【お絵描き落書き】色鉛筆を擬人化して萌えるスレ

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1創る名無しに見る名無し
※初めての方へ
 ようこそ。ここはVIP発の、色鉛筆を擬人化して萌えるスレです。
 現在は「主要な色からイメージされるキャラを題材に絵やSSをかくスレ」となってますが、もちろんスレタイに忠実な投下も大歓迎です。
 このスレやまとめwikiで絵を見たり、SSを読んだりして萌えたら住人になってください。いつでも過疎気味なので、絵やSSの投下は大歓迎です。

◆色鉛筆を擬人化スレまとめwiki
 ttp://pencil.s92.coreserver.jp/
◆避難所
 ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/11616/
◆専用うpろだ
 ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/upload.html

◆初代スレで>>1が用意した各色イメージ
赤  活発でスポーツ万能。男女問わず友達が多い
青  気が強く姉御肌。人に厳しく自分にも厳しい
黄  お調子者で明るくムードメーカー
緑  口数少なく読書が好き。目つきが悪く、近寄りがたい
白  清楚なお嬢様。身体が弱い
橙  友達とワイワイ騒ぐのが好き。おしゃれ
桃  巨乳。悪気はないけど天然ボケを計算してる
紫  背が低くてちょっと生意気。寂しがり屋
水  気が弱く人見知り。いつも下を向いてる
黒  言いたいことは何でも言う。人から好かれるか嫌われるか両極端
茶  頑張り屋。落ち込みやすいけど元気
黄緑 母性本能が強く誰に対しても優しい

 スレが続くにつれて朱色、群青、灰色、侍黒、焦茶、空色なども生まれ、住人に愛されています。
 さまざまな色鉛筆を、君のイメージで擬人化しよう!
2創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 21:05:28 ID:FVzxmAVS
以下、創作発表板@wiki(ttp://www26.atwiki.jp/sousaku-mite/)より
★創作発表板仕様
 1レスの最大行数=60行
 1レスの最大バイト数=4096バイト(2バイト文字で2048文字)
 1スレの最大容量=500キロバイト

 およそ10レス連投すると「バイバイさるさん」(連投荒らし防止規制)が発動します。
 たくさん投稿するときは、雑談スレなどで支援(途中に他の人のレスを挟むことで、連投と判定されなくなる)を
 お願いしてみるのもいいかもしれません。
 なお、さるさん規制は毎時零分にリセットされます。
3創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 21:06:29 ID:jro5dovc
ほほぉ
なかなかおもしろそうじゃないか
4創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 21:07:31 ID:4L3AR8rP
擬人化スレもあるっちゃあるが住人がいるならおkだな
1からスレたてするっていうなら擬人化スレ紹介して止めるけど
5創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 21:10:45 ID:lIPT1MXv
若紫とか紅紫とか日本の色表現っていっぱいあるよね
6創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 21:12:38 ID:8pToErcI
>>1


えーっとこのスレはVIPから移住してきたものです
だからどうってわけでもないんだけど
7創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 21:13:14 ID:FVzxmAVS
さっそく人が来てくれたw
昨今の度重なる仕様変更のため、VIPでの維持が難しくなったのでこちらに移転となりました
いずれ投下もあるかと思いますので楽しんでいってもらえればありがたいです
一番いいのは参加してくれることですけどねw
8創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 21:16:44 ID:FVzxmAVS
>>5
「四十八茶百鼠」って言うくらいだからねwまあさすがにそんなに擬人化してられないので、今のところはテンプレにある色だけでやってるけど
粗製濫造にならなければ新キャラ大歓迎なのでぜひ若紫や紅紫擬人化に挑戦してみてくれw
9創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 21:17:40 ID:jro5dovc
なんかサンプル的に示して欲しいな
新しいのじゃなくて昔投下されたのでかまわんからさ
10創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 21:28:40 ID:FVzxmAVS
それじゃ適当に見つくろってくる
30分ほどかかるので待ってて
11創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 21:38:31 ID:zTvQFj95
初心者に言っとくけど、黄緑さんは俺の嫁、
水色ちゃんは俺の娘だから手を出すなよw
12白1/2:2009/03/01(日) 21:57:18 ID:FVzxmAVS
「白〜、毎度おなじみ青ちゃん宅配便で〜す。調子はどう?」
 夕暮れに病室がオレンジ色に染まる頃、白がベッドの上で半身を起こして待ちわびていると、いつものように青が元気よく入ってきた。
「青ちゃん、こんにちは。今日は咳もあんまりでないし、だいぶいいみたい」
「そっか。じゃあ退院ももうすぐね。はい、これ今日の授業のノート。こっちは修学旅行の集金についてのお知らせね」
「ありがとう……でも、ホントに大変じゃない? 私は別に毎日じゃなくても大丈夫――」
「ストップ! それはもう何回も言ったでしょ? 私が白に会いたくて来てるんだからいいの! それにノートだってプリントだって、早く目を通すに越したことはないんだから」
「……うん、そうだね。ありがとう」
 修学旅行に行ける可能性などほとんどない。だがそれを言えば青はもっと機嫌を悪くするだろう。そう思った白はそっと微笑んで礼を言った。

「それでさ、現国に続いて物理の教科書も忘れたって言うのよ。『アンタどんだけ忘れ物してんのよ?』ってきいたら、あいつなんて言ったと思う?」
「うーん、なんだろう」
「『全部。朝遅刻しそうで慌てて出てきたから、鞄ごと忘れた』だって! 普通そんなことありえる? 結局その日は一日中あいつと机くっつける羽目になったわよ」
「わあ……ふふ、色無君らしいかな」
「まだあるわよ。何か最近金欠らしくて、ここ1週間くらいお昼にあんパンばっか食べてんのよ。あんまり哀れだから昨日お弁当作ってやったら泣き出しちゃってさ」
「え? おいしくなかったの……かな?」
「アンタなにげに失礼ね……その逆よ。『こんなおいしいもの食ったの何年ぶりだろ』とか言っちゃって。もうね、普段何食べてんのかと小一時間ほど……白? 何よ、そんなおかしかった?」
 青は怪訝そうな顔をして尋ねた。上品に口元を隠しているが、白はこみ上げる笑いをこらえきれないといった様子だった。
「ふふふっ、ご、ごめんなさい……色無君のお話も面白かったけど、ふふっ、青ちゃんがね……」
「私がどうしたのよ? 何か変? あ、顔になんかついてるとか?」
「ううん、そうじゃなくて……青ちゃんは、本当に色無君のこと好きなんだなあ、って思って」
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader/src/pencil_0158.jpg
13白2/2:2009/03/01(日) 21:57:55 ID:FVzxmAVS
「!! な、ちょっとアンタいきなりなに言ってんのよ! わ、私は別にそんなこと……」
 あまり物事に動じない青が顔を緋に染め、ブンブンと両手と顔を同時に左右に振った。トレードマークのポニーテールがはね回る。
「隠さなくてもいいのに。だって青ちゃんのお話、色無君のことばっかりじゃない」
「そ、それは、その……学校なんて退屈なもんだからさ、自然と色無の奴の馬鹿話ばっかりになっちゃうのよ!」
 そのとき、病室の扉が勢いよく開いた。
「くぉ〜ら〜、誰が馬鹿だと〜!」
「わああぁ!! い、色無! 女の子の病室にいきなり入ってくんじゃないわよ! つか立ち聞きしてたわね? この変態!」
「ノックはした。お前らが返事しなかったんだろうが。青、お前の声がでかすぎなんだよ。廊下まで丸聞こえだ。白の容態が悪化するからもう少し静かにしろ」
「む、ううううう……分かったわよ」
 入ってくるなり始まった掛け合いに、白は目を細めた。
「いらっしゃい、色無君。ゆっくりしていってね」
「ああ。だが友達を家に迎えるような挨拶を病室ですんなよ。お前の居場所はここじゃないんだからな。今日は元気そうだな」
「うん。今週中には退院できると思うよ」
「そっか。じゃあ目標金曜日な。最短入院記録を更新しようぜ」
「そう思うなら来るんじゃないわよ。馬鹿がうつると治るものも治んないでしょ」
「なんだとこの野郎!」
 色無と青は巡回中の看護士につまみ出されるまで騒ぎ続け、白はそれを楽しそうに眺めていた。

「ごほ、ごほっ……ふう、ちょっと疲れちゃったかな……」
 就寝時刻を告げに来た看護士が部屋の灯りを消していき、白は薄暗い常夜灯の下でベッドに横になった。少し熱が出ているようで体がだるい。
「“学校なんて退屈”か……」
 青の言葉を思い出すと、どろりとした暗い感情が染み出してくる。白は軽く頭を振って、それを胸から追い出した。健康な人が病室に縛られる苦痛を理解できないのは仕方のないことなのだから。
「あの二人、やっぱりつき合ってるんだよね……」
 枕元に置いてある、使う機会の少ない生徒手帳を手に取ると、白は表紙を開いて挟んであった写真を眺めた。写っているのは色無と白。
去年、無理して参加した体育祭のときに撮ったものだ。
「私も……丈夫な体に生まれて、ちゃんと学校に行ってたら……色無君ともっと仲良くなれたかな……」
 ため息が一つ漏れる。白は手帳を元の場所に戻して常夜灯を消すと、闇の中でそっと目を閉じた。
14:2009/03/01(日) 22:02:05 ID:FVzxmAVS
『黒ごまアンビバレンツ』

「黙れバカ」
 その一言で色無の顔がひきつるが、あたしは気にしない。昔からのことなのであまり意識したこともないし、自分でもこれでいいと思っている。
 他人と喧嘩をするのはしょっちゅうだけれども、仕方のないことだと思うし後悔したこともない。とにかく小さいころから物事をはっきり言わないとすまない性分で、本音で喋るのが一番だと思っているから。
 それがあたしの個性だし、それで嫌われるなら仕方がない。
 最近は少し違うけれども。
「ごめん、言い過ぎた」
 そう言って、色無の顔を見る。
「気にすんな、せっかくの休日にそんな顔すんなよ」
 先ほどまで苦笑していた色無の顔は、もう笑顔に変わっていた。これがこいつを好きになった理由。
 今まで誰もが驚いたり嫌がったりしたあたしを素直に受け入れてくれた。表情を見れば、それが無理をしたものではないと分かる。だから、安心して本音で喋ることが出来る。それが一番嬉しい。
 だから、本音で言えないこともある。
「それより、そこで少し休まないか? あそこのごまロール好きだっただろ、それを食えば少しは元気も出る」
 覚えていてくれたんだ、嬉しい。あたしが浮かべた笑みを見て、色無は笑顔を強くした。
「そんな無理に気を使わなくてもいいのに。でもありがとう」
 口から溢れてくる言葉は、本音だけれどもそれだけじゃない。
 今はまだ言えないけれど、いつか必ず言いたいことがある。
 あたしが唯一言えていない本音。
 その結果ぎこちなくなるのは嫌だけど、だからといって言わずに後悔はしたくないから。
15創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:05:31 ID:jro5dovc
おおおおーーー!
こういうのなのか
とりあえず青ちゃんは俺の嫁な
16:2009/03/01(日) 22:08:13 ID:FVzxmAVS
 速く走る。ただ真っ直ぐ走る。速く走った先になにかを求めるわけでもなく走る。真正面を向き、己の足に力をこめて短い距離を走り抜く。
「はぁ、はぁ!!」
今日は何回走っただろうか? ……いや、走った数なんて関係ない。私は常に速く走り抜くことだけを考えていればいい。走っている短い時間だけ、私が一番輝くのだから。
「ふぅ……」
 走り終わり、芝生の上に寝っ転がって息を整える。全力で走り終わったあとにある爽快感がたまらない。
「おー……」
 ふと空を見上げると、茜色の夕日の光が雲から顔をのぞかせていた。昼から夜に移り変わる少しの時間だけ見られる美しい風景。毎日見られる風景なのに、見飽きないのは私だけだろうか?
 もしかしたら私は、少しの時間だけ輝く自分に夕日を重ねているナルシストなだけかもしれない。
 しかしそれでもいい。べつに悪い気はしないから。努力するのが素晴らしいとかじゃなくて、単純にこんなのが好きだから。
「さて……」
 芝生から立ち上がり、また私は走りはじめる。ひたすら真っ直ぐ。
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17:2009/03/01(日) 22:12:12 ID:FVzxmAVS
男「おふぁよーっす ……あれ? 青、オマエ一人しかいねーの?」
青「……」
男「ぅ……あ、青さん? 朝からどす黒いオーラを出してる理由、聞いていい?」
青「アンタのせいに決まってんでしょうがッ!! こんのバカッ!! 大バカッ!!!」
男「え、ええッ!? お、俺がなにしたっていうんだ!?」
青「アンタが一晩中誰かとしゃべってたせいで、こっちは寝れなかったのよ!! 部屋、隣でしょ!? だから丸聞こえなの!!」
男「げ……そ、ソレ、マジっすか?」
青「あったりまえでしょ!! もう、うるさいったらありゃしないんだから!」
男「すす、すいませんでしたッ! だからちょっと殺気を抑えてッ!」
青「今回は見逃してあげるけど、次やったら……」
男「わわ、わかったわかった!! 肝に銘じておく! 二度とやらんと約束する!」
青「……よし。それじゃ許してあげようかな。 さてと、朝ごはん作ってあるからちゃんと食べなさいよ」
男「あ、悪い。ありがとう……ってか、青の手料理って久々だな」
青「今回みたいに貧乏クジを引かない限りは作らないもの。だから久しぶりだけど、味は落ちてないハズ」
男「うーん。貧乏クジとか言うわりに頑張ったっぽいじゃん、青。いつもの食卓よりちょっと色がついてるぞ」
青「そ、それは……久しぶりだから、ついつい張り切っちゃっただけよ。我ながら凡ミスよね」
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男「凡ミスねぇ。味は完璧だから文句ないけどさ。うん、美味い。さすがは青」
青「……ふん。感謝して食べなさいよ。私はちょっと部屋に戻るわ。あと片付けは適当にやっておいてくれる?」
男「はいよー、りょーかい」

青「ふー……ダメね。昨日のコト、どうしても考えちゃう……いったい色無は、誰と、何を……」
黒「何を廊下で立ち止まってるの、青。考えごと?」
青「あ、黒……まぁ、そんなところかもね」
黒「……ふーん。ちなみに言っておくと、昨日の色無の部屋からは喘ぎ声とかベッドの軋む音とか、そういうのは一切なかったわよ」
青「!? ちょ、ちょっと黒!? なんでそんなコトがわかるの!? ていうか、黒ッ!! なんでそんなコトをわざわざ言うワケ!?」
黒「別に深い意味はないわよ。だからそんなに顔を赤くすることもないんじゃない? ナニを想像してたのか知らないけど……ねぇ?」
青「!!」
18創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:15:02 ID:NBVr/wzb
SSと絵がいい具合にマッチしてるなー
19創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:15:21 ID:jro5dovc
支援いるかな?
20:2009/03/01(日) 22:15:26 ID:FVzxmAVS
『片道ビーチ切符』
 夏の夜、蒸し熱いのは仕方がないとしても、
「あっははははは」
 ビキニ姿でげらげらと笑う酔っ払いを許容はできない。俺の器はそこまで大きくないし、仕方がないと言って許すのは無理だろう。第一、未成年がそんなはしたない格好なんてしていたら、いけません。
 それに、
「どこ見てんの、色無……えろなしぃ」
 エロはお前だ。
 と言いたいけれども、視線を黄色に向けると意外に大きい果実が二つ。慌てて視線を反らすと、黄色の笑いが大きくなった。屈辱的でも今は我慢の子、これ以上は相手の思う壺だ。我を忘れるな、相手はあの黄色なんだ。
 深呼吸をして再び正面を見る。
「自分の部屋に戻れ」
「いや。固いことを言わないでよ。あっ、それとも」
 にやにやとした笑みを浮かべて、
「もう固くなってんのかな?」
 視線は俺の股間へ。
 あぁ、なってるさ!! お前の乳のせいでな、座っているのに立っている矛盾の発生さ!! だから、上手いことを言ってやったような表情をするな!! それから服をちゃんと着ろ馬鹿、だいたいなんでビキニなんだ!!
 と心の中で叫び、
「悪いことは言わんから、帰れ。な?」
「イーヤーだー」
 再び馬鹿笑い。
 こんにゃろう、アルコールのせいで馬鹿がレールガンの弾丸並に加速してやがる。普段の俺ならばもう少しつき合ってもいいかと思うが、いかんせん今はもう草木も眠る丑三つ時、おまけにビキニガールが相手では理性を保てそうになかった。
「もう少しだけぇ」
「お前な、夏休みだからってだらけんのもいい加減にしろよ」
「そうじゃないのよぅ、あたしはたださ……」
 言いかけたところで黄色の体がぐらりと揺れ、俺の上に倒れこんできた。乳を顔に当て、俺を抱き締めるような状態でもたれかかってくる。
 乳。
 何が起こった、待て待て待て待て!?
 前代未聞、そのあまりの衝撃に視線を上げて黄色の顔を見てみると、
「寝てんのか?」
 黄色はうすら笑いを浮かべたまま、気持ち良さそうに目を瞑っていた。
「起きてるよぅ」
 返す言葉も弱々しい。本格的にダウンしたのか、ぐったりとのしかかる体は密着しているせいか、重くはないけれど体温を俺に意識させた。
 妙に大きくなる鼓動を誤魔化すように咳払いを一つ、黄色の体を引き剥がすと背負う。背中に当たる二つの塊に意識を持っていかれないように無意味に黄色の部屋番号を思い出しつつ、ゆっくりとした速度で歩き出す。
「色無ぃ」
「何だよ?」
「今度、海に行こうねぇ。夏だしさ」
 俺の勘違いかもしれないけれど、ようやくこいつの格好に納得がいった。ビキニ姿で海に連れ出そうなんて、本当に馬鹿もいいところだ。それに気がつかなかったり、今は海がとても恋しかったりする俺もかなりの馬鹿だけれども。
「楽しみにしてろ」
 俺の背中で軽い寝息をたてている黄色にそう言うと、少し歩く速度を落とした。
21創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:18:19 ID:jro5dovc
それぞれ個性的だねぇ
22創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:18:33 ID:JCuRtslV
お〜、移転してきたのか
パートだから覗いてなかったのがもったいないスレだったんだなぁ
23緑1/2:2009/03/01(日) 22:22:14 ID:FVzxmAVS
 今日はどこへ行こうかしら。窓の外に広がるさわやかな秋晴れの空とは真逆の陰鬱な気持ちになりながら、私は帰り支度をしている。
 『読書の秋』とはよくいったもので。普段は図書室には寄り付かないような人達もとりあえず、といった感じでこの季節は図書室に集まってくる。
 他人が本を読もうが読むまいが関係ないけれど、図書室のあの雰囲気が壊されるのはいただけない。なので、この季節の私は人気がない、静かな場所をいつも捜し求めている。
「……あら」
 そういったわけでここ最近のお気に入りの場所のひとつである、中庭の噴水前のベンチに来たのだが。そこには既に先客のカップルがいた。
 ベンチ自体は3つほど置かれているのだけれど、さすがにカップルの横に座れるほどの度胸もないし、空気が読めないわけでもない。
 仕方ないわ、別の場所を探しましょう。私の存在を気にするでもなく、思う存分イチャつくカップルに呆れと少しの羨望の眼差しを向けつつ、中庭をあとにした。
 気の向くままに校内を歩く。ふと足を止めると、いつの間にやら私は裏庭に来ていた。
 こういうのもいいわね。色とりどりに染まった落ち葉に見てとれていると、肩に一枚の葉っぱが乗った。
 何となくそれを手にとって見ていると、小学校のころに誰かから聞いた、『木から落ちてきた葉っぱが頭の上に乗ると、両思いになれる』という他愛のないおまじないを思い出した。
 ……たまにはこういう場所も風流でいいかな。視界に入る中で一番よく木の葉が落ちている木の下で、私は本を開いた。
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader/src/pencil_0774.jpg

 読書を始めて15分ほど経った今、葉っぱは辺り一面に薄く積もっている……ただ、私の頭を除いて。
 おかしいわね。肩には焚き火ができそうな勢いで木の葉が落ちてきているのに、こうなってくると何かの陰謀を感じてしまう。
 ひょっとして、彼と両思いになることはない――いや、そんなことにはさせない。チャンスは自分の手で掴みとらないと。
「……っ」
 失敗。
「……っ!」
 再び失敗。
「……っ!!」
 三度失敗。
 葉っぱが落ちてきているところへ首を動かしてみるものの、やはり私の頭を避けて地面へと落ちる木の葉。
 落ちているのを見てからじゃあ駄目ね。落ちる瞬間を感じ取らないと。だんだん何かの修行じみてきた自分の行動に全く疑問を感じることなく木と対峙し、目を閉じて精神統一……もし、貴方に心があるなら、私の気持ちに応えて!
 祈りが通じたのか、偶然なのかは分からないが、とにかく私は一枚の木の葉が落ちてきそうだというのを感じ取った。
 座ったまま一歩分身体をずらし、葉っぱが頭の上に落ちてくるのを待つ。あと3秒。2秒。1――。
 その瞬間、風が裏庭を通り抜けた。ざあっ、という音と共に、辺り一面の木の葉が舞い上がる。当然、私の頭上に落ちてきていた一枚も含めて。
「……はぁ」
 空の青と落ち葉の赤、黄とのコントラストにしばし目を奪われたあと、大きく息を吐く。結局この木には私の気持ちを理解してもらえなかった、のよね。
 そう考えると、この木の幹が意地の悪い笑みを浮かべているように見えてくる。少しぐらい夢を見せてくれてもいいじゃない、薄情者。
 逆恨みとしか言い様のない感情で木を見る私の耳に、こんなところにくるなんて全く予想もしていなかった人物の声が聞こえてきた。
24緑2/2:2009/03/01(日) 22:22:45 ID:FVzxmAVS
「ぺっぺっ、何だよこの風!? 落ち葉食いそうになったじゃねぇか!」
「なっ……!?」
 なんでここに!? と言いたかったのだけれど、驚きすぎて上手く話すことができない。
「よう。まさか図書室にいないなんて考えもしなかったからな、かなり探したぞ」
「探してたの? 私を?」
「その通り。せっかくの『読書の秋』だしな、お前にオススメの一冊を教えてもらおうと思ったんだよ」
「……」
 なんてこと。おとなしく図書室に行っておけば彼と一緒に過ごせただなんて。自分の間の悪さに腹が立って仕方がない。
「ってわけでさ、ヒマだったら何かいい本教えてくれないか?」
「もちろんいいわよ。行きましょう」
 彼と時間を共有できることに異論があるはずがない。女心を理解してくれなかった薄情な木にもう一度恨みがましい視線を向けたあと、図書室へ向かおうとすると、いきなり彼が頭に手をやった。
「ん? 何だコレ?」
「どうかしたの?」
「この葉っぱが頭に落ちてきたんだよ。まだ緑色なんて、珍しいな」
 そう言って彼が私に見せてくれている木の葉の色は確かに緑色……まさか、私の気持ちを汲み取ってくれたの?
「どした? 早く行こうぜ?」
「ちょっと待って貰えるかしら?」
「ん? 別にいいけど」
 葉っぱを見つめて動かない私に不思議そうに話しかける彼に断りを入れてから、木の幹へ近づいて手を当てて目を閉じ、心の中で語りかける。
 ……ごめんなさい。私、貴方のことを勘違いしていたみたい。本当はいい木だったのね、貴方。今度来る時は御礼に栄養剤でも持ってくるわね。
 私なりに精一杯の感謝の気持ちを述べてから目を開けると、木の幹もさっきまでとは違って優しい笑みを浮かべている様に見えた。
 さて、この木も応援してくれていることだし、今日は少しぐらい積極的になってみようかしら?

「お待たせ」
 待たせていた彼の元に駆け寄ると、再び彼が頭に手を当てた……嫌な予感がする。
「何してたんだ――ってまた頭に葉っぱが落ちてきたよ、オイ」
「……」
「赤、黄、茶色に黄緑とはカラフルだな……って俺の頭はゴミ箱じゃねぇんだよ!!」
 叫びつつ彼がこちらに差し出す木の葉の中には、誰がしたのかわざわざ青や紫に塗られた物まである。……そう。応援しているのは私だけじゃないのね。
 思わず振り返ると、私の目には悪戯を成功させて笑っている木の表情がしっかりと見えた。
25創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:28:01 ID:jro5dovc
26紫1/3:2009/03/01(日) 22:28:20 ID:FVzxmAVS
「ねえ色無、暇? 暇に決まってるよね、部活も何にもしてないんだし」
 退屈な授業を全て乗り越え、開放感に包まれながら帰り支度をしていた色無に、紫が問いかけた。視線をあさっての方角に逸らし、少し居心地悪そうにしている。
「珍しくそっちから話しかけてきたかと思えば、ずいぶんな言いようだな。確かに暇だけど、何か用か?」
「たまたま私も暇だから、一緒に寮まで帰ってあげよてもいいかな〜って思って」
「はあ? お前いっつも赤とか緑とか、誰かしら捕まえて一緒に帰ってるじゃん。みんなはどうした?」
 色無は同じ寮に住む女の子たちを思い浮かべた。帰り道が同じなので、たまに誰かと一緒に帰ることはあったが、紫に誘われるのは初めてだった。
「赤は今日は部活だし、緑は図書委員の仕事があるって言うし……たまたま今日はみんな用事があるみたいなのよ。そーでもなきゃ、私が色無なんかに声かけるわけないでしょ!」
「そうか。事情は分かったが、そこまで言われて一緒に帰ってやる義理はないな。じゃお先に」
「わー!! 嘘、嘘だってば!! 一人で帰ってもつまんないんだもん。ね〜一緒に帰ろうよ。ね? ね?」
「……俺の歩幅についてこれるならな。ほら、行くぞ」
「え? あ、ちょっと! もう、少しはペース合わせてよ!」
 どうせ同じ寮に帰るのだから勝手についてくればいいのに、真剣に頼む紫が少し可愛くて、色無の心臓が加速する。動揺を悟られぬように先に立ってスタスタと歩く彼の後を、慌てた紫がチョコチョコと追いかけた。

「……つ、疲れた……少しはペース合わせてくれ……」
「もう、だらしないなあ男のくせに。ちょっと寄り道しただけじゃないの!」
 公園のベンチでぐったりとしている色無の泣き言に、紫は腰に手を当て、あきれたように答えた。
「どこがちょっとだ! 何にも買わないくせにさんざん駅前を引きずり回しやがって! あげくになんで公園にいるんだ俺は!? 寮はすぐそこなんだから早く帰ろうぜ」
「ふふん、あのくらいのウィンドウショッピングにつきあえないようじゃ、アンタ一生彼女なんてできないわよ。そしてこの公園に来た訳は、あれよ!」
 紫がビシッと指さした先に目をやると、ずらりと女子高生が行列を成している先にクレープ屋の屋台が出ていた。
「あのクレープ屋さんはね、すっごいおいしいって評判なんだけど週に一回しかここに来ないのよ。今日を逃したらまた来週なんだから、気合い入れてよね。あ、私アップルカスタードね」
「……誰があの長蛇の列に並ぶんだ?」
「色無」
「金は誰が出すんだ?」
「色無。だって私今月の仕送りまで大ピンチなんだもん」
「じゃあな紫。今日は初めてお前と一緒に下校できて楽しかったよ。もう二度とないと思うけど」
 さわやかな笑顔で立ち去ろうとする色無の制服の裾を、紫はしっかりと掴んだ。
「え〜、いいじゃん。たまにはおごってよ〜」
「なんでお前におごんなきゃなんないんだよ! だいたい、あんな女の子ばっかの所に並べるか!」
「誰も気にしないって。ね〜食べたい食べたい! ね、お願い!」
「ダメなもんはダメだ! 何度も同じ手が通用すると思うなよ!」
27創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:28:40 ID:jro5dovc
28紫2/3:2009/03/01(日) 22:28:58 ID:FVzxmAVS
 二人がもみ合って必死の攻防を繰り広げていると、散歩の途中なのだろうか、一組の老夫婦が目を細めて笑っていた。
「あらあら、仲のいいこと」
「お兄さん、買ってあげたらどうだね。小さい妹さんの頼みじゃないか」
 それを聞いた紫が目をむいて吠えかかった。
「だ、誰が小さい妹よ! 私と色無はクラスメ、むぐーーー!!!」
「ぶっ、くくく……いや、これは妹が失礼しました。ちょっと背が低いのを気にしてまして、小さいと言われると怒るんですよ。ほら、お兄ちゃんがクレープ買ってやるから機嫌なおそうな〜」
「むくーーー!!! むむむ、むうーーー!!!」
 口を塞ぎ、猫なで声で頭を撫でてやると、紫はいっそう暴れ出した。二人の様子を不審がることもなく老夫婦が立ち去ると、ようやく色無は紫を介抱した。
「ぶはっ! ぜーはー……。アンタねえ、なんてことすんのよ! あの人たち誤解したまま行っちゃったじゃないの!」
「くく、別にいいじゃん、もう会うこともないだろ。しかし、くくく、制服着てるのになあ。あーダメだ我慢できねえ、あーははははは!!」
「むっかーー!! またそうやってちっちゃいのバカにしてーー!!」
「あー腹いてえ……。まあそう怒るなよ。笑わせてくれたお礼にクレープおごってやるから。これだけあれば足りるだろ? さっきも言ったが、さすがに恥ずかしいから並ぶのはお前が行ってこい」
「む〜しょうがないわね……すぐ戻ってくるから、そこのベンチで待ってなさいよ! 絶対に動くんじゃないわよ!」
「俺の分は甘くないやつな」
 ふくれっ面で色無からお金を受け取ると、紫は何度も振り返りながら行列に並んだ。
「やれやれ、やっと少し落ち着ける。しかし紫のやつ、やけに念を押してったな。……ちょっとからかってみるか」
 紫が屋台前の人だかりに飲み込まれ、姿が見えなくなったところを見計らって、色無はベンチのすぐ後ろの林に潜み、息を殺した。
「はあはあ、おまたせー。も〜お店の前で列が崩れちゃって大変だった〜。だから色無が行ってって言ったのに……色無?」
 息を切らし、戻って来るなり文句を言い始める紫。だが色無の姿がないことに気づくと、途端にオロオロしだした。
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader/src/pencil_0241.jpg

「ね、ねえ色無、どこ? 隠れてるんでしょ? ふざけてないで出てきてよ……」
(おお、うろたえてるうろたえてる。元気120%の紫があんな不安そうな顔するとはなあ。もうちょっと見ていよう)
 そんなつまらない好奇心で出て行くのをためらったことを、色無はすぐに後悔した。
「……あんまり意地悪したり、わがまま言ったりしたから先に帰っちゃったのかな……。う、ぐすっ……ひ、一人は嫌だよう……」
(げっ!! 泣き出した?! マジ泣きかよ! や、やべーなこりゃ……)
 クレープを両手に持ち、立ちつくして紫は声もなく涙を流していた。すぐにでも飛び出していきたい気持ちを抑え、色無は林を反対側に抜けて遊歩道を回り込んだ。
29創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:29:04 ID:jro5dovc
30創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:29:20 ID:jro5dovc
31紫1/2:2009/03/01(日) 22:29:33 ID:FVzxmAVS
「よし。……おーい、紫〜!!」
「!! い、色無!! 先に帰ったんじゃないの!?」
「いや、ちょっとトイレ行ってたんだ。お前がクレープ買いに行ってるのに帰ったりしねえよ。だいたいベンチに鞄だって置きっぱなしじゃん」
「あ、鞄……そっか……」
 ほっとした表情を浮かべる紫に、色無の良心が少し痛んだ。だが本当のことを話して詫びを入れても、かえって気まずくなるだろう。
「なんだよ、俺がいなくなったと思って泣いてたのか? 紫ちゃんは寂しがり屋でちゅね〜」
「な! 何いってんのよ、バッカじゃないの!? 私が泣いたりする訳ないでしょ!」
 慌てて制服の袖で涙を拭う。その拍子にクレープにのっていたクリームが頬に跳ねた。色無はそれを指で拭うと口に含んだ。
「分かった分かった。ん、確かにうまいな。ほら、もうすぐ晩飯の時間だし、他の奴らに見つかるとうるさいからさっさと食べて帰ろう」
「ちょ、ちょっと、恥ずかしいことしないでよ!」
「はいはい、お詫びに俺の分も一口やるからさ」
「頭撫でるな! 子供扱いすんなって言ってんでしょ!!」
 クレープをほおばりながらぎゃんぎゃん騒ぐ紫。どうやらもう元気を取り戻したようだ。ベンチに腰掛けた色無はほっと胸をなで下ろした。

「……すー……すー……」
「寝ちまったよ。全力で走り回って、騒いで、泣いて、食って寝る、か……。ゼンマイおもちゃ、てかチョロQみたいなやつだな」
 胸にもたれて小さな寝息を立てる紫の髪を、色無は優しく撫でた。少しむずがったが、目を覚ます様子はない。
「しっかし、今日は失敗したなあ……そーいや、朱色さんが前に言ってたっけ」
 以前寮母の朱色から聞いた話を思い出す。
『あいつ、ちょっと家庭に問題があって、一人になるのをすごく怖がるんだ。夜も寝る寸前まで誰かの部屋にいるしな。色無、お前も少しでいいから気を遣ってやってくれ』
「すっかり忘れてたけどマジな話だったんだな……これからはなるべく一緒にいてやるか」
 黙っている分には可愛い紫を見ていると、なんだか胸の奥がもやもやしてくる。それは父性愛じみたものなのか、それとも別なものなのか。判断できず、色無は手つかずだったクレープに口をつけた。
「うえ! なんだこりゃ……『カスタードプリン生クリーム』!? この野郎、俺のは甘くないやつって言ったのに……」
 口の中に広がる破壊的な甘さに顔をしかめ、色無はすがりつく紫を睨みつけた。
「んん……ふぅんん……」
「……まあ、たまにはこんなだだ甘なのもいいか」
 食べ終わっても目が覚めなかったら背負って帰るか、などと考えながら、色無はちびちびと甘ったるいクレープを喉の奥に押し込んだ。
32創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:31:25 ID:JCuRtslV
支援
33茶1/2:2009/03/01(日) 22:31:33 ID:FVzxmAVS
「よいしょ、よいしょっと。ふう、やっと半分かぁ……暗くなる前に終わるかなあ……」
 茶は教室を見回し、がっくりと肩を落とした。後ろの方に寄せられた机が半分、普段通り雑然と並んだままの机が半分。いったん全ての机を後ろに寄せなければ掃き掃除ができない。
「考えてもしょうがないし、さっさとやっちゃおう。スピードアップしていこー、おー!」
 誰もいない教室で一人気勢を上げた茶は、先ほどより少しだけ速度を上げて机を運んでいく。それが失敗だった。
「あ! わ、わああああ!!」
 ガシャーン!! 派手な音を響かせて机が倒れ、椅子が転がる。中に残されていたわずかな私物が散乱した。
「痛たたた……うう、これじゃかえって遅くなっちゃうよ……なんでこう裏目裏目に出るのかなあ」
 半泣きになりながら、茶は散らばった筆記用具やノートを拾い始めた。

「あれ、茶じゃん。何やってんの?」
「わわっ! い、色無君? なんでこんなとこにいるの?」
 不意に掛けられた声に、茶ははじかれたように拾ったものを取り落とした。振り返ると、教室の入り口に色無が立ち、しゃがみ込む茶を見下ろしていた。
「いや、それを俺がきいてるんだけどな。俺はちょっと忘れ物を取りに来ただけだけど、お前は……まさか、掃除してるのか? 一人で、こんな時間まで?」
 あきれたような口調で言うと、茶は困ったような笑いを浮かべ、再び床に落ちたものを拾いなおした。
「うん、早く終わらせようと頑張ったんだけど、私鈍くさいから机ひっくり返しちゃって。えへへ、ホントしょうがないよね」
「いや、そうじゃなくて。掃除は班でやるものだろ。他の三人、ええと、相沢と伊藤と……上野だったか。そいつらどうした?」
「えーとね、先に帰っちゃった。みんなね、お父さんとかお母さんとか、親戚のおじさんとかが倒れちゃったんだって」
「は? 身内が倒れたって、三人ともか? それでお前、そう言われてみんな帰らせちゃったのか?」
「うん。心配だよね、みんな。たいしたことないといいけど。は〜やっと拾い終わったよ。よいしょっと……」
 拾ったものを全て元通り机の中に入れ、茶は机の移動を再開した。また転ぶのを恐れてか、その歩みは遅い。下校時刻に間に合わないのは明らかだった。
「お前、馬鹿じゃないの? そんなん嘘っぱちに決まってるだろ! 俺ここに来る前に、駅前で三人が遊んでるの見たぜ。げらげら大口開けて笑ってて、とても身内が病気してるようには見えなかったぞ」
「え? そうなの? それってつまり……」
「……そうだよ、つまりお前はだまされたってこと――」
 色無が真実を告げようとするのを遮るように、茶は満面の笑みを浮かべた。
「つまり、みんなホントは元気ってことだよね! よかったあ、じゃあお父さんもお母さんも、親戚のおじさんも元気なんだ! よーし私も元気出てきた! 掃除頑張るぞー、おー!」
 呆気にとられる色無を尻目に、茶は意気揚々と掃除を再開した。楽しげなその姿をしばらく眺め、色無は大きくため息をついて茶の手から机を奪った。
34創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:31:56 ID:JCuRtslV
支援
35茶2/2:2009/03/01(日) 22:32:00 ID:FVzxmAVS
「一人でやってたらいつまでかかるかわかんねえよ。ほら、俺が机を動かすから、お前はあっち半分を掃け」
「え、でもそんな、悪いよ……」
「悪いのはお前じゃなくて掃除をフケた三人だろ。ここで茶を放っておいたら寝覚めが悪いんだよ」
「う、うん、わかった……あの、ありがとうね、色無君」
 危なげない様子で次々と机を動かしていく色無。茶は箒で床を掃きながら、その姿にちらちらと何度も視線を送った。

「あの、ホントにありがとね。あとは黒板消しをきれいにして終わりだから、先に帰っていいよ」
「ん、そーか? じゃあ……っておい、今そっちが風上……」
 制止は間に合わなかった。教室の窓を開け、力いっぱい黒板消しを叩き合わせた茶に、もうもうとチョークの粉が降りかかる。
「わーーっ!! げほ、げほん! うう、髪も制服もマーブル模様になっちゃったよう……」
「遅かったか……。あーもうじっとしてろ。動くなよ」
 色無はやれやれと首を振り、茶の髪についた粉を払い、服の汚れをエチケットブラシで落としていく。
「わわっ! い、いいよう、自分でやるから」
「ダメだ。お前に任せたら制服にチョークを擦りつけて落ちなくなるに決まってるからな」
「うう……否定できないかも」
 黙々と丁寧にブラシを掛けていく色無。日常より少しだけ近づいた身体からは男の匂いがした。
「よし、きれいになった。さあ帰ろうぜ。すっかり暗くなっちまった」
「え! い、一緒に帰るの!?」
「バス停までだけどな。お前一人で帰らせると、どぶにはまったり誘拐されたりしそうで心配だし」
「そんなことしないよ!」
「全然説得力ないなあ」
 失笑しながら、色無は先に立って教室を出た。少しむくれながら茶が後を追う。
「赤とか黄とか、元気のあまってる奴らいっぱいいるんだから、今日みたいに困ったときは頼れよ。もちろん俺も含めてな」
「うーん、でも迷惑かけたくないし」
「友達に頼られて迷惑なんて思う奴はいないだろ。茶はなんでも一人で頑張りすぎだ。人生大変そうだよな」
 からかうような色無の言葉に、茶は微笑んで呟いた。
「大変なことばっかりじゃないよ。今日もいいことあったしね……」
「? いいことってなんだよ?」
「なーいしょ!」
 怪訝そうな顔の色無を追い越し、茶は笑いながらバス停目指して駆けだした。
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36創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:32:38 ID:JCuRtslV
支援
37創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:33:45 ID:jro5dovc
38創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:34:05 ID:jro5dovc
39創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:34:30 ID:jro5dovc
40桃1/2:2009/03/01(日) 22:40:19 ID:FVzxmAVS
『桃色スライダー』
「いーろなしくん♪」
 そう言って駆け寄る彼女はピンク色のビキニ姿。たわわに実った果実が周囲の男の目を釘付ける。
 心なしか周りの女性の目も惹きつけている気がする。時折「綺麗ねぇ〜」とか「羨ましいわぁ」とかいった声が聞こえる。
 ここは市内のウォーターパーク。休日になるとやたらと人で賑わう。夏休みになると泊り掛けで遠方から来る人達も結構多い。
 流れるプールに身を任せながらまったりとたゆたったりしていると日々の生活の鬱積も何処かへ飛んでいってしまうよう。
 そんな風にして一通り楽しんだあと、水から上がって休むこと20分ほど経ったころだろうか。隣にいた桃さんが誘ってきた。
「ウォータースライダー行きましょうよ」
「ウォータースライダーかぁ」
 ここのウォータースライダーは3種類もある。もちろん、一番の目玉だ。大勢の客がこれを目当てに来ているといっても決して言い過ぎではない。
 静かに風が吹いた。まるで僕を誘っているような。
「うん、行こうか」
 僕はてっきり3種類の中でも比較的落ち着いているやつに乗ると思っていた。
 しかし桃さんは遣り手だった。僕は彼女に見た目の可憐さに反した度胸があることを失念していたのだった。
「あれ滑りましょうよ」
 彼女は平気な顔でそう言った。屈託のない笑顔。その顔は本当に嬉しげだ。思わずこっちも笑顔になってしまう。
「そうだね」
 正直言って僕はちょっとビビっていた。専用の浮き輪で滑り降りるそれは、時速40キロと全長131メートルを売りにしている。
 結構高い。というかかなり高い……。桃さんはと見ると穏やかな顔で微笑んでいた。元から作りが違うらしい。彼女の恐怖メーターが振り切れることはあるのだろうか。
 僕と桃さんは、せっかくの機会だからと2人乗りの浮き輪で滑り降りることにした。
「きゃーっ!」
 桃さんは楽しそうに声を上げていた。しかしこっちにはそんな余裕などなかった。
「ぎゃ――――――――っ!」
 怖い、かなり怖い! 
 そして余裕がないのはそれだけではない。僕と桃さんは体が密着していた。当然桃さんの胸も……むにむにむにむに。
「ああああああああ」 
 すごいスピードのまま物語は佳境を迎える。やばい、この勢いのまま行ったら逝きかねない。水面に落下する衝撃はどのくらいだろうか……。
 ざっぱぁああああああんっ!
 落下の衝撃はそれほどでもなかった。最後のところで掬い上げるような造りになっていたからだった。そりゃ直撃はしないよね。死人が出る……。水を切るようにして水面に不時着する。
「あはははははっ!」
 桃さんは楽しそうな声を上げながらプールに落ちた。みっともない悲鳴を上げながら落下する僕とは器が違う。
「あー死ぬかと思った……。えっ、ええええええっ!」
 桃さんはと見ると、水着ははだけ落ち、ふくよかな胸があらわになっていた。桃さんは気づかずにニコニコしている。思わず凝視……せず、顔を逸らしながら言った。
「もっ桃さん! 水着、水着!」
「え?」
 桃さんは一瞬何を言われたか解からなかったようで、少しの間があった。
41桃2/2:2009/03/01(日) 22:40:46 ID:FVzxmAVS
「……きゃ――――っ」
 そう言って胸を押さえる。しかし、これはこれで凶器だ。桃さんの胸は腕の中で形を変え、これでもか! と自己主張している。
「きゃ――――っ! いっ色無君、水着どこ!?」
 キョロキョロする彼女。慌てているせいか、すぐぐ後ろにぷかぷかと浮いている水着に気づかない。
「もっ桃さん、後ろ、後ろ!」
 彼女は後ろのそれに気づくと慌てて掴んだ、のだが……。
「ふっ、ふえーん。どうしよう……一人じゃつけれないよ……」
 そうなのだ、彼女が独力で水着を着けようとすると豊満な胸があらわになって彼女の体がさらされてしまう。周囲にはそれなりに人がいた。
 まっまさか、これは僕がつけるしかないのだろうか……。
「ぼっ僕がつけようか……」
 言ってみた。まずかっただろうか……。
「ふぇ、おっ、お願いしますっ!」
 そんなわけで水着をつける。しなやかな背中に参ってしまいそうだった。何とか見ないように見ないようにしながら紐を結ぶ。
「はいっ、できた!」
「ごめんなさい、色無くん……」
「へ!?」
 思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。
「迷惑かけちゃって……」
 桃さんは頬を染めながらそう呟く。そういうことか。何か悪いことしちゃったかと思った。何しろ女の子の水着なんてつけてあげたことなかったから……。
「いっいいよ別に……アクシデントだし……」
「ううん、そんなことない!」
 変なところで押しが強い。いやいや、桃さん。普通そこは「もー」とか、或いは「見たな!」とか言いながら激怒して怒るところですよ!?
「いやいや……いい物を見せてもらっておいて謝られるなんて……」
 ああ! しまった! 失言だ!
「え?」
 しかし彼女は良く解からなかった様子で首を捻っている。……桃さんじゃなかったらどうなっていたことだろうか。

「楽しかったねー」
「そうですね〜」
 ウォーターパークから出た僕達は並んで歩いている。いろいろあって目まぐるしかったけれど、楽しい一日だった。こんな可愛い女の子とデートができるなんて、春からしてみれば夢の様だ。
 夕日が僕達を染めていた。
「また行きましょうね」
 寮の近くまできた時、桃さんがそう語りかけてきた。
「そうだね」
 こんなに晴れやかな気分になれるのなら、何回だって行きたい。……いや、決してポロリを期待しているとかじゃないんだぜ。
42創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:41:56 ID:JCuRtslV
支援
43創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:43:39 ID:jro5dovc
44創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:45:57 ID:IgcXen2L
>>1移転乙
投下はサンプル投下後まで待つぜ
45創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:46:33 ID:jro5dovc
46:2009/03/01(日) 22:46:34 ID:FVzxmAVS
 着メロが鳴る。差出人は、珍しい人からだった。

「……要するに、オシャレをしたいけれども、どうしたらいいかサッパリなので、私に教えて欲しい、と?」
 私の部屋に来た緑から、いつもより輪をかけて無口な緑から、30分かけてようやく聞き出した内容は、こうだった。
 うなずく緑はどこか恥ずかしそうで、いじらしかった。きっと、オトメゴコロというものだろう。
 最近の緑は変わったと思う。前ほど近寄りづらくはなくなったし、感情が表に出るようにもなった。
 話してはくれないから、確信はないけれど、理由はきっと“彼”だろう。
 休み時間のたびに図書室に入り浸っていた緑が、教室に残るようになったのは、きっと“彼”から話しかけられたいからだと思う。
 好きになった男のためにキレイになりたい。それは、女として当然のことだし、なにしろ私もそうだった。
 あけおめメールしかくれなかった緑が、わざわざメールをしてくる位だから、本気なのだろう。だから、応援してあげたい気持ちもないわけじゃない。
 ただ、問題は――。
「……あんたねぇ、私に相談するってことがどういうことか、分かってる?」
「?」
 緑が小首を傾げる。
「……はぁ、分かってないみたいね……」
 問題は――“彼”、つまり好きになった男が、私と同じだということだった。
(さて、この周りの全く見えていない天然ちゃんをどうしてくれようか?)
 あれだけ色無にアピールしている私にこんな相談、普通ならあてつけだと怒るところだけど。こと、この子に関しては、これが天然だから始末が悪い。
 私は悩む。緑は返事を待つ。会話のない部屋に、時計の音だけが静かに響く。
 正直、手伝わない方が、恋の争奪戦にあっては有利だと思う。緑は素材は悪くないから。むしろ素材だけでそれは反則でしょってレベル。ライバルに塩を送って負けてたんじゃ、笑い話にもならない。ただ。
(……不戦勝を狙うってのも、私の性には合わないのよねぇ……)
 そして、うじうじ悩むこと自体、私っぽくないとも思う。
「……よし、決めた!」
 私の声に、緑が顔を上げる。
「OK、私が1から100までコーディネートしてあげようじゃないの!」
「本当? ありがとう! ……って、橙、何してるの?」
 きょとんとする緑。その足に、私の手がかかっている。私はニンマリとして答える。
「何って、靴下を脱がせようとしてるんだけど?」
「……なんで?」
「なんでって、コーディネートするにはまずは脱がせないとね」
「ぬ、脱がせ!? って、ちょっとちょっとスカート引っ張らないで!」
「いいからいいから、私に任せて♪ あら、可愛いの履いてるじゃない♪」
「ちょっ……待っ……なんでそんなに手際がいいのよー!」
「まぁまぁ、いいじゃないいいじゃない♪」
「よーくーなーいー! 誰か助けて〜っ!」

 結局、この等身大着せ替え人形を使ったお遊びは夜まで続いて。途中で黄も混じったりしたんだけど、それはまた別のお話ということで。
47創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:46:48 ID:jro5dovc
48創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:47:19 ID:JCuRtslV
支援
49創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:47:50 ID:8pToErcI
また色々と古いの持ってきたなーw
懐かしいな
50創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:49:00 ID:jro5dovc
51創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:49:13 ID:jro5dovc
52:2009/03/01(日) 22:50:38 ID:FVzxmAVS
『ブルーハワイ』
 窓の外から、お祭りの音が聞こえてくる。毎年やって来る憂鬱は、今年も変わらない。
 わたしの両親は遊びに行けと進めてくるけれど、行ったってどうせつまらない。どんなに賑やかに飾られていても、一人のお祭りは楽しくないに決まっているから。
 皆と一緒に騒ぐなら楽しいかもしれないけれど、気弱なわたしにはきっと無理だろう。友達も少ないわたしは、だからこの時期や、神社の近くのこの家が少し嫌いだ。
「ともだち」
 小さく呟いて、わたしは溜息をついた。
「色無くん、どうしているんだろう」
 わたしの頭に浮かんでくるのは、わたしの数少ない友達の一人。明るくて優しい彼の周りには、いつもたくさんの人が集まってくる。
 皆で彼を馬鹿にしたり時には困らせたりしているけれど、それでも離れていかないのは、やっぱり皆彼のことが好きだからなんだろうと思う。最後には皆、笑って収まっている。
「会いたいよ」
 思い出すのは、初めて話しかけられた日のこと。あまり人と話をするのが得意ではないわたしに、彼は笑って話しかけてくれた。
 それだけじゃない。すぐに泣き出すわたしを気遣って、一生懸命根気よく話をしてくれた。友達がいなかったわたしをいろいろ構ってくれて、皆の輪に入れてくれた。そのお陰で、友達もできた。
 そうしてくれたから、実はわたしは、少しは彼の特別なんじゃないかと思っていた。
 でもそれはただの自惚れで、彼は誰にでも優しいのだ。今ごろは橙さんや黄色さんみたいに、明るくて一緒にいて楽しい人と歩いているんだろうか。
 泣きたくなってくると、不意にノックの音がした。
「どうぞ」
 お母さんが、遊びに行けとでも言いに来たんだろうか。
「元気?」
 ドアが開き、そこにいたのは色無くんだった。手に持っているのは、カップ型の容器が二つ入ったビニール袋。
「い、色無くん? 何で?」
「はいこれ、水色は前にブルーハワイが好きって言ってただろ?」
 渡されたのは、わたしの好きな味のカキ氷。わたしの名前と同じ綺麗な水色の、お祭りの名物。何で、こんなものがここにあるんだろう。
 しばらく、二人して無言で食べた。
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「ごちそうさまでした……ありがとう」
「なあ水色」
「何?」
 思わずわたしは身構える。色無くんのお陰で泣くことは少なくなったけど、気弱な性格はなかなか治らない。
「美味かった?」
「うん」
「祭りには、もっと美味いもんや楽しいものがあるからさ、よかったら一緒に行かない?」
 最初は自分の耳を疑った。
 色無くんが誘ってくれている、その事実だけで泣きそうになった。
「あ、いや、ごめん。嫌ならいいんだけどさ」
 わたしの無言を否定と取ったのか、慌てた様子で口早に喋る。
「ごめんなさい、色無くん。ちょっと部屋から出て?」
「うわ、マジでごめん」
「浴衣、出すから」
 少し黙ったあと、色無くんは笑顔を見せた。それにつられて、わたしもあまり得意ではない笑顔を浮かべる。
「早めにな」
「うん、急いで着るね」
 わたしはこの家の場所もこの時期も、少しだけ好きになれそうだ。
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53黄緑:2009/03/01(日) 22:52:31 ID:FVzxmAVS
無「すごい雨ですね」
黄緑「梅雨を甘く見ちゃってましたね」
無「傘持ってくればよかった……」
黄緑「仕方ありませんよ。後悔先に立たずです」
無「ビショ濡れになって帰るしかないですかね」
黄緑「そうですね。……? 色無さん、どうかしました?」
無「いや、その……服が透けて……」
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黄緑「……! あらあら、ふふふ」
無「ごごめんなさい、見てないですから、俺!」
黄緑「大丈夫ですよ。誰も見てる人はいませんし」
無「俺がいるじゃないですか!」
黄緑「色無さんならいいんですよ。どれだけ見られても」
無「いや、それは……」
黄緑「あら? ちょっと小降りになってきましたね。今のうちに走って帰りましょうか」
無「は、はい」
54創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:52:58 ID:jro5dovc
55創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:53:14 ID:jro5dovc
56創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:53:36 ID:jro5dovc
57創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:55:28 ID:V377Verj
 
58創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:56:56 ID:JCuRtslV
黄緑さんの余裕にキュンときた
59創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:57:25 ID:jro5dovc
60創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:58:02 ID:bkde/mky
>>1
落ち着いたら投下させてもらおう。
バレンタインネタとか今更だけど投下できなかったのがあるからw
61創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 22:58:19 ID:FVzxmAVS
おしまい。サンプルとしては適当でないのもあったかもしれんけど
個人的に面白かったのとか挿絵がついてるのとかを優先した
他にも山のようにあるし
基本12色以外にもいいのがあるし
絵はwikiを直接見てもらった方が絶対早いので
ぜひwikiを見てほしい

あと単発ものばっかりじゃなくて、ある程度の独自設定を持ってる中・長編もここの上の方にある↓
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/index.php?%A5%E1%A5%A4%A5%F3%CA%A3%BF%F4SS
スクールデイズマジオヌヌメ

あとwikiメニューの下の方には連作イラスト・漫画もある
「着ぐるみ色鉛筆」と「モノクロームの座敷童」マジオヌヌ(ry

まあとにかく全部お勧めってこったwぜひ時間のあるときにwikiを見てってくれw
62創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 23:02:25 ID:8pToErcI
そういやバレンタインネタ書こうと思ってたけど書きそびれてたw
ホワイトデーネタも一緒に書いとくか
63創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 23:05:15 ID:FVzxmAVS
あ、それとVIPから来た住人は絶対この板の他スレを見た方がいい
ガチで宝の山だw
64創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 23:06:59 ID:IgcXen2L
まとめ乙!

ってことで若いとk・・・あいやちょっと、ほんの少し前の黄緑さん
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0008.gif

当時はカラー写真なんて無かったんだって聞いた
65創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 23:12:10 ID:FVzxmAVS
扱いがひどすぎるだろwちゃんと色塗ってやれよw
66創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 23:13:46 ID:jro5dovc
1つサンプル見れないかな?とちょっと軽く言っただけなのに
まさかここまでしてくれるとは思わなかったよw
しかもテンプレよく見たらwikiがあるからそこ見ればすむことだったのに
ほんとありがとな
67創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 23:14:02 ID:c/awE+SK
>>64
おま……消されるぞ……
だがこれはこれで、良い感じのふいんきで好きだなw
68創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 23:18:57 ID:IgcXen2L
>>65
色塗ったのも一応あるけど・・・味気ないんだ・・・w
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同じ構図でロダ2つ使っちゃって申し訳ない
69創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 23:19:29 ID:jro5dovc
つうわけで最初からじっくり読んでくるぜ
実は途中から追いつけなくなって支援だけしてた
70創る名無しに見る名無し:2009/03/01(日) 23:21:35 ID:jro5dovc
>>68
浮世絵的でありつつポップでいいね
こんなポスターあったらはがされて強奪されるよ
71創る名無しに見る名無し:2009/03/02(月) 00:41:24 ID:S3cRqI7Z
とにかく神スレであることは分かった
しばらくROMって空気を把握できたら何か投下してみるぜー
72創る名無しに見る名無し:2009/03/02(月) 03:46:34 ID:F9lhVEM4
vipのスレ保持数400だと…
移住決断してよかったかもな
73創る名無しに見る名無し:2009/03/02(月) 16:05:50 ID:gbacg/+/
久しぶりにきま☆すた

いつの間にかVIPから移転したんだな、これからもROMし続けるぜ
74 ◆gRK4xan14w :2009/03/02(月) 17:34:42 ID:MO3QXbsX
これは凄いスレが移転してきたもんだな。

創発板へようこそ!
wikiに置いてあった絵を恐縮ながら勝手に使って贈り物を作らせていただきました。
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/colored_pencils.html
※自分の持ちスレではMTGのオリカを作っております。
75創る名無しに見る名無し:2009/03/02(月) 19:56:45 ID:QV3CTDni
>>74
これはすげぇ、白が神々しいww

そして、ようこそいらっしゃいませ。
茶でも飲みながらまったりwikiを眺めてみたり、適当に参加したりしてみて下さいな
76創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 00:56:27 ID:wqyDbmW0
移転乙!
これからもよろしく
77創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 06:14:30 ID:I6SxGRdZ
さて、今日は桃の節句な訳だが…
78創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 06:17:18 ID:ZHdTHhDN
ひなまつりーひなまつりー
79創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 06:17:30 ID:ZHdTHhDN
ここは桃の出番でござろうか
80創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 06:19:13 ID:IVpTdI9G
桃鉛筆かぁいいよ桃鉛筆
81創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 10:35:05 ID:dmFiua6b
茶姉妹の雛壇は
出すたびに茶色がどっかしら壊すのでぼろぼろだったりしてなw
82創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 18:32:17 ID:I6SxGRdZ
―――
焦『よし、あとはにんぎょうをかざって……』
茶『おねえちゃん、ちゃーもてつだう!』
焦『ありがとう、ちゃはいいこだな。だが、きもちだけありがたくうけとって……』
茶『おねえちゃん、このおにんぎょうさんはここー?』
焦『!! ま、まて、ちゃ!いちばんうえはママに――』
茶『ん、あとちょっと……(グラッ)きゃあっ!!』
―ガラガラドスンバタン
焦『ちゃーっ?!だ、だいじょうぶかっ!!』
茶『……きゅぅぅ。』
焦『あわわわ……おめめがばってんに……しっかりしろ!ちゃ!きずはあさいぞ!!(ぺしんぺしん)』
茶『ん……あぅっ、あぅっ、い、いたいよおね あぅっ。』
焦『(ぺしんぺしん)がんばれ、ちゃ!ねたらしぬんだぞ!おきろ!おきろ!!』
茶『お、おきて あぅっ おきてるよおねえ あぅっ ……おきてるよぉーっ!!』
焦『はっ?!ちゃ、ぶじか!だいじょうぶか?どこもいたくないかっ?』
茶『ほっぺがいたいよぅ……』
焦『あぁ、ちゃのかわいいほっぺがこんなにまっかになって、かわいそうに……ほかはいたくないか?』
茶『うん、だいじょぶ……でも、おひなさま……ひっぐ こわし えっぐ こわしちゃったよぉ……ふぇぇぇん、ごめ゙ん゙な゙さい゙お゙ね゙ぇちゃぁぁ゙ん!!』
焦『だいじょうぶだぞ、ちゃ。おねえちゃんは、ちゃがぶじならいいんだ。だから、もうなくな。』
茶『ふぇっ……ぅぐ……んっ、うん……ぇぐ……』
焦『よしよし、ちゃはいいこだな。こんどはふたりでいっしょにつくろう。』
茶『……うんっ!』
―――

焦「……と、こんな感じだったな、雛祭りは。」
色無「なんか、今とあんまり変わらないんですね。」
焦「しかも、結局親が帰ってくるまで完成しなかったんだ。さらに雛人形も無惨な姿になってな……」
色無「もう良いです焦茶さん、聞いてるこっちが悲しくなってきました。」
83創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 20:41:27 ID:dmFiua6b
さすが茶だ、幼少時からハンパねえwwwwwwww
混乱気味の焦茶さんにもワロタwwwwww
こんな茶のいる家の雛壇はきっと超合金製に違いないw
84創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 22:44:45 ID:e1Yy/kVj
移転乙

ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0010.jpg

平らだからトラップ余裕
85創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 22:49:19 ID:tmjmF/ZV
いまでこそ、しっかり者キャラが確立した黄緑さんなんだけどさ
寮に入ったころはなかなかみんなと打ち解けられずに悩んでたんだ
こんな秘話があるんだぜ

一昨年のクリスマス・イブの晩
「黄緑を色無さんのペットにしてください」って
庭伝いに色無の部屋に来たんだよ 
ちゃんと自分で首輪もつけてね

色無は「帰りなさい」って部屋には入れなかったんだけど
黄緑さんは部屋のドアの前にずーっと立ってるんだよ

4時間くらい経った頃から 雪がパラパラ降ってきてた
ミニスカートからのぞく細い足がガクガク震えてね
それでもしくしく泣きながら突っ立ってるんだ 
あれは可哀想だったなあ・・・

俺がいたたまれなくなって
「色無、この子をペットにしてやってくれ!」って
叫んで出て行こうかと思った時だった 
                 
部屋の窓が開いてドテラを来た無宿が窓辺に現れた
そして彼女に温かいココアが入ったマグカップを差し出したんだ
「色無さん・・・」黄緑さんはマグカップを受け取って
ひとくちひとくち噛み締めるように暖かいココアを飲んだ
それを黙って見つめる色無 静かな時間が流れたよ

しばらくして一言、色無がぽつりと言ったんだ
「もっと、自分を大事にしなきゃ」
ハッとして見上げた黄緑さんの瞳がみるみる潤んで
溢れ出た涙が一筋、彼女の頬をつたって落ちた (続く)
86創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 22:51:30 ID:I6SxGRdZ
>>84
平らだからトラップ余裕ワロタww
俺もトラップしてもらいt(ry
87創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 22:54:40 ID:tmjmF/ZV
(85の続き)
色無がにっこり微笑んでうなずくと 
彼女は堰を切ったように泣き出した 
「色無さあぁぁぁん!」

無宿は泣きじゃくる黄緑さんを優しく抱きながら
彼女の背中をさすってあげていた 
恥ずかしい話だけど 俺も涙が止まらなかった

ひとしきり泣いたあと 黄緑さんが言ったんだ
「色無さん、ありがとう。黄緑これからも頑張ります」
色無はにっこりと微笑んでうなずいていたよ

それからの彼女の成長ぶりは皆さんの知ってる通り
いまじゃ、グータラな朱色さんに代わって
炊事・洗濯・掃除はもちろん、業者さんとの折衝なんかも
引き受けるどころか、完全に寮を取り仕切ってるだろ?
これが一昨年の 忘れられないクリスマスの思い出です

あと嘘みたいな話で信じてもらえないかもしれないけど
今じゃ、俺の彼女だ(笑)
88創る名無しに見る名無し:2009/03/03(火) 23:39:00 ID:ZHdTHhDN
黄緑さんかわいいよ黄緑さん

>>84
いやこれくらいあれば俺はそれで…

>>82
なんかすげぇww
891/3:2009/03/04(水) 01:04:40 ID:cISgyZ1m
移転乙。久しぶりにこのキャラを掘り出してみたw

「ねぇねぇ、やっとテストでオール80点台取りましたよ!俺、努力したよ!」
「そう。でもそれで満足してていいの?」
また認めてもらえなかった。この人は近くに住む紺色さん。俺より三つ年上で、小さい頃からよく遊んでもらった仲である。
しかし小学校高学年ぐらいから何故か俺には厳しくなった。といっても常に厳しいわけでもなく、時折優しさも見せてはくれるが。
「ええ!じゃあどうすればいいんですか?俺だって努力はしたし、今回は気は抜かなかったですよ?」
「努力するのは当たり前なのよ。あんたの悪いところはそこで満足してしまうところでしょ?」
またいつものパターンだ。そういえば前のテストの時も、同じようなこと言われたような気がする。
あの時に比べて今回はさらに努力しただけに、ショックも大きかった。しかしこれで諦めたくはなかった。
紺色さんは昔から結構何でもできる人で、人気もあった。その姿が俺にとってはいつしか憧れになっていった。
いつかあの人に認めてもらいたい。そう思うようになったのはいつごろだろうか。
「紺色さん、今回はまた認めてもらえませんでしたが、次こそは認めてもらえるよう努力しますよ。」
「あのねぇ、色無しくん。君は私によくがんばりましたって、誉めてもらえればそれだけでいいの?」
「と、いうより俺は紺色さんに認めてもらいたいんです。」
「そんな気持ちでいるかぎり、いくら努力しても私は認めないよ。」
さらっとそう言われた。しかし俺はここで諦めるつもりは毛頭なかった。
902/3:2009/03/04(水) 01:05:09 ID:cISgyZ1m
月日は流れ、俺は三年生になった。実感はないが、受験生になったということだ。
「ねぇ、色無しくん。高校はどこを受けるか決めたの?」
ある日、紺色さんが聞いてきた。
「ええ。紺色さんと同じ高校を受けようと思います!」
すると紺色さんは相変わらずいつもの表情で、
「そう。がんばってね。」
と、続けた。
相変わらずそっけないな、と思いながらも、いつものことなので特に気にはしなかった。
そういえば紺色さんも三年だからそろそろ進路を決めるころだな。一体どういう進路を考えてるんだろう?
日にちが経つにつれ、その疑問が気になって仕方がなくなり、とうとう紺色さん本人に聞いてみることにした。
「そういえば紺色さんはどんな進路を考えているんですか?」
すると、紺色さんは少しいたずらっぽい顔をして、
「私の進路?秘密よ。」
と、返した。そういえば、この人のこんな顔を見るのも久しぶりだな。そう思っていると、
「あんたにはそんなことよりもっと大事なことがあるでしょ?」
と、いつもの紺色さんのそっけない声が続いた。
913/3:2009/03/04(水) 01:05:34 ID:cISgyZ1m
さらに月日は流れ、入試も終わり、いよいよ合格発表の日になった。
結果はというと、努力した結果が実ってか、合格することができた。
結果発表の帰り道、偶然歩いていた紺色さんを見つけた。俺は一目散に走って行った。一番結果を伝えたかった人だからだ。
しかし、もしいつも通りのそっけない返事を返されたらどうしよう?そんな不安が一瞬脳裏をよぎった。
ええい、そのときはそのときだ、そう思って紺色さんに声をかけた。
「紺色さん、俺、合格しましたよ!紺色さんと同じ高校!」
「おお!よくやった!ここまでよくがんばったね!おめでとう!!」
紺色さんは満面の笑みでそう言って頭をなでてくれた。ああ、紺色さんがこんな顔を俺に見せたのはいつ以来だろうか。
「色無しくん、今まで意地悪してわるかったね。これで私も安心して引っ越せるよ。」
「え!?」
予想外の展開だった。紺色さんが引っ越し?一瞬何を言っているのかわからなかった。
「今まで黙っていてごめん。実は一年ぐらい前から決まっていたんだけどね。」
「なぜ言ってくれなかったんですか?」
「色無しくん、受験生でしょ?変な動揺を与えたくなかったの。」
「そんな・・・俺は大丈夫ですよ。」
「・・・まあ確かにこれまでの色無しくんを見ると言っても大丈夫かな、とは思ったけど念のためにね。突き放してきてよかったわ。」
そうか。紺色さんが今まで俺に冷たかったのは、紺色さんがいなくなったときに俺一人でやっていけるようにするためだったのか。
思えば俺は常に紺色さんに頼りっきりだったからなあ。
「色無しくん。」
「はい!」
「今までありがとう!これからも元気で!」
「礼を言うのは俺のほうですよ!紺色さんも元気で!」

END
92創る名無しに見る名無し:2009/03/04(水) 01:07:28 ID:2bBfqAAn
乙!
93創る名無しに見る名無し:2009/03/04(水) 02:01:45 ID:UNKERSdR
色無しとかいるんだな
なんか紺色さんはすごくためになってくれるけど一緒にいると疲れそうだな
94School Days:2009/03/04(水) 03:27:18 ID:DptA3oBb
「あのさぁ!」
「何―?!」
「俺らってバカだな!」
「何をいまさら!」

『Second Anniversary』
〜ORANGE SIDE〜

「14日のデート、あれがいいな」
コイツの発言が突拍子もないのはいつものことだが、それでもまたいつものように突拍子もなくこう言いだした。
「ああ、記念日ね。何がいいよ?」
2月14日、いわゆるバレンタインデーが付き合い始めた記念日ってのは、イベントごとに乗っかっちゃったみたいで少し癪だが、印象が強いせいで忘れることもないから楽っちゃあ楽だ。…ぜってえコイツ、記念日とか忘れたら拗ねるもんな。
つーことで、うちのお姫サマのご要望をうかがってみると。
「自転車デート!」
満面の笑みで答えていただきました。
「………今、何月?」
「2月!」
「季節は?」
「冬!」
「気温は?」
「寒い!」
「自転車デート?」
「自転車デート!二人乗りで!!」
俺もさすがにそれはどうかと言ってみたけども。まあ、お姫サマきっての要望を俺が断れるわけもなく。……ああ、甘いなぁ、俺。でも、だってさ。
「一緒に乗ろうよ。ね♪」
とか言うんだもんコイツ。仕方ねーじゃん、ったく。
なんだかんだで楽しみにしてる自分に気付きつつ、ニヤけそうな頬を必死に戻した。

それにしたって2月の空気は冷たいわけで。鼻とか耳とか赤くなってんじゃねーかって心配しながら自転車を漕ぐ。
「いやー、寒いねえ」
「言いだしたのお前だろーが」
さっきから寒い寒いと言いながらもその口調はのんきなもんな黄色。…二人乗りって結構大変なんだぞ。
「でもさ、いいじゃんこういうの。高校のときみたいでさ」
「まーな」
「青春だよ、青春」
表情は見えないけど、きっとバカみたいに嬉しそうな顔をしてるに違いないと思った。
そういえば去年は、これからはもう自転車に乗らなくなるかも、なんて心配をしてたんだっけ。俺も黄色もこういう空気が大好きだからそう思ったんだろうけど。
「…バーカ」
こんなどうでもいい瞬間が楽しいと思えてるうちは、自転車に乗っても乗らなくてもきっと大丈夫だと思えた。
「なあ、黄色」
「なあんだい?」
なんとなく、ペダルを漕ぐ足に力が入った。
「スピード出していい?」理由なんて自分でもよくわからないけど。
「任せる!」
「おっけ!」
きっと赤くなるだろう鼻や耳のことを考えながらも、俺らはスピードあげる自転車に乗りながら、相手に聞こえるように叫んで話をしていた。
「あのさあ!」
「何?!」
「俺らってバカだな!」
「何をいまさら!」
ちょっとカッコ悪いけど、いいんじゃねえの。俺らっぽくてさ。
95創る名無しに見る名無し:2009/03/04(水) 03:30:45 ID:UNKERSdR
二人で馬鹿なことをやる、すてき!
96School Days:2009/03/04(水) 03:30:53 ID:DptA3oBb
〜YELLOW SIDE〜

橙の謎の自転車全力漕ぎで疲れたあたしたち(主に橙が)は公園で一休みすることにした。
「お疲れ〜」
コイツの大好きなコーラを買ってきた黄色チャンを見て、ガチで疲れている橙が汗を手でぬぐいながらこっちを向いた。
「さんきゅ。…頑張りすぎた」
「なんであんなに全力出したのさ」
「…なんとなく」
理由は分からなかったけど、それこそ「なんとなく」あたしもさっきのは楽しかった。なんでだろ?
「運動不足がたたってますね」
「確かに。もう歳だな…」
「まだ十代じゃんか」
いつものように下らない会話でわいわいと盛り上がる。これがあたしたちクオリティ。
「俺ら、もうちょいでハタチだな」
「うぅ、ティーンでいられるのも残りわずかかぁ…」
「ティーンって……まあいいや。大人だぜ、大人」
輝かしかった…こともなくもなかったような気がするようなしないような、とりあえず間違いなく楽しかった中学や高校時代を思い出してみる。うぅん、若かったぜ、自分。
そんな遊んでばっかりだった十代がもうすぐ終わり、ホーリツジョーでも「成人」とされる、20歳が目の前に迫っている。
「煙草とか吸っちゃう?」
ハタチのすごい漠然としたイメージ。いや、吸ってる人は未成年でも吸ってるけども。
「吸わねーよ。…お前、キライだべ?」
「うん。あんまり好きじゃない」
自分からふっておいてなんだけど、確かにあたしはあんまり煙草の匂いとかが好きじゃない。もしかして、橙ってそういう理由で吸わないのかな?隣で、それに高いしとかなんとか言っているが、あたしはちょっとニヤけていた。
「…何ニヤけてんだよ」
「なぁんでもなーい♪」
…ったく、とか言いながらコーラをすする橙に頬を綻ばせながらあたしも自分のココアに口をつけた。
「春休みさ、免許取ろうと思ってるんだけど」
ぼそっと橙がそんなことを言った。前から取りたいみたいなことは言っていたので、ついに取るのか、って感じだ。
「へー、こっちで?合宿?」
「こっちで。ソッコーで取ってやんぜ」
「頑張れー。取ったらドライブ連れてってね」
「免許取っても車は買わねえぞ?」
「えー」
「えーじゃない。さすがに金がねえよ」
コイツが車を運転できるようになるのか。高校や大学の友達でももう取っている人がけっこういたし、珍しいことではないんだけど、どうしても、子供の頃から一緒にいた橙が車を運転、というのはイメージしづらい。
「そっかー、免許かー」
コイツは車が運転できるようになる。あたしたちはいつのまにか大学生だし、高校生のときはまったくイメージできなかった大学生活ってやつにしっかり慣れ、楽しんでいる。
赤は陸上のタイムを伸ばしているというし、青はどんどん綺麗になってる。高校のときあんなにずっと一緒にいた黒と白は今では遠距離恋愛で頑張っている。
人は変わる。誰もが変わっていく。あたしも、アイツも、誰もがみんな。
でも、あたしは橙が大好きだし、隣に居られる。赤や青や黒や白とだって、きっとまた一緒に遊べると思う。それで、いいんじゃないかな。
「俺が免許取っても自転車乗るんだべ?」
一緒にドライブにも行きたいけど、さっきみたいなのだって楽しいと思う。大人になることが、ヤなことばかりじゃないはずだよ。
「とーぜん!」
「だろーな」
そう思えるのも、やっぱり、コイツが傍にいてくれるからかもしれない。
幼なじみで19年、恋人として今日で2年。もっともっと傍にいたい。一緒に、楽しいことや面白いことを感じていきたい。
「ね、橙」
「ん?」
伝えたいことはいっぱいあるけど。
「…えへへ、なんでもないや」
ゆっくりゆっくり、あたしらしく伝えていきたいな。
「変なやつ」
そう言いながらも笑顔な橙に、つられてあたしも笑顔になる。
「あ、そーだ。うちにケーキあるよ!頑張って作ったチョコケーキ」
「バレンタインだもんな、またすごいの作ったのか?」
「自信作です」
「そりゃ楽しみだ」
なんだか楽しいバレンタインで2周年。
今日も、これからのあたしたちも、もっともっと楽しくなってくよね。ね、橙?
97創る名無しに見る名無し:2009/03/04(水) 03:35:08 ID:DptA3oBb
創作発表板でははじめまして。

このSchool Daysというシリーズでは色鉛筆の赤、黒、橙を男にして物語が進んでいます。
今までの話はまとめウィキにありますが、とんでもなく長いです…
それでも読んでやろうと思われた心の広い方はこれからよろしくお願いいたします。
98創る名無しに見る名無し:2009/03/04(水) 03:35:56 ID:UNKERSdR
なにこのリア充…
99創る名無しに見る名無し:2009/03/04(水) 06:23:06 ID:61qWBcUx
>>84
これだけあれば充分ですwちっちゃいころは男の子に混ざってサッカーとか野球とかしてたんだろうなw
桃ならサッカーボール乗せて運べそうだなw

>>97
スクイズ久しぶりすぎるだろw3組の中でこいつらだけは何ごともなく4年過ごしそうw
100School Days:2009/03/05(木) 00:30:04 ID:71JyYKpG
『いちゃいちゃ☆あにばーさりー』

黄「ケーキ、美味しかったね♪」
橙「お前の本気を見たよ。マジ美味かった」
黄「はっはっは、褒め称えたまえ」
橙「すげーすげー。黄色はよく頑張ったよ(くしゃ)」黄「むぅ。えへへ」
橙「嬉しそうだな」
黄「嬉しいっすよー。もっと撫でてくれてもいいよぅ」
橙「ほらよ(くしゃくしゃ)」
黄「へへ。頑張った甲斐があったってもんだね」
橙「単純なやつ」
黄「それで幸せになれるんだからいいじゃんか」
橙「そりゃそうだ。…ホント、可愛い奴だよ、お前は」
黄「て、照れるじゃん。いきなりそういうこと言わないでよぉ」
橙「しゃーねーじゃん、そう思ったんだし」
黄「…もう。…じゃあさ、ごほーび、ちょうだい?」
橙「ごほーび?」
黄「うん。……んー(目を瞑る)」
橙「あー、そういうこと」
頬にキス
黄「……違くない?」
橙「違うの?」
黄「違うよ!もう一回!」
橙「はいはい」
おでこにキス
黄「…だからぁ!!」
橙「わかってますって(ニヤニヤ)」
耳にキス
黄「もー!!意地悪しないでよぉ!!」
橙「じゃあココ?」
まぶたにキス
黄「違うぅ!!く、唇に…」
橙「ケーキ作りを頑張ってくれた手にもごほーびあげないとなー」
手の甲にキス
黄「う、嬉しいけど!でもそこじゃないんだってばぁ!」
橙「んー」
髪にキス
黄「だ、橙ぃ!!」
橙「はーい?」
首筋にキス
黄「う、うぅぅ…」
橙「どーしたぁ?(ニヤニヤ)」
鎖骨にキス
黄「もぅやだぁ…」
橙「えー?」
うなじにキス
橙「はい、ごほーび終わり♪」
黄「え?!」
橙「いっぱいキスしたっしょ?」
黄「違うもん!あたしは唇にキスしてほしかったのに!!」
橙「えー、でももういいじゃん?(ニヤニヤ)」
黄「うぅう…記念日なのにぃ……唇にいっぱいキスしてよぉ……」
橙「…いやー、もう無理。我慢できね」
ちゅ♪
黄「?!」
橙「あんまり黄色が可愛いからさ、つい。…好きだよ、黄色」
黄「…橙のバカ。いっぱいごほーび貰うんだからね」
橙「いくらでもあげますとも」
さぁ、大好きな人とキスをしよう。
101創る名無しに見る名無し:2009/03/05(木) 00:32:09 ID:71JyYKpG
甘すぎる気もしますがバレンタインのお話ってことで許してくださいw
102創る名無しに見る名無し:2009/03/05(木) 01:02:02 ID:qC5gnN3g
なんという甘さ
間違いなくこれはチョコより糖度が上だ
103創る名無しに見る名無し:2009/03/05(木) 06:07:00 ID:TIixt9eN
朝から悶え過ぎてとろけたwww
104創る名無しに見る名無し:2009/03/05(木) 09:50:51 ID:ikRG2yCc
胸焼けがするwwwwwww狂はもう飯いらねーやwwwwww
105創る名無しに見る名無し:2009/03/06(金) 22:02:39 ID:9KW5szjX
移転お疲れ様です
まったりやりましょうか
106創る名無しに見る名無し:2009/03/07(土) 02:25:07 ID:+xmrBOMZ
移転お疲れ様です
こっちではsageのほうがいいのかな?

>>74
以前描いた絵がカードになってて驚いたw
ありがとうございます
107創る名無しに見る名無し:2009/03/07(土) 02:29:40 ID:QtfwlhiE
上げ下げどっちでもいいよ
108創る名無しに見る名無し:2009/03/07(土) 05:42:01 ID:/x0b2uTs
109創る名無しに見る名無し:2009/03/07(土) 05:45:47 ID:QtfwlhiE
後ろの!後ろの娘を見せてくれい
110創る名無しに見る名無し:2009/03/07(土) 06:22:32 ID:Ja0SWBWC
>>108
これはカッコいいww

>>109
おおっと、空は渡さねえぜ!
111創る名無しに見る名無し:2009/03/07(土) 22:04:03 ID:dnLw5iPO
普段ならVIPにスレがたつ時間に誰も書き込んでない
112創る名無しに見る名無し:2009/03/07(土) 22:20:05 ID:QtfwlhiE
なんかVIPで大量スレ落ちとかさっき聞いたけど
113創る名無しに見る名無し:2009/03/07(土) 23:01:12 ID:+N+OADPS
スレ落ちじゃなくて鯖落ち
114創る名無しに見る名無し:2009/03/07(土) 23:06:17 ID:QtfwlhiE
そうなのか
VIP行かんから伝聞でしかしらんかった
115創る名無しに見る名無し:2009/03/07(土) 23:24:31 ID:E0/Ixdj/
>>111
まあ移転したんだから新しい板のペースで行こう
週に数個の投下があればよし
なくてもまったり妄想でも書き込んでいけばいいよ

かき手は「いつでもスレがあるとやる気にならない」から「思いついたときに形にして投下」に気持ち切り替えて
保守専だった人はあと一歩踏み出してネタ振ったり
数日前の投下にもためらわずレスしたりしてさ

速度が段違いの板同士を比べても仕方ない
俺はゆっくり進むここがけっこう気に入ってる
116創る名無しに見る名無し:2009/03/07(土) 23:25:27 ID:QtfwlhiE
移転前はどんな感じだったのけ?
新参の俺に教えてくれ
117創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 11:33:10 ID:eLTYmQ09
>>116
青=ツンデレ大明神
黄=カレー
桃=巨乳
茶=もはや、ドジってレベルじゃねぇだろ!?
水=俺の娘
黄緑=俺の嫁
群青=俺の上司
以下、略
118創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 13:56:32 ID:2wqZEJqC
>>117
果たしてそういうことが知りたいのだろうかw

>>116
VIPでやってた1年目、2年目はかなりの勢いで絵もSSも投下があって
それにレスしてリロードするともう次の投下があるくらいだった

さすがにここ1年ほどは緩やかに人が減ってきて、それでも何とかやっていこうとしたんだけど
パートスレには厳しい仕様変更が矢継ぎ早に行われたのでとどめを刺された感じかな
119緑×桃1/2:2009/03/08(日) 13:57:36 ID:2wqZEJqC
「かわいくてスタイルもいいあなたには分からないわ。私とあなたは違うの。あなたの価値観を押しつけようとするなら、もう私にかまわないで!」
 絞り出すように叫ぶと、私は目を丸くしている桃を部屋から押しだし、勢いよくドアを閉めて飛んでくる声をさえぎった。激しくドアを叩く音がしばらく続いて、やがて静かになった。

 勝手に外された眼鏡をかけ直して、無理矢理塗られたカラーリップをタオルで乱暴に拭き取る。きれいにブラシを入れて整えられた髪をくしゃくしゃにかき回して、私は読みかけの文庫を手に取るとベッドに背中から倒れこんだ。
「はあ……今日という今日は、少しは懲りたかしら。本当にもううんざりしてるんだから」
 一年のときのクリスマスころから、いったいどこを気に入ったのか、桃がやたらと私にちょっかいをかけてくるようになった。
 桃は同性の私から見ても、かなりかわいい。スタイルのよさは学年で一番……いや、学校一と言ってもいい。
 その上誰からも好かれる愛嬌ある性格をしていて、男女問わず人気がある。もっとも、性格についてはちょっと作ってる感じもするけど、誰にもとがめられないのならそれでいいのかしら。
 対する私はというと、容姿は客観的に見て平均的。スタイルは……まあ、太ってはいないけれど、アピールには欠ける。紫よりはましだけど、彼女に勝っても自慢にはならない。
 他人と関わるのが苦手で、何をするにも一人でいることが多いし、その方が落ち着く。
「つまり私とあの子は、何から何まで正反対なのよ」
 だから、最初は桃が苦手だった。ことあるごとに寄ってくるあの子を避けて、無視して、遠ざけようとした……けれど、桃は全然めげないで、私をいろんなところに連れ出して、私にいろんなことを教えてくれた。
 騒がしいだけのカラオケも、桃と二人でならそれなりに楽しめた。
 趣味じゃない服やアクセも、身につけてみると少しは華やいだ気分になった。
 少し髪をいじって化粧をするだけで、こんなにも印象が変わるのかと驚いた。
「……まあ、私が知らなかった世界を教えてくれたことには、感謝してるけど……」
 そういう意味では、桃は本と同じくらいに価値のある存在だと言えなくもない。だけど……。
 みんなで連れ立っていったカラオケでは、桃が歌うと拍手が飛び、私が歌うと苦笑が漏れた。
 同じ服やアクセを身につけても、あの子の方が何倍も似合ってた――そもそも、服は同じサイズのは着られなかった。
 朝起きて、洗面所でどれだけ悪戦苦闘してみても、桃がしてくれたようには髪も化粧もうまくできなかった。
「それは、比べてどうなるものでもないってことくらい分かってるけど……どうしたって、コンプレックスを感じてしまうのよ」
 桃と一緒にいると楽しい。それは間違いないことだけど、無理にお洒落を押しつけたり、過剰にスキンシップしてくるのはやめてほしい。その度に、一つも敵うところがないって思い知らされるから。
 さすがに面と向かってそう言うこともできなくて、嫌がってるのを態度で示してきたけれど、とうとう我慢の限界が来て、声を荒げて追い払ってしまった。
「……はあ。やっぱり、少し言い過ぎたかな」
 いくら文字を目で追っても内容が頭に入ってこないので、私は読んでるふりをするのを諦めて本を閉じた。
 いつもなら、五分ほどで『ごめんねー、ちょっとやり過ぎちゃった。許して〜』と、たいして悪いとは思っていない様子で再度やってくる桃が、今日は十分たっても来ない。
「桃だって、私をからかうばかりじゃなくて、少しはよかれと思ってやってたんだろうし、やっぱり謝るべきよね……」
 とはいえ、今から部屋を訪ねる勇気もない。今日はもう寝て明日の朝に頭を下げようと、明かりを消して横になったとたんに控えめなノックが聞こえ、私は飛び起きた。
120緑×桃2/2:2009/03/08(日) 13:58:16 ID:2wqZEJqC
「桃!? あの、さっきはごめ……ん……?」
 ドアの外に立っているのが誰なのか、眼鏡を直してもう一度よく確認してみる。たぶん桃……だと思うけど、いつもの彼女とはずいぶん様子が違った。
 毎朝念入りに巻いている髪は、首の後ろあたりで無造作に輪ゴムで束ねられてる。髪ゴムでさえない、普通の黄色い輪ゴムで。
 化粧も全部落とされている。お風呂や朝の洗顔時にも見たことはあるけど、こんなまじまじと桃のすっぴんを見るのは初めてだ。
 そして何より……桃の最大の魅力と言ってもいい、あの豊かな胸がずいぶんとフラットになり、パジャマの胸元がずいぶんと余っていた。
「ええと……誰? 桃、よね? どうしたの、その格好?」
 念のため確認してみると、桃はぷーっと頬をふくらませた。
「ひどいよ、緑ちゃん! 緑ちゃんが言ったんでしょ、かわいくてスタイルのいい子はいやだって。だから私……」
「……それで、髪も雑にまとめて、化粧も落としたの?」
「うん」
「胸はどうしたの?」
「朱色さんに包帯借りて、それでギューって締めてるの。すっごい苦しいんだよ、これ。ねえ、これで機嫌直してくれる?」
 上目遣いで聞いてくる桃に、私はあきれて返事をすることもできなかった。
 何で私のあの発言からこういう発想が出てくるの? これで私と同レベルってこと? それってものすごく失礼な気がするんだけど。
 狙ってやってる……わけじゃないわね。ほんと、この子はときどきすごい天然なのよね……。
「あのね、緑ちゃん。私はね、緑ちゃんだってちゃんとすればもっともっとかわいくなると思って、それでいっつもあんなことしちゃうんだけど、あんなに嫌がるなんて思わなかったの。ごめんね」
 叱られた子犬みたいな子でそう言われると、なんだか怒っていたのがばかばかしくなってきた。ほんと、素でこういうことができちゃんだから、桃はずるいわよね。
「私ね、緑ちゃんと一緒にいると楽しいんだ。勉強もできて、本をいっぱい読んでていろんなことを知ってて、いつだって落ち着いてて……私とは全然違うから」
 私ははっとした。私は全然違う桃を遠ざけようとして、桃は全然違う私と一緒にいたいと思ってた――どちらのようにあるべきかなんて、考えるまでもなかった。
「……あなたには敵わないわね」
「え? ごめん、今なんて言ったの?」
「なんでもないわ。さっきは私が言いすぎたの。ごめんね、桃。それにしても……ふふふ……あなた化粧してないと、けっこう面白い顔してるのね」
 こらえきれなくなって吹き出すと、桃は一瞬ぽけっとした顔をして、すぐに真っ赤になって怒り出した。
「ひ、ひどーい!! 桃ちゃんがこの方がいいって言ったんでしょ!!」
「ふふ、そんなこと言ってないわ……まつげが短くて……眉毛が全然なくて……ふふ、あはははは! ごめん、もう我慢できないわ。あははははは!」
「もー、緑ちゃん笑いすぎ!」
 ぽかぽかと叩いてくる桃の拳を避けながら、私は涙が浮かぶほどに笑い続けた。そのうち桃も一緒になって笑ってた。
 紙の上の知識じゃない、現実世界で私の知らないことを教えてくれる大好きなあなた――桃、あなたはかけがえのない宝物。
 私には縁のないイベントだと思っていたけれど、この気持ちをチョコレートに乗せて伝えるのも悪くないわね。
121創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 13:59:01 ID:2wqZEJqC
おしまい。ホワイトデーまでがバレンタインですw
あと……三組だと……?
122創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 14:03:50 ID:eLTYmQ09
青 「法律でラプターを売らないことにしたわ!」
色無「あっ、そう」
青 「えっ?困らないの?」
色無「売らないんでしょ」
青 「そ、そうだけど、アンタは諦めが良すぎない?」
色無「売ってくれるなら買うけど、法律で決まったなら仕方ないよね?」
青 「…アンタは本当、わかって無いわね!」
<ガチャン ツーツー(電話を切る音)
色無「青は何故怒っているのだろう」

数日後
青 「フフンッ。ラプターってすごいでしょ!世界でこれ以上の戦闘機なんて、あり得ないわ!」
色無「すごいね」
青 「あ、あのねぇ、すごいのは当たり前なのよ!もっと何か無いの?他に言う事は!?」
色無「使えたら嬉しかったよ」
青 「キーーー!男ならガツガツしたところを見せなさいよ!何が何でも欲しいって、
何で言えな…フン!誰が売ってあげるもんですか!」
<ガチャン ツーツー>
色無「青は何故怒っているのだろう?」

更に数日後
青 「ラプターのパンフレットいらない?」
色無「どーせ売ってくれないんでしょ?」
青 「パ、パンフレットは別よ!」
色無「でもラプターは売ってくれないんでしょ?」
青 「…パンフレットの一つも買えないの!あんたは!」
<ガチャン! ツーツー>
色無「青は何故いつもイライラしてるんだ?」
123創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 19:41:21 ID:3fJOzTS2
移転乙!

ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0012.jpg

移転してもGJ!
124創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 19:55:24 ID:2wqZEJqC
バスローブだと! そんなものを来てうろうろされたらたまらんwwwwww
GJ!
125創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 20:35:19 ID:JsIRTmbx
>>116
ちげぇwww
でも把握w

>>117
ほほぉそうなのか
でも読み手のほうは減った感じなのかな?
不満でてたみたいだけど前の雰囲気知らんからよくわからーん
126創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 20:36:05 ID:JsIRTmbx
>>120
桃ずれてるwww
これは天然で済ましていいんだろかw
127創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 20:37:20 ID:JsIRTmbx
>>122
ツ、ツンデレ?

>>123
湯っあがり! 湯っあがり!
128創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 21:58:06 ID:eLTYmQ09
         ,..--..、                   ┌┐┌┐[][]
      ./::::::::::::`::..、             __.    | .! | |
      /::::::::::::::::::::::::::\    _,,... -‐:::''"´::::::::|   / / ヽ ヽ.
      |:::::::::::::;>''"´ ̄ ̄ ̄`゙'' <;::::::::::::::::::::/   / /    \ \
     /:::::::/             ヽ::::::::::::::〈     ̄   ._   ̄
     /::::::/   /              Y:::::::::::':、      | |
     \7   /  /|     ,!   !  ';::::::::::::::\     | |
      |   |,_メ、ハ ∧ / |   /   ト--‐<´      ', ',
      ト/  / ! |ソヽレ' レ'、_」__イ|    ∨:::::::::/  .     \.\
    /  / ハ、弋り    ´ |ノ ,ハ/!  ,ハ \/ /|      ) )
       ̄7   ,7"     '   弋_ソノ|/ |   ハ./  ,'     //
      / / .ト、   iァ ‐┐ 、、/ | ,ハ   !   ./    / ./  ,.--- 、
      レ'´\./ |>,、.__ノ_,. イ ./ ̄`ヽ/  ∠__  | | / ,.--、 i
        <!  .!:\/ム_/ /!/     Y ´___/   '、 ` ー--‐' ノ
          ヽ、 '、::!く八>-/::::|      ハ_  \     `iーr--‐'
           `7'\---‐':::::::::ヽ.     ノ ノ\   ,./〉/)  | |
        .〈`ヽ/ / ヽ;::::::::::__::::;>‐<    `ー' '  /  / ./
        と__,/ /:/::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ`':::ー-、____つ 〈. 〈
             /::::/::::::::::::!:::::::::::::::',::::::::::::_,ハ      |___|
          r<::::::::::::::::::;'::::::::::::::::::ヽ::::::::|   |    ┌┐
          |   \_/|::::::::::::::::::::::::::::::/  /   ._| |____
           7ヽ.__ ̄\___/ ̄__/    |_  __ |
           /   /  \____,,.. -‐ヘ.´  .!       | |   | !
           ,'ヽ/            ',  |       ! !   |__|
         〈_/              ',_ノ!        └┘
                           | リ
                          └'
灰色を拾ってきますた!(・∀・)
129創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 22:20:50 ID:JsIRTmbx
チルノに見えるぞ
130創る名無しに見る名無し:2009/03/08(日) 22:57:46 ID:el7tuCoF
>>121
この二人の対称的な感じが二人の魅力を更に引き出してるw
そしてあと3組超wktk!!!

>>123
キイロゲトズサー(AAry

>>128-129
らきすたを知って初めてこなた見た時、どう見ても灰です本当n(ry って思ったのは俺だけじゃないはず
131創る名無しに見る名無し:2009/03/09(月) 00:55:17 ID:Yyn/JNEr
>>130
各色鉛筆の性格とか特徴とかを他の作品のキャラに当てはめるとどんな感じになるんだ?
132創る名無しに見る名無し:2009/03/09(月) 12:54:41 ID:2ThElidd
>>131
俺の中で思い付くのは、
黄緑→ARIAのアリシアさん
灰→こなた
くらいしか……

あと、色無って奴がいるんだけど、いわゆるギャルゲの主人公みたいな男でモテまくりフラグ立てまくりの人。
SSとかだとたまに男って表記されてることもあるけど、一応色無って名前がデフォルト。
侍黒って色がでてくるSSの「男」って奴は別人で、こっちの「男」はヘタレ、変態、フラグブレイカーの三拍子。

何か違う話になってるけど、まぁ参考までに。
133創る名無しに見る名無し:2009/03/10(火) 00:13:20 ID:u7UT1Br1
>>132
thx
その二人はなんとなくわかった
134創る名無しに見る名無し:2009/03/11(水) 21:15:37 ID:NT3oheUS
黄緑さん→ガンダムのミライさん
135創る名無しに見る名無し:2009/03/12(木) 23:58:50 ID:HXRAv/1Y
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0014.jpg
色無しさん18歳ぐらいと橙さん13歳ぐらい。
これから旅に出る。
136創る名無しに見る名無し:2009/03/13(金) 00:05:38 ID:QBQIH5TU
身長差いいのうかわいいのう
137創る名無しに見る名無し:2009/03/13(金) 10:04:18 ID:xX2zkwGJ
前髪パッツンとか丸襟とかかつてない橙だwだがそれがいいw
4年目にしてまだ新たな萌えを開発できるなんて
だからこのスレはあなどれねーよwwwwww
あー俺も橙に服をギューって掴まれたいwwwww
138創る名無しに見る名無し:2009/03/13(金) 18:29:29 ID:85xSZXXF
俺も(娘の)水色ちゃんの成長ぶりに目を細めすぎて、
(嫁の)黄緑さんに首根っこをギューって掴まれたい。

胸倉ギューって掴むのはマジで怖いので勘弁してくだちい、黄緑さん・・・orz
139創る名無しに見る名無し:2009/03/14(土) 21:30:28 ID:1SkEIcUy
朱「えーと、ここで混ぜて……量は……適当でいいか」
無「ただいまー……(どさっ)え?朱色さんが台所に立ってる?嘘?夢?」
朱「げっ!色無、もう帰ってきやがったか」
無「まさかね、あの朱色さんが台所で何か作るわけないよな……はは(ごっ!)がふっ!?」
朱「随分と失礼な事言ってくれやがって……あたしが台所にいちゃ悪いのか?あ?」
無「殴られた頬が痛い……これは夢じゃないのか!?」
朱「夢の国に送ってやろうか?」
無「え、遠慮しときます……しかし、朱色さんが台所にいるのを見るのは初めて……では無いけど
すごく久し振りのような」
朱「あたしだってなぁ、やるときゃやるんだよ。ったく」
無「で、何作ってるんですか?よかったら手伝いますか?」
朱「あー、ここまできたら隠しきれないか。これ作ってたんだよ、ほれっ」(ぽいっ)
無「(ぽすっ)え、これって……チョコ、ですか?」
朱「そうだよ。……んだよ、バレンタインにチョコ作って贈っちゃ悪いのか?」
無「いや、悪くないです……ありがとうございます」
朱「ふん。いいから食ってみ」
無「じゃあいただきます(ぱく)ん?これって……」
朱「ああ、ウィスキーボンボンだよ……何にやにやしてやがる!」
無「いや、朱色さんらしいなと思って」
朱「けっ……あ〜あ、慣れねえ事したから肩こったし、腹減ったなーと」
無「結局ご飯は俺が作るのか……まぁいいですけど」
朱「おう、うまいもん作ってくれよ!」
無「あ、じゃあおいしもの作るんでそれをホワイトデーのお返しということで」
朱「あ゛?」
無「なーんて事は考えてませんよ、はは……(怖っ!)」
朱「ふん……(あたしにこんだけ手間かけさせてんだ、お返しにゃお前をもらっていくからな?)」

っていう(今更な)バレンタイン話
140創る名無しに見る名無し:2009/03/14(土) 22:08:41 ID:1SkEIcUy
黄「色無〜、チョコちょうだい!逆チョコ!」
無「ほらよ」
黄「わ〜い!ありがとん!……あれ?」
無「なんだ?いらんのか?」
黄「なんでチョコ用意してんのさ!?ここは『ふふ、チョコくれないならイタズラしちゃうぞ?』って場面でしょ!?」
無「お前ならこうやってチョコ強請ってくるとわかってたからな。用意しといて正解だった」
黄「む〜、つまんな〜い……」
無「文句言うならそれ返せ」
黄「だーめーでーすー。もらったものはもうあたしのもの!(ぱくっ!)……?」
無「ふふ」
黄「だー!これカレールーじゃーん!!あたしはダル〇ムかぁ!」
無「ははは、まさか食べるまで気がつかないとは思わなかったなぁ」
黄「うぇ〜、しょっぱ辛い〜」
無「そりゃカレールーそのまま齧りつけばなぁ。悪い悪い、ほれ、水飲むか?」
黄「む〜……ひどいよ色無ぃ」(ごきゅごきゅ)
無「悪かったって」
黄「もういいもん!このカレールー使ってカレー作っちゃうもん!まいったか!?」
無「どんなキレ方だよそりゃ……楽しみにしてるよ」
黄「ぷんぷ〜んだ!(ここでカレー作って、それにチョコ混ぜてやろうかな!……直接チョコ渡すの恥ずいし、ちょうどいいや!)」
無「(……とかって思ってんだろうな〜。こっちとしては堂々とチョコ贈ってもらいたかったんだけど、こいつ変な所臆病だからなー)」
黄「(色無気づいてくれるかな?でも、おいしいって言ってくれればそれで十分かも♪)」
無「(こうでもしないとこいつチョコくれないだろうからな……まあいいか)」
黄「色無〜、もうちょっと待っててね〜?」
無「(ああ、お前のチョコ貰うためならいくらでも待ってやるよ)」

っていう(今更な)バレ(ry
141創る名無しに見る名無し:2009/03/15(日) 00:33:56 ID:q9CmEmuS
1ヶ月ズレてるが気にしない
とりあえず良くやった
142創る名無しに見る名無し:2009/03/15(日) 15:59:01 ID:YPhN8ABL
最近vipで立たないけどどうしたの?
143創る名無しに見る名無し:2009/03/15(日) 16:03:27 ID:YPhN8ABL
あ、なんでもない
144創る名無しに見る名無し:2009/03/15(日) 16:06:44 ID:3wbO7/U5
>>140
照れ屋な黄色とそれをお見通しの色無がほほえましいw

ホワイトデーにすら間に合わなかった俺に比べれば今さらでも何でもないぜorz
145創る名無しに見る名無し:2009/03/16(月) 02:37:02 ID:BP+CUwnA
黄色かわいいのう
逆に考えるんだこれは季節を超先取りしてるんだ
146創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 02:23:58 ID:oWtGW+Y+
147創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 03:32:52 ID:jcn4C/f1
>>146
これは可愛いwww
青の太もも……ゴクリ。
赤タンクトップ(*´д`)ハァハァ
せっかくなので俺は赤をお持ち帰りして、頂きますね^^^^
148創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 04:11:13 ID:+NPFmj3g
ふっともも!ふっともも!
149創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 10:17:29 ID:IWK0mapY
>>146
この二人は……両方とも履いてないとみたw
150創る名無しに見る名無し:2009/03/18(水) 03:46:59 ID:63hVfQg7
うむ、同意ww
151創る名無しに見る名無し:2009/03/18(水) 22:11:47 ID:WAzezjMc
きっとそうに違いない!
152創る名無しに見る名無し:2009/03/18(水) 22:46:25 ID:m/9yTDNx
Tバックかも
153水色の逆転1/7:2009/03/18(水) 23:01:34 ID:uogDacA/
新参だが、wikiの絵に萌えたので書いてみた。だらだら長くなってるが
気が向いたら読んでやってくれ


「さてと、早速続きやるか」
晩飯が終わってフリータイム。ここのところ俺はこの時間を、友達が貸してくれたゲームに費やしている。
ジャンル的にあまり興味がないゲームだったけど、ちょっとやってみると意外や意外、これがほんとおもしろくて、
今はすっかりハマってしまっている。プレイヤーが弁護士となり、依頼人の無実を証明するために
圧倒的に不利な裁判を逆転する、という内容で、通称『逆転』。正直事件のトリックなんかは突飛過ぎて、
現実離れしていると思うけど、そんなハチャメチャさも魅力と思えるくらいの魔力にすっかりやられてしまった。

「お、きたきた。えーと、ここでつきつけるのは……これだな。よし」
『つきつける』。おかしな証言をした証人に対して、証言と矛盾する証拠品をつきつけ、追い詰めていく。
ストーリーよりぶっとんだトリックより何より、俺個人の意見ではこの『つきつける』がゲーム中で
一番燃え上がるポイントだ。何が気に入ってるかって言えば、
「異議あり!」
『つきつける』と同時にゲーム機のマイクに向かってこう叫べば、まるで自分が本当にゲーム中の弁護士に
なったような気分が味わえてしまうのだ。これで証言者がグラグラ動揺したりしたら気分爽快、してやったりって
もんだ。タッチペンやボタン決定で『つきつける』ことももちろんできるけど、俺はそんなヘタレなことはしない。
男は黙って叫べばいいのだ。黙って叫ぶという言葉の矛盾なんて小さいことは気にしてはいけない。

「って、誰だよったく、いいとこだってのに」 
ヒートアップする俺に水を差すように、部屋のドアがノックされる音が聞こえた。このタイミング、もしかして
今のキメキメの「異議あり!」を誰かに聞かれたか。それはさすがにちょっと恥ずかしいな。
「はい、誰だ? 何か用か?」
盛り上がってるからって流石に無視するなんてわけにはいかないので、渋々ながら俺は返事をしてやる。思いっきり
無愛想に。一応返事してやって、相手によっては門前払いで追い返してやるつもりだ。

で、せっかく返事してやったというのにドアの向こうにいると思われる人物は何の反応も返してこない。
ここで考えられることは2つ。ひとつは誰かの、まあ大概黄とか橙とか紫とかのドアトントンダッシュ。
つまりはただの悪戯だ。もうひとつは、この寮に住む超がつくほど内気で恥ずかしがりで人見知りな少女が、
俺の部屋を訪ねてきてるっていう場合。彼女は俺が返事をしても反応してこないのだ。してこないというより、
しようとがんばるけどできないっていうのが本当のところだけど。
 
 ただここのところ俺の反応が面白くなくなってきたのか、最後にトントンダッシュをされたのは
もう結構前のことになっている。なので消去法で後者ってわけだ。ちなみにトントンダッシュは基本鬱陶しくて、
たまに本気でキレたくなるけど、されなくなったらそれはそれで寂しかったりする。今度されたら思いっきり
面白い反応をしてやろう。

「あ、この無反応は水だな? 開いてるから入れよ」
板きれ一枚隔てた向こうで、返事をしなきゃと今もあわあわしてるだろう少女に向かって、俺は確信を持って
彼女の名前を呼び、さっきより優しく話しかける。そしてそれは、今日の俺の逆転タイムが終了したことを意味する。
水が相手では、無碍に追い返すことなんてできるはずがない。
人の部屋のドアをノックするというそれだけのことも、超内気な彼女にとってはとても勇気がいる
ことなのだ。寮にいる他の連中の部屋の前で、一人でもじもじしている水を見たことは一度や二度じゃない。
そんな姿は見ていて微笑ましくもあるけど、この子は今後社会の荒波を
乗り越えていけるのだろうかなんて、近所のおばさん的心配をしてしまったりもするほどだ。

俺がこんな風にウダウダと考え事をしている間、ドアはピクリとも動かなかった。もしかして、実はトントンダッシュだった
のか? だとしたら今の俺の反応は果たして面白いのか? そんなことを思い始めた矢先、ドアノブがゆっくりと動いた。そしてその状態のままドアが開けられることなく10秒ほど経過した。今日はいつにもまして焦らされている気がする。
それからさらに20秒ほどたって、ようやくドアが開き出した。めちゃくちゃ重たい鉄の扉を開けようとしている
ような、もう見てるだけでムズムズしてくるような、緩慢な動きで。そうしてようやく姿を現した水色の
少女は、いつものように俯いて、申し訳なさそうに一歩だけ、俺の部屋に足を踏み入れた。
154水色の逆転2/7:2009/03/18(水) 23:03:17 ID:uogDacA/
「水、今日はずいぶん時間かかったな。まあ入れよ。ほら、こっちきて座れ。お前がわざわざ来たんだから、
なんとなくってわけじゃないだろ?」
「あ、う、うん。て言っても、そんな大したことじゃ……ないんだけど」
そう言いながらも水はまた亀の如きスピードでドアを閉め、とことこと俺の側に寄って来て、
俺の真正面、手を伸ばせば届きそうなぐらいの距離にぺたりと女の子座りをする。座ると同時に、
女の子特有の甘い香りがふんわりと漂い、俺の鼻に届いてくる。橙や桃がさせているような香水の匂いとは違う、
女の子が本来纏っている素の香り。香水の匂いも悪くないけど、こっちのほうが不意打ちっぽくてドキドキしてしまう。

 内気でいつも俯き加減でいるせいで気付きにくいけど、水は正直俺なんかが言葉を交わしていいのかって
思うくらいの美少女だ。いつも瞳が潤んでいて、話すときは下を向いたまま時々瞳だけを上に向けて、
いわゆる上目づかいでこっちを見たりするので、そんな時俺の心臓は200メートルを全力疾走した
後のようになってしまう。まあ200メートルを全力疾走したことなんてないけどな、きっとそんな感じだ。
って、いかんいかん。ほっといたら水は自分からは永遠に喋り出さない。俺が話をフってやらないと。

「で、水。わざわざ来てくれた理由を聞かせてもらおうかな」
「え? あ、ああ、うん。い、色無くんの部屋の前を通ったら、変な鳴き声がしたから……なんか
珍しい動物でもいるのかな、って……」
変な鳴き声? さあ、一体なんのことだろう。当然ながら、珍しい生き物なんて俺の部屋にはいない。
聞こえるとしても、さっきのかっこよくキメた「異議あり!」ぐらいだろうから、変な鳴き声ではないはずだけどな。
「珍しい生き物なんていないぞ。俺だって変な鳴き声なんか出してないけどな。それ、どんな声だったんだ?」
「え、え、そうなの? じゃあなんだったんだろ……聞こえたんだけどな、『イミアリ!』っとかなんとか……」

なるほど、間違いなく俺の「異議あり!」だ。そしてこの少女は俺の渾身のかっこつけた「異議あり!」を
変な鳴き声と断じている。到底許されない。俺の「異議あり!」は間違いなくキマっているはずだ。
でも――――事情を知った上で、水に嘘をつくことはもっと許されない。人が苦手な彼女が、こんなくだらないことで
わざわざ訪ねてきたのだ。それを考えたら、俺のプライドなんて安い物だ。

「あ、あああれね、ごめん、それ俺の声だ。やっぱ聞こえてたのか。一応気にしながらやってたんだけど、
なんか恥ずかしいな。ほらこれ、ゲームやってたんだ。これがおもしろくてさ、今ハマってるんだ」
「へー、ゲーム? 変な鳴き声でできるゲームがあるの?」
「あ、あー、そうだな、なんていうんだろ。興味があるならやってみるか? 遊び方教えてやるぞ」
彼女には悪意がない分、変な鳴き声なんて屈辱的なことを何度も言われるのは逆にこたえる。この際
水にも変な鳴き声を出してもらって、思いっきりからかってやることにしよう。

「え、いいの? できるかな、私に……変な鳴き声、うまく出せないよ」
「大丈夫大丈夫。基本簡単なゲームなんだから。ところどころで変な鳴き声出せばいいだけだから」
「そうなの? しょっちゅう変な鳴き声出すゲームじゃないの?」
「いや違う違う。たまにで大丈夫。そもそも別に変な鳴き声出さなくてもいいんだけどな、出したほうが
盛り上がるから出してるだけ。まあとにかくやってみようぜ」

屈辱的だったはずの変な鳴き声発言を早くも完全に受け入れてしまった自分が悲しい。でもそんなことより、
水がゲームにこんなにも興味を持ったことが意外でもあり、嬉しくもあった。でも、この寮のメンツだったら
水が一番ゲーム好きっぽい感じもする。赤とか黒がゲーム……はあまり想像がつかないな。あ、でも
緑とかはなんかやってそうだな、意外に格ゲーがうまかったりして。それと青もなんかやってそうだ、
本格的な戦略シミュレーションゲームとか。例えば信長の野望とか。

そんなどうでもいいことを考えている間に、水はさっさとゲームを進めていた。今はただ黙々と、携帯ゲーム機の
小さな画面に表示されるテキストを一生懸命に読んでいる。こうして改めてみると、水は意外に表情豊か
な子らしい。常日頃から恥ずかしげな表情を浮かべていることは多いけど、あまり長く話せないから、感情の
起伏を感じられることはそんなに多くなかった。そんな水が、ゲームのテキストにいちいち驚いたり、
喜んだりしているのだ。その微笑ましい姿をかわいいと思わずにどう思ったらいいのか。
155水色の逆転3/7:2009/03/18(水) 23:06:36 ID:uogDacA/
「い、色無くん、裁判始まっちゃったよぉ」
「うん、法廷バトルゲームだからな。裁判が始まらないとこのゲーム始まらないからな」
「ふぇ、やっぱ難しそうだよぉ。色無くん、代わりにやって?」
「それじゃ意味ないだろ。変な鳴き声出すのは法廷パートだけなんだぞ? いいのか? お前は
変な鳴き声に興味を持ってこのゲームやってるんじゃないのか?」
だだをこね出した水はますますかわいいけど、ここで代わってやったんじゃあ全く意味がないので、
冷たく突き放してみることにする。そもそも第一話なんて難しいわけないし。

「あわ、い、色無くん、なんかゆさぶるとか、つきつけるとか出てる」
「お、ついに来たぞ、水の変な鳴き声デビューの時が。さあがんばれ水! 勇気を出して
叫べ! っておいこら、当然のようにタッチでつきつけるな! ちゃんと男らしく叫べ!」
「ふぇぇだって恥ずかしいし……って、私男じゃないし……なんか子どもっぽいし」
珍しく水がちゃんと的確にツッコんできたが、それよりもだ。今子どもっぽいって言ったのか。
あれだけ変な鳴き声と連呼して辱めた次は子どもっぽいとくるのか。
それでも水に悪意はないので、怒れない……水よ、本当に悪意はないんだろうな?なにげにひどい
こと言ってるって自覚してるのか?

「『変な鳴き声』とか、『子供っぽい』とか。お前地味に人を傷つけるよな」
「あ、合ってたっ。色無くん、証拠品合ってたよっ」
「まっったく聞いてないし! 俺の存在の軽いこと軽いこと」
水の声が音符を飛ばす勢いで弾んでいる。こんな風にしゃべることはなかなかないから、相当嬉しいんだろう。
俺のことはほぼスルーされているような気もするけど、こんなに楽しそうにしている水が見れるなら、
もう好きなように遊ばせておこうと思った。

 第一話も終盤に入り、証言のラッシュ。必然的に、『つきつける』を行う回数も増してくる。
順調に進んでるように見えるけど、どうも水の様子がおかしい。ちょっとゲーム機に顔を近づけては遠ざけたり、
鯉のように口をパクパクさせたりしている。ははーん、なるほど。ようやくその時が来たわけだ。
今水は、叫んで『つきつける』をやってみたいという衝動にかられていると俺は見た。
そう、どれだけタッチペンでつきつけるほうへ逃げようとも、この誘惑から完全に逃げ切ることは不可能なのだ。
俺は俺で今の水をいじってやりたい衝動にかられたが、それをやると変な鳴き声を出す水というレアCGが
永遠に回収できなくなる気がしたので、ここはぐっと堪えた。

「ぃ、ぃぃ、ぃぃぃ、ぃ……」
そんな状態で5分くらいたった。まだ水は「い」しか言っていない。で、そもそもちゃんと認識できるか
微妙なぐらいの囁きボイス。これなら1メートル離れて飛ぶ蚊の羽音のほうがまだ聞き取れる。
「ふぇぇやっぱり無理色無くん。お手本見せて、お手本」
「はああ、手本とかいらんだろ。マイクに向かって異議ありって言うだけなんだから。大丈夫、
あまりにでかい声出さなきゃ、俺しか聞こえないから」
「……それが恥ずかしいんだけどなぁ。でも、うん、がんばってみる!」
はじめのほうは何を言ってんだかよく聞き取れなかったけど、水にしては力強くがんばる宣言をしたので、
俺は大きくうなずいて、また水を見守ることにした。

「い、い、ひい、ひぎっひぎありっ」
そうしてさらに5分後、ようやく水は「異議あり!」デビューを果たした。変なところでどもった上、声が
裏返って異議ありではなくなっていたけど、さっきよりは大きな声で、はっきりと言えた。
目をギュッとつむって、顔を真っ赤に染めて。なんかきっと水がいつか好きな男に告白する時も、
きっとこんな顔で告白するんだろうな。こんな顔して「す、す、すす、好きっ好きですっ」なんて告白されたら、
俺だったらトロットロに溶けちゃうんだろうな。くそっ、うらやましいぞ水に好かれる男! チェンジだチェンジ!
俺と代われ!
156水色の逆転4/7:2009/03/18(水) 23:10:50 ID:uogDacA/
「い、色無くん、反応しないよぉ……」
俺にそんな妄想を抱かれているとは露も知らない水が、泣きそうな、というかほぼ半泣きの顔で
俺の名前を呼んだ。反応しないだって? くそこのポンコツゲーム機め、水の決意の告白をなんだと思ってる。
スクラップになりたいっていうなら喜んでしてやろうじゃないか。って、買ったばっかのゲーム機に
俺はなんてことを言ってるんだ。っていうかそもそもゲーム機に話しかけてる時点で俺のほうがよっぽどポンコツだ。

「お前、ちゃんとボタン押しながら叫んだか?」
「ボ、ボタン押しながら? そんなのあるの?」
「あ、やっぱ。Yボタン押しながらじゃないと反応しないぞ」
「ふぇぇ聞いてないよぉ色無くん。先に言っといてよぉ。じゃあもう一回やらなきゃ。うう、恥ずかしい……」
そう言いながらも、今度はしっかりとボタンを押して、またも変なとこでどもりながら、声を裏返しながら叫び、
『つきつける』を成功させた。俺のとは別の意味の、というよりこれこそ真の意味での変な鳴き声をその後も
何度か上げながら、水は逆転第一話をクリアしたのだった。



「いぎありっ」
晩飯後の食堂に、昨日よりも元気で明瞭な異議ありが響く。昨日のプレイですっかり逆転にハマってしまった水に、
俺が本体ごと貸してやったのだ。もちろん友達の許可は取っている。無断で股貸しなんてしませんとも。
にしても、あの水が人目もはばからず堂々と食堂で異議ありしている。それだけハマっているってことなのか、
何か別にここでやる理由でもあるのか。いずれにしても、普段の水からは考えられない行動だ。でも本当に楽しそうに
遊ぶ彼女を見て、俺自身まだあのゲームやり終えてなかったけど、貸してやってよかったと思う。

 まだ晩飯直後の食堂には、洗い物をしている黄緑以外みんな残っている。必然的に、食堂で奇声を
あげつつゲームに興じる水にみんなが注目していた。真っ先に絡んだのは桃だ。

「あー、水ちゃんゲーム? 何のゲームしてるの? おもしろいの?」
「う、うん、色無くんに貸してもらったの。すごくおもしろいんだよ!」
行動はらしくなくても、相変わらず控え目な柔らかい笑顔で、声をわずかに弾ませて、無邪気な答えを返す。
「え、色無くんに借りたの? いいなあ、ねぇ色無くん、次は私に貸してくれるよね?」
「ダメ」
「うわ、返答まで0.1秒! なんでなんで? 水ちゃんには貸して桃ちゃんには貸してくれないの?」
「もともと俺が友達に借りてるやつなんだ。水がえらくそのゲームを気に入っちゃったから、友達に許可とって
貸したんだよ。で、水が終わったら俺がやる。それが終わったらさっさと返すんだ」

桃がやっかいな甘えんぼモードに入りかけたので、俺は精一杯冷たく突っぱねることにする。
実際にはその友達は返すのはいつでもいいと言ってくれてたんだけど、桃に貸したら何かと面倒なことになるのが
目に見えている。どうせ体をすり寄せて「色無く〜ん、ここどうしたらいいかわかんないよぉ」とか言ってくるに
決まってる。まあ正直言うとそれはそれで嬉しいんだけど、この寮の他の連中にどんな目に遭わされるかわかった
もんじゃない。桃には悪いけど、俺は我が身が一番かわいいと思うごくごく平凡な人間なのだ。

「へー、水がそんなに気に入るゲームがあるなんてね。私もちょっと興味あるな。どんなゲームなの?」
今度は青が水に絡む。昨日思ったとおり、やっぱりこいつはゲームやるタイプなんだ。今度信長の野望の
うまい攻略のしかたでも聞くとしよう。青が信長の野望をプレイする絵を俺が想像する間、
水は青に逆転のゲーム概要を説明していた。水は普通に話していても支離滅裂になっていることがあって、
人に何かを説明するというのは特に苦手としている。今回も例外ではなく、説明が前後したり、
同じことを何回も言ったりしていたが、青はそれにうんざりすることもなく、うんうんとか、それでそれで?
なんて、子どもの話を聞く保母さんのような聞き上手に徹していた。
157創る名無しに見る名無し:2009/03/18(水) 23:18:16 ID:uogDacA/
もうほとんどできてるけど、うんざりするほど長くて読むほうが疲れるだろう
からこのへんで切ります。水色ちゃんのお父さん、新参者が手を出して
ごめんなさい。先に謝っときます
158創る名無しに見る名無し:2009/03/19(木) 09:30:14 ID:71U8LPyC
いいなあ水は
159創る名無しに見る名無し:2009/03/19(木) 10:07:26 ID:aCz/gCYd
ちょ、おまwwwwwww
いいところで切るなよwwww続きが気になって昼も夜も眠れねーだろwwwwww
いや、7レスの長さは全然感じさせないくらい読みやすくて面白かったw
地の文の比率が高くてもテンポよく読ませることもできるんだなあ。GJ!!

ていうか早く続きを終わりまで投下してくれw
そしてこのスレには古参も新参もいない
いるのは色鉛筆に萌える者だけだw
160創る名無しに見る名無し:2009/03/19(木) 10:11:30 ID:aCz/gCYd
興奮しすぎて具体的なことを何も書いてないことに気づいたw

水とゲームの取り合わせが新鮮だなw悪気なく色無を凹ますところが水らしいw
水と茶でぷよぷよとかやらせたら目も当てられないことになるかも、とか妄想したぜw
161創る名無しに見る名無し:2009/03/19(木) 10:29:27 ID:UrvFFGcy
>>157
変な鳴き声に笑いつつ、水の言動に終始顔が緩みっぱなしだったwww
色無、チェンジだチェンジ!俺とそのポジション替われ畜生!!

新参でも文章が長くてもいいじゃない!
余計な謙遜をすると、「構ってちゃん」と勘違いされるから謙遜する必要は全く無し!

さぁ、早く続きを投下する作業を始めるんだ!
162創る名無しに見る名無し:2009/03/19(木) 10:36:46 ID:UrvFFGcy
あ、あと水のお父さんとか○○は俺の嫁とかそういうのは冗談で言ってるだけなので、
あんまり気にしないように。




まぁ、水は俺の嫁だがな!
163水色の逆転5/7:2009/03/19(木) 21:31:54 ID:IEKONMNH
続き投下


「ふんふんなるほど、だいたいわかった。で、どんなとこがおもしろいの?」
ゲームの概要を聞き終えた青が、さらに質問する。こいつ、ほんとに興味津々だな。もしかしてマジでかなりのゲーマーなのか?
まあ純粋でおとなしい水のことだから、単純に話がよくできてるからとか、謎解きがちょっとありえないけど
逆に笑えていいとか、個性的なキャラばっかで素敵だとか、大逆転した時のカタルシスがたまらないとかそんな答えを返すだろう。
って、最後のやつなんて、すでに水らしくないか。

「うーんとね、はじめは自信満々に澄ました顔でこっちをバカにしてる証人がね、矛盾を暴いて追い詰めていくと、
どんどん壊れちゃって、間抜けな顔になってくの。それがもうほんとに笑っちゃうの。そんな子どもでも
考え付くような幼稚な嘘ついて自信満々な顔されてもねみたいな。間抜けな顔してるほうが似合ってるのに、
みたいな。えーっと、つまりね……人をガンガン追い込んでいく快感を感じるのがこのゲームのおもしろいとこじゃないかな」

……あれ? 今喋ってるのって誰だっけ? 俺が昨日一緒にゲームをして、それを気に入ったからじゃあ貸してやる
つって貸してあげたのは水なので、喋ってるのは水しかいないよな? でもなんだろう、M男が聞いたらそれだけで
達してしまいそうなこの過激な発言は。こんな発言を水がするわけがないよな。それに水がこんな長文をつまらずに
言えるわけがないよな。うんうん、きっと何か決定的に勘違いをしているんだ。

「いぎありっ! ふふ、やった正解っ。あーあ、またこんなに壊れちゃって。もっとわかりにくい嘘ついたらいいのに。
でもほんといい気味、すっきりしちゃう」
再びの黒い発言によって、俺のささやかな現実逃避はあっさりと終了を迎えた。親にほめられた子どもみたいに無邪気に笑いながら、
その口から飛び出す言葉は邪気にあふれている。なんというギャップ。俺は真剣に背筋が寒くなってしまった。と、鳥肌が立っている?
他のみんなは……一様に俺と似たような反応だ。カッチカチに凍りついている。なんとか氷を溶かした橙がこそこそと近づいてきて、
「色無あんた、あの子の新しい扉開けちゃったわね。あんなキャラが潜んでたなんて……」
俺の耳元でそう囁いてから、凍りついた場の雰囲気を暖めるように、黄緑ー、食後のデザート持って来てー、
と無駄にでかい声で台所に向かって叫んだ。それを受けて、
「はいはい。いちご買ってあるから、すぐ持ってくわ」
と、体感氷点下に冷え込んだこの空間からただ一人逃れた黄緑の、のどかでほのぼのとした声が食堂に響いた。



「あ、はーい開いてるぞ、勝手に入れ」
晩飯後、ゲームを水に貸してからはただダラダラしているフリータイムに、来客があった。誰が来たのか確認するのを忘れたけど、
もうなんとなく予想がついた。のんびりと動くドアノブ、ゆったりと開かれるドア。それでもこないだと比べれば半分くらいの時間で、
思ったとおりの水色の少女が姿を現した。
「よう水。今日はどうした」
「あ、うん。あのね、このゲーム、クリアできたんだ。だから、返そうと思って」
そう言って水は、数日前に俺が貸した例のゲームを差しだしてきた。橙をして「水の新しい扉を開かせた」と言わしめた運命のゲーム、
『逆転』。その名のとおり人の性格さえも時に逆転させてしまうのか。うん、我ながらあんまりうまくない。
結局あの日以降も水は食堂でこのゲームをしていることがあり、その様子はやはり普段の水からは想像できないSっ気にみちあふれていた。
晩飯を食べている間はみんなが知っているおとなしい水なので、その変貌ぶりといったら朱色さんさえヒかせるレベルだった。

「ああ、もう終わったのか、早いな。まあ、あれだけやってればな。おもしろかったか?」
「うん! こんなにおもしろいゲーム初めてだよ! ありがとう色無くん。 あ、貸してくれた人にも、
色無くんからお礼言っといてくれないかな」
「わかった。『人を崖っぷちに追い込む快感がたまらない』って喜んでたって言っとく」
恐る恐るながら、俺は我慢しきれず、ちょっといじってみることにした。水の状態は、
いわゆるドライバーズハイみたいなもんだと思う。この場合はゲーマーズハイか? いずれにしても
本人に自覚がないってことはないはずなので、それなりにリアクションはあるだろうと思った。
164創る名無しに見る名無し:2009/03/19(木) 21:32:42 ID:3xZYZd8W
165水色の逆転6/7:2009/03/19(木) 21:35:13 ID:IEKONMNH
「え、え、え? ちょ、ちょっと待って色無くん! そんなのやめて? 普通におもしろかっただけで
いいから! そんなこと言わないで? 絶対言っちゃやだよ……」
「わーっごめんごめん! 冗談だって! おもしろかったって言ってたって言っとくから! 絶対
それ以外言わないから!」
いつものように恥ずかしさからくるものか、それとも逆鱗に触れてしまったのか、水の顔はみるみる紅潮していく。
その顔で、めずらしくムキになって懇願する水の声に、俺は本気で焦ってしまう。うん、やっぱいじるんじゃ
なかった。真剣に怒った水は、あの黒いモードを発現してものすごい言葉で罵り倒してくるかもしれない。それは勘弁してほし……いけど
ちょっとそんなのもいいかも、って俺はそういう趣味じゃないだろ! まあでも水がこんなに焦ったってことは、
自覚しながらやってたってことだ。

「じ、自分でもびっくりしてるんだよ? 人を追い詰めることに楽しさを感じてるなんて……私、
なんかおかしいよね……自分がこんな子だったなんて、私、私……」
そう言って水は泣きそうになった。と思ったのもつかの間、下を向いているので、あっという間に涙は流れてしまっていた。
こんな些細なことで、たかがゲームの楽しみ方ひとつで、水は本気で気にして泣いてしまう。
人を追い詰めることに快感を覚える。まあ水ほどの極端さは珍しいのかもしれないけど、そういう人間は少ないわけでもない。
ただ水にそういうイメージがないから、戸惑ってしまうだけのこと。それを本気で気にして泣いている水が、
いじらしくて仕方なかった。

「水、ほら泣くなよ。確かにみんな驚いてたし、水だってびっくりしただろうけど、別に水はおかしくなんかないぞ。
そんな奴いっぱい……はいないかもしれないけど、珍しくもないよ。俺はこのゲームやってた時の水好きだぞ。ほんとに楽しそう
だったし、今までにない水が見られたんだから」
「え? 色無くん、今、なんて……? す、すす、す、すき……?」
「俺もみんなも、もっといろいろな水を見たいんだ。あまり話せないからさ、みんな水のこともっと知りたがってる。今回のは
いい話のネタになるよきっと。橙とかはしばらくこれでいじくり倒してくるだろうな」
「い、色無くん、さっきなんて……」

「まだ泣いてる。いつまでもそんな顔するな。あ、そうだ。このゲーム続編があるらしいんだ。明日友達に頼んで
貸してもらうよ。そしたらまたあの水が見れるもんな」
水の透き通る瞳からは、相も変わらず涙がこぼれていた。水はそれを拭おうともせず、ただ俺を見つめて話を
聞いている。泣いている女の子にこうやって見つめられ続けるのはきつい。だから俺は、
彼女の涙を親指でそっと拭いてやる。涙の温かさに彼女の体温を感じて、若干気恥ずかしく思っても、
涙をこぼす瞳に見つめられ続けるよりはマシだと言い聞かせながら。

「あ、んん、い、色無くん……そ、そうなんだ、続きあるんだ。うーんと、でもね、せっかくなら次は」
まあきっと俺も同じようになってるんだけど、水の顔は39度の熱がありそうなぐらいに真っ赤になっている。
真っ赤な顔をしつつ、水は喜んで「ぞ、続編やりたいっ」と言っ……あれ? あんなにハマったゲームなのに続編には興味がない
と言うのかこいつは。そんなにあのSモードをさらけ出すのが嫌なのか。その割にはみんながいる食堂で楽しんでましたよね水さん。

「せっかくなら次は、ふ、2人で一緒に遊べるようなゲームがいいかな、なんて思ったり思わなかったり……」
ものすごいこと言っちゃった! みたいな顔をして、水は思いっきり俺から顔を逸らした。
別にたいしたことは言っていないと思うけど、水的には勇気を振り絞った発言だったんだろう。
2人で遊べるゲームか。お安いご用だ。それなら据え置き機でいくらでもある。
166創る名無しに見る名無し:2009/03/19(木) 21:36:12 ID:3xZYZd8W
167水色の逆転7/7:2009/03/19(木) 21:38:04 ID:IEKONMNH
「なんだ、それならここにあるよ。ほら、このへんとか。じゃあ早速なんかやるか!」
「え? や、違う、違うの。携帯ゲーム機がいいの。食堂で2人でできるゲーム」
「なんで? 2人でできるゲームならなんでも……」
「ダ、ダメなの! みんなの前で2人で一緒にできるゲームがやりたいの!」

そう言ってまた水は、言ってしまった! みたいな顔をする。何を言ってしまったのかはよくわからないけど、
とりあえず水の希望は、携帯ゲーム機で2人でできるゲームらしい。なるほど、食堂でみんなとわいわいやりながらゲームしたいって
わけか。随分積極的になったじゃないか。水がここまで自己主張するなんて、こりゃよっぽどなんだな。でもまことに残念ですが、
それはできないんですよ水さん。なにせ本体がひとつしかない。携帯ゲーム機で2人で遊ぶには、どうしてもハードがふたつ必要だ。
「水、それはちょっと無理だ。本体がふたつないと、携帯ゲーム機で2人プレイはできないよ」
「あ、そ、そうなんだ。そうだよね、うん、うんうん」

水は消え入るような声で呟きながら自分を納得させるように何度も頷き、シュンとなってしまう。もともと俯き気味でシュンとしている
ように見えるこの子が実際にシュンとすると、悲痛と形容する以外有り得ない姿になる。うーん、どうしたもんかな。橙なんかは同じ
ゲーム機持ってるけど、私も混ぜろ! とか言ってきそうだしやめたほうがいいな。それじゃ、やっぱアレしかないか。妙案なんて
言えるもんでもないけど、水がまた元気に笑ってくれるなら、それでいいか。
「水、このゲーム俺明日の晩飯後に再開するから、お前俺の隣で進み方教えてくれよ。これ最後のほう難しいらしいからさ。
ゲームで詰まるのって嫌いなんだ俺」
『2人で一緒に』。これはそういうことにはならないか。苦肉の策だし、正直俺の楽しみは
減っちゃうんだけど、水は喜んでくれるかな。

「え、あ、う、うん! そうだね、そうしよう! ま、任せて、私2周やって、もう全部覚えちゃってるから」
深く沈み込んでいた水がぱっと顔を上げ、つぼみがいきなり満開の花を咲かせたような、華やいだ笑顔を俺に向けてくれる。普段は
笑っても控えめな水が見せた、満面の笑顔。そんな反則的笑顔を見せられては、俺も笑うしかない。2周やったとかいう発言は、この際無視。
「ちょっと見づらいけどな。こんな小さな画面を2人で一緒に見ないといけないんだから。それでもいいのか?」
「ふぇ? あ、そそ、そっか。ほ、ほんとだねっ、見づらいよねっ。でも、私はいいよ、それでも……」

言いながら水はまた、下を向いてしまう。はにかんだような笑顔を浮かべ、頬をほのかに赤く染めながら。落ち着かせるところもなく
漂う視線は、ちらちらと上目遣いで俺を見たりする。これはもうあれだ、200メートル全力どころじゃない。いっそ500メートル全力
ぐらいの勢いで、心臓がバクついている。さっきのレアな笑顔も反則だけど、水は普段のままでも十分反則な女の子だという認識を
今深めた。尻すぼみに小さくなっていく声の最後に、どっちかって言うとそのほうが嬉しいよ、とか聞こえた気もするけど、
正直ドキドキしすぎてどうでもよくなっていた。

「あ、明日からやるんだよね。じゃあ、今日はもう戻るね。ふふ、楽しみだなぁ、明日が」
俺と一緒にゲームをする明日を、こんなにも楽しみにしていてくれる子がいる。ただ一緒にゲームをするなんていう、
たったそれだけのことを。でも水にとってはこれはきっと『たったそれだけ』じゃあないんだろう。そこにどんな意味があるのか
はわからないけど、でも間違いなくそうなんだ。「こんなことでそんな大げさな」とか言いそうになったけど、俺だって
それぐらいの空気は読める。

「じゃあ色無くん、また明日、ね」
そう言って部屋を後にする水の背中を見送った後、俺は彼女が返してきた『逆転』を見る。中途半端なとこで水に貸したせいもあり、
俺の逆転への渇望は半端なく燃え上がっている。正直なところ、今すぐ再開したかった。直ちにかっこよく「異議あり!」したかった。
返ってきたら即再開する気でいたし。でも、
「約束したからな……」
『2人で一緒に』。実際にははっきりと約束なんてしていない。それでも、俺の中ではもう約束だと思っている。だからそれを
破るような真似はしちゃいけない。このゲームは俺と水『2人で一緒に』楽しむ。俺がそう決めて、水がそれを……いや、もちろん
俺だって、それを本当に楽しみにしているんだから。
168創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 00:36:34 ID:Zh6PVw5H
その内、一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか!
とか言ってくれるようになりますよ
169創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 00:41:13 ID:TKYgUhe3
知りたいですっ!!
170創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 11:18:28 ID:MWCzeEuv
ダークサイド水がこええw
公の場で二人してイチャイチャと携帯ゲームやられたら
見せつけられる方はたまらんなw
171赤と野球1/2:2009/03/20(金) 19:36:44 ID:Dy2caH52
タイムリーなネタでひとつ


「あぁ〜っ!? ど、同点になってる! お昼ご飯食べてる場合じゃなかったよ〜!」
テレビをつけた瞬間に映し出された衝撃映像に、赤が奇声を上げる。ここのところ赤は野球の国際大会にご執心だ。
今日は見やすい時間にテレビ放送があって、赤は遠足の日の小学生のようにうきうきしていた。
「うわあ、ホームランで同点かぁ。もうマーくんしっかりしなきゃ! ねえ色無くん」
「うん、そうだな。でもそれより気になるのは、なんでお前は許可なく俺の部屋に入り込んで、当然のように野球なんか見てるのか
ってことなんだけどな」

「だって私の部屋のテレビしょぼいんだもん。色無くんの部屋のテレビは大きいし液晶だし、スポーツ見るにはベストだからね。
ほんとなんでこんないいテレビ持ってるのかな、ってこれ全部前にも言った気がするよ」
「テレビ買いに行ったら安くてでかい液晶があったからこれにしただけだよ。前にも言った気がするけど。そういうことじゃなくて、
勝手に侵入して見てるのは人としてどうかと思うぞってことだよ」

10時頃、俺がトイレに行って戻ってくると、赤は何食わぬ顔をしてテレビの前に鎮座していた。いや、鎮座していた
というのは正確じゃないか。放送が始まったばかりだっていうのにすでにテンションマックスでキャッキャッと
騒ぎたてていたんだから。そして今、黄緑のお昼ご飯よコールに渋々席を立って帰ってくると、我らがモノノフジャパンは
見事に同点にされていたらしい。正直俺は興味がないから日本が勝っていたことも知らなかったけど。

「頭固いなあ色無くんは。男臭くてむさ苦しい部屋に女の子がいるっていうだけで嬉しいって思わなきゃ」
「むさ苦しい、だと? お前、爽やかさではクラス随一といわれるこの俺に向かって……」
「お!? ひゃっはーっやったやったー! 勝ち越し勝ち越し! さっすが小笠原! 頼りになるよやっぱり!」
「……まあいつものことなんだけどな、やっぱり傷つくなこんなにすがすがしく無視されると」
自身がスポーツ万能でなんでもやりたがる赤は、それと同じぐらいスポーツを観戦するほうも好きらしく、度々
俺の部屋にきてテレビで観戦している。だからそれ自体は珍しいことじゃないんだけど、勝手に侵入してきて勝手に
テレビをつけていたことはこれが初めてだった。まあそれだけこの試合が楽しみだったんだろう。それは隣で見てるだけ
でも伝わってくる。もともとテンション高めな赤が、今日はいつにもまして盛り上がっているから。

「3点リードがあれば、もう大丈夫だよ。サムライジャパンは強いんだから!」
「ふーんそうなの。よかったよかった。で、どこと試合やってんだっけ? ブラジル?」
「か、韓国だよ! ブラジルなんて出てないし! 寝言は寝てから言いなよ!」
「お前手厳しいのな。そのセリフヤクザみたいだぞ……ってでも、青がよく言ってたっけそれ」
「うん、青のマネしてみた。後で青に言っとくよ、ヤクザみたいだって」
悪戯っぽい笑顔を浮かべながら、赤は俺をビビらせるようなことを言う。青に言えば間違いなく平手が飛んでくるような
発言も、赤に対してなら問題なくできる、そういう俺の性格を見越した上での、一種の誘導尋問。スポーツバカに見えて、
実は頭も切れるのがこの赤という少女だ。

「勘弁してください。下手したら顔の形が変わってしまう」
「あははっ、そうかもね。安心して、手加減してあげてって言っとくよ」
「いや、勘弁してください。お願いですから言わないでください」
「うわ、手加減してあげてって言わなくていいんだ。さすが色無くん男、いや漢だねー」
日本勝ち越しで気が抜けたのか、今赤は野球を見るのもそこそこに、俺いじりを楽しみだしたようだ。まったくモノノフ
ジャパンめ、肝心なところで役に立たん。橙や黄のいじりもたいがい鬱陶しいけど、実は赤もタチが悪い。俺が橙や黄にするような
強い態度に出ると、本気で傷ついたりしてしまうから、やんわりとかわし続けるしかないのだ。過去にそれで赤を逆にヘコませて、
それを知った青にビンタを6往復ぐらい食らったことがある。でも実は最近俺、おもしろい返し技があることに気がついたんだよな。


172赤と野球2/2:2009/03/20(金) 19:41:42 ID:Dy2caH52
「そ、そうだろ? 漢らしいだろ? じゃあせっかくだから漢らしい漢が持つ漢の証を見せてやろう!」
「え? 漢の証って…………っ!! ダダダダメだよ! 何するつもり!?」
「何ってほら、漢の証っつったらひとつしかないだろ」
究極の返し技、下ネタ。橙や黄にやったら「そんな勇気ないくせに」とか言われて結局こっちが困る展開になるこの方法も、
赤にやれば効果は抜群だ。赤は下ネタに滅法弱い。未だにドラマのキスシーンやラブシーンを直視できないぐらいらしい
し、お笑いを見ていてエロ短歌とかが始まると、どこか居づらそうにそわそわし出す。実を言うと俺も下ネタは苦手で、
ほとんどヤケクソなんだけど、赤の俺いじりは2人きりの時にしか行われないことをいいことに、この禁じ手を考え付いたのだ。

「あ、あぁ〜! また日本点取ってる! これでもう間違いないね! やっと韓国に勝てるんだ」
「それ結構前に点入ってたぞ。でそれより俺の漢の証」
「も、もういいからそれ! ヤクザの件は青には言わないよ!」
私はもともと野球に集中してたんだよみたいな空気を出そうとする赤に、俺は追い打ちをかける。よし、言質は取った。
赤にはもう俺をいじる意思も残ってはいまい。俺はもう目的を達したわけだけど、せっかく放った究極の返し技だ、もう少し
赤に付き合ってもらおう。何より、こんな風に頬を赤くして居心地悪そうにもじもじしている赤はこんな時でなければ見られない。
普段は普段で、陸上部の少々露出多めのユニフォームをその小麦色の素肌に纏って、健康的な色気を見せつけてくれているんだけど。

「いやそんなことはどうでもよくてだな、赤に俺の漢の」
「しつこい! あんまりしつこいと、このことも青に言っちゃうぞ!」
調子に乗り過ぎて、むしろ最悪の状況を生み出しそうになっていることに気づいてなかった。なんて浅はかな俺。こんなことが
青に知られたらビンタを20往復もらうぐらいは覚悟しなきゃなるまい。それならヤクザ発言のほうが間違いなく被害が少なくてすむ。

「ごめん、調子に乗りすぎた。下ネタに対処できなくて困ってる赤ってかわいくてさ、ついつい」
「えぇっ!? あーもう、ほんと色無くんってずるいよね。それが計算じゃないってところが余計に」
「計算? なんのことだ?」
「ううん、なんでもないよ。だから余計にずるいけど、その分嬉しくなっちゃうんだよねー」
赤が何を言ってるのか、俺にはさっぱりわからない。計算だとか、嬉しいとか。かわいいって発言のことか? かわいい
もんはかわいいからな。まあ女の子だから、俺みたいなやつにでもかわいいって言われれば嬉しいのかもしれないけど。
はは、そうなのかな、そんな自惚れるなよ俺。でも今の赤は、どこか幸せそうに笑っている。希望のお菓子を買って
もらった子どものように、ささやかな幸せを噛みしめるように。もはや野球を見ているでも、どこを見ているという
わけでもなく、ただそのささやかな幸せを見つめるように。

「あ、試合終わってる。よかったな赤、宿敵ブラジルに勝ったみたいだぞ。強いなモノノフジャパンは」
「だから宿敵は韓国だよ。それに、モノノフじゃなくてサムライだよ。わざとやってる?」
宿敵ブラジル発言はわざとだったが、モノノフジャパンは本気でそう思っていた。まあサムライもモノノフも俺の中では同じだ。
俺の中では俺がルールだ。で、試合は終わったんだし、さっさと赤は引き揚げるかと思ったけど、なんで居座ってるんだこいつ。

「お前、帰らないのか? テレビが目的で不法侵入してきてるんだろ?」
「う、た、確かに野球見にきたんだけど……はあ、冷たいなあ色無くん。計算なく女の子を喜ばせて、自覚なく
女の子を落ち込ませてさ。用がないと出てかなきゃダメなの?」
「いや、そういうわけじゃないけどさ。なんでいるのかと」
「うーんそうだな、それなら色無くんに野球を教えてあげよう! 男のくせに野球を全然知らないなんてイケてないぞ!
じゃあまずはね……」
そう言って、赤は俺に野球のルールを解説し始める。はっきり言って野球に興味はやっぱりないんだけど、熱っぽく語る赤が
かわいくて、俺はそれなりに聞いてるふりをしてやる。頼んでもいないのに無理やりな理由をつけてまで彼女がここにいようとする
理由がわからなかったけど、正直なところ喜んでる自分がいる。いつもは男女関係なく多くの友達に囲まれていて、寮のメンツの中では
少し遠い存在のこの少女が、今は俺一人のために笑ってくれる。努めて意識しないようにしていたその事実が、今更ながら嬉しくて。
本当は理由なんてなくたっていい。赤がいてくれれば俺だって嬉しい。なぜだか、そんな気持ちになった。
173創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 23:00:09 ID:MWCzeEuv
下ネタに弱い赤……いいよ、すごくいいよwwww
しかしいくら興味がないにしても知らなすぎだろw
モノノフジャパンに吹いたw侍とモノノフ間違えるとか、侍黒に斬られるぞw
174創る名無しに見る名無し:2009/03/21(土) 09:33:43 ID:i5VwQDVp
>>165
水可愛いすぎワロタwww
きっとパタポ○とかやらせたらノリノリでやるんだろうなぁw

>>172
こういう活発な女の子が下ネタに弱いっていうのはもうまさに俺のツボw
水にしても赤にしても、キャラの魅力を引き出すのが上手いw
他の娘も期待してる!!
175創る名無しに見る名無し:2009/03/21(土) 19:13:40 ID:1tCccTnW
このエロ無はモノノケジャパンで
可愛い赤はモフモフジャパンwwww
176創る名無しに見る名無し:2009/03/21(土) 23:32:24 ID:OFjiYnFK
赤は若いな、初々しい
177眼鏡っ子の憂鬱1/3:2009/03/22(日) 20:38:13 ID:YCadslv/
緑は雰囲気が掴みにくいけど、書けたので投下 

 読書中のBGM代わりにつけているテレビから、私を不快にさせるCMのセリフが聞こえてきて、私は即電源ボタンを
押した。ここのところ見ていなかったけど、バージョンを変えてまた放送し出したらしい。といっても内容自体は全くと
言っていいほど変わってない。眼鏡をかけていた女の子がコンタクトレンズに変えて、世界が変わっちゃいました的な
ことを言う、陳腐なCM。
「バカバカしい。何が『ホントの私』よ。眼鏡かけてる自分は偽物だとでも言うつもりなのかしら」
小学校の頃から眼鏡をよきパートナーにしている私にとって、このCMのキャッチコピーには心底腹が立つ。きっと
私だけじゃなくて、全国の眼鏡愛好家はみんなそう思っているはず……私ったら何一人で熱くなってるのかしら、こんな
くだらないCMひとつに。はあ、熱くなったらのど渇いちゃったわ。冷たい麦茶でも飲みに行くとしましょう。

 夜も遅いし、食堂には誰もいないだろうと思った。だから、その中に一人ぽつんと座っている少年の横顔を見つけた瞬間、私の小さな
胸は、分不相応に大きな音を立てて高鳴ってしまう。別に不意の先客がいたくらいで動揺したりしないけど、相手が彼となっては
話は別だった。
「あら? 色無、こんな時間に食堂で何してるの?」
「お、よう緑。お前に借りた本を読んでるんだ。自分の部屋は何かと他の誘惑が多いからな」
「テレビにゲームにパソコン、三種の神器が揃ってるものね。ほんとあなたは贅沢だわ」
「はは、否定できないな。それより、この本おもしろいな。どんどん読めちゃうよ。まあ緑が貸してくれる本はどれも
そうなんだけどさ」
そんなの当然でしょう? おもしろくない本なんて貸して、あなたが「やっぱ本なんてつまんね!」とか言って私から
本を借りてくれなくなったら、接点が少なくなってしまうじゃない。だからあなたに貸す本は結構厳選して、ほんとに
おもしろいものだけを貸してるんだから。毎回毎回、結構苦労してるのよ? ……とはさすがに言えるわけがなくて、
「そうでしょう? 最近一番のお気に入りなのよそれ」
とだけ返しておく。

「ねえ色無、一つ聞いていい?」
よく冷えた麦茶でのどを潤しながら、私はふと思い立った疑問を色無にぶつけてみる。自分でもなんでこんなことを
あえて聞こうと思ったのかわからない。でも、この質問は他の誰でもなく、色無にしなければ意味がないような気もした。
「ん、なんだ改まって。よっぽどのことか?」
「そんな大したことじゃないわ。その、私がいきなりコンタクトに変えたら、どう思う?」
「コンタクト? 眼鏡やめるってことか? どうって……あ、好きな男でもできたのかとか思うな、たぶん」
はあ、何ニヤニヤしてるのよこいつは。そもそも質問の意図をさっぱり取り違えてるし、だいたい好きな人ができたから
コンタクトにするっていうなら、私はもっと前からコンタクトにしてるわよ。ほんとに頭の働きも勘の冴えも
何もかもが鈍い男ね。
「そうじゃなくて。ああもう、1から10まで説明しないとわからないのね色無は。眼鏡かけてる私と、かけてない私、
どっちがいいかっていうことを聞いてるの」
「あーなんだ。そう聞いてくれなきゃわかんないぞ。ってでも、眼鏡かけてない緑ってほとんど見たことないんだけど。
だからどっちがいいかって言えないな」

……盲点だったわ。せっかく恥を忍んでこんなに具体的に聞いたっていうのに私ったら。こんなことにも思い至らない
なんて、よっぽどあのCMで頭に血が昇ってたみたいね。ちゃんと考えれば、っていうか考えなくてもわかる話だった
じゃない。裸眼視力0.01に強度の乱視まで入っている私は、お風呂に入る時と学校のプールぐらい、とあとは
寝る時ぐらいしか眼鏡を外さない。というより、もう怖くて外せないっていうのが真実。裸眼で見る世界は、まるで異次元の
ように歪んでいて。隣にいる友達さえ、のっぺらぼうのように得体の知れない存在に変わってしまうから。眼鏡を外した私を
色無が見たことがあるとすれば、お風呂を覗いたり、プールの授業中の私をまじまじと見たりしてた場合だけ。
どちらも立派な変態のすることね。まあそれはそれで色無が私に興味があるっていうことだから、悪くないけどね。
178眼鏡っ子の憂鬱2/3:2009/03/22(日) 20:40:06 ID:YCadslv/
「あ、そ、そうよね。当然だわ。悪かったわね変なこと聞いて」
「あれ? ここは眼鏡を外して素顔を見せてくれる流れじゃないのか? 視力悪すぎて眼鏡がないと生活できないのは
知ってるけど、じっとしてれば大丈夫だろ?」
「今ここでちょこっと外したぐらいじゃ、不公平でしょう? ずーっと眼鏡かけてる子がちょっと眼鏡外してると
魅力的に見えたりするって言うじゃない」
私も例外なくそれに当てはまってくれるのだろうか。もしそれで色無が「お前は眼鏡かけてないほうが断然かわいい!」
なんて言い出したら、私はあれだけ毛嫌いしたコンタクトという魔道に落ちるのだろうか。好きな人にかわいいって
言われるなら、自分の相棒への愛着なんてあっさり捨て去れるのかしら。でも、それってなんだか悲しいと思う。

「うーん、じゃあ明日の学校帰り、眼鏡外して一緒に帰ろうぜ。ゆっくり歩いてさ。寮に着く頃には見慣れてるはずだ」
色無が何を言ってるのか、すぐには理解できなくて。なんとか理解できて思ったのは、なんでそういう発想が湧いてくる
のかっていうことだった。
「どうして『じゃあ』でつながるのかよくわからないんだけど。そんなことする意味あるの?」
「はは、あんまないかもな。でも、眼鏡外した緑を見てみたいって思ったんだ。眼鏡外すの怖いかもしれないけど、俺が
隣歩くから大丈夫だって」


 放課後になった。校門にもたれかかって、私は色無を待っている。眼鏡はまだかけたまま。一瞬外してみたけど、
そのたった一瞬でも散大して迫ってくる街灯の光が怖くて、すぐにかけ直してしまった。
「よう緑。待たせたか、ごめんな」
「たいして待ってないわ。じゃあ帰りましょう」
「っとその前に。ほら、眼鏡外して」
「……どうしても?」
「どうしてもだ。昨日約束してくれたろ? 大丈夫だよ、俺が隣にいるから」
「はあ、わかったわ。何かあったらすぐにかけるからね」
色無に促されて、私は観念した。確かに、昨日あの後私は約束してしまったし。「眼鏡外したとこ見たい見たい」
って色無がしつこいし、それによく考えれば、久しぶりに色無と二人で帰れるわけだし。純粋に、眼鏡を外した私を
見てほしいって思いもあった。どう思うのか知りたかった。本当のところ私自身、素顔の自分をしっかりと見た
ことってなかったから、すごく不安なんだけど。

「……あっ」
おそるおそる、確かめるようにそっと眼鏡を外す。その動作をじっと見ている色無が、息を飲んだような声を出した。何か
すごいものでも見たかのように。眼鏡をケースにしまい、ゆっくりと顔を上げた私の前にいるのは、目も鼻も口も一つに
なった、正体不明の生物だった。私が顔を上げた瞬間、その正体不明は素早く顔を逸らした、ように見えた。
「あ、その、緑……と、とりあえず、帰るか」
正体不明は色無の声でそう言った。当然だ。彼は色無、間違いなくそうなんだから。でも視覚から入る情報は、それが
正体不明の生物であると私の脳に告げてくる。ああ、嫌だ、この感覚。お風呂場の鏡に映った自分にさえ時に抱いてしまう、
この感覚。落ち着かない。今この瞬間色無が別の人間に入れ替わっていても、私はそれを視覚で気付くことができない。
すぐ隣にいてくれる人が、気づけば別人になっている。そんなことは想像するだけでも恐ろしい。

 歩きなれたはずの帰り道も、まったくの別世界。奇妙な形をした多足の生物が、向こうから私に近づいてくる。犬だって
わかってるんだけど、心はざわざわと騒ぎ出す。ただの街路樹も、ぐねぐねと曲がりくねって、まるで魔界に生える
食人木のよう。せっかく色無と二人きりで帰っているのに、色無と二人で帰る時はそれだけでドキドキするのに、今は
別の緊張感に支配されている。色無はいつもと同じようにくだらない話をしているけど、私は生返事を返すことしか
できない。『本当に大事なことは目には見えない』なんて、嘘っぱちね。今の私は、本当に肝心な所が見えなくて、
好きな人の顔さえ満足に見えなくて、こんな不安に陥っている。すぐ隣にいて、もしかすると今までで一番接近してるん
じゃないかって距離にいるのに。
179眼鏡っ子の憂鬱3/3:2009/03/22(日) 20:41:44 ID:YCadslv/
「緑っ、危ない!」
不安の中を心ここにあらずで歩いていた私に、色無が突然大声を出す。同時に私の右手がもっと大きく温かい何かに
包まれて、ちょっと乱暴に引っ張られた。
「きゃっ! な、何、色無?」
乱暴に引っ張られた勢いそのままに、私は色無の体にぶつかってしまう。胸元に飛び込むような形で。きっと傍から
見れば、ほとんど抱きすくめられたようにしか見えない状態になっているはず。
「ごめん! 道端の側溝にはまるかと思って……咄嗟だったから、力の加減が」
すぐ頭上でそう謝る色無の声が私の耳を、意外なほどがっちりした厚い胸板の感触が私の肌を、かすかに香る男性の匂いが
私の鼻を刺激して、私の体温はみるみる上昇していく。そしてそのまま顔を上げれば――――正体不明ののっぺらぼう
じゃないはっきりとした色無の顔が、今まで見たことないような男らしい表情で私を見つめる色無の顔が、よく見えない
はずの私の目に鮮明に飛び込んできた。裸眼の私でも人の顔が認識できる距離。男女で言うなら、それは間違いなく
恋人の距離だ。そんな距離感にますます胸が高鳴るけど、同時に私は安心していた。ここまで一緒に歩いてきたのは、
間違いなく色無だったなんて、当然過ぎることを改めて再確認できたから。そしてもちろん、事故ながらこんな状況に
なれたことに喜びを感じた。

「ボーッとしてたから。ありがと色無」
「い、いや、ごめんな。俺が隣歩くから大丈夫だとか言っといて、危ない目に遭わせて」
努めて冷静に、動揺を悟られないように、私は愛想なくお礼を言う。謝られるようなことじゃないのに。こんな嬉しい
事故も起こってくれたしね。でもせっかくだから、ちょっと利用させてもらうわ。不意打ちでドキドキさせてくれた罰よ。
「そうね。じゃあまたこういうことがないように、寮に着くまでこの手はこのままにしておいて」
「え? 手握って帰るのか? それはまずいだろ」
「じゃあ、私がまた危ない目に遭ってもいいの? 全部あなたのせいになるわよ?」
「うぐっ。そ、そうだな、わかった。緑さえよければ俺は構わないし」
なんか脅したみたいになったけど、それでもこんなチャンスはそうそうないから。他の子たちがするような積極的な
スキンシップなんて、私にはできるはずがなくて。だからこの小さなチャンス、最大限に利用しなきゃ。

「で、どう? 眼鏡かけてない私は」
「ん、そうだな……校門のところで眼鏡外した緑を見た瞬間、心臓がドキッつったんだ。びっくりしたよ。ほんとに
ドキッっていうんだな心臓って。そ、そういうこと。わかるだろ。今でも直視できない感じだし」
「あ、そ、そう。じゃあ、コンタクトにしてみる意味はあるってことね」
遠まわしに、色無は「かわいい」と言ってくれていると解釈した。いや「かわいい」じゃないかもしれないけど。
単に「眼鏡かけてないほうがいい」程度かもしれないけど。私の基本はマイナス思考だから、結局こうしてネガティブな
ほうに流れてしまう。

「うーん、でもな。やっぱり眼鏡の緑もいいけどな。違う魅力があると思う。どっちのほうがいいってもんじゃないよ。
どっちも緑なんだから」
「はあ、結局煮え切らないわね、色無らしいわ。今日なんのためにこんなことしてると思ってるのよ」
「そう言うなって。あ、そうだ。それなら……」
優柔不断を絵に描いたような男、色無。予想はしてたけど、結局白黒はっきりした返答は聞けずじまいだ。軽く腹が
立って、ちょっときつい調子で言い返してやったけど、懲りずにまた何か提案するつもりみたい。どうせ昨日みたいな
くだらないこと言うつもりでしょうけど。

「たまにこうやって眼鏡外せばいいじゃないか。誰かいないと不安だっていうなら、俺が一緒の時にでも。そしたら
俺も眼鏡外した緑が見られるし。だいたいお前、コンタクト嫌いなんだろ」
「あら知ってたの? ええ嫌いよ。だから色無がよっぽど眼鏡外すほうを推さなきゃ、コンタクトにする気なんて
さらさらなかったわ。それにしてもバカな提案平気でするのねあなたは」
色無がすぐ隣を歩いてくれたら、そして、できれば毎回こうやって手を繋いでくれたら、ほんとは眼鏡を外すくらいもう
何とも思わない。繋いだ手から伝わる安心感は、異次元を彷徨うような恐怖感さえ包み込んでくれるから。
 でも、それでもね色無。やっぱり見えないのはいやなの。あなたの顔が見えないのはいやなのよ。たいしてかっこいい
ってわけでもないけど、それでも大好きなあなたの顔が見えないのはいやだから。眼鏡を外して歩くのは、あんな事故が
なくても、恋人の距離まで近づけるようになってからね。
180創る名無しに見る名無し:2009/03/22(日) 21:30:32 ID:5zReYbV1
恋人の距離か、いいね

緑は見かけ通りつんつんしたような感じか
181創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 01:37:53 ID:4pHppK6/
>>179
うん、うん、もうね……うん、素晴らしいです。
シチュエーションが秀逸だし話のテンポも良くて、読みやすくて素晴らしいとしか。
まぁそんな事より、緑可愛いよ緑www
182創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 07:29:48 ID:WW4Uvlqe
俺の中の緑=クール系ツンデレのイメージにぴったりすぎて
萌えもだえたwwwwwww
18374 ◆gRK4xan14w :2009/03/23(月) 20:00:39 ID:HIQmmjSq
もう1枚作ってみた。(経緯は>>74)
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/Expression%20of%20Blackart.jpg


それと、このスレ住民の皆様に意見をお伺いしたいのですが、
現在私のスレで作っている“創作発表板を題材にしたカードセット”に
私がこのスレに投下したカード達を入れたいと思いますがよろしいでしょうか?

主な仕様
・まとめサイト→ ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/index.html
・最終的にはプリントアウトすれば遊べるようになります。
・セット内には創作発表板内の他のスレッドのカードも含まれます。
・日本語版実装予定。

あと自分の絵がカードに使われるのが嫌だという人がいましたらご一報お願いします。
184創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 20:42:30 ID:4pHppK6/
>>183
どんな効果があるのかわからないけど、カードと灰の怪しげな雰囲気がバッチリ合ってるwww

俺個人の意見としては、スレ住人的には全く問題ないと思います。
ただ、やっぱり個々の絵師さんに承諾を貰わない限りは俺の創作物では無いので、何とも言えません。
さらに最近顔を見せていない絵師さんもいるので、絵師さん達のHPを探すか、pixiv等で絵師さん達を探して直接交渉してみた方が良いかと思います。
18574 ◆gRK4xan14w :2009/03/23(月) 21:40:48 ID:kQOOOxMk
ですよねー
一応探してみますが、手がかりが画風しかないと探すのが大変ですので、
「この絵描いたのこいつじゃね?」とか「これは俺が描いた」などの情報がありましたら教えてください。
また、絵師が見つからない場合などはイラストの差し替えも検討します。

ちなみに効果は要約すると「敵か味方の捨て札1枚を使用できる(使用コストは別途支払う)」です。(詳しい効果は月末頃に更新予定のまとめサイトでご確認ください。)
186創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 21:56:59 ID:XlDk8iM2
すんげーID
187創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 23:27:29 ID:yDt4nRDY
>>185
知ってるには知ってるんだけど、ここに絵師さん達のサイトを勝手に晒して
つまらん事になるのも嫌なので、ヒントだけ。
「宝石乙女」で検索かけると幸せになれるかもしれない。
188創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 23:29:50 ID:yDt4nRDY
sage忘れスマソ
189眠れぬ夜は。:2009/03/24(火) 03:20:56 ID:csJ7OF0d
静かな部屋にキィ…と、ドアの開く音がした。
いつも勢いよく開くドアの姿しか見慣れていないせいか、それはひどく滑稽に見えた。
「……こんな時間にどうした、紫。」
半開きのドアから頭半分を覗かせている少女は、この部屋の主がまだ起きていたことに少々驚いた。
そして遠慮がちに言葉を発した。
『ま、まだ起きてたんだね。』
「あぁ、今ちょうど寝ようと思ってたところなんだ。 で、何の用だ?」
『……っと、その……ぅうん、やっぱり何でもない。おやすみ色無。』
「ベッドに潜りこみにきたのか?」
『!!?』
少年の問いがどうやら図星だったらしく、少女は顔を真っ赤にしてその場に立ち竦む。
「はぁ……まったく、こっちの身にもなってほしいよな。」
「朝起きたら隣に寝てるんだもんな。心臓止まるかと思ったぜ。」
――ビックリしたのと、その寝顔があんまり可愛いもんで。
そんな少年の心の声が聞こえるはずも無く、少女は俯き、そっとドアを閉めようとした。
嫌味に聞こえたかな?そんな後悔の念がよぎったせいか、少年の口からは言葉が自然と出ていた。
「こいよ。」
『えっ?』
「寝れないんだろ?一緒に寝てやるって。 もちろん下心なんて……多分無い。」
『……色無のえっち。』
「冗談だっての。 ほら、一人じゃ寒いからさ、早く来てくれよ。」
『何もしない?』
「紫に欲情したら何か負けな気がする。」
『どーゆー意味よそれっ!』
「こら、大声だすなバカ。」
『あ……ご、ごめん。』
少年はこの表情豊かな少女をもっとからかってみようかと思ったが、やりすぎて拗ねられた日にはどんな事になるか、
一度や二度の経験ではなかったので今日はやめることにした。
「で、くるのか?こないのか?」
『……迷惑じゃないの?』
「んー、朝誰か来る前に自分の部屋に戻れば大丈夫だろ。」
――最悪、紫に前科があることはみんなが知ってるから理解してくれるだろうし。
そう考えていた自分がどれだけバカだったか、と後悔するのはまた別の話になるが。
『……』
五秒ほど考えた後、少女は部屋に入り静かにドアを閉める。
そしてベッドの方向へと、歩を進めた。
「壁際がいいか?それとも手前?」
『いつでも逃げられるように、手前。』
――じゃあ俺じゃなくて他の奴らのところに行けば良かったんじゃないのか?
喉まで出掛かったが、自分を頼ってくれたということは、きっと他のところではダメだったんだろう。
そう思い、なんとか声にはならなかった。
「ではどうぞ、お嬢様。」
少女はころん、と少年のベッドの中に転がり込む。
少年はそれを見届けると、少女とは反対の方へと向きを変える。
背中からは少女の温もりが伝わってきた。
『……がとね、色無。』
「ん、何か言ったか?」
『ううん……おやすみ。』
「おやすみ。」
こうして今日も虹色寮の夜は更けていくのであった。
190創る名無しに見る名無し:2009/03/24(火) 10:37:44 ID:oZUr5Vy0
毎日でもいいぞぉーw
19174 ◆gRK4xan14w :2009/03/24(火) 17:42:25 ID:ycD0a3Bf
紫大胆だなー


>>183-187あたりの件
(絵師様の権利を尊重して画像を一時削除しております。)
おかげさまで絵師2名様のサイトを見つけることができました。
うち1名には既にメールを提出しました。

残る1名ですが、現在もこのスレで活動を続けていらっしゃるようですので、ここで直接お願いしたいと思います。(サイトのほうに連絡方法が書かれていなかったので)

お借りしたいと思っているのは、まとめwikiの大アルカナと色鉛筆の1番目の絵(The FooLの傘持ち色無)です。
そちらのサイトのほうでは旧画像倉庫の色鉛筆擬人化その他の8番目の絵になると思います。
加工(トリミング)および使用許可を戴けないでしょうか?


今後の展開次第では他のイラストについても加工&使用許可をお願いするかもしれません。
また、今回お願いしている分以外にも、カード用に新たにイラストを描き下ろしてくださるのであれば、喜んでそれをお受け取りいたします。
(イラストに合った効果や能力を持つカードを新たに制作することも可能です。)
その他にも「是非この絵を使って欲しい」「自分で効果や能力を指定したい」といった注文も承っております。
192創る名無しに見る名無し:2009/03/25(水) 02:19:58 ID:K52m+Jvy
2〜3年ぶりに来ました
何となく探してみたら移転したんだな
まずは>>1 乙
ROMってるぜ
193創る名無しに見る名無し:2009/03/25(水) 20:09:48 ID:Hx68itH+
>>191
The FooLの傘持ち色無を描いたものです。
wikiに上がっている私の絵はどれでも好きに加工・転載・再配布していただいてかまいません。


ああ...古い絵を描き直したい...
194 ◆gRK4xan14w :2009/03/25(水) 23:36:34 ID:5F3aHRH1
了解しました。
絵の描き直しは見る側としても大歓迎だと思いますよ。

----
色無カード化。
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Achromos.jpg

無属性という未踏の領域に挑戦。
195創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 01:18:05 ID:zaRxGiRU
196創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 01:38:19 ID:X7CsVbeR
>>193
気に入らないなら納得するまで描けばいいじゃない!
でも、今の絵柄も好きだけど、あなたの昔の絵の感じも好きなんです……。

>>195
これはまたカッコいいwww
とりあえず桃は貰っていこうか!
197創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 20:59:04 ID:1j7HoR67
赤えんぴつさん
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0023.jpg

ポスターっぽい雰囲気で
198創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 22:18:47 ID:+7P0WJzd
明るくていいな
199創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 02:02:28 ID:81Vk/mzC
やっと…やっと解除来た…!
200 ◆gRK4xan14w :2009/03/30(月) 16:03:59 ID:P5nqs0+z
以前の書き込み以降も絵師を探していますがなかなか見つからず……

しばらくはこのスレに投下されたカードを拾っていく形でいきたいと思います。
とりあえず(>>74で晒した)青、黒、赤、緑の分のイラストが無いので、もし自分で描いたものを持っている方がいましたら是非ご提供お願いします。


ちなみにこの企画では、背景が白のものと文字が入っているものはカード化しない方針になっています。
また、他のスレからのものとの数的なバランスを取るため、いっぺんにカード化を進めたりはしません。
(以上、何で俺の絵を無視するんだという方に対する弁解。)
201 ◆gRK4xan14w :2009/03/30(月) 16:28:12 ID:P5nqs0+z
おおっと、忘れるところだったw
以前にメールを出した絵師さんから快い返事をいただきました。
その絵師さんから提供していただいた絵で、現在4枚のカードが完成しております。

《邪法の創発》
http://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Expression%20of%20Blackart.jpg
《擬人化白》
http://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Personified%20White.jpg
《画中の地》
http://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Pictorial%20Place.jpg
《祈り》
http://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Pray.jpg


また、この絵師さんは今後も引き続きイラストを描いて下さるそうなので(このスレ的な意味でも)期待していますw
202創る名無しに見る名無し:2009/03/30(月) 20:30:47 ID:y9RJXZAi
本当にその絵師から返答があったのか……?
だとしたらその事実こそがスレにとって何よりの朗報だが
203創る名無しに見る名無し:2009/03/30(月) 20:44:43 ID:cEtU7UCe
生きていたのか……
なによりだ
安心した
204創る名無しに見る名無し:2009/03/30(月) 21:46:47 ID:Z1Ca8m5W
さて、明後日はエイプリルフールなわけだが…
205創る名無しに見る名無し:2009/03/30(月) 22:54:04 ID:jeT0DEzU
206創る名無しに見る名無し:2009/03/30(月) 23:34:07 ID:Z1Ca8m5W
>>205
何か言いたいことはいっぱいあるけど、嬉しくてテンションあがってまとまらないわwww
色鉛筆スレ始まったなwww
そしてこの灰は俺の嫁。
207創る名無しに見る名無し:2009/03/31(火) 04:26:47 ID:fFQ6p2Oh
じゃあ白は俺の嫁なwwwwwwww
208創る名無しに見る名無し:2009/03/31(火) 10:10:26 ID:BmTxmPGO
>>205
まだスレのことを忘れずにいてくれて安心したw
この灰は冬場のゲーム徹夜用完全武装だなw
色気の欠片もないはずなのに何故かかわいく見えてしまった俺は間違いなく洗脳されてるw
209創る名無しに見る名無し:2009/03/31(火) 22:50:43 ID:R6O1zl6P
210創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 05:39:02 ID:Xd+HTbHN
これはギターだけ写真の上に色鉛筆で書き足したという演出かw
凝ってるなw
211創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 06:22:15 ID:DUALUMGA
>>209
カッコいいなおいw
212 ◆gRK4xan14w :2009/04/01(水) 06:54:41 ID:AzZmjdVa
>>209
こちらのほうも頂いていってよろしいでしょうか。
縦横比的におそらく激しくトリミングされることになると思いますが……
213創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 17:54:09 ID:B4e6+jps
>>212
事後報告&作者名記載でいいんじゃねーの?
金儲けしてるわけでもなし、自分の絵を使ってもらえるって事は上手いって言われるのと同義だから悪い気はしないはず
万一怒られたら消せばいいんだし
214創る名無しに見る名無し:2009/04/01(水) 20:21:57 ID:KoAhlZj0
>>212
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0026.jpg
文字入ってて使いにくいとは思いますけど
215創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 13:26:40 ID:Btm3fMzQ
黄ちゃん、明るい感じ
216 ◆gRK4xan14w :2009/04/02(木) 16:28:22 ID:+SLk/+Xa
>>213
実は以前他のスレでトラブったことがありまして;
それ以降はできるだけ絵師さん本人の許可を能動的にとるようにしてます。

それと、絵の選考基準は上手下手よりもむしろ個々の絵がうまく加工できるかで決めていますのでご了承ください。

>>214
ありがとうございます!
http://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Personified%20Blue.jpg
文字が画面内に入らないようにしたらカード化余裕でした。
ところで絵の作者名記載の際には何と書いておけばよいでしょうか?
名乗っている(or名乗りたい)ハンドルネームやトリップなどがありましたら教えてください。
217創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 22:30:08 ID:lyIjTHb0
描いた人の名前が出るのか・・・
ここで名前を公表していない人のものまで出すのってどうなんだろう
218創る名無しに見る名無し:2009/04/02(木) 23:05:19 ID:FibCEONR
そこはそれぞれの判断でしょ
名無しでも七篠でもいいわけだし
出典があきらかになっていればいんでない
219創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 00:18:17 ID:dLOS96Xp
名前強制してる訳ではないような
220創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 07:57:19 ID:/7r3DN+b
おー名前載ってるの気付いてなかったー

>>193です。
2chではあくまでも名無しの一人でいたいので、名前は消していただけるとうれしいです。
載っていてもいいんですが、できれば、という程度で。
221 ◆gRK4xan14w :2009/04/03(金) 09:34:49 ID:77vsAo7E
>>220
出典を明らかにするためにも、こちらとしては名乗っていただいたほうが都合がよいのですが――
了解しました。投稿時のIDを記載したいと思いますので、
何年の何月ごろに投稿したものか教えていただけるとありがたいです。
222創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 09:45:08 ID:7DwcA5MS
避難所でやるとか、そういう知恵の回らない奴だから前は揉めたんじゃねえの
223創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 12:07:12 ID:77vsAo7E
煽るなよw
224創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 16:51:27 ID:KCEvbnIe
まぁ、スレの主旨から考えると確かにスレチなんだけどな。
もうカードになったことはここのスレ住人には十分知れわたったんだから、
あとは自分のスレに戻って個々の絵師さんと連絡取り合ってそっちのスレで投下するとか、そんな感じにした方がいいのかも。
このスレはあくまで色鉛筆を擬人化して「萌える」スレなので、そこのところを理解してもらいたい……
225創る名無しに見る名無し:2009/04/04(土) 01:17:23 ID:/pd1qeBJ
まて、74の活動がスレの活性化に繋がるんだったら、これはこれでアリじゃね?
このスレで活動してくれれば状況も把握しやすいし。
まああまりスレの進行に支障をきたすようだったらお引き取り願うけど。
226創る名無しに見る名無し:2009/04/04(土) 05:59:33 ID:WteWVY0L
>>211
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/12(土) 21:49:20.54
    ID:UYYyw9o10
    >>17
    可愛いww 若い頃は少し引っ込み思案な感じだともっといいww

    ttp://collateral.bitter.jp/cgi/uploader2/src/iro21145.jpg
    タロット 0. The Fool
    色無し。男ですみません。


遅くなってすみません。投下時コピペです。
227 ◆gRK4xan14w :2009/04/05(日) 09:39:27 ID:72D7jcYp
>>226
了解しました。以後は便宜上、この絵師さんの絵を使った場合はすべてこのIDを名義にしたいと思います。

>>222-225
このスレを介さないと連絡が取りづらい絵師さんもいらっしゃいますので、大変恐縮ながらこのスレで細々と続けていきたいと思います。
メインの活動を別の所で行うにしても、多かれ少なかれこのスレにも顔を出すことになると思いますし。
無論できるだけスレの流れを止めないように自重しますので、なにとぞご容赦ください。

あと、もちろん色鉛筆さんたちには毎度萌えさせてもらっています。
今まとめwikiのSSを片っ端から読んでるところ。
228創る名無しに見る名無し:2009/04/05(日) 10:32:53 ID:y0UvT+8s
出典はこのスレにしたらだめなのかね
229創る名無しに見る名無し:2009/04/05(日) 16:31:10 ID:72D7jcYp
うーん、出典じゃなくて絵師の話だからねぇ
230創る名無しに見る名無し:2009/04/05(日) 22:21:00 ID:wj+uu39M
まぁ、過疎スレなんだからマターリ行こうぜ


そしてそろそろ投下期待
231創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 06:07:57 ID:LLj2Z1PS
〜保守、の人たちは保守のいらないこのスレにはこないのかね
232創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 20:34:51 ID:DtsZtv9y
肌色がいない(ry
233男「また二年生か……」:2009/04/07(火) 20:18:04 ID:AL/XxDIu
『入学式』

 『――以上をもちまして入学式を終了します。新入生は速やかに各教室に――』
不良「けっ、どいつもこいつも歯ごたえのなさそうな顔してやがる。見てろよ、半日で一年のトップに立って、一週間でこの学園のてっぺん取ってやるぜ」
男「くくく……いいねえ、若いもんは血気盛んで。だが勇気と無謀をはき違えると痛い目を見ることになるぞ」
不良「ああ? なんだてめえ、なめた口きいてると二年だからって容赦しねえぞ!」
男「おお、恐い恐い。まあ落ち着け。手を出すのは俺の話を聞いてからにしな。あそこに生徒会役員の女の子にあごでこき使われてる男がいるだろ? あれがこの学園のトップだ」
不良「はあ? あんなひょろっちいのがトップだと? はっ、こりゃ一週間といわず今日にでも俺がナンバーワンになれそうだな!」
男「奴の名は色無――またの名を“十二の尻に敷かれる男(アンダー・ザ・トゥウェルブ・ヒップス)”。奴を甘く見るなよ。あいつを敵に回すということは、学園最強の十二人の女子を敵に回すということだ」
不良「女? おいおい、学園のトップが女の尻に、しかも十二人の女の尻に敷かれてるってなあどういうことだ!?」
男「そのままの意味さ。全員が色無と一緒に虹色寮で暮らしてるが、そのうちの一人、“微笑む死に神”は素手の一撃でイノシシを仕留めたことがある。去年は寮で狼藉をはたらいた奴の九割が彼女にやられた」
不良「……まさか、ふざけたこと言ってんじゃねえ――」
男「その彼女さえ、十二人の中での序列は末席。彼女たちの中には生徒会役員、運動部や文化部に絶大な発言力を持つ者や、委員会活動を牛耳る者もいる。敵に回せば学園内で安らげるところはどこにもない」
不良「じょ、上等だよ。今さら普通の高校生活を満喫しようなんてぬるい考えは持っちゃいねえ……」
男「からめ手が得意な奴らもいる。おすぎばりに辛口でファッションチェックされて視線恐怖症になった者、幼女誘拐の濡れ衣を着せられてロリコンのレッテルを貼られた者、過剰な色香に惑わされて廃人同様になった者……犠牲者を挙げたらきりがない」
不良「そ、それは、ちょっといやだな……」
男「人知を越えた奴らも忘れちゃいけない。人の食事を三食カレーにしてしまう奴、自らの不幸に他人を巻き込み、数倍の被害を与える奴……この二人に捕まったら、もうまともな人生は歩めない」
不良「……朝からカレーはきついな……」
男「学外すら安全じゃない。すべての病院に顔が利く奴がいるから、ちょっと風邪を引いたり虫歯になったりしても医者にかかることさえできない」
不良「喧嘩に怪我はつきものなのに……医者にかかれない……だと……?」
男「各個に相手しても恐ろしいのに、その全員とフラグを立てまくり、一人残らず切なさ炸裂、マジで爆弾爆発五秒前の状態を一年にわたってキープし、いまなおエンディングを迎えない男……それがあいつ、色無だ」
不良「信じられねえ……そんな益荒男がこの世にいるなんて……」
男「まあ器が違うってことだ。お前も奴が卒業するまではおとなしくしてろ。じゃあな」

不良「……いや、ありえねえ。よくよく考えてみれば、そんなすごい奴がいるはずがねえ。くそ、担がれたか……あのやろう、今度見かけたらただじゃおかねえ!」
新入生「……君、ほんとに何も知らないんだね。さては高校デビューだろ?」
不良「(ギク)ふ、ふざけんじゃねえ! 隣の席だからって気安く話しかけてくんな!」
新入生「さっきの話、僕もそれとなく聞かせてもらったけど、全部本当らしいよ。しかもあれで全部じゃない」
不良「なに? まだなんかあるってのか!?」
新入生「例の色無さんを表のトップとすれば、君が話してた先輩は裏のトップ。色無さんに勝るとも劣らぬ力の持ち主なんだ」
不良「あいつが? とてもそんな風には見えなかったが……」
新入生「あの人はね、話に出てきた十二人の女子、その全員から蛇蝎のごとく嫌われ、想像を絶するトラブルに見舞われながらも、ついにひとつの単位も落とすことなく進級したんだって。ついたあだ名が“フラグクラッシャー”」
不良「……」
新入生「しかも彼女もちなんだけど、その彼女ってのがまたすごくて、ことあるごとにマジモンの日本刀を振り回してるそうだよ。前に先輩をカツアゲ奴は彼女に五寸刻みにされて、今も入院中らしい」
不良「……せっかく難しい試験に合格して入学したんだし、ボク、これからも真面目に生きるよ」
新入生「それがいいと思うよ」
234創る名無しに見る名無し:2009/04/07(火) 20:31:41 ID:Viqb9abX
>>233
第三者から見たら男も凄いなw
235創る名無しに見る名無し:2009/04/07(火) 21:51:11 ID:1USrpabX
こんな学校イヤ過ぎるwwwwww
236創る名無しに見る名無し:2009/04/07(火) 23:45:37 ID:7Qu2uIqO
人知を越えた奴らのくだりで吹いたwwww
237創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 00:22:25 ID:ce6Krik7
怖い世界だ
238創る名無しに見る名無し:2009/04/10(金) 22:21:55 ID:8oCjmF9c
侍黒と男も3週目に入るのかなw
239School Daysな保守:2009/04/11(土) 02:26:17 ID:vGqcy9eI
『ツンデレ?』

橙「青ってさ、ツンデレじゃん」
赤「まあ、そうだな」
橙「ツンデレっつーと「べ、別にあんたのためにやったわけじゃないんだからねッ!///」みたいな台詞を言うわけじゃん」
赤「何、今の気持ち悪い裏声」
橙「うるせえし。で、そんなイメージなんだが」
赤「うーん、間違ってはないかな?」
橙「でもお前ら、もう付き合って2年じゃん。さすがにそんなやり取りは出尽くしただろ?」
赤「かもなあ」
橙「じゃあもうふつーにデレデレなのか?」
赤「…二人っきりのときは」
橙「ほう」
赤「お前らとか、他の人がいる前でイチャつこうとすると恥ずかしがるっつーか、嫌がる」
橙「そらそうだろ」
赤「でも家に帰ると「さっきはごめんね。…だって恥ずかしかったし…」みたいな感じになるわけですよ」
橙「それは興味深いっすね」
赤「つまり、「人前だとツン、二人っきりだとデレ」になったわけだ」

橙「…ということで」
黄「いうことで?」
橙「ここに赤の部屋の鍵があります」
黄「ほほう」
橙「青が全力でデレてるとこ、興味ない?」
黄「あります。ぜひ見てみたいっす」
橙「よろしい。じゃあ、行くか(きゅぴーん♪)」
黄「いえっさ!(きゅぴーん♪)」

青「赤ぁ〜(つんつん)」
赤「どした?」
青「…何でもないけど」
赤「なんだよ」
青「いいじゃない」
赤「いいけどさ」
青「……(ぴと)」
赤「青?」
青「ふふ、赤の手、あったかいよね♪」
赤「そうかぁ?」
青「あったかいのは手だけじゃないけどね(ぎゅ)」
橙・黄「…………(絶句)」
赤「うおっ!お前ら何してんだよ!?」
青「えっ?えっ??!」
橙「お、お邪魔してます…」
黄「…してます」
青「み、み、み、見てた…?」
橙「…………?」
黄「………あははは」
赤「あっちゃぁ〜…」
橙「ま、まあ、いいと思うよ?」
黄「う、うん…」
青「ち、違うの!さっきのは見間違い!勘違い!!私は別にいつもあんなことをしてるわけじゃ……ッ!!///」
橙「…なんかごめんな」
黄「邪魔、しちゃったね…」
青「ああもう!違うのぉぉぉぉ!!!///」

オチはないよ!
240創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 05:31:49 ID:MoGDGiDP
青がデレすぎワロタwwwwwwww
つーか人の部屋に勝手に入っちゃダメだろw
デレてるところを目撃、くらいならいいが
もっとヤバイ現場だったらどーする気だったんだwwww
241創る名無しに見る名無し:2009/04/12(日) 19:57:09 ID:tr7H+NhI
このあと赤と青が逆襲して、ちょうど黄色が押し倒されるところを目撃されてしまう。


まで妄想したwww
242創る名無しに見る名無し:2009/04/12(日) 22:43:00 ID:JW+lmca1
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0027.jpg
侍黒
柄は力尽きたので省いたでござるの巻き。
243創る名無しに見る名無し:2009/04/12(日) 23:48:56 ID:U8dVMWGg
かわええのう
244創る名無しに見る名無し:2009/04/12(日) 23:55:53 ID:4uKYUfiW
書き込めるかテスト
245創る名無しに見る名無し:2009/04/13(月) 00:05:28 ID:2BnJk/iW
黒ちゃんだあ
246創る名無しに見る名無し:2009/04/13(月) 00:54:23 ID:Sv4b3pt2
イイヨイイヨー
247創る名無しに見る名無し:2009/04/13(月) 10:01:17 ID:9C2oQuqD
意外と侍黒は茶道華道とか日舞とかできそうだよなw
248創る名無しに見る名無し:2009/04/14(火) 00:31:00 ID:QT2CjeZh
249創る名無しに見る名無し:2009/04/14(火) 06:16:41 ID:fw42UmzX
これはよい黄色ちゃんww
イタズラっぽく出した舌が可愛いw
250創る名無しに見る名無し:2009/04/14(火) 07:14:51 ID:b8EhipEY
先生「おい、橙色。スカートの丈が短すぎるぞ!」
橙色「そんなことないですよ。」
先生「ダメ!今週中に直してこい!」
橙色「そんなぁ。これぐらいなら全然OKですよ!」
先生「俺から黄緑に『個別指導』を頼んでもいいんだぞ?」
橙色「は、はい。今日帰ったら、すぐに直します(汗」
先生「よろしい。」
黄緑(せっかくの獲物が・・・)

251創る名無しに見る名無し:2009/04/14(火) 21:39:11 ID:TRqweGig
>>248
スパゲッティかな? 黄いいねぇ

>>250
巨頭だな、大御所
252創る名無しに見る名無し:2009/04/14(火) 21:42:19 ID:ZbJmaUF9
>>248
色鉛筆っぽいテクスチャがいいなあ
GJ!



ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0034.jpg
253創る名無しに見る名無し:2009/04/14(火) 21:43:11 ID:ZbJmaUF9
途中で書き込みしてしまったorz
>>252桃色です

>>250
黄緑さんおっかねえw
254創る名無しに見る名無し:2009/04/14(火) 22:20:15 ID:4gQ4N7uf
>>248
ツインテールだと・・・・・・GJ!!

>>250
黄緑さんの場合指導という名の暴りょ・・・いえ、なんでもないっす

>>252
桃かわいいよ、かわいいよ桃(*´д`*)


ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0035.jpg
255創る名無しに見る名無し:2009/04/14(火) 22:46:38 ID:ZbJmaUF9
>>254
楽しそうな白GJ!
256創る名無しに見る名無し:2009/04/14(火) 23:33:11 ID:4gQ4N7uf
257創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 00:04:02 ID:FR8rpMmx
>>252
かわいい、いやこのポーズも……

>>254
パジャマもよく似合うな

>>256
集団登校の列に交じっても違和感なさそうw
258創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 11:40:36 ID:4pdagCr6
レベルの高いスレや(*´д`*)
259創る名無しに見る名無し:2009/04/15(水) 16:34:48 ID:r8NZ9yyP
まて>>256の紫は小2ぐらいに違いない!
260創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 01:46:53 ID:r9HTKf3u
ああもうかわいいなーかわいいなー
261創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 21:26:12 ID:w+y2g+Yu
何か忘れてると思ったらこれだ!

>>1
薄黄萌え
262創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 22:14:01 ID:r6dFuv3O
サムライブラック保守

男「だーかーらー!ここよ!ここ!考えろよ!もっと考えろよ!できないって言ってる内はできないんだよ!」
侍「はい、先生……。」
男「明日だろ!明日なんだろ始業式!終わらせないと!課題終わらせないと!」

数時間前
桃『はぁ……明日からまた学校かぁ……』
侍『だらしのない。お主らはいつでも遊びほうけておろうが。』
黄『3年からは別だよー。進路あるしねぇ。』
紫『色無しもなんだか大学行くーとか行ってたし遊ぶ暇無さそうだしー』
侍『己らの青春は色無しか!もっと他にすることがあろうが!』
橙『侍っちはいいよねー。男も何だかんだで侍っち好きそうだし、相思相愛?って感じで。』
侍『なぁ、何を申しますか橙殿ぉ〜!( ///)』
桃『微妙に満更じゃ無さそうな感じが……』
紫『ムカつくね。』
橙『でも明日からは男も本気だしたりして。侍っちが眼中に無くなるぐらい。』
侍『………。はぁ、お主らの色惚けならぬ色無し惚けには愛想を尽かす。某は帰る。』
紫『男の家によるなよー。』
侍『よるか。』

ガチャ ピピプパパピ プルルルル
男「(ピ)ハローワールド。何か用か?」
侍『男か………?』
男「俺以外に誰が俺の電話に出るんだよ?で?」
侍『………大事な話がある。』
男「次は何が倒せないんだ?イャンクックか?7のワイリーか?」
侍『………もっと大事な、真面目な話だ。』
男「………わかった。」
263創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 22:20:46 ID:w+y2g+Yu
いかんハローワールドで不意打ち食らって吹いてしまった
264創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 22:48:53 ID:pXlnQJLN
男wwなんというか松岡某みたい
265創る名無しに見る名無し:2009/04/19(日) 00:30:26 ID:zZ4ec5BW
サムライブラック保守

侍黒宅前
男『おーおかえりー。寮に遊びに行ってたのか?』
侍『(コクン)……。』
男『やけにおとなしいな。気味が悪い。』
侍『気味が……!ふぅ……。お主、シンロとやらは決まっておるのか?』
男『普通に大学行こうとしてるけど?何か?』
侍『そうか……。余裕か?』
男『余裕なわけありますか。推薦落ちたら必至ですよ。』
侍『お、お主の頭でも難しいのか!』
男『てかお前そんなこと聞くために俺をこたつから引きずり出したの?』
侍『あ!いや……』
男『大事な話って……まぁ大学の話は大事っちゃあ大事か』
侍『その話ではなくて………あの……』
男『………ん?』
侍『……………。課題……』
男『はぁああああああああ!!!!!!!!!!』
侍『ひゃん!お、驚かせるな!』
男『驚いたのは俺のほうですたい!明日からまたガッコだっつーのにおまっ………!』
侍『ハハハ……』
男『OK、OKわかった。持ってこい。俺が教えてやる。受験勉強がてらだ。』
侍『わ、わかった。すぐに行く。』
266創る名無しに見る名無し:2009/04/19(日) 01:14:55 ID:vjjEGakl
>262,265
久しぶりに読んだ。GJ。
この二人が居ないと何か物足りないんだよね。
267創る名無しに見る名無し:2009/04/19(日) 20:34:06 ID:zZ4ec5BW
サムライブラック保守

現在
男「そう!そうだよ!やればできるんだよ!元素なんてそんなもんなんだよ!」
侍「うむ……」
侍(明日からこんなたわいもない話をすることもなくなるのであろうか……)
侍(なのに某ときたら言いたいことも言えずにこの様だ……)
侍(というかこやつはそんなこと考えておるのか?)
侍(課題を実際やっていない某も某だが……)
侍(こやつも気がつかぬのか?課題が大事な話なわけなかろうが……!)
侍(少し……イラ)
男「何突っ立ってんの!終わらないよ!課題終わらせないよ!」
侍「(プチ)きぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシャーん スパン ベシャ プルルン
男「ら、乱心じゃ!侍黒が乱心なされた!」
侍「があああああああああ!!!!!!!!!!!」
男「さ、侍さん!おち、おちちついて!」
侍「むきいいいいいいいいいゃああああああ!!!!!(ヒュ)」
男「あぶなっ!」
侍「(ペタン)フー!フー!………ふぅ。」
男「あの……ちょっと教え方」
侍「うぇえぇ……」
男「こ、こら!いい歳した娘が泣くんじゃありません!」
侍「おっ、お主っが……お主がわ、ヒッ悪ヒッ……のだ……。そっ……しはただ……す………」
男「酢?」
侍「好き…ヒック…って………」
男「…………はい?」
268創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 00:02:52 ID:iABWM07I
侍いいキャラww
269創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 02:25:37 ID:VrZ+XRXu
サムライブラック保守

侍「だから某は男が好きと言っておろうが馬鹿者!」
男「あぁ大事な話ってもしかしたらこれ?」
侍「課題が大事なものか馬鹿者!」
男「また馬鹿……。お前………恥ずかしくない?」
侍「…………。てぃ。(パン)」
男「痛っ。」
侍「お主は………?( ///)」
男「?好きだけど?そんなこと言いに?」
侍「そんなことって……!も、もしかしたら明日から話なんぞもろくに……!」
男「(ギュ)そうなったとしよう。でもどうせ、家は隣りなんだから全く話ないわけないだろ。」
侍「(ズズー)ぷぁ。それもそうだが……。」
男「(こいつ、今俺の服で鼻かんだな!)だ、だろ?まぁ……今回の乱心は俺が悪かったよ。」
侍「そんなこと……!某がもう少ししっかりしておれば……!」
男「いや、俺だ。お前が何を言いたかったのか気付けなかったしそれより……」
侍「?」
男「み、未来の旦那様?っぽいこと全然してないし……な?」
侍「話が飛躍しすぎだ。」
男「そういう約束だろ。」
侍「約束……?約束……約束……?」
男「………忘れてるね、うん。」
侍「わ、忘れてなぞいない……!いないぞ!」
男「じゃあいつの約束だか言ってみ?」
270創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 07:12:14 ID:jaEYRpFd
ドキドキワクワクテカテカ
271創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 08:19:24 ID:VrZ+XRXu
サムライブラック保守

小学校1年
男「将来の夢かぁ。」
侍「まだ作文書いてなかったのか?」
男「だってなりたいもんないし。」
侍「別に仕事とかスポーツせんしゅじゃなくてもいいのでは?」
男「う〜ん。侍黒ちゃんはなんて書いたの?」
侍「妾はすんごいお母さんになりたいって。」
男「なるほどお母さんか……。じゃあ俺はお父さんでいいか。」
侍「真似をするでない!」
男「真似じゃありませーん!侍黒ちゃんはお母さんでしょ?俺お父さんだしー!」
侍「むむ……!」
男「ねぇ、侍黒ちゃん。」
侍「なんだ。」
男「将来さ、大人なったらさ、……………結婚しよ?」
侍「男が運動できて頭良くなったら考えてもよい。」
男「ホント?いいの?」
侍「 女 に 二 言 は な い !」
男「よし!忘れないうちに作文書かなきゃ!」

男「確か記憶だとこんなノリだと思った。」
侍「 あ 」
男「今の『あ』が全てを物語ってたな。」
侍「おおお覚えているとも!こんな大事なこと忘れるわけ……!」
男「お前さ、よく俺に勉強聞いてきたよな?てか現に聞いてる最中だったよな?」
侍「……はい」
男「お前、体育祭の時『同じ組で助かった』って言ったよな?」
侍「言った………ような」
男「つまりそういうことかと。」
272創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 15:11:50 ID:z6ppPh1m
男……なんという精神的イケメン
273創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 18:48:43 ID:jaEYRpFd
悔しいけど男がカッコいいよ……
274創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 19:05:24 ID:iABWM07I
こいつはきっともてまくる、間違いない
275創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 19:16:35 ID:t6DxPa4A
男さんよ、いい人生送ってるな
276創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 19:33:48 ID:VrZ+XRXu
サムライブラック保守

男「ショックだぁ。ショック。本当1マナで2点ダメージ食らったかんじ。」
侍「だから某は覚えて……!」
男「いやぁ下手したら俺の取り越し苦労になるとこだった。小学校1年だから……うん10年分ぐらいの。」
侍「嫌味か?嫌味なんだな?」
男「俺確か3人ぐらいはフったはずだな?今頃つつじ色ちゃんと付き合っててもよかったのか?」
侍「そ、それはならん!」
男「ハんッ!でも、どっちにしても結果的には同じことか。」
侍「?」
男「結局俺のこと好きなんでしょ?」
侍「(コクンコクンコクン)」
男「俺も。」
侍「我らこうなる運命だったのだな。」
男「…………!」
侍「な、なんだその気持ち悪いような物を見る顔は……!」
男「流石に自分で言って臭いと思わない?俺鳥肌立ったよ。」
侍「むん!( ///)」
男「と、とりあえずお互い素直になった所で……」
侍「は………はい!」
男「
闇「(ガラッ)こ・づ・く・り・し・ま・しょ♪」
侍・男「………………」
闇「あ、あれ?いつもの突込みが……あの『御母様ぁ!』ってあれ?突込み………突込み……」
侍・男「………………」
闇「すいませんでした。」
パタン                         fin
277創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 19:45:45 ID:iABWM07I
闇www
278創る名無しに見る名無し:2009/04/20(月) 21:52:41 ID:jaEYRpFd
なんというオチwwwwww

だがこのあとは本当にこづk(ry
279創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 02:06:56 ID:1mNI49Px
サムライブラック保守

侍「てりゃああああああ!!!!!」
後輩「(バッ)小手あり!それまで!」
侍「ふぅ。これで276戦139勝137敗だな。『男』よ。」
男「(カポ)あー細い!細い!女々しい!細い!」
侍「負け犬の遠吠えにしか聞こえんな。」
男「それに!今は俺のこと『副部長』と呼べ!」
侍「負けた副部長。」
男「余計なこと言うな!」
侍「世知辛い世の中よのう。某に負けるような男が副部とは。」
男「高々一勝の癖にデカい口叩きやがって。」
侍「勝ちは勝ちだ。」
男「どうせ直に抜かすさ。」
侍「抜かせるならな。」
男「お前は……!どうも人を逆撫でするのがうまいようだな!」
侍「なら、某に勝ってみるのだな。ほれ、茶だ。」
男「………さんきゅ」
侍「(ゴクゴク)ぷぅ。まずはその血の登りやすい頭をなんとかするのだな。」
男「んん……!そうだな……。」
部長「(ニヤニヤ)」
侍「部長。何を笑ってるのです?」
部長「(ニヤニヤ)」
侍「やめてくだされ。見世物ではございませぬ。」
部長「(ニヤニヤ)」
侍「部長ぉ!!!」
男「こらこら。頭に血が登ってるぞ。」
280創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 06:04:44 ID:ou3JQ7hW
新年度ktkr!!
何か青春ラブコメディな雰囲気だなw
281創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 11:07:36 ID:qJ8NLmaI
せうしゅんよのぅ
282創る名無しに見る名無し:2009/04/21(火) 12:17:45 ID:zPJ4PLW/
同じ部活……だと……?
こりゃあスクイズに匹敵する一大長編ラブコメになる予感w
283創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 02:15:47 ID:SKDgq515
これなんてギャルゲ?
284創る名無しに見る名無し:2009/04/22(水) 19:36:05 ID:3ZcgPQ2e
部長wいいところに来た
285創る名無しに見る名無し:2009/04/23(木) 00:30:41 ID:jCEKzLgb
サムライブラック保守

侍「メェェェェン!!!」
審判「止め!」

男「また負けちまったぁ……(ゴロン)」
ピト
男「おわっ!」
侍「(カシュ ゴクゴク)ぷはぁ。飲むか?」
男「え?」
侍「嘘だ。」
男「嘘かよぉ……。」
侍「(ポイ)では。」
男「(パシ)あ、おま……これ!」
侍「頑張るのだぞ。」

男「(ゴクゴク)はぁ……。甘酸っぱいな……。」

カラダにピース カルピス

部長「これを部活紹介に流せば部員ガッポガポ間違いないさ!」
侍「そうですか……?」
男「むしろ俺達に偏見が生まれそうな……。」
286創る名無しに見る名無し:2009/04/23(木) 00:44:19 ID:jCEKzLgb
サムライブラック保守

侍(ドキドキ)

男「メェェェェン!!!」
審判「止め!」

男「あっちぃー!」
侍「ご、ご苦労……。お、おめでとう……!」
男「ありがとな。(ポン)」
侍「………!こ、これ!( ///)つ□」
男「お?」

男「(パシャア)つめてー!」

汗なんて吹っ飛ばせ! シーブリーズ!


部長「これならどうかな?」
侍「意味合いとしてはさほど変わりませぬ。」
男「宇宙の法則が乱れてもこいつがそんなことするわけないしね。」
部長「(バンバン)じゃあどうしたらいいのさ!」
男「うわっ!逆ギレ!」
287創る名無しに見る名無し:2009/04/25(土) 23:24:02 ID:uyI09GU+
ガッポガポとかw部長〜
288創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 14:03:53 ID:pihR6Zim
水色が新妻だったら
水「い、い、色無クン、起きてる?」
無「おはよう。起きてるよ、色無さんw」
水「う。うううううう・・・」(///)
無「結婚して3ケ月経っても、まだ『色無さん』に慣れないようだねw」
水「だ、だって・・・ なんだか恥ずかしくって・・・」(///)

朱色が新妻だったら
無「朱色さん、起きて下さい!」
朱「うるせえなぁ。日曜ぐらい、ゆっくり寝かせろよ!」
無「日曜日以外も毎日昼前まで寝てるじゃないですか?」
朱「お前の方が家事能力あるんだから、別にいいじゃんw」
無「お、俺、会社でも働いてるんですが!?」
朱「ガタガタ言ってると、襲っちゃうぞ!?」
無「ガタガタ言わなくっても襲うつもりでしょ?」(汗
289創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 19:14:48 ID:da8CCAgW
朱は結婚しても…うわなにをするやめr
290創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 20:22:38 ID:GP23MTT8
もうなんか朱色さん可哀想なんだけど、同情は出来ないwww
水は逆に朝から襲っty(ry
291創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 22:31:59 ID:pihR6Zim
黄色が新妻だったら
無「ただいま〜」
黄「おかえり! カレーにする? お風呂にする? それとも、わ・た・し?」
無「今日の夕飯もカレーかぁ・・・orz」

黄緑が新妻だったら
無 「ただいま〜」
黄緑「おかえりなさい。お食事とお風呂、どちらにします?」
無 「それじゃ、ご飯を。今日のメニューは?」
黄緑「レバニラ炒めとウナギの肝焼きとスッポンスープですよ。」
無 「が、頑張ります。」(///)
黄緑 (///)
292創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 23:32:39 ID:da8CCAgW

黄色w最後普通に流されたー
293創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 15:18:26 ID:TSzGYGHj
無「あははは・・・」
水「うふふふ・・・」

友「おや、水色も笑うことあるんだ?」
水「?」
友「水色はいつも黙って下向いてるイメージが強いからさぁ。」
無「寮だとけっこうよく笑ってるんだけどなぁ。」
水「・・・」
友「しかし、水色以外で評価が2つに分かれる女子って黒くらいだからね。」
水「?」
無「どういうこと?」
友「黒の場合は白黒はっきりつける性格が好きか嫌いかってパターンな。」
無「うん、それは言えるだろうな。」
友「曲がったことが大嫌い派にはああいう性格は好感がもてるけどな・・・」
無「お前の場合は間違いなく黒援護派だろうな。で、水は?」
友「無性に虐めたくなるか、守ってあげたくなるか。」
無「おい、!?」
水「い、色無君。友君はこないだも肥料運ぶの手伝ってくれたんだよ!」(汗
友「そういうことだ、色無。俺は前者なwww」
無「ならいいんだけどさ、お前には彼女いるだろ?」
友「だから、学校で水を見てると迷子の子犬みたいでさぁ。」
無「?」
水「?」
友「で、飼い主(の色無)を見つけると急に表情が変わるあたりが、なんとも萌えるわけだw」
水(///)
無(///)
友「それじゃ、お邪魔虫は先に帰るから、あとはお二人でごゆっくり。」ノシ
294創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 19:41:49 ID:TSzGYGHj
数年後

友「色無久しぶり!色無、水色、結婚おめでとう!」
無「今日はわざわざ遠いところをありがとう。」
水(///)
友「ところで、お前たち2人くっつけたのは、実質俺なんだろ?」(小声で)
無「ま、まぁそういう感じだな。」(///)
水「あ、ありがと・・・」(///)
友「久しぶりだけど、水色も明るくなったなw」
水「う、うん。」
無「そういうお前はあんまり元気ないじゃん?」
友「最近、煮えたぎったカレーやら百科事典やら包丁が落ちてくるんだよ・・・」
無「そりゃ危ないな。気をつけろよ!」(あ、あいつら)
友「こないだは庭に大量の女物の下着が撒き散らかされて、警察が来たし・・・」(汗
無「マジか?」(マジで鬼だな、あいつら)
友「上から落とすんだったら、せめて金タライくらいにして欲しいもんだぜ。」
無「それ、ドリフwwwwwwwwww」
水「クスクス」
友「なんだかむこうの女子の集団がすごく怖い顔で睨んでるから、また後でな。」
水「友君、ほんとにありがとう!」
295創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 21:30:15 ID:9lTnDE7C
友災難だなwww
296創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 22:32:59 ID:TZNasQB4

友は某一派の総力を挙げた報復を受けてる最中か
可哀そうにw
297創る名無しに見る名無し:2009/04/28(火) 08:10:11 ID:mI2n/mNJ
群青が新妻だったら

群「ZZZ・・・」
無「群青さん、起きて下さいよ!」
群「やだ、まだ寝る〜」ZZZ
無「今日はお昼からお取引先さんとこの結婚式で来賓挨拶しなきゃいけないんでしょ?」
群「昨夜も残業で午前様だったから、あと30分だけ〜、お願い!」ZZZ
無「美容院の予約入れてるんでしょ、群青さん!?」
群「キャンセルしといて〜」ZZZ
無(しょうがないなぁ。それじゃ、あれをwwww)

無「起きて下さい、色無部長!」
群「わかったわよ。起きるから、家ではその名前で呼ばないでくれる!?」
298創る名無しに見る名無し:2009/04/28(火) 11:07:03 ID:VNmLIJTZ
ワラタ
色無って名字だったのかw
299創る名無しに見る名無し:2009/04/28(火) 20:29:01 ID:JBjicgTI
下の名前は間違いなく色男(いろお)だなw
何故色無がモテるのか納得できてしまったよw

しかし、本当に色無ってデフォルトネームをつけた人は凄いな。
300創る名無しに見る名無し:2009/04/28(火) 23:14:02 ID:szaASqoW
会社勤めw

部長に反応したのか、それとも名字か――
301創る名無しに見る名無し:2009/04/28(火) 23:19:24 ID:sqx5nAfK
      ┼╂┼
    ∩_┃_∩
    | ノ      ヽ
   /  ●   ● |
   |    ( _●_)  ミ
  彡、   |∪|  、`\  <2011年7月24日まで、
  / __ ヽノ /´,>  )   まだまだ余裕クマー
 (___)   / (_/
  |       /
  |  /\ \    アナロ熊は著作権完全フリー。
  | /    )  )   どこぞのシカとは度量が違います。
  ∪    (  \
        \_)

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アナロ熊公式ホームページ
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アナロバもよろしく。
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302創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 01:22:39 ID:6rO8am5i
橙色が新妻だったら
無「ただいま〜」
橙「おかえり〜、Hにする? セッ○スにする? それとも、わ・た・し?」
無「他の選択肢は?」

桃色が新妻だったら
無「ただいま〜。」
桃「お帰りなさぁ〜い!」
無「喉渇いてるから、とりあえず何か飲むものくれる?」
桃「う〜っと、ビールがいい? 麦茶がいい? それとも私のオッパイかな?(はぁと」
無「水道の水でいいです・・・orz」

303創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 02:11:48 ID:zz5CEHNs
色無くんはこういうネタが弱いと見た!
304School Daysな保守?:2009/04/29(水) 02:35:39 ID:ipPUUE8v

青「………」
赤「だからぁ、謝ってんじゃん!機嫌直してくれよぉ!」
橙「何?ケンカ?赤がまたやらかしたのか?」
黄「ううん、なんかさっきゲームやっててね…」
橙「青が負けて拗ねてんのか?」
黄「赤がわざと負けたのが気に入らないんだって」
赤「そーしねえと青勝てないじゃんかよぉ!」
青「……(つーん)」
橙「い、意地っ張りなやつ…」
305School Daysな保守?:2009/04/29(水) 02:39:47 ID:ipPUUE8v

橙「お、このケーキ旨そう」
橙(黄色に買っていってやったら喜ぶかな?)
橙「すみませーん、このケーキ下さい」

橙「…なんでお前も同じケーキを買ってくるんだよ」
黄「このケーキなら、橙も喜ぶかなぁって思って…」
橙「…で、どうする?このケーキ2ホール…」
黄「食べきれないよね…」
306School Daysな保守?:2009/04/29(水) 02:54:47 ID:ipPUUE8v

黒「白、準備はできたか?」
白「大丈夫だよ!」
黒「そうか。…w
白「『忘れ物はないか?』」
黒「…む」
白「あたりでしょ?大丈夫だよ♪」
黒「予想されてしまったな。大丈夫ならいいんだ。…n
白「『飲み物は持ってるか?』」
黒「………」
白「えっへへえ。水筒を用意してますよ♪」
黒「…もう何も言わないことにするよ。z
白「『じゃあ白、行こうか』でしょ?」
黒「………」
白「うん、行こ、黒くん♪」
黒「何か釈然としない…」

307創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 06:31:21 ID:MDCOivBV
和むわぁ(*´∀`)
黒を手玉にとっちゃう白可愛いよぉ(*´д`)
308創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 10:28:37 ID:0pUA5EmN
サムライブラック保守

色「お前さ、侍黒のことどう思ってんの?」
男「ライバル……ですかね。」
色「そうじゃなくてさ……。」
男「ようするに女として見れるか、ってことでしょ?」
色「そゆこと。」
男「遠きは花の香ってか?ないない。色無しさんこそどうなの。」
色「俺?俺が誰とwwwww」
男「この朴念仁めが!あんな吉原みたいな寮にいながら誰にも唾つけないなんて!」
色「よ、吉原は酷いだろ……」
男「じゃあススキノかミナミ辺りにしとくか?」
色「何で風俗街なんだよ……」
男「あーんな百花繚乱の中にいながら………まさに愚の骨頂。よく耐えられるもんですよ。」
色「むしろ耐えなきゃダメなんだよ……。」
男「あんなメロンからオブラートまでそろった酒池肉林にほかに何を望めばいいかわからない!」
色「お前、その四文字熟語どうにかならない?」
男「小さい頃からの癖なんですよ。」
309創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 10:32:39 ID:0pUA5EmN
サムライブラック保守

桃「今日男君にフラれたの?」
侍「ふ、フラ!?」
黄「今日も朝一緒に学校行くの断られたんでしょ?」
侍「それはフラれたとは言わぬ!」
橙「でも何で男とあんな仲いいのに付き合わないのかなーっていつも思うんだよねー。」
黄「ちょっと変態だけど性格はサッパリしてて悪くないし。」
侍「ちょっと?かなりだ。」
桃「顔だって(色無し君には負けるけど)かっこいいしねぇ。」
侍「心の声はしかと聞えたぞ。そんなに男を持ち上げるのならお主らが付き合ってみたらどうだ?」
桃「無理。」
黄「ちょっとねぇ。」
侍「そうであろう?あの鬱屈した性格はお主らには耐えられぬな。」
橙「うーん、なんだか男は話はかけやすいんだけど会話ができないっていうか……」
桃「あーわかるわかる!私この前さ……」

桃『おはよー男君。』
男『あら桃ちゃん。おはようございます。今日も綺麗だこと。』
桃『ふふっ、ありがとう。』
男『こんな羞月閉花の体現をそばに置いときながら色無しさんと来たら……』
桃『しゅ……しゅう……』

橙「なんだか小難しい言葉ばかり使うのよねぇ。」
黄「なんだかおじいちゃんと話してるみたいだよね」

侍「フッ。」
男「何だよ人の顔見て。(ズズー)やっぱお茶が一番だよなぁ。」
310創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 12:29:43 ID:MDCOivBV
この男は結構ツボだwww
どんな展開になるのか目が離せないなこれはw
311創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 14:36:11 ID:StS2wp/N
「吉原みたいな寮」はひどすぎるwww
「オブラートみたい」はもっとひどすぎるwwwwww
312創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 16:16:16 ID:6rO8am5i
青が新妻だったら

無「ただいま〜」
青「お、おかえりなさいって、今日も5時からずっとベランダから前の道を見張ってて、
  あんたがマンションのエントランスに入ってからは玄関で立って待ってたわけじゃ
  ないんだからね!」(///)
無「はいはい。 御苦労さんでした。とりあえずご飯にしてくれる?」
青「うん、って、べ、別にあんたのために鯖の味噌煮と大根サラダ作ったわけじゃなくって、
  たまたま鯖と大根が安かっただけなんだから、そこのところ勘違いしないでね!」(///)
無「ほんと青は俺にはもったいないほどよくできた嫁だなぁ。結婚して良かったよ。」
青「べ、別にあんたのために結婚してあげたんじゃないんだからね・・・ あッ(汗」(///)
無 ニヤニヤ
313創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 19:53:43 ID:MDCOivBV
これはニヤニヤせざるをえないwww
このあときっと色々言い訳するんだろうけど、最終的にはデレちゃうん姿を妄想して更にニヤニヤw
314創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 20:59:05 ID:6rO8am5i
茶色が新妻だったら

無「ただいま〜!」
茶「お帰りなさ〜 うひゃぁ!」(ドスン!)
無「大丈夫か!?」
茶「さっき食べたバナナの皮踏んづけちゃって、転んだだけだよぉ。」
無(どうして玄関にバナナの皮が?)
茶「えへへ。失敗、失敗。今日も一日お疲れさま!」
無「その前に茶色、お前まっ裸なんだけど・・・」
茶「あっ!」(///)
無「何があったんだ!?」
茶「さっきお風呂洗ってるときに、シャワーとカランと間違えてお水被っちゃって・・・」
無「熱湯でなくて良かったな。」
茶「うん、そうだね。さぁて、ご飯は炊けたかな?」
無「炊飯器のコンセントが入っていませんが。」
茶「あ、ゴメンナサイ。」
無「今晩の夕飯も出前でいいよ・・・orz」
315創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 09:08:00 ID:zzvMkSOe
茶色はもはや神の域に達したな。
316創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 12:06:36 ID:14Ra8hZP
>>315
作者ですw
茶色は決して悪い子じゃないし、むしろいい子なんだが、
俺は我が身が可愛いから、茶色と何やらかすかわからん
灰色の2人だけはとりあえずパスさせてもらいまつ。
あと気管支が弱いのでタバコを吸う朱色さんも・・・
317創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 12:25:21 ID:14Ra8hZP
赤が新妻だったら

赤「お〜い、朝だぞ!」
無「昨日は接待ゴルフで疲れたから、もう少し寝かせてくれよ…」
赤「何言ってんの? ボクも昨日はフルマラソンに出たけど元気だよ!」
無「そりゃ、お前は平気だろうけど、俺は生身の人間だから…」
赤「うわぁ〜、それじゃまるで僕が普通の人間じゃないみたいな言い草じゃないか!?」
無「普通の人間だと思ってたのかよ…」
赤「ひどい!頭に来たから襲ってやる!」(///)
無「お前、昨夜だって3度も愛してあげたのに、まだ足りないの…orz」
赤「えへへへ…」(///)
無「しょうがないなぁ。それじゃ、赤ま○しとユン○ル持ってきて。」
赤「うん〜♪」
318創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 12:40:21 ID:14Ra8hZP
緑が新妻だったら

無「ただいま〜」
緑「おかえりなさい」(///)
無「ご飯は?」
緑「できてる…」(///)
無「今日のおかずは何なんだろうなぁ〜」
無(あっ、ゆで卵→卵→排卵日)
無(うわぁ、ウナギもある→精力増進→夜のお勤め)
無(おまけに緑はブックカバー着けずに【生で】で『家庭の医学』を読んでる・・・)
緑「ご、ご飯が終わったら、い、一緒に、お、お風呂に入ってね。」(///)
無「はい・・・」(///)
319創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 20:41:20 ID:14Ra8hZP
紫が新妻だったら

無 「今度、お隣の部屋に引っ越してきた色無です。」
隣人「いえいえ。こちらこそ。よろしく。」
紫 「妻の紫です。」(///)
隣人「あらあら、おませなお嬢ちゃん。パパのことが本当に好きなのねwwwwwww」
無 「プッ、ククク・・・、アハハハハwwwwwwwwww」
紫 「あんたまで笑うんじゃない!」ガシ!

320創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 20:45:31 ID:SLyk5o9A
ロバート・ラングドンかよw
321創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 21:38:10 ID:EsYMSjng
サムライブラック保守

侍『てぇぇェェェ!!!』
男『おっと相変わらず猪突猛進だな。』
青磁「1-Bの青磁です。」
鈴蘭「1ーDの鈴蘭といいます。」
部長「えっと二人は剣道の経験は?」
男『めーん。(トン)はい線出たー。一本ね。』
侍『貴様!卑怯ぞ!』
青磁「自分は中学からやっていたんで。」
部長「おお!即戦力だぁ!」
鈴蘭「わ、私は……」
部長「高校から?当部活は誰でもウェルカム。切り返しでもかかり稽古でも好きなものをお楽しみ下さい。」
侍『どぉおおおおおおお!!!!!!!!!』
男『えっ!うっそぉ!』
部長「防具持ってなくてもうちは貸出してるからね。防具の心配は必要ナッシング。」
鈴蘭「良かったぁ……」
男『だぁぁぁぁ!!!!!!!!』
侍『なん……だと……!』
部長「あ、あと基本日曜は試合とか無ければは休みだからね。」
青磁「へー。」
部長「一週間も学校いたら頭おかしくなるよ。ま、学校だけが青春じゃないってことさ。」
男『277戦138勝139敗、勝てば官軍負ければ賊軍ってね。』
侍『キィぃぃぃ!!!!』
部長「あまり本腰入れないでストレス発散ぐらいの気分でやって行こうって方針でさ。」
青磁「あれがですか!?」
322創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 21:40:33 ID:14Ra8hZP
白が新妻だったら


無「おはよう、白。はい、体温計。」
白「ありがと。」ゴソゴソ
無「それじゃ血圧と脈拍測るぞ」ゴソゴソ
白「うん。」
・・・
無「とりあえず熱も無いし、血圧も脈拍も正常値だな。何か変わったことはない?」
白「なんだかお腹が・・・」
無「おい、白、先にそれ言ってくれよ! 大丈夫か!?」
白「お腹が、空いちゃったwwww」

323創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 23:41:15 ID:14Ra8hZP
黒が新妻だったら

無「ただいま〜」
黒「お帰りなさい。」
無(あ、黒ストッキング→当然+黒ガーター→勝負下着→夜のオネダリか…)gkbr
黒「さすがは私の見込んだ男ね。ウフフ・・・」
324創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 12:39:14 ID:gcQrb6ar
空色が新妻だったら

無「ただいま〜。」
空「お帰りなさい、色無先輩。」(///)
無「おいおい、お前も色無だろうが?」
空「ご、ごめんなさい。お兄ちゃん・・・」(///)×2
無(こ、これはこれで破壊力があるんだが・・・)
空「(あ、萌えてくれてる。じゃ、もう少し勇気を出して)お帰りなさい。あなた…」(///)×5
無「(う、うわぁ〜。こ、これは最高に効くぜ・・・)は、はい。良くできました。」(///)
空「ハァハァ・・・」(///)
無「ゼイゼイ・・・」(///)

黄色「解説の橙色さん、これをどう見ますか?」
橙色「典型的な新婚バカップルですね!」
325創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 12:46:36 ID:ywgGhZU+
よし、空はもらっていこうか!!
326創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 12:50:44 ID:gcQrb6ar
灰色が新妻だったら

無「ただいま〜」
灰「おかえり〜。お腹空いたから何か作って〜」
無「おいおい、俺いま仕事から帰ってきたばっかりなんだけど。」
灰「別に嫌ならいいよ。こないだ作った薬飲めばいいんだし。」
無「そんなもの飲むなよ。わかったよ、俺が作ればいいんだろ?」
灰「最近、血の巡りが良くなってきたようだね。」
無「また妙なもん飲まされちゃたまらないからな。」
灰「ぐずぐず言わずにさっさと作る!」
無「ほれ、オムレイスとアスパラベーコン出来たぞ!」
灰「それじゃ、あ〜ん!」
無「おいおい・・・ ま、いっか。それじゃ大きく口を開けてろよ。」
灰「あ〜ん。モグモグ」(最後に『正義』は勝つんだよねw)

空「お姉ちゃぁぁぁん!」・・・orz
青「そこから先、言っちゃダメ!」…orz
327創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 16:46:56 ID:RArLNkgo
サムライブラック保守

男「あれは小学校の頃だった。俺には仲のいい友達が二人いていつも三人で遊んでいた。しかし、あの日……」
先生『はーい二人組作ってー!』
男・凍白・創成柳『さいっしょはグー! ジャンケン ポン!』
男『あ……』
凍白『すまんな……』
創成柳『き、君には……ほら』
侍『ぐす……(ポツン)』
先生『じゃあ今日は組体操しまーすwwwwwww』

男「中学のフォークダンスで……。」
男『碧瑠璃ちゃん、どう?』
碧瑠璃『触るな。お前洗っていない犬の臭いがするんだよ。』
男『つ、氷柱ちゃん……俺と』
氷柱『お、男君は侍黒ちゃんが………ご、ゴメン。』
男「俺はいつの間にか変態クールの烙印を押され侍黒と内定してると噂されてた。」
侍『しょうがなくお主と踊っておるのだ!感謝しろ!』
男『売れ残りが何いったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!小指!小指!』
侍『すまぬ、踵で踏んだ。』
男「邦楽より能楽な俺達がまともに踊れるわけがない。しかも次の日の校内新聞で……」

[最後の〆はフォークダンス!仲睦まじく楽しいダンスを披露してくれました!]

男「意気揚々とした文書の真中に意気消沈した俺達の写真が堂々と貼られてた。」
色「これを一蓮托生って」
男「 く さ れ え ん !」
328創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 20:40:04 ID:D+2zux1l
>>324
これが落ち着くとどうなるんだろうか…

>>326
なんて奴なんだ、無がいない時はなにやってんだろうな

>>327
そうか、だから男は奴を倒そうとw
329創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 21:25:02 ID:MkByHLlm
新妻シリーズいいなぁ
よし、空はもらった
330創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 21:56:00 ID:gcQrb6ar
>>328
色無がいないときの灰色の生態なんて、
寝てるか、ゲームやってるかだよw
331創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 23:29:19 ID:ywgGhZU+
乙女な灰が見てみたいなw
332創る名無しに見る名無し:2009/05/02(土) 08:52:55 ID:pt64SOmn
333創る名無しに見る名無し:2009/05/02(土) 12:23:11 ID:X44Ae0Yc
緑(´д`;)ハァハァ
そして色無そのポジションを俺と今すぐ代わるんださあ早くs(ry
334創る名無しに見る名無し:2009/05/02(土) 14:19:03 ID:3DnXDUt3
幼いころからの付き合いか…
335創る名無しに見る名無し:2009/05/02(土) 21:52:42 ID:JjPsGmoi
黄緑「晩ご飯ですよ〜♪」
他色「は〜い!」
朱色「今日の晩飯はなんだ?」
黄緑「手巻寿司ですよ。」
紫 「玉子、玉子〜!」(汗
黄緑「紫ちゃん、玉子はたくさん焼いてあるから、あわてないでも大丈夫よw」
群青(この二人、まるで親子ね・・・)
青 「空、しっかりお魚食べておくのよ!」
空 「う、うん。」(こんなときのお姉ちゃんって、妙に所帯染みてるなぁ…) 
黒 「白、青魚は体にいいから大丈夫よ。あと白身のお魚も。はい、これお食べなさい!」
白 「黒ちゃん、ありがとう。」
灰 (お姉ちゃんたち、完全に二人だけの世界に浸ってるな…)
336創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 00:22:07 ID:b86z01EI
灰「……お姉ちゃぁん……」
黒「ぅ……ん…………灰?……まだ夜中じゃない。どうしたの?」
灰「お姉ぢゃ……おね゛えぢゃーんっ!」ぼふっ
黒「きゃっ!な、何?!って、貴女泣いてるの?!まさか色無に――」
灰「ち、ちがっ……違うよぉ……夢で……夢でね、お姉ちゃんが……遠くに行っちゃってね……行かないで!って言ったのに……」
黒「灰……」
灰「大丈夫だよね?お姉ちゃんはどこにも行かないよね?」
黒「ええ、こんな可愛い妹をおいて何処かになんて行ける訳ないわよ……。」
灰「お姉ちゃん……一緒に寝てもいい?」
黒「………いいよ、おいで。 久しぶりだね、灰と一緒に寝るのって。」
灰「お姉ちゃんの……その喋り方も久しぶりに聞いたよ。」
黒「ふふ、何でかな?灰に甘えられると、この喋り方になっちゃうね。」
灰「あたしはこっちのお姉ちゃんの方が優しいから好きだなー。」
黒「あら、いつも優しくしてあげてるのに?」
灰「そうかなー?」
黒「お姉ちゃんの悪口を言う口はこの口かー!」むぎゅ
灰「く、苦しい、苦しいよお姉ちゃん!」
黒「そう言ってる割りには顔押し付けてるでしょ?腕に力入れてないよ?」
灰「えへ、ばれた? だってお姉ちゃんの胸、いい匂いするし気持ちいいんだもん。」
黒「本当に甘えんぼうね、灰は。」
灰「……このまま寝てもいい?」
黒「いいよ。」
灰「あと、寝るまで撫でて?」
黒「はいはい。」
灰「ん……ありがと、お姉ちゃん。」
黒「良い夢がみれますように……おやすみ。」
灰「おやすみ……。」
337創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 01:39:06 ID:riZ/v5F/
>>335
横のつながりが広い色えんぴつ達か
仲良さそうだもんな

>>336
黒灰姉妹こんなやりとりいつもしてそうw
338183 ◆gRK4xan14w :2009/05/03(日) 04:22:56 ID:mKy/m5jH
カード化スレのものです。
詳しい経緯は>>183を参照。

今回は以下2点をカード化してみました。
こちらも創作発表板セットに収録したいと思いますので、お手数ですがそれぞれの絵を描いた方は許可/不許可の御返事をお願いします。
>>123 桃
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Personified%20Yellow.jpg
>>252 黄色
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Personified%20Pink.jpg

それと、今さらながら>>106さんが言っていたのはどちらの絵のことでしょうか?
多分以下の5点のうちどれかだと思いますが、こちらに関しても正式に許可を得てからまとめサイトに転載したいと思いますので
このレスを見ていましたらご返答お願いします。
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader/src/pencil_1595.jpg
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader/src/pencil_1719.jpg
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader/src/pencil_1730.jpg
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader/src/pencil_1333.jpg
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader/src/pencil_1745.jpg

要件は以上です。
それでは引き続き色鉛筆スレをお楽しみください。
339創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 07:43:27 ID:+fqJPKHN
本スレ>>338
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Personified%20Yellow.jpg
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Personified%20Pink.jpg
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader/src/pencil_1745.jpg
3点描いた者ですが、2chに投下した絵については、個人で楽しむ範囲・お金が絡まないものであれば
加工等自由に使ってもらっています
私の分の色鉛筆絵は過去も今後も上記にしたがってご自由にお使いください
↓トリップ代わりの絵
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0063.jpg
皆さんで楽しんでいただければたいへんうれしいです
340 ◆gRK4xan14w :2009/05/03(日) 16:28:11 ID:mKy/m5jH
>>339
ありがとうございます!
ちょっと思いついた事があったので123の桃色さんはPersonified%20Pink.jpgとは別のカードに使うかもしれません。
その場合、Personified Pinkのイラスト枠には別の絵師さんの絵を入れさせていただく予定です。

>>254
白の部屋もカード化! こちらも是非、セットに入れさせてくださいな。
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Lily%20Room.jpg
341創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 20:25:33 ID:G3IeiQ+t
サムライブラック保守

男「おっはー。」
色「おはよう、ってか古いな。」
男「資源だけじゃなく流行もリサイクルしないとな。」
色「今日朝練は?」
男「無ーし。一年入ったばっかだから流石に先生らも忙しいんでしょ。」
侍「(ガラッ)男!な」
男「(ピシャ)部員入ってくるかなぁ」
侍「(ガラッ)何故閉めた!そして今日も何故某を置いていった!」
男「この安本丹。何で朝練も一緒に行かない奴と通常時に一緒に行かにゃならん。」
色「家隣り同士ならどっちも一緒に行けばいいだろ。」
男「笑止千万お断り。第一、男の俺が寝ているお前起しに行くなんておかしいだろ。」
侍「な、某はただ単に髪を結うのが遅いだけで」
男「嘘だぁ?だって今日俺が家出る前部屋からお前見たら着替えてる最中だったし!」
色「…………ん?え?き………がえ……?」
男「……………。」
侍「……………。」
男「………ぷふふふふっ。」
侍「[魔法剣二刀流乱れうち]輝きの世界へぇぇェェェ!!!!!!!」
男「カメェェェ!!!」
342創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 20:32:38 ID:C018EEJF
FFかよwwwwwwwwwww
343創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 23:00:36 ID:RmvKPu42
覗き発覚w

静まりかえるシーンが目に浮かぶ
344創る名無しに見る名無し:2009/05/04(月) 15:41:16 ID:CfbuQNiV
345創る名無しに見る名無し:2009/05/04(月) 16:10:58 ID:FEEZvOjb
ハートが浄化されたw
346創る名無しに見る名無し:2009/05/04(月) 16:13:02 ID:R5C4Ju6/
萌え萌えぜよ
347創る名無しに見る名無し:2009/05/04(月) 17:24:28 ID:/q/zsZDS
体を通して出る力というか、白に神々しささえ感じてしまうw

乙よー
348創る名無しに見る名無し:2009/05/04(月) 23:59:18 ID:2ePOfTZQ
>>344
うわあああああ!!美しいよおおおおお!!!!
349創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 01:42:09 ID:OqOHNTBv
こ、神々しすぎる!!!!
350創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 02:19:43 ID:5zgSAPWJ
ふつくしい…!
351School Daysな保守:2009/05/05(火) 02:22:15 ID:Xq27A315
『傍目には』

橙「ただいまー」
黄「お久しぶりです」
橙母「あ、橙に黄色ちゃん。今帰ってきたんだ」
橙「思ったより電車が混んでなくて助かったよ。黄色んちのおばさんとかが今ちょっと出かけてるみたいだから、こいつ上げさせてやって」
黄「お邪魔しまーす」
橙母「どうぞどうぞ。邪魔なのが一人いるけど気にしないでね♪」
橙父「誰が邪魔だってぇ?」
黄「あはははは」

橙父「二人もすっかり大学生って感じだな」
橙「もう2年だしな。慣れるって」
橙母「黄色ちゃんは今も橙と仲良くしてくれてるみたいだしね」
黄「それは、まあ、えへへへへへ ///」
橙母「若いっていいわねえ」
橙父「というかアレだな、もはやもう黄色ちゃんがうちの娘って感じもするな!!」
橙「ぶっッ!!(お茶を吹く)」
黄「そ、それは……//////」
橙父「あっはっはっはっは!いいねえそういう反応!!」
橙「こんのクソ親父!黄色もそんな真に受けて素直に顔赤くすんな!!」
黄「だ、だってぇ…///」
橙母「こらぁ、黄色ちゃんの責めるんじゃないの!」
橙「ったく…」


橙父「…とは言ったものの」
橙母「……(チラ)」

黄「あーこういうクッション欲しいかもー」
橙「今度買いに行くか?」
黄「うーん、でもカーテンも変えたいんだよねえ…」
橙「模様替えしたいって言ってたもんな」
黄「手伝ってね?」
橙「えー」
黄「むー…」
橙「ウソウソ、手伝うからそんな顔すんなって」
黄「ありがと!あ、あとね、スピーカー新しいやつにしたいんだ」
橙「お前のやつ高校から使ってるしな。選んでやるよ、一緒に行こうぜ」
黄「うん!」

橙父「アレを見てるとあながち冗談でもないんだがな…」
橙母「娘ができるのもあんまり遠くはないかもよ?」
352創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 02:26:51 ID:OqOHNTBv
なんという公認の仲…
353創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 09:46:49 ID:dq6eEFh7
サムライブラック保守

男「やっぱ明日日曜の朝はスーパーヒーロータイムだよなぁ。」
赤『くっ……やっぱり強いよ……!』
青『殿!もとい姫!大丈夫ですか!』
男「やっぱり赤×青だよな……」
緑『危ない。(キィン)』
黄『あ、ありがとう緑ちゃん……』
緑『私は……黄色のこと、守るから……』
黄『み、緑ちゃん!そんなこと今……!(///)』
男「やっぱりこっちもいいなぁ。この微妙な温度差が特に。」
桃『てぇい!(プルン)てゃあ!(バイン)』
男「朝からこんなの見てたら僕のシンケンも抜刀……プッ……不味い、自分で言って自爆した……!」
赤『はぁ、はぁ……!敵が多いよ……!』
青『それにあの外道衆……強い!』
朱『くけけけけけけwwwwwwwヒックwwwトドメといくかぁwwwwwヒックwwwwww』
黄『姫!危ない!』
?『一寸待った。』
キィン
朱『うぃー?』
赤『あ、貴女は……!?』
侍『某は侍黒!故あって、そなた達の助太刀を致す!』

男「ん……んー………!ふぁ〜。朝か。」
チャンチャンバラ〜♪
男「……だからか。」
侍『………(ウルウル)』
男「ブラックじゃなくてシルバーが新規だからな……。さぞ悔しかろう。」
354創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 12:18:00 ID:qGMftZcW
もうごちそうさまとしか言い様がないw
355創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 15:39:51 ID:JAMq2NHx
部下A「この逆上陸作戦が成功すれば、停戦にこぎつけそうですね。」
部下B「航空優勢も制海権もほぼ友軍が掌握したからなぁ。」
部下A「これまで長かったですねぇ。」
色 無「ああ、小隊も半数以下になっちまった。全部、俺のせいだ・・・」
部下A「小隊長のせいじゃないですよ。」
部下B「そうそう。死んだ連中は運が悪かっただけです。」
色 無「みんないい奴ばっかりだったなぁ・・・」
部下B(おい、A。わ、話題変えろ!)
部下A(り、り、了解しますた!)
部下A「と、ところで、戦争が終わったら後はどうします? 自分は隊に残りたいんですが。」
部下B「俺は予備自だから、生きて帰れたら役場の水道係長に復職するよ。」
部下A「小隊長はどうされるんですか?」
色 無「そうだなぁ。俺も予備自だから、田舎に帰ってまた田んぼを耕すよ。」
部下B「小隊長みたいな歴戦の勇士は上層部が手放してくれませんよwww」
部下A「それもそうですねw」
色 無「いやいや。それに俺もそろそろ結婚しようかと思っててさぁ。」
部下A「小隊長はリア充ですからねぇ・・・orz」
色 無「そんなことないよ。」
部下B「ところでお相手はどなたです? 」(・∀・)ニヤニヤ
色 無「誰にポロポーズしようかなぁ?」(///)
部下A「班長、後ろから小隊長撃ってもいいっすか!?」(T-T)
部下B「あのお嬢さん方を敵に回す勇気と生き残る自信があるんだったらな」(・∀・)ニヤニヤ
部下A「前言撤回します。どうか命だけはご勘弁を・・・orz」 
356創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 16:57:17 ID:RGFq9HP2
何気に死亡フラグ立ててんじゃねーよwww
357創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 17:03:25 ID:OqOHNTBv
誰にってw
358創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 21:14:20 ID:JAMq2NHx
無「朱色さん、お酒もタバコもやめたんですか?」
朱「やめる訳ないだろ、このスカポンタン!」(バキ!)
無「アベシ! えっ? でも、ここ数日は・・・」
朱「連休明けに健康診断があるからさぁ。」
無「?」
朱「実はこないだ自費で検査したら、いろいろヤバイ数値が出ていてなぁ。」
無「えっ、そうなんですか?」
朱「会社の健康診断でも妙な数値が出たら、姉さんに何言われるやら・・・orz」
無「この際、思い切って『ズバッ!』とやめちゃいませんか? タバコとお酒。」
朱「てめぇ、他人事だと思って好き放題言いやがって!」(ドガ!)
無「ヒデブ〜! 暴力反対!」
朱「酒とタバコが無くなったら、生きていけないよぉ。」
無「それじゃ、どちらか1つだけでもやめませんか?」
朱「?」
無「俺、飲食物以外のものが朱色さんの唇に触れるのって、嫌なんです。」(///)
朱「お、おい、色無・・・」(///)
無「だから、朱色さん。俺のためにもタバコはやめて下さい! お願いします!」(///)

朱「グフフフ。デヘヘヘ・・・」
赤「朱色さん、幸せそうな顔して寝てるよ。」
黄「しかもヨダレまで垂らして・・・」
橙「こんな大人にはなりたくないわね。」
空「この分じゃ当分群青さんは安心してお嫁にいけそうにないですね。」
青「空、あんた、どさくさに紛れて何言ってんのw」
空「エヘヘ・・・」
359創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 21:18:25 ID:OqOHNTBv
こ、これはなんという口説き文句
360創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 22:42:15 ID:OopXiR6U
なんて姉妹なんだ…
361創る名無しに見る名無し:2009/05/06(水) 07:29:57 ID:nLjyx4as
サムライブラック保守

顧問「じゃあ今日はこのへんで。」
男「お疲れ様でしたー。」
侍「ご苦労様です。」
男「青磁君、ちょっとこっちきなさい。」
青磁「何ですか副部長?」
男「ちょっと裏まで行こうか。」

シャアアアア
部長『侍ちゃーん!シャンプーかしてー!』
侍『部長は使いすぎです!』
男「いいよね。シャワー室の裏って。ほらこう、なんて言うの?森林浴ってやつ。」
青磁「副部長……これって覗」
男「小鳥達の囀りに耳を貸してるだけさ。」
侍『鈴蘭、何を見ておるのだ……?』
鈴蘭『あ、いや、あの……大きいですね………』
侍『ふふっ、持ち上げるのがうまいのうお主。』
鈴蘭『ふぁあ!ちょ……!あぅ……』
青磁「っ!」
男「青磁君?あまり窓をガン見すると謹慎処分食らうからね?」
青磁「す、すいません。ていうか副部長は毎回これ、やってるんですか?」
男「世の中、百聞は一見に如かずって言葉がある。だけど今の俺なら一聞も百見を陵駕するね。」
ガラッ
侍「(シュ)聞こえておるぞ。」
男「(パシ)知ってんだよ。」
青磁「てっ、鉄扇……!」
ピシャ
侍『あと少しで着替え終わる。それまでに首を洗って待っておれ。』
男「今侍黒が窓開けた時隣りにいた鈴蘭ちゃんは見えた?」
青磁「チェック……でした。」
男「そうか、鈴蘭ちゃんのブラはチェックか……。これが僕からの新入部員の君への手向けさ。」
青磁「副部長、ちょっと早く帰りません?」
男「君の気持ちは良くワカル。帰ろうか。」
362 ◆gRK4xan14w :2009/05/06(水) 09:22:50 ID:Ex+RWtCM
>>361
道徳的に許せんww!!ww1!!!w!!!!


以下カード化スレの用事。
色鉛筆スレの皆さんが色々な土地を旅してまわるようです。

《薔薇色の木》
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Personified_Pencils/Rosy%20Tree.jpg
《藍色の沼地》
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Personified_Pencils/Indigo%20Marsh.jpg
《清白の閨》
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Personified_Pencils/Lily%20Room.jpg (許可待ち)

実は>>344の絵も私が絵師さんにコンセプトを直接メールでお話して描いていただいたもので、《平地》用の絵になります。
ttp://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/image/Personified_Pencils/Plains.jpg

皆さんの中にこの企画に興味をお持ちの方がいましたら、奮ってご参加ください。
お待ちしております。

【マジック・ザ・モナリングin創発板】
http://miacis-joke.hp.infoseek.co.jp/mtm/souhatsu/index.html
363創る名無しに見る名無し:2009/05/06(水) 10:15:04 ID:N+GOaDED
これをずっと続けてきたというのか!許せん!
いやむしろそこかわれ!
364創る名無しに見る名無し:2009/05/06(水) 10:17:25 ID:nLjyx4as
>>362
モナリングとか久々に見たw
俺作った奴あって感動した
365創る名無しに見る名無し:2009/05/06(水) 11:17:04 ID:SZqmBpYd
>>359
いわゆる夢オチだから、問題ないけどねw

>>360
空は無邪気というか、天真爛漫というか、正直者だから。
366創る名無しに見る名無し:2009/05/06(水) 21:11:39 ID:RyhKvmCX
>>361
部長は女か……
やっぱ男はただものじゃないw
367創る名無しに見る名無し:2009/05/06(水) 22:31:36 ID:d9NQpmL9
>>361
裏山けしからん…!

>>362
おつおつ
どれも雰囲気出てていいな
368創る名無しに見る名無し:2009/05/07(木) 06:46:52 ID:QZeTO55k
朱「あ〜あ、ゴールデンウィークも終わっちまったな。」
無「朱色さんの場合は一年中ゴールデンウィークみたいなもんじゃないですかw」
朱「な、何言ってやがるんだ!」(ドガ!)
無「アベシ! 朱色さん、後頭部殴るのは勘弁して下さいよ!」
朱「そもそも、誰が寮の炊事や掃除をやってると思ってるんだ。」
無「炊事はもっぱら黄緑さん、掃除はもっぱら青ですが、何か。」
朱「洗濯だって、庭の手入れだって・・・」
無「洗濯はこないだ洗濯機が壊れたから各々コインランドリーで、庭の手入れは水がw」
朱「それはあえて、花嫁修業教育の一環としてだな(ry」
無「朱色さんも未こn(ry」
朱「うるせ〜。私はともかく姉さんに聞かれたら、殺されるぞ!」(ボコ!)
無「ヒデブ!顔面をグーで殴るのも反則!」
朱「あと帳簿付けとかの事務仕事だって・・・」
無「それ、群青さんが黄緑さんから直接領収書もらうやり方に変わったじゃないですかw」
朱「なに勝ち誇ってやがるんだよ、お前には武士の情けってものがないのか!ああ!?」(ガシ!)
無「タワバ! し、朱、朱色さん、急所掴むのは反則ですよ!」
朱「嬉しそうな顔で叫ぶな、このエロ無!」
無「朱色さん、玉が、玉が〜!(悶絶)」

青(ふ、服の上からとは言え、朱色さんが色無の○○○○を・・・)(///)
緑「青、よだれが垂れてるわよw」(羨ましいのは私も一緒だけどね)(///)
369創る名無しに見る名無し:2009/05/07(木) 07:34:28 ID:QZeTO55k
友1「それにしても、黄緑ちゃんていい子だよなぁ〜」
色無「才色兼備というか、良妻賢母タイプではあるな。」
友2「黒に軽蔑されたいとか虐げられたいっていうM男と違って健全w」
友1「彼氏や旦那以上に(相手の)母親に可愛がられるタイプだなぁ。」
色無「誰にでも愛想いいし、炊事・洗濯・掃除なんでもこなせるからな。」
友2「青のツンデレや茶色のドジに発情するのは変態さんw」
友1「桃色ちゃんに負けず劣らずでスタイルいいし。」
色無「寮でやってる仕事ってけっこうな運動量になるからね。」
友2「紫に萌えてるロリペドは犯罪者w」

男 「このスレ住人には不健全な奴や変態さんやロリペドは何人いるんだろうねw」
侍黒「お主風情に軽蔑されてしまっては、該当者が気の毒過ぎるとは思わんのか!?」

黄緑(うふふふ。友2君、よくやってくれてるわね! これでお握り2個なら安い買い物よwwww)
370創る名無しに見る名無し:2009/05/07(木) 07:58:10 ID:OvGqtFfi
男「図書室タップして虹色寮の緑召喚、効果はマナソースっす。俺のターン終わり。」
色「お?まさか腐女子ウィニーか?俺も学校出してタップ。スク水青召喚して終わり。」
男「校庭一枚出してさっきの図書室、虹色寮の緑をタップ。3マナでスクイズの赤召喚。エンド。」
色「ヤバい事故った。土地がない。学校タップしてエンチャント、ポニーテール。」
男「何それ?」
色「対象に飛行ついて+1/+1。アタック。エンド。」
男「飛ぶの!?ポニテで飛ぶの!?じゃ俺は新しく土地出して緑タップ。腐女子のみーちゃん召喚。」
色「おお!タップしたら場にいる腐女子の数だけマナ生成っていいな!あとで黄緑様と交換しない?」
男「滑稽千万。そんな鮫に引っ掛かるか。スクイズ赤でアタック。エンド。」
色「ドロー、やっと土地きたか。空色犬と水色犬召喚。スク水青でアタック。エンド。」
男「飛行はウザいな。マナソース全タップして黄緑の料理、4点回復。」
色「よし、また学校出してタップ。天使水色召喚。あとオールアタック。」
男「ならスクイズ赤で空色犬をブロック。エンド?」
色「エンド。」
男「じゃ図書室出してタップ。緑の妄想。」
色「それは?」
男「つけた土地がもう一個マナ生成できる。あと虹色寮の緑とペンシル戦隊の桃召喚。」
色「またレアカード!しかも飛行ブロック可能か!」
男「このエキスパンションは買いましたからねw」
色「アタックはもう無理か……!保健室だしてエンド。」
男「土地全タップ!緑2体タップ!腐女子タップ!黄緑様召喚wwwwwwwww」
色「持ってるのかよwwwwwwしかも入れてたのかよwwwwww」
男「7/6能力無しの実力は伊達じゃないぜwwwwwwwwww」
黄緑「ふーん。」
色・男「 ! 」

青「どうしたのよその顔……?」
色「あ、アルマゲドンが……!」
男「ディスクディスクディスクディスクディスクディスクディスク」

ギャザネタ
371 ◆gRK4xan14w :2009/05/07(木) 08:29:31 ID:FYr0Da7T
ポニテで飛ぶの吹いたwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
372創る名無しに見る名無し:2009/05/07(木) 09:32:10 ID:OvGqtFfi
サムライブラック保守

身体測定
先生「次の人ー!」
橙「はいはーい!」
……………
橙「ふふふっ……!やったね!また少し大きくなったよ!」
紫「良かったねー!」
橙「ありがとう紫!」
紫「う、うん……おめでとう……。」
橙「む、紫!無理しないで!お願い!」
侍「騒がしい連中だ。」
黄「そんなこと言っちゃってぇ〜。」
侍「む、胸に触るな!刺さるではないか!」
黄「刺さる………?」
先生「次ー!」
……………
先生『え!こんな重………!ちょっと何持ってるの!外しなさい!』
侍『こ、これがないと……!』
先生『いいから!』
カシャーン
先生『それでも140……!』
侍『某の体重は元々……』
先生『他のも下ろしなさい!』
ジャララララ カシャン
先生『それ以外にも!』
カラーン にゅ〜 コトン
先生『そんな長いものどうやって服の中に……!あ!太股につけてるそれも!』
カラカラカーン
侍『もう、これ以外は……!』
先生『おっぱいの間にも何か隠してるでしょ!出しなさい!』
侍『う……。』
チャリーン
先生『ったく……!その鎖とか盾は身体測定が終わるまで預かっておきます!』
侍『それがないと某は……。』
先生『言い訳無用!だいたい学校はそこまで物騒じゃありません!』
侍『もし賊が……!』
先生『出てくるのはあなたの頭の中だけです!てかあなたなら刀で事足りるでしょ!』
………………
侍「ふっ、少し胸囲が大きくなったそうだ。」
紫「自慢するな!」
橙「待って!突っ込むところはそこじゃないよ!」
373創る名無しに見る名無し:2009/05/07(木) 21:57:22 ID:lpvS2y5b
友2wwwwww
374創る名無しに見る名無し:2009/05/07(木) 22:15:26 ID:KyOCtqZj
賊wwwww
375創る名無しに見る名無し:2009/05/07(木) 22:25:52 ID:QZeTO55k
賊って、のぞき見をする男のことかw
3761/3:2009/05/08(金) 10:31:05 ID:BoqILFkv
今日は朝から何かおかしい。まず、いつもなら隣り合った窓から直接私の部屋へ入ってくる彼が、わざわざ玄関のチャイムを鳴らして私を呼び出した。
次に彼から映画に誘われた。彼好みの映画ではなく私が見たかった映画に、だ。
更にその映画が面白かった。原作を無視して大変なことになっているのではないかと思っていたのだけれど、独自の展開が予想外に上手く作られていた。
……まあ、隣にいた人間のせいで今一内容を覚えていないのだけれども。
更に更に、映画が終わってすぐに帰るのではなく、カップルが立ち寄るようなお洒落なカフェに進行形で立ち寄っている。この店での一番人気だと聞いて頼んだ紅茶の味なんて、分かる訳がない。
そんな状態だから会話だってちゃんとできているかどうか怪しいもので、思わず化粧室に逃げ込んでしまった。
色々上手くいきすぎてるし、やっぱり夢なのかしら、これ。鏡の前で自分の頬をつねったり叩いたりしても、頬が赤くなるばかりで目が覚める気配はなさそうだ。
……ベタベタな夢判定を行ったところで現状が変化するわけがない。化粧室から出て、大人しく彼の待つ席へ戻ることにしましょう。
「お待たせ」
誰かにメールでもしていたのだろうか、携帯電話を見つめる彼に声をかけると、彼は握りつぶすような勢いで携帯電話を閉じて顔を上げた。
「お、おう、遅かったな――何かあったのか?」
「……減点1。化粧室帰りの女の子に何を聞いてるのかしら」
携帯電話で後ろめたい事でもしていたのか、焦ってデリカシーの無いことを口走る彼に対してバッグから常備しているハードカバーの本を取り出して警告する。
「ちょっ、ちょっと待て、俺はただ単にお前のほっぺたが赤くなってるから気になって聞いただけで、それ以上の意味は無いぞ!? いやマジで!!」
「……これは眠気覚ましに軽く叩いただけだから。気にしないで」
余り触れて欲しくない所に突っ込まれたせいで、こちらとしても強く追求することが出来ない。本を片付けると彼も安心したのか、仰け反るような体勢から椅子に座り直し、コーヒーに口をつける。
「寝不足か? また読書か――あ、ひょっとして誕生日が楽しみで眠れなかったとか?」
「貴方は私をいくつの子供だと思ってるのよ……」
謎は解けたと言わんばかりに突きつけられた指を適当な方向に向けさせながら、彼の言った言葉に対して心の中で驚く。……そういえば今日が誕生日だったのよね、私。
誕生日が祝日のせいか、交友関係が広くないせいか、はたまた自分自身余り興味がないせいか。おそらくその全部なのだろうけれど、私は誕生日を他人に祝ってもらった記憶がそれほどない。
彼だけは義理堅くプレゼントをくれるから、それのおかげで誕生日だったということを思い出すのがお決まりのパターンになっている。
……そうか、これって誕生日プレゼント代わりなのね。謎が解ければ一気に冷静になるもので、さっきまでのドキドキはあっという間に霧散してしまった。
「図星なんだろ? え? ホレホレ、白状しろって」
「違うって言ってるでしょう」
しつこくこちらを指差してくる彼を適当にいなしながら、味を確かめるために改めて口に含んだ紅茶は、冷えてしまったせいか必要以上に渋かった。
3772/4:2009/05/08(金) 10:33:13 ID:BoqILFkv
カフェを出てから本屋に寄ったりしてしばらく街中をブラブラした後、携帯電話で時間を確認した彼の『そろそろ帰るか』という一言で帰途に着く。
「――でさ、今日もうちの親は息子をほったからしで夫婦そろって外食だ。どう思うよ?」
「……おじさん達らしい、としかコメントできないわね」
彼の愚痴にフォローになっているとは言い辛い返事をしているうちに、私達の家の前に到着していた。
……誕生日の効力もここまでね。なるべく表情を作らないように意識して、彼の方へ向く。
「今日は誘ってくれてありがとう。凄く楽しかったわ。それじゃあ――」
「あ〜、ちょっと待った緑。……え〜っとだな、晩飯、うちで食わないか?」
「……はぁ?」
背を向けた瞬間に投げかけられた言葉に反応して、再び彼に向き直る。私に視線を向けられた本人は照れているのか、視線を斜め上に向けて私と目をあわせずに言葉を続ける。
「あ、お前の家の心配はしなくてもいいぞ、おばさんには言ってあるし」
「お母さんに?」
変にニヤニヤ笑いながら彼にオッケーの意思を伝える母親の姿が鮮明に見えた。確実に今も笑っているに違いない。……無性に腹が立ってくるわね。
「でも、お母さんはおじさん達がいないって知らないからいいって言ったんじゃ……」
「知ってるぞ、俺が言ったし。っていうか、うちの親がいないから誘ったんだよ」
私の頭の中の母親が、ニヤニヤ笑いのまま教育上不適切なサインを手で作り、私にアピールする。これも確実に今やっているに違いない。……とりあえず帰ったらお説教をしないと。
「で、でも、その、心の準備が――」
「いいからさっさと行こうぜ、こっちの準備は出来てるし、もう待ってられないんだ」
「ちょっ!?」
私が馬鹿な事を考えている間に、彼は私の手を握り、強引に自分の家へと引っ張っていく。引っ張られるままに付いて行くものの、やっぱり私はもう少し準備をしたい。
服とか下着は綺麗なのにしたいし、汗をかいてるからお風呂には入りたいし――って何を考えてるのよ。
ご飯を食べるだけなんだからそんな所に気を使わなくても――って食べるのは本当にご飯なのかしら?
やっぱりお風呂には入らせてもらわないと――って我ながら下品ね。あまりの急展開に頭も取り留めの無い事しか浮かんでこない。
さすがに隣の家だけあって、心の準備なんてできないうちに玄関へ即到着。心臓の鼓動は2倍速から3倍速ぐらいにアップしている。
彼が玄関のドアノブに手をかけ、ガチャリとひねったところで5倍速にアップ。これ以上は生命の危機を感じる、早くどうにかしないと。
3783/4:2009/05/08(金) 10:34:54 ID:BoqILFkv
「や、やっぱり私、か、帰――」
「いいからいいから、ほら入った入った」
いつの間にか後ろに回っていた彼に背中を押され、玄関の中へ入ってしまう。ここで鼓動は瞬間で10倍速ぐらいにはなったと思う。
それぐらい鼓動が早くなっていたから、玄関に入った瞬間に響いたパン!パン!パァン!という音は私の心臓が破裂した音だと勘違いしても仕方が無いだろう。
当然心臓が破裂するなんて事はなく、音の正体はクラスメート達が私に向かって鳴らしたクラッカーだった。
「……」
『ハッピーバースデー!』
呆然とする私に、皆がそろって祝福の言葉をかけてくれる。うん、確かに今日は私の誕生日。それはついさっき思い出した。
……で、何で皆がここにいるの? 驚きすぎて声は出せないけれど、説明を求めて後ろへ立つ彼へ首を向ける。
「びっくりしたか? 皆でサプライズパーティーを開こうって計画したんだよ」
「……」
「場所は俺の家ってすぐ決まったんだけどな、何かの拍子で緑がうちに来ないように連れ出す役まで俺がするとは思ってなかったな」
「ま〜だ言ってる。あんた以外に適役はいなかったって何回言えばわかんのよ?」
オレンジの言葉に全員が頷く。もちろん私も一緒に頷いた。
「……何で緑まで納得してんだよ。ま、それは置いといて、準備は済んでるんだよな?」
「えぇ、とっくの昔に。誰かさんがゆっくりしすぎて料理は冷えかけてるけどね」
「さ、さーて、どんな料理があるのかな〜っと」
黒の皮肉から逃げるようにリビングへと向かう彼の後に続こうとすると、白に呼び止められた。
「緑ちゃん、緑ちゃん。どうだったのかな、今日のお出掛け?」
「楽しかったわ。とても」
きっぱりはっきり即答する。なんだかんだ言って今日は楽しかった。私のためにお膳立てをしてくれた皆には感謝してもし足りない。
「それじゃあ――私のときもヨロシクね?」
黄の言葉を聞いて、どうして皆が今日の準備をしてくれたか何となく分かった。結局世の中はギブアンドテイクという訳で、ちょっと感動が薄れてしまったけれども仕方が無い。
……一番近いのは誰の誕生日だったのかしら。これから1年間、彼を動かすための11種類の理由を考えながら、皆の後に続いて私もリビングへと向かった。
3794/4:2009/05/08(金) 10:35:46 ID:BoqILFkv
「はい、緑ちゃんプレゼント。この本、欲しいって言ってたでしょ? 皆で1冊ずつ買ってきたんだよ」
そういってピンクから手渡されたものは、全12巻のハードカバーの小説の第1巻だった。
前から欲しかったものの、さすがに12冊一気に買えるだけの余裕はなかったのでお小遣いを前借りしようか考えていたところだったんだけれど……。
「ボクからもプレゼント〜、ってピンクちゃんも1巻?」
「えぇぇっ、わ、私も1巻を買ってきたんですけどっ!?」
「あらあら、私もです」
そうして皆から渡される第1巻×12。正直な話、邪魔にしかならない。
「何でお前ら全員1巻買ってきてんの!? 確認しろよ!!」
「あんたがいうなっ!!」
青の突っ込みの後、何故か彼が責任を持って交換してくる事となった。民主主義って怖いわ。
ブツブツ文句を言いながらも本を抱えて玄関へと向かう彼を目で追いながらひとりごちる。……実は、とりあえず1巻だけはさっき本屋で買ってきたというのは黙っておくべきなんでしょうね。
380創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 20:05:11 ID:Ms2pyvx6
>>372
乙、これはもはやコマンドーの域だw

>>376-379
乙〜
みんなで誕生日、いい奴らじゃないか
本返品wwきまずいよw

緑は母親とあまり似た性格ではないのかw
似てたら似てたでなんか嫌だがw
381創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 20:44:47 ID:P2U0WMeM
色無憐れwwwだがあと11回他の色鉛筆たちとの1日デートがあると思うと同情はできんwww
382創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 22:10:16 ID:/TqjbR8C
【黒曜石や】鉱石を擬人化して萌えるスレ【雲母や】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1241787895/

お し ら せ ♪
383創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 22:51:15 ID:bZptn8oQ
てす
384創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 23:28:38 ID:idX41jX2
あ、みどりの日という背景があったのねw
385創る名無しに見る名無し:2009/05/09(土) 19:53:58 ID:zZd7soPj
サムライブラック保守

色「なぁ、侍黒って普段はどんな服着てるんだ?」
男「え?何?興味あんの?色無しさぁん、この世には愛多憎生って言葉があってね。あまり……ねぇ?」
色「ただ単に興味本意だよ。」
男「興味本意ねぇ。あいつはいつもあの格好だよ。墓参りとか公に出る時意外は。」
色「そういう時は?」
男「着物だな。いずれにせよ一枚看板ではないってこと。」
色「お前はさ、ないの?違和感とか。」
男「腐れ縁だからなぁ。もう慣れたってところ。むしろあれ以外の服着てるあいつが思い描けない。」
色「流石一蓮托生の仲だね。」
男「その口をどうにかして塞いでやりたいが……!」
色「はいはいごめん。しっかし親御さんもあんなコスプ」
男「駄目だそれ言っちゃ!」
ジャラララララ
色「うぐ!?何この鎖!?」
侍「今何と?(ジャキ)」
色「鎖鎌なのこれ!」
侍「今某に何といいおった?」
男(謝れ!言い訳すると更に酷いぞ!)
色「す、すいませんでした……。」
侍「解ればよい。(ジャラララ)」

男「口は災いの元。」
色「てかなんだよあの袴!袖に鎖鎌が勝手に収納されたぞ!」
男「俺も未だにあの無数の暗器が袴にどう納められてるかわからないんだよ……。」
386創る名無しに見る名無し:2009/05/09(土) 19:55:40 ID:utb3vLs7
侍のくせになんてもんを持ってんだw
387創る名無しに見る名無し:2009/05/09(土) 20:02:43 ID:MGNxKruU
侍だからこそ武芸十八般の一つである鎖鎌もたしなみの一つとして当然なんだろう
388創る名無しに見る名無し:2009/05/09(土) 22:37:57 ID:/2fQ2QFZ
ちょwww侍www
389創る名無しに見る名無し:2009/05/09(土) 22:46:56 ID:JexWmKYc
侍黒の袴は四次元ポケットだなww
390創る名無しに見る名無し:2009/05/10(日) 05:49:19 ID:iiZQyGnf
らんま1/2のシャンプー思い出したw
なんという四次元ポケットww
391創る名無しに見る名無し:2009/05/10(日) 05:51:10 ID:iiZQyGnf
× シャンプー
○ ムース
間違えたorz
392創る名無しに見る名無し:2009/05/10(日) 10:47:13 ID:81meirqz
友「wwwwwwww」
無「wwwwwwww」
黒「ずいぶん楽しそうね。」
友「友子(友の彼女)休みで、椅子空いてるからそこ座れよ。」
黒「ありがと。それじゃお邪魔しようかしら。」
友「唐突だけどさぁ、黒はもう少し愛想よくできないのか?」
黒「別に愛想振りまいて生きていこうとは思ってないけど。」
友「いいか黒、世の中には3種類の人間がいるんだぜ。」
黒「敵と味方と使用人?」
無「それ、田中真紀子wwwwwwwwwwwwww」
友「敵と味方と中間勢力だw」
黒「それで?」
友「そもそも使用人だって、本当に味方とわかったもんじゃないんだぜ。」
黒「内部告発とか、背信とか、最悪クーデターなんてのもあるわね。」
友「だろ? 敵は少ない方がいい。俺や色無みたいな奴ばっかじゃないぞ、世の中。」
黒「そりゃそうよ。もう少し賢い人がいないと世界は回らないわよw」
無「黒、言い過ぎwww」
友「黒は美人で頭もいいし、これでもう少し笑顔と胸があれば最強だぜw」
黒「ありがと、でも胸は余計よw」
友「黒がもう少し他人に寛容になれれば、白も色無も安心できると思わないか?」
無「俺はともかく、白に心配かけちゃまずいだろうな。」
黒「でもねぇ。是は是、非は非。嫌なものは嫌。」
友「(大岡政談の)三方一両損とか、(落語の)芝浜みたいな勧善懲悪もNG?」
黒「それは…、そうねぇ…」
友「と、言うことで今週の日曜に発表会があるから白と見に来いよ。チケットやるから。」
黒「もしかして、落研の客引きだったの? あら、トリはあんたが芝浜を?」
友「白と黒が来ると知れば、確実に男子生徒の見物客が集まるからなw」
無「黒は笑う練習ができる。白は安心できる。客が集まれば友も潤うってわけかw」
黒「友、あんた相変わらずちゃっかりしてるわねぇ。お昼御飯付きなら行ってもいいわよ。」
友「よし、決まり! 3人分の弁当とお茶用意するから、色無も来いよ。」
無「別に俺はいいけどさぁ。」
友「これでいいだろ、黒?」
黒「はいはいw」
無(白以外に黒を制御できる奴がこの世にいるとは…)
393創る名無しに見る名無し:2009/05/10(日) 12:27:49 ID:35+dY+rt
これまた色無、男と違って友は要領が良さそうだなw
そして黒がこんなに愛想良く普通に話してるのは初めてみたかもしれんwww
394創る名無しに見る名無し:2009/05/10(日) 13:13:49 ID:81meirqz
数時間後
無「ちょっといい?」
友「なに?」
無「あの気難しい黒をうまく取り扱えたものだなぁと思ってさぁ・・・」
友「黒は基本的にいい奴だからね。」
無「たしかにそうだけどさぁ・・・」
友「実は俺、黒とは少々接点があってなw」
無「へぇ。」
友「ここだけの話だけどさ。ちょくちょく寄席で一緒になるんだ。」
無「寄席?」
友「うん。上野の鈴○とか、新宿の末○亭とか。」
無「あの黒が寄席に? 落語聴きに?」
友「特にここから話すことは絶対に内緒にしてくれよ。」
無「あ、ああ。」(ゴクリ・・・)
友「あいつ人情モノの噺がかかると、涙ポロポロ流して聴いてるんだぜ。」
無「へぇ〜。」
友「前にハンカチでは足りそうにもなかったので、フェイスタオル貸してやったことがある。」
無「あの黒が・・・」
友「でも下手な噺家のときは、わざと大きなあくびして、音立てておせんべい食ってやがるw」
無「ヒドスwwww でも、それ、間違いなく黒wwwww」
友「そういうことですw」
無「なるほどw」
395創る名無しに見る名無し:2009/05/10(日) 13:54:43 ID:5l8INjFD
いい意味でも悪い意味でも自分に正直な黒www

友に彼女がいなかったら
色無、友、黒の三角関係になってたところかもなw
396創る名無しに見る名無し:2009/05/10(日) 14:19:30 ID:81meirqz
>>393
>>395
392と394の友は私の作った293と294の友及び同369の友2と同一人物、
というか、今回への伏線だったわけでw
397創る名無しに見る名無し:2009/05/10(日) 23:04:02 ID:RQoY5+59
>>385
軽くヴェーダー卿を思わせる
何気に怖いぞww身のこなしといいw

>>394
笑う練習に寄席とは……
398創る名無しに見る名無し:2009/05/11(月) 15:08:22 ID:fDEl0u4U
>>397
これまで内緒にしていましたが、黒は見た目クールですが、実は
古典落語が好きなんです。
別段笑う練習のために寄席通いを続けるほど酔狂ではないです。
399創る名無しに見る名無し:2009/05/11(月) 21:18:53 ID:fDEl0u4U
無「俺以外で黒が仲良くしてる男子って友ぐらいだよな?」
黒「ええ。」
無「好き嫌いの激しいお前にしちゃ珍しいな。」
黒「お互い曲がったことが大嫌いな人間だから、抵抗が無いのよねぇ。」
無「でも、あいつ落研では幽霊部員なんだろ?」
黒「人数が足りなくて廃部になりかけてたから、義侠心で名義だけ貸してるのよ。」
無「ふ〜ん。そんな奴がトリを務めるの?」
黒「他に満足に落語のできる生徒がいないそうよw」
無「そりゃ、たいしたもんだな。」
黒「色無だから話すけど、彼はご両親を亡くして1人で暮らしてるのよ・・・」
無「えっ、そうなんだ?」
黒「それに前からお稽古ごとをたくさんやってるから、部活なんてできないのよ。」
無「へ〜。何やってんの?」
黒「月木は剣道、火金は柔道、水土はお茶とお花とお習字。オフは日曜だけw」
無「うわぁ、マジかよ? それならウチの寮に入ればいいのに?」
黒「私もそう言ったんだけど、彼、学校と寮を運営してる会社の大株主だから、
 便宜供与の疑いがかかると会社に悪いし、自分も気を使うから嫌なんですって。」
無「へぇ〜。」
黒「もしかして、嫉妬してくれたのかしら?」(///)
無「いや、別に。あいつには公認の彼女がいるからねw」
黒「あら、残念。」
400創る名無しに見る名無し:2009/05/11(月) 22:27:59 ID:CGAFn/1b
金持ちではないか
401School Daysな保守:2009/05/12(火) 16:10:13 ID:FBnmZuCc
『増殖』

大学1年生GW明け
友1「あ、リラックマや」
友2「黒ってそんなストラップつけるんだw」
黒「まぁな」

大学1年生夏休み明け
友1「増えとる…」
友2「す、ス〇ィッチ…だと…」
黒「いいだろ、別に」

大学2年生GW明け
友1「また増えとるかな?」
友2「アレ、彼女の趣味でつけてるんだろ?」
友1「だろうね」
友2「お、黒だ」
もでーん。
友1「…もう驚かんわ」
友2「でもやたらデカイな、そのカピバラさん」
黒「…ここを引っ張ると、動く」
ぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶる…
友1・2「………」
黒「…どうだ?」
友1「なんで嬉しそうやねんっ!!」
友2「止めろー!!お前はそんなキャラじゃないはずだぁー!!!」
402創る名無しに見る名無し:2009/05/12(火) 18:33:43 ID:fRempmTB
なんで連休明けww
403創る名無しに見る名無し:2009/05/12(火) 22:42:15 ID:2mrAKjuC
恋は人を盲目にするんですね、わかります。
404創る名無しに見る名無し:2009/05/12(火) 22:52:40 ID:dVPflZi7
サムライブラック保守

男「こんの安本丹!」
侍「うつけ!」
男「厚顔無恥!」
侍「甲斐性無し!」
男「朽木糞牆!」
侍「(ピキ)………某を糞とな?」
男「ビッチ」
侍「横文字を使うなぁぁぁぁぁぁぁ!!!(シャキン)」
カキン
侍「なっ……!その小太刀は……!」
男「ぐぐ……!お前の脇差だよ……!」
侍「(ググ)人の小太刀を抜き取るとは……!」
男「いぎ……!獅子身中の虫を飲んだな……!」
侍「武人の魂をぉぉぉぉぉ!!!!!(グググ)」
男「煩悩具足纏った八方美人の姥桜がぁぁぁ!!!!」
侍「まだ言うかぁぁぁぁ!!!!!」
男「でもお前のそういう所含めて………好きだ……!」
侍「え………(///)」
カラーン
男「 う そ ☆ 」
侍「乙女のいたいけな心を弄びおってぇぇぇぇ!!!!!」

青「侍黒が刀抜いたの初めてみたわ。」
侍「そうか?」
赤「だっていつもみんなには槍とか手裏剣とか投げるじゃん。」
侍「なんと言うか奴には他は通じなくてな。対等に持ち込むには刀が一番なのだ。」
黄「唯一認めた相手だからとかじゃないんだ。(ボソ)」
侍「はぁ!?寝ぼけるでない!誰が認めるか!」
青「でも他のが通用しないから刀を抜かせたってことは潜在的に認めたって」
侍「否ぁぁぁぁ!!!!」
シュ シュ ニュー ジャララララ ドン
侍「ふぅ……!ふぅ……!」
黄緑「あらあら?壁が穴だらけねぇ?」

男「お?今日は化粧のノリがいいね!よっ!紅粉青蛾!」
侍「貴様……!(スカ)」
男「あれれー?刀がないよー?おかしいねーあははー!」
侍「黄緑め………!」
405創る名無しに見る名無し:2009/05/13(水) 01:11:33 ID:XMSSQlyR
いつもみんなにはってw
刃物なのにww

侍に気づかれずに刀持っていく黄緑も何気に凄い……
406創る名無しに見る名無し:2009/05/13(水) 04:38:32 ID:OK4dWUw9
サムライブラック保守

同窓会
色「あ!黄緑さん!久し振りです!」
黄緑「あら?色無し君?あらあらあら?随分と変わったわねぇ。」
色「黄緑さんはあまり変わりませんね。」
黄緑「それは私が昔から老けてたって受けっとっていいのね……?」
色「今でも若いって意味だから!ね?しかし黄緑さんは朱色さんの跡継ぎだもんな。」
黄緑「高校の頃の延長見たいなものかしらねぇ。」
色「だから若いのかもね。」
黄緑「ありがとう。あ!今日はあと誰がくるのかしら?赤ちゃんと紫ちゃんは買出しに言ってるけど。」
色「うーん。桃は撮影、黒は弁護だから遅れるって言ってたなぁ。あ!そういや侍黒と男が来るって……!」
黄緑「あらあら?騒がしくなりそうな予感?」
色「多分なると思う……。昨日ニュース見てたらさ……。」

記者『今回の日本近海における孤島の遺跡発見について一言お願いします。』
男『はい、高校の頃図書室で見つけた古文書の記述にも述べてある通りであれば鬼ヶ島だと思います。』
侍『そこで放置されてた故人の物を見る限りあそこには迫害、若しくは漂流した南蛮のものであろう。』
記者『今回の発見も色んな障害があったと聞きましたが?』
男『はい、今回も例によってそこの島の秘密を守ろうとする結社に襲われました。』
侍『島まで手配してくれた教授に裏切られ窮地陥ったが、死んだと思っていた助手に助けられたりな。』
記者『あ、あと御子息も同行したと聞いたのですが?』
男『最初は付いて来るなって言ったんですけどね。』
侍『今回も勝手についてきおって!』
消炭『いーじゃんいーじゃん。結果オーライってことで。僕いなかったら父さんも母さんも今頃魚の餌だよ?』
男『まぁそうだけど……。』
消炭『ほら父さんがよく言う三位一体ってやつ!』
侍『調子のいいやつめ……。』
記者『さ、最後に何か一言お願いします。』
男『色無しさーん見てるー?明日お土産持って行くから待っててねー。』
侍『黄緑、何かうまい物作っててくれ。』

色「………ってさ。確か消炭君ってこの学校だよね?」
黄緑「だから消炭君最近寮に顔出さなかったんだ……。」
ガチャん
男「はぁ……間に合ったか……!」
侍「む、定刻通り!」
色「お、お前ら……!」
侍「ひ、久しいのう色無し……。」
男「はい……。虎革のパンツ……お土産だ。」
407創る名無しに見る名無し:2009/05/13(水) 04:42:09 ID:OK4dWUw9
色「てかお前らテレビで見たのと同じ格好してるぞ!」
男「一度中国経由してから成田にきたもんで……。」
侍「また賊に襲われてな……!」
赤「(ガチャ)ただいまー。んーまだ私も若いのかー。」
紫「ちょっと黄緑ー!変なガキがついてくるんだけどー!知り合い知り合いってうるさいのー!」
消炭「きっみどりさぁーん!ひっさしぶりー!あれ?父さんも母さんもいるじゃーん!」
侍「白々しい。話は聞いておっただろう。」
黄緑「はいはい。お疲れ様。」
紫「え?ホントに知り合いなの?」
消炭「だから言ったでしょお姉さん?僕ここの学校の生徒だって。」
色「顔は母親似だな。性格はモロ父親だけど。」
侍「恥ずかしながら。」
消炭「あれ?もしかしてもしかするとそこの色男が父さんがよく言う色無しさん?」
色「よく話すの?」
男「う、うん。まぁ。」
消炭「しかしまぁよく今日みたいな怨憎会苦の場所に出てこれるなぁって思うよねぇ……。」
男「可愛さ余って憎さ百倍って言うしな………。今日辺り刺されるんじゃないかなぁ……。」
色「よ、よく似た親子じゃないか……!」
消炭「それに黄緑さんやお姉さん達も昔の男は忘れて結婚とかしたら?美人薄命恋せよ乙女ってさ。」
紫「余計なお世話よ!何なのあんたらの子供!高校の時の男よりムカつくー!」
消炭「酷いなぁ。お姉さんなら僕、全然いけるのに。とても母さんと同い年とは思えないよ。主に体系とか。」
紫「あぁ!この上から目線が侍黒だし女を嬲ような視線が男だしぃぃぃ!!!」
黄緑「そういえば消炭君!漆黒ちゃんが泣きながら心配してたわよ!」
消炭「え?あいつが……?」
侍「あの漆黒嬢が……?ふふぅん。」
男「ただのエロ餓鬼かと思ってたのに、まさか漆黒ちゃんがねぇ……。」
黄緑「行ってあげたら?」
消炭「ちょ、ちょっと顔見せればいいんでしょ?はいはいわかりましたよ……!」
男「今日は俺ら帰らないからうちは空いてるぞ。」
侍「黄緑、赤飯はあるかの……?」
消炭「呆れる……!じゃお姉さん、またあとでねー!」
紫「もう来るな!」
408創る名無しに見る名無し:2009/05/13(水) 19:55:41 ID:BebNPKZI
え、侍と男が!?……
409創る名無しに見る名無し:2009/05/13(水) 21:08:46 ID:IFvqbQos
橙「wwwwwwwwwww」
黄「wwwwwwwwwww」
黒「ちょっとあんたたち、少しは静かにしたらどう!?」
橙「せっかく自習になったなんだからさぁ。細かいこと言ってちゃダメ!」
黄「そうそう。あんまり怒ってると群青さんみたいに目尻に小じわができるわよwwww」
黒「そんなこと言ってるから赤点取るのよ! 馬鹿!」
友「橙も黄もほどほどにしとけよ。野中の1軒屋じゃないんだからさぁ。」
黄「おっと、愛しの友子ちゃんがお休みの日は、黒ちゃんに大接近ですかぁ!?」
橙「黒ちゃんにやっと春の訪れがwww」
黒「何言ってんの! あんたたち!!」
友「あのな〜、俺が友子と付き合ってる最大の理由は何だと思う?」
黄・橙「?」
友「浮気やよそ見の手間が省けるから、レベルの高い女と付き合ってるんだよw」
黒「ちょっと待ちなさい! それじゃ私のレベルが低いとでも?」(ベキ!)
友「怒りのあまり無意識のうちに鉛筆へし折るような女は、いくら美形でもご勘弁w」
黒「あら・・・」(///)

無「あいつ、うまく収めちゃったなぁ。」(ボソ)
男「色無さんだったら、いろんな意味で間違いなく修羅場になってましたね。」(ボソ)
無「あ、ああ・・・汗」(ボソ)
黄緑(せっかくの私のお仕置きタイムが・・・orz)
410創る名無しに見る名無し:2009/05/14(木) 10:34:10 ID:y7d+/XOn
つまらんとは言わないが
色鉛筆でない名前の女子と付き合ってる
色鉛筆でない名前の男子がメインの話なら
このスレでやる意味があんまりない希ガス
411創る名無しに見る名無し:2009/05/14(木) 13:38:29 ID:ms0YlDmW
>>410
408は最後の1行のためだけに、作ったんだが?
412創る名無しに見る名無し:2009/05/14(木) 16:46:44 ID:ms0YlDmW
あ。ごめん。
409だったw
413創る名無しに見る名無し:2009/05/14(木) 20:37:34 ID:mxxOLB77
>>338
赤の人、シルバーレイン関係のサイト探したらいるかも
鞄にモーラットついてる
まだ連絡ついてないなら探してみたら
414創る名無しに見る名無し:2009/05/14(木) 21:24:48 ID:PrWKZLZn
春をテーマに4連投、全ての話は繋がっていたりいなかったり。
では、お借りします。
415スポーツの春?:2009/05/14(木) 21:25:16 ID:PrWKZLZn
赤「いい季節になったねー」
無「多少暖かくなったから、いい季節といえばいい季節だな」
赤「冬は、あんまり動けなかったからねー」
無「あんまり? スキーだ、スケートだ、温水プールだと散々連れまわされた記憶しかないんだが」
赤「やっぱり、自分の足で走らないと動いたって言う気分にならないんだよ」
無「俺はお前に付き合って、全身筋肉痛になったくらいなんだが」
赤「えー、ボクはぜんぜん平気だったのに。色無は鍛え方がたりないね」
無「鍛え方っていうか、俺はこれでも運動は得意なほうだと思ってたんだがな」
赤「ボクから見たら、まぁまぁレベルだね」
無「まぁまぁ、ってお前が満足するってどういうレベルなんだよ」
赤「うーん、そうだなー。でもまあ、色無は十分満足させてくれてるよ?」
無「疑問形かよ」
赤「あはははは」
無「みてろよ、今に「参りました」って言わせてやるからな」
赤「……そういうことなら大丈夫だよ」
無「大丈夫?」
赤「なんでもなーい、ほらマラソンに付き合うって約束でしょ」」
無「確かに約束したけど、って赤。お前なんでそんなに顔赤いんだ?」
赤「あ、あかくなんてないよ! じゃ、いくよ! ついて来れなかったらジュースおごりね!」
無「あ、おい。待てよ赤!」
赤(もう参ってるのに……色無のバカ)
416買い出し:2009/05/14(木) 21:26:10 ID:PrWKZLZn
青「色無」
無「ん? どうした青」
青「あなたね、春になったのにどうしてそんなにだらけてるのよ」
無「だらけてるか、俺?」
青「ソファーに横になってテレビ見るなんて、だらけた証拠じゃない」
無「いやこれは、ちょっと走ったからであってだな。決して普段からこうだとか言うわけでは」
青「ちょっと走ったくらいで横になるとか、だらけてる証拠じゃない」
無「わかったよ。それで、だらけてる俺にどうして欲しいんだよ」
青「黄緑と水が寮で必要なもののメモを作ったから、買い出し」
無「俺一人で?」
青「あなた一人だと余計なもの買ったり寄り道したりするでしょ」
無「……否定できないところがつらいところだな」
青「仕方ないから私がついていってあげる」
無「それはどうも、それにしては嬉しそうだけど、何かいい事でもあったのか?」
青「いい事? これからあるのよ」
無「?」
青「ほら、さっさと仕度する」
無「わかった、わかったから。そんなに押すなよ」

青「ご苦労様」
無「全部持たせるとか、鬼かお前は」
青「私もちゃんと持ったわよ」
無「そうだな、そういうことにしておこう。じゃ、部屋に戻るわ」
青「……お疲れ様(せっかく、片手空けたのに……私のバカ)」
417かれーのきせつ:2009/05/14(木) 21:26:53 ID:PrWKZLZn
黄「色無、春よ!」
無「春だな」
黄「春といえば、カレーの季節」
無「お前、冬といえばカレーの季節とか言ってなかったか」
黄「……冬もカレーの季節。体が温まるしね」
無「夏は?」
黄「暑いときはやっぱりカレーよね」
無「秋は?」
黄「秋野菜とカレーのコラボは絶品よね」
無「どうみても一年中カレーです、本当にありがとうございました」
黄「いつだっておいしいのがカレー、異論は認めないわ」
無「で、カレーの季節がなんだって?」
黄「春野菜のカレーを作ってみました、感想をどうぞー」
無「今食っていいのかよ」
黄「いいのよ、試作品だから。ほら早く」
無「試作品って、実験台かよ。まぁ食べるけど」
黄「どう?」
無「……普通にうまいが?」
黄「だめだなー色無は、普通においしい、はほめ言葉じゃないよ」
無「……じゃあ、何で嬉しそうなんだよ」
黄「おいしいといわれて嬉しくない料理人がいるとでも?」
無「まぁ、付け合せのキャベツもいい味だし。俺は好きだな」
黄「なるほど、色無はこういうのが好きなのね」
無「俺はな、でも他のみんながどう思うかは別だし、他のやつにも聞いたほうがいいんじゃないか?」
黄「聞くけどね、とりあえずメモメモと」
無「すごいな、料理メモ2冊かよ」
黄「片方は特別製だからねー、将来のための」
無「将来? 調理師志望だっけ?」
黄「そうよ、将来の夢は専属料理人」
無「大変そうだな、でも、お前ならきっとなれるよ。それだけ熱心なんだからな」
黄「ありがと、でも競争率高いのよねー」
無「そうなのか、健闘を祈る」
黄「手ごたえはあるから、もっとがんばるわよ」
418春眠暁を……:2009/05/14(木) 21:27:26 ID:PrWKZLZn
緑「色無、ちょっと」
無「んー?」
緑「あなたがすぐ読みたいって言うから、ここでもいいって言ったけど」
無「あー」
緑「どうしてそんなに簡単に眠れるのよ」
無「春は眠くってなー」
緑「こっちはぜんぜん眠くならないわよ」
無「いいことじゃないか、読書が進むだろー」
緑「おかげさまで、さっきからぜんぜん文字が頭に入らないんだけど」
無「なんでだよ」
緑「……」
無「……」
緑「だって、色無がひざの上に頭を……」
無「zzz……」
緑「……」
無「zzz……」
緑「……」

無「ん? あ、すまん、完全に落ちてた」
緑「……おはよう」
無「って、あ。悪い」
緑「謝らないで、悪いと思ってないから」
無「いや、すまん。どうりでいい感触の枕だと思ったら」
緑「いい感触とかいうな」
無「お詫びといってなんなんだが、代わりに俺のひざを枕にしてもらってもかまわないぞ」
緑「!!」
無「悪い! 冗談だって! だからその広辞苑をひっこめーー」
419創る名無しに見る名無し:2009/05/14(木) 22:29:59 ID:jK76czzg
>>415
冬でも赤は太るとか無縁だろうなw

>>416
微妙なアレがw
中々うまくいきませんねぇ青さん

>>417
素朴だな黄はwそれだけに伸びそう

>>418
さては岩波の回し者かw
偶然膝枕とは……色なしめ
420創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 06:22:09 ID:KjJ31oak
緑に広辞苑で殴られ隊(´д`;)ハァハァ
421創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 10:11:00 ID:UCw9ljcA
>>415
最後の1行の赤が破壊力ありすぎwwwwwwwwキュンキュンきたwwwww
422 ◆gRK4xan14w :2009/05/15(金) 12:44:33 ID:c1OKswqF
>>413
わざわざありがとうございます!
でも今は本スレのほうが少々ややこしい事態になっていますので、メールを送るのは一段落ついてからにさせていただきます。
423創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 16:19:06 ID:/Y8yQJ9l
色無「ラーメンに何か1つだけ具を入れてもらえるなら、何がいい?」
赤 「僕、チャーシュー!チャーシュー!絶対、チャーシュー!それも厚切りで!!」
緑 「ネギが入ってれば充分よ。」
白 「私は軽く茹でたもやしがいいなぁ。」
黒 「美味しい焼き海苔をできるだけ大きいままで。」
橙色「メンマでしょ!?」
薄黄「煮卵、できれば2つに切ってから。」
桃色「きれいなナルトを入れて欲しいな。」
黄色「私はねぇ(ry」
色無「どーせカレーだろw」
黄色「えへへ・・・やっぱり、わかる?」
色無「それじゃ、青は?」
青 「べ、別に何でもいいわよ!」(本当は愛を入れて欲しいのに、素直に言えない私の馬鹿!)
424創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 18:33:40 ID:CsQ0rd6V
愛なんて幾らでもくれてやらぁ
425創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 19:26:06 ID:Q+zcGThp
サムライブラック保守


男「(ガラ)いってきまーす。」
侍「(ブン ブン)二百三十二!二百三十三!はぁ……お主、どこへ行く?」
男「げ!……………ちょっとゲーセンまで。」
侍「はぁ!?高体連が近いというのに何を遊び惚けておるか!」
男「いいのいいの。たまには息抜きしないと、ね?」
侍「貴様はいつも息抜きしとろうが!」
男「果報は寝て待て、ってな。」
侍「ふざけるな!大体最近の貴様は怠けておる!今日も青滋に負けておきながらヘラヘラと!」
男「だって青(セイ)ちゃん俺より背デカいし当然じゃん。いいよねぇ、大って小兼ねるから。」
侍「話をそらすな!後輩に負けて悔しいと思わぬのか!」
男「そういうお前は俺に負けて悔しいのか?えーっと278戦139勝139敗か?」
侍「だからこそこうして素振りをしておるのではないか!」
男「そ、じゃ頑張って。」
侍「今だから言わせてもらうぞ!某は貴様のそういったいけしゃあしゃあとした態度が気に食わぬ!」
男「今更かよ。で?それだけ?もう閉店近いから。」
侍「貴様のような努力もせず男女の体躯の差で勝ち誇った気になる輩は虫酸が走るのだ!」
男「だったら勝手に生まれ変われ!賽の河原で石積んでりゃ御釈迦さんも男に産んでくれるだろうよ!」
侍「ッ――――!………ふぅ、貴様はもう何を言っても無駄なようだな。話す気にもならん。」
男「有智高才のいい子ちゃんは早く風呂入って寝ろ。夜更かしされると部屋から漏れる光が目障りなんだよ。」
侍「言われなくともそうさせてもらおう。せいぜい夜遊びに精を出すがいい。」
男「某もそうさせて頂きます。ではこれで。」
426創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 21:26:14 ID:Q+zcGThp
サムライブラック保守

放課後
侍「あの童め……!サボリおったか……!」
部長「今日の侍ちゃん怖い……。」
鈴蘭「副部長いないからですかね?」
侍「(キッ)今なんと?」
鈴蘭「な、なんでもないです。」
侍「あのサボるような屑を副部と呼ぶ事自体がおこがましい!」
部長「そうだねぇ。流石に副部長が予選前に部活サボるのは良くないよねぇ。うんうん。」
顧問「見直しが必要かなこりゃ。」
部長「ってわけでさ。侍ちゃん、副部やってみる?」
侍「………ん?」
部長「侍ちゃん前から副部長の座は狙ってたでしょ?」
侍「ですがこのようなことで」
部長「けってーい!今日から侍ちゃん副部!」

色無しの部屋
男「昔………」

侍『貴様!試合をサボるとは何事だ!』
男『サボったわけじゃねーっての。昨日はパスポートの手続きがあったからしょうがなくてだな。』
侍『パスポートぉ!そんなことで試合を放棄しおったのか!笑わせるな!』
男『じゃあ笑わなくていいよ。後で理由は言うからさっさと部室行』
ジャララララ
男『な!』
侍『逃げるな!話すなら(グイン ジャラ)キャ!く、鎖を解け!解かぬか!』
男『黙って聞け……!』
侍(ビクッ)
男『俺の叔父がなカナダにいるんだよ、危篤状態でな……!』
侍『う……』
男『何勘ぐったか知らねえがお前のエゴとこの稚拙な玩具で俺のこと縛ろうってのがお門違いなんだよ!』
侍『………うぅぇえ………ぇ…!』

男「泣いちゃってさ……。」
色「腕を鎖で縛り上げられて壁に押さえ付けられたらな……。まぁ普通の女の子の反応だな。」
男「本気で怒ったわけじゃないけど俺もピリピリしてたし。理由言わない俺も俺だけど。」
色「いきなり鎖鎌投げる侍黒も悪いと思うけど。」
男「謝って許してはもらったけどその日からあいつ、男と女の体の差に厳しくなってさ。」
色「お前さ、結構怖いな……。」
男「触らぬ神に祟りなしってな。」
色「何気に自分を神格化するな。」
427創る名無しに見る名無し:2009/05/15(金) 21:27:54 ID:/Y8yQJ9l
423の番外編
色無「ラーメンに何か1つだけ具を入れてもらえるなら、何がいいです?」
焦茶「別にラーメンには具を入れてもらわなくっても構わないので、私の具の中に色無君の(ry」
色無「うわぁ〜!うわぁ〜!」
焦茶「そうか。やはり入れるだけではなく、出したり入れたりしなきゃ駄目なんだろうなw」
色無「エ、エ、エッチなのはいけないと思います!」(><)
428創る名無しに見る名無し:2009/05/16(土) 06:03:33 ID:8WQAHqLY
サムライブラック保守


侍「おかわり!」
黄緑「はいはい。」
黒「なんで帰らないのよ。」
侍「帰ると必然的に奴の顔を見るはめになるからな。」
黄「はぁ?さっきま」
色「黄色ー!こんど何色のカレー食べたい?」
黄「緑!」
侍「?」
色「あはは、ジャワカレーか。ん?カレーの話さ。」
侍「そうか。時に黒、白、頼みがある。今夜寝る時部屋をお借りしたい。」
黒「白?」
白「いいと思うよ?でも寝る場所が……。」
侍「床でいい。むしろベッドは寝心地が悪い。お主らの部屋は静かで良さそうだ。」
黒「騒ぐ気は無さそうね。」
黄緑「お風呂湧いたけど、入る?」
侍「すまない。」

侍「キツいのう……。締め付けられる感が……。」
黒「初めて他の娘に下着なんて貸したわ……!」
侍「礼を言う。あまり騒ぐと白の体に障るからな。では。」
黒「おやすみ。…………」
侍「……………」
黒「………何で喧嘩なんかしたの?」
侍「………話す義理はない。……………。」
黒「そう。……………。」
侍「……………。」
黒「……………。」
侍「あやつのあまりの無神経さにイライラした。己の身体能力ばかりに頼って少しも鍛練を重ねようとせぬ。」
黒「強ければそれでいいじゃない。」
侍「少し鍛えれば更に強くなろうが。才能はありながら磨かぬというのは宝の持ち腐れにすぎん。」
黒「そうね……。強くなきゃ守ってもらえないものね……。」
侍「な!何を」
白「う……ん……(ゴロン)」
侍「んっ……!明日は部長に道場の掃除を命じられておる。某はもう寝る。」
黒「おやすみ。」
黒(私だって好きな男が強い人じゃなきゃ嫌だもの……。)
429創る名無しに見る名無し:2009/05/16(土) 06:17:21 ID:wAEN8Hk0
続きにwktkしつつも、白と黒の同棲生活に興味津々です><
430創る名無しに見る名無し:2009/05/16(土) 06:27:41 ID:8WQAHqLY
サムライブラック保守

道場
侍「やはりこの下着は歩く度食い込むのう……。」
ガラ
侍「む?鍵が開いて……」
男「一、二!一、二!(ブンブン)すいませんね部長!毎朝毎朝付き合わせちゃって!」
侍「男?」
男「お?おぉぉぉぉぉ!!!!(ズサー)」
侍「何故そこまで引く。」
男「お、おまっ!なんで……!えぇ!」
侍「某は部長に命じられて掃除に来ただけだ。」
男「あのツルペタぁ!!!バラしやがったなぁ!!!」
侍「某を部長と勘違いしたようだが?」
男「ははは……とうとうボクと部長の愛執染着昼ドラばりのドロドロした関係が……」
侍「…………」
男「朝練ない日は稽古つけてもらってただけだよ!悪いか!」
侍「だからお主は朝は早かったのか……。」
男「あの部長は脳味噌までツルツルなのかよ……!」
侍「何故言わぬのだ。」
男「そりゃ……ねぇ………。………………………………………………恥かしいから。」
侍「恥かしい?」
男「俺だって男だしお前に負けたらなんかちょっと凹むっていうか少しぐらい余裕なフリしないと示しが……」
侍「一昨日は遊び惚けていたみたいだが?」
男「あれはその辺走っただけで本当はゲーセンなんて……ってなんでここまで話してんねん!」
侍「ノリツッコミはいい。」
男「つまりだな……。えーっと、黙ってて悪かった。ごめん。」
侍「んっ……!お、お主がそこまで言うなら許してやらんでもないがな……!( ///)」
男「フッ。」
侍「笑うな!( ///)」
男「いやいや、中学の時もこんなとこしてなってよ。」
侍「直ちに忘れろ!」
男「学習しないな俺も。反省点だ。」
侍「(ボソ)某も……」
男「ん?」
侍「何でもない!早く着替えよ!遅刻する前に行くぞ!」
男「先に行ってろよ。」
侍「どうした?昨日の今日だから共に教室まで行くのも恥かしいのか?」
男「お前、俺のそばにいてわからないのか?」
侍「……………。っ!………早くシャワー室に行ってこい。」
男「担任に宜しく言ってくれよ。」
431創る名無しに見る名無し:2009/05/16(土) 07:04:59 ID:UE2Brlzg
なんだよ……男が普通にカッコいいとか反則だろwwwwwww
それじゃ完璧超人じゃんw少しでいいから今ループの男にも変態分を残しておいてやってくれよw
432創る名無しに見る名無し:2009/05/16(土) 19:48:54 ID:8WQAHqLY
サムライブラック保守

部長「言い訳は?」
男「ぐぅの音もでません。」
侍「ぶ、部長……」
部長「シャラップ!ドーントクワイェット!侍ちゃんは黙ってなさい!」
侍「ですが……!」
男「お前はあまり関係ないだろ?」
部長「ストッープ!イチャつくな!男君は文字通り副部剥奪!これからは罰を受けてもらっちゃいます!」
男「甘んじて受け止めるます……。」
部長「まずは校庭25周!」
男「えぇ!数字がまたリアル!(楽勝だけど)」
部長「あと道場隅から隅まで綺麗にして!」
男「はい……(昨日侍黒掃除したんだけどなぁ)」
部長「ついでに部費の回収!」
男「はい……。」
侍「いくらなんでも過ぎては……」
鈴蘭「先輩はいいから聞いててください。ね?」
部長「最後に稽古の前と終わった時号令!」
男「はい?」
部長「部長会議とかあった時には率先して出向くこと!」
男「え?え?んなことしたら部長の仕事ないんじゃ……。」
部長「そ。これからは男君が部長☆」
侍「じゃあ某が……」
部長「副部長☆頼むよこれからは。」
男「………ははは。なんだよ……。」
部長「高体連終わったら私引退だからね……。」
青磁「おめでとうございます副部長……じゃなくて部長。」
男「照れるなぁ……。こういうの。」
部長「でも走れよ。」
男「え?フリとかじゃなくて……」
侍「走れ。」
男「………いってきます。」
433創る名無しに見る名無し:2009/05/16(土) 20:40:03 ID:GEPiw4GK
>>430で読んでるこっちまで照れてきたw
なんかもう男がおいしすぎるから
校庭100周ぐらいはやってもらいたいwww
434School Daysな保守:2009/05/17(日) 03:04:33 ID:iEZDYKA9
黄「…にやにや」
橙「何読んでんだ?」
黄「あ、橙。『サムライブラック』だよー」
橙「ああ、あれか。もう3周目に入ったんだよな。相変わらずずっと面白いし」
黄「2クール目のらぶらぶな感じもニヤニヤしたけど、今回のカッコいい男もいいなあ♪」
橙「考えてみるとすげー魅力的なキャラだよな」
黄「かっこいいし、面白いし、真面目で努力家、なんだかんだで守ってくれる。そして頭までいいもんね。橙、勝てることないじゃんw」
橙「どーせ俺はテキトーでバカだよ」
黄「うわー、拗ねてるーw」
橙「るっせ。…やっぱ、あーいう男がいい?」
黄「うん」
橙「うわー…凹むわー…」
黄「あはは!なんてね。あたしたちはあたしたちらしければいいじゃん」
橙「フォローになってねえけど。…まあいいか」
黄「だいじょーぶ!あたしはたいちゃんが大好きだよっ!」
橙「だぁーもう!わかったから!恥ずかしいセリフ禁止!!」
435創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 08:29:49 ID:35sXy3Mt
お前だってかわいい幼なじみつきのイケメンのくせにw
妬ましいw妬ましいw
436創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 11:46:16 ID:6qKDLnK5
サムライブラック保守

部活終了
侍「お主、わざと青磁に負けておったな?」
男「自信付けてやらないとな。団体で俺におんぶに抱っこされちゃ困るし。指揮を上げるのも部長の役目だ。」
侍「器の広さ、か……。」
男「あー。ちょっと喉乾かないか?寮寄ってこうぜ。」
侍「そうだな。」

男「すいませーん。ファンタ下さーい。」
侍「お茶でも可。」
青「あんた達は小学生なの?」
男「俺の部長就任祝いぐらいいいだろ。」
色「え!部長になったの!」
侍「某が副部長だ。」
青「何よ……!見せつけてくれちゃって……!」
色「冷蔵庫になっちゃんあるから勝手にのんでけ。」
男「ありがとさん。お邪魔しまーす。」
侍「某は冷たいお茶がいいのだが……。ん?某はこれでいい。」
青「あ!それは朱色さんの……!」
侍「(グビグビ)………炭酸入りのお茶なんて珍しいのう。」
色「それ……朱色さんが飲みかけてた玉露入りのチューハイ……!」
侍「はぁ!管理人ともあろうものが昼間から酒に浸っているのか!けしからん!」
男「突込む所はそこじゃない。最近はこんな酒も発売したんだなぁ。好事家もいるもんだ。」
色「そこでもない!酒だぞ酒!」
侍「不可抗力である以上しようのない話だ。せいぜい酔いが覚めるまで表には出ないよう尽力すまでだ。」
10分後
男「お前、顔赤くなってきたけど大丈夫か?」
侍「流石酒だ。部活の後だからか酔いが回るのが早い。」
男「吐きたくなったら色無しさんのとこ行けよ。」
色「トイレに行け!」
30分後
侍「体が怠くなってきた。ちょっと荷を下ろさせてもらおう。」
ジャララララ にゅ〜 コトン カラーン 
青「何これ?」
男「鎖鎌に鉄扇だろ。矛が一本に苦無が3本。熊手が両手だから二つか。あとはいつもの大小だな。」
色「こんなものいつも持って……!一体矛はどこから出てきたんだ……!」
40分後
侍「暑くなってきたのう……。」
パサ
色「なんだこの包帯?」
男「なぁぁぁぁぁ!!!!!貸せ!!!」
色「ん?………まさかこれ…………!」
男「青!これもって侍黒を風呂場連れてけ!」
青「え?これ……!ちょっと侍黒!」
侍「フッフッ……しょうがなかろう、暑いのだからな。ふぅ……。(ハラ)」
男「こ、こら!ぬ、脱ぐな!」
侍「肩までだから良かろう?それに……ふふっ、男と言うのはこれぐらいが そ そ る のであろう?」
437創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 11:54:04 ID:6qKDLnK5
サムライブラック保守

朱「騒がしいぞぉ……。何してんの?」
全員(  酒  天  童  児  光  臨  )
侍「朱色殿ぉ……。こやつらが某を迫害しようとするのじゃぁ……。」
朱「何ぃ?」
男「これは酒が」
朱「お前らぁ!そこに座れぇ!さぁ侍黒!思う存分やれ!ヒック色無し!音楽スタートぉ!」
色「お、音楽ですか?」
朱「適当に雰囲気いいの流せばいいんだよ!カーテンも閉めろ!」
〜♪
侍「そういえばさっきお主、さっき某の晒を見た時異様に同様してたのう?」
男「よ、寄るな……!」
朱「寄るな?姉さんに失礼だろう!」
ふに
男「ふぁ!」
侍「普段はあんな猥談をしとるわりには……ふふっ、たわいのない。(フッ)」
男「ひゃん!」
侍「ふふふ、耳に息を吹いただけでこの様か……。」
ぎゅう
男「や、やめ……!」
色(ゴクリ……)
侍「気になるか?いいのだぞ……?触っても?男の こ の 手 で……。(ペロ)」
男「舐め……!」
侍「言葉を借りるなら据え膳食わぬは男の恥ではないのか?」
男「ここでするわけには……!」
侍「ではここで無ければ揉みしだいたというわけか?この獣め。」
男「そういうわけじゃ……!」
侍「意気地無しが。一人の女をここまでさせといて箸をつけぬとは。虚勢しか張らぬなら去勢してしまえ。」
朱「ひひひひwwww親父ギャグだろwwwwwwww」
侍「甲斐性無しの根性無しの知識だけをつけた童○の子猿が。ほれ。」
ぐぐっ
男「ぐ……!」
侍「悔しゅうないか?のう?布一枚下にお主が見とうて見とうて堪らんものがあるのだぞ?くくく……。」
男「もう、やめろ……!(ウル)」
侍「泣いておるのか?ふふっ……可愛らしいのう?(ペロ)」
色「もうやめてや」
朱「デュクシ!(パチーン)」
色「痛っ!ビンタにデュクシはないでしょ!」
朱「姉さんの邪魔するな!」
438創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 11:57:02 ID:6qKDLnK5
サムライブラック保守

侍「白ける儂。ふぅ、また暑くなってきた、ふふっ。」
朱「お前ら!コールだコール!脱ーげ!脱ーげ!姉さん!扇子が色っぽいよー!お前らも!」
色「脱ーげ。脱ーげ。」
男「……………。(グスン)」
朱「泣いてんじゃねーよwwwwwwwww」
男「(ボソ)脱げ。脱げ。」
侍「声が小さい!顔が笑っとらん!」
男「脱ーげ!!!脱ーげ!!!!!脱ぅげぇ!!!!」
色(や、ヤケクソになったか……!)
バシャぁン
侍「…………。(ポタポタ)」
黄緑「脱ぎたくなったかしら?」
侍「………はい。着替えてまいります。」
青「間に合ったわね……。」
男「ありがとう黄緑さん、青。」
黄緑「大変だったわねぇ。侍ちゃんにはこれからは間違えないように注意しておいてね。」
男「はい。後物置貸して下さい。」
青「物置で何するのよ?」
男「30分でいいから。」

男『……ウェ……スンッ……グッ…ァ…ァァァ……』
色「泣いてるぞ……!」
青「流石に放ってあげようか……。」
黄緑「あとは……。」
朱「(ビクッ)」
439創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 12:38:05 ID:35sXy3Mt
うむ、半分くらい侍黒で埋まってるからなw
俺も今の仕事がかたづいて殺人的な忙しさが一段落したら
田舎に帰って嫁さんもらってスレにSS投下するんだ……

しかしこの男はヘタレ過ぎるwwwwww
440創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 15:39:37 ID:Y/wCaRQx
あれー、ちょっと前までカッコよかったのにあっという間にヘタレにw

そういえば新スレ以降から規制だなんだで全然投下できてない…
441創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 18:11:14 ID:x8OFRwCU
展開にドキドキしまくったwww
ヘタレな男可愛いよ男www
442創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 18:13:42 ID:jXeRH4+B
青 「キャー、へ、蛇!」
黄緑「あらあら、これはいい蝮ですねぇ。それじゃ、えい!」(ドス・・・石を投げて頭を砕く音!)
青 「き、き、き、黄緑、何するの?」
黄緑「後で牙抜いてから蝮酒にするの。朱色さ〜ん、まだ焼酎ありましたよね?」

翌日
青 「きゃー、ま、また蛇が!」
黄緑「なぁんだ、青大将かぁ。」
青 「き、き、き、黄緑。また焼酎に漬けるの?」
黄緑「青大将なんか煮ても焼いても漬けても美味しくないわよ。」
青 「そ、それじゃ!?」
黄緑「(大声で)きゃぁ〜! 助けて、色無さぁ〜ん!」
443創る名無しに見る名無し:2009/05/18(月) 09:09:07 ID:RGzlebEw
蛇を生かしたまましばらく放置して、胃腸を綺麗にしてから酒につけるんだよ<蛇酒
444創る名無しに見る名無し:2009/05/18(月) 10:26:06 ID:bIpk/QZk
そろそろトップ絵更新しないと
さすがの灰も暑さでうだっちゃうぞw
がんばれ絵師たち!
445創る名無しに見る名無し:2009/05/18(月) 18:10:13 ID:+lxzMehX
>>443
俺の知ってる黄緑さんなら、蝮の口の中に指突っ込んで、牙を抜いてから
裏表ひっくり返して胃腸を取り出しそうですぜ

あ、貴女は(ry
446創る名無しに見る名無し:2009/05/18(月) 18:11:40 ID:+lxzMehX
>>443
俺の知ってる黄緑さんなら、蝮の口の中に指突っ込んで、牙を抜いてから
裏表ひっくり返して胃腸を取り出しそうですぜ

あ、貴女は(ry
447創る名無しに見る名無し:2009/05/19(火) 15:17:14 ID:n3L79oix
黒「それにしても、寮の裏の畑がどんどん広がってるわねぇ。」
無「最初は水色の花壇だけだったんだがなぁ。」
黒「いまじゃすっかり農地よねw」
無「黄緑がネギや三つ葉の根っこを植えだしたのが最初だったかな?」
黒「そうね。根っこの部分も再利用しなきゃもったいないとか言い出して・・・」
無「そのうち黄色がカレー専用の畑を耕し始め・・・」
黒「黄緑はイモとかトマトとかにも手を広げてるし・・・」
無「黄色は黄色で最近はハーブまで・・」
黒「黄緑の紫蘇やショウガもハーブと言えばハーブよw」
無「ま、そのあたりまではなんとか【ホノボノ路線】で済むんだけどなぁ・・・」
黒「灰色の馬鹿がたまたま見つけた4つ葉のクローバーまで栽培しちゃったからねぇ。」
無「さすがにあれを売りだしたときは、朱色さんも理事長に呼び出し喰らってたね。」
黒「毎回毎回、不肖の妹がみんなに迷惑かけて申し訳なく思ってるわ。」
無「ま、緑化運動の一端を担えたってことでいいんじゃない?」
黒「そういう色無の前向き且つ脳天気なところが好きなのよ。」(///)
無「とりあえず、光栄です。」(///)

448創る名無しに見る名無し:2009/05/19(火) 20:53:45 ID:0Rkcv9T/
色無、そこは「悪い気はしねえな(///)」って言わないとw
449創る名無しに見る名無し:2009/05/19(火) 21:03:45 ID:i65jbgGO
今の季節に日曜日となれば
寮の裏、長袖姿に帽子でせこせこ汗を流す二人が見れそうだ
450創る名無しに見る名無し:2009/05/20(水) 15:13:33 ID:jrIwQ3c+
店主「黄緑ちゃん、お願いがあるんだけどさぁ。」
黄緑「どうしたんです?」
店主「夕方から葬式行くの忘れててさぁ。残りの豆腐まとめて買ってくれない?」
黄緑「でも〜、30丁くらいありますよ〜。」
店主「こっちも無理言ってんだから、税込1000円でいいよ!」
黄緑「それじゃ、頂きます!」
店主「助かったよ〜。毎度あり〜♪」

黄緑「と、言うわけで・・・」
朱色「夕飯のおかずはあんかけ豆腐に豆腐の白和えに揚げ出し豆腐という豆腐責めかぁ!?」
色無「赤とか、灰色だったら、全部冷や奴で出してますよw」
朱色「豆腐は高タンパク・低脂肪だから美容と健康にはいいだけどねぇ。」
色無「あそこの豆腐大きくて美味いから、税込1000円で31丁買えたら何も文句言えませんよ。」
黄緑「ごめんなさい・・・」
色無「まぁまぁ、とりあえずこれで全部片付いたんですよね!?」
黄緑「残りは薄く切って揚げておいたので、明日はいなり寿司にしようかと(ry」(・∀・)ニヤニヤ
451創る名無しに見る名無し:2009/05/20(水) 17:04:37 ID:66h7fxrB
冷や奴だけだったら悪夢だw
もうスプーン使う域だろうな
452創る名無しに見る名無し:2009/05/21(木) 08:12:37 ID:bQ9ZySdR
VIPにないと思ったらとっくに移動してたのか…!
453創る名無しに見る名無し:2009/05/21(木) 10:20:46 ID:iungsP70
>>452
だから避難所をブックマークしておけとあれほどwwww

その避難所から転載 黄色
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0121.jpg

高校生にもなってお庭でプールとか……あるあるwwwwwww
灰を相手にガチで水鉄砲戦してそうw
454創る名無しに見る名無し:2009/05/21(木) 18:14:22 ID:g/DpiKXl
水浴びキャッキャッ
他の女の子に水かけてそうw
455創る名無しに見る名無し:2009/05/21(木) 20:31:57 ID:+KiXoZSY
友「ほんと、水色って面白い奴だなw」
水「え、えっ、どこが?」
無「具体的にkwsk」
友「そんなに体強くないはずなんだけど、重い肥料とか平気で運んでるだろ?」
無「そう言われてみると、そうだよな。うん。」
水「あ、あれは、その・・・」
友「その・・・?」
無「何ですかw」
水「か、か、『火事場の馬鹿力』というやつで・・・」(///)
友「火事場の?」
無「の馬鹿力?」
水「うん。『この肥料を運んであげないとお花さんが死んじゃう!』って暗示をかけて・・・」(///)
友「なぜ、その力を色無に向けないんだ? ちょいとその気になればすぐにでも。なぁ色無?」
水(///)
無(///)
456創る名無しに見る名無し:2009/05/21(木) 21:10:37 ID:nGLNx0/6
457創る名無しに見る名無し:2009/05/21(木) 21:12:29 ID:Fu2QG6T4
サムライブラック保守

喧嘩するほど仲がいい
侍「相変わらず手癖が悪いなお主!」
キィン
男「お前の手入れは最高だな、この苦無も喜んでるだろうよ!」
侍「武人たるもの手入れは欠かせぬからなぁ!(ググ)」
男「肌の手入れもネ。スベスベだったなぁ……お前の太股。」
侍「………貴様ぁ!!(///)」
キィン カキン
色「この喧嘩……、もう俺達が入れる領域じゃない……!」
緑「そもそもこれは喧嘩じゃない。」

男は敷居を跨げば七人の敵がいる
色「俺?俺のどこがフラグビルダーなんだよwwwwwwwwwww」
男「アハハハハハwwwwwwwwwww(デュクシ)」
色「うわらばっ!」
ゴゴゴゴゴ………
男「こ、この気迫は……!」
『ドSの黒!(ドン)』
『説教の青!(ドン)』
『泣落としの白!(ドン)』
『スパイス黄色!(ドン)』
『ドジっ子茶色!(ドン)』
『薔薇色緑!(ドン)』
『食物連鎖ピラミッドの最頂点、黄緑!(ドン)』
男「か、勝てねぇ……!」

女三人寄れば姦しい
青「この前は喧嘩してたのに貴女達はすぐ仲良くなったわね。」
侍「女は愛嬌だからな。向うが謝れば許すのが筋であろう。」
黄「実際どこまでいったの?」
青「ブッ!ちょっと黄色!ストレート過ぎよ!」
黄「そうかなぁ?」
青「ったく。………それで、男とはどうなのよ?」
侍「結局同じことを聞くか!何もないわ!」

男三人寄れば文殊の知恵
色「フヒヒwwwwwwwwwwwwwwwww」
友「グフフwwwwwwwwwwwwwwwww」
男「ドゥフフwwwwwwwwwwwwwwww」
三人「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
458創る名無しに見る名無し:2009/05/21(木) 22:04:26 ID:+KiXoZSY
赤 「黄緑〜、今夜はお肉が食べたいよ〜」
黄 「そうそう。ビーフにポークにチキンにマトン!」
黒 「あんたたちは肉ばっかり食べてるから、馬鹿なのよ。」
青 「そうそう。日本人ならタンパク質のメインはお魚!」
赤 「お肉食べないと、力が出ないよ〜♪」
青 「ア○パンマンみたいなこと言わないの!」
黄 「牛・豚・鶏・羊路線が否定されたら、私はどうすればいいの?」
黒 「白いご飯にカレー粉ふりかけて食べればいいんじゃないの?」
白 「黒ちゃん、さすがにそれはちょっと・・・」
紫 「お肉食べないと大きくなれないよ!」
桃 「あら、私はお魚の方が好きなんだけどなぁwwwwwww」
紫 「う、うるさい。このオッパイ星人!」
 ギャース! ギャース!
黄緑「喧嘩するくらいなら、今夜のメインはまた豆腐にしちゃいましょうか?」
他色「それはちょっと・・・」
459創る名無しに見る名無し:2009/05/21(木) 23:43:52 ID:g/DpiKXl
>>455
水色だから火事場にはたぶん成りきれないんだよ!w

>>456
若干黄色があげあげ調子w
両方ともこの季節は元気そうだ

>>457
なんかこの男三人は集まれば謀議、猥談な気がw
話しに事欠くことはなさそう

>>458
豆腐w黄緑様様だな
そのうちエスカレーションして食卓恐怖政治の始まりが……ないねw
460創る名無しに見る名無し:2009/05/22(金) 22:07:48 ID:HYg7YpvB
黄「wwwwwwww」
無「wwwwwwww」
友「そろそろ中間試験だというのに…、黄色も少しは勉強したら?」
黄「私は高校出たらカレーの修業に専念するから、勉強なんかしなくってもいいのw」
友「『おい色無!』って、お前も赤点コンビの相方だったんだよな・・・」
無「いやぁ、お恥ずかしい…orz」
友「ヒモで大成しそうな色無はともかく、黄色は本気でカレー屋始める気があるのか?」
黄「そりゃ、もう…」
無(と、友、いえ、友さん。ヒモって職業なんですか…orz)
友「カレーの本場と言えばインド。インドの公用語は英語だろ?」
黄「それは…」
友「ある程度英語ができなきゃ修業の旅に行けないんじゃないか?」
黄「う、うん。」
友「その前に国内で調理師とか、栄養士の資格も取らなきゃいけないんだろ?」
黄「それは、その、はい…」
友「そんな安易な気持でカレー屋を経営していけるとでも!?」
黄「そ、そうだよねぇ・・・orz」
友「黄色はやればできる子だから、ちょっと気持ちを切り替えてみろよ。」
黄「そうかなぁ? できるかなぁ?」
友「大丈夫だって。修業が終わって店を出す時には、俺も出資させてもらうからさw」
黄「うん、ありがとう! それじゃ、まずは英語と家庭科から頑張るよ!」(・∀・)
友「そうそう。その意気!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
無「あ、あの、友さん、俺は?」
黒「大丈夫、私が大学出て就職したら貴方を養ってあげる。」
461創る名無しに見る名無し:2009/05/23(土) 01:09:23 ID:4Pya5SVl
サムライブラック保守


男『さぁーて。勉強終わり、寝よ寝よ。(パチン)』
侍「(チラ)奴の部屋の明かりが消えたな……!よし!」

ラジカセ「(ピンポンパンポーン)只今よりCOLOR出版、高校英語2年、リスニング、模擬試験を開始します。」
侍「青も良い物を持っておるものだ……!これで明日は……奴に勝つ!」
ラジカセ「次の単語の、意味を答えなさい。」
侍「こい……!」
ラジカセ「reproduction reproduction」
侍「り、りぷ……え?」
ラジカセ「fictional fictional」
侍「ふぃ……ふぃ…く…」
ラジカセ「share a room share a room」
侍「しぇあ……しぇああ……」
ラジカセ「次の問題です。」
侍「もう次なのか!」
ラジカセ「次の英文の意味を答えなさい。」侍「次こそは……!」
ラジカセ「He is injected a narcotic and has changed. He is injected a narcotic and has changed.」
侍「……ひぃいず………ひ……」
男『ぷふふふふwwwwwwジ、ジミー大○かよwwwwwwヤバいだろwwwwwwくけけけけwwww』
侍「(ビキ)貴様ぁ!起きておったかぁ!(ジャララララ)」
ガシャアン トン
男「ふん!半生半熟が!」
侍「畳替えし……だと!」
男「第一お前声がデカいんだよ!沈思黙考を覚えろ!」

翌日
先生「じゃあ男君、この単語の発音は?」
男「えっと……れ?り?り……ぷれ……」
侍「……………。」
462創る名無しに見る名無し:2009/05/23(土) 04:53:03 ID:/hwawSVT
昼休み
黄緑「はぁ…」
友 「あれ、黄緑。弁当食わないの?」
黄緑「ええ。なんだか食欲が沸かなくって…」
友 「それじゃ、この出汁巻き玉子と里芋の煮っ転がしもらっていい?」
無 「お前、自分の弁当食ったんだろw」
黄緑「どうぞどうぞ。」
友 「それじゃ。玉子焼きは昆布をメインに鰹の出汁。あと三温糖?」
黄緑「わ、わかる!?」
友 「出汁の香りがよく出てるし、化学調味料使うとアクが強いからね。白砂糖だとエッジが立つw」
無 「俺は砂糖の違いに気がつくまで1年かかった…orz」
友 「里芋は…、もしかして味醂じゃなくって、お酒使った? それもけっこう高いやつ。」 
黄緑「ええ。群青さんが朱色さんの大吟醸を没収したのを少し使わせて頂いたのw」
友 「道理で… これだけ照りがあるのに、味が丸いはずだw」
無 「俺、全く何も考えずに食ってました…orz」
黄緑「ここまでわかってもらえたら、友子ちゃんも毎日お弁当の作り甲斐があるでしょうねぇ。はぁ…」
友 「全く色無は天然の鈍チンだから、黄緑もさぞかし苦労してるんだろうなwww」
黄緑「え、ええ。それなりに・・・」(///)
無 「?」
463創る名無しに見る名無し:2009/05/23(土) 14:16:36 ID:k2XFCjRj
しばらく見ない間に友が主役になったんですね
464『隣の紫ちゃん』-1/2:2009/05/23(土) 23:42:21 ID:vG1h2GiI
こんなの沸いたので投下してみる。


『ねー、色無ー。』
「ん?」
今、俺の部屋には半年程前に隣に引っ越してきた羽振家の一人娘、紫ちゃんが遊びにきている。
羽振家は両親共に忙しくしており、週の半分以上はこうして我が家にきて夕飯を共にしている。
引っ越した当初は夕飯はほとんど一人で食べていたらしいのだが、
ある日たまたま学校から帰ってきた紫ちゃんと出くわした母が
3時のお茶に誘ったのがきっかけだった。

―今日もお父さんとお母さん遅いの?
―…うん。
―いつもご飯は一人なの?
―……ぅん。
―そっか…寂しくない?
―……さみ……しぃ。
―じゃあウチで食べていきなよ。お父さんとお母さんには言っとくから。……ね?

最初はもちろん遠慮されてたが、1週間、半月、1ヶ月と時を重ねるごとに
我が家の食卓に紫ちゃんが居る日が増えていった。
また羽振家の両親も非常に助かるし、紫の笑顔が増えた。と大喜びだった。
最近では紫ちゃんにお金を預け、ウチの母に、紫にお使いを頼んで、と言われたようで、
案の定、俺はその荷物係に任命された。
465『隣の紫ちゃん』-2/2:2009/05/23(土) 23:43:39 ID:vG1h2GiI

今はそのお使いを終えて、俺の部屋で二人で夕飯までの時間を潰している。

そして、先ほど沈黙を破った紫ちゃんの口からのそれは、余りにも唐突だった。


『お……おにぃ……ちゃん。』
「(ブフォ)――ぐほっ!げほっ!んん゙っ……はふぅ…………、ナ、何事デスカ紫チャン」
待て、おちけt……じゃなく落ち着け俺。
紫ちゃんは俺より随分年下だが、会った瞬間から呼び捨てにされていたのだ。
それなのに、今さらおにいちゃんだなんて……
『あ、あの……やっぱダメかな?』
いやダメとかあり得ないしもちろん良いけどなんかそう言う問題ではない気がするけど
とりあえず、可愛い。
「えーと……ど、どうしたの急に。」
『えっ?ん、んっとー…………お、お母さんがね、色無のこと、そう呼べって…』
「そ、そうなんだ?別に良いけど、紫ちゃんの呼びやすいのでいいよ?」
『ホント?!じゃあ今からおにいちゃんね!!』
嬉しそうに笑みを浮かべる少女に、展開が追い付かない頭の俺の表情は、おそらくおかしな表情をしていただろう。


こうして、俺には「お隣さん家に住んでる妹」ができたのだった。

466創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 07:33:40 ID:ySigEWkY
>>464-465
紫がおにいちゃんと呼ぶだと…?
うらやまけしからん。わっふるわっふる
467創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 14:13:19 ID:1iQwO2Tg
紫年下設定は……実にいいなwwwwwwwありだなwwwwww
468創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 16:05:51 ID:LlqKAHQT
投下しない低脳が言うのもおこがましいが、
「友」が本気でうぜえ

「男」もある程度キャラが決まってるとはいえ完全固定されてるわけじゃなし、
色無以外の男キャラ使いたいなら「男」で十分だろ
二人以上必要な時に「色無」「男」以外の「友」っていうのがいても良いとは思うけど、
あくまでモブとして使うべきなんじゃないの?
それに「友」の器量が良過ぎて色無のキャラが薄くなってるし、
「友」がやって(言って)ることも他の色鉛筆キャラで置換できるから
「友」の存在がなんだか自己満足な感じがする

まぁSSの投下が侍黒が多い分友SSの存在はありがたいけど、
長くこのスレにいた人達(もしかしたら俺だけが不満を感じてるのかもしれないけど)には違和感があるんじゃないかな

長々と愚痴スマン
これ読んだ人不愉快だろうからしばらくROMってるわ
469創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 16:31:07 ID:1iQwO2Tg
>長くこのスレにいた人達には違和感があるんじゃないかな
どんなものも受け入れたいと心がけてはいるけど、聖人じゃないからどうしたって違和感を覚えることもあるね
ただそれに不平を言うと、次に自分の好みに合う(かもしれない)ネタを投下してくれる人まで「俺のもスレに合わないんじゃないか」と尻込みしてしまうかもしれない
だから俺は嫌いなネタにレスはしないけど文句も言わないことにしてる
きっとそれがスレを長持ちさせるのに必要なことだと思うから

複数の見知らぬ人間が集まって作ってるスレだし
全部が自分の好みのネタにはなりようがないよ
ましてや板移転で古参とご新規さんが入り交じってるしね
当たりが3割もあれば万々歳くらいに考えて気楽に行こう
470創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 17:32:49 ID:pvsXbYB/
サムライブラック保守

侍「男よ。ちょっといいか?」
男「お?また竹刀直してほしいのか?」
侍「うぅ、どうもささくれが削っても無くならくてな。」
男「わかった。部室にはまだ余ってる竹はあるんだよな?」
元部長「あー………男君……。」
男「先輩もですか?」
元部長「そうなの。ダー……じゃなくて顧問もできなくてさ。」
男「いいですよ。」
鈴蘭「え!竹刀って直せるんですか?」
男「竹刀は元は4本の竹を組み合わせて作ったものだから、内の一本が悪くなっても交換すれば使えるよ。」
鈴蘭「でも私のはここで借りてるものだし……。」
男「でも愛着のあるやつとかはあるでしょ?メンテナンスがてらに見とくよ。」
鈴蘭「じゃ、この子をお願いします。」
男「この子って相当入れ込んでるね……。せっちゃんは?」
青磁「じゃ僕もいいですかね……」
侍「お主は竹刀をいじるのが何故こうも好きなのか……。」
男「ぶ、部長だからな……!」

初めは遊び半分だった
部長『へぇ〜男君。弦結ぶのうまいね〜。』
侍『どんな者にも才能はあるのだな……。』
男『ヲイ!』
貧乏性が功を奏したのか、俺の竹刀をリペアする技術は周囲に認められた。
しかし、普通に直しただけではつまらない。
男『そういや、刀って茎(ナカゴ)に号とか銘とか刻まれてるよな……』
俺は必死に図書館を駆けズリ周り銘刀の名前を調べあげた。
そして……
男『柄の部分にちょいと彫っても気付かないよな……(カリカリ)』
長篠一文字
男『おぉ……ほほぅ。』
将来黒歴史は確実だったが俺の衝動は歯止めが利かなかった。

男宅
男「ちょうど5本あるしなぁ〜。天下五剣とかいい感じだよなぁ〜。」
男「それとも個人の特徴で決めようかなぁ〜。迷う所だ。」
男「せっちゃんは若手ホープだから沖田総司を模して菊一文字とか。」
男「そんで鈴蘭ちゃんは容姿がいいから村雨丸。」
男「先輩はロリだし竹刀と同じ位の背丈だから物干し竿でw」
男「俺は部長だから当然虎徹だろ?」
男「で侍黒は妖刀村まs」
侍「(ガラッ)恃もう。窓から失礼。」
男「おっひっゃあ!!」
471創る名無しに見る名無し:2009/05/24(日) 17:36:24 ID:pvsXbYB/
侍「何もそこまで驚くことはなかろう。竹刀を受け取りにきただけだ。用が済めばすぐ戻る。」
男「そうか……悪い。まだできてないんだよこれが……明日必ず渡すから、な?」
侍「お主、今咄嗟に布団の中へ何か隠さなかったか?」
男「え?何……?」
侍「ははぁん……。よいよい、楽にせい。お主も男子よのう……。」
男「ははは、いやぁ最近溜まっててしょうがないんよ……。」
侍「では某は退散させてと見せかけてぇ!(バサァ)」
男「あ!」
侍「日本名刀辞典……?」
男「これは……!」
侍「竹刀に刀……。よもやお主の性癖も……。き、気にするな!誰にだって秘密はある!」
男「常識的に考えろ!刀に欲情するか!」
侍「う、うむ。常識的に考えよう!ない!ないな!………(ジー)。」
男「違うからだからもう!」
472創る名無しに見る名無し:2009/05/25(月) 19:51:13 ID:jq43XQlV
橙色さんズ
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0123.jpg

たまには男の子もいいよね
473創る名無しに見る名無し:2009/05/25(月) 21:18:52 ID:xUjb6lxB
>>471
何か男よりも侍黒の方が変態っぽいような気がしてきたww

>>472
可愛い&カッコいいwwww
スクデイの橙もこんな感じなんだろうと勝手に想像してみるw
474創る名無しに見る名無し:2009/05/25(月) 21:42:10 ID:4WM76B60
>>472
仲良さそうだなw双子みたい
475ひきょうもの 1/2:2009/05/25(月) 23:20:59 ID:HGY6SZzP
黄緑の作った夕飯を平らげ、後片づけを手伝ってから緑の部屋に向かう。
緑の部屋に入り浸り始めてどれぐらい経っただろうか。
最初は眼鏡ごしに剣呑な目で睨まれもしたが、それもいつだか無くなった。
湯気の立つ紅茶が乗ったお盆を左手に持ち替えてノックを二回。
「色無だけど入って良いか?」
扉越しに小さく、「どうぞ」と聞こえる。
「お邪魔します……今日はまだ風呂に入ってないんだな」
「ちょうどキリが悪かったのよ」
勉強机に乗せた分厚い本から目を離さずに緑は言う。しかし声色にはちょっとした苦笑が乗っていた。
主成分は乙女心というといった所か。
「今日はアッサムのミルクティーにしてみた」
「ありがとう」
いつもならここで一口飲んで感想なりあるのだが本当に先が気になるのだろう、ぱらりと軽い音を立ててページが一つ進んだ。
自分の分の紅茶を備え付けのテーブルに置きつつ、書痴なんて言葉が浮かんで消える。
読みかけの英訳本を本棚から引き出してベッドの足を背もたれにして座り込む。
英訳の王道ファンタジーという事で読み進めたがやはり緑の選んだ本だ。
翻訳が綺麗ですらすらと読み進められる。
シナリオの軸も師弟関係から禁断の道へ。悪くない。……結ばれるのが男女なら。
男同士の恋愛、緑は何を思ってそういう本を集めるのだろうか。
男がレズビアンに抱く幻想みたいなものでも持っているのか。
できればそういうものに向ける幻想を自分の方に向けさせてみたい、とは思う。
そんな事を考えながら”そういう”シーンを読み終えて本を閉じた。
気が付けば紅茶から湯気が消えていた。一口飲む。渋い。
失敗するぐらいなら緑と同じミルクティーにすれば良かった。
476ひきょうもの 2/2:2009/05/25(月) 23:23:26 ID:HGY6SZzP
口の中に残る渋みを消そうと、返事を期待せずに緑に問いかける。
「なぁ緑」
「んー?」
「紅茶冷えてないか」「もう呑んだ」、としばらく遅れて帰ってくる。
まだ意識のほとんどが本に向けられているようだ。
「その本、相当気に入ってるみたいだな」
今度は気の抜けた生返事。また本の世界に没入したらしい。
新しい紅茶を入れてくるか、そう思い立って緑の背後に立つ。
呼吸に合わせてさらりと揺れる髪。猫背が小柄な緑をさらに華奢に見せた。
そんな背中を見ながら一つのことを思いつく。
このまま抱きしめたとしても、これ以上ないしかめっ面で「なに」と言うだけだろう。
ならば。
「緑、俺のこと好き?」
「―――――――――うん」ぼんやりとした声音が帰ってきた。
「じゃぁ付き合おうか」
「―――――――――うん」何も変わらない、惚けたような甘い声。
「紅茶、新しいのを入れてくる」
小さな笑いをかみ殺しながら、冷えたカップを回収し「あり、がとう」とすこしばかり現実に帰り始めた緑の声を背中に受けながら部屋を出る。
――――――ばたん、ごん。
扉越しに聞こえる小さな、何かが乱暴に閉じられる音と堅い物にぶつかる音。
「ひきょうもの」
そんな声が聞こえた気がした。
477創る名無しに見る名無し:2009/05/25(月) 23:27:25 ID:HGY6SZzP
戯れに告白するぐらいのの黒さがないとあの寮では生き残れないよね という事でヒトツ。
萌えられなくてもごめんなさい。
478創る名無しに見る名無し:2009/05/26(火) 00:01:01 ID:EUtqEO/G
俺の顔が自然とにやついてる
ごちそうさまです
479創る名無しに見る名無し:2009/05/26(火) 05:44:52 ID:iaY/Bxv/
色無してやったりだなww
そして最後の緑の行動と言葉に激しく萌えたwww
色無が戻ってきたら一体どんな展開になるんだろうか?w
480創る名無しに見る名無し:2009/05/26(火) 22:26:03 ID:zhPVQ9V7
こっちに移ったときいたので・・・

空「お姉ちゃんお腹空かない?」
青「ちょっと小腹が空いたかな」
空「カップラーメン食べようよ」
青「いいわね。何があるの?」
空「新しくなった日○のカップラーメンがあるよ」
青「あのコロチャーとかいうやつね」
空「うん。やっぱり気になるよねコロチャー」
青「うん。かなり気になるよコロチャー」
空「じゃあお湯沸かしてくるね」

青「さあ、二分経ちました。いただきます!」
空「お姉ちゃんは相変わらず硬めの麺が好きだね」
青「単に硬めの麺が好きだからなんてだけの理由ではないわ」
空「え?」
青「これは時間に対する麺の硬さの図よ」
硬い       やや硬め     軟らかめ   超軟らかめ
0m_____1m___2m___3m____4min

空 (なんでこんなものが・・・)
青「この図で考えれば自分の好みの硬さで食べることができるのよ」
空「でも二分だとちょっと早すぎるんじゃない?」
青「開けた時点で時間が止まっているならね」
空「ど、どういうこと・・・?」
青「食べ始めてからも時間は進んでいるということよ」
空「!!」
青「わかったみたいね。『二分』この時間で開封することで超軟らかめの麺まで行くことなくカップラーメンを食べることが出来るのよ!」(あくまで青の主観です。)
空「そこまで計算していたなんて・・・お姉ちゃんやるね」

青「それにしても美味しい!この時間に食べるカップラーメンは・・・最高ね」
空「この体に悪そうな背徳感もまたね・・・」
青「絶対良くないんだけどね・・・例えるなら・・・そう『禁断の実』ね!」
空「・・・え?」
青「アダムとイヴが蛇にそそのかされ思わず口にしてしまった・・・」
空「(これさえなければね・・・)そんなことよりどう?コロチャーは?」
青「んー・・・不味くはないんだけどね・・・生まれてこの方あの何でできてるかわからないケミカルな肉を食べてきたからね・・・」
空「あのケミカルな肉美味しいよね」
青「だよね。コロチャーも美味しいけどね」
空「うん。話は全く変わるけどお箸じゃなくてフォークで食べると更に美味しく感じない?」(あくまで空の主観です。)
青「わかるわかる!フォークにして外で食べるともうその味は官能的とすら・・・」
空「お姉ちゃんもういいから・・・」

姉妹は今日も平和です。
保守@空
481創る名無しに見る名無し:2009/05/26(火) 22:42:59 ID:cgNctvif
保守@の人きた!これでかつる!
482創る名無しに見る名無し:2009/05/27(水) 09:44:08 ID:/W069vxt
保守@空も久しぶりだなw
日常的に詩的表現を使っていいのは味王様とソムリエだけだぞ、青wwwwwww
483創る名無しに見る名無し:2009/05/27(水) 18:34:31 ID:bv/+1gGL
>>480
このほんわかした何とも言えないユルい雰囲気が大好きだわw
484創る名無しに見る名無し:2009/05/28(木) 23:23:30 ID:d8LsLoGI
>>480
カップ麺にここまでこだわりを見せる御人がいたとは……
485創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 00:01:05 ID:2+SyVV7T
いつものように歩いていたら自分と目があいました。
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0139.jpg
486創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 06:18:57 ID:TNlAJGCr
>>485
黄色い傘がとてもお似合いだw
ちょっと誘k……じゃなくてお兄ちゃんとお茶でも飲みに行こうか^^
美味しいケーキもあるよ^^
487創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 10:08:32 ID:6+eS4+PU
>>485
何と癒される風景……絵本の1ページのようだw
こんな和み絵を見て一番に思ったのが
「レインコートの下はいてな(ry」
だった俺は死んだ方がいいw
見かけない絵柄だけど新しい人かな? ぜひ他の子も描いてやってくれw
488創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 13:14:30 ID:gO/sx9Ok
長期戦略

色無「日曜に1人でプラプラ歩いてみたいんで、お弁当作ってもらえます?」
黄緑「ええ喜んで。焼き魚と玉子焼きとカマボコ、あと野菜の煮物ぐらいでいいですか?」
色無「うわぁ。そりゃ豪勢だ! そうだ、ご飯はお握りにしてもらえます!?」
黄緑「それじゃ中身は梅干しとオカカにしましょうね〜」
色無「ああ、今から日曜が待ち遠しいなぁ〜♪」
黄緑「あらあら、うふふふ」

黄色「ちょいと、旦那、旦那!」
色無「何?」
黄色「お弁当作ってあげるからさぁ。私も一緒に連れていってよ〜♪」
色無「どうせカレーだろ? 冷めると美味くないからいらない。」
黄色「昭和どころか明治の匂いがする黄緑ちゃんのお弁当の方がいいの?」
色無「弁当のおかずには焼き魚・玉子焼き・カマボコってのが標準仕様だろ?」
黄色「うわぁぁぁぁああん、色無が黄緑ちゃんの糠味噌教に洗脳されてる〜!」

黄緑「既に舌と胃袋を支配した以上、あと(色無さん)はどうにでも操れるわね・・・うふふふ」
489創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 14:11:18 ID:6eNZlZjt
サムライブラック保守

男「とうとうきたか、中間試験……!」
侍「ふっ、今回も某が勝つのは目に見えておるがな。」
男「どうかねぇ?盛者必衰、あまり付け上がると無常の鬼が身を責むるぞ?」
侍「試すか……?」
男「望むとこだよ……!」

侍・男「「いっ!せー!のっ!」」
パラ
侍「何……!97……!」
男「ふっ、3点差で俺の勝ちだな……!」
侍「そんな!漢字が完璧な某が漢字一問間違えたお主に……!」
男「今回のテストは文章が主だからな。お前はそこで地味に点を引かれたんだ。」
侍「逆に文章問題で点を引かれんほうが難しいぞ……。」
男「普段からあらゆる漫画、小説、映画、ドラマ、エロゲを網羅してればこんな問題、楽勝だな。」
侍「お主は感情移入しやすいからな。」
色「凄いな、お前ら。」
男「俺らにとっちゃ国語のテストなんて90台が当たり前、下一桁目で勝負してるようなもんだ。」
侍「左様、いかにもその通りだ。」
色「ムカつくな……!他はどうなんだよ?」
男「他……?知らん。」
侍「………知らんなぁ?」
色「黄緑さ」
男「見せる!見せるから!」
侍「黄緑は止めてたもれ!」
色「これ合計書いてある紙か……。」

出席番号 03 男(仮) 国語 97 数学 41 現社 46 物理 35 英語 36 保健体育 82 家庭 31
出席番号 28 侍黒 国語 94 数学 34 現社 52 物理 29 英語 32 保健体育 56 家庭 96

色「お前ら……!」
男「だから国語だけなんだよ俺達は……!」
侍「歴史ならもっと上を狙えたのに……!」
色「てか(仮)ってなんだよ!(仮)って!」
490創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 16:57:24 ID:itb1x9iq
>>488
ああ、男は胃袋から落とすってのは常道ですよねw
しかし日本食はお弁当文化も強いので黄緑さんのその献立は普通に正解じゃね
個人的には鳥のから揚げが…

>>489
なんで現社選んだんだよ、素直に歴史選べばいいだろうw
491創る名無しに見る名無し:2009/05/29(金) 20:17:06 ID:TNlAJGCr
>>489
男の保体が予想通り過ぎて吹いたwww
ていうかここまで長期連載しといて今さら(仮)とかwww
492創る名無しに見る名無し:2009/05/30(土) 00:22:55 ID:rYy2J6UO
予定調和

無 「鶏を使った料理と言えば?」
黄緑「筑前煮?」
青 「ローストチキン?」
黄 「チキンカレー?」
朱 「焼き鳥?」

無 「では、次に豚を使った料理と言えば?」
黄緑「トンカツ?」
青 「ポークソテー?」
黄 「ポークカレー?」
朱 「豚玉(お好み焼き)?」

無 「最後に牛を使った料理と言えば?」
黄緑「肉じゃが?」 
青 「ステーキ?」
黄 「ビーフカレー?」
朱 「牛モツ煮?」

493創る名無しに見る名無し:2009/05/30(土) 00:42:34 ID:rYy2J6UO
白「急に暑くなってきたねぇ。」
黒「そうね。もう初夏どころじゃないわね。」
白「あ、黒ちゃん。あのお店でかき氷始めたみたいだよ!」
黒「あら、ほんと。」
白「せっかくだから、食べていこうよ、ねっ!?」
黒「貴女はかき氷なんか食べるとお腹を冷やすから駄目!」
白「ブーブー」(´・ω・`)
494創る名無しに見る名無し:2009/05/30(土) 03:10:51 ID:rYy2J6UO
色無の部屋 23:00
無 「やはり巨乳の破壊力は伊達じゃないと思いますが・・・」
男 「むしろ『貧乳は希少価値だ、ステータスだ!』という名言もありますし。」
友 「いやいや、ここは基本に戻って『オッパイに貴賎無し』ではないでしょうか?」
無 「う〜ん。これは継続審議ですな。」
友 「やむを得ませんな。」
男 「仕方ないですね。」
無 「次に私は乳輪の大きいオッパイのは幻滅するのですが?」
友 「異議なし!500円玉よりも大きいようではさすがに如何ともし難いです。」
無 「いやいや。もう少し小さくないと・・・。100円玉大まででしょう?」
男 「乳輪の大きいものよりも陥没乳首の方が興醒めしませんか?」
友 「興奮すれば乳首も勃起しますから、そう重大視するほどのことではありますまい?」
無 「巨峯のような黒乳首では、起つものも起ちませんよね。」
男 「そうですか? 私は貧乳には不似合いなくらい大きな乳首にエロスを感じるんですが?」
友 「う〜む。煮詰まってきましたなぁ。」
男 「なかなか調整がつきませんね。」
無 「安易な妥協は良くないですからね。」
友 「うん。そうですな。」
3人「はぁ・・・」
無 「それでは次の議題に移ります。性的魅力を感じる尻についてですが・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
赤 「何の相談してるんだろうね?」
青 「そう言えば、みんなすごく深刻そうな顔をして色無の部屋に入っていったわね。」
空 「友先輩、アタッシェケース2つも持ってきてたよ。」
白 「3人ともまだ夕飯食べてないんでしょ?」
黄緑「部長の男君が稽古を休んでまでするぐらいだから、相当大事な話し合いなんでしょうねぇ。」
侍黒「男の奴、なせ某(それがし)に一言相談してくれんのだ?」
黒 「色無・・・」
495ホテル・レインボー:2009/05/30(土) 04:31:28 ID:KspCK2V8
前の話は(多分)前々スレにあります。


【間もなく虹川〜虹川〜。お忘れ物ごさいません様、ご注意ください〜】
アナウンスが到着駅を告げる。俺は立ち上がり、荷物を手に降り口へ向かう。

第2話(・∀・)初出勤

色「ふぅ…ようやく着いたか…」
特急電車に揺られて2時間ほど、山あいにある虹川町にやってきた。
色「雪がこんなに積ってるのは、初めてだ。」
北国ではないが標高が高いせいか、今までテレビ画面でしか見たことない雪景色が広がっている。ちょっと感動。
色「そういえば、迎えが来てる筈なんだけど…」
―ピリリリリ、ピリリリリ
コートのポケットから電車の中で幸運にも鳴らなかった携帯の着信音。
色「あっぶねー、マナーモードにするの忘れてた…(ピッ)もしもし?」
?『色紙さんの携帯でしょうか?』
聞こえてきたのは大人っぽい女性の声。多分、迎えの人だろう。
色「はい、そうです。」
?『今、どの辺りにどの様な恰好でいらっしゃいますか?』
色「今、駅前のロータリーです。グレーのニットキャップに黒いコートで黒い旅行バッグを左手側に置いてます。」
496ホテル・レインボー:2009/05/30(土) 04:33:21 ID:KspCK2V8
?『えーっと…あ、はい。確認しました。そちらに車を回しますので、お待ち下さい。(ピッ』
まだ観光シーズンじゃない町の駅前。電話を切って5分も経たずにロータリーに青い車が停まった。
?『色紙さん、こちらです。』
降りてきたのは先程の声の女性。髪を後ろでアップ気味に纏め、フレームレスの眼鏡を掛けている。第2ボタンまで開けたYシャツにパンツスタイル。うーん、仕事出来そうな方だなぁ…
?『はじめまして、わたくし保守 群青利(ヤスモリ サオリ)と、申します。』
色「はじめまして、色紙 恭無と申します。」
群青『遠い所、お疲れ様です。荷物はトランクにどうぞ。』
挨拶もそこそこに群青利さんが乗ってきた車のトランクに入れる。
群青『乗って下さい。移動しながら軽く説明しますので。』
促されて助手席に座る。へぇ、この車のシートって普通より硬いなぁ…
群青『私達が勤務するホテルは夏場は避暑地、冬場はスキー場なんです。』
色「所謂、リゾート地、なんですね?」
群青『そう。それから珍しく天然温泉が出てるから、年間を通じてお客様がいらっしゃるわ。』
497ホテル・レインボー:2009/05/30(土) 04:35:49 ID:KspCK2V8
色々な説明を受けながらも、車は段々と山道を走って行く。
群青『それから(チカチカッ)…色紙さん、シートベルトを少しキツ目にして頂いてよろしいですか?』
今まで優しい口調で話していた群青利さんが一瞬、間を置いて、急にトーンを落として喋った。
色「え!?あ、はい。」
俺はカーブがキツくなるからだろう、と思っていた…甘かった。群青利さんの次の科白から後…ただ恐怖だけを感じていた…
群青『後ろの車に挑発されたの。よってバックミラーから消し去ってあげるわよ!』
言うやいなや今までとは明らかに違うスピードで走りだした。
―その後、俺はどういう道のりでこれから住む寮まで来たのかは憶えていない…うっすら記憶の片隅にあるのは、カーブで何故か俺の座っている側を更に早い何とか豆腐店と書かれた古い車だった…

―完―
498創る名無しに見る名無し:2009/05/30(土) 04:41:10 ID:KspCK2V8
板移転してて焦ったWまぁまったり考えてまた来ます

全ての投下された&投下される作品に数えきれないGJの祝福を

ではノシ
499創る名無しに見る名無し:2009/05/30(土) 21:36:45 ID:PcMvnNbY
500創る名無しに見る名無し:2009/05/30(土) 22:28:53 ID:Bz0KkCuL
>>492
なんというカレーの世界観……
インドは勲章でもくれてやれ

>>493
初夏を味わえないとは、辛いねぇ

>>494
ケースの中身はさしずめ極秘写真資料ですねw
なんかの団体さんみたいだww
501創る名無しに見る名無し:2009/05/30(土) 22:29:53 ID:Bz0KkCuL
>>495-497
前話がちょっと確認できなかった……
なんか僻地ではないだろうが
リゾート地の他に何かある所なんだろうかw栄えてる町なのか
ただ謎の豆腐屋といい、面白い街だ

>>499
胸元が大胆だから視線のやり場がw
でもどこか自然な風体だから、ただ見とれてそうだな
502創る名無しに見る名無し:2009/05/30(土) 23:04:07 ID:rYy2J6UO
>>497
<豆腐店
それイニDだろwwwwwwww
503創る名無しに見る名無し:2009/05/31(日) 00:14:46 ID:gS0LbszR
謎の豆腐屋とかはずいw
504創る名無しに見る名無し:2009/05/31(日) 10:58:55 ID:V+tOr5nJ
サムライブラック保守

男「みんなー集合ー。」
野郎共「はいッ!」
男「えっーと、待ちに待った高体連地区予選な訳だけど、悔いのないよう、無理せず頑張りまっしょ。以上!」
野郎共「はい!」

侍「なんださっきのやる気のない掛け声は……。」
男「『戦って死ねなど甘いことは言わん!生きて必ず帰ってこい!』とか?」
侍「それでは死合ではないか……。せいぜい『いくぜ!野郎共!』ぐらい言ってほしかったものだが。」
男「俺ら狩りにでも行くのか?どっちにしても俺そんなガラじゃないし、あれでいいの。」
侍「ユルい……!」
男「ほら、女子団体始まるぞ。5人ちょうどしかいないんだから遅れるなよ。(ポンポン)」
侍「むぅ。」

鈴蘭「副部長……!」
侍「どうした?」
先輩「頑張ってね……!」
侍「………!まさか……!」
先輩「副将戦、あのカーマイン先生(あだ名)とだから……!」
侍「あの出だし速攻と独特の笑い声で有名な……!相手にとって不足なし!」

審判「面有り!」
侍「嘘……?」
カーマイン「フェフェフェ」
先輩「速攻だよ……。」
鈴蘭「つ、次は大丈夫ですよ!きっと!」

侍「何とか勝てたが……!危なかった。」
男「おめでとう……。」
侍「浮かない顔をしておるが……まさか……!」
男「ごめん、負けちゃった……!」
侍「かーッ!情けない!お主は一体何をしておったのだ!」
男「大将くるまでに先次中って負けちゃって……。」
侍「むぅ、それは仕方のないことかもしれんが……。」
男「名前がピクルオグリーンとか渋色とかオーガニックブルーとか……ビスケットなんか一番露骨だろ!」
侍「確かにやばそうな名前が並んでおるな。お主は誰と当たったのだ?」
男「オーガニックブルー、エフッって笑う人初めて見た。」
侍「よく生きて帰れたな……。」
男「俺は一応勝ったからな。」
侍「勝てたのか!?」
男「避けてたら勝手に線からでてくれて。」
505School Days:2009/05/31(日) 16:10:08 ID:1Dtvxp3m
『遅く起きた朝は』

〜RED SIDE〜

…起床。ただいま、9時45分。
普段は陸上部の朝練のせいで5時台の起床がザラなわけだけど。今日は日曜。練習もお休み。こんなのもたまにはいいだろ。
いつもならどう考えたって青がもう眼を覚ませていて「起きて、あ・か♪(はぁと)」と起こしてくれるはず(願望による表現が含まれる)なんだけど…
「…うぅん」
青は昨日、大学の課題をやっていたせいで疲れているみたいで。…夜更かししたのは別の理由もあるけど。うん。
まあとにかくそれでぐっすり眠っているみたいだった。
…青は寝顔も可愛いなあ。
とまあ今まで数えられないほど抱いた感想を今日もひしひしと感じながら俺は一人で頷いていた。
「…さて、と」
ぐるるるるるぅ〜…。
我がお腹が情けない音を響かせる。やむを得んよね、うん。
お腹は空いたが、青はお休み中。じゃあやることは一つしかないっしょ。

〜BLUE SIDE〜

…起床。ただいま、10時20分。
…10時20分?
「ああぁ〜…」
やってしまった。いくら日曜日といっても10時過ぎに起きるのはいけないと思う。…妹や友達には昼過ぎまで寝ている輩もいるけど。
隣で寝ているはずの、私がこんな時間に起きてしまった最大の原因の方を見てみる。
「…あれ?」
いない。てっきりまだすやすや寝ているものだと思っていたのに。
そんなことを考えているとキッチンの方から物音と一緒に、なんだかいい匂いが漂ってきた。
「ウソ!まさか!」
あの赤が料理?!
「まさかってことはないだろーよ」
私の声が聞こえたのか、赤はキッチンの扉を開けて、満面の笑みでこちらを見ていた。その手にはなんとお皿が乗っている。
「俺だって、チャーハン位は作れるぜ♪」
…そんなこと言ったって、一度も作ったことなかったじゃない。
そうも思ったけど、赤が持ってきたチャーハンがとても美味しそうで、普通に驚いてしまった。
「お、おいしそう」
「だろ?けっこうパラパラにできたんだぜ!」
嬉しそうな赤の顔。なんだか、それだけで目の前のチャーハンが三倍くらいおいしくなった気がした。
「すごいわね」
「チャーハンはガキの頃から好きでさ。けっこう作ってたんだ」
「へー。じゃあ、今度からは赤にご飯を作ってもらおうかな♪」
「えー!俺は青の手作り愛情たっぷり御飯が食べたいぃ!!」
「何が愛情たっぷり、よ/// (ガンッ)」
「…愛情はいってないの?」
「は、入ってるけど!///」
…なんてまた赤にはめられたような展開をしてしまった。
でも赤が作ってくれたチャーハンがおいしかったのと、赤が作ってくれたという嬉しさに包まれて、私は上機嫌でキッチンに向かった。
「キャーっ!!!」
「あ、ごめん、片づけてねえや」
キッチンの惨状を見て、やっぱり料理は私がやろうと思ったのだった。
506創る名無しに見る名無し:2009/05/31(日) 17:02:53 ID:rPpGraab
>>505
相変わらずこの二人はラブラブやねえw
とりあえず料理は台所の掃除までだぜ?

さて、夜更かしの別の理由kwsk
507創る名無しに見る名無し:2009/05/31(日) 18:15:22 ID:3OraX4OU
>>504
MF1しかやってないから雰囲気だけしか分からんが、ネタにしても相手高異端過ぎるwwww

>>505
もーあれだ。何て言うか…………


甘いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
508創る名無しに見る名無し:2009/05/31(日) 19:58:34 ID:V+tOr5nJ
サムライブラック保守

侍「結局団体は3回戦か……。」
先輩「ごめん。」
男「みんなお疲れ。あっちでみんな休んでるから。」
鈴蘭「…………。グスン。(トボトボ)」
男「せっちゃん、鈴蘭ちゃんのこと慰めてきな。」
青磁「部長は今から個人戦なんだから僕は」
男「唐変木、せっかく千載一遇のチャンスを与えてやるってのに。こんな美味しい場面はそうそうないぞ?」
青磁「部長がそういうなら……。」
男「先に休んでろ……!なぁに、すぐ戻るさ……!」

男「みんなは?」
侍「向こうのビニールシートで休んでおる。」
男「お前もいなかったら更にやりやすいんだが……。(シュル ギュ)」
侍「某はお主の邪魔をしにきたのだ。」
男「ありがとさん副部長……!」
審判「今から男子、個人戦を始めます。」
男「よし……!いくか……!」
侍「男よ……!」
男「何でしょ?」
侍「お主を打負かすのは某の役目だ、それを忘れるな!」
男「んー………、あ!そういうことか!素直に『頑張るのだぞ』とか言えないの君ぃ?」
侍「だっ、だから某はそういうつもりでは……!( ///)」
男「いってきまーす。」

男(俺の相手は……。)
ギャラリー1『源氏先輩ー!頑張ってー!』
ギャラリー2『先輩ー!かっこいいぃー!』
ギャラリー3『源氏先輩負けないでー!』
源氏鼠『はは、みんな騒ぎすぎだよ♪』
男(ピキ)

男「ふぅ。」
侍「最初から飛ばしていきおったな。」
男「なんか、相手から色無しさんと同じ臭いがした。心底スカッとした。」
侍「鬼かお主は。」
男「仏の顔は三つあるけど阿修羅の顔も三つあるんだよ。」
509創る名無しに見る名無し:2009/06/01(月) 08:05:12 ID:nCv105cF
寮の玄関にて
友「ごめん下さ〜い。色無います〜?
無「呼んだか? この世渡り上手の罰あたりw」
友「うるせー、色魔w」
無「そういうお前こそ、天性のマダムキラーじゃんw」
友「女子中高生の天敵に言われる筋合いはないんですが、何か?」
無「無駄にハイスペックな彼女持ちだからって、そんなに威張るなよ!」
友「勝ち組オットセイ並みのハーレム形成してる奴に言われる筋合いはねぇよ!」
無「お前だって商店街のおばちゃん達たらし込んではさんざんオマケしてもらってるじゃん?」
友「それ、よその学校にまでファンクラブ作られてる奴が言うセリフ?」
無「特定の彼女いるくせに、群青さんや黄緑さんにまで妙な色眼使いやがって!」
友「ちょっと待て、俺がいつ2人に妙な色眼使ったんだよ!?」
無「未婚でもオバサン臭けりゃ、お前の守備範囲だろうがwwwwww」
友「いくらなんでもそれは2人に失礼過ぎるだろ?」
無「おッ、さっそくマダムコンビにヨイショですかwww あッ(汗」

群青「黄緑ちゃん、今日は手加減しなくてもいいからね・・・」
黄緑「ええ、もちろん! 色無さん、ちょっと」(ガシッ!)
無 「ヒィィィィィィイイイ! 死ぬ、死ぬ! マジで死んじゃう・・・」(バタ!)
510School Daysな保守:2009/06/02(火) 01:52:45 ID:57mE22vF
『Beautiful World』

ねえ、黒くん。覚えてる?
「…今年も、お花見行けなかった」
「風邪、ひいちゃったもんな」
中学生くらいの時の、私たちの会話。
「去年も同じこと言われた気がする」
「…気のせいだろ」
私が見る景色は、一つの窓からのものばかり。
「今年は行きたかったのに」
「来年は、絶対に行こうな」
もう慣れっこの病院のベッドも、なんだか嫌な感じがする。
「…学校も行きたいな」
「しっかり休んで、早く元気になれよ。一緒に行こう」
黒くんが来てくれると、たくさんお話ができる。
「…去年は、あんまり行けなかった」
「だからこそだよ。白のこと待ってる子だっていっぱいいるぞ?」
でも、いつも我慢してるせいか、嫌なことも、いっぱい言っちゃう。
「うん。…ねえ黒くん」
「ん?」
きっと、黒くんにだからだと思う。でも、黒くんだから言った後に反省もしちゃうんだけど。
「もっと、色んなものを見てみたいなあ」
「…そっか」
黒くんは、いつでも聞いてくれるから。頷いて、微笑んでくれるから。
「虹も、海も、お花も、空も、人も。たくさん見てみたい」
「そうだな。…でも白」
だから、なんでも言ってしまうんだ。
「何?」
「ここだからって何にも見えないわけじゃない。ここからしか見えない景色もあるかもよ」
あの時は、ただ黒くんに甘えたね。
「そう…かな?」
「ああ。…春の空って、パステルっぽい青な気がしないか?」
いつでも傍にいてくれたよね。
「確かに…そうかも」
「だんだん、夏になるな。青も、鮮やかな色になってくる。その変化は、ここのほうが見やすいと思うぞ」
ひねくれてる私も、黒くんの言うことは信じられたから。
「…じゃあ、黒くんも一緒に探してね」
「え?」
嫌なことを全部出しちゃって、いつもの自分を見せれるんだ。
「黒くんと一緒なら、ここからの景色でもいい」
「…そっか」
このセリフだって、心から思ったんだよ?
「…じゃあ、ずっといる。…それに、さ」
「何?」
でも、黒くんのあの言葉には驚いたよ。
「外に出る時も、一緒に行こう。俺が、世界を見せてあげる」
「………うん!」
だから、ね。

「ね、黒くん、今日はどこ行く?」
「そんなに慌てるなよ。ゆっくり行こう」
「ふふ、そうだね」
今日も私は黒くんと一緒。手を繋いで、一緒に歩いて。そんな風に。
「あー楽しみだなぁ」
だって黒くんは世界を見せてくれるんだもんね。
「今日は暖かいからな。ちょっと遠くまで行ってみるか」
「やったぁ!」
ねえ、黒くん。覚えてる?あの時君が言ったこと。私は覚えてる。
それに、私は今でもこう思うよ。
『黒くんと一緒なら、どんな世界も見てみたい』って。
511創る名無しに見る名無し:2009/06/02(火) 10:03:33 ID:iRDdYnsj
『俺が、世界を見せてあげる』
白以外に言ったなら一生からかわれ続けるくらいの台詞キターwwwww
だがこんな台詞でも空回らない、それが黒クオリティw
512創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 12:29:49 ID:28eI1Jh1
wiki直上げのネタについてここにレスしていいんかな
513創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 13:24:12 ID:1w2qOtDI
老舗蕎麦屋にて

黒 (ズズッ----!)←3枚目の盛り蕎麦をほとんど噛まずに喉で味わってる
白 (ズズッ----!)←同 上 
友 (ズズッ----!)←既に4枚目の(ry
無 (ズルズルモグモグ)←まだ1枚目をしっかり噛んで食べてる

無 「お、おい、みんなペース早過ぎないか?」(汗
友 「そうか? この店ではこれぐらいのペースで食うのがマナーなんだよ。」
無 「ろくに噛まずに食ってるんじゃん!?」
黒 「私は蕎麦をドップリ汁に浸けてモグモグ噛んで食べるような野暮じゃないからw」
無 「すいません。野暮が服着て歩いてるような田舎者です・・・orz」
白 「私も野暮じゃないからねwww」
黒 「白、あんたは胃が弱いんだからもう少し噛んで食べなさい!」
白 「はぁい。」(´・ω・`)
514創る名無しに見る名無し:2009/06/03(水) 14:18:12 ID:/gaH+VTF
>>512 いいと思うよ
515創る名無しに見る名無し:2009/06/04(木) 06:10:39 ID:qGxUbNPo
スレが立ってから早3ヵ月か……
516創る名無しに見る名無し:2009/06/04(木) 23:30:10 ID:imVStLgc
サムライブラック保守

侍「某の出番か。」
先輩「頑張って!」
鈴蘭「ファイトです副部長!」
侍「うむ!」

ツツジ色「小手ぇぇぇ!!!」
審判「小手あり!」
侍「ぐ……!ん……?」
男『頑張れー!ツツジ色ちゃーん!そんな擬古潰せー!』
青磁『部長!そっちは相手……!てかなんですかそのハッピは!』
男『俺は中学の時から隠れツツジ色ちゃんファンクラブ員なんだよ!』
鈴蘭『よりによって副部長が相手の時に……!』
男『ツツジ色ちゃんは今年で引退なんだよ!優勝こそが有終完美だろうが!』
侍「………………」

男「……………。」
青磁「部長!しっかりしてくださいよ!」
鈴蘭「ほら!副部長も決勝ですし!」
侍「あー、肩慣らしにはちょうど良かったのう。」
男「ツツジ色ちゃんファンクラブも今年で解散……。俺もあの和製ジャンヌダルクの下に付きたかった……。」
先輩「私じゃ嫌だったの〜!」
男「先輩は先輩で最高なんですけど月とすっぽん、要はベクトルが違うんですよ。比べることが間違ってる。」
侍「口先三寸め。お主、男子個人の決勝が始まるぞ。」
男「おう……。」
517創る名無しに見る名無し:2009/06/05(金) 06:27:29 ID:pq4ZG86h
なんだかんだで二人共決勝に進んでる辺りがすげぇwww
518創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 00:26:30 ID:8cXHBmU6
久しぶりに来てみたら移転してたw
>>1さん乙です
色無http--pencil.s92.coreserver.jp-uploader2-src-pencil2_0153.jpg
519創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 01:45:32 ID:gL4G2Z0Y
転載でーす
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0152.jpg
黄緑さんじゅうななさい

>>518
色無渋いw
味があっていいなぁ。アナログ画材ですか?
520創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 05:58:36 ID:kb3ozH7c
>>519
としま園で黄緑さんと握手しよう!
521創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 09:53:22 ID:K3p5IQB/
>>518のURLミスってるみたいだから勝手に直してみる
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0153.jpg

>>519
じゅうななさいでこの色気はやばい
さんじゅうななさいでも色気やばい

>>518
何を飲んでいるか、それだけが問題だ……
この色無ならもてるのも仕方ない気がするw
522創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 11:37:57 ID:kb3ozH7c
無 「フフフ、今日の俺はいつもの俺とちょっと違うぜw」
空 「どうしてなんです?」
無 「いつもはス○プヌードルしか食わないけど、今日はカップヌードルだぜ!」
空 「何かいいことでもあったんですか?」
無 「今回は中間試験で赤点が1つも無かったからなw」
侍黒「相変わらず器の小さな男よのうwwww」
無 「ふん、お前たちと違って俺には補習も追試もレポート提出もないもんねw」
侍黒「そ、それを言われると」
男 「僕たち、何も言えませんからねぇ・・・orz」
無 「その前になんでお前たち当たり前みたいな顔して寮内で寛いでいるんだ!?」
523創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 13:02:34 ID:JAcor2Sy
橙男「やぁ、赤さん!」
赤「げっ、こんにちわ」
橙男「奇遇だね、運命を感じるよ!丁度君に渡したい物があったんだ。
この花束…受け取ってくれるかな?僕の気持ちさ(キリッ」
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0154.jpg
524創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 13:45:57 ID:h6o+k/Bb
  /\___/\
/ /    ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 |
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|
\  `ニニ´  .:::/      NO THANK YOU
/`ー‐--‐‐―´´\
       .n:n    nn
      nf|||    | | |^!n
      f|.| | ∩  ∩|..| |.|
      |: ::  ! }  {! ::: :|
      ヽ  ,イ   ヽ  :イ  
525創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 14:51:09 ID:kb3ozH7c
無「週末、どこか遊びにいかないか?」
友「わりぃ、今週は黄緑会があるからダメ。」
無「『きみどりかい』?」
友「うん。黄緑ちゃんに簡単な料理教えてもらう集いなんだ。俺、常任幹事だからw」
無「どんな奴が会員なんだ?」
友「うちの学校だと2組の赤星とか、5組の黒木とか、あと1年の青磁君も今度入会したんだ。」
無「お前以外、みんなイケメンだなw」
友「うるせぇよ!」
無「でも、『うちの学校』って・・・ 校外にまで会員がいるのか!?」
群「ふっ、まだまだ甘いわね、色無君。」
友「あ、群青課長。連日残業乙です!」
群「うちの会社の専務とか、○○銀行の支店長さんとかも会員さんよ。」
友「いまじゃ会員総数36人。『年長者を敬う以外、完全無礼講制』だけどね。」
無「へぇ、面白そうだな。それじゃ、俺も見学させてもらってもいい?」
友「いやぁ、それが言いにくいんだけど・・・」
群「いまの色無君じゃ参加資格はないわねw」
無「えっ、どうしてなんです? 『完全無礼講制』なんでしょ?」
友「『妻帯者か彼女もち限定』の集いなんだよw」
無(´・ω・`)
526創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 16:09:21 ID:gL4G2Z0Y
のーせんきゅー!wwwww

せーちゃんは彼女居たのか。
群青さんも彼女持ち…?
527創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 16:41:48 ID:kb3ozH7c
>>526
おい!
いくら群青さんが男日照りの行かず後家でもそれはあまりに失礼過ぎるだろ?

あれ、あ、貴女は(ry
528創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 17:37:02 ID:YziUrgdg
ちょっと見ないうちにGJが溢れているw
529創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 18:15:21 ID:RxyO9k6L
サムライブラック保守

ピンポンパンポーン
『只今から女子個人、決勝戦を開催します。』
鈴蘭「頑張ってください!」
先輩「リラックスリラックス!」
侍「うむ。」
男「足震えてんぞ。(パンパン)」
侍「ふヲ!さ、触るな!」
男「えーっと……誰だったかな?俺のこと打ち倒すとか言ってた奴?」
侍「わかっておる!」
男「なら行って勝ってこい。」
侍「ふん!」

先輩「扱いうまいね〜。」
男「あいつは昔から追い込んだほうがいいんですよ。」
先輩「それでこそ部長に任命したかいがあるってさ。」
男「相手は?」
先輩「3年の岩黒って人。」
男「なんで名前に黒って付く奴は武闘派ばっかなんだか。」

岩「面っっっ!!」
審判「面有り!」
侍「くッ!」
鈴蘭『先輩ファイトー!』
侍「小手ぇ!(カシャン)」
岩「………………。」
侍(小手も面も駄目、胴なんて問題外か……!)
男『打ち合うだけじゃなくてちょっと距離とれ。』
侍(カウンター……!なら次に面がきたら一歩下がり面で……!)
岩「(グッ)」
侍(くるか!?)
岩「面んっっっ!!」
侍(ここで引いて!)
侍「メェェェェン!!!!」
審判「面有り!」

鈴蘭「副部長おめでとうございます!」
先輩「危なかったけど勝てたね。」
侍「ありがとう。………あの馬鹿はどこへ?」
鈴蘭「部長は今せいちゃんと決勝の準備に行きました。」
侍「わかった。行くぞ。」
先輩「ちょっとちょっと面ぐらい外してから行こうよぉ!」
530創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 20:37:25 ID:NzPHolIK
侍黒……いい青春だw
531創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 22:34:15 ID:l5068Mcn
空「水先輩の部屋に集まるのも久しぶりですね」
水「そうだね。こうやって皆で集まって話をする時間が最近はなかったもんね」
空「全員来れて良かったです。やっぱりこのメンバーだとしっくりきますね」
水「でも部屋がギュウギュウだ」
空「私と水先輩を入れて6人もいますからね」

黄「みんなよく来たね!何の遠慮もいらないよ!今夜は語り明かそうぜ!」
黒「無駄にテンション高いわね・・・」
青「遠慮はいらないってここ黄色の部屋じゃないでしょ・・・」
黄「細かいことは気にしない!さぁ、何を話そうかっ!」
茶「いきなり言われても・・・」
黄「まぁ、そんなこったろうと思ってこんなものを用意しておきました」
空「サイコロですか?」
黄「そう!トークといったらこれでしょう!これを転がして書いてある事に沿ったトークみんなにしてもらいます!」
青「あぁ、あの番組風ね」
黄「じゃあ、最初は茶色ちゃんは投げて!」
茶「わ、わかった!」
黄「何がでるかなー何が・・・ちょっと皆ノリ悪いなー!一緒に歌ってよ!」
空「歌まで全員参加なんですか?!」
黄「決まってるじゃん!・・・っと言ってる間にサイコロが止まりましたー!さぁ、何が出・・・」

『恋の話』

空・水・青・黒・茶「・・・・・・」
空「最初からクライマックスじゃないですか!」
黄「・・・しかも、このメンバーじゃ全く盛り上がる気がしない!」
青「じゃあなんで作ったのよ?!」
黒「振りなおす?」
黄「サイコロの出た目は!」
水「ゼッターイ!」
青「水色はなんで乗り気なの?!」
黄「でもこれだけ年頃の女の子がいればそういう話の1つや2つくらいあるんじゃないの?」
空・水・青・茶「・・・・・・」
黄「ホントに無いんだ・・・女の子がこんなにいるのに・・・」
黒「恋の話が無いなんておかしいわよ!女の子『しか』いなのに!」
空「いやいや!色無先輩と緑先輩がいますよ!」
水「ツッコむのそっち?!」
空「お姉ちゃんが話せば?」
黄「そういえば青は絶賛片思い中だったっけ!話してみてよ!色無とはどこまでいったの?」
焦「色無とはナニをしたんだ」
茶「な、ナニ言ってるの・・・ってお姉ちゃん?!」
焦「私のことは気にしなくていい。さぁ話せ」
青「このあいだ・・・」
黄「ほうほう!」
青「ようやく・・・」
水「ようやく?!」
茶「まさか・・・!」
空「えぇ?!お姉ちゃんが?!」

青「ようやく顔を見て話せました!」

空・水・黄・黒・茶「・・・・・・」
青「どうしたの?」
空「ゴメンなさい・・・私がヘタレに話を進めたばっかりに・・・」
水「空ちゃんは悪くないよ。悪いのはへタレさんだよ」
黄「気にすることはないよ。またあっちで続きをしよう。青抜きで」
青「ちょ、ちょっと・・・」

保守@空
532創る名無しに見る名無し:2009/06/06(土) 22:54:26 ID:o9AcGz7N
>531
とりあえず焦茶さんは落ち着くべきですww
533創る名無しに見る名無し:2009/06/07(日) 01:11:53 ID:01HikWXK
サムライブラック保守

男「(ギュ)よっと、準備万端。後は運を天に任せるだけっと。」
青滋「部長なら勝てますよ。」
男「なるべくなら勝ちたいね。」
侍「男!」
男「お?気にするな、相手は去年も優勝した」
侍「某は勝ったぞ!」
男「そうですカそうですカ。」
侍「わかっておるのだろうな!」
男「はいはい優勝優勝。」

男「小手ぇェェェ!!!」
審判「小手有り!」

男「…………な?」
侍「何が『な?』だ!」
男「優勝だろ?」
侍「貴様……!」
青滋「二人とも!表彰式が始まりますよ!」
侍「やはり貴様には虫酸が走る……!」
男「………わけがワカラナイ。」
534創る名無しに見る名無し:2009/06/07(日) 02:47:58 ID:01HikWXK
サムライブラック保守

先輩「二人ともおめでとう。」
侍・男「ありがとうございます。」
青磁「次は県大ですね。」
男「めんどくさいよねぇ。」
侍「そういうのであればその杯は返上するのだな。」
男「わかってるよ。勝って兜の緒を絞めろってな。」
侍「そういうことだ。」
先輩「そうしてくれると私も嬉しいな。もう、私は引退だからね。」
侍「お疲れ様です。後は某に任せてください。」
先輩「うんうん。頑張ってね!青磁君と鈴蘭ちゃんも。」
青磁「はい。」
鈴蘭「はい……。」
先輩「どうしたのさぁ!元気元気!」
鈴蘭「だって……先輩……グスン」
先輩「たまには顔を見せるからさ。」
鈴蘭「約束ですよぉ……!」
男「せっちゃん。」
青磁「ほら、鈴蘭ちゃん涙拭いて。」
先輩「ナイス男君。その調子で采配を奮ってね。」
男「任せてください。」
顧問「(・ω・)」
侍「せ、先生!」
男「いたんだ。」
顧問「優勝おめでとう。それで県大なんだけど、ちょっと遠出になっちゃうんだ。」
男「で?」
顧問「一泊二日ぐらいで泊るかもしれないから。」
男「ふーん。」
侍「そうか。」
顧問「何その反応?『部屋割りは?』とか『お風呂は?』とか『布団は?』とかもっといい反」
先輩「さぁ!今日は先生の奢りでパーッと行くよー!私の引退と優勝を祝いにねー!」
侍「某は寿司がいい。」
男「俺も寿司が食いたいな。玉がうまい所。」
先輩「じゃーみんな私のダーリンの車乗っちゃてー!」
青磁「ダー……リン?」
侍「言葉の通りだ。」
鈴蘭「そうだったんですか!先生が彼氏かぁ……。」
顧問「何で今言うのそれ……!なるべく秘密って……!」
男「(ポン)まぁ、その内良いことありますよ。きっと。」
顧問「……このポジションは僕じゃない……!」
535創る名無しに見る名無し:2009/06/07(日) 23:18:40 ID:pnD3LOaf
>>533-534
男は部長昇進かぁ
というか先生は空気を読もうw
536創る名無しに見る名無し:2009/06/08(月) 00:08:32 ID:u3wLcI7B
女優きどり。
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0158.jpg

>>487
新参だけど初投下ではないですよー
537創る名無しに見る名無し:2009/06/08(月) 00:28:17 ID:HJ1SobAg
>>536
因みに黄色……かな
いや女優気どりをするようなキャラだからなうーん

何故か雨に唄えばが連想で思いうかんだw
これは舞台に立つことを夢見てって感じだね
538創る名無しに見る名無し:2009/06/08(月) 05:25:17 ID:g66DNh6R
某月某日 青の部屋 23:00

空「お姉ちゃん。」(ズルズル)
青「何?」(ズルズル)
空「やっぱりカップ焼きそばも日○よねぇ。」(ズルズル)
青「そうね。日○と他社製品の間には天と地ほどの差があるわね。」(ズルズル)
空「日○のカップ麺ってどれも美味しいもんね。」(ズルズル)
青「他社は悔しいだろうけど、認めざるを得ない現実ね。」
空「それにしても、カップ麺って意外とi高いよね。」(ズルズル)
青「ご飯だとお茶碗に軽く1杯分でもたった80iって聞いたことがあるわ。」(ズルズル)
空「そんな高i食品をほぼ連日深夜に食べてる私たちって・・・」(ハァ〜)
青「既に負け犬なのかしら・・・orz」(ハァ〜)
539創る名無しに見る名無し:2009/06/08(月) 09:59:30 ID:ZINcnAYP
>>536
ミュージカル「雨に唄えば」のシーンだなw
ググると出てくるのは男優だけど、それでも絵になるのが橙クオリティw
540創る名無しに見る名無し:2009/06/08(月) 11:22:56 ID:g66DNh6R
>>537
>>539
ウチの黄色ちゃんは「やればできる子」w
541創る名無しに見る名無し:2009/06/08(月) 13:42:31 ID:jqWAAfSO
>>538
だが待ってほしい。
焼きそばはペ○ングが一番美味しいのは間違いないと、声を大にして言わせてもらおう!!
賛同は認めるが異論は認めない!!
542創る名無しに見る名無し:2009/06/08(月) 19:36:52 ID:FowaPA+t
>>538
こっそりスーパーのカップ麺コーナーに通う空と青……
543創る名無しに見る名無し:2009/06/08(月) 21:20:42 ID:g66DNh6R
空「あれ、なんだかこのブラなんだか小さいなぁ・・・」
青「あんた太ったんじゃないのw」
空「ええっとタグを見てっと。アンダー70のB-CUP!? 私のは70のDだから・・・」
青「そ、それ(ry」
空「あっ、これお姉ちゃんのブラ〜? ゴメン。間違えちゃったwwww」(ポイッ)
青「今日は久しぶりにタップリ濃厚なお仕置きが必要なようね!」(ギロッ!)
544つきあかり:2009/06/08(月) 22:13:41 ID:K/cRvilo
夕立が残した僅かな熱が寝苦しさを呼び、色無は浅い眠りから目を覚ました。
首元に浮いた小さな汗の玉を手で拭った所で喉の渇きを自覚する。
寝起きのゆっくりとした動作で部屋を出て台所へ向かうと、リビングの奥から小さな水音が聞こえてくる。
庭に繋がった窓からやんわりと風が吹き込み、音もそこから流れていた。
「だれか…いるのか?」
「ん?」
色無の声に答える少し低い女性の声。
「お前、まだ起きてたのか」
「朱色さんこそ。縁側で何してるんですか?」
ぼうとした月明かりに照らされながら件の女性は小さく笑う。
「姉さんを待ってたんだけどな。そのまま月見酒になっちまった」
「プロジェクトが押してるって言ってましたもんね」
今日は泊まりだってよ――――――いまだ仕事に忙殺されているのだろう姉を想ってか、寂しそうに言って朱色はまた夜空に視線を戻す。
ぱしゃり。
水音がまた響いた。
「ご一緒します」
「これはやらんよ」
色無は縁側に出て朱色の隣に座り込み、朱色はお猪口の中身を傾けた。
色無が苦笑いしながら足下に目をやると朱色の足が水を張ったたらいの中に使っているのに気付く。そして。
「浴衣を着てるなんて珍しいですね」
淡い水色に金魚が数匹。その素朴だが涼しげな色合いが、朱色の赤毛と相俟って月明かりに映える。
「田舎にいる頃は良く着てたけど、おまえが居るから控えてたんだ」
「え?」
「ばか、着物を綺麗に見せる基本だぞ?」
そう言いながら朱色は浴衣の衿をくい、と指で引っ張り
「若い男にゃ毒だろぅ?」
「――――――っ!」
足下に視線を落とす色無。目に飛び込む金魚。
悠々と泳ぐ金魚とともに水の中を流れる整った白い魚。
ぱしゃりと朱色が蹴り上げた雫とやわらかな夜気が、色無の火照った体をゆっくり冷ましていった。
545創る名無しに見る名無し:2009/06/09(火) 01:04:35 ID:zojaBoLS
>>543
ひんぬー気にする青さん萌え(*´∀`)

>>544
あぁ、良い雰囲気だ……
朱色さんはやっぱり色気があるなぁw
546創る名無しに見る名無し:2009/06/09(火) 02:24:01 ID:7DWKkYNk
青空姉妹はカップラーメンキャラになったのかww
547創る名無しに見る名無し:2009/06/09(火) 09:24:47 ID:RkT6yDFa
>>545
べ、別にほんとはA-CUPなのに見栄張ってB-CUPのブラ使ってるフリするために、
中にパッド入れたりしてないんだからね!(///)
548創る名無しに見る名無し:2009/06/09(火) 21:21:25 ID:RkT6yDFa
(青・空姉妹の部屋)
空「お姉ちゃん、541さんがあんなこと言ってるわよ!?」(ズルズル)
青「まぁ食べ物の好き嫌いは誰にでもあるからね。」(ズルズル)
空「でもペヤ○グには華がないよ。」(ズルズル)
青「安っぽい感じがするから私はあまり好きじゃないのよねぇ。」(ズルズル)
空「あれは四角いお弁当箱型の容器だから保管には困らないけどね。」(ズルズル)
青「それでもU○Oの敵じゃないわwwwwwwwww」(ズルズル)
(隣の黒・灰姉妹の部屋)
灰「相変わらずあの姉妹は馬鹿だねw」(ズルズル)
黒「ええ。あまりにもレベルが、いえ志が低すぎるわw」(ズルズル)
灰「袋入りの日○焼き○ばの右に出る即席焼きそばなんて・・・」(ズルズル)
黒「この世界には存在しないのよ!」(ズルズル)
灰「だから負け犬姉妹って呼ばれていることにも気がつかないんだねw」(ズルズル)
黒「フライパンを洗う手間を惜しむ人間に栄光は掴めないわw」(ズルズル)
灰「ほんと、同じ○清の焼きそばでも、もはや次元が違うもんねw」(ズルズル)
無「そういうことは自分たちで調理も片付けもしてから言ってくれる!?」(ズルズル)
549創る名無しに見る名無し:2009/06/09(火) 21:26:57 ID:jdjapQBF
あえて言おう!焼そば弁当…ローカルネタですか、そーですか
550創る名無しに見る名無し:2009/06/09(火) 22:41:47 ID:yoCcKI36
黒姉妹のほうは色無に作って貰ったのか・・・
青姉妹が知ったらどんな顔するやら

>549
道民乙
551創る名無しに見る名無し:2009/06/09(火) 22:53:31 ID:zojaBoLS
>>548
みんなで焼きそばすすってる姿を想像したら吹いたww
そして色無おつw
552創る名無しに見る名無し:2009/06/10(水) 00:52:32 ID:6HgVR5mr
なんか黒も灰に似てきたな…w

ネタが書けそうで書けない保守
登場人物と話の大筋は頭の中にあるのに形にならない…
553創る名無しに見る名無し:2009/06/10(水) 03:49:34 ID:5gzx6zWs
>>548をみてたら腹減ってきたWでも雨降ってるから外出たくねぇ(´・ω・`)

>>552
ノートやメモ帳に設定書いてみるとイイかもよ?
554創る名無しに見る名無し:2009/06/10(水) 08:06:07 ID:aUWIMrfG
サムライブラック保守

青『それでは只今より、高体連表彰式を始めます。』
男「表彰式なんてあの会場でやれば充分だよな。」
侍「左様。」
男「そもそもなんで俺達だけなの?」
侍「時期が遅いのだ。仕方あるまい。」
青『二人は剣道個人戦で共に優勝し、今月末の県大会に出場が決まりました。』
男「………すまん。言い忘れた。」
侍「どうした?」
男「一言ずつ抱負とかのスピーチ……。昨日顧問から聞いて……。すまん。」
侍「はぁ!」
青『?』
侍「あ…!いや……!つ、続けてくれ……!」
青『では部長の男君、お願いします。』
男「本日は私達の為にこのような会を開いてもらい本当にありがとうございます。(ペコ)」
侍「(ペコ)」
男「県大会は優勝できるよう全身全霊、力戦奮闘したいと思います。」
青『ありがとうございます。続いて侍黒さん、お願いします。』
男「キメ台詞頼むぞ?」
侍「うるさい!………えーっとこの度」
フォォォォ………ん
男「ぷ、ハウった……!」
侍「県大会でも優勝目指して頑張りまする(///)」
青『あ、あり、ゴホン!ゴホンフフ!ありがとうございます!』

舞台裏
侍「青の奴……!笑うのを咳でごまかしておったな!」
男「ハウリングさせた挙句にあの演説じゃあな。」
侍「き、緊張したのだ!」
男「俺もまぁ緊張したな。初めてだったし。あー、結婚式ってのもあんな気分なのかなー。」
侍「なななななにを言っておるのだ貴様!!!!狂ったか!!!!!( ///)」
男「え!?あぁ!勘違いするなよ!!!今のは例えであって別にお前との話じゃネーよ!!!( ///)」
侍「はぁ!?勘違いなんてしておらんし!!!」
男「じゃあ何でそんな必死なんですかー!?僕は一言も侍黒ちゃんとなんて言ってませーん!!」
侍「小学生か!」
青『ゴッゴホン!ォホン!舞台裏の二人、静かにして下さい。今校長先生の』
フォォォォ…………ん
青『……フフフフwwww……ん゛ん゛っ!失礼しました。校長先生、お願いします。』
男「ハウリングがツボみたいだな。」
侍「今の会話がまる聞こえだったことを突っ込まんか!!!」
555創る名無しに見る名無し:2009/06/10(水) 13:51:40 ID:uO7pscHr
赤「♪〜♪」
無「やけにご機嫌じゃん?」
赤「お風呂上がりにストレッチしてたらすごくいい汗かいたから、シャワー浴びてくるよ。」
無「お前、何のために風呂入ったの?」
赤「あッ・・・」(///)
無「シャワー浴びた後は水分補給だけして大人しく寝ろよw」(・∀・)
赤「う、うん。」(///)
556『隣の紫ちゃん』1/5:2009/06/10(水) 23:56:21 ID:f04DuAY6
『色な……おにいちゃん!』

紫ちゃんが俺のことを「おにいちゃん」と呼び始めて、早3日。
どうやらまだ慣れないらしい。
「なぁ、実は呼びにくいんじゃない?」
『そんなことないもん……!』
「色無でいいよ?」
どうにも、無理しているようにしか聞こえないので、妥協を促してみたのがマズかった。
次の瞬間にはもうすでに、大きな瞳にじわじわと涙を溜めて、
『ぅー……ばか。色無のばかっ!!』
勢いよく俺の部屋を飛び出していった。
「今、泣いてたよな……」
何だか訳も分からず、俺は呆然とする事しか出来なかった。
557『隣の紫ちゃん』2/5:2009/06/10(水) 23:57:45 ID:f04DuAY6
『色無のばか……もう色無のとこなんて行かないんだから。』
せっかくおにいちゃんって呼んであげたのに……
せっかくおにいちゃんが出来たと思ったのに……
もういいもん。

―ピンポーン

不意に、下で玄関のチャイムが鳴る音がした。
まだお母さんが帰ってくるには早いよね……?

[紫ちゃーん、ご飯できたよー!]

色無……?
やだ。行かないもん。
もう色無なんか、しらない。

―――

…………反応無しですか。
参ったな……手ぶらで帰ったら親になんて言われるだろうか……。
ちょっと気が引けるけど、この際しょうがないよな。
「……お邪魔しまーす。」
そろそろ、とお宅訪問を開始。
なんか悪いことしてる気分だな……
ええと、紫ちゃんの部屋は二階か?
558『隣の紫ちゃん』3/5:2009/06/10(水) 23:58:57 ID:f04DuAY6
―コンコン

「紫ちゃん?ご飯冷めるよ?」
ドアをノックし声をかけてみる。
[……いらない。]
中から微かに声が聞こえてきた。
「入ってもいい?」
未だに何で機嫌を損ねたのか分かんないけど、とりあえず面と向かって謝るしかない気がする。
[…………。]
どうやら返事はない。
もう一度聞いて返事が無ければ入ってみようか。
「紫ちゃん、入るよ?」
[…………。]
しばしの沈黙。
恐る恐るドアノブに手を掛け、ひねる。
カチャ、とラッチが外れる音がして、僅かに夕日の差す部屋の中に少女を見つけた。
559『隣の紫ちゃん』4/5:2009/06/11(木) 00:00:05 ID:BOH5ANZB
「あのさ……えっと、ごめんね。」
とりあえず一言、謝ってみる。
『…………。』
反応無しですかそうですか。
「正直なんで紫ちゃんが怒ってるのか、よく分かんないんだ。だから、嫌じゃなければ理由を教えてくれないかな?」
これでダメなら……どうしようかな……
『…………ぃちゃんに……』
「うん?」
『色無に……おにいちゃんになってもらいたかったのに……』
「??」
『……色無はおにいちゃんって言われるのいやなんでしょ?……紫のおにいちゃんはいやなんでしょ?』
……あぁ、そういうことだったのか。
じゃあ話は早い。
「紫ちゃん」
『……なに?』
「おいで。」
手を差し出す。
『??』
「一緒に゙家゙に帰ろ。美味しいご飯が待ってるよ。」
果たして、これで伝わるだろうか?
……などと思った事はどうやら杞憂に終わったようだ。
560『隣の紫ちゃん』5/5:2009/06/11(木) 00:01:22 ID:f04DuAY6
紫の表情が驚きから次第に喜びの表情へと変わる。
……意味、分かってくれたみたいだな。
まだうっすらと瞳に涙を残していたが、それが零れることはもうなかった。
そして、色無の手に自分の小さな手を重ねた。
「行こっか。」
今度は戸惑うことなく、その言葉は自然と出てきていた。
『うん、おにいちゃん!』



――
561創る名無しに見る名無し:2009/06/11(木) 00:04:55 ID:BOH5ANZB
改行数えてなくてかなり小分けになってしまい、申し訳ありません…orz




*おまけ*

―――

[色無、遅いわよ!……あら、手なんか繋いでどうしたの?]
「あー、ごめん。ちょっと散歩行ってたんだ。……ね?」
『うん!』
[……まぁいいわ。ほら、早く手洗ってきなさい。]
「はいはい。」
『はーい。』
[……手繋いだままじゃ洗えないわよー。]
「はいはいはい。」
『はーい。』

―――
562創る名無しに見る名無し:2009/06/11(木) 00:07:40 ID:qs21PhJn
友  (ムス!)
無  「おい、どうしたんだ? 朝から不機嫌そうな顔して。」
友  「昨日、乾物屋のおばちゃんにたくさん牡丹餅もらったんだけどさぁ。」
無  「不味かったのか?」
友  「逆、逆! あんまり美味いもんだから食い過ぎて、昨夜から胸焼け・・・orz」
無  「何気に自慢してるんじゃねぇよ、このマダムキラーw」
友  「知らねぇよ。ガキの頃からおばちゃん達にはどういう訳か気に入られちまうんだからさぁ。」
無  「年上の女性に手取り足取りいろんなことを教えてもらえばいいじゃんwwwwwwww」
友  「まだ水気の残ってる群青さんや黄緑ちゃんならともかく、乾物屋のおばちゃんは来年還暦だぜ!?」
無  「四捨五入すりゃよく似たもんだろw」
友 「確かにふいんき(←なぜか(ry)はよく似たもんだけどさw」
無  「お前もそう思うだろwwwwwwwww」
黄緑 「あらあら、そうなんですかぁ〜?」(ピキピキ)
無・友「あっ!?」(滝汗

黄緑 「爽やかな朝にふさわしい、ずいぶん楽しそうなお話ですね・・・」(ガシッ!!)
友  「うわぁ〜! 頭が! 割れる〜! 割れちゃう〜!」(ゴボ!)
無  「お空に死兆星が輝いてるよぉ・・・」(ガク!)

黄緑 「これで友君も多少は胸焼けが治まりそうねw うふふふ」
563創る名無しに見る名無し:2009/06/11(木) 09:36:35 ID:/c5Ap6Gb
>>561
「手繋いだままじゃ洗えないわよー」
間接的な表現だがここが一番ズキュンときたw
564創る名無しに見る名無し:2009/06/11(木) 19:23:08 ID:joc/bUdg
>>561
手をつないだままお持ち帰りというわけだなw
565創る名無しに見る名無し:2009/06/13(土) 20:24:35 ID:6xMDyln3
復活きたこれ
566創る名無しに見る名無し:2009/06/13(土) 23:01:04 ID:1wpvPY/p
白「黒ちゃん、ガチ○ピン君ってほんとすごいよね!」
黒「そう?」
白「スポーツ万能だよ!」
黒「あのね、ガチ○ピンってのは着ぐるみで、中には人間が入ってるのよ。」
白「えっ、本当!?」(///)
黒「まさか、貴女?」
白「うん。いままで怪獣の子供@4歳児だと・・・」(///)
黒「サ○エさんじゃあるまいし、永遠の4歳児って訳にはいかないでしょ?」
白「黒ちゃん、私たちもずっと高2のままなんだけど・・・」
567創る名無しに見る名無し:2009/06/14(日) 06:26:03 ID:O2krb+8f
色「む〜ん…なんだかんだで結局、徹夜してしまった」
灰『流石のワタシも眠いよ?』
色「寝るにしても朝食の時間まで中途半端だしなぁ」
灰『ん?あー年寄りは朝がはやいからねぇ』
黄緑『そうですね灰ちゃん?』
色「あ、おはよう黄緑さん。」
灰『おおおおはようございますすすきき黄緑様ままままま(ガクガク』
黄緑『ちょっと朝の準備運動してから朝食をつくりますね〜じゃあ灰ちゃんお手伝いしてくれるかしら?(ガシッ』
灰『ヤバい色無ボスケテ』
色「グッバーイ灰」
灰『ちょマジ洒落にな(バタン』


その後器用に片手でリングを作った黄緑はそれはそれは美しいフォームでタイガードライバー'91を決めた
568創る名無しに見る名無し:2009/06/14(日) 12:47:36 ID:BG5RFg8x
サムライブラック保守

侍「ん……ここは……?」
男「起きたか?」
侍「(ジャララララ)貴様!某をいつ拉致した!?」
男「鎌をしまえ。俺も目が覚めたらこの変な空間にいたんだ。」
侍「(シュルルルル)そうか。何なのだこの暗い所は?」
『二人とも目が覚めたようだね。』
男「どちらか一方を殺さなきゃこの空間から出れないとか勘弁な。」
侍「何番煎じだと思っておるか……。まぁ某ならこやつなぞ秒殺だがな。」
『「どこだ!」とか「誰だ!」じゃないのか……。話を戻そう、ここに7つの地球があるだろう?』
男「はいはいはいはい!!で?最初はどこの世界?」
侍「何の話だ?某にはさっぱりなんだが。」
男「ここに7つ地球があるだろ?この内6つの地球に行き、旅をするってことだ。移動方法は知らんが。」
侍「何故にその様な下らぬ遊びを某が?」
男「各世界に何かしら試練みたいなのがあって期限内に旅を終わらせないとこの7つの地球が…………ボン!」
『………話は今の通りだ。始めは1期目の世界へ』
侍・男「 や だ 」
男「さっきから語ってるお前!虚室生白最初からお前が黒幕ってのはわかってんだよ!」
侍「有り勝ち設定だな。」
『そんな……!』
男「むしろ俺達に世界壊させようとしてね?」
侍「うむ、有りだな。」
『そんなことないよ!本当に各世界壊れちゃうよ?いいの?』
侍「別に。」
男「まぁねぇ……。」
『ラブラブな世界とかまだファンタジーものの世界とか全部無くなっちゃうよ!?』
男「はぁ?ラブラブだぁ?気味の悪い。」
侍「同感だ。そんな世界滅びてしまえ。」
『もういいよ!!それなら無理矢理にでも送ってやらぁ!!!』

侍「と、いう夢で起きたのだが。」
男「偶然だな。俺もだ。」
侍「しかし、何だ?教室に深緑とか翠緑なんぞいたか?」
男「いたって!ほら!目立たないけどいたって!」
侍「今、向うに鎧を来た某が歩いていたような……!」
男「く、黒のコスプレだからそれ!絶対!」
侍1期『時に男よ、御前は皆に可愛がられて羨ましいのう。』
男1期『それほどでも……。』
侍1期『生類哀みの令はまだ失っておらぬのだな……。』
男1期『俺は犬か!』
男「見てない……!俺は何も見てないぞ……!」
侍「認めぬ!認めぬぞ!」
569創る名無しに見る名無し:2009/06/14(日) 13:50:42 ID:GOg2A5Mt
青・空の部屋 22:00
空「今日の夜食は何にしよう?」
青「焼きそばが続くとカロリーが気になるから、うどんにしようか?」
空「それじゃ、ど○兵衛だね!」
青「もちろん!」
空「ど○兵衛食べつけると、他のカップうどんじゃ満足できない体になっちゃうよね。」
青「別に○清の関係者じゃないけど、他社にはもう少し頑張ってもらいたいわ。」
空「ど○兵衛はカップうどんの王様だもんね。」
青「ま、油断はできない業界だけど、暫定王者になら推薦してもいいわえ。」

黒と灰の部屋 同時刻
灰「お姉ちゃん、また負け犬姉妹がトンチンカンなこと言ってるよw」
黒「はぁ〜、つくづく無知と貧困は罪悪だと認識させられる言葉ね。」
灰「『値段なんかいくらも変わらないんだから、ご○ぶと食えよ』って叫びたくなるよねw」
黒「まったく焼きそばを袋めんタイプにすれば、余裕で買えるのに。愚かなwww」
灰「湯切りの手間なら色無使えば済む話なのにねw」
黒「そうそう。」
無「それで今夜も俺が駆り出されたわけですか?」
灰「いつものように汁は少な目にしてくれたまえ。」
黒「私の分はいつも通り麺を固めでお願いするわ。」
無「てか、こいつら全然聞いてねぇ・・・orz」
570創る名無しに見る名無し:2009/06/14(日) 19:58:57 ID:Xz3hoUQG
>>566
世間知らずなw
赤いやつのことはどう思ってたんだろう

>>567
怖すぎるw
少し気を抜いて油断したらこれか
571創る名無しに見る名無し:2009/06/14(日) 20:00:42 ID:Xz3hoUQG
>>568
過去の世界から来たとかそんな感じ?

>>569
体重計の宣告が楽しみです
572創る名無しに見る名無し:2009/06/14(日) 20:04:11 ID:QBIwxvAz
>>566
ガチャピンとムックの関係が友達でも同僚でもなく、師弟関係だという事をどれだけの人が知ってるんだろうか?
あとどうやって着包みでスキューバダイビングをしたのか未だに見当が付かない

なんだかんだ言ってガチャピンスゲーよやっぱ
573創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 04:20:43 ID:RK2mpesI
>>568
テラディケイドWW

>>569
お腹周りにポニョがいないか調べてあげよるからちょっと脱ごあれ黄緑さ(ry
574創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 09:16:48 ID:9OTW0fz9
それでは、諸兄のご期待にお応えして

青「夜食のせいかな? 太っちゃった・・・orz」
空「私も体重さまがお増えになりましたw」
青「ダイエットというか、少し節制した方がいいのかなぁ?」
空「どう考えても体にいいことじゃないしねぇ。」
青「なんだかお腹に浮輪が・・・orz」
空「ふ〜ん、そうなんだぁ? 私はウエストサイズは同じだよ。」
青「えっ!?」
空「最近ブラがちょっときつくなってきちゃったし、次買うときはEにしようかな?」
青「あ、あんたいつの間にそんなに?」
空「お姉ちゃん、ダイエットすると胸のお肉から落ちるそうだけど、それでもいいのw」
青「うっ・・・orz」
575創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 09:25:31 ID:9OTW0fz9
隣室 同時刻
灰「相変わらず能天気な負け犬姉妹の会話はコントだよねぇw」
黒「私もなんだか最近体が重くなったような気がするけどね。」
無「そりゃ毎晩のように夜食食ってりゃなぁ・・・」
灰「ときに兄者、姉者!」
黒「どうしたの?」
無「どうした?」
灰「これまでCーCUPだったんだが、夜食のせいでどうやらD-CUPにしなければいけなくなったようだ!」
無(ウヒョ〜! 灰の奴、けっこうオッパイ大きかったんだ!?)
黒「ふ〜ん。」
灰「姉者は?」
黒「うふふ。私はお尻が大きくなったみたい。」(ニヤリ)
灰「色無を敷くために?」(ニヤリ)
黒「ええ、そのようねw」(ニヤリ×10)
無(汗
576創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 11:44:12 ID:JDZfkWIv
>>575
そんな君にはこの称号を与えよう!

つ【尻に敷かれマン】
577創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 12:07:48 ID:XQH4rn3N
そろそろなんとかしないと
このスレも宝石乙女みたく終わっちゃうよ
電話に言われたくないだろうけど
絵師にSS書き
どっちも頑張ってくれ
578創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 14:22:33 ID:9OTW0fz9
無「・・・って話でさぁ、俺、黒と灰の夜食を作らされてるんだよ。」
友「いいじゃん。お前の分は黒が出してくれてるんだろ?」
無「でもさぁ、ほぼ毎晩だとさすがに面倒だよ。あと太るし・・・」
友「ところで、この話は他の奴には話してないだろうな?」
無「ああ。でも、どうして?」
友「パジャマ姿の黒&灰ちゃん姉妹と一緒に部屋で夜食食ってることがバレたら・・・」
無「バレたら?」
友「間違いなく非難・中傷・迫害、下手すりゃ襲撃されるぞ?」
無「そうか?」
友「ああ。間違いない。だから話すなよ! 話すなよ! 絶対に話すなよ!!」
無「はいはい。」

黒(もしかして、あれは例のダチ○ウ倶楽部システムかしらw)
579創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 17:47:31 ID:9OTW0fz9
登校中 いきなり角から自転車に乗った不良中学生が黄緑にぶつかりかけて・・・(・∀・)
黄緑「きゃっ! 危ない!」
厨房「どこ見て歩いてるんだよぉ。氏ねよ、このくそばばあ!」
黄緑「ちょっとお待ちなさい! 誰が『くそばばあ』なのかしら?」グイ←自転車を捕まえた音
厨房「他に誰もいないだろうが!」
黄緑「もう一度言ってもらえるかしら?」
厨房「ああ、何度でも言ってやらぁ。このく・そ・ば・ば・あ!」

男 「あ〜あ、僕知〜らないっとw」
無 「右に同じwww」
男 「若いっていいなぁw」
無 「ああ。失うものが少ないからねぇw」


(中略)

翌朝(・∀・)
厨房「おはようございます。黄緑お姉さん! 登校お疲れ様です!」
黄緑「はい。おはよう。貴方もしっかり勉強するのよ!」
厨房「ありがとうございます。それでは失礼います! 押忍!」
580創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 19:54:22 ID:hw4DYR+Q
 VIPで見ないなーと思ってたらこっちに来てたのか投下。ローカルネタかもしれんね。

 昼下がりの商店街。少し遅めの昼飯を買い、帰ろうとしていたところで、
「あ、色無」
 ばったり、なんて擬音がしっくり来るような感じで灰色と会った。
 聞けば、昼前から出かけて昼食を済まし、今から買い物に行くところだったらしい。
「……莫迦な」
 思わず、呟いた。
「どったの?」
 不思議そうにこちらを覗き込んでくるその顔は、やっぱり灰色で。
「灰色が、外食……? その上これから買い物だと? そんな莫迦な!」
「……しつれーなこと言うねキミ」
「こんなの灰色じゃない……」
「人の話聞け」
「ああ灰色、しっかりしろ! 夏だからって二週間部屋に篭りっぱなしだったあの日の君を思い出すんだ!」
「こんのおおばか色無――――!!」

「……痛い」
「自業自得だ莫迦っ」
 あれから怒った灰色に顔面を思い切り引っかかれた。痛い。
 しかもお店回りにつき合わされた。だるい。
 その上荷物持ちまでやらされた。重い。
「で? ちなみに昼はどこで食べたんだ」
「………………マック」
 答えた灰色はしかめっ面。なんか嫌な事でもあったのだろうか。
「えと、実は―――」

『いらっしゃいませ。ご注文は?』
『チーズバーガー。チーズ抜きで。あと、水ください』
『はい、ハンバーガーがお一つですね。こちらでお召し上がりですか?』
『あ、はい』
『お会計100円になります』
『ん? ひ、ひゃくえん!?』

581創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 19:57:12 ID:hw4DYR+Q

「―――ということがありまして」
「なるほど、ハンバーガーが値上がりしてた、と」
「そうなんだよそれも20円だよ!? 100円マック入りなんて冗談じゃない! チーズバーガーと同価格なんてどう考えてもチーズの分損してるじゃん! きっと店員も『うはwwwこいつうめぇwwwww』とか思ってたに違いないよ!」
「じゃあチーズ抜きなんて言わなきゃ良かったものを」
「だって支払いのとき始めて値上がりしてるのに気付いたんだもん……」
「んじゃ注文止めればよかったのに」
「なんか恥ずかしいじゃんそれ」
「さすがは温室育ちだな。俺だったら20円は見過ごさない」
「チミのプライドは20円以下か。てか温室は白のキャラでしょ」
「ふ、世間の荒波をくぐり抜けてきた俺に言わせればお前なぞ深窓の令嬢同然ですよ」
「む。私だって、日がな毎日お姉ちゃんの憤怒と失望とその他色々の含蓄ある針のような鋭利な眼差しを受けて、たくましく育ってきたんですよ?」
「イヤもうお前、黒の視線なんぞ意に介しちゃいないじゃん」
「うん、慣れた」
「……ごめん、俺が間違ってた。お前タフだわ」


「―――とかなんとか言ってる間に、気付いたらチーズバーガーがさらに二十円値上がりしていた訳だけど」
 また久しぶりに外出している灰色と出会ったので、昼を一緒する事になったのだが。
 再び灰色がメニューにいちゃもん付け出した。
「良かったじゃん、普通のハンバーガーとチーズバーガーの差別化が図られて」
 石油とかなんとか高騰の折だし、しゃあないと言えばそれまでだろう。
「よっくなーい! 値上げ、それは悪!」
「まあ言いたいことは分かるが、お前の発言の説得力は限りなくゼロに近付いてるぞ。
 それはたったひとつのシンプルな理由だ。『てめーはおれに奢らせた』」
 というか、よりにもよって店の中で悪口言うなよ。
「じょじょっぽい文句は間に合ってます。あ、フルーリーおかわり」
「ここでフルーリーに走るお前の神経の図太さに感動した」
 おれならマックポークでも遠慮するぞ。
「うまうま〜」
「……いや、もういい。好きなだけ食べてください」

 まあ、結局は惚れた弱みというやつなのだろう。
 あー、今日も財布が寒い。

582創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 20:18:08 ID:berRoNor
>>581
灰に「うまうま〜」って言ってもらえるならいくらでも奢るぞ!!
583創る名無しに見る名無し:2009/06/16(火) 00:46:10 ID:9VVs+mqX
サムライブラック保守

男「着座!礼!」
鈴蘭「副部長……ちょっといいですか?」
侍「なんだ?」
鈴蘭「ここではちょっと……」

店員「お待たせいたしました。こちら白玉善哉になります。」
侍「某に。では頂き」
鈴蘭「その前に!」
侍「食べ終わってからでよかろう。」
鈴蘭「さっきは『白玉が来たら聞こう』って言ったじゃないですか!」
侍「むぅ、しようのない。早く済ませい。」
鈴蘭「あの……!これ、絶対秘密ですよ?」
侍「わかったわかった。」
鈴蘭「本当に絶対ですよ!」
侍「某を信じておらぬのか?早くせんか。」
鈴蘭「…………私………青磁君と……つ、付き合ってるんです!」
侍「…………で?惚気る為だけに某を?」
鈴蘭「い、いえ!私、男の人と付き合うのは初めてでどうしたらいいのか副部長に……!」
侍「何故某なのだ?」
鈴蘭「副部長なら部長と仲いいし……その…………どこまでいってるのかなぁ…………って( ///)」
侍「(シャキン)惚気る前に寝惚けておったか!どれ某が叩き起こしてやろう!」
鈴蘭「えぇ!なんでですか!副部長と部長って」
侍「黙れ!貴様の天然もそこまでくると甚だしいわ!」
鈴蘭「だって部活紹介のビデオ見たらみんな付き合ってるって思いますよ!」
侍「やっぱりあれか!〆てくる!今からあの幼女とロリ顧問〆てくる!」
鈴蘭「付き合ってなかったんだ……。どうしよう……私………。」
侍「(カシャン)はぁ……、そこまで構える必要はないのではないか?青磁もお主と同じことを考えてると思うが。」
鈴蘭「せーちゃんも……?」
侍「そういう関係は『なる』ものではなく『なって』行くものだと思うのだがな。それも若さだ。」
鈴蘭「そうとはよく聞きますけど……。」
侍「なら某ではなく青磁本人に聞けばいい。お互い過去に余り関わりが無いから新たに知る事もあろう。」
鈴蘭「そうですね。」
侍「多少気に食わぬ所があっても目をつむってやれ。男を立てるのも女の役目だからな。」
鈴蘭「はい!何か話たらスッキリしました!やっぱり副部長に話して良かったです!」
侍「役にたつかは知らぬがな。では、頂きます。むぐ、うまい。」
鈴蘭「それとこの話、絶対部長には言わないで下さいね?」
侍「言って某に得することはあるか?言う訳がない。うん、ここの餡こはいい。」
鈴蘭「ぜ、絶対ですよ!」
584創る名無しに見る名無し:2009/06/16(火) 01:31:00 ID:jAQmK+PP
初投下gkbr。需要なかったらごめん。
なんかまずかったら消すから言ってくれると有り難い。
wiki見て滾った勢いで描かせていただいたんだがSSは思いつかなかった。

緑桃(男女)
http://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0184.jpg
585創る名無しに見る名無し:2009/06/16(火) 03:39:16 ID:gndZ9DLj
>>583
あ、今回は「まだ」付き合ってないのかw

>>584
うわあ、すごい久しぶりにこの二人を描いてくれた人がw
ヤバい、超嬉しい、顔ニヤける。
相変わらず天然たらしっぽいなあ、緑君はw
586創る名無しに見る名無し:2009/06/16(火) 08:36:41 ID:J4lOccX1
>>584
やばいなんだこれどきがむねむねきゅんきゅんした(*´д`)
587>>584から:2009/06/16(火) 15:03:27 ID:avaUXKlk
「ただいまー…」
「ああ桃、おかえ…と、ズブ濡れじゃないか。大丈夫か?」
「な、なんとか大じょ…くしゅんっ!」
「…少しそこで待っていてくれ。何か取ってくる」


「ほら、これを使うといい」
「あ、ありがと」
「まったく。そんなに濡れて帰ってこなくても、電話してくれれば迎えに行ったぞ?」
「そうしようと思ったんだけど…携帯部屋に忘れちゃって」
「なるほど…しかしこのまだと風邪をひくな。風呂の準備をしてくるか…」
「い、いいよそこまでしてくれなくても!」
「そうは言うが浴場が使えるようになるまでかなり時間があるだろう。気にするな、彼氏なんだからこれくらいはさせてくれ」
「う、うん…」

「うー、緊張するよぅ…」
緑君の部屋のお風呂なんて初めてだし…自分の部屋のでよかったのに…
「桃、湯加減はどうだ?」
「え、あ、うん、大丈夫だよ」
「そうか、着替えはここに置いておく」
「うん、ありがと…へ?」
き、着替えってまさか…

「少し大きすぎないか心配だったんだが…なんとかなったか」
「う、うん…」
みみみ緑君の服着ちゃってるよ私!?うあー、顔が暑い…
「…すまない、嫌だろう?いきなり男の服を手渡されて。本当は誰かに借りられればよかったんだが、あいにく皆出かけていてな…」
「い、いいよそんな…本当にありがとう、緑君」
「そう言ってくれるとこちらも助かる。ああ、その服はいつ返してくれても構わないから。なんならもらってくれてもいい」
「ほ、本当!?」
「…冗談のつもりだったんだが」
「えっ!?」
「まあ本当にそれでも構わないんだが…もらって嬉しいものなのか、それは?」
「え、えと…その…ち、ちょっとだけ…」
うわー、うわー、変な女だって思われたよ、どうしよ…
「…そんなものか。まあ桃が嬉しいならそれでいいさ。好きに使ってくれ」
「あ、ありがとうございます…」
…部屋着に、しちゃおっかな…楽だしそれに…緑君の匂い、するし…
588創る名無しに見る名無し:2009/06/16(火) 17:57:41 ID:9VVs+mqX
サムライブラック保守

授業中
鈴蘭『絶対に言わないで下さい!』
侍「(ボー)」
男「おい。指されてるぞ。」
鈴蘭『 絶 対 に言わないで下さい!』
男「(ペチペチ)くぉら!」
侍「ひぃやぁ!某は言っておらん!」
男「言っておらんだろうがお前は今からこの問題の答えを言うんだよ!」
侍「ぶ、V3!」
男「仮面ライダーか!」

部活中
男「てぇやぁぁぁ!!!!」
侍「ゃあぁぁぁぁ!!!!(チラ)」
青磁「ファイトでーす!」
鈴蘭「副部長頑張って!」
鈴蘭『 ぜ っ た い に 言わないで下さい!』
男「面ェェェーん!!!!!」
侍「あ!」
男「今のは完璧に入ったぞ!言い訳無用だからな!」
侍「まて、今のは……!」
男「問答無用情無用!279戦140勝139敗!」

侍「鈴蘭……。何故に男に言ってはならぬのだ?」
鈴蘭「噂なんですけど部長って友達が告白されたり付き合ったりすると嫌がらせが酷いらしいんですよ!」
侍「初耳だ。」
鈴蘭「友達を体だけ地面に埋めて接着剤で額に靴をくっつけたりパンダカーに乗って彼女を拉致したり……!」
侍(意味がわからん……。)
鈴蘭「まさか!言っちゃったんですかぁ!」
侍「言っておらん!おらんぞ!断じて!」
鈴蘭「お願いです!本当に言わないで下さいよぉ!」

侍黒宅
侍「言ってはダメ……か………。」
男「(ガラッ)トゥス!」
侍「(ビクッ)な、何の用だ!」
男「明日朝練するって言ってただろ?寝坊したら置いてくからな。それだけ言いに来た。」
侍「余計なお世話だ!用が済んだらさっさと帰れ!」
男「はいはい。(ピシャ)」
侍「……………言いたいッッッ!!!」
589創る名無しに見る名無し:2009/06/16(火) 20:21:48 ID:jAQmK+PP
>>588
萌えた。まさかSS書いて貰えるとは思ってなかった。
本当ありがとう、ニヤニヤした!絵描かせてもらったぜ!
ぶかぶかYシャツを望んでたなら申し訳ないwww
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0189.jpg
590589:2009/06/16(火) 20:22:45 ID:jAQmK+PP
安価ミスすまん。
>>587だった
591創る名無しに見る名無し:2009/06/16(火) 20:36:22 ID:PtE/4QMh
かわいい……
本当はこの桃を見たいばかりに狙って渡したんじゃないかw
592創る名無しに見る名無し:2009/06/16(火) 20:53:04 ID:avaUXKlk
>>589
いあ、だいたいイメージ通りですw
裸Yシャツは…書いてる途中でもその展開がチラついたんだが、それやると流石に緑が確実に変態になるのでw

…部屋に戻って着てるときになんか悦ってる桃もチラつくけど、そこはまあ、恋する乙女だからしょうがないよね!
593創る名無しに見る名無し:2009/06/16(火) 21:56:09 ID:2vvIHbd8
>>589
可愛え…
緑桃は萌えるのおww

ちなみにスクイズの絵も見てみたい俺は異端?w
594創る名無しに見る名無し:2009/06/17(水) 01:38:07 ID:GFQzFd+9
緑桃ばっか見てたからスクイズ読んでなかったが、途中まで読んできた。
俺の絵でもよければつttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0190.jpg
女の子期待してたらもうしわk(ry
言い訳させてくれ。俺身体と手、かけねぇんだ。
595創る名無しに見る名無し:2009/06/17(水) 03:13:39 ID:p74pQbsi
おいおいおい……




シチュエーションが秀逸過ぎるんだよぉぉ!!
596創る名無しに見る名無し:2009/06/17(水) 11:51:06 ID:mGgSoCMk
>>594
橙カッコヨスWWWWW
だがスクイズ長すぎでどのシーンなのかわからんw
そこんとこkwsk

そして書き手さんは大学編の長編をよろしくw
597超久しぶりの橙×茶:2009/06/17(水) 13:41:17 ID:M5ETPfNF
「橙ちゃんは要領いいね」
「は?いきなりどしたの」
「えと、色々手伝ってもらってるじゃない、最近」
「あー、うん、まあそうね」
「それでさ、やっぱり僕なんかよりずっと要領よくこなすじゃない」
「そーお?」
「そうだよ。だからさ…羨ましいなって」
「…あたしは茶もすごいと思うよ」
「へ?」
「だってさ、普通そこまで出来ないわよ。つーかなんでそこまで出来るの?」
「…多分姉さんがそういう人だったから、かな」
「焦茶さん」
「うん。といっても姉さんは本当になんでも出来る人だったから。だからそれに憧れて…かな」
「ふーん」
「…なかなか姉さんのようにはいかないんだけどね」
「…それでも、さ。皆なんだかんだで茶のこと頼りにしてんのよ?」
「…まさか」
「本当だって。まあそりゃ確かに空回ってたり、どんくさかったりもするけどさ…でも茶は、一度引き受けたら絶対投げ出さないし、期限までには必ずやり遂げるじゃない。それこそ徹夜までしてさ」
「それは…でもそんなの当たり前なんじゃないの?」
「それを『当たり前』だと言えるだけで十分すごいわよ。普通はそこまで出来ないわよ。ましてや他人事なら尚更」
「そうかなあ…」
「…茶、あんたは理想が高すぎるのよ。あんたは焦茶さんじゃないんだから、あんたに出来る範囲で頑張ればいいのよ」
「…姉さんにも同じこと言われたな」
「んだったらそれを守ってればいいのよ。無理して背伸びしない」
「…でもやっぱり無理しちゃうんだよね、最近はそうでもないけど」
「へ、なんで?」
「なんでって…橙ちゃんのおかげだよ?」
「へ?」
「橙ちゃんが最近手伝ってくれるようになったからだよ。文句言いながらもちゃんと最後まで手伝ってくれるじゃない」
「あ…」
そういえば…最近はずっとそうだったわね…なんで?なんであたしそこまでしてんの?
「だから本当に感謝してるんだ。ありがとう、橙ちゃん」
「あ…うん…」
ああ…そうか…『なんとなくほっとけないから』で済ませてた…確かに最初はそれだけだった…でも今は違う…そっか、あたし…



茶のことが好きだから…だからこんな一緒にいるんだ…
598その2:2009/06/17(水) 13:42:44 ID:M5ETPfNF
「…橙ちゃん?」
「はえ!?」
「大丈夫?なんか急にぼーっとして」
「あ、ああ、だいじょぶだいじょぶ。ち、ちょっと疲れただけだから」
「ええっ!?ほ、本当に大丈夫?具合悪くなったりとか…」
「だ、大丈夫だって。ほら、とっとと片付けて帰ろ」
「ならいいんだけど…本当に無理してないよね?」
「だから平気だってのに」
ああああああもう…なんであたしこんな…そりゃ今まで別に意識とかしてなかったけどさ、自覚し始めたらいきなりぽけーって、一昔前の少女マンガかっつーの。あー恥ず…平常心平常心…

「よしっ、終わりっと」
「なんとか下校時刻までには終わったね。よかった」
「ま、あたしにかかればこんなもんよ」
「はは。それじゃ教官室にこれ提出して帰ろっか」
「あー、右手が痛い。もーちょっと続けてたらペンだこ出来てたわね」
「流石にそれはないと思うけど…でも本当にありがとうね、橙ちゃん」
「あっ…だ、だから別に何度も言わなくていいって…」
うわーうわーなんか心臓バクバクいってるし…たかがお礼一つでなんなのよもー。落ち着け心臓!昨日まで普通だっただろっ
「そうだ、橙ちゃん今度の日曜日暇?」
「へ?あー、まー別に予定ないけど」
「じゃあお礼に何か奢らせてよ。最近は随分忙しかったからさ」
「…へ?」
え、ええええええっ!?ここここれはアレか?デートの誘い!?
「い、いいいいきなり何言い出してんのよ!?」
「え、だって…元々橙ちゃんが…」


「あー、疲れたー」
「お疲れ様。いつもありがとうね」
「うー、なんか奢れー。感謝の気持ちをモノにこめろー」
「うえ!?い、今ちょっと持ち合わせが…」
「いやいやただの冗談だって。何真に受けてんの」
「あ、なんだ冗談か…まあでも、いつか余裕が出来たらお礼するよ。流石にしてもらいっぱなしっていうのもまずいしさ」
「真面目クンねー。まーくれるって言うなら、ありがたくもらっておきますか」


「…って」
そーだったー!何言っちゃってんだ過去のあたしー!?
「で、文化祭とかも終わって一段落しそうだからさ」
「あ、ああ、そう…ま、まあ、それならそれでいいわ、うん」
「?」
うわー、マジ余計なこと言ったわ…どーしよ…いやいや、嫌ってわけじゃないんだけどさ。むしろ大歓迎ってゆーか。ってなんであたしこんなドキドキしてんだ…向こうは下心も何も一切ないってのに…いや、だから余計タチが悪いとゆーか…
ま、まあとりあえず…今はそのこと考えんのやめよ、うん。余計に頭ん中ぐるぐるしそうだし…
599創る名無しに見る名無し:2009/06/17(水) 17:01:20 ID:Wnh+avik
橙にニヤニヤが止まらない
600創る名無しに見る名無し:2009/06/17(水) 17:44:45 ID:I+GCgCjx
サムライブラック保守

侍「……朝か。結局一睡もできなかった。」
男「(ガラッ)おい、準備できたか?」
侍「……置いていくのでは?」
男「後味の悪さを考慮した結果だ。時は金なり、早く行くぞ。」

侍「やぁぁぁぁぁッッッ!!!!!」
男「でぇやぁぁぁぁ!!!!!」
鈴蘭『お願いです!』
侍(どうも鈴蘭の顔がチラつく……!)
男「小手ぇ!(ガシャ)」
鈴蘭『 部 長 に は 』
侍(だが今は………!)
男「どうした?足が動いていないぞ?そこだけお寝んねしたまんまか?」
侍(こやつめ………!)
ぽわん
悪魔侍『言ってしまえ。所詮他人の色恋、お主には何の実害もなかろう?』(CV.田中理恵)
ぽわん
天使侍『ダメだ!言ってはならぬ!鈴蘭を裏切るというのか!』(CV.沢城みゆき)
悪魔侍『ほれ、言ってしまえよ。さすれば楽になろうが。』
天使侍『惑わされるな!鈴蘭との関係がもつれたらどうする!?』
男「胴ぉぉぉぉぉぉ!!!!!(スパーン)」
侍「何!」
悪魔侍『もたもたしておるからだ!お主の心の弱さが敗北に繋がったのだ!』
天使侍『今のはしょうがありませぬ!』
悪魔侍『そもそもお主は鈴蘭に抜かれて恥かしいと思わぬのか?彼氏もおらぬのに相談されて!』
天使侍『そういうのは機会だ!焦る必要などない!』
悪魔侍『機会なぞそうはなかろう。40近くになって婚活するのであれば仲間は多い方が楽しいぞ?』
天使侍『そんなことない!お主ほどならいい人がでてくるはず!』
侍「くっ……!」
男「おい大丈夫か?お前昨日からおかしいぞ?なんか心ここに在らずって感じだが。」
侍「な、何でもない!」
男「何か悩みとかあるのか?その……なんだ?俺で良かったら……。こ、こういうのも部長の仕事だからな!」
天使侍『ほら!目の前にいるではないか!ちょっと性格に癖はあるが……!』
悪魔侍『そうだな。この男にせい。ついでに話してしまえ。本人も聞くと言っておろう?』
天使侍『それはダメだ!』
悪魔侍『貴様!さっきから五月蠅いのだ!(ザシュ)』
天使侍『ぐぁ!』
悪魔侍『さぁ!邪魔者はいなくなったぞ?存分に言うがいい!』
侍「男………!その……あの……!」
天使侍『な……なりませぬ!くはぁ……!(ビチャ)』
侍「前から言おうと思っていたのだが…………す」
キーンコーンカーンコーン
男「やば、予鈴だ!は、早く行くぞ!」
601創る名無しに見る名無し:2009/06/17(水) 18:48:11 ID:GFQzFd+9
>>596
wikiスクイズその1にあった、青を橙が慰めるやつ。
「微力ながら、私は貴方を支えたい。いつでもまた相談して下さい、お姫さま。なんてね。」
が俺のハートにクリティカルだったから描かせて貰ったんだが、
見えなかったらすまない。
602創る名無しに見る名無し:2009/06/17(水) 18:54:23 ID:I+GCgCjx
サムライブラック保守

紫「色無しー!お昼メ」
男「色無しさん!ちょっと付き合ってくれ!」
色「あ?いいぞ。」
紫「ちょ……!色無しを横取りしないでよー!」

色「本当か?」
男「あれは何て言うか……告白の空気だった。」
色「告白されかけたってどこまでなんだ?」
男「あいつ、昨日から俺を見る目が変でそれで今日聞いてみたんだよ。そしたら口ごもり始めて……。」
色「言われたのか?」
男「『す』って言って瞬間チャイムが……俺、テンパっちゃって……!」
色「このフラグブレイカー!お前ら普段から仲いいから大義名分さえできればその場で……!」
男「流石にない。」
色「次はお前から言うんだよな?侍黒がせっかく勇気を振り絞ったんだぞ!」
男「そこだよ。今まであいつを女として見たことなくて……!」
色「はぁ!」
男「女として見ればあいつ、面倒見はいいし料理は美味いし、綺麗だし、スタイルも……。」
色「それはつまりお前、好きなんだよ!」
男「でもそれは俺が本当に好きなのかどう」
色「歯ぁ食いしばれ!そんな男いててて!!(グキ)」
男「やめてよね。本気で喧嘩したら色無しが僕に敵うワケないだろ?」
色「痛ぁい痛いよぉ!だったら青磁君にでも相談すりゃいいじゃない!」
男「せっちゃん……?(パ)」
色「あ……今のは」

部活
男「青磁・F・セイエイ♪」
青磁「は、はい?」
男「黄緑さんのパーフェクトお料理教室は楽しいかい?」
青磁「え?それ誰……!」
男「色無しさんから。ひねり揚げたらポロッとね。」
青磁「黙っていたのには訳が……!」
男「凝思寂聴。(ボソ)俺もその料理教室通おうかなぁ……って。」
青磁「それは……」
カクカクシカジカ
青磁「良かったじゃないですか!」
男「遠くて近きは男女の仲って言うけどなぁ。」
鈴蘭「(ガラッ)こんにちはー。」
侍「たのもう。」
男「お?彼女来たぞ彼女!」
鈴蘭「まさか……侍黒先輩!」
侍「某は言っておらん!」
男「知ってたの?色無しさんから聞いたんだけど。」
鈴蘭「バレちゃいましたか。」
侍「はぁ、だがやっと肩の荷が下りた。おかけで睡眠不足だ。」
男「睡眠不足?」
侍「一時はどうなるかと。今朝なんて鈴蘭の『す』まで言いかけてしまった。」
鈴蘭「もー副部長口軽いー。あれ?どうしたのせーちゃん?部長?」
男「せっさん……。俺、今日帰る。」
青磁「はい……。」
603School Days:2009/06/18(木) 01:55:27 ID:FzzrbUGN
『たいしたことない』

なんだか趣味のいい喫茶店、PALLET。
赤の大学のやや近くにあるこのお店は、赤の部活終わりのデートの待ち合わせ場所だ。
「こんにちは、群青さん」
「青か。今日も待ち合わせか?」
ここで働いている群青さんや朱色さんともすっかり顔なじみだ。今日のお客さんは3,4人。働いている群青さんたちには悪いが、これくらい空いていたほうが居心地がいい。
「はい。お邪魔します」
今流行りのお店、という感じではないからいつも人で賑わっているわけではないが、ここのお店の、群青さんが淹れてくれるコーヒーはとても美味しい。今日も赤を待つ間、一杯もらおうと思う。
「こんにちはー!群青さんいるー!?」
するとそこへ、入口から爽やかなアルトの声が聞こえてきた。
「浅葱、今日も元気だな」
赤と同じ大学の陸上部、浅葱だ。笑顔が素敵な彼女は群青さんに挨拶をすると、すぐに私を見つけ、笑って手を振ってきた。
「あ、青ちゃんだ!久し振り!」
「久し振りね。ちょっと焼けた?」
「そうなんだよねー、日焼け止めはガンガン塗ってるんだけどさ、汗もかくから焼け石に水でさー」
スポーティな彼女は、明るくて、話しやすくて、とてもいい子だ。初対面であってすぐ、仲良くなってしまったし。
「そっか、気になるよね」
「仕方ないけどね。青ちゃんはアイツ待ち?」
浅葱は二カッと笑って私を茶化す。
「ま、まぁね…」
「いーねえ、せーしゅんだ。あ、でも青ちゃん、あいつがどんなにコーラとカップラ欲しがっても、あげちゃダメだよ?」
浅葱の軽い注意。だが私にはあまりピンとこなかった。
「え、赤、そういうの好きなの?」
「ええ?大好きじゃん!中学の頃なんか毎日ペットボトル消費してたんだよ?コーラもカップラも陸上選手にはよくないからやめろってずっと言ってたんだけどさ」
…初耳、だった。
「今日もボヤいてたよー、『あっちぃー、コーラ飲みてぇー!』って」
私はそんなことを言っている赤を見たことがなかった。我慢、してるのかな。
「でも高校では全然そういうのに手出してなかったわよ」
「うっそー!じゃあ言ってたことホントだったんだ!…すごいなあ」
あいつ、コーラとカップラーメン好きだったんだ…。普段から好みを言わない奴だから、それを我慢してるどころか、大好物だってことすら知らなかった。
604School Days:2009/06/18(木) 01:56:07 ID:FzzrbUGN
「…ねえ、他にあいつの好きなものって何?」
「え?青ちゃんの方が知ってそうだけどなあ。…んー、とりあえず辛い物?あいつの辛党っぷりには呆れるくらいだし」
…知らない。私には「何でも食べる」としか言ってくれていない。
「音楽だとサザンとか長淵とかTUBEでしょ。若干オッサンくさいんだよね」
…知らない。前聞いた時は何でも聞くとか、はぐらかされた気がする。
「ていうかあたしが知ってことなんてたいしたことないよ。青ちゃんの方がずっと付き合ってるんだからいろいろ知ってるでしょ」
あはは、と笑う彼女に私はそうよね、なんて笑顔で返していたが、ほんのちょっとだけ、複雑だった。
彼女の言う「たいしたことない」ことも、私は知らない。私は赤のことを全然知らない―――?
「お、青!待った?!」
そんなことが頭をかすめた瞬間、聞きなれた大きな声が聞こえた。
「バ赤、遅いぞ、青ちゃんを待たせんな」
「しゃーねーだろ。…わりーな、青」
眩しい笑顔。大好きな表情に、ドキッとしてしまって、たった今考えていたことなんて吹き飛んでしまいそうだった。
「もう来たのか赤。青、せっかくコーヒーも入ったから、せめて飲んでいきな」
群青さんが私の分のコーヒーを持ってきた。どうやらゆっくり飲む必要はなさそうだ。
「お、じゃあ半分こしよーぜ、青!」
「ば、バカじゃないの!」
いつものやりとり。仕方ないから、せっかくの群青さんのコーヒーだけど早く飲んでしまおう。

手をつないでの、デートの始まり。一つだけ、気になった。
「…ねえ、赤」
「なんだ?」
「赤の好きなものって何?」
「唐突じゃね?」
「い、いいじゃない!じゃあ、食べ物だったらどんなのが好き?」
「えー、俺、青が作るものなら何でも食うぜ!」
元気に、いつもの笑顔で赤は答える。不覚にも顔が赤くなっちゃったから、もう何も言えない。
…ホントは、違う答えが聞きたかったんだけど。
「どーしたんだよ、急にそんなこと聞いたりして」
「…ううん、たいしたこと、ないの」
たいしたことない、はずだ。
605School Days:2009/06/18(木) 02:18:30 ID:FzzrbUGN
『コーヒーと、決意』

「…半分こ、だって」
静かな店内に、泣きそうな声が小さく零れる。
「………バ赤。バカ、バーカ…」
「…浅葱、お前――――」
先ほどまで抜けるような笑顔を見せていた少女の姿はそこにはなかった。
「群青さん」
店内を流れるボブ・ディランの寂しげな声にかき消されるように、小さく呟いた。
「あたし、笑えてましたか?」
彼女はまた笑う。ただ、その表情は―――
「あたし、あたし…」
「浅葱、お前、もう、やめろ」
傍らに立つ青年は、いつものような意思を殺したような声で、彼女の声をかき消す。
「今のお前の行動は、ただの自傷だ。…けじめをつけろ。―――たとえ、結果がわかってていても、だ」
彼は彼女の前にコーヒーを置いた。それはまるで、餞のように。
「それは、サービスだ」
踵を返し、彼女に背を向け、歩き出す。答えを出すのは、彼女だ。
静かな店内。ひそやかな話し声と、ボブ・ディランだけが聞こえてくる。
一口だけ口をつけ、少女は、呟いた。
「……………わかりました」
606創る名無しに見る名無し:2009/06/18(木) 02:22:40 ID:FzzrbUGN
>>594
橙カッコよすぎww
なんと言っていいかわからないほどありがたいです!
ありがとうございます&GJ!
607創る名無しに見る名無し:2009/06/18(木) 11:11:53 ID:HL6+VhtT
男 「あの〜黄緑ちゃん。」
黄緑「はい、なんでしょう?」
男 「俺も黄緑会のお料理教室に入りたいんだけど・・・」
黄緑「私は会員じゃないから、何の力にもなれないんですよ。」
男 「どうして?」
黄緑「会員3名以上の推薦もらった上で、幹事会での書類審査と面接があるそうですよ。」
男 「な、何それ?」
黄緑「入会希望者が多いから、かなりふるいにかけてるみたい。」
男 「ふ〜ん、そうなんだ。」(汗
黄緑「で、書類審査の際に学生さんは成績表も提出させられてるんですって。」
男 「成績表も?」(汗×2
黄緑「幹事さんの中に大学の先生がいるせいかしらねぇ?」
男 「マ、マジっすか!? 黄緑ちゃん、この話聞かなかったことに・・・」(汗×10

先生「おい、男! 補習始めるぞ! さっさと教室に入れ!」
608創る名無しに見る名無し:2009/06/18(木) 21:52:04 ID:htCUwNTB
桃「わ、緑君どうしたの、息切らして」
緑「怪我したって聞いて、はぁ、大丈夫か」
桃「大丈夫だよ、ちょっと突き指しただけだから」
緑「…そうか。まぁ、何か不便なことあったら、言ってくれ」

赤「お、やっと追いついた。廊下走っちゃいけねーんだぜ、優等生。」
緑「誰のせいだと思っているんだ…。お前が、大袈裟に言うから」
赤「そうそう、聞いてくれって桃ちゃん。」
緑「あついからひっつかないでくれないか。…あぁ、聞いちゃ居ないな。」
赤「こいつ桃ちゃんが怪我したって聞いて、
血相変えて走ってたんだよ。俺、あんな緑初めて見たぜ」
緑「何を言い出すかと思えば。そんなこと報告しなくても良いだろう」
赤「事実だろ、ほら、桃ちゃん嬉しそうだぜ、なぁ」
桃「えっへへへ…分かっちゃう?すっごい嬉しいよー。」
緑「…、そうか」
赤「照れてんのか?」
緑「やかましいな、お前は」

うっかりぼーいずらぶのようになってしまって投下するか迷った。
断じて違う、違うからな!
絵つttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0196.jpg
609創る名無しに見る名無し:2009/06/18(木) 23:27:38 ID:FM/UYZJ8
>>608
そう見えてもウマーなのは俺だけでイイ


絵も書けてSSも書けるひとは天才だと思う
610創る名無しに見る名無し:2009/06/19(金) 00:05:09 ID:zsCdX+MK
>>608
いいなあ、いいなあ、好きな娘のために必死になっちゃうのはいいなあw
611創る名無しに見る名無し:2009/06/19(金) 19:35:05 ID:deA2iWwS
「んー…あー…っー…」
「…どったの?赤」
「んあ、黄か。いやな、ちょっとこれ見てくれ」
「へ?何、映画の招待券?」
「おう。なんか緑が『桃と一緒に行こうと思ったんだが、偶然向こうも同じものがあったらしい』つってくれたんだよ」
「へー。そいでなんでそんな唸ってんの?」
「いや、どーやって水誘おうかってな」
「どーやってって…別に普通でいいんじゃないの?」
「なんか柄じゃねーっつーか…照れくさいってーか…」
「いやいや、日頃あんな態度取ってる人がそんなこと言っても説得力ないから」
「うっせぇ」
「いーじゃん、普通に映画行こうぜーって」
「なんかこー改まって誘うのって緊張すんだよ…」
「幼なじみでもそーゆーもんなんだ」
「いや、だから余計にな…まあ、お前も好きな女子デートに誘うようになったらわかるって」
「ふーん…んでもずっとそーしてるわけにもいかないでしょ?」
「そーなんだよなぁ…いよっし、いってくる」
「いってらっしゃーい」

「あー、み、水、ちょっといいか?」
「あ、赤…どうしたの?」
「い、いやな、その…あー…こ、今度の日曜なんかあるか?」
「…?用事とかはないけど…どうして?」
「あー、その…アレだ、緑がな、映画の招待券くれたわけだ。で、一緒にどーかと思ったんだが…」
「え…」
「…行くか?」
「う、うん…えと…よろしくお願いします…」
「お、おう」
「…楽しみ、だね。えへへ…」
612創る名無しに見る名無し:2009/06/19(金) 21:56:41 ID:ifyzkwcD
>>611
おいこのやろう、デート編はまだですか?
613創る名無しに見る名無し:2009/06/20(土) 00:04:37 ID:XO7RsIWN
サムライブラック保守

侍「280戦140勝140敗だな。睡眠不足の分は取り返したな。」
白「あれ?二人とも今部活終わりですか?」
侍「白か、こんな時間に一人とは珍しい。黒はどうした?」
白「黒ちゃんは今日洗濯当番だから早く帰っちゃったの。」
男「寮までは道同じだから一緒に帰らない?」

侍「今日は健診だったのか……。」
白「少し身長が伸びたんですよ!」
男「あんな小さかった白がこんな大きく……!父さんは悲しいぞ……!」
トン
男「あ、サーセン。」
DQN1「イッテ!おいにーちゃん!ぶっかっといてごめんもなしかよ!」
男「今サーセンって……」
DQN2「聞こえねーんだよ!」
侍「男……!」
男「ちょ、ちょっと待っててね?」
DQN1「ねぇ兄ちゃんちょっと金貸して?マジで?」
男「おおおおお金ですか……?い、今出します……!あ!(ツルン)」
チャラチャリーン
DQN3「うわ!こいつの財布小銭しぐぁ!(ゴッ)」
男「悪かったな金欠で。」
DQN1「てんめ!」
侍「一人相手に後ろからとは解せぬな。(トン)」
DQN1「ん!(パタン)」
DQN2「(シャコ)ふざけるなよ……!」
男「……ナイフだよ?ナイフ?侍黒。」
侍「(スゥー)刃物を抜いたからにはわかっておるのだろうな?(シャキン)」
DQN2「(カラーン)ひぃ……!」
男「おっと逃がさんよ?」
DQN2「なんだよ悪かったよ!もうしねーから!」
男「君達はそれでいいだろが、僕はそれじゃあ気がすまないんだよ?」
ゴゴゴゴゴゴゴ……………
男「乙女を怖がらせた罪……その身で存分に償うがいい………!」
DQN2「ゆ、許して……くだ………」
男「フォォォォォー!!!!!!(パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン)」
DQN2「ぅぁアッッッッッー!!!!!!!」

男「ふぅ。余計な体力を使ったぜ。」
白「二人とも息がピッタリですね。」
侍「前もこんな事があってな。」
男「『待ってて』は俺から先制、『先行ってて』は侍黒から先制ってことになったんだ。」
侍「怖い思いをさせてすまなかったな。」
白「いいえ。セバスチャンが多分遠くから狙ってましたから。」
侍「え?」
白「あ!二人がいなくても良かったって言ってるわけじゃないんですよ!」
614創る名無しに見る名無し:2009/06/20(土) 02:36:43 ID:4ciWsc6y
>>611
これは可愛い…ときめくときめく。赤水も良いなあ。
描かせていただいたつttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0197.jpg

勉強せんといかんからしばらくROMに戻るぜ。
置き土産(桃)→ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0198.jpg
615創る名無しに見る名無し:2009/06/20(土) 23:23:03 ID:7F+W81Uv
>>初々しい赤水にしどけない桃
どちらもストライクど真ん中だwwww
過疎だからと移転したら新たな神絵師が降臨するなんて
長く続けてればいいこともあるもんだw
616創る名無しに見る名無し:2009/06/21(日) 06:17:58 ID:j2o00eWH
最近の桃の活躍に俺狂喜
SS職人さん、絵師さんマジGJです
617今日は父の日だぞおまいら:2009/06/21(日) 09:08:50 ID:GftPLpcB
群青『朱ーあんた昨日頼んだ荷物、ちゃんと送った?』
朱『んあ?ちゃんと送ったよ〜…着払いで(ゴンッ)痛っ』
群青『馬鹿!何て事してんの!じゃあお金余ってる筈よねぇ?(ニッコリ』
朱『ちょっと待った姉者。意外と重くて余ってないよ!』
群青『そうなの?』
―コンコン、ガチャ
色「朱色さーん、昨日無くしたと思った伝票ありましたー」
朱『ちょバカ今はマズイ』
群青『色無君、ちょっとそれ見せてくれる?』
色「はいどぞ」
群青『…色無君、来月の予算とかの話があるから…』
色「あ、ハイわかりました。じゃあこれで」
朱『色無ボスk』
―パタン
群青『じゃあゆっくり話し合いましょうか?(ニッコリ』
朱『ま、まて姉者。話し合いなら立たなくアッー』


―ピンポーン
『ハーイあら?あなたー群青と朱色から荷物が届いたわよー』
618創る名無しに見る名無し:2009/06/21(日) 14:37:21 ID:j5YCBAMj
てすと
619創る名無しに見る名無し:2009/06/21(日) 22:34:19 ID:pmZI4QB8
サムライブラック保守

侍「『武士とは、死ぬ事とみたり』……!」
男「それは丸パクリだろ?『戦わなくては生き残れない!』……なんか違うな。」
侍「『雨にも負けず、風にも』……これも違う……!」
男「難しいもんだ……。」

侍「『ふわモテ勝山髷☆』」
男「『大和が俺にもっと輝けと囁いている』」
侍「『今年の夏は小悪魔系打掛で気になるカレの気を引いちゃえ☆』」
男「『磨き上げた己に伊達正宗は裏切らない』」
侍「『学校じゃ教えてくれない光源氏のエロカワテクニック☆』」
男「『太政大臣すらも食い殺すワイルドさ!』」
侍「『人気の烏帽子で等身大の自分を演出☆』」
男「『衆道を貫け。それが揺がぬ個性を生み出すまで』」
侍「『大政奉還は頑張った某へのご褒美☆』」
男「『この鞘がヤバ過ぎる刀を程よく包んでくれる』」
侍「『愛され妖刀で御前試合はみんなの視線を独り占め☆』」
男「『ここからが俺の足軽レジェンドのはじまり』」

男「だいたいこんな感じだな。あとはここからピックアップするか。」
侍「んー………、中々決まらぬな。」
男「先輩はよくスローガンを決める事ができたよな。」
侍「この1年の目標となる文句であるからな。」
男「俺としては『大和が俺にもっと輝けと囁いている』がいいんだが。」
620創る名無しに見る名無し:2009/06/21(日) 23:50:36 ID:4CeELj5K
もう丸パクりにしとけよwww
621創る名無しに見る名無し:2009/06/22(月) 01:34:00 ID:DdHkw+8N
「剣を道を往き、総てを司る」とかいかが?w
622創る名無しに見る名無し:2009/06/22(月) 01:36:34 ID:DdHkw+8N
いあ、よく考えたらそのまんま「神に代わって、剣を振るう」でよかったなw
623創る名無しに見る名無し:2009/06/22(月) 09:02:58 ID:7z2UfhHE
白という色は残酷だ
自分以外の全ての色を拒絶し、否定し
純潔と純粋さを守る孤高の色
美しい色

いつも共に在りたいと願う私ですら、貴女と溶け合うことは許されない
見つめることしか許されない

だからなのかしら?
貴女が色無を選んだのは
何も与えず、何も押し付けず
相手のあるがままを許す男性
ぬるいと陰で囁かれる時もあるけれど
器が大きいのかもしれないわよね


黒と言う色は優しい
全ての色を その懐に抱き 胎内に納めて溶け合わせてしまう
誰もが貴女に受け入れられたがっている   私も例外ではない

でも、全てを受け入れるには貴女は優しすぎた  繊細すぎた
貴女は自分を守るために冷たい態度をとる
まるで厳しい門のように
入り口の狭い門は そこを通り抜けたものだけが
貴女の優しさに触れることを許される

だからなのかしら?
貴女が色無君を選んだのは
貴女の優しさと繊細さを理解して
苦しみと我侭を受け入れてくれる男性
貴女がどんなに冷たい態度をとっても
貴女を見つめて微笑みをくれる
貴女を受け入れてくれる大きな存在






私も一緒に
いつまでも3人でと祈る気持ちは
果たして誰の思いなのだろうか……
624創る名無しに見る名無し:2009/06/22(月) 12:20:35 ID:QP9rKnVs
Wiki直あげの絵師さん 今回もGJ!
反応もないのに黙々と古い挿絵を
ハイクオリティな新しいものに差し替えていく
ストイックなところマジリスペクトwwww
でもどーせならYOUこっちに投下しちゃいなYO!
Wiki見れない人もいるだろうし
みんなの刺激にもなるしなw
625創る名無しに見る名無し:2009/06/23(火) 07:11:54 ID:/pVSIjiA
>>624
描き直しは完全に自己満足なのでそれはちょっと
626創る名無しに見る名無し:2009/06/23(火) 22:03:59 ID:VNPvu/XG
6月も末なのに朝夕はまだ冷えるなーというネタで書いてたら
8月並みの猛暑になって俺涙目
627創る名無しに見る名無し:2009/06/23(火) 22:39:18 ID:xAkxXqPT
>>626
イ`
628創る名無しに見る名無し:2009/06/23(火) 22:41:36 ID:3QKkVZUD
>>626
気にせず投下すればよろしw
629『隣の紫ちゃん』1/1:2009/06/24(水) 21:46:16 ID:JIbcdfU6
夕食を終えて久しぶりの夕焼けを眺めていると、いつの間にか茜色だった空はすっかりカーテンを閉めてした。
梅雨入りしてからというもの、雨の音しか聞いてなかったからだろうか。
蛙の鳴き声がとても心地よく耳に入ってくる。
こんな夜は散歩でもしたくなってしまうのは、きっと俺だけじゃないだろう。
「紫、ちょっと散歩行かない?」
妹に“ちゃん”をつけるのはおかしい!
と、紫に言われ呼び捨てにしたのはいいが、未だに慣れてない。
「……散歩?」
「うん、ほら、食べた後にゴロゴロしてると太るから……」
紫はベッドからむくりと起きると、無言でこちらに歩を進めてくる。
そして目の前で立ち止まり、ニコッと笑った瞬間
―ゴツン
「あいたっ!」
「っ!!」
何が起こったのか分からなかったが、目の前で頭を押さえて悶絶してる姿と
自分の頭に残る鈍痛で何が起きたかを理解した。
「……自分で痛がるなら頭突きなんかしなければいいのに。」
「う、うるさい……女の子に太るとか、言わないのっ!」
涙目になりながらこちらを必死に睨んでいる姿は、何だかちょっと可愛い。
「よしよし、大丈夫だった?ちょっと見せてごらん?」
そう言って額の辺りを抑えている紫の手を退かす。
あ、ちょっと赤くなってる。
「冷えぴたでも貼っとく?」
「や。」
短く一言、否定された。
「お兄ちゃんのせいなんだからね。お兄ちゃんがなんとかするの!」
そんなこと言われても……
果たして、こんな子ども騙しで勘弁してくれるだろうか。
「痛いの痛いの、飛んでいけー。」
「…………ちょっと痛くなくなったかも。」
おー、やってみるもんだな。
「治った?」
「……うーーん?」
こてん、と首を傾げる。
ならばもう一度。
「痛いの痛いの飛んでいけー。」
これ、結構恥ずかしいよ?
「治った……かな?」
「……アイスたべたい。」
会話が成立しません。
良いこと思い付いた!とばかりに、紫の顔はぱあっと明るくなった。
「うん、アイスたべれば治る!」
お嬢様、目がとっても輝いていらっしゃいますよ。
だが、あいにく家にアイスなんか無い。
無いものは無い。
「……無いから買いに行く?」
「うんっ!」
まぁ、散歩がてらに丁度いいかな。と思いつつ、月末の財布の寂しさに、
「ハーゲンダッツは無しね。」
と、予め釘を打っておかねばならないことが非常に悲しかった。
630ホテル・レインボー(1/4):2009/06/25(木) 00:14:42 ID:5pfQH/7o
群青『お疲れさまです。到着しました。』
グッタリした身体(前話参照)を車外に引き摺りだそうとドアを開けると実家と同じ空気がした。

第3話(・∀・)煙草とボクっ娘と俺の涙

さすが高原だけあって春特有である新緑の匂いと共に感じた風はひんやりしていた。
色「まだ肌寒いですね…」
コートの下にジャケットを着ていて正解だったな
群青『ええまだ夜は毛布が必要ですよ?』
微笑みながら群青利さんが教えてくれた。でも運転中にスイッチが入るとアレだもんなぁ…騙されないでおこう
群青『じゃあ色紙さんの住む寮は此方の建物になります。あ、鍵は此方です。』
トランクから荷物を出し終わって案内されたのは五階建ての建物。鍵に付いてる簡素なキーホルダーには部屋番号が記入されていた
色「ありがとうございます。じゃあ荷物を置いて総務に伺います。」
そう言って片手に自分の荷物を、もう片手に部屋の鍵を持って寮の玄関へ向かった
群青『色紙さん。』
色「ハイ?」
途中で群青利さんに呼び止められる
群青『私も総務に戻りますのでお待ちしておきますね?』
色「あ…ありがとうございます。」
631ホテル・レインボー(2/4):2009/06/25(木) 00:15:44 ID:5pfQH/7o
あ…そりゃそうだ。ココに初めて来たんだから総務が何処にあるか知らないんだから群青利さんに連れて行ってもらうしかない。
色「じゃあすぐに荷物置いてきます。」
急ぎ足で部屋に向かい返す刀で群青利さんの元へ戻る。どうりで車のエンジン切ってない訳だよ
色「お、お待たせしました。(ハァハァ」
群青『走って戻ってこなくても…麓の駅から2千メートルも標高が高いんですから、急な運動は危ないですよ?(クスッ』
あ…ど、どうりで息が切れやすい訳だよ…
群青『じゃあ車で2分くらいですよ?乗ってください。』
その後、事務手続きを行い寮に戻ってきたんだが…
?『クカー…クカー…』
あれ?俺、部屋間違ったかな?…いや間違ってない…誰?
?『朱美さーん!朱美さーん!』
廊下から誰かを呼ぶ声が聞こえる。多分この人の事かな?
色「あの〜呼んでますよ〜?(ユサユサ」
?『…んー…』
起きる気配がない…しょうがない廊下の人にも手伝ってもらおう
―ガチャ ゴンッ
?『アイタッ――ッツー』
色「ああっごめんなさい!大丈夫ですか?」
丁度運悪く俺の部屋の前に居たらしく、おでこを押さえてうずくまっていた
632創る名無しに見る名無し:2009/06/25(木) 00:17:31 ID:AnVjP+Be
>>629
ロリっ娘属性はあんまりないつもりだったがこのSSシリーズの紫のせいで何かに目覚めそうです
633ホテル・レインボー(3/4):2009/06/25(木) 00:18:12 ID:5pfQH/7o
?『もーいきなり開けるからぶつけたじゃないかー』
色「ごめんなさい。でも多分、貴女が捜していた人がココに…」
?『はえ?何処?』
まだ痛むのかおでこを擦りながら俺が指差した方を見る
?『あーまたこんなトコでサボってる…もーしょうがないなぁ。朱美さーん。』
トコトコと朱美さんと呼ばれる女性に歩み寄り体を揺らして起こそうとしている
色「自分も試してみたんですけど、この通りで…」
?『…この手しかないかぁ…(ボソッ)群青利さんに言いますよ?』
―ガバッ
?『やめろ、それは勘弁してくれ!』
あ、起きた
朱『あ〜赤松か…どした、どっか故障したか?』
胸ポケットから煙草を取り出して火を灯しながら眠そうに答える。どうやら呼びに来た女性は赤松さんと言うみたいだ。
赤『昨日、群青利さんが頼んだゴンドラ点検、ボク一人じゃ終わらないんですよ。群青利さんがチェックに来るまであと二時間もなくて…』
朱『ったく…てかお前、誰?』
ようやく気付いてもらえた
色「明日からコチラでお世話になる色紙 恭無と言います。」
軽く頭を下げて自己紹介する。二人ともツナギを着てるからココの従業員なんだろう
634ホテル・レインボー(4/4):2009/06/25(木) 00:18:59 ID:5pfQH/7o
朱『あーお前か、姉さんが昨日言ってた新人は。』
ん?姉さん?
朱『アタシは保守 朱美(ヤスモリ アケミ)。お前を迎えに来たのはアタシの姉さんだよ。』
なるほど、姉さんって言ってたのはそういう事か
赤『ボクは赤松 翔子(アカマツ ショウコ)。朱美さんと一緒に働いてるんだ。って朱美さん、時間ないんだから!』
朱『おっとそうだったな、じゃまた夜にな〜』
そう言ってヒラヒラと手を振りながら二人は出ていった
色「元気そうな二人だったなぁ…」
とココで思い出した、朱美さんどうやってこの部屋に入ったんだろ…と考えていた
―ガチャ
朱『色紙〜』
色「朱美さん!?」
いきなりドアが開いて朱美さんが顔を覗かせた
朱『鍵、開いてたぞ?(ニヤッ』
―バタン
そうか、急いでたから鍵をかけ忘れ…部屋の片隅あるテーブルの上に持ってきた秘蔵の本(エロ)だけが綺麗に置かれていた…

人間って本当に OTL ってなるんだなぁ…

―完―
635創る名無しに見る名無し:2009/06/25(木) 00:20:07 ID:368Vlg//
http://p.pita.st/?m=lb7abtv9


オプーナを売る女の子
浴衣の女の子
マーブルチョコを頑張って渡そうとしてる女の子
ピアノを弾いている女の子
636創る名無しに見る名無し:2009/06/25(木) 05:27:02 ID:dyhl1wjD
>>629
ちっちゃい女の子の攻撃と言えば頭突きだなw
ハーゲンをあらかじめ禁止する色無が微妙にかわいいw
637創る名無しに見る名無し:2009/06/25(木) 14:44:43 ID:2loHAY4s
友「wwwwwwwwwwwwwww」
無「wwwwwwwwwwwwwww」

群「ちょっと貴方たち!」
無「あっ、群青さん!?」
友「こんばんは〜!」
群「高校生の分際で、いまどこから出てきたのかしら?」
友「『さざんかさっちゃん』ですが・・・」
群「この小料理屋、座って枝豆と生ビール1杯で5000円はする店って知っての上で?」
無「えっ、そうなんですか!?」
群「私、嘘つく子は大嫌いよ! えい!」(ポカッ!)
無「痛い・・・」
友「群青さん、寮の外で暴力はマズイっすよ!朱色さんじゃあるまいし・・・」(汗
無「朱色さんの暴力は公認するつもりかよ!?」(汗
群「今日ここで何食べて、いくら使ったの? 怒らないから正直に言いなさい。」
友「いつもの定食食って、ほんとは1人前800円なんですけど・・・」
無「今日は2人で1500円におまけしてもらいました・・・」
群「『いつもの』? 『定食』?? 『1人前800円』???」
友「ええ。ご飯と味噌汁と漬物に、魚か肉のメインのお皿と野菜の小鉢がついてきて1人前800円。」
無「こいつ1人暮らしですからね。」
友「ご飯も食べ放題で、後片付けもせずに済みますしw」
無「そう言えば中トロとか牛刺が出てきたっけ・・・」
友「今日は2人で行ったから、肉と魚が半分ずつ出たんだな。ラッキー!」
群「でも、ここは美人女将で有名な小料理屋さんでしょ?」
友「俺いつも離れの座敷で800円の定食食ってたから、他の料理の値段なんか知らないし・・・」
無「それに俺達、アルコールなんか飲まないですよ。」
友「運動能力が低下するから。」
群「その前に『離れの座敷』って、貴方・・・」
無「『高校生が酔っぱらいのオジサンたちと一緒にご飯食べちゃダメ』って女将さん言ってましたが?」
友「そうそう。それでいつも離れの座敷に案内されてるんですよ、俺。」
群「その前にどうして高校生がこんな小料理屋さんに出入りしてるの?」
友「乾物屋のおばさんの妹さんがお店やってるから『行ってごらんなさい』って紹介されて・・・」
無「ああ、そうか!こいつマダムキラーだから、きっと特別待遇なんだwwwwwwwww」
友「うるせー!それにおばさんは来年還暦だけど、女将さんはまだ28歳だぞ?」
無「姉妹で31も離れてるのか? ってか、どうして女将さんの歳まで知ってんだよ?」
友「おばさん産んですぐにお母さんが亡くなって、お父さんが再婚して末の子供が女将さん。」
無「ふ〜ん。」
友「おばさんのお母さんが船橋出身だったから、それを偲んで『さざんかさっちゃん』w」
無「なるほど。それであんなに歳が離れてるんだw」

群「もういいから・・・ 歳の話はもういいから・・・orz」
無「群青さん、そこの屋台のおでん屋さんにでも行きましょうか?」(汗
友「勘定は俺と色無の割り勘、でいいよな?」(汗
無「ああ・・・」(汗

638創る名無しに見る名無し:2009/06/25(木) 14:46:02 ID:2loHAY4s
友「wwwwwwwwwwwwwww」
無「wwwwwwwwwwwwwww」

群「ちょっと貴方たち!」
無「あっ、群青さん!?」
友「こんばんは〜!」
群「高校生の分際で、いまどこから出てきたのかしら?」
友「『さざんかさっちゃん』ですが・・・」
群「この小料理屋、座って枝豆と生ビール1杯で5000円はする店って知っての上で?」
無「えっ、そうなんですか!?」
群「私、嘘つく子は大嫌いよ! えい!」(ポカッ!)
無「痛い・・・」
友「群青さん、寮の外で暴力はマズイっすよ!朱色さんじゃあるまいし・・・」(汗
無「朱色さんの暴力は公認するつもりかよ!?」(汗
群「今日ここで何食べて、いくら使ったの? 怒らないから正直に言いなさい。」
友「いつもの定食食って、ほんとは1人前800円なんですけど・・・」
無「今日は2人で1500円におまけしてもらいました・・・」
群「『いつもの』? 『定食』?? 『1人前800円』???」
友「ええ。ご飯と味噌汁と漬物に、魚か肉のメインのお皿と野菜の小鉢がついてきて1人前800円。」
無「こいつ1人暮らしですからね。」
友「ご飯も食べ放題で、後片付けもせずに済みますしw」
無「そう言えば中トロとか牛刺が出てきたっけ・・・」
友「今日は2人で行ったから、肉と魚が半分ずつ出たんだな。ラッキー!」
群「でも、ここは美人女将で有名な小料理屋さんでしょ?」
友「俺いつも離れの座敷で800円の定食食ってたから、他の料理の値段なんか知らないし・・・」
無「それに俺達、アルコールなんか飲まないですよ。」
友「運動能力が低下するから。」
群「その前に『離れの座敷』って、貴方・・・」
無「『高校生が酔っぱらいのオジサンたちと一緒にご飯食べちゃダメ』って女将さん言ってましたが?」
友「そうそう。それでいつも離れの座敷に案内されてるんですよ、俺。」
群「その前にどうして高校生がこんな小料理屋さんに出入りしてるの?」
友「乾物屋のおばさんの妹さんがお店やってるから『行ってごらんなさい』って紹介されて・・・」
無「ああ、そうか!こいつマダムキラーだから、きっと特別待遇なんだwwwwwwwww」
友「うるせー!それにおばさんは来年還暦だけど、女将さんはまだ28歳だぞ?」
無「姉妹で31も離れてるのか? ってか、どうして女将さんの歳まで知ってんだよ?」
友「おばさん産んですぐにお母さんが亡くなって、お父さんが再婚して末の子供が女将さん。」
無「ふ〜ん。」
友「おばさんのお母さんが船橋出身だったから、それを偲んで『さざんかさっちゃん』w」
無「なるほど。それであんなに歳が離れてるんだw」

群「もういいから・・・ 歳の話はもういいから・・・orz」
無「群青さん、そこの屋台のおでん屋さんにでも行きましょうか?」(汗
友「勘定は俺と色無の割り勘、でいいよな?」(汗
無「ああ・・・」(汗

639創る名無しに見る名無し:2009/06/25(木) 21:11:39 ID:yjcW0Z4d
色「出だしはまぁまぁやな。」
男「何で関西弁……?……関西弁………?」
友「やめましょ?内輪でそういうの。」
男「関西……。」
青『校歌、斉唱。』
デッデッレデッデッデッデーデー デッデッレデッデッデッデーデーデッデッデデッ 
全校生徒『じっぶんのぉーせっかいぃーさぁぇえもー変っえーてしまえそなー♪』
男「…………………フフフフフw」
色「おまっ………バカッw」
デデーン
朱『男ー、色無しー、アウトー』
男「COLORSは酷……(スパーン)あッたー!!!!」
色「お前笑うなやぁ!(スパーン)イッタ!!!ッぅ……イッタ………!」
男子『かーくせぬいぃらぁーだーちーとぉーぉおおー♪たーちつくすじぃぶぅんお〜みぃつぅめ♪』
女子『迷い ながら 悩み ながら』
色「分けてあるんや……。」
友「まぁまぁまぁまぁ……。」
男「(チラ)………ンフォw」
デデーン
朱『男ー、アウトー』
男「はぁ……(スパーン)っあっ!!!っ……フルスイング……!」
友「パート分け?」
男「パートちゃう、あれ。」
教師の列の中に一人混じっている黄緑
色「……ゴッホ!ゴホゴホ!」(咳で誤魔化す色無し)
友「……ブッw」
デデーン
朱『友ー、アウトー』
友「ふふっ……wふふふw(スパーン)っぁ……!」
色「わかってて言うのやめぇや自分……!」
男「すいません。」
友「黄緑さんの隣りにいるん、あれな近所の………くっw」
デデーン
朱『友ー、アウトー』
友「……………(スパーン)あっ!!!!」
色・男「………………」
友「あれ商店街の肉屋のおばちゃんやん……?」
色「………フッw」
男「………………かはっw」
友「んフフフフフw」
デデーン
朱『色無しー、男ー、友ー、アウトー』
色「だからぁ!もういややぁ(スパァン)あぁ!!!」
男「(スパーン)なっ……!!!かぁ………!」
友「(スパーン)んふ………!」
640創る名無しに見る名無し:2009/06/26(金) 01:17:10 ID:5U0Rwh64
>>693
「黒」光新聞社ですかいなw
641創る名無しに見る名無し:2009/06/26(金) 02:34:07 ID:5U0Rwh64
男 「メ〜〜ン」(スカッ!)
友 「甘い、甘い! うぉりゃ、篭手ぃ!」(バシッ!)
男 「痛たたた・・・」
友 「貴様それでも部長か! そら、今度は面ががら空き!」(バシッ!)
男 「うわぁぁぁぁ。」(バタン!)
友 「おらおら、いつまで寝てるんだ! 男、起きろ!」
男 「うわぁぁぁん〜。め〜n」(スカッ!)
友 「馬鹿野郎! どこ見て打ち込んでるんだ! そりゃ、突きー!」(ドス!)
男 「ぐぇぇぇぇええええ!」(バタン、ピクピク・・・)
友 「次、侍黒!」
侍黒「おおっ! 男の仇(かたき)〜!」
友 「余計なこと言ってないで打ち込まんか! はい、胴!」(パシ!)
侍黒「おのれ・・・」(怒
友 「もっとしっかり踏みこめぃ! そりゃ、篭手、面、胴!」(ビシ・ビシ・パシ!)
侍黒「ぐわぁぁぁああ!」
 (中略)
友 「あ〜疲れた。それじゃ、片付けは男と侍黒でヨロシク〜♪」(・∀・)
無 「お前、竹刀持つと性格180度変わるんだな。」(汗
友 「2人は県大会に出るんだから、多少は厳しく指導しないとねぇ。」(・∀・)
無 「あ、あれで多少かよ!?」(汗
黒 「それにしても、平素日本刀持ち歩いてる割には侍黒って案外弱いのねぇ。」
青磁「友先輩、公的には2段ですけど、試合では4段の人にたいてい勝ってますから。」(汗
無 「マジかよ。誰が友にあいつらに稽古つけてやれなんて・・・」
黒 「黄緑よ。貴方、特大お握り2つで引き受けたそうね?」
友 「いやぁ、黄緑ちゃんのお握りは絶品だからw えへへ・・・」(・∀・)

男 「俺達の命の値段が・・・」←半死半生状態
侍黒「特大お握り2つ分とは・・・」←同上
642創る名無しに見る名無し:2009/06/26(金) 10:18:26 ID:lCsGdtLX
恥ずかしいからこのままスレがさがり続けますように
643創る名無しに見る名無し:2009/06/26(金) 13:08:59 ID:5U0Rwh64
無 「美味しい丼物と言えば?」
赤 「カツ丼! カツ丼! 絶対にカツ丼!賛同は求めるが、異論は認めない!」
橙 「カツ丼なら、デミカツ丼がいいなぁ。」
桃 「私はソースカツ丼がマイブームw」
黒 「普通に天丼でしょ? 海老とかアナゴとかイカとか。 色無、ご馳走になってあげてもいいわよw」
灰 「かき揚げ丼の方がお得感があるんじゃない?」
青 「私はウナ丼! あの甘〜いタレが好き。」
空 「鉄火丼をお願いします。できれば中トロでwwww」
黄緑「木の葉丼も美味しいですよ。」
緑 「こないだ始めて牛丼食べたら案外美味しかった。」(ボソ)
黄 「丼でも、お皿でも、お茶碗でもカレー!」

無 「丼物と言えば?」
男 「姉妹丼!」
友 「うんうん。それ、男の憧れだよな!」
男 「青さんと空ちゃんとか、黒さんと灰ちゃんとかね。もうwwwww」
友 「群青さんと朱色さんなんかも美味しそうだなぁ。お姉様方に手取り足取り教えて頂きたいwwww」
無 「おいおい。友の場合は親子丼じゃないのかぁwwwwwww」
友 「ごく普通に姉妹丼か、従姉妹丼でお願いします!こればっかりは譲れない!」
無 「従姉妹丼って、こ○たちゃんとゆ○かちゃん?」
男 「さすがにゆ○たちゃんだと犯罪になっちゃいそうだから、ここはゆ○姉さんでwww」
友 「他人丼でゆ○姉さんとな○こ先生ってのもいいなぁ。」(///)
無 「それ反則! ゆ○姉さんは人妻だぞ!?」
男 「相変わらず、友さんは年増好きですなぁwww」
友 「巨乳万歳!」

644創る名無しに見る名無し:2009/06/26(金) 18:04:38 ID:vURBNiEo
ツマンネ
645創る名無しに見る名無し:2009/06/26(金) 18:32:40 ID:+1gesmOh
だからつまんないと思ったらスルーしろって
スルーすればスルーした相手だけいなくなる(かもしれない)が
荒らせば間違いなく誰もいなくなるよ
646作る名無しに見るな無し:2009/06/27(土) 14:32:09 ID:77pdVM/E
/
647作る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 14:33:11 ID:77pdVM/E
648作る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 14:38:55 ID:77pdVM/E
649作る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 17:42:55 ID:77pdVM/E
1
650作る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 17:44:25 ID:77pdVM/E
1
651作る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 17:45:11 ID:77pdVM/E
,
652作る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 17:53:58 ID:77pdVM/E
,
653創る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 19:39:44 ID:IhpU7jTy
何がしたいんだ
654創る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 21:45:22 ID:3N4++WvN
相手する理由もないし、スルーしようぜ
655創る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 22:48:12 ID:nTaUvPtV
,
656創る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 22:48:55 ID:nTaUvPtV
,
657創る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 22:50:22 ID:nTaUvPtV
,
658創る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 22:52:11 ID:nTaUvPtV
,
659創る名無しに見る名無し:2009/06/27(土) 22:54:03 ID:nTaUvPtV
,
660創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 03:31:45 ID:1zc8Svr2
,
661創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 03:35:33 ID:1zc8Svr2
662創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 03:40:26 ID:1zc8Svr2
,
663創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 03:41:38 ID:1zc8Svr2
664創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 03:47:53 ID:HfxjuBoT
サムライブラック保守

青磁「頑張ってください。」
男「御茶の子砕々で粉砕☆玉砕☆大喝采☆だ。任せとけ。」
鈴蘭「頑張ってくださいね!」
侍「む。」
男「では明日は稽古のほうは頼んだぞ部長代理。」
青磁「全国大会期待してますよぉ!」

翌日車内 AM4:00
男「せんせー。今日は大会は何時ぐらいに終わるんです?」
顧問「キミらは問答無用で優勝するから夕方の5時は確定だからね。」
侍「あまり買いかぶってもらっては困りまする。戦というものは万事」
先輩「だからそういう話はやめ!私達が聞きた」
男「俺達付き合ってません。はい終了。そんなにヘソで茶を湧したいんですか?」
侍「笑い話にもならんがな。」
男「てかこれ以上聞いたらマスコミに先生売りますよ?生徒を手込めにした教師がいるよって。」
侍「先日も逮捕者が出ておったな。」
顧問「僕達の関係は清くプラトニックな関係だ!」
先輩「まだCまでしかしてないよ!」
男「C……?」
侍「しぃとは……?」
顧問「それはいいとして今夜の部屋割りなんだけど男部屋と女部屋に2部屋取っておいたんだけど。」
先輩「二人がいいんであれば部屋を……ね?」
男「貴方方は僕達を閉じ込めて蠱毒でも作りたいんですか?」
侍「だがやはり生き残るのは某だかな。」
男「は?生き残るの俺だし。」
侍「試すか?」
男「いいですと………危ねぇ!!!!無し無し!!今の無し!!!」
665創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 03:50:33 ID:z9hE1BLb
フラグ折れたwww
666創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 09:34:55 ID:HfxjuBoT
サムライブラック保守

男「宣誓ー!僕達ー!」
侍「s私達ーは!」
侍・男「共に汗を流し、精一杯戦うことをここに誓いまーす。」

先輩「共に汗を流すの?」
侍「やめてくだされ。」
先輩「共に汗を流すって何かエロくない?」
侍「 や め ろ といっておる。」
顧問「ほらほら個人戦までは時間あるから他の人の試合見るなり散歩なりしてきたら?」

男「ここだとお前の普段着も違和感ないな?木は森に隠すもんだ。」
侍「普段着?どこに目を付けておる?これは本番用、言わば勝負服だ!」
男「どこが………?」
侍「まずは左の袖に我が黒家の家紋が刺繍してある。」
男「六つ剣ね……。」
侍「普段身に着けてる鉄扇や矛を収納するスペースを無くし軽量化した。」
男(見た目は家紋だけかよ……。)
侍「そして激しい試合を見越しての通気性のよい素材を使用!」
男(そこまでくるとわからん……。)
侍「更にサラシを」
男「見せんでいい。というかしまえ。」
侍「最後は下着」
男「ストォーップ!!!!!!」
侍「はかないのは当然であろうが。まさかお主……?」
男「…………」
侍「部長がこれではな……。ふんっ♪」
男(意味も無く、負けた気分だ……)
667創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 09:45:43 ID:uFP42lwL
>>「共に汗を流すって何かエロくない?」
その発想はなかったwwwwwww
668創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 14:57:55 ID:wjuklBsl
なに競い合ってんだろうw
侍が着れば普段着は野戦服に変貌するわけか
669創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 18:24:11 ID:1zc8Svr2
670創る名無しに見る名無し:2009/06/28(日) 20:34:47 ID:1zc8Svr2
 
671創る名無しに見る名無し:2009/06/29(月) 21:05:30 ID:vEHIR9Ug
サムライブラック保守

侍「男ー!時間ぞー!不戦敗になるぞー!」
先輩「あ!向こうの観客席にいるのそうじゃない!?」
侍「うつむいて何をしておるのだ……?」
カクン  カクン
侍「…………(ピパポ プルルルル)」
止めどないー願いかーら♪一つだけ叶うのーならー♪
男『ッ!(ビクッ)』
ガタン ツルン ガッシゃー
男『…………(ピ)。………もしもし。』
侍「早く起きんか。試合、始まるぞ。」

侍「某は一回戦勝ったぞ。お主が寝てる間にな。」
男「おめでとうございます……。」
侍「まだ眠たいのか?シャキっとせんか!」
顧問「じゃあここは部長!気合いの入った掛け声頼むぞ!」
先輩「景気良く行こうか!」
男「ふぅ、それじゃ……剣に生き、剣に死ぬ!それが孤高のファンタジスタ!行くぞぉ!」
侍「……………お、うぅむ。」
先輩「が、頑張って?」
顧問「いい加減メンナクから離れようよ。」

男「シャあああああああ!!!!!!!!!!」
審判「面有り!それまで!」
顧問「やはり彼は突き放されるほど強くなるみたいだね。」
侍「奴は昔からそうだった……」
672創る名無しに見る名無し:2009/06/29(月) 22:10:11 ID:rqeQzMWL
侍の携帯ってどんなのなんだろう
女の子らしいやつなのかな
673創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 11:31:24 ID:/ZWx6bXp
1巡目あたりではメールを打つときにはギャル文字使ってたし
デコケー使ってるかもしれんぞw
674創る名無しに見る名無し:2009/07/02(木) 12:39:16 ID:eZaKpp3+
そうだったなW

ふと思い出したんだが最近の侍って甲冑着てなくね?
着てるのかもしれんが甲冑着ている表現がないから着てないのかも…
675創る名無しに見る名無し:2009/07/02(木) 18:26:51 ID:46AVyjwh
俺的には前髪ぱっつんポニーテールに袴が正装ってイメージだったんだけど、どうなんだろ?

そこで髪下ろして普段着ない学校の制服とか着たりしてみた侍黒に、
ドキッとしてしまう男……まで妄想余裕でした^^
676創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 21:12:57 ID:1Veqha/Y
黒と勘違いするんですね分かります
677創る名無しに見る名無し:2009/07/03(金) 22:31:25 ID:M9Nmfgy5
オマイラ、完全に変態だろw
678創る名無しに見る名無し:2009/07/04(土) 00:38:21 ID:TPXFCEOh
失礼な、変態という名の紳士だよ
679創る名無しに見る名無し:2009/07/04(土) 08:35:45 ID:AcmbGy3Z
変態貴族ですがw
680創る名無しに見る名無し:2009/07/04(土) 18:19:04 ID:EDN2Nh3i
すっかり過疎ったのう
もうすぐ七夕だというのに脳汁の1つも浮かばないし
欝出汁脳
681あるつゆのひ:2009/07/04(土) 22:12:41 ID:xysASd/r
「ねー、いろなしー」

 相変わらずの雨の中、買い物を終え一息つこうと寮の自室の扉を開けると、気の抜けた声が耳に届いた。

「……はー」
「なによ、その『まぁ、なんてかわいらしい娘なんでしょう』的態度は」
「可愛いとか自分でいうかね、この自堕落娘は」
「んー、平均よりはちょっとくらい上でしょ?」
「あー、はいはい。かわいい、かわいい」
「……」
「で、そのかわいい娘さんはどうして、俺の部屋の俺のベッドに寝っ転がってゲームしてるんだよ」
「これ? ワゴンで安売りしてたから買ってみた」
「面白いのか?」
「ストーリーより友達の反応が面白い……ある意味」

 何でも、主人公が時間に干渉して人を助けるゲームらしいんだが
主人公が罠にはめられて窮地に陥ると、主人公に憧れてた後輩やら
小さい頃から一緒だった幼なじみ達やらに一斉に見離される展開があるらしい。

「はくじょー、だよね。もうちょっと信じてあげればいいのにさー」

 そう話す灰の横、ベッドに腰掛けるとそっと頭を撫でた。

「な、なにするのよ」
「その主人公に同情して涙目になるとか、確かに可愛いなお前」
「な、泣いてない……ちょっと恐かっただけだもん」
「はいはい」

 いきなり起き上がった灰が背中に抱きつくと、少しの間そのまま顔をうずめた。

「ふー、やっぱり泣き鬱展開には色無の背中よねー」
「灰、人の背中で涙拭くなよ。つーかやっぱり泣いてたんだろお前」
「いいじゃん、広いんだしさ」
「……」
「……」
「そういえば黒が探してたぞ」
「あ、買い物頼まれてたんだった」
「早く行かないと怒られるんじゃないのか?」
「現物は確保済みだから大丈夫」
「それならさっさと行ってこい」
「そーだね、『行って来る』よ」

 駆けていく足音に

「ドアぐらい閉めていけ」

と怒鳴りながら、行って『来る』つもりな灰の分もコーヒーを淹れることにして
買ってきた豆を早速挽くことにした。

「最初の内気加減からすれば相当な進歩だよな、アレは。いや進歩のし過ぎか」

 初めて会った時、黒の後ろに隠れるようにしていた姿を想い出しながら、
サイフォンのアルコールランプに火を入れた。
682創る名無しに見る名無し:2009/07/04(土) 22:23:45 ID:EDN2Nh3i
なんだよもう……なんだよもう! ニヤニヤさせんなよwwwwww
こんな隠し球があるならもっと早く出してよw寂しかったんだからね!
ゲームに感情移入して泣いちゃう灰がかわいすぎるwwwwww
683創る名無しに見る名無し:2009/07/04(土) 22:57:49 ID:0J0hGuWP
ゲームで思わず泣いてしまうような一面があるとは
というかそういうゲームとか好きなのか
684あるはれたあさ:2009/07/05(日) 09:50:27 ID:SS3LBKbO
「晴れたよー」

 まどろみをかき消す突然の衝撃は、いつもと変わらない調子の声と共にやってきた。

「ぐっ!!」
「どうしたの? つぶれたカエルみたいな声出して」
「……寝てるときにいきなり飛び乗られたら普通声くらい出る」
「灰ちゃん、やっぱりやめた方が良かったんじゃ……」
「女の子二人分くらい軽く耐えなさいよね」
「……って、水も一緒か」
「という訳なので、コーヒーを飲ませろー」
「あ、あの。灰ちゃんが色無君はこうしないと起きないって……それで」
「……わかったからとりあえずよけてくれ、コーヒーの準備もできん」
「仕方ないなー、よけてあげるよ」
「あ、あの……よろしくお願いします」

 豆を挽き、サイフォンをセットする後ろで、灰と水が今日の予定を話し合っていた。

「幸運な色無さんにすてきなお知らせです」
「お前が俺をさん付けする時は、大抵ろくな事にならないんだが」
「なんと両手に花で街中デート、やったねこの色男」
「あ、あの、寮で足りないものがたくさん出てきて、みんなで手分けして買いに行こうって」
「荷物持ちね、了解。豆も尽きかけてたし、ちょうどいいか」
「決まりね、ほらトースト焼いて来るから食べたらすぐ出るよー」

 そう言って食堂に駆けていく灰。

「いつもは動きたがらないのに、どういう風の吹き回しだよ」

と思わず口に出すと、水が
買い物担当の内容をくじ引きで決めることになりかけたが、灰が重い物担当を立候補、
驚く黒の前で菜園用の肥料に詳しい水を確保、その後ここに一直線だった
と教えてくれた。

「寮の事に熱心なのは良いことか」
「そ、そうですね」
「ただいまー、ほら、コーヒーも出来たしすぐ行くよー」
「朝食くらいゆっくり食わせろ」
「せっかくの貴重な晴れを有効に使わないと損だもん」
「灰ちゃん、お店開くまでまだ少し時間あるし大丈夫だよ」
「むー、わかった。でも今日は一日付き合ってもらうからね」
「はいはい、それじゃあ━━」

 一日分の買い物を午前中で終わらせたら好きな所に連れて行くと言ったら、
灰と水が本気を出して本当に終わらせてしまい、昼からあちこち引きずり回されたのは
また別な話。
685創る名無しに見る名無し:2009/07/05(日) 10:20:30 ID:3ELcgwBj
この灰、どっかで見たことあるなーと思ったら
近所にいる犬にそっくりだw
普段はだらーっとだるそうにしてるのに餌の時とか散歩の時だけ急に元気になるw
水は水で臆病なわんちゃんみたいだし、ブリーダーも大変だw
686創る名無しに見る名無し:2009/07/05(日) 11:35:33 ID:sPkT5tt1
>>684
水にのし掛かられたい……(´д`;)ハァハァ

そして両手に花デート編を激しく所望するwww
687創る名無しに見る名無し:2009/07/05(日) 15:23:23 ID:iONHu69T
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090704/trd0907042245014-n1.htm
これ全部を擬人化するとしたら、色無が50人くらいいないと大変な事になりそうだな
688創る名無しに見る名無し:2009/07/05(日) 16:50:36 ID:WkFz+US8
色無ならそれすら一人でやってのける筈













だと思う
689創る名無しに見る名無し:2009/07/06(月) 00:39:28 ID:0cQm0EfM
誰だ、VIPツンデレスレに誤爆した人間はw
690創る名無しに見る名無し:2009/07/06(月) 01:29:54 ID:XTpiaV+w
>>689見てきた


緑かわいいよ緑
691創る名無しに見る名無し:2009/07/07(火) 10:18:02 ID:H91tXXeo
誤爆したのにスレにも避難所にもUPしないのはなんでじゃw俺も見たいw

今日は七夕か
晴れるか雨降るか微妙なところだが
色鉛筆たちは何をお願いするかなw
692創る名無しに見る名無し:2009/07/07(火) 12:27:26 ID:7kwBtKD2
まぁ、果たして本当にこのスレへの誤爆だったのかは分からんけどなw
ロダも確かうpろだ使ってたから、違うスレの誤爆だったかも。
693創る名無しに見る名無し:2009/07/07(火) 23:51:37 ID:F+MwnbG8
サムライブラック保守

男「フーッ!フーッ!フーッ!……クワッ!」
顧問「ナ、ナイスファイト……!」
先輩「いい……試合だったよ!」
侍「血の気の多い奴だ。」
男「いいよもう……。お前らなんか……お前らなんか……!」
先輩「侍ちゃん!次試合だよ!」
侍「そうですな。」
男「お前も副部長なんだから何か掛け声言え!『ガシ!グサ!私は死んだ。ジケーツ(笑)』とか!」
侍「某が死んでどうする。さて次は四季高の者か。」
先輩「楽勝でしょ侍ちゃんなら?」
侍「必ず勝てる勝負などありませぬ故、油断はできませぬ。」

籐黄「やぁぁぁ!!!(カシャ)」
侍「面!!(カシャン)」

籐黄「小手面!!!(カシャン)」
侍(こやつ、手を休めん……相当必死だな……!)
籐黄「めぇぇぇぇん!!!(ズルッ)キャ!」
侍「なっ!」
 ゴ シ ャ 
籐黄「いてて……!大丈夫ですか?」
侍「大事無い。怪我はないか?(スクッ)」
籐黄「はい、すいません……。(スクッ)」
審判「構えて!」

先輩「うっそ………。」
侍「すみませぬ……。某の力が及ばず……。」
先輩「そんな!侍ちゃん勝てそうだったのに……!」
侍「………負けは負けです。」
先輩「まさか……さっきこけた時ケガしたんじゃ……!」
侍「あれは少し関節を痛め」
男「 負 け い ぬ (ポン)」
侍「にゃああああああああ!!!!!!!!!」
694創る名無しに見る名無し:2009/07/08(水) 02:37:11 ID:+gBK3tb7
>ガシ!グサ!私は死んだ。ジケーツ(笑)』

ワロタw
695創る名無しに見る名無し:2009/07/08(水) 20:20:32 ID:bzy44iXl
4ケ月以上かかって700未満かぁ。
もう色鉛筆たちもその程度なんだね・・・
696創る名無しに見る名無し:2009/07/08(水) 21:32:32 ID:kSie03bI
697創る名無しに見る名無し:2009/07/08(水) 22:39:40 ID:PvWN6F3K
キリっとしてていいね
優等生みたい
698創る名無しに見る名無し:2009/07/08(水) 23:20:41 ID:V/A9vS7R
>>696
カットインとか格好良すぎるww
だがあえて、全体が見てみたいとか言っちゃダメですかっ><

そして1日遅れましたが「隣の紫ちゃん」七夕ネタで3レスか4レスほど頂きます。
699『隣の紫ちゃん』:2009/07/08(水) 23:25:21 ID:V/A9vS7R
今日は七夕という事で、只今紫と一緒に短冊を作ってる真っ最中。
「紫、ちょっとそれ作りすぎじゃない?」
傍らにある30枚ほどの色とりどりの紙に、次から次へと願いを書いていく紫。
よくもまぁ、そんなに願い事があるもんだ。 と思わず感心してしまう。
「……だめ?」
「あ、いや……別に良いとかダメとかじゃないんだけど。」
「じゃあもっと書くね!」
そう言って、ひたすら短冊にペンを走らせる作業に戻る。
半分ほど消化したところで、紫が口を開いた。
「ねーぇ?」
「ん、どした?」
「お兄ちゃんは書かないの?」
「俺はほら、願いを叶えてあげるの専門だから。」
「え?お兄ちゃんがお願い事叶えてくれるの?」
「あ、いや……えーと……」
言ってしまった手前、今さら冗談だとは言えなくなってしまった。
「まぁ、うん。出来る範囲でね……?」
これが精一杯の逃げの一手だった。
あれ?紫の表情が輝いていってるのはきのせいですよね?
「わぁー…そうだったんだ!!」
時、既に遅し。
眼をらんらんと輝かせる紫に、俺はもう成す術を見い出せなかった。
あぁ、七夕の神様ごめんなさい!この子の神様役だけはどうか俺にお譲り下さい……
「えっと、じゃあ1つだけな?」
「えー、お兄ちゃんのけちー。」
無償で願い事を叶えてもらえるかもしれない権利をもらえるだなんて、
この世知辛い世の中ではそうそうないことだと思いますが?
まぁ、この子にそんなこと言ったってどーしようもないけど。
「ほら、早く決めないとそのまま燃やしちゃうよ。」
「だめぇ、まってー! うーん……じゃあ、どうしよっかなぁ?」
と、今まで書いた短冊の中からあれこれと選びだした。
どうか簡単に叶えてあげられるお願い事でありますように。
「あ、良いこと考えた!」
突然今まで書いた短冊を横に置くと、新しい短冊を手にとってペンを動かし始めた。
そして書き終えると、俺にどうだと言わんばかりに見せつけてきた。
「んー……どうかお兄ちゃんが一生わたしのお願いごとをかなえてくれますように?」
この小学生、なかなかやりおる……
「えへへ、こうすればもう短冊いらないね!」
「なぁ、これは反則じゃない?」
1回だけ願いを叶える権利を使って10回願いを叶えられるようにするとか、
そんな茶々なもんじゃない。
何しろ一生ときたもんだ。
死ぬまでだよ?うん、死ぬまで。
とか何とか思考を巡らせてる間に……
700『隣の紫ちゃん』:2009/07/08(水) 23:27:02 ID:V/A9vS7R
「もう飾っちゃったー!」
いつの間にか笹には赤い短冊がくくりつけられていた。
「はずしちゃダメだよぉ!」
悪戯っぼく笑みを浮かべて、嬉しそうにこっちを見る紫。
そんな顔されたら外せるわけないだろ。
……泣きぐずる顔も見てみたいと、一瞬思ったりしたのはきっと気のせいだと思います。
「本当にそれでいい?」
「うん!」
お母さん、お父さん、僕は今日から紫ちゃんの下僕になるみたいです。
しかし、流石に一枚しか飾ってないんじゃ見栄えがしないな。
「俺も飾っていいかな?」
「おにーちゃん書かないんじゃなかったの?」
「ん、気が変わった。」
来年またやるかなんて分かんないから、せっかくだしね。
「ふーん……じゃあ、はい。」
そう言って青の短冊と、ペンを渡される。
さて、何を書こうかな……
チラっと紫を見ると、興味津々とばかりに俺の手元をじー、と見つめていた。
お兄ちゃん恥ずかしいのですが。
「ち、ちょっとあっち向いててくれない?書いたら見せるからさ。」
「えー……うん。」
渋々と体の向きを変える。
よし、決めた。

「もういいよ。」
「書いたっ?!」
声を掛けた瞬間、くるっと体を反転させると、一瞬で短冊を奪い取られた。
「んーと……えっ…………こんなお願いでいいの?」
「うん、気に入らない?」
「そうじゃないけど……でも、お兄ちゃんはこれが叶うと嬉しいの?」
「そうだねー。」
「ふふっ、そうなんだ……へんなのー。」
「きっと紫のお父さんとお母さんも、うちの親も嬉しいよ。」
「ふーん……あ、これ飾ってもいい?」
「お願いしていい?」
「はーい!」
たっ、と笹のところまで行き、ワサワサと笹に短冊をくくりつける。
赤い短冊の隣に、並ぶように青い短冊が飾られた。
「これじゃ寂しいから、飾りでも作る?」
「うん!」

―――
「できたっ!」
「結構いいねー。」
うん、これはなかなかいい出来栄えだと思う。
しかし、紫の顔が何故か悲しそうだった。
「どうしたの?あんまり嬉しそうじゃないけど。」
「……これ、燃やしちゃうんだよね?」
なるほど、確かにこれだけ頑張って作ったのに、
一瞬で灰になるのも寂しい話だ。
701『隣の紫ちゃん』:2009/07/08(水) 23:29:15 ID:V/A9vS7R
「あ、じゃあ……」
思いついて、机の上の携帯電話を開いた。
そしてカチカチと操作をする。
「なにしてるの?」
「写真、撮ろっか。」
いやはや、たかが電話がカメラの代わりになるなんて……いや、むしろもう
高性能なカメラに電話の機能がついたと考えた方が……
「早くー!お兄ちゃんもこっちきて!」
紫はいつの間にか笹を手に持ち、手招きをしている。
「俺も?」
「うん!一緒だよ!」
自分が写った写真はあんまり好きじゃないけど、まぁこの際せっかくだから。
撮影方法をセルフタイマーに設定し、紫のもとへ行く。
「ちゃんと入ってるかな?」
「えー、きれてちゃやだよ。」
「もうちょっと寄るか?」
「こう?」
「あ、もうすぐだ。」
「えっ?えっ?」
「ほら笑顔笑顔。一足す一はー?」
「あ、ちょっ…にぃー!」
ピローン
「……さて、どうかな?」
「ねー、変な顔だったらとりなおそ?」
「それはダメだよ。一回きりだから楽しいんじゃん。」
「やだー!」
「お、ほらこんな感じ。いいんじゃない?」
画面を紫に見せる。
「……うーん、まぁこのくらいならいっか。」
了承を得たので保存、と。
「ねー、あとで紫にもちょうだい!」
「はいはい。」
「ありがと、お兄ちゃん!」
あの、そんな真っ直ぐにお礼を言われると照れちゃいます。
「お願いもかなえてね?」
「……頑張るよ。」
嬉しそうにはしゃぐ紫に抱えられた笹に並んで揺れる、
二枚の短冊に込められた願いはきっと叶うに違いない。

どうか、紫の笑顔が一生見られますように。
702『隣の紫ちゃん』:2009/07/08(水) 23:31:58 ID:V/A9vS7R
以上です。

色無の願いは一応最後の一行がそれです。
703創る名無しに見る名無し:2009/07/09(木) 02:04:28 ID:q61/FlAf
隣の紫ちゃん可愛いなあ…。
紫もお兄ちゃんも可愛い。こういうの好きです。


勉強の合間に描いてた緑桃(男女)完成したんで投下。
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0228.jpg
704創る名無しに見る名無し:2009/07/09(木) 07:56:28 ID:iwjidXxC
>>696
ギャルゲのオープニングキャラ紹介シーンか、アニメのCM前のアイキャッチみたいだなw

>>702
あー、俺んちの隣にも紫ちゃん引っ越してこないかなw

>>703
桃にこれだけひっつかれても本を読める緑の精神力は異常w
705School Days:2009/07/09(木) 23:45:17 ID:QvjS2Zgj
「温泉行きたくねぇ?」
「いーねぇ!行きたい行きたい!!」
大学生の旅行のきっかけなんて、だいたいこんなもんだ。

『温泉に行こう! 橙×黄』

〜ORANGE SIDE〜

「いいんですかーいいんですかー…お、海見えてきたじゃん」
「いやぁ、海はいいね、ロマンがあるね」
「なんだそりゃ」
レンタカー借りて、音楽流しながら、黄色ご所望の海の近くの温泉へ。初心者マークがついているのはご愛嬌ってことで。
まだ遊泳はできないけれど、気温は充分なくらいあっつい。コンビニで買ったコーラも早くもぬるくなってきている。期間とかはいいから黙ってダイブさせてほしい。
「いいんですよーいいんですよー♪」
片や助手席に座ってるやつはイチゴ味の飴をなめていて、終始ご機嫌。
若干俺はぐったりしていたんだけど、海が見えて黄色は満面の笑顔でノリノリだ。
子供みたいに無邪気なコイツを見てるとそんなの忘れてしまう。なんだか可愛くて、意味もなく小突いてみる。
「痛っ!」
案の定のリアクションに、ついニヤけてしまった。
「バーカ」
「なにそれー」
うん、ドライブも悪くないね。
706School Days:2009/07/09(木) 23:48:04 ID:QvjS2Zgj

〜YELLOW SIDE〜

いや、だって海だよ?テンションも上がるでしょ!
「だいだーい!はっやくー!!」
荷物を宿に置き、さっそくあたしたちは海へと駆け出した。
「今行くからそんな走んなって」
そんなことを言いながら、今日のコイツはけっこうニヤニヤしていることを黄色チャンは既に気付いているのだよ!
「はっやっく〜」
「わかったわかった」
海は逃げないとか抜かすやつがいるかも知れないが、貴重な時間は流れてる。どーせ一泊しかしないんだし、目一杯海を楽しんでおかなきゃ。
「膝までならいいよね?」
「いいんじゃね?あっちぃし、入ろうぜ」
わざわざこのためにあたしはサンダルを履いて来ていたりする。さっそくサンダルを脱ぎ捨て、膝下くらいまで海に浸かる。
「ひゃっ…」
冷たい海水に思わず声が出る。けど、やっぱり気持ちいい。
「俺もサンダルで来りゃよかったなー」
橙もジーンズを捲ってじゃぶじゃぶと海へ入ってくる。
暑い+海+相手は橙。こうなったらやることは一つでしょ!
「えいっ♪」
Let's水攻撃。いやぁロマンですなぁ。
「冷てっ!こんの野郎…」
「うりゃ!うりゃ!!」
「やったなぁ、お前も食らえ!」
「きゃっ、冷たいっ!」
全身が濡れるのも気にしない。ただの水かけ遊びがコイツとならとんでもなく楽しく感じるんだ。
日も沈みかけてくるまで、あたしたちは子供のように水を掛け合っていた。
「あ〜あ、ずぶ濡れだよぉ」
「誰のせいだと思ってんだっつーの」
上半身も下半身も、言ってしまえば下着までぐっしょりだ。
でも、楽しかったぁ〜。
「これでこそ気持ち良く温泉に入れるってもんですよ」
「絶対宿の人にヤな顔されっけどな」
そんなたわいもない話をしながら、頭を軽く拭いて宿へ戻る。
ふとあることを思い付いて、唐突なのを承知で言ってみた。
「この砂浜で花火したいね」
すると橙はにかっと笑った。
「あ、買ってきたぜ、花火」
ああもう、コイツ、大好きだ。
707School Days:2009/07/09(木) 23:49:20 ID:QvjS2Zgj

〜ORANGE SIDE〜

温泉は、しっかりゆったり浸かるもんだ。そうだろう?
ってことで夕飯前はシャワーを浴びるだけ。飯を食って、花火で遊んでからじっくりと温泉に入ることにしたのだ。
…オッサンくさい?うっせーわ。
とにかく俺はぎゃーぎゃーうるさい黄色を何とかなだめ、おいしい料理を堪能した。
「おいしかったぁ〜」
「海鮮丼マジ旨かったな。さすが海」
「高かったけどね」
「そんなもんだって」
いいんじゃね、今日くらい奮発したって。日々頑張ってバイトしてんだしさ。
「動きたくな〜い」
「太るぞ」
「聞こえなーい」
「花火は?」
「やるッ!!」
犬かお前は。尻尾をブンブン振ってるイメージが簡単にできる。
…一瞬、妄想の中の犬みたいな黄色を可愛いと思った自分を殴りたい。

「やっぱり考えることはみんな一緒なんだね」
浜辺へ出ると、たくさんのカップルやグループが楽しそうに花火で遊んでいた。
夏の海で花火、なんてイベントはやはり外せないものみたいだった。
「そこは抜かりなかった俺を褒めたたえろ」
「だいだいくんすごいすごい」
「超棒読みじゃねえか」
「いーから花火しよーよぅ!」
はいはい、お姫様のわがままには従いますよっと。
小さめの容器に少し水を入れる。さ、火災には気をつけて遊びましょうや。
「綺麗だねー」
なんで花火って子供の頃からやってんのに、いくつになっても綺麗に見えるんだろう。
「ね、橙?」
笑顔の黄色。
…あー、なるほど。誰かと一緒に花火をする。その瞬間が、きっと花火を綺麗にするんだ。
「ああ、すげぇ綺麗だ」
もっともっと花火をしたいな。コイツと、友達と、たくさんの大切な人たちと。
「橙、見て見て」
黄色が悪戯っぽく笑って花火を振る。何か文字を書こうとしているみたいだけど…。
「…それ、赤もやったみたいだぞ」
「ええええええ!?」
「残念でした」
そう言って黄色に背を向ける。
…向けなきゃやってらんなかった。ったく、なまじなんて書こうとしたかわかる分、超ハズいじゃんかよ!!
「打ち上げやんぞ黄色!」
恥ずかしさをごまかすように、俺は打ち上げ花火を掴んだ。
708School Days:2009/07/09(木) 23:52:02 ID:QvjS2Zgj

〜YELLOW SIDE〜

花火も満喫して、あたしも橙も大満足。
駄菓子菓子ッ!今日のメインイベントがまだ終わっていないのだよっ!!
「温泉だー!!」
「けっこう疲れたしなー、ゆっくりして来ようぜ」
「ろってん〜ろってん〜」
足取り軽く浴場へ向かう途中、ふと何かを思い出したように橙が口を開いた。
「ここ、貸し切りの露天風呂あるんだよ」
「バッ
な、何を言ってるんだコイツはッ?!
「冗談だっての。そんな顔真っ赤にすんなよ」
飄々言ってのけた橙は仕方なさげに別々の浴場へ向かおうとする。
…あたしはまだ顔が赤いような気もしたけど、とことこと橙に近づいて、極力小さな声で呟いた。
「こ、今度ね…」
去り際に橙の、バイト頑張ろっていう呟きが聞こえたような気がするのは、きっと気のせいだ。
もう、バカ橙。

あー気持ちよかった。
やっぱり温泉はいい。日本の心だね、うん。
せっかくの風呂上がりなので、例のやつに着替える。俗に言う、浴衣ってやつね。
あたしが脱衣所から出ると、同じように浴衣を着た橙が待っていた。
「……ぷっ」
「なんで笑うんだよ」
「だって橙が浴衣着てるんだもん」
「理由になってねーよ」
そういえばあたしが浴衣や振袖を着ることはあってもコイツのこーゆー服を見るのは久しぶりだ。
「いーよ、似合ってるって」
笑ってはしまったけど、まぁ似合うよね。どーせ何着たって様になるんだしさ。
「釈然としねぇ」
笑われたことに膨れているのか、拗ねたように橙は言う。
まったくもう、可愛いんだから。
「もー、いつまで拗ねてんの?」
あたしは橙のお腹辺りを突く。橙の顔は湯上がりだからか、少し赤い。
「…拗ねてるだけじゃねーんだけど」
…え?
「あーもう!つーかなんでお前浴衣とか似合うの?!」
「え、あ、ありがと…」
頭を掻く橙の顔の赤みは湯上がりのせいじゃないみたいだった。
うわー、絶対あたしもつられてるよ…。
「えっと、部屋、戻るか」
脱衣所の前で顔を赤くしているカップルはきっと変な風に思われたんだろうな。

「海、綺麗だったね」
「ああ」
「温泉、気持ちよかったね」
「そうだな」
「今度はみんなで来たいね」
「夏休みとかな。計画してみっか」
「いいね、それ。…ね、橙」
「浴衣、似合ってた?」
「すげー可愛かった」
「えへへ。橙も似合ってたよ」
「ありがと。…黄ぃ?」
「何?」
「…好き」
「ふふっ、あたしも、たいちゃん」
…明日の朝も温泉入ろっと。
709創る名無しに見る名無し:2009/07/09(木) 23:56:41 ID:QvjS2Zgj
書きはじめたの6月なのに…
もう海開きしちゃってるじゃんorz

>>702
隣の紫ちゃん毎度gjですw
紫ちゃん可愛いのうww

>>703
緑ちょっとそこ変われwww
710創る名無しに見る名無し:2009/07/10(金) 00:33:55 ID:2aXWCNQe
>>696
ゲームのカットインっぽい、確かにw

>>702
かわいい妹さんだわ

>>703
なんでこの状態でこの人は平静を保っていられるんでしょうなw

>>708
あー、二人ともかわいいなーw
711創る名無しに見る名無し:2009/07/10(金) 02:10:33 ID:1m8+sR1f
サムライブラック保守

旅館
顧問「今日はお疲れ様。男君は優勝で国体、侍ちゃんは……。」
侍「……仕方ありませぬ。」
先輩「でも手、捻るぐらいで良かったね……。」
男「(ペチペチ)ほらwwwww反撃してこいよwwwwwwwそのドラえもんハンドでよぉwwwwww」
侍「………………」
男「おらwwww荷物寄越せwwwwwwwとりあえずお前の部屋何号だよwwwwww」

夕食
顧問「いいすき焼だねぇ。」
男「やっぱ優勝したあとの飯はうまいっすwwwwwwwwwwwwwwwww」
侍「……………」
男「お箸持てないんでちゅか?wwwwwしょうがねぇなぁwwwwwwwあーwwwwwwんwwww」
侍「あー……ん。」
男「うまいか?wwwwwwwこっちの湯葉もいけるぜwwwあーんwwwww」

入浴後
侍「良い湯でしたな。特に暗黒の大釜風呂が。」
先輩「80℃のお風呂は流石にないよ。それにしても喉渇いたね、何か飲む?おごるよ?」
侍「そんな……!おごるなぞ某には……!」
先輩「いいから。今日のご褒美。」
侍「むぅ、なら爽健○茶を。」
先輩「はいよ。(ピ)」
ガタン ゴロン
侍「あ………」
男「フヒヒヒwwwwwこいつ缶開けられねぇのかよwwwwww哀れすぎるwwwwww」
侍「……………」
男「(カシャ)wwwこんな簡単なwwwwwことすらwwwwできないなんてwwwwwwほらよwwww」
侍「(ゴクゴク)ぷは。」

侍「あやつ……!絶対にこの手が完治したら引導を渡してくれる……!」
先輩「待って。良く考えて。やってることはイケメンだよ?」
712創る名無しに見る名無し:2009/07/10(金) 02:20:50 ID:2aXWCNQe
確かにまあやってることはそうなんだが、態度がはてしなくむかつくw
713創る名無しに見る名無し:2009/07/10(金) 18:28:55 ID:AKVrsf5T
>>709
夏は始まったばかりなのに、何故か夏が終わる時の気分になったのはなんでなんだぜ?
それはそうと、黄色が可愛いすぎてやばいww
混浴的なくだりの場所で慌てる黄色がやば可愛いww

>>711
この態度が男の照れ隠しにしか見えないw
男も可愛いなぁw
714創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 13:54:57 ID:8RO/nkrS
715創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 13:57:38 ID:Dn1YazrD
>>714
生徒会活動してるような印象を受けてなんかいいなと思った
716創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 13:57:53 ID:VcjAe2Il
白に拡声器、なんというミスマッチ萌えwwwwwww
パフスリーブの制服とかもうかわいすぎだろwwwwww
717創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 22:05:08 ID:6Jtv4WIh
>>714
ちょっと高校受験してくる
718創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 23:51:18 ID:qEywXV1J
>>714
ちょっと>>717と一緒に受験してくる。
719創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 14:36:15 ID:uPKLNxHk
あまりにも暑いから、ちょっくら庭に大きなタライ出して
水色と行水してくる。ノシ
720創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 21:22:39 ID:aOPg66Av
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0232.jpg
緑。
テンプレに目つきが悪いってあったからつい。
目つきの悪い子って…すごく…よいとおもうんだ…。
暑いんだから夏服にすりゃよかった。
721創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 22:03:45 ID:A2tNRCij
>>720
緑「……」
色無「緑?」
緑「……なに?」
色無「いや、何か怒らせるようなことをしたかなって思って……」
緑「違う」
色無「へ? ならどうして?」
緑「貴方はいつも怒らせてる」
色無「え!?」

緑「……だって、気持ちに気づいてくれないから」


駄文失礼。絵師GJ。
722創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 22:11:05 ID:Zb2VB+Qp
>>720-721
キリッとした緑かわぇぇと思ったら、>>721のデレ具合に見事にトドメを刺されたwww
723創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 22:43:19 ID:aOPg66Av
>>721
うおっありがとうGJ!
その発想はなかったww緑ちゃんだれがうまいこと言えとwww
724創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 12:23:52 ID:jmFzgdnO
緑ちゃんは貧乳かと思ったら実は隠れ美乳に違いない。
725創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 12:25:00 ID:CQRsh2w1
サムライブラック保守

男部屋
顧問「どうしたんだい男君?温泉の後から元気が無いじゃないか?」
男「あー……別に……」
顧問「ふふふ……。君は若いな。」
男「あれは物理的にはいるんですか!」
顧問「少しキツいけどね。」
男「え……」
トントン
先輩「(ガラッ)ちぇんちぇ〜。」
男(ピ○コ!?)
顧問「どうした○ノコ?また寝れないのか?」
男(そういうプレイ!?)
先輩「しゃむりゃいちゃんじぇんじぇんあそんれくれらいのよさ!らんか、おもいつれたかおちてたよ〜?」
男(やめろよそのプレイ、聞き取れねぇよ。)
顧問「そうか、侍黒が思い詰めたような顔を……。男君。」
男「だが断る。」
先輩「ありょ?」
男「向こう行ったら実は侍黒元気で二人で寝ましょ、ってオチでしょ?滑稽千万そんな餌釣られん。」
先輩「本当だってー!侍ちゃん何か落ち込んでてつまんないんだもん!行ってみればわかるって!」
顧問「一応行くだけ行ってさ。騙されたと思ったら戻ってくればいいじゃないか。」
男「ふぅ、しょうがない。メンタルケアも部長の務めか。」
先輩「行ってくれるの?」
男「ちょっとからかってくるだけですよ。」
726創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 12:27:44 ID:CQRsh2w1
サムライブラック保守

トントン
侍「どうぞ。」
男「勘違いフラグを防ぐ為にちゃんとノックしてやったからな。」
侍「は?」
男「こっちの話だ。先輩から今にもジケーツ(笑)しそうだから慰めてこいと。」
侍「慰め……?つまり夜這いか!貴様、某の右手が使えぬからと!」
男「そっちじゃない!この荒淫無恥!」
侍「黙れ!普段貴様の行いがこの結論に達するのだ!第一、貴様が慰めなぞ嫌味にしか聞こえぬわ!」
男「優勝だもんねwww僕国大だもーんwwww」
侍「貴様っ!」
男「悔しい?wwww悔しいよねぇwwwww国大確実だったのにねwwww」
侍「……確実かどうかはわからんがな。」
男「お前と比べりゃ全員ぬるかった。だから確実だ確実。」
侍「そうか……。」
男「……今年はほら、終わっちったけど、来年は……うん!来年は国大ぐらい楽勝だよ!だから……な?」
侍「励ましてるつもりか?」
男「お?いや、そういうわけじゃ……」
侍「ふふっ、似合っておらんぞ。」
男「笑うな。ったく、馬鹿にされて悔しくなったなら早く手ぇ治しやがれ。」
侍「わかった。」
男「よし、俺は部屋戻るからな。先輩が戻ってきたら遊んでやるんだぞ。」
侍「承知した。」
男「じゃ………お、おやすみ。」
ピシ
侍「……おやすみ。」
727創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 14:11:37 ID:gZ9gx+6i
何このイケメンルートwwwwwwwこのままじゃスクイズと並ぶ本格青春恋愛ものになってしまうwwwwだがそれもいいwww
728創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 21:00:33 ID:1dDW3slQ
『いろなしー』
「んー?」
『あつ(ペシ) いったぁい……』
「いいか黄、その言葉を言うんじゃあない。」
『ぅなー……だってぇ、このままじゃとけちゃうよぉ……』
「よし、じゃあちっと待ってろ。」
『逃げるなぁー。』
「いや逃げるも何も、すぐそこの冷蔵庫行くだけだから。」

―ガラガラガラ、カランカラン

「ほれ、氷。」
『…………』
「し、死んでる。」
『まだいきてるよ、バカぁー!』
「なら何か反応してくれよ。」
『ふつうここはアイスがでてくる展開だと思うのです。』
「悪かったな期待ハズレで。」
『あー。』
「あ?どした?」
『あーん。』
「はいはい。ほれ。」
『んく。 ぅあー、ひゅめひゃい。』
「まだまだあるぞー。」
『いひょなひはたへひゃいの?』
「くたばったお嬢様を復活させてからな。」
『(ガリガリ、コクン)んー……しょうがないなぁ。はい、あーん。』
「やめなさい。」
『食べてくれないと灰から教えてもらったタンスの下から二段目右奥あさっちゃうぞ☆』
「あーん。」
『よしよし、いいこさんだねー。』
「あー、うまいな氷。」
『だねー。もひとつちょうだい?』
「ん、あーん。」


オチはない。
暑苦しいバカップル的な何かという電波を受信した。
しかし、暑い……
729創る名無しに見る名無し:2009/07/15(水) 21:30:19 ID:sU4l5q6r
この暑さではさすがの色無もくっついてくる色鉛筆たちを邪険に扱うだろうなーと思ってたところだったのにwさすが色無さん、俺たちにできないことを平然と(ry
暑いときに食う氷のうまさは異常wwwww
730転載:2009/07/17(金) 10:23:14 ID:aL9KXTsG
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0233.jpg
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0234.jpg

「大正野球娘」の影響ですね、分かりますw
しかし黄緑さん的にはむしろ「はいからさんが通る」の方が世代的にぴったり(ry
731創る名無しに見る名無し:2009/07/17(金) 10:24:06 ID:aL9KXTsG
せっかくだからage
732創る名無しに見る名無し:2009/07/17(金) 12:16:56 ID:2hrwSjZl
黄緑さんにあーんしてもらう権利は俺が頂いた!!
733創る名無しに見る名無し:2009/07/17(金) 17:49:06 ID:GNlmSxWT
この姿で膝枕してもらいたい
734創る名無しに見る名無し:2009/07/18(土) 22:15:45 ID:FFolbJH9
サムライブラック保守

翌朝
先輩「侍ちゃん元気になって良かったよー。」
侍「御心配をおかけしました。(ペコ)」
先輩「男君、侍ちゃんに何したの?ねぇ?ねぇ?」
男「ちょいと喝をいれただけですよ。」
先輩「喝入れられて元気になるなんて余程のMなんだね……。」
侍「某は生粋のSだ。」
男「そういう話じゃない……。」
先輩「やっぱ二人は相性いいんだね!」
男「……………」
侍「……………」
侍・男「「何か言……あ!」」
男「ハモるなよ!被ると『あーやっぱ相性いいー!』とか言われそうだから黙ってたのに!この独活の大木!」
侍「某のどこが独活か!」
男「太もも!無暗に自己主張が激しいんだよその太もも!」
侍「太ももは某のチャームポイントなるぞ!」
男「前はうなじがチャームポイントって言ってただろうが!」
侍「前は前、今は今!」
男「ついでに言うならその前はポニテだったな。」
侍「なんと言うか……某自身がチャームポイントみたいな?(キラッ☆)」
男「…………は?」
侍「いやだから某は某を」
男「………………………は?」
侍「貴様!(シャキ)」
男「おーおーやるんですか?やりますか?いいですとも!(チラ)」
侍「貴様なぞ鎌だけあれば充分だ!(チラ)」
先輩「いくら仲悪いフリしてもダメだから。」
男「だから違うんですって〜!」
侍「やめてくだされぇ〜!」
735創る名無しに見る名無し:2009/07/19(日) 00:23:43 ID:24NHWlIo
ちびキャラで申し訳ない
紫かわいーよー

http://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0235.jpg
736創る名無しに見る名無し:2009/07/19(日) 00:45:20 ID:KBwqJQpv
始め一瞬何かと思ったw
見るからに生意気そうな風貌ですな、紫のイメージがしっくり
737創る名無しに見る名無し:2009/07/19(日) 06:03:38 ID:S29s0P42
絵本とかに出てきそうwスカートの裾まで色鉛筆になってるとはw
738創る名無しに見る名無し:2009/07/19(日) 18:32:17 ID:xfDB9mI3
739創る名無しに見る名無し:2009/07/19(日) 18:38:53 ID:xfDB9mI3
740創る名無しに見る名無し:2009/07/19(日) 22:07:00 ID:OU9IgRFw
海の季節か……GJだぜ。
橙は色無に無理な要求でもさせているのだろうかw
茶はおぼれないように気をつけて、だな。
741創る名無しに見る名無し:2009/07/19(日) 23:01:22 ID:40X6G0i3
>>734
なんだこの侍黒と男はww
二人とも可愛いじゃないかwwww

>>735
かぁいいなぁww
こういう感じの、好きだw

>>738-739
ついに水着の季節到来か……ゴクリ
橙のオパーイに思わず目がいってしまったw
742創る名無しに見る名無し:2009/07/20(月) 00:18:23 ID:6v7KF0qB
743創る名無しに見る名無し:2009/07/20(月) 02:21:41 ID:WSxB462z
>>738-739
海はやはりいいです
でも日焼けにきをつけろよーそっちも少し興味あるけど
 
>>742
こういう大人っぽい髪の感じの橙もいいな
さばさばしているというか、なんというか
744創る名無しに見る名無し:2009/07/20(月) 18:36:27 ID:43rf1vOX
唐突に描きたくなったので色鉛筆ボコスカットイン
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0238.jpg
745創る名無しに見る名無し:2009/07/20(月) 18:43:25 ID:3m1ETrLY
かっけEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!11111111111

最初、
色鉛筆ボコスカットイン
が何故か
色無ボコスカカットイン
に見えてwktkして開いたら良い意味で激しく期待を裏切られたwww
746避難所よりレス代行:2009/07/20(月) 19:22:24 ID:G1lon8pO
P12ってw凄い名前だな……
萌えとか越えてかっこいい色えんぴつたちを想像してしまうw
747創る名無しに見る名無し:2009/07/20(月) 22:00:22 ID:aoXFfI3k
ペルソナとペンシル12色とはうまくアテたネタだな。
748創る名無しに見る名無し:2009/07/21(火) 20:05:24 ID:Vkod7u45
サムライブラック保守

鈴蘭「副部長負けちゃったんですか……。」
侍「応援してくれたのにすまない。」
青磁「お疲れ様です。」
男「そうだ気にするな。弱いことは悪いことじゃない。弱いから練習するんだろ?弱いから。」
侍「殺す。右手治ったら絶対殺す。」
男「そして弱い故に練習していた君達!ちゃーんと練習、してたかな?」
青磁「えぇ、まぁ。ちゃんとかどうかはともかく普通に部活はしていましたよ?」
部員A「やっぱりこいつに部長の代わりは無理ですよw次は俺にやらせて下さいよw」
部員B「……………」
男「そうかそうか、では。」
侍「灰ー!(パンパン)」
灰「(ガラッ)ここに。」
男「例のCCDカメラの映像頼むよ。」
青磁「そんなカメラどこに……!」
侍「道場から部室の隅までくまなく仕掛けさせてもらった。」
鈴蘭「灰ちゃん……?」
青磁「ね、灰?色無し先輩の」
侍「黒に言うぞ。」
灰「ごめん、二人とも、背に腹は変えられないよ……!」
男「何をうろたえている?やましいことが無ければただの練習風景だろ?ではレコーダー再生♪(ピ)」
ザザ……
鈴蘭『ちょっと痛いよぉ〜。』
青磁『ごめん!関節に当たった?』
鈴蘭『むぅ!(プイ)』
青磁『(スリスリ)ごめんって〜!』
部員A『Cちゃん……もっと……!』
部員C『ここぉ?ここがいいのぉおばかさぁん?』
部員B『1036……1037……1038……(ブンブン)』

男「ん?何これ?」
青磁「えと……。」
侍「まだ関節は痛むか?それとも擦ってもらったから引いたか?」
鈴蘭「もう……引きました。」
男「ありがとう灰。黒には黙っててあげよう。」
灰「では……。」
侍「さて部長、判決は?」
男「B以外全員着替えろ。本物の部活を教えてやる。」
青磁「勘弁して下さい!ホント!」
部員A「すいません!もうしませんから!」
749創る名無しに見る名無し:2009/07/21(火) 21:10:32 ID:nQAsAHQU
>>738-739
この橙はまさに俺の脳内と一致w大きすぎず小さすぎず形も良いしw
そして茶色のビキニ姿…こけて取れちゃうんじゃないかワクワk…ハラハラするぜw
なんにせよGJ、という訳で

茶「色無くーん、こっちこっち」
無「まったく、あわてなくっても海は逃げないって」
茶「ほら、沖まで行って浮き輪でプカプカしよっ!」
 ぷかぷか〜、そしてお約束の大波ざっぱ〜ん
無「うわ、今のは大波だったなぁ、って!茶色!み、水着が取れてる!」
茶「きゃぁー(ブクブクブク)」
無「そりゃ両手で隠したら沈むよな、ってそうじゃねぇ!大丈夫か!」
茶「お、おぼれるかと思った」
無「と、とりあえず片手で隠して肩まで浸かって、足の着く所まで行こう」
茶「うん…」
無「到着っと、ここなら足が着くな、何か羽織る物取ってくるから待ってて」
茶「え、独りで待ってると怖いよう…」
無「このまま片手で隠したまま浜辺に上がるわけにもいかないだろ?」
茶「でも……あ、そうだ!おんぶして!それならほら、隠せるし、ね?」
無「はい?いや、それはイロイロマズイって」
茶「でもこのままじゃ帰れないよう……」
無「わ、わかったから泣くなって、おんぶだろ?ほ、ほら!」
茶「うん、じゃ更衣室までごー!(むにゅ)」
無「こ、こら、あんまりくっつくなって」
茶「だって、くっつかないと隠れないもん…」
その後、女子更衣室の前で痴漢と勘違いされたりとか、背中の感触とかおんぶしてるから前かがみでもばれないとか、そういうのは墓場まで持っていこうかと思う

おかしいなぁ、茶色と浜辺でバシャバシャしてイチャイチャするハズだったのだが……
750創る名無しに見る名無し:2009/07/22(水) 00:02:18 ID:KtMlDVzw
>>748
AとCのやりとりが具体的に気になるw
>>749
おんぶ……だと…
うらやま…けしからんw
751創る名無しに見る名無し:2009/07/22(水) 00:12:52 ID:d8oKlsfC
灰「やっと逢えた…もうあなたを離さないっ!…(ギュッ)」
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0239.jpg
752創る名無しに見る名無し:2009/07/22(水) 02:08:05 ID:pnsnOFuN
>>751
灰「やっと逢えた……。もうあなたを離さないっ!」
無「おいおい、そんな抱きしめてたら腹壊すぞ。少しは離れて風に当たれって」
灰「いいの。私、このヒトにだったらどれだけ冷たくされても悦べるから……っ!」
無「変なスイッチ入れて頭トバすなよ。ちょっと、黒からも何か言ってくれよ」
黒「灰、それは寮生共有の扇風機よ。独り占めしてないで首振りさせてこっちにも風がくるようにしなさい」
無「暑さで余裕無くなってるな黒も!? ったく、明日になって苦しんでも知らないからな」

灰「っくぁ……! このお腹の痛み……。これが、これが陣痛……っ!?」
無「ただの腹の冷やしすぎの腹痛だそれは。ほら、朱色さんから腹痛止めの薬もらってきたから飲みな」
黒「夏の風物詩ねこれも。灰が扇風機の当たりすぎででお腹壊すと夏が来たって気がするわねやっぱり」
無「分かってて止めないのは家族故の無遠慮なのか愛なのかどっちだよ!?」
黒「ふふ、そんなの決まってるじゃないの。分かりきったことを聞きたいの?」
無「い、いや。俺、それ聞いたら後悔しそうだからやめとこうかなぁ。ははは」
灰「愛が、愛が足りない……!」
黒・無「なら自爆するのやめなさい!」
753創る名無しに見る名無し:2009/07/22(水) 05:17:00 ID:HVFsrcYY
>>748
部を普通にまとめあげちゃう男かっこえぇ……(*´д`)

>>751-752
激しく吹いたwwww
そして色無に看病してもらう権利を半強制的に勝ち取るわけですね、わかります。
754創る名無しに見る名無し:2009/07/22(水) 09:05:26 ID:LXfirwWs
>>748

今頃メ欄に気づいたwっていうか侍黒と男も何気にリア充な気がw
それよりどこの関節をスリスリしたのかkwsk

>>751
その扇風機になる権利はいくらで買えますか?

755創る名無しに見る名無し:2009/07/22(水) 09:15:04 ID:LXfirwWs
無「夏休みはどうするの?」
緑「友達がお祭りに参加するから、その手伝いね」
無「お手伝いって?」
緑「準備とか当日の売り子とかよ」
無「売り子って屋台とか?」
緑「…ん、まあそんな感じよ」
無「見に行ってもいい?」
緑「え?あ、でも遠いし、それに初心者は来ない方が…」
無「そうなの?っていうか初心者って何?」
緑「気にしないで、あ、そうだ、いつもお世話になっているから、何かお土産を買ってくるわ」
無「え?お世話って、俺は特になにもしてないぞ?」
緑「ううん、色無のおかげでお祭りが盛り上がると思うわ」
無「あぁ、そう、よくわからないけど、まぁお土産楽しみにしているよ」
緑「うん」

夏祭り会場当日
〜オリジナル作品 「色無-愛」・「色無-受」は完売しました〜

756創る名無しに見る名無し:2009/07/22(水) 22:20:48 ID:Y0A6g67k
                   ,.--、__,ノ}
                x┴x‐、 : : : : ノ
                _{___}__}: :_/
            .   ´: : : : : : : : : `  、
         _,/: : : : : : : : : : : : : : : : : :\
      /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
     /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : rf \
.    /: : /: : : : : : : : : : : : : :、:ヽ: : : :、: : :r|   '.
   i : /: : : : : :/ /: : : : : : : | : |、: : : ヽ: :| ヽ   }
   |: :| : : : : 〃∧: : : : : : :∧-!、\: : | : \  〈
  f⌒\:l: : : l.斗 \: : : :/ ノ'   V|: : : : '.  '.
.  {     〈 \| |   \/ ,r==ミ、  |: : ;ハハ  '. エロ無のバーカ アーホ スケベ!
  ヽ   }  }  ,r=           /イf ,ハ:}   ',
    \_  ∧〃    '__    xxx  _,/}/    j
     |  |: : 、xx  |  ヽ   ,.イ: :/   /
     |  ト、: : \   、   丿 /} /   /
     |  | \: N` ー‐┬  ´ Y´\   /
     !   ̄ ̄ ̄ ̄| ̄{    ,ノ    '<
      丶. _         !   ` ̄        '.
紫っぽいAAを見つけたので、貼ってみるw
7571/7:2009/07/23(木) 20:33:46 ID:zKynlVxM
 うつむいて唇を噛み、あふれそうな涙をぐっとこらえながら、水は誰もいない河原を走っていた。青々と茂った雑草が靴を汚したが、そんなことにはかまわずに走り続けた。足がもつれ、息が切れても走り続け――。
「あっ!」
 何かにつまずき、頭から草むらの中に突っ込んだ。
 草いきれにむせかえり、水は荒い息を整えながらふらふらと身を起こした。ついにこぼれて頬をつたう涙をぐしぐしと拭うと、すりむいた手のひらにひりひりとしみた。
 もう我慢できなかった。諦めて涙腺を決壊させようとしたその時、水は気づいた――つまずいた何かが、河原に寝そべったままで不機嫌そうな顔をして自分をねめつけていることに。
 それは大きな男だった。小人の国のガリバーみたいだと、水は思った。
 実際には、それほどの巨漢というわけでもなかった。一緒に暮らしている父親の方が、背は高いかもしれない。だが、その父と教師を除けば、年上の男をこんな間近で見るのが初めてだった水にとって、その男は誰よりも大きく見えた。
 しばらくのあいだ、男は水をじっと見つめ続けた。目を逸らすこともできず、水も身動き一つせずに見返した。不思議と恐いとは思わなかった。いつの間にか、涙も引っ込んでいた。
 男はのそりと立ち上がると大きな歩幅で水に近づき、しゃがみこんだままで少し身を反らして見上げる水に向かって手を差しだした。
「手、見せてみろ。すりむいたんだろ?」
 わずかにためらってから、水はおずおずと両手を広げて見せた。男は膝立ちになってちらりと目をやると、傷に触れないように手首をつかみ、ぐいと引っ張り上げて水を立ち上がらせた。
「他にどこか痛いとこあるか? 肘とか膝とかはすりむいてないか?」
 水は首を横に振った。その全身を観察し、本当に怪我がないことを確かめると、男は川辺に行ってハンカチを濡らし、それで水の手のひらについた土や草の汁をていねいに拭った。刺すような痛みが走り抜けたが、水はじっとこらえていた。
「こんなもんか。川の水もそんなきれいじゃないから、あとでちゃんと消毒しろよ。つーかお前、小学生だろ? 学校行かなくていいのか?」
「……お兄ちゃんは?」
 男の問いには答えず、水は逆に聞き返した。“お兄ちゃん”と呼ばれたのが気恥ずかしいのか、男は何とも言えない微妙な表情をした。
「大人は学校行かなくていいんだ」
「嘘。お兄ちゃん、大人じゃないもん。その服、あそこの学校の人が着る服でしょ? お母さんが言ってた」
 確かに、男は暗い緑のブレザーに茶色のスラックスを身にまとい、えんじ色のネクタイを締めていた。それは高校の制服以外のなにものでもなく、男はしまった、と呟いて舌打ちした。
「だからいつもサボってる奴らはわざわざ私服を用意してたのか……失敗したな。それにしても、最近のガキは知恵がついててやりにくいな」
 水は少しむっとして訂正した。
「ガキじゃないよ。水だよ。お兄ちゃんは?」
「……色無だ」
 男はそっぽを向いて、ぶっきらぼうにそう名乗った。
7582/7:2009/07/23(木) 20:35:30 ID:zKynlVxM
 男――色無は水に興味を失ったように離れていき、また草むらに寝転がった。水はそのあとについていき、横に座りこんだ。その気配を感じ、一度は閉じたまぶたを開けて下から見上げる色無の目を、水はしげしげと見つめた。
 色無がため息をついて起き上がり、また少し離れたところで横になると、水もまたついていってちょこんと座った。色無がまた起き上がり、離れたところで横になる。水がついていって座る。
「……」
 それを三回繰り返したあと、四回目に腰を下ろした時点で水がついてきているのを確認した色無は寝転がるのをやめ、無言でその頭をつかんでぐいと突き放した。
「むー」
 水は眉をひそめていやいやと頭を振り、色無の手を両手でつかんで押し返した。根負けした色無がぱっと手を離すと、水ははずみで色無が伸ばした足の上にぽてっと倒れた。少しびっくりしたが、なんだかおかしくなって、自然に笑みがこぼれた。
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0155.jpg

「なんでくっついてくるんだよ。誰かに見られたら俺がロリコンかと思われるだろ」
「ろりこんって、なに?」
「……お前は知らなくていい」
 実のところ、なぜこんなことをしているのか、水自身にもよく分からなかった。傷の手当てをしてもらったからだろうか。教師はおろか、クラスの男子にさえ近づかれると萎縮してしまうのに、色無のそばにいるとなぜか安心できた。
「まったく……さっきも聞いたけど、お前、小学生だろ? 何年生だ?」
「五年」
「五年!? てっきり三年か四年だと思ってたのに……もう高学年じゃないか。俺が言うのもなんだが、学校サボってるとろくな大人になれないぞ」
「サボってないよ。今日は写生大会だから、みんな学校の外で絵を描いてるんだよ」
「へえ。じゃあお前はさっさと描き終わって、一人で河原を走り回ってたのか。友達と遊んでればいいのに、変な奴」
 色無が“友達”と口にしたとたん、みるみるうちに水の顔が曇った。転んですりむいた手のひらではない、どこか別のところが痛んでいるように見えた。
「まだ、描けてないけど……」
「なんだ、描けてないのに遊んでるんなら、やっぱりサボりだろ。今日中に描き上げないとまずいんじゃないのか?」
 さっきまで邪険に扱っていたくせに、泣きそうな顔をされては放ってもおけず、色無はさらに問いただした。それに対する水の返事は――。
「くちゅん!」
 ――かわいいくしゃみだった。
「……女ってのは、なんでそんなにちっさいくしゃみができるんだ? 練習してんのか? それとも生まれつきなのか?」
 ぎゅっと身をすくませて震える水に、色無は上着を脱いで頭からばさっとかぶせた。
 水はジャケットの下で少しもがいてからぷはっと顔を出し、きょとんとした目で色無を見た。
「ほら、寒いならこれでもはおってろ」
「……ありがとう」
「今日は朝からけっこう涼しかっただろ。お前、ちょっと薄着過ぎじゃないか? 上に何か着てこなかったのか?」
 今年はいつになく気温の上下が激しく、衣替え前だというのにうだるような暑い日が続いたりもしたが、今日は雲が厚くて日が差しておらず、少し風もある。ノースリーブのワンピース姿の水は、いかにも肌寒そうに見えた。
7593/7:2009/07/23(木) 20:36:52 ID:zKynlVxM
「上着……着てきたけど……」
 色無としては、なにやら落ち込んだ水を気遣って話題を変えたつもりだった。だが、どうやらそれは失敗に終わったようだ。
 ますますうつむき、肩を落とす水をどうしたものかと頭をかいていると、堤防になっている土手の上からいくつかの女の子の声が聞こえてきた。
「……ず――水! どこ行ったの! 出てきなさい!」
「黒ちゃん、そんな恐い顔で呼んだら出てきづらいよ……水ちゃーん、どこー?」
「おーい、水ー! ふう……水ってこういうときだけは、すごく走るの速いんだよね。ボクが追いつけないなんてびっくりだよ」
 首だけひねって声のする方に目を向けると、十人ほどの女の子たちがきょろきょろしながら、色無のかたわらで下を向いている水の名を連呼していた。
「ほら、サボり姫を友達がお迎えに来たぞ。なんだよ、あんなに友達いるなら、最初から一緒に遊んでればよかっただろ。おーい――」
「だめ! 呼んじゃだめ!」
 女の子たちに声をかけようとした色無を、水がこれまでになく鋭い声で制止した。色無は大きく吸った息をゆっくりと吐き、手を振ろうとして上げた腕を下ろした。
「……なんでだ? あいつら、お前を探してるんだろ? 友達じゃないのか? それとも、あいつらなのか? お前を……いじめてるのは」
 ぎゅっと色無のズボンにしがみついていた体がびくっと震えたが、水は何度も首を横に振った。色無の推測通り、いじめられてるのは確かなようだが、その相手は彼女たちではないようだ。
「じゃあやっぱり友達なんだろ。なんで呼んだら駄目なんだよ」
 問いただしてみたものの、水は目を固く閉じて首を振るばかり。
「だめなの……私はいない方がいいの……」
 ようやく口を開いたかと思えば、何度も何度もそう繰り返すだけだった。
 色無は困った顔で水を見下ろし、その水を探し続けている女の子たちを見上げ、もう一度水を見て――最後にため息をついた。
「あーもう! なんだって俺がこんなことしなきゃならないんだ……どうか誰にも見つかりませんように!」
 信じたこともない神様に祈ると、色無は制服の上着で水をくるんで抱え上げ、人目につかない場所を求めて走り出した。
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7604/7:2009/07/23(木) 20:38:03 ID:zKynlVxM
 特急が轟音を立てて走り抜けていく鉄橋の下で、色無は大の字になってぜいぜいと荒い息をついた。
「……お兄ちゃん、大丈夫?」
 落ち着きを取り戻した水が心配そうに声をかけると、色無は手だけを上げてひらひらと振った。
「はー、はー……ふう……あー、気持ち悪い。普段ろくに運動してないのに、ひと一人抱えて走るのはさすがに無理があったな……」
「ごめんなさい……私、重かったよね」
「まあな。あ、いや、お前が太ってるとかじゃなくてだな、俺の体力からすると重いってことで……そんなことより、ほんとにこれでよかったのか?」
「……うん……」
「……そうか」
 色無はそれだけ言うと口をつぐんだ。
 二人の頭上を何本かの列車が通り過ぎたあとで、先に質問したのは水の方だった。
「どうしてなんにも聞かないの?」
「聞きたいことは山ほどある。けど、お前が話したくないなら別にいいよ。話したいなら聞いてやるけどな」
 今度の沈黙は、列車一本分だけですんだ。
「私……私ね、声が小さくて、嫌なことされても嫌って言えなくて、すぐ泣いちゃうから……クラスの子によく意地悪されるの」
 やはり色無が想像していた通りだった。水の様子からすると“意地悪”なんておとなしいものではないだろうが、色無はひとまず無言で先を促した。
「今日も絵を描いてたら……『下手な絵しか描けないくせに』って絵の具も画板も取られちゃって……カーディガンも『似合わない』って引っ張られて……」
「それで走って逃げてきて、俺につまずいたのか。ひでえな、そりゃ」
 胸が悪くなり、色無は身を起こすと渋い顔でぺっとつばを吐き捨てた。
「だけど、お前を探しに来てた子たちは友達なんだろ? なんで一緒に帰らなかったんだ?」
「私がいると、みんなに迷惑ばっかりかけちゃうから……私はいない方がいいの」
「……別に、いいんじゃねえの。お互いに迷惑かけたり、かけられたりするのが友達だろ」
 色無が説いた一般論に、水は納得しなかった。
「かけたり、かけられたりじゃないの。私ばっかり迷惑かけてるの。いつもいつも、みんな助けてくれる。でもその分、みんなはやりたいこととかできなくなっちゃうの。だから私はいない方がいいの」
 もうあふれる涙を拭おうともしない水に、色無はなんの言葉もかけてやれず、その体を無言で胸にぎゅっと抱きしめるばかりだった。
7615/7:2009/07/23(木) 20:39:19 ID:zKynlVxM
 泣き疲れた水は、色無のお腹を枕にうとうとしていた。その髪を撫でると気持ちよさそうに目を細め、涙の跡の残る頬をつつくと眉をひそめて嫌がる。水の百面相を堪能していた色無は、不意に真面目な顔をした。
「なあ。お前の話を聞いてやった代わりに、今度は俺の話も聞いてくれよ」
「……んー? ……うん……」
 水は寝ぼけながらもなんとかうなずいたが、色無はそれを確認した様子もなく、独り言のように話し始めた。
「このあいだ、進路調査票ってのを書けって言われたんだよ。うちの学校は成績別にクラス分けしてて、特進の奴らは一年のうちから書いてたらしいけど、俺のクラスは……まああれだ、最下層でさ。三年になってやっとってわけだ」
 色無は手近にあった小石をつかみ、川に向かって放り投げた。
「クラスの奴らはほとんどが就職組で、俺も何となくそのつもりでいたんだけど……提出直前になって、ガキのころになりたかったものを思い出してさ」
 色無は小石を投げ続け、それはぽちゃん、ぽちゃんと正確なリズムを刻んで川面を揺らした。
「で、大学進学希望に書き直して出したら、もう大騒ぎだよ。担任に学年主任、生徒指導、果ては親まで出てきて『無理だ』『諦めろ』の一点張り。そりゃまあ、かなり無理めなのは分かってたけど、大人が子供のやる気を削いでどーすんだっての」
 色無が最後にサイドースローで力任せに投げると、無理な姿勢にもかかわらず、小石はぱぱぱぱぱっときれいに水を切った。
「今日も朝から呼び出して同じことを繰り返すもんだから、ついに温厚な俺様も頭に来て、こうして河原でサボってたってわけ――おい、水?」
 なんの反応もないのを不審に思って声をかけると、水は安らかな寝息でそれに応じた。
「……なんだよ、さっきまで泣いてたくせに、気持ちよさそうに寝やがって」
 背中からずり落ちそうになっている自分の上着を、色無はそっと水の肩に掛け直した。何かいい夢でも見ているのか、その寝顔は微笑んでいるかのように穏やかだった。
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0157.jpg

「まあ、お前にこんな話をしたところでどうしようもないか。俺も結局、お前になんにも言ってやれなかったし……だいたい、えらそうなこと言える立場じゃないんだよな、このままじゃ」
 色無は強い決意を胸に宿しながら、水を起こさないようにゆっくりと体を横たえた。


 頭を激しく揺さぶられ、半ばパニックになった水が目を覚ますと、すでに日は西の空に傾いていた。
「やっと起きたか。いつまで人の腹の上で寝てるつもりだ。そろそろ戻らないとまずいんじゃないか?」
 水はくしゃくしゃにされた髪を手櫛で整えながら、差し出されたケータイの画面で時間を確認した。色無の言う通り、そろそろ集合の時間だった。
「絵描いてないから、先生には叱られるかもな。だけど俺もお前も、いつまでもここにいるわけにはいかないだろ」
「うん……ねえ、お兄ちゃん」
「なんだ」
 しばらくのあいだ、水は言いにくそうに身を揉み、やがて上目遣いで切り出した。
「またここに来たら……お兄ちゃんに会える?」
「……いや、ここで会うのはこれっきりだ」
 落ちこませると承知の上で、しかし色無はきっぱりと首を横に振った。
「だけど、一つ約束しよう。俺は今日からめちゃくちゃ頑張ることにした。絶対諦めない。だからお前も頑張れ。絶対諦めるな。そしたらきっと、またいつか会える」
 色無が何を言っているのか、水にはよく分からなかった。何を頑張ればいいのか。何を諦めてはいけないのか。
 それでも水は、色無の強い視線を正面から受けとめて頷いた。
「よし。じゃあな」
「……待って」
 立ち去ろうとする色無を呼び止め、水はおずおずと小指を差しだした。
「約束……」
「……ああ、約束だ」
 色無は小さな指に自分の小指を絡め、しっかりと指切りをした。
7626/7:2009/07/23(木) 20:40:37 ID:zKynlVxM
「あっ、水ちゃん!」
 水が集合時間の五分前に姿を現すと、気遣わしげな顔をした友人たちがあっという間に集まってきた。
「ちょっと、どこ行ってたのよ! 勝手にいなくなって、みんながどれだけ心配したと思ってるの!?」
「まあまあ、帰ってきたんだからいいじゃん。怒りたくなるのも分かるけどさ。なにせ一番心配してたもんね」
「べ、別にそんなこと……私はただクラス委員として……」
「水ちゃん、大丈夫? どこ行ってたの? 私たち、みんなで手分けしてあちこち探し回ったんだよ」
「そしてあんたは迷子になって、手間を二倍にしてくれたんだよね」
「うう……だって目印にしてた犬がいなくなっちゃったから……」
 かしましく騒ぐ仲間たちに、水は深々と頭を下げた。
「ごめんね、みんな……ありがとう」
 ほっと緩んだ空気を、輪の外から飛び込んできた刺のある声が凍てつかせた。
「謝るくらいなら帰ってこなければよかったのに」
 にやにやしているとりまきを引き連れ、声の主が近づいてきた。
「水、どこに行ってたか知らないけど、いい絵が描けた? ちょっと私にも見せてよ。まさか、描いてないってことはないよね?」
 嘲笑を顔に貼りつけた女の子が嫌みたっぷりな台詞を吐くと、その後ろで控えている子たちがおもねるようにくすくすと笑った。「よくもそんなことが言えたものね」
「あんたたち、いい加減にしなさいよね!」
 水を守るように囲む子たちの中から、特に気の強そうな二人が前に出ようとした。しかし水は、さらに言葉を続けようとする二人を制し、自らいじめグループのリーダー格と対峙した。
「なに? なにか言いたいことでもあるの?」
「絵はまだ描けてない。でも先生にちゃんと話して、きっと描く。今日はもう無理だけど……できるだけ早く。だから、絵の具と画板と、カーディガンを返して」
 水が言い終わると、とりまきたちがいっせいに気色ばんだ。
「ちょっと、なにその態度? 生意気なんじゃないの?」
「お願いするならもっとちゃんと頼みなさいよ!」
 だが水はそちらに一切注意を払わず、真っ直ぐにリーダーの目を見て繰り返した。
「返して」
 いつもと様子が違うことに戸惑ったのだろうか。わずかな沈黙のあと、目を反らしたのは相手の方だった。
「ふん……返してやんなさい」
「え? でも……」
「いいから! 持ってたって邪魔になるだけだし、もともと返してやるつもりだったのよ! いい、先生にチクったら許さないからね!」
 戸惑うとりまきを一喝し、水から奪ったものを返させると、いじめの主犯は捨て台詞を残して不機嫌そうに立ち去った。
 その姿が見えなくなると同時に、水は膝からがっくりと崩れ落ちた。
「わっ! 水ちゃん、大丈夫!?」
「う、うん……あはは、今になって恐くなってきちゃった……」
 震えの止まらない水の体を、一人が優しく抱きしめた。
「よしよし。よく頑張ったわね、水ちゃん。見直したわ」
「ほんと、かっこよかったー! 水ちゃんが男の子だったら、私きっと一目惚れしちゃってたよ!」
「何でもそういう話に持ってくのはやめろって言ってるでしょ、この色ボケ女! もっと普通に褒めなさいよ!」
 友人たちのいたわりと称賛の言葉を浴びながら、水は心の中で呟いた。
(お兄ちゃん……私、頑張ったよ)
 契った小指が、温かくなった気がした。
7637/7:2009/07/23(木) 20:42:20 ID:zKynlVxM
『――以上をもちまして、天弓高校入学式を終了いたします――』
 放送を合図に、まだ着慣れない制服に身を包んだ新入生が体育館から溢れ出した。
 その中に、ひときわ軽い足取りで初めての教室を目指す女子がいた。他の一年生も、式を手伝っていた先輩たちも思わず振り向き、見とれるほどの可愛さだ。
「水ー! ちょっと待ってってばー!」
 その少女――水は、同じ中学からの友人に呼び止められて振り返り、もどかしそうに足踏みした。
「もう、早く早くー! 教室に一番乗りして、窓際最後列の特等席を確保するんだから!」
 この元気がありあまってる様子の女の子から、かつての気弱で泣き虫な姿を想像できる者はほとんどいないだろう。五年の年月を経て、水は生まれ変わったかのような成長を遂げていた。


 生徒がそれぞれ簡単に自己紹介し、担任が明日からの予定を説明すると、その日は解散となった。
「ほら、もう部活の勧誘始まってるよ! 先行ってるからね!」
「なんであんたは一日中ハイテンションなのさ……」
 げんなりしている友人を置き去りにし、水が廊下を疾走していると、その背に気の抜けた叱責の声が飛んできた。
「こらー、廊下を走るなー」
「え? ……あっ! は、はい……」
 振り切ってしまおうか、とちらりと考えた水だったが、声の主の姿を目の端で捕らえたとたん、急ブレーキをかけて立ち止まった。
「はしゃぐ気持ちも分かるけど、一年のうちから生徒指導に目をつけられないように気をつけろよ」
 苦笑いをしながら注意してきたのは、入学式の際に壇上で紹介された、今年大学を出たばかりだという新米教師だった。
「はい、あの……すみません」
「よし。じゃあ気をつけて帰れよ」
 手にした書類の束で水の頭をぽんぽんと叩き、男は水を追い越した。
「あ……」
 その後ろ姿に手を伸ばし、水は呼び止めようとした。しかし言葉が出ず、がっくりと肩を落とした――その時だった。
「だから言っただろ。頑張って諦めなければ、また会えるって」
「!!」
 はじかれたように顔を上げると、男は振り返って水に微笑んでいた。
「見違えたよ。お前も約束守ったみたいだな」
「……お兄ちゃん!!」
「おわっ、やめろ! 離せって、馬鹿! つーかお兄ちゃんはいろいろまずいだろ。ちゃんと色無先生って呼べよ……うわっ、教頭がにらんでる! 早く離れろ!」
 同級生たちの好奇心にあふれた眼差しの中、水はいつまでも色無の胸にしがみついていた。
764創る名無しに見る名無し:2009/07/23(木) 20:43:54 ID:zKynlVxM
おしまい。なげーw
嘘みたいだろ……絵の投下から書き上がるまで一年半かかってるんだぜ、これ……
765創る名無しに見る名無し:2009/07/23(木) 21:34:28 ID:HUSKOYC2
>>764
おい、アンタが一年半かかっても頑張って諦めなかったせいで、
このクソ暑い中俺の心は暖まっちまうわ、顔はもうニヤニヤと緩みっぱなしだわ、水たん可愛いすぎてどうしようもないわ……
果てはいつの間にかこんな愚痴まで書きこんじまってるじゃねぇか!!
一体どう責任とってくれやがるんだ?あぁ?!!



いや、もうやっぱ素直にGJって言わせて下さい…or2
あの二枚の絵からここまで膨らませるアナタの妄想力と、それを形にできる文才に脱帽。
766創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 10:28:34 ID:qumOmzRa
昨夜は久しぶりの投下で忘れてましたが
絵は借り物です
元絵師様には百の感謝を
767創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 10:57:53 ID:Eeyk7iM/
>>764

水かわゆす。
ちょっと会社サボって河原に行ってくる

一年半分のGJ!
768創る名無しに見る名無し:2009/07/24(金) 22:24:19 ID:1Gm69oiM
>>755
お祭りの売り子って言うから、あの緑がそういうはっぴとか着て
客を呼び込んだりするのかと思った、そっちの祭りかよぉ〜

>>756
イメージ通りワロタw何だこのキャラは

>>757-763
乙、力作だったね
小さい水ちゃんが色無に付きまとってくるやりとりで思わずにやけてしまうw
二人が再開したあとの学園生活とかもまた気になっちゃうねぇ

769創る名無しに見る名無し:2009/07/25(土) 12:24:13 ID:722X3FUh
焦「色無、こないだサマーせーターを着ていなかったか?」
無「えぇ、そこにありますよ。でもどうかしたんですか?」
焦「明日貸してくれないか?会社のエアコンが強くって寒いんだ」
無「いいですけど、そういって昨日もシャツを持っていきませんでしたか?」
焦「あぁ、今着ているこのシャツか?」
無「そうです。いや別に急ぎませんからいいですけど」
焦「いや、借りっぱなしは悪いから返そう」
無「……って何脱いでるんですか!」
焦「今すぐ返そうと思って」
無「ここで脱がないで下さい」
焦「脱ぎたては嫌いか?」
無「そういう問題でもないです」
焦「冗談だ、ちゃんと洗濯して返すよ」
無「そうしてください」
焦「なんだったら中身付きで返そうか?借りた利息分位にはなると思うが」
無「無金利で貸し出してますからいらないです」
焦「つれないなぁ、せめて下着分位は」
無「いりません」
焦「冗談だ、それじゃサマーセーターは借りていく」
無「どうぞ」
焦「ありがとう」
無「でも焦茶さんって服とかたくさん持っているのに何でわざわざ?」
焦「愛する人と同じ服を共有したいだけだ」

焦「どうせなら身体も共有するか?」
770創る名無しに見る名無し:2009/07/25(土) 12:53:51 ID:gPE7IS3j
色無強いなw
俺だったら、脱ぎたては〜の辺りで余裕で陥落する自身があるわww
771創る名無しに見る名無し:2009/07/25(土) 14:14:44 ID:88ksAC9W
なんだか、色無は慣れた感があるな……
橙とかにも迫られているからか?w
772創る名無しに見る名無し:2009/07/25(土) 18:41:57 ID:cAdNb9gb
焦www求愛か
さらりと流す色無もいい
773創る名無しに見る名無し:2009/07/25(土) 21:56:09 ID:aAQYnOnh
774創る名無しに見る名無し:2009/07/26(日) 02:12:20 ID:KmF5xEj1
水色。
れっ、劣化は演出なんだからね!わ、わざとなんだから!!11
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0247.jpg
775創る名無しに見る名無し:2009/07/26(日) 09:43:31 ID:4fSbL0N4
>>773
群青さんまだまだ現役だなwパレオなら太い足も隠せ(ry

>>774
夏祭りに二人で行って、隣をこんなかわいい水が歩いてくれたら、俺はもう……
776創る名無しに見る名無し:2009/07/26(日) 18:59:42 ID:PtNSails
>>773
こんな群青さんと浜辺で戯れたい…

>>774
大人っぽい感じの水色…浴衣もさまになるな
777創る名無しに見る名無し:2009/07/26(日) 21:13:56 ID:s6ktIw+2
>>773
日焼け止めを塗るのは夫婦である俺の仕事だからな?

>>774
浴衣姿のおにゃのこはうなじが見えると更に(*´∀`)
778創る名無しに見る名無し:2009/07/26(日) 21:27:59 ID:dhwEUxM0
779創る名無しに見る名無し:2009/07/26(日) 22:07:01 ID:ZlY5hRri
>>764
一年半前の自分の絵を見て悶絶、SSの中の幼女水たんの可愛さに再び悶絶しましたwww
やはり幼女水たんは最強だと再確認しました。
素敵な文章をありがとうございました。
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0249.jpg
というわけで最後のシーン
>>778
太眉と三つ編みが可愛い!
780創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 00:01:58 ID:yRQpf6mG
>>778
ほわほわな雰囲気でかぁいらしいwww

>>779
おい色無ちょっとそこ代わr……いや代わって下さい頼むお願いします
781創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 04:15:15 ID:FGRH6d3/
782創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 04:18:26 ID:FGRH6d3/
規制がとれてたのに感動した
http://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0229.jpg
783創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 05:00:27 ID:hN/IqWsj
>>782
俺は二週間も前にうpしていたのに規制で書き込めなかったあなたに同情した。
ともあれGJ。>>781のほうは汚れた俺の心ではエロいことしてるようにしか見えないけどGJ。
784創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 10:12:00 ID:a2efyiYF
>>778
桃もこのくらいのころは普通のかわいい女の子だなwいくつくらいからナイスバデーになるのかが気になるw

>>779
ちょっとぽっちゃりした水がいいwほっぺたぷにぷにしたいw
このあと色無は教頭に叱られて四六時中にらまれることになるに違いないw

>>781 >>782
両方空かな? だらしなさと浴衣の可愛さのギャップがはげしすぐるw
規制解けたならまたばりばりお願いしますw
785創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 15:45:16 ID:EB4/SMEr
>>778
柔らかい感じがして和む桃色絵だ
幼い頃はこんな感じだったんだろうか…

>>779
うらやましい、初日早々からロ○コン疑惑になりそうだがw
この絵の色使いを見てるとなんか落ち着く

>>781-782
一枚目wかなりきわどいな
色無とか大変なことになりそう
二枚目は浴衣姿の空か、髪のぼさぼさ具合がまたいい
786創る名無しに見る名無し:2009/07/27(月) 17:07:20 ID:bvkqx88X
色「女子だけプールなんてズルイよなぁ。」
男「男だからって夏休み前にこんな流金焦土の中サッカーとか狂気の沙汰だよ。」
赤『とぅ!(バシャ)』
男「出席番号22番赤。真っ赤なビキニと髪の毛はまるで今年の太陽のよう。夏は私の季節と言わんばかりです。」
色「体操着の日焼け跡がいい演出を醸し出しています。」
青『キャ!赤!飛び込みはやめブッ!黄色も!』
男「21番青。水着の青色はツンの色。今はアイツに厳しいけれど水着を脱いだらデレちゃうよ?」
色「寒冷色が涼しさを漂わせていますね。」
黄『ごめーん!キャハハハ!』
男「24番黄色。チェックのビキニは元気の印。カレーもいいケド私もね。」
色「ヒップにカレーのワンポイントがプリントされているのが特徴です。」
白『眩しいなぁ〜。』
男「29番白。白い髪に白い素肌に白い水着。フリルを付けたその白さが太陽光をも反射しそうです。」
色「肌に付いた水滴が真珠のようにも見えますね。」
黒『白、暑かったら日影に隠れなさいよ。』
男「27番黒。風にたなびく黒髪とそのボディは男を殺す立派な凶器。鋭い視線が今日も男を打ち抜きます。」
色「シンボルカラーの黒いビキニで登場です。」
緑『……………(ペラ)』
男「32番緑。プールでも眼鏡と文庫は欠かさない。スポスクの角度のキツさが性格のキツさのバロメーター。」
色「ピッタリ張り付いた水着がボディラインを際立たせてます。」
桃『キャ!冷たーい!』
男「34番桃。夏の太陽体に浴びて胸実った二つの果実。食べ頃年中見頃は今!」
色「やはり張り裂けんばかりの胸が」
友『お前らー!キーパー同士が日影でさぼってんなー!』
男「はぁ〜い。」
色「あーダル。」
787創る名無しに見る名無し:2009/07/28(火) 01:49:12 ID:o8JycLRs
白の水着がいつのまにやら解禁されていたと聞いて

http://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0251.jpg
788創る名無しに見る名無し:2009/07/28(火) 01:50:26 ID:egxww3/F
透明感があっていいねー
789創る名無しに見る名無し:2009/07/28(火) 10:00:17 ID:VUovH164
>>786
明らかに同レベルの変態2人wwwwwwwなのに扱いの差が激しいんだろうなw俺が男なら色無に殺意を抱くくらいにw

>>787
なんというクオリティ……プールサイドでチャプチャプやる白かわいすぎだろwきっとあんまり泳ぎうまくないんだろうなw
790創る名無しに見る名無し:2009/07/28(火) 23:14:48 ID:rRCnNfX9
>>786
色無と男w実況すんなw
おまけにキーパーがさぼりかよ、授業が……

>>787
日焼けは天敵そうだw
海だと波打ち際で遊んでそうな感じ
水着が白らしいね
791創る名無しに見る名無し:2009/07/29(水) 03:15:29 ID:xkYV0mxb
>>787
夏らしくて良いね!白のフリル水着も可愛い
792創る名無しに見る名無し:2009/07/30(木) 21:29:51 ID:Eob5LlNB
ttp://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0254.jpg
インスパイア from >>764 な水さん

生徒と先生は描いてて罪悪感を感じます先生
793創る名無しに見る名無し:2009/07/30(木) 22:05:01 ID:UX82UFi5
先生、ちょっとトイレ行って来てもいーですかー?
正直、ぼっk……いえ何でもありませーん。
794避難所よりレス代行です:2009/07/31(金) 03:23:38 ID:zc1bim2I
頬を赤く染める水可愛い
某ヵ所の透き通り具合も変な意味で艶があるw
795創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 10:12:55 ID:zlGiEHVA
>>792
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 透けブラ! 透けブラ!
 ⊂彡

何があったらこんな状況にwwwwww
他の人に見つかったらどんな言い訳しても色無大ピンチwwwwwwww
796創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 13:10:31 ID:n5iUgyoP
こんな素晴らしいスレがあったとは…

青も描いてみたが、ちょっと健全な感じ重視で黄色投下してみる
http://pencil.s92.coreserver.jp/uploader2/src/pencil2_0255.jpg
797創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 15:14:22 ID:t90etf7g
>>796
これは素晴らしい黄色ww
可愛らしいオデコがつぼったw

そしてようこそいらっしゃいw
過疎スレなので投下は遠慮なく!
青さんwktkwktk!!
798創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 16:36:41 ID:AzMvRZGk
サムライブラック保守

授業中
侍「……っ!」
男「右手が使えないって不便だな。」
侍「うぅ……!なら左で……!(グニャ)……ぬぅ!」
男「(ヒソヒソ)……後でノート見せてやるよ。間違いだらけでよければ。」


侍「頂きます。」
茶「あれ?侍ちゃんおにぎりだけ?」
侍「箸が持てぬからな。」
茶「私の卵焼き一つあげるね!」
侍「箸が持てぬと……」
茶「(ニコニコ)」
男「茶!あれ見ろ!UFO!」
茶「ど、どこ!ひゃあ!ほ、本当だぁ!」
男「ほらあーん!早く食え!」
侍「えっ?あ、あーん( ///)ブッッッッ!!!酸っぱッ!!!」
男「あーやっぱりなwwwwww」

部活
男「次は……」
侍『106……107……108……(ブンブン)』
青磁「次はなんですか?」
男「……お前ら、ジャージに着替えろ。侍黒も。」
侍「む?何をするのだ?」
男「今から校庭20周!」
青磁「えぇー!」
男「お前らは体力無さ過ぎだ!走れ!明日に向って走れ!」
侍「では行こうか。(キュ)」
男「襷で袖まくっただけじゃ意味ないからちゃんとジャージに着替えなさい。」
799創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 16:39:38 ID:AzMvRZGk
サムライブラック保守

部活
侍『250……251……(ブンブン)ふぅ。』
男「…………お前ら。ジャーヂに着替えろ。」
鈴蘭「また校庭20周ですか!昨日も一昨日も走ったじゃないですか!」
青磁「これ以上走ってもライフポイント上がりませんよ!」
男「大丈夫!お前らはコロペンドラとかプラントタイプだからまだまだライフポイントあがる!」
侍「また走るのか。いつからここは陸上部になったのだ?」
男「……えと、基礎体力を付ける為には」
鈴蘭「まさか部長、副部長が稽古に参加できないからって無理矢理走らせてません?」
男「そ、そんなわけねーし!あれだよ!こんな流金焦土の中防具なんてつけてらんねーじゃん!あちーし!」
鈴蘭「ふぅーんそうですかぁ。」

男宅in夜
男「(カチ)えぇ!さっきの選択肢は死亡フラグだったのかい!」
侍「(ガラッ)マ○オか。」
男「(ピッ)おふっ!ど、どうした?」
侍「む?いたのか?大した用ではない。茶菓子を貰いにきただけだ。」
男「お前か、いつも俺の金太郎飴を食っていたのは。どうりで減りが早いと思った。」
侍「いつもなら今の時間はおらぬはずなのだが。」
男「ぎく」
侍「某が夜の素振りをしなくなってからお主、夜に走ることが無くなったのう?」
男「気のせい。」
侍「部活での走り込みの多さといい夜練の怠慢といい、お主なんのつもりか説明してくれんか?」
男「それは……その……なんて言うか……」
侍「ほれ?どうした?」
男「不公ヘ」
侍「(ギュ)らしからぬことを言うはこの口か!」
男「ひやぁ!ふぁなせぇ!いだい!」
侍「大方お主の言う事だ『怪我したお前を差置いて自分だけ稽古できるか!』等と宣うのだろうと思った。」
男「………悪いか。」
侍「(シュ シャキン)無駄な気遣いだ。」
男「な、治ったのか!」
侍「腕ならもう完治した。明日から稽古に参加させてもらうぞ。わかったな?」
男「はいはい。お前じゃないと張り合いがないからな。」
侍「精々首を洗って待っていろ。では。」
男「飴持っていくな。」

翌日
鈴蘭「部長!新しく駿速買ってきましたよ!」
青磁「僕はエアーマックス買ってきました!」
男「あ・今日走らんから。」
800創る名無しに見る名無し:2009/07/31(金) 20:11:15 ID:t90etf7g
>男「茶!あれ見ろ!UFO!」
>茶「ど、どこ!ひゃあ!ほ、本当だぁ!」

このやりとりに激しく吹いたwwwwww
そして色々と気遣ってあげてる男に惚れそうになりつつ、オチでまた吹いたwww
801創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 08:57:34 ID:vYGK8/uO
>>796
おにゃのこがプール用に髪をまとめてるのっていいよなwwwwwww
これで健全な感じなら、青はどうなってしまうのか……wktkが止まらないw
802創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 14:19:53 ID:C+mKPb6Y
>>796
こういう黄色もいいよね…思春期っぽい感じ
水着もいいね、でもやっぱ広いおでこが印象的だ

>>799
ちゃっかり金太郎飴持ってく侍黒かわいい
803創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 15:07:10 ID:C+mKPb6Y
ところで色鉛筆スレの皆さんよ
信頼できる情報筋によるともう容量限界まで目前なわけだが――
804創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 15:08:54 ID:QGz6lAux
あらほんと
じゃあ次スレ立てないとだな
805創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 15:13:45 ID:C+mKPb6Y
何か付け加える? スレタイやらテンプレやら
806創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 18:37:31 ID:OM2LhqDH
なんかあるか?
ある程度は>>1とかの通りでいいと思うけどさ
807創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 22:25:16 ID:vYGK8/uO
>>799
駿速は小学生向けのトラック競技用だろwそんなネタ仕込まれてもわかんねーよw
808創る名無しに見る名無し:2009/08/01(土) 23:52:02 ID:snQ6PPGc
下手にスレタイやテンプレに手を加えて入り口狭くするより、
今回のくらいアバウトで軽く覗いて「ちょっと物書いてみるかぁ」程度のテンションでいられるほうが個人的に楽でありがたいなぁ。
809創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 00:32:12 ID:OSD0eec1
スレタイの後ろにPart2と付けるか前みたいに【】でつけるか
テンプレは特に変更したいところはないな
810創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 01:28:04 ID:kWRxgFyG
じゃあ次スレ立ててくる
part2とだけ入れよう、できなかったら依頼所にでも頼もう
811創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 01:45:03 ID:kWRxgFyG
812創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 02:04:09 ID:q+mLGTia
URLが創発の2番目のスレ差すURLになってますよん

【お絵描き落書き】色鉛筆を擬人化して萌えるスレ2
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1249144983/
813創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 02:13:15 ID:wdUn2A8v
これでほっとけば落ちるかな?
814創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 04:52:58 ID:uwcHz+1K
埋めたほうがいいんじゃ?
815創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 13:49:40 ID:umCcFdBG
じゃあ一応埋めカキコ
一気に容量増やす方法って長文かね
適当にダベってみようかね
なんか色々妄想の種が浮かぶんだがさ
全部形にしようとすると「めんどくさく」なってしまうんだよな
そもそもメモ帳開く気分にもならなかったりとか

うっとおしい自分語りで埋めてみた
816創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 14:23:49 ID:OSD0eec1
妄想のキーワードを垂れ流してみるとか
・ダボダボTシャツ+短パン
・ソファでぐでーとしてる色無の腿を枕にする○色
・夏で!透ける!あの娘のシャツ!(某ビシバシチャンプのタイトルコール風に)
817創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 14:36:20 ID:wdUn2A8v
つっても残り1kbか
ちょっと(妄想)レスすれば埋まるな
818創る名無しに見る名無し:2009/08/02(日) 14:42:29 ID:wdUn2A8v
残り800biteくらいか?
ウィキペディア貼るのもなんか違うしなー
819創る名無しに見る名無し
まー埋めだしいいでしょう
ウィキ見たら色鉛筆の記述少なかったしw
これだけ↓
鉛筆は書き味の軟かさや太さから、美術のデッサンや鉛筆画などにもよく用いられる。
美術用には、各種の顔料を油成分で固めて芯とした色鉛筆も用いられる。
これは、通常の鉛筆の線が黒色であるのに対し、様々な色の線を描くための鉛筆である。
この色鉛筆の中でも特に赤鉛筆は、原稿の校正や試験答案などの採点にしばしば用いられる。
また、光学カメラを用いる印刷の原稿を作る際には、青鉛筆が用いられる。
赤鉛筆と青鉛筆を棒磁石のように合体させた「赤青鉛筆」と呼ばれる、一方が赤色、もう一方が青色の鉛筆も販売されている。

すくなっ!w
それはそうと色鉛筆でggると色鉛筆画がたくさん出てきて楽しいね
描いてるところ妄想しながら絵師と色鉛筆の会話でっちあげたりね
机の上に擬人化された子たちがならんでるの

これで多分埋まるかな?