バカは命拾いしたか・・・
相手がテッサで本当に良かったなwwww
それとボン太くんwwww
キノはこれと縁があるらしいwww
おっと、言い忘れてた、投下乙
投下乙。
バカは助かった……のか?w キノが護衛ってなんか余計に危険な気がw
テッサはさてこれからどーなるのやら
投下乙
バカのハイテンションとキノのクールっぷりが見てて楽しいW
キノはけっこう義理がたいやつだし優しい所もあるから大丈夫だと信じたい
それにしてもバカは本当にバカだなあWW
投下乙です。
バカwwwwww
テッサが相手でよかったなw
テッサの今後が気になるけど……どうなる。
キノは一旦とバカと行動か
しかし……ボン太君wwww
何ツー組み合わせだw
GJでしたw
バカと誤解と改造着ぐるみのほうが最後のオチでそういうことかよwと笑えるから良くね?
そういやラノロワではキノに支給されていたんだな>ボン太くん
orz
連絡
Wikiにおいて他ロワでもよくある死亡者紹介を入れてみました。
今のところ完全に独断で文章を入れているのですが、他のロワのようにまず仮投下等で
下書きしておいたほうが良いでしょうか?
まあね。
おお、GJです!
必要ないかとおもいますが一応あったほうがいいのかな
と、追記。
今回はあれで問題ないとおもいます。
予約していた薬師寺天膳、投下致します。
死んでも死なぬ忍、薬師寺天膳。
彼は思う。
此は何事、と。
◇ ◇ ◇
さて、謎の短筒使いに殺されてしまった天膳。
彼はさほど時間もかけず復活し、既に下山を完了させていた。
短筒使いを追いかけるという手も是ではあっただろうが、何しろ自分は簡単に殺された身である。
いくら自分が忍と言えど油断は出来ない。元々知らぬ土地かつしかも森の中だ。
そんな中での追跡戦は正しく無謀。何が自分を待っているのか予想をつけ辛い状況なのだ。
罠が仕掛けられていても、そしてなおかつそれに律儀に引っかかっても、何の文句も言えぬ。
故に、彼は暗い闇を駆ける事はひとまず避け、山を下っていったのである。
――――だが、後悔した。
「此は……何事……?」
天膳本人としては、それこそ人里にふらりと下る程度の考えであった。
仕方あるまい。彼の生きた時代が時代だ。仕方があるまい。
だが。
「俺は、何を見ている……?」
だが。だが、だが!
その様な綿埃程度の軽い気持ちで下山に当たったのは失敗であったと、天膳は確信せざるを得ない!
「此処は何処なのだ……!」
いや、その質問は愚であろう。正しくは"こう"だ。
「"此処は何"だ!?」
死んでも死なぬ忍、薬師寺天膳。
その彼の目の前には、所謂"都会"の光景が広がっていた。
◇ ◇ ◇
「ふぅ……」
さて、先程はああして忍にはあるまじき声量で疑問をぶちまけていた天膳。
本人も一時はどうなることかと思ったものだが、しばらくそうした後には逆に静かになっていた。
何も面妖なことではない。単純に絶頂点は既に過ぎ去っただけの事だ。山は登りきれば後は下るのみ。
俗っぽい言い方――つまり天膳の知らぬ言葉――で表現するならば、"テンションが下がった"という事である。
だからといって完全に落ち着きを取り戻したわけではないのだが。
「……さて」
整理する。
天膳の目の前に広がるは、謎の物質で出来た数々の箱、箱、箱(ちなみにそれは、現代語訳すれば「ビル」という)。
参った。これを見た他の者に「天膳よ、これは何ぞ?」と問われようとも、彼は答えを示すことは出来ないだろう。
この巨大な体。規則正しく並べられた、四角く大きな矢狭間らしきもの。木材では有り得ぬ程の硬度。
隠れ里の――――否、幕府の人間を全て使役しようともこの様な面妖な物体は作る事など到底不可能だ。
ではその様なモノがぞろぞろと列を成しているこのセカイは一体"何"なのだ。全く説明が付かないではないか。
自分は今まさに恐ろしい体験をしている。それを実感した天膳は、このセカイ自体に対して驚愕するばかりだった。
「俺が言うのも可笑しな話だが……最早有り得ぬな」
だがこのセカイで語るべきものはその巨大な箱のみでは無い事には、天膳も薄々感付いていた。
何せまず大地が硬い。更にその自然では有り得ぬ程の硬さからは、生命の息吹の一切が感じられないと来た。
それだけは無い。鍛えられた視力を活かして遠く向こうを眺めれば、見慣れぬものも沢山見つかる。
まず発見したのは橋だ。通常、川を渡る為に設置されている"あの"橋だ。
だがそれも木材を使用した物ではないが故に、最早天膳の見知った形状ではない。
橋というには異常すぎる程に太く、大きく、硬かったのだから。
とりあえず、辺りを警戒しながら素早く渡ってみた。
無事渡りきった。何も異常は無い。揺れもせずに雄々しいままだ。
脚より伝わる感触は普段渡っている橋と全く違っているが、その分丈夫なのか。
ともかく、この里の橋と大地はそういうモノであるらしい。
そうしていると、天膳の眼前に再び巨大な箱(以下、ビルと呼称)が姿を現した。
そのビルは先程と同じように数多く立ち並んでおり、圧迫感がえらく激しい。
一応存外背が高くない事も"先程と同じ"である為、この先に待つ大都会程の騒ぎではないのだが。
しかしそんな事を今の天膳は知る由も無い。
「……ふむ」
ビルを触診し、樹木よりも遥かに硬いことをもう一度確認する天膳。
夜空に居座る月が発する光と街灯からの人工的な光が、そんな彼の姿を照らす。
ここでその光を頼りにした何者かが天膳の姿を目撃すれば、皆「何をしているのだろう」と不審がるだろう。
何故ならば、天膳は黒い暗い空を呆ける様に眺めていたのだ。
そして。
「ッッ!」
突如天膳は常人の眼では到底捕らえられぬで速度で跳んだ!
そうすれば後はコンクリートの大地とはおさらば。用があるのはビルの壁のみである。
たん、たん、たん、と向かい同士になったビルの壁を蹴りながら上昇していく。
三角跳びの応酬。天膳は月にのみその曲芸を惜しみなく見せ、そのまま彼はビルの屋上へと華麗に着地した。
「ほう。これは……いやはや、なかなかに捨てたものではないな」
天膳は屋上から元いた大地を見下ろしながら、感嘆の意を込めて呟いた。
彼の視界に、数多くの街灯や電光板等で彩られた街の姿が映し出されていたが故にだ。
色鮮やかなそれらは、例えるならば地上に降りた星のようにも思える。宝石と言っても問題あるまい。
少しどぎついのが難だが、里では決して見られぬようなこの光景には正直惹かれるものがある。
この様な摩訶不思議で面妖で明るく美しい世界に、朧は、そして他の忍も紛れ込んでいるのだろう。
「この様な煌びやかな里、我々忍には全く似合わないというに」。天膳はそう言って微かに嗤う。
闇夜に解けるべき存在が、何故この様な場所に呼ばれたのか。そもそも何故自分はこんな場所にいるのやら。
疑問は尽きない。だがこの様な光り輝くセカイを見下ろしている自分がなんだか面白く思えて。
死んでも死なぬ忍、薬師寺天膳は再び"笑"った。
◇ ◇ ◇
ビルの屋上から屋上へ。あれから天膳は跳躍に跳躍を重ねて街を移動していた。
地図が無いままに異形の里を動き回っているので、現在地はおろか方角すらも危ういのだが、本人はそれを気にしてはいない。
その事自体には今や文句の一つも言わずに、煌びやかな大地を見下ろしながら闇夜を跳び、駆けるだけだ。
その理由は二つ。まず一つは朧を探しながら脱出の糸口を探し当てるという、自分の使命を全うする為。
そして二つ目は、ただの"興味"。
初めて見る人里。大地に散らばる宝石。それをもっと見たくなった。
そんな可笑しな自己満足だ。
最初はただのカルチャーショックであった。
"ただの"と言うには少々刺激も衝撃も強すぎたものであったが、最初はその一点だけであった。
ここに来る前には絶対に見ることは無かったであろう、この人里。このセカイ。
それらに対峙した彼が多大なショックを受けたまでの事だ。
だがそのショックは、今はある種の快感へと変わっていた。
隠れ里では正しく自分はほぼ最強であった。自分に勝利する者など、あの朧を除いては存在しないだろうと確信している。
故に自分の世界は、既に頂点から見下ろし尽くし、全てを見通してしまっていた。
勿論四季折々で様々な一面を見せてくれるその世界に飽き飽きしたというわけではない。ない、のだが。
今までで知り尽くした世界とは全く違うこの面妖なセカイに触れたその刹那、何とも言えぬ"何か"が体中を巡ったのだ。
言葉にする事は難儀。これを他人に伝えるには若干の時間を要する事は必至。
だがとにかく、自分の心に新たな感情が生まれ、産声を上げたのは確かなのである。
何故なのだろう。脱出が最優先だというのに、寄り道などしている筈は無いというに。
だがそれでもこう思う。似合わぬ程の煌びやかさ、望むところと!
「旅行者でもあるまいに……我ながら暢気な事よ」
理性を具現化させるように口を開いてみるが、やはり自分はそれでも止まりそうにはない。
やはり自分の欲は誤魔化せそうに無い。他人を騙した事は何度もあると言うのに、だらしの無い話だ。
ならば、良いだろう、こうなったら欲のままに動いてやろうではないか。
"朧を護る"。"セカイに触れる"。"脱出する"。これら全てを成し遂げてみせる。
決意を新たに「人類最悪とやらよ、私を焚きつけた事を後悔するが良い」と呟き、天膳は再び何度目かの跳躍を敢行した。
目指すは遠くに見える白い建物。赤い十字が目印の、これまた奇妙な建物へ。
跳ぶ、跳ぶ。忍は跳ぶ。
笑う、笑う。忍は笑う。
このセカイの全てを知り尽くすには、きっと命が一つだけでは足りないのだろう。
【B-4/建物の屋上を飛び移って移動中/一日目・黎明】
【薬師寺天膳@甲賀忍法帖】
[状態]:健康、高揚感
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本:朧を護り、脱出。道中このセカイに触れる。
1:病院を目指す。
2:朧を探しつつ、情報収集。
[備考]
※室賀豹馬に『殺害』される前後よりの参戦。
投下完了。支援感謝です。
投下乙。
天膳、楽しそうだなwww
そしてニンジャの体術とビル群の相性ヤバい……!
装備丸ごと奪われた時にはどうなることかと思ったけど、これなら今後に期待できる!
投下乙です。
おお、天膳様がかっこいい。忍者に有利なフィールドで今後の活躍期待してます。
しかし投下完了のそのときまで、うっかり墜落して死ぬんじゃないかなーとか思ったのは内緒だw
投下乙
天膳殿が死んでおらぬ!
投下乙
天膳ノリノリwwwww
しかしあんまりノリノリだと、うっかり油断してどっかで死ぬぞwww
乙
天膳には残機99のスペランカーポジションを期待している
それビルから降りるだけで残機なくならね
予約キター!
691 :
創る名無しに見る名無し:2009/05/02(土) 19:23:53 ID:JtT1AdQb
初心者な発言してスマンが、これ誰でも書いていいの?
もちろん
ルールと空気を読んでいれば誰でも
スレの容量、478KBなんだが次スレ建ててきた方がいいかな?
>>691 テンプレと前の話にあったリレーやキャラが可笑しくなければどうぞ
>>693 そろそろたてたほうがいいかな?
EA氏の投下で埋まりそうだし
ギコナビでは479KBだけど、IEでは480KBで表示されてるね。
>>694 では言い出しっぺなので建ててきます。
乙なのですw
スレ建て乙
スレ建て乙
そして投下で埋め
「……っと、ステイルの能力はこんなものかにゃー」
「3000度の動き回る炎の巨人に、ある程度自由に爆発させることができる炎の剣ねえ……。
話を聞いただけだとマジかよ、ぐらいしか言えねえけど、そいつがその、禁書目録とか言う奴を生き残らせるために殺し合いに乗るかも知れないと聞くと笑ってもいられないよな」
「マジもマジ。一欠けらも嘘をふくまない本当のことだぜい。
……まあ、イノケンティウスのほうは、ある程度ルーンをばら撒いた範囲内でしか使えないのは救いだがにゃー。」
土御門元春、クルツ・ウェーバー、二人は手近な民家を見つけるとその中に進入し、そこで改めてお互いの持つ情報、
お互いの知り合いがどういう人物で、またどういうことができるのかや、どんなところから攫われてきたのかということに関しての情報を交換していた。
「次はこっちの番か。
……そうだな、とりあえずこっちも知り合いの中で殺し合いに乗るかもしれない奴は宗介ぐらいだろうな。
奴の能力ねえ…………狙撃専門の俺とは違って、万能タイプ。格闘、射撃なんでもそつなくこなす。あとはまあAS(アームスレイブ)の操縦技術が高いぐらいだろうなあ。
とりあえず、こっちの世界にはお前んとこみたいな超能力やら魔術やらはないからな」
――土御門にせよ、クルツにせよ元々の知り合いほどに相手を信用しているわけではない。だからこそこの情報交換は必要なものであった。
彼らの思考は基本的に似ている。つまり、この舞台からの脱出後のことも考えれば、できる限り知り合い達にも生き残っていて欲しいし、それ以外の参加者はできる限り利用するという点だ。
そして、彼らはそれをお互いに理解している。
だからこそ、お互いの知り合いの情報を交換するのだ。もしも仮に自分が相手を裏切ったら、確実に知り合いの情報が不利な形で流出する。
それを防ぐ最も簡単な方法が相手を裏切らないことなのだから。
――もちろん、裏切る際に確実に相手の息の根を止めるという方法もある。だが、それはリスクが高い。土御門に近距離戦では技量に劣るクルツでさえも、反撃を諦めて防御に徹すればそれなりに時間を稼ぐことは可能だし、周囲に異常を知らせることだってできる。
その結果やってくるのがこのゲームをぶち壊すことを考える正義漢でも、優勝狙いのマーダーであっても、現状より、不利になりこそすれ有利になることはない。
だからこそ、この情報交換という儀式には意味があるのだ。
「後は殺し合いには乗りそうにない知り合い二人……まあ、テッサ、テレサ・テスタロッサは運動音痴だが、頭は切れる。
うちの部隊のトップって事でどのくらい切れるのかは察してくれ。
かなめちゃんは宗介とは今のところは友達以上恋人未満な関係の素人にしちゃあ動ける女子高生だな。まあ、かなめちゃんには他になんかあるらしいんだが……機密レベルが高くて俺にはわかんねえ」
クルツの言葉にうんうんと土御門は頷く。この程度の量の情報にいちいちメモはとったりはしない。
「そうそう、一ついい忘れていたが……」
「ん? なにをだにゃー」
「二人とも――極上の美少女だ」
「……ほう」
「……だからといって手は出すんじゃあねえぞ」
「心配するな。俺は妹萌えだぜい」
「…………」
一瞬、二人の間に冷たい空気が通り抜けた。
「…………さ、さてと、俺のほうのゲームに乗りそうにない知り合いはかみやん、上条当麻と禁書目録の二名だにゃー。
っと、かみやんの能力にせよ禁書目録の能力にせよ、オカルト関係だからクルツには関係ないと思うぜい」
「んー。ざっとでいいから説明してくんねい?」
「めんどくさいにゃー。かみやんの能力は幻想殺し、魔術や超能力を問答無用で打ち消す力だぜい。禁書目録は十万三千冊の魔道書を暗記している完全記憶能力者だが、自分で魔術は使えないってところだな」
「魔術書?」
「あー……とりあえず魔術師以外には意味がないもんだと思ってくれて構わないにゃ―」
「……なあ土御門」
「なんだ?」
「二つばかり聞きたいことがあるんだが」
「何をだ?」
「一つ、方法さえ理解したら俺でも魔術は使えるのか? でもう一つは魔術による死者の復活って言うのは可能なのか?」
「うーん……最初の質問だが、答えはノーだ。
話を聞く限りだと俺とクルツの世界って言うのは微妙に違っている。
で、魔術っていうのは簡単にいうと世界の法則を決まった形式で一時的に書き換える方法だ。その書き換える法則それ自体がほんのわずかでもずれていたら魔術は上手く発動しない。
……最悪、術者自体に何らかの反作用が起きる」
「そっか……ってあれ? だとしたらおまえ達も今魔術が使えないんじゃないのか?」
「その可能性はないわけじゃないが……正直低いだろうな」
「どうしてなんだ」
「ステイルの奴が呼ばれていて、主催者サマは殺し合いをお望みだからな。
ぶっちゃけステイルのやつは魔術と引き換えに体術とかは素人レベルだ。それをわざわざ手間隙かけて攫った以上はこの世界では魔術は使えると思っていいと思うぜい」
「なるほどな……」
土御門の断言にクルツは頷く。
「で、二つ目の質問だが、不可能ではないな。禁書目録の中にある魔道書全ての知識を完全に使いこなせればそのくらいはできてもおかしくはないにゃー」
「そうなのか……」
「けど、どうしてそんなこと聞くんだにゃー?」
「さっきの名簿の中にな、とっくにくたばったはずの名前があった。……ガウルンってクソ野郎の名前がな」
「どんな奴なんだ……って、その表情を見る限りだと親しいわけじゃなさそうだ」
「……最悪さ。そのくせ腕前だけは超一級品だ」
「にゃー……あんまりお知り合いにはなりたくないタイプみたいだにゃー」
――そして静かに土御門は考える。
同姓同名……っと名前だけだから同名の他人って可能性は低いだろうな。
そうすると主催陣の持つ技術として考えられるのは、まずはクローン。ただ、この可能性は低いと考えていいだろう。何故ならばこの舞台で求められているのは殺し合いだ。
……主催者の意図まではわからないが単価10万ちょいで作れる人形をわざわざもぐりこませるだけ意味はおそらくない。
そうなると、他の可能性としてはまずは蘇生の魔術。あるいは俺やクルツのことを考えると並行世界に干渉する魔術なんてのもあるかもしれない。
それともあるいは時間操作なんてのもあるか。
いずれにせよ、上手くやれば全部「なかったこと」にできそうな能力であることは間違いない。
……やれやれ、有能スパイ土御門さんがまたがんばらないといけないことになりそうだにゃー。
とそういうふうに土御門が考えていたそのときだった。
「……おい、土御門。何か聞こえないか」
「何か? ……って本当だにゃー。マイクか何かか?」
「はあ? まだ二時間たってもいないんだぞ。何で放送があるんだ」
「……いや、どっかのバカが呼びかけでもしてるんだろうぜい…………ってだめだ。家の中にいたんじゃあよく聞こえないにゃー」
少し目を閉じて耳を済ませてみた土御門は首を振る。
そして二人は外に出た。
――――数分後。
「……おーい大丈夫か」
「ステイル……あのバカは何を考えているんだ」
がっくりと顔に手を当てている土御門の背中をぽんぽんとクルツはたたく。
「気にすることはないだろ。どうせ元々殺し合いに乗るかもしれない相手だったんだろ?」
「確かにそうだが……ここまで考えなしのことを、いや、考えた末のことかも知れんが、バカな真似をしでかすとは思わなかったぜい……」
音につられて外に出た土御門とクルツの耳に飛び込んできたのは『我が名が最強である理由をここに証明する(Fortis931)』(土御門曰く「あーこりゃステイルの事だぜい」)の行った、
インデックスの命が失われることを期限とする無差別殺害宣言だった。
ステイルの能力や性格を知る土御門にしてみればその選択も理解できないわけではない。
だが、その選択はステイルの存在をこちらの戦力としては数えられなくなることと同じ意味を持つ。
……考えてもみればいい。
一度そんな危険発言を行った人間を誰が信頼することができるだろうか。
こちらで彼の大事な存在、禁書目録を保護したとしても何かあったらという不安は常に付きまとう。
彼女の身に何かあればすぐに背中を撃たれるかもしれない危険性を持つ相手。だからといって、彼の排除もまた難しい。
防衛戦にかけては彼はエキスパートだ。そして土御門のことも、この会場内では他の誰よりも熟知している彼の不意をつける機会は限られる。。
そんな彼をどうするべきか――。
「唯一の救いは……ステイルの奴は自分の名前を出していないことだにゃー。
せいぜい利用させてもらった後であのバカをとめるしかないぜい」
「利用……あ、なるほど」
土御門の呟きにクルツは少し考え込み、少ししてから納得したように頷いた。
「さてと。じゃあ土御門、北から行くか? それとも南からにするか」
「おー、お見事だにゃー」
クルツの言葉に今度は土御門が感心したようにぱちぱちと手をたたく。
つまり彼らはこう考えたのだ。
ステイルの宣言を聞いて、自信がある参加者は彼のもとに向かうだろう。
……では自信がないものはどうするのか?
当然、宣言のあったエリアD-4からは離れるに決まっている。
……それはつまり、こう言い換えることもできるだろう。あの宣言を聞いて、ホールに向かう参加者は強い。ホールから逃げる参加者は弱い、と。
ならばそれを利用する。
これからD-4の周りのエリアを北からか南から調べていき、ホールに向かうものは要警戒。ステイルがしとめてくれることを期待して放置する。
逆に離れていく参加者は……彼らにとって獲物となる。
せいぜい半周。温泉の辺りにつく頃には逃げる者も挑む者も、その動きに一段落つくだろう。
ステイルのところへ向かうのはそうなってからでも遅くはない。
そして彼がこちらを襲う可能性はまず無いと言っていいだろう。何せ彼らはステイルが守りたい少女の情報をもっている。そして防衛戦ならばともかく、追撃戦ならステイルに付け入る隙は十分にある。
そしてそのことはステイルも十分にわかっているだろう。
「なら行くか。逃げてくるのが可愛い子とかだったらいいねえ」
「にゃー、まったくもって同感だぜい」
進む彼らに気負いはない。
彼らにとってはこの戦場もまた日常の一場面に過ぎないのだから
【D-5/一日目・黎明】
【クルツ・ウェーバー@フルメタル・パニック!】
【状態】左腕に若干のダメージ
【装備】エアガン(12/12)
【道具】デイパック、支給品一式、缶ジュース×20(学園都市製)@とある魔術の禁書目録、BB弾3袋。
【思考】
1:宗介、かなめ、テッサ、当麻、インデックス、ステイルとの合流を目指す。
2:可愛いい女の子か使える人間と会えば仲間に引き入れる
3:その他の人間と会えば殺して装備を奪う
4:知り合いが全滅すれば優勝を目指すという選択肢もあり。
5:ひとまず北周りか南回りでE-3へその後、E-4ホールに向かう。
6:ガウルンに対して警戒。
【備考】
※土御門と情報交換を行い“とある魔術の禁書目録”の世界についてある程度情報を得ました。
※ステイル・マグヌスの能力の詳細を知りました
※上条当麻、禁書目録について簡単な説明を聞きました
【土御門元春 @とある魔術の禁書目録】
【状態】額に少しだけあざが残っている
【装備】
【道具】デイパック、不明支給品1〜3
【思考】
1:生き残りを優先する。
2:宗介、かなめ、テッサ、当麻、インデックス、ステイルとの合流を目指す。
3:可愛いい女の子か使える人間と会えば仲間に引き入れる(ただし御坂美琴に関しては単独行動していたら接触しない)
4:その他の人間と会えば殺して装備を奪う
5:ひとまず北周りか南回りでE-3へその後、E-4ホールに向かう。
6:最悪最後の一人になるのを目指すことも考慮しておく。
【備考】
※クルツと情報交換を行い“フルメタル・パニック!”の世界についてある程度情報を得ました。
※宗介の戦闘技能についてクルツに教えられました
※千鳥かなめ、テレサ・テスタロッサに関する簡単な説明をうけました
※主催陣は死者の復活、並行世界の移動、時間移動のいずれかの能力を持っていると予想しましたが、誰かに伝えるつもりはありません。
投下完了です
埋め立てには少々足りず……
707 :
埋め:2009/05/03(日) 00:11:00 ID:k3rKWqK3
-─――- 、__
'´ `丶、
/ ヽ
_ / / \ ',
 ̄/ / / / ヽ ヽ l
/ / / / { } |\ ヽ │ {
. /イ:! /| |- ─‐ハ ノ -/―ヽ- ! | ヘ
|l | レ l| ∧∧_/__ハ /ノ/__∨| / ト ゝ
リ | 小. | fTテ示〒∨ 〒示テf∨ |
∨´|ヘ∧{ハ::::::::::} {:::::::::::ハl} |∨リ
ゝ_| ハ ゝ- ' ゝ-- 'ノ | _)
│ j人xxx. _ xxx才 /´
ヽ W > _ ‘ ’ _ イ/| /
∨ \| \ __j  ̄ i/ |/ |/
八Y__Y八
_/三\ / |__/ ヽ /\_
|´ ̄\ヾ\ |__,/ /彡/´|
r┴-、ネ \ヾ\ │ / /彡/ /⌒ヽ
| ヽ コ 丶=ミ≧≦三彡'´ / l
\ } の 本 | 猫│ { │
708 :
埋め:2009/05/03(日) 00:12:33 ID:k3rKWqK3
, ― − - _
-=冖-一':::::::::::::::::::::::::::::::::::`::::...、
/::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`く_ ̄ ̄`ヽ、
〃':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\}:::::::::::::\
イj::::::::::::::::::::,ハ:|ト、,、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::iイ^{~ ‖トミ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(`ヽ
∧:::::::::::::::::ノ| || 〉'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:i
{ハ:::::::::::::A、!_ _,ィ「:j>rot,、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::トヽ
l ハ::::::::::{>r牙 `ーr'┼=ミぐ^i::::::::::::::::::::::レヘ、:::::::::::::::}ヽ
i::ハ::::::::代''¨フ | | |!::::::::::::::::::::K^ヽ}::::::::::::::/
|:l! 〉::::::ト、 / ! /}::::::::::::::::::::|)’ノ l::::::::::::〈
〃 i|::::::::lヾ ヽ '` //|:::::::::::::::::::f^'/:::::::::::::ハ}
/' {j:::::::::、 _,.._ /!i:::::::::::::::「`´::::::::::::::::::| l!
メ!:::::::::、 ′  ̄` /イ:|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ
{:ハ::::::::::ヽ ´ ̄` / |:l!:::::::::;イハ、:::::::::::::::::::::ト、
|{|:::::::::::ヽ _,. '"j:|!:::::::/〃ノヘ:::::::::::::::::::N|
トi、:::::::::::ト--、一 //|:::::/ _厶ゝ‐'>、::::::|‖
!,リ!:::::::::/ i 〃/!:::r‐'´ _,. ' ´ ヽ_:| |
{|::::/| ヽ _ノ7´/イム‐' __〉\
|::N _,.ィ>'´ /イ/ / /
|ノ // / l′ / /
709 :
埋め:2009/05/03(日) 00:13:15 ID:k3rKWqK3
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l l \ `'i Y |:.:/ノ_ -‐!/l:./l:.:.:/ /:.:.:.:./l
〉、 ヽ | \ ` ´ レ i/ il_/
710 :
埋め:2009/05/03(日) 00:14:21 ID:k3rKWqK3
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引き続き、ラノロワ・オルタレイションをお楽しみ下さい。
ラノロワ・オルタレイション part3
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1241265098/l50
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