1乙!
3 :
名簿:2009/03/25(水) 00:30:34 ID:ciMD1Ake
1/2【アーケードキャラバトルロワイアル】
○ルガール・バーンシュタイン/●橘右京
0/2【あずきちゃん】
●野山あずさ/●小笠原勇之助
2/3【あたし彼女】
○アキ/●トモ/○カヨ
0/1【あの作品のキャラがルイズに召喚されました】
●ハクオロ
0/1【アニマル横町】
●イヨ
0/2【アルプスの少女ハイジ】
●ハイジ/●クララ
1/1【伊賀の影丸】
○阿魔野邪鬼
0/1【オー!マイキー】
●マイキー
1/1【おそるべしっ!!!音無可憐さん】
○音無可憐
0/1【おねがいマイメロディシリーズ】
●マイメロディ
3/6【オリジナルキャラ・バトルロワイアル】
●ヴェーヌ/○狭霧嘉麻屋/●鈴木イチロウ/○ファシル(本名:鈴木次郎)/○鈴木万吉/●ロアルド・アムンゼン(その3)
0/1【快感フレーズ】
●雪村愛音
1/2【kskアニメキャラバトルロワイアル】
●渚カヲル/○kskロワ住民
2/2【仮面ライダー 誕生1971】
○本郷猛/○フランツ・フェルディナント
1/1【餓狼伝】
○丹波文七
0/3【餓狼伝説】
●テリー・ボガード/●アンディ・ボガード/●アルフレッド
0/1【寄生獣】
●田村令子
1/1【機動戦士ガンダムSEED】
○キラ・ヤマト
1/2【機動戦士ガンダムSEED DESTINY】
○シン・アスカ(→リュウタロス)/●マユ・アスカ
0/2【機動戦士ガンダム00】
●刹那・F・セイエイ/●グラハム・エーカー
0/1【機動武道伝Gガンダム】
●東方不敗
0/1【究極!!変態仮面】
●色丞狂介(変態仮面)
1/1【銀河鉄道の夜】
○カムパネルラ
0/2【くそみそテクニック】
●阿部高和/●道下正樹
0/1【ゲーム・俺の人生〜無職編〜】
●俺
0/1【ゲームキャラ・バトルロワイアル】
●狭間偉出夫
1/1【源氏物語】
○六条御息所
3/5【コードギアス 反逆のルルーシュ】
○枢木スザク/●ナナリー・ランペルージ/○ユーフェミア・リ・ブリタニア/○ジェレミア・ゴットバルト/●ビスマルク・ヴァルトシュタイン
0/1【こげぱん】
●こげぱん
4 :
名簿:2009/03/25(水) 00:33:40 ID:ciMD1Ake
0/1【斬】
●金蔵銭太郎
0/1【シスター・プリンセス】
●可憐
2/4【七並べ】
○スペードの2/●スペードのクイーン/○ハートのクイーン/●堀部高史(ジョーカー)
2/3【シャーマンキング】
○ハオ(→プリンセス・ハオ)/●道蓮/○リゼルグ・ダイゼル
0/1【シャイニング娘。】
●吉業ひとみ
0/1【シャドウゲイト】
●しんのゆうしゃ
1/2【ジャンプ】
○ジャンプ(擬人化)/●海賊マーク
1/2【真・女神転生if...】
○赤根沢玲子(レイコ)/●ケットシー
1/1【スクライド】
○カズマ(→カズヤ)
0/1【涼宮ハヒルの憂鬱】
●涼宮ハヒル
0/2【涼宮ハルヒの憂鬱】
●キョン/●谷口
1/1【スペランカー】
○スペランカー
0/1【ゼロの使い魔】
●ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
2/2【装甲騎兵ボトムズ】
○キリコ・キュービィ/○カン・ユー
0/1【大番長】
●ムー大帝
0/1【退魔塔神ハチクマToK】
●西域無敵
0/1【打撃天使ルリ(ドラマ)】
●片桐唯
2/2【竹取物語】
○かぐや姫/○帝
0/1【多ジャンルバトルロワイアル】
●緋村剣心
1/2【鳥獣戯画】
○かえる/●うさぎ
1/1【テトリス】
○L字ブロック
4/7【テラカオスバトルロワイアル】
○◆6/WWxs9O1s氏/●哀川潤/○サザエさん/○ジャイアンの母/●零崎人識/○高嶺響/●野比玉子
0/1【天国に一番近い男】
●天童世死見
0/1【トゥルー・コーリング】
●ジャック・ハーパー
1/1【賭博覇王伝 零】
○宇海零(→カイジ)
1/3【ドラゴンクエストY 幻の大地】
○ああああ/●命名神マリナン/●命名神マリナンに仕える神官
1/2【ドラゴンボール】
○ヤムチャ/●セル
0/1【ドラゴンボールAF】
●孫悟空
5 :
名簿:2009/03/25(水) 00:35:24 ID:ciMD1Ake
0/4【ニコニコ動画バトルロワイアル】
●泉こなた/●涼宮ハルヒ/●ドラえもん/●レッドベジーモン
2/2【バジリスク〜甲賀忍法帖〜】
○地虫十兵衛/○室賀豹馬
1/2【バッカーノ!(小説)】
●チェスワフ・メイエル/○クレア・スタンフィールド
1/1【ハムスターの研究レポート】
○チビすけ
0/1【パラッパラッパー】
●ムースリーニ先生
3/5【パロロワクロスネタ投下スレ】
○◆6/WWxs9O1s氏/○柊かがみ(変態仮面)/●高良みゆき/●柊かがみ/○ランキング作成人
4/4【ひぐらしのなく頃に】
○前原圭一/○竜宮レナ/○北条沙都子/○古手梨花
0/1【ひだまりスケッチ】
●沙英
1/1【ビブリボン】
○ビブリ
0/1【ファイナルファンタジーU】
●ミンウ
0/2【FFDQロワ】
●トーマス/●ルーファウス
0/1【Faith/stay knight】
●間宮五郎
0/2【フランダースの犬】
●ネロ/●パトラッシュ
0/1【フルハウス】
●ジェシー・コクラン
1/1【満月をさがして】
○神山満月
0/1【平家物語】
●源義経
0/1【ペットントン】
●ペットントン
1/1【北斗の拳】
○ハン(→ゼロ)
2/2【ボンバーマンジェッターズ】
○MAX/○ゼロ
1/1【舞-乙HiME(漫画)】
○マシロ
0/1【マイティ?ハート】
●アリオト
1/2【魔法少女沙枝シリーズ】
○楠沙枝/●西島翔子
1/1【魔法先生ネギま!(実写)】
○ネギ・スプリングフィールド
1/2【魔法先生ネギま!(漫画)】
●椎名桜子/○雪広あやか
0/1【ママレードボーイ】
●秋月茗子
0/1【マリオテニス】
●マリオ
0/1【マリオペイント】
●ハエ叩きの手
1/1【マルチジャンルバトルロワイアル】
○恋
1/1【まんが日本昔話】
○竜
6 :
名簿:2009/03/25(水) 00:37:09 ID:ciMD1Ake
1/2【有閑倶楽部】
●剣菱悠理/○黄桜可憐
1/1【余の名はズシオ!】
○ズシオ
1/1【LIAR GAME(漫画)】
○秋山深一
1/1【らき☆すた】
○黒井ななこ
0/1【ラサール石井のチャイルズクエスト】
●曲がると転ぶ男
0/1【羅生門】
●下人
0/1【ラブコンプレックス】
●竜崎ゴウ
66/152
※このロワには改名されたキャラがいます。
改名されたキャラに関しては○○○(→■■■)は元の名前(→改名後の名前)という風に表記しています。
※それ以外の()内は備考のようなもの。名簿には書かれていません。
7 :
ルールなど:2009/03/25(水) 00:38:52 ID:ciMD1Ake
【基本ルール】
最後の1人になるまで殺し合いをする。
24時間以内に死者がでない場合いは首輪が爆発する。
【支給品について】
全員にデイパックが支給される。
中身は参加者名簿、地図、コンパス、水と食料、筆記用具、照明器具(ランタン)、
ランダム支給品1〜3個。
【放送について】
放送は6時間おき。0時、6時、12時、18時に行われる。
何が発表されるのかは現時点では不明。
【時間帯】
深夜:0〜2
黎明:2〜4
早朝:4〜6
朝:6〜8
午前:8〜10
昼:10〜12
日中:12〜14
午後:14〜16
夕方:16〜18
夜:18〜20
夜中:20〜22
真夜中:22〜24
>>1乙、ありがとうございました。
続きを投下させてもらいます。
割り込みスマソ
では改めて1乙!
代理投下した方がいいのかな?
悔しいが、認めざるを得ないことだった。
(ここに来てまで“上司”が出来るとはな……)
それも、銃弾を手で取ってしまうような化け物が、だ。
一つ舌打ちをして、カン=ユーはデイパックの中の地図を開く。
この状況が改善されるのは、高嶺響の言う目標と恋が全員死に、高嶺響に命令される必要が無くなった後。
計、三人と一匹が死んだ後になる。
(この傷と毒針の毒で、この男はもう半日も持たないだろうが……)
目標の二人と一匹が死ぬまでには時間がかかるだろう。出来れば、探し出して殺してしまいたいところだった。
「俺は最初湖に居て、爆発に巻き込まれ気を失い、気付くと今は街……ここは南部の街か?
となると雑貨屋やハロワとやらをあたるのが賢明か」
『何言ってるの? ここは北部の町よ』
「何……だと……!?」
『もしかして、放送があったことも覚えてないの?』
「放送……!?」
ここでようやくカン=ユーは、自分の意識の無い内にとんでもない旅をしていたことを知らされる。
カン=ユーの任務は、驚きと共に始まった。
「……目、ど、腕が、使えなぐでも……耳があれ、ば、インデックスの声は聞けるんだ……あぁあ゛っ」
その後ろで小さく恋が呟いた言葉をカン=ユーが聞き逃したのも、無理はない。
【1日目 午前/B-4】
【カン=ユー@装甲騎兵ボトムズ】
【服装】恋の服(軍服はどこかに干してある)
【状態】健康
【装備】モシン・ナガンM1891/30@現実、弾薬34発@現実、毒針の束@バジリスク
【持ち物】支給品一式、手榴弾2つ、トランシーバー@音無可憐さん、ランダム支給品0〜2(確認済み)
、1080@シャーマンキング
【思考】基本:皆殺し
1:kskロワ住人、竜宮レナ、カンパネルラを探しだして殺す
2:今は仕方ないからタカネの下に付こう
3:キリコはなぶり殺しにする
【備考】
※記憶を失ってたことと放送があったことを知りました。
※恋から服を奪いました。
※元のカン=ユーに戻りました。
【恋@マルロワ】
【服装】カン=ユーのシャツが腰に巻いてあるだけ
【状態】両手重症、盲目、毒
【装備】なし
【持ち物】なし
【思考】
1:恋ってのは突然燃え上がる、そうだろ?
2:帰って禁書目録を聴く。絶対に。
【備考】
※もう半日も持ちません。
◆◆◆◆
(全く、ちょろいものね)
新しく手に入れた武器……七天七刀で試し切りをしながら、高嶺響は笑う。
二メートルを越える長刀は確かに恋のラブカスを捉え、真っ二つに引き裂いた。
切味は申し分無さそうだがいかんせん長い。基本は古青江で充分だろう。
そう判断し、響は七天七刀をデイパックにしまう。 デイパックの中も、恋から奪った武器でずいぶん増えた。
カン=ユーと分け合ったのは手榴弾くらいなもの。他はほぼ全て、響の手柄になった。
「さて、私もkskロワ住人達を探さなきゃ」
『そうか。では次の定時連絡まで、トランシーバーを切るぞ』
「ええ」
大きく背伸びをすると、響は歩き出す。
おもむろに、片手で七色スーツのポケットをまさぐり――何も、取り出さない。
(二発……少し七色光線を使いすぎたかしら。ちょっと疲れたわね)
さすがの響でも、銃弾は手じゃ取れない。
避けるか古青江で斬るかは出来たが、連弾を避けるために格の違いを見せる必要があった。
どんな技でも、時と場合と使いよう。
(さてと――何処へ行きましょうか?)
【一日目 午前/B-3】
【高嶺響@テラカオスバトルロワイアル】
【服装】七色スーツ
【状態】疲労(中)
【装備】古青江@School days
【持ち物】H&K XM8@現実と予備弾薬、手榴弾2つ、
七天七刀@とある魔術の禁書目録、テトリス携帯機@テトリス、
トランシーバー@音無可憐さん、基本支給品×4、武器ではないがロワで役に立ちそうなアイテム×2
【思考】
1:主催を殺して主催になる。
2:レナ、カンパネルラ、kskロワ住人を探し出して殺す。
3:ちょっとどこかで休もうかしら?
【備考】
※テトリスは100面までクリアするといいことがあるかもしれません。
※銃弾は七色光線で消した後、ポケットに入れる振りをしただけでした。
※ラブカス@ポケットモンスターは死亡しました。
【ジャンプ(擬人化)@ジャンプ 死亡】
改めて、投下終了と
>>1乙を。
深夜に色々迷惑かけてしまって申し訳ないです……
投下乙!
恋…怒らせてはいけない人をおちょくったツケが回ってきたか…
しかしこんな重症で考えることは禁書の事かよwwww
そしてカン=ユー大尉復活!
ゴキブリの如きしぶとさと、ナメクジの如き粘着質の彼の今後に期待
それと響輝いてるなぁ…
投下乙です。
前半と後半の展開の落差が凄い。
前半で恋がふざけているのか真面目なのか提出していたネームに吹いたwww
個人的に『とある恋火の炉心融解』が俺のストライクゾーン(昨日のWBCの影響が…)に見事決まったw
で、響登場で一気に空気一変。
恐ろしい…ああ、そうだよ、幼児化させた張本人じゃん。
まさか巡り巡ってこんなしっぺ返しになるとは…ガクブル
ああああ で 投下します
単刀直入に言うと、ああああは困り果てていた。
理由は当然ながら先程の出来事。
つい浮かれて調子に乗った挙句に碌な確認もせずに身に付けた武具・防具。
つまり邪神の剣、死神の盾、魔神の鎧、鬼神の兜の4点セットの最強装備(呪)もとい最強装備(笑)である。
そもそも邪神の剣、死神の盾、魔神の鎧、鬼神の兜は最強装備などではない。
その身に装備した持ち主を呪い祟り、能力面で不利になること間違いなしのトンデモ装備なのだ。
だがその事実をああああが知ったのは全部身に付けた後の話。
どう考えても後の祭りです、ありがとうございました。
「ちくしょォォォォォオオオオオ!!!!! あれも、これも、全部あの社長とか言う奴の仕業だ。覚えていろよ!!!!!」
もうあまりのショッキングな出来事のせいで若干口調が荒くなっているが、それも仕方ないと思う事にしよう。
だが勇者ああああにはまだ希望が残されている。
そうなのだ。
まだああああの手には未知のモンスター吉業ひとみを倒した時の戦利品である未確認のデイパックがある。
果たしてこの中に起死回生の道具が眠っているのだろうか。
「まずは――これだ!!! ん、これは釜……あ、説明書が付いているな。えっと(中略)なに、これが噂の錬金釜か!?」
どういう噂かは定かではないが、常日頃からカセットの中に置いてもドラクエ業界の情報収集を細々と続けていた賜物なのだろう。
ドラクエシリーズの八作目の『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』でそういう道具が登場した事程度なら耳にしていた。
当然ながら直接実物を見るのは今回が初めてだが。
「よし、これで呪われた装備品を錬金――って! 装備が呪われて外せないから無理だァァァアアア!!!」
上げて落とす、これロワの常識なり。
それは置いといて、ああああの望みは呆気なく絶たれた。
もうこのまま古びた教会にいるかもしれない神父さんに望みを託すしかないか。
だがこんな場所に都合よく神父がいるとはああああも思っていない。
もうああああに残された手はなく八方塞がり万事窮す状態で手詰まり確定……と思いきや、実はそうでもなかった。
なぜならばまだデイパックの中には、最後の未確認道具が残っていたから。
これが正真正銘最後の希望だ。
「最後は――なんだ? えっと『聖水』か……モンスターにダメージ与えたり会わなくしても意味ないよ――って、あれ?」
最後に出てきた道具は聖水。
それを見た時ああああは落胆してヤケクソ気味に全身に聖水をかけたのだが、不思議な事に装備の呪いが全部解けたのだ。
実はこの聖水はああああの知るドラクエシリーズのものではなく、ファイナルファンタジー[の世界のものだったのだ。
その世界での聖水の効果はカーズ状態(広義で言えばドラクエ世界の呪い状態)の解除。
それ故に齎された結果だ。
まさに不幸中の幸い。
まだパロロワの神はああああを見捨ててはいなかったようだ。
こうしてああああの呪いは無事に解呪されたのだった。
「何はともあれ、これで一件落着だ。今の内に錬金釜でこの呪われた装備を錬金しておこうかな。えっと、まずはこの4つの装備……」
ああああはもう二度と同じ目に遭わないように例の呪いの装備を今の内に錬金釜で別の安全な道具に錬金してしまうつもりでいた。
まずは手始めに呪われた4つの武具・防具を錬金釜に入れておく。
次いで錬金に使えそうな道具がないかデイパックを拾い上げ――
ブチッ
「え……? あ、ああ、あああ、ああああ、ああああああああああ!!!!!!!!!!」
ああああの不幸は終わらない。
拾い上げたデイパックの内の野比玉子のデイパック。
フレイヤの衝撃で吹き飛ばされてきたデイパックの紐が運悪く切れたのだ。
しかも落ちた先は錬金釜の中。
それに加えて手から落ちた衝撃で大半の荷物を入れていた吉業ひとみのデイパックも巻き添えに。
「おい、待ってくれェェェェェエエエエエ!!!!!」
さらに不運は続くもの。
二つのデイパックが釜に落ちた衝撃で錬金釜の蓋が閉まって錬金が開始されたのだ。
『……む? どうやら 何か できそうじゃな。 何ができるか楽しみじゃのう』
ふとああああはどこからか緑色のおっさんの声を聞いた気がした。
【1日目 午前/B-2 レンタルビデオ店内】
【名前】ああああ@ドラゴンクエストY 幻の大地
【服装】布の服
【状態】Lv5、ホイミ忘却
【装備】錬金釜(錬金中)@FFDQロワ
【持ち物】基本支給品一式
【思考】
1:うわあああああああああああああっ!
2:とりあえずこんな名前をつけた主催者殺す。せっかくなのでドラクエXの主人公もいたら殺す……あれ、いない?
3:マジで名前変えたいです!
4:バトルロワイアル、ヤバすぎる。マジで怖い。
5:放送ってまだなのかな?
6:千草貴子役の人、好みのタイプだ。
【備考】
※第1回放送を思いっきり聞き逃しました。
※錬金釜は錬金中です(素材:邪神の剣@七並べ、死神の盾@七並べ、魔神の鎧@七並べ、鬼神の兜@七並べ、デイパック(基本支給品一式)×2、どうのつるぎ×2@ドラゴンクエストY、いのりの指輪×2@ドラゴンクエストY、
レンタルビデオ店の壁に貼ってあったポスター×5、油性マジック12色セット、セロテープ、ビデオとかをレンタルする時に入れる袋×10、何かのDVD×10、会員になるときの申込書×たくさん、店内清掃用の洗剤3種類)。
※かなり無茶しているので錬金釜は壊れる可能性があります。
投下終了です。
そろそろ鍋の季節も終わりですね…。
投下乙です
あー、確かにもう鍋の季節も……って、闇鍋ってレベルじゃないだろ、これ
しかし、こういう場合意外とすごいアイテムができたり……しないだろうなあ
投下乙!ああああにうっかり屋属性が付いてきたような……w
しかしすげぇ闇鍋だ。
投下乙
一難去ってまた一難。
ああああの不幸は続く!
投下乙です。
相変わらず不幸だなぁ。ほぼ自業自得だけどw
あと、本当にどうでもいいことなんだけど
>「え……? あ、ああ、あああ、ああああ、ああああああああああ!!!!!!!!!!」
ここを読んで、なに自分の名前言ってるの? と思ったのは自分だけでいい
ランキング作成人、黒井ななこ、◆6/WWxs9O1s氏、赤根沢玲子(レイコ)、投下します。
広い平原の真ん中で、座り込んで言葉を交わす人影が三つ。
イデの発動でここに飛ばされた、6/、ランキング作成人、黒井ななこの三人である。
「えーと、つまり……。ここには柊かがみが二人おって、その二人の柊は平行世界の同一人物で、あんたはその片方の柊と体が入れ替わってしもうて、その柊はあんたの以前からの知り合いで、でもって死んだ柊があんたの知り合いの方かもう一人の方かはわからんと……」
「そういうことになりますね」
かがみについて6/から説明を受けていたななこは、こめかみを指で押さえつつ一気にまくし立てた。
6/は、それを最後まで聞いた上でうなずく。
「わけわからんわー!」
『ですよねー』
しかし己の常識をはるかに超えた話を、ななこがそう簡単に受け入れられるはずもなく。
思わず声を張り上げるななこに、6/と作成人は揃ってその言葉を肯定してみせる。
「なんやねん、ここは……。喋るウサギがビーム出すわ、源義経は出てくるわ、わけわからんうちに見覚えのない場所に吹っ飛ばされるわ……。
挙げ句の果てには平行世界かいな……。ただの世界史教師のうちが、なんでこんな常識の通用しない世界に放り込まれなあかんねん」
「お気持ち、お察しします」
「だから! なんであんたら二人はこんな状況で落ち着いていられんねや!」
『なんでと言われても……』
6/と作成人の声が、再び重なる。
「ああ、もう……。この三人の中で、うちだけ仲間はずれみたいになっとるやないか……」
(まあ、ある意味そうなんだけどな)
がっくりうなだれるななこの姿を見ながら、6/は心の中で呟いた。
「せやけど、こんな事でいつまでもぐちぐち言ってられへんわな。まずは、はぐれてもうた沙枝を見つけへんと。
そしてゆくゆくは、この殺し合いを止める手段を見つけ出すんや!」
「その意気です、先生!」
「あー、それに関してはまったく異論はないんだが……」
「どうかしましたか、6/さん」
「いや、さっきも言ったんだけどさ……。なんか服ない?」
「あー、そういえばそんなこと言ってましたね」
「というか、そもそもなんでそんな薄着なん?」
「聞かない方があなたのためだと思うよ、先生」
なぜか遠い目になって、6/は言う。
「ハア……。よくわからんけど、言いたくないんなら無理には聞かん。とにかく、探してみるわ。
サク、そっちにはないか?」
「へ? サクって俺のことですか?」
「せや、ランキング作成人なんて呼びづらいし、名前っぽくないやろ?
せやから、あだ名で呼んだ方がええかと思ってな。不満か?」
「いや、別にそういうわけじゃ……。まあそれはともかく、俺の支給品に服はありませんよ。
ランダム支給品はこのカードだけでしたから」
そう言って、作成人は五枚のカードをななこに見せる。
「先生の方はどうです?」
「ちょっと待て。なんかそれらしいのが……」
自分のデイパックをあさっていたななこが、そこから何かを引きずり出す。
確かにそれは、服のように見えた。
「なんや、変わったデザインの服やな」
「というかこのデザイン、見覚えあるような……」
「いや、この際何でもいいよ。下着よりはましだろ。こっちくれ、着るから」
6/は半ば強引に服を引き寄せると、すぐさまそれを身にまとい始めた。
そして数分後……。
「なあ、これって……」
自分が装着した服を確認し、6/はポロリと漏らす。
「仮面ライダー……だよな?」
「仮面ライダーですね」
「あー、なんかそれっぽいな」
6/の言葉に、作成人とななこも同意する。
「なんだよこれ、仮面ライダーのコスプレセットか?」
「いや、ちゃんと本物らしいですよ? 本郷猛の強化服って書いてありますし。
漫画版か何かからの出典じゃないですかね?」
「仮面もちゃんと入っとったでー」
付属の説明書を、6/に向かって読み上げる作成人。一方、ななこはデイパックの中に残っていた仮面を6/に投げ渡す。
「んー、ちょっと恥ずかしいけど、下着姿よりましか。仮面ライダーのコスチュームっていうんなら、防御力もあるだろうし」
「俺は少し羨ましいですけどね。やっぱり男として、ヒーローには憧れます」
「そういや、うちもサクも服ボロボロやなあ。うちらもできれば着替えが欲しいところや」
「まあ、確かに血がべったり付いた服をいつまでも着てるのは気持ち悪いですねえ」
ななこの言うとおり、二人の衣服もまともな状態ではない。
作成人の服は義経にバッサリと斬られた跡が残っており、その周囲は血で真っ赤に染まっている。
ななこの方もイヨのビームを喰らったせいで、服のあちこちが焦げてしまっていた。
「それじゃあ一回都市部に戻って、何か服ないか探してみようか?」
「ええかもしれんな。沙枝もまだ近くにおるかもしれんし、あの子探すついでに服も探せばええやろ」
「俺も異存はありません」
意見がまとまり、その場からの移動を開始しようとする一行。だがその時、彼らの前に襲撃者が現れた。
「ん? なんや、誰かこっちに……」
「危ない!」
猛烈なスピードで接近してくる人影に、怪訝な表情を浮かべるななこ。
危険を察した6/は、その彼女を作成人ごと突き飛ばす。
その直後、6/は突っ込んできた少女にチェーンソーを胸に叩き込まれていた。
「6/さん!」
思わず、作成人が叫び声を上げる。現れた少女……赤根沢玲子は、その悲痛な叫びにも顔色一つ返ることなく、その手を作成人に向けた。
「マハザンダイン」
抑揚のない声で、玲子は呟く。次の瞬間、作成人の体は強い衝撃を受けて吹き飛んだ。
「サク!」
今度は、ななこが叫び声を上げる。その彼女に、玲子は次の狙いを定める。
「させる……かよ……!」
しかし彼女の口が言霊を紡ぐより早く、作成人は地面に叩きつけられながら一枚のカードを掲げた。
「ブラック・マジシャン……召喚!」
作成人の宣言と同時に、カードから奇妙な形状の黒衣に身を包んだ青年が出現する。
魔法使い族最強クラスのモンスター、ブラック・マジシャン。それが彼という存在だ。
「マハザンダイン」
「黒・魔・導(ブラックマジック)!」
玲子の魔法が発動するのと、作成人が攻撃を命令するのとがほぼ同時。
ななこの目の前で二つの魔法がぶつかり合い、はじけ飛ぶ。
「うっしゃ、ギリギリセー……ゲハッ!」
歓喜の雄叫びを上げようとする作成人だったが、ダメージを受けた体はそれを許さず、咳き込んでしまった。
一方、玲子は戦闘を開始してからはじめて表情を崩し、ブラック・マジシャンを見つめていた。
「悪魔……?」
「違うね、モンスターだ。表現が違うだけだろとか、そういう苦情は受け付けない」
玲子が漏らした言葉に、作成人は無理に笑顔を作りながら答える。
「そう。でも、そんなことはどうでもいいわ。私は、ここにいる人間を皆殺しにするだけだから」
再びその顔を凍り付かせると、玲子はチェーンソーを構えた。
「魔法は互角。なら、接近戦はどうかしら?」
一歩、玲子がななこたちに近づく。
「なんでや……。なんでそんなことせなあかんねん!」
近づく玲子に向かって、ななこは叫ぶ。
「あんた、まだ中学生か高校生やろ? そんな若さで人殺しなんて罪を背負ったら、残りの人生ずっとその十字架を背負って生きていかなあかんのやで?」
「残りの人生なんて、私にはないわ。みんなを殺したら、私も自殺するんだから」
「ふざけんなや、ど阿呆! 命をなんやと思ってんねん!
あんたが死んだら、家族や友達が悲しむやろ! そんなことも想像でけへんのか!」
「!!」
家族。それはななこが、何気なく口にした言葉。だがそれは、玲子にとって逆鱗であった。
「あんたに……何がわかるのよ……! 私の家族は……私の大切な兄は、もう死んだのよ!
どこの誰かもわからない人間に殺されて! だから私は殺す! 殺して殺して殺して殺し尽くす!
あの人が天国で寂しくないように! マハザンダイン!」
逆上しながら、魔法の衝撃を推進力に変えて玲子が突っ込む。慌ててブラック・マジシャンに迎撃させようとする作成人だが、間に合わない。
玲子のチェーンソーが、ななこの脳天目がけ振り下ろされる。だが、その回転する刃が脳天を捉える直前。
「させるかよぉぉぉぉぉーっ!」
真横から、6/が玲子に飛びついた。そのまま、二人の体は平原を転げ回る。
「離れなさいよっ!」
半狂乱になり、玲子はチェーンソーを振り回す。それに切り裂かれるのを恐れ、6/はすぐさま彼女のそばから飛び退いた。
「6/さん!」
「よかった、生きとったんやな!」
「ああ、さすがは仮面ライダー! チェーンソーぐらい何ともないぜ!」
自分の無事を喜ぶ作成人とななこに、6/は親指を立てて応える。
「何を喜んでるのよ、あなた達……。どうせ私に殺されるのに!」
憎悪に顔を歪めながら、玲子が立ち上がった。その手には、未だ凶暴なうなり声を上げるチェーンソーが握られている。
「ちっ、とことんやる気かよ。しょうがない、受けて立つぜ。こっちはそう簡単に殺されてやるほど、命に淡泊じゃねえんだよ!」
「俺もやりますよ、6/さん。尤も、実際に戦うのはブラック・マジシャンですが」
「待て、6/、サク」
迎え撃とうとする二人を、ななこが制止する。
「なんです?」
「うちも殺す気満々の奴を前にして、非暴力を貫けなんて聖人君子みたいなことは言わん。
せやけど……あんまりひどいことはせんといてくれ。あの子はまだ救える……話し合いでなんとかできるはずなんや」
「要するに、本気で再起不能にするんじゃなくて戦意をなくす程度で止めておけってことか」
「別に俺はかまいませんよ。俺だって、できる限り死人は出したくないですから」
「おおきに……。すまんな、あんたらは命かかっとんのに、うちのわがまま聞いてもらって」
「気にしないでください。いちおう、俺たちは仲間なんですから」
「そういうこと。それじゃ、改めていくか。仮面ライダースピリッツ、見せてやるよ」
作成人は、自分の前にブラック・マジシャンを持ってくる。
6/は邪魔なツインテールを解き、ライダーの仮面をかぶる。
全ての人間が死ぬことを望む少女と、全ての人間を生かすことを望む三人。
その戦いのゴングが今、改めて鳴らされようとしていた。
【B-5 平原/1日目・午前】
【ランキング作成人@パロロワクロスネタ投下スレ】
【服装】クロス(十字架)が大きく描かれた服(ボロボロ)
【状態】ダメージ(中)、強い使命感
【装備】なし
【道具】支給品一式、DMカード(ブラック・マジシャン(使用中)、聖なるバリア・ミラーフォース、光の護封剣(18時間後まで使用不能)、他2枚)@ニコロワ
【思考】
1:誰も死なせたくない
2:少女(玲子)を止める。
3:沙枝は見つけてあげたいな……
【黒井ななこ@らき☆すた】
【服装】いつもの教師らしい服装
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、カラオケ用機材一式@現実
【思考】
1:殺し合いはあかん。
2:少女(玲子)を説得する。
3:沙枝を見つける。
【◆6/WWxs9O1s氏@パロロワクロスネタ投下スレ】
【服装】二号強化服@仮面ライダー 誕生1971
【状態】外見は柊かがみ 健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、鉄パイプ、神罰棍@マイティハート
【思考】 基本:情報を収集して、このロワの全容を推測する
1:少女(玲子)を止める。
2:地虫さんは頼りになりそうだから、合流したい。
3:もう一人の自分が気になる。
4:かがみうぜえ
【赤根沢玲子(レイコ)@真・女神転生if…】
【服装】ふりふりメイド服(Sサイズ)
【状態】健康、偉出夫を失った事による激情
【装備】チェーンソー@School Days
【所持品】基本支給品一式、兄へのお土産のふりふりメイド服(Lサイズ)
【思考】
基本方針:皆を殺して最期に自分も死ぬ。そして偉出夫のいる天国へ行く。
1:目の前の三人を殺す。
支給品解説
【二号強化服@仮面ライダー 誕生1971】
本郷猛が着用する強化服。「二号強化服」の名称は、続編である「流星1973」でのもの。
本郷がこれを着てベルトのスイッチを押すことで、神経が強化服と接続され仮面ライダーに変身する。
一般人がこれを着てももちろん変身はできないが、頑丈さは折り紙付きである。
投下終了です
とりあえず、「ランキング作成人」といちいち呼ぶのは面倒だと思ったんだ
あう、投下直後にミス発見……
×二号強化服 ○二式強化服
です
wikiで直しておきます……
投下乙です。
おお、6/死んだかと思ったが生きていたかwさすがは仮面ライダーのスーツだぜw
玲子は前にも増して危機迫っている感じが…まあ、あの境遇だからな。
投下乙。黒井先生、そりゃこんな複雑な話理解できねーよなw
あと、確かにランキング作成人だと長いな。あだ名の発想はなかった
玲子はもう見てて可哀想な感じに……そしてチェーンソーを防ぐライダースーツすげぇ!
33 :
31:2009/04/04(土) 21:39:42 ID:7Wp7glXk
なんか自分の感想が変だなと思ったら「鬼気迫っている」が「危機迫っている」になっていたw
危機なのはどっちかって言うと先生たちの方じゃんかw
投下乙です。
ななこ先生の感性がフツーすぎて逆におかしい気がしてしまうw
そして確かに「ランキング作成人」は長いよw
キャラ名として文字で書くとそうでもないけど、よく考えたら11文字だもんなぁ
カオスwww
36 :
創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 10:15:34 ID:wSJdQV5A
高町なのはと6/は、ロワの出演数が多いのはどっち?
こことカオスは抜かして
なのはさん→ニコ、なのは、らき、ksk、アニ、アニ2nd(あとLSもだったかもしれない)
6/→書き手1、2、3、らき、リピーター
だったと思う。意外と6/少ないんだね。仕方ないね
それだけ出てれば充分だww
興味持ったのでカオス抜きで調べてみた
柊かがみ
アニ2nd、漫画、らき、ニコ、リピーター、オール
涼宮ハルヒ
アニ、ラノ、らき、ニコ、ksk、オール
赤木しげる
漫画、らき、ニコβ、福本
なのはさんの七回出場が最高みたいだね…強いなぁ。
やっぱり支給品もデバイスが出せるお得感もあるからなぁ
しかも老と若の2人な
6/とかがみんは性反転ロワにも出てるぜw
ここって他のロワにもよく出ているキャラとここにしかいないキャラが混じっているんだなあ
そういえば、そろそろD-6とG-5は禁止エリアになってるんだよな。
その周りって誰かいたっけ?
>>39 かがみはなのはロワにもいるしハルヒはラノオルタに出てるぜ
>>44 G-5は誰もいなかった気がするが、D-6は怪しい洞窟の真上だしなあ
★間違っていても責任が取れない現在地まとめ★
【A-9 古びた教会内】
・ルガール・バーンシュタイン[朝]
【B-2 レンタルビデオ店内】
・ああああ[午前]
【B-3】
・高嶺響[午前]
【B-4】
・カン・ユー、恋[午前]
【B-5 平原】
・ランキング作成人、黒井ななこ、◆6/WWxs9O1s氏@クロスネタスレ(外見はかがみ)、赤根沢玲子(レイコ)[午前]
【B-5 市街地】
・◆6/WWxs9O1s氏@カオスロワ、キリコ・キュービィ[午前]
・かえる、地虫十兵衛[朝]
【C-1 砂浜】
・ヤムチャ[朝]
【C-3】
・kskロワ住人、竜宮レナ、カムパネルラ[午前]
【C-4 病院(2階病室内)】
・ゼロ、アキ、ネギ・スプリングフィールド[朝]
【C-5 クルミの固有結界内】
・柊かがみ(変態仮面)、神山満月、マシロ、竜[朝]
【C-5 平原】
・カイジ(元宇海零)[朝]
【C-6】
・阿魔野邪鬼、ジャイアンの母[朝]
【C-7】
・L字ブロック[朝]
【C-9 森の中】
・秋山深一[朝]
【D-3 都市南部】
・クレア・スタンフィールド[朝]
【D-5】
・フグ田サザエ[朝]
【D-6】
・カヨ[朝]
【D-7】
・ハン[朝]
【D-9 伝説の木の傍】
・黄桜可憐、ビブリ[朝]
【E-4 クレーター付近】
・キラ・ヤマト、枢木スザク、リュウタロス(元シン・アスカ)[朝]
【E-6 怪しい洞窟付近の茂みの中】
・MAX[朝]
【E-7 森の中】
・音無可憐[朝]
【F-3 焼け落ちた橋の近く】
・スペランカー[午前]
【F-3 焼け落ちた橋が見える茂みの中】
・帝[午前]
【F-7 森の中の広場】
・ジェレミア・ゴットバルト[朝]
【G-2 ギャルゲ高校前】
・スペードの2、雪広あやか[朝]
【G-3】
・リゼルグ[朝]
【G-8】
・カズヤ(元カズマ)、鈴木万吉[朝]
【G-10 niceboat前】
・ユーフェミア・リ・ブリタニア[朝]
【G-10 niceboat内部】
・本郷猛、北条沙都子[朝]
【H-4 猫屋敷】
・六条御息所[朝]
【H-8 町北部の民家】
・前原圭一、フランツ=フェルディナント[朝]
【I-3 首相官邸】
・楠沙枝、パトラッシュ、チビすけ[朝]
【I-5 草原】
・古手梨花、ズシオ、丹波文七[午前]
【I-8 町】
・プリンセス・ハオ(元ハオ)[朝]
【I-8 雑貨屋】
・かぐや姫、ファシル(本名 鈴木次郎)、ハートのクイーン[朝]
【J-5 海岸付近】
・室賀豹馬[朝]
間違いがあったら訂正してくれればいいと思うんだ。
カヨは移動してないと首輪が爆発してるかも……
位置まとめ乙です
やっぱり最初と比べるとだいぶ減ってきているなあ
まとめ乙!北の町の人達も大分バラけてきたな。
気付くと残り60人台なのか……「もう」か「まだ」かはよく分かんないけど。
それの今生きてるキャラ全員バージョン見てみたい
ほう、こんなソフトがあるんだ、すげぇw
うん、見た目一般的な感じだ、でもどことなくミステリアスな感じも…
>>52 いや、流石にきついんじゃ…というか、大抵のキャラは版権キャラで探せば見つかるような…
すげえええ!いただきました
マジで神だ
>>54 乙です!
これ、まとめwikiの絵置場に入れていいかな?
どうやって収録すればいいのかわからないけど
グッドジョッブ!!ありがたく頂きました!!
>>56 確か絵置き場にアップロードすればよかったような気がする
6/が普通にかっこいいんだがww
今更ながら見た。すげぇええ!
女キャラ勢はかわいくなるのな……いや、本当は女キャラは一人だけど。
イメージがあると書きやすさも増すものなのかな?
>54
スペ2かわええええええええw
61 :
創る名無しに見る名無し:2009/04/24(金) 19:42:46 ID:8A4hm+Je
支援age
最近投下がないけれど、自分はちゃんと生きています。
そんな自分の近況報告。
やっと仮面ライダーの本を入手した!
便乗して近況報告。
GWまでに投下する予定だw……あれ、人によってはもうGW?
そっと便乗。GWは勝負所だと思ってたり、ライダーが見付からなかったり。
五月病に陥らなきゃいいけどな自分……w
>>65 地図乙です。
お、結構ばらけたなあ。
と言ってもまだだいぶB5C5辺りは人気のスポットだな。
よし、早く投下できるようにするぜ(GWに投下するって
>>64で言っているしな…)
地図乙ですー
あー、何か投下したいけどネタが降りてこない……
おお、地図乙ですー。
今更ながら禁止エリアの位置的に、南西部から南東部に移動し辛くなってるんだな。
って、1ヶ月も投下が無かった!?き、気付かなかった……頑張ろう、うん。
アキ、サザエで投下します。
あたし
カヨ
なんか
あたしのいる場所が
禁止エリアになりそうだから
移動中
幽霊だから
ふわふわ
浮いている
ふわふわ
ふわふわ
ふわふ――あれ?
何か落ちている?
◆
森の中にポツンと放置されている物体がある。
円錐形のような物体に取ってが付いた形状の器具――拡声器だ。
この拡声器、元々は鈴木万吉という者に支給された道具だったが、万吉はこれを見るなり即行で捨てている。
実は万吉は知っていたのだ、パロロワの世界において拡声器が所謂死亡フラグに相当するアイテムであると。
パロロワ書き手である万吉はその事を良く知っていたのだ。
例えば殺し合いを否定する者が拡声器を持てば、同志を集めようとそれを使うだろう。
だがそれで首尾よく同志が集まれば良いが、もしも逆に殺し合いを行う者が集まれば、あっという間に惨劇の幕開けだ。
一方で殺し合いを望む者が拡声器を持てば、人集めを狙ってそれを使うだろう。
そうなると迂闊にも誘われたら最期、惨劇の幕開けだ。
だからこそ万吉は拡声器を一目見るや否や捨て去り、自身に降りかかるだろう危険から身を守ろうとしたのだ。
そしてその拡声器はそれから数奇な運命を辿る事になった。
実はその拡声器は主催者側が用意した物で、一般に売っている物よりも強度は段違いになっていた。
それはこの拡声器が幾度も起こった戦闘の余波を受けて吹き飛ばされ続けても壊れる事がなかった事例が如実に示している。
そして今この瞬間、そんな拡声器を見つけた者がいた。
だがその者は殺し合いを否定する者でも、殺し合いを望む者でもなかった。
その者は人間でも動物でも機械でもなく、寧ろ生きている者ではなかった。
つまり拡声器を見つけた者は幽霊だったのだ。
◆
『フグ田サザエ』
どこにでもいるような一般的な主婦。
そんな平凡そうなサザエだが、実はここに来る前にも別の殺し合いバトルロワイアルに巻き込まれている。
それは野比のび太という少年の愚かな願いによって引き起こされた殺し合い。
一人のぐうたらな少年と未来の道具が齎した変化は筆舌し難いものだった。
『食料を手に入れたければ誰かを殺して奪い取れ』
要約するとそのような趣旨の法律が定められた瞬間、サザエ達の日常は呆気なく崩壊した。
サザエもピストル片手に殺し合いの渦中へと飛び込んで行った。
本心はどうであれ、そうするしかなかった。
食料が手に入らなければ自分だけでなく家族全員が飢え死にしてしまう。
だからこそ一刻も早くサザエはここから脱出して日本に戻りたかった。
だがサザエの目の前には問題がいくつかある。
まずはどうしたらここから脱出できるか検討が付かない事だ。
地図を見る限りここは孤島。
正確な位置など全く分からない。
そしてもう一つが今もこの島で積極的に殺し合いを行っていると思われる二人の存在。
◆6/WWxs9O1s氏とジェシー・コクランだ。
6/はいきなり自分を斬りつけてきたし、ジェシーは仲間の振りをして不意打ちを仕掛けてきた。
どちらも危険な人物である事に間違いないとサザエは確信していた。
今まで6/の方は名前が分からなかったが、それも先程知り合った自称幽霊少女のカヨのおかげで判明した。
自称幽霊と言われたがいきなりこんな所に連れて来られて混乱しているとサザエは認識した。
そのカヨによれば少し前に6/と柊かがみという少女、それに竜が一緒に行動していたらしい。
二人で今までの事を話している最中にどちらも6/に会っていたので人相が一致したのだ。
「あー、テステス。あー、サザエでございま〜す」
そして名前が判明したところでサザエは決心した。
6/とジェシーという危険人物の情報を一刻も早く多くの人に知らせると。
そのための道具はカヨが持っていた。
それは拡声器。
曰く、少し前に森の中で拾ったそうだ。
その辺りの事情はサザエにはどうでも良かったが、これは渡りに船だった。
「まず皆に伝えたい事が。◆6/WWxs9O1s氏とジェシー・コクランの二人には気を付けてちょうだい。
二人とも進んで殺し合いをするような人で、仲間の振りをして襲ってきたりもするわ。
あいつらは優しい顔の下ではどうやって殺そうか考えている極悪人なのよ」
これで少なくともこの周辺の参加者には◆6/WWxs9O1s氏とジェシー・コクランの危険性は伝わったはずだ。
サザエは一仕事を終えたような感じでふっと一息ついた。
「あと、それから誰かシン・アスカっていう人がどこにいるか知って――」
そして続いて口に出された内容はカヨから聞いた某参加者の事。
ここに来た当初カヨと一緒にいたマユ・アスカという人物。
残念ながらマユは既に死んでいるが、彼女には兄がいるらしい。
それがシン・アスカ。
その事を聞いたサザエは序でだとばかりにその事も拡声器を通して伝えようとしたのだ。
だがそれが叶う事はなかった。
その言葉が最後まで紡がれる前にサザエは背後より放たれた死の光によって命を奪われてしまったのだから。
◆
『カヨ』
どこにでもいるような一般的な女性。
そしてカヨにはトモという名前の彼氏がいた。
年頃のカップルらしくお互いの仲は順調で二人は幸せな時間を謳歌していた。
だがそんな時間は唐突に終わりを告げる。
交通事故でカヨが死んだのだ。
だがカヨは成仏しなかった。
トモへの想いゆえにカヨは自縛霊になった。
全てはトモの事を愛していたがため。
それからカヨの幽霊生活は始まった。
今までと違ってトモと触れ合う事ができなくなったのは残念だが、常に彼の近くにいる事が出来てカヨはある意味で幸せだった。
24時間ずっとトモの傍にいる事ができる。
それだけでカヨは幽霊である事に負い目など感じなかった。
だがそんな時間も唐突に終わりを告げる。
トモが新しい彼女を作ったのだ。
名前はアキ。
カヨはトモに新たな彼女ができてショックだったが、それでも彼女にした理由が「カヨに似ていたから」と知って嬉しかった。
なによりトモが死んでしまった自分をずっと想ってくれていると分かって一層幸せだった。
だからこそアキが許せなかった。
トモの隣に居座ろうとする不届き者は例え自分の身代りでも許せなかった。
しかもアキが図々しくもトモの愛を奪おうとしているなら尚更だった。
だからこの殺し合いに呼ばれて好都合だった。
ここでなら幽霊である自分は空も飛べる上、なぜか実体があるかのように行動できる。
密かにアキを殺してトモと一緒にここから脱出する。
それがカヨの当初の計画だった。
既にカヨは日本に帰ってからの影から見守る日々を思い出しただけで心が満たされるような気になっていた。
だがそんな時間も唐突に終わりを告げる。
トモが死んだのだ。
トモもこの殺し合いに巻き込まれている事は知っていたが、こうもあっさり死んでしまうとは予想していなかった。
よく考えれば特別な力もない一般人のトモが生き残れるほど、この場所は甘くない。
だがそうと知ってもカヨは悲しみに暮れた。
幽霊のプライドか知らないが、表面では何でもない風な顔をしつつも、実際は相当にショックだった。
しかもなぜかアキはまだ生きている。
カヨにはどうしようもなく理不尽に思えて仕方なかった。
そしてそんなカヨにさらなる衝撃的な光景が飛び込んできた。
トモの死体だ。
しかも腹は貫かれ、頭部は潰れて、首と胴体は別れているという酷いものだった。
ここまで酷い状態でもトモだと分かったのは見覚えのある衣服とカヨが四六時中トモの傍にいたからだ。
そんなトモのなれの果てを見てカヨの心には沸々と怒りが湧き上がってきた。
――復讐してやる。
カヨは誓った。
必ずトモをこんな目に遭わせた者を呪い、そして相応の復讐をしてやると。
そしてそれからしばらくして出会ったのが奇妙な髪形をした主婦サザエだった。
髪型同様自分が幽霊だと言ってもあまり気にしない変な人だった。
一風変わった人だと思いながら話を交わすうちに話題はどうやってここから脱出するかという話になった。
二人ともここからの脱出を願っていたのでそこに行きつく事は自然だった。
その時、サザエは脱出の助けになる首輪を取り出してカヨに見せたのだ。
それはもしかしたら何か分かるかもという淡い願いからの行動だったが、結局カヨも首輪の仕組みなど全く知らなかった。
だがその首輪を見た時、カヨは驚愕した。
金属製の首輪を観察すると裏側に文字が刻まれている事に気付いたのだ。
そこに刻まれた名前は――『トモ』、カヨの彼氏の名前、この殺し合いに巻き込まれて死んでしまった恋人の名前だった。
カヨは頭が真っ白になった。
確かにサザエから死人から首輪を取ったという事は聞いていたが、まさかその死人が少し前に発見したトモのものだったとは。
サザエはカヨからもらった拡声器で何か話しているが、もうカヨには何も聞こえていなかった。
――コロス。
その単純な思考に至った時、カヨはデイパックから己に支給されたもう一つの道具――いや兵器を取り出していた。
そしてその兵器を起動させると、釈明の言葉など一切聞かないままサザエを殺害した。
その兵器の名前は――ゴーレム。
◆
『ゴーレム』
元はユダヤ教の伝承に登場する自分で動く泥人形であり、「ゴーレム」とはヘブライ語で「胎児」という意味を示す。
その伝承を元に数多の者がこの泥人形を作り上げようと苦心してきた。
そしてついにゴーレムを完成させた者が現れた。
ユダヤ人の天才科学者カメル・ミュンツァーだ。
この時完成したゴーレムは正確には「シャーマン専用有人操縦型ロボット」と示す方が適切だが、この際細かい事には目を瞑ろう。
実はこのミュンツァー博士が作ったゴーレムは特殊だった。
シャーマンが持つ巫力、それを蓄積する内蔵巫力によって動く仕組みなのだ(シャーマンや巫力に関してはググるなりシャーマンキングを読むなりしてくれ)。
そして巫力バッテリーとも言うべき内蔵巫力はここでの初期値は大幅に減衰させられていた。
どうもこの殺し合いで支給された大型ロボットに属する物は須らく何らかの弱体化措置が施されているようだ。
一部のロボットが生身の人間にボコボコにされていたのもこれが原因かもしれない。
ゴーレムを支給されたカヨは当初これを使う気はなかった。
確かにアキを憎んではいたが、別にこれを持ち出すまでもないと思っていたからだ。
だが状況は変わった。
恋人であるトモの死、そのトモを死んだ後も甚振ったサザエ、さらには今ものうのうと生きているアキ。
それらの要因が重なる事でカヨの理性の箍は外れ、ついに凶悪な兵器が表に出る事になった。
最初の標的は目の前にいたサザエ。
ゴーレムが放った光線状の巫力波はサザエに何が起こったのか気付かせる間もなく荷物諸共消滅させた。
だがカヨは知らないが、サザエは数時間前に不死の薬を飲んで不死者になっている。
時間制限が付いていたとはいえまだその効力が切れるまで猶予があったはずだ。
実はサザエがカヨに殺された瞬間、サザエの魂はゴーレムに吸収されたのだ。
魂が無ければ復活する事は不可能、それゆえに不死者であったはずのサザエは死を迎えたのだ。
しかも仮初ではあるが不死の魂を吸収した事でゴーレムの内蔵巫力は大いに満たされる事になった。
こうして妄執に囚われた博士の遺産は同じく妄執に囚われた少女によって使役される事になった。
◆
あたし
カヨ
あたし
許さない
トモを殺した奴
絶対に許さない
そして
アキ
あなたは
あたしが
殺してやる
【フグ田サザエ@カオスロワ 死亡確認】
※サザエのデイパック及び持ち物は巫力波によって消滅しました。
※拡声器は巫力波の直撃は受けなかったのでカヨが回収しました。
※C-6の中心に拡声器によってサザエの言葉が伝わりました(伝わった範囲は周囲1マス以内、詳しくは他の書き手に任せます)
【1日目 午前/C-6 豪邸付近の森の中】
【カヨ@あたし彼女】
【服装】白装束
【状態】幽霊、ゴーレムに搭乗中
【装備】ゴーレム@シャーマンキング、火の玉
【持ち物】基本支給品一式、拡声器
【思考】
1:アキを祟る――寧ろ祟るだけじゃ飽き足らない、トモと付き合った事を後悔するぐらい殺してやる。
2:トモ殺したヤツは絶対に許さない。
3:シン・アスカに会ったら、ウザ子(マユ・アスカ)のこと、教えてあげよっかな。
4:幽霊が死んだらどうなるんだろ
【備考】
※幽霊ですが夜が明けても消えたりしないっぽいです。
投下終了。
久しぶりのせいか若干暴走気味。
問題があれば言ってください。
タイトルは「カヨとゴーレム」、元ネタは「ワンダと巨像」
(本当は昨日までに間に合わせたかった…)
投下乙!
問題は見た感じないと思う。
サザエさんが不死者タイム終了前に逝くとはびっくりだ……まさか、ゴーレムが出てくるとはww
トモの死体を更に絡ませたのも凄い。拡声器も発動したし、暴走したカヨと合わせてまた何か起こりそうな予感が。
これはwktkする話だ……w
少し修正
>>74の
>だがその首輪を見た時、カヨは驚愕した。
を
>だがその首輪を渡された時、カヨは驚愕した。
あと状態表を↓に差し替えで。
【1日目 午前/C-6 豪邸付近の森の中】
【カヨ@あたし彼女】
【服装】白装束
【状態】幽霊、ゴーレムに搭乗中
【装備】ゴーレム@シャーマンキング、火の玉
【持ち物】基本支給品一式、拡声器、首輪(トモ)
【思考】
1:アキを祟る――寧ろ祟るだけじゃ飽き足らない、トモと付き合った事を後悔するぐらい殺してやる。
2:トモ殺したヤツは絶対に許さない。
3:シン・アスカに会ったら、ウザ子(マユ・アスカ)のこと、教えてあげよっかな。
4:幽霊が死んだらどうなるんだろ
【備考】
※幽霊ですが夜が明けても消えたりしないっぽいです。
投下乙です
ゴーレムとはまた恐ろしいものが……
まさかこんな形で不死者を殺せるとは思わなかった
GJです!
投下乙です!
トモのことなんかもうどうでもいいのかと思ってたが、やはりどうでもよくはなかったか。
そして、拡声器で誤解フラグを立てられる6/氏(外見かがみ)…
まあ、いつものことと言ってしまえばそれまでだけどw
それにしても、リュウタロスのことをシン・アスカって呼ぶ人を見たのは随分久しぶりな気がするw
wikiにて支給品の項目に【生物・意志持ち系】の欄を追加しました。
何かあれば言ってください。
>>83 今更気付いた。アキじゃなくてカヨでしたorz
帝、ヤムチャで投下します。
帝は歩いていた。
C-3の武器屋へ向かって、早足で歩いていた。
武器屋が禁止エリアとなるまで数時間はあるが、なるべく早めに着きたい。
「ヒーローは遅れてやってくるもの」と海賊マークは語っていた気がするが、それでかぐや姫を失っては意味がない。
今は人より早く行動するくらいで正解なのだ。
しかし、その思いとは裏腹に。
帝は、とある問題を抱えていた。
(束帯では、さすがに走れぬ)
平安時代の衣装である自慢の束帯は、軽やかに動くには不向きなのだった。
女性が十二単を着る時代だ。
男性である帝が纏う束帯も、かなりの重ね着で構成されている。
袴でさえ二重構成になっていて、とても走れるような格好ではなかった。
帝はデイパックから地図を取り出し、改めて考える。
さっき下着売り場を通り過ぎたため、ここはD-3に当たると思われる。
このまま歩いていけば武器屋には辿りつけるだろう。
ここまでは帝の思惑通りである。
しかし、もしそこで不思議な力を持った者に会った場合。
逃げの一手を打つしかない帝に取って、束帯は枷になってしまう。
今までは、帝としての嗜みを忘れずに束帯を着てきた。
だが、曲がると転ぶ男を殺した者のように、帝など歯牙にもかけないような強者がこの地にいるということを、帝は知ってしまった。
「私は――かぐや姫のためならば、帝であることを捨てる覚悟は出来ている」
もう一度確認するように、帝は小さく呟いた。
「ならば、誇りを捨ててでもここは束帯を脱ぐべきではないか」
帝は再び地図に目を向ける。
目的地である武器屋でのうのうと着替えていては、敵に隙を晒すようなものだ。
着替えられそうな服を探す必要もある。となると、
武器屋に行く前に寄るべき場所は1つしかない。
(D-2、メイドカフェ)
海賊マークの話によると、従者が衣装を着て茶を出してくれる施設とのことだった。
その衣装が望み通りの衣装かどうかは疑問だが――まだ時間もある。
寄ってみても問題ないだろう。
帝は進路を西へと変えた。
◆◆◆◆
メイドカフェの中には、人の死体があった。
茶色く長い髪を振り乱し、全身をメッタ刺しにされた女性が床に血だまりを作っていた。
だが特に、帝はその光景に驚くことはなかった。
73人の死者の内一人がここにいた、という事実があるのみ。
誰だか知らない者の死体に、何かを感じようという発想自体が無理な話である。
「おお、これが衣装か」
とりあえず死体の側にあったデイパックの中身を回収し、帝は衣装の置いてあるスペースへ向かった。
メイドカフェに置いてある衣装。当然メイド服に他ならないが、
店員としての機動性を損なわないため、下はミニスカートになっている。
袴と比べた時にどちらがより高い機動性を持つかは、帝から見ても明らかであった。
色も黒が基調で、束帯と同じ。
帝はこの「メイド服」という衣装を気に入りつつあった。
(足が肌寒くなりそうだが……仕方ないか)
ごくりと息をのみ、帝はまず頭上の冠に手をかけた。
冠に挿している簪(かんざし)を抜き、冠を取って髷(まげ)をほどく。
“冠を取る”という行為は平安時代では下着を露出するのに等しく、身分の低いな者が行うものである。
だが帝は、その恥ずべき行為を敢えて行うことによって、かぐや姫への愛を示すことにした。
「かぐや姫に会うまでは――私は、下賎な民で構わない」
帝は着替えを開始した。
◆◆◆◆
平安時代の頃の人間は、今と比べるとずっと小柄だ。
帝であってもその例には漏れず、
髷を結うために肩まで伸ばされた髪を下ろした帝は、シルエットだけ見ればかなり女性的になっていた。
さらに言うと帝は整った顔立ちをしていて、意外にメイド服も似合っていた。
足を晒したことにより露わになった体毛や、男性である以上の声の低さは隠せないが、
帝は偶然にも体毛は薄い方で、声は中性的なものより少し男性に近いくらいだった。
本人も気付かない内に帝は、かなりレベルの高い女装をしていたのである。
「だ、だ誰だれだあの女はっ……!」
だからメイドカフェの外から窓を覗いたヤムチャが、中の人間が男性であると気付くことはなかった。
(どうする……た、確かに仲間は欲しい、弱者も欲しい、あの女は、その条件に当てはまるだろうが)
ヤムチャは女性から目を背け、心を落ち着かせる。
女性の前では全く力を発揮できないヤムチャは、出来れば女性と一緒に行動したくない。
だが仲間が欲しいのも事実で、急に突きつけられた現実にヤムチャは戸惑うしかなかった。
無様な自分を晒してもいいから、女性に仲間になるよう持ちかけるか?
それとも心の内の「逃げたい」という欲求に身を任せ、この場を後にするか?
ヤムチャの頭の中で、二つの選択肢がぐるぐると回り始めた。
【一日目 午前/D-2】
【ヤムチャ@ドラゴンボール】
【服装】盗賊の服
【状態】健康、かなり精神的に動揺
【装備】なし
【持ち物】基本支給品×3、不明支給品0〜7、望遠鏡、紅茶セット、イヨの首輪
【思考】
1:優勝した後、ドラゴンボールでみんなを復活させる
2:あの女を仲間に……する?しない?
3:なんであのぬいぐるみの首輪は爆発したんだ!?
4:殺し合いに乗っていない振りをして仲間を集める
5:ゼロという人物を探す(アンドロイドという単語は失念しています)
【備考】
ピラフ編でピラフ城に行く前からの参戦。
「ふむ」
帝は自分の姿を衣装室備え付けの鏡で確かめた後、机に座って死体から奪ったものを見ていた。
机上に乗った箱には、「ARチャージ機」と書かれている。
この両手で抱えられる程度の箱に金銭を入れると、首輪にARを貯めることが出来るらしい。
ARの使い道までは説明書に書いてなかったが、せっかくなので帝はARを貯めてみることにした。
「確か海賊マークは、これを金銭だと言っていたな」
デイパックから取り出したのは、札束の詰まったスーツケース。
その金額、しめて一億五千万円。全部入れていては武器屋が禁止エリアになってしまうので、
帝はスーツケースから、とりあえず十枚程の一万円札を抜き出した。
チャージ完了までの時間は、すなわちヤムチャの思考時間の限界でもある。
帝は、窓の外からの視線に、これっぽっちも気付いていない。
【一日目 午前/D-2 メイドカフェ】
【帝@竹取物語】
【服装】メイド服(M)
【状態】冷静
【装備】なし
【持ち物】基本支給品×3、王様ゲームセット@王様ゲーム、9mm拳銃@現実、逆刃刀・真打ち@多ロワ、束帯、ARチャージ機
【思考】
基本:かぐや姫に逢いたい1:かぐや姫の為なら殺人でも何でもする。
2:しばらくしたら禁止エリアになるC-3(武器屋)に向かう
3:集団と結託する。
4:知らない物が多いな……
【備考】
かなりレベルの高い女装をしちゃっています。
投下終了ー。あ、ちょい改行ミスってる……しまった。
↓支給品説明ですー。
【ARチャージ機】
貯金箱のような箱で、いろんな通貨やお札を入れる穴が上部に空いている。
チャージすると一番箱の近くにいる人にARが貯まる。
チャージ後の通貨は箱の中から消えてしまう。これとは別に据え置き型のチャージ機もあると思われるが、どこにあるかは不明。
投下乙ですー
帝が女装ってw その発想はなかったわw
投下乙です。
帝が女装だと!?
(最初)おい、なんておぞましいものをw→(最後)ああ、きっとすごく似合っているんだろうなあ
何故か評価が180度変化したw
でも愛する姫のために決意しているが…なんだろう、どこかズレているような気がするw服装のせいかw
投下乙です。
って、ちょwww 何やってるんですか、帝さんwwwww
世界観の違い怖すぎるwww
そしてヤムチャはもうヘタレ街道まっしぐらですかw
あ、帝の持ち物に札束の詰まったスーツケースがないけど、ミスかな?
あ、ホントだ……抜けちゃってました。
帝の持ち物を以下に修正します↓
【持ち物】基本支給品×3、王様ゲームセット@王様ゲーム、札束の詰まったスーツケース@ハヤテのごとく!、9mm拳銃@現実、逆刃刀・真打ち@多ロワ、束帯、ARチャージ機
久しぶりにちょい質問を。
ようやく金に余裕が出来たので仮面ライダーの小説買おうと思ったんだけど、あれって普通の書店に置いてあるかな?
あるとしたら、どのコーナーに置いてあるんだろ?どうも探すのが苦手で……
確かこの間新装刊で発売されていたはず
wikiで調べたら出てくるが、エンターブレインというところから出ている
(↑、「誕生1971」「希望1972」に、続編の「流星1973」を加えた完結版)
置いてある場所は……アニメ系の小説があるところ?
よくジャンプの赤い小説がある辺りにあるんじゃないかな
若しくは趣味とかのコーナーかも、アニメとか漫画でくくっている事あるから
俺が買った時は、ウルトラマンとかライダーの関連書籍がまとめてあるコーナーにあった
別の本屋では、たしかサブカルのコーナーにあったかな
>>95-96 おお、情報ありがとう。今度本屋行ったらその辺を探してみる。
それでダメなら、Amazonを使ってみることにするよ。
保守しつつ期待
99 :
創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 10:17:31 ID:5+mj1nnp
ほすあげ
100
シャーマンキングって、てっきり漫画だと思ってたんだけど
作品投票ではアニメ枠で投票されてたことに、たった今、気がついたorz
漫画のほうは読んだんだけど、アニメとの相違点って結構あるんだろうか。
やっぱり、アニメ見ないとマズイ?
一応あるけど別に個人的には漫画だけでも良いと思う
そこまで気にする人あまりいないと思うから
オリジナルエピソードかなり多かったよなあ、アニメ版
まあ気にしてる人がいないなら大丈夫か
というか、普通に原作版だと思って書いてたorz
ここって完全把握を必須にしてない(Wiki把握程度でOKにしてるくらい)し、全然平気じゃないかな?
回答ありがとう。
じゃあ、細かいことは気にしない方向でいいかな?
問題ない問題ない
あ、でも個人的にはネギ@実写とあやか@漫画が出会った場合はなんか顔が違うぐらいのリアクションが欲しかったり…
お久しぶりです。
短いですが、楠沙枝、パトラッシュ、チビすけで投下します。
「パトラッシュ!」
自転車で僕の前を走っていた沙枝お姉ちゃんが、急ブレーキをかけて止まった。
お姉ちゃんが乗っている自転車はチビすけのデイパックに入っていた物だ。
ついでに言うと、僕はいま、沙枝お姉ちゃんのデイパックに入っていたロックドッグスーツっていう
犬用の防具を着せられている。
服って窮屈だけど、せっかく着せてもらったんだから文句は言わない。
「あっちに砂丘が見えるでしょ? やっぱりさっきまでいたあの建物は首相官邸だったみたい。
ここはI-3。えっとね……このあたり」
沙枝お姉ちゃんはわざわざ自転車から降りて、犬の僕相手に地図を広げて詳しく説明してくれる。
僕と違ってそんなに速く走ることのできないチビすけは、自転車のカゴに乗っていたんだけど
いつの間にか降りて来ていて、僕の隣で沙枝お姉ちゃんの話をうんうん頷きながら聞いている。
「少し距離は長くなるけど、自転車だし山の中を行くより草原を歩くほうが楽だし早いと思うんだ。
だからE-1の橋を渡って都市に戻ろう。まず最初の目的地は、途中にあるギャルゲ高校ね」
沙枝お姉ちゃんはななこ先生とランキング作成人さんという人を捜すために都市を目指している。
6/さんという人とはぐれてしまったチビすけも、キリコお兄さんと会いたい僕も、
元いた場所に戻りたかったから、都市に行くのは賛成だった。
「チビすけもパトラッシュも一緒に頑張ろうね。私たちはもう、仲間だから!」
そう言って沙枝お姉ちゃんは微笑んだ。
僕、嬉しいよ。
一緒にって言ってくれて。仲間だって言ってくれて。だから……
………ネロのところへ行く前に、もう少しだけ頑張ろう。
ごめんなさい、こげぱん。
僕はいま、こげぱんから繋がれた命を終わりにすることを考えている。
こげぱんにもらった命を大事だと思う。
優しくしてくれたキリコお兄さんに恩返ししたいと思う。
沙枝お姉ちゃんやチビすけが仲間と出会えるようにお手伝いしたいと思う。
キリコお兄さんにも、沙枝お姉ちゃんにも、チビすけにも、死んでほしくないなって思う。
だけど、僕にとってのいちばんは、ネロなんだ。
この殺し合いが終わっても、きっとネロは生き返らない。
僕は生き返ってここにいるけれど、ここで死んだ人が生き返ったら殺し合いにならないもの。
だからネロは生き返らない。
僕はもう、ネロと一緒に生きることはできない。
僕にとって大事なのは“生きる”ことじゃなくて“ネロと一緒にいること”。
ネロと一緒に生きられないなら、ネロと一緒に死にたいんだ。
たとえそれが間違ったことだとしても。
誰も、こげばんも、キリコお兄さんも、沙枝お姉ちゃんも、ネロさえ望んでいないことだとしても、
それでも僕は……
ごめんなさい。
ごめんなさい。
僕はどうしてもネロと一緒にいたい。
ネロをひとりぼっちにしたくないし、僕もひとりぼっちになりたくない。
今すぐにでもネロのそばで眠りにつきたいと思う、この気持ちを止められない。
おいしいって喜んで食べてもらって死ぬことが幸せだって言ったこげぱんなら、
僕にとって生きることだけが幸せなんじゃないって、わかってくれるかな?
わかってもらえなくても、赦してもらえなくても、僕の願いは変わらないけれど―――
「チビすけ、パトラッシュ。行こう!」
沙枝お姉ちゃんが立ち上がる。
僕は沙枝お姉ちゃんの言葉に力いっぱい応える。
「………ワン!!」
―――――待っていて、ネロ。
僕はこの島でもう少しだけ頑張ってみる。それが終わったら、ネロのところへ行くからね。
【1日目 午前/I-3 草原】
【楠沙枝@魔法少女沙枝】
【服装】ピンクのフリルが付いた可愛らしい魔法衣装
【状態】健康、新たな決意
【装備】自転車@現実
【道具】基本支給品一式、小規模イデの欠片×3@kskロワ、不明支給品0〜1
【思考】
1:もう悲しい事は起きてほしくない。
2:ななこ先生たちと合流したい。
3:パトラッシュとチビすけと一緒に、ギャルゲ高校とE-1の橋を経由して都市に戻る。
【備考】
※ルルーアンの罠によって衆人環視の中で辱められている最中からの参戦。
※小規模イデの欠片一つは本来の小規模イデ1回分の力しかありません。
【パトラッシュ@フランダースの犬】
【状態】深い悲しみ
【装備】ロックドッグスーツ@ペルソナ3
【道具】基本支給品一式、不明支給品1〜3、こげぱん半分
【思考】
1:キリコお兄さんと、沙枝お姉ちゃんと、チビすけが死なないように頑張る。
2:沙枝お姉ちゃんとチビすけと一緒に行動する。
3:キリコお兄さんを捜す。
4:ごめんね、こげぱん。でも、すべて終わったら、僕はネロのところへ行くよ。
【備考】
※この殺し合いで死んだ者(ネロを含む)は生き返らないと思っています。
【チビすけ@ハムスターの研究レポート】
【状態】健康、自転車のカゴに乗っている
【装備】水戸黄門の印篭@水戸黄門
【道具】基本支給品一式、不明支給品0〜1
【思考】
基本方針:家族の所に帰る。
1:とりあえずは沙枝に付いていく。
2:◆6/WWxs9O1s@カオスロワに再会したい。
【備考】
※◆6/WWxs9O1s@カオスロワを対主催だと誤解しています。
※サザエを呪術師だと誤解しています。
※所詮ハムスターなので思考回路がアレです。
※かえるの事をどう思っているかはまだ不明です。
112 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 22:51:09 ID:Sva5+kYl
ハイスクール
以上で投下終了です。
前話までのパトラッシュの所持品にこげぱんが無かったのですが、落としたりした様子がないので追加しました。
問題があれば修正します。
その他、問題点があれば指摘をお願いします。
あと、支給品紹介
【ロックドッグスーツ@ペルソナ3】
コロマル(犬)専用の防具。防御力は66。
(ちなみに、コロマルの防具の中で作中最強の防御力を持つオーラドッグスーツは防御力160)
久々の投下きた! 乙です!
パトラッシュ……切ないなあ……
ぐっとくるよ
ただ惜しむらくは、自分が今週のサンデーを読んでからこの話を読んでしまったことだw
投下乙……うわぁああ、なんて悲愴な決意……!
もう少しと言わずに生きてて欲しいけど、気持ちも分かるだけになんかもどかしい。
最後の一吠えが哀愁ただよう感じになってていいなー。GJです!
投下乙
パトラッシュ……
お前は何度俺を感動させたら気が済むんだ
しかし、ネロの行動知ったらどうなるんだろうw
感想レスありがとうございます。
すみません。2か所ほどミスしてましたので訂正します。
wiki収録時には修正しておきます。他にも何かあれば指摘お願いします。
>>109 自転車だし山の中を行くより草原を歩くほうが楽だし早いと思うんだ。
↓
自転車だし山の中を行くより草原を行くほうが楽だし早いと思うんだ。
>>110 僕にとって大事なのは“生きる”ことじゃなくて“ネロと一緒にいること”。
↓
僕にとって大事なのは“生きる”ことじゃなくて“ネロと一緒にいる”こと。
投下乙です。
うぅ、パトラッシュ…なんて悲壮な決意…
悲しいけど、悲しいけど…ああ、切なすぎる!!
お前は立派な忠犬だよ、きっと天国のネロも――ああ、そういやここのネロは…
沙枝もわざわざパトラッシュやチビすけ説明してあげる辺り優しいなあ
それにしても自転車に乗る魔法少女…なんだろう、女装帝とかKV氏のセンスは一風変わっているなあ
>>118 待て、女装帝はKV氏じゃなくてKY氏だw
確かにどっちも一文字目がKだけどw
>>119 うわ、なんて間違いをしてしまったんだorz
KY氏にKV氏ホントにすいませんでした
遅ればせながら投下乙
パトラッシュ〜〜。・゚・(ノД`)・゚・。
おまえは本当に…
しかしネロとのキャラのギャップがすごいよねwwww
投下します。
錬金釜が錬金を終了してしばらくたつ。
錬金中ひたすら釜の周りで走り回っていたああああだが、
いまだに錬金釜の蓋を開ける勇気がもてないでいた。
「あの材料で何が錬金されるっていうんだ……」
そもそもドラクエ6の世界には錬金釜は存在しないため何ができるか分からない。
有用な物、それこそ天空装備とか出てくれたら嬉しいが、
もしかしたら凶悪な毒ガスが錬金されて、開けたとたんに死亡とかもあるかもしれない。
「そんな死に方は嫌だよな。毒ガスで死んだとかいったらしゃれにならない」
そう思いながらもああああは少しづつ近づいていく。
そもそも支給品のほとんどを落とした以上、開けるしかないのは自明なわけで。
「よし、行くぞ……3、2、1……はあ!!」
ああああは開けた瞬間バックステップし、危険に備える。
しばらく様子を伺うが、特に何もおこらない。
ああああはそのことに安堵し、ゆっくりと錬金釜へと近づいた。
おそるおそる中身を見る。
――16歳前後と思われる全裸の金髪美少女がその中で眠っていた。
「……」
状況が整理できないまま錬金釜の中身を凝視するああああ。
なぜ、あの材料から人間が? って本当に人間か?
もしかして人形かなにかか? いや、肩は動いてるから呼吸はしてる。OK生きてるな。
眠ってるだけだ。この錬金釜って人間も入ったんだな。新しい発見だ。
いやいやそういう問題じゃないだろう。
髪は腰くらいの長さか? 結構長いな。
とりあえず胸の大きさはバーバラ程度だな。確認……ってそうじゃないだろ!?
混乱の局地にいるああああを尻目に、中にいた少女は目を覚まし、立ち上がる。
そのままああああへと向き直り言葉を発した。全裸で。
「あなたが私のマスターですね。ご命令を」
「とりあえず服を着てくれえぇぇぇ!」
反射的に答えたああああだった。
少女がカーテンを服代わりに巻きつけている間、
ああああはひたすら素数を数えつつ落ち着くための努力をしていた。
なんとか頭の中を整理し、その結果疑問が山のように噴出していく。
「マスター。作業を終了しました」
カーテンを服代わりにした少女が戻ってくる。ああああはまずは頷くことにする。
そして、まず聞かなければならないことを話す。
「改めて、俺の名前は……ぁぁぁぁ……だ。ともかくまずは君の名前と種族を教えて欲しい」
あえて種族といったのは、彼女がモンスターの一種である可能性もあったからだ。
最悪対応が変わる場合もある。
そんな思いに気づいているのかいないのか、少女は淡々をした口調で話していく。
「はい、マスター。私個人を特定する名前はありません。通常はダイヤのエースと呼んで下さい。
種族としてあえて言うなら、ホムンクルスです」
「ホムンクルス? なんでそんなのができたんだ?」
ああああは疑問の声を挙げる。
確かに錬金釜から合成されて出たというならば人工生命だろうが……
「はい、マスター。私たちトランプの名を持つホムンクルスの基本材料は、
邪神の剣、死神の盾、魔神の鎧、鬼神の兜です。
この基本材料に他の材料を加えることで様々な能力が付加されていきます。
また能力や強さに応じて、スートやランクが決まります。
基本的に1が一番弱く12が一番強いです。
また、13は基本的にマスターが相当します。
私の場合、攻撃力の元になるのがどうのつるぎのため、最弱の1になりました」
ああああの漠然した疑問に対し、ホムンクルスとしての製造方法を答える少女。
その答えにああああは沈黙する。
「……マスター?」
少女は首を若干傾けながら問いかける。
「あ、いや。ありえない話だなと呆然としただけだ」
「そうですか。呆けてないで現実を見てくださいマスター。私はここにいます。
マスターは現実を認識できない程度の人間なんですか?」
「微妙に毒舌ですかこの少女!?」
とりあえず突っ込みを入れてからああああは考える。
それは名簿に載っていた他のトランプの名前のことだった。
ああああはまずその疑問を口に出す。
「うーん……なら、この名簿の中にトランプの名前があるのは君と同種の存在ということかな?」
「現状では情報不足ですが、推測ではそうなります。
私たち、トランプのホムンクルスは、本来マスターから100mm以上離れることはできません。
しかし、例外があります。
公営の世界最大のギャンブルである、世界戦闘系七並べカード選抜で、マスターが優勝すること。
そのときマスターは名誉と莫大な賞金を手に入れ、
またマスターが扱っていたホムンクルスは人間と同等の権利を得ます。
世界戦闘系七並べカード選抜では、マスターはキングという形で出場し……
ようはMTGや遊戯王みたいなものを勝ち抜くと思ってください」
「それはメタ発言過ぎないか!?」
「想像しやすいと思われるので。ともかく詳しいルールはこの状況では意味がないので省略しますが、
この名簿に乗っているのならば、大会で優勝したチームのホムンクルスだと考えられます。
そして現状この大会で優勝したのは1チームのみ、キングハート率いるチームです。
キングハートの真名はデータにありませんが」
以上、と続けた少女の言葉を聞きながらああああは思う。
世の中は広いな……結局よくわからん。
と。でもまぁそういう世界もあるのだろうとああああは考え直し、
今必要そうな疑問のみに考えを絞っていく。
「よくわからんが、とりあえずこの名簿のカード名は生き物なんだな」
「そう考えてよいと思います。人間形態時では機能は人間とまったく変わりありませんし。
違いとしては名前のとおりの体をカードに変化すること。
戦闘能力が普通の人間と比べると高い者が多いと言うことでしょうか。
同じカードナンバーでもマスターによって能力に差ができますが」
ああああは能力という言葉に意識を向ける。
少女に戦闘能力があれば、ここで生き残る可能性が上がるかもと思い、質問する。
「なるほど。そういえば君の能力はなんだ?」
「私自身の戦闘能力は皆無ですが、主スキルとして"合体"が使用可能です」
「"合体"?」
「マスターと一心同体になることでマスターの武器や防具として働くことができます。
マスター専用ブースターというものでしょうか」
「武器か……ちょうどなくなったし試してみてもいいかな」
「……え……えーと、そ、そうですか?!」
なにげなく軽く答えたああああに対し、
ダイヤのエースはそれまでの淡々とした口調が崩れ、急にうろたえ出す。
なんとなく頬が赤くなっているようにも見える。
「……こ、こんなところでいきなりですか。
いくら私のマスターとはいえ、出会ってすぐですよ。ちょ……ちょっと心の準備が……初めてですし」
「いや、そこで赤くなりながら言うなよ! やましいことじゃないよね、これ!?」
「そ、それでは、不束者ですがよろしくお願いします」
「だからそこスルーしないで! 聞き方によってはやばいか……ら……!?」
突然ダイヤのエースの顔が崩れる。
始めは顔を覆う皮膚や筋肉などが溶けるようにどろりとした赤黒い肉の塊になる。
次に見えたのは白い骨。それも一瞬後には肉の塊に飲み込まれる。
同様の現象は肉体全てに波及し、その場に人の形が無くなり、半液状の塊が残る。
次にその肉の塊が触手のように動き、一瞬でああああの体へとまきついていく。
同時、赤黒い肉の塊も変化し、金属光沢を帯びた物質へと変化する。
その、わずか1秒に満たない間に、鎧姿のああああが立っていた。
そしてその姿は、
「やっぱりかー!」
『な、なにか問題でも? わ、私、何か失敗しましたか?
いまさらいらないからチェンジとか言わないで下さいね』
「……いや、もういいです。てかキャラ急に変わりすぎでしょう?!」
『それはきっと混ざってたDVDの影響でしょうね。9枚も入ればいろいろな人格がインプットされますし。
メタ的にいえば、どんな変な口調でも、そういうものとして済ませられるようにですが』
「そうですか……」
どう見ても魔王だった。
【1日目 昼/B-2 レンタルビデオ店内】
【名前】ああああ@ドラゴンクエストY 幻の大地
【服装】どうみても魔王、それ以上の何か
【状態】Lv5、ホイミ忘却
【装備】ダイヤのエース
【持ち物】基本支給品一式
【思考】
1:いや、もうどうでもいいや
2:とりあえずこんな名前をつけた主催者殺す。せっかくなのでドラクエXの主人公もいたら殺す……あれ、いない?
3:マジで名前変えたいです!
4:バトルロワイアル、ヤバすぎる。マジで怖い。
5:放送ってまだなのかな?
6:千草貴子役の人、好みのタイプだ。
【備考】
※第1回放送を思いっきり聞き逃しました。
※ダイヤのエースが錬金されました。
※錬金釜が壊れたかどうかは次の人にお任せです。
【ダイヤのエース@七並べ】備考
ああああをマスターとして認識しています。
人間形態時:ああああから100m以上離れられません。
合体時:ああああの能力を上げる能力。魔王っぽい装備になります。
どれくらい上げるかは続きの人にお任せです。
投下終了です。
投下乙!
おおー……錬金窯からはおぞましい化け物が出ると思ってただけに、この展開は斜め上だ。そして面白いw世界戦闘系七並べカード選抜とか、面白そうな要素も出てきたなーw
てか、結局ああああは魔王スタイルなのかww
129 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/21(日) 20:41:28 ID:/gKYpRog
合体ってそれかw
投下乙です!
何か予想外のものが出てきたw
そして七並べ世界の実体が、また一つ明らかに……
いや、かえってわけわからなくなった気もするがw
投下乙です。
あのカオスな錬金釜の結果がこうなるとは…予想外すぎるぜw
なにやら色々と新たな事実?が判明…って、いったいどういう世界なんだ!?
ああああはすっかりこういうポジが似あってきているw
132 :
創る名無しに見る名無し:2009/06/22(月) 22:30:37 ID:q89Bs5ZH
ああああ人気キャラだなw
133 :
創る名無しに見る名無し:2009/07/19(日) 22:12:25 ID:r1qk3nI2
保守age
134 :
創る名無しに見る名無し:2009/07/20(月) 18:25:30 ID:FG+xEpzT
保守あげ
こんな時間に尋ねるようなことでもないけど、
誰か、ミンウの支給品だった星屑のロッドの見た目がどんなものか知らないですか?
>>135 ゲーム未プレイだから分からないわ。でもそんな奇抜な形ではないと思う。
(個人的にCCさくらの後期の杖のイメージだったりする)
★ つまり、
| ←こういう感じ?>星屑のロッド
|
|
138 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 23:06:22 ID:9gDQIh+r
星のカー○ィさん思い出した
それを大の男が持ってたのかと思うとちょっと笑えるw
こんばんは。久しぶりに投下します。
いつもは外で鳴いている、ひぐらしは鳴いていない。
私は雛見沢分校にいる。自分の席に座って、じっと前を見つめている。
前には黒板がある。でも真っ黒で、何も書かれていない。
だから、授業はまだ始まっていない。授業が始まるのは、これから。
普通なら、そう。
いや、普通だから、そうなるはずなのだ。
でも違う。
授業なんて始まらない。
絶対に、始まらない。
「…………」
だけど。
それでも、もしかしたら授業が始まるかもしれない。
そう私は願ってしまう。
知っているのに。
これから起きることが何なのか、分かりきっているのに。
私はそれに、会いたくないのだ。
「………………」
外は変わらず、ひぐらしは鳴いていない。
いや、ひぐらしの声どころか、何の音も聞こえない。
教室の中もふだんの騒ぎはどこかにいって、病院みたいに静かだ。
圭一さんも。レナさんも。梨花も、魅音さんも。クラスのみんなも。
そして、私も。
みんな前を向いて口をつぐんでいる。
現実感のない、凍ったように冷たい教室。
どうしてだろう、と思う心も冷えきってしまったようで、私はそれを受け入れていた。
……いや、嘘だ。こんなの、受け入れられるはずがない。
こんなのは、受け入れたふりをしているだけだ。
本当は怖くて怖くて仕方がないのに、それを顔に出さないようにしているだけだ。
確かに、まだみんな生きている。
けれど、いつまで生きていられるのかは分からない。
だから私が、私も、何かしなくちゃいけないのに。
私は何もできないと決めつけて、何もしようとしていない。
だからここは今、こんなに静かなんだろう。
私が止まっていて。
私が動こうとしなくて。
私が、変わろうとしないから。
「あれ? みなさん、今日はずいぶん静かですね」
ふいに教室の前の扉が開く。
肩まではない長さの青い髪。きれいな白いサマードレス。
私達の担任、知恵先生だ。
いつもきれいな知恵先生は、今の私にはもう、悪魔の使いにしか見えない。
また伝えに来たんだ。
いつまでたっても私が変わらないから、それはだめだって伝えに来たんだ。
「ほら、もっと楽に構えてていいんですよ? ――まだまだこれからなんですから」
知恵先生は少しも表情を変えずにそう言って、教壇の前に立つ。
ロボットみたいに手を動かして、手に持っている名簿を開いた。
怖い。
もう条件反射だった。私はその動作を見てまたそう思う。
全身がわなわなと震えて、ひざの上に置いた手が握られる。
なのに私は、動けない。
怖いを怖いのままにして、自分のせいじゃない、嫌だと突きはなす。
誰も信じずに居場所を減らし、誰かのためと嘘をつきながら自分をぼろぼろに壊していく。
そんなことだから私は、この“怖い”に対して何もできないのだ。
あの名簿に書いてあるのは、クラスのみんなの名前のはず。
そんな希望を持つことしかできない。
「こっち」が本当の私の世界で。
「あっち」が私の見ていた夢だなんて。
そんな希望を、持つことしかできない。
だから知恵先生は、私にこう言う。
夢から覚ますための合図を送ってくる。
悪夢を見せるための笛を、鳴らしてくる。
「それでは、さっきの6時間で死んだ人達を発表しますね。
まだまだ殺し合いは終わらないので、張り切って頑張りましょう♪」
知恵先生の声で読み上げられていく誰かの名前。
その一つ一つが呟かれるたびに、クラスメイトのみんなが、体中から血を吹き出して倒れていく。
何で、どうして、なんて思う時間はなくて、
圭一さんの、レナさんの、梨花の、魅音さんの体が、
赤く、赤く染まって、
どしゃりという音が世界に広がって、
泣く声と笑う声と怒る声と喜ぶ声が水車みたいにぐるぐる回って、
嫌だ。
怖い。
でも、起きたらもっと、もっと怖い世界が広がっているから。
だから私は、耳を押さえようとする。目を隠そうとする。
なのにやっぱり私の手は動かなくて、私の目はしっかりと開き続けてしまう。
この悪夢はもう、13回目だった。
こんな夢をずっと見ていたら、私はこわれてしまうのかもしれない。
だけど、それでもわたくしは、まだ私でいたいのです。
ほんとうはもう起きなきゃいけないって、わかっているはずなのに。
◆◆◆◆
洋上を走るniceboatの一室。
その一角に座り込み、襲撃に備えて感覚を研ぎ澄ませている本郷猛の耳に、
熱にうなされたような声が届くのは15回目のことだった。
「う……にー、にー……」
声の主は、ベッドの上で眠りについている幼い少女。
名を、北条沙都子という。
本郷がこの地に来てから始めて会った人間で、それからずっと行動をともにしている同行者でもある。
彼女を本郷が眠りにつかせてから、数時間が経過した。
だがしかし、北条沙都子が起きる気配は今だに無い。
数時間の間、ずっと。彼女はかたくなに眠り続けている。
「助けて……にーにー……」
悪夢を見ているのだろうか。
先程から北条沙都子は、ここにはいない兄に助けを求めている。
か細い声が、波の音にかき消されていく。
しかし本郷の鋭敏な聴覚はその声をしっかりと捉え、本郷の心に言いようのない苛立ちを与える。
考えて見れば、当然のことだ。
突然見知らぬ土地に来て、死ぬかもしれない恐怖を抱いたまま、帰れる希望のないゲームを生き残る。
普通の大人でも発狂しかねない状況を、この少女は6時間も耐えていた。
そう、耐えていたのだ。本郷がそれに、気付いてあげられないくらいに。
そこにあった、あの悪魔の放送。
幸い、先に聞いておいた彼女の知り合いは一人も欠けていなかったようだが……
その一撃は、少女の心にくすぶっていた様々な感情を暴発させるのに、充分すぎる威力を持っていた。
結果、北条沙都子は眠り続けている。
誰のせいでもない。強いて言うなら、主催者のせいだろうか。
「………………」
本郷猛は考える。
せめて、北条沙都子を縛り付けている恐怖だけでも晴らしてあげたかった。
だが、ライダーである本郷が闘えるのは、物理的な、形のある悪だけ。
北条沙都子の恐怖は、本郷猛には倒せない。
それを倒せるのは、本人だけなのだ。
だから今、本郷は彼女が起きるのを待つことしか出来なかった。
「何か、食べ物でも探してくるか……」
それでも本郷猛は、じっとしてはいられない。
ユーフェミアを退けた後、船を南の町の方へと動かすことを決め、操舵室に向かった時――確かあの辺りに、調理室があったはずだ。
もし今が普通の日常ならば、とっくに食事をとっている頃。
主催が用意しただろうこの船に食材が置いてあるとは思わないが、
デイパックに入っていた乾パンや白米の袋も、何か調理が出来れば美味しくなるだろう。
幼い少女に、恐怖との戦いは辛すぎる。
最終的に乗り越えるのは本人だが、本郷にも何かしらの手伝いは出来るはずだ。
「……沙都子ちゃんを、頼む」
本郷は立ち上がり、部屋の入口に置いた鶴の置物に声をかけると、調理室へと歩き出した。
扉を開けたその手は既に完治している。
しかし、部屋から一歩左足を踏み出した瞬間、ぴり、とユーフェミアに撃たれた箇所が痛んだ。
銃創ゆえに治癒が遅いのか、それとも自責の念から来る幻痛なのか。
どちらにせよ、これくらいならば問題ない。
こんなものは、本郷が守れなかった者達の痛みに比べれば、あまりに小さすぎる痛みなのだから。
「……ごめんなさい、にーにー」
そんな本郷を見送るように、北条沙都子が17回目の小さな呟きを漏らした。
……君が謝る必要は、何一つない。
謝らなければいけないのは、君に安心させることが出来ない俺の方だ。
本郷猛がそう心の中で呟くのも、同じくこれで17回目だった。
◆◆◆◆
波音をざざざと立てながら、niceboatは2人を乗せて進む。
目下、船はJ-8。雑貨店の南にある浜辺の前を通過している。
速度は遅め。進路は真っ直ぐ。
危険人物の攻撃に備えて、陸地から少し離れつつ。
誰かが気付いてくれることを堅く願いながら、船は静かな海を賑やかしていく。
もう退くことが出来ないのなら、
その航路に、せめて幸あらんことを。
そう星に願おうとしたけれど、生憎もう星は出ていなかった。
まあ、どうせ自分はただの置物。
せいぜい見守ることくらいしか、できないんだけど。
「助けて……起こして…………」
……しかしあの子、大丈夫?
【1日目 昼/J-8 niceboat内部】
【本郷猛@仮面ライダー 誕生1971】
【服装】革ジャン、丈夫なジーンズ
【状態】左脚に痛み?
【装備】バタフライナイフ
【持ち物】基本支給品、不明支給品0〜1
【思考】
1:船を動かして人を集める。
2:戦う力の無い者を保護する。
3:主催者に反逆する。
4:食料を探してみる。
【備考】
※<飛蝗男>に変身出来ます。
ただし能力には制限が掛けられており、変身後の肉体疲労も大きいです。
回復力にも制限がかかっている様子。
※niceboatを動かせます。
【北条沙都子@ひぐらしのなく頃に】
【服装】緑のワンピース
【状態】雛見沢症候群(程度は不明)、悪夢
【装備】なし
【持ち物】基本支給品一式、不明支給品0〜2、niceboatの鍵
【思考】
1:早く、起きなきゃ……でも……
2:圭一さん、みんな、にーにー……
3:本郷さんと共に行動する。
【備考】
※原作の具体的な時期は不明。
雛見沢症候群にかかっていて、今はちょっとデリケートな状態。今後どうなるかは不明。
※沙都子が寝ている部屋の前に、鶴の人形@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 が置かれています。喋りません。
投下終了です。
ちょい鬱な話でしたが、実はこの話でキャラが全員登場してから(74話から)100話経ちました。
祝うことかどうかは微妙だけど、ちょっとした小ネタをしたらばに投下してこようと思います。
まあ、今投下した話より長いんだけど……w
久々の投下きた! 乙です!
悪夢にうなされる沙都子、それを分かっていながらどうにもできない本郷……
ダークな感じだけど引き込まれちゃうなあ……
したらばの方も見させてもらいました。こちらもGJです!
投下乙です。
沙都子の夢が冗談に見えない…精神状態ヤバいんじゃ…
本郷さんは結構自責の念に駆られているようで、これが悪い方向に出ないといいが…
そして最後の鶴?いや鶴は喋らないと書いてある?うん、心の声だな
したらばの方も乙です。
50話なのに中身は意外?と濃いですね。
ああ、オールロワもいろんな事があったなあとちょっと回顧気分(早ッ)
それから自分のSS採用してくれてありがとう(そろそろ書きに行きたいなあ)
投下乙
沙都子…安心しろ、まだ圭一も梨花もレナも無事だぞ…
そういえば(・3・)だけいないんだな。
しかしオールロワも思えば遠くに来たもんだ
投下乙です。
沙都子の精神状態も心配だけど、nice boatは誰かにみつけてもらえるんだろうか。
未だに沙都子は本郷さんと、本郷さんは沙都子とユーフェミアにしか出会えてないから誰かに出会えるといいんだけど。
しかし、地図を見てnice boatを目指しても、もうそこには何も無いんだな。
まあ、他にもいろいろ無くなってるがw
投下乙!
なんとシリアス…しかも地味に沙都子の症候群が上がりかけてるし。
しかしひぐらしキャラは相棒によってずいぶん雰囲気に差があるなw
今ラジオで今日は一日SFヒーロー三昧聞いているんだがペットントンの曲がかかっているw
まさかこんなところで聞くとは思いもしなかったんで思わず書き込みw
創作発表板が今日で1周年らしい、とりあえずおめでとう
(そろそろどこか書きたいな…でも時間が…)
それは知らなかった。おめでとう、創作発表板!
(今週中に投下したい願望はあるけど、今週中に書きあがる見通しはない……)
154 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/11(金) 17:27:19 ID:DWy/O/Ub
あげ
155 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/12(土) 20:28:28 ID:dcTYdSBQ
過疎ってるな。
時間ができれば書きたいんだけどな…まあスローペースでもいいんじゃない
あげておこう
ん?上がってないような?別に良いけど
とりあえず月報投下0は防ぎたい(志低ッ)
159 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/17(木) 01:20:52 ID:iHpHxEz2
うーむ…寂しい……
SS書く以外で、何かできることないかな?
雑談したりとか、wikiの参加者情報を充実させたりしたら、スレ盛り上がるかな?
SSを書けばいいんじゃないのか?
雑談って何を話せばいいかな?
そういえば、半月以上前のことなんだけど、リュウタロス誕生日おめでとう!
え、イマジンに誕生日なんてあったのか!?(それとも中の人か)
シン・アスカ(9月1日生)のことのつもりで言ったんだけど
調べてみたら、中の人は9月12日が誕生日だったw
誕生日……あ、ちょっとSSのネタ浮かんだかも。
てかリュウタロスの中の人も誕生日近いwおめでとう!
おお!SS待ってます!
168 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 22:08:33 ID:neDvC6zf
あげましょかい
おお、Wikiが更新されてるー。乙です!
思いついてから6日、ついにSSが書けた。
容量的には20kb弱なんだけど、内容的に分割させてください。
ちょっと推敲して1時間後くらいに投下します。
1時半か…明日起きてから読ませてもらおう…
では投下します。
キャラは鈴木万吉、カズヤと六条御息所。と、ゲストが少々?
10月4日は鈴木万吉の誕生日だ。
その日は、万吉の名前の由来にもなっている。
10×10×10×10=10000。
十を4回掛けると万になるから、万吉の父は彼にそんな名前をつけたのだ。
しかし、鈴木万吉はそこで気付く。
何かひどく歪んだ感覚。
言いようのない違和感に。
そうだ……鈴木万吉はさっきまで、自分の誕生日なんて知らなかったはずなのだ。
なのに今は、10月4日に家族とケーキを食べたことまで思い出せてしまう。
弟はあの頃、まだ父を父と読んでいて、
無駄にやんちゃで可愛いやつだった。
その頃はまだ居た姉は、受験で忙しくて少し膨れっ面をしていて。
ダイエットをしてたらしく、ケーキにあまり手を付けなかったっけ。
そして父と母は、がつがつケーキを貪る万吉を見て満足そうな笑顔を浮かべていた。
そうか、まだ仲が良かったんだな。
鈴木家の小さな日常。とても楽しい、懐かしい記憶。
なのに万吉は、素直にその思い出を受け入れることが出来なかった。
だって、これは“奴ら”に付け加えられた設定だからな。
万吉の頭の中で、書き手としての万吉が冷静に、そう囁いている。
まるで正義の執行者のように。
自らの思い出に構うなと、警告してくる。
(……今は家族のことを想う暇などない。ならばこれはノイズ。俺を普遍的な対主催へと堕とすための布石か)
もう万吉は、知ってしまっている。
自分が物語のキャラクターに過ぎないと、ふとしたことから気付いてしまっている。
だが、だからといってその境遇を嘆くだけで何もしないのを、彼はよしとしなかった。
彼は反逆することにしたのだ。自分をこの殺し合いに放り込んだもの達に。
主催者ではない、本当の意味での運営者――
このSSを書いている“オレ達”に、こいつは反逆しようとしている。
(そうだ。俺は俺の存在をもって、誰にも潰しようがないフラグを作り出す)
そして少なくとも、これだけは確かだ。
鈴木万吉は、覚悟を決めている。
その覚悟はもう、“オレ達”に潰すことは出来ない。
◆◆◆◆
「見えない……か」
ふと思い付いて空を見上げたが、星はさすがにもう見えなくなっていた。
無駄に伸ばした髪をざらりと揺らしながら――仕方ない、という顔をして、
万吉は再び前に向きなおる。
もしかしたら星座やら星の位置がもといた世界とは違っていて、
何かの考察材料になるのではないか。
そう考えたのだが、もうすっかり朝だ。
星なんて絶対に見えるはずがなかった。
鈴木万吉には他にまだ、確かめるべきことがある。
不確かなものよりも、万吉はそちらを優先することにした。
「おいどうした? 空に何かあるのか?」
だが、万吉の後ろを付いて来ている人間に、そんな思惑が分かるわけがなく。
また歩き出そうとした万吉は、背後から質問を受けてしまう。
振り向くと、つまらなさそうな表情を浮かべた目つきの悪い男が一人。
万吉が一緒に行動している男、カズヤだ。
最近は目つきが悪いのに良い人キャラ、なんてありふれている。
このカズヤも例に漏れず甲斐性な奴で、万吉にとっては頼りになる男だ。
話にしか聞いていないが相当強いらしい。
パンチ一発で大抵のものはぶっ壊せると豪語するその腕は、どう見てもそこまでの力を有しているとは思えないが、
カズヤには何としても付いてきて欲しい。
「あー……いや、」
ここで「いや、何もない」と答えるだけでは、少しそっけないかもしれない。
万吉は少ない会話経験からそう判断し、カズヤの問いに答えることにした。
「いや、星座がな」
「星座?」
「そこから何か分かることがあるかもしれないと思ったんだが」
「分かる? 星座から何か分かることがあるってのか?」
「ああ。矛盾ってやつだ。見付ければ考察に使える」
「考察……矛盾?」
「えっとだな……分かりにくかったか。どう言えばいいか…………」
そこで万吉は気付いた。
異世界がどうの考察がどうの言っても、カズヤには伝わらないことを。
自分にとって分かりきったことを、何も知らない相手に伝えるには工夫が必要だ。
ニート引きこもり設定の万吉に、そんなスキルがあるはずもない。
「だからだな、その……」
「あ゙ー、わりぃな。説明しにくいんなら無理にしてくれなくて構わねぇよ」
「いや、……まぁ、そういうことにしとこう。すまん」
「別にいい。お前の方が俺より知識があることくらい、俺でも分かる」
結局、微妙なギクシャク感を残したまま会話は終了してしまった。
何か続けようと思うも、万吉のボキャブラリーにいい言葉は載っていなかった。
二人は再び歩き始める。今度は、カズヤが先行する形で。
もう禁止エリアになっているG-5の山頂へと、山を登りながら歩いている最中だ。
万吉が言い出した「禁止エリアを見てみたい」という提案にカズヤが乗った形だったが、
今のところ道中で目ぼしい発見も遭遇者もないため、なんとなく焦りを感じてしまう。
万吉が朝なのに星座を見ようとしたのも、そのせいかもしれなかった。
もちろん、何も見付けていない訳ではない。
湖のほとりに干されていた「カン・ユー」という男の軍服を、万吉とカズヤは発見している。
だが、辺りを見渡してもカン・ユー本人は見当たらなかった。
名前が放送で呼ばれていないし、服を置いて何処かに行くとは考え難い。
どこかで休んでいるかもしれないと思って少し辺りを探したのだが、
足跡などの形跡も全てある地点でぷっつりと途絶えてしまっていた。
まさかの神隠し展開。
本当に、このロワは不可解だ。
万吉がいつも書いていたパロロワとは、どうも勝手が違っていて……それでいて根幹は同じ。
だから本当に、たちが悪い。
「……おい、万吉!」
「ん?」
――しまった、考え事に意識を割きすぎていた。
「どうした、カズヤ」
「空だ。空に何かいやがるぜ。なんだ、あいつはよ?
見下しやがって胸糞悪ィ」
「空……?」
我に返った万吉は、カズヤが指を差す方向に自然と目を走らせる。
まるで、時間外れの流れ星を見ているみたいだった。
歩いている山道の終点、山頂の方角に、空を飛行する物体の姿がある。
いつのまにか、かなり目的地に近い所まで来ていた。だから分かる。
今、水平に飛行していた物体が静止したエリア、
G-5・山頂周辺は、禁止エリアになっていて誰も入れないはずだ。
ならばあれは参加者ではない。
しかし、支給品にしては大きすぎる。
施設は飛ばない。主催の介入にはまだ早い。
じゃあ、一体あれはなんだ……?
万吉はゲームのやりすぎで下がった視力をフルに使って、日の光に照らされたそれを凝視する。
すると、輪郭がはっきりと浮かび上がってきた。
空に座す未確認飛行物体は、箱の形をしていて、その姿は――
「…………!?」
猫だ。
万吉はそれを見て、そう思った。
そんじょそこらの猫とは格が違う。
誰もが見たことのあるだろう、とあるジブリアニメに登場する、あの猫だ。
「まさか……俺以外のアルター使いが居やがったのか!?」
「違う、カズマ落ち着け! あれは違う……でも、何でここに?」
しばらく禁止エリアの上空で静止していたその物体、あるいは生物は、
いきなり起き抜けのように体を揺らし、その空から走り去る。
前足を縮めて。
後ろ足を蹴り上げ。
体を伸ばして空を駆ける。
それを繰り返し、視界から外れていく。
万吉には分からなかった。
その生物の正体が分かったからこそ、それがあそこにいる意味が分からなかった。
「違うだ!? 何で断定できるんだよ万吉!」
「知ってるからだ。俺は、あれを見たことがある!」
「な……ンだとォ?」
「だがおかしい。今になって、あんな奴が出てくる理由が分からない……」
「そんなにヤバい奴なのかよ、あれはよ?」
「いや、直接的には驚異じゃないんだが、間接的にはかなり驚異だ、と思う」
「はぁ? じゃあ何なんだ?」
「あいつは……」
あいつは、バスだ。
コントラバスとかブラックバスじゃなく、人を乗せて運ぶバスだ。
猫バス@kskロワ・OP案。
それが、猫屋敷に封じられていた「ゲスト」であり、
誰も気付かないようなフラグの積み重ねによって現れた、奇跡の産物の名前だった。
「くそっ、おい万吉! もう見えなくなっちまう! 追うぞ!」
「あ、おいカズヤ!」
久しぶりの遭遇者、あるいは遭遇車に見下されたような気がして、
カズヤは血気盛んに猫バスを追おうとしているようだ。
猶予はない。万吉はロワ書き手として培った経験則をオーバーヒートさせて考える。
当初の目的を捨てて猫バスを追うか。
それとも、あのフラグは無視して禁止エリアについて考察するか。
猫バスの中には誰か乗っているのか? 行き先はどこなのか?
「――畜生、なんなんだ! このロワは!」
イライラが募り頭をひっかく。フケが飛ぶ。
誤ってニキビを一つ潰してしまう。
そう、格闘術の本をいくら読んでも格闘が上手くなるわけではないように。
パロロワをいくら書いていたとしても、パロロワが上手くなるわけではない。
鈴木万吉の選んだ道は、とても、とても、辛い道なのだ。
しかしそれを選んだ以上、万吉は立ちはだかるフラグを吟味し、
ゴールに向かって物語を組み立てなければならない。
見上げた空から、時間外れの流れ星は消えている。
追おう。極限の緊張感の中で、万吉はそう思った。
「……ああ、分かった、行こう」
「決めんのが遅ぇんだよ、馬鹿」
理由は三つ。
カズヤにこれ以上、遠慮させたくないから。
猫バスを追う方が、誰かと会える確率が高くなるような気がしたから。
そして、なにより……禁止エリアについての考察は、“今”から行われる気がしたからだ。
格闘術の本をいくら読んでも、格闘術は上手くならないが。
格闘術の本の書き方と手順は、
読み込んだ者の頭に刻まれて離れない。
(禁止エリアにわざわざ猫バスを浮かべ、ここまでクローズアップしたんだ……
きっとこの次に来るのは、あのバスについてのSS。
そして俺が書き手なら!! 禁止エリア考察は、そこに上手くねじこむ!!)
カズヤに手を引かれて走りながら、万吉はニヤリと笑う。
鈴木万吉は完全に今、物語の流れを読み切っていた。
覚悟を決めた男の強さが、その笑いにはあった。
本当に、手強い相手。
思わず応援したくなるほどに、手強い相手だ。
「さあ――行くぜ、万吉!」
「おう!」
「「……全速力だ!!」」
この二人で全速力を出そうとすると、万吉をカズヤがおんぶする形になるのはご愛嬌として。
彼らは猫バスを追うことにした。
その先に何が待っているのかは、まだ分からない。
【1日目 昼/G-6】
【カズヤ@スクライド】
【服装】普段着(くすんだ色の革のジャケット)
【状態】健康、万吉をおんぶ
【装備】なし
【持ち物】支給品一式、不明支給品0〜3
【思考】
基本:殺し合いに反逆する。
1:猫バスを追う
2:とりあえず万吉を連れていく
3:ぶん殴りたいやつをぶん殴る
【備考】
※本来の名前はカズマです。
【鈴木万吉@オリジナルキャラ・バトルロワイアル】
【服装】ニート専用パジャマ
【状態】健康、父を失った悲しみ
【装備】なし
【持ち物】支給品一式、カン・ユーの軍服@装甲騎兵ボトムズ
【思考】
基本:殺し合いをぶっ壊す。フラグ重視。
1:猫バスを追う。
2:何ロワイアルなのか考察する。
3:親父……敵は取る。
4:なんか似た体験をしたことがあるような、ないような?
5:禁止エリアについて考察する。
※二人は猫バス@kskロワを見失ってから追い掛け始めました。追い付けない可能性もあります。
序文
だれでも一律1000AR
一律1000ARでお望みの人のところへお届けします
運行時刻は3時間に1回となっております
繰り返します、運行時刻は3時間に1回きりとなっております
ずっとバス車内にたむろする行為は禁止です
バス車内での殺し合い行為も禁止です
なお、1000ARお持ちでない方は乗ることができませんのであしからず
乗り降りにお気を付け下さい
忘れ物のないようご注意下さい
それではごゆるりと――by、猫バス運送(株)社長
◆◆◆◆
その隠し扉が開いたのは、まさに偶然の連続が起こした奇跡だった。
第一。ある冒険家が罠に落ち、猫屋敷の地下を探検していたこと。
第二。その地下に、ある生霊の本体が眠っていたこと。
第三。生霊が本体に戻り、焔の神を手に入れたこと。
第四。猫屋敷が焼き尽くされた時、まだG-5が禁止エリアになっていなかったこと。
第五。その、ギリギリの時間の中で――
ある探検家が、「隠し部屋へのスイッチ」を、押してしまったこと。
「隠し扉か……? 面白い。イフリート、破れ」
時は遡ること5時間弱、時間帯にして朝。
猫屋敷を退いたあと、G-5・山頂にて隠し扉を見つけた六条御息所は、
本来ならもう数個カギを必要とするはずの鉄の扉を、イフリートで消し飛ばして中に入った。
――それは本来、G-5・山頂より流れる川によって隠されていた扉。
しかし、スペランカー先生が水攻めのスイッチを押したことで、
川の水はそちらの方に割かれ、自然と水かさは減っていく。
隠し扉は、その仕掛けによって露出するよう作られていたのだ。
考えてみれば、広大な猫屋敷の地下を埋め尽くすほどの水が現れたとすると、
それがどこから来たのかという疑問が残ってしまう。
答えは川だったのだ。
誰も気付かないうちに、着々とフラグは積まれていたのだ。
「ニャア」
「む? 何だ、この猫は」
そして、また一つ。
隠し部屋に入ってすぐの所に、猫がいた。
ときに昔の日本では、犬より猫の方が高貴な存在である。
六条御息所は不思議に思いつつも、丁重にその猫を抱きあげる。
「……ニャー」
「脅えずとも良い。わらわは人間の女しか殺さぬ」
猫屋敷からはるばる逃げてきたのだろうか、少し体に汚れのついているその猫は、
首輪に書かれた名前を見る限り「アーサー #@∴@」というらしい。
六条御息所には片仮名のアとサがぎりぎり読めるくらいだが、
なんとなく同じ意味を指した言葉のような気がする。
二種類の言葉が使われているところで飼われていた猫なのだろう。
「うむ。猫、わらわにはよく読めぬが、お主には立派な名前があるようじゃな」
「…………ニャアッ!!」
「!?」
と。親交を深めようと話しかけた六条御息所を、高貴な猫は気に入らなかったのか。
手を噛み、すり抜け、地に降り立つ。
痛がる六条御息所には何の目もくれず、
すらりと背筋を伸ばして、勝手にとてとて歩き始める。
「……わらわは猫にまで嫌われるのか?」
とてとて。無視して歩く猫。
「ひどい……」
「…………ニャア」
流石に落ち込む六条御息所。
すると呆れたような顔をして、猫は六条御息所を振り返った。
尻尾をふりふりしてつつ、片前足を上げて招き猫のポーズをとる。
「……?」
ふりふりふりふり。
「……ついてこい、ということなのかえ?」
こくり。
頷くと猫は、再び歩き始める。
数秒遅れて、六条御息所も歩き出した。
イフリートは少し大きすぎるので、一旦デイパックに納めておく。
無視されていたわけではないのが分かって嬉しかったのもあるが、
隠されるように配置された扉や、案内役の猫。
この先に何があるのか、六条御息所は純粋に興味があった。
しばらくごつごつとした道を歩くと階段があり、
一人と一匹はそこを静かに降りてゆく。
湿った空気の中には、動物の死霊がちらほら紛れている。
この空間は猫屋敷の地下と繋がっているのか?
しかし、山頂を入り口とするこの空間は、高度で見れば猫屋敷の遥か上にある。
どちらかと言えば別の空間の可能性が高いだろう。
と、いうことは。
「ふむ……わらわの体が置かれていた、あの地下。あれは少し広すぎた。
更には何かを守るようにして、沢山の霊どもや生物がいた。
なのに何も無いとはおかしいと思っておったが……なるほどのう」
階段を降りると、曲がりくねった狭い通路。
入り組んだ迷路のような道を進みながら、六条御息所は感慨にふける。
つまり、あの広大な地下の全てが、この部屋を隠すための囮だったのではないだろうか。
ああまで広大な設備があれば、
隠し部屋はあの地下のどこかに隠されている、と考えてしまうのが道理。
それを逆についた発想だ。
例えば隠し部屋へのスイッチがあるとしたら。
それは地下に眠らせておいてもいいが、実際の入り口は猫屋敷とは別の場所に配置する。
更には、さりげなくこの地区も猫屋敷も禁止エリアに指定する。
こうすることで、隠し部屋に辿り着く可能性を極限まで排除しているのだ。
そこまでしてこの部屋に隠したかったものには、全く見当もつかないのだが。
「そういえば、もうそろそろここは禁止エリアになるはずじゃが……」
六条御息所はふと思い出し、首輪に手を伸ばす。
確かに付けられているひんやりとした感触の首輪は、今だ反応を見せない。
随分も歩いてはいないが、隠し扉のある位置は、地図によればエリアの北西隅あたり。
既に隣のエリアの地下まで進んでいるのだろう。
六条御息所はそう結論づけた。
「ニャー」
分かれ道に出る。
が、猫がしっかりと正解のルートへと六条御息所を導いていく。
賢い猫だ、と思った。
自分もこれくらい賢くて冷静であれば、人を呪うなどということは無かったかもしれない。
六条御息所が他の女を呪っているのは、結局の所、自分に自信が無いからでもある。
自分が上に立てないと思っているから、他の者を全て引きずり下ろす。
他人は他人、自分は自分であると……そう簡単には割り切れないのは、
六条御息所に限らず、当たり前のことなのだが。
「分かっているのだよ……呪って呪って呪い殺して、
その果てに自分が愛されることになっても、それは本当の愛ではないことは。
じゃが。もはや止まらない。止められないのじや。
愛が知性で消せないように、この気持ちはもう、わらわには消せぬ」
憎い。
憎くて、憎くて仕方がない。
ひとり占めにしたいのだ。
自分が一番深く繋がっているはずの、大事な大事な愛する人に、
他の女が群がる所を、想像しただけで炎が沸き上がる。
心の臓から広がる炎は、六条御息所の体を焼き付くすだろう。
それでも構わなかった。
自分が一番で居続けるためなら、
心も、体も、魂もくれてやろう。
その火を絶やさないための、薪になろう。
六条御息所が歩む道は、そんな道だ。
いつか必ず身を滅ぼす、線香花火のような道なのだ。
しかし、いくら水をかけても、空気を閉ざしても、その炎は消えない。
燃え尽きるそのときまで。
決して、その想いは絶やさない。
妖しく、硬く、光り続ける。
六条御息所は歩いた。長い時間を、耐えまなく歩いた。
分かれ道をいくつもくぐり、階段を降り続け、
どんどん沈んでいく道の先にあったのは、生きた猫の車。
スペランカー先生が探し求めた、宝物だった。
◆◆◆◆
「女の所へ」
口にしてたった八文字。
六条御息所の猫バスへの願いは、それで終了した。
猫バス。
見つけた当初はその価値が分からなかったものの、
車内にあった説明書きを読んで、六条御息所はその有用性を理解した。
参加者への配慮か、わざわざ様々な言葉で記された説明書きには、こう書かれていた。
「知っている人物であれば、その人物の名前を呼ぶことで猫バスは貴方を運びます」
それを一つ目の条件として、様々な使用条件がつらつらと書いてある。
首輪に付いている実体の無い金銭、「AR」というのが1000ARないと乗れないこと。
三時間……六条御息所の言葉で言えば三刻ごとにしか使えないこと。
そして、車中にずっと留まっていることは出来ず、また車中では誰も殺してはいけないこと。
今、猫車が六条御息所を乗せて禁止エリアに浮いていることから鑑みても、
この車の中だけは、殺し合いから切り放されているのだろう。
禁止エリアであろうと、この車中に居る者は抜けることが出来る。
しかし、目的地に付いてからずっと車中に留まっていたりすれば、
問答無用で首輪が爆発する、ということだ。
六条御息所の首輪には1000ARぴったりしか入っていなかった。
回数制限も相当厳しいものだと思われる。
しかし、それを差し引いても――「会いたい人物に会える」というのは、
六条御息所にとって破格の意味を持った。
「ニャァアアゴ……!」
のそり、と猫バスが、起き抜けに体を震わせる。
説明書きには書いていなかったが、
どうやら“女の所へ”という抽象的な要望にも答えてくれるようだ。
もっともそんな要望、六条御息所くらいしかしないだろうが……とにかく。
「女……憎き、倒すべき、女のもとへ! わらわを運べ、わらわを連れて行くのじゃ!」
道は、開けた。
あとは誰でもいい、女の所へゆき、
焼き切って、焼き尽して、焼き殺して、焼き払うだけだ。
六条御息所はかっと目を見開く。
眼前の眩しい太陽は、白く静かに燃え続けているのだろうか。
ならばそれは偽物だ。
本当の“炎”とは、黒く黒く黒く黒く――彗星のように、激しく動き続けるもの。
「さあ行こうぞ、女の所へ――」
「ニャー?」
だから六条御息所は、止まらない。
「全速力じゃ!」「ニャア」
嫉妬の焔がエンジンとなり、彼女を何処までも走らせる。
実際に全速力を出すのは一人でも一匹でもなく猫バスなのだが、それはご愛嬌として。
車中に入ってきた猫と共に、六条御息所は女の所へ。
その先に誰が待っているのかは、まだ分からない。
【一日目 昼/G-5】
【六条御息所@源氏物語】
【服装】白襦袢
【状態】健康
【装備】なし
【持ち物】基本支給品一式、イフリート@ファイナルファンタジー[、騎英の手綱@Fate/stay night、フラッシュ@スペランカー、ヴェーヌの不明支給品0〜1
【思考】
基本:女を一人残らず殺す(夜は呪殺)
1:さて次は誰をわらわの焔で燃やしてくれようぞ。
2:阿呆な奴じゃ、L字ブロック。
3:この猫はどこから来たのだろう。
【備考】
※生霊として行動できるのは日がある程度沈んでいる時間です。
※猫バスがどの“女”のもとに向かうのかは次の書き手さんにお任せします。
※外見が女なら、バスも勘違いしちゃうかも。
※アーサー@コードギアスらしき猫が猫バス内にいます。
【猫バス@kskロワ】
OP案その5において、参加者達を殺し合いの場に運んだ、トトロ出展のふしぎなバス。
原作ではサツキをメイの元に送り届けていた。
さすがに便利すぎると判断されたのか、猫屋敷の秘密の部屋に隠された上で制限も付いている。
・首輪に1000AR無い参加者は乗れない
・3時間に1回しか運行しない
・着いたらすぐ降りなければならない
・会ったことのある人物の所でないと連れていかない
など。ただし、
・「誰かの所」とか「女の所」などの抽象的な要望には答える
・車内は禁止エリア無効、殺し合い禁止
・子供以外にも見える
のように、良い待遇も受けている。
「3時間ごとの運行」は分かりにくいが、
・「目的地に着いた時間帯」の次の次までは再び乗ることができない
と捉えておk。
日中に着いたら、日中と午後はお休みで夕方からまた乗れるようになる。
名前: ◆KYxVXVVDTE[sage] 投稿日:2009/09/24(木) 02:02:47 ID:tGNtK66w
ラスト1レスでのさるさんに定評のある俺のようです
……やはり、投下宣言分を投下に回すしかないかなw
誰か見てたら代理おねがいします。
以上で代理投下終了です。
投下乙でした。
こっちでも終了宣言を。支援、代理投下ありがとうございましたー
投下乙です
なんかこうして見ると六条さん同情するなあ
愛って複雑だな、燃える乙女――いや違うなw
あとなぜか万吉にすごく不安を感じる
ってwアーサー?いたのかよw
改めて投下乙です。
隠し扉のトラップとか凄いなー。自分だったら一生思いつかない自信がある!
それにしても猫屋敷の地下に猫バスがいるとか、このロワの主催はいったい何を考えているんだかw
そして万吉。生憎とこのロワはいきなり猫バスが空を飛ぶくらいじゃ(ry
それはそうと、今日から「アーサーらしき猫」が実際はアーサーなのかそうじゃないのかドキドキする日々が始まるなw
遅くなりましたが、投下乙です。
まさか猫バスが登場とは……。まあオールロワだしな。
そして女性キャラみんな逃げてー!
193 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/27(日) 01:04:25 ID:VJKIG9mg
あげ
195 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/29(火) 18:33:55 ID:tQZz+169
あげよーか
祝・まとめWIKI20000ヒット達成
なんか知らんが偶然キリ番取れた
あ。もうじき1周年だ。
★間違っていても責任が取れない現在地まとめ★ 本スレ
>>145まで
【A-9 古びた教会内】
・ルガール・バーンシュタイン[朝]
【B-2 レンタルビデオ店内】
・ああああ[昼]
【B-3】
・高嶺響[午前]
【B-4】
・カン・ユー、恋[午前]
【B-5 平原】
・ランキング作成人、黒井ななこ、◆6/WWxs9O1s氏@クロスネタスレ(外見はかがみ)、赤根沢玲子(レイコ)[午前]
【B-5 市街地】
・◆6/WWxs9O1s氏@カオスロワ、キリコ・キュービィ[午前]
・かえる、地虫十兵衛[朝]
【C-3】
・kskロワ住人、竜宮レナ、カムパネルラ[午前]
【C-4 病院(2階病室内)】
・ゼロ、アキ、ネギ・スプリングフィールド[朝]
【C-5 クルミの固有結界内】
・柊かがみ(変態仮面)、神山満月、マシロ、竜[朝]
【C-5 平原】
・宇海零(→カイジ)[朝]
【C-6】
・阿魔野邪鬼、ジャイアンの母[朝]
【C-6 豪邸付近の森の中】
・カヨ[午前]
【C-7】
・L字ブロック[朝]
【C-9 森の中】
・秋山深一[朝]
【D-2】
・ヤムチャ[午前]
【D-2 メイドカフェ】
・帝[午前]
【D-3 都市南部】
・クレア・スタンフィールド[朝]
【D-7】
・ハン(→ゼロ)[朝]
【D-9 伝説の木の傍】
・黄桜可憐、ビブリ[朝]
【E-4 クレーター付近】
・キラ・ヤマト、枢木スザク、リュウタロス[朝]
【E-6 怪しい洞窟付近の茂みの中】
・MAX[朝]
【E-7 森の中】
・音無可憐[朝]
【F-3 焼け落ちた橋の近く】
・スペランカー[午前]
【F-7 森の中の広場】
・ジェレミア・ゴットバルト[朝]
【G-2 ギャルゲ高校前】
・スペードの2、雪広あやか[朝]
【G-3】
・リゼルグ[朝]
【G-5】
・六条御息所[昼]
【G-6】
・カズマ(→カズヤ)、鈴木万吉[昼]
【G-10 niceboat前】
・ユーフェミア・リ・ブリタニア[朝]
【H-8 町北部の民家】
・前原圭一、フランツ=フェルディナント[朝]
【I-3 草原】
・楠沙枝、パトラッシュ、チビすけ[午前]
【I-5 草原】
・古手梨花、ズシオ、丹波文七[午前]
【I-8 町】
・ハオ(→プリンセス・ハオ)[朝]
【I-8 雑貨屋】
・かぐや姫、ファシル(本名 鈴木次郎)、ハートのクイーン[朝]
【J-5 海岸付近】
・室賀豹馬[朝]
【J-8 niceboat内部】
・本郷猛、北条沙都子[昼]
間違えてた。
本スレ
>>145までじゃなくて、本スレ
>>189までだった。つまり、最新話までってことで。
まとめ乙ー。けっこうバラけてきて、先が全然読めない……
もう1周年になるのか。
Wikiも2万ヒットで縁起がいいし、何か祝いたいな。
まとめ乙です
そろそろ何か書きたいなあ(これで何度目だろう、こんなこと言うの)
202 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/02(金) 09:35:32 ID:x7jnfluM
あげましょか
1周年の正確な日にちっていつだっけ、と思ってWikiで過去ログを見ていた。
スレ立ったのは去年の今日で、投下が始まったのは5日だったのかw
もうちょい後だと思ってたからびっくりしたw
おお、そうだったのか
205 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/04(日) 09:25:41 ID:KkwgtSmN
1周年か…でもまだここはこれからだな
あげよーか
そっと記念カキコ。
1周年おめでとう。
週末くらいまでには何か出来るかな……
今日で1周年か、おめでとう
1周年記念投下したかったなあ
1歳の誕生日おめでとう、オールロワ。
自分の書き手デビュー1周年でもあるんだよな……と思いながら過去ログ見ていたら
初投下が日付変わってからだったことに気づいたりもした、そんな記念日。
あ、自分もだ。ただし今日だけど>書き手1周年
しかしなんというか、1歳の誕生日を迎えられたことに驚きだw
これからも頑張ろう。
とりあえず1周年に際して何人か書き込んでくれた
それがささやかではあるがかなり嬉しい
212 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/09(金) 21:56:01 ID:kuKlkTIV
あげよう
213 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/10(土) 20:55:40 ID:UUDr4KNo
あげ
214 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 14:49:24 ID:gjXHSfPz
あげー
215 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/11(日) 21:56:58 ID:gpeh32y0
152人は数が多すぎたのか…
100〜110人くらいなら完結していたのかもしれない…
あげ
気長にやっていくさ
217 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/16(金) 02:26:19 ID:Mo74KksN
あげ
218 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/18(日) 18:44:00 ID:u2oD08pW
もうしばらく進めば加速するかも
あげ
219 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/20(火) 09:45:42 ID:rESaBwyk
あげよーか
220 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/26(月) 09:16:40 ID:LfgRMUno
あげ
221 :
名有りさん:2009/11/09(月) 16:45:06 ID:+GlG9Olu BE:199686522-2BP(60)
代理投下します。いか本文。
規制に巻き込まれたため、こちらに投下します
二人の男が、死んでいた。
圭一とフェルディナントの二人は、湖を北に迂回し、橋を渡って西に歩を進めていた。
そして渓谷にさしかかったところで、彼らは息絶えている二人の男を発見したのだ。
「うぐっ……!」
放送で、多くの人間が死んだことは教えられていた。だが、ここまで実際に死体を目にすることはなかった。
この島に来てから初めて目の当たりにするリアルな死に、圭一は思わず顔をしかめる。
彼とて、これまで完全に「死」と無縁の人生を送ってきたわけではない。
むしろ特殊なケースとはいえ、常人よりも多くの「死」に関わってきたとさえ言える。
それでも、「死」に対する嫌悪感は薄まってはいない。超常的な体験をしてきたとはいえ、彼自身はまだ幼さの残る少年である。
人の死に慣れるには、圭一の精神はまだ未熟だった。
一方顔面蒼白の圭一とは対照的に、フェルディナントは微塵の動揺も見せることなく死体を観察していた。
外見だけなら圭一よりもさらに幼いフェルディナントだが、その実年齢は50を超える。
その上彼はもともとナチスの軍人であり、その後はショッカーという秘密組織の一員となった男だ。
その人生の中で多くの人間が死ぬ瞬間を見てきたし、自分の手で殺してきた人間も少なくはない。
すでに彼にとっては、見知らぬ他者の死など特に珍しいものでもなかったのだ。
「ふむ……。こっちの金髪は外傷がひどいな。凶器は鈍器……あるいは素手で殴り殺したか。
それに比べて、こっちの東洋人は外傷が全くない。口から血を吐いているところを見ると、毒物による殺害か?」
二つの死体を念入りに調べながら、フェルディナントは呟く。
圭一にはそれが独り言なのか、自分に語りかけているのか判断が付かなかった。
「妙だとは思わないか、前原君」
「妙? 何がです?」
今度は、明らかに自分に向けられた言葉。しかし、圭一はそれに対して中身のある言葉を返すことが出来ない。
「死後硬直の具合やその他の要素から見て、二人が殺された時間にあまり差はないと思われる。
だが片方の男は殴り殺され、もう片方の男は毒殺されている。実に不自然じゃないか」
「あ、たしかに! こんな屈強な体格の人を殴り殺せるんだったら、毒なんて使う必要はない。
逆に毒で他人を殺すような策略家なら、もう一人を殴り殺すなんて行動に出るとは考えづらい」
「完璧な返答だな。さすが私が見込んだだけのことはある」
圭一から返ってきた「模範解答」に、フェルディナントの口元が緩む。
「加えて、もう一つ妙なことがある。彼ら二人の荷物にはまったく手が付けられた様子がない。
この殺し合いにおいて、使える道具は多く集めておくに越したことはないのにな」
「言われてみれば……。考えれば考えるほど不可解だ。一体この人たちを殺したやつは、何を考えていたんだ?」
「さあな。いくつかの仮説は考えられるが、どれも妄想の域を出ない。情報が足りないのだ。
今の我々がはっきりと言えるのは、ここで二人の男が死んでいたという見たままの事実だけなのだよ」
あくまで感情を感じさせぬ静かな声で、フェルディナントは言った。
◇ ◇ ◇
その後二人は二つの亡骸の身だしなみを整え、人目に付きにくそうな場所に安置してやった。
圭一としてはできれば土葬してやりたかったのだが、このあたりは岩盤が固く手持ちに役立ちそうな道具もないためやむなく断念したのだ。
もっともフェルディナントが狼男に変身すれば穴掘りも不可能ではないのだが、彼にそこまでしてやるほどの義理はなかった。
(こんな所に連れてこられた上に命まで落として、さぞかし無念だったでしょう。
せめて、安らかに眠ってください……)
亡骸に向かって手を合わせながら、圭一は心の内で呟く。
「弔いは終わったかね、前原君」
頃合いを見計らって、圭一の後ろ姿にフェルディナントが声をかける。
彼の手には、二つのデイパックが握られていた。
「死人の持ち物をはぎ取るのは決して褒められた行為ではないが、先程も言ったように持ち物は多いに越したことはない。
これも何かの縁と思って、ありがたくちょうだいしていこう」
「そうですね……」
理屈でわかっていても感情ではしっくり来ないのか、答える圭一の声は今ひとつ活力がない。
だがそんな様子にかまうことはなく、フェルディナントは片方のデイパックを圭一に押しつける。
「私はこちらの中身を確認する。君はそちらを頼む」
「わかりました」
地面に腰を下ろし、圭一はデイパックに手を突っ込む。まず出てきたのは、一台のバイクだった。
「は?」
目の前にあるバイクを見つめながら、圭一は間の抜けた声を漏らしていた。
「いやいや、なに冷静に『一台のバイクだった』とか言ってるんだよ。どう考えてもおかしいだろ。
なんで背負えるサイズのカバンから、こんな立派なバイクが出てくるんだよ!」
「前原君……。誰に向かって言ってるんだ?」
「あ、いえ、すいません。あまりに衝撃が大きすぎて、自分でもわけのわからない言動を……。
落ち着け……。COOLになるんだ……」
深呼吸と独り言を交互に繰り返して落ち着こうとする圭一。それをよそに、フェルディナントは考察を巡らす。
「なるほど、たしかにこれだけの大きさの物体が、持ち歩ける程度のカバンに入っていたとはにわかには信じがたいな。
しかし、入っていたことは紛れもない事実。となると、カバンに何か特殊な仕掛けが施してあるのか。
だがこのようなこと、ショッカーの科学力を持ってしてもおそらくは不可能。
そうなると、殺し合いの主催者はショッカー以上の技術を持っているということになるのか?
<博士>がいればこのカバンの構造を解析してくれるかも知れないが、私では手が出せそうにないな」
「……冷静ですね、フランツさん」
「まあ、一般人から見ればあり得ないことが普通に起きる環境で生きてきたからな。
この程度で取り乱したりはせんよ」
「はあ、そうなんですか……」
繰り返しになるが、圭一の方も普通ではない体験をしてはいる。だがそれでも、適応力や冷静さはフェルディナントの方が上らしい。
しかしそれは圭一が劣っているというわけではなく、性格や経験した内容の違いなのだろう。
「さて、次にこのバイクそのものだが……。これは私たちにとって実にありがたい支給品と言えるだろう」
「徒歩とは移動スピードが比べものになりませんからね。特に俺たちは、この殺し合いが始まってからまだお互いにしか出会っていない……。
機動力を手に入れれば、それだけ他の参加者と遭遇する確率も高くなるはずです」
「その通りだ。ところで前原君、君はバイクの運転は出来るかね?」
「いや、俺は……。残念ですが、出来ません。フランツさんは?」
「いちおう出来る。まあしばらく乗っていないから、腕前の方はあまり期待しないでもらいたいが」
「けど、俺よりはましでしょう。お任せしますよ、フランツさん」
「ああ。だが、まずは他の支給品も確認するのが先決だ」
「わかりました」
二人は、再びデイパックの中を探り出す。その作業の中で、フェルディナントはふとバイクに視線を向けた。
「バイクか……」
「フランツさん、どうかしましたか?」
「いや、なんでもない」
フェルディナントの挙動を疑問に思った圭一が彼に問うが、フェルディナントはそれをはぐらかす。
だが、もちろんなんでもないはずがない。彼の脳内は、一人の男のイメージが占領していた。
(本郷猛……。バイクなら貴様の方が似合うのだがな……。まあ、今はそんなことを考えてもどうしようもないか)
宿敵の姿を頭の中から振り払い、フェルディナントは苦笑を浮かべながら作業を再開した。
彼らは知らないが、二人の前にあるバイクは名をマシンディケイダーという。
その本来の持ち主は、仮面ライダーディケイド。
本郷猛と同じく、「仮面ライダー」の称号を持つ異世界の戦士である。
そんなちょっとした因縁など、フェルディナントは知るよしもなかった。
【1日目 午前/G-6 渓谷内】
【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】
【服装】ワイシャツにズボン
【状態】健康、フランツへの軽い疑念、雛見沢症候群Lv.1?
【装備】ワルサーPPK(24/24)@現実
【道具】基本支給品一式×2、双眼鏡、ロープ、味噌『トシコシ』、アンディの不明支給品(0〜2)
【思考】
基本方針:このくそったれなゲームをぶっ壊す。
1:町での捜索の後に都市に行き、この殺し合いを打破する仲間を集める。
2:命に代えても部活仲間を助ける。
【備考】
※本編終了後からの参戦です。
【フランツ・フェルディナント@仮面ライダー 誕生1971】
【服装】黒い詰襟の軍服
【状態】健康
【装備】特殊警棒@現実
【持ち物】基本支給品一式×2、猫缶、マシンディケイダー@パロロワクロスネタ投下スレ、 右京の不明支給品(1〜3)
【思考】
0:このままでいいんだろうか?
1:前原圭一に協力する?
2:本郷猛の事が少し気にかかる。
【備考】
※<黄金狼男>に変身できます。
能力には制限がかかります。制限に気付いていません。
※支給品紹介
【マシンディケイダー@パロロワクロスネタ投下スレ】
仮面ライダーディケイド・門矢士が愛用するバイク。
最高速度は時速360km。
ストーリー開始当初から士が所持していたが、彼がどうやってこのバイクを手に入れたのかは語られていない。
今のところロワには登場していないが、クロススレで開催されたカートレースに参加するため、士が持ち出してきた。
投下終了です
アンディと右京さんの支給品って、まだ誰も回収してませんでしたよね?
228 :
創る名無しに見る名無し:2009/11/11(水) 21:16:30 ID:qLyVua+B
投下乙!
まさか死因が読者視点ですら不明とは思うまいw 多分病死だろうけど
支給品は回収されてなかったと思いますよー
書き込めるか?
よっし規制解除された!(今回は早かったな)
投下乙です
ああ、誰かと思ったらアンディと右京さんか
まあオールはまともに考えても分からないこと多いし死因の推理についてはドンマイ
でもさすがフランツは修羅場潜っているだけあって冷静だな
支給品ならまだ手つかずのはずです
投下乙です。
フランツさんはかっこいい。それは間違いない。
しかし、なんだろう……
今に始まった話でもないけど、真面目に考察すればするほどおかしな方向にいくのがこのロワの宿命なんだろうかw
とある場所で、二つ名メーカー使って書き手氏の二つ名を作るというのをやってたので真似してみた。
対象は第一放送後に三作以上の投下があった書き手氏……のはず(うっかりは否定できない)
◆.pKwLKR4oQ氏→悲愴斬鬼(ノイローゼジュライ)
◆KYxVXVVDTE氏→矩形実験(ゴシックパラドックス)
◆KV/CyGfoz6氏→調教遊戯(パラノイドスネイク)
◆OQfaQnysJI氏→錯乱憑依(ウロボロスクライシス)
◆rc417qeK9o氏→渦状物語(アナザーレクイエム)
◆h3Q.DfHKtQ氏→彷徨極限(ブラインドインパルス)
233 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 12:36:30 ID:LN2t1wtB
誰か
234 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/21(月) 15:45:11 ID:LeK8ccUZ
いないのかい?
235 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/30(水) 01:11:26 ID:/OS2+DvY
おーい
なーにー?
年明けるまでに1作投下したいなー
なんとか間にあった…
ファシル(本名 鈴木次郎)、ハートのクイーン、かぐや姫で投下します
ファシルはついさっき事切れた少女をゆっくりと床に寝かせると、腕を組ませて遺体の状態を整えてやった。
そして既に死んでいたもう一人の少女の分も合わせて静かに黙祷を捧げるのだった。
おそらくファシルは運が良かった。
もしも二人を殺したハオと鉢合わせしていれば確実に死体が3つ増えていた。
そのような事は知らないが、一歩間違えれば死体になっているのは自分だという事をファシルは痛いほど感じていた。
(これで死体を見たのは何人目だ? まだ数えられるほどだが、そんなの今のうちだけだろうな)
殺し合いはますます過酷なものになるだろう。
どんなに注意を払っても安心など出来ない。
現状は常に危険とは背中合わせだ。
(もしも、クイーンと、かぐやが、この二人のように殺されれば……)
その時は自分を抑える事は出来ないとファシルは自己分析した。
今の自分にとってクイーンとかぐやは何物にも勝る宝だ。
それが危険に遭うようなら――。
「俺は――」
◇
一方その頃ハートのクイーンとかぐや姫は雑貨屋の前でファシルが出てくるのを待っていた。
一向に雑貨屋から争う音が聞こえてこないのはファシルが無事である証拠。
だから安心していいはずなのだが、クイーンは妙な胸騒ぎを覚えて仕方なかった。
そんなものは気のせいだと自分に言い聞かせても胸騒ぎはクイーンの心を僅かだが揺さぶっていた
「どうしたの、ははうえ?」
「心配してくれるのかい」
突然かぐやが小さな頭をこちらに向けて心配そうな眼差しを送っていた。
どうやら胸騒ぎを気にするあまり顔に不安が出ていたようだ。
「うん。だって、ははうえが かなしそうだと かぐやも かなしくなる」
「うふふ、ごめんなさい。なんでもないでありんすよ」
「ほんとう?」
「ええ、本当よ」
少しの間でもかぐやに余計な心配を掛けてしまった事にクイーンは軽い罪悪感を覚えた。
ただでさえここは殺し殺されるが跳梁跋扈する地獄なのだ。
そんな場所に放り込まれたこの子はそれでも懸命に何かしようとしているのだ。
そんなかぐやには出来る限り危険な目に絶対に遭ってほしくない。
だからじぶんも精一杯がんばろう。
そうクイーンは心に誓った。
(でも、そんな綺麗事なんて大きな力の前では儚いものじゃ)
自分に出来る事などせいぜい高が知れている。
誰かと戦うなど以ての外だ。
そんな自分が果たしてこの先かぐやを守っていけるのだろうか。
(もしも、ファシルと、かぐやが、危険に晒されたら……)
そんな事は絶対に起きないとは言い切れない。
実際に自分もファシルも殺し合いに乗った者に出会えばどうなるか分からない。
そんな危険な目に遭ったなら――。
「私は――」
◇
「殺してでも守る/誰も死なさずに解決したい」
◇
偶然にもほぼ同じ時に二人の参加者が同じような自問自答に異なる答えを導き出していた。
ファシルは血を見るのも厭わない悲壮の決意。
ハートのクイーンは血を見る事なく解決する道を模索していく慈愛の決意。
ファシルはここに来る前にも同じような殺し合いを経験していて、これまで何人もの死体を見て来た。
クイーンは目の前のかぐやに血を見せたくないという強い想いを抱いていた。
両者の考えの相違はその辺りからきている。
この相違が今後どう影響していくのか。
それは誰にも分からない。
◇
「待たせたな」
「ちちうえ、おかえりなさい」
「どうじゃった」
「ああ、まただ」
「そうか、また辛い役目を押し付けてしまったのう」
「ちちうえ、ははうえ、どうしたの?」
「ん、ああ、ちょっとな。そうだ、かぐや見てみろ。じゃーん!」
「あ、きれいなきものだ」
「雑貨屋で見つけてきたんだ。一人で着られるか?」
「うん」
「そうか」
(なあ、ファシルよ)
(安心しろ。二階にあった物だから心配ない)
(それなら良いわ。だが、ちと表情が固いのう。大丈夫かや)
(心配ない。かぐやも、お前も、俺が何がなんでも守ってやる)
斯くして3人は再び歩み出す。
悲壮と慈愛と無邪気をあいまぜにしながら。
結局絶対的な局面に直面した時、最後に決めるのは汝也(なんじなり)。
【1日目 朝/I-8 雑貨屋前】
【ファシル(本名 鈴木次郎)@オリジナルキャラ・バトルロワイアル】
【状態】健康、悲壮な決意
【装備】チェーンソー
【持ち物】基本支給品一式×3、不明支給品0〜6、成長そくしんライト@ドラえもん@ニコロワ
【思考】
1:首輪の解除。
2:ここから脱出して、主催を滅ぼす。
3:邪魔する者、ルシファーのかけらを持つ者は殺す。
4:かぐや姫を泣かせたくないが、勇者としての使命が……。
5:かぐや姫の服を探す。
6:スペードの2がいたら、合流する(「会えたら」という程度で、積極的に捜すつもりはありません)。
7:「かれん」に会ったら、悠理の遺言を伝える。
【備考】
※成長そくしんライトは制限により一回5才までしか成長せず、12時間置かないと再使用できません。
【ハートのクイーン@七並べ】
【服装】チャイナドレス、パンツはいてない
【状態】健康
【装備】なし
【持ち物】なし
【思考】
1:首輪の解除。
2:脱出する。
3:かぐや姫と一緒にいる。
4:ファシルが戻ってくるのを待つ。
5:スペードの2が心配。
6:パンツがほしい。
【備考】
※じゅうじか@FFUで呪いが解け、人間形態になっています。
【かぐや姫@竹取物語】
【服装】着物(詳細は後続の書き手にお任せします)
【状態】健康、現在5〜6才
【装備】ハロ(ピンクちゃん)@ガンダムSEEDシリーズ
【持ち物】なし
【思考】
1:ちちうえも ははうえも だーいすき。
2:ぴんくちゃん、かわいい。
3:ぴんくちゃんと おなじいろのきものが あるといいな。
【備考】
※今のところ月に帰るつもりはありませんが、今後どうなるかはわかりません。
投下終了です
何かおかしなところあれば言ってください
今年は後半はあまり投下できなかった
来年はもう少し投下できたらいいな
ではよいお年を!
【1日目 朝/I-8 雑貨屋前】
↓
【1日目 午前/I-8 雑貨屋前】
でお願いします、最後の最後で…
二年連続大晦日に投下だと……?
乙と言わせてもらおう!
やっぱりこの家族はいいなあ……。
出来れば血なまぐさい展開には巻き込まれないでほしいが、
そうもいかないのがバトルロワイアルであって……。
何はともあれ、明けましておめでとう!
喪中じゃない人は、あけましておめでとうございます。
喪中の人は、寒中お見舞い申し上げます。
>>243 投下乙です。
ファシルとクイーンが覚悟を決めたけど、ある意味真逆の覚悟なのが不安だ……
それにしても、この人たちもう完全に親子だなw
新年早々ですがひとつ指摘。クイーンの思考欄の4はいらないんじゃないでしょうか?
二年連続大晦日投下をした◆.pKwLKR4oQ氏に対して、
二年連続で元日投下をやろうとして間にあってないからって、嫉妬なんかはしてないんだからね!
wikiにて対処しておきます>クイーンの思考欄
☆間違っていても責任が取れない、まだ朝の時間帯のキャラまとめ☆
・ルガール・バーンシュタイン【A-9 古びた教会内】
・かえる、地虫十兵衛【B-5 市街地】
・ゼロ、アキ、ネギ・スプリングフィールド【C-4 病院(2階病室内)】
・柊かがみ(変態仮面)、神山満月、マシロ、竜【C-5 クルミの固有結界内】
・宇海零(→カイジ)[朝]【C-5 平原】
・阿魔野邪鬼、ジャイアンの母【C-6】
・L字ブロック【C-7】
・秋山深一【C-9 森の中】
・クレア・スタンフィールド【D-3 都市南部】
・ハン(→ゼロ)【D-7】
・黄桜可憐、ビブリ【D-9 伝説の木の傍】
・キラ・ヤマト、枢木スザク、リュウタロス【E-4 クレーター付近】
・MAX【E-6 怪しい洞窟付近の茂みの中】
・音無可憐【E-7 森の中】
・ジェレミア・ゴットバルト【F-7 森の中の広場】
・スペードの2、雪広あやか【G-2 ギャルゲ高校前】
・リゼルグ・ダイゼル【G-3】
・ユーフェミア・リ・ブリタニア【G-10 niceboat前】
・ハオ(→プリンセス・ハオ)【I-8 町】
・室賀豹馬【J-5 海岸付近】
まだこんなにいたんだな……
いったいMAXはあとどれだけ茂みの中に潜んでいたら(ry
まとめ乙です
どうにか時間作って書きたいなー
おお! これはありがたいまとめだ
乙です!
おお、これはGJすぎる
なんと言っても見やすいのが一番ありがたい
ホント乙です
ものすごく大事なことを言い忘れてたけど、間違っていても責任は取れないです
あと左上のほう、人多過ぎw
都市だからね、ある程度は仕方ないよ>左上
255 :
250:2010/01/21(木) 20:30:32 ID:Yv3Aqih8
今さら気づいたんだけど現在地MAP、他の改名されたキャラは元の名前で書いたのに
リュウタロスだけシンじゃなくてリュウタロスになってるのには他意は無いです。たぶん。
何の疑問も躊躇いもなく「リュウタロス」って書いてたことが怖いくらいです。まあ、どうせあいつリュウタロスだし。
リュウタロスだししょうがないね
まだまだいっぱい生き残ってるな
したらばに投下来てたが携帯からじゃ代理投下出来ないんで誰か頼む
以下感想
投下乙でした!
これは以外な共通点……戦いとなると帝が不利そうだけどさてどうなるか
飲茶?だれそれ?
今はちょっと感想書いてる暇がないのですが、とりあえず代理投下だけします
線路の影をなぞる者―――レイルトレーサー。
夜の闇の中、列車を追いかける怪物が現れると言う怪談だ。
その怪物に追いつかれた列車では人が消え、まるで最初から列車自体が存在しなかったかのようになってしまう。
怪物から逃れる方法は、二つ。
一つは、この話を信じる事。
一つは、朝日が昇るまで逃げ切る事。
けれど、敢えてもう一つ、逃れる方法をここに提示しよう。
このバトルロワイアルのレイルトレーサーには、どうやら二つの方法は通用しないようだから。
三つ目の方法、それは―――。
◆◇◆
「……そろそろチャージとやらも終了か」
メイドカフェ。
メイド服に身を包み、ARチャージ機に目を遣る帝。
窓の外から覗く、ヤムチャのヘタレた視線に気付く気配は無い。
手持無沙汰にメイド服のスカートの裾を持ち上げつつ、帝が想うのは愛しの姫のこと。
彼女は―――かぐや姫は、まだ無事でいるだろうか、と。
先刻の放送で名前が呼ばれなかった以上、取り敢えずその時点での生存は保証されたものの、ここはバトルロワイアル。
誰が何時死んだところで何らおかしくない、殺し合いの場なのだ。
放送時点で生きていたとしても、今現在も生きているかどうかは―――
「……いや、よそう」
そこまで考えたところで、帝は思考を打ち切った。
どれだけ悲観的に考えたところで、現在のかぐや姫の状況を知る術が無い以上、何の意味も無い。
勿論楽観的に考えるつもりも無いが、帝は知っている。
かぐや姫が、この世のどんな者よりも美しい存在だということを。
「私のみならず、老若男女あらゆる者を魅了するあの美しさ……それをわざわざ壊そうとする者も、そうはおるまい」
かぐや姫を妻とすべく、宝物を求め命を投げ出した貴族達が居たように。
この殺し合いの中でも、かぐや姫の美しさが彼女にとって有利に働く可能性もある。
そう結論付け、帝は丁度チャージが終了したARチャージ機をデイパックにしまうと、静かに立ち上がる。
チャージが終われば、いつまでもこの建物に居る必要は無い。
禁止エリアが発動する前に、急いで武器屋へ移動しなければ―――と、帝は出口に足を向ける。
そんな帝の眼前で、メイドカフェの扉が勢いよく開いた。
現れたのはヘタレが板に付いてきた盗賊、では無く。
「こんにちは、お兄さん……いや、ここは気を遣ってお嬢さん、と言うべきか?
そういう趣味の奴が周りに居ないからよくわからないが、アンタはどっちの呼ばれ方が嬉しいんだ?」
所々、返り血で赤く染め上げられた車掌服。
右手には、本来は騎士の王の持ち物である約束された勝利の剣。
そして、隠そうともしない剥き出しの殺意。
「まあ、どっちでもいいか。別に興味なんて無い……いや待て、男が着ているせいで台無しだがシャーネに似合いそうだぞこの服。
というか絶対似合う。むしろ似合わない筈が無い。むしろシャーネに似合わない服が存在する筈が無い。間違い無い。
どうしよう着せてみたいぞ……なあ頼むその服が何処にあるのか教えてくれないか」
線路の影をなぞる者。
レイルトレーサー。
クレア・スタンフィールドが、そこに居た。
「…………」
クレアの言葉に構わず、帝はデイパックより逆刃刀を取り出す。
その姿を見て、クレアもその手にエクスカリバーを構え直す。
帝とクレア。
共に唯一人の女性を愛し、唯一人の女性への愛の為に戦う男達の、出会いだった。
◆◇◆
三つ目の方法はとてもシンプル。
それは怪物を倒すこと。
喰われたく無ければ―――戦う以外に道は残されていない。
【一日目 午前/D-2 メイドカフェ】
【帝@竹取物語】
【服装】メイド服(M)
【状態】冷静
【装備】逆刃刀・真打ち@多ロワ
【持ち物】基本支給品×3、王様ゲームセット@王様ゲーム、9mm拳銃@現実、束帯、ARチャージ機
【思考】
基本:かぐや姫に逢いたい
1:かぐや姫の為なら殺人でも何でもする。
2:目の前の男に対処
3:しばらくしたら禁止エリアになるC-3(武器屋)に向かう
4:集団と結託する。
5:知らない物が多いな……
【備考】
かなりレベルの高い女装をしちゃっています。
【クレア・スタンフィールド@バッカーノ!】
【服装】普段着(つまり車掌服)
【状態】健康
【装備】エクスカリバー@Fate/stay night、シャーネのナイフ@バッカーノ!、お幻の鷹@バジリスク〜甲賀忍法帖〜
【持ち物】基本支給品一式×2、首輪(ルイズ)、ルイズの不明支給品0〜2
【思考】
基本:???
1:『線路の影をなぞる者(レイルトレーサー)』として参加者全員を暗い尽くす(つまり皆殺し)
「出るタイミングを……逃した……!」
そして、盗賊は相変わらずヘタレていた。
【ヤムチャ@ドラゴンボール】
【服装】盗賊の服
【状態】健康、かなり精神的に動揺
【装備】なし
【持ち物】基本支給品×3、不明支給品0〜7、望遠鏡、紅茶セット、イヨの首輪
【思考】
1:優勝した後、ドラゴンボールでみんなを復活させる
2:タイミング逃した……
3:あの女を仲間に……する?しない?
4:なんであのぬいぐるみの首輪は爆発したんだ!?
5:殺し合いに乗っていない振りをして仲間を集める
6:ゼロという人物を探す(アンドロイドという単語は失念しています)
【備考】
ピラフ編でピラフ城に行く前からの参戦。
以上で代理投下終了です。
投下乙でした。
投下乙です
帝もクレアも惚れた女のために動くなー
でも今のかぐや見たら帝どう思うんだろ
ん?飲茶?ああ、中国の飲み物ねwあれ?違う?
投下乙です。
これを読んだ感想が「帝の女装を見破ったクレアすげー」だった自分はたぶん何かを間違えている。
しかし、この二人が戦えば、普通に考えればクレアの圧勝だろうけど、果たしてどうなる事やら。
なんか帝とクレア以外にもう一人いたような、いなかったような……w
test
もう1月以上投下無しか…残念
雑談もないしな…というか2月レスがまったくないぞw
たぶんネタを振れば食いつく人はいると思う
例えば俺とか
そうだね
たとえば自分とか
なんだスレ見てくれている人こんなにいるじゃないか
それだけ分かっただけでもうれしい
うれしいついでに投下してみないかい?
という無茶ぶり
まだ完成していないよwww
ちょっと登場人物が多すぎたのか
GW中に1作書くと意気込んでいたけど…去年の二の舞だよw
276 :
創る名無しに見る名無し:2010/05/08(土) 02:59:29 ID:qTw/+uoD
支援あげ
おひさしぶりです
楠沙枝、パトラッシュ、チビすけで投下します
俺の名はチビすけ、見ての通りどこにでもいるただのハムスターだ。
俺には人間の言っている事は分からない。
ただ頻りに飼い主が自分を呼ぶ「チビすけ」という単語が自分の名前だという事は辛うじて理解していた。
だから俺の名前はチビすけだ。
そんな俺は今奇妙な出来事に巻き込まれている。
殺し合いだ。
何人何匹と生き物を集めて殺し合いをさせられている。
もちろんハムスターの俺ができる事なんて高が知れているが、何もしないよりはマシだろう。
俺なりに出来る事はするつもりだ。
そして俺は今「楠沙枝」という少女と行動を共にしている。
ちなみにその名前は同じく同行しているパトラッシュという名の犬から教えてもらった。
沙枝という少女は少し前まで一緒にいた男とは違って周りへの用心が周到だった。
周囲の異変を見落とさないように注意を怠らず、しかも敢えてスピードは出るが目立つ自転車を手で押して移動している。
おそらく男とは違って直接戦うのに慣れていないのだろう。
だがこれは当然の行動だ。
見知らぬ土地と云うのはそれだけで危険と隣り合わせ。
まさに大自然の脅威。
あの男は戦うだけの力を持っていたからこそ、ああも堂々としていたのだ。
この少女のような行動こそ一般的な人間の反応だろう。
それに沙枝は時々俺やパトラッシュの方を見て異常がないと分かると、ニコッと微笑んでくれる。
こういう気遣いができる人間はそうはしない。
その時、俺の中に男を助けた時と同じ感情が生まれた気がした。
ホントなんだろうこの気持ちは?
◇
こんにちは、パトラッシュです。
今僕は沙枝お姉ちゃんとチビすけと一緒にギャルゲ高校という場所に向かっています。
でも今は少し休憩中。
少し前に沙枝お姉ちゃんが何かを見つけたらしく、「ちょっとお花摘みに行ってくるね」と言って一人でどこかへ行ってしまったんだ。
なんでお花を摘んでくる必要があるんだろう。
確かに風に漂ってくる香りから近くに花が咲いているみたいだけど……。
あ、そうか!
きっと沙枝お姉ちゃんは死んだ人を見つけた時のためにお供えの花を摘みに行ったんだ。
そういえばネロたちも誰かが死んだらお花を墓に供えていたっけ。
沙枝お姉ちゃん、こんな殺し合いに巻き込まれて大変なのに、そういった気遣いまで出来るなんて。
とっても優しい人なんだなあ。
沙枝お姉ちゃん、僕も頑張るよ。
そして、天国に行った時にネロにいっぱいお話しするんだ。
◇
私、楠沙枝。
割と最近までは極々平凡な女子高校生だったんですが、少し前にエミットと出会った事がきっかけで魔法少女になってしまいました。
でもこれもみんなを違反者の魔の手から守るため。
そんなこんなで私はエミットと一緒に御近所に潜む違反者と戦う日々を送っていました。
そんなある日、私はルールアンという一人の違反者と街中で戦う事になったんですけど……。
相手の力が強くて、その上出会いがしらに罠に嵌められたせいで私とエミットは為す術もなく……。
その、エッチな魔法を掛けられてしまって……うぅ、思い出すのも嫌になる……。
【CHESTNUT & SQUIRREL】と【竹B】が3日間疼く魔法だったり。
【おし○こ】するだけで男の【身寸コメアオ】と同じ快感を味わう魔法だったり。
魔法の源である思念をほとんど吸われて抵抗らしい抵抗ができない私達はルールアンにいいように辱められて――。
そんな最中にここに連れて来られて、正直なところ最初はショックで何もできませんでした。
でもそんな私をななこ先生やランキング作成人さんやハクオロさんは励まされました。
だから私は今こうして頑張っていられるんですけど、少しおかしな事――寧ろ嬉しい事?に気付いたんです。
私はあんな魔法を掛けられていたから、トイレに行くのもちょっと躊躇っちゃって……でもやっぱり我慢できなくなって……。
少し前から自転車に乗っているのも辛くなって、仕方なくどこかにトイレがないか辺りを見渡しながら歩いていたんです。
そうしたらちょうど向こうに見える花畑の近くに小屋を見つけました。
そして動物とはいえ恥ずかしいのでパトラッシュ達には待ってもらって一人で小屋に行きました。
そこで用事を済ませた時に気付いたんです。
ルールアンの魔法がほとんど解けているって。
おかしな話ですけど、その時になってようやくその事実に気付いたんです。
きっと今まで必死だったから、それまでの出来事が衝撃過ぎたから、今になって気付いたんだと思います。
でも完全に解けたわけじゃなくて、やっぱりちょっと疼いたり変な気分になったりするんけど、普通に行動する分には問題なさそうです。
でも、これってどういう事なんだろう。
どう考えても自力で解ける状態じゃなかったんだけどなあ。
もしかして私の秘められた力が目覚めたとか――いやいや、そんな都合の良い話はさすがにないかな。
よくよく思いだしてみると、ここに連れて来られた時にはもう収まっていたような気がする。
そうなると、やっぱりあの社長って人が殺し合いをさせるために気遣いで何かしたのかな?
んー、それも変な話だけど。
でも改めて考えると、この殺し合いどういう基準で参加者を選んだんだろう。
私や翔子、それにななこ先生、ランキング作成人、それにハクオロさんは殺し合いをするような人ではない。
それにパトラッシュ達みたいに動物も参加者なんて……いったいどうなっているんだろう?
はぁ、一人で悩んでいても答えなんて出ないか。
ここはやっぱり早くみんなと合流しないと。
「パトラッシュ、チビすけ、待たせてごめんねー。さあ行こうか」
どうかみんなが無事でいますように。
【1日目 午前/H-2 花畑付近の草原】
【楠沙枝@魔法少女沙枝】
【服装】ピンクのフリルが付いた可愛らしい魔法衣装
【状態】健康、新たな決意
【装備】自転車@現実
【道具】基本支給品一式、小規模イデの欠片×3@kskロワ、不明支給品0〜1
【思考】
1:もう悲しい事は起きてほしくない。
2:ななこ先生たちと合流したい。
3:パトラッシュとチビすけと一緒に、ギャルゲ高校とE-1の橋を経由して都市に戻る。
【備考】
※ルルーアンの罠によって衆人環視の中で辱められている最中からの参戦。
※小規模イデの欠片一つは本来の小規模イデ1回分の力しかありません。
【パトラッシュ@フランダースの犬】
【状態】深い悲しみ
【装備】ロックドッグスーツ@ペルソナ3
【道具】基本支給品一式、不明支給品1〜3、こげぱん半分
【思考】
1:キリコお兄さんと、沙枝お姉ちゃんと、チビすけが死なないように頑張る。
2:沙枝お姉ちゃんとチビすけと一緒に行動する。
3:キリコお兄さんを捜す。
4:ごめんね、こげぱん。でも、すべて終わったら、僕はネロのところへ行くよ。
【備考】
※この殺し合いで死んだ者(ネロを含む)は生き返らないと思っています。
【チビすけ@ハムスターの研究レポート】
【状態】健康、自転車のカゴに乗っている
【装備】水戸黄門の印篭@水戸黄門
【道具】基本支給品一式、不明支給品0〜1
【思考】
基本方針:家族の所に帰る。
1:とりあえずは沙枝に付いていく。
2:◆6/WWxs9O1s@カオスロワに再会したい。
【備考】
※◆6/WWxs9O1s@カオスロワを対主催だと誤解しています。
※サザエを呪術師だと誤解しています。
※所詮ハムスターなので思考回路がアレです。
※かえるの事をどう思っているかはまだ不明です。
◆ ◆
ただいまのSS内で全年齢版には相応しくない過激な表現があったので伏せ字や当て字などの処理を取らせてもらいました。
お見苦しいかもしれませんが、そこは皆様のお気遣いにより軽く読み流してくれると幸いです。
投下終了です
何か問題あれば言ってください
おお、久々に投下だ! 乙!
このグループは静かな状況が続いてるなあ
そして微妙な伏せ字に吹いたw
投下乙です
まさかトイレを探す行動がそう映るなんてw
そして伏せ字wwwww
投下乙です
沙枝にかけられた魔法は弱くなってるのか
それはもったいな…グフンゲフン よかったなー
あれ、中途半端に効果が残っているなら、もしかしたら何かの拍子でゲフンゲフン
2ヵ月近い時を経てお前は何を言っているんだ
そんな都合のいいことが起こるわけないだろ、たぶん
秋山深一、ハン(ゼロ)で投下します
(さて、どうするか)
元天才詐欺師秋山深一。
教会を後にして森の中で放送を聞いた秋山は未だ森の中にいた。
当初秋山は都市か町を目指すつもりで森の中を進んでいた。
なぜならそういった場所に人は集まるからだ。
秋山の最大の武器はその頭脳だ。
大学時代に専攻した心理学を活用して相手の心理を巧みな話術で誘導して策に嵌める。
その実力は巨大マルチ組織を破綻させた事からも折り紙付きだ。
だがどんなに優れた手腕を持っていても相手がいないのでは腕の振るいようがない。
だからこそ人が集まりそうな場所を目指していたのだ。
だが不安要素もあった。
それは出会った参加者がこちらの話を聞いてくれるかという事だった。
もしも出会い頭に殺しにくる参加者なら命がいくらあっても足りない。
しかも放送を聞く限り生き残りには殺し合いに積極的な奴が多いと予想される。
だから一旦歩みを止めてどこへ向かうのがベストか慎重に考えているのだ。
(今まで以上に覚悟はしておいたほうがいいな。やっぱりここは――ん、あれは……)
突然南の方からおそらくD-9にある伝説の木の方角へ飛んで行った流れ星のようなの光。
ふと顔を上げた秋山の目に飛び込んできた光景がそれだった。
それは同時刻危機に瀕してとっさにビブリが使ったキメラの翼の軌道ではあったが、それを秋山が知るはずはない。
だが伝説の木の方角に何かがある事は秋山にも予想できた。
それが参加者なのか支給品なのかは秋山には判断が付かなかった。
だがそこに何かある事は確実だった。
それに対していくら人が集まるとは云っても都市や町で確実に参加者に会える保証はない。
少し考えた末にすぐ近くという事もあって秋山は進路を都市や町の方角ではなく東に変えた。
そこに自分にとって有利なものがある事を願って。
【1日目 朝/D-8 森の中・東側】
【秋山深一@LIAR GAME(漫画)】
【服装】黒いTシャツ、ジーパン
【状態】健康
【装備】なし
【持ち物】基本支給品一式、メタモン@ポケットモンスター(ひんし)、ランダム支給品×2
【思考】
基本:ゲームからの脱出。
1:一人で勝ち残る。馴れ合わない。
2:あの光が落ちた場所へ行ってみる。
◆ ◆ ◆
「…………」
同じ頃、秋山と同じくキメラの翼が描く流れ星を見つめる男が同じく森の中にいた。
そしてその男もまた人を求めていた。
だからこそ秋山と同じ思考に至って伝説の木に誰かいる事を願って移動を開始するのだった。
その人物の名は羅将ハン改めゼロ。
「野心無き者には生きる価値が無い」という信念を持ち、また「命のやり取りこそ最高の愉しみ」とする男であった。
【1日目 朝/D-8 森の中・西側】
【ゼロ(ハン)@北斗の拳】
【服装】重厚な服とマント
【装備】なし
【持ち物】基本支給品一式、ランダム支給品(確認済み)
【状態】ハイテンション、強い心意気
【思考】
基本: ゼロを超える者はゼロしかいない。
1:残りの参加者を皆殺し。
2:あの光が落ちた場所へ行ってみる。
◆ ◆ ◆
今小さな星の導きに従って二人の参加者が伝説の木の元へと集おうとしている。
果たしてそれがもたらす結果とは如何に――。
投下終了です
何か問題あれば言ってください
※作中時間について
午前にしようかと思ったんですけど、それだとキメラの翼を見た時間考えると合わない気がして朝のままで
本当は進めた方が良さそうだけど、ゆっくりでもいいか
投下乙です
秋山とハンがビブリと黄桜可憐の所に向かうだってw
3人とも逃げてービブリ逃げてー
投下乙です!
ハンは怖いな……
投下乙!
ハンはやばいなぁ
あ、板移転無事に済んだのか
test