プレデター日記 2冊目

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1創る名無しに見る名無し
映画「プレデター」「プレデター2」等に出てくる宇宙人プレデターの二次創作SSを主に日記形式で書いていくスレです。

前スレ 
プレデター日記 http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1228137442/l50#tag980

関連サイト

初代プレ日記
ttp://geocities.yahoo.co.jp/gl/prediary
 オオタさん=映画「プレデター」のプレのこと(故人)
 マサフミ=映画「プレデター2」のプレのこと 。殺しても死なず、生存。義手。
 タケダの爺さん、タカハシ、ケンジ、日記プレ = 映画「プレデター2」ラストに出てきたプレのみなさん

プレ日記保管庫
ttp://wikiwiki.jp/predator/
 ウルフさん=映画「エイリアンズvsプレデター2」のプレのこと 。ガニソン事件から、奇跡の生還を果たしたクリーナー。
 スカーフェイスさん=ゲーム「Predator Concrete Jungle」の主役プレのこと。 映画「エイリアンvsプレデター」のスカーとは別プレ。
 ジャック・カネダ・キノシタ =オリジナル・プレデター。 三馬鹿。 映画「エイリアンvsプレデター」のケルティック・チョッパー ・スカーとは別プレ 。
 ワタナベ=オリジナル・プレデター。マサフミの弟子のクリーナー候補生。良いところの坊ちゃん。
 チョンマゲ=アメコミに出てきたプレ。髪を1つに結わえている。過去、地球人女性「マチコ」に裏切られた。
 牙折れ=モデルはアメコミに出てきたプレ。但し、ここでは小学校低学年くらい。チョンマゲの生徒。
 サカザキ(仮)=オリジナル・プレデター。 本名不明。打倒スカーフェイスを夢見る庭師で、鎖鎌の使い手。
 クロサワ=地球人。カプコンゲーム「AVP」の女性キャラ。ここでは盲目の少女。ウルフの保護下にある。
 ミユキ=オリジナル・プレデター。日記プレの恋人。道具屋で働いている。プレ的にチャーミングな美人。
 生八つ橋=ミユキのペット。改良されたフェイスハガー。
 掃除屋見習い=オリジナル・プレデター。◆AvP.enmOzE 氏「ある掃除屋の闘い」の主役・・・のピチギャル時代。義手。
 オカザキ=オリジナル・プレデター。掃除屋見習いの兄弟弟子。
 師匠=オリジナル・プレデター。掃除屋見習い・オカザキの師匠。クリーナー。ウルフの知人?
 
アコログ(アメコミでのプレデターの情報があります)
ttp://ironjoe.blog7.fc2.com/blog-category-12.html

海外のファンサイト(英語必須&同人的設定も混ざっている為注意)
ttp://www.geocities.com/Hollywood/Highrise/7256/

ゲーム「Predator Concrete Jungle(PS2版)」youtube動画
ttp://jp.youtube.com/view_play_list?p=9DB335EC5B23C268

エイリアン・プレデター玩具画像掲示板
ttp://bbs.avi.jp/434089/

関連スレ

プレデター 6人目
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1228147531/

【AVP】エイリアンズvsプレデター【ROUND36】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1235029330/

【復活】エイリアン・プレデター総合スレ2【消滅】
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/toy/1246788549/1-100#tag8
2創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 07:04:57 ID:k82qPGVL
>>1 乙。
ここは即死判定ってあるのかな。
3創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 08:16:29 ID:pFs86K0P
25歳

三日間トップバリュ製品で過ごしたら食費が9000円も浮いた。
1週間でパンクしない自転車が買えるよ。
君もやってみなよ。

1日目 朝食 トップバリュヌードルしお味 88円
     昼食 トップバリュヌードルしお味 88円
     夕食 トップバリュヌードルしお味 88円

2日目 朝食 トップバリュヌードルしお味 88円
     昼食 トップバリュヌードルしお味 88円
     夕食 トップバリュヌードルしお味 88円

3日目 朝食 トップバリュヌードルしお味 88円
     昼食 トップバリュヌードルしお味 88円
     夕食 トップバリュヌードルしお味 88円

飽きたら腐るほどある他のトップバリュ製品を買えばいいだけ。
バランスのよい食事でダイエットにもなる。
ジャスコお客様感謝デー マジでおすすめ。

http://www.aeon.jp/jusco/miyuki/
4創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 00:51:39 ID:iaUJR+sx
レスが10いかないとあるらしい>即死判定
あと、10超えた後も長いこと放置してるとスレを乗っ取られます・・・

5創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 07:10:30 ID:n5F7XcRf
うーむ、10か。
まさかひとりでだらだら埋めるわけにもイカンしな・・・。
6創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 10:50:53 ID:4fIwnNMu
んじゃあっち埋めついでにこっちも即死回避
7創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 11:24:39 ID:Qoj79DWX
プレのリメイク版はどうなるんだろうかねぇ
8創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 21:29:57 ID:n5F7XcRf
噂では、リメイクと言っても一作目とは全く別物になるんだっけ。

できればあの、男臭さむんむんだけは再現して欲しいなあ。
今時の主流じゃない?だからどーした。
俺は武器を手に戦う女より、女子供を自分の背後へ押しやって敵と対峙
する男の方が見たいんだい!
9創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 23:36:34 ID:VCFwLsDw
>>8
んだぁね。
ダッチ再びとまでは言わないけど、
肉密度の高いやつを!
10創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 06:48:14 ID:Q5jcDcQz
んだんだ。
1のトラップ作成シーンとか目茶苦茶かっこよかったよな。


ムキムキで男臭いかつ演技派っているんだろか
11創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 10:29:48 ID:PYXbxvCR
>>8で言うように今時の主流じゃないせいか
コレと言った人思い浮かばないんだよなぁ…

条件充たしているなら無名の新人とかでも面白そうだけど
12創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 16:17:38 ID:Q5jcDcQz
無名の俳優さんでやる方がB級臭くて案外良かったり。
13創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 23:34:23 ID:4gpd3k+v
極上のB級は、並のA級を凌駕する・・・は、ともかく。
マッチョスターは、今はなかなか望めないからなあ。
肉密度低めでも、演技派で男臭い新人〜中堅はおらんものか・・・。
14創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 23:42:52 ID:yjHJt58+
ダイハードのブルース・ウィリスみたいな?

しっかし今の映画界、シュワちゃんやスタローンの後継者になれそうな
俳優が見当たらない・・・。
こりゃプレデターのみならずアクション映画界全体の危機だぞ。
15創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 23:42:59 ID:BDwqWmx7
その男、ジャン・クロード・ヴァンダム!


嘘です。ごめんなさい。
16創る名無しに見る名無し:2009/07/16(木) 06:40:33 ID:riflECrM
そういう俳優はプレ達の恰好の餌食だったのさ…
17創る名無しに見る名無し:2009/07/16(木) 10:14:45 ID:G/dSpnXk
マッチョスター不在にはそんな裏が!

シュワやスタローン辺りはもう襲うの諦めたんだろうなぁww
18創る名無しに見る名無し:2009/07/16(木) 22:24:50 ID:sN1n4v38
19創る名無しに見る名無し:2009/07/16(木) 22:30:10 ID:hZ9wKX/E
前スレ落ちた


htmlファイル保存してる奴いない?ログ取得し損ねた
20創る名無しに見る名無し:2009/07/17(金) 19:35:59 ID:tOkE4ZcW
変な友情や恋愛はプレに必要ないんだぜ。


すまん、前スレは持ってない…
21キノシタ日記:2009/07/17(金) 20:57:14 ID:SJGpTv1V
$月∨日

 前の日記帳が終わったので、今日から新しい日記帳に変わる。

 一時はどうなることかと思ったカネダの髪だが、最近やっと外に出られるくらいになった。
まだちょっと縦ロールが残っている感じだけど、まあ気にするほどじゃあない。
 三人で歩いていると先輩方に「やっと三馬鹿が揃ったな」とからかわれた。なんか俺たち、
三馬鹿で定着しちゃったな。
 タカハシさんが「三銃士」って最初付けてくれたんだけど、そのタカハシさんも結局「三
馬鹿」って言ってるし。
 なんかタケダの爺さんにもそう言われてるっぽい。
 スカーフェイスさんは「三羽烏(カラスってなんだ?)」って呼ぶけど、微妙に響きが三
馬鹿に通じてるのが悲しい。
 ウルフさんは・・・・そー言えば呼ばれたこと無い オレタチ、ニンシキサレテルカナ・・・orz
 そう言えば、ワタナベさんは流石に育ちが良いからか、三馬鹿なんて言わないな。

 まあでも、いつまでも(仮)が付いているサカザキ(仮)さんよりは良いのかな。スカー
フェイスさんが思い出すまで本人も名乗るつもりはないそうだけど・・・(無理だと思う)。
 チョンマゲさんもよく考えると、本名じゃないよなあ・・・多分。チョンマゲさんの生徒
の牙折れ君も本名じゃない。二人ともスカーフェイスさん同様見たまんま、だ。
 そう言えばウルフさんも本名じゃないんだよな。クリーナーであるために、名前も、出身
クランも、全て捨てたって聞いた。そこまでやるクリーナーも、あまり居ないらしい。
 こうして考えると、年長者(牙折れ君は違うけど)組って、本名名乗ってる
人の方が少ないかも。

 あれ?そう言えばミユキさんの彼氏の名前って・・・・?
22創る名無しに見る名無し:2009/07/17(金) 21:04:25 ID:SJGpTv1V
で、前スレについてだが、JaneStyleのログならあるんだが・・・。
23創る名無しに見る名無し:2009/07/17(金) 21:22:00 ID:xHClS607
そうだよなぁ、よく考えりゃタケダ・クランて仮名だらけだ・・・。


前スレについて:プレ日記保管庫もあるけど、ここんとこ全く更新されてないしなあ。
前々から気にはなっていたが、うまく編集できる自信がないので手をだせずにいる。
24 ◆AvP.enmOzE :2009/07/18(土) 01:04:00 ID:FQTxqYpm
前スレのログ、どなたか持ってませんか?
スレ保持数余裕だしどうせ落ちねぇだろ、とタカくくってたらこれだよ!

>>22

馬鹿じゃないけど三馬鹿と呼ばれる彼らが不憫なんだが

>>ログ
くだしあ


>>23
一応5人目辺りまではログ持ってるんで、ヒマとやり方さえ教えてくれればwiki編集するですよ
25創る名無しに見る名無し:2009/07/18(土) 09:06:58 ID:DwqNtWt0
>>24
若僧三人組の宿命みたいなモンで<三馬鹿

ログはどこかにアップローダにあげればいいのかな。
datファイルなんだが。
アップローダは使った事無いんで、マサフミでも分かるやり方書いてある
ようなところはないかな。
2623:2009/07/18(土) 16:56:51 ID:9dSGBCHY
>>24
それが俺もまだwiki編集はやったことなくて
やり方わからないのだorz
下手にさわっておかしなことになってはヤバイと思い
手を付けないまま今に至る・・・。
27 ◆AvP.enmOzE :2009/07/19(日) 01:39:52 ID:dNbkPAmI
>>26
通常のうぃきぺと同じならいいんだけど、よくわからんのですよ実際
2825:2009/07/20(月) 21:41:12 ID:t+rN+P3k
前スレのログだが、取りあえずJaneStyleのdatファイルはうpしてみた。

 ttp://uploadr.net/file/934a1b892a
29創る名無しに見る名無し:2009/07/22(水) 20:10:26 ID:x5PH6Cu1
>>28
乙です。こんな風になるんだなあ。

てか、テンプレにアカギが入ってないことに今頃気づいた。
ごめんよぉ、アカギ〜!
30 ◆AvP.enmOzE :2009/07/22(水) 20:41:57 ID:NMBFtHZm
>>28
さんくす
ヒマな時に編集させてもらおうッッ!!
31創る名無しに見る名無し:2009/07/23(木) 21:15:50 ID:Mpb7Bk0f
>>30
お願いします!

お、俺の漫画ももうすぐ完成・・・このペースだと
今週・・・いや、来週末?ウボァー
32創る名無しに見る名無し:2009/07/23(木) 22:45:33 ID:eeyvDgTU
>>29
あ゛ーーーーーー!俺も忘れてた!!<アカギ

>>30
宜しくお願いします。
やり方、読んでは見たけどわからんかった・・・・orz

>>31
まあ、ゆっくり、じっくりいきましょうや。
33創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 02:12:26 ID:BJxHA3y7
流れぶったぎって投下
プレキャラいまいち把握してないんで、オリプレで書いちゃいました。

新米プレ日記

〇月〇日
全く、あの老害どもめ!
古代からのしきたりだか何だか知らないが、俺の斬新なトロフィーの製作方法を否定しやがって!
あいつらに理解させるには、やはり実物を見せるしかない!

〇月〇日
くそっ!やはり普通の生き物じゃインパクトが足りない!
しかし俺が持っているライセンスは最低ランクの星内B級。
講習を聞くだけで貰えてしまうシロモノだ。
一つ上のA級を取ればチームを組んでハンターパークの危険区域に入ることが出来るから、運がよければレアものを狙えるが、どうせなら違う星の生物をトロフィーにしたいところだ。
何かいい案はないだろうか…?

〇月〇日
やったぞ!
マサフミ先輩に相談して俺の斬新なトロフィーを見せたら、国際A級、もとい、星外A級ライセンスを申し込んで貰えることになった!
まあ、知的生命体のメスでこれを作って渡す約束はさせられたが。

〇月〇日
ライセンスもう届いたwww
昨日申し込んで今日届くって、早過ぎだろ!
で、このライセンスは〇〇宇宙港のBゲート限定でしか使えないらしい。
質感も安っぽ…、てかこれマサフミ先輩のコピーじゃ…?
なんか、おもいっきり偽造臭いんだけど…。

〇月〇日
そんなわけで俺は色々と規定をやぶり、マサフミ先輩に勧められた、とある惑星に降り立った。
以前この星で狩をした者達の話を総合すると、生態系のトップに立つニンゲンという生命体は、たまに銃を連射する危険な個体がいるものの(といってもかなり威力は低いそうだが)、基本的にひ弱なうえ動きもそれほど速くはないらしい。
おまけに光学迷彩を発動すると、つまらないほど簡単に狩れるらしく、狩猟よりもトロフィー作成がメインの俺にはもってこいの星だと判断した。


〇月〇日
おかしい…。
ニンゲンは家族単位でポツンポツンと暮らす者もいるが、ほとんどは大きな建造物に住んでいて、昼間は別の大きな建造物に集まり、夜になるとまた住家に戻る習性をもつと聞いたのだが…?
俺が狩猟場として選んだそこは、降下ポイントから程近い山中に一軒だけ建てられた、そこそこ大きな建造物だった。
まずはじっくりと観察することにしたのだが、いきなりニンゲンどもが慌ただしくなったと思ったら、ぱたりと表に出て来なくなってしまった。
まさか気付かれたのだろうか?
しかしそれにしても、あれだけの数のニンゲンがこの建造物に立て篭もるには、いささか小さすぎる気がするのだが。
地下にかなり大きな居住区があるのかもしれない。
34創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 02:16:51 ID:BJxHA3y7
>>33続き
新米プレ日記2

同日18時50分
さらに観測を続けるべきか、侵入するべきか決めかねていると、この建造物に繋がる唯一の道を一台の軽装甲車と数台の大型トラックと呼ばれる移動用機械が疾走してきた。
建造物にたどりつくと、その内の1台から十数匹のニンゲンが降り立ち、1番大きなゲートの脇にある、通用門の扉へと殺到した。
俺に気付いて戦闘力のある者達を呼び出したのだろうか。
少なくとも地下に移動施設があって、突入したはいいがもぬけの殻、というのはなさそうだ。
扉に張り付いた数匹がコードを何本か端末に接続し、しばらく操作をしていると、固く閉ざされていた扉が開く。
端末を操作していたニンゲン達が場所を開けると、明らかに重装備をした集団が前に出て来る。
何らかの防護服を着込んでいるらしく、体温が遮断されててイマイチ確認しずらい。
擬態する獲物を狩るために進化した、サーモグラフィーのような俺達の赤外線視覚では、こういった場合すっげー大変なんだよな。
退化した光学視覚をある程度補助する、擬似光学視覚にモードを合わせると、数人単位に別れたニンゲンが、大きく開いた扉から順次突入していった。
聞いていた話よりも秩序だった動きで、これはもうしばらく観測を続けた方が良さそうだ。

同日19時05分
建造物内で激しい戦闘が始まった。
やはり俺が発見されたわけではなかったらしい。
では何が起こったのか、というと見当もつかないが。まあ、事前に得られたデータでは、やつらは同族同士の殺し合いが心底好きな生物のようだし、何かのトラブルが元で殺し合いになったとしても何ら不思議はない。
強い獲物を狩りたい、という狩猟種族としての本能が疼くが、あくまでも俺の目的はトロフィーの作成。
猛る心を無理矢理押さえ込み、観察を続ける。

同日19時20分
いよいよ戦闘は激しさを増し、指揮官らしきニンゲンのオスが軽装甲車の周りに展開した通話装置に向かって怒鳴っている。
乏しい言語データから累測するに、指揮官よりも上の者から全軍突撃の命令が出ているらしい。
確かに戦力を小出しにして各個撃破されるのは愚の骨頂だが、相手の戦力がわからない今の状況で全軍突撃は明らかに誤りだろう。
おまけに事後処理のためについてきたような技術者や、連絡係の最低限の兵力すら投入しなくてはならないらしい。
種族が違っても、やはり上に立つ者は無能ぞろいになってしまうようだ。
俺はひそかにこのニンゲンの指揮官に同情した。

同日19時35分
激しい戦闘は徐々に収まり始めたようだ。
散発的に銃声と爆発音が響くが、それの間隔がどんどん長くなる。
そして、突入した部隊がコントロール施設を確保したのか、固く閉ざされたままだったゲートが半分ほど開いた。
覚悟を決めたらしい指揮官が率先して防護服を着込み、装甲車のハッチを開いたままゆるゆると建物内に進み出る。
本来非戦闘員らしき技術者らしき一群も、その指揮官に叱咤激励されながらのろのろと装甲車の後ろをついていく。
35創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 02:22:34 ID:BJxHA3y7
新米プレ日記3

同日19時45分
軽装甲車が突入し、しばらくするとゲートが再び閉じだした。
材質的に最大出力のキャノンを数発当てれば、出入りするぐらいの穴は簡単に開きそうだが、ニンゲンどもに気付かれる恐れがある。
それになにより、こうしてじっと観察しているだけという状況にあきた。
俺は閉ざされる寸前のゲートに滑りこみ、建物内に侵入した。

同日19時46分
入った部屋は巨大なホールになっていて、コンテナがずらりと列んでいた。
そして、その先にも同じようなゲートが見える。
が、それを確認したのはちょうど閉じる瞬間だった。
まんまと閉じ込められたというわけだ。
仲間がいなくてよかった。こんなマヌケな姿を見られたら、どんなにすばらしいトロフィーを作ったところで、誰もきちんと評価してはくれないだろう。
さて、どうするか。
試しにいくつかあるドアを片っ端から回ってみる。
しかしそのどれもがロックされていて、さきほどニンゲン達が調べあげたパスコードを打ち込んでも、コードが変更されました、というメッセージが表示されるだけだった。
天井クレーンの操縦席に昇る階段への入り口すら電子ロックされており、この建物はよほど世間には知られたくない何かがあるらしい。
いよいよ破壊もやむなし、と結論づける直前、頭上のクレーンフックに目が止まった。
ふむ、いけるかもしれない。
足場になるようその辺のパレットをいくつかずらし、重ねあげられたコンテナへの助走路を作ると、三角跳びの要領でずんずん登っていく。
一番高く積まれたコンテナから、クレーンのフックに何とか届く距離まで近付くことが出来た。
俺は渾身の力を込めた跳躍でクレーンのフックに飛び付き、ワイヤーを昇る。
鉄骨の梁を伝い、一番手近な点検ハッチに張り付く。
よし!やはりここまでは電子ロックされていない!
ここなら無理矢理こじ開けても、ニンゲンどもにすぐばれる心配はないだろう。

同日20時05分
狭い坑内を苦労して進んでいると、いきなりズンッ!と腹に響く衝撃音が聞こえた。
そして、さほど差をおかずにまた同じような衝撃音が。
しかも、先程よりも近い感じだ。
とりあえず様子を見に行ってみよう。
36創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 02:28:03 ID:BJxHA3y7
新米プレ日記4

同日20時07分
たいして進まぬうちに一際大きな音がすぐ近くで聞こえ、それと同時に俺は点検坑の天井に嫌というほどたたき付けられた。
この音の正体がちょうど俺の下を通過したらしい。
が、それを最後にぱったりと止んでしまった。
さらに少し進むと、下に降りられそうなハッチを見つけたので降りてみることにした。


通路はぼんやりと薄い明かりに照らされ、擬似光学視覚だけでは少々現状を把握しずらい。
目が疲れるので余りやりたくないが、赤外線視覚と併用したほうが良さそうだ。
念のため光学迷彩のレベルを上げ、辺りを見回してみる。
すると、通路の先に大きな熱源を発見した。
だいぶひしゃげているが、先程指揮官が乗っていた軽装甲車のようだ。
はんば崩壊した隔壁に車体の後ろ半分を突っ込み、キュルキュルと虚しく前輪を空転させている。
先程から聞こえていた音は、この軽装甲が隔壁をぶち破りながら進んできた音らしい。
近付くと車輌のひしゃげた隙間から、通信機のものらしいニンゲンの音声が流れていた。
「…ザッ…こちら…中佐、コントロール…を制圧した…、全員、中央試験場に集結せよ…、繰り返す…」
ふむ、先ほどの指揮官のようだ。
が、何か引っ掛かる。
この車輌に乗っていたはず、というのもあるが、何か音質に違和感がある。
念のため、今まで拾った音声と照らし合わせてみる。
…これだ!
先ほどの指揮官のサンプリングと、彼に全軍突撃を命令していた音声のノイズが一致している!
ということは…

「う、うう…」
バクンッ!と、もはや用を成さなそうな軽装甲車のハッチがいきなり開き、中から赤い液体に濡れたニンゲンがはい出てきた。
ああ、そういえばこの星の生き物は赤い血が流れているんだったな。
「ま、まさか、アリスまで狂うなんて…」
はい出てきたニンゲンは、そう弱々しくつぶやくとばたっ、と力尽きた。
出血量から見て、手当てをしなければ死ぬレベルだろう。
ハッチから引きずり出して体をスキャンすると、この個体はメスだと判明した。
んー、マサフミ先輩への土産はこれでいいか。
できればこんなヤツ、といって見せて貰った、隠し撮りらしい一枚の画像データに写った異星人の姿に驚くほど似ているし。
種族名はクロサワ、とかいったような?
対象物がなかったのでサイズはわからないが、俺と比べてこの個体の体長はずっと低いから、ますますマサフミ先輩の条件に合っている。
となると、なるべく生きたまま船に乗せたい。
俺はその瀕死なニンゲンのメスを抱き抱えると、手当てが出来そうな場所を探すことにした。
37創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 02:33:13 ID:BJxHA3y7
新米プレ日記5

同日20時11分
落ち着いて手当てが出来そうな部屋を見つけた。
鋼鉄製のドアに鍵を掛けると、バッテリーを喰う光学迷彩を解除し、重苦しい防具を脱ぎさる。
いやあ、クランの人達はよくこんなの常時身につけていられるよな。
さて、ニンゲン相手にどんな手当てをすればいいのか。
マサフミ先輩から借りた降下ポッドにスキャンデータを送信し、手持ちの医療キットでの適切な治療法を検索してみる。
(ちっがーう!なんつーか、もっとロリロリした…、あっと、ヤバ!)
ん?なんかマサフミ先輩の声が聞こえたような?
しかし、マスク内のディスプレイは何事も無く薬品名と使用量のデータを表示する。
気のせいか。初めて他惑星に来たから、どうやら気が高ぶっているようだ。
さて、えーと、これとこれを混ぜ合わせて?
硝子の破片を少量?なんじゃそりゃ?
とりあえず降下ポッドのコンピューターから送られてくるデータを元に、ニンゲンの治療を始めることにした。
「あなた、誰…?私を…、どうする…気?」
うお!?気絶しているとばかり思っていたのに起きてた!
ニンゲンのメスは怯えた様子で俺を見ている。
うーん、無視して治療を進めたら、絶対暴れて死んじまうパターンだよな。まあ、トロフィーにするため、って正直に答えても同じ結果になるだろうけど。
えーとえーと、今の質問に対する受け応えは、と。
「君を死なせはしない!僕が必ず守る!」
というわけで、コンピューターが表示したセリフを読み上げた。
うは! いまの受け応えがプレ語に訳され、そのあまりにもクサいセリフに思わず手にした薬品を取り落としそうになる。
他にもズラズラと並んだ受け応えの候補を読んで、頭がクラクラしてきた。
なんだか、異星人のメスを落とす(性的な意味で)のが目的としか思えないのばっかりだ。
しかも、どーも漫画やゲームのセリフを参考にしてるっぽいんだけど…?
「!? あ、あなた、B.O.Wじゃ…!? それとも自我が残って…!」
自分が口にしてしまった厨クサいセリフに身もだえしていると、ニンゲンのメスが何か言ってきた。
スキャンしっぱなしのコンピューターは、このメスの心拍数やら筋肉の緊張状態やらから推測して、相当驚いていることを示している。
まあ、この星の生き物とは全く違う存在に、いきなりんなセリフをのたまられたら驚くだろうな。
と思っていたら、コイツの言った言葉を翻訳してみると、何か違うことで驚いているようだ。
38創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 02:34:38 ID:BJxHA3y7
新米プレ日記6

B.O.W?
バイオ オーガニック ウェポン=有機生命体兵器、本来は細菌兵器を指すが、人工的に生き物を改造し兵器化したものも含まれる。
解らない言葉に直ぐさま降下ポッドのコンピューターが解説を加える。
んー、なんでマサフミ先輩のコンピューターはこんなに離れた星の情報が豊富なんだろ?
まあ、勘違いしてるならその方が好都合。
「分からない。記憶を失ったようで何も思い出せない。だけど、どうしても君を助けたいんだ」
今度は慎重に受け応え候補のリストを見ながら発音していく。
「まさか…、あなたジョン?」
メスの心拍数がさらに跳ね上がった。
「ジョン!ジョンなのね!?私よ、エイダ・ウォンよ!」
おやぁ?
なんか勘違いが加速してるっぽいんだけど?
うぉっ!?
などとぼんやり考えていたら、いきなり抱き着かれた。うわ、柔らかい!
エイダ、と名乗ったこのメスの身体は、とても柔らかかった。
ニンゲンという生き物は全てこんなに柔らかいのだろうか。
今まで生きて初めて感じた感触といっても過言ではないそれは、ただの猿、もしくはマサフミ先輩への手土産としてしか見ていなかった俺に衝撃を与えた。
よし、俺用にもう一匹捕獲しよう。
「ああ、まさか、ジョンがB.O.Wにされてたなんて…」
しかし、その極上の感触はそう長く味わせて貰えなかった。
というのも、エイダが何かぶつぶつ言っていると思ったら、そのままズルズルと床にヘタリ込んでしまったからだ。
あー、そういや死ぬ寸前だっんだ。
俺を誰かと勘違いしているらしいエイダをそっと抱き上げると、1番損傷の激しい箇所を探す。
ん、ここだな。
で、調合した薬を塗ろうとしたら、エイダがまたなんかぶつぶつ言ってる。
「私は…、このまま、死んでも…、仕方ないおんな、なの…」
何言ってんだ、コイツ?
死の恐怖でおかしくなってんのか?
無視して薬をぬった。
「ひぎぃ¥$¢£%#&*@§ふじこ」
うぁ…、トドメ刺したっぽい…。
39創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 02:37:30 ID:BJxHA3y7
とりあえず今日はここまでです
40創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 07:27:08 ID:DIVGbEvm
もはよう&乙〜。
バイオキターーー!確かに知らないで見れば、プレもB.O.Wに見えそうではあるな。
ジョンってあれか、メモだけでていたあいつか。

しかし新米よ、相談する相手を間違えて居るぞ。
しかもマサフミ、いつクロサワの写真なんか・・・って言うか、なんか色々とお前ヤバ・・・・。
41創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 22:53:02 ID:LOts4z+d
ちょwwwマサフミ、ウルフのことロリコンとか
言ってたくせにwwww
42ケンジ日記(便乗、びーんじょー):2009/07/25(土) 08:21:17 ID:4qG/gD/e
※月△日

  最近、また流血沙汰が増えている。
 と言っても、マサフミ限定ではあるので良いのだが。
 今日もまた救護室に担ぎ込まれてきたのだが、いつものワタナベじゃなく、たまたま通
りすがったアカギに担がれてきた。なんでも建物と建物の隙間に詰め込まれていたらしく
、引っ張り出すのに苦労したらしい。
 今回は全身なます切りにされた上にこんがりと焼き上げられていた。引っ張り出された
時の傷もあって、重傷も良いところだが命には別状はないそうだ。

 やっぱりあいつはプレデターじゃなく、プラナリアあたりの生物なんじゃないだろうか。
 そうでもないとこの生命力は説明が付かない。

 ここまでやると言えばウルフさんかタカハシさんなので、タカハシさんに話を振ってみ
ると、険しい表情になって「やっぱり・・・」と呟いた。
 なんとあの馬鹿、なにをとち狂ったのか知らないがクロサワを隠し撮りしたらしい。
 普通だったら気がつかれなかったろうし、クロサワの目が見えないからと油断したよう
だが、クロサワの聴力と嗅覚は俺たちより遙かに鋭いそうだ。
 なのでクロサワは「なにをしていたか」までは判らずとも、「マサフミが黙ってなにか
していた」は判っていたらしく、ウルフさんにそれを話した。
 ウルフさんはそれを聞いてすぐに何があったかわかり、そりゃあもう怒髪天を衝く状態
だったらしい。
 クロサワのことは、まあ暗黙の了解的な所はあるけれど基本的にシークレット事項だし、
そもそも自分が保護している幼体が隠し撮りされたなんて、怒るに決まっている。

 「それとな。お前だから話したんだが、このことはスカーフェイスさんの耳には入れな
いように、ともウルフさんに言われている。今ちょうど遠出されているからな。帰ってき
ても言うんじゃないぞ」
 とタカハシさんが付け加えた。
 普段は庇い役なスカーフェイスさんだけど、クロサワがらみじゃあ怒るだろうしなぁ。
 でも、一度激怒したスカーフェイスさんを見てみたいもんだな、と思った瞬間、なぜか
変な恐怖感に襲われた。タカハシさんも同じらしい。

 それにしても。
 なんだってあいつはクロサワの隠し撮りなんかしたんだ?
43創る名無しに見る名無し:2009/07/25(土) 14:09:21 ID:s65LxheL
マサフミもう駄目だコイツ…w
44創る名無しに見る名無し:2009/07/26(日) 19:42:25 ID:xbqMo4H4
マサフミ、今回は徹底的にやられたみたいだな〜・・・
まあ無理もないけどw
人間以外の種族のエロ写真とかも集めて売りさばいてそうだ。
45創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 10:25:56 ID:7JWK0vwH
そういや月刊マサフミにいかがわしい写真載っていたこと思い出したw
46創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 13:15:24 ID:DJDEz85y
日記は好きなんだけれど、
個人的にはロリ設定とかマジ勘弁

それでなくともpredatorって
子供を襲う犯罪者のネガティブイメージがあって厭なのに
47創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 18:53:50 ID:cBg8IQJs
せいぜい、人の飼ってる猫見ているうちに欲しくなった、程度の認識だったが。
つか>>子供を襲う犯罪者のネガティブイメージは初耳だったな。英語でそんな意味があったのか。
48創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 19:16:58 ID:rQnbG+aP
俺も知らなかった>犯罪者のイメージ
しかも性犯罪者とは・・・。

そういやーマサフミ、一度はキャンディ少年に照準当てたが、
武器持ってないこと確認したら狩らずに立ち去ったな。
妊婦も狩らなかったし、根は案外真面目な奴かもしれん。
49創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 21:47:47 ID:cBg8IQJs
>>48
いや、それは流石にプレデターの矜持ってやつだろ。
子供や妊婦まで狩ってしまったら、BadBloodsだろうし。

いくらちゃらんぽらんだろうとDQNだろうと、そこはなぁ。
50創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 23:09:26 ID:rQnbG+aP
本当にやっちゃいけないことはわかってるんだろうな>マサフミ

思えばプレにああいう精神性があることを教えてくれたのは
マサフミなんだよな。
プレのキャラクターとしての幅を一気に広げてくれた。
51創る名無しに見る名無し:2009/07/28(火) 01:43:50 ID:0NqyTVos
ども、新米プレ日記書いてる者です。
マサフミの扱いが雪だるま式に低くなってくwww
いや、こーいった役を任せられるのはマサフミしかいない! と思って白羽の矢を当てたわけですが。
マサフミファンの方々ごめんなさい。
修正するとなると、めちゃくちゃ書き直すことになってしまうので、申し訳ないんですが最後までこの路線でいかせてもらいます。
今後は『やぶ』というコテを付けて書くようにしますので、NGワード登録お願いします。
52やぶ:2009/07/28(火) 01:51:03 ID:0NqyTVos
>>38続き
新米プレ日記7

同日20時17分
あの得体の知れない薬のせいで深い昏睡状態におちいったエイダを部屋に残し、自分用のメスを捕獲するため軽装甲車が作った通路を俺は進んでいた。
部屋の扉は念のため出力を落としたキャノンで壁と溶接したから、たとえエイダが意識を取り戻したとしても逃げられる心配は無いだろう。
チャッ、チャッ、チャッ
不意に硬い物がリズミカルに何かと当たる音が聞こえてきた。
俺は直ぐさま光学迷彩のスイッチを入れ、壁に身を寄せる。
数秒後、通路の角から数匹の生物が姿を現わす。
赤外線視覚だけだったため詳細は分からないが、シルエットとサイズから降下ポッドにリンクしたままのコンピューターがそれの正体を判別する。
それは犬、と呼ばれる生物だった。
が、特長のデータを見る暇は与えてくれないようだ。
犬達は立ち止まり、鼻をヒクつかせたと思ったら、一斉に見えないはずの俺へ向かって走りだした。
飛び掛かってきた一匹目は体を反らしてかわし、二匹目には拳を叩き込んで床に落とす。
脚を狙ったらしい一匹は逆にわざと臑当てにかじりつかせ、そのまま足を振り回し壁に叩きつけた。
そいつはギャンッ!と悲鳴をあげて動かなくなったが、床に叩き落としたヤツはヨタつきながらも体勢を立て直す。
ちっ!かなり手応えがあったはずだが、この犬という生き物はサイズの割りにかなり耐久性が高いらしい。
俺を強敵と見なしたのか、少し離れた位置で唸り声をあげる犬達。
俺は素早く槍を取り出し、振り回しやすいように少し短めにセットする。
その瞬間、またも犬達は飛び掛かってきた。
ワンパターンなんだよ!
俺は先程とほぼ同じ位置に飛んできた一匹目の、大きく開いた口の中に槍を突き立てる!
グズリ、と穂先がえぐり込む感触を感じた直後、すぐにそれを手放し、そのまま流れるように肘を落とす。
それは先程とやはり同じ軌道で跳んできた、二匹目の脳天を正確に打ち抜く。
ギャンッ!という悲鳴をあげて動かなくなったが、槍を口中に突き立てられた一匹目はまだ生きていた。
そいつは口から背中の半場まで貫かれた槍を抜き取ろうと、じたばたとぶざまに転げ回っている。
おいおい、いくらなんでもしぶとすぎだろう。
が、どうしても抜けないことがわかったのか、そいつは槍を無視して俺に向き直る。犬という種族は痛覚がないのか?
しかしさすがに動きは鈍く、三度目も同じ位置に飛び掛かってきたそいつの口から突き出た槍を掴むと、力任せに振り回して壁に叩きつけた。
ギャンッ!
そいつも同じ悲鳴をあげて動かなくなった。
ふう、この星は軟弱な生き物しかいないと思っていたが、なかなかてこずるもんだな。
53創る名無しに見る名無し:2009/07/28(火) 01:55:29 ID:egxww3/F
身に迫る臨場感があるねー
54やぶ:2009/07/28(火) 01:55:37 ID:0NqyTVos
新米プレ日記8

三匹とも完全に心肺停止していることを確認すると、あらためて犬のデータを参照する。
ええと、犬はニンゲンが狩猟するときのパートナーや番犬、あるいは愛玩用として飼われており、嗅覚が発達していて光学迷彩を発動させても我々を見つける。
ふむ、なるほど。だから俺をあっさり捕捉したのか。
俺は愛玩用としても飼われている、という一文に興味を引かれ、擬似光学視覚にモードを合わせる。
実は俺、可愛い物には目がないのだ。
だからこそ、愛らしい姿をいつまでも愛でることが出来る、新しいトロフィーの製作方法を模索したのだ。
さーて、この星の愛玩用ペットはどんなカワイコちゃんなのかな(ハート

うぇっぷ!
床に横たわるソレに目を合わせた途端、その醜悪な姿に吐きそうになった。
なんだよコレ!?
ニンゲンってのはこんなのを可愛いって思うのかよ!?
顔は俺の攻撃でひしゃげた(そりゃ元々目玉が両方飛び出して、垂れ下がってる生物なんていないだろう)から仕方ないとして、皮膚病の一種なのか体表のあちこちが腐り落ち、骨の間から臓物が見えている。
こんな生き物を、俺は絶対愛玩用として飼いたいとは思わない!

同日20時21分
犬を撃退してさらに通路を進むと、あちこちを食い荒らされたニンゲンの死体を見つけた。
歯型を見るまでもなく、先程の犬にやられたのだろう。
俺は興味を失い、そこを通りすぎた。
あ゛ー。
その瞬間、気味の悪い呻き声と共に背後から何者かに襲い掛かられた!
おかしい、擬似光学視覚だけだったならともかく、赤外線視覚で見ても生き物はいなかったはず!
しかし現に俺は背後から襲われ、防具の上からとはいえそいつにあちこち噛み付かれている。
つぅっ!?
そのうち、関節部の装甲が薄い部分に噛み付かれ、ほんのかすり傷程度だがダメージを受けた。
ちぃっ!やってくれるじゃないか!
俺は首筋に巻かれた腕を強引に引きはがすと、体勢を低くして腰をいれ、一気に壁へ投げ飛ばす!
そいつはそのまま壁に激突し、ぶつかった肩があらぬ方向にひしゃげた。
が、まるで痛みを感じていないかのように平然と起き上がる。
驚くべき鈍感さだが、動きそのものも鈍いため、俺はじっくりとそいつの正体を見極めることにした。
うぇっぷ!
み、見なきゃよかった…。
本日二度目の吐き気とともに、口の中が苦すっぱい味に侵される。
そいつは間違いなくついさっき通りすぎた、犬にあちこちを食い散らかされたニンゲンだった。
破れた腹からは引きずりだされた腸が床まで届き、赤黒い傷の奥に白く見えるのは骨らしい。
外見的には死んでいるようにしか見えないが、赤外線視覚で見える輻射熱が、そいつは生きて活動していることを示している。
やはりおかしい。さっき見た時は体温が低下していて、間違いなく生命活動が停止していたはずだ。
だいたい、データではニンゲンというのは脆弱な生き物で、おまけに大変な痛がりやのはずだ。
これだけのダメージを受けて動くことが出来るのなら、あの脳みそまで筋肉のクリーナー達みたいじゃないか!
55やぶ:2009/07/28(火) 02:04:48 ID:0NqyTVos
>>53
ありがとー

続きはまた後で。
56やぶ:2009/07/28(火) 02:22:20 ID:0NqyTVos
そうそう、ゲームのバイオハザードを知らない方もいると思うので、ちょっと補足を。

エイダはある目的のためにアンブレラ社(この施設の会社)の研究員であるジョンに近付き、恋人のフリして内部情報を色々教えて貰ったり、ジョンを訪ねるフリしてこの施設を探ってる女スパイです。
ボン!キュッ!ボン!のチャイナ服が似合うアジアンビューティです(バイオハザード アンブレラクロニクル版で見るかぎり)。
新米プレは異星人をあまり見たことがないので、自分より小さいから成人女性のエイダを勝手にニンゲンの幼体と勘違いしています。
57創る名無しに見る名無し:2009/07/28(火) 07:15:21 ID:mzwH9CQF
バイオシリーズは最後までクリアしてないや…w

新米さん噛まれたみたいだけど、感染はしないんだろうか。


後、とトロフィーにする事で、ずっと愛でていられる、
って所に軽く恐怖を覚えた。
58創る名無しに見る名無し:2009/07/28(火) 07:38:35 ID:oV2b7Vim
乙。
ところでプレにT−ウィルスは感染せんかな。

>>あの脳みそまで筋肉のクリーナー達
ウルフさんと掃除屋見習いがアップを始めますた。
59日記じゃないけど:2009/07/29(水) 22:32:14 ID:zqp5gfrG
満月の深夜、二人の幼い少女が追われていた。
いつもであれば父と母の保護の元、安らかな夢の中にいるはずの子供達だった。
しかし、突然の侵入者達に平和な家は乱された。
父母はかろうじて子供達を外へ逃がす事は出来たものの、幾発もの銃弾を撃ち込まれて惨殺され
た。

まだ幼い姉妹は、家以外に自分たちを守ってくれるであろうという場所へ必死で走っていた。
もう少し大人であれば、警察へ向かっていただろう。
だが、彼女たちの幼い思考は「神様」のいる「教会」こそが、自分たちを守ってくれ得る場所な
のだと考えた。
姉妹は誰もいない、灯りの消えた教会へ逃げ込み、聖母マリア像の足下へ身を投げ出して祈った。
「マリア様、助けてください!」

追っ手の男達は、薄ら笑いを浮かべながら子供達の逃げ込んだ教会へ近づいていった。
ブロンドの綺麗なガキどもだった、顔も悪くない。
ありゃあ高く売れるぜ。
その前に自分たちで楽しむのも良い。
まっとうな神経を持つ者が聞けば吐き気を催すような会話をしながら、追っ手達は教会の扉へ手
をかけた。
しかし、男達も姉妹も気がついていなかった。
教会の尖塔の上に蹲る影に。

男達はことさらにゆっくりと教会の扉を開いた。
子供達は怯え、身を寄せ合う。
その様を楽しむように、男達は下卑た表情でじりじりと近づいていく。
少女達は必死で祈るが、白い大理石の聖母も、周囲を囲む聖人達の絵も何も答えようとはしない。
色玻璃を通した月光で海の底のように青く染まる祈りの場は、煉獄になろうとしていた。

その時、教会の正面入り口から凄まじい破壊音が響いた。
それと同時に、無数の色鮮やかな光の破片が降り注いだ。
教会の正面を飾る、いささか不似合いなほどに豪奢なステンドグラスが砕け散ったのだ。
そして、姉妹と男達の間に降り立つ影があった。

夜とはいえ、月明かりはまばゆいほどだった。障害物無く射し入る青白い月光は、乱入者の姿を
余さず照らし出す。
男達よりも二回りは大きく逞しい肉体と、は虫類を思わせる強靱そうな皮膚。手には鋭い爪が生
え、頭部からは何本もの太い髪の毛を思わせる触手のようなものが伸びている。

「天使・・・様・・・?」
それは絵本やクリスマスカードで慣れ親しんだ、翼を持つ優しげな風貌ではなく、むしろ悪魔に
近いような形ではあったが。
鈍銀色の仮面と鎧をまとい、虹色の光片が乱舞する中で降り立った姿は、幼い彼女たちの目にも
美しかった。
「天使」は、言葉を発することなく祭壇の下の物入れを指した。
体の小さな彼女たち二人が入るだけの余裕は十分にあり、厚い古木の扉は多少の弾丸など通さな
いだろう。
「天使様」の言うことは絶対だ。
二人は互いに抱き合うようにして、その中へ身を潜めた。

2体の幼体が隠れるのを見届けると、プレデターは追っ手たちの方へ向き直った。
この逃走・追跡劇に遭遇したのは偶然であり、干渉する気はなかった。現在、地球人への過度の
干渉は禁じられている。
だが、幼体たちの状況や追っ手の目的を知った時、冷たい炎のような怒りと嫌悪を感じた。

  下  種  ど  も  が
60人によっては、嫌な内容かもなー:2009/07/29(水) 22:32:59 ID:zqp5gfrG
気がつけば彼はステンド・グラスを体当たりで破り、幼体たちと追っ手の間に降り立っていた。
この様を見れば、仏頂面の古馴染みは「貴様のお人好しぶりには毎度呆れる」と苦々しい表情を
するであろうし、禁を破った以上、エルダーからの叱責は免れないだろう。
だが、今は構うまい。

追っ手たちは口々にわめきながら、銃を乱射した。
そんなヘロヘロ弾になど当たるものか。
プレデターは大きく跳躍し、手近な一人の顔面を掴むとそのまま握り潰した。
本来なら強者へ対する最大の礼としての素手での闘いだが、武器を使用して痕跡を残す事は避け
たい。
貴様らへは過ぎたる名誉だ。せいぜい地獄とやらで自慢の種とするが良い。
蒼銀の月光が色硝子の破片をきらめかせる中、「天使」は素手で次々と男達を屠っていった。
両手で宙へ掴み上げられ、背骨をへし折られる者も居た。
「畜生!悪魔め!!」そう悪態付いた者はあわてふためく仲間の流れ弾で息絶えた。
悲鳴と共に逃げだそうとした男は、鋭い爪で喉を破られた仲間の死体を叩き付けられ、生前より
も仲良さげに折り重なった。
硝子製の聖人達は、祈りの場で繰り広げられる殺戮を黙して見ているだけだった。
「死の天使」の光臨を前に、神ならぬ身の彼らに何が出来よう。

誰一人として、逃れられはしなかった。
プレデターが殺戮を終え、その巨躯に似合わぬ跳躍で破られたステンドグラスから姿を消すまで、
さほど時間は要しなかった。

20XX年 y月z日 ロサンジェルス郊外早朝――
ミサの準備のために教会を訪れた神父と聖歌隊員は、砕かれたステンドグラスに驚愕した。
教会内部は、聖なる場所には余りにも不似合いな惨劇の痕。
腰を抜かしかけていた神父だったが、祭壇下の物音に気がついておそるおそる開いてみると、幾
分衰弱はしていたが二人の少女が無事な姿で在った。
神父は聖職者としての使命感と慈愛によって自己を奮い立たせ、聖歌隊員に警察へ電話をかけさ
せ、子供たちに控え室で温かい飲み物を与えた。

やがて到着した警察は、その凄惨さに僅かに顔を背けながら「・・・まるで野獣が暴れたようだ
な」と呟いた。
武器と呼べるものが死因なのは、仲間の流れ弾に当たって死んだ幸運な者だけだった。後の死体
は、未知の野獣によって屠られたとしか思えなかった。

現場に赴いた刑事達の中でも年嵩の黒人刑事が、生存者たる少女達の事情聴取を行った。
まだショックさめやらぬ少女たちは、「銀の仮面と鎧を着けた、大きな天使様が助けてくれた」
と繰り返した。
少女たちの証言は、初老の黒人刑事にあることを思い起こさせたが、彼はゆっくりと首を振った。
天使でも、悪魔でも、野獣でも、どれでも良いことだ。少なくとも、子供たちはそれのおかげで
助かった。
(それに)
彼は心の中で呟いた。
(どう呼ばれようが、奴らは気にもしないだろうよ)
61創る名無しに見る名無し:2009/07/29(水) 23:29:31 ID:6Cgm4HEU
激しく乙です
読後感も最高でした!(*゚∀゚)=3
62創る名無しに見る名無し:2009/07/30(木) 20:26:21 ID:zbxOs0j5
乙ー。

いいわぁこういう悪を潰し、弱気を救うっていうプレ。
そしてハリガンktkr


殺し方からも、仲間の様子からもこのプレはスカフェか?
63創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 00:36:52 ID:80Et4mP3
>>新米プレ
なんか不利な戦いになりそだがけどがんがれ!

>>天使プレ
勝手に妄想・・・

「テンニメシマスワレラノチチヨ」
ドスッ バキッ
「パパママ パパママ」
ガスッ ポキポキ 「アグッ」
「ワレラヲスクイタマエ」
ドヒュッ ビチビチッ 「ヒイィィィィィィィィ」
「シンジャウノ?」
ゴクッ 「助け・・・」メキッ
「アクヨリスクイタマエ」
バスッ 「グフゥ」
「コワイヨ コワイヨ」
ゴキッ ズボッ
「アーメン」
ズシャッ

少女達が祈る声を聞かせながらお仕置きするプレ。
64創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 01:24:00 ID:MQi/6iTo
はじめの方肉密度の高い人についていわれていたけど
ローランド・キッキンガーはどう?
65創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 20:46:08 ID:MQra1I8X
>63
そう考えると、なかなかに鬼な光景。

>64
T4の人だっけ?肉密度は良い感じだね。もうちっと泥臭い方がいいんだが。

しかし、ボディ・ビルダーの写真ってなんであんな怖いんだろう・・・。
66やぶ:2009/08/02(日) 05:57:36 ID:H0yl7Akr
>>58
ガクガクブルブル
(([-゚д゚]))
(((_∩∩)))
((と_)_)))

新米プレ日記9
>>54続き
こんなヤツ相手に長期戦はしたく無い。
が、かといって間合いを詰めて一気に仕留めるというのもちょっと…。
だってあんまり近付きたくないし。
というわけで俺は、槍の長さをMAXでセットし、ズルズルと足を引きずるように迫るニンゲン(?)に狙いを定める。
狙う箇所は首。脊椎動物であればそこは必ず急所である。
…はず。さっきの犬は例外と信じたい。
間合いに入った瞬間、俺は弾かれた弾丸のように槍を突き出した!
ザジュッ!
腐った果実に突き立てたような音と感触。
狙いは僅かに逸れ、頚椎を砕くことは適わなかったが、勢いよく突き出した槍はそいつの首の半分近くをえぐり取る!
しかし…。
俺はもしかしたらホントはまだ船の中で寝ていて、悪い夢をみているのかもしれない。
信じられない。というか信じたくない。
やつは何事もなかったように歩を進める。
首の半分を失い、そちらに顔を俯かせながら。
あ゛ー、あ゛ー、と不気味なうめき声をたてて、自ら貫通した槍にそって歩を進めて来るのだ。
す、すげー怖いんですけど…。
狩猟種族としてあるまじき感情が渦巻き、槍を持つ手がカタカタ震える。
悪夢を見ている時そのままに、相手が一歩一歩近づいて来るのに何も出来ない。
くっ!狩猟種族が獲物にビビってどーする!?
…いや、こんなもん獲物にしたくないけど!
そしてついにヤツの手が届く。何本か指が欠けているのは食べられたんだろうな、やっぱ。
ということはコイツの戦闘力はさっきの犬より下、ということだ。その犬を倒したのに、それ以下のヤツに負けてたまるかよ!
恐怖心を狩猟民族のプライドが上回った。
よし、動ける!
噛み付こうとしていたニンゲン(?)の顔をぎりぎりで避け、俺の肩辺りを掴んだそのイビツな手を掴む。
きたねー手で触るんじゃねーよ!
槍を持つ手に力を篭める。首を貫いたままのそれを壁に押し付け、ヤツの動きを止めると掴んだ手を引き剥がそうとする。
67やぶ:2009/08/02(日) 06:00:44 ID:H0yl7Akr
新米プレ日記10

くそっ!聞いてたよりもずっと力が強いじゃねーか!?
俺の右手は槍を掴んだままだし、ヤツは左手がひしゃげている。
空いてる腕同士で奇妙な力比べになったが、ニンゲン?はその小柄なサイズからは想像も出来ないほど力が強く、つかみ掛かられた手を振り払えない。しかし、

ミチッ!ミチミチミチッ!
何か変な音が聞こえる、と思った瞬間、ヤツの腕が爆ぜた!
筋力に身体が耐えられない?
普通、そうならないよう無意識に力をセーブするはずだが、コイツは文字通り全力で俺に挑んできているということだ。
ふっ、ならそれに応えなきゃ失礼だな!
掴んだ手に力をこめる。
めきょ、という音を立て、ヤツの右手を握り潰した。
驚異的なタフさを持っているくせに、なぜかコイツの身体は脆い。
そいつは潰れているのを気にせずつかみ掛かってくるが、指がひしゃげていてはつかめるはずがない。
どんなに身体的能力が高かろうと、知恵の無い生き物に怯える必要は無いのだ。
いつまでも引っ付いてんじゃねーっての!
ドシュッ!
完全に動けるようになった俺は、密着したそいつを膝で蹴り上げ間合いを広げると、すかさず強烈な前蹴りを喰らわす!
不思議そうな表情を浮かべたままそいつは壁に激突し、その衝撃で頭がちぎれ飛ぶ!
そして、あの気味の悪いうめき声がついに止んだ。
やった、のか?
生きている(?)時そのままの執念深さというか、安堵する俺の目の前にそのちぎれ飛んだ首が転がってくる。
ん?
俺は不思議なことに気付いた。
赤外線視覚の目を向けると、さっきまで動いていたのが幻だったのかと思えるほど一瞬で体温が下がっている。
代わりに破損した箇所が異常なほど熱を持ち、非常識な速度で新陳代謝を繰り返しているようだ。
…まさか、再生する気か!?
「おとなしくくたばっとけ!」
ぶしっ!
勢いよく振り下ろした足の下で、それは熟れた果実のようにはじけ飛んだ。
68創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 22:05:34 ID:f7WfwIOR
乙です。大変な目に遭ってるな新米プレ。
人間でこの強さだから、プレやエイがTウイルスに感染したらと思うと
恐ろしすぎる。

余談ですが、俺の漫画は八割出来上がったところで
誤ってデータを消しちまいました。一から描きなおしだぜイエーイ
69創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 22:35:33 ID:yU4c5s9L
乙〜。
人間見慣れないとは言え、やはりゾンビは怖いか・・・。

>>68
プレはともかく、エイリアンはどうなんだろう?「感染」という言葉が妙にそぐわないような・・・。

漫画、残念。気長に待つから、頑張ってな。
70創る名無しに見る名無し:2009/08/05(水) 11:30:18 ID:uu3OPwj8
エイリアンは感染より混合って感じでより凶暴化みたいな?


データ、きついな…。
頑張っておくれ。
何時まででも待つよ
71ワタナベ日記:2009/08/05(水) 20:05:12 ID:tQCz4pEs
〒月ゝ日

 師匠がこれまでにないくらいの重傷を負って入院してしまい、またしても訓練も狩りもお預け
状態になってしまった。
 一人で狩りに行っても良いんだけど、最近は師匠と狩りに行くのが面白いものだから、なんだ
か一人で行くのがつまらない。なんだかんだ言って、師匠との狩りはエキサイティングなんだよ
なあ。
 時間が空いていたらスカーフェイスさんに稽古を付けてもらおうと思ったんだけど、なんだか
地球で違反をしてしまったので謹慎中だそうだ。スカーフェイスさんが違反だなんて、珍しいな。
でもタケダの爺さんが「奴らしいわい」って笑っていた程度だし、すぐに謹慎も解けるだろう。

 誰か居たら訓練の相手をしてもらえないかな、と思って訓練室へ行くと、キノシタ君たちに会
った。
 今日は久しぶりに三人揃っている。カネダ君が例の美容院パーマ誤爆事件に巻き込まれてしま
って以来、ずいぶん長い間引きこもってしまっていたのだ。まだちょっと残っているみたいで、
気にして髪をやたらいじっては居たけど。
 ・・・でも僕の方はまだまだブロッコリー状態だ。やっぱり近くにいたからなあ・・・。
 カネダ君は僕の頭を見て、「・・・俺の悩みなんて、たいしたことじゃなかったんだな」って
呟いた。なんだかちょっと、やるせない気分だった。

 三人は明日、割と近くにある惑星へ狩りへ行く予定だと言った。
 考えてみれば、ここのところずっと狩りといえば師匠と一緒だった。たまには他の人と一緒に
行ってみるのも良いかもしれない。
 そう思って、僕も一緒に行っても良いかと聞くと、すぐにOKしてくれた。
 
 これを書き終わったら明日の準備だ。
 カネダ君が「あんまりあれこれ持ってくるなよ」とかからかわれていたけど、武器コレクター
な彼が何を持ってくるか、ちょっと期待していたりする。
 明日が楽しみだな。
72おまけ:2009/08/05(水) 20:06:53 ID:tQCz4pEs
ウルフ「・・・何故謹慎中の貴様が、私の家にいる」
スカフェ「いや、暇で」
ウルフ「貴様は謹慎の意味を辞書で引いてこい」
スカフェ「んじゃ、ここで謹慎してるわ」
ウルフ「人の家でするな!」
クロサワ「オニイサン、オ泊リスルノ?」(嬉しそう)
スカフェ「ウルフ次第だなぁ〜」
クロサワ「(期待に満ちた表情)」
ウルフ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夜更かしはしないように」
73創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 01:06:12 ID:JVVDiRee
おお、これまでにない組み合わせ>ワタナベと三人組の狩り

ウルフ、結局泊めてやるんかいw
74創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 15:32:51 ID:0QcmfMpS
なんか騒ぎを起こしそうだなぁ3人+1w


ウルフ優しいじゃないかw寝る時はウルフ寂しくなるかもなw
75創る名無しに見る名無し:2009/08/07(金) 03:11:53 ID:MzEEBirO
x月x日   遠く離れたある田舎で

今日の訓練もすごく退屈だった。
うちの地域では全国的なBadbloods の増加に伴い、俺が入学したときから、過激な訓練内容が禁止されたのだ。
先輩たちの話だと、昔は、宇宙ガエル族の皮剥ぎや、解体などしてたそうな。
俺も、入学する前から、ずっと憧れていたのに、、、今は、「ガントレットの辞書・電卓機能について」や「正しい自爆のやり方」といったことばかりで、
実践的なことはやらせてもらっていない。

そんな俺たちの中で、今流行の曲がある。それは・・・・

「プレデリアンが倒せない」
76創る名無しに見る名無し:2009/08/07(金) 07:20:49 ID:xMUf7fff
>>「ガントレットの辞書・電卓機能について」
んな機能あったのかwwwwww
77創る名無しに見る名無し:2009/08/07(金) 07:54:23 ID:9P2phWcB
俺も前々から電子辞書に似ていると思ってたw>ガントレット
78創る名無しに見る名無し:2009/08/07(金) 17:30:27 ID:d3LiN4HU
x月x日   遠く離れたある田舎で

きっかけは、ブルジョワみちこのお土産だった。
「よしおー、シティで流行んCD買っちきよったよー」
「どげんCDなん?」
「マサフミコロンで有名なマサフミしゃんの地球で出会った強敵とん戦いん曲ばってんー」
マサフミコロン。以前、流行した刺激的な匂いを持つコロンだ。
中毒性と敵に発見されやすいことから、うちの学校では禁止されているものの一つだった。
実を言うと、今でも教官達に隠れて吸っているものは多い。吸うものではないのに・・・。
でも、そんな刺激的な物を開発したといわれるマサフミさんは、俺たちの間では、超英雄だった。
そんなわけで、みちこの買ってきたCDは、瞬く間にダビングされ、学校中に広まったのだ。
79創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 08:33:31 ID:lm2xLw55
>>78
どwwwwこwwwwwだwwwww
変な具合に人気者だな、マサフミは。
しかし、いったいなにが入っているんだ>マサフミコロン

そう言えば、タケダクランはどの辺りに位置するんだろうな。
地球に結構来やすい場所ではあるようだが。
80創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 12:13:34 ID:JRzViY0m
>>78
2〜3人をタケダクランに留学させてやりたいなw


クランって何処かの星にあるもんなのか?
それとも船で常に移動してるとか?
81創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 16:02:19 ID:H3JbPTTy
漏れ的には後者の非定住型な気がする>>タケダクラン

宇宙ふよふよ漂ってそうw
82やぶ:2009/08/08(土) 17:10:43 ID:N9mc/eDG
新米プレ日記11

>>67続き
同日20時26分
ヤツに噛まれたところが痒い。
エイダを寝かした所と似たような部屋を見つけ、鍵をかけて腕の防具を外す。
やはり、微かに血が滲んだだけの、ただのかすり傷だ。
が、何だか異常に熱を持っている。
さっきのニンゲンのように。
うう、なんか変な病気でも貰ったんじゃないだろーな?
一応、この星のほとんどのウィルスに対応出来るナノマシンを宇宙港で接種してきてはいるから、移ったとしてもすぐに無効化されるはず。
しかし、念のため傷口をスキャンしてみた。
まかり間違ってもあんな風になりたくないし。
コンピュータが調べている間、ぽりぽり掻きむしりたいのをじっと我慢する。
投与したナノマシンに、該当するウィルスのプログラムは対応しておりません。
ワクチンの効果範囲外です。
!?
コンピュータから送られてきたメッセージに愕然とした。
おいおい、冗談はやめてくれよ!?
俺が予防接種してきたナノマシンのプログラムは、この星のほぼ全てのウィルスがある程度変異しても対応出来る最新版だ。
「ちょっ、じゃあこの星のウィルスじゃ無いとでもいうのかよ!?」
あの生きている死体のような姿を思い出し、背筋が冷たくなる。
YES
俺の問い掛けにコンピュータが冷静に返答し、感染したウィルスのデータを表示する。
それによると、驚くべきことにこのウィルスは俺達の星に存在していたものと酷似しているらしい。
過去形なのは、すでに何千年も前、俺達のご先祖様達の手で完全に撲滅したからだ。
サンプル用のウィルスも長い年月に死滅し、僅かにデータが残っているだけ。
大部分のデータは失われていて詳細は不明だが、このウィルスは深刻なバイオハザードを引き起こしたらしい。
か、勘弁してくれぇ〜!
83創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 22:35:15 ID:lm2xLw55
>>80
タケダクランは自由で基本優しいけど、実力主義でもあるからなぁ・・・。
結構厳しいかもな。

>>81
非定住型は面白いな。ただ、かなりの大所帯になってるから宇宙船は厳しいかも。
移動コロニー?

>>82
新米ピーーーーンチ!「かゆ・・うま・・」になっちまうか!?
しかもT−ウィルスの起源に新説が!
84創る名無しに見る名無し:2009/08/08(土) 23:47:29 ID:LHFoehCU
非定住説かあ・・・そういやー去年引っ越したもんね>タケダクラン
プレは母星以外にも植民星いくつも持ってそうだな。狩場専用の星とかもありそう。

>>82
ぎゃ〜新米、ついに恐れていた事が!
85創る名無しに見る名無し:2009/08/09(日) 07:32:06 ID:xf2G7FNV
>>82
これは危ない。
段々壊れていく恐怖…


非定住生活が有力だけど、一個の星に街があり、歓楽街があり、自然がありな所で生活してるってのもいいかなぁと。


ところで皆さん2010年に発売予定のゲームAVP3をご存知?
86創る名無しに見る名無し:2009/08/09(日) 14:38:26 ID:meMCToIj
>>85
XBOX360とPS3とPCで出るAVPですな。

ただ、トレーラー見る限りグロ表現満載だろうから、
コンクリートジャングルの時のように日本じゃ出ないかも・・・・
出たとしても、どうせ表現規制入るだろうし

また英語と格闘する日々が
87創る名無しに見る名無し:2009/08/09(日) 16:09:06 ID:fqIBPsqV
グロ表現を求めてるわけじゃないから
日本語版出してほしいな。
88創る名無しに見る名無し:2009/08/10(月) 23:00:24 ID:S4lYvhnj
グロ表現が規制されるだけならまだしも、GTASAみたいに無用な制限を付けまくったりシナリオ改変はマジで勘弁
89創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 00:09:37 ID:a7K9rbjg
漏れはもういっそのことピクミンみたいなゲームをプレで発売してほしいww
シーマンでもいいわww
90創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 00:27:56 ID:dktVHBNC
おっ、それかわいいやんけ〜>ピクミンプレ
けどアメリカ人にああいうかわいさは作れないだろうな。
美輪明宏曰く「真に可愛いものを作れるのは日本人だけ」らしい。
91創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 00:47:44 ID:rpXlifoR
大げさだな、美輪のおっさんもw
海外のキャラとか輸入菓子の袋の絵なんか見ると
民族によって一番差が出るのは可愛い系なのかな、とは思う。
92創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 01:12:34 ID:gj6l4Y0/
>>民族によって一番差が出るのは可愛い系
あー・・・そうだなあ。
アメリカで可愛くって大流行!!ってキャラ見ても、「・・・え?」って感じになることは
多いしなあ。
あっちから見ても、そういうキャラクターものはあるんだろうな。
93創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 01:15:58 ID:ntWXmgk1
美輪さんはタケ爺と交流ありそう。


確かにこれって可愛いのか?
ってキャラいるもんなw

だけど、アメコミ、劇画調のイラストのかっこよさが凄いというのも事実。


ゲームが国内発売しないのは仕方ないよな…。
買うけど。
94創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 05:00:39 ID:a7K9rbjg
>>91
>>民族によって一番差が出るのは可愛い系……って、プレにとってはティラノザウルスの頭骨とかが可愛い認定受けてたりするんだろうか……

ミユキは生八ツ橋をペットにしてたりするし、グロい・凶暴・怖いの三拍子そろった生き物が愛玩動物の基本だったりしてw

プレミンやりたいな…でも続々増えるプレデターとか怖すぎるww
95創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 10:28:52 ID:8pFAe/oy
それが親と慕ってちょこちょこ付いて来て
一生懸命パーツ運んだり、敵と戦ったりするんだぞ
最高じゃないか
96創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 22:01:56 ID:gj6l4Y0/
そして、強い敵をやっつけると嬉しそうにトロフィー(獲りたて)を見せに来るんだな。
そう言うときは、ちゃんと誉めてやらなきゃいけない。
97創る名無しに見る名無し:2009/08/12(水) 02:34:43 ID:OhEZt37S
文化の違いで抵抗感を持ってると攻撃されてしまうからな。

って、これじゃベルセルクの妖精モドキじゃないか…w


色の代わりにマスクのデザインとかで種類分けされてたらたまらない
98創る名無しに見る名無し:2009/08/16(日) 09:38:19 ID:BX2cEzn0
 高校野球を見ながらふと思ったが、プレの世界にも「スポーツ」はあるんだろうか。
 ラグビーみたいなのがあったら、壮絶だろうなあ。
99創る名無しに見る名無し:2009/08/16(日) 14:38:15 ID:2p17vQL1
団体競技は乱闘が頻発しそうだな〜。
プレ界にもオリンピックとかあるかもしれん
跳んでも走っても人間とは桁外れの記録だろうな
100創る名無しに見る名無し:2009/08/16(日) 14:49:59 ID:vamv7PC6
乱闘くらいならともかく逆転負けとかで自爆されたらたまらんなw
101創る名無しに見る名無し:2009/08/16(日) 21:13:32 ID:BX2cEzn0
流石に自爆は無しでしょwwww
競技による自爆はBadBloods並の扱いになるとか(もう死んでるだろうが)
102創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 00:23:37 ID:eAwB/RE4
槍投げとか投擲系は見応えありそうだ。
というかみ見たいw
103創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 00:26:01 ID:Uvn10Bwt
でも意外にも彼等に一番人気があるのはリリアンの早編み競争。
あの手でやるには手強いのだw
104創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 02:02:36 ID:YNf2nwBv
プレのあの手で細かい作業は難しいな・・・長い爪も邪魔になりそうだしよ。

プレリンピックで見たい競技:ハンマー投げ。投げた直後に発する絶叫が見どころ。
              上手く飛ばせたときにはガッツポーズ。
105創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 07:15:11 ID:GDWudPpH
>>103
ちょwwwwwデジャヴwwww

>>104
投擲距離以外に、絶叫具合も評価対象だったり。
106創る名無しに見る名無し:2009/08/18(火) 17:01:52 ID:u5tG0X0T
いいなそれw
ぶん投げた後に腕を広げて吠えるとかかっこよすぎるww


レスリングは半端ないだろうな
107創る名無しに見る名無し:2009/08/18(火) 23:05:51 ID:T31/tBop
プレのラグビー…何故だろう、男塾を思い出した。
108創る名無しに見る名無し:2009/08/19(水) 06:29:41 ID:13kdch+a
棒高跳びや100m走も見応えありそうだw
プレなら100m走は何秒台が表彰台狙えるんだろうか……

109創る名無しに見る名無し:2009/08/20(木) 17:36:52 ID:NuqlCIiM
プレの速さとか今一わからんなぁ。
人間界では9秒の世界だけど、プレなら5秒くらいの世界なんじゃ…w
110創る名無しに見る名無し:2009/08/20(木) 20:43:20 ID:8Rs4Iydx
ビリー狩ってからシュワたちに追いつくまでのオオタさんの速さを
考えると・・・かなりの俊足であることは間違いないな。
体操競技も見てみたいのう
111創る名無しに見る名無し:2009/08/20(木) 20:51:35 ID:6zrA0jR4
エイリアンの組み体操が見たい
112日常の断片:2009/08/21(金) 01:00:01 ID:pAu9GWSt
ウルフ「タケダの爺さんから聞いたが・・・道具屋の娘にスピアの作成を依頼したそうだな」
スカフェ「爺殿もお前も耳が早い。まあ、この間一本ダメにしてしまったからな」
ウルフ「殆どNON−HUNTERの娘に、貴様を満足させるような武具を作れるのか」
スカフェ「賭けるか。俺はあの娘の腕を買うぞ?」
ウルフ「残念だが、賭けは不成立だ」
スカフェ「ほらな」
113創る名無しに見る名無し:2009/08/21(金) 09:58:21 ID:u5DtJK8S
ウルフとスカフェのやり取り大好きだ
114創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 09:27:56 ID:AWGq2V0K
ユーモアある会話は知的生物の特権
エイリアンにはできまい・・・!
115創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 10:15:44 ID:jmhnsUku
分からんぞー。
あいつらも暇なときは、互いに何話してるか・・・。
あんまりくだらないこと話してて、クィーンに怒られるとか・・・・。
116創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 10:42:15 ID:0QW8CrU2
エイリアンはテレパシー使えるしな
117創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 19:52:51 ID:jmhnsUku
エ1「お、プレデター来たぞ」
エ2「なんだよ、まだ若僧じゃん。ツマンネ」
エ1「やっぱWarrierクラスじゃないとなぁ・・・。ほっといてモンハンやらね?」
クィーン「最近の若い子たちったら、ゲームばっかりして・・・(タメイキ)」
118創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 00:26:49 ID:XFo3VCZl
続きを書いてみる

エ1「最近、カーチャンいつもイライラしてるよね」
エ2「更年期なんじゃね?」
エ3「そろそろクイーン交代どきかもね」
エ2「新しいクイーンが生まれたらおまいら、その子に着いてく?
   それともここに残る?」
エ1「そっか、そういうことも考えとかなきゃなあ・・・」
119創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 01:03:42 ID:fr/rN/Vq
x月x日   遠く離れたある田舎で

若者たちの間で人気なマサフミさんだが、大人たちの間では逆である。
特に校長なんか「マサフミなんかに憧れるな!!あいつはクズだ!」と日頃から言っている。
噂では、校長はタケダクランにいたことがあるらしく、マサフミさんを知っているらしいが、、、きっと妬んでるだけだろう。
なぜなら「プレデリアンが倒せない」を聞いたが、
この曲から想像するに、マサフミさんは超一流のクリーナーらしい。
そんな一流クリーナーがクズであるはずがない。

そんなわけで、俺はすごくマサフミさんに会いたいのだ。
でも、むやみやたらに他のクランに行くことは許されない。
ミチコが行けたのも、親父が宇宙でも有数の引越し業者だからだ。
だが、ある日、どうしたら行けるんだろうと考えている俺の所にうれしい知らせが届いた。
120創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 01:35:55 ID:fr/rN/Vq
x月x日   遠く離れたある田舎で

その知らせは、今朝の集会で発表された。
今度、タケダクランの引越しを記念して、宇宙の獲物展というイベントがタケダクランの近くで行われるのだ。
その展示会では各クランの自慢の獲物、トロフィーが飾られることになり、このクランからもある品が運ばれることになった。
それは、世にも不思議な3つ首のクィーンである。ちなみに2つの尾があり、羽のようなものまで持っている。
なんでも、クィーンハガーが寝ていた宇宙怪獣に何を思ったのか、頑張って寄生させたそうな。。
あまりの危険度から、数々のクランから精鋭が派遣され、かつてこの銀河最強と謳われ、巨大な鎌を武器を愛用していたこのクランの勇者が
打ち倒したらしい。
余談だが、その人はその後、さらなる高みを求め、旅に出た。

その品を持ち運ぶのに、数名の練習生の同行が許されたのだ!タケダクランには直接入れないものの、
場所が限りなく近く、また、タケダクランが仕切るため、マサフミさんと出会えるかもしれない!!
俺、いや俺たちのの心はかなり高ぶった!
121創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 07:17:28 ID:3Ckqy+9c
きききキングギドラ……!!
122創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 07:22:39 ID:TWsT79wj
>>118
蜂の巣替わりみたいだな。

>>120
・・・・・・・巨大な鎌・・・・・?
いやいやいやいや、そんなまさか。
123創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 07:57:43 ID:LuE91kvz
>>118
そんな事言ってる割には半端なく怖いよなあいつら。
>>120
キングギドラ倒すとかやべぇw
しかも倒したのは…サカガキ(仮)…?w
124創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 19:27:26 ID:XFo3VCZl
>マサフミさんは超一流のクリーナー
えらい勘違いされてんなマサフミ〜。
125創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 22:41:23 ID:TWsT79wj
もしサカザキ(仮)だとしたら、なんでスカフェ兄さんにああもボロ負けしているのだろう・・。
相性か、スカフェ兄さんがバケモノなのか。

>>124
この日記主はウルフさんを知らんのだろうか。
126創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 13:52:12 ID:hYmrt8Ho
多分ウルフさんの活躍が全部マサフミの活躍ってことになってんじゃないのか?w
127創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 17:33:12 ID:WBfja0E9
マサフミがそれ知ったらヤバいなw


うはww俺様マジパネェッスwww
128キノシタ日記:2009/08/26(水) 01:00:44 ID:ulcKhZpX
〒月▼日

 今度開催される「宇宙の獲物展」のために、俺とカネダとジャックは、タカハシさんに会場設
営にかり出された。
 言ってしまえば雑用係と力仕事要員なんだけど、展示される数々のトロフィーを先行して見る
ことが出来るなあ、なんて暢気なこと考えていたが、あまりの忙しさに見物どころじゃなかった。
 力仕事はジャックがいたので大分助かったんだが、あいつ少しものの扱いが雑なところがある
ので、カネダが一所懸命に注意したりサポートしたりしていた。カネダの方は逆に丁寧すぎるん
だよな。足して二で割ればちょうど良いんだろうけど。

 何度かタカハシさんの顔から血の気の引くことはあったけれど、恙なく作業を終わりそうだな
と思った頃には夜中だった。
 ちょっと腹が減ったなぁ・・・なんて思い始めた頃に、スカーフェイスさんが「爺殿に頼まれた」
と差し入れを持ってきてくれた。ミユキさんとマイさんが作ってくれたお弁当だ。
 タカハシさんが「お前達は先に食べていて良いぞ。俺はもう少し作業があるから」なんて言っ
たら、スカーフェイスさんが「若い娘達の手料理を、むげに後回しにするモンじゃない」と引き
ずってきた。
 俺たちが差し入れを食べ始めると、スカーフェイスさんは「ちょっとその辺のを見てくる」と
ぶらつきに行ってしまった。
 けどなかなか戻って来ないので、タカハシさんが「あの人のことだから迷っているかも知れん。
 キノシタ、ちょっと捜してきてくれ」と言った。
 たしかに会場は結構広く、展示物も大きいものが多く並べられており、ちょっとした迷路みた
いな有様だ。

 とにかくスカーフェイスさんを探しに行くと、思ったより苦もなく探し当てた。
 スカーフェイスさんはどこかのクランの出展物の前にいて、じっとそれを見ているようだった。
 その後ろ姿は、なんだかいつものスカーフェイスさんとは全然違っているようで、俺はどうし
てだか声をかけることが出来ず、なんの理由も無しに別の展示物の影にいた。

 「こら、キノシタ。全く隠行ができていないぞ」
 いきなりそう言われて、俺は危うく飛び上がりかけた。
 振り向いて笑っているのは、やっぱりいつものスカーフェイスさんだ。さっきのは俺の気のせ
いだったんじゃないだろうかと思った。
 「光学迷彩にばかり頼らず、気配を消すということも学んだ方がいい。で、どうした?」
 「あ、あの、タカハシさんが、『迷っているかもしれないから』と」
 「そうか、すまんな。さて、小言を食らわないように戻るか」
 そう言ってさっさと歩き出してしまったので、俺は慌てて後を追った。

 そのせいで、スカーフェイスさんが見ていたものがなんだったのか、確認するのを忘れてしま
った。
 思い出そうとしても、どうもはっきりと思い出せない。ああ行ってこう行って・・・と考えているうち
に、何故か辻褄があわなくなるのだ。そう言えば、カネダが何度か遭難しかけたっけ。
 ・・・開催中は迷子が相当出るかも知れないな、あの会場・・・。
129やぶ:2009/08/26(水) 01:25:47 ID:LR5m8Yaz
>>128
日記乙!
スカーフェイスさん何を見つめてたんだろ…。


>>82の続き
新米プレ日記12
同日20時31分
「感染してしまったようね?」
コンピュータで対処法を必死に探していると、不意に声をかけられた。
誰だ!?
あんなゾンビみたいな姿になってしまう、という焦りが必要以上に槍を強くにぎりしめる。
くそっ!落ち着けよ、俺!
「あら、びっくりさせてしまったかしら?大丈夫よ、あなたに害を与える気は無いわ。だからそんなに怯えないの」
怯える、だと?
ふざけるな!俺は怯えてなんかいない!
俺は怒りを込めて声のする方へ振り向く。
「ふふ、はじめまして、異星人さん。それともプレデターと御呼びした方がよろしいかしら?」
ソレは、余裕を含ませた声で話し続ける。
どこか聞き覚えのある微かなノイズを放ちながら。
ええと…。
「…ラグビーボールのお化け?」
振り向くと、なんかそんなのがいた。
「なっ!?ちょっ!し、失礼よ!?私のどこがラグビーボールなのよ!確かにスタッフ達の趣味でお子様体型だけど、そこまで寸胴じゃないわっ!」
なんかラグビーボールが怒っている。
上下は鋭く尖り、途中はなだらかな曲線を画くそれは、いつだったかマサフミ先輩が戦利品だと言って俺に嬉しそうに見せた、他の星住人が行うスポーツに使われるボールにそっくりだった。
あ、擬似光学視野に変えてないや。
モードを切り替えると、エイダよりもちっこくて、体型もシンプルな感じのニンゲンがいた。
おや、毛並みが黒くない?
クロサワもエイダも黒炭のような漆黒だったが、このニンゲンは金色だった。
が、それよりも。
「ホログラフィ?」
赤外線視覚で見える輻射熱の温度配置と、擬似光学視野で見える映像が一致しない。
赤外線視覚でみると相変わらずラグビーボールだ。
「!?、そ、そそ、そうよ。私はアリス、この施設を管理するコンピュータのAIよ!」
さっきまでの余裕は何処へやら。
心拍数や体温を測ることは出来ないが、明らかに動揺しまくった声でアリスとやらはまくし立てる。
遠隔でニンゲンの幼体が映像を流しているのではなく、所詮プログラムに過ぎないAIだとしたら、なかなか侮れない技術力だといえる。
ん?アリス? どこかで聞いた個体名だ。それと、音声に混じる微かなノイズ。
ああ、そうか。
最初にエイダが言っていた言葉と、軽装甲車の無線から流れた指揮官の偽物の音声。
今、二つが繋がった。
「俺を、いや、俺達を知っているようだな。で?侵入者の俺を取っ捕まえに来たのか?それともウィルスに感染したマヌケを笑いに来たのか?」
130創る名無しに見る名無し:2009/08/26(水) 03:33:49 ID:LfiXb6Ou
x月x日   遠く離れたある田舎で

最悪だ・・・。。
同行を許された5名の訓練生が今朝発表された。
ミチコと、マミ、シンヤとアダチとディノだ。
厳選なる抽選のもと選ばれたはずの5人だが、明らかな作為を感じる。
なぜなら、この5人が校長のお気に入りだからだ!
ミチコはブルジョワでこのクランにおいても大きな影響力を持っている。
そして、残りの奴らは表向きにはマサフミさんに興味がなく、言わば優等生である。
・・・・・・表向きにだが。。
噂ではマミは別名モンモンという名前を持っており、本を書いているらしい。
一度、モンモン著の本を読んだことがあるが、マサフミさんとその舎弟の
タカハシ、ケンジがいちゃいちゃ?していた。あまりの内容に即効で吐いたものだ。
シンヤ・アダチ・ディノはこのクランでも有名な3トリオだ。
家が近いことから、よくつるんでいる。
シンヤはマサフミさんを見ても「3次元なんか興味ないんす」とか言ってる奴だ。
最近では、地球のアキバハラとかいう場所に興味を持っているらしく、この前トイレの奥で変な踊りをしていた。
どうやら、マミの書いた本に出てくるミユキさんに直に会って握手してほしいとか。
アダチは背は低いが、このクランで教官も圧倒するほどの猛者だ。伝説の勇者に憧れて、鎌を好んで使っている。
獲物を刈るときや、食べるときに首ばっかり狙うので、別名「首取りの足立」「首フェチ魔」と呼ばれている。
ディノはこのクランの出身ではない。赤ん坊の時に漂流した小型宇宙船に乗っていたのだ。
他に乗組員はおらず、この事はいまだに多くの謎に包まれている。
戦闘能力は極めて高く、訓練生では唯一アダチに匹敵するほどだ。武器は選ばない主義らしい。
ちなみに、この2人は早く、一人前になりたいことから普段は優等生を演じているが、
素はかなり好戦的である。戦闘能力が高いタケダクラン、特に超一流クリーナーのマサフミさんに興味を持っているようで、
今回何か問題を起こすのではないかと疑念する声もある。
まぁタカハシやケンジはまだしも、マサフミさんは大丈夫だろう。

てなわけで、俺は行けないのだ・・・orz
くそぅ、校長め!!!

※「プレデリアンが倒せない」初回10個限定生産に収録の幻の曲「マサフミは殺せない」
より、タカハシ、ケンジという舎弟や、マサフミさんを愛するミユキさんの存在が判明している
131創る名無しに見る名無し:2009/08/26(水) 06:09:12 ID:LfiXb6Ou
x月x日   遠く離れたある田舎で
 
・ミチコの日記
ヨシオはしろしいったなー。あげなに楽しみにしよったんに・・・。しょーだ!マサフミしゃんに会えたら、サインもろうてきんしゃいいげよう!きっと喜ぶぞ〜。

・マミの日記
ふふふ!やったわ!!普段真面目を装っていた甲斐があったわ♪多くのクランから、人が集まるだけあって、素材も多いはずよ!!楽しみだわー♪


・シンヤの日記
今日は3人とも選ばれたんで、ポッテリアで騒いできたであります!
シ「まさか、3人とも選ばれるとは思っていなかったであります!ミユキさん萌え〜、マイさん萌え〜」
ア「マジびっくりしたわー。てか、お前またしゃべり方変わってね?また、アニメとかいうやつの影響?」
シ「そうであります!この前ディノにも見せたであります!」
デ「あぁ、あれか。あれ絶対に宇宙ガエル族のプロパガンダだよ」
ア「そうなん?あいつら昔は皮剥ぎ訓練に使われる程度だったくせに、ずいぶんと進化したよなー」
シ「違うであります!きっと宇宙ガエル族にもアニメを愛する者たちが!!」
デ「とりあえず、そのしゃべり方辞めろ(苦笑)。地球と言えば、今度、大規模な再調査が行われるって知ってるか?」
ア「あー、聞いた。聞いた。なんでも、各クランで死亡・負傷者が続出してるんだろ」
シ「父ちゃんから聞いた話だと、細菌兵器などの技術の向上や、突然変異体が増えてるらしいす」
ア「最後の映像には、赤い髪をした大男や仮面をつけて鉈を持ったやつが写っていたとか」
デ「そうなんだ。中には、古ぼけた屋敷で何も写っていないのに「来るな!」とか言って死んだ奴や、
  寝ている最中に、悲惨な状態で死んでた奴みたいに不可解な死も多いんだ」
ア「なるほど。それで大規模な調査か。」
デ「まぁまだ先の話だがな・・」
シ「つまり、アキバにいけるチャンスすね!!アキバをたまたま映像で観たときに物凄い熱気を感じたす!あそこには何かあると感じたす」
デ「まぁ確かに変な熱気は感じたが・・・」
シ「楽しみっすー!!!」  ア&デ「お前行けるのかよ(苦笑)」





132創る名無しに見る名無し:2009/08/26(水) 07:09:14 ID:qJ0COwBn
日記乙であります!!

うはっ面白いことがそこかしこで起こり始めてるなww
133創る名無しに見る名無し:2009/08/26(水) 11:19:02 ID:rmCvbmOC
乙であります!(笑)


三人組がマサフミに会って、その馬鹿っぷりから俺らでも倒せるんじゃね?
→マサフミに余裕でフルボッコ

な展開に期待
134創る名無しに見る名無し:2009/08/26(水) 11:55:17 ID:YpRkPvzK
スカフェさんは何を見てたのか気になるなwww

大規模な調査=プレデターズの伏線になるかな(笑
135創る名無しに見る名無し:2009/08/26(水) 22:26:20 ID:ulcKhZpX
>>129
アリス、なんか可愛いなw

>>130-131
田舎プレはヨシオというのか。
ミチコは訛りはひどいが、良い子だな。
しかしどこのクランにも「三馬鹿」は存在するものなのか・・・。
                                                ダレカ、マミヲトメロ・・・

しかし、「タカハシ、ケンジという舎弟や、マサフミさんを愛するミユキさんの存在が判明」って、
これがバレたら、マサフミはケンジや日記プレからも攻撃喰らうんじゃ・・・・。
136創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 03:03:52 ID:Ury2EXs3
ミユキはミユキでも、同姓同名の別の子っスよww
うぇうぇっwww

ナンスか?自分のオンナのことだと思ったんスカw
ちょwwパねえ自意識過剰振りw
うぇうぇwww








とか言いそうだな…
マサフミ、気をつけろよ・・・
もう遅いだろうが。
137創る名無しに見る名無し:2009/08/29(土) 00:40:59 ID:mgx83/s8
田舎の三馬鹿と、タケダクランの三馬鹿が邂逅したら・・・。
ミチコが迷子になって、案内を頼もうにも言葉が通じなかったら・・・。
マミは・・・・ハハハ・・・。
138ある金属昆虫の戯言  ◆AvP.enmOzE :2009/08/30(日) 01:55:01 ID:YeFiSDlh

 小生は虫である。名前も一応あるらしいが覚えていない。

 元は違う惑星で金属イオンの満ちた大気下の生活を謳歌していた小生だが、諸他の事情により今の主人に救われ、遠い宇宙を越えて虫籠にて飼われている。
今の小生の境遇を同族が見たならば同情するやも知れぬが、下手な事をしなければ餌にも困らず、外敵やあの恐ろしい磁気嵐に怯える必要もない。
その上、時折ではあるものの、主人は小生に外の空気を吸わせてくれる事もある。
同じような境遇の同族に会った事がないのでわからぬが、小生の主人は飼い主としてはなかなか良心的な性格であるようだ。
少しばかりのプライバシーと居住空間の広さ、そして愚痴の聞き相手を勤める事の代価としては充分であろう、と小生は考える。

 鋏を研ぐ小生に、語りかける今宵の主人は普段と違っている事に気がついた。
他者には努めて隠そうとしているようだったが、主人は何か喜んでいるようであった。

 愚痴(という形式の独言)の断片を整理すると、
1、主人は外出の予定を立てたようである。
2、伴う相手は彼女の兄弟子にあたるオカザキ氏である。
3、行き先は“テンランカイ”なるもので、それは主人やかの種族が好む狩猟の成果が展示される催しであるらしい。

なるほど、喜ばざるを得まい。

139 ◆AvP.enmOzE :2009/08/30(日) 01:57:36 ID:YeFiSDlh

「これ似合う?」
籠の中で爪先を磨いていた小生に、主人は何らかのポーズをとって見せた。
はて何を求めているのかと小生が吟味していると、主人はすばやく奥へ引き返し、
「それともこっち?」
服装が先ほどと変わっており、どうやら主人は自分の服装に関して、小生に何らかの感想を求めているらしかった。
が、生憎小生、美を評する能力に恵まれておらず、主人の同族達の感覚で似合っているのか判断しかねる。
よしんば小生が何らかの感想を抱いたところで、それを主人へ伝える手段がない。

「……って言ってもわからないか。私何やってんだろ。」
それがわかっているなら何故やるのだろうか。小生にはその事の方がわからぬ。
「別にいいんだけどね、相手はどうせ馬鹿だから気づかないだろうし。」
主人は溜息をつき、長い髪を解いた。
小生個人の感想としては総髪の方が似合うのでは、と思うのだがそれを主人が理解する術はない。
「でも、誘ってくれたんだから、それに対しての誠意は見せた方がいいよね。」
小生に語りかけているというより、自分に言い聞かせているように見える。

 主人は表面上では至極冷静冷徹に振舞おうとしているようにみえるのだが、しかしそれは羞恥心とプライドのなす業であり、彼女の本質ではない。
内心にはやはり人並みの情緒と激情を秘めているのだ。
(そんな我が主人の二重性を完全に理解しているのは、小生と主人の周囲だけである。)


つまるところ、小生の主人はツンデレである。
(余談であるが、我が主人の口調は人前と、小生に対するそれとは全く異なる。これもある意味この二重性の発露かも知れぬ)

140 ◆AvP.enmOzE :2009/08/30(日) 01:58:54 ID:YeFiSDlh
展覧会ネタに便乗。続く
141創る名無しに見る名無し:2009/08/30(日) 02:30:54 ID:bJRiIhO2
そ、掃除屋見習い、一体どんな服着ていくんだろうな・・・。
フィギュアで見るかぎりじゃ、女プレの服装ってかなりセクシーだぜ・・・!
142ワタナベ日記:2009/08/31(月) 07:19:55 ID:J6tAd7sU
$月※日

 間もなく開かれる予定の「宇宙の獲物展」だが、今日はまだ開催前なのに会場に入ることが出来た。
 と言っても、単にこの展示会の事務に携わってほとんどクランの執務室を留守にしているタカハシさんを、
よんどころない急用で呼び戻すためにだが。

 だいたいにおいて、僕らプレデターは事務が苦手だ。だから、どうしてもタカハシさんみたいな人には仕事
が集中しがちである。
 呼び戻しに言ったは良いのだが、「すまん、今ちょっと手が離せん」状態。でも、絶対に戻って貰わないと
ならないので事務局にも粘って、ようやく連れ戻せることになった。
 それでも引き継ぎに少し時間がかかるので、「まだ未完成だが、時間つぶしに会場を見てくると良い」と
言われて、ちょっと役得気味にゆっくりと展示物を見ることが出来た。(まだ到着していないのも結構あった
けど・・・間に合うのかな)

 やはり各クランの代表で出展されるトロフィーなので大きいものが多かった。
 その中で、比較的僕たちの種族とそう体の大きさの変わらない生物のものと思われるトロフィーがあった。
 僕たち同様、爬虫類を祖先とする種族のようだが、進化の過程はかなり異なっていたようだ。プレデター種
は比較的ヒューマノイド型に近くなっているけど、その種族は「直立した巨大蜥蜴」という表現がぴったりなよう
だ。それにふさわしく「リザードマン種」と説明されていた。
 だが、見かけが蜥蜴そのままだとは言っても、中身まではそうではなかったようで、いっしょに展示されている
様々な武具を見る限り、相当高度な技術を有した戦闘種族であったことが伺われる。
 
 展示物の説明文によると、かつて―100年以上前―そのクランとリザードマン種の間で大規模な戦闘が
あったらしい。
 それは凄惨な闘いであり、戦闘に参加した両陣営の殆どの戦士が死亡した。大地はプレデター種の緑の
血と、リザードマン種の赤い血に染め上げられ、屍が文字通り山となった。
 その中で、満身創痍となりながらも最後まで大地を踏みしめて立っていたのは、ただ二人。
 一人は若いながら戦鬼と称されたプレデターの戦士、もう一人はやはりリザードマン種の中でも英雄と言わ
れていた戦士。

 互いの種族の誇りをかけた壮絶な一騎打ちの末、勝利の咆吼をあげたのはプレデターの戦士だった。
 
 でも、それほどの由来が書かれていながら、何故かそのプレデターの戦士の名前はどこにも出ていなかった。
 普通なら、そのトロフィーの獲得者名が書かれているものだけど。説明文のミスかなあ。

 そうしているうちに、引き継ぎを終えたタカハシさんがやってきて、やっと戻ることになった。
 ・・・のは良いんだけど、執務室の書類の山を見たタカハシさんが卒倒しないか、心配だ・・・。
143創る名無しに見る名無し:2009/08/31(月) 09:04:40 ID:+m8XCLQJ
タカハシさんのような人に私はなりたい。


戦鬼って誰なんだ…
144sage:2009/08/31(月) 13:41:45 ID:ZwG+UVNN
案外今では書類仕事の鬼になってたりしてw
145創る名無しに見る名無し:2009/08/31(月) 19:35:05 ID:yxC5VIYw
>>143
戦鬼=スカフェだよん。

>>142
スカフェが見てたのはこのトロフィーだったわけか。
タケダクランからは何が出展されるんだろう・・・
やはりタケダの爺さんの「あのハサミ」も出すのか?

一方、この二人は・・・

牙折れ「ねえ師匠、俺も『宇宙の獲物展』に行きたいよ。珍しい三つ首のクイーンってやつを見たいんだ。
   でも子供は大人同伴じゃなきゃ入れないんだって・・・連れてってよぅ!」
チョンマゲ「バカヤロ〜、俺だって行きてぇんだ!だがお前の夏休みの宿題が終わってねえんじゃ、
      行くわけにいかねえだろうがっ!」
牙折れ「わ〜んこのペースじゃ間に合わないよ、夏休みも獲物展も終わっちゃうよ〜!」
チョンマゲ「泣き言いってる暇があったらさっさとドリルやれ!」
146142:2009/08/31(月) 22:48:48 ID:J6tAd7sU
確かに、スカフェ兄さんのつもりで書いた。


・・・・・が、>>144にたまらない魅力を感じている俺が居るwwwwwww

>>145
がんばれ、牙折れwチョンマゲもw
147創る名無しに見る名無し:2009/08/31(月) 23:54:16 ID:ewTR7hCD
タカハシさんとタケ爺の若い頃の武勇伝が見てみたい
148創る名無しに見る名無し:2009/09/01(火) 00:18:08 ID:DxFi36ZJ
>>147
何故か「俺はまだ若い!」と叫ぶタカハシさんを幻視した。
149創る名無しに見る名無し:2009/09/01(火) 00:50:18 ID:0QXXvbNd
マサフミ「ふっひっひ、素直に認めたほうが楽っすよ、オサーン
     ・・・アッー、後ろ頭にハゲできてやんのwwww仕事のしすぎじゃね?記念に写真撮っときましょーねwwww」
パシャ
150創る名無しに見る名無し:2009/09/01(火) 11:28:14 ID:VcFZnAf3
そしてまたなます斬りの刑に処されるマサフミ…
151創る名無しに見る名無し:2009/09/01(火) 19:53:35 ID:DxFi36ZJ
マサフミが重度のマゾに思えてくるwwww
152創る名無しに見る名無し:2009/09/03(木) 23:16:31 ID:oKoDZFr6
いつもアホやってるけど片腕ないんだよなマサフミ。
雨の日に自室で鈍く痛む切断面を押さえてシーンとしてるマサフミを想像したらなんか悲しくなった。
153創る名無しに見る名無し:2009/09/04(金) 00:30:14 ID:VEvnIDZU
>>152
いつものマサフミと全然違った表情だったりな。

古傷を持っている奴は多いけど、その傷をふと抑えて物思いにふけっていたりな。
154創る名無しに見る名無し:2009/09/04(金) 00:34:00 ID:TTC7woue
>>152
絶対に他人には見せない姿だろうね…
スカフェ兄さんは気づいてたりしてないかな…
155創る名無しに見る名無し:2009/09/04(金) 07:56:27 ID:VEvnIDZU
スカフェはボけているようで、鋭い時もあるからなー。
タケ爺も気づいているかも知れんが、彼は「自身に任せる」タイプっぽい。
156創る名無しに見る名無し:2009/09/04(金) 20:27:31 ID:4vTJBPDH
黄昏てるマサフミの横に不意に現れて無言でジャムパンを差し出すスカフェ兄さん。
マサフミがキョトンとしていると「いいから黙って食え」
157創る名無しに見る名無し:2009/09/04(金) 22:35:28 ID:VEvnIDZU
何故ジャムパンwwww
つか、スカフェは初登場辺りだと、結構ハードなキャラになる可能性もあったんだよな。
どこでこうなったんだ。


やはりあのOPの彡´・ω†`ミ顔か・・・。
158創る名無しに見る名無し:2009/09/05(土) 08:06:47 ID:kuODviV/
さて、宇宙の獲物展はそろそろ開催されるかな。期間はどれくらいだろう。
どんな騒ぎが起きるやら<すでに騒ぎは規定事項。
田舎の学生プレ達や、見に行きたくてしょうがない牙折れや、裏方で忙しい
タカハシさんに期待。
個人的に、掃除屋見習いとウルフ・スカフェが再会したら面白いかもと。そう言えば
オカザキはスカフェを知ってるんだっけ?

とーぜん、マサフミには大期待。
159創る名無しに見る名無し:2009/09/06(日) 11:49:57 ID:sD10YTo3
展覧会、無事には済みそうにないなw


マサフミの普段のアホキャラと腕とかの事で一人静かに部屋に篭るギャップがたまらない。
160創る名無しに見る名無し:2009/09/07(月) 21:01:21 ID:BnMHiphw
今日はいろいろと騒がしい日だった。
ついに来る宇宙展覧会に向けて、お土産を頼む訓練生で賑わっていたからだ。
かくいう俺もミチコにマサフミさんのサインとか、
生写真とか、歯ブラシとか頼んでおいたのだが。
その後、マサフミ研究会に行こうとすると、
アダチさん、ディノさん、シンヤさんがいた。
(前の日記では怒りから呼び捨てにしたが、この3人最上級生である)
見ると、ディノさんが大量の後輩に囲まれ、
その横でアダチさんがイライラし、シンヤさんが苦笑いで立っていた。
聞いてみると、どうやらディノさんがお土産を頼まれているらしい。
別にアダチさんやシンヤさんが慕われてないわけではないが、
シンヤさんはよくわからないし、アダチさんはかなり厳しいので、気軽に声を掛けにくいのだ。
一方、ディノさんは後輩の面倒とか愚痴を聞いてくれたりするので、話しやすい。
アダチさん曰く「あいつは甘い!」っていうけど、アダチさんが厳しすぎるから、ディノさんがフォローしてるような気もしないでもない。
どうやら3人は今日が中間試験のようだった。このクランでは中間試験をパスしたものが、卒業試験に挑めるのだ。内容を聞いてみると、エイリアン・エッグを取ってくるらしい。
もし、しくじって3人がお陀仏すれば、展覧会の空きができるのだが、残念なことに、このクランは前にも書いたように、基本的に危険なことをさせないので、コンベアーで外まで運ばれた卵をとればいいだけなのだ。まったくもって、意味がない。
とりあえず、3人に挨拶をして俺はその場を後にした。もしもの事故を祈りつつ・・・
161創る名無しに見る名無し:2009/09/07(月) 21:30:56 ID:BnMHiphw
x月x日   遠く離れたある田舎で

マサフミ研究会、この部会は所謂非公認サークルだ。正式部員はおよそ20。マサフミ愛があるものだけが、正部員になれる。
例のマミもいる。活動内容は、マサフミさんを研究することだ。
成果としては、「マサフミは殺せない」で、マサフミさんが新型地球人と死闘を繰り広げ、これから本番というときに、クランの人たちが現れ、邪魔されたという。
お詫びに、クランの人々にしばらく世話をさせたとか。怪我の治療とか。食事の用意とか。
タカハシ、ケンジはその時にでてきた人だ。つまり、この2人はマサフミさんより下であり、部下的存在じゃないのかという説を作ったのはこの部会だ。
ある日、マサフミさんの腕を心配するミユキさんで、ミユキさんはマサフミさんが好きじゃないのかという説を作り出したのも、この部会である。
それに対して、マサフミさんは、地球人との死闘で大怪我を負い、世話をしてもらっているだけじゃないのか?腕を心配したくらいで好きなのか?という声もあるが、まぁ所詮、アンチが騒いでいるだけだwww

ドアを開けると、もうメンバーが揃っていた。
「遅くなりよった!すまん」というと、シンヤさんをリスペクトしているタツマサが
「ちょうど今から始まるざますよ」と言った。こいつもよくわからんが、俺の友達だ。
「じゃあ始めよう。今日の議題は・・・・・・」

「キャンディ食べる?の真の意味についてだ!」と部長が告げた。
162創る名無しに見る名無し:2009/09/07(月) 23:27:58 ID:cICkK2E8
このクランの出身者・・・成人の儀式を突破出来るんか??

つか、凄まじく歪んだ形で伝わってるな。ウルフさんやスカフェ兄さんやタカハシさんやの
武勇までマサフミのものにされてるんじゃないだろうな。
163サカザキ(仮)日記:2009/09/08(火) 23:05:29 ID:VQ0KL3DG
◇月ゝ日

 いつもつるんで歩いている三人組の若僧が、なにやらポスターを貼って回っていた。
 何であろうかと思って見ると、近く「宇宙の獲物展」というものが開催されるそうである。
 要するに各クランの自慢のトロフィーの展示会だ。歴史の古いクランであれば、骨董品とも言えるようなトロフィーも
出るようだ。
 いくつか目玉となる展示物がポスターに掲載されていたが、その中にかつて俺が倒した三首のエイリアン・クィーンも
載っていた。
 随分前のことだ。幾人もの戦士達が彼奴の前に斃れ、多大な犠牲を払いながら、俺のこの大鎌が奴の首を刈り
取った。今も俺はあの闘いを誇りと思っているし、彼奴の首級がこうしてかつて属していたクランから出展されることは
いささか面はゆいながらも、懐かしい。

 だが!
 所詮、過去は過去。
 今の俺には、打倒・スカーフェイスあるのみ!!
 首を洗って待っておれよ、スカーフェイス!!!



 その前に、ヤスダさんの家の庭の剪定を済ませねば・・・・。
164創る名無しに見る名無し:2009/09/09(水) 08:00:05 ID:wHaKp4xQ
やはりあなたが狩ったものですか、サカザキ(仮)。
いつかスカフェの首も出展できる・・・わけないか。
165創る名無しに見る名無し:2009/09/09(水) 08:04:11 ID:6b5AmFBD
サカザキ(仮)にとっての、永遠のホリゾンタル・グレイ。
それがスカフェ兄さん。
166創る名無しに見る名無し:2009/09/09(水) 08:12:25 ID:n+B2ldSk
ここで地平を駆ける葦毛を見ようとは思わなんだ
167創る名無しに見る名無し:2009/09/09(水) 21:20:21 ID:6b5AmFBD
三首クィーン狩っちゃうようなサカザキ(仮)がスカフェ兄さんに
勝てないのは・・・。

狩人(ハンター)としては(案外)サカザキ(仮)の方が優れているけど、
戦士(ウォリアー)としてはスカフェの方が優れているという差かも知れ
ないと考えるこの頃。
そう考えると、展示会に出されているトロフィーもその違いが表れてい
るように見えなくもなしwww

しかし田舎クランから学生達が来たとき、サカザキ(仮)を見たらどう思う
んだろう。
168創る名無しに見る名無し:2009/09/09(水) 22:53:57 ID:++ZCHJ84
x月x日   遠く離れたある田舎で

危険な薬品とか、決め台詞とかいろんな説が出たが
結局「キャンディ食べる」の意味は判明しなかった。マサフミさんの曲の所々に、出てくるので、なにかしら意味はあるはずなのだが。
そういえば、この前の、「マサフミは殺せない」が何故10枚しか出回ってないのか?コピーや録音をしようとすると「うぇうぇ」とかいう音が流れて、コンピューターが破壊されてしまうなど、現物でしか聞けないのは何故か?という議題も進展しなかった。
やはり、情報が少なすぎる。
(今度の展覧会は重要だな・・・)と考えてると、「ずぅん!」と広場から大きな音が聞こえてきた。
驚いて行ってみると、広場に・・・クィーンが倒れていた。
169創る名無しに見る名無し:2009/09/09(水) 23:39:55 ID:++ZCHJ84
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Aの日記〜

今日はついに中間試験である。これに受かれば、僕は立派なハンターになるための卒業試験の受験資格を得られるんだ!
「ママン!行ってくるよ!」僕はマイママン手作りの弁当を持って、張り切って出掛けた。

中間試験は、8人1組で近辺の惑星にある。遺跡からエイリアンエッグを取ってくるものだった。
と言っても、卵は遺跡の外に運ばれて、孵化する前に廃棄されるようになっているので、危険はほぼない。
脅威といえば、目的地までの航路が荒れていることと、他の惑星の奴らに出会うこと。でも、他の惑星の奴らが目的地に現れる確立は2%くらいなので、目的地まで無事に行けるかの操縦技術が問われる試験なのさ!
そして、僕は操縦技術なら上級生の中でトップクラス♪

出発地に着くと、さっそく教官が班分けをした。
「え〜と、うちの班は、、、!上級生でも評判の娘が3人も!あとは、落ちこぼれカズキと、げっ!3バカと一緒か〜。」
(まぁ、この試験では筋肉馬鹿は役に立たないし、シンヤは機械の開発とかは得意だけど、操縦技術は僕には及ばない。ふふん、どうやら、僕の一人勝ちのようだな。)
170創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 00:05:13 ID:++ZCHJ84
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Bの日記〜

今日は中間試験の日。
出掛けようとすると「無理は禁物よ!頑張って!」とお母さんが声を掛けてくれた。
「大丈夫だよ。いくら、僕の体が弱いからって、卵をとることくらい簡単だよ」

一緒に行くメンバーはナル君、アダチ君、ディノ君、シンヤ君、マリちゃん、アスカちゃん、マナちゃんだった。操縦はナル君がやってくれた。
その隣で「ナル君、すご〜い♪」と隣でマリちゃんが騒いでた。
さらにその後ろで「うるせぇ」とディノ君が機嫌悪そうに呟いてた。

僕「ねぇディノ君。睡眠妨害されて嫌なのはわかるけど、試験中だよ?」
デ「だってさぁ。やることねーじゃん。操縦はナルが一人でやってるし・・・」
僕「ところで、アダチ君がすごくうれしそうなんだけど、どうしたの?」
デ「あ〜、目的地があそこだからな〜(笑」
僕「あ、なるほどww」

今回の目的地はINK32地点、別名、勇者の庭。
かつて、各クランは多くの犠牲を払い、三首のクィーンをこの地へ追い込んだんだ。
そこは、ある人の庭だったらしい。
追い込んだものの、三首クィーンの反撃は凄まじく、もう誰にも倒せないと思ったときに、彼は現れた。
そして、彼は、雄叫びをあげるなり、そこら辺の木と一緒に、大きな鎌でその首を刈り取っちゃったんだ!その人こそ、アダチ君の目標である伝説の勇者なんだ!

「そろそろ着きますよ!みんなシートベルトしてよ!」とナル君が言った。
(すごいなー。予定の半分の時間で着いちゃったよ)
171創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 00:54:00 ID:lRhOlQT7
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Cの日記〜
今日は中間試験だったの。見事に、班はマナと一緒♪
あとの人は、知ってるけど、あまり話したことはないな。

操縦はナル君がやってくれて、予想以上に早く着いたけど、目的地は、予想以上に殺伐としていたの。
横で、カズキ君が怯えてたわ。卵とるだけなのに!・・・・私だってちょっと恐いけど。
(あーあ、早く終わらせて、うちに帰りたいなー。)なんて思いつつ到着したけど、コンベアの上には何もなくて・・・
「ないね。卵」
「あ〜、僕が早く着きすぎてしまったせいかもしれない。きぃと、他の班が獲ったばかりなんだろうさ。」
なんか、この人。私苦手・・・。

すると、いきなり、ディノ君が「動くな!」って茂みにネットランチャーを撃ったの!!
「ひゃっ!」
でも、撃った先には何もいなくて、
「ちょっとディノ君、脅かさないでよ!というか、いきなり何やってるのよ!?」
「あはは!どうしたんだいディノ君。小鳥でもいたかい?どうでもいいけど、今日は場を乱さないでくれよ。」
確かに、ディノ君はどこかはずれてて、良くいえば、天然。悪く言えば、超KYとか言われるけど。その時は、アダチ君もすごく険しい顔になってたの。

その瞬間だった。いきなり、茂みから何か出てきたの!
それは、出てくるなり、倒れ「うぅぅぅう」と呻きだし・・・。
(彼って確か、隣のクラスの・・・・。でも彼は1つ前の班で。)
「おや、君はひとつ前の班員じゃないかい?やっぱり、僕が早く着きすぎたみたいだね。それより、お腹が痛いのかい?駄目だよ。体調管理も・・・・」
やっぱり私この人・・・。
その時だった。「だじ・・・げっ・・・!!」
その人が大きく体を仰け反った瞬間、お腹から何かが飛び出した。
あたり一面に緑色の血を撒き散らしながら・・・・。
172創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 07:33:09 ID:lXa0B2hu
>>168〜171
上級生'sに危機が!!
大丈夫か、田舎三馬鹿+他5名!


・・・しかし、サカザキ(仮)。お前・・・昔から・・・。
173創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 10:29:05 ID:SktsJEyH
>>168
>コピーや録音をしようとすると「うぇうぇ」とかいう音が流れて、コンピューターが破壊されてしまうなど
糞ワロタwww
どんな細工したんだマサフミww
174創る名無しに見る名無し:2009/09/10(木) 16:04:38 ID:uCkTjcBG
いつも綺麗に剪定されてたんだろうな・・・>勇者の庭

175創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 00:09:27 ID:JliWgWiP
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Dの日記〜

今日はいよいよ中間試験の日です。
奇遇にもアスと同じ班でした♪アスったら、いっぱいお菓子を持ってきていました。
遠足じゃないのになぁ(笑

でも、そんな楽しい時間は長くは続きませんでした。
目的地で、急に出てきたカネトオさんのお腹が急に爆ぜたのです。
私たちの種族は、幼児期から宇宙残酷百景などの映像を見せられてはいますが、それでも、実際に、しかも同胞のあんな姿を見るのは少し抵抗がありました。
皆さん何が起こったかわからず、立ち尽くしていました。

すると、パシッという音がして、振り向いてみると、ディノさんが何か掴んでいらっしゃいました。でも、何を掴んでいるのか、視認することができないでいると、
「マスクをとるんだ」とアダチさんが教えてくださいました。
さっそく言われたとおりにしてみると、なんと、チェストバスターがいたのです!
他の方も驚いているようでした。
「そういえば僕たちの種族から生まれた奴らは、普通じゃ見えないって、マサフミさんの曲にでてきたよ」とカズヤさんが一言。私もそれは、聞いたことあります。でも何故?いったい何が起こったのでしょうか?
「と、とりあえず船に戻ろうよ!何かやばいよ!!意味わかんないし!!!」とマリさんが取り乱し始めました。その時でした。
ドゥン!という大きな音がしました。私たちの乗ってきた船の方角から・・。
176創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 00:30:02 ID:JliWgWiP
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Eの日記〜

今日は中間試験の日〜。
もうめんどくさくって、サボっちゃいたいよー。
とりあえず、クネクネンをおだてて、早く着くようにしといたwww.

でも〜、卵がなくって〜、ちょー困ってると〜。
筋肉マン2号が、いきなり、何もいないところに、ネットランチャー撃ってるのぉ。もう、びっくりしたしー。なに、あれwかっこつけ?乙www

するとー、前の班のトオカネだっけ?いきなり出てきて、お腹からチェスバス生んでるし〜。マジキモス。とりあえず、冷静に「戻ろう」って提案しといたww

その時、なんと私たちの乗ってきた船が爆発しちゃって〜。もうマジありえないしー。
一応、緊急用の携帯無線機で救難信号だしたけど、あれって遠距離まで届かないのー。
すると、メカキモスが捕まえたチェスバスを元に、マスクありでも見えるようにしてくれたのー。ちょっと見直したww

でもぉ、私たちが最後の班だからぁ。助けがいつ来るかわかんないのぉ。もぅ超最悪〜!
すると筋肉マン1号&2号が急に立って「よし!行くか・・・。」
へ?どこに??


※日記本文がほぼ意味不明なため、本文そのままでは載せていません。
177創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 01:08:50 ID:JliWgWiP
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜訓練生Bの日記〜

到着してからは、大変なことの連続だった。
シンヤ君が全員のマスクにプレデリアンを見えるようにしてくれたんだ!
やっぱり、シンヤ君の機械いじりはすごいなぁー。
そこで、少し内輪もめが起こったんだ。
いきなり、アダチ君とディノ君が「遺跡の内部へ行くぞ」って言い出したの!
もう皆びっくりしちゃって、ナル君と、マリちゃんが特に!
アダチ「この試験の卵は、基本的に孵化しないようになっている。
それに、仮に孵化したとしても、周りに仲間がいるから、最悪の事態は避けられるはずだ。なのに、カネトオは寄生された。」
ナル「しかし!だからって何で内部に!?カネトオの班を探せばいいじゃないか!?」
シンヤ「さっき、探知機で調べたす。そうしたら、遺跡から反応がでてたす。しかも、彼らの船もどうやら爆破されたみたいす」
マリ「でもさ、でもさ、それなら、皆もう生きてないかもよ!!他にもプレデリがいるなら、下手に動かないほうがいいって!!」
ディノ「それは確認しないとわからん。何が起こっているか、調べる必要がある。それに・・・・」
アスカ「それに?」
ディノ「それに、まだ試験中だ。卵を採取しなくては卒業試験が受けられない(汗。」

もちろん、その後も揉めた。シンヤ君は二人が行くなら、もちろん付き合うって言った。アスカちゃんとマナちゃんは、マサフミさんのような超一流のクリーナーが大苦戦したプレデリアンがたくさんいるかもって躊躇ってたけど、
ディノ君が「あれは、クィーンが不在だったせいだ。この遺跡には繋がれたクィーンがいるはずだから、ウォーリアー級?で止まっているはずだ」って言ったことと、やっぱり生存者が気になるみたいで、一緒に行くことになった。

僕は・・・・
178創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 01:18:50 ID:JliWgWiP
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜誰かの日記〜

ふむ。
まさか、こんな所で研究をしているとは、予想外だったな。
まぁ活動の幅は広い。この種族に身を寄せている以上、こんなこともあるだろう。
さて、彼は遺跡内部へ行く気らしいので、私は止めようかとも考えた。
しかし、これはこれで、いいデータが録ることができるのではないだろうかと考え、止めた。

まぁ、何かあったときは私が何とかすればいい。
それに、実験台同士が闘ってみるのもまた面白い。
私は、一緒に遺跡に行くことにした。
179創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 02:42:16 ID:JliWgWiP
展覧会ネタを出しながら、別話を展開させてますが、
この話の後に展覧会の話を書く予定です。
お見苦しい点もあると思いますが、もう少しだけお付き合い下さい(><)

180創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 07:54:46 ID:XE5VBTMg
なにやら陰謀のかほり・・・頑張れ、上級生s。生き延びろ。

しかし、>>176・・・・w原文はいったい・・・。
181創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 20:32:42 ID:5b9Maugc
うーむ、なにげにテラヤバスな展開に・・・
182創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 23:29:37 ID:XE5VBTMg
・・・・は!!
これは、伝説の勇者・サカザキ(仮)の出番か!?!?
183創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 23:55:28 ID:OQZksuYv
>>178は誰の日記かが気になる〜!
184創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 00:22:42 ID:Bq5B6DjS
x月x日   遠く離れたある田舎で

ディノの日記

今日は中間試験の日だった。
急に前の班のカネトオの腹から、チェストバスターが出てきたときは少し驚いたが、同時にわくわくした。
それは、アダチも一緒だろう。
遺跡に行こうとすると、少し揉めた。
でも、結局安全な場所などないので、全員で行くことになった。
遺跡に入ると、数匹のウォーリアーがいた。
俺とアダチで薙ぎ倒し、シンヤが改造したプラズマキャノンで援護した。
シンヤの改造技術はすごい。チャージに20分もかかるが、1分間に100発近く撃てるらしい。
ちなみに、気のせいか、シミュレーションのウォーリアーよりもずっと、強い気がした。
実戦だからかな?と思った。
しばらく進むと、道が2つにわかれていた。
185創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 01:00:44 ID:Bq5B6DjS
x月x日   遠く離れたある田舎で

訓練生Cの日記

いろいろあったけど、結局、全員で遺跡に入ることになっちゃった・・・。
ディノ君には「いい経験になる。」って言われたけど、やっぱり不安だな〜。

中に入ると、さっそくウォーリアーの群れがいたの!
そしたら、いきなり、アダチ君とディノ君が飛び込んでいって、戦い始めちゃった!
どうして、こう考えもなしに突っ込むのかしら!
アダチ君は愛用の鎌で、バッサバッサとウォーリアーの首を刈って、ディノ君は・・・
って!ディノ君の装備溶けてるよぉ!!本人も「あ、やっべー」って顔になってる(汗
そういえば、アダチ君の鎌は自前だけど、他のみんなの装備って訓練生用の支給品で、耐酸仕様じゃなかったのよね。
すると、ディノ君、近くの柱を破壊して、岩で殴り始めたし・・。
武器を選ばない人って噂に聞いてはいたけど・・・。あ、今度は殺したウォーリアーの尻尾使ってる。
次にシンヤ君がプラズマキャノンを発射して・・・。って多くない??
なんか、物凄い勢いで発射されてるんだけど。

変わっているけど、さすが、戦闘訓練で上級生トップクラスというところかしら。
変だけど・・・。
とりあえず、私もディスクで応戦したけど、あまり役に立てず、マナと一緒に小さいのを倒したときには、戦闘は終わってたの。あまりの差に、ちょっとどころか、けっこう自信なくしちゃった。こんな調子で卒業試験受かるのかしら・・・。

しばらくすると、道が二つに分かれていたの。
「両方の道から生体反応が出てるす」
じゃあ、二手に分かれなきゃ。バランス的には、ディノ君とアダチ君を分けて、と考えていると、
「あれ?ディノ君何書いてるの??」
「ん?アミダクジ。ジャンケンがいいのか??」
やっぱり、変。
186創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 01:31:32 ID:Bq5B6DjS
x月x日   遠く離れたある田舎で

アダチの日記

今日は勇者の庭に行けるから、けっこう期待していたのだが、遠い年月によって、もはや荒れ果てていた。
とりあえず、鎌の練習も兼ねて、今度手入れしておくか。

いろいろあって、遺跡の中を調べることになったのだが、さっそくウォーリアーとの戦闘が待っていた。
こいつらとは、シミュレーションで何度かやっているので、大丈夫だろうとは思ったが、
実戦とシミュレーションの違いを抜きにしても、通常よりも遥かに強かった。
(おかしい?新種か?)ふと、他の連中が心配になり、見てみると。
ナルとマリ、アスカとマナがペアを作って、何とか善戦していた。
カズヤは、驚いたことに、一人で一匹仕留めたようだった。
(どうやら、大丈夫のようだ。それより、カズヤ、思ったよりやるな)って思っていると、何時の間にやら、背後にプレデリ<ウォーリアー>がいた。
(やべっ!間にあわねぇ!!)と死を覚悟した瞬間に、シンヤのプラズマキャノンで、敵が吹っ飛んでいった。
まったく、俺も人の心配なんかまだまだ早いようだ。

しばらくすると、道が分かれており、俺とカズヤとナルとマリが左に。ディノとシンヤとアスカとマナが右に行くことになった。
これは、先ほどの戦闘で、耐酸性の武器を持っていないディノのフォローにシンヤを。そして、残った連中で一番骨のありそうなカズヤを俺のところに。
後は、それぞれの相性と、性格的に、ディノのチームにしっかりしているマナを入れておこうと思ったものだ。だって、あいつのさっきのアミダクジとか本気だったし。
別れ際に「頼む」とマナに一言頼んでおいた。まぁ本人は訳が分からず、きょとんとしていたが。

さて、左は鬼が出るか、虫がでるか。
187創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 01:52:44 ID:Bq5B6DjS
x月x日   遠く離れたある田舎で

うはw
中間試験も3人一緒でござるか。

まさか、まさかの遺跡に行くことになったでござるが、拙者の改造した武器のいい実験になるでござるよ。
でも、カネトオ殿は残念でござる。
皆も、表には出さないものの、ショックを受けているようであったでござるよ。

遺跡に入ると、さっそくウォーリアーとの合戦になったでござる。
武士道は一対一が原則らしいでござるが、奴らにその精神は通じるわけがないでござるからして、さっそく新兵器の実験台になってもらったでござるよ。
ふははははー!ウォーリアー討ち取ったりぃ!!!

しばらくして、二手に分かれることになったでござる。
可愛い女子が2人も一緒でござる。うむ、苦しゅうない。苦しゅうない。
でも、拙者3次元には興味がないでござる。

途中、何度か小競り合いがあったでござるが、1匹や2匹じゃ、ディノの敵ではないでござるよ。
ふははははー!ヤッチマイナー!まるで、ウォーリアーがゴミのようだ。
すると、大きな部屋に行き着いたでござる。
そこは、研究室のようであり、大きな水槽が。中には緑色の・・・・。ん?
あ・・・!あれは!?軍曹殿ォーーーー!!!!
188創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 02:53:10 ID:Bq5B6DjS
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜誰かの日記〜

おかしい。
明らかに、ここには我々の研究の痕跡がある。
しかし、ここは、本部も、知らないようだった。
まさか、あのウォーリアーの具合といい、・・・奴か?
あのウォーリアーの持っていた細胞は奴が研究していたものに似ている。

我々は跡を残さない。だが、奴は、我々に危険を及ぼした。
奴はその後逃亡を図ったが、とある事件がきっかけで、居場所が判明し、捕縛することができた。
その時も、我々に危険を及ぼした。
奴は罰として、実験台にされ、後に処分されたと聞いたが、生きていたのか?
もしそうなら、我々への憎悪を募らせているに違いない。
そして、自身を追い込んだP-XX1(生死不明)、P-417とP-418に復讐するために・・・。
そうなると、この奥にいるのは、やっかいなシロモノだろうな。
それに、私たちの情報が漏れる可能性、いや漏らす可能性は高いな。

私は、本部に奴の生存の可能性を通達。返事はすぐに返ってきた。

---本人でない場合でも確認次第、本部へ連行。迎えはよこす---

ふむ、まぁ本人でなくても、勝手に研究している奴だからな。
しかし、本人だとすると、我々やP-417通称ウルフとP-418通称スカーフェイス殲滅を目的としたモノ?がいるわけか。
まったくやっかいなことに巻き込まれたな。
189創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 05:07:50 ID:Bq5B6DjS
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Dの日記〜


研究室の水槽には他の生命体が入っていました。
すると、シンヤさんが、緑色の宇宙カエル族を見て
「軍曹殿ォー!!!・・・・・・あ、違った」

知り合いに似ていたのでしょうか??

他には、研究資料と思われる書類の束がありました。
「これを見てみろ」とディノさんが一枚の紙を皆に見せました。
そこには、あの3首のクィーンが書かれていたのです。
「なんなのこれ!?どういうこと!?」とアスが問うと、「わからん。なんて書いてあるのか読めない」
そこには見たことのない文字が・・・。あら?
「ちょっと見せていただいてもよろしいですか?」私はディノさんから資料を見せていただきました。
「ギドラ、、、、、寄生、、、、、、、暴走、、、、、、G細胞、、、、、、再生力」
「!?よめるすか?」
「ええ、単語、単語なら。でも、これだけではよくわかりません。持ち帰って、本格的に調べれば、全文解読できるかも・・・。」
「すげーな。マナっち。」
「すごいでしょ〜。マナは解析・解読にかけては、上級生1位なんだからね。って、マナっちってディノ君とマナ知り合い??」
「いえ、初めてのはずですけど・・・」どこかでお会いしましたかしら?
「いや、その方が何となく呼びやすくて・・」
「ディノはこういうやつす。そのときの気分で、呼び名が変わるす。」
「ま、いいじゃんか。」まぁいいですけど。嫌じゃないですし(笑
「ところで、シンノスケ。仲間の生体反応はここだろ?」本当に気分で変えていますね。
「そうすけど。どうやら遅かったようす」とシンヤさんが指差す方向に、
虫の息の訓練生が。お名前は存じませんが、あれでは、もう・・・。

がっしゃぁん!!!
その時、水槽から何かが飛び出してきました。
あれは、プレデリアン<ウォーリアー>!!
「何度も何度もでてくるなって!!」とディノさんが間髪いれず、ディスクを持って、上半身を切り裂きました。でも、
「再生した!?」瞬く間に、プレデリアンの傷は癒えて、体も大きくなっています。しかし、何故でしょう。プレデリアンはすごく苦しそうです。まるで、自身を制御できないような・・・。
「ふん、面白れぇ。差しで勝負だ!こい!!」
どうやらディノさん1人で戦う様子・・。私たちは誇りをかけた勝負の邪魔はしません。
私たちに今できるのは、同胞の誇り高き戦いと、無事を祈るのみ・・。
190創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 05:10:46 ID:Bq5B6DjS
x月x日   遠く離れたある田舎で

ディノの日記



俺は奴と真っ向から激突した。
どっがぁ!
「ぐぅっぅ」俺は弾き飛ばされ、壁へと激突する。
(くっ、さっきよりも1回りでかいぞ。)
すかさず、向かってくる奴に向かって、俺は、近くの机を蹴り飛ばした。
そして、奴がひるんだ隙に、体勢を立て直し、回し蹴りを放った。
懐から、先ほど手に入れたウォーリアーの尾を取り出し、脳天へと突き刺した。
(これでどうだ!?)俺は半ば勝利を確信したが、その刹那、奴の爪が俺の脇腹を抉った。
(なっ!まだ動けるのか!?)奴は俺の足に尾を絡め、自身の口元に引き寄せる。
すぐに俺は、腕に仕込んだ矢を打ち込み、奴の内顎を破壊する。
奴の血によって、奴に抉られた所を忘れるほどの痛みが襲ってきた。
しかし、痛みも、この戦いの中では、心地よくすら感じる。
ふと、奴を見ると、すでに口内は再生していた。しかし、脳天は・・・
(どうやら、刺したままの所は再生しないらしいな。とは言え、耐酸性の武器はあれだけ・・
いや、目の前にあるな・・。)
奴が向かってくる。俺はディスクを取り出し両手に構えた。奴が腕を振り上げた。
それにカウンターを合わせようとした瞬間、奴は腕を引いた。
(な!フェイントだと・・・。)奴の尾が俺の腹に突き刺さる。
「ごっはあぁ」口から盛大に血を撒き散らす。奴は勝利を確信したに違いない。
だが、俺は、瞬く間に、右手のディスクで奴の尾を切断し、左手のディスクで頭部を裂いた。
そして、腹に刺さった尾を抜いて、先ほどつけた頭部の傷から一気に突き刺した。
先ほどよりも深く、もう二度と動けぬように・・・。

奴の動きが止まったのを確認した後、目の前が急に真っ暗になった
191創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 08:29:44 ID:TDGvtRsI
ここでウルフやスカフェ兄さんの名前が出てくるとは。
てか、ディノ!!

個人的にこっそりカズヤ応援。
192創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 22:45:55 ID:Shj13206
x月x日   遠く離れたある田舎で

訓練生Bの日記

遺跡の中に入ると、急にウォーリアーの群れに遭遇しちゃった。
アダチ君と、ディノ君と、シンヤ君がほぼ片つけてくれたおかげで何とか勝てたよ!
僕も、危なかったけど、飛び込んできた1体にカウンターで倒せちゃった!
あの時は、感激で夢を見ているのかと思ったよ!後でね、アダチ君が、「カズヤ!すげーよ!」って褒めてくれたよ!家族以外の仲間から褒められたのは初めてでうれしかったなぁ。
しばらくして、二手に分かれて行動したんだ。。
左の道を進むと、大きな声とともに、ウォーリアーの群れが、あわわ!20匹以上いるよ!
ナル君やマリちゃんが「戦略的撤退をするべきだ!」「ハズレじゃん!どーするのよ!やっぱり来るんじゃなかった!」って叫んだけど、後ろからも数匹のウォーリアーが!!
アダチ君が「俺が突破口を開く。そのうちに逃げろ。」
でもそれじゃあアダチ君が。そうだ!!僕は咄嗟に持っていた爆弾で前と後ろの天井を破壊。運よく、落ちてきたガレキで道をふさぐことができた。(やったぁ!)
「ちょっと、何をやってるんだい!これじゃあ僕たちも出られないじゃないか!!」
あ、そうだった。どうしよう・・・。
「いや、悪くない判断だ。だが、今ので、ここの天井が崩れてもおかしくはない。すぐに作戦を立てるぞ」
193創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 22:49:17 ID:Shj13206
x月x日   遠く離れたある田舎で

アダチの日記


さて、ここからどうするか。
前にはウォーリアー、後ろにもウォーリアー。さらに、上からはいつ崩れてくるかわからない天井。
「八方塞じゃん。これ」とマリが不平を溢す。うるさい奴だ・・・。
八方塞・・・。
「おい、後ろのウォーリアーはどこから来たんだ!?」
「どこからって、後ろからに決まっているじゃないかい。何を言っているんだい?」
どいつもこいつも!「だーかーら、二手に分かれるまで、一方通行だったんだぞ。隠れることができそうな場所もなかったし!」
「でも、外にいたのが入ってきたのかも、それか、有り得ないと思うけど、ディノ君達の方向から。さっき、から反応が止まってるし。」
(こういう反応はイラつかないな)「入り口はマナに頼んで閉めといた。外からの追い討ちや、最悪、中から出てこれないようにな。それに、あいつ等は簡単にやられない。大方、何か見つけたか、休憩しているだけだ。」
もちろん、根拠はないが。カズヤもそれは感じ取っているようだったが。
「じゃあ、他に道があるということ?」
「あぁ、俺の予想が正しければ、どこかに隠し通路があるはず。」
その道が、この近くにあるとは限らないし、安全とも限らないがな。
そんな時だった、ガコォン、という音とともに、壁が動き出した。
そして、横に新たなる道ができていた。どうやら、ウォーリアーはいないようだが・・。
しかし、何故???
194創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 22:51:50 ID:Shj13206
x月x日   遠く離れたある田舎で

シンヤの日記


「ん、ぁ」
「ディノさん大丈夫ですか?」
どうやら気がついたすね。
あの戦いの直後に意識を失った、ディノを急いで治療したすよ。
アスカさんが治療のエキスパートらしく、何とか一命を取り留めたす。
「そうか、ありがとう。アスちん」
あ、アスカさん、怪我人を殴っちゃだめすよ。
アスカさんが言うには、ディノの回復力が半端ないおかげもあったとか。
「ん〜、修行の賜物だな。」
さすがに、それはないすよ。

「でもここで、行き止まりのようです。どうしましょう?」
「何か、怪しげなボタンは見つけたんだけどねー。ほら。」
「どれどれ、」ポチッ。あ、ディノが押しちゃったす。
「ちょ!何押してるのよ!!何が起こるかわからないでしょう??」
「そうです!ディノさん!不注意すぎます!!」
「だって・・・、押したかったんだもん。」
「だもんって・・。」完全に呆れ顔のミー達を他所に
「何が出るかな♪何が出るかな♪」何かおかしいす。ディノが変なのはいつもの事すけど。
「あ、やばっ」とアスカさん。
「この鎮痛剤の副作用に、極度の精神高揚って・・・。」あ、納得す。
そう言った瞬間
どがっ!鈍い音がして、ディノが倒れたす。
すると、どこから取り出したのか、棍棒を持っているマナさん。
「それなら、もう少し眠っていてもらいましょう♪」
何故、アダチがこの振り分けにしたのか納得したす。おまいの判断は正しかったす。
さて、ボタンを押して、何が起こるのか。
195創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 22:56:39 ID:Shj13206
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Eの日記〜

ウォリウォリの襲撃で、ビクビクマンがあたしたちごと閉じ込めるぅ。
ちょー意味わかんない展開だけど、なぁんと!横に新たなる道が!!
なにこれwあたしの日ごろの行いのおかげ?
全員あたしに感謝しろwww

ずっと、進んでいくと、ネバネバした道に・・・。ネバネバキモス!!
すると、大きな空間に・・って、キモ、マジキモ、キモキモス!!
仲間がいっぱーい、ネバネバにつかまってるぅ!うわ、キモ!
筋肉マン1号が「なんだこれは?」っていうから、見てみたら、
うわ、ハガハガちゃんがいっぱい死んでるし!ってことは全員!寄生!?
いやー!お腹からコンニチワーキモス!
あれ?でも、お腹にはいないみたいだしー。
しかも、よく見ると、ハガハガちゃんが卵の中で死んでるのもいるしー。
どゆこと??
その瞬間「しゃがめ!!」
気付いたら、あたし宙をまってたーwwシュワッチ!

※日記本文がほぼ意味不明なため、本文そのままでは載せていません。
196創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 22:59:30 ID:Shj13206
x月x日   遠く離れたある田舎で

訓練生Bの日記

「しゃがめ!」ってアダチ君が言った瞬間、僕は身をかがめた。
すると、宙を舞って、壁に激突する、ナル君とマリちゃんの姿が見えた。
「どうやら、ボスのお出ましだぞ・・・。」ボスって・・

僕の目の前には、本来繋がれているはずのクィーンがいた。


クィーン。一人前のハンターでも勝てない。エイリアンのボス。
(どうしよう。勝てないよ。絶対!)僕の足は震えていた。
そんな僕に、「カズヤ!フォローしろ!」と叫ぶアダチ君。
挨拶代わりとばかりに、ディスクを投げ、その勢いで、鎌で腕を切りつける。
(フォローってどうしたら・・・。確かに、ウォーリアーを一体倒したよ。)
しかし、クィーンにはほぼ効いておらず、鋭い尾で何度も突いてくる。
(でも、運が良かっただけで、クランでも落ちこぼれの僕が・・・・。)
クィーンの攻撃を避けながら、「カズヤ!」と叫ぶ。遠くには、まだ気を失っている二人。
(一撃で2人だよ。あんなのがあたったら、ウォーリアーの比じゃないよ!)
「くそっ!」舌打ちしながら、クィーンの懐に入り、喉を掻っ切る。だけど、「再生した!?」
(駄目だよ。僕なんかじゃ・・・)
「カズヤ逃げろ!」気付くと、目の前にクィーンが迫っていた。
「あっ」(もう間に合わない)
クィーンの尾が僕に向かって振り下ろされる。僕は思わず目をつぶった。

僕にたくさんの血がかかる。
(やられた・・。)
(痛くない??でも、血がいっぱい)
僕が目を開けると、目の前にはクィーンの尾に貫かれ、たくさんの血を流しながら、ぶら下がっているアダチ君の姿があった。


「あ、」
「ああ、あ」
「うわぁぁぁっぁ!!!!!!!」
僕は、叫んだ。そして、クィーンの尾を切り落とした。
197創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 23:02:11 ID:Shj13206
x月x日   遠く離れたある田舎で

ディノの日記

目を覚ますと、もう傷は癒えていた。
「俺はまた気を失ったのか?」と聞くと、3人は苦笑いながら、「そうそう!ちょっと頑張りすぎだね!」と返ってきた。
ふむ、まだまだ修行不足だな。それにしても、奴から受けた傷より頭部が激しく痛むのは何故だ?

どうやら、俺が押したボタンによって、新たな道ができたらしい。
道を進んでいくと、ウォーリアーの群れに出くわしたが、シンヤの改造キャノンが真価を発揮し、一瞬にして、壊滅した。
(これで、20分以上は使えないか。次に群れに会ったら、やばいな。)
「この先に、アダチたちの反応があるす」
どうやら道は繋がっていたらしい。俺たちは先を急いだ。
そして、広間に出たときに、異様な光景を目の当たりにした。

「うわぁぁぁぁ!!!おまえがぁ!おまえがぁ!!」
カズヤが雄たけびをあげながら、クィーンに飛び掛っていた。
「殺してやるぅ!殺してやるぅ!!」
ふと見ると、気絶?しているナルとマリ。そして、腹にクィーンの尾が刺さり、倒れているアダチの姿があった。
(あの出血量・・やばい!)
「アスカ!頼む!!」
俺は、アスカにアダチを頼んで、クィーンのほうへ向かう。
カズヤは鬼気迫る形相で、クィーンに挑みかかる。
腹を裂き、右手を切り落とし、ほぼ零距離からプラズマキャノンを撃ちつける。
(すごいな。クィーンを圧倒している。だが、)
どうやら、あのクィーンも高い再生能力を持っているようだった。
尾も、右手も、腹の傷もすべて元に戻っていた。
「カズヤ!落ち着け!!奴に攻撃は、効いていない!このままじゃ、やられるのはお前だ!!」
「うがぁ!お前なんか!お前なんか!!」
(聞いちゃいねぇ。くそっ!上手く連携しようにも、今のカズヤに近づけば、こっちがあぶない。)

「カズヤさん!」「カズヤ!」シンヤやマナも声をかけるが、今のあいつには届いていない。
(どうすれば・・・!?)
そんな時だった。飛んできた鎌がクィーンの頭に突き刺さった。
無論、そんな攻撃じゃクィーンには効かず、奴はすぐに振り払ったが
(どうやら、効果はあったようだな・・。)
驚きの表情で、カズヤが別の方向を見る。そこには、ほぼ意識を失いながらも、鎌を投げた親友の姿が。
同じく驚いているアスカに「状態は!?」「やばいけど、たぶん、大丈夫!」
「カズヤ!聞いたか!!あいつは、まだ助かる!!だが、今の戦い方じゃ、勝つことはできない!わかったか!?」
「・・・・う、うん!」
(どうやら、大丈夫そうだ。にしても、)俺は友人の方を見ながら
(お前、やっぱすげーわ。さすが、3馬鹿リーダー(笑 )
198創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 23:09:31 ID:Shj13206
x月x日   遠く離れたある田舎で

訓練生Bの日記

僕が正気を取り戻した時、数匹のウォーリアーが部屋に入ってきた。
「アスカは怪我人たちを頼む!シンヤとマナはウォーリアーを追い払ってくれ!」
僕の装備はすっかり消耗していたので、先ほど仕留めたウォーリアーから作った槍を数本、ディノ君が渡してくれた。

「カズヤ、腰の辺りを狙え。」
「え?」
「マナが解読した文によると、あの種は腰の辺りに一種の神経節があるらしい。それを攻撃すると、しばらく活動停止になるようだ。その瞬間に攻撃すれば・・・。」
「倒せる!?」「その可能性はあるな。俺が隙を作る!行くぞ!!」
ディノ君は跳躍して、クィーンの脳天に鎌をお見舞いする。
そして、最後のディスクを取り出し、あいつの右半身を切りつける。あいつの腕が一つ落ちた。最後に切り札のシミターブレイドで足を切りつけた!

クィーンが体制を崩したのと同時に、「うわぁぁぁぁぁ!」僕は地を蹴った。
尾でできたスピアを、奴の腰に突き刺し、さらに、左手に持ったもう一本も突き刺した。クィーンが咆哮をあげる。(はずれた!?なら、もっと!もっとあいつに!!)
アダチ君の鎌を拾い、あいつの腰の辺りを割く。と同時に、あいつの落ちた腕をその傷口に突っ込んだ。
そして、最後に鎌を深々と突き刺した。

クィーンは動きを止める。再生も止まったみたいだった。
(やった!やったよ!アダチ君!)周辺を見ると、シンヤ君たちが残りのウォーリアーを片付けたようだ。
マリちゃんも何時の間にか、参戦している。
「さて、こいつをどうするか?何時動き出すかわからんから、早く始末したいが。
でたらめな再生力だ。どこまで、壊せばいいやら・・・」
その時だった。


「ほぉ。クィーンを倒したのか。」フードを被った男がでてきた。
199創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 23:25:08 ID:Shj13206
x月x日   遠く離れたある田舎で

訓練生Cの日記

(誰こいつ?)
「まさか、こんな面白いものを見せてもらえるとは!」
「ひょっとして、お、おまえがこんなことを!?」とカズヤ君が言う。
「そうだ。私は、この血に眠る細胞を使って、ある生物を作っていた。しかし、実験台にいろいろ使いすぎた。そろそろバレそうなんでな。この実験を最後に、この地を離れようと思ったんだが・・。」
「生物?このクィーンのこと??」
「違うよ。まだね。」
「まだ?」
「見ていれば分かる。特別だ。」

男は、何かを取り出し、クィーンに打ち込んだ。

クィーンは悲鳴に近い鳴き声を上げながら、立ち上がった。
(また再生!?違う・・これは!?)
クィーンは先ほどよりも、遥かに大きくなっていた。
腕や脚、尾の数が増え、爪や牙もより鋭く・・。
(翼!?首!?)
背中から、大きな翼を生やし、首から新たな頭が生えてくる。
(あれじゃあ、まるで・・・。)
小さいころからお祖母ちゃんに聞かされた怪物。
「ふはははは!どうだ!?素晴らしいだろう!」
クィーンはその複数の腕を振り上げ、一気に地面に叩きつける。
クィーンが叩きつけたところから、砂埃とともに無数の破片がとんできた。
(駄目、避けられない!!)
地面にひびが入り、天井が崩れる。
見ると、目の前にシンヤ君とカズヤ君が血を出して、倒れていた。ディノ君は、辛うじて無事みたいだった。マナやマリちゃんは無傷。
(3人が庇ってくれたのね・・・・。)
「ディノ君ありがとう。」
「例ならあの2人に言え。特にカズヤ、あいつが、大半を受けた。」
「どうするの?」
「奴は、確かに強い。だが、狭い空間である以上、本領は発揮できない。むしろ、翼は邪魔。問題は武器と再生力!」
私たちにもう武器は残っていない。プラズマキャノンはとっくに壊れている。
「ごめんな。俺が遺跡に行こうなんて言わなければ」
(それは違う・・)
ディノ君は、最後の武器、リストブレイドを構え、クィーンに向かった。
(私にできることは・・・。)
200創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 23:34:29 ID:Shj13206
x月x日   遠く離れたある田舎で

ディノの日記

奴の腕が迫る。避ける。腕にしがみつき、指をへし折る。
だが、もちろん効くはずがない。
俺は壁に叩きつけられる。
3本の尾が迫る。転がって避けつつ、リストブレイドで切るが、あの太い尾を切断できるはずもなく、立ち上がったときには、俺のブレイドは溶け、奴の尾は再生する。
今、俺ができること、なるべく隅のほうに、皆から遠くにこいつをおびき寄せることだけ。
(はは、これじゃあ、光の国の戦士とフェイスハガーの戦いだな)
無謀と分かっていても、闘うしかない。
(例え勝算がなくてもか?)
奴が踏み潰そうとしてくる。それを避け、俺は奴の体によじ登る。
アッパーを真ん中の頭に食らわせ、背中にしがみつく。
(たいしたダメージにはならんだろうが・・・。)
奴の尾が迫る。避ける。避ける。
(今だ!)
俺は奴の尾を避け、掴み、背中に突き刺した。
だが、効かず。俺は振り落とされ、壁まで蹴飛ばされる。
(は・・はは、まったく楽しいを通り過ぎて、絶望しかないな。)
俺は、無謀にも懐に突っ込み、殴る。殴る。ひたすら殴る。
奴が俺を掴む。そして、天井と地面に交互に叩きつける。何度も。
(意識が・・・、)
そして、俺を投げ捨て、何度も尾を叩きつける。
(もう感覚ねぇや。くそっ、これで終わりかよ・・・。ごめん、みんな。)
次の一撃を待つ。だが、来ない。
代わりに何かが俺に覆いかぶさり、
ドガッという鈍い音が響いた・・。


「何・・を?」
「だっ・・て、この中で、あいつを倒せ・・そう・・なのは、ディノ君だけ・・・じゃん」
「え?」
「あたし・・・なん・・か・・だと、盾くら・・いにしか・・・なれないけ・・・ど、でも、諦めないで!・・・っ!!」
前にもあった。
目の前で殺されていく仲間たち。
俺の中で、何かが駆け巡る。記憶?誰の?
(・・・・・・・・・・仲間・・・・・・・・・・・・・星流し・・・・・・・・・・クリーナー・・・・・・破壊・・・・)
その後の記憶はない。
だが、気が付くと、クィーンはすでに事切れていた。
201創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 23:57:12 ID:Shj13206
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Dの日記〜


ディノさんにクィーンが止めを刺そうとしたときにアスが庇って、クィーンの攻撃を受けました。私は、一瞬頭の中が真っ白になりました。
すると、アスがディノさんに何かを告げました。
ディノさんはクィーンの攻撃を避け、アスを抱えて、こちらにきました。そして、彼女をゆっくり降ろすと
「カノジョヲタノム」再びクィーンの所へ向かいました。
(今のディノさんの声じゃない!?)

「ははははははー!まだ挑むというのか!?本当にお前たちは面白・・・」
その瞬間、クィーンの左頭が落ちました。
何時の間にか、ディノさんの手には溶けたはずのブレイドが・・。
そして、私たちの種とは思えない咆哮をあげると、
驚いたことに、クィーンのお腹に左腕ごと突き刺しました。
(あんなことしたら、腕まで・・・!)
でも驚くのはまだ早すぎました。腕を引き抜くと、溶けるどころか、腕は赤く染まり、爪が通常の3倍近くまで伸びていました。よく見ると、先程首を落としたブレイドも骨でした。
叫ぶクィーンが、ディノさんの右腕を裂き落としました。
しかし、彼は怯むことなくクィーンにアッパーし、再び、お腹目掛けて右腕を・・。
(右腕が再生している!?)
無いはずの右腕は、左腕を同じように、まるで別の種族の腕になっていました。


「サイセイリョクハムゲンジャナイハズ。コンクラベダ」
「なっ!?馬鹿な!まさか?お前はまさか!?・・・・・・・そうか!それはより面白い!!お前を倒すということは、ウルフとスカーフェイスを倒すようなものだ!」

ディノさんとクィーンがお互いを切り裂く。その度に再生。
そして、再生するたびに、別の姿になっていきます。
さらに、ディノさん?の攻撃が特別なのか、先程より、クィーンの再生速度が落ちています。
その隙に、ディノさん?が別人と思えるほどの動きで、クィーンの攻撃を避け、その身を破壊していきました。そして、ついに、決着がつきました。
クィーンの再生力が底を尽きたようで、彼は「オレノカチダ」とその首をもぎ取りました。
気がつきと、アスが意識を取り戻していました。私と同じように、この光景に怯えていました。マリさんは・・・・・「キモス!キモス!」と叫んでいます。
その後、ディノさん?がこちらに歩いてきました。私たちは半ば身構えつつ・・・・・


直前で倒れた彼を支えました。それは、元のディノさんでした。
202創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 23:58:39 ID:Shj13206
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Dの日記


「馬鹿な!まだ足りないというのか!?」と驚くフードの男。
「どうやらこのクランの戦士を舐めていたようですね!」
「ふん!黙れ!!どの道お前らは死ぬ!」
そう言うと、ウォーリアーの群れが。その数は・・・50以上です。
(あの男が操っているというの!?そんなことが!?)


もう、駄目。アスと目が合いました。
「どうやら、ここでお別れみたいだね。」
そう・・・ですね。あの数に、私たちだけでは・・・
迫ってくるウォーリアーの群れ。


そんな時


「諦めるのは、まだ早いぞ」
「え?」
どこからともなく、響く声。そして、私の前に、二つの影が舞い降りました。
他にも、何人か現れ、その内の一人が言いました。



「正義の味方ただいま参上!・・・・・・・・・・・・・・うはw決まったww俺様マジタイミングよすぎwwうぇうぇww」
203創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 02:44:06 ID:Rm9rj+uP
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜誰かの日記

私は、この光景に大いに感動した。
我々の一つの成果。まさか、ここまでの戦闘能力を見せてくれるとは。
戦闘データは十分だ。
だが、何がアレを開放させたのか。
友のため?否。感情という不確かなものを私は信じない。

それより、奴で間違いないようだ。
仲間から通信が入る。すぐそこまで来ていると。
だが、近くにタケダクランの連中もいるようだった。
タケダクランといえば、マサフミという奴が、その生命力と怪力で、我々の評判になっている。
一度だけ、我々の最新強化ウォーリアーを使って、データを取ったが、中々のものだった。
マサフミがもっと早く生まれていれば、あの力も取り込めたのだが・・・。

しかし、奴らがいるとなると、連行するのは困難だな。
私は、奴の生存と、最悪の場合処分する旨を報告した。
204創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 15:24:06 ID:95rohFbq
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Cの日記

(うぇうぇって何?)
真っ先に思ったのはそれだった。
「あの?」私が声をかけると、最初に現れた。2人のうちの一人が言った。
その人のマスクには文字が刻まれていた。
「ちょっと待っていろ。先に、あの蟲共の始末だ」
彼らが武器を取り出した。6人で50以上のウォーリアーを始末する気!?
「ちょっと!いくらなんでも・・・・」
って、すでに、戦い始めてるし!

そんな私の心配を裏切るように、彼らは物凄い勢いで群れを蹂躙した。
特に、最初に現れた2人は別格!うぇうぇの人も、手に持った大きな武器でどんどんウォーリアーの首を刎ねていったの!
「すごい・・・。」

私はふと、彼に目を落とした。
さっきの彼の姿は明らかに別の存在だった。
彼は、素性も分からず、宇宙船にただ一人いるのを発見された。いったい・・・。
私は頭を振って(でもディノ君はディノ君!)
近くにいたマナとマリちゃんに彼のことを秘密にしとくように頼んだ。

再び、戦場を見ると、すでに戦いは終わっていた。
205創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 15:26:05 ID:95rohFbq
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Cの日記

「うはwwwwwあんくらい楽勝ww」
「気を抜くな、まだボスが残っているぞ。」

「何故!?お前たちがここにいる!」

「偶々だ。だが、こうしてお前に会えるとは好都合だ」
「ああ、てっきりお前は処分されたと思っていたよ」
「なんだwwロートルの知り合いすかwwwうぇうぇ」仲間から、ほぼ零距離でプラズマキャノンを撃たれるうぇうぇの人。

「処分?そうさ!お前たちのせいで、俺は実験台にされ、こんな目にあったんだ!」
フードをとった男は、ウォーリアーのような姿をしていた。
(なにあれ?でもあいつらとは違う・・。)

「ふむ。よかったじゃないか。蟲が好きなんだろ。」

「ふざけるな!・・・まぁいい、ちょうどいい!どうせお前らには用があったんだ!最高傑作である私自身が引導を渡してくれよう!!」
「ちょwwwそれ死亡フラグwww」いつの間にか、うぇうぇの人が立っていた。

男は、先程のクィーンと同じように・・・巨大化し・・・・。
一瞬のうちに、壁にめり込まされた。すでに、意識を失っているようだった。

「スキが多いぞ。」
「俺たちは奴に用がある。ケンジたちは怪我人の手当てをしろ」
「ちょww俺様はwww」うぇうぇの人が言う。
「お前は、他に生存者がいないか。探してこい。マサフミ」

「え?・・・」

その日、私には2つの秘密ができた。
206創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 15:28:21 ID:95rohFbq
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜上級訓練生Eの日記〜

ちょwwなんかすごいのきたしwww
マジあのオジン達つよすぎww
でも、一番すごいのはー!あのイケメンのお兄さん!!!
あの話し方、身のこなし!ちょ〜しびれるぅ!!!
え?マサフミ??あのお兄さんが!?
やっべー!ちょー感激で漏れそうwwww
え?捜索に行くの!あたしも一緒に連れてってーー!!!
ちょwどけよ。オジン!!
うわっ!乙女に武器を向けるとかサイテー!!!
このキチガイオジンめ!!
ぶわっ!なにこの煙!!!・・・・しめた!!
マサフミ様!!!いや、師匠〜!!!まってぇーー!!

※日記本文がほぼ意味不明なため、本文そのままでは載せていません。
207創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 15:29:40 ID:95rohFbq
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜ディノの日記

目を開ける。すでに戦いは終わっていた。
ふと、横を見るとクィーンが倒れていた。あの男の姿も無い。
「目が覚めたようだな」見たこともない男が話しかけてきた。
「あんたが倒したのか?」と俺はクィーンを見て言った。
男は驚いたように「覚えていないのか?」と聞いてきた。
「???何を??」
「まぁいい。話はあの娘から聞いている。しばし、休め」
「・・・そうする。」俺は再び目を閉じる。
俺はあの男を見たことも、話したことも無い。
だがなぜだろう。俺はあの男をずっと前から知っている気がする。
208創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 15:32:30 ID:95rohFbq
x月x日   遠く離れたある田舎で

訓練生Bの日記

僕が目を覚ますと、見知らぬ人たちが近くにいた。
「あ、カズヤさん、大丈夫ですか!?」
マナちゃんもいた。そして、僕はマナちゃんに何が起こったのかを聞いた。
「あの人たちは?」
「タケダクランの人だそうです」
僕はびっくりした。なんで、こんなところに、そんな人たちがいるのか。

偶々、この周辺で巨大植物が現れて、
偶々、普段は大人しいこの植物が暴れだした。
偶々、その近くに他のクランがあって
偶々、そのクランの戦士は、遠出してしばらく帰って来られないので、
偶々、今度の展覧会の打ち合わせも兼ねて、タケダクランの人に助けを求めた。その植物は後一歩のところで、光になって消えたらしいけど
偶々、その帰り道に、スカーフェイスさんという人が、この惑星を見た。
偶々、スカーフェイスさんがこの惑星を知っているらしく「あの惑星に生えている植物は、茹でると旨いらしいぞ・・・。ちなみに、別の調理法にすると、地球人の子供好みの食材になるとか・・・。」
偶々、普段は寄り道をしない、ウルフさんという人が進路変更をした。
偶々、そこで救難信号をキャッチしたというわけだ。

「それであの男は?」
あの男は、スカーフェイスさんに瞬殺されたけど、捕縛しようとした瞬間。
誰かが煙幕を放って、気が付いたらいなくなっていたらしい。
例の研究資料もなくなっていたそうだ。

向こうのほうで「ちょwww大の大人が二人もいて逃がすとかwww引退したほうがいいんじゃないすかwwwうぇうぇwww」「そーだwwそーだwwwうぇえうぇええw」あれは・・、マリちゃん??

あ、吹き飛ばされた。男の人はすぐに立ち上がったけど、マリちゃんは完全に伸びてる。
大丈夫かな??あ、でも、吹き飛ばした人の隣にいた人が運んでくれてる。
(いい人だー。)

遠くで、アスカちゃんとシンヤ君が治療を受けている。他の3人はまだ寝ていた。
(アダチ君大丈夫そうだ・・・。でも、ナル君ってどうして、ああなったんだっけ?)
209創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 15:34:29 ID:95rohFbq
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜ディノの日記

再び目を開けると、俺は運ばれていた。
「うぇうぇww」
「うぇええうぇえww」
「ちょっwwまだ違うしwwwお前物覚え悪すぎwww」

「うぇうぇえwww」
「だいぶよくなったwwwうぇうぇwww」

変な幻聴が聞こえてくる。俺はもう一度目をつぶった。
210創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 15:37:39 ID:95rohFbq
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜ディノの日記

次に、目を覚ますと、アスカがいた。
「おはよう、アスちん」というと、殴られた。なんだ、嫌なのかこの名前。呼びやすいのに・・・。
何が起こったのか聞いたが、俺がどうやってクィーンを倒したのかはよくわからなかった。
「んー、なんか、こう、ズバーンって」(ズバーンってなんだ?)
その後、皆の様子を聞くと、俺たちの班は全員無事のようだった。
しかし、他の班では4名の死者がいた。
ちょっと、やるせない気持ちになった。それを察してかアスカが話題を変えて、
今回の個人の討伐数を教えてくれた。
アダチ3匹、俺6匹、シンヤ33匹、カズヤ1匹、ナル0匹、アスカ1匹、マナ2匹、マリ1匹。
6匹も刈れたことは、嬉しいが、シンヤの数を聞くと、さらに、やるせない気持ちになった。
(反則だ・・・。あの兵器。)ちなみに、武器の違法改造がバレ、タケダクランの人に怒られたとか。
(でも、俺の5倍以上か・・・。)とてつもなく悲しい気持ちになって、もう一度寝ることにした。


211創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 15:44:39 ID:95rohFbq
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜アダチの日記

目を覚ますと、ベッドに横たわる自分がいた。
横を見ると、同じくディノが寝ている。
(終わったのか・・・)
と、横に立っている男の存在に気付く、その男は俺の鎌を眺めていた。
「おう、目が覚めたか。」
「あんたは?」
「俺が誰かなど、どうでもいいこと。ところで若造。これはお前の鎌か?」
「え?あぁ」
「ふむ、しっかりと手入れが行き届いておる。」
「???」
「精進せい!若造よ!」と男は去っていった。
(何だ、あのオッサンは????)

すると・・・
「おい。もう大丈夫なのか」
「ん?あぁ。お前は」
「大丈夫だ。これで、6度目だ。今日目覚めるのは・・・」
「多すぎだろww」
その時、皆が入ってきた。
「気が付いたすかー!!」「アダチ君大丈夫!!?」「ちょっとカズヤ君泣きすぎw」
「アスも泣いていますよww 」「まぁ無事で何よりだね!」「同感wwwうぇうえwww」
何か変なのが混じっていたが、聞かなかったことにしよう。
カズヤが泣きながら俺に謝ってくる。だが、その後のカズヤの活躍を聞けて、俺はうれしかった。と・・・

「っ!!しまった」ディノが叫び、血相を変えていた。
「ど、どうした?」と俺を含め、皆が心配そうに聞く。
(なんだ!?いったい!?)



「卵、忘れた・・・」



この事件を機に、クランでの訓練内容の強化と、タケダクランとの交流が始まったり、
交流を始めたものの、マサフミさん本人を含むマサフミ製品を仕入れないようにしていたことが発覚して、クラン内でクーデターが起こったり、
新たなクィーン探しでヨシオが地球で遭難したりしたらしいが。
それは、また別の話である。

212創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 15:45:54 ID:95rohFbq
x月x日   遠く離れたある田舎で

番外編〜訓練生Aの日記








今日はなかったことにする日








213創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 16:07:46 ID:95rohFbq
長い駄文申し訳ありませんでした。
過去スレにあった、新種のウォーリアー話を参考にしました。

次、展覧会ネタ書きます。
214創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 16:38:27 ID:HxJdf0tq
いい仕事してるぜ
誰がどの日記を書いたのかを推理するのが楽しいなこれ
215創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 16:59:13 ID:ZuleljZW
長編乙。
何はともあれ、上級生s生還オメ。ナルはまあ頑張れwwwwww

スカーフェイスは相変わらずなんでそんなこと知ってるだし、ウルフも相変わらず
ツンデレだし、マサフミはやっぱりマサフミだし、ケンジは居るのに目立たないし。
アダチ、多分それはお前が敬愛してやまぬ男だw
ボスが出オチのようで哀れ。相手が悪いか。
ディノが「知っている気がする」のは誰なんだろうな。

最後に、誰かさん。
>>マサフミがもっと早く生まれていれば、あの力も取り込めた
そ れ だ け は 止 め と け
216創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 20:30:40 ID:RH+S87JO
>>213
乙です。
なるほど、あの新種ウォリアー話と繋がってたんだなあ。
展覧会の方も楽しみ。
217創る名無しに見る名無し:2009/09/14(月) 02:00:59 ID:TTzSlUPD
別世界に落ちていた日記

!月#日
私は、とてつもない生物を完成させた。
私をいつも見下されていた。しかし、もう違う!
ある日、何故か弱っているキングギドラという生物を見つけた。
そして、その生物を使って、究極のクィーンを完成させたのだ!
奴は私の予想を遥かに超えたパワーで破壊を始めた。
そして、奴は近くにいる私を殺そうとする。しかし、気付いたようだ。
創造主の私が命を握っていることを!
奴は、外に飛び出す。ふははは!いい!破壊しろ!!
そして!見返させるのだ!組織の連中を含めたすべての生物に、私という存在を!!

“月&日
馬鹿な!あの生物が倒されるとは!?
いったい何者なのだ!この男は・・・!?
調べても、現在所属するクランは判明したが、本名・経歴共に不明だと!?
くそ!このままじゃ捕まる!!最後に私は男の写真を見ながら言った。
「覚えていろ!!!ヨサク(仮)!!!」


%月#日
私はあの後、隠れながら研究を続けた。
あの時のギドラにはある細胞が付着していた。
その細胞を調べたところ、高い再生力を持っていた。
調べたところ、地球で「G細胞」と呼ばれているものだった。
(やはり、実戦でどこまで使えるか知りたい)
私は、狩人達の成人の儀を行う遺跡に侵入し、一体のフェイスハガーに細胞を注入した。
そして、贄から誕生したウォーリアーは瞬く間に、クィーンサイズに変貌した。
(ほう!すばらしい!!しかし、細胞を制御できていないようだな・・。暴走気味だ。)
私は、戦士たちがここに来るのを待った。

218創る名無しに見る名無し:2009/09/14(月) 02:28:24 ID:TTzSlUPD
別世界に落ちていた日記。


%月#日
馬鹿な!!そんな馬鹿な!!あんな若造達に倒されるだと!?
「馬鹿な!!!」と私はつい叫んでしまった。

「そこにいるのは誰だ!?」

(見つかったか!しかし、あの若造め!化け物か!?このままじゃ遺跡が崩れる!!)
私は近づいてくる奴らに攻撃を仕掛ける。そして、奴らが柱に隠れたスキに出口へと急いだ!
追いかけてくる若造達。出口をでたところで、一人の投げたディスクに足を裂かれる。
(くっ!このままでは)
2人が近づいてくる。私は逃げようともがく。その時だった。

私は、数名の覆面をかぶった者達に囲まれていた。
「ミツケタゾ!」「ボスがめっちゃくちゃ、怒ってたぜ〜」「さっさと連行するぞ」
私は、顔面蒼白した。もう終わりだと・・・。
覆面の内の1人が例の2人を見て言う。「面白い素材だ。残念だが、コイツはお前たちに渡すわけには行かない。こちらで処分するからな・・・。」

2人は追いかけようとするが、一瞬にして、私は母船へと連れて行かれた。

最後に、憎しみをこめた目で、すべてをぶち壊した2人の若い狩人の顔を脳裏に刻み付けた。

$月=日
私はボスを含めた幹部たちの前に連れて行かれる。
ボスは私を一瞥した後にこう告げた。
「中々、面白い研究をしていたそうだな。しかし、制御できぬ物、不確かなものなどわし等には必要ない。」
「せ、制御できます!!きっと!絶対に!だから、私にチャンスを・・・・」
「ふむ。いいだろう。チャンスをやる」「あ、ありがとうございまっ・・」ボスは私の口に手を突っ込み、
「まぁ待て、そう急ぐな。ただではやらん。今から行う実験で成果を見せてみろ。」
219創る名無しに見る名無し:2009/09/14(月) 02:49:51 ID:TTzSlUPD
別世界に落ちていた日記。


$月=日
気が付くと、蟲の群れに囲まれていた。
「なっ!これは!?」
私は、後ずさる。私は一つの部屋にいた。ガラス越しにボスが見える。
「どういうことです。チャンスをくれると・・・」私は叫ぶ。

「やるとも。その蟲共を制御してみろ。」
「そんなことできるわけ!!」
「できるさ。今のお主なら」
(今の私・・・!?)私はガラスに映った自分の姿を見る。

長い頭部。背中から出た突起物。黒い光沢を放ったボディ。
「なっなっ・・・!!」私の姿は蟲そのものだった。
「どうやったら、蟲共を制御できるかの実験らしーぜ!」「ミモノダナ」幹部たちが言う。

攻撃しようにも、武器もない。
愕然とする私の前に蟲が迫る。私を同属とは認識してないようだった。
咄嗟に「やめろ!見ろ!!私は仲間だ!!ほら、同じだろう!!」と蟲に訴える。

「あひゃひゃ!見ろよ!!蟲と話してるぜ!!」蟲は止まらない。
「止めろ!止めろ!!ボスも止めてください!なんでもします!なんでも!!」蟲が私を取り囲む。
「ナンデモスルナラ、ムシヲトメテミロ」蟲が飛び掛る。
「おねがいします!おねがいしまっ・・がっ!!」蟲の爪が私の皮膚を切り裂いた。
「がぁ!!痛い!!やめろ、やめろぉ!!」一匹の蟲が私の尾を噛み切る。

「蟲も狩られる時、こんなこと言ってんのかなぁ。」「ムシノホウガイサギヨイ」

私は奴らを睨み付けて言う。
「殺してやる!!!殺してやる!!!絶対にお前らを殺して・・がっぁ!!」
「その前にお主が死ぬ。」ボスは冷ややかに告げた。
220創る名無しに見る名無し:2009/09/14(月) 03:40:18 ID:TTzSlUPD
別世界に落ちていた日記。


$月=日
何かが聞こえた
「ありゃりゃ、動かなくなっちまった」「ムシモキョウミヲナクシタナ」
「ボス、仮にこいつが成功していたら、本当に助けるつもりでした?」
「もちろんだとも。だが、成功することは蟲を操れるようなものだ。だから、蟲もいない地域で実験体として生かしてやるつもりだったぞ。」
「でも、ボス。まだ、成功率が2%以下なんだから、本当は生かす気なかったでしょww」

(そうだ。奴らが慈悲などかけるはずがなかったのだ・・・憎い。奴らが憎い!!)
<ダイジョウブカ?>何かが聞こえた。私は、声のする方向を・・
<ウゴクナ。シッポヲオトシテシマッタガ、シナナイテイドニシタハズダ>
(これは・・・蟲!?)
<ジジョウハスベテキコエタ。ヤツラガニクイダロウ?>
<ニクイナラテヲカセ。ワレラモヤツラガニクイ>

2ヶ月後、私は蟲と共に脱走を図った。私がこの施設を知り尽くしていたので、意外と上手くいった。
私は、死角に隠してもらい、かつ、蟲が見えにくくしていたおかげで、奴らには見つからず、すでに食べられたと思われていた。
私はゆっくり、傷を癒し、あの地へ赴き、細胞を回収。人目につかないよう、研究を再開した。
蟲は蟲で、いろいろと思うところがあるようで、更なる力を得るために、自ら実験体として協力してくれた。
まぁ、むやみに狩られたり、実験台にされたりしたら、それは怒るだろうな・・・。
こうして、実験する者と、される者が手を組んだ。


¥月&日
あれから気が遠くなるような時がたった。
もうあの時の蟲達はいない。ある者は実験の果てに、ある者は狩られ、またある者は寿命が尽きていった。
しかし、蟲達と共に他の蟲の巣を開放したことで、仲間は順調に増えていった。
そして、今ではそれぞれの巣に出向いている。
しかし、こいつらは、中々に面白い。最近では、回覧板なるものを作って、各巣で連絡をとりあっているのだ。運ぶのは私だが・・・。
実は先日、組織のコンピューターにハッキングしてきた。
中には、面白い情報があった。
例の実験が成功したということだ。ずいぶん前のデータだが・・・。
そのデータの中に、ある二人を見かけた。忘れるはずがない。この2人。
1人は星流しの刑を終え、もう1人は新種との戦いから生還した狩人。本名は不明だが、
「スカーフェイス・・・。ウルフ・・・・!!」
221創る名無しに見る名無し:2009/09/14(月) 04:19:36 ID:TTzSlUPD
別世界に落ちていた日記。

N月WE日

私の研究はかなり進んでいた。
実を言うと、私自身の体にあの細胞はすでに組み込まれている。
気の長くなるような年月の中、徐々に適応させていったのだ。
完全適合したのは、つい最近だ。
今では、自分の意思で巨大化もできる。

しかし、蟲達にそのような時間はない。
私の実験で、ある程度の強化はできるようになった。
だが、まだまだだ。私は、蟲達と共に、最近発見された遺跡にいる蟲を開放しに行った。
そう、あのクィーンが倒された地に。

#$月#%日

例の土地で、私の研究は大いに進んだ。
まず、あの時のクィーンの細胞が見つかったのだ。
私はそれを解析した。
次に、この遺跡のクィーンが予想以上の適合能力を見せてくれたのだ。
その代わり、卵が孵化せず、フェイスハガーがすぐに死んでしまう副作用もあった。
クィーンは悲しんだが、自身の新たな力には喜んでくれたようだ。
後にわかったのだが、寄生する直前のフェイスハガーに使えば、生まれた固体はほぼ制御できるようだった。私は、ある種の希望を見出した。
だが、ここで、実験台として利用した狩人の訓練生達から思わぬ反撃に合う。
解析した三首クィーンの細胞をクィーンに打ち込んだが、例の実験体に倒されてしまった。
さらに、あの2人も現れる。私は力を解放しようとするが、気付いたときには壁にめり込んでいた。
そして、2人が迫ってきた時に、突然の煙幕が部屋を襲った。
「うひゃひゃ!!みーけった!!!」聞き覚えがある声に、私は連れて行かれた。
222創る名無しに見る名無し:2009/09/14(月) 04:23:06 ID:TTzSlUPD
別世界に落ちていた日記。


$月“日
今、私は見知らぬ惑星にいる。
あの後、組織に連れて行かれた私は、再び実験材料にされた。
なんでも、空間を開き、別の世界に行くというものだった。専門外なのでよくは知らない。
そこからより強力な兵器を調達するのが目的のようだ。
1%以下の成功率の中、私はこの世界に来た。
そこは地球に似ていたが、技術は遥かに上であり、100近くの星による国家の首都惑星だそうだった。だが、めんどくさいので、地球人と呼ぶことにした。
私は、まだ復讐を諦めていなかった。まずは、この世界を制圧することに決めた。
ちなみに、今の職業は医者だ。病院に来る者達を私と同じように改造・洗脳していくのだ。
病院の者はすでに私の配下だ。
そういえば、蟲達のことが気になる。元気にしているだろうか?
研究室に残してきたクローンはどうなるのだろうか??

ドッゴォン!!  奥から何かが響いてきた。
(問題でも起こったのか?)確か、中佐という男が運ばれてきたらしいが。
とりあえず、様子を見に行こう。日記の続きはこの後だ・・・・。



日記はそこで途切れ、一本の映像が残されていた。

http://www.youtube.com/watch?v=jXOPSiTjmRo


-------番外編・とりあえず本当に終了--------
すいません。終わりとか言いつつ、これだけ書き終えたかったのデシタ。
223創る名無しに見る名無し:2009/09/14(月) 07:22:48 ID:7vBjoUWC
ラスト。なんか色々ツッコミたいんだが、どっから突っ込めば良いのか
見当つかねぇwwwww
どうもディノはウルフやスカフェ兄さんと関わりがありそうだな。

つか、ここでも仮名か!しかも、ヨサク(仮)!
224創る名無しに見る名無し:2009/09/14(月) 18:28:10 ID:jlYQjOEo
ちょwww一体いくつ仮名持ってんの、サカザキ(仮)wwwww
でも本名は意外と平凡だったりして・・・はやく思い出してやってくれよ、スカフェwwwwww
225びんじょー昔話 1/2:2009/09/14(月) 21:32:03 ID:7vBjoUWC
「やった」
「やっちまった」
前者は、突然変異種の巨大ウォリアーを倒した事への歓喜の声。
後者は、そのウォリアーの巨体がよりにもよって遺跡の中心部を支える柱へ倒れかかり、砕いた事への「やべ!」という声。
案の定、壮絶な闘いによって傷つき果てた「成人の儀式」を行うための遺跡は、地震でも起きたかのように揺るぎ、天井
やら壁やらが次々と剥落を始めた。
「・・・崩れるな」
二人のまだ若い狩人の内幾分細身な、しかし鋼鉄線のような強靱さを感じさせる男が呟く。
「あーあ・・・あの野郎、選んだように大黒柱に向かって倒れやがって」
巌のように逞しく大柄な方が、どことなく暢気な声でぼやいた。が、その聴覚は遺跡の崩壊音に混ざる微かな叫び声を捕
らえていた。
「そこにいるのは誰だ!?」
彼ら以外、言語を発する者は居ないはずの遺跡内だった。
この神聖な儀式の場(崩壊しかけているが)を乱す者へ、やや八つ当たり気味な怒りを向ける。
侵入者はどうやらフードを被った男のようだったが、大慌ての様子で逃げ出した。
「あ、逃げた」
「追うぞ。どうせ脱出しなければならん」
二人は男を追って、所構わず落下する瓦礫の中、崩れつつある通路を出口の方へ向かって走り出した。
「ここが崩れるまで、どれくらい掛かる」
「もって20分だな」
彼らにとっては、脱出には十分な時間ではあった。しかし
「あいつの足が遅かったら、追い越さなきゃなんない?」
「・・・場合によっては」
226びんじょー昔話 2/2:2009/09/14(月) 21:32:53 ID:7vBjoUWC
幸いとでも言うべきなのであろうか、逃走者の逃げ足は速かった。
遺跡崩壊直前の脱出に成功すると同時に、細身の男がディスクを投げた。
狙いは過たず逃走者の足を切り裂く。どうと倒れたフードの男は、それでも逃れようと無様にもがいた。
「お見事。さーって、話を聞かせてもらおうかねえ」
そう言いながら近づこうとして、足を止める。
一体どこから現れたのだろう、倒れている男の周囲を覆面をかぶった男達が取り囲んでいた。
(いつの間に?)
光学迷彩を使っていたとしても、気配は感じたはずだった。
よほど隠行に長けた者たちなのか、あるいは、文字通り降って湧いたか。
今一人も傍らへ来て、油断無く様子を見る。
奇妙なことに、新たに修験下集団はこちらへの敵意は向けていないようだった。むしろ、足もとに倒れている
男へ揶揄とも嘲笑ともつかぬ視線を投げかけている。同じ種族のようには見えるが・・・。
「救出に来た・・・わけでもなさそうだな」
顔は見えないが、逃亡者は顔面蒼白になっているのだろう。きょろきょろ、おたおたと情けない有様を晒して
いる。
「誰?あんたら」
およそ緊張感の無い声で大柄な方が問いかけた。
集団の一人が、ふと目を彼らへ向けて「面白い素材だ・・・」と呟いた。
意味は掴めないが、二人とも酷い不快感を感じた。
「残念だが、コイツはお前たちに渡すわけには行かない。こちらで処分するからな・・・。」
「!」
身構える間もあらばこそ、男達の姿は強烈な閃光に包まれ、次の瞬間には消え失せていた。
「くそ!」
大柄な方が目の辺りを抑えている。
「大丈夫か!」
「なんとか。あ゛ー・・・目がチカチカする・・・。逃げられちまったか?」
「ああ。相当性能の良いトラクター・ビームか、あるいは・・・」
「なんか、愉快な相手じゃなさそうだな。あんまり会いたくないタイプだ」
それでも。
いずれまた、何らかの形で関わらねばならないだろう、という確信はあった。

「ところでさぁ・・・」
大柄な男が後ろを振り返って言った。
そこには、見事にぺしゃんこと成りはてた神聖なる儀式の場があった。
「爺さんたちに、なんて言う?」
「・・・あったまま報告するしか無いだろ」
二人は、甚だ珍しいことに同時に溜息をついた。
227創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 02:44:20 ID:ZSldur5k
>>225,226
日記乙です♪やっぱこの2人はいいなぁーww


田舎プレのちょっとした説明を張っておきます。
不用意にたくさん出しすぎたので、ちょっと自重(汗


ヨシオ=最初に出てきた田舎プレ。しゃべり方に訛りがある。マサフミの熱狂的ファンで、もはや崇拝レベル。
原動力はマサフミ。戦闘能力は、マサフミが絡むとかなり高い。本人曰く、無明魔鎖不魅流の使い手。

ミチコ=ヨシオの親友。生粋の田舎プレで、ブルジョワ。素直で人当たりもいいが、訛りはヨシオ以上。

アダチ=別名「3馬鹿リーダー」。まとめ役。人に厳しいため、「恐い人」誤解されることがあるらしい。双鎌の使い手。
伝説の勇者ヨサク(仮)に憧れている。戦闘能力は、クラン内の訓練生では歴代1位。

ディノ=3馬鹿の1人。ちょっと?外れているが、面倒見はいいらしい。小さいときに、宇宙船にいるのを発見された。戦闘能力はアダチ並み。ちなみに馬鹿ではないが、お馬鹿。

シンヤ=3馬鹿の1人。兵器の改造技術はクランどころか種族の中でも断トツとの噂。地球のアニメが好き。
映像で見たアキハバラの熱気に魅かれ、いつか、地球に行きたいと思っている。


カズヤ=上級生の1人。生まれつき体が弱い。成績もすべて最下位でクランの落ちこぼれと馬鹿にされている。
だが、成長能力は未知数であり、切れたら、クィーン以上の強さを発揮する。

アスカ=上級生の1人。元気娘。マナとは幼馴染で、医療技術の成績が良い。お祖母ちゃんと2人で暮らしている。祖母はエルダータケダとヨシダを知っているらしい。

マナ=上級生の1人。アスカとは幼馴染。実は、生徒会長だったりする。おしとやか。裏にファンクラブがあるらしいが、本人は知らない。解読・解析のプロ。

ナル=上級生の1人。所謂ナルシスト。操縦技術はすごい。都合が悪いことは、なかったことにする。

マリ=上級生の1人。所謂ギャル。顔はいいが、自己を正当化する傾向あり。マサフミと運命的な出会いをし、一方的に師匠と考えている。「うぇうぇ」がうまく発音できない。

マミ=下級生の1人。モンモンという名で、マサフミのBL本を書いている。実は、マリの妹だったりする。

校長=このクランの代表。教育熱心だが、とある経験により、危ないことはやらせない。タケダクランに昔いたことがあり、何故かマサフミを極度に嫌っている。

蟲男=遺跡での騒ぎを起こした張本人。どこかの組織の一員。別世界で「チューサ」という生命体に倒された。その後の消息は不明。

228創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 07:18:39 ID:VHXw0uxz
>>伝説の勇者ヨサク(仮)
サカザキ(仮)がまともな名前に見えてくる・・・・(;´д`)
229創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 08:07:42 ID:gNi08h4t
>>225−226
あの遺跡破壊事件の経緯が今明らかにwwww

>>227
田舎じゃ随分人気者だな、マサフミ。
ヨサク(仮)もw
にしてもヨサク(仮)って、本人がそう名乗ったんじゃろうか・・・。
230創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 18:33:26 ID:lMT9FJZ8
スカフェとウルフのコンビはいいなぁw


田舎プレがタケダクランで扱かれまくる話とか見たいなぁ
231創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 20:12:26 ID:58U33V1s
x月x日   遠く離れたある田舎で

アスカの日記

いよいよ明日は、展覧会へ出発!
今回のお礼も兼ねて、私も行けることになったの!

あの騒動の後、クランに帰還した私たちはすぐに病院へ行ったの。
その後、クランではお葬式などが行われて、たくさんの家族や生徒が悲しんだそう。
校長は、タケダクランの人と話した後に、この悲劇を再び起こさないように、訓練内容を改善するって言ったみたい。

家に帰ると、お祖母ちゃんがすごく心配してた。。
タケダクラン主催の展覧会に行くことになったことを教えると、
「なんと、タケさんかい。そうかい。あの人はすごくいい男じゃったんじゃよ〜。婆ちゃんの世代では、四天王と呼ばれておってのぅ。
白虎のヨシダ、玄武のタケダ・・・あとは、なんじゃったかのう?とにかく、いい男でのぅ。ブイブイ言わせて・・・・・・
でも、女癖が悪くてのぅ。私も困ったもんじゃったよ」
「お祖母ちゃん、知ってるの?」
「古い知人じゃよ。」
その後も、タケダさんがクリプトン星人と殴りあった話とか、2人で関が原っていう所に行った話とかしてくれた。
「そうとなれば、あの人の好物でも作ってやるかのぅ。明日、これを買ってきておくれ」
とお祖母ちゃんがメモ用紙を・・・・。それを見て

「お祖母ちゃん・・・。何を作る気」
「秘密じゃよ♪」

というわけで、私は今、クラン唯一のデパートにきています!
232タカハシ日記:2009/09/15(火) 22:09:35 ID:VHXw0uxz
x月x日

 やっと書類地獄から抜け出せた・・・。人が少し留守にした途端、これだ。ワタナベが手伝って
くれなかったら、一週間徹夜間違い無しだった。
 俺が書類の山で遭難している間、他のクランから応援要請があったそうだ。タケダの爺さんが
応援メンバーを派遣したのだが、面子を聞いて俺はひっくり返りそうになった。
 ウルフさん、スカーフェイスさん。この二人のセットは分かる。
 ケンジとケンジの後輩。まあこれも良い。ただ、単独行動を好むウルフさんが、若い連中と行
動を共にするか疑問だ。
 後の二人、サカザキ(仮)とマサフミの名を聞いたときは「何考えてんですかー!」と叫んでしま
った。
 サカザキ(仮)はスカーフェイスさんとは因縁があるし、例の件でマサフミには深ーーーい恨みを
持っている。そもそも、ウルフさんとマサフミにチームを組ませるなんて・・・。
 爺さんはけろっとした顔で、
「そう言うな。事が植物じゃから、サカザキ(仮)が専門じゃろう。ウルフも、スカーフェイスが居れば、
他の連中を置いてきぼりにしたりは出来んだろう」
「しかし、何故マサフミを・・・」
「ああ、あれは勝手に入ってきた」
「だからってそのまま行かせないでください!!!」

 任務そのものはかなり不可解な結末を迎えたらしい。
 終了時に報告通信をしてきたケンジに、何かメンバーに問題はなかったかと問うと、

 (1)マサフミを見るなりサカザキ(仮)が斬りかかろうとしたが、スカーフェイスさんが任務後の試合を
約束して止めさせた。
 (2)ウルフさんの眉間の皺がこれまで見たことがないほど深く、目的地に到着するまで一言も口
をきかなかった。
 (3)目的地に到着して下船したとき、マサフミが降りてこなかった。ウルフさん曰く「まだ寝ている。
放っておけ」。それ以上聞けなかった。
 (4)二手に分かれる時、スカーフェイスさんがアミダで決めようとして、ウルフさんとサカザキ(仮)に
同時に後頭部をどつかれた。
 (5)マサフミは船に戻ったときに目を覚ました。

 とのこと。幸いにも、たいした問題はなかったようだ。

 しかし、帰還途中にあのような事件に巻き込まれるとは・・・。
 そのお陰で若い命を助け出すことが出来た。それも、かつてうちのクランに居た人物が代表を務める
クランの若者達だったとは。運命とは不可思議なものだ。

 これを機に、うちのクランとそのクランの交流が始まることになりそうだ。
 抗争でもない限り、クラン同士の交流というのは喜ばしいことだ。

 だが・・・・なんでこう、胸騒ぎがするのだろう・・・・・。
233創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 23:27:20 ID:58U33V1s
x月x日   遠く離れたある田舎で

アスカの日記

お祖母ちゃんのお使いを終えて、帰ろうとすると。目の前に、見知った顔が・・・
「ディノくん?」
「おー、アスちん。」会うなり、私は彼を叩いた。
「なんだ?嫌なのか??じゃあア・・・・・」「却下」

何をしているのか聞くと「これを買いにきた。」と箱の中で動くフェイスハガーを見せてくれた。箱にはペットショップのマークが。
(そういえば、最近はペット用が売っているのよね・・・。)
「名前は決めたの?」と言うと、ディノ君は不思議そうな顔をして
「??そんなものがいるのか?」と、腕を組み、少し考え「・・・・・非常食」と一言。
私は半ば呆れながら「それ名前じゃないし。・・・そうだ!ゆきみ大福は?」と言うと、
「いいな、それ。美味そうな名前だし」と気に入ってくれたようだった。突っ込みたいところはあるけれど・・・。

次に、私が何をしにきたか聞かれたので、お祖母ちゃんのお使いの品を見せた。
すると、珍しく顔面蒼白になって「お前の婆ちゃんは、誰を呪い殺す気だ?」
(わかるよ。その気持ち・・。私も同じことを思ったもん)

せっかくなので、途中まで一緒に帰ることに。
その道中、今回の事件や、その後の様子を話したの。
シンヤ君は、武器の違法改造でかなり怒られたけど、懲りずに家で怪しいことをしてるとか。
カズヤ君は、相変わらずだけど、3馬鹿と一緒に行動することが増えたみたい。
マナは今度の派遣の代表として、いろいろと頑張ってるよ。
ナル君は、あの事件について記憶がないそうだ。
マリちゃんはマサフミ研究会に加入。その後、研究会が教団という名前になった。
アダチ君は、順調に回復しているようだけど、今日、教官に
「展覧会で、庭の剪定係の予定だった、新米が、勝手に地球にいって、行方不明だそうだ。そこで、お前は鎌が好きだし、いいリハビリだろうと思って、いれといた。」
「なんで!俺が!!庭の剪定なんだ!!!剪定班長、サカザキ(仮)って、なんだ!このふざけた名前は!!!」とさっきまで荒れていたみたい。
234創る名無しに見る名無し:2009/09/15(火) 23:53:38 ID:58U33V1s
x月x日   遠く離れたある田舎で

アスカの日記

「あそこが俺の家だ」とディノ君が指差す方向には、ある施設が・・・。
(そっか、ディノくんって身寄りがないのよね。)

そこには、おそらく、同じような境遇の子供たちが7人ほど。
みんな年少組くらいの年ですっごくかわいかった!
その子達は、ディノ君に気付いて、
「兄ちゃんお帰り〜!」「誰その人〜!」「ひょっとしてコイビト〜?」
(え!?こいび・・・)と何故かドキッとした後、
「違うよ、アイジンだよ〜」「それを言うならオニヨメだって」「シュウトメは??」
その愛くるしい姿からは想像できない、えぐい言葉が次々に飛び出した。

「いや、友達だ」とディノ君が素っ気無く言うと、
「なんだー!つまんねーの!」「本物のシュウトメ見たかったー」「オカアサンモウヤメテクダサイが聞きたかったー」と言いたい放題の子供たち。
「えーっと、最近の子供ってこんなものだっけ・・・・(苦笑」

「それより土産だぞ。みんな。」と例のゆきみ大福を取り出す。
「あ、フェイスハガーだ!」「どうするの?これ!」「かわいいーー!」はしゃぐ子供達。
(やっぱり可愛い♪)
そして、「兄ちゃん、これひょっとして、飼うの!?」と一人の男の子の期待を込めた質問に、
「いや、晩飯だ。活造りにすると、美味いそうだ。ちなみに、名前も美味い。」とこの同級生はとんでもない返事をした。

凍りつく私と子供たち。そして、ゆきみ大福!しばらくして、一人の女の子が泣き出した。
あ!ゆきみ大福は逃げようとしてる!!

「ちょっとディノくん!冗談でもひどいよ!」と私が怒ると、
「なんでだ?美味いんだぞ。」冗談ではなかったようだ!

その後、子供たちと私の反対で、ゆきみ大福は一命をとりとめることができた。
このこともあってか、子供たちは私に懐いてくれたようだった。うれしいな♪
「あ、もう帰らないと・・。お祖母ちゃんが待ってるし。」
「そうか、じゃあまた明日、展覧会行きの船で」「うん。」
「お姉ちゃんばいばーい!」「また来てね!」「今度はお菓子作ってきてあげるねー!」と子供たちにも手を振って、施設を後にした。

その後、遠くから彼らの声が聞こえた。
「ディノお兄ちゃん!テレビ見ようよぉ!」「今日は渡るクランは鬼ばかりの日だよ!」「タイトルはシュウトメの陰湿なるイジメスペシャルだって〜」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (´・д・`)
235創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 00:01:18 ID:58U33V1s
>>232
日記乙です。
ウルフさんの血管切れないだろうかwww
胸騒ぎどころの話じゃなくなると思いますよ、タカハシさん。


新米プレは大丈夫なのだろうか・・と思い、ちょこっと出してみました。
236創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 00:59:36 ID:UDzTaH7E
>>232
ボケだけでなくツッコミもできる男・サカザキ(仮)(←(4)より)。
てか、マサフミにだまされた事、相当根に持ってんだな〜。無理もないけど。

>>235
ちょwww生八橋の次はゆきみ大福ってwwww


今後について、胸騒ぎとともに騒動を期待してる俺がいるwww
特に>>168で「ずぅん」と倒れたクイーンのその後が気になる・・・
237創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 01:13:19 ID:M8wSvdfe
x月x日   遠く離れたある田舎で

いよいよ、展覧会行きの船が出発する。
あの船には、例の訓練生達、展示される三首のクィーンと上級生が仕留めたクィーンが乗っている。
上級生が狩ったクィーンも3首だったそうだが、倒して、数時間後に元に戻ったそうだ。本当に3首だったのだろうか?
彼らは、到着後、食事会で交流、前日の準備、1週間ほどの展覧会の手伝いをしてくるそうだ。
思ったより、タケダクランとの交流時間は長いようだ・・・・。つまり、マサフミさんとの交流時間も長いということだ!くそぅ!
あんな下賎な民(直弟子のマリさんは除く)がマサフミさんと会って、あんなことや、こんなことができるなんて・・・!!
例の事件で、上級生の何人かが死んだことは悲しい。しかし!俺は、マサフミさんに会えなかったことの方がもっと悲しい!!
女の先輩たちはマサフミさんを間近見たそうだ。しかし、アスカさん、マナさんの感想は、「え、えーと、わたしが勘違いしてるだけかも・・・あはは(汗」「そうですね。とても元気な人だと思いますよ」
ふん!先輩には悪いが、マサフミ愛が足りないから、その程度の感想しかないのだ!!
見ろ!マリさんは直弟子にしてもたってるのだぞ!!

しかし、むかつくことばかりではない、タケダクランとの交流で、マサフミさんがより身近になるだろう。グッズや情報だけでなく、マサフミさんが直接来るかもしれない。
それに、マリさんがマサフミ研究会改めマサフミ教団に加入したことで、活動にすごく張りがでてきた。最近は、みんなであの言葉を練習している。
ミチコ。土産のマサフミさんグッズを期待している。そして、お前にはもう少しマサフミ愛が必要だ。是非、マサフミさんに会って、それを感じてきてくれ。
マリさん、あなたのおかげで、俺の人生は大きく変わろうとしています。是非、さらなるマサフミ文化を俺たちに伝えてください。あなたが帰るまでに、あの言葉をマスターしておきます。
俺は発信していく船を見ながら叫んだ。
「おいどんな、絶対諦めんぞ〜!うえうえwwww」




そういえば、例のクィーンが広場に降ろされた時、わずかに動いた気がするが、気のせいだろうか???
238創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 08:15:23 ID:lLvrYgvs
>>235
日記乙です
新米プレ日記書いてる者ですが、ストーリーが佳境に入ってるし、皆さんの日記はある程度互いにリンクしあってるのに、私のはこの流れをおもいっきりぶった切りそうなんで、ちょっと自重しとります。
239創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 20:44:38 ID:JaLhVpwm
ペットにいわゆるスイーツの名前付ける人って、わりと居るみたいだな。
ヨシオはなんか色々と間違った方向へ進んでいるねぇ。
しかし、スカフェとディノが変な具合にシンクロしてるような・・・気のせい?

>>238
んなこと気にしないで、投下してくれ〜。
そうすれば、貴殿の日記にリンクした日記が出てくるかも知れないんだし。
240創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 21:25:02 ID:UDzTaH7E
>>238
俺も続き投下希望です。
今の流れに矛盾が出ちゃう内容だとしたら別だけど、
そうじゃないんなら遠慮する事ないと思う〜。
241創る名無しに見る名無し:2009/09/16(水) 21:56:30 ID:bOKFrHgu
>>238
田舎プレ書いてるものです。先に書いていたのは新米プレ作者さんのほうなので、
悪いのは私です。もっと、自重すべきでした。

是非投下してほしいです。そして、リンクした日記にしていきたいです。
>>232から こねコネ小ネタ

(1)出発のポートにて
サカザキ(仮)「貴様ぁあああああああ!!!」(マサフミ見るなり斬りかかり)
スカフェ「待てって!(羽交い締め)帰ったら試合してやるから、それに免じて抑えろ」
サカザキ(仮)「男に二言はないな!」
スカフェ「ないない・・・あれ?」
(何故かノビているマサフミ)
婦長「今のうちに予防接種します。済み次第宇宙船に積み込んでくださいね」
ケンジ「(い・・・いつのまに・・・・)」

(2)船内にて
サカザキ(仮)「・・・目的地までどれくらいだ」
日記プレ「二日くらいですね」
サカザキ(仮)「・・・その間、ずっとあの状態なのか」
(眉間の皺も深々と、殺気に近い不機嫌オーラを放ちながら一言も口をきかないウルフ)
ケンジ「・・・任務完了までかと(ああ、空気が重い・・・・)」
マサフミ「うはwwwwwロートルwwww腹でも下してんのwwwww」(次の瞬間、アッパーカットで吹っ飛ぶ)
スカフェ(目的地まで爆睡中)

(3)目的地到着
スカフェ「?マサフミが降りてこんな」
ウルフ「まだ寝ていた。放っておけ」
日記・ケンジ・サカザキ(仮)「・・・・・(殺ったな・・・死んではないだろうが)」
スカフェ「しょうがない奴だなあ。起こしてくる」
ウルフ「あの(無駄に)丈夫な奴が起きられないのだ。体調でも悪いのだろう」
スカフェ「そうか。じゃあ、無理させない方がいいな」
日記・ケンジ・サカザキ(仮)「・・・・・(騙されんなよ・・・)」

(4)分岐点
ケンジ「どうやら、二手に分かれて調査した方が良さそうですね」
日記「・・・何してるんです?スカーフェイスさん」
スカフェ「ん?アミダ作るからそれで・・・」
ウルフ・サカザキ(仮)「(同時にスカフェの後頭部をどつく)」
サカザキ(仮)「任務中にふざけるんじゃない!!」
スカフェ「俺はまじめにやってるぞ、サカザキ(仮)」
サカザキ(仮)「なお悪いわ!!」
ウルフ「(いつものことなので、どつくだけどついたが何も言わない)」

(5)任務終了
マサフミ「目覚め爽wwwww快wwwwwものども、行くぞwwwwwww」
日記「もう終わったから」
243創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 00:37:06 ID:IbPwNxak
>>242
乙ですwwマサフミwww
244創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 01:49:53 ID:IbPwNxak
x月x日 展覧会行きの船で

マナの日記

今日も、よい一日でありますように。

生徒会長、そして、今回の派遣の代表として、私にはやることが多くあります。
「なかなか、決まりませんねぇ・・・。」、私は、目の前のスクリーンに映った方に話しかけました。

「君のプロフィールを見て、クランの人達と相談するより、遥かにいいと思ってな。それに今後の打ち合わせもあるし。」とタカハシさんという方から通信が入ったのは先ほどのこと。

「1週間ずっと展示物だけでは、物足りないので、何かすることになったんだが、申し訳ないことに、まだ決まってないんだ。」
「いえ、かまいません。そちらにはお礼もありますし。それより、大丈夫ですか?お顔が優れないようですが?」
「いつものことだ(苦笑。」「はあ。ならいいのですが。」

メインは展示物なので、ちょっとした出し物でいいとのことです。
「他のクランの奴らの手前で変なことはできんからなぁ」というタカハシさん。
そこで、私たちは一緒に考えることになりました。

演武会、劇、トロフィー講座、武器販売、露店・・・・・

「やる人にもよるが、このままではあまりにも平凡だな。」
「そうですね。やはり、他の方の意見も聞いたらどうでしょうか?」
「うーん、そうだな。まぁボチボチと相談してみるとしよう。」
「では、また明日に相談ということで。」
「そうだな。いきなり、すまなかったな」
「いえ♪」と通信を終えました。

さて、いい案はでるのでしょうか・・・。
245創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 02:36:05 ID:IbPwNxak
x月x日 展覧会行きの船で

マナの日記

船の中を歩いていると、アスとディノさんを見かけました。
(最近、仲がいいですね。)
一言多いディノさんに、アスが突っ込みをいれています。
まるで、夫婦漫才のよう・・・、っは!そうです。それです!!
「漫才です!!!」と思わず大きな声をあげてしまいました。あぁはしたないです〜。

その声に、反応して集まる他の方々。ちょうどいいので、例の話をしてみました。
「はいはい!ししょー!のコンサートと、駄洒落100連発ー!!」「俺を別の係にしろ」
「僕の伝記映画と、ファッションショーはどうだい?」「剪定係からはずせ」
「ハガーバーガーが食べたい」「俺を剪定係からはずせ!」
「田舎のお菓子販売はどげんですか?」「ハガーバーガー」「だから!俺を・・・っが!」
「マナ・・、どこに棍棒持ってるの(汗 」「・・・・・・」「・・・・・・・・ガク」
皆さん、言いたい放題ですね・・・。一応、メモしておきましたけど・・・。

そうだ!漫才を・・・。と、二人に頼んで、やってもらうことになりました。
「エルダーの知識を得るだー」「なんでやねん!」
私の思い違いのようでした。

でも、どうしましょう?そこで、初めてシンヤさんが一言
「神の降臨を待つす」「え?」
「きっと才能豊かな神が現れるす」「えぇと、シンヤさん?」
「このPちゃんねるの、P日記に募集要項を出したす」とある掲示板を見せるシンヤさん。
「もうすぐ、いい案がどしどし来るはずす!」「は・・・ぁ・・・」

シンヤさん・・・。それは板違いではないでしょうか・・・。
そして、4日間の間にシンヤさんのいう神は降臨されるのでしょうか?
246やぶ:2009/09/17(木) 15:19:33 ID:sdynhobX
日記乙〜
いえいえ、悪いとかじゃなくて、単純に一読者になってただけなんです。
では続き投下させていただきます。
>>129の続き
新米プレ日記13
同日20時32分
「はへ?」
皮肉混じりにそう問い掛けると、アリスは一瞬ボケッ面で俺を見つめた。
ちょっと可愛い。
「うあ、忘れてた!もー、あなたがいきなりへんなこと言うから!なんかもう色々台なしじゃない!」
…忘れてた、って…。おまえホントにコンピュータか?
「むー、謎の美少女って設定で現れる予定だったのにー!」
思わず指でプニプニしたくなるような、柔らかそうな頬を膨らませてぷんぷくと怒るアリス。
が、ふと我に帰ると胸元から冗談じみた大きさの錠剤を取り出した。
「はい、コレ!」
は?
俺がリアクションに困っていると、アリスも困った表情を浮かべる。
「なんでこれ見て分かんないかなー?ワクチンよ、ワクチン!」
わかるか!
つーか映像のワクチンをどーやって使えと!?
「ほら、ガントレットさっさと差し出す!あなた達のそれ、コンピュータ端末なんでしょ!?」
なぜそんなことまで?
色々と疑問はあるが、ワクチンと聞いてガントレットのはまった左腕を素直に差し出した。
「じゃ、ワクチンデータの送信始めるわよ」
ああなるほど、あくまでこのでっかいカプセルの錠剤は演出で、実際は俺が投与してきたナノマシンのプログラムを追加するわけか。
でもちょっと待て、ホントに何でそんなことまで知ってる?だいたい、規格違いどころかインターフェイスやプログラム言語そのものがまったく違うはずだ。
が、溺れる者はフェイスハガーにもつかまる、というアレに従い、俺は黙って腕を差し出したままにした。
まあ、下手にあがくともっと状況が悪くなる、という教訓の言葉なんだが。
「いくよー?」
部屋の片隅から放たれた一条の光りが、ガントレットの一角に設けられた受信部に吸い込まれる。
赤外線視覚でしか見えなかったから、データのやり取りは赤外線で送受信したらしい。
ん?そーいえば何でそんなモノがガントレットに?
赤外線の送受信は我々プレデターの目に有害なことが分かり、数十年前に使われなくなった技術である。
マサフミ先輩から貰った中古品とはいえ、流石にそこまで古いものではないはず。
「んと、よし!送信かんりょー!体内で細胞と融合したウィルスを全部浄化するほど強力なヤツじゃないけど、これ以上の進行は止められるはずよ?」
色々な疑問でいっぱいの俺を尻目に、アリスはニッコリと満面の笑みを浮かべた。
「なぜ地球人に作られたはずのおまえが、そこまで俺達のことを知っている?」
疑問を口にするとアリスは一瞬真顔に戻り、
「この星の人達は誰も助けてくれないから…」
ぼそり、と今までの明るい声からは想像もつかない沈んだ声で呟いた。
え?
と、俺が聞き返すと、アリスは何事もなかったようにまた明るい笑顔を浮かべる。
「んっふっふ、私が何でそんなことまで知ってるか、疑問に思ってるわね?」
当たり前だ。
これで何も疑問に感じないようなヤツがいたら、そいつの頭をかち割って脳みそが有るかどうか確かめる必要があるだろう。
「あなたが思ってるより、もーっと色々知ってるわよ?そーねー、慎重に観察してた割りに、勢い込んで突入してソッコーで閉じ込められちゃったおっちょこちょいな新米さんが居る、とか」
ぶふっ!?
そんな前からモニタリングしてたんか!?
「そうそう、大気圏突入の時、逆噴射のタイミングをトチっちゃって、ホントはアフリカ大陸に降下するつもりだったのに、ここに降りちゃったんだっけ?」
うはっ!?いったいいつから俺を監視してた!?
「それは秘密です」
俺の問い掛けにわざとらしく指を立て、悪戯っぽくウィンクするアリス。
ううう、痛いとこつきやがって!
ああ!喉をゴロゴロ鳴らしてくれる最大の生物、チーターに会いたかった…。
じゃなくって!なんかもー、モニタリングどうこうってレベルじゃなくね?
「ところで痒みは治まったかしら?」
が、ツッコミを入れる間もなく話題を逸らされてしまった。
確かにワクチンは効果を著し、先程までの痒みが確実に遠退き始めていた。
247やぶ:2009/09/17(木) 15:23:25 ID:sdynhobX
>>246続き

新米プレ日記14

「ん、ちゃんと効いてはいるようだ」
噛まれたところからは相変わらずじんわりと血が滲んでいるが、患部の熱も大分下がっている。
「ふふーん、私が組んだんだもの、当然でしょ!」
「で、何を俺にやらせる気だ?」
誇らしげに凹凸の少ない胸を反らしたアリスに、俺は努めて冷静な声で聞く。
「…ふーん。おっちょこちょいな割りに、頭は悪くないようね?」
う、うるさい!
アレはちょっとタイミングが悪かっただけだ!
って、落ち着け、俺。
交渉事に冷静さを欠いて臨むのは愚の骨頂。氷のような冷静な頭脳と、澄んだ水のごとき静かな心を持たねば。
「…地下最下層の第8研究室に保管されてる、ある実験体を殺して欲しいの」
またあの、暗く沈んだ声。
AIとはいえ、たかがプログラムでしかない筈のアリスなのに。
本当の喜怒哀楽などわかるはずのない、魂を持たない作り物の擬似人格なのに。
その時俺は、アリスがうずくまって泣きじゃくる、小さな女の子にしか見えなかった。
248やぶ:2009/09/17(木) 15:28:09 ID:sdynhobX
>>247続き

新米プレ日記15
「あなたにとっても悪い話じゃないはずよ。そこのラボにはこのウィルスの感染に関する、最新のデータと理論が保管されているんだから」
どう声をかけようか悩んでいると、アリスの方から声をかけてきた。
「やってくれるならソレを使って、あなたの体内に入ったウィルスを完全に除去するプログラムを組んであげる」
ふむ…。まあ、クランどころか母星に戻っても除去出来るかどうか微妙なウィルスに感染してしまった以上、その条件をのむしかないわけだが…。
「わかった。その実験体とやらは間違いなく殺す」
俺の答えにホッと胸を撫で下ろすアリス。
「あっ!えと、もう一つ条件があるの!」
しかし、何かを思い出したのか慌てて口を開く。
「なんだ?」
「あの、あなた達は獲物を狩ったあとはトロフィーに加工するんでしょ?でも、その実験体は完全に破壊して欲しいの!」
む?まあ、いいけど。ここの施設にいるのは不気味な生物ばかりだし、可愛い獲物しかトロフィーにする気がない俺は、こいつらの実験体なんぞに興味は無い。
しかし、言いなりというのもしゃくだし、何よりも…。
「それは出来ないな。トロフィーを作るのは、言わば俺達のアイデンティティそのものだ」
予想通り俺の言葉に唇を噛むアリス。
「が、実験体のトロフィーを諦める代わりに、アリス、君のデータを見せてくれればそれで手を打とう」
「え?ワタシ?」
キョトンとした顔で自分を指差すアリスに、俺は黙って頷く。
アリスがAIだとわかった時点で、その妙に人間くさい挙動が気になって仕方がなかった。
何を隠そう俺が編み出した新しいトロフィーは、擬似骨格と人工蛋白、各種アミノ酸で獲物ソックリに作ったギミックに、それの行動パターンをいくつかプログラムしたデータを入れる、という今までのトロフィーとは掛け離れた画期的なものだ。
生きているままの様子を観賞でき、さらには感触も味わえる。
ちなみに、マサフミ先輩に教えて貰った、ヌコという生物をいつか作るのが目標だ。
ギミックのサイズも自由に変えることが出来るから、自分と同じ大きさのヌコのトロフィーを作って、モフモフしたり巨大な肉球をプニプニしたりするのが人生最大の目標といっても良い。
「あなた達の技術なら、私くらいのAIなんていくらでも作れるんじゃ?」
そんなことを考えていると、アリスは戸惑いの目で俺を見つめる。
確かに俺達のコンピュータからすると、地球人が作った物はおもちゃ以下の性能だ。
しかし、ソフト面で言えば我々より遥かに柔軟性に富んでいる。
アリスの人格プログラムを参考にすれば、俺のトロフィーはブレイクスルーといっても差し支えのないほどの進化を遂げるだろう。
「答えはイエスかノーだ。なんせ俺は、珍しいトロフィーを作るのが目的でこの星にきたんだからな」
うん、嘘は言ってない。
「このウィルスの実験体、ってことは相当レアなトロフィーが作れるってことだろう?」
今まで仕留めたヤツらの親玉みたいなものなんだから、そんな不気味なものトロフィーにする気は一切ないけどな。
「…そう、よね。あなた達はそのために狩りをするんだもんね」
色々な葛藤を含んだ声。
ソレは違うぞ、アリス。
トロフィーのために狩りをするんじゃなくて、己の全てをかけて戦い、それに勝利したことの証としてトロフィーを作るんだから。
…俺以外のみんなは。
まあ、それをいうと取引にならないから黙ってるけど。
「わかったわ。でも私のプライベートに関する部分はある程度隠させて貰うわよ」
AIのプライベートって何だろう?すごく興味はあるが、とりあえずは基本動作に組込むプログラムの参考になればいいか。
「ん、おっけーおっけー!いやー、お客さん、いい買い物したねぇ!」
コンピュータの地球語辞書に載ってる、取引が成立したときの言葉を口にしたらジト目で見られた。
249創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 21:17:00 ID:mNND0Uug
>>246-248
乙乙〜。アリス可愛いな。
新米プレ、色々と面白いなw。「トロフィーこそが目的」って居そうで居なかったなあ。
しかし、どんな実験体と対決することになってしまうか・・・。
生き延びたら、コンピュータの辞典を色々とメンテナンスしておけよ。


>>244-245に便乗

キノシタ「そもそも、この展覧会に出し物って必要なんですか?」
タカハシ「タケダの爺さんが言い出したんだよ・・・」
日記プレ「暇・・・なんですかね」
カネダ「展覧会の趣旨から行けば、やっぱりトロフィー作成講座とか、お宝トロフィー鑑定団とか」
タカハシ「なんかこう、ぴりっとしないんだよなあ」
ワタナベ「(そこまで凝る必要はあるのかな・・・)」

チョンマゲ「エイリアン狩り大会でもするか?エッグは提供するぞ」
タカハシ「・・・・ちょっと嫌な予感がするのでそれは」

アカギ「毛色が変わったのが良いなら、俺がギャンブル講座を」
日記「全年齢推奨のものにしてくれ」

サカザキ(仮)「ふぅむ。園芸コーナーでも開くか?なんなら生け花をやっても良いぞ」
キノシタ「そんな事も出来たんですか(雑草刈りばかりじゃないんだ)」
カネダ「正直、地味ですね・・・」

ケンジ「スカーフェイスさんかウルフさんに演武を頼んだらどうです?見栄えもするし」
タカハシ「ウルフさんがやると思うか?スカーフェイスさんは、他のクランの連中の前でやるのは恥ずかしいから
   ヤダって駄々こねてるし ソンナガラカ、アノヒト」

マサフミ「ここはwwwwwこのマサフミ様がwwwww」
タカハシ「却下」
ケンジ「不許可」
日記「審議拒否」
チョンマゲ「断る」
サカザキ(仮)「死ね」
マサフミ「ちょwwwwwなんも言ってねぇwwwww」

ジャック「この際、言い出しっぺのタケダの爺さんになにかやってもらえないッスかねぇ?」
250創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 22:16:11 ID:IbPwNxak
>>246〜248
待ってました!!新米にはそんな野望が・・・!!
展示会にヌコのトロフィーがくるのだろうか(笑
>>249
実録!エルダー・タケダに泣かされた女たちの真実!!とかww
狩大会は面白そう♪
251創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 22:47:47 ID:zpW6y6fv
新米プレ、ゾンビにならずにすんでよかったなあ!
このプレのトロフィー部屋、いっぺん見てみたいもんだ〜。

>>249の続き
牙折れ「師匠、出し物は何に決まったの?」
チョンマゲ「それがまだ決まっておらんのだ。そういえば俺のいたクランじゃ、
      祭りのときは皆でエイリアンの着ぐるみを着て踊るのが恒例だったな」
牙折れ「アッー、それ面白そう、俺もやりたいよう!」
チョンマゲ「その前に早く夏休みの宿題片付けろ・・・」

マサフミ「こーなったら出店でも出して一儲けしてやんよwwww」
ワタナベ「でも、何のお店をやるんですか?」
マサフミ「牛肉の串焼きを売るってのはどうだ〜?」
ワタナベ「ああ、あれなら僕ら種族の口によく合うし、売れますよきっと!」
マサフミ「よ〜し、そんじゃ今から牛肉集めに地球へ出発だwwwww」

サカザキ(仮)「さて、展示する花を摘みに行くか・・・」
アカギ「大急ぎでギャンブル講座の準備をせねば」

日記「あの〜、好き勝手なこと始めようとしてる人たちが何人かいますけど・・・」
タカハシ「・・・悪いけど、ウルフさんとスカーフェイスさん呼んできてくれる?
     俺はちょっと胃薬飲んでくる・・・」
252創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 23:25:32 ID:zpW6y6fv
タカハシ「お二方、お忙しい中申し訳ないのですが、例の出し物がなかなか決まらなくて・・・
     お知恵を貸してください」
スカフェ「ほう、色々と案が出てるんだな。・・・ふむ、演武以外ならどれも面白そうでいいと思うぞ。なあ、ウルフ」
ウルフ「・・・・・(出し物とか嫌いだし、突然呼び出されて超機嫌悪い)」
タカハシ「・・・・・・(胃薬もう1錠追加)」
253創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 00:20:27 ID:SqNWsWLb
タカハシさん・・・・・・(涙)
スカフェ兄さんは、クラン外に自分がここに居ることをあんまり知られたくないというのも
あるかも知れんけど、ウルフはちょっとは協力してやれ。無理っぽいが。

>>実録!エルダー・タケダに泣かされた女たちの真実!!
ちょwwwwwお子様には見せられんwwwwwww

そして、アスカの婆ちゃんがタケダの爺様に作った「なにか」と、チョンマゲの居たクランの
祭りがすげぇ気になる。
254創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 07:41:27 ID:vdVdvoN2
なんか楽しくなってきたなーw


マサフミは牛肉仕入れに行ってなんかトラブル起こしそうだなオイw
255やぶ:2009/09/18(金) 11:06:52 ID:sSXLIRDQ
>>249〜251
ありがとうございます
ちなみにアリスは↓こんなかんじのツンデレキャラでイメージしとります
http://imepita.jp/20090918/374380

皆さんのイメージと合ってたらうれしいんですが
256やぶ:2009/09/18(金) 15:25:34 ID:sSXLIRDQ
>>248続き
新米プレ日記16

「うう、なんか詐欺に引っ掛かった気分だわ」
隣でぶつくさと呟きながら、俺に歩調を合わして小走りに歩を進めるアリス。
この狭くて殺風景な通路は、地下施設へ行くエレベーターへの近道だという。
「だいたい、あんな変な笑いかたをする人の後輩なんだから、もーちょっと警戒してしかるべきだったわ、私のバカ」
ん?
アリスの言葉に、一人のプレが独特な笑い声をあげている姿が脳裏に浮かんだ。
うーん。まさか、とは思うが、しかしそうだとすると全てのつじつまが。
…よし。

「少し静かにしてくれないか?あいつらを呼び寄せたい、というなら別だが」
「えうっ!?」
俺の言葉にびっくりした声をあげるアリス。
「うわーっ!また無意識に音声プログラム実行してたーっ!?」
をーい!?
おまいはホントーにコンピュータで作られてるのか!?
これじゃこの施設の機密とか、ザルのよーにだだ漏れなんじゃ?
「えーと、コホン。大丈夫よ、この通路にあいつらは入ってこれないから」
つん、と澄ました顔を取り付くってはいるが、アリスのツルンっとした頬を一条の汗が伝い落ちる。
うーん、芸が細かい。じゃなくて!カマかけようとしてんのに、逆に意ひょうつかれてどーする!?
「まあ、確かにケルベロス達はいないようだな。人間の死体も転がっていないようだし」
ケルベロス、というのは最初に遭遇した四つ足歩行の生物のことだ。
アリスからこの施設で研究している生物兵器のデータを貰い、ざっと目を通した。
犬にこのウィルスを感染させ、生き残った個体に制御用のチップを埋め込んで完成というお手軽さで、B・O・Wの開発においてもっとも初期に完成したものだという。
ちなみにあの生きた死体はそのままゾンビと呼称されていた。
ウィルスに適応出来なかった人間は大脳新皮質のほとんどが破壊され、後に残った大脳の食欲を司る部位が活発化して狂暴化する。
肉体的にも代謝能力が異常に活性化して、多少のダメージを受けても直ぐさま回復、再生する身体に変貌するが、一定のレベルを超えると今度は逆に新陳代謝が極端に低下し、活動時以外は一種の仮死状態になるらしい。
そして、たまに脳下垂体が異常発達して、巨大化する生物もいるということだ。
257やぶ:2009/09/18(金) 15:29:04 ID:sSXLIRDQ
>>256続き
新米プレ日記17

「ここは安全って、なぜそう言い切れる?」
俺がそういうと、予想通りアリスは得意げな顔になる。
「ふっふーん、私を誰だと思ってるの?この施設を統括するコンピュータなのよ?」
ザルだけどな。
「全て、ではないんだろう?そうでなければ実験体を殺すのに、俺を使う必要はないからな。それとも、隅っこのほうからコソコソのぞき見する能力しかないとか?」
「な!?なんですってぇ!」
あっさり俺の挑発に乗るアリス。
「え?だって、俺が母船から射出された降下船を操作してる時から、ずっとのぞき見してたんだろ?」
「してないわよ!だいたい、そんなとこまで見える訳ないでしょ!?監視衛星とはリンクしてないし、監視カメラ設置してるのだって、この施設からせいぜい2kmぐらいのとこまでなんだから!」
…ほんとザルだなー。
「ふーん、じゃあ、俺が逆噴射のタイミングを間違えたうんぬんの話しは、誰かから聞いたんだ?」
「はうっ!?」
俺の指摘に、あからさまに動揺するアリス。
「それとも、前もってそうなるよう細工しといたか?」
「な、なんで分かるの!?」
…うーん、自分でカマ掛けておいて何だけど、簡単に引っ掛かりすぎだろ…。
まあ、だいたいの事情はわかった。
「ええと、マサフミ先輩。聞こえてますよね?」
先輩から譲り受けたガントレットに話しかける。
「…現在この番号は使われておりません」
マスクに内蔵されたインカムから、変に押し殺した音声が流れた。
「…俺のこと、ずっと監視してたんですね?」
「…ただいまおかけになった番号は、現在電波の届かないところにあるか…」
「…マサフミは殺せないの原盤、クラン内で流す」
今出回っているのは表現をかなり和らげたもので、先輩からプレゼントされた原盤は、悪ふざけとしてもあまりにもひど過ぎる内容のものだった。
258やぶ:2009/09/18(金) 15:31:48 ID:sSXLIRDQ
>>257続き
新米プレ日記18

最初はマサフミ先輩のいつもの悪いジョークだと思っていた。
が、レコーディング会社の責任者が頭を丸めて(想像するだけで恐ろしい…)改訂版の制作を嘆願した話しを聞き、本気でコレを販売しようとしていたことがわかって驚いた。
マサフミ先輩は極度のマゾなんじゃなかろうか、と思ったいわくつきの一品だ。
「ちょwおまwやっぱ破棄してなかったのかwww」
この歌に登場する、実在する人達にこれを聞かれたら、今度こそ本当に原子レベルに分解されるだろう。
そのことに遅まきながら気付いたマサフミ先輩から再三、返却もしくは破棄するよう言われていたのだが…。
まさかこんな形で役立つとは。
「で、どうなんです?俺をずっと監視してたんですか?」
「…ふっ。年頃の娘が、そんな男言葉を使うのは感心しないな」
いまさらいい人ぶらないで下さい!
だいたい、戦士に男も女も関係ないって言ったの、マサフミ先輩じゃないですか!
だから、女としての甘えを無くすために男らしく振る舞ってきたのに…!
「いやぁ、あのガキンチョがこんな立派なプロポーションに育ってるとは思いもしなかったぜ!うえっwwwうえっwww」
こ、殺す!絶対殺す!
こんなヤツを先輩として敬っていた自分が情けない!
それにしても、いつ見られた?ぶくぶく膨らむ身体を嫌って、いつも苦しい思いしてわざとキツめの防具を着けてたのに!
はっ!?そういえばエイダの手当て(?)をするとき、防具を外して身体のラインまる見えなアンダーウェア姿になった!?
「み、見たんですね?」
怒りを通り越し、逆に冷静になっていく自分がわかる。
「見た見たwww。いやぁ、その歳でそのプロポーションは反則だよな!お、そうだ!今度手合わせする時、防具着けずにやろうぜ!おまいに見とれて、一本とられちゃうかもな!ウェッwwwウェッwww」
「マサフミ先輩…」
ずっと男として生きてきた自分が今出来る、精一杯の女らしい声。
「うはっwwwなになに?そんな色っぽい声もだせんの!?」
羞恥で自分の顔が緑色に染まっていくのがわかる。
「あの、もしかしたら自分は生きて帰れないかもしれません」
「大丈夫だってwww俺目一杯サポートしちゃうしwww」
「でも、傷だらけになっちゃうかも…。そうなるまえに、尊敬するマサフミ先輩に、私の裸をじっくり見て欲しいんです!」
ごくりっ、と唾をのむ声がインカムから流れた。
「だから、その、私の恥ずかしいところ、よく見て欲しいから、カメラの位置教えて下さいっ!」
頬に何かが流れる。
ああ、いま、自分は泣いているんだ。なんだかみょうに他人事のように感じた。
もう泣かないって決めてたのにな。
「よ、よし、わかった。カメラはガントレットの若干内側の、ちょっと先の、ほら、ポチっとなってる…」
「ここ?」
「そ、そうそう!あ、最初にマスク脱いで!」
「やっ!いまとっても恥ずかしい顔になってるから!それより、他にカメラは?」
「バッカwwwそれが良いんだよwwwあ、カメラはそんだけ!ソレ、半径2mのもの全部立体再生する高級品だから!」
…ほほう。
パキョ!
「あ、あれ?映像が途絶えた…!?」


戸惑うマサフミ先輩、いや、マサフミを無視し、自分のパソコンを遠隔操作で起動させる。
セットしたままだったマサフミは殺せないの原盤を読み込み、再生方法を確認してきたコンピュータに、クラン内の緊急放送用コードを打ち込む。
もちろん違法なアクセスだから直ぐに止められてしまうだろうが、一曲目の1番くらいは流せるよう、それなりに小細工はしてある。
で、あの人達にはそれを聞かせるだけで十分事足りるだろう。
インカム越しにあの独特なイントロが流れる。
ハッキングは上手くいったようだ。
「あれ?この曲…?なんで?」
うろたえたようなマサフミ先輩。
いつもヘラヘラと(よく分からない)余裕のあるこの人を狼狽させることが出来て、ちょっとは気が晴れた。
あとは、あの人達が…。
259やぶ:2009/09/18(金) 15:35:26 ID:sSXLIRDQ
>>258続き
新米プレ日記19

「マサフミ先輩…」
「あ!ちょ、いまちょっとトラブルが…」
「お世話になりました。先輩のことは心の片隅の端っこの方で、たぶんしばらくは覚えてると思います」
「っ!?ちょ!おまっ!?さてはこれ…!これまじヤバイって…」
ドコーンッ!
突然インカムから響き渡る何かの破壊音。
「マサフミーっ!!」
「よくよく、死にたいらしいな…?」
「ふーん、私がいつ、あなたにご主人様になって下さいって、おねだりしたのかしら?」
「うおっ、はやっ!?は、はは、じょ、冗談、冗談に決まってるじゃんwww」
「「「問答無用!」」」
ドドーンッ!
何かが爆発した音を最後に、インカムからは何も聞こえなくなった…。



「…あなた、苦労してるのね…」
アリスが心底同情した眼差しで見つめていた。
「そうでもない。あ、もしかしてアリスも俺の映像、あいつに送ったりしてるのかな?」
マスクを外し、ニッコリと微笑む。
「し、してない!してません!ホントです!うぇぇ〜んっ!」
おっと、やり過ぎたか。
「ごめんごめん。信じるよ。でも、なんでアリスはあいつと知り合ったの?」
「あの、ヒック!あの、この星の人達にばれないように、ヒック!ずっと、SOS信号出してたの。そしたら、あの人が助けてやる、って」
なるほど。マサフミ先輩はちょくちょくこの星に来てたみたいだから、偶然アリスの信号を捉えたのだろう。
そして、発信者のアリスを見て、助ける気になった、ということだろう。
いろいろとどうしようもない人だけど、子供にだけは優しいからな。
で、可愛いものには目のない俺をここに送り付けたってわけだ。こうなることを予測して。
「あの…」
あんな奴にしっかり行動を見透かされていたことに自己嫌悪していると、アリスが心配そうに怖ず怖ずと声をかけてきた。
「大丈夫、約束は守るさ」
俺の言葉に、っと、もう無理に男らしく振る舞う必要はないか。
アリスは私の言葉を聞いて安心したのか、安堵の表情を浮かべた。
「それと、乗り掛かった船だ。アリス、君自身も必ず助けるよ。だから、隠し事は無しだ」
私の言葉にアリスは一瞬戸惑い、そして、また泣き出した。
でも、その顔は何かからやっと解放されたような、いや、幼い子供がはぐれた母親を見つけた時のような、すごく無防備で愛おしい姿をしてて。
何があってもこの子を助けよう。
そっと胸中で覚悟を決めたのだった。
260創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 17:48:30 ID:qO198p5G
マサフミ〜!
新米さんは女だったのか。マサフミの本性に気付けて良かったな(笑
261創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 19:51:05 ID:qO198p5G
パソが使えないので、携帯より小ネタ

その時船で

マナ「こんな具合です。申し訳ありません」
タカハシ「うちも似たようなものだし、気にしなくていい」
マナ「あと、シンヤさんが地球で流行っている酒場やカフェはどうかと…」
タカハシ「ふぅむ、中身次第だな」
マナ「そういえば、新米さんの生存が確認されたようで、良かったですね」
タカハシ「そう…だな。しかし、新米には悪いが、いっそ不明のままが…」
マナ「?」
マナ「それよりタカハシさん、前よりお顔が優れないようですが…」
タカハシ「まだ…大丈夫だ」
マナ「はぁ」
マナ(それと何故お顔に血糊がついているのでしょう?)
262創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 21:56:13 ID:nU73aquj
>>256−259
乙でーす!
マサフミ、木っ端微塵にされたか・・・またいつものように
再生・復活するんだろうけど。
しかし一体どんな歌詞だったんだwwww

>>261
酒場か、いいなァ。
個人的な意見だけど、プレにはスターウォーズエピソード4に出てきた、
ちょいと小汚くていかにも荒くれが集まりそうな感じの酒場が似合うと思う。
あのシーンにプレをCG合成で入れたら、きっと合うで・・・。
263創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 22:15:10 ID:nU73aquj
あ・・・それと、>>261読んで一瞬、
タカハシさんが遂に胃潰瘍で吐血したのかと思ってビックリした。
すぐ俺の勘違いって気づいたけど。
264創る名無しに見る名無し:2009/09/18(金) 23:03:09 ID:SqNWsWLb
とりあえずタカハシさんには、若い娘と面談するんだから顔くらい拭いとけと。

×月○日 スカーフェイス日記

 突然タカハシに呼び出され何事かと向かう途中、同じく呼び出されたウルフと会った。
 時が時なだけに、俺たちを呼び出すとは「奴ら」関係のことかと思ったが、今度の展示会
の演し物が決まらないので知恵を貸してくれとのこと。
 やれやれ、びっくりさせるな。ウルフの奴は急降下で機嫌が悪くなるし。

 ともあれ出ている案の一覧を見せて貰った。

 露店。定番だな。どうって事無い品物も露店だと妙に魅力的だったり、なんでもないような
食物も旨そうに見えるのは不思議なものだ。

 着ぐるみで踊る。子供達がやったら可愛いだろうな。

 ギャンブル講座。・・・・関連は分からんが、年齢制限でも設ければ問題は起きないだろう。

 エイリアン狩り大会。あ、やるんだったら俺も出たい。

 生け花。会場が華やかになるな。悪くは無かろう。

 「演武以外なら、どれも面白そうで良いと思うぞ」とリストを返したら、タカハシはがっくりと肩を
落としていた。なんか悪いこと言っただろうか。


 帰り道で色とりどりな花を大量に抱えたサカザキ(仮)」と会った。そんな状態だったから、いつ
ものように噛みついては来なかったが。
 良い香りなので、クロサワにあげたいと思い、少し分けてくれんかと言うと、
「ふん。貴様でも、花を愛でる程度の情緒を持ち合わせていたか」
 と言われた。

 何、贈る相手が居るのだ、と言うと、なんとも微妙な表情になった後、
「・・・・一応、貴様も”男”ということか・・・」
 と呟いていた。
 俺が女のわけはあるまい。変なことを言う奴だ。
265ウルフ日記:2009/09/19(土) 00:44:29 ID:IbiVRvNI
×月○日 

 甚だ不愉快な思いをした後の夕刻、スカーフェイスが実に似合わないことに花を手に
やって来た。
 クロサワが嬉しそうに匂いをかいでいるのを見つつ、貴様が摘んできたのかと血も凍る
ような光景を想像しつつ尋ねると、例の庭師から分けて貰ったのだという。
 奴の話そのままであれば、庭師は相当な誤解をしたと思われるが・・・。

 日中はつまらぬ手間をかけさせられたが、今夜は随分と静かだった。
 クロサワを寝かしつけた後は酒でも出してやろうかと思ってた所、クランの緊急放送コード
が鳴り響いた。
 何事であろうかと注意を向けると、なにやら曲のようなものが流れてくる。あれを曲といえ
るのであれば、だが。
 悪寒に囚われた私は咄嗟にクロサワを引き寄せ、その両耳を塞いだ。
 私は心構えが出来ていたのでかろうじて耐えたが、不意打ちを食らった形となってしまった
スカーフェイスがひっくり返るのが、視界の隅で見えていた。

 不正ハッキングに対するセキュリティが働き、間もなく地獄の叫声にも等しいそれは止まっ
てくれた。声そのものもさることながら、その歌詞(歌詞という事が許されるかは疑問だが)
の内容たるや・・・。
 もう流れてこないことを確認してからクロサワの耳から手を離す。どうやら耳にさせずに済ん
だようである。
 スカーフェイスが起き上がりながら、
 「・・・なんだ今のは・・・。なんで緊急放送で音声兵器なんぞが流れたんだ?」
 「不正ハックのようだな」
 「あれ、マサフミの声だよな。なんかタカハシやケンジやミユキの名前が出てたようだが、何
言っているかさっぱりわからん」
 この男が(ある意味)莫迦で良かったと、心から感謝した。

 やがて、凄まじい破壊音が聞こえてきた。
 「なんだ、今度は」
 「マサフミオ兄チャンノ家ノ方カラミタイ・・・」
 「・・・いつものことだ。気にするな」
 そして爆破音。
 願わくば、奴が原子レベルにまで破壊し尽くされんことを。
266創る名無しに見る名無し:2009/09/19(土) 01:27:17 ID:wax/Imxe
>>264
スカフェとウルフに相談したのが間違ってるって、タカハシさん・・・。

>>265
おや、マサフミの身を案じるウルフさんなんて珍しいな・・・こんなの100年に一回
あるかないかだぞww

そして誤解してる人↓
267サカザキ(仮)日記:2009/09/19(土) 01:31:40 ID:wax/Imxe
×月○日 

 今日は草刈りを休んで、野山へ花を摘みに行った。
 もうすぐ開かれる展示会の会場を、色とりどりの花々で飾ろうと思ったのだ。

 ここへ来てからというもの、毎日庭の剪定や試合で忙殺されていたが、美しい花々を見、香りを嗅ぐと、
久々に和やかな気分になれた。これからも、時々はこうして野山へ出かけてみるのもいいかもしれんな。
 
 と こ ろ が!

 帰り道、折角のいい気分を台無しにする奴と出会ってしまった。スカーフェイスだ。
 奴ときたら、クラン中が展示会の準備に奮闘する中、ぶらぶらと暢気に散歩しておったばかりか
すれ違いざま、俺に「その花を少し分けてくれんか」などとぬかしおる。
 貴様ァ・・・これは展示会を盛り上げるために摘んできたのであって、貴様にプレゼントする
ためではないぞ!
 いつもなら、すぐさま果たし状を叩きつけてやるところだが・・・まあ、今日のところは花々に免じて
許してやることとし、何本か分けてやった。

 それにしてもスカーフェイスの奴、「贈る相手がいる」とかなんとか言っていたが、あの野郎いつの間に・・・。

 ふん!スカーフェイスといい、一つ結びの監禁男といい、どいつもこいつも女にのぼせ上がりおってから。
 いい年こいて恋に溺れる奴など、色魔か暇人のどちらかだ!
 
 この俺のように、達成すべき目標に向かい日々走り続けている男には、恋人なんぞ必要なーい!!
268ある掃除屋見習いの日記  ◆AvP.enmOzE :2009/09/19(土) 02:22:27 ID:7Xs4Rna5

×月○日

 今日久々にあのお気に入りの店に行った。
頼んでおいたものを受け取った後、少し雑談した。

 ミユキさん(注、店員のお姉さん。今日初めて名前を知った。)は、少し血生臭かったのを除けば、元気そうだった。
料理でもしていたのかと思い尋ねてみたものの、ミユキさんはただニコニコと微笑むだけだった。
何か触れていけない話題だったようなので、その話題に関しては忘れる事にする。

 ミユキさんの店は単なる個人経営ではなく、彼女のクラン(偶然にも、あの怖いウルフ氏と飄々スカーフェイス氏のクランと同名だった。まさか同じクランという事はなかろうが)お抱えの店だった。
私のように他のクランからの客の依頼も受けるが、基本は彼女の所属するクランの依頼で仕事をしているらしい。
なるほど、クランの後ろ盾があるからこそ、女一人でもやっていけるというわけだ。納得した。

 最近そのクランに新人さんが入ったという。ミユキさんの話からすると、私と同い年くらいであろう。
その事を言ってみると、凄く驚かれた。身長のせいだろうか、ミユキさんは私の事を実年齢よりももっと幼い年齢だと思っていたらしい。
この間のオカザキとのやりとり(K月+日 の項を参照)も尾を引いていたのかもしれない。
あの馬鹿はもう二度とここに連れて来るまい。

 気まずい空気になったので、私は話題を展覧会に逸らした。
出し物があれこれ決まらないとか、他のクランとの交流が始まっただとか、ひとしきり盛り上がった。

 ミユキさんとの会話は楽しかったが、あまり長居して迷惑をかけるのも悪いので、適当なところで話を切り上げて私は退散した。
ミユキさんはいい人だなぁ、とつくづく感じた。
269創る名無しに見る名無し:2009/09/19(土) 02:25:52 ID:G79YyeP8
その時船で

シンヤ「地球には温泉というものがあるす」
アダチ「みんなで風呂に入るんだろう?」
シンヤ「そうす。裸の付き合いは仲良くなれるらしいす」
マナ「それなら、クランの交流になってよさそうですが…」
アスカ「でも、それって、男女一緒なの…?」
シンヤ「混浴と別々があるす」
カズヤ「じゃあ、やるなら男女別々だね」
マナ「そうですね♪」
ナル「レディ達の麗しい裸体が見れないのは残念だけど、それが一番だろうね」
マミ「…(男の裸は素材になるから混浴の方が)」
ディノ「何故だ?混浴に決まっているだろう」

一同凍りつく

アダチ「おまっ、何を…」
アスカ「……最低」
ミチコ「同感です」
マミ「…(最高)」
シンヤ「むっつりスケベす」
マナ「意外でした。ディノさんも男の子なんですね…。
あっ!他の方々が男じゃないという訳じゃなく、なんといいますか、健全な(汗」

ディノ「?(仲良くなるのが目的なのに、何故みんなで入らないんだ?
それに失礼な、俺を女の子だとでも思ってたのか?しかも健全って…)」

ディノ「おい、アダマン…お前ら病気なのか?」
アダチ「お前に言われたかね〜よ!(まったく誰に似たんだ?)」
270創る名無しに見る名無し:2009/09/19(土) 09:23:24 ID:LSZKY2oS
>>266-267
>願わくば、奴が原子レベルにまで破壊し尽くされんことを
心配しとらんがな。むしろ煽っとるがな。

まあ、ある意味「女にのぼせ」ていると言えなくはないけどな(w
・・・・・ケイコ・・・・・(ボソッ)

>>268
見習い、服は決まったかな。
割とあの「我が輩は・・・」は好きだ。

>>269
温泉いいよ温泉。行きてぇ。
混浴でも、女性の場合はたいてい「湯浴み着」があるから心配は無いんだけどな。
271創る名無しに見る名無し:2009/09/19(土) 13:32:01 ID:G79YyeP8
自分で書いておきながら、プレは風呂に入るのかなぁ
ウルフさんはクロサワをどうしてるんだろう?
272創る名無しに見る名無し:2009/09/19(土) 14:14:34 ID:IbiVRvNI
 なんとなくだが水浴びは案外好きそうな気はする。乾燥苦手そうだし。
 だったらシャワーなんかはあるかも知れない。

 ただ、お湯にドボンはどうだろうなあ。でも、温泉の入りに来る動物っ
て居るしなあ・・・。
 日常的な行為じゃなく、治療的な目的の入浴があるかも。って、湯治
だな、そりゃ。
273創る名無しに見る名無し:2009/09/19(土) 15:06:08 ID:oKCPzRs+
>>268
掃除屋見習いとオカザキの恋の行方が気になる〜。
もっと素直になるんだ、見習い!

>>270
>願わくば、奴が原子レベルにまで破壊し尽くされんことを
ぐわっすいません、この文の解釈思いっきり間違ってました。
昨日から勘違いの連続・・・このスレ一の大ボケはスカフェ兄さんでも
サカザキ(仮)でもなく、この俺です。

>>271
クロサワは・・・毎日一人でシャワー浴びてるんじゃないか?入浴の習慣って
なかなか捨てられるもんじゃないだろうし。
ウルフが介助しようとしても、一丁前に「エッチ」とか言って拒んでそうだw
274創る名無しに見る名無し:2009/09/19(土) 15:10:55 ID:oKCPzRs+
名前欄入力してなかった・・・
273=266‐267です。やっぱりボケてるorz
275創る名無しに見る名無し:2009/09/19(土) 21:05:51 ID:IbiVRvNI
もし連中が温泉へ行ったら・・・

男風呂:
牙折れ (露天風呂で泳ごうとしてチョンマゲに捕まっている)
マサフミ (同じく泳ごうとして、風呂から見える滝の滝壺へたたき込まれた)

タカハシ「・・・タケダの爺さん、缶ビールの持ち込みは止めてください」
タケダ「まあ、せっかくじゃし。オマエモドウジャ?」

スカフェ「おー。良い景色だな」
ウルフ「タオルくらい巻け、スカーフェイス」

日記「(ミユキと貸し切り風呂入りたかったな・・・二人っきりで・・・)」
ケンジ「何考え込んでるんだ?」
日記「い、いえ・・・」

キノシタ「ジャック、湯あたりか?」
ジャック「・・・・・・ヒック(顔真っ赤・・・じゃなくて緑)」
カネダ「あ!!こいつ、爺さんのビール間違えて飲んでる!!」



女風呂:
クロサワ「アッタカクテ、イイ気持チ♪」 <特別にってことで
ミユキ「上がったらアイス食べよっか」



庭園:
サカザキ(仮)「あああああああ!この手入れされていない枝振り!我慢
        ならん!!!」
従業員「お客様!勝手に庭の剪定はお止めください!!」
276創る名無しに見る名無し:2009/09/19(土) 21:42:48 ID:MFLzJXdC
映画の設定ではプレデターは入浴する習慣はないってことになってる。

入浴の習慣がないらしく体臭が強いので、
2作目では特殊なフェロモンセンサーにより
人間に行動パターンを把握されてしまっている。

狩りの間は風呂入れないとでもしとけばいいんじゃないw
277創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 00:01:19 ID:38mt1dsO
オオタさん泳ぎうまかったな
278創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 00:18:27 ID:WKemMRWb
まあ、ネタっつーことでw
入浴習慣がないプレが千人風呂を見たらなんと思うだろうか。

意図的に人類がプレを追うのがはっきりしてるのって2ぐらいだよな。
AVP2だと存在を匂わせてはいる程度、って感じで。

どーせ人間を主役に据えなきゃならず、シュワとかに匹敵するマッチョ
も居ないなら、2のキースみたいなのを主役にしても面白いかも知れん。
279創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 10:33:32 ID:pL5DAKWs
オオタさん泳ぎ上手かったなw
頭降って髪をバサバサするのがかっこよくて好きだw

キースもなかなかナイスキャラだったよなぁ。
でも、ないだろうけど科学力に長けている奴が主人公だとプレが圧倒されそうで怖いな。

俺はぞろぞろと2の最後のように大勢のプレが出てくる映画が見たい
280創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 18:31:52 ID:h+FUSXue
来年次回作で実現されそうだな>大勢プレ
でかい俳優さん沢山集めなきゃなー。
281創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 20:47:10 ID:WKemMRWb
>>279
その科学力を、プレが力業でぶっちぎるのがいいんじゃないか。

>>280
プレだけのショットなら普通の身長の人でもなんとかなりそうだけど、人間と並ぶとなれば
やっぱりデカい人が必要だよなあ。
282創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 20:52:45 ID:voK1uqM1
プレ以外を小さい人で揃えたほうがいいかな?
283創る名無しに見る名無し:2009/09/21(月) 00:16:56 ID:wg/TX3fo
>>282
それwwホビットwww





その時船で

マナ「展示会を見終わった後、クランの人々が交流できるよう、各クランのご飯を用意した酒場と、温泉、そして、ちょっとしたお土産物屋ということになりました。」
タカハシ「・・・・ふぅむ、酒場は・・・・子どもも大丈夫なのか?」
マナ「家族向けのレストランは用意しますが、子ども同士の交流は、そういったお店より、広場や遊具の方がいいと思います。」
タカハシ「そう・・だな・・・。よし・・長老に・・これで提出・・してみよう。恩に・・きる。」
マナ「いえいえ。それより、タカハシさん、死にそうなお顔になっていますが、本当に大丈夫ですか??」
タカハシ「そう・・・か??・・・・・・・・、待て・・・電話だ。」


おばプレ「ちょっとぉ!うちの近くの河原から変な匂いする何かがいるんだけど、どうにかしてくれない!?」
タカハシ「変なにおい・・でしょうか?」
おばプレ「そうよ!血生臭いったらありゃしない!しかも、夜中に変な「うぇうぇ」って声がしてきて、寝付けないのよ!!
それに、ゴミは漁るし、ダンボールは持っていくし!」
タカハシ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
おばプレ「なんだかしらないけど、近所中、迷惑してるんだから早めに処理してよね!!」
タカハシ「・・・・・はい。直ちに処理いたします」

タカハシ「ケンジ・・いるか?」
ケンジ「はい。」
タカハシ「逃亡者が・・・見つかった。河原にダンボールで・・作った・・寝床があるはずだ。
皆を・・連れて・・回収、もしくは破壊・・しろ。」
ケンジ「了解です」



タカハシ「途中に・・すまなかったな・・・。」
マナ「あの、危険な生き物でも逃げたのですか?」
タカハシ「あぁ・・・ものすごく危険な奴がな・・。だが、すぐに片付く・・。」
マナ「ならば、いいのですが、タカハシさん自身は大丈夫なのですか?」
タカハシ「・・・・・・・・・・もう駄目かもしれない。」
284創る名無しに見る名無し:2009/09/21(月) 08:04:40 ID:+yGXt9XK
タ、タカハシさーーん!!!
つか、住民苦情処理もやってるんですか・・・・。
ケンジも今回ばかりは容赦ないな。
285スカーフェイス日記:2009/09/21(月) 09:30:56 ID:+yGXt9XK
※月ゝ日

 河原の方でなにやら大捕物があったらしい。
 ウォリアーか、もしくはクィーンでも脱走したのかと思ったが、そう言うわけでもないようだ。
 なんでそう言うことに俺も呼ばないのかと言ったら、ケンジが苦笑いのような表情を浮か
べ、「『被害者の会』でカタを付けたかったんですよ・・・」と言った。
 よくわからん。

 展示会の出し物は、酒場(子供はどうするんだ?)と温泉と土産物屋になるようだ。まあ
無難だろうな。エイリアン狩り大会はちょっと期待していたんだが、「貴方やウルフさんが出た
ら二人で全部狩っちゃうでしょ」と言われた。そんなことしないぞ、多分。

 しかし温泉か。基本的に入浴の習慣はないのだが、治療目的の入浴などは以前からあ
ったし、のんびりするには良いかもしれん。特にタカハシあたり。

 地球人はほぼ毎日入浴する習慣があるので、ウルフの家にはクロサワのためのシャワー施
設がある。
 出来たばかりの頃、目が見えないので危ないだろうとウルフが手伝ってやろうとしたら、もの
凄く嫌がられたそうだ。
 そりゃあ小さいとはいえ相手はレディだ、お前が悪い。と言ってやったら、苦々しいような、なん
とも言えぬ顔をしていた。
 
 あと少しで例のクランの訓練生達が到着する。
 なかなか先の楽しみな連中なので、時間があったら少し見てやりたいものだ。
 そう言えば、体が弱そうだが、かなり成長が期待出来そうなのが居た。体力に合わせたプ
ログラムで少しずつ鍛えれば、良い戦士になりそうだったな。
 確かあのときの訓練生は・・・ディノ、アダチ、カズヤ、シンヤ、マナ、アスカ、だったな。
 ・・・・・・・・・後一人か二人、居たような気がするんだが・・・・・。
286創る名無しに見る名無し:2009/09/21(月) 11:57:44 ID:wg/TX3fo
>>285
ウルフさん、やっぱりww

287創る名無しに見る名無し:2009/09/21(月) 12:34:19 ID:woi3dcjc
>>283
タカハシさん、胃の調子悪そうだな・・・。
>>285
スカフェとディノが会話したら、一体どんな会話になるんだろ。
ズレた会話が延々続きそうな気がしてならんのだがwwwww
288創る名無しに見る名無し:2009/09/21(月) 17:00:56 ID:Y42qNzNi
その時船で

マナ「あと5時間ほどで到着します。」
タカハシ「そうか、道中何事もなさそうだな。」
マナ「はい♪ところでタカハシさん、今日は調子がよさそうですね
何か良いことでも?」
タカハシ「まぁな(笑、ところで準備だが…
実は、ある男が飲まず食わず、徹夜で温泉作りなど、大方の準備はしてくれたんだ」
マナ「まぁ!本当ですか?」
タカハシ「だから、庭の剪定と、事務作業、その他セッティングだけでいいぞ」
マナ「それは助かります!剪定はアダチさん、事務は私とミチコさん、残りの男性方で力仕事、女性方でその他の作業を手伝おうと考えています。」
タカハシ「了解だ。それで大丈夫だが、そちらにマリという子がいるな?」
マナ「はい、彼女が何か?そちらのマサフミさんに弟子入りしたと聞いていますが…」
タカハシ「……そうか。実は、マサフミの奴が、なんというか特別任務でな。
展覧会中に遠出することになったんだ。」
マナ「あら、それは大変ですね。」
タカハシ「それでだな。うちのウルフさんがどうせならマリさんにも、一緒に行ってもらえと言ってるんだ。
その場合、展覧会にはいられないが…。ちょっと、彼女に聞いてもらえないか?」
マナ「なるほど…。わかりました。おそらく、本人もマサフミさんとご一緒できる方が喜ぶと思います。」
タカハシ「そうか、それは大変、助かる。
あと、初日はうちのクランに泊まっていいことになったから、また受け入れ先は教えるよ。」
マナ「はい、ありがとうございます♪では、また五時間後に…」
タカハシ「あぁ、楽しみにしているよ」
マナ(でも、1人で準備してくれるなんて、どんな方でしょう?)
タカハシ(さて、手抜き工事になってないか、確認しなくては。
あと爺さんにどこに飛ばすか相談だ)
289創る名無しに見る名無し:2009/09/21(月) 19:04:10 ID:bpD2eEEr
ウルフさん・・・・あなた・・・。
290創る名無しに見る名無し:2009/09/21(月) 20:40:59 ID:Q0/G0Uat
ある男の日記

組織から、定期連絡が入った。内容は3つ。

1つ目は、あの男のことだ。予想通り、実験台として処分されたようだ。
しかし、規則や秩序を破る我々が、同じ志を持つものに、組織の規則や秩序を破って、処分されるとは、なんとも可笑しな話である。

2つ目は、あのマサフミという男に関してのものだ。
先日、マサフミの肉片を分析していたところ、未知の細胞を発見したそうだ。
まだ詳しいことは不明だが、再生力と繁殖力が半端ないらしい。
これからの研究によって、このマサフミ細胞(M細胞)の実用化が期待される。

3つ目は、タケダクラン主催の展覧会についてだ。
そもそも、こういった行事は、それぞれの力を誇示することが目的だったはずだ。
しかし、今や完全なお祭り気分である。
とはいえ、その風習を覚えているクランもあるだろうから、変なトロフィーは展示しないだろう。
かつて、どこぞのクランがハガー一匹のみ展示したところ、見る見るうちに、縄張りを取られたと聞く。

話が逸れたが、その展覧会にはおそらく、数多くの戦士たちがくる。
指令は、その戦士たちのデータ収集とスカウトだ。今や、クランは数多く存在する。
その中には、タケダクランのように、開放的で友好的なクランも存在するし、
この前までの、田舎クランのように、閉鎖的なところもある。
互いに仲がいいところ、悪いところ。誰からも知られていないところ、など様々だ。
なので、このように、多くのクランから戦士が集まるイベントは非常に稀であり、絶好の機会なのだ。

まぁ、それはほどほどにしておこう。怪しまれては困るし。
それに、私も温泉につかってゆっくりしたいからな。
291創る名無しに見る名無し:2009/09/21(月) 22:06:04 ID:+yGXt9XK
>>287
ディノをアダチ(かアスカ)が、スカフェ兄さんをウルフさんが、首根っこ捕まえて引きずっていく様を
幻視した。

>>288
マサフミとマリは展覧会中は星流し状態か・・・。でも嫁入り前の娘を、マサフミと二人でどっか行かせ
ていいのか?

>>290
>マサフミ細胞(M細胞)の実用化が期待される
や    め     ろ

展覧会がお祭り状態なのは、タケダクラン主催だからだろ・・・。
つか、なにさりげなく温泉楽しみにしてんだ、おまいは。
292創る名無しに見る名無し:2009/09/22(火) 01:08:34 ID:JwOqu9Uj


夢を見た。
とても、とても懐かしい気がする夢だ。
ある血族にある若者がいた。その若者は将来を期待され、血族にとっての誇りであった。
だが、その男はある時、大きな失敗をした。男にはとても重い罪が科せられた。
しかし、血族が受けた屈辱も相当のものだった。穢れた一族と蔑まされ、クランを追われ、男の罪を共に背負うことになった。

一人の初老の男が言う。「100年、あいつはその時を耐えている。お前たちは不本意に思うだろうが、共に耐えてやろうではないか。」

しかし、それで血族達が静まるはずがなかった。
何故、自分たちがこんな目に合わなくてはならないのか?彼らの怒りは限界にきていた。
気が付くと、辺りは、血にまみれ・・・。

そこで目が覚めた。(また、あの夢か・・・。胸糞悪いな。何か飲むか・・。)
俺は、休憩室へと向かった。
293アダチの日記:2009/09/22(火) 01:14:49 ID:JwOqu9Uj
L月R日

休憩室でシンヤと話していると、ディノがきた。
顔色が悪かったが、水を渡して飲ませると、少し落ち着いたようだった。

しばらく3人で他愛のない話をしていると、カズヤの話題になった。
アダチ「実は、さっき手合わせした」ディノ「へー、どうだった?」
アダチ「基礎はできてる。だが、動きがマニュアル通りで、単調。力もスピードそれほどではないから、動きが読めれば、別に恐くはない。
それに、判断・動作が遅いから、想定外のことには対処できない。体力がない・・ってところかな。」
シンヤ「けっこう辛口すね。まぁ、さらに先があるからこそ、アダチも期待せずにはいられないって感じすけどww」
ディノ「確かに、クィーンとの戦いではすごかったなーカズやん。その力を常に引き出せたら最高なんだけどな。
今のままだと、何かのたびに誰かが瀕死にならなきゃならんし・・・」
アダチ「それは、経験と自信をつければ、どうにかなるだろ。ということで、クランに帰ったら、一緒に修行に出ようと思う。」

例の事件で、俺たちの訓練内容は、昔行われていたものに戻された。
中間試験を合格した者(俺たちは合格ということになった)は、一定のレベルの惑星で行動することが許される。
そして、そこで修行を積んだものが、成人の儀に挑むのだ。
ちなみに、成人の儀を挑む前に、再起不能になる連中も多いようだ。

シンヤ「連れないす。2人だけで行くつもりすか?」
アダチ「だって、お前らと一緒だと、修行にならないだろ 」
ディノ「確かに・・。でも、最初くらいは皆で行ってみないか?」
アダチ「まぁ最初くらいはいいか。まったく、お前らとはいつも一緒だな(笑 」

ディノ「そういえば、アスが「最近3馬鹿じゃなくて、4馬鹿だねー」とか言っていたな」
シンヤ「な!4馬鹿とは失礼す!」アダチ「まったくだ。」
ディノ「失礼だよな!だから、せめて馬鹿四天王にしろ!って言っといた」
アダチ&シンヤ「おい。」

ゴゥン。大きな音が響いた。どうやら船が着いたようだ。
外に出ると、すでに出迎えが来ていた。(あのオッサンはいないようだな。)
マナがエルダー・タケダと思われる人物に歩み寄る。
「この度は、お招きいただきありがとうございます。田舎っぺクランを代表してお礼を申し上げます。」

・・・・・・・ちょっとまて!
294創る名無しに見る名無し:2009/09/22(火) 09:28:48 ID:TxXCMit+
ちょwwwwマナwwwww
アダチは全方向にツッコミ入れなきゃならんな。

>>292は・・・スカフェ兄さんの・・・。
295創る名無しに見る名無し:2009/09/22(火) 10:13:12 ID:7cREyqtf
>>290
む、何やらスパイが紛れこんどるのか?
てかどこのクランだよ、ハガー一匹だけ出展したのwwww

マサフミと二人きりになるマリも心配だな〜。
なんかクランの内でも外でも、あちこちで事件が起こりそうだ・・・。
296あるマスクに残された記録:2009/09/22(火) 10:35:50 ID:TxXCMit+

今日は「外」からお客様が来るって、オオカミさんが言っていたの。
だからいつもよりずっと騒がしくなるだろうって。
でも「一番喧しいのは飛ばすことになっているから、少しはマシだろう」って、どういう事かな?

あまり聞き慣れない声がしていたから、きっとお客様たちだと思う。翻訳機を通さなくても、だいたい
わかるようになったんだ。

「こら!!あんまり騒がないの!!」とっても元気そうな女の子の声。
「アスカ・・・貴女の声が一番大きいわ」落ち着いた感じの声。
「なー、ハガーバーガーの店どこ?」食いしん坊さんかな?
「会食前にそんなの食べて、残したりしたら失礼だよ」ちょっと気の弱そうな、でも優しい声。
「いや・・・ディノなら大丈夫ッス」こういう喋り方の人、他にも居たっけ。
「だからーーー!俺を剪定係から外・・・ゴスッ」お手伝いが嫌なのかな。でも最後の音は何だろう?

でも、一人だけ翻訳機を通しても、なんて言っているか分からない人がいた。女の子の声だけど・・
・。
オオカミさんが帰ってきたときに聞いてみたんだけど、オオカミさんにも分からないみたい。
どこかもっと遠い外国の人なのかな?
297創る名無しに見る名無し:2009/09/22(火) 12:28:58 ID:v9Nv1kno
最後のやつって研究してるやつなのか…?
それともマリ…?
298創る名無しに見る名無し:2009/09/22(火) 17:41:59 ID:FoPdBPG/
>>296
クロサワ言葉わかるのかーww

>>297
正体はすぐにわかりますwww
299ミチコの日記:2009/09/22(火) 18:42:26 ID:FoPdBPG/
ついに、タケダクランにつきたばい。
船ば降りると、大勢んもんの出迎えてくれたとたいとよ。
全員の自己紹介ば終えると、しゃっしょく会食になりよったけん。

会食といっちも堅苦しかもけんはなく、野外でわいわい楽しんだとたい。
食材な、ツインテールやギャオスん肉、エビラん味噌、ガメラん卵やらなんやらやらなんやら、珍しいもんぼんくらりやった。
わざわざ、タケダクランん人の用意しとってくれたようばい。どれも、ちかっぱうまかったばい。

うちな、タケダクランん人とも話したばいかったばってん、中々言葉の通じまっしぇんやった。
そんでから、困っちいると、マナ先輩のきんしゃい、「一緒にお話しに行きましょう。」と誘っちくれたとたい。
おかげで、ケンジしゃんや、ケンジしゃんん後輩、ちょーえずか顔んウルフしゃんやらなんやら、いろんな人とお話しのできたばい。
うちも、はよ標準語の話しぇるごとなりたいばい。
300ミチコの日記:2009/09/22(火) 18:50:03 ID:FoPdBPG/
他んもんば見ると・・
ディノ先輩の「んんーんーんーーん。」と言いなのら、口ぼっこに、ツインテールん肉ばほお張っちおった。
「何て言ってるのかわからないよ・・。」とカズヤ先輩が一緒に食べとると、スカーフェイスしゃんのきんしゃい、「よく来たな!」とカズヤ先輩ん背中ば叩きたばい。
しゅると、カズヤ先輩の吹っ飛んでしもうた。ばり力ばい。

ディノ「んんーんーんーーん?」
スカー「あー、確か今日はないんじゃないのか?」
ディノ「んーんー」
スカー「まぁそう落ち込むな。代わりに、後で、鬼殺しとハガーの干物をご馳走してやるから。」
ディノ「んっんー!」

アダチ先輩な、タカハシしゃんになんか訴えていますたい。
タカハシしゃんのちょこっとおおじょうした顔になっちいると、いつん間にか、背後がらマナ先輩の、棍棒でアダチ先輩ば殴ったんやけん。
「ご迷惑をおかけしました。お気になさらずに♪」とニコニコ顔でアダチ先輩ば引きずりなのら、こっちへ帰っちきたばい。

シンヤ先輩な、カネダしゃんん最新鋭ん装備に目ばつけたようで、二人でコソコソ話しよる。

ナル先輩な、片っ端がらおなごしん人に声ば掛けていますたい。

マミしゃんな、男んもんば凝視しよる。
マリ先輩な、「ししょーwwwwどこーwwwwうぇうぇww」と叫んでいますたい。周りんもんはびっくりしよるばいうやった。
そーいえば、マサフミしゃんん姿の見えまっしぇん。
アスカ先輩な、タケダしゃんになんか手渡してからおった。タケダしゃんは喜んだ後に、なんだか寂しそーな目でアスカ先輩ば見てたたい。ちなみに、アスカ先輩ん手渡したばいもんな、タケダしゃんん好物げなばいの、怪しげなオーラば発してからいて、中で動いとるようやった。

ウルフしゃんの、お肉ば包んでいるんの見えたとたい。
家族ばってんいるんかいな?

楽しかった会食はちゃとゆう間に終わり、今日泊めてもらうばってんくさ決まったんやけん。

うちとアスカ先輩な、ミユキしゃんんお家に泊めてもらうこつになったけん。
確か、マサフミしゃんん彼氏と聞いていますたい。
いろんなお話ば聞かしぇてもらおうと思いますたい。楽しみばい。
301創る名無しに見る名無し:2009/09/22(火) 19:06:55 ID:TxXCMit+
エビラ味噌・・・美味そうな・・・・と思ってしまった。どうしよう。

スカフェ、だめだよ。カズヤ吹っ飛ばしちゃ・・・つか、話通じてるし。
アダチはまた殴られているのか。
マリは流石に初日は居たか。
だから・・・タケダ爺、なにを渡されたんだ・・・。

泊まり場所予想
   アスカ・ミチコ   :ミユキ宅(ミチコ、「それ」言っちゃだめだから)
   マリ・マミ     :マイ宅  (マサフミ談義に明け暮れて)
   マナ        :婦長宅(是非あの「麻酔」を伝授されてくれ)
   カズヤ・ディノ  :スカフェ宅(カズヤ、ツッコミ入れきれるか)
   シンヤ  :カネダ宅 (そらもう、壮絶なオタク談義が)
   アダチ  :キノシタ宅(三馬鹿リーダー格、苦労話に花が・・)
   ナル   :ケンジ宅(正直、すまん)  

ウルフさんとこはクロサワ居るからだめだしなー。
エルダー宅でみんな大騒ぎ修学旅行状態も魅力だったが(w。
302創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 00:12:58 ID:v5TsBqrz
カズヤ日記

会食後、僕とディノ君はスカーフェイスさんの家にお世話になることになった。
アダチ君が来て「ディノ、あんまりカズヤを困らせんなよ」と言っていたけど、ウルフさんって人が僕たち
に近づいて来て「済まんが、この男の相手をしてやってくれ」と言った。あの・・・お世話になるのは僕た
ちだから、逆じゃ・・・。

スカーフェイスさんの家は一人暮らしの男性としては、とてもきれい片付いていた。「なに、お前さん達
が来るから急いで片付けたんだ」と笑ってた。
そうしているうちにディノ君が「ニホントウ」って武器に目を付けて、「振ってみていいか」なんて言い出し
た。「そいつは先約があってな。あまり癖をつけたくないんだ。まあ、少しくらいならいいぞ」。誰かにあげる
予定なのかな。
僕も持たせて貰ったけど、見た目よりずっと重い。ディノ君はぶんぶん振り回してたけど(「こらこら、危な
いぞ」ってスカーフェイスさんが片手で白羽取りした)、僕には無理・・・。

スカーフェイスさんは「鬼殺し」と「フェイスハガーの干物」を出してくれた。ディノ君は目をキラキラさせた
けど僕は、申し訳ないけど・・・。ちょっと困ってたら、「お前さんはこっちの方が好きかな?」と、地球の
クッキーというお菓子とお茶をわざわざ用意してくれた。

スカーフェイスさんは話し好きな人で、それに、妙にディノ君と話が合うみたいだった。ただ、よく話の内
容が思いがけない方向へ飛ぶんだけど。僕は黙って聞いているだけでも面白かった。
その内、やっぱり話は「あのとき」のことになった。
スカーフェイスさんは僕の方を向いて「お前さんも、クィーン相手に大奮闘だったそうだな」と言った。
「そうだぜ、こいつもう完全にブチ切れちゃっててさぁ」ディノ君、ため口・・・。
「それに女子を庇って殆どの破片を受けたりして。無茶するんだぜ」
「仲間思いは良いが、無茶は感心せんな」
「・・・僕なんかそれくらいしかできないから・・・。弱いし、鈍くさいし、応用が利かないし・・・だから・・
迷惑になるより、盾になるくらいしか・・・」
あれ、なんで僕、こんなこと殆ど初対面に近い人に言ってるんだろ。

スカーフェイスさんは僕の頭にぽん、と手を置いた。
「お前さんは仲間思いの良い子だが、少し思い違いをしているようだな」
「え・・・?」
僕が良く飲み込めないで居ると、
「お前が無茶をすれば、仲間はお前を守るために同じく無茶をする。仲間を思う故にキレて冷静さを
失えば、それだけ仲間を危険にさらすことにもなる」
「で、でも」
「お前が仲間を大事に思っているように、仲間もまたお前を大事に思っていると言うことは、忘れてはい
かん」
みんなも・・・僕のことを・・・。僕なんて、体が弱くて・・・力もスピードもなくて・・・。

「そうだぞー!カズヤだって俺たちの大事な仲間だぞー!4馬鹿四天王だ−!」
デ、ディノ君!?って、4が被ってるし。
「あ、いつの間にかこんなに呑んでやがる」
スカーフェイスさんが瓶を見て苦笑している。
「クラン帰ったら、お前と、アダチと、シンヤと、俺とで修行行くぞ−!そんで、4人で成人儀式突破だぁ!」
そう叫ぶように言った後、ディノ君はこてんと寝てしまった。
スカーフェイスさんが、くっくっと笑っている。僕もつられて笑ってしまった。
「良い友を持ったな」
「はい」

翌朝。
ディノ君は二日酔いに悩まされ、スカーフェイスさんはタカハシさんに「訓練生に何呑ませてるんですか!!!」
と叱られていた。
303創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 01:33:48 ID:XgABd4zm
>>302
おぉー!自分以外で、初の田舎プレかいてくれる人が!!
感動と共に、カズヤがんばれー!と思ったww
兄さん、日本刀は、クロサワですね・・wwwww

アスカ日記

やばい。どうしよう・・・。食べ過ぎちゃった。
そういえば、タケダさんにお土産を渡したらすごく喜んでもらえたよ!
お祖母ちゃんが好物って言えばわかるって言ってたから、
「何がはいってるんですか?」と聞くと「秘密じゃよ♪」と言われた。うーん、気になるなぁ・・。

その後、私とミチコちゃんはミユキさんの家にお世話になることになりました!
マサフミさんの彼氏って言われる人だから、変な人を想像してたけど、すっごく優しくて美人な人だった!
(実は、マサフミさんも本当は噂どおり普通なのかな・・。それとも、彼氏じゃないのかな?聞いてみようかな?)なんて考えてると、先にミチコちゃんが・・
「ミユキしゃんはマサフミしゃんん彼氏なしけんしゅよねー。」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「いいえ、違うわよ♪」

(あれ?なに今の間(汗)ミチコちゃんの言葉がわからなかっただけ!?それに、ミユキさんに鬼の形相を見たような・・・)

すると、家の隅に新聞を発見、見出しには大きくこうあった・・・・・。


-------------------------------マサフミ氏、河原で発見-------------------------------
 先日のハッキング放送は、行方を眩ました新米の仕業と判明した。
何故流したのかは不明だが、この放送で使われた曲が大問題となった。
あのマサフミ氏の曲だったのだが、歌詞の内容が、一般に出回っているものと大きく違っており、
なんと、マサフミ氏の先輩への誹謗中傷・同僚に対するセクハラ発言など、とんでもない内容だったのだ。
その直後、マサフミ氏の邸宅は何者かによって破壊、マサフミ氏本人は行方不明となっていた。
しかし、近所の住人から「変なにおいがする」との通報があり、捜索したところ、河原にダンボールの中でマサフミ氏発見を発見。
マサフミ氏は何者かによって、少なくとも邸宅破壊時と発見直前の2回は激しい暴行を受けたようであった。
その後、マサフミ氏は住民への精神的ダメージを与えたとして、処罰されることが決まった。
処罰内容は不明だが、明日には発表、実行されるようだ。それまで、マサフミ氏は拘束される。
これによって、来月から放送予定の「ふたりはマサフミ」が急遽変更。
期待の新作ソフト「マサフミクエスト」も発売延期となった。
なお、マサフミ氏の邸宅破壊や暴行を加えた犯人は、容疑者が多すぎるため依然不明である。



304創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 02:09:35 ID:XgABd4zm
アスカの日記

(・・・・・・・・・・・・ちょ、ちょっ・・・)
「やぁマサフミしゃんばなしてご主人しゃまっち・・」
「ちょっとまってぇーーー!!!じゃあ!じゃあ!彼氏はいるんですか!!?」
(馬鹿!違う!違う!彼氏ネタとかじゃない方向にしないと!!!)

「いるわよ♪」(へ・・・?)

別に、彼氏がいたことに驚いたわけではないけど、意外とこの話題で盛り上がることができちゃった。

※ちなみに、ミチコちゃんには「人には聞かれたくないことがあるのよ」ってマサフミさん関連は話に出さないようにしておきました。

ミユキさんに彼氏さんの写真を見せてもらうと、助けに来てくれた時にいた人だったから、びっくり!
その後は、彼氏さんとの馴れ初めを聞いたり、逆に私たちのことを聞かれたりって感じ・・。
まぁ無論、私たちには何の話題もないのだけども・・・。
でも、ミチコちゃんがヨシオ君をただのお友達と思っているのには、意外だったなぁ。

それにしても、ミユキさんの話を聞いてると、楽しそうですごく羨ましかった。
私も、早くあんな恋愛したいけど・・・、いろんな意味で、前途多難な気がしてしょうがないよ(泣

それにしても、どうしようかなぁ。
マサフミ教団の人たちに本当のこと言っても、「異教徒だー!妨害工作だー」とか言われて危ない気がするし、
ミチコちゃんは、マサフミさんグッズをクランに持ち込んだ張本人だから、責任感じちゃいそうだな。
また、マナとかに相談してみようっと。

翌日、マサフミさんと旅立つマリちゃんを見て、なんとなく、いろいろ理解(汗
あと、タケダのお爺ちゃんのお肌がすごく艶々だった!
305創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 03:34:03 ID:jPvlX1ob
カズヤを見てると、なんだか以前のワタナベを思い出すな。
これから逞しくなっていって欲しい。

爺さんwwwwww何を貰ったんでwwwwwすwwwwwかwwwwwwwww
306創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 10:26:56 ID:v5TsBqrz
>>303
勝手にキャラ借り失礼。
カズヤはちっと贔屓したいキャラなモンで、つい。

アスカ、食べ過ぎを気にする辺り女の子だな、やっぱり。
教団の連中には、黙して語らずを通しとけ(w。

タケダの爺さんは、マサフミ・スカフェを上回る悪食と見た。

さて、他では何が起きただろうか・・・。
307牙折れ日記:2009/09/23(水) 10:46:24 ID:jPvlX1ob
L月‐日

 今日、やっと夏休みの宿題が片付いた。
 勉強は大きらいなおれだけど、えものてんに行きたいからがんばったんだい。
 ふだんはめったにほめてくれない師匠も、「よくがんばったな」ってほめてくれた。
 おれだってやればできるんだい!
 
 ただ今日はもう遅いんで、えものてんに行くのは明日にしようってことになった。
 ところがその後、師匠がなにやら一人で出かけようとしてる。でも狩りに行くのとは
ちょっと様相がちがうし、だいいちこんな夜ふけだ。ふしぎに思って「どこへ行くの?」ってきいたら、
「ちょいと酒場で飲んでくる」だって。

 月刊マサフミでよく特集されてたけど、酒場ってのはきれいな姉ちゃんがいっぱいいて、飲み物をついで
くれたり、話し相手になってくれたりするところだ。歌やおどりのショーをやるところもあるらしい。
 おもしろそうなんで、「おれも行きたいよう!」ってついていこうとしたけど、「子供の行くところじゃ
ねえっ」って怒られちゃった。200才未満は入店禁止なんだってさ。
 おれはあと140年待ちだい・・・おとなのせかいはまだまだ先ってわけだ。

 でもかわりに、明日えものてんのあとで『おんせん』ってやつに連れてってくれるんだって。
 師匠によると、『おんせん』てのは、お湯がわいてくる泉のことらしい。その湯にはけがや病気を治す
効果があって、師匠も狩りのあと時々入ってるそうだ。
 おれは今けがも病気もしてないけど、「『おんせん』につかると気持ちがいいから、元気なときでも
行ってソンはないぞ」とのことだ。
  
 そうだ、『おんせん』で水泳の練習もすりゃー、気持ちよくなった上に泳ぎも上手くなって一石二鳥
ってやつだい。おれって、さえてるなあ。
 というわけで、明日はこないだ師匠に教わったばかりの、オオタ泳法をやってみようと思う。
308創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 14:36:33 ID:7kORZD9F
口癖が「うえうえww」
部屋を片付けられない
協調性が消滅する
金儲けに走る
牛肉と飴を密輸入
CDと本を自費出版したくなる
体臭がとんでもなくキツくなる

M細胞の実用化に伴う副作用はこんな感じか……
最後が一番ネックだなww
309創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 16:04:36 ID:52ovrqAD
お湯からあがったらみんな頭ぷるぷる振るんだろうな・・・
310そのときのみんな:2009/09/23(水) 16:30:48 ID:UzeuQewI
〜マイ宅にて

マイ「ほら!月刊マサフミから、写真集まで全部揃ってるよ!」
マリ「うわーwwwししょーwwいっぱい、ちょー感動!wwうぇうぇwww」
マミ「マ、マサフミさんが、こんなに・・・・ハァハァ」

マミ「そういえば、マイさんはマサフミさんの愛人なんですよね?」
マイ「あー、あのCDね。残念ながら、まだ違うのよ(泣。でも私を思っていてくれたのは嬉しかったわ。ポッ」

マイ「そういえば、マリちゃんは明日、2人で出かけるのよね。羨ましいな〜。」
マリ「そーそーwww大丈夫wwwししょーは所詮ししょーだから、横取りしないってwww
それに、隠し撮りいっぱいしてあげるからwwwうぇうぇwww」
マミ「マ、マサフミさんの隠し撮り・・・。ハァハァ」

3人はまだ知らない。お互いの関係を・・・・・

〜カネダ宅にて

シンヤ「うぉぉぉぉ!こ、これは伝説の火縄式ショルダーキャノン!!」
カネダ「この価値がわかるなんて!シンヤ君は最高だよ!!」
シンヤ「すごいす!この部屋は黄金の輝きで満ちているす!!」
カネダ「そういえば、さっき武器いじりが得意って聞いたけど・・・」
シンヤ「そうす!このスピアは特殊液体金属でできていて、放てば敵の心臓に必ずあたるす!」
カネダ「それはすごい!」     シンヤ「地球のアニメを参考にしたす!」
カネダ「この2人が揃えばなんでもできそうな気がするよ!」
シンヤ「・・・・・・・・・なら、どうすか?今から・・・・」
カネダ「え?・・・・・・・・・・・・お主も悪ですのぅ。」
シンヤ「いやいや、貴方様ほどでは・・・・」
カネダ「ふふふふふふふふふふ」  シンヤ「ぐへへへへへへへ」
311そのときのみんな:2009/09/23(水) 17:08:28 ID:UzeuQewI
〜キノシタ宅にて

アダチ「・・・・とこんな感じなんですよ。」
キノシタ「ふーむ。そっちは、やらかす方なのか。」
アダチ「そちらは違うんですか?」
キノシタ「こっちは、やられる方だな(苦笑。しかし、馬鹿で1括りにするんて酷いよなー。」
アダチ「ですよねー。てか、キノシタさんも苦労してるんですね・・・。」
キノシタ「君も大変なんだなー。」
アダチ「この瞬間も、何かとんでもないことしてるんじゃないかって心配ですよ」
キノシタ「俺も、とんでもないことに巻き込まれてる気がしてならない・・。」
アダチ&キノシタ「はぁ・・・」

キノシタ「そういえば、田舎っぺクランって本当のクラン名なのか?」
アダチ「いや、うちのクランは随分前にエルダーが急に隠居して、まだ、後釜が決まっていないんです。
校長が代わりを務めてますが、エルダークラスではないので。」
キノシタ「へー、そんなところもあるんだなぁ。」


〜エルダー宅にて

タカハシ「13条、ペットの持込の禁止っと、規則はこんな具合かな。」
マナ「ですね。他も完了いたしましたし、ひとまず、大丈夫そうですね。」
タカハシ「爺さん、できたぞ。マサフミはツインテール50匹の生け捕りに処すのでいいな。」
爺さん「おお、こんな夜中までご苦労さん。マサフミの件もそれでいいぞ。
一息入れたら、タカハシが婦長の家に案内してくれるから、今日はゆっくり休みなさい。
ジャックも荷物運びご苦労さん。」
ジャック「このくらい大丈夫っスけど、こんなに鍋やら、スピアやら、どうするんッスか?」
マナ「それに、アスのお土産の品が、前にも増して、動いているんですけど・・・」
爺さん「秘密じゃよ♪わしは、もう休むよ。よいか、何があっても決して部屋を開けるでないぞ・・。」
3人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

マナ「なんでしょう?いったい・・・。」
タカハシ「開けるなとか言われたら、よけい気になるよな・・・」
ジャック「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

部屋の中から(ギュオォ!ジャキン!チーン!バッシャァ!ニョロン!ブシャアー!ボンッ!ベリッ!ツルンッ!)

タカハシ「・・・・・・・・・・・早く、帰るか・・・。」 
マナ「・・・・えぇ。」
ジャック「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

翌朝、青ざめたジャックが発見され、病院に担ぎ込まれたのは言うまでもない。
ジャック「首が・・・首が・・・・ニョロっと、目玉がズバーン・・・ガタガタ」

また、二日酔いのディノが、マナの何時になくキレがある一撃を食らって、同じく病院に担ぎ込まれ、ジャックと仲良くなった。
マナ「まだ、少しタイミングがずれているようですね・・・。」

そして、普段5日に1匹とれるかのツインテールが、1000年に1度の大量発生しているのは、誰も知らない。
312創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 19:19:59 ID:v5TsBqrz
>>310-311
マイ・マリ・マミ・・・・まさか!?

なんだよ、火縄式ショルダーキャノンってwwwww
どう使うんだよwwwww
しかし、意外とアブナイ取り合わせだったな<カネダとシンヤ

キノシタ、アダチ、その予感は当たってるぞ。

・・・ジャック・・・何を見た・・・・。

なにげにタケダクランの三馬鹿と田舎クラン三馬鹿が交流してる(w

>>1000年に1度の大量発生
えー・・・展示会中のマサフミ帰還フラグが・・・・・
313創る名無しに見る名無し:2009/09/23(水) 20:10:22 ID:52ovrqAD
ツインテールはエビの様な味でうまいらしい・・・
314お祭り騒ぎの裏での呟き:2009/09/24(木) 00:23:48 ID:6wSitXku
 展示会にさほど興味はなかったが、この手のことが大好きな男が行こうと言い出さない
のが不思議だった。
 奴自身は「俺は出し物の方に興味あるから」などと言っていたが。
 展示会出展品のリストを見て、苦々しい思いと共に本当の理由が納得出来た。

 あのクランも随分と堕ちたものだ。
 クランの力を誇るために、自ら極刑に処した男のトロフィーを使わねばならぬとはな。
 いかにエルダー候補とまで言われたとはいえ、本来あり得ぬ、血族へ至るまでの異例と
も言える厳しい刑罰が下された真の理由、誰にも気がつかれぬと思っているか。

 挙げ句に自分たちの手には負えず、流刑地からあの男を引きずり出して「刑期を終え
た者に贖いの機会を」などと言いつくろって片を付けさせておきながら、名誉を回復させる
こともしなかった。
 表面こそかろうじて過去の栄光で糊塗しているようだが、内情はガタガタなのであろう。
少し調べれば、色々と襤褸が出てくるに違いあるまい。
 そうまでせずとも、出展されているトロフィーの出自を明かせば、虎視眈々とあのクラン
の縄張りを狙っている連中はすぐピンと来る。

 さぞ、面白いことになるだろう。

 ・・・だが、それは奴も望みはしない。むしろ、かつて居たと言う理由だけで、あのクランの
ために命を張りかねない。
 馬鹿馬鹿しいことだ。
 私はリストをシュレッダーへ放り込んだ。

 不快な思いを押し殺しながら、椅子へ深くかけていると、当の本人の声がした。
「おーい。温泉行こうぜ、温泉。後さ、爺殿に頼んだら、時間外にクロサワも連れて行けそ
うだぞ」
 ・・・・やれやれ。
315小ネタ:2009/09/24(木) 00:38:57 ID:yYPj/xQO



サカザキ(仮)「俺が剪定班長のサカザキ(仮)だ!」
アダチ(このおっさんはあの時の!?)

凄まじい勢いで剪定していくサカザキ(仮)

アダチ「なっ!早い!剪定係りなんかに負けるか!!」
サカザキ(仮)「ほう。中々やるな、小僧!だが、これについてこれるか!?」
アダチ「!!!スピードがあがっただと!?くそ!!」

アダチ「このままでは、勝てない!剪定に使うのは不本意だが、、、奥義!!」
サカザキ(仮)「むっ!あの技は!?ふむ、しょうがない俺の本気を見せてやろう!!」
アダチ「なにぃ!?まだ先があるというのかぁ!!!」
サカザキ(仮)&アダチ「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

その他の係「俺たちいらなくねー?」
316創る名無しに見る名無し:2009/09/24(木) 20:01:15 ID:KQtg0ZgX
>>314
口じゃ冷たい事言ってても、いざとなったら
スカフェを助けてやるんだろ?ウルフ。

>>315
こりゃークラン中が綺麗になるに違いない。
二人とも、勢いあまってタケ爺の盆栽とかまで刈るなよ。
317創る名無しに見る名無し:2009/09/24(木) 21:50:05 ID:6wSitXku
タケダの爺様が丹精した大輪の菊の花を・・・・。
「まあ・・・間違いだからのぅ・・・しょうがないのぅ」
と微笑を浮かべて言いつつ、その背からは凄まじいまでのおどろ線が・・・・。
318創る名無しに見る名無し:2009/09/24(木) 23:51:46 ID:uaXKbJpF
激務の合間にタカハシが丹精したバラは丸坊主なのに
すぐ横に置いてあった爺の菊は無傷だったりして・・・


「こいつらなら自分の身を守るくらい造作ないわ・・・」
319創る名無しに見る名無し:2009/09/25(金) 00:23:27 ID:nfEpEBU2
>>318
それ、絶対菊じゃない・・・・
320創る名無しに見る名無し:2009/09/25(金) 18:43:56 ID:nfEpEBU2
そして、今頃気がついた。
ケンジとナルのエピだけ無いwwwwwww
ここまで影が薄かったか・・・・。
321創る名無しに見る名無し:2009/09/25(金) 20:34:01 ID:vrDbNx4U
初代日記からのメンバーなのに存在感薄いよね・・・>ケンジ

ケンジ「いいさ・・・目立たないほうがハンターとしては有利なんだ・・・」
マサフミ「おっと、そこにいたんすかwwww
     迷彩使わず姿消せるなんてすごいっすねwwwwwwwwwwww」
322ウルフ日記:2009/09/25(金) 21:19:22 ID:XYLTyA5a
【月○日

 タケダの爺さんが「地球人、特にクロサワの種族は入浴が好きだそうじゃな。良ければ時間
外に温泉に入れてやっても良いぞ」と言ってくれた。

 それ自体は有り難いが、難問があった。
 以前にもあったのだが、クロサワは私との入浴を嫌がる。要するに恥ずかしいらしい。
 地球人の幼体がなにを生意気なことを言うものかとは思うが、マサフミにのぼせ上がってい
たり、自称弟子などと言ったり、何やら男を見てハァハァ言っているような、恥じらいも慎みも欠
片すらないような連中に比べれば上出来と言えよう。
 しかし、いくらクロサワの勘が優れているとは言っても、慣れぬ場所に一人で置くのは不安が
ある。第一、湯船の深さなどは我々の種族に合わせているのだから、地球人の幼体であるク
ロサワには深すぎる。

 どうしたものかと考えていると、スカーフェイスが奇妙なものを持ってきた。
 布を筒状にし一方にゴムを通したもので、「ユアミギ」というらしい。地球では女性が混浴を
する場合に着用するものだそうだ。
 「これならウルフといっしょでも恥ずかしくはないだろ?」「ウン!アリガトウ、オ兄サン!」と、
二人ではしゃいでいる。
 どこでそう言う知識を得てくるのか不思議でならないが、時たま役には立つ。

 しかし、クロサワにこれだけ気を遣ってやりながら、貴様自身はああいう場とは言え、タオルも巻
かないというのはどうかと思うが・・・。
323ナルの日記:2009/09/25(金) 21:26:23 ID:THJ6rs9L
はろぅ。今日もいい天気だよ。
昨日はタケダクランの一人の家にとまらせってもらったよ。
しかし、まぁ、あれが家といえるのかねぇ。
まるで、召使の飼っている犬小屋みたいな場所だったよ。
リストブレードで足の踏み場もないくらいだしね。

それにしても、タケダクランの人々は寝るのが早いんだなー。
僕の自己紹介をしてたら、家主のやつすぐに寝ちゃったよ。

そうそう。僕は展覧会でナビゲートの手伝いをすることになったよ。
今日も近くのクランの女の子たちのエスコートさ。
しかし、僕に案内係をさせるなんて、罪な連中だよ。

だって、僕が案内すると、みんな僕に夢中で、展示物を見ようとしないじゃないか。

「すいませーん!」

おぉ。麗しき女性たちがきたよ。
それでは、アデュー
324マナの日記:2009/09/25(金) 21:55:22 ID:THJ6rs9L
昨日は、病院の婦長さんのお宅にお邪魔になりました。
婦長さんたら、とても気さくな方で、面白いお話をいっぱい聞かせていただきました♪
最後には、婦長さん直伝の技も教えていただきました。

さて、今日は朝から大忙しです。
タカハシさん、ミチコちゃんと残った事務仕事を片つけたり
ディノさんを病院送りにしたり
入場手続きが大変だったり
刈りすぎたアダチさんを病院送りにしたり
ついでに、サカザキ(仮)さんも病院送りにしたり
迷子になった子供たちの親御さんを探したり
お土産屋や、酒場の仕事を手伝ったり
「ルイーダさんがいないす!」と酒場で暴れていましたシンヤさんを病院送りにしたり
いろいろとありました。

そういえば、ナルさんが落ち込んでいらっしゃいましたね。
「女の子に地方ではマサフミさんに最も近い男って言ったら逃げられた!」と仰ってました。
まぁ、明日になればすべて忘れて元気になっているでしょう。何も知らないとは恐いものですね♪


そういえば、まだまだ先ですが、閉会式の内容が決まっていません・・。
タカハシさん曰く「このクランの代表的人物に演舞してもらいたいのだがなー。」

そんなことを考えながら、閉館後にアスとカズヤさんと歩いていると、「あら?」

温泉の中から・・・・可愛らしい。
これは・・・地球人の幼体?ですか?それとも、時々いる可愛らしい皮をかぶった危険生物でしょうか?

なんで、こんなところに、展示物の動物が脱走したのでしょうか???

とりあえず、3人で捕獲してみることにしました。
325創る名無しに見る名無し:2009/09/25(金) 22:00:17 ID:vrDbNx4U
ちょwwwwwナル、世話になっておきながら何という言い草だwwwwwww
そして日記にはケンジの「ケ」の字も書かれていない・・・。

>>322 温泉にて

ウルフ「だからタオルくらい巻けと言ってるだろう」
スカフェ「まあ堅いこといいなさんな。他に誰もいないんだし」
ウルフ「そういう問題ではない!」
クロサワ「(何カガ頭ノ上デ揺レテル・・・)」

・・・下ネタすまん。
326創る名無しに見る名無し:2009/09/25(金) 22:17:58 ID:XYLTyA5a
つか、ケンジもダメだろwwwwいや、なんか相手したくなかったのかも知れんがwwww

結局、田舎三馬鹿全員病院送りか・・・。マナ、ちとやり過ぎちゃうか。
てか、クロサワ捕獲したらだめだーーー!!

・・・・・・クロサワの悲鳴を聞いて、ウルフとスカフェが飛び出してきたら・・・・。カズヤはとも
かく、後の二人は・・・。
327カズヤの日記:2009/09/25(金) 23:30:46 ID:THJ6rs9L


今日は朝から搬入作業や、お客さんへの対応で大変だった。
仕事が終わって、アスカちゃんとマナちゃんとご飯を食べた後、事務室にマナちゃんの忘れ物をとりに行くと、
なんと、温泉の付近に、地球人の子供がいたんだ!
とりあえず捕獲してみることになったんだけど、捕まえた瞬間に
「オオカミサン!タスケテ!」って叫んで暴れだした。
すると、中からウルフさんと真っ裸のスカーフェイスさんが飛び出して・・・・
ちょっといろいろ大変だった。
そしたら、タカハシさんがやってきて、とりあえず事務室で話すことに。

それにしても、マナちゃんの一撃に耐えるなんてスカーフェイスさんはやっぱりすごいや!

地球人の子供はクロサワって名前で、ウルフさんが飼っているそうだ。
あの恐いイメージのウルフさんが・・・って3人共びっくりしたよ!

ウルフさんが「すまなかったな、もう連れてこない」と言って、クロサワのことは内緒ということになったんだ。
ウルフさんの言葉を聞いて、クロサワはすごく残念そうだった。

すると、マナちゃんがとんでもないことを言い出した。
マナ「ウルフさん。13条でペットの持ち込みは禁止だというのは知っていました?」
ウルフ「あぁ。だが、爺さんの許可は得ている」
マナ「あら、規則ではやむ得ない事情があるときは、事務室の許可がいるんですよ。タケダさんではなく。」
ウルフ「・・・・何が言いたい?」

うわぁ。ウルフさんの顔が怒ってる・・・。思わずタカハシさんが止めようとすると、マナちゃんが遮って、

マナ「ペット、それに類する生物の持ち込み禁止は、生物テロを防ぐために設けられたものです。
その禁を犯したということは、立派な罪ですので、処分を受けてもらいます。」
ウルフ「・・・・・・・・馬鹿馬鹿しい。どうしろと?」
マナ「罰として、明日から展覧会の手伝いと閉会式の演舞をしてください。」
ウルフ「・・・・・・・・断る」(うわぁ。目が恐いよ。)
マナ「・・・あら、ウルフさんがそんな潔くない方なんて思いませんでした。知っていますか?
あなたがbad blood予備軍と呼んでいるマサフミさんでも、これまで一つ残らず、ちゃんと罰を受けています。
マサフミさん”でも”です。」
ウルフ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」(うわぁぁ。今にも爆発しそうだ。)
マナ「あぁ、マサフミさんはこんなウルフさんを見て、なんて仰るのでしょう。
きっと笑って、うわwwwだせwwwこんなこともできなんてwwwwうぇうぇ。なんて・・」
ウルフ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(駄目だ!マナちゃん逃げて!!)
クロサワ「オオカミサン、オサボリハダメダヨ」
ウルフ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかっ・・・た。」
328カズヤの日記:2009/09/25(金) 23:42:11 ID:THJ6rs9L


す、すごい!ウルフさんが納得しちゃった!
最後のクロサワの一言もあったんだろうけど・・・。すごい、すごすぎる!
タカハシさんも思わず口をあんぐり開けちゃってる・・・。

スカーフェイス「いやぁ、肝の据わったお嬢ちゃんだ!大変だなぁ、お前も。クロサワの世話なら俺がするから、しっかりおつとめしてこい!(笑 」
マナ「何を言っているんですか?スカーフェイスさんもですよ。」
スカーフェイス「えぇ!?俺もか!?一緒にクロサワを連れてきたからか!??」
マナ「それも・・ありますけど、強いて言うなら公然わいせつ罪。セクハラです♪」
アスカ「・・・・・・・・・・・コクコク」
スカーフェイス「・・・・・・・・・・・・・・・・はい。申し訳ございませんでした。」
マナ「クロサワなら、事務室の一室でお預かりします。あの部屋なら、私とタカハシさんしか入れないですし、いざとなったら隠す場所もあります。
それに、迷子用の予備のおもちゃやお菓子もありますし、運がよければ、アスレチック広場にも入れることができます。
あと、お風呂も閉館後に入らせます♪クロサワもそれがいいですよね?」
とマナちゃんがクロサワに語りかけると、クロサワは少し悩んだ後に、
「・・・ウン!」と喜んで返事をした。
ウルフさんとスカーフェイスさんが本当に大丈夫か心配していたけど、なんとか納得してもらえたようだった。

マナ「よかったですね!これで閉会式と人手の問題は片付きましたよ♪タカハシさん」
タカハシ「・・・・・・・・・・・・・あ、あぁ」

こうして、クロサワは事務室で預かることになった。本人もすごく喜んでいた。
今日はもう遅いので、帰ることになったが、明日の早朝にまたウルフさんが連れてくる。
僕も自由時間に会いに行こうっと。アスカちゃんは田舎のお菓子を作ってあげるそうだ。

でも、マサフミさんがbad blood予備軍ってどういうことだろう???
329創る名無しに見る名無し:2009/09/25(金) 23:53:07 ID:V+5yh9zq
どっちかっつーとbaka bloodだなw
330創る名無しに見る名無し:2009/09/25(金) 23:53:49 ID:XYLTyA5a
Bad Bloodからすら拒否されるマサフミ・・・・。
331その夜の会話:2009/09/26(土) 00:25:32 ID:bgjom92+
「すまんな、ウルフ。俺が言い出さなきゃ」
「別に良い。私も油断した」
「演武の件、なんなら俺がやるが」
「止めておけ。貴様のことを憶えている奴が、居ないとは限らん」
「・・・」
「それに、私たちや道具屋の娘以外と接触するのも、良い刺激だろう。殆ど、外には
出られなかったのだからな。・・・あれだけ喜んでいるクロサワを見るのも、久しぶりだ」
「そうだな・・・」

「さて、俺は帰って早めに寝るわ。あの嬢ちゃん、容赦なくこき使ってくれそうだからな。
逆らったらまた棍棒でぶん殴られる」
「もう見切っているだろう?」
「それも大人げなかろうさ」
「お人好しが」

「・・・オオカミサン」
「まだ起きていたか」
「・・・ゴメンナサイ・・・」
「・・・謝ることはない」
「デモ・・・」
「明日は早い。もう休め」
「ウン・・・」
332タカハシさんの呟き:2009/09/26(土) 02:18:27 ID:bgjom92+
やれやれ・・・どうなることかと思ったが、治まって良かった。
閉会式の懸案もまあ、何とかなったわけだが。
しかし・・・最近の女の子は凄いな。
仮にも命の恩人の二人に、子供を半分盾に労働力提供と嫌がっている演武を
引き受けさせるんだから。
はぁ・・・やるといった以上はウルフさんもやって下さるだろうけど・・・。
ああ、なんかまた髪が細くなってきた気がする・・・。
333創る名無しに見る名無し:2009/09/26(土) 02:30:47 ID:ANlM9BRI
ちょwwタカハシさんの髪の毛がー!!!!
334少女の記憶:2009/09/26(土) 02:31:43 ID:ANlM9BRI

かつて、一人の凄腕のクリーナーがいた。
彼は、早くに妻を亡くし、幼い娘を男一人で育てた。

クリーナーの仕事は証拠隠滅。単独行動を主とし、いつ命を落とすかわからない仕事である。
しかし、もう一つの大きな危険が存在する。
彼らが消す証拠は、彼らの文化や、それに関するものだけではない。
非常に稀だが、救出不可能、または、証拠漏洩の恐れが高い同族を消す処刑人の顔も持つ者もいる。

彼はその稀な一人だった。時には同クランの若者を自ら消したこともある。
そのため、彼は別クランだけでなく、同クランの者からも疎まれ、憎まれていた。
だから、彼は娘を外に出さず、人とも関わろうとしなかった。周りも関わりたくなかった。
娘は家の中でずっと過ごし、外にも出ず、友達もいなかった。
しかし、娘は父親がいれば十分だった。

ある日、男は「仕事が入った。早めに帰る」と出掛けた。
娘は、父親の帰りを待った。しかし、父親は帰ってこなかった。
任務に失敗したのか、恨みを持つ者に殺されたのか、それとも、すべてが嫌になって逃げ出したのか。
娘はずっと待った。しかし、父親は帰らず、長いときだけがたった。

その後に娘を見つけたのは、仕事でそのクランに来ていた田舎クランの夫婦。
夫婦が娘を見つけたのは、本当に、本当に偶然だった。娘は随分やつれていた。
夫婦はそのクランの人々に怒りを覚えるとともに、娘を引き取ることに決めた。

だが、娘は「お父さんが帰ってくるの」と言い張り、家から動こうとしなかった。

夫婦は何とかしようと、娘の父が最後に向かった場所を探すことにした。
335少女の記憶:2009/09/26(土) 02:32:46 ID:ANlM9BRI
しばらくたち、夫婦はついにその所在を突き止めることができた。
父親の遺体は、昔、父親が所属していたクランがすでに見つけていた。
見つけたのは、かつて父親の弟子だった駆け出しのクリーナー。
しかし、クランを出て行った後の所在が不明で、娘のところへ伝わらなかったのだ。
だが、それでも、父が最後に所属していたクランが探せば、わかったはずだった。

残っていたのは、その父親のマスク。夫婦は娘のところへそれを持っていった。
「なんでお父さんのマスクだけが帰ってきたの?」娘は不思議そうに尋ねた。
そして、夫婦はマスクに残された、父親の最後を娘の前で再生した。

そこには、予想外の任務で傷を負い、帰還しようとしたところを同族に襲われた父の姿。
そして、娘への最後のメッセージ。ただ一言「すまなかった」と。

娘は最初わけがわからなかった。何故、父は謝るのか。
ただ、しばらくして、父がすでにいないことだけは理解した。

娘は夫婦に引き取られ、田舎のクランで過ごすことになった。
そこには、今までには考えられない暮らしや・・友達もできた。

それから長い時がたった。
暖かい家庭で大事に育てられ、友人と一緒に遊び、学び、いろんなことをした。
娘は今なら父の最期の言葉の意味を理解できる。
何に対して、「すまなかった」なのか・・。

彼女は今でも父を愛している。しかし、クリーナーは嫌いだ。
本当の意味も知らず憧れるものたち、クリーナーであることに誇りを持つものたちが嫌いだ。
クリーナーが必要な存在であることは理解できる。
だが、父はクリーナーのどこに誇りを感じていたのだろうか?
自分も父のようなクリーナーになれば、理解できるのだろうか??

今日見た2人。
あの2人は自分とは違う。種族も違えば、境遇も違う。
クランの人々と交流もし、幼体も可愛がられている。
でも、いつか自分のようになるのではないかと思わずにはいられなかった。
そう思うと、勝手に彼らを“外”に連れ出そうとしていた・・・。

「わかってるよ。思い出しちゃったんでしょ・・。」
田舎のクランに来たときに、一人で庭にいた自分に、声をかけてくれた少女。
自分にとっての初めての友達。

今、娘はその友達の腕のなかで、ただ泣いていた。
336創る名無しに見る名無し:2009/09/26(土) 07:41:33 ID:yOHSd9EF
事務室で、おもちゃのディスクで二回ヒットさせて遊ぶクロサワ・・・。
337創る名無しに見る名無し:2009/09/26(土) 09:52:12 ID:eqGeXs12
まあ、気持ちはわからなくはないが。
やっちゃいけない、マサフミ以下の地雷踏みだけは、やんなよ・・・。
338創る名無しに見る名無し:2009/09/26(土) 09:53:33 ID:TIYR5DhM
ウルフも大変だなw
裸といえば、プレの全裸ガレキが前あった気がする。
息子さんはなんか収納されてた。


クリーナーの娘…泣け、今は泣くのだ。それが良い
339ナルの日記:2009/09/26(土) 18:49:06 ID:ta4goqod


昨日はなかった日。







さぁ今日は、女の子たちをいっぱいエスコートしようじゃないか!
340創る名無しに見る名無し:2009/09/26(土) 19:59:38 ID:Q6ouvLw3
>>338
AVPの資料本にあったな>>全裸プレ
なんかブラブラする感じでもなかった


>>339
ポジティブだなぁ
341仕事の風景:2009/09/26(土) 20:20:22 ID:bgjom92+
マナ「ウルフさん、接客なのですからもう少し愛想を良くしていただけませんか。皆さん逃げてらっしゃるのですが」
ウルフ「・・・・・・・・・・・笑っている、これでも」
スカフェ「お前が笑った顔って、俺でも怖いからなー」
ウルフ「・・・(無言でどつく)」
マナ「・・・しかたありません。ミチコさんと事務をお願いします」

アスカ「・・・なんか静か・・・」
カズヤ「あ、ウルフさんとミチコちゃん、筆談で仕事してる」
タカハシ「(やっぱり会話が成立しなかったか・・・)」

スカフェ「で、あとの二人はどうした?」
ディノ「マナティの一撃食らっちゃってさぁ。なんかまだ目が回ってるんだって。オレモクラッタケド」
スカフェ「あー・・・あれね。あれは効いたなあ」
ディノ「スーさんも食らったんだ。なんか前よりグレードアップしてるっぽいんだよなぁ」
カズヤ「(でも、「痛たたたた・・・あー!コブが!」で済んじゃったんだよなあ・・・。
                                        ディノクン、「スーサン」ッテ・・・)」
342つかの間の・・・:2009/09/26(土) 21:33:05 ID:ta4goqod



アスカ「クロサワお菓子作ってきたよ!」
クロサワ「アリガトウ!オネエチャン!」
ウルフ「・・・・・その食べ物は、地球人の好みに合うものなのか?」
アスカ「はい、ニンジンっていう地球のものなので大丈夫だと思います。」
ウルフ「なに!?ニン人だと!・・貴様!クロサワに何を与えるつもりだ!」
アスカ「え??????ひょっとしてクロサワはニンジン嫌いなの??」
クロサワ「ウウン。大好キダヨ!人参ノケーキ」
ウルフ「なっ!!!・・・・前々からゲテモノ食いだと思っていたが、ここまでとは。」
ウルフ「お前は見えぬだろうが、このケーキというものは、異常に真っ赤だ・・。
ニン人の血で染まっているに違いない。」
クロサワ「人参ハモトモト真ッ赤ダヨー」
ウルフ「確かに赤い肌の奴らがいるとは聞くが・・。いや、もう何も言わん。
食文化は種族それぞれだからな・・・。」
クロサワ「???????オオカミサンモ食ベル?」
ウルフ「いらん」
ウルフ(しかし、仮にも知的生命体をここまでにするとは、昨日の娘に限らず、田舎の女はとんでもないな。)



スカーフェイス「あーあ、何勘違いしてるんだか・・・。」
アスカ「確かにそうですけど、今は別のことに驚いています・・。」
スカーフェイス「なんだ?」
アスカ「こういう役割はスカーフェイスさんだと思ってばかりいたので・・・。」
スカーフェイス「そうか?俺だって馬鹿じゃないぞ。人参くらい知っている。
あれだろ?抜くときに悲鳴上げて、周囲の奴らを脅かすとか・・。」
アスカ(やっぱり、スカーフェイスさんだー(溜息 )

マナ「あら楽しそう♪スカーフェイスさん、さっきからおしゃべりをしている姿しか見ていないのですが・・・・(満面の笑顔  」
343創る名無しに見る名無し:2009/09/26(土) 22:21:17 ID:bgjom92+
ふと思ったんだが、人手が足りなくなったのって、マナが病院送り続出させたせいか?
344創る名無しに見る名無し:2009/09/27(日) 00:19:25 ID:pa8lQS5n
そーいや、マサフミとマリはどうしてるんかなwwww
345創る名無しに見る名無し:2009/09/27(日) 14:32:36 ID:pa8lQS5n
カズヤ日記 

 今日からウルフさんとスカーフェイスさんが手伝ってくれることになった。
 なんだか、もの凄く申し訳ない気がするんだけど、「家でゴロゴロしているよりはマシだろう」「どうせヒマ」と言ってくれた。
 クロサワは事務室で預かることになってたんだけど、そのせいか、お二人ともちょくちょく様子見に行ってマナちゃんに怒
られていた。
 僕も遊びに行った時、クロサワはおもちゃのディスクで遊んでいて「オニイチャン、見テテ!」って言うから何だろうと思っ
たら、まず的に当て、帰ってくるディスクでもう一つの的に当てていた!
 ・・・そりゃあ、おもちゃだし、的の場所が分かってると言ったって、目が見えない小さい子が・・・。
 クロサワは「オ兄サンガ教エテクレタノ」と言ってたけど、「お兄さん」って誰だろう?

 アダチ君とシンヤ君や庭師さんがまだ病院だったり、マリちゃんがマサフミさんとツインテール狩りに行ったり、ナル君がど
こか行っちゃったりで人手がちょっと足りなかったんだけど、お二人が来てくれたお陰でだいぶはかどった。

 ウルフさんの(自称)笑顔で来客の人たちが、なんか謝りながら逃げていったり、
 クィーンが会場をうろついてる!?って騒ぎがあって、よく見たら外骨格をディノ君がかぶって歩いているだけだったり
(運ぶのに楽だったみたいだ)
 それを見たチョンマゲさんって人がなんだかひどく懐かしそうだったり、
 ミチコちゃんとウルフさんの会話が成立しなくて筆談していたり、 
 スカーフェイスさんがおしゃべりばかりしてるってマナちゃんに怒られたり、
 マミちゃんがなんかやたらとスケッチしていたり、
 スカーフェイスさんが何度も展示品を「躍動感溢れる」置き方をして、その度にマナちゃんに棍棒で殴られたり
(でも、何回か背後からの攻撃を避けたように見えたけど・・・気のせいかな)、
 ウルフさんの意外な一面を見たり、

 色々あったけど、作業は前倒しに進んだ(ちょっと不思議だ)。

 仕事の後、特別に時間外に温泉に入ることが出来た。(クロサワはアスカちゃんとマナちゃんが入れてあげることになった)
 僕はウルフさん・スカーフェイスさんといっしょに入ったんだけど、二人とも歴戦の傷だらけの凄い体で、なんだか気後れして
しまった。
 すると、スカーフェイスさんがいきなり僕の腕をむずっと掴んで、手首や肘・肩の関節を動かした。何事だろうと目を白黒させて
いると、
 「ふむ・・・お前さん、関節の可動域が大きいな」
 え?
 「こういう奴は武道に向いている。杖術なんかが良いかも知れんな」
 杖術については、僕も少し知っていた。古くからある戦闘術で、あまりやる人はいないそうだけど・・・。
 「でも、僕は体力がないし、武道は・・・」
 「武道というのは力任せにやるものじゃない。それと気になったんだが、自分の体力がないからと無理を重ねたりしておらんか?
 それは体を痛めつけて、却って体力を落としていくぞ」
 「・・・」
 「体を作っていく年代だ、逆に体を壊しちゃ何にもならん。段階を踏んで、強くしていくことだ」
 今まで、力がないから殺傷力の高い武器を選んでたけど・・・杖術かぁ・・・。

 すると、それまで黙っていたウルフさんが、
 「闘いに関してだけは、まともなことを言う男だ。信用して良かろう」
 「あら、「だけ」とはひどい仰いようですこと」
 スカーフェイスさんの口調に、僕は思わず吹き出した。



<その頃の女湯>
アスカ 「やーねえ、男ってお風呂でまで殺伐とした話して」
マナ  「ああいう殿方たちは女性をほったらかしにしますから、気をつけるんですよ?クロサワ」」
クロサワ「?」
346創る名無しに見る名無し:2009/09/27(日) 19:23:30 ID:nvf0NeTU
ゲームだとプレデターは往路のみヒットするから
クロサワのディスクの復路も当てる技って
リボルバーオセロットみたいな曲芸技なのかね
347創る名無しに見る名無し:2009/09/27(日) 19:43:41 ID:gZBwrfJN
俺のリロードはレボリューションだ!
348創る名無しに見る名無し:2009/09/27(日) 20:36:54 ID:135ylp7c
>>345
プレって体柔軟だよな。
食肉工場で大股開いてウ○コ座りするマサフミを見るたび、そう思う。
349創る名無しに見る名無し:2009/09/28(月) 07:16:59 ID:E75d6mKy
やっぱウルフとスカフェのコンビは大好きだわw

あのウン○座り結構開いてる上、腰もかなり落としてるしな。
それに比べてケルティックは目茶苦茶固いイメージがあるw
350朝の風景:2009/09/28(月) 11:17:33 ID:nQllNrg4
 荒れ果てた不毛の大地。
 容赦なく照りつけてくる複太陽。
 高温多湿を好む彼の種族には、厳しすぎる環境だった。

 異形の者たちの鳴き声が聞こえる。
 岩陰での一時の休息を破られ、男は僅かな武器を手にする。
 ろくな治療を受けぬ左の目は、傷こそ塞がってはいたが未だ鈍い痛みを伴っている。それは幻痛に近いものではあったが。

 敵が近づいてくる。
 固い外骨格を軋らせる音、耳障りな声を上げながら。

 
 スカーフェイスは目を覚ました。
 一人住まいの室内を、今自分がどこにいるのか把握出来ないかのように見回した。
 この数日、連続して「あの頃」の夢を見る。
 それは、左の目を失い同族達から見捨てられたときであったり、流刑地での死と隣り合わせの日々であったり、再び地球へ
降り立ったときであったりしたが。
(・・・しばらく、見なかったんだがな)
 あの展示会場で獲物たち(ただの亡骸だが)に囲まれているせいだろうか。
 それとも、作業していれば否応なしに己の過去の遺物が目に入ってしまうせいだろうか。

 このクランで過ごしているうちに、この騒がしくも穏やかな日々に慣れきっていたのかも知れない。
 だが、あの流刑地の夢をみると、不安が襲ってくる。
 今、こうしてここで暢気に過ごしているスカーフェイスという存在の方こそ、流刑地の愚かな囚人の微睡みの中の夢に過ぎな
いのではないか。
 目を覚ませば、小さな温かな手の幼子も、仏頂面の古馴染みも、賑やかで先が楽しみな若僧どもも、小生意気な可愛い
小娘どもも、皆ふっ・・・と消えてしまうのではないか。

 「さて・・と」
 夢であるなら、それも良かろう。覚めるまでは楽しめば良い。

 会場へ行くのは気が進みはしないが、あの大騒ぎの中にいれば十分気は紛れる。

 もしかしたら、避けようとはしているが目にしてしまう(あるいは、無意識のうちにそれへ目をやってしまうのかも知れない)ものは、
忘れようとしている彼に、教えに来ているのかも知れない。
 貴様の過去は消えぬ。
 貴様の罪は消えぬ。
 例え、貴様が滅びようと。

 「さっさと行かないと、着いた途端に嬢ちゃんの強襲をくらっちまうな」
 戦場に行くとき以上に気を高めようとしている自分に苦笑しながら、スカーフェイスは呟いた。
351創る名無しに見る名無し:2009/09/28(月) 19:22:00 ID:A5NXn0Vt
うーんなかなか過去を振り払えないな、スカフェ。

そうだ、M細胞をスカフェに注射すりゃ、反省も後悔もしなくなるかもしれん。
いらん副作用も多そうだが。
352創る名無しに見る名無し:2009/09/28(月) 20:06:57 ID:hA9I4zfF
どう考えたって、いらん副作用の「方が」多いwww
つか、スカフェ兄さんの戦闘能力・技術、身体能力+マサフミの生命力・再生能力
ってたら、凄まじい怪物が・・・。

逆に、スカフェ兄さんの細胞をマサフミに注射したらどうなるだろうwwww

しかし、あの「組織」もM細胞実用化は大変だろうな。
もしかしたら、今頃増えすぎて困ってるかも知れん。
353誰かの日記:2009/09/28(月) 22:36:00 ID:p2CYFGlh


組織から再び連絡が届いた。
内容は、例のM細胞についてだ。
M細胞だが、細胞からクローンを作ることに成功したそうだ。
能力はマサフミ本人とも劣らないそうだが、他にもいくつかの特徴が見つかった。

内容は以下のとおりである。


1、「うぇうぇww」など意味不明な言葉を発するようになる。
2、とにかく他人の弱みにつけこむ。
3、自分のことについて日記や本を書いて、誰かに売ろうとする。
4、音声兵器を作って、誰かに売ろうとする。
5、体臭がとてつもなくきつい。
6、地球のビーフとキャンディが好物である。制御剤になる
7、とにかく無茶をする。
8、食事を与えないと凶暴化。共食いなどおこす。
9、クローン同士でけんかする。創造主にけんかを売る
10、性格的問題点を取り払おうとすると、体力や力、再生力が消滅する。
11、後悔や反省という概念がない。

このことから、マサフミは言葉での挑発ときつい体臭で、相手の冷静さを欠かさせ、
さらに、相手の弱みにつけこみ、速やかに抹殺していくタイプだと思われる。
日記や本は自己管理のためだろう。何故売るのかは不明。
音声兵器は思わぬ収穫である。また、それを惜しみなく広めようとする心意気もよし。だが、なぜ金をとるのかは不明。
無茶は我々の兵器には最適である。投入時に、8番の項目状態にしておくことで、さらなる効果が期待される
喧嘩っ早い、命令を聞かない、反省、後悔しないことがネックである。おそらく誰にも媚びず、自身の行動を正当化する非情な男だと考えられる。
しかし、ビーフとキャンディである程度の制御は可能。
これからも、何体か複製し、さらなる研究を進める。
すでに、活用方法は決まっているので、研究が終わり次第、100体ほど複製。BW(仮)まで冷凍保存する。

なるほど、中々研究は順調のようだ。

ちなみに、スカウトの件はあまり順調ではない。いい素材が見当たらないのだ。
一度、宇宙海賊をやっている亜種の男を見かけたのだが、すでに別の組織に雇われているようだった。
まぁ残り6日もある。今日も温泉につかって、酒場で楽しむとしよう。
354創る名無しに見る名無し:2009/09/28(月) 22:38:16 ID:G07/RsSK
ブーバかwwww
355創る名無しに見る名無し:2009/09/28(月) 22:54:12 ID:hA9I4zfF
>>353
なんか色々と「そんな良いもんじゃねぇ」と突っ込みたい。

ブーバ様も来場されてるのか。
もっと色んな種族が来てそうだな。
亜種と言えばジャックがそうだった記憶が・・・。

ところで、さりげにさぼってないか、お前wwwww
356〜真実〜カネダよ永遠に:2009/09/28(月) 23:29:39 ID:p2CYFGlh


ディノ「お!もう大丈夫なのか??」
アダチ「あぁ、もう万全だ。まったく問題ない。」
ディノ「そうか!でも、マナっちもとんでもないことをするよなぁー。お前とシンちゃんがいないから、仕事大変だったよ。」
アダチ「それはすまなかったな。でも、あいつはちゃんと考えて殴ってるよ。」
ディノ「そうなのか?」
アダチ「あぁ。その証拠に、あいつが無理に休ませてくれたおかげで、しっかり傷を癒せた。」
ディノ「へー。つまり、刈りすぎに怒ったんじゃなくて、傷も癒えてないのに無茶したから、無理に休ませたのか?
でも、シンヤと坂田さんは?」
アダチ「誰だよ、坂田って・・・。あの人は、とっくに目が覚めている。
ただ、タカハシさんの花を刈ってしまったことで庭師のプライドがズタズタになって寝込んでるだけだ。
シンヤは・・・・聞いていないか?」
ディノ「なにが?酒飲んで暴れてたんだろ??そこをやられたとしか・・・」
アダチ「多分、マナは朝まで眠らせるつもりだったんだろうさ。でも、今朝とんでもないことが発覚してなー。
あいつ、夜中にカネダさんと武器の違法改造をしていたんだ。
シンヤが病院に運ばれたから、その日はカネダさんが一人で作業してなぁ・・。
その結果、失敗。奇跡的に生きてはいたけど、部屋ごと吹っ飛んだそうだ。」
ディノ「あー、昨日大きな音がしたような。してないような。」
アダチ「皆もそんな感じで無視して、結局発見されたのは今朝だ。
崩壊した家の横で、パンチパーマのカネダさんが倒れていたらしい。」
ディノ「じゃあ、シンヤは、武器改造が発覚して・・・狸寝入りってわけか?」
アダチ「まぁそんなところだ。もうバレたから、明日からは復帰するよ。カネダさんはわからんが・・・。
キノシタさん曰く「せめてあいつの武器コレクションが地下金庫で無事だったのが救い」だそうだが・・・」
ディノ「ふーん。でも、スー兄さんは何度も食らってるぞ。つか、わざとだけど・・。」
アダチ「それは・・・昨日病院で、婦長がマナに「スカーフェイスさんは耐久力もあるし、わざと食らってくれるから、練習台にはもってこいの人物よ♪」って言うのを聞いた。」
ディノ「・・・・・・・・なんだ?その婦長・・・・。しかし、マナっちのこと思ってあげてるんだなー、お前はww」
アダチ「別にそんなんじゃない。あいつは、本音を言わないから誤解されやすいんだ。」
ディノ「ふーんwwww」

アダチ「・・・・・・からかってるのか?」
ディノ「おいおい、いきなり鎌突きつけるなって・・。やるなら、訓練室が開いてたぜ。」
アダチ「そうか・・。ちょうど、体を動かしたいところだったんだ。
今日は調子がいいから、あっさりお前を殺してしまうかもしれんぞ」
ディノ「いいぜ。やってみろよ。」
357創る名無しに見る名無し:2009/09/29(火) 07:38:05 ID:GQxYNj/f
カネダ、せっかく髪、戻ったのにな(今回は自業自得だが)。

スー兄さんてwww
それより、訓練室でそのスー兄さんに見つかったら、お前らはカズヤと違って
体力あるから速攻で「地獄の稽古」が・・・・。
358創る名無しに見る名無し:2009/09/29(火) 15:23:23 ID:ly/EaX6P
そろそろマサフミ帰還かなwww
359キャラ借り御免:2009/09/29(火) 18:46:22 ID:GQxYNj/f
アスカ日記

 昨晩、爆発音があったので何事かと思ったんだけど、特に大騒ぎにもならなくて不思議に思って
いると、「まあ、珍しくないんでな」とタカハシさんが仰っていた。珍しくないって・・・。
 朝方、キノシタさんって方が「今日は子供連れが多いようだから、迷子センターは大忙しになる
だろうな」って言ったのだけど、本当にその通りになっちゃった。次から次へと迷子が連れて来ら
れて、迷子センターというよりは託児所。みんなその子たちの世話で大変!
 ちょっと不思議なのは、見た目は結構おっかないスカーフェイスさんがすごく子供たちに懐かれ
ること。迷子センターから出ようとすると必ず足にしがみついちゃう子がいて、結局ずっと居るこ
とになっちゃった。本人もなんか楽しそうだったけど。
 ちなみにウルフさんは迷子を捕獲、じゃなくて、保護しようとしてダッシュで逃げられたそう。
気のせいかな、少し落ち込んでたような・・・。

 一段落ついた頃、カズヤ君が、ディノ君とアダチ君が訓練室で大喧嘩を始めてるって駆け込んで
きた。
 行ってみると、喧嘩どころか二人とも本物の武器振り回してるし!
 カズヤ君が一所懸命声をかけても全然聞かないし、クランの訓練生の中でも抜群の戦闘力な二人
の闘いに流石のマナも手を出しかねていたら、不意に二つの影が飛び出して来た。
 あ、と思う間もなく、ディノ君はスカーフェイスさんに、アダチ君はウルフさんに捕まっていた。

「全く・・・仕事もせんで何をやっている、貴様ら」
 ウルフさんが叱りつけた。ちょっぴり八つ当たりも入ってた気もする。
「まあまあ、暴れたいお年頃ってやつだ。後は俺に任せる気はないか?」
 と、スカーフェイスさんが言い、ウルフさんは一瞬怪訝そうな顔をした後、にやりと笑い(怖い!)、
「そうだな、貴様に任せることにするか」
 と、アダチ君を引き渡した。
「さぁって、お前たち、だいぶ体力を持てあましているようだな?少々俺が稽古を付けてやろう」
 そう言って、スカーフェイスさんはにっこり笑った。
360キャラ借り御免:2009/09/29(火) 18:48:07 ID:GQxYNj/f
アスカ日記  その2

 ウルフさんがそのまま戻ろうとするので、マナが追いかけてって不満そうに、
「申し訳ありませんが、稽古だなんてあの二人には罰になりませんわ。スカーフェイスさんはお優
しすぎますし」
 と言うと、ウルフさんは
「そう思うなら、しばらくここで聞いていることだな」
 そう言った瞬間、訓練室の方から、

「なんだその姿勢は!!筋力を無駄に使うな!!」ゴキ!「ひえええ!」
「腕を振った後のスキが大きい!脇腹をえぐられたいのか!」バシ!「うわああ!!スーさん、勘
弁!!!」

 怒声と、凄まじい音と、悲鳴に思わずマナと顔を見合わせていると、
「奴は昔から、稽古となると人が変わる。頃合いを見て止めてやれ」
って、ウルフさんは行っちゃった・・・。

「それで俺のスキを突いたつもりか!」ブン!「うげ!」
ガシ!「突っ込みすぎだ!仕留め損ねた瞬間、捕まるぞ!」「ちょ・・・ギブ!ギブ!」

「ねえ・・・罰どころじゃ、ないんじゃ・・・」
 マナもちょっと青ざめている。
 だっていつもとぼけたおじさんなスカーフェイスさんが、まさに鬼教官という顔で二人を厳しく
指導して、隙を見た二人が飛びかかってもブン!って放り投げちゃうし・・・。
 頃合いを見て止めろったって、どうすればいいのよー!

 2時間くらいして、カズヤ君が「ウルフさんに止め方を教えてもらってきた」と走ってきた。
 カズヤ君が訓練室の放送機で「スカーフェイスさん、迷子センターで子供たちが泣いてしまって
僕らじゃどうしようもありません。すぐ来てください!」って言ったら、「ふむ・・・仕方ないな
。ここまでにしよう」て、ぴたっと音が止まって訓練室から、肩にタオルをかけたスカーフェイス
さんが出てきた。
「お、嬢ちゃんたち、居たのか。ちょうど良い、小僧どもを頼む。
 やれやれ、若いのを二人も相手にすると、さすがにしんどいな」
 ・・・・・どこが!?

 訓練室に入ると・・・・。
「バ・・・バケモノか、あのおっさん・・・」
「スーさん、人変わりすぎ・・・」
 体力自慢な二人が床に大の字にへたばっているのなんて、初めて見た。スカーフェイスさん自身
はピンピンしてたし。
 でも二人とも怪我はしてないし、ちゃんと考えてはいてくれたみたい。つくづく、掴めない人だ
なあ・・・。
 それにしても、よくウルフさん、止め方を知ってたなぁ。普通、あれで止まるなんて思わないよ
ね。
361創る名無しに見る名無し:2009/09/29(火) 20:06:31 ID:5m0il5dI
スカフェ兄さんの地獄の猛稽古に耐えられるのはマサフミくらいのもんだ。






身に付いてはいないだろうけど。
362創る名無しに見る名無し:2009/09/29(火) 20:27:07 ID:z+eYI17w
マサフミはへばってたような・・。ワタナベが耐えてなかったか?


ディノ「はぁ、はぁ、マジ疲れたー!」
アダチ「まったくだ。しかし、今回は引き分けか・・・。」
ディノ「あの2人が乱入してなきゃ、31勝30敗3引き分けで俺の勝ち越しだったのにー!」
アダチ「あぁ?寝ぼけてるのか?俺に決まってるだろう!」
アスカ「二人ともいいかげんにしないと、またスカーフェイスさん呼ぶわよ!」
アダチ「・・・・・・・・・さすがに、今日はやめておこうか・・。」
ディノ「・・・・・・・・・・そうだな。」
マナ「できれば明日もその後もやめて欲しいのですが・・・・」
カズヤ「そうだよ!ただの手合わせならいいけど、本物の武器まで持ち出して・・・」
アダチ「いや、最初は、模擬の武器だったんだ。でも、全部ぶっ壊れてなー・・。特にどっかの大雑把さんのおかげでな。」
ディノ「へーへー。どうせ誰かさんと違って、クリーナー適正能力が下な大雑把さんですよーだ」
アスカ「ほら、もうやめる!もう懲りたでしょ!!」
アダチ「・・・・・・・・わかった。すまなかったな。もう持ち場に戻って作業するよ。」
ディノ「・・・・・俺も反省してる。以後気をつける。さて、俺も仕事に戻るか・・・。」

アスカ「・・・・・・・・なんか素直すぎない??」
マナ「また、よからぬことを考えていないといいのですけど」
カズヤ「同感・・・。」

アダチ「・・・・・もちろん、明日も行くだろ?」
ディノ「あぁ!せっかくあんなに強い人がいるんだ!それに、負けっぱなしっていうのも気に食わないし!」
アダチ「まずは、どっちが先にあの2人に一撃与えれるか勝負だな」
ディノ「シンとカズやんはくるかなー??」
アダチ「どうだろうな・・。だが、カズヤには実戦経験を積ませたいな。」
ディノ「それに、あの2人がシンヤの体技を防げるのかが気になるなー。」
アダチ「確かに。じゃあ俺は剪定で鎌修行をしてくる。」
ディノ「がんばーw俺は、迷子の子の面倒見てくるわー」
363うぇうぇwww大量www:2009/09/29(火) 20:47:22 ID:z+eYI17w

サカザキ(仮)「んん?」
アダチ「班長どうしました?」
サカザキ(仮)「・・・・・・・いや、気のせいだ。」
アダチ「??」

ミユキ「え・・・??」
アスカ「ミユキさん??」
ミユキ「あ・・ごめん。ちょっと変な声がしたような。でも気のせいみたい」
アスカ「??」

日記プレ「!!」
スカーフェイス「どうした?顔が真っ青だぞ。」
ディノ「なーさん?」
日記プレ「今、声が・・・。」
スカーフェイス「迷子のお母さんの声か??」
日記プレ「・・・・いえ、たぶん気のせいです。」

ワタナベ「!!?」
カズヤ「ワタナベさん??」
ワタナベ「ごめん!ちょっとアンパンと牛乳買ってくるよ!!」
カズヤ「ええ!?どうしたんですか!?いきなり・・」

ウルフ「!!」
クロサワ「オオカミサン、ドウシタノ?」
ミチコ「どげんしとったですか?えずか顔してから?」
ウルフ「(嫌な予感がする・・・)」

マナ「どうぞ、お茶です。」
ケンジ「ありがとう。いい匂いだ」
タカハシ「確かにうまそうだ。どれ、いただくと・・・!!?」
マナ「どうかしました?・・・・あら、湯飲みにひびが・・・・。」
タカハシ「・・・・なんだ、この寒気は・・・。それに今の声・・・。」
ケンジ「!!俺も声がしました・・・・」
マナ「え?声なんて聞こえませんでしたけど・・・」
タカハシ&ケンジ「・・・・・・・・・・・・・・・」

タケダ「・・・・・・・・やばいのぅ。」
364創る名無しに見る名無し:2009/09/29(火) 20:48:27 ID:U5Xn4lr1
実はスカフェの地獄の猛稽古を最初に受けたのはマサフミなんだが、確か失神してるんだわ。
スカフェが「いいだろう」って言った時点でへたばったから、耐えたと言えなくもないけど。

唯一耐えきった(どころか、連続して受けている)のはワタナベ。
マサフミにパシらされている内に、ものすごい耐久力がついたらしい。

そして、「悪い」おっさん二人・・・

ウルフ「戻ったか」
スカフェ「お前さんの差し金だろ、カズヤは」
ウルフ「私は「あの男が稽古より優先するとしたら、子供のことだろうな」と言っただけだ」
スカフェ「まー、露骨なヒント」

スカフェ「で、あいつらは大人しくなると思うか」
ウルフ「ならんな」
スカフェ「確かもう一人いたな、シンヤだったか。明日には退院してくるだろう」
ウルフ「三人・・・いや、あのカズヤも巻き込まれそうだな、四人か」
スカフェ「はて、男はもう一人居たような気がしたが・・・・」
ウルフ「・・・・居たか?」
スカフェ「ま、いいや」

ウルフ「展示会中は任務も来そうにないから、退屈するかと思ったが」
スカフェ「思わぬ楽しみが出来た、か?知ってはいたが性格悪いね、お前さんも」
ウルフ「貴様には言われたくない」
スカフェ「ごもっとも」
(くっくっと笑う二人)
クロサワ「二人トモ、スゴク楽シソウ」
365創る名無しに見る名無し:2009/09/29(火) 23:25:45 ID:U5Xn4lr1
>>363
センセー、タケダ・クランで一人ボケかましてんのがいまーす。

てか、ディノ。その「なーさん」ってどこから来た。
366創る名無しに見る名無し:2009/09/30(水) 00:36:22 ID:D96m6PD5
名無しのなーさんwww
367創る名無しに見る名無し:2009/09/30(水) 03:31:05 ID:D96m6PD5
プレデターズにでる予定のプレが3体でてきたが、ファルコンはまだしも。
ドッグとブラック・スーパーはなんと呼ばれるようになるんだ??
368やぶ:2009/09/30(水) 06:48:26 ID:51O8A41q
>>259続き
新米プレ日記20

「あの突入命令は…?」
「そんなこと、私が指示するわけないじゃない!」
エレベーターへと続く通路を歩きながら、私はアリスを質問責めにしていた。
マサフミと連絡を取り合い、おおかたの段取りを決めて私が送り込まれる直前、この施設のシステムが何者かに乗っ取られたのだと言う。
そいつはこの施設の研究員達を閉じ込め、研究中のTウィルスをばらまき無差別に感染させた。
その上で感染者達の戦闘力を計るかのようにB・O・W達を解放し、お互いに戦わせたらしい。
「何が目的なんだ?」
「Tウィルスによる突然変異体の確保、もしくはそのデータ採りってところかしらね、たぶん…」
今現在、地上階部分は何とか死守しているものの、肝心な地下研究施設はほとんどアリスの管理下にない。
というよりも、単に地上階には興味がないから手が及んでないだけ、ともいえる。
施設奪還用の部隊が集結した瞬間、あっさりとアリスの能力を乗っ取り、戦闘力のある人間を確保した途端、
今度は興味を無くした、と言わんばかりにコントロールが戻ってきたのだから。
「どんな相手なのか、見当は?」
「ぜんっぜん!まったく!ただ一つ言えるのは、そいつの使ってる技術はこの地球上のものでも、あなたたちのものでもない、ってことね」
その何者かの処理能力、演算能力には、マサフミから譲り受けた我々の技術を使っても全く歯がたたなかったらしい。
「じゃあ、あの兵士達の消息は?」
私の問い掛けに、アリスは悔しそうに唇を噛みながら首を振る。
「私の感知出来る範囲にはいないわ…」
生き残りの兵士達が向かった中央試験場は、今はアリスのコントロール下にある。
それでもいない、ということは。
「全滅、か…」
武装や身体能力が貧弱な地球人とはいえ、あれだけの数の戦闘員がやられたのだ。
敵は相当手強い上に、犠牲となった地球人が全てゾンビになって待ち受けていると思うとため息がでる。
「本当に生きて帰れないかも、な…」
アリスには聞こえないように、心の中でそっとつぶやいた。
369やぶ:2009/09/30(水) 07:09:16 ID:51O8A41q
>>368続き
新米プレ日記21


とある中佐の手記

「中佐、大丈夫ですか?念のためこれを」
白衣を羽織った女性隊員が、ケースに残った最後のアンプルを差し出す。
倒したゾンビどもの体液を調査した結果、すでに変異しており空気感染の恐れは無いことが判明したので、動きにくい対ABC防護服を皆脱いでいた。
「ああ、ありがとう」
予防接種はしてきたが、変異したウィルスには効果が疑問視されるため、感染者の体液に触れた者は直ぐにこのワクチンを打つことになっている。
「全く、ケチケチしないで全員分のワクチンを用意しやがれってんだ!」
アサルトショットガンをけだるそうに肩にかけた男が、不機嫌さを隠そうともせず吐き出す。
「申し訳ありません。上に掛け合ったんですが、これだけしか…」
「けっ!俺達の命は10人でワクチン一本分かよ!」
「そうくさるなよ、ボビー。これ一本で重装甲車が買えるんだから、俺達みたいな死人にゃ勿体ないぐらいだろ?」
「なにすかしてやがんだカルロス!いくら俺達が死人部隊だからって、ホントにゾンビにされてたまるか!」
今回の作戦に投入された人員は全2個小隊の60名、支給されたワクチンは僅かに6人分。
確かに腐りたくもなるだろう。
「ふん、この部隊もずいぶんと質が低下したな」
「なんだとニコライ!もう一度いってみやがれ!」
つまらなそうに大型ナイフをもてあそんでいた銀髪の男が、くだらない、とばかりにボソリとつぶやく。
「やめんか!今は作戦中だ、どうすれば任務を遂行出来るかだけを考えろ!」
さすがにとめなくては、と思った矢先、軍人としては恰幅のよすぎる男が険悪になりかけた二人をとめる。
今回投入された小隊の一つ、火力小隊の隊長を務めるミハイルだ。
「ていうかどうすれば生き残れるか、でしょ?あの死神ハックは毎回そうやって任務をこなしてるって聞いたぜ?」
が、それをまぜっ返すように黒髪の少年が口を挟む。
この部隊に配属されたのだからまるっきりの未成年ということはないのだが、東洋人特有のベビーフェイスとその軽い口調のため、部隊内ではキッドと呼ばれている。
実際部隊では最年少で、州によっては未成年扱いになるらしい。
「黙れキッド!死神の話なんかするな、縁起が悪い!」
どんなに困難な任務でも必ず達成するハック。しかし、彼(?)以外の作戦員は毎回全滅するため、死神と呼ばれ部隊の人間からは忌み嫌われていた。
「我々が任務を完遂させねば、何の罪もない一般市民が危険に晒される。もっと気合いを入れんか!」
「んなこといっても俺ら死人部隊の人間は、世間じゃとっくに死んでることになってるからなー。いまさら一般人を守れって言われてもよ」
なおも食い下がるキッド
。やはりこの異常な状況に疲れているのだろう。
なんせ、ついさっきまで生死を共にしてきた仲間が、正気を失いゾンビ映画そのままに牙をむき出して襲い掛かってくるのだから。
この東洋から来た少年は、見た目は幼いが模擬刀を使った近接戦闘ではずば抜けた実力を持っている。
反射神経が化け物じみていて、実際、返り血を浴びたためにワクチンは打ったが、一度もゾンビどもから噛み付かれていないのは彼ぐらいだ。
そして、熱探知による生体センサーがまるで役にたたず、不意を打たれてハンドガンすら使えない状況では、ニコライのナイフとキッドの軍刀が1番有効だった。
が、それはつまりもっとも敵の近くに位置することになる。
襲いくるかつての仲間を切り刻むという行為は、若いキッドの精神に多大な負担を強いているのは間違いない。
「死人だからといって、親兄弟、友人が一人もいないわけじゃあるまい?その大切な人々を守るって考えてみたらどうだ?」
テンションの上がらないキッドを見兼ね、思わず声をかけた。
「ふん!あのクソジジィども、こんな鈍い奴ら何千匹いようが、笑いながら全部切り刻むだろうよ!」
キッドは一瞬懐かしそうな顔をしたが、すぐにそれを消すとごまかすように悪態をつく。
キッドの実力をもってしても、師匠である両親には一度も勝ったことがないらしい。
「ま、もしかしたら妹がこの辺に住んでるかもしれないからな。ちょっとは気合い入れるか!」
もう何年も前から行方不明の妹が、もしかしたらこの街に住んでいるかもしれない、という可能性を考え、チャラついた空気を一変させるキッド。
これなら大丈夫だろう。
未成年ではないとはいえ、部隊最年少であるコイツを死なせるわけにはいかないからな。
「さて、少し休憩をとるか。腹が減った者は今のうちにレーションを食っとけ」
370創る名無しに見る名無し:2009/09/30(水) 07:21:15 ID:FzhMhrVC
>>名無しのなーさん
そこはかとなく、ひでぇw

>>ドッグとブラック・スーパー
ドッグはヒドス。

>>368-369
おひさ〜ノシ
人間側も出て来たね。
どうやら「三つ巴」かな?
371創る名無しに見る名無し:2009/09/30(水) 14:03:53 ID:v199ijC8
新人久しぶりだー!!!まってたぞーww

マサフミ帰還しそうだけど、プレデターズが実は1の続編で2はなかったことにされるという情報が・・・。
372創る名無しに見る名無し:2009/09/30(水) 19:27:21 ID:h3S7GF9f
>>368
手ごわそうな人間が出てきたな。
大丈夫か新米・・・でもキッドも生き残って欲しいな。

>>371
2が無かった事になると、タケダクランそのものが無かった事に
なってしまぅぅうう!何とか阻止せねば・・・。
マサフミ、FOXにパーマ爆弾を仕掛けてくるんだ。
373創る名無しに見る名無し:2009/09/30(水) 20:02:40 ID:FzhMhrVC
マ、マサフミ、黒歴史にされてしまう!?

い、いや、プレ1が1987年、プレ2が(設定は)1997年と10年のブランクがある。その間の
話だ!!

つか、海外および日本のプレファンには、なかったことにゃ出来んだろ。ファン舐めんな。
374創る名無しに見る名無し:2009/09/30(水) 20:25:52 ID:h3S7GF9f
そうだ!このスレでは新作の方をなかった事にするべ。
375創る名無しに見る名無し:2009/09/30(水) 20:34:52 ID:wzwdI7Kk
AVPは無かったことにしてほしいけどね
376創る名無しに見る名無し:2009/09/30(水) 20:45:46 ID:FzhMhrVC
>>374
そうせんでも、「無かったことにする、を無かったことに」すればヨシ(w

>>375
AVPもまあ、功罪ともにあるとは言えるけどね。
しかし、アメコミで顕著だけどアメリカはVS物が好きだな。(ホラー映画でもやっちゃうし)
日本でもルパン対コナンなんてやったけど。
377本日の情景:2009/09/30(水) 21:03:19 ID:8im999Y2

<展示会場にて>
展示会場を歩いているジャック。
???「(・・・!あの若者、プレデター種ではなく、もしや俺と同種族の・・・!?)」
声をかけようとする???
キノシタ「おーい、ジャック!カネダが目を覚ましたぞ!」
ジャック「本当ッスか!?すぐ行くッス!」

???「(・・・そうか。お前はここに受け入れられ・・・友も居るのか。
      ならば・・・このままの方が、幸福であろうな)」
走っていくジャックを見送る???
???「(達者でな・・・我らが種族の若者よ・・・)」

<診療所にて>
シンヤ「カネダさんに申し訳ないッス!!俺がずっと看病するッス!!(号泣)」
キノシタ「いや、命に別状無いし、大丈夫だよ。パンチパーマダケド」
シンヤ「でも!」
キノシタ「まあ、なんて言うか・・・あいつの宿命みたいなモンだから」
日記プレ「(どんな宿命だよ!)」

<裏方>
アダチ「どうだ?そろそろ・・・」
ディノ「おう。あの二人に見えるように訓練室へ・・・」

移動し始めた二人を襲うネットランチャー。

アダチ・ディノ「「どわああああああああ!?」」
アスカ「あーんーたーたーちーーーー!!!!」
アダチ「ちょ!タンマ!締まってくる!!!」
ディノ「アスちん、許して!!」

スカフェ「先手、打たれたな」
ウルフ「(ちょっとつまらなさそう)」

<裏方2>
タカハシ「・・・悪寒が止まらん・・・」
マナ「まあ、お風邪でしょうか」
タカハシ「いや・・・違うとは思うが・・・」
ケンジ「俺もなんだか嫌な予感がして・・・」
マナ「(タケダクランのみなさん、どうされたのでしょう。スカーフェイスさん以外・・・)」
378創る名無しに見る名無し:2009/10/01(木) 03:07:41 ID:TNo5WidX
>>377
あ、あなたは!!まさかwwww


ところで、そのうち頑張ってまとめサイトを編集しようと思ってます。
全然やり方わかんないんですし、忙しいので、すぐにはできませんが・・。

そこで質問なんですが、プレ日記はプレデターは悪くない2プレの次は、
プレデター○人目でいいのでしょうか??
日記プレが遭難した話が途切れてて、別のスレがあるのかと思ってしまったのですが・・。
379創る名無しに見る名無し:2009/10/01(木) 04:46:46 ID:ywhI90ZF
むしろ別のところにまとめサイト作るのは微妙??



組織の幹部の男から、展示会の様子が聞きたいと連絡が入ってきた。
この男と話すのは本当に久しぶりだ。最後に話したのは、150年ほど前か?

「久しぶりだな・・・。」
「よぅ!随分様変わりしたじゃんww」
「そうだな。私もまだまだだったということだ。」
「はぁ?伝説のエルダーの血を引いたあの2人と引き分けて、まだまだとか、お前どんだけだよww
しかも、こうして生きてるんだからオメーの勝ちじゃん?」
「まぁ、そうかもしれんな。ところで、後ろのソレはなんだ?」
「これかぁ?どっかのクランの勇者とか言う奴。例の展覧会に行こうとしてたところを見つけたんで、狩ってみたww
でも弱くってなぁ。加工せずに捨てようか迷ってるんだー」
「はぁ・・。相変わらずだな。誰にも見られなかっただろうな??」
「んー?一応、船の連中を殺して、跡形もなく爆破しといたから大丈夫だろ。
どっかの馬鹿が、間違って船に穴あけて爆発ってことで片付けられるんじゃね?」
「・・・・そんな馬鹿はそうはおらんと思うが。まぁ大丈夫そうだな。お前は、大雑把過ぎるから心配だ。
昔、どこぞのクリーナーを殺した時も遺体処理をせずに、回収されてしまったしな。」
「だってよぉ。あのクリーナー、凄腕だって聞いたから襲撃したのに、怪我してて、あっけなくてさぁ。あれは、持って帰る気もなくすって・・。」
「だからといって放置するな。我々のことが掴まれたら大事なんだぞ。
ところで、お前の下に新入りが入ったらしいな。使えるのか?」
「そうそう!超短髪の若い奴が一人な。でもまだ半人前だから、戦力としては厳しいぜー」
「・・・・・では、なぜとった?」
「いやぁ、威勢がいいもんでwwそれに短髪すぎて面白くてなーww」
「また、そんな理由でとったのか・・。どうせ、我々の目的が達せられたら殺すくせに・・。
大方、その半人前にはちゃんと話してないんだろ。」
「あーww「素敵な世界が待ってるぜ!」とかしか言ってないかもww
だけど、戦ってもつまんないだろうから、多分、殺さねー。むしろ、達成したら、お前らを殺すぜww」
「ふん。それは私の台詞だ。貴様を飾る気にはならんが、殺し甲斐はあるからな。」
「おーおw言ってくれるじゃん。まぁ、その日が早く来るように、活きのいい奴仕入れてきてくれよー!」
「わかっている。こんなに大きなイベントだ。何かしらやらかす危険人物がいるはずだ。」
「思い切って、展示会の中心で核爆発してくれるような輩はいないかねーww」
「・・・・その場合は、私も巻き込まれるんだが・・。」
「ありゃ、そうだった、そうだったwwまぁがんばってくれやーww」
「あぁ。また作戦時に会おう」
「おいw作戦時ってどんだけ後だよwwまぁ話すこともないし、そうなるかもな!じゃあな!」
「ああ」
380創る名無しに見る名無し:2009/10/01(木) 07:51:55 ID:mAu2A6Y3
>>378

プレデターは悪くない、プレデターは悪くない2、プレデター、プレデター二人目・・・じゃないかな。

>>379
>そんな馬鹿はそうはおらんと思うが
誤射デターのことかーっっ!!!
しかし、この幹部、マサフミの親戚に思えてくるw
381創る名無しに見る名無し:2009/10/01(木) 08:25:47 ID:Mt8q5tlB
きっとM細胞に侵されて…
382創る名無しに見る名無し:2009/10/01(木) 18:52:16 ID:mAu2A6Y3
>>381
マ、マサフミ・ハザード・・・

さて、懐映のスレ(なんか今、板落ちしてる模様)とかでちらほらと「プレデターズ」の情報も散見されているが・・・。
1の正当続編とか、2を無かったことにするとか言う以前に、
な ぜ か ビ ミ ョ ー 感 が 既 に 漂 っ て い る の で す が orz
いや、蓋を開けて見なきゃ分からんとは思うんだけど。
383創る名無しに見る名無し:2009/10/02(金) 00:30:30 ID:3dTxaApa
<仕事の合間>
ディノ「おい、アダマン!二人がどっかいっちゃうぞ!」
アダチ「おう!シンヤ、来いよ」
シンヤ「ウッス!」
ディノ「ほら、カズやんも!」
カズヤ「え・・・!?」(引っ張られていく)

ディノ「あれ?訓練室に入ってく」
カズヤ「そう言えば、ケンジさんから聞いたけど、あの二人は時々手合わせしてるって・・・」
アダチ「よし、スキをみてこの前の仕返しだ!」
シンヤ「乱入出来るッスか?あの二人の勝負中に」
ディノ「スキを付けなくても、見たいじゃん」
カズヤ「・・・うん」

<訓練室>
スカフェ「さて、と。隠れてないで入ってこい」
アダチ・ディノ・シンヤ・カズヤ「「「「わ!」」」」
ウルフ「全く気配が消せていないな。それでは獲物になるのはお前たち自身だ」
ディノ「なんだよ、スーさんもウルさんもー。人が悪い。」
カズヤ「あ、あの、いつから気がついて・・・」
アダチ「あ!最初っから・・・!?」
ウルフ「爺さんとタカハシに訓練室の使用許可は得ている。ついでにお前たちの引率にもちゃんと話は通した。クラン交流を兼ねた、男子生徒への特別講義としてな」
スカフェ「そうせんと、またあの嬢ちゃんに叱られるからな。モーオレ、コブダラケ」
シンヤ「アダチもディノも、しっかり読まれてたッスね」
アダチ「・・・でも、それなら、話は早いですよね!」
スカフェ「そういうことだ」
ディノ「よっしゃあ!」
シンヤ「やるッスよー!」
カズヤ「(うわー!とんでもないことになっちゃったぁ・・・!)」

<エルダー室>
タカハシ「いいんですか?」
タケダ 「訓練生にも良い刺激じゃろう」
タカハシ「それはそうですが・・・。スカーフェイスさんはまだしも、ウルフさんまで加わるとは」
(展示会に来ていた)ヨシダ「ま、あれも昔は結構やんちゃをやっておったしのぅ」
ケンジ「(ちょっと意外)」

<只今、講義中>
「鎌のリーチに頼るな。懐へ入られた時の対処を考えろ」「うわあ!!」
「ほう。面白い体術だな。だが・・・それは、こう返されてしまうぞ」「ひぇ!」
「体勢を崩しても、すぐ立て直せるようになれ。軸がブレ過ぎている」「わ!」
「闇雲に手数を増やすな。消耗戦とは相手を消耗させ、自分の体力を温存させることだ」「どわ、わ、わ!」

<事務室にて>
マナ「ほんっとうにどうしようもない殿方たちだこと(溜息)」
クロサワ「デモネ、オ兄チャンタチノコト話シテルオオカミサンタチ、トッテモ楽シソウダッタヨ」
アスカ「男って、幾つになってもしょうがない生き物なのねぇ」
ミユキ「(最近の女の子って・・・(汗))」
384創る名無しに見る名無し:2009/10/02(金) 00:32:32 ID:3dTxaApa
<だいたい3時間後>
アダチ「・・・はぁ・・はぁ・・・ちくしょ・・・なんで間合いを・・・詰められちゃうんだ・・・」
ディノ「・・・くそ・・・手が・・・間に合わねぇ・・・」
シンヤ「ぜ・・・絶対、48の殺人技と52の関節技を・・・間違いないッス・・・ぜぇ・・・」
カズヤ「みんな、大丈夫・・・?」
ディノ「ちょ・・・俺らはぶっ叩いたりぶん投げたりなのに!」
ウルフ「これは訓練だ。個々に合わせるのは当然だな」
アダチ・ディノ・シンヤ「「「ひど!」」」
カズヤ「(ちょっと複雑)」

<汗臭いまま仕事へ戻るのはよしましょう・・・温泉>
ウルフ「だからタオルを巻け。まだ懲りておらんのか!」
スカフェ「もう無いだろ、あんなこと」
カズヤ「でも万一ってコトもありますから・・・」
スカフェ「(しぶしぶタオル巻いてる)」
(脱衣所の方から)
アダチ「ディーノー!そのまま行くな!二人にも失礼だろ!」
ディノ「えー?男しか居ないじゃん」
ウルフ・カズヤ「「(同類が居る・・・・)」」


ナル「・・・・・・・・・・・・・・・」<−忘れ去られた男子生徒
385創る名無しに見る名無し:2009/10/02(金) 03:50:43 ID:XbFwztnb
修行がんばれwwwヨシダの爺さんきてたー!!!

386創る名無しに見る名無し:2009/10/02(金) 03:53:16 ID:XbFwztnb

アダチ「そういえば、シンヤあの技使わなかったな?」
ウルフ「まだ隠し技があるのか?」
カズヤ「本当?僕も知らないよ?」
ディノ「あー、あの技かー、あれなら兄さん達に一太刀浴びせれたのかもしれないのにー」
スカーフェイス「そんなにすごい技なのか?」
シンヤ「それほどでもあるす。地球のオユウギという動きを取り入れた技す。」
ディノ「本当すごいんだぜー!最初、俺とアダマンが二人がかりで何もできずに負けたからなー」
ウルフ「ほぅ、それは気になるな・・。明日見せてもらおうか」
シンヤ「のぞむところす!」
アダチ「(・・・あれが、この2人に効くのか?効いたとしてもウルフさんが笑いこける姿が思い浮かばんな。
ま、この2人ならすぐに対処しちゃうだろうな。)

アダチ「ディノ泳ぐな!!シンヤ背泳ぎするな!!!」
ディノ「えー、いいじゃん。広いしさー。ほらほら、ここ飛び込みできるぜー!」
シンヤ「プカプカ浮かんでたのしいす!次はシンクロするす!」
カズヤ「シンヤくん、やめて・・・。2人とも、なんか様子が・・・」
ウルフ「おい、騒々しいぞ!静かにできんのか!?」
スカーフェイス「はっはっは!楽しいなぁー。」
ウルフ「・・・元凶はお前か。・・・・・・・・・・それを、私にもよこせ。」
アダチ「ちょっ!ウルフさんまで何飲んでるんですか!?」
ディノ「よーし、飛び込むぜー!そー・・・ぶっはぁ!!!???」
カズヤ「!?上からネットランチャーが!?あわわ、ディノくんが沈んで・・流されちゃったーー!!」


アスカ「まったく!」
クロサワ「アスカオ姉チャン、スゴイ!」
ミユキ「本当・・・。よく当たったわね。」
マナ「愛ある攻撃は効きますからねー・・。」
ミユキ「そうゆうこと(笑」
マナ「まだ、騒がしいようですね。クロサワもやってみますか?」
クロサワ「ウン!(楽しそう)」

シンヤ「オイラにまかせるす!秘技、頭隠して尻隠さず潜り・・・ばふぅ!!?」
カズヤ「うわぁ!今度はシンヤくんまで・・・いったい誰が!!?」

クロサワ「アタッタヨ!!」
アスカ「クロサワすごーい!」
ミユキ「一発でコツを掴んじゃうなんて、相変わらずすごいわ・・。」
マナ「本当ですね。どうです?クロサワ、もう一発・・。スカーフェイスさんに。」
クロサワ「オ兄サンヲネラウノ?・・・・・イイノカナ?」
マナ「いいのですよ。お兄さんは、お風呂でとてもよくないことをしているのですから、叱ってあげてください♪」
クロサワ「ウン、ワカッタ!」
ミユキ「・・・・・・・・・」

スカーフェイス「はっはっは!嬢ちゃん達やるなー!!・・・・・っ!」
カズヤ「うわわ、スカーフェイスさんにまで・・・」
ウルフ「うまく避けたな。酒は沈んでしまったが・・。」
アダチ「見えねーところから当てるなんて・・・。」
ウルフ「(まさかとは思うが・・・・。)」

クロサワ「ハズレチャッタ。ザンネン・・。」
マナ「ですが、元凶は絶てたようです。お手柄です、クロサワ。」
387創る名無しに見る名無し:2009/10/02(金) 07:27:49 ID:+BfetnEn
「オユウギ」・・・クロサワで見慣れている可能性がありそうな二人に、効くかな。

流石にスカフェ兄さんは避けたか。
着実に戦士への道を歩んでいるな、クロサワ。

ヨシダ爺さんには、タケダの爺さんの過去をちょろっと漏らしてもらって・・・。

後、ナルは特別講義に合流出来るか?
そしてマサフミは・・・。
388タカハシ日記:2009/10/02(金) 21:54:17 ID:3dTxaApa

 昨日、ウルフさんとスカーフェイスさんが、「クラン交流のための特別講義」をするので訓練
室の使用許可が欲しい、と言ってきた。
 話を良く聞けば、要するに「ヤンチャ坊主どもと遊びたい」に近いので断ろうとしたら、タケ
ダの爺さんとヨシダの爺さんが口を出してきた。結局、田舎クランの引率教師とも話し合って、
許可することになってしまった。

 しかし、スカーフェイスさんは判るが、ウルフさんまで・・・と思っていると、ヨシダの爺さ
んが「まあ、あれも昔はやんちゃをしておったしのぅ」と。考えてみれば、スカーフェイスさん
と長年のつきあいがあるんだったな。もしかしたら、二人で結構悪さもしていたんだろうか。

 それがきっかけで、爺さん二人の昔話が始まってしまった。そろそろ退散しようかと思ったら、
ヨシダの爺さんが「そういえば、訓練生の中にアスカという娘がいるそうじゃな」と言い出し
た時、タケダの爺さんの顔に一瞬焦ったような表情が浮かんだ。
 「う、うむ・・・」
 「確か、そりゃ「あの娘」の孫ではなかったか」
 「そ、そうじゃな」
 「そうか、あの別嬪ののぅ・・・。お主は若い頃、ほんっとに女癖が良うなかったから、あの
娘をしょっちゅう泣かせておったな」
 ・・・思わず聞き耳を立ててしまった。
 「ほれ、お主がクラン対抗の狩りで優勝したとき、同じ大会に出場していた女戦士と・・・」
 「こりゃ、ヨシダ、止めんか! タカハシ!何そこで聞き耳立てとる!仕事に戻らんかい!」
 実に残念だったが、エルダー室を出ることにした。
 ヨシダの爺さんはもうしばらく滞在する予定だ。その間に色々聞き出すことにしよう。

 事務室へ戻ったら、スカーフェイスさんが「オ風呂ニオ酒ヲ持ッテ入ッタリシチャ、ダメダヨ
」とクロサワに叱られていた。俺たちの言うことなぞ右から左へ流してしまう人だ、もっと叱っ
てやってくれと思わず腹の中で応援してしまった。(その後、酒風呂が来場者に好評だった)

 マナちゃんが煎れてくれた茶を飲みながら書類へ目を通そうとすると、ケンジが顔面蒼白で走
り込んできた。
 何事かと聞くと、5日に一匹獲れれば上出来といわれるツインテールが、稀に見る大発生中だ
ったらしい。そのため、マサフミとマリが既にノルマを達成し、帰途についていると・・・。
 「今、シップの位置を確認したのですが・・・」と見せられた座標を見て、叫び声を上げそう
になった。
 すぐそこじゃないかーーーーー!!!
389日記プレ:2009/10/03(土) 00:59:08 ID:zhAtFhBn
新作のプレデターズの主演キャラに「ハンゾー」とかいう、日本刀片手にプレと戦う
ヤクザの用心棒が登場するらしい。
http://www.latinoreview.com/news/exclusive-first-look-at-robert-rodriguez-s-predators-8112#

いろんな意味でwktkが止まらないwwww
390創る名無しに見る名無し:2009/10/03(土) 01:38:01 ID:U9n0HghW
>>389
見てきたwww
7人人間が出てくるようだが、上手くそれぞれ掘り下げられていればいいんだが。
ただ、シルエットの「HANZO」の髪型がどんなか、なんか気になる。

ニコライが出て来て、ちと吹いた。やぶ氏、ゴメン。でも、元ロシア軍兵士とかって
「ニコライ」だよな・・・。

結構2の映像も入っていたので、「なかったこと」にはされない・・・と思いたい。
しかし・・・「ブラック・スーパー」って・・・・。
391創る名無しに見る名無し:2009/10/03(土) 03:21:03 ID:8DOX2rAT
>>388
も、もしかして、アスカってタケ爺の・・・。
ぜひ詳しく聞いてきてくれタカハシさん。

てか、大パニックがすぐそこに迫った状況でも
なにげに日記はしっかりつけてんだなw

>>389
プレと刀で切りあう展開になるんだろうなー>ハンゾー
結構終盤まで生き残るかもしれない。
初っ端にプラズマの遠隔狙撃で瞬殺・・・
なんてのはない・・・はず。
誰が一番最初に狩られるんかな。
392創る名無しに見る名無し:2009/10/03(土) 07:48:07 ID:U9n0HghW
スカフェ兄さんに続く(違ったけど)、隠し子(孫)疑惑!?

最初、シルエットが現れる順=狩られる順って考えてみたが、それだと女性キャラが
狩られる順番が早いんだよな。アメ映画的に、それは無いか・・・。
プレ的には、武器を手に戦う以上は他の男連中と同等だけど。
「武器を持たないヒロイン」が別にいれば、早々に退場する可能性もあるか。

銃で戦うタイプが先に狙撃でやられていき、接近戦タイプが斬り合い・殴り合いへも
つれ込み、かな。
シルエットの順番・立ち位置的に、終盤まで残ると予想<ハンゾー
殺陣のしっかりした役者だと良いんだが。
393創る名無しに見る名無し:2009/10/03(土) 13:43:06 ID:dqrFxVlu
ハリウッド映画で日本刀を扱うキャラクターって、
主人公以外の場合は活躍する場面があまりないことが多いから
過度に期待しない方がよいかも

ブレイド1でブレイドを捕まえた人とか、
ブレイド3の日本刀キャラは相当有名な殺陣師なのに
いつやられたのか分らない位のチョイ役程度だったし
394創る名無しに見る名無し:2009/10/03(土) 23:23:25 ID:20LSYauP
>386読んでから何故か、「奇妙な動き」をするシンヤに「・・・とりあえず、それは「オユウギ」じゃなくて「ラジオ体操」だ」
と突っ込むスカフェ兄さんが浮かんでしょうがない。


>>日本刀を扱うキャラクターって〜
もったいねぇ。
見事な殺陣って、芸術だと思うんだ。
しかし七人か・・・「七人の侍」とかみたいになるのか、てんでんばらばらか、どうなんだろう。
395会話の切れ端 ◆AvP.enmOzE :2009/10/04(日) 00:55:08 ID:nd3o/Bvj
「よう来たか馬鹿弟子。」

「自分で呼んでおいて、馬鹿はないと思います師匠。」

「まぁ枕詞みたいなもんだから気にすんな。任務ご苦労だったな。なかなか上出来だった。」

「馬鹿が枕詞とはこれまたひっでーっすね。何の用です師匠?」

「短刀直入に言う。例のクラン主催で展覧会やるって話、知ってるか?」

「小耳に挟む程度には。まさかそこに行けとか言うんじゃないでしょうね?」

「……めんどくせーんだよ、あのクラン。顔を知ってる奴がいるし。」

「何を子供みたいな事言ってるんですか。行きたくないんだったら自分で断ってくださいよ。」

「いや、昔世話になった人からのお誘いだから、どーも断れんのよ。」

「……わかりましたよ。行きますよ。行けばいいんでしょ、行けば。」

「おう、悪いな。色んなクランが集まるらしいから、おもろいものが見れると思うぞ?」

「どーせアナタの事だから悪いなんて思ってないでしょ?」

「よくわかったな。師匠の仕事は弟子の仕事、弟子の仕事は弟子の仕事、これ世界の定説な。」

「やれやれ。」

「せっかくだから“あいつ”も連れてってやれ。絶対喜ぶぞ」

「別にいいっすけど、何で“あいつ”まで?」

「……気づかないってのは不幸だねぇ。いや、幸福なのかも。」

「……話が読めないんですが?」

「さぁーねぇー?」
396会話の切れ端その2 ◆AvP.enmOzE :2009/10/04(日) 01:17:12 ID:nd3o/Bvj
「……例のブツは?」

「会心の出来でがす。エイリアンクイーンとサシが張れまさぁ。」

「……他に漏れていないだろうな?」

「へい、トップシークレットでやんす。知ってるのはお天道さんと墓の下のカーチャンぐらいでさぁ。」

「あの場所にブツを持ち込めるのはあんただけだからな。今回の作戦は全てあんたとブツにかかってると言ってもいい。」

「へぃ、下準備は出来てまさァ。あとは当日で。」

「……なんだ、不服そうだな。なんか言いたい事でもあるのか?」

「そんなに回りくどいことせんでも……」

「だまれ。」

「なにそれひどい」

「あんたは黙って仕事をしてくれればそれでいいんだ。」

「へぃへぃ、わかってまさぁ。」

「健闘を祈る。」

「へいへい。」
397 ◆AvP.enmOzE :2009/10/04(日) 01:20:03 ID:nd3o/Bvj
>>395>>396は別々の話ですよ、と。


ドッグとブラックスーパーか
初音ミクの曲を思い出したが、名前が似てるだけだろうなぁ
398カズヤ日記:2009/10/04(日) 02:00:23 ID:yNHAe1L+
倉庫の荷物を取りに行こうとすると、ミチコちゃんが他のクランの人と話していた。
というより、向こうのクランの人が聞きたいことがあるみたいなんだけど、ミチコちゃんと会話が通じず、お互い困っているようだった。
心配なので、間に入ってみると、やっぱりそうだった。
彼らは自分たちのクランが出展したウーキー族を探していたので、僕が案内してあげることになった。
案内した後に元の場所に戻ると、また、ミチコちゃんが他の人に話しかけられ、困っていた。
案内して戻ってくると、また絡まれて・・・・。こんなことがしばらく続いたので、
「ねぇ、ミチコちゃんって案内係担当なの?」
「うんにゃ、違いますたい。担当んナルしゃんの見当たらんけん、代わりにしよるんたい。」
「・・・・・そうなんだ。」
「だけん、うまく標準語ば話しゅこつのできなくて・・・。やっぱり、うちいかんのです。」と落ち込むミチコちゃん。
「駄目だなんて、そんなことないよ!ミチコちゃんはしっかりもので、頑張ってるじゃないか!
悪いのは、自分の仕事を放り出していなくなったナル君だよ!」
「だけん、ちかっぱ恥ずかしかんばい。こぎゃん自分の・・。」と、とうとう泣き出してしまった。
ミチコちゃんはすごく自分の訛りを気にしているようだった。
僕たちのクランは訓練の過程で標準語も話せるようにはしているけど、中級生は訛りを残している子が多い。
ミチコちゃんもその一人だった。・・・・・・特に、筋金入りで有名な。泣いてしまったミチコちゃんをどうにかしなきゃと思い、
「そんなことないよ!訛っていることは別に悪くないよ!上手く言えないけど・・・
僕は訛っているミチコちゃんが恥ずかしいとは思わないし、そんなことを言う奴は許さないし、
ミチコちゃんには訛りが似合うし、むしろ訛りをとったらミチコちゃんじゃないし、って違う!
訛りをとらなくてもいいというわけじゃなくて・・・、いやそういうことなのかな?いや、あぁでも・・・。」もう自分でも何を言っているのか、わからなくなってしまった。
すると、「クスッ」とミチコちゃんに笑われてしまった。呆れられちゃったかな・・。
「あぁごめん!やっぱり僕じゃ駄目だ・・・。ディノ君ならこういう話に乗るのが上手なのに・・。本当にごめん!」
「いえ、そーゆうわけじゃなかんばい。カズヤ先輩っちほんなごと優しか人だなぁっち・・。」
「え?そ、そうかな・・・。」
「そーばい。必死になっち、励まそーっちしとってくれてうれしかったたい。」
「・・・・・なんだかよくわからないけど、ミチコちゃんが元気になってくれたなら、それでいいや。」
「そいっち、人にでけんじゃなかっち言った人の自分ばでけんだなんて言っちゃでけんとよ。」
「ご、ごめん(汗」
「いえ、ほんなごとうれしかったばい。なんやかやる気のでてきたとです。。」
「・・・・・・・・・・・それならよかったよ。」

その後、ミチコちゃんはアスカちゃんと代わってもらうことになり、僕はやっと倉庫に行くことができた。理由はともあれ、ミチコちゃんが元気になって本当によかった。
ところで、ナル君はどこにいるんだろう?会ったら注意しとかなきゃ・・・。
399創る名無しに見る名無し:2009/10/04(日) 08:14:30 ID:i3ecg4PL
>>395
オカザキと師匠来たwww
知り合いってウルフさんのことか?
つか、オカザキ、それは罪だぞ。心せぇ。

>>396
あちらこちらで、大小騒ぎ。
あちらこちらで、陰謀が。

>>397
いやいやまさかそんな。
しかし「ウルフ」とか「ケルティック」「ハンター」とかに比べて少々ひでぇ
ネーミングな気はする。

>>398
可愛いのぅ。
しかし、訓練生達が来て気がついたが、普段のタケダ・クランはかなりむさ苦しい
状況なんだな(w<基本的に成人の儀式を終えた男連中
400やぶ:2009/10/04(日) 09:46:59 ID:sOtnG/rl
>>390
ニコライはゲームのバイオハザード3に出て来る元ロシア軍人です。
あと、ミハイルとカルロスもそのゲームに出てきます。
…なのでこの3人は生き残ることでしょう、たぶん…。


たまにノリで重要人物殺しちゃうやぶですが…。
401やぶ:2009/10/04(日) 09:49:26 ID:sOtnG/rl
日記乙〜
なんか私のだけ浮いてますな〜

>>369続き
新米プレ日記22
ある中佐の手記 2

「申し訳ございません、大佐。私の部下はどうにも規律を守る意識が希薄で」
思い思いに各自休憩をとる中、ミハイルが俺に謝る。
「なあに、ここは軍隊とは違うんだ。それぐらいの方が柔軟に動けるし、生き残る確率がずっと上がるさ。それとミハイル、俺の肩書は今は中佐だ」
もっとも、扱いは准佐並だけどな。
「いえ!自分にとって大佐はずっと大佐であります!」
やれやれ、相変わらず頭が堅い。
ま、元々の人柄がいいから、そこをからかわれながらも部下達からの信頼が厚いんだがね。
俺は苦笑を漏らしながら、この奇妙なミッションで生き残った者達を見回す。
近接戦闘が得意なキッドに突入戦及び戦線維持が得意でサバイバリティーの高いカルロス、
銃器マニアでどんな得物でも使いこなすボビー、潜入工作、情報収集が得意なニコライ、
豊富な経験で的確な状況判断をくだし、部下からの信頼も厚いミハイル。
そして、先程俺にワクチンを打った女性博士のサツキ。
それに俺を入れて僅かに7名。
60名の隊員とオブザーバである6名の博士達からなる今回のチームは、ちょうど10分の1にその数を減らしていた。
「ところで、生存者を送っていったケリーですが…」
施設に突入した時点ですでに地上階はゾンビどもの巣窟だった。
しかし、生き残りが全くいなかったわけではない。
倉庫や資料室など、比較的周りから孤立出来る場所で息を潜めて隠れていた者が数人いた。
施設奪回が目的とはいえ生存者を保護しないわけにもいかず、生存者全員を軽装甲車に乗せ、施設外に退去させる予定だった。
運転が得意なケリーがその運転手役をかってでたが、携帯型PCのモニター上で隊員達の生存を示すマーカーは、ここにいる6人だけだった。
ケリーを示すマーカーは彼がすでに息絶えていることを示していた。

「…何かあったようだ。恐らく、もう…」
センサーがついているリストバンドをわざわざ外す必要はないだろう。
「くっ…。ケリーまで…」
手塩にかけて生き残る術を教えてきたはずの部下達が、ばたばたと死んでいく。
指導員であったミハイルにとって、我が子を失うような辛さだろう。
「冷酷なことを言うようだが、落ち込んでいるヒマはない。生き残った俺達がやり遂げなければ、隊員達の死が無駄になってしまう」
「…ハイ、その通りであります」
苦虫を噛んだようなしかめっつら。しかしそれは、ミハイルが涙を堪えている時なのを俺は知っている。
部下思いはどこにいっても変わらんな。
なんせ、ミハイルは部下達の命と引き替えにこの忌むべき死人隊に入ったのだ。
俺にとってはミハイル、おまえも大切な部下なんだ。だから、おまえも生き残れよ。
402創る名無しに見る名無し:2009/10/04(日) 20:14:35 ID:RpOwHn+F
>>401
でも、楽しみながら読ませていただいてますよ!
403創る名無しに見る名無し:2009/10/05(月) 21:12:56 ID:YZwUvGmr
宇宙は広い。
右側と左側とじゃ、全然別のことが起きているもんだ。
アダチ日記

 訓練室でウルフさんとスカーフェイスさんに、シンヤの「オユウギ」を元にした必殺技(・・・にして良いんだろうか、あれ)
披露された。
 まあ、なんというか、案の定というか何というか、二人には通用しなかった・・・というか、ウルフさんから「・・・それは、蟲
どもには通じないだろう・・・」と突っ込まれ、スカーフェイスさんからは「シンヤ。それは「オユウギ」と言うよりも「ラジオ体操」
だ」と。
 って言うか、突っ込むとこそこ!?なんでそんなこと知ってるの、スカーフェイスさん!と俺が突っ込みたかった。
 ちなみに、ディノは(見るのは何回目かなんだが)笑い転げているし、カズヤは笑って良いのやらどうなのやらと複雑な
表情になっていた。

 けど、今日も一撃を与えることが出来なかった・・・。
 いっそ、と言うことで4人一度にスカーフェイスさんにとびかかったんだけど、俺が左手、シンヤが右手で掴みあげられ、ディノ
が蹴り飛ばされた。カズヤはほんの僅かに遅れたため、先にウルフさんに捕まってしまった。
 でも、収穫もあった。
 まだ二回目だけど、カズヤの動きに変化が出ていた。そりゃあ劇的な物ではないけど、反応が微妙に早くなっている。
 ウルフさんも「良い動体視力だ。だが、少しばかり視野が狭いな」って。あいつ、やるなぁ。帰ってから修行行くのが楽しみ
だ。
 
 そう言やカズヤが「ナル君は?」って聞いてきたっけ。
 一応、シンヤが朝方に「特別講義」のことで声かけてたようだけど、結局来なかったな。なにやってんだろ。つーか、殆ど見
かけないんだよなぁ。

 訓練が終わった後、例によって温泉で汗を流してたんだけど、ディノの奴「スーさん、今日は(お酒)持ってきてないの?」って
聞いてやがった。ったく、しょうがない奴だな。
 スカーフェイスさんは苦笑いしながら、「昨日のことで怒られてしまってなぁ」と。
 こう言うと何だけど、スカーフェイスさんが素直に言うことを聞くような相手って、どんな人なんだろう。ウルフさんは一緒に呑ん
でたから違うだろうし、他の人が言ったくらいじゃ(こういう事に関しては)聞きそうにないし。

 風呂上がり、なんだかポートの方がちょっと騒がしいようだった。
 特に破壊音だとか爆破音だとかしたわけではないし、警邏隊や救護隊が出ている様子も無い。
 「なんだろうな」ってスカーフェイスさんが言っている横で、ウルフさんの眉間の皺がぐぅっと深くなったように見えた。
405ポートへ行こう(その途中):2009/10/06(火) 02:39:51 ID:sZxqHXoy


スカーフェイス「おい、ディノ、アダチこっちへこい。」
アダチ「なんですか?スカーフェイスさん?」
ディノ「ひょっとして隠れ酒?」
スカーフェイス「残念ながら違うな。明日からお前たちは、カズヤ、シンヤと別だ。」
ディノ「へ?なんでまた??」
アダチ「・・・・・・・・・・・」
スカーフェイス「その顔を見るとアダチはわかっているみたいだな?」
アダチ「はい。今日の戦闘で・・・。」
ディノ「?今日の戦闘で何かあったのか?」
アダチ「・・・・・・ディノ。今日のお前は全力だったか??」
ディノ「へ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アダチ「違うだろ?お前が本気ならシンヤの技なんて気にならない。それに、本気のお前は口調が変わるよ。」
スカーフェイス「口調が変わるのは初耳だな。まぁそういうことだ。お前たちは無意識にカズヤたちに合わせようとしている。
初日よりも動きが悪くて気になっていたんだ。
それに、カズヤもお前たちに無理に合わせようとして、自分のペースで戦えていないからなー。」
アダチ「やっぱりそうでしたか・・。でしたら、お手数をかけますが、よろしくおねがいします!」
スカーフェイス「あぁ気にするな。こちらも楽しんでるしな。コーチは交代制でやるが、今よりも厳しくするからな」
二人「おねがいします!!」


カズヤ「え?僕とアダチくんたちを別に?」
ウルフ「今はあの2人に合わせようとするばかりに、自分のペースで戦えていない。
それでは、変なクセがつくのでな。二人と離すことにした。」
カズヤ「そう・・ですか。一緒に特訓してると言っても、やっぱりまだまだなんだなぁ・・・」
ウルフ「そう落ち込むな。前にも聞いただろうが、お前には見込みがある。自分のペースで特訓して、あの2人を追い越せばいい。」
カズヤ「・・・・・・はい!」
シンヤ「おいらは何で離れるすか?」
ウルフ「お前は武器なしなら、カズヤともレベルはさほど離れていないからだ。武器に頼りすぎだ。」
シンヤ「ちょっと残念すけど、まぁわかっていたからしかたないす。」
カズヤ「よーし!帰るまでにあの2人に頑張って追いつくぞー!!」
406創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 08:03:22 ID:MmvaK7xc
 やっぱり若く吸収の早いのに教える、っていうのはまた格別な物が
あるんだろうな。

 そして、ポートにはフル装備のタカハシさんが・・・・。
407創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 09:01:18 ID:5h9Lwot3
ぼくのかんがえたぷれでたー(笑)
408創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 12:29:22 ID:8I9mnZzV
>>407

> ぼくのかんがえたぷれでたー(笑)
409創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 12:34:11 ID:8I9mnZzV
>>407
痛いとこつくね
410創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 13:59:11 ID:iLkLGJfu
喫煙室に入り込んで「たばこくさーい(笑」
動物園に入場して「ケモノくさーい(笑」
女性専用車両に乗り込んで「オンナくさーい(笑」

…って言って悦にいっている人みたいなものです
411創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 19:39:02 ID:/SYVJiiJ
>>407
マサフミ「ここはそういうスレなのよ、坊やwwwww
     これからもずっとこの調子でいくかんねwwwwwwwww」
412創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 19:42:50 ID:/SYVJiiJ
それと、また湧いても次はスルーすっから。
413創る名無しに見る名無し:2009/10/06(火) 21:57:27 ID:MmvaK7xc
ぼくのかんがえたぷれでたー

(1)ブラック・スーパー
  今んとこシルエットだけでも出ているのは彼(だよな)だけか。他にレッド・スーパーとか、ブルー・スーパーとか、
 居るわけ無い。
  名前からいって、今までのプレに比べ肌の色が黒っぽいと想像。
  シルエットだけだと、かなり野性味溢れてそうだ。

(2)ファルコン
  おまいだけやけに格好いい名前なのは、気のせいですか。
  幾分小柄で、ヒット・アンド・アウェイ型の戦法。
  見た目はAVPのスカータイプで、さっぱり系と想像。

(3)ドッグ
  なんか名前ヒドス。
  上の二人を接近戦タイプにしてるんで、こいつはスナイパータイプと考えてみる。人間側も銃持ちが居るし。(
 ニコライのはガトリングだよな、あれ)
  外見は・・・プレ2ラストで出て来た皆さんの中の、タヌキ系の復活を是非。

正答確率皆無wwwwwwwww
414やぶ:2009/10/07(水) 08:15:56 ID:DjSDWpmz
>>402、403
ありがとうございます〜
>>401続き
新米プレ日記23
「まずいわね…」
現在解明しているTウィルスの特性やB・O・W達の特徴および弱点、自分の持ち込んだ武装や最近の流行など、
重要な情報の交換をしながら歩いていると、不意にアリスが顔をしかめた。
「どうした?」
異文化交流において最重要なオブジェクトである、可愛いランジェリーについての情報収集を中断され、幾分苛立ちが声にまじってしまったかもしれない。
「突破されたわ」
それに気付いたのか、急いでランジェリーのカタログデータを私のガントレットに送信しつつ、アリスがため息をつく。
不意に私達の回りに何枚かスクリーンが広がり、頑丈そうな壁を破って異形の者達が次々と飛び出していく様が映し出された。
「閉じ込めておいたんじゃなかったの?」
「兵隊さんたち、かなり暴れてくれたから…。それより早く天井の点検口に登って!すぐにこの通路もあいつらで溢れかえるわ!」
415やぶ:2009/10/07(水) 08:16:57 ID:DjSDWpmz
>>414続き
新米プレ日記24
ある中佐の手記 3
「せめて弾薬を補充しなければ、な…」
元々この施設の研究員であったサツキ博士は戦力として数えられないから、戦闘員は僅かに6名。
雪崩のように襲い掛かるゾンビどもを押し返すには圧倒的に火力が足りなかった。
おまけにこの隊に主力火器として支給されているライフルは最新式の物であり、それゆえ威力が低かった。
現在主流のアサルトライフルはわざと殺傷力を落とし、敵を殺すことより負傷者を作ることが目的になってきている。
もちろん人道的な理由などからではない。
一人負傷者を作ればその負傷者を保護するために2、3人が戦闘に参加出来なくなる。
一発で一人殺すよりも、その方が効率的だからだ。
そのため、相当なダメージを受けても平気で動き回るゾンビ相手にはとことん相性が悪かった。
ボビー自慢のコレクションである、徹底的にカスタマイズされたグレネードランチャー付きアサルトショットガンや、
軽装甲車に積載していたロケットランチャーはゾンビの集団を蹴散らすのに役立ったが、すでに弾が尽きている。
そのためケリーは生存者を放出後、トラックに残した武器、弾薬をかき集めて合流する手筈になっていたのだ。
「中央試験場に戻れば、かなりの弾薬が残っているはずですが…」
危険を承知で中央試験場に戻り、倒れた隊員達の武器を回収するか、あるいは一旦外のトラックまで撤退し、武器をかき集めて再突入すべきか。
どちらかを選ばねば、これ以上の作戦遂行は不可能だった。
ゾンビ達は仲間という認識がないのか、新鮮なエサ(俺達のことだ)がない場合は共食いする。
中央試験場にいたゾンビどももその数を大分減らしているだろうと考えるのは、余りにも希望的観測に過ぎるだろうか。
416創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 22:10:03 ID:gw3p0w8S
>>最重要なオブジェクトである、可愛いランジェリーについて
待てwwwwwwww

さて、大佐・・・いや、中佐殿。どう出る?
417創る名無しに見る名無し:2009/10/07(水) 22:36:30 ID:Iwn+HPou
これは・・・究極の選択だな。

関係ないけど、更にエイリアンまで乱入してきたら
どうなってしまうんだろうとか思った。
418創る名無しに見る名無し:2009/10/08(木) 23:50:24 ID:9LqyPh8Q
それこそ、デウス・エクス・マキナな核の出番になりかねん・・・。
419創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 06:41:00 ID:JtmHZUxp
「小児性愛プレデター」―公衆便所で100人の児童を襲った女教師
http://chiquita.blog17.fc2.com/blog-entry-4654.html
420創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 14:42:45 ID:LedCG3dH
新作、キャストも次々決まってだいぶ本格的な話になってきたな。
犬プレと鷹プレ、どんな姿になるのか楽しみでもあり、恐ろしくもあり。




お願いしますよ、監督!!
421忘れ去られた男の日記:2009/10/12(月) 17:38:26 ID:qS0ctRqK
一ヶ月前はなかった日


1週間前はなかった日


3日前はなかった日



一昨日はなかった日


昨日はなかった日


今日も僕の麗しき姿に皆メロメロさぁ〜
422>>421  つ【現実】:2009/10/12(月) 20:54:20 ID:EmqZ/LME
カズヤ日記

 今日の「特別講義」の後、ウルフさんからアダチ君・ディノ君とシンヤ君・僕とのグループ分けをすることを
告げられた。
 やっぱりあの二人とはレベルが違いすぎるから・・・。でも、僕たちのことを考えてのことだ。頑張って追いつ
こう。

 講義後のお風呂から上がると、なにかポートの方がものものしい雰囲気に包まれていた。
 行ってみると、別に警邏隊や軍が居るとかいうわけじゃないんだけど、何故かフル装備のタカハシさんとケ
ンジさん、それに女性の一団が、到着したばかりらしい宇宙船を取り囲んでいた。
 何だろうと思っていると、アダチ君が「あれ、診療所の看護婦達じゃないか?」と言った。
 「あー・・・そう言えば」「あそこに居るのが婦長ッスね」と、ディノ君とシンヤ君。
 そこで気がついたんだけど、「あの船って、マサフミさんとマリちゃんが乗っていった船じゃ・・・」。
 僕がそう言った途端、ウルフさんは苦虫を噛みつぶした上にお婆ちゃん特製煎じ薬を飲んだような表情に
なり、スカーフェイスさんが「ははあ、あいつまた・・・」っと笑った。
 
 なんでもマサフミさんは注射が大嫌いで、他惑星へ行くときに義務付けられている予防接種をしょっちゅう
さぼるらしい。それで以前クランに流行病が発生し、以来診療所から徹底マークを受けているそうだ。
 
 でも、「まるで犯罪者の確保並ですね・・・」「犯罪者のほうがまだマシだ」「まあこれくらいせんと、あの暴れ
ん坊は捕まらんだろうなぁ」。
 気になっているのは、僕はほとんどマサフミさんと話をしていないのではっきりとは言えないんだけど、なんか、
僕たちのくらんで聞いている噂と、実際のマサフミさんが全然違うような気がする。噂なんてそんなものなんだ
ろうけど。

 ハッチが開くと同時に「うぇうぇwwwww者ども出迎え御苦労wwwww」という声が聞こえた。その瞬間、タカハシ
さんの両肩のプラズマ・キャノンが・・・って、いいの!?僕が慌てていると「あれで殺れれば、苦労はない」と
ウルフさん。
 そ、そうなんだろうか。あ!でもマリちゃん!!!
 「あっま〜いwwwwww」「ししょーwwwww待ってwwwwww」
 煙の中からマサフミさんが飛び出した。その後からマリちゃん。よかった、無事だった。でも、ずいぶん頑丈にな
ってるような気が。
 今度はケンジさんのネットランチャーが発射された。
 狙いは正確だったけど、マサフミさんは避けた。昨日のお風呂でのスカーフェイスさんほどスマートにはいかず、
滑走路を転げてったけど。
 そこへ看護婦さんたちが数本のワイヤーを投げつけた。それはマサフミさんの腕に絡みついて動きを止めら
れたけど、すぐにディスクで切られた。
 その隙を突くように、目にもとまらぬような速さでマサフミさんの脳天に巨大な木槌が振り下ろされた。
 ・・・マサフミさんは「鼎」<-こんな感じに、地面に這いつくばった。
 いつの間にか来ていたマナちゃんが、「流石ですわ、婦長・・・」と尊敬のまなざしで、木槌を振り下ろした看護
婦さんを見つめていた。

 気絶(で済んでいるんだろうか、本当に)したマサフミさんは護送・・・じゃなくて搬送されて行き、マリちゃんはそ
れを追いかけて行った。
 「あの看護婦さんたち、やるなぁー」「ワイヤー使いなんて珍しいッス」「婦長、すげぇー!」
 カズヤ君たちがそう言っていた。
 スカーフェイスさんが、
 「日々手負いの荒くれどもを相手している姐さん方だ、俺でもかなわんよ」
 と言うと、「貴様が女に甘すぎるだけだろう」とウルフさんが呟いていた。
423創る名無しに見る名無し:2009/10/12(月) 21:28:33 ID:QPkGXVOJ
マサフミ、また消毒漬けにwwwww
これで何回目の入院だったっけ・・・。

ところでマリ、マサフミとは何もなかったのか?
424創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 00:16:17 ID:5UPxJetr
マサフミ「ガキになんか興味ないぜぇ〜wwwwwwうぇうぇwwwwwwwww」
425創る名無しに見る名無し:2009/10/13(火) 17:59:19 ID:A0XHS9G3
以外と優しかったりしてなw

マサフミウザいけどやっぱいると楽しいなw
426やぶ:2009/10/14(水) 07:52:41 ID:GiVveqpi
>>414続き
新米プレ日記24

そろそろこの辺が中央試験場か。
所々弾痕や爆発による穴が口を開く、点検用の狭いダクトを通りながら場所を確認する。
さすがにこんなところまでは立体影像を結ぶシステムがないため、私は一人ではいつくばって進んでいた。
激しい戦闘の跡が垣間見える。
その穴から漏れ聞こえるゾンビどものうめき声。
どうやらあいつらは共食いするらしく、動きの鈍った一体に複数のゾンビが群がり、
その死肉を喰らっていた。
ううう、キショい…。
こんなときはさっき貰った可愛い下着のカタログデータを見て、気分転換をはかるに限る。
データを呼び出し、画像をマスクのディスプレイに表示させる。
あ、これ可愛い!んー、これはセクシーだけどいくらなんでもエッチイかな?
ずっと気をはってたら、いざという時疲れてて100パーセントの力が出せないからな。
そんなふうに自分に言い訳しながら、多少リラックスした状態で進む。
なんせ今までホントは可愛い格好をしたいのを我慢しながら、厳しい修業に打ち込んで来たのだ。
その反動で可愛い格好をしたくてたまらない!
でもま、見せる相手がいないんだけど。
一瞬浮かんだマサフミ先輩の顔を必死で追い払う。
しかたないではないか。両親がいない上、自己の鍛練のためほとんど友達も作らず修業に打ち込んできたのだから。
そんな中、唯一先輩として、時には師匠として自分に接してくれたマサフミ先輩に、
憧れにも似た感情を持ってしまっても仕方が無いではないか。
まあ、その憧れは無惨にも粉々に砕かれた訳だが。
「ああもう!ウン年前の自分にそれは勘違いだって言いたいぃぃっ!」
がつんっ!
おや?
何もない空間に突き出したはずの手に衝撃が走った。
浅い角度で手甲に弾かれた赤黒いソレは、勢いが削がれることなくダクトの壁に突き刺さる。
「えーと…」
その赤黒い物体を目線でなぞると、脳みそが肥大し剥き出しになったような顔が見えた。
大きく口を開き、なんだか困っているような表情にみえなくもない。
「たしか、リッカー?」
B・O・Wの一種で、こんな姿ではあるが人間をベースに開発されたらしい。
長く伸びる舌が最大の武器で、丈夫な鍵爪は壁や天井を苦もなくはい回れる。
こんな身動きのままならない場所で出会ったら、厄介な相手なのだが。
「マサフミ先輩、ちょっとだけ感謝します」
舌が抜けず、ジタバタとしているリッカーの頭に槍を突き立てる。
頭蓋骨を自らかち割った脳は意外なほどの硬さだったが、
槍はあっさりと貫通し、リッカーは一度だけビクンッ、と身体を震わせると動かなくなった。
「死んだ、よね?」
槍を引き抜き、横を通り抜ける。
しかし、何だろう?
さっき点検口にはい上がった時にも感じたのだが、妙に身体が軽い。
それにリッカーの頭を貫いた時も、あれだけの硬度なら普段だったら貫通せず途中で止まっているはずだ。
「なんか私、強くなってる?」
これならサシでやってもマサフミ先輩といい勝負が出来そうな気がする。
マサフミ先輩のことだ。
プラズマキャノン最大出力で一斉掃射を受け、ジュッ!ってなっても、絶対復活しているはず。
戻ったら自分は逮捕されるだろうが、そのまえに絶対マサフミ先輩に会ってやる。
「ふふふ、マサフミ先輩!帰ったらガチンコ勝負だ!」
ピシッ!
「へ?」
ガッツポーズをした途端、ダクトの底が抜けた。
「のひょおおおーっ!?」
私はガッツポーズをとったままの情けない格好で、そのまま中央試験場へ落ちていった。
427やぶ:2009/10/14(水) 07:55:33 ID:GiVveqpi
新米プレ日記とある中佐の手記、別々にナンバリングすることにしました。
428やぶ:2009/10/14(水) 08:00:31 ID:GiVveqpi
>>415続き
ある中佐の手記4

タタタタン!ドウッ!タタタタン!
聞き慣れた銃声、聞き慣れた炸裂音。
しかし…。
「うわああああっ!」
「くるなくるなくるなあぁぁぁっ!」
「たすけっ!誰か助けて…っ!だれかぁっ!」
精鋭部隊として名高い死人部隊では、けして聞いたことのない悲鳴。
中央試験場の凄惨な情景が甦る。
生存者を保護していたため遅れたミハイル達と合流した直後、身に覚えのない集結命令が自分の声で通信機から流れたのだった。
直ぐさま撤回の命令を出そうとしたが、何度試そうが、どの通信機を使おうが送信することは出来なかった。
そのため、危険に曝された隊員達を救うべく中央試験場に向かったが、そこは無数のゾンビや
様々なB・O・Wどもがひしめきあう地獄と化していた。
必死に応戦する隊員達。
しかし、何発も叩き込んでやっと動かなくなるゾンビどもに隊は分断され、各個撃破されていく。
見る間にその数を減らしていく仲間達へ撤退を叫び、入り口付近を死守した。
が、ついに唯の一人もそこまでたどり着くことがなかった。
倒れた隊員達がゾンビとして甦る様を見て、後ろ髪を引かれる思いでそこを離れ、
地下に繋がるダストシュートへ身を踊らせたのがついさっきのことだ。
「中佐、そのことなんですが…」
少し離れていたところで休んでいたボビーが口を挟む。
「ボビー、メシはもういいのか?」
「おやっさん、あんなもん見た後にメシなんかくえませんて。まあ、頭のどっかイカレた奴は別ですがね」
そういって黙々とボルシチを口に運ぶニコライをちらりと眺める。
「よりによって、よくあんなの食えるぜ」
「まあ、補給出来る時にしとくのは大切なことだからな。とりあえずコイツでも食っとけ。うまいぞ」
そういってカロリーメイトを投げる。
「うほっ!いいお菓子!」
我が国のレーションは戦争を何度も経験している分、実に実用的に作られている。
しかし…。すこぶるまずい。
多国籍軍の中でのレートは、メシがまずいことで世界的に有名なイギリス相手でさえ3対1だった。
この国のレーション3つを渡して、たった1つのイギリス軍のレーションと交換して貰える、ということだ。
この隊のほとんどの者が自腹をきってでも自分達で調達している。
429やぶ:2009/10/14(水) 08:02:48 ID:GiVveqpi
>>428続き
ある中佐の手記5

「で、武器の調達に何かいいアイディアでもあるのか?」
何でも良い。何か明るい材料が欲しい。
「おっとそうだった。そのことなんですが、ここの所長はとんでもない銃器マニアでしてね。
何でも所長室にゃ、ちょっとした軍隊並の銃器がコレクションされてるって話しですぜ?」
その話が本当ならこれほど明るい話はない。場所もここからそう遠くはないが…。
「その話の出所は?どのくらいの信憑性がある?」
時間も弾薬も限りがある。
ホイホイと鵜呑みにするわけにはいかない。
「蛇の道は蛇ってね。俺らマニア達の間じゃ、確定事項ですぜ?」
「そのことなら、私も聞いたことがあります」
意外なことにサツキ博士が口を挟む。
いや、ここの研究所で働いていたのだから、必然というものか。
一気に信憑性が高まったな。
「でも、簡単にはそのコレクションを見ることは出来ないそうです。
何でも部屋のあちこちに仕掛けがあって、それを解くと隠し扉が現れるとか…」
…ここの所長はガキか?
まったく、これだから上の方で踏ん反り返ってる奴らは…。
「…わかった。皆、そのままで聞いてくれ」
サツキ女史の話を聞き、とりあえずの方針が決まった。
隊員達が俺を注視する。
「今後の予定進路だが、まず所長室へ向かう。そこにはかなりの武器がストックされているらしい」
「大佐!そこは仕掛けがあるそうではないですか!?我々にはそんなものを解いている時間は…」
ほんとミハイルは真面目だなぁ…。
「そんなもん仕掛けごと爆破すりゃいいだけの話だ。いかれた所長のくだらないゲームに付き合う必要はない」
「おお、なるほど!」
俺の言葉にぽん、と手を打つミハイル。
「あああ、様式美が…。なんか色々な設定が…」
「気にするなボビー。それにここはバイ〇ハザードスレでもないしな。で、だ。
武器、弾薬補充後、所長室周辺の直通エレベーターを使い、一気に地下最深部へ到達したのち、
この施設の電力を賄う超小型原子炉を管制室より操作しメルトダウンさせる」
俺の言葉に隊員達がざわめく。
「ちょ、中佐!メルトダウンて…!」
驚くのも無理はない。
俺だってこの命令を聞いた時はぶっ飛んだ。
「最深部にいけば秘密裡にプルトニウムを運ぶための列車がある。それを徴用して郊外まで一気に脱出する」
「しかし!?一般市民達が!」
「ここの規模ならせいぜいこの施設周辺が吹き飛ぶだけだ。深さがあるから放射能もほとんど洩れない」
そして、抹消すべきほとんどのものは地下施設にある。
「作戦完了後、上空からクラスター爆弾による爆撃、そののち、攻撃ヘリによる
低空からの地上掃射で逃げ出した化け物どもを一匹残らず抹消する。何か質問は?」
俺の言葉にキッドがおずおずと手を挙げる。
「ホントーに一般市民に被害は出ないんスね?」
「この施設周辺には立入禁止の通達を出しているし、周辺住民には念のため緊急の避難勧告をだすことになっている」
俺の言葉に安堵の表情を浮かべるキッド。
「他に質問はないか?なければ出発するぞ!」
430やぶ:2009/10/14(水) 08:14:23 ID:GiVveqpi
うわ間違えた!避難勧告ではなく、強制力のある避難命令です!
>>429
431創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 22:59:49 ID:Vnipltr4
>>426
ドジっ子だな、新米。
つか、可愛かったりセクシーだったりなランジェリーの女プレを想像したら、
缶チューハイが鼻に回って地獄の苦しみだったんだが。

・・・ただ、まさか、T−ウィルスの影響が出てないか?

>>428-429
>「あああ、様式美が…。なんか色々な設定が…」
>「気にするなボビー。それにここはバイ〇ハザードスレでもないしな
ちょwwwwww
中佐、ぶっちゃけんなwwwwww
ボビーも何言い出すwwwwww

レーションと言えば、日本のレーションは群を抜いて美味いという話を聞いた。
まあ、日本人ってのは粗食には耐えられるが、不味いメシには耐えられないから
なぁ。
カロリーメイトは新製品のメープル味か?
432創る名無しに見る名無し:2009/10/14(水) 23:47:46 ID:bza2c69w
>>426-429
やばいよ新米、早いとこ脱出しないと・・・。

プレの食事は現地調達が基本っぽいが、弁当持参の奴もいるんだろうか。
うっかり変なもん食って、狩りの最中に腹壊したらシャレにならんからなー。
433創る名無しに見る名無し:2009/10/15(木) 16:44:15 ID:2VpfSPx7
脱出した後に感染発覚とか嫌だぜ…

プレにも犬でいうネギみたいな中毒起こす食べ物あるのかねw

カロリーメイトのメープル味とか絶対美味いよな。
早く買わねば
434やぶ:2009/10/15(木) 22:20:01 ID:JUUb+QaH
自衛隊のレーションは缶詰タイプのT型とレトルトパウチのU型がありますが、
カンボジアに参加した32カ国中、最高という評価を頂いたそうです。
おかずと米飯という組み合わせは世界的に珍しいので、クラッカーや缶詰パンに
飽きた他国の兵士達にとって、物凄く新鮮だったんでしょうね。
435やぶ:2009/10/15(木) 22:23:16 ID:JUUb+QaH
>>426続き
新米プレ日記25

ドスン!
「はおっ!?」
腰をしたたかに打ち、一瞬呼吸が止まる。
何だか戦いとは関係無いところでばっかりダメージを受けている気がする。
「ちょっと、大丈夫?」
「ア、アリス!?ええ、もちろん!だってわざと降りたんだもん!リッカーがいたから!
だから私の体重が重かったわけじゃないから!」
なぜか少し離れた所に立つアリスに慌てて言い訳する。
うーん、アリスといると、何だか急激に今までの自分が崩壊していくような?
「ふーん?なんか変な悲鳴あげてたけど?」
「幻聴だっ!」
「私、施設内でおこったこと立体影像で再生出来るって知ってる?もちろん音声付きで」
「やめてぷりーず。頼むからメモリー消去して」
私の言葉にアリスが微笑む。
「冗談よ。だいたいこの部屋、カメラ類が破壊されまくってて、この位置にしか像結べないし。
それにしてもあなたずいぶん雰囲気変わったわね。何て言うか、凄く柔らかくなった」
そういって笑うアリスは、幼体のくせに何だか私よりもお姉さんに見えた。



「って、和んでる場合じゃないわね」
「そのようだ」
身体のアドレナリンが上昇し、戦闘態勢を整える。
あ゛ー、あ゛ー、というお馴染みのうめき声。
それと、チャッ、チャッ、チャッ、という聞き覚えのある爪音。
「ごめん、ここはセンサー類がほとんど全滅してて、なんのサポートも出来ない!
リッカーがいたってことはハンターもいるはずだから、注意して!」
アリスが悲鳴に近い警告を発する。
それと同時に、私の視界にゾンビの集団が現れた。
「ふ、おまえらなんぞ、近付かなきゃただのとろくさい的だ」
肩に装着したプラズマキャノンが火を噴く。
先頭にいたゾンビに当たり、近くにいた数体を巻き込んでプラズマが崩壊、消滅させる。
そして、その隙を着くように黒い影が飛び出す!
タタタタン!タタタタタッ!
「ギャワンッ!」×2
「キャキャンッ!」×1
フルオートの掃射をもろに受け、ケルベロス達が床にはいつくばる。
「威力はともかく、速射性はいいようね」
両手に構えたアサルトライフルを軽く振る。
弾は残り少ないようだが、代わりはいくらでも転がっている。
「ちょっと自分の戦闘能力、試してみたいところだったのよね!」
一方的な殺戮劇が幕をあけた。
436やぶ:2009/10/16(金) 07:35:16 ID:cOg8/sVR
>>435続き
新米プレ日記26

タタタタン!タタタタン!パウッ!シュボッ!タタタタタッ!
ほとんどの照明が壊れた薄闇の中、ライフルのマズルフラッシュとプラズマが崩壊する白い閃光が閃く。
この短時間にいったいどれほどの敵を屠ったのか。
鈍くてしぶといゾンビの集団にはプラズマキャノンを、動きは速いが
耐久性はゾンビに劣るケルベロスにはライフルの銃弾を。
アサルトライフルを両手に一丁ずつ携え、目まぐるしく試験場内を駆け巡る。
「はい、終わり!」
マガジンが空になったライフルをゾンビの集団に力いっぱい投げ付ける。
回転しながら凄まじい勢いで飛んでいったソレは、直撃した一匹目の頭をあっさりと跳ね飛ばし、
二匹目の側頭部を半分以上粉砕してそいつは真横に吹っ飛ぶ。
その開いたスペースに躊躇なく飛び込み腕を一閃!
ゾンビの頭が数個まとめて宙に舞う!
「こっちも!」
タタタタタッ!
ギャワンッ!
残り少なかったライフルの残弾を全て叩き込み、ケルベロスの頭がザクロのように弾け跳ぶ!
ライフルを何丁も使い潰したお陰で、手に持った重さだけでだいたいの残弾が解る。
「これでもくわえてなっ!」
突進してきたケルベロスにライフルの肩当てを突き出し、口にくわえた瞬間上から叩き潰す!
身体が軽い!最初あんなに苦戦したのが嘘のようだ。
たしかに馴れてしまえば敵ではないと思ってはいたが、もはや何体倒したのか数えてすらいない。
「じゃまっ!」
私を見失ったゾンビの頭を裏拳で吹き飛ばし、飛び掛かってきたケルベロスの胴を手刀で叩き割る!
「おっと!」
死角をついて飛んできた赤黒い舌をかわすと、伸びきったそれを掴んで引き寄せた。
リッカーがその丈夫な爪を床に突き立てようとするが、引きずられる向きが悪い。
カツカツカツと慌てたように手足を踏ん張るが、一気に引っ張ると抵抗虚しく飛んでくる。
「セイッ!」
ゴシュッ!ブツンッ!
下から突き上げた肘がカウンター気味にリッカーの顎を粉砕し、自らその長い舌を噛みちぎる!
「悪かったね、返すよ!」
デロン、となった舌の先をブルンッ、と回し、遠心力で血を溜め無理矢理硬質化させると、
勢いを殺さぬまま流れるようにリッカーの頭を貫く。
「キシャアッ!」
威嚇の声が聞こえた瞬間頭を下げ、直前に頭があった場所を巨大な鍵爪が通過する。
「おまえハンター(狩猟者)に向いてない!」
動きについていけず、ぼんやりと突っ立ったままのゾンビの足首を引っつかむと、
そのまま力任せにブン回す!
ゴパシャァッ!
ゾンビの上半身とハンターの爬虫類的な上半身が互いに混じり合ってミンチになった。
「獲物を狩る時に叫び声あげるって、おまえ馬鹿か?」
437やぶ:2009/10/16(金) 07:37:47 ID:cOg8/sVR
>>436続き
新米プレ日記27

それから数分後、静まり返った中央試験場内は、ハリケーンの直撃を受けたような惨状が広がっていた。
ただし床に撒かれている夥しい物体は倒壊した建物ではなく、
元が何だかわからないほどグシャグシャになった肉片だ。
光量が不足しているため赤外線視野をメインに、擬似光学視野を補助に使っているお陰で、
確実に胃の中身をぶちまけるであろうその光景を目にしなくてすんでいるが、
その濃密な血臭のせいで頭がクラクラする。
マサフミ先輩に血の臭いに慣れろと言われ、修業の一貫として無理矢理血の滴る生肉を
それこそ事あるごとに(誕生日、マサフミ先輩に初めて攻撃が掠った、etc、etc…)
食べさせられていなかったら、この臭いだけで参っていただろう。
サーロイン、とか言ってたな、あのお肉。
「凄い…!」
「うわちょっ、げぱぁっ!」
唐突にアリスの立体影像が実を結ぶ。
光源が現れ、擬似光学視野の感度が跳ね上がった。
「…エンガチョ…」
「うわあぁん!アリスのばかぁっ!」
もう一生お肉なんて食べない!
あああ、マスクに着いちゃった…。
「えと、ごめんね?あの、ちょっと厄介なのが近づいてるみたいだから、その…」
ううう、十分厄介なことになってるわよ…。
でも若干光量を落とし、ショボンとしているアリスをこれ以上責めるつもりもない。
その代わり、後で絶対野菜料理のレシピ教えなさいよ!
438創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 08:25:25 ID:G5moRGnG
>>432
まあ、スカフェがあんな星で一人で100年も生き抜いた辺り、プレデターのサバイバビリティは
相当高いんだろうな。


しかし、新米・・・おまいは本当にプレデターかwwww<もう一生お肉なんて
そんなんじゃ百戦錬磨、○○無双?デフォですが何か、悪食、なタケダ・クランでやってけないぞ。
439爺たちの会話:2009/10/16(金) 19:12:51 ID:FRuU9x1f

「お主も難儀じゃのう。そんなに気になるなら、いっそのこと明かしてしまえばいいのに・・・。」
「む、むぅ。そんなふうに見えるのか?」
「そりゃ、毎度、姿を隠してあの娘のことを見ているのだからのぅ。」
「み、みておったのか!?」
「うまく隠れたつもりでも、わしにはバレバレじゃ。まるで、ストーカーのようじゃった。」
「な、何を言っておるか!わしが気になっておるのは、よく一緒におる少年のほうじゃ!」
「少年じゃと?あの二人と特訓しておる少年たちか?おぬしと何の関係が・・・。」
「気づいておらんのか!?あの一番体格がいい奴は・・ディノじゃ・・。」
「!なんじゃと?あの時の、男の子か!?・・・・なんとまぁ、あの子がお主の孫と一緒にいるとは・・・。なんとも不思議な。」
「本人たちはお互いの関係を何も知らん。知るべきではない。じゃが、ふと心配になってのぅ。
聞いた話によると、例のクィーンを倒したのは、あの子じゃ。しかし、特訓する姿を見ておると、あの子にまだ倒せるはずがない。」
「なるほどのぅ・・・・。確かに、通常では、まだ倒せるはずがないのぅ。通常では・・」
「だから、ああして監視しておったのじゃ。」
「・・・・それは体の良いいいわけじゃな。結局、孫娘に変な男が寄り付かないか心配なだけじゃろう?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・茶が切れたのぅ。おーい!タカハシはおらんのか!!」
「タカサシさんは、緊急会議中です。」
「むぅ・・・」

「それにしても、今回の面子は本当に奇妙じゃのぅ。」
「まったくじゃ。ウルフとマナちゃん、三姉妹、あの男の息子など、本当に面白くもあり、危うい面子じゃ。」
「まぁ、何にせよ。一度くらい、孫娘と話したらどうじゃ?」
「・・・・今更、どんな顔をして話せばいいのじゃ。元気そうな姿が見られるだけで十分じゃ。」
「それは、お主の考えじゃろう?孫娘からすれば、爺さんがいたと聞いたら、喜ぶと思うぞ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・むぅ」
440創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 21:17:41 ID:fW078vSv
今日は成人の儀式だな。
エイリアン的な意味で。
441創る名無しに見る名無し:2009/10/17(土) 00:49:36 ID:6xdBh3Cs
なんだかんだ言って、スカーのジャンピング・スピア・アタックは何度見ても格好良いのぅ。
そしてチョパの見せ場のなさは、相変わらずな涙ものだった。



そして 便乗オッサン達の会話

ウルフ「・・・気がついていたか」
スカフェ「爺殿のことだろ。ま、流石の隠行術だが、少々平常心が欠けておいでのようだ」
ウルフ「なんのつもりかと思っていたが・・・」
スカフェ「どうもあのアスカという娘が気になっているようだが」
ウルフ「うむ・・・貴様、確かあの娘の祖母が、爺さんの知り合いだと聞いたと言っていたな」
スカフェ「ああ。だから初日に、お婆ちゃんからのお土産を渡してたそうだ」
ウルフ「・・・・・・・・・・・・・・」
スカフェ「・・・・・・・・・・・・・」
ウルフ「まあ、私たちが口出しすることではあるまい」
スカフェ「そうだな」

(ちと離れたところから)
ディノ「スーさん、ウルフィーさん、何してんのー!?」
ウルフ「本当に、気分で呼び方を変えるな・・・ナンダ、ウルフィーッテ」
スカフェ「俺はスーさんでほぼ固定なようだ」
ディノ「早く行きましょーよ!」
スカフェ「はいはい、そう急かしなさんな」

(ディノ達の方へ行くスカフェの後ろ姿を見ながら)
ウルフ「(どうもあのディノという若僧・・・。
     スカーフェイスの若い頃にどこか似ているような気がするが・・・)」
442創る名無しに見る名無し:2009/10/17(土) 01:14:43 ID:aB4lwzn8
俺もディノの出生については色々想像をめぐらせてたんだが・・・
ウルフさんの細胞も組み込まれてんじゃないかって気がする。
まあ、俺の勝手な想像だけどさ。
443創る名無しに見る名無し:2009/10/18(日) 11:01:07 ID:zWU4bBmZ
強化人間みたいな感じなのかな。
444やぶ:2009/10/18(日) 13:55:11 ID:pU4nJpqW
久しぶりにAVP見たー!
でもってプレの装備品色々忘れてたー!
ほとんど丸腰でごめんね、新米プレ…。
445やぶ:2009/10/18(日) 14:02:51 ID:pU4nJpqW
>>429続き
ある中佐の手記6

熱い。空調が止まり、空気が淀んだ地下施設はまるで蒸し風呂のようだ。
「ふぅっ!」
暗視ゴーグルをずらし、額の汗を拭う。
「おや?」
いつの間にか辺りは暗視装置が必要ないぐらい明るくなっていた。
しかしこれほどの照度があると光りを増幅しすぎてしまって、感度を下げないと目が眩むはずだが?
「大佐、どうかしましたか?」
不意に立ち止まった俺に気付き、ミハイルが声をかける。
「いや、ちょっと熱くてな。ああ、暗視ゴーグルは外しても大丈夫だぞ。これぐらいなら肉眼で十分だ」
ほとんどデスクワーク中心になってしまった俺と違い、今でも現役のミハイルは汗一つかいていない。
歳だな、俺も。
暑さにやられたのか、身体がだるいし妙に喉が渇く。。
「は?」
しかし、返ってきたのはミハイルの不審な声。
「装置を切ると真っ暗で何も見えませんが…?それに、寒いぐらいですし…」
え?慌てて見回すと、確かに誰も汗などかいていない。
おかしいな、こんなに暑いのに。
「というか中佐、もしかしてゴーグル無しで見えてるんですかい?」
ミハイルの後ろにいたボビーが不思議そうに聞いてくる。
「あ、ああ。ほら、あそこの案内盤の文字もくっきり見えるぞ?」
通路の突き当たりの案内盤を指差す。
そこには所長私室があと少しであることが書かれていた。
「…よく見えますね。俺でもぼんやり地図が描かれてるのがわかる程度なのに」
偵察兵上がりのボビーは視力が両目とも3.0以上あり、少し悔しそうに呟く。
「そう、なのか…?」
確かに目測でざっと見積もっても、普段なら絶対見えない距離だ。
それもみな、暗視装置がなければ目の前もよく見えない状況下で、だ。
「中佐は突入前に熱心に施設の構造を見ていらしたから、脳内で見えているような補正をかけているのかもしれません」
サツキ女史が口を挟む。
「集中力が異常に高まると、そういうこともあるそうですよ」
少し慌てているような気がするのは気のせいだろうか。
「でも中佐、集中しすぎても疲れてしまうでしょうから、よかったらこれを」
そう言いながらサツキ女史が水筒から中身を注ぎ入れたコップを差し出す。
「私が作った特製の果実茶です。味は保障出来ませんが、気持ちを落ち着けてリラックス出来ますよ」
「ああ、ありがとう。いただくよ」
ビーカーやフラスコなどを使って、まるで何かの実験のようにお茶を煎れている姿を想像してしまって、思わず笑みが洩れる。
おや?
「あら、私だって少しは料理を作ったりしますよ?」
その笑みを誤解したのか、サツキ女史が軽く笑う。
…気のせいか。サツキ女史のゴーグルも暗視装置が切れているような気がしたのだが。
「お?これはウマい!」
サツキ女史が煎れてくれたお茶はよく冷えていて、微かに桃の香りがする。
うん、日本人はすぐ謙遜する悪癖というか文化をもつから誤解されるが、ホントに美味しいものを作る。
隣の「所謂同盟国」にどんどん日本の料理を歪められているが、この繊細な味をぜひ伝え残していって欲しいものだ。
ほのかに甘いそれを口に含み、よく味わってから飲み干す。
すると、ほてった身体をすっ、とクールダウンしてくれる。
「お口にあって光栄ですわ。よかったらもう一杯どうぞ」
「ああ、もう一杯いただこうか」
日本通のボビーが羨ましそうにそれを眺めていた。
446創る名無しに見る名無し:2009/10/18(日) 21:26:01 ID:flLk4FqJ
>>442
ログを読んでると、非覚醒時:スカフェ兄さんっぽい人格/覚醒時:ウルフさんっぽい
人格に見えなくもない。
まあ、ガチでジェノサイドモードの時のスカフェ兄さんがどんなか分からんけど。CJだ
と、結構冷酷に闘ってるしなー。

>>444
そのお陰で、面白いことになってるw<フルオート射撃かますプレ
447カズヤ日記:2009/10/18(日) 23:39:53 ID:TSR5NNLL

今日の夜は、みんなで映画を見ることになった。
内容は、3人の若者が成人の儀式に挑むというものだった。なんでも実話だそうだ。
でも、見てる途中いろいろと大変だった。

・ 出演人物がやけにマッチョで、マミちゃんがハァハァ言ってた。

・ リストブレード好きのケンジさんが、簡単に溶かされたり、発展型のシミターブレードを持つ一人があっさりやられたりで泣いていた。

・ スカーっていう人物が地球人と協力するシーンを見て「騙されるな!!」とかなんとかチョンマゲさんが騒いでいた。

・ ヨシダのお爺さんがでてきた。地球人に槍を渡してた。

・ 去っていく一団にマサフミさんがいた。

・ 最後に、厳重なチェックを何故か潜り抜けた新種が出てきた瞬間、どこからともなく、プラズマキャノンが飛んできて、画面にすっぽりと穴が開いた。

いろいろ突っ込みたいところはあったけれど、これからの成人式を控えた僕たちにとっては、気の引き締まる映画だった。
とりあえず、儀式に挑むときは武器のチェックだけはしておこうと、ケルティックという人を見て思った。
448創る名無しに見る名無し:2009/10/19(月) 00:12:18 ID:sUG09liE
>>445
あの〜中佐・・・俺、なんだか胸騒ぎがします。

>>447
ホントあの映画はこれから成人式受ける者たちへの戒めになるよな。
てか誰っすか、プラズマ打ったのwwwwww
449創る名無しに見る名無し:2009/10/19(月) 00:18:57 ID:SajtCCtp
>>446
時々出てくる謎の組織?ってのがショッ〇ーみたいな感じで、そこで改造されたんでは?とか想像してます
450創る名無しに見る名無し:2009/10/19(月) 00:21:18 ID:AQb3EKb4
>>445
中佐〜・・・なんかサツキさんが怪しく思えるのは、穿ちすぎでしょうか〜。

>>447
なるほど、ある意味教育映画。
つか、マミ怖ぇ。
すっかり忘れてたけど、スカーの体内スキャンしたのはマサフミって話が
あったっけ。つまりチェックは厳重ではなかった、と。

スカフェ「・・・なんだ、急にキャノン撃ったりして」
ウルフ「・・・・・・なんでもない」
451やぶ:2009/10/20(火) 18:00:47 ID:rH//HYc8
>>445続き
ある中佐の手記7

「ここだな」
所長私室、と書かれた金属プレートが貼ってある分厚い扉は、取っ手部分にトランプのスペードを摸した豪奢な飾り付けがなされ、
一目みてそれが高価な物であることを窺わせる扉だった。
「ふむ、鍵が掛かっているな」
他の部屋はそのほとんどがカードキーを読み込むことで開く電子錠だが、ここだけはアナログ式らしく、
通常よりも遥かにでかい鍵穴がスペードの中央に開いている。
「ほらほら中佐!拾っといて正解だったでしょう」
ボビーが上の階で手に入れた鍵を自慢げに持ち出す。
「スペードの扉にはスペードの鍵!常識ですよ!」
何の常識かはわからないが、それはすっ、と鍵穴に収まり、静かに回すとカチャ、という音をたてて開いた。

「…で、番号は?」
開いたのは所長私室と書かれたプレート部分で、その下には4ケタの数字が書かれたシリンダ錠が隠されていた。
「えええ!?だってホラ、こういうのって常識的に…」
どうもボビーの常識は俺の常識とは掛け離れているようだ。
健気にも一つずつ数字を合わせるボビーを横目に、オーク材らしい重厚な扉に耳を当て、コツコツと叩いて音を確かめる。
見た目と違って薄いのか、部屋の中にあるらしい柱時計のカッチコッチという規則正しい音が聞こえる。
しかしそれ以外は何も聞こえず、誰かいる気配もない。
まあ、ゾンビどもは寝ている時、仮死状態に陥っているようだから、もしかしたら何匹かいるかもしれないが。
「ん、鉄板は仕込まれていないようだ。ボビー、下がれ。破片が飛ぶぞ」
0099、0100、0101、と読み上げながら、涙ぐましい努力を続けるボビーを下がらせる。
「ちょっとまって下さい!何でもかんでも暴力に訴えるやり方は…」
タタタタン!タタタタン!
ライフルの乾いた発射音がボビーの抗議を遮る。
綺麗に四角くパンチングされたそれは、軽く小突くとパキッ、と音をたて扉の向こうに消えていった。
「ん?何か言ったか」
「…いえ」
扉を蹴り飛ばすと簡単に開く。
「む?意外と厚かったんだな」
扉越しの音がよく聞こえたから、もっと薄いかと思っていたのだが。
「ほら、今度時間がある時にじっくりと挑戦していいぞ」
落ちていたシリンダ錠をボビーに手渡すと、ボビーはシクシクと静かに涙を流す。
「敵はいないようだ」
慎重に中を窺い、後続のミハイル達に合図を送る。
それにしても、急にふっつりと敵が現れなくなったな。
どこかに集結させてでもいるのだろうか。
「大佐、余り我々の役目をとらないでいただきたい。大佐は指揮官なのですから」
ミハイルが小姑のように批難する。
すまんな。何だか身体が軽くて、じっとしてられないんだ。
でも、おまえにだけは言われたくないぞ?部下を守るために何度も率先して危ない目にあってるくせに。
452やぶ:2009/10/20(火) 18:03:56 ID:rH//HYc8
>>451続き
ある中佐の手記8

「…ここは美術館か?」
カルロスがひゅう、と口笛を吹いて感嘆なのか呆れたのか判断に困る言葉を零す。
広い所長私室はところ狭しと美術品が置かれ、壁にも大小様々な絵がかけられていた。
中でも目をひくのが部屋中央に置かれた女神像であろう。
その石で出来た乙女は何かを両手で捧げもつようにまっすぐ伸ばされ、像の台座には
【紅き輝きを捧げよ】
と書かれたプレートが埋め込まれていた。
女神像の肩には継ぎ目があり、そこを支点に腕が微か動くようになっていて、
恐らく何か一定の重さをもつ物をその両手に置くことで仕掛けが発動するのだろう。
「こ、これは!?」
何かから復活したらしいボビーが大仰に驚く。
「おやっさん!これ絶対あのルビーですって!ホラホラ、上の広間の!」
俺と合流する前、上の広間に戦士の像がものありげに置かれ、
その高々と伸ばした右手には巨大なルビーが握られていたという。
「ほら、台座に紅き栄光って書いてあったじゃないですか!絶対あれのことですって!」
ボビーは戦士の像の指からそのルビーらしき宝石をこじりとろうとしたようだが、
この隊は同じ会社組織お抱えの部隊であり、そもそも略奪を厳しく禁止している。
おやっさんこと我が隊きっての頑固者、ミハイルに一発ぶん殴られて諦めたらしい。
「ふふーん。あー、殴られた頭が痛いなっと。んー、ひとっ走り取りにいってもいいけど、
用がすんだら何か記念になるものが欲しいなー」
こらこら、いくら敵が出なくなったとはいえ、堂々と単独行動しようとするな。
だいたいそんなのイミテーションに決まっている。
それに…。
バキョッ!
女神像の腕を掴み、力任せに引っ張ると意外と簡単に継ぎ目の部分からもげた。
んー、なんか妙に力が有り余ってるな。
「ちょっ!?中佐ぁっ!なんばしょっとねっ!?」
ポカン、とした表情でもげた両腕を見つめていたボビーが我に帰ると、お国訛り丸出しで俺に詰め寄る。
「落ち着け、ボビー。こんなもの、ある重さで下がったら接点同士が接触、それを保持したら仕掛けが作動する、
ってのが見え見えなんだから、その接点をこうやってナイフの刃を使ってバイパスがわりにくっつけあわせりゃ…」
錆びるし金属探知器には引っ掛るしと、今ではすっかり少数派になったが、俺はいまだに鋼のナイフを愛用している。
ガコンッ!
部屋の奥から何かが外れる音が響く。予想通り仕掛けが作動したようだ。
「もーいい。もーいいですとも。中佐はそーやって我が道をいけばいいんだ」
地面にのの字を書いていじけるボビー。
…ボビー、おまえはホントに何がしたいんだ?
453創る名無しに見る名無し:2009/10/20(火) 22:29:22 ID:+EXAuxiH
ボビーwwwwwwカワイソスwwwwwwwwwwwwww
中佐はもうちょっと自分の異変に気づけwwwwww

このふたりのやりとりを見ている周囲の連中は、どう思ってるやら。
454ウルフ日記:2009/10/21(水) 07:54:37 ID:fnw10CnO
○日◇日

 先日の風呂場での出来事(ネットランチャーの件だ)がどうも気になってクロサワに問うと、
最初はアスカが、二発目・三発目はマナに教えられて、やはりクロサワが撃ったものだと分かっ
た。
 出力を捕獲のみ用に弱めてあったので反動は少なかったようだが、全くあの小娘どもは・・・。
 しかし、すぐにコツを飲み込み、見えぬ状態で対象の位置を捉え、捕獲したか。流石にスカー
フェイスには避けられたが、正確な射撃だった。
 スカーフェイスが「素質がある」とディスクの使い方や、小太刀・護身術などを教えているが
、射撃の才能もあるとは考えていなかった。
 盲目とはいえ、的の存在を正確に把握さえできれば、追尾能力を持つディスクでなくとも遠隔
攻撃が可能ということか。思わぬ収穫ではある。我々の通常の武器は人間の幼体ではとうてい扱
えまいが、出力を低くしたハンドガン程度であれば使用できるかも知れん。

 殺伐とした話は別としても、普段他人との接触が殆ど無いクロサワにとって、あの小娘達に遊
んで貰うことは良い刺激ではあるようだ。
 帰宅後、どのような遊びをしたか、どんな話をしたかと嬉しそうに報告して来る様子は、うる
さいながらも新鮮ではある。

他に何か教えてもらったのかと問うと、
「エット、男ノ人ハ、チャント手綱ヲ握ッテナイトダメッテ。オ馬サンジャナイノニ、ドウシテ
カナ?」
 ・・・・・あまり、余計なことまで教えないでほしいのだが。
ウルフ「・・・笑いすぎだ、スカーフェイス」
スカフェ「いやいや、大事なことだぞ。将来婿さんを迎え、幸せな結婚生活を送るには重要なこ
とだ」
ウルフ「誰と結婚すると言うのだ」
スカフェ「そりゃクロサワが選んだ男性だろ。種族はまあともかく。
     成長して「オオカミサン、会ワセタイ人ガ居ルノ」って言われたら、ちゃんと会って
話してやれよ」
ウルフ「その「会わせたい人」とやらが私と貴様に勝利してからなら、話も聞いてやろう」
スカフェ「・・・・え?俺も?」
ウルフ「否とは、言わさん」

ワタナベ「(この二人に勝てって・・・・)」
日記プレ「(完璧な死亡フラグ・・・!)」
ケンジ「(て言うか、ウルフさんが舅でスカーフェイスさんが小舅状態を覚悟って・・・)」
タカハシ「(それだけでも、なんという勇者・・・!ゼッタイ、イナイ!)」
456創る名無しに見る名無し:2009/10/21(水) 08:16:16 ID:WoJH7Pnw
>>453
もしかして、中佐って結構天然入ってませんか。

>>455
このままじゃクロサワ、いつまでたっても
嫁にいけないwwwwww
てか、「オ兄サンと結婚シタイノ」なんて
言い出したらどうするんですか、ウルフさん?
457創る名無しに見る名無し:2009/10/21(水) 21:01:47 ID:TmRNdLbi
>>456
確かに(w<天然中佐
でも、新米プレと言い中佐と言い・・・気になる状態だよなあ・・・。

カプコン版AVPの(成長した)クロサワは、生半な男じゃ太刀打ち出来そう
にないけどな!美人だけど。

ウルフ「・・・貴様が私の義理の息子(のようなもの)になると・・・?」(とてつもなく嫌そう)
スカフェ「・・・お前が俺の義父に・・・?」(果てしもなく嫌そう)
日記プレ「(なんと恐ろしい家族構成)」
ケンジ「(ご近所さん可哀想)」

タケダ「はっはっは。ならどうじゃ、爺ちゃんのお嫁さんになるかの?クロサワ」
スカフェ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・爺殿・・・・・・・・・・・・・・・・・」
                                          (モール装着)
ウルフ「・・・・・・・・昔から女癖が悪いとは聞いていたが・・・・・・・・・・・・」
                                        (ウィップ引き出し)
タカハシ「あんた、そんな趣味が・・・・・・・・」(ドン引き)
ヨシダ「まぁた悪い虫が動き始めたのぅ」
タケダ「年寄りのお茶目な冗談じゃろが!本気にするでないわ!」
458やぶ:2009/10/22(木) 16:49:06 ID:uwM/7uix
>>437続き
新米プレ日記28

「で?どんなのが近づいてるって?」
マスクを外し、汚れを丁寧に拭き取りながらアリスに尋ねる。
「タイラントよ」
B・O・W最高傑作とも言われているヤツか。
キルレシオはプロトタイプでも対ハンターで1対30以上。
ハンターがいなくなるという理由で取りやめになったが、30匹のハンターを一方的に殺戮したらしい。
「ふふん、相手にとって不足ない!で?プロトタイプ?実戦投入タイプ?」
とある紛争で実戦に投入したタイラントは、プロトタイプの頭にチップを埋め込み、
より細やかなコントロールを可能にしたタイプだという。
「ええと、プロトタイプと実戦投入タイプ、合わせて10体」
「ぶふぅっ!?」
あああ、せっかく綺麗にしたマスクが!
「ちょっと!タイラントって貴重品じゃなかったの!?」
タイラントに変異するウィルスは人を選び、適合しないと多少耐久性の高いただのゾンビになってしまう。
適合者は1万人に一人とかいう、実用性に疑問が残るB・O・Wなのだ。
「調整中のものも含まれてるわ。あなた、あいつによっぽど興味持たれたみたいで、
この施設全てのタイラントがここに向かって来てるわ!」
実際に戦ったことがないからホントの強さはわからないが、厄介であることに間違いはない。
「とりあえず1番近いヤツがすぐそこまで来てる!早く点検用のダクトに登って!」
怯えているのか、かなり焦っているアリスに、ゆっくりと首を振る。
「すぐそこまで来ているんでしょ?だったら自由に動けるここで迎え撃つ。
ダクトに登って、身動き出来ないまま下から攻撃されたら一たまりも無いわ」
それに、何だかここのダクトと私、相性悪いみたいだし。
「えええ!?でも…」
「言い合いは終わり。早速いらっしゃったみたいよ」
今までの相手とは違う、明確な殺意ともいうべき気配が突き刺さってきた。
459やぶ:2009/10/22(木) 16:52:08 ID:uwM/7uix
>>458続き
新米プレ日記29

「これでもくらえっ!」
先手必勝!
壊れた扉から飛び出した影に、プラズマキャノンを発射する!
「っ!?」
違う!命中する直前、ソレがタイラントとは違うことに気付く。
飛び出した影は頭の潰れたゾンビだった。
私が迎え撃とうとしているのに気付き、そのへんに転がっていたゾンビの亡きがらを
囮として投げ付けてきたのだ。
「ちいっ!」
今までの相手とは違う!
単純な手とはいえ頭を使ってくる!
次の瞬間、巨大な影が飛び出し一瞬で間合いを詰める!
くっ、この巨体でこのスピード!?
ガガンッ!
自ら後ろに飛び、体当たりのダメージを軽減する。
「くはっ!」
しかし完全には殺し切れず、衝撃で肺の空気が押し出された。
「予想してたより、ちこっとだけ強いみたいね…」
このスピードでは弾速が遅いプラズマキャノンは避けられる可能性が高い。
かといってそのへんに転がってるアサルトライフルでは何発撃とうが有効打とはならないだろう。
衝突の際、後ろに飛びながら側頭部を拳で打ち抜いたが、
無残にもひしゃげたナックルガードが奴の頑健さをものがたっていた。

外見から見て構造上急所と見られる部位への一撃。
飛びのきながらとはいえかなりの手応えがあったにもかかわらず、タイラントは数回頭を振ると
平然とした様子でこちらを睨む。
でかい。小柄な地球人をベースにしたはずなのに。
私より頭一つ以上背が高いマサフミ先輩より、さらに1回り以上大きい。
その巨体から繰り出される怪力は捕まったら最後、逃れることは不可能であろう。
「となると、こいつでケリをつけるしかないか」
ジャキンッ
背中のラッチから槍を取り出し、最大の長さにセットする。
「ふっ、マサフミ先輩と戦ういい練習になるわねっ!」
思わず軽口がでる。
そして、それに応えるように奴は巨大な爪を目の前に構えた。
「いくぞっ!」
460創る名無しに見る名無し:2009/10/22(木) 21:27:10 ID:JwasZ96x
タイラント10体って・・・何という増量サービス、BOW大インフレ。
新米がんばれ、帰ってマサフミを倒すために。
ある意味タイラントよりタチは悪いが。
461創る名無しに見る名無し:2009/10/22(木) 22:42:11 ID:3irL/uGC
ここでマサフミ様の登場ww
タイラントとかワロスwww

なノリでピンチな新米を助けてくれたらマサフミファン辞める
462夢の話:2009/10/23(金) 00:31:03 ID:ymkdytoc

夢を見た。
クリーナーの道へ入り、将来を有望視された若い男の夢だ。
その若者は、無愛想で友と呼べる存在もほんの一握りだった。
ある日、若者は一人の男と出会う。
その男は、クリーナーの中では、その功績から尊敬され、種族の中では、「同族殺し」として畏怖されている男だった。
男はその若者に何かを感じたのか、若者を最初で最後の弟子にした。
男、師は若者にクリーナーとしての心得、覚悟を伝えるため、地獄とも言える特訓を積ませた。
その後、男は若者を一人前のクリーナーとして認め、師ではなく、一人の戦士として決闘を申し込んだ。
勝負は若者の惨敗であったが、男の表情には満足の笑みが浮かんでいた。それから、男は一振りのナイフを託し、若者と別れた。

その後、男とは会っていない。
なぜなら、男は彼に恨みを持つものに妻を殺され、生まれたばかりの娘を連れて行方をくらましたからだ。

(場面が変わる。)

襲い掛かる蟲の群れ。倒れ行く同胞たち。そして・・・

「ガーーーー!!!!」

スーさんのいびきで目が覚めた・・・。

「・・・・・・・・・あの夢以外で、こんなのは初めてだな。」
まぁ、夢は夢だ。しかし、どっかで見たことある人がいたような・・・。
463創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 00:32:42 ID:Glma/tDf
>>461
辞めるんかい!気持ちは分かるが。

シンヤ日記

〒月″日

 今日の午後、カネダさんが退院されたそうなので、すぐ駆けつけたッス。
 爆発に巻き込まれたとは言え、幸いにもちょうど居たところが炎と爆風の死角みたいな場所に
なったらしく、思ったほどの大怪我にはならなかったそうッス。本当に良かったッス。

 でも、頭を見ると見事なパンチ・パーマで・・・申し訳なくて、涙が出そうッス。でも、カネダさんは
「なんていうか、ここまでくると逆に清々しい気分でさあ。気にならなくなったよ」なんて笑ってらした
ッス。流石ッス!
 
 その後色々と話をしたんすが、その時に俺たちがウルフさんとスカーフェイスさんから受けている特
別講義の話になったんす。
 カネダさんは「よくスカーフェイスさんの稽古を受けられるなあ。俺たちなんか大変だったぞ」と言って
たッス。
 なんでも、カネダさんが全身筋肉痛+関節痛になり、体力はディノ以上のジャックさんが失神しかけ、
キノシタさんは口からエクトプラズマが出て来かけたそうッス。
 やっぱり俺たちは未成年なんで手加減して貰ってるようッス。ちょっと口惜しい気もするッス。

 今日の講義からは二手に分かれて、アダチとディノがスカーフェイスさんに、俺とカズヤがウルフさんに
着いて頂いたッス。
 なんとなく、二手に分けた分逆に厳しくなったような感じもするッス。いや、程度が合うようになったの
かも知れないッス。
 ちょっと驚いたのは、終わってからウルフさんがアダチとディノに、スカーフェイスさんが俺とカズヤに、また
別のアドバイスをしてくれた事ッス。
 「自分のチームの相手をしながら、もう一つのチームも見ていたんですか?」とアダチが聞いたら、「
傍目から見た方が分かるものもある」だそうで。
 なんというか、俺たちもああいう戦士になれるんすかねぇ・・・。

 そう言えば、カズヤが冷たい飲み物やタオルなんかを用意してくれてたッス。
 ディノが「おーカズやん、気が利くじゃん!」と言うと、「僕じゃないよ。ミチコちゃんが準備してくれたんだ。
僕は持ってきただけ」。
 アダチの奴が「ふーん、ほー、へぇー」などとニヤニヤしてたッス。ディノもなんかからかうように言ってて、
カズヤが「そ、そんなんじゃないよ!ミチコちゃんはみんなのために・・・」なんて、ムキになってたッス。
 いやー、青春!ッスねぇ。

 その様子を見ながら、スカーフェイスさんは楽しそうに笑ってたッス。ウルフさんも、なんだか少し笑って
たッス。
 以前マナやアスカが「ウルフさんの笑顔はわかりにくい」「って言うか、威嚇に見える」なんて言ってたッスが、
そんなことは無いと思ったッス。
464カズヤ日記:2009/10/23(金) 00:35:24 ID:ymkdytoc

評判もよく、数日延期になった展覧会も残すところ、あと6日。
今朝は医療用具が不足しているから、病院に調達しに行くことになった。
病院で必要な物を貰い、お礼を告げ帰ろうとすると、病院からちょっと離れた空き地に「特別治療室」と書かれた倉庫?みたいなものが見えた。
「あれなんですか??」「あぁ、あれは病院内に置いとくと危険な患者だから」
(危険・・・って。ひょっとして、凶悪犯とかかなぁ・・・。)
気になって帰りに近くへ行ってみると、丁度ワタナベさんが部屋に入っていくのが見えた。
声をかけてみると、どうやらここはマサフミさんの部屋だそうだ・・。
(でも、危険って・・。ひょっとして、新型のウィルスとか!?そしたら、入っちゃ駄目なんじゃ・・?)
そう思って、ワタナベさんに聞くと「大丈夫だよ。出入り自由ってなってるし。」と言われたので、一緒に入ってみた。
中に入ると、ベッドで気を失っているマサフミさんとマリちゃんの姿が見えた。マサフミさんの横には大量の包み箱があった。
どうやら、お見舞いの品のようだけど、全部差出人不明だった。
「うっう!教官。こんなに愛されているなんて・・・・。
このプレゼントに比べたら、僕のアンパンと牛乳じゃ見劣りしますけど、ここに置いておきますね。」
と何やら感動しながら、ワタナベさんが牛乳とアンパンを枕元に置き、僕たちは病室を後にした。
その後、爆発音みたいな音がしたけど、特に煙とか悲鳴が聞こえなかったので、多分気のせいだろうと思った。

会場の方へ戻ると、何やらザワザワしていた。
「あ、カズヤ戻ったのか?」とアダチ君が走ってくるのが見えた。
聞いてみると、あちこちで問題が発生しているようだった。
・ナル君と他のクランの数名がメインホールでファッションショーを始めた。
・酒場でいざこざが起こり、スカーフェイスさんが向かったところ、なんだかよく知らないけど、余計悪化した。
・タケダのお爺さんの子供を3人生んだと養育費を求める女性が現れた。
・当のお爺さんはディノ君を追っかけまわしているらしい。
・マミちゃんの書いた本が流出し、フル装備のウルフさんと他数名が探している。
・マサフミさんとマリちゃんの部屋が爆破されたらしい、犯人は不明。当の本人たちは行方不明らしく、何人かが捜索に当たっている。
あわわわ・・。何だか、物凄く大変なことになってるような・・・。
465創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 00:41:48 ID:ymkdytoc
>>459
がんばれ、新米。マサフミは強敵だぞww

>>463
カネダwww強くなったなぁwwwww
466創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 00:45:10 ID:Glma/tDf
割り込みスマソ。
あっちこっちで楽しいことになったなwww。
スカフェは何やったんだ。ウルフ他数名は何を見たんだ。じーさん、心当たりは
あり過ぎか。

・・・そして、最後にウィルスの飛散より恐ろしいことが・・・。
467“私”  ◆AvP.enmOzE :2009/10/23(金) 01:04:56 ID:KLpTDluY
「・・・・・・すっげー数だな。」

あちらこちらのクランから集まった同種達で、会場は溢れ返っていた。
ちびっ子を引き連れる親子連れ、団体の観光客、かしましい女性集団、行列の隅でカード賭博をやっている赤備えの男もいる。
中には開場前から並んでいると思しき連中もおり、そういう手合いは携行椅子や飲み物など、待つ為の装備がやたらと充実していた。

「・・・・・・ああ。」
オカザキの独り言に独り言で応じる私。
その由縁を鑑みれば、無理もない事ではあるのだ。
この展覧会は元々、各クランの勇者達がそれぞれ自慢の獲物を持ち寄って見せ合った故事にちなむ、と聞いた。
時を経るにつれてそうした権威誇示の意味合いは薄れ、現在は単なる祭礼と化してきている。
しかし、戦士の血が流れる私達の種族にとって、各部族の最上級のトロフィーが観る事が出来るこの催しが魅力であるのに変わりはない。

「こんなにごった返していると、迷った時困るよなぁこれ。」
ふとオカザキが呟いた時、私は不安に襲われた。
生きてきた中で、一度にこれほどの数の同種を眼にする体験は初めての事だった。
行列の右隅でバカ勝ちしている真っ赤な賭博男のように、派手な格好をしているならまだしも、今日の私はそれほど目立つ服装をしているわけではない。
色々と考えたのだが、却って悩み過ぎて決まらなかったのだ。って、そんな事はどうでもいい。
もしもここではぐれてしまったら、もう戻れないのではないだろうか。

震える右手に温もりを感じた。
見ると、隣のオカザキが私の手を掴んでいる。
「行列に見惚れんのもいいが、はぐれんなよ?」

ああ。これだから敵わない。
戦士としての力量の話ではない。無論強さは折り紙つきではあるが、こいつはただ強いだけの奴とは違う。
どれほど多くの蟲を始末しようとも、そしてどれほど戦士として高みに行こうとも、私はこいつにだけは決して勝てないのだろう。
そんな内心を隠そうと、ついつい言い返してしまう私。

「そっちこそな。」

強がりながらも、私は右手を包んだ大きな左手をしっかりと握り締めた。
468“私”  ◆AvP.enmOzE :2009/10/23(金) 01:06:07 ID:KLpTDluY

「なんだ、かわいいとこあるんじゃんお前。」

・・・・・・何故こんな馬鹿に、と、甚だ口惜しいけれど。

「これで上目遣いで『おにいちゃん(はぁと)』とか言ったらボべッ!」

私は自由な左手で、隣の馬鹿顔を思い切りぶん殴った。
469創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 01:06:51 ID:KLpTDluY
開場までの様子は、この夏、暇を持て余した作者がキャラホビ2009に行った時の様子がモデル


書き終えた頃には展覧会編終わってそうだな・・・
470創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 01:30:01 ID:jglHME5L
ほんと色んな所で色んな事が起こってるwwwww
掃除屋見習いの恋にも進展の兆しが・・・!

>>469
俺もその手のイベントいっぺん行ってみたいんだよね。
しかし夏は暑い、冬は寒いで並ぶの大変みたいだな・・・。
471創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 04:47:47 ID:7ocZnse5
夢の若者ってウルフっぽいな〜。無愛想だし…。
師匠の男も前にでてきたマナの父親?ぽいし〜。
すると、タケ爺の言ってた二人の関係って…。
いろいろ起こりすぎ(笑
472464 に便乗:2009/10/23(金) 21:19:04 ID:Glma/tDf
【とりあえず、近い酒場へ駆けつける二人】
カズヤ「スカーフェイスさんが行って悪化したって、なんで?」
アダチ「まずけんかしてた二人を摘み出した。そこまではよかったんだけど、それを見た
    奴らがスカーフェイスさんにけんか吹っかけてきたんだ。
    最初はスカーフェイスさんは相手にしなかったんだけど、とりなそうとした酒場の
    お姉ちゃんを殴った奴が居て、「無関係な者に!」って怒っちゃって、大乱闘」
カズヤ「ああ・・・。でも、スカーフェイスさんなら、すぐカタがつくんじゃ」
アダチ「それがさ・・・・」

【酒場にて】
スカフェ「スタンスが広すぎる!狭いところでのそんな動きは、周囲のものに足をとられ
     るぞ!」(ビシ!)
キノシタ「スカーフェイスさん、相手は酔っ払いですー!」(止めてる)
カネダ「つか、スカーフェイスさんも酒臭っ!!」
酔漢A「ひいい・・・!」
酔漢B「俺達が悪かったですぅ・・・!(涙)」
酔漢C「(すでに床に転がっている)」

【ようやく一段落】
ディノ「スーさん、酒臭ーい。ずるーい」
アダチ「ずるーい、じゃないだろ!こいつは・・・」
スカフェ「ははは。景気づけにちょっと手元にあった奴をあおったんでな」
ジャック「それじゃ酔っぱらって暴れたと思われちゃうッスよ」
スカフェ「そうだな、気をつけよう。
     ところで、ウルフやケンジたちがフル装備で誰か探していたようだが、なにかあったのか?」
シンヤ「(い、言えない。言えないッス、マミのBL同人誌が原因なんて!)」
ディノ「んー、マミの同人誌がどーとか・・・」
カネダ「わー!言っちゃだめー!」
スカフェ「同人誌?ずいぶん文学的な趣味の嬢ちゃんだな」
キノシタ「・・・ああ、(本来は)そう(いう意味)ですねぇ・・・<同人誌」
アダチ「(まあ、理解できないかもなあ。ディノと同じで)」
スカフェ「あいつらの悪口でも書いてあったのか。大人気ないなぁ」
カズヤ「(マミちゃん、どこに隠れたのかな。逃げ切れるのかなあ)」

【じーさまs】
ヨシダ「・・・で、心当たりは」
タケダ「それが・・・あり過ぎてのう」
ヨシダ「少しは己の過去の行状を反省するんじゃな」
タカハシ「(あんたいったい何やってたんだよ・・・)」
473472のちょっと前:2009/10/23(金) 22:51:43 ID:imtVuP5w

「はぁはぁ・・。ここまで、くれば・・・。」
なぜ、俺は追いかけられているんだ!?
「見つけたぞぃ。」「!!?」
天井を見ると、タケ爺が・・・・・立っていた。
「なっ!なんで、逆さまに立てるんだよ!!?」
「ふん、わしくらいになれば朝飯前じゃ。それより、観念せい!」
「俺が何やったんだ!?」
「何じゃと??何という小僧じゃ。自身の過ちを認めんとは・・。これは、きつーいお仕置きが必要じゃのぅ。」
タケ爺がスピアを取り出す。
「ちょっ!くそっ!!」
戦って勝てる相手ではないが、このまま逃げても無駄だ。
タケ爺が構える前にスピアを取り出し、渾身の力を込めて叩き込んだ。が・・。
「ふん!」俺のスピアを軽々と素手で受け止め、
「嘗めるでないわぁ!」スピアを粉々に握りつぶした。
(!!!マジかよ!?)
だが、これは囮。本命は・・・・。
「出力は抑えてある。爺さん恨むなよ!!!」
俺は、間髪いれずにショルダーキャンンを発射した。
さすがに、この距離なら。ダメージくらいはあるはずだ・・・。と思ったのだが。
「言ったはずじゃ!嘗めるなと!!!」
タケ爺が声を張り上げると同時に、キャノンから発射された弾が消滅した。
「・・・・は・・・・・?・・・・・・・・・・・なんだ今の?気合??」
「どうじゃ観念したか?わしに挑もうなど、100億光年早いわ。」
呆然とする俺の脚を爺さんが掴む。
「!?ぬわぁぁぁぁ!!!!まった!俺の負け!!!!でも、俺が何したか教えてくれよ!?」
「なんじゃ!まだわからんのか!!わしの大事な孫を泣かせおって!!!」
「孫!?孫って・・・・」
タケ爺に孫がいたのは驚きだが、俺が泣かしたって・・・・。とりあえず、今日の出来事を思い出してみた。

朝起きて、スーさん手作りの朝飯食べて、3人で出かけて・・・・。えーと、いろいろあって・・・。
アスちんと今日の昼過ぎからお互い休みだからタケダクランの探索をしようと言うことになって、
アスちんがお弁当を作ることになって・・・・。丸くて、先が尖がった食べ物を切ってたら・・。
どこからともなく、ディスクが飛んできて、よけたと思ったら、誰かの腕が壁を突き破って俺を掴んで・・・・。
んで、それがタケ爺で、追いかけられて・・・・・。
「誰・・・泣かしたっけ???」
474472のちょっと前:2009/10/23(金) 23:30:43 ID:imtVuP5w

まずかった。今の一言は非常にまずかった・・・。
「誰?じゃとぉ〜。」
タケ爺の目が光る。完全に容赦なしの目だった。
そして・・・。
「そこまでじゃ!」とヨシダの爺さんが現れた。
「こりゃ!タケダ!!悪ふざけにしてはタチが悪すぎるぞ!!!」
「・・・すまん。でものぅ。この小僧が孫を・・・・」
「ありゃ、あの娘がタマネギを切っておったからじゃ!」
それを聞いて、唖然とするタケ爺。
タマネギ??そういえば、アスちんが切ってた食べ物がそんな名前だったような・・・。
・・・・・・・・・アス・・・ちん??・・・・あれ??
「爺さんの孫って・・・・。」
「・・・・黙っておいてくれんかのぅ。それよりも、どうやら、わしの勘違いのようじゃ。すまんかった。」
「・・・・。ある意味、楽しかったから別にいいよ。あと、誰にも言わないから。」
「恩に着る。」


その後
「しかし、お主もやり過ぎじゃ。いくら、確かめたいことがあるからといって、本気になろうとするとは・・。」
「どのくらいつつけば大丈夫か確かめたくてのぅ。まぁ、あれなら普通にしとけば大丈夫じゃろう。」
「普通にしとけば、か・・・。ふむ、それよりもタカハシが探しておったぞ。」
「?どうかしたのか?」
「お前の子供を3人生んだという女が現れよったらしい。」

472へ続く。
475創る名無しに見る名無し:2009/10/23(金) 23:55:33 ID:M63fPTrD
ブチ切れ状態のタケダのじっさまは虎眼先生のイメージ
476創る名無しに見る名無し:2009/10/24(土) 00:36:52 ID:r9JASQ3V
ブチキレと言えば、ずっと前にタカハシさんがブチ切れたときに、凄まじい
戦闘能力を発揮したってのがあったな<とーぜん、マサフミがらみだが
non-hunterなミユキでさえ、「マサフミは殺せない」でかなりの戦闘能力
を発揮した模様だし。
ウルフさんがキレたらどうなるかな。やっぱりバーサーカー状態かな。
逆にスカフェ兄さんは、キレたら無言で黙々とジェノサイドかも知れん。
マサフミは・・・・普段が(ある意味)キレてるから、想像できんw
477創る名無しに見る名無し:2009/10/24(土) 01:29:00 ID:YiTPnf5N
マサフミ「ちょwwwww俺様、『プッツン』呼ばわりwwwwww?いたって真面目に
     生きてるんですけwwwwどwwwwねwwwwwww」

そういえばマサフミ、映画でタイル軟膏塗った後の様子がちょいキレてた風だったなあ。
ワンパンでぶち壊したドアの、あまりに綺麗な破られ具合に毎回笑ってしまう。
478創る名無しに見る名無し:2009/10/24(土) 01:56:12 ID:112vIPkM
>>475
わかるわかるw
髪がざわざわっと逆立ちそうだよなw

日記読んでから映画のマサフミはどのシーンでも馬鹿騒ぎしてるようにしか見えなくなったw
ビルから落ちる所とか絶対「ちょwwたまひゅんww」って言ってるよアイツ
479創る名無しに見る名無し:2009/10/24(土) 11:53:56 ID:r9JASQ3V
>>477
普段から台詞に草生やしてる奴が、真面目ゆーな。

あのシーンは「痛い痛い痛い洒落にならーーーーーーん!」と暴れてるようにしか見えん。
その後に、一服の清涼剤のばーさまが。

>>478
怒髪天を衝く、ってやつか。
プレデターの怒りが頂点に達し、触手のような髪がそれぞれ意志を持つ蛇のようにざわり、
と蠢いて・・・・。
480創る名無しに見る名無し:2009/10/24(土) 14:37:31 ID:I2ppH2QK
つか、メドゥーサの正体が冷凍兵器持ったプレデターな気がしてきた…
481創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 01:18:59 ID:XeBY7Y8q
メデューサは蛇の頭と、イノシシの牙と、青銅の手、黄金の翼を持っていたそうだ。
黄金の翼はわからんが、他の3つは当てはまるなwww


やべwww攻撃跳ね返されちまったwww
こうなったら自爆だ!!!!
あwこのボタンは船のステルス解除だったwww
(この間に殺られる)
突然、現れた船にびっくりする若者。
中に入っていじってみると、空を飛ぶ。これが俗に言うペガサスである(ぇ
482創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 11:14:08 ID:Gxa5nFtS
そう言えば、ペガサスはメデューサの血から産まれたって伝承が
あったな。
一緒にクリュサオルって産まれながら黄金の剣を持っている奴が
産まれたらしいが、こっちはあんまり伝承がない。

黄金の翼は、そいつがプレ界の小林幸子で、アーマーの装飾が仰
々しかったとか。
つか、>>481のプレはマサフミの祖先かよwww
483創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 20:10:59 ID:Gxa5nFtS
気になって調べたが、クリュサオルも天馬だって説がある。んで、やっぱり
なんか伝承が見つからない。
早々に立ち去ってしまった宇宙船説を。

ペガサスは後にベレロフォンとか言う英雄を乗せていたが、やがて天へ駆け
登ってしまったらしい。
当時のクリーナーの仕事と妄想(w。

つか、調べてるとやたら聖闘士が出て来て笑った。

今、どーでもいいことに気がついた。
田舎クランの連中はウルフさんのこと知らなかったし、CDでも触れられてる
気配がないのによく知ってたな、マミは・・・。
484創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 20:37:05 ID:QQ/fj6PU
>>483
タケダクランについてから書いたんじゃないのか?
485創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 20:39:27 ID:yLr8mSo1
プレが正体と思われる伝説の生物は河童だけじゃなかったんだな・・・。
河童が水辺で目撃されるのは、濡れてクローキングが解除されるからだと推測。
キュウリが好きな理由は・・・・知らねえ。
過去にキュウリ好きのプレがいたんかね・・・。

「うはwwwwwwキュウリうめぇwwwwwww」
486やぶ:2009/10/26(月) 00:13:26 ID:6S098HHN
マサフミの先祖大量発生www
…まさか本人じゃないよね?
>>452続き
ある中佐の手記9

仕掛けが作動すると何枚かの絵画が裏返り、綺麗にディスプレイされた銃器が現れた。
「おおお!?デリンジャーにセマァリン!モーゼルも!おっと、マンチェスター!これは定番ですねぇ!」
さすが銃器オタク。
様々な骨董品的銃器を前にして、ボビーは子供のように目を輝かせてはしゃぎだす。
「使い物になりませんな」
はしゃぐボビーとは裏腹に、明らかに落胆した様子でミハイルがため息をつく。
「歴史的価値は高いかもしれませんが、あいつら相手に実用性は皆無ですな」
確かにその通りだろう。
何発も叩きこんでやっと動きが止まるような奴ら相手に、こんな火繩銃に毛が生えたような
やつで立ち向かうなど自殺行為以外のなにものでもない。
「うはっ!フリントロック銃!」
絶好調で浮かれまくるボビーはそのことがわかっているんだろうか?
「申し訳ありません中佐。噂はガセだったか、もしくは最上階の所長執務室だったのかもしれません」
モーゼルを懐かしそうに眺めていたサツキ女史が頭を垂れた。
「いいや、間違いなくここさ」
通路にいる時から微かに硝煙の香りが漂っていたが、この部屋に入ることでその匂いは格段に強まった。
さっきは扉が薄いのかと勘違いしたが、どうやら良くなったのは目だけではないらしい。
なぜだかはわからないが、聴覚、嗅覚もいつもとはくらべものにならないくらい鋭くなっている。
ディスプレイケースは湿気から守るため厳重に気密が施され、そちらからは何も嗅ぎ取れない。
しかし俺の鼻は、この部屋に繋がるどこかに大量の火器が眠っていることを告げていた。
「この部屋を探索する。3分たっても何も発見出来ない場合は、残りの手榴弾を全て使って内装を取り除く!」
487やぶ:2009/10/26(月) 00:15:31 ID:6S098HHN
>>486続き
ある中佐の手記10

「これは…!?」
マホガニィ製の立派な執務机を探っていると、一枚の写真を見つけた。
隠し撮りらしいそれは、なまめかしく脚を組んだサツキ女史の写真だった。
「中佐、何か見つけ…」
隣の本棚を物色していたサツキ女史が振り向く。
「ええと、その…」
何事もなかったようにそれをしまったが、サツキ女史の吊り上がった眉がそれを見てしまったことを裏付けていた。
「…ちょっと貸してくださる?」
すたすたとボビーの隣に歩み寄り、返事も待たずに腰のグレネードランチャー付きアサルトショットガンを手にとる。
「火炎弾もいただきますわね。中佐、危ないですからちょっとどいて下さるかしら?」
何をする気か瞬時に悟り、慌てて飛びのいた。
パウッパウッパウッ!
それとほぼ同時に、連続した発射音が響いた。
3発の火炎弾は開いた引き出しそれぞれに正確に吸い込まれると、ボフッ!という
炸裂音とともに中の薬液が飛び散り、瞬時に執務机が炎に包まれた。
「ウヒョウッ!ドクター、あんたいったいどこの特殊部隊出身だい!?
単発のグレネードランチャーで、こんなに早く連射出来るヤツ、初めて見たぜ!?」
「すみません、中佐。貴重なグレネードの弾を使ってしまいました」
「い、いや、火炎弾はどのみちゾンビどもには使えんからな」
あいつら体燃えてても平気で掴みかかってくるから、火炎弾なんぞ危なくて使えない。
シュワッ!
火炎弾の炎に反応し、スプリンクラーが作動する。
が、特殊な成分が配合された火炎弾の炎はスプリンクラーの脆弱な水では消えず、派手に燃え盛っている。
バシュンッ!
その時だ。
執務机の後ろの壁から火花が上がり、白煙が上がる。
ぱっと見てただのクロスの継ぎ目にしか見えなかったそこは、何かのロックが外れたのか、
5mmほどの隙間が出現していた。
「ふむ、隠し扉を捜す手間が省けたな」
「…あー。ま、火を消して次に進む、てのは定番っちゃ定番何だけど…。なんか違うような…」
納得がいかずぶつくさいうボビーのケツを叩き、俺は出現した隙間にナイフを突き立てた。
「ぶつくさ言う前に手を動かせ。この奥はきっと宝の山だ」
「マジっ!?」
「ああ、今の俺達にとってはな。間違いなく大量の火器がこの奥にあるはずだ」
「うはっ!早い者勝ちなっ!」
俄然張り切り、透き間にがつがつとサバイバルナイフを突き入れるボビー。
ほんと扱いやすいなー。
回りを見渡すと、皆同じ感想を抱いているような表情だった。
488やぶ:2009/10/26(月) 00:20:56 ID:6S098HHN
>>487続き
ある中佐の手記11

透き間から漏れ出る嗅ぎなれた火薬と硝煙の匂い。
恐らく試射室か、もしくは射撃場も併設しているようだ。
しかし、鋭敏になった俺の鼻は他の匂いも嗅ぎ取っていた。
「人を…、的にしていたのか…?」
それは血臭だった。
塩素を入念に撒いたようだが、今の俺の鼻はごまかせない。
「え!?」
俺の微かな呟きに、戸惑いの声をあげるサツキ女史。
「いや、何でもない。ボビー、脇に避けろ。後は蹴り開ける」
「は?ちょっと中佐、いくらなんでもこの扉はそう簡単に…」
ドコーンッ!
まるで解体用の鉄球が激突したような音が響く。
防弾仕様の扉が歪み、一気に透き間が開く。
「うぞっ!?お、俺のケツ、よく無事だったな!?」
ガゴンッ!
さらに数回蹴りつけると、根負けした扉が勢いよく開いた。
「ひゅうっ!」
カルロスの口笛が響く。
「中佐、今度ぜひ詰め所の扉蹴っ飛ばしてくださいよ!」
ああ、あの建て付けが悪くて隊員達の間で有名な扉のことか。
経理にリフォームを何度も申請しては断られている。
完全に壊れるまでは使い続けろ、といわれて皆乱暴に蹴り開けているのだが、扉そのものは丈夫でなかなか壊れてくれない。
「うわあーっ!」
その時、中の様子も確かめず真っ先に飛び込んでいったボビーの悲鳴が響いた!
くそ、気配は何も感じなかったのに!
「ボビー、どうした!何があった!?」
シークレットドアを抜け、短い通路を抜けた先にもう一つの扉。
半分ほど開いたそこに飛び込むと…。
「…これが個人のコレクション、なのか?」
俺達の部隊の武器庫より充実しているとか、そういうレベルではない。
ここには古今東西、世界各国の小火器が揃っていると言っても過言ではなかった。
「うひ、うひひ、これ、MP5かよ!?カスタムしすぎだってwww」
悲鳴をあげたボビーは、というと、血走った目で次から次へと銃の物色を始めていた。
「紛らわしい声を出すんじゃない!」
ミハイルに蹴っ飛ばされてもボビーのハイテンションは変わらない。
「ウヒョヒョ、早い者勝ちだぜーっ!」
「このっ!」
ミハイルが鉄拳制裁を加えようと腕を上げかけたが、それを押し止める。
「まあ待て。とりあえず武装することが先決だ」
「それもそうですが…。闇雲に銃を選ぶより、弾薬を共有出来るようにしませんと」
確かにその通りだ。しかし。
「そうしたいところだが、ここは同じ物は置いてないようだ」
これだけあるのに同じ物は1丁も置いて無い。
弾薬が共有出来るものがないわけではないが、ベレッタやグロックなどの9パラ拳銃では
余りにも貧弱だし、同じ9パラを使うサブマシンガンも威力不足は否めない。
かといって同盟国同士で弾薬の共通化がはかられた、比較的新しいアサルトライフルでは、
今の装備と一緒であまり意味がない。
489やぶ:2009/10/26(月) 00:23:50 ID:6S098HHN
>>488続き
ある中佐の手記12

速射性や弾薬の携帯性はいいのだが、いかんせん威力が低すぎるのだ。
「単純に威力を求めるなら、第二次大戦までの物を使った方がいいだろうな」
熱帯雨林での戦闘がメインとなったベトナム以降、一撃必殺の威力よりも弾幕をはることに重きがおかれ、
フルオート時の反動低減のため火薬の弱装化、さらには弾薬の大量携帯のため小口径化された。
歩兵同士の大規模戦闘が発生する確率が減ったいま、それは正常な進化と言えるが、
正常と掛け離れたここでは退化したといわざるをえない。
しかしそうなると、規格は各国によってばらばらなので、弾薬の共有化は諦めなければならない。
「むう…。確かにおっしゃる通りです」
何発撃ち込んでも歩みを止めないゾンビを思い出したのか、ミハイルの顔に苦渋の表情が浮かぶ。
「くくぅーっ!こんなにあると迷っちまうwwwさーあ可愛いコちゃん達、誰が俺に抱かれたいかなwww」
…ボビー、心の底から楽しそうだな。
「皆、どれを選べば生きて任務を達成出来るか、それをじっくりと考えて武器を選択するように。
それと、恐らくこの部屋には地下最下層へ繋がるエレベーターもあるはずだ。
それも併せて探索するように」
俺の言葉にさつき女史を除く全員が嬉しそうに応えた。
これだけの銃器の中から選べるというのは、銃器マニアのボビーでなくとも男として心踊らせるものなのだろう。
490やぶ:2009/10/26(月) 00:28:20 ID:6S098HHN
>>489続き
ある中佐の手記13

やはり、人を的にしていたな。
それも天井から吊された手錠の位置からすると、的にされていたのは明らかに子供だ。
黒いシミが広がる床に、俺は黙祷を捧げた。
「中佐、なぜここに地下直通のエレベーターがあると?」
奥にあった射撃場を探索していると、さつき女史が話しかけてきた。
「まあ、ただの勘だな。しかし、これだけ自分の趣味に施設の金を動かせるなら、
俺だったら個人用でいいから直通のエレベーターが欲しくなる」
武器庫の銃は全て種類が違う。ということは横流しが目的ではなく、あくまで個人の
コレクションとして集めたということだ。
私室の美術品の山や各種のくだらない仕掛けを見てもわかる通り、所長はここでは
神として君臨していたようだ。
「なるほど、そうかもしれません。そういえば最下層にも所長の私室がありましたから、
きっとそこに繋がっているんでしょうね」
下にもあるのか!?
「それじゃ、所長は下に?」
俺の質問にサツキ女史は顔を振ると、
「わかりません。今まで見た感染者の中にはいないようでしたが…。もしかして、今回の施設乗っ取りは彼が…」
「さあな。これだけ好き勝手に振る舞っていりゃ、不満も少ないだろうに」
ま、欲望なんてのは際限がないからな。
「ところでドクター、あなたも何か武器を持ったんですか?」
「ええ、これを」
そういって見せたのはとても小さな拳銃。
「コルト・ポケットですか?22口径じゃ何の役にもたたないのでは?」
先程見せた腕前なら、グレネードランチャーでも選ぶかと思ったのだが。
「お守りのかわりにはなります。自分がゾンビにならないための、ね」
つまり自決用、というわけか。
「それに、動く標的に当てる自信はありませんもの。戦闘は兵隊さん達にお任せしますわ。守って下さいね」
そう言ってニッコリ微笑むサツキ女史の顔は、何も知らない童女のように無垢な笑顔だ。
「そういえば先程モーゼルに見入ってましたね。何か思い出でも?」
モーゼルは第二次世界大戦時、ドイツ軍の将校たちが好んで使っていた拳銃だ。
あの頃のものにしては機構が独創的かつ複雑で、それでいて故障も比較的少なく、
デザインの秀逸さも手伝って大戦終了後、大量に連合軍に接収されたと聞く。
「…ちょっと昔の彼が、ね」
ふむ、随分懐古趣味の彼氏だな。
サツキ女史の笑顔が一転して曇り、物憂い顔立ちになる。
そうなるやいなや、まさしく大人の女、という色香が立ち上る。
ううん、やはり人類、というか雄にとって一番の強敵は女だな。
その時だ。
急に寒気にも似た感覚が背中を走り抜ける!
491創る名無しに見る名無し:2009/10/26(月) 00:39:54 ID:jAuHo9Vr
そういえば、昔、河童が宇宙人で最後に宇宙船に乗って旅立つ映画があったような・・・。
>>490
乙です!!後でじっくり読ませていただきます♪
492やぶ:2009/10/26(月) 00:40:48 ID:6S098HHN
>>490続き
ある中佐の手記14

「へっへっへ。すぁーて、このロッカーにはどんな可愛いコちゃんがいるのガベラッ!?」
無警戒でロッカーに近付いたボビーを引きずり倒すのと、ロッカーの扉を突き破って
出て来た数本のぶっとい槍が、直前までボビーの頭があった空間を貫いたのはほんの刹那の差だった。
「ぐへっ、ごほっ!げほっ!ちゅ、中佐は瞬間移動でも出来るんですかい?さっきまであんなに離れて…、
て、なんだコレ?わひゃひゃっ!?」
唐突に出現した馬鹿でかい槍の塊に気付き、俺に引きずり倒された姿勢のまま器用に後ずさる。
「敵だ!とにかく応戦しろ!」
タタタタッ!
槍が引き戻された付近を中心に5.56mm弾をバラ巻く。
くそっ!効いてる気がしねぇ!
まだ態勢を立て直していないボビーの襟首を引っつかむと、一気にその場から飛びのく!
「うわわわっ!?飛んでる!?俺飛んでる!?」
騒ぐボビーを抱えたまま10m近く飛びのく!
なんじゃこりゃ?と自分でも思ったが、悩んでいる暇は無いようだ。
「大佐!何事ですか!?」
騒ぎを聞き付け、ミハイル達が駆け付ける。
「ドクターは壁沿いに避難を!ミハイル!武器を構えろ!くるぞ!」
なぜかその瞬間がわかった。
手榴弾を投げ付けるとそれに向かってライフルを一掃射!
ロッカーの扉を内側から跳ね飛ばし、こちらに飛び掛かってきた巨大な影の鼻っつらで手榴弾が爆発する!
「中佐すげぇっ!」
ボビーがはしゃぐがそれを無視し、うずくまったソイツにライフルをフルオートで撃ち込む!
「撃て!弾を使いきってもかまわん!」
あんな至近距離で爆発しても致命傷にはならない!
飛び掛かってきた一瞬で、俺の目は奴の姿を完全に捉えていた。
ミハイルが、カルロスがアサルトライフルを撃ち込む。
ボビーもわけもわからず、といったふうではあるがショットガンをぶっ放す。
しかし、それを意にも介さず奴は平然と立ち上がった。
ちっ、パイナップルの直撃を受けて脳震盪も起こさないってか!
「な、なんだコイツ!?」
「でかっ!?」
この部屋の天井は高いのに、それに頭が届きそうだ。
「B・O・W最高傑作、タイラントだ!」
493創る名無しに見る名無し:2009/10/26(月) 21:05:03 ID:qY0rXoyq
やべぇ、ボビーをみる周囲の目が、優しくも生温いものなんだろうなあと
思っちまうw
ボビー馬鹿可愛いよボビー
射撃場の描写はぞわっとくるな・・・。BAIO2の署長もアレだったが、ここ
の所長も・・・。

>484
だったら相当な早書きだな<マミ
タケダクラン三馬鹿やスカフェ兄さんが餌食にならんで良かったw

>485
意外とナルみたいな奴で「河川から直接飲むなんて・・・僕には耐えられ
ない!」とか言ってキュウリから水分補給。

キュウリ丸かじりの方がよっぽどだ。
494創る名無しに見る名無し:2009/10/26(月) 22:07:32 ID:9fVx6QgZ
どんな集団にもお馬鹿キャラが一人は居るんだよなー。
でもこういう素直で憎めない奴、好きだよ>ボビー
てか中佐・・・いつご自身の異変に気づくのですかwwwww

>>493
キュウリって、プレのお口でも食べやすそうだもんな。
どこでも栽培されてるから簡単に手に入るしね。

キュウリ畑。暑い夏には河童が出る・・・

「キュウリタベル? ふっひっひwwwww」
495創る名無しに見る名無し:2009/10/27(火) 22:08:50 ID:NhrGM4ez
>>494
と、言うか、周囲もいい加減つっこめ!と思わなくもなし<ボビー以外

キュウリをね、冷やして縦に切って麹味噌をつけてね・・・。こう、ぱりっと
囓るのがいいのだよ。
496創る名無しに見る名無し:2009/10/28(水) 00:02:33 ID:CGq3mZmf
俺は麹味噌とマヨネーズを交互に付けるのがスキ。
って、キュウリの話してたら何か食いたくなって、今日買っちまったい。

河童の事色々調べてみたが、やっぱプレの匂いがプンプンするわ。
特に気になったのは、茨城県に残る伝説「捕まえた河童を逃がしてやったら草刈りをしてくれた」。
・・・・サカザキ(仮)さん?
497小ねた:2009/10/28(水) 00:37:41 ID:OZpDqrbn

カズヤ「そういえば、マミちゃんって何時の間にウルフさんの同人誌を・・・。」
アダチ「なんでも、ここの着いた日からマークしていたそうだ。」
スカフェ「あいつも本ごときで怒るなんて・・。大人気ないなぁー」
アダチ「(い、言えない。スカーフェイスさんとウルフさんの話だなんて・・・。)」
シンヤ「(それを、他のクランの奴が拾って、事務室に届けたなんて・・!!!)」
ディノ「しかし、まだ捕まってないみたいだなー。」
カネダ「女の子だから、女風呂とかに隠れてるんじゃ・・・・。」
カズヤ「それだったら、いくらウルフさんでも・・・。」
キノシタ「(わ、わからん・・・。あの目は本気だった。)」

会場

ナル「はっはー!みんな今日はありがとう!」
(観客からの歓声)
アダチ「おい、意外と好評だぞ・・・。」
ディノ「んー、何々、ファッションマスター”ボンゴレ”、魅惑の魔女”リーナ”、江戸っ子親父”ミチシゲ”、麗しき狩人”ナル”・・・」
シンヤ「最後はまだしも、最初の3人は有名人す!」
カズヤ「じゃあ別に止めなくても・・・。」
ナル「さぁ本日のメインイベント!!!名づけて、麗しき狩人ナルによる、最高の・・・」

(ステージの上で爆発)

ジャック「あんな演出するなんて派手ッスねー。」
キノシタ「?様子が変だぞ。他の出演者まで慌てて・・・・まさか、テロか!?」
スカフェ「いや、待て。あれは・・・。」

(ステージの上に降り立つ影)

マサフミ「なんだこれwwww俺も混ぜろwwwwうぇうぇwwww」
498小ねた:2009/10/28(水) 06:32:37 ID:fJhxzGlJ

ケンジ「ちょっ!待ってくださいウルフさん!!いくらなんでも中に入るのは・・・」
ウルフ「えぇい!止めるなケンジ!奴が中にいるのはわかっているのだ!!」
ケンジ「だからって女風呂に入るのは駄目です!!!もうすぐマナちゃんが・・・」
マナ「はい?私が何か・・・・??」
ケンジ「ってうわぁ!何時の間に・・。」
マナ「ついさっきです。」
ウルフ「着いたのなら、さっさと中に入ってみてこい!あの娘、皮を剥ぐだけでは済まさぬ!!」
マナ「物凄く怒っていますね・・・。」
ケンジ「(そりゃ、そうだろう。あんな内容の本が他のクランの奴らに見られたんだから・・・。)」

マナ「さてと・・・本当にいるのかしら。・・・・・・・・・あらっ」
マミ「うわぁ!!!!か、会長!!!!!!」
マナ「あらあら。意外とすぐに見つかりましたね。」
マミ「ごめんなさい!ごめんなさい!!!お願いだから、見逃して!!会長!!!!」
マナ「そんなに怯えなくても・・。見逃してあげたいのだけれど。
どうせ後で捕まることを考えると、今のうちに謝った方がいいと思いますよ。」
マミ「無理!絶対殺される!!!」
マナ「大丈夫ですって。私からも謝りますから・・。」
マミ「ほ、本当・・・?」
マナ「えぇ。だからちゃんと謝るのですよ。」
マミ「う、うん・・。」

ウルフ「出てきたか小娘!!!!!」
マミ「ひっぃ!!やっぱり殺されるぅ!!!!!」
マナ「マミさん!!!」
ケンジ「あーあ、また奥に・・・。」
マナ「ちょっと、ウルフさん!いきなり全武装を起動しないでください!」
499小ねた:2009/10/28(水) 06:53:10 ID:fJhxzGlJ

マナ「もう一度、連れてきます。」
ケンジ「申し訳ないけど、頼むよ・・。」
マナ「今度は気をつけてくださいね?」
ウルフ「・・・・・わかった。」

マナが連れてくる。

マナ「ほら、マミさん・・。」
マミ「こ、今回は本当にごめんなさい!もうしません!!許して下さい!!!!」
マナ「私からもお願いします。本人もこの通り反省していますし・・・。」
ウルフ「・・・・・・・・・・・・・・」
マミ「本当に、本当にごめんなさい!!!!!」
ケンジ「これだけ謝ってるし、許してやったらどうです?」
ウルフ「・・・・・・・・・・わかった。」
マミ「・・・え?」
ウルフ「わかったと言ったのだ。今回は許してやる。だが、次はないぞ。」
マミ「・・・・あ、ありがとうございます!!!」
ケンジ「これで、一件落着・・・・。」
別プレ「あのー?ちょっといいですか??事務の方ですよね?」
マナ「はい、どうしました??」
別プレ「さっき、こんな本を拾ったんですが・・。」
マミ「(ギクッ!!!)」
ケンジ「本ですか?えーと、何々、男たちの禁断の愛〜マサフミに群がる男たち〜・・っておい!?」
別プレ「なんか、あなたとそちらの方が出てましたけど、ご本人ですか??」
マミ「(や、やばい!!!あれだけは・・・!!!)」
ウルフ「ほう。今度は、タカハシやケンジ、三馬鹿も一緒か・・・。」
ケンジ「よ、よりにもよって、マサフミに群がるなんて・・・。ウルフさん・・。」
ウルフ「なんだ??」
ケンジ「お付き合いします。」
ウルフ「そうか。いいだろう。」
マミ「い、いぃ、いいぃっぃいゃやぁっぁぁぁっぁ!!!!!」
二人「逃がすか!!!」

別プレ「あのー、あれなんですか??」
マナ「あー、どうかお気になさらず。」
500創る名無しに見る名無し:2009/10/28(水) 08:02:50 ID:4aYVLBDy
>>496
Σ(゜д゜ ) サ、サカザキ(仮)・・・!!

なにげにタケダクラン三馬鹿と田舎クラン三馬鹿が、行動を共にしているな。
アスカ「前にカズヤ君も入れて四馬鹿だねっていったことあるけど・・・」
マナ「カズヤさんを入れるのは、お気の毒では?」
ウルフ<-(スカフェがタケダクラン四馬鹿に入ることに異論はない模様)


しかし、マミ・・・おまい・・・。
501スカーフェイス日記:2009/10/28(水) 21:09:38 ID:4aYVLBDy
ゝ月◆日

今日も一日騒がしかった。
フル装備したウルフが凄まじい形相で人探しをしている(ケンジが必死で止めようとしていた)と思ったら、
診療所で小規模な爆発があってマサフミが脱走。まあ今回は何も感染していないらしいから、構わな
いだろう。

メイン会場が騒がしいと思ったら、ナルという訓練生がファッションショーを始めていた。見かけないと思っ
ていたが、展示会を盛り上げようと一所懸命だったんだな。たいしたもんだ。

それから、タカハシがなにやら血の気の引いた顔でタケダの爺殿を探していた。なにがあったんだろうか。

しばらくすると、酒場で小競り合いが起きたというので行くことにした。
元凶の二人はさっさと摘み出したが、今度は俺に喧嘩を売ってくる連中が居た。
その気はなかったが、全く無関係な女性を殴った輩が居たのでついカッとなってしまった。
しかし、馬鹿な連中だ。狭く障害物の多い場所ではそれに見合った戦い方をしなければならないという
のに、全く考えずに動くからあっちぶつけこっちぶつかりで、ちょっとしたコントだった。
うちの三羽烏とアダチたちに止められ、相手もへたばったことだし切り上げて酒場を出たところで、なにやら
全力疾走後という風情のディノと合流した。

話をしながらメイン会場へ行く途中で、ウルフの奴が血相変えていたのは、訓練生の女の子の作った本
が原因とわかった。奴をネタにした川柳でも載せてたのだろうか。大人気ない奴だな。

しかし、うちのクランの三羽烏と、田舎クランの4人組が和気藹々と話しているのを見るのは、とても楽しい。
こうして若い連中同士がどんどん交流し、またそれが次の世代へと引き継がれていってほしいものだ。
ガッチガチに保守的なクランの中で、息の詰まるような思いをするなんてことは、ただの昔話となってしまえば
いい。

ファッションショーは、なかなか大盛況だった。
前に地球のジャパンというところで、男性クラン対女性クランの歌による対戦というのを見たことがある。年
末の風物詩だそうだが、変わった習慣だ。その中でやたら大掛かりな衣装の者が両クランから一人づつ出
ていたが、そういう感じのが数人出演していた。
なかなか面白い見ものだったのだが、突然の爆煙とともにマサフミが降って湧いた。

マサフミはかってにその辺の衣装を身につけ始めたので放っておいて、のびた連中を安全なところへ運んで
いると、テロだと思った警邏隊が駆けつけてきた。
テロではなくマサフミだ、と言うと「もっと悪い!」と言って取り囲んでいた。それはあんまりじゃないか?分か
らんでもないが。
マサフミはと言えば、ド派手で仰々しい衣装をでたらめに身につけた状態で「俺様を見ろwwwwwww」とか
言いながらくるくる回っていた、。
なんか、どこぞの辺境でああいうでかい鳥を見たことがあるような気がする。

幸いにも重傷者は居らず、マサフミが警邏隊に追いかけられながらも奇妙なポーズを取りつつ逃げた後は、
舞台を少し片づけるだけで済んだ。
その帰り際、今度はケンジまでフル装備になって、マミという訓練生を血眼になって探しているのを見た。
あいつまでどうしたんだ。
502創る名無しに見る名無し:2009/10/28(水) 21:40:33 ID:CGq3mZmf
・・・マサフミ、プレデター界の小林幸子を目指してんのか?
でも意外とこのショー、爆発→マサフミ登場の瞬間、高視聴率とれてたりして。

マサフミ「さっすが俺様wwwwww今日の最高視聴率ゲトwwwwwwwwwwうぇうぇ」
503創る名無しに見る名無し:2009/10/29(木) 07:32:19 ID:69ZESuo/
マサフミやっぱパネェww
俺様を見ろwじゃねーよw

でもそういう祭事で着るプレの派手な衣装とかは見てみたいな。
504浜の真砂は尽きるとも 悩みのタネは・・・:2009/10/30(金) 19:54:54 ID:LuSpj74s

スカフェ「そー言やお前、閉会式ん時の演武、何やんの?」
ウルフ「貴様がやったのと同じ槍だ」<-まだ気は治まらないが、もう遅いのでクロサワを迎えに来た
クロサワ(イツモヨリ、武装シテル・・・)
スカフェ「無難だなあ。どうせなら派手に剣舞でも」
ウルフ「爺さんのように双剣で行うか、二人であればならまだしも、一人ではさほどのものではない」
クロサワ(・・・コレ、ディスクニ似テルケド・・・刃ガ凄イ)<シュリケンに触っている
ウルフ「危ないぞ。玩具ではない」
スカフェ「そいつはシュリケンだ。ディスクと同じく投げる武器だが、使い勝手は大分違うな」
クロサワ「シュリケン?(オオカミサン、Ninjaナノカナ)」

タケダ「おう、ウルフ。ここに居ったか。
    若い娘を追いかけ回していると聞いておったから、どこへ行ったかと思ったわい」
ウルフ「人聞きの悪い言い方をしないでくれ。あんたの方こそ、例の女はどうした」
タケダ「嘘は言っておらんぞ。
    こっちはまあ、お主も昔はそれなりに女子を泣かせてきたじゃろう?察しろ」
ウルフ「あんたと一緒にしないでもらいたい」
クロサワ「オオカミサントオ爺チャン、イジメッコダッタノ?」
スカフェ「あー、爺殿。クロサワも居るんで、教育上よろしくない物言いは慎んでくれんか」
タケダ「おお、そりゃあすまん。
    そんなことを話に来たのではなかったわい。ウルフ、閉会式の演武のことじゃが」
ウルフ「槍のつもりだが、なにかあるのか?」
タケダ「いや、演目は好きなので構わぬのじゃが、お主、そういう時用のアーマーなぞもって居るか?」
ウルフ「いつもので構わんだろう?」
タケダ「それはいかん。いかんのぅ。仕事一辺倒なお主じゃからもしやと思って居ったが、やっぱりか」
スカフェ「だったらあれでいいだろ、公式用の」
タケダ「あーんな地味なのでどうする。
    全く、そろいもそろって色気のない奴らじゃの。じゃからわしがちゃーんと考えてやったわい」
スカフェ・ウルフ(・・・嫌な予感が・・・)
タケダ「まあ、今から仕立てるというのも無理な話じゃからな。
    お古、ということになってしまうが、わしの儀礼用アーマーを1つ貸してやろう。なに、遠慮はいらんぞ。
    そうじゃ、あの黒の奴が似合いそうじゃな。ほれ、ちょっと前に着たヤツじゃ」

ウルフ「(爺さんの黒の儀礼用アーマーというと・・・)」
スカフェ「(確かチェストアーマータイプで、金で文様が入ってたな・・・。ついでに鳩尾あたりに紅玉の飾りが・・・)」
ウルフ「(見事な物であるのは認めるが・・・、あれは派手すぎる!)」
スカフェ「(爺殿、結構派手好きだからな)」
ウルフ「い、いや、スカーフェイスのを借りるつもりだが・・・」
タケダ「どう見たってサイズが合わんじゃろうが。わしのならちっと直せば大丈夫じゃろう。楽しみにしておれ」
ウルフ「ま、待て、爺ぃ!」
スカフェ「・・・・・爺殿、すっかり乗り気だな。まあ、その、なんだ。諦めろ、ウルフ」
ウルフ(マリアナ海溝より深い溜息)
505創る名無しに見る名無し:2009/10/30(金) 20:43:57 ID:21eWCa32
ウルフも女泣かせてたのか。
でも爺様みたいなプレイボーイタイプじゃなくて、
仕事に打ち込みすぎて女ほったらかす方だろうな。
女プレ「私と仕事と、どっちが大事なの!?」
ウルフ「仕事だ」
・・・みたいな感じで。

大丈夫だよウルフ、多少派手でも爺様のファッションセンスは
ピカイチだ。
きっと格好よくきまるさ。
506創る名無しに見る名無し:2009/11/01(日) 09:26:45 ID:aydJrT7L
ウルフ、それ最大の禁句wwwww
逆に、スカフェ兄さんは恋人とか大事にしそうだな。ただ恋愛関係に
なるまでが果てしなく長そうだが。

タカハシさんも仕事優先にしそうだなー。でも、>>505みたいなこと言
われたら「そ、そりゃあ、君だ」と(しどろもどろに)答えそうだ(w。

マサフミは「俺様が一番大事wwwww」だろうな<ある意味正しいが

さて、かなり大規模な規制がかかっているようだが、皆無事だろうか
・・・。
507創る名無しに見る名無し:2009/11/01(日) 12:20:14 ID:LYUQV3qI
他のキャラ達の恋愛姿勢も想像してみる。

サカザキ(仮)→ひとたび恋に落ちると、全エネルギーを恋愛に注ぐタイプ。
        意外と奥さん居そうだけどな。
アカギ→ギャンブル漬けの生活で女泣かせまくり。
ワタナベ→恋にもひたむきなんだろうが、未だお付き合いの経験なし。
ケンジ→肉食系女に振り回されそう・・・なんとなく。
三馬鹿→「男同士でワイワイやってる方が楽しいもんな!」
    が、各自腹の中では抜け駆けを狙う。
牙折れ→好きな子には、わざと冷たくしてしまうお年頃。
チョンマゲ→クイーンに元カノの名前を付ける
508創る名無しに見る名無し:2009/11/01(日) 14:15:11 ID:Ar2WwRvt
なんか全部ピッタリだなw
509創る名無しに見る名無し:2009/11/01(日) 22:55:15 ID:aydJrT7L
サカザキ(仮)、嫁居るなら帰ったれよ。
ケンジは草食系男子か・・・三馬鹿、若いなwww。
チョンマゲ、そう言えばクィーンに最初、マチコって付けようとしたな<元
カノではないが・・・。

ふと気がついたが、タケダクランって男女比率どうなってんだろう
510創る名無しに見る名無し:2009/11/02(月) 20:56:18 ID:PTRh7uG+
あのクランの中で、チョンマゲだけはマチコを気に掛けてやってたのになァ。
なのにマチコ、突然ブチ切れ大反乱。世話になった礼も言わず・・・。

チョンマゲ「・・・ったく、何が気に食わなかったってんだ? 時々わかんねぇな、女ってのは・・・・」

男女比率か・・・タケダクランは男女共同で暮らしてるみたいだが
今んとこ男の方が多いよな。
男、もしくは女オンリーのクランもあるかもね。
学生時代の男クラ、女クラを思い出すな・・・どっちも独特の雰囲気があった。
511“私”:2009/11/03(火) 13:16:46 ID:mocqipG6
「あちこち廻る前に、ちょっと寄り道するぞ。」
開場直後、オカザキが妙な事を言った。
せっかく展覧会に来たのに今更何処に行くつもりなのだろうか。
つい嫌味を言いそうになったが、寛大な私はそこで抑えて、オカザキの言う事を聞いてやることにした。
「・・・・なんで?」
「・・・・がっかりしてないつもりなのかも知れんが、全く隠せてないぞ。」
「うるさい馬鹿。何処に行くつもりなんだ。」
「師匠の話聞いてなかったのか?」
「え?」
「“手紙”、預かってただろ?」

言われてはたと思い当たる。そういえばそうだった。
いかんいかん。実のところ、私達は師匠の代理として来たのであった。
今回のデ・・・・展覧会巡りには一応『師匠の旧友に手紙を届ける』という大義名分があったのである。
私がしっかりしないでどうするのだ。

私とオカザキに“任務”の概要を説明した時、師匠は悪戯っぽく笑った。
「色んなクランが集まるらしいから、たまには二人でゆっくり楽しんで来いよ。色んな意味で。」
“色んな意味”ってどういう意味なのだろう。気にはなったが、そんな事はどうでもいい。
重要なのは先の部分だ。

「さーて、さっさと済ませてとっとと行こーじゃないの。」
「ああ、そうとも。」
オカザキの言葉に、私は強く同意しておいた。
512“私”:2009/11/03(火) 13:17:58 ID:mocqipG6
 目的の人物はすぐ見つかった。
「ご無沙汰しております、スカーフェイス氏、ウルフ・ザ・クリーナー氏。」
隻眼の男二人組へ声をかける私。
二人とも以前会った時と然程変わっていなかった。

「おー、お前さんも来てたのか。久々だな。元気か?」
「・・・・お前か。今日はどうした。」
具体的に言うと、スカーフェイス氏は相変わらず気さくで、ウルフ氏は相変わらず仏頂面だった。
「後ろのは誰だ?」
オカザキを見るウルフ氏。以前会った時もそう思ったが、この人の目つきは鋭すぎて恐い。見るというより、射抜くと形容したくなる鋭利さだ。
「お初にお目にかかります。兄弟子の オ カ ザ キ です。先日はこいつがお世話になりまして。」
いつものニヤニヤ笑いを浮かべたオカザキが名乗ると、ウルフ氏の三日月のように細い隻眼がますます細くなった。
スカーフェイス氏も何か考え込むような素振りをする。何か嫌な思い出でもあるのだろうか。
「・・・・一字違いか。」
「まぁ、良くある名前だからなぁ。」
何の話だろう。
「えぇっと、俺の名前に何か……?」
「いやいや、こっちの話こっちの話。」
怪訝に思ったオカザキが尋ねたものの、結局はぐらかされた。何だ今のは。
513“私”:2009/11/03(火) 13:19:22 ID:mocqipG6
気まずくなりそうだったので、私は咄嗟に手紙を差し出した。
「あ、あの、ウルフ氏!」
つい、声が大きくなってしまった。
「なんだ?」
「こちらの師匠から手紙を預かっています。」
「また手紙か。」
手紙を受け取ったウルフ氏はその場で封を開け、さらりと黙読すると、
「・・・・オカザキといったな、ちょっと話がある。」
オカザキを呼びつけて何やら密談を始めるウルフ氏。
あんな恐い顔の人と顔を突き合わせるなんて、オカザキはよく平気でいられるものだ。私だったら逃げてしまうかもしれない。
声量を落としているので何を話しているかはよくわからないが、表情から察するにあまり楽しい事ではあるまい。
以前会った時もそうだったが、ウルフ氏は師匠が絡む度に不機嫌になっているように思える。
師匠との間で何かあったのだろうか。こっそりとスカーフェイス氏に尋ねてみる。
「お前さん達、あいつの弟子だったのか?」
スカーフェイス氏の潰れていない片目がやや大きくなる。
「え!?貴方も師匠の事をご存知で?」
危うく声が大きくなりそうだった。師匠はウルフ氏の事しか言っていなかったのだが。
「お前さんの師匠と、俺達は訓練所時代の同期でな。二人の関係がどうだったのか俺も良く知らんのだが、」
顔を痙攣させながら戻ってきたウルフ氏の顔を一瞥したスカーフェイス氏から、
「それほど仲が良かったわけでもなさそうだな。早く逃げた方がいいぞ。」
真剣な忠告をいただいた。はい、そうします。
514“おっさん二人”:2009/11/03(火) 13:20:53 ID:mocqipG6
「まさか“奴”が弟子を採ってたとはな。掃除屋になったとは聞いてたが……。」

「ふん。弟子なんぞ採るような柄でもないだろうが。」

「……似た者同士は仲が悪い、とはいうがやっぱり似てるよ、お前ら。」

「何の話だ。」

「女子供に甘いところとか。」

「どの口がそれを言っている。」

「この口だが?」

「あまりふざけた事を言っていると刻むぞ。」

「ああ、後でな。」

「臆したか?」

「そういう事じゃない。そろそろ戻らんとあの怖ぁい御令嬢にひっぱたかれちまう。クロサワも心配するだろうしな。」

「……それもそうだな。」

「(……やはり女子供には甘いな。)」
515創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 13:21:49 ID:mocqipG6
ここまで代理投下
516創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 14:50:28 ID:EPV/BZZo
mocqipG6氏、代理投下お疲れ様でした。

AVP氏も規制に巻き込まれてしまっていたか・・・・。迷惑な
話だよなぁ。

しかし、ウルフもスカーフェイスには言われたくは無かろうな
<女子供に甘い。
もっとも、武装売春婦には一切容赦の無かった人ではある
からなあ。
517創る名無しに見る名無し:2009/11/03(火) 20:30:28 ID:3Rkjl/ej
微妙におかしいところがあるな
518創る名無しに見る名無し:2009/11/05(木) 00:40:36 ID:onXawUjU
書けるかなー・・。新米作者さんも規制に巻き込まれたのだろうか・・・。
519チョンマゲ日記:2009/11/07(土) 00:30:00 ID:BgouwRnP
ゝ月○日

 牙折れをどうにか寝かしつけた後、酒場へ出かけた。
 あれが起きている内に出かけると、連れて行けと騒がしい。
 展示会に付随するクランの出し物としての酒場だから、いかがわしいことは一切無いが、やは
り子供を連れて行く場所ではない。なので、寝かしつけてから出かけることにしている。

 酒場は繁盛しているようだ。プレデター種以外の種族も結構居る。
 カウンターから何気なく店内を見渡すと、壁際の目立たない席にスカーフェイスが座っている
のが見えた。
 珍しい、と思った。
 大抵この男は、あの無愛想極まりない掃除屋と居るか、若い連中とワイワイ賑やかにやってい
るかのどちらかだ。
 だからこうして、酒場の一画でどこも見ていないような目をして一人でいるなどという姿は、
珍しいとしか形容しようがない。

 グラスを手に近づくと、ふいとスカーフェイスが視線だけをこちらへ向けた。
 一瞬だけ、その目は見る物を射抜くかのように鋭いものだった。
「なんだ、お前さんか」
 すぐにその目はいつもの穏やかな、それでいてつかみ所のないものに変わった。
「奴とは一緒ではないのか」
「あいつはこういうところは余り好きではないんでね。俺は好きだが」
 考えてみれば、この男とサシで話すのは最初の挨拶以来だった。
 まあこの男が一人で居るところは、余り見かけない。気さくで人懐っこいというのもあろうが
、どこかこの男は一人で居ることを嫌っているような節もある。怖面の外見に似合わず、寂しが
りなのだろう。
 俺が向かいの席に座ると、
「チビはどうした?」
「寝かしつけてきた。起きている内に出かけると、連れて行けとうるさい」
「保護者同伴だ、連れてきても大丈夫だろう」
「おもしろ半分で酒を舐めさせそうな奴が居るからな」
「バレたか」
 イタズラを見つけられた子供のような屈託無い表情は、先ほどまでとはまるで違って見えた。

 他愛のない会話をしていると、不意に近くの席からパシン、と音がした。
 なんのことはない、その席で先ほどまでべたべたしていた男女連れの女の方が、いきなり男の
方に平手打ちをかまして出て行ったと言うだけのことだ。
 男の方も衆目を集めてしまったことで、気まずげに早々に出て行き、店内はまた元の騒がしさ
に戻った。
「やれやれ、何がお気に召さなかったやら」
 スカーフェイスが少々気の毒そうに男を見送っていた。
 全くだ。
 平手で済んだだけ、あの男も幸運だ。
 女という者は、こちらが全く理解出来ない理由で突然態度を変え、それまでのことを平気でブ
チ壊していく。いや、理由なぞ、あってないようなものかも知れん。
 いずれにせよ、
「判らんな、女という生き物は」
 我知らず、声に出して呟いていた。
「だいぶ女で痛い目を見たようだな」
 思っていることは多少ならずとも違うだろうが、否定はしない。
「まあ大概の男には、忘れようもない女は居るものだ」
「お前にもいるのか」
「一人、居る」
 少しばかり意外だった。女に囚われるような男には見えないからだ。
「ずいぶんと酷い目に遭わされた。だが、いい女だった」
「惚気か」
「まあな」
 ふと、その女がスカーフェイスの失われた左目に関わっているのではないだろうか、と思った
が、それに触れることは躊躇われた。触れたところで、どうせはぐらかされるだけだろう。
520創る名無しに見る名無し:2009/11/07(土) 08:05:37 ID:oExECfdX
女に一泡ふかされた二人・・・。
ある意味、エイリアンよかよっぽど冷酷で怖いっす。<人間女
521やぶ:2009/11/07(土) 21:11:23 ID:aQWwJO80
>>518
エロパロ板用のSSの続き書いとりました。
プレが潜入する前の施設内で行われていた出来事なので、そちらも併せてお読みいただくと、
登場人物に感情移入しやすくなること請け合いでございます。

たぶん
522 ◆AvP.enmOzE :2009/11/08(日) 00:53:39 ID:tWYIxGYG
規制解除きたよバンジャーイ
でも書いてないよウヒャーイ
523創る名無しに見る名無し:2009/11/09(月) 05:48:55 ID:SP3Ws/h+
>>521
どこか教えてくだされ
524創る名無しに見る名無し:2009/11/09(月) 07:04:57 ID:3DT2E1nJ
スカフェの心に残る人ってCJのプロローグの女性だよな?
525創る名無しに見る名無し:2009/11/09(月) 07:59:53 ID:dD+CvG/A
>>634
で、しょうな。
スカフェ兄さんから、地位も、名誉も、誇りも、あらゆるものを奪った女性とも
言える。
それをいい女と言っちゃうスカフェ兄さん。
526創る名無しに見る名無し:2009/11/09(月) 18:46:27 ID:SP3Ws/h+
>>525
キャノンの射程長すぎだろ
527創る名無しに見る名無し:2009/11/09(月) 21:23:59 ID:x2ZdCPel
考えてみると、人間の女と関わったプレはみんな不幸に見舞われてるなあ。
スカーも、故・牙折れも・・・。
528創る名無しに見る名無し:2009/11/09(月) 21:35:03 ID:dD+CvG/A
カプコンAVPのウォリアーとハンターくらいか?
人間の女と関わって不幸になってないのは。
529創る名無しに見る名無し:2009/11/11(水) 07:39:59 ID:UVXiPvVn
主要ISPがほぼ全滅状態らしいが・・・。

皆、無事か〜!
530創る名無しに見る名無し:2009/11/11(水) 19:27:17 ID:B2EKfEz/
無事だ〜。
どうりで静かなわけだ・・・。
そういえばこのスレ、もうすぐ一周年だな。
531やぶ:2009/11/12(木) 17:04:14 ID:m6MoAGF3
早いものですねぇ。
いまだ完結させてない自分の遅筆ぶりに、ちょっくら絶望…。
>>523
すみません、調子こいてあーいうこと書いちゃいましたが、冷静に考えてアレを読まれたら
みんな引くだけだということに今気付きました。
ので、ここに晒すのはやめときます。
ただ単にTウィルスとは別のウィルスの実験体となった少女が、殺して下さいと哀願しながら様々な
実験(というか拷問)を受けたり、所長の趣味の餌食にされるというアレなSSです。
さつき女史やタイラント10体の裏設定はチラっと出てきますが、読まなくても
まったく平気な日記になるよう努力します。
お騒がせしました。
532創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 01:25:15 ID:5K18y7pD
一年かぁ・・・なんか、あっという間だったなぁ。プレにとって地球の一年なんて、もっと
あっという間だろうな。


カズヤ日記

 今日の講義は、僕とシンヤ君がスカーフェイスさんに、ディノ君とアダチ君がウルフさんに付く
ことになった。

 僕たちは今日は格闘戦ではなく、投擲武器についての訓練を受けた。スカーフェイスさんは「こ
いつは俺よりもウルフの方が得意なんだがな」って言ってたけど。
 「投擲武器はなにもディスクやシュリケンに限らん。例えば」と、腰に付けているダガーを引き
抜いて的へ投げると、中央に見事刺さっていた。
 「殺傷力は劣るが、これも投擲武器となりうる。まあ、有り体に言ってしまうと、投げられれば
大抵は投擲武器として使えなくはないけれどな。
 少し変わったところでは礫がある。達人となれば急所へぶつけて即死させると言うことも可能だ
が、なかなか難しい。急所なぞは、獲物の種類によって変わるものだ。
 未知の獲物を相手にしたとき、それの弱点・急所を見抜くのも、狩りの技術だ」
 
 その後、ディスクの投擲を見てもらったのだけど・・・僕は学年でも最下位クラスだから、外れ
てばっかりで恥ずかしかった。
 スカーフェイスさんはじっと見ていたけど、その内、僕が構えた瞬間にぐいっと肩を掴んで引い
た。フォームが崩れた!と思ったけど、「そのまま投げろ」って言われて反射的に投げた。すると
、完全に命中、ではないけれどかすりもしなかった的に当たった!
 「お前さんのフォームは少し固まりすぎているようだ。
  実戦では、相手も自分も動いている。こうして一定の姿勢から投げられるなんてことはないぞ?
  だが、逆を言えば基礎がしっかりしていると言うことでもある。自分の利き腕・利き目・利き足
に合わせてアレンジをしても、そう簡単には崩れないという利点がある。今は肩を引いて投げるの
にゆとりを持たせたが、色々試してみろ」
 その後、僕は自分で考えながら元のフォームから色々試してみた。あまり酷いようだと、ストッ
プがかかったけど。でも、なんだか、命中精度が上がった気がする。自分に合う投げ方を見つけた
って事なのかな。

 講義の後、ミチコちゃんとアスカちゃんとマナちゃんが差し入れに来てくれた。
 そういえば、マリちゃんとマミちゃんはまだ見つかっていないようだ。姉妹でどこかに隠れてい
るんだろうか。
 時間も少したったから、ウルフさんやケンジさんも冷静になって探し回るのは止めたのかと思っ
てたけど、スカーフェイスさんが「帰り際を狙ってるかも知れんなあ、気をつけてやれ」って・・・。

 ミチコちゃんが渡してくれた冷たいドリンクを飲みながら、つい色んなことを話し込んでしまっ
た。さっきのディスクの練習のことで、ちょっと自信がついたことを話したら、自分のことのよう
に喜んでくれた。ミチコちゃんは優しいなあ。
 
 ディノ君はアスカちゃんに、なにやら叱られているみたいだった。ディノ君がなんか言ったせい
みたいで、すぐ近くに居たスカーフェイスさんが、必死で笑いをこらえているみたいだった。

 マナちゃんはアダチ君と、展示会の案内板のことを話していた。なんか、大人でも迷子になる人
がまだ出るらしい。でも、二人とももっと別のこと話せばいいのになぁ、となんとなく思った。

 シンヤ君が「やー、青春ッスねぇ〜」なんて言ってたけど・・・なんかおじさんっぽいよ、シンヤ
君・・・。

 ディノ君たちの方へ目を戻すと、もう仲直りしたみたいでアスカちゃんも笑っていた。
 すると、スカーフェイスさんが2,3回、宙で何かつかむような仕草をしていた。
 「どうしました?」「なに、虫が飛んでいた」
 どこから虫が入り込んだんだろう?スカーフェイスさんから逃げ回るなんて、ずいぶんすばしっ
こい虫だなあ。
533余談:2009/11/13(金) 01:26:13 ID:5K18y7pD
ウルフ「・・・飛礫か」
スカフェ「急所を狙ったわけでもなし、当たったところで大怪我はせんだろうが、お邪魔ではある
しな」
ウルフ「あの爺さんもいい歳してなにをしているやら」
スカフェ「ま、俺たちの推測通りなら、エルダー・タケダといえど・・・か」
ウルフ「しようのない話だ」
スカフェ「お前さんもそうならないよう、気をつけろよ」
ウルフ「貴様の方が余程危ないと思うが?」
スカフェ「さぁねぇ?」


タケダ「うぬ・・・スカーフェイスめ、余計なことを」
ヨシダ「余計なことをしとるのはお主じゃ、大人げない」
タケダ「ヨシダ、いきなり背後に立つでない」
ヨシダ「生憎、隠行に関してはわしの方が上じゃな。全く、知らぬ者が見たら若い娘をストーカー
する気色悪い爺に見えるぞい」
タケダ「な、何を言う!前にも言ったとおり、わしが見張っておるのは・・・」
ヨシダ「若い男をストーカーかいな、余計気色悪いのぅ」
タケダ「ええい、そういう言い方は止めんか!」
ヨシダ「ならば素直に言うたらどうじゃ。だいたい、大人二人はとっくに感づいておるわ」
タケダ「む・・・・」
ヨシダ「・・・ま、その前に例の女の件にカタをつけんとな」
タケダ「ぐむむ・・・」
534創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 19:08:20 ID:+UfLyYhd
>>531
もっと遅筆の俺がここにいる。
消えたの描き直すのにいつまでかかってんの・・・いや、
できてることはできてるんだけどね、
ちょっと色々あってまだ投下できず。ハハハ・・・すいません。ウボァ-

>>532-533
カタってどうつけるつもりですか、爺様〜。
・・・責任とって結婚!?
535タカハシ日記:2009/11/15(日) 10:09:36 ID:t2PFCqwN
【月∂日

 爺さんの子を産んだと主張する女の件だが、DNA鑑定の結果、爺さんはシロと判明した。
 本来ならエルダー・プレデターに対する不敬罪やなんやらで処罰対象となるのだが、「まあ、はっきり言えん
わしも悪いわけだからのぅ」と言うことで今回は不問となった。少々甘すぎる気もするが、爺さん本人がそう言
うのであれば仕方がない。
 ヨシダの爺さんも「本っ当に女癖が悪かったからのぅ。ま、自業自得じゃわ」と言っている。
 全く、なにやってたんだあの爺さんは・・・。

 爺さんの問題もさることながら、もう一つ頭を悩ませることが起きている。
 よりにもよってウルフさんが、訓練生の女子の一人であるマミと言う子をフル装備状態で追跡するという事件
が起きた。
 いったい原因はなんだ、と思うとその子が作った本だそうだ。
 それを展示会に来ていた客が拾って、事務室へ届けた。
 たまたまその時、ウルフさんが事務室に居り、それを目にした。
 その内容が、逆鱗に触れたということだ。
 本そのものは、その場でウルフさんが焼き払ったそうだが、ケンジの後輩から聞いた話では、まあ、その・・・・
あー・・・書きたくない・・・・で、怒るのも当然ではあったかもしれない。
 が、他クランの訓練生を皮剥逆さ吊りにさせるわけにはいかないので、ケンジに止めさせに行かせていたのだが、
どうしたことか、ケンジまで一緒になってその子を追い始めていた。

 今日は、ウルフさんは(表面上は)治まっているようだが、ケンジはまだ血眼になって彼女を捜している。
 普段真面目で怒らない奴だけに、一度怒るとなかなか治まらないようだ。この間のマサフミのCDの件でも、実は
一番凄まじかったのはこいつだったしな。
 しかし、あの本に書かれてたのはウルフさんとスカーフェイスさん(キワモノだな・・・)だったらしいから、ケンジがああ
も怒る理由なぞ無いはずだ。いったいなにがあったんだ。

 とにかく、今はウルフさんは男子訓練生たちの特別講義に行っているし、ケンジ一人であれば俺でもなんとか止
められるだろう。
 大事になってしまう前に止めないと。

 しかし、爺さんの件は片付いたから良いが、マサフミの脱走と言い(一緒だった女の子も見つからないし)、この
件と言い・・・ああ、胃がまた・・・。
536創る名無しに見る名無し:2009/11/15(日) 10:10:25 ID:t2PFCqwN
>>534
気長に待ってるよ〜ノシ
537創る名無しに見る名無し:2009/11/16(月) 08:16:46 ID:caeuTwp+
タケ爺、危うく騙されるとこだったな。
女詐欺師にはご用心だぞ・・・!

タカハシさん、お大事に・・・。
538創る名無しに見る名無し:2009/11/16(月) 23:46:24 ID:+GInEblt
あの詐欺師まさか人間以外にも手を出すとは…

マサフミはもういいよw
539創る名無しに見る名無し:2009/11/17(火) 13:22:30 ID:dxf/QwiT
マサフミ「ぬぬwwwwww俺様、忘れられてね???」
マリ   「ししょーwwwwwやっぱり出なくちゃwwwww」
マミ   「いやっっっっっ!!あたし殺される!!!!」
マサフミ「つーか、おまwwwwwなにやったwwwww」
マミ   「え、えっとぉ・・・・」
マリ   「あーwwwwオジンたちwwwwwからかったんだwwwww
      だめよぉwwあんな血圧高いオッサンどもwwwww血管きれるyowwww
      うえうえwwww」
マリ   「(流石に見せられないよねぇ、本人には・・・)」

で、思ったんだが。
マリってワタナベの妹弟子ってことになるのか・・・・?
540創る名無しに見る名無し:2009/11/18(水) 22:12:29 ID:hRxOqt3M
ところでマサフミ。
ハリガン(の中の人)が結婚されたそうだ。
祝電の一つも打ったらどうだ?タケ爺でもいいがw

 ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091118-00000060-jij-ent
541創る名無しに見る名無し:2009/11/18(水) 23:10:35 ID:Fn300Yj6
マサフミ「ちょwwwwなにアイツ、まだ生きてたワケ〜?
     ・・・・ププ〜、えらい老け込んでやんのwwwww人間の寿命は短いかんねwwwww  
     おい、ワタナベ、祝電打っとけ〜。俺様のぬいぐるみ付きのヤツwwwww」
ワタナベ「はい、教官」
タケ爺「おおワタナベ、わし名義でも一通打っといてくれんかの。メッセージは『ウケトレユウシャヨ』じゃ。
    この銃を添えて送ってもらうようにしてくれぃ」
ワタナベ「・・・あれ? その銃、あの時渡したものじゃ・・・」
タケ爺「あれはレプリカじゃ。あの後上のモンに没収されたらしいからのぅ、特別にもう一回やるんじゃ」
ワタナベ「あの・・・てことは、これもレプリカですか?」
タケ爺「ふぉっふぉっふぉっ。 そうじゃ、よくできとるじゃろ? この銃にはいい思い出があるからのう。
    マサフミを倒した程度じゃ本物はやれんわぃ」
マサフミ「ちょwwwwwジーサンwwwwwwwww」   
542創る名無しに見る名無し:2009/11/19(木) 17:34:30 ID:8iaa1Hvm
ハリガン(の中の人)、結婚か。おめでとうございます
SAWに出てた時以来見てないなー。

ジーサンもなかなかな奴だなw
543創る名無しに見る名無し:2009/11/19(木) 23:28:57 ID:CfHGj0mo
爺ぃ、あんた・・・・・・w
さて、もうそろそろ展示会も終わる頃かな。
田舎クランの連中が帰る前に、まだ一波乱ありそうだがwwww
544カズヤ日記:2009/11/22(日) 00:37:59 ID:ghw0mhzm
【月∂日
 好評のために延長されていた展示会ももうすぐ終了になる。
 僕たちも、そろそろクランへ帰る準備を始めている。
 タケダクランの人たちと仲良くなったばかりなのに、寂しいな。でも、クラン同士の交流は続くのだし、また
こちらへ来る機会があるだろう。
 スカーフェイスさんは「今度は俺たちがそっちへ行こうかな」なんて言っていた。ただ、うちのクランって案内出
来るようなところが何もないんだよなぁ・・・。

 閉会式では(あの事件のお陰で)ウルフさんの演武を見ることが出来る。それは楽しみだ。
 そのことで今日、タケダのお爺さんが事務室にいるウルフさんに「そら、演武の時用のアーマーじゃ。ちゃんと
着るんじゃぞ」と上機嫌で儀式用のアーマーを持ってきた。(その時のウルフさんは、心の底から嫌そうだった)
 タケダのお爺さんが持ってきたのは、漆黒のオニキス金属製のチェスト・アーマーで、中央に紅いアルマンダイン
が飾られていた。それを中心に金色の文様が広がっていて、凄く格好いい。ちゃんとそろいのガントレットとブー
ツ・マスクまであった。
 僕はこれをウルフさんが着たらとても似合うし、格好良いだろうなと思ったけど、ウルフさんは気に入らないよう
だった。
 「似合わない訳じゃないんだし、趣味が合わないのくらいは諦めろよ」とスカーフェイスさん。
 「自分が着ないからと、気楽なものだな」

 そうしていると、クロサワが不思議そうに近づいて来た。
 スカーフェイスさんが「こんど、これをウルフが着るんだぞ」と言いながら、アーマーの形や文様をその手でなぞら
せた。
 クロサワは「オオカミサンガキルノ?キットニアウヨネ」と嬉しそうに言った。
 でも、クロサワにはこのアーマーを付けたウルフさんは見られないんだよな・・・。そう思うと、可哀想だった。
 「まあ、演武の時一度きりだ。仕方がない」
 とウルフさんは渋々と言ったけど、スカーフェイスさんが小さい声で、
 「現金な奴だ。着る気になってやがる」
 「スカーフェイス。聞こえている」
 「地獄耳も健在だな、クリーナー殿は」
 僕にはとても、進んで着る気になったようには見えなかったけど・・・・。
545創る名無しに見る名無し:2009/11/22(日) 21:05:06 ID:gv23hRPD
ウルフ、まんざらでもなさそうじゃん。
クロサワに言われるとコロッと変わるんだからw
546タカハシ日記:2009/11/25(水) 23:01:26 ID:AAGJivzh
◆月$日

 もうすぐ展示会も終了だ。
 これが終われば、俺も一息つける・・・筈なのだ。
 だが、その前にどうしても片付けておかなくてはならないことがある。
 例の女の子だが、どうやら姉と一緒にマリの所に匿われているらしい。そう言えば初日にあの姉妹が
宿泊したのはマリの所だったな。
 しかし、ウルフさんとケンジをどうにかしないことには、一歩も外には出られない。
 ケンジはかろうじて俺が捕獲し、「婦長の監視下」に置いた(許せ、ケンジ)。だが、ウルフさんはそうは
行かない。
 あの人を抑えられると言ったら、現状タケダの爺さんかヨシダの爺さん、あるいはスカーフェイスさんだが、
爺さん達に頼むわけにはいかないし(そもそも、やる気がない)、スカーフェイスさんではほぼ互角な分、ハ
ルマゲドン状態になりかねない。
 どうしたものかと考えていると、ケンジの後輩が「礼を失することになりますが、ウルフさんの演武中にあの
二人を田舎クランの宇宙船へ乗せてしまうしかないのでは?」と言った。
 やはり、それしかないだろうか。本来なら、訓練生全員を閉会式に参加させるべきなのだが、事が事で
はある。仕方ない。 

 しかし、女三人寄れば姦しいと言う。
 ましてあのメンバー。今頃、逃げ隠れの場所とは言え、マリの家はさぞかし・・・・。
547創る名無しに見る名無し:2009/11/26(木) 18:53:09 ID:j2HVuRnq
それはそれでひと騒動起こりそうだなぁ<二人を田舎クランの宇宙船へ乗せてしまう

草食ケンジ、年上から見ると可愛いタイプかもしれない。
婦長&年上の看護婦さん達に気に入られてたりして。
548546 :2009/11/26(木) 21:07:07 ID:k4rVc1J+
今気がついた。
マリじゃねぇや、「マイ」だ orz

>>547
>>婦長&年上の看護婦さん達に気に入られてたりして。
それはそれで、大変そうだな・・・。
549創る名無しに見る名無し:2009/11/26(木) 22:32:35 ID:9EMZje/z
笑顔で近づくといきなり斬りつける婦長。
ケンジ「な、なにするんすかー、いきなり!?」
婦長「負傷した時の応急処置の仕方教えてあげようと思ったのに。
あら、照れてるの?案外ウブねーw」
550創る名無しに見る名無し:2009/11/27(金) 00:10:51 ID:6YZwMPfG
>>549の続き

ケンジ「はあはあ・・・ったくもう、冗談じゃないよ・・・」
タカハシ「なんだケンジ、結構楽しそうにやってるじゃないか、心配して損したな」
ケンジ「どこが!初日からこれじゃ、命が幾つあっても足りませんよっ」
タカハシ「そうか?お前たち、結構お似合いだと思うけどなー」
ケンジ「ちょ・・・どういう意味ですか、それ・・・。 冗談きついですよ、歳の差300歳ですよ。
    ・・・てか、年齢的にはむしろタカハシさんの方がぴったりだよな(ボソッ)」
タカハシ「ケ ン ジ〜、聞こえてるぞ〜」
ケンジ「・・・さぁ、婦長の所に戻ろうかなっと。失礼しまーす」
タカハシ「まてこら〜!」
551そして更に便乗:2009/11/27(金) 19:47:44 ID:1j7OpO3O
スカフェ「入院したと言うから見舞いに来たが」
日記プレ「元気に走り回ってますね」
スカフェ「なんでタカハシが追っかけているかはともかく」

(背後から忍び寄り、スカーフェイスへ斬りかかる婦長)

スカフェ「(片手真剣白刃取り)婦長殿、いくら俺でもこれをくらったら、あん
たの世話にならないといけなくなるぞ」
婦長「やっぱり、若い子の方が反応が面白いわねぇ(溜息)」
スカフェ「ケンジにもやったのか。余り若いのをからかいなさんな」
婦長「うふふ。でもあの子、看護婦たちに人気なのよ、結構」
スカフェ「おやおや、うらやましいことで」
日記プレ「(ケンジ先輩、流行の草食系男子だからなあ)」

(婦長、呼ばれてその場を離れる)

スカフェ「・・・まあ、ここの姐さん方相手じゃ、ケンジも少しばかり気の毒か
もしれんな」
日記プレ「あはは・・・・(汗)」
552創る名無しに見る名無し:2009/11/27(金) 20:25:33 ID:FNwRvHzt
自分達以上に好戦的な相手に家庭生活送ってたら
ジャングルや犯罪多発都市でゲリラやら特殊部隊やらギャングやら
相手に狩りなんて暇潰しみたいなもんかもな…
553創る名無しに見る名無し:2009/11/27(金) 21:54:45 ID:6YZwMPfG
>>552
ほんまもんの肉食系女子だからなー<女プレ
夫婦喧嘩でマイホーム全壊とかよくある話

ケンジ、夜も夜勤ナースの攻撃で全く眠れない。

ケンジ(フル装備)「なんで俺の部屋だけ5分おきに巡回なんだよ!」
554創る名無しに見る名無し:2009/11/27(金) 23:00:07 ID:1j7OpO3O
ケンジ脱走まで秒読みだな、これはwww
しかし、目立ったと思ったらこれとは・・・。
555創る名無しに見る名無し:2009/11/28(土) 00:17:10 ID:71ghFZv0
思い返してみればケンジ、昔から(悪くもないのに)ぶっ飛ばされたり大怪我したり
何かと悲惨な目に遭ってたなぁ。
でもって、いいトコだけは他の奴に持って行かれるという・・・。
556創る名無しに見る名無し:2009/11/28(土) 11:29:37 ID:1+72r2hu
多分将来は苦労人・タカハシさん二号
557創る名無しに見る名無し:2009/11/28(土) 21:54:53 ID:DY4HdCyM
ケンジ「胃痛と細くなる髪に悩まされる日々なんて、いやだーーーー!!(号泣)」
タカハシ「待て、コラ」
558創る名無しに見る名無し:2009/11/29(日) 02:58:59 ID:xq7TTdIJ
マサフミ「ふひひ〜、ハゲになったらヅラでもかぶりゃいいじゃんwwwww
     つか、すでにそうだったりしてwwwwwwうりゃっ」

グィッ・・・ブチブチッ

タカハシ「いでで!」
ケンジ「あわわ・・・タ、タカハシさん、髪が・・・・」
マサフミ「うはwwwwww本物だったんすねwwwww
     こりゃ失礼wwwwwwwwうぇうぇうぇ」
タカハシ「お・・・お前、よくも・・・!!」
ケンジ「てかお前、マミの居場所知ってるんだろ。おしえろっ、待てこらァ!!」
マサフミ「さいならwwwwwwwwwwwww」
559スカフェ日記:2009/12/01(火) 00:12:04 ID:Pea9dvpD
∽月∈日

 今日でクランの引っ越しから1年になる。
 長い時を生きる我々にとってはあっという間ではあるが、それでも二度とはない貴重な時間で
あることには変わりはない。
 しかし、この一年様々なことがあったものだ。
 引っ越しもさることながら、多くの出会いもあった。

 サカザキ(仮)のクラン加入・・・未だに名前を思い出してやれないのは申し訳ないのだが、まあ
このサカザキ(仮)という名は、なんとなく俺は気に入っているので、ずっとこう呼びたい気はしている。

 掃除屋見習いの嬢ちゃんと、その兄弟子のオカザキ。まさか「奴」の弟子だったとはな。あの様子
なら、「奴」も達者でいるのだろう。

 チョンマゲとその生徒の牙折れ。二人とも引っ越し前に加入していたが、俺は接触が殆ど無かっ
た。チョンマゲは少しばかり苦手なタイプだが、悪い男ではない。牙折れはきかん気は強いが、
良い面構えをしたチビスケだ。だが、俺を「おっちゃん」と呼ぶのは止めてくれ。

 そして、田舎クラン(・・・そう言えば、正式名はなんだ?)の若僧どもに嬢ちゃん達。
 嬢ちゃん達はちょっとばかり小生意気な所はあるが、良い娘達だ。将来、強い女戦士であると同時
に、良き妻・良き母となるだろう。
 若僧どもは、どいつもこいつも鍛え甲斐はあるし、将来が楽しみでならない。あと少しで帰ってしまうの
が寂しい。
 思えば俺は、クロサワやこいつらに、叶わぬ願いの「代わり」を押しつけているのかもしれない。俺はもは
や、自分の技を伝える血脈を持つことなど許されぬのだから。
 
 ふっと外を見るとマサフミがケンジとタカハシに追いかけ回されていた。
 年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからずと言うが、こいつは変わらんなぁ。
560創る名無しに見る名無し:2009/12/01(火) 01:40:14 ID:CtcAj2H5
ほんとこの一年、色んなことが起こったなあ。
来年は来年で、慌しくなりそうだけどさ。楽しみだね新作。

牙折れ「ねえ、なんでおっちゃんは名前の後に(仮)がついてるの。
(仮)ってことは、いつか本当の名前に戻るの?」
サカザキ(仮)「・・・だとよ。貴様が答えろ、大ボケ男」
スカフェ「(おいおい、いきなり振るなよ)・・・う〜ん、俺が思い出せば戻れるんだが、
なかなか上手くいかんでなぁ。こいつには、もう暫く(仮)付きで堪えてもらうことになりそうだ」
サカザキ(仮)「なん・・・だと・・・」
牙折れ「ちっともわかんないよう!なんで片目のおっちゃんが思い出さなきゃ戻れないんだよっ!?」
スカフェ「まぁなんというか、あれだ、大人の事情ってやつさ」
牙折れ「・・・・ふぅーん(詳しく教えてくれる気なさそうだな)」
スカフェ「ところで坊主、もう一度頼むが・・・俺のことは『お兄さん』と
呼んでくれたら嬉しいんだがなぁ」
牙折れ「ごめんよおっちゃん、俺ウソはつけない性格なんだ」
561創る名無しに見る名無し:2009/12/01(火) 20:42:23 ID:Pea9dvpD
>>560
新作、三人はプレが出るみたいだがどんな感じだろうな。
若僧か、中堅か、プロフェッショナルか・・・。

まあ、スカフェと言えど「若い頃に三回半殺しの目に遭わせたが、全然印象が
残らなかった」なんて、子供には言えないよなぁ・・・。

スカフェ「もういいじゃないか、(仮)取ってサカザキにしちゃえば」
サカザキ(仮)「貴様が言うかー!!!」
スカフェ「おいおい、公道で鎌を振るなって」

おばさんプレ「サカザキ(仮)さん、ちょうど良かった。庭の花壇のことなんだけど・・・」
サカザキ(仮)「あ、じゃあ今行きましょう。スカーフェイス!決着は後だ!」

スカフェ「もうあれで良いと思うんだがなあ」
牙折れ「おっちゃん、それ『ムセキニン』ってやつだと思う」
スカフェ「・・・厳しいな、坊主」
562創る名無しに見る名無し:2009/12/01(火) 21:54:59 ID:acAdCszm
スカフェが悪いのは分かるんだが、いくらなんでもここまで思い出せないというのはおかしいような?
もしかして『美しき魔闘家』とか変な二つ名でも名乗ってたんじゃなかろうな?
563創る名無しに見る名無し:2009/12/01(火) 23:33:58 ID:Pea9dvpD
仮説1
 似たような名前で鎖鎌の使い手と複数対戦しているため、ごっちゃになっている。
仮説2
 スカフェの脳が記憶を拒否するような二つ名を使っていた。
   例)「美しき魔闘家」「彷徨いのパーフェクト・ソルジャー」 等々
仮説3
 来る度に仮名が変わっているので混乱した。
   一回目 「宍戸梅軒(仮)こと、○○(本名)!」
   二回目 「伝説の勇者ヨサク(仮)こと、○○(本名)!」
        若き日のスカフェ(え・・・?あれ?)
564創る名無しに見る名無し:2009/12/02(水) 00:25:29 ID:FnXQ48oA
長すぎたり区別しにくかったり
現実とギャップが大きすぎたりして
スカフェの脳が拒絶反応を起こしたんだろう。
565創る名無しに見る名無し:2009/12/02(水) 00:26:23 ID:AuT58riI
タカハシ「それでは、本日の試合を始めます。お二方、壇上へ」
サカザキ(仮)「我こそはサカザキ(仮)ことサカザキ(仮)!今日こそ貴様を八つ裂きにしてくれるわ、覚悟せい!」
スカフェ「なあ、別に毎回名乗らなくともいいだろうに」
サカザキ(仮)「い〜や!貴様のことだ、こうせんとまた忘れて、更に別の仮名を付けられるやもしれんからな!」
スカフェ「おいおい、いくら俺でも毎日会う奴の名を忘れはせんぞ」
サカザキ(仮)「黙れ黙れっ!さあゆくぞっ、きえ〜い!!」
566苦労人タカハシ、奔走す:2009/12/02(水) 07:36:28 ID:jw2+xb25
<ウルフさんの家>
ウルフ 「何の用だ、タカハシ」
タカハシ「申し訳ありません。例の訓練生の件で」
ウルフ 「言ったはずだ。あの小娘は許さぬとな」
タカハシ「しかし、他クランの訓練生を害したとあれば、クラン間闘争ともなりかねません」
ウルフ 「これは私闘だ。あの小娘のクランが報復するというのであれば、私一人で受けてやろう」
タカハシ「あなたが目をかけている他の訓練生たちは、彼女を庇うでしょうね」
ウルフ 「仕方あるまい」
タカハシ「事情を知らないスカーフェイスさんは訓練生たちを庇うでしょう。そうなれば、スカーフェイスさんとも
     対立することになりますが」
ウルフ 「奴と本気で闘りあえる、またとない機会だ。私がそのようなことで臆するとでも?」
タカハシ「そうは思いません。ただ」
クロサワ「オオカミサン、オ兄サントケンカシチャウノ?」
ウルフ 「・・・」
クロサワ「会エナクナッチャウノ・・・?」
ウルフ 「・・・・・・・・(深ーーーーーーーい溜息)判った。少なくとも今回は手出しはしない。
     但し、次は無いと伝えておけ。私、スカーフェイス、このクランの者の名誉を穢したという罪の重さは忘れ
     させるな(マサフミはどうでもいいが)」
タカハシ「ありがとうございます」
ウルフ 「それと・・・二度は、効かぬぞ」
タカハシ「判っています」

<帰り道>
タカハシ(こちらは成功っと。さて、ケンジの方はどうするかな。・・・まあ、いざとなれば実力行使で抑えるか)
567創る名無しに見る名無し:2009/12/02(水) 08:37:32 ID:9a8Oa+R2
がんばれケンジ!

…でもって腐女子達のトラップにかかって捕まり、デッサンのモデルにされたり、
教材として、男体の仕組みを徹底的に調べられちゃう展開をwktkして待ってますwww
568創る名無しに見る名無し:2009/12/02(水) 23:44:36 ID:jw2+xb25
ケンジ 「そりゃあね!初代日記から居るのに、目立たないだ影が薄いだって、自分でも認めてるよ!
     でも、これでもこのクランじゃ十指に入るハンターだって自負はあるんだぞ!」←酒入ってる
ワタナベ「は・・・はい・・・・(なんで僕に絡むんですか〜〜〜!!)」
ケンジ 「俺だって正直目立ちたいよ!だいたい、他の連中のキャラが濃すぎるんだよ!
     だからってなぁ、腐女子にどーだこーだされて目立ちたいだなんて思わねぇよ!
     分かるかぁ、この気持ちぃ!!!!」
ワタナベ「ひぃぃ・・・・(誰か助けて・・・・)」


日記プレ ←(とっくに逃げている)
スカフェ 「意外と冷たいね、お前さんも」
日記プレ「ケンジ先輩の酒癖は、訓練所時代からよ〜〜っく知ってますので・・・」
569創る名無しに見る名無し:2009/12/03(木) 00:22:19 ID:/T2DKk07
スカフェ「まぁそう荒れるなよケンジ。ようやくキャラが立ったんだし」
ワタナベ「(慰めになってない・・・)」
タカハシ「それより、流行語大賞に『草食系男子』が選ばれなくてよかったな。
    大賞に選ばれた芸人は次の年、消えるってジンクスがあるからさー」
ケンジ「俺芸人じゃないんですけど!もういいです・・・どうせ俺なんて・・・」
ワタナベ「(泣き上戸も入ってるんだなぁ)」
婦長「あらあら、飲みすぎは体に毒よ。・・・それともまた入院したいのかしら?」
ワタナベ「わ〜ケンジさん、起きて!逃げてっ!」
570創る名無しに見る名無し:2009/12/03(木) 19:58:06 ID:XiRXYxFO
スカフェ「ところで」
タカハシ「はい?」
スカフェ「腐女子ってなんだ?クサッタオンナノコ?ゾンビ?」
タカハシ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ワタナベ「「えっと・・・・・・・・・・・・」
日記プレ「あー・・・・・・・・・・・・」
タカハシ「(・・・・ケンジ、責任持って説明しろ)」
ケンジ「(嫌ですよ!第一理解できるんですか、この人に!)」
日記プレ「(酷いこと言ってませんか、先輩)」
スカフェ「どうしたんだ?こそこそと」
ワタナベ「あ、そうだ、スカーフェイスさん。先日教えて頂いた技の件なんですけど」
スカフェ「ん?ああ、それなら・・・」
タカハシ・ケンジ・日記「(ワタナべ、GJ!) Σb」

日記「でも、また聞きに来たらどうしましょうか」
タカハシ「大丈夫だ、あの人の脳の一部は「一日一粒、使い切り」だからな。明日には忘れている
     マエモソウダッタロ?」 
ケンジ「(俺より酷いこと言ってる・・・・)」
571創る名無しに見る名無し:2009/12/04(金) 20:37:49 ID:sJvFzAI0
ロリコン、ショタ、腐女子・・・
スカフェに追求されながらも、あやふやにされて闇に葬られた単語の数々。
まあ、スカフェが意味知ったところで使い道なさそうだし、これでいいんじゃねw

そういや、前に向こうのスレでちょこっと話題になったけど、マサフミのやおい本は
実在してるんだよな。おーくわばらくわばら・・・。
572創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 00:10:23 ID:Fi+v7UgM
説明に困るの有りそうでワラタ

マサフミの…それはもう兵器だろjk
573創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 08:28:50 ID:J0EdByBG
スカフェはこーやって誤魔化されることをどう思ってるんだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・誤魔化されてる、っちゅーこと自体気がついて
おらんかもだが。

マサフミの・・・つか、あの映画からどうやって?と言う気が。
574創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 16:04:12 ID:3hfYcFUb
相手は誰なんだろうな<マサフミやおい
海外のサイトで見れるみたいだが、恐ろしすぎて確認する気にならん・・・・。
ウイルスも食らうらしいしね。
575創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 20:53:43 ID:eeKFFlPL
多分相手はキース
576創る名無しに見る名無し:2009/12/05(土) 21:00:28 ID:nWFnAciQ
好奇心は猫をも殺す。
知らないで済むなら、それがよし。
スカフェ兄さんのように。
577創る名無しに見る名無し:2009/12/07(月) 23:08:51 ID:xKVIUh6u
もうすぐ獲物展も終わりか。俺としては
酒場は残しておいて欲しいなー。
今後も何かとハプニングやネタの場になりそうなんでw
578“俺” ◆AvP.enmOzE :2009/12/08(火) 00:06:12 ID:KkX02k/x
 ウルフ氏と別れた後、連れが俺に尋ねた。

「さっきウルフさんと何の話をしていたんだ?」
お節介な奴だ。まー、あんな顔してひそひそ話してたら気にして当然だろうけどさ。

「師匠の事さ。おげんきですか?ぼくはげんきです、ってな。」
あながち間違いは言ってねーよな?なんだかんだで師匠の事を気にしている様子だったし。

「そんな話であんな顔しないだろ。」
子ども扱いするな、ってか。だいたい、素の顔が恐過ぎるんだよあのオッサン。
隣の奴の精一杯の威嚇顔、またの名を膨れっ面、と比べると尚更そう思う。

「ホンット、しょーもない話だぜ?そもそも俺は手紙の文面知らんし。」
これも間違いではない。的確でもないが、知る必要のない事さ。

「あ!」
変に追求されるのも面倒だから、俺は話題を変えた。

「話を逸らそうとす「あのクイーンのトロフィーすごくね?」
「そんなので誤魔化そうなんて…………!!!」
相方の目が見開かれるのが見えた。

「……なんだ、別に大した事ないじゃないか。」

「あ、そう?」

「でかくて、それでいてスマートで、傷も少なくて、縫合の痕もなくて、頭冠も牙も綺麗に残ってるトロフィーなんて、ざらにはないかも知れないが別段珍しくもないだろ?」
クリーンヒットだな。こいつ、語るに落ちてやがる。

「なら別のコーナー行くか?珍しくもないんだろ?」
ここで、俺はちょっと嫌がらせをしてみる。

「いや、見る。」
即答した後、自分の矛盾に気づいたのか(そして俺の苦笑にも気づいたのか)、バツの悪そうな顔をしながら慌てて言い訳をし始める。

「将来クイーン狩る時の参考にする。」
そう言うが早いか、あいつはそのクイーンの下へと駆け寄っていった。
エイリアン絡みの話題になるとこいつは妙に嬉しそうな顔をする。

「……やれやれ。」
やっぱりこいつ掃除屋に向いてるよ。
瞳をきらきらと輝かせる連れの顔を見ながら、そう思った。
579 ◆AvP.enmOzE :2009/12/08(火) 00:25:46 ID:KkX02k/x

 一通り回り、今回の展覧会の目玉の前まで来た。
やたら豪勢に飾り付けられた台座に据えられたそれは、世にも珍しい三つ首龍のクイーンエイリアンの全身剥製で、当時各地の腕自慢が総がかりで仕留めたというもの。
頭部や翼、二股に割けた尾、ところどころを覆う鱗なんかは綺麗に残ってるが、胴体に巨大な裂傷を縫い合わせた痕がある。
切り裂いたような痕から見るに、得物は鎌やカタナみたいな刃の長いものだろうね。

「ちょっくら便所に行ってくるよん。」

「ああ、わかった。ここで待ってるよ。」
あいつは由来の書かれたプレートを、不自然なくらい熱心に読みながら答えた。

「……ん?」
三歩歩いて、ふと俺は妙なことに気がついた。おわかりいただけただろうか?

「……なんだよ?」
イラついた返事を返してくる。

「寂しがり屋のお前のわりにはやけに素直だな。」
いつものヒネくれとイヤミは何処行った。

「馬鹿言うな、この馬鹿。」
ちゃんちゃらおかしい、というその表情は少しばかりぎこちない。というか、こっち向いて喋れ。

「私はいつも素直だろうに。」
まったく、どの口が言ってるんだろうね。こういうところはホンッット、かわいいんだけどなぁ。
ニヤニヤ笑いが浮かびそうになるのを必死にこらえつつ、俺は返事をした。

「そーかい。」
まぁ隠し事の一つや二つある年頃だものな。
妹分の内面に敢えて深入りせず、俺は用足しに行く事にした。
さて、どこだったかな?
580創る名無しに見る名無し:2009/12/08(火) 19:01:07 ID:zKsy4hAA
>>577
風呂も残して欲しい・・・・。
あーそうだよ、俺が温泉行きたいだけだい。

>>578-579
ふむむ、まだまだ「お兄さん」気分ってとこかな。

しかし、ウルフさんと「師匠」はなんだかんだやってスカフェ兄さんに「仲良いなーお前ら」
とか言われてそうだ(w。
581創る名無しに見る名無し:2009/12/08(火) 23:58:10 ID:ZU80G+Q5
では風呂も継続とゆーことで。

オカザキ、目的は何なんだろうな。動向が気になるぞ。
掃除屋見習いとのことも含めて・・・。
582創る名無しに見る名無し:2009/12/09(水) 22:10:08 ID:/xCiWta8
風呂・・・酒場・・・タケダクラン温泉地化!?

タケダ  「温泉宿・・・いいかものぅ」
タカハシ「これ以上仕事を増やさないでください・・・」

そーいや、オカザキってスカフェ兄さんの過去のこと知ってんだよな。
会ったときは何も言ってないけど。
583創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 05:54:13 ID:na/V507N
世の中には万能戦艦の中に銭湯を作っちまう奴らも居てな。その名もエンジェル…おや?こんな時間
584やぶ:2009/12/10(木) 21:01:13 ID:33sHj+jc
>>459続き
新米プレ日記30

ギギィンッ!
金属同士というより、ガラス同士を擦り合わせたような音。
奴の爪はかなりの硬度をもっているということだ。
それでいてガラスのように脆いものではないことが、力任せにたたき付けられ、
変形した胸の装甲から窺い知ることができる。
「くたばれっ!」
フェイントに引っ掛かり、がら空きになった胸。
むきだしの心臓に槍を深々と突き刺し、回りの組織を巻き込みながら引き抜く。
さっさと引き抜かないと頑健な心筋が槍をくわえ込む。
「くっ!キリがない!」
早送りの映像のように、心臓に開いた穴がみるみる塞がっていく。

タイラントに攻撃を当てるのは、実はそれほど難しくない。
多少の知能が有るがゆえにかえってフェイントに引っ掛かり、そのむきだしの心臓は
幾度となく槍に貫かれている。
しかしそれでも奴は元気に暴れ回り、狂ったように攻撃を仕掛けてくるのだ。
「ちぃっ!」
避け切れない!
腕を十時に組み、衝撃に備える。
「ゴフッ!」
振り回された腕が当たり、10mほど後方に吹っ飛ぶ。
ガードが甘かった。
思わず咳込み息が詰まる。
「マジでマサフミ先輩と戦ってるみたいね!」
血の混じった唾液を吐き出し、ディスクを取り出すと投げずに手に構える。
タイラントの1番の武器。
それはなんといってもこのしぶとさだ。
若干は再生スピードが落ちてきているようだが、弱点である心臓を槍で貫いても直ぐさま再生し、
何事も無かったように突進してくる。
点で破壊する槍や銃のような武器はとことん相性が悪いと言えるだろう。
今回もまた、完全に貫かれたというのに何も無かったかのように突進してくる。
「はぁっ!」
一旦跳び上がりタイラントの巨体をかわすと、その無防備な背中にショルダーキャノン発射!
ボッ!
「グガァアアアッ!」
奴はすぐさま振り向き、プラズマを腕で振り払う!
左腕が瞬時に原子へと分解されるが、奴はお構いなしにまたも突進してくる!
奴は多少の損傷はそれこそ一瞬で治癒し、今のような欠損でさえいつの間にか再生する。
それも、より凶悪化して。
585やぶ:2009/12/10(木) 21:03:36 ID:33sHj+jc
>>584続き
新米プレ日記31
チャージが間に合わない!
とっさに判断し、自ら前へ踏み込む!
「グガァッ!」
奴が爪を槍のように突き出してくる!
ズザッ!
かわし切れず数本の髪がちぎれ飛ぶ!
痛みに集中が途切れそうになるが、身を屈めて懐に飛び込み、ディスクを一閃!
狙い違わず心臓を切り裂く!
「ガッ!」
タイラントの巨体が一瞬固まり、大きく切り裂かれた心臓から盛大に血がしぶく!
チャンス!
しかしショルダーキャノンのチャージがまだ終らない!
「くっ!」
とっさにコンクリート片の塊から突き出た鉄筋を握りしめ、それをタイラントの後頭部へと
力いっぱい叩き付ける!
ガゴォッ!
フルスイングでたたき付けられたコンクリートの塊が、爆発したように砕け散る!
「とんでもない石頭だな!」
これほどの衝撃。普通なら直撃した頭は粉々に吹き飛ぶところだが、奴の頭蓋骨は
いくらか陥没した程度だった。
しかしさすがに脳震盪を起こしたようで、タイラントがようやくその巨体を床に沈める。
「早くトドメをっ!次がもうすぐでここに!」
青ざめた表情でアリスが叫ぶ。
言われるまでもない。
活動を止めたタイラントを蹴りあげ仰向けにさせると、いまだ力強く脈動を続ける心臓に
ディスクを突き立て、無茶苦茶に掻き回す。
「逃げて!」
タイラントがビクンッ!と身体を震わせたのと、アリスの悲鳴。
それと同時に、ライフルの発射音。
タタタッ!
不意に背中から数ヶ所、熱く焼けた何かが突き刺さる。
一瞬のタイムラグ。
激痛が頭に駆け登る!
「くあぁぁっ!」
痛みを堪えて物影に飛び込むと、弾切れを起こしたらしいライフルの本体が飛んできた。
「そんな…。銃を使えるほどコントロール出来るなんて、聞いてないわ!?」
困惑したアリスの声。
呼吸を整える間もなく、2匹目のタイラントが飛び掛かってきた。
586創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 22:03:45 ID:UEbjBR2B
タイラント強ぇええ!しかし突破するのだ新米・・・!
温泉と酒場が貴女の帰りを待ってるぞ。
587創る名無しに見る名無し:2009/12/10(木) 23:18:15 ID:+5E+v289
新米プレ久しぶり!!乙です!!!

田舎プレもそろそろ始動させますwww
588創る名無しに見る名無し:2009/12/11(金) 08:10:24 ID:TaASiwpw
こんなのが10体もかよ・・・新米!がんがれ!!
温泉と酒場が以下略。
新米プレ「・・・素敵な男性が待ってるとかないかしら・・・」
マサフミ「ホレホレwwwww・・・・(以下血まみれ)」

後、ボビー達も生き延びろ!!

田舎プレ達もそろそろ帰っちゃうのか。
またいっきにむさ苦しくなるな<タケダクラン。
589やぶ:2009/12/11(金) 16:28:35 ID:uTNW1O2o
>>586、587、588
ありがとうございます!んではちょっくらむさい方にカメラ返しますw
>>492続き
ある中佐の手記15
ボビーのショットガンが、キッドのガバメントが、そしてそれぞれのライフルが
火を噴く。
しかし奴は銃弾の雨を受けながら、平然と俺達を見下ろす。
「ば、化け物め…!」
ミハイルが呆然とつぶやく。
奴の身体にどれほどの銃弾が叩き込まれているか。
戦場に一番長く身を置いた分、ミハイルにはそれが正確に判ってしまう。
タイラントの身体がいきなりふっ、と沈む。
「消えた!?」
奴の動きを捉え切れず、ポツリと漏らした声は誰の物か。
俺は両脇のミハイルとボビーを押し飛ばすと空中に身を躍らす。
その真下を一陣の風が通り抜けていった。
たまたまなのか、それとも狙ったのか。
タイラントは回りを無視し、指揮官たる自分を真っ先に狙ってきた。
「…データと違う…?」
奴の額にはコントロール装置が付いていない。
槍状の爪からも奴は実戦投入タイプではなく、プロトタイプであることに間違いない。
「グゥアアアアアッ!」
タイラントが雄叫びをあげ、俺を睨む。
間違いない。奴は俺を第一の攻撃目標にしている。
対複数の戦いでは頭を潰すのが鉄則ではあるが、プロトタイプにそこまでの知能が
あるとは聞いていない。
加えて外皮の頑健さも、聞いていた以上だ。
「この巨体でなんてスピードだ!見えなかったぞ!?」
「え?あれ?なんで俺倒れて?」
隊員達の口ぶりから、タイラントの動きに対応出来ていないのが分かる。
「危ない!」
タイラントが再度突進をかけ、その進行方向にいたさつき女史をキッドが押し飛ばす!
このスピードでもキッドはちゃんと見えているようだ。
しかし体勢を崩していたせいか、ただでさえ小柄なキッドが押したくらいでは
さつき女史の身体を十分に押し飛ばすことが出来ない!
「くっ!」
奴が狙っているのは俺!
ならば!
強引に身をよじり、宙に舞う。
自らの身体をクッションにして、さつき女史のダメージを軽減するしかない!
ドガァンッ!
予想以上の衝撃!
直撃を避ける位置で当たったのに、頭の回りを一瞬お星さまが囲んだ。
「中佐!?この化け物!」
キッドが軍刀で切り掛かった。
鋭い斬撃を浴びせ、タイラントの身体にいく筋もの線が描かれる。
「こいつ!?切れねぇ!」
調子がいいときは空中に投げたコインを切り飛ばす、キッドの常識はずれな斬撃を
もってしても、タイラントに致命傷を与えることが出来ない。
「くっ!中佐、今のうちに早く!」
自分の攻撃が効かないと悟や否や、刀の動きを牽制するだけに留める。
「自分が時間を稼ぎます!中佐は皆を一旦外へ!」
ガギンッ!ゾゾリッ!
奴の爪とキッドの軍刀が攻めぎ合い、不快な音を響かせる。
「全員退避!キッド!無理はするな!」
「そりゃ無茶な命令です!」
590やぶ:2009/12/11(金) 16:40:56 ID:uTNW1O2o
>>589続き
ある中佐の手記16


残りの隊員達を素早く室外へ退避させ、一人気を吐くキッドに目を向ける。
流石だな。
キッドは力に逆らわず、タイラントの怪力を逸らし、あるいはいなし、決して真正面から
受けないようにしながらタイラントの行く手を阻む。
一瞬でもまともに受けたらその瞬間軍刀が折れ、キッドは帰らぬ人になるだろう。
「ボビー、腰のモン二つとも寄越せ。弾もな!」
「あうっ!?こ、これはどっちにしようかと!決してコレクションにしようなどと…」
言い訳を始めたボビーを無視し、奪うように手にとる。
差し出された弾を無造作にポケットへ突っ込みながら、ざっと所長の私室を見渡す。
「全員ショットガンに持ち替えろ!種類は問わん!弾はスラグ弾!準備が整い次第
この扉から俺を気にせず一斉射撃!躊躇するな!」
隊員達からええっ!?という声が漏れる。
スラグ弾。狩猟を営む者には獅子玉と言った方が分かりやすいだろうか。
通常鹿狩りに使う、複数の弾丸を撒き散らすOOショットと違い、スラグ弾は猪や熊などに
使う物で、鹿玉と同じショットシェルの中に親指大の大きな弾丸が一つだけ入っている。
威力は相当な物で、レンガブロックすら易々と撃ち抜く。
「た、確かにこの部屋でも装備が整いそうですが…!」
「時間がない!俺は避けるから大丈夫だ!」
心配そうなミハイルの言葉を遮り、両手に大型拳銃を構える。
デザートイーグルに44マグナム。
どちらも世界を代表する大型拳銃だ。
これほど豪華な二丁拳銃はあるまい。
「中佐、お気をつけて!」
さつき女史が俺の背に声をかける。
「さつき女史、いったい何キロ体重がおありで?」
厳しい顔付きのきまじめな博士に軽口を叩く。
いや、実際気になったのだが。
80kgある俺が掠っただけで吹っ飛ばされたのに、同じくタイラントの突進が掠ったように
見えたさつき女史は、涼しい顔で俺の前を歩き、部屋を出たのだ。
それに、タイラントがぶつかった側より、さつき女史を庇った側のがぶっちゃけ痛い。
というか、感触が変だった。
まるで、柔らかいマットを薄く引いた鉄の柱に激突したような…。
「…セクハラで訴えますよ?」
「…冗談が過ぎました」
こんなときでも真顔で睨むさつき女史に謝罪し、キッドとタイラントが待つ
決戦の場へ俺は身を踊らせた。
591やぶ:2009/12/13(日) 06:14:57 ID:iwCx2zv/
スレストさせてしまった…。
新米プレの続きに戻ります。
>>585続き
新米プレ日記32

タタタン!トタタタッ!
マズルフラッシュに照らされ、額に装着されたサングラスのようなコントロールチップが
チカチカと明滅する。
奴は、実戦投入型タイラントは、訓練を受けた兵士のような
無駄のない動きで、床に転がったライフルを手に取り次々と射撃を繰り返す。
まだ蜂の巣にはなっていないのは、先程の戦闘でかなりのライフルが弾切れを起こしていたお陰だ。
が、圧倒的に不利なのは変わらない。
あんな化け物と違いこっちは生身の身体。
いくら威力が低いとはいえ、何発も喰らったら動きが鈍るし、何より痛い。
身体のあちこちから黄緑色の液体が滴り落ち、所々ひしゃげた防具からは傷だらけの肌が覗く。
「くぅぅーっ!これじゃ水着になれないじゃない!」
来年はきわどい水着や可愛いのを着て、夏を満喫するつもりだったのに!
効果が無いと知りつつ、足元にあったライフルを手にとりタイラントに撃ち込む。
「むぅっ!牽制にもならない!」
5.56mmのライフル弾など、まるで雨にでも打たれている程度の感覚らしく、
その巨体は揺らぐことすらしない。
そしてその体格差から玩具のようにしか見えないライフルを構え、タイラントが
爆発したような勢いで突進してくる。
手にしたライフルを投げ付け、身近な物影へ横っ飛び!
奴の構えたライフルが火を吹く!
カカカカカッ!
頑丈なスチールデスクを貫通し、何発かが身体をかする。
しかしそれを気にせず、直ぐさまそこから飛び出す!
ドガァンッ!
さっきまで隠れていたデスクが爆砕した!
ライフルで私の動きを牽制し、スチールデスクごと突進の餌食にするつもりだったのだろう。
「くたばれっ!」
私を見失った奴の背中にショルダーキャノンをお見舞いする。
ボヒュッ!
「グルアァァァッ!」
プラズマが奴の背中をごっそりえぐって消失した。
「やったぁ!」
歓声をあげるアリス。
ちらりと目をやると、無邪気な顔で微笑みかける。
が、その笑顔が不意に固まった。
嫌な予感を抑えつつ振り返ると、何とも形容しがたい肉と臓物の塊が視野を埋めつくす。
バガァァンッ!
「うぶぅっ!?」
全身がバラバラになるような激しい衝撃!
かなり離れていた何かの棚に突っ込む。
なぜ動ける!?それだけのダメージを受けても、まだ致命傷じゃないのか!?
この目で見ても信じられない。
592やぶ:2009/12/13(日) 06:17:25 ID:iwCx2zv/
>>591続き
新米プレ日記33

ドクシャァッ!
三つ目の棚まで薙ぎ倒し、四つ目の棚でようやく止まった。
食い散らかされた人間がクッションになっていなければ、間違いなく圧死していただろう。
生前の武装と共にばらばらになった肉片。
ありがとう。あんたがいなけりゃ私も肉片になって、合い挽きのハンバーグになってたよ。
倒れたまま、クッションになってくれた元人間の兵士に感謝を述べる。
それにしてもありえない。
奴は背後から攻撃を受けたとわかると、そのまま真っ直ぐに後ろへ飛んだのだ。
普通なら致命傷になるはずの損傷部分を一切庇うことなく、私にダメージを与えることを優先して。
タイラントがゆっくりと振り返る。
たったそれだけの動きでも無理をしているらしく、かなりの範囲を消失した胴体から血がしぶく。
「…暴走しない!?この損傷でも?なぜチップのコントロールが効いてるの!?」
普通ならチップのコントロールを離れ、暴走するのだろう。
驚いたようにアリスがつぶやく。
「聞いて!こいつの肉体を攻撃しても無駄よ!完全に破壊しない限り、チップが
強制的に肉体をコントロールして攻撃してくるわ!」
確かにそのようだ。いくらチャージ時間短縮の為威力を下げているとはいえ、キャノンの
直撃を受けた直後にあんな行動をとるなど、自律的な生物には出来るはずがない。
タイラントの巨体がグラリと傾く。
ダメージを受けた身体の細かい補正がまだ調整出来ていないのだろう。
コントロールチップのサングラスが引っ切りなしに明滅する。
千載一遇のチャンスとはこのことだ。
プログラム補正が完了するか、あるいは奴の驚異的な再生力で治ってしまう前に、
急いで奴にトドメを刺さなければ。
しかし、
「げはっ!ゼェ、ゼェ…」
頭ではそう思っているのに、身体が言うことをきかない。
くそっ!早く動け!
のっそりとした動きで棚から起きあがる。
が、その間にタイラントの接近を許してしまい、奴は威嚇するように両手を掲げた。
「くっ!」
押し倒すつもりか!?
タイラントが倒れこんでくる!
肉の雪崩。
兵士達の黒い残骸を視界におさめながら、頭に一瞬、そんな単語が浮かんで消えた。
593やぶ:2009/12/13(日) 06:39:55 ID:iwCx2zv/
>>592続き
新米プレ日記34


ガツンッ!
頭を殴られる痛みで目が覚めた。
一瞬気を失ってしまったらしい。
気がつくと私はタイラントの巨体に組み伏せられ、まさに絶体絶命な状況だった。
しかし、これなら狙いを外すことはない!
私はショルダーキャノンを…。
って、あれ?
激突の衝撃でキャノンがハードポイントから外れ、どこかに消え失せていた。
「うそっ!?」
タイラントの拳が迫る。
「くっ!」
奴もダメージが深刻なようで、その拳は今までのものよりスピードが落ちていた。
これならかわせる。
限界まで首を捻り、その一撃をかわす。
「うあぁぁっ!」
しかし紙一重でかわしたつもりが、振り下ろされた拳は髪の毛に当たり、押し潰された
髪がブチブチとちぎれとぶ!
いだぁぁぁっ!
悲鳴が勝手に口から漏れる。
「あ!?」
奴は振り上げた拳を途中で止め、殴るのをやめるかわりに髪の毛を掴んだ。
ちょっ!?やめ…!
「うああっ!」
激痛!
頭の中身を掻き回されるような痛みが走り、思わず涙が溢れ出る!
遊んでる!
直感した。タイラントを操ってる奴は、私が痛がっているのを楽しんでいる!
卑怯にも自分は安全なところに隠れ、実験台にされた哀れな人間を操作して!
そうだった。いくら強敵とはいえ、B・O・Wは実験の被害者なんだ。
自分からモルモットにされたい奴なんていない。
怒りが込み上げてくる。
自分の意思などお構いなしにしたてあげられた戦士。
そしてそれを、自分は安全なところで操作する者。
やはり私のような者でも、闘いを神聖視する生粋のプレデター種だったようだ。
許せない!
絶対に許せない!
私の怒りを感じとったか、タイラントは両腕を押さえつけた膝に体重をかける。
それに合わせてごりごりごりと音をたて、腕のアーマーが変形していく。
「…!」
激痛が走るがもう悲鳴は漏れない。
怒りが痛覚を押さえ付ける。
闘いを汚すな!
急に悲鳴をあげなくなった私を不思議に思ったか、不用意に顔を近づけるタイラント。
サングラス越しに見える、ガラスの玉のような何も感情を映さぬ瞳。
今、解放してやるよ。
自分の意思で戦わない戦士はただの奴隷。
せめて、自分の意思で私に闘いを挑め。
タイラントの額に装着されたサングラスのようなコントロール装置に、二本の槍が突き立てられた。
594やぶ:2009/12/13(日) 06:44:11 ID:iwCx2zv/
>>593
新米プレ日記35


「ギュオォォォッ!」
それは苦痛の叫びか、はたまた解放された喜びの雄叫びか。
奴は私の髪を手放すと不意に立ち上がり、そのまま壁に頭を打ち付ける。
頑丈そうな壁は一撃で粉砕され、奴は場所を変えて頭をぶつけ続ける。
チップが傷つきバグったか?
私は髪の毛を振るい、付いた破片を落とす。
そう、コントロール装置に突き立てられた槍は、私の髪の毛だ。
これぞ私の必殺技、動く髪の毛!
…そんな大層なもんじゃないか。
実は私の髪の毛、二本だけだが自由に動かせたりする。
普段は額の両脇でくりくりにロールさせているんだけど、いざとなればストレートヘアにもなるのだ。
他の髪と違い強度も別格で、勢いを付ければちょっとした鉄板もぶち抜く。
私がよろよろ立ち上がるのと、タイラントが壁から離れるのはほとんど同時だった。



「さて、と。いーかげん決着つけないとね」
完全に破壊され、床に散らばったコントロール装置の残骸。
今まで隠されていたタイラントの瞳は、破壊を欲する狂獣の眼差し。
それでいい。
他人の意思で操られて戦うのではなく、自分の内面から沸き上がる闘争本能で私と闘え。
奴が雄叫びをあげ、突進してくる。
それは今までで1番早く、そして鋭かった。
ドガァンッ!
直撃した私は毬のように吹っ飛び、激突した壁にそのままめり込む。
「ゴフッ!」
吐き出した血で床が緑に染まった。
「グゥアアアアアーッ!」
タイラントは勝利を確信し、雄叫びをあげる。
「グフッ!ゴフッ!…違うな…。私の…、勝ちだ…!」
咳き込みながら身体を壁から引き出し、棚の影に倒れこむ。
ドゴォッ!
その直後、タイラントの胴体が爆発し、上半身が吹き飛んだ!
「ありがとう。あんたのおかげで勝てたよ」
タイラントとの戦いに巻き込まれ、もはや原型も保っていない兵士にウィンク。
ここに突入してすぐに殺されたのか、この兵士は比較的大量の武器を携帯していた。
ライフルの弾が詰まったマガジンにグレネード弾、そして複数の手榴弾。
タイラントが頭を打ち付けている間にそれらをかき集め、体当たりの瞬間奴のぽっかりと開いた
傷口に押し込んだのだ。
手榴弾の安全ピンを抜いて。
身体の内側からの爆発。さすがに驚異的なタフさを誇るタイラントもこれには
耐えられなかったようだ。
595やぶ:2009/12/13(日) 06:46:38 ID:iwCx2zv/
>>594続き
新米プレ日記36

「ねえ、大丈夫なの!?」
「大丈夫に見えるか?」
アリスが心配そうに覗き込む。
「…なんで話せるのか不思議に思う」
率直な意見ありがとう。
確かに自分でもそう思う。
「…ワクチンのプログラム、完全には効かないって話しだったよね?」
考えられるのはただ一つ。
「でも!感染してすぐに対処したから、進行するはずは…!」
当惑した顔で反論しかけたアリスだが、その言葉はどんどん尻つぼみになっていく。
「…おしゃべりは終わりみたいだ」
振り向かなくてもわかる。
二体目のタイラントに感じた冷たい気配。
それらが複数集まり、私を観察している。
「…実戦投入タイプが…、三体も…」
アリスの顔に浮かんだのは、絶望という名の感情。
「…お代わりのが多いなんて、ずいぶん太っ腹なレストランね」
軽口を叩いたが、ただの強がりだということを自分自身が一番よく分かっていた。
596創る名無しに見る名無し:2009/12/13(日) 16:28:17 ID:Wx4t+RiI

アクション映画と少年漫画さながらのバトル描写がカッコイイな


水着なんてこいつら着るのかw
597創る名無しに見る名無し:2009/12/13(日) 20:18:55 ID:d9FffppR
乙乙〜
相変わらず、激しい戦闘だな。
しかしボビー、お前という奴ぁ・・・・(w。
598創る名無しに見る名無し:2009/12/14(月) 00:08:40 ID:jMX1qto5
新米、そんな能力があったのか<実は私の髪の毛、二本だけだが自由に動かせたりする
でも髪踏みつぶされちゃったのか・・・帰ったら美容院も行かなきゃな。
599今日もタケダクランは以下略:2009/12/15(火) 00:09:50 ID:YRsLJ2Pg

ディノ日記

 俺たちの帰還まで、もうあまり時間が無くなってきてしまっている。
 帰ってチビたちに会うのは嬉しいんだけど、なんだか無性に寂しいのも事実だ。
 つか、まだウルさんにもスー兄さんにも一撃も与えられていない!(アダマンもなんだが)これは非常に
口惜しかったりする。

 まあ、それはともかく。

 スー兄さんと話していて、帰ってからの話になったとき、カズヤも含めた4人で修行へ出る話をすると、
「仲間といる時間は大事にしろよ。いつ、離れてしまうか分からないからな」と言われた。
 そう言ったときのスー兄さんの目はすっげぇ優しかったんだけど、同時にひどく悲しそうにも見えた。 
 この人、明るくておしゃべりでとぼけた人なんだけど、ときどきもの凄く寂しそうに見えるときがあるんだよ
な。
 俺がそう言うとスー兄さんは大笑いして、「ガキが生意気なことを言うな」って頭をグシャグシャされた。
 ちぇ、ガキ扱いかよ。
600創る名無しに見る名無し:2009/12/16(水) 00:29:11 ID:I6nnVog9
田舎クラン編もいよいよクライマックスか。さみしくなるのぅ・・・。、
できたら今後、田舎っぺ4人の修行日記も読んでみたいね。
601創る名無しに見る名無し:2009/12/19(土) 10:16:45 ID:0NNMrHFJ
タケダ 「もうすぐ冬至じゃのぅ。風呂もあることだし、ゆず湯をやろうかの」
キノシタ「ユズユ・・・?ソモソモトウジッテ」
スカフェ「ああ、地球の風習だな?この時期に、ゆずという果実を風呂に浮かべて入り、
     カボチャをくりぬいて灯火を作って飾るとかいう」
カネダ 「へぇ〜変わってますね」
スカフェ「それで、子供には菓子をあげて、大人はカボチャの煮たものを食べると、一年
     間風邪をひかないとか」
ジャック「あ、くりぬいたカボチャを使うんッスね。無駄が無いッス」
キノシタ「一年間風邪をひかないかぁ。またマサフミ先輩が変な菌を持ち込むかも知れな
     いし、やった方がいいかな」
カネダ 「じゃあ、ちょっと調達してこようか。(シンヤ君の言ってたアキバも下見しよう)」

クロサワ(なにかが混ざっているとは思っているが、皆が楽しそうなので言い出せない)
タケダ 「こうして子供は「空気を読む」ことを学んでいくんじゃのぅ」
ウルフ (それはどうかと思っている)
602創る名無しに見る名無し:2009/12/19(土) 21:37:08 ID:BzkuvzP4
ハロウィンの日なら、姿丸出しで町歩いても騒がれんだろうな。
それどころか、人間側から「一緒に写真撮らせて」とか言われるかも。

実際、ハロウィンでプレのコスプレしてる人たちの
集合写真見たことあるし・・・。
603創る名無しに見る名無し:2009/12/20(日) 19:47:57 ID:6rTU2wOX
「俺の宇宙船乗らないー?」とか言われると要注意だな
604ヨシオ日記:2009/12/21(月) 01:02:50 ID:HBehfWDc
X月X日

今マサフミ教団ではあるゲームが流行っている。
タツマサが裏ルートから手に入れたものだ。その名も・・・・マサフミファンタジー!

宇宙を征服しようとするマッスル軍団。首領・ダッチムーアと副官・ディラン。
そして四天王・ビリビー、エクスブレイン、マックベーザ、ポンチョリーヌを倒すべく
最初からオールステータスMAXのマサフミさんと、その他雑魚が立ち向かう物語だ。
雑魚の中でもケンジやタカハシは一番最初の敵ホーキンスライムにすら勝てないので困る。

ぶっちゃけマッスル軍団なんてマサフミさん1人で十分だが、
噂では隠しボスとして針癌という黒い奴がいるらしく、マサフミさんですら簡単には倒すことができないらしい。

攻略法としては、如何にケンジ、タカハシ、ウルフ、スカーフェイスを上手に犠牲にできるかにかかっているそうだ。
そんなわけで、ここ最近は「マサフミファンタジー」をやっている。

そういえば、もうすぐミチコたちが帰ってくるそうだ。
延期とかで予定の倍以上の期間も滞在していたそうだが、その分土産も多いはずだ。
マサフミさん話とグッズが実に楽しみだ!

しかし、あの時クィーンが動いたのはやっぱり気のせいだったのだろうか?
605創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 07:45:20 ID:TFLclp2P
ヨシオ、久しぶりだな。
しかしこのゲームの存在、バレたら流石にスカフェ兄さんでも怒りそうだ・・・。
606創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 12:05:21 ID:1SzRm5Df
最悪なゲームだなw

冬至とか季節ネタを折り込んだ話大好きだ
柚子湯につかるタケ爺とクロサワと和む
607創る名無しに見る名無し:2009/12/22(火) 00:20:34 ID:B5DQ63+L
タケ爺と言えど、クロサワと風呂に入るのはウルフさんが許さんだろう
と思った俺末期。
しかし、どこの物好きなゲーム会社が出したんだ、こんなん。・・・あ、
同人ゲームか?

マサフミ教団の連中は実際に会ったら、むしろマサフミが気持ち悪がり
そうだ。
608創る名無しに見る名無し:2009/12/22(火) 07:07:33 ID:sGQBSvx1
ウルフは許さなそうだなw
マサフミは教団をいいように使うんじゃないか?w

ゲームといえば来年辺りにエリプレのゲームが出るよな。テラ楽しみ
609創る名無しに見る名無し:2009/12/22(火) 07:16:10 ID:diTOqLAv
>>604
コラコラ!勝手にみんなを犠牲にするなw

>>607
同人ゲームか…
マサフミ城マサフミとか
スーパーマサフミブラザーズとか
マサフミクエストとか
無限にありそうだな…
ちとやってみたいw
610創る名無しに見る名無し:2009/12/22(火) 23:59:29 ID:B5DQ63+L
マサフミの挑戦状
マサフミの招待状
シャドウゲート オブ マサフミ
マサフミメモリアル
611創る名無しに見る名無し:2009/12/23(水) 11:14:11 ID:n1UVJn0C
マサフミといっしょ
612カズヤ日記:2009/12/23(水) 13:50:48 ID:Oc6IZT02

 昨日のお風呂には、ユズという果実がたくさん浮かんでいた。
 何だろうと思ったら、タケダのお爺さんが「地球では今日、このユズという果実を浮かべた風呂に入る
習慣があるんじゃよ」と教えてくれた。一種のおまじないみたいなものだそうだ。
 良い香りがするし、いつもより体が温まるようで、こういうのもいいなと思ってたら、ディノ君とシンヤ君
が風呂場でユズの投げ合いを始めてしまった。
 アダチ君と一緒に止めようとしたんだけど、顔面にユズを受けてしまったアダチ君まで参戦してしまい
ちょっとした大騒ぎになった。

 結局、ウルフさんとスカーフェイスさんに見つかってしまい、三人とも頭のてっぺんまでユズ湯に浸かる羽目
になった。
 スカーフェイスさんは「これで当分、お前達は風邪をひかんだろうな」と笑っていた。

 夜になって、ミユキさんからカボチャという野菜で作ったパイの差し入れが届いた。とてもおいしかったので、
アスカちゃんがレシピを聞いていた。
 ちなみに大人達はそのカボチャの煮物が差し入れられていた。
 先生たちが山盛りのカボチャの煮物を黙々と食べている様は、申し訳ないけどちょっとおかしかった。
613るるるの歌〜ユズ湯編〜:2009/12/23(水) 21:43:58 ID:YzBExDl2
♪るるるるる・・・・
うかべる、つかる、あったまる
なげる、またつかる、のぼ〜せ〜る〜♪

カボチャの皮はマスクにして遊んだんかな。
614創る名無しに見る名無し:2009/12/24(木) 23:01:41 ID:sez6wzaL
シャキーン!!かい(w
未来編は微妙に説教くさくてイマイチだ。大事なことだけどね。

プレの世界の子供番組ってどんなだろう・・・。
615創る名無しに見る名無し:2009/12/25(金) 12:24:07 ID:ymtyAcZP
規制解除されたかな?
616オイラの日記:2009/12/25(金) 12:26:01 ID:ymtyAcZP

「これにケロン人の粉末と赤雪男の肉を混ぜれば・・・」
オイラは瓶に入った怪しげな物体を加えていく・・・。
「よし!完成っと!!」
ふふふ。我ながらよい出来だ。さぞかし隊長は喜んでくれるだろう。

「たいちょー、スペシャルドリンクできましたー。」
とオイラは大広間の真ん中、足を組みダルそうに座っている男に声をかけた。
細身の体に、長く伸びたドレッドヘア、そして狂気にゆがんだ顔。
傍らには異形な形をした武器。愛用の青い大鎌・サンタテレサとマンティスが立掛けてある。
この方の名前はヒャルド。オイラの隊長であり、組織の大幹部の1人だ。

「おせーぞ!ウニ野郎www」
ウニとは地球という惑星に住むトゲトゲした生き物らしい。隊長が言うにはオイラの髪の毛にそっくりなんだとか・・。
「そんなこと言わないでくださいよぉ・・。それよりもお取り込み中だったようで・・」
とオイラはスクリーンに映った女の方を見た。
誰だろう?知らない人だ。隊長の愛人かもしれないが、隊長と関わった女が生きてるはずないし。
「あれ、新入りさんですか?」とスクリーンの女が隊長に声をかけた。どうやら、組織の一員のようだ。
「隊長どなたですか?」
「あー、前には話したろ?暗殺者だよwwwア・ン・サ・ツwww」
「え!?ひょっとしてこの方が・・・・!!」
驚いた・・。一見すると普通の少女に見えるが、この方が最強の暗殺者と呼ばれる・・。
「“黒き旋風“!!!」とオイラは驚いた声で叫んだ。すると・・
「もーそんな名前で呼ばないでくださいよぉ。それにしてもヒャルちゃんの部下にしては真面目ですね!」
え?・・・・ちょ!ヒャルちゃんって・・・
「ひゃははははwwwおめーだけだよ、俺にこんな口の聞き方して生きてるアマはwww」
と愉快そうに笑う隊長。あれ?なんかイメージが・・・。

「あれ?どうしたんですか?なんか固まっちゃってますけど??」
「そりゃww噂に名高い暗殺者がこんな軽い小娘だったんだwwwびっくりするだろwww」
「えーちょっとひどいですー。」
「あ、あ、あはは・・・。す、すいません・・・。」と謝りつつオイラはふと気になって聞いた。
「でも・・“黒き旋風“様と話されてるということは・・・」
「おうww展覧会も終わり、多くのクランの奴らが出てくる。つまり、ここが絶好の好機だ!!」
「・・・ついに実行するんですね。。          エルダー・タケダ暗殺計画が!!」
617ミユキ日記:2009/12/25(金) 21:43:19 ID:MPRpKkOQ
 昨日は、久しぶりに彼と過ごせて嬉しかった!ずっと忙しかったものね。
 最初はお店を予約しようかって話もしてたけど、やっぱり家でゆっくり楽しもうってことで、
彼の部屋に変更。お互いにプレゼント交換して、お料理とケーキを楽しんで・・・。

 プレゼントと言えば、クロサワが新しい髪飾りをつけていました。目の見えないクロサワでも
楽しめるように、凝った細工がされた銀製の綺麗な髪飾り。
 「サンタサンガクレタノ」とはしゃいでいたけど、きっとウルフさんかスカーフェイスさんが選んだ
のでしょうね。どちらかしら。
 地球のクリスマスという行事では、サンタクロースというおじさんが深夜にプレゼントを子供達
に配るそう。(不法侵入にならないのかしら)
 私たち成人はお互いがサンタクロースという事かしら。

 それで言えば、クロサワの将来のサンタクロースはどんな人になるかなぁ、と考えたら、いきなり
例のお二人の姿が浮かびました。
 ・・・・立ちふさがるであろう現役サンタクロースたちが、あまりに強大過ぎるわよね・・・・。
618創る名無しに見る名無し:2009/12/26(土) 05:26:11 ID:oZtVlPvk
新米プレ
「サンタさん、マヌケな作者のせいで色々忘れさられた武器をプレゼントしてください」
アリス
「完璧なワクチンプログラムは?」
新米プレ
「ああ!やっぱそっちを!」
619今日の風景(ベタなネタだが):2009/12/31(木) 17:42:35 ID:6rVsdyCm
ワタナベ「教官、何ですか、その見慣れない道具は?」
マサフミ「杵と臼ってやつよ〜。今からこいつでいっぱい餅を作るんだもんねwwwwww」
ワタナベ「ああ、あの地球の食べ物ですか(・・・前回、喉に詰まらせて死にかけてるのに・・・)」
マサフミ「つーわけで、俺様がつくからよ、おまいが水つける役なwwwww」
ワタナベ「はい、教官」
マサフミ「そんじゃ初めんよ〜、ほい!」
ワタナベ「はい!」
マサフミ「ほい!」
ワタナベ「はい!」
マサフミ「ほい!」
ワタナベ「はい!」

・・・ドカッ!!

ワタナベ「ぎゃーっ、手が〜!」
マサフミ「うは〜悪ぃ、スマソスマソwwwww」
ワタナベ「・・・・ふ、ふふ・・・教官、疲れたでしょ、今度は僕がつきますよ」
マサフミ「ちょwwwwwwwなにその顔、コワスwwwwwwwwwww 絶対悪ぃこと考えてるwwwwwwwwww」
620便乗:2009/12/31(木) 22:26:16 ID:ieNQlCgf
スカフェ「ほい、蕎麦と葱とエビ天麩羅それぞれ三人前っと」
ウルフ 「・・・・なんだ、それは」
クロサワ「トシコシソバダヨ?」
スカフェ「長寿を願っての縁起物ってことだ」
ウルフ 「長寿を願うような種族ではあるまい、我々は。
      そもそも、クリーナーである私に長寿を願う必要など無い」
スカフェ「ふーん。お前はいらんか。
      じゃ、もしもの後、クロサワは俺に任せるか」
ウルフ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・用意したものを無駄にすることはない」
スカフェ「はいはい」
621創る名無しに見る名無し:2009/12/31(木) 22:32:03 ID:BbmH6Esg
             ∫
           ∧_∧∫
          ( ´∀` ) <良いお年を。来年もよろしく。
       _  (つ=||_つ___  
      / \ ̄ ̄\≠/___ \
     .<\※ \______|i\__ヽ.
        ヽ\ ※ ※ ※|i i|.====B|i.ヽ
        \`ー──-.|\.|___|__◎_|_i‐>
          ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄|
               \| テレビ台 |〜
622創る名無しに見る名無し
        .  -  、
       彡´・ω†`ミ
      /~‖ヽノ‖~ヽ
     i i .‖ ノ ‖ i i  新年あけまして
     .| |.‖ノ  ‖ | |     おめでとうございます
     i i.‖∞=‖i i 
     /ヽつ    とノヽ 
    (          ) 


ウルフ 「何故貴様が」
スカフェ「爺殿が『新年一番風呂じゃ♪』って行っちまったそうでな・・・。
      タカハシに代理を頼まれた」