思ったので…。」
ド「ああ、もう別のゲームするわよ。今度はこれ。」
女「桃鉄ですか…、わかりました。」
一時間後
「優勝は女社長です、おめでとうございます。」
ド「どうして女はこんなにゲームが強いのよ。」
女「桃鉄は運要素が強いかと…。」
ド「あ、もうこんな時間か。居候、早くお風呂の準備してきて。」
女「わかりました…、すぐに準備しますね…。」
ド「すっかり居候ってのが板についてるわね。まぁそのまま自分が惨めな存在だと…。」
女「ところで、ドッペルさん…。聞きたいことがあるのですが…。」
ド「いいところだったのに何よ?」
女「うう、話の腰を折ってすみません…。あの、私が寝る場所は決まったのですか…?」
ド「あ…、決めてなかったわ…。」

ド(結局…、また一緒に寝ることになったわね。めんどくさいし邪魔にはならないからこのままでいいかしら。
  それにしても、普段使わないキャラを使ったらやっぱりだめね。女はそのことには気づいてなかったみたいだけど。
  でも、最後の桃鉄は素でやったから本気でくやしいわね…。)


ちなみに女が使ったキャラは実際私も使ってます。
18創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 15:07:49 ID:IFyAAKLX
>>17 訂正
二行目「難しい問題じゃんかったしね」→「難しい問題じゃなかったしね」
後宿題の話から予習の話へのつなげ方が変になりました、すみません。
19創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 15:29:04 ID:IFyAAKLX
夏らしい小ネタを一つ

ド「暑いわね…。」
女「暑いですね…。」
ド「いい加減、冷房を入れてもいいでしょう。」
女「だめですよ…、今が28度だから我慢しましょう…。」
ド「扇風機だけじゃ持たないわよ、なにか涼しくする方法ないの?」
女「えっと…、今日の夜はそうめんにしますね…。」
ド「夕飯の話じゃなくて今どうにかしてほしいのよ。」
女「だったら…、うーんと…、怪談…とか?」
ド「私の存在が怪談よ。それにあなた怖い話苦手でしょう。」
女「う、そうですけど…。」
ド「ちょうど今心霊番組やってるみたいだし見ましょうか。」
女「ええ!やめてください!怖いの嫌です…!」
ド「私の存在が怖くないくせに、こんな番組で怖がるのね。
  まぁ最近女は調子に乗ってる気がするし、仕返しついでに一緒に見るわよ。」
女「調子に乗ってません〜。心霊番組に変えないで…、きゃー!!」
ド「ふ、いい気味ね。」


ド(暑い…。まさか怖がってずっと私にしがみついたまま寝るとは思わなかったわ…。)
20創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 16:18:28 ID:IFyAAKLX
もう一つ投下

ド「プール行かないかって誘われたわ。」
女「え、プールですか…。どうしよう…。」
ド「別にあなたが行くわけじゃないでしょ。誘われたのは私なのだから。」
女「いや、そうじゃなくて…。」
ド「それに水着だって買ってきたのだから。」
女「今日帰りが遅かったのは買い物に行ってたからなのですね。」
ド「で、こういうの買ってきたのだけどどうかしら。」
女「うわっ…、布地が少ないですね。」
ド「それにしても女…、胸ないわね。」
女「気にしてることをさらりと言わないでください…。」
ド「少し前まで貧乳はステータスだ希少価値だ。
  って言葉が流行ってたみたいだし、なくてもいいんじゃないの。」
女「本当ですか…?」
ド「私自体あまり気にしてないわよ、まぁもう少しはほしかったわね。」
女「ううぅ、明日から牛乳二倍飲みます…。」
ド「お腹壊すだけよそれ。早く夕飯の支度をしなさい居候。」
女「ぐす、はーい…。あと何か言い忘れたような気がします…。」

プール当日
ド「ブクブク。」
 (女は泳げなかったのね…。)
21創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 00:32:43 ID:l5aI0D5/
>>19
やっべ、かわいいw

>>20
ドッペるさん天然疑惑w
22創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 12:05:06 ID:GADX/8UH
ド「またずいぶんと多い荷物ね。今回は何の内職なの?」
女「今回は造花作りみたいです…。」
ド「本当にあったりするものなのね。ドラマや漫画の話だけかと思ってたわ。」
女「でもこれ意外と難しくて…。あ、また崩れた…。」
ド「そうなの?簡単そうに見えるけど。こうして、こうして、こうでしょう?」
女「あ…、ドッペルさん上手ですね。」
ド「なんで、同じ存在である女が私と同じことできないのよ。」
女「そ、そんなこと言われましても…。」
ド「いい?こうやるのよ。まぁこういった差であなたの存在意義がどんどん薄くなって…。」
ポロッ
女「あ、…崩れましたね…。」
ド「やっぱりって顔をするな!こんな偽者の花の分際で〜!」
女「ああ…、売り物だからそんなに乱暴に扱わないでください…。」
数時間後
ド「ふっ、偽者の分際で私に楯突くからこうなるのよ。」
女「あぅ…、私の仕事なのに半分以上終わっちゃいました…。」
ド「居候!お腹すいたから早くご飯準備しなさい!」
女「あ…、はい…!」

ド(偽者か…。今は私が女だけどやっぱり私が偽者になるのかしら。
  それとも女が私の偽者なのかしら。やめよう、どっちが偽者なんて考えたくもない。)



1です。ずいぶん遅くなりましたがなんとか投稿できました。
今日中にはちゃんと話を終わらせるように頑張ります!
23創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 14:31:37 ID:GADX/8UH
女「あ、ドッペルさんお帰りなさ…、きゃあ!」
ド「いいから押入れに隠れていて!」
女「はい?わ、わかりました…。」

女友「女〜、どうしたの?」
ド「ちょっと散らかってたから大雑把に片付けただけ。」
女(あ、女友ちゃんだ…。今でもドッペルさんと仲いいのだね…。)
女友「そうなの?別に散らかっててもいいのに。」
ド「私が気にするの。さて、急に私の家に行きたいってどうしたのよ。」
女友「だってさ〜。女に頼んでもいつも断るし女の家ずっといけなかったじゃん。」
ド「まぁ…そうね…。」
 (だって、私の存在がばれるかもしれないから仕方ないでしょ。)
女友「どうしたの?昔と変わってるけど、今また変になってるわ。」
ド「な、なんでもないわよ。」
女友「んふふ…。嘘付け、何か隠してるわね…。例えば…そこの押入れの中とか!」
ド&女(…!?)
女友「BLやらGLやらそういういかがわしいものでも隠してるのでしょう!」
ド「ちょ、違う。確かに違うけどそれも違う!」
女友「いいから見せなさい!」
ド(やばい、もう隠せない…。)
女「にゃ〜、にゃ〜。」
女友「うん?猫?」
ド(女、GJ!)
 「そ、そうなの!最近拾ってきたのはいいのだけど、引っ掻き癖がすごく酷くて…。
  服で隠してるけど引っ掻かれた痕すごいのよ、見てみる?」
女友「う…、それはさすがに嫌だな…。じゃあ、猫君がちゃんと懐くまで私も来ないようにするから。」
ド「あ、わかったわ。じゃあね〜。」

ド「もう出てきていいわよ、女。」
女「う〜ん、暑かったです…。」
ド「うわ、全身汗だらけ…、早くシャワー浴びてきなさい。」
女「わかりました…、ところでドッペルさん…。」
ド「なにかしら?」
女「びーえるとかじーえるって何ですか?」
ド「女は知らなくてもいい!私だって知りたくない!」

ド(今日は本当に危なかったわね、まさか無駄な特技が役立つと思わなかったわ。
  引きこもってた頃、ずっと庭に入ってきた猫とおしゃべりしてて身につけたからね。
  前に私が帰ってきたことに気づかず、たくさんの猫たちと猫語で会話している女は本当に可愛かったわ。
  その後、私がいたことに気づいたときもね。)


24創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 14:32:56 ID:P9+Mj9h0
ニャッ!?
25創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 15:01:53 ID:NnQbB9HV
移動型電話から支援
26創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 15:21:06 ID:EeBXaoOp
コードレス電話から支援
27創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 16:32:04 ID:NnQbB9HV
黒電話から支援
28創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 18:00:51 ID:GADX/8UH
ド「頭がいいって本当に役立つわね。今回のテストも高得点もらちゃったわ。」
女「それはドッペルさんが頭がいいからだお思います…。」
ド「自画自賛のつもり?あいにく今はまじめに授業受けてますからね。」
女「あれ?このテスト、ここ違いませんか?」
ド「何よ、いちゃもんつける気…。って本当だわ、先生は丸つけてるけど間違ってる。」
女「ここの答えって…ですよね…。」
ド「そうね、私としたことがこんな初歩的なミスを…。ってなんで学校に行ってない女がわかるの!?」
女「お昼ごはん食べた後、内職がなかったら勉強してます…。
  教科書をまじめに読むと、なんだか急にほわってなって理解できるんです。」
ド「もしかして、私が得た情報が女の方に流れていることとかないわよね。」
女「さぁ…。あ、でもほわってなったとき授業中の夢を見たことあります。」
ド「なんだろ…、私のアイデンティティが何だったのか確かめたくなるわね…。」
女「そういえば女友ちゃんが出てきたことありましたけど、またじーえるとか…。」
ド「もうその話はいいから!」

ド(それにしても、何でまだ情報を共有するのかしら。
  もしかして私はまだ女という一つの固体になっていないの…?
  後、女友に二度とあの話できないように少ししめるか…。)
29創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 18:43:11 ID:GADX/8UH
ド「最近みんなが寄ってきて大変よ。」
女「どういうことですか…?」
ド「私はいろんな人とそれぞれあった話をしてただけなのだけど、
  いつの間にか同級生みんなが友達になってたわ。」
女「ドッペルさんすごいです…、私には真似できませんね…。」
ド「基は女から得た情報なのだから、女の性格が変わればこれくらいできたってことよ。
  まぁ、これこそ私があなたから存在を奪い有効活用してあなたという存在を完全に消すってことなのよ。」
女「……。」
ド(おかしい、いつもなら絶対途中で口を挟まれると思ったのに、
  最後まで言えると逆に何か嫌ね。)
女「私は…、変わることができるのでしょうか…。」
ド「うん…?どういうこと?」
女「ドッペルさんみたいに…、明るくてみんなと打ち解けれるようになれるでしょうか…。」
ド「……。存在を奪っといてなんだけど、あまり変わらなくてもいいんじゃないの。」
女「え、でも…。」
ド「女は気づかなかったみたいだけど、みんなあなたのこと知っていたわ。
  多分あなたから話してくれるのを待ってたんだと思う。」
女「本当ですか…?」
ド「少し話しただけでもわかったわよ。
  別に両親が死んで可哀相だからとか、一年も学校にでなかったから同情で話してたりには見えなかったわ。」
女「そうだったんだ…。」
ド「でも、あなたは一つ変わらないといけない部分もあると思うわ。」
女「それは何ですか…?」
ド「勇気ね。」
女「ライオンのロボット…。」
ド「そういう小ネタは今いらないから…。
  とりあえず、あなたは一歩進むのに臆しているのよ。」
女「一歩ですか…。」
ド「そう、たった一歩。それだけでも世界って変わるものよ。」
女「そうなんだ…、ありがとうございますドッペルさん。なんだか勇気をもらった気がします。」
ド「まぁ私が言えた義理じゃないけどね。」
女「やっぱりドッペルさんってやさしいですね…。」
ド「…!」
女「あ…、ごめんなさい!」
ド「もういいや。私は変わってるのかもしれないわね。」
女「…?」

ド(今日は久しぶりに熱く語ってしまったわ…。
  それにしても女の情報量はすごいわね。学習関連、スポーツルール、六法全書の大部分、
  有名なゲーム・漫画・ラノベ・アニメ、芸能関連、動物関連、情報機器の使い方、宇宙のことまで。
  体力以外無敵なのじゃないのかしら。)


様々なところからの支援ありがとうございます!
30創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 18:44:23 ID:P9+Mj9h0
糸電話から支援
31創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 19:08:05 ID:GADX/8UH
ド「ずいぶん内職にも慣れてきてるわね。」
女「結構長い間してますから…。」
ド「時が経つのも早いわ、私たちの髪もずいぶん伸びたわね。」
女「もう少しで腰の辺りまでいきそうですね…。」
ド「なんか邪魔だし、すぱっと切らない?」
女「でも、ここまで伸ばして今更短くするのは勿体なくありませんか?」
ド「それもそうね…。じゃあ今日は暇だし女の髪型でもいじるわね。」
女「私はまだ内職中ですよ…。」
ド「わかってるわ、邪魔にならないようするわよ。」
女「絶対分かってないです…。」
ド「こうして、こうして、こうしてっと…。ほら三つ編み…。」
女「あ、もういつの間に…。ってどうかしましたかドッペルさん…?」
ド「ううん、なんでもないわ、次は何しようかしら。」
 (今一瞬頭がくらってしたけど、なんなのかしら…?)
女「今度はツインテールですか。」
ド「そうよ、割と流行…。」
女「ドッペルさん大丈夫ですか…?顔色悪いですよ…?」
ド「疲れでも出たのかしら、ちょっと私の部屋で休むわ。」
女「わかりました…、苦しかったらお薬用意するので言ってくださいね…。」
ド「大丈夫よ、本当にちょっとふらってしただけだから。」

ド(女の髪型をいじった時、急に私が消える気がしたわ…。
  やっぱり私は完全に女になってないのね…。どうしたら私は私という個になれるのかしら。
  女に話したいけど…、これ以上迷惑はかけれないわね。)
32創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 22:21:29 ID:GADX/8UH
今からクライマックス!ただ貯め書きできなかったので、一分一秒を惜しんで書きますよ!



女「ずいぶん貯まったな…。」
ド「どうしたの女?」
女「あ、ドッペルさん。預金金額が…。」
ド「うわっ、ずいぶん貯まったわね。」
女「もう少しで一年が経ちますからね…。」
ド「一年…、あっ…。」
 (そういえばここに来た時に一年経ったらここから出るように言ったけど…。)
女「いろいろドッペルさんに迷惑かけてばかりですし…。」
ド「迷惑…かけてるのは私よ、どうして女が責められないといけないのよ。」
女「ドッペルさんは私にないものをいろいろ教えてくれました…。」
ド「私はあなたと同じなの、だからあなたにないものを知っているからいろいろ言えるのよ。」
女「ううん、ドッペルさんは私と違います…。ただ、私のことをよく知ってくれる人…私はそう思います…。」
ド「何よ…、私はドッペルゲンガーよ!あなた自身なの!全く同じ存在なのよ!」
女「でも…、私はドッペルさんのおかげで少しは変われた…。だから、もう同じじゃないと思う…。」
ド「女はドッペルゲンガーを何だと思ってるのよ!私の存在を考えたことあるの!?」
女「ドッペルさんはもう一人の私…。でも、ただ鏡に映っているだけじゃない、今私の目の前にいる違う私…。」
ド「私は女よ、あなたと同じ女よ!」
女「違うよ…。ドッペルさんはドッペルさん、私からすべてを取ったとしても私じゃない…。」
ド「馬鹿!同じなのよ私たちは!」
女「あ、ドッペルさん…!」

ド(私は女のドッペルゲンガー。女のすべてを取って女にすり替わった全く同じ存在。違うことなんて何もないわ。)
33創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 22:26:27 ID:P9+Mj9h0
頑張れー☆
34創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 23:14:07 ID:GADX/8UH
もう最後あたりなのにここに来て言葉選びに大混乱、私はまだ全然力不足って感じました…。


近くの公園
ド(私は女。女は違うって言ったけど、そんなことあってはいけない。
  でも、女は変わった。あんなに私に楯突いたことないのに…。女は私とは違うの…?)
女友「あれ、女じゃん。どうしたの泣きそうな顔して。」
ド「なんでもないわ、ちょっと家に入りづらいのよ…。」
女友「あ〜、もしかしてあのときの猫君がずっと暴れて手がつけられないの?
    女は猫を手なずけるの上手なのにね。」
ド「そうね、何が違うのかしら。」
女友「う〜ん、よくわからないけど。猫の兄弟だって血がつながってても結局は十人十色…。
    あ、猫だから十猫十色か。それだから色んな境遇によって性格とか違うのじゃないのかな?」
ド「…昔は大人しくて私の言うこと素直に聞いたのに、今日に限っては一歩も引かなかったわ。」
女友「時が経てばなんだって変わると思うよ、人も猫も。」
ド「私はどんなに時が経ってもずっと同じままだと思ってたわ。」
女友「女がそんなこというなんて、傑作物ね。」
ド「なんで今の台詞で笑うのよ。」
女友「だって一番変わったのは女じゃん。」
ド「えっ…。」
女友「あの事故の前全然喋らなかったのに、一年後いきなり現れて今じゃ学校の有名人じゃん。」
ド「そっか…。私は自分から…。」
女友「どうしたの女?」
ド「ううん、なんかどうすればいいかわかってきたわ。」
女友「今の会話で猫君が大人しくなるとは思えないけど…、まぁ頑張りなさいね。」
ド「うん、ありがとう女友。」
女友「さて、帰って女が主人公のGLでも…。」
ド「それは書くな!書いたら今度は殺す!」
女友「はは、その調子。じゃあね。」

ド(私はドッペルゲンガーだから常に同じじゃないといけないって思ってた。
  でも、私たちは最初から違っていた、違ってもよかった。私がドッペルゲンガーとしてただ女と同じでいたかっただけ。
  その執着心から別の個体である本当の私になれなかった。
  だから、私が本当の女になるには…。女とは全く違うことをすること、それで女という私ができる。
  もう少しでいいから何か変われたら…。)
公園に梅雨明けの風が吹く。
ド(生ぬるい風、髪がばさばさになる…。そっか、私がまだ女と同じ部分って…。)
35創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 23:41:28 ID:GADX/8UH
女「ドッペルさんどこに行ったんだろう…。もう帰ってこないとかないよね…。」
ド「…ただいま。」
女「あ、おかえりドッペルさ…どうしたのその髪!?」
ド「ごめんね、勝手に切って。でも私と女は違うって確認したかったんだ。」
女「私、ドッペルさんのこと何も考えてなかった…。」
ド「ううん、考えてなかったのは私だったわ。さっきは怒鳴ってごめんなさい。」
女「そんな、ただ私は…。」
ド「私から変わっていったのに、あなたと同じって言った私が馬鹿らしく思えたのよ。
  私と女は別の存在、私がどんなに女って言い張っても女にはなれない。
  だから私は女だけどあなたとは違う女になるわ。」
女「そうですか…、ドッペルさんは前向きですね…。」
ド「残念ながらその前向きさはあなたからもらったものよ。まぁ今となったら似てる部分の方が少ないかしら。」
女「少ないでしょうか…、同じ部分もいっぱいあると思いますけど…。」
ド「さっきは違うと言い、今度は同じと言いますか。じゃあご飯食べながらどれだけ同じか言い合いましょう。」
女「いいですよ…。あ、それとドッペルさん。」
ド「うん、何?」
女「髪型、ドッペルさんとても似合ってます…。」
ド「今の女の髪型は、女にとても似合うわ。」



一応これで終わり…なのですが、まだ足りない話がありますので急ピッチで書きます!
36創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 23:43:43 ID:P9+Mj9h0
ほのぼのと終わったなあ
サイドストーリー来るか?期待
37創る名無しに見る名無し:2009/08/03(月) 23:57:38 ID:U3C2ckA3
非日常の日常感が良い
38創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 00:00:53 ID:l5aI0D5/
かわええなぁw
なんか途中でバッドエンドな気配がしてたけど、
ほのぼので良かったとおもう。

残りも期待してるよー。

あと、どうでもいいが、移動型黒電話の持ち主がこのスレを見ているようだなw
39創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 00:31:31 ID:jpNC7IB9
1です。今から本当の終わりですよ〜、微妙に長くなったので二分割します。

ド「そういえば明日が私たちが出会ってちょうど一年になるのね。」
女「そうですね…、でも本当にずっとここに住んでもいいのですか?」
ド「もう私たちは違うのだから女が自由にするといいわ。」
女「そうですか…。なら、ずっとドッペルさんと一緒にいたいです…。」
ド「さすがにベタベタなのも困るのだけど…。」
女「ドッペルさんと私はもう違うから、ドッペルさんはお姉ちゃんみたいなものだと思うの…。」
ド「姉か…、だったら妹には外に出てほしいな。」
女「そう言われても、外にあまり出るなって言ったのドッペルさんだよ…。」
ド「それもそうね…。そうだ、ちょっと出かけてくるから明日を楽しみにしときなさい!」
女「え、明日…?ってドッペルさん、どこに行くの…?」
ド「ちょっといろいろ準備がいるのよ〜。」
女「はぁ…?」
40創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 00:34:04 ID:HR6a5o7u
ワクワクドキドキ
41創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 00:35:49 ID:jpNC7IB9
次の日の朝
女「結局、夜帰ってこなかったけどドッペルさんどこに行ってたんだろう…。」
ド「女ー、行くわよ!さっさとこれに着替えて!」
女「え、行くってどこにですか…?」
ド「制服着るのだから学校に決まってるでしょう。」
女「ええ、学校!?だめですよ…。私は存在してないはずですし、行ったら変に怪しまれますって…。」
ド「大丈夫、私を信じて着いて来なさい。」
女「まだ心の準備が…。」

学校
女「大丈夫でしょうか…。」
ド「心配しなくてもいいわよ。あ、女友!」
女「ひぃ…。」
女友「あ、おはよう女!それとその子が例の子?」
ド「ええ、そうよ。ほら、挨拶しなさい。」
女「ええっ…!挨拶って言われても…。えっと…、その…。」
女友「へぇ〜、本当に昔のあなたみたいね双子の妹さん。」
女「え?妹。」
ド「そうなのよ、せっかく会えたのにあの事故のことから全然立ち直れなくってね。
  私は一年で済んだけど、この子は二年も家に引きこもってたわ。」
女友「いやいや、引きこもってる時点で五十歩百歩でしょ。」
ド「それもそうね。じゃ私職員室行ってくるから。」
女友「わかったわ、さて今度は双子姉妹の話でも…。」
ド「書いたら殺す。」
女友「おお怖、妹ちゃんも気をつけてね〜。」
ド「さてと、何ポカンとしてるのよ妹。」
女「えっと…、双子ってなんですか…?どうして私がドッペルさんの妹に…?」
ド「私の女という存在を半分だけ返したの。だから結果として、私たちは生き別れの双子という設定になっただけよ。
  ちゃんと、編入試験に通ったことにもなってるわ。はい、証拠のあなたの生徒手帳。」
女「本当だ…。あっ私の家族に知らない名前…、これがドッペルさん…?」
ド「そうよ、我が妹よ。」
女「そういえば何で私が妹なんですか?」
ド「昨日あなたが私がお姉ちゃんみたいって言ったからよ。そうそう、一応今日は私たちの誕生日だってこと覚えてる?」
女「え、あ、はい。学校に行くきっかけにした日ですから…。もしかして…。」
ド「そう、学校への入校とおまけに姉がついてくるのが私からのプレゼントよ。これじゃ嫌かしら。」
女「うう…そんなことないです…、ありがとうございます…。」

女「ドッペルさん、じゃなかった…。お姉ちゃん大好き!」
ド「私も大好きよ妹…。」


新ジャンル「引きこもり内気少女とドッペルゲンガー」完
42創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 00:36:31 ID:D5eTvajv
乙!
43創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 00:37:53 ID:UT+SHjGp
乙ー!
44創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 00:39:18 ID:HR6a5o7u
おお、グッドエンドじゃぁーw

乙でしたー。
そしてグッジョブでしたー。
45創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 00:39:49 ID:jpNC7IB9
最後がちょっと甘々な感じでベタっぽくなってしまいました…。
とりあえず初投稿の新ジャンルはこれにて終わりです。
もしスレが残っていたらちょっとしたサイドストーリーを書いてみようと思います。
今回の教訓として貯め書きしたほうがいいと言うことだけでも分かりました。
ではまた会えたら。
46創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 00:40:22 ID:HR6a5o7u
スレは今のところ半永久的に残るから、
安心して書き溜めてきておくれw

待ってるよー。
47創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 01:09:42 ID:7yIw67xi
くだらねぇ、よくこんな話書くなぁ
妄想小説は日記(笑)にでも書いてろよ
48創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 01:34:09 ID:ieWZI5eY
おお、嫉妬だ!嫉妬!!
書き手は嫉妬が沸いてなんぼだから、これは喜んでおくべし
そして嫉妬は粘着せずに去るのが嫉妬の美学
じゃ。
49創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 10:46:53 ID:aWkzAS9C
嫉妬の数=実力
50創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 12:43:42 ID:3c26aINu
面白かった!乙カレー
51創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 14:24:20 ID:zWQ6mWzZ
次立てるときはVIPにしてくれ
この板では1000行かないと半永久的に残るわけだし
52創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 14:33:34 ID:UT+SHjGp
別にいいじゃまいか
圧縮が来てるわけじゃなしスレ数はあった方がいい
淘汰速度があがるからだが

それともあれか?この板でも保守がいると勘違いしてる手合いか?
53創る名無しに見る名無し:2009/08/04(火) 18:42:52 ID:HR6a5o7u
半永久的に残る、と言ってるんだから違うだろうな。
まあ、気持ちはわからんでもないし、この長さだったら
単独スレより台詞系総合とか使った方がいいんじゃないか、
と言うのはわからんでもないが

                   
                        ヽ○ノ   姉「まあいいじゃん!」
                         /
                        ノ)
                   
と姐さんも言っているのでまあいいじゃないか。
54創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 01:15:26 ID:Q07DLM5/
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
55創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 07:47:23 ID:UIGtu/je
>>53
棒姉さんこんなとこで何してんすかwwwwwwwwww
56創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 00:41:35 ID:1An2kNYR
姉妹スレ
ドッペルゲンガーの正体は未来人ではないだろうか
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/future/1224424358/
57創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 16:22:06 ID:k0ReHSJX
雷ドーン
全員「すぺぺっ」
全員 死亡
終わりだ!
58創る名無しに見る名無し
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J