2 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/17(水) 16:35:53 ID:UyC8yJb8
なにこれおもしろい
3 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/18(木) 06:40:41 ID:Nb2mdGZY
卑屈、
趣味が無い、
得意料理がオムレツ
病的な女に見える
特徴
生まれつき茶髪、
幼い感じの顔、
自宅が花屋
きっと物凄く真面目で可愛い子なのに、
髪の色とかで誤解されて、それでもけなげに
頑張ったりするに違いない。
いつもニコニコ、
叔父が不審死、
叔母が不審死
おいおいおいw犯人はこいつか
全ての爪の色が悪い
二面性、オシャレ
爪の色が悪いのは多分マニキュアのチョイスを間違えたんだろう。
7 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/19(金) 02:16:10 ID:Xj+jrlfq
背中に火傷の跡、
仕事一本槍、
左手の指の一本がよく動かない
労災認定
狙ったようなの多すぎワロタwww
愚痴しか言わない、
言葉使いがよくない、
趣味が無い
なんつー根暗www
特徴
釣り目、
正義感が強い、
説明が下手
ここは敢えて説明役に据え置きたい
特徴
愛想がいい、
愛想がいい、
趣味がいけばな
どんだけ愛想良いんだよw
大事なことなので二回言ったんですね、わかります。
ってかかぶることあるんだなw
知り合いが前科持ち、
崩れた家の下敷きになった経験あり、
家がやたら大きい
知り合いの策略によりやたら大きい家の下敷きになった経験があるということか
13 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/20(土) 16:04:02 ID:rFyeRhbj
少し無口、
ネットで得た知識だけに凝り固まっている、
若いうちから結婚したがる
勘違い系の奴
特徴
窓から落ちた事がある、
めったに喋らない、
完ぺき主義
きっと窓から落ちたことを後悔して、二度と同じ過ちを繰り返さないよう寡黙な完璧主義者になったのだろう
特徴
水にトラウマ、
カラーペンを集めている、
中立を保つ理由が自分の保身だけ
あれ、俺のこと?
ハーフでないのに外国人みたいな顔、
あがり症、
瓶の蓋を集めている
誰か短編小説書けよw
ただの出たヤツ紹介スレになってる
と書いたが
これの作者の日記ひどすぎだろ……(´・ω・`)
書く気がなくなってしまった
特徴
わさびが嫌い、
顎の調子が悪い、
物分りがいい
……どうせいちゅうねん
特徴
口調が乱暴、
ドラマ等ですぐ泣く、
背が高い
これで書く。
隣の家に住む響(ひびき)と僕との関係は、まあ有体に言って幼馴染である。
とは言っても、世間一般での幼馴染のイメージとは、俺たちの関係は
あまり似通ってはいなかった。
「おうよ、禎芽!」
一応は女の端くれであろうに、彼女は僕より背が高い。それもかなり。さらに、
一応は女の端くれであろうに、出る所は引っ込んで、引っ込んでる所も引っ込んで
いる。まるで棒のうような身体は、女というよりもモデルな男という感じに見える。
一見して、彼女を女であると見抜ける人間は、まずいないだろう。実際、僕も小学校
中学年くらいまで、彼女の事は男だと思っていたくらいだ。
物心つく頃からの付き合いの僕ですらこうなのだから、世間一般で彼女が
どのように思われているか……これは容易に想像してもらえるだろう。
「相変わらずお前はいっつも位顔してやがんなー」
「……君が来なけりゃ、明るい顔してられるんだけどね」
口を開けば男勝りな口調と低めの声で、これまた声の高い男が喋っている
ように聞こえる。外見的、音声的要素において、彼女を女であると判断する
要素は皆無であるといって差し支えないだろう。
「なんだよぉ! 俺が悪いみてえじゃねえか!」
「事実悪いんだよ……知ってる? クラスで僕らの関係がBLだとか言われてるの」
なんでも、男っぽい響が攻めで、名前も見た目も女っぽい僕の方が受けだとか。
一言言わせて欲しい――なんでやねん。
「言わせてえ奴にゃ言わせておけばいいじゃんか! あっはっは」
「……僕は良くないんだけどね」
「でも、今更お前に勉強教えてもらえないとかなったら、俺は落第するぞ」
「そ、それは……」
「……落第するぞー。落第するぞぉー。らっくだいすっるぞぉー♪」
「最後なんで楽しそうなんだよ!」
「いや、何となく」
そう。小学校からの日課となっている、僕と彼女の勉強会。今日はその
開催日だった。……でも、最近はその日が近づく度に気が重くなってくる。
クラスの連中に『お前ら、男同士で何やってんだよ』とからかわれるからだ。
それを聞いても、響は全く意に介そうともせずに笑い飛ばしているんだけど、
僕の方はそうはいかない。気になる。気にしない事はできない。だから、本当
なら、こんな勉強会なんてやりたくない。やりたくないんだけど……。
「……とにかく、入ってよ」
……でも、見捨てることはできないんだよなぁ。実際、響はあんまり
頭の方はよくない。運動神経の一割でいいから頭の方に回してくれてれば、
問題なくこの学校にも入れただろうし、問題なく進級だってできるだろうに……。
だから、僕は高校に入ってからも週に1〜2回のペースで、この勉強会を
開かざるを得なかった。
「おっじゃましまーす!」
威勢のいい声と共に、靴を脱ぎ散らかして駆け上がる響。まったく、高校生の、
それも女の子とはとても思えないな……。
「……ふぅ」
僕は、ため息をつきながらそれを追った。
「あ、そだ!」
部屋に入るなり、響は大声を上げてテレビの下へと駆け寄った。場所は
僕の部屋なのだが、なけなしの小遣いをはたいて買った小型テレビがある。
そのスイッチを躊躇なく入れ、彼女はテレビの下にあったチャンネルを
弄り始めた。
まあ、こういう奴だ。男の部屋に入ってきたというのに、そういった意識は
欠片も存在しない。……それについては僕も同様なんだが。
「……おーい、勉強会はー」
僕の声など耳に入らないといった様子で、彼女はチャンネルを次々と
変えていく。
「あ、やってたやってた!」
……なんだこれ?
「これ、クラスの女子の間で話題のドラマなんだよ!」
なるほど、画面にはそれらしきドラマの場面が映し出されている。確か、
昔やってたトレンディドラマの再放送がどうとか、女子が話してたっけな。
今度映画になるとかで再放送してるらしい。
「響っちもこういうの見た方がいいよ、って言われてさ、毎回見てんだけど、
なんかこう、グッと来るんだよなー! 女の浪漫っていうの!?」
握り拳に熱い口調で、トレンディドラマを語られても……どうしたものか。
「……それより、勉強は?」
「そんなのあとあと! まずは今回どうなるかしっかり見ないと! 確か、
ヒロインが主人公に告白するんだけど、主人公はまだ自分に自身が
無いとかで断っちゃって、それで続くだったんだよ、先週!」
「……しかし、君がこういうのに興味あるとはなー」
正直、意外だ。昔から、男の子に混じって遊んで、ガンプラとか変身ベルト
とかの方にばっかり興味を示してたような奴が、トレンディドラマねぇ……。
場面は次々と移り変わるが、見ていてもストーリーを知らない僕には
さっぱり理解ができない。やがて、ドラマも終盤に近づいた。時間的に。
「…………」
「いいかー。見終わったら勉強だから……え?」
「……う……うぅ……」
――驚いた。心底驚いた。
響が、その大きな瞳から大粒の涙をこぼしている。
物心ついてからの付き合いの中で、悔し泣きとかは散々目にしてきたが、
こんな風にぼろぼろと、叫んだりわめいたりせず、響がただただ涙を流す
という光景は、目にした事がなかった。
テレビを見れば、ヒロインらしき女優が、主人公らしき俳優の胸に抱かれ、
響がそうしているのと同じように、ぼろぼろと大粒の涙をこぼしている。
「……良かったよぉ……良かったぁ……」
先の説明の通りならば、画面の情景はヒロインの恋が報われた事を示して
いるようだ。響は、その事に感情移入して泣いてしまったらしい。
僕は、そんな風に泣く彼女の横顔から目が離せなかった。
涙で潤んだ瞳。興奮で上気した、ほんのりと赤い頬。今まで見た事が無い、
初めて見る……僕の、知らない顔。響の、顔。
女の子だ。響は、女の子なんだと……その事に、やっと僕は気づいた。
「あ、なんかみっともないとこ見せちゃったな! 昔から、こういう感動系の?
そういうの見たら泣いちゃうんだ……お前にゃ見せた事なかったと思うけど」
「……うん、見たこと、ない、な」
口がうまく回らない。何とかそれだけ応えて、僕は大きく息を吸い、そして吐いた。
「どした? 深呼吸なんかして?」
「いや……大丈夫。大丈夫だから」
……女の子。女の子が今、僕の部屋にいる。
「あ、ドラマ終わったな。さて、しっかり見れたし……まあ、ちょっとみっともない
とこ見せちゃったけど、気にしないで勉強するぜ!」
「あ、ああ……勉強……勉強だな。うん、勉強だ。勉強しないとな」
「……何か変だぞ、お前。どうしたんだ?」
「どうもしないっ! ちょっと眠くなったんで顔洗ってくるっ!」
……困った。これは困った。どうしたものか。
「……ふぅ」
洗面所に駆け込み、僕は家に入る時についたため息とは、違う種類の
ため息をついた。
鏡に映った自分の顔を見ると、頬が赤い。というか、顔全体真っ赤だ。
とにかく、これを収めてからじゃないと、部屋には帰れないだろう。顔が赤いぞ、
と響に心配されて、熱でもこう掌で計られようものなら……いやいやいや、
そんな事が実際に起こるかどうかはともかく、こんな顔を彼女に見せる
わけにはいかない。
しかし……
「……ふぅ」
ため息をつきながら僕は思った。
これから、響とどういう顔をして会えばいいのだろう、と。
今日の勉強会は――色々な意味で、大変な勉強会になりそうだ。
終わり
ここまで投下です。
特徴
どんな料理にも唐辛子パウダーをかける、
腹黒、
旅行好き
26 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/24(水) 23:34:15 ID:b+R7ROoH
特徴
過去の事を掘り返して怒る、
箸だけ利き手でない手で持つ、
使った爪楊枝は必ず折る
28 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 17:13:46 ID:B82UJMQ2
自分の父親に似た人物を嫌う、
異性に差別的、
イライラしてなくてもつい舌打ちしてしまう
29 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 23:02:41 ID:MMh66Ody
釣り目、
つかみどころ無い突飛な行動、
口癖は「しっかりしなくては・・・」
異様に長い髪、
困ると鼻を触る、
あだ名が洗剤
そのうち本気出す
異様に長い髪
異性に差別的
口数が極端に少ない。
私の名前は霧島沙希(キリシマサキ)。はっきり言って歳を取ったらどうするんだっていう
名前だ。歳は今年で20歳になる。仕事はというと、家のすぐ近くに洒落た感じの喫茶店が
あって、私はそこでアルバイトをして生活している。私の家は地方の田舎町にある古い
アパートだから家賃も安いし、贅沢さえしなければ日々の生活にはそれほど苦労はしなかった。
私自身は毛の先程も思っていないのだが他人の目から見ると私はすごい美人であるらしく、
喫茶店に訪れた客にナンパされるなど日常茶飯事でその度に私は「申し訳ありません」と
いう一言と会釈を返し、そして膝の裏辺りまで伸びた後ろ髪を翻して厨房に戻るのだった。
何故男という生き物は女性を顔でしか判断しようとしないのだろう。人間の良さはもっと
深いところにあるはずなのに。ということで私は男が嫌いだった。ただ一人、この店の
マスターを除いて。マスターは常連客からは「観音様」などと呼ばれる程、穏やかで
私にも常に優しく接してくれた。何度も相談に乗ってくれた。そんなマスターに対しては
私も心を開き、仕事はとても充実していた。歳も10つ程しか離れていなかったので
私はマスターに恋心を抱くようになるのだが彼はすでに既婚者で、私から見ても
素敵な奥さんだった。そしてこの店はこの3人で切り盛りしていた。マスターのコーヒーが
美味しいのと、私目当ての客が多いのが重なり、店は結構繁盛していた。
私は細やかではあったが幸せな生活を送っていた。だが、そんな生活を奪い去る出来事が
ある日突然起こったのだった。
わっふるわっふる
その日は、マスターとその奥さんの結婚記念日で、マスターは奥さんに外出を勧め、
サプライズとして色々ご馳走を用意するから沙希ちゃんもおいで、と誘ってもらった。
その話を聞いた時、私は手伝いを申し出た。しかし、マスターは一人で準備がしたいようで
やんわりとそれを断った。今思えば、当日押しかけてでも手伝いに行けばよかったと思っている。
その日、私は非番で自宅にて読書をしながら、マスターからの電話を待っていた時だった。
近所から、火事が起こったのだった。窓を開けて外を眺めると、喫茶店の方角から
火が上がっていた。憔悴しきった私は靴も履かずにアパートを飛び出して全速力で喫茶店に向かった。
そして、3分程で火事の現場に到着した。私はそこで、膝から崩れ落ちた。全身から
力が抜けて行くのが感じられた。消防隊の懸命の消火活動にも関わらず業火に包まれ、
燃やし尽くされているのは紛れもなく、私の勤める喫茶店だった。
周りはすでに多くの野次馬でごった返していた。面白半分で見物しに来た奴がその大半だろう。
私にはそれが目障りでならなかった。その時だった。
「…沙希さん?沙希さんですよね?」
私を呼ぶ声が聞こえる。振り向くと、喫茶店の常連客の男性だった。年は私と同じくらいだろう。
立ち上がり私は彼の両肩を掴み問い詰めた。
「あの、マスターはどうなりましたか?!」
すると彼は少し困った顔をしながら答えた。
「あの、落ち着いて聞いて欲しいんだ。実は通報したのは僕なんだ」
そして彼はその時の状況を説明する。30分程前、いつものようにコーヒーを飲もうと
店の前まで来たのだが、ドアにぶら下がっているプレートが珍しく「準備中」になっていたから
諦めて帰ろうとして、20歩くらい歩いたところで焦げ臭さを感じ、嫌な予感がして
振り返ると店が燃えていて、携帯電話で119番通報したと言うのだ。
「助けに行こうとしたけど、火の周りが異常に早くて、僕が気付いた時には手遅れだったよ…」
そう話しているうちに、火は消し止められたが、店は全焼だった。それだけならまだいい。
その後、焼け跡から焼死体が見つかった。誰のものかは言うまでもない。
それでも警察のルールである身元の確認だが、マスターの両親はすでに他界していて、
兄弟もいなかったので家族は彼の奥さん一人であり、警察は彼女に身元の確認を頼もうとした。
ところが、ここで私と通報した男性は信じられない話を警察から聞かされることになる。
マスターの奥さんが、帰りがけ轢き逃げに遭い、病院に運ばれたが死亡したとのことだ。
私は目の前が真っ暗になり、その場に卒倒した。同じ日に私は大切な人を2人も失った。
嫌だ。信じられない。信じたくない。そんなことが私の頭の中で渦を巻いていた。
そしてその後、更に衝撃的な事実が明らかとなったのだ。警察と消防は当初、マスターの
料理中の事故が原因だと考えていた。しかし、調査の結果、火元は住居側の玄関だと
いうことが判明した。その喫茶店は2階建であり、一階が店舗、2階がマスターと奥さんの2人が暮らす
住居で、入口はそれぞれ独立している。無論、この男性がそうであったように店のドアには準備中の札が
架けられていたので店内はマスター一人で、今日この日のために手料理を作っていたに違いない。
つまり、この火事は放火だということである。マスターは得体の知れない何者かに
命を奪われたのだ。そしてその犯人は今も逃げ続けている。
更に、奥さんを轢き逃げした車も、目撃者がいなかったために捜査は難航しているという。
結果、検挙率91%という数字に裏打ちされた警察の執念により、轢き逃げした車は見つかり、
運転手は無論逮捕されたのだが、ここで私は遂にとどめとなる一撃を見舞われるのだった。
その運転手は18歳の少年で、その車には仲間が4人乗っていた。18歳ならば免許は取れる。
これだけ聞けば友人達と何処かに遊びに行くのだと解釈も出来る。しかし…運転していた
少年は無免許だった。この世界に神様はいないのか。
その日から私はあらゆる人間に対して心を閉ざした。この心の扉が再び開かれる時は
恐らく、未来永劫訪れはしないだろう。かといって、仕事もせずに生活など出来るはずもない。
…どうすればいい?誰とも関わることなく生活に困ることのないだけの資金を稼ぐ方法は…
そんなことを考えていた時、ちょうどテレビ番組で道化師、つまりピエロが
パントマイムをしていた。オーディエンスの受けもよく、スタジオは大いに盛り上がっていた。
その瞬間、私は直感した。これなら行けると。私は図書館でパントマイムに関するあらゆる
知識を仕入れ、必死に練習した。そして、2週間が過ぎた。近所の公園にて
私はパントマイムを行った。たまに通りすがる人々は珍しがり、時には感嘆の声を
あげて「おひねり」をくれる。こんな、なにもないことが取り柄であるような田舎町だ。
住人はみな何らかの娯楽を求めていたのだろう。パントマイムくらいが娯楽だとも思えないが
私は住人の人達がくれるおひねりで日々の食い扶持を稼いでいた。
そして、公園にてパントマイムを始めてから一か月が経ったある日のことだ。
いつものように私はいつもの公園でパントマイムを行っていた。住人に飽きられぬよう
アレンジにアレンジを重ねて来た。私は生きるためならどんな努力も厭わない。
15人程の観衆を前に私はパントマイムを披露していた。私はいつも同じ時間にパントマイムを披露していたから彼らも
時間を覚えてくれたのだろう。私自身彼らの顔はよく覚えていた。
しかし、今日は初めてみる顔があった。私の見立てで、40代後半の初老の男性だった。
新しく引っ越して来たのだろう。…他人に心を閉ざすということは同時に興味も関心も
持たないということだ。私はそれ以上考えることもなく、ただパントマイムを続けた。
そして、私の決めた演目を演じ終え、観衆に一礼する。拍手と同時におひねりをくれる観衆。
「また明日もお願いね!」
というニュアンスの言葉を私に投げ掛け彼らは帰っていった。ただ一人、先程の
初老の男性を除いて。おおかたこの公園で待ち合わせでもしていたのだろう。
そこへたまたま私がパントマイムを披露していたから見物した。それだけのことだろう。
私は特に気にかけることもなくおひねりを真っ青なジーンズのポケットにねじ込み帰宅の徒につこうとしたその時だった。
「お嬢さん」
その男性に声を掛けられる。そのまま無視してもよかったが今日はおひねりが多かったので
機嫌がよかった私はその男性の相手をすることにした。たまには誰かと話をするのも悪くない。
「…何の用ですか?」
私は長い前髪で両目を隠し、ジーンズのポケットに両手を突っ込みながら返事をした。
するとその男性は微笑みながら続きを話す。その笑顔に私はあの喫茶店のマスターの面影を見た。何故か懐かしい感覚がする。
「あなたのパントマイム、実にお見事でした」
「…それはどうも…」
「実は、そんなあなたの腕を見込んでお願いしたいことがあるのですが…」
私にお願い?まあいい。聞くだけ聞いてみよう。内容によってはさっさと断って家に帰ればいい。
35 :
創る名無しに見る名無し:2009/07/16(木) 00:33:57 ID:5nDfWf8P
見事
36 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/28(水) 15:02:17 ID:rQxViHpf
結構バリエーションある
37 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/28(水) 18:38:59 ID:ltgb3s5D
特徴
スタンガンを隠し持っている、
ネット上で弱者を差別する、
あだ名が有害さん
ひどいキャラだ
38 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/28(水) 18:40:17 ID:ltgb3s5D
と思ったら、
特徴
親切、
腕に火傷の跡、
何でも1人でやろうとする
今度はかなりストーリーが作り安そうなキャラができた
なるほど、スタンガンを持っていてネット上では弱者を差別しているが、
実は親切で腕に火傷の跡があり、何でも1人でやろうとする有害さん
なんだな。
腹が出てる、
目が小さい、
どんな料理にも砂糖をかける
・・・・( ゚д゚)?
蟻とうさん
私の夫は、最近変なのよ。
私が朝食を出すでしょ。
すると、その小さな目で砂糖のビンを探して、
味噌汁にパラッ
焼き魚にパラッ
サラダにパラッって、平気でかけるの。
そして、食べながらいつも言う口癖は、
「いつも甘いな、お前の食事は・・・」
だって、失礼しちゃう! 何か悪いのかしら・・・?
毎日蟻みたいな食事をしてたから、ブクブク太って、健康診断で指摘されたみたい。
私も夫の健康を考えて、砂糖をしまったのよ。
次の日、食卓でビンを探してた夫が、絶叫して言ったわ。
「ああ! soltとsugar間違えてた!!!」
目が細すぎて字が読めてなかったとな?w
脚が長い、
顎が割れている、
困っている人によく手を貸す
俺の名はタダシ。あだ名は「ケツ顎あしながおじさん」。
その名の通り、顎が二つに割れたいわゆるケツ顎で足が長い。
体格もやせすぎず、太りすぎず、の普通体型で顎さえ割れていなければ
おそらく将来はモデルか俳優なそんな俺。
そんな俺は現在、走っている。ただ走っている。何故なら……
遅刻寸前だからだ。
そんな時に限って道に迷っている外国人発見!
英検4級レベルの英語を駆使し、何とか外国人を見送ると
次に現れたのは荷物を持ったおばあさんat横断歩道の手前!!
おばあさんの手を引いてあげて、ついでにおばあさんが向かう先の農協会館まで一緒に行ってあげ……。
それが済んだら駅までUターン!!電車の時間にぎりぎり間に合った。
と、今度は荷物を持ったおじいさんatホームへの階段の近く!!!
手を引いて一緒に階段を上っている間に……電車は行ってしまった。
結局10分待って次の電車に乗った俺。でも、これで終わらなかった。
学校へと向かう道で自転車がパンクして困っているオバサン発見!!!!
やはり見過ごせなかった俺は自転車屋まで連れて行き……ここで終わってほしかったのだが
「ちょっと、私困ってるのよ!!」
で始まる姑、旦那さん周りの愚痴を延々聞かされて……。
先生、そういう理由で放課後に登校してきました。
43 :
創る名無しに見る名無し:2009/11/10(火) 05:17:08 ID:INEz8YEQ
懐古主義、
精神的に未熟、
訛りがある
精神的に未熟だから訛りが直せないんだなあ
44 :
創る名無しに見る名無し:2009/11/12(木) 22:49:12 ID:aPcpKgHu
特徴
アーティストタイプ、
得意料理がアップルパイ、
両親の片方が浮気相手と暮らしている
特徴
体臭が草みたいな匂い、
ニンジンが食べられない、
親が宗教関係者
すごい逸材
ミリタリーマニア、
上下関係に厳しい、
不自然な二重
萌えキャラの予感…
他人に何かを教えるのが好き、
演技じみた言動、
影が薄い
修造?いや薄くはないか
5人くらいで集まってこれで自分のキャラ決めてなりきりやったら楽しそう
少人数でバトロワやらせようぜ
50 :
創る名無しに見る名無し:2009/11/28(土) 10:39:16 ID:BN7xXLGB
涙もろい、
パイナップルが嫌い、
量産機や脇役ばかりを好きになる
51 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/02(水) 06:42:13 ID:AefYLzcm
あだ名が有害さん、
アクの強いタイプ、
背が低い
蛸が食べられない
一部記憶喪失になっている
顔に傷
なんかかっこいいな下2つ
「蛆が食べられない」かと思ったよ
良くない友人が居る、
語彙が少なく「すごい」だの「かわいい」だので済ます、
緑とベージュの組み合わせを好む
緑とベージュの服を着た少女が明らかに趣の異なる少年の話を聞いている。
「でさー、雄二の奴がさ。コケてやがんの。マジ笑えるわ」
「へぇ」
「その後さ、雄二が持ってたまだ開けてないコーラが川に落ちてあいつ飛び込もうとしたんだぜ」
「ふぅん」
「必死になりすぎて、腹抱えて笑ったわ。あんなに笑ったの超久しぶりだぜ」
「へぇ」
「でさ、俺がさ、また万引きすればいいじゃんつってどうにか飛び込むのやめたんだもんな」
「えっ」
「あっ?」
「なにそれこわい」
「えっ」
「ちゃんと買わないとダメ」
「あ、ああ。うん。買うよ。でも金がないからさー。この前うちにあったいらねーCD全部売っぱらったら5万円にもなったぜ」
「すごい」
単なる無口じゃないか、これじゃあ
新ジャンル「相槌」か
特徴
居るだけで周りが明るくなる、
スタンガンを隠し持っている、
趣味が無い
深夜。
人通りの少ない裏路地に、獲物を待ち構える一人の男が潜んでいた。
男はただのチンピラだった。
目的がある訳でもなく、目標の一つさえもない。
ただ、遊ぶ金欲しさに他人を傷つける、ただのチンピラ。
「…………」
息を殺し、路地の曲がり角の先へ耳を傾ける。
相手が大人数では、男の方が危険かもしれない。
男にとって、足音と獲物は一つで十分なのだ。
カツ……カツ……
丁度一人分の足音。
男は息を殺し、獲物が姿を現すのを待った。
だが、
カツ……カツ……
一人分の足音と共に、街灯でも有り得ない程の光が近づいて来たのだ。
男は焦った。
足音の主が、普通の人間ではない可能性が高いからだ。
こんな光を撒き散らしながら夜の道を行く人間など、まともであるはずが無い。
カツ……カツ……
足音が近づいてくる。
光が迫ってくる。
逃げ出そうにも、男の足はまるで地面に縫い付けられたかのように動かなかった。
カツ……カツ……
足音が曲がり角に差し掛かった時、男の視界いっぱいに光が広がった。
男は目を焼き尽くされるような感覚を感じた次の瞬間、痺れるような強い衝撃を受け、その場に崩れ落ちた。
夜の闇のように、意識が暗い場所に落ちていく中で、男は声を聞いた。
「悪く思うなよ、原住民」
淡々と、
「私のこの行為は、お前の趣味の狩りとは違い、
将来的に食料としてお前達を利用出来るかの調査行動なのだから」
淡々と。
おわり
>>56 明るくなるって物理的にかよwww
上下関係に厳しい、
わかりきった事でも試す、
腰痛持ち
女「最近、足腰にガタがきてて困る」
男「何をババアみたいなこと言ってるんだ。まだガキのくせに」
女「だから私は子供ではな……まあ、いい。そんなことより、お前は身の程をわきまえろ。
私とお前では家名の貴賤というものがだな」
男「はいはい」
女「ク……身分の違いも分からん平民め! 今日だけは許しておいてやる。しなければならないことがあるからな」
男「しなければならないこと?」
女「ああ。お前がこの間言っていた腰痛の治療法だ。胡散臭いが特別に試してやる。感謝しろ」
男「治療法ってまさか……」
女「たしか、このビルの屋上から飛び降りればいいんだったな。ショック療法というやつか」
男「待て、あれは冗談だ! 効くわけないから早まるな!」
女「まあ、さすがのお前とて何の根拠もなしに言ったわけではあるまい? 試してみなければ分からんではないか。ほれ」
男「あ……やりやがった」
男「……俺知ーらない」
ロリババァかと思ってwktkしたら死んだwww
わかりきったことでも試すってわかりきってるのは死ぬ方じゃねえかww
まあ腰痛はなくなったなwww
61 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/23(水) 22:11:58 ID:mlwyNDxi
ふいた
62 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/24(木) 12:38:01 ID:69pSAecj
紳士的、
白髪が混じってる、
意見の違う相手とは一緒に居られない
ライオンハートのことか…
64 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/24(木) 23:29:24 ID:r9B2fSql
声が大きめ、
声が大きく迷惑、
目の前でペットが死んだ
さっさと引越し!
何でも確率で考える、
恋より社会活動、
常に死の恐怖が頭にある
理系に見せかけた理屈っぽい小心者って感じだな
ホラー映画だと2、3番目に死にそうなタイプだ
67 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/17(日) 23:56:45 ID:NmJ/hD/K
精神的に未熟、
髪が痛んでいる、
笑わない
少なくとも萌え要素のかけらもねえつーか怖えよ
えーそんなおいしい設定ちょっと巧くやれば確実に萌えるだろ
69 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/19(火) 09:16:38 ID:2RIWa5+d
すぐにお腹がすく、
留学生、
ジャンクフードばかり食べる
なんか日本に来た太ったアメリカ人の青年を思い浮かべてしまった
70 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/19(火) 09:35:23 ID:NIc2rmsB
親に虐待を受けていた、
自分の父親に似た人物を嫌う、
旅行好き
実家に居たくないから旅行好きになって
自分探しとかしてそうだな
72 :
創る名無しに見る名無し:2010/03/30(火) 07:46:27 ID:2+AnGjIF
幼い感じの顔、
肩こりが酷い、
お金の使い方が大雑把
少なくとも主役とは言えない
ジャンプ力がある、
困ると鼻を触る、
趣味がいけばな
どう反応すればいいのか分からない
バトロワの杉村+琴弾だろ
特徴
親に虐待を受けていた、
怒ると何をするかわからない、
肌が汚い
先生は教壇に立ち、咳払いをひとつした。
「突然だが、みんなに転校生を紹介する」
その言葉に、教室中がどよめく。
「あー、そんなところにいないで、入ってきなさい」
先生が声をかけると、戸がゆっくりと開き、
一人の少女が顔を出した。
顔立ちは可愛いらしかったけれど、
僕の席からでもはっきりとわかるくらい、彼女の肌は荒れていた。
それが僕とルミコとの出会いだった。
最初のうちこそクラスメイトにちやほやされていたルミコだったけれど、
まもなく一人、また一人と彼女から離れていった。
彼女は話しべたで、表情が乏しかった。一緒にいてもつまらない人間だと思われたのだろう。
僕はそのあいだ、ずっと彼女を遠くから見ていた。
彼女はふたりほど友達を獲得したようだったが、
それでも基本的には寂しげな毎日を送っていた。
そのあたりは、僕とまったく同じだった。
ある朝、僕とルミコは下駄箱でばったりと出会った。
小声で挨拶を交わした後、僕はつい彼女の顔をまじまじと見た。
見れば見るほど、その肌の荒れ具合には驚くほかなかった。
クラスメイトの中には肌荒れがひどい者が何名もいるが、
ルミコの荒れ方は一味違う。
これはいったい……?
それにしても、なんて勿体ないのだろう。
肌さえ綺麗なら、きっと可愛いのに……。
……気づくと、ルミコはこちらをにらみつけている。
「最低」
ルミコはぼそりとそう言うと、大またで歩いていった。
見ていたのはほんの数秒間だったはずだが、よほど気に障ったらしい。悪いことをした。
支援?
それからしばらく経ったある日、昼休みの教室でいさかいが起こった。
クラスのリーダー的存在の女の子、山田さんが、ルミコにいちゃもんをつけ出したのだ。
ルミコと山田さんの席は離れていたが、
山田さんはルミコに聞こえるように、わざと大きな声で悪口を言い始めた。
彼女の性格をけなし、肌の荒れ具合をけなした。
僕はあまりに突然のことに驚くほかなかったが、
一匹狼的性質を持つルミコのことを、山田さんはもともと嫌っていたのだろう。
教室中が凍りついた。
その悪口はあまりに一方的だった。
僕はルミコを見た。
彼女は一人うつむきながら、自分の席で固まっている。
と、そのとき。
ルミコが弁当箱を持ちあげ、突然立ち上がった。
そして、山田さんの席へと歩いてゆく。
山田さんは口を止め、ルミコをぴたりと見据える。
ルミコが山田さんの前に立った。
「ムキーーー!!!」
突然、ルミコは弁当箱を山田さんの顔に押し付けた。
弁当箱から、白米がこぼれ落ちる。
その米を、ルミコは手でつかみ、さらに山田さんの顔に塗りつけた。
「ムキムキムキーーー!!!」
「ぎえー!!」
ルミコと山田さんの叫び声が教室にこだまし、騒然となった。
大暴れするルミコを、クラスの人間が押さえつける。
ルミコは奇声を上げながら、ありったけの力でそれをふりほどく。
そんなことが何度も繰り返された。
その間中、僕はただ見ているだけだった。
……てんやわんやの騒動の末、なんとか事態はひと段落した。
教室の真ん中にいるルミコ。
それを遠巻きに取り巻くクラスメイトたち。そして僕。
倒れた椅子、机。
壁際で座り込む山田さん。
廊下にはたくさんの野次馬。
中腰の姿勢で、指を鉤爪のように折り曲げ、激しく呼吸を繰り返すルミコの周りには、
誰も寄ろうとしない。
だが、すでに落ち着いてきたように見える。
「彼女はもうきっと無害だ」、そう僕は思った。
言葉使いがよくない、
ジャンプ力がある、
声が大きい
ヒャッフー!キノコ好きのおっさんですか
僕はこのとき、ルミコに同情していた。
そんなのは僕だけだっただろう。
他の全員はきっと、ただ彼女を恐れているだけだったはずだ。顔を見れば、それはわかった。
自分でもなぜかはわからないが、僕は彼女に近づいていった。
そしてよく覚えていないが、「一緒に保健室にでも行こう」というようなことを言った。
そしてルミコの手を引いたのだ。
その瞬間、急に彼女は我に返ったかのような表情になった。
と思うや否や、今度は泣きそうな顔になり、ふらふらと僕のあとについてきた。
廊下の野次馬たちが、いっせいに道を開けた。
僕たちは保健室には行かなかった。
校舎を出て、誰にも見つからない木陰にすわり、話をした。
……彼女は僕に感謝の言葉を告げたあと、ぽつりぽつりと自分の話をしだした。
自分があのように大暴れしてしまうようになった、その理由を。
彼女の母親は、ガングロメイクの信奉者だった。
朝から晩までガングロだった。
そしてある男性と恋に落ち、結婚し、ルミコを産んだ。
それからもガングロだった。
そして母親は、わが子にまでガングロを強要することを思い立った。
乳児のルミコにガングロメイクをほどこし、日焼けサロンに連れて行った。
何もわからないルミコは、ただそれを受け入れるしかなかった。
そしてルミコが8歳のとき。
何人かの大人が家にやってきて、母親を連れて行った。
のちに知ることになるのだが、母親は精神病院に入れられたのだった。
ルミコはやっとガングロ地獄から解き放たれた。
しかしその頃には、彼女の心はずたずたに引き裂かれ、
肌はこの上なく汚くなってしまった後だった。
それから彼女は、怒ると心のタガが外れてしまうようになった。
彼女は母親もガングロも愛していたつもりだったが、実際はそうではなかった。
心の底では激しく憎んでいたのだ。
だから、一度リミッターが外れると、その憎しみが解き放たれ、黒いものを白くしたくなる。
この世界から、ガングロをすべて排除したくなる。
山田さんの顔に白米を押し付けたのも、そういう理由からだった。
運動で日焼けした小麦色の肌を、白く塗りつぶしてやりたかったのだ。
ルミコはそれらの記憶を一気に吐き出すと、向こうを向いて寝転がり、
それきり何も言わなくなった。
僕たちはこの日、残りの授業をサボった。
翌日、僕たちは先生にこっぴどくしかられた。
でもそんなことは大した問題ではなった。
というのも、僕とルミコの間には不思議な連帯感が芽生え、
つまらなかった学校生活がこれで少しは楽しくなる予感がしていたからだ。
しかし、それも束の間。
その次の日の昼休み、ルミコは先生に呼び出された。
僕はなんだか胸騒ぎがして、そのあとをつけていった。
行き先は職員室。
廊下から様子をうかがってみると、ルミコはさらに校長室へと連れて行かれたようだ。
もはやここからでは何もわからない。
僕は外に出ることにした。
校長室の窓の外から、聞き耳を立てるのだ。
僕は外から、校長室をこっそり覗いた。
見れば、校長、担任、ルミコ、そして謎の女性が一人いる。
ものすごい剣幕でなにかを叫んでいる。
漏れ聞こえてくる声で、すぐさま事情がつかめた。
女性は山田さんの母親らしい。
先日の件のことで、ルミコに会いに来たのだ。
「とんでもない小娘ざ〜ます!!」
女性のめがねがきらりと光る。
「うちの娘と同じクラスにこんな女がいるなんて信じられないざ〜ます!!」
ルミコは耐えていた。
僕もまた、どうすることもできない。
山田母の罵詈雑言は続いた。
窓越しに見るルミコは顔面蒼白だった。
先日の事件と同じ展開だ。
このままでは、いつ彼女が爆発するかわからない。
そうなれば、いったいどうなってしまうのか。
あいにく、山田母は焦げ茶色の洋服を着ている。
ルミコがもっとも嫌う色ではないか。
いよいよ恐ろしい。
まだ罵詈雑言は終わる気配を見せない。
ルミコがいつまでもつか……。
そして僕自身、あまりにも酷い罵りの言葉に、もはや我慢の限界を迎えつつあった。
山田母はひときわ力を込めて、吐き捨てる。
「こんなにもイカれた小娘、精神病棟にぶちこんどけばいいんざ〜ますっ!!」
そのとき、ルミコが切れたのがはっきりとわかった。
完全にプッツンきた。
それと同時に、僕は窓を勢いよくあけ、校長室の中に飛び込んだ。
突然の出来事に、校長室の中の面々は完全に固まったらしい。
その隙に、僕は行動に出た。
……もしもルミコに暴れさせては、怪我人が出るくらいではすまないかもしれない。
それを防ぐためには、策はひとつしかない。
僕は、自分が着ていた上着とTシャツを、一度に脱いだ。
そしてすぐさま、その白Tシャツを山田母の頭から無理矢理かぶせた。
「おらっしゃああああぁぁあ!!」
「ふぎゃー!!」
山田母が絶叫する。
なおも手をゆるめず、僕はきっちりとTシャツを下まで引っ張る。
一瞬後には、かつて焦げ茶色だった山田母の上半身は、すっかり白色に変わっていた。
ルミコのほうを振り返ると、彼女は白色の山田母を見て、我に返ったようだった。
ターゲットの焦げ茶色が消え去ったことによるショックだ。
「よ、よかった……」
僕はそれだけ言って、地面に崩れ落ちた。
百分の一秒を争う早業をなしとげたことによる疲労が、一気に襲ってきたのだ。
声が聞こえる。
しかしそれはどこか遠いところから響いてくるようで、あまり現実感がない。
僕の視界はだんだんと暗くなってゆく。
そして、声も遠のいてゆく。
白米押し付け事件とTシャツ被せ事件のせいで、
ルミコと僕は危険人物としてチェックされるようになった。
もともと孤独だった僕たちは、精神異常者というレッテルを貼られ、
さらに孤立することになった。
初めはへこんだけれど、慣れるとたいしたことはなかった。
何より、同じ状況を分かち合える相手がいるのだから。
中途半端な嫌われ者ではなく、変人に認定されたことで、
ルミコの悪口を言うものはいなくなった。
なにしろ、「言っても仕方がない人」なのだ。
……精神異常者同士、ウマがあったのか、僕たちは付き合い始めた。
ルミコは僕が思っていた以上に不安定な子だった。
日常生活で嫌なことがあってピリピリしているときなど、
急に例の発作が出ることもあった。
チョコレートケーキが生クリームまみれにされていたり、
暗色系の服に牛乳がぶちまけられていたり、
ギターに白色の絵の具が塗りたくってあったり、
それはそれは大変だった。
しかし、彼女自身苦しんでいることは知っていたから、
僕がそれをとがめることはなかった。
「彼女がガングロを憎む気持ちは、一生のあいだ癒えることはないのだろうか?」
かつてはそう思わざるを得ない僕だったが、
近頃は目に見えてルミコの様子が安定している。
やはり落ち着いた日常が続けば、それだけ良くなってゆくのだろう。
僕とすごした学生時代があったからこそ、そして今も一緒にすごす週末があるからこそ、
彼女は良くなってきているのだ。
そう思いたい。
……長々と思い出に浸ってしまった。
さて、明日。
いよいよ明日だ。
明日はどんな日になるだろう。
ルミコが久しぶりに何かやらかすなんてことには……まずならないだろうな。
何しろ、順調な毎日が続いてる。
もちろん、明日の準備も万端。
加えて、久しぶりに会える友達もいる。
おまけに、天気は快晴らしい。
ましてや、彼女の着る服が、真っ白なドレスなら。
(終わり)
>>80 ごめん、考えながら書いてたからあいだが空いただけなの。
ありがとう。
おお。乙
102 :
創る名無しに見る名無し:2010/03/31(水) 13:00:46 ID:ZhHafe4J
ピアス、
子供が嫌い、
犯罪者を美化したり擁護する
これは男女どっちでもいけるかな?
どちらにせよあまり会いたくないがw
103 :
創る名無しに見る名無し:2010/04/02(金) 02:41:53 ID:caqWXxxp
男女が固定されるような設定は出ないよ
ランダムと言っても「美女」だとか絶対出てこない
PCのメモリは640kBもあれば充分なはずだったもんな。
まあ、これ誤解してるヤツ多いけどな。
640もあれば充分だったからこそ、
充分じゃなくするためにパラダイム変異を起こしたわけだな。
105 :
創る名無しに見る名無し:2010/04/17(土) 07:52:31 ID:p10aQTBG
声が大きい、
忘れっぽい、
耳が大きい
106 :
創る名無しに見る名無し:2010/04/19(月) 14:06:29 ID:cuQhv4Ov
特徴
乗り物恐怖症、
ニンジンが食べられない、
失礼な言動ばかりする
子供っぽく、我儘な男って感じかな
気分屋(おかげでよく怒られる)
耳たぶをやたら触る(ピアスの跡が気になる)
変身願望がある。(上昇思考は必要)
こ れ な ん て 俺 ?
ピアスを開けたら、人生が変わる。
そんな事を信じて開けた夢の跡。
なかなか塞がらないのは、自分の女々しさがそこから吹き出しているからかもしれない。
路地裏に俺の露店はある。
変わりたい願望は叶えられず、なのに満たされないまま、
誰かの変わりたい願望を叶える仕事をしているなんて、皮肉な話だ。
「あんたが“気分屋”かい」
俺は掛けられた声に深くうなづいて答える。
ハイになる奴をくれないか、なんて通ぶった口を聞く客に、俺は舐めるような視線を送る。
高校生。
ナリはチャラいが、名門のブレザー、ブランドの鞄、ブランドの革靴。
カモには間違いないが、ヤバさが分かってない馬鹿さが気に掛かった。
ほれ、と俺は百均で買ったピルケースをカモに渡す。
「二回分だけくれよ」
六つに区切られたピルケースの中身は、それぞれに色の違う錠剤。
だが、手製なら同じ薬を、何色にも染めてカラフルさでポップを演出したりもする。
カモは同じ薬を6錠出されたと勘違いしたようだ。
それは俺の奢りだ、品質に納得したら次から買ってくれよ兄弟。
超アッパー、アッパー、ハイ、ロウ、ダウナー、超ダウナーの6点セットだ。
もし欲しくなったら、自分に合う奴を注文してくれ。
「ありがとう」
カモは帰っていった。
6錠の下剤を大事にバッグにしまって。
足が付きそうな馬鹿にホンチャンは売らない。
“気分屋”は気分屋なんだ。馬鹿め。
終わり
せっかくだからあげとくか
これ気分屋っていうか慎重なだけじゃね?
111 :
創る名無しに見る名無し:2010/05/03(月) 08:42:03 ID:pNVqU+fH
尽くすタイプ、
怒鳴り声にトラウマ、
おおらか
悪い人では無いね
>>75-99 なんか荒唐無稽とも言えるルミコの発作を、うまいこと話に絡め、
オチが美しく感じるまでに至らしめるその手腕に感服。
おらしゃーにはワラタけどw
弱い自分を認めてくれる人を探している、対人関係で悩む、肩こりが酷い
俺過ぎワロタ